70050
(3CD)
\2600
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若きモーツァルトも学んだ、知られざる巨匠アーベル!
交響曲からガンバ協奏曲、そして《魔笛》ザラストロそっくりの旋律まで――充実の3CD
アーベル:交響曲、協奏曲、室内楽曲集
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フルートと弦楽のための音楽
◆ フルート協奏曲 ト長調 Op.6-5, WKO
50(1763年出版)
【1】 ...第1楽章 アレグロ [6'32]/【2】
...第2楽章 アダージョ [4'26]/
【3】 ...第3楽章 プレスト [5'29]
◆ フルート・ソナタ ハ長調 Op.6-1, WKO
123(1763年出版)
【4】 ...第1楽章 アダージョ [3'03]/【5】
...第2楽章 アレグロ [3'18]/
【6】 ...第3楽章 ヴィヴァーチェ
[3'00]
◆ トリオ・ソナタ ト長調 Op.3-1, WKO
80(1762年出版)
【7】 ...第1楽章 ヴィヴァーチェ
[5'09]
【8】 ...第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
[3'05]
【9】 ...第3楽章 メヌエット [2'14]
◆ フルート・ソナタ ホ短調 Op.6-3, WKO
125(1763年出版)
【10】 ...第1楽章 アダージョ [2'38]/【11】
...第2楽章 アレグロ [3'39]/
【12】 ...第3楽章 ヴィヴァーチェ
[3'12]
◆ フルート協奏曲 ホ短調 Op.6-2, WKO
47(1763年出版)
【13】 ...第1楽章 アレグロ [6'11]
【14】 ...第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
[5'22]
【15】 ...第3楽章 アレグロ [4'54]
◆ 交響曲 ハ長調 Op.7-1, WKO 13(1767年出版)
【16】 ...第1楽章 アレグロ・アッサイ
[4'18]/
【17】 ...第2楽章 アンダンティーノ
[4'24]/【18】 ...第3楽章
アレグロ [2'02]
ジョージア・ブラウン(フルート)
ノルディック・アフェクト
トゥオモ・スニ(ヴァイオリン)
ハラ・ステイヌン・ステファンスドッティル(ヴァイオリン/トラック【7】
-【9】 )、
グズルーン・フルンド・ハルダルドッティル(ヴィオラ)、
ハンナ・ロフツドッティル(チェロ)、ブノワ・ヴァンデン・ベムデン(ヴィローネ)
カール・ニフリン(テオルボ)、グズルーン・オカルスドッティル(チェンバロ)、
ハル・キタミカ(チェンバロ/トラック【4】
-【12】 )
録音:2009年7月。
会場:スカルホルト大聖堂。
場所:アイスランド共和国、ブラスコガビッグ、スカルホルト(レイキャビク郊外)。
CD2...[60'01]
ヴィオラ・ダ・ガンバのための6つのソナタ
◆ ソナタ 第1番 ハ長調 WKO141(1771年頃出版)
【1】 ...第1楽章 ヴィヴァーチェ
[4'13]/【2】 ...第2楽章 アダージョ [3'55]/
【3】 ...第3楽章 メヌエット [1'49]
◆ ソナタ 第2番 イ長調 WKO142(1771年頃出版)
【4】 ...第1楽章 アレグロ [3'49]/【5】
...第2楽章 シチリアーノ [2'01]/
【6】 ...第3楽章 メヌエット [1'39]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバのためのヴィヴァーチェ
ニ長調 WKO190(1780年代作曲)
【7】 ...[2'33]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバのためのニ長調の小品
WKO193(1770年完成)
【8】 ...テンポ・ディ・ミヌエット
[1'05]
◆ ソナタ 第3番 ニ長調 WKO143(1771年頃出版)
【9】 ...第1楽章 アレグロ [3'06]/【10】
...第2楽章 アダージョ [3'20]/
【11】 ...第3楽章 メヌエット [1'53]
◆ ソナタ 第4番 ト長調 WKO144(1771年頃出版)
【12】 ...第1楽章 アレグロ [3'25]/【13】
...第2楽章 アダージョ [3'45]/
【14】 ...第3楽章 メヌエット [1'30]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバのためのニ短調の小品
WKO206(1770年頃作曲)
【15】 ...テンポ・ディ・ミヌエット
[2'48]
◆ ソナタ 第5番 イ長調 WKO145(1771年頃出版)
【16】 ...第1楽章 アレグロ [3'27]/【17】
...第2楽章 アンダンテ [2'33]/
【18】 ...第3楽章 メヌエット [1'35]
◆ ソナタ 第6番 ホ短調 WKO146(1771年頃出版)
【19】 ...モデラート [4'35]/【20】
...アダージョ [2'17]/【21】 ...メヌエット
[2'03]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバのための無題の小品(ペンブローク手稿)(1772-1773年頃作曲)
【22】 ...(『魔笛』ザラストロのアリア「この聖なる殿堂では」と同じ旋律)
[2'11]
マルコ・カゾナート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マッシモ・マルケーゼ(テオルボ)
録音:2021年8月17-19日。
会場:トミエッリ宮殿、ゴンザーガの間。
場所:イタリア共和国、ピエモンテ州、アレッサンドリア県、モンベッロ・モンフェッラート。
CD3...[82'33]
ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲集
◆ 交響曲 ハ長調 Op.10-4, WKO 22, AbelWV
E22(1773年出版)
【1】 ...第1楽章 プレスト [3'58]/【2】
...第2楽章 アンダンテ [2'44]/
【3】 ...第3楽章 アレグロ [2'17]
◆ パスティッチョ『シファリ』AbelWV
A8:1 より(1767年完成)
【4】 ...アリア「美しい涙をこらえて」
[11'28]
◆ フルート協奏曲 ホ短調 AbelWV F14(おそらく1759年以前に作曲)
(ヴィオラ声部復元:ヴォルフガング・コストゥヤク)
【5】 ...第1楽章 アレグロ [5'44]/【6】
...第2楽章 [アダージョ] [4'24]/
【7】 ...第3楽章 アレグロ [4'08]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲 イ長調
AbelWV A9:1A(おそらく1759年以前に作曲)
(復元:ヴォルフガング・コストゥヤク)
【8】 ...第1楽章 アレグロ・モデラート
[4'29]/
【9】 ...第2楽章 アダージョ
[5'11]/【10】 ...第3楽章 アレグロ [3'45]
◆ チェンバロ協奏曲 ニ長調 AbelWV F7(おそらく1759年以前に作曲)
【11】 ...第1楽章 モデラート [6'38]/【12】
...第2楽章 アダージョ [6'16]/
【13】 ...第3楽章 アレグロ・アッサイ
[5'22]
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲 ト長調
AbelWV A9:2(おそらく1759年以前に作曲)
(トーマス・フリッチュおよびギュンター・フォン・ツァドウ校訂/
AbelWV F17およびF24に基づく)
【14】 ...第1楽章 モデラート
