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OEHMS在庫限定特価セール
その1 ~43タイトル
最近のアイテム多し!
1CD\2700→\1890(一部\1990

~4/30(火)午前9時


 創設当時はBMGの販売網で販売され廉価盤レーベルとして名を馳せていたが、そのBMGがSONYと合併してしまったため一時期凋落。しかしその後NAXOSが販売元となり新録音レーベルとして再生、きちんとした在庫管理と流通が施される中、気づいたら世界有数の優良大型レーベルに成長したOEHMS。
 ここ数年のバブリーなリリースは目を見張るものがある。

 ということで今回はそんなOEHMSの膨大なリストから比較的最近の新譜を選んでの超特価セール。
 特に今回は比較的最近のアイテムが多い。



 在庫限定セールのため、完売の際はご容赦を。





OC1701
\2700→\1890
リヒャルト・シュトラウス&ワーグナー:チェロのための作品集
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
  1.第1楽章:Allegro con brio
  2.第2楽章:Andante ma non troppo
  3.第3楽章:Finale. Allegro vivo
 4.リヒャルト・シュトラウス:ロマンス ヘ長調 AV75
 5-9.ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンクの5つの歌(チェロ編)
  天使/とまれ/温室にて/悩み/夢
 10.ワーグナー:アルバムの一葉から-ロマンス ホ長調
   (ダーヴィト・ポッパーによるチェロとピアノ編)
 11.楽劇《トリスタンとイゾルデ》-序曲
    (ウェルナー・トーマス=ミフネ編)
ノルベルト・アンガー(チェロ)
ミヒャエル・シェーフ(ピアノ)

 ドイツ注目のチェリスト、ノルベルト・アンガー。ベルリン芸術大学でダヴィド・ゲリンガス、ハインリヒ・シフらの薫陶を受け、パリで開催された「ロストロポーヴィチ国際コンクール」で優勝、2011年のチャイコフスキー国際コンクールで第4位入賞など華々しい成果を収め、現在は世界中のオーケストラと共演、数多くのプロジェクトに参加しています。
 このアルバムで彼が取り組んだのは、リヒャルト・シュトラウスとワーグナーの作品集。シュトラウスには若き頃のチェロ・ソナタがありますが、ワーグナーにはチェロのための作品はありません。
 そこで彼が演奏したのは「ヴェーゼンドンク歌曲集」や『トリスタン』の序曲でした。歌うような語り口と深い音色が耳を捉えて離しません。ピアニスト、シェーフも彼の演奏にぴったり寄り添い、全ての曲に彩りを添えています。
  録音 2017年9月1-3日 テルデック・スタジオ ベルリン
 


OC1874
\2700→\1990
ワーグナー(1813-1883):ジークフリート牧歌
オルガンのためのトランスクリプション集

 幻想的交響曲
  1.歌劇《妖精》-序曲(アクセル・ラングマンによるオルガン編)…世界初録音
  2.歌劇《ローエングリン》-前奏曲(エドウィン・ヘンリー・ルメアによるオルガン編)
  3.歌劇《恋愛禁制》-序曲(アクセル・ラングマンによるオルガン編)
…世界初録音
  5.歌劇《リエンツィ》-前奏曲

 ジークフリート牧歌(エドウィン・ヘンリー・ルメアによるオルガン編)

ボーナス・トラック
 6.歌劇《タンホイザー》-「夕星の歌」(エドウィン・ヘンリー・ルメアによるオルガン編)
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
Woehl-orgel der Pfarrkirche Herz-Jesu Munchen

 オルガン奏者のハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン・トランスクリプションのシリーズ、新しいアルバムはワーグナー歌劇の序曲をオルガン用に編曲したものを集めた1枚で、《妖精》と《恋愛禁制》の序曲は世界初録音となります。
 オルガニスト、ヘンリー・ルメア(1866-1934)はワーグナー作品を好んでオルガン用に編曲しており、いくつかの作品はオルガニストの大切なレパートリーになっています。
 かたやアクセル・ラングマンは現代のオルガニスト・アレンジャーで、アルブレヒトは彼が編曲したラフマニノフの「死の島」オルガン版を演奏、その華麗な編曲法は高く評価されています。
 今回アルブレヒトはミュンヘンのヘルツ・イエズ教会の「ヴェール=オルガン(2003年製)」を演奏、造形的にも美しいモダンな楽器から鮮やかな響きを紡ぎ出しています。

 録音 2019年4月23-28日、Pfarrkirche Herz-Jesu, Munchen



OC1802
\2700→\1890
メタモルフォーゼンはヨッフムによる歴史的録音!
オーボエ協奏曲の指揮はヤンソンス!
 リヒャルト・シュトラウス:晩年の管弦楽作品集

  1.23の独奏楽器のための「メタモルフォーゼン」/
  2-5.オーボエ協奏曲 ニ長調
<1>
バイエルン放送交響楽団/
オイゲン・ヨッフム(指揮)/
<2-5>
シュテファン・シッリ(オーボエ)/
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 1959年10月21日(モノラル)…1, 2006年3月…2-5 ミュンヘン,ヘルクレスザール

 シュトラウスの晩年の名作「メタモルフォーゼン」は、1945年、第二次世界大戦でドイツの敗戦決定間近に書かれた作品で、彼の思い出がたくさん詰まった劇場や、町並みが悉く空爆で破壊されてしまうのを目の当たりにした時に書かれた「ドイツへのレクイエム」とも呼べる悲痛な音楽です。
 しかしそんなシュトラウスの思いを他所に、イギリスでは「ヒトラーへのレイクエム」として捉えられていたのは彼にとっては心外だったに違いありません。
 同じ年の「オーボエ協奏曲」はピッツバーク交響楽団の首席オーボエ奏者ジョン・ド・ランシーの依頼で作曲されたもので、こちらは全てを超越したかのような、モーツァルトを思わせる美しい作品です。
 メタモルフォーゼンはヨッフムによる歴史的録音、オーボエ協奏曲は2006年のヤンソンスによる新しい録音(OC737 に収録されていたもの)。この50年でリヒャルト・シュトラウス演奏における様相も随分変化したようです。
 


OC654
(SACD-Hybrid 2 枚組)
\3800→\2690
マーラー:交響曲 第9 番&第10 番(アダージョ)
<CD1>
 1-4.交響曲 第9 番 ニ長調
<CD2>
 1.交響曲 第10 番 嬰ヘ長調(1910.未完成)
   第1 楽章:Adagio アダージョ
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音 2011 年6 月…CD2, 2014 年1 月…CD1 ケルン シュトルベルガー・シュトラーセ・スタジオ Recording Producer, Editing, 5.0 Mix and Mastering: Jens Schunemann/Recording Engineer: Christian Feldgen /SACD Authoring: IngoSchmidt-Lucas,Cybele AV Studios

 シュテンツとケルン・ギュルツェニヒ管によるマーラー(1860-1911)・ツィクルスもこの1 枚で完了となります。最後に登場するのは感動的な第9 番と、第10 番のアダージョ。
 第9 番で素晴らしいドラマの構築を堪能したあと、1 枚のディスクに収録されたアダージョ楽章を聴くときには、大いなる満足感とともに一抹の寂しさを覚えずにはいられません。
 「大地の歌」と「第10 番全曲」(補筆は誰でもよい)もこの組み合わせで聞きたかった…と。
 すでにこのオーケストラの音楽監督の地位を離れたシュテンツ。次回は私たちの前に、どのような音楽を披露してくれるのでしょう?その期待も込めて、何回も繰り返して聞きたくなるアルバムです。
  


OC1823
\2700→\1890
シャルル・ケクラン:オーボエを含む室内楽作品集
 1-4.オーボエとピアノのためのソナタ Op.58/
 5-8.オーボエ、クラリネット、ファゴットのための三重奏曲 Op.206/
 9.イングリッシュホルンとピアノのための「遠き憧れ」 Op.20/
 10-13.オーボエ、フルート、ハープと
      弦楽四重奏のための「七重奏ソナタ」Op.221/
 14.無伴奏オーボエ・ダモーレのための「ティーテュルスの休息」Op.216-10
シュテファン・シーリ(オーボエ)/
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)/
クリストファー・コルベット(クラリネット)/
マルコ・ポスティンゲル(ファゴット)/
クリスティーナ・ビアンキ(ハープ)/
ダニエル・ギグルベルガー(ヴァイオリン)/
ヘザー・コットレル(ヴァイオリン)/
アニャ・クレイナッケ(ヴィオラ)/
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
録音 2014年10月18-19日,2015年4月9.10日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ

 日本ではもっぱら「ジャングル・ブック」の音楽を書いた人として知られるシャルル・ケクラン(1867-1950)ですが、実際は作品番号226に至る、たくさんの曲を残していて、その中でも静謐で内省的な雰囲気を湛えた室内楽作品は、ドビュッシーやプーランクともまた違う味わいを持つことで知られ、近年演奏される機会が増えています。
 今回このケクランの一連の作品を演奏しているのは、1991年からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者を務める名手シュテファン・シーリと、彼を取り巻く仲間たち。無伴奏から七重奏までと、まるで音のステンドグラスを見るような多彩で親密な響きは、室内楽作品を聴く喜びをダイレクトに体感させてくれるものです。



OC961
(2CD)
\3800→\2690
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」2幕
 ジョヴァンニ・ゲラルティーニ(台本)
 原作:セオドア・ボーダン・ドービニー&ルイ・シャルル・ケーニエ
 「La Pie voleuse」」
<CD1>
 1.序曲/2-18.第1幕/
<CD2>
 1-5.第1幕(続き)/6-12.第2幕/
<CD3>
 1-11.第2幕(続き)
ニネッタ・ヴィッラベッラ…ゾフィー・ベーヴァン(ソプラノ)/
フェルナンド・ヴィッラベッラ(ニネッタの父)…
 ジョナサン・レマル(バス)/
ジャンネット・ヴィングラディート(ニネッタの恋人)…
 フランシスコ・ブリート(テノール)/
ファブリッツィオ・ヴィングラディート(ジャンネットの父)…
 フェデリコ・サッキ(バス)/
ルチーア・ヴィングラディート(ジャンネットの母)…
 カタリーナ・レオソン(メゾ・ソプラノ)/
ゴッタルド(代官)…シム・キーワン(バス・バリトン)/
イザッコ(行商人)…ニッキー・スペンス(テノール)/
ピッポ(ジャンネットの家の召使)…
 アレクサンドラ・カドゥリナ(メゾ・ソプラノ)/
アントーニオ…ミヒャエル・マッコーン(テノール)/
ジョルジョ…ルリー・サモイロフ(バス)/
エルネスト…トーマ・シャルロワ(バス)/
裁判官…カルロス・クラウゼ(バス)/
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団/
フランクフルト歌劇場合唱団
 (合唱指揮…マティアス・ケーラー)/
ヘンリク・ナナシ(指揮)
録音 2014年4月 フランフルト歌劇場 ライヴ収録

