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≪第110号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2021/1/5〜



1/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HAENSSLER



HC 20046
¥2700→\2490
ダン・エッティンガー(指揮)
シュトゥットガルト・フィルによるチャイコフスキーの交響曲第4番と
 コルサンティアを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番!

  (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
  (2)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
(1)アレクサンダー・コルサンティア(ピアノ)
ダン・エッティンガー(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団

 実に感動的な演奏!エッティンガー率いるシュトゥットガルト・フィルによるチャイコフスキーの交響曲第4番とコルサンティアを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番!

 セッション録音:2020年9月24-26日/シュタットハレ(ジンデルフィンゲン)/DDD、77'24

 ダン・エッティンガー率いるシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団とのチャイコフスキーの交響曲と実力派ピアニストがソロをつとめるラフマニノフの協奏曲をカップリングとする好評のシリーズ第2弾は、チャイコフスキーの交響曲第4 番とラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番です!

 人気・実力を兼ね備えた指揮者エッティンガーは2015年よりシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者をつとめ、同団と精力的な演奏活動を展開してきました。
 しかし、新型コロナウィルスのロックダウンにより演奏活動ができない状況の中、2020年9月に本拠地シュタットハレ、ジンデルフィンゲンにて録音が実現。当録音では団員のソーシャルディスタンスを保ち行われました。

 エッティンガーが最も得意とし、録音したかった作品と語るチャイコフスキーの交響曲。自身の構想では全集録音も視野に入れているとのこと。オペラとシンフォニーの両輪で活躍するマエストロだからこその解釈で創造性あふれたドラマティックな表現で聴き手を魅了します。
 ことにコロナ禍で表現することのできなかった音楽への思いがこの録音で爆発しており、エッティンガーらしい熱演は感動せずにはいられません。

 カップリングは実力派ピアニスト、アレクサンダー・コルサンティアをソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番です。
 1965年生まれ、ジョージア出身のコルサンティアはシドニー国際ピアノ・コンクール(1988年)、ルービンシュタイン国際コンクール(1995年)で優勝している実力派。エッティンガーの好サポートを得てラフマニノフの情熱的かつ官能的な美しい旋律を歌わせながら奏でます。実に感動的なラフマニノフも聴き逃せません。



 ダン・エッティンガー(指揮):

 1971年イスラエル生まれのエッティンガーは6 歳でピアノを始め、ルービン音楽学校、テルアビブ大学でピアノ、指揮、声楽を専攻し、バリトン歌手として主役及びコーラスなどオペラ関連の役職に当たりました。
 その後、1999年にはエルサレム室内楽音楽祭で指揮者デビュー。バレンボイムの秘蔵っ子としてベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務め、その後はバイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場などの世界の主要な劇場に出演しました。
 2004年に初来日を果たし、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者となり、2015年4月より同団の桂冠指揮者に就任しています。
 また2018年10月には東京交響楽団の定期演奏会に登場しベルリオーズの幻想交響曲の熱演を聴かせてくれました。
 2015年よりシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者をつとめ、ヘンスラー・レーベルから続々と録音を発表しております。



エッティンガー&シュトゥットガルト・フィル
 チャイコフスキーの交響曲とラフマニノフのピアノ協奏曲
第1弾



 HC 19048
\2700→\2490
エッティンガー&シュトゥットガルト・フィル
 チャイコフスキーの交響曲第5番とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番!

  (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
  (2)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
(1)ファビオ・マルティーノ(ピアノ)
ダン・エッティンガー(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団

 エッティンガー&シュトゥットガルト・フィルの第2弾はチャイコフスキーの交響曲第5番とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番!

 セッション録音:2019 年3 月4-7 日/シュタットハレ(ジンデルフィンゲン)/77'08"

 人気・実力を兼ね備えた指揮者ダン・エッティンガーが2015年より首席指揮者をつとめるシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団との録音。
 モーツァルトの交響曲第25&第40番(KKC 5975 / HC 18086)に続く期待の第2 弾はエッティンガーが最も得意とするチャイコフスキーの交響曲第5番とファビオ・マルティーノを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏曲第1 番です!

 1971年イスラエル生まれのエッティンガーは6歳でピアノを始め、ルービン音楽学校、テルアビブ大学でピアノ、指揮、声楽を専攻し、バリトン歌手として主役及びコーラスなどオペラ関連の役職に当たりました。その後、1999年にはエルサレム室内楽音楽祭で指揮者デビュー。バレンボイムの秘蔵っ子としてベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務め、その後はバイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場などの世界の主要な劇場に出演しました。
 2004年に初来日を果たし、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者となり、2015年4月より同団の桂冠指揮者に就任しています。
 また2018年10月には東京交響楽団の定期演奏会に登場しベルリオーズの幻想交響曲の熱演を聴かせてくれました。

 エッティンガーが最も録音したかった作品と語るのはチャイコフスキーの交響曲で、自身の構想では全集録音も視野に入れているとのこと。オペラとシンフォニーの両輪で活躍するマエストロだからこその解釈で創造性あふれたドラマティックな表現で聴き手を魅了します。
 カップリングはファビオ・マルティーノをソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第1番です。1988年、サンパウロ生まれのマルティーノは5歳の時に祖母よりピアノの手ほどきを受け、その後、マグダ・タリアフェッロ財団から奨学金を得てアルマンド・ファヴァ・フィホに師事し、2008年にはカールスルーエ・アカデミーに留学しました。これまでにBNDES 国際ピアノコンクール・リオ・デ・ジャネイロをはじめ、20ものコンクールでの受賞歴を誇るブラジル期待の若手です。


 
 


HC 20063
¥2700
シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音!
 ブリテン:
  (1)無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
  (2)無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
  (3)無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
  (4)テーマ・ザッハー(1976)
ヤコブ・シュパーン(チェロ)

 圧倒的な説得力。ドイツ俊英シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音!

 セッション録音:2020年4月17-19日/キュンストラーハウス・ミュンヘン、フェストザール/DDD、69'48

 ドイツの俊英チェリスト、ヤコブ・シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音しました。1983年ベルリン生まれのシュパーンは幼いころ聴いたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏した「動物の謝肉祭」の録音に魅了され、7歳からチェロを習いはじめました。
 その後、ハンス・アイスラー音楽大学にて名チェリストにして名教師のダーヴィト・ゲリンガスに師事しその才能を開花させました。2011年よりバイエルン国立管弦楽団の首席チェリストをつとめる一方、ソリストとしても活躍。
 今後更なる活躍が期待されるドイツの俊英チェリストです。

 ヘンスラー・レーベルより名ピアニストにして作曲も手がけたフリードリヒ・グルダ(1930-2000)のチェロ協奏曲&チャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲(HC-18016)をリリースしており、その腕前と雄弁な語り口で評価されております。

 期待の無伴奏録音。名手ロストロポーヴィチのために書かれたブリテンの3つの無伴奏チェロ組曲は高い技術と音楽性が要求される難曲ですが、シュパーンは集中力が途切れることなくブリテンの独自の宇宙を描きます。
 
 

HC 20065
¥2700
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
 (1)ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 (2)ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280
 (3)ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
 (4)ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545
ジャン・ミュラー
 (ピアノ;Steinway D-573968)

 ルクセンブルク生まれのジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第3弾!

 セッション録音:2017年1月/ルクセンブルク国立音楽学校/DDD、57'43

 ルクセンブルク生まれのジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第3弾が登場しました。

 ミュラーはヘンスラー・レーベルからリリースしたゴルトベルク変奏曲(HC 17059)では、高度な技術に裏付けされた圧倒的なテクニックを武器に変幻自在に各変奏、音色の変化をつけて演奏し好評価を得ました。
 透き通るように美しいタッチで絶賛されるミュラーが満を持して臨んだモーツァルトのピアノ・ソナタ、大注目の全曲録音です。
 なお、ミュラーは2016年7月よりルクセンブルク室内管弦楽団の芸術監督もつとめております。

 ジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音
 第1集【第3番 変ロ長調 K.281、第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」、第12番 ヘ長調 K.332、16番 変ロ長調 K.570】(HC-18068)
 第2集【第1番 ハ長調 K.279、第4番 変ホ長調 K.282、第6番 ニ長調 K.284、第8番 ニ長調 K.311】(HC-19074)
 




MDG



MDG 61321962
¥2500
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)
コミタス&バルトーク/民謡集

 バルトーク:チーク県の3つの民謡(1907)
 コミタス:7つの踊り(1916)
 バルトーク:15のハンガリー農民の歌( 1914/1918)
 コミタス:7つの歌(1911)
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(1915)
 コミタス:子供のための12の小品集(1910)
 バルトーク:ルーマニアのクリスマス・キャロル(1918)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)

 民族に根ざした音楽を探求したバルトークとコミタス

 69' 46、輸入盤・日本語帯付

 シュテッフェン・シュライエルマッヒャーによる、民謡をもとに書かれたバルトークとコミタスのピアノ作品集。
 アルメニアの作曲家コミタス・ヴァルダペット(1869〜1935)。アルメニアの古謡を採集し、バルトークにも似た功績を残した作曲家のコミタスは近年再評価されています。
 ここに収録されている「7つの踊り」の中にはアルメニアの民族楽器ドゥドゥクを思わせるようなフレーズも出てきて、エキゾチシズムを感じさせます。
 バルトークとコミタスは、民族に根ざした音楽を探求した功績は多大なるもの。
 またバルトークの初期作品「チーク県の3つの民謡」やあまり演奏されることのない「ルーマニアのクリスマス・キャロル」などシュライエルマッヒャーの選曲も絶妙です。
 
 


MDG 90222096
(SACD HYBRID)
¥2500
バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ8
 ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒ(1687-1764):世俗カンタータ
  ・ミューズの子供たち PL-GD Ms.Joh.37 FreisWV E28
    (1749年1月9日教授就任記念のためのカンタータ/ソロ、合唱、オケ)
  ・喜びの船が急いで東方からやってくる PL-GD Ms.Joh.11 FreisWV E33
    (コーヒーカンタータ/ バス・ソロ、オケ)
  ・グダニスクで歓喜の合唱を PL-GD Ms.Joh.15 FreisWV E20
    (1754年2月27日ドイツ騎士団からの解放を祝って/ソロ、合唱、オケ)
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル、
ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル、
アンドレイ・シャデイコ(指揮) 

 豊富なバルト音楽の遺産を発見できるシリーズ第8弾!

 Stereo/5.1/2+2+2、75'25、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 独MDG レーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第8弾は、ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒ(1687-1764)の世俗カンタータ集。

 ポーランドの湾岸都市で古い歴史を誇る街グダンスクは、14世紀にバルト海周辺で隆盛を誇ったハンザ同盟に加盟し、交易の中心地として栄え、16世紀にはポーランド王国の直接の庇護を得て、黄金期を迎えます。
 そのグダニスクの美しい教会聖母マリア教会では、当時頻繁にオルガン演奏が行われ、カペルマイスターはそのために作品を次々と生み出す必要がありました。

 ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒは、J.S.バッハより2歳年下で、すでに次世代の音楽を感じさせる作風です。
 ヨーロッパの中心部から離れているものの、グダンスクの中産階級の人々に向けた華麗な音楽で、凛々しくも、繊細な技法で書かれています。
 豊富なバルト音楽の遺産を発見できると魅力的なアルバムです。
 



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PENTATONE



PTC 5186889
¥2600→\2390
名手コルティとイル・ポモ・ドーロが極小編成で奏でる
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集第2集

 (1)チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
 (2)チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
 (3)チェンバロ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV1057
 (4)フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲
  イ短調 BWV1044
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
イル・ポモ・ドーロ
ヴァイオリン:
 エフゲニ・スヴィリドフ**、
 アンナ・ドミトリエヴァ、ロセッラ・クローチェ
ヴィオラ:ステファノ・ロッシ
チェロ:ルドヴィコ・ミナージ
ダブルベース:パオロ・ズッケリ
バスーン:アレッサンドロ・ノゼッロ
リコーダー:アンドレス・ロカテッリ*、
 アレッサンドロ・ノゼッロ*
トラヴェルソ:マルチェッロ・ガッティ**
 
 *BWV1057のソリスト
 **BWV1044のソリスト
KKC 6323
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 自筆譜を丹念に研究した成果がここに結実。当代きっての名手コルティとイル・ポモ・ドーロが極小編成で奏でるJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲集第2集

 チェンバロ/1738年製作のクリスティアン・ファーターの楽器に基づく、アンドレア・レステッリによる1998年製作の楽器
 セッション録音:2020年3月2-8日/ヴィッラ・サン・フェルモ、ロニゴ(イタリア)/DDD、61'36

 1984年イタリア生まれの鍵盤奏者フランチェスコ・コルティ。当代きっての名手が2018年よりゲスト常任指揮者をつとめるピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』との共演によるJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲集の第2弾がリリースされます。
 第1集(KKC-6240 / PTC-5186837)ではフルオーケストラで演奏することでより効果の得られる4つの協奏曲(第1番 ニ短調 BWV1052、第2番 ホ長調 BWV1053、第4番 イ長調 BWV1055、第7番 ト短調 BWV1057)を録音し、レコード芸術の特選盤など高い評価を得ました。
 期待の第2集では室内楽編成でより効果の得られる作品として、第3番 ニ長調BWV1054、第5番 ヘ短調 BWV1056、第6番 ヘ長調 BWV1057、そしてフルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調 BWV1044を収録しました。

 コルティは2006年ライプツィヒにて第15 回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞。翌2007年にはマルク・ミンコフスキからのアプローチでルーヴル宮音楽隊のメンバーとなり、以後チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として活躍しております。
 ソリストとしては世界各国で活躍し、2017年6月に調布国際音楽祭に出演し注目を集めました。

 当アルバムにはコルティがバッハの自筆譜を丹念に研究した結果が結実しており、「室内楽のような親密さがあり、極小編成で演奏すべき」という結論に至った作品が収録されております。
 それは基本的に各パート一人ずつでの編成とし、その結果、バッハのテクスチャの妙が音として明確に伝わってきます。コルティの魅力である雄弁な語り口は当録音でも冴えわたり、イル・ポモ・ドーロとともに息の合ったアンサンブルでこれらの作品の新たな魅力に出会うことができます。まさに新時代の名盤登場と申せましょう。

 録音は2020年3月。レコーディングを終えた翌日にイタリアはロックダウンに入ったという緊迫した状態でしたが、バッハの音楽に没入しその喜びを分かち合おうとする当演奏は、人々に力を与えてくれるようなパワーを携えております。

 国内仕様盤(KKC-6323)にはジェイソン・ステル著「巨匠の手による入念で見事な仕上げ」の香住隼による翻訳・補筆・注の日本語解説書付。実に読応えのある内容となっております。

 



名手コルティとイル・ポモ・ドーロ
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集第1集

 PTC 5186837
¥2600→\2390
J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲集
 (1)チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
 (2)チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
 (3)チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
 (4)チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
イル・ポモ・ドーロ

 ミンコフスキにも認められた俊英鍵盤奏者コルティ。イル・ポモ・ドーロと満を持してバッハのチェンバロ協奏曲を録音!

 セッション録音:2019年3月1-5日/グスタフ・マーラー・ホール(ドッビアーコ)/ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付、64'08"

 1984年イタリア生まれの鍵盤奏者フランチェスコ・コルティが2018 年よりゲスト・コンダクターをつとめるピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』との共演で、J.S. バッハのチェンバロ協奏曲集を録音しました!

 コルティは2006年ライプツィヒにて第15 回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞。翌2007年にはマルク・ミンコフスキからのアプローチでルーヴル宮音楽隊のメンバーとなり、以後チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として活躍しております。ソリストとしては世界各国で活躍し、2017年6月に調布国際音楽祭に出演し注目を集めました。

 満を持してのバッハのチェンバロ協奏曲集は、コルティの魅力である雄弁な語り口で演奏。イル・ポモ・ドーロとともに息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。今後のより一層の活躍が期待される注目の録音です。

 

 




TOMOKO MUKAIYAMA FOUNDATION



TOMOKO 0005
(CD)
¥1900
向井山朋子
LA MODE ラ・モード

 ヤニス・キリアキデス(作曲)
  1. Catwalk キャットウォーク
  2. Nocturnal 夜行性
  3. Early Memory 幼き頃の思い出
  4. Dress Code ドレスコード
  5. Ito Rumba 伊東ルンバ
向井山朋子(ピアノ、パフォーマンス)
KKC 6331
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2000+税

 真に研ぎ澄まされた感性で描く現代におけるファッションの華やかさと危うさ、話題のインスタレーション作品「ラ・モード」、ひとつの枠に収まることのない名アーティスト向井山朋子の最新アルバム2020年録音!

 録音:2020年6月2-3日/オランダ、ロバイン・コンサートスタジオ

 アムステルダムを拠点に活動する、現代音楽を得意とする名ピアニストであり建築や美術などあらゆる芸術を総合した独自の世界を創り上げる名アーティスト・向井山朋子による自主レーベル新作アルバム。
 収録されている「ラ・モード」は2016年に台湾の台中国立歌劇院のこけら落とし公演で初演、次いで同年に日本でも上演された向井山の話題作で、コロナ禍の2020年6月にオランダで改めて取り上げられライヴ配信されました。
 その直後にレコーディングされたのがこのCDです。

 1969年キプロス生まれのヤニス・キリアキデスが作曲を手掛けた「ラ・モード」は、舞台に建築家・伊東豊雄のデザインを使ったセットを用い、コンテンポラリーバレエのダンサーが登場、楽器はピアノのみですがエレクトロニクスも大胆に使用し、ひとつの枠に留まらない刺激的で示唆的な世界を生み出した印象的なインスタレーション作品。作品のテーマは「ファッション」で、一見華やかな世界を思わせますが同時に一筋縄ではいかない強烈な何かを纏った内容となっています。
 「ファッションとは人類を最も熱狂させる現代の宗教であり、また最も脆弱で危険なコミュニケーション手段である」といった思想が制作にあたっての核にあるようです。
 音楽は5つの楽章からなり1時間を要する大作。ピアノの最高音の連打からすべてが始まってミニマル、ノイズ、電子音楽、ダンスミュージックなど様々な手法を取り込みながら大きく展開し、同時に研ぎ澄まされた感性と切り詰めた表現力で独自の世界を創り上げていきます。
 CD 化に際して作品が持つ力を損なうことのないよう、向井山本人が監修したデザインもこだわりに満ちたもの。たいへん美しく力強い、魅力的なパッケージになっています。



向井山朋子といえばやはりこれか


 TOMOKO 0001
\1900
Women Composers
 アドリアーナ・ヘルツキー(1953-):
  フランツ・リストのための「ヘルフェンスター」
 ヴァネッサ・ラン(1968-):インナー・ピース
 ガリーナ・イワーノヴナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
  ピアノ・ソナタ第6番
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ピアノ・ソナタ
 メレディス・モンク(1942-):ダブル・フィエスタ
向井山朋子(ピアノ)


 録音:1994年8月15・16・17日/NCRV Studio Hilversum/55'59''

 1994年録音のこのアルバムは向井山朋子のデビューアルバムであり、内容の素晴らしさやジャケットのインパクトから大変な話題となりました。
 女性作曲家の作品を集めて収録しており、技巧と音楽性が高い次元で組み合わさった知る人ぞ知る名盤。特にウストヴォリスカヤの『ピアノ・ソナタ第6番』は名演です。
 また自らのヴォーカルを伴う作品や、向井山のために書かれた作品もあります。
 90年にアムステルダムに移り住んだ向井山のこのアルバムは当時のオランダの雰囲気、芸術の在り方を強烈に伝えてくれます。

 




DA VINCI CLASSICS



C00239
¥2600
J.S.バッハ:ハープシコードのために編曲されたソナタ集
 ソナタ第3番ト長調 BWV.1005
  〔第1楽章編曲:J.S.バッハ(?)、
   第2〜4楽章編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
 ソナタ第1番ニ短調 BWV.1001
  〔編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
 ソナタ第2番ニ短調 BWV.964
  〔編曲:J.S.バッハ(?)/BWV.1003からの編曲〕
 ソナタ イ短調 BWV.965
  〔編曲:J.S.バッハ/ラインケンのソナタ第1番からの編曲〕
 ソナタ ハ長調 BWV.966
  〔編曲:J.S.バッハ/ラインケンのソナタ第3番からの編曲〕

サルヴァトーレ・カルキオーロ
 (ハープシコード/
  ミヒャエル・ミートケ
   1710年製のレプリカ)


 大バッハの音楽とトランスクリプションの関係性。壮大なテーマに取り組み続けたイタリアの名手の好企画!

