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海外の貴重な在庫セールから店主が7アイテムを選ぶ
その2


 海外から寄せられた在庫セールのオファー。
 そのなかからとくに目を引いたアルバムをいくつか選んでご紹介してみました。
 いつものように大量の対象アイテムをどどっとリストアップするのもよいかとは思うんですが、「これは!」と思ったものをセレクションして紹介するのもまた楽しいです。


 締め切りは設定してないんですが、すべて在庫は3~5本ということなので、完売の際はご容赦を。





VERSO
VRS 2027
(2CD)
\6000→\3690
エンリケ・フェルナンデス・アルボス(1863-1938):
 作品集 Vol.2
  管弦楽作品集

   ボレロ(*)/
   ヴァイオリンと管弦楽のための3つの協奏的小品(#/*)
   スペイン小組曲(*)/アラビアの夜(+)/不在(+)
  アルベニス/アルボス編曲:
   組曲「イベリア」からの5つの印象(+)/ナバーラ(+)
アラ・マリキアン(Vn(#))
ヘスス・ロペス・コボス(指揮(*))
エンリケ・フェルナンデス・アルボス(指揮(+))
マドリッド交響楽団

 アルベニスの「イベリア」の管弦楽編曲で知られるアルボス。
 実はびっくりの素敵な管弦楽作品をいくつも残している。
 「イベリア」をはじめ、アルボス自身の指揮による歴史的録音も聴くことができる。

録音:2004年11月、マドリッド王立劇場(*) 1928年、Columbia Gramophone CompanyのSP盤より復刻


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 エンリケ・フェルナンデス・アルボス(1863-1939)は、スペインを代表するヴァイオリニスト、作曲家、そして指揮者。
 マドリード生まれ。幼くして音楽の才能を開花させ、スペインだけでなく、ヨーロッパ各地で活躍した国際派音楽家でした。



 マドリード音楽院で学んだ後、ブリュッセルやベルリンでも研鑽を積み、ヴァイオリンの名手として評価を高めました。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やボストン交響楽団のコンサートマスターとして活躍し、国際的な演奏活動も展開。
 ちなみにこちら、ベルリン・フィル初期の第一コンサートマスター。アルボス、ちゃんといます。

ベルリン・フィル第一コンサートマスター

 セザール・トムソン 1882(25歳就任)
 エウジェニー・ボドー 1882 - 1883
 ヨハネス・クルーズ 1883 - 1886(24歳就任)
 エンリケ・フェルナンデス・アルボス 1886 - 1887(23歳就任)

 ルートヴィヒ・ブロイエル 1887 - 1893
 ブラム・エルデリング(ドイツ語版、英語版) 1893 - 1894(26歳就任)
 アントン・ヴィテク 1894 - 1910(22歳就任)
 ヴァーツラフ・ターリヒ 1903(20歳就任)

 1894年からはロンドンの王立音楽大学(Royal College of Music)で教授として後進を育成。
 スペインに戻った後は、マドリード交響楽団(Orquesta Sinfonica de Madrid)の音楽監督として約30年以上指揮。スペイン国内外で数多くの名演を残しました。

 アルボスは作曲も行い、ヴァイオリン作品や管弦楽曲などを遺しています。
 もっとも知られるのは、スペインを代表するピアノ曲集『イベリア』の管弦楽編曲。 これは近代スペイン管弦楽レパートリーの重要な柱となっています。
 ちなみに、後に同曲集を編曲しようとしたラヴェルが、アルボスの編曲がすでに存在していることを知って、やむなく作曲したのが『ボレロ』だったらしいです。


 本盤は、アルボス自身が指揮した歴史的録音(1928年のSP盤)と、現代の演奏による管弦楽作品集が収められています。
 スペインの色彩と哀愁、若々しい管弦楽の躍動感が混ざり合った音楽世界は、他ではなかなか味わえない貴重な体験です。
 スペインにこんな魅力的なオーケストラ作品があったと知ってきっと嬉しくなることでしょう。

