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≪第111号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2021/3/23~



3/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CONTINUO CLASSICS


CC777 739
¥2500
ドミニク・プローブスト(1954-):管弦楽作品集
 (1)《群雲》序曲~管弦楽のための(2014)
 (2)《世界の期限》~ロック・ミュージックのトリオと大編成のオーケストラのための(2006)
 (3)《同じ波長で》~ヴァイオリンと管弦楽のための(1999)
 (4)《ヴェルサイユの1日》管弦楽のための(1991)
 (5)恋人たちの死【詩:シャルル・ボードレール】ボーナス・トラック
 (6)恋人たちの死~ソプラノと弦楽四重奏のための(2014)ボーナス・ビデオ(Quiktime Playerで再生可能)
  (1)エン・シャオ(指揮)、スロヴェニア放送交響楽団
  (2)ポール・ポリヴニック(指揮)、リール国立管弦楽団、マット・ザ・ファックス・トリオ
  (3)パスカル・ロフェ(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ディディエ・ロックウッド(ジャズ・ヴァイオリン)
  (4)バンジャマン・レヴィ(指揮)、カンヌ管弦楽団
  (5)ジゼル・カザドゥシュ(朗読)、リュシアン・パスカル(朗読)
  (6)タチアナ・プローブスト(ソプラノ)、エルメス弦楽四重奏団

 壮大なオーケストラ作品!!ディディエ・ロックウッドも参加のジャズやロックを取り入れたプローブストの管弦楽作品集

 DDD、59'50

 ドミニク・プローブストは1954年生まれのフランス現代作曲家。デュティユー門下ながら、作風はフランス音楽のいかなる系譜にも属さず、前衛的でありながらジャズやロックの世界にも足を踏み入れております。
 このアルバムは1991年から2014年までの作品を収めており、その壮大な音楽をご堪能いただけます。

 ボーナス・トラックには1980年にドミニク・プローブストがシャルル・ボードレールの詩を用いて作曲することを夢見ていたころに、プローブストの両親で偉大な俳優だったジゼル・カザドゥシュ(1914-2017)、リュシアン・パスカル(1906-2006)が朗読した貴重音源も収録しております。
 日本語解説付。
 プローブストのアルバム「BA[L]LADES」(CC777-710)も好評発売中です。
 




HAENSSLER


HC 21006
¥2700
「バロック・リュートとマンドリンのための二重奏曲集」
 (1)バロン:二重奏曲 ト長調/
 (2)デュラン:二重奏曲 ト短調/
 (3)ハーゲン:二重奏曲 ハ短調/
 (4)ブローム:協奏曲 ハ長調/
 (5)バロン:協奏曲 ニ短調/
 (6)ヴァイス:チャコーナ~ソナタ ト短調/
 (7)ハーゲン:ソナタ ト長調/
 (8)バロン:協奏曲 ニ短調
シュナイダーマン―ヤマヤ・デュオ

 シュナイダーマン―ヤマヤ・デュオがバロック・リュートとマンドリンのための二重奏曲を録音!

 【ジョン・シュナイダーマン(バロック・リュート)、山谷英己(マンドリン)】/DDD、76'08

 シュナイダーマン―ヤマヤ・デュオがバロック・リュートとマンドリンのための二重奏曲を録音。
 エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760)、ポール・シャルル・デュラン(18th c.)、ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン(1720-1787)、ブローム(18th c.)、ヴァイス(1687-1750)の作品を収録。
 格調高いバロック・リュートとマンドリンの二重奏をお楽しみいただけます。
 東京に生まれアメリカで育った山谷英己はリュート、マンドリン、ギター奏者。近年はジョン・シュナイダーマンとのデュオでの活動も多く「ギター・デュオのためベートーヴェン」(HC-17029)などの録音でも知られ、非常に息の合ったアンサンブルで定評があります。
 




PRINTEMPS DES ARTS DE MONACO

PRI 033
¥2500
フランスの美意識の高さを感じられる4人の作曲家によるピアノ作品集
 (1)ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967):
   「広範に亘る月光」~『海の歌』より第2曲
 (2)アベル・ドゥコー(1869-1943):『月の光』(4つのピアノ曲)
 (3)ピエール=オクターヴ・フェルー(1900-1936):
   『タイプ』(3つのピアノ曲)
 (4)ルイ・オベール(1877-1968):航跡 Op.27(3つのピアノ曲)
アリーヌ・ピブル
 (ピアノ/ベーゼンドルファー)

 ショーソンの弟子サマズイユの美しきピアノ作品も収録!20世紀初頭、フランスの美意識の高さを感じられる4人の作曲家によるピアノ作品集

 セッション録音:2020年6月29日-7月2日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/DDD、ディジパック仕様、56'28

 デュティユーとフォーレのピアノ作品集でソロ・デビュー盤を果たしたアリーヌ・ピブル。期待の新録音でもフランス人作曲家に挑戦。サマズイユ、ドゥコー、フェルー、オベール、4人の作曲家に焦点を当てました。

 ショーソンの弟子でダンディやボルドに師事したサマズイユ。3つのピアノ曲からなる『海の歌』の第2曲「広範に亘る月光」はその美しさが傑出した作品。
 ドゥコーの4つのピアノ曲からなる『月の光』はそのハーモニーの豊かさ、メロディの美しさ、そして詩的な旋律が魅力です。
 ドビュッシー(1862-1918)やラヴェル(1875-1937)と同時代を生きた4人の作曲家。
 20世紀初頭のフランスの美意識の高さを感じられるアルバムです。
 
 
PRI 035
¥2500
リスト弾きベアトリス・ベリュ、晩年のピアノ作品
 フランツ・リスト(1811-1886):
  (1)悲しみのゴンドラ第1稿 S.200/1 R.81 変イ長調
  (2)悲しみのゴンドラ第2稿 S.200/2 R.81
  (3)3つの葬送的頌歌 S.112
  (4)無調のバガテル S.216a
  (5)2つのチャールダーシュ S.225
  (6)死のチャールダーシュ S.224
  (7)葬送前奏曲と葬送行進曲 S.206
  (8)リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202
ベアトリス・ベリュ
 (ピアノ/ベーゼンドルファー)

 フランス生まれのリスト弾きベアトリス・ベリュが晩年のピアノ作品を熱演!

 セッション録音:2020年12月7-9日/リスト・センター音楽堂、ライディング(オーストリア)/DDD、ディジパック仕様、77'47

 フランスの人気ピアニスト、ベアトリス・ベリュ。リスト弾きをして知られ、ピアノ協奏曲第1&2番(AP-180)、「ダンテを読んで、バラード第1&2番、オーベルマンの谷、コンソレーション」(AP-137)でもその腕前を発揮しております。
 当アルバムではリスト晩年の作品を収録。深いノスタルジアに満ちた作品など、リストの深淵な世界を堪能することができます。
 録音はオーストリア、ライディングのリストの生地で行われました。
 




NIMBUS ALLIANCE

NI6414
(CD-R)
¥2500
デイヴィッド・ジュリッツによる三重奏版!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲!

  J.S.バッハ(デイヴィッド・ジュリッツ編):
   ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
    (ヴァイオリン、ギター、チェロによる三重奏版)
デイヴィッド・ジュリッツ(ヴァイオリン)
クレイグ・オグデン(ギター)
ティム・ヒュー(チェロ)

 ☆珍しいヴァイオリン、ギター、チェロの三重奏によるゴルトベルク変奏曲
 ☆バッハの音楽を壊さずに編曲することに最新の注意を払ったというデイヴィッド・ジュリッツの会心の編曲版!

 数えきれないほど編曲版が出ているゴルトベルク変奏曲ですが、さらにもう1枚名盤が生まれました。
 編曲はロンドン・モーツァルト・プレイヤーズでリーダーを2010年まで務めたデイヴィッド・ジュリッツによるもの。
 彼は編曲する際に、あくまでもバッハの音楽に忠実でなくてはならないということを念頭に置いて行ったということです。
 実際三つの楽器は見事に調和し、素晴らしいアンサンブルを聞かせてくれます。
 ギターは映画音楽の録音など多岐に渡り活躍中のクレイグ・オグデン、チェロはロンドン交響楽団首席奏者であるティム・ヒューです。

 ※録音:2020年月8月(ワイアストン・コンサートホール、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

関連商品


NIMBUS MUSIC PUBLISHING
(楽譜)

NMP1074
(楽譜)
¥5100
※A4サイズ版
デイヴィッド・ジュリッツによる編曲版
 J.S.バッハ(デイヴィッド・ジュリッツ編):
  ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
  (ヴァイオリン、ギター、チェロによる三重奏版) 
NMP1075
(楽譜)
¥3000
※スタディ・スコア版

 NMP1074:ISMN:979-0-708167-23-5/BC:9790708167235/サイズ:A4/ページ:32ページ×3/編成:ヴァイオリン、ギター、チェロ/演奏時間:約79分
 NMP1075:ISMN:979-0-708167-24-2/BC:9790708167242 ※こちらは同内容のスタディ・スコア版です。

 ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのリーダーを2010年まで務めたヴァイオリニスト、デイヴィッド・ジュリッツによる編曲版。

 ※編曲者自身による演奏のCD(NI6414)もリリースされています。
 

 


 
 


NI6409
(2CD-R)
¥3500
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956) ピアノ作品集 エラン・シクロフ(ピアノ)
 トーマス・ド・ハルトマン:
  3つの小品 Op.4 より第2番 第3番(1899)/3つの前奏曲 Op.11(1904)/
  12のロシアのおとぎ話 Op.58(1937)/
  最初のピアノ・ソナタ Op.67(1942)/2つの夜想曲 Op.84(1953)/
  6つの小品 Op.7より第1番 第5番 第6番(1902)/
  Divertissements from Forces of Love and Sorcery Op.16(1915)/
  ウィーン風ユモレスク Op.1931)/
  ブラックライト Op.74(1945)/Musique pour la fete de la patronne Op.77(1947)/
  セカンド・ピアノ・ソナタ Op.82(1951)

 ウクライナ生まれのロシア人作曲家「トーマス・ド・ハルトマン」プロジェクト!

 ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマンの作品を紹介していくプロジェクトのピアノ作品集。
 作曲をアレンスキーやタネーエフに師事し、ピアノをリムスキー=コルサコフに師事したド・ハルトマンのピアノ曲は、ロマンティックで色彩感があり、親しみやすいメロディの曲も多いです。
 初期の作品から晩年の作品まで収録されていますので、ド・ハルトマンの作風の変化も味わえます。

 ※録音:2011年10月-2015年6月(オランダ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 


NI6411
(2CD-R)
¥3500
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956) 室内楽作品集
 トーマス・ド・ハルトマン:ヴァイオリン・ソナタ Op.51(1936)/
 コブサ(1950)/ボロディンへのオマージュ(1929)/
 Feuillet d'un vieil album(1929)/ファンタジー ― コントラバス協奏曲 Op.65(1942)/
 シャンソン・センチメンタル1929)/Deux pleureuses Op.64(1942)/
 Koladky Op.60(1940)(ウクライナのクリスマスの合唱曲)/チェロ・ソナタ Op.63(1941)/
 気まぐれなメヌエット Op.66(1942)/
 イースターの4つの舞曲 Op.76(1946)/フルート三重奏曲 Op.75(1946)
  エラン・シクロフ(ピアノ)、カタリーナ・ナオミ・パウル(ヴァイオリン)、ナタリア・ガブニア(ヴァイオリン)、
  ヨリス・ヴァン・リーン(ヴァイオリン)、アネク・ヤンセン(チェロ)、他

 ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマンの作品を紹介していくプロジェクトの室内楽作品集。
 作曲をアレンスキーやタネーエフに師事し、ピアノをリムスキー=コルサコフに師事したド・ハルトマン。
 どの曲も非常に美しい旋律にあふれていますが、特にヴァイオリン・ソナタのメランコリックな旋律には心動かされることでしょう。
 また、ウクライナの楽器を主題にしているチェロの独奏曲《コブサ》では、二重奏のように聞こえる作品になっておりこちらも注目です。

 ※録音:2011年10月-2015年6月(オランダ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6413
(1CD-R)
¥2500
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956) 歌曲集
 トーマス・ド・ハルトマン:
  3つのロマンス Op.5(1900)/ロマンス:Take a Wreath of my Verses/4つのメロディ Op.17(1915)/
  月へ Op.18(1915)/鶴 Op.21(1920)/朝(1931)/ブルガリアン・ソング Op.46(1931)/
  シェリーによる3つの詩 Op.52(1936)/Sonnet de Ronsard Les Amours de Cassandre Op.54(1936)/
  ロマンス 1830 Op.55(1936)/詩人の愛-プーシキンによる9つの詩 Op.59(1937)/
  ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」からの6つの論評 Op.71(1943)/
  Pour chanter a la route d'Assise, from A la St. Jean d'ete(1948)/La Tramuntana Op.80(1949)
 エラン・シクロフ(ピアノ)、ニナ・レイデルマン(ソプラノ)、クラロン・マクファデン(ソプラノ)、他)

 ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマンの作品を紹介していくプロジェクトの歌曲集。作曲をアレンスキーやタネーエフに師事し、ピアノをリムスキー=コルサコフに師事したド・ハルトマン。
 ピアノ曲や室内楽曲などでもたくさんの美しい曲を残したド・ハルトマン。歌曲でもそれは変わりません。
 主にソプラノによって歌われる歌曲が収録されていますが、最後に《La Tramuntana》という四重唱の曲では、無伴奏で歌われ冒頭と最後に歌われるハミングが神秘的な空気を生み出しています。

 ※録音:2011年10月-2015年6月(オランダ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




CAPRICCIO



C5381
¥2600
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924):
 ピアノ五重奏曲/幻想曲

  1-4. ピアノ五重奏曲 ニ短調 Op. 25(1887)
  5. 幻想曲第3番 イ短調 WoO(1922)
   ホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために
  6. 幻想曲第2番 ヘ長調 WoO(1922)
   クラリネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために
ニコラウス・レーザ(ピアノ)‛&1-4
ベルリン放送交響楽団のメンバー
 ダニエル・エンバー(ホルン)‛&5
 クリストフ・コルン(クラリネット)‛&6
 アンネ・フェルツ(第1ヴァイオリン)
 ブリギッテ・ドラガノフ(第2ヴァイオリン)
 アレハンドロ・レグエイラ・カウメル(ヴィオラ)
 ゲオルク・ボーゲ(チェロ)

 録音 2017年2月27-28日 イエス=キリスト教会(ドイツ)‛&1-4 2018年6月13-14日 ベルリン、放送会館‛&5-6

 アイルランド出身の作曲家スタンフォード。しかし彼が活躍したのは主にイギリスの音楽界であり、ケンブリッジ大学で教鞭を執り、その後、設立されたばかりの英国王立音楽大学の教授に就任。ホルストやアイアランド、ヴォーン・ウィリアムズやブリッジらを育てた功績で知られています。
 このように教育者として名声を確立した半面、その作品は弟子たちの名作の影に隠れてしまい、数多くの室内楽作品や宗教曲は顧みられることがありませんでした。
 スタンフォードの作品の多くは、アイルランド民話の要素が含まれた神秘的でロマンティックなもの。そして室内楽作品にはブラームスの影響も少なからず見られます。
 このアルバムには円熟期の「ピアノ五重奏曲」と晩年に書かれた2曲の「幻想曲」が収録されており、田園地帯を思わせる素朴な旋律を味わうことができます。
 ベルリン放送交響楽団のメンバーたちと、ベルリン・ピアノ三重奏団でピアノを担当するニコラウス・レーザが親密なアンサンブルを奏でています。

 
 
 


C5429
¥2600
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):管弦楽作品集 ウィーン放送交響楽団、
グレゴール・ビュール(指揮)
 1. 《緑のズボンのドン・ギル》Op. 35/2-序曲(1921-23)
 ディヴェルティメント Op. 42(1929) 放送オーケストラのために
  2. I. Mabig bewegt/3. II. Gemessen, doch immer bewegt/4. III. Langsam/
  5. IV. ZeitmaB der Sarabande/6. V. Sehr lebhaft
 7. アリエルの歌 Op. 18(1910)-シェイクスピアの「嵐」より
 小オーケストラのために セレナード 変ホ長調 Op. 20(1910)
  8. I. Leicht bewegt/9. II. Lebhaft, ausgelassen/10. III. Ruhig/
  11. IV. (Die Achtel fast so rasch wie bisher die Viertel)

 録音 2020年6月12-13日、16日 ウィーン, Radio Kulturhaus(オーストリア)

 "聴衆たちは、調性音楽作曲家の末裔として私を覚えているかもしれません。
 私は未だ生きていて、作曲を続けています"‛&ヴァルター・ブラウンフェルス(1946年)

 ブラウンフェルスの音楽は2度、歴史の闇に葬られました。1回目はナチスによって「退廃音楽」の烙印を押された時。2回目は戦後のドイツが調性音楽を含む、あらゆる形式のロマン派音楽の大部分を排除した時。
 しかし、21世紀になって彼の音楽は再復興を遂げており、このCapriccioのシリーズをはじめ、ドイツを中心に次々と彼の作品がリリースされています。
 このアルバムにはジャズの様式を取り入れた「ディヴェルティメント」や、喜劇《緑のズボンのドン・ギル》序曲と言った、ブラウンフェルスの柔軟性に富んだ作風による作品を収録。
 ブラウンフェルス作品を得意とするグレゴール・ビュールの指揮は作品の美点をあますことなく伝えます。