 ロッシーニ(1792-1868)がミラノ・スカラ座向けにたった3か月で書き上げたというこの歌劇「泥棒かささぎ」は、当時流行していた「救出もの」であり、一般市民と、彼らに不当な圧力をかける権力者の対決を軸として、そこに恋愛が絡み、ヒロインが冤罪に陥れられるも、最終的には、悪い権力者よりも上の立場の人に救われるという、日本で言えば「水戸黄門」のような筋書のお話です。
 食器を盗んだ疑いで逮捕されてしまう娘ニネッタとその雇い主の息子で恋人のフェルナンド、逃亡兵で死刑宣告を受けたニネッタの父フェルナンド、そしてニネッタを狙う悪代官ゴッタルド。この3人を巡って展開するお話は、まさしく手に汗を握るものです。絶対絶命のニネッタですが、ひょんなことから真犯人が判明、同時に父親も国王の恩赦によって救われるという結末です。
 今回のフランクフルト・オペラはいつものヴァイグレでなく、ナナシが指揮棒を振り重厚かつ軽妙な音楽を奏で、最高に上手い歌手たちがとことんロッシーニ節を披露しています。
 



OC1848
\2700→\1890
クリスティーナ・ランドシャーマー:ウルマン&シューマンの歌曲を歌う
 1.ロベルト・シューマン(1810-1856):ことづて Op.77-5/
 2.シューマン:ばらよ、ばらよ Op.89-6/
 3.シューマン:ズライカの歌 Op.25-9/
 4.シューマン:東方のばらより Op.25-25/
 5.シューマン:愛の歌 Op.51-5/
 6-8.ヴィクトル・ウルマン(1898-1944): 3つのソネット Op.29
  <第1番:手紙よ、今私に/第2番:もう一度言いましょう/
   第3番:あの最初の口づけ>/
 9-12.シューマン:ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリート
  <第1番:君よ知るや南の国/第3番:ただあこがれを知る者だけが/
   第5番:私に言わせないで/
   第9番:大人になるまでこのままに>/
 13-18.ウルマン:ルイーズ・ラベの6つのソネット Op.39
  <ソネット第5番:クレア・ヴィーナス/
   ソネット第7番:私たちは死を見る/
   ソネット第8番:私は生き、私は死ぬ/
   ソネット第12番:竪琴と連れ/
   ソネット第18番:もう一度口づけを/
   ソネット第13番:ああ、若しわれにして>/
 19-25.シューマン:6つの詩とレクイエム Op.90
  <第1番:鍛冶屋の歌/第2番:私のばら/第3番:出会いと別れ/
  第4番:牛飼いのおとめ/第5番:孤独/第6番:重苦しい夕べ/レクイエム>
クリスティアン・ランドシャーマー(ソプラノ)/
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
録音 2015年7月14-17日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ

 シカゴ・リリック・オペラでデビューし、世界中の歌劇場に出演、めきめきと知名度を上げているソプラノ歌手ランドシャーマー。NAXOSレーベルからは「ペーター・コルネリウス:歌曲全集」という渋いレパートリーを録音。
 またバッハの「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」などの宗教曲でも抜群の歌唱力を示し、その美しい容姿を活かしてオペレッタの分野でも大活躍しているという、各方面から引く手あまたの歌手の一人です。
 このOEHMSレーベルへのデビュー・アルバムでも、シューマンとウルマンという比較的珍しい作品を歌い、知られざる曲への興味が著しくかきたてられるものとなっています。ゲロルト・フーバーの巧みな伴奏も聴きものです。



OC1862
\2700→\1990
マックス・レーガー:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101 エレナ・デニソヴァ(ヴァイオリン)/
グスタフ・マーラー・アンサンブル/
アレクセイ・コルニエンコ(指揮)
録音 2003 年4 月 オーストリア,Neuer Saal des Karntner Landeskonservatoriums Recording Producer: Dr. Gunther Antesberger / Recording Engineer: Otto Berger

 2016 年のレーガー・メモリアルイヤーを記念し、数多くのレーガー作品がリリースされましたが、この長大なヴァイオリン協奏曲は演奏家にとっても難曲であり、録音数もあまり多くありません。もちろんヴァイオリンには高度な技術が要求されますが、オーケストラ・パートの比重も高く、ブラームスのピアノ協奏曲のように「ヴァイオリンを伴う交響曲」と呼んだほうがしっくりくるという作品です。
 ソリストを務めるのは、ロシアで生まれ、現在オーストリアで活躍する名手エレナ・デニソヴァ。4 歳から演奏活動をはじめ、11 歳で初のレコーディングを行ったほどの神童で、多くのコンサート、音楽祭に出演し、その高い音楽性で聴衆を魅了しています。
 このヴァイオリン協奏曲は、バックを務めるアンサンブルも重要な役割を果たしますが、共演したグスタフ・マーラー・アンサンブルは、デニソヴァとコルニエンコの2 人が1996 年に「珍しい作品を上演する」ことを目的に設立。作品によってプレイヤーの数を変化させるなど、常に柔軟で意欲的な演奏を行う団体です。



OC1867
\2700→\1890
インゴルフ・トゥルバン、2016年録音
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番-第3番 他

 ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78(1833-1897)
   (使用楽器・・・1808年 ニコラス・リュポー製)
  ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100(1886)
   (使用楽器・・・1721年 ストラディヴァリ製)
  ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
   (使用楽器・・・2009年 マルティン・シュレスケ製)
 【アンコール曲】
  シューマン(1810-1856):
   ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105(1851)より
    11.第2楽章:Allegretto
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
ガブリエレ・ザイデル=ヘル(ピアノ)

 1964年ミュンヘンに生まれ、チェリビダッケに見い出され20歳台の若さでミュンヘン・フィルのコンサートマスターに就任。1988年までその地位にあった名手インゴルフ・トゥルバン。このブラームスのソナタ集は、彼の演奏活動30周年を記念して録音されたアルバムで、これまでパガニーニやタルティーニなどのイタリア物や、シュポア、ヤルナッハなどの秘曲を中心に録音してきたトゥルバンにとっては、新たな挑戦であり、独自の個性と真価が発揮するまたとない機会になっています。
 このライヴでトゥルバンは、曲の個性にふさわしい三挺の楽器を用意。第1番では「内省的で落ち着いた音色」、第2番では「女性的で軽い響き」、第3番では「劇的で現実的な音」と、トゥルバンが要求する音色を紡ぎ出す楽器の音色にも注目してください。

 録音 2016年4月13日Hochschule fur Musik & Theater, Munchen ライヴ収録



OC1877
\2700→\1990
天文学者ガリレオの末弟
 ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):
  タヴラチュアによるリュート曲集 第1集(ミュンヘン 1620年)

  1-5.ソナタ ハ短調 (ニ短調)
  6-10.ソナタ ト短調
  11-13.ソナタ ト長調
  14-16.ソナタ ヘ長調
  17-23.ソナタ ニ短調 (ハ短調)
  24-27.ソナタ ハ長調 (ニ長調)
  28-30.ソナタ 変ロ長調
  31-34.ソナタ イ短調
  35-38.ソナタ ヘ短調
アクセル・ヴォルフ(リュート)

 バロック期の作品だけでなく、サクソフォンとのアンサンブルはジャズの演奏もするなど幅広いレパートリーを持つリュート奏者アクセル・ヴォルフ。
 今作では著名な天文学者ガリレオ・ガリレイの末弟であるミケランジェロ・ガリレイのソナタに取り組みました。元来ガリレオ家はリュートに縁があり、彼らの父はリュート奏法の理論書を出版するほど楽器に精通していました。
 ミケランジェロはリュート奏者になり、やがてポーランドを経てリトアニアの宮殿に仕え、1607年にはバイエルンのマクシミリアン1世の宮廷楽団奏者になりました。この「タヴラチュアによるリュート曲集」はガリレイの代表作であり、各々のソナタはイタリアの様式に則った短い舞曲で構成されており、ヴォルフは多彩な表情の曲を生き生きと演奏しています。

 録音 2017年2月21-23日 Konzerthaus Blaibach


OC1881
\2700→\1990
Unverganglichkeit-不滅なるもの
ミヒャエラ・シュースター:リサイタル

 RUHE-休み
  1.コルンゴルト(1897-1957):不滅なるもの-第1番 不滅なるものI
  2.レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76-20 真っ赤な花が咲いている
  3.マーラー(1860-1911):若き日の歌 第5番 ドン・ファンの幻想
  4.マーラー:若き日の歌 第1番 春の朝
  5.コルンゴルド:6つの素朴な歌 Op.9 第6番 夏

 UNRUHE-休みなく
  6.マーラー:若き日の歌 第2番 思い出
  7.コルンゴルト:不滅なるもの-第2番 流れの速い川
  8.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第2番:Dies eine kann mein Sehnen nimmer fassen
  9.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第3番:Mond, so gehst du wieder auf
  10.クルト・ヴァイル(190-1950):Wie lange noch-あとどのくらい

 KOMMEN UND GEHEN-来るもの、行くもの
  11.マーラー:若き日の歌 第4番 たくましい想像力
  12.レーガー:素朴な歌 Op.76 第32番 Von der Liebe 愛によせて
  13.レーガー:素朴な歌 Op.76 第23番 Zwiesprach 対話
  14.レーガー:素朴な歌 Op.76 第11番 Mei Bua
 15.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第4曲 Gefasster Abschied
 16.ヴァイル:光の中のベルリン(声楽とピアノ版)

 VERGEHEN UND BESTEHEN-忘れられるもの、存在するもの
  17.マーラー:若き日の歌 第4曲 もう会えない
  18.レーガー:素朴な歌 Op.76 第18番 In einem Rosengartelein ばら庭園にて
  19.コルンゴルト:不滅なるもの-第3番 Das schlafende Kind 眠る子
  20.コルンゴルト:不滅なるもの-第4番 Stronger than Death 死よりも強く
  21.ヴァイル:ナナの歌

 BEGINNEN UND ENDEN-始まり、終わり
  22.レーガー:素朴な歌 Op.76 第44番 Klein Marie 小さなマリー
  23.レーガー:素朴な歌 Op.76 第12番 Mit Rosen bestreut ばらを敷き詰めて
  24.コルンゴルド:6つの素朴な歌 Op.9 第4番 Liebesbriefchen 恋文
  25.レーガー:素朴な歌 Op.76 第58番 Mausefangen ねずみ捕り
  26.レーガー:素朴な歌 Op.76 第48番 Zwei Mauschen 2匹の子ねずみ
  27.マーラー:若き日の歌 第5番 うぬぼれ

