人気急上昇、いまやフランス最大手レーベルのひとつに
超特価セール!
仏ALPHA アルファ
総合セール その5
1CD\3300→\1990
~10/20(火)午前9時
まだ若いレーベルだったのだが、しゃれたジャケット(基本的にすべてデジパック)、デンマークBKを用いた優秀録音、古楽中心のレパートリーの中にサックス四重奏を入れたり、しれっと大スターを取り込んだり、クルレンツィスやエリック・ル・サージュを大スターにしたりするなどあっというまに世界的なレーベルに成長した。
レコ芸の新譜批評で熱心に紹介され、高評価を多数得てきたことから日本でも急に知名度が上がってきた。
今回2年ぶりに大型超特価セール開催。
今回は「その5」。
宣伝文句じゃなく、いま世界で一番元気なレーベルはここだと思う。
ただ、現地で完売しているものもあるかもしれないのでその際はご容赦ください。ご注文はお早めに。
(日本語解説は一切ありません。)
|
|
|
シュシャーヌ・シラノシアン&アンドレーア・マルコン
ジュゼッペ・タルティーニ(1692~1770):ヴァイオリン協奏曲集
1-3) ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 D56/
4-6) ヴァイオリン協奏曲 イ長調 D96/
7-9) ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 D45/
10-12) 4声の協奏曲(ヴァイオリン協奏曲)ト長調
D deest(世界初録音)/
13-15) 4声の協奏曲(ヴァイオリン協奏曲)ニ短調
D44
シュシャーヌ・シラノシアン(ヴァイオリン独奏)
ヴェニス・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
ヴァイオリン1:
ジャンピエーロ・ツァノッコ、ジャコモ・カターナ、マウロ・スピナッツェ、マッテオ・マルツァーロ
ヴァイオリン2:
ジョルジオ・バルダン、フランチェスカ・ボーノモ、ダーヴィト・マッツァカン、ジュゼッペ・カブリオ
ヴィオラ:アレッサンドラ・ディ・ヴィンチェンツォ、マリアルイーザ・バルボン
チェロ:マッシモ・ラッカネッリ、フェデリーコ・トッファーノ
コントラバス:アレッサンドロ・ピヴェッリ
オルガン:ジューリオ・デ・ナルド
チェンバロ・総指揮:アンドレーア・マルコン |
録音:2019年9月、エデン劇場、トレヴィゾ(イタリア北部)
【ヴェネツィアの世界的古楽器集団による記念年のタルティーニ!独仏をまたにかけた名手を迎えて】
来日講演でも話題を呼び、G.カルミニョーラやA.ベイエなどバロック・ヴァイオリン界のスタープレイヤーと続々実績をあげてきたイタリア随一の古楽器集団ヴェニス・バロック・オーケストラ。
フランスのカリスマ的レーベルAlphaから最新盤が登場するのも驚きですが、選ばれた作曲家はタルティーニ――「悪魔のトリル」だけが突出して有名ながら21世紀にもなお正当に評価されているとはいいがたい巨匠。2020年に歿後250周年を迎えるこの知られざる大作曲家の素顔に、新発見作品も交えて迫ります。
タルティーニが生まれた現スロヴェニア領ピランは、のちに彼が晩年まで長く活躍することになる北イタリアの古都パドヴァと同様、当時はヴェネツィア共和国の一部でした。
ヴェニス・バロック・オーケストラがこの作曲家を意識するのはいわば必然。主宰マルコン曰く、3年がかりでこのプロジェクトを進めてきたとのこと。
独奏者シラノシアンはムジカ・アンティクヮ・ケルンの主宰者ラインハルト・ゲーベルやジョス・ファン・インマゼールなどの大御所たちが大いに推すアルメニア系フランス人古楽器奏者で、Alphaではインマゼールとのデュオでタルティーニやルクレールのソナタも録音しています(Alpha255)。
数あるヴァイオリン協奏曲から初期~晩期まで長調・短調バランスよく選曲、新発見作品は記念年だからこそ話題にしたい後期作品。
タルティーニ後年のユニークな和声理論がどう作品に生かされているか、磨き抜かれた古楽器演奏でじっくり味わい尽くしたいものです。

|
|
|
AKOE/古くて新しい音楽
中世からルネサンスの名曲を古楽器による新しいアレンジで
1.ダウランド:Preludio プレリュード
2.ダウランド:Come again, sweet love
doth now invite もどっておいで、私の愛
3.カッチーニ:Amarilli, mia bella 麗しのアマリッリ
4.作者不詳:Cuchilleros クチリェロス
5.イザーク:Innsbruck, ich muss dich
lassen インスブルックよ、さようなら
6.作者不詳:Marizapalos マリサパロス
7.フアン・デル・エンシーナ:!Ay triste
que vengo! ああ、悲しみがわたしに!
8.ジョスカン・デプレ:Mille regretz 千々の悲しみ
9.アドリアン・ル・ロワ:Passemeze パスメーズ(パッサメッツォ)
10.ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O
quam mirabilis est おお、何と驚くべき予見が
11.クローダン・ド・セルミジ:Tant que
vivray 花咲く日々に生きるかぎり |
タラセア ベレン・ニエト (リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)、
ライナー・ザイフェルト (ビウエラ、編曲)、ミゲル・ロドリガニェス
(ダブルベース)、
イサベル・マルティン (歌、パーカッション)...7、
ダヴィド・マヨラル (パーカッション)...2,4,6,7,9,11、ミシェル・ゴダール
(セルパン)...3,6,9,11 |
録音:2019年6月 エル・パラシオ、カセレス、スペイン
【太古の名旋律を新しいアレンジで聴かせる、心地よいクロスオーバー・アルバム!】
マドリードに本拠地を置き、古楽とジャズ、即興を組み合わせた演奏形態で活動するアンサンブル、タラセアのデビュー・アルバム。
「タラセア」とは、グラナダに伝わる工芸品の寄木細工のこと。スペインに住み、ルネサンス期スペインのギター型撥弦楽器ビウエラを巧みに操るドイツ人ライナー・ザイフェルトを中心に、サヴァールのアンサンブルの常連であるフルートとリコーダーのスペシャリスト、ベレン・ニエト、そしてジャズやフラメンコで活躍するダブルベース奏者ミゲル・ロドリガニェスというメンバーです。このアルバムには、彼らの活動の先人ともいえるセルパンでジャズを奏でる奇才、ミシェル・ゴダールも参加。洋の東西を超えた様々な打楽器を奏でるダヴィド・マヨラル、スペインの若きシンガー兼パーカッショニスト、イサベル・マルティンのサポートを得て製作されました。
アルバムタイトルの"AKOE"とは、「聴く」という意味。中世からルネサンスまでの有名曲・無名曲に光を当て、それぞれの時代の演奏形態を念頭に置きながらも、ジャズやロックを消化した現代の彼らならではの心地よいアレンジで楽しませてくれます。
聴き知ったメロディ・ラインの美しさに、改めて気付かされる一枚です。
|
|
|
『ラメント』 バロック期ドイツ語圏の器楽と声楽のための哀歌をあつめて
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー (1623頃-1680):
1. 五声のセレナータ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー
(1644-1704):
2. おお甘美なイエスよ/3. 食卓の音楽
第3部
ヨハン・ミヒャエル・バッハ (1648-1694):
4. ああ,いかにその時を待ちこがれることか
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
5. フェルディナンド3世の死に寄せる哀歌
ヨハン・クリストフ・バッハ (1642-1703):
6. ああ、私の頭が水で満ちていたなら
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667):
7. トッカータ第2番(第2巻 1649年より)、リチェルカール第1番
(第4巻 1656年より)
クリストフ・ベルンハルト (1628-1692):
8. なにゆえに悲しむのか
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:
9. パッサカリア (ロザリオのソナタ より) |
ダミアン・ギヨン (カウンターテナー) 2、4、6、8、
カフェ・ツィマーマン (古楽器使用)、
パブロ・バレッティ、マウロ・ロペス・フェレイラ
(ヴァイオリン)、
パトリシア・ガニョン、デアドル・ダウリング
(ヴィオラ)、ペトル・スカルカ (チェロ)、
ダヴィデ・ナーヴァ (コントラバス)、野入志津子
(テオルボ)、セリーヌ・フリッシュ (オルガン) |
録音: 2019年5月20-23日 サン=ミシェル修道院
サン=ミシェル=アン=ティエラシュ、フランス
【ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演による哀歌集】
古くは13世紀からあり、ルネサンスを経てバロックに入る頃、声楽曲としてのみならず、器楽曲としてもその形式を確立した「ラメント(哀歌・悲歌)」。ここにはオーストリアを中心に活躍したシュメルツァーとビーバー、存命中に大きな名声を得ていたヨハン・クリストフ・バッハ、その弟で大バッハの先妻マリア・バルバラの父でもあるヨハン・ミヒャエル・バッハ、フレスコバルディに学んだ鍵盤音楽の重要作曲家フローベルガー、ドレスデンにおけるシュッツの高弟で後年ハンブルクに移り多くの教会音楽を残したベルンハルトらによる、ラメントの性格を持った作品を収録しています。
カフェ・ツィマーマンはこのアルバム制作にあたり、長年共演を重ねてきたダミアン・ギヨンを招き、しっとりとした表現に留まらず、時に波打つような動きを生き生きと歌い上げ、美しくもメリハリのある一枚に仕上げています。
バレッティとフリッシュという、グループの中心人物二人それぞれのソロも収められた多彩なプログラムです。
|
|
|
ヘルムヒェン、マンゼ/
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番、三重協奏曲/
1-3. ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.
37
4-6. 三重協奏曲 ハ長調 Op. 56 |
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)&....4-6
マリー=エリザベート・ヘッカー(チェロ)&....4-6
ベルリン・ドイツ交響楽団
アンドルー・マンゼ(指揮)&....1-3 |
録音: 2019年9月 テルデックス・スタジオ、ベルリン&....4-6 2020年2月 フィルハーモニー、ベルリン&....1-3
【ヘルムヒェン&マンゼのベートーヴェン完結、指揮者無しによるトリプル・コンチェルト付き】
ヘルムヒェンのピアノとマンゼ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団による、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が完結。
マンゼならではのよく統率された見通しの良い響きの中に、作曲家の個性が強く発揮されたこの作品の力強さがよく表現されており、また第2楽章の詩情の豊かさなども格別です。
カップリングの三重協奏曲は指揮者無しで録音されており、ヘルムヒェンのピアノと、CPOなどにも多くの録音を行っている名手ヴァイトハース、エネルギッシュな表現と高度な技術でヘルムヒェンの信頼篤く、長年共演しているヘッカーによるアンサンブルとオーケストラが息を合わせ、たいへんダイナミックな演奏を聴かせてくれます。
|
| |
|
|
『カデンツァ』 ボッケリーニのチェロ協奏曲による自由な編曲とカデンツァ
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)/ソニア・ヴィーダー=アサートン
& フランソワーズ・リヴァラン 編曲:
チェロ協奏曲 ニ長調 G.479
1. I. ALLEGRO/2. カデンツァ: エリック・ドルフィー「ゴット・ブレス・ザ・チャイルド」/
3. II. ADAGIO/4. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン「マイルス・デイヴィスの足跡」/
5. III. ALLEGRO
チェロ協奏曲 ハ長調 G.477
6. I. ALLEGRO/7. カデンツァ: マイケル・リーズマン/8.
II. LARGO/
9. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン/10.
III. ALLEGRO/
11. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン&リヴァラン
チェロ協奏曲 ニ長調 G.476
12. I. ALLEGRO/
13. カデンツァ: イーゴリ・ストラヴィンスキー「イタリア組曲」/
14. II. LARGO/
15. カデンツァ: ジェルジ・クルターグ「ヴィトルト・ルトスワフスキの思い出に」/
16. III. ALLEGRO PIACERE/
17. カデンツァ: ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル《アルチーナ》抜粋(ヴィーダー=アサートン編曲) |
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)、
フランソワーズ・リヴァラン(ツィンバロム)、
アマリリス・ビレ(ヴァイオリン)、
ロバン・ビレ(ファゴット)...12-17、
レミ・マニャン(コントラバス)...12-17 |
録音: 2020年2月 ミディライヴ・スタジオ、フランス
【ボッケリーニを再構成!ヴィーダー=アサートンの鋭い感性が光る好企画】
25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。Valois、RCAやNaiveなど数々のレーベルで録音を行い高い評価を得てきた彼女が、「バッハ:
無伴奏」のLP盤(ALPHA599)に続いてALPHAレーベルからリリースするのはボッケリーニの協奏曲、と思いきや、原曲を元に自由な編曲(改曲)を行ったという個性的なアルバムとなりました。
まずは楽器編成からユニークで、自身が弾くチェロのほか、舞曲的な性格を強調したかったという理由で選ばれたツィンバロムと、対旋律との絡みを描くためのヴァイオリンという三重奏によるもの。さらに、よりポリフォニックなテクスチャを持つG.476にはファゴットとコントラバスを加えています。
各楽章は原曲のチェロ独奏部を中心に自由に再構成されており、さらにその間に、様々な作品の編曲からなる「カデンツァ」が挿入されています。
その原曲もジャズあり現代音楽ありバロックありと実に多彩。これらがたいへんスリリングな音楽を作り上げますが、違和感なく実に面白く聴けることが驚きです。
ヴィーダー=アサートン自身と、トラディショナルはもちろん実験音楽にも積極的なフランスのツィンバロム奏者フランソワーズ・リヴァランが鋭い感性でまとめ上げた作品構成、そして奏者たちの親密さが伺える息の合った温かいアンサンブルが作り上げた、素晴らしい一枚です。
|
| |
|
|
ドヴォルザーク、マルティヌー: チェロ協奏曲
アントニン・トヴォルザーク(1841-1904):
1-3. チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104 (1895)
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
4-6. チェロ協奏曲 第1番 H196 (1955改訂版) |
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
ゲルゲイ・マダラシュ(指揮) |
録音: 2020年9月 サル・フィラルモニーク、リエージュ
【若きヴィルトゥオーゾによる、チェコが生んだチェロ協奏曲の名作2題】
2017年に新設されたエリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となった、1990年フランス生まれのジュリアン=ラフェリエール。ブラームス、フランクとドビュッシーを収録したアルバムはディアパソン・ドール2017に選ばれており、ALPHAからは2019年にショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、デニソフのチェロ作品集(ALPHA547)をリリースし、高い評価を得ています。
今回のアルバムはチェロ協奏曲の王道と言えるドヴォルザークと、同じくチェコの大作曲家で民族性にジャズなど新時代のイディオムも盛り込んだマルティヌーの傑作。
指揮を務めるのは2019年9月からリエージュ・フィルの音楽監督となった1984年ブタペスト生まれのゲルゲイ・マダラシュ。若い二人が卓越したテクニックと瑞々しい感性で、チェロ協奏曲の名曲2作に新しい風を吹き込みます。
. |
|
|
ミッコ・フランク(指揮)&フランス放送フィル
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
ブルレスケ、セレナード、死と変容
1. ブルレスケ ニ短調 TRV 145
2. 管楽器のためのセレナード 変ホ長調
Op. 7
3. 交響詩「死と変容」 Op. 24 |
ネルソン・ゲルナー(ピアノ) ...1
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮) |
録音: 2020年9月...1、2021年1月...2、2019年6月...3 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
【色彩豊か!ミッコ・フランクによるリヒャルト・シュトラウス】
ミッコ・フランクと、彼が2015年から音楽監督を務めるフランス放送フィルハーモニー管弦楽団とのリヒャルト・シュトラウス。
冒頭を飾る「ブルレスケ」にはアルゼンチン出身のピアニスト、ネルソン・ゲルナーが参加していることにも注目です。古典派からショパン、現代までの幅広いレパートリーを持ち、どの作品でもピアノをとにかく美しく響かせることに定評のあるゲルナーと、高い機能性を誇るオーケストラからフランクの棒が引き出す硬軟メリハリの利いたサウンドが、時に激しいくぶつかり合い、時に親密に調和しながら曲の魅力を引き立てる「ブルレスケ」。
コントラファゴットとコントラバスを重ねた14人編成で、若きシュトラウスの音楽性を瑞々しく歌い上げる「セレナード」。そして「死と変容」は、作品が持つ振幅の激しい場面展開をめくるめく色彩感と大きな高揚で見事に描き、救済の高みへと導く終盤も至福の美しさです。性格の異なる3曲を上質の演奏で聴くことにより、シュトラウスの幅広い作風を堪能出来る一枚。
ALPHAレーベルとラジオ・フランスの共同企画第2弾。

