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OEHMS期間限定特価セール
その3  28タイトル
1CD\2400→\1590(一部\1890

~4/30(火)午前9時


 創設当時はBMGの販売網で販売され廉価盤レーベルとして名を馳せていたが、そのBMGがSONYと合併してしまったため一時期凋落。しかしその後NAXOSが販売元となり新録音レーベルとして再生、きちんとした在庫管理と流通が施される中、気づいたら世界有数の優良大型レーベルに成長したOEHMS。
 ここ数年のバブリーなリリースは目を見張るものがある。

 ということで今回はそんなOEHMSの膨大なリストから比較的最近の新譜を選んでの超特価セール。
 今回は発売以来セールなどになったことがないアイテムが多いようです。。



 海外在庫限りのセールなので完売の際はご容赦を。







OC866
\2,400→\1890
ウェン・シン=ヤン&アドリアン・エティカー:リサイタル
 1.コダーイ(1882-1967):ソナティネ/
 2-4.シューベルト(1797-1828):アルペジョーネ・ソナタ D821/
 5-8.ドホナーニ(1877-1960):ソナタ ロ短調 Op.8/
 9.クライスラー(1875-1962):中国の太鼓 Op.3/
 10.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
   ロッシーニの「セビリャの理髪師」よりフィガロ/
 11.ブラームス(1833-1897):「野辺にひとり」Op.86-2
ウェン・シン=ヤン(チェロ)/
アドリアン・エティカー(ピアノ)
録音 2012年6月13-15日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ Recording Producer & Editing: Wilhelm Meister, Balance Engineer: Gerhard Gruber

 指揮者ロリン・マゼールが大絶賛しているというチェリスト、ウェン=シン・ヤン。1965年にスイス、ベルンに生まれ、チューリッヒでクロード・スターク、ベルリンのウルフガング・ベッチャーに師事、マスタークラスをヤーノシュ・シュタルケル、ダーヴィド・ゲリンガスに師事。24歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者となり、2004年まで務めた経歴を持ち、現在ではソロ、室内楽で幅広く活躍している人です。
 日本にも何度も来日し、その豊かな音楽性と音色で多くの聴衆を魅了しています。このアルバムではピアニストのエティカーと親密な対話を繰り広げています。


OC876
\2,400→\1590
リュートの友たち
 1.シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687-1750):幻想曲 変ロ長調/
 2-5.ヴァイス:リュートとマンドリンのためのコンセール
  (原曲:リュートとフルートのためのコンセール…
   フランク・レーアによるフルート=マンドリン・パート再構築)/
 6.ヴァイス:前奏曲 ニ短調/
 7-10.エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760):
  フラウトドルチェとリュートのためのコンチェルト(組曲)/
 11.ヴァイス:幻想曲 ハ長調/
 12-17.J.S.バッハ(1685-1750)/ヴァイス:
  リュートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1025/
 18.ヴァイス:チャコーナ イ長調
アクセル・ヴォルフ(リュート)/
アンナ・トルゲ(マンドリン…2-5)/
ドロテー・オベルリンガー(ブロックフレーテ…7-10)/
クリストフ・アンゼルム・ノル(チェンバロ)…12-17
録音 2012年5月30日-6月2日 ノイマルクト,ライトシュターデル

 現代最高のリュート、ギター奏者アクセル・ヴォルフ。彼はハンス・ミヒャエル。コッホに師事し、ナイジェル・ノース、ホプキンスン・スミスのマスター・コースを受講し、ロルフ・リスレヴァントにも師事し研鑽を重ねて来ました。
 OEHMSレーベルを始め、これまでにも何枚ものCDをリリース。演奏活動も活発に行っています。
 このアルバムは輝かしさと仄暗さが相俟った独特の静かな音楽で知られるヴァイスの作品を中心に収録した1枚です。彼のオリジナルの作品のいくつかを冒頭に置き、やはり素晴らしいリュート作曲家であるながら、あまり知られる事のなかったバロンのソナタを1曲。そしてヴァイスが編曲したバッハの「ヴァイオリンとチェンバロのための組曲」のリュート版、またヴァイスのオリジナル作品を最後に置くというプログラムで、曲の間に流れる親密な空気が、そのまま演奏家たちの間に流れているというもの。「FRIENDS」と言う言葉がぴったりの1枚です。


OC826
\2,400→\1890
ヴェスペレ-十字架称讃の祝日
 1.E.エブナー(1612-1665):前奏曲/
 2.グレゴリア聖歌より:主よ,早く私を助けに/
 3.Nos autem/
 4.P.A.マザーク(1609-1661):主は言われた Ps.109/
 5.Nos autem/6.Salva nos/
 7.P.A.マザーク:主に感謝するPs.110/
 8.Salva nos/9.Ecce Crucem/
 10.P.A.マザーク:幸いなるかなPs.111/
 11.Ecce Crucem/12.Tuam Crucem/
 13.P.A.マザーク:ほめたたえよ、しもべたちよPs.112/
 14.Tuam Crucem/15.Per signum Crucis/
 16.P.A.マザーク:主を主を崇めよPs.116/
 17.Per signum Crucis/18.Fratres: Hoc enim/
 19.E.エブナー:8声のトッカータ/
 20.Hoc signum Crucis erit in coelo/
 21.O Crux benedicta/22.P.A.マザーク:マニフィカト/
 23.G.F.サンチェス(1600-1679):おお、祝福される十字架/
 24.Deus qui nos/25.P.A.マザーク:幸いなるかな女王/
 26.G.B.ブオナマンテ(1595-1642):3声のソナタ第2番/
 27.P.A.マザーク:聖母マリアのためのリタニア/
 28.P.A.マザーク:主の御保護のもとに/
 29.M.A.フェッロ(1600-1662):3声のソナタ第4番/
 30.P.A.マザーク:美しきベルナドゥス/
 31.P.A.マザーク:主は汝の声を聞き/
 32.P.A.マザーク:われらの父/
 33.P.A.マザーク:天より主をたたえよ
ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士/
アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァ

 世界で2番目に古いシトー会修道院である、ハイリゲンクロイツ修道院シトー会はウィーンの森にあり、数年前「Chant - Music for Paradise」のCDが、UKチャートに入ったことをきっかけに、世界中で聴かれるようになり、その静謐な歌声が「究極の癒し」として高く評価されたのは記憶に新しいところです。このアルバムは、彼らの美しく神聖な声を聴くのはもちろんのことですが、それにもまして、典礼規定に準拠するヴェスペレの一連の流れを楽しむことに主眼が置かれています。中心となるのはバロック時代のアルベリヒ・マザーク神父の晩課の音楽で、いくつかの他の17生気の作曲家の曲が追加されています。アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァの甘美な楽器の響きと、心に浸み渡る歌声が溶けあい、一つの儀式が完結していきます。知られざる作品を聴く喜びをお届けいたします。

録音 2010年8月4-7日オーストリア、ハイリゲンクロイツ修道院Recording Producer: Jens Jamin, Editing: Gunda Hagmuller, Digital Editing: Christian Starke, Jens Jamin




Dukas: Ariane et Barbe-Bleue
OC 915
(2CD)
\4000→\2990
ポール・デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」(全曲) デボラ・ポラスキ(Sp)
ステラ・グレゴリアン(Sp)、
イレアーナ・トンカ(Sp)
ニーナ・バーンシュタイナー(Sp)
ジェーン・ヘンシェル(A)
クワンチュル・ヨン(BBr)
アンテ・ジェルクニカ(Bs)
マルクス・ラープ(Bs)
ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms)
エリック・アルミン(T)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団

(発売時コメント)
 いよいよ今年7月、「パリ国立オペラ」が初来日し、この「アリアーヌと青ひげ」を上演する。来日時には、もちろんドラマティック・ソプラノのデボラ・ポラスキが「アリアーヌ」役を歌うのも、話題の1つ。このオペラ、もちろん話の根源は同じだが台本を書いた作者が違うせいか、良く知られているバルトークの青ひげとは若干肌ざわりが違うのが面白い。音楽も話の運びも限りなく神秘的なバルトークに比べ、こちらは明快でフランス風の流麗さの中に、若干ワーグナーの香りも漂う重厚なもの。なにより主人公、アリアーヌの描き方が興味深い。怪しい噂のあるにもかかわらず、その男に嫁ぐ彼女を満たしているのは(あまり根拠のない)思いこみと溢れるばかりの探究心(好奇心)。主人「青ひげ」に「好奇心はよくない」といさめられつつも他の女たちを探し出す。しかし外に出るのを拒否する彼女たち。暴動一歩手前の群衆と、城の中に漲る不思議な平安。最終的にアリアーヌは自分の意志を持って、外の世界へ帰っていく・・・。このオペラが意図するものは何なのか??? ポラスキが歌えば、恐らくその答が出るのだろう。

【録音】 2006年5月5日 ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ【歌詞】フランス語


OC951
(2CD)

\4000→\2490
!オリジナル楽器で演奏する「トロヴァトーレ」全曲!!
 ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」全4幕
レオノーラ…ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)/
マンリーコ…ヘルベルト・リッペルト(テノール)/
ルーナ伯爵…ミルジェンコ・トゥルク(バリトン)/
アズチェーナ…イヴォンヌ・ナエフ(メゾ・ソプラノ)/
フェッランド…ヨゼフ・ワグナー(バス)/
イネス…カミッラ・デ・ファッレイロ(ソプラノ)/
ルイズ…ダニエル・マルティネス=コルベラ(テノール)/
老ジプシー…セバスティアン・ボッラヒャー(バス)/
使者…ユルゲン・デッパート(テノール)/
ルードヴィヒスブルク城音楽祭管弦楽団&合唱団(オリジナル楽器使用)/
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
 
