95132
(9CD)
\5000
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14歳までピアノが弾けず、
15歳でいきなりベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏した
鬼才ジョヴァンニ・ベルッチ
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
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ジョヴァンニ・ベルッチ(ピアノ) |
CD1 80'03
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827):ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調
Op.2-1 22'21
1. 第1楽章 アレグロ 3'59/2. 第2楽章
アダージョ 6'18/
3. 第3楽章 メヌエット:アレグレット 5'08/4.
第4楽章 プレスティッシモ 6'56
ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2 28'05
5. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
7'23
6. 第2楽章 ラルゴ・アパッショナート
10'35
7. 第3楽章 スケルツォ:アレグレット
3'17
8. 第4楽章 ロンド:グラツィオーゾ
6'50
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3 29'08
9. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
11'16
10. 第2楽章 アダージョ 9'11
11. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ
3'37
12. 第4楽章 アレグロ・アッサイ 5'04
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム
CD2 79'42
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827):
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
31'55
1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ
10'03
2. 第2楽章 ラルゴ・エ・コン・グラン・エスプレッショーネ
8'52
3. 第3楽章 アレグロ 5'51
4. 第4楽章 ロンド:ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ
7'09
ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
8'54
5. 第1楽章 アンダンテ 5'02/6. 第2楽章
ロンド:アレグロ 3'52
ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
8'39
7. 第1楽章 アレグロ、マ・ノン・トロッポ
5'13
8. 第2楽章 テンポ・ディ・メヌエット
3'26
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1 15'32
9. 第1楽章 アレグロ 7'46/10. 第2楽章
アレグレット 4'24
11. 第3楽章 ロンド:アレグロ・コモド
3'22
ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
14'07
12. 第1楽章 アレグロ 6'20/13. 第2楽章
アンダンテ 4'28
14. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・アッサイ
3'19
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム
CD3 79'59
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
20'35
1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ
6'21
2. 第2楽章 アダージョ・モルト 9'32
3. 第3楽章 フィナーレ: プレスティッシモ
4'42
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
14'29
4. 第1楽章 アレグロ 6 '09/5. 第2楽章
アレグレット 4'35/
6. 第3楽章 プレスト 3'45
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
24'01
7. 第1楽章 プレスト 6'34/8. 第2楽章
ラルゴ・エ・メスト 10'24
9. 第3楽章 メヌエット:アレグロ
2'58/10. 第4楽章 ロンド:アレグロ 4'05
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
20'27
11. 第1楽章 グラーヴェ – アレグロ・ディ・モルト・エ・コン・ブリオ
9'45/
12. 第2楽章 アダージョ・カンタービレ
5'40/13. 第3楽章 ロンド:アレグロ 5'02
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2013年4月、9月、2014年1月、7月。
フランス、シャトールー、フランツ・リスト・オーディトリアム
CD4 79'30
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
25'53
1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
5'55/
2. 第2楽章 アダージョ・コン・モルタ・エスプレッショーネ
9'35/
3. 第3楽章 メヌエット 3'44/4.
第4楽章 ロンド:アレグレット 6'39
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26「葬送」
22'34
5. 第1楽章 アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ
8'44
6. 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト
2'55
7. 第3楽章 マルチャ・フネブレ・スッラ・モルテ・ドゥン・エロエ
8'04
8. 第4楽章 アレグロ 2'51
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
15'56
9. 第1楽章 アンダンテ – アレグロ
4'46
10. 第2楽章 アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
1'42
11. 第3楽章 アダージョ・コン・エスプレッショーネ
3'40
12. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
5'48
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
14'41
13. 第1楽章 アダージョ・ソステヌート
5'47/
14. 第2楽章 アレグレット 3'10/15.
第3楽章 プレスト・アジタート 5'44
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2017年2月、5月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク
CD5 77'10
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1
24'20
1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
5'01
2. 第2楽章 アダージョ・グラツィオーゾ
12'49
3. 第3楽章 ロンド:アレグレット
6'30
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
21'25
4. 第1楽章 ラルゴ – アレグロ
6'07/5. 第2楽章 アダージョ 7'25/
6. 第3楽章 アレグレット 7'53
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3「狩り」
20'13
7. 第1楽章 アレグロ 6'40
8. 第2楽章 スケルツォ:アレグレット・ヴィヴァーチェ
4'09
9. 第3楽章 メヌエット: モデラート・エ・グラツィオーゾ
5'08
10. 第4楽章 プレスト・コン・フオコ
4'16
ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
10'46
11. 第1楽章 テンポ・ドゥン・メヌエット
5'37/12. 第2楽章 アレグレット 5'09
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2018年1月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク
CD6 73'49
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28「田園」
17'48
1. 第1楽章 アレグロ 2'41/2. 第2楽章
アンダンテ 7'04/
3. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ
2'41/
4. 第4楽章 ロンド:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
5'22
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
23'05
5. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
8'41
6. 第2楽章 イントロ:アダージョ・モルト
4'48
7. 第3楽章 ロンド:アレグレット・モデラート
– プレスティシモ 9'36
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
26'05
8. 第1楽章 アレグロ・アッサイ 10'37
9. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
6'55
10. 第3楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
– プレスト 8'33
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2018年9月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク
CD7 51'48
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78
10'55
1. 第1楽章 アダージョ・カンタービレ
– アレグロ・マ・ノン・トロッポ 8'08
2. 第2楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
2'47
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79「ソナチネ」
9'59
3. 第1楽章 プレスト・アッラ・テデスカ
4'56/4. 第2楽章 アンダンテ 2'45/
5. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
2'18
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
16'24
6. 第1楽章 アダージョ – アレグロ
6'56
7. 第2楽章 アンダンテ エスプレッシーヴォ
3'57
8. 第3楽章 アチッシマメンテ 5'31
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
14'20
9. 第1楽章 生き生きと、そしていつも感情と表現をもって
6'56
10. 第2楽章 速すぎず、そして十分に歌うように
7'24
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2021年11 月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク
CD8 73'28
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
21'41
1. 第1楽章 アレグレット、マ・ノン・トロッポ
4'57/
2. 第2楽章 ヴィヴァーチェ・アッラ・マルチャ
6'12/
3. 第3楽章 アダージョ、マ・ノン・トロッポ
2'48/4. 第4楽章 アレグロ 7'44
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
51'41
5. 第1楽章 アレグロ 11'19
6. 第2楽章 スケルツォ:アッサイ・ヴィヴァーチェ
3'09
7. 第3楽章 アダージョ・ソステヌート
24'37
8. 第4楽章 ラルゴ – アレグロ・リゾルート
12'36
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2023年5月。サル・ドゥ・ミュージック、ラ・ショー・ド・フォン、スイス
CD9 67'40
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
19’12
1. 第1楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ
3'30
2. 第2楽章 プレスティッシモ 2'37
3. 第3楽章 アンダンテ・モルト・カンタービレ
13'05
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
21’33
4. 第1楽章 モデラート カンタービレ
7'08
5. 第2楽章 アレグロ・モルト 2'13
6. 第3楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
12'12
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
26’46
7. 第1楽章 マエストーゾ 9'29/8.