[5'43]/
【15】 ...第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
[5'18]
【16】 ...第3楽章
アレグロ
[4'57]
アレハンドロ・マリアス...(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、監督)、
ジョネ・マルティネス...(ソプラノ)、
ラファエル・ルイベリス・デ・トーレス...(フルート)、
ジョルダン・フマド...(チェンバロ)
ラ・スパーニャ・バロック・オーケストラ
バジェ・ゴンサレス(オーボエ)、マリア・ヘスス・モレノ(オーボエ)、
ヴィセント・セラ(ホルン)、ミゲル・オリヴァレス(ホルン)、
イレーネ・ベニート(第1ヴァイオリン
ソロ)、
シルヴィア・モンディーノ(第1ヴァイオリン)、
エルヴィラ・マルティネス(第1ヴァイオリン)、
アマヤ・フィゲレド(第1ヴァイオリン)、
マルタ・マヨラル(第2ヴァイオリン
ソロ)、
ベアトリス・アメスア(第2ヴァイオリン)、マル・ブラスコ(第2ヴァイオリン)、
ラケル・タヴィラ(ヴィオラ)、イサベル・フアレス(ヴィオラ)、
アレハンドロ・マリアス(チェロ)、マリア・マルティネス(チェロ)、
イスマエル・カンパネロ(ヴィオローネ)、
ホルヘ・ロペス=エスクリバーノ(チェンバロ)、
ジョルダン・フマド(チェンバロ)
録音:2022年10月。
場所:スペイン王国、マドリード州、マドリード。
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CD...[215'30]
◆ 長い成功の後の不運にも負けない精神力
バッハ父子と縁の深かったアーベルはドレスデン宮廷楽団で演奏した後、ロンドンでソリストとして人気を博し、やがてバッハの末っ子、ヨハン・クリスティアン・バッハと組んで予約定期演奏会シリーズを興して成功、コンサートホールのビルを新たに建設していますが、直後にヨハン・クリスティアン・バッハが亡くなるという不運に見舞われています。それでもアーベルは諦めずに各地で活動し、やがてザロモンのコンサートで成功を掴み取るなど、苦境に負けない不屈の精神の持ち主だったようです。
◆ 「この聖なる殿堂では」に酷似した小品
モーツァルトは1764年4月から1年3か月もの間、ロンドンに滞在し、ヨハン・クリスティアン・バッハやアーベルとも交流しており、アーベルの交響曲を写譜して勉強し、それがモーツァルトの死後に交響曲第3番として出版される原因になった話は有名ですが、もうひとつ、モーツァルトが晩年に書いたザラストロのアリアにそっくりな曲がアーベルの作品に含まれていたことはあまり知られていません。『魔笛』にはクレメンティのソナタの主題も使われていたので、モーツァルトとしてはパスティッチョ的な面白さを追求したのかもしれません。
演奏陣
◆ フルート協奏曲、フルート・ソナタ、トリオ・ソナタ、交響曲...(CD1)
◆ ヴィオラ・ダ・ガンバのための6つのソナタ、小品集...(CD2)
◆ 交響曲、アリア、フルート協奏曲、ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲、チェンバロ協奏曲...(CD3)
◆ ジョージア・ブラウン...(フルート)(CD1)
バルトルト・クイケンらに師事した古楽フルート奏者。ラファエル・ピション率いるアンサンブル・ピグマリオンで首席フルート奏者なども務めていました。
◆ ノルディック・アフェクト...(古楽アンサンブル)(CD1)
アイスランドの首都レイキャヴィクの古楽アンサンブル。2005年結成。17-18世紀音楽と現代の古楽器委嘱作品の演奏で国際的評価も得る女性アンサンブル。
◆ マルコ・カゾナート...(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(CD2)
ヴィットリオ・ギエルミらに師事。古楽アンサンブルでの演奏活動と、ブリリアント・クラシックスなどへの録音で知られる音楽家。
◆ マッシモ・マルケーゼ...(テオルボ)(CD2)
ヤコブ・リンドベリに師事。古楽界で高い評価を得る演奏家兼指導者。
◆ アレハンドロ・マリアス (ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、監督)(CD3)
スペイン出身のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者兼バロック・チェリストで、古楽アンサンブル「ラ・スパーニャ」創設者・芸術監督。
◆ ジョネ・マルティネス...(ソプラノ)(CD3/トラック【4】
)
バスク出身のソプラノ歌手。バッハ・コレギウム・ジャパン等、欧米・日本の主要古楽団体と共演。
◆ ラファエル・ルイベリス・デ・トーレス...(フルート)(CD3)
ヴィルベルト・ハーゼルゼットらに師事。古楽アンサンブル「ザ・ウォルフィッシュ・バンド」の首席フルート奏者を務めたほか、セビリア・バロック管弦楽団や「ラ・スパーニャ」でも定期的に演奏。
◆ ジョルダン・フマド...(チェンバロ)(CD3)
ジャック・オッホ、アンドレア・マルコンらに師事。チェンバロ奏者としてソロと室内楽、通奏低音分野で活動するほか、古楽アンサンブル「コンペンディオ・アルモニコ」を主宰し芸術監督を務めています。
◆ ラ・スパーニャ・バロック・オーケストラ(古楽オーケストラ)(CD3)
スペイン発の古楽オーケストラ。2009年、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アレハンドロ・マリアスにより結成。ルネサンスから初期ロマン派までを歴史的奏法で演奏する古楽団体。
◆ 録音
2009年7月、アイスランド南部、スカルホルト大聖堂。(CD1)
2021年8月、イタリア北部、モンベッロ・モンフェッラート、トミエッリ宮殿。(CD2)
2022年10月、スペイン中部、マドリード。(CD3)
製品仕様
◆ ケース:24mm厚のポリスチレン製(マルチケース)。
◆ ブックレット:英語。16ページ。解説:演奏者のジョージア・ブラウン(CD1)、演奏者のマルコ・カゾナート(CD2)、演奏者のアレハンドロ・マリアス(CD3)。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。

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70032
(2CD)
\2200
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イタリアの影響を受けた「オルガン・ミサ」をイタリアの巨匠が演奏
バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻
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セルジオ・ヴァルトロ(オルガン) |
CD...[128'42]
【1】 ...前奏曲(オルガン全奏) BWV552-1
[11'13]
【2】 ...キリエ、永遠の父なる神よ
(ソプラノ声部に定旋律/2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV669 [3'49]
【3】 ...すべての世の慰めなるキリストよ
(テノール声部に定旋律/2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV670 [6'02]
【4】 ...キリエ、聖霊なる神よ(5声。ペダル鍵盤に定旋律/オルガン全奏)
BWV671 [6'16]
【5】 ...キリエ、永遠の父なる神よ(手鍵盤のみ)
BWV672 [1'49]
【6】 ...すべての世の慰めなるキリストよ(手鍵盤のみ)
BWV673 [2'17]
