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新世代個性派レーベル
B RECORDS
期間限定特価セール
その2
1CD\3100→\1690/\1990
~6/18(火)午前9時


 
 B Recordsは2015年に設立されたフランスのレーベル。ピアノのル・サージュとフランスの若手奏者中心にしたブラームスの全室内楽作品を演奏するプロジェクトが注目を集めています。
 
 演奏会のライヴ収録に特化しており、若い才能ある演奏家に注目し、彼らと聴衆を繋ぐ音楽をそのまま高音質で記録。 CDとして販売するだけでなく、インターネットでの配信も積極的に行っています。
 まさに新世代の個性派レーベルの筆頭といっていいでしょう。



 LBM027
\3100→\1990

リュシエンヌ・ボワイエへのトリビュート LE PETIT FAUCHEUX ライヴ

 1.Youp youp (曲: ヴァンサン・スコット)
 2.La valse tourne (曲: マーク・フォントノワ)
 3.Mon coeur est un violon (曲: ミアルカ・ラパルスリー)
 4.Parti sans laisser d'adresse (曲: ピエール・デュダン、フレド・ガルドーニ)
 5.La cle sur la porte Claude Rosenlecher (曲: クロード・ローゼンレヒアー)
 6.J'ai rate la correspondance (曲: ジョルジュ・ヴァン・パリス)
 7.Parlez moi d'amour (曲: ジャン・ルノワール)
 8.Je t'aime (曲: ジョルジュ・タベ)
  グラン・オルケストル・デュ・トリコアンジェラ・フラオー(歌)、エリック・アムロフェル(ギター)、
  クエンティン・ビアルド(サクソフォン)、テオ・チェカルディ(ヴァイオリン)、ヴァランタン・チェカルディ(チェロ)、
  ステファーヌ・デコリー(コントラバス)、フィデル・フルネロン(トロンボーン)、サシャ・ジラール(クラリネット)、
  レオ・ジャッセフ(ピアノ)、マシュー・メスジェ(サクソフォン)、フローリアン・サッチェ(ドラム)

 録音 2019年9月26日 Petit Faucheux

 1930年代のフランスで大ヒットを記録したシャンソン「聞かせてよ愛の言葉を=Parlez moi d'amour」。
 この甘くささやきかけるような美しい歌を歌ったのは、演劇を志しながらも家族の生活のために働き、16歳の時にはキャバレーで歌い始めたというキャリアの持ち主であるリュシエンヌ・ボワイエです。
 この"グラン・オーケストラ・デュ・トリコ"によるボワイエの歌のエネルギッシュなカバー・アルバムは、往年のミュージック・ホールの響きにロックやスイングを取り入れることで現代的な愉悦感を加味、想像力豊かなジャズスタイルに新たな命を吹き込みます。

 



 LBM028
\3100→\1990
エリック・ル・サージュ
 ブラームス(1833-1897):室内楽全集 第7集

 チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38(1865)
  1. I. Allegro non troppo
  2. II. Allegretto quasi menuetto
  3. III. Allegro
 チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99(1886)
  4. I. Allegro vivace
  5. II. Adagio affettuoso
  6. III. Allegro passionato
  7. IV. Allegro molto
フランソワ・サルク(チェロ)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 録音 2019年9月18日 ライヴ La Belle Saison au Theatre de Coulommiers

 エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」の第7集は2曲のチェロ・ソナタ。
 ベートーヴェンを思わせる厳格な書法に則りながらも、哀愁漂う旋律に彩られた第1番は1865年、情熱的でピアノ・パートに重要な役割が与えられた第2番は1886年の作品です。
 32歳の時の第1番がブラームスらしい暗い表情が魅力的なの対し、53歳のブラームスによる第2番は意外ともいえる明るさが特徴的。フランスの名手サルクとル・サージュは各々の曲の性格を鮮やかに描き分け、新鮮な解釈で聴かせます。サルクの美音とル・サージュの流麗なピアノの掛け合いが見事です。
 



 LBM029
(2CD)
\4200→\2990
エリック・ル・サージュ
ブラームス(1833-1897):室内楽作品全集 第8集
 ピアノ三重奏曲全集

  【CD1】
   1-4. ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8(1890-91年改訂版)
   5-8. ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
  【CD2】
   1-4. ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)
フランソワ・サルク(チェロ)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 録音 2019年11月22日 ライヴ La Belle Saison a la Ferme de Villefavard

 エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」。第8集に収録されたのは3曲のピアノ三重奏曲です。
 1854年に初稿が書かれ、1890年から91年に改訂が施された第1番、円熟期の1880年に作曲された第2番、その6年後に完成された第3番。
 ル・サージュ、サルク、フシュヌレの3人は、作品の特長であるブラームスらしい歌心と抒情性を存分に生かした密度の濃いアンサンブルを聴かせます。
 ル・サージュの推進力に満ちた表現、サルクの深く美しい音色、フシュヌレの伸びやかな歌いまわし。これらが一体となったブラームスをお楽しみください。
 



 LBM030
\3100→\1990
Carte postale 郵便はがき シューベルトと近代フランス歌曲集
 1. アーン(1875-1947): La chere blessure愛しい傷/
 2. アーン: Puisque j'ai mis ma levre 私は口づけをしたから/
 3. ショーソン(1855-1899): La Chanson bien douce いとも甘い歌Op.34No.1/
 4. ショーソン: Le Chevalier malheur 不幸な騎士Op.34 No.2/
 5. ヴォルフ(1860-1903): Anakreons Grab アナクレオンの墓/
 6. ヴォルフ: Die Geister am Mummelsee ムンメル湖の亡霊
 