第2楽章 アリエッタ 17'17
ジョヴァンニ・ベルッチ (ピアノ)
録音:2024年3月。スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジク |
36ページのブックレットは読みごたえある内容
ベルマンも認めたヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ジョヴァンニ・ベルッチによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が完成。ベルッチはLontanoレーベルでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集と交響曲全集を2005年に制作開始していたものの、3枚発売した時点でレーベルが解散となり頓挫していたので、Brilliant
Classicsが2013年にピアノ・ソナタ全集と交響曲全集を新たに制作開始したのは朗報でした。
第1集 (3枚組)が2017年、第2集 (3枚組)が2020年に発売され、今回はそこに第24番以降の9曲を加えて全集化しています
(交響曲全集は2022年に発売)。
ブックレット (英語・36ページ)には、ベルッチ本人による解説が掲載。文学からの引用
(シェイクスピア、ゲーテ、プルースト、トーマス・マン、マルキ・ド・サド、ヘルティ)や、哲学からの引用
(ベルクソン、シオラン、ジャンケレヴィチ)など交えながらベートーヴェンのピアノ・ソナタについて自由気ままに述べたものです。

イタリアが生んだ現代の鬼才ピアニスト、ジョヴァンニ・ベルッチのベートーヴェン集。
1965年、イタリアのローマで生まれたジョヴァンニ・ベルッチは、14歳までピアノが弾けなかったものの、突如として神懸った才能に目覚め、15歳でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏できるようになったという奇跡的なエピソードの持ち主。
さらには16歳でリストの「死の舞踏」を弾いてデビューを果たし、ロシアの大巨匠ラザール・ベルマンに認められ弟子入りしたというのだから、まるで映画か小説か。
しかしどんなにエピソードがすごくても実力が伴わなければファンはついてこない。しかしこの人の実力と才能はほんもの。

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97410
(4CD)
\2900
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シューマン:重唱曲全集
CD1 56'01
ロベルト・シューマン (1810-1856)
4つの二重唱 Op.34 14’06
1. 「愛の庭 (2, 4) 4’35/2.
「恋人のセレナーデ (2, 4) 2'31/
3. 「窓の下で (2, 4) 2'00/4.
「家族の肖像画 (2, 4) 5'00
3つの二重唱 Op.43 6'44
5. 「もし私が小鳥だったら」 (2,
3) 1'41
6. 「秋の歌」 (2, 3) 2’21
7. 「美しい小さな花」 (2, 3)
2'42
ロマンスとバラード Op.64 10'56
8. 「兵士の花嫁」 (2) 2'35/
9. 「見捨てられた娘」 (2) 2'04/10.
「悲劇 I」 (4) 1'26/
11. 「悲劇 II」 (2) 2'12/12.
「悲劇 III」 (2, 4) 2'39
4つの二重唱 Op.78 13'24
13. 「踊りの歌」 (2, 4) 2'45/14.
「彼と彼女」 (2, 4) 3'59/
15. 「あなたを想う」 (2, 4) 3'16/16.
「子守唄」 (2, 4) 3'24
少女たちの歌 Op.103 6'57
17. 「5月の歌」 (2, 3) 1'13/18.
「春の歌」 (2, 3) 2'01
19. 「ナイチンゲールに寄せて」 (2,
3) 1'11/
20. 「夕星に寄せて」 (2, 3) 2'32
夏の安らぎ H/K WoO 7
21. (2, 3) 3'33
CD2 69'24
ロベルト・シューマン (1810-1856)
エマヌエル・ガイベルによる3つの詩 Op.29
8'29
1. 「田舎の歌」 (1, 3) 2'22/2.
「歌曲」 (1, 2, 3) 2'43/
3. 「ジプシーの生活」 (1, 2, 3,
4, 5, 7) 3'24
3人の女声のための3つの歌 Op.114 6'21
4. 「哀悼歌」 (1, 2, 3) 2'29/
5. 「八行詩」 (1, 2, 3) 1'37/6.
「格言」 (1, 2, 3) 2'15
スペイン歌曲集 Op.74 31'12
7. 「最初の出会い」 (1, 3) 2'03/
8. 「間奏曲」 (4, 5) 1'35/9.
「恋の病」 (1, 3) 3'03/
10. 「夜に」 (1, 4) 5'36/
11. 「知られてしまう」 (1, 2, 3,
4, 5) 2'48/
12. 「憂鬱」 (1) 2'43/13. 「告白」
(4) 2'31/
14. 「知らせ」 (1, 3) 4'38/
15. 「私は愛されている」 (1, 3,
4, 5) 4'07/
16. 「密輸人」 (5) 2'08
スペインの愛の歌 Op.138 23'02
17. 前奏曲 (6) 1'49
18. 歌曲「心の奥底に苦しみをかかえて」
(1) 2'31
19. 歌曲「おお、なんて愛らしい娘」
(4) 2'20
20. 二重唱「私を花で覆って」 (1,
3) 2'36
21. ロマンツェ「豊かなエブロ川の流れよ」
(5) 3'03
22. 間奏曲 (6) 1'39
23. 歌曲「あの子があんなに怒るとは」
(4) 1'51
24. 歌曲「山々は高くそびえ立っている」
(3) 2'41
25. 二重唱曲「少女は青い目をしている」
(4, 5) 2'06
26. 四重唱曲「盲いた目の暗い輝き」
(1, 3, 4, 5) 2'26
CD3 63’13
ロベルト・シューマン (1810-1856)
12の詩 Op.37 (ロベルトとクララの合作)
35'37
1. ロベルト:「天は一粒の涙を流した」
(1, 3) 2:34
2. クララ:「あの人はやってくる」
(1) 2:33
3. ロベルト:「おお、紳士諸君」 (1)
1:03
4. クララ:「あなたは美を愛するか?」
(1) 2:29
5. ロベルト:「我が身に吸い込んだ」
(4) 2'38
6. ロベルト:
「愛しい人よ、何が私たちを引き離せるだろうか?」
(1, 4) 2'55
7. ロベルト:「春の祭りは美しい」
(1 4) 1'12
8. ロベルト:「翼よ!翼よ!」 (4)
3'56
9. ロベルト:「バラよ、海よ、そして太陽よ」
(4) 6'00
10. ロベルト:
「おお、太陽よ、おお、海よ、おお、バラよ!」
(4) 4'51
11. クララ:「なぜ他人に尋ねようとするのか?」
(1) 2'28
12. ロベルト:「太陽が輝くように」
(1, 4) 2'58
ミンネの歌 Op.101 27'22
13. 歌曲「私の優しく喜びに満ちた歌声が」
(4) 4'00
14. 歌「愛しい人よ、あなたの言葉は私の心を去る」
(1) 1'55
15. 二重唱曲「私はあなたの木だ。ああ、庭師よ」
(3, 5) 4'05
16. 歌曲「私の愛しい星よ!」 (4)
2'51
17. 四重唱曲「春の祭りは美しい」
(1, 3, 4, 5) 4'20
18. 歌曲「友よ、私の隠れ家、私の守り手よ!」
(1) 4'07
19. 二重唱曲「私たちがあなたに送る何千もの挨拶」
(1, 4) 2'00
20. 四重唱曲「太陽が輝くように」
(1, 3, 4, 5) 4'04
CD4 61’48
ロベルト・シューマン (1810-1856)若者のための歌曲集
Op.79 61'48
1. 「夕星」(4) 2'16/2. 「蝶」(1)
0'51/
3. 「春の知らせ」(1) 1'13/4. 「春の挨拶」(4)2'00/
5. 「怠け者の天国から」(4)2'07/6.
「日曜日」(5) 2'18/
7. 「ジプシーの歌 I」(2) 1'01/8.