【7】 ...キリエ、聖霊なる神よ(手鍵盤のみ)
BWV674 [1'47]
【8】 ...いと高きところには神にのみ栄光あれ
(3声。アルト声部に定旋律/手鍵盤のみ)
BWV675 [4'29]
【9】 ...いと高きところには神にのみ栄光あれ(2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV676 [6'45]
【10】 ...フゲッタ「いと高きところには神にのみ栄光あれ」に基づく(手鍵盤のみ)
BWV677 [1'23]
【11】 ...これぞ聖なる十戒(カノンに定旋律/2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV678 [5'38]
【12】 ...フゲッタ「これぞ聖なる十戒」に基づく(手鍵盤のみ)
BWV679 [2'22]
【13】 ...われらみな一なる神を信ず(オルガン全奏)
BWV680* [3'51]
【14】 ...フゲッタ「われらみな一なる神を信ず」に基づく(手鍵盤のみ)
BWV681 [1'38]
CD2...[69'14]
【1】 ...天にましますわれらの父よ(カノンに定旋律/2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV682 [9'57]
【2】 ...天にましますわれらの父よ(別の方法で/手鍵盤のみ)
BWV683 [2'10]
【3】 ...われらの主キリスト、ヨルダン川に来たり
(ペダル鍵盤に定旋律/2段鍵盤とペダル鍵盤)
BWV684 [5'48]
【4】 ...われらの主キリスト、ヨルダン川に来たり(別の方法で/手鍵盤のみ)
BWV685 [2'03]
【5】 ...深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる(6声/オルガン全奏)
BWV686 [7'43]
【6】 ...深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる
(4声。別の方法で/手鍵盤のみ) BWV687*
[7'29]
【7】 ...われらの救い主なるイエス・キリスト
(トリオ。ペダル鍵盤に定旋律) BWV688
[5'52]
【8】 ...フーガ「われらの救い主なるイエス・キリスト(手鍵盤のみ)
BWV689 [5'14]
【9】 ...デュエット第1番(手鍵盤)
BWV802 [3'24]
【10】 ...デュエット第2番(手鍵盤)
BWV803 [4'34]
【11】 ...デュエット第3番(手鍵盤)
BWV804 [3'22]
【12】 ...デュエット第4番(手鍵盤)
BWV805 [3'33]
【13】 ...フーガ(5声。オルガン全奏)
BWV552-2 [7'58] |
CD...[128'42]
◆ 巨人フーガはまさに巨人の歩み
演奏は80歳の巨匠セルジオ・ヴァルトロによるものです。ヴァルトロは昔からじっくり型の演奏をおこなってきましたが、今回も計128分と期待にたがわぬゆったりぶりで、通常97分から107分くらいで演奏されるこの曲集としてはかなり長い演奏時間となっています。そのため、細部が拡大されて声部間の対話も立体感を増し、改めて1曲1曲の曲名を確認しながら聴きたくなるような雰囲気も漂います。また、かつては「巨人フーガ」の名で知られたBWV680もまさに巨人の歩みのような演奏となっているのが印象的です。
◆ 源流はフレスコバルディ『音楽の花束』
バッハはヴァイマール時代から膨大な数のイタリア音楽の楽譜に接していますが、その中に含まれていたのが、ローマのサン・ピエトロ大聖堂オルガン奏者フレスコバルディが1635年にヴェネツィアで出版したグレゴリオ聖歌ベースのカトリックのオルガン・ミサ曲集『音楽の花束』です。
◆ バッハ自ら写譜して個人用写本を作成
出版から79年後の1714年、29歳のバッハは、自ら写譜して『音楽の花束』の個人用写本を作成。それから20余年を経て、取り組み始めたのがこのクラヴィーア練習曲集第3巻(通称『ドイツ・オルガン・ミサ』)です。
◆ ルター派プロテスタントならではのオルガン・ミサ曲
50歳を過ぎたバッハは、若い頃から熟知していた『音楽の花束』に想を得たかのような構成の中で、ルター派の親しみやすいコラール旋律をさまざまな技法で扱って、バッハならではの表情豊かなオルガン・ミサ曲を完成しています。
◆ バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3巻(CD1-CD2)
ルター派の伝統と神学的教理を、バッハが誇るあらゆる対位法・鍵盤技法を用いて表現し尽くした音楽史上の大作。自費出版という困難な形式を採りつつも、バッハが自己の芸術的遺産として後世に刻んだ本曲集は、今なおポリフォニーの極致として不動の評価を保持しています。
演奏者
◆ セルジオ・ヴァルトロ(オルガン)
イタリア・ボローニャ出身のチェンバロ奏者、オルガニスト、音楽学者、指揮者。サン・ペトロニオ聖堂楽長を務め、フレスコバルディやモンテヴェルディの録音で高く評価される古楽演奏家。
◆ 録音
2025年4月。イタリア北部、ボルツァーノ福音ルター派教会、チーメゴ教区教会。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(マルチケース)。
◆ ブックレット:英語。12ページ。楽曲解説:演奏者のセルジオ・ヴァルトロ。オルガン解説:ボルツァーノ福音ルター派教会オルガン奏者のレオンハルト・トゥッツァー、チーメゴ教区教会オルガン製作者のジョルジョ・カルリ。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
楽器:グラウコ・ギラルディ・ディ・ルッカ製オルガン、ジョルジョ・カルリ・ディ・ペスカンティーナ製オルガン(CD1
トラック【13】 、CD2 トラック【6】 )
録音:2025年4月12日-15日&24日-26日、2025年4月27日(CD1
トラック【13】 、CD2 トラック【6】 )
会場:ボルツァーノ福音ルター派教会、トレント自治県ボルゴ・キエーゼ、チーメゴ教区教会(CD1
トラック【13】 、CD2 トラック【6】 )
場所:イタリア共和国、トレンティーノ=アルト・アディジェ州

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96622
(2CD)
\2200
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高貴な女性たちの修道院生活を支えた聖歌を2つの女声合唱団で
ラス・ウエルガス写本の聖歌集 Vol.2
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CD1...[53'18]
◆ ラス・ウエルガス写本より
【1】 ...アレルヤ。「これは誰か」、f.
7 [3'34]
【2】 ...アレルヤ。「めでたし、おとめよ」、f.
6 [2'34]
【3】 ...「思い出し給え、おとめなる母よ」、f.
8v [4'41]
【4】 ...サンクトゥス(聖なるかな)、f.
9v [3'08]
【5】 ...サンクトゥス。「聖職者の群れ」、f.
11 [3'28]
【6】 ...サンクトゥス。「軍勢は汝を讃える」、f.
12 [3'57]
【7】 ...サンクトゥス。「群れは高らかに響かせよ」、f.
13v [4'31]
【8】 ...サンクトゥス。「今日、群れは高らかに響かせよ」、f.
15 [3'37]
【9】 ...サンクトゥス。「神聖な奥義」、f.
16v [6'54]
【10】 ...サンクトゥス。「めでたし、まことの御体」、f.
17 [3'01]
【11】 ...「主を讃えん」、f. 24v
[2'47]
【12】 ...「救い主への誉れのために」、f.
68 [6'24]
【13】 ...「過越の犠牲への讃美」、f.
