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≪第105号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2019/12/17〜




12/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



WERGO


WER 6870
¥2600
「遺産」〜ムジークファブリーク・エディション17
 (1)サンポ・ハーパマキ(1979-):Heritage(2016)
 (2)マーティン・スモルカ(1959-):Wooden Clouds(2017/18)
 (3)カローラ・バウクホルト(1959-):Voices for Harry Partch(2014/15)

   ※すべて世界初録音
アンサンブル・ムジークファブリーク
シアン・エドワーズ((1)(2)指揮)
クレメント・パワー((3)指揮)

 ハリー・パーチの残した遺産

 録音:(1)(2)2018年6月17日、(3)2015年10月11日/Klausvon-Bismarck-Saal,WDR Funkhaus am Wallrafplatz Koln/59' 03''

 現代音楽のスペシャリスト、アンサンブル・ムジークファブリークはパーチの楽器のレプリカをフル・セット所有している現在唯一の団体でもあります。
 ハリー・パーチ(1901-1974、アメリカ)は特殊な楽器を考案し、オクターヴを43音に分けた音階を用いて独創的な音楽を生み出しました。
 このアルバムではパーチの遺産である楽器を用いた作品を収録。雑多な打楽器を揃えカオティックなノイズを奏でながらも、どこか美しく協和しているような感覚を覚える不思議な味わいの音楽です。演奏もいつもながら凄まじいまでの完成度で圧巻です。
 
 

WER 7376
¥2600
Big Data デコーダー・アンサンブル
 ブリギッタ・ムンテンドルフ(1982-):PLAY ME back and forth
  〜声、アンサンブル、エレクトロニクスのための(2015)
 オーレ・ヒュープナー(1993-):Lied mit Chor: "Nachtigall mit Melodei"
  〜女声、アンサンブル、4 チャンネルオーディオ、ライヴ・エレクトロニクスのための(2016-17, rev. 2018)
 シュテファン・プリンス(1979-):Hande ohne Worte
  〜クラリネット、打楽器、プリペアドピアノ、チェロ、サウンドトラックのための(2016/17)
 マティアス・クラネビッテル(1980-):Stack overflow: Exploiting 24 preludes
  〜(バス)クラリネット、チェロ、エレキ・ツィター、キーボード、打楽器、エレクトロニクスのための
 レオポルド・ハート(1979-):Dissociated Press
  〜声、アンサンブル、録音された音源のための
  
   ※すべて世界初録音

 エレクトロニクスの最先端

 録音:2018年5月10〜13日、10月26〜28日/Köln, Deutschlandfunk Kammermusiksaal/63' 59''

 2011年に設立されたデコーダー・アンサンブル。メンバーのうち3人は作曲家でもあります。
 自分たちを「現代音楽バンド」と位置付け、エレクトロニクスやロック、ポップスの要素を積極的に取り入れた新しい音楽の開発に取り組んでいます。
 
 

WER 7384
¥2600
ミシェル・ロス(1976-):Im Bau
 〜フランツ・カフカのテキストによる、メゾソプラノ、アンサンブルと
  ライヴ・エレクトロニクスのための15の音場(2012/2018)
 ※世界初録音
アンサンブル・エクアトゥール

 カフカ的肌触りをオペラにすると

 録音:2017年秋

 スイスの作曲家ミシェル・ロスによる約1時間のモノドラマ。カフカの『巣穴』に基づくテキストを用いています。
 ミュージック・コンクレートと生楽器と、語りと歌とを行き来する女声の繰り広げる人工的世界。
 



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DUX



DUX 1640
(2CD/特別価格)
¥3600→\3290
モニューシュコ:カンタータ集
 カンタータ《ミルダ》、カンタータ《ニジョラ》
  ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)、
  ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団、ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団、
  ウィオレッタ・チョドウィチ(ソプラノ)、マリア・ヤスクルスカ=フレノヴィチ(ソプラノ)、
  エヴァ・ヴォラク(メゾ・ソプラノ)、シルヴェステル・スムルクジンスキ(テノール)、
  ロベルト・ジアラック(バリトン)、ジーモン・コビリンスキ(バス)

 指揮はポーランドの奇才ウカシュ・ボロヴィチ。モニューシュコの知られざる2つのカンタータ!

 現在大活躍中、ポーランド楽壇を担う奇才、ウカシュ・ボロヴィチがポズナン・フィルとのコンビで繰り広げる「ポーランド・オペラの父」スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)の知られざる「カンタータ」2作品!
 母国ポーランドと同じくリトアニアでも活動したモニューシュコ。今回、収録された知られざるカンタータ2作品は、このリトアニアの神話をモチーフとし、当時のポーランドの伝統的な手法に則り、20代後半〜30代前半の時期に作曲された佳作です。
 これらの「カンタータ」は、モニューシュコがオペラのみの作曲家ではなく、19世紀のクラシック音楽界の最前線に位置していたことを示す貴重な証拠となることでしょう。

 ※録音:2019年8月26日-30日、コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)






 ではこのところ復権著しいモニューシュコ、久しぶりに特集しちゃいましょう。

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モニューシュコって誰?


 スタニスワフ・モニューシュコ(1819年5月5日 - 1872年6月4日 )はポーランド人指揮者・作曲家。
 19世紀ポーランドを代表するオペラ作曲家であり、ポーランド・オペラの父と称されている。

 ただ一般的認知度は低い。
 めちゃくちゃ低い。
 ポーランドといえばショパンであり、モニューシュコについては「ショパン以外にポーランドに作曲家はいたか?」という問いに対して「モニューシュコというひと「も」いたらしい」という程度に語られるに過ぎない。
 あるいは「ショパンとシマノフスキーの間隙を埋める人」か。
 
 だから残念ながらいまではわずかに歌劇《ハルカ》が知られている程度・・・ずっと後の世代のカルウォーヴィチのように大管弦楽曲作品を書いていたらもっと有名になれたかもしれないのに。



 後にシマノフスキは、「モニューシュコのような田舎くさい音楽書いてたらアカン」というようなことを言っていたようだが、ロマン派全盛期に生きた人なのでポーランド・ロマンたっぷりの音楽書くのは当然だったかと。
 というか、それの何が悪いのか、と。

 そのモニューシュコに素晴らしい曲がある。
 ほとんど知られていない、密かな名曲。
 CDも一つしか出てない。

 「ラテン・ミサ曲 変ニ長調」。

 とくにそのなかのオッフェルトリウム。
 モーツァルトとポーランド音楽の奇跡的な融合。

 これを聴けば、モニューシュコは、ポーランドに根付いた偉大な、そして魅力的な作曲家だったことを理解していただけると思う。


その充実した美しさにびっくりすると思います
モニューシュコ:ラテン・ミサ曲 変ニ長調

演奏も非常に水準が高い


DUX 0657
\2500
スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):
  ラテン・ミサ曲 変ニ長調(1870)

  葬送ミサ ト短調(1871)
  聖ペテロのミサ 変ロ長調(1872)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(アルト)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
アンジェイ・ビャウコ(オルガン)
ヘンリク・ヴォイナロフスキ(指揮)
録音:2008年5-8月、ワルシャワ国立フィルハーモニー・コンサートホール



 
 ということでモニューシュコのほかの珍しい作品もいくつかご紹介しましょう。

 こんな楽しい管弦楽曲も作ってます。一般的に知られているよりすごい人かと思います。

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NAXOS
8.573610
\1500
モニューシュコ(1819-1872):バレエ音楽集
 1.演奏会用ポロネーズ(1866)
 歌劇《伯爵夫人》:バレエ音楽(1859)
  2.ゼファーはフローラを追う
  3.ヴィズワ川のネプチューン
  4.サチュルスの踊り
  5.コティヨン
 6.《アントニ・オロフスキ》より葬送行進曲(作曲年代不詳)
 7.市民のポロネーズ(1863以降)
 8.歌劇《ハルカ》第1幕:マズルカ(1857)
 9.歌劇《ハルカ》第3幕:高地の踊り(1857)
 10.《ウィンザーの陽気な女房たち》バレエ音楽(1849頃)
 11.《モンテ・クリスト伯》:マズルカ(1866)
 12.《ヤウヌータ》:ジプシーの踊り(1860)
 13.レオカディア・ポルカ(作曲年代不詳)
 14.《幽霊屋敷》第1幕:マズルカ(1864)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)

 スタニスワフ・モニューシュコ。
 4歳でピアノを始め、18歳の時にベルリンのジングアカデミーに留学。
 2年間学んだ後にポーランドに帰国、結婚、ビリニュスでピアノ教師と劇場オーケストラの指揮者として活躍した人です。
 彼は作曲家として、歌劇だけでなく、バレエ音楽をはじめとした管弦楽作品もいくつか残しましたが、そのどれもが大衆的な題材に基づく、ポーランドの愛国主義精神を賛美、聴衆からも大きな賛同を得ました。
 1863年から64年にかけて、ワルシャワに起きた「1月蜂起」の影響で、劇場での職を失ってしまいましたが、亡くなるまで歌劇の作曲を手掛けていたとされています。

 このアルバムでは、ポーランドを代表する指揮者ヴィトの演奏で、モニューシュコの有名な歌劇《ハルカ》《伯爵夫人》のバレエ音楽と、単独の舞曲など、ポーランドの民族意識を強く感じさせる作品を楽しめます。

 録音 2011年8月29日-9月2日Warsaw Philharmonic Concert Hall, Poland


 そして歌劇「ハルカ」も、ショパンとヴェリズモ・オペラを一緒にしたようななかなかダイナミックでかっこいい傑作なのにこれまで決定盤的録音がなかった。
 そこにこんなとんでもない大物録音が現れたというのは本当に本当に嬉しい。



NIFCCD 082-083
(2CD/特別価格)
\5100→\4590
ビオンディ(指揮)、エウローパ・ガランテ
 生誕200周年記念、モニューシュコ復権!
 モニューシュコ:歌劇 《ハルカ》
  (イタリア語版/演奏会形式/ピリオド楽器による世界初録音)
   ファビオ・ビオンディ(指揮)、
   エウローパ・ガランテ、
   ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニック合唱団、
   ティナ・ゴリナ(ハルカ/ソプラノ)、モニカ・レジオン=ポルシンスカ(ソフィア/ソプラノ)、
   マテウス・ポンペウ(ヨンテック/テノール)、ロベルト・ギェルラフ(ジャンニ/バリトン)、
   ラファウ・シヴェク(アルベルト/バス)、カロル・コズウォフスキ(ジョヴァノット/テノール)、
   コーラス・ソリスト 〜 マテウシュ・スタフラ(ジェンバ/バリトン)、
   キリル・レパイ(コンタディーノ、ザンポニャーロ/テノール)、
   パヴェウ・チホンスキ(コンタディーノ/テノール)

 NIFCが祝うモニューシュコ生誕200周年記念!ファビオ・ビオンディが振る「ハルカ」!

 ☆「ポーランド・オペラの父」、スタニスワフ・モニューシュコ生誕200周年記念!
 ☆ビオンディ&エウローパ・ガランテによるモニューシュコの代表作「ハルカ」!
 ☆イタリア語版で行われた「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018ライヴ!
 ☆ピリオド楽器による世界初録音!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの録音が登場!
 NIFCはショパンの音楽とともに、ショパン以外のポーランドの音楽の振興にも力を入れており、今年は生誕200周年となるスタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872)のアルバムをリリース。
 歌劇「ハルカ」は、1848年に全2幕の初版が上演され、全4幕に作り直された改訂版(ワルシャワ版)は1858年に上演。ポーランド国内にとどまらず、プラハ、モスクワ、サンクトペテルブルクなどでも上演されるなど熱狂的な人気を博したモニューシュコの代表作です。
 これによって、モニューシュコはポーランドのオペラ作曲家の第一人者としての名声を高め、「ポーランド・オペラの父(the father of Polish national opera)」と呼ばれるようになりました。

 イタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディと手兵エウローパ・ガランテによって、2018年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」で上演された「ハルカ」は、イタリア語による演奏会形式で行われ、ピリオド楽器による世界初録音ともなっています。248ページに及ぶカラー・ブックレットには、イタリア語、ポーランド語、英語によるリブレットも掲載。



 ※録音:2018年8月21日−24日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)





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DUX 1616
¥2500→\2290
「ショパン後」の作曲家
 ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ(1881-1954):ピアノ作品集

 性格的なオベレク/ジプシーの踊り/
 民謡のモチーフによるオベレク/前奏曲ニ短調/
 スケルツェット/シャボン玉/ソナタ ト短調/
 ソナチナ イ長調/東方の踊り ニ短調/
 6つの前奏曲/本気の言葉と冗談/
 東方の踊り ト短調(ピアノ二重奏のための)*
ウルスラ・スウィアクジンスカ(ピアノ)
ドミニカ・シレジンイェル(ピアノ)*

 ポーランドの都市ルブリン出身で、ショパンの音楽から多大な影響を受け優れたピアノ作品を遺した19世紀末〜20世紀前半の作曲家、ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ(1881-1954)。
 国外に作曲のヒントを求めず、ポーランドの民謡であるオベレクを採り入れるなど、国内の様々な要素や題材に基づき、「ショパン後」の作曲家として興味深い作品を遺しています。
 ポーランドのピアノ・ファンは要チェックです。

 ※録音:2018年7月25日-28日、ルブリン(ポーランド)
 
 

DUX 1557
¥2500
メシアンのオルガンのための大作「主の降臨」
 メシアン:オルガンのための9つの瞑想《主の降誕》
アルカディウシュ・ビアリッチ(オルガン)

 メシアンのオルガンのための大作「主の降臨」を奏でているのは、ポーランドのクラクフ出身のオルガニスト、アルカディウシュ・ビアリッチ。
 スイス国際オルガン・コンクールや、ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク・オルガン・コンクールなどでの入賞歴を持つポーランドの名手です。
 ポーランド、クラクフの神の慈悲教会(The Divine Mercy Bailica)に設置されているオルガンが使用されています。

 ※録音:2018年11月23日-24日、クラクフ(ポーランド)
 
 

DUX 1634
¥2500
コンフォート・ゾーン プロモデルン
 ペンデレツキ:エクローガ第8番/
 リテルスキ:インテルルディウム第1番/
 シュミトカ:スカイ・ミー、タイプ・ミー/
 リテルスキ:インテルルディウム第2番/
 ブレシャルツ:コンフォート・ゾーン/
 リテルスキ:インテルルディウム第3番/
 コシチョフ:ニントン・トライアングル/
 リテルスキ:インテルルディウム第4番/
 ルトスワフスキ:テニスンの歌/
 リテルスキ:インテルルディウム第5番/
 タバキエルニク:アポプトシス

 現代音楽を専門とするア・カペラ六重唱団、プロモデルンが繰り出す圧巻の超絶技巧と特殊唱法の数々。
 ペンデレツキやルトスワフスキなどの作品の間に、ポーランドの作曲家ラファウ・リテルスキのインテルルディウム(Interludium)を挿入するというスタイルを採用。
 ルブリンのKODY音楽祭で演奏したシュトックハウゼンの「シュティムング」で、2018年のコリフィー・オヴ・ポーリッシュ・ミュージック・アウォードにノミネートされるなど、その存在とパフォーマンスは多くの注目を集めています。




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ONYX



PONYX 4218
【国内仕様盤】
¥2857+税

いま世界で一番美しい歌手じゃないかと・・ヘン・ライス(ソプラノ)
 不滅の恋 〜 ベートーヴェン:アリア集

 ・《皇帝レオポルト2世の戴冠式カンタータ》 WoO 88より
   「Fliesse, Wonnenzahre, fliesse!」
 ・「いいえ、心配しないで」 WoO 92a
 ・初恋 WoO 92
 ・ああ何という人生 WoO 91
 ・歌劇 《フィデリオ》 Op.72より 「私とあなたがいっしょになれたら」
 ・劇音楽 《エグモント》 Op.84より 「太鼓は響く」、「喜びと悩みに満ち」
 ・《レオノーレ・プロハスカ》 WoO 96より 「一輪の花が咲く」
 ・「おお、不実な者よ」 Op.65

ヘン・ライス(ソプラノ)
リチャード・エガー(指揮)
エンシェント室内管弦楽団
オーウェン・ウォス(ハープ)*

ONYX 4218
【輸入盤】
¥2600→\2390

 【ベートーヴェン生誕250周年記念!】 ヘン・ライスが歌う、ベートーヴェンのアリア集!

 ☆イスラエル出身の注目オペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス!
 ☆楽聖ベートーヴェンの生誕250周年を祝うスペシャル・プログラム!
 ☆日本語解説付き国内仕様盤も同時発売予定。

 バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となり、オニックスからのリリース第1弾「リエゾンス」(ONYX 4068)も英BBCミュージック・マガジン誌で「トップクラス」と絶賛されたイスラエル出身のオペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)。
 「夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)」と「ばら」をテーマとした前作(ONYX 4104)に続くONYX第3弾は、楽聖ベートーヴェンの生誕250周年を記念し、ベートーヴェンのオペラ・アリア、コンサート・アリアを集めた意欲的なプログラムを録音。
 ピュアな高音域と柔軟で潤いある声で世界中の歌劇場から引く手あまたの注目ソプラノが歌うベートーヴェンにご注目ください!
 また、名手リチャード・エガーが率いるイギリスの名門ピリオド・オーケストラ、エンシェント室内管弦楽団(アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック/AAM)との共演という点も大きなポイントです。



 店主が勝手に思うに。いま世界で一番美しい歌手じゃないかと・・ヘン・ライス。
 

 

 テルアビブの小さなホールでの「ヴォカリーズ」
https://youtu.be/fY8nCDCOMmI
 



旧譜
チェン・レイスONYXデビュー・アルバム!

ONYX 4068
¥2600→¥2390
イスラエル出身の美貌のソプラノ
 リエゾンス 〜 アリア集

  サリエリ:震えるほど私の愛しい人
  モーツァルト:
   とうとうこの時が来た...恋人よ早くここへ、
   あなたの心は今は私にK.217
  チマローザ:
   歌劇《秘密の結婚》より シンフォニア、お許しください
  ハイドン:
   ばらに刺がなくなったら、あなたはご存じでいらっしゃる、
   お嬢さん, ゆっくりお行きなさい
  サリエリ:歌劇《焼きもち焼きの学校》より シンフォニア
  モーツァルト:
   女も15歳になったら、
   誰かわが恋人の苦しみを知らんK.582、
   私の胸は喜びに高鳴るK.579、
   ああ, もし空に星々の恵みあればK.538
チェン・レイス(ソプラノ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モンド
 バイエルン国立歌劇場で上演された「ばらの騎士」でソフィーを歌い大絶賛を浴びたソプラノ、チェン・レイスのオニックス・デビュー・タイトルとなるアリア集!
 チェン・レイスは、サイモン・ラトル&ベルリン・フィルとの共演による映画「パフューム」のサウンドトラックで一躍話題となるなど、スター性も抜群の逸材である。
 来る2011年12月にはウィーン国立歌劇場で「ばらの騎士」のソフィーを歌う予定となっており、チェン・レイスのさらなるブレイクは目前!


ONYX 4104
¥2600→¥2390
夜鳴きうぐいすとばら
 パーセル:ばらの花はよりも甘く/アーン:リラの木に来るうぐいす/
 R・シュトラウス:赤いばら/
 グリーグ:沈黙した夜鳴きうぐいすOp.48-4/ベルク:夜鳴きうぐいす/
 クルシェネク:夜鳴きうぐいすOp.68/
 フランク:ばらと蝶々、ばらの結婚/ヴィアルド:2つのばら/
 R・シュトラウス:ばらの花環Op.36-1/
 シューマン:ばらや、百合や、鳩Op.48-3/
 シューマン:私のばらOp.90-2/
 ブラームス:夜うぐいすに寄せてOp.46-4/
 グリーグ:ばらの季節にOp.48-5/ベッリーニ:お行き、幸せなバラよ/
 グアスタビーノ:バラと柳/マーラー:夏の小鳥の交替/
 マイアベーア:バラの花びら/シューベルト:野ばらD.257/
 ウェーバー:道端の小さなばらOp.15-5/
 サン=サーンス:夜鳴きうぐいすとばら/
 フォーレ:イスファハーンのばらOp.39-4/
 ゼイラ(ゴットフリード編):2つのばら/
 リムスキー=コルサコフ:ばらのとりこになった夜鳴きうぐいすOp.2-2/
 シャーウィン(ゲルリッツ編):バークリー・スクエアで歌う夜鳴きうぐいす
チェン・レイス(ソプラノ)
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
 チェン・レイスのONYX第2弾が登場!"夜鳴きうぐいす"と"ばら"の歌曲集!

 バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となり、オニックスからのリリース第1弾「リエゾンス」(ONYX 4068)も英BBCミュージック・マガジン誌で「トップクラス」と絶賛されたチェン・レイス。
 前作「リエゾンス」に続く新録音は、「夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)」と「ばら」をテーマとしたリサイタル・プログラム!
 チェン・レイスは来る12月1日に、ビエロフラーヴェク&BBC交響楽団のマーラー「復活」でイギリス・デビューを控えており、その歌声はさらなる注目を集めている。
 パーセルからクルシェネクに至る数世紀の間に書かれた様々な「夜鳴きうぐいす」と「ばら」の歌が、チェン・レイスの歌声で1つのストーリーとなる。




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DB PRODUCTIONS


数年ぶりに、スウェーデン第3の都市マルメに本社を置くDB PRODUCTIONSレーベルの代理店が誕生。
珍しい旧譜をご紹介します。

DBCD177
【旧譜】
¥2700
『オーバード』
 1-4.フォーレ:マスクとベルガマスク Op.112
 5-13.プーランク:オーバード FP 51
 14.フォーレ:パヴァーヌ Op.50
 15-18.プーランク:シンフォニエッタ FP 141
ハワード・シェリー(指揮/ピアノ 5-13)
ヴェステロース・シンフォニエッタ

 録音:2016年? 発売:2016年6月14日

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DBCD183
【旧譜】
¥2700→\2490
名手ハンス・ライグラフ(1920-2011)
 スウェーデン放送に残したライヴとセッション

  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
  ブラームス (1833-1897):
   1-3.ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
   4-10.7つの幻想曲 Op.116
ハンス・ライグラフ(ピアノ)
スティグ・ヴェステルベリ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団 ‛&1-3

 録音:1970年11月6日‛&1-3(ライヴ)/1980年2月4日‛&4-10 スウェーデン放送による 発売:2018年1月12日

 スウェーデンの名ピアニスト、ハンス・ライグラフ(1920-2011)がスウェーデン放送に残したライヴとセッション録音。




 ハンス・ライグラフは1920年ストックホルム生れ。
 1972年から2007年までザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の教授を務め、多くのピアニストを育てたことで知られる。伊藤恵や若林顕を教えた人でもある。

 2011年2月12日、ストックホルムの自宅で死去したとき、世界中の演奏家、指揮者などから追悼文が多く寄せられた。
 その音楽界に与えた影響の大きさは一般の人には想像つかないものだったという。

 
 しかしそのライグラフのCDは極めて少ない。
 モーツァルトやドビュッシーのアルバムは完売して中古では高値がついている。
 今回以下で取り上げたのは、貴重なベートーヴェンとハイドンの2枚のアルバム。どうぞお見逃しなく。






DB PRODUCTIONSの旧譜から貴重な2タイトル

DBCD 999
¥2700
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第31番、第32番
ハンス・ライグラフ(Pf)

1973年と1980年にスウェーデン放送で録音されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番と第32番。
おそらく追悼の意味を込めての復刻リリース。

DBCD 121/122
(2CD)
特価¥4800
ヨーゼフ・ハイドン:ピアノソナタ集
 ピアノソナタ第12番、第19番、第46番、第30番、
 第36番、第37番、第48番、第49番、第50番、第52番、
 アンダンテと変奏曲 ヘ短調 HobXVII/6
ハンス・ライグラフ(P)

 スウェーデン放送アーカイヴに保存されていた1960年ラジオ録音と、ライグラフの希望による2007年の再録音がそれぞれ1枚のディスクに収められている。
 87歳のピアニストの穏やかな音楽。普通のことを正確にやれば、おのずとハイドンの音楽が語ってくれる・・・そう言いたげなピアノ。



ライグラフのライヴCD-Rには半世紀前のこんな貴重な音源もある
スウェーデン時代のチェリと
VIBRATO
VHL 200
1CD-R\2000
ハイドン:交響曲第102番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ハンス・ライグラフ(P)
チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送響
スウェーデン放送響
1959年、スタジオ、1960年代、ライヴ モノラル モーツァルトにノイズが数秒あり。


 


DBCD161
【旧譜】
¥2700
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
 ニールセン:ヴァイオリン作品集1

 カール・ニールセン(1865-1931):
  ・ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op. 2 No. 1
  ・ヴァイオリンとピアノのためのロマンス ニ長調
  ・ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op. 9 (FS20)
  ・ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op. 35 (FS64)
  ・5つのピアノ小品 Op. 3 (FS10) ‛&ピアノ独奏
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

 録音:2014年? 発売:2015年2月16日





 この写真がシリアクスの美しさ、厳しさ、ひたむきさ・・・そういったものを全部表しているような気がする。


<シリアクスの旧譜から>

PHONO SUECIA
PSCD 705
\2600
スウェーデンのヴァイオリン・ソナタ集
  シーグルド・フォン・コック:ヴァイオリン・ソナタ
  ルーセンベリ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
  メルケルス:ヴァイオリン・ソナタ
セシリア・シリアクス(Vn)
ベント=オーケ・ルンディン(P)

 シリアクスの10年前のアルバム。
 2000年度スウェーデン・グラミー賞でクラシックとしては初のアウォーズを受賞した。
 しかし内容はかなりの本格派でかなり聴きごたえあるアルバム。
 シーグルドの作品は熱く激情的。最近注目されてきたルーセンベリの曲は、北欧ロマンを脱却しようとした彼にしては珍しく抒情的
な作品。メルケルス の作品はフランス的。・・・といずれもなかなかの傑作。

CAPRICE
CAP 21695
(SACD Hybrid)
¥2800
シリアクスの代表作
 スウェーデン・グラミー賞受賞

  J.S.バッハ/ドミトリー・シトコヴェツキー編:
   ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン
〔セシリア・シリアクス(Vn)、
ヨハンナ・ペーション(Va)、
カティ・ライティネン(Vc)
2002年2月17日−19日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム)での収録。

 北欧の3人の女神が弦で奏でる優美なる《ゴルトベルク》。
 演奏する「トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン」は、“スウェーデンのヴァイオリン・ソナタ”(Phono Suecia PSCD-705) によりスウェーデン・グラミー賞を受けたセシリア・シリアクスが、ヨハンナ・ペーション、カティ・ライティネンと結成したトリオ。彼女たちは各地の室内楽フェスティヴァルに参加して人気を集めているが、2001年6月、スウェーデンのボースタード室内音楽祭でシトコヴェツキー編曲版《ゴルトベルク変奏曲》を演奏、それが大きな話題となり今回のCDが実現したという。
 3年前に初めて聴いたシリアクスの演奏は印象的だった。それはスウェーデンの未知の作曲家のヴァイオリン・ソナタを集めたアルバムで、そこでのシリアクスのヴァイオリンは繊細でありながら優美、そして一種言いがたい崇高さを帯びていた。そのアルバムが、その年のスウェーデン・グラミー賞でクラシックとしては初のアウォーズを受賞したと聴いて驚き、そして納得した。
 そしてその後彼女が実は可憐な美女だったことを知ってさらに驚いた。
 彼女は1972年生まれ。7歳からヴァイオリンをはじめ、ロイヤル・ユニヴァーシティ・カレッジ・オヴ・ミュージック(スウェーデン)に入学し、音楽の研鑚を積んだという。


 そしてニールセン第2集は以下。
 


DBCD162
【旧譜】
¥2700
ニールセン:ヴァイオリン作品集2
 カール・ニールセン(1865-1931):
  1-4.ヴァイオリン協奏曲 Op.33
  5-15.前奏曲、主題と変奏(無伴奏ヴァイオリンのための) Op.48
  16-17.前奏曲とプレスト(無伴奏ヴァイオリンのための) Op.52
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
ダニエル・ブレンドゥルフ(指揮)
ヘルシンボリ交響楽団 ‛&1-4

 録音:2015年? 発売:2015年8月6日

 

