クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


メルマガや別サイトから直接アクセスされた方は「検索」などの窓が表示されません。どこかのタイミングで改めてこちらのページへお入りください。(別ページで開きます)

注文フォームへ




BRILLIANT 新譜
その19



「その18」はこちら

(2025年1月 新譜).


97579
(18CD)
\8200
.
重鎮演奏から若手の激しい演奏まで多様なレーガー像
 マックス・レーガー [1873-1916]・コレクション



CD1 63'59

バレエ組曲 Op.130 [1913]
1.  I. 序奏:行進曲のテンポで 3'03
2.  II. コロンビーヌ:アダージェット 3'31
3.  III. 道化師:ヴィヴァーチェ 2'12
4.  IV. ピエロとピエレット: ラルゲット 3'38
5.  V. 愛のワルツ:ソステヌート 2'53
6.  VI. フィナーレ:プレスト 2'40

シュターツカペレ・ベルリン
オトマール・スイトナー (指揮)

録音:1972年8月、東ベルリン、キリスト教会

古風な様式による協奏曲 Op.123 [1912]
7.  I. アレグロ・コン・スピリト 7'47
8.  II. ラルゴ 9'15
9.  III. アレグロ 6'14

カール・ズスケ、ハインツ・シュンク (ヴァイオリン)
シュターツカペレ・ベルリン
オトマール・スイトナー (指揮)

録音:1972年8月、東ベルリン、キリスト教会

ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ Op.86 [1915]
10.  主題:アンダンテ 1'34
11.  第1変奏:ウン・ポコ・ピウ・レント 2'03
12.  第2変奏:アパッショナート 1'20
13.  第3変奏:アンダンティーノ・グラツィオーゾ 2'18
14.  第4変奏:ヴィヴァーチェ 0'48
15.  第5変奏:アンダンテ・ソステヌート 3'14
16.  第6変奏:アレグレット・コン・グラツィア 1'28
17.  第7変奏:ポコ・ヴィヴァーチェ 1'25
18.  第8変奏:アレグロ・ポンポーゾ 2'16
19.  フーガ:コン・スピリト 6'05

シュターツカペレ・ベルリン
オトマール・スイトナー (指揮)

録音:1971年8月、ポツダム、バーベルスベルクDEFA交響楽団スタジオ

CD2 44'32

ヒラーの主題による変奏曲とフーガ Op.100 [1907]
1.  主題:アンダンテ・グラツィオーゾ 0'27
2.  第1変奏:ピウ・アンダンテ 1'08
3.  第2変奏:アレグレット・コン・グラツィア 4'10
4.  第3変奏:ヴィヴァーチェ 2'23
5.  第4変奏:ポコ・ヴィヴァーチェ 2'19
6.  第5変奏:アンダンテ・ソステヌート 4'02
7.  第6変奏:テンポ・ディ・メヌエット 2'43
8.  第7変奏:プレスト 3'40
9.  第8変奏:アンダンテ・コン・モート 3'14
10.  第9変奏:アレグロ・コン・スピリト 2'05
11.  第10変奏:アレグロ・アパッショナート 2'23
12.  第11変奏:アンダンテ・コン・モート 6'01
13.  フーガ:アレグロ・モデラート 9'58.

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フランツ・コンヴィチュニー (指揮)

録音:1960年、ライプツィヒ、コングレスハレ

CD3 61'29

モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132 [1914]
1.  主題:アンダンテ・グラツィオーゾ 2'25
2.  第1変奏:リステッセ・テンポ 2'32
3.  第2変奏:ポコ・アジタート 2'03
4.  第3変奏:コン・モート 1'29
5.  第4変奏:ヴィヴァーチェ 0'44
6.  第5変奏:クワジ・プレスト 1'43
7.  第6変奏:ソステヌート 2'11
8.  第7変奏:アンダンテ・グラツィオーソ 2'33
9.  第8変奏:モルト・ソステヌート 6'54
10.  フーガ:アレグレット・グラツィオーゾ 9'47

シュターツカペレ・ベルリン
ハインツ・ボンガルツ (指揮)

アルノルト・ベックリンによる4つの音詩 Op.128 [1913]
11.  第1番 ヴァイオリンを弾く隠者 9'42
12.  第2番 浜辺の波の戯れ 4'30
13.  第3番 死の島 9'31
14.  第4番 バッカナール 5'00

ヴァルター・ハルトヴィチ (ヴァイオリン)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ハインツ・ボンガルツ (指揮)


CD4 74'13

シンフォニエッタ Op.90 [1905]
1.  I. アレグロ・モデラート 15'22
2.  II. スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ 13'09
3.  III. ラルゲット 8'22
4.  IV. アレグロ・コン・スピリト 13'17

ギュンター・ジーリング ヴァイオリン
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ハインツ・ボンガルツ (指揮)

録音:1972年11月、ドレスデン、ルカ教会

5.  希望へ Op.124 [1912]  11'54

6.  愛の讃歌 Op.136 [1914]  11'57

アンネリース・ブルマイスター (アルト)
ライプツィヒ放送交響楽団
ハインツ・ボンガルツ (指揮)

録音:1968年2、5月、ドレスデン、ルカ教会


CD5 57'40

ヴァイオリン協奏曲 Op.101 [1907-8]
1.  I. アレグロ・モデラート 27'35
2.  II. ラルゴ・コン・グラン・エスプレッション - 15'59
3.  III. アレグロ・モデラート (しかし気迫をもって) 14'06

マンフレート・シェルツァー (ヴァイオリン)
シュターツカペレ・ドレスデン
ヘルベルト・ブロムシュテット (指揮)

録音:1981年、ドレスデン、ルカ教会


CD6 41'43

ピアノ協奏曲 Op.114 [1910]
1.  I. アレグロ・モデラート 19'50
2.  II. ラルゴ・コン・グラン・エスプレッシオーネ - 10'30
3.  III. アレグロ・コン・スピリト 11'23

アマデウス・ヴェーバージンケ (ピアノ)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ギュンター・ヘルビヒ (指揮)

録音:1972年、ドレスデン、ルカ教会

CD7 52'33

ある悲劇のための交響的プロローグ Op.108 (短縮版) [1908]
1.  グラーヴェ~アレグロ・アジタート~アンダンテ・ソステヌート~ラルゴ 26'02

ロマンティック組曲 Op.125 [1912]
2.  I. ノクターン モルト・ソステヌート 7'58
3.  II. スケルツォ:ヴィヴァーチェ 8'17
4.  III. フィナーレ モルト・ソステヌート 10'00

ベルリン放送交響楽団
ハインツ・レーグナー (指揮)

録音:1974年12月、ベルリン



CD8 60'06

弦楽三重奏曲 イ長調 Op.77b [1904]
1.  I. ソステヌート~アレグロ・アジタート 7'45
2.  II. ラルゲット 6'56
3.  III. スケルツォ:ヴィヴァーチェ 2'33
4.  IV. アレグロ・コン・モート 6'35

クラリネット五重奏曲 Op.146 [1915]
5.  I. モデラート・エド・アマービレ 8'59
6.  II. ヴィヴァーチェ 5'44
7.  III. ラルゴ 10'32
8.  IV. ポコ・アレグレット 10'49

ファレリウス・アンサンブル

録音 1997年9月19-21日、オランダ、エンスヘデ


CD9 79'25

ピアノ三重奏曲 Op.102
1.  I. アレグロ・モデラート、マ・コン・パッシオーネ 14'52
2.  II. アレグレット 4'55
3.  III. ラルゴ 12'00
4.  IV. アレグロ・コン・モート 9'54

アルティウム・トリオ
┗ フランシスコ・リマ・サントス (ヴァイオリン) ┗ ペドロ・ゴメス・シルヴァ (チェロ) ┗ ジョアン・バラタ (ピアノ)

