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2年ぶりの特集!
しかも初めての特価!
「宇宿允人の世界」
その1
(1CD)\2,500→\1890
(2CD)\3,500→\2590
~9/29(火)午前9時



 2年ぶりの特集、「宇宿允人の世界」です。
 しかも初めての特価。かなりお安くなっています。


 9/29(火)午前9時までのご注文をまとめて注文させていただきます。
 そろそろ在庫が完売しそうなアイテムも出てきそうなので、注文数が在庫を上回ったときは抽選となります。


 再プレスは難しいと思うので、これはと思うものはどうかお早めに。






 何人かの方から宇宿がガンだと聞いていた。
 手術で患部を切除、抗がん剤治療を経て、副作用と闘いながらの練習を続けていると・・・。
 前・前回の公演では、アンコールのバーバー「アダージョ」途中で演奏がストップしたが、昨年秋のコンサートでは気丈に2時間のコンサートを完遂した。ひょっとすると指揮台の上に立っていることすら奇跡だったのかもしれない。前半の「未完成」の生命が陽炎のようにゆらゆらとたちのぼる様は、音楽コンサートというより、どこか呪術的ですらあった。

 そしてそのコンサートが終わるや早くも次回2011年3月のコンサートに向けて準備を開始。誰もが「ムチャな」、と思ったに違いない。店主も手渡されたチラシを見てそう思った。しかし・・・本人は指揮台の上で死ぬことすら本望と思っていたのではないか。
 ところがその3月のコンサートが、中止になったと聞いた。
 おそらく・・・そうとうに悪いに違いない。ちょっとやそっとのことで、決めていたコンサートを中止にする人ではない。いやな予感はしたが、それを払いのけるように、とにかく安静にしてゆっくり養生してほしいと願った。

 ・・・しかしついにそのときが来た。2011年3月5日午前11時48分、宇宿允人、腎臓がんで死去。76歳だった。

 あの、近世まれにみる情熱と意志の音楽家、宇宿允人の魂はついに天に召された。

(10年前のアリアCDの記事から)





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 10年ほど前、ベルリン・フィルの土屋邦夫氏の飲み会に誘われたとき、宴席にひとりの紳士が座っていた。

 長髪白髪、年齢不詳。場の雰囲気に関係なく、いつもうっすらと微笑を浮かべてひっそりとお酒を飲んでいる。話し掛けると、はにかみながら「指揮者なんです」と言う。名刺をもらったが名前が読めない(ウスキマサト、と読むらしい)。それにCDなどで名前を見たこともない。少し音楽の話しなどをしたけれど、とても穏やかで優しく温かみのある方。無口な人なのであまり自分からは喋りたがらなかったが、いろいろ聞き出すと、元はNHK交響楽団でトロンボーンを吹いていたらしい(ずっと首席だったらしいが本人は言わなかった。R・コルサコフのコンチェルトの初演を演奏したことだけは楽しそうに話していた)
 あとで、自主制作ながらCDを出しているということを聞いて、何かの縁と思い店に入れてみた。ブラームスの交響曲第1番。・・・ただ、日本の自主制作CDにそんな大した期待をかけるわけもないから、軽い気持ちで聴き始めた。

 ・・・するとこれが驚天動地の、破天荒の演奏だった。

 直前にアーベントロート&バイエルン国立Oのとんでもない演奏を聴いて、これ以上の凄まじい演奏はありえない、と確信していたが、まさか日本の片隅にあの怪物と並ぶ異才が隠れていたとは・・・。
 それからそのブラームスのアルバムは、店頭でかけるたびに棚から売れていき、瞬く間に初回プレス分は完売となった。



 宇宿允人。

 芸大首席卒業後、トロンボーン奏者としてN響に入り、同時に指揮を近衛秀麿に師事する。’69年には大阪フィルの専任指揮者となり、大阪文化祭賞受賞するもいろいろな軋轢に会い、その後は自らの創設したオーケストラで活動することになる。’82年からフィルハーモニアTOKYOを組織、「宇宿允人の世界」というコンサート・シリーズを開催、これは回数を経るごとに大きな反響を呼び、なんと140回という前代未聞の公演数を記録している(その後186回までいった)。それは音楽にひたすら埋没していく宇宿本人とは別のところで、多くの著名人や団体が彼の支援を始め、商業主義とは全く無縁にいる本人とは無関係に絶賛・支持の輪がどんどん大きくなった結果でもある。

 宇宿允人の何がそんなにすごいのか?

