
ORC100013
\3500→\1890
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ジェームス・ギルクリスト(テノール)
ベートーヴェン:遥かな恋人に/シューベルト:白鳥の歌
1-6. ベートーヴェン:連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」
Op.98
丘の上に私は座って/山々の青いところ/空高く軽やかに舞う鳥/空高くゆく雲/
5月がめぐってきて/お別れにこの歌を
7-20. シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」D957
愛の便り/戦士の予感/春のあこがれ/セレナード/わが宿/遠い国で/別れ/
アトラス/彼女の絵姿/漁夫の娘/都会/海辺で/影法師/鳩の使い
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ジェームス・ギルクリスト(テノール)
アンナ・ティブロック(ピアノ) |
【録音】2010年5月13-14日 サフォーク
ポットン・ホール
ベートーヴェンが切り開いた連作歌曲という形式。
そしてシューベルトがそこに見出した新たな表現。
本盤は、歌曲というジャンルの“誕生と深化”を一望するプログラム。
ギルクリストは、その繊細な抑制から、ハイネ詩におけるむき出しの感情まで、見事に描き分けている。

シューベルトの「水車小屋の娘」(ORC100006)で、瑞々しい歌唱を聴かせたギルクリストのORCHID
CLASSICSレーベル第2弾のリリースは、ベートーヴェンとシューベルトの2つの歌曲集です。
一連のドラマティックな物語を秘めた「水車小屋」に比べると、2つの歌曲集は、幾分散文的ではありますが、逆に、一つ一つの歌曲を味わい深く歌うことが重要。ギルクリストの歌はそんなところを、まさに「痒いところに手が届く」ように満足させてくれるものです。とりわけ、凝縮された憧れが描かれているベートーヴェンの歌曲での表現の見事さには唖然としてしまいます。
微妙なテンポの揺れ・・・ピアノの絶妙なサポートにも注目です・・・、切なくなるほどの高音の切れ味。普段苦虫をかみつぶしているかのようなベートーヴェンに、こんなにもロマンティックな面があったのか。と思わず膝を打ってしまいたくなるほどの名唱です。
[白鳥の歌」でもそれぞれの歌曲の歌い分けがすばらしく、冒頭の「愛の便り」を聞いただけで、その周到な表現に舌を巻くことでしょう。どちらかというと重苦しく、暗い歌が支配する曲集ですが、心の深淵を覗ききった最後に訪れる「鳩の使い」の美しさに思わず涙。シューベルト好きにはぜひ聞いていただきたい1枚です。
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ORC100010
\3500→\1890
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「音楽家たちの絆」の物語
ガイ・ジョンストン(チェロ)
1-5.ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタハ長調
Op.65/
6.ブリッジ(1879-1941):4つの小品より第2番春の歌(チェロとピアノ編)/
7.ブリッジ:メロディー(チェロとピアノ編)/
8-10.タネジ(1960-):スリープ・オン/
11-12:ブリッジ:チェロ・ソナタOp.125/
13.タネジ:MILO |
ガイ・ジョンストン(チェロ)/
キャサリン・ストット(ピアノ) |
時代を超えて受け継がれてきた「音楽家たちの絆」の物語。
若き日のブリテンは、ブリッジの《海》に衝撃を受け、その後彼に学びました。
その影響は、このチェロ・ソナタの奥深い響きの中にも確かに息づいています。
そしてブリテンは、ロストロポーヴィチとの運命的な出会いによって、新たな境地へと踏み出します。
名作チェロ・ソナタは、その友情から生まれたもの。
さらに時代は進み、タネジとジョンストンへ。
作曲家と演奏家の親密な関係は、ここでも新たな音楽を生み出します。
アルバムの最後に置かれた《MILO》は、タネジが息子のために書いた子守歌。
そしてその初演を担ったジョンストンは、なんとその子のゴッドファーザー(洗礼の後見人)。
音楽は、人から人へ。
師から弟子へ、友から友へ、そして次の世代へ――。
そんな温かな連なりを、静かに、しかし深く感じさせてくれる一枚です。
渋い曲で独特の名演を聴かせるキャサリン・ストットのピアノも雄弁です。

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ORC100040
\3500→\1890 |
グリーグ・ショーソン・フランク:ヴァイオリン作品集