|
| |
|
|
コダーイ: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
Op. 7/
ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 第4番 Op.
90 「ドゥムキー」
コダーイ(1882-1967):
1-3. ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
Op. 7
ドヴォルザーク(1841-1904):
4-9. ピアノ三重奏曲 第4番 Op. 90 「ドゥムキー」
10. 「ドゥムキー」 III (初稿/断片) |
バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ)-&4-10 |
録音: 2020年7月 聖ニコラス教会、ロッケンハウス
【激しい躍動と高い緊張、そして歌謡性で聴かせるロッケンハウスのコダーイとドヴォルザーク】
ドイツ・フランス系チェリストのニコラ・アルトシュテットはピリオド楽器とモダン楽器いずれも弾きこなす才人。
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコやグスタボ・ドゥダメル指揮ウィーン・フィルと共演し、サロネンの新作チェロ協奏曲初演では作曲者からソリストに招かれるなど現役作曲家の信頼も篤く、更にウィーンのハイドン・フィルの音楽監督兼指揮者としてピリオド・スタイルを取り入れた鮮やかな演奏を聴かせ...と今最もボーダーレスな活躍を見せています。
その彼が2012年から音楽監督を務めるロッケンハウス音楽祭とALPHAとのプロジェクト、2020年のグラモフォン・アウォード室内楽部門を受賞したバルトークとヴェレシュの作品集に次ぐアルバムが登場。
音楽祭常連のバルナバーシュ・ケレメンとのデュオによるコダーイは、楽器がゴリっと鳴るような激しさの冒頭から耳を奪われますが、全編に漲る緊張感と、特にケレメンが故国の大作曲家に寄せた共感が心地よい、聴き応えのある出来栄えです。
やはり音楽祭でお馴染みのアレクサンダー・ロンクヴィヒが加わったドヴォルザークは、スラヴ色の強いメロディの歌謡性やリズムの躍動感が素晴らしい演奏。この「ドゥムキー」には、最後に第3楽章の初稿(未完)という興味深いおまけも収録されています。

|
|
|
サラ・アリスティドゥ(ソプラノ)
ENIGMA~エニグマ
1. アンドレアス・ツィアルタス(1986-): Lamento
Turco トルコの嘆き
2. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): ヴォカリーズ
Op. 34 No. 14
3. ラフマニノフ: おーい! Op. 38 No. 6
4. フランツ・シューベルト(1797-1828): 岩の上の羊飼い
Op. 129 D 965
5. オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 惑星の周期運動
~ハラウィ(No. 6)
6. 即興 エニグマ ~
ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルクの詩による
7. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
エオリアン・ハープに寄せて ~メーリケ歌曲集(No.
11)
8. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
乳香を集める女たちの歌 ~5つのギリシャ民謡(No.
4)
9. シューベルト: 夜曲 Op. 36 No. 2 D 672
10. メシアン: 階段は太陽の姿を繰り返し語る
~ハラウィ(No. 9)
11. イェルク・ヴィトマン(1973-):
Sphinxenspruche und Ratselkanons スフィンクスの言葉と謎のカノン |
サラ・アリスティドゥ(ソプラノ)
ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルク(ピアノ/作詩)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット-4、11/作曲-11) |
録音: 2022年6月22-25日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
収録時間: 73分
【驚異のソプラノ、アリスティドゥ、セカンド・アルバム登場】
キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。
持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現す
るほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信
頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。
ファースト・アルバムにはその才能を高く評価するダニエル・バレ
ンボイムやエマニュエル・パユの参加がありましたが、今回は前回も新曲を提供したイェルク・ヴィトマンがクラリネットでも参加するという豪華さ。
冒頭を飾るギリシャ出身のツィアルタスの作品を始めとした現代作品で炸裂する超絶技巧がまず聴きどころですが、ラフマニノフやシューベ
ルトで聴かせる声色や歌いまわしにも異能ぶりが発揮されて聴きごたえ十分。
新しい時代を感じさせる素晴らしい表現力をぜひご体験くださ
い。

|
|
|
『PASSION ~ リュリと17世紀フランスの抒情悲劇』
~第1幕 地獄の呼び声~
1. 汝はこの墓の中 ~《アマディス》LWV
63より (ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687))
2. プレリュード ~《アマディス》LWV 63より
(リュリ)
3. そう不満を漏らさずに ~《アシルとポリクセーヌ》より
(コラス)
4. 嵐の場面 ~《テティスとペレ》より
(パスカル・コラス(1649-1709))
~第2幕 不幸な母~
5. 絶望と恍惚が ~《シルセ》より (アンリ・デマレ(1661-1741))
6. 第2エール ~《プロセルピーヌ》LWV
58より (リュリ)
7. ブルターニュ人たちのアントレ/パスピエ
~《平和の神殿の舞踏劇》LWV 69より (リュリ)
8. おお、不幸な母 ~《プロセルピーヌ》LWV
58より (リュリ)
9. わたしの怒りが皆に伝われば ~《プロセルピーヌ》LWV
58より (リュリ)
~第3幕 残酷な恋~
10. いとも素晴しく甘やかなる希望 ~《アティス》LWV
53より (リュリ)
11. 地獄の神々のサラバンド ~《美の女神誕生の舞踏劇》LWV
27より (リュリ)
12. カナリー(舞曲) ~《町人貴族》LWV
43より (リュリ)
13. ついに、あの男はわが術中に ~《アルミード》LWV
71より (リュリ)
14. 序曲 ~《ペルセ》LWV 60より (リュリ)
~第4幕 静かな眠り、残虐な死~
15. 今こそ好ましい時間(夜のエール) ~《恋の神の勝利》LWV
59より (リュリ)
16. 眠りの合唱 ~《フォンテーヌブローのディアーヌ》より
(デマレ)
17. 葬儀の威厳 ~《アルセスト》LWV 50より
(リュリ)
18. 死よ、野蛮なる死よ ~《アルセスト》LWV
50より (リュリ)
~第5幕 猛り狂うメデ~
19. この恋の代償は ~《メデ》H 491より
(シャルパンティエ)
20. 忘却の川の暗澹たる娘たちよ ~《メデ》H
491より (マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704))
21. 北風と四つの風のアントレのためのエール ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ(指揮)、
アンサンブル・レ・シュルプリーズ(古楽器使用)、
ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団(合唱指揮:オリヴィエ・シュネーベリ) |
録音: 2020年11月 アルスナル音楽堂、メス(フランス北東部ロレーヌ地方)
【リュリ芸術の魅力を1枚に凝縮!17世紀フランスで活躍した他の天才たちの作品も交えた絶好企画】
フランス語によるオペラの最も古典的な形式である抒情悲劇(トラジェディ・リリーク)の確立者であり、序曲や舞曲の形式でドイツ語圏の音楽にも大きな影響を与えたジャン=バティスト・リュリ。
その音楽史上の重要度は認識されていながらも、本領ともいえる劇音楽分野での偉業を実感できる機会は日本で多いとは言えません。
そんな中、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの頼もしい協力のもと、同国の古楽シーンを支えてきたAlphaレーベルから、それらをCD1枚で堪能するのに絶好の企画盤が登場します。
今ではロマン派や近現代の作品でも大きな評価を得ているヴェロニク・ジャンスを中心に、フランス古楽界の精鋭が集いお届けするのは、さまざまなリュリ作品からの抜粋に彼の後継者・好敵手たちの傑作を交え、全5幕の抒情悲劇仕立てで「逞しくも恋に翻弄される女」を描きあげたプログラム(ブックレット解説は知られざるフランス語劇音楽に豊かな知見を誇る研究者ブノワ・ドラトヴィツキ)。
恋の悲しみや絶望、復讐に燃える怒りや喜びの恍惚など、リュリの巧みな音使いあればこその変幻自在な作品をみごと一貫性ある物語として歌い上げます。
躍進めざましいフランスの指揮者ベスティオン・ド・カンブラのもと、フランス古楽特有の音の機微を巧みに捉えた解釈を聴かせる器楽陣も、ジャンスの圧倒的な存在感に負けることなく、互いに引き立て合い鮮やかな音楽を聴かせます。合唱指揮は大ヴェテランのシュネーベリ。

