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歴史的録音復刻レーベル
RLCレーベル Remaster Soundsシリーズ
第1~9弾
 (1CD-R)\2100→\1890


 「RLCレーベル」

 毎回ご好評をいただいていた歴史的録音復刻レーベルREAL LP-CD。
 オーナーの後藤氏が、心機一転、レーベルを刷新したいと言ってきた。それが「RLCレーベル」。

 オーナー&エンジニアの後藤氏のコメント

 「RLCレーベルのコンセプトはREAL LP-CDと変わらない。レコード発売当時の再生機器とレコードの音を忠実に再現する。昔聴いていたレコードの感動がCDでは得られないというユーザーを満足させることが目的。



 リマスタリングは例によってすべて手作業。
 全体のバランスや音の雰囲気がLPに限りなく近くなるまで、何度も何度も機材を入れ替えて試行錯誤を繰り返し、そしてひとつひとつのパチパチノイズをパソコン見ながら手で消していく。
 そしてすべての商品は製作者の後藤氏が第1マスターデータから直接コピーして作っている。1枚1枚である。
 そんなことをしている人がいるのである。

 そのため入荷にはご注文いただいてから1,2ヶ月ほどかかるが、それは待つ甲斐があると思う。

 CD-Rは外装・ブックレットなどは一切なし。盤面印刷のみ。



Remaster Soundsシリーズ 第1弾 ワルター、2つのマーラー交響曲第1番「巨人」
  1954年モノラル録音と1961年ステレオ録音
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Remaster Soundsシリーズ 第2弾 フェラス(Vn)/カラヤン指揮&ベルリン・フィル
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
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Remaster Soundsシリーズ 第3弾 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
  チャイコフスキー後期交響曲集
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Remaster Soundsシリーズ 第4弾 バーンスタイン&ウィーン・フィル
  マーラー:「大地の歌」
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Remaster Soundsシリーズ 第5弾 エリー・アメリング/J.S.バッハ:世俗カンタータ集
 ・カンタータ第211番『お静かに、しゃべらないで』BWV.211(コーヒー・カンタータ)
 ・カンタータ第212番『おいらの今度の領主さま』BWV.212(農民カンタータ)
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Remaster Soundsシリーズ 第6弾 グレン・グールド
 バッハ:ピアノ協奏曲第3・5・7番
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Remaster Soundsシリーズ 第7弾 ジョン・ブラウニング
 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番
Remaster Soundsシリーズ 第8弾 フィリップ・アントルモン
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
Remaster Soundsシリーズ 第9弾 メータ指揮&ロサンゼルス・フィル
 スクリャービン:法悦の詩Op.54
 シェーンベルク:浄夜Op.4



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Remaster Soundsシリーズ 第1弾
ワルター、2つのマーラー交響曲第1番「巨人」
1954年モノラルと1961年ステレオ

ARIA-501TW (2CD-R)\3000→\2790


ARIA-501TW
(2CD-R)
\3000→\2790
ワルター、2つのマーラー交響曲第1番「巨人」

ブルーノ・ワルター指揮,ニューヨーク・フィル
 1954年1月、ニューヨーク・カーネギーホールでのモノラル録音
 COLUMBIA SWL5002 初出LP モノラル(1955年10月号レコ芸推薦)

ブルーノ・ワルター指揮,コロンビア交響楽団
 1961年1月、カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール
 COLUMBIA SONC10106 ステレオ

 後藤氏が最初に取り上げたのはワルター、2つのマーラー交響曲第1番の録音。
 ニューヨーク・フィルとの1954年モノラル録音と、コロンビア交響楽団との1961年ステレオ録音。
 
 どちらも名演で知られる演奏であり、店主も何を隠そうこの曲は後者のステレオ録音で育った。作曲者の弟子であり、最もよき理解者であったワルターによる、あわてず騒がず、大人のマーラー。いまだに同曲のベストとされる。
 一方のニューヨーク・フィルとの演奏も今回RLCの復刻で聴くと、こんなにすばらしい演奏であったかと改めて嘆息。61年の演奏よりも人間味があってチャーミング。ちょっぴり下手なところもチャーミング。ステレオ録音を突きつけられると確かにいろいろな点で分が悪いが、純粋に演奏だけで考えると、今ならこっちのほうが好きかもしれない。

 しかしそれにしても後藤氏自身が両録音の比較を愉しみながら復刻したのは明らか。第1楽章の冒頭から、阿鼻叫喚のラストまで、聞き比べたい所が何度も現れる。
 同じエンジニアが、それぞれの音源を聴きながらそれぞれにとって最善の機器を選択して復刻を行い、しかもそれらが1つのセットに収まったアルバムいうのは今までなかったと思う。