「ジプシーの歌 II」(2) 1'52/
9. 「山の少年の歌」(2) 2'49/10.
「五月の歌」(2, 3) 1'28/
11. 「小さなフクロウ」(2) 2'28/12.
「外へ出よう!」(2) 1'48/
13. 「眠りの精」(1)2'10/14. 「テントウムシ」(2)1'54/
15. 「孤児」(5) 2'11/16. 「幸せ」(1,
2) 0'59/
17. 「クリスマスの歌」(1, 2, 3)2'07/18.
「歩く鐘」(5)3'08/
19. 「春の歌」(1, 2) 3'08/20. 「春の到来」(3)
1'36/
21. 「ツバメたち」(2, 3) 1'24/22.
「子供を見守る」(3) 1'27/
23. 「羊飼いの別れ」(5)2'28/24.
「春だ」(1) 1'30/
25. 「紡ぎ歌」(1, 2, 3) 1'53/26.
「子供による狩人の歌」(4) 1'31/
27. 「雪の鈴」(1) 1'49/28. 「塔守リュンコイスの歌」(4)
5'38/
29. 「ミニョン」(1) 4'35
ヴァレンティーナ・ヴァレンテ (ソプラノ/1)、
エリザベッタ・ロンバルディ (メゾソプラノ/2)、
エリザベッタ・パッルッキ (コントラルト/3)、
マーク・ミルホーファー (テノール)/4)、
マウロ・ボルジョーニ (バリトン/5)、
フィリッポ・ファリネッリ (ピアノ)、
フィリッポ・ファリネッリ、
ダニエラ・スカレッティ (ピアノ連弾/6)、
マリア・イエッリ (ソプラノ/7)、
マッテオ・メンカレッリ (テノール/7)、
クォン・ヒョクウ (バス/7)、
ラウラ・マンチーニ (パーカッション/7)
録音:2023~2025年、
イタリア、ペルージャ、ミュージック・カヴェルン |
ヴァレンテ
ロンバルディ
パッルッキ
ミルホーファー
ボルジョーニ
ファリネッリ、他 |
にぎやかで素朴なシューマンの別な世界
シューマンの重唱曲を含む作品のコレクション。イタリアを拠点に活動する歌手たちによるアンサンブルを、ピアニストのフィリッポ・ファリネッリがサポートしています。シューマンの歌曲は、ドイツ歌曲の豊かな遺産の頂点として定評がありますが、重唱曲はあまり知られていないので手軽な全集の登場は歓迎されるところです。独唱曲と違ってにぎやかで日常的で親しみやすい雰囲気のものが多いのも特徴です。
ブックレット (英語・24ページ)には、音楽学者のビアンカ・マリア・アントリーニによる解説などが掲載(歌詞無し)。

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96168
(3CD)
\2500
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カルダーラ:チェロ・ソナタ全集 |
CD1 61'23
アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
チェロ・ソナタ第1番イ長調 7'31
1. 第1楽章 アンダンテ 1'35/2.
第2楽章 アレグロ 2'01/
3. 第3楽章 ラルゲット 2'15/4.
第4楽章 アレグロ 1'40
チェロ・ソナタ第2番ニ長調 12'11
5. 第1楽章 アレグロ 5'35/6. 第2楽章
ラルゴ 4'16/
7. 第3楽章 アレグロ 2'20
チェロ・ソナタ第3番 ロ長調 10'05
8. 第1楽章 ラルゴ 2'14/9. 第2楽章
アレグロ 1'43/
10. 第3楽章 アリア・アンダンテ
3'00/
11. 第4楽章 アレグロ・アッサイ
3'08
チェロ・ソナタ第4番ニ短調 10'14
12. 第1楽章 アレグロ 2'39/13.
第2楽章 ラルゴ 3'50/
14. 第3楽章 アレグロ・アッサイ
3'45
チェロ・ソナタ第5番ヘ長調 10'07
15. 第1楽章 アダージョ 2'06/16.
第2楽章 アレグロ 2'13/
17. 第3楽章 アリア・ラルゴ 2'40/
18. 第4楽章 アレグロ・スティル・ディ・メヌエット
3'08
チェロ・ソナタ第6番イ短調 11'04
19. 第1楽章 アレグロ 3'13/20.
第2楽章 ラルゴ 2'13/
21. 第3楽章 アレグロ・アッサイ
3'37/
22. 第4楽章 アリア・アレグロ 2'01
CD2 63'03
アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
チェロ・ソナタ第7番ハ短調 9'07
1. 第1楽章 ラルゴ 2'20/2. 第2楽章
アレグロ 1'50/
3. 第3楽章 アダージョ 2'14/4.
第4楽章 アレグロ 2'43
レツィオーネ 43
5. 1'38
チェロ・ソナタ第8番変ホ長調 8'49
6. 第1楽章 ラルゴ 2'30/7. 第2楽章
アレグロ 1'53/
8. 第3楽章 アダージョ 1'45/
9. 第4楽章 アレグロ・エ・スピリトーソ
2'41
チェロ・ソナタ第9番ト長調 9'58
10. 第1楽章 アレグロ 3'05/11.
第2楽章 アダージョ 2'04/
12. 第3楽章 アレグロ・エ・ヴィヴァーチェ
1'53/
13. 第4楽章 アレグロ 2'56
レツィオーネ 23
14. 1'21
チェロ・ソナタ第10番ホ短調 8'48
15. 第1楽章 アレグロ・アッサイ
2'45/16. 第2楽章 ラルゴ 1'31/
17. 第3楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ
4'32
チェロ・ソナタ第11番ト短調 12'03
18. 第1楽章 アンダンテ 2'19/
19. 第2楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ
3'29/
20. 第3楽章 ラルゲット 3'20/
21. 第4楽章 アレグロ・アッサイ
2'55
レツィオーネ 1
22. 1'49
チェロ・ソナタ第12番ニ短調 9'19
23. 第1楽章 アレグロ 2'46/24.
第2楽章 アレグロ 3'02/
25. 第3楽章 ラルゴ 2'01/26. 第4楽章
アレグロ 1'30
CD3 51'22
アントニオ・カルダーラ (1670-1736)
チェロ・ソナタ第13番ヘ短調 8'00
1. 第1楽章 プレスト 1'45/
2. 第2楽章 ラルゴ 2'20/3. 第3楽章
アレグロ 1'41/
4. 第4楽章 アレグレット・スティル・ディ・メヌエット
2'14
チェロ・ソナタ第14番イ短調 10'54
5. 第1楽章 ラルゴ 2'42/6. 第2楽章
アレグロ 2'38/
7. 第3楽章 アリア・ラルゲット 3'03/
8. 第4楽章 アレグロ・エ・スピリトーゾ
2'31
チェロ・ソナタ第15番イ長調 9'43
9. 第1楽章 ラルゴ 2'47/10. 第2楽章
アレグロ 2'40/
11. 第3楽章 アリア・ノン・モルト・アレグロ
1'38/
12. 第4楽章 アレグロ 2'38
チェロ・ソナタ第16番ト長調 8'14
13. 第1楽章 アダージョ 2'20/14.
第2楽章 アレグロ 2'30/
15. 第3楽章 ラルゴ 1'50/16. 第4楽章
アレグロ 1'34
シンフォニア ニ長調 5'46
17. 第1楽章 アダージョ 2'27/18.
第2楽章 アレグロ 1'19/
19. 第3楽章 グラーヴェ 1'15/20.