|
|
|
『BLEU』 ~ショパン、プーランク: チェロ・ソナタ
フレデリック・ショパン(1810-1849):
1-4. チェロ・ソナタ Op. 65
フランシス・プーランク(1899-1963):
5. メランコリー
6-9. チェロ・ソナタ FP 143
10. あなたはこんなふう ~メタモルフォーシス
FP 121 より
バルバラ(1930-1997):11. 9月(なんて素敵な季節) |
イ・ジャルディーニ
ポーリーヌ・ビュエ
(チェロ...1-4、6-10/ヴォーカル...11)
ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ) |
録音: 2020年10月 ピエール・ベルジェ・オーディトリアム、イヴ・サン・ローラン美術館、マラケシュ、モロッコ
アルバム『夜』(ALPHA589/NYCX-10146)でヴェロニク・ジャンスと共演したアンサンブル、イ・ジャルディーニからチェロとピアノの2人によるアルバム。
ショパンとプーランクのチェロ・ソナタを中心とした内容で、幅広く豊かな表情がたいへん魅力的です。
ラストにはフランスの伝説的シャンソン歌手バルバラの名曲を収録し、チェロのピュエが、ここでは美しい歌声を披露しています。
|
|
|
名歌手ピオー待望の新たなるヘンデル傑作選
『ヘンデル ー 魅惑の女性たち』~ソプラノのためのアリア傑作選~
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
1. アデライーデのアリア「小舟は海に戯れる」~歌劇《ロタリオ》HWV
26より
2. セイレンのアリア「あなた方の五月」~歌劇《リナルド》初演版HWV
7aより
3. クレオパトラのアリア「嵐によって」~歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》HWV
17より
4. ラルゲット ~合奏協奏曲 イ短調 作品6-4より
(器楽)
5. クレオパトラのレチタティーヴォ「このように、
ただ一日にして」~
歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》HWV
17より
6. クレオパトラのアリア「わが運命に泣く」~歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》HWV
17より
7. アレグロ ~合奏協奏曲 イ短調 作品6-4より
(器楽)
8. ルクレツィアのアリア「これが 不貞の肉体に罰を与えてくれればよい」~
カンタータ《ルクレツィア》HWV 145より
9. アルチーナのアリア「ああ!私としたことが!」~歌劇《アルチーナ》HWV
34より
10. 序曲 ~歌劇《ガウラのアマディージ》HWV
11より (器楽)
11. メリッサのアリア「私は呼び起こす、無情のあの世から」~歌劇《ガウラのアマディージ》HWV
11より
12. ラルゴ・エ・アッフェトゥオーゾ ~合奏協奏曲
ト短調 作品6-6より (器楽)
13. モルガーナのアリア「戻ってきてね、私を見つめに」~歌劇《アルチーナ》HWV
34より
14. アルミレーナのアリア「泣かせてください」~歌劇《リナルド》初演版HWV
7aより |
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、
レ・パラダン(古楽器使用)、
ジェローム・コレアス(チェンバロ、指揮) |
録音:2020年10月、ポワシー歌劇場(フランス)
【名歌手ピオー待望の新たなるヘンデル傑作選は、強い存在感の女性たちが主役】
故郷フランスをはじめ欧州各地の歌劇場でバロック・オペラの名歌手として注目されてきただけでなく、フランス歌曲をはじめとする近代作品でもユニークな実績を重ねている最前線のソプラノ歌手サンドリーヌ・ピオー。
古楽レパートリーによく合う透明感と独特の力強さを兼ね備えたその美声は、これまでにも一流指揮者たちによる数々のヘンデル作品の上演で多くの人々を虜にしてきました。
しかしソロ名義でヘンデル作品を集めたアルバムはNAIVEレーベルでの2作以来、実に10年以上ぶり!
今回は「魅惑の女性たち」と銘打ち、ヘンデル作品にしばしば登場する、妖術を操るなど個性的な女性役を中心とした名ナンバーが揃います。
その顔ぶれは悲運の女性ルクレツィアや《エジプトのジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)》のクレオパトラなども含め、ピオー自ら「当初は軽めの役で注目されてきた自分のイメージを一新する、目的のためには人を殺めることさえいとわない力強い女性たち」を選んだと語る通り。
また自身も古楽歌手として出発しながらバロック歌劇指揮者としても明敏な才覚を発揮するジェローム・コレアス率いるレ・パラダンは、4/3/3/3/1という弦楽陣にオーボエやトランペットが折々加わる編成での参加。
彫りの深い響きの妙は独唱をみごとに支えるとともに、器楽トラックでもフランス語圏の団体ならではの陰影鮮やかなサウンドを響かせます。
「わが運命に泣く」や「泣かせてください」などのヒットナンバーはじめ、ピオーと古楽器勢が真正面からヘンデルに向き合い、聴き深めるほどに味わいを増す濃密な解釈を織り上げた新たな傑作アンソロジーの登場です。
|
|
|
『NO TIME FOR CHAMBER MUSIC ~ 弦楽九重奏で聴くマーラー』
コレクティフ9 |
コレクティフ9
(弦楽九重奏/4Vn、2Va、2Vc、1Cb) |
グスタフ・マーラー(1860-1911)/ティボー・ベルタン=マギ編曲:
1. 自然の音のように ~交響曲第1番『巨人』より/2.
狩人の葬送 ~交響曲第1番『巨人』より/
3. 葬送行進曲 ~交響曲第2番『復活』より/4.
レントラー ~交響曲第2番『復活』より/
5. 僕の胸の中には燃える剣が ~『さすらう若者の歌』より/
6. 葬送行進曲 ~交響曲第5番より/7.
告別 ~『大地の歌』より
フィリップ・エルサン(1948-): 8. カロ風の幻想曲
マーラー/ベルタン=マギ編曲: 9. ドン・ファンの幻想
~『若き日の歌 第1集』 より |
録音: 2018年3月21-24日 サン=オーギュスタン教会、ミラベル、ケベック、カナダ
【痛快!室内楽編成によるマーラー】
マーラーの交響曲と歌曲を弦楽九重奏への自由なアレンジで収録したアルバム。
演奏は、革新的なプログラム構成と個性的な編曲でクラシック作品の数々を聴かせるモントリオールの弦楽アンサンブル、コレクティフ9。
今回の編曲は、コントラバスを担当するベルタン=マギによるものです。基本的には各曲の要素を印象的にまとめ上げて伝える原曲に沿った編曲ですが、突然クレズマー風にデフォルメされたりして驚かされるところも。「僕の胸の中には燃える剣が」など、詩の内容を鮮烈に伝えるアレンジと演奏も見事です。
「カロ風の幻想曲」は、フランスの人気作曲家フィリップ・エルサンが、マーラーの交響曲第1番のフレーズを自由にコラージュした小品ですが、原曲のように大きく盛り上がることはなく、消え入るように終わります。
その雰囲気を受けた「ドン・ファンの幻想」で遠く彼方に過ぎ去っていくようにアルバム全体が閉じられる、美しい作りとなっています。
|
| . |
|
|
ミッコ・フランクとフランス放送フィルによるドビュッシー
ドビュッシー: 選ばれた乙女、夜想曲
クロード・ドビュッシー(1862-1788):
1. 「選ばれた乙女」
2-5. 交響的断章「聖セバスティアンの殉教」
6-8. 夜想曲 |
メロディ・ルルジアン(ソプラノ)...1
エマヌエラ・パスク(メゾ・ソプラノ)...1
フランス放送少年少女合唱団
(合唱指揮: ソフィ・ジャナン) ...1、8
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮) |
録音: 2019年9月...1、2020年9月...2-5、2020年8月...6-8 オーディトリアム、ラジオ・フランス
【透明感あふれる「選ばれた乙女」と、彩色豊かな「夜想曲」
ミッコ・フランクが描くドビュッシー】
ミッコ・フランクとフランス放送フィルによるドビュッシー。「選ばれた乙女」ではソフィ・ジャナン率いるフランス放送少年少女合唱団が素晴らしい歌唱を聴かせ、作品の透明度をさらに上げるたいへん美しい効果を生んでいます。
アンドレ・カプレの協力によりまとめられた「聖セバスティアンの殉教」からの交響的断章では、室内楽的なアンサンブルと大管弦楽の響きの対比を堪能。
そして夜想曲は「雲」での澱みと揺らぎの妙、色彩感高く聴かせる「祭」を経て、再び合唱が加わり、より広がりのある音楽を聴かせる「シレーヌ」に回帰することにより、アルバム全体で弧を描くような構成にまとめて上げています。

|
| |
|
|
ヘンリー・パーセル(1659-1695):英国王室のためのオードとウェルカム・ソング集
1-11. かくも静謐にして激しき歓びから Z
326(1684)
12-24. 大胆な反逆者よ、失せよ Z 324(1683)
25-37. なぜに全てのミューズは黙するや Z
343(1685) |
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー&指揮)
ル・バンケ・セレスト(古楽器&声楽アンサンブル)
セリーヌ・シェーン、シュザンヌ・ジェローム(ソプラノ) ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン(カウンターテナー)
ニコラス・スコット、ザカリー・ワイルダー(テノール) ブノワ・アルヌー、ニコラ・ブローディマン(バス)
マリー・ルキエ、ポール・モンテロ(ヴァイオリン) デルドル・ダウリング(ヴィオラ)
ジュリアン・バル(チェロ) トマ・ド・ピエルフ(コントラバス) アンドレ・ヘンリヒ(リュート)
ケヴァン・マナン=ナヴラティル(オルガン) ブリス・サイー(チェンバロ) |
録音: 2021年2月 ポワチエ・テアトル・オーディトリアム (TAP/フランス中部ポワティエ地方)
【実力派カウンターテナー、ギヨンを中心にフランス語圏の精鋭が集うパーセル】
バロックの声楽曲ジャンルの中でも、ドイツの教会カンタータやフランスのグラン・モテなどと同じく、ほどよい長さで充実した名曲が多いのが英国のオードとウェルカム・ソング(貴人に捧げられた詩句を歌詞に、複数の歌手と合奏で演奏される音楽)。
とくに17世紀後半の王政復古期に彗星のごとく現れ、35年余の短い生涯のうちに絶大な人気を確立し「英国のオルフェウス」と讃えられたヘンリー・パーセルの作品群は、バッハの教会カンタータにも比しうる名作の宝庫で、これらを通じてパーセルに開眼する人も少なくありません。
およそ1680-90年代にかけ英国王室のために書かれた24作から1680年代半ばに作曲された3作を厳選、多様な楽器で彩られる通奏低音以外は各パート1人、声楽陣も独唱と合唱を兼ねつつ各パート2人の引き締まった編成でその魅力に迫るのは、来日経験豊富でファンも多いカウンターテナー、ダミアン・ギヨン率いる古楽アンサンブル、ル・バンケ・セレスト。
これまでALPHAでリリースしてきたバッハ録音群と同じく、室内楽的な親密さで曲構造を明快に示しながら瑞々しく聴かせるパーセルの味わいは、その芸術性に新たな光を当てるものとなっています。
精鋭歌手陣には、欧州バロック・オペラの世界で絶大な人気を誇るセリーヌ・シェーンやブノワ・アルヌーなど実力派が参加。
リュートのアンドレ・ヘンリヒやチェンバロのブリス・サイーをはじめ、器楽陣に加わる名手たちの的確な音使いもあり、フランス語圏の古楽器奏者たちが浮き彫りにする「フランス王室音楽に影響を受けた世代の英国音楽」の魅力は興趣が尽きません。

