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アリア・レーベル第118弾
まるでていねいに織られた織物のように
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
モーツァルト宗教作品集
(1CD-R)ARD 0118 \1800



 「HECTOR」グループの「RICHTHOFEN DISC」レーベルから出ている『RICHT 55002』。
 これは店主が選ぶ「生涯の10枚」のうちの1枚。
 1956年1月16日、アグネス・ギーベルが歌った「ラウダーテ・ドミヌム(Kv. 339)」が入っている。


「RICHTHOFEN DISC」レーベルの旧譜

RICHTHOFEN DISC
RICHT 55002
(1CD-R)
\2200→\1490
半世紀前の放送音源
1956年1月16日、ギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」


(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
   1961年 ライブ録音 モノラル

(2)モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課Kv.339
   1956年1月16日 ライブ録音 モノラル
ヨゼフ・カイルベルト指揮
ケルン放送交響楽団
(1)アニー・フィッシャー(P)
(2)アグネス・ギーベル(S)、
 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
 リヒャルト・ホルム(T)、
 ペーター・ロート=エーラング(Bs)
 ケルン放送合唱団

「RICHTHOFEN DISC」レーベルは、2022年11月15日(火)午前9時で活動終了、全点廃盤となるが、店主の強引なお願いで、このアイテムだけは残してもらえることになった。
でもいつ社主の気が変わるか分からないのでご興味ある方はお早めに。


 アグネス・ギーベル。
 バッハの宗教曲で知られるソプラノ歌手で、モーツァルトも得意としていたが、自分の容姿を考慮してオペラの舞台に立つことはなかったという。
 真摯でひたむき、まっすぐで安らかな歌声。こんな歌手はなかなかいない。

 さてそんなギーベルが歌った畢生の名曲「ラウダーテ・ドミヌム」。
 この名曲を、ギーベルの歌声で聴くと、・・・耳にした途端すべての視界は閉ざされ、思考は停止する。

 その「ラウダーテ・ドミヌム」。もちろんこれまでいろいろな人の演奏で聴いてきた。
 しかしそういう感動におちいることはなかった。
 そう、そんな尋常でない状態におちいるのは、ただひとつ、このギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」だけだった。

 はじめは勘違いかと思って、いくつかの有名なほかの演奏をいろいろ聴いてみた。もっといい演奏があるかもしれないのだから。
 ・・・だがどうしてもだめなのである。
 誰の歌で聴いても、ちょっとした節回しや、ヴィブラートが鼻についてしまう。わざとらしかったり、無感情だったり、いやらしかったり、自己主張が強かったり。
 ほんのちょっとしたところで、「いや、ちがう・・・」と心が離れていってしまうのである。

 で、おそるおそるまたギーベルを聴く。
 すると、やはり、ギーベルは違う。
 まさに理想。
 技巧的なことではない。神を歌うものとしての心構えとでも言ったものか。
 自然でありながら、優しく、穏やかで、清らかで凛としている。
 しっかりとこちらの手をとり、優しい笑みを浮かべながら、モーツァルトだけが作り上げることができた神の世界に、聴く人を連れて行ってくれる。


 さてそんな店主が愛するギーベルの「ラウダーテ・ドミヌム」。
 実はもうひとつ録音がある。
 というか、もうひとつのほうは「Telefunken」のステレオ録音なので、こちらのほうが有名である。20年前は国内盤も出ていた(WPCS-22041)。いまは国内盤・輸入盤ともに出ていない。

(国内盤のジャケット)

 この「Telefunken」のステレオ録音は、上記1956年の奇跡のライヴ演奏から10年後。1966年頃の録音。
 緊張感や完成度は1956年のライブのほうが上だと思うが(ライヴのほうがすごいというのがギーベルらしい)、なにせこちらのアルバムは、崇高で温かいモーツァルトの7つの名曲が、まるでていねいに織られた織物のように束ねられているのである。
 なんとぜいたくで、なんとありがたいアルバム。

 ・・・ただ、以前出ていたWARNERの国内盤は、どうもキンキンしていて、聴いていて疲れるのである。
 ギーベルの声を聴いて疲れるというのはあまりにも残酷な皮肉。

 そこで「ARDMORE」に、質の良い原盤を見つけたら復刻するようにずっとお願いしていた。
 その長年の夢がかなったのが、今回のアリア・レーベル第118弾「ARD 0118」というわけである。

 さすがARDMORE、できあがった完成盤は、もちろん聴き疲れすることもなく、ギーベルの心休まる温かい歌声をきっちり届けてくれる。
 優しくてふんわり穏やか。

 これでギーベルの「エクスルターテ・イウビラーテ」 も「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も安心して聴けるようになる。

 


 今回のアルバムで指揮を執っているのはペーター・ロンネフェルト(1935年1月26日 - 1965年8月6日)というドイツの指揮者。
 あまりその名を聞いたことがないかもしれないが、20歳でザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で教鞭をとり、1958年にはカラヤン指揮下のウィーン国立歌劇場で副指揮者を務めたという天才。
 1961年にボンの歌劇場の首席指揮者に、さらに1963年からキール歌劇場の音楽監督となった・・・・が、なんと1965年、30歳の若さで病に倒れこの世を去ってしまった。

 もしこの人が生きていたら、マゼール、アバド、小澤世代の指揮者勢力地図は変わっていたかもしれない。

.


ARD 0118
\1800

アリア・レーベル第118弾

 
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
  モーツァルトの宗教作品集


モーツァルト:
 ヴェスプレ ハ長調 Kv.321より「ラウダーテ・ドミヌム」
 レジナ・チェリ 変ロ長調 Kv.127
 それ故に大切なことは・・・高きを求めて Kv.143
 ヴェスプレ ハ長調 Kv.339より「ラウダーテ・ドミヌム」
 エクスルターテ・イウビラーテ Kv.165
 主の御保護のもとに Kv.198
 アヴェ・ヴェルム・コルプス Kv.618
(全7曲)

アグネス・ギーベル(ソプラノ)

ペーター・ロンネフェルト指揮
ウィーン交響楽団
ウィーン・アカデミー室内合唱団 
(合唱指揮:ハンス・ギレスベルガー)
ベルト・ヴァン・トホウ(テノール/Kv.198)

原盤:12inch Telefunken SLT43094
録音:1966年頃 ステレオ
復刻:ARDMORE

CD-R製作。薄型ケースで、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。





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