1-3.グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ
第2番 ト長調 Op.13/
4.ショーソン(1855-1899):詩曲
Op.25/
5-8.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ
イ長調 |
カリュム・スマート(ヴァイオリン)/
ゴードン・バック(ピアノ) |
録音 2013年4月12-14日 サフォーク ポットン・ホール
デビュー盤にあたり、スマートは自身にとって特別な3作品を厳選。
長年愛してきたショーソン、音楽人生の転機となったグリーグ、そしてヴァイオリニストの到達点とも言えるフランク。
いずれも彼の現在を余すところなく映し出す、渾身のプログラムです。

2010年、弱冠13歳で「BBC・ヤングミュージシャン・コンクール」に入賞。この時に演奏したメンデルスゾーンの協奏曲が大評判となった若手ヴァイオリニスト、カリュム・スマート。
同年メニューイン国際コンクールで1位を獲得し、一層注目を浴びることとなったのです。
このデビューアルバムを制作する時、彼はとても興奮し、曲目を選ぶのにとても慎重になったと言います。お気に入りの曲をいくつか選び出したうえで篩にかけていき、残ったのがこの3曲。確かにどれも難曲ですが、どれもが彼の自信作であり、現在の彼を120%抽出したものであることは間違いありません。
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ORC100046
\3500→\1890 |
哀願と希望の音楽
《戦争と平和》
1.スタンフォード(1852-1924):見よ、私は挙げる/
2.ニーステッド(1915-):平和よ、私はあなたと旅立つ/
《深き淵より》
3.バード(1540頃-1623):わが魂は虐げられ/
4.ギボンズ(1583-1625):見よ、汝はわが全ての日を作り/
5.トムキンズ(1572-1656):主の元に帰れ/
6.メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ第3番「深き困窮より,われ汝に呼ばわる」/
《わが祈りを聞きたまえ》
7.パーセル(1659-1695):わが祈りを聞きたまえ/
8.サイラス・ウォルストン(1971-):あなたの顔を隠さないでください/
9.メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ/
10.ジャン・ラングレー(1907-1991):めでたしマリア、めでたし海の星/
《安らぎへ》
11.サミュエル・セバスチャン・ウェスレー(1810-1876):女から生まれた男
(D.ブルック=デイヴィス編)/
12.パーセル:我らの心の秘密を知りたもう主よ(C.バートレット編)/
13.レノックス・バークリー(1903-1989):主はわが羊飼い |
オリヴィア・ベル(ソプラノ)…9/
ジェシカ・マルトン(ソプラノ)…13/
ケンブリッジ・クイーンズ・カレッジ合唱団/
サイラス・ウォルストン(指揮) |
イギリスの名合唱団「ケンブリッジ・クイーンズ・カレッジ合唱団」のORCHID
CLASSICSへの2枚目のアルバムです。
最初のアルバムではクリスマス・キャロルをしっとりと歌い上げていましたが(ORC100027)、こちらは身体をそのままえぐられるような激しい響きと、それを包み込むような平安に満たされた、心にじんわり染みこむ選曲となっています。イギリスの合唱の層の厚さが感じられることでしょう。
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ORC100048
\3500→\1890 |
パブロ・オルティス:“Gallos Y Huesos”おんどりと骨
《おんどりと骨》
1.おんどりと骨:Si cuando cae
la noche‐もし、夜の台所に行くのなら/
2.おんどり:Quien ha visto
la espalda‐誰かが背後から見ている/
3.骨:Quien cada dia‐誰かが毎日彼の料理を食べている/
4.おんどり:Nadie era capaz
de imaginar‐誰にも想像できない/
5.骨:Quien ha visto el cogote‐誰もがおんどりの首が骨に変わるところを見ている/
6.おんどり:El vacio del plato‐空の皿と骨が待つ/
7.骨:Alguien que sostiene
el borde‐洗い場の中の皿の隅を誰かが/
8.おんどり:El gallo es de
esos animales-おんどりは動物の中の一つの種類/
9.骨:Sin embargo‐にもかかわらず、おんどりの疲れは理解されない/