 NAHE UND FERNE-近くに、遠くへ
  28.コルンゴルト:古いスペインの歌 Op.38-3
  29.ヴァイル:告別の手紙
  30.ヴァイル:雨が降る
  31.コルンゴルト:お祝い Op.38-5
  32.コルンゴルト:不滅なるもの-第5番 不滅なるものII
 33.コルンゴルト:ドゥシュニッツ家のガチョウのレバー
ミヒャエラ・シュースター(メゾ・ソプラノ)
マティアス・ファイト(ピアノ)

 ドイツ出身のメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・シュスター。2008年にロイヤル・オペラで《サロメ》のヘロディアス役でデビュー。以降、幅広い役柄に挑戦し、いずれも表情豊かな歌唱で高く評価され、2016年にはウィーン国立歌劇場の来日公演にも帯同、この時は「ヴァルキューレ」のフリッカ役を歌い喝采を浴びました。
 このコルンゴルトの歌曲集「Unverganglichkeit=不滅なるもの」からタイトルを得たアルバムは、永遠の憧れと普遍性をテーマにしたもので、全て後期ロマン派の作曲家たちによる曲は各々の標題に沿って選ばれ、丁寧に歌われています。
 マーラーやレーガーの微笑ましい曲や、ヴァイルのひねりの効いた曲、中心となるコルンゴルトの曲など聴き応えのある1枚です。

  録音 2017年5月6-8日 Konzertsaal der Abtei Marienmunster, Germany



 OC1898
\2700→\1990
シューベルト(1797-1828):『冬の旅』
 (アクセル・ヴォルフとヒューゴ・ジークメトによる朗読、
  リュートとサックス編)
   1. おやすみ/2. 風見の旗/3. 凍った涙/4. 氷結/
   5. 菩提樹/6. 溢れる涙/7. 川の上で/8. 回想/
   9. 鬼火/10. 休息/11. 春の夢/12. 孤独/
   13. 郵便馬車/14. 霜おく頭/15. 烏/16. 最後の希望/
   17. 村にて/18. 嵐の朝/19. まぼろし/20. 道しるべ/
   21. 宿屋/22. 勇気/23. 幻の太陽/24. 辻音楽師
シュテファン・フンシュタイン(朗読)
ヒューゴ・ジークメト
 (ソプラノ&
  テナーサクソフォン、バスクラリネット)
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)

 (14弦リュート-&1993年 ヘンドリク・ハーゼンフス社、ピエトロ・ライルリヒ製)
 (14弦テオルボ-& 2000年 ギュンター・マルク、エルザ社、ティーフェンブルッカー製)
 録音 2019年7月16日-19日 realistic sound Studio

 ジャズとルネサンスの融合から生まれた「FLOW」(OC1826)と「NOW」(OC1897)。この2枚のアルバムで独自の世界を表現したリュート奏者アクセル・ヴォルフとサクソフォン奏者ヒューゴ・ジークメト。
 今作ではシューベルトの「冬の旅」にユニークな解釈を加えています。ここでは歌手は存在せず、テキストのみが朗読されます。時には歌うように、時にはつぶやくように語られる言葉を彩るのは、原曲を自由にアレンジしたリュートとサクソフォンの即興的な旋律。
 シューベルトのメロディは断片的に用いられるのみですが、空虚でありながらも作曲家が表現したかったであろう深い闇が効果的に描き出されています。
 原曲とは全く違う姿に変貌した「冬の旅」をお楽しみください。
 

OC874
\2300→\1890
ロシアの魂
 1-4.チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11/
 5-11.プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影より
  <第1番:Lentamente/第3番:Allegretto/第4番:Con eleganza/
   第16番:Dolente/第10番:Ridicolosamente/
   第17番:Poetico/第14番:Feroce>/
 12-15.ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
アポロン・ミューザゲート・クァルテット
<メンバー:
パヴェウ・ザレイスキ(第1ヴァイオリン)/
バルトシュ・ザフウォト(第2ヴァイオリン)/
ピョトル・シュミエウ(ヴィオラ)/
ピョトル・スクイヴェレス(チェロ)>
録音 2012年6月23-26日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ

 2008年にミュンヘン国際音楽コンクールで最優秀賞を獲得し一躍注目を浴びた、ポーランドの若手弦楽四重奏団、アポロン・ミューザゲート・クァルテット。2012年に来日した際も、その瑞々しい感性と揺るぎない解釈、そして見事なアンサンブルで耳の肥えた聴衆をうならせたのが記憶に新しいところです。
 OEHMSレーベルからの第2弾リリースはロシアの作品集。前作(OC749)は自己紹介のような選曲であり、ハイドン、ブラームス、シマノフスキ、シチェドリンと多彩なプログラムでしたが、今回はじっくり腰を据えて「ロシア物」に取り組んでいます。甘さと若々しさを併せ持つチャイコフスキー、諧謔的なプロコフィエフ、聴きやすそうな振りをして、実はトンデモなく難しい音楽であるショスタコーヴィチの第4番(特に終楽章が凄い)。やっぱり一筋縄ではいかない彼らの世界をじっくりと。
 

OC886
\2300→\1890
EVOCATION
 1.ドビュッシー(1862-1918):子どもの領分より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」/
 2.ドビュッシー:前奏曲 第1巻より「ヴィーノの門」/
 3.アルベニス(1860-1909):イベリア 第2巻より「トゥリアーナ」/
 4.アルベニス:イベリア 第1巻より「エボカシオン(招魂)」/
 5.アルベニス:イベリア 第1巻より「セビーリャの聖体祭」/
 6-17.シューマン(1810-1856):子どもの情景 Op.15
  <見知らぬ国と人々について /不思議なお話/鬼ごっこ/おねだり/
   十分に幸せ/重大な出来事/トロイメライ/暖炉のそばで/
   木馬の騎士/怖がらせ/眠りに入る子ども/詩人は語る>
キム・バルビエ(ピアノ)
録音 2012年3月 ベルリン テルデック・スタジオ

 フランスのピアニスト、キム・バルビエ。彼女はフランス人とベトナム人の両親の間にパリで生まれました。その後アフリカと南フランスで育ち、パリのコンセルヴァトワールではピエール=ロラン・エマールに教えを受けています。
 他にもジョルジ・クルタークやパトリック・コーエン、レオン・フライシャーなどの錚々たる名手に指導を受けた彼女、驚くほど幅広いレパートリーを持っています。そのため、ソリストとしてだけでなく、多くの指揮者や共演者たちに愛されており、数多くのオーケストラやアンサンブルと共演、世界中でコンサートを行い好評を博しているのです。
 この「EVOCATION」と題されたアルバムは、ドビュッシーとアルベニス、シューマンという3人の作曲家の作品が収められたもの。美しいタッチで演奏された全ての曲から立ち上る香気がたまりません。いつまでも子供の心を忘れない大人に捧げる1枚です。
 


OC941
(3CD)
\6000→\3490
フランクフルト歌劇場
 ワーグナー:歌劇「リエンツィ」
コーラ・リエンツィ:教皇の公証人…ペーター・ブロンダー(テノール)/
イレーネ:リエンツィの妹…クリスティアーネ・リボル(ソプラノ)/
ステファーノ・コロンナ:コロンナ家の当主…ファルク・シュトゥルックマン(バス)/
アドリアーノ:コロンナの息子…クラウディア・マーンケ(ソプラノ)/
パオロ・オルシーニ:オルシーニ家の当主…ダニエル・シュムツハルト(バリトン)/
教皇の特使…アルフレッド・ライター(バス)/
バロンチェリ:ローマ市民…ベアウ・ギブソン(テノール)/
チェッコ・デル・ヴェッキオ:ローマ市民…ペーター・フェリックス・バウアー(バス) 他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
フランクフルト歌劇場合唱団(合唱指揮…マティアス・ケーラー)/
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2013年5月17.20日 アルテ・オパー・フランクフルト

 ヴァイグレとフランクフルト歌劇場によるワーグナー(1813-1893)の初期オペラ・ツィクルス。遂に問題作「リエンツィ」の登場です。この作品は堂々たる序曲が良く知られていますが、内容もまた豪勢なもの。最初の構想では全曲を演奏するのに5時間以上も掛かることもあって、現在では大抵短縮版(この録音も)で上演されています。
 後のワーグナー作品のような半音階的な音楽ではなく、どこかヴェルディをも思い起こさせる明快なメロディですが、甘い愛のデュエットや、攻撃的な金管楽器の使い方はワーグナー独自のものであり、ヴァイグレはそんな部分も存分に生かした、迫力ある世界を描き出しえtいます。ベテランと若手をバランスよく配した歌手たちの歌唱にも大満足です。
 


OC1888
\2700→\1890
キタエンコ(指揮)&ザグレブ・フィル
 ストラヴィンスキー(1882-1971):作品集

 交響曲 変ホ長調 op.1
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Scherzo.Allegretto
  3.第3楽章:Largo
  4.第4楽章:Finale.Allegro molto
 小管弦楽のための組曲 第1番
  5.I.Andante
  6.II.Napolitana
  7.III.Espanola
  8.IV.Balalaika
 小管弦楽のための組曲 第2番
  9.I.Marche
  10.II.Valse
  11.III.Polka
  12.IV.Galop
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
 2011/12年のシーズン以来、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めているキタエンコ。ロシアのレパートリーを自家薬籠中の物としているキタエンコらしく、ザグレブ・フィルとの最初の録音もストラヴィンスキーが最初に書いた「交響曲 第1番」で決めてきました。
 この曲はストラヴィンスキーがリムスキー=コルサコフの下で修業時代を過ごしていた時期(1905年頃)に書かれた曲で、チャイコフスキーやグラズノフの影響が強く感じられる壮大で美しい曲想を持っています。
 若書きの作品とは言え、オーケストラの性能と響きがフルに生かされており、キタエンコは冒頭の金管の咆哮を含め、抒情的な第3楽章、賑やかな終楽章など曲全体をたっぷりと鳴らしています。
 余白に収録された2つの「小管弦楽のための組曲」は、もともとピアノ連弾曲をオーケストラ用に編曲したもの。どちらも様々な舞曲が取り混ぜられており、キタエンコは各々の曲の性格を強調し、短いながらも聴き応えたっぷりに仕上げています。

  【録音】録音時期:2017年9月20日-23日 録音場所:ザグレブ・フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


OC440
\2700→\1890
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管
 ラフマニノフ:交響曲 第1 番 ニ短調 他

  1-4.交響曲 第1 番 ニ短調 Op.13/
  5.幻想曲「岩」Op.7
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2013 年1 月…1-4, 2013 年5 月…5 ケルン シュトルベルガー・シュトラッセ・スタジオ

 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのチャイコフスキー・ツィクルスを堂々完成させたドミトリー・キタエンコ、次はラフマニノフ(1873-1943)の交響曲全集に挑戦です。
 もちろん曲数は少ないのですが、どの曲もぎっしりと内容が詰まっており、相手としては申し分ありません。新しいサクセス・ストーリーの始まりです。
 まずは1895 年に完成された交響曲第1 番から。初演が大失敗したことで知られるこの作品(ラフマニノフはこの失敗で大きな精神的打撃を受けました)、失敗した原因の一つには初演を指揮したグラズノフの悪い演奏があるともされています。もしキタエンコが初演したなら…その後のロシアの音楽的歴史は大きく変化した…かも知れませんね。