 アルボス自身が「編曲者」として関わった『イベリア』管弦楽版が含まれていることも、大きな聴きどころとなっています。


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 新録音のほうの演奏陣も豪華。
 指揮は大御所ヘスス・ロペス・コボス



 ヴァイオリンは、異人、変人、マリキアン。20年前はまだかわいかった。でもこの録音の時点で、もう、うまいうまい、歌いまくってます。

 










 HYPERION
CDA68343
\3100→\2290
ナッシュ・アンサンブル
 若きブルッフの野心作

 マックス・ブルッフ:

  ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.5*
  4つの小品 Op.70-
  ロマンス Op.85‡
  弦楽四重奏曲第2番ホ長調 Op.10§
ナッシュ・アンサンブル
 〔ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン)*§、
  ジョナサン・ストーン(ヴァイオリン)§、
  ローレンス・パワー(ヴィオラ)‡§、
  エイドリアン・ブレンデル(チェロ)*-ァ、
  サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)*“-l

 若きブルッフの野心作・・・この言葉ほど、このピアノ三重奏曲を的確に言い表すものはないだろう。

 1857年、まだ20歳に満たないブルッフが世に問うたこのピアノ三重奏曲ハ短調 Op.5 は、単なる習作や学生作品の域をはるかに超えた、明確な意志と挑戦に満ちた作品。
 冒頭に置かれた遅い楽章は、当時としては大胆な形式であり、保守的な批評家の反発を招く。が、その背後には「既成の枠組みから自由になろうとする若い作曲家の強い自負」がはっきりと感じられる。
 弦による厳かなユニゾンに始まり、ピアノが加わることで一気に情熱を帯びる第1楽章。続く舞曲的な中間楽章、そして劇的に疾走する終楽章へと至る構成は、ロマン派的情感と古典的構築力のせめぎ合いそのもの。そこには後年の《ヴァイオリン協奏曲第1番》へと連なる旋律美の萌芽も、すでに明確に聴き取ることができる。

 この作品は長らくレパートリーの周縁に置かれてきたが、それは音楽的価値の欠如によるものではない。むしろ、あまりに真摯で、あまりに正面から音楽に向き合っているがゆえに、時代が追いつかなかった作品と言うべきだろう。

 本録音は、その誤解を解くための絶好の機会である。若きブルッフが抱いた野心、葛藤、そして未来への展望が、いまここで鮮やかに甦る。



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 イギリスの超人集団、ナッシュ・アンサンブル!マックス・ブルッフの室内楽作品集!

 ☆不当に無視されてきたマックス・ブルッフの魅力的な室内楽作品をリスナーに提示!

 1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。
 多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めています。
 
 今回のアルバムでは、ステファニー・ゴンリー(vn)、ジョナサン・ストーン(vn)、ローレンス・パワー(va)、エイドリアン・ブレンデル(vc)、サイモン・クロフォード=フィリップス(p)と、それぞれがソリストとしても多彩に活動する名手5人が参加。
 ピアノ三重奏、弦楽四重奏、チェロとピアノ、ヴィオラとピアノなど様々な編成で、マックス・ブルッフ(1838-1920)の魅惑的な室内楽作品をレコーディング。
 ブラームスとドヴォルザークの呼び声が遥かに聞こえる魅惑のレパートリーで、ヴァイオリン協奏曲だけではない、知られざるブルッフの魅力を多くのリスナーへと届けます。

 ※録音:2020年9月28日-30日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)

 



 HYPERION
CDA68398
\3100→\2290
ギャリック・オールソン(ピアノ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ D537&D959


 ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D537
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D959
ギャリック・オールソン(ピアノ)

「ショパン・コンクールの“過去の人”だと思っているなら、ぜひ聴いてほしい」

 ギャリック・オールソン――
 多くの人にとってその名は、「第8回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者」、あるいは先日の第19回ショパン国際ピアノコンクールで審査委員長として記憶されているかもしれません。