54v [4'33]
アルモニオーゾインカント
マルタ・アルンニ・ピーニ(トラック【1】【2】【3】【6】【9】【13】
)
カテリーナ・ベッケッティ(トラック【1】【2】【3】【4】【5】【6】【9】【13】
)
エリザベッタ・ベッケッティ(トラック【1】【2】【3】【4】【6】【9】【13】
)
ステファニア・クルチャーニ
(トラック 【1】【2】【3】
【6】【7】【8】【12】【13】 )
パオラ・インカーニ(トラック【1】【2】【3】【5】【6】【9】【10】【13】
)
フランチェスカ・ピオットリ(トラック【1】【2】【3】【6】【9】【13】
)
ブルネッラ・スパテルナ(トラック【1】【2】【3】【6】【9】【13】
)
ミリアム・トレヴィザン(トラック
【7】【8】【11】 )
アンドレイナ・ザッティ
(中世ハープ、ポルタティフ・オルガン/トラック【1】【3】【13】
)
マウロ・プレザッツィ(男声)(トラック【5】【6】【7】【10】
)
フランコ・ラディッキア(指揮)
録音:2025年3月28-30日。
会場:聖クララ会サンタニェーゼ修道院教会。
場所:イタリア共和国、ウンブリア州、ペルージャ。
CD2...[41'59]
◆ ラス・ウエルガス写本より
【1】 ...「めでたし、栄光の女王、マリアよ」、f.
80 [4'06]
【2】 ...「喜べ、おとめよ、神に満たされし者よ」、f.
73v [4'49]
【3】 ...「高き婚姻へ」、f. 70 [2'23]
【4】 ...「キリストの御体について」、f.
71v [7'28]
【5】 ...「緑の園の中へ」、f. 78v
[2'25]
【6】 ...「永遠の光の讃美」、f.
76v [6'14]
【7】 ...「不敬なる者が驕り高ぶるとき」/「(主に)」、f.
83 [3'53]
【8】 ...「万物の創造主、悲しみ給う」、f.
75 [6'11]
【9】 ...「ベリアルと呼ばれる者」、f.
82 [4'25]
ガルダ・トレンティーノ声楽グループ
アレッサンドラ・マロッキ(トラック【8】
)
アレッシオ・ポルツィオ
アンジェリカ・ファッツォラーリ
アウローレ・オイレ
カテリーナ・ミアローマ(トラック【3】
【5】 【7】 【9】 )
ジネーヴラ・パロラーリ
リヴィア・マージア(トラック【1】
【3】 【5】 【9】 )
リザ・ロッティ(トラック【2】 )
ルクレツィア・マージア(トラック【1】
【4】 【7】 【9】 )
ルチッラ・アヴォガードロ(トラック【6】
)
ノエミ・ロ・レ
アンドレイナ・ザッティ(中世ハープ/トラック【2】
【6】 【8】 【9】 )
エンリコ・ミアローマ(指揮)
(ポルタティフ・オルガン/トラック【2】
【4】 【6】 【7】 【8】 【9】 ) |
◆ 特別な修道院に伝わる聖歌
北スペイン山間部ブルゴスのラス・ウエルガス修道院は12世紀の創設。王侯貴族の女性たちを受け入れる特別な修道院で、彼女たちの修道院生活を彩っていたのがラテン語の聖歌の数々。それらの聖歌を14世紀に編纂したのが「ラス・ウエルガス写本」で、45曲の単旋律作品(セクエンツィア20曲、コンドゥクトゥス5曲、ベネディカムスのトロープス10曲)と、141曲の多声音楽作品が収められています。
◆ 大人の女声合唱団と少女の女声合唱団
実際の修道女の年齢はさまざまということもあってか、ここでは大人の女声合唱団と少女の女声合唱団によってレコーディングを実施。意外な目の付けどころで、ありそうで無かった企画となっています。
演奏者
◆ アルモニオーゾインカント(合唱)(CD1)
グループ名は「調和のとれた魅力」という意味。中世およびルネサンス音楽の解釈と純粋な声を追求する女声を中心としたアンサンブル。ここではサンクトゥスの司祭による叙唱部分をペルージャのテノール歌手マウロ・プレザッツィが受け持っています。
◆ フランコ・ラディッキア(指揮)(CD1)
イタリア中部ペルージャを拠点とする合唱指揮者。ペルージャ音楽院で合唱指揮を専攻し、女声アンサンブル「アルモニオーゾインカント」を創設。グレゴリオ聖歌研究と古楽録音を軸に国際的に活動。
◆ ガルダ・トレンティーノ・ヴォーカル・グループ(合唱)(CD2)
イタリア・トレンティーノ州リーヴァ・デル・ガルダ拠点の若者混声グループ。2000年創設。国内外の合唱コンクールで数々の優勝を重ねる実力派団体。
◆ エンリコ・ミアローマ(指揮)(CD2)
イタリア北部トレント出身の合唱指揮者・作曲家・ピアニスト。トレント音楽院等で学び、国内外の合唱コンクールで多数受賞。児童・女声合唱の分野で活躍。
◆ 録音
2025年。ペルージャ、聖クララ会サンタニェーゼ修道院教会(CD1)。トルボレ、キエーザ・ディ・サンタ・マリア・アル・ラーゴ(CD2)。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(マルチケース)。
◆ ブックレット:英語、イタリア語。12ページ(解説:演奏のフランコ・ラディッキア。歌詞:無し)。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
CD...[95'17]
録音:2025年1月10-12日。
会場:キエーザ・ディ・サンタ・マリア・アル・ラーゴ。
場所:イタリア共和国、トレンティーノ=アルト・アディジェ州、トレント自治県、ナーゴ=トルボレ、トルボレ。

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弟マルチェッロの最高傑作は滋味あふれる詩篇の音楽
ベネデット・マルチェッロ:
『詩的・音楽的霊感』より「詩篇 第17番」
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)
◆ 3声のソナタ ト長調 Op.3-4
(2つのヴァイオリン、チェロ、コントラバス、
テオルボ、チェンバロ)
【1】 第1楽章 ラルゴ [2'13]
【2】 第2楽章 アレグロ、マ・ノン・プレスト
[1'47]
【3】 第3楽章 アダージョ [1'39]
【4】 第4楽章 アレグロ [1'57]
ジョヴァンニ・トニ
◆ 音合わせのための導入曲
【5】 [0'38]
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739)
◆ 『詩的・音楽的感興』より「詩篇 第17番」(3声)
(アルト、テノール、バス、合唱、通奏低音)
【6】 いつも汝を愛す ― グラーヴェ
[2'24]
【7】 主のみが ― アリア [1'17]
【8】 われは取り囲まれた ― グラーヴェ
[0'39]
【9】 激流のごとく ― プレスト
[0'40]
【10】 恐ろしい大いなる恐怖 ―
アダージョ /
そは我を押し流しに来たれり ―
リゾルート [0'55]
【11】 われが向かう所いずこも ―
アダージョ [1'06]
【12】 数多の苦難の中で ― アリア
[1'51]
【13】 彼はその聖なる神殿より ―
レチタティーヴォ [0'36]
【14】 怒りに燃えて ― グラーヴェ
[0'52]
【15】 そして山々は ― アダージョ/
底から震えた ― スタッカート
[1'38]
【16】 その鼻孔より濃き煙が立ち上った
― ラルゴ [1'39]
【17】 主は天を低く下げられた [0'31]
【18】 ケルビムは彼の車として仕えた
― グラーヴェ /
そして風の翼に乗りて飛び行った
― プレスト [1'23]
【19】 闇のヴェールで覆い隠した
― ラルゴ [1'29]
【20】 その出現の凄まじい輝きに
