3つのレーベルの海外在庫特価セール
~1/28(火)午前9時
★EVIDENCE 1CD\2700→\1290、など
★独FARAO CALSSICS 1CD\2,600→\1290、など
★FIRST HAND RECORDS 1CD\2500→\1490、など
3つの人気中堅レーベルの海外在庫特価セール。
在庫は各1~5本。
完売、抽選漏れの際はどうかご容赦を。
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EVIDENCE
1CD\2700→\1290、など
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Aparte, AmbroisieレーベルのディレクターNicolas
Bartholomeeと、Emmanuel Cholletによって2013年に設立されたフランスのレーベル。
フランスの若手演奏家を中心にリリースしている。ニューヨーク在住のチェンバロ奏者
濱田あやのアルバムが特にヒットした。 |
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ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
・エレジー
・弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op.122
・弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110
・弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 op.92 |
ドビュッシー弦楽四重奏団 |
ドビュッシー弦楽四重奏団、圧巻のショスタコーヴィチの登場
録音:2015年9月
1990 年に結成されたドビュッシー弦楽四重奏団は、ショスタコーヴィチの演奏のスペシャリストとして活動を続けています。
Arion レーベルからショスタコーヴィチの全集をリリースしていますが、2015
年のショスタコーヴィチ新録音の登場。第1
番よりも前に書かれたエレジーは、ムツェンスク群のマクベス夫人の第3
幕のカテリーナのアリアの編曲。ベートーヴェン弦楽四重奏団の第2
ヴァイオリン奏者で有人だったヴァシリー・シリンスキーの死にささげられた第11
番、DSCH の音列に支配された第8
番、スターリン時代の最後に書かれた第5
番と、充実の作品が並びます。ベテランのドビュッシー弦楽四重奏団が、エネルギーと高い集中力、そして明晰な演奏で聴かせます。
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ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集
・幻想曲 Hob.XVII: 4 ハ長調
・ソナタ Hob.XVI: 37 ニ長調
・ソナタ Hob.XVI: 31 ホ長調
・ソナタ Hob.XVI: 32 ロ短調
・ソナタ Hob.XVI: 46 変イ長調
・ソナタ Hob.XVI: 26 イ長調 |
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ) |
イタリア生まれのチェンバロ奏者コルティ、ミンコフスキ仕込みのユーモアたっぷりのハイドン!
チェンバロ/David Ley, J.H,グレープナー(1739)のコピー
録音:2015年9月/81’56
1984 年イタリア生まれのチェンバロ奏者、コルティの登場。ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルのメンバーでもあるコルティは、ミンコフスキの指揮でハイドンを演奏した経験ももっており、ここでも、非常に生き生きと豊かな表情が魅力の演奏を展開しています。
最後の「8 人のへぼ仕立て屋に違いない」ではミンコフスキ流のびっくりするようなユーモラスないたずらも聴かれます。
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ダウランド=ベンジャミン
ジョン・ダウランド(1563-1626):
ラクリメ、または7つの涙
ジョージ・ベンジャミン(1960-):
メゾ・ソプラノと5つのヴィオールのためのUpon
Silence |
シット・ファスト
〔酒井敦、
イザベル・サン=イヴ、
マリオン・マルティノー、
ニコラ・ミルヌ、
ジョシュア・チートハム〕
サラ・ブルトン(メゾ・ソプラノ)
カール・ニーリン(リュート) |
酒井敦率いるヴィオール・コンソート、シット・ファストによるダウランドとベンジャミンの世界
録音:2016年12月
酒井敦が2001 年に結成したヴィオール・コンソート「シット・ファスト」。
今回のアルバムは、アンサンブル結成時からのレパートリーであるダウランドの「ラクリメ、または7
つの涙」と、現代の作曲家でメシアンの愛弟子としても知られる英国の作曲家ジョージ・ベンジャミンというプログラム。
ダウランドの作品が、線の絡み合いが織りなす美しいハーモニーが主眼とするならば、メゾ・ソプラノが加わるベンジャミンの作品は「間」や「無」を連想させるもので、ピッツィカートやチェロの奏法も多用されている難曲。このディスクでは指揮者なしで演奏されており、アンサンブルの緊張感が伝わってきます。
アンサンブルを率いる酒井敦は、名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。1986年に渡米。中島顕氏、堤剛氏、H.シャピロ氏に師事した後に渡欧。パリ国立高等音楽院でP.
ミュレール氏に師事し、首席で卒業。同音楽院在学中から並行してバロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバをC.
