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まだ若干在庫があるらしい!
「クヮルテット・ハウス・ジャパン」の貴重なアルバム

★鈴木クワルテット
★巖本真理弦楽四重奏団
★パブロ・カザルス
★バリリ四重奏団
★外山滋(レグルス)



 日本のクラシックCDの製作販売を行っている「レグルス」。新録音アルバムの製作や海外レーベルの代理店なども行っているが、なかでも注目は「クヮルテット・ハウス・ジャパン」レーベルの運営。
 先日紹介した幸松 肇氏の弦楽四重奏団関連の書籍を刊行したレーベルだが、興味深い歴史的録音もいくつかリリースしている。

 鈴木クワルテット
 巖本真理弦楽四重奏団 
 パブロ・カザルス
 バリリ四重奏団

などの貴重な録音である。

 すでに入手不能かと思われたのですが、まだ若干数ながら在庫があるというので特集でお知らせします。

 またレグルス・レーベルとして外山滋のアルバムもリリースしているので、ことらもあわせてご紹介しておきます。アリアCDとしては初紹介となります。


 いずれも在庫数に限りがあるので完売の際はご容赦を。

『鈴木クワルテットの遺産』
 鈴木鎮一兄弟による弦楽四重奏団
新発見!没後30年記念発売
 巖本真理弦楽四重奏団ライヴ・アルバム3タイトル
1969、74、76年の未発売ライヴ録音集
カザルス没後30年にリリースされた、貴重な記念アルバム
 カザルス、ボン・ベートーヴェン・ハウスでの録音
ベートーヴェンが生前使っていたチェロによるバッハ
バリリ四重奏団の遺産
 ただ一度の来日、東京公演ライヴ
ワルター・バリリ、ドイツ・ポリドールSP全録音集
 ウィーン・フィルのコンマスとしてしのぎを削ったシュナイダーハンとオドゥノポゾフも収録
19歳で世界最年少のコンサートマスターとしてNHK交響楽団に在籍した天才ヴァイオリニスト
 外山滋の芸術 ~ 「ミューズへの献身」


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『鈴木クワルテットの遺産』
鈴木鎮一兄弟による弦楽四重奏団


 主に埋もれたヒストリカル・レコーディングの復刻を目指す、「クヮルテット・ハウス・ジャパン」初の国内盤CD発売。
 今後、未発表レコーディングを含む復刻CDの発売を予定している。
 その第1弾は日本の誇るスズキ・メソードの創始者、鈴木鎮一率いる伝説の弦楽四重奏団「鈴木クワルテット」の1930年代の録音。
 中でも金属原盤から甦った、歌人 与謝野晶子の朗読を含む組曲「源氏物語」全曲はまさに幻の録音。

 「1960年代後半から当時の日本コロムビアは金属原盤のSP音源をテープに保存する作業をしていました。最近保存テープの精査によって、組曲「源氏物語」など鈴木クワルテットのSP盤9枚分すべてが、テープ保存されていることが判明。これは驚きでした。録音されてから70年、鈴木鎮一氏没後10年の年であり、源氏物語千年紀にあたる2008年、鈴木クワルテットの演奏を世に出せた幸運に感謝しています。」(ブックレットより)


QHJ 1003
\2750(税込み)

『鈴木クワルテットの遺産』
 鈴木鎮一兄弟による弦楽四重奏団


  鈴木二三雄:組曲「源氏物語」、
  ハイドン:セレナード、
  シューベルト:セレナード、
  ドリゴ:「セレナード」、
  モーツァルト:メヌエット、
  チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービ、

  旅愁、
  故郷の廃家、
  オールド・ブラック・ジョー、
  深い川、
  宵待草、
  仰げば尊し
鈴木鎮一(第1ヴァイオリン)、
鈴木喜久雄(第2ヴァイオリン)、
鈴木章(ヴィオラ)、
鈴木二三雄(チェロ)

木下保(T)、
ベルトラメリ能子(S)、
与謝野晶子(朗読)