DBCD160
【旧譜】
¥2700
ノクターナル・シャドウズ
 1.マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 2.クリストフェル・エルグ(1969-):メタ・モルフォス I
 3.モーリス・オアナ(1913-1992):ティエント
 4.ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):セクエンツァ XI
 5.ベント・セアンセン(1958-):シャドウ・シチリアーノ
 6.ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  ダウランドによるノクターナル
   「来たれ、深き眠りよ」によるリフレクション Op.70
 7.クリストフェル・エルグ:メタ・モルフォス II
 8.ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 -
  第5曲 シャコンヌ
 9.エヌモン・ゴーティエ(1575-1651):メザンゴーのトンボー
モルテン・ファルク(ギター)

 録音:2013年? 発売:2014年1月22日

 

DBCD163
【旧譜】
¥2700
ギターとクラリネットの伴奏による『冬の旅』
 シューベルト(デュオ・ダイアログ編曲):『冬の旅』
ヤコブ・ヘングストレム(バリトン)
デュオ・ダイアログ
 ダン・ラーション(クラリネット)
 マグナス・グレンルンド(ギター)

 録音:2014年? 発売:2014年10月16日

 

DBCD170
【旧譜】
¥2700
歴史に見落とされたピアノ作品を集めて
 1-4.ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):
  4月の前奏曲 Op.13
 5.エイミー・ビーチ (1867-1944):スコットランドの伝説 Op.54, No.1
 6-8.ドレーン・カーウィスン(1922-2003):ソナチネ
 9.ヴァルボリ・アウリン(1860-1928):アルバムの綴り Op.29
 10.ヴァルボリ・アウリン:ワルツ・エレジアーク
 11-14.ルース・ソフィア・アルメーン(1870-1945):
  ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.2
 15-17.グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):ソナチネ第2番
 18-20.ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):3つのパストラーレ
 21.ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):
  前奏曲集 - 第6番アンダンテ・ミスティコ
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

 録音:2015年? 発売:2016年1月11日

 

DBCD169
【旧譜】
¥2700
アレクサンドル・ヴェトロフ(1812-1877):ロシアン・ギター作品集
 1.カンツォーナ 2.ワルツ 3.スケルツオ ニ短調
 4.即興曲 ハ長調 5.即興曲 ト短調 6.スケルツオ ト短調
 7.無言歌 8.悲歌 9.半音階的練習曲
 10.Andante ma non tanto e con tristezza
 11.練習曲 ロ短調 12.Moderato 13.ギター・ソナタ
モルテン・フォルク(8弦ギター)

 録音:2015年? 発売:2016年3月21日

 


DBCD168
【旧譜】
¥2700
アルメニアのピアノ三重奏曲集
 1.ガイーヌ・チェボタリアン (1918-1998):ピアノ三重奏曲
 2-4.アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
 5-9.ティグラン・マンスリアン (1939-):ピアノ三重奏曲
KMWトリオ
 アンネッテ・マンハイマー(ヴァイオリン)
 サラ・ヴィーク(チェロ)
 アン=ソフィ・クリングベリ(ピアノ)

 録音:2015年 発売:2015年6月8日

 
DBCD166
【旧譜】
¥2700
クリスチャン・リンドベルイの娘
 タッローディ:管弦楽作品集

 アンドレア・タッローディ (1981-):
  1.きりん座 Camelopardalis
  2.7色のセレナーデ Serenade in Seven Colours
  3.チェロ協奏曲「高原地方」 Highlands - Cello Concerto
  4.ゼフュロス(西風) Zephyros
  5.楽園の鳥 Birds of Paradise
  6.蛍 Lucioles
Jakob Koranyi(チェロ)‛&3
Andreas Stoehr(指揮)
Joana Carneiro(指揮)
Johannes Gustavsson(指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ

 録音:2014年? 発売:2015年2月20日

 スウェーデンで多くの受賞歴を誇る女流作曲家、トロンボーン奏者クリスチャン・リンドベルイの娘でもあるアンドレア・タッローディの管弦楽作品集。

 


DBCD180
【旧譜】
¥2700
タッローディ:弦楽四重奏曲集
 アンドレア・タッローディ (1981-):
  1.悲哀と歓喜(ヴィオラとチェロ版)
  2.弦楽四重奏曲第1番 「鏡」
  3-5.弦楽四重奏曲第2番 「マダルダル」
  6.弦楽四重奏曲第3番 「光散乱」
  7.ルシエルナガ (チェロ独奏)
ダールクヴィスト四重奏団

 録音:2017年2月28日-3月2日 発売:2017年8月25日

 スウェーデンで多くの受賞歴を誇る女流作曲家、トロンボーン奏者クリスチャン・リンドベルイの娘でもあるアンドレア・タッローディの弦楽四重奏曲集。

 

DBCD181
【旧譜】
¥2700
カミッラ・セーデルベリ:『エンドレス・ゲーム』
 カミッラ・セーデルベリ:エレクトロアコースティック・サウンド
  1.SALOPP/2.IN DER NACHT/
  3.POSSESSION/4.SPA IN HEAVEN/
  5.AN ENDLESS GAME?/
  6.BORN TO LONELINESS
ヨハネス・ソネル(サクソフォン)‛&1
マグヌス・ショルド(ピアノ)‛&1
Sverrir Gudjonsson(声)‛&4
カミッラ・セーデルベリ
 (エレクトロニクス/テナーリコーダー‛&6)

 録音:2016年? 発売:2017年2月1日

 


DBCD156
【旧譜】
¥2700
YLVA SKOG
スクーグ:管弦楽曲集

 ユルヴァ・スクーグ(1963-):
  1.ソルティ・エ・アントレー
  2.空虚への恐怖
  3.モーダス・ヴィヴェンディ
  4.ピアノ協奏曲第1番
アン=ソフィ・クリングベリ(ピアノ)‛&4
インガル・ベルグビ(指揮)
マルメ交響楽団

 録音:2013年? 発売:2014年2月12日


 ユルヴァ・スクーグ。
 ストックホルムの王立音楽大学で学び、伝統音楽と現代音楽を混ぜ合わせた聴きやすい音楽。

 これはピアノ・トリオの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=CiwFVqIQB3w

 なんか惹かれる。
 


DBCD179
【旧譜】
¥2700
スクーグ/ニルソン:ヴァイオリン協奏曲
 1-3.ユルヴァ・スクーグ (1963-):
  ヴァイオリン協奏曲第1番
 4-6.アンデシュ・ニルソン (1954-):
  ヴァイオリン協奏曲
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
アンナ=マリア・ヘルシング(指揮)
ヘルシンボリ交響楽団 ‛&1-3
フレードリク・ブルシュテッド(指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ ‛&4-6

 録音:2016年? 発売:2017年1月27日

 
DBCD178
【旧譜】
¥2700
ケント・オーロフソン (1962-):
 Champs d'etoiles シャン・デトワール
リッパレッラ

 録音:2016年4月19-25日 発売:2017年6月6日

 


DBCD171
【旧譜】
¥2700
デ・フルメリ:ピアノ・ソナタ&ソナチネ
 グンナル・デ・フルメリ(1908-1987):
  1.ピアノ・ソナタ Op.64
  2-3.ピアノ・ソナタ Op.65
  4-5.ソナチネ Op.43, No.1
  7-9.ソナチネ Op.43, No.2
マッツ・ヴィードルンド(ピアノ)

 録音:2015年? 発売:2016年1月11日


 グンナル・デ・フルメリ(1908年7月20日 - 1987年9月9日)は、スウェーデンの作曲家、ピアニスト。
 ストックホルム音楽大学で学び、ウィーンに留学してエミール・フォン・ザウアーに師事、さらにパリに留学してアルフレッド・コルトーについて学んだ。
 1945年からストックホルム音楽大学のピアノ教師を務めた。


グンナル・ド・フルメリ
で、このヴァイオリン協奏曲が清らかで凛とした美しい曲なんです

CAPRICE
CAP 21644
\2600
グンナル・ド・フルメリ:作品集
 チェロ協奏曲 op.81
 ヴァイオリン協奏曲 op.19
 管弦楽のための交響的変奏曲 op.25
マッツ・リードストレム(Vc)
トビアス・リングボリ(Vn)
リュー・チャー指揮
ノールショーピング響
 

DBCD173
【旧譜】
¥2700
モリー・キーン:作品集
 モリー・キーン(1979-):
  1.ピラミッド
  2.ブリトマルティスの歌
  3.マルジナトゥーラ
ローラ・スティーヴンソン(ハープ)‛&2
エヴァ・オッリカイネン(指揮)‛&1,3
アンナ=マリア・ヘルシング(指揮)‛&2
ヴェステロース・シンフォニエッタ

 録音:2016年? 発売:2017年3月10日

 


DBCD172
【旧譜】
¥2700
ラーション・ゴーテ:交響曲第2番
 マッツ・ラーション・ゴーテ(1965-):
  1.秋の日記
  2.舞踏の神化
  3.交響曲第2番
フレードリク・ブルシュテッド(指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ‛&1,2
ヘルシンボリ交響楽団‛&3

 録音:2015年? 発売:2016年2月3日

 現代スウェーデンを代表する作曲家の一人、ラーション・ゴーテ。オペラ作曲家として知られる彼の代表的な管弦楽作品を収録したアルバム。

 

DBCD159
【旧譜】
¥2700
イェスパー・ノルディン:作品集
 イェスパー・ノルディン (1971-):
  1.二重協奏曲
  2.フレームズ・イン・トランジット
オーサ・オーケルベリ(チェロ)‛&1
トリオ・トレスパッシング
 ダニエル・フランケル(ヴァイオリン)‛&1,2
 Niklas Brommare(パーカッション)‛&2
 イェスパー・ノルディン(エレクトロニクス)‛&2
ヨハネス・グスタフソン(指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ

 録音:2012年9月(1)、2013年2月(2)、ヴェステロース・コンサートハウス 発売:2014年4月11日

 

DBCD176
【旧譜】
¥2700
Fredrik Hedelin:Ritournelles
 Fredrik Hedelin:
  1.フルート協奏曲
  2.ヴァイオリン協奏曲
  3.ピアノ協奏曲
Sara Hammerstrom(フルート)
Cecillia Zilllacs(ヴァイオリン)
Marten Landstrom(ピアノ)
Petter Sundkvist(指揮)
NORRBOTTEN NEO

 録音:2016年? 発売:2016年5月30日

 スウェーデンで唯一、現代音楽を演奏するための常設アンサンブルであるNORRBOTTEN NEOによるアルバム。

 

DBCD164
【旧譜】
¥2700
SOLISTEN!
 1.Introduktion
 2.Zoltan Kodaly:Ur Cellosonat Op.8
 3.Berattelsen Om Alex
 4.田中利光:Ut Two Movements: Lento
 5.Berattelsen Om Mira
 6.Clair Omar Musser:Etyd i C-Dur
 7.Berattelsen Om Klea
 8.Igor Stravinsky:Stycke Nr. 3 For Klarinett
 9.Berattelsen Om Klea (Forts.)
 10.Franco Donatoni:Ur Clair Stas 1
 11.Johann Sebastian Bach:Sarabande (BWV 1004)
 12.Berattelsen Om Elvira Och Wilmer
 13.Camille Saint-Saens:Svanen
 14.Avslppning
 15.Tobias Brostrom:Den Bla Timmen
Jakob Koranyi(チェロ)
Karin Dornbusch(クラリネット)
Johan Bridger(マリンバ)
Elisabeth Ljungar(作詞)‛& 1, 3, 5, 7, 9, 12, 14
Anna-Carin Fogelqvist(歌、語り、フルート)

 録音:2014年? 発売:2014年9月10日

 

DBCD165
【旧譜】
¥2700
クリスマス・ライヴ!
 ・ルチアの歌
 ・クリスマスイブ
 ・ウィンター・ワンダーランド
 ・明日は私が踊りましょう
 ・もろびとよ歓呼して神を迎えよ
 ・ああ神よ、天より見そなわし
  ほか
ヤン=オーケ・ヒッレルード(指揮)
ヴェステロース大聖堂少年合唱団
ヴェステロース・シンフォニエッタ

 録音:2013年? ヴェステロース・コンサートハウスでのライヴ 発売:2014年9月10日

 

DBCD175
【旧譜】
¥2700
Songs 'n' Secret Places
 1.Warmth of the Sun/
 2.He Ain't Heavy He's My Brother/
 3.Ogon Kansliga for Gront/
 4.Love's Been Good to Me/
 5.Evermore/6.Scarborough Fair/
 7.Make You Feel My Love/8.Questa Notte/
 9.Amazing Grace/10.Ave Maria
Peter Majanen

 録音:2015年? 発売:2015年6月25日


DBCD167
【旧譜】
¥2700
MAN'S DESIRE TO BE GOD ZART
 1.The Judge ... (You Need Me Pt. 1)/2.Aaal the Piggy Squeeals/3.The Pet Goat Pt. 1/
 4.Something's Inside/5.O, Wonder Blackbird/6. ... the Executioner ... (You Need Me Pt. 2)/
 7.Strange, Strange Fruit/8.The Sound of Ice/9.The Pet Goat Pt. 2/10.The Street, the Fear/
 11.A Storm a' Comin'/12.The Tattoo Reads Evil (and Aaall the Piggy Squeeal)/
 13. ... and Death (You Need Me Pt. 3)/14.Love Is/15.In the Breeze/
 16.Time to Rest/17.When All Is Said and Done/18.Yearn

 録音:2015年? 発売:2015年4月14日





MELODIYA


MEL1002436
【旧譜】
¥2400
チャイコフスキー:子供のための16の歌
 1-16.チャイコフスキー:子供のための16の歌
グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団
アレクセイ・ゴリボル(ピアノ)
ウラディーミル・ベグレツォフ(指揮)

 録音:2015年
 



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CASCAVELLE



VEL 1599
(8CD 4枚価格)
¥8800→\7990
指の故障を6度もの手術で乗り越えた
 不屈の名チェリスト、ギ・ファロの録音集成
「ギ・ファロ 録音集」
ギ・ファロ(チェロ)
 バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564〜アダージョ
 メシアン:世の終わりのための四重奏曲〜イエスの永遠性への賛歌
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011〜サラバンド
 フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117〜アンダンテ
 ショパン:チェロ・ソナタ Op.65〜ラルゴ
   リタ・ポッサ(ピアノ, 除サラバンド)/1997年11,12月 ローザンヌ (ステレオ)
 ブロシュ:パレスチナ組曲/ケ=デルヴロワ:組曲第2番 ニ長調
   アルパド・ゲレツ(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
   1968年1月26日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ/オネゲル:チェロ・ソナタ H.32
   モニク・ファロ(ピアノ,オネゲル)/1961年5月 パリ
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
   ヴラド・ペルルミューテル(ピアノ)
   1968年1月3日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2
   クルト・レーデル(指揮)モントリオール管弦楽団/年代不詳
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
   アテナ四重奏団:
    【ジュリー・ラフォンテーヌ,レベッカ・エシュバッハ,エルチム・オズデミル,パスカル・ミシェル】
   2003年3月9日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19/マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
   エマニュエル・ラマス(ピアノ)/1971年 (ステレオ)
 フランク:ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)/
 フォーレ:悲歌/
 ファリャ:スペイン民謡組曲(全6曲)/
 バズレール:中国の子守唄 Op.115
   エマニュエル・ラマス(ピアノ, 除フォーレ)、モニク・ファロ(ピアノ, フォーレ)
   1973年 (ステレオ)
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
   エルネスト・アンセルメ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
   1955年11月9日 スイス・ロマンド放送
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 Op.102
   アイラ・エルドゥラン(ヴァイオリン)、ピエール・コロンボ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
   1964年10月28日 スイス・ロマンド放送
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38-1/チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
   モニク・ファロ(ピアノ)/2008年 ローザンヌ (ステレオ)
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D929
   ギュラ・ストゥラー(ヴァイオリン)、ポール・コウカー(ピアノ)
   1993年1月26日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
 インタビュー アンリ・ジャトン(聞き手)/1972年2月12日 スイス・ロマンド放送

 指の故障を6度もの手術で乗り越えた不屈の名チェリスト、ギ・ファロの録音集成!

 録音:1955-2008年、約489分

 フランスのチェロ奏者、ギ・ファロ(1927-2018)の様々な録音を集めた8CD。ギ・ファロはフランス、ナンシーの生まれ。少年の頃にローザンヌ音楽院で学んだ後、パリ音楽院で名教師として高名なポール・バズレール(ピエール・フルニエの師でもある)に学んだ。その後世界中で活躍するのだが、40歳という奏者として脂の乗り切った時期に左の2本の指の故障に見舞われてしまう。6回もの手術を受けた後に現役復帰し、21世紀に入るまで活動を続けた。教師としても有名。
 ファロの録音は極端に少なく、実像が伝わりづらかったのだが、8時間を越える録音が一挙に出ることでこの偉大なチェリストの芸術の概要が分かるようになった。
 一部は既にGALLOから単発のCDとして発売されていたが、放送録音も多く、そのほとんどが初CD化と思われる。

 共演者にはヴラド・ペルルミューテル、クルト・レーデル、エルネスト・アンセルメらの名が連なっており、ことにアンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団はドヴォルザークの録音そのものが少なく二重に貴重。ブラームスの二重協奏曲でヴァイオリンを演奏するアイラ・エルドゥラン(1933—)はトルコ、イスタンブル生まれのヴァイオリニスト。
 パレスチナ組曲を作曲したフランスの作曲家、アンドレ・ブロシュ Andre Bloch(1873—1960)の作品の録音は非常に珍しい。
 Guyのカナ表記にはギィやギュイなどもありますが、フランス語では一般的にシンプルに ギ と読みます。
 ステレオ表記はケース、ジャケット、ブックレットなどには表記がなく、音から判断したものです。録音状態はまちまちで、ご参考程度にご理解くださいませ。
 




GALLO



GALLO 1578
¥2200

名手ミラン・ジェジハ
「街の歌」〜クラリネットを含む室内楽

 ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11 「街の歌」
 ベートーヴェン:
  クラリネットとチェロのための二重奏曲 変ロ長調 WoO.27-3
 メンデルスゾーン:協奏的小品第2番 ニ短調 Op.114

ミラン・ジェジハ(クラリネット)
ニコライ・シュガエフ(チェロ)
ファティマ・アリエヴァ(ピアノ)

 名手ミラン・ジェジハによる大作曲家3人のクラリネット室内楽!

 録音:2019年1月 プラハ、65'40

 大作曲家3人のクラリネット三重奏曲などを集めている。ベートーヴェンの二重奏曲はオリジナルはクラリネットとファゴットのための作品。
 ミラン・ジェジハは1973年生まれのチェコのクラリネット奏者。しっとりとした音色だがしかし重過ぎない優しさのある音色が美しい。実力の割りに録音が極端に少ない人なので、クラリネット・マニアには嬉しいリリースだろう。
 なお近年は姓をハーチェクなしの Rericha で綴っており(このCDでも同様)、西欧風にレリハと読むようになっているかもしれない。
 ニコライ・シュガエフは1988年、モスクワ生まれのチェロ奏者。ファティマ・アリエヴァはロシア最南西部のダゲスタン共和国出身のピアニスト。
 
 

GALLO 1571
¥2200
「フランスのオルガン音楽の黄金の世紀 第2集」
 デュ・マージュ(1674-1751):オルガン曲集第1巻(全8曲)
 メシアン:キリストの昇天(オルガン版)
 デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガ
アレッサンドロ・ラ・チアチェーラ(オルガン)

 録音:2018年8月,63'15

 フランスのオルガン音楽の黄金の世紀の第2集と題されているが、第1集の存在は不明。
 ピエール・デュ・マージュ(1674-1751)は、フランス北部のランの大聖堂でオルガニストを務めた人物。オルガン曲集第1巻は1708年の刊。メシアンのキリストの昇天は管弦楽版を作曲者自身がオルガン用に改めたもので、第3楽章は別物。
 アレッサンドロ・ラ・チアチェーラは1979年生まれのイタリアのオルガン奏者。フランス、ピティヴィエのサン=サロモン教会のオルガンを使用。
 




LYRINX



LYR 304
¥2400
「チェロ・アンサンブル伴奏によるルシカの歌」
 コルシカの伝承歌:
  あなたを待って/ミネッタの誕生日/甘い喜び/
  セルジュに/ルシオの三重唱/
  モイータのモレスカ風に/どの道も/恋する栗の木/
  君は私のものだ、いとしい人よ/私の言葉/
  ミネッタの誕生日/神があなたの女王を救うように
ジャン=ミシェル・ジャネリ(指揮)
ヴォワ・コルセ
レ・ヴィオロンセレ・ド・モイタ

 コルシカの民謡をコルシカ伝統歌唱とチェロ・アンサンブルで

 録音:2017年7月11-16日 コルシカ島、DSD、55'33

 コルシカ島の民謡などを、コルシカ伝統歌唱とチェロ・アンサンブルによって演奏している。
 クラシック調の曲も多いが、編曲によってはポップ・フォークのような仕上がりになっている。
 歌もチェロ合奏もコルシカの団体。
  



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POLYMNIE



POL 208145
¥2200→\1990
ジョン・ウィリアムズ・シリーズ最新刊!
 2台ピアノによるインディ・ジョーンズ!

  ジョン・ウィリアムズ:「インディ・ジョーンズ」の音楽
   (2台ピアノによる演奏)
アンゲラン=フリードリシュ・リュール(ピアノ)
マヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ(ピアノ)

 アンゲラン・リュールのジョン・ウィリアムズ・シリーズ最新刊!2台ピアノによるインディ・ジョーンズ!

 録音:2018年9月15日 ビュシェール(ライヴ録音)、72m

 アンゲラン=フリードリシュ・リュールによるピアノ演奏のジョン・ウィリアムズの映画音楽、新刊は「インディ・ジョーンズ」の2台ピアノ演奏。映画4作の様々な場面やエンドクレジット、さらにFOXのオープニング・ファンファーレまで含めて全17トラック、「インディ・ジョーンズ」尽くし。毎度のことだが、リュールのウィリアムズの音楽への愛がたっぷり感じ取れる。
 そしてピアノ演奏で聞くウィリアムの音楽は思っている以上に王道クラシックだということも良く分かる。第2ピアノは、「ハリー・ポッター」シリーズ(POL 105109)でも共演したマヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ。リュールとは2004年からたびたびデュオを組んでいる。
 




アンゲラン・リュールのアルバムから


POL 128142
(2CD)
\3200→\2990
アンゲラン=フリードリシュ・リュール(ピアノ)
 「ジョン・ウィリアムズ映画音楽のピアノ演奏」
アンゲラン=フリードリシュ・リュール(ピアノ)
 ジョン・ウィリアムズ:
  「ジョーズ」/「スーパーマン」/「ドラキュラ」/「レイダース 失われたアーク」/
  「バチカンの嵐」/「E.T.」/「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」/
  ロサンゼルス・オリンピック〜オリンピック・ファンファーレとテーマ/
  「イーストウィックの魔女たち」/ザ・オリンピック・スピリット/
  「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」/「フック」/「遥かなる大地へ」/
  「シンドラーのリスト」/「ジュラシック・パーク」/「サブリナ」/
  「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」/「ハリー・ポッターと賢者の石」/
  ソルトレークシティ・オリンピック〜コール・オブ・ザ・チャンピオンズ/
  「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」/「ハリー・ポッターと秘密の部屋」/
  「ターミナル」/「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」/
  「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」 からの音楽

 アンゲラン・リュールのピアノによるジョン・ウィリアムズ!

 録音:2018年7月 ビュシェール、135'32

 アンゲラン=フリードリシュ・リュールはベートーヴェンなど王道クラシックでも高い評価を受けつつ、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズに傾倒し、これまで2台ピアノによる「スターウォーズ」(POL 151686)、2台ピアノによる「ジュラシック・パーク」(POL 108115)、2台ピアノによる「ハリー・ポッター」シリーズ(POL 105109)、そしてついには自分一人で多重録音を用いて2台ピアノによる「未知との遭遇」と「E.T.」(POL 117127)まで録音。
 今回は映画22作品+オリンピック音楽2曲を、ピアノ1台でCD2枚32トラック、2時間15分たっぷり収録。ウィリアムズの豪華な音楽がピアノ1台で演奏されるとずいぶん趣が異なるが、そこにリュールのウィリアムズの音楽への愛がたっぷり感じ取れる。





Polymnie
POL151686
\2200→\1990

ジョン・ウィリアムズ:
 2台ピアノのための映画「スター・ウォーズ」

20世紀FOX ファンファーレ(作曲:アルフレッド・ニューマン)
メイン・タイトル
フラッグ・パレード
アナキンのテーマ
ジャー・ジャーの冒険
運命の闘い
アクロス・ザ・スターズ〜愛のテーマ〜
英雄の戦い
レイア姫のテーマ
謁見室
ヨーダのテーマ
帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)
ハンとレイア
イウォーク族のパレード
ルークとレイア姫
森林での戦い
ボーナス・トラック:小惑星帯(ライヴ)


マヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ(Pf)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(Pf)


Polymnie
POL 117127
\2200→\1990
「ジョン・ウィリアムズ&デヴィッド・アーノルド:
  2台ピアノによるSF映画」

  ジョン・ウィリアムズ(1932-):
   (1)映画「未知との遭遇」組曲
   (2)-(6)映画「E.T」より
    (2)ザ・フォレスト/(3)ハロウィンのマジック/
    (4)フライング/(5)地上の冒険/
    (6)オーヴァー・ザ・ムーン[ピアノ・ソロ]
  デヴィッド・アーノルド(1962-):
   (7)映画「スターゲイト」組曲
   (8)映画「インデペンデンス・デイ」〜エンド・クレジット
アンゲラン=フリードリヒ・リュール
 (ピアノ多重録音)
 2台ピアノによるジョン・ウィリアムズ最新盤は「未知との遭遇」「E.T.」!

 47’00

 映画音楽を2 台ピアノで、しかもアンゲラン=フリードリヒ・リュール(ドルゴルキー)が多重録音で演奏してしまうという驚きのシリーズ最新アルバム!
 今回はジョン・ウィリアムズの映画「E.T.」と、「未知との遭遇」、デヴィッド・アーノルドが手掛けた映画「スターゲイト」と「インデペンデンス・デイ」という宇宙、SF をテーマにした映画作品を取り上げています。
SF ならではのスケールが大きい楽曲で、聴きごたえは抜群。「E.T.」ではもちろんあの有名なメロディが登場。多重録音による2 台ピアノ演奏で、オーケストラとはまた違う魅力があります。




アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ
 ベートーヴェン3大ソナタ

映画音楽だけじゃない!^^


POL 126140
\2200→\1990
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ
 ベートーヴェン3大ソナタ

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
   ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
   ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
   ロンド ト長調 Op.129 「失われた小銭への怒り」
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(ピアノ)

 録音: 2017年12月 フランス,トロワ、69'57

 ベートーヴェンの人気ピアノ・ソナタ上位3曲と、奇妙な題名(ただし第三者による)で知られるロンドを収録。
 アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(別のCDではアンゲラン・リュールと短縮表記されている)は1975年、パリ生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト。
 
 活動の中心は作曲のようだが、ピアニストとしての腕前も相当のもので、三大ソナタの演奏も実に堂に入っている。  ヤマハのCFIIISピアノを使用。






 

POL 206143
¥2200
「ギ・ブザンソン:1978年、モー大聖堂での演奏会」
 オルガンと磁気テープによる導入
 ロラン・テルジェフによるジャック=ベニーニュ・ボシュエの朗読
 結び
ギ・ブザンソン(作曲,オルガン)
ロラン・テルジェフ(朗読)

 録音:1978年4月24日モー大聖堂,フランス、39'26

 1978年4月24日に、ブリーチーズの産地として有名なフランス北部のモーの大聖堂で行われた演奏会のライヴ録音。
 ギ・ブザンソンによる生演奏オルガンとテープ録音の合成音楽で、いかにも1970年代っぽい雰囲気。
 朗読のロラン・テルジェフ(1935-2010)はフランスの高名な俳優。クラシック音楽ファンであれば、マリア・カラスが主演したピエール・パオロ・パゾリーニ監督の映画「王女メディア」でケンタウロスを演じた人と言えば通じやすいだろう。
 
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POL 750237
【再プレス!!】
¥2200→\1990
再プレス!!
フランソワ=グザヴィエ・ロトと
 ドゥニ・パスカルのショパン:ピアノ協奏曲集

  フレデリック・ショパン(1810-1849):
   ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
   ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ドゥニ・パスカル(ピアノ)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル

 アフランソワ=グザヴィエ・ロトとドゥニ・パスカルのショパン:ピアノ協奏曲集が待望の再プレス!