レコーディング 2018年9月、リスボン、カルースト・グルベンキアン財団

セレナーデ Op.77a
5.  I. アレグロ 7'27
6.  II. アンダンテ・センプリーチェ・コン・ヴァリアツィオーニ 7'35
7.  III. プレスト 4'59

セレナード Op.141a
8.  I. ヴィヴァーチェ 5'03
9.  II. ラルゲット 6'32
10.  III. プレスト 5'58

アンドレア・オリーヴァ (フルート)
カルロ・パラッツォーリ (ヴァイオリン)
ルーカ・サンゾ (ヴィオラ

録音 2016年5月25~27日、ローマ、アートスタジオ




CD10 69'30

クラリネット・ソナタ 変イ長調 Op.49 No.1 [1900]
1.  I. アレグロ・アファナート 7'02
2.  II. ヴィヴァーチェ 3'56
3.  III. ラルゲット 3'09
4.  IV. プレスティッシモ・アッサイ 4'23

クラリネット・ソナタ 嬰ヘ長調 Op.49 No.2 [1900]
5.  I. アレグロ・ドレンテ 7'30
6.  II. ヴィヴァチッシモ 2'28
7.  III. ラルゲット 4'00
8.  IV. アレグロ・アファービレ 5'00

クラリネット・ソナタ 変ロ長調 作品107 [1908-1909]
9.  I. モデラート 10'40
10.  II. ヴィヴァーチェ~アダージョ~ヴィヴァーチェ 5'08
11.  III. アダージョ 5'21
12.  IV. アレグレット・コン・グラツィア (ヴィヴァーチェ) 7'02

アルバムの綴り 変ホ長調 [?1902]
13.  アンダンテ・コン・モート 1'21

タランテラ ト長調 [1902]
14.  非常に活気のある 1'45

クラウディオ・コンティ (クラリネット)
ロベルタ・バンバーチェ (ピアノ)

録音 2015年1~2月、イタリア、マントヴァ音楽院、モンテヴェルディ講堂


CD11 44'39

マックス・レーガー [1873-1916]

無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 Op.131c No.1 [1914]
1.  I. プレリュード 3'22
2.  II. アダージョ 4'41
3.  III. フーガ 3'48

無伴奏チェロ組曲第2番 ニ長調 Op.131c No.2 [1914]
4.  I. プレリュード 5'05
5.  II. ガヴォット 2'54
6.  III. ラルゴ 4'24
7.  IV. ジーグ 2'44

無伴奏チェロ組曲第3番 イ長調 Op.131c No.3 [1914]
8.  I. プレリュード 5'08
9.  II. スケルツォ 4'39
10.  III. アンダンテと変奏曲 7'32

マルティーナ・ビオンディ (チェロ)

録音:2023年11月24~26日、イタリア、サルッツォ

CD12 52'35

無伴奏ヴィオラ組曲第1番 ト長調 Op.131d No.1 [1915]
1.  I. モルト・ソステヌート 4'29
2.  II. ヴィヴァーチェ 3'11
3.  III. アンダンテ・ソステヌート 2'35
4.  IV. モルト・ヴィヴァーチェ 1'16

無伴奏ヴィオラ組曲第2番 ニ長調 Op.131d No.2 [1915]
5.  I. コン・モート 2'08
6.  II. アンダンテ 3'24
7.  III. アレグレット 1'38
8.  IV. ヴィヴァーチェ 2'16

無伴奏ヴィオラ組曲第3番 ホ長調 Op.131d No.3 [1915]
9.  I. モデラート 3'14
10.  II. ヴィヴァーチェ 1'54
11.  III. アダージョ 2'40
12.  IV. アレグロ・ヴィヴァーチェ 1'30

アンリ・ヴュータン[1820?1881] [1820-1881]
13.  無伴奏ヴィオラのためのカプリッチョ ハ短調 Op.55(遺作)「パガニーニへのオマージュ」 3'08

クシシュトフ・ペンデレツキ 1933-2020
14.  無伴奏ヴィオラのためのカデンツァ [1984] 7'34

ベンジャミン・ブリテン 1913-1976
15.  無伴奏ヴィオラのためのエレジー [1930] 6'19

イーゴリ・ストラヴィンスキー 1882-1971
16.  無伴奏ヴィオラのためのエレジー [1944] 4'46

ルーカ・サンツォ (ヴィオラ)

録音 2023年3月14~16日、イタリア、ラツィオ州、アルデーア、ニュー・スタジオ「G&G」


CD13 62'27

1.  コラール幻想曲 Op.27 「われらが神は堅き砦」 [1898] 12'30

2.  コラールファンタジア Op.30 「魂よ、大いに喜べ」 [1898] 17'42

コラール幻想曲 Op.40
3.  荘厳に輝いて [1899] 17'45
4.  ストラフ・ミッヒ・ニヒト・イン・デイム・ゾーン [1899] 14'10

ワウテル・ファン・デン・ブルーク (オルガン)

録音:1989~1990年、オランダ、ブレダ、聖母教会

CD14 51'43

コラール幻想曲 Op.52 [1900]
1.  すべての人は死ぬ 15'59
2.  目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ 18'46
3.  アレルヤ、神をたたえるは我が魂の歓び 16'46

ワウテル・ファン・デン・ブルーク (オルガン)

録音:1990年、オランダ、ナイメーヘン、ステーフェンス教会

CD15 64'25

B-A-C-Hの名による幻想曲とフーガ Op.46
1.  幻想曲 8'05
2.  フーガ 9'23

オルガン・ソナタ第1番 嬰ヘ長調 Op.33
3.  I.  幻想曲 4'40
4.  II.  間奏曲 5'52
5.  III.  パッサカリア 14'03

オルガン・ソナタ第2番 ニ長調 作品60
6.  I.  インプロヴィゼーション 8'28
7.  II.  インヴォカシオン 6'22
8.  III.  イントロダクション 2'12
9.  IV.  フーガ 4'47

アドリアーノ・ファルチオーニ (オルガン)

録音:2016年11月27~28日、
イタリア、ペルージャ、サン・ロレンツォ・メトロポリタン大聖堂、タンブリーニ・オルガン

CD16 71'12

交響的幻想曲とフーガ ニ長調 Op.57「インフェルノ幻想曲
1.  幻想曲 13'36
2.  フーガ 10'15

幻想曲とフーガ ニ長調 Op.135b
3.  幻想曲 7'25
4.  フーガ 9'51

序奏、パッサカリアとフーガ ホ長調 Op.127
5.  序奏 4'41
6.  パッサカリア 14'28
7.  フーガ 10'43

ロベルト・マリーニ (オルガン)

録音:2011年6月4日、
オーストリア、リンツ=ラント、ザンクト・フローリアン、アウグスティヌス会修道院、
ブルックナー・オルガン(Op.57, Op.135b)、
2012年4月13~14日、
ルクセンブルク、ドゥデランゲ、聖マルティン教会、シュタールフート/ヤン・オルガン(Op.127)



CD17 72'16

バッハの主題による変奏曲とフーガ ロ短調 Op.81 34:53
1.  主題 アンダンテ(クワジ・アダージョ) 01'50
2.  第1変奏 リステッソ・テンポ 01'26
3.  第2変奏 (センプレ・エスプレッシーヴォ・エド・アッサイ・レガート) 01'19
4.  第3変奏 グラーヴェ・アッサイ 03'18
5.  第4変奏 ヴィヴァーチェ 01'08
6.  第5変奏 ヴィヴァーチェ 01'36
7.  第6変奏 アレグロ・モデラート 01'25
8.  第7変奏 アダージョ 02'09
9.  第8変奏 ヴィヴァーチェ 01'11
10.  第9変奏 グラーヴェ・エ・センプレ・モルト・エスプレッシーヴォ) 03'15
11.  第10変奏 ポコ・ヴィヴァーチェ 01'01
12.  第11変奏 アレグロ・アジタート 01'07
13.  第12変奏 アンダンテ・ソステヌート 02'31
14.  第13変奏 ヴィヴァーチェ 00'52
15.  第14変奏 コン・モート 01'48
16.  フーガ - ソステヌート - ピウ・モート - アダージョ 08'57

