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BRILLIANT CLASSICS新譜
その20



「その19」はこちら



(2025年9月 新譜).
.


95132
(9CD)
\5000

14歳までピアノが弾けず、
 15歳でいきなりベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏した
  鬼才ジョヴァンニ・ベルッチ
   ベートーヴェン:ピアノソナタ全集

ジョヴァンニ・ベルッチ(ピアノ)
 CD1 80'03
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827):ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1 22'21
   1. 第1楽章 アレグロ 3'59/2. 第2楽章 アダージョ 6'18/
   3. 第3楽章 メヌエット:アレグレット 5'08/4. 第4楽章 プレスティッシモ 6'56
  ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2  28'05
   5. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  7'23
   6. 第2楽章 ラルゴ・アパッショナート  10'35
   7. 第3楽章 スケルツォ:アレグレット  3'17
   8. 第4楽章 ロンド:グラツィオーゾ  6'50
  ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3  29'08
   9. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  11'16
   10. 第2楽章 アダージョ  9'11
   11. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ  3'37
   12. 第4楽章 アレグロ・アッサイ  5'04
     ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
     録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
      フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム

 CD2 79'42
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827):
   ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7  31'55
    1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ  10'03
    2. 第2楽章 ラルゴ・エ・コン・グラン・エスプレッショーネ  8'52
    3. 第3楽章 アレグロ  5'51
    4. 第4楽章 ロンド:ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ  7'09
  ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1  8'54
   5. 第1楽章 アンダンテ  5'02/6. 第2楽章 ロンド:アレグロ  3'52
  ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2  8'39
   7. 第1楽章 アレグロ、マ・ノン・トロッポ  5'13
   8. 第2楽章 テンポ・ディ・メヌエット  3'26
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1  15'32
   9. 第1楽章 アレグロ  7'46/10. 第2楽章 アレグレット  4'24
   11. 第3楽章 ロンド:アレグロ・コモド  3'22
  ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2  14'07
   12. 第1楽章 アレグロ  6'20/13. 第2楽章 アンダンテ  4'28
   14. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・アッサイ  3'19
     ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
     録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
      フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム

 CD3 79'59
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1  20'35
    1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ  6'21
    2. 第2楽章 アダージョ・モルト  9'32
    3. 第3楽章 フィナーレ: プレスティッシモ  4'42
   ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2  14'29
    4. 第1楽章 アレグロ  6 '09/5. 第2楽章 アレグレット  4'35/
    6. 第3楽章 プレスト  3'45
   ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3  24'01
    7. 第1楽章 プレスト  6'34/8. 第2楽章 ラルゴ・エ・メスト  10'24
    9. 第3楽章 メヌエット:アレグロ  2'58/10. 第4楽章 ロンド:アレグロ  4'05
   ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」  20'27
    11. 第1楽章 グラーヴェ – アレグロ・ディ・モルト・エ・コン・ブリオ  9'45/
    12. 第2楽章 アダージョ・カンタービレ  5'40/13. 第3楽章 ロンド:アレグロ  5'02
     ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
     録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
      フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム

 CD4 79'30
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22  25'53
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  5'55/
    2. 第2楽章 アダージョ・コン・モルタ・エスプレッショーネ  9'35/
    3. 第3楽章 メヌエット  3'44/4. 第4楽章 ロンド:アレグレット  6'39
   ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26「葬送」  22'34
    5. 第1楽章 アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ  8'44
    6. 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト  2'55
    7. 第3楽章 マルチャ・フネブレ・スッラ・モルテ・ドゥン・エロエ  8'04
    8. 第4楽章 アレグロ  2'51
   ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1  15'56
    9. 第1楽章 アンダンテ – アレグロ  4'46
    10. 第2楽章 アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ  1'42
    11. 第3楽章 アダージョ・コン・エスプレッショーネ  3'40
    12. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  5'48
   ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」  14'41
    13. 第1楽章 アダージョ・ソステヌート  5'47/
    14. 第2楽章 アレグレット  3'10/15. 第3楽章 プレスト・アジタート  5'44
       ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2017年2月、5月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク

 CD5 77'10
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1  24'20
    1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  5'01
    2. 第2楽章 アダージョ・グラツィオーゾ  12'49
    3. 第3楽章 ロンド:アレグレット  6'30
   ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」  21'25
    4. 第1楽章 ラルゴ – アレグロ  6'07/5. 第2楽章 アダージョ  7'25/
    6. 第3楽章 アレグレット  7'53
   ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3「狩り」  20'13
    7. 第1楽章 アレグロ  6'40
    8. 第2楽章 スケルツォ:アレグレット・ヴィヴァーチェ  4'09
    9. 第3楽章 メヌエット: モデラート・エ・グラツィオーゾ  5'08
    10. 第4楽章 プレスト・コン・フオコ  4'16
   ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54  10'46
    11. 第1楽章 テンポ・ドゥン・メヌエット  5'37/12. 第2楽章 アレグレット  5'09
      ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2018年1月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク

 CD6 73'49
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28「田園」  17'48
    1. 第1楽章 アレグロ  2'41/2. 第2楽章 アンダンテ  7'04/
    3. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ  2'41/
    4. 第4楽章 ロンド:アレグロ・マ・ノン・トロッポ  5'22
   ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」  23'05
    5. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  8'41
    6. 第2楽章 イントロ:アダージョ・モルト  4'48
    7. 第3楽章 ロンド:アレグレット・モデラート – プレスティシモ  9'36
   ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」  26'05
    8. 第1楽章 アレグロ・アッサイ  10'37
    9. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート  6'55
    10. 第3楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ – プレスト  8'33
      ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2018年9月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク

 CD7 51'48
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78  10'55
    1. 第1楽章 アダージョ・カンタービレ – アレグロ・マ・ノン・トロッポ 8'08
    2. 第2楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  2'47
   ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79「ソナチネ」  9'59
    3. 第1楽章 プレスト・アッラ・テデスカ  4'56/4. 第2楽章 アンダンテ  2'45/
    5. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  2'18
   ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」  16'24
    6. 第1楽章 アダージョ – アレグロ  6'56
    7. 第2楽章 アンダンテ エスプレッシーヴォ  3'57
    8. 第3楽章 アチッシマメンテ  5'31
   ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90  14'20
    9. 第1楽章 生き生きと、そしていつも感情と表現をもって  6'56
    10. 第2楽章 速すぎず、そして十分に歌うように  7'24
      ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2021年11 月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク

 CD8 73'28
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101  21'41
    1. 第1楽章 アレグレット、マ・ノン・トロッポ  4'57/
    2. 第2楽章 ヴィヴァーチェ・アッラ・マルチャ  6'12/
    3. 第3楽章 アダージョ、マ・ノン・トロッポ  2'48/4. 第4楽章 アレグロ  7'44
   ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」  51'41
    5. 第1楽章 アレグロ  11'19
    6. 第2楽章 スケルツォ:アッサイ・ヴィヴァーチェ  3'09
    7. 第3楽章 アダージョ・ソステヌート  24'37
    8. 第4楽章 ラルゴ – アレグロ・リゾルート  12'36
      ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2023年5月。サル・ドゥ・ミュージック、ラ・ショー・ド・フォン、スイス

 CD9 67'40
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109  19’12
    1. 第1楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ  3'30
    2. 第2楽章 プレスティッシモ  2'37
    3. 第3楽章 アンダンテ・モルト・カンタービレ  13'05
   ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110  21’33
    4. 第1楽章 モデラート カンタービレ  7'08
    5. 第2楽章 アレグロ・モルト  2'13
    6. 第3楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ  12'12
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111  26’46
    7. 第1楽章 マエストーゾ  9'29/8. 第2楽章 アリエッタ  17'17
      ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
      録音:2024年3月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク

 36ページのブックレットは読みごたえある内容

 ベルマンも認めたヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ジョヴァンニ・ベルッチによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が完成。ベルッチはLontanoレーベルでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集と交響曲全集を2005年に制作開始していたものの、3枚発売した時点でレーベルが解散となり頓挫していたので、Brilliant Classicsが2013年にピアノ・ソナタ全集と交響曲全集を新たに制作開始したのは朗報でした。
 第1集 (3枚組)が2017年、第2集 (3枚組)が2020年に発売され、今回はそこに第24番以降の9曲を加えて全集化しています (交響曲全集は2022年に発売)。

  ブックレット (英語・36ページ)には、ベルッチ本人による解説が掲載。文学からの引用 (シェイクスピア、ゲーテ、プルースト、トーマス・マン、マルキ・ド・サド、ヘルティ)や、哲学からの引用 (ベルクソン、シオラン、ジャンケレヴィチ)など交えながらベートーヴェンのピアノ・ソナタについて自由気ままに述べたものです。




 イタリアが生んだ現代の鬼才ピアニスト、ジョヴァンニ・ベルッチのベートーヴェン集。

 1965年、イタリアのローマで生まれたジョヴァンニ・ベルッチは、14歳までピアノが弾けなかったものの、突如として神懸った才能に目覚め、15歳でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏できるようになったという奇跡的なエピソードの持ち主。
 さらには16歳でリストの「死の舞踏」を弾いてデビューを果たし、ロシアの大巨匠ラザール・ベルマンに認められ弟子入りしたというのだから、まるで映画か小説か。

 しかしどんなにエピソードがすごくても実力が伴わなければファンはついてこない。しかしこの人の実力と才能はほんもの。




 

97410
(4CD)
\2900
シューマン:重唱曲全集
 CD1 56'01
  ロベルト・シューマン (1810-1856)
   4つの二重唱 Op.34  14’06
    1. 「愛の庭 (2, 4)  4’35/2. 「恋人のセレナーデ (2, 4)  2'31/
    3. 「窓の下で (2, 4)  2'00/4. 「家族の肖像画 (2, 4)  5'00
   3つの二重唱 Op.43  6'44
    5. 「もし私が小鳥だったら」 (2, 3)  1'41
    6. 「秋の歌」 (2, 3)  2’21
    7. 「美しい小さな花」 (2, 3)  2'42
   ロマンスとバラード Op.64  10'56
    8. 「兵士の花嫁」 (2)  2'35/
    9. 「見捨てられた娘」 (2)  2'04/10. 「悲劇 I」 (4)  1'26/
    11. 「悲劇 II」 (2)  2'12/12. 「悲劇 III」 (2, 4)  2'39
   4つの二重唱 Op.78  13'24
    13. 「踊りの歌」 (2, 4)  2'45/14. 「彼と彼女」 (2, 4)  3'59/
    15. 「あなたを想う」 (2, 4)  3'16/16. 「子守唄」 (2, 4)  3'24
   少女たちの歌 Op.103  6'57
    17. 「5月の歌」 (2, 3)  1'13/18. 「春の歌」 (2, 3)  2'01
    19. 「ナイチンゲールに寄せて」 (2, 3)  1'11/
    20. 「夕星に寄せて」 (2, 3)  2'32
   夏の安らぎ H/K WoO 7
    21. (2, 3)  3'33
 CD2  69'24
  ロベルト・シューマン (1810-1856)
   エマヌエル・ガイベルによる3つの詩 Op.29  8'29
    1. 「田舎の歌」 (1, 3)  2'22/2. 「歌曲」 (1, 2, 3)  2'43/
    3. 「ジプシーの生活」 (1, 2, 3, 4, 5, 7)  3'24
   3人の女声のための3つの歌 Op.114  6'21
    4. 「哀悼歌」 (1, 2, 3)  2'29/
    5. 「八行詩」 (1, 2, 3)  1'37/6. 「格言」 (1, 2, 3)  2'15
   スペイン歌曲集 Op.74  31'12
    7. 「最初の出会い」 (1, 3)  2'03/
    8. 「間奏曲」 (4, 5)  1'35/9. 「恋の病」 (1, 3)  3'03/
    10. 「夜に」 (1, 4)  5'36/
    11. 「知られてしまう」 (1, 2, 3, 4, 5)  2'48/
    12. 「憂鬱」 (1)  2'43/13. 「告白」 (4)  2'31/
    14. 「知らせ」 (1, 3)  4'38/
    15. 「私は愛されている」 (1, 3, 4, 5)  4'07/
    16. 「密輸人」 (5)  2'08
   スペインの愛の歌 Op.138  23'02
    17. 前奏曲 (6)  1'49
    18. 歌曲「心の奥底に苦しみをかかえて」 (1)  2'31
    19. 歌曲「おお、なんて愛らしい娘」 (4)  2'20
    20. 二重唱「私を花で覆って」 (1, 3)  2'36
    21. ロマンツェ「豊かなエブロ川の流れよ」 (5)  3'03
    22. 間奏曲 (6)  1'39
    23. 歌曲「あの子があんなに怒るとは」 (4)  1'51
    24. 歌曲「山々は高くそびえ立っている」 (3)  2'41
    25. 二重唱曲「少女は青い目をしている」 (4, 5)  2'06
    26. 四重唱曲「盲いた目の暗い輝き」 (1, 3, 4, 5)  2'26
 CD3 63’13
  ロベルト・シューマン (1810-1856)
   12の詩 Op.37 (ロベルトとクララの合作)  35'37
    1. ロベルト:「天は一粒の涙を流した」 (1, 3)  2:34
    2. クララ:「あの人はやってくる」 (1)  2:33
    3. ロベルト:「おお、紳士諸君」 (1)  1:03
    4. クララ:「あなたは美を愛するか?」 (1)  2:29
    5. ロベルト:「我が身に吸い込んだ」 (4)  2'38
    6. ロベルト:
     「愛しい人よ、何が私たちを引き離せるだろうか?」
      (1, 4)  2'55
    7. ロベルト:「春の祭りは美しい」 (1 4)  1'12
    8. ロベルト:「翼よ!翼よ!」 (4)  3'56
    9. ロベルト:「バラよ、海よ、そして太陽よ」 (4)  6'00
    10. ロベルト:
     「おお、太陽よ、おお、海よ、おお、バラよ!」 (4)  4'51
    11. クララ:「なぜ他人に尋ねようとするのか?」 (1)  2'28
    12. ロベルト:「太陽が輝くように」 (1, 4)  2'58
   ミンネの歌 Op.101  27'22
    13. 歌曲「私の優しく喜びに満ちた歌声が」 (4)  4'00
    14. 歌「愛しい人よ、あなたの言葉は私の心を去る」 (1)  1'55
    15. 二重唱曲「私はあなたの木だ。ああ、庭師よ」 (3, 5)  4'05
    16. 歌曲「私の愛しい星よ!」 (4)  2'51
    17. 四重唱曲「春の祭りは美しい」 (1, 3, 4, 5)  4'20
    18. 歌曲「友よ、私の隠れ家、私の守り手よ!」 (1)  4'07
    19. 二重唱曲「私たちがあなたに送る何千もの挨拶」 (1, 4)  2'00
    20. 四重唱曲「太陽が輝くように」 (1, 3, 4, 5)  4'04
 CD4  61’48
  ロベルト・シューマン (1810-1856)若者のための歌曲集 Op.79  61'48
   1. 「夕星」(4) 2'16/2. 「蝶」(1) 0'51/
   3. 「春の知らせ」(1) 1'13/4. 「春の挨拶」(4)2'00/
   5. 「怠け者の天国から」(4)2'07/6. 「日曜日」(5) 2'18/
   7. 「ジプシーの歌 I」(2) 1'01/8. 「ジプシーの歌 II」(2) 1'52/
   9. 「山の少年の歌」(2) 2'49/10. 「五月の歌」(2, 3) 1'28/
   11. 「小さなフクロウ」(2) 2'28/12. 「外へ出よう!」(2) 1'48/
   13. 「眠りの精」(1)2'10/14. 「テントウムシ」(2)1'54/
   15. 「孤児」(5) 2'11/16. 「幸せ」(1, 2) 0'59/
   17. 「クリスマスの歌」(1, 2, 3)2'07/18. 「歩く鐘」(5)3'08/
   19. 「春の歌」(1, 2) 3'08/20. 「春の到来」(3) 1'36/
   21. 「ツバメたち」(2, 3) 1'24/22. 「子供を見守る」(3) 1'27/
   23. 「羊飼いの別れ」(5)2'28/24. 「春だ」(1) 1'30/
   25. 「紡ぎ歌」(1, 2, 3) 1'53/26. 「子供による狩人の歌」(4) 1'31/
   27. 「雪の鈴」(1) 1'49/28. 「塔守リュンコイスの歌」(4) 5'38/
   29. 「ミニョン」(1) 4'35
     ヴァレンティーナ・ヴァレンテ (ソプラノ/1)、
     エリザベッタ・ロンバルディ (メゾソプラノ/2)、
     エリザベッタ・パッルッキ (コントラルト/3)、
     マーク・ミルホーファー (テノール)/4)、
     マウロ・ボルジョーニ (バリトン/5)、
      フィリッポ・ファリネッリ (ピアノ)、
     フィリッポ・ファリネッリ、
      ダニエラ・スカレッティ (ピアノ連弾/6)、
     マリア・イエッリ (ソプラノ/7)、
     マッテオ・メンカレッリ (テノール/7)、
     クォン・ヒョクウ (バス/7)、
     ラウラ・マンチーニ (パーカッション/7)
      録音:2023~2025年、
      イタリア、ペルージャ、ミュージック・カヴェルン
ヴァレンテ
ロンバルディ
パッルッキ
ミルホーファー
ボルジョーニ
ファリネッリ、他

 にぎやかで素朴なシューマンの別な世界

 シューマンの重唱曲を含む作品のコレクション。イタリアを拠点に活動する歌手たちによるアンサンブルを、ピアニストのフィリッポ・ファリネッリがサポートしています。シューマンの歌曲は、ドイツ歌曲の豊かな遺産の頂点として定評がありますが、重唱曲はあまり知られていないので手軽な全集の登場は歓迎されるところです。独唱曲と違ってにぎやかで日常的で親しみやすい雰囲気のものが多いのも特徴です。
  ブックレット (英語・24ページ)には、音楽学者のビアンカ・マリア・アントリーニによる解説などが掲載(歌詞無し)。



 

96168
(3CD)
\2500
カルダーラ:チェロ・ソナタ全集
 CD1 61'23
  アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
   チェロ・ソナタ第1番イ長調  7'31
    1. 第1楽章 アンダンテ  1'35/2. 第2楽章 アレグロ  2'01/
    3. 第3楽章 ラルゲット  2'15/4. 第4楽章 アレグロ  1'40
   チェロ・ソナタ第2番ニ長調  12'11
    5. 第1楽章 アレグロ  5'35/6. 第2楽章 ラルゴ  4'16/
    7. 第3楽章 アレグロ  2'20
   チェロ・ソナタ第3番 ロ長調  10'05
    8. 第1楽章 ラルゴ  2'14/9. 第2楽章 アレグロ  1'43/
    10. 第3楽章 アリア・アンダンテ  3'00/
    11. 第4楽章 アレグロ・アッサイ  3'08
   チェロ・ソナタ第4番ニ短調  10'14
    12. 第1楽章 アレグロ  2'39/13. 第2楽章 ラルゴ  3'50/
    14. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  3'45
   チェロ・ソナタ第5番ヘ長調  10'07
    15. 第1楽章 アダージョ  2'06/16. 第2楽章 アレグロ  2'13/
    17. 第3楽章 アリア・ラルゴ  2'40/
    18. 第4楽章 アレグロ・スティル・ディ・メヌエット  3'08
      チェロ・ソナタ第6番イ短調  11'04
    19. 第1楽章 アレグロ  3'13/20. 第2楽章 ラルゴ  2'13/
    21. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  3'37/
    22. 第4楽章 アリア・アレグロ  2'01
 CD2 63'03
  アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
   チェロ・ソナタ第7番ハ短調  9'07
    1. 第1楽章 ラルゴ  2'20/2. 第2楽章 アレグロ  1'50/
    3. 第3楽章 アダージョ  2'14/4. 第4楽章 アレグロ  2'43
   レツィオーネ 43
    5.   1'38
   チェロ・ソナタ第8番変ホ長調  8'49
    6. 第1楽章 ラルゴ  2'30/7. 第2楽章 アレグロ  1'53/
    8. 第3楽章 アダージョ  1'45/
    9. 第4楽章 アレグロ・エ・スピリトーソ  2'41
   チェロ・ソナタ第9番ト長調  9'58
    10. 第1楽章 アレグロ  3'05/11. 第2楽章 アダージョ  2'04/
    12. 第3楽章 アレグロ・エ・ヴィヴァーチェ  1'53/
    13. 第4楽章 アレグロ  2'56
   レツィオーネ 23
    14.   1'21
   チェロ・ソナタ第10番ホ短調  8'48
    15. 第1楽章 アレグロ・アッサイ  2'45/16. 第2楽章 ラルゴ  1'31/
    17. 第3楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ  4'32
   チェロ・ソナタ第11番ト短調  12'03
    18. 第1楽章 アンダンテ  2'19/
    19. 第2楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ  3'29/
    20. 第3楽章 ラルゲット  3'20/
    21. 第4楽章 アレグロ・アッサイ  2'55
   レツィオーネ 1
    22.   1'49
   チェロ・ソナタ第12番ニ短調  9'19
    23. 第1楽章 アレグロ  2'46/24. 第2楽章 アレグロ  3'02/
    25. 第3楽章 ラルゴ  2'01/26. 第4楽章 アレグロ  1'30
 CD3  51'22
  アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
   チェロ・ソナタ第13番ヘ短調  8'00
    1. 第1楽章 プレスト  1'45/
    2. 第2楽章 ラルゴ  2'20/3. 第3楽章 アレグロ  1'41/
    4. 第4楽章 アレグレット・スティル・ディ・メヌエット  2'14
   チェロ・ソナタ第14番イ短調  10'54
    5. 第1楽章 ラルゴ  2'42/6. 第2楽章 アレグロ  2'38/
    7. 第3楽章 アリア・ラルゲット  3'03/
    8. 第4楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ  2'31
   チェロ・ソナタ第15番イ長調  9'43
    9. 第1楽章 ラルゴ  2'47/10. 第2楽章 アレグロ  2'40/
    11. 第3楽章 アリア・ノン・モルト・アレグロ  1'38/
    12. 第4楽章 アレグロ  2'38
   チェロ・ソナタ第16番ト長調  8'14
    13. 第1楽章 アダージョ  2'20/14. 第2楽章 アレグロ  2'30/
    15. 第3楽章 ラルゴ  1'50/16. 第4楽章 アレグロ  1'34
   シンフォニア ニ長調  5'46
    17. 第1楽章 アダージョ  2'27/18. 第2楽章 アレグロ  1'19/
    19. 第3楽章 グラーヴェ  1'15/20. 第4楽章 プレスト  0'45
   協奏曲 ニ短調  8'32
    21. 第1楽章 アレグロ  2'47/
    22. 第2楽章 ラルゲット  2'27/
    23. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  3'18
フランチェスコ・
 ガッリジョーニ(チェロ)
ラルテ・デラルコ
 (古楽器アンサンブル)
  フランチェスコ・
   ガッリジョーニ
    (チェロ)
  フェデリコ・グリエルモ
   (ヴァイオリン/
    協奏曲)
  アレッシア・パッツァーリア
 (ヴァイオリン/協奏曲)
  パオロ・ズッケリ
   (ヴィオローネ)
  ロベルト・ロレッジャン
   (オルガン)

 ウィーン宮廷で長く活躍したカルダーラの傑作

 録音:2020年6月29日~7月1日 (CD1)、2023年6月26日~28日 (CD2)、2024年1月17日~19日 (CD3)。イタリア、パドヴァ、カルチェリ・デステ修道院。

 バロック後期の作曲家、アントニオ・カルダーラ(1670-1736)はヴェネツィアに生まれ、サン・マルコ寺院の聖歌隊員として修業したのち、すぐにヨーロッパ各地に活移動範囲を広げ、マントヴァの宮廷、バルセロナの宮廷、ローマ、そして最終的にはウィーンの宮廷で長く活躍することになります。カルダーラは、コレッリの伝統を受け継ぐ器楽作品、宗教音楽、オペラなど、膨大な作品を残しました。
  「チェロと通奏低音のためのソナタ」は、後期バロック様式からギャラント様式への移行を象徴する作品。4楽章構成のソナタは教会ソナタの伝統を踏襲し、緩やかなテンポの叙情的なカンタービレと速いテンポの技巧的なパッセージが交互にあらわれ、チェロの俊敏さと温かみのある音色を際立たせています。
  演奏はイタリアのバロック・チェロ奏者、フランチェスコ・ガッリジョーニが独奏を受け持ち、おなじみの古楽器アンサンブル「ラルテ・デラルコ」のメンバーと共演しています。
  ブックレット (英語・8ページ)には、バロック・チェロ奏者で音楽学者のマルク・ファンスヘーウワイクによる解説などが掲載。



 