 シューベルト(1797-1828): 『白鳥の歌』 D.957より
  7. Das Fischermadchen 漁師の娘/8. Am Meer 海辺で/9. Die Stadt 都会/
  10. Der Doppelganger 影法師/11. Ihr Bild 彼女の絵姿/12. Der Atlas アトラス
 
 13. シューベルト: Du bist die Ruh 君はわが憩い D.543 Op.59 No.3/
 14. シューベルト: Auf dem See 湖上で D.543 Op.92 No.2/
 15. シューベルト: Nacht und Traume 夜と夢 D.827
 
 プーランク(1899-1963): 郵便はがき-アポリネールの4つの詩 FP58
  16. L'Anguille うなぎ/17. Carte Postale 郵便はがき/
  18. Avant le cinema 映画を見に行く前に/19. 1904 1904年
 
 プーランク: 村人の歌 FP117
  20. Chanson du Clair Tamis 目の粗い篩の歌/21. Les Gars qui vont a la fete 祭りに行く若者/
 22. C'est le joli printemps 美しい春/23. Le Mendiant 物乞い/
 24. Chanson de la fille frivole 浮気娘の歌/25. Le Retour du sergent 軍曹の帰還
 
 ラヴェル(1875-1937): ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
  26. Chanson Romanesque 空想的な歌/
  27. Chanson epique 英雄的な歌(叙事詩風の歌)/28. Chanson a boire 酒の歌
 ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)...1-4,16-19、ガスパール・ドゥアンヌ(ピアノ)...1-4,16-19、
 エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)...5,6,13-15、トーニ・ミン・ガイガー(ピアノ)...5,6,13-15、
 ファビアン・ラングート(バリトン)...7-12カ、ミーユ・ルモニエ(ピアノ)...7-12、
 ミヒャエル・ラコトアリヴォニー(バリトン)...20-28、テオドラ・オプリショル(ピアノ)...20-28

 録音 2020年7月28日 ライヴAcademie Orsay-Royaumont, France

 【オルセー美術館が主宰する若き音楽家たちの育成、発表の場】
 毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。
 2020年も困難な状況の中、4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフやシューベルトまで様々な歌曲で素晴らしい演奏を披露しました。
 いずれも将来を嘱望される若き歌手たちの歌声をお楽しみください。
 


 LBM031
\3100→\1990
THOUGHTS ABOUT THE PIANO 現代ピアノ作品集 クラウディア・チャン(ピアノ)
 1. フィリップ・ルルー(1959-): AMA(2009)
 2. マシュー・チェンバレン: REJECTED BALLET MUSIC 拒否されたバレエ音楽(2018)
  ロワイモヨン財団委嘱作
 エリオット・カーター(1908-2012): TWO THOUGHTS ABOUT THE PIANOピアノについての2つの考察(2007)
  3. Intermittences 断続/4. Catenaires カテネール
 5. アニー・フイ=シン・シア: RADIUS-(2017)  ロワイモヨン財団委嘱作
 マエル・バイイ(1988-): OR NOT PREPARED まだ用意されていない(2016)
  ロワイモヨン財団委嘱作
   6. I/7. II
 8. ヤニス・クセナキス(1922-2001): EVRYALI エヴリアリ(1973)

 録音 2020年10月24日(ライヴ) ロワイモヨン音楽祭

 カナダのピアニスト、クラウディア・チャンが演奏する現代のピアノ作品集。
 現代といっても、1973年のクセナキスから2018年のチェンバレンまで、作曲年代が40年以上にわたる様々な手法を用いた作品が収録されており、時代の変遷が楽しめます。
 クラウディア・チャンは第33回エックハルト・グラマッテ音楽コンクールで優勝を飾り、2017年から2020年までロワイヨモン財団のアーティスト・イン・レジデンスを務めた現代音楽のオーソリティです。
 

 

 LBM032
\3100→\1990
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
ブラームス(1835-1897):室内楽作品全集 第9集

 1-10. ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op. 56b(1873)
 11-14. 2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b(1864)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ)

 2019年1月31日(ライヴ) La salle de concert de Pianos Maene, Ruiselede(ベルギー)

 2017年に開始されたB RECORDSレーベルの大好評シリーズ「ブラームス: 室内楽作品全集」。

 ピアニスト、エリック・ルサージュが主導するこのプロジェクトは、彼と友人たちが演奏するブラームスをライヴで収録するというもので、これまでにリーズ・ベルトー(ヴィオラ)やフランソワ・サルク(チェロ)など名手を迎え、ブラームスの味わい豊かな室内楽作品を聴かせています。
 第9集で採り上げられたのは「ハイドンの主題による変奏曲」と「2台のピアノのためのソナタ」。創作初期と晩年以外、ほとんどピアノ独奏曲を残さなかったブラームスですが、管弦楽作品や声楽作品を書く際の準備として、まず2台ピアノのための総譜を書きあげていたことはよく知られています。
 「ハイドンの主題による変奏曲」も先にピアノ版が書かれ、その後管弦楽版が完成しました。主題こそシンプルなものの、随所に複雑な対位法が張り巡らされた技巧的な作品です。
 「2台のピアノのためのソナタ」はもともと弦楽五重奏曲として1862年に作曲されましたが、試演の際の評判が良くなかったため、1864年に2台ピアノ用に改作。その後、ピアノ五重奏曲として書き直されたという経緯を持つ作品です。
 ブラームス自身も気に入っていたというこの版、ピアノの美しい響きが存分に生かされており、弦で奏されるのとはまた違った味わいがあります。

