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≪第110号アリアCD新譜+@紹介コーナー≫
その8 2021/2/2〜



2/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHANNEL CLASSICS



RCCSSA42721
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3238+税
レイチェル・ポッジャーのモーツァルト!
 ヴァイオリン・ソナタ断片からの補完版世界初録音!

モーツァルト/ジョーンズ:
 ヴァイオリン・ソナタ・アレグロ楽章断片の補筆完成版(世界初録音)

  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c Jones Completion 3
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b Jones Completion 4
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f Jones Completion 1
  ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ短調 の断片 Fr 1782l Jones Completion 1
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c Jones Completion 2
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b Jones Completion 1
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f Jones Completion 2
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
クリストファー・グリン(フォルテピアノ)
CCSSA42721
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 

 ☆天女レイチェル・ポッジャーのモーツァルト新録音!
 ☆モーツァルトの未完成の断片をティモシー・ジョーンズが補筆完成させた6つのソナタ・アレグロ楽章と幻想曲、世界初録音!
 ☆各ソナタの断片は、それぞれ2バージョンずつの完成版を収録!

 "バロック・ヴァイオリンの天女" レイチェル・ポッジャーは、1997年から2002年にかけてイングリッシュ・コンサートのリーダーを務め、2006年には自身が主宰するブレコン・バロック・フェスティヴァルの芸術監督に就任。オランダのChannel Classicsレーベルより数々の伝説的名盤を生み出し、2015年には英国王立音楽アカデミー(RAM)の誉れ高き「バッハ賞」を受賞(女性アーティストとしては初)。
 2018年英グラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」受賞。2020年には欧州古楽ネットワーク(REMA)が毎年3月21日(J.S.バッハの誕生日)に制定している「古楽の日(EARLY MUSIC DAY)」のアンバサダーを務めるなど、国際的に華々しい活動を続けているバロック・ヴァイオリニストです。

 ゲイリー・クーパーと共演した超名盤「ヴァイオリン・ソナタ全集」(CCSBOX6414)を始めとする、各種モーツァルトの録音でも絶大な評価を獲得してきたレイチェル・ポッジャーが新たに臨むモーツァルト・レコーディングは、ソナタの断片を補筆完成させた世界初録音盤という極めて意義深いアルバムが登場!
 補筆完成を行ったのは、王立音楽アカデミーの副学長を務めモーツァルト研究の権威として名高いティモシー・ジョーンズ。ジョーンズは既にモーツァルトのレクイエム、協奏曲、室内楽、鍵盤音楽など多くの断片の研究や補筆完成を行っており、本アルバムでは、ヴァイオリンとピアノのために書かれた3つのソナタ・アレグロ楽章と1つの幻想曲の断片を、1780年代に進化を遂げつつあったモーツァルトの様式に基づいて補筆完成。3つのソナタに関しては、断片の結尾の可能性とそれに応じて音楽が進む異なった方向性を探求し、それぞれ2種類ずつの完成版が作られています。

 ※録音:2020年11月、セント・ジョンズ教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)/※使用ヴァイオリン:ペザリニウス1739
 ※元となった4つの断片:ソナタ・アレグロ イ長調 (K.Anh.48)/ソナタ・アレグロ ト長調 (K.Anh.47)/ソナタ・アレグロ 変ロ長調 K.372/幻想曲 ハ短調 K.396

 「私の補筆完成は、必然的にモーツァルトの音楽を傷つけることになるが、モーツァルトの協奏曲で演奏者が自身のカデンツァや他人のカデンツァを演奏するのを聞いて、私は問題を感じたことは一度もなく、私のここでの仕事は、それをほんの一歩推し進めただけである。ともかく、これらのソナタ楽章を聞いて、あれこれ批評をして楽しんでいただければと願っている。」
 ティモシー・ジョーンズ(ライナーノーツより/訳:SOREL)

 
 



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NAXOS



8.574257
¥1200
ピーター・ブレイナー(1957-): A JOURNEY 旅
 穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック 第2集
ピーター・ブレイナー(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  1. ピーター・ブレイナー: 魔法のゴブレット
  2. J.S.バッハ(1685-1750): 前奏曲 第1番 ハ長調 BWV 846 (P.ブレイナーによるフルート、ピアノと管弦楽編)
  3. ブレイナー: We Reached This Far ウィー・リーチド・ディス・ファー
  4. ブレイナー: Snowfall Song 降雪の歌(2020年版)
  5. ブレイナー: Mama, Can You See Me? お母さん、私が見える?
  6. フォーレ(1845-1924): パヴァーヌ Op.50 (P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  7. ブレイナー: Come and Tell Me 私のところにきて、そして話して
  8. ブレイナー: King of Hyperboles ハイパーボリィの王
  9. ブレイナー: The Final Song 最後の歌(2020年版)
  10. ブレイナー: That's the Way She Is それが彼女のやりかた
  11. ブレイナー: Where to Go, Where to Be? どこへ行くの?
  12. ブレイナー: Just a Tiny Waltz ただの小さなワルツ
  13. ドヴォルザーク(1841-1904):
   交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95, B.178 - 第2楽章 ラルゴ(P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  14. ブレイナー: Sunday Morning on Sunday サンデー・モーニング・オン・サンデー
  15. ヘンデル(1685-1759): 私を泣かせてください(涙の流れるままに) (P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  16. チャイコフスキー(1840-1893): 四季 Op. 37b - 10月 秋の歌 (P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  17. ハイドン(1732-1809): ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11 - 第2楽章 ウン・ポーコ・アダージョ(編曲:P.ブレイナー)
  18. ブレイナー: Good Old Times グッド・オールド・タイムズ
  19. ブレイナー: Elephant on a Parachute パラシュートに乗った象
  20. チャイコフスキー: ただ憧れを知る者だけが(P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  21. ヘンデル: 主よ汝に感謝す(P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  22. 伝承曲: グリーンスリーヴス(P.ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
  23. J.S.バッハ: チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV 1056 - 第2楽章 ラルゴ(編曲:P.ブレイナー)
 世界初録音

 録音 2020年9月19-20日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK)

 「ビートルズ・ゴー・バロック」などのユニークなアレンジ作品で知られるピーター・ブレイナー。彼はまた並外れた才能を持つ作曲家であり、ピアニストであることも忘れてはいけません。
 昨年リリースされ大好評を博した『穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック』第1集(8.574256)は、ピアノと管弦楽によるオリジナル作品を収録したアルバムでしたが、第2集となるこのアルバムでは、洗練された旋律を持つオリジナル作品だけではなく、フルートのオブリガートが印象的なJ.S.バッハの「前奏曲 第1番」や、ピアノの分散和音による伴奏が際立つドヴォルザーク「新世界より」などの有名曲のアレンジも含まれており、一層親しみやすい雰囲気を備えています。
 タイトル通り、疲れた心をそっとほぐしてくれるような、穏やかでロマンティックなピアノ曲を存分にお楽しみいただけます。
 



 ピーター・ブレイナー、再ブレイクしてます。

 こちら「第1集」。


穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック 第1集


 8.574256
\1200
ブレイナー(1957-):Caressing Your Soul 心を優しく包む
 穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック 第1集
ピーター・ブレイナー(ピアノ)
 
  1. 小さな雪の結晶/2. ア・グレイッシュ・ソネット/
  3. サンデー・モーニング・オン・サーズデー/4. 女優は家へ帰る
 
 スロヴァキア舞曲集(ピアノ版)
   5. 第4番 フメンネーの小さな教会/6. 第10番 王の山の上で/
   7. 第14番 私はアメリカで夢をみていた/8. 第2曲 彼らは私を結婚させるだろう

 9. アッパー・ウエスト・サイド/10. ラトビアのロマンス/11. すべての始まりの地/
 12. 小さな夕べの音楽/13. 少し絶望的な/14. これが私が見たもの/15. シックス・センス/
 16. スロヴァキア舞曲集-第7番 子守歌 II(ピアノ版)/17. アップ・ザ・ストリーム/
 18. フォロー・マイ・ハート/19. インスタント・アンド・スウィート/
 20. フール・オン・ザ・プレイン/21. 人生の下書き/22. これもまた過ぎ去るだろう
 
 ※世界初録音

 録音 2020年2月17-18日 ワイアストン・コンサート・ホール、モンマス、UK

 「ビートルズ・ゴー・バロック」などのユニークなアレンジ作品で知られるピーター・ブレイナー。彼はまた並外れた才能を持つ作曲家であり、またピアニストであることも忘れてはいけません。
 このアルバムはブレイナーが2019年から2020年にかけて作曲した一連のピアノ曲を自身で演奏したもの。中にはブレイナーの故郷スロヴァキアへの思いが込められた、2015年作曲の「スロヴァキア舞曲」の一部をピアノ用にアレンジした曲も含まれています(オリジナルの管弦楽版は8.574184に収録)。
 どれも穏やかでタイトル通り、聴き手の心を優しく包むかのような、穏やかな雰囲気と魅力的な旋律を持つ作品です。



先日案内したニュー・アルバム
こちもスマッシュヒット!


 8.574184
(2CD)
\2400
プレイナー(1957-): スロヴァキア舞曲集(2015)
 【CD1】
  1. 第1番 Ej, zaluzicko poio ザルジツェの野原/2. 第2番 Oddavac me budu 彼らは私を結婚させるだろう/
  3. 第3番 Dzifce pocarovne あなたは魅力的な少女/4. 第4番 Humenanski koscelok フメンネーの小さな教会/
  5. 第5番 Jaj, mamicko, svrbi ma ああ、お母さん、かゆいよ/
  6. 第6番 Kvitne drobna d'atelinka 小さなクローバーが咲いている/7. 第7番 Uspavanky 子守歌/
  8. 第8番 A muj ocec veika balamuta 私の父は大きな悩みのひとつにすぎない
 【CD2】
  1. 第9番 Pist'alocka moja- Ititi, ititi 私の小さなホイッスル - イチチ、イチチ/
  2. 第10番 Na Kraiovej holi 王の山の上で/3. 第11番 Saiena ja bula 私は狂っていたに違いない/
  4. 第12番 Na kosickej turni コシツェの見張り塔の上で/
  5. 第13番 Vravela mi moja mati nesedavat' potme 私の母は暗闇の中で座ってないいけないと言った/
  6. 第14番 Snila se mi v Americe novina 私はアメリカで夢をみていた/
  7. 第15番 Stare dievky, co robite 年老いた婦人よ、何をしてるの/
  8. 第16番 Kapura, kapura あなたは柵付きの小さな門
 スタニスラフ・パルーフ(ヴァイオリン)、ボリス・レンコ(アコーディオン)、
 マリアン・フリードル(ホイッスル,ベル,フヤラ,ジューズ・ハープ)、
 アルベルト・フルボフチャーク(トロンボーン・ソロ)....CD2:2、ロベルト・ヴィズヴァーリ(コントラバス・ソロ)....CD2:6
 ピーター・ブレイナー(指揮)、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2018年9月10-13日 スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホール,ブラティスラヴァ、スロヴァキア

 「ビートルズ・ゴー・バロック」での絶妙なアレンジが愛されるNAXOSレーベルが誇るアレンジャー、ピーター・ブレイナー。彼はスロヴァキア近代音楽の立役者の一人、アレクサンドル・モイゼスに作曲を学び高度なオーケストレーションを身に着けたことでも知られています。
 このアルバムでは彼のオリジナル作品「スロヴァキア舞曲集」をたっぷりお楽しみいただけます。もともとは15年ほど前、ロンドン交響楽団より「ブラームスのハンガリー舞曲をアレンジしてほしい」という依頼を受けた際に、オリジナル曲も書き始めたというブレーナー。
 彼が時間をかけて完成させたのが、ブラームスとドヴォルザークによって確立された「スラヴ舞曲」の伝統に則り、民謡の旋律をたっぷり使いながら、民族楽器の名手たちを紹介していくというこの舞曲集。聴き手にとっても、フヤラ(スロヴァキアの羊飼いが吹くフルート)や、ベル、アコーディオンなどが奏でるユニークな音色に触れる良い機会となります。
 16曲各々には彼の人生に関連あるタイトルが付されているだけではなく、使われた旋律はどれもブレイナー自身にとっても思い出があるものばかりという、作曲家の強い思い入れがこもった楽しい曲集です。

 

これがそのブレイナーの大大ベストセラー!
「ビートルズ・ゴー・バロック」


8.555010
\1500
ビートルズ・ゴー・バロック(ペーテル・ブレイナー編曲)

 ビートルズ合奏協奏曲第1番[ヘンデル・スタイル]
  (シー・ラヴズ・ユー/レディ・マドンナ/
   フール・オン・ザ・ヒル/ハニー・パイ/ペニー・レイン)/
 ビートルズ合奏協奏曲第2番[ヴィヴァルディ・スタイル]
  (ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!/ガール/
 アンド・アイ・ラヴ・ハー/ペイパーバック・ライター/ヘルプ)/
 ビートルズ合奏協奏曲第3番[J . S .バッハ・スタイル]
  (ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/
  エイト・デイズ・ア・ウィーク/シーズ・リーヴィング・ホーム/
  恋を抱きしめよう/ヘイ・ジュード/イエロー・サブマリン)/
 ビートルズ合奏協奏曲第4番
  (ヒア・カムズ・ザ・サン/ミッシェル/
   グッド・ナイト/キャリー・ザット・ウェイト)
ペーテル・ブレイナー&ヒズ・チェンバー・オーケストラ
クイード・ヘルブリンク(Vn)
アンナ・ヘルブリンク(Vn)
ユーレイ・チズマロヴィッチ(Vn)
ユーレイ・アレグザンデル(Vc)
ウラディスラフ・ブルンナー(Fl)

絶妙なアレンジで、多くのビートルズ・カヴァーを凌駕。
ブレイナーの才能を世界中に知らしめた記念すべきこの録音。



 


8.574205
¥1200
ドヴォルザーク:ボヘミアの精神 弦楽四重奏曲集 第9集
 1-3. 弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 B.19(1870頃)
 4-7. 弦楽六重奏曲 イ長調 Op. 48 B.80(1878)
 8. ポロネーズ イ長調 B.94(1879)
ファイン・アーツ四重奏団
【メンバー】
 ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)...1-7
 エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)...1-7
 ジル・シャロン(ヴィオラ...1-3),(第1ヴィオラ...4-7)
 ニクラス・シュミット (チェロ...1-3,8)(第1チェロ...4-7)
 アンナ・クレータ・グリバイツェヴィチ(第2ヴィオラ)...4-7
 イェンス・ペーター・マインツ(第2チェロ)...4-7
 シュテパン・シモニアン(ピアノ)...8

 録音 2019年11月26-29日 Andreaskirche, Berlin Wannsee(ドイツ)...1-7 2020年3月7日 at the Forum der Hochschule fur Musik und Theater, Hamburg(ドイツ)...8

 NAXOSに於けるドヴォルザークの弦楽四重奏曲集は、第1集から第8集までプラハ・ヴラフ弦楽四重奏団の演奏による民族色豊かなものでしたが、第9集では第4番と弦楽六重奏曲を、ベートーヴェンやモーツァルト、バルトークなど数多くの録音で知られるファイン・アーツ四重奏団が演奏。
 第4番はドヴォルザーク29歳頃の作品。1968年まで出版されることがなかったため、あまり耳にする機会は多くありませんが、若きドヴォルザークの意欲が漲る美しい旋律を持っています。
 全体は切れ目なく演奏されるものの、急-緩-急の3つに分かれており、中間部はのちに「弦楽のためのノットゥルノ」Op. 40に改作されました。
 1878年に作曲された弦楽六重奏曲は、ドヴォルザークがこの時までに作曲した作品の中で初めてチェコ以外で演奏され、彼の名前をヨーロッパ中に広めるきっかけとなった作品です。
 第2楽章と第3楽章にはチェコの民族舞踊の形式が用いられており、ボヘミアの精神が遺憾なく発揮されています。
 
 
8.579059
¥1200
ルクセンブルクの現代音楽  第1集
 1. イヴァン・ボウマンス(1983-): Meiosis 減数分裂 Op. 106(2012)
 2. マルコ・ピュッツ(1958-): Moods ムード(2013)
 3. ジャノ・サナヴィア(1962-): Helice プロペラ(2014-15)

 タチアーナ・ゼリアンコ(1980-):
  Sonata delle Farfalle ファルファッレのソナタ(2017)
   4. I. Gravement/5. II. Andantino volante/
   6. III. Adagio/7. IV. Allegretto volante
 8. ローランド・ウィルトゲン(1957-):
  Orbital Resonances 軌道共鳴(2018)
 世界初録音
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク

 録音 グランド・オーディトリウム、フィルハーモニー(ルクセンブルク) 2012年9月17日...1 2013年9月23日...2 2015年9月21日...3 2017年11月13日...4-7 2018年9月24日...8

 ルクセンブルクを代表する5人の作曲家たちが、2010年から2020年にわたる10年間で作曲したオーケストラ作品を収録した興味深い1枚。
 医学を研究する友人からヒントを得たというボウマンスの「減数分裂」、クラシック音楽の大ファンであったという義父に捧げられたピュッツの「ムード」、ロシア出身の芸術家ソニア・ドローネのフレスコ画「Palais de l'Air in Paris」からインスパイアされたというサナヴィアの「プロペラ」、イタリア・バロック期の作曲家コレッリの作品をモティーフにし、自身の死生観を反映させたゼリアンコの「ファルファッレのソナタ」、天体力学において、2つの天体が互いに重力を及ぼし合うことでその軌道が変化するという様子を音楽で描いたというウィルトゲンの「軌道共鳴」。
 どの作品も鮮やかな音楽です。
 
 

8.574060
¥1200
CROSSING THE AMERICAS マンドリンとギターのための作品集
 1-3. グイド・サントルソラ(1904-1994): マンドリンとギターのためのソナタ第6番(1981)
 エルンスト・クシェネク(1900-1991): マンドリンとギターのための組曲 Op. 242(1989)
  4. 第1曲 序曲/5. 第2曲 間奏曲 I/6. 第3曲 スケルツォ/7. 第4曲 カノン/
  8. 第5曲 独白/9. 第6曲 間奏曲 II/10. 第7曲 ミニ・オペラ
 11. スティーヴン・ファンク・ピアーソン(1950-): Mountain Moor マウンテン・ムーア(1985)
 トーマス・アレン・レヴァインズ(1954-): 神の子どもたちはみな踊る - 村上春樹からの5つの印象(2009)
  12. 第1曲 デリカート/13. 第2曲 レガート/14. 第3曲 風が吹き、草の葉を踊らせ/
  15. 第4曲 アダージョ/16. 第5曲 コン・モート
 17. バーバラ・モンク・フェルドマン(1950-):The Pale Blue Northern Sky 青白い北の空(2007)
  
 ※12-17...世界初録音
 マーレ・デュオ
  【メンバー】
   アニカ・ヒンシェ(マンドリン)、ファビアン・ヒンシェ(ギター)
 ラファエル・オプハウス(ギター)...17

 録音 2019年5月10-12日 Ermita de Sant Blai, Mallorca(スペイン)

 国際的に活躍するマーレ・デュオ。15年に及ぶ活動の中で、マンドリンとギターのための音楽を追求、オリジナルからアレンジまで数多くの曲を演奏してきた彼らですが、2020年にはイタリアの作曲家ドメニコーニ作品をリリース(8.574061)、こちらも高い評価を受けました。
 今回のアルバムでも、2曲の世界初録音となる、20世紀後半から21世紀にかけてアメリカで書かれたオリジナル作品を演奏、村上春樹作品からインスパイアされたトーマス・アレン・レヴァインズの「5つの印象」や、風変りな雰囲気を持つクシェネクの組曲、抒情豊かなサントルソラの「ソナタ第6番」など、2つの楽器の響きが溶け合うユニークな作品を楽しめます。
 
 

8.669049
¥1200
ダロン・エィリック・ハーゲン(1961-):
 歌劇《オーソン・リハーサル》(2018)

  台本: ダロン・エィリック・ハーゲン
 
 ※世界初録音
オーソン・ウェルズ #1...
 オマール・ムレロ(テノール)
オーソン・ウェルズ #2...
 ロバート・フランケンベリー(テノール)
オーソン・ウェルズ #3...
 ロバート・オース(バリトン)
ロジャー・ザハブ(指揮)
フィフス・ハウス・アンサンブル

 録音 2018年9月14-16日(ライヴ) スチュードベーカーシアター、シカゴ(アメリカ)

 40年に及ぶ作曲活動が高く評価され、グッゲンハイム財団賞をはじめ、ロックフェラー財団賞、ケネディ・センター・フリードハイム賞などを受賞したアメリカの作曲家ダロン・エィリック・ハーゲン。この《オーソン・リハーサル》は、アメリカを代表する映画監督、俳優のオーソン・ウェルズを描いた映画版オペラ。
 偉大なる俳優が生と死の狭間に立った瞬間、彼の心がメビウスの輪のようにループし、心の中の劇場で3人のアバターが、記憶、愛、後悔を交えながら彼の意識を演じていくという筋立てになっています。
 実際の演奏と、録音済のサウンドを融合した不思議な音も魅力的。このフィルムはアメリカ、ヨーロッパなどいくつかのフェスティヴァルで上演され、大好評を得ています。
 
 
8.574119
¥1200
シューマン(1810-1856): 歌曲集 第10集 ロマンス、バラートと二重唱集
 3つの二声部の歌 Op.43 1. 第1曲 私が鳥になれたら/2. 第2曲 秋の歌/3. 第3曲 美しい花
 4つの二重唱曲 Op.34
  4. 第1曲 愛の国/5. 第2曲 恋する者のセレナード/6. 第3曲 窓の下で/7. 第4曲 家族の絵
 8. トランプ占い Op.31 No. 2
 ロマンスとバラード 第3集 Op. 53より 9. 第1曲 ブロンデルの歌/10. 第2曲 ローレライ
 ロマンスとバラード 第4集 Op. 64
  11. 第1曲 兵士の花嫁/12.第2曲 捨てられたおとめ/13. 第3曲 悲劇 I. 私と一緒に逃げて/
  14. 第3曲 悲劇 II. 春の夜に霜が下りて/15. 第3曲 悲劇 III. 彼女の墓の上に
 3つの詩 Op.29より 16. 第1曲 田舎の歌/17. 第2曲 歌
 4つの二重唱曲 Op. 78
  18. 第1曲 踊り歌/19. 第2曲 彼と彼女/20. 第3曲 君を思う/21. 第4曲 子守歌
 3つの歌 Op. 9522. 第1曲 エフタの娘 23. 第2曲 月に寄す/24. 第3曲 英雄に
 歌人の呪い Op. 139より 25. 第4曲 プロヴァンスの歌 (声とピアノ版)
 26. XXXのための歌 Anh. M1:2
 乙女の歌 Op. 103
  27. 第1曲 5月の歌/28. 第2曲 春の歌/29. 第3曲 ナイチンゲール/30. 第4曲 宵の明星に寄す
 31. 夏の静けさ WoO7
  カロリーネ・メルツァー(ソプラノ) ...1-7,10,12,14-21,26-31
  アンケ・フォンドゥンク(メゾ・ソプラノ) ...1-3,8,11,16-17,22-24,27-31
  ジモン・ボーデ(テノール) ...4-7,9,13,15,17-21,25
  ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)

 録音 2019年10月24-27日 ドイツ放送、室内楽ホール、ケルン(ドイツ)

 シューマンが精力的に歌曲を書き始めたのは「歌の年」と呼ばれる1840年のことでした。
 この年はクララとの結婚が成立し、それまでは、ほとんどピアノ曲ばかりを作曲していたシューマンですが、突然、クララへの溢れる思いが迸るかのように、「ミルテの花」や「女の愛と生涯」、「詩人の恋」をはじめとした120曲以上の歌曲、重唱曲と歌曲集を書きあげます。
 このアルバムにはそのうちの12曲を収録、その多くが愛を主題として書かれています。その後もシューマンは折に触れ歌曲を作曲、中でも作品番号64の「ロマンスとバラード第4集」は歌劇に匹敵するほどの充実した内容を持つ作品として知られています。
 また、アルバムには彼の関心が歌曲に向く前の17歳の作品「XXXのための歌 Anh. M1:2」を収録。シューベルト風の素朴な味わいが新鮮です。
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4839558
\2300→\2090
《アンドレ・シュエン〜シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』》
 シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』Op.25 D795
  1) さすらい、2) どこへ?、3) 止まれ!、4) 小川への言葉、
  5) 仕事を終えた宵の集いで、6) 知りたがる男、7) 苛立ち、
  8) 朝の挨拶、9) 水車職人の花、10) 涙の雨、11) 僕のもの、
  12) 休み、13) 緑色のリュートのリボンを手に、14) 狩人、
  15) 嫉妬と誇り、16) 好きな色、17) 邪悪な色、
  18) 凋んだ花、19) 水車職人と小川、20) 小川の子守歌
アンドレ・シュエン(バリトン)、
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 南チロル出身、期待のバリトン歌手によるDGデビュー・アルバム
 
 2020年8月、ドイツ・グラモフォンは35歳のバリトン歌手アンドレ・シュエンと専属契約を交わし、その発表はちょうど彼が夏のザルツブルク音楽祭で『コジ・ファン・トゥッテ』のグリエルモ役として出演した時期に行われました。
 そしてこの『美しき水車小屋の娘』のアルバムがDGデビュー・アルバムとなります。

 アンドレ・シュエンは南チロル生まれ、イタリア語、ドイツ語、ラディン語(南チロルの言語)、そしてもちろん英語も流暢に話します。
 2016年に「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。『オペラ・トゥデイ』誌では歌曲の歌唱における「知性と感性」が、『フランクフルター・ルントシャウ』紙ではその「完璧なまでに見事な声」が絶賛され、オペラやコンサートに引っ張りだこです。

 アンドレ・シュエンとピアノのダニエル・ハイデは、アンドレが20代前半の頃から共に演奏し、お互いを高め合い、理想の音楽の伝道者として活躍しています。

 今から約200年前に書かれたシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘』はドイツ歌曲芸術の最高のテキストの一つです。修業の旅に出た粉職人の若者が一連の歌を通して心穏やかな世界へと向かうストーリーを、シュエンとハイデのデュオが生き生きと描き上げています。
 
  【録音】2020年5月7−11日、ホーエネムス、マルクス・ジッティクス・ザール
 
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4839953
(CD+BDA)
\3000→\2790
2006年サロネン、ウォルト・ディズニー・ホールデビュー・ライヴ録音
 《エサ=ペッカ・サロネン〜
  ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』》

《CD》《BDA》
 1) ムソルグスキー:交響詩『はげ山の一夜』(原典版)、
 2) バルトーク:『中国の不思議な役人』組曲Op.19、
 3-16) ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』(1947年版)
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
ロサンゼルス・フィルハーモニック

 ストラヴィンスキー没後50周年記念。CD+BDA

 ストラヴィンスキーの没後50周年を記念して、ドイツ・グラモフォンより、エサ・ペッカ・サロネンがウォルト・ディズニー・ホールで行った『春の祭典』のデビュー・ライヴ録音が発売されます。
 サロネンがロサンゼルス・フィルハーモニックの首席指揮者として行った最初のDG録音でもあります。24bitリマスタリングされたBDオーディオ付き。
 BDオーディオ(Stereo DTS-HD MA 2.0/Surround DTS-HD MA 5.1/Dolby Atmos)

  【録音】2006年1月12−18日、ロサンゼルス、ウォルト・ディズニー・ホール

 BDA:
  Dolby Atmos: 48kHz / 24 bits
  Surround 5.1: 96kHz / 24 bits
 





 ついこの間リリースされたばかりだと思っていたこのアルバム、もう15年近く前のものだった。
 時が経つのは早い。

 でも考えてみればこのアルバムが出たときは、サロネンといえば有望中堅ではあったがいまほどカリスマ的な存在感は発揮していなかった。
 そういう意味ではこのアルバムは現在のサロネンの活躍を強力に暗示していたということになる。

 店主もこのアルバムからサロネンを注目し始めた覚えがある。



 さて、ということでこれはサロネンがDGから本格的に登場したアルバムだった(それまでは自作と伴奏の録音だけだった)。

 2006年1月、ロス・フィルのホームグラウンドであるロスのウォルト・ディズニー・ホールで行われたライヴを収録したもの。
 2003年に落成したこのホールは、音響の素晴らしさで高い評価を得ている。ちなみに建設費約300億円。


 


 「春の祭典」「中国の不思議な役人」「はげ山の一夜」といった大編成の作品が選ばれ、その音響を最大限活かした演奏が繰り広げられている。



 で、これが、いい。




 ディズニー・ホールと言われると、着ぐるみがいっぱい出てきてスケートとかやってそうな気がするが、そうではなくて最新設備の堂々たるクラシック・コンサート・ホール。
 ディズニー未亡人が莫大な寄付をしたことからこの名が付けられたらしい。

 外観も未来的で火星にできた宇宙人の基地みたいだが、内部も宇宙船の操舵室か宇宙人の祭壇という異空間。
 そのすばらしい音響効果はこのアルバムでも堪能できる。


 で、このホールでやるからには、演目もそれなりに凝らないといけない。
 なにせディズニー・ホールだから。

 そこでサロネンが意識したのは映画「ファンタジア」。
 おそらくサロネンの胸の内には「ウォルト・ディズニー、そしてストコフスキーに捧ぐ」という思いがあったのではないか。
 なので曲目は「ファンタジア」で採られた「はげ山」と「春の祭典」、そしてさすがに「魔法使いの弟子」というわけにはいかなかったがバルトークをもってきて、21世紀の「ファンタジア」を構成したと思われる。

 演奏はみなが期待するとおり、華麗でスピーディな現代感覚バリバリのしなやか演奏。

 中でも飛び切りいかすのは「はげ山」。
 しかも原典版。
 通常版はおどろおどろしいお化け屋敷的音楽だが、原典版はロシア民謡むきだしの舞曲。
 これがサロネン&ロス・フィルの手にかかることで、まるでディズニー・ランドのホラー・ハウスでミッキーとコサックがいっしょに踊っているような明るく楽しい音楽になる。