 注目したいところは聴く人によってさまざまだと思うが、数多くの魅力を持ったセットになると思う。
 さすが新生RLC第1弾である。


 


(エンジニア後藤氏より) 


 RLC第一弾としてマーラー 交響曲第1番を取り上げた。
 ステレオ、モノラルともレコード再生の魅力が十分感じられるものになっている。ノイズの多いレコード盤を再び取り出す必要性を感じないところまで追い詰めている。
 ちなみにモノラル盤の冒頭には針を降ろす音をわざと入れているのでそこも愉しんでもらえれば。
 一方ステレオ盤は非常に大きな可能性を秘めているので、今後別の機器を使った新しいヴァージョンが生まれる可能性も残っている。



 このワルターのマーラー交響曲第1番のステレオ録音は、長年良い音を求めて試行錯誤してきたお気に入り盤である。
 自分の中でスタンダード化してしまったため、他のものを聴くと違和感を覚えるほどである。
 しかし今回はこの録音に別の録音をセットしてみた。
 それは同じワルターがニューヨーク・フィルを振った「モノラル盤」。これはこれで、ワルターとマーラーの間の手紙や、ワルター自らの曲解説が載っていたりする力作盤である。
 さすがに半世紀以上前の盤なので一部ノイズや歪みがあるこをご了承頂きたいが、例によってすべて手作業で復刻。レコードの音質をそのまま維持することに成功した。

 幻想のミンシュの時もそうだったが、同じ指揮者でも老齢化すると良い意味で熟成された味わい素晴らしいが、テンポやアクセントの付け方が大げさになり気になるところがある。
 モノラル盤は規格上余韻が少ないのでデュナーミクは判別が難しいがアゴーギクの違いは明らかである。

 それにしても音質が余りに違い過ぎるという点には驚かれることと思う。
 僅か7年の違いでここまで変わるか。ステレオ規格による高細密ワイドレンジには何時もながら驚かされる。

 両盤ともMARANTZ#7真空管EQ(PC接続用にリイシュー)と3A55オールドトランスで豊かなアナログ表現を追求してみた。

 カートリッジは型番は同じだが少し違う。
  モノラル録音 DENON DL-103 横振動を抑えたモノ特別仕様
  ステレオ録音 DENON DL-103 通常市販品

 トーンアームは同じメーカーだがステレオ盤はSAEC-308から新型のSAEC-317にしているため、CD時代を意識した太目でハッキリした音になっている。

 なおモノラル盤はモノカートリッジにより左右全く同一音源を出力している為、2つのスピーカーの中央で聴く事は避けてください。1つのスピーカーで聴く事をお勧めします。









 今回、ノイズのない正確なレコード音を復刻する為の修復作業画面の一部を掲載します。

 0.005秒のノイズを画面上に映し出し、それをひとつずつつぶしていくという作業を、一つの盤について最低200回以上繰り返しているということを知っていただければと思います。
 REAL LP-CD以来、この作業はレコードの波形を正確にデジタル化するのに欠かせません。
 


E1  5:32.350付近 プチノイズがあります



E2  僅か0.003秒(白色部分)を切り取って経験上最適なしきい値でノイズを除去します



E3  0.003秒を0.03秒(白色部分)にしてノイズ処理すると、全体的に山がなだらかになりダイナミックレンジが狭くなります(音が平板になる)。


G1

G2

G3


G1 G2 G3 も同じで、切取り部分を長くするとG3のように強音部での劣化が大きく判ります




Q1  何処がノイズ源か判りますか? このようにピンポイントで波形拡大して探します


Q2  19:05.905付近のLchに極小ポコノイズがあります


Q3  僅か0.004秒(白色部分)を切り取って最適なしきい値を探し修正します。


 ノイズ処理はこの様に概ね0.005秒以内に切り取り、全体のデータ変形を防ぎます。
 楽をしようとして切取り時間を長くすると、正常部分のデータまで影響しアナログ音質維持が困難になります。
 (連続ノイズや状態の悪いものはやむを得ず切取り時間を多少長めにすることもありますが、どこかのレーベルのように全録音を一気にリマスタリングしたりするとどれほどひどいことになるか、想像がつくと思います)

 状態の良いLPでも約100~200ヶ所、音を確認しながらこの作業を繰り返します。

 今回は分かり易いノイズしか掲載してありませんが、実際にはカビによる浸食はアメーバのように多種多様に変形し、ノイズ源を探し出すのに苦労する場合があります。
 また修復不可能なキズがある盤や、全体的に音質劣化した盤は復刻不可と判断し、その際は泣く泣く復刻を諦めます。



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RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第2弾