 シチリア島のカターニャ出身で、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院で名匠ボブ・ファン・アスペレンに古楽系鍵盤楽器の奏法を師事し、現在はカターニャ音楽院のハープシコード科の教授としてイタリア古楽界の発展に尽力しているハープシコード奏者、通奏低音奏者、そして音楽学者のサルヴァトーレ・カルキオーロが、"アレンジされた"J.S.バッハのハープシコードのためのソナタの数々をレコーディング!
 カルキオーロは「バッハの時代の編曲」からJ.S.バッハが編曲したラインケンの2つのソナタ、大バッハ、または長男のW.F.バッハが編曲したとされる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番BWV.964(原曲はBWV.1003)を選曲。

 さらにカルキオーロは「現代の編曲」として、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3曲のハープシコードでの演奏を実現するために「ソナタ第1番BWV.1001」の全曲を、そして「ソナタ第3番BWV.1005」については第2楽章から第4楽章までを自らの手で編曲(第1楽章は大バッハ、またはW.F.バッハの編曲)し、「バッハ」と「トランスクリプション」という壮大なテーマに対する長年の研究の成果を自身の演奏で表現しています。
 大バッハの音楽と編曲という、バッハの時代から現代まで続く非常に興味深く、同時に非常に難しいテーマに取り組んだカルキオーロの面目躍如たる充実のプログラムです。

 ※録音:2009年4月、カプラニカ(サン・テレンツィアーノ、イタリア)


 ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます! → https://youtu.be/HUn8prpM_sM
 


C00312
¥2600

ピツェッティ:ヴァイオリンを伴う室内楽作品集
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 アリア ニ長調
 3つの歌

ルッジェーロ・マルケージ(ヴァイオリン)
フェデリコ・ロヴィーニ(ピアノ)


 イタリアにおける新古典主義音楽を牽引する存在とされながらも、ロマン派、または新ロマン主義的な作風を持ち、さらにはルネサンス音楽やバロック音楽への回帰を掲げ、オペラが隆盛を誇った同国において器楽復興にも尽力したイルデブラント・ピツェッティ(1880−1968)。
 ドーラ・シュヴァルツベルクに師事した後、ラ・カメラータ・ドゥカーレ・ディ・パルマを創設し、第1ソロ・ヴァイオリン奏者として活躍する実力派、ルッジェーロ・マルケージ(1964−)が奏でるピツェッティの音楽は、知られざる近代イタリアの傑作「イ長調のソナタ」を含む3作品。
 「皇紀2600年奉祝曲」の1つ「交響曲イ調」の作曲者として有名なピツェッティの芸術の本質を知る上でいずれも重要な作品です。

 ※録音:2019年11月、アウディトリウム・サイエンス&ミュージック(ピサ、イタリア)


 ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます!
   → https://youtu.be/cj6JIvDA-sU

 
 

C00313
¥2600
下り道 〜 サクソフォンとピアノのための現代音楽集
 フェレーロ:ナッシュヴィルの夜
 マローネ:インプロヴィザメンテ
 ガランテ:エウメニドゥム・クリネス
 パレルモ:ジェメロの歌
 デル・プレテ:ハバネラ
 ギドーニ:フラッシュノーツ
 ファッツォラーリ:ソナタ第4番 Op.14-1
 ルカ:チェンジング
トゥー・フォー・ニュー・デュオ
 〔ジョヴァンニ・デ・ルカ(サクソフォン)、
  フランチェスコ・シルヴェストリ(ピアノ)〕

 2011年に活動を開始したイタリアのサクソフォンとピアノの二重奏、トゥー・フォー・ニュー・デュオが2016年から2018年にかけてイタリアとスペインで取り上げてきた現役の作曲家たちによる8作品を収録。
 フェレーロの「ナッシュヴィルの夜」とデル・プレテの「ハバネラ」を除く6作品は、トゥー・フォー・ニュー・デュオに献呈された新作。サクソフォンとピアノの可能性を広げてくれるこの作品集は、トゥー・フォー・ニュー・デュオにとっての音楽旅行日記でもあります。

 ※録音:2016年−2018年、イタリア&スペイン
 

C00327
¥2600

プーニ:クラリネット四重奏曲集(全曲世界初録音)
 クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲変ロ長調 Op.4
 クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲イ短調 Op.3
 クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲変ホ長調 Op.2

ルイージ・マジストレッリ(クラリネット)、
イタリアン・クラシカル・コンソート
 〔ジャコモ・オルランディ(ヴァイオリン)、
  ルカ・モレッティ(ヴィオラ)、
  エリザベッタ・ソレシーナ(チェロ)〕

 19世紀イタリアのバレエ音楽王チェーザレ・プーニ。知られざる秀作、クラリネット四重奏曲集!

 現在ではその名前と音楽が忘れつつあるものの、マリウス・プティパ協会のウェブサイトに掲載されているアダム・ロペス氏による伝記からその存在を改めて知ることが出来る19世紀イタリアの音楽家チェーザレ・プーニ(1802−1870)。
 生い立ちは謎に包まれているものの、ジェノヴァで時計職人の父の下で育ったプーニは早くから音楽的才能を発揮し10歳を迎える前に最初の交響曲を作曲。ミラノ音楽院で作曲をボニファツィオ・アジオーリ、ヴァイオリンをアレッサンドロ・ロッラに師事したプーニは、その後、スカラ座で、また振付師であるジュール・ペローとのコンビで数多くのバレエを作曲し、その生涯で300曲以上のバレエ音楽を遺した多作家としても知られています。
 「バレエ音楽」の作曲家であったプーニが、1824年から25年にかけて作曲し、ヴィンチェンツォ・コモッリに献呈された3つのクラリネット四重奏曲。古典派からロマン派にかけて時代、作風が移り変わる中で作曲されたイタリアの知られざる秀作が歴史の陰から姿を現します。

 プーニのクラリネット四重奏曲を現代に蘇らせたのは、イタリア国際クラリネット協会の会長を務める重鎮で、カール・ライスターやディーター・クレッカーとの共演も数多いルイージ・マジストレッリ。作曲当時の響きを忠実に再現するため、1960年頃に製作されたドイツ式のC管、B♭管、A管の3本にクラリネットを吹き 分けています。

 ※録音:2018年9月、サント・ステーファノ・ティチーノ(イタリア)
 ※当CDの背オビとバックインレイには品番が「C00328」と誤表記されておりますが、レーベルでの修正、再印刷の予定が無いため現状のままの出荷とさせていただきます。予めご了承下さい。
 

C00310
¥2600
フォンタネージ:4つの協奏曲
 ヴァイオリンとオーケストラのための《悲劇的な協奏曲》
 チェロとオーケストラのための《田園風の協奏曲》
 フルートとオーケストラのための《学術的な協奏曲》
 ピアノとオーケストラのための《質素な協奏曲》
ヴィンェンツォ・ボロネーゼ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・ステファネッリ(チェロ)
ジネーヴラ・ペトルッチ(フルート)
ミケランジェロ・カルボナーラ(ピアノ)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
アルベルト・マルティーニ(指揮)

 パドヴァ大学で中世哲学の歴史を学んだ経歴を持つイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンタネージ(1969−)の協奏曲集。
 フォンタネージは協奏曲などを作曲するに際し、マリピエロの「チマロジアーナ」やカゼッラの「スカルラッティアーナ」などのように、イタリアの古典的な作曲家たちの音楽から主題や旋律をソースとして引用するのではなく、形式の統一性や対位法の複雑性などのインスピレーションを得て、自らの作品に反映するという手法を採っています。

 ※録音:2019年7月7日−10日、テアトロ・リスト—リ(ヴェローナ、イタリア)
 
 

C00309
¥2600

想い出の宮殿 〜
 コミティーニ:サクソフォンを伴う室内楽作品集

  ソプラノ&アルト・サクソフォン、
   ヴィオラとピアノのための《5つの格言》
  ソプラノ・サクソフォンとピアノのための《フィアベスク組曲》
  アルト・サクソフォンとピアノのための《悪魔(ディアベル)》

ミケーレ・パオリーノ(ソプラノ&アルト・サクソフォン)
アルド・マリア・ザンゲーリ(ヴィオラ)
ロベルタ・パンドルフィ(ピアノ)

 1986年、イギリス出身のイタリア新世代の作曲家、ダニーロ・コミティーニが人間の内面、「内なる肖像画」に焦点をあてた「サクソフォン」を伴う室内楽作品の数々。
 コミティーニはエドガー・アラン・ポーの小説を題材としたオペラ「眼鏡」で2017年にペーザロのロッシーニ劇場へのデビューを果たし、今後の活躍が期待されています。

 ※録音:2020年1月、ルニク・レコーディング・スチューディオ(ペーザロ、イタリア)
 
 
 


C00257
¥2600
エンスウィート 〜 ピアノ4手連弾のための組曲集
 フォーレ:組曲《ドリー》Op.56
 ドビュッシー:小組曲 L.65
 ラフマニノフ:6つの小品 Op.11
 バーバー:バレエ組曲《思い出》Op.28
メティス・ピアノ・デュオ
 〔アレッサンドロ・フェリーチェ&
  ロレッタ・プロイエッティ〕

 ピアノ4手連弾のための組曲の魅力。知恵の女神メティスの名を冠するデュオの妙技!

 ラモーとJ.S.バッハに代表されるように、ルネサンス時代からバロック時代にかけて数えきれないほどの数が作曲されてきた「組曲」。
 この19世紀から20世紀、フォーレからバーバーに至る「ピアノ4手連弾」のための組曲集は、スタイルも音楽的アプローチも全く異なる4人の作曲家のコントラストが描かれているのと同時に、2人のピアニストの音楽的対話が生み出す新鮮さと軽やかさが魅力です。

 ギリシャ神話の知恵の女神メティスの名前を冠するメティス・ピアノ・デュオは2人のイタリア人女流ピアニスト、アレッサンドロ・フェリーチェとロレッタ・プロイエッティによって2014年に結成されました。
 古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、イタリア国内を中心に活発な活動を展開している期待のピアノ・デュオです。

 ※録音:2019年6月25日、チューブ・レコーディング・スタジオ(リエーティ、イタリア)


 ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます! → https://youtu.be/CKTiFis2wjs
 
 
 
 


C00305
¥2600
幸運の輪 〜 タロットの音楽的な肖像画
 ダウランド:ウィルビー卿ご帰館/マルコ:太陽/
 ダウランド:ラッセル夫人のパヴァン/マルコ:女帝/
 ダウランド:ナイト氏のガリアー/マルコ:力/
 ダウランド:艦長ディゴリー・パイパーのガリアード/
 マルコ:正義/ダウランド:ホワイト夫人に事なし/
 マルコ:死神、運命の輪、隠者/ダウランド:リール子爵閣下のガリアード/
 マルコ:恋人/ダウランド:ハンソン夫人のパフ/マルコ:愚者/
 ダウランド:ジョン・スミス卿のアルメイン/マルコ:魔術師/
 ダウランド:ケイス博士のパヴァン/マルコ:月/
 ダウランド:ダウランド氏の真夜中

フランチェスコ・モルメンティ(ギター)


 イングランドのエリザベス朝時代に活躍したコンポーザー=リューティストであり、音楽史上有数のメロディメーカーでもあったジョン・ダウランド(1563−1626)。
 ここでイタリアのギタリスト、フランチェスコ・モルメンティが構成したプログラムは、ダウランドが音楽的に描いたエリザベス朝時代の人物を、スペイン、マドリード出身の作曲家トマス・マルコ(1942−)が音楽的に翻訳した"タロットカード"で表現するという非常にユニークな内容。
 エリザベス朝のイングランドの人物とタロットカードが結び付き、魅惑的なおとぎ話を創り上げています。

 ※録音:2019年1月、サーラ・ムジカーレ・ジャルディーノ(クレマ、イタリア)
 


C00307
¥2600
レアリティーズとサプライズ 〜
 ザンドナーイ:アート・ソング・トランスクリプションズ&室内楽作品集

  メヌエット(リュリの「町人貴族」による)/
  前奏曲第8番(J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」による)/
  ホーンパイプ(ヘンデルの「合奏協奏曲 Op.6-7」による)/
  カンツォネッタ(メンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲 Op.12-1」による)/
  夢(シューマンの「子供の情景」による)/
  楽興の時(シューベルトの「楽興の時 D.780-3」による)/
  マズルカ/インプレッショーネ・メロディカ/子守歌/
  ミステロ/セレナータ/ネラ・ネレッラ
スペットロ・アルモニコ室内管弦楽団
シモーネ・ズッカッティ(指揮)
マリア・レティツィア・グロセッリ(ソプラノ)
フランチェスカ・ティラーレ(ハープ)
アントニオ・ヴィチェンティーニ(ハーモニウム)
アントニオ・ヴィチェンティーニ(ピアノ)
パオロ・オルランディ(ピアノ)
セルジオ・ラ・ヴァッカラ(ヴァイオリン)

 マスカーニに師事し、19世紀後半〜20世紀前半におけるイタリアでオペラ作曲家として活躍したリッカルド・ザンドナーイ(1883−1944)のトランスクリプションと室内楽曲、声楽曲を集めた希少かつ驚きが詰まったプログラム。
 ザンドナーイは未完に終わったプッチーニの「トゥーランドット」の補筆完成の担当者としてリコルディ社に選ばれたほどの実力の持ち主でした(しかしながら実際に補完したのはフランコ・アルファーノ)。

 ※録音:2019年10月&2020年1月、イタリア

 
 


C00290
¥2600

イタリア勢によるショーソンのコンセール!
  ショーソン:
   ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調 Op.21

パオロ・ギドーニ(ヴァイオリン)
レオナルド・ズニカ(ピアノ)
ボイト弦楽四重奏団
 〔ジャコモ・インヴェルニッツィ(第1ヴァイオリン)、
  ニコラ・タッソーニ(第2ヴァイオリン)、
  ルチアーノ・カヴァッリ(ヴィオラ)、
  ジョルジオ・ブーティ(チェロ)〕

 イタリアの名匠パオロ・ギドーニも参加。イタリア勢によるショーソンのコンセール!

 パリ音楽院でマスネとフランクに学び、バイロイトではワーグナーに師事し、その影響を色濃く受けた19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるエルネスト・ショーソン(1855−1899)。
 1899年に自転車事故により44歳という若さでこの世を去ったショーソンが、1889年から91年にかけて作曲した代表作の1つである「コンセール」。フランクの影響が随所に見られる「コンセール」は、まさに近代フランスのリリシズムの宝庫と呼ぶに相応しい秀作です。

 ヴァイオリンのパオロ・ギドーニは17歳という若さで地元のマントヴァ音楽院を卒業し、フランコ・グッリ、サルヴァトーレ・アッカルド、イヴリー・ギトリスといった錚々たる名ヴァイオリニストたちの薫陶を受けたイタリアの名匠。
 イタリアの大作曲家アッリーゴ・ボーイトの名前を冠し、パルマのアッリーゴ・ボイト音楽院で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたボイト弦楽四重奏団、エミール・ナウモフやイリーナ・チュコフスカヤの下で学び、パオロ・ギドーニとはマントヴァ・トリオとして共演を重ねているピアニスト、レオナルド・ズニカのイタリア勢が奏でるショーソンは格別の美しさです。
 この演奏はデュオ・グッリ=カヴァッロの想いでに捧げられています。

 ※録音:2014年4月15日−16日、アウディトリウム・モンテヴェルディ(マントヴァ、イタリア)

 ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます! → https://youtu.be/y1N9GV6B0Hk

 
 
 

C00302
¥2600

18世紀初期のイタリアにおけるフルート作品集
 コレッリ:《フルートと通奏低音のための6つのソロ》より
  ソナタ ト長調/
 ボーニ:ソナタ第2番ホ短調/チャブード:ソナタ第5番ト長調/
 ヴァレンティーニ:ソナタ第5番ホ短調 Op.12/
 テッサリーニ:ソナタ ト長調 Op.2-4/
 ブリーヴィオ:ソナタ ニ長調

エンリコ・カスラーロ(トラヴェルソ)
アンドレア・コーエン(ハープシコード)


 オランダでトラヴェルソの巨匠フランス・フェスターに師事し、フラトゥス・アンサンブルを創設。2012年からはローマのサンタ・チェチーリア音楽院でトラヴェルソの指導にもあたっているイタリアの古楽系フルーティスト、エンリコ・カスラーロが、チマローザの鍵盤ソナタ全集のクリティカル・エディションや60巻におよぶクレメンティの作品全集の監修を任されたイタリアの古楽系鍵盤楽器奏者、アンドレア・コーエンと共にたどる1700年代のイタリアにおけるフラウト・トラヴェルソの歴史。
 コレッリのソナタで始まるカスラーロとコーエンのプログラムは、18世紀のイタリアにおけるトラヴェルソのための音楽がどのように発展していったのか、チャブードやボーニ、ブリーヴィオなどの珍しい作品を交えながらその起源と歴史を演奏で解説してくれています。

 ※録音:2018年6月22日−25日、ネーピ教会(イタリア)

  ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます! → https://youtu.be/ih3Cmd9FBLY
 
 


C00304
¥2600
スタンフォード:歌曲集 Vol.1 〜 愛の白炎
 《愛の勝利》からの5つのソネット Op.82/
 ケーフェラール参り Op.72/
 4つの歌 Op.125より アジアの歌、ジョン・ケリー/
 デインティー・デイビー/コルシカの哀歌/
 5月の愛/日本の子守歌/リネット/かっこう/
 美しいけれど無慈悲な乙女/キャリコのドレス
エリザベッタ・パリア(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・ハウエル(ピアノ)

 ホルストやヴォーン・ウィリアムズを指導し、自らも作曲家として近代におけるイギリス音楽の再興の立役者として大きな役割を担ったチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852−1924)。
 イタリアのレーベルで始まる「歌曲集」の第1巻を歌うのは、イタリアのメゾ・ソプラノ、エリザベッタ・パリア。アメリカの詩人ユージン・フィールドが書いた詩を題材とした「日本の子守歌」を収録しています。

 ※録音:2018年10月27日&11月24日、グリファ&フィリ(ミラノ、イタリア)

  ※ハイライトをYouTubeにてご試聴いただけます! → https://youtu.be/FCZ5iuTZoRw
 




DREYER GAIDO

CD21127
¥2600
リスプレンデンティ, リヴェルシ
 コソボの伝承曲:ツバメ/アンドレア・ファルコニエーロ/
 ナターシャ・ミルコヴィチ:柔らかいメロディー/
 クロアチアの伝承曲:大天使ガブリエル/
 クロアチアの伝承曲:マレア・アルタ/
 ボスニアの伝承曲:サマイ/
 ミシェル・ゴダール/ナターシャ・ミルコヴィチ:ア・トレース・オヴ・グレイス/
 ルチアーノ・ビオンディーニ:ヴェルソ・テ/
 フランチェスコ・カヴァッリ:あなたのために私は生きる/
 ドラギシャ・ネドヴィチ:Jutros rano/
 ミシェル・ゴダール/
 ナターシャ・ミルコヴィチ:ヘリソンの歌/
 アルバニアの伝承曲:Kom shtepin
ナターシャ・ミルコヴィチ(ヴォイス)、
ミシェル・ゴダール(セルパン、エレクトリック・ベース)、
ルチアーノ・ビオンディーニ(アコーディオン)、
ジャロッド・カグウィン(打楽器)  

 ドイツ・レコード批評家賞を受賞したアルバム「En el Amor」に続く、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身の歌手ナターシャ・ミルコヴィチと、セルパンの名手ミシェル・ゴダールによるアルバム。
 バルカン半島を中心に、アルバニア、コソボ、セルビア、ボスニア、クロアチア、イタリア、フランスなど近隣の文化にまたがる音楽を、感傷的な歌声とセルパンの柔らかい音色で紡ぎます。

 ※録音:2019年1月、オーストリア
 




FRA BERNARDO



FB2005329
(2CD)
特別価格
¥3600
ゴンベール:ミサ曲集
 CD1 〜
  戴冠式ミサ(ミサ・ア・ラ・インコロネーション)(5声)
  生涯の真中で(メディア・ヴィータ)(6声)
  ミサ曲 《生涯の真中で》(ミサ・メディア・ヴィータ)(5声)
 CD2 〜
  ミサ・フィロメナ・プレヴィア(5声)(世界初録音)
  主を畏れたるすべての者は幸いなり(ベアティ・オムネス)(5声)
   (世界初録音)
  ミサ曲 《主を畏れたるすべての者は幸いなり》
   (ミサ・ベアティ・オムネス)(4声)
ビューティー・ファーム

 "ビューティー・ファーム"新録音、ゴンベールのミサ曲!

 ☆オーストリアの有力男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"!
 ☆世界初録音を含む、ゴンベールのミサ曲集!