10.おんどり:Cuando se tiene
la carne‐皿の上の肉は知っている/
11.骨:A veces, cuando el gallo‐多分、おんどりの思考は進化している/
12.おんどり:Antes de cerrar
los ojos‐目を閉じる前におんどりは/
13.骨:Anos de acumular en
la pileta‐洗い場の中に蓄積された骨/
14.おんどり:Hace falta una
lengua‐説明するには言葉が必要/
15.骨:Quien se detenga n la
cocina‐骨について考えるために誰かが台所に残る/
16.おんどり:Pero a la larga‐しかし、長きに渡ると思い出はかすむ/
17.骨:El animal se ha ido‐動物たちは輝きと沈黙を家の中に残す/
18.おんどり:Cuando se mira
al gallo‐暗いところからおんどりをみると/
19.骨:Quien ha visto la neblina‐誰かが骨から生じた霧を見ている/
20.おんどり:Si alguien llega‐もし誰かが来たら台所の排水場に/
21.骨:Uno piensa frente a
la pileta‐流し場にあるのはただの骨/
《ノートカー》
22.オルガン・ソロ/
23.イン・ノミネ・ドミニ/24.天使たちのよろこび/25.オルガン・ソロ/
26.クオ・ヴェルシクロス/27.シングラーエ・モトゥス/28.オルガン・ソロ/
29.この本/30.クム・アドフク・インヴェヌルス/31.聖処女よ、何を/
32.オルガン・ソロ/33.クレアの聖人/
34.オルガン・ソロ/35.その後/36.オルガン・ソロ |
《おんどりと骨》
エルセ・トープ(ソプラノ)/
シーネ・アスムセン(ソプラノ)/
ハンナ・カッペリン(ソプラノ)/
エレン・マリー・ブリンク・クリステンセン(アルト)/
シネ・トフテ・ハンニバル(アルト)/
ヤコブ・セルベルグ(バリトン)/
ティーネ・レーリング(ハープ)/
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
ポール・ヒリアー (指揮)/
《ノートカー》
マイルス・ラレメント(テノール)/
クリストファー・ワトソン(テノール)/
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(バス)/
クリストファー・バウワーズ=ブロードベント(オルガン)/
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
ポール・ヒリアー(指揮) |
録音 《おんどりと骨》2013年2月4-7日 コペンハーゲン
ガルニソン教会/《ノートカー》2011年3月11-12日
コペンハーゲン ホルメンス教会
アルゼンチンの現代作曲家、現在カリフォルニア州立大学の作曲科の教授でもあるパブロ・オルティス(1956-)。彼とと指揮者、ディレクター、ポール・ヒリアーのコラボから生まれた不思議な感触を持つこのアルバムは、日常生活に潜む深い闇を描き出し、それを浮遊感ある美しいメロディで彩ったものです。タイトルの「おんどりと骨」は、アルゼンチンの現代作家Sergio
Chejfecの詩を用いたもので、その名の通り、羽ばたく翼を持つおんどり、食事の風景、そして台所に遺された骨の物語で、これは5人の女声歌手、バリトン、そしてハープという稀な組み合わせで表現されます。
もう一つの作品「ノートカー」は、9世紀に実在したベネディクト会修道士で、吃音者であったとされるノートカーの言葉がテキストに用いられています。1000年以上前に書かれたこの詩にオルティスは深い感銘を受けたというものです。オルガン・ソロを挟みながら神秘的な詩が歌われます。
1979年に設立され、グラミー賞の受賞経験を持つ「アルス・ノヴァ・コペンハーゲン」は、世界でも有数のヴォーカル・アンサンブルとして知られています。
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ORC100053
\3500→\1890 |
声 -フランスのヴァイオリン・ソナタ集
1-3.プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
FP119/
4-7.フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ
第1番 イ長調 Op.13/
8.ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ/
9.ラヴェル:ハバネラ形式の小品 |
カルム・スマート(ヴァイオリン)/
リチャード・ウッテリー(ピアノ) |
録音 2015年8月10-12日 サフォーク,ポットン・ホール