「暖炉のそばの夢」 Op.143 37'08
17.  第1曲 ラルゲット 変ロ長調 03'34
18.  第2曲 コン・モート 変ホ長調 02'37
19.  第3曲 モルト・アダージョ イ長調 03'40
20.  第4曲 アレグレット・グラツィオーゾ ホ長調 02'22
21.  第5曲 アジタート ロ短調 02'50
22.  第6曲 ポコ・ヴィヴァーチェ 変イ長調 02'10
23.  第7曲 モルト・ソステヌート ニ長調 04'12
24.  第8曲 ヴィヴァーチェ(エチュード)ハ長調 01'11
25.  第9曲 ラルゲット 変ホ長調 04'05
26.  第10曲 ヴィヴァーチェ(ユーモレスク)ニ短調 02'37
27.  第11曲 アンダンティーノ ト短調 03'40
28.  第12曲 ラルゲット(エチュード) ニ長調 04'10

イーデン・ウォーカー (ピアノ)

録音:2023年10月16~17日、イギリス、ワイアストーン・コンサート・ホールス


CD18 55'19

宗教的歌曲 Op.138 [1914]
1.  第1曲:人は生きて、ただ短い時を楽しむ 3'03
2.  第2曲:朝の歌 2'07
3.  第3曲: 夜の歌 3'00
4.  第4曲:聖母様の夢 1'59

宗教合唱曲集 Op.110 [1912]
5.  第1曲:わが歌は 17'21
6.  第2曲:主よ、私をお守りください 17'11
7.  第3曲:おお死よ、いかに苦いか 10'19

ベルリン放送合唱団
ハレ・コレギウム・ヴォカーレ
ディートリヒ・クノーテ (指揮)

録音 1974~1975年、ベルリン

 管弦楽曲が5枚、協奏曲が2枚、室内楽が3枚、器楽曲が3枚、オルガン曲が4枚、声楽曲が1枚という構成。 ブックレット(英語・12ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルによる描き下ろし解説が掲載。

 

97089
(6CD)
\4000

バッハの「メヌエット」の実際の作者として知られるペツォールト
 ペツォールト&カイザー:チェンバロ作品集


クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]
イスフリート・カイザー [1712-1771]


CD1 76'57

クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]

協奏曲第1番 ヘ長調
1.  I. ヴィヴァーチェ 4'38
2.  II. アダージョ 1'57
3.  III. アレグロ 4'51

協奏曲第2番 ニ長調
4.  I. ヴィヴァーチェ 4'40
5.  II. ラルゲット 2'10
6.  III. アリオーゾ 5'01

協奏曲第3番 イ長調
7.  I. ヴィヴァーチェ 4'27
8.  II. テンポ・ディ・ガヴォッタ 1'37
9.  III. ラルゲット 1'31
10.  IV. ヴィヴァーチェ 3'00
11.  V. メヌエット・アン・ロンドー 2'07

協奏曲第4番 ホ長調
12.  I. (アレグロ) 5'06
13.  II. ラルゲット 2'49
14.  III. スタッカート 0'54
15.  IV. アレグロ・マ・ノン・トロッポ 6'03

協奏曲第5番 イ長調
16.  I. アレグロ 6'01
17.  II. ラルゲット 1'36
18.  III. プレスト 6'02

協奏曲第6番 ト長調
19.  I. ヴィヴァーチェ 6'35
20.  II. グラーヴェ 1'14
21.  III. アリオーゾ 4'05





CD2 74'05

クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]

協奏曲第7番 ト長調
1.  I. アダージョ 2'09
2.  II. ヴィヴァーチェ 3'20
3.  III. ラルゲット 1'44
4.  IV. アレグロ 3'59
5.  V. プレスト 1'54

協奏曲第8番 変ロ長調
6.  I. ヴィヴァーチェ 4'46
7.  II. アダージョ 1'13
8.  III. アレグロ 3'46

協奏曲第9番 ハ長調
9.  I. ヴィヴァーチェ 4'59
10.  II. アダージョ 2'01
11.  III. アレグロ 3'42
12.  IV. メヌエット 2'00

協奏曲第10番 ハ長調
13.  I. アンダンテ 8'51
14.  II. ラルゲット 1'36
15.  III. アレグロ・マ・ノン・トロッポ 6'42
16.  IV. サラバンド 3'49
17.  V. メヌエット I-II-III 6'00

協奏曲第11番 ヘ長調
18.  I. アフェットゥオーソ 1'46
19.  II. アレグロ 3'12
20.  III. アダージョ 1'17
21.  IV. プレスト 2'43
22.  V. アリア(ヴィヴァーチェ) 2'07




CD3 69'58

クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]

協奏曲第12番 ニ長調
1.  I. ヴィヴァーチェ 3'58
2.  II. アリオーゾ 2'24
3.  III. ラルゴ 1'30
4.  IV. アレグロ 3'21

協奏曲第13番 ハ長調
5.  I. アレグロ 2'27
6.  II. ラルゴ 2'14
7.  III. スピリトゥオーソ 1'52
8.  IV. ヴィヴァーチェ 3'11
9.  V. テンポ・ディ・メヌエット 1'45

協奏曲第14番 変ホ長調
10.  I. (アレグロ) 5'11
11.  II. ラルゴ 1'17
12.  III. アリオーゾ 6'18

協奏曲第15番 変ロ長調
13.  I. ヴィヴァーチェ 4'26
14.  II. アダージョ 2'23
15.  III. アレグロ 3'22

協奏曲第16番 嬰ヘ長調
16.  I. ヴィヴァーチェ 5'10
17.  II. アッフェットゥオーゾ 1'03
18.  III. ヴィヴァーチェ 3'18

協奏曲第17番 ロ長調
19.  I. ヴィヴァーチェ 5'48
20.  II. ラルゲット 2'59
21.  III. アレグロ 5'29


CD4 73'00

クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]

協奏曲第18番 ニ長調
1.  I. (アレグロ) 4'13
2.  II. アダージョ 2'18
3.  III. アレグロ 1'51
4.  IV. メヌエット テンポ 3'11

協奏曲第19番 イ長調
5.  I. ヴィヴァーチェ 5'00
6.  II. アンダンテ 2'05
7.  III. アレグロ 3'34
8.  IV. メヌエット 3'28

協奏曲第20番 ホ長調
9.  I. (アンダンテ) 5'41
10.  II. アダージョ 1'55
11.  III. アリオーゾ (ロンドー) 2'32
12.  IV. テンポ・ディ・ガヴォッタ 2'18

協奏曲第21番 ホ長調
13.  I. ヴィヴァーチェ 4'00
14.  II. ラルゲット 2'27
15.  III. プレスト 3'21

協奏曲第22番 ハ長調
16.  I. スピリトゥオーゾ 5'01
17.  II. アダージョ 2'09
18.  III. アレグロ 3'10

協奏曲第23番 ヘ長調
19.  I. アレグロ 4'23
20.  II. アフェットゥオーソ 2'16
21.  III. プレスト 2'50
22.  IV. テンポ・ディ・メヌエット 4'44




CD5 58'48

クリスティアン・ペッツォルト [1677-1733]

協奏曲第24番 ト長調
1.  I. アッフェットゥオーゾ 1'51
2.  II. ヴィヴァーチェ 3'26
3.  III. アダージョ 3'28
4.  IV. プレスト 3'13

協奏曲第25番 ト長調
5.  I. (アレグロ) 4'58
6.  II. アダージョ 2'37
7.  III. プレスト 2'49
8.  IV. テンポ・ディ・ガヴォッタ 2'30