第4楽章 プレスト 0'45
協奏曲 ニ短調 8'32
21. 第1楽章 アレグロ 2'47/
22. 第2楽章 ラルゲット 2'27/
23. 第3楽章 アレグロ・アッサイ
3'18 |
フランチェスコ・
ガッリジョーニ(チェロ)
ラルテ・デラルコ
(古楽器アンサンブル)
フランチェスコ・
ガッリジョーニ
(チェロ)
フェデリコ・グリエルモ
(ヴァイオリン/
協奏曲)
アレッシア・パッツァーリア
(ヴァイオリン/協奏曲)
パオロ・ズッケリ
(ヴィオローネ)
ロベルト・ロレッジャン
(オルガン) |
ウィーン宮廷で長く活躍したカルダーラの傑作
録音:2020年6月29日~7月1日 (CD1)、2023年6月26日~28日
(CD2)、2024年1月17日~19日 (CD3)。イタリア、パドヴァ、カルチェリ・デステ修道院。
バロック後期の作曲家、アントニオ・カルダーラ(1670-1736)はヴェネツィアに生まれ、サン・マルコ寺院の聖歌隊員として修業したのち、すぐにヨーロッパ各地に活移動範囲を広げ、マントヴァの宮廷、バルセロナの宮廷、ローマ、そして最終的にはウィーンの宮廷で長く活躍することになります。カルダーラは、コレッリの伝統を受け継ぐ器楽作品、宗教音楽、オペラなど、膨大な作品を残しました。
「チェロと通奏低音のためのソナタ」は、後期バロック様式からギャラント様式への移行を象徴する作品。4楽章構成のソナタは教会ソナタの伝統を踏襲し、緩やかなテンポの叙情的なカンタービレと速いテンポの技巧的なパッセージが交互にあらわれ、チェロの俊敏さと温かみのある音色を際立たせています。
演奏はイタリアのバロック・チェロ奏者、フランチェスコ・ガッリジョーニが独奏を受け持ち、おなじみの古楽器アンサンブル「ラルテ・デラルコ」のメンバーと共演しています。
ブックレット (英語・8ページ)には、バロック・チェロ奏者で音楽学者のマルク・ファンスヘーウワイクによる解説などが掲載。

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96288
(2CD)
\2100
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ブクステフーデ:トリオ・ソナタ Op.1 &
Op.2
CD1 65'23
ディートリヒ・ブクステフーデ (1637-1707)
7つのトリオ・ソナタ Op.1
トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.1-1 BuxWV
252 10'16
1. ヴィヴァーチェ – レント
2'25
2. アレグロ – アダージョ
3'07
3. アンダンテ 1'52
4. グラーヴェ – プレスト
2'52
トリオ・ソナタ ト長調 Op.1-2 BuxWV
253 8'07
5. レント – ヴィヴァーチェ
3'24
6. アダージョ – アレグロ
1'35
7. ラルゴ – アリオーゾ 3'08
トリオ・ソナタ イ短調 Op.1-3 BuxWV
254 10'53
8. アダージョ 2'10/9. アレグロ
1'55/
10. レント – ヴィヴァーチェ
3'33/
11. ラルゴ – プレスト –
アダージョ 3'15
トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.1-4 BuxWV
255 8'47
12. ヴィヴァーチェ – アレグロ
5'11
13. レント – アレグロ 3'36
トリオ・ソナタ ハ長調 Op.1-5 BuxWV
256 9'40
14. ヴィヴァーチェ 1'38
15. ヴィオリーノ・ソロ – アレグロ
2'17
16. ラルゴ – アレグロ 2'53
17. アダージョ – アレグロ
2'52
トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-6 BuxWV
257 10'27
18. グラーヴェ – アレグロ
2'36
19. コン・ディスクレティオーネ –
アダージョ 2'57
20. ヴィヴァーチェ – (コン・ディスクレティオーネ)
アダージョ 1'54
21. ポコ・プレスト – ポコ・アダージョ
– プレスト – レント 3'00
トリオ・ソナタ ホ短調 Op.1-7 BuxWV
258 7'00
22. アレグロ – ラルゴ 2'41
23. プレスト – ヴィヴァーチェ
– アダージョ 2'12
24. ポコ・プレスト – レント
– プレスティシモ 2'07
CD2 72'47
ディートリヒ・ブクステフーデ (1637-1707)
7つのトリオ・ソナタ Op.2
トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.2-1 BuxWV
259 9'15
1. アレグロ 1'17/2. アダージョ
– アレグロ 2'29/
3. グラーヴェ 1'59/
4. ヴィヴァーチェ – レント
1'21/
5. ポコ・アダージョ – プレスト
2'09
トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2-2 BuxWV
260 13'15
6. アダージョ – アレグロ
– ラルゴ 3'51/
7. アリエッタ 7'01/8. ラルゴ
– ヴィヴァーチェ 2'23
トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-3 BuxWV
261 12'20
9. ヴィヴァーチェ – レント
2'58/
10. アレグロ – レント 1'32/11.
アンダンテ 4'19/
12. グラーヴェ – ジーグ
3'31
トリオ・ソナタ ハ短調 Op.2-4 BuxWV
262 8'45
13. ポコ・アダージョ 1'30
14. アレグロ – レント 2'23
15. 3/4 – ヴィヴァーチェ
4'52
トリオ・ソナタ イ長調 Op.2-5 BuxWV
263 10'05
16. アレグロ 1'00
17. ヴァイオリーノ・ソロ –
コンシタート 3'35
18. アダージョ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ
1'14
19. アレグロ – アダージョ
1'37
20. 6/4 – ポコ・プレスト
2'39
トリオ・ソナタ ホ長調 Op.2-6 BuxWV
264 9'20
21. グラーヴェ – ヴィヴァーチェ
3'27
22. アダージョ – ポコ・プレスト
– レント 3'59
23. アレグロ 1'54
トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.2-7 BuxWV
265 9'33
24. アダージョ – 4/4 3'33
25. レント – ヴィヴァーチェ
2'48
26. ラルゴ – アレグロ 3'12 |
ヴァレリオ・ロジート
(ヴァイオリン)
ベッティーナ・ホフマン
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シモーネ・ステッラ
(チェンバロ) |
ブクステフーデのエキスパートによる自在な演奏
使用楽器
ヴァイオリン:ピエール・ロレンツォ・ヴァンジェリスティ
(フィレンツェ、1741年)
バス・ガンバ:フランソワ・ボダル製作ニコラ・ベルトラ・モデル
(パリ、1700年頃)
テノール・ガンバ (Op.2-1):カリオン・ルテリー製作パウル・ヒルツ・モデル
(ニュルンベルク、1656年)
チェンバロ:ジム・ホール製作アンリ・エムシュ・モデル
(パリ、1761年)
録音:2022年4月1日~3日、10日~17日、イタリア、フィレンツェ、ステラ・レコーディング・スタジオ
ブクステフーデの室内楽代表作、トリオ・ソナタ集は、イタリアから伝わった「スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)」の技法が投影された傑作。ハンブルクで出版されたこれらのソナタ集には、計14曲のソナタが収められており、緩やかなテンポと速いテンポ、即興的かつ対位法的なテクスチャが交互に現れ、目を見張るようなオスティナートの変奏が旋律を聴き手の意識に刻み込みます。各楽器の機知に富んだソロや対話、軽快なシンコペーション、そして時折、奇妙で旋律的な和声へと展開するその表現は実に幅が広く、Op.1-6ではニ短調の暗黒と絶望の領域へと踏み込んでもいます。
先に発売されたブクステフーデ・コレクション(17CD)では、アンサンブル・ファンタスティクスが正統的で完成度の高い演奏を聴かせていましたが、こちらはより自由でエモーショナルな演奏となっており、アルバム冒頭からずいぶん印象が異なります。
ブックレット (英語・16ページ)には、演奏のシモーネ・ステッラによるブクステフーデ情報と作品解説などが掲載。ブクステフーデのエキスパートならではの詳細な解説です。

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97230
(2CD)
\2100
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ジョン・スタンリー:ヴォランタリー集 |
ピエトロ・デッレ・キアイエ (オルガン) |
CD1 82'28
ジョン・スタンリー (1712-1786)
10のヴォランタリー Op.6
ヴォランタリー ニ短調 Op.6-1 6'05
1. 第1楽章 シチリアーノ 1'40/2.