コワン氏に師事する。レ・タラン・リリク、ル・コンセール・ダストレといった古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会やCD
録音に参加。室内楽にも力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)を結成。2015
年のフォルクレ作品集のCD(AP.122 / KKC.5619)は高く評価されました。
2017 年第15 回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞しています。
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若手によるみずみずしい感性が光るシューベルト
シューベルト:
・ピアノ五重奏曲「ます」イ長調 op.114(D667)*
・幻想曲 ハ長調 op.159(D.934) |
ギョーム・シレム(ヴァイオリン)
ナタナエル・グーアン
(ピアノ/ベヒシュタイン)
マリー・シレム(ヴィオラ)*
アストリジ・シラノシアン(チェロ)*
エミリー・ルグラン(コントラバス)* |
録音:2017年3月14-18日
2011 年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日もしているギョーム・シレムと、リスト作品集(MIR
354)で圧倒的な超絶技巧を披露したナタナエル・グーアンとのデュオの登場。二人はスウェーデン国際デュオ・コンクールで第1
位を獲得しています。 「幻想曲」で聴かせるヴァイオリンの息の長い歌と、ピアノの軽やかな響きに引き込まれます。
「ます」では実にみずみずしい感性が光り、ふたりの多様性に感じ入る1
枚です。グーアンは、2018 年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日予定で、期待が高まります。
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チェンバロ奏者 濱田あや、濃厚かつこまやかなバッハ・アルバム
J.S.バッハ:
・トッカータ ニ長調 BWV 912
・イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
・フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
・シャコンヌ(スキップ・センペ編)~
ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調
BWV 1004より |
濱田あや
(チェンバロ/ルッカース製、1632/ 1745年) |
ニューヨーク在住のチェンバロ奏者 濱田あや、濃厚かつこまやかなバッハ・アルバム
録音:2020年11月12-14日、ヌーシャテル・美術・歴史博物館(スイス)/輸入盤・日本語帯・解説付
ニューヨーク在住のチェンバロ奏者、濱田あやが、「編曲」と「即興」という2つのジャンルに焦点をあてて選曲したアルバムをリリースします。
クラヴィーア練習曲集第2部に収められているイタリア協奏曲は、ソロとトゥッティが交互に現れるイタリア様式の協奏曲を独奏鍵盤作品に、そしてフランス風序曲は、フランス様式の管弦楽組曲のスタイルを用いた書かれた作品。
バッハ初期の作品であるトッカータは、即興的な自由な部分を含む作品。そして最後に収録されたのは、濱田が衝撃を受けた、センペがヴァイオリン譜を見ながら即興で弾いた「シャコンヌ」(CD)を濱田が聞き取りで書き起こしたもの。
どの作品も、濱田の歌にあふれているのはもちろん、軽やかなパッセージでの愛らしくも繊細な音色、そしてうたう部分での濃厚なレガートと、濱田の音楽に機敏に反応した楽器(ヌーシャテル所蔵のルッカース)の素晴らしさにも感じ入る内容。 最終トラックの「シャコンヌ」でも、楽器の豊かな響きと、濱田のふくよかな音楽、そして終盤のたたみかけてくるような表現に圧倒されます。
濱田自身による充実の解説にも注目です。
濱田あや:
兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了。
プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」のメンバー。
ロンドン音楽祭コンクール第一位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第二位、フランス・ロワイヨモン財団賞、 MSM
協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。
またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、および
ヒュワード記念奨学金を受賞する。
北米・古楽鍵盤楽器協会国際総会、NY 市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招聘されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。
ニューヨーク・マンハッタン在住。
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マリアンヌ・ピケッティ&ル・コンセール・イデアル
星のもとで
(1)リリー・ブーランジェ(ナンテ編):悲しみの夕べ
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調RV439「夜」
(3)イザイ(ナンテ編):悲しみの詩曲Op.12
(4)ルイ・トラヴノル:眠り(1734)
(5)アレックス・ナンテ:星のもと(2019)
(6)イザイ:子どもの夢Op.14
(7)ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲変ロ長調RV501「夜」
(8)リリー・ブーランジェ(ナンテ編):春の朝に |
マリアンヌ・ピケッティ(ヴァイオリン)
ル・コンセール・イデアル |
ピケッティのヴァイオリンで巡る夜の様相
録音:2022年2月15-19日/ACB国立舞台(バル=ル=デュク)/24bit/96kHz、66'00"
パリ音楽院とジュリアード音楽学校で学び、パールマンやメニューインの薫陶を受けたマリアンヌ・ピケッティ。
彼女を慕う人々と2013年に発足した団体ル・コンセール・イデアルの最新録音。
テーマは夜。各作曲家にとり夜とその魅力は何かを探る音楽の旅となっています。
ヴィヴァルティの陽気な騒ぎ、リリー・ブーランジェの憂鬱な夜、イザイの詩的な夢までフランス、イタリア、ベルギー、アルゼンチンの夜空を眺めるような味わいに満ちています。
1992年アルゼンチン生まれの作曲家アレックス・ナンテはピケッティと親しく、「星のもと」は彼女の委嘱作です。
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それゆえ愛は私を苦しめる
(1)作者不詳:愛の苦しみから
(2)カリッシミ:飾らぬ美しさ
(3)ルイージ・ロッシ:地獄の怒り
(4)トリカリオ:さあ、憤りを胸に
(5)カスタルディ:タステッジョ・ソアーヴェ
(6)ストラデッラ:涙を果てしなく流した後
(7)作者不詳:人里離れた地に
(8)作者不詳:ついに斃れ |
アンヌ=ソフィ・オノレ
ユリア・ヴィシニェフスキ(ソプラノ)
アンドレアス・リノス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バンジャマン・ナルヴェ(キタローネ)
サム・クラウザー(チェンバロ、指揮) |
愛する女性が見せる8態をアンヌ=ソフィ・オノレが見事に表現
録音:2022年9月24-27日/ポール・ロワイヤル修道院国立博物館(ポール・レ・ザモー)/ディジパック仕様、73'00"
アンヌ=ソフィ・オノレは1987 年ノルマンディのカーン生まれのソプラノ。
愛に関するさまざまな感情を表す8曲に挑戦。女性の可愛らしさ、怖さ、辛さを見事に表現しています。
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シランクス~フランス・フルート作品集
(1)ドビュッシー:シランクス
(2)同(サマズイユ編):牧神の午後への前奏曲
(3)ヴァレーズ:密度21.5
(4)ボザ:イマージュ(映像)Op.38
(5)フレデリック・シャスラン:フルート・ソナタ
(6)オネゲル:牝山羊の踊り
(7)プーランク:フルート・ソナタ |
カール=ハインツ・シュッツ
(フルート。ムラマツ24K製)
フレデリック・シャスラン
(ピアノ YAMAHA) |
ムラマツの黄金フルートのあでやかな響き。ウィーン・フィル首席奏者シュッツの至芸
録音:2020年8月26-27日/コレジアル・サン=モール(アトンシャテル)/ディジパック仕様、60'00"
カール=ハインツ・シュッツは1975年オーストリア生まれのフルート奏者。ニコレとベルノーに学び、現在ウィーン・フィルの首席奏者を務めています。
フレデリック・シャスランが指揮者として来演した際に知り合い意気投合、シュッツの個性と演奏を想定してフルート・ソナタが生まれ、世界初録音となりました。
ドビュッシーやプーランクに感じられる「パリの香り」が魅力。
ムラマツ特製純金フルートの音色にも聴き惚れてしまいます。
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濱田あやが驚くほど豊かな音色で響かせる
ゴルトベルク変奏曲
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 |
濱田あや
(チェンバロ/
1624年ヨハネス・ルッカース製作、
仏コルマール市、ウンターリンデン美術館所蔵) |
録音:2023年4月22-25日、仏コルマール市、ウンターリンデン美術館/輸入盤、日本語帯・解説付
ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了した濱田あや。イタリア協奏曲ほかを収めたEVCD
074 でも高く評価されました。
このたびEVIDENCEレーベル第2弾として、バッハのゴルトベルク変奏曲を録音しました。驚くほどに豊かな音色に驚かされると同時に、落ち着いたテンポでそれぞれの楽章のキャラクターを際立たせながらも自然な流れにほっとするような演奏です。
解説はライプツィヒのバッハ・アルヒーフ所長も務めた世界的権威、クリストフ・ヴォルフによるもの(濱田による邦訳を掲載)。満を持してのリリース、注目です!