 それは先ほど言ったブラームスの1番に代表される激しいアゴーギク、自由自在のテンポ変化、だれもやらなかったような多彩な表現、そして燃え盛るようなパッション。今まで何度も聴いたことのある作品が宇宿の手にかかると全く新しい作品に生まれ変わる。厳しいオーケストラへの練習を経て生み出されれるそれらの超・個性的で新しい音楽は、これまでなんとなく聴いてきた音楽と比べてなんと新鮮なことか!

 10年前、関係者の人に「宇宿允人」という人物についての話しを聞いたことがある。・・・その人はこう言った。「オケに対して絶対に妥協しない。自分が違うと思ったことは絶対に許さない。公演前はオケは合宿状態になり、軟禁状態で練習に入る。それについていけなくてほとんどの団員は1回でやめてしまう。だからオケの名前は同じでもメンバーは毎回ほとんど違うんですよ。もう本当に気が狂ってるとしかいえません。」
 ・・・あんなに優しそうに見えたあの紳士が・・・?
 だが今回リハーサルの風景の収録されたブラームス1番のビデオを見て、本当にそうであることを知った。普通の指揮者なら十分OK!が出そうなところを、しつこくしつこく繰り返して、口調は優しいが厳しい叱責が飛ぶ。団員のインタビューでベテランの人が「普通ならこれくらいでOKだろう、という感じでやっていたら、ズバっと指摘される。練習も1回目から本気の100%を出していかないとすぐにわかってしまう。」と語っていた。・・・おそらくそうなのだろう。だから団員は言うのである。「宇宿オケで弾ければどこのオケでも完璧に弾ける」

 現在のオーケストラとの関係ではほとんど忘れられている、畏怖されるべき存在としての指揮者。いかにすばらしい音楽性をもっていてもそれをオーケストラに表現させる力がないものは指揮者としての資格はない。宇宿の演奏会で聴ける異常ともいえる感情表現や不思議な解釈は、たまたま生まれたものではなく、極限状態になるまでオーケストラと練習を繰り返した宇宿の率直な音楽性の表れ。・・・それを考えると宇宿が、いかに現在の指揮者界のなかで別格に優れた、貴重な存在か理解できると思う。しかしそれゆえに彼は「孤高の指揮者」と呼ばれ、現在にいたるまでメジャーにならず熱心なファンの間でだけ熱烈に支持されてきた。

 現在手に入るものを改めて全部聴きなおしてみたが、その迫力ある音楽にはただただ圧倒されるばかり。録音は一切の編集をしないという宇宿の考えから、どんな初歩的なミスが発生してもそれはそのまま収録されていて、ときにびっくりするようなこともある。が、宇宿がオーケストラに求めている「ぎりぎりの緊張感」、「聴衆との一体感」というものは編集されることで消失してしまうということであろう。・・・なので宇宿のCDは聴くものを選ぶ。技術的に完璧な演奏、スタンダードな音楽を求める人には全く向かない。しかし音楽に何か別のもの、精神的な高揚や普段味わえない感動や興奮を求める人には、おそるべき力でもって迫ってくる。

 こういう昔かたぎの鉄の意志をもった指揮者が日本にいるというのはまったく誇りである。(ずっと前のアリアCDの記事から)

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-DVD-




「宇宿允人の世界」DVD映像第2弾
1995年のブラ-ムス交響曲第1番
PLANETY MUDV 001 1DVD\3150→\1890


 数年前、内々だけで発売され、その鬼気迫る練習風景、そして本番演奏のすさまじさに、ファンの間で伝説となっていた映像。
 内部制作だったため若干音質に問題があり、一般販売するのははばかられる商品水準だったが、それでもアリアCDで告知するや注文が殺到、あっという間に完売してしまった。
 その映像が、正式商品として復活。
 問題の音声についても演奏部分をDATから収録したのでまったく問題なくなった。