イスフリート・カイザー [1712-1771]

パルティータ(パルティア)第1番 ニ長調
9.  I. コンチェルト. アレグロ 7'25
10.  II. カレント 3'25
11.  III. メヌエット~トリオ 7'33
12.  IV. パスピエ - トリオ 5'09
13.  V. アダージョ 6'10
14.  VI. プレスト キケ (ジーグ) 3'52




CD6 58'03

イスフリート・カイザー [1712-1771]

パルティータ(パルティア)第2番 変ホ長調
1.  I. イントラーダ. アレグロ 6'41
2.  II. カンタービレ. グラーヴェ 7'03
3.  III. ファンタジア プレスト 2'57
4.  IV. メヌエット~トリオ 5'17
5.  V. ガヴォット・アン・ロンドー 2'45
6.  VI. フィナーレ プレスト 3'34

パルティータ(パルティア)第3番 変ロ長調
7.  I. 序曲. グラーヴェ - プレスト 5'23
8.  II. ガヴォット・ロンドー. アリオセ [sic] 1'59
9.  III. カプリチオ.  ヴィヴァーチェ [sic] 4'22
10.  IV. メヌエット~トリオ 6'00
11.  V. シチリアーナ(パストラル) 4'13
12.  VI. リグアドン 3'45
13.  VII. キケ(ジーグ) 3'50

フェルナンド・デ・ルーカ (チェンバロ)

フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)


録音:2021年2~3月、ローマ、モンテコンパトリ、パラッツォ・アンニバルデスキ (ペッツォルト)、2022年6~7月、イタリア、ノヴァーラ、ボルゴ・ティチーノ (カイザー)

 バッハ「メヌエット」の本当の作曲者ペツォールトの元気の出る音楽


クリスティアン・ペッツォルト


 「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」の中で最も有名なメヌエットの実際の作者として知られるペツォールトはバッハより8歳年長で、17年早く死去。
 バッハが働きたがったドレスデンの宮廷で活躍していたペツォールトは、1703年からドレスデンのソフィア教会(プロテスタント)のオルガン奏者となり、1709年から宮廷作曲家を務めていた人物で、1714年にはパリ、1716年にはヴェネツィアに演奏旅行をおこなってもいます。


きわめてキャッチーな作風


 CD4.5枚分収録された独奏チェンバロのための25曲に及ぶ「協奏曲」は、イタリア様式の徹底的にキャッチーな作品で、あふれる楽想と華麗な装飾、ノリの良さには驚くばかり。1729年に「25のコレクション」として出版された大規模な曲集だけに、後年の作曲家に影響を与えたと思われるパッセージもけっこう出てきたりします。


イスフリート・カイザー


 1712年にドイツ南部のテュルクハイムで生まれ1771年にカトリックのマルヒタール修道院で亡くなったカイザーは生涯の殆どをプレモントレ修道会の修道士として過ごした人物。1746年にアウクスブルクで出版された「3つのパルティータ(パルティア)」はバロック後期の作品で率直な音楽が聴かれます。


充実した解説


 ブックレット(英語・12ページ)には、デ・ルーカのチェンバロ・コンサートで朗読を担当することもあるフランチェスカ・スコッティによる解説が掲載されています。


フェルナンド・デ・ルーカ (チェンバロ)


 1961年、ローマで誕生。9歳の時にはすでにバロックのイディオムで作曲をおこなっていたというデ・ルーカは、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、オルガンとピアノなどを勉強。続いて、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂のマエストロ・ディ・カペラであるドメニコ・バルトルッチに弟子入りして宗教音楽と対位法、即興演奏、作曲を学び、1992年にはチェンバロをパオラ・ベルナルディに師事。
 その間、1989年には、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽を専門とする音楽アンサンブル「Et in Arcadia Ego」を設立するなど、ソリスト、アンサンブル奏者として活動し、最近ではバロック風の衣装で演奏したりもしています。
 CDは、Brilliant Classics、Uraniaなどから発売。





 

97430
\1800

バッハ:オルゲルビュヒライン BWV599-644

1902年に連弾編曲されたヴァージョンを1912年製作のピアノで演奏
 バッハ:オルゲルビュヒライン BWV599-644

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]
オルゲルビュヒライン BWV 599-644 [1708-1711]
 (4手ピアノ編曲:ベルンハルト・フリードリヒ・リヒター [1902])

1.  「いざ来ませ異邦人の救い主よ」 BWV599  0'55

2.  「神よ あなたの慈悲によって」 BWV600   1'02

3.  「主キリスト 神のひとり子」 BWV601  1'21

4.  「全能の神に賛美あれ」 BWV602  0'45

5.  「嬰児ベツレヘムに生まれり」 BWV603  0'41

6.  「イエス・キリストよ讃美を受けたまえ」 BWV604  0'53

7.  「この日こそ喜びあふれ」 BWV605  1'41

8.  「高き御空より われは来たれり」 BWV606  0'37

9.  「御空より天使の群来たり」 BWV607  1'09

10.  「甘き喜びのうちに」 BWV608  1'21

11.  「キリストの徒よ こぞりて神を称えまつれ」 BWV609  0'31

12.  「イエスよ わが喜びよ」 BWV610  2'08

13.  「われらキリストを称えまつらん」 BWV611  1'54

14.  「我らキリストの徒」 BWV612  1'00

15.  「われを助けて神の慈悲を称えさせよ」 BWV613  1'34

16.  「古き年は過ぎ去りぬ」 BWV614  アダージョ 1'55

17.  「汝にこそ喜びあり」 BWV615  2'15

18.  「平安と喜びをもってわれは行く」 BWV616  1'49

19.  「主なる神いざ天の扉を開かせたまえ」 BWV617  1'27

20.  「おお、罪なき神の小羊よ」 BWV618  3'19

21.  「神の小羊なるキリストよ」 BWV619  0'29

22.  「われらに幸いを与え給うキリストは」 BWV620  1'31




23.  「イエスは十字架につけられ給いて」 BWV621  0'52

24.  「人よ汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV622  3'55

25.  「主イエス・キリストよ我ら汝に感謝す」 BWV623  0'43

26.  「神よ われらを助けたまえ」 BWV624  1'07

27.  「キリストは死の縄目につながれ」 BWV625  1'07

28.  「われらの救い主なるイエス・キリストは死に勝利し」 BWV626  0'34

29.  「キリストは甦りたまえり」 BWV627 (ヴァージョン1)  1'00

30.  「キリストは甦りたまえり」 BWV627 (ヴァージョン2)  1'03

31.  「キリストは甦りたまえり」 BWV627 (ヴァージョン3)  1'13

32.  「聖なるキリストは甦りたまえり」 BWV628  0'36

33.  「栄光の日あらわれぬ」 BWV629  0'46

34.  「この日 神の御子は勝利をおさめ給う」 BWV630  1'01

35.  「来ませ、創り主、聖霊なる神よ」 BWV631  0'34

36.  「主イエス・キリストよ我らを顧みたまえ」 BWV632  1'06

37.  「最愛のイエスよ われらここに集いて」 BWV633  2'02

38.  「これぞ聖なる十戒」 BWV635  1'01

39.  「天にましますわれらの父よ」 BWV636  0'56

40.  「アダムの堕落によりてすべて朽ち果てぬ」 BWV637  2'18

41.  「いまぞわれらに救い来たれり」 BWV638   0'51

42.  「主イエス・キリストよ われ汝に呼ばわる」 BWV639  2'46

43.  「主よ われ汝をより頼む」 BWV640  0'45

44.  「われ悩みのきわみにありて」 BWV641  1'34

45.  「愛する神にのみ従うもの」 BWV642  1'47

46.  「人はみな死すべきさだめ」 BWV643  1'01

47.  「ああ いかにはかなき、いかにむなしき」 BWV644  0'36
アンドレア・コーエン
キアーラ・コロナ(ピアノ連弾)