=濱田あや=
兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了。
プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」のメンバー。
ロンドン音楽祭コンクール第一位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第二位、フランス・ロワイヨモン財団賞、MSM
協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。
またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、および
ヒュワード記念奨学金を受賞する。北米・古楽鍵盤楽器協会国際総会、NY市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招聘されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。ニューヨーク・マンハッタン在住。
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独FARAO CALSSICS
1CD\2,600→\1290、など
ドイツの中堅レーベルFARAO。
メータや1994年に設立されたミュンヘンのレーベル。
ズービン・メータや、ケント・ナガノ、アイヴォー・ボルトンなど大音楽家も登場する。
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ミュンヘン・オペラ・ホルン Fan Faire
バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たち
カール・シュティーグラー:ローエングリン・ファンタジー
J.S.バッハ:カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61
(フランツ・カネフツキー編)
ジョヴァンニ・ガブリエリ:第2 旋法による8
声のカンツォーナ
(ヴァーン・レイノルズ編)
J.S.バッハ:カンタータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV140
(フランツ・カネフツキー編)
ミロスラフ・スルンカ:Fan Faire
J.S.バッハ:カンタータ「装いせよ、わが魂よ」BWV180
(フランツ・カネフツキー編)
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」よる凱旋行進曲とバレエ音楽
(フランツ・カネフツキー編)
ピアソラ:忘却(セバスティアン・サジェ編) |
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ミュンヘン・オペラ・ホルン
(バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たち)
ヨハネス・デングラー
フランツ・ドラクシンガー
ライナー・シュミッツ
ミレーナ・ヴィオッティ
ウルフラム・ジロテック
マクシリミアン・ホッシュヴィマー
クリスチャン・ロファラー
ステファン・ベーニング
ケイシー・リッポン |
ホルンの魅力が詰まった1枚、バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たちによるアンサンブル
録音:2012 年4 月、ミュンヘン、クンストラーハウス/54’40
バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たちによるアンサンブル、ミュンヘン・オペラ・ホルンによるアルバム。やわらかな音色、ホルンらしい勇ましい音色、多彩な表現が可能なホルンは、作曲家にとっても大変魅力的で、オーケストラでも登場回数の多い楽器の一つ。このアルバムではバラエティに富んだ曲目でホルンの多様性を大いに楽しめる内容となっています。
名ホルン奏者カール・シュティーグラーによる「ローエングリン・ファンタジー」は、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」の美しい旋律をすべての調性を登場させたメドレー方式で、ホルンの魅力を最も楽しめる作品です。ピアソラの有名曲「忘却」では、バンドネオン風の音色で哀愁たっぷりに聴かせます。フランツ・カネフツキーが編曲したバッハのカンタータは3
曲収録されており、ホルンのやわらかい音色に焦点を当てた編曲で、作品の神聖さを表しています。そしてホルンの最も華やかな音色を生かしたヴェルディの「アイーダ」、チェコの現代作曲家ミロスラフ・スルンカの「Fan
Faire」では、“華麗なるホルン吹き” と呼ばれるように、クォータートーンを用いた、あらゆる特殊な演奏技法を取り入れた、技巧的な作品となっています。
シューマンはホルンという楽器について「オーケストラの魂である」と評し、ミロスラフ・スルンカは、「ホルンはオーケストラの金管楽器の中でも特殊な存在で特段魅力的である」とい言っており、このミュンヘン・オペラ・ホルンの演奏を聴くと彼らの言葉に賛同したくなることでしょう。

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リヒャルト・シュトラウス・フェスティバル・コンクールの優勝者
リヒャルト・シュトラウス:
チェロとピアノのためのソナタ ヘ長調
Op.6、ロマンス ヘ長調AV75
メンデルスゾーン:チェロとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調Op.58 |
ラファエラ・グロメス(チェロ)
ユリアン・リーム(ピアノ) |
リヒャルト・シュトラウス・フェスティバル・コンクールの優勝者、若き女性チェリスト、ファエラ・グロメス
録音:2012 年5 月リヒャルト・シュトラウス・フェスティバル、ライヴ/57’30
リヒャルト・シュトラウスが、死去するまでの40
年間を過ごしたガルミッシュ=パルテンキルヒェンにおいて開催されている音楽祭「リヒャルト・シュトラウス・フェスティバル」。2014
年は生誕150 年ということで盛大な音楽祭が開催されます。
同音楽祭では若手奏者のためのコンクールも開催されており、2012
年のチェロ部門の覇者がラファエラ・グロメスでした。
本アルバムは、コンクールの優勝者コンサートでのライヴ収録。リヒャルト・シュトラウスのチェロ・ソナタ、ロマンス、そしてメンデルスゾーンのチェロ・ソナタが収録されています。
このチェロ・ソナタは若きシュトラウスが作曲した唯一のチェロ・ソナタ。
カップリングされているロマンスはもともとチェロと管弦楽のために書かれた作品ですが、現在はチェロとピアノで演奏されることが多い作品。1991
年ミュンヘン生まれのラファエラ・グロメス。14
歳のときにグルダのチェロ協奏曲で演奏会デビューを飾ります。ライプツィヒ音楽院で4
年間学び、2010 年からミュンヘンでウェン・シン・ヤンに師事しています。
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バイエルン国立管第1 コンマス、マルクス・ヴォルフ