― グラーヴェ [1'20]
【21】 千の矢を放った ― プレスト
[0'53]
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)
◆ 3声のソナタ Op.1-8...[1'24]
(2つのヴァイオリン、チェロ、コントラバス、
テオルボ、チェンバロ)
【22】 [1'24]
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739)
◆ 『詩的・音楽的感興』より「詩篇 第17番」(3声)
(アルト、テノール、バス、合唱、通奏低音)
【23】 恐ろしい地震により ― ラルゴ
[2'25]
【24】 かくも力あり ― ラルゴ [1'51]
【25】 天の高みに住まう神は ―
レチタティーヴォ [0'38]
【26】 かくして強き敵より我を救い出した
―
ラルゴ、エ・スタッカート [1'52]
【27】 実に、いつの時も [2'28]
【28】 主よ、汝と共にあれば ―
レチタティーヴォ [0'21]
【29】 純潔をもって歩む者は ―
アリオーソ、ラルゴ [0'45]
【30】 それゆえ汝の貧しき民は ―
レチタティーヴォ [0'27]
【31】 汝は我が闇の灯なり ― アリオーソ、ラルゴ
[0'55]
【32】 スペイン系ユダヤ人による讃歌
「アハル・ノゲニム」の詠唱 [1'02]
【33】 汝の力強き右手 ― プレスト
[1'31]
【34】 崇められる幾多の神々の中で
― ラルゴ [1'00]
【35】 これこそ我を強めしもの ―
レチタティーヴォ [0'25]
【36】 軽やかに ― アレグロ [0'56]
【37】 彼は戦いにおいて ― アレグロ
[1'17]
【38】 汝の聖なる訓戒 ― レチタティーヴォ
[0'22]
【39】 我が歩みを狭めしもの ―
プレスト [1'05]
【40】 かくて、勇気に満ちて ―
レチタティーヴォ /
しかり、主よ、汝がなしたもうた
― アリオーゾ [1'38]
【41】 それは汝の力なりき ― アレグロ
[0'36]
【42】 彼らは叫んだ ― プレスト
[1'06]
【43】 我すでに彼らを打ち破れり
― プレスト [1'07]
【44】 かくて汝の慈悲により ―
レチタティーヴォ [1'38]
【45】 神は生きたもう ― アレグロ
[1'06]
【46】 服従させたもう [0'48]
【47】 神は生きたもう ― アレグロ
[0'45]
【48】 そして我が邪悪な敵より [0'35]
【49】 かくも稀なる恵みゆえに ―
アリオーソ、レント [0'31]
【50】 ドイツ系ユダヤ人による
「ハマヴディル」の詠唱 [0'38]
【51】 そして我は讃美を歌わん ―
プレスト /
そしてそれを広めんと誓った ―
ラルゴ・アッサイ [2'30]
【52】 教会旋法第5音の詠唱 [0'14]
【53】 なおも巡り続けて [2'32] |
アンサンブル・サロモーネ・ロッシ
ジャンフランコ・リッチ
(ヴァイオリン)
ニコラ・ブロヴェッリ(チェロ)
ファビオ・ロンゴ
(コントラバス、ヴィオローネ)
ディエゴ・カンタルピ(テオルボ)
ジョヴァンニ・トニ(チェンバロ)
リディア・チェヴィダッリ
(ヴァイオリン&指揮)
オデカトン声楽アンサンブル
アンドレア・アリヴァベーネ
(アルト)
エンリコ・トッレ(アルト)
ジャンルイジ・ギリンゲッリ
(アルト)
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート
(テノール)
ルカ・ドードロ(テノール)
ロベルト・リリエヴィ(テノール)
ダヴィデ・ベネッティ(バス)
マッテオ・ベッロット(バス)
マルチェッロ・ヴェルジェト
(バス)
パオロ・ダ・コル(指揮)
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◆ 偏見のない貴族作曲家
ベネデット・マルチェッロは、オーボエ協奏曲で有名な兄アレッサンドロと同じくヴェネツィア貴族として要職に就いていた人物で、この作品を書いた時も「40人市民裁判所」の判事として多忙でした。しかしマルチェッロは仕事の合間を縫ってシナゴーグを何度も訪問してカントルの歌を採譜し、自作に定旋律として埋め込んだりそのまま引用したりしてキリスト教音楽とユダヤ教音楽をミックス。完成後、カトリック高位聖職者にまで聴かせていたというのですから驚かされます。
◆ 公平でニュートラル
しかもシナゴーグについても、ユダヤの2大潮流であるアシュケナジム系とセファルディム系の両方を取材対象としているのですから恐れ入ります。ヴェネツィアのカトリックはローマに較べて自由度が高いものでしたがその証左ともいえるのがこの作品と言えるかもしれません。ちなみにベネデット・マルチェッロは、洗濯女の娘と貴賤結婚したり、風刺本「今どきの劇場」でオペラ・ビジネスのゴタゴタを揶揄するなど、ニュートラルな思考の持ち主でもあったようです。
◆ 何かを狙ったタイトル
この作品のタイトル『エストロ・ポエティコ=アルモニコ(詩的・音楽的霊感)』が、当時ヨーロッパ各地でロングラン・ヒットしていたヴィヴァルディの『レストロ・アルモニコ(調和の霊感)』に似ていることは明らかですし、さらにヴィヴァルディを意識してか、ウィーンのカール6世にもアピールし続けていたというのですから、マルチェッロも実際のところは他人の人気をやっかむくらいの人間臭さは持ち合わせていたようです。そしてそうでなければ音楽も面白くないのかもしれません。
演奏陣
◆ アンサンブル・サロモーネ・ロッシ(古楽アンサンブル)
イタリア・ミラノを拠点とする古楽アンサンブル。1991年、ヴァイオリニストのリディア・チェヴィダッリが結成。西洋音楽史におけるユダヤ人の貢献をテーマとする演奏団体。
◆ オデカトン声楽アンサンブル(合唱)
イタリアの男声古楽アンサンブル。1998年、パオロ・ダ・コルにより結成。ルネサンス・初期バロック期のポリフォニー音楽解釈で国際的評価を確立した声楽団体。
◆ パオロ・ダ・コル(指揮)
イタリアの歌手、オルガン奏者、指揮者および音楽学者。1998年に声楽アンサンブル「オデカトン」を設立し、ルネサンス・バロック期ポリフォニー音楽の現代的復元と解釈を牽引。学術的研究と歴史的演奏実践を高度に融合させた演奏スタイルが高く評価されています。
◆ 録音
2024年2月。イタリア北部、ロンバルディア州、ヴィメルカーテ、ヴィラ・バンフィ。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(ジュエルケース)。
◆ ブックレット:英語。12ページ。解説:演奏のジョヴァンニ・トニ。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
CD...[64'23]
録音:2024年2月。
会場:ヴィラ・バンフィ。
場所:イタリア共和国、ロンバルディア州、モンツァ・エ・ブリアンツァ県、ヴィメルカーテ。

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97681
(3CD)
\2600
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ムソルグスキーやバッハがウクライナ化したかのような音楽
イーホリ・シャモ:ピアノ作品全集
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ディミトリ・チェスノコフ(ピアノ) |
イーホリ・シャモ(1925-1982)