 
 
 


C5430
¥2600
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ 他
 1-4. チェロとピアノのためのソナタ第1番 イ長調 Op. 7
 5. 主題と変奏 Op.10 -ホルン(チェロ)とピアノのために
 6-9. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 ニ短調 Op. 5
フローリス・マインダース(チェロ)‛&1-4
プシェミスル・ヴォイタ(ホルン)‛&5
ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)‛&6-9
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 録音 2020年4月18-21日 イエス=キリスト教会(ドイツ)

 オーストリア、ロマン派の作曲家ヨーゼフ・ラーボア。現在ではほとんど作品を耳にすることがありませんが、生前は、幼いころに罹患した天然痘のために失明するというハンディを乗り越え、作曲家、教育者として高く評価されていた音楽家です。
 また弟子でもあった、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインとも親しく、裕福なヴィトゲンシュタイン家の後押しを受け、その作品のほとんどが出版されたことでも知られています。
 みずみずしいハーモニーに支えられたラーボアの作品は、ブラームスの影響も感じさせる落ち着いた雰囲気を湛えており、このアルバムでもラーボア作品を得意とするヴァイオリニスト、カーモンをはじめとした奏者たちが集い、美しく親密な調べを奏でています。

 
 




CPO



555346
¥2800
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
 管弦楽組曲(序曲) BWV1066-1069(オリジナル版)

  1-7. 序曲第1番 ハ長調 BWV 1066
  8-14. 序曲第2番 ロ短調 BWV 1067
  15-19. 序曲第3番 ニ長調 BWV 1068
  20-24. 序曲第4番 ニ長調 BWV 1069
コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)

 録音 2019年11月20-24日 Garnisson Church, Copenhagen(デンマーク)

 通常「管弦楽組曲」と呼ばれるJ.S.バッハのBWV1066から1069までの4作品。
 バッハ自身はこれらの作品を「組曲」とは呼ばず「フランス風の序曲から始まる作品」と称していたとされます。
 近年の研究によると、作曲年代もこれまで想定されていた年代よりはるか以前のヴァイマール、及びケーテン時代の作品と推測されており、譜面に記されたトランペットやティンパニは、後年、ライプツィヒで演奏するために追加された可能性も指摘されています。
 自筆のスコアは散逸してしまいましたが、モルテンセンは研究結果が反映されたオリジナル・ヴァージョンで演奏、バッハがもともと意図したであろう、小規模なアンサンブルによる組曲として聴かせます。
 例えば特徴的な第3序曲(組曲)のトランペットとティンパニは省かれていますが、作品の美しさは全く損なわれていません。
 デンマークを代表するバロック・アンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲンによる演奏です。
 
 

555086
¥2200
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲集 第3集
 1-4. 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op. 44 No. 1
 5-8. 弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 Op. 44 No. 2
ミンゲット四重奏団
【メンバー】
 ウルリヒ・イズフォルト(第1ヴァイオリン)
 アンネッテ・ライジンガー(第2ヴァイオリン)
 アロア・ゾリン(ヴィオラ)
 マティアス・ディーナー(チェロ)

 録音 Evangelische Kirche Honrath(ドイツ) 2016年7月7-10日‛&1-4 2018年6月28日-7月2日‛&5-8

 好評シリーズ、ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集。
 第3集に収録されているのは、1837年から38年に作曲された作品44の1と2の2曲です。
 これらはスウェーデンのヴァーサ公グスタフに献呈されており、どちらもメンデルスゾーンの熟練した筆致で描かれた名作です。
 第3番は冒頭の明るく輝くような旋律が特徴的で、まるでヴァイオリン協奏曲のような味わいを見せています。
 第4番は作品番号44の3作の中で、最も早く書かれた曲であり、こちらもヴァイオリンが大活躍。第2楽章の美しい旋律も印象的です。
 ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設立されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで演奏、作品の魅力を伝えています。
 
 

555425
¥2800
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):復活祭カンタータ集
 1. Ich war tot, und siehe, ich bin lebendig わたしは死んだことはあるが、見よ、世々限りなく生きている者である TWV 1:872
 2. Triumph! Ihr Frommen freuet euch 勝利だ! 喜べ、汝ら敬虔なる者よ TWV 1:1424
 3. Er ist auferstanden 主はよみがえりぬ TWV 1:460
 4. Brannte nicht unser Herz in uns わたしたちの心は燃えていたではないか TWV 1:131
 5. Verlass doch einst, o Mensch  一度捨てよ、人間よ TWV 1:1470
  ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)、マルゴット・オイツィンガー(アルト)、ゲオルク・ポプルッツ(テノール)、
  ペーター・コーイ(バス)、
  ケルン・アカデミー(古楽器使用)、
  ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

 録音 2020年11月17-20日 Wuppertal, Immanuelskirche(ドイツ)

 テレマンは、アイゼナハの宮廷時代(1708-12)、フランクフルト・アム・マイン市の音楽監督時代(1712-21)、ハンブルクの音楽監督時代(1721-67)、この60年間に1700曲以上のカンタータを作曲しています。
 このアルバムに収録された「復活祭のためのカンタータ」はハンブルクの音楽監督時代の作品で、オペラ、コンサート、教会音楽の演奏を精力的に行うとともに、作品を次々と出版し高い名声を獲得していた頃に書かれたものです。
 レチタティーヴォを持たないカンタータは金管楽器と木管楽器のアンサンブルが多用され、聖書の言葉を引用し対位法を駆使したアリアにも重点が置かれています。
 レチタティーヴォを持つカンタータは、最初のシンフォニアの後に伴奏付きのレチタティーヴォが続き、その後にコラールと精巧に書かれたデュエットが置かれています。
 美しい独唱の旋律と荘厳で華麗な合唱、これを彩る楽器の響きが融合した作品を、宗教曲を得意とするソリストたちがケルン・アカデミーとともに、ヴィレンズの指揮で歌い上げています。
 
 


555395
¥2800
弦楽のためのイギリス音楽集 第2集
 1-6. クリストファー・ウィルソン(1874-1919):
    弦楽オーケストラのための組曲(1901)
 7-10. グランヴィル・バントック(1868-1946):
   弦楽オーケストラのためのセレナーデ「西の果てに」
 11-15. バントック:
   弦楽のための組曲「スコットランド、ハイランドの情景から」
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)

 録音 2020年7月1-3日 Congress Centrum Pforzheim, GroBer Saal (ドイツ)

 第1集が好評を博した「弦楽のためのイギリス音楽集」。第2集には後期ロマン派に属する2人の作品が収録されています。
 バントックはバーミンガム総合大学音楽科教授を務めた作曲家で、長大な交響曲を残したハヴァーガル・ブライアンの親しい友人としても名を残しています。
 セレナード「西の果てから」は1912年、ヘレフォードで開催された「スリー・クワイア・フェスティヴァル」からの委嘱作品。
 ヘレフォードはイングランド西部にあるため「西の果てから」と名付けられました。この曲を演奏したダグラス・ボストックが「この曲はセレナードではありません」と語ったほど、シンフォニックで簡潔に整理された厳しい表情を持つ素晴らしい"弦楽のための交響曲"です。
 他にはバントックが愛したスコットランドの旋律が用いられた組曲と、シェイクスピアの劇のための作品で知られるウィルソンの6つの小品で構成された組曲が収録されています。
 
 


555404
¥2800
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
 コントラバス協奏曲 第2集

  1-3. コントラバス協奏曲第1番 ニ長調
  4-7. シンフォニア第15番 イ長調
  8-10. コントラバス協奏曲第8番 ニ長調
ロマン・パトコロ(コントラバス)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)

 録音 2020年7月14-16日 Congress Centrum Pforzheim, Mittlerer Saal(ドイツ)

 モラヴィア出身、オーストリアで活躍したコントラバス奏者、作曲家シュペルガーのコントラバス協奏曲集第2集。
 ウィーンで音楽教育を受け、1777年にプレスブルク(現ブラチスラヴァ)大司教の宮廷楽師に就任。コントラバスのヴィルトゥオーゾとして1778年にウィーン音楽家協会に入会し、自作のコントラバス協奏曲を演奏し名をあげました。
 40曲以上の交響曲(シンフォニア)と18曲のコントラバス協奏曲の他、数多くの作品を残し、ウィーン楽派の重要な作曲家として名を残しています。
 この第2集には第1番と第8番の協奏曲に加え、ハイドンを思わせるシンフォニア第15番を収録。コントラバスの妙技を存分に味わうことができます。
 ソロを務めるロマン・パトコロは1982年、スロヴァキア生まれのコントラバス奏者。アンネ=ゾフィー・ムターとの数々の共演で知られる若き名手です。
 
 


555274
¥2800
チプリアーニ・ポッター(1792-1871):交響曲 第1番 他
 1-4. 交響曲第1番 ト短調
 5-6. 序奏と軍隊風ロンド 変ホ長調 - ピアノとオーケストラのために
 7. 序曲「シンベリン」
クレア・フアンチ(ピアノ)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音 2019年4月30日-5月2日 BBC Hoddinott Hall, Cardiff(UK)

 イギリス出身のピアニスト、作曲家チプリアーニ・ポッター。幼い頃、父より音楽の手ほどきを受け、その後トーマス・アトウッド、ウィリアム・クロッチ、ヨーゼフ・ヴェルフルらから作曲の指導を受けましたが、イングランドでは名声を得るチャンスがないと判断した彼は、1817年にウィーンに旅行しベートーヴェンの知遇を得ます。
 そしてベートーヴェンから紹介されたアロイス・フェルスターに師事して研鑽を積み、イングランドに帰郷。すぐさま人気作曲家、ピアニストとしての名声を獲得します。
 彼はベートーヴェンや晩年のモーツァルトの作品を研究し、これらの成果を自身の作品にも取り入れており、ロンドン音楽協会の記念イヴェントでは、このアルバムに収録されているト短調交響曲を含む9曲の交響曲を演奏し称賛を浴びました。
 「序奏と軍隊風ロンド」は彼のピアニストとしての技術が存分に発揮された輝かしい曲。また、シェイクスピアの戯曲に基づいた「シンベリン」は彼のドラマティックな面が発揮された劇的な作品です。
 
 

555376
(SACD HYBRID)
¥2200
マックス・ドリシュナー(1891-1971): 太陽の賛歌 オルガン作品集
 1. Toccata, Adagio und Fuge トッカータ、アダージョとフーガ イ長調
 2. Wie schon leuchtet der Morgenstern 暁の星のいと美しきかな
 3. Wachet auf, ruft uns die Stimme 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
 4. Erste Nordische Volkstonsuite 北欧民謡による第1組曲
 5. Lofot-Variationen 「ロフォート」変奏曲
 6. Nordische Fantasie 北欧幻想曲 イ短調
 7. Lobe den Herren den machtigen Konig der Ehren 全能の主への賛美
 8. Dir, dir, Jehova will ich singen わが主、御神,われ歌わん
 9. Es ist das Heil uns kommen her われらに救いの来たれるは
 10. Praeludium und Fuge 前奏曲とフーガ イ短調
 12 Choralvorspiele fur Dorforganisten 「村のオルガニスト」より12のコラール前奏曲
  11. Liebster Jesu, wir sind hier 最愛のイエス、われらここにあり
  12. Wer nur den lieben Gott lasst walten ただ愛する神の摂理にまかす者
  13. Sieh, hier bin ich, Ehrenkonig 見よ、ここにいるのは栄耀王
  14. Komm, o komm, du Geist des Lebens 来たれ、生命の霊よ
  15. Die guldne Sonne voll Freud und Wonne 黄金の太陽、よろこびとさいわいに満ちて
  16. Herr Gott, dich loben alle wir 主なる神、私たちは皆あなたをたたえます
  17. Herz und Herz vereint zusammen 心と心が一つに
  18. Verleih uns Frieden gnadiglich 主よ、我らが日々に平和を与えたまえ
  19. Die Sonn hat sich mit ihrem Glanze 太陽はその輝きとともに成長する
  20. Befiehl du deine Wege おのが道をゆだねよ
  21. Frohlich soll mein Herze springen 私の心は快く喜ぶ
 22. Schonster Herr Jesu イエスきみはいとうるわし
 23. Sonnenhymnus – Passacaglia 太陽の賛歌 - パッサカリア ホ長調
  フリードヘルム・フランメ(オルガン)、デトモルト、聖十字架教会、シューケオルガン

 録音 2020年3月5-6日 Heilig-Kreuz-Kirche, Detmold(ドイツ)

 ドイツ後期ロマン派の流れを汲む作曲家、マックス・ドリシュナー。シレジアのプリエボルン(現プシェヴォルノ)で生まれ、ライプツィヒとブレスラウで神学を学びますが、やがて音楽の道を志し、ベルリン音楽アカデミーでワンダ・ランドフスカにピアノ、オルガン、チェンバロを学びます。
 第一次世界大戦に従軍した彼は左手の指先を失いますが、戦後、独学でバッハ以前の音楽を研究。幅広い知識を身に着け、1923年にはポーランドの都市ブジェクでチェンバロ・コンサートを開催しています。
 そして青年合唱団を設立するとともに、ブジェクの聖ニコライ教会のオルガニストに就任。この時期に数多くのオルガン作品を作曲しました。
 しかし、1945年にブシェクが軍事要塞になったため、彼はプシェヴォルノに避難し、ここでも地域の教会のオルガニストを務めています。
 彼のオルガン作品のほとんどは教会での演奏のために書かれた、聴衆が難なく理解できるような魅力的な音楽であり、小さなオルガン、またはピアノでも演奏できるほどにシンプルなのが特徴。
 代表作の「太陽の賛歌」は生まれ故郷のシレジアの日の出を想起させる作品で、いくつかの詩篇の旋律を引用した8小節のメロディを34回引用するというもの。
 ホ長調を起点としながら、複雑なリズムを駆使した様々な旋律が絡み合う壮大な仕上がりを見せています。
 




GRAND PIANO


GP843
¥2400
スヴェイン・フンスネス(1951-):
 ピアノ・ソナタ第2番/冬の踊り/光の色彩 他
ラウラ・ミッコラ(ピアノ‛&Steinway, Model D-274)
  1-4. ピアノ・ソナタ第2番(2017-19)
  Vinterdanser 冬の踊り(2017-19)
   5. I. Molto animato/6. II. Allegretto con grazia/7. III. Esitante/
   8. IV. Con moto/9. V. Moderato con anima
  Nuances de lumiere 光の色彩
   10. 第1曲 Jongleurs de feu 松明をもった曲芸師/11. 第2曲 Prelude et Berceuse 前奏曲と子守歌/
   12. 第3曲 La Danse des Ombres 影の踊り/13. 第4曲 Une apres midi a La Duquesa ドゥケーサの午後
  世界初録音

 録音 2020年8月11-13日 Sofienberg Church, Oslo(ノルウェー)

 現代ノルウェーの作曲家スヴェイン・フンスネス。ジャズ、ロックからファンクまでの幅広いジャンルを根幹に持った多数の作品を発表、とりわけピアノ作品は、若い音楽家たちのために書かれた「クラヴィナータ」などの作品がノルウェーでは良く知られています。
 ピアノ・ソナタ第2番のように、小さなモティーフを発展させて大きな作品にしていくという独自の作風がフンスネスの特徴であり、ここでも技巧的なパッセージが目まぐるしく駆け抜けていく快感を味わうことができます。
 他には、ユニークなリズムが駆使された「冬の踊り」、自然界の様々が現象を音にした「光の光彩」も楽しめます。
 フィンランドのピアニスト、ラウラ・ミッコラはヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、1995年のエリーザベト王妃国際コンクールで第2位を受賞した俊英。
 フンスネスのピアノ作品集第1集(GP800)も高く評価されています。
 
 

GP879
¥2400
タニャ・エカナヤカ(1977-):惑星と人類 - ピアノ・リフレクションズ
 1. 海王星 - アシャニンカ・キンドルド/2. 火星と南極大陸/
 3. 天王星 - ナンバルワー・サステイニング/
 4. 金星 - サーミ・トレイスド/
 5. 土星 - ゴンド・インスパイアード/6. 地球 - 生命/
 7. 木星 - クリー・キャスト/8. 火星 - ハザベ・タッチド
 世界初録音
タニャ・エカナヤカ
 (ピアノ‛&Steinway , Model D)

 録音 2020年12月7-9日 Reid Concert Hall, The University of Edinburgh,Scotland(UK)

 スリランカ出身、イギリスを拠点に活躍する女性作曲家タニャ・エカナヤカ。独自のインスピレーションに支えられた彼女の作品は、スリランカで知られる民謡のメロディと、古典的な作品を融合させたもので、ショパンやベートーヴェン由来の旋律を時折織り込みながら、やさしく幻想的な音楽を紡ぎだすことで知られています。
 このアルバムにはCovid-19パンデミック(コロナ禍)の際に構想されたという8つの作品を収録。
 これらは太陽系の8つの惑星と、地球の7つの大陸を対比させ、その地に伝わるメロディを用いたもので、どれもエカナヤカ独自の視点が張り巡らされた真摯な曲に仕上がっています。
 優れたピアニストとして活躍する彼女自身の演奏が、作品を雄弁に伝えます。
 