第2楽章 アンダンテ 4'25
ヴォランタリー イ短調 Op.6-2 5'02
3. 第1楽章 アンダンテ 1'50/4.
第2楽章 アレグロ 3'12
ヴォランタリー ト短調 Op.6-3 5'13
5. 第1楽章 アダージョ 1'29/6.
第2楽章 アレグロ 3'44
ヴォランタリー ヘ長調 Op.6-4 4'53
7. 第1楽章 アダージョ 1'16/8.
第2楽章 アンダンテ 3'37
ヴォランタリー ニ短調 Op.6-5 8'00
9. 第1楽章 アダージョ 2'02/10.
第2楽章 アンダンテ・ラルゴ 1'38/
11. 第3楽章 モデラート 4'20
ヴォランタリー ニ長調 Op.6-6 6'33
12. 第1楽章 アダージョ 1'06/13.
第2楽章 アンダンテ 1'31/
14. 第3楽章 アダージョ 1'19/15.
第4楽章 アレグロ モデラート 2'37
ヴォランタリー ト長調 Op.6-7 4'01
16. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ
1'52/17. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ
2'09
ヴォランタリー イ短調 Op.6-8 3'24
18. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ
1'21/19. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ
2'03
ヴォランタリー ホ短調 Op.6-9 4'23
20. 第1楽章 (プレリュード)アダージョ
1'38/21. 第2楽章 (フーガ)アンダンテ
2'45
ヴォランタリー ト短調 Op.6-10 4'46
22. 第1楽章 (プレリュード)グレイブ
1'32/23. 第2楽章 (フーガ)アンダンテ
4'14
ジョン・スタンリー (1712-1786)
10のヴォランタリー Op.5
ヴォランタリー ハ長調 Op.5-1 8'25
24. 第1楽章 アダージョ 1'40/25.
第2楽章 アンダンテ 2'25/
26. 第3楽章 スロー 1'12/27. 第4楽章
アレグロ 3'08
ヴォランタリー ニ短調 Op.5-2 4'37
28. 第1楽章 スロー 2'08/29. 第2楽章
アレグロ 2'29
ヴォランタリー ト長調 Op.5-3 5'37
30. 第1楽章 アダージョ 1'52/31.
第2楽章 アレグロ 3'45
ヴォランタリー ホ短調 Op.5-4 4'55
32. 第1楽章 アダージョ 1'22/33.
第2楽章 アレグロ 3'33
ヴォランタリー ニ長調 Op.5-5 5'16
34. 第1楽章 スロー 2'08/35. 第2楽章
アレグロ 3'08
CD2 79'24
ヴォランタリー ニ短調 Op.5-6 4'47
1. 第1楽章 アダージョ 1'35/2. 第2楽章
アレグロ 3'12
ヴォランタリー ト短調 Op.5-7 4'05
3. 第1楽章 アダージョ 1'25/4. 第2楽章
アレグロ 2'40
ヴォランタリー ニ短調 Op.5-8 7'59
5. 第1楽章 アレグロ 2'25/6. 第2楽章
アダージョ 1'56/
7. 第3楽章 アレグロ 3'38
ヴォランタリー ト短調 Op.5-9 5'34
8. 第1楽章 (プレリュード)ラルゴ
2'06/9. 第2楽章 (フーガ)アレグロ 3'28
ヴォランタリー イ短調 Op.5-10 5'07
10. 第1楽章 (プレリュード)アダージョ
1'45/11. 第2楽章 (フーガ)アレグロ 3'22
ジョン・スタンリー (1712-1786)/10のヴォランタリー
Op.7
ヴォランタリー イ長調 Op.7-1 5'58
12. 第1楽章 アダージョ 2'34/13.
第2楽章 アレグロ 3'24
ヴォランタリー ハ長調 Op.7-2 4'12
14. 第1楽章 アダージョ 1'32/15.
第2楽章 (テンポ指示なし)2'40
ヴォランタリー ニ短調 Op.7-3 5'10
16. 第1楽章 アダージョ 1'34/17.
第2楽章 アレグロ 3'36
ヴォランタリー ニ短調 Op.7-4 9'02
18. 第1楽章 アダージョ 2'42/19.
第2楽章 アンダンテ 6'20
ヴォランタリー ニ長調 Op.7-5 4'36
20. 第1楽章 アダージョ 2'10/21.
第2楽章 ヴィヴァーチェ 2'26
ヴォランタリー ヘ長調 Op.7-6 3'59
22. 第1楽章 アンダンテ 1'13/23.
第2楽章 ヴィヴァーチェ 2'46
ヴォランタリー ホ短調 Op.7-7 4'32
24. 第1楽章 アダージョ 2'14/25.