|
|
|
驚異のソプラノ、サラ・アリスティドゥ待望のデビュー
バレンボイム、エマニュエル・パユも登場!
『AEther エーテル』
1. エドガー・ヴァレーズ(1883-1965): 暗く果てしない眠り
2. フランシス・プーランク(1899-1963): 私に負わせてください
~『スターバト・マーテル』FP 148 より
3. レオ・ドリーブ(1836-1891): 星を散りばめた空の下を
~ 歌劇《ラクメ》 第3幕 より
4. スウェーデン民謡(クリスティアン・リヴェ編曲):
ネッケンのポルスカ
5. アンブロワーズ・トマ(1811-1896): ほら、彼の声が聞こえる気がする
~ 歌劇《アムレ(ハムレット)》 第4幕 より
6. イェルク・ヴィトマン(1973-): 迷宮V ソプラノ独唱のための
(初公開)
7. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 私の長い髪
~ 歌劇《ペレアスとメリザンド》 第3幕第3場
より
8. ドリーブ: 若いインドの娘はどこに(鐘の歌)
~歌劇《ラクメ》 第2幕 より
9. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
夜鳴きうぐいすの歌 ~歌劇《夜鳴きうぐいす》
より
10. トーマス・アデス(1971-): アリエルの歌
~ 歌劇《テンペスト》 第1幕 第5場 より
11. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
天からの選ばれし使者よ ~オラトリオ『時と悟りの勝利』
HWV 46a 第2部 より
12. ウド・ツィンマーマン(1943-): 一度、もう一度
~歌劇《白いバラ》より
13. プーランク: 肉体の滅びる時には ~『スターバト・マーテル』FP
148 より |
サラ・アリスティドゥ(ソプラノ)/ダニエル・バレンボイム(ピアノ)...1/
エマニュエル・パユ(フルート)...12/クリスティアン・リヴェ(バロック・ギター)...4/
オルケスター・デス・ヴァンデルス...2、3、5、7、8、9、10、11、13/
クラングフェルヴァルトゥング合唱団...2、5、13/トーマス・グガイス(指揮) |
録音: 2021年5月 ピエール・ブーレーズ・ザール/フンクハウス/国立歌劇場、ベルリン
【今ヨーロッパを沸かせる驚異のソプラノ、サラ・アリスティドゥ待望のデビュー・アルバム!】
キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現するほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。
2019年にはヴィトマンの「迷宮IV」をバレンボイム指揮ブーレーズ・アンサンブルと共に初演。ヴィトマンは続けて「迷宮V」を彼女のために作曲し、これはこのアルバムでお披露目となっています。こ
れまでラトルやロトといった指揮者たちとも共演、2020年には、このアルバムにもゲスト参加しているバレンボイムやパユらと共に、アテネ生まれの作曲家イリニ・アマルギアナキの《エウメニデス》をピエール・ブーレーズ・ザールにて上演、大きな評判となりました。
初めてのアルバムとなる今回は、バロックから最新作までの幅広い作品で彼女の実力を堪能できるもので、一見統一感のない選曲は、彼女が最も好きな国と語るアイスランドへの強い思いを軸としたイメージで繋がれています。
共演の「オルケスター・デス・ヴァンデルス(変革のオーケストラの意)」はドイツ各地から集まったアーティストで構成されており、高い演奏技術を誇るほか、環境問題への発言も行うオーケストラ。
このアルバムも製作段階での二酸化炭素排出量をコントロールしており、パッケージはプラスチック素材を用いておらず、インクはオーガニックなものを使用、オーケストラが取り組むマダガスカルの森林再生事業にALPHAレーベルも協力しています。
|
| |
|
|
ANIMA/BAPTISTE TROTIGNON
バティスト・トロティニョン(1974-):
1-3. L'AIR DE RIEN さりげなく
1. Part 1 - 3+2
2. Part 2 - Cadenza & Toccata
3. Part 3 - Tango!
4-9. ANIMA アニマ
4. I - Grave
5. II a) - Allegretto meccanico
6. II b) - A peine plus allant
7. III - Andante tranquillo
8. IV - Prestissimo fantastico
9. V - Alla marcia
10-12. HIATUS & TURBULENCES 中断と混乱
10. Part 1 --. =180
11. Part 2 - Tres doux
12. Part 3 - Subito piu mosso |
バティスト・トロティニョン(ピアノ)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮) |
録音: 2021年1月 ブザンソン国立地方音楽院オーディトリアム
【実力派ジャズ・ピアニストによるシンフォニック・オーケストラのための作品集】
2000年のレコード・デビュー以来多数のアルバムをリリースし、数多くの受賞歴を誇るフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。
これまでもロックやシャンソンなど様々なジャンルを取り込んだ曲を発表し、その引き出しの多さが大きな魅力である彼ですが、今回はシンフォニック・オーケストラのために書いた作品を集めたアルバムが登場です。
とはいえ"シンフォニック・ジャズ"と呼ばれるジャンルとは違い、手法はモダンながらも、どれもクラシカルな管弦楽作品と呼べる曲となっています。
トラック1-3ではソロ・ピアノでも参加。映画のワンシーンを連想させるようなメロディとリズムが魅力の、たいへん美しいアルバムです。
|
|
|
ピオー参加!
日本の四国での印象から生まれた詩を中心とした歌曲集
ジョアン・ファルジョ: LOVESCAPES デイヴィッド・テプファーの詩にもとづく作品集
ジョアン・ファルジョ(1975-):
1. Sunset 日没(『四国』より)/2. Heart
to heart 心から心へ(『四国』より)/3. Sunrise
日の出(『四国』より)
4-7. LOVESCAPES 歌曲集『ラヴスケープス』
4. I. The promised land 約束の地/5.
II. Worldly encounters この世での出会い/
6. III. Vein vain vane ヴェイン・ヴェイン・ヴェイン(血管・空虚・風見鶏)/7.
IV. Maiden 娘
8. The Sky just moved 空が動いた/9. Kaguya
かぐや姫(『四国』より)
10-15. SHIKOKU SONGS 歌曲集『四国の歌』(『四国』より)
10. I. An unmade call 妨げられた通話/11.
II. Who art thou? 汝は誰そ?/12. III. Seto
瀬戸/
13. IV. The greening Earth 地球を緑に/14.
V. Am I a rock? 私は岩か?/15. VI. One short
moment ある一瞬の時 |
ローズマリー・スタンドレー(語り)‛&1、デイヴィッド・テプファー(語り)‛&15、
ジャンヌ・ジェラール(ソプラノ)‛&3、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)‛&4-7、
アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)‛&2、デルフィーヌ・エダン(メゾ・ソプラノ)‛&9、
スタニスラス・ド・バルベイラク(テノール)‛&10-14、ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)‛&2、
アルノー・トレット(ヴィオラ)‛&1,3、マチルド・カルデリーニ(フルート)‛&1、
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)‛&8,10-15、ジョアン・ファルジョ(ピアノ)‛&1-7,9 |
録音: 2020年3-4月 サル・コロンヌ、パリ
【ピオー参加!日本の四国での印象から生まれた詩を中心とした歌曲集】
アメリカのオレゴン州に生まれ現在はフランスで活躍する作家デイヴィッド・テプファー。
日本のしまなみ海道を自転車で妻と巡った体験から生まれた代表作『四国』を中心に、その詩を元にした歌曲や、それらの印象から生まれたピアノ曲などを収録したアルバムです。
作曲はアンサンブル・コントラストでピアニストを務めるジョアン・ファルジョ。フランスの歌姫ピオーが歌曲集『ラヴスケープス』(約23分)を歌うほか、19世紀中盤のポップスをレパートリーとする歌手ローズマリー・スタンドレーが語りを務め、2017年まで10年にわたりトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のソロ・ヴァイオリン奏者を務めたジュヌヴィエーヴ・ロランソー、神戸国際フルートコンクール2013年の覇者マチルド・カルデリーニなども参加しています。
目の前に様々な風景が次から次へと広がっていくような、たいへん美しいアルバムです。
|
|
|
カブリエル・ピドー(オーボエ)
『ロマンス』~オーボエとピアノのための作品集 |
カブリエル・ピドー(オーボエ)
ホルヘ・ゴンサレス・ブアハサン(ピアノ) |
1-3. ロベルト・シューマン(1810-1856):3つのロマンス
Op. 94 オーボエとピアノのための
1. I. Nicht schnell 2. II. Einfach,
innig 3. III. Nicht schnell
4. エドワード・エルガー(1857-1934):愛の挨拶
Op. 12 (オーボエとピアノのための編曲)
5-7. レオポルト・ヴァルナー(1847-1913):ロマンティックなスタイルによる3つの小品
オーボエとピアノのための
5. I. Chant d'amour 6. II. Mazurka 7.
III. Chant d'amour
8. マリーナ・ドラニシニコヴァ(1929-1994):詩曲
オーボエとピアノのための
9-11. クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス
Op. 22 (オーボエとピアノのための編曲)
9. I. Andante molto 10. II. Allegretto:
Mit zartem Vortrage 11. III. Leidenschaftlich
schnell |
録音: 2021年1月 サル・コロンヌ、パリ
【風格十分!フランスの若きオーボエ奏者ガブリエル・ピドー、デビュー】
フランスの権威ある音楽賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシック」に於いて2020年「インストゥルメンタル・ソリスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した、パリ生まれの若きオーボエ奏者ガブリエル・ピドー。
弦楽器奏者の家系に生まれヴァイオリンを学んでいましたが、7歳のころ敢えて弦楽器から離れオーボエに転向したという彼は、パリ国立高等音楽院に学びモダン楽器はもちろんピリオド楽器の奏法も身につけ、Sarbacanes(サルバカーヌ/フランス語で吹き矢の意)というピリオド管楽器合奏団の主要メンバーでもあります。
またVIVALDI GUYSというユニット名で、テクノ調にアレンジされたヴィヴァルディの協奏曲に合わせてオーボエを吹き、踊る動画を公開して話題になったという一面も。
そんな彼のデビュー・アルバムは、オーボエのためのロマンティックな作品を集めたもの。
ロベルト・シューマンの有名作、素晴らしい作品ながら知られておらず、今回が初めての録音と思われるヴァルナーの「3つの小品」、逆にこの作品のみで知られるドラニシニコヴァの「詩曲」を収録。
さらにエルガーの「愛の挨拶」とクララ・シューマンの「3つのロマンス」という、ヴァイオリンのために書かれた作品も軽やかな味わいで演奏しています。
さらっとした歌いまわしでメロディラインの美しさを十二分に表現する手腕は、新しい世代の器楽奏者らしい素晴らしいもの。
共演はキューバ出身のピアニストで、ソロやアンサンブルで既に高い評価を得ているホルヘ・ゴンサレス・ブアハサン。
|
| . |
|
|
『FIGARO - SI!』 ~フロリアン・センペイ(バリトン)
ミンコフスキ(指揮)&ボルドー・アキテーヌ国立管
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868): アリアと二重唱
歌劇《セビリアの理髪師》より
1. アリア「私は町の何でも屋」(フィガロ)
2. 二重唱「言ってください、フィガロさん/それでは私なのね」
(ロジーナ、フィガロ) 歌劇《絹のはしご》より
3. アリア「恋は甘く」(ジェルマーノ) 歌劇《チェネレントラ》より
4. 二重唱「重要な秘密を」(ダンディーニ、ドン・マニフィコ)
歌劇《セビリアの理髪師》より
5. 序曲 歌劇《アルジェのイタリア女》より
6. 合唱「万歳、偉大なカイマカン」
7. 二重唱「運命の悪戯には」(イザベッラ、タッデーオ)
8. 序曲 歌劇《なりゆき泥棒》より
9. アリア「なんという運命、なんたる偶然」
(ドン・パルメニオーネ、マルティーノ) 歌劇《オリー伯爵》より
10. エール「この人けのない場所には」(ランボー) |
フロリアン・センペイ(バリトン)
カリーヌ・デエ(メゾソプラノ)...2、7
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)...4
ヨアン・デュブリュク(バリトン)...9
ボルドー国立歌劇場合唱団...6-10
サルヴァトーレ・カプート(合唱指揮)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
マルク・ミンコフスキ(指揮) |
録音: 2021年1月 ボルドー国立歌劇場
【話題のバリトン、センペイ、ミンコフスキのサポートを得たソロ・デビューCDは定評あるロッシーニ!】
2009年、ボルドー国立歌劇場での《魔笛》のパパゲーノ役でデビューしたフロリアン・センペイ。その後はヨーロッパ各地の劇場で活躍し、特に《セビリアの理髪師》のフィガロを当たり役として、2020年2月の新国立劇場公演でも見事な歌唱を披露しました。
そんな彼の待望のソロ・アルバムが、縁の深いボルドー国立歌劇場のオーケストラと、総監督マルク・ミンコフスキのサポートを得て登場。自家薬籠中のロッシーニのナンバーに活き活きとした生命力を与え、その魅力を十二分に伝えてくれます。
|
|
|
次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.1
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調
K. 207
(カデンツァ: ステファン・ワーツ)
4-6. ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K. 246
「リュッツォウ」
(カデンツァ: ジャン・チャクムル)
7-8. ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K. 495
(カデンツァ: イヴォ・ドゥドラー) |
ステファン・ワーツ(ヴァイオリン)...1-3
ジャン・チャクムル(ピアノ)...4-6
イヴォ・ドゥドラー(ホルン)...7-8
カメラータ・シュヴァイツ
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2021年3月 オーバーシュトラース教会、チューリヒ
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。
第1弾には、2014年メニューイン国際コンクールの覇者、オランダのステファン・ワーツ、2018年浜松国際ピアノコンクールの覇者、トルコのジャン・チャクムル、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ホルン奏者、スイス出身のイヴォ・ドゥドラーが登場。若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術力と個性的な表現を聴かせてくれます。
カデンツァもそれぞれ自作を披露。
|
| |
|
|
次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.2
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調
K. 216
(カデンツァ: サム・フランコ)
4-6. ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
(カデンツァ: テオ・プラート)
7-9. ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 K. 175
(カデンツァ: メロディ・チャオ) |
ジユ・ヘ(何子毓) (ヴァイオリン)...1-3
テオ・プラート(ファゴット)...4-6
メロディ・チャオ(趙梅笛) (ピアノ)...7-9
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2021年6月 オルケスターハウス、ザルツブルク
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。
第2弾には、2016年ユーディ・メニューイン国際コンクールの覇者、中国のジユ・ヘ、hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)首席ファゴット奏者で既にソロ・アルバムの発売もある、ドイツのテオ・プラート、こちらもCD発売歴は既に長く、2021年にはハイドンのピアノ協奏曲全集(CPO
555400)もリリースした中国系でスイス出身のメロディ・チャオらが登場。
若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術力と個性的な表現を聴かせてくれます。
カデンツァはジユ・ヘがサム・フランコ作のもの、プラートとチャオはそれぞれ自作を披露しています。
|
| |
|
|
ヴェロニク・ジャンスvsサンドリーヌ・ピオー
『ライヴァルたち』 ~
フランス・オペラ、オペラ・コミークからのエールと二重唱
ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729-1817):
1. 歌劇《美しきアルセーヌ》(1773) より
エール「ここはどこ?」(アルセーヌ)
ジャン・フレデリック・エデルマン(1749-1794):
2. 歌劇《ナクソス島のアリアーヌ》(1782)
より
情景「でも テゼはいない」(アリアーヌ)
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
3. 歌劇《シピオーネの慈悲》(1778) より
二重唱「なんて不幸なの!何ですって?」(アルシンダ、ルチェイオ)
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):
4. 歌劇《皇帝ティートの慈悲》(1752)
より
アリア「あなたの顔を 優しい風が」(セスト)
5. 歌劇《アルセスト》(1776) より
エール「ステュクスの神々」(アルセスト)
ルイ=リュック・ロワゾー・ド・ペルスュイ(1769-1819):
6. 歌劇《ファニー・モルナ》(1799) より
エール「おお、聖なる守護神よ」(ポーリーヌ)
アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ(1741-1813)
7. 歌劇《有り余る富》(1782) より
エール「幼い頃から 私たち2人は」(ロゼット)
ルイジ・ケルビーニ(1760-1842):
8. 歌劇《デモフォン》(1788) より
情景「少しだけ 彼女が祭壇に」(ディルセ、イルシーユ)
アントニオ・サッキーニ(1730-1786):
9. 歌劇《ルノー》(1782)
エール「野蛮な愛 心の暴君よ」(アルミード)
グレトリ:
10. 歌劇《オーカッサンとニコレット》(1779)
エール「私の大切な想い人」(ニコレット)
ニコラ ダレラック(1753-1809):
11. 歌劇《カミーユ あるいは地下牢》(1791)
二重唱「不幸な者の守護者たる天よ」(カミーユ、アドルフ) |
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)...
2、3、5、7、8、9、11
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)...
1、3、4、6、8、10、11
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(指揮) |
録音: 2021年6月21-22日 サン=ミシェル=アン=ティエラルシュ修道院、フランス東北部
【フランス声楽界の女王が競演!パリで人気を博した古典派歌劇の世界】
バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、録音はもちろんヨーロッパ各地の歌劇場にひっぱりだこのジャンスとピオーという2人が、ショーヴァンという理想的なパートナーと共に作り上げた、録音希少レパートリー満載のアルバム。
それぞれのソロはもちろん、デュオでのダイナミックな表現はまさに女王の風格といえるものです。
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュの溌溂とした演奏も花を添えており、たいへん聴き応えのあるアルバムとなっています。
|
| . |
|
|
アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
ボノンチーニ兄弟:チェロと通奏低音のためのソナタ集
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
1-4. シンフォニア ト短調
アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
5-8. ソナタ ト長調
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:
9-11. ソナタ イ短調
12-15. シンフォニア ニ長調
アントニオ・マリア・ボノンチーニ:
16-18. ソナタ・ダ・カメラ イ長調「ラ・コモディーナ」
19-22. ソナタ 第4番
23-25. シンフォニア・ペル・カメラ ハ短調 |
アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
マルコ・チェッカート(チェロ)
シモーネ・ヴァッレロトンダ(テオルボ)
アンナ・フォンターナ(チェンバロ)
レベカ・フェルリ(チェロ/通奏低音) |
録音: 2020年1月 聖フランチェスコ修道院、 コーリ(イタリア中部ラツィオ州ラティーナ県)
【イタリア屈指の俊才が解き明かす「兄ジョヴァンニだけではない」ボノンチーニのチェロ芸術】
近年ますます研究が進むとともに、抜群の腕前を誇る名手たちも続々登場、刺激が絶えることのないバロック・チェロの世界。
現代でいう「チェロ」の標準形が定まる前の、イタリア17世紀~18世紀初頭における低音弦楽器向け独奏曲の研究はとりわけ熱い領域の一つで、ヴィヴァルディの有名なソナタ集以前にどれほど魅力的なチェロ音楽の世界があったかが徐々に明らかになりつつあります。
ここではイタリア古楽界を低音域から支える多忙な俊才の一人マルコ・チェッカートが、リ・インコーニティの中心メンバーでもあるアンナ・フォンターナや異能撥弦集団イ・バッシフォンディの名手シモーネ・ヴァッレロトンダといった強力な共演陣を迎え、近年にわかに解き明かされつつあるボノンチーニ兄弟のチェロ音楽世界の面白さをじっくり紹介。
兄ジョヴァンニ・ボノンチーニは後年ヘンデルの好敵手としてロンドンでも活躍しましたが、実は17世紀のうちからイタリアを席巻していた早熟の天才でした。
弟アントニオ・マリアも兄に劣らぬ俊才ぶりで、早くに亡くなったもののウィーンの皇室でも抜擢された他、やはりロンドンでも曲集が刊行されるなど国際的名声を博しました。
兄弟は弦楽芸術の一大拠点だったモデナ出身で、特に兄はチェロ奏者としても卓越した腕前を誇っていましたが、近年まで彼のチェロ作品とされるものは歿後出版されたイ短調のソナタ1曲しか知られておらず、本盤では近年発見された17世紀末作曲のシンフォニア2曲をチェッカートの名演で味わえる点も大きな魅力。
弟は兄の作品のさらに上をゆく技巧性で奏者の腕前を際立たせる内容で、フックス楽長時代のウィーンの音楽世界の奥深さも垣間見えます。聴きどころの尽きないAlphaならではの古楽器アルバムです。