 録音:2005年コンピエーニュ劇場,フランス 66m

 今をときめくフランソワ=グザヴィエ・ロトとレ・シエクル(2003年結成)の初期の名盤。しばらくメーカー品切れの状態でしたが、ようやく再プレスとなりました。



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 今をときめく鮮烈なる大指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。
 出すアルバム出すアルバム、すべて衝撃的なので、今は「ロト」というだけでちょっと身震いする。

 音楽ファンにその名を知られるようになったのは鮮烈な「幻想交響曲」録音から。そしてその後の活躍ぶりはご存知のとおり。
 そしてついにACTES SUDリリースのストラヴィンスキー「春の祭典」でのレコード・アカデミー大賞となったわけである。

 さてそんなロトの幻と言っていい録音がこれ。

 フランスのレーベル「POLYMNIE」から2006年にリリースされていたショパンのコンチェルト。ACTES SUD の「幻想交響曲」の4年も前の録音。

 ピアノはフランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカルなのだが、無名の指揮者Francois-Xavier Roth(当時はロスとか呼ばれていたように思う) 氏の風変わりな、しかし鮮烈な伴奏が一部で話題になっていた。
 Roth氏とやらが創設した古楽器オーケストラ「レ・シエクル」の不思議な音色も印象的で、パスカルのピアノを聴くべきなのに(これだってすごいんです!)、どういうわけかその伴奏にばかり耳がいってしまう困った録音だった。

 しかしいまにしておもえばこのときからロトの才能と魅力は全開だったわけである。
 




TRITON



TRI 331208
¥2200
「ライヴによるシューマン、ショパン」
 シューマン/リスト編:献呈 S.556
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
 バラード 変イ長調 Op.47
 マズルカ イ短調 Op.17-4
 スケルツォ 変ロ短調 Op.31
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)

 録音:2016年11月10日 サル・コルトー,パリ、DDD、75'04

 フランスのピアニスト、ヴェロニク・ボンヌカズが2016年11月10日 パリのエコール・ノルマルのサル・コルトーでのリサイタルのライヴ録音。
 ボンヌカズは様々なレーベルから何枚かCDを出しているが、TRITONからは初めて。ヴェロニク・ボンヌカズはボルドー音楽院を14歳で修了、さらにパリ音楽院、ジュリアード音楽学校で学ぶ。
 現在は国際的に活躍している他、エコール・ノルマルで教職にも就いている。演奏はいずれの作曲家においても非常に明晰で静かな知的な詩情が感じられる。




ヴェロニク・ボンヌカズ
ベヒシュタインの魅惑の響き透明に融けあうドビュッシー


PARATY
128165
\2600
ヴェロニク・ボンヌカズ
 ドビュッシー:
  月の光、喜びの島、映像第2集、
  前奏曲集第1巻、レントよりおそく
ヴェロニク・ボンヌカズ
 (ピアノ/1900年製ベヒシュタイン)

 録音:2018年3月

 フランスの実力派、ヴェロニク・ボンヌカズによるドビュッシー。1900年製ベヒシュタインの金属的ではないあたたかな音色と、音域のバランスの良さ、低音から高音までが澄んだ状態で響き合う魅力が遺憾なく発揮されており、今まで気付かなかったようなメロディまでもがたちのぼってくるようです。


 14 歳でボルドー音楽院を首席で卒業し、パリ音楽院でもピアノと室内楽で首席を獲得したボンヌカズ。消滅したARCOBALENOでのショパンやリストは高く評価されていました。
 ハロルド・ショーンバーグはニューヨーク・タイムズ紙上で「我々の時代でほんの一握りのピアニストしか持っていないエレガンスを、ボンヌカズ嬢は持ち合わせている」と激賞。
 実力派なので美貌を売り物にするタイプではないというものの、その容姿も話題になっているようです。


 
 

TRIHORT 563
¥2200
「地中海の輝き」
 アルシャンボー:第1旋法による組曲
 カベソン:甘い思い出
 カザルス:カニグの聖マルタン,エステル
 ルイ・クープラン:前奏曲第46番
 ラネ:
  聖体奉挙のためのレシ,デュオ,
   コルネのレシ,ロンドのグラン・ジュ
 ほか作者不詳、即興など全20トラック
フレデリック・ミュニョス(オルガン)

 録音:2017年10月 フランス,リムー、DDD、71'40

 南仏を中心とした様々な作品をオルガンで演奏したCD。アラブ系の作者不詳の曲や即興曲も含まれている。カザルスは大チェリストのカザルス。
 フレデリック・ミュニョスはフランスのオルガン奏者。南仏、ピレネー山脈の麓町リムーの聖マルタン教会のオルガンを使用。
 
 


TRIHORT 564
¥2200
ルネ・マイヤール(1931-2012):室内楽作品集
 弦楽三重奏曲 Op.11(1956、rev.2005)
 極度の興奮 Op.27(全3曲)(2007/08)
 チェロ・ソナタ Op.7(1953)
 ヴィオラ・ソナタ第2番 Op.18(2003)
ベルティルド・デュフール(Vn)
アルタン・タフィライ(Va)
フィリップ・クシェフル(Vc)
マリカ・ホフマイル(Pf)
ヨアン・ホテンスキ(Br)

 録音: 2018年7月カンヌ、DDD、63'24

 フランスの作曲家、ルネ・マイヤール(1931-2012)の室内楽作品集。
 ルネ・マイヤールは1955年にローマ賞の第2位を受賞した若く有望な作曲家だったが、ORFさらにEMIの音楽ディレクターとして活動したため、40年間も作曲に専念できない生活を送った。
 このCDに収録されているのも1950年代の曲と2000年代の曲。作風はかなり渋めなロマンティック。
 デュフール、タフィライ、クシェフルの3人はソリスツ・ド・カンヌの団員。マリカ・ホフマイルは南アフリカ出身のピアニスト。バリトンのヨアン・ホテンスキはルーマニア系のバリトン。




ルネ・マイヤールの代表作
これは「希望、命への讃歌」

マイヤール:ヒロシマの生き残り

NAXOS
8.572623
¥1500
マイヤール:ヒロシマの生き残り 他
 1-11.ヒロシマの生き残り…希望へのメッセージOp.24(2006-2007)
  <大阪の6歳の子/インターリュード/戦争…/彼女は爆撃から逃げ惑う/
   彼女は広島に避難先を見つける/深き淵より/暗黒、黒ずんだ皮膚/
   死に至る雨/戦争に憎悪して生き残る/私たちの願い:生き残ったもの/
   地球上の豊かな生活>/
 12-14.合奏協奏曲(1961/2003改訂)/
 15-17.室内協奏曲第2番(1959-1960)
サラ・ジュフロワ(メゾ・ソプラノ)…1-11/
エレオノーレ・ルメール(ソプラノ)…1-11/
マリー・プシェロン(メゾ・ソプラノ)…1-11/
テデイ・エンリ(テノール)…1-11/
ヴァージル・アンケリ(バス=バリトン)…1-11/
エミール・マクドノウ(フルート)…12-14/
ジョン・アンダーソン(オーボエ)…12-14/
マイケル・ライト(クラリネット)…12-14/
ダニエル・ジェミソン(ファゴット)…12-14/
クリストファー・パークス(フレンチ・ホルン)…12-14/
ロイヤル・フィルハモニー管弦楽団/
ディオニシオス・デルヴィス=ブルニアス(指揮)

フランスの作曲家、マイヤール(1931-)の3つの作品です。
彼は1955年にローマ賞を受賞、フランスの先進的な作曲家として幅広く活躍しています。1957年には芸術監督としてフランスEMIに入社、そこでサンソン・フランソワやポール・トゥルトリエなど偉大な演奏家と接するも、どうしてもその仕事が性に合わず辞職。その後は製薬研究所で働きますが、音楽の夢捨てがたく、結局作曲家として生きることを決意したのでした。

このアルバムの中で、やはり聴いてほしいのは「ヒロシマの生き残り」でしょう。
実在の人物「ハマ・キョウコ」の話を元にしたカンタータとでも言うべき作品で、彼女は大阪の戦禍を避け、広島に避難していた時に原爆被害を受けてしまいます。悲惨な情景が目の前に浮かぶでしょう。しかし、副題が示す通り、これは「希望、命への讃歌」であり、決して悲惨さばかりを強調したものではありません。生きてさえいれば、きっと希望に巡りあう日が来るのですから。


 
 

TRIHORT 565
¥2200
「アラン・ルヴィエ(b.1945):フルート作品集」
 植物標本1(全7曲)
 何が美しい目になったのか?
 9つの正方形
 散歩道
 植物標本7(全7曲)
アンサンブル・カンプシス:
 【フランソワーズ・デュコ(フルート,ピッコロ)
  エリス・パトゥ(フルート,ピッコロ)
  ミリアム・シャパラン(フルート,ピッコロ)
  フランソワ・ヴェイラン(フルート,ピッコロ)】
アラン・ルヴィエ(チェンバロ)

 録音:2018年4月 フランス,ムードン、DDD、71'40

 1945年生まれのフランスの作曲家、アラン・ルヴィエのフルート作品集。
 2つの「植物標本」はいずれも1曲ごとに植物の題名が付いている。「9つの正方形」は正方形を用いた図形楽譜による作品。
 アンサンブル・カンプシスは2009年結成のフルート四重奏団。
  
 


TRIHORT 566
¥2200

「フィリップ・エルサン(1948-)34の二重奏」
 (1)なぜ君は泣いているのか?〜ヴァイオリンとチェロのための
 (2)11の俳句〜4手ピアノのための
 (3)恍惚〜2つのヴィオラ・ダ・ガンバのための
 (4)8つの二重奏曲〜ヴィオラとファゴットのための
 (5)詩節〜チェロとアコーディオンのための
 (6)11のカプリス〜2つのヴァイオリンのための
 (7)雪の上で〜クラリネットとピアノのための

(1)ドロタ・アンデルシェフスカ(Vn)
 シリル・トリコワール(Vc)
(2)マーラ・ドブレスコ(Pf)、ニコラス・クルーガー(Pf)
(3)ロビン・ファロ(Gamb)
 ロナルド・マルティン・アロンソ(Gamb)
(4)アルノ・トレット(Va)、ジルベール・オダン(Fg)
(5)ファブリス・ビアン(Vc)
 フィリップ・ブルロワ(アコーディオン)
(6)フォスティーヌ・トレンブレ(Vn)
 ジャン・オラウィエク(Vn)
(7)フロラン・エオ(Cl)、ジョナス・ヴィト(Pf)

 録音:(1)2018年11月 モンペリエ/(2)2019年2月 ムードン/(3)2019年2月 ムードン/(4)2007年 ムードン/(5)2015年 ヴィルファヴァール/(6)2006年 ティエラシュ/(7)2019年2月 ムードン
 DDD、69'26

 現代フランスを代表する作曲家の一人、フィリップ・エルサンの二重奏作品ばかりを集めたCD。
 いずれの曲も憂いと癒しが絡み合った上でフランス風の味も感じられる作風で、近年人気が高いのも頷ける曲ばかり。様々な機会の録音を集めているが、いずれの演奏も素晴らしい。
 
 


TRIHORT 567
¥2200
演奏陣が豪華
「フランソワ・メイムン(1979-):作品集」

 (1)天地創造の歌/(2)マティスによれば、踊り/(3)弦楽四重奏曲第1番/
 (4)ペヨーテの踊り/(5)ホラ/(6)抱擁/(7)弦楽四重奏曲第5番
  (1)ポール・ダニエル(指揮)ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
  (2)ロジェ・ムラーロ(Pf)
  (3)アルデオ四重奏団:
   【カロル・プティドゥマンジュ(Vn)、オリヴィア・ユグ(Vn)、
    レア・ボシュ(Va)、ジョエル・マルティネス(Vc)】
  (4)ヴァネッサ・ワグネール(Pf)、マリー・ヴェルミュラン(Pf)
  (5)ヴァネッサ・ワグネール(Pf)、マリー・ヴェルミュラン(Pf)
  (6)シルヴァン・デュランテル(Va)、エマニュエル・クリスチャン(Pf)
  (7)タナ四重奏団:
   【アントワーヌ・メソノート(Vn)、イヴァン・ルブリュン(Vn)、
    マキシム・ドゥセール(Va)、ジャンヌ・メゾノート(Vc)】

 録音:(1)2017年11月30日 ボルドー/(2)2018年2月7日 パリ/(3)2012年 ヴィリエール・ス・グレ/(4)2016年9月17日 パリ/(5)2017年7月28日 ラ・グラーヴ/(6)2015年10月 ビュシェール/(7)2018年9月26日 ストラスブール
 DDD、77'33

 1979年生まれのフランスの作曲家、フランソワ・メイムンの作品集。大半が初演時の録音(ただしライヴとは限らない)。
 ポール・ダニエル、ロジェ・ムラーロ、ヴァネッサ・ワグネールと演奏者がかなり豪華である。メイムンの作品の録音はこれまでほとんどなく、数年前にバッハのゴルトベルク変奏曲を弦楽四重奏用に編曲したものをアルデオ四重奏団が録音していたくらい。したがっていずれも貴重。
 中堅の作曲家ながらほのかにフランス前衛音楽の香りが残っている。
 
 

TRIHORT 570
¥2200

「パトリック・ロワセルー(1975-):歌曲集」
 アンリ王の哀歌/ソネット第17番/
 私にもう一度キスして/私は喪に服し君は喜ぶ/楽しみ
 健康を祝して第1番/健康を祝して第2番/
 健康を祝して第3番/健康を祝して第4番/
 健康を祝して第5番/健康を祝して第6番/
 ケンタウロス/気紛れ/リエージュの雪/
 私は君の夢をたくさん見た/彼女はもう私を求めていない/
 アポリー/幻想的な音階による子守唄

サヴィーヌ・ドゥヴォー・ダロンヌ(ソプラノ)
ロワゾルー・デ・ロンシャン(バリトン)
マリー・オリヴォン(ピアノ)

 録音:2017年11月 パリ、DDD、57'16

 フランスの作曲家、パトリック・ロワセルーの歌曲集。
 パトリック・ロワセルーは1975年、パリ近郊の生まれ。作曲活動に本腰を入れたのは30歳を過ぎてからのことで、ここ数年で注目を浴びるようになった。
 




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00712
(SACD Hybrid)
\3200+税
上岡敏之(指揮)&新日本フィル
 ブラームス:
  交響曲 第1番 ハ短調 作品68

ベートーヴェン:
 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 より
 第3楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
上岡敏之(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団

 東京都墨田区のすみだトリフォニーホールが主催する「すみだ平和祈念コンサート2018《すみだ×広島》」からのライヴ録音をCD化。
 長年ドイツで指揮者・音楽監督として活躍してきた上岡敏之によるブラームスは、ファン垂涎の的といえるでしょう。
 上岡は真摯に楽譜と向き合い、厳かで美しいブラームス像を描きあげました。
 各セクションのサウンドが響き合い、様々な色彩が表出するオーケストラの音色から、新日本フィルがさらなる高みに上っていることを証明しています。
 アンコールに演奏されたベートーヴェン交響曲第9番第3楽章には多くの聴衆が涙しました。
 平和への祈りが込められた秀演をお聴きください。
  
  2018年3月10日 東京・すみだトリフォニーホールにてライヴ収録
 
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OVCL-00715
(SACD Hybrid)
\3200+税
飯森範親(指揮)&日本センチュリー交響楽団
 ハイドン:

  交響曲 第92番 ト長調 Hob.I:92 「オックスフォード」
  交響曲 第76番 変ホ長調 Hob.I:76
  交響曲 第90番 ハ長調 Hob.I:90
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共に始めた「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。当盤は第9回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とした優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 
  2017年5月26日 大阪、いずみホール にてライヴ収録
 
 


OVCL-00714
\3000+税
オーケストラのための「呼吸する大地」
木下牧子 管弦楽作品集

 木下 牧子:
  オーケストラのための「呼吸する大地」 (2010/2019)
  ピアノ・コンチェルト (2012/2019) ※
  オーケストラのための「ルクス・エテルナ〜永遠の光」
                          (2016/2019)
大井 剛史(指揮)
岡田 奏(ピアノ)※
東京交響楽団
 
 幅広いジャンルにわたる作品を世に送り出し高い評価を得てきた、木下初のオーケストラ作品集がリリースとなります。
 1999年以来、作品展を開催し、2019年6月に行われた自身5回目となる作品展《木下牧子作品展5.オーケストラの時》からオーケストラのための2作品、ピアノ・コンチェルトをライヴ収録しました。
 ピアノ・コンチェルトのソリストには注目の若手ピアニスト岡田奏を迎え、作品からピアノの魅力を最大限に引き出し、多彩な音楽性を聞かせています。
 木下の作品は現代的でありながら馴染みやすい響きの美しさがあり、徹底的にこだわり抜いたオーケスレーションと絶妙な和声感は聴く者を惹きつける魅力に満ち溢れています。
 
  2019年6月19日、東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録
 
 


OVCL-00684
\3000+税
水野 真人:
 オーケストラ組曲 第2番
  第1曲 Allegro
  第2曲 Allegro moderato
  第3曲 Moderato giusto
  第4曲 Allegretto
 オーケストラ組曲 第3番
  第1曲 優しさと微笑みと熱意
  第2曲 人の憂いと夢と
  第3曲 田園と光と人間 (生命の舞踏)
阪本 正彦 (指揮)
アンサンブル アラカルト

 名古屋音楽大学卒業後、様々な種類のコンサート用委嘱作品を作曲、1980年代に相次いで作曲されたマンドリン合奏曲をはじめ、クラシックスタイルのみならず、ジャズ・ロック・ポップスから映画、ドキュメンタリーの映像音楽までジャンルを問わず作曲活動を展開する水野。
 当アルバムに収録されているオーケストラ組曲はクラシックスタイルを基盤とし、古典音楽の骨格と主に20世紀後半以降の大衆的要素を合わせ持った作風。
 両組曲は《人の憂いと夢》をテーマに作曲され、第2番は「陰/憂い」、第3番が「陽/夢」を情景描写しています。水野自身によるライナーノーツも掲載し充実。人が生きる上での自然の摂理を音楽に込めた水野の意欲作をお楽しみください。
  
  2019年6月6-7日東京・三鷹市芸術文化センター にて収録
 
 


OVCL-00695
(SACD Hybrid)
\3200+税
郷古 廉 (ヴァイオリン)
 ベルギー・アルバム LA BELGIQUE

  ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
  イザイ:
   子供の夢 作品14 (ヴァイオリンとピアノ版)
    冬の歌 作品15 (ヴァイオリンとピアノ版)
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 M.82020WED
郷古 廉 (ヴァイオリン)
加藤 洋之 (ピアノ)

 現代日本で最も優れた若きヴァイオリニストの一人、郷古廉。他に類をみない傑出した個性と、研ぎ澄まされた演奏で聴衆を圧倒する彼への注目は、さらに高まっています。
 バッハ&バルトークシリーズに続く当盤はベルギーの作曲家でまとめ、ルクーとフランクのソナタという名品に加え、イザイの知られざる珠玉小品を収録。郷古の魅力の一つである美しく艶やかな音色が、それぞれの音楽の機微にふれ、深奥へと誘ってくれます。
 2018年6月4-5日、2019年4月27日、8月17-18日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ) にて収録
 
















12/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



PENTATONE



PTC 5186810
¥2500
ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
「ハートのクイーン」
ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
ユリアーネ・ルーフ(ピアノ)
 1.-6.ロベルト・シューマン(1810-1856):6つの歌 Op.107(1851-1852)
  【I.心の傷(2'02'')+II.窓ガラス(2'08'')+III.庭師(1'23'')+
   IV.糸をつむぐ女(1'23'')+V.森の中で(2'40'')+VI.夕べの歌(2'11'')】
 7.-13.フランシス・プーランク(1899-1963):歌曲集「くじびき」 FP 178(1960)
  【I.眠り(2'31'')+II.なんてことだ(0'59'')+III.ハートのクイーン(2'09'')+
   IV.バ、ベ、ビ、ボ、ビュ(0'34'')+V.音楽家の天使たち(1'56'')+
   VI.小さな水差し(1'12'')+VII.4月の月(3'08'')】
 14.-19. アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
  フェルディナント・グレゴロヴィウスの『トスカーナの歌』によるワルツの歌 Op.6(1898)
   【I.愛らしいツバメさん(1'37'')+II.上満そうに月が昇ってきた(1'28'')+
    III.小さな窓よ、夜にはお前は閉じている(1'04'')+IV.私は夜にそぞろ歩く(0'54'')+
    V.青い小さな星よ(1'49'')+VI.手紙を書いたのは私(1'03'')】
 20.-25.プーランク:歌曲集「気まぐれな婚約」FP 101(1939)
  【I.アンドレ夫人(1'38'')+II.草の中に(2'56'')+III.飛んでいる(1'56'')+
   IV.私の亡骸は手袋のように柔らかく(3'54'')+V.ヴァイオリン(2'04'')+VI.花(3'01'')】
 26.-32. シューマン:レーナウの6つの詩とレクイエム Op.90(1850)
  【I.鍛冶屋の歌(1'23'')+II.私の薔薇(3'54'')+III.出会いと別れ(1'30'')+
   IV.牛飼いの娘(1'50'')+V.孤独(3'09'')+VI.陰鬱な夕暮れ(2'06'')+VII.レクイエム(4'35'')】

 魅惑のソプラノ、ハンナ・エリーザベト・ミュラー。PENTATONEレーベル第1 弾はシューマン、プーランク、ツェムリンスキー歌曲集!

 ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付、66' 24''

 魅惑のソプラノ、ハンナ・エリーザベト・ミュラー。PENTATONE レーベル第1弾はシューマン、プーランク、ツェムリンスキー歌曲集です。
 ミュラーは2014年のザルツブルク復活祭音楽祭にてティーレマン指揮によるリヒャルト・シュトラウスの歌劇「アラベラ」のズデンカ役でデビューし世界のひのき舞台にのぼりました。
 その後のキャリアは目覚ましくオペラの舞台で輝く最も注目されているソプラノのひとりです。しかし、本人が原点と語るのは歌曲でここに収録されたシューマン、プーランクは最も得意とするレパートリーです。表現力豊かな名花が満を持しておくる新録音です。

 来日公演情報
  N 響 第1930回定期A プロ
   2020年1月11日(土)18:00 開演 NHK ホール
   2020年1月12日(日)15:00 開演 NHK ホール
    マーラー:交響曲第2番「復活」
     クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)、NHK 交響楽団、
     ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、新国立劇場合唱団
 
 
PTC 5186807
\2500
ケルンWDR交響楽団のメンバーによるブラームスの弦楽六重奏曲集!
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  1.-4.弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18
   (I.13'33''+II.8'56''+III.3'04''+IV.9'15''=34'48'')
  5.-8.弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36
   (I.13'48''+II.7'04''+III.8'37''+?.8'12''=37'41'')
ケルンWDR 交響楽団チェンバー・プレーヤーズ
 【クリスティアン・スヴァイアラ(ヴァイオリン)、
  カローラ・ナスダラ(ヴァイオリン)、
  ラウラ・エスカニラ(ヴィオラ)、
  ミルチア・モカニッタ(ヴィオラ)、
  ヨハネス・ヴォールマッハー(チェロ)、
  スザンネ・エイミュラー(チェロ)】

 ケルンWDR交響楽団のメンバーによるブラームスの弦楽六重奏曲集!

 セッション録音:(1)2018年2月5&6日、(2)2017年10月9&10日/WDR フンクハウス(ケルン)【WDR 共同制作】
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ジークヴァルト・ビューロー(WDR)、ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付、72' 45"

 ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラ、ケルンWDR 交響楽団。同団のメンバーで構成されたケルンWDR 交響楽団チェンバー・プレーヤーズです。
 ブラームスの弦楽五重奏曲集(PTC 5186663)に続く第2弾はブラームスの弦楽六重奏曲集です。

 ブラームスは2つの弦楽六重奏曲をのこしております。若々しさと情熱にあふれ、新鮮で色彩豊かな第1番と繊細でブラームスの芸術的な個性が浮かび上がった第2番。
 「弦楽六重奏」という編成のあらゆる作品の中で一際輝くこの2曲を名手が揃ったケルンWDR 交響楽団のメンバーが実に見事な演奏を披露しております。
 




ANALEKTA



PAN 29147
【国内仕様盤】
¥2857+税

シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集

 ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
 歌劇 《フィガロの結婚》K.492 より 序曲

シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ)
ジョナサン・コーエン(指揮)
レ・ヴィオロン・デュ・ロワ

AN 29147
【輸入盤】
¥2600

 コーエン&レ・ヴィオロン・デュ・ロワと共演、リシャール=アムランのモーツァルト!

 ☆シャルル・リシャール=アムランの新録音!
 ☆ジョナサン・コーエン&レ・ヴィオロン・デュ・ロワとの共演によるモーツァルト!

 2015年第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位とソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)に輝き、ワールドクラスのピアニストとして、一躍のその名と存在感を高めたカナダの若き名ピアニスト、シャルル・リシャール=アムラン。

 カナダのANALEKTA(アナレクタ)よりリリースされるレコーディング第6弾は、カナダの名門ピリオド・オーケストラ、レ・ヴィオロン・デュ・ロワとの共演によるモーツァルトのピアノ協奏曲集!
 指揮は自身が設立したピリオド・アンサンブル「アルカンジェロ」の芸術監督を務める他、テットベリー音楽祭(英)の芸術監督、セント・ポール室内管弦楽団(米)のアーティスティック・パートナー、レザール・フロリサン(仏)のアソシテイト・コンダクターなどを兼任し、2017年からレ・ヴィオロン・デュ・ロワの音楽監督を務める注目古楽系指揮者、ジョナサン・コーエンです。

 その優雅な品格、抒情性、温かな色彩から「モーツァルトのピアノ協奏曲の"女王"」とも呼ばれる「第22番」。珍しい短調の協奏曲で、暗く悲劇的な作品であり、19世紀ロマン派音楽への先駆け的な側面も持つ「第24番」。1785年〜1786年に作曲された2つのピアノ協奏曲で、リシャール=アムランの持ち味でもある温かい音色と懐の深い音楽性が豊かに発揮されます。

 ※録音:2019年7月8日-10日、パレ・モンカルム・ラウル・ジョバン・ホール(ケベック、カナダ)

 ☆リシャール=アムランは、2020年にも充実の来日ツアーを予定しています!
  2020年 8月29日(土) 横浜/9月3日(木) 横浜/9月5日(土) 札幌/
   9月6日(日) 広島/9月9日(水) 東京/9月12日(土) 川崎

 
  




DUX



DUX 1589
¥2500
ヴァインベルク:協奏曲集&交響曲第7番
 フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲第1番 Op.75
 フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番 Op.148bis
 交響曲第7番 〜
  弦楽オーケストラとハープシコードのための Op.81
シレジアン室内管弦楽団
ウカシュ・ドゥウゴシュ(フルート)
ロベルト・カバラ(指揮)

 ヴァインベルクの2つのフルート協奏曲と交響曲第7番!