 そして注目すべきはその音質。
 DGの最高水準のテクニックを惜しげもなく駆使したまさに未来的音像。
 店主が新しいオーディオを試すとき、そして他人やショップで試聴させてもらうときに使うのはもっぱらこのアルバム。
 スケールが大きく、同時に透き通った濁りのない音に、心まで晴れやかになる。


 さらにSACDに対して非常に後ろ向きだったDGがきわめて珍しくも採用したSACDフォーマット・アルバムで発売されたというのもこの音質のよさを裏付ける。
 今回DGがBDオーディオ付きアルバムとして発売したのも当然の選択。

 
 演奏よし、録音よし、フォーマットよし。
 いいじゃないですか。



ARCHIV



4839952
(2CD+BDA)
\3000
《ポール・マクリーシュ〜ヘンデル:オラトリオ『メサイア』》
ヘンデル:
 オラトリオ『メサイア』HWV56
《CD 1》
 第1部&第2部(3曲)
《CD 2》
 第2部(19曲)&第3部
《BDA》
 オラトリオ『メサイア』HWV56全曲
スーザン・グリットン、
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)、
ベルナルダ・フィンク(コントラルト)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ニール・デイヴィス(バス)、
ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエル・コンソート&プレイヤーズ

 古楽器演奏で聴く、魅力あふれるヘンデルの傑作。CD2枚組+BDA

 イギリスの古楽器指揮者ポール・マクリーシュが1982年に結成したガブリエル・コンソートとともに録音したヘンデルの『メサイア』。
 小編成の古楽器演奏ならではのピュアな響きと緻密な表現が魅力です。
 『メサイア』はヘンデルの作品の中でも特に名高い傑作として知られています。イエス・キリストの生涯が3部構成で、生誕から死、そして復活に至るまで描かれた感動的な作品です。
 復活祭の時期によく演奏され、英語圏の国では特に馴染みがあります。ミュンヘン、MSNスタジオで24ビットで新規リマスターされたCD2枚組。BDオーディオ付き。

 BDオーディオ(Stereo DTS-HD MA 2.0 / Dolby Atmos )
   【録音】1996年12月6−12日、ロンドン、トゥーティング、オール・セインツ教会

 BDA:
  Dolby Atmos: 48kHz / 24 bits
  Surround 5.1: 96kHz / 24 bits
 
 


4839944
(2CD)
\3000
《ジョン・エリオット・ガーディナー〜J.S.バッハ:マタイ受難曲》
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244
《CD 1》
 第1部:第1曲−第29曲 / 第2部:第30曲−第35曲
《CD 2》
 第2部:第36曲−第68曲
バーバラ・ボニー、アン・モノイオス(ソプラノ)、
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(コントラルト)、
マイケル・チャンス(カウンターテノール)、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン、ハワード・クルーク(テノール)、
アンドレアス・シュミット、オラフ・ベーア(バリトン)、
コルネリウス・ハウプトマン(バス)、
モンテヴェルディ合唱団、
ロンドン・オラトリー・ジュニア合唱団、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

 録音から30年を経てなお色あせない画期的な録音。CD2枚組
 ジョン・エリオット・ガーディナーがバッハの『マタイ受難曲』を録音してから30年余り、今もカタログに画期的な録音としてその名をとどめています。
 ドイツ・グラモフォンでは過去にCD3枚組でリリースされていましたが、今回CD2枚組BOXセットとして再発売いたします。
 ガーディナーのこの作品に対するアプローチ、一流のソリストたち、卓越したモンテヴェルディ合唱団、そして輝かしい演奏を繰り広げるイングリッシュ・バロック・ソロイスツも称賛されています。

  【録音】1988年4月6−16日、スネイプ、モルティングス・コンサートホール
 



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DECCA


《新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション》


4839962
(30CD)
\13600→\12490

 20世紀の偉大な作曲家一人、没後50周年記念CD30枚組BOXセット
 
 20世紀の偉大な作曲家の一人ストラヴィンスキーの没後50周年を記念して、ドイツ・グラモフォンはすべての録音まとめたCD30枚BOXセットを発売します。
 2015年に発売されたBOXに新たに3作品が加わりました。
 1世紀以上行方不明だった手稿譜が前回のBOXの発売後に再発見された『葬送の歌』、ストラヴィンスキーが管弦楽編曲を行ったバッハの『「高きみ空よりわれは来れり」によるカノン風変奏曲』BWV769、そしてストラヴィンスキー自身が指揮しているアメリカ国歌『星条旗』です。

 舞台作品(バレエ、オペラ、オラトリオ)、管弦楽作品、合唱曲、独唱曲、室内楽作品、ピアノ作品、歴史的録音にそれぞれ分類されています。演奏者にはアバド、アルゲリッチ、アシュケナージ、バレンボイム、バーンスタイン、ブーレーズ、シャイー他、名だたるストラヴィンスキー演奏者の名が並んでいます。

 ボーナス録音には『葬送の歌』の他、マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムによる『春の祭典』の2台ピアノ版の2014年のセンセーショナルな録音が含まれます。

 100ページを超える充実のブックレット(英語、フランス語、ドイツ語)付き。
 


《新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション》



[舞台作品]

《CD 1》
1-15) バレエ『火の鳥』(1910年版)
 【演奏】ピエール・ブーレーズ(指揮)シカゴ交響楽団 【録音】1992年12月、シカゴ/

《CD 2》
1-4) バレエ『ペトルーシュカ』、5-6) バレエ『春の祭典』
 【演奏】ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
 【録音】1991年3月、クリーヴランド/

《CD 3》
1-12) 歌劇『夜鳴きうぐいす』、13-16) 交響詩『ナイチンゲールの歌』
 【演奏】フィリス・ブリン=ジュルソン、フェリシティ・パーマー(ソプラノ)(1-12)、エリザベス・ローレンス(メッゾ・ソプラノ)(1-12)、
イアン・キャリー、イアン・ケネディ、ギャレス・ロバーツ(テノール)(1-12)、ネイル・ハウレット(バリトン)(1-12)、ジョン・トムリンソン、
マイケル・ジョージ、ブラインドリー・シャラット(バス)(1-12)、BBCシンガーズ(1-12)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)BBC交響楽団(1-12)、クリーヴランド管弦楽団(13-16)
 【録音】1990年11月、ロンドン(1-12)、1996年2月、クリーヴランド(13-16)/

《CD 4》
1) バレエ『狐』、2-28) 兵士の物語(英語版)
 【演奏】フィリップ・ラングリッジ、ニール・ジェンキンス(テノール)(1)、デレク・ハモンド=ストラウド(バリトン)(1)、ロバート・ロイド(バス)(1)、
サー・ジョン・ギールグッド、トム・コートネイ、ロン・ムーディ(語り手)(2-28)、
リッカルド・シャイー(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ(1)、ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレイヤーズ(2-28)
 【録音】1980年7月(1)、1975年7月(2-28)、ロンドン/

《CD 5》
1-19) バレエ『プルチネッラ』(1947年版)、20-33) 歌劇『マヴラ』
 【演奏】リュドミラ・ベロブラジナ(ソプラノ)(20-33)、Nina Postavnicheva(メッゾ・ソプラノ)(20-33)、
アンナ・マチューシナ(コントラルト)(20-33)、ニコライ・グトロヴィチ(テノール)(20-33)、
クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団(1-19)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)モスクワ放送交響楽団(20-33)
 【録音】1978年5月、ロンドン(1-19)、1973年、ロシア(20-33)/

《CD 6》
1-4) バレエ・カンタータ『結婚』、5-22) オペラ・オラトリオ『エディプス王』
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ、クリスチャン・ツィメルマン、シプリアン・カツァリス、オメロ・フランセシュ(ピアノ)(1-4)、
Anny Mory(ソプラノ)(1-4)、Patricia Parker(1-4)、フローレンス・クイヴァー(5-22)(メッゾ・ソプラノ)、ジョン・ミッチンソン(1-4)、
フィリップ・ラングリッジ、ドナルド・カーシュ(5-22)(テノール)、ジェイムズ・モリス(バス・バリトン)(5-22)、ジュール・バスタン(バス)(5-22)、
イギリス・バッハ祝祭合唱団(1-4)、レナード・バーンスタイン(指揮)イギリス・バッハ祝祭打楽器アンサンブル(1-4)、
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)シカゴ交響楽団・合唱団(5-22)
 【録音】1977年3月、ロンドン(1-4)、1991年、シカゴ(5-22)/

《CD 7》
1-10) バレエ『ミューズを率いるアポロ』(1947年版)、11-25) バレエ『妖精の口づけ』
 【演奏】リッカルド・シャイー(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-10)、オリヴァー・ナッセン(指揮)クリーヴランド管弦楽団(11-25)
 【録音】1995年12月、アムステルダム(1-10)、1995年11月、クリーヴランド(11-25)/

《CD 8》
1-3) メロドラマ『ペルセフォーヌ』
 【演奏】Anne Fournet(語り手)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、ティフィン少年合唱団、
ケント・ナガノ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1991年5月、ロンドン/

《CD 9》
1-3) バレエ『カルタ遊び』、4-14) バレエ『バレエの情景』、15-27) バレエ『オルフェウス』
 【演奏】クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)、
レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(4-14)、オルフェウス室内管弦楽団(15-27)
 【録音】1974年10月、イギリス(1-3)、1982年4月、テルアヴィヴ(ライヴ)(4-14)、1996年12月、アメリカ(15-27)/

《CD 10-11》
歌劇『放蕩児の遍歴』
 【演奏】デボラ・ヨーク、アン・ハウエルズ(ソプラノ)、
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)、イアン・ボストリッジ(テノール)、Martin Robson(バス)、
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)、モンテヴェルディ合唱団、ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)ロンドン交響楽団
 【録音】1997年6月、ロンドン/

《CD 12》
1-16) バレエ『アゴン』、17-23) 音楽劇『大洪水』
 【演奏】ピーター・ホール(テノール)(17-23)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス・バリトン)(17-23)、
マイケル・バークリー、バーナード・ジェイコブソン(語り手)(17-23)、ニュー・ロンドン児童合唱団(17-23)、
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団(1-16)、
オリヴァー・ナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ(17-23)
 【録音】1993年9月、ベルリン(1-16)、1994年11月、ロンドン(17-23)




[管弦楽作品]

《CD 13》
1-4) 交響曲第1番変ホ長調Op.1、5) 幻想的スケルツォOp.3、6) 幻想曲『花火』Op.4、
7-10) 管弦楽のための4つのエチュード、11) ヴォルガの舟歌、12) 11楽器のためのラグタイム、13) 管楽器のための交響曲
 【演奏】ミハイル・プレトニョフ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団(1-4)、ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団(5)、
シカゴ交響楽団(6-10)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(13)、
ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(11)、ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレイヤーズ(12)
 【録音】1996年3月、モスクワ(1-4)、1994年11月、クリーヴランド(5)、1992年12月、シカゴ(6-10)、
2001年、アメリカ(11)、1974年12月、ボストン(12)、1996年2月、ベルリン(13)/

《CD 14》
1-4) 小管弦楽組曲第1番、5-8) 小管弦楽組曲第2番、
9-11) ピアノと管弦楽のための協奏曲、12-14) ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ、15-18) ヴァイオリン協奏曲ニ長調
 【演奏】オッリ・ムストネン(ピアノ)(9-14)、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)(15-18)、オルフェウス室内管弦楽団(1-8)、
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団(9-14)、パウル・ザッハー(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(15-18)
 【録音】1996年4月、アメリカ(1-8)、1992年8月、ベルリン(9-14)、1988年2月、ロンドン(15-18)/

《CD 15》
1-6) 『妖精の口づけ』からのディヴェルティメント、7) ジャズ・バンドのための前奏曲、
8-10) 協奏曲変ホ長調『ダンバートン・オークス』、11-14) 交響曲ハ調
 【演奏】セミヨン・ビシュコフ(指揮)パリ管弦楽団(1-6)、オルフェウス室内管弦楽団(7)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(8-10)、
レナード・バーンスタイン (指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(11-14)
 【録音】1990年9月(1-6)、1981年12月(8-10)、パリ、1996年4月、アメリカ(7)、1984年5月、テルアヴィヴ(ライヴ)(11-14)/

《CD 16》
1-5) 室内オーケストラのための協奏的舞曲、6) 若い象のためのサーカス・ポルカ、7-10) 4つのノルウェーの情緒、
11-13) 頌歌、14) ジャズ・オーケストラのためのロシア風スケルツォ、15-18) 3楽章の交響曲
 【演奏】オルフェウス室内管弦楽団(1-5, 14)、
ラファエル・クーベリック(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(6)、
リッカルド・シャイー(7-10)、オリヴァー・ナッセン(11-13)(指揮)クリーヴランド管弦楽団、
レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(15-18)
 【録音】1995年12月(1-5)、1996年4月(14)、アメリカ、1963年3月、ベルリン(6)、
1985年11月(7-10)、1995年11月(11-13)、クリーヴランド、1982年4月、テルアヴィヴ(15-18)/

《CD 17》
1) エボニー協奏曲、2-4) 弦楽のための協奏曲ニ長調、5)コンチェルティーノ(原曲:弦楽四重奏のための)、 6) タンゴ、7) 祝賀前奏曲、
8-12) ムーヴメンツ、13-15) ジェズアルド・ディ・ヴェノーサ400年祭のための記念碑、
16) 15奏者のための8つのミニチュアーズ、17) 管弦楽のための変奏曲、18) ロシア民謡によるカノン
 【演奏】ミシェル・アリニョン(クラリネット)(1)、オッリ・ムストネン(ピアノ)(8-12)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(1)、オルフェウス室内管弦楽団(2-6, 16)、
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(7)、
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団(8-12)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団(13-15)、
オリヴァー・ナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ(17)、ミハイル・プレトニョフ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団(18)
 【録音】1981年12月、パリ(1)、1995年12月(2-4)、1996年4月(6)、アメリカ、1987年4月(7)、1994年11月(17)、
ロンドン、1992年8月、ベルリン(8-12)、2002年10月、シュトゥットガルト(13-15)、1982年4月、ニューヨーク(16)、1996年3月、モスクワ(18)/

《CD 18》
1-10) 『火の鳥』組曲(1945年版)、11-25) バレエ『ペトルーシュカ』(1947年改訂版)
 【演奏】ボリス・ベルマン(ピアノ)(11-25)、ミハイル・プレトニョフ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団(1-10)、
レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(11-25)
 【録音】1996年3月、モスクワ(1-10)、1982年4月、テルアヴィヴ(ライヴ)(11-25)




[合唱曲]

《CD 19》
1) カンタータ『星の王』、2-5) 4つのロシア農民の歌、6) 我らの父、7-9) 詩篇交響曲(1948年改訂版)、
10) クレド、11) アヴェ・マリア、12) カンタータ『バベル』、13-17) ミサ曲
 【演奏】フランス放送合唱団(2-5)、モンテヴェルディ合唱団(7-9)、トリニティ少年合唱団(13-17)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団・合唱団(1)、フランス国立管弦楽団(2-5)、
ラインハルト・デ・レーウ(指揮)オランダ室内管弦楽団(6, 10, 11)、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)ロンドン交響楽団(7-9)、ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(12)、
レナード・バーンスタイン(指揮)イギリス・バッハ祝祭管弦楽団・合唱団(13-17)
 【録音】1996年2月、クリーヴランド(1)、1981年6月、パリ(2-5)、1996年10月、アムステルダム(6, 10, 11)、1999年7月(7-9)、2001年6月(12)、1977年3月(13-17)、ロンドン/

《CD 20》
1-7) 古いイギリスの歌詞によるカンタータ、8-13) カンティクム・サクルム、14-21) エレミアの哀歌による『トレニ』
 【演奏】ローズマリー・ハーディ(1-7)、ジュリー・モファット(14-21)(ソプラノ)、ジェニファー・レーン(メッゾ・ソプラノ)(14-21)、
イアン・ボストリッジ(1-7)、リチャード・モートン(8-13)、マーティン・ヒル、ヨーゼフ・コーンウェル(14-21)(テノール)、
マーカス・クリード(バリトン)(8-13)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン、Marton Robson(バス)(14-21)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊(8-13)、
ラインハルト・デ・レーウ(指揮)オランダ室内合唱団(1-7)、
サイモン・プレストン(指揮)
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(8-13)、ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(14-21)
 【録音】1996年10月、アムステルダム(1-7)、1974年12月(8-13)、2001年6月(14-21)、ロンドン/

《CD 21》
1-6) J.S.バッハ/ストラヴィンスキー編:「高きみ空よりわれは来れり」によるカノン風変奏曲BWV769、
7-9) 3つの聖歌(ジェズアルド)、10-12) 説教と物語と祈り、13) アンセム『鳩は空気を引き裂いて降りる』、
14) 主よ、永遠の安息を彼らに与え、15-23) レクイエム・カンティクルス
 【演奏】ジェニファー・レーン(メッゾ・ソプラノ)(10-12)、スーザン・ビックリー(コントラルト)(15-23)、
マーティン・ヒル、ヨーゼフ・コーンウェル(テノール)(10-12)、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(語り手[10-12]&バス・バリトン[15-23])、
タングルウッド祝祭合唱団(1-6)、ロンドン室内合唱団(15-23)、
小澤征爾(指揮)ボストン交響楽団(1-6)、ラインハルト・デ・レーウ(指揮)オランダ室内合唱団(7-9, 13, 14)、
ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(10-12)、オリヴァー・ナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ(15-23)
 【録音】1990年4月、ボストン(1-6)、1996年10月、アムステルダム(7-9, 13, 14)、2002年3月(10-12)、1994年11月(15-23)、ロンドン



[独唱曲]

《CD 22》
1) ロマンス『嵐と雲』、2) 戦争に行くきのこ、3-5) 牧神と羊飼いの女Op.2、6-8) 3つの小さな歌『わが幼き頃の思い出』、
9) パストラール、10-11) 2つの歌Op.6、12-13) ポール・ヴェルレーヌの2つの詩Op.9(ロシア語歌唱)、14-15) バリモントの2つの詩、
16-18) 日本の3つの抒情詩、19-22) 歌曲集『プリバウトキ』、23-26) 猫の子守歌、27-29) 子供のための3つのお話、30) 子守歌
 【演奏】ルーシー・シェルトン(1, 3-11, 14-15, 27-30)、フィリス・ブリン=ジュルソン(16-18)(ソプラノ)、
アン・マレイ(メッゾ・ソプラノ)(23-26)、ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)(12-13, 19-22)、ミハイル・スヴェトロフ(バス)(2)、
ジョン・コンステイブル(1, 6-11, 14-15, 27-30)、ドリス・スティーヴンソン(2)(ピアノ)、
オリヴァー・ナッセン(指揮)クリーヴランド管弦楽団(3-5)、ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(12-13, 16-26)
 【録音】1996年5月、ロンドン(1, 6-11, 14-15, 27-30)、1998年6月、ニューヨーク(2)、1995年11月、クリーヴランド(3-5)、1980年10月(12-13, 16-22)、12月(23-26)、パリ/

《CD 23》
1-4) 4つのロシアの歌、5) パラシャの歌(歌劇『マヴラ』より)(ロシア語歌唱)、6) チリンボン、7) パストラール、
8-10) 3つの小さな歌『わが幼き頃の思い出』、11) 小さな音楽の枝、12) ナディア・ブーランジェの思い出、
13-15) シェイクスピアの3つの歌曲、16-19) 4つの歌(ロシア語歌唱)、
20-21) バリモントの2つの詩、22) ディラン・トーマスの思い出に、
23-25) 宗教的バラード『アブラハムとイサク』、26) J.F.ケネディのためのエレジー、27) ふくろうと猫、28-29) ヴォルフ/ストラヴィンスキー編:2つの宗教曲
 【演奏】ルーシー・シェルトン(1-4, 27)、フィリス・ブリン=ジュルソン(5-10, 16-19, 20-21)、ハイディ・ストーバ(ソプラノ)(12)、
ロニータ・ミラー(12)、アン・マレイ(13-15, 28-29)(メッゾ・ソプラノ)、ロバート・ティアー(テノール)(22)、
マーティン・ブルーンス(11)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(23-25)、ジョン・シャーリー=カーク(26)(バリトン)、ジョン・コンステイブル(ピアノ)(1-4, 27)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(5-10, 13-22, 26, 28-29)、
オリヴァー・ナッセン(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ(23-25)
 【録音】1996年5月(1-4, 27)、1994年11月(23-25)、ロンドン、1980年11月(5-10)、12月(13-15, 28-29)、10月(16-22, 26)、パリ、1998年1月、ニューヨーク(11)、2015年1月、ベルリン(12)




[室内楽作品]

《CD 24》
1-3) 弦楽四重奏のための3つの小品、4) ファゴットのための二重奏曲、5) ピカソのために、6) 独奏クラリネットのための3つの小品、
7-15) 『兵士の物語』組曲、16) ラ・マルセイエーズ、17) 弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ、18-20) 管楽八重奏曲
 【演奏】チャールズ・ナイディック(クラリネット)(5)、ウィリアム・プリュシル(7-15)、イザベル・ファン・クーレン(16)(ヴァイオリン)、
オッリ・ムストネン(ピアノ)(16)、オルフェウス室内管弦楽団(1-4, 18-20)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(6, 17)、クリーヴランド管弦楽団(7-15)
 【録音】1996年4月(1-3)、12月(4)、1999年(5)、1995年12月(18-20)、アメリカ、1982年2月、パリ(6, 17)、1996年2月、クリーヴランド(7-15)、1988年1月、ラ・ショードフォン(16)/

《CD 25》
1-5) 協奏的二重奏曲、6-10) イタリア組曲(『プルチネッラ』より)、11) パストラール、
12-15)『妖精の口づけ』からのディヴェルティメント、16) エレジー、17-19) 七重奏曲、
20) 墓碑銘、21) 弦楽四重奏のための二重カノン、22) 新しい劇場のためのファンファーレ
 【演奏】イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)(1-5, 11-15)、オッリ・ムストネン(1-5, 11-15)、マルタ・アルゲリッチ(6-10)(ピアノ)、
ミッシャ・マイスキー(チェロ)(6-10)、ジェラール・コセ(ヴィオラ)(16)、ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレイヤーズ(17-19)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(20, 21)、オルフェウス室内管弦楽団(22)
 【録音】1987年6月(1-5, 12-15)、1988年1月(11)、ラ・ショードフォン、2003年4月、ブリュッセル(ライヴ)(6-10)、
1981年12月(16)、1980年11月(20, 21)、パリ、1974年12月、ボストン(17-19)、1996年12月、アメリカ(22)



[ピアノ作品]

《CD 26》
1) スケルツォ ト短調、2-5) ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調、6-9) 4つの練習曲Op.7、10) 花のワルツ、11-13) 3つの易しい小品、
14) ドイツ人の行進曲の思い出、15-19) 5つの易しい小品、20) 子供のためのワルツ、21) ラグタイム、22) ピアノ・ラグ・ミュージック、23-30) 5本の指で
 【演奏】ヴィキングル・オラフソン(1, 10, 14)、ポール・クロスリー(2-5)、マリー=フランソワーズ・ビュケ(6-9, 20-30)、
ハラ・オドニー・マグヌスドッティア(10)、カティア&マリエル・ラベック(11-13, 15-19)(ピアノ)
 【録音】2015年5月、ベルリン(1, 10, 14)、1974年7月、ロンドン(2-5)、1971年10月、スイス(6-9, 20-30)、1987年1月、ユトレヒト(11-13, 15-19)/

《CD 27》
1-3) 『ペトルーシュカ』からの3章、4-6) ピアノ・ソナタ(1924)、7-10) イ調のセレナーデ、
11-14) 2台のピアノのための協奏曲、15) タンゴ、16) 若い象のためのサーカス・ポルカ、17-19) 2台のピアノのためのソナタ
 【演奏】マウリツィオ・ポリーニ(1-3)、マリー=フランソワーズ・ビュケ(4-10, 15, 16)、アロイス&アルフォンス・コンタルスキー(11-14, 17-19)(ピアノ)
 【録音】1971年9月、ミュンヘン(1-3)、1971年10月、スイス(4-10, 15, 16)、1977年1月、ハンブルク(11-14, 17-19)



[歴史的録音]

《CD 28》
1-4) ヴァイオリン協奏曲ニ長調、5) スミス/ストラヴィンスキー編:アメリカ国歌『星条旗』、6-21) 『兵士の物語』
 【演奏】サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)(1-4)、ジャン・コクトー(語り手)(6-21)、
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)コンセール・ラムルー管弦楽団(1-4)、ロサンゼルス・フィルハーモニック(5)、
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)アンサンブル・ド・ソリスト(6-21)
 【録音】1935年、パリ(1-4)、1966年7月、ロサンゼルス(5)、1962年10月、スイス(6-21)/

《CD 29》
1-4) バレエ『ペトルーシュカ』(抜粋)、5-18) バレエ『春の祭典』
 【演奏】エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(1-4)、ピエール・モントゥー(指揮)パリ音楽院管弦楽団(5-18)
 【録音】1957年10月、ジュネーヴ(1-4)、1956年11月、パリ(5-18)



[ボーナス録音]

《CD 30》1) 葬送の歌Op.5、2-3) バレエ『春の祭典』(2台ピアノ版)
 【演奏】ダニエル・バレンボイム、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)(2-3)、リッカルド・シャイー(指揮)ルツェルン祝祭管弦楽団(1)
 【録音】2017年8月、ルツェルン(ライヴ)(1)、2014年4月、ベルリン(ライヴ)(2-3)

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《リッカルド・シャイー〜ストラヴィンスキー・エディション》


4851367
(11CD)
\7000→\6490

 没後50周年記念。シャイーによるストラヴィンスキー録音全集。CD11枚組BOXセット

 イーゴリ・ストラヴィンスキーの没後50周年を記念して、デッカよりリッカルド・シャイーによるストラヴィンスキー録音全集が発売されます。すべてがまとめて発売されるのは初めてとなります。
 巨匠シャイーが初めてストラヴィンスキーの音楽を指揮したのはわずか15歳の時。この作曲家に畏敬の念を抱き続け、シャイーは他のどの作曲家よりも多くストラヴィンスキーの楽曲を録音しています。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との多くの放送録音、『ダンバートン・オークス』を含む4つの室内楽作品(初CD化)、そして1世紀以上行方不明だった手稿譜が再発見された『葬送の歌』が収録されています。
 『葬送の歌』はルツェルン祝祭管弦楽団によりデッカだけに録音され、批評家の間で絶賛されました。
 
 全30作品がCD11枚に作曲順に並べられBOXにすっきりと収められています。
 
 孫のマリー・ストラヴィンスキーがバレエ『ペトルーシュカ』の100周年の時にアーティストに依頼した肖像画がアートワークになっています。

 ブックレット(100ページ)にはストラヴィンスキーの研究者Stephen Walshによる新規ライナーノーツ、リッカルド・シャイーのインタビュー、多くの写真が掲載されています。
 


《リッカルド・シャイー〜ストラヴィンスキー・エディション》


《CD 1》
1-3) 組曲『牧神と羊飼いの女』Op.2、4) 花火Op.4、5) 葬送の歌Op.5、
6) 幻想的スケルツォOp.3、7) カンタータ『星の王』、8) 花火Op.4、9) 幻想的スケルツォOp.3
 【演奏】ソフィー・コッホ(ソプラノ)(1-3)、ベルリン放送合唱団(7)、ルツェルン祝祭管弦楽団(1-6)、ベルリン放送交響楽団(7, 8)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(9)
 【録音】2017年8月、ルツェルン(ライヴ)(1-6)、1984年2月、ベルリン(7, 8)、1994年4月、アムステルダム(9)/

《CD 2》
1-14) バレエ『春の祭典』、15) バレエ『狐』、16) 交響詩『ナイチンゲールの歌』
 【演奏】フィリップ・ラングリッジ、ニール・ジェンキンス(テノール)(15)、デレク・ハモンド=ストラウド(バリトン)(15)、
ロバート・ロイド(バス)(15)、ルツェルン祝祭管弦楽団(1-14)、ロンドン・シンフォニエッタ(15)、ベルリン放送交響楽団(16)
 【録音】2017年8月、ルツェルン(ライヴ)(1-14)、1980年7月、ロンドン(15)、1984年2月、ベルリン(16)/

《CD 3》
1) 『ナイチンゲールの歌』より「中国の皇帝の宮殿の香り」、
2-10) 『兵士の物語』(抜粋)、11-13) 管楽八重奏曲、14) 小管弦楽組曲第1番、15) 小管弦楽組曲第2番
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、ロンドン・シンフォニエッタ(2-15)
 【録音】1988年11月、アムステルダム(1)、1980年7月、ロンドン(2-15)/

《CD 4》
1-3) 協奏曲変ホ長調『ダンバートン・オークス』*、
4) タンゴ、
5) 11楽器のためのラグタイム*、
6-10) 室内オーケストラのための協奏的舞曲*、
11-13) 『妖精の口づけ』からのディヴェルティメント(抜粋)
 【演奏】ロンドン・シンフォニエッタ
 【録音】1979年8月(1-10)、1980年7月(11-13)、ロンドン  *リコルディ録音

《CD 5》
1-20) バレエ『プルチネッラ』、21-23) 詩篇交響曲、24-26) バレエ『カルタ遊び』
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-20, 24-26)、ベルリン放送交響楽団(21-23)
 【録音】1992年10月(1-20)、1996年5月(24-26)、アムステルダム、1984年2月、ベルリン(21-23)/

《CD 6》
1-2) オペラ・オラトリオ『エディプス王』、 3-6) ヴァイオリン協奏曲ニ長調
 【演奏】ヨハン・レイセン(語り手)(1-2)、ロバート・ディーン・スミス(テノール)(1-2)、ユハ・ウーシタロ(バリトン)(1-2)、
ヤン=ヘンドリク・ロータリング(バス)(1-2)オランダ放送男声合唱団(1-2)、
アレクサンダー・カー(ヴァイオリン)(3-6)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 【録音】2001年12月(1-2)(ライヴ)、2000年9月(3-6)(ライヴ)、アムステルダム/

《CD 7》
1-11) 組曲『火の鳥』(1945年版)、12) タンゴ(ストラヴィンスキーによる管弦楽編)、13-27) バレエ『ペトルーシュカ』(1947年版)
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-11, 13-27)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(12)
 【録音】1995年9月(1-11)、1993年10月(13-27)、アムステルダム、2012年、ドイツ(ライヴ)(12)/

《CD 8》
1-4) 4つのノルウェーの情緒、5-17) バレエ『春の祭典』(1947年版)
 【演奏】クリーヴランド管弦楽団
 【録音】1985年11月、クリーヴランド/

《CD 9》
1-10) バレエ『ミューズを率いるアポロ』(1947年版)、11-26) バレエ『アゴン』
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 【録音】1995年12月(1-10)、2001年9月(11-26)、アムステルダム/

《CD 10-CD 11》
 歌劇『放蕩児の遍歴』
 【演奏】キャスリーン・ポープ、アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ)、サラ・ウォーカー(メッゾ・ソプラノ)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、スタッフォード・ディーン、サミュエル・レイミー(バス)、
ロンドン・シンフォニエッタ&合唱団
 【録音】1983年7月、ロンドン



<LP>


CHANNEL CLASSIS(LP)



CCSLP6918
(LP)
(180g重量盤/限定盤)
¥3700
レイチェル・ポッジャーの「四季」!アナログ盤
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)ブレコン・バロック
 〔ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)、
  ザビーネ・ストッファー(ヴァイオリン)、
  ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)、
  アリソン・マギリヴリー(チェロ)、
  ヤン・スペンサー(ヴィオローネ)、
  ダニエレ・カミニティ(テオルボ)、
  マルツィン・シヴィオントキエヴィチ
   (ハープシコード、チェンバー・オルガン)〕

 レイチェル・ポッジャーの「四季」!アナログ盤が限定再生産!

