95203
(3CD)
\2500
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ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集 第11集
ルイジ・ボッケリーニ [1743-1805]:弦楽五重奏曲集
CD1 69'28
弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.30-1, G.319
1. I. アンダンテ・レントレッロ 5'21 2.
II. メヌエット 2'57
弦楽五重奏曲 イ短調 Op.30-2, G.320
3. I. アレグロ 4'43 4. II. メヌエット
4'09
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.30-3, G.321
5. I. アンダンティーノ・レントレッロ 3'08 6.
II. メヌエット 3'17
弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.30-4, G.322
7. I. アレグロ 4'53 8. II. メヌエット
3'09
弦楽五重奏曲 ホ短調 Op.30-5, G.323
9. I. アレグレット 6'11 10. II. メヌエット
4'04
11. 弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.30-6, G.324「マドリードの夜の街角の音楽」(第2版)
14'56
アヴェ・マリアの鐘の模倣 00'28 (00'00-00'28)
太鼓の模倣 00'26 (00'28-00'54)
盲目楽師たちのメヌエット 02'13 (00'54-03'07)
ロサリオ 03'42 (03'07-06'49)
パサカリエ 02'02 (06'49-08'51)
帰営 05'58 (08'51-14'49)
12. 弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.30-6, G.324「マドリードの夜の街角の音楽」(第1版)
12'37
アヴェ・マリアの鐘の模倣 00'28 (00'00-00'28)
太鼓の模倣(鐘の音入り) 01'06 (00'28-01'34)
盲目楽師たちのメヌエット 01'59 (01'34-03'33)
ロサリオ 04'24 (03'33-07'57)
パサカリエ 01'54 (07'57-09'51)
太鼓の模倣 00'19 (09'51-10'10)
帰営 02'21 (10'10-12'31)
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CD2 52'21
弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.31-1, G.325
1. I. アレグロ・モデラート 7'17
2. II. メヌエット 3'20
3. III. グラーヴェ 6'42
4. IV. アレグロ・ヴィヴァーチェ・マ・ノン・プレスト
2'19
弦楽五重奏曲 ト長調 Op.31-2, G.326
5. I. モデラート 8'25
6. II. アンダンテ・レント 2'54
7. III. メヌエット、コン・モート 2'18
8. IV. ロンドー. アレグレット 4'18
弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.31-3, G.327
9. I. アンダンテ・レント 4'14
10. II. アレグロ・アッサイ 6'28
11. III. メヌエット 3'04
12. IV. フィナーレ. アレグロ・ヴィーヴォ
2'29
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CD3 52'21
弦楽五重奏曲 ハ短調 Op.31-4, G.328
1. I. プレリュード - アダージョ 2'42
2. II. アレグロ・ヴィーヴォ 7'40
3. III. アダージョ 1'33
4. IV. アレグロ・マ・ノン・プレスト・コンクルジーヴォ
5'23
弦楽五重奏曲 イ長調 Op.31-5, G.329
5. I. カンタービレ 4'57
6. II. アレグロ・マエストーゾ 7'11
7. III. メヌエット 3'43.
8. IV. フィナーレ. アレグロ 2'18
弦楽五重奏曲 ヘ長調 Op.31-6, G.330
9. I. アレグレット・コン・モート 4'47
10. II. ラルゴ 5'39
11. III. メヌエット 3'29
12. IV. フィナーレ. アレグロ・ヴィーヴォ
2'54
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ルイージ・プクセッドゥ(チェロ)
イ・ヴィルトゥオージ・デッラ・ロトンダ
フェデリーコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
アレッシア・パッツァーリア(ヴァイオリン)
ダヴィデ・ザルトロン(ヴィオラ)
リッカルド・ジョヴィネ(チェロ)
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録音:2014年10月、2015年1月(Op.30)、 2016年1月、6月(Op.31)、イタリア、パドヴァ、サンタ・マリア・デッラ・カルチェリ修道院
有名曲「マドリードの夜警隊の行進」は2ヴァージョン収録!
イタリアのチェロ奏者プクセッドゥが参加したボッケリーニ・シリーズは、活力、色彩とカンタービレの魅力にあふれたもので、ときに驚くほどのダイナミズムも交えながら、旧来の「穏やかな」ボッケリーニ像とは大きく異なるアプローチを展開して評判となっています。今回はみずから結成したグループ「イル・ヴィルトゥオージ・デッラ・ロトンダ」での演奏で、演奏の活気はさらに高まっています。
なお、10月には52枚組ボッケリーニ・ボックスが発売される予定で、このアルバムの音源もそこに含まれます。

弦楽五重奏曲シリーズの状況
プクセッドゥは、「ラ・マニフィカ・コムニタ」のメンバーとして、ボッケリーニの弦楽五重奏曲集
第1集から第9集、計51作品を2005年から2011年にかけて発売していましたが、2012年にレーベルの体制が大きく変わったことでいったん中断。
そして、第9集から4年後の2015年に、プクセッドゥ自ら結成したグループ「イル・ヴィルトゥオージ・デッラ・ロトンダ」での演奏により、第10集、計6曲を発売してシリーズを再開。
しかしその続編が登場するのは9年後の2024年のことで、それが今回の第11集となります。レコーディングは2014年から2016年にかけておこなわれていたので、少々長いタイムラグではありますが、激動の時代にあってはある程度仕方の無い面もあるかもしれません。
2つの「マドリードの夜警隊の行進」
注目されるのはボッケリーニの代表作と目される弦楽五重奏曲の傑作「マドリードの夜警隊の行進」が2種類収録されていることです。有名な第1版に加えて、終曲「帰営」に変奏を加えて倍以上の規模に拡大した第2版が収められているのですが、この第2版はこれまでなぜか弦楽五重奏による録音が無かったので貴重です。
ルイジ・ボッケリーニ[1743-1805]は、ルッカの音楽一家に生まれたイタリア人で、イタリアやウィーンでチェロの腕を磨いた後、24歳で作曲家としてパリで成功、その後、26歳から62歳で亡くなるまで、つまり社会に出てからのほとんどの期間をスペインで過ごしたという事実上の「スペインの作曲家」でもありました。
13歳でチェリストとしてデビューしたボッケリーニは、「おそらく歴史上もっとも優れたチェリストであった」と鈴木秀美氏も称えるほどの無類の超絶技巧チェリストでもあったとされており、その作品には、古典派時代の音楽としては異例なほどチェロの魅力が詰まったものとなっていました。
ボッケリーニはスペインの宮廷で活躍していたこともあってか、その音楽は古典派的なシンプルな様式感よりも、ボッケリーニならではの自由な感覚で貫かれているものが多く、優雅なロココの中に突然チェロの名技が盛り込まれたり、コミカルな音楽が出現したりと、曲によってはかなりのやりたい放題ぶりとなっています。しかもご当地スペインの舞曲やギターまで交えた作品も書いており、さらに絶品ともいえる旋律美で彩られた宗教音楽まで書いていました。
ルイージ・プクセッドゥ(チェロ)
1967年、北イタリアのロヴィーゴに誕生。同地でチェロをルカ・シモニーニに師事し、その後、フランコ・ロッシ、アメデーオ・バルドヴィーノ、マリオ・ブルネロ、アントニオ・ヤニグロ、ダヴィド・ゲリンガスに師事。ヴィットリオ・ヴェネト国際コンクールやヴィオッティ国際音楽コンクールで入賞したほか、ミラノのモーツァルト協会賞なども受賞。