もともとは、フランスのヴァイオリン作品集を録音するつもりだったというヴァイオリニスト、スマート。しかしリハーサルを重ねていくうちに、例えばプーランクのソナタにはスペイン語のアクセントがあり、フォーレの作品には愛の語らい、そしてラヴェルにはバスクの息遣いがある事に気がついたのだそうです。
そこでアルバムタイトルを「La
Voix-声」とし、曲が持つ「声」を明らかにし、それぞれ4つの作品の持つ個性を強調することを試みたというアルバムなのです。
流麗なイメージのあるプーランクのソナタが、ここまでゴツゴツした音楽として再現される様子はこれまでに聞いたことがありません。
また普段は「流麗、清澄」と評されがちなフォーレも、驚くほどに濃密です。そしてラヴェルの2作品の強烈なインパクト。これはすごい1枚です。
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ORC100006
\3500→\1890 |
ジェームス・ギルクリスト(テノール)/
シューベルト(1797-1828):歌曲集「美しき水車屋の娘」D795
1.さすらい/2.どこへ/3.とまれ/4.小川への感謝/
5.憩いの夕べに/6.好奇心の強い男/7.焦燥/
8.朝の挨拶/9.水車屋の花/10.涙の雨/11.わがもの/
12.休み/13.緑のリュートのリボンを添えて/14.狩人/
15.嫉妬と誇り/16.好きな色/17.いやな色/
18.しおれた花/19.水車屋と小川/20.小川の子守歌 |
ジェームス・ギルクリスト(テノール)/
アンナ・ティルブルック(ピアノ) |
シューベルトの名作「水車屋の娘」にはすでに様々な名唱が存在し、聴き手としても選択肢が多すぎて迷ってしまうほどですが、そんな中に新たな1
枚を投入いたします。ここで見事な歌唱を聴かせるギルクリストは1970
年生まれのイギリスのテノールです。最初は医者として薬学を学びつつ、ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊で歌っていましたが、1996
年に完全に音楽家へと転向し、以降は合唱団のソリストを務めたりコンサートで歌ったりと八面六臂の活躍をしています。イギリス室内管弦楽団を始めとしたイギリスの主要オーケストラと共演し、高い評価を得ています。このシューベルトの「水車屋」も彼の得意とするレパートリーで、ピアニストのアンナ・ティルブロックとツアーを組み全英中でコンサートを開き喝采を浴びています。線は細めで端正な声質が魅力で、この曲集が要求する「一途な若者のひたむきさ」を存分に表現しきった素晴らしい仕上がりです。とりわけ甘さたっぷりの高音は彼ならではのもの。全20
曲での緊張感を湛えつつも情感溢れる歌いぶりには思わず感動します。
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ORC100012
\3500→\1890 |
リズム&テクスチュア
1-4.ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲ヘ長調
5.ガーシュウイン(1898-1937):子守歌
6.ラビスタ(1943-):夜の陰
7.アルバレス(1956-):メトロ・チャバカーノ
8.ゴリホフ(1960-):テネブレ(朝課) |
ブロドスキー弦楽四重奏団
<メンバー>
ダニエル・ローランド(第1 ヴァイオリン)/
イアン・ベルトン(第2ヴァイオリン)/
ポール・カッシディ(ヴィオラ)/
ジャクリーヌ・トーマス(チェロ) |
常に新境地を開拓することで知られる、イギリスのブロドスキー弦楽四重奏団。その活動の幅広さは、あのクロノス・カルテットにも匹敵し、2009
年の初来日の際にはバンドネオンの小松亮太ともコラボし、演奏会の際には、このアルバムに収録されたラビスタとアルバレスの作品も演奏し、大喝采を浴びています。彼らはいつも立って演奏(チェロは別)することで、音楽にとびきりの躍動感を与えます。この「リズムとテクスチュア」と銘打たれたCD
には、5 人の作曲家の作品が収録されていて、滑らかな響きと切れ味鋭い音色を絶妙に使い分け、まことに刺激的な世界を創り上げています。何となく物狂おしい夜、ラヴェルのとろけるような曲でも眠れず、ガーシュウインの子守歌を聴いても、ますます目は冴えて行きます。ラビスタの「夜の陰」はそんな眠れぬ状態を表現した曲だとか。こうなったら、騒がしい曲で(メトロ・チャバカーノ)目を覚まし、日の出る前に祈りを捧げる(テネブレ)・・・そんな一夜のストーリー。いかがでしょうか?
録音 2009 年9 月10-12 日 イギリスサフォーク、ポットン・ホール
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ORC100019