 最初に練習風景が映るが、その厳しさ、執拗さ、頑固さは只者ではない。毎回コンサートが終わるたびにあまりの厳しさに半数の団員が辞めていくというのもうなずける。冒頭10秒だけで何回やり直すかみてみてほしい。
 そして本番。
 冒頭から最後の最後まで、気の緩む場面は一瞬たりともない。そこはオーケストラを完全に掌握した宇宿の世界。CD化されていたその数年前の演奏ほど無茶はしていないにせよ、過去のどのような演奏とも異なる次元でこの曲の解釈が進んでいく。

  
MUDV 001
1DVD
\3150→\1890

宇宿允人の世界「ブラームス交響曲第1番」復刻版


 練習風景、
 宇宿語り、
 楽員インタビュー

 ブラームス:交響曲第1番 
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
1995年4月19日 東京芸術劇場大ホール・ライヴ







*************************************



テレビ放映ドキュメンタリー映像DVD&第73回ライヴCD
人類の大いなる挑戦 ~孤高の指揮者宇宿允人~
MUDV 002(DVD+CD)\4800→\2590

 テレビ放映され、多くの視聴者から反響を受けたドキュメンタリー映像がDVDとして登場!
 さらに、そのときの第73回「宇宿允人の世界」のライブ録音を収録したCDとの豪華2枚組仕様。
 このCDは名演の呼び声に相応しい伝説のライブ。
 コンサート本番のDVD映像は一部分です。



MUDV 002
\4800→\2590
(DVD+CD)
【DVD】
 ドキュメンタリー「人類の大いなる挑戦 ~孤高の指揮者宇宿允人~」
   第73回「宇宿允人の世界」公演へ向けての練習、本番、
   インタビュー風景を含むドキュメンタリー映像(1995年7月11日放送)
     曲目:
      ベートーヴェン"フィデリオ"序曲、
      シューマン:交響曲第4番、
      ブラームス交響曲第1番
       (コンサート本番の映像は一部分です)

1 イントロダクション
2 宇宿允人プロフィール~ステージ作り~譜面作り
- リハーサル
 - 宇宿允人語り~リハーサル最終日
 - 本番前総練習
 - 本番風景(部分)
 - 休憩舞台裏~本番風景(部分)
【CD】
 第73回「宇宿允人の世界」のライブ録音
   ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲 作品72b
   シューマン:交響曲第4番 ニ短調作品120
     (1995年4月19日第73回公演ライブ)
宇宿允人(指揮)
フィルハーモニアTOKYO(現フロイデ・フィルハーモニー)







宇宿允人の世界~東京芸術音楽協会


 「宇宿允人の世界」と題されたアルバムは、宇宿允人を代表とする東京芸術音楽協会による自主制作盤である。
 「宇宿允人」という屋台骨を失った今、この協会はこれからどうなるのか。
 どうか、この日本音楽史上でも類を見ない偉大な指揮者の足跡をたどることのできるこれらのアルバムを、ずっとずっと残し続けてほしい。


 在庫僅少アイテムについては、「完売」=「廃盤」となるので、どうかお早めに・・・。




これまで入手不能とされていた3タイトル

 在庫数は僅少と思われる。完売、抽選漏れの際はどうかご容赦を・・・。


FPCD1610
\2,500→\1890
宇宿允人の世界Ⅱ
 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
 シベリウス:交響詩「フィンランディア」
 チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調
フィルハーモニアTOKYO
1993/2/12
1992/6/24
以前はUS 002で案内していた。

 
 これは、宇宿允人という指揮者の凄まじさを知るための、まさに絶好の一枚。

 ベルリオーズの《ローマの謝肉祭》では、音楽がまるで堰を切ったように走り出し、《フィンランディア》では、祈りにも似た静けさから、巨大な意志がむくむくと立ち上がってくる。

 そして圧巻は、チャイコフスキーの交響曲第4番。
 冒頭の「運命」のファンファーレから、宇宿は一歩も引かない。悲痛な旋律も、狂おしい高揚も、すべてをむき出しのまま音楽へ叩き込み、終楽章ではオーケストラを限界のさらに向こうへと駆り立ててゆく。