 近年続々と録音が発売され、その作品と功績の再評価が着々と進んでいるポーランド出身の20世紀の大作曲家、ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)。
 2曲のフルート協奏曲とハープシコードが活躍する「交響曲第7番」は、ポーランド勢による演奏。ポーランド南西部のシレジアを本拠地とするヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニック協会の楽団、シレジアン室内管弦楽団のレベルの高さが窺える好演奏です。
 フルート・ソロは、2010年にロンドン交響楽団との共演を果たしたウカシュ・ドゥウゴシュ。すでにムジークフェラインザールやウィーン・コンツェルトハウス、カーネギーホールへのデビューも飾っているポーランド期待のフルーティストです。

 ※録音:2019年6月20日-22日&9月10日-12日、シレジア(ポーランド)
 
 

DUX 1585
¥2500
ジェネシス 〜 アコーディオンのための作品集
 スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.208
 ラモー:エジプト人
 トロヤン:荒廃した大聖堂
 グバイドゥーリナ:深き淵より
 ペルト:パーリ・インテルヴァッロ
 ヴラソフ:グラグからの5つの景色
 ピアソラ:リエージュに捧ぐ
バルトシュ・グロヴァツキ(アコーディオン)
ロブ・ルフト(ギター)
エリアス・ピーター・ブラウン(指揮)
弦楽オーケストラ

 バロック音楽のアレンジとオリジナル作品をブレンドしたヴァラエティ豊かなアコーディオンのための作品集。
 スカルラッティやラモーの編曲作品、第二次世界大戦で破壊されたドレスデンの大聖堂をテーマとしたトロヤンの作品、そしてグバイドゥーリナ、ペルト、ピアソラなどの作品を奏でているのはバルトシュ・グロヴァツキ。
 2009年のポーランド・ヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーに選出された実績を持ち、ナイジェル・ケネディやトレヴァー・ピノックとも共演している実力者です。

 ※録音:2018年6月、ロンドン(イギリス)
 
 

DUX 1598
¥2500

オルチャク:アコーディオンのための独奏&室内楽作品集
 メア/ACC-1/アッコタンゴ/カンタータ/
 トリオ 〜 シマノフスキへのオマージュ/
 ポジムク/Bunkowo jazda/Czej do noska/
 Chwalisze/Kolibionska dlo kota/ヤスカ/
 Szekba wiaru/Illur laekur

エルジュビェタ・ロジンスカ(アコーディオン)
マウゴジャタ・スコルパ(ヴァイオリン)
アンナ・サヴィッカ(チェロ)
パヴェウ・ラタジェク(アコーディオン)
パヴェウ・ザガンチク(アコーディオン)
アンナ・ファブレロ(ソプラノ)
クシシュトフ・オルクチャク(アコーディオン)
モニカ・ドズラ=ラドキエヴィチ(ギター)

 1956年、ポーランド中央部の都市ウッチ出身のコンポーザー=アコーディオニスト、クシシュトフ・オルチャク(1956-)がアコーディオン奏者としての経験をベースとして作曲したアコーディオンのためのソロ、室内楽作品集。
 1980年のオークランド国際アコーディオン・コンクールで銅メダルを獲得するなど、演奏家としての実績も十分。現在は、ポーランドのグダニスク音楽アカデミーの作曲科教授として教鞭を執っています。

 ※録音:2018年11月(ポーランド)
 
 

DUX 1601
¥2500
ロムアルド・トヴァルオフスキ(1930-)、
 混声合唱のための《サクラム・プロファナム》

  トヴァルドフスキ:
   混声合唱のための《サクラム・プロファナム》
チェンストホヴァ・フィルハーモニック合唱団
 《コレギウム・カントルム》
 ヤヌシュ・シャドラク(指揮)

 ポーランドの合唱界において多大な功績を残してきた作曲家、ロムアルド・トヴァルオフスキ(1930-)。
 生まれ故郷であるリトアニアのヴィリニュスからポーランドのワルシャワへ移った後は、教育活動、作曲活動に精力的に取り組み、2006年にはイグナツ・ヤン・パデレフスキ賞を贈られるなど大きな成功を収めているポーランドの合唱作曲家です。

 ※録音:2019年9月9日-13日、チェンストホバ(ポーランド)
 



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ONYX



ONYX 4219
¥2600→\2390
パスカル・ロジェ&アミ・ロジェ!
 フランス6人組&サティ
パスカル・ロジェ(ピアノ)、
アミ・ロジェ(ピアノ)
 6人組のアルバム
  〔オーリック:前奏曲/
   デュレ:無言歌/
   オネゲル:サラバンド/
   ミヨー:マズルカ/
   プーランク:ワルツ/
   タイユフェール:パストラーレ〕/
 
 ジョルジュ・オーリック(1899-1983):ワルツ、5つのバガテル/
 ルイ・デュレ(1888-1979):4手のための2つの小品/
 アルテュール・オネゲル(1892-1955):前奏曲(3つの対位法より)、夏の牧歌/
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ/
 フランシス・プーランク(1899-1963):カプリッチョ(仮面舞踏会より)/
 ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):野外遊戯、ヴァルス・レント、間奏曲(インテルメッツォ)/
 エリック・サティ(1866-1925):パラード

 パスカル・ロジェ&アミ・ロジェ!「フランス6人組」の音楽!

 ☆フレンチ・ピアニズムの巨匠、パスカル・ロジェと愛妻アミ・ロジェの夫婦デュオ!
 ☆約5年ぶりの新録音は、「フランス6人組」とサティの音楽!

 フランス・ピアノ界の牽引者であり、現在の"フレンチ・ピアニズム"を代表する名ピアニスト、パスカル・ロジェと愛妻アミ・ロジェによる夫婦デュオ。
 約5年ぶりのリリースとなるロジェ夫妻のデュオ・アルバム第5弾は、十八番のフランス音楽より、「フランス6人組(Les Six)」とエリック・サティの音楽をプログラム。
 「6人組」の共作によるピアノ小品集「6人組のアルバム(L'Album des Six)」を皮切りに、オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールのそれぞれの作品を収録し、オネゲル、オーリック、デュレらと共に「ヌーヴォー・ジュンヌ(新しい若者たち/Les nouveaux jeunes)」を結成していたエリック・サティの「パラード」でアルバムを締めくくります。
 繊細で薫り高きエスプリに満ちたパスカル・ロジェによるミヨーの傑作「スカラムーシュ」は、ピアノ・ファン、フランス音楽ファン必聴!

 

ONYX 4202
¥2600
ソン・ヨルムが弾く「クライスレリアーナ」!
 シューマン:
  クライスレリアーナ/幻想曲ハ長調/アラベスク
ソン・ヨルム(ピアノ)

 ヴァン・クライバーン・コンクール第2位!韓国の才媛ソン・ヨルムが弾く「クライスレリアーナ」!

 ☆ヴァン・クライバーン&チャイコフスキーの両コンクールで第2位受賞!
 ☆韓国の才媛、ソン・ヨルムのONYX第2弾はシューマン!

 韓国出身、現在はドイツ在住で国際的に活動するピアニスト、ソン・ヨルムは、2005年ショパン・コンクール入賞、2009年ヴァン・クライバーン・コンクール第2位(優勝は辻井伸行とハオチェン・チャン)、2011年チャイコフスキー・コンクール第2位(優勝はダニール・トリフォノフ)を始めとする華々しい経歴を誇り、その両手から生み出される優雅な解釈、きらびやかなタッチ、多彩で劇的なパフォーマンスが世界の注目を集めています。

 最晩年のネヴィル・マリナーとの共演で話題を呼んだモーツァルト・アルバム(ONYX 4186)に続くONYX第2弾は、ソン・ヨルムのもう一つの「お気に入り」作曲家であるロベルト・シューマン。このレパートリーを完璧に理解したピアニストによる、傑作「クライスレリアーナ」は、世界中のファンが待ち望んでいた素晴らしいレコーディングとなることでしょう。



 

ONYX 4217
2CD¥3600
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
 ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894《幻想》
 ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
シャイ・ウォスネル(ピアノ)

 イスラエル出身の天才シューベルティアン!シャイ・ウォスネルが弾く晩年のピアノ・ソナタ!

 1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネル(ウォスナー)は、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。

 これまでも、シューベルトのピアノ・ソナタ集(ONYX 4073)、シューベルトとマッツォーリの作品集(ONYX 4136)などのシューベルト・アルバムを録音し、英グラモフォン誌や英BBCミュージック・マガジンから素晴らしい「シューベルティアン」として評価されるなど、世界の偉大なシューベルト弾きの一人として評価を確立したシャイ・ウォスネルが弾くシューベルト晩年のピアノ・ソナタ集。







ALBANY

TROY1790
¥2400
「響きの彼方へ」
 チャールズ・トムリンソン・グリフィス(1894-1920):ピアノ・ソナタ
 ジョージ・ウォーカー(1922-2018):ピアノ・ソナタ第1番
 カーライスル・フロイド(b.1926):ピアノ・ソナタ
 サミュエル・バーバー(1910-1981):ピアノ・ソナタ
ヘイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)

 グリフィス、バーバーからカーライル・フロイドまで!アメリカのピアノ・ソナタの歴史!

 録音:2017年 [78:31]

 20世紀アメリカの作曲家によるピアノ・ソナタ集。グリフィスはアメリカにおける印象主義音楽の先駆けといわれる。
 彼のソナタはスクリャービンを思わせる濃厚なロマンティシズムを湛えている。
 ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人で初めてピューリュッツァー賞をとった作曲家。彼のソナタは自由な無調で書かれている。
 アダージョで有名なバーバーのソナタも自由な無調による幻想的な佳曲。
 
 
TROY1785
¥2400
バイロン・オキーフ:ピアノ作品集
 即興的幻想曲、エチュード第3番、バラード第1番、
 エチュード第1番、夜想曲変ホ長調、間奏曲第1〜3番、
 オハイオ川パストラル
カテリーナ・ウレツコ(Pf)

 録音:2017-2018年 [69:31]

 バイロン・オキーフの生年は記載されていないが、ブックレットにある写真から50〜60歳代と思われる。
 このピアノ作品集は2009年から2019年までに作曲されたというが、曲のタイトルからも察せられる通り、どの曲もショパン、シューマンあるいはメンデルスゾーンを思わせる曲ばかり。19世紀のサロン風の音楽をいまも書き続けている作曲家として一聴の価値あり。
 
 
TROY1786
¥2400
「19〜20世紀のチェロ作品集」
 シャブリエ(M.クエイル編):幻想的なブーレ
 ウェーベルン:2つの小品
 マシュー・クエイル:コントラダンス
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ
ジェイムソン・プラット(Vc)
マシュー・クエイル(Pf)

 録音:2013年 [66:02]

 19世紀から20世紀初頭にかけてのチェロとピアノのための名曲を収録。
 ピアニストを務めるマシュー・クエイルは作曲家でもあり、ここでは編曲と自作も披露している。
 
 

TROY1787
¥2400
「猫を描いた少年」〜
 アジアとアジア系アメリカ人の作曲家による歌曲集

  チェン・イ:瞑想曲/ケ=チア・チェン:3つの霜の歌/
  平林朝子:猫を描いた少年/平井康三郎:平城山/
  ブライアン・アレオラ:愛の哲学/
  チーチュン・チ=サン・リー:センチメンツ/
  平井康三郎:九十九里浜/ほか全17曲
ブライアン・アレオラ(T)
ケルヴィン・チャン(Br)
ウェイ・エン・シュ(Pf) ほか

 録音:2015年 [51:45]

 アジアおよびアジア系アメリカ人の作曲家による歌曲集。特筆すべきは日本を代表する作曲家、平井康三郎の名歌曲「平城山」「九十九里浜」が取り上げられていること。アメリカ人による日本語の発音はなかなかうまい。
 彼らアメリカ人が平井の日本情緒たっぷりの歌曲を歌うと、不思議にもアラン・ホヴァネスやヘンリー・カウエルらがアジアから影響を受けた作品に聴こえてしまう所が面白い。
 
 
TROY1788
¥2400
「21世紀アメリカのクラリネット音楽」
 (1)ジェームス・M.スティーヴンソン:クラリネット・ソナタ(2015)
 (2)ジョセフ・エイドソン:バード・オブ・パッセージ(2013)
 (3)ジェニファー・マーガレット・バーカー:《夕方の淡い緑の海へ》(2015)
 (4)サイ・ブランドン:木管四重奏のためのディヴェルティメント(2016)
 (5)ジェームス・M.スティーヴンソン:バガテル(2004/15)
 (6)ジェームス・M.スティーヴンソン:ファンタジー(2005/15)
クリストファー・ニコルス(Cl)
(1)(2)5()ジュリー・ニシムラ(Pf)
(3)ジェニファー・マーガレット・バーカー(Pf)
(4)クリスティアーナ・ウィンズのメンバー

 録音:2017/2018年[63:39]

 アメリカの比較的若い世代の作曲家が21世紀に入ってから作曲したクラリネットを中心とした器楽、室内楽作品を収録。新古典主義的、新ロマン派的な傾向の作風が多い。
 クラリネットのクリストファー・ニコルスはデラウェア大学で教鞭を執る傍ら、ソリストとしてアメリカの多くの交響楽団と共演している俊英。
 
 

TROY1789
¥2400
ドナルド・レイド・ウォマック:アジアと西洋の弦楽器のための作品集
 (1)ソリ(2011)/(2)雷神(2015)/(3)絡み合い(2016)/
 (4)引き伸ばし(2007)/(5)空のきらめき(2008/17)/(6)はねたインク(2014)
  (1)スヨン・リュー(奚琴)、イベイ・リン(Vc)、ドナルド・ウォマック(チャング)
  (2)日本音楽集団
  (3)アナ・ウォマック(Va)、ジヨン・イ(伽耶琴)、ドナルド・ウォマック(チャング)
  (4)木村玲子(十三絃筝)、イグナース・ジャン(Vn)
  (5)デュオ夢乃:【玉木光(Vc)、木村伶香能(十三絃筝)】
  (6)ショーン・ヨン=シャン・ワン(Vn)、イー=チー・ジェイ・レイ(古筝)

 録音:2010年 [73:34]

 ドナルド・レイド・ウォマックの生年は公式に発表されていないが、ブックレットの写真から60〜70歳代と思われる。彼は日本、韓国など東アジアの音楽と西洋の音楽を融合することを自らのライフワークとしており(一方で日本の音楽と西洋の音楽を融合しようとする日本の作曲家がいる)、アメリカの作曲家がどう東アジアの音楽を捉えているのか知る上で興味深いディスク。
 「ソリ」は韓国の筝であるカヤグムとチェロ、打楽器チャングのための作品、「雷神」は日本でもお馴染みの日本音楽集団による大規模アンサンブルのための作品。
 
 
TROY1791
¥2400
「アダムとイヴの日記」〜ヴァイオリンとコントラバスのための音楽
 マイケル・ドアティ:「アダムとイヴの日記」(2016)
 ダニエル・カヴァナー:「リーチ」(2016)
 トム・ニフィック:デュオ第3番(2015)
 アンドレア・クレアフィールド:「木々の夢」(2017)
 ジョージ・B・チェイヴ:デュオ(2012)
マーサ・ウォルヴールド(Vn)
ジャック・アンズィッカー(Cb)

 録音:2017年 [68:11]

 ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏という珍しい作品集。
 マイケル・ドアティはポスト・ミニマルにポップ・ミュージックの要素を加えた作風で一時期知られた作曲家。アダムとイヴをそれぞれの楽器に見立てた音楽上の対話が行われる。
 クレアフィールドの「木々の夢」は調性で書かれた抒情的な組曲。
 
 

TROY1793
¥2400
オリ・バレール:遠心力(パート1〜4)
 〜プレイヤー・ピアノのための
プレイヤー・ピアノ(自動ピアノ)

 録音:2018年 [41:47]

 作曲者のオリ・バレールの生年は記載されていないが写真から中堅世代と思われる。プレイヤー・ピアノとはいわゆるピアノ・ロールのことでロール状にした紙に穴をあけオルゴールのようにピアノを鳴らす楽器である。
 この手法で作曲した著名な作曲家にコンロン・ナンカロウがいるが、彼はピアノ・ロールの手法により到底人間の手では演奏不可能な複雑なポリリズムやテクスチュア、五線譜の制約から解放された自由な作曲を行った。
 さて今日のプレイヤー・ピアノは穴あきロール紙ではなくコンピュータで制御されたもの。バレールはナンカロウの遺志を継ぐかのように複雑な作曲を試みている。
 
 

TROY1794
¥2400
「音楽の楽しみ」〜ドン・ウォーカー(b.1941)作品集
 (1)ディヴェルティメント〜Fl,Cl,Fg,Pf
 (2)《パリ・ビット》〜Pfデュオ
 (3)2つのバガテル〜Cl,Fg,Pf
 (4)ウィリアム・スタッフォード歌曲集〜Br,Pf
 (5)トリオ〜Fl,Cl,Fg
 (6)弦楽三重奏曲〜Vn,Va,Vc
 (7)舞踊組曲〜Cl,Vn,Vc,Pf
 (8)ピアノ三重奏曲第4番
ミラン・ヴァネチェク(Vn)
ヴィト・スピルカ(Cl)
ヤナ・コスナロヴァ(Fg)
アレクサンドル・ボラディエフ&
 リチャード・タウバー(四手Pf)
マルティン・プロハスカ(Pf)
アレン・シェアラー(Br)
カレン・ロゼネク(Pf)、ほか

 録音:2008-2018年[69:18]

 ドン・ウォーカーはカリフォルニア大学において作曲で博士号を取得しその後11の交響曲を始め、これまでに200曲あまりの作品を発表している。
 ここに収められた作品はいわゆる現代音楽臭は皆無でフランス6人組を思わせる軽快洒脱な音楽。
 彼は複調の手法を好むようで、その祝祭的な作風とあいまって21世紀のミヨーと言ってよいだろう。
 
 
TROY1795/96
(2CD)
¥4300
グリゴール・ハチャトリアン(b.1986):ピアノ・ソナタ
 CD1)
  ピアノ・ソナタ「アバレーヤの戦い」嬰へ短調Op.2
 CD2)
  ピアノ・ソナタ「サッスンのダビデ」嬰ハ短調Op.1
グリゴール・ハチャトリアン(Pf)

 録音:2019年、[41:48]/[47:58]

 グリゴール・ハチャトリアンはアルメニア出身の若手作曲家、ピアニスト。幼い頃よりアルメニアの伝統楽器に親しみ、9才でピアノを習い始めその才能を開花させた。15才でアメリカに移民しインディアナ大学で学んだ。
 一曲およそ40分ほどの二つの大作ソナタはラフマニノフや祖国アルメニアの大作曲家アラム・ハチャトリアンの影響が大でロシア音楽の好きな人におすすめ。
 なおグリゴールと大作曲家アラム・ハチャトリアンとの血縁関係は不明(アルメニアでハチャトリアンは比較的一般的な姓名らしい。)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MAGGIO LIVE



MAGGIO 028
(2CD)
¥3600→\3290
ムーティの『仮面舞踏会』74年ライヴ!
 ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』
  リチャード・タッカー(リッカルド)、レナート・ブルゾン(レナート)、
  オリアンナ・サントゥニオーネ(アメーリア)、リリ・コーカシアン(ウルリカ)、
  ヴァレリア・マリコンダ(オスカル)、ジョルジョ・ジョルジェッティ(シルヴァーノ)、
  フェルッチョ・マッツォーリ(サムエル)、グラツィアーノ・デル・ヴィーヴォ(トム)、
  ヴァリアーノ・ナターリ(判事)、オッターヴィオ・タッデイ(アメーリアの召使い)、
  アドルフォ・ファンファーニ(合唱指揮)、
  リッカルド・ムーティ(指揮)、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団

 初出!ムーティの『仮面舞踏会』74年ライヴ!フィレンツェ五月音楽祭の公式アーカイヴ音源から嬉しいCD化!

 録音:1974年1月26日/フィレンツェ、コムナーレ劇場(モノラル、ライヴ)

 1969年にフィレンツェ五月音楽祭の音楽監督に就任したムーティが74年に振った『仮面舞踏会』。本家本元・フィレンツェ五月音楽祭レーベル「MAGGIO」からのリリースです。
 同レーベルからは『清教徒』(MAGGIO-021)、『道化師』(MAGGIO-023)、『アッティラ』(MAGGIO-025)などのムーティの貴重音源が定期的にリリースされてきましたが、今回も大注目のリリースと言えましょう。
 ライヴならではの生き生きとした歌をお楽しみください。
 




<映像>

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C MAJOR(映像)



75 2304
(Blu-ray)
¥5400→\4990
ダニエレ・ガッティ指揮、ローマ歌劇場による
 《トリスタンとイゾルデ》

  ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》

アンドレアス・シャーガー(トリスタン/ テノール)
レイチェル・ニコルズ(イゾルデ/ ソプラノ)
ブレット・ポレガート(クルヴェナール/ バリトン)
ジョン・レリエ(メーロト/ テノール)
グレゴリー・ボンファッティ(牧人/ テノール)
ジャンフランコ・モントレソール(舵取り/ バリトン)
ライナー・トロスト(若い船乗りの声)
ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団
ダニエレ・ガッティ(指揮)

KKC 9505
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6018+税
75 2208
(3DVD)
¥5400→\4990
KKC 9506
(3DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6018+税

 レバノン出身のピエール・アウディ演出、ダニエレ・ガッティ指揮、ローマ歌劇場による《トリスタンとイゾルデ》

 演出:ピエール・アウディ/合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ/ドラマツルギー:ヴィレム・ブルルス/
 舞台、衣装:クリストフ・ヘッツァー/照明:ジャン・カルマン/映像:アンナ・バーチュ/映像監督:アンナリサ・ボット
 収録:2016年、ローマ歌劇場(ライヴ)(シャンゼリゼ劇場、オランダ国立オペラ共同製作)
 (Blu-ray)画面:1080i, 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、原語:ドイツ語、リージョン:All、字幕:英、仏、西、伊、韓、日、3h'59
 (3DVD)画面:NTSC,16:9、音声:PCMステレオ、DTS5.1、原語:ドイツ語、リージョン:All、字幕:英、仏、西、伊、韓、日、3h'59

 2016年ローマ歌劇場ライヴ映像。1957年レバノン出身のピエール・アウディ演出、ダニエレ・ガッティ指揮によるワーグナー≪トリスタンとイゾルデ≫です。
 2018年12月にローマ歌劇場音楽監督に就任したダニエレ・ガッティ。本盤は就任前の上演でしたが、ワーグナーの究極の愛と官能のドラマを、緻密な描写力、壮大でドラマティックな効果を与える演奏を聴かせ、就任後のコンビに大きな期待が寄せられるものとなりました。
 本上演は、ローマ歌劇場とシャンゼリゼ劇場、オランダ国立オペラの共同製作となっており、パリ、アムステルダムでも上演され好評を博しました。

 演出のピエール・アウディは、パリを経て、17歳で英国に渡り、オックスフォード大学で学んでいます。1979年にロンドンのイズリントンにアルメイダ劇場を自ら創設、多くの舞台を手掛け、1988 年からオランダ国立オペラの芸術監督を務め(-2018)。2005年からはオランダ・フェスティヴァルの芸術監督(2005-2014)、2015年からはニューヨークのパークアベニューアルモニーの芸術監督も兼任、2019年からは南仏エクス=アン=プロヴァンス音楽祭の総監督に就任した大御所演出家。
 そして当代屈指のヘルデン・テノール、アンドレアス・シャーガーをトリスタン、柔軟性に富んだドラマティックな歌声で魅了するソプラノ、レイチェル・ニコルズをイゾルデに迎え、キャストも大変豪華な布陣で行われました。


















12/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AMBRONAY



AMY053
(2CD)
¥4200→\3890
布教と冒険に満ちた前半生、軍人から作曲家になった後半生
 そして作曲家になってからはルイ14世からも愛されたという
  アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ(1672-1749):
   英雄的牧歌劇『イセ』全5幕 (1697)

  【DISC 1】プロローグ、第1幕、第2幕
  【DISC 2】第3幕、第4幕、第5幕
 エディト・ヴァン・ワンロイ(ソプラノ) イセ/
 シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ) ドリス/
 マティアス・ヴィダル(テノール) アポロン/
 マチュー・レクロアール(バリトン) ジュピテール、牧神/
 トマ・ドリエ(バリトン) ヒュラス/
 ウージェニ・ルフェビュル(ソプラノ) 第1のヘスペリデ、ニンフ、ドリュアス(木の精)/
 エティエンヌ・バゾーラ(バリトン) エルキュール、大司祭/
 ステファン・コラルデル(テノール) 牧童、眠り、預言者
 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(指揮、クラヴサン)/
 アンサンブル・レ・シュルプリーズ(古楽器使用)/
 ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団

 【ルイ14世の愛した英雄的牧歌劇『イセ』全曲の世界初録音!】
 フランス・バロックの作曲家アンドレ・カルディナル・デトゥーシュは、若い頃は現在のタイにて布教活動を行い、帰国後には軍人、後に作曲家となった数奇な経歴の持ち主。
 英雄的牧歌劇『イセ』は、ルイ14世が称賛したといわれ、ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラの指揮とフランスの若きソリストたちにより、今回全曲が初録音されました。
 



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BRU ZANE



BZ2002
(4CD)
¥5300→\4890
レナルド・アーン(1874-1947):歌曲全集 タシス・クリストヤニス(バリトン)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
 【DISC 1】
  『ラテン詩の試み』 Etudes latines (独唱とピアノのための作品のみ抜粋)
   01 Neere [no.2] 2:55/02 Salinum [no.3] 2:06/03 Lyde [no.5] 2:33/04 Vile potabis [no.6] 1:10/
   05 Tyndaris [no.7] 1:38/06 Pholoe [no.8] 1:38/07 Phyllis [no.10] 3:35
  『ヴェネツィア』 Venezia
   08 Sopra l'acqua indormenzada [no.1] 3:14/09 La barcheta [no.2] 2:35/
   10 L'avertimento [no.3] 1:43/11 La Biondina in gondoleta [no.4] 4:15/
   12 Che peca! [no.5] 2:25/13 La primavera [no.6] 1:45
  『灰色の歌』Chansons grises
   14 Chanson d'automne [no.1] 1:52/15 Tous deux [no.2] 1:42/16 L'Allee est sans fin [no.3] 1:33/
   17 En sourdine [no.4] 2:52/18 L'Heure exquise [no.5] 2:16/19 Paysage triste [no.6] 2:07/
   20 La Bonne Chanson [no.7] 1:34 未出版の歌曲 Unpublished melodies/
   21 Adoration (Hymne a Cleo) 2:07/22 Fleur de mon ame 1:51
  『椿姫』 La Dame aux camelias
   23 Mon reve etait d'avoir un amant [no.1] 2:35/24 C'est a Paris ! [no.2] 1:28/25 Au fil de l'eau [no.3] 2:08
 【DISC 2】
  『第1歌曲集』 Premier Recueil
   01 Reverie [no.1] 1:55/02 私の詩に翼があったなら Si mes vers avaient des ailes [no.2] 2:10/
   03 Mai [no.3] 2:00/04 Paysage [no.4] 2:57/05 L'Enamouree [no.5] 3:21/06 Seule [no.6] 2:03/
   07 La Nuit [no.7] 2:25/08 Offrande [no.8] 2:31/09 Trois Jours de vendange [no.9] 3:11/
   10 Infidelite [no.10] 2:40/11 Fetes galantes [no.11] 2:06/12 Cimetiere de campagne [no.12] 3:08/
   13 Fleur fanee [no.13] 2:58/14 L'Incredule [n.14] 1:54/15 Les Cygnes [no.15] 4:29/
   16 D'une prison [no.16] 2:31/17 Dernier Voeu [no.17] 1:07/
   18 Seraphine [no.18] 2:11/19 Nocturne [no.19] 1:43
  『ロンデル』 Rondels (独唱とピアノのための作品のみ抜粋)
   20 Je me metz en vostre mercy [no.2] 1:29/21 Le Printemps [no.3] 1:37/22 L'Air [no.4] 3:55/
   23 La Paix [no.5] 2:31/24 La Peche [no.7] 1:50/25 Quand je fus pris au pavillon [no.8] 1:12/
   26 Les Etoiles [no.9] 3:17/27 L'Automne [no.10] 1:28/28 Le Souvenir d'avoir chante [no.12] 1:57
 【DISC 3】
  『傷ついた葉』 Les Feuilles blessees
   01 Dans le ciel est dresse le chene seculaire [no.1] 1:31/
   02 Encor sur le pave sonne mon pas nocturne [no.2] 2:12/
   03 Quand reviendra l'automne avec ses feuilles mortes [no.3] 1:37/04 Belle Lune d'argent [no.4] 2:12/
   05 Quand je viendrai m'asseoir [no.5] 1:22/06 Eau printaniere [no.6] 2:30/
   07 Donc, vous allez fleurir encor [no.7] 2:09/08 Compagne de l'ether [no.8] 2:48/
   09 Pendant que je medite [no.9] 1:25/10 Roses en bracelet [no.10] 0:54/11 Aux rayons du couchant [no.11] 3:37
  『第2歌曲集』 Second Recueil *
   12 Quand la nuit n'est pas etoilee [no.1] 3:00/
   13 Cantique (sur le bonheur des justes et le malheur des reprouves) [no.2] 3:05/
   14 La Delaissee [no.3] 2:24/15 La Chere Blessure [no.4] 2:50/16 Theone [no.5] 2:20/
   17 Chanson au bord de la fontaine [from incidental music to Meduse] [no.8] 3:16/
   18 Sur l'eau [no.9] 3:30/19 Les Fontaines [no.13] 1:48/20 A Chloris [no.14] 2:52/
   21 Le Rossignol des lilas [no.15] 1:47/22 A nos morts ignores [no.16] 3:12/23 Ma jeunesse [no.17] 2:35/
   24 Le Plus Beau Present [no.18] 2:29/25 Puisque j'ai mis ma levre [no.19] 3:56/
   26 La Douce Paix [no.20] 3:53
  * 下記は同一作品なので省略
   no.6 = ロンデル no.12、no.7 = ロンデル no.8、no.10 = 傷ついた葉 no.8、
   no.11 = ロンデル no.3、no.12 = 傷ついた葉 no.5
 【DISC 4】
  『第3歌曲集』 Troisieme Volume *
   01 Aimons-nous ! [n.1] 2:30/02 A une etoile [n.2] 2:15/03 Dans l'ete [n.3] 2:07/
   04 Au pays musulman [n.4] 5:49/05 Oh! For the wings of a dove! [n.8] 1:47/06 Adieu [n.9] 3:16/
   07 J'ai cache dans la rose en pleurs [no.10] 1:51/08 Naguere, au temps des eglantines [no.11] 2:18/
   09 Danse, petite sirene[from incidental music to Meduse] [no.12] 2:15/
   10 Le Marchand de marrons [no.13] 1:3811 Vocalise-Etude (Souvenir de Constantinople) [no.17] 3:53
  * 下記は同一作品なので省略
   no.5, 6, 7 = 翼なき愛no.14, 15, 16 = 椿姫
  『発見された9つの歌曲』 Neuf Melodies retrouvees
   12 Je me souviens [no.1] 3:22/13 La Vie est belle [no.2] 1:45/14 L'Amitié [no.3] 3:12/
   15 Chanson [no.4] 2:06/16 Naïs [no.5] 2:25/17 La Nymphe de la source [no.6] 3:03/
   18 Au rossignol [no.7] 1:56/19 Ta main [no.8] 1:11/20 Sous l'oranger (Tango habanera) [no.9] 3:06
  『5つの小さな[英語の]歌』 Five Little Songs
   21 The Swing [no.1] 2:00/22 Windy Night [no.2] 0:53/23 My Ship and I [no.3] 1:46/
   24 The Stars [no.4] 2:26/25 A Good Boy [no.5] 1:48
  『翼なき愛』 Love without Wings
   26 Ah! Could I clasp thee in mine arms! [no.1] 1:37/27 The Fallen Oak [no.2] 1:39/
   28 I know you love me not [no.3] 1:34