使用楽器:エルンスト・カプス [1912]
録音:2023年9月4~6日、イタリア、ローマ、Studio SUONILAB (スタジオ・サウンドラボ)


 バッハの教会音楽の創作基盤は先人たちによるコラールの数々。器楽でも声楽でもバッハはコラールをよく使っていましたが、「オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)」では巧みな装飾を施し、コンパクトにまとめています。
 このアルバムでは、トーマス教会ゆかりの教会関係者がピアノ連弾用に1902年に編曲したヴァージョンを使用し、1912年に制作されたピアノ用いて古楽のスペシャリストでもあるアンドレア・コーエンとキアーラ・コロナが演奏しています。
 ブックレット(英語・8ページ)には、演奏者のアンドレア・コーエンとキアーラ・コロナ、修復家ダリオ・アウフィエーロによる解説などが掲載。

 ベルンハルト・フリードリヒ・リヒター[1850-1931]は、ライプツィヒで音楽家一家に誕生。父からオルガンの手ほどきを受け、その後トーマス学校に通学。1876年、ライプツィヒのヤコブ教会のオルガン奏者に任命され、1890年からはルター教会の教会音楽家として、またトーマス学校の声楽教師として契約。1892年にトーマスカントルのヴィルヘルム・ルストが死去した後は、翌年 グスタフ・シュレックが選出されるまで職務を代行。1908年には広い地域を担当してカントルらをまとめる「教会音楽監督」となり、1917年には王立音楽大学教授に就任。

 1858年創業のドイツのピアノ・メーカー、エルンスト・カプスがレスデンで1912年頃に製作したアップライト・ピアノを、ダリオ・アウフィエーロが修復して使用。



 

97219
\1800

教会協奏曲とモテットと交互に響く
 標題付きオルガン・カンツォン

  ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ [1564-1627]
  フロリアーノ・カナーレ[1541-1616]
   テノール独唱によるモテットと鍵盤カンツォーナ


ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ [1564-1627]
1.  ソプラノ・コルネット協奏曲 (兄弟らよ、われは主に対し) (器楽演奏)  3'48

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
2.  「来たれ主よ、遅れたもうな」  3'40

フロリアーノ・カナーレ [1541-1616]
3.  カンツォン「ラ・ウゴナ」 (オルガン演奏) 2'07

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
4.  「おお、神の知恵の高さよ」 3'24

フロリアーノ・カナーレ
5.  カンツォン「ラ・アヴェロルダ」 (オルガン演奏) 2'42

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
6.  「私を祝福してください」  3'21

フロリアーノ・カナーレ
7.  カンツォン「ラ・ベヴィラクア」 (オルガン演奏)  3'30

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
8.  「この輝かしい日」  2'42

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
9.  「聖霊よ来たれ」  6'23


フロリアーノ・カナーレ
10.  カンツォン「ラ・フェナローラ」 (オルガン演奏)  3'01

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
11.  「ペンテコステの日が来たりし時」  4'11

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
12.  「しかし私は」  3'11

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
13.  ソプラノ・コルネット協奏曲 (受け取って食べて) (器楽演奏)  2'45

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
14.  「救いを忘れないで」 3'23

フロリアーノ・カナーレ
15.  カンツォン「ラ・ヌヴォリーナ」 (オルガン演奏)  2'58

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
16.  「キリストの肉体を讃えよ」  2'37

フロリアーノ・カナーレ
17.  カンツォン「ラ・カノッビア」 (オルガン演奏)  3'19

ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ
18.  「なんと美しい祭壇」 3'01

アンジェロ・ゴフレディ (テノール)

アンサンブル・イル・ナルヴァロ
 フェデリコ・デル・ソルド (オルガン、指揮)
 マリア・ビアンキ (ドゥルシアン)
 クラウディア・パセット (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ダヴィド・ブルッティ (コルネット)
 カルロ・カレガリ (ヴィオローネ)
 ディエゴ・レヴェリチ (アーチリュート)

録音:2023年11月、イタリア、マントヴァ、サン・バルバラ・パラティーナ大聖堂


 モンテヴェルディと同じ時代に同じ北イタリアで活動した2人の作曲家、

  ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ [1564-1627]
  フロリアーノ・カナーレ[1541-1616]

の作品を収録。
 ヴィアダーナがソプラノ・コルネット協奏曲2曲と声楽曲10曲、カナーレがオルガン曲6曲の計18曲。
 ゆかりの地、マントヴァで収録。

 ブックレット(英語、イタリア語・12ページ)には指揮者のフェデリコ・デル・ソルドによる解説のほか、声楽曲のラテン語歌詞と英語訳を掲載。




ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ [1564-1627]

 1594年1月7日にマントヴァの大聖堂の楽長に任命されています。同じ頃マントヴァの宮廷では、ジャケス・デ・ヴェルト[c.1535-1596]が宮廷楽長、モンテヴェルディ[1567-1643]が弦楽器奏者として働いていました。マントヴァは報酬が安かったこともあってか、ヴィアダーナは3年後の1597年に辞任。以後、ヴェネツィア、ローマ、パドヴァ、クレモナ、コンコルディア、ファノ、故郷ヴィアダーナと移り住み、最後はガルティエリで死去。


フロリアーノ・カナーレ[1541-1616]

 北イタリアのブレーシャ出身。2016年の没後400年を機に調査・研究が本格化してきた段階ですが、標題付きの器楽カンツォンはヴィアダーナの声楽曲との組み合わせでも良い感じです。


****************************************

アンジェロ・ゴフレディ

 大学で材料科学専攻して博士号を取得する傍ら、パルマのアッリーゴ・ボーイト音楽院で声楽も修了。イタリアやヨーロッパ各地の劇場で20以上の役を演じています。
 CDはBrilliant Classicsなどから発売。


フェデリコ・デル・ソルド (オルガン、指揮)

 1961年、ローマで誕生。ピアノ、オルガン、作曲、教会音楽、合唱指揮のディプロマを取得。
 オルガニスト、通奏低音奏者として演奏活動をおこなっており、イタリアの重要な団体での演奏経験は多数。また、チェコ、ドイツ、スペイン、フランス、スペイン、イギリス、スイス、デンマーク、ポーランド、アメリカ、ベルギー、ポルオガルなど海外でも演奏。
 バロック音楽のレパートリーに関する社会科学と言語学の研究により、多数の評論や学術論文も発表。
 教育者としては、サンタ・チェチーリア音楽院、ローマ・トレ大学、ラ・サピエンツァ大学、ローマ教皇庁宗教音楽研究所、トマス・ルイス・デ・ビクトリア校、チッタ・デッラ・ピエヴェの古代音楽解釈コースなどで教えたほか、メキシコのモレリア聖堂音楽院、セラヤ音楽院、スペインのラス・パルマス・デ・グラン・カナリア高等音楽院、ドイツのランゲナウ音楽院などでも活動。
 CDは、Brilliant Classics、Pentaphon、Camerata、Fonit Cetra、Melos antiqua。Fons Musicaeなどから発売。


アンサンブル・イル・ナルヴァロ

 フェデリコ・デル・ソルドによって設立された古楽器アンサンブル。メンバーの多くはソリストとして活躍し、いくつものアルバムを録音してもいます。



 