ソロと室内楽の両方で世界各地で活動し、ミラノのスカラ座、パリのサル・プレイエル、ザルツブルクのモーツァルテウム、ニューヨークのリンカーン・センター、ウィーンのムジークフェライン、東京のサントリー・ホールなどでも演奏。
プクセッドゥは長年、イ・ソリスティ・ヴェネティのソロ・チェロ奏者を務めたのち、イ・ソリスティ・フィラルモニチ・イタリアーニでも演奏。
古楽器演奏も得意で、ラルテ・デッラルコ、トリオ・ストラディヴァリ、ラ・マニフィカ・コムニタなどでも活動。
また、故郷のロヴィーゴ・フランチェスコ・ヴェネッツェ音楽院でチェロを教えてもいます。
CDは、Brilliant Classics、Amadeus、RCA、Erato、Frequency、Hyperion、Tactus、DADなどから発売。
イル・ヴィルトゥオージ・デッラ・ロトンダ
2002年、ルイージ・プクセッドゥにより創設。ソロ奏者やイタリアのオーケストラ楽員などで構成。編成はフレキシブルで、弦楽三重奏から弦楽オーケストラまで幅広く対応し、そのすべてを指揮者なしで演奏します。グループ名の「ロトンダ」は、プクセッドゥの故郷ロヴィーゴにある美しいバロック様式の教会で、コンサートでも使用されています。
今回のメンバーは、2013年録音の第10集と同じです。
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97267
(5CD)
\3400
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教会オルガン音楽、トゥルヌミールの「神秘のオルガン」
シャルル・トゥルヌミール [1870-1939]:「神秘のオルガン」[1927-1932]
CD1 76'32
第24番「昇天8日目の日曜日」
1. 入祭唱への前奏曲:「聞きたまえ主よ...アレルヤ」
1'40
2. 奉献唱:「主は昇天し」 4'11
3. 聖体奉挙唱:交唱「これらのことを私は話し」
1'13
4. 聖体拝領唱:「私が父であった頃」 2'32
5. 後奏曲:アレルヤ唱 「主は統べ治められ」
5'53
第25番「聖霊降臨の祝日に」
6. 入祭唱への前奏曲:「主の御霊が世界に満ちて...アレルヤ」
1'16
7. 幻想曲=コラール:続唱「来たれ、聖霊よ」、聖歌:「来たれ、創造主なる聖霊よ」、聖歌:「テ・デウム」、詩篇唱第94篇「さあ喜んで」(朝課)
10'01
第26番「聖なる三位一体の祝日に」
8. 聖体拝領唱:「主なる神をたたえ」 2'50
9. 三連祭壇画:聖歌「すでに日は落ちて」、交唱「聖なる創造主に祝福あれ」、聖歌:「テ・デウム」
9'16
第27番「聖体の祝日に」
10. 入祭唱への前奏曲:「彼は食事を与え...アレルヤ」
1'14
11. 奉献唱:「主の司祭が」 4'15
12. 聖体奉挙唱:交唱「なんと甘美な」 1'45
13. 聖体拝領唱:「パンを食べるたびに」 3'07
14. 幻想曲=パラフレーズ:応唱「彼は食事を与え...」、聖歌「舌よ歌え」(第3)、続唱「シオンを讃えよ」、聖歌「永遠の王」、聖歌:「テ・デウム」
8'14
第32番「聖霊降臨後第7主日」
15. 入祭唱への前奏曲:「すべての 民よ、手を打ち鳴らせ」
1'45
16. 奉献唱:「ホロカウストのように(ホロカウストは獣の丸焼きを神前に供えるユダヤ教の祭り。全燔祭。ホロコースト)」
2'49
17. 聖体奉挙唱:交唱「偽預言者に気をつけよ」
1'26
18. 聖体拝領唱:「主よ、あなたの耳を傾けよ」
2'26
19. アレルヤ第4番:「すべての民よ、手を打ち鳴らせ」
4'03
第36番「聖霊降臨後第10主日」
20. 入祭唱への前奏曲:「私が主に向かって叫んでいたあいだ」
1'45
21. 奉献唱:「主よ、あなたを仰ぎ」 4'07
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CD2 76'05
第14番「赦罪の主日」
1. 入祭唱への前奏曲:「私の守護神に」 2'12
2. 奉献唱:「主よ、あなたをたたえ」 3'57
3. 聖体奉挙唱:交唱「そして先に行った人々も」
1'04
4. 聖体拝領唱:「彼らは食べ飽きた」 2'38
5. ステンドグラス:詠唱「全ての地よ、神に歓呼せよ」
7'15
第15番「バラの主日」
6. 入祭唱への前奏曲:「エルサレムと共に喜び」
1'33
7. 奉献唱:「主を賛美せよ」 3'11
8. 聖体奉挙唱:交唱「主は満足された」 1'16
9. 聖体拝領唱:「建設されつつあるエルサレム」
2'19
10. 後奏曲=幻想曲:交唱「ラビ、この男はどのような罪を犯したのか?、聖歌「めぐみ深き創造主よ」、交唱「彼が満足したとき」
7'18
第16番「聖土曜日」
11. 奉献唱:「アレルヤ」 4'11
12. 聖体拝領唱:交唱「アレルヤ」 2'36
13. 後奏曲:「キリストの光」、交唱「私は眠り」、閉祭の挨拶「お行きなさい、ミサはこれで終わりです。アレルヤ」
5'55
第17番「復活の主日」
14. 聖体奉挙唱:交唱「しかし天使は」 1'46
15. 聖体拝領唱:「われらが過越しの小羊」
3'27
16. パラフレーズと二重コラール:交唱「私は眠り」、交唱「この日こそ」、続唱「過越の犠牲への賛美」、閉祭の挨拶「
お行きなさい、ミサはこれで終わりです。アレルヤ」、聖歌:「テ・デウム」
9'35
第19番「復活祭後第2主日」
17. 入祭唱への前奏曲:「主の憐れみ」 1'22
18. 奉献唱:「神よ、私の神よ」 3'16
19. 聖体奉挙唱:交唱「私は良い羊飼い」 1'11
20. 聖体拝領唱:「私は良い羊飼い」 2'26
21. 宗教的狂詩曲:聖歌「王室の晩餐の子羊」(第4番)、応唱「主は墓からよみがえられた」
6'55
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CD3 74'01
第43番「聖霊降臨後第16主日」
1. 入祭唱への前奏曲:「主よ、われを憐れみたまえ」
1'15
2. 奉献唱:「主よ、われを助けに」 3'10
3. 聖体奉挙唱:交唱「イエスが家に入り」 1'12
4. 聖体拝領唱:「主よ、われは覚え」 2'28
5. アレルヤ・コラール第1番:昇階唱「諸国は恐れ」
5'45
第44番「聖霊降臨後第17主日」
6. 入祭唱への前奏曲:「主よ、あなたは義であり」
1'21
7. 奉献唱:「われは主に祈り」 3'38
8. 聖体奉挙唱:交唱「あなたは指導者」 1'24
9. 聖体拝領唱:「誓いなさい、そして報いなさい」
2'25
10. アレルヤ・コラール第2番:昇階唱「祝福された国民」
6'53
第45番「聖霊降臨後第18主日」
11. 入祭唱への前奏曲:「主よ、平和を与えたまえ」
1'08
12. 奉献唱:「モーゼは主に祭壇を奉献し」
4'18
13. 聖体奉挙唱:交唱「主は言われた、中風の人」
1'16
14. 聖体拝領唱:「誓いたまえ、そして報いたまえ」
2'30
15. アレルヤ・コラール第3番:昇階唱「われら喜びて」
4'55
第46番「聖霊降臨後第19主日」
16. 入祭唱への前奏曲:「私こそは民の救い」
1'37
17. 奉献唱:「われ歩き回るとも」 2'50
18. 聖体奉挙唱:交唱「招いた人々に伝え」
1'07
19. 聖体拝領唱:「あなたは命じ」 2'35
20. アレルヤ・コラール第4番:昇階唱「すべての者の目は」
5'20
第47番「聖霊降臨後第20主日」
21. 入祭唱への前奏曲:「あなたがわれらになさったすべてのことは」
1'38
22. 奉献唱:「バビロンの川のほとりで」 4'29
23. 聖体奉挙唱:交唱「ある統治者が」 1'14
24. 聖体拝領唱:「しもべへの言葉を」 3'01
25. アレルヤ・コラール第5番:昇階唱「すべての者の目は」
5'45
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CD4 71'46
第29番「聖霊降臨後第4主日」
1. 入祭唱への前奏曲:「主はわが光」 1'27
2. 奉献唱:「わが目に光を」 4'26
3. 聖体奉挙唱:交唱「イエスの昇天」 1'14
4. 聖体拝領唱:「主はわがよりどころ」 2'02
5. アレルヤ第1番:交唱「ダヴィデの勝利」、アレルヤ唱「神よ御身は王座に」
5'14
第30番「聖霊降臨後第5主日」
6. 入祭唱への前奏曲:「主よ、しもべの声に耳を傾けたまえ」
1'48
7. 奉献唱:「主をほめたたえ」 2'47
8. 聖体奉挙唱:交唱「あなたがたが聞いているのは」
1'25
9. 聖体拝領唱:「ただひとつのことを」 2'53
10. アレルヤ第2番:アレルヤ唱「主よ、あなたの力を喜び」
4'48
第35番「聖母被昇天」
11. 入祭唱への前奏曲:「われらの喜び...マリア」
1'34
12. 奉献唱:「マリアは天に昇られ」 6'11
13. 聖体奉挙唱:交唱「あなたの保護のもとに」
1'40
14. 聖体拝領唱:「良いほうを」 2'45
15. パラフレーズ=カリヨン:交唱「私は眠り」、詩篇唱第94篇「さあ喜んで」(復活節
朝課)、聖歌「めでたし、海の星」(第1)、交唱「サルヴェ・レジーナ」