1886 年に作曲された3つのヴァイオリン・ソナタ
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
イ長調
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番
ハ短調 作品45
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番
ニ短調 作品108 |
マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン)
ユリアン・リーム(ピアノ) |
録音:2014 年3 月ノイマルクト、ライトシュターデル/71’30
バイエルン国立管弦楽団の第1 コンサートマスターであるマルクス・ヴォルフによるヴァイオリン・ソナタ集。1886
年前後に作曲された3 つのヴァイオリン・ソナタを収録しています。
ブラームスは1886 年に3 つ目のヴァイオリン・ソナタの作曲を開始しました。1888
年にイェネー・フバイとブラームス自身によって初演され、ブラームスの熱心な支援者であったハンス・フォン・ビューローに献呈されています。グリーグ最後のヴァイオリン・ソナタで最も人気の高い作品第3
番。ノルウェーの民族的旋律と清涼感ある叙情性に彩られたロマンティックな作品です。ヴァイオリン・ソナタの最高傑作のひとつに数えられるフランクのソナタ。当時の名手イザイに捧げられ、1886
年9 月イザイの結婚のお祝いとして贈られました。
今日欠かすことのできないヴァイオリンのレパートーリーを、初演当時の響きに近づけるために、1722
年製のストラディヴァリウスと、1820
年頃のジャン・ピエール・マリー・ペルソワの弓を使用。ピアノは1862
年製のベヒシュタインです。
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B 108090
(3CD)
\6600 →\1990
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アイヴァー・ボルトン(指)&バイエルン国立管弦楽団
ヘンデル:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 |
アン・マレー(Ms ジューリオ・チェーザレ)
スーザン・グリットン(S クレオパトラ)
クリストファー・ロブソン(CT トロメーオ)
パトリシア・バードン(Ms コルネリア)
カタリーナ・カルネウス(Ms セスト)
マルチェッロ・リッピ(Bs アキッラ)
ヤン・ツィンクラー(Br クーリオ)
アクセル・ケーラー(CT ニレーノ)
アイヴァー・ボルトン(指)
バイエルン国立管弦楽団 |
バイエルン国立歌劇場でのヘンデル上演を定着さえたプロダクション!「ジューリオ・チェーザレ」、2002
年ライヴ登場!
録音:2002 年7 月/DDD、2"49'32
久々にFARAO CLASSICS からバイエルン国立歌劇場でのヘンデルが登場。2002
年に上演されたヘンデルの傑作「ジューリオ・チェーザレ」のライヴ録音です。もちろんバイエルン国立歌劇場でのバロックオペラ上演を定番にしたアイヴァー・ボルトンの指揮です。タイトルロールのアン・マレーと、敵役トロメーオのクリストファー・ロブソンは、共に2005
年の同歌劇場来日公演での「アリオダンテ」にも出演したミュンヘンのヘンデルの常連で、ベテランらしい堂に入った歌。タイトルロール以上に要となるクレオパトラは、ヘンデルを得意とする英国のソプラノ、スーザン・グリットン。小悪魔的な魅力に満ちた美女クレオパトラです。もう一人の鍵となる役、未亡人コルネーリアのパトリシア・バードンはアイルランドのメッゾソプラノ。彼女もヘンデルのスペシャリストで、コルネーリアは映像になったグラインドボーン音楽祭での上演でも絶賛された当たり役。セストを歌うカタリーナ・カルネウスはストックホルム生まれのメッゾソプラノ。レパートリーの広い歌手で、最近ではフリッカやブランゲーネなども歌っていますが、この頃はヘンデルのメッゾとして英国を中心にバリバリ活躍してしました。ボルトンは早めのテンポで生き生きとしたヘンデルを鳴らしています。
このプロダクションは1994 年3 月に初演されたもの。当時はまだ大歌劇場がバロックオペラを上演することは極めて珍しく、かなり実験的な試みだったのですが、リチャード・ジョーンズの愉快で刺激的な演出がミュンヘンで大うけ、以来上演すれば必ず大入りになるミュンヘンの定番演目になっています。
ブックレットにはその舞台カラー写真がいくつも掲載されているのも嬉しいもの。
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アトス三重奏団によるチェコ・アルバム
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15 |
アトス三重奏団
【アンネッテ・フォン・ヘーン
(ヴァイオリン)、
シュテファン・ハイネマイヤー(チェロ)、
トーマス・ホッペ(ピアノ)】 |
録音:2015年7月13-15日、ブレーメン、ゼンデザール/71’57
(A)nnette - (T)h(o)mas - (S)tefanの頭文字をとって命名され、2003
年に結成されたアトス三重奏団。これまでに「フレンチ・アルバム」(B-108073)、「ロシアン・アルバム」(B-108083)とリリースし、希少な曲目を多彩な演奏で楽しませてくれました。
本アルバムは、ドヴォルザークとスメタナというチェコの2
大作曲を取り上げています。ボヘミアの情感豊かに、ドヴォルザークの光と影を見事に描いています。スメタナの作品は、4
歳で亡くなった娘の死を悼んで作曲され、晩年のスメタナにみられるような民族色はあまり感じられませんが、悲しみを昇華させるような美しい作品です。 |
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アンサンブル・アラベスク、耳に愉しいセレナード、
名手ベルトラン参加の協奏曲
イベール(1890-1962):チェロと管楽器のための協奏曲
エミール・ハートマン(1836-1898):
セレナード Op.43(Fl, Ob, 2Cl, 2Bn,
2Hn, Cb)
ドヴォルザーク(1841-1904):セレナード
Op.44(木管楽器, Vc, Cb)
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アンサンブル・アラベスク
エマニュエル・ベルトラン(チェロ) |
腕利き管楽アンサンブルによる耳に愉しいセレナード、名手ベルトラン参加の協奏曲も収録
録音:2021年12月/ハンブルク、ライスハレ/55:43
独仏の腕利き管楽奏者で構成されるアンサンブル・アラベスク。
これまでもあまり録音のないレパートリーを質の高い演奏で聴かせてきた彼ら、FARAOCLASSICSから4
枚目のアルバムが登場。
今作ではセレナードをテーマに、有名なドヴォルザーク、デンマークの作曲家エミール・ハートマン、そして室内セレナード的な音楽性を持つイベールの協奏曲を取り上げています。
チェロ独奏にはHARMONIA MUNDI 等でも活躍するフランスの名手エマニュエル・ベルトランが参加。
もともと共演歴もあり息の合った演奏を繰り広げています。