 レーベル在庫切れとなっていたレイチェル・ポッジャー&ブレコン・バロックの「四季」のLPヴァージョンが再生産されました!
 限定生産につき、完売後の再入荷は完全未定となります。この機会に、ぜひともオーダーをご検討ください!

 ☆ポッジャーの「四季」LP盤!
 ☆奇跡の再生産!
 ☆完売後の再入荷は完全未定!

 ※LP仕様: 12インチ、180グラム
 ※カッティング: Pauler Acoustics(ドイツ)
 ※製造工場: Schallplattenfabrik Pallas GmbH(ドイツ)
 ※録音:2017年10月9日−12日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド、ロンドン)
 ※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。お早目のご注文をお願いいたします。

 ・レコード芸術「特選盤」
 ・英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」&グラモフォン賞ノミネート
 ・英BBCミュージック・マガジン「コンチェルト・チョイス」
 ・仏ディアパゾン誌「ディアパゾン・ドール賞」
 ・英Presto「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー2018」

 
 













2/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT

ACC 26503
¥2700
ハイドン:交響曲集
 第24番 ニ長調 Hob. I/24
 第30番 ハ長調『アレルヤ』 Hob. I/30
 第42番 ニ長調 Hob. I/42
 第43番 変ホ長調『マーキュリー』 Hob. I/43
ジェルジュ・ヴァシェジ(指揮)
オルフェオ管弦楽団

 歴史的音響で聴く、ハイドンの『アレルヤ』!

 録音:2020年8月3-5日/ハンガリー、エステルハージ宮殿、アポロ・ホール/78'45''

 エステルハージ家の音楽遺産を紹介する「エステルハージ・ミュージック・コレクション」の第3弾。
 今回も録音はエステルハージ宮殿で行われています。収録されているのはハイドンの初期交響曲。
 1764年から1771年までに書かれた交響曲第24番、第42番、第43番に加え、1765年作曲当時の楽譜に既に『アレルヤ』と表記されていた第30番を歴史的に貴重な音響で聴くことが出来ます。
 『アレルヤ』の愛称の所以は第1楽章の主題にグレゴリオ聖歌のアレルヤの旋律が使われていること。
 この交響曲は教会用に作曲され、1765年の復活祭の日曜日に演奏された可能性があります。
 




BIS


BIS SA 2277
(SACD HYBRID)
¥2800
『そして太陽は光を失った−受難節の音楽』
 (1)ロワゼ・コンペール(c.1445-1518):モテット《勝利した十字架(Crux triumphans)》
 (2)ジョスカン・デ・プレ(c.1450/1455-1521):モテット《御身は貧しき者の隠れ家(Tu pauperum refugium)》
 (3)アンドルー・スミス(1970-):詩編55番(Salme 55)
 (4)アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):天にましますわれらの父よ(Pater noster)- アヴェ・マリア(Ave Maria)
 (5)キリルス・クレーク(1889-1962):詩編22番(Taaveti laul 22/Psalm 22)
 (6)ロワゼ・コンペール(c.1445-1518):モテット集《十字架の聖務日課(Officium de Cruce)》
 (7)ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):おお、救いのいけにえよ(O salutaris hostia)
  ニューヨーク・ポリフォニー
   【ジェフリー・ウィリアムズ(カウンタテナー)、スティーヴン・カルディコット・ウィルソン(テノール)、
    クリストファー・ダイラン・ハーバート(バリトン)、クレイグ・フィリップス(バス)】

 輝かしく表現力豊かな歌声で魅了。男声四重唱ニューヨーク・ポリフォニーが「受難節」をテーマに7作を収録。

 セッション録音:2018年6月/プリンストン・アビー(プリンストン、ニュージャージー州)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、58'26
 制作・録音:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 「ニューヨーク・ポリフォニー」は、ジェフリー・ウィリアムズ、スティーヴン・カルディコット・ウィルソン、クリストファー・ダイラン・ハーバート、クレイグ・フィリップスの4 人が2006年に結成。
 顧みられることの少ないルネサンスと中世の作品をレパートリーに活動をつづけ、室内ヴォーカルアンサンブルとして真っ先に挙げられるグループのひとつとしての地位を確立してきました。
 CD 録音も継続的に行い、2012年の『endBeginning − フランドル楽派のポリフォニー音楽』(BIS SA-1949)をはじめとする5 枚のアルバムを BIS レーベルからリリース。
 ルネサンス期スペインの作品を歌った『哀歌(Lamentationes)』(BIS SA-2407)は、イギリスの音楽誌が主宰する「グラモフォン賞」の「アーリーミュージック部門」の「2020年最優秀アルバム」に選ばれ、アメリカの「Fanfare」からは「内面の光に照らされたかのような輝かしい演奏。このうえ何が望めるのか、わからない...」と評されました。

 『And the sun darkened(そして太陽は光を失った) 』は、ニューヨーク・ポリフォニーの6作目のアルバムです。「受難節」をテーマに「古い音楽と新しい音楽の交差するところを探る」という彼らの活動に沿った新旧7 つの作品を取り上げています。
 フランス北部、アルトワのロワゼ・コンペール(c.1445-1518)の作品が2曲。
 中世後期の宗教詩に作曲したモテット《勝利した十字架》と、彼がミラノ公ガレアッツォ・マリア・スフォルツァの宮廷に滞在した1470年代に書いたとされる、『フィリピの信徒への手紙』(2節)『聖金曜日のアンティフォン』、14世紀の賛美歌『Pater sapientia(父の英知)』がテクストの《十字架の聖務日課》。ジョスカン・デ・プレ(c.1450/1455-1521)の祈りのモテット《御身は貧しき者の隠れ家(汝、貧しき者の憩いよ)》。

 アンドルー・スミス(1970-)は、イギリスに生まれ、ノルウェーを本拠に作曲家、歌手、著作家として活動しています。
 《詩編55番》(「神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。嘆き求めるわたしから隠れないでください」)(新共同訳)は、ヴェストフォル音楽祭で上演される劇『Notes for a Requiem(レクイエムのための記録)』のために委嘱を受けて作曲した音楽を改作した「アカペラ男声四重唱曲」です。
 フランドルのアドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562)がグレゴリオ聖歌の旋律も引用して書いた《天にましますわれらの父よ - アヴェ・マリア》。エストニアの作曲家、合唱指揮者のキリルス・クレーク(1889-1962)の《詩編22 番》(「わたしの神よ、わたしの神よ なぜわたしをお見捨てになるのか」)は、彼が『詩編』をテクストに作曲した、国際的に知られる作品のひとつ。
 フランドル楽派のピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518)の《おお、救いのいけにえよ》は、聖トマス・アクィナスの賛美歌『Verbum supernum pro-diens(天上の御言葉)』に作曲された輝かしい作品です。

 
 
  


BIS SA 2482
(SACD HYBRID)
¥2800
タベア・ツィンマーマン、ルノー・カピュソンが独奏
 独自の世界を追求したミカエル・ジャレルの作品3篇!

 ミカエル・ジャレル(1958-):
  (1)《緊急対応 Emergences-Resurgences》〜
     ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(2016)
  (2)《...大空は今なお、とても澄み渡っているのに、急に不安がこみ上げて来る... 
    ...Le ciel, tout a l'heure encore si limpide,
     soudain se trouble horriblement...》〜
      管弦楽のための(2009)
  (3)《4つの印象 4Eindrucke》〜
     ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲(2019)
(1)タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
(3)ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
パスカル・ロフェ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団
KKC 6348
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 サントリーホール国際作曲家委嘱シリーズのテーマ作曲家としても話題に。音色と響きを追求した独自の世界を追求したミカエル・ジャレルの作品3篇!タベア・ツィンマーマン、ルノー・カピュソンが独奏であることも注目!

 録音:(1)(2)2019年7月、(3)2019年12月/コンベンションセンター、アンジェ(フランス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、58'50
 プロデューサー:トーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 現代最高峰のスイスの作曲家ミカエル・ジャレルの作品3篇を収録したアルバムの登場!
 ジャレルは歴史あるサントリーホール国際作曲家委嘱シリーズの2019年の〈テーマ作曲家〉としても登場しており、日本でも注目度が増しております。
 ここに収められた作品ではタベア・ツィンマーマンとルノー・カピュソンという豪華ソリストが登場した2つの協奏曲、そして管弦楽のための作品が収録されております。

 《緊急対応》〜ヴィオラと管弦楽のための協奏曲は2016年10月に開かれたストラスブールの音楽祭において、献呈されたタベア・ツィンマーマンとパスカル・ロフェ指揮、フランス国立ロワール管弦楽団によって初演された作品で、アンリ・ミショーの絵画からインスピレーションを得て書かれております。

 《...大空は今なお、とても澄み渡っているのに、急に不安がこみ上げて来る...》は、2009年ジュネーヴでマレク・ヤノフスキ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団によって世界初演された作品。
 同曲は先に記したサントリーホール サマーフェスティバル2019でロフェ指揮、東京交響楽団によって日本初演されております。

 《4つの印象》〜ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲はサントリーホール、フランス国立ロワール管弦楽団そして、ケルン・ギュルニッヒ管弦楽団からの委嘱を受けルノー・カピュソンに献呈された、ジャレル4作目となるヴァイオリン協奏曲で、2019年8月30日、サントリーホールにてカピュソン独奏、ロフェ指揮、東京交響楽団にて世界初演されております。
 「協奏曲の作曲とは、特定のアーティストのために作品を書くことを意味し、その人物を知ることでもあります。つまり、作品は一種の肖像画となるのです。」と語るジャレル。
 ヴァイオリニスト、ルノー・カピョソンの存在から生まれた4楽章構成の当作品は音色と響きを追求したジャレルの独自の世界が広がります。

 
 



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CANARY CLASSICS



CC 20
¥2800→\2590
ギル・シャハムがベートーヴェンを録音!
 カップリングは再録ブラームス!

  (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
    (カデンツァ/第1楽章:クライスラー、第2楽章:クライスラー〜シャハム編、第3楽章:クライスラー)
  (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
    (カデンツァ/ヨアヒム)
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
エリック・ジェイコブセン(指揮)
ザ・ナイツ、コリン・ジェイコブセン(コンサートマスター)
KKC 6350
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 大注目盤!なんと艶やかな美音!ギル・シャハムがついにベートーヴェンを録音!!!カップリングは待望の再録ブラームス!!

 録音:2019年8月17-19日/レフラック・ホール、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジ アーロン・コープランド音楽学校(ニューヨーク)/DDD、24 bit / 96kHz、75'00
 プロデューサー:マルタ・デ フランシスコ/サウンド・エンジニア:ブライアン・ロッシュ/エディティング&マスタリング:ダー=ホン・シートー

 完璧なテクニックと美音冴えわたる現代最高のヴァイオリニスト、ギル・シャハムがついにベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音しました!

 1971年生まれのシャハムは10代よりDG から数多の録音を発表。その後、2003年には自身が立ち上げたCanary Classics レーベルからも積極的なリリースが続いており、そのディスコグラフィはヴァイオリンの主要レパートリーを網羅しているともいえます。ベートーヴェンは2つのロマンス、三重協奏曲、七重奏曲の録音はありましたが、ヴァイオリン協奏曲は録音がなく、レコーディングのキャリアだけでも30年を超えるシャハムが最後まで残していた名曲です。
 その演奏はシャハムらしい極上の美しさで奏でており、ここに聴けることはファンならずとも喜びといえましょう。

 カップリングはブラームスです。当作品は2002年5月にアバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのライヴの名盤がリリースされておりますが、この度待望の再録音が実現しました!
 その卓越した技術とともに優雅な演奏は絶美の一言です。

 今回の共演は「ザ・ナイツ(騎士)」です。当団はチェリストで指揮者のエリック・ジェイコブセン、ヴァイオリンのコリン・ジェイコブセン兄弟によって2007年に結成された室内オーケストラでニューヨークを拠点に活躍しております。
 クラシックから民族音楽まで幅広いジャンルを演奏する当団ですが、ベートーヴェンはその中心レパートリーといえます。当録音ではアンサンブルを楽しむかのような演奏が特徴。その室内オーケストラらしい密度の濃い演奏です!

 録音はPHILIPS 時代のブレンデルのレコーディングも務めたマルタ・デ フランシスコがプロデューサーを、エマーソン弦楽四重奏団の録音でもおなじみのダー=ホン・シートーがポスト・プロダクション、エディティング、マスタリングを担当。万全のメンバーで録音されました。

 




 としたらこの2枚をご紹介しないわけにはいきません。

 CANARYの旧譜から。
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美しいのだ、シャハムのヴァイオリンが

ギル・シャハム
フォーレ:ヴァイオリン曲集


 美しいのである。

 もちろんフォーレの作品も美しいのだが、シャハムのヴァイオリンが。

 店主は商売柄、ヴァイオリン関係のアルバムを週に5,6枚は聴く。でも心の底からそのヴァイオリンの音色に酔いしれるというようなことはあまりない。
 その優しい解釈とか、そのぬくもりのある音楽性とか、そのほとばしる情熱とかそういったものに惹かれることはよくある・・・が、そのヴァイオリンの音色自体に目を見張る、ということは、ありそうであまりない。
 世界にあまたいる美音の持ち主のアルバムを散々聴いていても、「これは、すごい・・・」とまで思うことは、実はあまりない。

 でもここでのシャハムはすごい。

 こんな音色は聴いたことがない。ここまで透き通って、なおかつ張り詰めたようなヴァイオリン。
 まだ人が訪れたことのない山奥の冷たい泉のような。

 ちょっと人間離れしたこのアルバム。
 そこに自分を浸しつつ、自身を外から眺める・・・そんなことを可能にさせる1枚。
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G. Faure-The Faur  Album
CANARY
CC03
¥2800→\2590
フォーレ:ヴァイオリン曲集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番、
 トスカナのセレナード、
 月の光、
 シチリアーノ、
 糸を紡ぐ女、
 子守歌、
 ロマンス、
 アンダンテ、
 夢のあとに、
 ピアノ三重奏曲
ギル・シャハム(Vn)
江口玲(P)
ブリントン・スミス(VC)
 魅力的でありながら十分に知られているとはいえない音楽を紹介するために、シャハム自身が設立したCanary Classicsレーベルからのリリース。
 “ひねりのきいた、甘いメランコリーを感じさせる演奏。江口玲の的確な詩的ピアノ演奏” (ワシントン・ポスト コンサート評より)




この1枚もよろしければ
シャハムのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲



 この名曲、いろいろな楽しみ方があっていいと思うのだが、もし世界最高の美音で聴きたいと思ったらこのアルバムがいいと思う。
 どこをどう切り出しても、天国の花園のような香りがする。


 オケもうまい、と思ったら・・・指揮はラン・シュイだった・・・・
 いまさらながら、やっぱりすごい。


Gang/He/Tchaikovsky-Gang / Zhanhao: The Butterfly Lovers; Tchaikovsky: Violin Concerto
CC04
¥2800→\2590
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ガン・チェン&チャンハオ・ヘ:ヴァイオリンのための協奏曲「梁山泊と祝英台」
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団


 中国語版“大地の歌”でおなじみ、ラン・シュイ&シンガポール交響楽団をバックに名手ギル・シャハムが歌いまくるのは名曲「梁山伯と祝英台」(NAXOS の誇る名手西崎崇子氏やヴァネッサ・メイにも名演あり)。現世では決して結ばれることのなかった恋人たちが、蝶になってその想いを果たしたという悲しくも美しいストーリーが秘められた情熱的な曲で、全編に漂う濃厚な中国風の雰囲気と心打つメロディがなんとも魅力的。


 





PAN CLASSICS



PC 10420
(2CD)
¥3400
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):オラトリオ『ヤエル』
  [CD1]第1幕
  [CD2]第2幕
ジェニー・ヘグストレム(ソプラノ)
グンヒルド・アルスヴィク(ソプラノ)
クリスティーネ・ヨーナルクスネ(ソプラノ)
ユリア・キルヒナー(ソプラノ)
ディナ・ケーニッヒ(アルト)
クリスティーナ・メッツ(アルト)
マリナ・ニエーデル(合唱指揮)、バーゼル少女合唱団
ダニエラ・ドルチ(指揮)、ムジカ・フィオリタ

 女子孤児院のために書かれた質の高いオラトリオ

 録音:2020年2月/バーゼル、アドラム教会/[CD1]60'20''、[CD2]61'52''

 バロック時代、音楽の中心地ヴェネツィアには4つの女子孤児院「オスペダリ」があり、様々な作曲家が孤児たちに音楽を教え、演奏会を指導しました(ヴィヴァルディが教えた有名なピエタ孤児院はその1つ)。
 オペラで名を馳せたガルッピもまた、オスペダリの1つであるメンディカンティ孤児院で12年間指導者を務めた人物。1747年に書かれたオラトリオ『ヤエル』はこの孤児院で上演された作品です。
 聖書を題材とした、女性ヤエルがイスラエル解放のために軍の指導者シセラを殺すというストーリー。音楽は古典派の到来を予感させるもので、またアリアの素晴らしさは当時の孤児院メンバーの歌唱力の高さを物語っています。
 当アルバムも歌っているのはすべて女性。古楽の声楽作品を得意とするダニエラ・ドルチ指揮による演奏です。
 




PARATY



PARATY 110197
¥2800
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための7つのトッカータ BWV910-916
 ト長調 BWV916/ハ短調 BWV911/
 ニ短調 BWV913/ホ短調 BWV914/
 嬰ヘ短調 BWV910/ト短調 BWV915/
 ニ長調 BWV912
ローラン・カバッソ(ピアノ)
 使用楽器:ステファン・ポレロ 《opus 102》

 この音楽にふさわしい特別なピアノで奏でた若きバッハの野心作、トッカータ全曲!輝かしく生命力に富んだクリアな響き

 録音:2019年9月5-9日/フランス、ヴィルティエリー、ステファン・ポレロ・スタジオ/66'56''、輸入盤・日本語帯付

 フランスの名ピアニスト、ローラン・カバッソがバッハのトッカータ全7曲を録音。
 カバッソが「バッハにふさわしいピアノ」と惚れ込んだ楽器、ステファン・ポレロ「opus 102」を使用しています。
 この楽器は102鍵の並行弦ピアノで、響きの持続性、音域ごとの明瞭さ、澄んだ音色が大きな特徴。この特性がバッハのポリフォニックな楽曲に対しても見事な効果を発揮し、いきいきと音楽が響きます。

 バッハ20代の若かりし頃の作品とされる7曲のトッカータは、ブクステフーデら先人たちからの影響と、そこから自分のスタイルを作り出そうとする試みが混ざり合っています。
 即興的な速いパッセージから対位法を駆使したフーガ、劇的な和声進行など、様々な要素が巧みに融合され構成されています。型にとらわれない自由な展開が可能な「トッカータ」であるからこそのほとばしる霊感に満ちており、後のバッハの名作の数々をも予感させる音楽と言えるでしょう。

 ライナーノートには日本語の解説も収録しています。

 ローラン・カバッソ:
  1961年フランス生まれ。18歳でパリ国立高等音楽院ピアノ科・室内楽科を一等で卒業。イヴォンヌ・ロリオ、ジャン・ユボーらに師事。1982年ゲザ・アンダコンクール、1983年東京国際コンクール、1987年クララ・ハスキルコンクールに入賞し、国際舞台で華やかに活躍。
 フランス国立管弦楽団など第一級のオーケストラと共演するほか、室内楽の名手としてアレクサンドル・タロー、ジェラール・プーレ、ヴァディム・レーピンなどと共演。CD録音も数多く、高い評価を受けている。現在、リヨン国立高等音楽・舞踊学校教授。フランス内外で定期的にマスタークラスも行っている。

 トレーラー動画:
  https://www.youtube.com/watch?v=l_lhD41S-7E&feature=youtu.be

 
 




DA VINCI CLASSICS



C00254
¥2600
世界初録音!未完成の「バラード AHN.14」を収録
スクリャービン:初期ピアノ作品集

 3つの小品 Op.2
 左手のための2つの小品 Op.9
 24の前奏曲 Op.11
 バラード変ロ短調 AHN.14(未完成/世界初録音)

アレッサンドロ・リッカルディ
 (ピアノ/スタインウェイ)


 イタリアの俊英によるスクリャービン初期作品集!世界初録音!未完成の「バラード AHN.14」を収録!

 当時屈指のコンポーザー=ピアニストであると同時にショパンのスタイルの継承者でもあったスクリャービンは、このポーランドの巨匠やリストに匹敵する力で自らのスタイルを音楽史に刻み込み、新しい領域を開拓し、唯一無二の詩学を生み出しました。
 イタリア、アメリカ、ポーランドで研鑽を積み、ポーランドではアンジェイ・ヤシンスキとヴォイチェフ・シヴィタワからもピアノを学んだイタリアの俊英アレッサンドロ・リッカルディのデビューアルバムとなるスクリャービンのピアノ作品集は、「初期作品」に焦点をあてたプログラム。

 スクリャービンの早熟ぶりと、後のソナタやエチュードの基礎となる初期作品のプログラムの掉尾を飾るのは、1887年に作曲され未完に終わった世界初録音となる「バラード変ロ短調 AHN.14」。14歳という若さで到達した作曲家の成熟度を示す知られざる作品です。
 アレクサンドル・スクリャービン協会の会長で、スクリャービン直系の子孫であるアレクサンダー・セラフィモヴィチ・スクリャービンが大絶賛するリッカルディのスクリャービン作品集。イタリアの若き才能と、若き日のスクリャービンの才能のコラボレーションにご期待下さい!

 ※録音:2019年9月、ボール州立大学(インディアナ、アメリカ)

 ※YouTubeにてプレビューをご試聴いただけます! → https://youtu.be/Otn8B_zJzVQ
 
 

C00253
¥2600
ベヒシュタインのモデルDで奏でた
 シューベルトの「D.899」と「D.780」!

  シューベルト:
   4つの即興曲 D.899, Op.90
   6つの楽興の時 D.780, Op.94
イングリッド・カルボーネ
 (ピアノ/ベヒシュタイン)

 イタリアの天才調律師として名高いアンジェロ・ファブリーニのコレクションであるベヒシュタインのモデルDで奏でたシューベルトの「D.899」と「D.780」!
 ファブリーニ・コレクションのベヒシュタインを弾くのは、ザルツブルクでラザール・ベルマンに、ローマではエドゥアルド・オガンドの指導も受けたイタリアの女流ピアニスト、イングリッド・カルボーネ。
 イタリアのイブラ財団が主催する「イブラ・グランド・プライズ」のを2015年から2017年の3年連続で受賞するなど実績十分の実力派です。

 ※録音:2019年10月、オドラデク・レコーズ・スタジオ

 ※YouTubeにてプレビューをご試聴いただけます!
   https://youtu.be/MILDAdIcpE8
 
 

C00250
¥2600
カルディーニ:
 レント・トラスコロラーレ 〜 ピアノ作品集

  幻想曲第3番/3つの瞬間/
  龍安寺の石庭のための典礼/
  冬の一夜/いちじくの木の通り

アニェーゼ・トニウッティ
 (ピアノ/スタインウェイB-211、
  1890年製)


 イタリア、フィレンツェ在住のコンポーザー=ピアニストで、ケージやフェルドマン、ブッソッティといった現代音楽の巨匠たちとも親交を深めたジャンカルロ・カルディーニ(1940−)のピアノ作品集。
 1983年に作曲され2018年に改訂された「龍安寺の石庭のための典礼」は文字通り、京都の龍安寺を題材とした7分弱の作品。ピアノとゴングと声楽のために書かれています。
 スタインウェイ・アカデミーのロレンツォ・セルネアツによって修復された1890年製のスタインウェイB-211の響きも楽しみなポイントです。

 ※録音:2019年10月7日−8日、プレガンツィオール(イタリア)

 ※YouTubeにてプレビューをご試聴いただけます!
  https://youtu.be/3hQRPVjBRww
 




GRAND PIANO



GP834
¥2400
ハチャトゥリアン(1903-1978):
 7つのレチタティーヴォとフーガ/子供のアルバム第1集、第2集
シャーリーン・ファルジア
 (ピアノ...スタインウェイ モデルD, No. 501630)
  7つのレチタティーヴォとフーガ(1928-29/1966-70改訂)
   1. レチタティーヴォ第1番 アレグロ、マ・ノン・トロッポ/2. フーガ第1番 4声 モデラート/
   3. レチタティーヴォ第2番 モデラート/4. フーガ第2番 3声 アレグロ・ジョコーソ/
   5. レチタティーヴォ第3番 アレグロ・ジョコーソ/6. フーガ第3番 4声 アダージョ/
   7. レチタティーヴォ第4番 アレグロ・ヴィヴァーチェ/8. フーガ第4番 3声 アレグロ・ノン・トロッポ/
   9. レチタティーヴォ第5番 アレグロ・ノン・トロッポ/10. フーガ第5番 2声 アレグロ・モデラート/
   11. レチタティーヴォ第6番 アレグロ・ポーコ・ソステヌート/
   12. フーガ第6番 3声 アンダンテ・エ・ソステヌート/
   13. レチタティーヴォ第7番 アレグロ・ノン・トロッポ/14. フーガ第7曲 アレグロ・マルカート
  子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」(1947)
   15. 第1曲 小さな歌(アンダンティーノ)/16. 第2曲 スケルツォ(今日は歩かない)/
   17. 第3曲 お友達は病気(リャドは重病にかかっている)/18. 第4曲 誕生日のパーティー/
   19. 第5曲 エチュード/20. 第6番 昔のお話(音楽の絵)/
   21. 第7曲 木馬(騎兵隊)/22. 第8曲 バレエのひとこま(インヴェンション)/
   23. 第9曲 フォークダンス(民謡風に)/24. 第10曲 フゲッタ(フーガ)
  子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」(1964-1965)
   25. 第1曲 なわとび/26. 第2曲 夕べのお話/27. 第3曲 東洋のおどり/28. 第4曲 ブランコにのった豹/
   29. 第5曲 タンブリン演奏/30. 第6曲 2人のおかしなおばさんがけんかをしました/
   31. 第7曲 葬送の行進/32. 第8曲 リズム体操/33. 第9曲 トッカータ/34. 第10曲 フーガ

 録音 2020年1月2-4日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(イギリス)

 20世紀アルメニアを代表する作曲家、ハチャトゥリアン。
 西洋の伝統音楽と東洋のイディオムを融合させた彼の作品は、濃厚な雰囲気を湛えた旋律と強烈なリズムで知られています。
 「7つのレチタティーヴォとフーガ」はあまり演奏されることのない作品。
 グネーシン音楽専門学校で学んでいた時期に書いた7つのフーガを、ほぼ40年後に彼自身が改訂。各々のフーガにレチタティーヴォを追加し、一つの組曲に仕立てなおしました。
 前奏曲ではなくレチタティーヴォを選んだところがハチャトゥリアンの独自性であり、これらには彼が少年時代に耳にしたトビリシ民謡を想起させる素朴な旋律がふんだんに用いられています。
 「子供のためのアルバム」は日本でも学習用として親しまれている小品集。
 ピアノを学び始めたばかりの小さな子供でも弾けるように、平易な技巧で作曲されていますが、曲想はとてもユニーク。アルメニアの民族色が強く打ち出された楽しく弾きごたえのある曲集です。
 演奏はマルタ出身の女性ピアニスト、シャーリーン・ファルジア。ロンドン王立音楽院で学び、左手のためのピアノ・レパートリーに関する論文で博士号を取得、2018年にマルタ国際功労賞を受賞するなど、幅広い活躍をしています。
 
 

GP860
(2CD)
¥3000
レイモンド・ハンソン(1913-1976):ピアノ作品全集 トーニャ・レモー(ピアノ...スタインウェイ モデルD)
 【CD1】
  1. 休日に Op. 1(1933)/2. クイジック Op. 9(1940)/3. ピアノ・ソナチネ Op. 26(1949)/
  4-6. ピアノ・ソナタ Op. 12(1938-40/1963改訂)/7. 牧歌 ニ長調 Op. 15(1942)/8. 先延ばし Op. 8(1939)
  5つの小品(作曲年代不明)
   9. 第1曲 ブリオーソ/10. 第2曲 ルバート/11. 第3曲 ベン・マルカート/
   12. 第4曲 ウィズ・グレート・フリーダム/13. 第5曲 トッカータ
 
  ※4-6を除いて世界初録音
 【CD2】
  1. イギリス民謡「煤けたズボン」によるエピソード Op. 24(1948)/
  2. バルモラル・ビーチ(作曲年代不明)/3. ガーデン・シート(1974)/
  4-9. 前奏曲集 Op. 11(1940-41)/10. フライト(1974)
  私の一日 Op. 43(1960)
   11. 第1曲 朝日/12. 第2曲 学校に行く/13. 第3曲 真昼の熱気/
   14. 第4曲 午後の水泳/15. 第5曲 眠気がさす/16. 第6曲 夜の歌
  5枚の肖像画 Op. 23(1948)
   17. 第1曲 ダディ・バッハ/18. 第2曲 アーサー王1/9. 第3曲 ハンス・アンデルセン/
   20. 第4曲 スクルージ/21. 第5曲 ジンジャー・メッグズ
  
  ※2,3,10,11-21...世界初録音

 録音2019年5月3-4日...CD1:1,2,7,8,CD2:2,3 2019年7月24日...CD1:3-6 2019年8月7日...CD2:1,4-10 2020年9月22日...CD1:9-13,CD2:11-21
 Conservatorium of Music, Newcastle,NSW(オーストラリア) (CD 1: 1-8; CD 2: 1-10)
 Janette Hamilton Studio, Musica Viva, Zetland,NSW(オーストラリア) (CD 1: 9-13; CD 2: 11-21)

 オーストラリアの作曲家レイモンド・ハンソン。子供の頃に患った耳の病気で、左耳がほどんど聞こえなかったにもかかわらず、ほぼ独学で音楽を習得。
 シドニー音楽院(当時の名称はニュー・サウス・ウェールズ州立音楽院)では作曲を教え、数多くの弟子たちを指導した功績で知られています。
 しかし、指導能力は高く評価されていたものの、作品の多くは何十年にもわたり演奏されることはなく、これらはずっと埋もれたままでした。
 1940年代から50年代には「前衛的すぎる」と見做されていた彼の作風ですが、1960年代になると一転、「前衛的ではない」と判断されるなど、その評価は揺れていましたが、1971年にアルバート.H.マグス作曲賞を受賞したことで、改めて彼の作品が見直されるきっかけになりました。
 このアルバムにはほとんどが世界初録音となるハンソンの全ピアノ作品を収録。ヒンデミットを尊敬し、インド哲学にも造詣が深かったというハンソンの作品は、従軍時代に触れたジャズの影響も感じられる独自性が高いもの。
 知られざる作品を積極的に紹介するオーストラリア/シエラレオネのピアニスト、トーニャ・レモーの演奏でお楽しみください。
 



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GEGA NEW



GD 389
¥2200→\1990
タバコフ(指揮)&ブルガリア国立放送響
 ついに完結!
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.10」

 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  (1)交響曲第1番へ短調Op.10
  (2)交響曲第15番イ長調Op.141
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団

 タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集ついに完結!