OC448
(2CD)
\3800→\2690

キタエンコ/ケルン・ギュルツェニヒ管
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71 他


〈CD1〉『チャイコフスキー:
 バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71 2 幕』
 1.序曲/
 《第1 幕:第1 場》
  2.情景:クリスマスツリー/
  3.行進曲/4.子供たちの小ギャロップと両親の登場/
  5.ドロッセルマイヤーの贈り物/6.祖父の踊り/
  7.人形/愚者/黒人/8.大人たちの踊り/
 《第1 幕:第2 場》
  9.マーシャはベッドに行く/
   ねずみとショウガパンの兵士の戦い/
   くるみ割り人形の介入、マーシャの手助け/
   くるみ割り人形、王子になる/第1 幕:第3 場/
 10.松林の踊り/雪片のワルツ/
〈CD2〉
 《第2 幕:第4 場》
  1.砂糖の国の魔法の城にて/2.情景/
 《ディヴェルティスマン》
  3.チョコレート‐スペインの踊り/
  4.コーヒー‐アラビアの踊り/5.お茶‐中国の踊り/
  6.トレパック‐ロシアの踊り/7.葦笛の踊り‐パ・ド・トロワ/
  8.ジゴーニュ小母さんと道化たち/9.花のワルツ/
 《パ・ド・ドゥ》
  10.イントラーダ/11.ヴァリアシオン I:タランテラ/
  12.ヴァリアシオン II:金平糖の踊り/13.コーダ/
  14.終幕のワルツとアポテオーズ/

 15-18.ストラヴィンスキー(1882-1971):
  ディヴェルティメント「妖精の口づけ」
   《第1 曲:シンフォニア/第2 曲:スイスの踊り/
    第3 曲:スケルツォ/第4 曲:パ・ド・ドゥ》
ケルン大聖堂少年合唱団
 (合唱指揮:エベルハルト・メッテルニヒ)…CD1:10/
ドミトリー・キタエンコ/
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 録音 2015 年10 月5-9 日 ケルン スタジオ・シュトルベルガー・シュトラーセ Recording Producer, Digital Editing and / Mastering: Jens Schunemann /Recording Engineer: Christian Feldgen

 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団が“首席指揮者”の任にあたることのなかったドミトリー・キタエンコに“名誉指揮者”の称号を送ったのは、その数多い録音が高く評価されているためです。
 ショスタコーヴィチ(Capriccio C49545)、プロコフィエフ(C7190)、ラフマニノフ、そしてチャイコフスキー(OEHMS OC027)の各々の交響曲全集は、その機動力の高さと緻密な構成、迫力ある音色で他の追従を許しません。
 とりわけチャイコフスキーに関しては、交響曲の録音が終了してから歌劇「イオランタ」(OC963)の全曲盤をリリース、キタエンコの思い入れの深さが感じられましたが、今回の「くるみ割り人形」全曲盤も注目すべき演奏です。
 この作品は組曲版の演奏が多い中、キタエンコは全曲版を選択し、この物語の全容をすみずみまで聴かせています。一瞬たりとも聴き手の耳をそらすことのない集中力の高い演奏は、キタエンコとオーケストラの良好な関係性を明確に示しています。
 余白に収録されたストラヴィンスキーの「妖精の口づけ」も絶品。



OC457
\2700→\1990
キタエンコ(指揮)&ケルン・ギュルツェニヒ管
 シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.43

 1.第1楽章:Allegretto
 2.第2楽章:Tempo Andante, ma rubato
 3.第3楽章:Vivacissimo
 4.第4楽章:Finale: Allegro moderato
5.グリーグ(1843-1907):4つの交響的舞曲 Op.64より
  第2番 Allegretto grazioso
6.グリーグ:2つの悲しい旋律 Op.34より
  第2番「過ぎにし春」
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団より名誉指揮者の称号を贈られたキタエンコによる圧巻のシベリウスが登場。
 キタエンコは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフ、チャイコフスキー、ラフマニノフの交響曲全集を始めとしたロシア作品の数多くの録音が、どれも大好評を得ていますが、北欧ものはあまり手掛けておらず、グリーグやゲーゼ、グヴァイドリーナなどのいくつかの演奏の録音があるのみで、シベリウスの録音はほとんど見当たりません。
 しかし、雄大な楽想を持つ「第2番」こそ、キタエンコが紡ぎ出す重厚な響きを余すことなく生かせる作品です。第1楽章から終楽章に至るまでの劇的な展開も、キタエンコらしく一気呵成に聴かせます。
 同時収録のグリーグも表情豊かな演奏であり、グリーグ作品の持つ郷愁の念が強く表現されています。

  録音:2015年6月6.9日 Philharmonie Koln…1-4 2017年9月8日  Studio Stolberger Strase, Koln…5.6


OEHMS レーベルに堂々登場!
日本のマリンバ奏者「布谷史人」


 秋田県大館市に生まれ、現在はドイツに在住しているマリンバ奏者、布谷史人(ぬのやふみと)。
 オランダの楽器メーカー「Adams Mallet Instruments-アダムス・マリンバ」の専属アーティストとして、ドイツを拠点にヨーロッパ各国、アメリカ、日本で演奏活動を行っています。
 数多くのコンクール受賞歴を持ち、その演奏は海外の音楽誌や新聞紙上で絶賛されており、日本国内でも秋田を中心に(2015 年からは秋田の観光大使も務めています)広く人気を獲得している彼の演奏、まずは今回の趣向の違う2 タイトルをぜひ味わってみてください。


OC1851
\2700→\1890
布谷史人(マリンバ)
 ピアソラ・オン・マリンバ

 1.ブエノスアイレスの冬
 タンゴ組曲
  2.第1 曲:デチーゾ、決然と
  3.第2 曲:アンダンテ
  4.第3 曲:アレグロ
 5.エスクアロ 鮫
 6.オブリビオン 忘却
 7.アディオス・ノニーノ
 タンガータ組曲「風神と水の精」
  8.フガータ
  9.孤独
 10.終曲/タンガータ
 11.リベルタンゴ
布谷史人(マリンバ)
車野桃子(ピアノ)…1.5-11
誉田広耶(マリンバ)…2-4
佐藤友香(バイオリン)…5.7
 録音 2015 年&2016 年 東京 稲城市立 i-プラザホール

 バンドネオンだけでなく最近は様々な楽器で演奏されるピアソラの名曲の数々。この布谷のマリンバでの演奏も曲の持つ情熱や哀愁を丁寧に描き出した見事なものとなっています。
 1990 年代から2000 年代の初めにピアソラがブームになった頃、マリンバを学んでいた布谷は彼の母に「マリンバでピアソラを弾いて」と懇願されたそうですが、当時の彼は「マリンバ以外のために書かれた曲をマリンバで演奏するなんてとんでもない」と困惑していたそうです。
 しかし「リベルタンゴ」の編曲を始めた途端ピアソラにのめり込んでしまった彼、その時から「ピアソラだけのアルバムを制作したい」という思いに駆られてしまいました。
 そして2007 年から企画を立て、ようやく完成したのがこの1 枚です。熱き思いの発露をぜひお聴きください。




OC1804
\2700→\1890
フランツ&リヒャルト・シュトラウス:ロマンティック・ホルン作品集
 1.フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス(1822-1905):告別/
 2. F.J.シュトラウス:ホルンとピアノのためのノットゥルノ Op.7/
 3. F.J.シュトラウス:ホルンとピアノのための「主題と変奏」Op.13/
 4. F.J.シュトラウス:シューベルトの「あこがれのワルツ」による幻想曲/
 5.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アルプホルン(J.ケルナーの詩による)/
 6.R.シュトラウス:ホルンとピアノのためのアンダンテ Op.86A/
 7. R.シュトラウス:序奏、主題と変奏 変ホ長調 /
 8.フランツ・ハーゼンネール(1885-1970):
  もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル Op.28
   (ヴァイオリン、クラリネット、ホルン、ファゴット、コントラバスのための)
ハン・シャオメイ(ホルン)/
ペーター・シュマルフス(ピアノ…1-7)/
カーチャ・ブースト(メゾ・ソプラノ…5)/
ドラ・ブラチコヴァ(ヴァイオリン…8)/
ライナー・ミューラー=ファン・レクム(クラリネット…8)/
マルク・エンゲルハールト(ファゴット…8)/
マルティン・ドブナー(コントラバス…8)

 リヒャルト・シュトラウスの父親、フランツ・ヨーゼフ・シュトラウスはミュンヘン宮廷歌劇場の首席ホルン奏者を務めていました。当時の歌劇場では、ワーグナーなどの当時としては先鋭的な作品が上演され、父ヨーゼフはそれらを演奏していたにも拘わらず、彼は全く評価することなく、「ジュピター交響曲は最も偉大な作品である」とモーツァルトを全力で賛美していたといいます。
 そんな父を持ったリヒャルト。20 歳頃までは父の教えに従い、かなり保守的な作品を書いていたのですが、その後の方向転換はご存知の通り。
 父親がどれほど眉をひそめたかは想像に難くありません。このアルバムでは、そんな父と子、そしてここから派生した「もうひとりのティル」を収録し、ホルンの妙技を通して、当時の音楽事情にも目を向けようという意図が感じられます。ちなみに「アルプホルン」はリヒャルトが14 歳の時の作品。すでに型にはまることのない息子の才能が溢れ出しているように思われます。
 ここでホルンを吹くハン・シャオメイもホルン奏者を父に持ち、10 歳からホルンを始めた人。共感溢れる歌心はそんな中から生まれたのでしょう。


OC871
(2CD)
\3800→\2690
シュペリング(指揮)&ダス・ノイエ・オルケスター
 ロベルト・シューマン:ばらの巡礼・レクイエム

<CD1.ばらの巡礼 Op.112>
 1-10.第1部/11-24.第2部/
<CD2.レクイエム 変イ長調 Op.148>
 1-2.Requiem…永遠の安息を/
 3-5.Dies irae…怒りの日/
 6-7.Offertorium…奉納唱/
 8.Sanctus…聖なるかな/
 9.Benedictus-Agnus Dei-Lux aeterna…祝福あれ-神の子羊-永遠の光
ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)/
アントニア・ブルヴェ(ソプラノ)/
オリヴィア・フェルモイレン(メゾ・ソプラノ)/
ダニエル・ベーレ(テノール)/
トビアス・ベルント(バリトン)/
コルス・ムジクス・ケルン/
ダス・ノイエ・オルケスター/
クリストフ・シュペリング(指揮)
録音 2010年9月19日 ケルン 西部ドイツ放送,クラウス・フォン・ビスマルク-ザール
Recording Producer: Barbara Valentin, Recording Engineer: Mark Hohn, Recording Assistant & Editing: Astrid Grosmann