\3500→\1890 |
ロアルド・ダール(音楽:エレアノア・アルベルガ):
「白雪姫と七人の小人たち」 |
ダニー・デヴィート/
ジョアンナ・ラムレー/
グリフ・リース・ジョーンズ/
タリアセン管弦楽団/
ピーター・アシュ(指揮) |
あの「チャーリーとチョコレート工場」の原作者として知られるロアルド・ダールが「白雪姫」の物語を若干ブラックに翻案したお話に、E.アルベルガが音楽をつけた音楽劇です。前奏曲が始まった途端に、聴き手は音の魔法をかけられます。各々の曲は登場人物の性格をきちんと反映していて、白雪姫は若々しく、気まぐれであり、罪のない夢想家として書かれています。ぬるま湯のような宮殿から恐怖と暴力の世界へと足を踏み入れることで彼女がどう変化するのでしょう。継母は冷たくひねくれていて、森は深くて暗く、鏡は不思議で豪壮です。もちろん、現代の「白雪姫」は王子の接吻で毒が抜けるわけでもなく、もっとしたたかなのですが。この作品は1994年にロンドン交響楽団とF・ウェルザー=メスト、今回もナレーションを担当しているグリフ・リース・ジョーンズらに拠って上演され、その収益は子供たちのための基金へと送られました。録音
1998年7月23-24日ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール
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ORC100024
\3500→\1890 |
ベートーヴェン=リスト:交響曲第6番「田園」(ピアノ独奏版)
1.第1楽章「田舎に到着したときの晴れやかな気分」/
2.第2楽章「小川のほとりの情景/3.第3楽章「農民達の楽しい集い」/
4.第4楽章「雷雨、嵐」/
5.第5楽章「牧人の歌-嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」 |
アシュリー・ウェイス(フォルテピアノ) |
NAXOSレーベルで、A.バックスやF.ブリッジなどのイギリス物で「コクのある演奏」を聴かせるかと思えば、リストの超絶技巧作品を難なく演奏して、そのテクニックを惜しげもなく披露するピアニスト、アシュリー・ウェイス。そんな彼が、これまた難曲として知られるベートーヴェン=リストのピアノによる交響曲を演奏しています。そういえば、ウェイスにはピアノ編曲版のエルガー「エニグマ」(8.570166)もあり、これもスゴイ演奏だったのですよね。ピアノからオーケストラの響きを生み出す「音の魔術師」と改めて認定したくなるような鮮やかさ。
そんなウェイス、ここではイギリスのレストレーション・ハウス(ディケンズゆかりの邸宅)に保存されている歴史的フォルテ・ピアノを演奏することで、リストの時代の音を奏するという試みがなされています。
録音 2011年4月3-5日ケント ロチェスター,グレート・チャンバー・オブ・レストレーション・ハウス
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ORC100037
\3500→\1990 |
金 聖響
ベンジャミン・ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
Op.15(1938-1939)/
4-7.歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」Op.33a
<夜明け/日曜日の朝/月光/嵐> |
マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)/
フランダース交響楽団/
金 聖響(指揮)…1-3/
ジャン・レイサム=ケーニック…4-7 |
録音 2012年10月7-8日 アントワープ デシンゲル,スタジオ・レコーディング…1-3,
2013年6月3日 ブリュッセル パラス・ド・ボザール,ライヴ・レコーディング…4-7
2013年に生誕100周年を迎えたブリテン(1913-1976)の2つの作品。ヴァイオリン協奏曲は、ブリテンが、パートナーのピアーズとともに訪れたニューヨークで1939年に初演されました。
この作品はその3年前に、彼が出会ったスペインの名手アントニオ・ブローサに触発されて書かれたもので(ブローサとはOp.6の組曲を演奏している)当時のスペイン内戦の崇高な精神が反映されているとともに、アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲からの圧倒的な影響も感じられる作品です。ブリテンの反戦意識も表明されていると言えるでしょう。
名歌劇「ピーター・グライムズ」からの「4つ海の間奏曲」はすでに標準的なレパートリーとしてk確立されている作品です。ヴァイオリンを演奏するのは、このレーベルの主宰者、マシュー・トルスター。国際的に活躍する傍ら、若手の演奏家たちを支援する財団も立ち上げ、イギリスの音楽界の発展に大きく寄与しています。