CD1...[55'39]
◆ ウクライナ組曲(1948年)
【1】 ...ドゥーマ(ウクライナ叙事詩)
[5'34]/
【2】 ...ヴェスニャンカ(春の歌)
[2'36]/
【3】 ...メロディ [4'09]/【4】
...ダンス [3'29]
◆ ロシアの画家たちの絵画より(1959年)
【5】 ...トロイカ [2'01]/【6】
...夏の夕暮れ [4'27]/
【7】 ...森の朝 [1'37]/【8】
...ウラジーミルカ [7'17]/
【9】 ...小さな白樺の木 [3'55]/【10】
...田舎の踊り [3'25]
◆ ヴェスニャンカ(春の歌)(1955年)
【11】 ...[2'51]
◆ 古典組曲(1958年)
【12】 ...プレリュード [1'29]/【13】
...メヌエット [1'45]/【14】 ...アリア
[5'17]/
【15】 ...クーラント [0'58]/【16】
...ガヴォット [2'04]/【17】 ...ジーグ
[2'07]
CD2...[73'10]
◆ フツルの水彩画(1972年)
【1】 ...山の日の出 [7'40]/【2】
...音楽家たちは山へ登る [3'17]/【3】
...小さな羊飼い [4'09]/
【4】 ...春の雨 [3'41]/【5】 ...ハイウカ(春の輪舞)
[5'38]/【6】 ...羊飼いの踊り [5'22]
◆ 12のプレリュード(1962年)
【7】 ...第1番 ハ長調(イントラーダ)
[2'57]/【8】 ...第2番 イ短調(風景)
[2'48]/
【9】 ...第3番 ト長調(タランテラ)
[3'03]/【10】 ...第4番 ホ短調(エレジー)
[3'49]/
【11】 ...第5番(ノットゥルノ)
[3'35]/【12】 ...第6番 ロ短調(マルハナバチ)
[1'37]/
【13】 ...第7番(オーロラ) [4'06]/【14】
...第8番 嬰ヘ短調(鐘) [6'06]/
【15】 ...第9番 ホ長調(夕暮れのキエフ)
[4'27]/【16】 ...第10番(戦闘) [3'02]/
【17】 ...第11番 ロ長調(大佐!)
[2'42]/【18】 ...第12番(エピローグ)
[4'55]
CD3...[67'57]
◆ タラスのドゥーマ(タラスの思い)(1960年)
【1】 ...わが思い、わが思いよ‛&
[5'07]
【2】 ...若き母親ほど美しいものは他にない‛&
[3'45]
【3】 ...ウラウクライナは揺れ動いていた‛&
[5'01]
【4】 ...わが心はウクライナの静かな庭へ駆ける
[3'30]
【5】 ...鎖を断ち切れ! [5'15]
【6】 ...広大なるステップの中で
[6'06]
◆ 友情の歌(1954年)
【7】 ...チェコの歌 [5'39]/【8】
...ポーランドの歌 [3'29]/【9】 ...ルーマニアの歌
[2'05]
◆ トッカータ(1952年)
【10】 ...[4'17]
◆ ホロヴォドナ(輪舞の歌)(1955年)
【11】 ...[3'16]
◆ ユーモレスク(1946年)
【12】 ...[3'08]
◆ 3つの東洋の踊り(1972年/チェスノコフ復元版)
【13】 ...ウズベクの踊り [2'14]/【14】
...アゼルバイジャンの踊り [3'18]/
【15】 ...アルメニアの踊り [3'44]
◆ スケルツォ
【16】 ...[1'55]
◆ 幻想的行進曲(1946年/チェスノコフ復元版)
【17】 ...[5'04] |
◆ 愛国的作曲家
1925年キエフ生まれのシャモは、ムソルグスキーやラフマニノフ、バッハやシューマンに心酔していたソ連時代のウクライナの作曲家。キエフの公式市歌となる「わがキエフ」の作者として有名な愛国者でもあり、17歳で志願兵として赤軍に入隊し、スターリングラードからベルリンに至る最前線に軍医補資格者として従軍。
◆ 民俗素材と伝統的手法を重視
戦闘中に脚を負傷しますが帰還してキエフ国立音楽院に入学してからは毎年のように学内の作曲コンクールで優勝して注目され、在学中にウクライナ作曲家同盟に所属しています。その才能は注目され、モスクワ行きも打診されますが、郷土愛が強かったシャモは辞退し、民俗音楽的素材や、クラシックの伝統的手法に加え、半音階、フランス印象派風の色彩、さらにはジャズの要素も重視しながら独自の道を歩み、メランコリックな悲しみや憂鬱と、舞曲にインスパイアされた熱狂が交互に現れたりする作風で、卓越したペダリング技法と共に聴き手を魅了します。
主な収録楽曲
◆ ウクライナ組曲(CD1 トラック【1】 -【4】
)
1948年作曲。伝統楽器バンドゥラを模した「ドゥマ」や西ウクライナの舞曲を含む初期の傑作。
◆ ロシアの画家の絵画(CD1 トラック【5】
-【10】 )
1959年作曲。ムソルグスキーの系譜を引く描写的サイクル。
◆ 古典組曲(CD1 トラック【12】 -【17】
)
1958年作曲。バロックやプロコフィエフ風の風刺的ユーモアを取り入れた異色作。
◆ フツルの水彩画(CD2 トラック【1】 -【6】
)
1972年作曲。カルパティア地方の風物詩を描き、12音技法やトーン・クラスターなどの前衛的手法も駆使した作品。
◆ タラスのドゥーマ(タラスの思い)(CD3
トラック【1】 -【6】 )
1960年作曲。詩人シェフチェンコの詩に想を得た、濃密で劇的な深みを持つ曲集。
演奏者
◆ ディミトリ・チェスノコフ(ピアノ)
フランス・ウクライナ系の作曲家・ピアニスト。1982年ロシア生まれ。パリで「現代ピアノ・レパートリー・コンクール」を創設し、知られざる作曲家の音楽の紹介に力を注ぐ音楽家。
◆ 録音
2017-2018年。フランス、パリ、サン=マルセル教会。
製品仕様
◆ ケース:24mm厚のポリスチレン製(マルチケース)。
◆ ブックレット:英語。20ページ(トラックリスト、解説、譜例、写真、演奏家プロフィール、他)。
◆ 解説:演奏のディミトリ・チェスノコフ。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
CD...[196'46]
録音:2017年、2018年
会場:サン=マルセル教会
場所:フランス共和国、パリ

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ヘッセン文化財団からの助成金により実現した研究・演奏プロジェクト
ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ集 第5集
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ユリア・フーバー(ヴァイオリン)
ミリアム・アルトマン(フォルテピアノ) |
CD...[68'04]
ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク(1760-1812)
◆ ヴァイオリン・ソナタ Op.5-1 ト長調
Craw 41
【1】 ...第1楽章 アレグロ・モデラート・カンタービレ
[8'13]
【2】 ...第2楽章 アンダンテ・ポーコ・アダージョ
[5'34]
【3】 ...第3楽章 ロンド・アレグレット・グラツィオーゾ
[5'04]
◆ ヴァイオリン・ソナタ Op.5-2 変ロ長調
Craw 42
【4】 ...第1楽章 アレグロ [9'44]
【5】 ...第2楽章 アンダンテ・グラツィオーゾ
[4'48]
【6】 ...第3楽章 アレグロ・モルト
[3'29]
◆ ヴァイオリン・ソナタ Op.12-1 ヘ長調