 でも本盤を聴けば、その認識ははっきりと更新されることでしょう。
 オールソンはいま、円熟のただ中にいるんです。

 最近の録音――ブラームス、ベートーヴェン(ピアノ協奏曲全集)からもうかがわれた深い構築力と、音楽を内側から語る力は、このシューベルトにも注ぎ込まれています。
 ここにあるのは若さの輝きではなく、人生と音楽を生き抜いてきたピアニストだけが到達できる境地。

 初期のソナタ第4番 D537。
 若きシューベルトの揺れ動く感情と形式への模索を、オールソンは決して誇張せず、しかし曖昧にもせず、ひとつひとつの音に意味を与えていく。音楽が「書かれたもの」ではなく、「考えられ、語られているもの」として立ち上がります。

 そして晩年の第20番 D959。
 ここでのオールソンは、感傷にも壮大さにも流されない。沈黙の重さ、和声の移ろい、時間の伸縮――それらを静かに、しかし圧倒的な説得力で描き切る。第4番の主題が回想される瞬間には、シューベルトの生涯そのものが一筆書きのようにつながる感覚を覚えます。
 この2曲をカップリングした選曲自体が、すでに深い洞察の産物であり、そしてそれを成立させているのが、いまのオールソンの成熟した音楽性なんです。

 ショパン・コンクールのファンにこそ、ぜひ聴いてほしい。
 これは「かつての優勝者」の記念碑ではない。
 いま現在、第一線で語るべきピアニストのシューベルト。


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 ギャリック・オールソンのシューベルト!初期のソナタ第4番と晩年の第20番!

 1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。
 2018年のホーネンス国際ピアノ・コンクールでは、参加者へ指導などを行うメンター・イン・レジデンスにも選ばれています。
 
 Hyperionへと活躍の場を移してから、ブラームス、グラナドス、グリフス、スクリャービン、スメタナ、ドビュッシー、プロコフィエフ、バルトークと多彩で華麗な数々のアルバムを送り出してきたオールソンが、ついにシューベルトのピアノ・ソナタ集をレコーディング。
 オールソンは、若きシューベルトが書いた初期の作品であるピアノ・ソナタ イ短調 D537(第4番)と、死のわずか2ヵ月前に完成したソナタ三部作の1つであるピアノ・ソナタ イ長調 D979(第20番)をカップリング。
 第4番の主題が第20番にも引用されるなど関係の深いこの2作は、詩的な洞察力と雄弁さに富み、真のシューベルティアンに期待されるすべての要素を備えています。
 オールソンの手腕によってその幅広い感情表現が見事に具現化されるシューベルトのピアノ・ソナタにご期待ください。

 ※録音:2021年11月24日-25日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)

 




 HYPERION
CDA 68212
\3100→\2290
ティエリー・フィッシャー&ユタ交響楽団
サン=サーンス:交響曲第2番

 交響曲第2番イ短調 Op.55
 死の舞踏 Op.40
 交響曲ヘ長調《首都ローマ》
ティエリー・フィッシャー(指揮)
ユタ交響楽団

 第3番ほど演奏されませんがサン=サーンスの交響曲の中でもとりわけ意欲的で、古典的構築力とロマン派的情熱が正面からぶつかり合う傑作とされる第2番、そして超有名曲「死の舞踏」と続いて、最後に登場するのが・・・交響曲ヘ長調《首都ローマ》
 注目はこの曲です。

 1852年にサン=サーンスはフランス最高峰の音楽賞であったローマ大賞に応募するも落選します。
 その4年後、サン=サーンスはどういうわけかその「ローマ」をタイトルに持つ『首都ローマ』(Urbs Roma)という交響曲を作曲。ボルドーのサント=セシル協会主催の作曲コンクールに応募、見事に優勝を果たします。
 「首都ローマ」・・・これは「ローマ大賞」落選へのリベンジだったのでしょうか・・・。

 ただサン=サーンス自身はこの作品を生前ほとんど顧みず、出版もしませんでした。あまり好きではなかったみたいです。
 確かに反復の多さや構成の甘さには若さが残り、不自然な転調も見られます。
 ただ全体としてはまとまりに欠けるものの、その一方できらりと光る魅力や大胆さがあり、特に終楽章にはさすが天才、とうならされる想像力が示されます。
 若き天才の栄光を感じさせるこの若き傑作、一度は聴いておいてほしいと思います。



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 ティエリー・フィッシャー&ユタ交響楽団!サン=サーンス第2弾、交響曲第2番&死の舞踏!