★フェラス(Vn)/カラヤン指揮&ベルリン・フィル
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

ARIA-502T (1CD-R)\2100→\1890


ARIA-502T
(CD-R)
\2100→\1890
フェラス(Vn)
カラヤン指揮&ベルリン・フィル
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
         交響詩「フィンランディア」
クリスチャン・フェラス(Vn)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ドイツ・グラモフォン SLGM-1298 ステレオ
録音: 28/29/30 October 1964, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

 名盤ひしめくシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」。
 それらの名盤について語るとき、普通「フリードのシベリウス」とか「アンドラードのシベリウス」というようにヴァイオリニストの名前をつけて呼ぶ。
 その中にあってこの演奏だけはずっと「カラヤンの・・・」と呼ばれてきた。
 カラヤンが遺した同曲唯一の正式録音。オーケストラは独奏ヴァイオリンの「バック」、というより「フロント」。ここで聴くのはカラヤンのオーケストラ。

 ・・・とずっと言われていたのだが。

 今回改めて聴いてみると、カラヤンはフェラスのヴァイオリンを尊重して歌わせていた。
 フェラス、歌っていた。存分に。
 この当時ブラームス、シベリウス、チャイコフスキー、ベートーヴェン、バッハとたてつづけに録音し、DGの旗頭に成長していく若き天才は、カラヤンに夢を託されていたのだ。

 いや、正直、このRLCの復刻で聴くまで、そんなことを感じたことはなかった。
 数十年前、DGのガレリア・シリーズで聴いたフェラスのヴァイオリンはもっと頼りなくて薄い印象だった。 
 今回、RLCの復刻は、そのフェラスのちょっとハスキーで抒情的なヴァイオリンの音色を美しく豊かに再現してくれる。
 あまりにも美しすぎるのでその耽美的抒情に溺れてしまいそうになるくらいである。フェラスのヴァイオリンは、自分が思ったよりももっとかぐわしく、深く、優しく、哀しく、えぐるようにこちらの胸に迫ってくる。


 その後何かに追われるように堕ちていき、最後は悪魔の懐に飛び込むようにアパートの10階から身を投げたこの稀代の天才。
 今回、その壮絶な演奏を初めて目の当たりにした気がする。正直終楽章など聴いていて息が詰まりそうになった。

 この復刻を聴くと、みなさんもいろいろな感慨を抱かれると思う。


 続く交響詩「フィンランディア」は、5回の正規録音のうちの3回目。正規録音に入らない1953年のトリノ・イタリア放送響を含めカラヤンの「フィンランディア」はどの演奏も颯爽としていてとてもいい。若いときほど雄大で個性的だが、この3回目の1964年の演奏はもっともヒロイックかも。





(エンジニア後藤氏より) 


 フェラスの情緒たっぷりの演奏とカラヤン/ベルリン・フィルが何時もになく重厚に響く。
 グラモフォンは特徴が無くフラット。このドイツエンジニアの一点の淀みもない無機質とも思える音質によりカラヤンの評価が定まっていると思うことがある。しかし何故かオーディオファンはテストソースとしてあまり取り上げないのだ。それ故今回の復刻はCD制作の基本となる波形処理を慎重に加えリマスタリングを試みた。某リマスター盤で心配されたヴァイオリンの歪み、擦れ感も問題なく希有の名器マランツ♯7とシアターサウンドに精通するヴィンテージトランスを使用した成果がカラヤンにも通じたようだ。従来綺麗に流れるこのレコードに力と輝きを与え、一段と深い感銘を覚えるに違いない。






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RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第3弾

★ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
チャイコフスキー後期交響曲集

ARIA-503TW (2CD-R)\3000→\2790


ARIA-503TW
(2CD-R)\2790

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
 チャイコフスキー後期交響曲集
 

 交響曲第4番ヘ短調 op.36
  1960年9月14~15日、ロンドン、ウェンブリー・タウンホール
 交響曲第5番ホ短調 op.64
  1960年11月7~9日、ウィーン、ムジークフェラインザール
 交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』
  1960年11月9~10日、ウィーン、ムジークフェラインザール 
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

 原盤 SLGM-1411/12 - 日本盤 1968年発売(stereo)






(店主より)

 思えばREAL LP-CDを創設した当時からエンジニアの後藤氏は何度も何度も「いつかムラヴィンスキーのチャイコフスキー後期交響曲集を満足いく形で復刻させたい」と言っていた。
 何枚も何枚もオークションや中古ショップで手に入れては、盤の悪さにがっかりする、ということの繰り返しだったらしい。

 それがこのたびようやく満足できる盤を入手、そしてそこから例によって執念の復刻作業が始まった。
 想像以上に調整が大変だったらしく機器の選択にはずいぶん悩まされたらしいが、5種類近い組み合わせの中から今回の最終バージョンを選択したとのことで、アリアCDにはその途中経過のバージョンの録音が何種類も送られてきて、後藤氏の執念を慮ることができた。