 "ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。
 コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。

 これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームのレコーディング第8弾。
 既にビューティー・ファームが2つのモテット集(FB1612457、FB1504211)も録音しているニコラ・ゴンベール(c.1495−c.1560)のミサ曲集。有名な「ミサ・メディア・ヴィータ」から、世界初録音となる「ミサ・フィロメナ・プレヴィア」まで、ジョスカンの弟子にあたるフランドル楽派の巨匠の巧みな作曲技法を探求します。
 高い完成度を誇る精緻なポリフォニーはもちろん、ビューティー・ファームのアルバムでは恒例となっている、刺激的で印象的なジャケット・デザインもポイントです。

 ※録音:2019年5月&10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)

 ☆Vimeoにてご試聴いただけます! https://vimeo.com/432599948
 
 


FB2092112
¥2600
ド・ヴィゼー:テオルボ作品集
 前奏曲、アルマンド、パッサカイユ、ロジスティーユ(リュリ氏)/
 前奏曲、アルマンド 《会話》、
 クーラント、ロンドー 《ラ・ミュゼット》、
 サラバンド、ハーレクインのシャコンヌ(リュリ氏)、
 「嘆き」または「ド・ヴィゼー嬢のトンボー」/
 前奏曲、アルマンド、シャコンヌ、サラバンド、ジグ
ヨハネス・エッツブルガー(テオルボ)

 ヨハネス・エッツブルガーは、Fra Bernardoレーベルでは「アンサンブル392」のメンバーとして複数のレコーディングに参加しているオーストリアのヒストリカル・リュート、テオルボ、バロック・ギター奏者。
 ルイ14世の宮廷音楽家、王のギター教師を務め、当時パリ最高のギター&テオルボ奏者と評されたロベール・ド・ヴィゼー(c.1656/60−1732)のテオルボのための3つの組曲。

 ※録音:2019年10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院図書館(オーストリア)
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FB2085199
¥2600→\2390
シルク&ツイード
 ニコラ・マッテイス(c.1644-1649−before 1695)
    センティメンタルなヴァイオリンの旅

 ニコラ・マッテイス:
  パッサージョ・ロット、アダージョ、アッレマンダ、
  サラバンダ・アモローサ(愛のサラバンド)
 ヴィヴァルディ:ソナタ ニ短調 Op.2-3
 ジョヴァンニ・ザンボーニ:ソナタ ト短調 Op.1-6
 ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番ト短調
 ゴットフリート・フィンガー:ソナタ第2番ヘ長調
 ジョン・プレイフォード:
  ノーフォード公、イタリアのグラウンド、ジョン今キスして
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)
アンドレアス・アレンド(アーチリュート)

 ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。
 ナポリに生まれイギリスで名声を得た17世紀のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ニコラ・マッテイス(c.1644-1649−before 1695)からスタートし、ヴィヴァルディ、ザンボーニ、ヴィヴィアーニ、フィンガー、プレイフォードへと至るセンティメンタルなヴァイオリンの旅。

 ※録音:2020年2月25日−26日、ドイツ

 ☆Vimeoにてご試聴いただけます! https://vimeo.com/461150715
 





<メジャー・レーベル>

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DG



4839834
(2CD)
\3100→\2890
アンドリス・ネルソンス/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
 〜ブルックナー: 交響曲第2番・第8番他

 1)ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲
 2)ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調
 3)ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 ネルソンスとドイツ音楽伝統の牙城が放つ荘厳にして現代的な第8番!
 10月にゲヴァントハウス管弦楽団がカペルマイスターの任期を2027年まで延長し、同時にボストン交響楽団が音楽監督の任期を2025年まで延長。2つの名門オーケストラから厚い信頼を得て益々輝きを増している指揮者ネルソンス。
 ドイツ音楽伝統の牙城、ゲヴァントハウス管弦楽団とのブルックナー・シリーズも佳境に入り、傑作第8番の登場。
 カップリングは同じくハ短調の第2番と、ワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲。
 レコード芸術誌「リーダーズ・チョイス2019」にて、読者と執筆陣による人気投票で2019年ベスト10ディスクの第1位(ベートーヴェン交響曲全集)、第4位(ブルックナー交響曲第6番・第9番)、第10位(ショスタコーヴィチ:交響曲第7番・第6番)と3枚のディスクが選ばれたネルソンス。(2018年も2、6、8位と3枚がランクイン)圧倒的支持を受けています。

 録音:2019年9月(3)、12月(1、2)ライプツィヒ
 











1/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DA VINCI CLASSICS


C00199
¥2600
バスポザウネのための4つの協奏曲集
 カール・ハインリヒ・マイヤー:
  バスポザウネのための《コンチェルティーノと変奏》
 フリードリヒ・アウグスト・ベルケ:
  バスポザウネのためのコンチェルティーノ Op.40
   (ピアノ伴奏編曲&校訂:エリック・バーガー)
 クリスティアン・ゴットリーブ・ミュラー:
  バスポザウネのためのコンチェルティーノ変ホ長調 Op.5
 ヨハン・インマヌエル・ミュラー:前奏、コラール、変奏とフーガ
アルド・カテリーナ
 (バスポザウネ/
  アルベルト・ヴォルフラム1976年製)
ジョヴァンニ・サベーラ
 (ピアノ/シュタインバッハ1913年製)

 ロマン派時代のドイツ管トロンボーンの響きが蘇る。バスポザウネのための初期ロマン派の協奏曲集!

 ドイツのマイスターたちによって製作されるドイツ製のトロンボーン「ポザウネ」。
 ベートーヴェンの「運命」の第4楽章に用いられ、その後の19世紀のロマン派時代にクラシック界、特にドイツで市民権を得て発展を遂げたポザウネ(トロンボーン)のために作曲された4曲の初期ロマン派の重要作を収録した音楽史的観点からも興味深いプログラムが登場(ここではF管アタッチメント付きのバスポザウネ/バス・トロンボーン)。

 19世紀前半のドイツを代表するトロンボーン奏者であり、共にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に所属した経歴を持つフリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795−1874)とカール・トラウゴット・クヴァイサー(1800−1846)。
 この2人の活躍により発展したトロンボーンの演奏技術、楽器のメカニズム、音楽、そして伝統のジャーマンサウンドに接することの出来る貴重な録音の登場です!

 1976年製のバスポザウネを吹くアルド・カテリーナは2017年11月にローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂で行われた国際コンクールにおいて第2位、最優秀イタリア人演奏家賞を獲得した実力派。
 現在はドイツを活動の拠点としており、ロマン派時代のドイツにおけるポザウネのためのレパートリーの発掘、演奏に情熱を注いでいます。

 ◆使用楽器について
  ※バスポザウネ:19世紀前半の製作者不詳のトロンボーンをモデルとして1976年アルベルト・ヴォルフラムが製作した楽器(Model Sinfonia, Weite 3)に、2018年1月、アルベルトの息子でマルクノイキルヒェンに工房を構えるゲルハルト・ヴォルフラムがF管アタッチメントを追加し、ロマン派時代のサウンドを再現できるドイツ管のシングルローターのバスポザウネ(バストロンボーン)として復元しました。
  ※ピアノ:1913年にトリノのシュタインバッハが製作した楽器。イタリア、サン・ベネデット・デル・トロントのジョコンディ社が復元を担当しました。

 ※録音:2019年3月、アウディトリウム・アッカデミア・デッラ・ムジカ・ランチャーノ(イタリア)
 
 

C00325
¥2600
ピアノの詩人、ショパンの「ポーランド歌曲集」
 ショパン:
  17のポーランドの歌 Op.74/魅惑/ドゥムカ
イカス・デュオ
 〔アンナ・カタルジナ(アルト)
  ヴァレリオ・セレンターノ(ギター)〕

 1829年から1847年にかけて作曲されたものの、出版は作曲家の死の約10年後まで待たなければならなかったピアノの詩人、ショパンの「ポーランド歌曲集」。
 2013年から活動を始めたイタリアのアルトとギターによるイカス・デュオは、このショパンの19曲の「ポーランド歌曲集」を声楽とギターのためにアレンジ。
 ギターのヴァレリオ・セレンターノが「歌曲集全曲の最初のギターと声楽のための編曲になるはず」と述べるこのヴァージョンは、ショパンの抒情性をより一層際立たせています。

 ※録音:2018年3月、スタジオ52(ナポリ、イタリア)
 
 

C00324
¥2600
リッジ:室内楽作品集
 ・弦楽四重奏曲ト短調
   グローリア・メラーニ(ヴァイオリン)、パオロ・アルディンギ(ヴァイオリン)、
   アレッサンドロ・フランコーニ(ヴィオラ)、フィリッポ・ブルキエッティ(チェロ)
 ・弦楽四重奏のための《トスカーナの風景》
   マルチェロ・ダンジェロ(ヴァイオリン)、マルコ・ドメニケッリ(ヴァイオリン)、
   ヴァレンティナ・ガスペレッティ(ヴィオラ)、ヴァレリオ・カッサーノ(チェロ)
 ・弦楽四重奏のための《陽の光》
   ピエルパオロ・デル・プレテ(ヴァイオリン)、マリア・ミケーラ・セルフェダ(ヴァイオリン)、
   ラウラ・ペッレ(ヴィオラ)、ティジアナ・ディ・ジュゼッペ(チェロ)
 ・5つの楽器のためのラプソディ
   グローリア・メラーニ(ヴァイオリン)、アレッサンドロ・フランコーニ(ヴィオラ)、
   フィリッポ・ブルキエッティ(チェロ)、ジュリオ・ピエトロパオロ(ピアノ)、
   ジャコモ・リッジ(ヴィブラフォン)
 ・ピアノ五重奏曲
   ダニエレ・フレディアネッリ(ピアノ)、キアーラ・モランディ(ヴァイオリン)、
   マルチェロ・ダンジェロ(ヴァイオリン)、ヴァンレンティナ・ガスペレッティ(ヴィオラ)、
   ヴァレリオ・カッサーノ(チェロ)
 ・ファゴットとピアノのための即興曲
   ジローラモ・ラリキウタ(ファゴット)、ジャコモ・リッジ(ピアノ)

 1983年11月、イタリアはトスカーナ州のバルガで生まれたイタリアの音楽家、ジャコモ・ルッジ。
 作曲家であると同時にソングライターでもあり「ジャズとゴスペルを愛している」とも述べるルッジが手懸けたクラシックの室内楽作品は、難解な実験音楽とは正反対の調性音楽。
 どこかジャズなど他ジャンルとのボーダーレスな響きも感じられる作風が特徴です。

 ※録音:2011年2月&2020年6月、イタリア
 
 

C00234
¥2600
オマージュ 〜 サティ:ピアノ作品&弦楽四重奏のための編曲集
 サティ:6つのグノシエンヌ
 シモナッチ:弦楽四重奏のための《コラール》
 サティ:12の小コラール
 サティ(シモナッチ編):
  6つのグノシエンヌより 第1番〜第4番(弦楽四重奏版)
 サティ:1906年から1913年までの6つの作品
 サティ(シモナッチ編):
  快い絶望、うつろな空想(弦楽四重奏版)
ジャンカルロ・シモナッチ(ピアノ/ファツィオリF278)
ダヴィド・シモナッチ(ヴァイオリン)
ファビオラ・ガウディオ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルンド(ヴィオラ)
マルコ・シモナッチ(チェロ)

 異端児エリック・サティの新たな視点。弦楽四重奏版の"グノシエンヌ"(4曲)を収録!

 ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でカルロ・ゼッキにピアノを、サンタ・チェチーリア音楽院でアルド・クレメンティに作曲を師事し、現在では特に近現代音楽の解釈に高い評価を受けているイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ジャンカルロ・シモナッチ。
 様々な近現代作品を演奏、録音してきたスペシャリストであるシモナッチは、当時の西洋音楽に一石を投じ、現代音楽美学の創始者的な存在ともなったエリック・サティの音楽に着目。
 サティの音楽の録音をシンプルな「ピアノ作品集」に留めず、名作「グノシエンヌ」などを"弦楽四重奏版"として再構築することにより、サティの音楽の表現の幅を広げ、新たな視点と発見をもたらしてくれています。
 特に「グノシエンヌ」では、"ピアノ・ソロ"と"弦楽四重奏"での響きの違いが非常に興味深い仕上がりとなっています。

 ※録音:2018年11月8日−9日、ロッキ寺院(ローマ、イタリア)

 
 
 
C00319
¥2600

インプレッションズ 〜 トレサン:ギター作品集
 ソナチナ/詩的な練習曲第6番《ニンナ・ナンナ》/
 4つの演奏会用練習曲/夜想曲/印象/
 幻想曲/レオへのカンツォーネ

レオナルド・デ・マルキ(ギター)

 1998年にトレヴィーゾで開催された《ラ・ノストラ・カンツォーネ》作曲コンクールで第1位を受賞し、翌年の1999年にヴァレンナで開催された国際ギター作曲コンクールでは自身の「ソナチネ」が同じく第1位に輝くなど、堂々たる経歴を持つイタリアのコンポーザー=ギタリスト、リヴィオ・トレサン(1956−)。
 2014年に作曲された「印象」からはドビュッシー的な響きを感じることが出来るなど、非常に幅広い作風を持ち味とする作曲家です。

 ※録音:2018年5月−2020年7月、トレヴィソ(イタリア)
 
 

C00318
(2CD+1DVD/PAL)
特別価格 ¥4800
非対称的な思想 〜 ギターとエレクトロニクスのためのイタリア音楽集 ダヴィデ・フィッコ(ギター)
 ミラン:ファンタジア第16番/
 コルギ:和声と音階/
 ヴェルリンジェリ:共鳴と連打/
 ガヴァッツァ:12弦とメッツォ/
 サンニカンドロ:御顔の光を/
 コンフォルティ:ネイラル/
 ジョルジ:非対称的な思想/
 フィッコ:アーバヤ・ダルン/
 シャラッファ:フィオレカッラ/
 アンドレオーリ:EA/
 ベルターニ:茶色/
 リ・カルツィ:不安定な平衡主義者/
 コミーノ:プレッシャー/
 トリヴェッラート:ノットゥルノ/ソラッツィ:憂いの壁/
 ジャッキーノ:死ぬほど/
 バロンティーニ:前奏曲/ズッコ:適切な影の中で/
 ベネデッティ:プロムナード

 現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ(1962−)が、まさに「非対称的」な存在であるアコースティックなクラシック・ギターと電子音との共存、融合に取り組んだ壮大なプロジェクト。
 16世紀のルイス・デ・ミランの「ファンタジア第16番」で幕を明け、フィッコ自身を含む計18人の現代作曲家たちが生み出した新しいスタイルのギター作品の数々を4本のギターを駆使して弾き分けています。

 ※DVDにはCD1、CD2と同様の19曲が収録されています。
 ※当DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーやパソコンのみで再生可能です。予めご了承下さい。

 
 ※録音:クーネオ音楽院(イタリア)
 
 


C00242
¥2600
パガニーニの"ギター伴奏版"ヴァイオリン協奏曲第6番!
 パガニーニ:
  ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調 MS.75
   (ギター伴奏原典版/世界初録音)
  ヴァイオリンとピアノのための《6つのカンタービレとワルツ》
   (第1番 MS.124、第2番 MS.125、第3番 MS.126、
    第4番 MS.127、第5番 MS.128、第6番 MS.129)
パオロ・ギドーニ(ヴァイオリン)
ガブリエレ・ザネッティ(ギター)

 パガニーニの"ギター伴奏版"ヴァイオリン協奏曲第6番!手稿譜の発見、校訂により実現した"原典版"の世界初録音!

 「ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)」が贈るイタリアのレーベルならではの歴史的企画は、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の原典版となる「ギター伴奏版」の世界初録音!!
 1972年にイギリス、ロンドンのアンティーク・ディーラーの下でエドワード・ニールによって発見されたパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」。発見された際、そこには2つのフォルダがあり、片方には「ヴァイオリンの独奏パート」と「オーケストラ伴奏の概要」が、そしてもう一方には「ギター伴奏譜」が収められていました。

 現在では、この時に発見されたオーケストラ伴奏譜の記録を元としてモンペリオ、またはフィオーレによって復元されたオーケストラ伴奏譜を用いて演奏されることが多い「ヴァイオリン協奏曲第6番」ですが、今回のレコーディングに用いられたのは、まさに初期稿、またはオリジナル版と呼ぶに相応しい「ギター伴奏版」。
 パガニーニ自らもギタリストであったことからヴァイオリンとギターのために優れた作品を数多く遺し、さらには作曲の際にピアノではなくギターを頻繁に使用していたという事実からも、この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」が持つ意味の大きさは非常に大きいと言えるでしょう!
 パガニーニの後期の作風の発展を示しヴァイオリンの技巧の極限を要求しているように見えるのと同時に、ヴィオッティやクロイツェル、ローデの協奏曲を彷彿とさせる作風もこの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の特徴です。

 マントヴァ出身のヴァイオリニスト、パオロ・ギドーニはシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積んだのち、スイスのシオンでイヴリー・ギトリスに師事。19歳という若さでフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞した経歴を持ち、トリオ・マティスを1983年に創設し、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍する名手です。
 ギタリストのガブリエレ・ザネッティは、ブレーシャ音楽院(ルカ・マレンツィオ音楽院)でギターを学び、アコースティックとエレクトリックの2つのギター、そしてマンドリンを弾きこなす秀才。この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」の手稿譜を発見し楽譜を校訂するなど、録音を実現させた"立役者"でもあります。

 ※録音:2019年9月20日、オラトリオ・デイ・カンピ・ボネッリ(マリアーナ・マントヴァーナ、イタリア)
 
 

C00322
¥2600
レバイ:ギター作品集
 ソナタ ニ長調/ソナタ イ長調/一楽章のソナタ/
 10の小品/ベートーヴェンに基づく変奏曲/
 ヘンデルのサラバンドに基づく変奏曲
レオポルド・サラチーノ(ギター)

 その死後から約半世紀の間、その芸術の魅力は歴史の陰に隠れた存在だったオーストリアの音楽家、フェルディナンド・レバイ(1880−1953)は、ハイリゲンクロイツ修道院の聖歌隊員として音楽に接し、1901年に入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ホフマン、そしてロベルト・フックスに師事。
 1904年に完成させたオーケストラのための作品「魔王」がフックスに大絶賛され順風満帆なキャリアを築きながらも、ヒトラーによるオーストリア併合によって名誉を失い、さらには職を追われ貧困の中、この世を去るという悲劇的な最期を遂げた人物でもあります。

 ※録音:2019年7月25日−26日、マジスター・レコーディング・エリア(プレガンツィオール、イタリア)
 
 

C00321
¥2600
ケミカ・ソノーラ・シンボリカ
 バジーレ:フルートとエレクトロニクスのための音楽寓話
ベネデット・バジーレ(フルート&エレクトロニクス)

 ジャズとインプロ、コンテンポラリーを中心に様々な分野で活躍するイタリアのマルチ・フルーティストであるベネデット・バジーレが、エレクトロニクスを駆使してフルートによる独自の世界を構築しています。

 ※録音:2020年2月、ストゥーディオ・オンダ・ソノーラ(モンレアーレ、イタリア)
 
 


C00323
¥2600
プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷での音楽
 J.S.バッハ:王の主題による無限カノン
 プロイセン王フリードリヒ2世:ソナタ第2番イ短調
 J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調
  (世界初録音/
   ガブリエレ・トイアによるBWV.1027, BWV.1039からの編曲)
 グラウン:ソナタ ニ長調 IKG.34
 クヴァンツ:ソナタ ロ短調 QV.1:168
 C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 WQ.123
 トイア:ポツダムへの別れ(世界初録音)
ガブリエレ・フォルメンティ(トラヴェルソ)
ガブリエレ・トイア(ハープシコード)

 プロイセン王国の国王であると同時に文化人。フリードリヒ2世の宮廷でのトラヴェルソ音楽。

 第3代プロイセン国王であると同時に卓越した芸術的才能を備え、自らも優れたコンポーザー=フルーティストとして当時の宮廷における音楽文化の発展に影響を与えたことがあまりにも有名なフリードリヒ2世(1712−1786)。
 この「プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷での音楽」では、「北のヴェルサイユ」とも称されプロイセン王国の宮殿や施設が数多く存在したポツダムで演奏されたであろう、トラヴェルソのために傑作の数々を収録。
 フリードリヒ2世はもちろん、王に仕えたクヴァンツやグラウン、C.P.E.バッハの作品はもちろんのこと、この地で「音楽の捧げもの」の着想を得たと伝わる大バッハの作品を、バルトルド・クイケンらに師事したミラノの名手、ガブリエレ・フォルメンティが奏でています。
 フォルメンティはこの録音で、ファビオ・ディ・ナターレによって製作されたフリードリヒ2世使用のトラヴェルソのレプリカを使用しています。

 ※録音:2019年7月、ストゥーディオ・クラシカ・ヴィヴァ(パヴィア、イタリア)
 
 

C00317
¥2600
フルートとピアノのための20世紀と21世紀の幻想曲とロマンス集
 ブルン:ロマンス Op.41/
 ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26/
 マッコンヴィル:浜辺のロマンツァ/
 フォーレ:幻想曲 Op.79/ルッソ:幻想曲/
 タファネル:《ミニョン》の主題によるグランド・ファンタジー/
 サン=サーンス:ロマンス Op.37/
 マガリフ:ロマンス

リタ・ダルカンジェロ(フルート)
ジュリアーノ・マッツォカンテ(ピアノ)


 ドップラーやフォーレ、タファネル、サン=サーンスなど19〜20世紀の作曲家たちと、3人の現代作曲家たちが書き上げたフルートのための「幻想曲(ファンタジー)」と「ロマンス」を集めた好プログラム。
 フルート奏者にとって重要なレパートリーとしての地位にあり続けている「幻想曲」と「ロマンス」を奏でるのは、イタリアの女流フルーティストのリタ・ダルカンジェロ。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。

 ※録音:2019年4月15日−16日、テアトロ・マルッチーノ(キエーティ、イタリア)
 
 

C00316
¥2600
ブロージ:14の歌曲とピアノのための4つのワルツ
 白夜/思い出/悲しいワルツ/古い鳴き声/ロマンツァ/
 予感/悲しげなワルツ/凧の歌/海沿い/物憂げなワルツ/
 私は待っている/ヴェネツィアの風景/華やかなワルツ/
 知る由もなく/黄色い帯/風の中のため息/かっこう/紡ぎ女/蛍
モニカ・ベンヴェヌーティ(ソプラノ)
ジュゼッペ・ブルーノ(ピアノ)

 19世紀末から20世紀初頭にかけてのイタリアで活躍したオペラ作曲家でありながらも、現在ではほとんどその名前を知られていないレナート・ブロージ(1873−1924)のソプラノのための歌曲に4曲のピアノのためのワルツをカップリング。
 ブロージは1896年に歌劇「最初の夜」でウィーンのコンクールで優勝を果たし、1923年にフィレンツェで初演されたオペレッタ「トスカーナのバッカス」で成功を収めています。内省的かつサロン風の雰囲気を備えた歌曲の数々が、作曲家と同じくフィレンツェ出身のソプラノ、モニカ・ベンヴェヌーティの歌声で蘇ります。

 ※録音:2020年1月3日−4日、ブルーノ・バルトレッティ音楽学校(セスト・フィオレンティーノ、イタリア)
 
 


C00311
¥2600
20世紀のマンドリンを伴う室内楽作品集
 ムニエル:フィジオロジー・ムジカーリ Op.194/
 ソレンティーノ:プレニルーリオ(満月)/
 ロマーノ:恋のつぶやき/
 アンコナ:ネニア・ダモーレ/ナポリ:フラメント/
 カラーチェ:
  サルタレッロ Op.79、セレナータ・ロマンティカ Op.94、
  ファンタジア・ポエティカ Op.56/
 メッツァカーポ:ナポリ
グラン・デュオ・ヴェスヴィウス
 〔ジャンルイジ・スペリンデオ(マンドリン)、
  ジュゼッペ・ガンゼルリ(ピアノ)〕

 ピッツァ、スパゲッティ、そしてマンドリン!イタリアの伝統。マンドリンのための20世紀作品集!