 録音:(1)2013年(2)2014年、ブルガリア国立放送スタジオ1 [70:10] ※日本語オビ解説つき

 第4番で始まった、この全集も10枚目となる第1番と第15番のカップリングで完結となります。
 これまでレコード芸術誌の月評では多くが準特選、特選と常に高い評価を得てきました。4、8、7、11、13、5&6、9&10、3&14、2&12、そして本盤の1&15というこれまでのリリースの仕方を振り返ると5番6番あたりを中核にして初期と後期を交互に出すという、いわば螺旋構造のような意図が感じられます。
 これがタバコフの意図かどうかは判然としませんが、作曲家でもあるタバコフのこと、彼が仕組んだとしても不思議ではありません。
 さて最後のリリースは出発点の1番と到達点の15番。第1番に見られる緻密で室内楽的書法、時に合奏協奏曲を思わせる精妙な楽器の書き分けをタバコフはこれまで大作で見せた豪放磊落な演奏から一転、レントゲン写真を詳細に検討する医師のような繊細なアプローチに変わります。
 前半の2つの楽章の諧謔的性とユーモア、緩徐楽章の悲劇を予感させる暗い叙情と終楽章の表現主義を思わせる渦巻くドラマも迫力満点。
 第1番と同じく室内楽的書法を持つ第15番は12音や過去の作品の引用など、作曲者のさらなる様式の展開を暗示させます。タバコフは現代の作曲家として大いなる共感を持って演奏。第2楽章のチェロの独奏の美しさは大いに聴きものです。
 
 

GD 415
¥2200
「ヴォイニッチ写本」〜
 ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964):作品集

  (1)ヴォイニッチ写本
  (2)コールス・アンド・ソングス・イン・トリオ
  (3)音の影
  (4)...子供の頃の記憶...
(1)アンサンブル・プレ・ドゥ・ボトレ・オレイユ
 (MS、Gamb四重奏)
(2)ジャンヌ=マリー・コンケル(Vn)
 ジャン=クリストフ・ヴェルヴォワット(Hr)
 永野英樹(Pf)
(3)フロレンティーノ・カルヴォ(マンドリン)
 アンサンブルMG21
(4)イヴァン・ストヤノフ(指揮)
 ガブローヴォ室内管弦楽団

 録音:(1)2018年9月22日パリ、(2)-(4)ライヴ録音(年月不記載) [65:55]

 GEGAが積極的に紹介しているブルガリアの現代作曲家ヴォデニチャロフの作品集第6弾。
 ヴォデニチャロフはソフィア国立音楽院で学んだ後、パリ音楽院でポール・メファノに師事、IRCAMでも研鑽を積んだ。現在はパリを拠点に活動している。
 「ヴォイニッチ写本」は6つの小品からなる歌でベリオやメレディス・モンクばりの特殊な唱法から構成される個性的な作品。「コールス・アンド・ソングス・イン・トリオ」はヴァイオリン、フレンチ・ホルン、ピアノのための曲。
 日本のホープ永野英樹が鮮やかなピアノを聴かせている。
 オーケストラ曲「子供の頃の記憶」はクラスターや特殊奏法を駆使しながらも、音の身振りや音響にどこかユーモアを感じさせる佳曲。
 




ODRADEK RECORDS


ODRCD 410
¥2500
「EXODUS(移住)」
 (1)コルンゴルト:4つの小さな楽しいワルツ〜マルギット
 (2)コルンゴルトヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.6
 (3)ツァイスル:ヴァイオリン・ソナタ「ブランダイス」
 (4)コルンゴルト:待雪草 Op.9-1
(2)(3)ヨハネス・フライシュマン(ヴァイオリン)
(1)-(4)マグダ・アマーラ(ピアノ)
(4)ギュンター・ハウマー(バリトン)

 日本でも人気のヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンの意欲作!コルンゴルト&ツァイスル作品集!

 録音 : 2018年5月24-27日 ウィーン、DDD,76'23 ※日本語オビ・解説付き

 「移住 EXODUS」と題されたCD。ナチのオーストリア併合によって米国に亡命した二人のウィーン人、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)とエーリヒ・ツァイスル(1905-1959)の作品を、ウィーンで生まれ育ったヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンが演奏している。
 ツァイスルは日本ではクラシックの作曲家としてはあまり知られていないかもしれないが、コルンゴルト同様ウィーンでは若くして成功を収め、米国に亡命後は映画音楽で活躍した。作風は、後期ロマン派色が濃厚なコルンゴルトと異なり、モダニスム。ブランダイス・ソナタは1950年の作品。
 ヨハネス・フライシュマンは、何度かの来日で既に日本での人気も高いオーストリアの中堅のヴァイオリニスト。
 ウィーンの伝統を受け継いだヴァイオリニストでありつつ、クラシック音楽の枠を超えた21世紀的活動で人気を博してもいる。
 
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ODRCD 396
¥2500→\2290
アルトゥール・ピサロのシューマン作品集!
 シューマン:
  アレグロ ロ短調 Op.8
  色とりどりの小品 Op.99
   (小品第1番/小品第2番/小品第3番/
    アルバムの一葉第1番/アルバムの一葉第2番/
    アルバムの一葉第3番/アルバムの一葉第4番/
    アルバムの一葉第5番/ノヴェレッテ/前奏曲/
    行進曲/晩の音楽/スケルツォ/速い行進曲)
  ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)

 ODRADEKのメイン・アーティスト、実力者アルトゥール・ピサロのシューマン作品集!

 録音 : 2019年10月28-30日 イタリア,ペスカーラ、DDD、79'46 ※日本語オビ・解説付き

 1990年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝したポルトガルの人気ピアニスト、アルトゥール・ピサロの弾くシューマン。
 14曲の「色とりどりの小品」はシューマンの素敵なピアノ小品集にもかかわらず全曲では演奏も録音もあまり機会が多くない不遇な作品。
 しかしさすがはピサロ、ロマンティシズム豊か溢れる美しい演奏この作品がまごうことなくシューマンの傑作であることを知らしめてくれる。
 また極めてシューマンらしいがゆえに人気では今一つのピアノ・ソナタ第1番も、ピサロがじっくり向き合って丁寧に音楽を取り扱うことで真の魅力に触れることができる。



旧譜から
LINN アルトゥール・ピサロによる名盤
ブリュートナー・ピアノによるベートーヴェンとショパン 


 ブリュートナー・ピアノ。
 スタインウェイやベヒシュタインと同じく1835年に創立された歴史あるピアノ・メーカー。同じドイツということで西のベヒシュタイン、東のブリュートナーといわれることもある。多くの王族、貴族が愛用し、アインシュタインは彼のヴァイオリン演奏の伴奏楽器としてブリュートナーを選んだ。ショスタコーヴィチ、オルフ、エック、ワーグナー、レーガーもまたブリューナーを愛したという。
 人々がブリュートナーを愛好するのはそのふくよかで暖かみのある音による。・・・実はそのふくよかな音には特別な仕掛けがあった。それはブリュートナーだけが採用している「アリコート・システム」と呼ばれる機構。ピアノは通常1音に対して3本の弦を張るが、このメーカーは中音から上の音にかけて、3本弦の横にもう1本同音の弦を張り、その弦をハンマーでは叩かず共鳴させるためだけに用いた。こうすることで音色は深みと奥行きをもつことになったわけである。
 その反面高価であること、維持・調弦が大変であることはご想像のとおり。だから本当に裕福で音楽を愛する人のみがブリュートナーを持つことができるといわれるのである。

 そのブリュートナー・ピアノを用いたピツァーロの録音集。



CKD 225
(SACD Hybrid)
\2900→\2690
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30〜32番 アルトゥール・ピサロ(P) 
 (ピアノ/ブリュートナー)

 「ブリュートナーは、真にピアノで語ることが出来、最も美しい声で歌うことの出来る楽器である。」・・・かって、ヴィルへルム・フルトヴェングラーはこう語った。
 そのブリュートナー・ピアノによるベートーヴェン。
 もわもわと立ち上る湯気のような音色。今の録音の大勢を占めるスタインウェイとは正反対といってふくよかな音。でもベーゼンドルファーの重厚さではなく、もっとやわらかな音。ピツァロがまた、この魔法のような音色をよーく聴こえるようにじんわりと弾いてくれているのが心憎い。
 「悲愴」や「月光」、「テンペスト」といった、我々が幻想味を求める作品に対しては、予想通り、というか予想以上の大きな効果を上げる。ただ反応性はすこぶるよさそうで、アレグロなどでの速いパッセージでも音はしっかり明確に分離しながらついてきて濁ったりすることはない。
 ベートーヴェンのピアノ作品を愛する人にとってはこれは貴重な体験になるだろう。


 BKD 248
1CD-R
\2500→\2290
ピツァーロの名盤、CD-Rで復活!
 ショパン:ピアノ作品集

 ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 《華麗なる大円舞曲》/
 ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1 《別れのワルツ》/
 ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 《華麗なる円舞曲》/
 ワルツ第 変ホ長調 Op.post./
 幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66/
 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.post./
 夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2/夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2/
 ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 《英雄》/
 マズルカ第16番変イ長調 Op.24-3/マズルカ第50番ヘ長調 Op.68-3/
 マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4/
 マズルカ第10番変ロ長調 Op.17-1/スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
アルトゥール・ピサロ(P)
 (ピアノ/ブリュートナー)
 アルトゥール・ピツァーロが弾くショパン名曲集! ピツァーロの代名詞、ドビュッシーも愛用したドイツの銘器ブリュートナー・ピアノにより、幻想即興曲や英雄ポロネーズなどの名曲を重厚に奏でている。
 2010年のショパン・イヤーでは、ショパン独奏ピアノ曲の"全曲"演奏会を開き、ポルトガルのショパン弾きとしても名を轟かせているピツァーロ。2012年の来日公演でもショパン・リサイタルを聴かせて、再び人気となった名盤。

 ※SACD盤は廃盤、当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



 
 

ODRCD 386
(2CD)
¥4600
トリオ・メッゼーナ・パートリア・バッラーリオによる
 シューベルトのピアノ三重奏曲2曲

  シューベルト:ピアノ三重奏曲
   第1番 変ロ長調 D898 Op.99
   第2番 変ホ長調 D.929 Op.100
トリオ・メッゼーナ・パートリア・バッラーリオ:
 【フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)
  エレナ・バッラーリオ(ピアノ)
  セルジオ・パートリア(チェロ)】

 録音 : 2019年4月25-29日 イタリア,ペスカーラ、DDD、93'57 ※日本語オビ・解説付き、デジパック

 イタリアの3人のベテラン奏者、ヴァイオリンのフランコ・メッゼーナ、チェロのセルジオ・パートリア、ピアノのエレナ・バッラーリオによる、その名もトリオ・メッゼーナ・パートリア・バッラーリオによるシューベルトのピアノ三重奏曲2曲。
 フランコ・メッゼーナはサルヴァトーレ・アッカルドの高弟として知られ、録音も多数ある名ヴァイオリニスト。
 エレナ・バッラーリオはイタリア最北西部、ピエモンテ州のビエッラ出身。ソリストとしてのみならず室内楽のピアニストとして活躍。
 セルジオ・パートリアは1974年から1999年までトリノのレージョ劇場の首席チェロ奏者を務めた後、ソリストに。バッラーリオとパートリアは夫妻。3人は旧知の仲だったが、トリオを組んだのは2015年から。
 イタリア人たちのピアノ三重奏団というと朗々と歌う流麗な演奏を想像するかもしれないが、実際にはベテラン3人による抑制を利かせた渋い旨味に満ちた演奏である。
 
 

ODRCD 391
(3CD)
¥6900
「リスト:巡礼の年第1年〜第3年」 ミケーレ・カンパネッラ(ピアノ)
 巡礼の年第1年「スイス」 S.160
  ウィリアム・テルの礼拝堂/ワレンシュタット湖畔で/パストラール/
  泉のほとりで/夕立/オーベルマンの谷/牧歌/望郷/ジュネーヴの鐘(夜曲)
 巡礼の年第2年「イタリア」 S.161
  婚礼/物思いに沈む人/
  サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ/ペトラルカのソネット第47番/
  ペトラルカのソネット第104番/ペトラルカのソネット第123番/
  ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
 巡礼の年第3年 S.163
  夕べの鐘、守護天使への祈り/エステ荘の糸杉に「悲歌」第1番/
  エステ荘の糸杉に「悲歌」第2番/
  エステ荘の噴水/哀れならずや-ハンガリー風に/
  葬送行進曲/スルスム・コルダ

 録音 : 2019年12月9-15日 イタリア,ペスカーラ、DDD、153'38 ※日本語オビ・解説付き

 1947年生まれのイタリアのピアニスト、ミケーレ・カンパネッラによるリストの巡礼の年3作、全23曲。
 カンパネッラは学生の頃にリストに取り組んで以来、納得できる演奏に達してから録音することを目標にしていたそうで、なんと50年もの時間と経験が必要だったという。まさに満を持した録音だが、その演奏が素晴らしい。
 力の抜けきった音から静かに広がる情感は、腕が立つというだけでは決して到達できないリストの真の詩情だろう。
 これはむしろリストが苦手という人こそ聞くべき演奏だ。
 
 

ODRCD 393
¥2500
[p]ers[on]a mis[ce]llanea〜ポンセ:ギター作品集 ベルトランド・チャヴァリーア=アルドレーテ(ギター)
 ポンセ(1882-1948):
  ギター・ソナタ第3番
  ギター・ソナタ第1番 「メキシコ・ソナタ」
  3つのメキシコ民謡(鳥小屋/あなたに私の心を/ラ・ヴァレンティナ)
  6つの短い前奏曲
   (モデラート1/アンダンテ/モデラート2/アレグレット・エスプレッシーヴォ/
    アレグレット・コン・モト/アレグレット)
  前奏曲
  スペインのフォリアに基づく変奏曲とフーガ

 録音 : 2019年12月16-20日 イタリア,ペスカーラ、DDD、68'54 ※日本語オビ・解説付き

 ベルトランド・チャヴァリーア=アルドレーテのODRADEKへの2枚目のCD(1枚目はODRCD 346)。
 メキシコの作曲家、マヌエル・ポンセ(1882-1948)のギター作品集。
 チャヴァリーア=アルドレーテはフランスのリヨン生まれでパリ在住だが、メキシコ=スペイン系で、メキシコの偉大な作曲家ポンセには大きな敬意を抱いている。
 彼の演奏は高度な技術による洗練された響きが素晴らしいのだが、それでもなお音楽の奥にメキシコ魂といったものが感じられる。
 ちなみにチャヴァリーア=アルドレーテは造形美術家としても活躍しており、メキシコの民俗仮面をつけた写真や、ポンセの作品に触発された絵画の写真なども面白い。
 
 

ODRCD 403
¥2500
「澄み切った月」〜ヘスス・ガルシア・レオス(1904-53) マル・モラーン(ソプラノ)
アウレリオ・ヴィリバイ(ピアノ)
 パレデスによる5つの歌
  (澄み切った月/明日、祭日だから/孤独な少女/ロマンス/売り子の声)
 ガルシア・ロルカによる3つの歌
  (彼らは空を抜けて行った/カディスからジブラルタルへ/花に、小さな花に)
 マチャドによる6つの歌
  (優雅な歌/聖クリストバロン/揚水車/
   緑の牧場で宴が行われている/それは私の心を呼んだ/ドゥエロの歌)
 ヒメネスによる2つの歌(緑のアオカワラヒワ/遠くの海)
 子守歌
 ビリャンシーコ
 私の心はあなたに送る
 セラニーリャ
 マリブランの歌

 録音 : 2020年7月6-9日 イタリア,ペスカーラ/DDD、64'37 ※日本語解説は付いておりません

 スペインの作曲家、ヘスス・ガルシア・レオスの歌曲集。
 ヘスス・ガルシア・レオス(1904—1953)はスペイン北部、ナバラ州のオリテ生まれの作曲家。
 1930年代後半から亡くなるまで膨大な数の映画の音楽を手掛け、スペイン映画音楽の父と称えられているのだが、一方でホアキン・トゥーリナの弟子としてクラシック音楽にも傑作は多い。
 しかし50歳目前の若さで亡くなってしまったこともあり、近年までスペイン国内でも彼のクラシック音楽はあまり顧みられなかった。
 ODRADEKからは既にヴァイオリン・ソナタおよびピアノのための作品集(ODRCD 347)が発売されていたが、歌曲集はよりトゥーリナ譲りのスペイン民俗色が濃く、いずれも素敵だ。
 レオスの歌曲集のCDはスペイン・ローカルですらほとんどなく、このODRADEKのCDは非常に価値が高い。
 マル・モラーンはスペイン最西部、ポルトガルとの国境の町バダホスの生まれ。まだ本格的に活動するようになって数年の若いソプラノで、これがCDデビュー。
 しっとりとした人情味のある美声の持ち主で、こうした歌曲には打って付けだ。アウレリオ・ヴィリバイはビルバオ生まれのピアニスト。
 伴奏ピアニストとして活躍しており、ことにスペイン歌曲の伴奏においては絶妙な腕前を披露する。
 歌詞は西英仏語の3か国語(ガリシア語歌詞のみ4か国語)対訳で表記されている。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル

KKC 4249/51
(3CD)
¥3800
亡くなる半年前
 フルトヴェングラー畢生の名演が魂を揺さぶる
 1954年復活祭週間での「マタイ」復活!

  バッハ:マタイ受難曲 BWV 244
  アントン・デルモータ(テノール:福音史家)、
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:イエス)、
  エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ:女中Ⅰ、ピラトの妻)、
  マルガ・ヘフゲン(アルト:女中Ⅱ)、
  オットー・エーデルマン(バス:ユダ、ペトロ、ピラト)
  ウィーン・ジングアカデミー合唱団、ウィーン少年合唱団
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
  アントン・ハイラー(チェンバロ)、フランツ・シュッツ(オルガン)、
  ウィリ・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、エマニュエル・ブラベック(チェロ)、
  ハンス・レズニチェク(フルート)、ハンス・カメシュ(オーボエ)

 フルトヴェングラー畢生の名演が魂を揺さぶる。1954年復活祭週間での「マタイ」復活!!精神的な内容の深さ、規模の大きさ、フルトヴェングラーにこそふさわしい大曲、世界初出LPのリマスター・テープから初CD化!

 録音:1954年4月14〜17日、ウィーン、コンツェルトハウス大ホール(ライヴ)
 音源提供:DISCOS, Milano
 MONO、55:12( CD1)、50:16(CD2)、55:12(CD3)、日本語帯・解説付

 少年時代にこの曲を聴いたことが後の成長に本質的な影響を及ぼしたといわれるフルトヴェングラー。生前、多くの文献でこの曲への熱い思いや演奏論を書き記しております。
 「神の子の苦しみ、キリストの救済史を自己の魂において深く体験し、最後の、最大の受難曲においてあの巨大な作品を創造することのできた人間、これがバッハなのだ。この大曲は、少なくとも第一音から最終音に至るまで作品に一貫するあの印象深く巨大な情念の統一性に関するかぎり、ロマン派時代の記念碑的作品であるヴァーグナーのトリスタンにのみ比せられるべきものであろう」(1948年、『音と言葉』フルトヴェングラー著・芦津丈夫邦訳・白水社刊より)
 「バッハは『客観的』に、つまり無表情に演奏すべきだという考え方がある。(中略)音楽文献全体の中で、バッハの受難曲以上に主観的で、個人的で、これほど完璧に感情のうちに溶けこんだ作品は存在しない。バッハはここでは、かつて存在した最大の『ロマン主義者』である。これを確認することこそ、真に『客観性』を意味するといえよう。」(1939年、『フルトヴェングラーの手記』芦津丈夫・石井不二雄邦訳・白水社刊より)

 本ディスクは、フルトヴェングラーが亡くなる半年前、1954年復活祭週間の4月14〜17日に、ウィーン・コンツェルトハウス大ホールで、マタイ受難曲を演奏したときの記録です。
 1979年イタリア・チェトラ社が世界初出LP(LO-508)を発売、84年に「フルトヴェングラー・エディション」シリーズで再発売(FE-34)。キングレコードでは音源の制作元ミラノのディスコスから、マスターテープの提供を受け、最初はGT-7048/50 を(1979.7.21), 再発盤はK19C-9406/8 で発売(1984.7.21)。今回使用のマスターテープ(2トラック、走行スピード38cm/ 秒)は再発にあたってディスコスでリマスターされたもの。
 テープヒスやスクラッチノイズはなく、非常にききやすい音質!潤いのある自然な質感!圧倒的臨場感!これまでリリースされてきた他社盤を凌ぐ優秀音質といっても過言ではありません。

 「《マタイ受難曲》は、天上で書かれ、フルトヴェングラーによって感動的に語られた作品である。預言的な作品であり、劇的な要素に満ちている《マタイ受難曲》は、主題こそ普遍的なものだが、基本的にはゲルマン世界に属している。フルトヴェングラーの演奏には精神性が感じられるものの、ただの敬虔さだけでは終わっていない。この曲は温かい血も肉も存在する、人間の記録なのである。」(『フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』ジョン・アードイン著 藤井留美訳 2000年音楽之友社刊 より)

 ウィーン・フィルの雄弁な演奏とソリストの活躍には目を見張ります。とりわけ、第10曲アルトのアリア「懺悔と後悔」と第12曲ソプラノのアリア「血塗られよ」におけるレズニチェク(フルート)、第26曲テノールのアリア「イエスの傍らで」でのカメシュ(オーボエ)、第47曲アルトのアリア「わが神よ、私を憐れんで」でのボスコフスキー(ヴァイオリン)、第66曲バスのアリア「来たれ甘き十字架」におけるブラベック(チェロ)など、各人の妙技には聴きほれてしまいます。合唱団は豊かで力強い歌声を聞かせ、独唱者ではフィッシャー=ディースカウのイエスが、29歳のときの録音であるにもかかわらず、その後の録音歴の中でも屈指の出来映えを見せています。
 グリュンマー、ヘフゲン、デルモータも虚飾を排した歌声で聴く者の心に染み入ってきます。(曲番号は旧全集の楽譜による番号)

 上演時間上の制約なのか(メンゲルベルク盤も同様)、曲全体の悲劇性、ドラマ性を高めるためのフルトヴェングラーの意図なのか、この演奏には15曲の省略、9曲の一部省略があります。
 ディスコス制作のこの音源は14日の演奏を主体に制作、一部の曲は他の日(15〜17 日)の演奏に差しかえられていると思われます。
 95年に発売されたEMI盤(CD)には2曲(第65曲、第66曲=有名な「来たれ甘き十字架」)が入っておりません。このDISCOS(CETRA)盤にはこの2曲も収録されていますが、その反面、第64曲がカットされています。
 詳細は弊社HP(WEBサイト)に掲載している歌詞対訳をご覧ください。省略箇所も明示しております。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)(キング・インターナショナル)
 



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SCRIBENDUM ARGENTO



SC 830
(10CD)
¥4200→\3890

ハンス・クナッパーツブッシュの芸術
 with レジェンダリー・オーケストラ


  北ドイツ放送交響楽団、パリ国立高等音楽院管弦楽団
  シュトゥットガルト放送交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団
  ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
  ケルン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 CD 1
  ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」(1889-90,Schalk-Loewe edition)
   1. I Massg bewegt/2. II Adagio(Etwas bewegt) quasi andante/
   3. III Scherzo(Ziemlich schnell)/4. IV Finale(Allegro)
     Rec:15 January 1962 北ドイツ放送交響楽団
 CD 2
  ワーグナー
   1.「ジークフリート牧歌」/2.「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/
   3.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第3幕への前奏曲/
   4.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
    Rec:24 March 1963 Christa Ludwig(mezzo soprano)(2) 北ドイツ放送交響楽団
 CD 3
  ベートーヴェン
   1.「コリオラン序曲」, Op. 62
   交響曲第8番 ヘ長調,op.93
    2. I Allegro vivace e con brio/3. II Allegretto scherzando/
    4. III Tempo di menuetto/5. IV Allegro vivace
  リヒャルト・シュトラウス
   6.交響詩「ドン・ファン」, op. 20/7.交響詩「死と変容」,op.24
     Rec: 14 March 1960(1), March 1960(2-5), 8 May 1956(6),7&8 May 1956(7)
     北ドイツ放送交響楽団(1-5) パリ国立高等音楽院管弦楽団(6-7)
 CD 4
  ブラームス:
   交響曲第3番 ヘ長調, op. 90
    1. I Allegro con brio /2. II Andante /3. III Poco Allegretto /4. IV Allegro
   「ハイドンの主題による変奏曲」, Op. 56a
    5. Thema. Chorale St. Antoni. Andante /6. Variation I. Poco piùanimato /7. Variation II. Piu vivace /
    8. Variation III. Con moto /9. Variation IV. Andante con moto /10. Variation V. Vivace /
    11. Variation VI. Vivace /12. Variation VII. Grazioso /13. Variation VIII. Presto non troppo /14. Finale. Andante
      Rec:November 1963 シュトゥットガルト放送交響楽団
 CD 5
  ワーグナー
   1.「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲/2.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
  ブラームス:交響曲第2番 ニ長調,op.73
   3. I Allegro non troppo/4. II Adagio non troppo/
   5. III Allegretto grazioso(Quasi andantino-Prest ma non assai)/6. IV Allegro con spirito
     Rec:18 June(1),30 June&1 July 1947(2-6)
     チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(1)、スイス・ロマンド管弦楽団(2-6)
 CD 6
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調, Op. 55「英雄」
   1. I Allegro con brio /2. II Marcia funebre. Adagio assai /
   3. III Scherzo. Allegro vivace /4. IV Finale. Allegro molto
     Rec:9 May 1951  ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
 CD 7
  ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調, Op.36
   1. I Adagio molto-Allegro con brio/2. II Largetto/3. III Scherzo&Trio:Allegro/4. IV Allegro molto
  ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op. 98
   5. I Allegro non troppo /6. II Andante moderato /
   7. III Allegro giocoso - Poco meno presto - Tempo I /
   8. IV Allegro energico e passionato - piu Allegro
     Rec:12 December 1952 ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
 CD 8
  ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op. 98
   1. I Allegro non troppo /2. II Andante moderato /
   3. III Allegro giocoso - Poco meno presto - Tempo I /
   4. IV Allegro energico e passionato - PiùAllegro
  ワーグナー
   5.「ジークフリート牧歌」
  ウェーバー
   6.歌劇「エウリアンテ」序曲
     Rec:May 1953(1-5),14 May 1962(6) ケルン放送交響楽団
 CD 9
  ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
   1. I  Allegro moderato/2. II Adagio(Sehr feierlich und sehr langsam)/
   3. Ⅲ Scherzo(Sehr schnell)/4. Ⅳ Finale(Bewegt,doch nicht schnell)
     Rec:10 May 1963 ケルン放送交響楽団
 CD 10
  ハイドン:交響曲第88番 ト長調, Hob. I :88
   1. I Adagio - Allegro /2. II Largo /3. III Menuetto:Allegretto/4. IV Allegro con spirito
  ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調, op. 67
   5. I Allegro con brio /6. II Andante con moto /7. III Allegro /8. IV Allegro
  ワーグナー
   9.「リエンツィ」序曲/10.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
     Rec:20 March 1962(1-8),31 December 1947(9-10)
     フランクフルト放送交響楽団(1-8)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(9-10)