10'32
第48番「諸聖人の祝日」
16. 入祭唱への前奏曲:「われらの喜び...聖人たち」
2'06
17. 奉献唱:「正しき人の魂は」 4'04
18. 聖体奉挙唱:交唱「あなたを誉めたたえ」
1'32
19. 聖体拝領唱:「祝福されし心の清き者」
3'02
20. コラール:聖歌「穏やかなるキリストのしもべ」、応唱「正しき者よ喜べ」
9'38
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CD5 79'59
第3番「我らの主イエス・キリストの降誕(クリスマス)」
1. 入祭唱への前奏曲:「おさな子われらに生まれ」
1'24
2. 奉献唱:「天と地、全てはあなたのもの」
6'03
3. 聖体奉挙唱:交唱「まことは地から」 1'24
4. 聖体拝領唱:「地上のすべての国々は」 4'19
5. パラフレーズ:交唱「私は眠り」、聖歌「太陽の昇る地平から」、「テ・デウム」
9'01
第4番「クリスマス後8日目の日曜日」
6. 入祭唱への前奏曲:「すべてのものが沈黙を保ち」
1'52
7. 奉献唱:「神は世界を固く据えられ」 4'04
8. 聖体奉挙唱:応唱「ことばは肉となった」
1'06
9. 聖体拝領唱:「その子と母親を連れて」 2'45
10. 後奏曲 コラール:聖歌「すべての者のあがない主なるイエスよ」、交唱「私は眠り」、交唱「幼子イエス」
10'12
第6番「イエスの聖なる御名」
11. 入祭唱への前奏曲:「イエスの御名にて」、詩篇唱「主よ」
1'43
12. 奉献唱:「神よ、あなたへ告白します」
3'32
13. 聖体奉挙唱:交唱「わたしに大いなることをなさり」(第8)
1'04
14. 聖体拝領唱:「すべての民よ」 3'17
15. 変奏曲:聖歌「主よ、その優しき思い」、交唱「若い男と若い女」
9'54
第7番「公現祭」
16. 入祭唱への前奏曲:「見よ,主が支配者としておいでに」
1'26
17. 奉献唱:「タルシスの王たちは」 3'52
18. 聖体奉挙唱:交唱「宝箱を開き」 1'10
19. 聖体拝領唱:「私達は星を見た」 4'15
20. 幻想曲:アレルヤ唱「星を見た」、交唱「私は眠り」、聖歌「残酷なヘロデ王」(第8)、「すべての人々はサバ(シバ)から」
7'26
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ティエールト・ファン・デル・プルーフ(オルガン) |
録音:1995年4月19-21日(CD1、4、5)、1996年7月1-5日(CD2、3)、フランス、ドゥエー、サン・ピエール参事会教会
優秀録音で聴く究極の教会オルガン音楽
歴史の荒波に耐え抜いた北フランスの巨大なサン・ピエール参事会教会に設置されているオルガンは数奇な運命を辿ったことでも知られています。カトリック・オルガン曲の最高峰ともいわれるトゥルヌミールの「神秘のオルガン」は、本来は典礼用ですが、自由で幻想的、ロマンティックな部分も多いことから、作曲者自身が演奏会用途にも向いているとしており、実際、シンフォニック・オルガンの醍醐味を楽しめる部分がけっこうあります。オランダのオルガン系レーベル音源のライセンス発売。

ティエールト・ファン・デル・プルーフ(オルガン)
1958年、オランダに誕生。合唱指揮、教会音楽、オルガン即興演奏の資格を取得したのち、1985年にアムステルダムのスウェーリンク音楽院でオルガン独奏の学位を取得。
オルガニストとして活動するほか、1998年1月にはグレゴリオ聖歌のラテン語による歌唱研究を目的に、合唱団「スコラ・カントルム・グレゴリアヌム・プルムレント」を結成。写本の記号学的解釈を深め、典礼とその演出についても研究しています。
CDは、Brilliant Classics、Prestare、VLS
Records、Zwoferinck CD Productionsなどから発売。
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96816
(2CD)
\2100
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若手による活気ある演奏で楽しむウォルフ=フェラーリ
エルマンノ・ウォルフ=フェラーリ [1876-1948]:
弦楽三重奏曲、弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲
CD1 80'31
弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.23
1. I アレグロ~アンダンテ・トランクイロ
9'01
2. II アンダンテ・カンタービレ 7'01
3. III カプリッチョ:アレグロ・ペザンテ
5'38
4. IV アレグロ 8'19
弦楽四重奏曲 イ短調 (1894)
5. I アレグロ・モデラート 6'01
6. II アダージョ・ノン・トロッポ 7'41
7. III アレグロ・ヴィヴァチッシモ 2'21
8. IV フィナーレ:アレグロ・アッサイ 6'30
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.24 (1942)
9. I アレグロ・アッサイ・クアージ・プレスト
6'56
10. II ラルゲット 7'07
11. III プレスティッシモ 4'43
12. IV モルト・モッソ・アッラ・ブレーヴェ
9'03
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エオス四重奏団(クァルテット・エオス)
エリア・キエーザ(ヴァイオリン)
ジャコモ・デル・パーパ(ヴァイオリン)
アレッサンドロ・アッキ(ヴィオラ)
マルゲリータ・スーチョ(チェロ/シルヴィア・アンカラーニの代役)
マッテオ・ロッキ(ヴィオラ) |
CD2 47'31
弦楽三重奏曲 ロ短調 (1894)
1. I アレグロ 8'28
2. II ラルゲット 7'19
3. III スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ
5'21
弦楽三重奏曲 ハ短調
4. III スケルツォ:アレグロ・モルト 4'22
5. IV アダージョ・モルト~プレスト 3'59
弦楽三重奏曲 イ短調 Op.32 (1945)
6. I アレグロ・モデラート 5'27
7. II パストラーレ(アンダンテ・トランクイロ)
5'33
8. III アレグロ 6'42
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ダーヴィド三重奏団(トリオ・ダーヴィド)
グローリア・サンタレッリ(ヴァイオリン)
キアラ・マッツォッキ(ヴィオラ)
トンマーゾ・カステッラーノ(チェロ) |
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録音:2023年4月23~30日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ
20世紀前半に活躍した作曲家、ウォルフ=フェラーリは、ドイツ人画家の父とイタリア人の母のあいだにヴェネツィアで生まれたドイツとイタリアの二重国籍者。ローマとミュンヘンで音楽と絵画を勉強し、主にオペラ作曲家として活躍したウォルフ=フェラーリの作風は、後期ロマン派のドイツの伝統に根ざしながらも、郷愁に満ちたイタリア風の叙情性に満ちたものです。室内楽や室内オケ曲などオペラ以外にも魅力的な作品が多く遺されており、Brilliant
Classicsではこれまでいくつものアルバムをリリース済み。今回の曲目は弦楽三重奏、弦楽四重奏、弦楽五重奏というもので、さまざまな時期の作風を味わうことができます。
エオス四重奏団(クァルテット・エオス)
2016年にローマ・サンタ・チェチーリア音楽院で結成。2020年にはスイスのヴィンタートゥールで開催されたオルフェウス・コンクールで優勝。以後、イタリアやフランス、スイスで演奏し、2022年7月には、パリのサンジェル=ポリニャック財団から「アーティスト・イン・レジデンス」に任命。
現在、彼らは元アルバン・ベルク四重奏団のチェロ奏者ヴァレンティン・エルベンが提供したペーター・グライナー製作による4台の楽器を使用。
CDは、Brilliant Classics、Da Vinci Classics、Tactusなどから発売。
マルゲリータ・スーチョ(チェロ/画像中央)
2001年、北イタリアのジェノヴァに誕生。2020年に北イタリアのアレッサンドリア・ヴィヴァルディ音楽院で最優秀の成績で卒業した後、シエナのキジアーナ音楽院、クレモナのヴァルテル・スタウフェル音楽院、ベルン芸術大学で学び、2022年に「優秀」という最終評価を得て芸術学修士号を取得。また、14歳の時に出会ったアントーニオ・メネーゼス(メネセスとも)からは、以後、恩師として良き助言者として大きく影響を受けています。