 

GP871
¥2400
ホセ・アントニオ・ボッティローリ(1920-1990):
 ピアノ作品全集 第2集 夜想曲集
ファビオ・バネガス(ピアノ‛&Steinway, Model D, No. 559445)
ジョージ・タケイ(朗読)‛&16-20
  1984年、3つの悲しみ(1984)
   1. 晩祷 変ホ長調 B97/2. 悲しみ 変ホ長調 B100/3. 極小の悲しみ ニ短調 B96
  6つのアルバムのページ
   4. アルバムのページ第1番 変ト長調 B45(1976)/5. アルバムのページ第2番 ニ長調 B47(1976)/
   6. アルバムのページ第3番 ニ短調 B48(1976)/7. アルバムのページ第4番 ヘ長調 B49(1976)/
   8. アルバムのページ第5番 ロ長調 「ノクトゥルナリア」 B55(1977)/9. アルバムのページ第6番 ヘ短調 B56(1977)
  1974年、4つの小品(1974)
   10. 映像 ニ長調 B36/11. エロス ロ短調 B37/12. メメント ホ短調 B39/13. 忘れられた人形 ヘ短調 B40
  2つの夜想曲 変ト長調
   14. 夜想曲 変ト長調 B59(1978)/15. 夜想曲 変ト長調 B95(1984)
  5つのピアノの応答
   16. 詩曲 ニ長調 「来たれ」 B35(1974)/17. 帰還 変ロ長調 B113(1975)/
   18. 応答第1番 変ニ長調 「どうですか‛&」 B71(1979)/
   19. 応答第2番 ニ短調 「夜想曲」 B70(1979)/20. 即興曲 ニ短調 「秋」 B74(1980)
  
 世界初録音

 録音 Louis Ferdinand Productions Studio,Hollywood, CA(USA) 2020年10月16日‛&4-9 2020年11月29日‛&1-3,10-20 2020年11月22日‛&16-20(ジョージ・タケイ: 朗読)

 アルゼンチンの作曲家ボッティローリのピアノ作品全集、第2集には夜想曲の雰囲気を持つ作品が収録されています。
 アルバムには夜想曲の他、様々なタイトルを持つ小品をはじめ、弟子でもあるピアニスト、バネガスに捧げられた「6つのアルバムのページ」や作曲家自身による詩が添えられた「5つのピアノの応答」などを収録。
 これらはスペイン・アンダルシア州のコルドバにあるボッティローリの別荘から見る晴天にインスパイアされた作品であり、彼の思いは地上のロマンティックな雰囲気を超え、すでに大宇宙へと羽ばたいています。
 詩の朗読は「スタートレック」などで大活躍した日系アメリカ人二世ジョーイ・タケイ(日本名: 武井 穂郷)が担当。味わい豊かな語り口をご堪能ください。
 



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NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99145
¥2200→\1990
宇田川杰子
 郷愁のロシア
  ロシア・ロマン派ヴァイオリン作品集


  チャイコフスキー (1840-1893) :ロマンス Op.5 (ミハイロフスキー 編曲) (*) / 感傷的なワルツ Op.51 No.6
  ナープラヴニーク (1839-1916) : 4つの小品 Op.64
    夜想曲 / ワルツ=カプリス / ロシアのメロディー / スペインのスケルツォ
  ラフマニノフ (1873-1943) : エレジー Op.3 No.1 (ミハイロフスキー 編曲) (*)
  ストラヴィンスキー (1882-1971) : ロシアの歌
  リムスキー=コルサコフ (1844-1908) : 太陽への賛歌 (クライスラー 編曲)
  アレンスキー (1861-1906) :ワルツのテンポで (ハイフェッツ 編曲) / セレナード Op.30 No.2
  スクリャービン (1872-1915) : 夜想曲 Op.5 No.1 (モギレフスキー 編曲)
  ショスタコーヴィチ (1906-1975) :
   3つの幻想的舞曲 Op.5 (ツィガーノフ 編曲)/24の前奏曲 Op.34 より Nos.2,18,11,17,5 (ツィガーノフ 編曲)
  カバレフスキー (1904-1987) : 即興曲 Op.21 No.1 / ロンド Op.69

 (*)世界初録音
宇田川杰子 (ヴァイオリン)
ペトル・リモノフ (ピアノ)

 録音 : 2020年11月25 & 27日、セント・サイラス教会、ロンドン、イギリス

 長らくロンドンを本拠に活躍している日本のヴァイオリニスト、宇田川杰子 (うががわひでこ) 渾身のロシア・レパートリー。
 ペトル・リモノフはモスクワに生まれ、マリア・ジョアン・ピレシュ、ドミトリー・アレクセーエフに師事したイギリスのピアニスト。



旧譜
ロシアン・ロマンティシズム第1弾


NF/PMA 99130
\2,200→\1990
こういうのが聴きたかった!!
 濃密なロシアン・ロマンティシズム
  ロシア・ロマン派作曲家によるヴァイオリンとピアノのための音楽

 グリンカ(1804-1857):
  ヴィオラとピアノのためのソナタ ニ短調(ヴァイオリンとピアノのための版)(*)
 グリンカ/ヴァシリー・サフォノフ(1852-1918)編曲
  ピアノのためのマズルカ ホ短調(ヴァイオリンとピアノのための版)
 グリエール(1875-1956):ヴァイオリンとピアノのためのロマンスロ短調 Op.3
 キュイ(1835-1918):
  ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲 Op.24 から スペイン風に(No.1)(+)
 グラズノフ(1865-1936):瞑想(ヴァイオリンとピアノのための)Op.32
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲 Op.4(#)
 ルビンシテイン(1829-1894):
  ヴィオラとピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.49 から
   アンダンテ(第2楽章;ヴァイオリンとピアノのための版)(*)
  サンクトペテルブルクの夜会(ピアノのための6つの楽曲)Op.44 から
   ロマンス(No.1;ヴァイオリンとピアノのための版)
 ルビンシテイン/レオポルト・アウアー(1845-1930)編曲:
  ピアノのための2つのメロディー Op.3 から
   へ調のメロディー(No.1;ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
 グラズノフ(1865-1936)/コンスタンチン・ロディオノフ編曲:
  ピアノのためのソナティナ(ヴァイオリンとピアノのための版)(+)
  バレエ「ライモンダ」から グランデ・アダージョ(ヴァイオリンとピアノのための版)
宇田川杰子(ヴァイオリン)
アレクサンドル・パンフィロフ(ピアノ)

 録音:2017年9月25-26日、セント・サイラス教会、ロンドン、イギリス

 (*)作曲者自身の編曲版による世界初録音。(+)世界初録音。(#)世界初CD録音。
 長らくロンドンを本拠に活躍している日本のヴァイオリニスト、宇田川杰子(うががわひでこ)とロシアのピアニスト、アレクサンドル・パンフィロフが歌い上げる濃密なロシアン・ロマンティシズム。


  




改めて宇田川杰子特集

 誰なんだ、宇田川杰子。

 ・・・と思う方も多いと思うが、店主の印象はこの1枚。




 まだ海外レーベルに日本人の名前があがることが珍しかった時代に(四半世紀前!)、CHANDOSから堂々の新譜を出していた人である。
 しかも指揮はチャールズ・マッケラス、オケはロンドン交響楽団。

 まさに堂々たるものである。(現在廃盤!・・・と思ったらNimbusから再発売)



 NIMBUS
NI 6270
(CD-R)
\2500→\2290
CHANDOSの名盤復活!
 指揮はマッケラス!!!
 宇田川杰子が弾く、ブラームスとブルッフのヴァイオリン協奏曲

 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
宇田川杰子(ヴァイオリン)
チャールズ・マッケラス(指揮)
ロンドン交響楽団
 イギリス、ロンドンで活躍する日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子が弾く、ブラームスとブルッフのヴァイオリン協奏曲。
 Chandosで発売し(CHAN 8974)廃盤になっていたタイトルがNimbusより復活!!
 指揮は今は亡き巨匠チャールズ・マッケラス!

 1989年5月21日&23日の録音。


 宇田川杰子はナタン・ミルシュテインに師事し、ロンドン、ニューヨークのジュリアード音楽院で学んだ。現在はロンドンに住んでいるらしい。

 ただ、そのCHANDOSのアルバムのあと、この人のこと正直忘れていた。

 ・・・ところがその宇田川女史、最近いやに名前を聞くようになってきた。
 ヴァイオリン・ファンの心をくすぐるなかなかキュートなアルバムを連発してくれている、
 ちょっと聴きたくなる曲を取り上げてくれるのである。

 しかもいつも共演者がすごい。
 
 ラフマニノフのヴァイオリン曲集という切ないアルバムはリフシッツとの共演。
 「ロマンティック・ノベルティーズ」というオケ伴奏のアルバムは指揮がマーティン・ブラビンズで、オケはフィルハーモニア管弦楽団
 こてこてロシアの哀愁系の名曲なにCDが少ないリャプノフのヴァイオリン協奏曲では、アラン・ブリバエフ指揮のロイヤル・フィル
 店主を歓喜させた世界初録音7曲を含むハチャトゥリアンのヴァイオリン曲集ではなんとボリス・ベレゾフスキー

 なんともすごいではないか。

 なかなかの人物なのである宇田川杰子。
 世界で活躍している日本人ヴァイオリニストでは間違いなくトップランク。


 野太い音で日本人離れした存在感を発揮し、海外レーベルで堂々の活躍を見せる宇田川杰子、どうぞご記憶あれ。




SIGNUM
SIGCD 164
\2600→\2390
ラフマニノフ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
宇田川杰子&リフシッツ

 ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.19(ミハイロフスキー編)*/
 ロマンス イ短調Op.Posth(原典版)*/
 東洋の踊りOp.2-2(ミハイロフスキー編)*/
 ひなぎくOp.38-3(クライスラー編)/
 練習曲《音の絵》Op.33より 第7曲変ホ長調(ハイフェッツ編)/
 前奏曲ト長調Op.32-5(ハイフェッツ編)/
 メロディOp.21-9(ハイフェッツ編)/
 東洋のスケッチ(ハイフェッツ編)/
 練習曲《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調(ハイフェッツ編)/
 ヴォカリーズOp.34-14(プレス編)/ハンガリー舞曲Op.6-2(原典版)
宇田川杰子(ヴァイオリン)、
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
*=世界初録音。

 注目のラフマニノフ室内楽作品リリースが相次ぐ中、また魅力的なアルバムが登場。
 しかもヴァイオリンが宇田川杰子。彼女は恩師ナタン・ミルシテインの芸術を受け継ぎ、現在はロンドンを拠点として世界規模での活躍を続けている。
 これまでにも世界初録音を含む数多くのレコーディングを発表してきた宇田川杰子。「チェロ・ソナタ」や、「音の絵」などの名作からの"アレンジ"、「ロマンス イ短調」と「ハンガリー舞曲」の"原典版"で構成されたラフマニノフ・アルバムは、宇田川杰子の幅広いレパートリーと作品の発掘に対する情熱が実現させた芸術作品なのである。そして宇田川杰子とデュオを組むピアニストは、なんとリフシッツ!ヴァイオリンとピアノのデュオで聴くラフマニノフもまた格別 ――。


 SIGNUM
SIGCD 224
\2600→\2390
ロマンティック・ノベルティーズ
 リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題による幻想曲Op.33/
 ゲーゼ:奇想曲イ短調/
 イザイ:マズルカOp.10-2/
 グラズノフ:瞑想曲Op.32/
 イザイ:謝肉祭のセレナーデ/
 チャイコフスキー:憂鬱なセレナードOp.26/
 ヨアヒム:変奏曲ホ短調
宇田川杰子(ヴァイオリン)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
日本人ヴァイオリン奏者、宇田川杰子のオーケストラ伴奏付き作品集。前作のリフシッツに続く共演者はブラビンズ&フィルハーモニア。


 SIGNUM
SIGCD 312
\2600→\2390
宇田川杰子
 リャプノフ:ヴァイオリン協奏曲
 ハチャトゥリアン:
  コンチェルト・ラプソディ(ヴァイオリン版)
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・モノローグ
宇田川杰子(ヴァイオリン)
アラン・ブリバエフ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 イギリス、ロンドンで活躍する日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子が得意とするロシアン・レパートリーの新録音は、リャプノフとハチャトゥリアン。
 ヴァイオリンで弾くハチャトゥリアンの「コンチェルト・ラプソディ」がユニーク。タクトを執るのは、カザフスタンの俊英アラン・ブリバエフ。2011年10月の録音。
 NIMBUS
NI 6269
(CD-R)
\2500→\2290
ロシアン・レパートリーの新録音、世界初録音7曲を含むハチャトゥリアン
 
宇田川杰子&ボリス・ベレゾフスキー
 ハチャトゥリアン:
  詩曲/舞曲第1番*/エレジー/舞曲/ヴァイオリン・ソナタ*/
  バレエ音楽 《仮面舞踏会》 よりノクターン*/
  バレエ音楽 《ガイーヌ》 より
   剣の舞、アイシャの踊り、ヌーネのヴァリエーション*、子守歌/
  バレエ音楽 《スパルタクス》 より
   エギナの踊り*、グランド・アダージョ* *=世界初録音
宇田川杰子(ヴァイオリン)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
 イギリス、ロンドンで活躍する日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子が得意とするロシアン・レパートリーの新録音は、世界初録音7曲を含むハチャトゥリアン。
 ピアノ伴奏で演奏される世界初録音の「ノクターン」は哀愁を帯びている。

 2000年7月5日-6日の録音。


 NI 6299
(CD-R)
\2500→\2290
宇田川杰子
 バロック・インスピレーションズ

  タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ト短調《悪魔のトリル》
   (世界初録音)
  ヴィヴァルディ:無伴奏ヴァイオリンのためのプレリュード《アンダンテ ハ短調》
   (世界初録音)
  シュターミッツ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調(世界初録音)
  クライスラー:ヴィヴァルディの様式によるヴァイオリン協奏曲ハ長調
  ヴィターリ:ヴァイオリンと管弦楽のためのシャコンヌ ト短調
宇田川杰子(ヴァイオリン)
ニコラス・クレーマー(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 無伴奏ヴァイオリン版 《悪魔のトリル》 !!

 イギリス、ロンドンで活躍する日本人ヴァイオリニスト宇田川杰子が弾く、無伴奏ヴァイオリン版の世界初録音となる「悪魔のトリル」やヴィヴァルディのヴァイオリン・ソナタRV.8(Op.2-7)からのトランスクリプションなどを収録した意欲作。指揮はチェンバロ奏者としてのキャリアをスタートし、70年代にイギリス室内管弦楽団を弾き振りし名声を博したニコラス・クレーマー。オーケストラはLinn Recordsでもお馴染みのスコットランド室内管弦楽団。17世紀から20世紀までの作品を宇田川杰子が華麗に弾き分ける。2014年4月15日-16日、5月23日の録音。

 ※Nimbus Allianceは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



 NI 6316
(CD-R)
\2500→\2290

宇田川杰子の名盤復刻!
 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

  グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
  チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
  ショーソン:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 Op.25
  サラサーテ:スペイン舞曲集より アンダルシアのロマンス Op.22-1
  サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリス

宇田川杰子(ヴァイオリン)
ケネス・クライン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 恩師ナタン・ミルシテインの芸術を受け継ぎ、現在はロンドンを拠点として活躍を続ける日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子。
 グラズノフのヴァイオリン協奏曲をメインとし、チャイコフスキー、ショーソン、サラサーテらによるヴァイオリンと管弦楽のための名曲を収録したアルバムが、Nimbus Allianceより復刻。

 ※録音:1989年10月7日-8日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)








<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 20085
(10CD)
¥5400→\4990
ルイス・ケントナー名演集
 Disc1 70'36"
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
   (1)第1番ト長調「雨の歌」Op.78/(2)第2番イ長調Op.100/(3)第3番ニ短調Op.108
 Disc2 69'41"
  (1)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番/(2)同:子供のために第1巻~第22、31、30、40曲/
  (3)ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ/
  (4)バラキレフ:夢/(5)同:マズルカ第6番変イ長調/(6)同:イスラメイ
 Disc3 75'33"
  (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
  (2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
 Disc4 67'54"
  リャプノフ:超絶技巧練習曲集(全12曲)
 Disc5 70'39"
  (1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(2)同:死のチャールダーシュ/(3)同:夜想曲「夢の中に」/
  (4)バラキレフ:ピアノ・ソナタ変ロ短調/
  (5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
 Disc6 79'56"
  リスト:
   (1)3つの演奏会用練習曲~第2曲「軽やかさ」/ 第3曲「ため息」/
   (2)超絶技巧練習曲集~鬼火/(3)2つの演奏会用練習曲/
   (4)パガニーニによる大練習曲~第2曲変ホ長調 / 第3曲「ラ・カンパネラ」/ 第5曲「狩」/
   (5)巡礼の年第1年「スイス」~泉のほとりで/
   (6)マイアベーアの「予言者」によるイラストレーション~スケートをする人々/
   (7)巡礼の年第2年追加「ヴェネツィアとナポリ」~ゴンドラ曳き / タランテラ/
   (8)ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」(コンスタント・ランバート編ピアノと管弦楽版)
 Disc7 51'10"
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ
   (1)第1番ロ短調BWV1014/(2)第2番イ長調BWV1015/(3)第3番ホ長調BWV1016
 Disc8 56'05"
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ
   (1)第4番ハ短調BWV1017/(2)第5番ヘ短調BWV1018/(3)第6番ト長調BWV1019
 Disc9 79'55"
  (1)モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット」/
  (2)同:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/
  (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30の1
 Disc10 73'12"
  (1)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調/
  (2)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール/
  (3)フバイ:そよ風Op.30の5
 ルイス・ケントナー(ピアノ)
 Disc1, 7, 8:ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 Disc2:サー・エードリアン・ボールト(指揮)BBC交響楽団(1)、ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(3)
 Disc3:サー・エードリアン・ボールト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(1)
  ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)、アンソニー・ピニ(チェロ)(2)
 Disc6:コンスタント・ランバート(指揮)サドラーズ・ウェールズ管弦楽団(8)
 Disc9:レジナルド・ケル(クラリネット)、フレデリック・リドル(チェロ)(1)
  ハリー・ブレック(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(2)、イエネー・レナー(ヴァイオリン)(3)
 Disc10:ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(1)(2)、ガスパール・カサド(チェロ)(1)
  パスカル四重奏団(2)、エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)(3)

 大柄な技巧と説得力。往年のハンガリーの名手ケントナーの至芸が10枚組発売!