|
|
|
古代の理想郷に暮らす羊飼いの青年が
「栗毛(ブリュネット)の君よ」と歌いかけることから「ブリュネット」と総称される曲
『おお、わが麗しの栗毛の君』
~フランス・バロックのブリュネットの世界~
1. 作曲者不詳: ああ行ってしまったのか、麗しき栗毛の君
~クリストフ・バラール(1641-1715)編
『ブリュネットまたは小恋歌集 第2巻』(1704)より
2. 作曲者不詳: 見目麗しき羊飼いティルシスは
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第1巻』(1703)より
3. ジャック・コシュロー(1680 - -1734):
嘆くがよい、わがミュゼットよ ~『真面目な歌、酒の歌』(1714)より
4. 作曲者不詳: 音を潜めよ、わがミュゼットよ
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第2巻』(1704)より
5. マラン・マレ(1656-1728):
プレリュード ~『ヴィオール曲集 第3巻』(1711)より
6. 作曲者不詳: ある日、ぼくのクロリスは
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第1巻』(1703)より
7. マレ: サラバンド ~『ヴィオール曲集
第3巻』(1711)より
8. マレ: ロンド式ガヴォット ~『ヴィオール曲集
第3巻』(1711)より
9. 作曲者不詳: もう恋なんてしたくない
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第1巻』(1703)より
10. ジャック=マルタン・オトテール(1673-1763):
前奏曲 ト短調 ~『前奏曲の技法』(1719)より
11. 作曲者不詳: セーヌ川のほとりで
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第2巻』(1704)より
12. ロベール・ド・ヴィゼー(1650-1725):
シャコンヌ
~『テオルボないしリュートのための作品集』(1716)
所収の組曲 イ短調より
13. ジョゼフ・ヴァレット・ド・モンティニ(1665-1738):
おさまれ、ぼくの苦悩よ
~『真面目な歌と酒の歌による曲集』(1713)より
14. 作曲者不詳: それはよくない、若きリゼットよ
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第1巻』(1703)より
15. フランソワ・クープラン(1668-1733):
田園詩
~『クラヴサン曲集 第2巻』(1717)所収の第6組曲より
16. 作曲者不詳: 一人のスペイン人がいて、玉葱を商っておりました
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第3巻』(1711)より
17. ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):
鳥たちの合奏(囀り) ~『クラヴサン曲集
第1巻』(1724)より
18. 夜啼鶯たちは、その優しい囀りで
~バラール編『ブリュネットまたは小恋歌集
第2巻』(1704)より
19. ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737):
山鳩のつがい ~『横笛のためのコンセール集』(1724)より
20. フェロネリー氏(詳細不明):
時よ、しばし留まれ ~『真面目な歌、酒の歌』(1719)より |
ア・ノクテ・テンポリス
(声楽&古楽器アンサンブル)
レイナウト・ファン・メヘレン(オートコントル)
アンナ・ベッソン
(フラウト・トラヴェルソ、
宮廷ミュゼット〔=鞴式バグパイプ〕)
ミリアム・リニョル
(バス・ド・ヴィオール、
ドシュ・ド・ヴィオール
〔=低音&高音ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
シモン・リンネ(テオルボ)
ロリス・バリュカン(クラヴサン〔=チェンバロ〕) |
録音: 2021年2月、シント・トライデン(ベルギー)
【フランス・バロックの貴族社会を彩った恋の歌。名手たちが当時の傑作器楽曲を交えて伝える機微】
文化百般に通じた絶対君主ルイ14世のもと、前世紀以来の高雅な宮廷歌曲(エール・ド・クール)が発展、王室音楽総監督リュリもフランス語の韻文を鮮やかに音楽化し傑作フランス語オペラを続々発表した17世紀フランス。
しかし上流階級の人々はそうした堅固な芸術様式ばかりでなく、他愛ない恋物語を短くシンプルな詩句に歌い込んだ、より軽く短い歌も喜んで愉しんでいました。
古代の理想郷に暮らす羊飼いの青年が「栗毛(ブリュネット)の君よ」と歌いかける設定の歌が多いためブリュネットと総称されるようになったこの曲種は、王室勅許のもと楽譜出版を任されていたバラール出版局から3度にわたり集大成的曲集が編まれたほど人気があり、今に伝わります。
このアルバムはクープランやマレなど同時代の王室周辺で活躍した名手たちの器楽作品を交え、ブリュネットの名品の数々をフランス・バロック後期の宮廷音楽世界に文脈づける試み。
さまざまなバロック・オペラや教会音楽・歌曲の解釈にすぐれ人気絶頂の名歌手ファン・メヘレンを中心に、器楽ではジャン・ロンドーのアンサンブルであるネヴァーマインドで活躍する横笛奏者アンナ・ベッソン、バッハの無伴奏チェロ組曲をフランス式にヴィオールで録音したミリアム・リニョルら4人の俊才が機微鮮やかな演奏を聴かせます。
驚くほど巧みなアンサンブルで彼らが支えるファン・メヘレンの美声にも酔いつつ、知られざるフランス・バロックの素顔に迫れるALPHAならではの好企画盤です。
|
| |
|
|
2021年エリザベート王妃コンクールの覇者、ジョナタン・フルネル
ブラームス:
ピアノ・ソナタ 第3番、ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
1-27. ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
Op. 24
28-32. ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調
Op. 5 |
ジョナタン・フルネル(ピアノ) |
録音: 2021年5月 サル・ド・ミュジーク、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
【2021年エリザベート王妃コンクールの覇者、ジョナタン・フルネルによるブラームス】
務川慧悟と阪田知樹の入賞で、日本でも大きく沸いた2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門。
ここで優勝したのみならず、マチルド王妃賞、聴衆賞も受賞したジョナタン・フルネルによるブラームスがALPHAから登場です。
1993年にフランスのサールブールに生まれた彼ですが、ブラームスへの憧れはこの数年どんどん大きくなってきており、特にこの2曲が持つピアノの音色の奥深さと壮大さを顕わにする驚くべき手法への愛着は大きく、デビュー・アルバムの演目とすることは自然の成り行きだったとのこと。
それは彼のダイナミックな演奏ぶりともたいへんマッチしており、国民性や時代性を超えた現代の若い世代ならではの、グローバルで幅広い表現を聴かせてくれます。
エリザベート・コンクール最終ラウンドで第1位を勝ち取ったのもブラームスのピアノ協奏曲第2番。ヘンデル変奏曲もこのコンクールでも披露しており、そのライヴも発売されております(QEC2021)が、ここに収録されているのはコンクール前に行われたセッション録音です。