Craw 64
【7】 ...第1楽章 マエストーゾ・ノン・タント・アダージョ・コン・エスプレッショーネ
[2'00]
【8】 ...第2楽章 プレスト・マ・ノン・モルト
[9'26]
【9】 ...第3楽章 ロンド・アレグレット・グラツィオーゾ
[4'43]
◆ ヴァイオリン・ソナタ Op.12-2 変ロ長調
Craw 65
【10】 ...第1楽章 アレグロ [8'24]
【11】 ...第2楽章 アンダンテ・マエストーゾ「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲
[6'21] |
◆ 波乱万丈の生涯
1760年、モーツァルトの4年後にオーストリア大公国ボヘミアのチャスラウに生まれ、1812年にフランスのサン=ジェルマン=アン=レーで52歳で亡くなったドゥセクは、ハイドンも絶賛した作曲家。女帝エカチェリーナやマリー・アントワネット、ルイ・フェルディナント王子との交流や、ブロードウッドのピアノ開発話のほか、数多くの浮名でも知られたまさに波乱万丈の生涯をおくった人物。
◆ 鍵盤とヴァイオリンの対等な対話構造を確立
ドゥセクは38曲に及ぶヴァイオリン・ソナタを作曲。鍵盤とヴァイオリンの対等な対話構造を確立した作品群です。パリ時代のOp.5(1788年)からロンドン初期の英国国歌変奏曲を含むOp.12(1790年)への変化は、室内楽の普及と市民楽譜市場の拡大を如実に象徴しています。
◆ 古楽スペシャリストによる演奏
ヴァイオリンがユリア・フーバー、フォルテピアノがミリアム・アルトマンの担当。2人はフランクフルトでの学生時代からの交流で、細部まで息の合った演奏を聴かせます。
収録楽曲
◆ ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ Op.5-1
ト長調 Craw 41(トラック【1】 -【3】
)
1788年、パリで作曲。作曲家でピアニストのエレーヌ・ド・モンジュルーに献呈。同年ボワイエ社より出版。
◆ ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ Op.5-2
変ロ長調 Craw 42(トラック【4】 -【6】
)
1788年、パリで作曲。作曲家でピアニストのエレーヌ・ド・モンジュルーに献呈。同年ボワイエ社より出版。
◆ ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ Op.12-1
ヘ長調 Craw 64(トラック【7】 -【9】
)
1790年、ロンドンで作曲。同年パリのジーベル社より出版、後にロンドンでも重版。
◆ ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ Op.12-2
変ロ長調 Craw 65(トラック【10】 -【11】
)
1790年、ロンドンで作曲。同年パリのジーベル社より出版、後にロンドンでも重版。第2楽章は英国国歌の変奏曲。
演奏者
◆ ユリア・フーバー(ヴァイオリン)
ドイツ出身のバロック・ヴァイオリン奏者。L'Orfeo
Barockorchesterやライネ・デュッセルドルフ宮廷楽団などでコンサートマスターを歴任。1997年ロカテッリ国際コンクール入賞者。
◆ ミリアム・アルトマン(フォルテピアノ)
ドイツ・フランクフルトを拠点とするフォルテピアノ(ハンマークラヴィーア)およびチェンバロ奏者。古典派初期のレパートリーを専門とし、Trio
FortepianoやDuo Fortepianoとしての室内楽活動が中心。
◆ 録音
2023年7月。ドイツ南西部、シュトゥットガルト=メンヒフェルト。プロテスタント教会。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(ジュエルケース)。
◆ ブックレット:英語、ドイツ語。12ページ(トラックリスト、解説、演奏家プロフィール、他)。
◆ 解説:インスブルック古楽祭やオルフェオ・バロック管弦楽団の常任ドラマトゥルクを務めるクリスティアン・モーリッツ=バウアー。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
録音:2023年7月15日-17日。
会場:プロテスタント教会。
場所:ドイツ連邦共和国、バーデン=ヴュルテンベルク州、シュトゥットガルト、ミュールハウゼン区、シュトゥットガルト=メンヒフェルト。

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ラフマニノフの孫も認めたピアノ協奏曲ヴァージョンのCDが復活
ラフマニノフ:交響曲第2番のピアノ協奏曲編曲版
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
◆ 交響曲 第2番 ホ短調 Op.27
(アレクサンドル・ワレンベルクによる
ピアノと管弦楽のための編曲/
ブージー&ホークス社出版)
【1】 第1楽章 ラルゴ - アレグロ・モデラート
[18'33]
【2】 第2楽章 アダージョ - モルト・アレグロ
[13'08]
【3】 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
[9'54] |
ヴォルフラム・シュミット=
レオナルディ(ピアノ)
ヤナーチェク・
フィルハーモニー管弦楽団
セオドア・クーチャー(指揮) |
◆ 交響曲第2番はピアノ協奏曲向きの旋律が満載の作品
メランコリックで甘美なメロディーとわかりやすいダイナミズムで人気のラフマニノフの交響曲第2番を、「ピアノ協奏曲」に編曲したユニークな企画。作曲家の孫であるアレクサンダー・ラフマニノフ(1933-2012/長くルツェルン暮らしだったのでドイツ語読みにしておきます)も認めたという編曲作品です。
◆ 編曲者はレニングラード音楽院出身
編曲のアレクサンドル・ワレンベルクは、1952年にソ連のハリコフ(現・ウクライナ、ハルキウ)に生まれ、レニングラード音楽院でパーヴェル・セレブリャーコフに師事したのち、1977年に西側に移住してユトレヒト音楽院の教職に就いていた人物(オランダ語ではアレクサンデル・ヴァーレンベルフ)。
収録楽曲 ◆ ラフマニノフ:交響曲第2番(ピアノ協奏曲編曲版)(トラック【1】 -【3】 )
演奏者
◆ ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(ピアノ)
ドイツ出身のピアニスト・ピアノ教育者。1967年生まれ。国際コンクール入賞歴多数。マンハイム音楽演劇大学教授として後進の指導にもあたっています。
◆ ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
チェコ・オストラヴァを拠点とする交響楽団。1929年設立のラジオ管弦楽団を起源とし、1954年に正式発足。作曲家レオシュ・ヤナーチェクの名を冠するチェコ屈指のオーケストラ。
◆ セオドア・クーチャー(指揮)
ニューヨークの西ウクライナ移民家庭に生まれたアメリカの指揮者。クーチャーの録音は演奏水準が高く、作品本来の姿を安心して楽しめる信頼度の高さに定評があります。
◆ 録音
2007年6月、チェコ東部、オストラヴァ、オストラヴァ・コンサートホール。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(ジュエルケース)。
◆ ブックレット:英語。8ページ(トラックリスト、解説、他)。