 全オペラ・ファン必携の1セット!オリジナル楽器で演奏する「トロヴァトーレ」全曲です。
 オリジナル楽器(もしくはピリオド楽器)というと、どうしてもバッハ以前の音楽を演奏したものを想像してしまい、その響きに違和感を覚える人も少なくありません。しかし、ここではとりあえず、そのような偏見を捨てて、この瑞々しい音楽に耳を傾けてください。学究肌の指揮者、ホフシュテッターは、バロック時代のオペラでの端正な表現が高く評価されていましたが、ここでは、どろどろの復讐劇に身を投じ、様々な誤解から生じた人間模様を鮮やかに描き切っています。
 歌い手にも注目。レオノーラ役は、これまたバロック物でおなじみ、ジモーネ・ケルメス。彼女が得意とするヴィヴァルディなどの歌い方とは明らかに様式の違う、ヴェルディのヒロインを類い稀なる高貴さで歌っています。アズチェーナ役のナエフも迫力満点。マンリーコを歌うのは、来日経験もあるリッペルト。実力派テノールとして着々と輝かしい道を歩んでいる期待の歌手です。

 録音 2009年8月2日ルードヴィヒスブルク城音楽祭ライブ録音 Recording Producer: Gabriele Starke (SWR)


OC959
(2CD)
\4000→\2490
ヴェルディ:歌劇「サン・ボニファーチョ伯爵オベルト」
<CD1>1-9.第1幕/
<CD2>1-7.第2幕
サン・ボニファーチョ伯爵オベルト…エイドリアン・ジャンス(バス)/
レオノーラ:オベルトの娘…フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(ソプラノ)/
サリングエルラ伯爵リッカルド…ノーマン・ラインハルト(テノール)/
クニーツァ:リッカルドの婚約者…マヌエラ・カスター(メゾ・ソプラノ)/
イメルダ:クニーツァの侍女…ナロア・インチャウスティ(メゾ・ソプラノ) 他/
ギーセン州立劇場合唱団/
ヤン・ホフマン(合唱指揮)/
ギーセン州立劇場フィルハーモニー管弦楽団/
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 2012年12月 ギーセン州立劇場 ライヴ収録

 ヴェルディ(1813-1901)の最初のオペラである「オベルト」は1839年11月17日にミラノ・スカラ座で初演されました。初演は好評ですぐさま続演されたにも拘わらず、ヴェルディ自身はこの作品を自身の成功作とは認めることもなく、その50年後にこの歌劇を蘇演しようという動きがあった時にも、ヴェルディ本人が強硬に反対し、結局その話がなくなってしまったという問題作です。
 確かに若干物語が冗長で、また主役が4人必要であることなど、上演が困難な面もありますが、音楽は何といってもヴェルディそのもの。序曲を始め、冒頭のリッカルドのアリアから文句なく惹きこまれること間違いありません。



 OC982
(2CD)
\4000→\2490
ヤナーチェク(1854-1928):歌劇《利口な女狐の物語》 JW I/9 全3幕
  台本: レオシュ・ヤナーチェク/原作: ルドルフ・ティエスノフリーデク
 【CD1】
  1-6. 第1幕/7-13. 第2幕
 【CD2】
  1-6. 第3幕
 女狐...ルイーズ・オルダー(ソプラノ)、雄狐...ジェニー・カールステット(メゾ・ソプラノ)、
 森番...サイモン・ニール(バリトン)、森番の妻...ジョアンナ・クラススカ=モトゥレヴィチ(メゾ・ソプラノ)、
 校長...ボウ・ギブソン(テノール)、司祭...マグヌス・バルトヴィンソン(バス)、
 ハラシュタ:行商人...セバスティアン・ガイヤー(バリトン)、きつつき...ニーナ・タランデーク(メゾ・ソプラノ)、
 雄鶏...マイケル・マカウン(テノール)、雌鶏...ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)、
 宿屋の女主人...ノーラ・フリードリクス(ソプラノ) 他
 フランクフルト歌劇場児童合唱団、
 フランクフルト歌劇場管弦楽団・合唱団
 ヨハネス・デブス(指揮)

 録音 2016年4月、5月(ライヴ) フランクフルト歌劇場

 一見民話風、あるいは童話風に見えるヤナーチェクの歌劇《利口な女狐の物語》。
 ブルノの新聞に掲載されたルドルフ・ティエスノフリーデクの物語に感銘を受けたヤナーチェクが、これをもとに自ら起こした台本では「早耳の女狐ビストロウシュカ」は本能のおもむくままに獲物を捕らえ、恋におち、最後は人間に射殺されてしまいます。
 このヒロインの死は致命的な病気でも、傷ついた心でもなく、自然のサイクルとして表現されており、死と再生を繰り返す自然への賛美と畏怖が込められています。
 モラヴィア民謡を散りばめた音楽は、チェコ語の会話にぴったりと寄り添い、登場人物たちを生き生きと描写、また歌手たちの闊達なやりとりも見事です。
 ドイツ生まれの指揮者ヨハネス・デブスは世界中の歌劇場で経験を積んだベテランです。
OC955
(2CD)
\4000→\2490
アリベルト・ライマン:歌劇「メデア」 メデア…クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)/
ゴーラ…ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)/
ヤーソン…ミヒャエル・ナジ(バリトン)/
クロイザ…ポーラ・マーフィー(メゾ・ソプラノ)/
エロルド…ティム・セヴロー(カウンターテナー) 他/
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団/
エリック・ニールセン(指揮)