 ☆名フィルの元常任指揮者としてもお馴染みのスイスの名指揮者、ティエリー・フィッシャー!
 ☆蜜月時代を築くアメリカ、ユタ交響楽団とのサン=サーンス第2弾!
 ☆交響曲第2番に死の舞踏と交響曲「首都ローマ」をカップリング!

 ティエリー・フィッシャーは、アルスター管弦楽団首席指揮者、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団首席指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者(現名誉客演指揮者)を歴任し、現在ユタ交響楽団の音楽監督、2017年からはソウル市立交響楽団の首席客演指揮者を務めているスイスの名指揮者。アメリカ、ユタ州のオーケストラ「ユタ交響楽団」には2009年から音楽監督へ就任し、その優れた手腕でアメリカ古豪オーケストラを再興、充実の関係を築き上げ現在2022年まで契約が延長されています。

 かつてHyperionからはフランセ、オネゲル、フローラン・シュミット、ダンディ、ウィドール、マルタンといった数々のフランス系音楽の名盤をリリースしてきたティエリー・フィッシャーと、現在蜜月時代を築くユタ交響楽団による魅惑のサン=サーンス第2弾。交響曲第2番、そして「死の舞踏」と「交響曲ヘ長調 《首都ローマ》」を収録。「首都ローマ(Urbs Roma)」はサン=サーンスの生前には出版されなかったため番号が振られていませんが、作曲順としては第1番と第2番の間、21歳のサン=サーンスによって1856年に書かれた作品です。

 ※録音:2017年9月22日-23日(交響曲第2番)、2017年12月8日-9日(首都ローマ)、2018年2月23日-24日(死の舞踏)、アブラヴァネル・ホール(ソルトレイクシティ、アメリカ)








CLAVES
50- 2013
\3700→\2290
ペーター=ルーカス・グラーフ&コンラート・ラゴスニヒ
 フルートとギターによる小品集


 バッハ:アレグロ-BWV.1033/シチリアーノ-BWV.1031
 C.P.E.バッハ:ロンドト長調-Wq.133
 パガニーニ:小ポルカへ長調
 F.J.ゴセック:タンブラン
 モーツァルト:トルコ行進曲
 ショパン:ロッシーニの「シンデレラ」の主題による変奏曲
 ジョプリン:オリジナル・ラグズ
 チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
 イベール:間奏曲
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 ハチャトゥリャン:「ガイーヌ」より3つの舞曲
ペーター=ルーカス・グラーフ(Fl )
コンラート・ラゴスニヒ(G )

 コンサートの終わり、少しだけ会場の空気が和らぐアンコールの時間。
 このアルバムは、そんな特別なひとときをそっと持ち帰るような一枚です。

 フルートのペーター=ルーカス・グラーフと、ギターのコンラート・ラゴスニヒ。長年デュオとして演奏を重ねてきた二人が、実際のコンサートで大切にしてきた小品ばかりを集めました。バッハからモーツァルト、ショパン、ラヴェル、ヴィラ=ロボスまで、時代も国も異なる音楽が並びますが、どれも自然に寄り添い、心地よく耳に届きます。

 フルートとギターの親密な響きは、名曲たちにやわらかな表情を与え、気負わずに楽しめる時間をつくってくれます。小品だからこそ生まれる、ささやかな喜びがここにはあります。静かな夜や、何も考えず音楽に身を委ねたいときに、ぜひ手に取っていただきたいアルバムです。





ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)

 ペーター=ルーカス・グラーフは、20世紀後半を代表するフルート奏者のひとりである。華やかな自己主張よりも、音楽そのものの美しさと呼吸を大切にする演奏で長く支持されてきた。ソリストとして、また教育者としても高く評価され、フルート音楽の可能性を静かに広げてきた存在である。ここでは、技巧を誇ることなく、自然な語り口で旋律を紡ぐ名手の円熟が感じられる。