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ケント・ナガノ(指揮)&ハンブルク・フィル
シューベルト、ウェーベルン、マーラー
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲 ニ短調『死と乙女』
D810
(マーラー編・弦楽オーケストラ版)
(2)ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章(1905)
(3)シューベルト:6つのドイツ舞曲 D820
(ウェーベルン編・管弦楽版) |
ケント・ナガノ(指揮)
ハンブルク・フィルハーモニカー |
モダニズムの扉を照らした音、時代の転換期に響く3
人の作曲家による和音
録音:2021 年/(1)(3)エルプフィルハーモニー、(2)ライスハレ小ホール/57:22
ハンブルク州立歌劇場のオーケストラ「ハンブルク・フィルハーモニカー」と、音楽監督ケント・ナガノによる待望の交響作品録音。
ロマン派とモダニズムの分岐 点に位置する刺激的な瞬間に着目した内容で、マーラーとウェーベルンがそれぞれ編曲したシューベルト作品にウェーベルン初期のロマンティックな弦楽四重奏曲
を組み合わせた技ありのプログラムとなっています。弦楽四重奏もオーケストラの奏者が演奏。
編成を拡大された編曲版で聴くと、シューベルトがいかに時代を先取りした先進的な音楽を書いていたのかがよく分かります。
それに対し、ウェーベルンは初期の作品においてあきらかにロマン派の伝統の上に立っているというのも面白い歴史のバランスです。
「シューベルト・マーラー・ウェーベルン」、それは音楽史の重要な部分で構成された三和音である。このプログラムで私たちは、作品が互いに織り成す綾を、虫眼鏡で見るように拡大して体験することができる。後期ロマン派の時代から近代の入り口に向かって放たれる光だ。(ケント・ナガノ)
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アナログの風合いを感じさせる驚異の高音質リマスタリング
FIRST HAND RECORDS
1CD\2500→\1490、など
「アナログの風合いを感じさせる驚異の高音質リマスタリング」という触れ込みで登場し、その口上に恥じぬすばらしい品質から歴史的録音ファンに絶賛されたFIRST HAND RECORDS。
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、チェルカスキー、シッパース、ボールト、グーセンスという、「おや」と思わせるアーティストのセレクション、そしてやはりその丁寧な復刻、美しい装丁がファンの心を捉えた。
その人気のわりに、1年に数枚しかリリースしないというレア感がまたたまらない。
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グンドゥラ・ヤノヴィッツ/ラスト・リサイタル |
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
チャールズ・スペンサー(ピアノ) |
シューベルト:
ギリシャの神々D.677/イフィゲネイアD.573/
竪琴に寄せてD.737/エレンの歌1 D.837/
漁夫の歌D.881/流れD.693/夕映えの中でD.799/
菩提樹D.911の5/草原の歌D.917
シューマン:
ズライカの歌Op.25の9/松雪草Op.79の26/はすの花Op.25の7/
私のばらOp.90の2/くるみの木Op.25の3
リヒャルト・シュトラウス:
薔薇のリボン op.36-1/万霊節Op.10の8/
明日Op.27の4/夜の逍遥Op.29の3/解放Op.39
の4
シューベルト:ますD.550 |
ヤノヴィッツのラスト・リサイタル・ライヴ
録音:1999年9月16日/ヘロディス・アッティコス音楽堂(ギリシャ)(ライヴ)/STEREO
グンドゥラ・ヤノヴィッツは1939 年生まれのドイツのソプラノ。カラヤンに認められ、多くの演奏に参加して一世を風靡しました。彼女の偉大な先達マリア・カラスは1977
年9 月16 日に世を去りました。ちょうど22 年後の1999
年9 月16 日にヤノヴィッツはカラスが育ったアテネでリサイタルを行いましたが、奇しくもヤノヴィッツ最後の公開演奏にもなりました。
今年8 月2 日に80 歳の誕生日を迎えるヤノヴィッツを祝い、その音源が日の目を見ます。
ここでは得意のオペラ・アリアではなくドイツ・リート。シューベルトの名作をメインに、リヒャルト・シュトラウスの美しい作品が続きます。その間をつなぐ存在としてシューマンが置かれ、絶妙なバランスをとっています。
いずれもさりげない歌い回しに滋味があふれ、いつまでも聴いていたくなる神業と申せましょう。
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ウィグモア・ホール・デビューを控えるピアニスト、
アダム・ゴルカがシューマンを弾く
シューマン:
アンナにII *
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
幻想小曲集Op.12より第 曲「夕べに」
6つの詩とレクエイムOp.90より第6曲「陰鬱な夕暮れ」*
ピアノ小品集Op.85より第12曲「夕べの歌」
(編曲:アダム・ゴルカ) |
アダム・ゴルカ(ピアノ)
ローレン・エーベルワイン(ソプラノ) |
1987 年テキサス生まれのピアニスト、アダム・ゴルカ。16
歳で上海国際ピアノコンクール優勝、2009 年には来日公演も行い、ブラームスとベートーヴェンのソナタを収録したファースト・アルバム(FHR-33)
ではその卓越した技巧を披露しました。
今回のアルバムでは、シューマンのピアノ・ソナタ第1
番を中心にしたプログラムで、ソプラノのローレン・エーベルワインによる「アンナにII」と6
つの詩とレクエイムから「陰鬱な夕暮れ」を収録するなど、趣向をこらしたプログラム。冒頭に歌われる「アンナにII」は、ピアノ・ソナタ第1
番第2 楽章でその旋律の引用がみられます。シューマンの内向的な部分を象徴する繊細な音楽です。
アダム・ゴルカは、2018 年にはロンドンのウィグモア・ホールにもデビューすることが決まっており、今後の活躍に注目のピアニストです。
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ニューヨーク・タイムズも絶賛のコンポーザーピアニスト
メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35より
第1番ホ短調、第2番ニ長調、
第3番ロ短調、第6番変ロ長調
バーンスタイン:Touches
マイケル・ブラウン:チャントとフーガ、Thoughts
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35 |
マイケル・ブラウン(ピアノ) |
録音:2016 年10 月24-30 日
ピアニスト兼作曲家として活躍するニューヨーカー、マイケル・ブラウンによるアルバムです。
自分と同様にピアノの名手としても知られるクラシックの作曲家を並べ、さらに自作曲も収録。変奏曲やフーガの形式をとる作品が並び統一感のある構成になっています。 |