 今作でル・サージュと共演するのは、2018年ジュネーヴ国際コンクールで第1位に輝いた若きピアニスト、テオ・フシュヌレ。
 兄ピエールの影響を受け3歳から音楽を学び始め、12歳の時にパリ国立高等音楽院に入学し研鑽を積み、数多くのコンクールで優勝を飾った俊英です。

  


 LBM033
(2CD)
\4200→\2490
マルセル・ラット(1886-1943):
 喜歌劇《LE DIABLE A PARISパリの悪魔》全3幕

  【CD1】1-11. 第1幕
  【CD2】1-13. 第2幕14-17. 第3幕
マリオン・タッソー(ソプラノ)、サラ・ローラン(アルト)
ジュリー・ムセー(ソプラノ)、マテュー・デュブロカ(バリトン)
ポール=アレクサンドル・デュボワ(バリトン)
デニス・ミニャン(演者)、セリーヌ・グロサール(演者)
パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー
ディラン・コルレイ(指揮)

 録音 2020年12月19日 アテネ座(フランス)

 マルセル・ラットは1930年代、フランス映画音楽の分野で活躍した作曲家。
 しかし、ユダヤ系だったためナチス・ドイツがフランスに侵攻した1940年に捉えられ、アウシュヴィッツ強制収容所に収容、1943年にここで生涯を終えました。
 この《パリの悪魔》は1927年に初演された喜歌劇で、当時流行し始めたジャズの要素を取り入れ、人間の邪悪さを皮肉たっぷりに描いたラットの代表作の一つ。楽しさの中にちょっぴり悲哀を込めたナンバーが並ぶ賑やかな作品です。
 演奏は2012年に設立された「パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー」。
 歌、演劇、ダンスを組み合わせた19世紀から20世紀のフランス喜歌劇をレパートリーとする室内オーケストラ。
 毎シーズンの上演のために歌手、指揮者、監督、音楽学者を招き、作品を創り上げています。
 


 LBM034
\3100→\1990
AIMER A LOISIR 思うがままに愛する オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ
 ジャック・イベール(1890-1962): ドン・キホーテの4つの歌 (1932)
  1. Chanson du depart de Don Quichotte ドン・キホーテの旅立ちの歌 /
  2. Chanson a Dulcinee ドゥルシネア姫の歌 / 3. Chanson du Duc 公爵の歌 /
  4. Chanson de la mort de Don Quichotte ドン・キホーテの死の歌
 5. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):In der Fruhe 明け方に(1888)
 6. ロベルト・シューマン(1810-1856): Dichters Genesungs 詩人の目覚め Op. 36 No. 5(1840)
 7. ヴォルフ: 別れ(1888)
 アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1942): 5つの歌(1895-1896)
  8. Orientalisches Sonnet 東洋風のソネット / 9. SuBe, suBe Sommernacht 甘い、甘い夏の夜 /
  10. Herbsten 秋 / 11. Nun schwillt der See so bang 湖はいま不安にゆれている /
  12. Der Tag wird kuhl, der Tag wird blaB 日が暮れて、涼しさを帯びる
  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
   13. La cloche 鐘(1855) / 14. Tristesse 悲しみ(1868) / 15. Soiree en mer 海の夕暮れ(1862)
  アンリ・デュパルク(1848-1933):
   16. Au pays ou se fait la guerre 戦のある国へ (1870) / 17. La vie anterieure 前世(1884) /
   18. L'invitation au voyage 旅への誘い(1870) / 19. Phidyle フィディレ(1882)
  20. エルネスト・ショーソン(1855-1899): Hebe エベ(1882)
  ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
   21. Clair de lune 月の光 Op. 46 No. 2 / 22. Dans la foret de septembre 9月の森で Op. 85 No. 1
  モーリス・ラヴェル(1875-1937): Cinq Melodies populaires grecques 5つのギリシャ民謡
   23. Chanson de la mariee 花嫁の目覚め / 24. La-bas, vers l'eglise 向こうの教会へ /
   25. Quel galant m'est comparable 私と比べられる男前はだれなんだ? /
   26. Chanson des cueilleuses de lentisques 乳香を集める女たちの歌 / 27. Tout gai ! 何と楽しい!
 ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)...1-7、エリツァ・デセヴァ(ピアノ) ...1-7、
 カエリグ・ボシェ(テノール)...8-15、エレノラ・ペルツ(ピアノ)...8-15、
 アクセル・ファニョ(ソプラノ)...16-19、アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)...16-19、
 グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)...20-27、エドワード・リダル(ピアノ)...20-27

 録音 2021年2月7日(ライヴ) Academie Orsay-Royaumont(フランス)

 毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。
 こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。
 今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。
 ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。
 2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。
 2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
 