 現代オペラの第1人者、ライマン(1936-)の新作オペラ「メデア」は、ウィーン国立歌劇場での初演を皮切りに、このフランクフルト公演を始め、世界各国での演奏が予定されている(2012年は日本でも!)注目作です。この公演はウィーンの初演の6ヶ月後に行われ、大変な評判となったものです。メデアを歌うバラインスキーは、すでにライマンの作品をいくつか歌い、作曲家から全幅の信頼を寄せられているソプラノで、レパートリーもハッセやカイザーから、現代物まで幅広く、また声質も軽めのものからドラマティックに近いものまで何でも歌えるというオールマイティな歌手です。また、この公演は最良の音で録音されるように、特注の機材を用意し、オーディオマニアの高い欲求にも答えられる素晴らしい音質となっています。

2010年9月-10月フランクフルト・オペラ初演ライヴ Live Recording, September / October, 2010, Oper Frankfurt Recording System, Recording Producer: Christian Wilde

OC956
(3CD)
\5000→\2990
フェルッチョ・ブゾーニ:歌劇「ファウスト博士」
作曲家自身の台本による
<CD1>1.シンフォニア/2-6.序幕 Ⅰ/7-15.序幕 Ⅱ/
<CD2>1-3.序幕 Ⅱ(幕間劇)/4-10.第1幕/
<CD3>1-10.第2幕
ファウスト博士…ヴォルフガンク・コシュ(バリトン)/
ヴァグナー/幽霊の声…スティーヴン・フームス(バス)/
メフィストフェレス…ジョ・ダスザック(テノール)/
パルマ公…レイモンド・ヴェリー(テノール)/
パルマ公妃…カテリーネ・ナグレスタッド(ソプラノ)/
進行役…アルフレッド・クーン(バス)/
自然科学者…アドリアン・セムペトレーン(バス) 他/
オルガン…エルマー・シュローター/
バイエルン国立管弦楽団/
トーマス・ネトピル(指揮)
録音 2008年6月28日 ライブ収録

 この神秘的かつ難解な作品ですが、ゲーテの有名な「ファウスト」を下敷きにしたのではなく、ブゾー(1866-1924)ニ自身が幼い頃に見たという人形芝居や、伝承などを組み合わせ、幻想的で複雑な物語に仕立てあげたものです。作曲家自身はこのオペラを完成させることなくこの世を去ってしまったため、弟子のヤルナッハが補筆した版や、音楽学者のボーモントが補筆した版が存在しますが、この演奏はブゾーニの作曲した部分のみという潔いものです。





OC970
\2800→\1890
ダラピッコラ(1904-1975):歌劇《囚われ人》
 1.プロローグ:Ti rivedro, mio figlio! Ti rivedro
 2.インターリュード:Fiat misericordia tua, Domine, super nos
 3.第1場:Ero solo. Tutto era buio
 4.第2場:Solo. Son solo un'altra volta
 5.第3場:Signore, aiutami a camminare
 6.インターリュード:Domine, labia mea aperies
 7.第4場:Alleluja!
母…アイレ・アッソーニ(ソプラノ)
囚われ人…マルクス・ブッター(バリトン)
看守/異端宗教裁判長…マヌエル・フォン・ゼンデン(テノール)
第1の聖職者…ロマン・ピヒラー(テノール)
第2の聖職者…ダヴィッド・マックシェーン(バス)

ディルク・カフタン(指揮)
グラーツ歌劇場合唱団
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団

 ダラピッコラが1944年から1948年にかけて作曲した歌劇《囚われ人》は、ヴィリエ・ド・リラダンの短編小説に基づく45分ほどの短い作品。
 物語は16世紀後半。宗教裁判にかけられた囚われ人が孤独と恐怖に苛まれながらも、解放への希望を募らせています。そして釈放されたかと思えたのですが、結局は火刑台へと送られるという絶望的な結末を迎えます。彼を案ずる母の印象的なモノローグがあり、最終部分には「囚われの歌」が引用される全編十二音技法による重厚かつ複雑な作品です。
 この2017年の上演では、主役2人マルクス・ブッター、アイレ・アッソーニの歌唱と、カフタンの指揮が批評家や音楽誌で最高の賛辞を得ています。

  録音 2017年3月 グラーツ歌劇場 ライヴ
 




OC957
(2CD)
\4000→\2990
アントーニョ・カルロス・ゴメス:歌劇「サルヴァトル・ローサ」 アルコス公爵…リー・デブン(バス)/
イザベッラ…マリア・ポルブチノヴァ(ソプラノ)/
サルヴァトール・ローザ…レイ.M.ウェイドJr.(テノール)/
マサニエッロ…マルテ・レーズナー(バリトン)/
ジェンナリエッロ…ジモーネ・リヒテンシュタイン(ソプラノ) 他/
ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団/
ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団/
ゲオルク・メンスケス(指揮)