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クリスティーヌ・ド・ピザンの詩をテーマに選曲、あえて管楽器で演奏 |
ブロンデル |
デュファイ:Se le face ay pale / Or me
veult bien Esperance / Belle, veullies moy
retenir
ジョン・ベディンガム:O rosa bella
バンショワ:Les tres doulx ieux du viaire
ma dame
作曲者不詳:A Cheval, tout homme, a cheval
/ Reveillez vous piccars / Gardes le trait
della fenestre
バンショワ:Dueil angoisseus
ヨハンネス・チコーニア:A Le ray au solely
ボード・コルディエ:Tout par compas suy
composes
マショー:Aymi! dame de valour 1 ・ Je
vivroie liement 2
ソラージュ:Corps femenin par vertu de
nature tant noblemen
ロバート・モートン:Le Souvenir de vous
me tue mon seul bien
デュファイ:Le Serviteur hault guerdonne
ジョン・ベディンガム:Le Serviteur
作曲者不詳:De quan qu’on peut belle et
bonne estrener, Anxci bon youre
ランディーニ:Adiu, adiu dous dame
作曲者不詳:
La Spagna / Pues servicio vos desplaze
・ Cancion contrahecha Pues servicio vos
desplaze, letra y punto /
Allez a la fougere
ジョスカン・デ・プレ:Lomme arme
バンショワ:Files a marier ne vous mariez
ja |
録音:2015 年7 月24-27 日/イギリス
中世後期の音楽をショーム、スライドトランペット、リコーダー、サックバット、バグパイプ、パーカッションで演奏。ヴェネツィア出身の詩人、クリスティーヌ・ド・ピザンの詩がアルバムを貫くテーマとして選ばれています。
女性の視点から多くの文学表現を創造したド・ピザンを取り上げつつも、歌ではなく管楽器で演奏することで音楽に込められた力を立ち上らせます。
ブロンデルのメンバーはエンシェント室内管弦楽団、ガブリエリ・コンソート&
プレイヤーズ、イ・ファジョリーニ、ベルリン古楽アカデミー、フライブルク・バロックオーケストラなどで演奏する奏者たちで、技術面も申し分ありません。
<公式トレーラー動画> https://youtu.be/Th9gy-rGDGs
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ジョン・クロフト(1971-):作品集
(1)インテルメディオI -
バスフルートとライヴ・エレクトロニクスのための
(2)セイレーン Ia -ヴィオラのための
(3)セイレーン Ib -フルートのための
(4)セイレーン II -ヴィオラとギターのための
(5)セイレーン III -バスフルート、ヴィオラとチェロのための
(6)セイレーンIV -アルトフルート、ギター、ヴィオラとチェロのための
(7)涙の地球、朱色の光 -チェロとライヴ・エレクトロニクスのための
(8)インテルメディオIII -
バスクラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための |
リチャード・クレイグ(フルート)
ディエゴ・カストロ・マガシュ(ギター)
エマ・リチャーズ(ヴィオラ)
セヴェリーヌ・バロン((7)チェロ)
アリス・パートン((5)(6)チェロ)
マリー・ファン・ゴルコム(バスクラリネット) |
独特の暗さと歌心を持った現代音楽
録音:2014-2019年
ジョン・クロフトは1971 年生まれで、哲学も学んだ作曲家。ギリシア神話の海の精をタイトルに冠した『セイレーン』など、さまざまな楽器とライヴ・エレクトロニクスのための作品が並んでいます。
暗い響きに包まれながらも時にメロディを歌いつつ、ゆったりと風に乗って音が漂っていくような音楽です。
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「プリーシ・デ・シルヴァ/多感様式による鍵盤音楽
- C.P.E.バッハとミューテルの作品集」
・C.P.E.バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ集
- 第6番ロ短調Wq. 49/6
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード)
・J.G.ミューテル:アリオーソと12の変奏曲ト長調
プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ)
・J.G.ミューテル:アリオーソと12の変奏曲ハ短調
プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ)
収録:1984年?/カリフォルニア州、クレアモント、ポモーナ・カレッジ、ブリッジス・ホール・オブ・ミュージック
(セッション・デジタル)
※ 以上、初CD化(初出:1984年[LP Titanic
Ti-123])
・C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12
の変奏曲wq.118-9, H 263
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード)
収録:2010年5月17 - 19日/
カリフォルニア州、クレアモント、スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、ギャリソン・シアター
(セッション・デジタル) |
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C.P.E.バッハ生誕300 年記念復刻リリース、プリーシ・デ・シルヴァの弾く「C.P.E.バッハとミューテルの作品集」初CD
化
ステレオ
2014 年のC.P.E. バッハ生誕300 年を記念して、ハープシコードならびにフォルテピアノの名手プリーシ・デ・シルヴァが30
年前に発表したアルバムを、First Hand が復刻、初CD
化します。
たいへんな多作家として知られるC.P.E. バッハのなかでも、全創作の中心を占めるといわれる鍵盤曲は、今でこそBIS
のシュパーニをはじめとする全集プロジェクトなどを通じて、手軽にアクセス出来るようになりましたが、当アルバムがレコード発売された1984
年当時はまだまだ聴くことが可能な音源の絶対数が限られていた時代。ちなみに「ヴュルテンベルク・ソナタ第6
番」はこれが世界初録音でした。
「多感様式による鍵盤音楽」と題されたオリジナル・アルバムには、C.P.E.