96288
(2CD)
\2100
ブクステフーデ:トリオ・ソナタ Op.1 & Op.2
 CD1  65'23
  ディートリヒ・ブクステフーデ (1637-1707)
   7つのトリオ・ソナタ Op.1
   トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.1-1 BuxWV 252  10'16
    1. ヴィヴァーチェ – レント  2'25
    2. アレグロ – アダージョ  3'07
    3. アンダンテ  1'52
    4. グラーヴェ – プレスト  2'52
   トリオ・ソナタ ト長調 Op.1-2 BuxWV 253  8'07
    5. レント – ヴィヴァーチェ  3'24
    6. アダージョ – アレグロ  1'35
    7. ラルゴ – アリオーゾ  3'08
   トリオ・ソナタ イ短調 Op.1-3 BuxWV 254  10'53
    8. アダージョ  2'10/9. アレグロ  1'55/
    10. レント – ヴィヴァーチェ  3'33/
    11. ラルゴ – プレスト – アダージョ  3'15
   トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.1-4 BuxWV 255  8'47
    12. ヴィヴァーチェ – アレグロ  5'11
    13. レント – アレグロ  3'36
   トリオ・ソナタ ハ長調 Op.1-5 BuxWV 256  9'40
    14. ヴィヴァーチェ  1'38
    15. ヴィオリーノ・ソロ – アレグロ  2'17
    16. ラルゴ – アレグロ  2'53
    17. アダージョ – アレグロ  2'52
   トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-6 BuxWV 257  10'27
    18. グラーヴェ – アレグロ  2'36
    19. コン・ディスクレティオーネ – アダージョ  2'57
    20. ヴィヴァーチェ – (コン・ディスクレティオーネ) アダージョ  1'54
    21. ポコ・プレスト – ポコ・アダージョ – プレスト – レント  3'00
   トリオ・ソナタ ホ短調 Op.1-7 BuxWV 258  7'00
    22. アレグロ – ラルゴ  2'41
    23. プレスト – ヴィヴァーチェ – アダージョ  2'12
    24. ポコ・プレスト – レント – プレスティシモ  2'07
 CD2  72'47
  ディートリヒ・ブクステフーデ (1637-1707)
   7つのトリオ・ソナタ Op.2
    トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.2-1 BuxWV 259  9'15
     1. アレグロ  1'17/2. アダージョ – アレグロ  2'29/
     3. グラーヴェ  1'59/
     4. ヴィヴァーチェ – レント  1'21/
     5. ポコ・アダージョ – プレスト  2'09
    トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2-2 BuxWV 260  13'15
     6. アダージョ – アレグロ – ラルゴ  3'51/
     7. アリエッタ  7'01/8. ラルゴ – ヴィヴァーチェ  2'23
    トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-3 BuxWV 261  12'20
     9. ヴィヴァーチェ – レント  2'58/
     10. アレグロ – レント  1'32/11. アンダンテ  4'19/
     12. グラーヴェ – ジーグ  3'31
    トリオ・ソナタ ハ短調 Op.2-4 BuxWV 262  8'45
     13. ポコ・アダージョ  1'30
     14. アレグロ – レント  2'23
     15. 3/4 – ヴィヴァーチェ  4'52
    トリオ・ソナタ イ長調 Op.2-5 BuxWV 263  10'05
     16. アレグロ  1'00
     17. ヴァイオリーノ・ソロ – コンシタート  3'35
     18. アダージョ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ  1'14
     19. アレグロ – アダージョ  1'37
     20. 6/4 – ポコ・プレスト  2'39
    トリオ・ソナタ ホ長調 Op.2-6 BuxWV 264  9'20
     21. グラーヴェ – ヴィヴァーチェ  3'27
     22. アダージョ – ポコ・プレスト – レント  3'59
     23. アレグロ  1'54
    トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.2-7 BuxWV 265  9'33
     24. アダージョ – 4/4  3'33
     25. レント – ヴィヴァーチェ  2'48
     26. ラルゴ – アレグロ  3'12
ヴァレリオ・ロジート
 (ヴァイオリン)
ベッティーナ・ホフマン
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シモーネ・ステッラ
 (チェンバロ)

 ブクステフーデのエキスパートによる自在な演奏

 使用楽器
  ヴァイオリン:ピエール・ロレンツォ・ヴァンジェリスティ (フィレンツェ、1741年)
  バス・ガンバ:フランソワ・ボダル製作ニコラ・ベルトラ・モデル (パリ、1700年頃)
  テノール・ガンバ (Op.2-1):カリオン・ルテリー製作パウル・ヒルツ・モデル (ニュルンベルク、1656年)
  チェンバロ:ジム・ホール製作アンリ・エムシュ・モデル (パリ、1761年)
 録音:2022年4月1日~3日、10日~17日、イタリア、フィレンツェ、ステラ・レコーディング・スタジオ

 ブクステフーデの室内楽代表作、トリオ・ソナタ集は、イタリアから伝わった「スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)」の技法が投影された傑作。ハンブルクで出版されたこれらのソナタ集には、計14曲のソナタが収められており、緩やかなテンポと速いテンポ、即興的かつ対位法的なテクスチャが交互に現れ、目を見張るようなオスティナートの変奏が旋律を聴き手の意識に刻み込みます。各楽器の機知に富んだソロや対話、軽快なシンコペーション、そして時折、奇妙で旋律的な和声へと展開するその表現は実に幅が広く、Op.1-6ではニ短調の暗黒と絶望の領域へと踏み込んでもいます。
  先に発売されたブクステフーデ・コレクション(17CD)では、アンサンブル・ファンタスティクスが正統的で完成度の高い演奏を聴かせていましたが、こちらはより自由でエモーショナルな演奏となっており、アルバム冒頭からずいぶん印象が異なります。
  ブックレット (英語・16ページ)には、演奏のシモーネ・ステッラによるブクステフーデ情報と作品解説などが掲載。ブクステフーデのエキスパートならではの詳細な解説です。



 

97230
(2CD)
\2100
ジョン・スタンリー:ヴォランタリー集 ピエトロ・デッレ・キアイエ (オルガン)
 CD1 82'28
  ジョン・スタンリー (1712-1786)
   10のヴォランタリー Op.6
   ヴォランタリー ニ短調 Op.6-1  6'05
    1. 第1楽章 シチリアーノ  1'40/2. 第2楽章 アンダンテ  4'25
   ヴォランタリー イ短調 Op.6-2  5'02
    3. 第1楽章 アンダンテ  1'50/4. 第2楽章 アレグロ  3'12
   ヴォランタリー ト短調 Op.6-3  5'13
    5. 第1楽章 アダージョ  1'29/6. 第2楽章 アレグロ  3'44
   ヴォランタリー ヘ長調 Op.6-4  4'53
    7. 第1楽章 アダージョ  1'16/8. 第2楽章 アンダンテ  3'37
   ヴォランタリー ニ短調 Op.6-5  8'00
    9. 第1楽章 アダージョ  2'02/10. 第2楽章 アンダンテ・ラルゴ  1'38/
    11. 第3楽章 モデラート  4'20
   ヴォランタリー ニ長調 Op.6-6  6'33
    12. 第1楽章 アダージョ  1'06/13. 第2楽章 アンダンテ  1'31/
    14. 第3楽章 アダージョ  1'19/15. 第4楽章 アレグロ  モデラート  2'37
   ヴォランタリー ト長調 Op.6-7  4'01
    16. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ  1'52/17. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ  2'09
   ヴォランタリー イ短調 Op.6-8  3'24
    18. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ  1'21/19. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ  2'03
   ヴォランタリー ホ短調 Op.6-9  4'23
    20. 第1楽章 (プレリュード)アダージョ  1'38/21. 第2楽章 (フーガ)アンダンテ  2'45
   ヴォランタリー ト短調 Op.6-10  4'46
    22. 第1楽章 (プレリュード)グレイブ  1'32/23. 第2楽章 (フーガ)アンダンテ  4'14
  ジョン・スタンリー (1712-1786)
   10のヴォランタリー Op.5
   ヴォランタリー ハ長調 Op.5-1  8'25
    24. 第1楽章 アダージョ  1'40/25. 第2楽章 アンダンテ  2'25/
    26. 第3楽章 スロー 1'12/27. 第4楽章 アレグロ  3'08
   ヴォランタリー ニ短調 Op.5-2  4'37
    28. 第1楽章 スロー 2'08/29. 第2楽章 アレグロ  2'29
   ヴォランタリー ト長調 Op.5-3  5'37
    30. 第1楽章 アダージョ  1'52/31. 第2楽章 アレグロ  3'45
   ヴォランタリー ホ短調 Op.5-4  4'55
    32. 第1楽章 アダージョ  1'22/33. 第2楽章 アレグロ  3'33
   ヴォランタリー ニ長調 Op.5-5  5'16
    34. 第1楽章 スロー 2'08/35. 第2楽章 アレグロ  3'08
 CD2 79'24
  ヴォランタリー ニ短調 Op.5-6  4'47
   1. 第1楽章 アダージョ  1'35/2. 第2楽章 アレグロ  3'12
  ヴォランタリー ト短調 Op.5-7  4'05
   3. 第1楽章 アダージョ  1'25/4. 第2楽章 アレグロ  2'40
  ヴォランタリー ニ短調 Op.5-8  7'59
   5. 第1楽章 アレグロ  2'25/6. 第2楽章 アダージョ  1'56/
   7. 第3楽章 アレグロ  3'38
  ヴォランタリー ト短調 Op.5-9  5'34
   8. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ  2'06/9. 第2楽章 (フーガ)アレグロ  3'28
  ヴォランタリー イ短調 Op.5-10  5'07
   10. 第1楽章 (プレリュード)アダージョ  1'45/11. 第2楽章 (フーガ)アレグロ  3'22
  ジョン・スタンリー (1712-1786)/10のヴォランタリー Op.7
   ヴォランタリー イ長調 Op.7-1  5'58
    12. 第1楽章 アダージョ  2'34/13. 第2楽章 アレグロ  3'24
   ヴォランタリー ハ長調 Op.7-2  4'12
    14. 第1楽章 アダージョ  1'32/15. 第2楽章 (テンポ指示なし)2'40
   ヴォランタリー ニ短調 Op.7-3  5'10
    16. 第1楽章 アダージョ  1'34/17. 第2楽章 アレグロ  3'36
   ヴォランタリー ニ短調 Op.7-4  9'02
    18. 第1楽章 アダージョ  2'42/19. 第2楽章 アンダンテ  6'20
   ヴォランタリー ニ長調 Op.7-5  4'36
    20. 第1楽章 アダージョ  2'10/21. 第2楽章 ヴィヴァーチェ  2'26
   ヴォランタリー ヘ長調 Op.7-6  3'59
    22. 第1楽章 アンダンテ  1'13/23. 第2楽章 ヴィヴァーチェ  2'46
   ヴォランタリー ホ短調 Op.7-7  4'32
    24. 第1楽章 アダージョ  2'14/25. 第2楽章 (テンポ指示なし)  2'18
   ヴォランタリー イ短調 Op.7-8  6'31
    26. 第1楽章 アンダンテ・スタッカート・アレグロ  3'30/27. 第2楽章 フーガ  3'01
   ヴォランタリー ト長調 Op.7-9  3'44
    28. 第1楽章 (前奏曲)ラルゴ・スタッカート  1'01
    29. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ  2'43
   ヴォランタリー ヘ長調 Op.7-10  3'48
    30. 第1楽章 (前奏曲)ラルゴ・スタッカート  1'05
    31. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ  2'43

 英国教会の礼拝を彩ったオルガン曲たち

 使用楽器:インゾーリ・ボニッツィ・オルガン
 録音:2024年6月10日~12日、イタリア、ラツィオ州、ロッカ・マッシマ、聖ミカエル大天使教会

 2歳の時に事故で失明したスタンリーは、9歳からロンドンのオール・ハローズ教会でオルガンを演奏し、11歳で同教会オルガニスト職を得ていたほか、14歳でロンドン、ホルボーンのセント・アンドリュー教会のオルガニストに抜擢され、17歳でオックスフォード大学の音楽学士号を史上最年少で取得。22歳でロンドン、インナー・テンプル協会の教会オルガニストに就任し、以後、亡くなるまで52年間に渡って在職。
  典礼を主な職務とする教会音楽家として、ジョン・スタンリーは毎週日曜日の礼拝音楽の伴奏をすることと、礼拝のさまざまな時点でヴォランタリーを演奏することを求められました。ヴォランタリーとは主に即興で演奏される楽曲で、スタンリーの職務は、第一朗読の前に導入部とソロ・パートのための1つか2つの楽章を演奏することと、礼拝の最後に導入部とフーガを演奏することでした。スタンリーの即興演奏は大変素晴らしかったと伝えられており、日曜日には、ハノーヴァー・スクエアのセント・ジョージ教会に通っていたヘンデル本人が、教会を早退してテンプル教会に駆けつけ、スタンリーの演奏を聴くこともあったのだとか。
  レコーディングに使用された楽器は、ローマ近郊の山中にあるロッカ・マッシマ村の聖ミカエル大天使教会に2000年に設置されたオルガンで、ピッチはA=440Hz。
  ブックレット (英語・12ページ)には、鍵盤楽器と管楽器に精通したマルチ古楽奏者、ロメオ・チュッファによる解説などが掲載。



 

97481
(2CD)
\2100
アンドレイ・シクラ作品集
 CD1  63'35
  アンドレイ・シクラ (1773-1850)
   「魔弾の射手」のモティーフによる大幻想曲
    1.   13'39
   前奏曲 ニ長調
    2.   1'03
   練習曲 ニ短調
    3.   1'02
   前奏曲 ニ短調
    4.   0'47
   前奏曲 ニ短調 第2版
    5.   2'50
   前奏曲「お気に入り」
    6.   4'01
   サヴォワ風ロンド
    7.   4'48
   ロシア民謡「平らな谷間に」による変奏曲
    8.   8'16
   ロシア民謡
    「思い出してください、愛しい人よ、あなたの昔の恋人を」
     による変奏曲
      9.   5'02
   ロシア民謡「哀れな木の枝」による変奏曲
    10.   5'54
  フェルナンド・ソル (1778-1839) :
   6つの変奏曲 Op.20 (編曲:アンドレイ・シクラ)
    11. 序奏、主題と変奏  12'50
  ヴラジーミル・モルコフ (1801-1864):「燃えよ、燃えよ」
   12.   2'55
 CD2  62'14
  イグナツ・プレイエル (1757-1831)
   2つのヴァイオリンのための二重奏曲 ヘ長調 Op.23-4より
    (2つのギターのための編曲:アンドレイ・シクラ)
     1. アレグロ  5'03/2. ロンド  3'30
  アンドレイ・シクラ (1773-1850):フンメルの主題による変奏曲
   3.   5'18
  ニコライ・チトフ (1800-1875):
   ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    4. 「歌手」  4'43/5. 「タリスマン (御守り)」  4'59
  ニコライ・デヴィツテ (1811-1844):
   ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    6. 「ランパーダ」  4'47
  アレクセイ・プレシェエフ (1825-1893):
   ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    7. 「恋人への憧れ」  6'12
  アレクセイ・チトフ (1769-1827):
   歌劇「ヤム、または郵便局」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    8. アリア「心の中であなたを抱きしめて」  5'47
  アンドレイ・シクラ (1773-1850):ポロネーズ
   9.   5'42
  ダニエル・シュタイベルト (1765-1823):
   歌劇「ロミオとジュリエット」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    10. 「少女たちの合唱」  5'02
  ジョアキーノ・ロッシーニ (1792-1868):
   歌劇「タンクレーディ」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    11. アリア「こんなに胸騒ぎが」  4'42
  ピエール・ロード (1774-1830):
   ヴァイオリン協奏曲第1番より (編曲:アンドレイ・シクラ)
    12. ポロネーズ  6'02
アイヌル・ベグートフ (ギター)
ユリア・ジガンシナ
 (歌/CD2 トラック4~7)
アンナ・ハルドルスドッティル
 (歌/CD2 トラック8)
アシヤ・ガリエーワ
 (ヴァイオリン/
  CD2 トラック9~12)
ヴァレリー・クセノフォントフ
 (ギター/CD2 トラック1~2)

 7弦ロシア・ギターの祖による「魔弾の射手」ほか

 録音:ロシア、カザン、シベリアン・トラクト・スタジオ、

 低音弦を追加した7弦仕様で知られるロシア・ギターを開発し、その普及に尽力したアンドレイ・シクラ(1773–1850)は、1773年にポーランド・リトアニア共和国のヴィリニュスに誕生。最初は、ギター、ハープ、ヴァイオリン、ピアノ、トルバン(≒高音弦つきアーチリュート)を演奏する音楽家として活動していましたが、やがて7弦ギターを考案し、作曲・編曲も数多くおこなって専用レパートリーも開発。
  1795年にヴィリニュスがロシア帝国に編入されるとモスクワに移住し、ギター専門の学校を設立して多くの生徒に教え、ギター・コンソートのほか、ヴァイオリンなども交えたアンサンブルや歌との共演でも人気を博します。また、教育と演奏活動のほか、ギターのための練習曲や作品の楽譜、理論と実践の本も出版したほか、1802年には「7弦ギター・ジャーナル」の刊行も開始するなどその活動は非常に精力的で、ギター人気が一気に高まって行くことになります。
  しかし、1812年にナポレオン軍がモスクワに迫った際、ロシア軍がモスクワ焦土作戦をおこなうのを機にサンクトペテルブルクに転居し、38年後に同地で亡くなるまでモスクワと同様の活動でギター人気を高めています。
  この2枚組アルバムでは、そうしたシクラの多様な活動を楽しめる構成になっており、「魔弾の射手」のモティーフによる大幻想曲からロシアの歌の編曲まで盛り沢山な内容となっています。
  演奏は、オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の歌でもおなじみのカザンの町を拠点に活動する音楽家アイヌル・ベグートフを中心としたもので、レコーディングもカザンでおこなわれています。モスクワの東約700kmに位置する人口約130万人の多民族都市です。

  ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のアイヌル・ベグートフによる解説などが掲載。



 

97532
(2CD)
\2100
ガエターノ&ジュゼッペ・ドニゼッティ:クラリネット室内作品集
 CD1  66'57
  ジュゼッペ・ドニゼッティ(1788-1856)
   「戦い」(軍楽のための → クラリネットとピアノ用に編曲)
    1. アレグレット-アレグレット-アレグロ-アレグロ-
     アンダンテ マエストーゾ-アレグレット-
      アレグロ・フィナーレ  16'40
  ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)
   「我らは主をたたえ」
     (ソプラノ、クラリネットとオーケストラ
     またはピアノのためのアリア)
      2.   10'41
   「急流から」
     (ソプラノ、テナー、2本のクラリネットと
     オーケストラまたはピアノのための二重奏曲)
      3.   4'24
   「世の罪を除きたもう主よ」
     (テノール、クラリネット、オルガン
     またはピアノのためのアリア)
      4.   9'48
  エルネスト・カヴァッリーニ (1807-1874)
   ドニゼッティ「愛の妙薬」からの変奏曲 
    (クラリネットとピアノのための)
     5.   14'16
  ドメニコ・ミルコ (1820-1866)
   ドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」第1幕の
    「無理強いはしないで」の主題による協奏曲
     6.   10'47
 CD2  45'30
  ジュゼッペ・ドニゼッティ (1788-1856):
   2つのクラリネットのためのソナタ
    1. 第1楽章 アレグロ・モデラート  5'17
    2. 第2楽章 アダージョ  3'04
    3. 第3楽章 ロンド・アレグレット  4'05
  ガエターノ・ドニゼッティ (1797-1848):練習曲
   4. 第1番 (ソロ・クラリネットのための)  4'13
   5. 第2番 (クラリネットとバス・クラリネットのための)4'31
  歌劇「ポリウート」より (クラリネットとピアノのための編曲)
   6. 「パオリーナとセヴェーロのカヴァティーナ」  3'36
  歌劇「ベリザーリオ」より (クラリネットとピアノのための編曲)
   7. 「アリア」  0'51
  カンツォネッタ「夜がいざなう」 
   (ソプラノ、オブリガート・クラリネットとピアノのための)
    8.   4'56
  ラルゲット 
   (2つのフルート、バセットホルン、
    2つのホルン、ファゴットのための)
    9.   3'52
  「ランメルモールのルチア」より六重奏曲
   10.   2'20
  ソナタ (オーボエまたはクラリネットとピアノのための)
   11. アンダンテ - アレグロ  8'19
イタリアン・クラシカル・コンソート
 ルイージ・マジストレッリ
 (クラリネット、バセットホルン)
 ラウラ・マジストレッリ
  (クラリネット)
 ファウスト・サレーディ
  (バス・クラリネット)
 クラウディア・ブラッコ (ピアノ)
 アルベルト・マラッツィ
 (ピアノ/
  CD1 トラック2、4)
 エレナ・チェッコーニ (フルート)
 アレッシア・カリファノ (フルート)
 ジョエーレ・コッラード (ホルン)
 ファビオ・ポンツェレッティ (ホルン)
 パオロ・ビアジーニ (ファゴット)
マルゲリータ・トマージ
 (ソプラノ/
  CD1 トラック2, 3, CD2 トラック8)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ
 (テノール/CD1 トラック4)

 クラリネットが描くドニゼッティ兄弟の豊かな楽想

 録音:2023年9月。イタリア、ロンバルディア州、チェザーノ・マデルノ、ヴィッラ・ボッロメーオ。ロンバルディア州、サント・ステファノ・ティチーノ (CD2 トラック9)

 ベルカント・オペラ作曲家として有名なドニゼッティはオペラ以外の作品も数多く書いており、ここでは編曲含む器楽曲約28分と声楽と管楽器のための曲を約30分収録。
  また、ドニゼッティの9歳年長の兄ジュゼッペは管楽器と軍楽の分野に秀でており、オーストリア軍の軍楽隊で6年監督を務めた後、オスマン帝国のスルタンに請われて25年に渡って軍楽隊を育成して成功を収め、コンスタンティノープルで亡くなっています。このアルバムでは、「戦い」と2つのクラリネットのためのソナタ、合わせて約29分収録。
  ほかにドニゼッティのオペラの名旋律による同時代作曲家の変奏曲と協奏曲、合わせて約25分収録しています。
  演奏はクラリネットの珍しいレパートリーを熱心に紹介するマジストレッリ率いるイタリアン・クラシカル・コンソートによるもので、112分に渡って心地よく楽しめます。
  ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のルイージ・マジストレッリによる解説などが掲載。



 

97584
\1800
アントニオ・ドゥーニ:6つのソナタ
 CD 64'39
  アントニオ・ドゥーニ (1700-1766)
   6つのソナタ Op.2
    (フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための)
  フルート・ソナタ Op.2-1 12'20
   1. 第1楽章 ラルゴ  2'14
   2. 第2楽章 アレグロ・マ・ノン・プレスト  3'12
   3. 第3楽章 ラルゴ  2'28
   4. 第4楽章 タンブーラン・アン・ロンドー  4'26
  フルート・ソナタ Op.2-2 9'09
   5. 第1楽章 ラルゴ  1'51
   6. 第2楽章 アレグロ  3'35
    7. 第3楽章 ラルゴ  1'59
   8. 第4楽章 アレグロ  1'44
  フルート・ソナタ Op.2-3 11'57
   9. 第1楽章 アレグロ・ラルゴ・エ・ドルチェ  3'35
   10. 第2楽章 アレグロ  3'51
   11. 第3楽章 ラルゴ  1'35
   12. 第4楽章 ロンド・ミヌール  2'56
  ヴァイオリン・ソナタ Op.2-4 10'37
   13. 第1楽章 ラルゴ  2'06
   14. 第2楽章 アレグロ  3'47
   15. 第3楽章 レント  1'45
   16. 第4楽章 アレグロ  2'59
  ヴァイオリン・ソナタ Op.2-5 10'03
   17. 第1楽章 ラルゴ  2'12
   18. 第2楽章 ノン・モルト・アレグロ・エ・スタッカート  3'11
   19. 第3楽章 ラルゴ  1'42
   20. 第4楽章 メヌエ・エ・ロンドー  2'58
  ヴァイオリン・ソナタ Op.2-6 10'29
   21. 第1楽章 ラルゴ  1'40
   22. 第2楽章 アレグロ  3'32
   23. 第3楽章 アダージョ  2'27
   24. 第4楽章 アレグロ・メヌエ・アン・ロンドー 2'50
ドゥーニ・アンサンブ
 (古楽器アンサンブル)
  ドゥーニ・アンサンブル
   ナタリア・ボネッロ
    (バロック・フルート)
   ヴィンチェンツォ・ビアンコ
    (バロック・ヴァイオリン)
   レオナルド・マッサ
   (バロック・チェロ)
   クラウディア・ディ・ロレンツォ
    (チェンバロ)

 マドリードとモスクワで活躍したイタリア人作曲家のソナタ集

 録音:2023年5月。イタリア、バジリカータ州、マテーラ、サンミケーレ・ディ・バーリ、アウディオノヴァ・ストゥーディオ、ミュージック・スイーテ

 マドリードを長く拠点とし、モスクワでも8年間働いたバロック後期の作曲家、アントニオ・ドゥーニ(1700-1766) は、南イタリアのマテーラ大聖堂聖歌隊指揮者の息子。弟のエジディオ(1709-1775)はパリで成功したオペラ作曲家で、その弟のエマヌエーレ(1714-1781)は法学者・哲学者という家庭で育ち、ナポリで学んだ後、作曲家兼ヴァイオリニストとして活動を開始しますが、ほどなくナポリを離れ、バルセロナ、ウィーンを経て、1726年にマドリードの王室礼拝堂で働き始め、1736年にはマドリードでオスナ公爵の指揮者兼聖歌隊指揮者に就任。マドリード拠点の生活が長く続いたのち、パリに1年ほど滞在するなどして、1755年には北ドイツのシュヴェリーンに滞在。
  1757年にはモスクワに到着し、モスクワ大学学長からモスクワ大学合唱団の設立を依頼され、8年ほどモスクワに滞在。
  続いてバルト海沿岸のリガに短期間滞在して教師として働き、1765年からは妻と4人の子供と共にシュヴェリーンに戻り、1766年頃に亡くなっています。
  今回登場するソナタ集は、2019年にモスクワ国立図書館でドゥーニの子孫が発見したマイクロフィルムから復元されたもので、パリのミレ・ヴァンドーム社が印刷したもので、モスクワに来る前に作曲されたものです。
  6つのソナタはコレッリ風のイタリア様式で書かれており、この演奏では最初の3曲をフルート・ソナタ、後半3曲をヴァイオリン・ソナタとして変化を持たせています。
  ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、オルガン、チェンバロ奏者で研究者のアルベルト・マンマレッラによる解説などが掲載。