 録音:2018年11月-2019年2月 ロマン派フランス音楽センター、ヴェネツィア

 【ベル・エポックの立役者の一人、アーンの独唱歌曲107曲を収録!】
 フランス歌曲の世界で有名といえばまず、ショーソン、デュパルク、ドビュッシー、フォーレやプーランクなどが挙げられますが、それらの中でひときわ愛らしい個性が光り、控えめながらも一部で根強い人気を誇る作曲家といえば、レナルド・アーンであると言えます。「ロマン派の時代」と「狂騒の20年代」を繋ぐ「ベルエポック」を象徴する歌曲を書いた彼は、マルセル・プルーストの恋人であり、そして何よりも、わずか12歳の頃に作曲された彼の最も有名な作品「私の詩に翼があったなら」(DISC2-2)を初め、多くの親しみやすい歌曲を発表しています。
 しかし、歌曲の専門家たちが口を揃えてアーンの作品が持つ素晴らしい個性を認めていながら、驚くべきことに彼の歌曲の3/4ほどはこれまで録音されたことがないか、ごく小さなレーベルに私的に録音されただけなのです。
 この状況を憂いたパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、独唱とピアノのために書かれたアーンの歌曲の全曲録音を計画、タシス・クリストヤニスとジェフ・コーエンの積極的な協力を得、この素晴らしいアルバムが誕生することとなりました。
 
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BZ1038
(3CD+BK)
¥5300→\4890
詩人、画家、彫刻家、写真家、天文学者でもあった
 フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928)の肖像
   室内楽、合唱作品、管弦楽作品

 【DISC 1】
  ピアノと管弦楽のための幻想曲 Fantaisie pour piano et orchestre
   01 Allegro moderato 10:19/02 Adagio 8:3503 Finale. Allegro molto 6:51
  管弦楽組曲第1番『朝の印象』 Impressions matinales
   04 Aurore 6:30/05 Echo 3:16/06 Carillon 4:51/07 Aubade 4:32/08 Kermesse 4:22
  管弦楽組曲第2番『画集』 Livre d'images
   09 Conte bleu 6:29/10 Il etait une fois 3:48/11 Perdu dans la foret 2:38/12 Cavalcade 4:01
     ハンネス・ミンナール(ピアノ) 1-3、
     エルヴェ・ニケ(指揮)、ブリュッセル・フィルハーモニック
 【DISC 2】
  3つのチェロのための組曲
   01 Allegro 5:33/02 Andantino 2:10/03 Scherzando presto 1:50/
   04 Lento 4:46/05 Finale. Allegro 2:30 
     フランソワ・サルク、エルミーヌ・オリオ、アドリアン・ベロン (チェロ)
  ピアノ四重奏曲
   06 Allegro agitato 8:17/07 Adagio 6:07/08 Molto allegro 3:31/09 Allegro molto 8:05
      イ・ジャルディーニ(ピアノ四重奏団)
  合唱作品
   10 Le Furet 1:59/11 Au fil de l'eau 8:17/12 Madrigal spirituel 4:16/
   13 La Voix de l'orgue 7:46/14 Pie Jesu 4:12
     エルヴェ・ニケ(指揮)、フランソワ・サン=ティヴ(オルガン)、フランダース放送合唱団
 【DISC 3】
  歌曲
   01 Le Livre de la vie 2:43/02 A la mere de l'enfant mort 3:15/
   03 Dans l'alcove sombre 3:53/04 Le Secret des vagues 3:27
  『愛のページ』 Pages d'amour
   05 L'Ultime Idole 2:18/06 Nuit d'amour 2:35/07 Serenade 2:20/
   08 Retour 1:23/09 L'Apaisement 4:00/10 La Flambee 3:34
      ヤン・ブロン(テノール)、ジェフ・コーエン(ピアノ) 1-10
   11.アンダンテ・エスプレッシーヴォ 4:55 チェロ・ソナタ/12 Allegro 7:21/
   13 Lentement 7:40/14 Allegro vivace 7:22
     エマニュエル・ベルトラン(チェロ)、パスカル・アモワイヤル(ピアノ) 11-14
   15.ペダル・ハープのためのファンタジー・バラード 7:13
     ナビラ・シャジャイ(ハープ)

 録音:2017年3月-5月  ロマン派フランス音楽センター、ヴェネツィア

 【フランス音楽ファン垂涎!多彩な顔を持つラ・トンベルの作品集】
 天性の強靭な気質と好奇心のため、フェルナン・ド・ラ・トンベルは、フランス・ロマン派の作曲家達の中でも特殊な立ち位置にいると言えます。
 彼は様々な様式の折衷のようでありつつ、どれとも異質であるというような作品を多く残しており、それらの曲自体の素晴らしさもさることながら、19世紀から20世紀への転換点のフランスにおける、社会的芸術的な動きを体現しているという点で再評価されるべき作曲家です。
 今回のアルバムはその作品を多方面から鑑賞することが出来るもので、オペラのようなニュアンスを取り込んだ管弦楽作品から、内省的な室内楽作品や、ルネサンスのマドリガルを思わせるような合唱曲までを収録しています。最初に収録された、荘厳な「ピアノと管弦楽のための幻想曲」を聴くだけでも、トンベルのひらめきの素晴らしさを十分に感じることが出来るでしょう。



 フェルナン・ド・ラ・トンベルはパリに生まれたフランスの作曲家・オルガン奏者。リストとジギスムント・タールベルク(1812-1871)門下のピアニストであった母からピアノを習った彼は18歳で音楽の道を進むことを決めアレクサンドル・ギルマン(1837-1911)にピアノ、オルガン、和声法を師事した後パリ音楽に入学、テオドール・デュボワ(1837-1924)に作曲を師事。オルガン奏者として成功し、1894年、ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)やギルマンと共にパリのスコラ・カントールムの創設に参画、オルガンや和声法の教授を務めました。
 あらゆるジャンルにわたり数多くの作品を残しましたが、現在演奏される機会は多くありません。彼は多才な人物で、民謡収集家、詩人、画家、彫刻家、写真家、天文学者としても活躍しました。
 



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CEDILLE RECORDS



CDR90000190
¥2500
スペインとイタリアの想い出
 ボッケリーニ/カステルヌオーヴォ=テデスコ/
  トゥリーナ:ギターと弦楽四重奏のための作品集
シャロン・イズビン(ギター)
パシフィカ弦楽四重奏団
 マリオ・テデスコ=カステルヌオーヴォ(1895-1968):ギター五重奏曲Op.143
  1.第1楽章:Allegro, vivo e schietto、2.第2楽章:Andante mesto、
  3.第3楽章:Scherzo: Allegro con spirito, alla marcia、4.第4楽章:Finale: Allegro con fuoco
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ギター協奏曲 ニ長調 RV93(E.プホールによるギター四重奏編)
  5.第1楽章:Allegro、6.第2楽章:Largo、7.第3楽章:Allegro、
  8.ホアキン・トゥリーナ:闘牛士の弔辞 Op.34 (弦楽四重奏版)
 ボッケリーニ(1743-1805):ギター五重奏曲 ニ長調 G.448
  9.第1楽章:Pastorale、10.第2楽章:Allegro maestoso、11.第3楽章:Grave assai—Fandango

 録音 2019年1月19-21日 Auer Hall, Indiana University, Bloomington, IN

 グラミー賞受賞者であるパシフィカ弦楽四重奏団と、世界的ギタリスト、シャロン・イズビンの共演!
 弦楽四重奏とギターという珍しい組み合わせによる、スペインとイタリアの作曲家による作品集。
 
 ほとんど耳にすることのない秘曲、カステルヌオーヴォ=テデスコのギター五重奏曲は、セゴビアのために書かれた、非常に高い技巧が要求される難曲。
 ヴィヴァルディのリュート協奏曲ニ長調RV93は、ここではプホールの編曲による「ギター協奏曲」として演奏されており、瞑想的な第2楽章(ラルゴ)での、イズビン独自の極上な装飾音が印象的です。
 ボッケリーニの五重奏曲は、18世紀ウィーンの古典的なスタイルにフラメンコ風の趣きが加わった作品。そしてトゥリーナの「闘牛士の弔辞」からはプライベートで静かな祈りが聞こえてきます。
 
 

CDR90000192
¥2500
デヴォンテ・ハインズ(1985-):Fields
 S.コナーズ、R.ディロン、P.マーティン、
  D.スキッドモアによるパーカッション・アンサンブル編

   For All Its Fury 全ての怒りのために
    1.Reach リーチ/2.Blur ブラー/3.Coil コイル/
    4.Wane ウェイン/5.Curl カール/
    6.Hush ハッシュ/7.Gather ギャザー/
    8.Tremble トレンブル/9.Cradle クレイドル/
    10.Press プレス/11.Fields フィールズ /
    12.Perfectly Voiceless パーフェクトリー・ヴォイスレス/
    13.There Was Nothing ゼア・ウォズ・ナッシング
サード・コースト・パーカッション
 (アンサンブル)

 録音2018年7月17-20日 ChicagoRecording Company 2018年10月13-14日 Electrical Audio

 シカゴを拠点に活動するサード・コースト・パーカッションが、ロンドン出身のシンガー・ソングライター、作曲家、音楽プロデューサーとしてマルチな活動を展開するデヴォンテ・ハインズ(オレンジ・ブラッド名義でも活動)とタッグを組んだアルバム。
 ハインズのクラシックの作曲家としてのデビュー作。独創的で刺激的なインストルメンタル作品で、アメリカ有数のコンテンポラリー・ダンス・カンパニーである「ハバード・ストリート・ダンス・シカゴ」のダンスのサウンドトラックとして制作され、同カンパニーのシカゴ公演やツアーでライブ演奏、新聞でも大絶賛されました。
 ハインズの音楽はラジオでも長年にわたり"クラシックの世界にも難なく溶け込める逸品"として注目されており、フィリップ・グラスは、2018年のワシントン、ケネディ・センターでの自身の歴史的ステージで、4人の共演ピアニストの一人にハインズを抜擢。
 サード・コースト・パーカッションの2016年にCedilleより発売のアルバム「ステイーヴ・ライヒ」は、グラミー賞・ベスト室内楽作品部門受賞。ニューヨーク・タイムズ紙にも絶賛されました。
 
 
CDR7006
¥2500
レオ・サワビー(1895-1968):独奏ピアノとデュオのための作品選集
 3つのサマー・ビーチ・スケッチ H109
  1.Light-in big style、2.Water-ntrospectively、3.Sand-solemnly
 ピアノ組曲-4手のための H371(2台ピアノで演奏)
  4.Sadly and very quietly、5.With verve (fugue)、
  6.Slowly; with moderate movement、7.Fast and glittering
 8.パッサカリア、インタールードとフーガ H207a
 9.前奏曲 (2台ピアノのための) H212
 10.漁師の歌 H161b11.シンコナータ H176b
  世界初録音
ゲイル・キルマン(ピアノ)
ジュリア・チェン(ピアノ)・・・4-7.9-11

 録音 1997年8月21-23日 Ganz Hall, Chicago Musical College of Roosevelt University

 レオ・サワビーは1895年、ミシガン州で生まれ、10歳より作曲を開始。シカゴの教会のオルガン奏者兼聖歌隊指揮者として活動するとともに、1944年にカンタータ「太陽の聖歌」でピューリッツァー賞を受賞、20世紀アメリカを代表する作曲家となり多数の作品を残しましたが、残念なことに晩年にはほとんど忘れられてしまいました。
 サワビーは、亡くなる直前に本アルバムで演奏している弟子のゲイル・キルマンに未発表のピアノ・ソナタの楽譜を贈りましたが、これに感動したキルマンが「レオ・サワビー財団」を立ち上げ、忘れられた師匠の音楽の保存と普及に努めるようになりました。
 この世界初録音音源によるアルバムも、財団の活動の一環として実現。共演しているチェンもサワビーの弟子でした。「サマー・ビーチ・スケッチ」や「漁師の歌」は、サワビーが師事し、敬愛していたパーシー・グレインジャーへのオマージュのような趣き。サワビーはその作品にいち早く真剣にジャズを取り入れ、昇華させた作曲家でもあります。
 




LINN RECORDS


CKD591
¥2800
『ノエルを歌おう』中世イギリスのクリスマス音楽
 アヴェント(待降節)
  1.Veni, O sapientia – Anon (?15th century)/2.Angelus ad virginem – Anon (14th century)/
  3.Alma redemptoris mater: As I lay – Anon (15th century)/
  4.Gaude virgo salutata / Gaude virgo singularis / Virgo mater comprobaris / Ave gemma caeli luminarium
    – ジョン・ダンスタブル (1390頃 –1453)/
  5.Nowell, nowell, nowell – Anon (15th century)/6.Ave regina caelorum – ジョン・クック (1385頃–1442)/
  7.In natali novi regis – Anon (12th century)/8.Alleluya: A nywe werk is come on honde – Anon (15th century)/
  9.Mervele not, Joseph – Anon (15th century)/10.Edi be thu, heven queene – Anon (13th century)/
  11.O sapientia – Gregorian chant/12.Ave regina caelorum – ウォルター・フライ (? -1475)
 クリスマス(降誕祭)
  13.Lullay, lullay: Als I lay – Anon (14th century)/
  14.Ecce, quod natura – Anon (15th century)/
  15.Ave rex angelorum – Anon (15th century)/
  16.Gloria – ケルドリク (1400頃活躍)/
  17.Ther is no rose of swych virtu – Anon (15th century)/18.Benedicite Deo – Anon (15th century)/
  19.Sanctus - レオネル・パワー (? - 1445)/20.Resonet, intonet – Anon (12th century)/
  21.Nowell synge we bothe al and som – Anon (15th century)/
  22.Puer natus est nobis – Gregorian chant/
  23.Nowell: Owt of your slepe – Anon (15th century)/
  24.Cantate domino – Gregorian chant/
  25.Nowell: Now man is bryghter – Anon (15th century)
   ゴシック・ヴォイセズ、キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ)、スティーヴン・ハロルド(テノール)、
   ジュリアン・ポッジャー(テノール)、スティーヴン・チャールズワース(バリトン)

 【ゴシック・ヴォイセズ初のクリスマス・アルバム】
 中世イギリスで歌われた曲を集めたクリスマス・アルバム。
 ジュリアン・ポッジャーによる最新の研究から、15世紀イギリスで歌われたキャロルを集めています。
 
 


CKD599
(3CD)
¥4500
ジョン・バット&ダニーデン・コンソート
 ヘンデル(1685-1759):『サムソン』(1743) HWV 57

 原作:ジョン・ミルトン テキスト:ニューバラ・ハミルトン
  【DISC 1】シンフォニア、第1幕
  【DISC 2】題2幕
  【DISC 3】第3幕
ジョシュア・エリコット(テノール) サムソン
ジェス・ダンディ(アルト) ミカ
マシュー・ブルック(バス) マノア
ヴィタリ・ロジンコ(バス) アラファ
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ) ダリラ
ヒューゴ・ハイマス(テノール)
 イスラエル人の男、ペリシテ人の男、使者
マリー・ベヴァン(ソプラノ)
 処女、イスラエル人の女、ペリシテ人の女
フラー・ウィン(ソプラノ) 処女、ペリシテ人の女
ジョン・バット(指揮、チェンバロ)
ティフィン少年合唱団
ダニーデン・コンソート(古楽器使用)

 録音:2018年5月29日-6月5日 セント・ジュード教会、ハムステッド、ロンドン、UKピッチ A=415 Hz

 【ジョン・バットが劇的に聴かせる、ヘンデルの大作オラトリオ『サムソン』】
 1739年頃から構想され、『メサイア』の初演後ほぼ間もなく1742年に完成したヘンデル最大のオラトリオ。英ルネサンスの詩人ジョン・ミルトンによる劇詩『闘士サムソン』を元に、ニューバラ・ハミルトンが起こしたテキストを使用した劇的オラトリオで、1743年にロンドンで初演され、大きな評判となりました。
 ヘンデル作品を積極的に取り上げてきたジョン・バットは、ここでベーレンライター社刊ハンス=ディーター・クラウセン新校訂版の1743年初演稿を使用。
 合唱のソプラノ・パートにはボーイ・ソプラノを起用し、最新研究に沿ったヘンデルの時代の響きを再現すると共に、力強い表現で作品の魅力を十二分に発揮しています。
 
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CKD612
(2CD)
¥4200→\3890
ショスタコーヴィチが生前最後に認めた弦楽四重奏団の50周年を記念して
 フィッツウィリアム弦楽四重奏団
ショスタコーヴィチ(1906-1975):最後の3つの弦楽四重奏曲

 【DISC 1】
  1.弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調 Op.138
  2-4.弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142
 【DISC 2】
  1-6.弦楽四重奏曲 第15番 変ホ短調 Op.144
フィッツウィリアム弦楽四重奏団

 録音:2018年11月19-22日、2019年2月14-16日  セント・マーティン教会、イースト・ウッドヘイ、UK

 【結成50周年、ショスタコーヴィチの認めたフィッツウィリアム弦楽四重奏団の記念録音】
 
 1968年に結成され、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏連続演奏で作曲者に高く評価されたフィッツウィリアム弦楽四重奏団。
 ショスタコーヴィチが生前最後に認めた弦楽四重奏団の50周年を記念して、その最後の3つの四重奏曲を収めたアルバム。
 度重なるメンバー・チェンジを行ってきた彼らですが、ヴィオラのアラン・ジョージは結成時からのオリジナル・メンバーです。
 作曲者の没後には全曲録音も達成した彼ら。中でもこの第13番で聴けるジョージのヴィオラの活躍が嬉しい所ですが、メンバーは変われどもその遺伝子は今に受け継がれていると、このアルバムでの4人の素晴らしい演奏が証明しています。
  
 


CKD627
(2CD)
¥4200
ベートーヴェン(1770-1827):チェロとピアノのための作品全集
 【DISC 1】
  1-2.チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
  3-4.チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
  5-7.チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
 【DISC 2】
  1-2.チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
  3-5.チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
  6.ヘンデル『マカベウスのユダ』より
   「見よ、勇者は帰る」による12の変奏曲 ト長調 WoO 45
  7.モーツァルト『魔笛』より
   「恋を知る男たちは」による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
  8.モーツァルト『魔笛』より
   「恋人か女房が」による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
オリ・エプスタイン(チェロ)
オムリ・エプスタイン(ピアノ)

 録音:2018年1月3-6日、9月13-16日、エリザベート音楽院ホール、ワーテルロー、ベルギー

 【若手トリオ"ブッシュ三重奏団″を支える兄弟が、堂々のデビュー!】
 ALPHAレーベルからドヴォルザークのピアノと弦楽のための室内楽作品全集(ALPHA467)をリリースし、非常に高い評価を得ている英国の若きピアノ・トリオ、ブッシュ三重奏団のチェロとピアノを担当する、エプスタイン兄弟がLINN RECORDSからデビュー。ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品をいきなり全集でリリースするという、力の入った内容です。
 ベートーヴェンが二十代半ばで作曲した、チェンバロあるいはピアノとオブリガート・チェロのためのソナタ2曲(Op.5)から、円熟期の四十代半ばに書かれた自由な形式の第4番、古典的な構成の中で強い個性が光る第5番、その間に書かれた変奏曲などを収録。
 1986年と1993年にイスラエルに生まれ2002年からはロンドンで暮らす彼らは、兄弟であることはもちろん音楽家としての共演歴も20年になるとのことで、若き二人ながらもその息はまさにぴったり。
 ベートーヴェン作品に通じる起伏と、メロディとリズムが一体化する流れを瑞々しく描いています。
 



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MPR



CWSO01
¥2600→\2390
世界初録音を大量に収録
 英国、弦楽合奏のための秘曲集
デヴィッド・B.ハモンド少佐 (指揮)
ウェセックス伯爵夫人弦楽合奏団
 トーマス・F.ダンヒル(1877-1946):組曲『英国の田園にて』 In Rural England suite Op.72 (1929)
  1.I 「牧歌」 A Pastoral/2.II 「友人たち」 Playfellows/
  3.III 「カントリー・チューン」 A Country Tune/
  4.IV 「草原の妖精」 Meadow-Fairies/5.V 「祭礼」 Festivity
 6.ピーター・ソーン(1955-):「寒い冬の夜」 Cold Winter Nights (2017) 世界初録音
 7.アリシア・スコット(1810-1900)/フレッド・ハートレー(1905-1980)編曲:「アニー・ルーリー」 Annie Laurie
 8.ロジャー・クィルター(1877-1953):
  「ジョージ王朝の時代」 In Georgian Days (歌劇『ジュリア-Rosme』よりガヴォット)
 9.ノーザンブリア地方の民謡/ハリー・デクスター(1910-1973)編曲:
   「吹けよ風よ南風よ」 Blow the Wind Southerly
 10.アラン・マクベス(1856-1910):間奏曲「忘れな草」 Intermezzo 'Forget-Me-Not' Op.22
 アレック・ローリー(1892-1958):『羊飼いの喜び』 Shepherd's Delight
  11.I 「春の森」 Spring Woodland/12.II 「子守歌」 Hush Song/
  13.III 「羊飼いの詩(ロンデル)」 Shepherd's Rondel
 14.ピーター・ウィルソン(1956-):演奏会用ワルツ「アイリスとラヴェンダー」 Iris and Lavender
 15.フレデリック・カーゾン(1899-1973):田園の風景 Pastoral Scene
 16.ベルトラン・ウォルトン・オドネル(1887-1939):弦楽のための断章 Fragment for Strings
 伝承曲/エリック・ティマン(1900-1975)編曲:
  17.シェナンドア Shenandoah/18.ビリー・ボーイ Billy Boy (ノーザンブリア地方原曲)
 19.ウィリアム・H.スピアー(1863-1937):
  弦楽合奏のための夜想曲 Nocturne for String Orchestra Op.17
 アーネスト・マーカム・リー(1874-1956):『デヴォン川』組曲
  20.I Tamar:「堂々たる船たちが海へと出てゆく」 Stately Ships ride out to sea
  21.II Dart:「水が弾け飛ぶ」 Waters flash and leap
  22.III Torridge:「夕暮れが丘の間で深まりゆく」 Dusk deepening between the hills
  23.IV Lynn:「荒野と森をぬけて」 Through the wild and woodland

 《ボーナストラック》
  ジャイルズ・ファーナビー(1563頃-1640)/グランヴィル・バントック編曲:『7つの小品による組曲』
   24.I 「おもちゃ」 A Toye/
   25.II 「ジャイルズ・ファーナビーの夢」 Giles Farnaby's Dreame/
   26.III 「ジャイルズ・ファーナビーのうぬぼれ」 Giles Farnaby's Conceit/
   27.IV 「休憩」 His Rest (ガリアード)/
   28.V 「ユーモア」 His Humour/29.VI 「仮面」 A Maske/
   30.VII 「高い丘」 Tower Hill

 録音:2019年3月18-20日  ロイヤル・ミリタリー・チャペル、ロンドン

 英国伝統の弦楽音楽は美しさで定評がありますが、その世界初録音を大量に収録した、ファン歓喜のアルバムが登場しました。
 いずれの作品も期待を裏切らない内容で、ホルストやヴォーン=ウィリアムズから脈々と続く爽やかな美しさを湛えるものや、ブリティッシュ・ライト・ミュージックの王道とも言えるごく親しみやすい曲想のものまで収録しています。
 演奏するウェセックス伯爵夫人弦楽合奏団は、2014年英国軍楽隊の再編によって、ヴィクトリア女王の私設合奏団を復元する形で誕生しています。


  
 
 

MPR105
¥2600
アーノルド・クック:室内楽作品集
 アーノルド・クック(1906-2005):
  1-3.ピアノ三重奏曲(1941–44)
  4-7.ピアノ四重奏曲(1948-49)
  8-11.ピアノ五重奏曲(1969)
プレイエル・アンサンブル
 ハーヴェイ・デイヴィス(ピアノ)
 ベネディクト・ホランド(ヴァイオリン) 1st 8-11
 サラ・エウィンズ(ヴァイオリン) 1-7、2nd 8-11
 スージー・メサロス(ヴィオラ) 4-11
 へザー・ビルス(チェロ)

 録音:2017年8月30日、 2018年4月3-5日、キャロル・ナッシュ・ルーム、王立ノーザン音楽大学、マンチェスター

 イギリスに生まれてドイツでヒンデミットに師事、母国では兵役を挟んで多くの学校で教鞭を取り、多数の室内楽作品を中心に作品を残したクック。
 その作風は近代性を帯びながらもロマンティシズムに溢れるもので、英国らしい爽やかさも備えたたいへん美しいもの。1969年の作品である五重奏曲はやや先鋭的で作風も重くなり、聴き応えが大いに増します。
 プレイエル・アンサンブルは王立ノーザン音楽大学の出身アーティストを中心として2011年に結成されたアンサンブルで、室内楽の歴史に輝かしい足跡を残した作曲家プレイレルの名を冠しています。
 自分たちの母校の教壇にも立っていた作曲家の作品を、瑞々しく伸びやかに楽しませてくれるアルバムです。
 




MUSIC&MEDIA


MMC116
¥2600
STAIN ON THE SUNSET
 1. Stain On The Sunset 4:35
 2. Night Wind 2:52
 3. Calm Before The Storm 4:42
 4. Celestial 2:18
 5. Flight Over A Mountain 3:46
 6. Prelude At Sunrise 6:12
 7. A Sense Of Foreboding 3.15
 8. Cielo Caido 4:06
 9. Winter At Midnight 4:53
 10. Chasing The Rain 3:01
リチャード・ハインズレー(ピアノ、作曲)

 録音:2016年7月6日-8月9日 クレメント・ピアノ・レコーディングスタジオ ノッティンガム、UK

イギリスのコンポーザーピアニスト、リチャード・ハインズレー。2014年にリリースされた「A Dance At Twilight」に続く作品集第2弾。
 はっきりとしたメロディの美しさゆえ、BGMとしてではなく、腰を据えてゆったりと聴きたいニューエイジ・ミュージックです。ハインズレーの故郷ノッティンガムでの録音。
 




PERCUSSIONS DE STRASBOURG


PDS117DM
【旧譜】
¥2800
※LP同時発売
DRUM-MACHINES
 eRikm & ストラスブール・パーカッション・グループ

  1. Colibri/2. Volute/3. Obsolescence/4. Synclinal/
  5. Degre zero/6. Liminal/7. L'emoi des mats/
  8. Embacle/9. Rhythmicon/10. Pulsar
eRikm(構成、エフェクト、ミックス)
ストラスブール・パーカッション・グループ