<国内盤> 


SONORITE


 ピアニスト内藤晃により2020年に設立。sonorite は響き、音色を意味するフランス語。
 「ピアニストによる、ピアニストのためのレーベル」として、自身の10作品を超えるCD録音の経験をもとに、楽器の選定からこだわり、的確なディレクションで、演奏家の持ち味と作品そのものの魅力がともに響き合う録音制作を目指している。  https://disques-sonorite.com/
 


SNRT2001
\2800+税
Rebirth 大内 暢仁(ピアノ)
 ヨハン・パッヘルベル:組曲 嬰ヘ短調
  1. アルマンド/2. クーラント/3. ガヴォット/4. サラバンド/5. ジーグ
 6. パッヘルベル:前奏曲 ニ短調
 7. ヨハン・アダム・ラインケン:アリア「嫁をもらえなんて言わないで」による変奏曲
 8. ディートリヒ・ブクステフーデ:アリア ラ・カプリチョーザ
 9. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:シャコンヌ ト長調
 10. パッヘルベル:シャコンヌ ヘ短調
 11. ブクステフーデ=ストラダル=大内暢仁編曲:シャコンヌ ホ短調
 12. ジョゼフ=二コラ=パンクラス・ロワイエ:スキタイ人の行進

 2020 年 9 月 1 日〜 3 日、コピスみよしにおけるセッション録音
 使用ピアノ:ニューヨーク・スタインウェイ D(タカギクラヴィア所蔵)
 プロデューサー/ディレクター:内藤 晃ピアノ・プロデューサー:高木 裕レコーディング・エンジニア:北見 弦一

 鮮烈!! いま、ピアノで蘇るバロックの本懐
 俊英、大内暢仁の知的なタッチで躍動するバロックの秘曲たち 煌めくニューヨーク・スタインウェイに乗せてスリリングに彫琢された「新時代の古楽」
 大内暢仁は1991年生まれの俊英。丸山桂介氏のもとでルネサンス・バロック時代の音楽史を専門的に研究する大内は、当時の哲学や数秘術なども踏まえ、オーセンティックな古楽をモダンピアノで発信することに情熱を注いでいる。
 本アルバムでは、ブクステフーデやパッヘルベルの秘曲が、煌めくニューヨーク・スタインウェイに乗せた大内のタッチで色鮮やかに蘇り、大バッハの蔭に隠れたバロックの名匠たちの音楽世界をスリリングに体感させてくれる。

 大内 暢仁(おおうち のぶひと):
  東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学院科目等履修生修了。 これまでにピアノを佐竹宏子、広瀬宣行、村上隆の各氏に、クラヴィコード、チェンバロ、バロックダンスを臼井雅美氏に師事。
  丸山桂介氏のもとでルネサンス・バロック時代の音楽史を専門的に学ぶ。 バロック音楽の精神性を当時の哲学や科学、ゲマトリア(数秘術)など様々な観点から研究し、それらを基にオーセンティックな古楽をモダンピアノで奏でることをライフワークとしており、主としてブクステフーデの研究に取り組む。
  音楽ユニット ResonanCe メンバーとしても活動。
 

 《大内暢仁「Rebirth」紹介ビデオ動画》
  ブクステフーデ:アリア ラ・カプリチョーザより(CD 音源)&インタビュー
   https://youtu.be/OHB80KlFUTU

 




<映像>


ARTHAUS MUSIK(キング・インターナショナル)(映像)



KKC 9643/52
(4Blu-ray+6DVD)
¥30000+税
ブルックナー:交響曲全集 ミュンヘン・フィル
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 DVD 1 / Blu-ray 1
  交響曲第1番 ハ短調 WAB 101(リンツ稿1866)
    収録:2017年9月25日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
  交響曲第3番 ニ短調 WAB 103(第3稿1889 ノヴァーク版)
    収録:2017年9月25日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 2 / Blu-ray 1
  交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』 WAB 104(1878/80年稿 ノヴァーク版)
    収録:2017年9月25日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 2 / Blu-ray 2
  交響曲第2番 ハ短調 WAB 102(1877年稿 ノヴァーク版)
    収録:2018 年9月24日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 3 / Blu-ray 2
  交響曲第8 番 ハ短調 WAB 108(第2稿1890 ノヴァーク版)
    収録:2018年9月26日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 3 / Blu-ray 2
  交響曲第9 番 ニ短調 WAB 109
    収録:2018年9月25日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 4 / Blu-ray 3
  交響曲第5 番 変ロ長調 WAB 105
    収録:2019年9月23日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 5 / Blu-ray 3
  交響曲第6番 イ長調 WAB 106
    収録:2019年9月24日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 5 / Blu-ray 3
  交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (version with cymbal crash)
    収録:2019年9月25日、聖ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア(ライヴ)
 DVD 6 / Blu-ray 4
  アントン・ブルックナー〜巨人の創造 Anton Bruckner - The Making of a Giant
    監督:ライナー・E・モーリツ/制作:モナルダ・アーツ
  ブルックナーによる交響曲第2番の主題によるオルガン即興
    オルガン マルティン・ハーゼルベック

 10 9401BDVD(4Blu-ray+6DVD)で輸入盤で発売されていたもの。


 2021年ブルックナー没後125周年、ゲルギエフ&ミュンヘン・フィルによるブルックナー交響曲全集、聖地 ザンクト・フローリアン修道院でのライヴ映像

 画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、言語(ドキュメンタリー):独、英、字幕:仏、韓、日本語、リージョン:All、交響曲:631分、ドキュメンタリー:58分(英)、56分(独)、ハードカバーブック120ページ(英語+日本語版)、ブルックナー手書きの履歴書の複写(英、独、仏、日本語訳付)、輸入盤・日本語帯付

 ミュンヘン・フィル&ゲルギエフによる、ブルックナーの聖地 ザンクト・フローリアン修道院で3年間かけて行われたブルックナー交響曲全曲演奏会の模様が、2021年ブルックナー没後125年を前に、映像商品としてリリースされます。

 この演奏会は、ブルックナーゆかりの街リンツで行われているブルックナー音楽祭でのライヴ。
 音楽祭は1974年、ブルックナーの生誕150周年を記念して建設された新ホール「ブルックナー・ハウス」を拠点に毎年9月半ばから10月半ばにかけ演奏会が行われます。
 ミュンヘン・フィル&ゲルギエフは3年連続で音楽祭に招待され交響曲全曲演奏会を行いました。ブルックナー演奏に歴史と伝統を持つミュンヘン・フィル。
 ブルックナーの弟子レーヴェが音楽監督としてブルックナー作品を積極的に取り上げ、ルドルフ・ケンペ(1967-76)が、巨匠チェリビダッケ(1979-96) がその任を務め、さらにギュンター・ヴァントとの一連の演奏など、その歴史あるブルックナー演奏とともに楽団の声価を高め黄金時代を築きました。

 2015年9月より首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフ。世界で最も忙しい指揮者とも言われ、いくつものオーケストラやプロジェクトを同時進行させるその圧倒的パワーは超人的。
 今回の演奏もゲルギエフらしい濃厚さをみせるも、音楽的解釈は奇抜なものではなく、ミュンヘン・フィルの伝統に寄り添った、そしてブルックナーが求めた響きをゆかりの地で再現させようという、真の想像力と芸術性にあふれた音楽です。
 ブルックナーの音楽がどう演奏されるべきなのか深い理解をもつゲルギエフとオケによる相互作用の賜物ともいえる聴きごたえのある演奏となっています。

 また、数々のドキュメンタリー映像を制作してきたドイツ人監督ライナー・E・モーリツによるドキュメンタリー『アントン・ブルックナー〜巨人の創造』(日本語字幕あり)、そしてエリーザベト・マイヤー博士によるブルックナーの生涯をたどる「私の人生を賭けた仕事...交響曲作曲家として...天才の成長」と題した評伝と、ブルックナーの交響曲に関する各稿の概要を記した120ページ近くあるハードカバーのブックレット(日本語あり)がついており、ブルックナーという音楽家を深く理解することのできるセットとなっております。

 
 















2/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2473
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
キャロリン・サンプソン
「女性のためのアルバム〜
 ロベルト&クララ・シューマンのリート集」
(2)-(17)(19)-(24)(26)(28)-(31)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョセフ・ミドルトン(ピアノ/スタインウェイD)
  「プロローグ」
   (1)「ゆっくりと、そして表情豊かに遊ぶ」〜子供のためのアルバム Op.68より第21曲
   (2)「美しいために私を愛するのなら」〜3つの詩 Op.12より第2曲*
  「彼に会って以来」
   (3)「彼に会って以来」〜女の愛と生涯 Op.42より第1曲
   (4)「おお、歓喜よ」〜ユクンデによる6つの歌 Op.23より第6曲*
   (5)「民謡」〜リートと歌 第2集 Op.51より第2曲
   (6)「愛の魔法」〜6つの歌曲 Op.13より第3曲*
  「彼は誰よりも素晴らしい人」
   (7)「彼は誰よりも素晴らしい人」〜女の愛と生涯 Op.42より第2曲
   (8)「ある明るい朝に」〜ユクンデによる6つの歌 Op. 23より第2曲*
   (9)「なぜ他の人にたずねるのか」〜3つの詩 Op.12より第3曲*
   (10)「恋の歌」〜リートと歌 第2集 Op.51より第5曲
  「分からない、信じられない」
   (11)「分からない、信じられない」〜女の愛と生涯 Op.42より第3曲
   (12)「露見した恋」〜5つのリート Op.40より第5曲
   (13)「無言のはすの花」〜6つの歌曲 Op.13より第6曲*
  「わたしの指の指輪よ」
   (14)「わたしの指の指輪よ」〜女の愛と生涯 Op.42より第4曲
   (15)「月は静かに昇った」〜6つの歌曲 Op.13より第4曲*
   (16)「花嫁の歌I」〜ミルテの花 Op.25より第11曲
   (17)「花嫁の歌II」〜ミルテの花 Op.25より第12曲
   (18)「満足」〜子供の情景 Op.15より第5曲
  「手伝って、妹たち」
   (19)「手伝って、妹たち」〜女の愛と生涯 Op.42より第5曲
   (20)「はすの花」〜ミルテの花 Op.25より第7曲
   (21)「あらしの夜の楽しみ」〜12の詩 Op.35より第1曲
  「やさしい人、あなたは見つめる」
   (22)「やさしい人、あなたは見つめる」〜女の愛と生涯 Op.42より第6曲
   (23)「ハイランド地方の人びとの別れ」〜ミルテの花 Op.25より第10曲
   (24)「眠りの精」〜子供のための歌のアルバム Op.79より第12曲
   (25)「眠りに入る子供」〜子供の情景 Op.15より第12曲
  「わたしの心に、わたしの胸に」
   (26)「わたしの心に、わたしの胸に」〜女の愛と生涯 Op.42より第7曲
   (27)「木馬の騎士」〜子供の情景 Op.15より第9曲
   (28)「あなたの顔は」〜5つのリートと歌 Op.127より第2曲
   (29)「おとめの憂い」〜4つの歌 Op.142より第3曲
  「今、あなたは初めてわたしを悲しませる。」
   (30)「今、あなたは初めてわたしを悲しませる。」〜女の愛と生涯 Op.42より第8曲
   (31)「レクイエム」〜6つの詩、レクエム Op.90より第7曲
  「後奏曲」
   (32)「冬の時I」〜子供のためのアルバム Op.68より第38曲

 名唱サンプソンが『女の愛と生涯』を中心とするロベルト&クララ・シューマンのリート集

 セッション録音:2018年8月/ブリストル聖ジョージ(イングランド)/DSD、マルチチャンネル、71'46
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてもおなじみでBISレーベルから積極的なリリースが続いている名ソプラノ、キャロリン・サンプソンが「ロベルト&クララ・シューマンのリートからの女性のためのアルバム」を録音しました。
 当アルバムでは8曲からなるロベルト・シューマンの連作歌曲『女の愛と生涯』の曲間にロベルトとクララがそれぞれ作曲したリート、さらにピアノ独奏曲を組み合わせた内容となっており、まるで一つの物語を聴いているかのようなコンセプトで仕上げております。

 共演はサンプソンが「対等なデュオのパートナーシップ」と語るジョセフ・ミドルトンです。サンプソンと同じくバーミンガム大学で学んだミドルトンはこれまでにフェリシティ・ロット、セーラ・コノリーなど多くの著名な歌手との共演を誇り、現在サンプソンが最も信頼を置くピアニストのひとりです。
 ピアノの独立性が高くさらには声楽と対等な音楽表現が特徴である『女の愛と生涯』はもちろんのこと、そのほかの演奏も素晴らしいの一言に尽きます。名唱サンプソンとの最強デュオがまたひとつ名盤を完成させました。
 
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BIS SA 2527
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
F.P.ツィンマーマン&ヘルムヒェン
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.2

 (1)ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op.24(1800-01)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1(1801-02)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2(1801-02)

フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)

KKC 6349
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 圧倒的な出来栄え!F.P.ツィンマーマン&ヘルムヒェンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音第2弾は第5番「春」、第6番、第7番!

 ヴァイオリン/Antonio Stradivarius,Cremona 1711, 'Lady Inchiquin'
 ピアノ/Chris Maene Straight Strung Concert Grand Piano

 セッション録音:2020年2月/クンストパラスト美術館内ロベルト・シューマン・ザール(デュッセルドルフ)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、68'32
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:ハンス・キプファー
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 フランク・ペーター・ツィンマーマンとマルティン・ヘルムヒェンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音、第2弾は第5番「春」、第6番、第7番です!

 ツィンマーマンといえば卓越したテクニックと繊細にして優美で香り高き音色で奏でますが、このベートーヴェンではピアノとの対話を大切にし、随所に聴くことのできる絶妙なバランス感覚と抜群のセンスの良さを携えた演奏を披露しております。
 まばゆく流麗な第5番「春」、きめ細かく温かみのある音色で奏でる第6番、そして厳しさとともに表情豊かな第7番と、当録音もその圧倒的な出来栄えの演奏を聴くことができます。

 マルティン・ヘルムヒェンは1982年ドイツ、ベルリン生まれ。2001年に開かれたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍世界から注目されるピアニストなりました。
 ソロはもちろんのこと、ユリア・フィッシャーなど世界的ヴァイオリニストからも絶大なる信頼を得ており、ツィンマーマンとの共演もツィンマーマンからのアプローチで実現しました。

 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、楽器にも注目です。ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」。
 この楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でまるでビロードのような音色です。ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でるベートーヴェンは格別です。
 一方、ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。このピアノは2013年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、その特徴は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。これにより音量はもちろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。
 このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお披露目され、以後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目されております。
 近年この楽器を愛奏するヘルムヒェンがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを挑むに当たり、現在望みうる最も理想的な楽器で録音を実現させました。

 



ツィンマーマン&ヘルムヒェン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1

 BIS SA 2517
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ツィンマーマン&ヘルムヒェン!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1

 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1(1798)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2(1798)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3(1798)
 (4)ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23(1800)

フランク・ペーター・ツィンマーマン
 (ヴァイオリン/
  Antonio Stradivarius,
   Cremona 1711',Lady Inchiquin')
マルティン・ヘルムヒェン
  (ピアノ/
   Chris Maene Straight Strung
    Concert Grand Piano)


 ベートーヴェン生誕250周年記念、使用楽器にも注目!F.P. ツィンマーマンがヘルムヒェンとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を始動!注目の第1弾は第1番から第4番を収録!

 セッション録音:2019年9月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、73'12
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:ハンス・キプファー
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 




ARS PRODUKTION

代理店交代に伴って旧譜名盤をご紹介してます
ARS38201
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
メンデルスゾーン姉弟:二重唱曲集
 フェリックス・メンデルスゾーン:
  たったひとつの言葉にのって Op.63 No.1(1836)、民謡 Op.63 No.5(1842)、
  すずらんと小さな花 Op.63 No.6(1844)
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  冬風は過ぎ去り(1841)(*)、3月(1836)、4月、5月(1836)、花の歌(1838)、
  僕のあふれる涙から(1838)、美しい五月には、Ein Hochzeitbitter(*)
 フェリックス・メンデルスゾーン:
  日曜の朝 Op.77 No.1(1836)、実りの畑 Op.77 No.2(1847)「ルイ・ブラス」からの歌 Op.77 No.3(1839)
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  Der Strauss(*)、Wiederkehrt ein lichter Maie(1840)、Zeigt mir den Weg(1840)、
  Verschiedene Trauer(1839)、Strahlende Ostsee(1839)(*)
 フェリックス・メンデルスゾーン:3つの民謡〜第1曲「何で陽気でいられよう」、第2曲「夕べの歌」、第3曲「舟旅」
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  私はマストにもたれかかり立っていた(*)、私の恋人よ, ともに座して、
  君の瞳に見入る時(1838)、Winter, was hat dir getan...、真夜中は冷たく(*)
 フェリックス・メンデルスゾーン:渡り鳥の別れの歌 Op.63 No.2、挨拶 Op.63 No.3、秋の歌 Op.63 No.4
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  こうしてお前はすっかり忘れてしまった(1837)(*)、お休みなさい, お休みなさい, 甘く(1829)
 フェリツィタス・エルプ、ユディト・エルプ(ソプラノ)
 ドリアナ・チャカロヴァ(フォルテピアノ/プレイエル1849年製(*以外))

 シュトゥットガルト生まれのソプラノ姉妹、フェリツィタス・エルプとユディト・エルプによるメンデルスゾーン姉弟の歌曲集。
 姉妹は、ともにシュトゥットガルト音楽大学でトーマス・プファイファーに師事。姉妹のアルバムとしてARS Produktionからは、世界初録音を多数収録したシュポアの歌曲集(ARS38116)をリリースしている。
 本アルバムでは、メンデルスゾーン姉弟が亡くなった2年後に作られたフォルテピアノを伴奏にソプラノ姉妹が歌う好企画。

 ※録音:2016年4月21ᬢ23日、キリスト教会(ブーフハルデ、ドイツ)
 
 
ARS38236
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
アンコール ロマン・ノスバウム(ピアノ)
 J.S.バッハ/アレクサンドル・ジロティ(1863ᬢ1945)編曲:前奏曲ロ短調(BWV 855a より)/
 セルゲイ・ボルトキェヴィチ:ピアノのための練習曲 Op.15 No.9/
 プーランク:ピアノのための即興曲第13番イ短調/
 ドビュッシー:夢、ピアノのための夜想曲、ピアノのための前奏曲第2巻 から 霧,枯葉,水の精,花火/
 ルチアーノ・ベリオ:6つのアンコール から 水のピアノ/
 フィリップ・グラス:ピアノのための練習曲第9番、同第16番/
 武満徹:ピアノのためのロマンス、雨の樹素描/
 アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ:生き残る愛の橋 Op.182

 スイス生まれでルクセンブルクとフランスでピアノを学んだロマン・ノスバウムは、アレクサンダー・ミュレンバッハやペーター・エフラーなどにピアノを師事し、1998年から2008年までルクセンブルク音楽院で教鞭を執った経歴を持つピアニスト。
 「アンコール」と称した本アルバムは、バロックから現代まで、ノスバウムのレパートリーの広さを聴くことができる。

 ※録音:2017年4月、インマヌル文化センター(インマヌエル教会)、ヴッパータール、ドイツ
 
 

ARS38239
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700

献呈 〜リスト:ピアノ作品集
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 慰め(コンソレーション)第3番 S.172
 「巡礼の年第2年 イタリア」から ペトラルカのソネット第104番 S.270
 「巡礼の年第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ」から タランテッラ S.162

ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)


 ブルガリア出身のピアニスト、ドンカ・アンガチェヴァは、10歳でプロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でソリスト・デビュー。
 ウィーン国立音楽大学でハインツ・メジモレックに師事し、第8回サレルノ国際ピアノコンクール(イタリア)で第2位など、数々の国際コンクールで上位入賞を果たしている実力派。
 ARS Produktion第3弾となる本アルバムでは、得意のリストを披露。

 ※録音:2017年6月、インマヌル文化センター(インマヌエル教会)、ヴッパータール、ドイツ




ドンカ・アンガチェヴァ


ドンカ・アンガチェヴァの旧譜、どうぞ

ARS 38200
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
 アパッショナート

  ベートーヴェン(1770-1827):
   ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
   11のバガテル Op.119
   ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
   ロンド・ア・カプリッチョ ト長調「失われた小銭への怒り」Op.129
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
 録音:2015年7月10-13日、リストツェントルムス(リスト・センター)、ライディング、オーストリア
 ドンカ・アンガチェヴァはブルガリアのピアニスト。ウィーン音楽大学でハインツ・メジモレツに師事。
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ARS 38168
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
 アディンセル、ロータ、ピアソラ:ピアノ協奏曲集

  リチャード・アディンセル(1904-1977):ワルソー・コンチェルト
  ニーノ・ロータ(1911-1979):コンチェルト・ソワレ
  アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(*)/天使の死(タンゴ)
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
セルゲイ・シネルニコフ(ヴァイオリン(*))
ペーター・マンツ(チェロ(*))
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
シュテファン・フラース(指揮)

録音:2014年8月26-29日、場所未詳

 好評だった前作。ポピュラーだけど変化球的コンチェルト集。


旧譜
GRAMORAのリスト・アルバム

GRAMOLA
GRML98924
\2700
フランツ・リスト、旅する名手
 〜ピアノのための傑作さまざま〜

フランツ・リスト(1811〜1886):
 ①ハンガリー狂詩曲 第8番 嬰ヘ短調 S.244-8
 ②エステ荘の噴水 S.163-4 〜『巡礼の年 第3年』より
 ③ダンテを読んで ソナタ風幻想曲(ダンテ・ソナタ)S.161-7〜
  『巡礼の年 第2年:イタリア』より
 ④夜想曲集「愛の夢」(全3曲)
 ⑤メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)

 ブルガリアのピアニズムが今、アツい——新世代はパリで、ブリュッセルで、そしてウィーンで!
 故郷から旅路へ、恋の逃避行をへて、文学世界へ...リストという芸術家の生き方を象徴のような充実プログラムで、その巧まざる優美な、そして桁外れな至芸に酔うひととき。

 ブルガリアのピアニスト!といえば、誰もがまず思い浮かべるのが往年の名匠、昨年惜しまれながら亡くなったアレクシス・ワイセンベルクでしょう——しかしこの欧州の東の果てにある歴史長き国では、東西冷戦時代が終わった後もなお続々と、世界レヴェルで活躍を続けているピアニストが続々登場、まさに引きも切らない状況なのです。大御所どころではパリ音楽院の名教師になったエミール・ナウモフを筆頭に、フォルテピアノ奏者として寺神戸亮と緊密なデュオもくりひろげているボヤン・ヴォデニチャロフ、RCA からの新譜登場もあったヴェセリン・スターネフ、そしてエリザベート王妃国際コンクールで華々しく世に出たふたりのとてつもない異才、プラメナ・マンゴヴァとエフゲニー・ボジャノフ...どうでしょう、こうしてみれば本当に折々、さまざまな名手が頻繁にあらわれていることに気づかされるではありませんか!
 そして音楽の都ウィーンでも、ブルガリア人の活躍はめざましいものがあります——同市中央に本拠のあるGramola レーベルは、すでに昨年その丁寧に磨きあげられた音作りが非常に高く評価された編曲集「リストなのか、シューベルトなのか」(GRML98931)で良心的なピアノ音楽愛好家たちの興味を弾いたドラ・デリイスカを世に送り出していますが、他にも弦楽器奏者たちを交えてのトリオ・ダンテで1枚、スラヴの感性と異様なまでに相性のよいラテンの魂を聴かせてくれたピアソラ・アルバム(GRML98973)を録音しているメンバーのひとり、ドンカ・アンガチェヴァという名手もやはり、ちょっと見逃せない存在だったのです!
 ウィーン・ハイドン・トリオの名匠ハインツ・メディモレチ、ないしロシアの系譜を伝えるオクサナ・ヤブロンスカヤのような大物たちに揉まれてきた俊才ですが、本盤は完全にそんな彼女の独壇場、うっかり手を出しかねるリストの難曲ばかりを集めながら、バランスよく『愛の夢』全曲などを中軸にもってくるあたりのセンスも絶妙。冒頭の「ハンガリー狂詩曲」の勢いから「エステ荘の噴水」でのしなやかな解釈へ、大曲「ダンテ・ソナタ」をへて『愛の夢』を三連続、そして意気揚々のメフィスト・ワルツへ...ハンガリー出身の超絶技巧の名手が、イタリアを旅し、文学や恋に耽溺しながら、やがて紳士的な悪魔のような、余人かなわぬ独自の芸術性を確立してゆく、まさにリストの生涯をたどるかのようなプログラムを易々と弾きこなしてみせるのですから、その企画性の高さも含め、やはりちょっと侮れないピアニストではありませんか!


 
 

ARS38545
【旧譜】
¥2600
グリーグ:歌曲集
 連作歌曲「山の妖精」 Op.67(全8曲)
 ヨン・パウルセンの5つの詩 Op.26
 ヴィルヘルム・クラーグの5つの詩 Op.60
 「ペール・ギュント」Op.23 から ソールヴェイの子守歌
 6つの歌 Op.48
シリ・カロリーネ・トルンヒル(ソプラノ)
レイニルト・メース(ピアノ)

 オランダのハーグ王立音楽院で学んだノルウェー出身のソプラノ、シリ・カロリーネ・トルンヒルが歌う、母国ノルウェーの大作曲家グリーグの歌曲集。
 トーンヒルは、クイケンを始めとした多くの著名な指揮者とのバッハのカンタータや、ブラームスのドイツ・レクイエムなどの録音で高い評価を得ている。

 ※録音:2016年1月25ᬢ28日、アンドレアス教会(ドイツ)
 




C’AVI−MUSIC

.代理店交代に伴って旧譜名盤をご紹介してます
8553060
【旧譜】
¥2600→\2390
ベルリン・バロック・ゾリステン
 ヴィヴァルディ:弦楽器のための協奏曲集

 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 Op.3-11 RV.565
 2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV.553
 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 Op.3-8 RV.522
 チェロ協奏曲 ト長調 RV.413
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op.3-10 RV.580
 弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.156
ベルリン・バロック・ゾリステン
ライナー・クスマウル (ヴァイオリン)
ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン)
ゼバスティアン・ヘーシュ(ヴァイオリン)
クリストフ・シュトロイリ(ヴァイオリン)
リューディガー・リーバーマン (ヴァイオリン)
ライマー・オルロフスキー(ヴァイオリン)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(チェロ)
ゲオルク・ファウスト(チェロ)ほか

 ベルリン・フィルの精鋭達による圧巻のヴィヴァルディ!