97226
\1800
スペイン貴族でイタリアで活躍した音楽家による
 先進のルネサンス音楽

セバスティアン・ラヴァル:
 リチェルカールとカンツォネッテ集

セバスティアン・ラヴァル [c.1550-1604]
リチェルカールとカンツォネッテ

1.  「死にゆく不死鳥」  2'28

2.  「第6旋法によるリチェルカール」  2'50

3.  「火が私を遠ざけてくれるなら」  2'15

4.  「第10旋法によるリチェルカール」  2'59

5.  「彼らはオルガヌムによってあなたと神を見た」  3'01

6.  「英雄的な勇気」  2'05

7.  「第9旋法によるリチェルカール」  3'21

8.  「澄んだサファイアの瞳」  2'03

9.  「第1旋法によるリチェルカール」  3'49

10.  「そよ風に揺れて」  2'27

11.  「ただの冗談」 (器楽演奏)  2'27

12.  「彗星の尾の中の星」  1'57

13.  「第1旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」  2'45

14.  「私の魂を逃がしてください」  1'45

15.  「第2旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」  4'18

16.  「あなたが盲目なら」  2'03

17.  「第3旋法によるリチェルカール」  3'16

18.  「そして私の死が見えるように」  2'34

19.  「第11旋法によるリチェルカール、4つの主題によるフーガ」  4'00


ラ・ヴィオロンドリーナ
 マリア・サトゥルノ (トレブル&テノール・ヴィオール、指揮)
 シュルショ・バレラ (テノール・ヴィオール)
 マリア・バラハス (バス・ヴィオール)
 サラ・ルイス (バス・ヴィオール)
 ビクトリア・カッサーノ (声)
 ホルヘ・ロペス=エスクリバノ (オルガン)




録音:2023年7月16~18日、スペイン、グアダラハラ、エルミタ・デ・ラ・サル、サエリス・デ・ラ・サル


 ビクトリア[1548-1611]と同世代のスペイン生まれの貴族出身作曲家、セバスティアン・ラヴァル[c.1550-1604]は、教皇領やスペイン領シチリア王国パレルモ(上の画像)などイタリア地域で活動していたことから中途半端な扱いを受けてきた経緯があり、近年になってようやく調査・研究が本格化してきた状況です。当アルバムでは、古楽アンサンブル「ラ・ヴィオロンドリーナ」がそうした研究成果を反映しながら実に豊かで美しい音楽を聴かせています。
 ブックレット(英語・12ページ)には、スペインの音楽学者、エスペランサ・ロドリゲスによるカンツォネッテの解説と、スペインのオルガン奏者で音楽学者、楽譜編集にも携わったアンドレス・セア・ガランによるリチェルカールの解説、およびカンツォネッテのイタリア語歌詞などを掲載。




進歩的な作風

 イタリア・ルネサンス後期の宮廷で活動したラヴァルの音楽は、リチェルカールと4つの主題によるフーガを組み合わせるなど斬新で、声楽作品のカンツォネッテにもバロック期のマドリガーレのような魅力がすでに備わっています。


軍人時代

 1550年頃にスペインのカルタヘナに誕生。貴族の家に生まれたためスペイン領のシチリアとフランドルで軍務に就き、1579年のマーストリヒト包囲戦の際に重傷を負って退役。


音楽家時代

 その後、聖ヨハネ騎士団に加わって修道士となり、やがて得意の音楽によりイタリア地域で活動を開始。まずウルビーノ公国の宮廷で働き、1592年から1594年にかけて教皇領ローマでコロンナ枢機卿らに仕え、1594年から1595年にかけてはスペイン領シチリアのカンマラータ、1595年から1604年に亡くなるまでは同じくスペイン領シチリアのパレルモで活動。

 

97299
\1800

シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集



カロル・シマノフスキ [1882-1937]
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

ヴァイオリン・ソナタ Op.9 ニ長調 [1904]
 1.  I.  アレグロ・モデラート、パテティコ  10'26
 2.  II.  アンダンティーノ・トランキーロ・エ・ドルチェ  6'32
 3.  III.  フィナーレ:アレグロ・モルト、クワジ・プレスト  5'23

ヴィオラとピアノのためのロマンス Op.23 [1910]
 4.  レント・アッサイ、ポコ・ルバート. (エスプレッシーヴォ) 6'56

「神話」 Op.30 [1915]
 5.  第1曲「アレトゥーサの泉」  5'55
 6.  第2曲「ナルキッソス」  7'42
 7.  第3曲「ドリュアデスとパン」  8'14

3つのパガニーニのカプリス Op.40 [1918]
 8.  第1曲 カプリス第20番  3'59
 9.  第2曲 カプリス第21番  3'07
 10.  第3曲 カプリス第24番  9'03

フランチェスカ・ボナイータ(ヴァイオリン)
サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)


録音:2023年10月、イタリア、ブレーシャ、6階録音スタジオ

 眼前に迫る大胆なシマノフスキ演奏

 シマノフスキのヴァイオリン曲が20世紀の作品であることを強く感じさせるアルバム。眼前で弾いているような近めの距離感で、細部まで克明に収録されているため、強烈な重音はじめ、シマノフスキが書き込んだ音がきれいなものだけではないことがよくわかるようになっています。
 シマノフスキはロシア内戦の際に実家がボリシェヴィキ兵士に略奪され、ピアノが池に投げ込まれるなどしていたことから、1918年にエリザヴェトグラードに避難した際には家族を守るためにネイガウスらと銃で武装して交替で見張りに立つなど勇敢な人物でもあったので、大胆な表現は実は作品によく合うとも考えられます。
 ブックレット(英語・16ページ)には、演奏のボナイタとジョルジーニによる解説などを掲載。



 

97369
\1800

フランシスコ・ミニョーネ:ギター作品集



フランシスコ・ミニョーネ [1897-1986]

12のワルツ
 1.  ワルツ第1番 ハ長調  3'04
 2.  ワルツ第2番 嬰ハ長調  2'35
 3.  ワルツ第3番 ニ長調  5'33
 4.  ワルツ第4番 変ホ長調  3'58
 5.  ワルツ第5番 ホ長調  3'58
 6.  ワルツ第6番 ヘ長調  2'53
 7.  ワルツ第7番 嬰ヘ長調  2'29
 8.  ワルツ第8番 ト長調  2'40
 9.  ワルツ第9番 変イ長調  4'06
 10.  ワルツ第10番 イ長調  3'39
 11.  ワルツ第11番 変ロ長調  3'57
 12.  ワルツ第12番 ロ長調  4'17

13.  ヘピニカンド  2'03

14.  ミヌエート=ファンタジア  3'17

15.  ショーロ  1'26

16.  モジーニャ  2'01

17.  ブラジルの歌  1'54

18.  奥地の伝説  3'08
アンドレア・モナルダ(ギター)

録音:2023年10月6日、11月11日、12月21日、イタリア、サン・ジョルジョ・ヨニコ、パーフェクト・ウェーヴ・スタジオ

 快活な舞曲「ヘピニカンド」から物憂げな「奥地の伝説」まで多彩な音楽

 フランシスコ・ミニョーネ[1897-1986]は、ヴィラ=ロボス[1887-1959]以降、最も重要なブラジルの作曲家とも呼ばれる人物で、その民族主義的作風は、オスカル・ロレンゾ・フェルナンジェス[1897-1948]、ハダメス・ギナターリ[1906-1988]、カマルゴ・グアルニエリ[1907-1993]らと並び称されています。
 ミニョーネの創作意欲は旺盛で、5つのオペラと8つのバレエに加え、数々の管弦楽曲に協奏曲、室内楽曲、器楽曲、声楽曲と数多くの分野にまたがり、それぞれの分野で高い評価を得ていました。
 ギターのために書かれた「12のワルツ」は、12曲すべてが長調ですが、和声はしばしば、ブラジルの民族音楽のイディオムによって彩られてもいます。
 組み合わせの「ヘピニカンド」「ミヌエート=ファンタジア」「ショーロ」「モジーニャ」「ブラジルの歌」「奥地の伝説」にも民族的な要素が投入されており、雰囲気豊かな印象です。  演奏のアンドレア・モナルダは、2022年にギナターリとミニョーネの練習曲を収めた2枚組アルバムを制作しており、ミニョーネ作品はこれが2度目となります。
 ブックレット(英語・8ページ)には、ギタリストでパラナ州率大学教授のルシアーノ・リーマによる解説などを掲載。