 ブラジル出身のオペラ作曲家、アントーニョ・カルロス・ゴメス(1836-1896)は、音楽一家に生まれ、早いうちから才能を示し、指揮者であった兄の助言を受け、芸術に理解のあった皇帝ドン・ペドロ2世の庇護を受けます。ブラジルで充分な音楽教育を受けるも、やはりオペラと言えばイタリア!ということで、皇帝から奨学金を賜り、1864年にイタリアへ留学、当時この地を席捲していたヴェルディから多大なる影響を受けたのです。このオペラは、彼の代表作の一つであり、実在の画家サルヴァトル・ローサ(1615-1673)をモデルにしたものです。優れた芸術家であったローサですが、なかなかの暴れん坊であり、1647年にナポリで起こった「マザニエッロの乱」に加わり、また生涯を終えたのも暴動に巻き込まれたためだったと言われます。そんな波乱万丈のローサの生き方に、ナポリ総督の娘イザベッラとの悲恋を合わせ、まるで「シモン・ボッカネグラ」を思わせる壮大な悲劇が生まれたのでした(ブックレットに挿入されている写真を見ると、ローサは革ジャンをすっきり着こなしたイケメンとして描かれています)。イタリア風の音楽でありながらも、やはり南米らしい滾る血潮が感じられます。

 録音 2010年1月20日ブラウンシュヴァイク歌劇場 ライブ録音 Recording Producer: Hans-Ulrich Bastin, Sound Engineer: Helge Martensen, Editing: Hans-Ulrich Bastin


OC797
\2400→\1590
モーツァルト・ベートーヴェン:ピアノ作品集
 1-4.モーツァルト:幻想曲ハ短調 K475/
 5-7.モーツァルト:ピアノ・ソナタハ短調 K457/
 8-10.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53/
 11.ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリヘ長調 WoO57
アレハンドロ・ピコ=レオニス(ピアノ)

 前作「VARIATIONS」ではモーツァルト(1756-1791)からショパンまで「変奏曲」の形式で書かれた作品を並べ、その溢れ出る表現力の一端を見せつけたスペイン生まれのアレハンドロ・ピコ=レオニス。今作でもまた興味深いプログラムが興味をそそります。モーツァルトの幻想曲K475と、ソナタK457は各々独立した作品ではありますが、曲調や楽想が密接に関連性を持ち、またセットで出版された事を鑑みると、モーツァルト自身も「同じグループに属する作品」と考えていたことは間違いなさそうです。また、ベートーヴェン(1770-1827)の「ワルトシュタイン」と「アンダンテ・ファヴォリ」の関連についても良く知られていて、こちらは、最初ワルトシュタインの中間楽章として構想した楽章を、「長い」という理由で削除したベートーヴェンですが、結局、捨てるには忍びなく「お気に入り(Favori)」として独立させたもの。もちろん関連性はばっちりです。そんな4曲を絶妙の呼吸で演奏するピコ=レオニス。常に冷静沈着です。

 録音 2010年5月28日,6月21-22日ベルリン テルデック・スタジオ Recording Producer: Friedemann Engelbrecht, Balance Engineer: Rene Moller , Editing: Martin Litauer, Piano: Steinway-Haus Berlin

OC832
\2400→\1590
ダニエル・ドッズ(ヴァイオリン)/時を越えて
 1.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌBWV1004/
 2.イザイ(1925-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「バラード」Op.27-3/
 3.ベリオ(1925-2003):ゼクエンツァⅧ/
 4.パガニーニ(1782-1840):カプリース第24番イ短調/
 5.ロックバーグ(1918-2005):カプリースより/
 6.エルンスト(1814-1865):練習曲第4番「最後のバラ」/
 7.ブレム(1944-):時計仕掛け/
 8.メシアン(1908-1992):
  世の終わりのための四重奏曲より「イエスの不滅性への賛歌」
ダニエル・ドッズ(ヴァイオリン)/
トマス・トルゼビアトウスキ(ピアノ)

 時間を超越する音楽の旅の始まりです。バッハのシャコンヌの普遍的な順序、イザイのバラードに見られる胸の鼓動のようなテンション、ベリオ「ゼクエンツァ」の永久に続くかのような繰り返し、パガニーニでの短い動機が拡大し変化する姿、ロックバーグの破壊的なまでの変容、エルンストでは美しく飾り付けられていくバラの花、ブレムでの耳に残る執拗なリズム・・・そしてメシアンでの止まりゆく時の流れ。極めて多くのことを語りかけるストーリー性を持ったアルバムです。オーストリアに生まれた中国系のヴァイオリニスト、ダニエル(ハオ=ミン)・ドッズは5歳でデビュー、数多くの奨学金を得て、スイスに留学しました。ミルシテインのマスター・クラスに参加した時はミルシテインから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたと言います。現在では室内楽、ソロの両面で活躍し、世界中で名声を博しています。現在は、ルツェルンの財団から貸与された1717年製のストラディヴァリウス「EXバウムガルトナー」を愛奏。滴る美音がたまりません。

 録音 2009年2月20-22日、2010年4月19-21日サントハウゼン,トンスタジオ・ファン・ギースト Recording Producer, Editing & Mastering: Ralf Kolbinger


 


OC432
\2400→\1590
メルビッシュの湖上音楽祭
 ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
シモン・リマノヴィッツ(乞食学生)…ミルコ・ロシュコフスキー(テノール)/
ヤン・ヤニツキー(オバリンスキー伯爵)…エルヴィン・ベラコヴィツ(バリトン)/
パルマティカ・ノヴァルスカ伯爵夫人…リンダ・プレヒ(ソプラノ)/
ラウラ・ノヴァルスカ伯爵令嬢…コルネリア・ツィンク(ソプラノ)/
ブロニスラヴァ・ノヴァルスカ伯爵令嬢…アドリアーネ・クヴェイロツ(メゾ・ソプラノ)/
オーレンドルフ大佐…ヘンリク・ベーム(バス) 他/
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団/
ウヴェ・タイマー(指揮)
録音 2013年5月30日-6月2日 メルビッシュ湖上音楽祭ステージ Recording Producer & Editing: Thomas Hofstadter