ソロと室内楽の両方で活動し、2022年には、ヴァイオリンのパオロ・アンドレオーリ、ピアノのチェーザレ・ペッツィとともにピアノ・トリオ・アンタレスを結成。
マッテオ・ロッキ(ヴィオラ/画像左端)
1990年、ローマに誕生。10歳でヴァイオリンを学び始め、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、2012年に最高点で卒業し、その年の最優秀卒業生に贈られるA.ジャンヌッツィ奨学金も獲得。その間、ヴァルテル・スタウフェル音楽院でも学んでいます。
各種コンクールでの入賞を経て、ロッキはボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団や、カリアリ・テアトロ・リリコ管弦楽団などで首席ヴィオラ奏者を務めたほか、現在は、グァダニーニ・クァルテット(グァダニーニ四重奏団)のヴィオラ奏者として世界各地で演奏。
CDは、Brilliant Classics、Amadeus、On Classicalなどから発売。

ダーヴィド三重奏団(トリオ・ダーヴィド)
2020年に結成。メンバーは、室内楽の研究に情熱を傾け、弦楽三重奏曲のようなオリジナルなレパートリーを掘り下げ、発見しようという若手音楽家たち。イーモラ国際アカデミーおよびフィエーゾレ音楽学校で腕を磨いたほか、プロメテオ四重奏団の指導も受けています。
彼らはイタリア各地のほか、クロアチアやトルコでも演奏。
CDは、Brilliant Classicsなどから発売。
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97088
(2CD)
\2100
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バッハとも縁のあった流浪の作曲家
コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ:
チェンバロ曲集
コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ
[1691-1765]
チェンバロのための作品集(ハンブルク、1735年頃)
CD1 77'24
1. メヌエットと17の変奏 変ロ長調 19'32
組曲 ハ短調
2. I. 序曲 5'46
3. II. アルマンド 4'34
4. III. クーラント 2'04
5. IV. サラバンド 2'02
6. V. メヌエット 1'35
7. VI. ガヴォット 0'50
8. VII. ジーグ 2'20
組曲 ニ短調
9. I. 序曲 3'06
10. II. アルマンド 3'22
11. III. クーラント 2'15
12. IV. サラバンド 2'35
13. V. ガヴォット 1'18
14. VI. メヌエット 1'03
15. VII. ジーグ 8'18
16. フーガ ニ短調 4'43
17. フーガ 変ロ短調 3'30
18. トッカータ ホ短調 8'11
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CD2 79'24
組曲 ニ長調
1. I. 序曲 10'06
2. II. スケルツォ.ヴィヴァーチェ 2'49
3. III. アルマンド 4'36
4. IV. クーラント 1'54
5. V. サラバンド 3'19
6. VI. ガヴォット.プレスト 1'20
7. VII. メヌエット 1'25
8. VIII. ジーグ 3'32
組曲 ヘ長調組曲 ヘ長調
9. I. ソナタ.ヴィヴァーチェ 2'51
10. II. アルマンド 3'12
11. III. クーラント 2'26
12. IV. サラバンド ラルゲット 2'40
13. V. メヌエット I-II 2'06
14. VI. ジーグ 2'59
組曲ト長調組曲ト長調
15. I. ソナタ.ヴィッラネッラ 3'26
16. II. アルマンド 3'35
17. III. クーラント 2'55
18. IV. サラバンド 2'44
19. V. ガヴォット 1'55
20. VI. メヌエット 1'42
21. VII. ジーグ 1'43
22. フーガ ニ長調 2'52
23. フーガ ト長調 3'32
24. トッカータ イ長調 3'53
25. フーガ イ長調 5'18
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フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ) |
録音:2022年2月、イタリア、ノヴァーラ、ボルゴ・ティチーノ
知られざる作曲家たちの良作を次々に世に問うフェルナンド・デ・ルーカによる新作は、バッハとも交流があったドイツ人作曲家の作品集。コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ[1691-1765]は、ドイツで生まれ、23歳から28年間に渡って、チェンバリスト、指揮者、作曲家としてドイツ、オーストリア、イタリア、スウェーデンなど各地を転々とし、51歳から亡くなるまでの23年間はオランダで教会オルガニストとして過ごした人物。今回の作品集は、国際的な感覚を身につけたフルレブッシュがハンブルクで働いていた1735年頃に書かれたもので、同じ頃にライプツィヒのバッハ家を訪れた際に、バッハが地元の出版社にフルレブッシュの作品を推薦したとも伝えられています。
演奏のフェルナンド・デ・ルーカは、これまで、ボーヴァルレ=シャルパンティエ(2CD)、フーケ(2CD)、デュフォー(2CD)、ジョラージュ(1CD)、モワロー(7CD)、グラウプナー(14CD)、ニコラ・シレ(2CD)、ヘンデルなどのマニアックな曲集で高い評価を獲得しており、愛器ブランシェ・モデルを使用した今回のアルバムも注目されるところです。
なお、ブックレット(英語)には、デ・ルーカによるフルレブッシュについての解説と、フルレブッシュの自費出版楽譜の表紙画像が掲載されています。

フェルナンド・デ・ルーカ (チェンバロ)
1961年、ローマで誕生。9歳の時にはすでにバロックのイディオムで作曲をおこなっていたというデ・ルーカは、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、オルガンとピアノなどを勉強。続いて、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂のマエストロ・ディ・カペラであるドメニコ・バルトルッチに弟子入りして宗教音楽と対位法、即興演奏、作曲を学び、1992年にはチェンバロをパオラ・ベルナルディに師事。
その間、1989年には、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽を専門とする音楽アンサンブル「Et
in Arcadia Ego」を設立するなど、ソリスト、アンサンブル奏者として活動し、最近ではバロック風の衣装で演奏したりもしています。
CDは、Brilliant Classics、Uraniaなどから発売。
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ハーグ・レジデンティ管弦楽団の自主制作録音
ハンス・フォンク指揮
グスタフ・マーラー [1860-1911]:交響曲第2番
ハ短調 「復活」 79'02
1. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ 20'48
2. 第2楽章 アンダンテ・モデラート 9'45
3. 第3楽章 穏やかに流れる動きで 10'26
4. 第4楽章 原光:きわめて荘厳に、しかし簡潔に
5'07
5. 第5楽章 フィナーレ:スケルツォのテンポで
32'56
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ハンス・フォンク指揮
マリア・オラン(ソプラノ)
ヤルト・ファン・ネス(コントラルト)
オランダ劇場合唱団
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
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録音:1985年、ハーグ、ニーウェ教会
ハーグ・レジデンティ管弦楽団の自主制作録音が久々の復活
新ホール建設財源の一助として自主制作盤づくりを頑張っていたレジデンティ管弦楽団が1985年にセッション録音した音源が久々の復活。会場はコンサートホールとして使用されていたハーグのニーウェ教会。指揮は首席指揮者就任5年目で、ドレスデン国立歌劇場音楽監督兼シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者にも就任したばかりのハンス・フォンク。
レジデンティ管弦楽団の不運