 ベルリン・フィルの第1コンサートマスターを務めた名ヴァイオリニスト、ライナー・クスマウルを中心としたベルリン・フィルのメンバーによって1995年に結成された「ベルリン・バロック・ゾリステン」は、群を抜いた芸術性の高さで知られる古楽アンサンブル。
 演奏する作品によって楽器、弦、弓などを変えることで、それらが書かれた歴史的な時代を無視することなく、はるか昔の作品を現代に移し、常に新鮮な古楽を届けています。
 本アルバムはヴィヴァルディが弦楽器のために書いた協奏曲の名曲を集めており、クスマウルをはじめベルリン古楽アカデミーのコンサートマスターを務めるベルンハルト・フォルクやチェロのゲオルク・ファウストなど、腕利きの名手たちがエキサイティングな演奏を繰り広げています。

 ※録音:2007年1月&2月、イエス・キリスト教会(ドイツ、ベルリン)



(以前のコメントから)

 まずふれこみがすごい。
 ベルリン・フィルの首席弦楽器奏者たちによって結成された弦楽アンサンブル、ベルリン・バロック・ゾリステン。1998年までベルリン・フィルの首席コンサートマスターだったライナー・クスマウルが音楽監督に座っているこの団体。団員たちは愛用の名器にガット弦を張り、バロック弓を用いて演奏。今回のアルバムの録音会場にはベルリン・フィルの旧録音会場でいくつもの名演を生んだイエス・キリスト教会を選んだ。
 ただ、そうした情報はCDを聴いた後で耳に入った。
 何よりそのはちきれそうな生命力と情熱に心動かされる。
 世界最高の腕利きたちが、自分たちの技量に酔いしれながら、縦横無尽に音楽を楽しんでいるのである。ベルリン・フィルの最良の演奏でもなかなかここまでの高揚感は味わえまい。ここには個人と団体が最良の状態で結びついた理想の姿がある。
 中でもRV.522はヴィヴァルディの中でもとびきり粋な作品。ここでも彼らは斬新でスタイリッシュな演奏で聴かせてくれる。RV.156のいなせで優雅な音楽運びもさすが芸達者揃い。
 とにかくかっこよくて、何をやってもはまってる。
 久しぶりに素人のスタッフが反応したが、耳のこなれた人も初心者も一様にビビンとくるアルバムなのは間違いない。
 ものすごいふれこみのことを知るのは、その後でもいい。
 
 

8553014
【旧譜】
¥2600
R.シュトラウス&ドヴォルザーク:
 管楽アンサンブルのための作品集

  リヒャルト・シュトラウス:
   13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 Op.7(1881)
   16管楽器のためソナチネ第2番 変ホ長調
    《楽しい仕事場》(1944/45)
  ドヴォルザーク:管楽セレナード ニ短調 Op.44(1878)
ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル

 通常は8人程度で構成されているザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルを16人に拡大し、管楽器のための真に興味深い3作品を収録した1枚。
 R.シュトラウスの《13管楽器のためのセレナード》は彼がまだ学生だった頃の、ドヴォルザークのOp.44とほぼ同時代の作品であり、両者の聴き比べも楽しむことができます。
 一方「楽しい仕事場」の題で知られる《ソナチネ第2番》(《管楽器のための交響曲》として出版)は晩年に書かれた30分を超える大作。ザビーネ・マイヤーをはじめ、 アルブレヒト・マイヤー、ダーク・イェンセン、ブルーノ・シュナイダーなど、メンバーはみな世界的に有名な演奏家であり、3曲とも素晴らしいクォリティの仕上がりです。

 ※録音:R.シュトラウス‛&2003年12月、SWRスタジオ(ドイツ、カールスルーエ)/ドヴォルザーク‛&1994年9月(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)
 
 
8553404
【旧譜】
¥2600

シュパヌンゲン音楽祭2017 〜 ドヴォルザーク、スーク
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 Op.26
 スーク:ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.1

ドヴォルザーク:
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)
 キヴェリ・デルケン(ピアノ)
スーク:
 マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)
 アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
 ヴィッキ・パウエル(ヴィオラ)
 マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)

 C'Avi-musicの定番シリーズのひとつであるシュパヌンゲン音楽祭のライヴ録音シリーズ。
 ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、ドイツ西部のハイムバッハで毎年6月に行われる室内楽フェスティヴァルで、テツラフ兄妹やアンティエ・ヴァイトハースなど豪華アーティストの参加で人気を博しています。

 本アルバムは2017年のライヴ・レコーディングより、チェコの師弟コンビの室内楽を収録。
 ドヴォルザークがわずか16日で書き上げたとされるOp.26のピアノ三重奏曲第2番と、スークが17歳の時に作曲し、師ドヴォルザークやブラームスの影響が認められるOp.1のピアノ四重奏曲を取り上げ、前者はクリスティアン・テツラフ、後者はアルカント・カルテットの第1ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハースがヴァイオリンを務めています。
 偉大な才能を予感させる2作を、名手揃いの充実したアンサンブルでお楽しみください。

 ※録音:2017年6月(ライヴ)
 
 

8553405
【旧譜】
¥2600
シュパヌンゲン音楽祭2017年 〜 ガーシュウィン、プーランク、他
 ガーシュウィン:3つのプレリュード
 プーランク:ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ
 マルク・アイシェンヌ(1933-):ヴァイオリン、サクソフォーン、ピアノのためのカンティレーヌとダンス
 ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ
 プーランク:ピアノ、オーボエ、バスーンのための三重奏曲
  ガーシュウィン:
   アーシャ・ファテェーエワ(サクソフォーン)、ラルス・フォークト(ピアノ)
  プーランク(ソナタ):
   シビル・マーニ(ホルン)、ペーター・デルピングハウス(トランペット)、
   エミリー・ホワイト(トロンボーン)
  アイシェンヌ:
   フロリアン・ドンダラー(ヴァイオリン)、アーシャ・ファテェーエワ(サクソフォーン)、
   キヴェリ・デルケン(ピアノ)
  ルトスワフスキ:
  アンナ・レシュニアク(ヴァイオリン)、ラルス・フォークト(ピアノ)
  プーランク(三重奏曲):
   キヴェリ・デルケン(ピアノ)、
   スティーブン・ハドソン(オーボエ)、テオ・プラート(バスーン)

 C'Avi-musicの定番シリーズのひとつであるシュパヌンゲン音楽祭のライヴ録音シリーズ。ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、ドイツ西部のハイムバッハで毎年6月に行われる室内楽フェスティヴァルで、テツラフ兄妹やアンティエ・ヴァイトハースなど豪華アーティストの参加で人気を博しています。

 本アルバムは2017年のライヴ・レコーディングより、管楽器を中心とした近現代の室内楽を収録。
 通常のコンサートプログラムではあまり演奏されない曲も含まれていますが、奏者たち自身によって、自分たちで演奏してみたいと思う、内容の優れた作品が提案されているとのことです。
 音楽祭の創設者であり、芸術監督を務めるラルス・フォークトが参加した作品(ガーシュインとルトスワフスキ)が収録されている点にも注目です。

 ※録音:2017年6月(ドイツ)
 




PRO PIANO

これまではアリアCDが直接取引していましたが、国内代理店が誕生したのに伴って旧譜を紹介しています

PPR224538
【旧譜】
¥2500
レイナルド・アーン:ピアノ作品集
 最初のワルツ集(1898)
 画家の肖像〜マルセル・プルーストの詩による(1896)
 オリエント〜旅人のアルバムより(1909)
 ソナチネ ハ長調(1907)

ロール・ファヴル=カーン(ピアノ)


 ロマン派を得意とするフランス出身のピアニスト、ロール・ファヴル=カーン!

 11歳でパリ音楽院に入学しサン=サーンスやマスネに師事した天才作曲家、レイナルド・アーンのピアノ作品集。
 2001年にニューヨークの国際プロ・ピアノ・コンクールで第1位に輝き、同年の「プロ・ピアノ・アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」にも選出されるなど日本を含む世界各地で活躍するフランスのピアニスト、ロール・ファヴル=カーンが、メロディアスなアーンの作品を上品に仕上げています。

 ※録音:2003年3月11日、ライト・トラック・スタジオ(ニューヨーク)
 
 

PPR224528
【旧譜】
¥2500
江文也:日本時代のピアノ作品集
 五月の組曲(世界初録音)/
 一人と六人(世界初録音)/
 人形芝居(世界初録音)/スケッチ五曲/
 台湾の舞曲/三舞曲/バガテル
ジューイン・ソン(ピアノ)

 日本統治時代の台湾で生まれ日本本土でも名声を博しながら、戦後の荒波の中で忘れ去られてしまった作曲家、江文也(こう ぶんや)。1936年ベルリン・オリンピックの芸術競技に出品しメダルを獲得した管弦楽曲「台湾の舞曲」のピアノ版や世界初録音作品を含む、江が東京で暮らしていた時代に作曲したピアノ作品集。
 台湾出身スイス育ちのピアニスト、ジューイン・ソンは「坂本龍一:ピアノ・ワークス1(PPR224532)」、「ワーグナー:超絶技巧編曲集(PPR224521)」でも岡城千歳と共に録音に参加しています。

 ※録音:2000年6月10日−11日、プロ・ピアノ・ホール(ニューヨーク)
 
 

PPR224527
【旧譜】
¥2500
...and that is death 〜 リスト&ブゾーニ:ピアノ作品集
 リスト:死の舞踏
 ブゾーニ:
  ショパンの前奏曲による10の変奏曲、
  J.S.バッハによる幻想曲
   (父・フェルディナンド・ブゾーニとの思い出に)、
  子守歌(エレジー第7番)
 リスト:悲しみのゴンドラ 第2稿
ジューイン・ソン(ピアノ)

 岡城千歳プロデュースによる、「死」をテーマにしたリストとブゾーニの作品集。1996年のパームビーチ・インヴィテーショナル・ピアノ・コンクールで最高賞を受賞したピアニスト、ジューイン・ソンが確かな技術と豊かな感性で弾き熟しています。

 ※録音:1998年12月23日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
 




ALPHA


ALPHA644
(2CD)
¥4200
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):ブロッケス受難曲 HWV 48
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:ブロッケス受難曲 HWV 48
  サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ/シオンの娘)、ステュアート・ジャクソン(テノール/福音史家)、
  コンスタンティン・クリンメル(バリトン/救世主イエス)、
  マイリ・ローソン(ソプラノ/下女、祝福された魂)、
  メアリー・ビーヴァン(ソプラノ/下女、マグダラのマリア、祝福された魂)、
  アレックス・ポッター(カウンターテナー/ヨハネ、ユダ、祝福された魂)、
  デイヴィッド・オールソップ(カウンターテナ/ヤコブ、兵士、下女、祝福された魂)、
  マシュー・ロング(テノール/ペトロ)、アンドルー・トータイズ(テノール/祝福された魂)、
  マーカス・ファーンズワース(バリトン/ピラト、百人隊長)、
  ウィリアム・ゴーント(バス/大祭司長、祝福された魂)、
  アルカンジェロ(古楽器使用)、
  ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

 録音: 2019年10月9-13日、聖ジュード教会、ロンドン

 【才人集団アルカンジェロ、ピオーら名歌手陣とともに近年注目の傑作へ!】
 英hyperionレーベルでの数々の名盤、また近年ではALPHAからも注目盤を連発している英国の古楽器グループ、アルカンジェロ。
 イブラギモヴァ(ヴァイオリン)やアルトシュテット(チェロ)ら注目の器楽奏者たちとの共演でも知られていますが、少数精鋭の編成で声楽作品でも素晴らしい演奏を聴かせてきた彼らが、名歌手たちとともにヘンデルの隠れ人気作品を録音しました。
 2年前にもカミングズ(ACCENT)とエガー(AAM)の新録音が登場するなど注目度が高まりつつある『ブロッケス受難曲』は、ロンドンで名声を築きつつあったヘンデルが、ドイツ語の台本に作曲した異色作。
 ハンブルクの政治家で芸術にも明るかったB.H.ブロッケス(1680-1747)が、新約聖書の受難物語をもとに書き上げた台本はカイザーやテレマンの作曲でも知られ、ヘンデル作品もそれらと同じくゆかりのハンブルクで1719年に初演されました。
 自筆譜が失われているため謎も多い作品ながら、バッハやシューマンなども一部を自作に引用、ハイドンも筆写譜を手にしていたことが知られる重要作。
 本盤での細部まで練り上げられた解釈による充実した演奏も、この作品の持つ価値を明らかにしていると言えるでしょう。
 オーケストラは11人からなる弦楽編成に2本のオーボエと1本のターユ(テナー・オーボエ)、ファゴット2本、テオルボ2挺(名手トーマス・ダンフォード参加!)、歌手はソリストが合唱を兼ねるスタイルで、曲の造形をとらえた柔軟かつ起伏豊かな演奏の味わいは格別です。
 




LINN RECORDS


CKD639
¥2800
『テンドゥッチの試練』 -アイルランドのカストラート、G.F.テンドゥッチにまつわる古典派声楽作品集-
 1-3. 交響曲 ト長調 VR 28*(ピエール・ファン・マルデレ(1729-1768))
 4. アリア「数多の悲しみに苛まれながら」
  - 歌劇《アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)》第1幕第2場より(トーマス・アーン(1710-1778))
 5. アリア「海から押し寄せる水が」(アーン)
  - 歌劇《アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)》第3幕第1場より(アーン)
 6-8. 聖人たちの島に捧ぐ、高名な序曲とアイルランド民謡メドレー*(トンマーゾ・ジョルダーニ(1730頃-1806))
 9. カロ・ミオ・ベン(いとしき人よ)(ジョルダーニ)
 10. メアリ女王の嘆き(ジョルダーニ)
 11. 「グラマクリー・モリー」の調べに変奏を添えて(アンダンテ)
  - オーボエ協奏曲 第7番 ヘ長調より(ヨハン・クリスティアン・フィッシャー(1733-1800))
 12. レチタティーヴォ「然り!それでよしとしようではないか」/アリア「さらば、今生の別れになるかは知らぬが」
  - 歌劇《アルサーチェ》のアリアにもとづくオーボエとフォルテピアノのための
   オブリガート付編曲版(ミケーレ・モルテッラーリ(1750頃-1807)/J.C.バッハ(1735-1782)編)
 13. バレンデンの丘*(作者不詳/J. C. バッハ編)
 14-17. エクスルターテ・ユビラーテ(喜び踊れ、汝幸いなる魂よ) KV 165
  (ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791))

 *=世界初録音
タラ・エロート(メゾ・ソプラノ)/
アンドレアス・ヘルム(オーボエ)‛&11/
ピーター・ウィラン(指揮、フォルテピアノ)/
アイルランド・バロック管弦楽団(古楽器使用)  

 録音: 2020年2月8-10日 聖ピーター教会、ドロヘダ(アイルランド)

 【英国諸島を沸かせた波乱の天才——人気上昇中の注目歌手と精鋭古楽器陣による古典派傑作選】
 変声期前に特殊な手術を受けることにより高音の美声を保ち、18世紀にはオペラの花形だったカストラートには、絶大な名声を誇った者も少なくなく、世紀後半もその人気は衰えませんでした。
 モーツァルトと縁のあったラウッツィーニやイタリア半島を席巻したカッファレッリら古典派時代を沸かせた名歌手たちと並んで見逃せないのが、このアルバムの主人公ジュスト・フェルディナンド・テンドゥッチ(1736頃-1790)。
 イタリア北西部サヴォイア公国で頭角を現し、軽快な美声でロンドンを虜にした彼は、エディンバラでも成功を収めつつ生涯の多くをダブリンで過ごしました。
 借金や駆け落ちなどでたびたび裁判沙汰に追われながら、何度も舞台に戻っては大喝采を受け、大成功のうちに引退して絶大な名声のなかで亡くなります。
 
 ここでは欧州歌劇界で今最も注目される新進メゾ・ソプラノの一人、ロマン派以降の作品でも絶好調のタラ・エロートがテンドゥッチの名声を振り返る傑作群を披露。
 J.C.バッハやジョルダーニ(名高い「カロ・ミオ・ベン」はこの頃の英国で初出版されたばかりか、実はテンドゥッチ得意の持ち歌の一つでした)ら、大陸の作曲家たちの英国における活躍ぶりがうかがえる名品も並ぶ中、英国18世紀を代表する作曲家アーンの大作『アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)』でテンドゥッチが演じた役柄の歌も収録する充実度。
 親交のあったモーツァルトとの縁から選曲されている『エクスルターテ・ユビラーテ』も含め、オーボエ独奏やフォルテピアノの巧みな技も光る、アイルランド・バロック管の抜群の解釈にも注目です。
 




RADIO FRANCE EDITIONS


FRF055
¥2800
『CRIS 叫び』 〜 ティエリー・エスケシュ(1965-): 声楽と器楽合奏のための作品集
 1. LA PISTE DES CHANTS 歌を辿る道
    - 児童合唱と室内管弦楽団のための
 2. VISIONS NOCTURNES 夜闇の幻影
    - メゾ・ソプラノ、クラリネット、弦楽四重奏とピアノのための
 3. CRIS 叫び
    - 語り手、室内合唱団、8つのチェロ、2人の打楽器奏者とアコーディオンのための
  フランス放送少年合唱団 ソフィ・ジャナン(指揮)
  フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 ミッコ・フランク(指揮)‛&1
  イサベル・ドゥルエ(メゾ・ソプラノ)、サーニャ・ビジャック(ピアノ)、
   フランス放送フィルハーモニー管弦楽団団員 ジュリアン・マスモンデ(指揮)‛&2
  ジュリアン・ルロイ(指揮)、ロラン・ゴデ(語り手)、フランス放送合唱団、
   トリオK/D/M(アコーディオン、パーカッション)、アンサンブル・ノモス(チェロ合奏)‛&3

 録音: 2018年2月6日-3、10日-2、11日-&1 ラジオ・フランス、プレザンス音楽祭

 フランスで高い人気を誇る作曲家、オルガニスト、ティエリー・エスケシュが人の声と器楽合奏の共演のために書いた作品3曲を収録。
 30分を超える大作「叫び」には、この作品のテキストも書いたフランスの劇作家・小説家ロラン・ゴデが、語り手としても参加。
 北アメリカ先住民のテキストによる「歌を辿る道」では、ミッコ・フランクがタクトを取っています。
 




SIGNATURE

SIG11117
¥2800
『ヴァイオリンとツィンバロム』 〜 バルトーク、ラヴェル、クルターグ、クーレ
 モーリス・ラヴェル(1875-1937)/コルレット編曲:
  1. ツィガーヌ(1924) - ヴァイオリンと2つのツィンバロムのための
 ベラ・バルトーク(1881-1945):
  2-5. ソナタ(1944) - 無伴奏ヴァイオリンのための
 ブリュノ・クーレ(1954-):
  6-12. モザイク(2018) - 無伴奏ヴァイオリンのための
 ジェルジ・クルターグ(1926-):
  13-20. ヴァイオリンとツィンバロムのための8つのデュオ(1961)
 バルトーク/コルレット編曲:
  21-26. ルーマニア民族舞曲(1915) - ヴァイオリンとツィンバロムのための
エレーヌ・コルレット(ヴァイオリン)/
シリル・デュピュイ(ツィンバロム)‛&1、13-26/
リュドヴィート・コヴァーチ(ツィンバロム)‛&1  

 録音: 2018年4月、ラジオ・フランス

 フランス語圏カナダ出身で、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターを1996年から務めるエレーヌ・コルレットによる、ハンガリーをテーマに、フランスとの繋がりまでを意識したアルバム。
 コルレットが幼いころから慣れ親しんだ海外の民謡の響きにインスパイアされ、作品のルーツに迫る激しく情熱的なヴァイオリンを聴かせてくれます。
 特にツィンバロムのデュオとの共演となる「ツィガーヌ」、やはりツィンバロムとの共演にアレンジされた「ルーマニア民族舞曲」などのパフォーマンスは素晴らしい出来。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP133
¥1700
ボッケリーニ:室内楽作品集
 ・小弦楽五重奏曲ハ長調 Op.30-6, G.324《マドリードの夜の音楽》
   オフェリー・ガイヤール(チェロ&指揮)、プルチネッラ/録音:2018年
 ・弦楽三重奏曲ニ長調 Op.14-4, G.98
   ラ・レアル・カマラ
    〔エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)、
     ウォウター・メラー(チェロ)〕/録音:1994年
 ・ギター五重奏曲第4番ニ長調 G.448《ファンダンゴ》
   ヤコブ・リンドベリ(ギター)、 ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)、
   トゥッロ・ガッリ(ヴァイオリン)、ラーシュ・ブローリン(ヴィオラ)、
   フレドリク・ビョーリン(カスタネット)/録音:1992年
 ・シンフォニア ニ短調 Op.12-4, G.506《悪魔の家》
   イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)/録音:2004年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ。第133集は古楽界の巨匠たちによるボッケリーニ!

 フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 同シリーズの第128集であるイタリアで生まれスペインの宮廷で活躍した室内楽王、ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の珠玉の室内楽作品4選は、何と言っても収録音源の演奏者陣が豪華!
 オフェリー・ガイヤール、エンリコ・ガッティ、ヤコブ・リンドベリ、そしてジョヴァンニ・アントニーニ。古楽界の巨星たちによる充実のボッケリーニ・アルバムです。

 ※リマスタリング:Circe(フランス)
 
 
DIAP132
(2CD)
特別価格
¥1900
モーツァルト:木管楽器のための協奏曲集
 ・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
   ロバート・マーセラス(クラリネット)、クリーヴランド管弦楽団、ジョージ・セル(指揮)
   録音:1961年
 ・フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
   オーレル・ニコレ(フルート)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、カール・リヒター(指揮)
   録音:1960年
 ・ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
 ・ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
 ・ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
 ・ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
   デニス・ブレイン(ホルン)、フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   録音:1953年
 ・オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
   レオン・グーセンス(オーボエ)、シンフォニア・オヴ・ロンドン、コリン・デイヴィス(指揮)
   録音:1960年
 ・ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
   グウィディオン・ブルック(ファゴット)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム(指揮)
   録音:1960年

 第132集は20世紀の伝説的管楽器奏者たちによるモーツァルト!

 ディアパゾン・レーベルの『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズの第132集は、天才モーツァルトの「木管楽器のための協奏曲集」。
 そのソリストたちは、クリーヴランド管首席のロバート・マーセラス、ベルリン・フィルでも活躍したスイスの巨匠オーレル・ニコレ、夭折の天才ホルニスト、デニス・ブレイン、ユージン・グーセンスを父に持つレオン・グーセンス、そしてホルブルックの息子でロイヤル・フィルの首席を務めたグウィディオン・ブルックの5人!
 20世紀の管楽器シーンを代表する往年の名手たちの妙技が光る豪華、充実のモーツァルトのコンチェルト集は、管楽器関係者必携のアイテムです!

 ※リマスタリング:Circe(フランス)
 
 

DIAP131
¥1700
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 ・ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
   ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ(指揮)
   録音:1959年
 ・弦楽六重奏曲ニ短調 Op.70《フィレンツェの思い出》
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、エリーザベト・ギレリス(ヴァイオリン)、
   ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)、ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ)、
   スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキ(チェロ)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
   録音:1956年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ。第131集はロシアのレジェンドたちのチャイコフスキー!

 フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズの第131集は、ロシアのレジェンド・アーティストたちの共演によるチャイコフスキー・プログラム!
 オイストラフがアメリカ・ツアーの際にオーマンディ&フィラデルフィア管と録音した名演の誉れが高い「ヴァイオリン協奏曲」はもちろんのこと、コーガン、ギレリス、バルシャイ、タラリアン、クヌシェヴィツキ、そしてロストロポーヴィチが集った「フィレンツェの思い出」の豪華さも特筆もの。
 新たなリマスタリングを施され、ロシアの巨匠たちによるチャイコフスキーの名演がさらにその輝きを増します。

 ※リマスタリング:Circe(フランス)
 
 

DIAP130
¥1700
ベルリオーズ:序曲集
 ・序曲《ローマの謝肉祭》Op.9
   フランス国立管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス(指揮)/録音:1961年
 ・歌劇《ベアトリスとベネディクト》序曲
   ボストン交響楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)/録音:1958年
 ・序曲《海賊》Op.21
   デトロイト交響楽団、ポール・パレー(指揮)/録音:1958年
 ・《ロブ・ロイ・マグレガー》前奏曲
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・ボールト(指揮)/録音:1956年
 ・大序曲《リア王》Op.4
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム(指揮)/録音:1947年
 ・歌劇《ベンヴェヌート・チェルリーニ》Op.23より 序曲
   サンフランシスコ交響楽団、ピエール・モントゥー(指揮)/録音:1952年
 ・序曲《宗教裁判官》Op.3
   NBC交響楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)/録音:1941年
 ・劇的物語《ファウストの劫罰》Op.24より ハンガリー行進曲
   クリーヴランド管弦楽団、ジョージ・セル(指揮)/録音;1957年

 シリーズ第130集は7人の巨匠たちによる、ベルリオーズの「7つの序曲集」!

 ディアパゾン・レーベルの『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズの第130集で選ばれた作曲家は、同国の巨匠ベルリオーズ。
 この「7つの序曲」には、クリュイタンス、ミュンシュ、パレー、モントゥーのフランス勢、ボールト、ビーチャムのイギリス勢、そしてイタリアのトスカニーニ、ハンガリーのセルたちによる演奏を収録。
 7人の巨匠たちによるベルリオーズの7つの序曲の"饗宴"はディアパゾン誌ならではの選曲です。

 ※リマスタリング:Circe(フランス)
 



<国内盤> 

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キング・インターナショナル
「たまゆら」3点再発売


 キングインターナショナル自主レーベル「たまゆら」は2001年から約40タイトルのアルバムを録音・発売してきました。
 世界初録音を中心に「ひと味異なる」制作方針が話題となりましたが、多くは現在廃盤となっています。
 今回ご要望の多い3 点を再発売、SACD ハイブリッド盤でのご提供となります。
 もともと192kHz.24bit 高音質録音でもあり、SACD 化によりさらにニュアンスも深まり、白石光隆の美音が光ります。
 


KKC 071
(SACD HYBRID)
【再発売】
¥2273+税
大指揮者のピアノ曲
 (1)トスカニーニ:子守歌
 (2)アンセルメ:軍隊行進曲第1番
 (3)クナッパーツブッシュ:タランテラOp. 7
 (4)セル:3つの小品Op.6
 (5)フルトヴェングラー:3つのピアノ曲
 (6)シューリヒト:ピアノソナタ ヘ短調Op.1
 (7)ムラヴィンスキー:
  小アダージョ/前奏曲第1番 ヘ短調/
  前奏曲第4番「果てもなきロシアの自然に捧ぐ」/
  前奏曲第7番/前奏曲第8番「無力な者へ」/
  タンゴ/フォックス・トロット
白石光隆(ピアノ)

 意外!こんなに美しいメロディが。クナ、ムラヴィン、トスカニーニ若き日の夢

 録音:2002年5月17日、7月26日、キング関口台第1スタジオ/192kHz 24bit、日本語帯・解説付

 2002年11月初リリース。音楽史上大指揮者となった人のなかには、フルトヴェングラーやバーンスタインのように、最後まで作曲家として認められることに固執し続けた向きもありますが、ここに収められた諸氏のほとんどは指揮者として大成して以降、筆を置いてしまいました。
 しかし、いずれも作曲家を志し、勉強していただけあって、聴きごたえのある見事な作品になっています。
 また、どれもが若き日の産物なため、みずみずしくナイーヴな感覚が魅力。彼らの真摯なメッセージが時を越えて蘇りました。

 いずれも興味津々ですが、シューリヒトの推進力あふれるピアノソナタやセルのフランス印象派風繊細さと超絶技巧、まるでストラヴィンスキーのようなアンセルメ、指揮ぶりが目に浮かぶフルトヴェングラーと多彩。

 さらにトスカニーニが少女趣味的な「子守歌」を、ムラヴィンスキーがポピュラー音楽のような「タンゴ」と「フォックストロット」を、クナッパーツブッシュが前代未聞の遅い「タランテラ」を作っているなど驚きのピアノ曲が満載。

 白石光隆が高度な技巧と透明な美音で、大作曲家たちの若き夢を実現させます。
 
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KKC 072
(SACD HYBRID)
【再発売】
¥2273+税
国歌ファンタジー 
 カラヤン編曲によるEU賛歌も収録
エリカ・ヘルツォーク( ピアノ)
 (1)ハイドン:皇帝賛歌による変奏曲 Hob.Ⅲの77(ドイツ国歌)/
 (2)モーツァルト「: ヴィレム・ファン・ナッサウ」による変奏曲 K.25(オランダ国歌)/
 (3)ベートーヴェン:イギリス国歌による変奏曲 WoO.78/
 (4)リスト編:ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)/
 (5)ラフマニノフ編: 星条旗(アメリカ合衆国国歌)/
 (6)ショパン編: ポーランド国歌/
 (7)グリーグ編:ノルウェー国歌/
 (8)バイエル編:デンマーク国歌/
 (9)バイエル編:ハンガリー国歌/
 (10)バイエル編:ブラジル国歌/
 (11)バイエル編: ベルギー国歌/
 (12)バイエル編:ボリビア国歌/
 (13)バイエル編:チリ国歌/
 (14)アレクサンドロフ( 作曲者編):ロシア国歌/
 (15)ノイマン(作曲者編):エクアドル国歌/
 (16)冬木透:チャイニーズ・ラプソディ(中国国歌)/
 (17)冬木透:君が代パラフレーズ(日本国歌)/
 (18)アウエルバッハ:タゴール幻想(インド国歌)/
 (19)イディル・オズカン:アナトリア悲歌(トルコ国歌)/
 (20)サマラス( 作曲者編):オリンピック賛歌 (1896)/
 (21)ベートーヴェン(カラヤン編):EU賛歌( 第9交響曲より)

 大作曲家たちが世界の国歌をかくも魅力的なピアノ曲にしていた!