 日本にも数多くのファンを持つ、メルビッシュの湖上音楽祭。ウィーンからバスで約1時間半のところにあるノイジードラーゼーで毎年7月中旬から8月下旬まで行われるコンサートは、あらかじめ予定されたメンバーでゲネプロを兼ねての演奏を行い、こちらを録音して当日のお土産として販売するというシステムを取っており、このアルバムもそのためのもの。これを聴きながら音楽祭の風景を思い浮かべるのも一興です。当時ポーランドに進駐していたザクセン軍との確執をベースに、身分を隠した、偽った人々の思いが交錯する入り組んだストーリーですが、最後はハッピーエンドで、楽しく終わります。
 

 


OC881
\2400→\1590
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ&アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ:
 チェロと通奏低音のためのソナタ集

  1-4.プラッティ:ソナタ 第1番 WD698/1/
  5-8.プラッティ:ソナタ 第2番 WD698/2/
  9-12.プラッティ:ソナタ 第4番 WD698/4/
  13-16.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調 VIIIRV44/
  17-20.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ト短調 VIIRV42/
  21-24.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ 変ロ長調 VIRV46/
  25.プラッティ:ソナタ 第3番 WD698/3 アダージョ
ゼバスチャン・ヘス(チェロ)/
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
録音 2012年8月14-16日 グロスラングハイム 聖ヤコブ教会 Recording Producer: Thilo Grahmann/Balance Engineer: Helmut Volkert/Recording Engineers: Thomas Hirschberg,Johannes Luff

 1722年、若き音楽家であったジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697?-1763)は、当時ハンブルクとヴュルツブルクの領主司教ヨハン・フィリップ・フランツ・フォン・シェーンボルンの宮廷にオーボエ奏者として招かれました。彼は領主の弟フリードリヒ・カールにも声楽教師として仕えることとなります。
 その6年後、当時既に高い名声を得ていたヴィヴァルディ(1678-1741)が神聖ローマ帝国のカール6世を謁見する機会を持ち、この時、協奏曲集「チェトラ」を献呈したことは有名です。
 この2人の作品を並べ聞くことで18世紀初めのドイツ、イタリアの音楽の変遷を味わっていただくことが可能です。
 落ち着いた風情のプラッティに比べて、ヴィヴァルディの作品はやはり華やかさの面で一歩先んじています。ヘスの表情豊かなチェロ、そして鮮やかなヴォルフのリュート&テオルボ。この時代の響きを忠実に伝えます。
 


OC942
(3CD)
\5000→\2990
リヒャルト・ワーグナー:歌劇「恋愛禁制」
 2幕の大コミーシェ・オペラ ウィリアム・シェークスピア作の戯曲「尺には尺を」原作、
 作曲家自身の台本による
シチリアの総督フリードリヒ…マイケル・ネイジー(バリトン)/
貴族クラウディオ…チャールズ・ライド(テノール)/
その妹イザベッラ…クリスティアーナ・リボア(メゾ・ソプラノ)/
貴族ルチオ…ピーター・ブロンダー(テノール)/
アンジェロ…フランツ・マイヤー(バリトン)/
修道女マリアーナ…アンナ・ガブラー(ソプラノ)/
ブリゲーラ…トルステン・グリュムベル(バス)/
ダニエリ…シム・キーワン(バス・バリトン)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団(マティアス・ケーラー…合唱指揮)/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
2012年5月2.4日 フランクフルト歌劇場ライブ収録

 このオペラ「恋愛禁制」はワーグナー(1813-1883)がマクデブルクで指揮者としての修業を重ねていた時代の1834年-1836年に書かれ、その直後、彼自身によってマクデブルクで初演されています。物語は16世紀のシチリア島パレルモ。総督フリードリヒは恋愛を禁じ、違反したものは死刑に処すとし、手始めに貴族クラウディオを捉えます。
 それを知った彼の妹の修道女イザベッラはフリードリヒに助命を乞いますが、フリードリヒは「それなら恋愛の素晴らしさを教えてくれれば許してやろう」と彼女に言うのです。そこでイザベッラは、昔フリードリヒに捨てられたという修道女仲間のマリアーナを使ってフリードリヒを懲らしめる作戦を立てるのです。さて、物語の行く末は???
 ワーグナー唯一のオペラ・ブッファ的な作品であり、音楽も多分にヴェルディ風ではありますが、なかなか楽しめる軽いオペラです。歌手たちも伸び伸び歌い、ヴァイグレも幾分力を緩めた楽しい音楽を奏でています。




OC939
(14CD)
\8000→\5290
ヴァイグレ/フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」全曲