 

96975
\1800
ヒンデミット:
 白鳥を回す人、弦楽オーケストラのための5つの小品
ラニエーリ(ヴィオラ)
モレスコ(指揮)
ICOスオニ・デル・スド管弦楽団
 CD 43'42
  パウル・ヒンデミット (1895-1963)
   「白鳥を回す人」IPH125 (古謡に基づくヴィオラと小楽団のための協奏曲)  28'46
    (編成:フルート2 (ピッコロ1)、オーボエ1、クラリネット2、ファゴット1、ホルン3、
     トランペット1、トロンボーン1、ティンパニ、ハープ1、チェロ4、コントラバス3)
      1. 第1楽章 「山と深い峡谷の間で」:遅く~ほどよく動いて  8'26
      2. 第2楽章 「いざその葉を落とせ、小さな菩提樹」:
       とてもおだやかに~フガート  10'33
      3. 第3楽章 「あなたたちは白鳥を回す人ではありませんか?」による変奏曲:
       ほどよく速く  9'47
   弦楽オーケストラのための5つの小品 Op. 44-4  14'52
    4. 第1楽章 遅く  3'01/5. 第2楽章 遅く - 速く  2'12/
    6. 第3楽章 生き生きと  1'46/7. 第4楽章 とても遅く  4'17/
    8. 第5楽章 生き生きと  3'36
 
 白鳥を焼く男ではなくハーディガーディ奏者を意味するタイトル

 録音:2023年3月20~22日。イタリア、ブーリア州、フォッジャ、サラ・ビアンカ

 ヒンデミットのヴィオラ協奏曲「Der Schwanendreher」は、直訳すると「白鳥を回す人」となりますが、意訳されて「白鳥を焼く男」として知られています。しかしヒンデミットが楽譜冒頭に置いた文章では、「陽気な一座に加わった吟遊詩人が、異国から持ち帰った歌を披露する。真面目な歌もあればふざけた歌もあり、舞曲も含まれている。真の音楽家である彼は、メロディーを拡張して装飾し、前奏もつけて即興で演奏する。こうした中世の情景が、この作品の着想の源となった」といった意味のことが書かれていて、さらにヒンデミットが引用した、フランツ・ベーメの「ドイツ古謡集」(約660曲収録して1877年に出版)の説明文では、この曲は17世紀初頭頃の舞曲、あるいは一種の冗談歌であったとされているのです。
   17世紀の絵などでは、羽をむしられた白鳥にそっくりのハーディガーディもよく見かけますし、ハーディガーディは白鳥の首のような部分を回して音を出す楽器なので、「白鳥を回す人」は、旅回りの一座に居たであろうハーディガーディ(ドイツ語でDrehleier)奏者のことを指していると考えるのが妥当でしょう。
 ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、音楽史と理論の教授で、オルガン奏者、チェンバロ奏者でもあるアルベルト・マンマレッラによる解説などが掲載。



 

97378
\1800
カエターニ、ファーノ:ヴァイオリン・ソナタ
 CD 59'16
  ロッフレド・カエターニ (1871-1961)
   ヴァイオリン・ソナタ Op.6 (1898)  38'02
    1. 第1楽章 アンダンテ  13'56
    2. 第2楽章 アダージョ  10'54
    3. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  13'12
  グイド・アルベルト・ファーノ (1875-1961)
   ヴァイオリン・ソナタ「幻想ソナタ」 (1893, 1941)  20'48
    4. 第1楽章 瞑想的で夢のような  6'37
    5. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート  5'23
    6. 第3楽章 ミステリオーゾ・エ・モデラタメンテ・モッソ  2'23
    7. 第4楽章 アレグロ・モルト  6'25
グラン・デュオ・イタリアーノ
 マウロ・トルトレッリ
  (ヴァイオリン)
 アンジェラ・メルーゾ
  (ピアノ)

 イタリア近代のヴァイオリン・ソナタの注目作

 録音:2024年5月12日~14日、イタリア、カンパ―ニア州、ポッラ、ロザリオ・スカレーロ音楽研究センター

 イタリア近代の作曲家、ロッフレド・カエターニ(1871-1961)とグイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961)のヴァイオリン・ソナタは、20世紀初頭のイタリアの豊かな文化と音楽的環境を反映しています。ロマン派の伝統に深く根ざした彼らのヴァイオリン・ソナタは叙情性、構造の明瞭さ、そして表現の深みが融合した作品となっています。
  貴族であり作曲家であり、フランツ・リストの弟子でもあったロッフレド・カエターニは、洗練された感性を音楽に持ち込みました。20世紀初頭に作曲された彼のヴァイオリン・ソナタは、豊かなテクスチャとヴァイオリンとピアノの生き生きとした対話が特徴で、ブラームス的な濃密さの中に印象派的な色彩を垣間見せます。
  一方、グイド・アルベルト・ファーノは、ピアニスト、指揮者であり、ジュゼッペ・マルトゥッチの親しい友人でもあった人物で、ドイツの伝統に影響を受けたロマン派の表現様式を体現しています。ファーノのヴァイオリン・ソナタは、その劇的なスケールと対位法的な厳格さが印象的で、複雑なモティーフの展開を織り込み、技巧と叙情性を巧みに調和させています。ピアノ・パートはしばしばオーケストラ的な役割を担い、ヴァイオリンを支え、時にはヴァイオリンに挑み、生き生きとした相互作用を生み出してもいます。
  演奏は、知られざる作品の紹介に熱心に取り組む「グラン・デュオ・イタリアーノ」によるものです。
  ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、ヴァイオリニストで教育者のルドヴィカ・デル・バーニョによる解説などが掲載。



  

96248
\1800
ピアソラ:「リベルタンゴ」、「天使のミロンガ」、他
 CD 54'11
  アストル・ピアソラ (1921-1992)
   1. 「デカリシモ」  3'49
   2. 「天使のミロンガ」  4'19
   3. 「天使の死」  3'09
   4. 「チキリン・デ・バチン」  3'30
   5. 「鮫」  4'04
   6. 「昔々」  5'48
   7. 「シータ」  4'54
   8. 「アディオス・ノニーノ」  4'53
   9. 「私はマリア」  3'07
   10. 「レビラード」  3'46
   11. 「来たるべきもの」  3'43
   12. 「忘却」  5'33
   13. 「リベルタンゴ」  3'29
エネア・レオーネ(ギター)

 ピアソラの有名曲をギターで演奏

 編曲:エネア・レオーネ、ファブリツィオ・ヴォルピ (トラック9、10のみ)
 録音:2024年8月。イタリア、ミラノ

 ピアソラの音楽の持つ少しメランコリックな魅力、バラード的な性格を、美しく柔らかいギター・サウンドで巧みに表現したアルバム。演奏のエネア・レオーネは1978年ミラノ生まれのイタリアの名手。
  ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のエネア・レオーネによる解説などが掲載。



 

90053
(LP)
\3600
ラフマニノフ:交響曲第2番(ピアノ協奏曲に編曲)
 SIDE 1A 18'33
  セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
   交響曲第2番ホ短調 Op.27 
    (ピアノ協奏曲版/ブージー&ホークス社)      1. 第1楽章 ラルゴ・アレグロ・モデラート 18'33
 SIDE 1B 23'06
  1. 第2楽章 アダージョ・モルト・アレグロ 13'08
  2. 第3楽章 (原曲:第4楽章) アレグロ・ヴィヴァーチェ 9'54
ヴォルフラム・シュミット=
 レナルディ (ピアノ)
ヤナーチェク・
 フィルハーモニー管弦楽団
セオドア・クーチャー (指揮)

 ユニークな編曲のLP化

 録音:2007年6月26日~28日。チェコ、オストラヴァ、オストラヴァ・コンサート・ホール

 ラフマニノフの人気作品「交響曲第2番」を「ピアノ協奏曲」に編曲するというユニークな企画。作曲家の孫であるアレクサンダー・ラフマニノフも認めたという編曲作品です。編曲はソ連のハリコフ出身で1977年に西側に移住してユトレヒト音楽院の教職に就いたアレクサンドル・ワレンベルク(アレクサンデル・ワレンベルフ)(1952- )。レニングラード音楽院でパーヴェル・セレブリャーコフに師事したピアニストです。







(2025年8月 新譜).

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97391
(7CD)
\4300
モーツァルト:管楽器のためのディヴェルティメントとセレナーデ全集
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
  CD1 55'24
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.1  15'06
    1. 第1楽章 アレグロ  4'15/2. 第2楽章 メヌエット  3'04/
    3. 第3楽章 アダージョ  2'40/4. 第4楽章 メヌエット  2'35 /
    5. 第5楽章 ロンド  2'32
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.2  16'58
    6. 第1楽章 アレグロ  2'20/7. 第2楽章 メヌエット  3'51/
    8. 第3楽章 ラルゲット  2'59/9. 第4楽章 メヌエット  3'58/
    10. 第5楽章 ロンド  3'50
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.3  23'07
    11. 第1楽章 アレグロ  4'30/12. 第2楽章 メヌエット  4'49/
    13. 第3楽章 アダージョ  3'57/14. 第4楽章 メヌエット  5'29/
    15. 第5楽章 ロンド  4'22
     ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(クラリネット)、
     ヨハン・シュタインマン(ファゴット)
  CD2 41'30
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.4  14'48
    1. 第1楽章 アレグロ  3'54/2. 第2楽章 ラルゲット  3'21/
    3. 第3楽章 メヌエット  3'00/4. 第4楽章 アダージョ  2'10/
    5. 第5楽章 アレグレット  2'23
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.5  11'34
    6. 第1楽章 アダージョ  2'55/7. 第2楽章 メヌエット  2'45/
    8. 第3楽章 アダージョ  2'11/ 9. 第4楽章 ロマンス  2'35/
    10. 第5楽章 ポロネーズ  1'08
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K439B Nr.6  14'56
    11. 第1楽章 あなたを愛している人の望み通り(「フィガロの結婚」の差替アリア)  3'20
    12. 第2楽章 恋とはどんなものなのか(「フィガロの結婚」より) 2'22
    13. 第3楽章 もう飛ぶまいぞこの蝶々(「フィガロの結婚」より)  3'25
    14. 第4楽章 お手をどうぞ(「ドン・ジョヴァンニ」より)  2'37
    15. 第5楽章 薬屋の歌(「ドン・ジョヴァンニ」より)  3'12
     ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(クラリネット)、
     ヨハン・スタインマン(ファゴット)
  CD3 47'00
   セレナーデ 変ホ長調 K375  24'18
    1. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ  7'45/2. 第2楽章 メヌエット  4'09/
    3. 第3楽章 アダージョ  5'51/4. 第4楽章 メヌエット - トリオ  2'47/
    5. 第5楽章 アレグロ  3'46
   セレナーデ ハ短調 K.388  22'35
    6. 第1楽章 アレグロ  8'42/7. 第2楽章 アンダンテ  3'44/
    8. 第3楽章 メヌエット - トリオ  3'49/9. 第4楽章 アレグロ  6'20
     ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(クラリネット)、
     レンコ・デ・フリース(オーボエ)、カティ・ハルファルソン(オーボエ)、
     ヨハン・スタインマン(ファゴット)、ハンス・ウィセ(ファゴット)、
     マルティン・ファン・デ・メルウェ(ホルン)、ヨス・ブルマン(ホルン)
  CD4 58'04
   ディヴェルティメント 変ホ長調 K.166  12'02
    1. 第1楽章 アレグロ  3'12/2. 第2楽章 メヌエット  2'54/
    3. 第3楽章 アンダンテ・グラツィオーゾ  2'39/
    4. 第4楽章 アダージョ  1'17/5. 第5楽章 アレグロ  2'00
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K.186  11'24
    6. 第1楽章 アレグロ・アッサイ  1'40/7. 第2楽章 メヌエット  2'04/
    8. 第3楽章 アンダンテ  2'38/9. 第4楽章 アダージョ  2'51/
    10. 第5楽章 アレグロ  2'11
   ディヴェルティメント 変ホ長調 K Anh. 226  20'11
    11. 第1楽章 アレグロ・モデラート  3'24/12. 第2楽章 メヌエット  5'20/
    13. 第3楽章 ロマンス  3'40/14. 第4楽章 メヌエット  3'02/
    15. 第5楽章 ロンド  4'45
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K Anh. 227  14'27
    16 第1楽章 アレグロ  2'57/17. 第2楽章 メヌエット  2'37/
    18. 第3楽章 アダージョ  3'04/19. 第4楽章 メヌエット  2'41/
    20. 第5楽章 フィナーレ  3'08
     ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(クラリネット)、
     レンコ・デ・フリース(オーボエ)、サンドラ・ゾーイ(オーボエ)、
     ロン・ティーハウス(コーラングレ)、イルマ・コルト(コーラングレ)、
     ヨハン・スタインマン(ファゴット)、ディンフナ・ファン・ドーレマール(ファゴット)、
     マルティン・ファン・デ・メルウェ(ホルン)、ヨス・ブルマン(ホルン)
  CD5 61'34
   ディヴェルティメント・イン・ヘ長調 K213  10'44
    1. 第1楽章 アレグロ・スピリトーゾ  4'16/2. 第2楽章 アンダンテ  2'26/
    3. 第3楽章 メヌエット  2'45/4. 第4楽章 コントルダンス・アン・ロンドー  1'17
   ディヴェルティメント変ロ長調 K.240  13'47
    5. 第1楽章 アレグロ  4'23/6. 第2楽章 アンダンテ・グラツィオーゾ  3'08/
    7. 第3楽章 メヌエット  2'17/8. 第4楽章 アレグロ  3'59
   ディヴェルティメント変ホ長調 K252 10 '34
    9. 第1楽章 アンダンテ  4'27/10. 第2楽章 メヌエット  2'31/
    11. 第3楽章 ポロネーズ  2'11/12. 第4楽章 プレスト・アッサイ  1'25
   ディヴェルティメント・イン・ヘ長調 K.253  13'54
    13. 第1楽章 テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ:アンダンテ  9'20/
    14. 第2楽章 メヌエット  2'44/15. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  1'50
   ディヴェルティメント変ロ長調 K.270  12'16
    16. 第1楽章 アレグロ・モルト  5'35/17. 第2楽章 アンダンティーノ  2'12/
    18. 第3楽章 メヌエット  2'44/19. 第4楽章 プレスト  1'45
     レンコ・デ・フリース(オーボエ)、イルマ・コルト(オーボエ)、
     ヨハン・スタインマン(ファゴット)、ハンス・ウィセ(ファゴット)、
     マルティン・ファン・デ・メルウェ(ホルン)、ヨス・ブルマン(ホルン)
   ヘ長調 K.253  13'54
  CD6 53'16
   アダージョ集  11'06
    1. アダージョ 変ロ長調 K411  6'07/2. アダージョ ヘ長調 K580a  4'59
     ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、
     ラウラ・ライセワイク(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(バセットホルン)、
     ディーデ・ブランチェス(バセットホルン)、ロンケ・ヤン・ワイメンハ(バセットホルン)
     録音:2001年春。オランダ、南ホラント州、ローン、改革派教会
   ノットゥルノ集  '1301
    3. ノットゥルノ「優しき光、美しき光」 ヘ長調 K346  1'39
    4. ノットゥルノ「愛しい人よ、君が遠くにいると」 変ホ長調 K438  1'40
    5. ノットゥルノ「可愛い2つの瞳」 ヘ長調 K439  1'02
    6. ノットゥルノ「もはや見当たらない」 変ロ長調 K549  2'58
    7. ノットゥルノ「いざ恐るべき時が来た」 ヘ長調 K436  2'00
    8. ノットゥルノ「無言のうちに悲しむ」 ト長調 K437  3'42
     クララ・デ・フリース(ソプラノ)、ヨセ・スホルテ(アルト)、
     バース・ラムセラール(バス)、ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、
     ラウラ・ライセワイク(クラリネット)、ヤン・ヤンセン(バセットホルン)
   12の二重奏曲 K487(2つのホルンのための) 22 '10
    9. 第1番 アレグロ  0'54/10. 第2番 メヌエット  2'40/
    11. 第3番 アンダンテ  2'17/12. 第4番 ポロネーズ  1'06/
    13. 第5番 ラルゲット  1'11/14. 第6番 メヌエット  3'28/
    15. 第7番 アダージョ  1'51/16. 第8番 アレグロ  1'24/
    17. 第9番 メヌエット  2'21/18. 第10番 アンダンテ  1'14/
    19. 第11番 メヌエット  2'17/20. 第12番 アレグロ  1'27
     マルティン・ファン・デ・メルウェ(ホルン)、ヨス・ブルマン(ホルン)
   ディヴェルティメント ハ長調 K188 6 '31
    21 第1楽章 アンダンテ  1'45/22. 第2楽章 アレグロ  1'05/
    23. 第3楽章 メヌエット  0'58/24. 第4楽章 アンダンテ  1'28/
    25. 第5楽章 メヌエット  0'35/26. 第6楽章 ガヴォット  0'40
     アンドレ・ヘウフェルマン(ピッコロ・トランペット)
     アト・ファン・ゾン(トランペット C管)
     シーモン・ウィリンハ (トランペット C管)
     フランク・ステーフス (トランペット C管)
     アルト・ホールンヴェーフ(トランペット D管)
     ヤッコ・フルーネンダイク(トランペット D管)
     ランディ・マックス(ティンパニ)
  CD7 47'14
   セレナーデ第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」  47'07
    1. 第1楽章 ラルゴ - アレグロ・モルト  9'06/2. 第2楽章 メヌエット  8'57/
    3. 第3楽章 アダージョ  5'05/4. 第4楽章 メヌエット  4'48/
    5. 第5楽章 ロマンツァ:アダージョ、アレグロ、アダージョ  6'25/
    6. 第6楽章 テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ:アンダンテ  9'26/
    7. 第7楽章 フィナーレ:アレグロ・モルト(ロンド)  3'21
     イ・ソリスティ・デッラ・スカラ
      ファビアン・トゥアン(オーボエ)、アウグスト・ミアニーティ(オーボエ)、
      ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、
      クリスティアン・キオーディ・ラティーニ(クラリネット)、
      ステファノ・カルド(バセットホルン)、
      フランチェスカ・ジェルフィ(バセットホルン)、エマヌエーレ・ウルソ(ホルン)、
      ステファノ・クルチ(ホルン)、ロベルト・ミーレ(ホルン)、
      ピエロ・マンガノ(ホルン)、ガブリエレ・スクレピス(ファゴット)、
      ニコラ・メネゲッティ(ファゴット)、フランチェスコ・シラグーザ(コントラバス)

 録音:CD1~CD6 2001年春。オランダ、南ホラント州、ローン、改革派教会
  CD7 2023年12月11~12日、イタリア、ロンバルディア州、ベルナレッジョ、アウディトリウム・エウローパ

 オーケストラ楽員らによる息の合った演奏

 モーツァルトの管楽器のためのディヴェルティメントとセレナーデは、18世紀後半に流行した娯楽音楽であるハルモニームジークのジャンルに属するものです。少人数でも音量を確保しやすく、しかも豊かなハーモニーを作り出せることで重宝され、モーツァルトも数多くの作品を書いていますし、また、モーツァルトのヒット曲を管楽合奏曲に仕立てた作品も多数存在します。
  このセットではミラノ・スカラ座管弦楽団ゆかりのメンバーによる新録音の「グラン・パルティータ」のほか、2001年春にロッテルダム・フィル楽員らが録音した定評ある音源をまとめたもので、手軽にモーツァルトの管楽合奏の魅力を味わえる内容となっています。
  ブックレット(英語・12ページ)には、音楽学者のデイヴィッド・ドーティによる各曲の解説(アダージョ K411、アダージョ K580a、ディヴェルティメント K188を除く)が掲載。



 

97560
(2CD)
\2100
バルバストル: クラヴサン曲集 マレク・トポロフスキ(チェンバロ)
 クロード・バルバストル (1724-1799)
  CD1  47'50
   ムッシュ・バルバストルのプレリュード(プレリュード・ノン・ムジュレ) (1777)
    1.   2'38
   クラヴサン曲集第1巻全曲 (1759)
    プレミア・リーブル マダム・ド・カーズに捧ぐ
     2. ラ・ド・カーズ  5'43/3. ラ・デリクール  5'32/
     4. ラ・セギュール  4'47/5. ラ・モンマルテル、またはラ・ブリュノワ  3'38/
     6. ラ・ブロンニュ  6'52/7. ラ・カステルモール  5'04/
     8. ラ・クルテイユ  3'19/9. ラ・ベロー  4'46/10. ラ・ラマルク  5'24
  CD2  49'15
   1. ラ・ベルヴィル  5'03/2. ラ・リュジャック  3'20/
   3. ラ・シュザンヌ  6'49/4. ラ・ジャンティ  4'12/
   5. ラ・マルゼルブ  5'03/6. ラ・ベリエ、またはラ・ラモワニョン  5'52/
   7. ラ・ラポルト  3'47/8. ラ・モリソー  6'34
   ラ・デスクリニャク (1787)
    9.   4'55
   ソナタ第4番 (1749 ディジョン写本)
    10. カッコウ  3'34

 録音: 2024年3月22~24日、ポーランド、ビャウィストク、スレンジンスキ・ギャラリー

 フランス革命を生き延びた人気音楽家バルバストルの傑作

 チェンバロ音楽の終焉を飾るクロード・バルバストルの名曲を優秀な録音で楽しめるアルバム。バロック後期に名声を築き上げたバルバストルは、教会オルガン奏者として演奏したときには人が集まりすぎて礼拝がまともにおこなえないほど人気があったということで、1766年にはまだ子供だったルイ18世のオルガン奏者となり、その後、マリー・アントワネット王妃とシャルトル公爵のクラヴサン奏者としても活動。
  フランス革命のときには65歳で、平民音楽家だったので命の危険はなかったものの、革命のおかげで宮廷音楽家としての報酬(教会オルガニスト、教師等)が無くなってしまったのは気の毒でした。幸い、修道院のオルガン奏者としての報酬は引き続き受け取れることになり、年間1,080リーヴルを得て(司祭の1.5倍相当)、世俗化された教会でもたまにオルガン演奏をするなどしてそのままパリで暮らし、74歳のときに亡くなっています。
  チェンバロ作品は、バルバストルの名声が輝いていた時代の象徴でもあり、当時最新のイタリアの流行を取り入れながらも、フランスらしさと魅力を失っていない充実した仕上がりを見せています。
  ポーランドのチェンバロ奏者、オルガン奏者、室内楽奏者、そして指揮者であるマレク・トポロフスキは、「音色のクオリティ、豊かでジューシーな音色、そして魅惑的なダイナミクス能力において、非常に魅力的で並外れた楽器」を使用してレコーディングに臨んでいます。
  ブックレット(英語・16ページ)の解説は、演奏のトポロフスキが各曲表題が示す人物などについて推測していて楽しい読み物となっています。



 

97060
(2CD)
\2100
シュナイダー:4つのフルート・ソナタ ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
ルイジ・カゼッリ(ピアノ)
 ヨハン・クリスティアン・フリードリヒ・シュナイダー (1786-1853)
  CD1 57'49
   フルート・ソナタ ヘ長調 Op.61  25'59
    1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  12'04/
    2. 第2楽章 ラルゲット  5'11/3. 第3楽章 アレグレット  9'44
   フルート・ソナタ ホ短調 Op.35  30'44
    4. 第1楽章 アレグロ・コン・スピリト  11'03/5. 第2楽章 スケルツォ  5'18/
    6. 第3楽章 アンダンテ コン モト  5'33/
    7. 第4楽章 ロンド・アレグレット・アッラ・ポラッカ  8'50
  CD2  65'42
   フルート・ソナタ ト長調 Op.33
    1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  10'37/
    2. 第2楽章 ラルゲット・コン・エスプレッシオーネ  7'35/
    3. 第3楽章 スケルツォ  6'10/4. 第4楽章 フィナーレ.アレグレット  8'34
   華麗な大ソナタ ニ長調 Op.19
    5. 第1楽章 アレグロ・マエストーソ  12'22/6. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ  5'50/
    7. 第3楽章 スケルツォ  4'25/8. 第4楽章 フィナーレ.プレスト  10'02

 録音:2023年10月10~12日、2024年5月14~16日。イタリア、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、サチーレ、ファツィオリ・コンサートホール

 初期ドイツ・ロマン派の知られざる良作

 カール・マリア・フォン・ヴェーバーと同年生まれの初期ドイツ・ロマン派作曲家によるフルート・ソナタの世界初録音。現代ではほとんど忘れ去られているヨハン・クリスティアン・フリードリヒ・シュナイダー(1786-1853)は、ライプツィヒ大学で学んだのちピアニストとして活動し、1811年11月28日にベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番を初演。翌1812年にはライプツィヒの聖トーマス教会のオルガニストとなり、1821 年にはデッサウの指揮者に任命。1824年にはニーダーライン音楽祭の音楽監督を務め、自作のオラトリオ「南風」を初演するなど精力的で、7曲のオペラ、4曲のミサ曲、6曲のオラトリオ、25曲のカンタータ、23曲の交響曲、7曲のピアノ協奏曲、ヴァイオリン、フルート、チェロのためのソナタ、ピアノやオルガンのための器楽作品、そして数多くの声楽曲など、数多くの作品も作曲しています。
  1838年のドイツの批評でもシュナイダーを「現存するドイツ音楽界の巨匠の一人」と評していますし、このフルート・ソナタの出来栄えから判断しても、なぜシュナイダーの名前が世間から消え去ってしまったのか不思議ですが、名前が一般的過ぎたことも関係あるかもしれません。
  シュナイダーは最初の3つのソナタを4楽章形式で作曲し、それまでのフルート・ソナタのイメージを、可憐な変奏曲やオペラ的テーマの寄せ集めから脱却させることで、画期的な作品を生み出しています。
  ブックレット(英語・12ページ)には、演奏のルッジェーリによる解説などが掲載。