FPCD1809
\2,500→\1890

宇宿允人の世界Ⅳ
 1.チャイコフスキー:幻想序曲“ロメオとジュリエット”
 2.フランク:交響曲 ニ短調

フィルハーモニアTOKYO
94年3月7・8日

以前はUS 004で案内していた。

 気迫と情熱あふれるチャイコフスキー。
 フランクはひょっとしたら一連の演奏の中での最高傑作ではないか。またこの曲の録音の中でも最高の部類に属すると思う。
 静から動へのたくましい躍動感。これ以上大きくならない、というそのひとつ上を行くフォルテ。そんなところにも常識では収まらない宇宿の、妥協を許さない音楽表現が見られる。
 CD化されている作品ほとんどがポピュラーな選曲中で、このフランクは若干渋め。しかしその重厚さ、深遠な楽想が、宇宿の持ち味とよくマッチする。往年の大指揮者の演奏と見まごう大演奏。これを10年前最初聴いたときは、前3作と違った正統派解釈の演奏だったために印象が薄かったが、今回改めて聴いてみてその分厚さ、スケールの大きさにびっくりした。
 宇宿の音楽を畸形的指揮者のびっくり演奏として追っかけてばかりいてはいけない、ということに今やっと気づいた。情けない。
000012
MUCD 023
\2,500→\1890
ベートーヴェン 交響曲第9番『合唱つき』
日本国歌「君が代」
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィルハーモニー

第167回「宇宿允人の世界」 2006年12月28日、東京芸術劇場大ホール
第152回「宇宿允人の世界~平和祈念コンサート・アンコール」 2005年8月7日、東京芸術劇場大ホール

 宇宿允人は、その生涯を通じて何度もベートーヴェンの《第九》に挑み続けた。
 したがって、この先にも別の《第九》の録音が登場する。だが、それらは同じ演奏の再発売ではない。オーケストラも時期も異なり、そのたびに宇宿がこの巨大な作品と格闘した、別々の記録である。

 このMUCD 023に収められた《第九》は、実に第167回を数えた「宇宿允人の世界」、2006年末の演奏。長年にわたって自らのオーケストラを育て、ベートーヴェンを問い続けてきた宇宿が、晩年に近づくなかで再び到達した《第九》である。

 人類愛、歓喜、祈り――そんな美しい言葉だけでは収まりきらない。苦しみ、怒り、執念まで抱え込みながら、最後にはすべてを突き破って「歓喜」へ向かう。宇宿にとって《第九》は名曲ではなく、何度でも立ち向かわなければならない巨大な壁だったのだろう。

 さらに、2005年の平和祈念コンサートから《君が代》を併録。宇宿允人が音楽に託した祈りと、その異様なまでの真剣さが刻み込まれた一枚である。





-CD旧譜-
000027
MUCD 008
\2,500→\1690
宇宿允人の世界Ⅷ
 ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番
オリエンタル・バイオ・フィル
96年4月18日 

この曲の悲愴でクールな感性は宇宿と相容れないのではと思ったが、第1楽章の間の取り方といい、第2楽章の情感あふれる表現といい、終楽章の壮大なる激情といい、まさに宇宿ならではの世界が展開する。衝撃的な解釈はないが、スケールの大きな、熱い「革命」。

000025
MUCD 010
\2,500→\1690
宇宿允人の世界Ⅹ
 ベートーヴェン:交響曲第5、8番
フロイデ・フィル
2002年11月1日

「宇宿允人の世界」コンサートの第140回。「運命」は最初からオケがずれるほどの怪テンポ。わざとアインザッツを合わせていないという話もあるが、いまどきこんな「運命」だれもやらない・・・。怪物的演奏。

000024
MUCD 011
(2CD)
\3,500→\2590
宇宿允人の世界11
 ムソルグスキー(ラヴェル編曲):「展覧会の絵」  
 ワグナー:「マイスタージンガー」前奏曲
 J・シュトラウス:「こうもり」序曲
 ビゼー:「カルメン」組曲
 ベルリオーズ:「ラコッツィ」行進曲
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
99年5月30日ライブ録音。