 ナポリから世界へ。イタリア、ナポリ音楽の伝統に深く根ざしながらもアメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパなど世界各国へのマンドリンの普及に積極的に貢献してきたムニエルやカラーチェ、メッツァカーポなどの作曲家たちの作品を収録したイタリアのレーベルならではのマンドリンのための室内楽作品集。
 すべてがナポリに通じる3つのイタリアの代名詞的存在である「ピッツァ・スパゲッティ・マンドリン」。マンドリンがピッツァやスパゲッティと同じイタリアのシンボルであるという事実は、この楽器のイタリア、特にナポリでの存在感の大きさと重要性を物語っています。

 まさにイタリアの至宝、マンドリンのための傑作を奏でているのはヴィンチェンツォ・ディ・ベネデットとステファノ・カルディに学んだマンドリン奏者ジャンルイジ・スペリンデオ。オルケストラ・ジョヴァニーレ・ナポレターナの首席指揮者を務め、17〜20世紀のマンドリン作品、ナポリ民謡をレパートリーとする現代イタリアのマンドリンの名手です。
 日本でも人気の高いマンドリン作品集。ご当地イタリアから素敵なアルバムが届きました。

 ※録音:2020年2月、ステューディオ・ガンゼルリ(サン・ジョルジョ・ア・クレマーノ、イタリア)

 
 
 

C00315
¥2600
ディアンス:ギター作品集
 サント・ティルソ/多国籍の3つの小品/
 パリ再訪/シラキュース/自転車乗り/
 カプリコーンの夢/3つのサウダージ/
 アルバ・ネラ/リブラ・ソナチネ/手紙ふたたび
ミケーレ・ディ・フィリッポ(ギター)

 チュニジア出身で20世紀〜21世紀初頭のフランスを代表するコンポーザー=ギタリストとして君臨したギター界の巨匠、ローラン・ディアンス(1955−2016)が遺したギター作品の数々を収録。
 ディアンスの名前が先行しがちなその作品の数々に対し、演奏のミケーレ・ディ・フィリッポはあくまでもギターを絶対的な主人公として、この作品たちの内面的なビジョンにスポットライトをあてるというアプローチを選択しています。
 ディ・フィリッポはイタリアの新世代のギタリスト。作曲活動も活発で「アーロン・コープランドへのトリビュート」などの佳作を続々と発表しています。

 ※録音:2020年3月−5月、アッソロ・プロドゥツィオーニ・ムジカーリ(ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア)
 
 

C00314
¥2600
音の反射〜現代イタリアのピアノ三重奏曲集
 マニアーチ:希望の風/
 マンディーナ:デカトロン/
 ピライーノ:そっと寄り添って/
 リコッタ:椿姫/
 カセサ:テン
トリオ・アルテ
 〔ミルコ・ダンナ(ヴァイオリン)、
  ジョルジオ・ガロファロ(チェロ)、
  ヴァレンティナ・カセサ(ピアノ)〕

 イタリアのアンサンブル、トリオ・アルテの創立10周年を記念して6人のシチリア島の作曲家たちによって書かれたピアノと弦楽器による三重奏のための新作の数々を同アンサンブルがレコーディング。
 イタリア、シチリア島における現代の音楽言語と、ピアノを伴う三重奏の室内楽を結び付けることにより、現在のイタリアの音楽の普及と世界への発信を目指しています。

 ※録音:2019年6月、メダルト・ステューディオ(パレルモ、イタリア)
 
 ※当CDの背オビには品番が「C00315」と誤表記されておりますが、レーベルでの修正、再印刷の予定が無いため現状のまま出荷させていただきます。
   なお、バックインレイには正しい品番である「C00314」が表記されております。予めご了承下さい。
 
 

C00238
¥2600
アバウトケージVol.4 〜 チューバ、またはトロンボーンのための作品集
 ケージ:トロンボーンとピアノのための《Two5》
 チューバのための《ソロ》
 スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための《ソロ》
ジャンカルロ・スキャッフィーニ
 (トロンボーン&チューバ)
フランチェスカ・ジェモ(ピアノ)

 アバウトケージ・シリーズ第4集!ジョン・ケージのトロンボーンとチューバ作品集!

 イタリアのヴィブラフォン奏者でジョン・ケージに影響を受け、その作品に精通しているセルジオ・アルマローリの監修による「アバウトケージ」シリーズの第4集は、「トロンボーン」と「チューバ」のための作品集。
 現代の音楽シーンにおいて革命的な役割を果たし「音楽」の定義を広げたジョン・ケージが遺した低音金管楽器、トロンボーンとチューバのための音楽。特に1957年から58年にかけて作曲された「スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための《ソロ》」での先見性、天才的発想には改めて驚かされます。

 トロンボーンとチューバの両方を駆使しケージの作品に取り組むのは、イタリアのマルチ・プレーヤー、ジャンカルロ・スキャッフィーニ。1970年にはダルムシュタットでシュトックハウゼン、リゲティ、グロボカールに音楽を学び、現代音楽の室内アンサンブル、ヌオーヴェ・フォルメ・ソノーレを創設するなど、イタリアの金管楽器界における近現代音楽の大御所的存在です。

 ※録音:イル・ポライオ(ロンコ・ビエッレーゼ、イタリア)

 
 
 

C00300
¥2600
アバウトケージVol.5 〜 オルガン作品全集
 オルガン2/ASLSP
 想い出
 メインのハーモニーのいくつか
ピエルジョヴァンニ・ドメニギーニ(オルガン)

 ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)の「アバウトケージ」シリーズの第5集にはジョン・ケージの「オルガン」のための3作品を収録。
 ケージのオルガンと言えばやはり「オルガン2/ASLSP」。楽譜は約8ページのみであるものの「ASLSP/As Slow as Possible=可能な限り遅く」とタイトルにある通り、演奏時間は事実上"無限"というあまりにもスケールが大きすぎるこの作品を今回は約17分で演奏し、コンパクト(?)にまとめています。
 ちなみにこの「オルガン2/ASLSP」は、ドイツ、ハルバーシュタットの聖ブキャルディ教会で2001年9月5日に演奏が始まり、なんと639年(!)をかけて2640年に終了する予定で現在も続けられています。

 ※録音;2019年12月13日、ペルージャ大聖堂(イタリア)
 
 

C00308
¥2600

ルドヴィコ・ペローニ(1990−)の野心作にしてデビュー作。
 実験的オペラ「夢追い人(II Sognatoio)」

  ペローニ:実験的オペラ《夢追い人》

フィリッポ・ダヴォリ(ヴォーカル)
ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(クラリネット)
クイック・レスポンス・オーケストラ
ルドヴィコ・ペローニ(指揮)


 イタリアの詩人でもあるフィリッポ・ダヴォリ(1965−)の詩を題材として作曲された全9場で構成される実験的オペラ「夢追い人(II Sognatoio)」は、イタリアの気鋭の作曲家ルドヴィコ・ペローニ(1990−)の野心作にしてデビュー作。
 2017年のテアトロ・ムジカ・エ・ショアの入賞作品でもあります。

 ※録音:2020年1月25日−26日、ヌファブリック・ベースメント・スタジオ
 




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SWR CLASSIC

SWR19426
(5CD)
¥3100→\2890
ロトが振るリヒャルト・シュトラウスの交響詩BOX
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):交響詩全集

 【CD1】‛&93.229
  1-6. 英雄の生涯 Op.40/7. 死と浄化 Op.24
   クリスティアン・オステルターク(ヴァイオリン)‛&1-6
 【CD2】‛&93.304
  1. ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら Op.28/
  2-15. ドン・キホーテ Op.35/16. マクベス Op.23
    ヨハネス・リューティ(ヴィオラ)‛&2-15、
    フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ)‛&2-15
 【CD3】‛&93.320
  1-9. ツァラトゥストラはこう語った Op.30
  10-13. 交響的幻想曲「イタリアより」 Op.16
    イェルモライ・アルビケル(ヴァイオリン)‛&1-9
 【CD4】‛&93.335
  1-22. アルプス交響曲 Op.64/23. ドン・ファン Op.20
 【CD5】‛&SWR19021CD
  1-5. 家庭交響曲 Op.53
  6. メタモルフォーゼン-23の独奏楽器のための習作 AV142
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送響
NYCX-10198
(5CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4500+税

 録音【CD1】2012年11月7、8日‛&1-6 2012年6月27,28日‛&7
 【CD2】2012年6月23-29日‛&1 2012年12月20,21日‛&2-15 Mannheim, Rosengarten 2013年3月14,19日‛&16
 【CD3】2013年9月4,5日‛&1-9 2014年2月17,18日‛&10-13
 【CD4】2014年11月5,6日‛&1-22 2014年9月28日‛&23 Frankfurt, Alte Oper
 【CD5】2014年9月9-11日‛&1-5 2015年3月6日‛&6
 *録音場所の表記なしは、全てFreiburg, Konzerthausにて収録

 【現在最も注目されている指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロトが振るリヒャルト・シュトラウスの交響詩BOXが登場!】
 2011年から2016年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者を務め、数々の素晴らしい演奏を披露したロト。
 このリヒャルト・シュトラウスの交響詩全集は、2012年/2013年のシーズンから取り組み、足掛け4年で完成させた力作です。
 シリーズ最初の録音である「死と浄化」「ティル・オイレンシュピーゲル」から大編成のオーケストラを自在に操り、独自の表現と華麗な響きを追求したロト、次の「英雄の生涯」は収録前に実演を繰り返し、表現をブラッシュアップした上での録音ということで、大きな話題となりました。
 以降、順調に収録を進め、シリーズの最後をシュトラウスの晩年の作品「メタモルフォーゼン」で締めくくるという万全のプログラムにも、ロトの熱い意気込みが感じられます。
 
 *国内仕様盤には日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事(事務局長) 広瀬大介氏の解説が付属します。

  プロモーション動画: https://youtu.be/hntJNzSiF-k
 





BMOP SOUND



BMOP 1073
(2SACD HYBRID)
¥4900
デロ=ジョイオのジャンヌ・ダルクを題材にした交響曲とオペラ!
 ノーマン・デロ=ジョイオ(1913-2008):
  (1)交響曲「聖ジョアンの勝利」(1952)
  (2)歌劇「ルーアンでの裁判」(1956)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)オデッセイ・オペラ

 吹奏楽でも有名なデロ=ジョイオのジャンヌ・ダルクを題材にした交響曲とオペラ!

 録音:2017/2018年、62:14/56:53

 ノーマン・デロ=ジョイオはニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人作曲家。ジュリアード音楽院で学んだ後、教会のオルガン奏者として生計を立てていたが、パウル・ヒンデミットに作曲を師事し作曲に専念するようになった。
 ヒンデミットに当時流行していた無調のために自らの叙情的な作風を犠牲にすることはない、との助言を受け自分の方向性を決める。それから多くの叙情的な合唱曲、管弦楽曲、歌劇などを発表した。
 交響曲「聖ジョアンの勝利」はジャンヌ・ダルクを題材とした同名の歌劇からの音楽をまとめた3楽章27分ほどの作品で近現代的な響きも交えつつ美しいハーモニーとメロディを湛えた秀作。歌劇「ルーアンでの裁判」はフランスのルーアンで行われジャンヌ・ダルクの火刑が決まった異端審問が題材。全2幕からなる大作でジョイオの代表作。
 
 


BMOP 1074
(SACD HYBRID)
¥2600
ジョン・ハービソンの弦楽器のための協奏曲集!
 ジョン・ハービソン(b.1939):
  (1)ヴィオラ協奏曲(1988)
  (2)ヴァイオリン、チェロのための二重協奏曲(2009)
  (3)バス・ヴィオール協奏曲(2005)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)マーカス・トンプソン(Va)
(2)エミリー・バスキン(Vn)
(2)ジュリア・バスキン(Vc)
(3)エドウィン・バーカー(バス・ヴィオール)

 現代アメリカの巨匠ジョン・ハービソンの弦楽器のための協奏曲集!

 録音:2019/2017/2015年、63:15

 ジョン・ハービソンはアメリカ東海岸流の無調音楽を代表する作曲家。ハーバード大学、プリンストン大学でロジャー・セッションズとウォルター・ピストンに学んだ。
 ハービソンはメトロポリタン・オペラでジェームス・レヴァインの指揮により初演されたオペラ「華麗なるギャッツビー」の成功で名声を不動のものにした。
 このアルバムでは弦楽器のための協奏曲が集められている。そのうち二重協奏曲とバス・ヴィオール協奏曲は2000年代に入ってからの作品。
 いずれも自由な無調あるいは一部セリーによって書かれており、アメリカ東海岸流のアカデミックな無調音楽の伝統は健在である。
 表現主義風の堅固な様式による硬派のロマンティシズム(ベルク流の)で貫かれている。
 





MERIDIAN


CDE 84658
¥2200
イタリアの中堅ピアニスト、ヴィンチェンツィのシューマン!
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  「蝶々」Op.2
  「ウィーンの謝肉祭の道化」Op.26
  「謝肉祭」Op.9
ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(Pf)

 録音:2019年12月11-12日ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ,イタリア[76:14]

 ピアノのピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(b.1980)はセスト・フィオレンティーノ音楽院でピエル・ナルシソ・マッシに師事した後、ウィーンに留学。その後BRILLIANT Classics、MERIDIANに多くのレコーディングを行っている。
 その中にはワーグナー:ピアノ曲集、ウェーバー:ピアノ・ソナタ集(当Meridian/CDE84639,84649)など珍しい録音も含まれている。
 このシューマン:ピアノ曲集はロマン派のピアノ曲を得意とするヴィンチェンツィの真骨頂であり、イタリア人らしいカンタービレに溢れたアルバム。
 
 

CDE 84661
¥2200
「南アフリカの作曲家によるダブル・ベースのための作品集」
 グラント・マクラクラン:ソナチネ
 マイケル・フィリューン:平和のためのカンティクル
 ピーター・クラツォウ:イシフォ
 デイヴィッド・アール:夜想曲《オールド・ネクター》
 ポール・ハンマー:スクラッチ+パッド-アンド-シックス
 アントン・ピーターソン:フロム・ザ・ハート
 ハンス・ローゼンショーン:熟考
 アラン・スティーヴンソン:アフリカのビールに関するいくつかの思考
 ヘンドリク・ホフマイアー:前奏曲と舞曲
レオン・ボッシュ(CB)
レベカ・オモルディア(Pf)

 珍しい!南アフリカの作曲家によるコントラバス作品集

 録音:2020年1月30日〜2月1日聖エドワーズ教会、ロンドン[66:07]

 南アフリカの作曲家によるコントバラスのための作品を集めた珍しいアルバム。作品の多くはジャズ、アフリカの民族音楽の影響を受けた親しみ易いものばかり。
 コントラバスのレオン・ボッシュは南アフリカ出身で英国マンチェスター王立音楽院で学び、2014年までアカデミー室内管弦楽団の首席奏者を務めた。現在はソロ奏者として活動している。
 





TUDOR



TUDOR 7207
¥2500
ホフマイスター:6つのフルート四重奏曲 Op.18
 第1番 ト長調/第2番 ニ長調
 第3番 イ短調/第4番 ヘ長調
 第5番 変ロ長調/第6番 ハ長調
アンドレアス・ブラウ(フルート)
クリストフ・シュトロイリ(ヴァイオリン)
ウルリヒ・クネルツァー(ヴィオラ)
ダーフィト・リニカー(チェロ)

 ベルリン・フィルのメンバーによるホフマイスター:四重奏曲!

 録音:2019年10月10-12日 ベルリン=ダーレム, 62'15

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによるホフマイスターのフルート四重奏曲集。
 モーツァルトの同時代人で、作曲家として、また出版業者として生前は高名だったフランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)は、シュトゥットガルトに近いロッテンブルクの生まれで若くしてウィーンに移住、当時のウィーンの作曲家たちと幅広く交友があった。
 彼の名前は、モーツァルトが弦楽四重奏曲第20番 ニ長調 K.499をホフマイスターの出版のために書いたことで知られている。作風はまさにウィーン古典派。唯一短調の第3番がとりわけ魅力的だ。
 
 フルートのアンドレアス・ブラウは、1969年、弱冠20歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者に就任、2015年まで務めた名フルート奏者。
 ヴァイオリンのクリストフ・シュトロイリ、ヴィオラのウルリヒ・クネルツァー、チェロのダーフィト・リニカーの三人はいずれもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団員である。
 ベルリン=ダーレムのイエス・キリスト教会での録音。
 
 

TUDOR 7171
¥2500
「グレゴーリ:10の合奏協奏曲Op.2+
 ストラデッラ:ソナタ&シンフォニア集」

  グレゴーリ:コンチェルト・グロッソ第1番 ハ長調、第2番 ニ長調
  ストラデッラ:ソナタ 「2つの楽隊で」
  グレゴーリ:コンチェルト・グロッソ第3番 変ロ長調、第4番 イ長調
  ストラデッラ:シンフォニア集 「極めて聖なる生誕祭のために」
  グレゴーリ:コンチェルト・グロッソ第5番 ロ短調、第6番 イ短調、第7番 ホ長調
  ストラデッラ:ソナタ・ディ・ヴィオレ
   「2つのヴァイオリンとリュートのコンチェルティーノ、
    ヴィオラ群のコンチェルト・グロッソ」
  グレゴーリ:コンチェルト・グロッソ第8番 ニ長調、第9番 ト短調、第10番 イ長調
  ストラデッラ:シンフォニア・カンタータ 「なんという奇跡」
ドミニク・キーファー(指揮)
カプリッチョ

 CAPRICCIOレーベルから出ていたカプリッチョの名盤再発売!