 録音:2008年2月8、15日/キング関口台第1スタジオ/192kHz 24bit、日本語帯・解説付

 2009年5月初リリース。世界の国歌を大作曲家たちが編曲、あるいは素材として用いたピアノ曲を集めた世界初のアルバム。ハイドンとベートーヴェンの変奏曲、リスト、ラフマニノフの編曲は比較的知られていますが、モーツァルトのオランダ国歌による変奏曲、ショパンやグリーグが祖国国歌を編曲していることはファンの間でもあまり知られていない意外な驚きです。ことにショパンのポーランド国歌編曲は世界初録音。一聴してショパンとわかる美しい響きになっていて、ショパン・ファン必聴です。ピアノの教則本で有名なバイエルが世界各国の国歌をピアニスティックに編曲しているのも、まさに秘宝の発見。

 当アルバムのために4篇の新作が書き下ろし。「ウルトラセブン」等の音楽で人気の高い冬木透による「君が代」と、中国の国歌に基づく2作は非常に技巧的で興味津々。また大詩人タゴールの作曲したインド国歌を、やはり詩人でもあるロシア出身の女性作曲家レーラ・アウエルバッハが料理した「タゴール幻想」も個性的。トルコの女性作曲家イディル・オズカンの「アナトリア悲歌」は、国歌として類のない深い後悔と悲しみの念に満ち、同国の若い世代の歴史観を伺わせます。

 さらにさらに注目なのは、開会式でオリンピック旗掲揚の際に奏されるオリンピック賛歌(ギリシャのオペラ作曲家スピロス・サマラス作)の作曲者自身によるピアノ版と、ヨーロッパ賛歌(ベートーヴェンの第9交響曲「喜びの歌」)の、カラヤンによるピアノ編曲(世界初録音)も入っていること。カラヤンの作・編曲は極めて珍しく、またピアノ独奏曲というのも意外なうえ、「カラヤンの第9」という燦然たる最強ナンバーでもあります。

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KKC 073
(SACD HYBRID)
【再発売】
¥2273+税
ピアノによるルロイ・アンダーソン 白石光隆(ピアノ)
 ルロイ・アンダーソン(作曲者編):
  (1)舞踏会の美女/(2)忘れられし夢/(3)タイプライター/(4)ブルー・タンゴ/
  (5)ラッパ吹きの休日/(6)ジャズ・ピッツィカート/(7)ジャズ・レガート/
  (8)鐘の歌/(9)ファントム・レジメント/(10)チャイナ・ドール/
  (11)シンコペイテッド・クロック/(12)サマー・スカイズ/(13)フィドル・ファドル /
  (14)ワルツィング・キャット/(15)サンドペーパー・バレエ/
  (16)スコットランドの釣鐘草/(17)プロムナード/
  (18)ペニー・ホイッスル・ソング/(19)トランペット吹きの子守歌/
  (20)プリンク・プレンク・プランク/(21)サラバンド/(22)セレナータ/
  (23)春が来た/(24)そりすべり/(25)サテンを着た少女

 何と魅力的なピアノ音楽。健康的で陽性、聴く人みんなをハッピーにする癒しの世界。

 録音:2008年8月4日、2009年1月28日、3月12日/キング関口台第1スタジオ/192kHz 24bit、日本語帯・解説付

 2008年8月初リリース。ルロイ・アンダーソンの代表作25篇をアンダーソン本人がまずピアノ用に書いた版の世界初録音。人気曲はほぼ網羅。

 アンダーソンといえばいずれも凝ったオーケストレーションで有名ですが、「ワルツィング・キャット」も「サンドペーパー・バレエ」もピアノだけでも魅力は半減するどころか極上のピアノ曲となっています。
 健康的で陽性、聴く人をハッピーにする癒しの効果にも満ちています。ジャズをはじめアメリカ音楽にも抜群の巧さを見せる白石光隆。
 彼にしかできない「ピアノのアンダーソン」が至福の時を与えてくれます。
 




GLOBAL CULTURE AGENCY



GCAC 1039/40
(2XRCD)
¥5000+税
新リマスター
 世界の蒸気機関車
録音:石田善之
 [DISC1]
  1. 大井川鉄道:新金谷〜金谷 後部補器付通過 [1:43]/2. 大井川鉄道:家山駅 重連発車 [2:03]/
  3. 国鉄山口線:仁保〜篠目 通過 [3:05]/4. 国鉄山口線:篠目〜木戸山トンネル 通過 [3:32]/
  5. 台湾:縦貫線 二水駅 構内風景 [2:50]/6. 台湾:集々線 車程駅 発車 [2:34]/
  7. 台湾:阿里山森林鉄道 出庫〜添乗〜通過 [9:09]/
  8. アメリカ:ヨセミテ国立公園狭軌鉄道 発車 [2:11]/
  9. アメリカ:デンバー・リオグランデ・ウエスタン鉄道 通過 [3:35]/
  10. スイス:ロートホルン鉄道 車内音 [5:13]/11. スイス:ロートホルン鉄道 通過 [6:27]/
  12. イギリス:レイク・レイルウェイ 入れ替え発車 [3:12]/
  13. イギリス:スノードン・マウンテン鉄道 通過 [2:30]/
  14. 中国内モンゴル:集通線 重連通過 [5:44]《 追加収録》/
  15. 国鉄時代の北海道:追分構内 入替9600 [5:18]《 追加収録》/
  16. 国鉄時代の北海道:紅葉山駅発車D51 [2:22]《 追加収録》
 [DISC2]
  1. ダージリン駅の雰囲気と発車 [3:23]/2. バターシャ・ループ 通過(通常マイク録音)[6:29]/
  3. 客車内 [6:21]/4. No.5 ジグザグ(スイッチバック通過)[5:41]/
  5. 機関車添乗 [5:04]/6. NO.3 ループ 通過(2列車通過) [5:26]/
  7. マハナディ駅にて(交換風景)[6:26]/8. ラントン給水所 [5:56]/
  9. 車にて並走音 [5:38]/10. バターシャ・ループ 通過(ダミーヘッド録音) [6:51]
  11. No.5 ジグザグ(スイッチバック通過)(ダミーヘッド録音) [6:24]

 あの名盤が新リマスターで還ってきた!オーディオファン垂涎、迫りくる音、音、音。これを聴いて興奮しない人間はいない!"生録の達人"石田善之氏、渾身の秘蔵音源、世間の度肝を抜いたベストセラー「世界の蒸気機関車」、追加トラック3曲収録、装いも新たにお目見え!

 リマスタリング:2021年1月、JVCマスタリングセンター/国内プレス、限定生産盤、新リマスター、HR カッティング、[DISC1]61:40、[DISC2]63:47、日本語帯・解説付

 2010年に発売された「世界の蒸気機関車」(JMXR-24600)は大きなセールスを記録した名盤。「とくダネ!」でオーディオ・マニアである小倉智昭氏が紹介したことでも人気に火が付きました。廃盤になり長らく入手できませんでしたが、このたび新マスタリングで再発売。嬉しいことに追加トラックも収録し、新たなパッケージに生まれ変わりました。

 オーディオ・ファンのみならず幅広い音楽ファンに支持される石田善之氏による録音です。氏は蒸気機関車に並々ならぬ愛情を持っていて、この音源は元々デモ用に作られオーディオ・マニアの間では語り草になっていたもの。マニア心をくすぐる唯一無二の貴重な記録で音質の素晴らしさと充実した内容に驚かされます。日本国内は大井川鉄道と国鉄山口線、海外では台湾、アメリカ、スイス、イギリスそしてインドといった世界各国の蒸気機関車の音を収録。国鉄山口線ではニイニイゼミの鳴き声やヒヨドリのさえずりが聞こえて、初夏の陽光に照らされモクモクと煙をふかしながら通過していく蒸気機関車の光景が目に浮かびます。
 また山岳鉄道として知られるインドのダージリン鉄道では機関車の通過音だけではなく、客車内の風景や山岳鉄道ならではのスイッチバック通過音も収録。世界中の鉄道ファンが注目する究極の内容です。
 「これを聴いて興奮しない人間はいない!」と断言したくなる驚異的なリアル・サウンド。これぞ「XRCD 〜原音探求〜」のなせる妙技!生を超えた大迫力の生録!鉄道模型を走らせながら聴くも良し、大音量で聴くも良し、効果音にするも良し。全国の鉄道ファン、生録ファン、全ての「音」のファンに捧げる最強のXRCDです。

 ライナーノートには石田善之氏本人による詳細な解説を掲載。録音の使用機材や現地の雰囲気など細かく記載されていて貴重な情報満載です。今回新しく追加された中国と北海道、3トラックについても新原稿できちんと語られています。

 XRCD はビクターが開発した通常CD プレーヤーで再生可能な高音質フォーマットです。原音に忠実な芯のある力強い音を出すことができ、当盤のような強烈なリアル・サウンド録音の再生にはもってこいのフォーマットです。
 




<映像>

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ARTHAUS MUSIK(映像)


 20世紀を代表するオペラ演出家、ヴァルター・フェルゼンシュタイン(1901-1975)は、1947年にベルリン・コーミッシェ・オーパーを創設し、芸術監督として同劇場の名声を世界的なものにまで高めたことで知られています。
 フェルゼンシュタインの演出の最大の特徴は、オペラを東ドイツの国民すべてが理解できる国民音楽劇(ムジークテアター)として提示することでした。
 今回ARTHAUS MUSIK からは、オッフェンバックの2つの作品が再発売されます。
 オッフェンバックはフェルゼンシュタインが再評価したことで、当時オペラ界に衝撃が走った上演。このリリースにあたっては、新たに35mm オリジナルフィルムを4K リマスターされました。

 本映像は、フェルゼンシュタインの作品をテレビ放映するために制作されました。バーベルスベルクのDEFA(映画製作会社)のスタジオには舞台が組み上げられ、上演さながらの装置でスタジオ収録が行われました。
 台詞や歌詞はすべてフェルゼンシュタインによるドイツ語訳詩。
 1970年代のオペラ史を振り返る文化的映像遺産と言えるでしょう。
10 9435BD
(Blu-ray)
【再発売】
¥4500→\4090
ヴァルター・フェルゼンシュタイン演出、
 オッフェンバック『ホフマン物語』

  オッフェンバック:『ホフマン物語』
カール=フリッツ・フォイクトマン(指揮)
ベルリン・コーミシェ・オーパー管弦楽団&合唱団
ハンス・ノッカー(ホフマン)
シルヴィア・クチムスキ(ニクラウス/ミューズ)
メリタ・ムーセリ(ステッラ、オリンピア)
ルドルフ・アスムス(リンドルフ、コッペリウス)
ヴェルナー・エンダース(コシュニーユ、ピティキナッチョ)
ヴラディミル・バウアー(スパランツァーニ)
ウヴェ・クライツィヒ(ナタナエル)
ハインツ・ケーグル(ルター)
アルフレート・ヴルブレフスキ(クレスペル)
10 9434DVD
(DVD)
【再発売】
¥3700→\3390

 ヴァルター・フェルゼンシュタイン演出、オッフェンバックの伝説的映像が最新リマスターでよみがえる!

 演出:ヴァルター・フェルゼンシュタイン/舞台:ラインハルト・ツィンマーマン/衣装:ヘルガ・シェルフ
 制作:1970年、DEFA
 (Blu-ray)画面:16:9,1080i、音声:PCM ステレオ、字幕:独英仏西、原語:ドイツ語、リージョン:A ll、131分
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:独英仏西、原語:ドイツ語、リージョン:A ll、131分
 
 
10 9437BD
(Blu-ray)
【再発売】
¥4500→\4090
ヴァルター・フェルゼンシュタイン演出、
 オッフェンバック『青ひげ』

  オッフェンバック:『青ひげ』
カール=フリッツ・フォイクトマン(指揮)
ベルリン・コーミシェ・オーパー管弦楽団&合唱団
ハンス・ノッカー(青ひげ)
アニー・シュレム(ブロット)
ヴェルナー・エンダース(ボベーシュ王)
ルート・ショープ=リプカ(クレマンティーヌ王女)
イングリット・チェルニー(エルミア王女)
マンフレート・ホップ(サフィール王子)
ルドルフ・アスムス(ポポラニ)
ヘルムート・ポルツェ(オスカル伯爵)
ハンス=オットー・ロッゲ(アルヴァレス)
10 9436DVD
(DVD)
【再発売】
¥3700→\3390

 演出: ヴァルター・フェルゼンシュタイン/舞台:ポール・レーマン
 制作:1973年、DEFA

 (Blu-ray)画面:16:9,1080i、音声:PCM ステレオ、字幕:独英仏西、原語:ドイツ語、リージョン:A ll、139分
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:独英仏西、原語:ドイツ語、リージョン:A ll、139分

 


















2/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CLAVES


50 3029
¥2800
「女性の声」  アンナ・フォルトヴァ(チェロ)、
カトリン・シュミドリン(ピアノ)
 (1)カプラロヴァー:リトルネッロOp.25〜チェロとピアノのための(1940)
 (2)ナディア・ブーランジェ:3つの小品〜チェロとピアノのための(1915)
 (3)リリ・ブーランジェ:3つの小品〜ピアノのための(1914)
 (4)ボスマンス:ソナタ〜チェロとピアノのための(1919)
 (5)ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:『一年』より「5月」「7月」「9月」「11月」(1841)
 (6)ステファニー・ヘンスラー(1986-):
   「どこでもなく、どのようにしても」〜チェロとピアノのための(2020)【世界初録音】

 6人の女性作曲家によるチェロとピアノための作品集

 セッション録音:2020年6月&7月/トーンスタジオ・ヴァルデンブルク(スイス)

 ロマン派から印象派そして現代と6人の女性作曲家によるチェロとピアノための作品集。
 『女性の声』と題されたこのアルバムではチェロとピアノで奏でられる美しくも力強いメッセージ性の強い作品が集められております。

 1986年生まれの作曲家ステファニー・ヘンスラー作曲の「どこでもなく、どのようにしても」はチリで起きた女性に対する暴力への抗議活動をつづった論文からインスピレーションを与えられ作曲された最新作です。

 チェロとピアノのデュオ、プラハ生まれのチェリスト、アンナ・フォルトヴァとスイスのピアニスト、カトリン・シュミドリンは2015年に結成。
 ともにバーゼル音楽大学で学び、2018年より本格的にデュオとして演奏活動を展開。バーゼル、チューリッヒ、パリでの公演を成功させております。

 
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902446
(2CD)
¥3600→\3290
バロック音楽の鬼才ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
 ついにベートーヴェンを録音!
  交響曲7番&「プロメテウスの創造物」

  ベートーヴェン:
   交響曲第7番イ長調Op.92
   バレエ音楽『プロメテウスの創造物』Op.43(全曲)
フライブルク・バロックオーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
KKC 6345
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税

 ハルモニアムンディのベートーヴェン・シリーズ。ゴルツとFBOによる鋭い切込みで描き出す新しいベートーヴェン像、交響曲7番&「プロメテウスの創造物」

 録音:2020年2月、6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ指揮フライブルク・バロック・オーケストラ(FBO) による、2020 年録音のベートーヴェンの交響曲第7 番とバレエ音楽(全曲)。
 ベートーヴェンの第7交響曲は初演時から好評を博し、「第5交響曲」「第6交響曲」のように革新的な構造形式ではなく、古典的な交響曲の様式に戻りながらも、ワーグナーが「舞踏の神格化」と呼んだほどに、四つの楽章でそれぞれ特徴的なリズムが登場し、音楽が展開されていきます。
 ゴルツ率いるFBO の演奏は、第1楽章の軽やかさ、厳粛かつ美しい第2楽章、高揚感を高める第3 楽章を経て迎える熱狂的なフィナーレ、と快速なテンポの中音楽を浮かび上がらせ、新しいベートーヴェン像を提示しています。
 そしてバレエ音楽「プロメテウスの創造物」全曲。イタリアの舞踊家サルヴァトーレ・ヴィガノが振付を担当するバレエのためベートーヴェンは、序曲、序奏と16曲の管弦楽曲を作曲。1801年にウィーンのブルク劇場で初演が行われました。
 ベートーヴェンは、第16曲(終曲)の主題をピアノのための変奏曲と『エロイカ』交響曲の変奏曲の主題として使っています。
 ゴルツとFBO による鋭い切込みで作品を魅力を描き出しています。





 指揮者としてではなくコンマス&音楽監督としてフライブルク・バロック・オーケストラを牽引し、バロック音楽の鬼才として名を馳せてきたゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ。
 そのゴルツがついにベートーヴェンに。
 とはいうものの10年ほど前からベートーヴェンの交響曲を取り上げていてそこでは「指揮」もしていた。ただ2012年の来日段階では「ベートーヴェンの録音予定はない」と言っていたのだが、あれから9年、ようやく機が熟してきたのだろう。


こういう曲をセンスよく料理する・・・という印象だったゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
今回のベートーヴェンで一気に化けるのか?



 APARTE
AP 215
\2700
フライブルク・バロック・オーケストラ
モーツァルト:初期交響曲集
 (そこにモーツァルト最後の舞曲を挿入)

 ・交響曲第1番 変ホ長調 K.16
 ・コントルダンス第2番 変ホ長調 K.609
 ・交響曲第4番 ニ長調 K.19
 ・コントルダンス第3番 ニ長調 K.609
 ・交響曲 ヘ長調 K.Anh.223/ 19a
 ・コントルダンス第1番 ハ長調 K.609
 ・交響曲第5番 変ロ長調 K.22
 ・コントルダンス第4番 ハ長調 K.609
 ・交響曲 ト長調 Anh.221/ 45a
 ・コントルダンス第5番 ト長調 K.609
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
 (コンサート・マスター)

 FBOが超絶技巧で奏でるエレガントなモーツァルトの初期交響曲集

 録音:2019年2月

 モーツァルト若書きの交響曲を、古楽オーケストラの雄、フライブルク・バロック・オーケストラの演奏で。交響曲第1番は1764年、モーツァルトが8歳の頃の作品。習作的だとも言われてはおりますが、やはりまさに「神童」モーツァルトをあらためて実感させられる作品です。
 他の作品も子供の頃のモーツァルトがどんな風だったか、そして、その先に書くこととなる傑作の数々の萌芽がみられるものばかり。フライブルク・バロック・オーケストラが、実に活き活きと、そしてエレガントに奏でます。
 交響曲の間に挿入されているコントルダンスは、1791年に作曲されたとされている、モーツァルトの最後の舞曲。管楽器はフルートが入るのみの編成ですが、第1番は『フィガロの結婚』の有名なアリア「もう飛ぶまいぞ」の旋律を主題とした楽しい舞曲となっています。
 ほかにもにぎやかに太鼓の音がとどろく軍楽調の第3 番など、交響曲からオペラまでモーツァルト作品を知り尽くしたFBOの面々だからこそ可能な、愉悦の極みの名演となっております。
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 仏HM
HMA 1952029
\1800
フライブルク・バロック・オーケストラによるハイドン交響曲
 J.ハイドン:
  (1)交響曲第80番 ニ短調Hob.I:80
  (2)ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa:1
  (3)交響曲第49番 ヘ短調「受難」Hob.I:49
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮、Vn(2))
 古楽オーケストラ最高峰、フライブルク・バロック・オーケストラによるハイドン交響曲

 録音:2008 年8 月

 ハイドン・イヤーを記念してハイドン・エディションに組み込まれていた名盤の復活。
 交響曲80 番は、冒頭から、オペラの序曲を思わせる作品。名手ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラの演奏は、強弱や表情も変幻自在、ワクワク感と激しさに満ちたものとなっています。そして録音が素晴らしい!瑞々しく響く弦の音色、ボワーンと伝わってくる木管の馬力ある音色に耳を離すことができません。ヴァイオリン協奏曲では、ゴルツのソロ・ヴァイオリンの腕の確かに思わず唸らされます。


 




HORTUS


HORTUS 171
¥2500
フォーレ:室内楽作品集
 (1)チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117
 (2)月の光 Op.46-2(チェロとピアノ版)
 (3)牢獄 Op.83-1(チェロとピアノ版)
 (4)チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109
 (5)ヴォカリーズ・エチュード(チェロとピアノ版)
 (6)ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120(クラリネット、チェロとピアノ版)
 (7)初見視奏曲(クラリネットとチェロ版)
トマ・デュラン(チェロ)
(1)-(6)ニコラ・マヤルト(ピアノ)
(6)(7)マヌエル・メッツガー(クラリネット)

 チェロ、クラリネット、ピアノで奏でるフォーレの珠玉の室内楽作品集

 セッション録音:2019年/フランス/DDD、66'49

 その美しい旋律で確固たる地位を得た作曲家フォーレ。72歳になったフォーレは、耳が聞こえなくなることに苦悩しながらも、晩年も創作活動を行っていました。
 ことに室内楽曲、ピアノ曲、歌曲に傑作を残したフォーレですが、当アルバムにはチェロ・ソナタを主軸にフォーレの旋律美を堪能できる作品を収録。
 ピアノ三重奏曲ではヴァイオリン・パートをクラリネットで演奏しております。
 フランスの名手が雄弁な語るフォーレ・ファンにはたまらない1枚です。
 
 

HORTUS 173
¥2500
「オルガンのための13のノエル集」
 ダンドリュー:ノエル集より第3番、第16番、第17番
 ダカン:新しいノエル集 Op.2より第6番、第10番、第11番
 コレット:新しいノエル曲集組曲第2番より第1曲、第3曲、第4曲
 バルバトル:ノエルの形式による4つの組曲第1番より第3曲、第4曲
 バルバトル:ノエルの形式による4つの組曲第2番より第4曲
 メイラン:「厳かな日」
ダニエル・メイラン
 (オルガン/イスナール製作)

 自作も収録。名手ダニエル・メイランが名器で演奏したオルガンのためのノエル集。

 セッション録音:2019年/サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム教会(フランス)/DDD、72'00

 フランスのクリスマスにかかせないノエルを集めたアルバムをオルガニスト、ダニエル・メイランが録音しました。
 演奏に用いたのはサン=マクシマン=ラ=サント=ボーム教会に据え付けられたイスナール・オルガン (1772年建造)です。
 厳かな雰囲気漂う演奏です。
 




ARS PRODUKTION


ARS38228
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
サウンズ・オブ・ハリウッド Vol.3 シュテファン・フラース(指揮)
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
 1.ジョン・ウィリアムズ:スター・ウォーズ《フォースの覚醒》より
  「メインテーマ」「レイのテーマ」「レジスタンスのマーチ」「ジェダイへの階段」
 2.ジョン・パウエル:ヒックとドラゴンより「ディス・イズ・バーク」「カミング・バック・アラウンド」
 3.ジェフ・ビール:ハウス・オブ・カード 野望の階段より「メイン・テーマ」
  ラミン・ジャヴァディ:ゲーム・オブ・スローンズより「メイン・テーマ」
 4.エルマー・バーンスタイン:荒野の七人より「メイン・テーマ」
 5.ジェイ・リヴィングストン&レイ・エヴァンス:ボナンザより「メイン・テーマ」
 6.シャーマン兄弟:
  ジャングル・ブックより「ハティ大佐」「オープニング・タイトル」「ベア・ネセシティ」「君のようになりたい」
 7.ダニー・エルフマン:バットマンより「バットマンのテーマ」
  ジョン・バリー:ダンス・ウィズ・ウルブズより「メイン・テーマ」
  マイケル・ケイメン:ロビン・フッドより「序曲」
 8.クリストフ・ベック:アントマンより「メイン・テーマ」
 9.ジョン・ウィリアムズ:SAYURIより「会長さんのワルツ」
 10.アラン・メンケン:アラジンより
  「ケイブ・オブ・ワンダーズ」「マーケット」「アリ王子の行進」「アラビアン・ナイト」
 11.アラン・シルヴェストリ&グレン・バラード:ポーラー・エクスプレスより
  「ビリーヴシュテファン・フラース」「ポーラー・エクスプレス」
  「ホエン・クリスマス・カムズ・トゥ・タウン」「スピリット・オブ・ザ・シーズン」

 ゴージャスなアレンジと秀逸な録音で楽しむ名作映画音楽集!

 往年の名作から近年の話題作まで、ゴージャスなオーケストラ・アレンジとArs Produktionレーベルの素晴らしいサウンドで数々の映画音楽を楽しめる『サウンズ・オブ・ハリウッド』シリーズの第3巻。
 スター・ウォーズに始まり、ジャングル・ブックやアラジンといったディズニー作品、荒野の七人やSAYURI、ダンス・ウィズ・ウルブズといった名作、ヒックとドラゴンやポーラー・エクスプレスのようなCGアニメーション映画のほか、ハウス・オブ・カードやゲーム・オブ・スローンズ、ボナンザのようなドラマシリーズの音楽を収録。

 ※録音:2016年12月
 
 

ARS38226
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
ヴィヴァルディ:室内カンタータ集
 (ヴィヴァルディ・ア・ラ・モード)

  天に紅の光立ち RV.667
  涙の泉よ RV.656
  チェロ・ソナタ 変ロ長調 RV.46
  そよ風よ、お前はもはや RV.652
  哀れなるわが心 RV.658
カミッラ・デ・ファッレイロ(ソプラノ)
アッカデーミア・アポリネア
ペトラ・シュナイダ(アーチリュート)
ソフィー・ランベルブール(チェロ)
トーマス・ライニンガー(ハープシコード)

 オペラの舞台の刺激的な効果と室内楽の洗練された効果を見事に融合させたヴィヴァルディの室内カンタータ集。
 ソプラノのカミッラ・デ・ファッレイロとアッカデーミア・アポリネアの通奏低音のスペシャリストたちが、イタリアの盛期バロック音楽が持つ魅力と情熱を存分に表現しています。
 ジャケットやブックレットにはヴィヴァルディ同様、国際的な名声を得ながらも人知れず亡くなり、後世に再評価されたヴェネツィア出身の女性画家ロザルバ・カッリエーラ(1675-1757)の絵画を多数使用。

 ※録音:2015年6月、キリスト・カトリック教会(ドイツ、マグデン)
 
 
ARS38227
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700

ノルディック・スイーツ(北欧の組曲)
 グリーグ:組曲《ホルベアの時代より》 Op.40
 ブリッジ:弦楽オーケストラのための組曲 H.93
 ニールセン:弦楽のための小組曲 Op.1
 ホルスト:セント・ポール組曲 Op.29-2

アンサンブル・エスペランサ
シュシャーヌ・シラノシアン(コンサートマスター)


 アンサンブル・エスペランサは、2015年にリヒテンシュタイン国際音楽アカデミーによって設立された弦楽オーケストラ。世界中から才気煥発な若き音楽家たちが集まり、リヒテンシュタイン、ドイツ、オーストリア、スイスのコンサートホールや音楽祭で演奏しています。
 本アルバムのテーマは北方がテーマで、北欧とイギリスの作曲家による組曲ばかりを集めています。(アンサンブル・エスペランサは他に地中海をテーマにした『サザン・チューンズ』(ARS38247)、アメリカをテーマにした『ウェスタン・ムード』(ARS38274)をリリースしています。)北欧音楽そして組曲≒ダンス・ミュージックにふさわしい爽やかなサウンドと切れの良さが見事な1枚です。

 ※録音:2016年10月
 
 

ARS38229
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
夜のハープ
 リスト:ロシアの2つの旋律-アラベスクよりナイチンゲール
  (アンリエット・ルニエ編)
 ヒンデミット:ハープ・ソナタ
 グリンカ:夜想曲(1828)
 ヴィルヘルム・ポッセ(1852-1925):
  《ヴェニスの謝肉祭》による変奏曲
 アミ・マアヤニ(1936-):マカーマート-アラベスク第1番
 ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ
 シューベルト:夜曲 Op.36-2 D.672(演奏者自編)
 アンリエット・ルニエ:
  ルコント・ド・リールの《妖精たち》による伝説
エリザーベト・プランク
 (ハープ、ライオン&ヒーリー社製)

 1991年ウィーン生まれのハーピスト、エリザーベト・プランクによる夜をテーマにしたデビュー・アルバム。彼女は7歳の時に初めて音楽のレッスンを受け、その2年後には、ウィーン国立音楽大学予科へ進学したという才能の持ち主。
 一般的に知られているロマン派のレパートリーを超えたハープ作品の演奏に力を入れており、ドイツ、オーストリア、イタリア、日本のコンクールでの受賞歴を持つなど、国際的にも高く評価されています。
 ハープはライオン&ヒーリー社のものを使用。

 「私にとってハープの多様性をコンサートの聴衆に示すこと、そして本格的なソロ楽器としてのハープを披露することは常に重要です。
  このアルバムに収録されている作品のほとんどは、文学的なソースに基づいているか、あるいは夜との関連付けがなされていて、例えばアミ・マアヤニの作品は『千夜一夜物語』のイメージを思い起こさせます。作品の選択の目的は、ハープの汎用性とレパートリーの多様性を示すことにあります。またこのプログラムには、私にとって非常に重要であり、長年にわたって忠実な友であった作品も含まれています。」(エリザーベト・プランク)

 ※録音:2016年12月、インマヌエル教会(ドイツ、ヴッパータール)
 



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C’AVI−MUSIC



8553195
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600→\3290
旧譜ですが
 アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)
  スクリャービン:ピアノソナタ全集

 CD1 〜
  ピアノ・ソナタ第1番 Op.6/ピアノ・ソナタ第4番 Op.30/
  ピアノ・ソナタ第6番 Op.62/ピアノ・ソナタ第9番 Op.68/
  ピアノ・ソナタ第10番 Op.70
 CD2 〜
  ピアノ・ソナタ第2番 Op.19/ピアノ・ソナタ第5番 Op.53/
  ピアノ・ソナタ第7番 Op.64/ピアノ・ソナタ第8番 Op.66/
  ピアノ・ソナタ第3番 Op.23
アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)

 スクリャービンの伝道者、ウゴルスキのこだわりが詰まったソナタ全集!