 録音:Disc1:1956年9月10日(1)、1957年9月13日(2)、8月16日(3)/Disc2:1946年(1)、1940年(2)、1950年8月8日(3)、1944年(4)-(6)/Disc3:1941年/Disc4:1959年/
  Disc5:1948年5,6月(1)、1951年11月(2)(3)、1949年6月(4)、1937年6月(5)/Disc6:1939年(1)(3)(6)、1937, 41年(2)、1947, 49年(4)、1937年(5)、1938年(7)、1940年(8)/
  Disc7, 8:1951年1,4月/Disc9:1941年1月17日(1)、1959年(2)、1930年代後半~40年代初頭(3)/Disc10:1961年(1)、1954年(2)、1929年(3)

 ルイス・ケントナー(1905-1987) はハンガリー出身のピアニスト。ブダペスト王立音楽院でヴェイネルやコダーイに師事し、第2回ショパン国際コンクールで第5位に入賞しました。

 彼はリスト、バルトークなどハンガリー作品の演奏で名を成しましたが、レパートリーがとても広く、独奏、協奏曲から室内楽までいずれも高く評価されています。
 リスト弾きとしての実績から、バラキレフの「イスラメイ」やリャプノフの「超絶技巧練習曲集」など恐るべき難曲の録音も依頼され、長く定番となっていました。

 室内楽奏者としては、義弟メニューイン(妻がケントナーの実妹)との素晴しい共演盤が数多く残されています。
 ここではブラームスやバッハの名作ソナタのほか、ラヴェルのピアノ三重奏曲やショーソンの「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール」まで両者の至芸を堪能できます。
 またエリカ・モリーニと1929年に共演したフバイの「そよ風」、レナーと共演したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番も貴重です。

 さらにモーツァルトのピアノ協奏曲第24番では自作のカデンツァを披露。またリストのソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」はコンスタント・ランバート編ピアノと管弦楽版というのも興味を引かれます。
 いずれも今日入手困難なものばかり。ピアノ・ファンなら無視できないBoxです。
 
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PH 21004
(10CD)
¥5400→\4990
アルトゥール・バルサム名演集
 Disc1 68'53"
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
   (1)第1番ト長調「雨の歌」Op.78/(2)第2番イ長調Op.100/(3)第3番ニ短調Op.108
 Disc2 66'19"
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
   (1)第5番ヘ長調「春」Op.24/(2)第6番イ長調Op.30の1/(3)第7番ハ短調Op.30の2
 Disc3 70'57"
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲ニ長調Op.61a(ヴァイオリン協奏曲の自編)
   (2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
 Disc4 64'43"
  (1)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13/
  (2)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調/
  (3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 Disc5 76'42"
  モーツァルト:
  (1)ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246/(2)「私はランドール」による12の変奏曲K.354(299a)/
  (3)アダージョ ロ短調K.540/(4)メヌエット ニ長調K.355(576b)/(5)小さなジグ ト長調K.574/
  (6)行進曲第1番ハ長調K.383e/(7)「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲K.613/
  (8)幻想曲ニ短調K.397(385g)/(9)ロンド ヘ長調K.494
 Disc6 64'57"
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ
   (1)第7番ハ長調K.309/(2)第8番イ短調K.310/(3)第9番ニ長調K.311(284c)/(4)第10番ハ長調K.330
 Disc7 74'00"
  (1)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール/
  (2)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 Disc8 69'53"
  (1)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
  (2)ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.11の2
  (3)C.P.E.バッハ:ピアノ協奏曲ニ短調Wq.23 H.427
 Disc9 59'14"
  (1)フンメル:ピアノ協奏曲イ短調Op.85
  (2)パガニーニ(フランチェスカッティ編):カプリスOp.1~第24、13、9、20、14番
  (3)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40の2
 Disc10 79'60"
  (1)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲~第17、6、5、7、8、1番/
  (2)ミヨー:小さなワニの踊りOp.256(全3曲)/
  (3)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38/
  (4)グラズノフ:瞑想曲Op.32/
  (5)ヴィエニャフスキ:旅芸人Op.19の2/
  (6)ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):ロシアの歌/
  (7)ヴィタリ:シャコンヌ/
  (8)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/
  (9)ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第2番ホ短調/
  (10)ヴィエニャフスキ(クライスラー編):カプリス イ短調/
  (11)サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25~フィナーレ/
  (12)クライスラー:狩/
  (13)カール・エンゲル(ジンバリスト編):貝殻/
  (14)ウィリアム・クロール:バンジョーとフィドル
 アルトゥール・バルサム(ピアノ)
 Disc1:シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
 Disc2:ジョゼフ・フックス(ヴァイオリン)
 Disc3:クレメンス・ダヒンデン(指揮)ヴィンタートゥール交響楽団(1)、ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)(2)
 Disc4:ジョゼフ・フックス(ヴァイオリン)(1)(2)、ラヤ・ガールブゾワ(チェロ)(3)
 Disc5:ワルター・ゲール(指揮)ヴィンタートゥール交響楽団(1)
 Disc7:パスカル四重奏団(1)、ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)(2)
 Disc8:ジョゼフ・フックス(ヴァイオリン)(1)、ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)(2)、
  ヴィクター・デザルツェンス(指揮)ヴィンタートゥール交響楽団(3)
 Disc9:オットー・アッカーマン(指揮)ヴィンタートゥール交響楽団(1)、
  ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)(2)
 Disc10:エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)(1)、ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)(2)、
  ザラ・ネルソヴァ(チェロ)(3)、ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)(4)-(7)、
  ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(8)、マイケル・レビン(ヴァイオリン)(9)-(14)

 伴奏名人で名高いバルサム、凄いピアニストだったことを再認識させてくれるBox登場! 録音:

 Disc1:1953年5月/Disc2:1952年5/6月/Disc3:1952年頃(1)、1957年(2)/Disc4:1953年5月(1)(2)、1947年頃(3)/
 Disc5:1952年頃(1)、1960年頃(2)-(9)/Disc6:1960/61年/Disc7:1950年11月(1)、1955年(2)/ Disc8:1955年(1)、1952年(2)、1950年頃(3)/
 Disc9:1952年頃(1)(3)、1947年(2)/Disc10:1945年(1)、1949年(2)(4)-(6)、1960年(3)、1932年(8)、1952年(9)-(14)、1955年(7)

 アルトゥール・バルサム(1906-1994) はポーランド出身のピアニスト。ワルシャワとウッチで学んだ後、ベルリン高等音楽学校でシュナーベルに師事、1930年のベルリン国際ピアノ・コンクールで優勝しました。

 ナチスから逃れアメリカに定住し、独奏者として活躍するかたわら、フランチェスカッティ、モリーニ、ミルシテイン、スターンらと共演し、名伴奏者として名を成しました。
 さらにイーストマン音楽学校ほかで教鞭をとり、アックス、ペライアを含むアメリカのピアニストたちを育てました。

 バルサムの録音は少なくありませんが、ゴールドベルク、ミルシテインとのソナタが貴重。20 世紀初頭のヨーロッパのヴァイオリン芸術を堪能させてくれます。
 端正なモーツァルトやブラームスをたっぷり楽しませてくれる一方、彼としては珍しいヒンデミットやショーソンも聴きものです。
 協奏曲では名人芸を発揮。特にモーツァルトのピアノ協奏曲では自作のカデンツァを披露しています。名手バルサム再発見のBoxです。
 




<国内盤> 


OMF


KCD-2092
¥2727+税
バスクラリネットアルバム アマービレ 船木喜行 船木喜行(バスクラリネット)、
野代奈緒(ピアノ)
 オトマール・シェック(1886-1957):バスクラリネットとピアノのためのソナタ 作品41
  1. 第1楽章 悠然と/2. 第2楽章 躍動的に/3. 第3楽章 躍動的に
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):クラリネットとピアノのためのソナタ 変ホ長調 作品120-2
  4. 第1楽章 アレグロ・アマービレ/5. 第2楽章 アパッショナート、マ・ノン・トロッポ・アレグロ/
  6. 第3楽章 アンダンテ・コン・モート
 オーギュスト・ヴェルベッセルト(1919-2012):バスクラリネットとピアノのためのシクルス
  7. 第1楽章 愛らしく/8. 第2楽章 逆行/9. 第3楽章 自由に/10. 第4楽章 無邪気に
 11. ジョナサン・ラッセル(1979-):バスクラリネットとピアノのためのソナタ
 12. フランシス・プーランク(1899-1963):愛の小径
 13. 福田洋介(1975-):さくらのうた

 録音会場: 稲城市立iプラザ ホール/録音日: 2020年10月13日-15日/仕様: ジュエルケース仕様 曲目解説付き/ドローイング: 小川敦生

 独特の渋みと存在感のある音色の低音域、温かさをたたえる中音域、パッションと張りが特徴的な高音域‛&‛&こうした『広い音域それぞれに違う表情を持つ多彩な表現力』は、バスクラリネットの特筆すべき魅力の一つである。
 この魅力を遺憾なく発揮できる音楽性を有する作品として、クラリネット室内楽の白眉である『ブラームスのソナタ』に挑む。
 バスクラリネットのオリジナル作品からは、20世紀前半のスイスの作曲家O.シェックによる当時のダンスミュージックやバロック音楽に影響を受けた『ソナタ』。ベルギーの作曲家A.ヴェルベッセルトが当代随一のソリストのために書いた十二音技法による近現代音楽『シクルス』。現代アメリカ気鋭のプレイヤーであるJ.ラッセルのジャズやフュージョンのテイスト香る『ソナタ』という、いずれも楽器の特性を存分に発揮した良曲を収録。さらに、楽器特有の音色を紹介できる作品として、美しい旋律を持つ『愛の小径』『さくらのうた』が入っている。
 バスクラリネット。その新たな境地とさらなる可能性を追求した、希少なオリジナル作品を収録含むバスクラリネット作品集。

 船木 喜行(ふなきよしゆき)バスクラリネット
 東京都品川区出身。法政大学を経て、昭和音楽大学を卒業。
 その後、東京藝術大学別科在学中よりクラリネット奏者として多数のプロオーケストラ公演やレコーディング等に参加。同時に、マルチリードプレイヤーとしてこれまでに東京宝塚劇場、東宝ミュージカル、劇団四季、松竹、新国立劇場など多数の公演やレコーディング等に参加。バスクラリネットを軸としたソロコンサートやライブ活動も展開しており、これまでに11回のリサイタルを開催。2010 年にソロアルバム「Basspirit」をリリース。日本作曲家協議会主催「アジア音楽祭 2014」にて、潘皇龍作曲「一江風 ソロ・バスクラリネットと室内オーケストラのための協奏曲(指揮: ラーズロ・ティハニ、室内オーケストラ: アンサンブル東風)」のソリストを務める。
 クラリネットを佐川聖二、千葉直師、堀川豊彦、三界秀実の各氏に、バスクラリネットをヤン・ギュンス、鈴木高通の各氏に師事。現在、ドルチェ東京ミュージックアカデミー、昭和音楽大学附属音楽教室、世田谷音楽院講師。
 ヴェントムジカオルケストラ音楽監督兼常任指揮者。東京プライム・シンフォニーオーケストラメンバー。
















3/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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C’AVI-MUSIC



8553031
¥2600→\2390
独墺ピアニストの実力派
 マルクス・ベッカー(ピアノ)
ソリテュード(孤独)~ ハイドン:ピアノ・ソナタ集 第2巻

 ピアノ・ソナタ ハ短調 Hob. XVI:20
 12の変奏曲 変ホ長調 Hob. XVII:3
 ピアノ・ソナタ ト短調 Hob. XVI:44
 アンダンテと変奏曲 Hob. XVII:6
マルクス・ベッカー(ピアノ)

 独墺音楽のスペシャリスト、マルクス・ベッカーのハイドン第2巻!

 独墺音楽のスペシャリスト、マルクス・ベッカーによるハイドンのピアノ・ソナタ第2巻が登場!
 第1巻(8553369)では可能な限り多様性のあるプログラムを目指し、形式、楽章の種類、創作時期、キャラクターなどの点でそれぞれ違いのある作品が選ばれていましたが、今作では短調の楽曲を中心に、表現の面で親近性のある作品が集められています。
 アルバムのタイトルは『Solitude(孤独)』。
 ベッカーは「近くにいる人が私を混乱させることがないので、私はオリジナルにならざるを得なかった」というハイドンの有名な言葉を挙げつつ、その経歴の中で最も特徴的なのは「孤独」、正確には「孤立」であったと述べています。

 マルクス・ベッカーはレーガーのピアノ作品全集の録音がとりわけ有名なドイツのピアノ・ヴィルトゥオーゾ。
 C'Avi、Hyperion、EMI、Decca、Thorofon、cpoなどのレーベルから多くのCDをリリースし、ドイツの ECHO Klassik賞や Critics' Choice賞を受賞しています。
 J.S.バッハからヴォルフガング・リームまでの幅広いピアノ・レパートリーを非常に説得力のある形で解釈し、ジャズを第2の故郷とする確立されたアーティストとして、国際的なコンサート・シーンで活躍しています。

 ※録音:2020年5月、NDR ハノーファー グローサー・ゼンデザール(ドイツ)


 




 こちら、大ベストセラーとなったレーガーのピアノ作品全集。多くの方が購入されたかと。


NCA 234239
(12CD)
\8000

マルクス・ベッカー(ピアノ)
 マックス・レーガー:ピアノ作品全集


 残り在庫僅少につき完売の際はご容赦を。
 詳細はこちらから。

 

8553080
¥2600
ギター&フォルテピアノ
 ロッシーニ:歌劇《エドゥアルドとクリスティーナ》序曲(カルッリ編)/
 カルッリ:グラン・デュオ ニ長調 Op.70/
 フンメル:ポプリ Op.53/歌劇《セビリアの理髪師》序曲(カルッリ編)/
 ベートーヴェン/カルッリ:モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲 Op.169/
 ボッケリーニ:序奏とファンダンゴ(ジュリアン・ブリームと演奏者による編曲)*
  シェイラ・アーノルド(フォルテピアノ/ノイペルトによるL.デュルケンのレプリカ)
  アレクサンダー=セルゲイ・ラミレス(ロマンティック・ギター/B.クレッセによるJ.G.シュタウファーのレプリカ)
  フリーデリケ・フォン・クロージク(カスタネット)*

 ギターとフォルテピアノのための編曲やオリジナル作品を最も多く残した作曲家のひとり、フェルディナンド・カルッリの作品を中心に、18世紀末から19世紀初頭に書かれたロマンティック・ギター(ビーダーマイヤー・ギター)とフォルテピアノのための作品を、当時の楽器のレプリカで演奏した理想的な1枚。
 現代の楽器ではギターとピアノの音量バランスが悪く、これらの作品をニュアンス豊かに演奏することはできないといいます。
 《魔笛変奏曲》はベートーヴェンのOp.66をベースに、カルッリがギターにふさわしい変奏を付け加えたもの。フンメルの《ポプリ》は師であるモーツァルトの主題、スポンティーニの主題、そしてロシア民謡がメドレーで演奏されます。
 ボッケリーニの《序奏とファンダンゴ》はジュリアン・ブリームが編曲したチェンバロ&ギター版を、フォルテピアノとギター、そして原曲の指示通りカスタネットで演奏したものです。

 ※録音:2012年3月、シュタットハレ(ドイツ、マイナーツハーゲン)
 
 

8553171
¥2600
カタリーナ・コンラーディ
 恋人たち ~
  R.シュトラウス、モーツァルト、シューベルト:歌曲集
カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
  リヒャルト・シュトラウス:
   目覚めたバラ AV66、あなたは私の心の王冠 Op.21-2、ときめく心 Op.29-2、
   私は漂う Op.48-2、ひそかな歌 Op.39-1、父が言いました Op.36-3、満ち足りた幸福 Op.37-1
  モーツァルト:
   夕べの想い K.523、自由の歌 K.506、満足 K.473、
   警告(殿方はいつもつまみ食いしたがる)K.433、すみれ K.476、別れの歌 K.519
  シューベルト:
   ルイーゼの答え D.319、ズライカ I D.720、ナイチンゲールに D.497、若い尼僧 D.828、
   変容 D.59、フィオリオの歌 D.857-2、ズライカ II D.717、愛のためのすべて D.241

 1988年キルギスのビシュケク生まれ、2016年に有名なドイツ音楽コンクール(Deutscher Musikwettbewerb)賞を受賞したソプラノ、カタリーナ・コンラーディによる珠玉のリート集。
 彼女は2018/19シーズンの初めから、ハンブルク州立歌劇場のアンサンブルの一員として、リリック・ソプラノの主要な役をカバーしています。
 アルバムは『Liebende』と題され、ドイツ・リートの中心的なレパートリーであり世界中の歌手にとって極めて重要な、モーツァルト、シューベルト、リヒャルト・シュトラウスの作品から、恋や愛にまつわる楽曲が選ばれています。
 彼女の美しく伸びやかな歌声とリートの芸術性を堪能できる素晴らしい1枚です。

 ※録音:2020年7月、マルクス・ジティクス・ホール(オーストリア、ホーエネムス)
 




NIMBUS


NI8106
(1CD-R)
¥2100

ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.10

ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
アーノン・エレツ(ピアノ)


 ミュンヘン国際音楽コンクール優勝デュオによる円熟の演奏!