|
|
|
名手ヘルムヒェンが19世紀のベヒシュタインで
シューマン: 8つのノヴェレッテ、暁の歌
クララ・シューマン: 音楽の夜会 より
1-8. ロベルト・シューマン(1810-1856):
8つのノヴェレッテ Op. 21
1. I. Markiert und kraftig
2. II. Auberst rasch und mit Bravour
3. III. Leicht und mit Humor
4. IV. BallmaBig. Sehr munter
5. V. Rauschend und festlich
6. VI. Sehr lebhaft, mit vielem Humor
7. VII. AuBerst rasch
8. VIII. Sehr lebhaft
9-11. クララ・シューマン(1819-1896):
音楽の夜会 より
9. No.2 Notturno. Andante con moto
10. No.5 Mazurka. Con moto
11. No.1 Toccatina. Presto
12-16. ロベルト・シューマン: 暁の歌 Op.
133
12. I. Im ruhigen Tempo
13. II. Belebt, nicht zu rasch
14. III. Lebhaft
15. IV. Bewegt
16. V. Im Anfange ruhiges, im Verlauf
bewegtes Tempo |
マルティン・ヘルムヒェン
(フォルテピアノ/
ベヒシュタイン1860年製、
クリス・マーネ・コレクション) |
録音: 2021年 ゼンテザール、ブレーメン、ドイツ
【名手ヘルムヒェンが19世紀のベヒシュタインを自在に操り、シューマン本来の響きを追求!】
「子供の情景」「クライスレリアーナ」に続き1838年に生み出された「8つのノヴェレッテ(短編小説の意)」は、第8番を除けば概ね小品ながらも、全体で大きな幻想的物語を紡ぐような、ロベルト・シューマン絶頂期の傑作。
「暁の歌」は彼が精神的錯乱を起こす数カ月前に作曲され、自身の手によって出版された最後の作品であり、夜明けに心の中を巡る様々な感情を音楽で表現したものと言われます。
これらロベルトの作品に、クララ・シューマンがロベルトと恋愛関係になったとされる1835年に作曲した「音楽の夜会」から3曲を収録。
ヘルムヒェンは彼らが活躍した時代に近い19世紀のベヒシュタインを用い、インスピレーション溢れる多彩な表現で、これらの作品本来の響きを堪能させるとともに、その音楽的充実度の高さに改めて気付かせる、素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

|
|
|
『波と影』 ~弦楽九重奏によるドビュッシー:海
他
コレクティフ9
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
1. 練習曲 第4番 ~練習曲集 第1巻 より
2. 雪の上の足跡 ~前奏曲集 第1巻 より
3. パスピエ ~ベルガマスク組曲 より
4. 月の光 ~ベルガマスク組曲 より
ルナ・パール・ウールフ(1973-):
5. コンタクト
ドビュッシー:
6-8. 海
6. I. 海上の夜明けから真昼まで
7. II. 波の戯れ 8. III. 風と海との対話
※ドビュッシー作品の編曲は全てティボー・ベルタン=マギによる |
コレクティフ9 (4Vn、2Va、2Vc、1Cb) |
録音: 2021年9月13-15日 サン=オーギュスタン教会、ミラベル、ケベック、カナダ
【弦楽合奏が生む新鮮な色彩感で聴くドビュッシー!】
マーラー作品の編曲を収めたアルバム(ALPHA770)で大きな話題を集めたモントリオールの弦楽九重奏アンサンブル、コレクティフ9によるドビュッシーほか。
ドビュッシー作品の編曲は全て、コントラバスを担当するメンバーのベルタン=マギによります。
「雪の上の足跡」の静謐な味わい、コラールのフレーズが帯びる美しさなど、なるほどと思わせる上手い編曲で、ピアノとはまた一味違う色彩を帯びているのがなんとも魅力的。
また「月の光」の編曲は、冨田勲のモーグ・シンセサイザー版へのオマージュとなっています。
アメリカの女性作曲家ルナ・パール・ウールフによる「コンタクト」は、クジラの親子が水中で呼び合う声にインスパイアされた、コレクティフ9のためのオリジナル作品。
|
|
|
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)&エストニア祝祭管弦楽団
『ESTONIAN PREMIERES』~現代エストニアの管弦楽作品
1-3. トヌ・クルヴィッツ(1969-): To The
Moonlight 月の光に (2020)
4. ウロ・クリグル(1978-): Chordae コルダ
(2013)
5. ヘレナ・トゥルヴェ(1972-):L'ombre derriere
toi 影はあなたの後ろに (2011)
6. タウノ・アインツ(1975-): Ouverture Estonia
序曲エストニア (2014)
7. クリグル: The Bow ザ・ボウ (2021)
8. レポ・スメラ(1950-2000):Olympic Music
I オリンピック・ミュージック I (1980) |
マテ・スーチュ(ヴィオラ)
インドレク・レイヴァテギヤ(チェロ)
マリウス・ヤルヴィ(チェロ)以上5
エストニア祝祭管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2012年7月-2021年7月 パルヌ・コンサート・ホール、エストニア
【パーヴォ・ヤルヴィが紐解く、現代エストニアを代表する管弦楽作品の魅力】
パーヴォ・ヤルヴィが生まれ故郷エストニアで開始したパルヌ音楽祭をきっかけに、2011年に創設されたエストニア祝祭管弦楽団。
ALPHAからの3枚目のアルバムは、エストニアを代表する5人の作曲家の作品集です。
詩的かつ情景的な作風で知られるトヌ・クルヴィッツが、世界的パンデミックで人々が孤独にさらされた2020年、パーヴォ・ヤルヴィに献呈した「To
The Moonlight」は「管弦楽のための3つのブルース」の副題を持ち、ブルースのイディオムを用いつつ、困難の時代を生きる人々の心情を表し、またこれに寄り添う美しさを湛えた作品となっています。
管弦楽作品からエレクトロニクス、映画音楽などでも知られるウロ・クリグルによる「Chordae」は元々古代ギリシャ語とラテン語から取った表題に、「和音」、楽器の「弦」、「同意」など様々な言語に引っかけた意味を含ませており、多くの音が重なり合って作られる様々な和音やリズムが次々と現れるドラマティックな作品。また「The
Bow」も、「お辞儀」や楽器の「弓」など様々な意味を含むタイトルを持つ力強く美しい作品。
いずれもパーヴォ・ヤルヴィに捧げられています。グレゴリオ聖歌や東洋音楽から影響を受けているエレナ・トゥルヴェによる「L'ombre
derriere toi」は、3つのヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のために書かれた作品で、ここではヴィオラと2つのチェロがソロをとって演奏されます。
オペラなど舞台作品が有名なタウノ・アインツの「序曲エストニア」は、2012年にエストニアの詩人ジャン・ペクの「Mu
isamaa(我が祖国)」に作曲した際に、その詩から受けた印象を管弦楽で表現したというもの。
エストニアで最も重要な交響曲作曲家とされるレポ・スメラによる「オリンピック・ミュージック
I」は、1980年モスクワ・オリンピックの際、タリンで開催されたヨット・レースのオープニングのために作曲されました。
いずれも調性的で聴きやすいながらも刺激的な作品で、まだまだ知られざるエストニア音楽界の奥深さを教えてくれるアルバムです。
 |
|
|
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
モーツァルト: ピアノ協奏曲17、24
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K. 491
1 I. Allegro (カデンツァ...ガブリエル・フォーレ)
2 II. Larghetto 3 III. Allegretto
4-6. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K. 453
4 I. Allegro 5 II. Andante
6 III. Allegretto - Presto: Finale |
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
イェヴレ交響楽団
フランソワ・ルルー(指揮) |
録音: 2021年9月 イェヴレ、スウェーデン
【ル・サージュが満を持しておくるモーツァルトの協奏曲】
フランス音楽のスペシャリストとしてはもちろん、ドイツ音楽の解釈でも定評があり、シューマンやブラームスの体系的録音で高く評価されているエリック・ル・サージュ。
意外にもモーツァルトに関しては、これまでフランク・ブラレイとのデュオやアンサンブルでしか録音を行ってきませんでしたが、今回ついに、盟友フランソワ・ルルーのサポートを得た2つの協奏曲が登場します。
古典派における短調協奏曲の傑作第24番では、フォーレによるカデンツァを使用しているのがル・サージュらしいところ。演奏はピリオド・アプローチとは言えませんが巨匠風の重たいものでもない、様々な解釈を越えて全くのオリジナルにまとめ上げた、まさにル・サージュならではのもの。
軽やかさと伸びやかさ、力強さと抒情性の絶妙なバランスが素晴らしい、聴き応えたっぷりで後味の良い演奏に仕上がっています。

|
|
|
室内楽編成によるシェーンベルクとベルク作品
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
1-5. 浄夜 Op. 4
(エドゥアルト・シュトイアーマン〔1892-1964〕編曲/
ピアノ三重奏版)
6-10. 室内交響曲 第1番 Op. 9
(アントン・ウェーベルン〔1883-1945〕編曲/五重奏版)
アルバン・ベルク(1885-1935):
11. ピアノ・ソナタ ロ短調 Op. 1
(ティム・ミューレマン〔1993-〕編曲/五重奏版)
12. アダージョ ~室内協奏曲
(作曲者自身の編曲によるクラリネット、
ヴァイオリン、ピアノの三重奏版) |
ヘット・コレクティーフ
トーン・フレット(フルート、ピッコロ)...6-11
ジュリアン・エルヴェ(クラリネット)...6-12
ヴィバート・アーツ(ヴァイオリン)
マルテイン・フィンク(チェロ)...1-11
トーマス・ディールチェンス(ピアノ) |
録音: 2020年12月-2021年9月 ベルギー
【際立つ緊張感としなやかさ、シェーンベルクとベルクの作品を室内楽編成で】
もともと小さな編成のために書かれている、シェーンベルクの「浄夜」「室内交響曲」やベルクの「室内協奏曲」といった作品を3~5名という極小編成に編曲したものと、逆にベルクのピアノ・ソナタを五重奏へと拡大した編曲版を収録したアルバム。
いずれの作品でもテクスチャがより明確になっており、近現代作品の解釈に長けたヘット・コレクティーフらしい高い緊張感としなやかさを併せ持った演奏が、原曲とは一味違った魅力を最大限引き出しています。