CD1-CD2.楽劇「ラインの黄金」/
CD3-CD6.楽劇「ヴァルキューレ」/
CD7-CD10.楽劇「ジークフリート」/
CD11-CD14.楽劇「神々の黄昏」
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)/
<楽劇「ラインの黄金」>
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
ドンナー…ディートリッヒ・フォレ(バリトン)/
フロー…リチャード・コックス(テノール)/
ローゲ…クルト・シュトライト(テノール)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ミーメ…ハンス=ユルゲン・ラザール(テノール)/
ファーゾルト…アルフレッド・ライター(バス)/
ファフナー…マグヌス・バルトヴィソン(バス)/
フリッカ…マルティナ・ダイク(メゾ・ソプラノ)/
フライア…バルバラ・ツェヒマイスター(ソプラノ)/
エルダ…メレディス・アルウェディ(アルト) 他/
<楽劇「ヴァルキューレ」>
ジークムント…フランク・ファン・アーケン(テノール)/
フンディング…アイン・アンガー(バス)/
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
ジークリンデ…エヴァ=マリア・ウェストブローク(ソプラノ)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
フリッカ…マルティナ・ダイク(メソ・ソプラノ)/
ゲルヒルデ…アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
オルトリンデ・・・モナ・ソム(ソプラノ) 他/
<楽劇「ジークフリート」>
ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
ミーメ…ペーター・マーシュ(テノール)/
さすらい人…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ファフナー…マグヌス・バルトヴィソン(バス)/
エルダ…メレディス・アルウェディ(アルト)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
森の小鳥の声…カテリーナ・カスパー/
<楽劇「神々の黄昏」>
ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
グンター…ヨハネス・マルタン・クレンツレ(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ハーゲン…グレゴリー・フランク(バス)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
グートルーネ…アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
ヴァルトラウテ/第2のノルン…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)/
第1のノルン…メレディス・アルウェディ(アルト)/
第3のノルン…エンジェル・ブルー(ソプラノ) 他
録音 2010年5-6月 ラインの黄金, 2010年11月 ヴァルキューレ, 2011年10-11月 ジークフリート, 2012年1-2月 神々の黄昏

 ヴァイグレの「指環」全曲は、すでに映像(OC999)が発売されていて高い評価を受けています。
 こちらのBOXは分売で発売されているCDをまとめたもので、前述の映像とは、録音時期が違い、キャストの一部も変更されています。映像で見るか、音で聴くか…2つのパラレルワールドはいかがでしょうか。
 


OC 933
(2CD)
\4800→\2490
ヨハン・ジモーネ・マイール(ジョバンニ・シモーネ・マイル):
 歌劇「コリントのメディア」(全曲)
ヴォチェク・ギールラッハ(Bs),
ローレンス・ブラウンリー(T),
エルジビェータ・シュミトカ(Sp),
マーク・ミルホファー(T),
エヴェリン・ポロック(Sp),
キャルロス・ペトルチェッロ(Br), 他
デイヴィッド・スターン(指揮)
ザンクト・ガレン交響楽団
ザンクト・ガレン劇場合唱団

 バイエルンに生まれイタリアで活躍したジモーネ・マイール(1763-1845)。ロッシーニのライバルとして活躍しましたが、その作品は現在ではほとんど耳にする機会はありません。このオペラ「コリントのメディア」は、ロッシーニやドニゼッティのイタリア・オペラ的なメロディーとウィーンの古典的スタイルを機能的に組み合わせた先進的で独特なものとして1813年のナポリ・サン・カルロ劇場で初演され最も大当たりした作品ですが、ここでは最近リコルディから発表された1821年版によっての初演を録音したものです。指揮者のデイヴィッド・スターンは、イスラエル・オペラ、ザンクト・ガレン交響楽団の音楽監督を務め、特にこの時代のオペラの復活公演を行ってきています。更にバーゼル室内管弦楽団、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、コンチェルト・ケルンに定期的に出演し高い評価を得ています。今後ロマン派(メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス等)のピリオド楽器によるコンサートも計画されているようです。この録音では、ザンクト・ガレン劇場の歌手達によって歌われていますが、彼らの最も素晴らしい声を引き出すことにも成功しています。

 【録音】 2009年10月 ザンクト・ガレン劇場でのライブ
OC 749
\2400→\1590
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調Op71-2
ブラームス:弦楽四重奏曲 イ短調Op.51-2
シマニフスキ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調Op.37
シチェドリン:抒情風景
アポロン・ミューザゲート・クヮルテット

アポロン・ミューザゲート・クヮルテット、デビュー!「私が知っている若い弦楽四重奏団の中で、彼らは最も最高の四重奏団でしょう。彼らには、今後彼らは、大きく羽ばたくことを感じます」(ABQ:ギュンター・ピヒラー)ポーランドで音楽を学んでいた彼らは、2006年にウィーンでこの弦楽四重奏団を結成し、2年後の2008年に既にミュンヘンARDコンクールで優勝。その後ヨーロッパ主要都市でのコンサートや音楽祭で高い評価を得ています。ピリオド演奏風のハイドン、古典ウィーン風の気品あるブラームス、濃厚で不思議な響きでひきつけるシマノフスキ、荘厳さと苦悩を冷たく表現したシチェドリンなど、様々な色を持った新しい弦楽四重奏の響きに挑戦し成功しています。