 そうして陽の目を見た最終完成系は、SACDも凌駕しそうな奥行きのある、そして音量を上げてもきつくならない豊かな音質。

 「やることはすべてやった。これでようやくムラヴィンスキーのチャイコフスキー追求の旅が終わる」と語る後藤氏の表情は晴れやかでもあり、どこか寂しげでもあった。


(エンジニア後藤氏より) 

 何度も聴いてきたこの超人気盤をレコードの音で残したいと思ってから何年経つだろう。
 ホールトーンの処理に独特の雰囲気をもつ銘録音で、ムラヴィンスキーならではの重厚な緊張感、ブラスの輝かしい切れ味は忘れられない。
 実は学生時代より4番、5番は別として6番はあまりにもその暗さに50年近くも遠ざかっていた作品だ。今回のデジタル化にあたって最終の音源を残したいとの想いで追加収集を始めたが、特に6番は外盤を含め玉が多い割に状態の悪いものが多い(名盤にはよくあること)。
 試聴結果はコレクターの対象から外れた日本盤2枚組が発売当初の音質を最も維持していると判断した。力強い立ち上がりとレコードの華やかな傾向を残す機器を選択したが、この録音は長時間聴くと疲れてしまうほど強靭なので調整に苦労した。真空管ノイズやテープヒスノイズは残るがポップノイズは可能な限り修正し発売当時の音質を追求。 YouTubeのなまぬるい音で我慢できない人にお勧めしたい。

 なお5番はLPでは分割されており、本CDでもそれに従い分割して2枚組とした。

 チャイコはいつもパトロン宛に自分の音楽は華やかな花束を集めただけで纏まりが無いと悩んでいたらしい(そのメランコリックな対比が最大の魅力なのだが)。西洋音楽に憧れブラームスからも厳しい指南を受けながら次第に作風が変わっていく様子を2枚のCDに収録。
 どの交響曲も息をのむ美しい花束の連続で、彼しか書くことのできない個性に満ち溢れたものである。







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Remaster Soundsシリーズ第4弾
★バーンスタイン&ウィーン・フィル
マーラー:「大地の歌」

ARIA-504T \2100→\1890


ARIA-504T
\1890
マーラー:交響曲《大地の歌》 レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ジェームス・キング(テノール)

 録音:1966年4月
 原盤  King Japan London SLC1605 1967年盤


原盤ジャケット

 Ortofon mc10supreme+SAEC WE-317 +MARANTZ#7+DUKANE 3A55
 Trans-out S/A LAB hls Pre-out Huber + Suhner G02232D
 Pu-out hitachi Lc-ofc class1 Shell-lead 0.12mmX3 silk-wire



(店主より)

 バーンスタインは《大地の歌》を2度録音しているが、これは最初の録音。
 当時CBSの専属だったバーンスタインが特別にデッカに録音したという点でも、アメリカの指揮者という印象が強かったバーンスタインがウィーン・フィルを振ったという点でも、まだマーラーが珍しかった時代の録音という点でも、さらに通常アルトで歌われる曲をフィッシャー=ディースカウが歌ったという点でも、いろいろな点で異端で個性的であるにもかかわらず、そのあまりにも強大な熱量ゆえにいまだにこの曲の名盤中の名盤として上がるアルバム。
 しかも1966年であるにもかかわらずおそるべき音質を誇る。
 ただこれまで、通常のCD化ではあまり高く評価されなかった。
 なのでそれをなんとかしたいとエンジニアの後藤氏が乗り出したわけである。

 今回の復刻では透明感にあふれ、奥深い臨場感を誇り、管も弦も歌も生々しく目の前に現れる。
 これまで評価が分かれてきた高音の強さ(きつさ)も、さすが後藤氏の手にかかると存在感は強いが決して耳障りではない。
 今回なんとノイズの手作業による修正箇所は500箇所以上という・・・。



(エンジニア後藤氏より) 

 ジョン・カルショー、ゴードン・パリー製作。
 レコードオペラの頂点を築いたDECCA ffss 黄金時代の最後期に録音された作品。
 「コンサート会場より生々しい」と言われた音質は、人工的との評価もあるが、レコードでしか味わえないマルチ録音の歴史的遺産だ。
 演奏者の気配や魂をこれほど目前に感じる作品は珍しいが、それだけにノイズも気になる。