1904年に創設されたレジデンティ管弦楽団は、2,088人収容の多目的ホール「芸術科学館」を60年間本拠地としていましたが、老朽化のため使用中止となり、不動産会社が改修工事を計画中に全焼してからは、本拠地がない状態となり、劇場や多目的ホールなどを転々としていました。
新ホール建設計画
ハーグ市はオランダ王室や国会、国際会議場のある政治的中心都市であり、人口もオランダで3番目の規模であることからオーケストラの需要も見込め、なにより新首席指揮者ハンス・フォンクのもとでの実績が良好であったことから、1982年、レジデンティ管弦楽団は自分たちで資金を募って専用のコンサートホールを建設することを決断します。
資金調達に向けての自助努力
この建設計画は、資金を産業界や政府期間、個人など様々なところに求めるものでしたが、オーケストラの方でも自主制作録音で得た収益を建設資金にまわす目的で、1985年から新ホール「Dr.アントン・フィリップスザール」が完成する1987年にかけてニ十数点のアルバムを発売しています。
自主制作録音の内容
首席指揮者ハンス・フォンクの録音が中心ですが、ほかにハインツ・ワルベルク、フェルディナント・ライトナー、アラン・ロンバールの録音や、指揮者なしの室内アンサンブル録音もありました。
録音に使ったホール
録音会場は、1969年に閉鎖して改装しコンサートホールを含む多目的施設となっていたハーグのニーウェ教会(新教会)。17世紀なかばに、フローテ教会(大教会)が手狭になって信徒を収容しきれなくなったためつくられた教会です。この教会は新ホールに隣接していたことから、複合施設の一部となり、以後、紆余曲折を経て、現在ではより大きな舞台芸術複合施設「アマーレ」に組み込まれています。

ハンス・フォンク
1966年からネーデルラント・バレエの指揮者兼リハーサル・ピアニスト、1969年からコンセルトヘボウ管弦楽団の副指揮者、1973年からオランダ放送フィルの首席指揮者、1976年からネーデルラント・オペラの首席指揮者、1980年からレジデンティ管弦楽団の首席指揮者と、プロ・デビュー以降のフォンクの多角的な経験蓄積にはすごいものがあり、それがブロムシュテットの後任として、1985年からドレスデン国立歌劇場音楽監督兼シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者に選ばれた理由とも思われます。
しかしこの3年後にはフォンクは「ギラン・バレー症候群」を発症し、長期療養を余儀なくされ、回復後の1991年にケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、1996年にはセントルイス交響楽団の首席指揮者に就任しますが、5年目の2001年に今度は「筋萎縮性側索硬化症」発症してしまいます。2002年にオランダに戻ったフォンクは、オランダ放送交響楽団の首席指揮者に就任し、2004年に亡くなるまで車椅子で指揮しています。
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古代ギリシャ趣味から生まれた典雅なサウンド
リラ・ギターの魅力
シャルル・ドワジー [c.1748-c.1807]
12の易しいエア
1. モデラート 1'12
2. ワルツ 0'56
3. ワルツ 1'21
4. セレナーデ(マエストーゾ~プレスト) 3'38
5. アンダンテ 1'36
6. コサック 2'17
7. ポロネーズ 2'19
8. アンダンティーノ~変奏 3'17
9. アンダンティーノ(シシリエンヌ)~変奏)
4'09
10. ロンド(アレグレット) 2'11
11. ワルツ 1'16
12. ワルツ 1'27
A.A.ルージョン=ボークレール [17???18??]
リラ・ギターのための12のワルツと主題と変奏
Op.8
13. ワルツ 1 1'19
14. ワルツ 2 1'18
15. ワルツ 3 1'36
16. ワルツ 4 1'16
17. ワルツ 5 1'19
18. ワルツ 6 1'16
19. ワルツ 7 1'33
20. ワルツ 8 1'18
21. ワルツ 9 1'26
22. ワルツ 10 1'06
23. ワルツ 11 1'17
24. ワルツ 12 1'05
25. 主題と変奏 6'53
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ピエール=ジョゼフ・プルーヴィエ [c.1750-1826]
リラ・ギターのためのアルマンド、ロンドー、ソトゥーズとアングレーズ
26. モデラート 1'22
27. アレグレット 1'07
28. モデラート 1'13
29. アレグレット 1'00
30. ポコ・アンダンテ 0'54
31. アレグレット 1'33
32. ポコ・アレグロ 1'02
33. アンダンテ 2'11
34. アレグレット 1'19
35. アレグレット 0'56
36. テンポ・ジュスト 2'09
37. ポコ・アンダンテ 1'08
ジャン=アントワーヌ・メソニエ [1783-1857]
リラ・ギターのための4つの夜想曲
38. 第1のロンド(グラツィオーゾ) 2'02
39. 第2のロンド(エスケルツァンド) 2'55
40. 第3のロンド (アレグレット・コン・グースト)
2'57
41. 第4のロンド (アンダンテ・エクスプレッシーヴォ
- アンダンティーノ) 2'40 |
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ドメニコ・ラファッシャーノ(リラ・ギター) |
録音:2023年11月5日、イタリア、ミラノ、ブームボックス・スタジオ
新古典主義と古代ギリシャ趣味
フランス革命の少し前、18世紀の半ばから美術や建築で新古典主義様式が勢いを増す中、フランス貴族のサロンで流行していたのは古代ギリシャ趣味の演し物です。サロンは貴族の重要な収入源でもあるため、評判となった朗唱や演劇、音楽は繰り返し上演されやすく、古代ギリシャ詩の朗唱「アナクレオン律」でも、場を盛り上げ、音も出せる小道具として、大小さまざまなリラが用いられるようになります。
外観の装飾性と演奏の機能性を両立
そこに登場したのが、フランスの楽器製作者ピエール=シャルル・マレシャルが1780年に開発した「リラ・ギター」です。当初は「アナクレオン・リラ」と名付けられていたこの楽器は、リラとギターの特徴を併せ持つもので、リラの外観の美しさとギターの演奏機能を兼ね備えていました。
貴族から新興中産階級へ
1789年に始まったフランス革命によって貴族階級は略奪・虐殺の対象ともなって衰退しますが、その富の移動によって勃興した中産階級がサロン運営の担い手となり、新古典主義様式の流行も手伝って、ナポレオン帝政時代には「リラ・ギター」はヨーロッパ中に広まり、演奏だけでなく装飾品としても好まれるようになります(最近でもウィスキー「響」の容器デザインに使用されたりしています)。
専用楽曲を演奏
リラ・ギターは運用された期間が短いことから、専用楽曲は少ないですが、このアルバムでは、フランスの作曲家がリラ・ギターのために書いた作品が選ばれ、経験豊富なドメニコ・ラファシャーノによる典雅な演奏を堪能することができます。
ブックレット(英文)には、ラファシャーノによるリラ・ギターと作品解説が掲載。
ドメニコ・ラファシャーノ(リラ・ギター)
イタリア生まれ。パドヴァ音楽院を首席で卒業し、70年代からアリリオ・ディアス、アレクサンドル・ラゴヤ、ジークフリート・ベーレントらに師事。
1978年9月に初リサイタルをおこなって以来、ヨーロッパからアメリカ、アフリカ、中東、アジア、オーストラリアの36か国の主要都市で演奏したほか、数多くのマスタークラスを開催し、30以上の国際ギター・コンクールの審査員も務めてきました。
1998年、リビアのベンガジ国立劇場に出演し、同劇場で最初のギター・リサイタルを開催。リビアは1911年から1943年までイタリアの植民地だったことでヨーロッパ式の劇場もありましたが、前年にはリビア軍とチャド軍が衝突し、両軍とも大きなTOYOTAロゴの車を使用していたことから「トヨタ戦争」として世界に報じられるなどすでに物騒な地域になっていた中での出演でした。
2001年9月には、ニューヨーク大学からの招待を受け、ワールド・トレード・センター崩壊の犠牲者へ捧げるリサイタルをマンハッタンで開催。
2020年には、イタリアで開催された第19回パガニーニ・フェスティヴァルで、パガニーニが所有していた1797年製のギターを演奏。
アンドレス・セゴビアがラファシャーノの作品を演奏したことや、ジョン・W・デュアルテが作品をラファシャーノに献呈してくれたことは、数多くの著名な音楽家と交流してきたラファシャーノにとっても得難い経験でした。
CDは、Brilliant Classics、Iktius、GALLO、Music
Centerなどから発売。
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ネオ・バロック風ギター室内楽とサロン風室内楽
フランコ・マルゴーラ:
ギターのための室内ソナタ集
フランコ・マルゴーラ [1908-1992]