 まるで宇宿允人の音楽世界を一夜に凝縮したような、なんとも強烈なプログラム。

 《マイスタージンガー》前奏曲の堂々たる高揚、《こうもり》序曲の弾けるような躍動、《カルメン》の灼熱、そして《ラコッツィ行進曲》の猛烈な突進――。宇宿は、こうした誰もが知る名曲から、作品の奥に眠る野性と熱狂を容赦なく引きずり出してくる。

 そして中心に置かれたのが、ムソルグスキー=ラヴェルの《展覧会の絵》。
 宇宿の手にかかると、これは色彩豊かな管弦楽ショーでは終わらない。一枚一枚の絵が巨大な生命をもって立ち上がり、最後の《キエフの大門》へ向かって、音楽そのものが途方もない建造物へと姿を変えてゆく。

 なお、《展覧会の絵》は後に登場するMUCD 020にも収録されているが、そちらは2003年の別演奏。本盤は1999年、フロイデ・フィルとの歩みがまだ始まって間もない時期の記録であり、荒々しいほどの勢いと、何が飛び出すか分からない危うい興奮がある。

 優雅な序曲も、華麗な舞曲も、宇宿の手を通れば最後は命懸けの音楽になる。
 その異様な熱量を2枚に封じ込めた、まさしく「宇宿允人の世界」である。
000023
MUCD 012
(2CD)
\3,500→\2590
宇宿允人の世界12
 チャイコフスキー:「弦楽のためのセレナード」
 ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集四季
宇宿允人(指揮)
ヴィエール室内合奏団
1972年9月8日 尼崎市立労働福祉会館大ホール(チャイコフスキー)、1972年12月21日 大阪厚生年金会館中ホール(ヴィヴァルディ) ともにライブ

 過去の録音には興味がないと言っていた宇宿があえて取り上げた30年以上前の録音。
 ’69年に大阪フィルの専任指揮者となり大阪文化祭賞を受賞するなどしたにもかかわらず、さまざまな軋轢に会い、その後’82年にフィルハーモニアTOKYOを組織。90年代に入ってからの活躍はご存知のとおり。しかし空白といっていい70年代の活動については「自らの創設したオーケストラで活動」、というくらいのことしか分からなかった。まさにその空白を埋める演奏。よほど思い入れのあるコンサートだったに違いない。
000022
MUCD 013
\2,500→\1890
宇宿允人の世界13
 ベートーヴェン:交響曲第9番
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
2002年12月27日ライブ録音。

 先にご紹介したMUCD 023が、長年《第九》と格闘し続けた宇宿允人の「円熟の到達点」だとすれば、こちらは、その道程にそびえ立つ最初の巨大な頂である。

 2002年、宇宿允人はフロイデ・フィルハーモニーとともにベートーヴェンの交響曲をたどる連続演奏会を開催した。本盤は、その「ベートーヴェン・チクルスⅤ」を締めくくった《第九》。それまで積み重ねてきたすべてを、この一曲へ流し込もうとした演奏である。

 宇宿の《第九》は、最初から完成された「歓喜」を聴かせるものではない。暗闇のなかから音楽が生まれ、苦しみ、もがき、何度も壁にぶつかりながら、ようやく終楽章の「歓喜」へたどり着く。その歩みがあまりにも切実だからこそ、最後に人間の声が立ち上がる瞬間が、単なる祝祭ではなく、一つの事件として迫ってくる。

 そして興味深いのは、4年後のMUCD 023でも宇宿が再び《第九》に挑んでいること。
 2002年盤は、ベートーヴェン・チクルスの頂点として燃え上がった《第九》。2006年盤は、さらに歳月を重ねた宇宿が、もう一度この巨峰へ挑んだ《第九》。同じ指揮者、同じオーケストラでありながら、二つは決して重複ではない。