 LBM035
\3100→\1690
2020年に急逝
DANSE DES MORTS 死者のダンス
 オリヴィエ・グレフ(1950-2000):作品集

 SYMPHONIE POUR VOIX 声のための交響曲 Op.327 - バリトンとオーケストラのための(パウル・ツェランの詩による)
  1. Mandorla マンドルラ / 2. Psalm 詩篇 / 3. Grabschrift fur Francois フランソワの墓石 /
  4. Stehen, im Schatten 日陰に立つ / 5. Tenebrae テネブレ
 LE LIVRE DES SAINTS IRLANDAIS アイルランドの聖人の書 Op. 323
  1998年ドーヴィルのイースター・フェスティヴァルのアーカイヴ(ジョン・アーヴァインの詩による)
   6. Saint Colm-Cille and the Cairn of Farewell 聖コルンバと告別の積石塚
   7. Saint Patrick and the Serpents/Saint Kevin and the Wild Beasts 聖パトリックと蛇/聖ケヴィンと野獣
   8. Invocation to Saint Bride 聖なる花嫁への祈り
   9. A Rathling Cradle Song 揺れるゆりかごの歌
   10. Saint Finbarr's Hermitage 聖フィンバーの庵
 協奏的四重奏「死者のダンス」 Op. 352
  11. Le reveil des morts 死者の目覚め /
  12. Lamentationes Jeremiae エレミアの哀歌 / 13. Danse des morts 死者のダンス
 エドウィン・ファルディーニ(バリトン)...1-5、アトリエ・ドゥ・ムジケ...1-5、
 ピエール・デュムソー(指揮)...1-5、シュテファン・ゲンツ(バリトン)...6-10、
 オリヴィエ・グレフ(ピアノ)...6-10、ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)...11-13、
 リーズ・ベルトー(ヴィオラ) ...11-13、ヤン・ルヴィオノワ(チェロ) ...11-13、フィリップ・アタ(ピアノ) ...11-13

 録音 2021年5月1日(ライヴ) 第25回ドーヴィル・イースター・フェスティヴァル salle Elie de Brignac-Arqana...1-5,11-13 1998年(ライヴ)...6-10

 フランスの作曲家・ピアニスト、オリヴィエ・グレフ。パリ音楽院を経てジュリアード音楽院で研鑽を積み、一時期はルチアーノ・ベリオにも師事。
 初期には前衛的な作品を書いていましたが、次第に古楽や文学、神秘主義をモティーフにし、機能和声を用いた調性感のある音楽を創り上げるようになりました。
 多くの演奏家たちが彼の作品を採り上げ出した矢先、2020年に急逝したことで、その独自性の高い作品に注目が集まっています。
 


 LBM036
\3100→\1690
APRES TRISTAN トリスタンの後に
 1. リヒャルト・ワーグナー: 《ラインの黄金》 オープニング(1854) (O.ルアティ翻案)
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集(1857-1858) (O.ルアティによるオーケストラ編)
  2. 天使 Der Engel/3. とまれ Stehe still!/4. 温室にて Im Treibhaus/5. 悩み(心痛) Schmerzen/6. 夢 Traume
 7. クロード・ドビュッシー: シランクス(1913) (O.ルアティによる自由な書き換え)
 ドビュッシー: ビリティスの歌(1891) 8. パンの笛/9. 髪/10. ナイアードの墓
 ドビュッシー: ポール・ヴェルレーヌの詩による3つの歌曲(1891) (O.ルアティによるオーケストラ編)
  11. 海は大聖堂よりもさらに美しい/12. 森へ向かって角笛の音色は悲しく/13. 波頭の列
 14. オスマン・ルアティ: Aphorisme 格言『Apres Trista トリスタン、その後』(2020)
 オスマン・ルアティ: ピエール・ド・ロンサールの詩による3つの歌 15. I/16. II/17. III
  マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)....2-6、8-13、15-17 / ロマン・ルヴォー(ピアノ)....8-10、14 /
  オスマン・ルアティ(シンセサイザー・オルガン、電子音楽) /
  アンサンブル・ミロワール・エタンデュ....1-7、11-13,15-17フィオナ・モンベ(指揮)....1-7、11-13,15-17

 録音 2020年12月15日(ライヴ) Chapelle Corneille-Auditorium de Normandie(フランス)

 「Miroirs Etendus ミロワール・エタンデュ」はオペラの概念を現代的に拡張、抒情的で音楽的な創作を行う集団です。
 芸術監督を務めるのはピアニスト、ロマン・ルヴォー。ヴァイオリニスト・指揮者フィオナ・モンベが音楽監督を務め、作曲家・アレンジャー、オスマン・ルアティもメンバーに顔を連ねています。
 彼らはあらゆる創造分野のアーティストたちとタッグを組み、デジタル・アートと音楽の連携を行うなど新たな芸術の創造に力を入れています。
 アンサンブル・ミロワール・エタンデュは様々な作曲家からの依頼により、アコースティックな音楽と電子音楽を組み合わせたレパートリーをリサイタルやコンサートで演奏。これまでヨーロッパ各地の音楽祭でも斬新な音楽を届け、高く評価されました。
 このアルバムでは、オスマン・ルアティがワーグナーとドビュッシーの名作に現代的な響きを付け加え、魅力的な作品へと生まれ変わらせています。
 ここに凛とした歌声で花を添えるのはマリー=ロール・ガルニエ。数多くの賞を受賞した注目のソプラノ。神秘的で魅惑的な音をお楽しみください。
 