 シューマン(1810-1856)がその晩年になって、立て続けに作曲したオラトリオ「ばらの巡礼」とレクイエム変ニ長調の2曲を、シュペリングの慈愛溢れる演奏で。
 「ばらの巡礼」は、人間界に下ったばらの精の物語であり、題材は若き頃の作品である「楽園とペリ」に似ているものの、はるかに円熟した音楽に満たされています。レクイエムは彼の最後の大作であり、持てる力を全て振り絞ったかのような悲痛さと、静謐な美しさを備えています。どちらも極めて充実した作品でありながら、あまり演奏の機会に恵まれないこの2曲を、等身大の姿で再現した名演です。



OC1840
(2CD)
\3800→\2690
ジモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
 フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」

<CD1>1-6.プロローグ/7-15.第1部/
<CD2>1-10.第2部
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール…ヨハネ)/
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス…主の声)/
インガ・カルナ(ソプラノ)/
ベッティーナ・ランシュ(メゾ・ソプラノ)/
ドヴレット・ヌルゲルディエフ(テノール)/
フォルカー・クラフト(オルガン)/
NDR合唱団/
ラトヴィア国立合唱団/
ハンブルク・フィルハーモニカー/
ジモーネ・ヤング(指揮)
2015年6月14.15日 ハンブルク ライスハレ ライヴ録音

 フランツ・シュミット(1874-1939)の大作オラトリオ「七つの封印の書」の登場です。
 1938年に完成されたこの作品は、第2次世界大戦が始まる前の不穏な空気を克明に映し取った問題作であり、またフランツ・シュミット自身の作品の集大成でもあるという壮大なものです。
 新約聖書の「ヨハネの黙示録」をテキストにしたこの音楽には明確なストーリーはありませんが、のどかな響きに満ちた冒頭の「天上のプロローグ」が終わり、封印が解かれていくたびに、絶望や悲しみが溢れ出してきます。この世界の悲痛な叫びを聴いているだけでも背中が総毛立つに違いありません。
 今回のシモーネ・ヤングの指揮によるこの演奏は、迫力はもちろんのこと、作品が内包する諸問題を突きつけてくるかのような迫真に満ちています。
 軽めの声質であるフローリアン・フォークトをヨハネに配しているところも注目です。


OC946
(3CD)
\6000→\3490
フランクフルト歌劇場&ド・ビリー(指揮)
 リヒャルト・ワーグナー:歌劇「ローエングリン」

<CD1>1-12.第1幕/13-15.第2幕/
<CD2>1-14.第2幕(続き)/<CD3>1-15.第3幕
ローエングリン…ミヒャエル・ケーニヒ(テノール)/
エルザ・フォン・ブラバント…カミュラ・ニュルンド(ソプラノ)/
フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵…ロバート・ヘイウォード(バリトン)/
オルトルート…ミカエラ・シュースター(メゾ・ソプラノ)/
ハインリヒ・デア・フォーグラー…ファルク・シュトルックマン(バス)/
ハインリヒ王の伝令…ダニエル・シュムッツハルト(バス) 他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団/
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
録音 2013年3月.4月 フランクフルト歌劇場

 2010年までウィーン放送交響楽団の音楽監督を務め(後任はコーネリアス・マイスター)、この楽団の士気を飛躍的に高め、かつ意欲的な演奏を数多く聴かせた指揮者ベルトラン・ド・ビリー。現在は世界中のコンサートホールと歌劇場で優れた演奏を披露しています。
 そんな彼の最新作はフランクフルト歌劇場とのワーグナー「ローエングリン」です。ワーグナー(1813-1883)の初期から中期における作品で、10世紀前半のアントウェルペンを舞台に英雄的なテノール“ローエングリン”と、純真なソプラノ“エルザ”、そして老獪なメゾ・ソプラノ“オルトルート”を中心に陰謀と愛が蠢くストーリー、いつの時代も聴く人の胸を打つものです。歌手たちの力量はもちろんのこと、オーケストラにも高い技術と表現力を要求するこの歌劇、ド・ビリーは透明感溢れる色彩で、見事にワーグナーが望んだであろう響きを表出しています。
 エルザ役のニュルンドやハインリヒ王役のシュトルックマンの安定した歌唱はもちろんのこと、タイトル役のケーニヒ(風貌は若干こわもて)の堂々たる歌唱にも注目です。



OC947
(2CD)
\3800→\2690
ヴァイグレ&フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」

 序幕と1幕の歌劇 フーゴー・フォン・ホフマンスタール 台本
<CD1>1.前奏曲/2-8.序幕/9-15.オペラ/
<CD2>1-6.オペラ(続き)
プリマドンナ/アリアドネ…カミラ・ニュルンド(ソプラノ)/
ツェルビネッタ…ブレンダ・リー(ソプラノ)/
テノール歌手/バッカス…ミヒャエル・ケーニヒ(テノール)/
作曲家…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)/
音楽教師…フランツ・グルントヘーバー(バリトン)/
ナイアーデ…エリザベス・ライター(ソプラノ)/
ドリアーデ…カタリナ・マギエラ(ソプラノ)/
エコー…マレン・ファヴェラ(ソプラノ) /
執事長…ウィリアム・レルトン(語り) 他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2013年10月 フランクフルト歌劇場 ライブ収録

 モリエールの戯曲を元にした歌劇「町人貴族」において、シュトラウス(1864-1949)とホフマンスタールが目指した「演劇と音楽の完全なる融合」は、結局実を結ぶことはありませんでした。しかしこの長すぎる歌劇の中の劇中劇「ナクソス島のアリアドネ」は、その後シュトラウスによって独立した物語に改訂され、皮肉たっぷりのプロローグを付け加えられて、新しい装いに生まれ変ったのはご存知の通りです。
 別々に用意された喜劇と悲劇、そして終演時間の制約…歌手と作曲家、そのほかの登場人物の軋轢と世間体。そして愛のもつれ。これらに上手く折り合いをつけ、更なる問題提起まで織り込んだこのオペラ(その上、ほかのオペラに比べて上演時間も短めです)は、聞けば聞くほどに魅力が増すものです。わがままなプリマドンナを歌うニュルンドを筆頭に芸達者をそろえたこの上演、ヴァイグレがぴりりと全体を制御しています。


OC963
(2CD)
\4000→\3490
キタエンコ(指揮)&ケルン・ギュルツェニヒ管
 「くるみ割り」とふたごのオペラ
  チャイコフスキー:歌劇「イオランテ」
イオランタ…オレシャ・ゴロフネーヴァ(ソプラノ)/
レネ王…アレクサンダー・フィログラドフ(バス)/
ローベルト…アンドレイ・ボンダレンコ(バリトン)/
ボデモン…ドミトロ・ポポフ(テノール)/
イブン=ハキヤ…フラディスラフ・スリムスキ(バリトン)/
アルメリク…ジョン・ホイゼンレーダー(テノール)/
ベルトラン…マルク=オリヴィエール・エッテルリ(バス)/
マルタ…ユスティナ・サムボルスカ(アルト)/
ブリギッタ…ダリア・シェヒター(ソプラノ)/
ラウラ…マルタ・ウリク(メゾ・ソプラノ)/
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
ケルン歌劇場合唱団/
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2014年10月17-19日 ケルン フィルハーモニー

 チャイコフスキー(1840-1893)の交響曲全集ツィクルスを完成させたキタエンコですが、まだまだこの作曲家へと燃やす愛の炎は消えていなかったのです。
 この「イオランタ」は1892年のクリスマス・シーズンである12月18日に、あの「くるみ割り人形」と同日初演された1幕の短いメルヘン・オペラです。
 さすがに2演目の同時公演は壮大すぎたのか、翌日チャイコフスキーは弟に「2つの華麗な作品で目が疲れた」と手紙を書いたといいます。
 またグスタフ・マーラーがこの作品を1893年1月3日にハンブルク、1900年3月22日にウィーンで、それぞれ初演しているというのも興味深いところです。
 そんな愛らしいこの作品、内容は盲目の姫と彼女を巡る人々の物語。全ての登場人物は優しく思いやりに溢れ、物語もほのぼのと進行し、もちろん最後はハッピーエンドで締めくくられます。


OC964
(3CD)
\6000→\3490
フランクフルト歌劇場 ライヴ
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「影のない女」3 幕
皇后…タマーラ・ウィルソン(ソプラノ)/
染物師バラク…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
バラクの妻…ザビーネ・ホグレーフェ(ソプラノ)/
乳母…ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)/
皇帝…ブルクハルト・フリッツ(テノール)/
伝令使…ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)/
若い男の幽霊…ミヒャエル・ポーター(テノール)/
鷹の声…ブレンダ・リー(ソプラノ)/
バラクの兄弟(片目)…フランツ・マイヤー(バス)/
バラクの兄弟(片腕)…ビョルン・ビュルガー(テノール)/
バラクの兄弟(ねこぜ)…ハンス=ユルゲン・ラツァール(バリトン) その他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2014 年10 月.11 月 フランクフルト歌劇場 ライヴ収録

 快進撃を続けるセバスチャン・ヴァイグレとフランクフルト歌劇場のオペラ全曲シリーズに、いよいよリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の大作「影のない女」が登場します。モーツァルトの「魔笛」を意識したと言われる作品ですが、内容は難解であり、なかなか全容を捉えることは難しいとされています。
 とはいえ、リヒャルト・シュトラウスを得意とするヴァイグレのこと、全体を見通し良く纏め上げていることは言うまでもありません。大管弦楽と、多数の歌手を必要とする大掛かりなオペラですが、全てがバランスよく、納得の行く仕上がりとなっているのはさすがです。
 染物氏バラクを演じたテリエ・ステンスヴォルトは、2014 年のシーズンをもって舞台から引退。これが「さよなら公演」となりましたが、そんなことは微塵も感じさせない充実した歌唱を聞かせます。




OC461
\2700→\1890
メルビッシュ祝祭管
 ツェラー(1842-1898):喜歌劇《小鳥売り》3幕

  モリッツ・ヴェスト&ルードヴィヒ・ヘルト(台本)
 1-11.第1幕
 12-19.第2幕
 20-22.第3幕
アダム:チロルの小鳥売り…ベルンハルト・ベルヒトールド(テノール)
クリステル:郵便配達の娘…マルティナ・フェンダー(ソプラノ)
大公妃マリー…エレナ・プシュタ(ソプラノ)
アデライーデ…ダグマール・シェレベルガー(ソプラノ)
ヴェプス男爵…ルペルト・ベルクマン(バリトン)
スタニスラウス伯爵…マキシミリアン・マイヤー(テノール)
ズュフレ教授…ヴォルフガンク・ドシュ(テノール)
ヴュルムヒェン教授…ゲルハルト・エルンスト(バリトン)
シュネック…ライムンド・シュタングル(テノール) 他
ゲリット・プリースニツ(指揮)
メルビッシュ祝祭管弦楽団/合唱団
 「チロルでの贈り物はばら」など、何曲かのアリアのみが知られるツェラーの喜歌劇《小鳥売り》。オーストリアの小さな村で起きる騒動を、美しいメロディに載せた楽しい物語です。
 郵便配達の娘クリステルと愛し合う小鳥売りアダム。しかし美しいクリステルに目を付けたのがヴェプス男爵とその甥、スタニスラウス伯爵でした。伯爵は大公殿下になりすましクリステルに言い寄りますが・・・。
 メルビッシュ音楽祭でこの演目が上演されるのは実に20年ぶりということで、歌手もオーケストラも気合の入った演奏を繰り広げています。