 録音:2005年3月9日-4月10日 スイス,ビンニンゲン、64'20

 かつてCAPRICCIOレーベルからSACDで発売されていた録音(その際のオーケストラ名は カプリッチョ・バーゼル)のCDでの再発売。
 ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴーリの10のコンチェルト・グロッソ Op.2の全曲にストラデッラの作品を挟み込んでいる。
 ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴーリ(1663-1745)は、北イタリアルッカに生まれ、同地で活躍し亡くなったヴァイオリニストで作曲家。
 
 Op.2の10のコンチェルト・グロッソは1698年に出版された彼の代表作。このうちの第3番を、バッハより半年上のオルガン奏者、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)がオルガンに編曲していたことでも知られており、バッハもグレゴーリを知っていた可能性がある。
 バーゼルのピリオド・オーケストラ、カプリッチョがキリリとした演奏を聞かせてくれる。全10曲の録音はおそらくこれが唯一。
 グレゴーリより2世代上でコンチェルト・グロッソの祖と言われるアレッサンドロ・ストラデッラの作品も素敵だ。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MARSTON



53020-2
(3CD)
¥7200→\6790

「英国のテノールたち」〜ピーター・ピアーズ以前の ※すべて英語歌唱
 (CD1)
  ダン・ベドー(テノール)
   メンデルスゾーン:「エリヤ」〜もしあなたがたの心すべてと,その時正しい者は太陽のように輝くだろう
     ソーニー・プレウィット・ウィリアムズ(ピアノ) 1928年2月23日 ニューヨーク
  ウェブスター・ブース(テノール)
   ジャーマン:「メリー・イングランド」〜イングランドの薔薇
     クリフォード・グリーンウッド(指揮)管弦楽団 1939年7月18日 ロンドン
   ボートン:「不滅の時間」〜なんと美しいのだろう
     ジョン・コッカーリル(ハープ) 1939年7月18日 ロンドン
  トム・バーク(テノール)
   トマス:「エスメラルダ」〜ああ魅惑的な光景よ ピアノ伴奏 1927年6月16日 ロンドン
   トスティ:私の夢 ピアノ伴奏 1927年6月13日 ロンドン
  ジョゼフ・チータム(テノール)
   ヘンデル:「サムソン」〜完全な光の喪失 管弦楽伴奏 1912年11月22日 ロンドン
  ジョン・コーツ(テノール)
   メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調 Op.52 「讃歌」〜死の悲しみが
     アラン・ジル(指揮)管弦楽団 1908年 ロンドン
   マリンソン:エルドラド  ピアノ伴奏 1908年5月 ロンドン
   バルフ:庭の中においで、モドよ  ピアノ伴奏 1907年
   エルガー:夜明けに Op.41-1  ピアノ伴奏 1915年4月14日 ロンドン
  シドニー・コルサン(テノール)
   メンデルスゾーン:「聖パウロ」〜死に至るまで誠実でいなさい/レア:私の隊商が休憩したところに
    ピアノ伴奏 1916年10月31日 ロンドン
   リーマン:ああ、私の喜びの月が ピアノ伴奏 1914年1月21日 ロンドン
  ベン・デイヴィス(テノール)
   ビショップ:私のかわいいジェイン  ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
   パーセル:「インドの女王」〜私は恋の病から逃れようと試みた
     アダミ夫人(ピアノ) 1923年7月12日 ロンドン
  チューダー・デイヴィス(テノール) 
   エルガー:「オラフ王の伝説からの情景」〜そしてオラフ王は叫び声を聞いた
     ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団 1923年3月12日 ロンドン
   ハーゲマン:行かないで、私の愛する人/ラ・フォージュ:野外の歌
    パーシー・カーン(ピアノ) 1927年6月27日 ロンドン
  ヒューバート・アイスデル(テノール)
   デル・リエゴ:ああその涙を乾かしなさい
     テレサ・デル・リエゴ(ピアノ) 1926年1月8日 ロンドン
   リーマン:ああ!杯を満たしなさい!‛&ああ、私の喜びの月が
     ピアノ伴奏 1927年9月27日 ロンドン
  ジャーヴェイス・エルウィス(テノール)
   ヤング(ウィルソン編):フィリスがとて優雅なので  ピアノ伴奏 1911年7月29日 ロンドン
   クィルター(ウィルソン編):今深紅の花びらが眠っている,愛の哲学/ヴォーン・ウィリアムズ:道端の火
     ピアノ伴奏 1916年6月 ロンドン
   ブリッジ:愛の神が馬に跨ってやって来た  フレデリック・B.キドル(ピアノ) 1917年12月ロンドン

 (CD2)
  ウォルター・グライン(テノール)
   ヘンデル:「メサイア」〜あなたの非難は彼の心を打ち砕いた ‛& 目を向けなさい、そして見なさい
   ヘンデル:「メサイア」〜彼はこの世から断ち切られた ‛& しかしあなたは彼の魂を地獄に置き放つことはしなかった
     クリフォード・グリーンウッド(指揮)管弦楽団 1935年2月26日 ロンドン
   サリヴァン:「ペルシャの薔薇」〜私は手に持つ杯が美しい形かどうかなんて気にしない(酒宴の歌)
     ジョージ・W.ビング(指揮)管弦楽団 1931年5月29日 ロンドン
  ウィリアム・グリーン(テノール)
   ブレアム:錨は上がった ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
  ジョン・ハリソン(テノール)
   ヘンデル:「エフタ」〜より深く、そしてなおも深く 管弦楽伴奏 1906年3月 ロンドン
   ウォレス:「マリターナ」〜一輪の花が咲いた 管弦楽伴奏 1905年11月16日 ロンドン
   ビショップ:「高貴な無法者」〜オリンシア!私の愛する人よ! ‛& この人里離れた場所に住む隠者が(愛の巡礼者)
     管弦楽伴奏 1909年11月30日 ロンドン
  グリゴリー・ハスト(テノール)
   ゴダール:「ジョスラン」〜天使たちがあなたを守っている(子守歌)     ピアノ伴奏 1904年 ロンドン
  ルビー・ヘルダー(テノール)
   ピンスーティ:最後の看護 ピアノ伴奏 1911年10月6日 ロンドン
  ジョゼフ・ヒスロップ(テノール)
   ピンスーティ:地上の女王 ピアノ伴奏 1914年6月18日 ロンドン
   ヒューム:アフトン川の水 ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 1927年6月17日 ロンドン
  ウォルター・ハイド(テノール)
   ブレアム:ネルソン提督の死 管弦楽伴奏 1909年夏 ロンドン
   サリヴァン:もう一度 ピアノ伴奏 1916年1月20日 ロンドン
   コールリッジ=テイラー:エレノア/エルガー:懇願 Op.48 ピアノ伴奏 1910年11月3日 ロンドン
  ジェイムズ・ジョンストン(テノール)
   ヴォーン・ウィリアムズ:「牛追いのヒュー」〜道の歌 
   ジェイムズ・ロバートソン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 1950年6月12日
  ヒーウェン・ジョーンズ(テノール)
   ゴダール:「ジョスラン」〜天使たちがあなたを守っている(子守歌) ピアノ伴奏 1905年3月1日 ロンドン
   バルフ:おやすみなさい、おやすみなさい愛する人よ/ラヴァー:モリー・ボーン ピアノ伴奏 1906年1月16日 ロンドン
   スタンフォード:キラーニーの薔薇  ピアノ伴奏 1909年4月30日 ロンドン
  アーサー・ジョーダン(テノール)
   ヘンデル:「ユダス・マカベウス」〜戦いを自慢する者はなんと自惚れが強いことか
     管弦楽伴奏 1924年12月8日 ロンドン
  モーガン・キングストン(テノール)
   コールリッジ=テイラー:「ハイアワサの婚礼」〜オナウェイよ、目覚めよ、愛する人よ
     管弦楽伴奏 1916年3月22日 ロンドン

 (CD3)
  モーガン・キングストン(テノール)
   トスティ:別れ 管弦楽伴奏 1911年秋 ロンドン
  エドワード・ロイド(テノール)
   メンデルスゾーン:「エリヤ」〜もしあなたがたの心すべてと ピアノ伴奏 1904年4月12日 ロンドン
   アダムス:聖なる町/クレイ:「ララ・ロック」〜私はあなたにアラブの歌を歌おう ピアノ伴奏 1904年2月11日 ロンドン
  ジョン・マコーマック(テノール)
   バルフ:「ボヘミアンの娘」〜他の唇がそして他の心が
     ウォルター・B.ロジャーズ(指揮)管弦楽団 1916年5月11日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
   マーシャル:子どもの歌 管弦楽伴奏 1912年4月2日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
   クレイマー:白鳥 Op.44-4 エドウィン・シュナイダー(ピアノ) 1923年9月26日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
  フランク・マリングズ(テノール)
   クラッツァム:私は二つの明るい眼を知っている ピアノ伴奏 1916年7月 ロンドン
  ヘドル・ナッシュ(テノール)
   ヘンデル:「エフタ」〜より深く、そしてなおも深く/ヘンデル:「エフタ」〜彼女を運べ、天使たちよ
     レイボウルド(指揮)管弦楽団 1931年7月15日 ロンドン
   ディーリアス:私の心の女王に,愛の哲学 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1934年12月18日 ロンドン
   マギアフ:灰色の二つの眼 ピアノ伴奏 1933年7月26日 ロンドン
  ジョゼフ・オマラ(テノール)
   スタンフォード:「シェイマス・オブライエン」—オコーンよ! 私が若かった時 ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
   ロナルド:四月の誕生日,友人と恋人 ランドン・ロナルド(ピアノ) 1902年
  チャールズ・ソンダース(テノール)
   ヘンデル:「エジプトのイスラエル人」〜敵は言った 管弦楽伴奏 1906年6月13日 ロンドン
  ハーバート・ティール(テノール)
   ヘンデル:「メサイア」〜天に住まわれるお方は ‛& あなたは彼らを打ち破る 管弦楽伴奏 1925年10月 ロンドン
  フランク・ティッタートン(テノール)
   デイヴィ:ビスケー湾 アーサー・ファッジ(ピアノ) 1931年10月3日 ロンドン
  ヘンリー・ウェンドン(テノール)
   マーティン:市へおいでよ/伝承曲(ケネディ=フレイザー編):島々への道
     ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1942年1月9日 ロンドン
  ウォルター・ウィドップ(テノール)
   ディブディン:トム・ボウリング ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団 1930年3月11日 ロンドン
   ヘンデル:「エイシスとガラティア」〜愛の神が急を告げると
     ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団 1930年9月19日 ロンドン
   ヘンデル:「セメレ」〜あなたが歩くところどこでも パーシー・カーン(ピアノ) 1926年8月13日 ロンドン
  エヴァン・ウィリアムズ(テノール)
   ヘンデル:「ユダス・マカベウス」〜警鐘を鳴らせ 管弦楽伴奏 1906年11月12日 ロンドン

 ピーター・ピアーズ以前の英国のテノールたち 1901-50

 録音:1901〜50年/ADD、240'12

 marstonがまた素晴らしい企画を成し遂げた。1901年から1950年まで20世紀前半の英国の様々なテノールの歌声が4時間たっぷり集められている。
 ジョン・マコーマックやヘドル・ナッシュといった一部の国際的スター歌手を除くと大半が今日では名前を忘れられた歌手たちだが、いずれも人気を博した実力のあるテノールたちばかりである。
 また20世紀後半には顧みられなくなった当時の人気作や流行歌を聞けるのも貴重だ。いつもながらmarstonの復刻は丁寧で、20世紀初頭の録音ですら決して聞きづらくはない。
 加えて100ページを超える解説冊子もありがたい。marstonならでのは充実した1箱だ。
 
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53023-2
(3CD)
¥7200→\6790

「ジョゼフ・レヴィン 全録音集」

ジョゼフ・レヴィン(ピアノ)
 チャイコフスキー:18の小品 Op.72〜トレパック
   1920年12月
 ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23-10
 ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ
 シューマン(タウジヒ編):「密輸人」 (原曲 スペインの歌芝居 Op.74-10「密輸人」)
   1921年1月 ニューヨーク
 シュルツ=エヴラー:J.シュトラウス2世の「美しく青いドナウ」の主題に基づくアラベスク
   1928年5月1日 ニュージャージー州キャムデン
 シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
 シューマン(リスト編):春の夜
   1935年6月7日 ニューヨーク
 ショパン:
  練習曲 変ホ長調 Op.10-11/練習曲 嬰ト短調 Op.25-6
  練習曲 ロ短調 Op.25-10/練習曲 イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
    1935年6月10日 ニューヨーク
 ショパン:
  前奏曲 変イ長調 Op.28-17/前奏曲 変ロ短調 Op.28-16
  ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
    1936年1月6日 ニューヨーク
 ドビュッシー(ラヴェル編):祭り
   共演:ロジーナ・レヴィン(ピアノ) 1935年6月11日 ニューヨーク
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
   共演:ロジーナ・レヴィン(ピアノ) 1939年5月23日・1935年6月11日 ニューヨーク
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
   共演:ロジーナ・レヴィン(ピアノ) 1939年5月23日 ニューヨーク
 モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調 K.242(2台ピアノ編曲版)
   共演:ロジーナ・レヴィン(ピアノ)
   ジョン・バルビローリ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
   1939年10月29日 CBS放送録音
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
   共演:ペロレ四重奏団員 1942年12月30日 WQXR放送録音
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23〜第2,3楽章
   共演:ロザリオ・ブードン(指揮)NBC交響楽団
 ショパン:前奏曲 変イ長調 Op.28-17/練習曲 嬰ト短調 Op.25
   1933年2月23日 NBC放送録音-6
 ショパン:練習曲 イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
   1935年10月24日 フライシュマンズ・イースト・アワー
 ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
   1935年11月3日 ザ・マジック・キー
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23(第1楽章冒頭約101小節欠落)
   共演:アルバート・ストッセル(指揮)ウスター・フェスティヴァル管弦楽団
 ショパン:前奏曲 変ロ短調 Op.28-16
   1936年10月6日 マサチューセッツ州ウスター ウスター・フェスティヴァル

 ロシア出身の往年の名ピアニスト、ジョゼフ・レヴィン(1874-1944) 全録音集

 録音:1920〜42年 ADD、213'53

 ※marstonがまたピアノ・マニアを狂喜させるCDを発売した。ロシア生まれで米国で活躍したピアニスト、ジョゼフ・レヴィンの全録音集、しかも商業録音に留まらず、放送録音をたくさん収録している。
  ジョゼフ・レヴィンは1874年、ロシア西部のオリョールの生まれ。少年時代にかのアントン・ルビンシテインに大いに気に入られたという。1892年にモスクワ音楽院を修了後は欧米で広く活躍、絶大な人気を誇った。
 しばらくベルリンを拠点にしていたが、1919年に米国に移住、1922年には妻でピアニストのロジーナと共にジュリアード音楽院の教職に就いている。以来米国内を中心に演奏、教育に活躍。1944年に心臓発作で亡くなった。
 極めて優秀なピアニストでありながらジョゼフ・レヴィンの録音はとても少なく、商業録音をすべて集めても1時間半に満たない。しかしこのmarstonの3CDでは、ありがたいことに、それらを超える時間の放送録音などを集めて収録している。
 ことにニューヨーク時代のジョン・バルビローリと共演したモーツァルトの協奏曲や、不備があるとはいえチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は非常に貴重だ。そして、これまで録音が少なかったことから旧世代のヴィルトゥオーソ・ピアニストと思われがちだったレヴィンが、優秀な技術で全体をしっかり見据えた明晰な演奏をする人だったこともよく分かる。
 彼が教育者として大成した理由が彼の音楽そのものからくみ取れるだろう。
 




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SWR CLASSIC



SWR19097CD
(2CD)
¥2600→\2390
SWRオリジナル・テープ音源
 フリードリヒ・グルダ/『SWRスタジオ・レコーディング 1953 & 1968』

  【DISC 1】
   フレデリック・ショパン(1810–1849):
    1-24. 24の前奏曲 Op. 28
  【DISC 2】
   ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770–1827):
    1-33. 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
    34-67. ディアベリのワルツによる33の変奏曲 Op. 120
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)

 録音:DISC 1‛&1953年4月11日 シュトゥットガルト=ウンターテュルクハイム・スタジオ、クローネ (モノラル) DISC 2‛&1968年11月6 ゼンデザールII、ベルク放送スタジオ、南ドイツ放送、シュトゥットガルト (ステレオ)

 【SWRに残るグルダの録音発掘シリーズ第4弾、ショパンとベートーヴェンの名曲をスタジオ録音で!】
 フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリリースするシリーズ第4弾は、シュトゥットガルトでのスタジオ録音。
 しかも、ショパン「24の前奏曲」とベートーヴェン「ディアベリ変奏曲」というピアノ・ファンにとって歓迎すべきプログラムを、20代から30代の技術力表現力共にピークへ向かう時期の演奏で聴くというものです。
 1953年のショパンはモノラル後期の録音ということもあり、音質は極めて鮮明。若きグルダの瑞々しい表現と歌心を存分に楽しむことが出来ます。
 1968年のベートーヴェンは上質のステレオ録音。変奏の一つ一つがたいへん味わい深く、右手と左手の音色の鮮烈な違いなど、その表現力の高さに改めて感銘を受ける素晴らしい演奏です。
 全て初CD化。
 
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SWR19098CD
(3CD)
¥3100→\2890
SWRオリジナル・テープ音源
 フリードリヒ・グルダ/『2つのソロ・リサイタル』
  1959年1月29日ブルッフザール城、1959年6月3日シュヴェツィンゲン城
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
  【DISC 1】
   モーツァルト(1756–1791):
    1-3.ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K. 333
   ベートーヴェン(1770–1827):
    4-6. ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 Op. 31-2 「テンペスト」
  【DISC 2】
   ドビュッシー(1862–1918):
    1. 水の反映 - 『映像』 第1集 L 110 No. 1/
    2. グラナダの夕べ - 『版画』 L 100 No. 2/3. 喜びの島 L 106
   ラヴェル(1875–1937): 4-6. 夜のガスパール
   ベートーヴェン: 7. エコセーズ 変ホ長調 WoO 83-1 (アンコール)
  【DISC 3】
   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750):
    1-6. カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」
   ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809):
    7. アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob. XVII:6/
    8-10. ピアノ・ソナタ 第62番 変ホ長調 Hob. XVI:52
   ベートーヴェン:
    11-13. ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op. 14-2/
    14-17. ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op. 110

 録音:DISC 1、2‛&1959年1月29日 ブルッフザール城 (モノラル) DISC 3‛&1959年6月3日 シュヴェツィンゲン城 (モノラル)

 【グルダ若き日のライヴ2種!得意のベートーヴェン、バッハの希少録音など】
 フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリリースするシリーズ第5弾。
 最終回となる今回は、グルダが29歳を迎える前後、1959年にドイツの城館で行われた2つのライヴです。
 このうち、これが彼にとって最初のライヴ収録となる「夜のガスパール」を含むブルッフザール城でのリサイタルは初CD化。
 「テンペスト」を始め、得意のベートーヴェンのソナタが3曲収録されているのも嬉しいところです。グルダにとってこれが唯一の録音となるバッハの「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(DGより既発)では、抒情性と躍動感の対比を実に生き生きと描いています。
 いずれもモノラルながら、音質、ダイナミック・レンジともに申し分なく、若きグルダの瑞々しいタッチを堪能することが出来ます。拍手は収録されていません。
 




<国内盤> 


ハピーエコー

HECD-2101
¥3000(税込)
「浅き春に寄せて」 大塚恵美子
 1. 朧月夜(高野辰之作詩 岡野貞一作曲 村木ひろの編曲)
 2. 浅き春に寄せて(立原道造作詩 高木東六作曲)
 3. 揺籠のうた(北原白秋作詩 草川 信作曲 岩河智子編作)
 4. ゴンドラの唄(吉井 勇作詩 中山晋平作曲 岩河智子編作)
 5. 鐘が鳴ります(北原白秋作詩 山田耕筰作曲)
 6. 城ヶ島の雨(北原白秋作詩 山田耕筰作曲)
 7. 中国地方の子守唄(岡山地方民謡 山田耕筰編作)
 8. 愛と祈り(大木惇夫作詩 山田耕筰作曲)
 9. 夜作曲(三木露風作詩 山田耕筰作曲)
 10. 落葉松(野上 彰作詩 小林秀雄作曲)
 11. ねむの花(壺田花子作詩 中田喜直作曲)
 12. 悲しくなったときは(寺山修司作詩 中田喜直作曲)
 13. 誰かがちいさなベルをおす(やなせたかし作詩 木下牧子作曲)
 14. さびしいカシの木(やなせたかし作詩 木下牧子作曲)
 15. 愛されている(星野富弘作詩 なかにしあかね作曲)
 16. 野ばら(星野富弘作詩 なかにしあかね作曲)
 17. 小さな空(武満 徹作詩・作曲)
大塚恵美子(ソプラノ)
松下倫士(ピアノ)

 コンクール歴も輝かしい本格派ソプラノ歌手大塚恵美子の初アルバム!「朧月夜」から「小さな空」まで、自身が愛唱してきた日本のメロディー!「大塚恵美子/浅き春に寄せて」

 録音:2019年10月9日〜11日、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール

 幅広いレパートリーを携えて歌い続け、コンクール歴も輝かしい本格派ソプラノ歌手大塚恵美子。
 初めてのアルバムは「朧月夜」から「小さな空」まで、自身が愛唱してきた日本のメロディー・クロニクル(日本歌曲史)。
 最良のピアニスト松下倫士との共演が実現し、聴きごたえ充分なアルバムが完成した。
 特にタイトル曲、高木東六の「浅き春に寄せて」と共に、山田耕筰の「愛と祈り」「夜曲」は、大塚が長年あたためてきた、抒情あふれる佳曲で日本歌曲の歴史上でも貴重な音源!この三曲も聴き逃しなきよう!
 さらに、新時代を拓いている、木下牧子、なかにしあかねの歌、岩河智子のピアノ・アレンジを聴けることも嬉しい。充実感溢れるこのアルバムは、我が日本の歌曲ファンを魅了する、必聴の一枚。録音は2019年10月、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールでのセッション録音。エンジニア・山中耕太郎によるフレッシュでクリアな心あたたまる音作りも聴きもの。