第2楽章 (テンポ指示なし) 2'18
ヴォランタリー イ短調 Op.7-8 6'31
26. 第1楽章 アンダンテ・スタッカート・アレグロ
3'30/27. 第2楽章 フーガ 3'01
ヴォランタリー ト長調 Op.7-9 3'44
28. 第1楽章 (前奏曲)ラルゴ・スタッカート
1'01
29. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ
2'43
ヴォランタリー ヘ長調 Op.7-10 3'48
30. 第1楽章 (前奏曲)ラルゴ・スタッカート
1'05
31. 第2楽章 (フーガ)ヴィヴァーチェ
2'43 |
英国教会の礼拝を彩ったオルガン曲たち
使用楽器:インゾーリ・ボニッツィ・オルガン
録音:2024年6月10日~12日、イタリア、ラツィオ州、ロッカ・マッシマ、聖ミカエル大天使教会
2歳の時に事故で失明したスタンリーは、9歳からロンドンのオール・ハローズ教会でオルガンを演奏し、11歳で同教会オルガニスト職を得ていたほか、14歳でロンドン、ホルボーンのセント・アンドリュー教会のオルガニストに抜擢され、17歳でオックスフォード大学の音楽学士号を史上最年少で取得。22歳でロンドン、インナー・テンプル協会の教会オルガニストに就任し、以後、亡くなるまで52年間に渡って在職。
典礼を主な職務とする教会音楽家として、ジョン・スタンリーは毎週日曜日の礼拝音楽の伴奏をすることと、礼拝のさまざまな時点でヴォランタリーを演奏することを求められました。ヴォランタリーとは主に即興で演奏される楽曲で、スタンリーの職務は、第一朗読の前に導入部とソロ・パートのための1つか2つの楽章を演奏することと、礼拝の最後に導入部とフーガを演奏することでした。スタンリーの即興演奏は大変素晴らしかったと伝えられており、日曜日には、ハノーヴァー・スクエアのセント・ジョージ教会に通っていたヘンデル本人が、教会を早退してテンプル教会に駆けつけ、スタンリーの演奏を聴くこともあったのだとか。
レコーディングに使用された楽器は、ローマ近郊の山中にあるロッカ・マッシマ村の聖ミカエル大天使教会に2000年に設置されたオルガンで、ピッチはA=440Hz。
ブックレット (英語・12ページ)には、鍵盤楽器と管楽器に精通したマルチ古楽奏者、ロメオ・チュッファによる解説などが掲載。

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97481
(2CD)
\2100
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アンドレイ・シクラ作品集
CD1 63'35
アンドレイ・シクラ (1773-1850)
「魔弾の射手」のモティーフによる大幻想曲
1. 13'39
前奏曲 ニ長調
2. 1'03
練習曲 ニ短調
3. 1'02
前奏曲 ニ短調
4. 0'47
前奏曲 ニ短調 第2版
5. 2'50
前奏曲「お気に入り」
6. 4'01
サヴォワ風ロンド
7. 4'48
ロシア民謡「平らな谷間に」による変奏曲
8. 8'16
ロシア民謡
「思い出してください、愛しい人よ、あなたの昔の恋人を」
による変奏曲
9. 5'02
ロシア民謡「哀れな木の枝」による変奏曲
10. 5'54
フェルナンド・ソル (1778-1839) :
6つの変奏曲 Op.20 (編曲:アンドレイ・シクラ)
11. 序奏、主題と変奏 12'50
ヴラジーミル・モルコフ (1801-1864):「燃えよ、燃えよ」
12. 2'55
CD2 62'14
イグナツ・プレイエル (1757-1831)
2つのヴァイオリンのための二重奏曲 ヘ長調
Op.23-4より
(2つのギターのための編曲:アンドレイ・シクラ)
1. アレグロ 5'03/2. ロンド
3'30
アンドレイ・シクラ (1773-1850):フンメルの主題による変奏曲
3. 5'18
ニコライ・チトフ (1800-1875):
ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
4. 「歌手」 4'43/5. 「タリスマン
(御守り)」 4'59
ニコライ・デヴィツテ (1811-1844):
ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
6. 「ランパーダ」 4'47
アレクセイ・プレシェエフ (1825-1893):
ロマンス集より (編曲:アンドレイ・シクラ)
7. 「恋人への憧れ」 6'12
アレクセイ・チトフ (1769-1827):
歌劇「ヤム、または郵便局」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
8. アリア「心の中であなたを抱きしめて」
5'47
アンドレイ・シクラ (1773-1850):ポロネーズ
9. 5'42
ダニエル・シュタイベルト (1765-1823):
歌劇「ロミオとジュリエット」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
10. 「少女たちの合唱」 5'02
ジョアキーノ・ロッシーニ (1792-1868):
歌劇「タンクレーディ」より (編曲:アンドレイ・シクラ)
11. アリア「こんなに胸騒ぎが」
4'42
ピエール・ロード (1774-1830):
ヴァイオリン協奏曲第1番より (編曲:アンドレイ・シクラ)
12. ポロネーズ 6'02 |
アイヌル・ベグートフ (ギター)
ユリア・ジガンシナ
(歌/CD2 トラック4~7)
アンナ・ハルドルスドッティル
(歌/CD2 トラック8)
アシヤ・ガリエーワ
(ヴァイオリン/
CD2 トラック9~12)
ヴァレリー・クセノフォントフ
(ギター/CD2 トラック1~2) |
7弦ロシア・ギターの祖による「魔弾の射手」ほか
録音:ロシア、カザン、シベリアン・トラクト・スタジオ、
低音弦を追加した7弦仕様で知られるロシア・ギターを開発し、その普及に尽力したアンドレイ・シクラ(1773–1850)は、1773年にポーランド・リトアニア共和国のヴィリニュスに誕生。最初は、ギター、ハープ、ヴァイオリン、ピアノ、トルバン(≒高音弦つきアーチリュート)を演奏する音楽家として活動していましたが、やがて7弦ギターを考案し、作曲・編曲も数多くおこなって専用レパートリーも開発。
1795年にヴィリニュスがロシア帝国に編入されるとモスクワに移住し、ギター専門の学校を設立して多くの生徒に教え、ギター・コンソートのほか、ヴァイオリンなども交えたアンサンブルや歌との共演でも人気を博します。また、教育と演奏活動のほか、ギターのための練習曲や作品の楽譜、理論と実践の本も出版したほか、1802年には「7弦ギター・ジャーナル」の刊行も開始するなどその活動は非常に精力的で、ギター人気が一気に高まって行くことになります。
しかし、1812年にナポレオン軍がモスクワに迫った際、ロシア軍がモスクワ焦土作戦をおこなうのを機にサンクトペテルブルクに転居し、38年後に同地で亡くなるまでモスクワと同様の活動でギター人気を高めています。
この2枚組アルバムでは、そうしたシクラの多様な活動を楽しめる構成になっており、「魔弾の射手」のモティーフによる大幻想曲からロシアの歌の編曲まで盛り沢山な内容となっています。
演奏は、オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の歌でもおなじみのカザンの町を拠点に活動する音楽家アイヌル・ベグートフを中心としたもので、レコーディングもカザンでおこなわれています。モスクワの東約700kmに位置する人口約130万人の多民族都市です。
ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のアイヌル・ベグートフによる解説などが掲載。

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97532
(2CD)
\2100
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ガエターノ&ジュゼッペ・ドニゼッティ:クラリネット室内作品集
CD1 66'57
ジュゼッペ・ドニゼッティ(1788-1856)
「戦い」(軍楽のための → クラリネットとピアノ用に編曲)
1. アレグレット-アレグレット-アレグロ-アレグロ-
アンダンテ マエストーゾ-アレグレット-
アレグロ・フィナーレ 16'40
ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)
「我らは主をたたえ」
(ソプラノ、クラリネットとオーケストラ
またはピアノのためのアリア)
2. 10'41
「急流から」
(ソプラノ、テナー、2本のクラリネットと
オーケストラまたはピアノのための二重奏曲)
3. 4'24
「世の罪を除きたもう主よ」