  録音 2017年7月6.8日 Seefestspiele Morbisch, Stage ライヴ録音
 


OC463
\2700→\1890
ローマン・トレーケル(バリトン)
 シューベルト(1797-1828):歌曲集「白鳥の歌」

 1.白鳥の歌 Op.23-3
 2.月に寄せて
 3.さすらい人と月
 4.墓掘人の郷愁
 5.海の静けさ
 6.猟師の娘
 7.海辺で
 8.都市
 9.影法師
 10.彼女の絵姿
 11.アトラス
 12.愛の便り
 13.戦士の予感
 14.春のあこがれ
 15.セレナード
 16.わが宿
 17.秋
 18.遠い国で
 19.別れ
 20.鳩の使い
ローマン・トレーケル(バリトン)
オリヴァー・ポール(ピアノ)
 1988年からベルリン国立歌劇場のソリストとして頭角を現し、現在では優れたリート歌手として世界中で活躍を続けるバリトン歌手トレーケル。シューベルトの三大歌曲集は2004年に「美しき水車小屋の娘」、1998年と2007年に2度の「冬の旅」の録音がありますが、「白鳥の歌」は来日時のリサイタルで披露したもののCDの録音はありませんでした。
 ファンにとって待望の1枚となるこのアルバムでは通常の「白鳥の歌」歌曲集に、独立した番号を持つ別の曲である「白鳥の歌」をはじめとした4曲を加えた全20曲を暖かみのある声で歌い上げています。
 長年のパートナーであるオリヴァー・ポールとの息のあったやりとりも聴きものです。

  録音 2017年1月14.15.18.20日 OPS Berlin
 

OC1875
\2700→\1890
Lieder im Volkston-民謡のスタイルによる歌曲集
 1.レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76-3 Waldeinsamkeit 森の孤独
 2.ダルベール(1864-1932):Rosmarin ロスマリン
 3.ベッカー(1842-1924):Niederlandisches Wiegenlied オランダの子守歌
 4.バーガー(1861-1911):Nein und ja イエス、ノー
 5.ブレッヒ(1871-1958):Schon Rohtraut 美しいロートラウト
 6.ブリュル(1846-1907):Nachtwandler 夜のさすらい人
 7.ブンガート(1845-1915):Frau Holle ミセス・ホッレ
 8.デッバー:So Einer war auch Er 彼も一人
 9-10.オイレンブルク(1847-1921):Wir Beide
  我々はどちらも-浜辺で/忠実な思い出
 11.ゲルンスハイム(1839-1916):Abendlied 夕べの歌
 12.ゴルトシュミット(1848-1906):Gebet 祈り
 13.ヘルマン(1870-1931):Das Ringlein sprang entzwei 指輪は半分に
 14.ヒルダッハ(1849-1924):Der Schnitter 死神
 15.ホーホベルク(843-1926):Der schonste Tod 最も美しい死
 16.フンパーディンク(1854-1921):Rosmarin ロスマリン
 17.カーン(1865-1951):Volkslied 民謡
 18.キーンツル(1857-1941):Rieke im Manover singt リエケは機上で歌う
 19.クレッフェル(1840-1913):Ich denke oft an's blaue Meer
  私はしばしば青い海について考える
 20.コス:Die Verlassene 去るもの
 21.ラッセン(1830-1904):Hoppoldey
 22.オックス(1858-1929):Von mond und den sternlein 月とお星さま
 23.プフィッツナー(1869-1949):Untreu und trost 不平と慰め
 24.ライネッケ(1824-1910):Rheinisches Volkslied ラインの民謡
 25.シリングス(1868-1933):Ach, Herzigs Herz! ああ、心を込めて
 26.ゲオルク・シューマン(1866-1952):Vogleins Begrabnis 小鳥の葬式
 27.ハンス・ゾマー(1837-1922):Soldatenabschied 兵士の別れ
 28.トゥイレ(1861-1907):昔の恋の歌
 29.ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):Schafer und Schaferin
   羊飼いと羊飼いの娘
 30.ゼプラー(1858-1918):Im Laubengang ラウベンガンクにて
 31-32.ズンペ(1850-1903):美しきシュヴァーベンから-ヘルブシュトにて/窓の下で
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)…1.2.11.12.16.18.31.32
オッカ・フォン・デル・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)…1.3.8.13.17.19.20.24.26.
ヴォルフガング・シュヴァイガー(バリトン)…1.7.15.21.23.25.27.29.30.
タレク・ナズミ(バス)…1.4.5.6.9.10.14.22.28.
エイドリアン・バイアヌ(ピアノ)

 ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston-新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。
 どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。
 このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。

  録音 2016年12月12.13.15日 Studio-2, Bayerischer Rundfunk, Munchen
 

OC1883
\2700→\1890
LIVE FROM TAIPEI/ウェン=シン・ヤン:台北市でのコンサート
  エルガー(1857-1934):チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
   1.第1楽章:Adagio- Moderato
   2.第2楽章:Lento-Allegro molto
   3.第3楽章:Adagio
   4.第4楽章:Allegro-Moderato
  シューマン(1810-1856):チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
   5.第1楽章:Nicht zu schnell
   6.第2楽章:Langsam
   7.第3楽章:Sehr lebhaf
  8.コルンゴルト(1897-1957):チェロ協奏曲 ハ長調 Op.37
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
呂 紹嘉 リュウ・シャオチャ(指揮)
台湾フィルハーモニック

 チェリスト、ヤン・ウェンシンと指揮者リュウ・シャオチャは共に現在ドイツに住んでいます。2人はベルリンとウィーンの音楽院で音楽を学び、年齢も近いこともあって、音楽的にも強い親近感を持っており、この2016/17年の台湾フィルハーモニックのシーズンでの共演は素晴らしいパフォーマンスを生み出しました。
 聴衆たちに熱狂的な感動をもたらしたエルガー、指揮者とチェリストの対話が美しいシューマン、あまり耳にする機会の多くないコルンゴルト。3人の作曲家の特徴が際立つ見事な演奏です。

  録音  National Concert Hall, Taipei ライヴ録音 2016年12月23日…5-8 2017年6月16日…1-4


OC883
\2700→\1890
暗き光 -ブラームス:歌曲集
 1-9.ブラーテンとダウマーによる9つリートと歌 Op.32
 <夜に私は急に立ち上がり/もうおまえのところには行かない/
  私は悲しみ、黙ってあちこち忍び歩く/流れは私のそばでざわめく/
  ああ、おまえはもう一度私を/おまえは私が思い違いをしたと言う/
  語るもつらいこと/私たちはこうしている/ご機嫌いかが、私の女王様>/
 10-13.バスのための4つの厳粛な歌 Op.121
 <世の人に起こることは獣にも起こる/
  ここにわれ身をめぐらして、すべてのしいたげを見たり/
  おお死よ、いかに汝は厳しいことか/たとえわれ人の言葉、天使の言葉もて語るとも>/
 14.帰郷 Op.7-6/15.おまえの青い瞳よ Op.59-8/
 16.郷愁 Ⅱ Op.63-8/17.五月の夜 Op.43-2/
 18.おお涼しい春よ Op.72-3/
 19.家もなく、故郷もなく Op.94-5/20.別れ Op.97-6
マルティン・ヘンゼル(バリトン)/
ヘダイェト・ヨナス・ジェッディカー(ピアノ)
録音 2011年6月11-12日.12月8日.2012年6月9日 チューリヒ,ラジオスタジオ
 ドレスデンで生まれ、数々の音楽アカデミーで学んだバリトン歌手マルティン・ヘンゼル。チューリヒの音楽アカデミーではヴェルナー・ギューラに師事しリートを研究。ハルトムート・ヘルの元で研鑽を積んでいたときにはフィッシャー・ディースカウとユリア・バラディにも強く影響を受けたといいます。
 チューリヒ歌劇場でデビューし、数々のオーケストラ(バロックも含む)と共演、多くの歌曲やオラトリオを歌っています。そんな彼による「暗き光」と題されたこのブラームス(1833-1897)の歌曲集に耳を傾けてみると「交響曲やピアノ曲でのブラームス」とはまた違った印象を受けるのではないしょうか?
 交響曲のようなベートーヴェン譲りの堅固さでもなく、晩年のピアノ曲のような内省的で晦渋さでもない、ブラームスの心の声のようなものが、余すことなく表出されているように思えます。
 もちろん「4つの厳粛な歌」のような、全ての世俗的なものから解脱したかのような精神的な作品も含めて、実直で愛すべき人間であったブラームスが透けて見えるような迫真の歌唱です。
  


OC1806
\2300→\1890
トプチャン&アルメニア・フィル
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第6番&第13番

  1-3.ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K238/
  4.歌劇「フィガロの結婚」序曲/
  5-7.ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K415/
  8.歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
アンドレアス・フレーリッヒ(ピアノ)/
アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団/
エドゥアルド・トプチャン(指揮)

 1927年にアルメニアの首都エレバンに設立されたアルメニア・フィルハーモニー管弦楽団は、設立当時は作曲家アレクサンドル・スペンディアリアンが召集した18名の団員からなる小さなオーケストラでした。
 しかし、その試みは少しずつアルメニアの人々の間に浸透し、少しずつ知名度を得てきたのです。一時期は若きゲルギエフが首席指揮者を務めていたこともありますが、何といってもソ連崩壊後に就任したロリス・チェクナヴォリアンがこのオーケストラの性能を飛躍的に高めたと言えるでしょう。彼は1988年にアルメニアを襲った大地震のときにも、毎週オーケストラを振ることで国民の士気を高め、復興の足がかりを作ったことでも知られています。
 現在は、2000年に音楽監督兼主席指揮者の地位に就いたエドゥアルド・トプチャンによって、新たなパワーを与えられています。
 このアルバムはピアニストのアンドレアス・フレーリッヒをソリストに迎えたモーツァルト(1756-1791)の2曲のピアノ協奏曲と2曲の序曲を収録したもの。
 このオーケストラの持つ底知れぬパワーを生かしながら、上品な味わいも付け加えた好感の持てる溌剌としたモーツァルトとなっています。