 この盤の復刻に当たってはぜひ「復刻作業について」を参照して頂きたい。
 大きなノイズ修正は過去最大の500ヶ所を超えた。それでもマスターなのか真空管ノイズなのか、あるいは盤のノイズなのか不明なものもあり、場所によっては多々の手法を駆使しても音質変化をともなうため消えないものも残っている。またヒスノイズについては綺麗に除去するとメーカCDと同じような表情が現れ1工程2段階程度のフィルターをカットした。
 しかしノイズと音質双方について、もとの原盤レコードを再び取り出す必要が無いほどのスペシャルなCDRになったと思う。



 RLC の復刻作業について(ハイレゾ化とノイズ修復は別問題)


 プチパチ鳴るのがレコードの音と勘違いしている人が近年多い。中にはそれを修正するとレコードの音ではないと本末転倒している意見があることに驚く。
 それらの音はあくまで長年のカビや埃によるノイズであり、発売当初は無かったものだ。劣化した状態のものを聴かされ「これがレコードの音です」と言われるとCD時代の人は納得してしまうのだ。レコードに慣れ親しんできた私には空しい現実である。
 これはマスターテープ劣化についても全く同じだと考える。

 しかし単純に修復すればよいというものではない。修復には別の音質劣化を引き起こす大きな問題がある。
 テープもレコードも50年以上経てば程度の差こそあれ確実に劣化している。将来デジタル技術が進化しても音源劣化との戦いになることが予想される。メーカーCDでも再発されるたびに音質が変わっているのを丁寧に解説している人がいるが、ハイレゾ化とノイズ修復は別問題。古い音源では、規格を上げただけでノイズが消えるわけではなく、むしろノイズ除去による影響が大きくなる。4K画像と8K画像では顔の皺がより鮮明になる為、劣化した映像は厚化粧が必要になるのと同じ事。意外にも昔のCDの方がマスター損傷率やそれを修復するフィルター回数が少なくオリジナルに忠実という現象も今後あり得るだろう。
 いずれにしてもレコード音源をデジタル化するのはCD規格で必要十分であって、重要なのはノイズ除去の手法や程度の問題である。
 強力なフィルター処理をすると音質が変わってしまうので、一つ一つ手作業で大きなノイズを修正するという原始的な方法は何時になったら改善されるのだろう。だがこれが現時点でも最も有効なのは事実だ。メーカーを援護するわけではないがノイズの多いCDは商品にならない事も事実だから。








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RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第5弾

エリー・アメリング/J.S.バッハ:世俗カンタータ集
ARIA-505T \2100→\1890


ARIA-505T
(CD-R)
\2100→\1890
エリー・アメリング/J.S.バッハ:世俗カンタータ集
 ・カンタータ第211番『お静かに、しゃべらないで』BWV.211(コーヒー・カンタータ)
 ・カンタータ第212番『おいらの今度の領主さま』BWV.212(農民カンタータ)
エリー・アメリング(S)
ジークムント・ニムスゲルン(Br)
ジェラルド・イングリッシュ(T)
コレギウム・アウレウム合奏団

原盤 Harmonia Mundi Germany HM30842
録音 1964-1968年 フッガー城「糸杉の間」、キルヒハイム[ステレオ]

原盤ジャケット




 名花アメリングと古楽器による永遠の名演。

 バッハは多くの教会カンタータを遺しましたが、一方で教会の礼拝とは無関係な「世俗カンタータ」も作曲しました。
 オペラを書かなかったバッハにとって、これらのほぼ「オペラ」作品は貴重であり、且つユニーク。バッハのユーモラスで人間的な一面が伺えます。
 なかでもこのアルバムに収められた2曲は最も親しまれているものです。
 「コーヒー・カンタータ」はコーヒー大好き娘を題材にしたコミカルな作品、「農民カンタータ」は新しい領主の就任を祝うための作品です。

 その比類ない美しい声と表現で聴くものを魅了し続けているオランダの名花アメリングの歌唱。忘れ難い名盤として聴き継がれている名盤中の名盤。




(店主より)

 アメリングの名唱によるバッハの世俗カンタータ2題。ドイツ・レコード賞を受賞した。

 BWV.202、209とカップリングになったり、いろいろ違う組み合わせになってCDでは常に大ベストセラーになってきた。



 しかしいったいどういうわけかいつのまにかそれらは廃盤。いままで何度「アメリングのコーヒー・カンタータはありますか?」と聞かれたことだろう。

 まさに名盤中の名盤。
 いや、名盤とかいうとかえっていかめしい。愛らしくかわいいアメリング、そしてちょっとこそばゆいようなバッハの魅力炸裂。

 しかし同時にその奥深くゆったり優しい音質もファンの心を捉え続けてきた。古楽器の典雅な響きとアメリングの優しい歌声、そしてホールのちょっとひんやりとした空気感。それらが渾然一体となって上質の音空間を作り上げる。

 