バッハの手法に倣ったミューテル(1728-1788)の作品を収録。こちらはフォルテピアノを弾くシルヴァが、ヴィルトルオーソ的妙技の粋を聴かせています。
なお、C.P.E. バッハの「スペインのフォリアによる12
の変奏曲」は、既出音源と同一の内容となります(FHR11)。
【プリーシ・デ・シルヴァ】
スリランカ生まれのフォルテピアノ奏者、ハープシコード奏者。幼少より音楽の手ほどきを受けたのち、ロンドンの王立音楽アカデミーとベルリン音楽大学に学び、演奏課程と教職課程のディプロマを取得。イェール大学では、音楽学の博士号を取得。
ハープシコード奏者としてグスタフ・レオンハルト、フォルテピアノ奏者としてマルコム・ビルソンのワークショップにも参加。ソリストとしての活動と並行して、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブル、コン・ジョイア(Con
Gioia) を設立、音楽監督を務める。キアラ・バンキーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パールマンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得。とくにC.
P. E. バッハの演奏では第1 人者として国際的な評価を得ている。
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愛らしいアレンジで機械仕掛けの音楽を再現
機械に宿る魂 |
エミリー・ベインズ(リコーダー、指揮)、
AMYAS |
ヘンデル:
(1)組曲『水上の音楽』 ニ長調 HWV341より
序曲
(ソプラノリコーダー、2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、テオルボ、ハープシコード)
(2)オラトリオ『サウル』 HWV53 第3幕より「死の行進」
(アルトリコーダー、2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、テオルボ、ハープシコード)
(3)オラトリオ『ユダス・マカベウス』 HWV63より「
見よ勇者は帰る」
(ソプラノリコーダー、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、テオルボ、ハープシコード)
オトテール:
(4)アリアとブルネット集より「 L'amour,
le seul amour」
(ヴォイスフルート、チェロ、テオルボ、ハープシコード)
(5)アリアとブルネット集より「 L'autre
jour ma Cloris」(ヴォイスフルート、チェロ、テオルボ)
ヘンデル:
(6)オルガン協奏曲 ヘ長調 Op.4-5 HWV293
(アルトリコーダー、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、ハープシコード)
(7)歌劇『オットーネ』 HWV15 第2幕より「Alla
fama, dimmi il vero」
(アルトリコーダー、オルガン)
(8)歌劇『クレタのアリアンナ』 HWV32より
序曲:メヌエット(アルトリコーダー、オルガン)
(9)歌劇『シピオーネ』 HWV20より 序曲:アレグロ(アルトリコーダー、オルガン)
(10)作者不詳:レディン氏のグラウンド(アルトリコーダー、ギター、チェロ)
(11)サミュエル・アーノルド:The Favorite
March in [Purcell's] Bonduca
(ソプラノリコーダー、ギター、チェロ)
(12)作者不詳:God Save the King(ソプラノリコーダー、チェロ、テオルボ、オルガン)
(13)トマス・アーン:Rule, Britannia!
(ソプラノリコーダー、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、テオルボ、ハープシコード)
(14)フランチェスコ・バルサンティ:リコーダー・ソナタ
ト短調 Op.1-3
(アルトリコーダー、チェロ、ハープシコード)
(15)作者不詳:The Lass of Patie's Mill(テノールリコーダー、テオルボ、チェロ)
(16)フランチェスコ・ジェミニアーニ:『音楽芸術における良い趣味の理論』より
アリア第1 番「ボブ・モリス老」
(ソプラノリコーダー、テノールリコーダー、ギター、チェロ)
ヘンデル:
(17)歌劇『リナルド』 HWV7より 序曲(ウィリアム・バベル版)
(リコーダー、チェロ、ハープシコード)
(18)歌劇『リナルド』 HWV7 第2幕より「
私を泣かせてください」(ウィリアム・バベル版)
(リコーダー、テオルボ)
(19)歌劇『ロデリンダ』 HWV19より メヌエット(リコーダー、テオルボ、チェロ、ハープシコード)
(20)ジョン・バストン:6つのリコーダー協奏曲より
第6番 ニ長調 *世界初録音
(ソプラノリコーダー、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、ギター、ハープシコード)
※(1)-(3)、(11)-(13)、(15)、(17)-(19) エミリー・ベインズ編
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18世紀の手回しオルガンや音楽時計といった機械式楽器のための音楽に見られる魅力的で活気に満ちたスタイルを、自由な編曲を通して再現。
リコーダー奏者、エミリー・ベインズの10年にわたる研究の成果があらわれたアルバムです。
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ジョージ・クラム(1929-2022):作品集
夢の流れ(印象II)
~ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、打楽器、
グラスハーモニカのための(1976)
無伴奏チェロ・ソナタ(1955)
鯨の声
~フルート、チェロ、ピアノのための「鯨の声」(1971) |
アンサンブル・ドリームタイガー
キャスリン・ルーカス(フルート)
アレクサンダー・バラネスク(ヴァイオリン)
ロハン・デ・サラム(チェロ)
ダグラス・ヤング(ピアノ)
ジェームス・ウッド(打楽器) |
2022年に世を去ったクラム追悼盤
録音:1978年10月6日/オランダ、ミドルブルグ(ライヴ)
ジョージ・クラムが2022年2 月6日に世を去った直後、ヒルフェルスムのKRO-NCRV
放送から1978年オランダでのコンサート録音が発見されました。