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ORC100049
\3500→\1890 |
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ集&ヘンデル:組曲
1-4.フランチェスコ・ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
ニ短調 Op.5-2/
5-8.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
イ長調
Op.5-1/
9-17.ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:組曲
第5番 ホ長調 HWV430/
18-21.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
ハ長調
Op.5-3/
22-26.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
変ロ長調
Op.5-4/
27-30.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
ヘ長調
Op.5-5/
31-34.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ
イ短調
Op.5-6 |
アンドリュー・アペル(ハープシコード)…9-17/
ロレッタ・オサリヴァン(チェロ)…1-8.18-34/
フォー・ネイションズ・アンサンブル…1-8.18-34 |
録音 2013年8月13-16日 USA コネチカット、ハムデン
ニューヨークに拠点を置く「フォー・ネイションズ・アンサンブル」によるジェミニアーニ(1687-1762)とヘンデル(1685-1759)の作品集です。
“コレッリからヘンデルをつなぐ存在”として知られる、イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニは、優れたヴァイオリニストであったようですが、ここでは彼の「チェロ・ソナタ(正しくはチェロと通奏低音のためのソナタ)」を聴くことができます。
イタリア特有の明るいバロックの響きではなく、少しだけ陰影に富んでいるのは、チェロを主役にしているからでしょうか。極めて美しく流麗な音楽を楽しむことができます。
独奏ハープシコードによるヘンデルの組曲は、このアンサンブルのハープシコード奏者アペルによる演奏です。こちらは、ルクレールのフルート・ソナタ集(ORC100032)に続くフォー・ネイションズ・アンサンブルの2作目のアルバムとなります。
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ORC100052
\3500→\1890 |
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ/フィレンツェの思い出
1-4.弦楽セレナーデ Op.48(1880)
<第1楽章:ソナチネ形式の小品/第2楽章:ワルツ/
第3楽章:エレジー/第4楽章:フィナーレ>/
5-8.フィレンツェの思い出 Op.70(1892)
<第1楽章:Allegro con
spirito/
第2楽章:Adagio cantabile
e con moto/
第3楽章:Allegretto moderato/第4楽章:Allegro
con brio e vivace> |
ロシアン・ヴィルトージ・オブ・ヨーロッパ/
ユーリ・ジスリン(指揮) |
録音 2015年1月8-10日 ロンドン イースト・フィンチリー、オール・セインツ教会
1993年、ヴァイオリン&ヴィオラ奏者ユーリ・ジスリンによって創立されたオーケストラ「ロシアン・ヴィルトージ・オブ・ヨーロッパ」は、定期的にロンドンのカドガン・ホールでコンサートを開催し、数多くの音楽家たちとも共演、近年はヨーロッパだけではなく、南米でもツアーを行い好評を博しています。
このアルバムはジスリンが敬愛するチャイコフスキー(1840-1893)の2作品を収録したものです。誰もが知っている「弦楽セレナーデ」での艶やかな音色、もともとは弦楽六重奏曲である「フィレンツェの思い出」の増幅された響き、などジスリンとオーケストラによる渾身の演奏をぜひお聴きください。
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ORC100054
\3500→\1890 |
3大フルート協奏曲
Premiere!