 1990年ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリンとピアノの二重奏部門にて優勝した二人によるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集。
 ブラームスの抒情的な美しい旋律が素晴らしい第2番では、特にハガイ・シャハムの演奏スタイルがはまっているように思えます。
 その芳醇な音色を存分に活かしてたっぷりと歌い上げる第2楽章の美しさは、この二人の魅力を最大限に伝えるものになっています。円熟期を迎えた二人の演奏に心動かされることでしょう。

 ※録音:2013年1月14-16日(ワイアストン・コンサートホール、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI8107
(1CD-R)
¥2100

ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
 フォーレ&ラヴェル:ヴァイオリン作品集

  フォーレ:子守歌
  フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
  ラヴェル:フォーレの名による子守歌
  ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)イ短調
  フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番

ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
アーノン・エレツ(ピアノ)

 1990年ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリンとピアノの二重奏部門にて優勝した二人によるフォーレとラヴェルのヴァイオリン作品集。
 フレンチ・アルバムとなるこの盤では、二人の繊細な音作りが味わえます。特にラヴェルの遺作となったヴァイオリン・ソナタイ短調では、聴くものにもその集中力の高さが伝わってくるほどの鬼気迫るものがあります。
 コンクール優勝から20年以上たち、より深めらた音楽性の高い演奏となっています。

 ※録音:2014年4月25-27日(ワイアストン・コンサートホール、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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PERFECT NOISE



PN2007
¥2600→\2390
優雅な野蛮人 ~モスクワのドイツ人
 1770-1800年のモスクワにおけるドイツの作曲家による知られざる室内楽名曲集
アンサンブル・アルテラ・パルス
  ゼバスティアン・ゲオルゲ(ca.1740-1796):
   2本のフルート、2つのヴァイオリンとチェロのための五重奏曲 ヘ長調、2本のフルート、
   2つのヴァイオリンとチェロのためのコンチェルティーノ ト長調(1770)
  ヨハン・ヨーゼフ・ケルツェッリ(1752-1820):
   三重奏曲第5番 ハ短調 Op.1-5、三重奏曲第1番 イ短調 Op.1-1
  ヨハン・ハインリヒ・ファチウス(1759-after 1810):
   2つのチェロのための二重奏曲第3番 ニ長調 Op.1-3(1799)
  ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):交響曲第63番《ラ・ロクスラーヌ》より
   アンダンテ・ポーコ・アレグレット(2本のフルート編、編曲者不詳)

 古典派ファン必聴!バロックや古典派音楽の演奏を専門とする国際的なアンサンブル「アルテラ・パルス」(英語でOther Sideの意味)が探る、18世紀ロシアの音楽世界。
 アンサンブルのメンバーは、ヨーロッパのオーケストラでピリオド楽器を演奏する一流のソリストたちです。
 一般的には未知の領域といえる18世紀のロシアの音楽生活ですが、エカチェリーナ大帝の宮廷でも他のヨーロッパの宮廷同様、音楽は重要な役割を果たしていました。
 残念ながらかなりの数の楽譜が保存されていないか、あるいは失われてしまっていますが、綿密な調査の結果いくつかの音楽が再発見されました。
 本アルバムにはモスクワに招かれた外国人作曲家たちの室内楽曲が集められており、ケルツェッリやファチウスらの驚くほど優れた作品と出会うことができます。
 ゼンデザール・ブレーメンの美しい音響もポイント。

 ※録音:2020年7月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
 
 

PN2009
¥2600
ヴィッラ・ヴィヴァルディ
 リコーダー&指揮はエリザベス・シャンポリオン
 ヴァイオリンは名手ダニエル・ゼペック

  マルク・シャイベ(1968-):ヴィッラ・ヴィヴァルディ
  ヴィヴァルディ:
   リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443、
   ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV.343、協奏曲 ト短調《夜》RV.439
  モーリッツ・エッゲルト(1965-):情念論(Traite des passions)
エリザベス・シャンポリン(リコーダー、指揮)
ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン)
アンサンブル・ヴォルカニア

 ドイツ・カンマーフィルのコンマス、ダニエル・ゼペック参加!「全身から魅力的な音を出す」リコーダー奏者、エリザベス・シャンポリオン率いるアンサンブル・ヴォルカニアのデビューCD!
 国際的なメンバーで構成されたアンサンブル・ヴォルカニアは、ヴィヴァルディやバッハなど過去の巨匠たちの楽譜に魅力や輝き、生きる喜びを見出し、一方で現役の作曲家たちにバロック時代の感情の深みと結びつくような、効果的な新作委嘱を行っています。
 デビュー・アルバム『Villa Vivaldi』でも、ヴィヴァルディのヴィルトゥオジックな協奏曲と、このプログラムのために書かれた2つの委嘱作品を組み合わせ、それらをはっきりと、感動的に結びつけています。
 音楽家と聴衆のつながり、ライブでの一期一会のパフォーマンスを大切にする彼ららしい、生き生きとした演奏にご期待ください。

 ※録音:2020年5月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
 


 ヴァイオリンは名手ダニエル・ゼペック!
ドイツ・カンマーフィルのコンマスであり、世界最高の弦楽四重奏団アルカント・クアルテットでも活躍。




PRIMA CLASSIC


PRIMA007
¥2600
クレド ~ 宗教音楽集
 W.A.モーツァルト:証聖者の荘厳な晩祷 K.339より Ⅴ. 主をほめたたえよ/
 ヴェルディ:アヴェ・マリア/
 ヴァヴィロフ/カッチーニ:アヴェ・マリア/
 J.S.バッハ/G.H.シュテルツェル:御身がそばにあるならばBWV.508/
 アレッサンドロ・ストラデッラ:主よ, あわれみたまえ/
 ヴェルディ:歌劇「運命の力」 第2幕より 天使の中の女王よ/
 フォーレ:レクイエムOp.48より Ⅳ. ああ, イエスよ/
 フランチェスコ・ドゥランテ:愛に満ちた処女よ/
 ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45より Ⅴ. あなたたちにも今は憂いがある/
 ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」 HWV.40 第1幕より
  私が愛するすずかけの木々の..オンブラ・マイ・フ/
 サン=サーンス:アヴェ・マリア/
 シューベルト: エレンの歌Ⅲ(アヴェ・マリア)D.839/
 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より アヴェ・マリア/
 パーセル:歌劇「ディドとエネアス」Z.626 第3幕より
  ベリンダ, あなたの手を..私が土の中に横たわるとき/
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア/
 アルビノーニ/レモ・ジャゾット:アダージョ ト短調(編:声楽と管弦楽のための)
マリナ・レベカ(ソプラノ)、
モデスタス・ピトレナス(指揮)、
シンフォニエッタ・リガ、
ラトビア放送合唱団  

 マリナ・レベカ新録音!時代を超えて愛される神聖な音楽

 ☆2019年トリエステ・ヴェルディ歌劇場の「椿姫」でも話題を読んだマリナ・レベカの新録音!
 ☆何世紀にもわたって人類を慰めてきた神聖な音楽!

 マリナ・レベカ(マリーナ・レベカ)はラトビアのリガ生まれ。ラトビアで音楽を学んだあとローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業。ザルツブルクの国際サマー・アカデミーとペーザロのロッシーニ・アカデミーでも研鑽を積み、ヴェルディとロッシーニ、モーツァルトの第一人者として世界で高い評判を得、2017/18シーズンでは、ミュンヘン放送管弦楽団の最初のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれています。
 また、これまでにロイヤル・オペラ・ハウス、MET、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座等、世界の主要なオペラ・ハウスで「椿姫」のタイトルロールを務め、名実ともに「現代最高のヴィオレッタの一人」として認められ、2019年11月に行われたトリエステ・ヴェルディ歌劇場の来日公演「椿姫」でも素晴らしいヴィオレッタを演じ大きな反響を呼びました。
 残念ながら中止となってしまった2020年ミラノ・スカラ座来日公演での「椿姫」でもヴィオレッタ役を予定していました。

 新たなアルバムは、バッハ、モーツァルトから始まり、ヴェルディ、マスカーニ、フォーレやサン=サーンスなど、何世紀にもわたり人類を慰めてきた神聖な音楽。長きにわたり愛され続ける名曲の数々を、その圧倒的な歌唱力と解釈で聴く人の心に深く響き渡らせます。

 演奏は、グラミー賞にも輝いている、シンフォニエッタ・リガとラトビア放送合唱団という手厚いサポートで彼女の素晴らしい歌声をより一層引き立たせます。
 




RAUMKLANG


RK3902
¥2700
オケゲムの「ミサ・プロラツィオーヌム」!
 オケゲム:
  ミサ・プロラツィオーヌム
  死よ、そなたは矢で傷つけてしまった
ルルティマ・パローラ

 15世紀の対位法芸術の結晶、オケゲムの「ミサ・プロラツィオーヌム」!

 「おそらく15世紀でもっとも並外れた対位法の成果」や、大バッハの「フーガの技法」に匹敵するとさえ言われる、音楽史上もっとも野心的で魅力的な作品の1つ、ヨハネス・オケゲム(ca.1420-1497)の「ミサ・プロラツィオーヌム」。
 ミサ曲全体がカノン形式で構成され、恐ろしいまでの難しさのために滅多に演奏されないこの作品の演奏・録音のために特別に結成されたヴォーカル・アンサンブル「ルルティマ・パローラ(L'ultima Parola)」。
 テノール歌手とサクソフォン奏者という2つの顔を持つベルント・オリヴァー・フレーリヒが中心となって進めてきたプロジェクトで、ベルリンでのパフォーマンスの大成功に続いて、アントワープの音楽祭での演奏や、今後他の初期ルネサンス作品の録音なども予定しています。

 ※録音:2019年5月17日-18日、ベルリン・キリスト教会(ドイツ)

 
 




DACAPO


8.224733
¥2600
Animal Universe 動物の宇宙 12人の作曲家による12のピアノ・スタディ クリスティーナ・ビェルケ(ピアノ)
 1-3. アナス・コッペル(1947-): Graevlingen アナグマ(2018)
 
 アナス・ノーエントフト(1957-): Edderkop クモ(2018)
  4. I. Edderkoppen spadserer en tur クモが歩く/5. II. Edderkoppen spinder sit spind クモが巣をはる/
  6. III. Edderkoppen hersker over sine vaevninger クモは巣を支配する
 
 7-9. ヨン・フランゼン(1956-): Hippopotamus カバ(2018)
 
 ペーター・ブルーン(1968-): Fro カエル(2018)
  10. I. Taenksom fro tar springet 思慮深いカエルが跳ぶ
  11. II. Taenksom fro og forsigtig fugl 思慮深いカエルと用心深い鳥
  12. III. Frygtsom fro falder 恐怖を感じたカエルは落ちる
 
 13-15. エヴァ・ノエル・コンドルプ(1964-): Sael アザラシ(2018)
 
 アンデシュ・ブレスゴー(1955-): Chameleon Variations カメレオン変奏曲(2019)
  16. テーマ: A Day in the Life ... ある日
  17. 変奏 I: Landscape. Mother and Baby. Something in the Air 風景、母と赤ちゃん、空気中の何か
  18. 変奏 II: Chameleon Love Call カメレオンのラブコール
  19. 変奏 III: Encore: A Chameleon in Paris アンコール: パリのカメレオン
 
 20-22. ブリギッテ・アルステッド: Skildpadden drommer ... hvad? カメの夢..それは何?(2019)
 
 23-25. アンディ・ペイプ(1955-): Loxodontula 小さなゾウ
 
 26-28. カルステン・フンダル(1966-): Migratory bird 渡り鳥
 
 アミール・マヤル・タフレシプール(1974-): Den persiske gepard ペルシャのチーター(2018)
  29. I. En lille gepard er fodt 小さなチーターが生まれる/
  30. II. Jagtoplevelsen 狩の経験/31. III. Geparden og mennesket チーターと男
 
 モーエンス・クリステンセン(1955-): Spillopper スピロッパー(2019)
  32. I. Hoppe-loppe 跳びはねるノミ/33. II. Loppetjans ノミの仕事/34. III. Loppedans ノミの踊り
 
 35-37. エリック・ウルム・フォン・スプレケルセン: Sandloberen ミユビシギ

 ※世界初録音

 録音 2019年8月2-4日デンマーク国立音楽大学、オーデンセ(デンマーク)

 ピアノのためのスタディ=練習曲。もともとはピアノの演奏技術の向上を目的として書かれたメカニカルな作品に、バッハやショパンが芸術的な価値を与え、以降、性格的な小品として発展してきたジャンルです。
 このアルバムに収録されているのは、ピアニスト、クリスティーナ・ビェルケがデンマークを拠点に活躍する12人の作曲家に委嘱した「スタディ」。動物をテーマとした色とりどりの作品が並びます。
 ユーモラスな表情を湛えた「アナグマ」や神秘的な雰囲気の「クモ」、優美な「ミユビシギ」などどの曲も特徴を捉えたユニークな作品です。
 クリスティーナ・ビェルケはデンマーク交響楽団のピアニストとして、またデンマーク国立音楽アカデミーの准教授として活躍中。
 クヌドーゲ・リスエアのピアノ作品集(DACAPO 8.226004)やカール・ニルセンのピアノ作品全集(cpo 777413)も高く評価されています。

 
 



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IDIL BIRET ARCHIVE



8.504057
(4CD)
¥2800→\2590
イディル・ビレット/ 室内楽作品集
 初CD化「1973年イスタンブール国際音楽祭/メニューインとのベートーヴェ」ン含む
  ~メニューイン「第7番の冒頭部分のピアノがこれほどうまく演奏されたのは聞いたことがない」
 【CD1】
  1-4. メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49..初CD化
  5. ベルリオーズ(1803-1869): イタリアのハロルド - 第3楽章「アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード」
  6-9. シューマン(1810-1856): ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44
    イディル・ビレット(ピアノ)、イリーナ・ニコティナ(ヴァイオリン)、
    ユルヤ・クレパク(チェロ)..1-4、ルーシェン・ギュネシ(ヴィオラ)..5、ボルサン四重奏団..6-9
 【CD2】
  1-4. ブラームス(1833-1897): チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op. 99
  5-8. ブラームス: ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
  9. ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op. 120 No. 2 - 第2楽章 Allegro appassionato..初CD化
    イディル・ビレット(ピアノ)、ロデリック・フォン・ベニクセン(チェロ)..1-4
    ロンドン弦楽四重奏団..5-8、ルーシェン・ギュネシ(ヴィオラ)..9
 【CD3】
  1-3. チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」 Op. 50..初CD化
  4. マーラー(1860-1911): ピアノ四重奏曲 イ短調
    イディル・ビレット(ピアノ)、イリーナ・ニコティナ(ヴァイオリン)..1-3、
    ユルヤ・クレパク(チェロ)..1-3、ロンドン弦楽四重奏団のメンバー..4
 【CD4】..ボーナスCD..初CD化
   1973年イスタンブール国際音楽祭/メニューインとのベートーヴェン
  ベートーヴェン(1770-1827):
   1-4. ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
   5-8. ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30 No. 2
   9-11. ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」 Op. 47
     ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、イディル・ビレット(ピアノ)