録音:1935年~38年 コロムビア録音、金属原盤より復刻


鈴木クワルテット Suzuki Quartet

 鈴木鎮一は1898年、日本初のヴァイオリン製作者鈴木政吉の二男として誕生。日本で初めて弦楽四重奏を演奏した幸田延や、その妹安藤幸(幸田幸)など、恵まれた音楽環境があり、ベルリンに留学。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を史上最初に録音したカール・クリングラーに師事。1928年、鎮一、喜久雄、章、二三雄の兄弟により、鈴木クワルテットを結成。

 録音の多くは、日本コロムビア社から発売され、今回発売のCDのようにその全てが日本コロムビア社の金属原盤から起こされたテープマスターによる発売は初。
 才能教育で知られた鈴木鎮一氏没後10年を前にして発売された記念盤。

 鈴木二三雄作曲の「源氏物語」は、弦楽四重奏と朗読、ソプラノ、テノールのための曲で、与謝野晶子が朗読している。




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新発見!没後30年記念発売
巖本真理弦楽四重奏団ライヴ・アルバム3タイトル
1969、74、76年の未発売ライヴ録音集


 巖本真理弦楽四重奏団によるライヴならではの魅力あふれるシリーズ3タイトル。
 好評の「鈴木クワルテットの遺産」(QHJ-1003)に続いて、本格的な常設の四重奏団としての先駆的な活動を繰り広げ、日本の音楽界に偉大な足跡を残した巖本真理弦楽四重奏団の未発表ライヴのCD化。
 2009年、巖本真理没後30年の年、タイムリーなことに彼らの演奏したライヴ録音、しかも未発売の新たな音源の存在が確認され、このメモリアルな年に発売。レコードのための演奏では味わえない、ライヴ独特のほとばしる感性に溢れた、生き生きとした伸びやかな演奏が満喫できるのも嬉しい限りです。(CDブックレットより)


QHJ-1004/5
(2CD)
\3850(税込み)
所沢1974
 ハイドン:弦楽四重奏曲変ロ長調Op.76-4「日の出」、
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩り」、
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」、
(アンコール)
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第12番変ロ長調K.172より
  第2楽章 
巖本真理(第1ヴァイオリン)、
友田啓明(第2ヴァイオリン)、
菅沼準二(ヴィオラ)、
黒沼俊夫(チェロ)
録音:1974年12月23日パイオニア所沢工場大スタジオ

QHJ-1006/7
(2CD)
\3850(税込み)
東京1969&76
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18 -1、
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13、
 F.シュミット:ピアノ五重奏曲ロ短調Op.51より
  第2楽章(ピアノ:坪田昭三)、
 *モーツァルト:
   弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K.589「プロシャ王第2番」
録音:1969年12月13日東京文化会館小ホール、*1976年5月26日イイノホール(モノーラル)

QHJ-1008/9
(2CD)
\3850(税込み)
相模原1976
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩り」、
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」、
 ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調、
(アンコール)
 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11より
  第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」
録音:1976年1月25日神奈川県立相模原青少年会館




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カザルス没後30年にリリースされた、貴重な記念アルバム
カザルス、ボン・ベートーヴェン・ハウスでの録音
ベートーヴェンが生前使っていたチェロによるバッハ



 
 
 カザルス没後30年の2003年にリリースされた、貴重な記念アルバム。
 これは持っておいていいと思う。


 カザルスはスペインのフランコ独裁政権に抗議する意味から、スペインはもとより、スペインと親密なドイツでも演奏活動を控えていた。
 しかし例外的に1955年と1958年の2回、ボンのベートーヴェン・ハウスを訪れそこで演奏を行なった。
 それはそこが彼にとって「音楽の聖地」であったからである。

 1955年9月、カザルスはベートーヴェンが生前使っていたチェロを手に取り、バッハの無伴奏チェロ組曲第の1番を演奏した。
 その演奏が本当にたまたま録音された。(モノラルだが音はびっくりするほど鮮明)
 その録音は数百枚だけ研究資料用としてCD化され、ひそかに出回ってはいたが、ベートーヴェン・ハウス以外では手に入らなかった。

 続く1958年にもカザルスはボン・ベートーヴェン・ハウスを訪れ、今度はベートーヴェンを演奏。
 これをPHILIPSのエンジニアが赴いて録音していた。

 今回紹介するのはそんな特別な録音。

 もう入らないと思ったのだが、品番が変わって再入手できることに。2年ぶりのご案内となる。
 ベートーヴェン・ハウスのラーデンブルガー博士のコメント、さらに日本語の解説まで付いての発売。