 じつはエンジニアの後藤氏、この「コーヒー・カンタータ」復刻をかねてからずっと暖めていた。

 そういえば氏は会った時からずっと「ムラヴィンスキーのチャイコフスキー後期交響曲集」とこの「コーヒー・カンタータ」の録音のことばかりずっとうなされるように語り続けていた。
 今回、後藤氏はついにその「コーヒー・カンタータ」を理想の形で復刻できたわけである。
 なにせ一聴するだけで、最初の3秒聴いただけで、録音のよさがすっと伝わってくる。
 ドイツのキルヒハイムにあるフッガー城「糸杉の間」で収録されているのだが、目をつぶれば今自分がそこに居るような錯覚にとらわれる。
 決して誇張ではない。レコードに収められている空気感や熱量みたいなものがそのまま伝わってくるのである。



 まずは後藤氏にこの偉業をおめでとうと言いたい。



(エンジニア後藤氏より) 

 声楽のレコードは得意でないがこれも別格の一枚。
 ステレオを代表する名録音でもある。
 先回取り上げた「大地の歌」と双璧を成す理由は、録音手法が全く違うところにある。
 名門DECCAはモノラル時代からのノウハウを発展させマルチ録音でステレオの臨場感をフルに活用したが、新生 harmonia mundi はステレオの幅広い周波数特性を見事に消化。モノラルでは絶対不可能だった美しい残響音と同時に空間表現を獲得した。
 糸杉の間の響きは実際に聴いたことはないが透明で柔らかく心安らぐものであり現代録音の見本と言えるだろう。大きなスピーカーで聴くと低域の響きにも圧倒される。この曲は「世俗~」とか「喜劇~」などと紹介されるが他にもっと適切な邦訳はないものなのか、、、内容とは裏腹に私をいつも世俗から離れて高貴でゆったりした気持ちにさせてくれるのだ。

 このレコードはCD-R化しても手放すことができない神盤である。




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ARIA-506T
(CD-R)
\2100→\1890

RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第6弾


グレン・グールド

 バッハ:
  (1)ピアノ協奏曲第3番 BWV 1054
  (2)ピアノ協奏曲第5番 BWV 1056
  (3)ピアノ協奏曲第7番 BWV 1058
グレン・グールド(P)
ウラディミール・ゴルシュマン指揮
コロンビア交響楽団

原盤 CBS MS7001- USA
録音 (1)1967年5月2日、(2)1958年5月1日、(3)1967年5月4日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
原盤ジャケット




(店主より)

 おっと。これがグールドか?
 これまでも何回も経験してきたがRLCレーベルのすばらしさはこれまでの偏見や先入観を大きく覆されること。

 いまから40年前、狂ったようにグールドばかり聴き漁っていたときがあったが、あのときのグールドのピアノはもっと機械仕掛けのようでクールだった。
 それが何十年という時が経っていま聴いてみたらこんなにも暖かくて柔らかな音色だったか。
 ただ急いで本家の復刻CDを聴いたらこんな音ではなかった。別の音源を聴いたら今度はキンキンしていた。
 とすると後藤氏の復刻したこのLPが柔らかいのだ。暖かいのだ。本家CDには独特の柔らかさはあるが、逆にクリア度の点では劣っていた。RLCレーベルで聴くこのピアノは、明瞭ではっきりしているのにしっとりと優しい。音が穏やかなのだ。

 多分あなたもこの復刻で聴くとグールドへの印象が変わると思う。
(エンジニア後藤氏より)

 我々の年代のクラシックファンはグールドを抜きにしてピアニストは語れないだろう。
 奇行の話題に事欠かない存在で演奏も孤高のもの。最初に出会ったのが平均律で異次元の個性に驚いたものだが、時を経るにつれまた聴くほどに深い親近感を呼ぶのは何故か。こんな現象に気付いたのは大分年を取ってからのこと。だから若い人がいきなりグールドのファンなどと語ると、レベルが高いなと思ってしまうのだ。定番のソロに限らずこの協奏曲にしてもバッハ特有の対位法がオケにも伝わっている感じがしてグールドの世界にたっぷり浸ることが出来る。




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ARIA-507T
(CD-R)
\2100→\1890
RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第7弾

ジョン・ブラウニング

 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番     
ジョン・ブラウニング(P)
E. ラインスドルフ指揮
フィルハーモニア O.