2つのギターのためのソナタ dC 281
1. I. リチェルカーレ(モデラート) 1'52
2. II. トランクイロ・アッサイ 1'43
3. III. アレグレット・スピリアート 2'29
トリオ・ソナタ dC 228
4. I. モデラート(リチェルカーレ) 2'17
5. II. アンダンティーノ 2'48
6. III. エネルジーコ 2'24
3つのギターのためのソナタ II dC 234
7. I. モデラート 2'04
8. II. アレグロ・カルモ 3'02
9. III. アレグロ・スケルツォーゾ 2'09
10. IV. アレグロ・スケルツォーゾ 2'09 10.
ヴァイオリンとギターのためのソナチネ dC 259
11. I. アレグレット 3'53
12. II. アレグレット・アッフェットゥオーゾ
2'19
13. III. ヴィゴローゾ 2'30 |
14. ヴァイオリンとギターのためのソナタ dC
754 1'19
フルートとギターのためのソナタ IV dC 191
15. I. アンダンテ・スコレーヴォレ 3'40
16. II. アダージョ・コメ・イン・ソーニョ
1'52
17. III. アレグロ・ジョイオーゾ 4'09
フルートとギターのためのソナタ dC 197
18. I. アンダンテ・スコレーヴォレ 3'36
19. II. アンダンティーノ 3'10
20. III. アレグロ・ヴィーヴォ 4'28
2つのギターのためのソナタ dC 661
21. I. モデラート 1'52
22. II. セレーノ 2'53
2つのギターのためのソナタ dC 662
23. I. アレグロ・ヴィーヴォ 3'16
24. II. アンダンティーノ 2'46 |
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アンサンブル・カウンターポイント
ピエルジャコモ・ブーゾ(ギター)
アルベルト・ラウロ(ギター)
マルコ・ロンギ(ギター)
アンドレア・リナウド(ギター)
マルチェッラ・マンモーネ(ヴァイオリン)
トンマーゾ・マリア・マッジョリーニ(フルート) |
録音:2023年9月12日、10月7、8、22日、11月4日、イタリア、サルッツォ、サラ・ヴェルディAPM高等音楽専門学校財団

20世紀イタリアの作曲家、フランコ・マルゴーラ[1908-1992]は、声楽よりも器楽に重点を置く作曲家で、様々なジャンルの音楽を書いています。このアルバムでは、ネオ・バロック風なギター作品からサロン風な作品まで親しみやすい作品を収録しています。
ネオ・バロック風ギター室内楽
ギターのための作品での鋭くリズミカルに際立つ主題特性を持つ表現は、バロック様式の線的で厳格な対位法に基づくことも多く、その抽象的で建築的な音楽は、20世紀新古典主義にも通じるところがあります。
サロン風室内楽
一方、ヴァイオリン&ギター作品、フルート&ギター作品ではサロン的な美感が投入されており、伝統的なイタリア音楽の旋律美の要素をリラックスした雰囲気で示しています。
若手集団による演奏
「アンサンブル・カウンターポイント」は、20世紀イタリア音楽の知られざる作品を発掘して世に問うことを目的に、20世紀レパートリーの研究に専念する若手クラシック音楽家の集団。
ブックレット(英文)には作曲者情報と作品解説が掲載されています。
アンサンブル・カウンターポイント
2023年3月、ピエルジャコモ・ブーゾ、マルコ・ロンギ、アンドレア・リナウドの3人のギタリストにより結成。その後、メンバーを増やしてフランコ・マルゴーラの音楽に取り組んでいます。
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ミラノ・スカラ座フィルのソリストを迎えた注目盤
ジョヴァンニ・ボッテジーニ [1821-1889]:ヴァイオリン、コントラバス、弦楽オーケストラのための音楽
1. 弦楽のための「アンダンテ・ソステヌート」
ロ短調 7'17
2. コントラバスと弦楽オーケストラのための「《夢遊病の女》によるファンタジア」
9'49
3. ヴァイオリン、コントラバス、管弦楽のための「グラン・デュオ・コンチェルタンテ」
16'19
弦楽五重奏曲 ヘ長調(マッシモ・ベッリ編)
21'55
4. モデラート 7'26
5. スケルツォ 3'27
6. アダージョ 6'28
7. フィナーレ. アレグロ・ノン・タント 4'34
8. 弦楽のための「ピッコラ・プレギエーラ(小さな祈り)」
2'35
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フランチェスコ・デ・アンジェリス(ヴァイオリン)
フランチェスコ・シラグーザ(コントラバス)
新フェルッチョ・ブゾーニ管弦楽団
マッシモ・ベッリ(指揮) |
録音:2022年2月6~7日、イタリア、トリエステ、ITIS公社ホール
「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれたボッテジーニ[1821-1889]は、世界をまわるコントラバスの名手であっただけでなく、交響曲やオペラから教則曲まで多ジャンル多作な作曲家で、「アイーダ」初演を手掛けるなど指揮者としても活躍し、最後はヴェルディの推薦でパルマ音楽院の学長に就任し、半年後に67歳で亡くなるという多芸多才な人物でした。幼い頃から類まれな楽才を発揮しボッテジーニは、聖歌隊で歌う一方で劇場ではティンパニを演奏し、ヴァイオリンは公開演奏するほどの腕前でしたが、ミラノ音楽院ではコントラバスを習ってすぐに名手として知られ、やがて、ニューヨーク、ニューオーリンズ、ロンドン、ウィーン、サンクトペテルブルクなどで成功を収め、「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるようになります。コントラバスとヴァイオリンのソロは、ミラノ・スカラ座フィル(ミラノ/スカラ座管弦楽団)のソリストが担当。実に表情豊かな演奏を聴かせますが、低音がよく響く録音なのでコントラバスのソロが非常に心地よいです。

「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれたボッテジーニ[1821-1889]は、世界をまわるコントラバスの名手であっただけでなく、交響曲やオペラから教則曲まで多ジャンル多作な作曲家で、「アイーダ」初演を手掛けるなど指揮者としても活躍し、最後はヴェルディの推薦でパルマ音楽院の学長に就任し、半年後に67歳で亡くなるという多芸多才な人物でした。
コントラバスの可能性を拡大
幼い頃から類まれな楽才を発揮しボッテジーニは、聖歌隊で歌う一方で劇場ではティンパニを演奏し、ヴァイオリンは公開演奏するほどの腕前でしたが、ミラノ音楽院ではコントラバスを習ってすぐに名手として知られ、やがて、ニューヨーク、ニューオーリンズ、ロンドン、ウィーン、サンクトペテルブルクなどで成功を収め、「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるようになります。
コンサート的な楽曲配置
このアルバムでは、協奏作品2曲と弦楽合奏曲3曲を収録。まるで映画音楽のように美しい弦楽合奏曲「アンダンテ・ソステヌート」に始まり、コントラバス協奏曲的な「ファンタジア」、ヴァイオリンとコントラバスの二重協奏曲的な「グラン・デュオ・コンチェルタンテ」と続き、弦楽合奏用に編曲された「弦楽五重奏曲」のあとに、アンコール小品的な「小さな祈り」で締めくくられます。
優秀ソリスト&優秀録音
コントラバスとヴァイオリンのソロは、ミラノ・スカラ座フィル(ミラノ/スカラ座管弦楽団)のソリストが担当。実に表情豊かな演奏を聴かせますが、低音がよく響く録音なのでコントラバスのソロが非常に心地よいです。
マッシモ・ベッリ (指揮)
1948年、ローマ近郊の古都ヴィテールボに誕生。最初、父アルド・ベッリからヴァイオリンを学び、その後ブルーノ・ポーリに師事。ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院卒業後、クレモナのシュタウファー高等教育アカデミーで2年間、サルヴァトーレ
アッカルドに師事。以後、ソロ、室内楽、オーケストラ楽員、指揮者として活動し、現在は新フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団の音楽監督を務め、トリエステ音楽院でも教えています。