【録音】 2009年 (デジタル:セッション)
OC 818
\2400→\1590
シェーンベルク:4つの歌曲 Op.2
ベルク:4つの歌曲 Op.2
オネゲル:4つの詩
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
レイラ・プフィスター(Ms)
ユディス・ポルガー(p)

 メゾ・ソプラノのプフィスターは、ピエール・ブーレーズ、ハルトムート・ヘル、クリストフ・プレガルディエン、アーウィン・ゲージ、ブリギッテ・ファスベンダーらに声楽や歌曲を学んできました。現在アーヘン歌劇場のメンバーとして活躍しており、大きな表現の歌はもちろん、オペラ中のダンスも得意としており、多彩な歌手として絶賛を浴びています。ロマン派歌曲だけでなく近現代歌曲を最も得意としており、ジョン・ケージなど様々な無調性の声楽作品、アバンギャルドなものまで高い評価を得ています。ここに収録された作品は、戦争、新旧のインスピレーション、伝統、エキゾチック、自由さ、即興、恋愛芸術などといった、独特な深い解釈を取り入れて表現していきます。

【録音】 2009年 (デジタル:セッション)
OC750
\2400→\1590
ヤーノシュ・タマシュ:作品集
 ピアノと管弦楽のための協奏曲(1965)*/
 Display of lights (1971)/
 Improvisations (1959)/Frost flowers (1977)
トーマス・ドラトヴァ(P)*
ポール・グッドウィン(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

 ヤーノシュ・タマシュは、1936年ブダペストに生まれ、フランツ・リスト音楽院を卒業後、ベルンで作曲を学びました。スイスに移住しチューリヒ歌劇場のオペラ歌手トレーナーを務めながら、指揮者・作曲家、音楽教師として活躍しています。また現代において、スイスで最も偉大なる作曲家のひとりです。1965年に作曲された「ピアノ協奏曲」は、彼の重要な初期の作品でありバルトークのピアノ協奏曲に触発されて作品で、高度なテクニックを必要とします。彼の作品は、個々のスタイルの深刻化で沈黙し、そしてドラマ的感覚の2つの極の間に感じているのです。「常に時代を超越し、普遍的な美が、私にとっての新しいコンテンツを提供するコンセプトです。」と彼自身語っています。バーゼル室内管弦楽団は、モダン楽器だけでなくピリオド楽器をも演奏する、幅広いレパートリーを持つオーケストラですが、イギリスのバロック・オーボエ奏者として有名なグッドウィンが、指揮を務めているのも注目です。古楽器演奏テクニックをも取り入れたスマートなこの演奏によって、タマシュの普遍的な美を音楽に表現することに成功しています。

【録音】2009年2月10日 アーラウ文化会議場ホール(デジタル:ライブ)* 2009年8月26日 チューリヒ放送スタジオ(デジタル:セッション)
OC934
(2CD)
\4800→\2490
ヘルゲ・ブルッグラーベ:
 化身オラトリオ「ジョシュア(Jehoschua)」(全曲)
オリヴィア・イェレミアス(Vc)
ヨハネス・パイツ(Cl)
マレク・ライマン(打楽器)
ゲラルディーネ・ツェラー(Sp)
アンネ・ビールヴィールス(A)
マニュエル・ケーニヒ(T)
クリストフ・バンツァー(語り)
クラウス・バンツァー(指揮)
ハルフェステフーデ室内合唱団
アンサンブル・レゾナンツ

 1973年シュトゥットガルト生まれのブルッグラーベは、フルートとリコーダー奏者としてきましたが、2003年からは教会音楽、建築学、言語芸術を組み合わせた彼独自の作曲を行なうようになってきています。この「ジョシュア」は、そうした音楽と教会空間の調和。そして人間の心の迷路を表現しています。ソロ・クラリネットやソロ・チェロ。打楽器と弦楽合奏が断続的に奏され、作品の5つのイメージ構造の母音を効果的に演奏し、大規模形式なイエスの物語を再現していきます。こうした独特な教会音楽作曲家&指揮者として有名な鬼才、クラウス・バンツァーがこの音楽の成功に寄与しています。

【録音】2009年11月21日、ハンブルク、ブランケネーゼ教会 (デジタル:ライヴ)
OC114
\2400→\1590
プーランク:クラリネット・ソナタ/
オネゲル:ソナチネ/
ミヨー:
 クラリネットとピアノのためのソナチネOp.100・
 デュオ・コンチェルタントOp.351・カプリスOp.335a/
ドビュッシー:
 狂詩曲第1番・クラリネットとピアノのための小品/
フローラン・シュミット:アンダンティーノOp.30-1
ラルフ・マンノ(Cl)
アルフレード・パール(P)

『フレンチ・クラリネット・ラプソディー』74321304652、OC231 (いずれも廃盤)からの、再発売商品となります。現在ケルン音楽大学の教授、ラルフ・マンノの代表する1枚。エーラー式のクラリネットを使用し、独特な柔らかな音色と循環呼吸による長いフレーズ演奏は絶品です。

【録音】1995年4月24?28日、ブレーメン放送スタジオ(セッション:デジタル)




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