 ただ在庫限りなので完売の際はご容赦を。




ベートーヴェン・ハウス協会
クァルテット・ハウス・ジャパン

QHJ-1001/2
(2CD)¥5500
ボン・ベートーヴェン・ハウスのパブロ・カザルス
 ベートーヴェンが生前使っていたボン・ベートーヴェン・ハウスのチェロによる演奏
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
 (一般発売としては世界初出)
1955年9月 モノラル
世界初出
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
         チェロ・ソナタ第2番、第5番
                 ヘ長調(原曲:ホルン・ソナタ)
シャンドール・ヴェーグ(Vn)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)
1958年9月 ステレオ

 フランコ独裁政権に抗議し、スペインでは演奏しなかったパブロ・カザルス。スペインと親密な国交関係にあったドイツ(当時は西ドイツ)でも公式の演奏会をしなかったが、カザルスの“意志”によって、“ベートーヴェンへの巡礼”と “音楽の聖地”との考えから、ボンにあるベートーヴェンの生家を1955年と1958年の2度訪ねている。
 1955年のバッハの『無伴奏チェロ組曲第1番』は、20数年前にベートーヴェン・ハウスで偶然発見されたもので、しかもベートーヴェンが生前使っていたチェロで演奏し、聴衆のいないカザルス一人だけの深い精神世界が表出されているもの。信じられない程の偶然性の中で、たまたま録音され、発見され、カザルス没後30年の年にCD化された、歴史的偶然の賜物と言える録音。






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バリリ四重奏団の遺産
遂に甦るただ一度の来日、東京公演ライヴ!


 一度新星堂から発売されていたが、永らく市場から消えていた。
 バリリ四重奏団ただ一度の来日公演ライヴ。
 ウィーン・フィルのメンバで構成され、モノーラルLP時代に活躍、一世を風靡したバリリ四重奏団。このライヴ録音は、ただ一度の来日のおり、ラジオ東京(現在のTBS)ホールで放送用に公開演奏された時のもの。誇張のない端正な表現とライヴならではの躍動感は、まさに“伝統の味わいであり、ウィーンの真髄”と言えるもの。
 録音は門馬直美氏のプロデュース、山根銀二氏の解説で放送された。今回、TBSラジオ所有の音源からリマスターリングを施し、12月11日放送時の山根銀二氏の解説を加えて発売することになった。
 また若きバリリ氏の日本の聴衆へのメッセージ肉声も収録。ブックレットには オットー・ビーバ(ウィーン楽友協会)の寄稿文を掲載。
 現在バリリ四重奏団の録音の多くが廃盤の憂き目に遭っているが、今回のアルバムはファンにとってはまたとない朗報となるだろう。


QHJ‐1010
\2750

バリリ四重奏団の遺産東京ライヴ 1957
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第4番ハ短調 作品18-4*

  音楽評論家 山根銀二氏の解説

 ハイドン(R.ホーフシュテッター作):
  弦楽四重奏曲第17番ヘ長調 作品3-5「セレナード」**

  音楽評論家 山根銀二氏の解説

 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 作品135**

  ワルター・バリリ氏の日本の音楽ファンへのメッセージ
バリリ四重奏団
第1ヴァイオリン:ワルター・バリリ、
第2ヴァイオリン:オットー・シュトラッサー
ヴィオラ:ルドルフ・シュトレンク
チェロ:エマヌエル・ブラベッツ
 録音:1957年12月16日*、12月11日** ラジオ東京ホール ライヴ収録(番組プロデューサー:門馬直美)
 音源提供:株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズヒストリカル



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ワルター・バリリ、ドイツ・ポリドールSP全録音集
シュナイダーハンとオドゥノポゾフも収録




QHJ‐1011
\2200

ワルター・バリリ、ドイツ・ポリドールSP全録音集

 2人のウィーン・フィル コンサート・マスター、バリリ&シュナイダーハンSP録音集

  ワルター・バリリ(Vn)ドイツ・ポリドールSP全録音集(録音:1936年)
  ショパン:夜想曲変ホ長調 作品9-2(編曲:サラサーテ)
  ヴィエニャフスキ:スケルツオ・タランテラ作品16
  ドヴォルザーク:ユモレスク第7番
  マスネ:タイスの瞑想曲
  チャイコフスキー:カンツォネッタヴァイオリン協奏曲
  フォスター:スワニー河(故郷の人々)(編曲:ロイター)
  パガニーニ:モーゼ幻想曲
ワルター・バリリ(Vn)
オットー・A・グラーフ(Pf)

ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) コロンビアSP録音集
           (録音:1934年他)

  ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(編曲:ヨアヒム)
  ナッシュ:メヌエット
  サン=サーンス:白鳥
  フィビヒ:詩曲
  フランツ・リース:無窮動[常動曲]
  ダンブロジオ:セレナード 作品4

[Bonus]
 リッカルド・オドゥノポゾフRicardo Odnoposoff(ヴァイオリン)
  J.S.バッハ:シャコンヌ(録音1952年頃)
オットー・シュルホフ、
パーシー・B・カーン(Pf) 

 * ワルター・バリリのベルリンでのSP録音回想録付き
 * 音源(バリリ&シュナイダーハン):東京藝術大学野澤コレクション

 蘇った、全7曲に及ぶバリリ15歳のドイツ・ポリドールSP録音!

 ●ウィーン奏法に新たな道を開く
 ウィーン流派の伝統的な奏法と、新しい時代に即応した様式を加味し、優雅な音色により、両者を見事に調和させる工夫を図っている。ウィーン奏法に新たな道を開くことによって、ワルター・バリリは職業音楽家としてのスタートを切ったことになる。(幸松肇氏のライナーノートより)
 
 ●ウィーン・フィルのコンマスの座を巡り、しのぎを削ったシュナイダーハンとオドゥノポゾフも収録。









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19歳で世界最年少のコンサートマスターとしてNHK交響楽団に在籍した天才ヴァイオリニスト
天才ヴァイオリニスト、外山滋の名演集
外山滋の芸術~ミューズへの献身


 モギレフスキーに師事し、1954年に19歳で世界最年少のコンサートマスターとしてNHK交響楽団に在籍した天才ヴァイオリニスト、外山滋。
 2014年3月に78歳で亡くなった不世出の日本人ヴァイオリニスト、外山滋の貴重な録音集。
 近衛秀麿、安川加寿子、山田一雄、小林道夫、ハンス・カン、と共演者も豪華極まりない。



RGCD‐2001/3
(3CD)
4400円

天才ヴァイオリニスト、外山滋の名演集
 外山滋の芸術~ミューズへの献身


CD-1

●W.A.モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 K296 
 (ピアノ:ハンス・カン) 1974年11月5日 御堂会館ホール 

●L.v.ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第10番 ト長調 作品96
 (ピアノ:安川加寿子) 1970年2月28日 虎ノ門ホール 

●L.v.ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1
 (ピアノ:小林道夫) 1984年3月15日 高知県民文化ホール(グリーン)

●L.v.ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のための「ロマンス」 ト長調 作品40
 (指揮:近衛秀麿 オーケストラ:ミリオンポップス) 1969年2月21日/3月20日 杉並公会堂 〈音源:日本コロムビア〉

CD-2

●G.フォーレ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 イ長調 作品13
 (ピアノ:安川加寿子) 1970年2月28日 虎ノ門ホール 

●C.ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ より第2楽章 間奏曲
 (ピアノ:安川加寿子) 1970年2月28日 虎ノ門ホール 

●M.ラヴェル:「ハバネラ」 編曲: G.キャサリーン
 (ピアノ:小林道夫) 1984年3月8日 高知県佐川町珈琲館

●S.プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ニ長調 作品94a 
 (ピアノ:小林道夫) 1984年3月15日 高知県民文化ホール(グリーン)

●間宮芳生:無伴奏ヴァイオリンソナタ 
 1970年12月19日 ビクタースタジオ〈音源:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント〉

CD-3

●L.v.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61  
 (指揮:山田一雄 オーケストラ:読響日本交響楽団) 1975年2月1日 日比谷公会堂 
 「A.Stradivarius “Sunrise” 1677」

●J.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 二短調 作品47 
 (指揮:山田一雄 オーケストラ:読響日本交響楽団) 1975年2月1日 日比谷公会堂
  「Guaruneri  “Corti” 1730 」