 録音
 【CD1】2019年10月 ライヴ・レコーディング イスタンブール(トルコ)..1-4、2011年1月 スタジオ・レコーディング、アンカラ(トルコ)..5、2014年5月 スタジオ・レコーディング、ハイデルベルク(ドイツ)..6-9
 【CD2】2014年9月 スタジオ・レコーディング、Chateau de Flawinne(ベルギー)..1-4、1980年1月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)..5-8、2011年1月 ライヴ・レコーディング アンカラ(トルコ)..9
 【CD3】2019年10月 ライヴ・レコーディング (トルコ)..1-3、1980年9月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)..4
 【CD4】(ライヴ) 1973年7月 イスタンブール(2020年3月/7月 アンカラでのラジオ放送より)

 2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。幼い頃から神童として名声を馳せ、ブーレーズやリゲティなど近現代作品を得意とするなど幅広いレパートリーを有していることでも知られています。
 この4枚組には彼女の数多い録音の中では比較的珍しい室内楽作品を収録。
 1980年のロンドン四重奏団とのブラームスや、2014年のシューマンなど、どれも記憶に残る名演です。
 また初CD化となるいくつかのコンサート音源も含まれており、なかでも1973年のイスタンブール国際音楽祭で演奏され、その模様が2020年にアンカラでラジオ放送されたメニューインとのベートーヴェンは貴重なもの。
 メニューイン自身も「第7番の冒頭部分のピアノがこれほどうまく演奏されたのは聞いたことがない」と絶賛したという演奏です。
 
 
8.571413
¥1200
イディル・ビレット: アーカイヴ・エディション第20集
 ラヴェル:夜のガスパール 3種の録音

  1-3. ラヴェル: 夜のガスパール
  4-6. ラヴェル: 夜のガスパール
  7-9. ラヴェル: 夜のガスパール
  10. グロテスクなセレナード
イディル・ビレット(ピアノ)

 録音 1965年 パリ..1-3、1975年 ニューヨーク..4-6、1984年 シュトゥットガルト..7-10

 2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。
 このアルバムには、彼女が得意とするレパートリーの一つ、ラヴェルの「夜のガスパール」の3種類の演奏が収録されています。
 20代から40代まで、ほぼ10年ずつ間隔をあけた記録を聴き、ビレットの演奏の変化を辿るという興味深い1枚です。
 各々の演奏におけるテンポの違いも面白く、なかでも第2楽章「絞首台」は1965年が6分58秒で演奏されているのに比べ、1975年が9分20秒と、かなりゆったりとしたテンポで弾かれていたりと、年代によって解釈が変わっていることがわかります。
 また、アルバムの最後には1984年の「グロテスクなセレナード」が添えられています。
 



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BRIDGE



BCD 9545
¥2400→\2190
名匠ローゼンバウム
 「ブラームス:最後のピアノ作品集」

 ブラームス(1833-1897):
  3つの間奏曲 Op.117(1892)
   間奏曲 変ホ長調 Op.117-1/間奏曲 変ロ短調 Op.117-2/
   間奏曲 嬰ハ短調 Op.117-3
  6つの小品 Op.118(1893)
   間奏曲 イ短調 Op.118-1/間奏曲 イ長調 Op.118-2/
   バラード ト短調 Op.118-3/間奏曲 ヘ短調 Op.118-4/
   ロマンツェ ヘ長調 Op.118-5/間奏曲 変ホ短調 Op.118-6
  4つの小品 Op.119(1893)
   間奏曲 ロ短調 Op.119-1/間奏曲 ホ短調 Op.119-2/
   間奏曲 ハ長調 Op.119-3/ラプソディ 変ホ長調 Op.119-4
ヴィクター・ローゼンバウム(ピアノ)

 これは絶品!アメリカのベテラン、ローゼンバウムの晩年のブラームス:ピアノ作品集!

 録音:2017年1月24日,2018年10月3日 ボストン、DDD、65'17

 米国ボストンのピアニスト、ヴィクター・ローゼンバウムの新譜はブラームスの晩年のピアノ作品集。これは絶品。
 60歳のブラームスの内省的な静かな美を、ローゼンバウムは穏やかに味わい深くそして感動をもって演奏している。
 しかも音色は渋くなり過ぎずむしろ瑞々しい。どちらかというと渋い作品とみなされるこれら全13曲を、夢中になって聞き通してしまうことだろう。
 派手さは一切ないので通向きの演奏かもしれないが、録音時70代後半のローゼンバウムの至芸をじっくり楽しめる。
 

 

BCD 9543
¥2400
「ルイス・カーチン(b.1951):
 2009-2019年の作品集」

  (1)室内交響曲(2009)[22:46]
  (2)ロチェスター祝賀(2017)[6:35]
  (3)後奏曲(2019)[4:17]
  (4)探求(2014)[8:12]
  (5)舟歌変奏曲(2015)[12:25]
(1)ワシントン・スクエア・アンサンブル
(2)マーガレット・カンプマイアー(ピアノ)
(3)サム・ジョーンズ(トランペット)
 ハン・チェン(ピアノ)
(4)アリス・テイシアー(フルート)
 アシュリー・ジャクソン(ハープ)
(5)ルネ・ジョレス(ヴァイオリン)
 スーザン・ジョレス(ハープ)

 録音:(1)2015年12月20日 ニューヨーク市 ワシントンハイツ/(2)-(4)2019年7月9日 ニュージャージー州マディソン/(5)2019年10月13日、DDD、54'24

 米国の作曲家、ルイス・カーチンの2009-2019年の作品集でここ十年ほどの新作を収録。
 ルイス・カーチンは1951年、フィラデルフィアの生まれ。作曲家としてまた指揮者として精力的に活動している。
 室内交響曲は2009年の作。3楽章から成り、20分強。現代感覚に富みつつもあまり前衛的でないところはいかにも米国の作曲家らしい。
 他は小編成作品。もっとも新しい2019年の後奏曲は、トランペット独奏のしみじみと美しい曲。
 
 

BCD 9548
¥2400
「20世紀と21世紀のカタルーニャの芸術歌集」
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):口につけたバラ(全6曲)
 リカルド・ラモーテ・デ・グリニョン(1899-1965):ホメロス讃歌(全3曲)
 ナルシース・ボネット(1933-2019):アイデ(全3曲)
 フレデリク(フェデリコ)・モンポウ(1893-1987):夢のたたかい(全3曲)
 エリセンダ・ファブリガス(b.1955):炎の模倣(全4曲)
 ジュアン・コメリャス(1913-2000):聖なる言葉(全5曲)
イサイ・ジェス・ムニョス(テノール)
オクサナ・グルシュコ(ピアノ)

 録音:2019年8月23―25日 米国 ニュージャージー州 ニューアーク、DDD、45'39

 近現代のカタルーニャの作曲家の歌曲集。カタルーニャはスペインの東部で、歴史的にスペインの主要部であるカスティーリャとは別の文化圏で、国境を広く接するフランスからの影響が濃い洗練された美を持っている。
 このCDには、トルドラ(1895-1962)、ラモーテ・デ・グリニョン(1899-1965)、ナルシース・ボネット(もしくはボネ 1933-2019)、フレデリク(あるいはスペイン語化したフェデリコ)・モンポウ(1893-1987)、ファブリガス(1955- 彼女は米国に移住)、コメリャス(1913-2000)の歌曲を収録。
 この中ではモンポウがずば抜けて有名で彼の「夢のたたかい」も人気が高い。他は作曲家としても作品としてもあまり知られていないだろうが、いずれも素晴らしく美しい曲ばかりだ。
 イサイ・ジェス・ムニョスは米国のテノール。メキシコとプエルトリコの家系だという。非常に柔らかい美声の持ち主で、声だけでうっとりできる。
 彼は近現代の埋もれた歌曲の発掘に力を入れており、このCDも単に珍しい曲を歌ったというだけでない、心からの入れ込みが感じられる。
 オクサナ・グルシュコはロシア生まれでイスラエルに移住したピアニスト。
 
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BCD 9549
¥2400→\2190
トルコ5人組のピアノ作品集
 ~「アナトリアへ」

 サイグン:メシェリ/
 アルナル:斜面で/
 サイグン:スケッチ第1番 / 前奏曲第4番/
 エルキン:幼い羊飼い / 小川/
 アクセス:村/
 レイ:ホロン/アクセス:詩/
 エルキン:ハルヴァを作る人 / 試合 / 5つの滴/
 アルナル:霧の立ち込める朝/
 エルキン:泣かないで愛する人よ/
 アクセス:アンダンテ第8番/
 アルナル:カーテン越しの月明り/
 エルキン:試合/
 サイグン:ソナティーナ Op.15/
 アルナル:物憂げな踊り / ゼイベックの踊り
ベイザ・ヤズガン(ピアノ)

 録音:2020年2月 ニューヨーク州ブルックリン、DDD、53'05

 ヨーロッパとアジアの境に位置するトルコは、1922年にオスマン帝国が滅亡して以降西洋音楽が著しく発達、その中心となった5人をトルコ5人組と呼んでいる。
 ザ・ターキッシュ・ファイヴ、つまりトルコの5大作曲家と呼ばれる5人のピアノ作品を収録したCD。
 アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991)とウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972)はパリで学び、ジェマル・レシット・レイ(1904-1985)はパリとジュネーヴで、フェリット・アルナル(1906-1978)とネジル・カズム・アクセス(1908-1999)はウィーンで学んでおり、作風もそれぞれであるが、いずれもトルコの音楽と近代西欧音楽を巧みに結び付けている。
 ベイザ・ヤズガンは1989年生まれのトルコのピアニスト。奨学金を得てニューヨークのマネス音楽院に留学、現在はブルックリン在住。
 



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DORON



DRC 3078/80
(3CD)
¥6900→\6290
ブルガリアの俊英、マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
 「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」

 CD1)
  第1番ニ長調Op.12-1/第2番イ長調Op.12-2/
  第3番変ホ長調Op.12-3/第7番ハ短調Op.30-2
 CD2)
  第4番イ短調Op.23/第5番ヘ長調Op.24「春」/
  第10番ト長調Op.96
 CD3)
  第6番イ長調Op.30-1/第8番ト長調Op.30-3/
  第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
カン・サン=ソク(ピアノ)

 ウィーンを拠点として活躍するマリオ・ホッセンのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集

 録音:2007年1月7-10日,7月16-17日 ウィーン、DDD、227'17

 ブルガリア生まれでウィーンを拠点に活躍するヴァイオリニスト、マリオ・ホッセンがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を録音(録音は2007年)。
 マリオ・ホッセンは1971年、ブルガリアのプロヴディフの生まれ。ソフィア、ウィーン、パリでヴァイオリンを学び、8歳でオーケストラと共演。卓越した技巧と情熱的な歌いまわしで特にパガニーニを得意としている。
 ホッセンのベートーヴェンは張りがあって伸びの良い音でためらいなくバシッと音楽に切り込むもので、ベートーヴェンの集中力のある音楽を安心して聞くことができる。
 カン・サン=ソクのピアノがそれにピタリと合わせている。彼女は韓国、ソウル生まれで、才能を見込まれ早くに渡欧し、パウル・バドゥラ=スコダにも学んでいる。


 こんな映像もあります。クールな容姿がかっこいい。
http://www.youtube.com/watch?v=GEdnyyOPFm4

 ちょっとパガニーニを意識してる?





ブルガリアGEGAのアルバム
入るまでに数ヶ月はかかると思うのですが、聴いておいていいかと。
とくにエルンストの「魔王」はかなり壮絶です。


GEGA
GD 109
\2400
「パガニーニアーナ」
 パガニーニ:奇想曲第1,13,24番(ピアノ伴奏つき)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第2番
 ドヴォルザーク:わが母が教え給いし歌
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 クライスラー:ウィーン奇想曲/愛の悲しみ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 エルンスト:魔王 Op. 26
 ナタン・ミルシテイン :パガニーニアーナ、ほか
マリオ・ホッセン(Vn)、
ルドミ・ペトコフ(Pf)
ブルガリアの若手ヴァイオリニスト、マリオ・ホッセンの超絶技巧系小品集。

 
 

DRC 3067
【ジャケット変更・再プレス】
¥2500
「ロシアのメロディ」
 A.ルビンシテイン:調べ ヘ長調 Op.3-1/
 キュイ:オリエンタル/
 ダヴィドフ:言葉のないロマンス Op.23/
 グリンカ:夜想曲「別れ」/
 リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~ヒンズー教徒の歌/
 マーソン:エレジー,美味しいワルツ/
 チャイコフスキー:
  アンダンテ・カンタービレ,「四季」~
   秋の歌,夜想曲 Op.19-4,感傷的なワルツ Op51-6/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14/
 グラズノフ:調べ Op.20-1
マーク・ドロビンスキー(チェロ)
ボリス・メルソン(ピアノ)

 録音:2012年10月23、24日チューリヒ DDD, 61'12

 マルク・ドロビンスキーの弾くロシアのチェロの調べ。
 ドロビンスキーはアゼルバイジャンの首都バクーの生まれ。モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに学んでいる。
 1974年にソ連を離れてから今年で40年。ロシアへの思いをドロビンスキーならではの太く深く朗々と歌で奏でている。
 伴奏をボリス・マーソンが務めるというのも贅沢だ。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LEBHAFT


LBCDR 1021
(CD-R)
¥2500
オッド・グリューナー=ヘッゲ(1899-1973)/
 ブラームス:交響曲第1番
オッド・グリューナー=ヘッゲ指揮
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:1956年(モノラル録音) 原盤:米National Academy Record Club NA3

 ノルウェーの名匠オッド・グリューナー=ヘッゲ(1899-1973)はノルウェー国内での活動が多かったため、世界的な知名度は高いとは言い難いが、幾つかの録音でその卓越した音楽性に触れる事ができる。
 このブラームスは、メリハリの利いた豪快な演奏。セッション録音でもこの威力なので、実演はさぞ凄かったと思われる。
 「スピード感」「重量感」どちらも感じられる実にパワフルな演奏。
 




LYRITA


SRCD389
(1CD-R)
¥2600

生誕100周年を記念、
 ロバート・シンプソンの交響曲第5番と第6番

  ロバート・シンプソン(1921-1997):
   交響曲第5番(1972)、交響曲第6番(1977)

アンドルー・ディヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団(第5番)
チャールズ・グローヴス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(第6番)


 生誕100周年を記念してリリースとなった、ロバート・シンプソンの交響曲第5番と第6番。第5番作曲中にクモ膜下出血で倒れるという事態に陥ったものの、初演は聴衆や評論家から熱狂的に迎えられました。
 彼の作風はシェーンベルクといった当時の前衛的な音楽とは一線を画すもので、どちらかというと保守的なものでブルックナーやニールセンから影響を受けています。
 管楽器と打楽器効果的に活かし、独特なリズムで展開されるその音楽に聴衆が熱狂したということも頷けます。

 ※BBC放送日:1973年5月3日(第5番)、1980年4月8日(第6番) (BBC放送、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

SRCD390
(1CD-R)
¥2600

ダニエル・ジョーンズの交響曲シリーズより第3番と第5番
 ダニエル・ジョーンズ(1912-1993):
  交響曲第3番(1951)、交響曲第5番(1958)

ブライデン・トムソン(指揮)
BBCウェールズ交響楽団


 Lyritaレーベルによるダニエル・ジョーンズの交響曲シリーズより第3番と第5番がリリース。
 1912年にウェールズで歌手の母親とアマチュアの作曲家であった父親の下に生まれた、ダニエル・ジョーンズは9歳までにいくつかのピアノ・ソナタを作曲しています。
 学生時代にはイギリスで有名な詩人であり、作家であったディラン・トマスとも出会い、その作品にも曲をつけるなど若いころから創作力をつけていきました。
 交響曲は13曲作曲しており、それらはジョーンズの作品群の中でも中心を担っており、今回の第3番と第5番も非常に充実したものになっています。

 ※放送日:1990年1月26日(第3番)、1990年2月9日(第5番) (BBC放送、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4860274
\2300→\2090
マティアス・ゲルネ&チョ・ソンジン~夕映えの中で
 ワーグナー、プフィッツナー、リヒャルト・シュトラウス/後期ロマン派歌曲集

 リヒャルト・ワーグナー:
  ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV 91
   1. 天使
   2. とまれ
   3. 温室にて
   4. 悩み
   5. 夢

 ハンス・プフィッツナー:
  6. あこがれ Op.10/1
  7. 水の旅 Op.6/6
  8. 沈みゆく太陽の光を浴びるように Op.4/1
  9. だから春の空はそんなに青いの? Op.2 /2
  10. マルクに寄すOp.15/3
  11. 夕映え Op.24/4
  12. 夜 op.26/2
  13. 憧れの声 op.19/6

 リヒャルト・シュトラウス:
  14 たそがれの夢 op.29/1
  15 あした op.27/4
  16 憩え、わが魂 op.27/1
  17 親しき幻 op.48/1
  18 夕映えの中で ~4つの最後の歌より
マッティアス・ゲルネ(バリトン)
チョ・ソンジン(ピアノ)

 現代最高のバリトン歌手ゲルネがDGの才能あふれる若きピアニストと進めるドイツ・リート録音第2弾!
 現代最高のバリトン歌手の一人で、シュヴァルツコップとフィッシャー=ディースカウというドイツ・リートの双璧の遺伝子を継ぐドイツ・リートの第一人者といえるマティアス・ゲルネ。
 円熟を迎えた彼が、キャリアの総決算としてドイツ・グラモフォンの才能あふれる若きピアニストとのコラボレーションでドイツ・リートを録音する画期的なシリーズ第2弾。
 前作はピアニストにヤン・リシエツキが抜擢され、生誕250年を祝うベートーヴェンの作品をリリースして大きな反響を呼びました。
 今作はチョ・ソンジンとのコラボレーションで、ワーグナー、プフィッツナー、リヒャルト・シュトラウスの後期ロマン派歌曲を収録し、聴き手の心の奥深くに響く歌唱を聴かせます。

 録音:2019年 ベルリン テルデック・スタジオ
  
 

4839799
(CD)
\2300
《バルモレイ~『The Wind』》
 1. Day Dawns In Your Right Eye
 2. Rose In Abstract
 3. La Vagabonde
 4. Landlessness
 5. Evening
 6. The Myth
 7. V
 8. Ne Plus Ultra
 9. Nos
 10. Vent Pontian
 11. The Crush
 12. Night Falls In Your Left
Balmorhea(バルモレイ)

4839800
(LP)
\4800

 テキサス出身のミニマリスト・グループBalmorheaがドイツ・グラモフォンからアルバム「The Wind」でデビュー。!

