

ATS ATS921-2
(UHQCD)
\2500→\1590 |
ミトロプーロスとNBC響
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 |
ミトロプーロス指揮
NBC交響楽団
ヴァイオリン:ヨゼフ・シゲティ
ピアノ:ミトロプーロス |
ミトロプーロスとNBC響が遺した20世紀の傑作集。
ベルクは現代音楽の擁護者であった、シゲティとミトロプーロスの共演。これは凄絶というより凄惨な情景を眼前にするかのような強烈な演奏。
その合間に訪れる儚く繊細な瞬間との対比というか落差が凄まじい。シゲティ唯一のベルク。よくぞミトロプーロスとこの曲を遺してくれました。このベルクはかつて内田光子氏がレコ芸誌上で大絶賛をしたことでも知られます。そして数十年ぶりの復活となるのが、ミトロプーロス弾き振りのプロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番。ブゾーニ門下で、ピアノにも長じた巨匠。1930年のベルリンフィルデビューで、エゴン・ペトリの急な代役で弾き振りを披露したのがこの曲。センセーショナルな大成功を収め国際的なキャリアの足掛かりとしました。今聴いても刺激的で凄いテクニック。ライヴだけに鮮血迸るパワフルな超名演。NBC響の松脂飛び散る献身的な演奏にも注目です。既存盤は耳に障るバチバチノイズが玉に瑕でしたが、今回は見事に除去されております。
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ATS927-2
(UHQCD)
\2500 →\1590
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巨匠ジョージ・セルの最晩年のライヴ録音、ハイドン、ブラームス
ハイドン:交響曲第92番「オクスフォード」
1966年1月27日ライヴ [8:02][7:35][5:57][4:21]
ブラームス:交響曲第1番
1966年10月8日ライヴ [13:09][9:11][4:27][15:52] |
セル指揮クリーヴランド管 |
過去最高音質で登場!セル+クリーヴランド 最晩年の芸術シリーズ 1966年ライヴ。ハイドン:交響曲第92番「オクスフォード」 1966年1月27日ライヴ/ブラームス:交響曲第1番 1966年10月8日ライヴ(CBS盤の翌日)。極上音質で復活の超絶ライヴ高音質UHQCDにて登場!通常CDケース仕様(完全限定盤)
巨匠ジョージ・セルの最晩年のライヴ録音。ハイドンはセルにぴったりな作曲家ですが、第92番は特に実演で好んで取上げた愛奏曲です。清潔でひんやりとした音色で繰り広げられる熱い演奏。リズム感の良さが隅々まで行き届いた完璧な演奏と申せましょう。そして十八番のブラ1は何とCBSスタジオ録音の翌日という注目のライヴ。ここでのセルは、曲頭から馬力全開で聴衆を圧倒。第2楽章の切ない歌。第三楽章の感情移入たっぷりの焦燥。そして圧巻のフィナーレ!フルトヴェングラーも顔負けのテンポ変化、アッチェレランドを駆使し壮大に凱歌をあげております。
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ATS928-2
(UHQCD)
\2500 →\1590
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これが本当に92年前の録音!?
ワインガルトナーのメンデルスゾーン「スコットランド」
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
[12:22][4:13][8:18][8:41]
1929年3月27日、28日スタジオ録音(U.S.盤)
ウェーバー(ワインガルトナー編曲):舞踏への勧誘[7:12]
1928年5月3日スタジオ録音(フランス盤)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲[8:22]
1928年5月3日スタジオ録音(イギリス盤)
シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番[3:44]
1928年5月3日スタジオ録音(イギリス盤) |
ワインガルトナー指揮
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
バーゼル交響楽団
(ウェーバー、シューベルト) |
これが本当に92年前の録音!?2021年再生、新マスタリング
重厚さと迫力を蘇らせたワインガルトナーのメンデルスゾーン「スコットランド」、過去音質で復活 高音質UHQCDにて登場!(完全限定盤)
再生・復刻エンジニアのAkira A Fukushimaより。
ワインガルトナーの続編は、今なお至高の名演の呼び声高いメンデルスゾーンの「スコットランド」です。ワインガルトナーは大量な録音を遺したものの、何故かロマン派の交響曲はこれが唯一と言って良く、それも流れを重視したいつもの演奏スタイルで透徹した名演です。
この演奏の素晴らしさにはどなたも異論のないところでしょうが、いかにせん1929年の録音ということで音質の限界があるため、推薦するに躊躇があるのが本音といったところでしょうか。
LP時代には日本ではARTISCO復刻盤が知られておりますが、今聴くとやはり不自然なエコー付加には首を傾げたくなるものです。CD時代になってIRON
NEEDLE盤がありますが雑な復刻で仕方なしに購入したというファンも多かろうと存じます。
新星堂さんの全集も飾り気のない復刻ですが、音の力に弱さを感じます。
今回はアメリカ盤を再生しました(新星堂さんの復刻はイギリス盤)。何せ90年以上前のSP故に良好な状態のSP盤は存在しないと言ってしまってよく、再生と疵の修正には骨が折れましたが、ワインガルトナーにこんなせつない歌と劇的なうねりが両立したのかと思わせる程の生命力を掘り起こしました。
カプリングはドイツ・ロマンの豊饒な香りを漂わせるウェーバーの名演とシューベルトを組み合わせました。
ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの以降の交響楽作品について」よりメンデルスゾーンに触れた箇所の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。
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ATS933-2
(UHQCD)