|
|
|
『ユリスのごとく旅する者の幸せよ』
~フランスの詩聖ジョアシャン・ド・ベレーと
16世紀の作曲家たち~
1. ディディエ・ル・ブラン(生歿年不詳、1575-1585頃活躍):
誰が言葉を貸してくれよう
2. クワル(朗読): ユリスのごとく旅する者の幸せよ
3. ジャック・アルカデルト(1507-1568):
わたしが恋をしていた頃
4. アルカデルト: わたしが恋をしていた頃(器楽による演奏)
5. オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
寒く暗い夜が
6. ラッスス: おお弱き心よ、そんなに傷を負って
7. ル・ブラン: 見た目だけはノミや絵筆で取り繕えようが
8. ニコラ・ゴンベール(1495-1556):
羨望を越えて(器楽による演奏)
9. アルカデルト: わが貴婦人よ、もしあなたがご自身ばかりを
10. コルネーユ・ド・モンフォール(1530-1610):
わが貴婦人よ、もしあなたがご自身ばかりを
作曲者不詳(ピエール・アテニャン〔1494-1551〕編):
ブランル(器楽による演奏)
ジャン・シャルダヴォワーヌ(1538-1580):
わが貴婦人よ、もしあなたがご自身ばかりを
11. アルカデルト: この心地良き月に
12. アルカデルト: この心地良き月に(器楽による演奏)
13. ニコラ(詳細不詳、1558年の曲集より):
この心地良き月に
14. コルネリス・フェルドンク (1563-1625):
ただひとり、物思いに沈み
15. クワル(朗読):
わたしに夜が短く、昼はあまりにも長く感じる
16. ジャン・ド・カストロ(1540-1611):
わたしに夜が短く、昼はあまりにも長く感じる
17. フェルドンク: 美徳に貫かれた人間は豊かである
18. 作曲者不詳(アテニャン編): パヴァーヌ(器楽による演奏)
19. アントワーヌ・ド・ベルトラン(1540-1581):
この目が潤うのは
20. クワル(朗読): 足取りは重く、俯きがちに
21. カストロ:
ごきげんよう、どうかこの死せる季節に負けず
22. アルカデルト:
この上ない幸運に、わたしが恵まれようという時に
23. クレマン・ジャヌカン(1485-1558):
かけがえなく高貴な樹を見たいなら
24. アルカデルト: 隠し切れません、お慕いする気持ちを
25. アルカデルト: その古きこと、天地創造まで遡るほど |
ドゥース・メモワール(古楽器&声楽アンサンブル)
クワル(朗読)- 2、15、20
カミーユ・フリッチュ(ソプラノ)
オリヴィエ・コワフェ(アルト=カウンターテナー)
ユーグ・プリマール、
フランソワ=オリヴィエ・ジャン(テノール)
マルク・ビュネル(バス)
フローラン・マリー
(8コース・リュート、
4コース・ルネサンスギター)
バティスト・ロマン(ルネサンス・ヴァイオリン、
リラ・ダ・ブラッチョ)
セバスティアン・ヴォネール(ルネサンス・スピネット)
ドゥニ・レザン・ダドル(アルト&テノール・リコーダー、指揮) |
録音: 2022年1月 ジャン・リュルサ現代タピスリー美術館、アンジェ(フランス)
【早世の詩聖デュ・ベレーがルネサンス期の作曲家たちに与えた音楽的霊感に迫る、Alphaならではの好企画!】
フランス・ルネサンスの詩人といえば、同時代の作曲家たちの他ラヴェルやプーランクなど近代作曲家たちもその詩に作曲したピエール・ド・ロンサール(1524-1585)が有名ですが、このロンサールと交流を持ち、知識人の文語だったラテン語ではなくフランス語で詩作した7人の重要詩人たちが「プレイヤッド(すばる=七星に例えた同時代の優れた詩人7人)」と呼ばれ、文学史では重視されてきました。
中でも早くからロンサールと知遇を得ていたジョアシャン・デュ・ベレー(1522-1560)は、1549年に『フランス語の擁護と顕揚』を著しラテン語に劣らぬフランス語の洗練と重要性を説きつつ、美しい詩作の魅力で宮廷人たちに高く評価されました。
作品は音楽家たちにも注目され、フランドル楽派のアルカデルトやラッススら音楽史上名高い重要作曲家が曲をつけた例も少なくありません。
フランス中部トゥールを拠点に、古楽研究と筋の通った演奏実践を続けるドゥース・メモワールは今回、デュ・ベレーの詩にもとづく多様な同時代作曲家たちの作品を厳選。
詩句の味わいを活かしながら抜群の古楽歌唱を聴かせる声楽陣、素朴にして妖艶な音色が美しい古楽器奏者たちが織りなす多様な編成で、詩の洗練を大前提とした16世紀フランス声楽の美の真相に迫ります。
ア・カペラ編成でも独唱でも歌われる多声シャンソンや器楽演奏に加え、古楽器の伴奏に乗せフランス語ラップ界の俊才クワルが端正に聴かせるデュ・ベレー作品の朗読も絶美。
文学的洗練の音声的側面を、世界的古楽グループの入念なプログラムで堪能できるAlphaならではの充実盤に仕上がっています。

|
|
|
『ゲタリー』 ~バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)ほか
1. フィリップ・グラス(1937-)/リーズ・ボレル(1993-)編曲:
Invitation ~映画『フォッグ・オブ・ウォー』
より
2. ダヴィッド・シャルマン(1980-): ゲタリー
...世界初録音
3. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
水族館(ソロ・ピアノ版) ~『動物の謝肉祭』
より
4. アルベルト・イグレシアス(1955-):
O Night Divine ~映画『O Night Divine』
より
5-7. モーリス・ラヴェル(1875-1937)/ルカ・アンリ編曲:
ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)
8. アルベルト・イグレシアス:
Piano Bar y coro infantil (≪ Salvador
≫)
~映画『ペイン・アンド・グローリー』
より
9. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ロシアの踊り ~『ペトルーシュカ』 より
10. ホセ・アントニオ・ドノスティア(1886-1956):
悩み ~『21のバスク風前奏曲』 より
11. イサーク・アルベニス(1860-1909):
海辺にて ~『旅の思い出』 より
12. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
未開人 ~『新クラヴサン組曲集』 より
13. パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):
ピエールと子守歌 Op. 17
14. フランソワ・クープラン(1668-1733):
バスク人 ~『クラヴサン曲集第2巻』
より
15. アルマン・アマール(1953-):
ゲルシュタインのテーマ(ヴァイオリンとピアノ版)
~映画『ホロコースト-アドルフ・ヒトラーの洗礼-
(Amen.)』 より
16. マックス・リヒター(1966-)/
ドミトリー・スミルノフ(1994-)編曲:
Andante/Reflection (End Title) ~
映画『戦場でワルツを』 より
17. イーグルス/ニコラ・ヴォルムス編曲:
ホテル・カリフォルニア
18. ラ・ファム/ニコラ・ヴォルムス編曲:
Sur la planche |
オーレル・マルタン(ピアノ、芸術監督)
ドミトリー・スミルノフ(ヴァイオリン)...
5-7、13、15、16
アドリエン・ボワソー(ヴィオラ)...5-7、16
カロリーヌ・シプニエフスキ(チェロ)...5-7、16
セレスタン・ゲラン(トランペット)...5-7
マチルド・カルデリーニ(フルート)...5-7
アモリ・ヴィデュヴィエ(クラリネット)...5-7
ニコラ・ラモト(打楽器)...5-7
ドミ・エモリーヌ(アコーディオン)...5-7
ヴィクトル・ジャコブ(指揮)...5-7 |
録音: 2022年4月 ラ・ファブリク・ド・オンド、サンペー=シュル=ニヴェール、フランス
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。
メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。
そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。
ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur
la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。

|
|
|
バーバラ・ハンニガン登場!
マーラー: 交響曲第4番、ベルク: 初期の7つの歌
アルバン・ベルク(1885-1935):
1-7. 初期の7つの歌
(レインベルト・デ・レーウ[1938-2020]編曲)
1. I. 夜 2. II. 葦の歌
3. III. 夜鳴き鶯(ナイチンゲール)
4. IV. 夢を抱いて 5. V. この部屋で
6. VI. 愛の賛歌 7. VII. 夏の日々
8-11. 4つの歌曲 Op. 2 (ヘンク・デ・フリーヘル[1953-]編曲)
8. I. 眠る 眠るほかには なにもない
9. II. 眠ったままの私は
10. III. いまや もっとも強い巨人を倒し
11. IV. 暖かな 風が吹き
グスタフ・マーラー(1860-1911):
12-15. 交響曲第4番 ト長調
(エルヴィン・シュタイン[1885-1958]編曲)
12. I. Bedachtig, nicht eilen
13. II. In gemachlicher Bewegung,
ohne Hast
14. III. Ruhevoll, poco adagio
15. IV. Sehr behaglich |
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)...1-7、15
ラウル・ステファニ(バリトン)...8-11
カメラータRCO
ロルフ・フェルベーク(指揮) |
録音: 2021年4月30日 デ・ドゥーレン、ロッテルダム、オランダ
(無観客ライヴ)
【小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末】
主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。
ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。
マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。
ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。
2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。
このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。
今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。
 |
|
|
次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.3
バックはハワード・グリフィス(指揮)&ウィーン放送交響楽団
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調
K. 218
(カデンツァ...ヨーゼフ・ヨアヒム)
4-6. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K. 313
(カデンツァ...ジョセフィーヌ・オレック)
7-9. ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K. 238
(カデンツァ...スリマ・ストラヴィンスキー
[第1楽章]、モーツァルト[第3楽章]) |
ルズヴィ・グディム(ヴァイオリン)...1-3
ジョセフィーヌ・オレック(フルート)...4-6
ジェネバ・カネー=メイソン(ピアノ)...7-9
ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2022年3月 カジノ・バウムガルトナー、ウィーン...1-6 オーストリア放送スタジオ6/大ホール、ウィーン...7-9
【次世代ヴィルトゥオーゾたちによるモーツァルト第3弾は、粒ぞろいの名手が集結!】
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ第3弾。
ルズヴィ・グディムはオスロ出身でジュリアード音楽院に学び、ユーディ・メニューイン国際コンクールなど数多くのコンクールに入賞、イツァーク・パールマン、クリスティアン・テツラフを始め数多くの巨匠たちと共演を重ねている俊英。
ジョゼフィーヌ・オレックはフランス出身で2017年よりロッテルダム・フィルの首席フルート奏者を務め、2019年にはカール・ニールセン国際音楽コンクールで優勝し、Es-durやORCHIDといったレーベルから既にソロ・アルバムもリリースしています。
ジェネバ・カネー=メイソンはイギリス出身で音楽一家に育ち(チェリストのシェク・カネー=メイソンは兄)、数多くのコンクールに入賞しヨーロッパ各地で活躍している2003年生まれの若きピアニスト。
才能豊かな3人による演奏が楽しめます。
|
| |
|
|
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番、ピアノ五重奏曲「鱒」
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.
99 D 898
5-9. ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 D 667 |
ブッシュ三重奏団
マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)
オリ・エプスタイン(チェロ)
オムリ・エプスタイン(ピアノ)
ダニエル・パルミツィオ(ヴィオラ)...5-9
ナオミ・シャハム(コントラバス)...5-9 |
録音: 2020年12月、2021年1月 ムジークハーフェン、ザーンダム、オランダ
【ブッシュ三重奏団によるシューベルト第2弾、「鱒」登場!】
2012年にロンドンで結成されたブッシュ三重奏団。メンバーのマティウがアドルフ・ブッシュの所有していたグァダニーニのヴァイオリンを使用していることから、この名ヴァイオリニストの名前を冠しています。
ALPHAレーベルで、ドヴォルザークのピアノを含む室内楽作品全集を完結させた彼らが、続いて取り組んでいるシューベルトの第2弾。
「冬の旅」などと同時期の作品ながら伸びやかな美しさを湛えたピアノ三重奏曲第1番、二十代前半に書かれ活き活きとした曲想と親しみやすいメロディで広く人気のピアノ五重奏曲「鱒」を収録。
彼ららしく起伏に富んだ瑞々しい演奏で、これらの作品の魅力を最大限引き出しています。「鱒」で共演のダニエル・パルミツィオは数々のコンクールで入賞し、ソリストとして活躍するヴィオラ奏者、指揮者。
バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(ヴィオラ版)とブラームスのヴィオラ・ソナタを集めた録音(ZefirRecords)などで高く評価されています。
ナオミ・シャハムはゲヴァントハウス管のコントラバス奏者を経て、ブタペスト祝祭管、マーラー・チェンバー、ウエスト・イースト・ディヴィアン管などで活躍しています。