 

97382
\1800

アレッシオ・エリア:「天上の鍵」、 「ルミネセンス」、ほか


アレッシオ・エリア [1979- ]
1.  「ルミネセンス」 [2005]  5'58 マルコ・オルトラーニ (クラリネット)
キジアーナ音楽院アンサンブル
ドゥッチョ・チェッカンティ (ヴァイオリン)
サブリナ・ジュリアーニ (ヴィオラ)
ヴィットリオ・チェッカンティ (チェロ)
マウリツィオ・ベン・オーマル (打楽器)
マウロ・ボニファーチョ (指揮)

録音:2005年8月6日、イタリア、シエナ、キジアーナ音楽アカデミー
2.  「消えゆく虹」 (2015) 11'02 ハンガリー国立放送管弦楽団
ゲルゲイ・ヴァイダ (指揮)

録音:2015年10月7日、ブダペスト音楽センター
3.  「隠された次元」 (2013) 13'15 ハンガリー国立放送管弦楽団
ゲルゲイ・ヴァイダ (指揮)

録音:2013年9月26日、ブダペスト、ミュパ (シュヴェーツェテク芸術宮殿)、バルトーク・ホール
4.  クラリネット協奏曲 [2018-19]  26'23 チャバ・クレニャーン (クラリネット)
コンチェルト・ブダペスト管弦楽団
ゾルターン・ラーツ (指揮)

録音:2019年5月4日、リスト・アカデミー大ホール (ブダペスト)
5.  「天上の鍵」 [2023]  9'56 マールタ・ムラーニ (ソプラノ)
ユディト・サトマーリ (ソプラノ)
コンチェルト・ブダペスト・リゲティ・アンサンブル
ラースロー・ティハニ (指揮)

録音:2023年11月5日、ブダペスト音楽センター


 天使の言葉(エノク語)による作品も収録

 工夫の凝らされたサウンドによる聴きやすい作品を集めたアルバム。注目は16世紀末にエノク語(天使の言葉)で書かれたテキストを用いた「天上の鍵」。エリザベス1世の信頼篤かったジョン・ディーが、霊媒師エドワード・ケリーが口述した天使の言葉を書き写した40の鍵のうち2番目の鍵のテキストを使用。これにより「ロガエスの書」の第3テーブルの鍵が解除されるというだけあって不思議な魅力を持つ美しい作品に仕上がっています。
 ブックレット(英語・16ページ)には、ハンガリーの音楽学者、サボルチ・モルナールによる解説と演奏者プロフィールのほか、「天上の鍵」のエノク語歌詞と英訳を掲載。




アレッシオ・エリア

 1979年ローマ生まれのイタリアの作曲家(2021年にハンガリー国籍も取得)。
 異なる調律システムを同時に使用する作曲技法「ポリシステム主義」を開発し、イタリアのほか、ハンガリーやフランス、オーストリア、ドイツ、オランダ、ノルウェーなどで注目され、ウィーンとブダペストでも作品が出版。


 

96072
\1800

「聖なる場所」~メトネル:歌曲集


ニコライ・メトネル [1880-1951]

ニーチェの3つの詩 Op.19
 1.  第1曲「挨拶」 (ニーチェ/ドイツ語)  1'51
 2.  第2曲「小さなお婆さん」 (ニーチェ/ドイツ語)  2'18
 3.  第3曲「故郷への憧れ」 (ニーチェ/ドイツ語)  2'58

ニーチェの2つの詩 Op.19a
 4.  第1曲「帰郷」 (ニーチェ/ドイツ語)  3'21
 5.  第2番「絶望」 (ニーチェ/ドイツ語)  4'25

ゲーテの「聖なる場所」をモットーとしたソナタ=ヴォカリーズ Op.41 No.1
 6.  「聖なる場所」 (ニーチェ/ドイツ語)  3'06
 7.  「ソナタ=ヴォカリーズ」 (ヴォカリーズ)  11'27

7つの詩 Op.46
 8.  第1曲「プレリュード」 (ゲーテ/ドイツ語)  1'53
 9.  第2曲「聖なる場所」 (ゲーテ/ドイツ語)  3'28
 10.  第3曲「セレナーデ - 遠近法」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  1'18
 11.  第4曲「森の中で」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  1'40
 12.  第5曲「冬の夜」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  4'08
 13.  第6曲「泉」 (シャミッソー/ドイツ語)  2'06
 14.  第7曲「力強く歌い上げる 」 (シャミッソー/ドイツ語)  2'28

8つの歌 Op.61
 15.  第1曲「さすらい人の歌」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  3'02
 16.  第2曲「夜の挨拶」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  3'18
 17.  第3曲「それで、あなたにとって私の名前は何ですか?」 (プーシキン/ロシア語)  3'35
 18.  第4曲「もし人生に欺かれたのなら」 (プーシキン/ロシア語)  2'05
 19.  第5曲「祈り」 (レールモントフ/ロシア語)  2'19
 20.  第6曲「とりとめのない午後」 (チュッチェフ/ロシア語)  2'16
 21.  第7曲「預言者たる我が魂よ!」  (チュッチェフ/ロシア語)  2'10
 22.  第8曲「誇らしげに我々のものと呼んだもの - 平和」 (チュッチェフ/ロシア語)  3'00

23.  「どうしてこうなるの?」 (ヘッセ/ドイツ語)  2'29
エカテリーナ・レヴェンタール(メゾ・ソプラノ)
フランク・ペータース(ピアノ)

録音:2023年11月、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト90

 11分を超えるヴォカリーズを含む歌曲アルバム

 ラフマニノフの親友だったメトネルは、ラフマニノフと同じくピアノの名手で、作風は後期ロマン派的、歌曲も数多く作曲していたという共通点があります。ソ連出身でオランダで活躍するメゾ・ソプラノ歌手、エカテリーナ・レヴェンタールはメトネル歌曲の研究・紹介に取り組み、全曲レコーディングをおこなってきましたが、これが締めくくりの第5巻となります。
 ブックレットは20ページあり、原語歌詞(ドイツ語とロシア語)と英訳のほか、レヴェンタールとペータースによる解説(英語)が掲載されています。




ドイツ系ロシア人メトネル


 「忘れられた調べ」などのピアノ曲で知られる作曲家、ニコライ・メトネルは1880年にデンマーク系の父とドイツ系メゾ・ソプラノ歌手の母のあいだにロシア帝国モスクワに誕生。幼少期から母や親戚にピアノの手ほどきを受けた後、1892年にモスクワ音楽院に入学し、1900年、19歳の時にアントン・ルビンシテイン賞を受賞して卒業。


「歌の家」での仕事


 卒業後、ピアニスト、作曲家として活動しながらモスクワ音楽院で教えていたメトネルは、1908年にモスクワで開設された声楽振興団体「歌の家」にも積極的に関わり、主催コンサートのピアノ伴奏者や主催コンクールの審査員としても働きますが、ロシア革命の翌年、1918年には同団体主催者でメゾ・ソプラノ歌手のオレニナ・ダルゲイム[1869-1970]がパリに移ったことで、「歌の家」はパリでロシア音楽紹介団体としてコンサートなどを主催するようになり、モスクワでの活動を停止。
 メトネルが歌曲の作曲に熱心だったのは、母親が歌手だったということもありますが、「歌の家」の影響も大きそうで、この時期には多くの歌曲が書かれています。


出国


 3年後の1921年、メトネルは41年暮らしたロシアを出国。まずドイツ拠点で約4年、続いてフランス拠点で約10年過ごしたのち、1935年にイギリスに移住し、以後、1951年に亡くなるまで約16年間暮らしています。