\2500 →\1590
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フルトヴェングラーが遺した歴史的名盤の「悲愴」、
ワーグナーの「トリスタン」から前奏曲と愛の死
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
[19:40][8:39][9:05][10:07]
(1938年10月25日から27日)ベルリン・ベートーヴェン・ザール)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕前奏曲と愛の死
[11:00][6:50]
(1938年3月15日ベルリン・ベートーヴェン・ザール) |
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル |
50代のフルトヴェングラーが遺した歴史的名盤の「悲愴」は最新技術で甦ります。イギリス盤のSPからの復刻で音に力があります。
メンゲルベルクと人気を二分したドラマティックな演奏。ベルリンフィルの技術も当時の頂点といって過言ではありません。
1938年と言うとドイツはオーストリアを併合、チェコスロヴァキアのズデーデン地方を割譲、水晶の夜事件。と領土拡大から、国際的な大きなひずみを生みだした時期で、その苦悩をフルトヴェングラーも感じながら万感の思いで慟哭をそのまま音化して参ります。
カプリングはやはり死をテーマとしたワーグナーの「トリスタン」から前奏曲と愛の死です。このうねりと悲劇性はフルトヴェングラーの真骨頂です。
こちらはフランス盤を採用。当レーベルのポリシーとして、ノイズフィルターを使用せず、ノイズを一つずつ消去。不自然なイコライジングを禁忌とした見事な音質です。
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ATS936/937-2
(2UHQCD)
\2500 →\1590
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ワルター、アメリカ脱出直前の歴史的名盤が
最新技術により再生、復刻そしてUHQCD化 |
ワルター指揮
ウィーンフィル |
マーラー:
交響曲「大地の歌」[8:22][8:30][3:04][6:22][4:10][26:40](U.S.盤)、
私はこの世に忘れられ(リュッケルト歌曲集より)[5:53](U.S.盤)
1936年5月24日ウィーン・ムジークフェラインザール・、ライヴ
独唱:ケルステン・トルボルク(コントラルト)、チャールズ・クルマン(テノール)
マーラー:
交響曲第9番[24:46][15:37][11:09][18:33](U.K盤)
1938年1月16日ウィーン・ムジークフェラインザール・、ライヴ、
交響曲第5番「アダージェット」[7:57](U.K盤)
1938年1月15日ウィーン・ムジークフェラインザール・スタジオ録音 |
ワルター、アメリカ脱出直前の歴史的名盤が最新技術により再生、復刻そしてUHQCD化されました。
作曲者最晩年の生への執着に他ならない楽想、そしてヨーロッパの危機的状況に直面していながら、ワルターとウィーンフィルは甘美で夢見るような蠱惑的な美音を追及して、聴き手に迫ります。
「大地の歌」は激しく目覚しい演奏です。ワルターは唸り、足音を鳴らしてオーケストラを鼓舞します。
歌唱陣も現代では評判の悪い2名ですが、トルボルクの雰囲気たっぷりの歌。トルボルクはメンゲルベルクが「大地の歌」を指揮する際にも招かれ(実際はメンゲルベルクは病気で代役としてシューリヒト!が指揮)、ロジンスキーの「大地の歌」にも登場。正にスペシャリストです。
そしてクルマンの流麗な歌唱にはもっと高評価が与えられてしかるべきでしょう。52年のウィーン盤のパツァークも軽めのテノールでしたのでワルターが「大地の歌」のテノールにはこういう声を求めていたに違いありません。第9番は鮮血の迸るような恐ろしい演奏。そして「アダージェット」の陶酔的絶唱には言葉もありません。
再生・復刻エンジニアのAkira A Fukushimaより。当復刻には悩みました。
これらの曲には既にOPUS蔵盤という決定版があるのに復活させる必要があるかという疑問です。しかし、今回は第9番に英国盤が見つかり、サーフェイス・ノイズは強いものの音に力があるために敢えて挑戦しました。
一切のノイズフィルターを用いず、一つ一つのノイズを取り除き、イコライジングも最低限度に留めました。
特筆すべきはこの時代の録音にしっかり楽友協会の雰囲気と残響が収録されていることです。
正にライヴ録音の醍醐味が80年前に提供されていたことに感激も新たでした。
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ATS948-2
(UHQCD)
\2500 →\1590
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コンヴィチュニー、ゲヴァントハウス・ライヴ
ブルックナー:交響曲第2番 |
コンヴィチュニー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 |
[19:13][15:40][7:50][19:34] 1960年11月24日ライプツィヒ・コングレスハレ・ライヴ
コンヴィチュニーはブルックナーを得意のレパートリーとしておりましたが特筆すべきはこの時代にはまだまだ異端児扱いされていた初期交響曲にも愛情を注いでいたことです。
特に第2番という当時としては珍品を愛しました。それが証拠に1951年のベルリン放送響とのライヴ録音も古くからLP化されておりました。
別名「パウゼ交響曲(休止交響曲)」と呼ばれるほどにブルックナー休止を駆使した名曲。特に前半二楽章の充実は後期の交響曲にも匹敵するほどです。
こういう前半の長い曲を「頭でっかち」と呼ぶとギュンター・ヴァントも指摘し、第7交響曲との共通項を持っているとも言えます。
古き良きゲヴァントハウス管の懐かしい響き、弦楽器の重厚な手触り等、コンヴィチュニーの絶頂を記録した名演。オーケストラメンバー提供の音源できわめて良好な音質です。
前半のプログラムはブラームスのピアノ協奏曲第1番という重量級の演奏会でした。
UHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。
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