コンラート・ラゴスニヒ(ギター)
 コンラート・ラゴスニヒは、クラシック・ギターの世界で確かな地位を築いた名奏者である。豊かな和声感と繊細なタッチを併せ持ち、伴奏に回ったときの支えの巧みさには定評がある。独奏でも室内楽でも、常に音楽全体のバランスを見渡す姿勢が印象的だ。グラーフとのデュオでは、前に出すぎることなく、しかし確実に音楽を導く存在として、演奏に深い安定感を与えている。


************************************

 ホールに実際に足を運んだ人にだけ約束されたアンコールピースを、お部屋に居ながら楽しめるというチョッと嬉しいアルバム。ふたりが長年デュオ・コンサートで取り上げてきた極上のナンバーばかりだが、いずれも小品という性格上、これまでアルバム収録の機会に恵まれなかったもの。選曲もヴァラエティ豊かで飽きのこない工夫が凝らしてある。

録音:1986 年4 月シュタイネン-エンデンブルク福音派教会。


 CLAVES
50 1011
\3700→\2290
名手ザッパによるシベリウス & グリーグ、チェロ作品集
 (1)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 作品 36
 (2)シベリウス:4 つの小品 作品 78
 (3)グリーグ:間奏曲
 (4)シベリウス:2 つの小品 作品 77
 (5)シベリウス:メランコリー
マッティア・ザッパ
 (チェロ;使用楽器 Giovanni Baptista Gabbrielli)
マッシミリアーノ・マイノルフィ
 (ピアノ;Steinway & Sons D-274)


 北欧だからこその濃厚なロマン。

 北の風土が息づく室内楽の世界をそっと開く一枚です。
 ノルウェーのグリーグとフィンランドのシベリウス――二人は一見異なる個性を持ちながら、ともに母国の音楽を誇り高く、しかも柔らかな感性で表現しました。彼らの音楽には「北欧の光」がありながら、決して明るさだけではなく、抒情の奥にある秋や冬の影が同居しています。

 グリーグのチェロ・ソナタは、弟への想いと深い人間性を織り交ぜた名作。弦と鍵盤の対話は、厳しい季節を抜けて進むような力強さと、温かい寄り添いを同時に感じさせます。
 シベリウスの小品群は、それぞれが短いながら豊かな物語性を持っています。例えばロマンスやカンティークといった作品には、郷愁や繊細な詩情が静かに満ちています。これは「北欧の光が夜と共に輝くように」、明るさと哀しみが同時に胸に宿る音楽です。
 そして最後の「メランコリー」はシベリウスが残した最も切ない作品。

 演奏のマッティア・ザッパは 1973 年スイス・ロカルノ出身で、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のメンバー。
 共演のマイノルフィとともにジュリアード音楽院で学び、以後彼らはデュオとして高い評価を得て、2001 年にはカーネギーホールでの演奏会を成功させております。


 静かなひとときに、深い抒情を味わいながら――北欧室内楽の豊かで濃厚なロマンへと誘う、一枚の傑作です。





録音:2010 年 5 月 5-7 日、ベルリン、ドイツ/DDD







 BAYER
100066
\3200→\2190
クシシュトフ・ヤブウォンスキのモーツァルト
 「ルードヴィヒブルク城のモーツァルト」

   指揮は名匠ゲンネヴァイン


 モーツァルト :
  ピアノ協奏曲第19番へ長調K.459
  フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(p)
アルギット・アンナ・ジュス(hp)
ロベルト・ドーン(fl)
ルードヴィヒブルク祝祭0
ヴォルフガング・ゲンネヴァイン(指)

1989年録音

 これは、もう普通には手に入らないBAYERレーベルの名盤。
 「ルードヴィヒブルク城のモーツァルト」とは、ドイツ南西部の由緒ある《ルードヴィヒブルク城音楽祭》における演奏記録です。
 18世紀バロック宮殿という歴史的空間で、モーツァルトを“正統な様式”で聴かせることを目的とした、きわめて格調高い祝祭。