CDは、Brilliant Classics、Concerto Classics、Amadeus、Sipario
Dischiなどから発売。
新フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団
1965年にアルド・ベッリ[1927-2006]によって「フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団」としてトリエステで設立。
CDは、Brilliant Classics、Velut Luna、Concerto
Classics、Movimento Classical、Bongiovanni、Suonare
News、Amadeusなどから発売。
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18世紀オランダのヴィルトゥオーゾ・ロココ・フルート音楽
フローネマン兄弟:フルート作品集
ヨハネス・フレデリクス・フローネマン(兄)
[c.1708-1781]
ヨハネス・アルベルトゥス・フローネマン(弟)
[1711-1778]
J.F.フローネマン(兄):ソナタ ニ長調
1. I. アレグロ 3'20
2. II. アンダンテ 3'04
3. III. メヌエットと変奏 7'46
J.A.フローネマン(弟):ソナタ ト長調
4. I. アレグロ 3'38
5. II. アンダンテ 2'42
6. III. プレスト 1'31
J.F.フローネマン(兄):ソナタ ホ短調
7. I. アレグロ 3'54
8. II. アンダンテ 4'04
9. III. プレスト 3'10
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J.A.フローネマン(弟):ソナタ ト長調
10. I. アレグロ 4'15
11. II. アンダンテ 4'51
12. III. アレグロ 4'43
J.A.フローネマン(弟):ソナタ ニ長調
13. I. ラルゴ 4'51
14. II. プレスト 3'03
15. III. アンダンテ 3'04
16. IV. アレグロ 2'39
J.F.フローネマン(兄):ソナタ ト長調
17. I. アダージョ 4'54
18. II. アレグロ 4'00
19. III. スピーリトーゾ 3'27 |
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ジェド・ウェンツ(トラヴェルソ)
マリオン・モーネン(トラヴェルソ)
バラージュ・マーテー(チェロ)
マルセロ・ブッシ(チェンバロ) |
録音:1994年12月20~21日、オランダ、ライデン、ロンクホルスト教会
18世紀のオランダで活躍したドイツ生まれの作曲家、フローネマン兄弟のフルート作品は、バロック後期のロココ趣味が反映された親しみやすいスタイルが特徴的。華麗なテクニックが披露される見せ場もふんだんに盛り込まれているため、オランダ、イギリス、フランスで何度も繰り返し出版されており、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、オーストリア、ドイツでも数多くの複製楽譜が発見されていることから、当時のフルート奏者たちに人気があったと推測されています。バロック・フルートの名手、ジェド・ウェンツは、これらの作品が18世紀フルート奏者の好みやテクニックを知る手がかりになる貴重なものであると考え、1994年にオランダのNM
Classicsでレコーディングしていましたが、長く廃盤だったため、今回のライセンス発売は歓迎されるところです。ブックレット(英文)にはジェド・ウェンツによる解説が掲載されています。
NM Classics音源のライセンス発売
バロック・フルートの名手、ジェド・ウェンツは、これらの作品が18世紀フルート奏者の好みやテクニックを知る手がかりになる貴重なものであると考え、1994年にオランダのNM
Classicsでレコーディングしていましたが、長く廃盤だったため、今回のライセンス発売は歓迎されるところです。
ブックレット(英文)にはジェド・ウェンツによる解説が掲載されています。
ジェド・ウェンツ(トラヴェルソ)
1960年、ペンシルヴェニア州ニューブライトンに誕生。幼少からフルートを学び始め、オーバリン音楽院ではフルートとトラヴェルソの両方を勉強。その後、ハーグ王立音楽院でバルトルト・クイケンに指示し、3年後にソリストのディプロマを取得。ヨーロッパとアメリカでトラヴェルソの名手として知られるようになり、1992年にはオランダで古楽アンサンブル「ムジカ・アド・レーヌム(ライン川の音楽の意)」を設立。
また、アムステルダム音楽院やロンドンの王立音楽アカデミーでトラヴェルソを教えるほか、18世紀の演奏様式を検証する一連の学術論文を執筆してもいます。
CDは、Brilliant Classics、NM Classics、Vanguard
Classics、Challenge Classicsなどから発売。
マリオン・モーネン(トラヴェルソ)
オランダ生まれ。ハーグ王立音楽院で、トラヴェルソをウィルベルト・ハーゼルゼットに、フルートをフランス・フェスターとパウル・フェルハイに学び、フルートとトラヴェルソの演奏家および指導音楽家の資格を取得。
卒業後、ソロや室内楽のほか、「ムジカ・アンティクァ・ケルン」(1992-)、「アテイニャント・コンソート」(1997-)、「ファン・スヴィーテン・ソサエティ」(1998-)、「コンチェルト・アムステルダム(1990-)、「ムジカ・アド・レーヌム」(1992-)、「ライン・カントライ-ダス・クライネ・コンツェルト」(1992-)、「ザ・バッハ・プレイヤーズ」(1997-)、アムステルダム・バロック管弦楽団(1998-)、「ネザーランド・バッハ・コレギウム」(1999-)などでも演奏。
CDは、Brilliant Classics、NM Classics、Vanguard
Classicsなどから発売。
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さまざまな時期のチレアの作品を収録
フランチェスコ・チレア [1866-1950]:歌曲とピアノ曲集
1. 「ロマンツァ」 3'16
2. 「私の歌」イル・ミオ・カント 2'29
3. 「新しい夜明け」アルバ・ノヴェッラ 2'39
4. 「目が覚めたら」 2'22
5. 「セレナーデ」 1'55
6. 「ロマンツァ」(ピアノ独奏曲) 2'29
7. 「短い人生」 2'55
8. 「サヴォワの子守唄(ニンナ・ナンナ)」
1'32
9. 「マリア・マーレ」(ボルドリーニ編) 3'52
10. 「神がお決めになった」 0'48
11. 「ひやかし」(ピアノ独奏曲) 1'56
12. 「村で」オー・ヴィレッジ(ピアノ独奏曲)
1'38
13. 「アヴェ・マリア」 2'07
14. 「スペイン思想」(ピアノ独奏曲) 1'34
15. 「金髪の幻影」 3'22
16. 「ティルダのアヴェ・マリア」(ボルドリーニ編)
3'42
17. 「アニュス・デイ」 1'55
18. 「アドリアーナ・ルクヴルール“私は創造の神の卑しいしもべ”の主題によるフーガ」
2'17
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レニー・ロレンツァーニ(ソプラノ)
ダーヴィド・ボルドリーニ(ピアノ) |
録音:2023年7月11-13日、イタリア、トロペーア、サンタ・キアラ宮
オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」や「アルルの女」で知られるイタリアの作曲家、フランチェスコ・チレア[1866-1950]の書いた歌曲とピアノ曲を収録したアルバム。
レニー・ロレンツァーニ(ソプラノ)
レッジョ・エミーリアの生まれ。音楽院でピアノとオペラ歌唱を学んだのち、ルチアーナ・セッラらのマスタークラスで研鑽を積み、コンサート活動を開始し、プッチーニ、マスカーニ、ヴェルディ、モーツァルトのオペラにも出演。ピアノと児童合唱の教師でもあります。
ダーヴィド・ボルドリーニ(ピアノ)