 
97007
\1800
フェライト:モテット集「神の炎」
 CD 62'43
  ヤン・バプテスト フェライト (c.1600-1650)
   モテット集「神の炎」 Op.5 (1649)
    1. ああ、聖なる仲介者よ  3'48
    2. 主よ、あなたに希望を  3'58
    3. 庭園に住む者よ  2'30
    4. 走れ、羊飼いたちよ  4'04
    5. あなたは私の心を傷つけた  3'54
    6. 主よ、お怒りにならないで  4'01
    7. ああ、甘美な愛よ  3'10
    8. .あなたに、最も愛しいイエスよ  3'06
    9. 万歳、愛しいイエスよ  3'01
    10. ああ、恐るべき戦争よ  3'06
    11. あなたは私の心を傷つけてきた  2'30
    12. ああ、私のイエスよ、最も甘美な希望よ  2'52
    13. 息子よ、私はソロモンである  4'24
    14. あなたに願う、最も甘美な主イエス・キリストよ
      3'03
    15. 歌え, 主に向かって新しい歌を  2'02
    16. イエスを讃えよ  5'23
    17. おおイエスよ、永遠の栄光の輝き  4'18
    18. イエスの名において  3'24
ザ・コンソート・オブ・ミュージック
 アントニー・ルーリー
  (指揮、リュート)
 エマ・カークビー(ソプラノ)
 エヴリン・タブ(ソプラノ)
 ルーシー・バラード(アルト)
 ジョセフ・コーンウェル(テノール)
 アンドルー・キング(テノール)
 サイモン・グラント(ベース)
 スティーヴン・ディヴァイン
 (オルガン)

 録音:2000年5月11~13日、オランダ、ロッテルダム、デ・ドゥーレン、ユリアーンセ・ザール

 プロテスタントの中のカトリック

 オランダ独立戦争を経て自治体と連携するプロテスタントが覇権を握ったネーデルラント連邦共和国(≒オランダ)ですが、隣の南ネーデルラント(≒ベルギー)ではローマ・カトリック教会が支配的で、その影響もあって共和国側にもローマ・カトリックの秘密教会が残っており、その両方のカトリック教会で演奏されていたと考えられているのがフェライトのモテット集です。
  ロッテルダムを拠点に活動したフェライトは、表向きはカトリックからプロテスタントに改宗して報酬を得ていましたが、カトリック教会のための活動も続けており、このモテット集「神の炎」でも、イタリアのマドリガーレや協奏的な様式を取り込みながらフランドルの多声音楽の風合いを感じさせる仕上がりとなっています。
  演奏はかつての人気古楽グループ「ザ・コンソート・オブ・ミュージック」によるもので、アントニー・ルーリーの指揮のもと、エマ・カークビー、エヴリン・タブらが美しい歌唱を聴かせています。以前、NM ClassicsからCDリリースされていた音源のライセンス発売です。
  ブックレット(英語、オランダ語、ドイツ語・12ページ)には、音楽学者ケース・フラールディンガーブルークによる解説などが掲載。



 

97587
\1800
ジェミニアーニ:ヴァイオリンと通奏低音のための作品集
 CD 56'07
  フランチェスコ・ジェミニアーニ (1687-1762)
   「ヴァイオリン演奏の技法」 Op.9 より  4'52
    1. エッセンピオ XIII - アフェットゥオーゾ  2'50
    2. コンポジツィオーネ VI - アレグロ・アッサイ  2'02
   「趣味良く演奏するための規則集」 Op.8 より
    「そしてあなたは私のものだった」
     3. サブジェクト  1'02/4. カンタービレ  3'55/
    5. アレグロ  1'30/6. アレグロ・モデラート  1'32/
    7. アレグロ  1'39
  「趣味の良い音楽技法に関する理論集」 より
   「オールド・ボブ・モリス」
    8. アフェットゥオーゾ  1'28/9. アレグロ  1'16
  ヴァイオリン演奏の技法 Op.9
   10. コンポジツィオーネ V - アレグロ・アッサイ 3'12
  「趣味良く演奏するための規則集」 Op.8 より
   「アイルランドの曲」
    11. サブジェクト  1'05/12. カンタービレ  4'05/
    13. アレグロ  1'19/14. プレスト  0'55/
    15. アンダンテ  1'53/
    16. プレスト.レガート・エ・ショルト  2'45
  「趣味の良い音楽技法に関する理論集」 より
   「アン・ボスウェル夫人の嘆きの歌」
    17. アフェットゥオーゾ  1'45/18. アレグロ  2'41
  「趣味良く演奏するための規則集」 Op.8 より
   「彼女への愛をどのように示せば良いのか」
    19. サブジェクト 1'12/20. カンタービレ  4'23/
    21. アレグロ・モデラート  1'54/
    22. アフェットゥオーゾ  2'32/
    23. アレグロ・モデラート  1'26/24. アレグロ  1'41/
    25. アフェットゥオーゾ  3'05
  「趣味の良い音楽技法に関する理論」 より
   「スリーピー・ボディ」
    26. アレグロ・モデラート  2'46
アンナ・カイザー(ヴァイオリン)
ヨハネス・ベルガー(チェロ)
ソルルン・フランツドッティル・
 ウェクネール(チェンバロ)
ファジョン・リー
 (チェンバロ/トラック10、17、18)

 録音:2021年4月、ドイツ、ヘッセン州、オッツベルク・ツィプフェン農場、ガルテンザール

 演奏指南楽譜3冊から抜粋演奏

 若くしてイギリスで成功を収めたイタリア人作曲家ジェミニーニ(1687-1762)は、コレッリやアレッサンドロ・スカルラッティに師事してヴァイオリンと作曲の腕を磨き、1714年、26歳の時にロンドンに居を構え、アンサンブル奏者、ヴァイオリニスト、そして教師として瞬く間に名声を博し、ヘンデルとも交流して、多くの公演でオーケストラを指揮してもいます。
  ジェミニアーニの大きな業績のひとつが奏法や理論に言及した楽譜の出版で、表現力豊かな演奏、装飾、そしてアーティキュレーションの微妙なニュアンスについて詳細な洞察を提供していました。
  ここでは「趣味の良い音楽技法に関する理論集」(テキスト5ページ、楽譜31ページ)、 「趣味良く演奏するための規則集」Op.8(テキスト2ページ、楽譜18ページ)、「ヴァイオリン演奏の技法」Op.9(テキスト9ページ、楽譜51ページ)から抜粋演奏し、バロック時代の演奏実践の一端に触れることができます。
  ブックレット(英語、ドイツ語・12ページ)には、アンナ・カイザーによる解説などが掲載。



 

97310
\1800
アルファーノ:室内楽曲集
 CD 61'09
  フランコ・アルファーノ (1875-1954)
   ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための協奏曲 イ長調
     31'03
     1. 第1楽章 コン・ドルチェ・マリンコニア  15'27
     2. 第2楽章 アレグレット・ファンタスティコ  8'22
     3. 第3楽章 プレスト、コン・グランデ・ヴィゴリア
       7'14
  ピアノ五重奏曲変イ長調  30'01
   4. 第1楽章 ラルゴ  14'30
   5. 第2楽章 モデラート・コン・グラツィア  7'34
   6. 第3楽章 アレグロ  7'57
ダ・ヴィンチ・アンサンブル
 マルチェッロ・ミラモンティ
  (ヴァイオリン/トラック1~6)
 ロベルト ダウリア
  (ヴァイオリン/トラック4~6)
 ルッジェーロ・マストロレンツィ
  (ヴィオラ/トラック4~6)
 エンリコ・グラツィアーニ
  (チェロ/トラック1~6)
 フランチェスコ・グラナータ
  (ピアノ/トラック1~6)

 録音:2023年12月8~10日。イタリア、ロンバルディア州、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

 古代旋法のピアノ三重奏曲、悲痛な美しさのピアノ五重奏曲

 トスカニーニとリコルディの要請により、「トゥーランドット」のエンディングをプッチーニのメモから仕上げたことで知られる作曲家、フランコ・アルファーノは、オペラだけでなく器楽作品でも優れた手腕を発揮しており、このアルバムに収録された2曲の室内楽曲も明確な個性を持つ聴きごたえ十分な傑作です。
  「ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための協奏曲 イ長調」と名付けられたピアノ三重奏曲は、1929年に着手され1930年にローマで初演。各楽章で異なる古代旋法が用いられており(第1楽章はフリギア旋法、第2楽章はドリア旋法、第3楽章はヒポリディア旋法)、その明瞭さ、表現力、力強い構成、そしてほとばしる歌心と充実したエピソードといった作曲家特有の要素が評価され、批評家から熱烈な歓迎を受けています。
  アルファーノ最後の室内楽曲であるピアノ五重奏曲変イ長調は1945年の作曲。ここでもは過去の様式的アイデアへの回帰が希求されており、それらを理想化しようとしているかのようでもあります。戦時中、イタリアに居た人間にとっては無理からぬ願望のようにも思えますし、悲痛な和音にもそうした心情が表れているようでもあります。
  ブックレット(英語、イタリア語・12ページ)には、演奏のマルチェッロ・ミラモンティとエンリコ・グラツィアーニによる解説などが掲載。



 

97387
\1800
トゥリーナ:ピアノ三重奏曲全集
 CD 71'49
  ホアキン・トゥリーナ (1882-1949)
   ピアノ三重奏曲 ヘ長調 (1904)  24'26
    1. 第1楽章 レント - アレグロ・マ・ノン・タント  8'29
    2. 第2楽章 アンダンテ  6'38
    3. 第3楽章 アレグロ、アッラ・ダンツァ  2'43
    4. 第4楽章 アンダンテ・グランディオーゾ  6'36
   ピアノ三重奏曲第1番 Op.35 (1926)  22'02
    5. 第1楽章 プレリュードとフーガ  6'49
    6. 第2楽章 主題と変奏  8'19
    7. 第3楽章 ソナタ  6'54
   ピアノ三重奏曲第2番 ロ短調 Op.76 (1933)  14'54
    8. 第1楽章 レント –
     アレグロ・モルト・モデラート  6'22
    9. 第2楽章 モルト・ヴィヴァーチェ  2'50
    10. 第3楽章 レント –
     アンダンテ・モッソ – モルト・ヴィヴァーチェ  5'42
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための幻想曲
   Op.91「シルクロ」 (c.1942)  10'50
    11. 第1楽章 日の出、レント – アンダンティーノ  3'56
    12. 第2楽章
     正午、アレグレット・クワジ・アンダンティーノ
       2'27
    13. 第3楽章 夕暮れ、アレグロ・ヴィヴァーチェ  3'57
オルフェリオン・アンサンブル
 デボラ・ゴンサルベス
  (ヴァイオリン)
 ベルトルト・ハンブルガー
  (チェロ)
ダニエル・デル・ピーノ(ピアノ)


 録音:2024年7月4~5日。スペイン、ガリシア州、ア・コルーニャ、ア・コルーニャ音楽院、アンドレス・ガオス・ホール

 楽想の豊かさに驚くトゥリーナのピアノ三重奏曲

 トゥリーナは、故郷セビリアからパリへ移り住んだ後、同郷のアルベニスの励ましを受け、真にスペイン的な語法を自ら見出しました。ピアノ三重奏曲ヘ長調は、トゥリーナの初期の傑作に数えられますが、長年行方不明となり、1999年にようやく再発見されたというもの。
  トゥリーナが自信をもって第1番と名付けた三重奏曲は最初のヘ長調三重奏曲の22年後に書かれており、豊富な旋律素材を凝った技法で組み合わせ、半音階的な兵家の効果的。
  第2番は楽想が非常に豊かさで、変化に富む進行が素晴らしい聴きものとなっています。
  晩年の「シルクロ」は、約50万人が犠牲になったスペイン内戦が終わって3年目に書かれたもので、日の出、正午、夕暮れという円環のような日常を描く作品。戦争の後では繰り返される平和な日常がなによりも有難いということでしょうか。
  演奏のデボラ・ゴンサルベスとベルトルト・ハンブルガーはスペインのガリシア交響楽団に所属する同僚で、デュオ「オルフェリオン」としてヨーロッパ各地やインド、日本、南米などで演奏。ピアノのダニエル・デル・ピーノは国際的に活躍するスペイン人ピアニストで、ここではときに強力な打鍵で刺激をもたらしています。
  ブックレット(英語、スペイン語・12ページ)には、指揮者、作曲家のホセ・ラモン・エンシナルによる解説などが掲載。



 

97644
\1800
オネゲル:小さな礼拝堂 エレニ・リディア・スタメルー(ソプラノ)
アレクサンドラ・リストヴァ(ピアノ)
 CD 50'46
  アルテュール・オネゲル (1892-1955)
   「ポール・フォールの3つの詩」 H9 (1916)
    1. 「森で迷った猟師」  2:41/2. 「夕暮れの鐘」  3:23/
    3. 「道化の歌」  0:53
   「ジャン・コクトーの6つの詩」 H51 (1920/23)
    4. 「黒人」  0:57/5. 「言い回し」  0:58/6. 「幼い時の思い出」  0:53/
    7. 「奉納品」  0:47/8. 「踊り子」  0:41/9. 「マダム」  0:48
  「人魚姫からの3つの歌」 H63(詞:ルネ・モラクス) (1926)
   10. 「人魚の歌」  1:43/11. 「人魚の子守唄」  0:52/12. 「梨の歌」  0:23
  「アポリネールの6つの詩」 H12 (1916)
   13. 「健康を祝して」  1:50/14. 「クロティルド」  1:07/15. 「秋」  2:16/
   16. 「軽業師たち」  1:22/17. 「別れ」  0:57/18. 「鐘の音」  1:37
  「ロンサールの歌」 H54(詞:ピエール・ド・ロンサール) (1924)
   19.   1:37
  「ミアルカ、あるいは熊を連れた少女」より2つの歌 H124(詞:ジャン・リシュパン)(1937)
   20. 「道の歌」  1:22/21. 「水の歌」  1:04
  4つの詩 H7 (1914/16)
   22. 「玄武岩の上で」  (詞:アンドレ・フォンテーヌ) 4:00
   23. 「小さな礼拝堂」  (詞:ジュール・ラフォルグ)2:22
   24. 「夕べの祈り」 (詞:フランシス・ヤムス)2:49
   25. 「死が通り過ぎる」 (詞:アルシャグ・チョバニアン)1:25
  「静物画」 H11(詞:フリッツ・ヴァンデルピル) (1917)
   26.   1:28
  3つの詩篇 H144(詞:テオドール・ド・ベーズ)(1940-41)
   27. 「詩篇 第34篇」  1:52/28. 「詩篇 第14篇」  2:46/29. 「詩篇 第138篇」  0:54
  2つの感傷的なロマンス H171(詞:ベルナール・ジメル)(1943)
   30. 「燕を見るとき」  2:58/31. 「恋の病なら」  1:46

 録音:2023年6月。ロシア、サンクトペテルブルク、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ

 戦時下の歌曲の平明な美しさが印象的

 アルバムを締めくくる「2つの感傷的なロマンス」の美しさはオネゲルらしからぬ平明なもの。スタメルーの歌は自然体で気負いがなく、オネゲルの3つの時期の作品の性格の違いが浮かび上がる良さがあります。
  ブックレット(英語・12ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルによる解説が掲載。



 

97600
\1800
ポリーノ:「亡命者の歌」、「四季の歌」 アンジェラ・ニージ(ソプラノ)
エンリカ・ルッジェーロ(ピアノ)
 CD 62'37
  エンニオ・ポリーノ (1910-1959)
   「亡命者の歌」 (1945) ギリシャ歌曲3曲
    1. 「そしてあなたもまた時の中で」(イタリア語/詞:サッフォー)  1'27
    2. 「エブロ川の河口で」(イタリア語/詞:アルカイオス)  1'54
    3. 「ダナエの嘆き」(イタリア語/詞:シモニデス) 2'52
   トルバドゥール歌曲3曲
    4. 「それは5月のこと」(フランス語/詞:フランスの羊飼いの歌) 3'12
    5. 「あなたは私のもの」(フリウリ語/詞:12世紀の無名の詩人) 2'33秒
    6. 「囚人のロマンス」(スペイン語/詞:スペインの「古い物語」より)  2:49
   イタリア歌曲 第1シリーズ(13~15世紀)
    7. 「愛すべき女」(イタリア語/詞:フランチェスコ・ダ・バルベリーノ) 1:58
    8. 「彼女は瞳に愛を宿して」(イタリア語/詞:ダンテ・アリギエーリ) 2:32
    9. 「ラウダ・スピリトゥアーレ」(イタリア語/詞:ジョヴァンニ・ドミニチ) 3:52
   イタリア歌曲 第2シリーズ(16~18世紀)
    10. 「妻を持つことの讃歌」(イタリア語/詞:フランチェスコ・ベルニ) 1:55
    11. 「小川」(イタリア語/詞:ジローラモ・フォンタネッラ) 2:44
    12. 「滅びの天使」(イタリア語/詞:カルロ・イノチェンツォ・フルゴーニ) 2:48
   亡命者の3つの歌
    13. 「遠く離れた女に」(イタリア語/詞:エンニオ・ポリーノ)  1:58
    14. 「遠く離れた母に」(イタリア語/詞:エンニオ・ポリーノ)  2:29
    15. 「亡命者の祈り」(イタリア語/詞:エンニオ・ポリーノ)  2:56
   四季の歌(1935年)
    16. 「冬の夜」(イタリア語/詞:作詞:ジョズエ・カルドゥッチ)  6:08
    17.「森の中の4月の朝」(ヴォカリーズ)  6:00
    18.「暑さ」(イタリア語/詞:ジュゼッペ・ヴァレンティーニ作詞) 7:43
    19.「秋の歌=バッカス」
     (イタリア語/詞:フランチェスコ・レディ「トスカーナのバッカス」より)  4:36

 録音:2024年6月、イカロスアート、レコーディングスタジオ、ローマ、イタリア

 古代、中世、バロックにも思いを馳せる歌

 「ロマン派芸術の伝統のためのイタリア音楽家の宣言」に署名した作曲家エンニオ・ポリーノ(1910-1959)の音楽は、伝統的な要素を重視したもので、たとえばこれらの歌曲集でも、ポスト・ヴェリズモともいうべき叙情的な表現様式を、サロンという親密な空間に凝縮しています。
  ソプラノのアンジェラ・ニージのは、ケルン歌劇場の「ラ・ボエーム」ミミ役、「椿姫」ヴィオレッタ役、「シモン・ボッカネグラ」アメーリア役、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場の「道化師」ネッダ役など、ヨーロッパの聴衆に既によく知られており、その他にも、数々の劇場で主役を務めています。
  ブックレット(英語、イタリア語・12ページ)には、音楽学者でピアニストのグイド・サルヴェッティと、ポリーノの娘ステファニアによる解説などが掲載。



 

90054
(LP)
\3600
エリック・サティ:ピアノ作品集 ホーコン・アウストボ(ピアノ)
 エリック・サティ (1866-1925)
  SIDE 1A 19'24
   「3つのジムノペディ」(1889)
    1. 第1番  3'35/2. 第2番  3'12/3. 第3番  2 '50
   「グノシエンヌ」 (1890)
    4. 第1番  4'03/5. 第2番  1'57/6. 第3番  3'25
  SIDE 1B 19'31
   「グノシエンヌ」 (1889-1897)
    1. 第4番  2'48/2. 第5番  2'47/3. 第6番  1'29
   「冷たい小品」(1897)
    3つの逃げだしたくなる逃げ出させる歌
     4. 非常に独特な方法で  2'58/5. 控えめに  1'42/6. 招待  2'56
    3つのゆがんだ踊り
     7. よく見て  0'54/8. 通り過ぎる  0'46/9. アンコール  1'18
   「舞踏への小序曲」 (1900)
    10.  1'30

 録音:1999年5月10日、11日、6月30日、7月1日。オランダ、デフェンター、レモンストラント派再洗礼派教会

 定評ある録音のLP化

 サティのピアノ曲の多くは短い曲を3曲まとめたグループで構成されており、サティ独特のシンプルな美しさやぎこちなさが混ざり合った作風が示されています。ホーコン・アウストボは1971年にメシアン・コンクールで優勝し、その後もメシアン作品の演奏で数々の賞を受賞し、パリで開催された「フランス国立芸術コンクール」で非フランス人として初めて優勝してもいます。アウストボはノルウェーに生まれ、パリ、ニューヨーク、ミュンヘンで学び、1974年にオランダに定住しました。2005年にノルウェーに戻り、オスロを拠点に世界各地で活動しています。



 

(2025年7月 新譜).

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97738
(8CD)\5100
じつは旋律美の宝庫!
 オペラ作曲家ウォルフ=フェラーリの器楽曲ボックス
エルマンノ・ウォルフ=フェラーリ (1876-1948):協奏曲、室内楽、ピアノ曲集
 CD1 協奏曲 I  67'27
  牧歌的コンチェルティーノ イ長調 Op.15
   (オーボエ、弦楽と2つのホルンのための)(1933)  21'04
    1. 第1楽章 プレアンボーラ  3'07/2. 第2楽章 スケルツォ - プレスト  3'38/
    3. 第3楽章 アダージョ  8'05/4. 第4楽章 ロンド~アレグロ・ノン・トロッポ  6'14
  弦楽のためのセレナータ (1893)  22'46
   5. 第1楽章 アレグロ  5'58/6. 第2楽章 アンダンテ  7'52/
   7. 第3楽章 スケルツォ - プレスト  3'03/8. 第4楽章 フィナーレ - プレスト  5'53
  コンチェルティーノ組曲 ヘ長調 Op.16
   (ファゴット、弦楽と2つのホルンのための) (1933)  23'29
    9. 第1楽章 ノットゥルノ - アンダンテ・ウン・ポコ・モッソ  10'20
    10. 第2楽章 ストリンペッラータ - プレスト  2'25
    11. 第3楽章 カンツォーネ - アンダンテ・カンタービレ  4'20
    12. 第4楽章 フィナーレ - アンダンテ・コン・モート  6'24
     ファビアン・トゥアン(オーボエ)
     ヴァレンティーノ・ズッキアッティ(ファゴット)
     新フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団、マッシモ・ベッリ(指揮)
     録音:2017年1月16日、2017年3月20日、
      イタリア、トリエステ、サン・ミケーレ教会  


 CD2 協奏曲 II  66'21
  コンチェルティーノ 変イ長調 Op. 34
   (コーラングレ、弦楽と2つのホルンのための) (1947)  28'05
    1. 第1楽章 プレルーディオ  6'19/2. 第2楽章 カプリッチョ  8'07/
    3. 第3楽章 アダージョ  7'15/4. 第4楽章 フィナーレ  6'21
     アレッサンドロ・バッチーニ(コーラングレ)
     アドリア市フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジョ・ファブリ(指揮)
     録音:2004年2月、イタリア(Tactusレーベル音源)
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.26 (1944)  38'10
   5. 第1楽章 ファンタジア  11'57/6. 第2楽章 ロマンツァ  7'48/
   7. 第3楽章 インプロヴィーゾ  4'30/8. 第4楽章 フィナーレ:ロンド  13'55
    ラウラ・マルツァドーリ(ヴァイオリン)
    フェラーラ市管弦楽団、マルコ・ズッカリーニ(指揮)
    録音: 2012年4月14日、
     イタリア、テアトロ・コムナーレ・フェラーラ(ライヴ/Tactusレーベル音源)


 CD3 ヴァイオリン・ソナタ  73'18
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 Op.1 (1895)  26'44
   1. 第1楽章 ソステヌート - アレグロ・アパッショナート・クワジ・プレスト  11'26
   2. 第2楽章 レント・センツァ・テンポ  6'22
   3. 第3楽章 ソステヌート - アレグロ・マ・ノン・トロッポ・エ・コン・スピリト  8'54
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 Op.10 (1901)  19'50
   4. 第1楽章 アパッショナート  10'00
   5. 第2楽章 レチタティーヴォ - アダージョ  9'50
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 Op.27 (1943)  26'39
   6. 第1楽章 アレグロ・モデラート  6'34
   7. 第2楽章 アンダンティーノ・コン・イノチェンツァ  4'07
   8. 第3楽章 アジタート・コン・パッショーネ  7'37
   9. 第4楽章 アレグロ・モルト・コン・フオコ  8'21
    ダヴィデ・アローニャ(ヴァイオリン)、コンスタンティーノ・カテナ(ピアノ)
    録音:2019年11月4~6日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ


 CD4 ピアノ三重奏曲  66'22
  ピアノ三重奏曲第1番ニ長調 Op.5 (1898)  39'27
   1. 第1楽章 アレグロ・モルト・モデラート  13'15/2. 第2楽章 プレスト  6'32/
   3. 第3楽章 ラルゲット  9'36/4. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ  9'59
  ピアノ三重奏曲第2番嬰ヘ長調 Op.7 (1900)  26'52
   5. 第1楽章 ソステヌート  17'03/6. 第2楽章 ラルゴ  5'06/
   7. 第3楽章 リエヴェメンテ・モッソ、エ・トランクイロ・センプレ  4'43
    メッゼーナ・トリオ
     フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)、セルジオ・パートリア(チェロ)、
     エレナ・バラリオ(ピアノ)
     録音:2017年10月19~22日、イタリア、ペルージャ、ピアノ・エ・フォルテ
 CD5 ピアノ五重奏曲、二重奏曲、チェロ・ソナタ  57'36
  ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.6 (1900)  34'10
   1. 第1楽章 トランクイロ・エド・エスプレッシーヴォ  9'54/
   2. 第2楽章 カンツォーネ:アダージョ  5'51/3. 第3楽章 カプリッチョ  8'30/
   4. 第4楽章 フィナーレ:ソステヌート・モルト  9'44.
  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ト短調 Op.33 (1946)
   5.   8'30
  チェロ・ソナタ ト長調 Op.30 (1945)  14'48
   6. 第1楽章 アレグロ・トランクイロ  7'25/
   7. 第2楽章 ラルゴ  3'36/8. 第3楽章 アレグロ  3'41
    コンスタンティーノ・カテナ(ピアノ)
    アメデオ・チッケーゼ(チェロ/チェロ・ソナタ)
    グアダニーニ四重奏団 
     ファブリツィオ・ゾッフォリ(第1ヴァイオリン/二重奏曲)、
     クリスティーナ・パピーニ(第2ヴァイオリン)、マッテオ・ロッキ(ヴィオラ)、
     アレッサンドラ・チェファリエッロ(チェロ/二重奏曲)
    録音:2021年9月27~30日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ


 CD6 弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲  80'31
  弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.23  29'59
   1. 第1楽章 アレグロ~アンダンテ・トランクイロ  9'01/
   2. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ  7'01/
   3. 第3楽章 カプリッチョ:アレグロ・ペザンテ  5'38/4. 第4楽章 アレグロ 8'19
  弦楽四重奏曲 イ短調 (1894)  22'33
   5. 第1楽章 アレグロ・モデラート  6'01/6. 第2楽章 アダージョ・ノン・トロッポ  7'41
   7. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァチッシモ  2'21/
   8. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・アッサイ  6'30
  弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.24 (1942)  27'49
   9. 第1楽章 アレグロ・アッサイ・クアージ・プレスト  6'56/
   10. 第2楽章 ラルゲット  7'07/11. 第3楽章 プレスティッシモ  4'43/
   12. 第4楽章 モルト・モッソ・アッラ・ブレーヴェ  9'03
    マッテオ・ロッキ(ヴィオラ)
    エオス四重奏団(クァルテット・エオス)
     エリア・キエーザ(ヴァイオリン)、ジャコモ・デル・パーパ(ヴァイオリン)、
     アレッサンドロ・アッキ(ヴィオラ)、マルゲリータ・スーチョ(チェロ)
     録音:2023年4月23~30日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ


 CD7 弦楽三重奏曲  47'31
  弦楽三重奏曲 ロ短調 (1894)  21'08
   1. 第1楽章 アレグロ  8'28/2. 第2楽章 ラルゲット  7'19/
   3. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ  5'21
  弦楽三重奏曲 ハ短調 08'21
   4. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト   4'22
   5. 第4楽章 アダージョ・モルト~プレスト  3'59
  弦楽三重奏曲 イ短調 Op.32 (1945)  17'42
   6. 第1楽章 アレグロ・モデラート  5'27/
   7. 第2楽章 パストラーレ:アンダンテ・トランクイロ  5'33/8. 第3楽章 アレグロ  6'42
    ダーヴィド三重奏団(トリオ・ダーヴィド)
     グローリア・サンタレッリ(ヴァイオリン)、
     キアラ・マッツォッキ(ヴィオラ)、トンマーゾ・カステッラーノ(チェロ)
     録音:2023年4月23~30日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ


 CD8 ピアノ曲  64'43
  6つのバガテル
   1.   18'54
  ヴェルディ「ファルスタッフ」のメヌエットによる11の変奏曲 (1896)
   2.   9'41
  ショパン幻想曲 ロ短調 (1896)
   3.   9'22
  スケルツィーノ (1920)
   4.   5'18
  即興曲 Op.13. IEW7 (1904)  10'18
   5. 第1番 アンダンテ  4'24/6. 第2番 トランクイロ、ルバート  3'59/
   7. 第3番 アパッショナート、カンタンド  1'56
  3つのピアノ小品 Op.14. IEW10 (1905)  10'46
   8. 第1曲 メロディー  5'09/9. 第2曲 カプリッチョ  1'58/10. 第3曲 ロマンツェ  3'40
    コンスタンティーノ・カテナ(ピアノ)
    録音:2018年3月12~13日、イタリア、アリッチャ、パラッツォ・キージ


 旋律美の宝庫! オペラ作曲家の器楽曲ボックス

 20世紀前半に活躍した作曲家、ウォルフ=フェラーリは、ドイツ人画家の父とイタリア人の母のあいだにヴェネツィアで生まれたドイツとイタリアの二重国籍者。ローマとミュンヘンで音楽と絵画を勉強したウォルフ=フェラーリの作風は、ドイツ・ロマン派のスタイルと、イタリア風の叙情性にも恵まれた美しく親しみやすいものです。
  ウォルフ=フェラーリは主にオペラ作曲家として活躍しましたが、協奏作品や室内管弦楽曲、室内楽、ピアノ曲など器楽分野にも魅力的な作品が多く遺されており、Brilliant Classicsではこれまでいくつものアルバムをリリース済み。今回の8枚組はそれらをまとめた便利なものとなっています。

 

96463
\1800
モーツァルト:
 12管楽器とコントラバスのためのセレナーデ K.361

  CD 47'14
   ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
    セレナーデ第10番変ロ長調 K.361
     「グラン・パルティータ」  47'07
      1. 第1楽章 ラルゴ - アレグロ・モルト  9'06
      2. 第2楽章 メヌエット  8'57
      3. 第3楽章 アダージョ  5'05
      4. 第4楽章 メヌエット  4'48
    5. 第5楽章 ロマンツァ:
     アダージョ、アレグロ、アダージョ  6'25
    6. 第6楽章 テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ:
     アンダンテ  9'26
    7. 第7楽章 フィナーレ:
     アレグロ・モルト(ロンド)  3'21
イ・ソリスティ・デッラ・スカラ
 ファビアン・トゥアン(オーボエ)
 アウグスト・ミアニーティ
  (オーボエ)
 ファブリツィオ・メローニ
  (クラリネット)
 クリスティアン・キオーディ・
  ラティーニ(クラリネット)
 ステファノ・カルド
  (バセットホルン)
 フランチェスカ・ジェルフィ
  (バセットホルン)
 エマヌエーレ・ウルソ(ホルン)
 ステファノ・クルチ(ホルン)
 ロベルト・ミーレ(ホルン)
 ピエロ・マンガノ(ホルン)
 ガブリエレ・スクレピス
  (ファゴット)
 ニコラ・メネゲッティ(ファゴット)
 フランチェスコ・シラグーザ
  (コントラバス)

 録音:2023年12月11~12日、イタリア、ロンバルディア州、ベルナレッジョ、アウディトリウム・エウローパ

 スカラ座ゆかりの奏者たちによる「グラン・パルティータ」

 モーツァルトの有名曲をイタリア屈指のアンサンブルが演奏。ソリスティックな部分もハーモニーの部分も絶妙なイントネーションで演奏され、棒のようになることは決してありません。ミラノ郊外にある景勝地ベルナレッジョのホールで収録しており、各楽器の音が聴き取りやすいので長丁場を飽きさせません。
  ブックレット(英語&イタリア語・8ページ)には、ウーゴ・ナストルッチ(リュート奏者、オルガン奏者、作曲家)による解説が掲載。



 

97487
\1800
モルター:聖金曜日のオラトリオ「最も悲しい日」
 CD 57'41
  ヨハン・メルヒオール・モルター (1696-1765)
   聖金曜日のオラトリオ「最も悲しい日」 MWV 1.3  57'24

    第1部
     1. 合唱「最も悲しい日よ」  4'08
     2. アダージョ・コン・アコンパニャート
       「光の源は輝きを失って」  0'55
     3. アリオーゾ(モーゼ)
       「呪われよ、呪われよ、
       律法の言葉すべてを実行しない者たちよ」  0'23
     4. レチタティーヴォ・アコンパニャート(魂)
       「何と恐ろしい雷鳴のような言葉!」  1'05
     5. アリア、フリオーゾ「嵐よ、私を打ち倒せ」  4'09
     6. レチタティーヴォ「来たれ、死すべき定めよ!」  0'39
     7. コラール「アダムの堕落により」  1'01
     8. レチタティーヴォ「さあ、アダムよ!来て見よ」  1'11
     9. アリア「私の心は死海を泳ぐ」  4'35
     10. レチタティーヴォ(イザヤ)
       「嘆き悲しむ心よ、勇気を出せ!」  1'23
     11. アリオーゾ(救世主)  「見よ、わたしは来る」  0'59
     12. アリア
      「たとえこの地上で軽蔑され、嘲笑されても」  2'53
     13. アリオーゾ(洗礼者ヨハネ)
       「見よ、これが世の罪を背負う神の子羊」  1'10
     14. レチタティーヴォ(洗礼者ヨハネ)
       「見よ!この贖いの血は」  0'36
     15. アリア(洗礼者ヨハネ)
       「信仰の目をこの罪なき子羊に向けよ」  4'23
     16. レチタティーヴォ(洗礼者ヨハネ)
       「ゴルゴタへ行き、彼の苦痛の刑罰を見よ」  0'36
     17. コラール
       「さあ、人の子らよ、さあ、悲惨な光景を見よ」    0'58
    第2部
     18. コラール(第2節)「さあ、わがイエスよ」  2'11
     19. レチタティーヴォ(救世主)「怒れる神よ」  1'54
     20. アリア(救世主)
       「父よ、私にご自身を委ねてください」  4'46
     21. レチタティーヴォ(和解した父、救世主)
       「世界の光よ、ユダヤ人の栄光よ」  2'29
     22. アリア「死と悪魔は弱まり」  2'45
     23. レチタティーヴォ(洗礼者ヨハネ)
       「真の悔い改めのうちに」  1'25
     24. アリア(魂)「愛するイエスよ」  5'12
     25. レチタティーヴォ「心と口は」  1'08
     26. アリア「賛美、栄光、誉れ」  3'01
     27. 合唱「律法を成就するキリスト」  0'24
     28. コラール
       「主よ、私は信じます、弱い私をお助けください」   1'05
ユリア・ソフィー・ワーグナー
 (ソプラノ)
ズザンネ・ラングナー(アルト)
ベンヤミン・グラウビッツ
 (テノール)
カーステン・ミュラー(バス)
カメラータ・バキエンシス


 録音:2022年3月7~10日、ドイツ、ライプツィヒ・ミッテ、新使徒教会(カトリック) バロック後期の受難オラトリオが蘇演者により初録音!

 ヨハン・メルヒオール・モルターはカールスルーエで宮廷音楽監督を務めながらイタリアでの修行を2度も認められており、作風にもイタリア的なものが反映されています。そうした事情もあってモルターといえば協奏曲がよく知られていましたが、今回の受難オラトリオでも、旋律の美しさや器楽の活躍などにイタリアの影響が感じられます。
  ブックレット(英語・16ページ)には、ドイツの音楽学者、ベルンハルト・シュラメックによる解説などが掲載。



 

96243
\1800
バルサンティ:6つのソナタ、他
 CD 66'44
  フランチェスコ・バルサンティ (c.1690-1775)
   6つのソナタ Op.2
    スコットランド民謡
     「愛しい母よ、私は何をしたらよいでしょうか」
      (チェロと通奏低音のための)
       1.   3'26.
    ソナタ第1番(フルートと通奏低音のための)  10'25
      2. 第1楽章 グラーヴェ  2'03
      3. 第2楽章 アレグロ  3'27
      4. 第3楽章 ラルゴ  1'24
      5. 第4楽章 アレグロ  3'31
    スコットランド民謡「ギルデロイ」
     (チェロと通奏低音のための)
      6.   1'48
    ソナタ第2番(ヴァイオリンと通奏低音のための)  08'03
     7. 第1楽章 グラーヴェ  2'14
     8. 第2楽章 アレグロ  1'48
     9. 第3楽章 ロング  2'02
     10. 第4楽章 アレグロ  1'59
     スコットランド民謡「コーン・リグは最高」
      (チェロと通奏低音のための)
      11.   2'10
    ソナタ第3番(オーボエと通奏低音のための)  07'58
     12. 第1楽章 ラルゴ  1'16
     13. 第2楽章 アレグロ  3'12
     14. 第3楽章 グラーヴェ  1'40
     15. 第4楽章 アレグロ  1'50
    スコットランド民謡
     「カンバーノールド荘でのアボイン卿の歓待」
      (チェロと通奏低音のための)
       16.   1'41
    ソナタ第4番(フルートと通奏低音のための)  07'42
     17. 第1楽章 ヴィヴァーチェ  3'26
     18. 第2楽章 グラーヴェ  2'00 
     19. 第3楽章 アレグロ  2'16
    スコットランド民謡「ジョニー・ファー」
     (チェロと通奏低音のための)
      20.   1'40
    ソナタ第5番(オーボエと通奏低音のための)  07'20
     21. 第1楽章 ラルゴ  1'48
     22. 第2楽章 アレグロ  1'35
     23. 第3楽章 ラルゴ  1'42
     24. 第4楽章 アレグロ  2'15
    スコットランド民謡「ローガン・ウォーター」
      (チェロと通奏低音のための)
      25.   2'33
    ソナタ第6番(ヴァイオリンと通奏低音のための)  09'55
     26. 第1楽章 グラーヴェ  1'55
     27. 第2楽章 アレグロ  2'47
     28. 第3楽章 グラーヴェ  1'36
     29. 第4楽章 アレグロ  3'37.
    スコットランド民謡
      「カンバーノールド荘でのアボイン卿の歓待」
      (オーボエと通奏低音のための)
       30.   1'56
アンサンブル・コンセルト・ムジコ
 フランチェスコ・パドヴァーニ
 (フルート)
 アンドレア・ミオン
 (バロック・オーボエ)
 フェデリコ・グリエルモ
  (ヴァイオリン)
 フランチェスコ・ガッリジョーニ
  (バロック・チェロ)
 ロベルト・ロレッジャン
  (チェンバロ)

 録音:2023年7月、イタリア、ヴェネト州、トレヴァセレゲ、ストゥーディオ・ロッソ・ザノット・ストゥルメンティ・シヴェッレ

 ブックレットにはバルサンティに関する正しい情報が掲載!

 フランチェスコ・バルサンティによるソナタ集とスコットランド民謡編曲集の組み合わせ。バルサンティはイギリスで半世紀以上に渡って、作曲家、管楽器奏者、弦楽器奏者、打楽器奏者、写譜師、興行師、教師として活動したイタリア人。
  「6つのソナタ」は1728年の初版ではフルート用と記されていましたが、その後、オーボエ用も出版されて汎楽器的な性格も窺われることから、このアルバムの演奏者たちは、第2番と第6番をヴァイオリン用に編曲し、ほかの4曲については出版譜通りにフルートかオーボエで演奏して変化をもたらしています。
  また、ソナタの導入部のように配置されたスコットランド民謡編曲集は、民謡旋律を移した部分には楽器指定がなく、伴奏声部との関係も対位法的だったりします。しかもその伴奏声部を受け持つ通奏低音には民俗的な性格を示すべく、ペンタトニックや微分音といった民俗音楽ではよくある手法をなんとかしてクラシカルに表現するための工夫もおこなわれています。
  ブックレット(英語&イタリア語・12ページ)には、ヴェネツィア「B.マルチェッロ」音楽院で教えているジュリアナ・ザネッテによる客観的でドキュメント本位の解説が掲載されており、これまで流布されてきた情報との違いに驚かされます。



 

96424
(2CD)
\2100
ショスタコーヴィチ:
 弦楽四重奏曲第1番、第13番、第14番、第15番、他

  CD1 52'53
   ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
    弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.49  14'42
     1. 第1楽章 モデラート  4'38
     2. 第2楽章 モデラート  4'49
     3. 第3楽章 アレグロ・モルト  2'08
     4. 第4楽章 アレグロ  3'07
    弦楽四重奏曲第13番変ロ短調 Op.138
     5. アダージョ - ドッピオ・モヴィメント –
      テンポ・プリモ  20'55
    弦楽四重奏のための2つの小品 Op.36a  07'07
     6. 第1曲 エレジー  4'35
     7. 第2曲 ポルカ  2'32
    弦楽八重奏のための2つの小品 Op.11  10'01
     8. 第1曲 前奏曲:アダージョ  5'32
     9. 第2曲 スケルツォ:アレグロ・モルト  4'29
  CD2  67'12
   ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
    弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調 Op.142  29'38
     1. 第1楽章 アレグレット  9'28
     2. 第2楽章 アダージョ  10'24
     3. 第3楽章 アレグロ  9'46
    弦楽四重奏曲第15番変ホ短調 Op.144  37'29
     4. 第1楽章 エレジー  12'52
     5. 第2楽章 セレナーデ  6'07
     6. 第3楽章 インテルメッツォ  1'53
     7. 第4楽章 ノクターン  4'50
     8. 第5楽章 葬送行進曲:アダージョ・モルト  5'07
     9. 第6楽章 エピローグ  6'40
ヌース四重奏団
 エカテリーナ・ヴァリウリナ
  (ヴァイオリン)
 アルベルト・フランキン
  (ヴァイオリン)
 サラ・ダンブルオーゾ
  (ヴィオラ)
 リッカルド・バルディッツィ
  (チェロ)
クレモナ四重奏団
 (CD1 トラック8~9)

 録音:2024年9月、イタリア、ロンバルディア州、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

 機知に富む小品も収録

全集シリーズの最終巻は第1番と最後の3曲に小品集という組み合わせ。なかなか強烈な八重奏 Op.11では、かつての師でもあるクレモナ四重奏団と共演。ブックレット(英語・12ページ)には、音楽ジャーナリストのオレステ・ボッシーニによる解説などが掲載。



 

96822
\1800
カンジャージ:
 「スケルツィ・フォラスティエーリ(異国の諧謔)」
フェデリコ・デル・ソルド
 (オルガン、チェンバロ、
  クラヴィコード)
  CD 76'34
   ジョヴァンニ・アントニオ・カンジャージ (?-c.1614)
    「スケルツィ・フォラスティエーリ(異国の諧謔)」全曲(1614)
     1. カンツォン第1番「ロブリガータ」(オルガン)  3'26
     2. カンツォン第2番「ラ・コンシリアータ」(オルガン)  2'49
     3. カンツォン第3番「ラ・マリーナ」(チェンバロ)  3'13
     4. カンツォン第4番「ラ・マリーナ(2)」(チェンバロ)  2'55
     5. カンツォン第5番「ラ・ステッラ」(オルガン)  3'20 
     6. カンツォン第6番「ラ・ブッソラ」(オルガン)  3'51
     7. カンツォン第7番「ラ・グラッサ」(チェンバロ)  3'09
     8. カンツォン第8番「ラ・グラッサ(2)」(チェンバロ)  3'33
     9. カンツォン第9番「ラ・テオリカ」(オルガン)  2'58
     10. カンツォン第10番「ラ・グエッラ」(オルガン)  3'20
     11. カンツォン第11番「ラ・カピターニア」(チェンバロ)  3'37
     12. カンツォン第12番「ラ・バッサ」(チェンバロ)  4'26
     13. カンツォン第13番「ラ・トルタ」(チェンバロ)  3'36
     14. カンツォン第14番「ラ・フィリッパ」(オルガン)  3'18
     15. カンツォン第15番「ラ・フィオリーナ」(チェンバロ)  3'34
     16. カンツォン第16番「ラ・ジロメッタ」(オルガン)  4'00 
     17. カンツォン第17番「ラ・ジェノヴェーザ」(オルガン)  3'26
     18. カンツォン第18番「ラ・アレクサンドリーナ」(オルガン)  4'04
     19. カンツォン第19番「ラ・コンフラータ」(オルガン)  4'03
     20. カンツォン第20番「ラ・フルガダ」(チェンバロ)  4'35
     21. カンツォン第21番「ラ・ペッサ」(クラヴィコード)  4'26

 録音:2023年9月、イタリア、モリーゼ州、トリヴェント、聖ナザーリオ、聖チェルソ・エ・ヴィットーレ大聖堂、2024年8月、ローマ、フリーストゥーディオ

 フランチェスコ会修道士による多彩な鍵盤曲集の全曲録音!

 ジョヴァンニ・アントニオ・カンジャージは、16世紀後半から17世紀初頭にかけて活躍したイタリアの作曲家兼オルガニストでフランチェスコ会の修道士でもあります。1588年から少なくとも1590年まではヴェルチェッリ大聖堂のオルガニストとして、1614年にはカステルヌオーヴォ・スクリヴィアのマッジョーレ教会のオルガニストとして働いていたことがわかっています。
  カンジャージが1614年にミラノで出版した「四声のためのスケルツィ・フォラスティエーリ(異国の諧謔)」は、四声の器楽カンツォンで構成されており、後期ルネサンス期の特徴である複雑なポリフォニック様式を体現しています。
  ブックレット(英語・12ページ)には、演奏のフェデリコ・デル・ソルドによる解説などが掲載。



 

96879
\1800
ヴェラス:クラヴサン曲集、世界初録音 シモーネ・ピエリーニ(チェンバロ)
 CD 72'36
  フィリップ=フランソワ・ヴェラス (c.1690-1742)
   第4オルドル
    1. 笑う者  2'59/2. 貴婦人  5'16/3. 第1リゴドン、第2リゴドン  2'27/
    4. 美しいアイデア。ロンドー  1'36/5. ラ・ガンゲット  2'44
    第3オルドル
    6. ル・レディキュル  3'44/7. 忠実な女  2'51/
    8. 光明の女  3'02/9. 第1タンブーラン、第2タンブーラン  5'16/
    10. 美しい女  3'09/11. 野蛮な女  2'34
   第2オルドル
    12. 陽気な女  2'20 / 13. 雄鶏  2'49/14. 公爵夫人  2'06/
    15. ラ・ギャラント  1'26/16. サラバンド  4'11/
    17. 第1タンブーラン、第2タンブーラン  3'31
   第1オルドル
    18. 第1バディーヌ、第2バディーヌ  6'02/19. レ・ブルネス、レ・ブルネ  4'45/
    20. ラ・ヴォリアント、イタリア風  2'55/21. 羊飼いの女たち  2'33/
    22. 第1タンブーラン、第2タンブーラン  2'26/
    23. 第3タンブーラン(第1メヌエット)、第4タンブーラン(第2メヌエット)  1'41

 使用楽器:ミヒャエル・ミートケに倣ってジュリオ・フラティーニが制作したチェンバロ(A=415Hz)
 録音:2022年10月3~5日、イタリア、ラツィオ州、ローマ県、モンテ・コンパトリ、パラッツォ・アンニバルデスキ

 迫力あるタンブーランを4曲(約13分)収録!