 大塚恵美子(ソプラノ):
  尚美学園短期大学卒業。東京藝術大学別科修了。第7回友愛ドイツ歌曲コンクール第1位を始め、多数の受賞歴がある。'02年のデビューリサイタル開催以降、定期的にソロ・リサイタル、演奏活動を行う。
  '13、'19年ニース夏期国際音楽アカデミーにスカラシップを受け参加、ディプロムを取得。
  これまでに竹内則雄、酒井伊吹子、瀬山詠子の各氏に師事。エリー・アメリング、ダルトン・ボールドウィン、白井光子氏等のレッスンにて研鑽を積んでいる。
 





<映像>

  

SWR CLASSIC(映像)



SWR19107DVD
(DVD)
¥2900
『バルト三国の合唱作品』〜ペルト、ヴァスクス、トルミス、マジュリス、ドゼニティス、ヤヌリテ
 ヴェリヨ・トルミス(1930–2017):
  ・エルンスト・エンノの詩による2つの歌 無伴奏混声合唱のための(1997/98)
   I. Noore suve muinasjutt 初夏のおとぎ話/
   II. Kuulmata kuskil kumiseb kodu 微かに故郷が呼ぶ声が聴こえる
  リーティス・マジュリス(1961-):
   ・「Canon solus カノン・ソーラス」 同声四部のための(1998)
  ペトリス・ヴァスクス(1946-):
   ・「Litene リテネ」 混声十二部合唱のための(1993)
  アンドリス・ドゼニティス(1978-):
   ・e.e.カミングスの詩による4つのマドリガル(2006)
    I. bedeutungslos / unmeaning 意味のない/
    II. ich trage dein herz / i carry your heart あなたの心とともに/
    III. darf ich‛& / may i ... (私が)‛&いいですか/IV. wer bist du? / who are you? どなた?
  ユステ・ヤヌリテ(1982-):
   ・「Plonge 突入」 チェロと12の声のための(2015)
  アルヴォ・ペルト(1935-):
   ・「Dopo la Vittoria 勝利の後」 無伴奏混声合唱のための(1996/98)
   ・「Ja ma kuulsin hääle... そして私は声を聞いた‛&」無伴奏混声合唱のための(2017)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル、
マーカス・クリード(指揮)、
セヴリーヌ・バロン(チェロ)
SWR19108BD
(BD)
¥2900

 収録: 2019年7月13日 福音主義教会、シュトゥットガルト、ガイスベルク
 収録時間: 88分/字幕: 無し
 【DVD】画像: NTSC 16:9音声: PCM Stereo、DTS 5.1リージョン: 0(All) 片面二層ディスク
 【Blu-ray】画像: HD 16:9音声: PCM Stereo、DTS HD Master Audio 5.1リージョン: A、B、C (All) 片面一層ディスク

 【バルト三国の合唱作品が教会に響き渡る、目に耳に極美の映像作品】
 南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルと、2020年をもって17年に渡る首席指揮者の地位を退いたマーカス・クリードによる、記念碑的な映像作品。
 世界の合唱曲を集めたCDシリーズの最終巻『バルト三国の合唱作品』(SWR19087CD)収録曲を中心としたプログラムが、シュトゥットガルトの教会でライヴ収録されています。
 ペルトを筆頭にトルミスやヴァスクスなど、張り詰めた緊張と、美しさを湛えた静寂を特徴とする作品が、広い教会空間に響く様はまさに天上的。
 合唱ファンならずともその世界に浸ってみたい、素晴らしい一枚です。
 













 2021/1/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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NAXOS



8.574234
¥1200
準・メルクル(指揮)&ロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンド
 サン=サーンス(1835-1921):吹奏楽のための編曲集
準・メルクル(指揮)
ロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンド
 1. 行進曲「東洋と西洋」Op.25
 2. 歌劇《サムソンとデリラ》 Op.47-第3幕「バッカナール」(D.リー・スタイガーによる吹奏楽編)
 3. 歌劇《サムソンとデリラ》 Op.47-第1幕「ダゴンの乙女たちの踊り」(D.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
 4. 英雄的行進曲 Op.34(F.ウィンターボトムによる吹奏楽編)
 5. アルジェリア組曲 Op.60-第4曲-フランス軍隊行進曲(D.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
 6. Pas redouble 速歩 Op.86(A.ジョスノウによる吹奏楽編)
 7. 勝利に向かって Op.152(D.ドンデイヌによる吹奏楽編)
 8. 神聖な行進曲 Op.107(E.ドリスコルによる吹奏楽編)
 9. 組曲『動物の謝肉祭』-第1曲「序奏と獅子王の行進曲」(M.パーソンズによる吹奏楽編)
 10. 戴冠式行進曲 Op.117(L.ブレマンによる吹奏楽編)
 歌劇《ヘンリー八世》 第2幕-バレ・ディヴェルティスマン (L=P.ローレンデューによる吹奏楽編)
  11. I. Entree des Clans 氏族の入場/12. II. Idylle Ecossaise スコットランドの牧歌/
  13. IV. Danse de la Gipsy ジプシー女の踊り/14. VI. Gigue et Final ジーグとフィナーレ

 録音 2019年12月16-18日 St Michael's and All Angels Church,Royal Air Force College Cranwell, UK

 【吹奏楽ファン必聴!2021年に没後100年を迎えるサン=サーンスの旋律をたっぷりと】
 86歳という長い生涯を生きたサン=サーンス。ロマン派から印象派への変遷を目の当たりにしながらも、古典的な作風を捨てることなく、晩年に至るまで、東洋的な雰囲気を融合させた美しい旋律を生み出し続けた作曲家です。交響曲や協奏曲、室内楽など多彩なジャンルにわたる膨大な曲を書きましたが、残念なことにその中には吹奏楽のための作品はほとんどありません。しかし、彼の旋律に魅了された後世のアレンジャーたちがいくつかの名作に編曲を施し、素晴らしい吹奏楽作品を創り上げています。名アレンジャーとして知られるダニエル・ゴッドフリーによる「ダゴンの乙女たちの踊り」や、ルイ=フィリップ・ローレンデューによる歌劇《ヘンリー八世》のバレエ音楽など、原曲を凌駕する壮麗な音色で彩られた作品を、準・メルクル指揮するロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンドの演奏でお聴きください。

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8.579083
¥1200
バルトルド・クイケン(トラヴェルソ)
 LA MAGNIFIQUE-ルイ14世の宮廷におけるフルート音楽


 1-6. クレランボー(1676-1749):シンフォニア第7番 ホ短調 Sonata detta La Magnifique ソナタ「ラ・マニフィーク(壮麗)」
 7. リュリ(1632-1687): 愛の勝利: ディアーヌのためのリトルネッロ
 ランベール(1610-1696): Airs a 1-4 partiesより
  8. Vos mepris chaque jour, Ritournelle リトルネッロ「あなたのさげすみは毎日」
  9. On a beau feindre, Ritournelle リトルネッロ「私たちは美しいふりをする」
 10. レビエ(1639-1717頃):舞踊組曲-第99番 メヌエット(フルート版)
 11. ドルネル(1680頃-1756以降): フルート組曲 ロ短調 Op.2 No.2 -第3楽章 サラバンド「La Descosteaux ラ・デコストー」
 12. ド・ヴィゼー(1660頃-1733頃):
  テオルボとリュートのための小品集 - 組曲第9番 ホ短調-第4楽章 サラバンド(フルートと通奏低音版)
 13. オトテール(1673-1763):
  Recueil d'airs serieux et a boire 『真面目な歌、酒の歌』より- J'Ecoutois autrefois - Double: Je n'entens qu'a regret
   いつか聞いたことがある - わたしには後悔でしかない(フルートとチェンバロ版)
 14. F.クープラン(1668-1733):趣味の融合:コンセール第8番ト長調 - 第8曲 荘重に、そして優美に
  サラバンド 「Vous qui craignez que l'Amour 恋の神が気になるあなたは」
 15-18. オトテール: トリオ・ソナタ ニ長調 Op.3 No.2
 19-20. ミシェル・ド・ラ・バル(1675-1745):
  リコーダーのための小品集第2巻:組曲第9番 ト長調 Sonate L'Inconnue ソナタ「知られざるもの」
 21-24. F.クープラン: 趣味の融合:コンセール第13番 ト長調(2本のフルート版)
 マレ(1656-1728): トリオによる小品集: 組曲第2番 ト短調(抜粋)
  25. I. Prelude プレリュード/26. II. Fantaisie ファンタジー/27. IV. Sarabande II サラバンド II/
  28. VI. Gigue ジーグ/29. IX. Menuet II メヌエット II/30. X. Plainte 嘆き/31. XII. Petite Passacaille 小パッサカーユ
 世界初録音...7,8-9,10,12,13,14 2本のフルート版世界初録音...21-24
  バルトルド・クイケン(トラヴェルソ)、イマヌエル・ディヴィス(トラヴェルソ)、
  アーニー・タニモト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ドナルド・リヴィングストン(チェンバロ)

 録音 2017年10月17-19日 American Academy of Arts and Letters, New York, USA

 「フルート」という名称は最初は縦型のリコーダーを指し、横笛は「フラウト・トラヴェルソ(トラヴェルソとも)」と呼び区別していました。17世紀初頭の横笛フルートはピッチの調節ができず、半音を出すことも至難の業でしたが、17世紀後半になるとさまざまな改良が加えられ、管を分割したり、楽器の形状に改良を加えた他、トーンホール(音孔)を増やすなどの試みが次々となされていきます。世界初録音の7曲を含むこのアルバムには、17世紀後半のフランスにおける芸術の庇護者として知られるルイ14世が愛したフルート作品と、その後に生まれた18世紀前半の洗練された作品が並べられています。F.クープランの「コンセール第13番」でのクイケンとデイヴィス、2本のフルートのみの鄙びた音色による旋律の歌い交わしが聴きどころです。

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8.574209
¥1200
ニュージーランド弦楽四重奏団
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲第1番&第2番

 1-4. 弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」 JW Vii/8(1923)
 5-8. 弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」 JW Vii/13(1928)
 9. Znelkaソネット ニ短調 JW Vii/2(1875)-
  R.イェルステンによる弦楽四重奏版...世界初録音
 10. Znelkaソネット イ長調 JW Vii/1(1875)-
  R.イェルステンによる弦楽四重奏版...世界初録音
ニュージーランド弦楽四重奏団
【メンバー】
 ヘレーネ・ポール(第1ヴァイオリン)
 モニーク・ラピンズ(第2ヴァイオリン)
 ジリアン・アンセル(ヴィオラ)
 ロルフ・イェルステン(チェロ)

 録音 2019年7月29-31日 St. Anne's Anglican Church,Toronto, Ontario, Canada

 晩年のヤナーチェクが抱いた狂おしいまでの恋心と創作への情熱から生まれた様々な傑作。その中には2曲の弦楽四重奏曲が含まれます。トルストイの名作『クロイツェル・ソナタ』に触発された弦楽四重奏曲第1番については、主人公が妻の不倫を知って苦悩する場面から最後の幕切れまでが克明に音にされており、また「ないしょの手紙」と題された第2番では、さらに思い人カミラへの強い気持ちが表明されています。この極めて私的な心情が反映された作品を演奏するのは、1987年に結成されたニュージーランド弦楽四重奏団。メンデルスゾーンやブラームスなどのロマン派作品から現代作品まで幅広いレパートリーを持つアンサンブルです。同時収録の2つのソネットは1875年の作品。こちらではヤナーチェクの若々しい作風を味わえます。








 ニュージーランド弦楽四重奏団
 なんともそっけない名前だが、これが結成30年を超えるなかなかの実力派なのだ。


所詮NAXOSの廉価盤演奏・・と思いきや予想外の充実演奏にびっくり
ニュージーランド弦楽四重奏団のメンデルスゾーン弦楽四重奏曲第6 番


8.570001
\1500
ニュージーランド弦楽四重奏団
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集

 1-4.弦楽四重奏曲 第6 番 ヘ短調 Op.80/
 5-8.弦楽四重奏曲 第1 番 変ホ長調 Op.12/
 9-12.弦楽四重奏曲 第4 番 ホ短調Op.44 №2
ニュージーランド弦楽四重奏団
<メンバー>
エレーヌ・ポール(第1 ヴァイオリン)/
ダグラス・ベイルマン(第2 ヴァイオリン)/
ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/
ロルフ・ジェルステン(チェロ)



ATOLLのベートーヴェンも知られざる名盤
なかなか入りづらいですが海外から入れてみます

Beethoven - String Quartets Nos. 7-8
atoll
ACD 402
\2900
ニュージーランド弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 「ラズモフスキー第2番」 Op. 59 No. 2
          弦楽四重奏曲第9番 「ラズモフスキー第3番」 Op. 59 No. 3
ニュージーランド弦楽四重奏団

NAXOSのメンデルスゾーン弦楽四重奏曲では意外な個性的演奏を聴かせてくれて注目していたニュージーランド弦楽四重奏団。
地元のレーベルATOLLでも録音を入れていた。
期待のベートーヴェンも、メンデルスゾーン同様、ときおり普通じゃない表現が出てきてはっとさせられる。
感情豊かで才気あふれ、繊細さや知性にも事欠かない。さすが水準高いです。



 

8.570628
¥1200
ブライト・シェン(1955-):飛び立て/ゾディアック物語
 1. Let Fly 飛び立て-ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(2013)
 オーケストラのための協奏曲『Zodiac Tale ゾディアック物語』(2006/2016改訂)
  2. I. The God of Rain 雨の神
  3. II. Of Mice and Cats ネズミとネコの
  4. III. Three Lambs Under the Spring Sun 春の陽の下、3匹の子羊たち。
  5. IV. The Elephant-Eating Serpent 象を食べるヘビ
  6. V. The Tomb of the Soulful Dog 魂のこもった犬の墓
  7. VI. The Flying Horses 飛行する馬たち
 8. Suzhou Overture 蘇州序曲(2019)
 世界初録音
ダン・シュウ(ヴァイオリン)...1
ブライト・シェン(指揮)
蘇州交響楽団...1,8
上海交響楽団...2-7

 録音2018年3月19-20日上海シンフォニー・ホール...2-7 2019年8月28-30日金鶏湖コンサート・ホール、蘇州...1,8

 中国出身、アメリカを拠点に活躍する作曲家ブライト・シェン。このアルバムにはヴァイオリンが縦横無尽に豊かな旋律を奏でるヴァイオリン協奏曲と、楽しい『ゾディアック物語』、そして風景の描写が鮮やかな「蘇州序曲」の3作品が収録されています。名手ギル・シャハムに献呈されたヴァイオリン協奏曲は「Let Fly 飛び立て」の副題がつけられており、ここにはシャハムのイメージと、彼の娘フェイフェイ(中国語で飛ぶの同音異語)の名がかけられています。3つの楽章は切れ目なく演奏され、2楽章と3楽章の間にはカデンツァが置かれており、ここでは奏者の自由な発想が求められます。『ゾディアック物語』は中国の干支をテーマにした作品。日本の干支には登場しないネコも姿も描かれています。中国で最も長い歴史を誇る蘇州をテーマにした「蘇州序曲」では、この都市の過去と現在の姿を鮮やかなオーケストラの色彩を駆使して描き出しています。

 
8.555180
¥1200
サリヴァン(1842-1900):バレエ音楽『魔法の島』/『テスピス』 アンドリュー・ペニー(指揮)
RTEコンサート・オーケストラ
 バレエ音楽『魔法の島』(1864)...世界初録音
  1. No. 1. Prelude 前奏曲/2. No. 2. Dance of Nymphs and Satyrs - Pas de Chales ニンフとサテュロスのダンス-パ・ド・カレ/
  3. No. 3. Galop ギャロップ/
  4. No. 4. Storm - Entrance of the Gnomes - Entrance of Fairy Queen 嵐-ノームの入場-妖精の女王の入場/
  5. No. 5. Pas de deux パ・ド・ドゥ/6. No. 6. Mazurka マズルカ/7. No. 6a. Variation ヴァリアシオン/
  8. No. 7. Scène des disparitions 失踪の情景/9. No. 8. Tempo di valse ワルツのテンポで/
  10. No. 8a. Variation For Mlle. Carmine マドモワゼル・カルミーヌのヴァリアシオン/
  11. No. 9. Pas de trois (After Mlle. Carmine's Variation) パ・ド・トロワ(「マドモワゼル・カルミーヌのヴァリアシオン」による)/
  12. No. 10. Scene de jalousie 嫉妬の情景/13. No. 11. — タイトルなし/14. No. 12. Galop ギャロップ/15. No. 13. Finale 終曲
 バレエ音楽『テスピス』(1871)
  16. No. 1. Introduction 序奏 - Allegro moderato/17. No. 2. Pas de Chales パ・ド・シャレ- Andante/
  18. No. 3. Valse ワルツ/19. No. 4. St. George and the Dragon 聖ジョージとドラゴン/20. No. 5. Galop ギャロップ

 MARCO POLO 8.223460の移行盤
 録音 1992年4月13-16日 National Concert Hall in Dublin、アイルランド

 《ミカド》をはじめとしたウィリアム・ギルバートとの共作による数々のオペラで知られる作曲家アーサー・サリヴァン。幼い頃から王室礼拝堂の合唱隊に加入し、14歳で王立音楽アカデミーに入学。2年間学んだ後、ライプツィヒに留学し指揮と作曲を学びました。1862年にロンドンに戻ったサリヴァンは、シェイクスピアの「テンペスト」の付随音楽を作曲、その次に手掛けたのがこのバレエ音楽『魔法の島』でした。妖精の住む島に漂着した船員を主人公にしたこの音楽は、コヴェントガーデンで初演され高い評価を受けています。世界初録音となったこの演奏では、初演時にサリヴァンがカットした箇所を研究者ロデリック・スペンサーセルウィン・ティレットが復元、指揮者ペニーが完全な形として再現しています。もう1曲の『テスピス』はギルバートとの共作ですが、現在では断片のみが残存するオペラ&パントマイム。こちらは同じくスペンサーとティレットによるバレエの復元版が演奏されています。


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ORFEO



C996202
(2CD)
¥3500→\3190
ウィーン国立歌劇場/ティーレマン(指揮)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  歌劇《ナクソス島のアリアドネ》Op.60

   台本: フーゴー・フォン・ホフマンスタール
   原作: モリエール『町人貴族』
執事長...ペーター・マティッチ(語り)
音楽教師...ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
作曲家...ゾフィー・コッホ(アルト)
プリマドンナ/アリアドネ...ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)
テノール歌手/バッカス...ヨハン・ボータ(テノール)
ツェルビネッタ...ダニエラ・ファリー(ソプラノ)
士官...ダニエル・レケシュ(テノール)
舞踊教師...ノルベルト・エルンスト(テノール)
下僕...マルクス・ペレス 他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)

 録音 2014年10月(ライヴ) ウィーン国立歌劇場

 リヒャルト・シュトラウスはホフマンスタールと共に「音楽と戯曲の融合」を目指し、1912年に歌劇《町人貴族》を作曲。シュトゥットガルトで初演しましたが、こ れは上演に要する時間が長過ぎたこともあって不評に終わりました。そこでシュトラウスは、この劇中劇であった《ナクソス島のアリアドネ》に改訂を加え、独立した歌劇に仕立て1916年10 月にウィーン国立歌劇場(当時はウィーン宮廷歌劇場)で初演、現在でも通常、こちらの版で上演されます。
 このウィーン国立歌劇場における2014年10月のライヴレコーディングは、シュトラウス作品に強い愛着を持つクリスティアン・ティーレマンが指揮。比較的小編成のオーケストラから美しい響きを紡ぎ出すとともに、ソイレ・イソコスキ、ゾフィー・コッホ、ダニエラ・ファリーら個性も力量もある歌手たちをまとめています。また、2016年に急逝したテノール歌手役のヨハン・ボータの美声も存分に堪能できます。なお、この録音の一部はヨハン・ボータ:アリア集(C906171DR)として発売されております。

 

 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ORFEO



C210021
¥2800→\2590
ギーレン(指揮)&ウィーン放送響
 マーラー(1860-1911):
  嘆きの歌(1878-1880/1899年改訂)

  1. 第1部: 森の伝説
  2. 第2部: 吟遊詩人
  3. 第3部: 婚礼の音楽
ブリギッテ・ポシュナー=クレーベル(ソプラノ)
マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
デイヴィッド・レンドール(テノール)
マンフレート・ヘム(バリトン)
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
ウィーン放送交響楽団
ウィーン・ジングアカデミー合唱団

 録音 1990年6月8日(ライヴ) コンツェルトハウス、ウィーン(オーストリア)