|
| |
|
|
デュティユー、デュサパン: チェロ協奏曲
1-5. アンリ・デュティユー(1916-2013):
チェロ協奏曲「遙かなる遠い国へ」
6. パスカル・デュサパン(1955-):
チェロ協奏曲「アウトスケイプ」(改訂版)*
*...世界初録音 |
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
フランス国立管弦楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)...1-5
クリスティーナ・ポスカ(指揮)...6 |
録音: 2021年2月4日...6、2022年2月17日...1-5 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
(いずれもライヴ)
収録時間: 54分
【ジュリアン=ラフェリエールが弾く現代チェロ協奏曲の傑作二題】
1990年フランス生まれのジュリアン=ラフェリエール。
2017年に新設されたエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となり、ALPHAからは既に2枚のアルバムをリリース、高い評価を得ています。
今回のアルバムは現代のチェロ協奏曲を2曲収録。1970年にロストロポーヴィチによって初演されたデュティユーの「遥かなる遠い国へ」は、ボードレールの『悪の華』をモチーフにした5楽章からなる作品。
2015年に作曲されたデュサパンの「アウトスケイプ」は、今回が世界初録音となっています。
高度なテクニックと鋭い感性で、近現代作品にこれまでも高い親和性をみせてきたジュリアン=ラフェリエールらしく、ここでも冴えわたる演奏で作品の世界観を表現しきっています。
|
|
|
アラン・アルティノグル(指揮)&フランクフルト放送交響楽団
フランク:交響曲、贖罪、呪われた狩
セザール・フランク(1822-1890):
1-3. 交響曲 ニ短調 FWV 48 (1887)
4. 交響詩「贖罪」 (管弦楽の断章) 第1版
(1872)
5. 交響詩「呪われた狩人」FWV 44 (1881) |
フランクフルト放送交響楽団
アラン・アルティノグル(指揮) |
録音: 2022年1月...1-3、5/2022年6月...4 HRゼンデザール、ヘッセン放送、フランクフルト
コンサートのみならずオペラでも世界的に高い評価を得ているアラン・アルティノグル(アルティノグリュ)が、2020/21のシーズンからシェフを務める(パンデミックのため実質2021/22シーズンから)フランクフルト放送交響楽団との初録音に選んだのは、2022年が生誕200年であるフランクの作品集。有名な交響曲と、演奏機会の多くない2曲を組み合わせたプログラムとなっています。
特に「贖罪」は、オラトリオ『贖罪』の間奏曲として1872年に作曲されたものの、翌年別の曲に差し替えられお蔵入りとなったもので、2021年に世界初録音(FUG791)が行われた貴重な作品。
今回の録音にあたっては「呪われた狩人」と共に、最新の出版譜が使用されています。故国フランスの近代音楽史に大きな影響を与えたフランクの作品を、アルティノグルは深い共感を持って歌い上げます。
************************
アラン・アルティノグル(Alain Altinoglu,
1975年10月9日 - )は、フランスの指揮者。
イスタンブール出身のアルメニア系家族のもと、パリに生まれる。
パリ国立高等音楽・舞踊学校で学び、後に同校で指導も行っている。
シカゴ交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座など、世界中のオーケストラ、オペラハウスで指揮を行い、2015年にはバイロイト音楽祭にもデビューしている。
2015年にモネ劇場の音楽監督に就任している。

|
| |
|
|
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
プーランク:モノ・オペラ《人間の声》 、シンフォニエッタ
フランシス・プーランク(1899-1963):
1-21. モノ・オペラ《人間の声》 (1958)
台本...ジャン・コクトー(1889-1963)
22-25. シンフォニエッタ FP 141 (1947) |
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)...1-21
リール国立管弦楽団
アレクサンドル・ブロック(指揮) |
録音: 2021年1月7、8、25-29日 リール新世紀音楽堂(オーディトリアム・ドゥ・ヌーヴォー・シエクル)
【ジャンスとブロックの共演によるモノ・オペラの傑作《人間の声》】
別れを告げられた恋人からの電話を深夜に受け、精神的に追い詰められていく女性を描くコクトーの脚本にプーランクが作曲した《人間の声》。
フランス・オペラに格別の相性を示す歌姫ヴェロニク・ジャンスが鬼気迫る演技で歌い上げ、フランス近代音楽で高い評価を得ているアレクサンドル・ブロック率いるリール国立管弦楽団が緊張感溢れる鋭い響きでこれを支える、注目のアルバムです。
演奏される機会もそう多くはないこの難曲に、最新の録音として多くの期待に応える一枚といえるでしょう。
カップリングは《人間の声》の10年ほど前に作曲された「シンフォニエッタ」。こちらは打って変わってフランスらしいエスプリに溢れた愛らしい作品で、ブロックの多彩な表現力を堪能することが出来ます。

|
| . |
|
|
サンドリーヌ・ピオー&ダヴィッド・カドゥシュ
『私的な旅』~ドイツ、オーストリアとフランスの歌曲集
1. フランツ・リスト(1811-1886):
漁師の少年『ヴィルヘルム・テルからの3つの歌』S.292
より
2-4. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):『メーリケ歌曲集』より
2. 古い絵に 3. めぐりあい 4. 隠棲
5-6. フランツ・シューベルト(1797-1828):
『ヴィルヘルム・マイスターから』 D 877
OP.62 より
5. ミニョンの歌 II このよそおいをお許し下さい
6. ミニョンの歌 I 私に言わせないで
7. クララ・シューマン(1819-1896):
彼らは愛し合っていた『6つの歌曲』Op.13
より
8. C. シューマン: ローレライ
9. C. シューマン: スケルツォ 第2番 Op.
14 (ピアノ独奏)
10. シューベルト: 魔王 D 328
11. シューベルト: 死と乙女 D 531
12. シューベルト: 君よ知るや南の国 D 321
13. アンリ・デュパルク(1848-1933): 旅への誘い
14. デュパルク: 前世
15. リリ・ブーランジェ(1893-1918):
もしもこれがちっぽけな夢に過ぎなかったら『空の開けたところ』より
16. クロード・ドビュッシー(1893-1918):
瞑想『ボードレールの5つの詩』より
17. L.ブーランジェ:
あなたはぼくを見た、あなたの魂すべてで『空の開けたところ』
より
18. L.ブーランジェ: 行列 (ピアノ独奏)
19-20. ドビュッシー: 『ボードレールの5つの詩』
より
19. 噴水 20. 恋人たちの死
21. リスト: 「どうやって」彼らは尋ねた
S. 276 |
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ) |
録音: 2022年9月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
【ピオーとカドゥシュの新生デュオが誘う、歌で紡ぐ旅】
初めて行ったデュオでのリサイタルを成功させたサンドリーヌ・ピオーとダヴィッド・カドゥシュによる、待望のアルバムが登場。
新たな出会いの喜びとそこから見えるもの、憧れの地への旅、到達できない場所への探求といったものを出発点として、様々な作曲家と詩人たちによる言葉の交差を楽しむというのがテーマとなっており、結果的には有名作を多く含むドイツ語圏とフランスの作品を収めた内容となっています。
どの作品でも詩情を奥深く表現するピオーの特性が生きており、「魔王」での切迫した表情も歌姫の貫禄十分。
フランスを中心にソリストとして活躍めざましいカドゥシュのピアノも、これにそっと寄り添う素晴らしいサポートを聴かせてます。
 |
|
|
『聖と俗と』 ヴィヴァルディ: 独唱作品集
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
1-9. 詩篇第127(126)篇
「主が建てて下さるのでなければ(ニジ・ドミヌス)」
RV 608
10-12. 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調
RV 128
13-16. カンタータ「やめてください、本当にやめて」
RV 684
17-22.「ごきげんよう皇后(サルヴェ・レジーナ)」
RV 618
23-24. 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア
「聖墓の傍らで」 ロ短調 RV 169
25-28. カンタータ
「恋の神よ、わかった、おまえの勝ちだ」
RV 683 |
ティム・ミード(カウンターテナー)
アルカンジェロ(古楽器使用)
コンサートマスター:
サラ・シクストン(ヴァイオリン)
ボヤン・チチッチ(ヴィオラ・ダモーレ)...7
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮) |
録音: 2021年7月1-4日 洗礼者聖ヨハネ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン
【気鋭カウンターテナーと俊才集団による"赤毛の司祭"の声楽世界】
聖職者として研鑚を積み司祭になったにもかかわらず、教会の仕事もそこそこにヴェネツィアのピエタ慈善院の音楽教員として女子生徒たちからなるオーケストラを指揮、自らもヴァイオリンを圧倒的な腕前で弾きこなしたヴィヴァルディ。
作曲家として彼が残した作品は「四季」の4曲のような独奏協奏曲やソナタなどの器楽ばかりでなく、謝肉祭シーズンの水の都を湧かせたオペラや教会向けの声楽作品も多く残しています。
バロック・オペラの世界を中心に、本拠の英国に留まらない活躍をみせるジョナサン・コーエン指揮の古楽器楽団アルカンジェロが、この大作曲家と本格的に録音物で向き合うのは今回のアルバムが初。
やはり声楽中心の選曲で、パートナーに選ばれたのは躍進めざましい英国のカウンターテナー歌手、ティム・ミード!
温もりと透明感を兼ね備えた圧倒的な美声は、ヴィオラ・ダモーレ独奏の典雅な響きに彩られる「ニジ・ドミヌス」から、躍動感豊かに恋の栄光を歌いあげる「恋の神よ、分かった、おまえの勝ちだ」まで、ヴィヴァルディの聖と俗の両面を鮮やかに描き出してゆきます。
弦楽のための協奏曲やシンフォニアでの立ちまわり含め、アルカンジェロの一体感ある音楽性も絶妙のアンサンブルで存在感豊かに音楽の魅力を伝えてくれます。

|
|
|
エル=バシャの息子
『LUMEN ~ バッハ、ショパン、C.エル=バシャによる前奏曲と即興』 |
カミーユ・エル=バシャ(ピアノ) |
1. カミーユ・エル=バシャ(1989-): 前奏曲
I - VISIONS/
2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):前奏曲
ニ短調 BWV 851/
3. エル=バシャ: 第1間奏曲(即興)/
4. フレデリック・ショパン(1810-1849):前奏曲
変ロ短調 Op. 28-16/
5. エル=バシャ: 前奏曲 II - CONTE D'HIVER/6.
エル=バシャ: 第2間奏曲(即興)/
7. バッハ: 前奏曲 ト短調 BWV 885/8. ショパン:
前奏曲 ト長調 Op. 28-3/
9. ショパン: 前奏曲 ホ短調 Op. 28-4/10.
エル=バシャ: 前奏曲 III - JEU D'OMBRES/
11. エル=バシャ: 第3間奏曲(即興)/12. エル=バシャ:
前奏曲 IV - PRIERE/
13. バッハ: 前奏曲 ニ短調 BWV 875/14.
エル=バシャ: 前奏曲 V - LUMEN/
15. ショパン: 前奏曲 ヘ短調 Op. 28-18/16.
エル=バシャ: 第4間奏曲(即興)/
17. バッハ: 前奏曲 嬰ハ長調 BWV 872/18.
ショパン: 前奏曲 変ニ長調 Op. 28-15「雨だれ」/
19. エル=バシャ: 前奏曲 VI - ICARE/20.
ショパン: 前奏曲 イ短調 Op. 28-2/
21. バッハ: 前奏曲 ヘ長調 BWV 880/22.
エル=バシャ: 前奏曲 VII - DANSE/
23. ショパン: 前奏曲 ヘ長調 Op. 28-23/24.
ショパン: 前奏曲 ニ短調 Op. 28-24/
25. エル=バシャ: 前奏曲 VIII - NUAGES LUNAIRES/26.
バッハ: 前奏曲 ハ長調 BWV 846 |
録音: 2022年9月 サル・コロンヌ、パリ
ピアニスト、アブデル・ラーマン・エル=バシャの息子、カミーユ・エル=バシャ。
ソロや父親とのデュオなどでピアニストとして活躍するほか、作曲家としても活動し、Leone
Jadisというエレクトロ・ミュージックのユニットでもアルバムをリリースしている彼のソロ・デビュー・アルバムは、バッハとショパン、そして自作の「前奏曲」を即興で有機的につなげたもの。
生命力あふれるアルバムに仕上がっています。
|
| |
|