1974年、フィレンツェ近郊のエンポリに誕生。フィレンツェのルイジ・ケルビーニ音楽院で学び、ピアニスト、オルガニスト、チェンバロ奏者、作曲家として活動。
CDは、Brilliant Classics、Da Vinci Classics、Amadeusなどから発売。
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ヴァハン・マルディロシアン(指揮)&チェコ室内フィル
モーツァルト
セレナーデ第9番「ポストホルン」、
クォドリベット「ガリマティアス・ムジクム」、他
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
[1756-1791]
セレナーデ第9番 ニ長調 K320「ポストホルン」
40:21
1. I. アダージョ・マエストーソ~アレグロ・コン・スピーリト
7:57
2. II. メヌエット:アレグレット~トリオ
3:48
3. III. コンチェルタンテ:アンダンテ・グラツィオーソ
7:54
4. IV. ロンドー:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
6:04
5. V. アンダンティーノ 6:27
6. VI. メヌエット~トリオ1&2 - VII. フィナーレ:プレスト
8:11
クォドリベット「ガリマティアス・ムジクム」
K32 15:35
7. 第1曲 モルト・アレグロ - 第2曲 アンダンテ
1:33
8. 第3曲 アレグロ・フィナーレ 0:33
9. 第4曲 パストレッラ 1:07
10. 第5曲 アレグロ - 第6曲 アレグレット
1:32
11. 第7曲 アレグロ 0:37
12. 第8曲 モルト・アダージョ 0:36
13. 第9曲 アレグロ 0:38
14. 第10曲 ラルゴ 0:45
15. 第11曲 アレグロ 0:21
16. 第12曲 アンダンテ - 第13曲 アレグロ
2:16
17. 第14曲 メヌエット 0:55
18. 第15曲 アダージョ 1:08
19. 第16曲 プレスト 0:29
20. 第17曲 フーガ 3:05
21. フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調
K477 5'23
22. アダージョとフーガ ハ短調 K546 6'38 |
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ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2023年4月20日、チェコ、パルドゥビツェ、音楽の家、スーク・ホール
「フリーメイソンのための葬送音楽」と「アダージョとフーガ」も収録!
23歳のときに書いたセレナーデ第9番「ポストホルン」K320と、10歳のときに父の協力を得て書いた楽しいクォドリベット「ガリマティアス・ムジクム」K32、29歳のときにフリーメーソンの同志2人の死を悼んで書いた「フリーメイソンのための葬送音楽」K477、32歳のときに旧作のピアノのフーガを弦楽用に編曲し、そこにアダージョを新たに追加して完成した「アダージョとフーガ」K546を収録。マルディロシアン指揮チェコ室内フィルの演奏は、室内オーケストラの機動力を駆使してモーツァルトの多彩な楽想を表現しています。なお、「ポストホルン・セレナーデ」と「ガリマティアス・ムジクス」はディヴェルティメント、セレナード全集からの分売となります。

ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
1975年、アルメニアのエレヴァンに誕生。1993年にパリに移住。1996年にパリ音楽院を優秀な成績で卒業。指揮者、ピアノ・ソリストとして活躍。長年、フランスのカーン交響楽団の首席指揮者、アルメニア国立室内管弦楽団の音楽監督を務め、2019年より香港室内管弦楽団の首席指揮者を務めています。マルディロシアンは、ヨーロッパとアジアで定期的に客演指揮者として招かれており、これまでに、プラハ放送響、ロワール国立管、アルメニア・フィル、プラハ・フィル、チェコ室内管、レバノン・フィル、アマルガム管、トゥーロン歌劇場管、ノヴォシビリスク・フィル、東京フィル、N響、日本フィル、ブルガリア国立管、ウクライナ国立フィル、関西フィル、ロシア・フィル、新日本フィル、九州響などを指揮。2017年にはピアニストとしてカーネギー・ホールでピアノリサイタルを開催。
CDは、Brilliant Classics、Intrada、Transart、Skarbo、Warner、Cypres、Quadrigaなどから発売。
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
1969年、プラハ近郊のパルドゥビツェで東ボヘミア州立室内管弦楽団として設立。初代首席指揮者はリボル・ペシェク。2018年9月からは、スタニスワフ・ヴァヴジネクが首席指揮者を務めています。
CDは、Brilliant Classics、Supraphon、MD+G、Canyon、Classico、Marco
Polo、Albany、Arco Diva、Naxos、Centaur、NCA、Pantonなどから発売。
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ヴィヴァルディのフルート協奏曲集
アントニオ・ヴィヴァルディ [1678-1741]
フルート協奏曲集 Op.10(アムステルダム、1729年)
Side A 26'04
フルート協奏曲 第1番 ヘ長調 RV433 「海の嵐」
1. I. アレグロ 2'37
2. II. ラルゴ 1'57
3. III. プレスト 2'11
フルート協奏曲 第2番 ト短調 RV439 「夜」
4. I. ラルゴ 2'39
5. II. プレスト(亡霊)~ラルゴ 1'19
6. III. プレスト 1'04
7. IV. ラルゴ(眠り) 1'53
8. V. アレグロ 2'15
フルート協奏曲 第3番 ニ長調 RV428 「ごしきひわ」
9. I. アレグロ 3'52
10. II. (カンタービレ) 3'14
11. III. アレグロ 2'59
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Side B 23'57
フルート協奏曲 第4番 ト長調 RV435
1. I. アレグロ 2'39
2. II. ラルゴ 2'53
3. III. アレグロ 2'15
フルート協奏曲 第5番 ヘ長調 RV434
4. I. アレグロ・マ・ノン・タント 3'26
5. II. ラルゴ・カンタービレ 2'43
6. III. アレグロ 1'51
フルート協奏曲 第6番 ト長調 RV437
7. I. アレグロ 3'59
8. II. ラルゴ 1'46
9. III. アレグロ 2'21 |
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マリオ・フォレーナ(フルート)
ラルテ・デラルコ
フェデリーコ・グリエルモ(コンサートマスター)
イザベッラ・ビーソン(第2ヴァイオリン)
マリオ・パーラディン(ヴィオラ)
クリスティアーノ・コンターディン(ヴィオロット)
ロベルト・ロレッジャン(チェンバロ/室内オルガン)
イヴァノ・ザネンギ(テオルボ/バロックギター) |
録音:2014年7月9~11日、イタリア、パドヴァ、カルチェリ・デステ修道院
180グラム重量盤!
ヴィヴァルディのフルート協奏曲集 Op.10は、「海の嵐」、「夜」、「ごしきひわ」という有名曲を含む6曲から成る曲集。1728年にアムステルダムの出版社の依頼で用意された音楽史上最初期のフルート協奏曲ですが、その素晴らしい発想力とドラマ性、音色描写、そして楽器の妙技が織りなす音楽は約3世紀を経ても色褪せません。演奏はクリティカル・エディションを用いたもので、ランパルとクレメンチッチに師事したマリオ・フォレーナが、バロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)の心地よいサウンドをきかせます。共演のフェデリコ・グリエルモ率いるアンサンブル「ラルテ・デラルコ」も歴史的演奏法に精通。

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