ライネッケ(1824-1910):フルート協奏曲
ニ長調 Op.283
イベール(1890-1962):フルート協奏曲
ニールセン(1865-1931):フルート協奏曲
FS119 |
セバスチャン・ジャコー(フルート)/
オーデンセ交響楽団/
ダヴィッド・ビョルクマン(指揮) |
1987年ジュネーヴ生まれのフルーティスト、セバスチャン・ジャコー。彼は8歳でフルートを始め、イザベル・ジローに師事、15歳の時にはジュネーヴ高等音楽院に入学を受け入れられ、名手ジャック・ズーンの下で研究を続け、2010年に教育学とソリストのディプロマを得ています。その間に2002年と2004年にはスイスの青少年コンクールで第1位を獲得、2005年には「Jmanuel
und Evamaria Schenk財団」から年間ソリスト賞を獲得しています。
なんと言っても彼の知名度を上げたのは2013年の神戸国際フルート・コンクールで最優秀賞と観客賞を得たことであり、日本の聴衆にもソノ名前が広く知れ渡ったのです。
その後は第5回カール・ニールセン国際フルート・コンクールでも第1位を獲得、そのカリスマ性と音楽性、技術力が高く評価されました。すでにアバドが指揮するマーラー室内管で演奏したり、ストックホルム放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団などと共演、2008年のサイトウキネンでは首席を務め、また世界各国でリサイタル、マスタークラスを開催するなど、その将来が期待されている奏者です。
録音: 2015年6月22-25日 デンマーク
オーデンセ,コンチェルトハウス |

ORC100055
\3500→\1890 |
バリー・ミーツ・ベートーヴェン -ジェラルド・バリー:作品集
1.ベートーヴェン/
2.おお主よ、何と空しきことか/3.冬到来/
4.最初の悲しみ/5.長い間/6.ショット&ソンズ,マインツ |
ステファン・リチャードソン(バス)/
アイルランド室内合唱団/
クラッシュ・アンサンブル/
ポール・ヒリアー(指揮) |
録音 2012年6月…5, 2013年3月…1-4.6 ダブリン
ドゥルムコンドラ All Hallows
College Chapel
2015年から2018年まで、アイルランド国立交響楽団の「コンポーザー・イン・レジデンス」を務める作曲家ジェラルド・バリー(1952-)のユニークな作品集。
ベートーヴェンをフィーチャーしたトラック1と6は、小規模のオペラのような曲で、台本はベートーヴェン自身の手紙の言葉から採られています。
いらだち、愛情…様々な感情が生き生きと描かれた音楽の中に、ベートーヴェン自身の旋律が時々現れるというユニークなもの。アイルランド有数の現代音楽アンサンブルとヒリアーが指揮する合唱団による精緻な演奏です。
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