ARIA-512
(CD-R)
\2100→\1890 |
RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第12弾
ナタン・ミルシテイン
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
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ナタン・ミルシテイン (ヴァイオリン)
(1)アナトール・フィストラーリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
(2)レオン・バージン指揮
フィルハーモニア管弦楽団 |
原盤 Capitol Japan CSC-5051 STEREO
録音 1960年6月、1959年10月 ステレオ
原盤ジャケット
(店主より)
もともとエンジニアの後藤氏向きの録音だと思っていた60年代のミルシテイン。RLCがついに取り上げたようである。
曲はブラームスとブルッフ。
ミルシテインのブラームスは数種類残されていて、ライヴではサバタ、カラヤン、クレツキ、モントゥーというとんでもない指揮者との録音、そしてセッションではスタインバーグとのモノラル録音、後年のヨッフムとの録音など、いずれ劣らぬ名演ぞろい。
カラヤンとのライヴ盤は完全に交響曲に変質した超重量級名演でびっくりするし、ストレートで快活なスタインバーグとの演奏も晴れやかでいいし、ミルシテインのヴァイオリンをいやというほど堪能させてくれる超高音質のヨッフム盤も素晴らしい。
だが最終的にミルシテインのエネルギーと覇気に満ちたパワフルな名人芸を楽しむなら、最後はこのフィストラーリ盤になると思う。RLCはミルシテインの美しくも激しいヴァイオリンをダイナミックに再現。アナログ特有の空気感で聴くものを包んでくれる。
そしてブルッフ。実は店主にとってブルッフのヴァイオリン協奏曲の最高最強の演奏がこのミルシテイン&バージン盤。
一時期狂ったようにブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を聴きまくって、唯一満足できる演奏だったのがこの録音。そして好きすぎてアリア・レーベル第40弾で発売してしまったほどの演奏である(詳細はコチラ)。
まさかここへきてアリア・レーベルとRLCが競合してしまうとは。
でもまあそれもいいか。
音の深みという点ではさすがRLC。ミルシテインのヴァイオリンがぐいぐいこちらに迫ってくる。アリア・レーベルでなじんだ方もぜひ聴き比べてみてほしいです。
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(エンジニア後藤氏より)
久し振りにイコライザー部をREAL LP-CD当初より多用しているSHELTER#216に交換。
FET CR型で自然な音質ですが低域に力強い切れ味を求める為、MMポジションにおいてMarkLevinson jc1/dcをヘッドアンプとして追加。
カートリッジもDL-103LCIIに換装し真空管EQに比べても線が細くならないよう配慮しました。
なお左右ピークレベルを合わせる手法から、聴感上最もマスターバランスに近いと思われる微調整を手作業で試行しています。特に不安定なレコード再生においてヴァイオリンの音色は僅かな差でも評価が変わってしまう為、透明度を維持しながら太い音色が感じられる復刻を目指しました。
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ARIA-513
(CD-R)
\2100→\1890 |
RLCレーベル
Remaster Soundsシリーズ第13弾
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
モーツァルト
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第40番ト短調K.550 |
指揮:レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック |
原盤 Columbia U.S.A. MS7029 STEREO
録音 第39番:1961年3月27日: NYC, Manhattan
Center、 第40番:1963年5月20日: NYC, Philharmonic
Hall
原盤ジャケット
(店主より)
エンジニアの後藤氏には本当に感謝しなければならない。
自分のいびつな固定概念とか偏狭な趣味を打ち破ってくれるからである。
後藤氏はもともと復刻が趣味だから、自分とは志向性が違う。だから今まで自分が全く興味のなかった音源を見つけてきて最高の復刻で聴かせてくれて、目が覚めるような体験をさせてくれてきた。
後藤氏がいなかったら、ルービンシュタインのグリーグのコンチェルトを、ルモーテルの「三つのオレンジへの恋」を、ペナリオのラフマニノフを聴いただろうか。いや、たぶん聴かずに死んでいた。
さあ、そして今回後藤氏が復刻してきたのは・・・バーンスタインのモーツァルトである。
聴きたいと思うだろうか?
1960年代のバーンスタインがニューヨーク・フィルを指揮したモーツァルトの交響曲を。
バーンスタインのモーツァルトの交響曲なら1980年代のウィーン・フィルとの決定的な演奏がある。
もちろん60年代のバーンスタイン&ニューヨーク・フィルのすごさはよく知っているつもりである。アリア・レーベルでもいくつか出している。
1963年のベルリオーズ:幻想交響曲(AR0077)
1960年のシューマン:交響曲全集(AR0107)
でもさすがに曲を選ぶ。モーツァルトが当時のバーンスタインに向いているとは思えない。
まあ、みんなそう思うのだろう。
当時のバーンスタインのモーツァルトの交響曲録音はほとんどCD化されなかった。40番と41番はまだベスト盤で出たからいいが、39番が単独で発売されたのは30年前が最後ではないか。店主も聴いたことがなかったし、正直興味もなかった。
その39番を後藤氏は復刻してきたのである。
そうすると仕事なので、仕方ない、興味がなくても聴かねばならない。
そうしたら・・・
これがとんでもない演奏だったのである。
ひょっとしたら数あるこの曲の名演の3本の指に入るかもしれない。
豪壮優美。
美しくきらめくようなハーモニー、息詰まるアクセント、天国的な緊張感。
生命感にあふれ、躍動的で快活で、いつまでもどこまでも聴いていたいと思わせる。
聴いているとまるで新しい世界が目の前に広がってくるようなそんな錯覚にとらわれる。
何の理由もなく、明日からまた頑張って生きていこうと思わせてくれる。・・・そんな強く共感に満ちたエネルギーを注ぎ込んでくれる。
もともと大好きなこの曲だが、生きる勇気と悦びを感じさせてくれるような演奏はなかったような気がする。
生きてこの演奏に出会えたことを感謝します。
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(エンジニア後藤氏より)
学生時代から存在は知っていたが見向きもしなかった音源。
当時、ミュージカル等に関係する演奏家には二の足を踏んでいたようだ。しかもモーツァルトなら、同じCOLUMBIAには燦然と輝くワルター盤がある。
それをどうしてわざわざミュージカルの人の演奏を聞かねばならないのか。
しかしあれから数十年の時を経て、「大地の歌」ARIA-504T、「ショスタコ5番」などに深く感銘し、60年代のバーンスタインを見直すきっかけとなった。
この盤が企画された経緯は判らないがジャケット裏面最上段にワルター晩年の立役者ジョン・マックルーアがプロデュースと記載されているのは制約の少ないN.Y.本拠地で収録したかった為か?
当然ワルターを意識した録音は素晴らしく、若干粗削りに感じる処もあるが定番を聴き飽きた耳には時として新鮮で、是非セットで持っておきたい音源。 なおシステムとマスタリング手法はミルシテイン盤と全く同じである。
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