 マーラーが18歳から20歳にかけて作曲したカンタータ『嘆きの歌』は、狡猾な兄が手柄をたてた弟を殺害し、地中に埋めてまんまと王女を手に入れたものの、弟の骨から作られた笛が真実を暴露し、兄は自滅するという物語。
 マーラー自ら、グリム童話やベヒシュタインの物語を題材にした歌詞を作り、音楽を付けた自信作でした。しかしウィーン楽友協会による作曲コンクール「ベートーヴェン賞」に応募したところ、残念ながら落選。そこで彼は何度も改訂を加え、最終的には3部からなる作品の第1部を削除。オーケストラの編成にも手を加え、当初の形とは違う作品として仕立て直しています。
 「第1次マーラー・ルネサンス」と呼ばれる1960年代には、改訂稿の2部形式での演奏が主流でしたが、やがて削除された第1部を戻した形も演奏されるようになり、20世紀の終わり近くには改訂前の初稿版が出版され、演奏も増えてきました。このギーレン盤は、折衷案である初稿版第1部と改訂版第2部、第3部を融合させたもの。ギーレンの指揮は、うっそうと茂る森の雰囲気を表現した第1部から、華やかな婚礼場面が一転、騒乱に変わる第3部までを丁寧に描き出しています。

 


C200081
(10CD)
¥6000
『オペラ・レアリティーズ』 ORFEOレーベル40周年記念 秘曲オペラ6作品をBOXに
 【Disc1&2】
  ジュゼッペ・ガッツァニーガ(1743-1818):歌劇《ドン・ジョヴァンニ、または石の客》 全1幕(1787)
    ジョン・エイラー (テノール)、エヴァ・シュタインスキー(ソプラノ)、パメラ・コバーン(ソプラノ) 他
    ステファン・ゾルテシュ(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団
 【Disc3】
  ビゼー(1838-1875): 歌劇《ジャミレ》 全1幕(1872)
    ルチア・ポップ(ソプラノ)、フランコ・ボニゾッリ (テノール) 他
    ランベルト・ガルデッリ (指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団
 【Disc4&5】
  ドヴォルザーク (1841-1904): 歌劇《アルミーダ》 全4幕(1904)
    ヨアンナ・ボロフスカ (ソプラノ)、パヴェル・ダニルク(バス)、ヴィエスワフ・オフマン(テノール) 他
    ゲルト・アルブレヒト(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 【Disc6&7】
  フィビフ(フィビヒ)(1850-1900): 歌劇《シャールカ》全3幕(1897)
    エヴァ・ウルバノヴァー(ソプラノ)、ダリボール・イェニス (バリトン)、ヤネス・ロトリッチ(テノール) 他
    シルヴァン・カンブルラン(指揮)、ウィーン放送交響楽団
 【Disc8】
  マスネ (1842-1912): 歌劇《テレーズ》全1幕(1907)
    アグネス・バルツァ (メゾ・ソプラノ)、フランシスコ・アライサ (テノール) 他
    ゲルト・アルブレヒト(指揮)、ローマRAI交響楽団
 【Disc9&10】
  レオンカヴァッロ (1857-1919): 歌劇《ラ・ボエーム》全4幕(1897)
    フランコ・ボニゾッリ(テノール)、ルチア・ポップ (ソプラノ)、ベルント・ヴァイクル(バリトン) 他
    バイエルン放送合唱団 - Bavarian Radio Chorus、ハインツ・ワルベルク(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団

 これまでに作曲された数多くの歌劇の中で、現代まで人気を保っているのはほんの一握りの作品です。たとえ大作曲家の作品であれ、全てが大成功を収めていたわけではありません。このBOXには、そん
 このBOXには、そんな歴史に埋もれた6つの作品が収録されています。
 ガッツァニーガやレオンカヴァッロの歌劇のように、同じ題材による大ヒット作が生まれたために,その影に隠れてしまった作品。フィビフ作品のように作曲家の母国では現在も人気を保っているが国際的には知られていない作品。初演の失敗が尾を引いてそのまま埋もれてしまった作品など様々ですが、今、改めて聴いてみるとその魅力の大きさに気が付くことでしょう。
 各々の作品に登場する歌手や指揮者にも注目です。ルチア・ポップやパメラ・コバーンなどの女声歌手からフランシスコ・アライサ、フランコ・ボニゾッリなどの男声歌手まで、驚くほどの名歌手たちが出演。ガルデッリやアルブレヒトなど一流のオペラ指揮者による演奏も聴きものです。
 *ブックレットは初出時のものとは異なり、歌詞などはついておりません。

 【Disc1&2】 録音 1990年5月26日-6月6日 バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
 モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》に先駆け、1787年にサンモイゼ劇場で初演されたガッツァニーガの作品。全体的にコンパクトにまとめられているものの、物語りの進行はほとんど同じであり、最後はドン・ジョヴァンニは石像によって地獄へ落とされます。イタリア・オペラを得意とするアメリカ出身のテノール、ジョン・エイラーがドン・ジョヴァンニを見事に歌っています。

 【Disc3】 録音 1983年5月28日-6月3日 バイエルン放送(ドイツ)
 アルフレッド・ド・ミュッセの長詩『ナムーナ』を素材にし、ルイ・ガレが台本を作成、ビゼーが音楽を付けた1幕もののオペラ・コミック。エジプトのカイロカイロを舞台にした東洋の雰囲気を湛えた作品であり、同じく東洋を舞台にしたサン=サーンスの《黄色い王女》と共に上演され話題を集めました。ヒロイン、ジャミレを演じているのは名歌手ルチア・ポップ。フランコ・ボニゾッリとの軽妙なやりとりが聴きどころ。

 【Disc4&5】 録音 1995年5月22日 Rudolfinum, Prague, Czech Republic
 ドヴォルザーク最後の作品である歌劇《アルミーダ》は、バロック期に盛んに取り上げられたタッソの『解放されたエルサレム』をJ.ヴルフリツキーが台本化した、魔女アルミーダとリナルドの物語。《ルサルカ》の流れを汲むロマンティックな作品ですが初演は失敗に終わり、そのまま忘れられてしまいました。ワーグナー風の重厚なオーケストラ・パートが特徴で、アルブレヒトがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団から美しい響きを紡ぎだしています。

 【Disc6&7】 録音 1998年5月8日 コンツェルトハウス、ウィーン(オーストリア)
 チェコの伝説『乙女戦争』に登場する女性を題材にした歌劇《シャールカ》。原作では女たちの敵であるツチラトはシャールカの奸計によって殺害されてしまいますが、フィビフの歌劇では2人の間に生じた濃密な愛情がじっくり描かれています。フィビフ全作品の中でも最も人気が高く、現在でもチェコでは頻繁に上演されています。大編成の作品を得意とするカンブルランの指揮のもと、東欧系の歌手たちが見事な歌唱を繰り広げています。

 【Disc8】 録音 1981年2月10-14日 Auditorium del Foro Italy, Rome(イタリア)
 フランス革命を題材にしたマスネの歌劇《テレーズ》。ジロンド派の夫アンドレ・ソレルと貴族階級の恋人アルマン・ド・クレヴァルの間で板挟みになったテレーズは、恋人を追って亡命を決意。しかし夫が処刑されることになり、彼女も捉えられギロチン台へ...
 初演時は好評を博したものの、やがて忘却の淵に沈んだマスネ晩年の作品。主役テレーズを演じるアグネス・バルツァの品の良い歌唱とフランシスコ・アライサの若々しい声のやりとりが涙を誘います。

 【Disc9&10】 録音 1981年11月11-22日 バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
 歌劇《道化師》で知られるレオンカヴァッロ。この《ラ・ボエーム》はもともと台本作家としての彼がライバルでもあったプッチーニに勧めた物語でした。しかし断られてしまい、自身で曲を付けましたが、プッチーニは秘かに他の台本作家を立て作曲を進めていたのです。初演もプッチーニに1年先を越されただけなく、その後の人気では埋めがたい差が付いてしまいました。もちろん舞台設定はほぼ同じですが、ミミの恋に焦点を当てたプッチーニ作品とは違い、レオンカヴァッロ版はボヘミアンたちの生活を中心に描いています。ルチア・ポップを中心に、フランコ・ボニゾッリとベルント・ヴァイクルら名歌手が歌い交わす聴きどころの多い演奏。

 

 

 

<国内盤>

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NAXOS



8.551447
¥1200
ドイツのみで流通していた全集からの分売
 イゴール・レヴィット(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第1番&第2番

 1-3. ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
 4-6. ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
イゴール・レヴィット(ピアノ)...1-3
王笑寒 ワン・シャオハン(ピアノ)...4-6
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団
NYCX-10196
¥1800+税

 録音 ケルン・フィルハーモニー、ドイツ 2007年6月10日...1-3 2007年5月26日...4-6

 こちらはドイツのみで流通していたベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(8.570749)からの分売となります。目下、レヴィットのコンチェルト・アルバムは出ていないので大変貴重です。

 【ソニー・クラシカルからベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が発売されて高い評価を受けたレヴィット、若き日の秘蔵音源!】
 1987年、ソ連出身のイゴール・レヴィット。8歳の時にドイツに移住、2009年ハノーファー音楽演劇メディア 大学を卒業。2005年、テルアヴィヴのアルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールに最年少で参加して入賞。早くから注目されて来ましたが、2018年のギルモア・アーティスト賞と、2018年のロイヤル・フィルハーモニック協会の「年間最優秀器楽奏者賞」を受賞するなど、ヨーロッパで人気がブレイク。2020年6月にはサティのヴェクサシオンを作曲家の指示通り840回繰り返して演奏する模様をインターネット中継して大きな話題となりました。2021年3月にはベルリン・フィルにデビューの予定です。日本では2017年にキリル・ペトレンコ指揮のバイエルン国立管と共演、2019年でも東京・春・音楽祭でリサイタルを行い、絶賛されました。2021年5月に紀尾井ホールで2日連続ベートーヴェンのソナタ選集を弾く予定です。

 今回、2007年にNAXOSに録音していたベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」を 再発売し、その才能を味わうという企画です。
 ちなみにピアノ協奏曲第2番を演奏しているワン・シャオハンは中国出身。北京中央音楽院を卒業後ハノーファーで学び、ベートーヴェン・コンクール(ボン)やヴァン・クライバーン・コンクールなどで入賞。世界各地で演奏し、2012年からは北京中央音楽院の教授を務めています。

 *国内仕様盤には日本語解説が付属します。





絶賛!イゴール・レヴィット(P)
2013年秋のデビュー盤 『ベートーヴェン後期ソナタ集』

8888374735-2
(2CD)
\3300→\2990
イゴール・レヴィット(P)
 ベートーヴェン:

  『ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101』
  『同第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」』
  『同第30番ホ長調Op.109』
  『同第31番変イ長調Op.110』『同第32番ハ短調Op.111』
イゴール・レヴィット(P)

 完璧なテクニックと芸術的成熟を合わせ持つ、若き天才ピアニスト、イゴール・レヴィットのデビュー盤です。
 しかもいきなりベートーヴェンの後期ソナタ6曲2枚組セットを抱えての登場です。

 レヴィットは1987年、ロシアのニージニーノブゴロド生まれ。6歳でオーケストラと共演デビューという早熟ぶりを発揮。8歳のとき家族と共にドイツに移り、ハノーファー音楽大学を歴代最高成績で卒業。2005年ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールにて最年少出場ながら4つの賞を獲得。2004年マリア・カラス国際コンクール(アテネ)にて第2位、浜松国際ピアノ・アカデミー・コンクールで第1位獲得。数々の世界一流オーケストラ・指揮者と共演しており、室内楽も積極的に演奏してきています。2012年には来日ツアーを行ったほか、ドレスデン・シュターツカペレ、ロンドン・フィル、ブダペスト祝祭管などと共演し、さらにヨーロッパ各地でリサイタルを開催。現在BBC Radio 3の「ヤング・ジェネレーション・アーティスト」であり、さらにドイツの栄誉ある音楽賞「エコー賞」の「ライジング・スター・プログラム」に選ばれるなど、30代を前にしてその演奏活動はまさにフル・スウィング状態です。

 ソニークラシカルからのデビューという重要なチャンスにレヴィットが取り上げたのは何とベートーヴェンの後期ソナタ。ピアノ曲の新約聖書とも称されるベートーヴェン32曲のソナタでも、この後期ソナタ6曲は技術的にも精神的にも最も大きな挑戦が要求されるレパートリー。この6曲をデビューに選ぶというだけでも、レヴィット本人の強い自信とソニークラシカルの大きな期待とがうかがえます。

 重量感がありながらも明晰なソノリティ、弱音から最高音までのレンジの広さ、そして懐の深い精神性。「ベートーヴェンのソナタのことを考えないで過ごす日は一日もない」「肉体的な要求が高いハンマークラヴィーア・ソナタは年老いたピアニストのために書かれた作品とは思えない」「作品111の終楽章の最後でアリエッタの主題が回帰するとき、聖なるものを感じる」と語るレヴィットの感性は現代的で、実に瑞々しく、大胆な強弱と緻密さと繊細さをもって、作品の持つ奥深さを描き出していきます。若い時期に個性的な後期ソナタの録音を発表したピアニストとしては、グレン・グールドやマウリツィオ・ポリーニなどが挙げられますが、レヴィットのデビュー盤も今後彼の代表的な録音として聴き継がれるべき内容を備えています。

 「この若いピアニストは、今世紀の最も偉大なピアニストになる可能性を持つというだけではない。彼はもうすでにその域に達しているのだ」(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)
 「現在のクラシック・ピアノ界で最も魅力的な若手ピアニスト」(南ドイツ新聞)
 「レヴィットは音楽についてあらゆることを知り尽くしている」(クルトゥーアラディオ)

[録音]2013年1〜2月, ベルリン、ジーメンスヴィラ[デジタル:セッション]





 


NYCX-10197
¥1800+税
輸入盤好評につき国内盤化決定
モソロフ(1900-1973):交響曲第5番/ハープ協奏曲

 1-3. 交響曲第5番(1965)
 4-7. ハープ協奏曲(1939)
 世界初録音
テイラー・アン・フレッシュマン(ハープ)...4-7
アルトゥール・アルノルト(指揮)
モスクワ交響楽団

 録音 モスフィルム・スタジオOne、モスクワ、ロシア 2019年1月21-22日...4-7 2019年1月28-30日...1-3

 【輸入盤好評につき国内盤化決定!】
 力強い曲想で知られる交響的エピソード「鉄工場」の作曲家アレクサンドル・モソロフ。"ロシア・アヴァンギャルド音楽"の第一人者として知られ、とりわけ1920年代には「この時代の革命的な精神の証」として賞賛され、前述の「鉄工場」は破壊主義や機械崇拝を具現化する作品として世界的な知名度を獲得しました。しかしソビエト連邦作曲家同盟を追われてからは活躍の場を奪われただけでなく、1937年には「反ソビエトのプロパガンダ」として逮捕、投獄され8年間に渡り強制労働を強いられるなど、酷い迫害を受けてしまいます。このアルバムに収録された2作品のうち「ハープ協奏曲」は苦しい状況の中、彼の師であったグリエールの作品から影響を受け書かれており、オーケストラの響きが悲痛な雰囲気を漂わせる中、ハープが典雅な音楽を奏でます。また「交響曲第5番」は精神的リハビリ後の1965年に作曲された彼の最後の大作。雄大な旋律に導かれた第1楽章、表情を刻々と変える第2楽章を経て、激しい終楽章に至り最後は高らかに勝利を歌うという古典的な様式に則った3楽章形式で書かれています。

 *国内仕様盤には日本語解説が付属します。




ということでその「鉄工場」


CAPRICCIO
C5241
\2700→\2490
来た!「鉄工場」!
 アレクサンドル・モソロフ:作品集

 1.鉄工場 Op.19/
 2-4.ピアノ協奏曲 第1番 Op.14/
 5.コルホーズにトラクターが到着/
 6.チェロとピアノのための「伝説」Op.5/
 7.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.3/
 8.4つの新聞記事 Op.21
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)/
リンゲラ・リームケ(チェロ…6)/
ナターリヤ・プシェニチニコワ(ソプラノ…8)/
ベルリン放送交響楽団/
ヨハネス・カリツケ(指揮)
録音 2014年2月 ベルリン ベルリン放送局

 クラシックを愛好する人ならば、一度は聴いておきたいといわれる名作「鉄工場」。3分程度の短い曲ですが、その歌劇な内容が当時のソ連当局の目に留まり、演奏されなくなるなどいくつものエピソードを持ち、それ故一層興味が高まったという逸品です。
 全曲を通じて力強い音の応酬に終始し、いかにも「社会主義リアリズム」を具現化したような力強い音楽です。
 作曲家のアレクサンドル・モソロフ(1900-1973)は現代音楽協会の室内楽部長を経て、放送局の音楽編成を務めた人ですが、様々な理由をつけてロシア音楽界から追放され、最終的には「反ソビエトのプロバガンダ」を理由に逮捕され、強制労働に送り込まれてしまい、生還後も厳しい生活を強いられました。
 彼の名誉が復権するのは、死後まもなくでした。また彼の作品の一部は破棄を強いられたとも言われ、現存する作品はあまり多くありません。
 そんなモソロフの作品を演奏するのは、奇才ピアニスト、シュライエルマッハー。また当時の新聞記事をそのまま歌にしたという「4つの新聞記事」も含め、実に興味深いアルバムとなっています。



 












1/5(火)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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IDIS



IDIS 6734
¥2100
フランス・ブリュッヘン 初期録音集 第1集
 (1)サンマルティーニ:リコーダー協奏曲 ヘ長調
 (2)ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ハ長調 RV443
 (3)テレマン:
   6つのリコーダー・ソナタ
    (TWV 41:F2/41:B3/41:C5/41:f1/41:d4/41:C2)
フランス・ブリュッヘン(リコーダー)
(1)(2)アンドレ・リュウ(指揮)、
 アムステルダム室内管弦楽団
(3)アンナー・ビルスマ(チェロ)、
 グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)

 リコーダー1本で古楽界を震撼させたブリュッヘンの貴重音源が復活!

 スタジオ録音:(1)1962年、(2)(3)1963年/72'19''

 リコーダーという楽器がまともに聴かれたことのない時代、ブリュッヘンは自らの凄まじい演奏でもってこの楽器の素晴らしさを世に知らしめました。
 バロック時代にはこんな音があったのか、と当時の人々に衝撃を与えた初期録音集。
 1962年、63年のスタジオ録音です。
 
 


IDIS 6742
¥2100
フランス・ブリュッヘン デビュー・レコーディング1962
 &ハンス=マルティン・リンデ 1960/1962

  (1)テレマン:カノン風ソナタ ニ短調
   ウィレム・デ・フェッシュ:リコーダー・ソナタ ト長調
   ジャン=バティスト・ルイエ:リコーダー・ソナタ ヘ短調
   テレマン:リコーダー・ソナタ ホ短調
   ヴェラチーニ:リコーダー・ソナタ ト長調
  (2)ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ハ長調 RV443
  (3)クヴァンツ:
   リコーダー、フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ハ長調
(1)フランス・ブリュッヘン(リコーダー)、
 ヤニー・ファン・ウェリング(チェンバロ)
(2)ハンス=マルティン・リンデ(リコーダー)、
 ヴォルフガング・ホフマン(指揮)、
 エミール・ザイラー 室内管弦楽団
(3)グスタフ・シェック(リコーダー)、
 ハンス=マルティン・リンデ
  (フラウト・トラヴェルソ)、
 ヨハネス・コッホ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
 エドゥアルド・ミュラー(チェンバロ)

 これがブリュッヘン最初の録音!リンデのソロ録音も超貴重!

 スタジオ録音:(1)1962年、(2)1962年、(3)1960年/60'50'

 今でこそ古楽器としてのリコーダーは当たり前になっていますが、ブリュッヘンの力なくしてこの楽器が市民権を得ることはなかったでしょう。
 古楽復興の最前線で活躍したブリュッヘン、これがデビュー・レコーディングです。
 リンデのソロ録音をカップリングしており、こちらも今となっては貴重!
 
 


IDIS 6737
¥2100
フランス・ブリュッヘン 初期録音集 第2集
 (1)テレマン:リコーダーとフラウト・トラヴェルソのための協奏曲 ホ短調
 (2)J.S.バッハ:カンタータ第106番より ソナティナ
 (3)J.S.バッハ:カンタータ第182番より ソナタ・コンチェルト
 (4)ヘンデル:6つのリコーダー・ソナタ
  (イ短調 Op.1-4/ハ長調 Op.1-7/変ロ長調/
   ト短調 Op.1-2/ニ短調/ヘ長調 Op.1-11)
 フランス・ブリュッヘン(リコーダー)
 (1)フランス・フェスター(フラウト・トラヴェルソ)、
   アンドレ・リュウ(指揮)、アムステルダム室内管弦楽団
 (2)ジャネット・ファン・ウィンゲルデン(リコーダー)、
   ハインリヒ・ハーフェルラント(ヴィオール)、
   ヴェロニカ・ハンペ(ヴィオール)、
   グスタフ・レオンハルト(オルガン)
 (3)マリー・レオンハルト(ヴァイオリン)、
   グスタフ・レオンハルト(オルガン)、レオンハルト・コンソート
 (4)アンナー・ビルスマ(チェロ)、
   グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)

 ブリュッヘン驚きの貴重音源の数々、レオンハルト、ビルスマら錚々たる顔ぶれ!