作風


 メトネルの作風は19世紀のロマン派の伝統に根ざすもので、心に染み入るような美しさもありますが、凝った技法を駆使したものも多く、その味わいは複雑です。
 たとえば歌詞のないヴォカリーズでは、ラフマニノフは1915年に感傷的な美しさに彩られた歌曲を書いていますが、メトネルは7年後の1922年に「ゲーテの『聖なる場所』をモットーとしたソナタ=ヴォカリーズ」を作曲し、第1部でゲーテの詩「聖なる場所」を歌ったあとにメインとなる第2部で長大なヴォカリーズを展開しています。



 

97063
\1800

豪快な演奏とワイドレンジな優秀録音で聴くレーガー

 レーガー:無伴奏チェロ組曲全曲

CD 44'39

マックス・レーガー [1873-1916]

無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 Op.131c No.1 [1914]
1.  I. プレリュード 3'22
2.  II. アダージョ 4'41
3.  III. フーガ 3'48

無伴奏チェロ組曲第2番 ニ長調 Op.131c No.2 [1914]
4.  I. プレリュード 5'05
5.  II. ガヴォット 2'54
6.  III. ラルゴ 4'24
7.  IV. ジーグ 2'44

無伴奏チェロ組曲第3番 イ長調 Op.131c No.3 [1914]
8.  I. プレリュード 5'08
9.  II. スケルツォ 4'39
10.  III. アンダンテと変奏曲 7'32
マルティーナ・ビオンディ (チェロ)


録音:2023年11月24~26日、イタリア、サルッツォ

 バッハ・マニアのレーガーが書いた無伴奏チェロ組曲は、第1番冒頭からバッハを思わせ、以後も親しみやすい曲調が続きます。しかし、レーガーのことなので書法は濃密であり、重音だらけで音域も広く、旋律的要素と舞曲的要素が交錯し、しかも対位法まで投入されているので、無伴奏作品でありながらその響きはきわめて多様です。
 技術的には難曲とされるこれらの組曲を、マルティーナ・ビオンディは野太くしかも切れ味の良いチェロの音で豊かすぎるほどの表情で演奏。おだやかで晦渋なレーガー像とは無縁のパワフルなアプローチです。
 ブックレット(英語・8ページ)には、マルティーナ・ビオンディ自身によるわかりやすい解説も掲載。





作曲当時のレーガー

 第1次大戦の開戦後まもない1914年秋に作曲(1915年1月には楽譜をジムロック社に送っているので1915年作曲説は間違い)。
 この年のレーガーは、マイニンゲン宮廷管弦楽団とのツアー中の1914年2月に過労が原因で倒れて療養を余儀なくされ、7月に宮廷楽長(音楽総監督)を辞任。チロルでの療養中から作曲を始めるなど、激務から解放され体力も回復したレーガーの創作力は高まっており、「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」Op.132、「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」Op.134、「30の小コラール前奏曲」Op.135など次々に作曲、第1次開戦直後には「愛国的序曲」Op.140まで書いていました(翌1915年にはドイツ兵の犠牲者のためにレクイエムを作曲)。


新世代の見事な演奏

 演奏のマルティーナ・ビオンディは1994年生まれのイタリア人チェリスト。冒頭から激しくよく歌い、思い切り良く豪快に響き渡る重音パッセージや起伏に富むダイナミックな表現に驚かされます。イントネーションやアクセントもきわめて鮮やかで、伝統的な平板系のレーガー演奏とはだいぶ印象が異なります。


銘器と優秀録音

 使用楽器はレーガーに近い時代にトリノで成功していたアントニオ・グァダニーニの1881年製のチェロで、弦は近年人気のラーセンを張っています。録音会場は北イタリア、ピエモンテの山間の町サルッツォにある音楽学校。音響の良い小ホールでワイドレンジな収録に成功しており、レーガーの無伴奏チェロ組曲史上最高の音質に仕上がっています。




マルティーナ・ビオンディ (チェロ)

 1994年に音楽家の家庭に誕生。4歳でチェロの勉強を始め、コゼンツァのスタニスラオ・ジャコマントーニオ音楽院を卒業し、その後、ローマの聖チェチーリア国立アカデミーでジョヴァンニ・ソッリマに、シュタウファー音楽院でアントニオ・メネゼスに、ライプツィヒ音楽大学でペーター・ブルーンスに師事。2016年にはベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学でニコラス・アルトシュテットに師事して修士号を取得。
 その間、17歳の時にシューマンのチェロ協奏曲でオーケストラ・コンサートにデビューし、以後、ラヴェッロ音楽祭、アルフレッド・ピアッティ国際フェスティヴァル、モンテプルチアーノ・カンティエーレ音楽などに定期的に招待されています。
 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


 

90016
(LP)
\3900

マイケル・ナイマンのヒット曲をLP化

 ナイマン:映画音楽集


マイケル・ナイマン[1944- ]:映画音楽集

Side A 23'51

1.  「ピアノ・レッスン」~楽しみを希う心 I  4'16
2.  同~ロスト・アンド・ファウンド  3'15
3.  同~すべて不完全なるもの  3'43
4.  同~果たされない約束の予感  3'07
5.  同~ビッグ・マイ・シークレット  4'02
6.  同~あのとき芽生えた気持ち  3'19
7.  同~ディープ・スリープ・プレイング  2'06

Side B 22'50

1.  「ピアノ・レッスン」~ヒア・トゥ・ゼア  1'37
2.  同~シルバー・フィンガード・フリング  4'24
3.  同~アトラクション・オブ・ザ・ペダリング・アンクル  6'04
4.  同~楽しみを希う心 II  3'06
5.  「アンネの日記」~蝋燭の火  3'29
6.  「英国式庭園殺人事件」~羊飼いにまかせとけ  4'10
イェローン・ファン・フェーン (ピアノ)

録音:2015年1月18日、19日、オランダ、クレンボルフ、ファン・フェーン・プロダクションズ、スタジオ1

 2016年発売の2枚組CDに使用された音源から13曲をセレクトしてLP化。 「ピアノ・レッスン」から11曲、「アンネの日記」と「英国式庭園殺人事件」から各1曲という構成。




イェローン・ファン・フェーン (ピアノ)


 1969年生まれのオランダの作曲家。7歳でピアノを学び始め、ユトレヒト音楽院を卒業後、1993年に国家演奏家資格を取得。
 プロの演奏家としてペーテル・エトヴェシュやロバート・クラフト指揮するオーケストラとも共演し、また、海外では、オーストリア、ドイツ、ハンガリー、ベルギー、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、アメリカなどでリサイタルを開催。
 最初のレコーディングは、弟のマールテン・ファン・フェーン [1971-  ]とともに1992年に発表したピアノ・デュオ作品集で、以後、Brilliant Classics、Naxos、Mirasound、Kochといったレーベルで、CD185枚分のアルバムを制作 [分売・再発売含む]。
 代表作は、ミニマル・ピアノ・コレクション [現在第28集まで]、エリック・サティ:ピアノ曲全集 [9CD]、マックス・リヒター:ピアノ作品集、オランダのミニマル・ミュージックの作曲家シメオン・テン・ホルト作品集 [11CD]とその続編 [12CD]、テリー・ライリー:インC、マイケル・ナイマン:ピアノ作品集 [2CD]、フィリップ・グラス:ピアノ作品集 [3CD]、ニーチェ:ピアノ作品集、マイク・オールドフィールド:チューブラー・ベルズ、アルヴォ・ペルト:ピアノ作品集 [2CD]、プレイスネル:ピアノ作品集 [2CD]、エイナウディ:ピアノ作品集 [7CD]、ヤン・ティルセン:ピアノ作品集 [2CD]、そして自作などで、ミニマル・ミュージックとアンビエント系が主体のディスコグラフィーとなっています。


 





ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2024 ARIA-CD.All rights reserved.