◆ 解説:プロデューサーのピーター・ファン・ヴィンケルによる交響曲第2番の協奏曲化についての説明が小節数やパーセンテージなどの数字も含めて示されているほか、サーツやブライアンの歴史的なラフマニノフ評も掲載。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
CD...[41'48]
録音:2007年6月26-28日。
会場:オストラヴァ・コンサートホール。
場所:チェコ共和国、モラヴィア・スレスコ州、オストラヴァ。

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よく歌いよく弾む演奏が素晴らしいストラヴィンスキー・アルバム
ストラヴィンスキー:ピアノ協奏曲、ピアノ独奏曲集
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)
◆ ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ(1929年完成)
[18'25]
【1】 ...第1楽章 プレスト [7'11]
【2】 ...第2楽章 アンダンテ・ラプソディコ
[5'42]
【3】 ...第3楽章
アレグロ・カプリッチョーソ・マ・
テンポ・ジュスト [5'32]
◆ ピアノと管楽器のための協奏曲
(1924年完成、1950年改訂) [17'48]
【4】 ...第1楽章 ラルゴ - アレグロ
[7'15]
【5】 ...第2楽章 ラルゴ [5'36]
【6】 ...第3楽章 アレグロ [4'57]
◆ タンゴ(1940年完成、1953年管弦楽編曲)
【7】 ...[3'27]
◆ ラグタイム(1918年完成)
【8】 ...[5'15]
◆ 若い象のためのサーカス・ポルカ
(1942年完成、1944年管弦楽編曲)
【9】 ...[3'40]
◆ 子供のためのワルツ(1917年完成)
【10】 ...[1'14]
◆ ピアノ・ラグ・ミュージック(1919年完成)
【11】 ...[3'23] |
ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ)
アブルッツォ交響楽団
(トラック【1】 -【6】 )
フィリッポ・アリーア
(指揮/トラック【1】 -【6】 ) |
◆ ロシア帝国崩壊の影響
ロシア帝国の崩壊により、ストラヴィンスキーは先祖代々の広大な土地や財産、『春の祭典』などの著作兼収入も失って、大のソ連嫌いと化し、ロシア風の素材まで忌避するようになります。
◆ 新古典主義様式とバロック復興、ポピュラー台頭
ロシア的素材と縁を切ったストラヴィンスキーが出会ったのが、折からの新古典主義的な風潮と、バロック音楽の復興や、ポピュラー音楽様式の台頭でした。
◆ 演奏会ピアニスト
財産の多くを失ったストラヴィンスキーは、病気の夫人のこともあって、現金収入が得やすい演奏会ピアニストとしての活動を本格化。その見事な腕前を生かすべく書かれた2つのピアノ協奏曲は特に優れた作品として知られています。
◆ ピアノ独奏曲
このアルバムに収録された5つのピアノ独奏曲はどれも短く親しみやすいもので、タンゴ、ラグタイム、ポルカ、ワルツとリズム重視の舞曲系の音楽です。
◆ イタリア勢による演奏
アンダローロの演奏は、よく歌いよく弾みながらもリズムはシャープでダイナミックな迫力に満ちており、地味に聴こえがちなこれらの作品の印象を刷新してくれます。協奏曲での協演オーケストラも思い切りのよい演奏で力強いサウンドが高密度にピアノと絡みます。解像度高い優秀録音。
収録楽曲
◆ ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ(トラック【1】
-【3】 )
1929年完成。ロシア帝国崩壊後の生計維持のため自作自演用に書かれた事実上の第2ピアノ協奏曲。ウェーバー風のロマンティシズムやラプソディックなジプシー風表現とロンド形式を組み合わせ、独奏と管弦楽の対話、リズムの鋭さ、皮肉めいた身振りが新古典主義の美学を体現しています。
◆ ピアノと管楽器のための協奏曲(トラック【4】
-【6】 )
1924年完成。クーセヴィツキーの依頼で書かれた木管楽器群とピアノの異色編成による自作自演用協奏曲。1924年パリで自ら初演し、以後5年間演奏権を独占。急・緩・急の3楽章構成で、フーガ風の開始からジャズ的な要素へ展開する終楽章が特徴的。バロックの参照は単なる引用ではなく、独自の現代的語法として示されています。
◆ タンゴ(トラック【7】 )
1940年完成。渡米後、欧州出版社からの著作権収入が戦争のため見込めなくなったことで、アメリカでの新たな作曲が必要となり、急遽ピアノ独奏版「タンゴ」を作曲して翌年にマーキュリー・ミュージック社から出版し、500ドル(約180万円相当)を獲得。その後、室内楽版や管弦楽版も登場し、やがてベニー・グッドマンの演奏により広く知られるになります。
◆ ラグタイム(トラック【8】 )
1918年完成。アンセルメ経由の米国ラグタイム譜に触発されて書いたピアノ独奏曲。ラグタイム由来のシンコペーションを基調としつつ、拍節が不規則に変化する即興的性格が印象的。
◆ 若い象のためのサーカス・ポルカ(トラック【9】
)
1942年完成。バーナム&ベイリー・サーカスの象の入場行進のために書かれた異色作。低音と高音を巧みに重ねたユーモラスな構成が特徴で、結末にはシューベルトの軍隊行進曲の引用が見られます。
◆ 子供のためのワルツ(トラック【10】 )
1917年完成。わが子のために書かれた教育的小品群の一つで、仏「フィガロ」紙上への掲載という異色の発表形態で知られてもいます。2小節の反復パターンの上に、軽やかな旋律が繊細に紡がれる、素朴で愛らしいピアノ独奏曲。
◆ ピアノ・ラグ・ミュージック(トラック【11】
)
1919年完成。ルービンシュタインの依頼で書かれながら、当の献呈者自身は演奏しなかったという逸話を持つピアノ独奏曲。即興性が作曲技法へと昇華され、アクセントやシンコペーション、テンポの変化が渦巻くように展開する、指の技巧が中心となる曲。
演奏者
◆ ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ)
シチリア出身のピアニスト。ルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、第55回ブゾーニ国際ピアノコンクール、第1回仙台国際音楽コンクール、第17回ポルトガル・ポルト市国際音楽コンクールなどで優勝した名手。
◆ アブルッツォ交響楽団
イタリア中部、アブルッツォ州の州都ラクイラを本拠地とし、半世紀以上にわたり国内外で活動を続けるオーケストラ。
◆ フィリッポ・アリーア(指揮)
22歳から指揮活動を始め、すでに30か国以上で指揮している経験豊富なアリーアは、幅広いレパートリーの持ち主。
◆ 録音
2025年3月、イタリア中部、ラクイラ、オーディトリアム・レンゾ・ピアノ。
製品仕様
◆ ケース:10mm厚のポリスチレン製(ジュエルケース)。
◆ ブックレット:英語、イタリア語。8ページ(トラックリスト、解説、他)。
◆ 解説:ノチェーラ・テリネーゼ「P.I.チャイコフスキー」音楽院教授のナーダ・ジット。
◆ ディスク:独オプティマル・メディア(独EDELグループ)が製造。
CD...[53'18]
録音:2025年3月8-10日。
会場:オーディトリアム・レンゾ・ピアノ。
場所:イタリア共和国、アブルッツォ州、ラクイラ。

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