*ライブ録音時のノイズ、歪、オープンテープの劣化によるザラツキがあります。あらかじめご了承ください。 
*CD-3は長時間収録のため再生不良が発生する可能性があります。



 一昨年3月22日に亡くなったヴァイオリニスト外山滋の生前の様々の録音音源からの名演集。

 作曲家の精神に思いを致すことの大切さを再認識し、勉強への意欲をかきたてられる。(小林道夫)

 どんな作曲家の作品でも曲の性格に合った素晴らしい演奏ができるということは、彼が自分で言うように「多重人格」の持ち主だということかもしれない。(早川正昭)

 外山先生は自らを「多重人格」と呼び、あらゆる作曲家に対して的確な表現をするためには自身の人格すら多層的になるべきだ、と考え、実行されていました。それは、楽譜に忠実であるとか時代や背景やお国柄を研究する、といった次元では語りきれない、より重大なことを意味していました。
 それらをものの見事に達成されてもなお、驚くべきことに「トヤマの音」はいつでも同じなのです。多重人格と、それらを統合したひとつの個性とが共存するという、奇蹟の芸術を実現された先生は、真の音楽家の姿を見せてくださいました。                                      


〈外山 滋 略歴〉 
(田崎瑞博)

 1935年8月22日 誕生(東京生まれ) 4歳から6歳までヴァイオリンの手ほどきを受けるがその後、太平洋戦争のため中断。幼少期に新宿の角筈教会で洗礼を受ける。
 1946~51年(11~17歳) 世界の巨匠故アレキサンダー・モギレフスキーに師事。
 1951年 パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番で初舞台。
 1953年 デビュー・リサイタルを開催し、天才ヴァイオリニストとの評判を得る。
 1954年~57年 世界最年少のコンサートマスターとしてNHK交響楽団に在団。その後、国内にとどまらず欧州でも精力的な演奏活動を展開していった。
 1960年 ABC交響楽団の7カ国公演において独奏者として参加。協奏曲35回(チャイコフスキー25回、ベートーヴェン10回)演奏。
 1970年 ロンドン・ウィグモアホールで初のリサイタルに出演。
 1975年 ウィーン/モーツァルト・ザールにおいて、モーツァルトのヴァイオリンソナタ全32曲を5日間の連続演奏会で独奏(ピアノ:ハンス・カン)し、絶賛を博す。
 1975年 東京・大阪において、1730年および1735年作のグワルネリ・デルジェス、1677年作ストラディヴァリ・サンライズの世界三大名器を使い、一夜にしてブルッフ、ベートーヴェン、シベリウスの三大協奏曲を演奏して世間の注目を集める。
 1980,84年 パガニーニ国際コンクール審査員としてイタリア、ジェノバに招かれる。

 イギリス、カナダ、西ドイツ、オーストリアなど世界各国で数多くの演奏会、公演、音楽祭(ベルリン現代音楽祭)に出演し、欧州の新聞評では「完全な卓越したヴァイオリニスト」、「ソリストとして注目すべき演奏家」、「テクニックの完全なことを立証」、「現在、このようなベートーヴェンの協奏曲を演奏できる人がヨーロッパにいるだろうか。彼は300年のヨーロッパの伝統を知っている」、「我々よりヴィヴァルディを良く知っている(イタリー公演)」など、世界第一級と評された。
 国内においては東京ヴィヴァルディ合奏団のゲスト・コンサートマスター、および独奏者に就任。
 毎年100回以上のコンサートを全国各地で開催しながら、テレビでは「バイオリンのおけいこ」「オーケストラがやって来た」「朝の談笑」「夢のセレナーデ」「名曲アルバム」等で活躍し、非凡さを秘めつつ大衆を魅了する演奏で人気を集める。演奏ジャンルは驚くほど幅広く、タンゴからポピュラー(ビートルズなど)までをカバーし、大いなる天才ぶりを見せつけた。
 東京藝術大学音楽学部、桐朋学園大学各講師、日本指揮者協会会員、徳島文理大学音楽学部長を歴任。晩年は徳島文理大学音楽学部名誉教授の地位にあるとともに、後進の指導にも熱心にあたっていた。

 2014年 3月22日 召天。享年78歳。










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新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


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