原盤 CAPITOL USA:SP 8545 米国盤ステレオ
録音 1960年9月13日、15、16日 キングズウェイ・ホール、ロンドン

原盤ジャケット




ジョン・ブラウニング プロフィール:

  1933年、コロラド州デンバー生まれ。5歳で母にピアノの手ほどきを受け、10歳でロジーナ・レヴィーンに師事。同年デンバー交響楽団のソリストとして出演。1945年、家族とともにロサンゼルスに移住し、オクシデンタル・カレッジで2年間過ごした後、1950年からはニューヨークのジュリアード音楽院でロジーナ・レヘンネに師事。1955年、レーヴェントリット・コンクールで優勝して大きく注目され、1956年にニューヨーク・フィルと初共演。1962年にはリンカーン・センターのオープニング・コンサートのために書かれたバーバーのピアノ協奏曲(ピューリッツァー賞受賞)の世界初演を担っています。
 1970年代からは過労で演奏会の回数を減らしていましたが、1990年代には本格的な演奏活動に復帰し、その生涯の頂点を極めました。
 最後の演奏会は、2002年4月、ワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートでのリサイタルで、その翌月の2002年5月に米国最高裁判所で特別に招待された聴衆の前で弾いたのが最後の公開演奏となりました。
 2003年1月26日、69歳で心不全のため亡くなりました。


(店主より)

 先日村上春樹の「古くて素敵なクラシック・レコードたち 」という新刊を読んだら、取り上げているLPがRLCエンジニアの後藤氏の好みとピッタリ一致しているのでおかしかった。ふたりともアメリカ系のはっきりした音質のレコードが大好きなのだ。
 ということで今回のアルバムもエンジニアの後藤氏らしいセレクション。
 ジョン・ブラウニング。1933年、デンバー生まれのアメリカのピアニスト。日本ではアメリカ人ピアニストは敬遠されるのであまり人気はないが、知的で抑制の取れた演奏は通好み。華やかなレパートリーが多いので勘違いされるが、意外にバリバリど派手に弾くタイプではない。
 ラインスドルフ&ボストン響とのプロコフィエフの協奏曲全集がアナログ時代の輝かしい名盤として知られ、バーバーとの関係が深く、そのピアノ協奏曲録音ではグラミー賞を受賞した。

 今回はそんなブラウニングのラヴェルとプロコフィエフのピアノ協奏曲。
 キラキラと輝くような打鍵と、ときに腹の底にずしんとくる低音がたまらない。下で後藤氏も書いているがあきらかにピアノに焦点を絞った収録。
 1965年からRCAに膨大な録音を行うことになるブラウニング、これは1960年。オケもフィルハーモニア管。レーベルはCAPITOL。録音はロンドン!なので、ブラウニングの録音の中では異質なもの。
 しかし後藤氏が選んだだけあって明瞭で締まりがよく、今ではすっかり忘れられた感のあるブラウニングの輝かしい魅力を存分に味わうことができる。
(エンジニア後藤氏より)

 アナログの醍醐味を存分に味わえるキャピトル・レインボー・レーベル名録音。
 米国が最も輝いていた時期を象徴するような盤で音にも演奏にも如実に表れている。ホール中央で鑑賞するというよりピアノを目前で聴くような音。この様なマイク配置はデッカに対抗したものと思われるが一歩間違うと演奏の誤評価に繋がるのでバランス取りに神経質になる。コンサートグランドとオケの迫力をシネマサウンドのような新鮮な響きで再現、ジョン・ブラウニング / ラインスドルフ は思う存分開放的な演奏で応えている。
 ブラウニング/RCA全集ではプロコフィエフはボストン響になっており、個性が際立つラヴェル「左手のため」が収録されていないのはキャピトルとの問題か。




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ARIA-508T
(CD-R)
\2100→\1890
RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第8弾


フィリップ・アントルモン
 (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
 (2)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
フィリップ・アントルモン(P)

(1)
 バーンスタイン指揮 
 ニューヨーク・フィル
 1961年録音

(2)
 ユージン・オーマンディ 指揮
 フィラデルフィア管弦楽団
 録音: 1959年録音

原盤 Columbia Japan CSWS-12 
録音 1963年盤

原盤ジャケット

(店主より)

 絶対にアリアCDの店主だったらセレクションしない録音。
 大昔聴いたことはあるが、それ以降聴いた覚えはない。この録音をあえて選ぶのはエンジニアの後藤氏か作家の村上春樹氏くらいだろう。
 しかし・・・聴いてみるといろいろ示唆に富んでて面白い。

 まずアントルモンの音。アントルモン20代。後年のもうちょっとやわらかい繊細な音ではなく、もっと硬質でキラキラしてる。それになにより野心的なのだ。アントルモンのチャイコフスキーには1957年のモントゥーとのDECCA録音があったが移籍問題もあってお蔵入りしてしまっていた。そんななか移籍した米コロンビア(現SONY)でようやくこの曲を録音することができたわけである。しかも登り調子、アメリカの星バーンスタインとの競演である。盛り上がらぬはずがない、燃えないはずがない。
 バーンスタインはアントルモンのことが気に入ったのだろう、このあと自作の交響曲第2番「不安の時代」でもアントルモンを呼んでいる。
 このチャイコフスキーでバーンスタインは自分流のアレンジを施しつつも、若きアントルモンを輝かしく包み込み自由にその才能を発揮させている。美しく興奮と熱狂の大競演。後藤氏、よくぞ見つけてきてくれた。