 1740年にパリで出版されたこの「クラヴサン曲集」の楽譜の表紙には、作曲者ヴェラスの名のすぐ下に、「フランドル地方リールの聖モーリス教会オルガン奏者」と記載されており、表紙の最下部には、「もし皆様に喜ばれる幸運に恵まれたなら、今後も次々と多くの作品を世に送り出すつもりです。」などと書かれてもいます。
  つまり、ヴェラスはまだまだ元気だったようなのですが、調べたところ、聖モーリス教会の埋葬記録には、1742年11月12日の日付が記載されているので、ヴェラスは喜びの初出版から2年ほどで亡くなってしまったことになります。
  現時点でヴェラスの生涯についてわかっているのはこのくらいですが、このクラヴサンのためのオルドル(組曲)集を聴くと、特にタンブーランが面白いので、その早すぎた死がとても残念に思えます。



 

97222
\1800
チェスティ:カンタータとアリア集、
 コロンビ、ルリエル:低弦曲集

  CD 52'31
   アントニオ・チェスティ (1623-1669)
    3声のためのセレナータ
     「巨人の恋人(イル・ポリフェーモ)」
      1.   8'49
    ソプラノのためのアリエッタ
     「誰が離れようとしないのか」
      2.   4'26.
   ジュゼッペ・コロンビ (1635-1694)
    ラ・トロンバ(コントラバス・ソロ)
     3.   3'25
   アントニオ・チェスティ
    ソプラノのためのアリエッタ「夜は静まりかえり」
     4.   6'22
    「我が偶像の周りで」(「オロンテア」より)
     5.   6'44
   ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエル (1662-1700)
    ヴィオローネと通奏低音のためのソナタ ヘ長調  4'46
     6. 第1楽章 プレスト・アレグロ  1'57
     7. 第2楽章 アダージョ  1'38
     8. 第3楽章 アリア  1'11
   アントニオ・チェスティ
    ソプラノとバスのための二重唱
     「私が望まないものを望むために」
      9.   7'39
    3声のためのセレナータ「風よ、旋風よ、嵐よ」
     10.   10'13
ローマバロッカ・アンサンブル
 ルチア・カザグランデ・ラッフィ
  (ソプラノ/トラック1、2、5、9)
 エリザベッタ・パルッキ
  (メゾソプラノ/トラック1、4)
 アレッサンドロ・ピロッツィ
  (バス/トラック1、9、10)
 レナート・クリスクオーロ
  (バス・ヴァイオリン)
 ロレンツォ・トッツィ
  (チェンバロ、指揮)

 録音:2024年3月1~2日、イタリア、ローマ、オラトリオ・デイ・バルナビティ

 澄んだ美声、低弦、チェンバロの交錯

 オペラとカンタータで名声を博した修道士チェスティの声楽作品と、同時代のジュゼッペ・コロンビがトランペットをコントラバスで模したユニークな器楽曲と、ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエルによるヴィオローネ・ソナタを収録。チェスティのなめらかで美しい歌声のあいだに、ギコギコ響くバス・ヴァイオリンの不思議な音が面白い効果を上げてい ます。
  ブックレット(英語・12ページ)には、音楽学者のマリア・アデーレ・アンブロージオによる解説のほか、チェスティの楽譜の写真など掲載。



 

97470
\1800
デュアルテ、ジラルディーノ、ボグダノヴィチ、
 アッシャー、ホートン作品集
ダニエラ・ロッシ(ギター)
  CD 74'16
   ジョン・W・デュアルテ (1919-2004)
    ソナティナ・リリカ Op.48(マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコへのオマージュ)  11'45
     1. 第1楽章 フェリーチェ・エ・コン・グラツィア  4'37
     2. 第2楽章 レント・エ・ポコ・メスト  4'21
     3. 第3楽章 ジョッコーゾ・エ・モルト・リトミコ  2'47
   アンジェロ・ジラルディーノ (1941-2022)
    静かな歌(ジョン・W・デュアルテの思い出に)
     4.   5'44
   ジョン・W・デュアルテ
    彼のもの Op.52(ウェス・モンゴメリーの思い出に)
     5.   6'12
    3つのワルツ Op.83(アントニオ・ラウロへのオマージュ)  5'27
     6. 第1曲 モデラート・コン・グラツィア  1'28
     7. 第2曲 アンダンテ・エスプレッシーヴォ  2'14
     8. 第3曲 リトミコ・エ・コン・ブリオ  1'45
   マーク・ホートン (1959- )
    エレジー(ハバネラ)(ジョン・W・デュアルテへのオマージュ)
     9.   4'14
   ジョン・W・デュアルテ
    過ぎゆく雲 Op.102(ジャンゴ・ラインハルトへのオマージュ)
     10.   15'19
   ドゥシャン・ボグダノヴィチ (1955- )
    英国庭園にて(ジョン・W・デュアルテへのオマージュ)  4'59
     11. 第1曲 プレリュード  1'22/12. 第2曲 サラバンド  2'17/
     13. 第3曲 ドゥーブル  1'20
   ジョン・W・デュアルテ
    イーダのための牧歌 Op.93(イーダ・プレスティへのトリビュート)
     14.   4'33
   テレンス・アッシャー (1909-1969)
    マヌエル・M・ポンセの墓碑銘
     15.   2'30
   ジョン・W・デュアルテ
    マヌエル・M・ポンセの墓碑銘 Op.7
     16.   2'52
    パルティータ第2番 Op.104「レラツィオーネ」  10'28
     17. 第1楽章 プレリュード  2'27/18. 第2楽章 プレイン  3'18/
     19. 第3楽章 ペルニ  1'49/20. 第4楽章 トッカータ  2'54

 録音:2024年3月5~7日、イングランド、ハートフォードシャー州、ウェストン、ホーリー・トリニティ教会

 5人のギター作曲家によるオマージュ

 オマージュ、トリビュート、メモリアムの対象となったのは、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ、ジョン・W・デュアルテ、ウェス・モンゴメリー、アントニオ・ラウロ、ジャンゴ・ラインハルト、イーダ・プレスティ、マヌエル・M・ポンセと、有名人ぞろい。演奏は完璧なテクニックの持ち主と評されるダニエラ・ロッシ。
  ブックレット(英語・12ページ)には、息子のクリストファー・デュアルテによる解説や写真などが掲載。



 

97516
\1800
秘密~アヴェ・マリア、G線上のアリア、
 鏡の中の鏡、母が教えてくれた歌、他
オルガ・ドウブッシュ=ルボツキー(チェロ)
ソフィア・ウィットソン(ハープ)
  CD 48'32
   エルネスト・ブロッホ (1880-1959):祈り
    1.   4'22
   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) / シャルル・グノー (1818-1893):
    アヴェ・マリア
     2.   3'13
   ガブリエル・フォーレ (1845-1924):夢のあとに
    3.   3'03
   マルセル・トゥルニエ (1879-1951) :秋の散歩
    4.   2'10
   ガブリエル・フォーレ:秘密
    5.   2'54
   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:G線上のアリア
    6.   5'46
   アントニン・ドヴォルザーク (1841-1904):我が母の教え給いし歌
    7.   2'21
   カミーユ・サン=サーンス (1835-1921):白鳥
    8.   2'51
   ジュール・マスネ (1842-1912):エレジー
    9.   2'13
   ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893):感傷的なワルツ
    10.   1'47
   アレクサンドル・グラズノフ (1865-1936):吟遊詩人の歌
    11.   3'56
   ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:夜想曲
    12.   3'56
   アルヴォ・ペルト (1935- ):鏡の中の鏡
     13.   9'52

 録音:2022年12月7~8日、ドイツ、ハンブルク、フィーアフーフェン=マティアス・ブロマン

 チェロとハープによる美しいアルバム

 ロシア生まれで長くドイツで暮らすオルガ・ドウブシュ=ルボツキーは、同時代作品の演奏にも熱心に取り組んできたチェロ奏者ですが、ここでは有名な小品を中心に集めてハープの伴奏でまろやかに仕上げています。
  ブックレット(英語・8ページ)には、フォーレの原曲のアルマン・シルヴェストルの詩「秘密」の仏語テキストと英訳など掲載。



 

 

(2025年6月 新譜).


97522
(34CD)
\11500

Brilliant Classicsの看板ピアニストとして初期時代を支えた
 クラーラ・ヴュルツ・コレクション
  バッハからバルトークまで

クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
 CD1 77'27
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
   1. アリア  4'29/2. 第1変奏  1'46/3. 第2変奏  1'20/4. 第3変奏 同度のカノン  2'00/
   5. 第4変奏  1'04/6. 第5変奏  1'29/7. 第6変奏 2度のカノン  1'12/8. 第7変奏  1'43/
   9. 第8変奏  1'50/10. 第9変奏 3度のカノン  1'31/11. 第10変奏 フゲッタ  1'35/
   12. 第11変奏  2'07/13. 第12変奏 4度の反行カノン  2'25/14. 第13変奏  5'20/
   15. 第14変奏  2'08/16. 第15変奏 5度の反行カノン  4'10/17. 第16変奏 序曲  2'47/
   18. 第17変奏  2'01/19. 第18変奏 6度のカノン  1'29/20. 第19変奏  1'46/
   21. 第20変奏  1'56/22. 第21変奏 7度のカノン  2'44/23. 第22変奏  1'27/
   24. 第23変奏  2'06/25. 第24変奏 8度のカノン  2'46/26. 第25変奏  7'59/
   27. 第26変奏  2'03/28. 第27変奏 9度のカノン  1'50/29. 第28変奏  2'19/
   30. 第29変奏  2'06/31. 第30変奏 クォドリベット  2'04/32. アリア ダ・カーポ  4'16
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
    録音:2020年5月28、29日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


 CD2 73'04
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791):
   ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
    1. 第1楽章 アレグロ  4'53/2. 第2楽章 アンダンテ  5'08/3. 第3楽章 アレグロ  3'16
   ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
    4. 第1楽章 アレグロ・アッサイ  4'27/
    5. 第2楽章 アダージョ  5'56/6. 第3楽章 プレスト 2'49
   ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 K.281
    7. 第1楽章 アレグロ  6'41/8. 第2楽章 アンダンテ・アモローゾ  5'27/
    9. 第3楽章 ロンド:アレグロ  4'32
   ピアノ・ソナタ第4番ホ長調 K.282
    10. 第1楽章 アダージョ  6'56/11. 第2楽章 メヌエット  4'06/
    12. 第3楽章 アレグロ  2'57
   ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
    13. 第1楽章 アレグロ  5'21/14. 第2楽章 アンダンテ  5'36/
    15. 第3楽章 プレスト 3'46
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1998年夏、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール(旧称:カトリック教会)


 CD3 58'14
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
   ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
    1. 第1楽章 アレグロ  5'08/2. 第2楽章 ロンドー:  アンダンテ  4'20/
    3. 第3楽章 アンダンテ  15'31
   ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
    4. 第1楽章 アレグロ・コン・スピリト  5'53
    5. 第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ  5'03
    6. 第3楽章 ロンドー:アレグレット・グラツィアーノ  5'55
   ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
    7. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ  5'56
    8. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ・コン・エスプレッシオーネ  7'00
    9. 第3楽章 プレスト 2'44
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1998年夏、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール(旧称:カトリック教会)


 CD4 56'39
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
   ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・スピリト  4'23
    2. 第2楽章 アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ  4'46
    3. 第3楽章 ロンド:アレグロ  6'00
   ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.V330
    4. 第1楽章 アレグロ・モデラート  6'36/
    5. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ  6'29/6. 第3楽章 アレグロ  5'38
   ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331
    7. 第1楽章 アンダンテ・グラツィア  12'50/
    8. 第2楽章 メヌエット  5'50/9. 第3楽章 アッラ・トゥルカ:アレグレット  3'24
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1998年夏、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール(旧称:カトリック教会)


 CD5 55'14
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
   ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
    1. 第1楽章 アレグロ  6'29/2. 第2楽章 アダージョ  4'39/
    3. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  6'43
   ピアノ・ソナタ第13番ロ短調 K.333
    4. 第1楽章 アレグロ  7'18/5. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ  5'29/
    6. 第3楽章 アレグレット・グラツィオーゾ  6'30
   ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
    7. 第1楽章 アレグロ・モルト  5'24/8. 第2楽章 アダージョ  7'38/
    9. 第3楽章 アレグロ・アッサイ  4'20
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1998年夏、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール(旧称:カトリック教会)


 CD6  61'47
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
   ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K.533
    1. 第1楽章 アレグロ  7'32/2. 第2楽章 アンダンテ  6'31/
    3. 第3楽章 ロンドー:アレグレット  6'21
   ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
    4. 第1楽章 アレグロ  3'16/5. 第2楽章 アンダンテ  4'06/6. 第3楽章 ロンド  1'38
   ピアノ・ソナタ第17番ロ短調 K.570
    7. 第1楽章 アレグロ  5'40/8. 第2楽章 アダージョ  7'21/9. 第3楽章 アレグロ  3'25
   ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
    10. 第1楽章 アレグロ  5'07/11. 第2楽章 アダージョ  5'29/12. 第3楽章 アレグロ  4'22
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1998年夏、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール(旧称:カトリック教会)


 CD7  65'17
  フランツ・シューベルト (1797-1828)
   ピアノ・ソナタ第21番 ロ短調 D960
    1. 第1楽章 モルト・モデラート  20'54/2. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート  8'43/
    3. 第3楽章 スケルツォ、アレグロ・ヴィヴァーチェ・コン・デリツィア  3'47/
    4. 第4楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ  8'04
   ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D664
    5. 第1楽章 アレグロ・モデラート  11'04/6. 第2楽章 アンダンテ  5'11/
    7. 第3楽章 アレグロ  7'24
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2014年2月25日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


 CD8  59'48
  フランツ・シューベルト 1797-1828
   即興曲集 Op.90
    1. 第1番ハ短調  アレグロ・モルト・モデラート  9'05/2. 第2番変ホ長調  アレグロ  4'18/
    3. 第3番変ト長調  アンダンテ  5'19/4. 第4番変イ長調  アレグレット  6'42
   即興曲集 Op.142
    5. 第1番ヘ短調  アレグロ・モデラート  10'46/6. 第2番変イ長調  アレグレット  6'36/
    7. 第3番変ロ長調  アンダンテ・ミット・ヴァリアツィオーネン(ロザムンデ) 11:05/
    8. 第4番ヘ短調  アレグロ・ヴィヴァーチェ  5'52
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2009年2月11日、オランダ、ファルターモント、オンデル・デ・リンデン(Op.142)、
      2010年12月9日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(Op.90)


 CD9  62'10 ロベルト・シューマン  1810-1856
  クライスレリアーナ Op.16
   1. 激しく躍動して  2'32/2. たいへん心をこめて速すぎずに  8'52/
   3. 激しく駆り立てるように  4'15/4. きわめて遅く  3'46/5. 非常に生き生きと  2'57/
   6. きわめて遅く  4'08/7. 非常に速く  2'02/8. 速くそして遊び心をもって  3'15
  幻想曲 ハ長調 Op.17
   9. 第1楽章  12'35/10. 第2楽章  7'27/11. 第3楽章  10'15
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
    録音:2001年1月30~31日、オランダ、デーフェンター、メノナイト・レモンストラント教会


 CD10  50'06 ロベルト・シューマン  1810-1856
  ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
   1. 第1楽章  12'44/2. 第2楽章  3'02/3. 第3楽章  4'54/4. 第4楽章  11'51
  ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
   5. 第1楽章  5'46/6. 第2楽章  4'59/7. 第3楽章  1'36/8. 第4楽章  5'12
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
    録音:2001年12月4日(第1番)、2002年3月4~5日(第2番)、
     オランダ、デーフェンター、メノナイト・レモンストラント教会


 CD11  48'32
  ロベルト・シューマン (1810-1856)
   ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」 Op.26
    1. アレグロ  8'39/2. ロマンス  2'34/3. スケルツィーノ  2'03/
    4. インテルメッツォ  2'03/5. フィナーレ  5'03
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2002年3月4~5日、オランダ、デーフェンター、メノナイト・レモンストラント教会
   ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
    6. 第1楽章 アレグロ・ブリランテ  8'19
    7. 第2楽章 ウン・ポコ・ラルガメンテ - アジタート  8'01
    8. 第3楽章 スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ  4'34
    9. 第4楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ  7'04
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     ダニエル四重奏団
      クイリーネ・シェファース(第1ヴァイオリン)、ミーシャ・フルマン(第2ヴァイオリン)、
      イタマール・シモン(ヴィオラ)、ヨアンナ・パフカ(チェロ)
     録音:2014年2月19~21日、オランダ、ロッテルダム、デ・ドゥーレン、ユリアーネ・ザール


 CD12  70'05 ロベルト・シューマン (1810-1856)
  幻想小曲集 Op.12
   1. 第1曲 夕べに  3'22/2. 第2曲 飛翔  2'53/3. 第3曲 なぜ?  2'31/
   4. 第4曲 気まぐれ  3'30/5. 第5曲 夜に  3'47/6. 第6曲 寓話  2'31/
   7. 第7曲 夢のもつれ  2'12/8. 第8曲 歌の終わりに  4'37
  森の風景 Op.82
   9. 第1曲 森の入り口  2'00/10. 第2曲 茂みのなかで待ち伏せる狩人  1'16/
   11. 第3曲 孤独な花  1'58/12. 第4曲 気味の悪い場所  3'13/
   13. 第5曲 親しみのある風景  1'05/14. 第6曲 宿  1'58/
   15. 第7曲 予言の鳥  2'50/16. 第8曲 狩の歌  2'24/17. 第9曲 別れ  3'33
  アラベスク Op.18
   18.   6'20
  子供の情景 Op.15
   19. 第1曲 見知らぬ国と人々について  1'45/20. 第2曲 奇妙な物語  1'04/
   21. 第3曲 鬼ごっこ  0'29/22. 第4曲 おねだり  1'07/23. 第5曲 十分に幸せ  1'02/
   24. 第6曲 重大な出来事  0'48/25. 第7曲 トロイメライ(夢想)  2'40/
   26. 第8曲 暖炉のそばで  0'54/27. 第9曲 木馬の騎士  0'34/
   28. 第10曲 むきになって  1'50/29. 第11曲 怖がらせ  1'22/
   30. 第12曲 眠りにつく子供  2'10/31. 第13曲 詩人は語る  1'59
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
    録音:2007年3月19日、4月17日、オランダ、デーフェンター、
     メノナイト・レモンストラント教会(トラック9~18)、1999年、オランダ、
      アイントホーフェン、フリッツ・フィリップス音楽センター(トラック19~31)


 CD13  70'08
  フランツ・リスト (1811-1886)
   2つの演奏会用練習曲 S145 R6
    1. 第1番 森のざわめき  4'04/2. 第2番 小人の踊り  2'47
   「愛の夢」より
    3. 第3番変イ長調  4'19
   メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S.514
    4. アレグロ・ヴィヴァーチェ  11'18
   「巡礼の年第3年」より
    5. エステ荘の噴水  7'40
  フランツ・シューベルト (1797-1828) :「4つの即興曲」Op.142より
   6. 第3番「ロザムンデ」  11'12
  ロベルト・シューマン (1810-1856) :アラベスク Op.18
   7.   6'21
  フレデリック・ショパン  1810-1849:
   バラード第1番ト短調 Op.23
    8. ラルゴ  8'28
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
    9. アレグレット  8'08
  クロード・ドビュッシー  1862-1918 :喜びの島
   10. クワジ・ウナ・カデンツァ  5'45
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
    録音:2003年6月30~7月1日、オランダ、ローン、改革派教会


 CD14  82'42
  レオシュ・ヤナーチェク  1854-1928
   霧の中で
    1. 第1曲 アンダンテ  3'33/2. 第2曲 モルト・アダージョ  4'34/
    3. 第3曲 アンダンテ  3'05/4. 第4曲 プレスト  4'13
  草かげの小径にて 第1集
   5. 第1曲 われらの夕べ  3'35/6. 第2曲 散りゆく木の葉  2'54/
   7. 第3曲 一緒においで  1'11/8. 第4曲 フリーデクの聖母マリア  3'22/
   9. 第5曲 彼女らはツバメのように喋り立てた  2'0410. 第6曲 言葉もなく  1'47/
   11. 第7曲 おやすみ  3'02/12. 第8曲 こんなにひどく怯えて  3'12/
   13. 第9曲 涙ながらに  2'31/14. 第10曲 ふくろうは飛び去らない  3'32/
 ゾルターン・コダーイ (1882-1967)
  7つの小品 Op.11より
   15. 第2曲 ルバート・パルランド(セーケイ族の民謡)  2'03
   16. 第3曲 アレグレット・マリンコーニ(巷に雨が降るように)  1'20
   17. 第6曲 ポコ・ルバート(セーケイ族の民謡)  3'22
  クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲
   18. レント  5'30
  マロシュセーク舞曲(ピアノ版)
   19. マエストーゾ  11'17
  チェロとピアノのためのソナチネ
   20. レント  8'45
  アダージョ(チェロとピアノ版)
   21. モルト・エスプレッシーヴォ  7'41
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、イシュトヴァーン・ヴァルダイ(チェロ/トラック20、21)
    録音:2015年10月15日、2016年2月6日、
     オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(トラック1-19)、
      2015年8月11~13日、ハンガリー、ペーチ、コダーイ・センター(トラック20-21)


 CD15  75'50
  ベーラ・バルトーク (1881-1945)
   ピアノ・ソナタ
    1. 第1楽章 アレグロ・モデラート  4'30/
    2. 第2楽章 ソステヌート・エ・ペザンテ  4'36/3. 第3楽章 アレグロ・モルト  3'21
   チーク地方の3つの民謡
    4. 第1曲 ルバート、第2曲 リステッソ・テンポ、第3曲 ポコ・ヴィーボ  2'58
   組曲 Op.14
    5. 第1曲 アレグレット  2'04/6. 第2曲 スケルツォ  1'58/
    7. 第3曲 アレグロ・モルト  2'02/8. 第4曲 ソステヌート  2'58
   アレグロ・バルバロ
    9. テンポ・ジュスト  2'42
   子供のために第2巻
    10. アレグレット  0'46/11. 踊りの歌  0'48/12. アンダンテ・ソステヌート  1'02/
    13. パルランド  0'44/14. モデラート  0'45/15. 冗談  0'49/16. コラール  1'35/
    17. 5音階調  0'44/18. ひやかしの歌  0'39/19. アンダンテ・トランクイロ  1'38/
    20. アンダンテ  1'09/21. アレグロ・ノン・トロッポ  0'53/22. アレグレット  0'34/
    23. コン・モート  0'24/24. 酔っぱらいの歌  0'37/25. 豚飼いの歌  0'36/
    26. 冬至の歌  1'06/27. アレグロ・モデラート  1'40/28. 豚飼いの踊り  1'41
   ルーマニア民俗舞曲
    29. 第1曲 棒踊り  1'03/30. 第2曲 腰帯踊り  0'28/31. 第3曲 足踏み踊り  0'57/
    32. 第4曲 角笛の踊り(ブチュム人の踊り)  0'42/33. 第5曲 ルーマニアのポルカ  0'30/
    34. 第6曲 速い踊り  0'54
   ブルガリアのリズムによる6つの舞曲(ミクロコスモス第6巻より)
    35. 第1番  1'54/36. 第2番  1'09/37. 第3番  1'25/
    38. 第4番  1'34/39. 第5番  1'15/40. 第6番  1'47
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2011年4月29日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(トラック1-9)、
      2015年11月9日、ハンガリー、ペーチ大学(トラック10-40)
  ゾルターン・コダーイ (1882-1967):チェロとピアノのためのソナタ Op.4
   41. ファンタジア  7'35/42. アレグロ・コン・スピリト  9'12
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、イシュトヴァーン・ヴァルダイ(チェロ)
    録音:2015年8月11~13日、ハンガリー、ペーチ、コダーイ・センター


 CD16  52'22
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン  1770-1827 :
   エリーゼのために
    1.   2'39
     ロベルト・シューマン (1810-1856)
   子供の情景 Op.15
    2. 第1曲 見知らぬ国と人々について  1'50/3. 第2曲 奇妙な物語  1'04/
    4. 第3曲 鬼ごっこ  0'29/5. 第4曲 おねだり  1'07/6. 第5曲 十分に幸せ  1'02/
    7. 第6曲 重大な出来事  0'48/8. 第7曲 トロイメライ(夢想)  2'40/
    9. 第8曲 暖炉のそばで  0'54/10. 第9曲 木馬の騎士  0'34/11. 第10曲 むきになって  1'50/
    12. 第11曲 怖がらせ  1'22/13. 第12曲 眠りにつく子供  2'10/14. 第13曲 詩人は語る  1'59
     ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893)
   子供のアルバムより
    15. 朝の祈り  1'12/16. 冬の朝  1'02/17. 木の兵隊の行進  0'53/18. 人形の病気  1'46/
    19. 人形の埋葬  1'55/20. ワルツ  1'18/21. 新しい人形  0'46/22. マズルカ  1'09/
    23. 農夫の歌  0'40/24. ロシアの踊り  0'47/25. ポルカ  0'41/
    26. 古いフランスの歌  1'00/27. 甘い夢  1'27/28. ひばりの歌  1'02
     クロード・ドビュッシー (1862-1918)
   子供の領分
    29. グラドゥス・アド・パルナッスム博士  2'05/30. 象の子守歌  3'32/
    31. 人形のセレナーデ  2'44/32. 雪が舞っている  2'29/
    33. 小さな羊飼い  2'25/34. ゴリウォーグのケークウォーク  2'43
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:1999年1月18、19日、オランダ、アイントホーフェン、フリッツ・フィリップス音楽センター


 CD17  74'25
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  8'01/
    2. 第2楽章 テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ  6'44/3. 第3楽章 ロンド:アレグロ  4'12
   ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
    4. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  6'00
    5. 第2楽章 アンダンテ、ピウ・トスト・アレグレット  4'59
    6. 第3楽章 アレグロ・ピアチェーヴォレ  4'42
   ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
    7. 第1楽章 アレグロ・コン・スピリト  8'04
    8. 第2楽章 アダージョ・コン・モルト・エスプレッシオーネ  5'26
    9. 第3楽章 ロンド:アレグロ・モルト  3'57
   ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
    10. 第1楽章 アレグロ  9'05/11. 第2楽章 アダージョ・モルト・エスプレッシオーネ  5'31/
    12. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト  1'01/
    13. 第4楽章 ロンド:アレグロ・マ・ノン・トロッポ  6'09
     クリシュトーフ・バラーティ(ヴァイオリン)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2011年11月3~9日、2012年2月24~28日、
      ハンガリー、ペーチ、ペーチ大学、リスト・フェレンツ・コンサート・ホール


 CD18  63'47
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
    1. 第1楽章 プレスト  6'55
    2. 第2楽章 アンダンテ・スケルツォーゾ・ピウ・アレグレット  7'00
    3. 第3楽章 アレグロ・モルト  4'49
   ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
    4. 第1楽章 アレグロ  6'51/5. 第2楽章 アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ  6'54/
    6. 第3楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ  7'28
   ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
    7. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  7'06/8. 第2楽章 アダージョ・カンタービレ  8'39/
    9. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ  3'12/10. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ  4'34
     クリシュトーフ・バラーティ(ヴァイオリン)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2011年11月3~9日、2012年2月24~28日、
      ハンガリー、ペーチ、ペーチ大学、リスト・フェレンツ・コンサート・ホール


 CD19  76'47
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3 
    1. 第1楽章 アレグロ・アッサイ  5'44/2. 第2楽章 メヌエットタイム  7'34/
    3. 第3楽章 ライブリー・アレグロ  3'11
   ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」 
    4. 第1楽章 アダージョ・ソステヌート - プレスト  12'54/
    5. 第2楽章 アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ  14'21/6. 第3楽章 プレスト  8'16
   ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96 
    7. 第1楽章 アレグロ・モデラート  10'06
    8. 第2楽章 アダージョ・エスプレッシーヴォ  5'16
    9. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ  1'48
    10. 第4楽章 ポコ・アレグレット  7'10
     クリシュトーフ・バラーティ(ヴァイオリン)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2011年11月3~9日、2012年2月24~28日、
      ハンガリー、ペーチ、ペーチ大学、リスト・フェレンツ・コンサート・ホール


 CD20  73'06
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1 
    1. 第1楽章 アダージョ・ソステヌート - アレグロ  17'01
    2. 第2楽章 ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェ  6'20
   チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2 
    3. 第1楽章 序奏部 アダージョ・ソステヌート・エ・エスプレッシーヴォ  5'35
    4. 第1楽章 主部 アレグロ・モルト・ピウ・トスト・プレスト  9'53
    5. 第2楽章 ロンド:アレグロ  8'28
   チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69 
    6. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・タント  12'30
    7. 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト  5'03
    8. 第3楽章 アダージョ・カンタービレ - アレグロ・ヴィヴァーチェ  8'11
     ティモラ・ロスラー(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2013年1月19~23日、
      イタリア、ヴェネト州、パドヴァ、オナーラ自然公園、サラ・コングレッシ