 宇宿允人が《第九》を「一度演奏して終わる曲」と考えていなかったことを、この二つの記録は雄弁に物語っている。

000021
MUCD 014
\2,500→\1890
宇宿允人の世界14
 宇宿允人:バレエ組曲「ゆき女」
 グルック:「アウリスのイフィゲニア」序曲
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
2003年10月10日 東京芸術劇場大ホール ライブ

なんと宇宿の作品がついにCD初登場!
000020
MUCD 015
(2CD)
\3,500→\2590
「宇宿允人の世界」15
 2004年4月11日(日)第149回「宇宿允人の世界」ライブ録音
  1.モーツァルト:フルートとハープの為の協奏曲 ハ長調 K.299
  2.        交響曲第39番変ホ長調 K.543
  3.ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」作品55
  4.バッハ:G線上のアリア
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
フルート:川人和音 
ハープ:奥田恭子  

 ついに登場、宇宿の「エロイカ」。現代ではほとんど聴かれなくなった真の巨匠的「エロイカ」は、ズシリズシリと聴くものの心を圧迫する。終楽章に至る頃には異様な焦燥感にとらわれ、終演後は充実感と疲労感に襲われる。そしてそのあとの「アリア」で合掌、といった風情。しかし「エロイカ」もすごいが、1枚目のモーツァルトも優雅さと悲劇性を調和させた見事な名演。
000019
MUCD 016
(2CD)
\3,500→\2590
「宇宿允人の世界」16
 モーツァルト:「後宮からの誘拐」序曲
         オーボエ協奏曲
 ベートーヴェン:交響曲第7番
 バーバー:アダージョ
 バッハ:G線上のアリア
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル
増澤正晃(Ob)
2004年12月30日、東京芸術劇場大ホール。

 19世紀型といってもいい最後のカリスマ指揮者宇宿允人。観客を驚天動地・阿鼻叫喚の地獄絵図に落とし込んだ衝撃のベートーヴェンの第7番が登場。演奏は最上最高とはいえないものの、ここまで激しくデフォルメし尽くせばあの世のベートーヴェンも絶句してそのあと逃げ出すに違いない。もちろん宇宿もフロイデ・フィルも、いつものごとくこれが人生最後のコンサートになってもいいかのような死に物狂いのまさに真剣勝負。聴いているこっちも本当に真剣に立ち向かわないと。
000018
MUCD 017
\2,500→\1890
「宇宿允人の世界」17
 1.ブラームス:悲劇的序曲
   1995年7月9日(水)第75回公演ライブ録音
 2.ブラームス:交響曲第1番
   1995年4月20日(木)第74回公演ライブ録音  
宇宿允人(指揮)
フィルハーモニアTOKYO(現・フロイデ・フィル)

 ファンからのリクエストによりついにCD化された、かつてビデオ映像化されていたブラームスの1番。さすがに001(廃盤)の破天荒さはないものの、嵐のように荒れ狂う大胆なアゴーギグは健在。もちろん3年前の録音に比べて完成度が高いという人も多いだろう。過去は振り返らない、と昔の音源のCD化には消極的だった宇宿氏がOKしたのもうなずける。
000017
MUCD 018
\2,500→\1890
「宇宿允人の世界」18
 2005年4月8日(金)第156回公演ライブ録音
 2004年10月22日(水)第154回公演ライブ録音「モルダウ」のみ  
  1.ワーグナー:歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
  2.スメタナ:モルダウ 交響詩「わが祖国」より
  3.ビゼー:「アルルの女」第2組曲
  4.リスト:交響詩「前奏曲」 
宇宿允人(指揮)
フロイデ・フィル

 いまどきこんなポピュラーなアルバムを出す指揮者も珍しいが、実はこれまでのアルバムでもそうだが、誰でも知っているようなポピュラーな作品での宇宿の燃焼度はむちゃくちゃ高い。これまでの過去すべての演奏を破壊し、自らの演奏が頂点に立つんだ、という強烈な主張と個性を感じる。雄大なる「マイスタージンガー」、豪壮な中に深い哀愁を感じさせる「モルダウ」、重厚なテンポがある意味痛快な「アルル」、19世紀の巨匠が蘇ったかのような時代がかったリスト。・・・どれも「宇宿節」に深く彩られた傑作。満腹。





ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
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