 録音:2017年7月3-5日 オートピエール劇場、ストラスブール

 【ノイズの増幅!フランスの実験ターンテーブリストeRikmとストラスブール・パーカッション・グループのコラボレーション!】
 2016年10月7日、ストラスブール音楽祭で披露された゛DRUM-MACHINES"は、奏者が発する音素材を元にeRikmが構成、ミックスして作品を作っていくというもの。
 今回の録音のために行われた2回目のセッションは、いわゆる現代音楽とエレクトロ・ミュージックをどのように融合させていくかという点において、ストラスブール・パーカッション・グループ50年の歴史で第4世代となる現メンバーにとって、大きなターニングポイントになったといいます。
 少ない音から次第に増幅していくノイズが圧倒的に高まる作りですが、作品に一定のリズムが感じられるせいかどこか心地よく、パフォーマーたちの高いセンスが発揮されています。
 

PDS218GH
【旧譜】
¥2800
※LP同時発売
ピエール・ジョドロフスキ(1971-):ゴーストランド
 1. Holon(s)
 2. Buro
 3. Pulse
ストラスブール・パーカッション・グループ

 録音:2018年2月24、25日 エオール・スタジオ、ブラニャック

 【ジャンルを横断する実験音楽ピエール・ジョドロフスキと、ストラスブール・パーカッション・グループの共演!】
 1971年にトゥールーズで生まれ、リヨン音楽院で学んだピエール・ジョドロフスキ。
 電子音楽に精通し、アコースティックとエレクトロニクスを組み合わせた作品を得意としており、この「ゴーストランド」でもロックのようなエレキギターやノイズにパーカッションを絡めた、実験的な音を聴かせています。
 ストラスブール・パーカッション・グループの委嘱で作曲され、2017年9月19日、ポーランドの現代音楽祭「ワルシャワの秋」の一環としてATMスタジオで初演されました。
 




PHASMA MUSIC(WILLOWHAYNE RECORDS)


PHASMA004
(2CD)
¥2800
TWO MINUTES for 2 FLUTES イオナ・グリンカ
  (ピッコロ、フルート、アルト・フルート、バス・フルート)
 【DISC 1】
  01.Aaron Alter: Dance for Apollo [02:19]/
  02. Christos Sp. Anastassiou: Satsang [02:34]/
  03. Evangelos Andrikos: Bags [02:16]/04. Nikos Athanassakis: Fluet [01:41]/
  05. Andrzej Borzym: Scherzettino [02:25]/
  06. Scott Brickman: Scherzo ala Polonaise [02:07]/
  07. Aris Carastathis: Uknown [02:05]/
  08. Ricky Chaggar: Sorrow for Two [02:04]/
  09. Marcel Chyrzynski: Follow the White Rabbit [02:42]/
  10. Dorothee Eberhardt: Across the Sea: Cast off [02:15]/
  11. Dorothee Eberhardt: Across the Sea:Wind is Coming Up [02:05]/
  12. Dorothee Eberhardt: Across the Sea: In the Fog [02:06]/
  13. Dorothee Eberhardt: Across the Sea: Wind Force 2 to6 [01:55]/
  14. Dorothee Eberhardt: Across the Sea: Downwind Towards the Destination [02:05]/
  15. Stephen de Filippo: Micropraxis [02:59]/
  16. Robert Fruehwald: Arupadhatu: The Formless World [02:22]/
  17. Keith R. Gambling: Grace and Gratitude [02:08]/
  18. Alexandros Georgiadis: Chase [01:56]/
  19. Alessandro Giannotti: Diavoli Blu [02:00]/
  20. Chris Hung: Divertimento [02:04]/
  21. Anicia Kohler: Church Bells in a Wasteland [02:05]/
  22. Dimitris Kostopoulos: Fossil Forest [02:10]/
  23. Martin Lennartz: Lamentabile [01:59]/24. Dianna Link: Gratus [02:24]/
  25. Dimitrios Mantzirakis: Louie and Lulu [02:00]/
  26. Spiros Mazis: The stormless breaths of gentle winds [02:03]/
  27. Elena Papari: Lune d' aout [02:00]
 【DISC 2】
  01.Athina Pavlaki-Pirounia: Antichiseis [02:33]/
  02. Richard Pressley: Remplage [02:39]/
  03. Richard Pressley: Schattengesang [01:55]/
  04. Richard Pressley Lépia [02:26]/
  05. Ailis Ni Riain: Highfalutin [02:12]/06. Louis Sauter: mMesse [02:28]/
  07. Jose Jesus de Azevedo Souza: Exotic Delight [02:12]/
  08. Stamatia Statherou: Dancing in the Dusk [02:15]/
  09. Greg A Steinke Van Gogh: Vignettes: I. The Potato Eaters(1885) [01:55]/
  10. Greg A Steinke Van Gogh: Vignettes:
     II. Seascape near Les Saintes-Maries-de-la-Mer (1888) [01:49]/
  11. Greg A Steinke Van Gogh: Vignettes: III. Starry Night(1889) [02:40]/
  12. Greg A Steinke Van Gogh: Vignettes: IV. Wheatfield with Crows (1890) [01:51]/
  13. Neil Stipp: Classical Prelude [01:55]/
  14. Neil Stipp: Mysterious Dream [02:01]/
  15. Neil Stipp: Chromatic Fantasy [01:49]/
  16. Panagiotis Theodossiou: Chromatic Variations [02:25]/
  17. William Toutant: Fluet [01:55]/18. Michail Travlos: Homophony [02:10]/
  19. Michail Travlos: Heterophony [02:27]/
  20. Dimitris Tsimbanos Antilalos [02:21]/
  21. Juan Carlos Vasquez: Pedesis [02:16]/
  22. Jean-Pierre Vial: Minuetto [02:05]/
  23. Jean-Pierre Vial: La Marche des Canards [02:01]/
  24. Daniele Vulpiani: Rayogram [02:23]/
  25. Rodney Waschka: II Film Noir Trailer [02:19]/
  26. Anthony Whittaker: Dialogando [01:59]

 録音:2018年4月 ステンター・サウンド・レコーディングスタジオ、アテネ

 グラミー受賞アーティストであるフルーティスト、イオナ・グリンカによる意欲的なアルバム。
 14か国40人の作曲家による53曲の2本のフルートのための作品を集めたもの。
 グリンカの多重録音によるデュオで収録されており、どの作品も2分前後を基準に作られています。
 
 

PHASMA008
¥2600
TWO MINUTES for SOLO FLUTE イオナ・グリンカ
 (ピッコロ、フルート、アルト・フルート、バス・フルート)
 01. Aaron Alter: Variation on "Lo Lanu Ha-Shem" [01:59]/
 02. Christos Sp. Anastassiou: Breath and Sound [02:59]/
 03. Scott Brickman: Kujawiak [01:48]/
 04. Jerome de Bromhead: Shadows at Sundown [01:56]/
 05. Daniele Ciminiello: Click [01:37]/
 06. Jorge Delgado: Procreacion [02:50]/07. Andras Derecskei: Ikaros [01:53]/
 08. Alexandros Georgiadis: a comment [01:57]/
 09. Alessandro Giannotti: Vortici [02:41]/
 10. Connor Gibbs: Lament of the Weary Traveler [02:09]/
 11. Robert Herschbach: Summer Mourner [02:10]/
 12. Ssu-Yu Huang: Tweet Tweet Birds [02:11]/
 13. Joshua Ivar Dube: Neap Tides [02:48]/
 14. Rebecca Kaiserin: Hopeless Hopes [01:51]/
 15. Hari Kanakis: Sacred Tree [02:47]/
 16. Vasileios Kolovos: Escaping Gravity [01:59]/
 17. Martin Lennartz: Tondorfer Variationen [01:54]/
 18. Daiwei Lu: TSUN-DERE [02:01]/
 19. Chan Wing: Lun A Sprig of Plum Blossom [01:59]/
 20. Kaori Nakano: Improvisation [01:45]/
 21. Giorgos Papamitrou: Through Changes [01:53]/
 22. Elena Papari: Muzykant na Krakowskim Rynku [02:03]/
 23. Athina Pavlaki-Pirounia: The First Lament [02:34]/
 24. Athina Pavlaki-Pirounia: Redemption [02:45]/
 25. William Price: Monologue [02:12]/26. Brandon Psenicka: Embers [01:57]/
 27. Marco Scorsolini: Improvisation on a Budget [02:02]/
 28. Soheil Shirangi: The Remarks No.4 [02:24]/
 29. Greg A Steinke: Sarabande [01:44]/30. Neil Stipp: Discovering Oil [02:02]/
 31. Jason Taurins: Gadfly [02:29]/32. Anna Terzaroli: Inceptions [01:52]/
 33. Michail Travlos: Paradise Bird [02:33]/
 34. Jean-Pierre Vial: Fancy Polka [01:31]/
 35. Yiola Voutsina-Papagiannidi: To Poland with Love [01:52]/
 36. Peter S Walton: CABG [02:00]/

 録音:2019年5月、イリュージョンズ・レコーディングスタジオ、アテネ

 グラミー受賞アーティストであるフルーティスト、イオナ・グリンカによる意欲的な企画の第2弾。
 14か国35人の作曲家による36曲の無伴奏フルートのための作品を集めたもの。どの作品も2分前後を基準に作られています。
 
 

PHASMA009
¥2600
ミハイル・トラヴロス:ナイト・ヴィジョン
 Five Midnight Scenes for flute, clarinet (+b.cl.) and vibraphone
  01. Midnight Clock [02:56]/02. Midnight Express [04:08]/03. Midnight Factory [03:51]/
  04. Midnight Landscape [03:40]/05. Midnight Church [04.39]
 Five Short Modern Jazz Studies for solo piano
  06. Jazzy Accents [01:15]/
  07. Staccato - Syncope [01:28]/08. Reminiscence [03:50]/
  09. The Spinning Wheel [00:57]/10. Bartender's Night Shift [01:24]/
  11. Night Walk in the Woods for solo alto flute [06:14]/
  12. Rondo de la Nuit for solo piano [07:02]/
  13. Miniature for solo piano [03:37]/
  14. Dedication for flute and bass clarinet [09:39]
 Seven Short Pieces for string quartet
  15. Bewildered [01:12]/16. Beams of Light in Gold [01:34]/
  17. Dance of the Evil Witch [01:37]/
  18. Staring.... [02:40]/19. Clock of Eternity [01:16]/
  20. From Beyond.... [01:40]/21. The Luna Park [01:16]/
 Iwona Glinka (flute, alto flute)/Leszek Lorent (vibraphone)/
 Adam Eljasinski (clarinet, bass clarinet)/Marcin Piotr Lopacki (piano)/NeoQuartet (string quartet)

 録音:2019年5月 イリュージョンズ・レコーディングスタジオ、アテネ

 ギリシャの作曲家トラヴロスの作品集
 




RECART



RA0003
¥2600
フルート・ブリランテ〜ロマン派のフルート作品集
 1-3.ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):フルートとピアノのためのソナタ イ長調 Op.64
 4-6.アントン・ライヒャ(1770-1836):フルートとピアノのためのソナタ ニ長調 Op.103
 7-9.フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):フルートとピアノのための二重奏曲 変ロ長調 Op.110, No.1
 10-13.カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ト短調 Op.63
  マグダレーナ・ピルヒ(ロマンティック・トラヴェルソ・フルート/Wilhelm Liebel, Dresden 1830年頃)
  マレク・ピルヒ(スクエア・ピアノ/Pehr Rosenwall, Stockholm 1840年頃)
  バルトス・ココーサ(チェロ/Antonio Stradivari, Cremona 1701年)

 録音:2011年3月

 ピリオド楽器によるロマン派初期のフルート作品を収めたアルバム。
 1830年頃製作のキーの少ない木製フルートと、修復された1840年頃製作のスクエア・ピアノ(鍵盤に対して直角に弦の張られた四角いピアノ)のオリジナルを使用しており、典雅な音色がたまらなく魅力的なアルバムです。
 
 


RA0027
¥2600
ファンタジー・ブリランテ〜ロマン派のフルート作品集
 1.ポール・タファネル(1844-1908):ウェーバーの「魔弾の射手」による幻想曲
 2.フランツ・ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲 Op.26
 3.フランソワ・ボルヌ(1840-1920):ビゼーの「カルメン」による華麗な幻想曲
 4.ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):ヴェネツィアの謝肉祭 Op.78
 5.フランチェスコ・モルラッキ(1784-1841):スイスの羊飼い
 6.ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):演奏会用独奏曲 Op.82 No.6
ヴィエスワフ・スルウォ(フルート)
ヴィエスラヴァ・プワフスカ(ピアノ)

 録音:2018年 ポーランド

 ロマン派中期のフルート作品を収めたアルバム。
 
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RA0031
¥2600→\2390
ジグムント3世のもとで奏でられた
 ポーランド ヴァーサ朝のヴァイオリン音楽

 1.タルクィニオ・メールラ(1594/95–1665):カンタービレ・ジュビリー
 2.タルクィニオ・メールラ:第1ソナタ
 3.タルクィニオ・メールラ:第2ソナタ
 4.タルクィニオ・メールラ:我が肌は黒けれど
 5.アルデブランド・スビサーティ(1606-1677):ソナタ第6番 カプリッチョ
 6.アルデブランド・スビサーティ:ソナタ第15番
 7.ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネリオ(1560-1614):
  栄光の乙女マリアの生誕(オルガン独奏)
 8.アルデブランド・スビッサーティ:ソナタ第5番 栄光の乙女
 9.マルコ・スカッキ(1600頃-1662):室内のためのカプリッチョ
 10.ハインリヒ・デーベル(1651-1693):ソナタ第4番
 11.ハインリヒ・デーベル:ソナタ第1番
 12.ヤツェク・ロジツキ(1635-1704):めでたし、いとも聖なるマリア
テレサ・ピーチ(ヴァイオリン)
クシシュトフ・ウルバニアク(オルガン)
ジョアンナ・ラジシェフスカ=ソイカ(ソプラノ)&1,4,12

 録音:2019年?聖アンドリュー聖堂、オルクシュ

 ポーランドのヴァーサ王朝の王室礼拝堂には、ジグムント3世(在位1587-1632)によりイタリアを始めとした各地から腕利きの音楽家が集められ、当時ヨーロッパで最も優秀な合奏団と讃えられました。
 そこには晩年のルカ・マレンツィオ(1553-1599)の姿もあったといいます。そんな中で生まれた知られざるヴァイオリン作品をオルガンの伴奏で集めたアルバム。
 2018年に修復を終えたばかりの、ヴァーサ朝時代の1633年に作られたオルガンを使用しています。


 ポーランド、そしてスウェーデンの王でもあった、ヨーロッパの歴史を揺り動かした大王ジグムント3世。
 その宮廷にはイタリア・ルネサンス文化が入ってきていた。コペルニクスがポーランドに登場するのもこの頃である。
 そして当然芸術も流れ込んできた。
 ヨーロッパ最強王のもとにはイタリア屈指のヴァイオリン奏者、作曲家が集まったはず。すなわち当時ヨーロッパ最先端、最高の器楽音楽が奏でられていたはず。
 1600年前後ということはイタリア・ヴァイオリン音楽の黎明期。まだヴァイオリン主役の音楽自体は少なかったと思うが、メールラのような達者な作曲家もいた。
 あのSYMPHONIAレーベル最大のベストセラー、エンリコ・ガッティの「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 」の一番最初の曲が、メールラの作品だった(このアルバムの3曲目)。

 また、美しいアルデブランド・スビサーティの曲も入っている。彼もまたポーランドで重用された音楽家の一人。
 1606年生まれ、まだほとんど知られていない隠れた名作曲家である。
 これから少しずつ有名になっていくと思う。


すでに入手困難なスビサーティ作品集
海外在庫のみ


PAN CLASSICS
\3200
現在入手困難
海外在庫のみ
スビサーティ(1606〜1677):
 『ヴァイオリンのためのソナタ集 第1集』
 (1675 年、フォソンブローネにて刊行)
  〜ヴァイオリンと通奏低音のための17のソナタ〜
アレッサンドロ・チッコリーニ(バロック・ヴァイオリン)
ガエターノ・ナジッロ(バロック・チェロ)
ルーカ・スカンダーリ(チェンバロ&オルガン)
カール=エルンスト・シュレーダー(テオルボ)
 

 バロック初期から後期にかけてのヴァイオリン音楽のうつりかわりを1 冊の曲集ですべて浮き彫りにしてみせる、きわめて注目すべき曲集。

 フォソンブローネという古都で生まれ育ち、ポーランド王や神聖ローマ皇帝レオポルド1世といった強大な君主たちにも仕えながらも謎が多いヴァイオリン芸術家、アルデブランド・スビサーティの作品集。
 ちなみにポーランドの宮廷礼拝堂では最高の給与を与えられていたといわれています。

 手書きの楽譜だけで残っているこの曲集、1675 年という年記はあるものの収録作品の作曲年代はおそらくまちまちで、未完の2曲(本盤収録なし)を含む19 曲が、おそらく1630 年代から40 年あまりのあいだに作曲されたものと考えられています。
 さながらルネサンス末期を思わせる多声教会音楽のアレンジめいたものもあれば、初期バロックらしいカプリッチョやバッロもあり、かと思えばコレッリのカンタービレもかくやと思わせるほどの均整あふれる緩徐楽章あり...と、その内容の多彩さは目をみはるばかり。

 2010 年に屋号を畳んだSymphonia からの移行盤。
 なるほど、これは廃盤入手困難にしてしまうにはあまりにもったいない。



 
 

RA0029
¥2600
TAKE FOUR トロンボーン四重奏曲集 トロンボクァルテット(トロンボーン四重奏)
 1.ハイドン:オラトリオ「天地創造」第2部 合唱 「大いなる偉業が成し遂げられた」
   (D.ミラーによるトロンボーン四重奏編)
 2.バッハ:フーガ ト短調 BWV 578 (R.ザウアーによるトロンボーン四重奏編)
 3.ガスパリーニ:キリストよ、われらは御身をあがめ(D.ミラーによるトロンボーン四重奏編)
 4.インジェニェーリ:あまねく暗くなりて(D.ミラーによるトロンボーン四重奏編)
 5-7.ベートーヴェン:3つのエクアーレ WoO 30
 8-12.チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より
  (E.ファビアンスカ=イェリンスカによるトロンボーン四重奏編)
  8.行進曲 9.アラブの踊り 10.こんぺいとうの踊り 11.花のワルツ 12.トレパーク
 13.キラール:Walc z filmu, "Tredowata"
  (E. ファビアンスカ=イェリンスカによるトロンボーン四重奏編)
 14-16.ドビュッシー:シャルル・ド・ヴァロワの3つの歌(トロンボーン四重奏編)
 17.ファビアンスカ=イェリンスカ:コラール I
 18.バリー:ジェームズ・ボンド - メインテーマ(R.ライサーによるトロンボーン四重奏編)
 19.カーン:あなたは私のすべて(R.エルカーによるトロンボーン四重奏編)
 20.デニス:天使の瞳(R.エルカーによるトロンボーン四重奏編)
 21.スヴィエチツキ:ポド・パプガーミ(M.ピェクトによるトロンボーン四重奏編)
 22.ローリンズ:聖トーマス(R.エルカーによるトロンボーン四重奏編)
 23.デスモンド:テイク・ファイヴ(I.ルイスによるトロンボーン四重奏編)

 録音:2017年9月1-18日

 ポーランドのポズナニ音楽院(パデレフスキ・アカデミー・オブ・ミュージック)を卒業した4人により2012年に結成されたトロンボーン四重奏団、トロンボクァルテット(TROMBQUARTET)の初めてのアルバム。
 クラシックの有名曲からポップスの名曲、故国ポーランドの知られざる作品までを集めた、音楽愛に溢れたアルバムです。
 
 


RA0024
¥2600
20世紀ポーランドの弦楽四重奏曲
 1.アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):弦楽四重奏曲第3番 「ヴィチナンキ」
 2-4.グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽四重奏曲第4番
 5-7.カロル・シマノフスキ(1882-1937):弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.37
ディヴェルソ弦楽四重奏団

 録音:2017年7月21-23日

 ポーランドの若きクァルテット、ディヴェルソ弦楽四重奏団のデビュー・アルバム。
 故国ポーランド近代室内楽史でエポックメイキングとなった3曲を収録した意欲的なプログラムです。
 




SALISBURY CATHEDRAL


SCA001
¥2600
セザール・フランク:オルガン作品集
 セザール・フランク(1822-90):
  1.「英雄的小品」 『大オルガンのための3つの小品』 (1878年)より第3番
  2.「前奏曲、フーガと変奏曲」 Op.18
   『オルガンのための6つの小品』 (1862年頃)より第3番
  3.「カンタービレ」
   『大オルガンのための3つの小品』 (1878年)より第2番
   『大オルガンのための3つのコラール』
  4.I ホ長調 (1890年8月)
  5.II ロ短調 (1890年9月)
  6.III イ短調 (1890年9月)
ジョン・チャレンジャー(オルガン)

 オルガン/ソールズベリー大聖堂ファザー・ウィルス・オルガン
 録音:2018年1月30,31日、2月1日 ソールズベリー大聖堂、UK

 1876年に建造され、修理と復元を重ねながら現在も素晴らしい音色を聴かせる、ソールズベリー大聖堂のファザー・ウィルス・オルガンを用いたアルバム。その奥行きのある音色は、フランクの作品を素晴らしい相性で聴かせます。
 フランクが亡くなる年に書かれたコラールも収録。演奏はソールズベリー大聖堂の副音楽監督ジョン・チャレンジャーで、既に同じ楽器でエルガーのアルバムをリリースしており(Regentレーベル)、大きな評判となっています。
 今回のアルバムは、ソールズベリー大聖堂自主レーベルからの第一弾リリースです。
 




SHEVA COLLECTION



SH200
(2CD)
¥4000
ナターリヤ・ホマ(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 
J.S.バッハ(1685-1750):
  【DISC 1】
   ・無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
   ・無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
   ・無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
  【DISC 2】
   ・無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
   ・無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
   ・無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
ナターリヤ・ホマ(チェロ)

 録音:2015年6月 トラフォニック・スタジオ、 チャールストン、USA

 ウクライナ出身のチェリスト、ナターリヤ・ホマ。ルイセンコ・チェロ・コンクールで優勝しているほか、ブタペスト・パブロ・カザルス国際コンクールなどでも上位入賞を果たし、1990年のチャイコフスキー国際コンクール(ヴァイオリン部門で諏訪内晶子が優勝した年)で第4位入賞も果たしている彼女による、バッハの無伴奏が登場。
 軽快なテンポ運びと明快なリズムは、この曲が舞曲を元としていることに自然と思いがゆくもので、深い作品理解に裏付けられた伸びやかな歌心と美しい表情を堪能することが出来ます。
 
 

SH225
¥2600
マンドリンとピアノによるバッハとブラウン
 『白い都市のバッハ』
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)と
  イェヘズケル・ブラウン(1922-2014)作品による、
  バウハウス様式へのトリビュート
 1-3.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971 (二段チェンバロのための)
 4-7.ブラウン:鍵盤楽器のための4つの小品 ※ピアノ独奏
 8-11.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013 ※マンドリン独奏
 12-16.ブラウン:『真昼の花』 5つのバガテル (ヴァイオリンとピアノのための)
 17-20.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ BWV1033
 
  ※4-7以外は演奏者による編曲
アロン・サリエル(マンドリン)
ミヒャエル・ツァルカ(ピアノ)

 録音:2018年10月15,16,18日 ヘールフィンク博物館、アムステルダム

 戦前ドイツでは、バウハウスを中心とした大きな芸術運動がおこりました。ナチスによってバウハウスが閉鎖されたのち、そこで学んだ建築家たちは、テルアビブで「白い都市」と呼ばれる建築群を作り、2003年にはこれが世界遺産に登録されています。
 この街並みへの思いを、ドイツを代表する作曲家バッハと、イスラエルの作曲家ブラウンの作品で表現したのがこのアルバム。
 マンドリンの音色で素朴な味わいを帯びたバッハの作品と、モダンで神秘的な美しさを備えたブラウンの作品で、白い街並みの奥行きのある美を表現しています。
 
 

SH218
¥2600
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集
 エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  1.カボークロの伝説 (1920)
  2-5.赤ちゃんの一族 - 第2組曲『小さい動物たち』 (1921)
  3.ショーロ第5番 「ブラジルの魂」 (1925)
  7-10.ブラジル風バッハ第4番 (1930-41)
  11.苦悩のワルツ (1932)
  『ブラジルの詩』より (1936-37)
   12.I カボークロの苗植え
   13.II 吟遊詩人の印象
   14.III 奥地の祭り
  15.単純な歌 (1942)
ジェイソン・ソロニアス(ピアノ)

 録音:日時不明(2018? 2019?) ソロ・ルミナス・スタジオ

 アメリカ、メリーランド州出身のピアニスト、ソロニアスによるヴィラ=ロボス。
 時に深淵で時に野蛮なまでに力強いこれらの作品を、深い共感で描き切っています。
 




SHEVA CONTEMPORARY



SH226
¥2600
プーランクほかヴァオリン作品集
 1-3.パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.1
 4-6.フランシス・プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ FP119
 ピーター・シーボーン (1960-):ポートレイトと4つの夜想曲
  7.I ポートレイト: ショパン
  8.II 夜想曲 第1番 月影 Moon Shadows
  9.III 夜想曲 第2番 ただ月明り Nothing But Moonlight
  10.IV 夜想曲 第3番 悪夢 Nightmare
  11.V 夜想曲第4番 屈せぬ者 Invictus
イリーナ・ボリソヴァ(ヴァイオリン)
ジャコモ・バッタリーノ(ピアノ)

 録音:日時不明(2018?)  Steinway Recording Fulbeck

 ブルガリア出身のヴァイオリニスト ボリソヴァによる近現代のヴァイオリン作品集。
 彼女の故国ブルガリアの音楽史で重要な作曲家の一人、最後のロマン派とも言われるヴラディゲロフのソナタは、高い技巧性と親しみやすいメロディ、濃厚なロマンティシズムで聴く者を楽しませてくれる佳作。もっと広く演奏されるべき作品といえ、ボリソヴァは見事な技術と深い共感でその素晴らしさを表出しています。
 英国の作曲家シーボーンによる作品は、シューマンの『謝肉祭』の「ショパン」の手法をまねて2010年に単独で書いた「ポートレイト: ショパン」に、4つの夜想曲を書き足したもので、ヴァイオリンの様々な奏法・用法を通して独特のイメージを織り上げる個性的な作品。そしてプーランクの熱演も素晴らしく、音圧高めの録音も相まって、たいへん聴き応えのあるアルバムとなっています。
 




SOLO MUSICA



SM332
¥2400
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」&メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲
 シューベルト(1797-1828):ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」 D667
 メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
ヘンシェル弦楽四重奏団
 【メンバー】
  クリストフ・ヘンシェル(ヴァイオリン) 1-9、モニカ・ヘンシェル(ヴィオラ) 1-9、
  ゲオルギー・マイタン(チェロ) 6-9、マティアス・バイヤー=カルツホイ(チェロ) 1-9
  ゲロルト・フーバー(ピアノ) 1-5、アレクサンドラ・ヘングステベック(コントラバス) 1-5
 ディオジェネス弦楽四重奏団 6-9
 【メンバー】
  シュテファン・キルパル(ヴァイオリン)、グンドラ・キルパル(ヴァイオリン)、
  アルバ・ゴンザレス・ベチェッラ(ヴィオラ)、スティーヴン・リスタウ(チェロ)
録音日 不明

 ドイツの正統派アンサンブル、ヘンシェル弦楽四重奏団の25年にわたる活動を象徴する2つの作品を収録したアルバム。
 創設者であるミュンヘン出身のヘンシェル姉弟、そしてデンマーク王立アカデミー出身のチェリスト、バイヤー=カルツホイ。
 ここでは、彼らと親交の深いピアノのフーバーとコントラバスのヘングステベックを迎えて、シューベルトの「鱒」を演奏しています。
 カップリングは16歳のメンデルスゾーンによる瑞々しく完成度の高い弦楽八重奏曲。ヘンシェル弦楽四重奏団は、これまでにもこの八重奏曲をアマデウス弦楽四重奏団や、日本の「澤クヮルテット」と演奏していますが、ここではミュンヘンを拠点とするディオジェネス四重奏団とのアンサンブル。2010年以来"若い音楽家を育てるプログラム"などで共演を重ねており、息のあったアンサンブルを聴かせます。
 