 ●米テキサス州のインストゥルメンタル・ユニット、バルモレイのDGデビュー盤『The Wind』。
  このアルバムは自然界とその儚さについての瞑想、空気のないフランスの谷間に風を運んだ聖人の昔話、環境活動家のグレタ・トゥーンベリが大西洋を横断した時の思いなど、様々なものからインスピレーションを受けた12曲のトラックで構成されている。

 ●本作はバルモレイのオリジナル・メンバー、ロブ・ロウとマイケル・A.ミュラーによるデュオとしての新たな始まりでもある。人里離れたテキサス州の大自然にあるロウの家で、2人は新たな作曲プロセスを切り開くことができた。
  また、作曲期間の終わり近く、ロウは13世紀に出版された西洋中世奇譚集成『皇帝の閑暇』の翻訳を発見した。
  この物語は、アルルの大司教が荒涼とした谷間に潮風を運び、それを放ってその場所を「実り豊かで健康的な場所」にするというもの。「私たちが作った音楽に共鳴するメタファーだと感じた」とロウは話す。「風は再生のためにある」。

 ●このアルバムは、ロウとミュラーの友人であるマルチインストゥルメンタリスト、作曲家、プロデューサー、ニルス・フラームが住んでいたベルリンのファンクハウスの象徴的なホール3でレコーディングされ、グラミー賞受賞歴のあるエンジニア兼プロデューサーのジョナサン・ロウ(テイラー・スウィフト、キャロライン・ショー、ソウ・パーカッション)が共同プロデュースを担当し、アーロン・デスナーやザ・ナショナルのスタジオを運営するニューヨーク州北部のロング・ポンドでロウがミックスとマスタリングを行った。
 

 Balmorhea(バルモレイ)は、テキサス州西部の小さな町にちなんで名付けられたバンドで、2006年にテキサス州ヒルカントリーのサマーキャンプでロウとミュラーが出会い、音楽を奏でたことから始まった。
 このグループは徐々に大きなアンサンブルへと進化し、アメリカとヨーロッパを中心にツアーを行い、5年間のツアーを経てバルモレイの創始者2人は再び即興演奏と実験を行い、ドイツ・グラモフォンと契約。そして彼らはブライアン・イーノからベートーヴェンまでヴァラエティ豊かなレコーディングを擁するドイツ・グラモフォンのレーベルメイトに加わった最初のテキサス人となった。
 



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SONY



19439861382
\2700→\2490
ティーレマン指揮&ウィーン・フィル
 2020年11月
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1877年第2稿・ノーヴァク版)
クリスティアーン・ティーレマン指揮
ウィーン・フィル
 録音:2020年11月28,29日、ウィーン、ムジークフェラインザール

 シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者、ザルツブルク復活祭音楽総監督を兼任し、名実ともにドイツ音楽の世界的巨匠と目されるクリスティアン・ティーレマン。
 そんなティーレマンが今や最重要指揮者として緊密な関係を築き上げているのがウィーン・フィル。

 その両者によるビッグ・プロジェクト「ブルックナー:交響曲全集」録音の第2弾が登場。
 今回は番号付きの全9曲のうち、最晩年まで改訂が繰り返されたため多くの稿が存在する交響曲第3番。それだけに指揮者の音楽的指向が使用楽譜の選定に明確に出るともいえる。

 ここでティーレマンは第3楽章にコーダが付き、第4楽章の規模が大きく構成が明快なノーヴァク校訂の第2稿を使用。スケールの大きな威容を感じさせる名演に仕上げている。

 そしてこれはコロナ下の2020年11月、つまり伝説となったゲルギエフとの日本ツアーの直前にウィーンのムジークフェラインザールで行なわれた定期演奏会でのライヴ。なんとこの交響曲だけで演目が組まれていたという。
 ウィーン・フィルとしては1988年のハイティンク盤(こちらは同じ第2稿でもエーザー校訂の旧全集を使用)以来32年ぶりの録音となる。

















3/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AUDITE



AU 23446
(2CD)
¥2700→\2490
K[NOW]N PIANO
 ~「ピアノ音楽250年の対話」
ジミン・オウ=ハヴェニート(ピアノ/ベーゼンドルファー)
 CD 1
  (1)J.S.バッハ:前奏曲 ハ長調 BWV846-1(1722)
  (2)J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988より「アリア」(1741)
  (3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 KV.331『トルコ行進曲』より第3楽章「ロンド」(1784)
  (4)モーツァルト: ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 KV.545より第1楽章「アレグロ」(1788)
  (5)ベートーヴェン:エリーゼのために イ短調 WoO 59(1810)
  (6)シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.90-4 D.899(1827)
  (7)ショパン:夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27-1(1836)
  (8)シューマン:トロイメライOp.15-7(1838)
  (9)シューマン:ロマンス第2番 嬰ヘ長調 Op.28-2(1839)
  (10)メンデルスゾーン:巡礼の歌 変ロ長調 Op.67-3 MWV U 102(1845)
  (11)ゴットシャルク:バナナの木 ハ短調 Op.5(1846)
 CD 2
  (12)リスト:愛の夢第3番 変イ長調(1850)
  (13)リスト:ラ・カンパネラ S.141(1851)
  (14)ブラームス:バラード第4番 ロ長調 Op.10-4(1854)
  (15)グリーグ:孤独なさすらい人 Op.43-2(1886)
  (16)アルベニス:「スペインの歌」より前奏曲 Op.165-1(1890)
  (17)ドビュッシー:月の光 L.75-3(1890)
  (18)ラフマニノフ:前奏曲第4番 ニ長調 Op.23-4(1901)
  (19)ラフマニノフ:前奏曲第5番 ト短調 Op.23-5(1901)
  (20)ラヴェル:水の戯れ M.30(1901)
  (21)ペルト:アリーナのために(1976)

 バッハからペルトまでピアノ音楽250年の対話に挑んだジミン・オウ=ハヴェニート渾身の演奏による名曲集

 セッション録音:2020年7月8-10日/ゼンデザール・ブレーメン/DDD、PCM、24bit 96kHz、CD 1 41'36、CD 2 58'09
 レコーディング・プロデユーサー&エグゼクティヴ・プロデユーサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 韓国が誇る名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートのaudite レーベル第3弾はバッハからペルトまで、250年の鍵盤作品を収録したアルバムK[NOW]NPIANO~「ピアノ音楽250年の対話」です。
 タイトル通り、知られた(KNOWN)ピアノ作品としては、J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集の『前奏曲』にはじまり、モーツァルトの『トルコ行進曲』、ベートーヴェンの『エリーゼのために』、リストの『ラ・カンパネラ』、ラヴェルの『水の戯れ』など名曲。
 一方、今(NOW)、オウ=ハヴェニートが演奏・録音すべきと思うペルトの『アリーナのために』も収録。コロナ禍で収録された当アルバム。その今を伝える繊細な解釈によって演奏を締めくくっております。

 オウ=ハヴェニートは国立ソウル大学校卒業後、ケルン音楽舞踊大学にて研鑽を積み現在ドイツを拠点に活躍しております。
 録音としてはのちの夫となるレイムンド・ハヴェニートとともに1990年代に録音したウルリヒ・レインデッカーのピアノ作品集などをリリースしております。
 円熟を増したオウ=ハヴェニートの演奏は深みがあり、ベーゼンドルファーを用いて演奏しております。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902421
¥2800→\2590
期待を上回る鮮烈な演奏!ロト&シエクルのエロイカ
 (1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 (2)メユール:歌劇「アマゾネス」序曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル
KKC 6371
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 期待を上回る鮮烈な演奏!ロト&シエクルのエロイカついに登場!!

 録音:2020年3月/トゥルコアン市立劇場(グルノーブル)(1)、2月/セーヌ・ミュジカル(ブローニュ・ビリヤンクール)(2)

 鮮烈な「運命」で度肝を抜いたロトとシエクルのベートーヴェン、次なる挑戦は交響曲第3番「英雄」ですが、前作を上回る快演に圧倒されまくり。

 ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」は50分に及ぶ長さ、指揮者なしでは演奏し得ない複雑さ、政治性を公然と示す内容など、作曲された1804年当時には類のない革新的なものでした。
 さらに激流か溶岩のような止めることのできぬ音楽の迸りなど、ロマン派様式の明らかな萌芽もみられます。

 ロトは前作「運命」と同様にベートーヴェン作品の革命的側面に焦点を当て、さらに同時代のフランス作品をカップリングして多くの示唆を与えてくれます。
 今回はメユールの歌劇「アマゾネス」序曲。メユールはベートーヴェンより7 歳年長で、ナポレオン時代のフランスを代表するオペラ作曲家。考えられている以上にベートーヴェンと共通点が多く、オーケストラの職人でした。メユールの交響曲第1番とベートーヴェンの第5 番の類似性はシューマンも指摘しています。

 ピッチは430Hz。
 現存するベートーヴェン時代の管楽器はもはや演奏不能なため、レプリカを使用。
 ロトは世界中のオーケストラと「英雄」を演奏してきましたが、フィナーレのコーダもしくは最後の変奏はモダン楽器だと活力に欠け鈍重になってしまうとしています、しかしピリオド楽器ならアクセントのインパクトを強調でき、現代楽器だとすべて同じような色彩になるベートーヴェンの調性選択も、変ホ長調の意図がよくわかるとのこと。

 各楽章の演奏時間は、1:15'58"  2:14'28"  3:5'29"  4:10'58"  で、特に変わったものではないものの、透明な音色、はつらつとして推進力に満ちているため実際よりも速く聴こえます。
 そのリズム感の良さと引き締まった造形、みなぎる緊張感いずれも見事。さすがロト、これほど新鮮な「英雄」は初めて聴くようです。

 





前作
ロト&レ・レ・シエクルの「運命」!!


仏HM
HMM 902423
\2800→\2590
ロト&レ・レ・シエクルの「運命」!!
 (1)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
 (2)ゴセック:17声の交響曲ヘ長調RH64
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル

 ロトとレ・シエクルも「運命」で応戦!全く新しいベートーヴェンの交響曲像を発信!!

 録音:2017年3月/フィルハーモニー・ド・パリ(ベートーヴェン)、2020年2月/ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(ゴセック)

 ロトとレ・シエクルは、ベートーヴェンとフランスの特別な関係にテーマの中心を置いています。当初ナポレオンを崇拝し、本質的に革命家的感性を持つベートーヴェンはパリの空気を愛し、居住さえ考えたといわれます。ロトは交響曲第5番「運命」にフランス革命や革命歌の影響が感じられるとしています。

 今回の録音は2019年のベーレンライター版楽譜を使用、管楽器はレプリカながら1800 年代初頭のドイツ製楽器を用いているのも興味津々。各楽章のタイムは 第1楽章:6' 56"  第2楽章:9' 02"  第3楽章:5' 12"  第4楽章:10' 33"
 フィナーレが長めなのは繰り返しを行なっているためで、基本的にロトらしい推進力に満ちた早目のテンポによります。歯切れの良いリズム、聴いたことのないような弦のフレージング、明るく輝かしい音色などドイツ系演奏とは一線を画し、まさにロトとレ・シエクルにしかできない演奏を繰り広げ充実感の極み。

 カップリングにフランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829) が1809年に発表した「17声の交響曲」を収録。ゴセックといえば「ガヴォット」で有名ですが、ラモーやシュターミッツと面識があり、ベートーヴェンやシューベルトよりも後まで生きた歴史の証人でもありました。ゴセックはシンフォニストとして非常な人気を誇り、また当時フランスの管楽器奏者の水準が高くそれを作品に反映させているため、ベートーヴェンは多くのことを学び作品に応用したとされます。

 「17声の交響曲」はもともと1780年代に作った3部分の序曲を拡大改作したもので、「サ・イラ」など革命歌が引用されています。また改作直前に発表・出版されたベートーヴェンの「運命」からの影響があるとも考えられています。これまで用いられてきた楽譜とは大きく装いを異にする2018年出版のクリティカル版楽譜を使用。ロトとレ・シエクルの力演で名作に聞えます。
 

 



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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS

レア盤!

PDD 013
¥2800→\2590
メルレの「月光」「テンペスト」!
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
  (2)ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
  (3)ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
ドミニク・メルレ(ピアノ)

 芳醇に香る美しいピアノ。名教師にして名ピアニスト、メルレが「月光」「テンペスト」を録音!

 セッション録音:2016年10月10&11日/ピエール・マルボ・スタジオ4分33秒、イヴリー=シュル=セーヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、53'29

 1938年フランス生まれのピアニスト、ドミニク・メルレが2016年に録音した最新盤(録音時78歳)の登場。
 1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは、あのマルタ・アルゲリッチとともに第1位を受賞した実力をもつメルレは名教師としても知られ、これまでにジャン=マルク・ルイサダ、フィリップ・カサール、フランソワ・フレデリック・ギイ、福間洸太朗らを輩出しております。
 自身の芸術は唯一無二の美しさ。特にベートーヴェンは得意とし、ピアノ・ソナタ第5番、第32番、エロイカ変奏曲(PDD-003)もリリースしています。
 今回は「月光」「テンペスト」を収録の注目盤。芳醇に香る美しいタッチと詩情あふれる歌心で聴き手を魅了します。



 フランスの演奏家は自国に留まってマイペースな活動を続けることが多く、その実力に比べて世間的にまったく認知されていないケースがある。とくに中堅どころのピアニストにはその傾向が強い。このメルレもまさにその代表的な人。
 1938年生まれ。ロジェ=デュカスやナディア・ブーランジェに学び、パリ音楽院ではピアノ、伴奏、室内楽で一等賞だったという。
 1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールピアノ部門では、マウリツィオ・ポリーニを抑えて、マルタ・アルゲリッチと同点1位。
 ただその後の活動はまったく地味。堅実にキャリアを積み、名教師として多くの優秀なピアニストを育ててきた。若手実力派演奏家のプロフィールにはとにかくこの人の名前が出てくることが多い。
 過去に出たCDも少なくはないが、すべてフランスのマイナー・レーベルばかり。これまではフランスMANDALAレーベルから少しずつCDを出していたが、そのMANDALAが事実上消滅してからは彼のアルバムはほとんど市場から消えてしまっていた。自主製作的レーベルBAYARDが数年前に出てファンを喜ばせたがそれもすぐに廃盤・・・。

 誰もがそのCDリリースを心から願っていた。




希少なことから大ベストセラーとなった2作
まだ入ってくるといいのですが!
レア盤!

PDD 003
\2800→\2590
これだけの大家なのにCDがない!
 ドミニク・メルレ/ベートーヴェン

  ベートーヴェン(1770-1827):
    ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10 No.1
    「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ
     (エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op.35
    ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ドミニク・メルレ(ピアノ)

 録音:2014年1月7-8日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス

レア盤!

PDD 005
\2800→\2590
ドミニク・メルレのベートーヴェン
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
  サリエリのオペラ「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」の主題による
   10の変奏曲変ロ長調 WoO.73
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ドミニク・メルレ(P)
録音:2015年1月6-7日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス


 




PENTATONE



PTC 5186885
(SACD HYBRID)
¥2800
リゼット・オロペサのモーツァルトのコンサート・アリア集
「オンブラ・コンパーニャ」~モーツァルト:コンサート・アリア集

 (1)「ベレニーチェよ」~「ベレニーチェにとヴォロジェーゾには昇る日の」 KV.70(12'05)
 (2)「アルカンドロよ、私は告白する」~「私は知らぬ、どこからこの愛情が来るのか」 KV.294(9'44)
 (3)「私の麗しい恋人よ」~「とどまって下さい、ああ、いとしい人よ」 KV.528(9'49)
 (4)「あなたに明かしたい、おお神よ」 KV.418(7'00)
 (5)「誰が知るでしょう、いとしい人の苦しみを」 KV.582(3'15)
 (6)「ああ、語っているのは私ではない」 KV.369(7'27)
 (7)「あなたは今忠実ね」 KV.217(6'59)
 (8)「ああ、私にはわかっていたわ」 KV.272(13'16)
 (9)「私は行きます、でもどこへ」 KV.583(4'11)
 (10)「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」 KV.538(7'38)
  リゼット・オロペサ(ソプラノ)
  アントネッロ・マナコルダ(指揮)、
  イル・ポモドーロ、
  ゼフィーラ・ヴァロヴァ(コンサートマスター)

 世界が注目するリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、リゼット・オロペサのモーツァルトのコンサート・アリア集!アントネッロ・マナコルダ指揮、イル・ポモドーロの華麗な演奏にも注目!