  


OC010
(CD 3枚組)
\6000→\3490
シュテファン・テミング
《CD1…OC598 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
 ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5 第7番-第12番(リコーダー編)》
  1-5.ソナタ ホ長調 Op.5 第11番/
  6-9.ソナタ ト短調 Op.5 第7番 (原調:ニ短調)/
  10-13.ソナタ ホ短調 Op.5 第8番/
  14-18.ソナタ ハ短調 Op.5 第10番(原調:ヘ長調)/
  19-22.ソナタ イ長調 Op.5 第9番/
  23-33.ソナタ ト短調 「ラ・フォリア」 Op.5 第12番(編曲:F.M.ヴェラチーニ)
《CD2…OC772 G.F.ヘンデル(1685-1759):紳士のフルート》
 1.歌劇「リナルド」HWV7-序曲/
 2.歌劇「アルチーナ」HWV34-また私を喜ばせにきて/
 3.歌劇「ジュリオ・カエサル」HWV17-恋の矢はなつ瞳よ、君を讃えん/
 4.歌劇「リナルド」HWV7-麗しい青春の五月を/
 5.歌劇「アルチーナ」HWV34-緑の牧場よ/
 6.歌劇「アルチーナ」HWV34-幸福な一瞬は/
 7.歌劇「アルチーナ」HWV34-ミュゼット/
 8.歌劇「アルチーナ」HWV34-私の苦しみを信じて/
 9.オラトリオ「サウル」HWV53-シンフォニア/
 10.歌劇「アルチーナ」HWV34-君は笑止千万だ/
 11.歌劇「リナルド」HWV7-私を泣かせてください/
 12.歌劇「リナルド」HWV7-幸運の車に乗って希望が巡る/
 13.歌劇「ゴールのアマディージ」HWV11-私の希望/
 14.歌劇「リナルド」HWV7-美しい愛と気高い喜び/
 15-18.リコーダー・ソナタ ト短調 Op.1-2 HWV360/
 19.歌劇「リナルド」HWV7-声よ風よ/
 20.オラトリオ「アレクサンダー・バルス」HWV65-穏やかな海岸に私を
《CD3…OC795 J.S.バッハ(1685-1750):フランス&イギリス組曲》
 1.チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017-シチリアーノ/
 2.ペダル練習曲 BWV598/
 3-7.イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807より
  <アルマンド/クーラント/サラバンド/ブーレI.Ⅱ/ジグ>/
 8.リュート組曲 ホ長調 BWV1006a-前奏曲/
 9-15.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
  <アルマンド/クーラント/サラバンド/バヴォット/ブーレ/ルール/
  15.ジグ/
 16-21.フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV814
 <アルマンド/クーラント/サラバンド/アングレーズ/メヌエット-トリオ/ジグ>/
 22.シュープラー・コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645/
 23.フーガ ト短調 BWV1000
《CD1》
シュテファン・テミング(リコーダー)/
オルガ・ワッツ(ハープシコード)/
《CD2》
シュテファン・テミング(フルート&リコーダー)/
<アンサンブル>
オルガ・ワッツ(ハープシコード)/
ドーメン・マリンチュチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
リンドン・ワッツ(バロック・ファゴット)/
アクセル・ヴィルフ(リュート&テオルボ)/
ローレダナ・ジントーリ(バロック・ハープ)/
オルガ・ミシュラ(プラルテリウム)/
《CD3》
シュテファン・テミング(リコーダー)/
ドーメン・マリンチュチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
アクセル・ヴィルフ(リュート)
録音 《CD1》2007年9月17-21日 スイス チューリヒ,ノイミュンスター教会/《CD2》2010年4月12-15日 ドイツ シュタルンベルク,Malteserstift St. Josef/《CD3》2011年1月17-20日 ドイツ シュタルンベルク,Malteserstift St. Josef

 シュテファン・テミング…1987年ケープタウン生まれ。ミュンヘンとフランクフルト大学でミヒャエル・シュナイダーにリコーダーを学ぶ。様々な音楽コンクールで優勝した後、リコーダー・アンサンブル、古楽アンサンブルに参加。様々な現代音楽作曲家も彼のために曲を書いているなど、すでに彼の演奏は「既に巨匠の域」と絶賛されています。
 このセットは、そんな彼のこれまでの3種類の演奏をBOXにしたものです。2007年に録音されたコレッリのソナタ集は、共演したオルガ・ワッツの見事な伴奏を得て、彼らのすばぬけたテクニックによる華麗なる装飾技法と解釈がは世界中で高く評価されたものです。
 第2作のヘンデルは、歌劇のメロディをリコーダーに置き換えることでまた違った世界を構築しました。
 第3作目のバッハでも、バッハ作品をリコーダーで演奏するために多くの趣向を凝らし、フランス組曲をはじめとしたチェンバロ作品などをリコーダーで吹いています。彼の自然な演奏は、まるでこれらの曲が「もともとリコーダーのために書かれていた」かのような錯覚を覚えるほど。自然で無理のないバッハがここにあります。信じられないような素晴らしいリコーダーの世界を味わってください。

OC450
\2700→\1890
メルビッシュ湖上音楽祭
 ヨハン・シュトラウス2 世:
  喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」(エーリッヒ・コルンゴルト編曲版)
ウルビーノ公爵…ヘルベルト・リッペルト(テノール)/
カラメッロ:理髪師…リチャード・ザメク(テノール)/
エンリーコ・ピセッリ:バルバラの恋人…
 オットー・ヤウス(語り)/
デラックア:元老院議員…
 ハインツ・ツェドニク(バリトン)/
バルバラ:デラックアの妻…
 ダグマール・シェレンベルガー(メゾ・ソプラノ)/
バルバルッチオ:元老院議員…
 ヨエジ・プロコペッツ(バリトン)/
アグリコラ:バルバルッチオの妻…
 ヴェレナ・シャイツ(ソプラノ)/
テスタッチオ:元老院議員…
 エルンスト=ディーター・シュッツハイマー(バス)/
コンスタンティア…マリーナ・アールゼン(ソプラノ)/
アンニーナ…アンニカ・ゲルハルド(ソプラノ)/
パッパコーダ…ジェフリー・トレガンツァ(テノール)/
チボレッタ…バルバラ・ペルトル(ソプラノ)/
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団/
アンドレアス・シューラー(指揮)
録音 2015 年6 月28 日 メルビッシュ湖上音楽祭 ステージ

 毎年7 月中旬から8 月下旬まで、オーストリアの世界遺産に登録されているメルビッシュのノイジードラー湖上で行われる音楽フェスティヴァルが、このメルビッシュ湖上音楽祭です。1955 年に始まったこの音楽祭の目的は「オペレッタの伝統」を守ることであり、毎年、小粋なオペレッタが上演されることで知られています。
 このJ・シュトラウス(1825-1899)の「ヴェネツィアの一夜」も何度も取り上げられている演目で、頽廃したウィーン世紀末におけるドタバタの恋愛模様が描かれています。
 物語の鍵を握るデラックアを演じているのが、名手ハインツ・ツェドニク。彼の歌が聴けるとはなんとも嬉しい1 枚です。
 これは音楽祭の直前に録音され、お土産用として当日会場で販売されるCD です。
 

OC452
(2CD)
\3800→\2290
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
 メンデルスゾーン:無言歌集

《CD1》
 1-6.第1 集 Op.19<ホ長調「甘い思い出」
  <イ短調「後悔」/イ長調「狩人の歌」/イ長調「信頼」/
   嬰へ短調「眠れぬままに」/ト短調「ヴェネツィアの舟歌 第1 番」>/
 7-12.第2 集 Op.30
  <変ホ長調「瞑想」/変ロ短調「安らぎもなく」/
   ホ長調「慰め」/ロ短調「道に迷った人」/ニ長調「小川」/
   嬰へ短調「ヴェネツィアの舟歌 第2 番」>/
 13-18.第3 集 Op.38
  <変ホ長調「夕べの星」/ハ短調「失われた幸福」/
   ホ長調「詩人の竪琴」/イ長調「希望」/イ短調「情熱」/
   変イ長調「デュエット」>/
 19-24.第4 集 Op.53
  <変イ長調「海辺で」/変ホ長調「浮雲」/ト短調「胸さわぎ」/
   ヘ長調「心の悲しみ」/イ短調「民謡」/イ長調「勝利の歌」>/
《CD2》
 1-6.第5 集 Op.62
  <ト長調「5 月のそよ風」/変ロ長調「出発」/
   ホ短調「葬送行進曲」/ト長調「朝の歌」/
   イ短調「ヴェネツィアの舟歌 第3 番」/イ長調「春の歌」>/
 7-12.第6 集 Op.67
  <変ホ長調「瞑想」/嬰へ短調「失われた幻影」/
   変ロ長調「巡礼の歌」/ハ長調「紡ぎ歌」/
   ロ短調「羊飼いの嘆き」/ホ長調「子守歌」>/
 13-18.第7 集 Op.85
  <ヘ長調「夢」/イ短調「別れ」/変ホ長調「狂乱」/
   ニ長調「悲歌」/イ長調「帰還」/変ロ長調「旅人の歌」>/
 19-24.第8 集 Op.102
  <ホ短調「寄る辺なく」/ニ長調「追憶」/ハ長調「タランテッラ」/
   ト短調「そよぐ風」/イ長調「子どものための小品」/ハ長調「信仰」>
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
録音 2012 年3 月24-27 日…CD1, 2013 年4 月17-20 日…CD2, ケルン放送 クラウス・フォン・ビスマルク・ホール

 ヘルマン・プライの良き伴奏者として知られるピアニスト、ミヒャエル・エンドレス。ですが、彼はソリストとしても極めて素晴らしい演奏者であることもよく知られています。
 これまでにウェーバーやモーツァルト、シューベルトなどのドイツの伝統的なレパートリーや、ラベル、アーノルド・バックスなどの近代的作品、そしてガーシュウィンのソングブックまで、多彩なレパートリーを披露しています。
 今回は、メンデルスゾーン(1809-1847)の代表作「無言歌」の全曲演奏に挑んだエンドレス、数多くの物語を描き出してい ます。
 