 

SM324
¥2400
主題と変奏-シューマン/ラフマニノフ/カプースチン:ピアノ作品集
 1-16.シューマン(1810-1856):交響的練習曲Op.13
 17-40.ラフマニノフ(1873-1943):コレルリの主題による変奏曲Op.42
 41.カプースチン(1937-):変奏曲 Op.41
アンナ・カヴァレロヴァ(ピアノ)

 録音:2019年5月 エルサレム・ミュージック・センター

 モスクワ音楽院卒業後、イスラエルで学んだロシア出身の知性派ピアニスト、アンナ・カヴァレロヴァのデビュー盤。
 彼女が数年かけて取り組んできたという、シューマンとラフマニノフの2つのシリアスでドラマティックな変奏曲に、楽しげなカプースチンの変奏曲をカップリングし見事なコントラストを演出しています。
 タイトルの通り、まるで交響曲を思わせるスケールの大きいシューマンの「交響的練習曲」、ラフマニノフの最後のピアノ独奏曲である、コレルリの「ラ・フォリア」の主題を用いた劇的な変奏曲。
 そして近年人気が高いカプースチンのジャズとクラシックを融合したような作風による変奏曲。
 これらの「変奏曲」をカヴァレロヴァは、自分たちの人生の変遷と重ね合わせてみながら、大切に弾き込んでいます。
 
 

SM328
¥2400
Der Einsiedler 世捨て人
 1.レーガー(1873-1916):レクイエムOp.144b
 マーラー(1860-1911):リュッケルトの詩による5つの歌
  2.ぼくの歌をのぞきこまないで、
  3.美しさのゆえに愛するなら、4.私はほのかな香りを、
  5.真夜中に、6.私はこの世に忘れられて
 7.ツェムリンスキー(1871-1942):詩篇第23番
 8.レーガー:「世捨て人」Op.144a
クリストフ・プレガルディエン(テノール) 1-6.8
カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク 1.7.8
ヴィンフリート・トル(指揮)
バーセル室内管弦楽団

 録音 2016年9月28-29日 ライヴMartinskirche Basel

 厳格な作風で知られるマックス・レーガーは、生涯で何度も「レクイエム」の作曲に挑みましたが、ようやく死の1年前にフリードリヒ・ヘッベルの詩による「レクイエム」Op.144bを完成させ、人々の記憶に残る作品を作り上げました。
 このアルバムには、同時代のマーラーの「リュッケルトの詩による5つの歌」と、ツェムリンスキーの「詩篇第23番」がカップリングされており、19世紀末の退廃的な雰囲気を存分に味わうことができます。
 演奏は、世界中で演奏を行うと同時に地元バーゼルでも定期演奏会を開催するバーゼル室内管。独唱を担当するクリストフ・プレガルディエンは、巧みな声のコントロールと正確なディクションで知られ、数多くの名指揮者たちと共演する名手。
 カメラータ・ヴォカーレ・フライブルクは1977年に結成され、1988年よりヴィンフリート・トルが指揮者を務めています。
 
 

SM315
¥2400
クララ・シューマンと同時代の作曲家たち アンドレア・カウテン(ピアノ)
ティーモ・ハントシュー(指揮)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
 ライネッケ(1824-1910):
  ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック 変ロ長調 Op.33
   1.第1楽章:アレグロ、
   2.第2楽章:レント・マ・ノン・タント、3.第3楽章:アレグロ
 4.ロベルト・シューマン(1810-1856):
   主題と変奏 変ホ長調「天使の主題による変奏曲」WoO24
 5.クララ・シューマン(1819-1896):ロベルト・シューマンによる変奏曲Op.20
 クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.7(弦楽合奏版)
  6.第1楽章:アレグロ・マエストーソ、7.第2楽章:ロマンツェ、
  8.第3楽章:フィナーレ-アレグロ・マ・ノン・トロッポ

 録音 2019年3月20日-23日 Niefern-Öschelbronn 1-3.6-82/019年5月3-5日 Schopfheim 4-5

 ハンガリー出身のアンドレア・カウテンは、スイスのバーゼル音楽院で学んだピアニスト。やわらかなタッチによる柔和な響きで、多数のCDをリリースしており、このアルバムでは、クララ・シューマンと彼女の同時代の作曲家たちに焦点を当てた作品を演奏しています。
 まずライネッケはシューマンとリストも認めた優れたピアニストで、ライプツィヒでシューマンと出会い、後にクララやリストと演奏会を開いて人気を博しました。
 ロベルトの《主題と変奏》は別名「天使の主題による変奏曲」、又は「幽霊の主題による変奏曲」として知られ、1854年に作曲されたもの。
 続くクララの《ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20》は、クララが慣例通り、ロベルトが家族と過ごした最後の誕生日に捧げた曲。
 クララの《ピアノ協奏曲》は、彼女が残した唯一のオーケストラ作品ですが、オーケストレーションでロベルトがかなりの部分を手伝ったと言われる二人の"愛の結晶"ともいえる作品。
 カウテンの選曲は、夫婦のライフ・ストーリーを象徴する作品をさりげなく並べ、聴く人を深淵な愛と音楽の世界へ誘ってくれます。
 
 

SM325
¥2400
グルダ、プロコフィエフ、プーランク作品集
 フリードリヒ・グルダ(1930-2000):コンチェルト・フォー・マイセルフ
  1.第1楽章:THE NEW IN VIEW ( THEN OLD IS NEW)、
  2.第2楽章:LAMENT FOR U (ARIA CON VARIAZIONI)、3.第3楽章:OF ME (FREE CADENZA)、
  4.第4楽章:FOR U AND U/AND YOU AND YOU, ALL OF ME/FOR ALL OFYOU
 
 プロコフィエフ(1891-1953):交響曲 第1番 ニ長調 Op.25
  5.第1楽章:ALLEGRO、6.第2楽章:LARGHETTO、
  7.第3楽章:GAVOTTE: NON TROPPO ALLEGRO、8.第4楽章:FINALE: MOLTO VIVACE
 
 プーランク(1899-1963):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
  9.第1楽章:ALLEGRO MA NON TROPPO、10.第2楽章:LARGHETTO、
  11.第3楽章:FINALE: ALLEGRO MOLTO
 ミッシャ・チュン(ピアノ) 1-4.9-11、ヤニク・ザロット(ドラム) 1-4、
 スタニスラフ・サンドロノフ(エレキ・ベース) 1-4、
 ユリア・ミロスラフスカヤ(ピアノ) 9-11、
 セルゲイ・シマコフ(指揮)、ジロー・アンサンブル室内管弦楽団

 録音:チューリッヒ SRF Studio Brunennhof

 2015年に結成されたジロー・アンサンブル室内管弦楽団は、五重奏から40人のメンバーを要する室内楽作品までをこなす、柔軟な編成で活動する新進アンサンブル。
 若い感性でバロックから現代作品までの幅広いレパートリーを開拓し、あまり知られていない作品を世に広めることに重きをおいています。2017年にはショスタコーヴィチ、ヴァスクス、バウム作品のCDをリリースし、高く評価されました。
 今回のアルバムには、楽団設立以来指揮を担当するロシア出身のセルゲイ・シマコフに、前作でもソリストを務めたユリア・ミロスラフスカヤ(モスクワ音楽院、チューリッヒ芸術大学で学び、シェルバコフに師事)とミッシャ・チュン(スイス・中国系の出身でガーシュウィンピアノ五重奏団のメンバー、ゲーム音楽コンサートなど、ソリストとしても活躍)の二人のピアニストを迎えて、グルダの高揚感と遊び心に満ちた協奏曲や、プロコフィエフの交響曲、プーランクの2台ピアノのための協奏曲を収録。
 新世代のスピリットが感じられる1枚です。
  
 
SM320
(2CD)
¥3200
ポストスクリプトゥムB
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第1番-第5番/
  カッツァー:B.へのポストスクリプトゥム
イェルク・ウルリヒ・クラー(チェロ)
ベルンハルト・バルツ(ピアノ)
 【CD1】
  ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
   1.第1楽章:Adagio sostenuto -Allegro、2.第2楽章:Rondo . Allegro vivace
  3.ゲオルク・カッツァー(1935-2019):B.へのポストスクリプトゥム(追記)1
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
   4.第1楽章:Allegro sostenuto ed espressivo– 第2楽章:Allegro molto piu tosto presto
   5.第3楽章:Rondo Allegro
 【CD2】
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
   1.第1楽章:Allegro ma non tanto、2.第2楽章:Scherzo. Allegro molto、3.第3楽章:Adagio Cantabile
    録音 2016年10月27,28日 1.2/2017年7月29,30日 4,5 2018年1月31日 3
  4.ゲオルク・カッツァー:B.へのポストスクリプトゥム(追記)2
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
   5.第1楽章:Andante – Allegro vivace、6.第2楽章:Adagio – Allegro、
  7.ゲオルク・カッツァー:B.へのポストスクリプトゥム(追記)3
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
   8.第1楽章:Allegro con brio、9.第2楽章:Adagio con moto sentiment d'affetto、10.第3楽章:Allegro fugato
    録音 2017年7月31日-8月1日 1-3 2016年10月29,30日 5,6/ 2018年2月1-3日 8-10 2018年1月30日 4/ 2018年2月2日 7

 2020年、ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーに向けてのプロジェクト!
 1976年ミュンヘン生まれのチェリスト、イェルク・ウルリヒ・クラーは、2015年からピアニスト、パルツとともにベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏に取り組んできましたが「今現在、ベートーヴェンを表現するには、自分たちと同時代に生きる作曲家と一緒に独自の表現に取り組まなくては」と、ドイツの現代作曲家、ゲオルク・カッツァーに"ベートーヴェンと21世紀の現在をつなぐ架け橋"としての作品をオファー。
 2017年からはそのカッツァーの新作"B.へのポストスクリプトゥム"も交え、コンサートで演奏を重ねています。
 残念ながらカッツァーは2019年5月にこの世を去りましたが、彼の作品を併せたことで、21世紀のベートーヴェンの新しいイメージを体感できるアルバムとなっています。
 
 

SM326
¥2400
カルロ・ドナート・コッソーニ(1623-1700):
 隠者の晩課
ノヴァンティクア・ベルン(ヴォーカル・アンサンブル)&
 ケッセルベルク・アンサンブル
  1.Domine, ad adiuvandum 主よ、すみやかに私を助けてください/
  2.Antiphon:Viri Galilaej アンティフォン(応唱歌):ガリラヤの男たち/3.Dixit Dominus 主はいわれた/
  4.Antiphon:Cumque intuerentur アンティフォン(応唱歌):イエスが上がって行かれる時/
  5.Confitebor 心を尽くして感謝を捧げる/
  6.Antiphon:Elevatis minibus アンティフォン(応唱歌):手をあげて彼らを祝福された/
  7.Beatus vir 主を畏れる人の何と幸いなことか/
  8.Antiphon:Exaltate Regem regum アンティフォン(応唱歌):喜び踊れ、全地の王/
  9.Laudate Pueri ほめたたえよ、しもべたちよ/
  10.Antiphon:Videntibus illis アンティフォン(応唱歌):一方で彼らは/
  11.Laudate Dominum omnes gentes 主をほめたたえよ/
  12.Hymnus:Optatus orbis gaudio イムヌス(賛歌):optatus orbis gaudio/
  13.Antiphon:O Rex gloriae アンティフォン(応唱歌):おお栄光の王14.Magnificat マニフィカト

 録音 2019年3月31日&4月1日 スイス、聖ペーター・チューリッヒ教会

 17世紀イタリアのコモ湖近くのグラヴェドーナの音楽一家に生まれたコッソーニは、かつて自身が司祭を務めていたサン・フェデーレで、オルガニスト兼作曲家として活躍し、54作以上の宗教曲をベネディクト会修道院に遺贈。
 これらは後に図書館に収められました。ここで作品を演奏しているノヴァンティクア・ベルンは、1987年にベルンハルト・ファンマッターが結成した声楽アンサンブルで、小規模アンサンブルによる洗練された合唱曲の上演に定評があります。
 アンサンブル名「ノヴァンティクア」が示す通り、古楽と同時に20世紀と21世紀の音楽も得意としています。
 ケッセルベルク・アンサンブルは、2004年にラトヴィア出身の音楽家たちで結成。全員が名門バーゼル・スコラ・カントルムの卒業生です。彼らが奏でる美しい響きをお楽しみください。
 




SPATLESE


SPM001
¥2600
『追放者の歌』 ユリウス・ブルガー歌曲集
 ユリウス・ブルガー(1897-1995):
  1.Dammernd liegt der Sommerabend 夏の夕べの黄昏は (ハインリヒ・ハイネ)
  2.Seliges Ende 至福の終わり (フランツ・カール・ギンスキー)
  3.Lieder im Abend 夕べの歌 (フーベルト・フォン・マイヤーリンク)
  4.Ein Winterabend 冬の夕べ (ゲオルク・トラークル)
  5.Man soll in keiner Stadt 旅人の歌 (クラブント)
  6.So Tanze, meine Seele 踊れ、わが魂よ (アドルフ・フォン・ハッツフェルト)
  『LIEDER DES ALTERS 年齢の歌』
   7.Das ist das alte Lied und Leid 古い歌と悲しみ (エマヌエル・ゲイベル)
   8.Der Tod 死 (マテイアス・クラウディウス)
   9.Der Mensch 男
   10.Das Alter 年齢 (ゲーテ)
  11.Schlummerlied まどろみの歌 (アルフレッド・モンバート)
  12.Venedig ヴェネツィア (フリードリヒ・ニーチェ)
  13.Hinterm Kornfeld とうもろこし畑に隠れて (カール・ハウプトマン)
 『VIER HEITERE LIEDER 4つの晴れやかな歌』 (ゴットホルト・エフライム・レッシング)
  14.Der Irrtum 誤り/15.Die Namen 名前/
  16.Die Schone von Hinten 麗しい女性がやって来る/
  17.Die Kusse 口づけ
 18.Goodbye, Vienna or WIENERLIED さらば、ウィーン あるいはウィーンの歌
 19.Goodbye, Vienna or WIENERLIED さらば、ウィーン あるいはウィーンの歌 ※
  ※作曲者95歳の頃の弾き語り収録
ライアン・ヒュー・ロス(バリトン)
  1,3-5,7-18
シアン・マイリ・キャメロン
 (メゾ・ソプラノ) 2,6
ニコラ・ローズ(ピアノ)
  1-10,12,13,
ダニエル・リーペル(ピアノ)
  11,14-18
ユリウス・ブルガー(歌、ピアノ)
  19

 録音:2018年6-8月 ワイアストーン・コンサートホール モンマスシャー、ウェールズ、UK

 1897年ウィーンの仕立て屋の家庭に生まれ、9人兄弟の一人として育ったブルガー。故郷で指揮者や指導者として活躍しながら作曲も行いましたが、反ユダヤ主義とナチスの台頭のため追放の身となってしまいました。
 ヨーロッパ各地を経てアメリカへ渡り、メトロポリタン歌劇場でコレペティトールとして、20世紀を代表する多くの歌手の指導を行いながらも、彼自身の夢であった自らの作品が演奏されるのを聴くことは、彼が90歳を過ぎてからやっと叶ったといいます。

 このアルバムは彼の歌曲を体系的に集めた初めてのもので、彼が大切に守り続けたロマンティシズムを湛えた作品を収めており、それらは失われた世界の遺産とも呼べる貴重なものです。
 古くは1915年の作品から聴くことが出来ますが、最後に収められた「さらば、ウィーン」は、ニューヨークで1988年に遠い故郷を想って書かれたもので、作曲者自身がピアノを弾きながら歌った録音も聴くことが出来ます。追放の人生を背負うことはたいへん重く、彼の芸術活動もしばしば困難を伴いました。そして子供のいなかった彼にとってその作品は、自分の大切な子供そのものでした。このアルバムが、彼の子供たちを世に送り出す良い契機になることでしょう。
 バリトンのロスはアメリカ、メゾのキャメロンはウェールズ出身で、それぞれの国で活躍しつつ後進の指導にもあたっています。
 




WILLOWHAYNE RECORDS


WHR058
¥2600
セント・アサフ大聖堂のオルガン
 1-2.J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
 3.クレイグ・セラー・ラング(1891-1971):序奏とパッサカリア イ短調
 4.アンドレ・フルーリー(1903-1995):
  ブルゴーニュ地方のノエルによる変奏曲
 5.レオン・ボエルマン(1862-1897):アヴェ・マリア
 6.ジョン・ホスキング(1976-):トッカータ 嬰ヘ短調
 7.ギョーム・コネソン(1970-):ハープ独奏のためのトッカータ
 8.レオン・ボエルマン:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 9.リリー・ブーランジェ(1893-1918):ピエ・イエズ
 10.ジョン・ホスキング:イン・ザ・ホールズ・オブ・アワ・パトロネージュ
 11.ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
  交響的コラール「今憩え、すべての森よ」Op.87 No.3
 12.マルセル・デュプレ(1886-1971):交響曲第2番 Op.26 より トッカータ
ジョン・ホスキング(オルガン)
  1-6,8,9,11,12
オリヴィア・ハント(ソプラノ)
  5,8-11
ベサン・グリフィス(ハープ)
  5,7,9,10
ザンダー・クロフト(ヴァイオリン)
  5,11

 録音:2018年11月21,22日 セント・アサフ大聖堂、ウェールズ

 ウェールズのセント・アサフの大聖堂にある、200年近い歴史を持つオルガンを使用したアルバム。
 様々な形式の作品を収めていますが、この大聖堂の副音楽監督と聖トリニティ教会の音楽監督を務めるオルガン奏者ホスキングの自作も、祈りに満ちたたいへん美しいものです。
 
 

WHR060
¥2600
イーストボーン聖救世主教会のオルガン
 1.スッペ(1819-1895):『軽騎兵』序曲 (レ・ドイチュ 編曲)
 2.レジナルド・ゴス=カスタード(1877-1956):チェルシー・フェア
 3.フランク(1822-1890):コラール第3番 イ短調 FWV40
 4-7.メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ 第2番 ハ短調 Op.65-2
 8-10.ウイリアム・ハリス(1883-1973):オルガンのための3つの前奏曲
 11-16.ヒーリー・ウィラン(1880-1968):オルガンのための6つのコラール
 17.ジューン・ニクソン(1952-):パスティッチョ
 18.ロバート・ジョーンズ(1945-):バースデー・スーツ
 19.スーザ(1854-1932):星条旗よ永遠なれ
  (エリザベート&レイモン・シュノーによる4手オルガン編曲)
アレクサンダー・イードン(オルガン)
ポール・コリンズ(オルガン) 19

 録音:2019年7月1,2日 聖救世主教会、イーストボーン、イーストサセックス、UK

 1882年に作られた英国南東部沿岸の町イーストボーンのオルガンによるアルバム。ケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団に所属していたというオルガニスト、イードンの感性豊かな演奏で多彩なオルガン曲を楽しむことが出来ます。
 ラストには、録音された聖救世主教会の音楽監督コリンズとのデュオで華やかなスーザが収録されています。
 
 
WHR059
¥2600
聖メアリー・レッドクリフ教会のオルガン
 1.ブラームス(1833-1897):悲劇的序曲 Op.81 (ジョナサン・ホープ編曲) *
 2.ニール・コックス(1955-):Creation Dance *
 3.サン=サーンス(1835-1921):交響曲第3番より アダージョ (エミール・ベルナール編曲)
 4.ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2 (ルイ・ヴィエルヌ編曲)
 5.セシリア・マクドウォール(1951-):Sacred and hallowed fire *
 6.アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):コンサート・ロンド
 7.エルガー(1857-1932):南国にて(アラッシオ) Op.50 (ジョナサン・ホープ編曲) *
  *=世界初録音
ジョナサン・ホープ(オルガン)

 録音:2019年2月15-16日、19日 聖メアリー・レッドクリフ教会 ブリストル、UK

 英国の西側、その名もブリストル海峡と呼ばれる大きな湾の奥にある港湾都市ブリストル。この聖メアリー・レッドクリフ教会にある名物オルガンによるアルバム。
 演奏するのはブリストルの北東に位置するグロスターの大聖堂で副音楽監督を務めるジョナサン・ホープ。彼はこれまで各地の教会で音楽監督を歴任し、Willowhayneレーベルからもすでに5枚のCDをリリースしており、いずれも大きな評価を得ています。
 今回のアルバムも多彩な内容で、自ら編曲を手掛けた管弦楽作品など、世界初録音多数。ダイナミックな演奏で楽しませてくれます。
 



<国内盤> 


PRELUDE MUSIC


YSC0002
\2500+税
『メッセージ』 関根悠乎(クラリネット/ヴォーカル)
渡辺かや(ハープ)
 1.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
 2.ドビュッシー:月の光/
 3.ドビュッシー:夢/
 4.マスネ:タイスの瞑想曲/
 5.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
 6.サティ:ジムノペディ第1番/
 7.フォーレ:子守歌〜4手連弾のための組曲《ドリー》より/
 8.フォーレ:シシリエンヌ/
 9.サン=サーンス:白鳥/
 10.ヘンデル:オンブラ・マイ・フ/
 11.J.S.バッハ:G線上のアリア/
 12.フリース:モーツァルトの子守歌/
 13.パラディス:シチリアーノ/
 14.シューベルト:アヴェ・マリア/
 15.シューマン:トロイメライ/
 16.レスピーギ:シチリアーナ〜《リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲》より/
 17.マスカーニ:間奏曲〜歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より/
 18.ショパン:ノクターン 嬰ハ短調[遺作]/
 19.関根悠乎:メッセージ〜バッハからのおくりもの〜

  録音:2019年7月8-9日 五反田文化センター

 【クラリネットとハープで紡ぐ 珠玉のクラシック名曲集】
 
 ソロ・クラリネット奏者として各方面で活躍する、関根悠乎のセカンド・アルバム。
 阪神淡路大震災のあるチャリティーコンサートで、その素晴らしさを実感して以来大切にしてきたハープとのアンサンブルという形で、クラシックの名曲を収録しました。
 彼女が絶大な信頼をおいている渡辺かやとの息の合ったデュオで、曲の美しさを十二分に引き立てる素晴らしい演奏を聴かせています。ラストには、関根悠乎自身がバッハの平均律クラヴィーア第1巻第1番プレリュードを元に作詞・作曲し、リサイタルではアンコールで必ず演奏する「Message」を収録。
 「誰もが一度は聴いたことのあるクラシックの名曲というのは、本当に美しく芸術的な曲だからこそ、名曲として語り継がれる曲です。そして、フルートとハープの二重奏曲はたくさんありますが、私はクラリネットとハープも同じように、あるいは全く違う魅力で、素晴らしく芸術的なアンサンブルができることを知っています。見た目は地味ですが、柔らかい木の独特な温もりのあるクラリネットは、華やかな装いで元気にしてくれるというよりは、ゆっくり隣で寄り添って話を聞いてくれる、そんな存在なのだと思います。
 収録している18曲のクラシック作品のうち、1曲でもあなたの心に届いて、一緒に生きていこうと、ささやいてくれる曲が見つかりますように。」 関根悠乎(ライナーノーツより)

 【プロフィール】
 <関根悠乎(クラリネット) Yuko Sekine, clarinet>
  国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、国立音楽大学卒業。クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一、二宮和子の各氏に、室内楽を黒崎功仁彦氏に師事。
 ソロ、室内楽、オーケストラなどで活躍するほか、吹奏楽指導、吹奏楽コンクール審査員など幅広い分野で活動している。2007年よりリサイタルを開催し、その様子がクラリネット専門誌「The Clarinet」にて紹介されるなど好評を博す。
 2011年、CD「クラリネット・ソロ〜無伴奏パルティータ第2番シャコンヌ〜」をリリース。「TheClarinet」にて紹介され、超絶技巧を中心とした内容が高く評価される。一般社団法人日本クラリネット協会理事。新宿ミュージックアカデミー、クラリネット、ピアノ、ソルフェージュ講師。

 <渡辺かや(ハープ) Kaya Watanabe, harp>
  東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学卒業。柳田裕子、桑島すみれ氏に師事。渡辺暁雄氏指揮、藝大オーケストラ(現 藝大フィルハーモニア管弦楽団)とモーツァルト、グリエールの協奏曲を共演。1977年、独奏者試験でマーストリヒト市よりプリデクセランス賞受賞。オランダ、ベルギー、ドイツ各地で演奏活動後、帰国。1978年、第1回リサイタルを開催し好評を得る。
 近年ではサロンコンサート、美術館や教会、学校訪問などの演奏活動の他、高校や大学でのハープ指導、草加日本ハープコンクール審査員やコンクール委員を務めるなど後進の育成に励んでいる。
 


<LP>

 

PERCUSSIONS DE STRASBOURG(LP)

PDS118DM
【旧譜】
(2LP)
¥4200
※CD同時発
DRUM-MACHINES
 eRikm & ストラスブール・パーカッション・グループ

  【FACE A】 22:41
   1. Colibri/2. Volute/3. Obsolescence/4. Synclinal
  【FACE B】 16:43 5. Degre zero
  【FACE C】 15:49
   6. Liminal/7. L'emoi des mats/
   8. Embacle/9. Rhythmicon10. Pulsar
  【FACE D】 ᬢ
   11. Boucle I/12. Unendlichkeit II/
   13. Sonsuzlulk III/14. Infinitum IV/15. Loop V
eRikm(構成、エフェクト、ミックス)
ストラスブール・パーカッション・グループ

 録音:2017年7月3-5日 オートピエール劇場、ストラスブール

 A-C面は CD(PDS117DM)と同内容、D面はループ音源が5トラック収録されています。
  
 
PDS1018GH
【旧譜】
(LP)
¥3100
※CD同時発売
ピエール・ジョドロフスキ(1971-):ゴーストランド
 1. Holon(s)
 2. Buro
 3. Pulse
ストラスブール・パーカッション・グループ

 録音:2018年2月24、25日 エオール・スタジオ、ブラニャック

 PDS218GH のアナログ盤。
 
















12/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.

ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 062
¥2800→\2590
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
OLC第40回定期演奏会

 (1)ハイドン:歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII:9
 (2)モーツァルト:前奏曲 K.284a(アレグレット−カプリッチョ−アンダンティーノ)
 (3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュナミー」
 (4)モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550(第1稿第2段階)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
(2)(3)上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)

 今蘇る、名曲の知られざる響きをOLCが熱演! モーツァルトの交響曲第40番を 最近まで知られていなかった第3番目の稿を用いて演奏! 上尾直毅がタンゲンテンフリューゲルで弾く ピアノ協奏曲第9番「ジュナミー」も注目!

 75'51"/日本語帯・解説付

 今蘇るモーツァルトの名曲を知られざる響きで鈴木秀美率いるOLC が熱演!

 モーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュナミー」の演奏に使用したのは上野学園所蔵のタンゲンテンフリューゲルです。この協奏曲に最も相応しいと いえる楽器を名手上尾直毅が奏でます。
 またモーツァルトの交響曲第40番は最近まで知られていなかった第3番目の稿を用いて演奏しています。
 当作品、 一般的にはクラリネット無しが第1稿、含むのが第2稿とされていますが、モーツァルト自身が第2稿を書いたのちも第1稿を破棄しておらず、最後に 手を入れたのは再び第1 稿に戻って変更を加えています。
 この第3番目の稿(第1稿第2段階)は第2楽章で管楽器による部分が弦楽器によって奏で られる箇所が他稿との最も大きな違いです。
 OLCが送る新鮮な驚きの響きをお楽しみください!