 LBM037
\3100→\1690
『野の鳥』 ピアノ・リサイタル    ミハイル・ブージン(ピアノ)
 1. イントロダクション/2-6. ルーズ・ランゴー(1893-1952): ベギン会修道院-小さなピアノ・ソナタ(1949)/
 7. クリストフ・ベルトラン(1981-2010): Haiku 俳句(2008)/
 8. アルトゥール・ルリエ(1892-1966): フェニックス・パーク・ノクターン(1938)/
 9. シュトックハウゼン(1928-2007): ピアノ曲VIII(1954)/10. ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987): 道化師(1938)/
 11. ヤニス・クセナキス(1922-2001): エブリアリ(1973)/
 12. カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788): シュタール(1765)/
 13. コーネリアス・カーデュー(1936-1981): クロッピー・ボーイ(1973)/
 14. ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868):私の朝の健康のための前奏曲(1864)/15-17. カーデュー: 3つの冬のポテト(1965)/
 18. イーゴリ・テレンチエフ(1892-1937):V vostorge ot moyego pocherka(1919)...詩の朗読/
 19. クララ・シューマン(1819-1896): 前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調(1845)/
 20. ジョン・ケージ(1912-1992): 0分00秒 三島由紀夫『金閣寺』へのオマージュ(1962)

 録音: 2021年5月12日 オルレアン市民劇場、フランス(ライヴ)

 2020年オルレアン国際ピアノ・コンクールの覇者、1995年モスクワ生まれのミハイル・ブージン。コンクール事務局の招きにより、2021年にオルレアンで行われた公演のライヴ録音。
 現代作品と古典が並ぶかなり先鋭的なプログラムですが、そのタッチの繊細さもあってか大変聴きやすく、ピアノの音の美しさを感じることの出来るアルバムです。
 冒頭には「将来何になりたいですか?」というラジオ・インタビュー仕立てのイントロダクション、終盤にはロシア未来派の詩人テレンチエフの詩の朗読が入り、最後はケージの問題作という、個性的な構成も面白いところ。
 



LBM041
(2CD)
\4200→\2990
全集から待望の分売
<ブラームス室内楽作品全集 第10集> ピアノ連弾作品集

 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  【DISC 1】
   1-11. シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23
   12-27. 16のワルツ Op. 39
   28-45. ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a
   46-60. ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a
  【DISC 2】
   1-21. ハンガリー舞曲集 WoO 1
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ)

 録音: 2021年10月21、23日 La Courroie, Entraigues-sur-la-Sorgue (ライヴ/各ディスクの最後に拍手入り)

 【全集から待望の分売!ル・サージュとフシュヌレによるブラームス連弾作品集】
 ル・サージュを中心に、ブラームスの室内楽作品全てをライヴ録音するプロジェクトの最終巻。先に全集としてBOXで発売されましたが、未発売だった第10集が分売で登場しました。
 元は混声四重唱と連弾のために書かれ、後に連弾だけで演奏出来るように改作された「愛の歌」「新・愛の歌」、管弦楽編曲でも多くの人を魅了している「ハンガリー舞曲集」を中心に収録。
 プロジェクトを先導したル・サージュと、2018年ジュネーヴ国際コンクールの覇者テオ・フシュヌレによる息の合ったデュオが、美しいメロディで知られるこれらの作品の魅力を十二分に引き出しています。
 

 LBM042
\3100→\1990
サン=ドニ音楽祭におけるライヴ
マーラー(シェーンベルク/リーン編):
 大地の歌(室内管弦楽版)/ル・バルコン

  グスタフ・マーラー(1860-1911)/
   アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)編曲/
    ライナー・リーン(1941-2015)補筆完成:
     大地の歌(室内管弦楽版)
      1. I. 大地の哀愁に寄せる酒宴の歌
      2. II. 秋に寂しき者
      3. III. 青春について
      4. IV. 美について
      5. V. 春に酔える者
      6. VI. 告別
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
ケヴィン・アミエル(テノール)
ル・バルコン
マキシム・パスカル(音楽監督)

 録音: 2020年7月2日 サン=ドニ大聖堂 サン=ドニ音楽祭におけるライヴ録音(拍手無し)

 【編曲版の素晴らしさを最大限引き出す快演!】
 古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。
 シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。
 ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。
 

 LBM043
\3100→\1690
ファウスト・ロミテッリ: An Index of Metal ~
 ソプラノ、アンサンブルと3つのヴィデオ・プロジェクションのためのヴィデオ・オペラ


  ファウスト・ロミテッリ(1963-2004): An Index of Metal (2003)
    ~ソプラノ、アンサンブルと3つのヴィデオ・プロジェクションのためのヴィデオ・オペラ
    テキスト: ケンカ・レコヴィッチ
    ヴィデオ: パオロ・パチーニ
      1. Introduzione/2. Primo Intermezzo/
      3. Hellucination 1, Drowningirl/4. Secondo Intermezzo/
      5. Drowningirl II/6. Terzo Intermezzo/
      7. Drowningirl III/8. Adagio/9. Quarto Intermezzo/
      10. Hellucinations 2 & 3, Risingirl Earpiercingbells/
      11. Finale/12. Cadenza
アンサンブル・ミロワール・エタンデュ
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、
  チェロ、フルート、オーボエ、
  クラリネット、トランペット、
  トロンボーン、ピアノ、
  エレキ・ギター、
  エレキ・ベース、
  エレクトロニクス 以上各1)
フィオナ・モンベ(指揮)

 録音: 2022年2月8日 ラ・スフルリー、ルゼ、フランス (ライヴ/終演後の拍手入り)

 イタリアの作曲家ファウスト・ロミテッリは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学んだ後にフランコ・ドナトーニの元で研鑽を積み、1990年代にはパリでユーグ・デュフール、ジェラール・グリゼーに師事、1993年から95年にかけてはIRCAMのコンポーザー・イン・レジデンスでした。
 この作品は、様々なアコースティック楽器とエレクトロニクスを掛け合わせ、時に大きく歪む音響効果とソプラノ独唱を共演させた晩年の代表作の一つ。
 