 豊かな感情表現と幅広いダイナミック・レンジ、個性的ともいえる演奏で聴き手に衝撃を与えるシベリア出身のピアニスト、アナトール・ウゴルスキによるスクリャービンのピアノ・ソナタ全集。
 スクリャービンの伝道者を自負するウゴルスキが構想に3年かけた待望の全集というだけあって、内容の素晴らしさは折り紙付き。
 ショパンの影響を受けた初期作品から、独自のスタイルへと変化した後期作品まで、スクリャービンが約20年にわたって書き続けた10曲のピアノ・ソナタを、心ゆさぶる濃密な演奏でお届けします。

 ※録音:2007〜2009年、バイエルン放送局第2スタジオ(ドイツ、ミュンヘン)
 
 

8553022
【旧譜】
¥2600

カルミナ四重奏団
 モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 KV.421 (KV.417b)
  弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 KV.387
  弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 KV.465「不協和音」

カルミナ四重奏団
 〔マティーアス・エンデルレ(ヴァイオリン)、
  スザンヌ・フランク(ヴァイオリン)、
  ウェンディ・チャンプニー(ヴィオラ)、
  シュテファン・ゲルナー(チェロ)〕


 洗練された演奏技術と音楽性の高さで世界的に絶賛を受けるカルミナ四重奏団、初のモーツァルト録音はC'Aviレーベルからのリリース!
 古今の弦楽四重奏曲の傑作であるハイドン・セットから3曲を取り上げ、メロディアスでありながら人間の感情のあらゆる側面に触れることができるモーツァルト作品の真髄を、みずみずしく精緻なアンサンブルで表現しています。

 ※録音:2005年10月、チューリッヒ室内管弦楽団ホール(スイス、チューリッヒ)
 
 

8553432
【旧譜】
¥2600
レア・ビリンガー&エスター・ビリンガーによる、
 20世紀初頭の美しいヴァイオリン・ソナタ集

  シマノフスキ:ヴァイオリンソナタ ニ短調 Op.9(1904)
  ヒンデミット:ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 Op.11-1(1918)
  レスピーギ:ヴァイオリンソナタ ロ短調(1917)

レア・ビリンガー(ヴァイオリン)
エスター・ビリンガー(ピアノ)


 ヴァイオリン、ジョバンニ・バティスタ・チェルーティ制作 1800年頃

 象華々しい活躍を見せる姉妹デュオ、レア・ビリンガー&エスター・ビリンガーによる、20世紀初頭の美しいヴァイオリン・ソナタ集。
 ブラームスやフランク、さらにはショパンの影響も感じられるシマノフスキの初期ソナタと、ヴァイオリンの名手でもあったヒンデミットのソナタ、そして同じくヴァイオリンに精通していたレスピーギの抒情的でラプソディックなソナタを収録。

 14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音楽祭で活躍。2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞しています。
 ピアニストのエスター・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に多くの注目が集まりました。
 デュオとしても、2011年に2つの著名なコンクール(ピネロロ市国際室内楽コンクール、フィレンツェ国際室内楽コンクール「ヴィットリオ・グイ」)で続けて優勝し、世界中の音楽祭やコンサート・シリーズに招待されています。

 ※録音:2013年1月、ルドルフ=エトカー=ハレ 小ホール(ドイツ、ビーレフェルト)
 




GLOSSA



GCD924011
(2CD)
特別価格
¥3600
グラウン、バッハ、テレマン:
 パスティッチョ(寄せ集め)による受難曲 《このエドムから来る者はだれか》 (c.1750)

 CD1 「第1部」
  テレマン:
   01. このエドムから来る者はだれか(イザヤ書 第63章 第1-3節)
   02. われらを祝福するキリストは(ミヒャエル・ヴァイセ)
  グラウン:
   03. まことに彼はわれわれの病を負い(イザヤ書 第53章 第4節)/04. 耐えながらわがイエスはオリブ山に登り/
   05. 雨粒よ、わたしの胸に落ちよ/06. わたしは知っている、どのような理由で/
   07. しかるにわれわれは思った(イザヤ書 第53章 第4節)/08. おお親愛なるイエスよ(ヨハン・ヘールマン)/
   09. あなたは自らの弟子に裏切られるので/10. わたしが受けるべき罪を/
   11. しかし彼はわれわれのとがめのために傷つけられ(イザヤ書 第53章 第5節)/
   12. あなたはわたしの罪のために罰を負い(ヨハン・リスト)/13. 辛い責め苦と重い苦痛/
   14. 今キリストの苦しみがわたしを活力で満たす/15. あなたがいばらの冠を受け取るように/
   16. そうです、わたしにどんなことが起ころうと/
   17. 彼は侮られて人に捨てられ(イザヤ書 第53章 第3節)/
   18. おお、血と傷に満ちたこうべ(パウル・ゲルハルト)
 CD2 「第2部」
  J.S.バッハ:
   01. 主イエス・キリスト、真の人にして神(パウル・エベル)/02. だからわたしは敬虔に見上げ
  グラウン:
   03. わたしはイエスのもとを去るべきですが/04. わたしの救い主を苦しめる力は/
   05. ここにわたしの信仰の基盤があります
  作者不詳/J.S.バッハ?:
   06. 夜が明けると(ミヒャエル・ヴァイセ)
  グラウン:
   07. 不公正な裁判官は/08. 聖なる魂、打ち砕かれた心
  作者不詳/J.S.バッハ?:
   09. 6時に服を脱がされ(ミヒャエル・ヴァイセ)
  グラウン:
   10. そうです、わたしの救い主は死の道へと進み
   11. わたしもくじを引きます、わたしの貴重な取り分は
  作者不詳/J.S.バッハ?:
   12. 9時にイエスが叫んだ(ミヒャエル・ヴァイセ)
  グラウン:
   13. わがイエスがすっかり見捨てられているのが見える/14. 恐怖がわたしを掴み/
   15. だがわたしの信仰は強くなる/16. ひとつの犠牲でキリストは永遠のものにした(ヨハン・リスト)/
   17. もうわたしは恐れなくてもよい/18. イエスが死ぬと/19. 地上の力と栄華は今や打ち砕かれ
  作者不詳/J.S.バッハ?:
   20. 夕方になったので(ミヒャエル・ヴァイセ)/
   21. 正しい者が滅びても(イザヤ書 第57章 第1-2節)/22. 一日が終わりに近づき
  グラウン:
   23. わたしの救いとより強い信仰に
  作者不詳/J.S.バッハ?:
   24 おおわれらを助けたまえ、神の子キリストよ(ミヒャエル・ヴァイセ)
 (英語訳からの日本語訳:生塩 昭彦)
 オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団、ジュルジ・ヴァシェジ(指揮)、
 アーグネシュ・コヴァーチ(ソプラノ)、ペーテル・バーラーニ(カウンターテナー)、
 ゾルターン・メジェシ(テノール)、ローラーント・ナイバウアー(バス)

 グラウン、テレマン、J.S.バッハの作品によるパスティッチョ受難曲!

 ☆ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジ!
 ☆グラウン、テレマン、J.S.バッハの作品から編み上げられた、パスティッチョによる受難オラトリオ!

 ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。特にフランスのバロック・オペラ録音で目覚ましい活躍を遂げてきたジュルジ・ヴァシェジですが、今回とりあげるのは彼らのもう一つのお気に入りであるドイツ・バロックのルター派宗教音楽。
 1750年頃に組み立てられた(正確な編纂者は不明)《このエドムから来る者はだれか(Wer ist der, so von Edom kommt)》は、プロイセン大王フリードリヒ2世の宮廷で楽長を務めたカール・ハインリヒ・グラウン(1704−1759)の音楽が、大バッハやテレマンの作品と肩を並べて使用されている、パスティッチョ(寄せ集め)による受難オラトリオ。
 それぞれの受難曲や受難カンタータからのパッチワークでありながら、見事に1つの作品としてまとめ上げられた壮麗な受難曲にご注目ください。

 ※録音:2020年1月14日−15日、リスト音楽アカデミー大ホール(ブダペスト)

 
 




KAIROS



P0015095KAI
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
細川俊夫 〜 ソロ
 ピエール・ブーレーズのための俳句 −75歳の誕生日に−
  (ピアノのための)(2000/2003)
 スペル・ソング −呪文のうた−(オーボエのための)(2015)
 小さな歌 −堤剛氏の70歳の誕生日に捧げる−(チェロのための)(2012)
 2つの日本民謡
  〔I. さくら、散る/II. 五木の子守歌〕(ハープのための編曲作品)(2008)
 エクスタシス(脱自)(ヴァイオリンのための)(2020改訂版)
 声(トロンボーンのための)(2020)
  ※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品
 エディ(クラリネットのための)(2009)
 線 VI(打楽器のための)(1993)
クラングフォルム・ウィーン
0015095KAI
¥2600

 クラングフォルム・ウィーンの「ソロ」シリーズ!細川俊夫の独奏作品集!

 ☆パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンによって行われた「ソロ」シリーズ!
 ☆2020年委嘱の新作を含む、細川俊夫の「独奏」のための作品集!

 オーストリアを拠点とする世界屈指の現代音楽レーベル「KAIROS(カイロス)」と、ウィーン・コンツェルトハウスを本拠地として活動するオーストリアを代表する現代音楽専門アンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」による新プロジェクト。
 2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』のうちの1枚。

 ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家の1人、細川俊夫(1955−)。
 西欧のアヴァンギャルド・アートと日本の伝統文化の融合により独特の音楽言語を生み出してきた細川俊夫が書いた、ピアノ、オーボエ、チェロ、ハープ、ヴァイオリン、クラリネット、パーカッションのための独奏作品。2020年の新作、トロンボーンのための「声(Voice)」はクラングフォルム・ウィーンによる委嘱作です。

 ※録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
 
 
 
 


0015096KAI
¥2600

サルヴァトーレ・シャリーノ 〜 ソロ
 2つの夜想曲(ピアノのための) (1998)
 フェニキアのイメージ(アンプリファイド・フルートのための)(1996)
 トラキスにさらば(ハープのための)(1980)
 自分自身へ(ヴァイオリンのための)(2009)
 感謝祭の歌(1985-2018)(アルト・サクソフォーンのための変容)
 夜の果て(1979)
  (作曲者自身によるチェロのためのトランスクリプション、原曲:ヴィオラ)
 目覚める前に死なせて(1982)(B♭管クラリネットのための)
 2つの無慈悲な夜想曲(2001)(ピアノのための)
 アジタート・カンタービレ(距離に関するカプリッチョ)(2020)
  ※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品

クラングフォルム・ウィーン


 クラングフォルム・ウィーンによる「ソロ」シリーズ!

 2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、イタリアの現代音楽作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の作品集。
 彼の音楽のサウンドスケープは、生と死、記憶と忘却、光と闇、成長と衰退の間の細い線を絶えず探っています。
 
 クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品《アジタート・カンタービレ》(2020年)には、J.S.バッハの有名なカプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて Capriccio sopra la lontananza del fratello dilettissimo》によく似た副題(距離に関するカプリッチョ Capriccio sulla lontananza)が付いており、ホルンが高音域から低音域へと変化しながら印象的なエコー効果を生み出すことで、アジタートとカンタービレ、相反する2つの間の音楽的な距離を表現しています。

 「神々は堕落し、私たちはもはや魔法を信じない。残っているのは、その神秘的な面の中にある孤独への認識である。すべてのものの間にある目に見えないつながりを体験するために、私たちは風に身を委ねなければならないのです。」(サルヴァトーレ・シャリーノ)

 ※録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
 
 

0015097KAI
¥2600

オルガ・ノイヴィルト 〜 ソロ
 CoronAtion I: io son ferito ahime(2020)
  (パーカッションとサンプルのための)
   ※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品
 Weariness heals wounds I(2014)(ヴィオラのための)
 Torsion(2003)(バスーンのための)
 Magic flu-idity(2018)
  (フルートとオリベッティ・タイプライターのための)
 Fumbling and Tumbling(2018)(トランペットのための)
 Incidendo / Fluido(2000)(ピアノとCDのための)

クラングフォルム・ウィーン


 2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、オーストリアの現代音楽作曲家オルガ・ノイヴィルト(1968-)の作品集。

 トリスタン・ミュライユやルイジ・ノーノに学んだノイヴィルトは、CDプレイヤーをピアノの中に設置する(CDにはオンド・マルトノの音が録音されている)《Incidendo / Fluido》や、フルートのソロがタイプライターによって妨害される《Magic flu-idity》のように、最も対照的な要素を大胆かつ衝動的に組み合わせることで、絶えず変化し続ける音楽的なテクスチャーを生み出しています。

 「芸術では何も変わらないことを知っているが、芸術は骨化したものを指し示し、社会と政治の荒廃した状態を明らかにすることができる。」(オルガ・ノイヴィルト)

 ※録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
 
 

0015098KAI
¥2600

レベッカ・サンダース 〜 ソロ
 Shadow(2013)(ピアノのための習作)
 Dust(2017/18)(パーカッションのための)
 Solitude(2013)(チェロのための)
 Flesh(2018)(朗読を伴うアコーディオンのための)
 Hauch(2018)(ヴァイオリンのための)
 to an utterance - study(2020)(ピアノのための)
  ※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品

クラングフォルム・ウィーン


 2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、イギリスの現代音楽作曲家レベッカ・サンダース(1967-)の作品集。

 ナイジェル・オズボーンとヴォルフガング・リームに学んだサンダースは、ジーメンス音楽賞を受賞した初の女性作曲家(2019年)としても知られています。
 作曲をしている間、少なくとも準備期間は、作曲家の孤独が緊密なコラボレーションを求めるソリストとの対話へと変容してゆくため、彼女の創作の中では独奏曲が重要な位置を占めているといいます。

 「すべてはすでにここにある。私は単にフレームや文脈を提供しているだけです。世界はノイズで飽和しきっています。
 ニュアンスをフィルタリングしたり、特定の断片を除外したりすることは、私の作業プロセスの始まりです。しかし、それは作品の始まりではありません。」(レベッカ・サンダース)

 ※録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
 
 


0015099KAI
¥2600

ジョルジュ・アペルギス 〜 ソロ
 Lopsided Sob(2015)(アコーディオンのための)
 Ruinen(1994)(トロンボーンのための)
 Schattentheater(2020)(ヴィオラのための)
 P.S.(2010)(サクソフォーンのための)
 The Only Line(2009)(ヴァイオリンのための)
 Deux cents quatre-vingt mesures(1979)(クラリネットのための)
 Tag ohne Nacht(2020)(コントラフォルテのための)
  ※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品

クラングフォルム・ウィーン


 2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、ギリシャの現代音楽作曲家ジョルジュ・アペルギス(1945-)の作品集。
 ヤニス・クセナキスに学んだアペルギスは、テキストのソースが全くない器楽作品であっても、言語的な単位を基にして、音のジェスチャーを音楽に合わせ作曲しています。
 彼の独奏楽器のための作品は、文字通り新しい音の言語を発明したものであり、「話す音楽」と表現できるかもしれません。

 「私はいつも小さな想像上の劇場のようなイメージを持っています。しかし、私が作曲するときには、音楽家の身体や動きのことは考えません。ただ音楽のことだけを考えています。身体的なジェスチャーではなく、音のジェスチャーを作曲するのです。」(ジョルジュ・アペルギス)

 ※録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
 
 

0015082KAI
¥2600
ジェルヴァゾーニ:ムロ・ディ・カンティ
 1-5.Altra voce 〜
  ロベルト・シューマンへのオマージュ(2015/17)(ピアノとエレクトロニクスのための)
   〔Luce ignota della sera(小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 Op.85-12より)、
    Sirenenstimme(幻想小曲集 op.88-3より)、
    Fiori soli ross(森の情景 Op. 82-3,4より テキスト:フリードリヒ・ヘッベル)、
    Vogelganger(森の情景 Op. 82-7より)、Alba mentore(暁の歌 Op.133より)〕/
 6-11.Fu verso o forse fu inverno(2016)(声楽とピアノ、エレクトロニクスのための)/
 12.Muro di canti (2016)
  アルド・オルヴィエート(ピアノ 1-11)、アルヴィーゼ・ヴィドリン(エレクトロニクス 1-11)、
  モニカ・バチェッリ(メゾ・ソプラノ 3,6-11)、マルコ・リウニ(コンピューター・ミュージック・デザイン 12)

 イタリア・ベルガモ出身、ルカ・ロンバルディやニッコロ・カスティリオーニに師事した現代音楽作曲家ステファーノ・ジェルヴァゾーニ(1962-)のエレクトロニクスをメインテーマにした作品集。
 アルバムに参加しているモニカ・バチェッリは国際的に有名なイタリアのメゾ・ソプラノで、音楽的にも舞台的にも強い個性を持ち、バロックと現代、両方のレパートリーの優れた通訳者として知られています。
 収録作品はすべてエレクトロニクスが使用され、アコースティックとエレクトロニックの間で濃密な対話を織り成しています。
 例えば《Altra voce》ではピアノとエレクトロニクスによってロベルト・シューマンの楽譜を「拡張」し、ピアニストはトランスデューサーのシステムを通して自然音や合成音をピアノの音板に直接拡散させ、まるでそれらを自身が作り出したかのようにエコーさせます。
 これらはすべて、タイトルによって喚起されるイメージ、ピアノの対位法における暗黙のセリフ、共鳴、反響、他の音楽の断片への参照など、作品に含まれる幽霊的なサウンドやシューマン的な強迫観念を具体化するために行われています。

 ※録音:2017年9月(1-5)2018年5月(6-11)2020年4月(12)、オーディトリウム・チェーザレ・ポリーニ(イタリア、パドヴァ)
  



 

SWR CLASSIC



SWR19104CD
¥2600
マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 『人生最高の日』 〜1930年代のテノール・ヒッツ

 ハンス・マイ(1886-1958)/エルンスト・コーハン(1919-1999)編曲:
  1. HEUT' IST DER SCHONSTE TAG 人生最高の日
 リヒャルト・タウバー(1891-1948):
  2. DU BIST DIE WELT FUR MICH 君は我が心のすべて
 マイ/ヴォルフガング・フリーベ編曲:
  3. EIN LIED GEHT UM DIE WELT 歌は世界を駆け巡る
 ハンス・カルステ(1909-1971)/コーハン編曲:
  4. HALLO! WIE WAR'S MIT EINER FAHRT INS GLUCK? 幸せにはどうやってたどり着くの
 フランツ・グローテ(1908-1982)/ジークフリート・メラート(1928-1995)編曲:
  5. MON BIJOU 私の宝石
 ジャン・ポール・マルティーニ(1741-1816)/フランツ・ラインル(1903-1977)編曲:
  6. PLAISIR D'AMOUR 愛の喜び
 エルンスト・フィッシャー(1900-1975):
  7. SUDLICH DER ALPEN (Tarantella) タランテッラ 『アルプスの南』より
 ゲルハルト・ヴィンクラー(1906-1977):
  8. JA, DER SCHONE CHIANTI-WEIN (Chianti-Lied) そう、麗しのキャンティ・ワイン(キャンティの歌)
 テオドーロ・コットラウ(1827-1879)/コーハン編曲:
  9. SANTA LUCIA サンタ・ルチア
 フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)/スティーヴン・マーキュリオ編曲:
  10. MARECHIARE マレキアーレ
  11. L'ALBA SEPARA DALLA LUCE L'OMBRA 暁は光と闇とを分かつ
 エドュアルド・ディ・カプア(1875-1917)/ヴォルフガング・フリーベ編曲:
  12. O SOLE MIO オー・ソレ・ミオ(私の太陽)
 ロベルト・シュトルツ(1880-1975):
  13. GRUSS AUS WIEN 行進曲「ウィーンへの挨拶」 Op. 898
 ルドルフ・ジーツィンスキー(1879-1952)/アリオス・フェイゲル編曲:
  14. WIEN, DU STADT MEINER TRAUME ウィーン、わが夢の街
 エメリッヒ・カールマン(1882-1953):
  15. WENN ES ABEND WIRD 夜になり 《伯爵夫人マリツァ》より
 シュトルツ:
  16. OB BLOND, OB BRAUN, ICH LIEBE ALLE FRAU'N 金髪でも茶髪でも女はみんな大好き
 エルネスト・デ・クルティス(1875-1937)/コーハン編曲:
  17. VERGISSMEINNICHT (Non ti scordar di me) 勿忘草
 シュトルツ/アウグスト・ペーテル・ヴァルデンマイアー編曲:
  18. UNO-MARSCH 国際連合行進曲 Op. 1275
 ラルフ・エルヴィン(1896-1943)/カール・クレバー編曲:
  19. ICH KUSSE IHRE HAND, MADAME あなたの御手に口づけを、ご婦人よ
 シュトルツ/ヴァルデンマイアー編曲:
  20. MEIN HERZ RUFT IMMER NACH DIR, OH MARITA 我が心は君を求めて、ああ、マリタ
 ミシャ・スポリアンスキー(1898-1985)/アンドレアス・N.タルクマン編曲:
  21. HEUTE NACHT ODER NIE 今宵かぎりは
 カール・ボーム(1844-1920):
  22. STILL WIE DIE NACHT 夜のごとく静かに
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 クリストフ・ポッペン(指揮)

 録音: 2019年10月14-18日 ゼンテザール、ザールブリュッケン

 【オーストリアの注目テノールが歌う、両大戦間のヒット曲】
 リヒャルト・タウバー、ヨーゼフ・シュミットといったテノール歌手たちが歌った、映画音楽などのヒット曲を集めたアルバム。
 オーストリアを中心に、イタリアなどの名曲も収録。
 オーストリアの若きテノール、マルティン・ミッタールッツナーが艶のある声で歌いあげています。
 タクトを取るのは名ヴァイオリニストでもあるクリストフ・ポッペン。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ERMITAGE



BM6100
(5CD)
特別価格
¥4800→\4390
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念BOX 〜
 ザ・センチュリー・コレクション
   ミケランジェリのキャリアの前半のハイライト!
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(ピアノ)
様々なアーティスト
  ●CD1
   ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
     フランコ・カラッチオーロ(指揮)、アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
     録音:1953年、ナポリ
   ・ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
     ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、フィレンツェ五月祭管弦楽団
     録音:1953年、フィレンツェ
   ・ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
     カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、 RAI国立交響楽団/録音:1951年、ミラノ
  ●CD2
   ・シューマン:謝肉祭 Op.9
     録音:1957年、ロンドン
   ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
     ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
     録音:1948年、ニューヨーク
  ●CD3
   ・リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
     ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、フィレンツェ五月祭管弦楽団/録音:1953年、フィレンツェ
   ・リスト:死の舞踏 S.126
     ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、RAI国立交響楽団/録音:1962年、ヴァチカン
   ・フランク:交響的変奏曲
     アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)、ロサンゼルス・フィルハーモニック
     録音:1949年、ロサンゼルス
   ・アルベニス:マラゲーニャ《入江のざわめき》Op.71-6
     録音:1942年、ミラノ
   ・グラナドス:アンダルーサ
     録音:1939年、ミラノ
   ・マレスコッティ:幻想曲
     録音:1939年、ミラノ
  ●CD4
   ・ヴィヴァルディ:協奏曲ロ短調 RV.580より アレグロ
     エルネスト・アンセルメ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団/録音:1942年、ジュネーヴ
   ・クレメンティ:ピアノ・ソナタ変ロ長調 Op.12-1
     録音:1959年、ロンドン
   ・スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322
     録音:1961年、ロンドン
   ・スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.27
   ・スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9
   ・スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K.11
     録音:1955年、トリノ
   ・トメオーニ:アレグロ ト長調
     録音:1943年、ミラノ
   ・J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
     録音:1943年、ミラノ
   ・ガルッピ:プレスト 変ロ短調
   ・ガルッピ:ソナタ ハ長調
     録音:1941年、ミラノ
  ●CD5
   ・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35《葬送》
     録音:1952年、アレッツォ
   ・スケルツォ第2番変ロ長調 Op.31
   ・マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
   ・ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1《告別》
     録音:1941年、ミラノ
   ・子守歌変ニ長調 Op.57
   ・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
   ・マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
     録音:1962年、ミラノ

 イタリアのレジェンドの生誕100周年記念!ミケランジェリのキャリアの前半のハイライト!

 2020年に生誕100周年を迎えた20世紀イタリアのレジェンド・ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920−1995)の「生誕100年」を記念してイタリアのレーベル「Ermitage(エルミタージュ)」が企画したアニヴァーサリー・ボックス!
 録音嫌いの伝説的ピアニストとして知られるミケランジェリが1970年代にドイツ・グラモフォンにレコーディングを開始する前に、イタリアをはじめとした欧米各地で収録された演奏を5枚のCDに収録。
 ミケランジェリのピアニストとしてキャリアの前半のハイライトとも言うべき演奏の数々がリマスタリングを施されて「100周年」を祝うセットとして登場します!

 ※録音:1939年−1963年
 




NIMBUS



NI2586
(1CD‐R)
¥2200

ェフィム・ブロンフマンによるブラームス初期の作品!
 ブラームス:
  ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5
  スケルツォ 変ホ短調 Op.4

イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)


 名手イェフィム・ブロンフマンによるブラームス初期の作品!

 ルドルフ・フィルクスニー、レオン・フライシャー、ルドルフ・ゼルキンらに師事し、国際的に活躍を行っている旧ソ連・タシュケント出身のピアニスト、イェフィム・ブロンフマンによるブラームス。
 ブロンフマンの卓越したテクニック、パワー、そして並外れた叙情的な才能は、聴衆から称賛され続けています。
 ブラームス初期の重要作、ピアノ・ソナタ第3番(1853年)と、ブラームスが18歳の時に作曲し、生前に出版されたものの中ではもっとも古い作品であるスケルツォ(1851年)を収録。
 スケルツォが作品1ではなく、作品4として出版されている点について、ブラームスは友人に「初めて自分を見せる時、人はまず足ではなく頭を見なければならない」と説明したとされています。
 ブラームス自身は否定していますが、ショパンのスケルツォやマルシュナーのオペラ《ハンス・ハイリング》との関連が指摘されている作品です。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※録音年不明/オリジナル盤発売:1987年 MusicMasters

 
 



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SWR CLASSIC



SWR19095CD
(7CD)
¥5100→\4690
フリッツ・ヴンダーリヒ: 宗教作品を歌う
 1953〜1960 SWRレコーディング
 【DISC 1】
  J.S.バッハ: ヨハネ受難曲 BWV 245
   1-14. 第1部15-23. 第2部
 【DISC 2】
  J.S.バッハ: ヨハネ受難曲 BWV 245
   1-17. 第2部(続き)
     アグネス・ギーベル(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、
     フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール-福音史家)、ハンス=ヨアヒム・ロッチェ(テノール-アリア)、
     ホルスト・ギュンター(バス-イエス)、ハインツ・レーフス(バス-アリア、ピラト、ペトロ)
     フライブルク・バッハ合唱団 南西ドイツ放送管弦楽団 テオドール・エーゲル(指揮)
     録音: 1958年2月23日 シュタットハレ、フライブルク(ライヴ)
  J.S.バッハ: クリスマス・オラトリオ BWV 248 より
   18. その頃皇帝アウグストより勅令出で(第2曲 福音史家レチタティーヴォ)
   19. しかしてマリアは男の初子を生み(第6曲 福音史家レチタティーヴォ)
   20. このあたりに羊飼いおりて(第11曲 福音史家レチタティーヴォ)
   21. 喜べる羊飼いらよ、急げ、とく急ぎて行けや(第15曲 アリア)
   22. かくて彼ら急ぎきて(第30曲 福音史家レチタティーヴォ)
   23. しかして羊飼いらはふたたびくびすを回して帰り(第34曲 福音史家レチタティーヴォ)
     フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール-レチタティーヴォ、アリア)
     シュトゥットガルト放送交響楽団 アウグスト・ランゲンベック(指揮)
     録音: 1955年12月18日 マルクス教会、シュトゥットガルト
 【DISC 3】
  ヘンデル: オラトリオ「メサイア」 HWV 56
   1-21. 第1部
 【DISC 4】
  ヘンデル: オラトリオ「メサイア」 HWV 56
   1-18. 第2部/19-25. 第3部
     ティラ・ブリエム(ソプラノ)、マルガレーテ・ベンス(アルト)、フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
     オットー・フォン・ロール(バス)、ヴォルフガング・ダルマン(オルガン)
     シュトゥットガルト・フィルハーモニー合唱団 シュトゥットガルト放送交響楽団 ハインツ・メンデ(指揮)
     録音: 1959年3月21日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ライヴ)
 【DISC 5】
  モーツァルト: レクイエム ニ短調 K. 626
   1. 永遠の安息を/2. 憐みたまえ/3-8. 続唱/9-10. 奉献文/11. 聖なるかな/
   12. 祝福されし者/13. 神の小羊/14. 永遠の光
     アグネス・ギーベル(ソプラノ)、イラ・マラニウク(アルト) フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
     オットー・フォン・ロール(バス) シュトゥットガルト・バッハ合唱団
     シュトゥットガルト放送交響楽団 ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
     録音: 1958年6月21日 オットーボイレン修道院(ライヴ)
  モーツァルト: ミサ曲 ハ短調 K. 427
       ゲオルク・アロイス・シュミット(1827-1902)校訂版
   15. 憐みたまえ
 【DISC 6】
  モーツァルト: ミサ曲 ハ短調 K. 427(続き)
   1-7. 栄光あれ/8-14. 我は信ず/15-17. 聖なるかな
         アグネス・ギーベル(ソプラノI)、ヴァレリー・バーク(ソプラノII)
         フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、フリートヘルム・ヘッセンブルッフ(バス)
         南ドイツ放送合唱団、シュトゥットガルト・バッハ合唱団
         シュトゥットガルト放送交響楽団
         ハンス・ミュラー=クライ(指揮)      
     録音: 1957年6月22日 リーダーハレ、シュトゥットガルト
 【DISC 7】
  ヴェルディ: レクイエム より
   1. そのとき、哀れなる我/2. 我は嘆く/3. 永遠の光
     マリア・シュターダー(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、
     フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、ゴットロープ・フリック(バス)
     シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
     録音: 1960年11月2日 リーダーハレ、シュトゥットガルト
  マルタン: オラトリオ「地には平和を」
   4-7. 第1部/8-10. 第2部/11-13. 第3部14. 第4部
     アグネス・ギーベル(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
     ヘルベルト・ブラウアー(バリトン)、 パウル・サンドス(バス) フライブルク・バッハ合唱団
     フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団 テオドール・エーゲル(指揮)
     録音: 1953年11月22日 パウルスザール、フライブルク【全てモノラル】

 【SWRヴンダーリヒ・エディション最終巻は宗教作品、初CD化「メサイア」収録!】
 南西ドイツ放送(SWR)に残るヴンダーリヒの貴重な録音をオリジナル・マスター・テープからリマスタリングして復刻するシリーズ、この第10巻が最終となります。
 ヴンダーリヒは、バロックから現代、ポピュラーまで幅広いレパートリーを誇った名テノールでしたが、ここに収録された宗教作品はその中でも特に重要なものでした。
 彼が福音史家を務めた「ヨハネ受難曲」に始まり、全曲でのCD化は今回が初めての「メサイア」、モーツァルトの「レクイエム」「大ミサ」といった名曲のほか、マルタンの「地には平和を」を全曲収録しているというのも嬉しいところです。
 ギーベルやヘフゲン、フリックといった共演歌手も豪華です。
 


<LP>


ERMITAGE(LP)


BM3100
(1LP)
¥2700
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念 Vol.1
 ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
   フランコ・カラッチオーロ(指揮)
   アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
   録音:1953年、ナポリ
 ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
   ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
   フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
   録音:1953年,フィレンツェ
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
様々なアーティスト

 ミケランジェリ生誕100周年記念LP4タイトル!

 ※180グラム重量盤レコード
 
 

BM3101
(1LP)
¥2700
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念 Vol.2
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
   エットーレ・グラチス(指揮)、
   フィルハーモニア管弦楽団
   録音:1957年、ロンドン
 ・ドビュッシー:映像第1集、映像第2集
   録音:1962年、ミラノ
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
様々なアーティスト

 ※180グラム重量盤レコード
 
 

BM3102
(1LP)
¥2700

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念 Vol.3
 ・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.9
   録音:1957年、ロンドン
 ・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
   録音:1948年、ロンドン

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)


 ※180グラム重量盤レコード

 

BM3103
(1LP)
¥2700
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念 Vol.4
 ・リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
   ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
   フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
   録音:1953年、フィレンツェ
 ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
   録音:1962年、バチカン
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
様々なアーティスト

 ※180グラム重量盤レコード
 
















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