(テノール、クラリネット、オルガン
またはピアノのためのアリア)
4. 9'48
エルネスト・カヴァッリーニ (1807-1874)
ドニゼッティ「愛の妙薬」からの変奏曲
(クラリネットとピアノのための)
5. 14'16
ドメニコ・ミルコ (1820-1866)
ドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」第1幕の
「無理強いはしないで」の主題による協奏曲
6. 10'47
CD2 45'30
ジュゼッペ・ドニゼッティ (1788-1856):
2つのクラリネットのためのソナタ
1. 第1楽章 アレグロ・モデラート
5'17
2. 第2楽章 アダージョ 3'04
3. 第3楽章 ロンド・アレグレット
4'05
ガエターノ・ドニゼッティ (1797-1848):練習曲
4. 第1番 (ソロ・クラリネットのための)
4'13
5. 第2番 (クラリネットとバス・クラリネットのための)4'31
歌劇「ポリウート」より (クラリネットとピアノのための編曲)
6. 「パオリーナとセヴェーロのカヴァティーナ」
3'36
歌劇「ベリザーリオ」より (クラリネットとピアノのための編曲)
7. 「アリア」 0'51
カンツォネッタ「夜がいざなう」
(ソプラノ、オブリガート・クラリネットとピアノのための)
8. 4'56
ラルゲット
(2つのフルート、バセットホルン、
2つのホルン、ファゴットのための)
9. 3'52
「ランメルモールのルチア」より六重奏曲
10. 2'20
ソナタ (オーボエまたはクラリネットとピアノのための)
11. アンダンテ - アレグロ 8'19 |
イタリアン・クラシカル・コンソート
ルイージ・マジストレッリ
(クラリネット、バセットホルン)
ラウラ・マジストレッリ
(クラリネット)
ファウスト・サレーディ
(バス・クラリネット)
クラウディア・ブラッコ (ピアノ)
アルベルト・マラッツィ
(ピアノ/
CD1 トラック2、4)
エレナ・チェッコーニ (フルート)
アレッシア・カリファノ (フルート)
ジョエーレ・コッラード (ホルン)
ファビオ・ポンツェレッティ (ホルン)
パオロ・ビアジーニ (ファゴット)
マルゲリータ・トマージ
(ソプラノ/
CD1 トラック2, 3, CD2 トラック8)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ
(テノール/CD1 トラック4) |
クラリネットが描くドニゼッティ兄弟の豊かな楽想
録音:2023年9月。イタリア、ロンバルディア州、チェザーノ・マデルノ、ヴィッラ・ボッロメーオ。ロンバルディア州、サント・ステファノ・ティチーノ
(CD2 トラック9)
ベルカント・オペラ作曲家として有名なドニゼッティはオペラ以外の作品も数多く書いており、ここでは編曲含む器楽曲約28分と声楽と管楽器のための曲を約30分収録。
また、ドニゼッティの9歳年長の兄ジュゼッペは管楽器と軍楽の分野に秀でており、オーストリア軍の軍楽隊で6年監督を務めた後、オスマン帝国のスルタンに請われて25年に渡って軍楽隊を育成して成功を収め、コンスタンティノープルで亡くなっています。このアルバムでは、「戦い」と2つのクラリネットのためのソナタ、合わせて約29分収録。
ほかにドニゼッティのオペラの名旋律による同時代作曲家の変奏曲と協奏曲、合わせて約25分収録しています。
演奏はクラリネットの珍しいレパートリーを熱心に紹介するマジストレッリ率いるイタリアン・クラシカル・コンソートによるもので、112分に渡って心地よく楽しめます。
ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のルイージ・マジストレッリによる解説などが掲載。

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アントニオ・ドゥーニ:6つのソナタ
CD 64'39
アントニオ・ドゥーニ (1700-1766)
6つのソナタ Op.2
(フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための)
フルート・ソナタ Op.2-1 12'20
1. 第1楽章 ラルゴ 2'14
2. 第2楽章 アレグロ・マ・ノン・プレスト
3'12
3. 第3楽章 ラルゴ 2'28
4. 第4楽章 タンブーラン・アン・ロンドー
4'26
フルート・ソナタ Op.2-2 9'09
5. 第1楽章 ラルゴ 1'51
6. 第2楽章 アレグロ 3'35
7. 第3楽章 ラルゴ 1'59
8. 第4楽章 アレグロ 1'44
フルート・ソナタ Op.2-3 11'57
9. 第1楽章 アレグロ・ラルゴ・エ・ドルチェ
3'35
10. 第2楽章 アレグロ 3'51
11. 第3楽章 ラルゴ 1'35
12. 第4楽章 ロンド・ミヌール 2'56
ヴァイオリン・ソナタ Op.2-4 10'37
13. 第1楽章 ラルゴ 2'06
14. 第2楽章 アレグロ 3'47
15. 第3楽章 レント 1'45
16. 第4楽章 アレグロ 2'59
ヴァイオリン・ソナタ Op.2-5 10'03
17. 第1楽章 ラルゴ 2'12
18. 第2楽章 ノン・モルト・アレグロ・エ・スタッカート
3'11
19. 第3楽章 ラルゴ 1'42
20. 第4楽章 メヌエ・エ・ロンドー
2'58
ヴァイオリン・ソナタ Op.2-6 10'29
21. 第1楽章 ラルゴ 1'40
22. 第2楽章 アレグロ 3'32
23. 第3楽章 アダージョ 2'27
24. 第4楽章 アレグロ・メヌエ・アン・ロンドー
2'50 |
ドゥーニ・アンサンブ
(古楽器アンサンブル)
ドゥーニ・アンサンブル
ナタリア・ボネッロ
(バロック・フルート)
ヴィンチェンツォ・ビアンコ
(バロック・ヴァイオリン)
レオナルド・マッサ
(バロック・チェロ)
クラウディア・ディ・ロレンツォ
(チェンバロ) |
マドリードとモスクワで活躍したイタリア人作曲家のソナタ集
録音:2023年5月。イタリア、バジリカータ州、マテーラ、サンミケーレ・ディ・バーリ、アウディオノヴァ・ストゥーディオ、ミュージック・スイーテ
マドリードを長く拠点とし、モスクワでも8年間働いたバロック後期の作曲家、アントニオ・ドゥーニ(1700-1766)
は、南イタリアのマテーラ大聖堂聖歌隊指揮者の息子。弟のエジディオ(1709-1775)はパリで成功したオペラ作曲家で、その弟のエマヌエーレ(1714-1781)は法学者・哲学者という家庭で育ち、ナポリで学んだ後、作曲家兼ヴァイオリニストとして活動を開始しますが、ほどなくナポリを離れ、バルセロナ、ウィーンを経て、1726年にマドリードの王室礼拝堂で働き始め、1736年にはマドリードでオスナ公爵の指揮者兼聖歌隊指揮者に就任。マドリード拠点の生活が長く続いたのち、パリに1年ほど滞在するなどして、1755年には北ドイツのシュヴェリーンに滞在。
1757年にはモスクワに到着し、モスクワ大学学長からモスクワ大学合唱団の設立を依頼され、8年ほどモスクワに滞在。
続いてバルト海沿岸のリガに短期間滞在して教師として働き、1765年からは妻と4人の子供と共にシュヴェリーンに戻り、1766年頃に亡くなっています。
今回登場するソナタ集は、2019年にモスクワ国立図書館でドゥーニの子孫が発見したマイクロフィルムから復元されたもので、パリのミレ・ヴァンドーム社が印刷したもので、モスクワに来る前に作曲されたものです。
6つのソナタはコレッリ風のイタリア様式で書かれており、この演奏では最初の3曲をフルート・ソナタ、後半3曲をヴァイオリン・ソナタとして変化を持たせています。
ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、オルガン、チェンバロ奏者で研究者のアルベルト・マンマレッラによる解説などが掲載。

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ヒンデミット:
白鳥を回す人、弦楽オーケストラのための5つの小品 |
ラニエーリ(ヴィオラ)
モレスコ(指揮)
ICOスオニ・デル・スド管弦楽団 |
CD 43'42
パウル・ヒンデミット (1895-1963)
「白鳥を回す人」IPH125 (古謡に基づくヴィオラと小楽団のための協奏曲)
28'46
(編成:フルート2 (ピッコロ1)、オーボエ1、クラリネット2、ファゴット1、ホルン3、
トランペット1、トロンボーン1、ティンパニ、ハープ1、チェロ4、コントラバス3)
1. 第1楽章 「山と深い峡谷の間で」:遅く~ほどよく動いて
8'26
2. 第2楽章 「いざその葉を落とせ、小さな菩提樹」:
とてもおだやかに~フガート
10'33
3. 第3楽章 「あなたたちは白鳥を回す人ではありませんか?」による変奏曲:
ほどよく速く 9'47
弦楽オーケストラのための5つの小品 Op.