 LBM044
\3100→\1690
『幻想の影』~
 オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ

  1. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
   夕べの調べ ~『ボードレールの5つの詩』 より
  2. アルバン・ベルク(1885-1935): 夜 ~『7つの初期の歌』 より
  3. ベルク: 夜鳴きうぐいす ~『7つの初期の歌』 より
  4. ドビュッシー: 恋人たちの死 ~『ボードレールの5つの詩』 より
  5. ベルク: 夢を抱いて ~『7つの初期の歌』 より
  6. ドビュッシー: 黙想 ~『ボードレールの5つの詩』 より
  7-10. ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):
   『ハーフィスの詩による歌曲集』 Op. 30
    7. 宿命 8. 泥酔 9. 抗えぬ美しさ 10. ワインを讃えて
  11-14. グスタフ・マーラー(1860-1911):
   『子供の不思議な角笛』 より
    11. 歩哨の夜の歌 12. ラインの伝説
    13. もう会えない 14. 死んだ鼓手
  15. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921): 私に言うことがないのなら
  16. ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910): 漁師の歌「哀歌」
  17. セシル・シャミナード(1857-1944): 初めての手紙
  18-21. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): 『幻想の水平線』
   18. 海は果てしなく 19. 私は船に乗った
   20. ディアナよ、セレネよ 21. 船たちよ、私たちの愛は
  22-24. ドビュッシー: 『フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード』
   22. 恋人に捧ぐヴィヨンのバラード
   23. ノートルダム寺院でのお祈りのために聖母に
    祈るために母の要請で作られたヴィヨンのバラード
   24. パリジェンヌのバラード
フロレンス・ロッソー(メゾソプラノ)
エレノラ・ペルツ(ピアノ)...1-6
グレゴリー・フェルドマン(バリトン)
ラタニエル・ラナサ(ピアノ)...7-10、18-21
リヴュー・ホレンダー(バリトン)
ジュリエット・ジュルノー(ピアノ)...11-14
アンヌ=リス・ポルクロペク(メゾソプラノ)
ニコラ・ロワイエ(ピアノ)...22-24

 録音: 2022年2月26日、3月1日 オルセー=ロワイヨモン・アカデミーでのライヴ

 毎年、オルセー美術館とロワイヨモン財団により開催されるオルセー=ロワイヨモン・アカデミーで行われる歌曲リサイタル。こちらは2022年2月から3月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ウルマン、ベルク、マーラー、ポーリーヌ・ヴィアルドの作品まで、素晴らしい演奏を披露しました。

 LBM045
\3100→\1690
ジェローム・コレアス率いるレ・パラダン、ヴィヴァルディ・ライヴ!
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 海の嵐、およびその他の室内協奏曲集

  1-3. 協奏曲 ニ長調 RV 95 「羊飼いの娘」
  4-6. 協奏曲 ニ長調 RV 90 「ごしきひわ」
  7-9. 協奏曲 ト短調 RV 107
  10-12. リュート、ヴァイオリンと通奏低音のための
   トリオ・ソナタ ハ長調 RV 82
  13-15. 協奏曲 ニ長調 RV 94
  16-18. 協奏曲 ヘ長調 RV 98 「海の嵐」
レ・パラダン(古楽器使用)
 フランソワーズ・ニコレ(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)、
 ティモテー・ウディノ(オーボエ)、
 ニルス・コッパル(バスーン)、
 クレール・ソッティヴィア(ヴァイオリン)、
 ニコラ・クルニャンスキ(チェロ)、
 バンジャマン・ナルヴェ(テオルボ、バロックギター)
ジェローム・コレアス(チェンバロ、指揮)

 録音: 2021年5月25-28日 サントル・デュ・ボール・ド・マルヌ、ル・ペルー=シュル=マルヌ(パリ郊外) (ライヴ/最終トラックに拍手入り)

 【室内楽的対話とライヴならではの味わい。声楽中心の古楽アンサンブルだからこそのヴィヴァルディ!】

 「ライヴでの収録は、スタジオ録音に打ち込んでいる時とは全く違った集中力が問われます。聴き手がそこにいるからこその興奮をもって音楽に臨めるのです。
 演奏者たちはヴィヴァルディの音楽が語りかけてくるのを受けて、それをできるだけそのまま聴き手に伝える必要があります。
 ライヴで客席に人がいて反応があるということは、それだけで然るべき勢いを、精力を音楽にもたらす要因になるのです」(ジェローム・コレアス/解説より)

 自身も古楽歌手としての豊かな経験を誇る一方、チェンバロを弾きながら欧州シーンの第一線で大小のバロック作品を指揮してきた実力派ジェローム・コレアス率いるレ・パラダン。
 これまで主に声楽主体で活動してきた彼らが、今回はなんと器楽奏者だけで、ヴィヴァルディの室内協奏曲を集めたアルバムをライヴ収録。「そこに言葉を感じる音楽がある」とコレアスが語るのも頷ける、奏者同士のバロックらしい音使いでの対話に聴こえる阿吽の呼吸はやはり声楽作品演奏の豊かな経験あればこそのものと言えるでしょう。
 コロナ禍の自主隔離中ずっとこれらの楽譜と向き合ってきたコレアスは、実演の場で奏者たちと音を交わしながら、ヴェネツィアを離れ一時マントヴァ宮廷で小規模編成の名手集団と仕事をしていた頃のヴィヴァルディのように、互いの意見を聞きあい音楽を作ってゆく面白さを実感したとのこと。
 室内楽と協奏曲の間をゆくヴィヴァルディ作品中でもユニークな一連の室内協奏曲の数々、そのスリリングで奥深い味わいに最前線の名手たちの演奏で出会える1枚です。