 CD21  62'49
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
    1. 第1楽章 アダージョ - アレグロ・ヴィヴァーチェ  7'12
    2. 第2楽章 アダージョ - テンポ・ダンダンテ - アレグロ・ヴィヴァーチェ  6'58
   チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
    3. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  6'24
    4. 第2楽章 アダージョ・コン・モート・センティメント・ダッフェット  7'48
    5. 第3楽章 アレグロ - アレグロ・フガート  4'28
   ヘンデルのオラトリオ「マカベウスのユダ」の
    「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO.45
     6. 主題  0'42/7. 第1変奏  0'37/8. 第2変奏  0'37/9. 第3変奏  0'38/
    10. 第4変奏  0'43/11. 第5変奏  0'43/12. 第6変奏  0'38/
    13. 第7変奏  0'38/14. 第8変奏  0'38/15. 第9変奏  0'41/
    16. 第10変奏  0'43/17. 第11変奏  2'58/18. 第12変奏  1'02
   モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 Op.66
    19. 主題  0'30/20. 第1変奏  0'31/21. 第2変奏  0'33/22. 第3変奏  0'29/
    23. 第4変奏  0'33/24. 第5変奏  0'33/25. 第6変奏  0'27/
    26. 第7変奏  0'38/27. 第8変奏  0'37/28. 第9変奏  0'31/
    29. 第10変奏  1'08/30. 第11変奏  0'54/31. 第12変奏  1'58
   モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
    32. 主題  0'44/33. 第1変奏  0'38/34. 第2変奏  0'42/35. 第3変奏  1'03/
    36. 第4変奏  1'16/37. 第5変奏  0'36/38. 第6変奏  2'06/39. 第7変奏  1'49
     ティモラ・ロスラー(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2013年1月19~23日、
      イタリア、ヴェネト州、パドヴァ、オナーラ自然公園、サラ・コングレッシ


 CD22  47'42
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.16(ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための)
    1. 第1楽章 グラーヴェ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ  12'26
    2. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ  6'50
    3. 第3楽章 ロンド:アレグロ・マ・ノン・トロッポ  5'30
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
   ピアノ五重奏曲 変ホ長調 K.452(ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための)
    4. 第1楽章 ラルゴ - アレグロ・モデラート  9'34/
    5. 第2楽章 ラルゲット  8'00/6. 第3楽章 ロンド:アレグロ・モデラート  5'19
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     ネーデルラント管楽ソロイスツ
      ハンス・マイヤー(オーボエ)、ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)、
      マルティン・ファン・デ・メルウェ(ホルン)、ペーター・ハーステルラント(ファゴット)
      録音:1997年1月、オランダ、ローン、改革派教会


 CD23  48'52
  フランツ・シューベルト (1797-1828)
   ピアノ三重奏曲第1番ロ短調  D898
    1. 第1楽章 アレグロ・モデラート  14'30/2. 第2楽章 アンダンテ、ウン・ポコ・モッソ  8'36
    3. 第3楽章 スケルツォ - トリオ - アレグロ  6'41/
    4. 第4楽章 ロンド - アレグロ・ヴィヴァーチェ - プレスト  8'50
   ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」 D897
    5.   10'13
     ピアノトリオ・アムステルダム
      ヨアン・ベルクヘーマー(ヴァイオリン)、
      ナディア・ダーヴィト(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2006年11月、オランダ、ローン、改革派教会


 CD24  41'16
  フランツ・シューベルト (1797-1828)
   ピアノ三重奏曲第2番ホ長調  D929
    1. 第1楽章 アレグロ  11'36/2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート  9'07/
    3. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・モデラート  7'08/4. 第4楽章 アレグロ・モデラート  13'25
     ピアノトリオ・アムステルダム
      ヨアン・ベルクヘーマー(ヴァイオリン)、
      ナディア・ダーヴィト(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
      録音:2009年2月10、11日、オランダ、ファルターモント、オンデル・デ・リンデン


 CD25  54'50
  フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ (1809-1847)
   ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
    1. 第1楽章 モルト・アレグロ・エド・アジタート  8'58
    2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート・トランクイロ  6'22
    3. 第3楽章 スケルツォ:レッジェーロ・エ・ヴィヴァーチェ  3'26
    4. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・アッサイ・アパッショナート  8'11
   ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
    5. 第1楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・コン・フオコ  10'05
    6. 第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ  6'45
    7. 第3楽章 スケルツォ:モルト・アレグロ・クワジ・プレスト  3'40
    8. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・アパッショナート  7'12
     ピアノトリオ・アムステルダム
      ヨアン・ベルクヘーマー(ヴァイオリン)、
      ナディア・ダーヴィト(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
      録音:1999年、オランダ、ローン、改革派教会


 CD26  64'05
  ヨハネス・ブラームス (1833–1897)
   ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
    1. 第1楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ  10'02/
    2. 第2楽章 アダージョ  7'05/3. 第3楽章 アレグロ・モルト・モデラート  7'11
   ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
    4. 第1楽章 アレグロ・アマビレ  7'49/5. 第2楽章 アンダンテ・トランクイロ  6'21/
    6. 第3楽章 アレグレット・グラツィオーゾ  5'06
   ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
    7. 第1楽章 アレグロ  8'01/8. 第2楽章 アダージョ  4'23/
    9. 第3楽章 ウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センティメント  2'42/
    10. 第4楽章 プレスト・アジタート  5'20
     クリシュトーフ・バラーティ(ヴァイオリン)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2013年8月19~21日、ハンガリー、ペーチ、コダーイ・センター


 CD27  56'37
  クロード・ドビュッシー (1862-1918)
   ヴァイオリン・ソナタ  L140(1917)
    1. 第1楽章 アレグロ・ヴィーヴォ  4'32
    2. 第2楽章 間奏曲 幻想的かつ軽やかに  4'04
    3. 第3楽章 フィナーレ。非常に活発に  4'11
     モーリス・ラヴェル (1875-1937)
   ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調  M77(1923-27)
    4. 第1楽章 アレグレット  8'09/5. 第2楽章 ブルース  5'26/6. 第3楽章 無窮動  3'46
     セザール・フランク (1822-1890)
   ヴァイオリン・ソナタ  イ長調  FWV8 (1886)
    7. 第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート  5'35/8. 第2楽章 アレグロ  7'37/
    9. 第3楽章 レチタティーヴォ・ファンタジア、ベン・モデラート  6'43/
    10. 第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ  6'09
     クリシュトーフ・バラーティ(ヴァイオリン)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音:2014年8月、ハンガリー、ペーチ、コダーイ・センター


 CD28  56'37
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893)
   ピアノ三重奏曲  イ短調 Op.50「偉大な芸術家の思い出に」
    1. 第1楽章 ペッツォ・エレジアーコ:モデラート・アッサイ - アレグロ・ジュスト  18'26
    2. 第2楽章 主題と変奏:アンダンテ・コン・モート  18'16
    3. 第2楽章 最終変奏とコーダ  7'33
     セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
   悲しみの三重奏曲第1番ト短調
    4. レント・ルグブレ  13'16
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、ドミトリー・マフチン(ヴァイオリン)、
     アレクサンダー・クニャーゼフ(チェロ)
     録音:2017年6月26、27日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


 CD29  59'02
  フレデリック・ショパン (1810-1849)
   華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
    1. レント  8'21
     マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946)
   スペイン民謡組曲(チェロとピアノ編)
    2. ムーア人の織物  2'09/3. ナナ(子守歌)  2'09/4. カンシオン  1'31/
    5. ポロ  1'16/6. アストゥリアス地方の歌   2'17/7. ホタ  2'48
     クロード・ドビュッシー (1862-1918)
   チェロ・ソナタ
    8. プロローグ  3'51/9. セレナーデ  2'55/10. フィナーレ  3'23
     ベンジャミン・ブリテン (1913-1976)
   チェロ・ソナタ ハ長調
    11. ディアローゴ  6'05/12. スケルツォ・ピツィカート  2'16/
    13. エレジア  5'41/14. マルチャ  2'22/15. 無窮動  2'22
     ベーラ・バルトーク (1881-1945)
   ヴァイオリンとピアノのための第1狂詩曲(チェロ、ピアノ用編曲)
    16. 第1部 モデラート  4'03/17. 第2部 アレグレット・モデラート  5'04
     ティモラ・ロスラー(チェロ)、クラーラ・ヴュルツ  ピアノ
     録音:2001年5月29-30日、オランダ、デーフェンター、メノナイト教会


 CD30  62'20
  ギョルギ・リゲティ (1923-2006)
   ヴェレシュ歌曲集~シャーンドル・ヴェレシュの詩による3つの歌曲
    1. 第1曲「月の踊り」  0'51/2. 第2曲「果実の房」  2'13
    3. 第3曲「イカが大きな鳥と一緒にやってきた」  1'58
   5つの黄金の歌~ヤーノシュ・アラニーの詩による5つの歌曲
    4. 第1曲「いつわりの光」  1'42/5. 第2曲「最も美しい花」  1'49/
    6. 第3曲「静かな歌から」  0'55/7. 第4曲「隠れ家」  2'57/
    8. 第5曲「悪魔が徴税吏を連れ去った」  1'46
     ゾルターン・コダーイ (1882-1967)
   ハンガリー民謡集から 
    9. 「高い岩に」  4'04/10. 「鷹のような青春」  2'09/
    11. 「私はどこへ行くのか」  3'23/12. 「わが星よ、わが水先案内人よ」  2'55/
    13. 「ヘンルーダの花が咲いたら」  2'59
     ベーラ・バルトーク (1881-1945)
   8つのハンガリー民謡 BB 47
    14. 第1曲「黒い頭」  1'16/15. 第2曲「わが神よ、わが神よ」  1'19/
    16. 第3曲「女たちよ、女たちよ」  0'58/
    17. 第4曲「私の心には多くの悲しみがあります」  1'08/
    18. 第5曲「私が外に出かけると」  1'06/19. 第6曲「大森林の道を埋め尽くす」  1'20/
    20. 第7曲「仕事をしなければ」  1'39/21. 第8曲「雪が溶けていく」  1'01
   5つのハンガリー民謡 BB 97
    22. 第1曲「私は故郷を去りました」l  0'57/
    23. 第2曲「小船でティサ川を行く」  0'47/24. 第3曲「ギュラ庭園で」  1'00/
    25. 第4曲「小さなマルギッタ村はここから遠くない」  2'12/
    26. 第5曲「タールカー二のはずれまで歩いて」  0'43
   10のハンガリー民謡 BB 43 より
     27. 第1曲「ティサ川のこちら側と、ティサ川の向こう側」  2'01
    28. 第2曲「森、谷、藪」  1'48
    29. 第8曲「ねえ、私が兵士として連れて行かれたら」 1'26
    30. 第10曲「私の可愛い女の子」  0'31
   村の風景 BB 87
    31. 第1曲「干し草集め」  1'05/32. 第2曲「花嫁のところに」  1'18/
    33. 第3曲「結婚式」  2'39/34. 第4曲「子守唄」  3'53/
    35. 第5曲「独身最後のダンス」  1'51
     カタリン・カーロイ(メゾ・ソプラノ)、クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)
     録音: 2018年6月27、28日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


 CD31  56'51
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756–1791)
   ピアノ協奏曲第9番ト長調 K.271「ジュノム」
    1. 第1楽章 アレグロ  10'08/2. 第2楽章 アンダンティーノ  9'51/
    3. 第3楽章 ロンド:プレスト  9'34
   ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
    4. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ  14'20/5. 第2楽章 アンダンテ  6'02/
    6. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ  6'42
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、プリマ・ラ・ムジカ、ディルク・フェルムーレン(指揮)
     録音:2008年11月3日と4日、
      ベルギー、シント・アマンツベルク、ストゥーディオ・ストゥールボー


 CD32  68'49
  ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
   ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  16'13/2. 第2楽章 ラルゴ  9'42/
    3. 第3楽章 ロンド.アレグロ  9'13
   ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」 
    4. 第1楽章 グラーヴェ - アレグロ・ディ・モルト・エ・コン・ブリオ  8'35/
    5. 第2楽章 アダージョ・カンタービレ  5'19/6. 第3楽章 ロンド.アレグロ  4'14
   ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」 
    7. 第1楽章 アダージョ・ソステヌート  5'55/8. 第2楽章 アレグロ  2'16/
    9. 第3楽章 プレスト・アジタート  7'04
     クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団(トラック1-3)、
     ヴァハン・マルディロシアン(指揮/トラック1-3)
     録音:2020年、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(トラック4-9)、
      2023年10月19~20日、チェコ、パルドゥビツェ(トラック1~3)


 CD33  63'40
  セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18 
   1. 第1楽章 モデラート  10'10/2. 第2楽章 アダージョ・ソステヌート  11'06/
   3. 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド  11'30
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、ウクライナ国立交響楽団、ウラジミール・シレンコ(指揮)
    録音:2003年2月1日、オランダ、ブレダ劇場
  ロベルト・シューマン (1810-1856) :ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 
   4. 第1楽章 アレグロ・ア・エトゥオーゾ  14'59/
   5. 第2楽章 インテルメッツォ  5'16/6. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  10'28
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、
    アリー・ファン・ベーク(指揮)
    録音:2001年11月16日、ドイツ、ヘレフォルト、フィルハーモニー


 CD34  45'41
  ベーラ・バルトーク (1881–1945):ピアノ協奏曲第3番
   1. 第1楽章 アレグレット  7'20/2. 第2楽章 アダージョ・レリジョーゾ  9'35/
    3. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  6'48
  モーリス・ラヴェル (1875–1937):ピアノ協奏曲ト長調
   4. 第1楽章 アレグラメンテ  8'18/
   5. 第2楽章 アダージョ・アッサイ  9'18/6. 第3楽章 プレスト  3'59
    クラーラ・ヴュルツ(ピアノ)、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、
    セオドア・クーチャー(指揮)
    録音:2008年4月4~5日(バルトーク)、6月2~3日(ラヴェル)、
     チェコ、オストラヴァ・コンサートホール

 ピアノ曲、室内楽曲、協奏曲、歌曲を収録した多彩な内容

 モーツァルトのピアノ・ソナタ全集が世界的に売れたことでも知られるBrilliant Classicsの看板ピアニスト、クラーラ・ヴュルツの34枚組ボックス。ソロだけでなく協奏曲や室内楽でも活躍するヴュルツなので、34枚の収録内容も、ピアノ曲が約16枚、室内楽曲が約13枚、声楽曲が1枚、協奏曲が約4枚とほどよく分散した構成となっています。
  登場する作品の範囲はバロックから20世紀まで200年以上に及び、作曲家も、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、リスト、フランク、ブラームス、チャイコフスキー、ヤナーチェク、ドビュッシー、ラフマニノフ、ラヴェル、ファリャ、バルトーク、コダーイ、ブリテン、リゲティと国も時代も様々です。
  ブックレット(英語・12ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルとヴュルツが対談した解説などが掲載。

 1965年、ハンガリー人民共和国ブダペスト生まれ。父はグラフィック・アーティストで功労芸術家のアーダーム・ヴュルツ(1927-1994)、母は織物画家のクラーラ・ヴュルツネー(旧姓:センティルマイ)。
  5歳からイレン・サライ・マギャルネ夫人にピアノを習い始め、6歳から14歳まではハンガリー放送児童合唱団に所属してツアー・メンバー兼器楽ソリストとして各国でのコンサートに出演し、歌だけでなくピアノで間奏曲も演奏。10歳の時には72公演の日本ツアーに参加してもいます(日本での名前はハンガリー少年少女合唱団でした)。
  1979年、14歳になるとリスト・フェレンツ音楽大学の才能ある子どもたちのクラスで名教師のクラーラ・マーテーとジュジャンナ・エストーに師事。
  1982年、17歳からは、リスト・フェレンツ音楽大学ピアノ科で、ゾルタン・コチシュ(1952-2016)、ギョルギ・クルターグ(1926- )、パール・カドシャ(1903-1983)、フェレンツ・ラドシュ(1934-2025)らに師事。また、イギリスでアンドラーシュ・シフのマスタークラスを何度か受講しています。
  1985年にミラノのエットーレ・ポッツォーリ・ピアノ・コンクールで優勝し、1988年にはダブリン国際ピアノ・コンクールで入賞。
  1989年、リスト・フェレンツ音楽大学を優秀な成績で卒業。
  1990年、コロンビア・アーティスツと契約してアメリカに渡り38の州で100回以上のコンサートを実施。
  1990年、オランダのフローニンゲンに移住。同年、ヨアン・ベルクヘーマー(ヴァイオリン)、ナディア・ダーフィト(チェロ)とアムステルダム・ピアノ・トリオを結成。
  1996年、アムステルダムに転居。
  ソロのほか室内楽でも活動し、アムステルダム・ピアノ三重奏団も結成。2003年、ハイティンク指揮ボストン響とカーネギー・ホールでモーツァルトを演奏したほか、モーツァルト・イヤーの2006年にはザルツブルク音楽祭でモーツァルトのピアノ・ソナタを演奏。
  演奏活動のほか、ユトレヒト音楽院で教えてもいます。



 

96746
(2CD)
\2100
ブラームスの書いた5つの三重奏曲(ホルン三重奏曲、クラリネット三重奏曲、ピアノ三重奏曲)をすべて収録。
 ブラームス:三重奏曲全集

 CD1  76'45
  ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
   ホルン三重奏曲変ホ長調 Op.40 (1865)  28'52
    1. 第1楽章 アンダンテ  7'59
    2. 第2楽章 スケルツォ:アレグロ  7'08
    3. 第3楽章 アダージョ・メスト  7'30
    4. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・コン・ブリオ  6'15
   ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87 (1882)  28'26
    5. 第1楽章 アレグロ  9'03
    6. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート  8'12
    7. 第3楽章 スケルツォ:プレスト  5'00
    8. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・ジョコーゾ  6'11
   ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101 (1886)  19'19
    9. 第1楽章 アレグロ・エネルジコ  6'49
    10. 第2楽章 プレスト  3'22
    11. 第3楽章 アンダンテ・グラツィオーゾ  3'55
    12. 第4楽章 アレグロ・モルト  5'13

 CD2  59'46
  ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
   ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8 (1854/1889)  34'34
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ  14'05
    2. 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト  6'32
    3. 第3楽章 アダージョ  7'55
    4. 第4楽章 アレグロ  6'02
   クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114 (1891)  25'07
    5. 第1楽章 アレグロ  8'01
    6. 第2楽章 アダージョ  7'43
    7. 第3楽章 アンダンティーノ・グラツィオーゾ  4'43
    8. 第4楽章 アレグロ  4'40
グスタフ・トリオ
 フランチェスコ・コミッソ
  (ヴァイオリン)
 ダリオ・デステーファノ(チェロ)
 オーラフ・ヨーン・ラネーリ
  (ピアノ)
ロレンツォ・グッツォーニ
  (クラリネット)
ボシュティアン・リポヴシェク
  (ホルン)

 録音:2024年1月10~12日、イタリア、ヴェネツィア、RSMストゥディオ(Op.8、Op.87、Op.101)、2024年5月4~7日、イタリア、ヴェネト州、パドヴァ、エステ、ヴィッラ・アルブリッツィ(Op.40、Op.114)

 イントネーション重視系ブラームス演奏を優秀録音で

 
  ブラームスの室内楽は、規律重視の平板系の演奏だと渋めに聴こえがちですが、イントネーション重視系だと、情感豊かに聴こえたりするのがおもしろいところで、そのため古くからイタリア勢の演奏に人気がありました。
  今回登場するグスタフ・トリオの演奏もまさにイントネーション重視系ブラームス演奏の美点が示されたもので、全作品、実に豊かな表情で聴かせています。
  演奏のグスタフ・トリオはイタリアのグループで、クラリネットのグッツォーニもイタリア人。冒頭から濃密なホルンを聴かせるリポヴシェクはスロヴェニア人ですが、イタリアに隣接するスロヴェニアはイタリア語話者も多いですし、スロヴェニア語そのものがアクセントや長短大小を駆使する起伏の豊かな言語でもあります。
  ブックレット(英語・16ページ)には、音楽学者のウンベルト・ベルティによる解説が掲載 。



 

97411
(2CD)
\2100
テレマンの多彩な音楽を超絶技巧で演奏!
 テレマン:リコーダー室内楽曲集
エーリク・ボスフラーフ(リコーダー、指揮)
アンサンブル・コルデヴェント
 CD1  87'03
  ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681–1767)
   7声の協奏曲イ短調 TWV 44:42
    (2つのリコーダー、2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、通奏低音のための)  07'20
     1. アダージョ  1'20/2. アレグロ  2'02/
     3. アッフェットゥオーゾ  1'55/4. アレグロ  2'03
   「ターフェルムジーク」第2部~四重奏曲ニ短調 TWV 43:d1
    (リコーダー、2つのトラヴェルソ、通奏低音のための)  15'03
     5. アンダンテ  3'09/6. ヴィヴァーチェ  4'05/
     7. ラルゴ  3'15/8. アレグロ  4'34
   トリオ・ソナタ ヘ長調 TWV 42:F7 (2つのリコーダーと通奏低音のための) 07'06
    9. アッフェットゥオーゾ  2'05/10. アレグロ  1'41
    11. アダージョ  1'39/12. ヴィヴァーチェ  1'41
   「音楽練習帳」~トリオ・ソナタ ハ短調 TWV 42:c2
    (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  10'18
     13. ラルゴ  2'39/14. ヴィヴァーチェ  2'41/
     15. アンダンテ  1'51/16. アレグロ  3'07
   室内協奏曲ト短調 TWV 43:g3 (リコーダー、2つのヴァイオリン、通奏低音のための)  17'13
    17. (アレグロ)  5'06/18. シチリアーナ  6'51/19. ブーレ  0'58/
    20  メヌエット - トリオ - メヌエット・ダ・カーポ  4'18
   四重奏曲ト長調 TWV 43:G6 (リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための)  07'29
    21. アレグロ  2'32/22. グラーヴェ  2'17/23. アレグロ  2'40
   トリオ・ソナタ  ト短調 TWV 42:e8(移調) (2つのリコーダーと通奏低音のための)  05'43
    24. アッフェットゥオーゾ  1'24/25. ヴィヴァーチェ  1'35/
    26. アンダンテ  1'20/27. プレスト  1'24
   トリオ・ソナタ イ短調 TWV 42:a6 (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  08'40
    28. ラルゴ  2'20/29. アレグロ  1'30/
    30. カンタービレ  2'02/31. アレグロ  2'48
   トリオ・ソナタ(協奏曲)ヘ長調 TWV 42:F14 (リコーダー、ホルン、通奏低音のための)  07'19
    32. ヴィヴァーチェ  2'14/33. ルール  2'22/34. テンポ・ディ・メヌエット  2'43

 CD2  76'45
  ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681–1767)
   7声の協奏曲ヘ長調 TWV 44:41
    (2つのリコーダー、2つのオーボエ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)  07'31
     1. グラーヴェ  2'19/2. ヴィヴァーチェ  2'04/
     3. アダージョ  0'43/4. アレグロ  2'25
    四重奏曲 ト短調 TWV 43:g4 (リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)  08'31
    5. アレグロ  2'24/6. アダージョ  2'06/7. アレグロ  4'01
   トリオ・ソナタ ハ短調 TWV 42:c7 (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  06'38
    8. アダージョ  2'26/9. アレグロ  1'30/
    10. アダージョ  1'05/11. アレグロ  1'37
   四重奏曲(協奏曲)イ短調 TWV 43:a3
    (リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、通奏低音のための)  10'51
     12. アダージョ  3'07/13. アレグロ  1'48/
     14. アダージョ  1'42/15. ヴィヴァーチェ  4'14
   トリオ・ソナタ ホ短調 TWV 42:e6 (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  08'09
    16. アッフェットゥオーゾ  2'26/17. アレグロ  2'04/
    18. グラーヴェ  1'41/19. アレグロ  1'58
   「忠実な音楽の師」~序奏と3声の組曲ハ長調 TWV 42:C1
    (2つのリコーダーと通奏低音のための)  13'10
     序奏
      20. グラーヴェ - ヴィヴァーチェ  2'11/
      21. アンダンテ  1'27/22. ヴィヴァーチェ(ダ・カーポ)  1'21
     組曲
      23. クサンティッペ  1'42/24. ルクレティア.ラルゴ  2'17/25. コリンナ  0'45/
      26. クレリア.スピリトゥオーゾ  1'23/27. ディド.トリステ - ディスペラート  2'04
   トリオ・ソナタ ヘ長調 TWV 42:F9 (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  06'46
    28. アレグロ  2'00/29. アッフェットゥオーゾ  2'13/30. プレスト  2'33
   「音楽練習帳」~トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV 42:B4
    (リコーダー、オブリガート・チェンバロと通奏低音のための)  07'59
     31. ドルチェ  2'04/32. ヴィヴァーチェ  1'35/
     33. シチリアーナ  2'39/34. ヴィヴァーチェ  1'41
   トリオ・ソナタ  ヘ長調 TWV 42:F15 (リコーダー、オーボエ、通奏低音のための)  06'30
    35. ラルゴ  1'34 /36. アレグロ  1'45/37. ラルゴ  1'21/38. アレグロ  1'50