 スタジオ録音:(1)(4)1962年、(2)(3)1963年/69'57''

 驚きのブリュッヘン初期録音集第2弾。
 レオンハルト夫妻やビルスマと共に古楽の世界を果敢に切り拓いたブリュッヘンの見事すぎる演奏に圧倒される1枚。
 何年たっても色褪せない名演です。
 


IDIS 6741
(CD)
¥2100
カラヤン・スペクタキュラー vol.6
 (1)ベートーヴェン:
  『エグモント』序曲 Op.84/『コリオラン』序曲 Op.62
 (2)ワーグナー:
  『さまよえるオランダ人』序曲*/『タンホイザー』序曲/
  『 ローエングリン』第1幕への前奏曲*/
  『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
(1)フィルハーモニア管弦楽団
(2)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 若きカラヤン、磨き上げた壮絶の大演奏!最新リマスターで音質良好!!

 スタジオ録音:(1)1953年、(2)1957年、1960年(*)/73'44''

 フィルハーモニアとベルリン・フィルを振った若きカラヤンの壮絶演奏!覇気にあふれた炎のようなトゥッティと抜群のコントロールで磨かれた宝石のようなメロディ。大得意のベートーヴェンとワーグナー、すでに完璧に曲を自分のものとしているカラヤンの見事な指揮ぶりが堪能できます。2020年最新デジタル・リマスターがなされており、53年録音のベートーヴェンもストレートに胸に迫りくる驚きの音質!ワーグナーは『さまよえるオランダ人』と『ローエングリン』がステレオ音源で、さらに眼の醒めるような音質。素晴らしきカラヤン・サウンドここに極まれり!

 


IDIS 6739
(CD)
¥2100
アントルモン・プレイズ・ショパン
 ショパン:
  バラード第1番 ト短調 Op.23
  バラード第2番 ヘ長調 Op.38
  バラード第3番 変イ長調 Op.47
  バラード第4番 ヘ短調 Op.52
  スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
  ポロネーズ第6番 変イ長調『英雄ポロネーズ』 Op.53
  即興曲第3番 変ト長調 Op.51
  夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
  ワルツ 変イ長調『大円舞曲』 Op.42
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
フィリップ・アントルモン(ピアノ)

 アントルモン若き日のショパン、精確にして洒脱、技巧と音楽の完璧な結合!

 録音:1955年、1959年(バラード4曲)/67'47''

 1934年生まれのアントルモン、20代のショパン録音。絶妙にテンポを揺らしながらも打鍵は素晴らしく精確、トリルのはまり具合もぴったり。豪快な和音も脱力系旋律も、いとも簡単にこなす凄まじい技巧と音楽性が聴いてとれます。4曲のバラードや英雄ポロネーズはとんでもない聴き応え。2019年デジタル・リマスターで音質も充分!




IDIS 6735
(CD)
¥2100
ナルシソ・イエペス録音集 第4集
 (1)J.S.バッハ:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
 (2)ハイドン:ギター五重奏曲 ニ長調(原曲:弦楽四重奏曲第8番)
 (3)マヌエル・パラウ:東方の協奏曲
ナルシソ・イエペス(ギター)
(2)マドリード古典四重奏団
(3)オドン・アロンソ(指揮)
 スペイン国立管弦楽団

 ソロ・室内楽・協奏曲とバランスよくイエペスの至芸を収録

 スタジオ録音:(1)1959年、(2)1960年、(3)1959年

 ギターの巨匠イエペスの録音集。壮大なソロの「シャコンヌ」に爽やかな室内楽、色彩的な協奏曲と3種の編成でイエペスの至芸を楽しめます。

 


IDIS 6736
(CD)
¥2100
ジョン・ウィリアムス録音集 第3集
 フェデリコ・モレノ・トローバ:
  ソナティナ/ノクチュルノ/カスティーリャ組曲
 マヌエル・ポンセ:ワルツ/主題、変奏とフィナーレ/12の前奏曲
 14の民謡集(テノール:ウィルフレッド・ブラウン)
ジョン・ウィリアムス(ギター)


 民謡のギター伴奏も味わい深い

 スタジオ録音:1961年

 モレノ・トローバとポンセでは技巧の冴えが見事。後半の民謡は歌の伴奏でギターが使われ、味わい深い響きをつくります。

 


IDIS 6738
(CD)
¥2100
セゴビア・プレイズ・ソル
 モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9/
 グランド・ソナタ Op.25 Allegro non troppo、Minuetto/
 グランド・ソナタ Op.22 Minuetto/アンダンティーノOp.2-3/
 メヌエット ニ長調 Op.11-5/グラン・ソロ Op.14 Introduction、Allegro/
 メヌエット ホ長調 Op.15a、イ長調 Op.11-6/
 練習曲 イ長調 Op.6-12、ト長調 Op.29-11、ロ短調 Op.35-22、イ長調 Op.6-6/
 メヌエット ハ短調 Op.24-1、ハ長調 Op.5-3/
 練習曲 ハ長調 Op.6-8、イ長調 Op.6-2、ニ長調 Op.35-17、
  イ短調 Op.31-20、イ長調 Op.31-19、ニ短調 Op.35-16、
  ホ短調 Op.6-11、変ロ長調 Op.29-13、ハ長調 Op.29-17
アンドレス・セゴビア (ギター)


 音楽的豊かさに打たれる名演

 スタジオ録音:1952-1958年

 ギター音楽の発展になくてはならないソルとセゴビア。この曲を、こう弾ける演奏家がいたからこそ、ギター音楽が進化したのだとうなずける名演。

 


IDIS 6740
(CD)
¥2100
セレドニオ&セリン・ロメロ スタジオ録音集
 ホアキン・マラツ:セレナータ・エスパニョーラ/タレガ:マズルカ/
 ソル:メヌエット ニ長調/アルベニス:アストゥーリアス/
 セレドニオ・ロメロ:幻想曲、ザパテアード・クラシコ/
 サンス:パヴァーナ、ダンツァ/ド・ヴィゼー:サラバンド、ブーレ/
 アルベニス:入り江のざわめき */
 ソル:
  メヌエット ハ長調、グランド・ソナタから メヌエット、練習曲 ロ短調 */
 タレガ:ラグリマ、パヴァーナ */
 ミゲル・リョベート:聖母の御子、アメリアの遺言 *
 (以上、スタジオ録音:1960年)
 ド・ヴィゼー:
  前奏曲 ニ短調、メヌエット第1番 ニ短調、
  メヌエット第2番 ニ短調、ガヴォット ニ短調/
 J.S.バッハ:メヌエット、ブーレ、ガヴォット/ラモー:ロンド風ガヴォット
 (以上、スタジオ録音:1962年)
セレドニオ・ロメロ(ギター)無印
セリン・ロメロ(ギター)*

 ロメロ四重奏団の親子によるソロ録音

 ロメロ四重奏団の創設者として知られるセレドニオ・ロメロ(1913-1996)と、同四重奏団員である息子セリン・ロメロ(1936-)のソロ録音集。

 

<国内盤>


KING INTERNATIONAL



KKC 4248
(CD)
¥2600
メンゲルベルク/ブラームス:交響曲第1番
 〜未発表ライヴ録音(1943)〜

  ヨハネス・ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
 <ボーナストラック>
  インタビュー(1938)
  (1938年2月8日ミュンヘンにおけるドイツ語でのインタビュー 5分)
   原盤:仏Tahra
  (交響曲)TAH393 (P)2000/(インタビュー)TAH401 (P)2001
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

 その根源的な情熱の凄さに感動した。 第1楽章はそれこそ赤々と燃えさかる炎である。ティンパニの激しい打ち込みはフルトヴェングラーとは別の凄さがあり、展開部やコーダの遅いテンポはいかにも物々しい。第2楽章は熟れたロマンであり、この妖しい音色は魔的である。・・・(平林直哉)

 ターラが発掘したメンゲルベルクの未発表ライヴ、こんどはブラームスの1番。

 録音:1943年4月13日 コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)/52'31"

 「ベートーヴェン交響曲集〜未発表録音集(4CD)」につづく、仏ターラが発掘したメンゲルベルク& ACO(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)の未発表ライヴ、こんどはブラームスの交響曲第1 番。これが、フルトヴェングラー&北ドイツ放送響と双璧ともいえる、超ド級の爆演・凄演・大名演!ターラ廃業に伴い、入手困難な輸入盤がメンゲルベルク(1871.3.28 −1951.3.21)生誕150年・没後70年周年企画として国内盤で復活します。

 ティンパニの強烈連打、巨大なスケール、劇的迫力、濃密な歌いっぷり、ビロードのような弦に代表されるオーケストラの上手さ等、語り尽くせないほど魅力の詰まったCD。

 「その根源的な情熱の凄さに感動した。第1楽章はそれこそ赤々と燃えさかる炎である。ティンパニの激しい打ち込みはフルトヴェングラーとは別の凄さがあり、展開部やコーダの遅いテンポはいかにも物々しい。第2楽章は熟れたロマンであり、この妖しい音色は魔的である。第3楽章は木管楽器のリズムの刻みが独特であり、コーダでリタルダンドして終わるのもメンゲルベルクらしい。第4楽章、これまた凄い。序奏の濃密な音、続くアルペン・ホルンの雄大さも圧巻、アレグロの主題はフレーズごとにテンポが落とされるのも個性的だ。その後の集中力も凄まじいが、印象的なのはコーダの直前、第2主題がヴァイオリンが濃厚なポルタメントで奏されるところ。こうなる、とわかっていても、思い切りのけぞってしまう。コーダの金管楽器のファンファーレは、それこそ勝利の凱旋、素晴らしい音だと思う。」(平林直哉)(ライナーノーツより)

 43年という戦時下でのライヴ録音。放送原盤復刻に伴うスクラッチノイズこそ一部に残っておりますが、総じてターラならではのしっかりと芯のある音。キング関口台スタジオでのリマスタリングでさらに改善されます。

 余白に、これまた初出音源となるインタビューを収録。38年11月8日ミュンヘン・フィルとの本番リハーサルの前に行われたもので、この日の演目であるチャイコフスキーの交響曲第5番について、チャイコフスキーの弟モデストからもらった作曲者自身の修正・書き込み付スコアを参考にしたことなど、貴重な証言をメンゲルベルクの声で聞けます!(解説書に平林氏訳を掲載)

 フルトヴェングラー、ワルター、トスカニーニらと〈世界の4大指揮者〉と称され、じつに50年もの長きにわたってACO 常任指揮者の座に君臨してきたメンゲルベルク。その人気・実力ぶりを計り知れる至芸を存分にご堪能ください。

 *カヴァー写真について・・スイスの山荘に幽閉されていたメンゲルベルク。玄関前で1947年に撮影。非常に貴重なカラー写真。

 



<メジャー・レーベル>

DG


483 9660
\2300
《クリスチャン・レフラー〜Parallels: Shellac Rewotks》
 1) Parsifal
 2) Moldau
 3) Dir Jehova
 4) Gavotte
 5) Nocturne
 6) Madir
 7) Pastral
 8) Fate
 9) Freiyheit
 10) Funebre
クリスチャン・レフラー
483 9661
(LP)
\4800

 ドイツの多才な人気プロデューサーが作り出す独自の音楽世界

 ドイツのDJ/プロデューサー、クリスチャン・レフラーはテクノ、アンビエント、アコースティック・ミュージックをミックスし、エレクトロニック・ミュージックの世界で独自の成功を収めています。
 実際にあらゆる入手可能な音を使用する彼の音楽は、アコースティック楽器を巧みに使用し、それらを重ね合わせ、魅惑的な作品と温かく包み込むような雰囲気を作り出すのが特徴です。その独特のスタイルで人気の共演者として多くのアーティストのリミックスを行っています。また、アメリカ、東欧、インドなど世界各地で頻繁にツアーも行っています。

 クラシックの老舗レーベルであるドイツ・グラモフォンとGoogle Arts & Culture の共同プロジェクト「シェラック・プロジェクト」によって、1930年代まで主流だったシェラック盤レコードの多くがデジタル化され、リマスターされました。
 そして、クリスチャン・レフラーはドイツ・グラモフォンとGoogle Arts and Cultureからの誘いにより、「シェラック・プロジェクト」に参加、クラシック音楽界で最も偉大な6人の作曲家の作品をリワークすることになったのです。

 『Parallels』は、レフラーがドイツ・グラモフォン初期のシェラック・レコーディングのクラシック作品をリワークしたアルバムで、6人の偉大なクラシック作曲家、J.S.バッハ、ベートーヴェン、ショパン、ワーグナー、スメタナ、ビゼーの楽曲がリワークされています。

 今作には、ライプツィヒの聖トーマス教会の聖歌隊が歌うバッハの〈汝エホヴァがためにわれは歌わん〉や、子供の頃、母親がよく聴いていたワーグナーの〈パルジファル〉など、あまり知られていない楽曲から大作までが収録されています。
 ベートーヴェン作品について、「この音楽は、本来とても人間的で親しみやすいものがあるのに、何十年もかけて再生され、考え直したりされるうちに、どこか心もとないものになってしまっところがあるんじゃないかと感じ、私はそれを非常に基本的な感覚に戻したいと思ったのです」とレフラーは語っています。

 ◆リンク
  クリスチャン・レフラー 日本レーベル公式サイト
   https://www.universal-music.co.jp/christian-loffler/
  クリスチャン・レフラー Facebook
   https://www.facebook.com/christianloefflerofficial
  クリスチャン・レフラーYouTube
   https://www.youtube.com/channel/UCdGOUsLqm5_ds01HX9xMRHg
  クリスチャン・レフラーInstagram
   https://www.instagram.com/christianloeffler/
 




MERCURY KX

073 8269
\2300
《ランバート〜False》
 1) Au?en(feat. Tre B. Mal)、2) Opus 23(feat. Hexia)、
 3) Brack St. Twen(feat. Cole Collective)、
 4) 27 Secrets(feat. Bob Drew)、
 5) Mind No Ever No xxx(feat. Hrafnhildur Melste?)、
 6) Flow(Marked Red)(feat. Jean Daeriou)、
 7) To The Bone(feat.Grand Ox)、
 8) San Remo(feat. Giovanni DiMachelli)、
 9) Juice Tonight(feat. Pernille Solberg)、
 10) Dorian(feat. Martin Stollmmayr)、
 11) Thema Zwei(feat. Maral Moradi)
 12) Spheres(feat. Room Trail)、
 13) Bolero Azul(feat. Las Abuelas)、
 14) I thought of Ian(feat. Ging Gang Gong)
ランバート(ピアノ)
073 8271
(LP)
\3400

 謎に包まれた作曲家&ピアニストが新たな領域に向かうニュー・アルバム
 ベルリンを拠点に活動しているランバートは、素顔も本名も年齢も出身地も公表していない謎に包まれた作曲家&ピアニストです。
 ランバートのニュー・アルバム『False』は全14曲がコラボレーションで、ランバートのこれまでのアルバムの中で最も多様性に富んだ作品に仕上がっています。
 それぞれのトラックは異なる仮面をつけ、音楽の境界線を越え、新たな領域へと送り出します。
 


 

<映像>

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EURO ARTS



20 55388
(5DVD)
¥12700→\11990

小澤征爾〜レトロスペクティブ
 DVD5枚組!!
 DVD1(107分)
  シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
    秋山和慶(指揮)
  武満徹:ノヴェンバー・ステップス*
  ブラームス:交響曲第4 番ホ短調Op.98
  モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136 第2楽章:アンダンテ
    横山勝也(尺八)*、鶴田錦史(琵琶)*、小澤征爾(指揮)、サイトウ・キネン・オーケストラ
    収録:1989年、アルテ・オーパー、フランクフルト(ライヴ)

 DVD2(98 分)
  ヴァルトビューネ・コンサート1993〜ロシアン・ナイト
   リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』/チャイコフスキー:バレエ組曲『くるみ割り人形』/
   ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より『ダッタン人の踊り』/ストラヴィンスキー :バレエ音楽『火の鳥』抜粋/
   チャイコフスキー:序曲『1812年』/ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』より『剣の舞』/
   チャイコフスキー :弦楽セレナードよりエレジー
 (アンコール)
  ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲/パウル・リンケ:『ベルリンの風』
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾(指揮)
    収録:1993年6月21日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)/映像監督:ブライン・ラージ

 DVD3(111分)
  ヴァルトビューネ2003〜ガーシュウィン・ナイト
   ガーシュウィン :
    パリのアメリカ人、ラプソディ・イン・ブルー(マーカス・ロバーツ編曲 )、ピアノ協奏曲ヘ調 (マーカス・ロバーツ編曲 )
   マーカス・ロバーツ : コール・アフター・ミッドナイト
   ガーシュウィン :ストライク・アップ・ザ・バンド ( ドン・ローズ編曲 )、アイ・ガット・リズム
 (アンコール)
  パウル・リンケ : ベルリンの風
    小澤征爾(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    マーカス・ロバーツ・トリオ
     【マーカス・ロバーツ(ピアノ)、ローランド・ゲリン(ベース)、ジェイソン・マルサリス(ドラムス)】
    収録:2003年6月29日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)/映像監督:アンドレアス・モレル

 DVD4(113 分)
  カラヤン・メモリアル・コンサート2008
   ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
   J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調より第3 楽章サラバンド
   チャイコフスキー:交響曲第6 番変ロ短調作品74『悲愴』
     アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾(指揮)
     収録:2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

 DVD5(82 分)
  ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36、交響曲第7番イ長調作品92
    小澤征爾(指揮) サイトウ・キネン・オーケストラ
    収録:2015年9月6日(第2 番)、2016 年8月18日(第7 番)、キッセイ文化ホール、ライヴ
  ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調作品80
    小澤征爾(指揮) サイトウ・キネン・オーケストラ
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、リディア・トイシャー(ソプラノ)、三宅 理恵(ソプラノ)、
    ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)、福井 敬(テノール)、
    ジャン=ポール・フーシェクール(テノール)、マティアス・ゲルネ(バリトン)、OMF合唱団
    収録:2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ

 小澤&サイトウ・キネンを代表する演奏!'89年フランクフルト・ブラ4!日本人大家・若手・巨匠、総出演!さらにライスターら豪華助っ人外人部隊も炸裂!
 空前の体制で臨んだ'89年ヨーロッパツアーの爆発の映像記録が遂に初DVD化!!LD未収録であった秋山のシューベルト5番と小澤の武満も加わり完全版で登場!!


総収録時間505分 
画面:16:9、NTSC(DVD3-5)/4:3、NTSC(DVD1-2)
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1(DVD3-5)/DDステレオ(DVD1-2)
リージョン:All


 音だけよりも映像の方がはるかに面白い!
 小澤征爾が1989年にサイトウ・キネン・オーケストラと行った2回目のヨーロッパツアーの映像。「ブラームスの交響曲第4番」は、以前LD でリリースされていましたが、今回は秋山和慶指揮の「シューベルト交響曲第5 番」、さらにLDでは未収録だった小澤征爾指揮の「武満徹のノヴェンバー・ステップス」も収録され、フランクフルトで行われたコンサートの全体を聴くことができます。サイトウ・キネン・オーケストラは、故齋藤秀雄(1902-74) の業績を称えるため小澤征爾と秋山和慶により1984 年に創設されました。1987年には第1 回ヨーロッパツアーを成功させ、その高い演奏技術と音楽性は世界的に広く認められるようになりました。

 今回のDVDに収録されている演目は、冒頭に秋山和慶指揮の「シューベルト交響曲第5番」、続いて1967年に小澤征爾もよって初演された「武満徹のノヴェンバー・ステップス」(ソリストの尺八の横山勝也、琵琶の鶴田錦史がツアーに同行)。そして「ブラームスの交響曲第4 番」がメインプログラムとして選ばれました。サイトウ・キネン・オーケストラの当時の構成メンバーは、故齋藤秀雄に指導を受けた音楽家たちをメインにしており、ヴァイオリンには宗倫匡、安芸晶子、藤原浜雄、ヴィオラには今井信子、チェロには徳永兼一郎、岩崎洸、フルートには工藤重典、オーボエには宮本文昭といった国内外で活躍している名手が名を連ねています。さらにこのヨーロッパツアーでは、クラリネットにカール・ライスター(ベルリン・フィル)、ティンパニのエヴァレット・ファース(ボストン響)、ファゴットのシャーマン・ウォルト(ボストン響) といった当時一流の海外オケで活躍していた3 名がゲスト参加しており、見事な演奏を聴かせてくれています。この日の会場の熱気は、今日までのサイトウ・キネン・オーケストラの活躍を確信するような、感動的な公演となっています。

 このDVD ボックスには、小澤征爾がはじめてヴァルトビューネに登場した1993年の映像、盲目のジャズ・ピアニスト、マーカス・ロバーツ率いるトリオが出演した2003年のヴァルトビューネ「ガーシュウィン・ナイト」、アンネ= ゾフィー・ムターがソリストとして登場したカラヤン生誕100年を記念したベルリン・フィルのウィーン公演「カラヤン・メモリアル・コンサート」、そして2015&2016『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』のオール・ベートーヴェン・プログラム の映像が収録され、小澤征爾の華々しい活躍を映像で堪能することができます。


★なお商品に記載されている音声情報に誤りがございます。DVD1,2の収録音声は[DD 2.0]となります。

















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