 

 LBM046
\3100→\1690
ラ・フォンテーヌの『寓話』とフランス・バロックの宮廷音楽
 1. フランソワ・クープラン(1668-1733):
  プレリュード ~王宮のコンセール第4番より
 2. ラ・フォンテーヌの寓話「セミと蟻(蟻とキリギリス)」(朗読)
 3. ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):
  蟻とバッタ(蟻とキリギリス)
 4. エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):
  さあみんな、スペインとフランスのワインに酔いしれよう
 5. ラ・フォンテーヌの寓話「カラスと狐」(朗読)
 6. クレランボー: カラスと狐
 7. ルイ・ド・ケー・デルヴロワ(1677-1759): 蝶々
 8. ラ・フォンテーヌの寓話「酪農家の娘と牛乳の器」(朗読)
 9. クレランボー: 酪農家の娘
 10. ガブリエル・バタイユ(1574-1630):
  美しい女(ひと)よ、わたしは昼が憎い
 11. ラ・フォンテーヌの寓話「世捨てネズミ」(朗読)
 12. クレランボー: チーズの中のネズミ
 13. ミシェル・ランベール(1610-1696):
  楽しもう、この穏やかな急速を
 14. ラ・フォンテーヌの寓話「熊と二人の仲間」(朗読)
 15. クレランボー: 熊と二人のガスコーニュ男
 16. クープラン: 恋の夜啼鶯
 17. ラ・フォンテーヌの寓話「ライオンの宮廷」(朗読)
 18. クレランボー: ライオンの宮廷
 19. クープラン: 葦
 20. ラ・フォンテーヌの寓話「樫と葦」(朗読)
 21. クレランボー: 樫と葦
 22. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  このような場所から離れて
 23. ラ・フォンテーヌの寓話「亀と二羽の鴨」(朗読)
 24. クレランボー: 亀とワシ
 25. ケー・デルヴロワ: バッタ
 26. ラ・フォンテーヌの寓話「ウサギと亀」(朗読)
 27. クレランボー: ウサギと亀
 28. バタイユ: 頭痛を追い払いたい者はいるか
 29. ラ・フォンテーヌの寓話
  「大きくなりたがるカエル(カエルと牛)」(朗読)
 30. アントワーヌ・ボエセー(1587-1643): ついに、羊飼いの娘は
 31. ラ・フォンテーヌの寓話「ライオンとネズミ」(朗読)
 32. クレランボー: ライオンとネズミ
 33. ランベール: 素敵な夜
マリー=クロード・シャピュイ(メゾソプラノ)
ティエリー・ペトー(朗読)
ラ・シャペル・アルモニーク(古楽器使用)
 ジュヌヴィエーヴ・ピュニエ(フラウト・トラヴェルソ)
 ヴァランタン・トゥルネ(バス・ド・ヴィオール〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕、指揮)
 バンジャマン・ナルヴェ(テオルボ)
 ベランジェール・サンドラン(バロックハープ)

 録音: 2021年10月6日 エストラン、ギデル(フランス北西部ブルターニュ地方) ライヴ

 【演技力豊かな朗読はまるで音楽。17世紀のサロンを思わせる、フランス最前線の名手たちによる小編成音楽】
 バッハの声楽曲やラモーのオペラなど大がかりなプロジェクトを次々と成功させ、彗星のごとく登場した当時からインパクトのあった存在感に、近年ますます輝きが増しつつあるフランス新世代の古楽指揮者ヴァランタン・トゥルネ。
 ヴィオール(ガンバ)の演奏家でもある彼は自ら指揮するラ・シャペル・アルモニークで、大規模作品での評判に安んじることなく、自身も楽器を手に取って小編成の注目すべきプログラムも提案しつづけています。
 その最先端でライヴ録音されたこのアルバムは、劇作家モリエールやラシーヌ、大画家ルブランやミニャール、音楽家リュリやシャンボニエールらと同じように、ルイ14世の宮廷を虜にした詩人ラ・フォンテーヌ(1621-1695)の名高い『寓話』がテーマ。
 日本でも良く知られている「蟻とキリギリス(蟻とセミ)」や「牛より大きくなりたがる蛙」などの詩を、バロック歌手でもあるティエリー・ペトーが数トラックごとに演技力たっぷり明瞭な朗読で詠み上げています。
 これに関連する17~18世紀のフランス宮廷音楽が、声楽・器楽を織り交ぜ精妙な古楽器演奏で織り上げられてゆくのですが、通して聴いているとペトーの声の美しさと味わいもあり、さながら朗読も音楽の一部のよう。
 ライヴ収録で客席のほどよい笑い声も時折漏れ聴こえてくる中、さながら17世紀の機知に富んだフランス宮廷人たちのサロンに居合わせてしまったかのような臨場感を味わうことが出来ます。
 本場直送だからこそのこの気配、バロック・ファンならずとも虜になってしまうのではないでしょうか。
 思わずワインを開けたくなる1枚です。
 
 
 LBM048
\3100→\1990
ノスタルジック歌曲集
 1-9. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): やさしき歌 Op. 61
 10. エルネスト・ショーソン(1855-1899): 終わりなき歌 Op. 37
 11-13. シャルロット・ソヒー(1887-1955):
  3つのノスタルジックな歌 Op. 7
 14-16. ショーソン/フランク・ヴィラール(1966-)編曲:
  愛と海の詩 Op. 19
マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)
セリア・オヌト・ベンサイド(ピアノ)
ハンソン四重奏団
 アントン・ハンソン、ジュール・デュサップ(ヴァイオリン)
 ガブリエル・ラフェ(ヴィオラ)
 シモン・ドゥシャンブル(チェロ)