ここには美しく独創的な『夢の流れ Dream
Sequence』(1976)のヨーロッパ初演も収録されています。
その貴重な音源のCD 化。商業リリースとしては初出です。
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セラー・セッションズ
ジョルジ・ブーランジェ(1893-1958):Tokay
(1938)
テイラー・スウィフト(b.1989) / エイブ・シュワルツ(1881-1963):
Shake it Off (2014) / Lebedik un Freylach
(Lively and Happy) (1920s)
アウレル・ゴーレ(1928-1989):
Hora din Budesti (Dance from Budesti)
(1967)
ドナ・サマー(1948-2012):I Feel Love
(1977)
J.S.バッハ(1685-1750):
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV
1001より
IV. Presto (1720)
ジェイ・ゴーニー(1896-1990):
Brother can you spare a dime- (1932)
フランシスコ・カベス(fl. mid-20th cent):Tamboo
(1951)
フランツ・シューベルト(1833-1897):
ピアノ三重奏曲第3番 変ホ長調より
II. Andante con moto (1827)
ソランジュ(b. 1986):Scales (2016)
ミスカ・ボルソー(1800-1864):
Isteni Csardas (Divine Tavern Csardas)
(c. 1848)
ジョルジ・ブーランジェ:Boulevard Boulanger
(Afrika) (c. 1938)
ヘルムート・リッター(1907-1988):Rote
Rosen (Red Roses) (c. 1938) |
ZRI
[ ベン・ハーラン(クラリネット、バスクラリネット)、
マックス・ベイリー(ヴァイオリン)、
マシュー・シャープ(チェロ、バリトン)、
ジョン・バンクス(アコーディオン)、
イリス・ピサライド(サントゥーリ)] |
ウィーンで交わる多様な音楽の可能性、ブラームスも聞いたかもしれない刺激的セッション
ブラームスの行きつけだったことでも有名なウィーンの居酒屋レストラン「赤いハリネズミ(Zum
Roten Igel)」を名前の由来とするアンサンブル「ZRI」によるアルバム。
国際的なオーケストラとの共演、即興演奏、異文化コラボレーションなど、豊富な経験をもつ5人の世界的音楽家で構成されています。
「赤いハリネズミ」は100年もの間ウィーンの音楽生活の中心地として機能しており、様々な文化交流があったと考えられます。
そこからイメージをたっぷり広げて編まれた、ジャンルを超えた様々な楽曲が民族楽器を含むミックス・アンサンブルで奏でられるという刺激的な収録内容です。
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ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル)
(1805-1847):歌曲集
[1820年]
Wenn ich ihn nur habe * /
Die Schonheit Nicht, Madchen * / Wohl
deinem Liebling *
[1823年]
Der Abendstern ** / Die sanften Tage
* /
Der Sanger * / An die Entfernte
[1824-26年]
Auf der Wanderung * / Abschied * /
Mond* / Sehnsucht [H-U 190]
[1827年]
Sehnsucht [H-U 192] * / Maigesang /
Seufzer * / An den Mond* /
An die Ruhe * /Sehnsucht [H-U 203]
* / Sehnsucht [H-U 205] /
Umsonst * / Suleika
[1828-33年]
Sehnsucht [H-U 217] / Nacht / In der
Ferne *
[1835-38年]
Uber allen Gipfeln ist Ruh' / Ach,
die Augen sind es wieder /
Das Meer Erglanzte / Ich wandelte unter
den Baumen
[1840-44年]
Der Furst vom Berge / Traurige Wege
/
Dammrung senkte sich von oben /
Traum / Mutter, o sing mich zur Ruh'
*
[1846年]
Erwache Knab', erwache * / Vorwurf
* 初録音
** 商業用初録音 |
ジェニファー・パーカー(メゾソプラノ)
ステファニー・ウェイク=エドワーズ(メゾソプラノ)
ティム・パーカー=ラングストン(テノール)
ジェームス・コールマン(ピアノ)
ジュヌヴィエーヴ・エリス(ピアノ)
エヴァン・ギルフォード(ピアノ) |
年を追うごとに高まってゆく声とピアノの扱い、多くの初録音を含む貴重なファニー・ヘンゼル歌曲集
録音:2023年1月3-8日/ライプツィヒ、メンデルスゾーンハウス
フェリックス・メンデルスゾーンの姉で、ピアノ曲や歌曲を残しているファニー・ヘンゼル。その生涯については多くのことが研究者によって明らかにされ、たくさんの手書き譜も見られるようになりましたが、肝心の音楽についてはまだあまり知られていません。
この現状を打破すべく、ヘンゼルの歌曲を研究し「HENSELSONGS
ONLINE」(henselsongsonline.org)に239曲の歌曲の楽譜を公開しているテノール歌手、ティム・パーカー=ラングストンを中心としたメンバーによる、貴重な初録音を含む歌曲集が登場しました。ヘンゼル自身もかつて暮らしていた、メンデルスゾーンハウスでの録音。
アルバムはヘンゼルが10 代の頃の初期作品にはじまり、晩年にかけて年代順に展開。先へ進むにつれ書法が発展し、音楽的にもどんどんと表現豊かになっていくのが聴き取れます。
最後に収録された「Vorwurf」はヘンゼルの作品10として、作曲家の死後に弟フェリックスによって出版された作品。
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