 コンサート情報
  2020年1月11日(土)15:00開演 パルテノン多摩
   鈴木秀美 KLASSIK の世界 Vol. 7古典派の弦<オーケストラ・リベラ・クラシカならではのガット弦で示す真価>







COVIELLO



COV 91927
¥2700
ローゼンミュラー(1619-1684):宗教協奏曲集
 ローゼンミュラー:Ascendit invictissimus Salvator / Aude, quid times
 マッシミリアーノ・ネーリ(1623-1673):12声のソナタ第14番
 ローゼンミュラー:
  Domine cor meum / Si Deus pro nobis * /
  Domine, ne in furore / Salve Regina
 作曲者不詳:3声のソナタ *
 ローゼンミュラー:Magnificat *
  * 世界初録音
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー(指揮)
アーベントムジーケン・バーゼル

 バロック時代に高く評価されていた作曲家の名品

 録音:2018年/69'52''

 ローゼンミュラーは教会音楽の名手としても名をはせたドイツ・バロックの作曲家。ドイツの伝統的対位法とイタリアの自由な表現力を身につけた名作曲家の手腕が冴える作品集です。
 キャッチーで滑らかな旋律、豊かな和声、テキストと音楽の調和が素晴らしいです。
 
 

COV 91919
¥2700
ロマン派クリスマス合唱曲集
 レーガー:Zwei Weihnachtslieder
 フンパーティンク:Funf Weihnachtslieder
 コルネリウス:Weihnachtslieder op. 8
 ベートーヴェン:Zwolf Variationen uber ein Thema aus Judas Maccabäus von Händel
 グノー:NOEL
 サン=サーンス:Pr lude de NOEL
 アダム:CANTIQUE DE NOEL
ハノーファー少女合唱団
アンドレアス・フェルバー
グートルーン・シュレーフェル(指揮)
アンサンブル・オクトプラス

 気の利いたアレンジによる伴奏も美しい合唱集

 54'29''

 Coviello レーベルのアルバムにたびたび関わっているアンドレアス・N・タルクマンの編曲による美しいクリスマス合唱曲集です。
 




LIMEN


CPLT127 C127
¥3000
La Voix de l'Amour 愛の声
 サン=サーンス:『サムソンとデリラ』より "Mon coeur s'ouvre a ta voix"
 ジャン・ポール・マルティーニ:"Plaisir d'amour"
 マスネ:エレジー
 マスネ:『ウェルテル』より "Va! Laisse couler mes larmes"
 アンブロワーズ・トマ:『ミニョン』より "Connais-tu le pays"
 グノー:Repentir
 ドビュッシー:Nuit d'etoiles
 ビゼー:『カルメン』より "Habanera"
 ビゼー:『カルメン』より "Sguidilla"
 フォーレ:Apres un reve
 チャイコフスキー:『ジャンヌ・ダルク』より "Adieau forets"
ベネデッタ・オルシ(メゾソプラノ)
ドラガン・バビック(ピアノ)

 美しい愛の歌

 録音:2019年/リメン・スタジオ/47'13''

 イタリアのメゾソプラノ、ベネデッタ・オルシによる歌曲集。フランス音楽を中心に、愛をテーマとした美しい歌の数々を披露しています。

 限定生産、シリアルナンバー付き。
 商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
 
 


CPLT128 C128
¥3000
ユニークな経歴のピアニストが王道バッハを録音
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ジルダ・ブッタ(ピアノ)

 録音:2018年/リメン・スタジオ/81’03’’

 イタリア生まれのジルダ・ブッタはジャズ・ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの2番目の奥さんで、映画『海の上のピアニスト』のサントラではモリコーネの楽団と演奏していたピアニストです。

 限定生産、シリアルナンバー付き。
 商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
 




MD+G



MDG 90621396
(SACD HYBRID)
¥2500
『バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ6』〜
 テオフィル・アンドレアス・フォルクマール&
  ダニエル・マグヌス・グローナウ:オルガン作品集

   テオフィル・アンドレアス・フォルクマール(1686-1768):
    1.ソナタ第1番 ヘ長調【6'45】
    2.-3.ソナタ第2番 ニ短調【6'48】
   4.-7.ダニエル・マグヌス・グローナウ(1699?-1747):
    コラール・パルティータ「最後の日の来るは美しからん」【10'26"】
   フォルクマール:
    8.-9.ソナタ第3番 変ロ長調【4'24"】
    10.-12.ソナタ第4番 ト短調【7'23"】
13.-15.ソナタ第5番 ト長調【9'12"】
アンジェイ・シャデイコ(オルガン)
フランシスカン・ホーリー・トリニティ教会
 (グダニスク)

 独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第6弾はフォルクマールとグローナウのオルガン作品集!

 Stereo/5.1/2+2+2、63'04"

 SACD ハイブリッド盤。独MDG レーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第6弾はテオフィル・アンドレアス・フォルクマール(1686-1768)の6つのオルガン・ソナタとダニエル・マグヌス・グローナウ(1699?-1747)の2つのコラール・パルティータです。

 テオフィル・アンドレアス・フォルクマールは父ヨハン・アーノルドの後継者として1707年にシュチェチンのピーター&パウル教会のオルガニストに就任。その後1712年にダンツィヒ(現ポーランドのグダニスク)に移り、1717年よりトリニティ教会のオルガニストとして活躍しました。
 彼の残したオルガン作品はオルガンの豊かな響きを生かしたもので、ここに収録された6つのオルガン・ソナタでもその特徴を現れております。

 一方、ダニエル・マグヌス・グローナウはドイツに生まれ、ダンンツィヒで没したオルガニスト。1717-19年に聖アンナ教会でポーランド礼拝堂の小オルガン、1719-24年に聖カタリーナ教会で小オルガン、1724-30年に聖マリア教会で聖歌隊をそして1730年から晩年まで聖ヨハン教会の大オルガンの奏者として活躍し、生涯オルガン作品も残しました。しかし第2次世界大戦中に残された手稿譜や論文の多くが失われてしまったため、現在ではごく一部の作品が残された状態となっております。
 ここに収録された2つのコラール・パルティータはグローナウの音楽の特徴をよく示しているもので、18世紀のオルガン・レジストレーションの歴史における最も重要な史料のひとつといえます。
 
 


MDG 90321526
(SACD HYBRID)
¥2500
プーランク:管楽器のための室内楽作品集
 六重奏曲(ピアノと木管五重奏のための)【17'33】
  1. 第1楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ【7'28】/
  2. 第2楽章:ディヴェルティメント.アンダンティーノ【4'22】/
  3. 第3楽章:フィナーレ.プレスティッシモ【5'41】/
 フルートとピアノのためのソナタ【12'07】/
  4. 第1楽章:アレグロ・マリンコーニコ【4'22】/
  5. 第2楽章:カンティレーナ【4'11】/
  6. 第3楽章:プレスト・ジョコーソ【3'33】
 オーボエとピアノのためのソナタ【13'44】
  7. 第1楽章:悲歌.静かに、急がず【5'10】/
  8. 第2楽章:スケルツォ. 活気よく【4'07】/
  9. 第3楽章:嘆き.きわめて穏かに【4'25】/
 クラリネットとピアノのためのソナタ【】13'34
  10.第1楽章:アレグロ・トリステメンテ【5'17】/
  11.第2楽章:ロマンツァ【4'52】/
  12.第3楽章:アレグロ・コン・フォーコ【3'24】
 三重奏曲(オーボエ、ファゴット、ピアノのための)【12'07】
  13.第1楽章:レント〜プレスト【5'25】/
  14.第2楽章:アンダンテ.アンダンテ・コン・モート【3'34】/
  15.第3楽章:ロンド. 極めて活発に【3'06】
 アンサンブル・コンフェデラチオ
 ルート・フェルナンデス(フルート)、マリア・ソウルナチェヴァ(オーボエ)、セルジョ・ピレシュ(クラリネット)、
 ライオネル・ポワンエ(ホルン)、アクセル・ベノワ(ファゴット)、ベンジャミン・エンゲーリ(ピアノ)

 プーランク生誕120 周年、名手たちによる粋なプーランク管楽器室内楽作品集

 Stereo/5.1/2+2+2、69'05

 2019年はプーランク生誕120周年。プーランクは室内楽曲の中でも管楽器の音色を好んでいました。ここに収録されているのは、プーランクの代表的な管楽器のための室内楽作品です。

 ピアノと管楽五重奏のための「六重奏曲」は、木管アンサンブルとピアノのための最高傑作のひとつであり、プーランクの洒脱な音楽が凝縮された作品。プーランクの木管楽器のための3つのソナタも収録されています。
 フルート・ソナタは、20世紀最高のフルーティスト、ランパルと作曲者自身によって初演され、以後多くのフルーティストが演奏する名作。
 ランパルの協力を得て完成した本作は、晩年のプーランクの優美さに溢れたもの。技巧的にも難易度が高く、悲哀に満ちたプーランク最後の作品オーボエ・ソナタは、亡き友人プロコフィエフに捧げられています。
 そしてベニー・グッドマンの依頼により書かれたクラリネット・ソナタ。プーランクの瑞々しい感性に溢れた作品。死後グッドマンとバーンスタインによって初演されています。
 最後に収録されているのは、プーランク27歳の時の作品ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲。ファリャに捧げられた作品で、プーランクらしい粋なセンスが垣間見れる曲。

 名手が揃ったアンサンブル・コンフェデラチオの粋な演奏で楽しめるアルバムです。
 




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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1066
¥2600→\2390
名盤復活!室内楽版『大地の歌』!
 マーラー:大地の歌(シェーンベルク/リーン編曲室内楽版)
マルグリート・ライセン(メゾソプラノ)
アンドレ・ポスト(テノール)
オクサリス

 録音:2005年8月/62'12''

 オクサリスの名盤、室内楽版『大地の歌』がレーベルを移行して再発売!未体験の方は是非お試しください。

  この室内楽版は冒頭のスコア21ページ分を1920年にシェーンベルクが手がけたものの未完に終わっていた草稿をライナー・リーンが加筆し1983年に完成したもの。
 オリジナルが独唱2名と3管(ホルン4 管)編成に加え、多彩な打楽器を伴った大編成なのに比べるとぎりぎりまできりつめた編成。
 演奏自体はごくごくオーソドックスなので、この編曲版から浮かび上がるマーラーの秘密を探求するにはちょうど良いといえるでしょう。

 もちろん巨大編成のみが可能にする管弦楽の咆哮や浩々とした宇宙的広がりをここに求めることはできません。しかし「線」が一層明瞭になったことで明らかになったのは、マーラーがどれほど大きな編成であっても小編成室内楽に匹敵する緊密で凝縮された密度の音楽を書けた天才であったという事実です。
 「告別」での弦のたゆたいなどは時にオリジナル合奏より孟浩然や銭起の詩に肉薄しているように思わせる瞬間が確かに感じ取れます。
 




DUX

DUX 1569
¥2500
メイエルの壮大な鎮魂歌。指揮はボロヴィチ!
 クシシュトフ・メイエル(1943-):
  孤独な夢想家の歌 Op.116
  交響曲第8番 Op.111《シンフォニア・ダ・レクイエム》
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
クラクフ・カロル・シマノフスキ・フィルハーモニー混声合唱団
カトヴィツェ・ポーランド国立放送交響楽団

 現代ポーランドの巨匠メイエルの壮大な鎮魂歌。指揮はボロヴィチ!

 現代のポーランドを代表する作曲家の1人に数えられている名匠、クシシュトフ・メイエル(1943-)のソリスト、合唱を伴う大規模作品とシンフォニーをカップリング。
 ペンデレツキとヴィエホヴィチの2人のポーランドの巨匠に作曲を学んだメイエル。2011年から12年にかけて作曲された「孤独な夢想家の歌」と、2009年から13年にかけて作曲された「シンフォニア・ダ・レクイエム」の副題を持つ「交響曲第8番」は、ユダヤ人迫害をテーマとした壮大なる鎮魂歌。
 ポーランド楽団の次代を担うマエストロ、ウカシュ・ボロヴィチのタクト捌きが光ります。

 ※録音:2015年4月27日ᬢ28日&2018年2月19日ᬢ22日、ポーランド放送コンサートホール(ポーランド)
 
 

DUX 1619
¥2500
メンデルスゾーン、シューベルト&ショパン
 シューベルト:ソナタ イ長調 D.959
 メンデルスゾーン:
  無言歌ホ短調 Op.102-1、
  前奏曲とフーガ第1番ホ短調 Op.35-1
 ショパン:2つの夜想曲 Op.27、スケルツォ変ロ短調 Op.31
カール・ヴォルフ(ピアノ)

 カール・ヴォルフは、1976年、ドイツのケルン出身のピアニスト。11歳の時にモーツァルトの「ピアノ協奏曲イ長調 K.414」のソリストを務めてデビューを果たし、ケルンで学んだ後、バーゼルではクリスティアン・ツィメルマンのソロイスト・クラスで学んだ経歴の持ち主。
 イタリア、ボルツァーノの第52回フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでの入賞という実績を誇ります。

 ※録音:2019年1月3日ᬢ6日、スイス
 
 

DUX 1529
¥2500
フリーマン:クラリネットとピアノのための作品集
 秋のたそがれ Op.35/ソナタ風に Op.144/
 4つの小品 Op.170/ソナタ第2番 Op.219/
 組曲 Op.171/ソナタ第3番 Op.222《ロマンティカ》
バルバラ・ボロヴィチ(クラリネット)
マレク・シュレゼル(ピアノ)

 その生涯で約1300曲にも及ぶ膨大な数の作品を遺した20世紀ポーランドの作曲家、ウィトルド・フリーマン(1889-1977)のクラリネット作品集は、ワルシャワ近郊のラスキの盲学校で教師として過ごしたこの音楽家の功績の一部を現代に伝える貴重なプログラム。
 バルバラ・ボロヴィチは、ポーランドのオポーレ・フィルハーモニー管弦楽団でデビューを果たした後、ヨーロッパ、北米、豪州、アジアへと活躍の場を広げたポーランドの女流クラリネット奏者。ソリストとして活躍する傍ら、クラクフ音楽アカデミーで教鞭を執っています。

 ※録音:2018年ᬢ2019年(ポーランド)
 
 


DUX 1461
¥2500
ポーランドの女声ア・カペラ・クヮルテット「ビフォー」
 「冗談でしょう!」

 ウォーレン&ゴードン:最後に/
 コダーイ:ジプシーがチーズを食べる/
 伝承曲:素焼きの瓶、ラウラ・イ・フィロン/
 ダウランド:おいで、もう一度/
 ヨリアディス:Cos Optymistycznego/
 レノン&マッカートニー:イエスタデイ/
 レオントヴィチ:シュチェドルィック/
 ファレス:キサス、キサス、キサス/
 ジェリンスキ:クロリチェク/
 カラバハル:風の中の鳥のように/
 グミリョフ:キエングル/
 バカラック:ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム/
 ブリト:コモ・フェ/
 伝承曲:レクザンカ/
 ヴァルス:色気/
 ジョエル:そして今は/
 カーター:グッドナイト・スウィートハート
  ビフォー
   〔カロリーナ・ピエシク(ヴォーカル)、アンナ・コメンジンスカ(ヴォーカル)、
    カミラ・トラチェフスカ=ミコライチャク(ヴォーカル)、ブリジーダ・サビツカ=ステピンスカ(ヴォーカル)〕

 2011年に結成されたポーランドの女声ア・カペラ・クヮルテット「ビフォー」のデビュー・アルバム「冗談でしょう!」。
 各地の伝承曲からダウランド、コダーイ、バート・バカラック、ビリー・ジョエル、そしてビートルズなどの幅広いレパートリーを、魅力たっぷりのアレンジと、4人の美声が織りなすハーモニーが存分に楽しませてくれます。
 この「ビフォー」、合唱関係者要注目!ブレイクの可能性は大いにありそうです!

 ※録音:2017年10月&12月、ポーランド
 




EM RECORDS


EMRCD 054
¥2600
ソング&ソネット 〜 ヴィクトリア女王の時代の英語とドイツ語の歌
 ウィリアム・スタンデイル・ベネット:
  6つの歌 Op.23(世界初録音)、
  6つの歌 Op.35(世界初録音)、
  4つの歌 Op.47(世界初録音)
 パリー:4つのシェイクスピアのソネット(ドイツ語)
 ウォルター・バッティソン・ヘインズ:
  4つの歌 Op.8(世界初録音)
 パリー:4つのシェイクスピアのソネット(英語)
ベリンダ・ウィリアムズ(メゾ・ソプラノ)
マーク・ワイルド(テノール)
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)

 W.S.ベネットの歌曲全集世界初録音!

 近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」。
 コンサート・ピアニストとしても名声を誇った19世紀イギリスのコンポーザー=ピアニスト、ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816−1875)は、頻繁にドイツにも訪れメンデルスゾーンやシューマンとも親交を持った作曲家。
 当時はエルガーやブリテンの歌曲がドイツ語版で出版されるなど、英語とドイツ語の音楽的交流も盛んに行われており、ここではロンドンとライプツィヒで出版された英語とドイツ語の12の歌曲を含む、W.S.ベネットの歌曲全曲を収録(世界初録音)。
 パリーの「4つのシェイクスピアのソネット」も、ボーデンシュテットの翻訳によるドイツ語版があり、ドイツ語版をベリンダ・ウィリアムズが、英語版をマーク・ワイルドが歌っています。

 ※録音:2016年7月26日−27日、セント・マシューズ教会(ノーザンプトン)
 



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EVOE



EVOE 007
¥2700→\2490
「バロック・ヴァイオリンのパガニーニ」!ステファン・プレヴニャク
 &現代の「ピエタ院」オーケストラ レレガンツァ・カプリチョーザ 〜
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 RV.273
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 RV.237
  ヴァイオリン協奏曲ハ長調 RV.177
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 RV.242《ピゼンデルのために》
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208《ムガール大帝》
ステファン・プレヴニャク(ヴァイオリン&指揮)
カペラ・デル・オスペダーレ・デッラ・ピエタ

 「バロック・ヴァイオリンのパガニーニ」!ステファン・プレヴニャクのヴィヴァルディ!

 ☆ポーランド古楽界によるヴィヴァルディ!
 ☆「バロック・ヴァイオリンのパガニーニ」と呼ばれる異才ステファン・プレヴニャク!
 ☆才能溢れる女流奏者が集った、現代の「ピエタ院」オーケストラ!

 レザール・フロリサンやル・コンセール・デ・ナシオンなどで活躍し、ポーランド古楽界の中でも一際異彩を放つバロック・ヴァイオリニスト、ステファン・プレヴニャクによって2015年に設立されたポーランドのハイクォリティな古楽系レーベル「エヴォエ(Evoe)」。

 プレヴニャクが率いる「カペラ・デル・オスペダーレ・デッラ・ピエタ(Cappella dell'Ospedale della Pietà)」は、ヴィヴァルディが多くの作品を作り音楽教師を務めたヴェネツィアの慈善施設「ピエタ院(ピエタ養育院)」をモデルにして設立され、ポーランドを中心にイタリア、フランス、オーストリア出身の才能溢れる女流奏者たちによって構成されるピリオド・オーケストラ。ヴィヴァルディとヴェネツィアの音楽を演奏することを目的に、ドイツ、オーストリア、スロベニア、イタリア、ポーランドで演奏し、将来的には日本、アメリカ、中国、ヨーロッパ諸国での公演も予定しています。

 ヴィヴァルディのオペラ・アリア集アルバム(EVOE 003)に続くセカンド・アルバム「レレガンツァ・カプリチョーザ(L'Eleganza Capricciosa)」は、ヴィヴァルディのエネルギーに満ちたヴァイオリン協奏曲を、「バロック・ヴァイオリンのパガニーニ」と呼ばれる異才プレヴニャクの鮮烈なヴァイオリンでお贈りします。

 ※録音:2017年4月13日−16日、ポーランド



 

EVOE 008
¥2700
イッツ・クリスマス・タイム
 レディ・イズ・ア・トランプ/ジングル・ベル/
 レット・イット・スノー!/ウィンター・ワンダーランド/
 カム・フライ・ウィズ・ミー/もしあなただったら/
 サンタが街にやってくる/キャント・バイ・ミー・ラヴ/
 フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ/フィーヴァー/
 クリスマスを我が家で/ニューヨーク・ニューヨーク/
 スウェイ/イッツ・ハド・ベター・ビー・トゥナイト/
 リトル・メリー・クリスマス/フロスティ・ザ・スノーマン/
 シング・シング・シング/きよしこの夜
スタシェク・プレヴニャク(ヴォーカル)
ナタリア・カヴァウェク(ヴォーカル)
ステファン・プレヴニャク(指揮)
ザ・フィールハーモニー・スタジオ・オーケストラ

 ポーランドのヴォーカリスト、スタシェク・プレヴニャクとオペラ歌手(メゾ・ソプラノ)のナタリア・カヴァウェクが歌う、クリスマス・ソングのスタンダード・ナンバー集。
 バックのオーケストラ(The FeelHarmony studio orchestra)は、EVOEレーベルのアーティスティック・ディレクターでもあるステファン・プレヴニャクが指揮しています。

 ※録音:2019年8月19日−30日、ポーランド
  




PRIMA FACIE


PFCD 117
¥2600
マザー・オヴ・ゴッド 〜
 聖母マリアのための合唱作品集
コロス合唱団
パトリック・エイリーズ(指揮)
  パーソンズ:アヴェ・マリア/
  サラ・リムクス(b.1990):マーテル・デイ/
  タヴナー:神の御母よ、我ここに立ち/
  ベン・ロワース(b.1992):レジナ・チェリ(世界初録音)/
  単旋聖歌:サルヴェ・レジナ/
  アロンソ・ロボ:アヴェ・レジナ・チェロルム/
  リビー・クロード(b.1981):聖母マリアの汚れなきみ心(世界初録音)/
  クレメンス・ノン・パパ:わたしは野の花/
  ヤン・サンドストレム(b.1954):エサイの根より/
  フアン・グティエレス・デ・パディーリャ(1590−1664):スターバト・マーテル/
  ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお緑に輝く若枝よ/
  ブリテン:聖母讃歌/
  エヴァ・ウガルデ(b.1973):アヴェ・マリス・ステラ/
  ラッスス:救い主のうるわしき母

 スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として研鑽を積み、シグロ・デ・オロの創設者&ディレクター、ウォーギンガム合唱協会の音楽監督、モーリー・カレッジの指導者、オール・セインツ・パトニーの音楽監督、ウェスト・サセックス・ユース合唱団のディレクターなど、多くのポストを務める合唱界の若き実力者、パトリック・エイリーズが2011年に結成した合唱団「コロス(Khoros)」のデビュー・アルバム。

 ※録音:2019年7月13日−15日、イギリス
 
 

PFCD 115
¥2600
ジョン・カスケン:ピアノを伴う室内楽作品集2002-2018
 シャドウド・ピース
  〔ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、ベンジャミン・フリス(ピアノ)〕
 ストールン・エア
  〔フィリップ・ハイアム(チェロ)、アラスデア・ビートソン(ピアノ)〕
 6つの木の小品〔ケネス・ハミルトン(ピアノ)〕
 サーペンツ・オヴ・ウィズダム
  〔アレック・フランク=ゲミル(ホルン)、アラスデア・ビートソン(ピアノ)〕
 ピアノ三重奏曲
  〔グールド・ピアノ・トリオ〕

 ジョン・カスケンは、グラスゴーのムジカ・ノーヴァ・フェスティヴァルやBBC、BBCプロムスなどから作品を委嘱され作品を書き、ヒリアード・アンサンブルのために書いた「The Dream of the Rood」では2009年のイギリス作曲賞を受賞しているイギリスの作曲家。
 グールド・ピアノ・トリオやケネス・ハミルトンなどの名手たちによる、すべての作品にピアノが登場するというユニークな室内楽作品集。

 ※録音:2019年7月8日−11日、イギリス
 




SKANI



SKANI 077
(2CD/特別価格)
¥3600
ヤーニス・ザーリーツ:合唱作品全集 ラトビア放送合唱団
シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
 [Disc 1]
  アヌジ讃歌(Anuzu Himna)(1943)(混声合唱のための)
  誕生日の挨拶(Apsveikums jubil?ram)(1930)(混声合唱のための)
  アードルフス・カトキンシュに(Adolfam Kaktinam)(1910)(混声合唱のための)
  死の島の聖爵(Bikeris mironu sal?)(1912)(混声合唱のための)
  白樺の墓(Birztalina)(1916)(混声合唱のための)
  故郷への道(Ce?s uz dzimteni)(1916)(混声合唱のための)
  今日、われら力強い魂を讃えん(Cildinam sodien varenos garus)(1910)(混声合唱のための)
  労働歌(Darbadaina)(1930)(混声合唱のための)
  大切な魂(Dargas ena)(1922)(混声合唱のための)
  人びとをひとつにした者への歌(Dziesma Tautas Vienotajam)(混声合唱のための)
  幼年時代から(Jau no bernu dienam)(1910)(混声合唱のための)
  夜に(Kad nakts)(1913)(混声合唱のための)
  トネリコの木がかさかさと(Ka osi salc )(1915)(混声合唱のための)
  山頂の雪のように(Ka sniegi kalnu galotn?s)(1920)(混声合唱のための)
  大地が痛みを感じないことを(Lai zemei sapes nav)(1943)(混声合唱のための)
  復活祭の歌(Lieldienu dziesma)(1913)(混声合唱のための)
  復活祭の歌(Lieldienu dziesma)
  夏至(LIgo)
  夏至の歌(LIgo virkn)(1910)(混声合唱のための)
  詩人の墓のそばで(Pie kokletaja kapa)(1913)(混声合唱のための)
  新聞讃歌(Preses Himna)(1910)(混声合唱のための)
  J・ヴィートリス教授へ(Profesoram J. VItols)(1911)(混声合唱のための)
  角笛を吹き鳴らせ(Pusat taures!)(1936)(混声合唱のための)
  ライニスとアスパズィヤに(Rainim Un Aspazijai)(1920)(混声合唱のための)
 [Disc 2]
  心はかくも重く(Sirds tik gruta)(1915年版)(混声合唱のための) 
  心はかくも重く(Sirds tik gruta)(1917年版)(混声合唱のための)
  指導者のための人民の歌(Tautas himna Vadonim)(1935)(混声合唱のための)
  神霊(Ta vesma)(1918)(混声合唱のための)
  あなたたちの畑だ(Tev sie lauki)(1915)(混声合唱のための)
  ようこそ(Tevi Sveicam)(1910)(混声合唱のための)
  指導者を讃えよ(Vadona suminajums)(1910)(混声合唱のための)
  英雄たちの歌(Varonu dziesma)(1933)(混声合唱のための)
  夏(Vasara)(1943)(混声合唱のための)
  夏の夜(Vasaras Nakts)(1922)(混声合唱のための)
  団の歌(Vien?bas dziesma)(1910)(混声合唱のための)
  梳き手、紡ぎ手、織り手の歌(Karseju, verpeju un audeju dziesma)(1912)(女声合唱のための)
  勇敢な兵士たち(Kareivji drosie)(1910)(男声合唱のための)
  兵士の歌(Kareivju dziesma)(1914)(男声合唱のための)
  囚人たちの歌(Katordznieku dziesma)(1919)(男声合唱のための)
  カールリス・スカルべに(Karlim Skalbem)(1921)(男声合唱のための)
  吹けよ、風!(Pusat, veji!)(1910)(男声合唱のための)
  朝の挨拶(RIta sveiciens)(1936)(男声合唱のための)
  英雄の心(Varona sirds)(1918)(男声合唱のための)
  指導者に敬礼!(Sveiks, Vadon, Sveiks!)(1910)(混声合唱のための)

 ヤーニス・ザーリーツ Janis ZalIts(1884−1943)は、サンクトペテルブルク音楽院をロシア革命前に卒業した最後のラトビア人作曲家です。
 20世紀初めに登場した象徴主義という新しい考え方に強く影響された最初のラトビアの作曲家といわれ、音楽批評家としても活動、ラトビア国立歌劇場の初代監督を務めました。
 ラトビア音楽情報センター(LMIC)の自主レーベルSkaniの新しいアルバムには、ラトビア放送合唱団の首席指揮者シグヴァルズ・クリャヴァ(1962−)と音楽学者のアグネゼ・パウニアが共同で研究、新エディションとして楽譜を出版したザーリーツの「混声、女声、男声のため」の全作品がラトビア放送合唱団の歌唱で収録されました。
 色彩的な半音階和声、テクストの詩を表現するための洗練された音楽言語の使い方に独創性がみられるザーリーツの合唱曲は、合唱団と指揮者に「快適な空間」から一歩踏み出すことが求められ、このアルバムの44曲はすべて初録音の作品です。

 ※録音:2012年、2017年、2018年、2019年、リガ

 注:ラトビア音楽情報センターの作品一覧には《復活祭の歌(Lieldienu dziesma)》は「1曲」しかなく、《夏至の歌(LIgo virkn》の前の《夏至(LIgo)》は掲載がありません。
   《心はかくも重く(Sirds tik gruta)》は、「1915年版」のみ掲載。
   アルバムにない《大収穫祭フィナーレの合唱(Lielo p?aujas svetku nosleguma koris)》(1910)(混声合唱のための)という合唱曲が載っています。
 
















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