 
 後半はリストのピアノ協奏曲第1番。この曲はアントルモンが1953年、18歳でニューヨークのカーネギー・ホールで演奏して大成功を収めた最高のレパートリー曲。
 ここでの指揮は「アントルモンのピアノ協奏曲」といえばこの人、オーマンディ。指揮者が違うことで雰囲気ががらりと変わるのが面白い。まずバックのオーケストラがやたらうまい。その絶妙のオーケストラを背景にアントルモンはゆったり豪快に余裕綽々でこの難曲を弾き切る。安定感と落ち着きに満ちた、まるで老成した大家のような演奏。


 ただいずれにしてもこの感動を導き出したのは、1960年前後に行われた最良の録音をあますところなく再現させたRLCのなせる技なのだろう。一時期よく聴かれた安っぽい痩せた廉価盤の音は一切しないのでご安心を。コロンビア音源、本来はこういう音だったのだ。

(エンジニア後藤氏より)

 この様なカップリングのアルバムはクラシック・ファンの興味の対象外なのか、幸か不幸かあまり売れないため状態が良い中古盤が残っていることが多い。
 1963年発売のレコードだが当時の雰囲気がそのまま保存されている。
 復刻に当たって幾つかケーブルを自作し当時のバランスを追求した。何度聴いても疲れることのない中庸の美学は、昔聴いたレコードへの望郷かもしれない。
 アントルモンはフランス人らしく弱音部が独特でロマンチックだ。
 アーム出力ケーブルに採用したMOGAMI 2473は1970年代の逸品で、一部の自作マニアの為に現在でも生産されているのはメーカーの良心と思われる。ざっくり言えば70年代のHiFiバランスだ。




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ARIA-509T
(CD-R)
\2100→\1890
RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第9弾


メータ指揮&ロサンゼルス・フィル
 スクリャービン:法悦の詩Op.54
 シェーンベルク:浄夜Op.4
ズービン・メータ指揮
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団

原盤 London Records CS 6552 US
録音 1967年盤

原盤ジャケット

(店主より)

 毎回アリアCDの会員さんにREAL LP-CD、そしてRLCをたくさんご購入いただいていているおかげで、エンジニアの後藤氏はそこそこ収益を得ている。
 で、その収益で何をしているかというと・・・飲み歩いているわけではない。後藤氏はその収益を全部新しい機材につぎ込んでいるのである。だから後藤氏のオーディオ追及の道に終わりはない。
 今回も私財をなげうってシステムを大幅改良。詳しくは企業秘密になるので言えないのだが、その執念というか情熱にはおそれいる。

 さて今回のシステム改変で大きく変わったのが、ボリュームが小さい時の音の奥深さ。そして大ボリュームでのスケールの大きさ。
 つまり大オーケストラのど派手な録音がさらに聴き映えするようになった。

 そこで後藤氏にお願いして、でっきるだけ「ど派手」でダイナミックレンジが広い優秀録音を復刻するようにお願いした。
 そこで後藤氏が引っ張り出したのがこの60年代のメータ&ロス・フィルの、「法悦の詩」、「浄夜」。
 60年代から70年代にかけてのメータ&ロス・フィルの録音は、デッカの録音チームが生み出した最高最良の成果の一つ。壮麗でいながら繊細。明解且つ豊穣。まさに今回の後藤氏の新システムにもってこいの録音。若き天才指揮者メータは日の出の勢い、ロス・フィルも人気急上昇、楽団史上最も活況を呈していた時期。

 すべてがうまくいっていた指揮者とオーケストラとレコード・メーカーが作り出した、栄光と成功の香り漂う、録音史上類を見ない美しき録音。
 あまりに濃厚すぎるその音の洪水に、しばし慄然とすると思う。
(エンジニア後藤氏より)

 60年代後半からLPの完成度は飛躍的に高まった。S/N比の向上もありモノラル時代では難しかった静寂感とオケの奥行きを楽しむレコードファンに捧げる。
 当時の評論家が殆ど満点をつけたMC20の艶のある弦の音も出色。
 高細密でしなやかな表現はDECCA著名エンジニアの米国におけるアナログ遺産である。
 TT-71の電源を外部独立、MC20、DUKAIN3A55、AC300、Marantz#7(リイシューEQ)と当時の機器を最良の状態に整備、改良したシステムにより復刻。







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