 録音:2022年7月13~16日(トリオ・ソナタ)、2023年10月9~13日(他の作品)、オランダ王国、ブルフム、十字架教会。

 超絶技巧と大胆な表現で知られるオランダのリコーダー奏者、エーリク・ボスフラーフ(ボスグラーフ)は、2006年に「アンサンブル・コルデヴェント」を設立し、協奏曲や室内楽で緊密な演奏がおこなえる環境を確保。このテレマン・セッションには計18名が参加し、3声から7声まで変化に富む音楽の流れを作り出しています。
  2枚組で163分収録された大容量なアルバムで、トリオ・ソナタを中心に、協奏曲、四重奏曲など収録。「忠実な音楽の師」からの組曲では、ソクラテスの妻クサンティッペなど女性の名前が各曲に付けられているのも面白いところです。
  ブックレット(英語&ドイツ語・20ページ)には、にボスフラーフよる解説が掲載。



 

97091
\1800
ヴェネツィア貴族だった
 ベネデット・マルチェッロ:6つのチェロ・ソナタ
レナート・クリスクオーロ(バロック・チェロ)
アルド・クリスクオーロ(チェンバロ)
 CD 44'16
  ベネデット・マルチェッロ 1686-1739:6つのチェロと通奏低音のためのソナタ
   ソナタ第1番ヘ長調
    1. 第1楽章 ラルゴ  2'36/2. 第2楽章 アレグロ  2'38 /
    3. 第3楽章 ラルゴ  0'54/4. 第4楽章 アレグロ  2'09
   ソナタ第2番ホ短調
    5. 第1楽章 アダージョ  1'40/6. 第2楽章 アレグロ  2'19/
    7. 第3楽章 ラルゴ  0'50/8. 第4楽章 アンダンテ  1'58
   ソナタ第3番イ短調
    9. 第1楽章 アダージョ  1'28/10. 第2楽章 アレグロ  2'38/
    11. 第3楽章 ラルゴ  1'49/12. 第4楽章 アレグロ  1'53
   ソナタ第4番ト短調
    13. 第1楽章 アダージョ  1'19/14. 第2楽章 アレグロ  2'36/
    15. 第3楽章 ロング  1'13/16. 第4楽章 アレグロ  1'26
   ソナタ第5番ハ長調
    17. 第1楽章 アダージョ  1'10/18. 第2楽章 アレグロ  2'39/
    19. 第3楽章 ラルゴ  0'50/20. 第4楽章 アレグロ  2'01
   ソナタ第6番ト長調
    21. 第1楽章 アダージョ  2'32/22. 第2楽章 アレグロ  2'09/
    23. 第3楽章 グラーヴェ  1'21/24. 第4楽章 アレグロ  1'55

 録音:2023年10月4~6日、イタリア、ウンブリア州、ペルージャ県、スペッロ、アドルフォ・ブロゴ研究センター

 ヴェネツィア貴族のチェロ・ソナタをバロック・チェロで演奏

 マルチェッロといえばオーボエ協奏曲の作曲者であるアレッサンドロが有名ですが、同じ兄弟でも、より本格的に作曲に取り組んでいたのは弟のベネデットの方でした。
 このアルバムでは、ヴィヴァルディにも影響を与えた可能性のあるベネデット・マルチェッロのチェロ・ソナタを、イタリアのバロック・チェロ奏者レナート・クリスクオーロが演奏。ブックレット(英語・8ページ)には、そのクリスクオーロによる解説が掲載されています。

 


 アントニオ・ロッティやフランチェスコ・ガスパリーニに音楽を師事。
 だが、父親に法学に没頭するよう言い付かっており政界入りする。1711年には四十人議会の議員になり、1730年にはポーラの施政官に任命されるが、イストリア地方の気候によって健康を害し、8年後にカメルレンゴの称号を得てブレーシャに隠退、同地にて他界した。


 

97496
\1800
17世紀イタリア、オペラやオラトリオで活躍した作曲家
 ジョヴァンニ・レグレンツィ:バレットとコレント集

 CD 42'27
  ジョヴァンニ・レグレンツィ 1626-1690
   バレットとコレント集 Op.16
    1. 第1のバレット  2'04/2. 第1のコレント  1'28/
    3. 第2のバレット  1'01/4. 第2のコレント  1'35/
    5. 第3のバレット  1'31/6. 第3のコレント  1'32/
    7. 第4のバレット  1'45/8. 第4のコレント  1'14/
    9. 第5のバレット  0'57/10. 第5のコレント  1'17/
    11. 第6のバレット  1'50/12. 第6のコレント  1'11/
    13. 第7のバレット  1'30/14. 第7のコレント  1'45/
    15. 第8のバレット  2'39/16. 第8のコレント  2'30/
    17. 第9のバレット  1'36/18. 第9のコレント  3'59
   5声のソナタ集 Op.8 より
    19. 第12番「ラ・マリノナ」 5'16
    20. 第11番「ラ・フガッツァ」 5'15
イル・トラッテニメント・アルモーニコ
 ニコラ・レニエーロ
  (指揮、チェンバロ)
 マッテオ・ロッジ(第1ヴァイオリン)
 アリアナ・ブランダリーゼ
  (第2ヴァイオリン)
 マルティナ・ペッテノン
  (アルト・ヴィオラ)
 ルーカ・ラッザリーニ
  (テノール・ヴィオラ)
 カテリーナ・コレッリ(チェロ)

 録音:2023年8月、イタリア、ヴェネト州、ヴィチェンツァ県、カステルゴンベルト、サン・クットベルト礼拝堂

 テノール・ヴィオラとアルト・ヴィオラも使用!

 レグレンツィは17世紀のイタリアでオペラやオラトリオで活躍した作曲家でしたが、器楽曲集も出版しており、ここでは初の全曲録音となる「バレットとコレント集」Op.16と、「5声のソナタ集」Op.8からの2曲を収録しています。
  2拍子のバレットと3拍子のコレントが交互に配置された18の小品から成る宮廷風の舞曲集で、最後のコレントのみシャコンヌ様式で書かれており、オスティナートに基づく13の変奏から成っています。
  作曲時期はわかっていませんが、ベルガモの大聖堂オルガニストで司祭だったレグレンツィは、30歳の時に台本作家のベンティヴォーリオ侯爵に誘われて、フェラーラの「アカデミア・デル・サント・スピリト」の楽長に転職しており、その団体が貴族が設立した音楽家の職能団体だったことから、宮廷風の作品には需要があったと考えられるため、フェラーラ時代に書かれたものかもしれません。組み合わせの「5声のソナタ集」Op.8からの2曲はフェラーラ時代に出版されたものですし。

  演奏はイタリアの古楽アンサンブル「イル・トラッテニメント・アルモーニコ」によるもので、ピッチの高かったヴェネツィア付近のバロック中期の音楽であることを考慮して「A=440Hz」を採用。
  なお、「イル・トラッテニメント・アルモーニコ」は、ウラニア・レーベルの「弦楽のためのソナタ集」でも「5声のソナタ集」Op.8からの2曲を録音していましたが、今回の演奏はイントネーションがさらに明確になっています。
  ブックレット(英語・8ページ)には、演奏のニコラ・レニエーロによる解説が掲載。



 

97006
\1800
ニュージーランドの絶景にインスパイアされたオーケストラ作品
ペーター・スハット(1935-2003):
 「デ・ヘーメル(天)」(12の交響的変奏曲) Op.37

  CD 44'03
   ペーター・スハット 1935-2003
    「天」(12の交響的変奏曲) Op.37 (1989-1990)
     1. 第1変奏 アレグロ・モデラート  1'39
     2. 第2変奏 アレグレット  4'02
     3. 第3変奏 レント・トランクイロ  2'29
     4. 第4変奏 ピウ・モッソ  3'11
     5. 第5変奏 ピウ・ラルゴ  4'15
     6. 第6変奏 アダージョ、モルト・トランクイロ  2'39
     7. 第7変奏 アレグロ・エネルジコ  2'03
     8. 第8変奏 ピウ・ヴィーヴォ  3'01
     9. 第9変奏 アダージョ - モデラート  4'45
     10. 第10変奏 アレグロ  4'21
     11. 第11変奏 アダージョ・モルト  5'29
     12. 第12変奏 レント - ピウ・アレグロ?- プレスト ?6'04
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)

 録音:1992年4月2~3日、オランダ、アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール(ライヴ)

 オランダの作曲家、ペーター・スハット(1935-2003)が1989年から1990年7月にかけて作曲したオーケストラ作品。スハットは若い頃には前衛を好んでいた時期もあったものの、当初から安易な前衛は音符の官僚主義やマニエリスム、意味不明な状態に陥りやすいという見方も表明していました。この作品が書かれた頃には「クロマティック調性」という概念に基づく「トーン・クロック」理論を提唱しており、ここでも非常に多様な響きを追及しています。
  「デ・ヘーメル(天)」作曲のきっかけとなったのは、1989年10月にスハットがニュージーランドのオヒワ海岸を訪れた際、海、砂浜、太陽と昼、月と夜、そして天空の光景に圧倒され陶酔したことでした。
  スハットは「早朝から午後、夕焼けと夜、そして新たな日の出に至るまで、太陽、月、風、雲という空の動きに触発されて」作曲し、すでに「海(ドビュッシー)」と「大地の歌(マーラー)」が存在しているので、次は「天」の番だと思ったとも述べています。
  12の交響的変奏曲と書かれていますが、通常の主題とその変奏というスタイルではなく、冒頭の主要動機群の音階的要素と和声的要素が変容するというもので、スハット自身は「主題を探す変奏曲集」であるとしています。
  音源はリッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による演奏をライヴ収録したもので、音質は優秀。オランダのNMクラシックス・レーベルのライセンス発売です。
  ブックレット(英語&オランダ語・12ページ)には、音楽学者でジャーナリストのミハエル・ファン・エーケレンによる英語での解説と、音楽家のエーリク・フォールマンスによるオランダ語の解説が掲載。



 

96874
\1800
ヴィオラの音を満喫
 ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー、グラズノフ作品集


 CD 69'14
  ドミトリー・ショスタコーヴィチ 1906-1975
   「馬あぶ」 Op.97より5つの小品
    (編曲:ワジム・ボリソフスキー 1900-1972)  17'10
     1. 情景  2'24/2. 間奏曲  5'14/
     3. 手廻しオルガンのワルツ  2'00/
     4. 民衆の祭日  2'53/5. ロマンス  4'39

  イーゴリ・ストラヴィンスキー 1882-1971
   ヴィオラとピアノのためのイタリア組曲(1933年)  17'11
    6. 序奏  2'09/7. セレナータ  3'04/
    8. タランテラ  2'27/9. ガヴォットと2つの変奏  3'40/
    10. スケルツィーノ  1'22/
    11. ミヌエットとフィナーレ  4'29

  アレクサンドル・グラズノフ 1865-1936
   エレジー Op.44
    12. アレグレット  5'09

  ドミトリー・ショスタコーヴィチ 1906-1975
   ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.147  28'54
    13. モデラート  9'28/14. アレグレット  7'07/
    15. アダージョ  12'19
デュオ・フォネ
 レオナルド・ターイオ(ヴィオラ)
 ソフィア・アディノルフィ(ピアノ)

 録音:2023年10月29~30日、11月20~22日、イタリア共和国、ロンバルディア州、ブレーシャ、カヴァッリ・ムジカ・カストレッツァーノ、アウディトリウム「ネグリ」

 ロシア帝国に生まれた作曲家の作品を集めたヴィオラ・アルバムで、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタと、「馬あぶ」抜粋、ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」、グラズノフのエレジーを収録。
  一般的な意味でのロシア的な作品はグラズノフのエレジーのみ。ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタは自作やベートーヴェン、ベルク、チャイコフスキーなど多くの引用を含む謎めいた曲調で、「馬あぶ」はイタリアの革命話の映画音楽、ストラヴィンスキーのイタリア組曲はイタリア音楽の編曲という具合で、変化に富む内容となっています。
  演奏はイタリアの若手「デュオ・フォネ」によるもので、「馬あぶ」冒頭の「情景」から実に表情が豊かで重音部分も見事。録音も優秀です。
  ブックレット(英語&イタリア語・12ページ)には、演奏のレオナルド・ターイオによる解説が掲載。



 

97553
\1800
ワインベルク:歌曲集
 ポーランド語とイディッシュ語の歌曲
ヨアンナ・クリソフスカ(ソプラノ)
カタジナ・ノイゲバウエル(ピアノ)
 CD  65'10
  ミェチスワフ・ヴァインベルク (1919-1960)
   ユダヤの歌(子供の歌) Op.13 (1943) (イディッシュ語)  11'26
    詩:イツホク・レイブ・ペレツ (1851-1915)
     1. 第1曲 はじめに  1'19/2. 第2曲 小さなパン  0'59/
     3. 第3曲 子守歌  1'43/4. 第4曲 狩人  1'35/5. 第5曲 小さな緑の丘  1'46/
     6. 第6曲 孤児の小さな手紙  3'14/7. 第7曲 おわりに  0'50
   アカシア Op.4 (1940) (ポーランド語)  8'31
    詩:ユリアン・トゥヴィム(1894-1953)
     8. 第1曲 あなたには言えない  1'41/9. 第2曲 アカシア  1'26/
     10. 第3曲 また来たか‛&  1'31/11. 第4曲 夕べ  1'16/
     12 第5曲 もしも  1'03/13. 第6曲 歌  1'34
   3つの歌 Op.22 (1945) (ポーランド語)  7'37
    詩:アダム・ミツキェヴィチ(1798-1855)
     14. 第1曲 思い出  2'23/15. 第2曲 涙が流れて‛&  1'58/
     16. 第3曲 広大で澄んだ水面  3'16
   古い手紙 Op.77 (1962) (ポーランド語)  23'56
    詩:ユリアン・トゥヴィム(1894-1953)
     17. 第1曲 老人たち  1'46/18. 第2曲 時計が鳴る  2'46/
     19. 第3曲 イザク・コンの死を悼むバラード  5'53/20. 第4曲 老女たちのワルツ  2'58/
     21. 第5曲 愛の手紙  3'43/22. 第6曲 いフランスのバラード  3'15/
     23. 第7曲 ローレライ  1'29/24. 第8曲 最後の手紙  2'06
   ユダヤの歌 Op.17 (1944) (イディッシュ語)  12'28
    詩:シュムエル・ハルキン(1897-1960)
     25. 第1曲 赤い兵士  1'58/26. 第2曲 母親  1'34/27. 第3曲 新年の歌  1'59/
     28. 第4曲 愛する人へ  2'02/29. 第5曲 深い墓、赤い兵士  3'23/30. 第6曲 赤い兵士  1'32

 録音:2024年3~5月、ポーランド共和国、ドルヌィ・シロンスク県、ヴァウブジフ、フィルハルモニア・スデツカ

 ミンスク、タシケント、モスクワで書かれたポーランド語とイディッシュ語の歌曲

 ショスタコーヴィチの友人としても知られるワインベルク(ヴァインベルグ、ヴァインベルク、ワインベルグとも)の歌曲アルバム。比較的親しみやすい作風の曲を数多く書いたワインベルクは、1943年から半世紀以上モスクワで暮らし同地で亡くなっています。
  ワインベルクは歌曲約150曲のほか、オペラ7曲、交響曲22曲、室内交響曲4曲、協奏曲8曲、弦楽四重奏曲17曲、器楽曲多数、映画音楽多数などを作曲して数々の栄誉にも浴していました。
  このアルバムでは、ドイツ軍がポーランドに侵攻した際、ワインベルクが1人でソ連のミンスクに逃れたときに、気を紛らわすために書いたポーランド語の「アカシア」と、そのミンスクにもドイツ軍が迫ったため、ウズベキスタンのタシケントに疎開した際にイディッシュ語の詩に付曲した「ユダヤの歌(子供の歌)」、そしてショスタコーヴィチの尽力でモスクワに移住した後に書いたイディッシュ語の「ユダヤの歌」と、ポーランド語の「3つの歌」、およびポーランド語の「古い手紙」を収録しています。
  ソプラノのクリソフスカは古楽でも活動する歌手で、すっきりした美声によってワインベルクの魅力を伝えています。



 

97428
\1800
アルメニアの作曲家
 ババジャニアン:
  ヴァイオリン・ソナタ、ピアノ三重奏曲、エレジー

  CD 56'19
   アルノ・ババジャニアン (1921-1983)
    ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ロ短調 (1959)
     1. 第1楽章 グラーヴェ -
      アレグロ・エネルジコ - アンダンテ  11'38
     2. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート -
      プレスト  7'11
     3. 第3楽章 アレグロ・リゾルート -
       ラルゴ - アンダンテ・ソステヌート  8'19
    ピアノ独奏のためのエレジー (1978)
     4. モデラート・カンタービレ 3'45
    ピアノ三重奏曲  嬰ヘ短調 (1952)
     5. 第1楽章 ラルゴ - アレグロ・モデラート  10'50
     6. 第2楽章 アンダンテ  7'39
     7. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ  6'43
イーゴリ・ルハーゼ(ヴァイオリン)
イェローン・デン・ヘルダー(チェロ)
ヴィタル・スタヒエヴィチ(ピアノ)

 録音:2021年12月21~22日、オランダ、ザーンダム、ムジークハーフェン

 20世紀に旋律美を追求したアルメニアの作曲家による作品集

 アルメニアの作曲家でピアニストのババジャニアンは、旋律創造の才能に恵まれ、クラシック音楽だけでなくポピュラー音楽にも曲を提供し、1973年には第3回東京音楽祭(The 3rd Tokyo Music Festival International Contest)で「作曲賞」を受賞してもいました(アゼルバイジャンのムスリム・マゴマエフの歌う「観覧車」によって)。
  ババジャニアンの作風は、ハチャトゥリアンやラフマニノフ、プロコフィエフの世界にも連なる親しみやすいもので、背景にはアルメニアの民俗音楽や民謡の豊かな伝統があり、シリアスな作品でも随所に旋律美や情熱があふれ出すのが素晴らしいところです。
  演奏のルハーゼ、ヘルダー、スタヒエヴィチは、そうしたババジャニアンの率直な芸風に耽美的なまでのサウンドで迫っており、ヴァイオリン・ソナタ、エレジー、ピアノ三重奏曲のすべてで美しい演奏を聴かせています。
  ブックレット(英語・12ページ)には、音楽学者でジャーナリストのオルガ・デ・コルトによる解説が掲載。ブックレット表紙は、ピアノに向かった時のババジャニアンを彫刻にしたもので、恩師イグムノフ譲りのヴィルトゥオーゾ・スタイルで人気を博していたババジャニアンの姿を示しています。



 

97328
\1800
ブラジル民俗音楽とクラシックのネオ・ロマンティックな融合
 ゲーハ=ペイシェ:ヴァイオリン・ソナタ集

 CD  49'52
  セーザル・ゲーハ=ペイシェ (1914-1993)
   ヴァイオリン・ソナタ第1番 (1951)
    1. 第1楽章 アレグロ・モデラート  2'31
    2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート  5'15
    3. 第3楽章 アレグロ  9'24
   ヴァイオリン・ソナタ第2番 (1978)
    4. 第1楽章 アレグロ・コモド  7'57
    5. 第2楽章 レチタティーヴォ  5'17
    6. 第3楽章 スケルツォーゾ  4'18
   3つの小品 (1957)
    7. 第1曲 アレグレット・モデラート -
     バイヨン・ジェ・ヴィオラ  2'59
    8. 第2曲 アンダンティーノ - ヘーレ・ジェ・デフント  5'01
    9. 第3曲 アレグレット - トーケ・ジェージェ  1'09
   ムジカ (1944)
    10. ラルゴ  2'22/11. アレグロ  3'11
ルーカス・マルチンス(ヴァイオリン)
エルベル・フェルナンジェス(ピアノ)

 録音:2023年3月12~15日、アメリカ、ネヴァダ州、ラス・ヴェガス、ネヴァダ大学、ドクター・アルトゥーロ・ランドー・グリロット・ホール

 
 ブラジルの作曲家、セーザル・ゲーハ=ペイシェ(1914-1993)は、ポルトガル移民の息子として避暑地ペトロポリスで誕生(タリアフェロの生地)。アマチュア音楽家だった父は音楽教育を重視し、ゲーハ=ペイシェはギター、マンドリン、ピアノ、ヴァイオリンを就学前に学び、地元のサンタ・セシリア音楽学校に進んでからはヴァイオリンを専攻。卒業後はリオデジャネイロ国立音楽院でヴァイオリンと和声、室内楽を修め、ブラジル音楽院で作曲を学んでいます。
  民俗音楽の宝庫でもあるブラジルに育ったゲーハ=ペイシェは、対位法から十二音までさまざまな技法を駆使した作品で注目され、九重奏曲はシェルヘンが各地でとりあげたりもしましたが、やがて民俗音楽の本格的な収集を始めてクラシック音楽への取り込みを狙った作品を書くようになります。
  このアルバムに収録された作品の作曲時期は1944年から1978年までと幅広く、十二音風な小品「ムジカ」から民俗音楽と融合したヴァイオリン・ソナタ第2番まで。ゲーハ=ペイシェの作風の変遷も追いかけられるようになっています。
  演奏はブラジルの中堅奏者2人によるもので、音の良い小ホールにつややかに鳴り響くヴァイオリンの美音と、バランスの良いピアノの音が優れた品質で収録されています。
  ブックレット(英語・8ページ)には、演奏の2人による解説が掲載。



 

96677
\1800
ブラジル出身の有名ギタリスト
 バーデン・パウエル:ギターのためのソングブック

 CD  54'54
  バーデン・パウエル (1937-2000):「ソングブック」より
   1. 慰め  2'27/2. 名もなきワルツ  2'59/
   3. ジュサラの子守唄  3'12/4. 小さなワルツ  2'33/
   5. 愛だけのために  2'35/6. 不眠  3'24/
   7. それは愛に違いない  2'45/8. 想い  5'19/
   9. カーニバルの朝(原曲:ルイズ・ボンファ)  3'41/
   10. 幸せな時間  4'26/11. ブラジルの肖像  4'42/
   12. 最後の港(II)  2'24/13. 9時の子守唄  2'28/
   14. 本気  3'36/15. 終点  2'09/16. 空っぽの町  2'53/
   17. 心への前奏曲  1'16/18. チャラ  1'54
アンドレア・モナルダ(ギター)

 録音:2024年5月、イタリア、プーリア州、ターラント、サン・ジョルジョ・イオーニコ、パーフェクト・ウェーヴ・ストゥーディオ

 バーデン・パウエルの名曲の数々をリフレッシュ

 バーデン・パウエル(1937-2000)は、ブラジル出身の有名ギタリスト兼作曲家で、本名をポルトガル語読みするとバーデン・パウエウ・ジ・アッキーノ(姓がジ・アッキーノ)となります。バーデン・パウエルは、クラシック音楽の技術とブラジル音楽やジャズの諸要素をシームレスに融合させたスタイルで知られ、ドイツの出版社トーノスが3巻で出版した「ソングブック」は、ブラジル音楽を探求するギタリストにとってかけがえのない存在でもあります。
  「ソングブック」に含まれる作品には、サンバ、ボサノバ、ショーロ、アフロ=ブラジリアン・リズムといった要素が聴こえる一方で、複雑なメロディーや革新的なハーモニーも認められます。
  イタリアのギタリスト、アンドレア・モナルダは、「ソングブック」から18曲を選んで熱意のある演奏を展開。解釈が比較的自由な背景には、トーノスの出版譜がバーデン・パウエルの録音を転写したものなので(ポピュラーでは一般的な手法)、演奏者による解釈の余地には大きなものがあると判断されたからでしょう。
  ブックレット(英語、イタリア語・12ページ)には、音楽学者で作曲家のジョヴァンニ・グアッチェロによる解説が掲載。



 

90028
(LP  42'08)
\3900
アストル・ピアソラ:92丁目通り
 LP発売!  42'08
  SIDE 1A  21'40
   アストル・ピアソラ (1921-1992)
    1. 92丁目通り  5'22/2. 精神病  2'44/
    3. カランブレ  2'50/
    4. イマジネス 676  676. 3'34/
    5. スアビダード  2'34/6. ジャンヌとポール  4'12
  SIDE 1B  20'28
   アストル・ピアソラ (1921-1992)
     1. 苦悩  4'53/2. メイド・イン・USA  3'27/
    3. 最後の嘆き  3'17/4. フィエヴレ  2'51/
    5. フラカナパ  3'41/6. セ・テルミーノ  1'59
ピエルカルロ・サッコ
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、編曲)
アンドレア・ディエチ(ギター、編曲)

 録音:2017年6月17、18日、イタリア、ロンバルディア州、ヴァレーゼ県、ゴルラ・ミノーレ、コッレジョ・ロトンディ、無原罪懐胎礼拝堂

 ヴァイオリンとギターの編曲で聴く哀愁のピアソラ

 アストル・ピアソラ(1921-1992)はアルゼンチンで最も有名な作曲家。イタリア移民3世としてブエノスアイレス州のマル・デル・プラタに生まれたピアソラは3歳の時に家族とニューヨークに移住して育ち、音楽のレッスンも受けてバンドネオン演奏も習いましたが、当初演奏していたのはクラシックでした。しかし13歳でガルデルと出会ってからはアルゼンチン愛が芽生えてタンゴを演奏するようになり、16歳になるとアルゼンチンに戻ってタンゴ楽団で演奏しながらヒナステラのレッスンを受けて作曲技術を習得。 33歳の時にはパリでブーランジェに師事しますが、彼女は最終的にピアソラにタンゴの作曲をするよう説得。やがてピアソラはジャズの要素なども取り込んで、伝統的なタンゴ・ミュージシャンと対立しながら独自のタンゴを作曲するようになり、世界的な成功を収めることになります。
  このLPにはCDで発売されていた14曲のうち12曲が収められています。



 






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