 ピアノは、若き日のクシシュトフ・ヤブウォンスキ。
 今日ではショパン・コンクール審査員として知られ、昨年の大会での厳しくも愛情豊かな発言で話題になった彼ですが、ここでは古典派の構造を的確に捉える理想的なモーツァルト弾きとしての姿を聴くことができます。



 指揮は南ドイツの名匠ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン。華美を排し、音楽の骨格と品格を大切にした解釈が、祝祭の精神と見事に一致しています。

 ピアノ協奏曲第19番と《フルートとハープのための協奏曲》という選曲も象徴的で、宮廷文化の洗練と親密さが自然に浮かび上がる・・・。これは単なるライヴ記念盤ではありません。ドイツ正統派が考えた「理想のモーツァルト像」を、若き名手たちが結晶させた貴重な記録。


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 ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン(1933年1月29日 - 2015年7月26日)は、ドイツの大指揮者。
 ハイデルベルクとチュービンゲンで音楽とドイツ学を専攻。1959年から南ドイツ・マドリガル合唱団の指揮者として音楽家のキャリアを開始。1968年から1973年までケルン・バッハ合唱団の指揮者となった。
 1971年から2004年までルートヴィヒスブルク音楽祭の芸術監督を務め、1985年から1992年までヴュルテンブルク国立歌劇場の総監督を兼務した。
 1968年から1982年までシュトゥットガルト音楽演劇大学で合唱音楽を教え、1973年からは学長を務めていた。
 1988年にロタール・シュペートにより芸術国務院の長のポストを与えられたが、シュペートの失脚後は公金横領の嫌疑をかけられたこともあった。
 ルートヴィヒスブルクにて没。


 BAYER
BR 100097
\3200→\2190

「フルートとハープの音楽」
マイケル・アモロージ(Michael Amorosi)
 2つの中世舞曲(2 Medieval Dances)

カルロス・サルセード(Carlos Salzedo, 1885-1961)
 古代様式の主題による変奏曲 Op.30

G.S. デ・ロクスロ(G. S. de Roxlo)
 〈祈り〉(Playera)

フィリップ・ゴーベール(Philippe Gaubert, 1879-1941)
 夜想曲とアレグロ・スケルツァンド(フルートとハープ編)

ブルーノ・ヒルゼ(Bruno Hilse, 1884-1964)
 組曲 Op.6

ピエール=オクターヴ・フェルー(Pierre-Octave Ferroud, 1900-1936)
 3つの小品 ― 第1曲「恋する羊飼い」

ジュール・ムーケ(Jules Mouquet, 1867-1949)
 フルート・ソナタ《パンの笛》Op.15 より(フルートとハープ編)

ズデニェク・ヨナーク(Zdeniek Jonak, 1917-1995)
 MIM

マルティーナ・ヴァーン(fl)
ファヴィアナ・トラーニ(hrp)


 フルートとハープという組み合わせが持つ、透明でやわらかな響きを、静かに味わわせてくれる一枚。
 とても古風なアルバムです。

 本盤に収められた作品はいずれも大曲ではなくて、その分、音色や呼吸、余白の美しさが自然に耳に届きます。
 アモロージの中世舞曲には、古典の旋律の素朴な魅力があり、サルセードの主題と変奏では、ハープという楽器の繊細さと構築性が丁寧に引き出されます。
 ゴーベールの《夜想曲とアレグロ・スケルツァンド》は、フランス近代音楽ならではの洗練と軽やかさを感じさせ、聴き手の心をやさしくほどいてくれる。

 フルートのマルティーナ・ヴァーンと、ハープのファヴィアナ・トラーニは、どちらも前に出すぎることなく、互いの音をよく聴き合いながら音楽を紡ぐデュオ。
 技巧を誇るのではなく、音楽の流れと色合いを大切にした演奏が印象的です。

 派手さはないが、静かな時間に寄り添う一枚。フルートとハープの魅力を、あらためて感じさせてくれます。




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