OC1807
\2700→\1890
ジンクフォニカー:ゲオルク・クライスラーを歌う
ゲオルク・クライスラー(1922-2011)
 1.公園でハトに毒を盛る(B.ホフマン編)/
 2.どうして?(C.M.シュミット編)/
 3.3 つの黒い目を持つ少女(F.X.ラハナー編)/
 4.ケルンテン男声合唱のための歌(P.エーリッヒ編)/
 5.私はKOA を持つ(F.X.ラハナー編)/
 6.彼女は素晴らしい女性です!(J.ヴェストナー編)/
 7.春のメルヘン(J.P.ファーバー編)/
 8.トライアングル(C.ゲール編)/
 9.音楽評論家(C.ゲオルク編)/
 10.トラ祭り(C.M.シュミット編)/
 11.美しいハインリヒ(B.ホフマン編)/
 12.どうぞ、あなたの夫を撃ってください(P.エーリッヒ編)/
 13.私の妻は私を残したい(B.ホフマン編)/
 14.ビドラ・ブー(P.エーリッヒ編)/
 15.Der guade, oide Franz(C.M.シュミット編)/
 16.電話帳のポルカ(B.ホフマン編)
ジンクフォニカー/
ベルノ・シャルプ(ピアノ)
録音 2014 年7 月27-30 日 バイエルン放送 第1 スタジオ
 ゲオルク・クライスラーはウィーンに生まれたユダヤ人です。戦禍を逃れアメリカに渡り、他の音楽家たちのように映画やテレビの音楽を書き、キャバレーやバーで演奏していたと言います。1950 年代後半にヨーロッパに戻りますが、以降は「歯に衣を着せぬ」発言でオーストリア社会を批判し、89 歳で亡くなるまで、独自のユーモアで社会を風刺したのです。
 彼は社会の底辺に潜む暗い闇を愛し、これらを上手く歌にしたのです。このアルバムでも、第1 曲目のタイトルからショッキングなものですが、ここにも痛烈な皮肉が込められているのです。たくさんの比喩、皮肉が含まれたこれらの歌を、ジンクフォニカーが極上のハーモニーで聴く幸せ。
 曲自体はとても気楽な雰囲気を持つものの、なんとなく背中がぞくぞくするような背徳感も覚えるのではないでしょうか。
 


OC1828
\2700→\1890
セバスティアン・クリンガー(チェロ)
 リサ・バティアシュヴィリも登場
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲&ピアノ三重奏曲 第4 番

 1-3.チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104/
 4-8.ピアノ三重奏曲 第4 番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
セバスティアン・クリンガー(チェロ)/
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
 ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団…1-3/
ジモン・ガウデンツ(指揮…1-3)/
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン…4-9)/
ミラーナ・チェルニャスカ(ピアノ…4-9)
録音 2014 年10 月21-24 日 ザールブリュッケン ザールランド州放送 ゼントザール…1-3, 2014 年7 月7-8 日 バイエルン放送 第2 スタジオ…4-8

 才能溢れる若手チェリスト、セバスティアン・クリンガー。こちらはOEHMS への3 枚目のソロ・アルバムとなります(アンサンブルとしてはジョリヴェの作品集もリリースされています…OC875)。
 今作では、ドヴォルザーク(1841-1904)の2 つの作品、チェロ奏者なら誰もが憧れる「チェロ協奏曲」と民俗色の強いピアノ三重奏曲「ドゥムキー」の組み合わせです。
 悠々たるチェロ協奏曲での独奏も素晴らしいものですが、何より、個性の強いことで知られるヴァイオリニスト、バティアシュヴィリと、ピアノのチェルニャスカとを相手に、がっぷり組んだ「ドゥムキー」での火花が散るような演奏が聴きものです。何度も聴いてみたくなるような鮮烈なドヴォルザークです。


新時代の旗手、セバスティアン・クリンガー(Vc)
OEHMSのアルバム

OC856
\2700→\1890
フレンチ・リサイタル
 1-3.ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ/
 4-6.デュティユー(1916-):SACHERの名による3つのストロフ/
 7-10.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタイ長調(チェロ編)/
 11.ドビュッシー:スケルツォ(1882)
セバスティアン・クリンガー(チェロ)/
ミラナ・チェルニャフスカ(ピアノ)
録音 2011年6月13-15日ノイマルクト・イン・デル・オベルプファルツ,ライトスタデル
Executive Producer BR: Falk Hafner/Recording Producer & Editing: Dagmar Birwe/Balance Engineer: Stefan Briegel

 あのバッハの無伴奏で奔放なる演奏を聴かせたセバスティアン・クリンガー。彼はこの世代のチェリストの中でもとりわけ優秀な奏者であり、もちろんそのテクニックと音楽性は世界中で高く評価されています。
 OEHMSレーベルでの2枚目のアルバムは、ちょっと趣向を変えてフランス音楽集に取り組んだ彼。ここでは何とも言えない抒情性と香り高い文学性を帯びた音楽を奏でます。ドビュッシーでの気怠さ、ディティユーの彫りの深さ、フランクでの思い切りのよさ、そして最後のスケルツォの微笑ましさ。バッハの時とは全く違う柔らかさと甘さは、フランスの小粋な雰囲気を余すことなく映し出すものです。
 ピアノのチェルニャフスカも良く歌う見事な演奏を披露しています。


カッコよすぎやろ・・・でも演奏もまた「イケメン」なんです・・・。
 

OC1829
\2700→\1890
ドヴォルザーク&ブラームス:弦楽五重奏集
 1-4.ドヴォルザーク(1841-1904):弦楽五重奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.97/
 5-8.ブラームス(1833-1897):弦楽五重奏曲 第2 番 ト長調 Op.111
ボリス・ガルリツキー(ヴァイオリン)/
リー・ヤハ(ヴァイオリン)/
パク・キョンミン(ヴィオラ)/
ゲオルギー・コヴァレフ(ヴィオラ)/
フィリップ・グラハム(チェロ)
録音 2014 年6 月15-17 日 ノイヴィート=エンゲルス,ディアナ=ザール城

 ロシア生まれの名ヴァイオリニスト、ボリス・ガルリツキーを中心に、ラインハルト=プファルツの南西ドイツ放送が2012年に設立した室内楽財団「ヴィラ=ムジカ・ラインハルト・プファルツ」の奨学生たちによるブラームスとドヴォルザークの2 曲の弦楽五重奏曲です。
 ガルリツキーは1999 年までフランス国立リヨン管弦楽団のコンサートマスターを務め、その後ロンドン・フィルハーモニーでも同じくコンサートマスターを務めています。
 教育者としても名高く、この「ヴィラ・ムジカ」のプロジェクトでも若手の育成に多大なる力を注いでいます。親密かつ緊張感溢れる五重奏です。


OC1810
\2700→\1990
ジンガー・プア-アドベント・カレンダー-クリスマスのための24 の歌
 1.主を待ち望むアドベント/2.いざ来ませ、異邦.の救い主よ/
 3..を越えてマリアは.く/4.私は3 本の枯れ枝を折り取り/
 5.私たちの幸せなクリスマス/6.アドベントリート:船が来ます/
 7..を.くあげよ/8.マリアは茨の道を歩む/9.静かな夜/
 10.あかつきの空の美しい星よ/11..覚めよと呼ぶ声が聞こえ/
 12.おお 救い主よ、天を引き開け/13..が来ます/
 14.今ぞ愛する魂よ、時が来たり/15.久しく待ちにし/
 16.わたしたちのお慕いする聖.さまが/17.よろこべや、たたえよや/
 18.闇は深まり/19.輝く暁の星、いと美しきかな/
 20.静かに雪が降り/
 21.あなたは雹、いとしきキリスト/
 22.どのようにあなたをお迎えしましょうか/
 23..どもたち、明.は何かいいことがある/
 24.どこでもクリスマスおめでとう
ジンガー・プア
録音 2015 年2 月9-13日. ミュンヘン ザンドリンク,ヒンメルファールツ教会

 ドイツで高い人気を誇るヴォーカル・アンサンブル「ジンカー・プア」が贈るクリスマスのためのステキな1枚です。″アドベント″とはキリストの降誕を待ち望む期間のことで、日本では「待降節」などと訳されます。この時期が近くなると売り出されるのが「アドベントBOX」というもので、小さな箱の一つ一つにお菓子やおもちやが入っていて、子供たちはこれを毎日一つずつ開けて12月25日を待ち望むという仕組みです。このジンカー・プアのアルバムもいわば「聴くアドベントBOX」であり、ブックレットには12月の毎日の日付とともに1曲ずつの歌詞が付されているという凝った作りとなっています。もちろん歌唱は素晴らしく、楽器なしのピュアな歌声に心洗われることでしょう。
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OC1830
\2700→\1890
ウィリアム・ユン モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第3 集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第1 番 ハ.調 K279/
 4-12.ピアノ・ソナタ 第11 番 イ.調 K331「トルコ.進曲」/
 13-15.ピアノ・ソナタ ヘ.長調 K533   
ウィリアム・ユン(ピアノ)

 韓国出身のピアニスト、ウィリアム・ユンによるモーツァルト(1756-1791)のソナタ第3集です。今作では人気の高い「トルコ行進曲」のついたイ長調のソナタも含まれていて、聴く前から期待が高まるというものです。第1楽章が変奏曲形式で書かれたこの曲は、優雅な主題がどのように変化するかを聴くのが楽しく、表現力豊かなピアニストの手によると、まるで魔法のような美しさを放つものなのです。ユンの演奏はもちろん文句なしの素晴らしさ。可愛らしい第2楽章から圧巻の第3楽章「トルコ行進曲」まで、本当に楽しめるものとなっています。他には19歳頃に書かれた第1番と、ばらばらに書かれて一つにまとめられたへ長調のソナタの2曲を収録(終楽章にはK494の番号が振られることも多い)。へ長調のソナタの第1楽章は右手と左手が独立していないと演奏が難しい作品で、まるでバッハのインベンションのような雰囲気を持っています。もちろんユンはどの曲も完璧に演奏しています。

 録音 2015 年6 .23-25 . エルマウ城 コンチェルトザール
 第1集…OC880 第2集…OC 1824
 

OC1835
\2700→\1890
プロジェクト NO.1
 ウタ・ヒールシャー:バッハとショパンの「第1 番」を弾く

 1-6.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ 第1 番 ロ短調 BWV825/
 7.ショパン(1810-1849):バラード 第1 番 ト短調Op.23/
 8.ショパン:華麗なるワルツ 第1 番 変ホ.調 Op.18/
 9.ショパン:即興曲 第1 番 変イ.調 Op.29/
 10.ショパン:スケルツォ 第1 番 ロ短調 Op.20/
 11-16.J.S.バッハ:フランス組曲第1 番ニ短調BWV812
ウタ・ヒールシャー(ピアノ)
録音 2015 年4 .21-24 . ブライバッハ コンチェルトハウス

 作品番号1 ではなく、あくまでも作曲家がそのジャンルの作品を始めて書いた「第1 番」に拘って、曲を集めたという「プロジェクトNO.1」。ここではバッハとショパンの「第1 番」の作品が収録されています。
 この興味深いアルバムで演奏しているのは、日本で生まれミュンヘンで学んだ女性ピアニスト、ウタ・ヒールシャー。NAXOS では一連のシューマン歌曲集の伴奏を務め、またマーラーの伴奏でも、そのしなやかな感性を.かした説得.ある伴奏をすることで知られる人。従って、このアルバムは伴奏者として名高い彼女の「第1 番」のソロアルバムでもあるという記念すべき1 枚なのです。





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