44-4 14'52
4. 第1楽章 遅く 3'01/5. 第2楽章
遅く - 速く 2'12/
6. 第3楽章 生き生きと 1'46/7.
第4楽章 とても遅く 4'17/
8. 第5楽章 生き生きと 3'36 |
白鳥を焼く男ではなくハーディガーディ奏者を意味するタイトル
録音:2023年3月20~22日。イタリア、ブーリア州、フォッジャ、サラ・ビアンカ
ヒンデミットのヴィオラ協奏曲「Der Schwanendreher」は、直訳すると「白鳥を回す人」となりますが、意訳されて「白鳥を焼く男」として知られています。しかしヒンデミットが楽譜冒頭に置いた文章では、「陽気な一座に加わった吟遊詩人が、異国から持ち帰った歌を披露する。真面目な歌もあればふざけた歌もあり、舞曲も含まれている。真の音楽家である彼は、メロディーを拡張して装飾し、前奏もつけて即興で演奏する。こうした中世の情景が、この作品の着想の源となった」といった意味のことが書かれていて、さらにヒンデミットが引用した、フランツ・ベーメの「ドイツ古謡集」(約660曲収録して1877年に出版)の説明文では、この曲は17世紀初頭頃の舞曲、あるいは一種の冗談歌であったとされているのです。
17世紀の絵などでは、羽をむしられた白鳥にそっくりのハーディガーディもよく見かけますし、ハーディガーディは白鳥の首のような部分を回して音を出す楽器なので、「白鳥を回す人」は、旅回りの一座に居たであろうハーディガーディ(ドイツ語でDrehleier)奏者のことを指していると考えるのが妥当でしょう。
ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、音楽史と理論の教授で、オルガン奏者、チェンバロ奏者でもあるアルベルト・マンマレッラによる解説などが掲載。

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カエターニ、ファーノ:ヴァイオリン・ソナタ
CD 59'16
ロッフレド・カエターニ (1871-1961)
ヴァイオリン・ソナタ Op.6 (1898)
38'02
1. 第1楽章 アンダンテ 13'56
2. 第2楽章 アダージョ 10'54
3. 第3楽章 アレグロ・アッサイ 13'12
グイド・アルベルト・ファーノ (1875-1961)
ヴァイオリン・ソナタ「幻想ソナタ」 (1893,
1941) 20'48
4. 第1楽章 瞑想的で夢のような 6'37
5. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
5'23
6. 第3楽章 ミステリオーゾ・エ・モデラタメンテ・モッソ
2'23
7. 第4楽章 アレグロ・モルト 6'25
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グラン・デュオ・イタリアーノ
マウロ・トルトレッリ
(ヴァイオリン)
アンジェラ・メルーゾ
(ピアノ) |
イタリア近代のヴァイオリン・ソナタの注目作
録音:2024年5月12日~14日、イタリア、カンパ―ニア州、ポッラ、ロザリオ・スカレーロ音楽研究センター
イタリア近代の作曲家、ロッフレド・カエターニ(1871-1961)とグイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961)のヴァイオリン・ソナタは、20世紀初頭のイタリアの豊かな文化と音楽的環境を反映しています。ロマン派の伝統に深く根ざした彼らのヴァイオリン・ソナタは叙情性、構造の明瞭さ、そして表現の深みが融合した作品となっています。
貴族であり作曲家であり、フランツ・リストの弟子でもあったロッフレド・カエターニは、洗練された感性を音楽に持ち込みました。20世紀初頭に作曲された彼のヴァイオリン・ソナタは、豊かなテクスチャとヴァイオリンとピアノの生き生きとした対話が特徴で、ブラームス的な濃密さの中に印象派的な色彩を垣間見せます。
一方、グイド・アルベルト・ファーノは、ピアニスト、指揮者であり、ジュゼッペ・マルトゥッチの親しい友人でもあった人物で、ドイツの伝統に影響を受けたロマン派の表現様式を体現しています。ファーノのヴァイオリン・ソナタは、その劇的なスケールと対位法的な厳格さが印象的で、複雑なモティーフの展開を織り込み、技巧と叙情性を巧みに調和させています。ピアノ・パートはしばしばオーケストラ的な役割を担い、ヴァイオリンを支え、時にはヴァイオリンに挑み、生き生きとした相互作用を生み出してもいます。
演奏は、知られざる作品の紹介に熱心に取り組む「グラン・デュオ・イタリアーノ」によるものです。
ブックレット (英語、イタリア語・12ページ)には、ヴァイオリニストで教育者のルドヴィカ・デル・バーニョによる解説などが掲載。

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ピアソラ:「リベルタンゴ」、「天使のミロンガ」、他
CD 54'11
アストル・ピアソラ (1921-1992)
1. 「デカリシモ」 3'49
2. 「天使のミロンガ」 4'19
3. 「天使の死」 3'09
4. 「チキリン・デ・バチン」 3'30
5. 「鮫」 4'04
6. 「昔々」 5'48
7. 「シータ」 4'54
8. 「アディオス・ノニーノ」 4'53
9. 「私はマリア」 3'07
10. 「レビラード」 3'46
11. 「来たるべきもの」 3'43
12. 「忘却」 5'33
13. 「リベルタンゴ」 3'29 |
エネア・レオーネ(ギター) |
ピアソラの有名曲をギターで演奏
編曲:エネア・レオーネ、ファブリツィオ・ヴォルピ
(トラック9、10のみ)
録音:2024年8月。イタリア、ミラノ
ピアソラの音楽の持つ少しメランコリックな魅力、バラード的な性格を、美しく柔らかいギター・サウンドで巧みに表現したアルバム。演奏のエネア・レオーネは1978年ミラノ生まれのイタリアの名手。
ブックレット (英語・12ページ)には、演奏のエネア・レオーネによる解説などが掲載。

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90053
(LP)
\3600
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ラフマニノフ:交響曲第2番(ピアノ協奏曲に編曲)
SIDE 1A 18'33
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
交響曲第2番ホ短調 Op.27
(ピアノ協奏曲版/ブージー&ホークス社)
1. 第1楽章 ラルゴ・アレグロ・モデラート
18'33
SIDE 1B 23'06
1. 第2楽章 アダージョ・モルト・アレグロ
13'08
2. 第3楽章 (原曲:第4楽章) アレグロ・ヴィヴァーチェ
9'54 |
ヴォルフラム・シュミット=
レナルディ (ピアノ)
ヤナーチェク・
フィルハーモニー管弦楽団
セオドア・クーチャー (指揮) |
ユニークな編曲のLP化
録音:2007年6月26日~28日。チェコ、オストラヴァ、オストラヴァ・コンサート・ホール
ラフマニノフの人気作品「交響曲第2番」を「ピアノ協奏曲」に編曲するというユニークな企画。作曲家の孫であるアレクサンダー・ラフマニノフも認めたという編曲作品です。編曲はソ連のハリコフ出身で1977年に西側に移住してユトレヒト音楽院の教職に就いたアレクサンドル・ワレンベルク(アレクサンデル・ワレンベルフ)(1952-
)。レニングラード音楽院でパーヴェル・セレブリャーコフに師事したピアニストです。

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