 録音: 2022年3月31日 L'Estran、ギデル、ブルターニュ、フランス (ライヴ/各曲集の後に拍手入り)

 フランスの作曲家による、ノスタルジックな愛の歌を集めたアルバム。
 いずれもピアノと弦楽四重奏のための作品(あるいはその版)であり、元々管弦楽伴奏である「愛と海の歌」はフランスの作曲家フランク・ヴィラールによって編曲されています。
 アルバム「トリスタンの後に」(LBM036)で名唱を聴かせた今注目のソプラノ、マリー=ロール・ガルニエの豊かな声量で訴えかける歌唱が聴きもの。
 クラムの「ブラック・エンジェルズ」(LBM040)で素晴らしい演奏を聴かせたハンソン四重奏団、Nomad Musicからリリースしたアルバム「メタモルフォシス」も好評のピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドの共演も嬉しいところで、実に表情豊かな演奏を聴かせています。
 

 LBM050
\3100→\1990
イントゥ・ザ・ウッズ ~ドイツ、フランス、アメリカの歌曲 ダミアン・パス(バリトン)
アルフォンス・スマン(ピアノ)
 1. スティーヴン・ソンドハイム(1930-2021): どんな時も~ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
 2. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): 鰐
 3. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921): ジャン王の軍隊行進
 4. アンリ・デュパルク(1848-1933): 旅への誘い
 5. フランツ・リスト(1811-1886): ガスティベルツァ
 6. フランツ・シューベルト(1797-1828): 魔王
 7. シューベルト: 影法師
 8. シューベルト: さすらい人の夜の歌
 9. シューベルト: 御者クロノスへ
 10. カール・レーヴェ(1796-1869): エドワード
 11. ウィリアム・ボルコム(1938-): ブラック・マックスの歌 ~『キャバレー・ソング第1集』
 12. マイク・ストーラー(1933-)/ジェリー・リーバー(1933-2011): オートバイの男
 13. ソンドハイム: みんなひとりじゃない ~ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
 14-17. オーストラリアの伝承曲
  14. ボタニー湾 / 15. ワルツィング・マチルダ / 16. Dying Stockman / 17. Wild Colonial Boy
 18-20. エリック・サティ(1866-1925): 3つの歌曲
  18. ブロンズの彫像 / 19. ダフェネオ / 20. 帽子屋
 21. ソンドハイム: Everybody Says Don't ~ミュージカル『口笛は誰でも吹ける』

 録音: 2022年3月14日 アテネ・ルイ・ジューヴェ劇場、パリ (ライヴ/一部に拍手入り)
 収録時間: 73分

 オーストラリア生まれでパリに学んだバス・バリトン、ダミアン・パスと、フランスでソロからアンサンブルまで幅広く活躍するピアニスト、アルフォンス・スマンが贈る洒脱なライヴ。
 ミュージカル、フランス近代歌曲、そしてドイツ歌曲までを抜群の表現力、演技力で歌い分け、聴衆を沸かせています。
 

 LBM051
\3100→\1990
ペドロ・ガルシア=ベラスケス&
 サミュエル・ベケット: 言葉と音楽

  ラジオ・ドラマ『言葉と音楽』(舞台上演)
  ペドロ・ガルシア=ベラスケス(1984-)...音楽
  サミュエル・ベケット(1906-1989)...台本
   1. small orchestra tuning up / 2. presentations /
   3. themes / 4. together 1 / 5. the face /
   6. together 2 / 7. end
 ※ 音楽は世界初録音
ル・バルコン(器楽アンサンブル)
 ヨハン・レイゼン(言葉)
 ジャン=クロード・フリサン(キング・クローク)
アルフォンス・スマン(指揮)

 録音: 2022年2月5日 Scene de recherche、Paris (ライヴ)
 収録時間: 46分

 【ベケットの戯曲に登場する、役としての「音楽」を新作!】
 『ゴドーを待ちながら』などで知られる劇作家サミュエル・ベケットによるラジオ・ドラマ『言葉と音楽』。
 衰えた老人ながら感情の起伏が激しい「クローク」と、従者である「ジョー(言葉)」と「ボブ(音楽-演奏で表現される)」による、ベケットらしい簡素な言葉を使った不条理なやり取りが描かれます。
 ここで音楽が重要な役割を受け持ちますが、1962年BBCで最初に放送された時にはベケットのいとこであるジョン・S.ベケットが音楽を担当、その後何度か新たな音楽を付ける試みがなされており、現在ではモートン・フェルドマンによるものが有名です。
 今回ここに新たな音楽を作曲したのは、コロンビア系フランス人作曲家ペドロ・ガルシア=ベラスケス。
 フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン各1本と弦楽四重奏にコントラバス、2人が操作するエレクトロニクスという編成で、浮遊感と不安定感のある、作品の世界観を上手く表現した音楽となっています。
 ベルギーの俳優ヨハン・レイゼン(この録音後2023年3月に亡くなっています)とフランスの俳優ジャン=クロード・フリサンによる熱演、ル・バルコンの安定したアンサンブルでお楽しみください。
 なお演じられる言語は英語、ブックレットにはベケット自身による仏語訳も掲載されています。

 





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