 セッション録音:2020年8月/昇天教会、ゼンドリンク(ミュンヘン)/ディジパック仕様、DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、81'30、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 世界が注目するリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、リゼット・オロペサのソロ・デビュー・アルバム「オンブラ・コンパーニャ」は、自身が最も得意とするモーツァルトのコンサート・アリアを集めたアルバム!
 共演はアントネッロ・マナコルダ指揮、イル・ポモドーロです!

 ここに収められたコンサート・アリア集は、モーツァルトにとって重要なソプラノ歌手のために作曲したもので、声楽とオーケストラのために作曲された最も技巧的かつ贅沢な音楽といえます。
 当アルバムで中心に据えたのが「ああ、私にはわかっていたわ」 KV.272 で、愛する人の魂が消えていく生と死の狭間に最も崇高な音楽が寄り添います。

 オロペサにとって「オンブラ・コンパーニャ」とは、精神的に誰かと一緒にいることを意味し、その素晴らしい音楽が聴き手に寄り添います。
 指揮のアントネッロ・マナコルダは細部にまでこだわり、名人集団イル・ポモドーロとともに見事なバランス感覚で演奏しております。

 
 
 

PTC 5186948
¥2600
「死の影で」
 ~ジャケス・デ・ヴェルト:モテット集&ヴォルフガング・リーム:『7つの受難』
ダニエル・ロイス(指揮)
カペラ・アムステルダム
  (1)リーム:「わが心は悲しみ」(2'47)/
  (2)デ・ヴェルト:「ラマで声が聞こえる」(3'48)/
  (3)リーム:「われわれは見た」(4'15)/
  (4)リーム:「しかし、イエスは再び大声で叫び」(3'50)/
  (5)デ・ヴェルト:「アーメン、アーメン私はあなたたちに言う」(5'53)/
  (6)リーム:「暗闇とはなりぬ」(5'17)/
  (7)リーム:「わが眼は曇り果てたり」(4'55)/
  (8)デ・ヴェルト:「われは多くの罪を犯しぬ」(7'44)/
  (9)リーム:「われらが牧者は隠れ給いぬ」(3'00)/
  (10)デ・ヴェルト:「わが悲しみの声に耳を傾けてください」(3'36)/
  (11)リーム:「われは墓へくだる者らのうちに」(5'34)/
  (12)デ・ヴェルト:「泣き止んで」(6'46)

 名門カペラ・アムステルダムがPENTATONEレーベル初登場!デ・ヴェルトのモテットとリームの『7つの受難』を交互に歌ったアルバム。

 セッション録音:2020年10月/聖ピーテルス教会(ユトレヒト)/DDD、ディジパック仕様、57'32、輸入盤・日本語帯付

 ダニエル・ロイス率いるカペラ・アムステルダムがPENTATONEレーベル初登場。ジャケス・デ・ヴェルトのモテットとヴォルフガング・リームの『7つの受難』を交互に編んだアルバムをリリースします。

 ルネサンス音楽の中心地フランドルに生まれ、イタリアで人生の大半を過ごしたジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596)。
 ポリフォニー書法とモンテヴェルディが創り上げた新世代の書法の間を見事に繋ぐ音楽を残しました。個性的で劇的な作風が特徴で、ここに収録されたモテットは高度で巧妙なポリフォニー書法と心に訴えかける素直な美しさが同居しております。

 現代作曲家ヴォルフガング・リーム(1952-)。これまで500をこえる作品を手掛けている多作曲家としても知られます。
 『7つの受難』は中世の瞑想の祈りの音楽も思わせる柔らかくも神秘的なハーモニーに満ちた作品集。
 リームの独創的な音響世界が聴きものです。

 カペラ・アムステルダムは1970年創立の名門。1990年より音楽監督を務める声楽アンサンブルの最高峰の指揮者ダニエル・ロイスとともに幅広いレパートリーを真摯に歌い上げてきました。
 「ラッスス:インフェルノ~6声と8声のためのモテット集」(HMM-902650)、「ヤナーチェク:モラヴィア合唱曲」(HMM-932097)、「ジョスカン・デ・プレ:葬送モテット&挽歌集」(HMM-902620)など積極的なリリースが続いております。

 
 



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PROFIL



PH 21010
(2CD)
¥4500→\4090
ゲルト・シャラー(オルガン)
オルガンによるブルックナー交響曲第9番

 ブルックナー(シャラー編曲):
  交響曲第9番ニ短調(全4 楽章オルガン版)
ゲルト・シャラー(オルガン)

 目から鱗が落ちる連続!シャラーがブルックナーの9番を壮麗なオルガン曲に変身させた!!

 録音:2020年11月2-5日/エーブラハ大修道院アイゼンバルト・オルガン/37'09、50'13

 ブルックナーの全交響曲を異版も含め追及する指揮者ゲルト・シャラー。
 彼は弦楽五重奏曲をフルオーケストラ用に編曲したり、交響曲第9番の終楽章を完成させるなど、その徹底ぶりには目を瞠らされます。すべてはブルックナー生誕200年にあたる2024年のプロジェクトへ向けての蓄積と申せましょう。

 シャラーは指揮者としてだけでなくオルガニストとしても優れ、ブルックナーのオルガン曲全集もリリースしています。
 そのシャラーが交響曲第9番を自身でオルガン用に編曲・演奏して世に問うアルバムの登場です。

 これまでにも手兵フィルハーモニー・フェスティヴァと2016年にキャラガン版、2018年に自身の版による第4楽章の完成稿を録音して話題となりました。
 その際の研究で構造、交響楽的思考などブルックナーをさらに理解したいと思う気持ちが嵩じてオルガン編曲のアイディアとつながりました。

 オルガンはブルックナーが生涯をともにした楽器ながら、オルガン音楽史に輝く大作や傑作を残していません。
 シャラーによればブルックナーは自分の使命が交響曲の作曲で、華麗なオルガン曲を書くことに興味がなかったとしています。
 しかし彼の交響曲にはオルガン特有の要素が散見されるため、オルガン編曲の可能性を見出したとも述べています。

 シャラーはオーケストラ効果をオルガンに移すのではなく、交響曲のエッセンスをフィルターで濾過し、本質と核心が聞えるように心がけたとのこと。
 それゆえブルックナーの交響曲に不可欠な弦のトレモロやうねりなどがオルガン的のものに変えられ、完全なオルガン曲に仕上げています。
 興味深いのは第4楽章。驚くほど多くのトッカータ的要素がまさにオルガンに適していて充実感たっぷり。全体としてブルックナーの重厚な縦線よりも、横線の複雑な対位法的な綾が鮮明となり、目から鱗が落ちることの連続です。

 使用楽器は、シャラーがフィルハーモニー・フェスティヴァと一連のブルックナーの交響曲を演奏・録音したエーブラハ大修道院付属教会のオルガンで、ヴォルフガンング・アイゼンバルト製作の4段鍵盤と56のストップを持つ壮麗なもので、大聖堂の音響とあいまりブルックナーの神聖な交響曲第9番にふさわしい音世界を創り上げています。
 ストップの詳細な使用表はブックレットに掲載されています。
 




ANALEKTA

AN28749
¥2600
アンジェル・デュボー&ラ・ピエタ新録音!
 イマージョン
 
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン&指揮)、
ラ・ピエタ
 1.ヴァレンティン・ハジャド:Flying/
 2.アルマンド・アマール:Human/
 3.ウーノ・ヘルメション:The Grandmaster Suite/
 4.オーラヴル・アルナルズ:1440 (Eulogy for Evolution)/
 5.アルマンド・アマール:Planet Ocean Suite: Underwater - I Come from the Ocean - Coral Tree/
 6.ダリオ・マリアネッリ:My Edward and I/
 7.ルドヴィコ・エイナウディ:Fly/
 8.マイケル・ナイマン:If/
 9.フィリップ・グラス:Facades/
 10.アルマンド・アマール:Inanna/
 11.レモ・アンツォヴィーノ:Water Lilies/
 12.オーラヴル・アルナルズ:Doria/
 13.ジョニー・グリーンウッド:
   There Will Be Blood: HW / Hope of New Field - Oil - Prospector's quartet/
 14.スティーヴ・ライヒ:Duet

 ☆カナダの国民的ヴァイオリニスト、アンジェル・デュボーと女流奏者のみによる弦楽オーケストラ、ラ・ピエタ!
 ☆ただひたすらに美しい、聴き手の心に深く染み入るような音楽。

 クラシック、現代音楽、映画やゲームの音楽など、さまざまなジャンルの作品を弦楽アンサンブルのためにアレンジした数多くのレコーディングで高い評価を得てきたアンジェル・デュボーと、彼女が創設した女性奏者のみの弦楽オーケストラ「ラ・ピエタ」による、映画音楽やミニマル系の作曲家を中心とした最新盤。
 ただひたすらに美しい、聴き手の心に深く染み入るような音楽を、情緒豊かな演奏で聞かせます。幅広いリスナーにおすすめしたい、感動的な1枚です。

 「このアルバムには私の心に深く語りかけてくる作曲家たちが登場します。私が心の逃げ場としている音楽、そして善良さの源泉を見つけた音楽。時に精妙さや純粋さ、儚さ、瞑想的な優しさに満ちた音楽は、自分の感情を内省することができます。自分自身への没入(Immersion)。」(アンジェル・デュボー)

 ※録音:2020年11月、サン=マチュー=ド=ブロイユ教会(ケベック、カナダ)


 

AN29173
¥2600
ルーツ・オブ・ストリングス
 1.Nazihawand/2.Roots of Strings/
 3.Ataba/4.Ali Baba Dance/
 5.Bab touma/6.Damasrose/
 7.Missyoulogist/8.2011/
 9.Take off/10.Freak one's/11.Sepia
ナジフ・ボリシュ(ウード、作曲)
ロベルト・オキピンティ(コントラバス)
ジョセフ・コーリー(パーカッション)

 新天地モントリオールで活躍するシリア出身のウード奏者・作曲家、ナジフ・ボリシュのニュー・アルバム。
 ボリシュはアラブ世界で同世代の最も偉大なウード奏者のひとりとして認められており、まばゆいばかりのヴィルトゥオジティでアラブ音楽、フラメンコ、インド音楽、さらにはジャズの世界を、情熱をもってナビゲートしています。
 伴奏するのは、卓越したリズム感覚を持つパーカッショニストのジョセフ・コーリーと、定評のあるベーシストのロベルト・オキピンティです。

 ※録音:2020年7月
 
 

AN29195
¥2600
ナポリ1810 ~ イタリアの初期ロマン派ギター作品集
 パガニーニ:グランド・ソナタ M.S.3
 カルッリ:
  6つのアンダンテ Op.320、ギター・ソナチネ Op.59-1、
  ギター・ソナタ Op.159-1
 ジュリアーニ:ギター・ソナタ Op.15
パスカル・ヴァロワ
 (ギター/
  キャバス・ベルナール 1820年頃)

 ロマン派の時代に見られたギターへの熱狂を、現代に復活させることに専念するギタリスト、パスカル・ヴァロワによるAnalekta初のアルバム。
 19世紀初頭、ギターのレパートリーはこうしたイタリアの作曲家のメロディックでヴィルトゥオジックな作品が中心でした。
 ギターは19世紀初頭に製作されたものを用いており、カルッリのOp.59-1とOp.159-1が世界初録音で収録されているのもポイントです。

 「このアルバムは、イタリア音楽の解釈に捧げた長年の集大成です。
 これらの音楽は、装飾や即興的なフレーズに加えて、ベルカントの伝統(レガート、柔軟性、敏捷性)と切り離せません。
 私はこれらの要素を自分の演奏と新しいアルバムに取り入れました。」(パスカル・ヴァロワ)

 ※録音:2020年9月
 




AUDAX RECORDS



ADX13780
¥2700
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.1
 ラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
 ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第2番ハ短調 Op.20
マリアーニ・ピアノ四重奏団
 〔フィリップ・ボーネン(ヴァイオリン)、
  バーバラ・ブントロック(ヴィオラ)、
  ペーター=フィリップ・シュテムラー(チェロ)、
  ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)〕

 マリアーニ・ピアノ四重奏団!ブラームスとゲルンスハイムの友情を描く!

 ● マリアーニ・ピアノ四重奏団がAudax登場!
 ● "ソーシャル・ディスタンス"の時代に、ブラームスとゲルンスハイムの友情を颯爽と描く!
 ● 日本語解説付き!

 フォーレとエネスク師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新録音が、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax(オーダックス)からリリース!

 活動当初からレパートリーにあり、度々演奏してきたブラームスのピアノ四重奏曲を録音するにあたって、どのような形で取り上げるべきかという課題に直面した彼らが、ブラームスの人生と彼の環境の中にもインスピレーションを探した中で行き当たったのが、フリードリヒ・ゲルンスハイムという作曲家でした。
 1862年にブラームスとゲルンスハイムがケルンの音楽祭で始めて出会い、1868年からより深くお互いを知り合うようになり、とりわけ『ドイツ・レクイエム』は、ゲルンスハイムが指揮者としてこの作品を繰り返し演奏するなど、二人が生涯に渡って友情を築く重要な要素となりました。
 こうした彼らの友情に光を当てながら、二人のピアノ四重奏曲を全曲録音するという長期プロジェクトが始動。パンデミックによってリリースが1年延期しながらも、2020年は人間の距離ということをじっくりと考え、今日ではほとんど忘れられている彼らの友情に没頭できる機会となりました。
 堂々たるロマン派の様式で書かれ、巧妙なオーケストレーションを通じて常に爽快さと深みのバランスが上手に取られたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の素晴らしい発見にご期待ください。

 マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。
 洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。

 ※録音:2020年1月7日-9日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ

 
 




CORO



COR16185
(5CD)
特別価格
¥7200→¥6490
ポーリッシュ・コレクション ザ・シックスティーン、
イーモン・ドゥーガン(指揮)
 CD1 ~ ペンキェル:ミサ曲 《ロンバルデスカ》
  ペンキェル:
   《14声のミサ》 より(キリエ&グローリア)/賛美の歌を鳴り響かせ/甘き愛、イエス/
   主の大いなる御名を/アウディーテ・モルタレス/オー・アドランダ・トリニタス/
   汝、神の子ぞ生まれる/マリアは天に昇らされたまいぬ/アヴェ・マリア/ミサ曲《ロンバルデスカ》
    (録音:2012年10月)
 CD2 ~ ポーランドのイタリアの巨匠たち
  パチェッリ:来れ、キリストの花嫁/アネリオ:ようこそ天の女王/
  パチェッリ:祝福された乙女マリア/ベルトルージ:天の女王/アネリオ:聖母マリアのためのリタニア/
  アネリオ:ミサ・プルクラ・エス/ベルトルージ:どうか、あなたの口の口づけをもって/
  ベルトルージ:私は野の花/パチェッリ:王が宴におられる間に
    (録音:2013年11月)
 CD3 ~ ゴルチツキ:ミサ・ロラーテ
  作曲者不詳:ヘイナウ・マリアツキ
  ゴルチツキ:
   主よあなたに感謝を、ほまれ高き王、イルクシット・ソル、ミサ・ロラーテ、
   コンドゥクトゥス・フネブリス、主が葬られたまいし後、神の摂理への連祷
    (録音:2014年11月)
 CD4 ~ ポーランドのイタリアの巨匠たち
  マレンツィオ:
   わたしの心の分かれている者を憎んだ(8声)、
   ミサ曲《わたしの心の分かれている者を憎んだ》(全曲版世界初録音)、神に向かいて喜びの声をあげよ
  パチェッリ:汝らは幸なり、天において喜び、真夜中に、キリストはよみがえり
  ベルトルージ:
   アヴェ・ヴェルム・コルプス、わたしは日々罪を犯します、神を畏れることは、聖なるマリア
    (録音:2015年11月)
 CD5 ~ ミエルチェフスキ:ミサ・オ・グロリオザ・ドミナ
  ミエルチェフスキ:
   ミサ・オ・グロリオザ・ドミナ(ミサ曲《おお、栄光の聖母よ》)/ミサ・セルヴィエンシアナ/
   神よ、あなたの御名にかけて/祝福と光栄と/来たれ、主よ/喜べ神の御母/神を喜びたたえよ/
   大地、海、空/2声のカンツォーナ第1番/2声のカンツォーナ第3番
    (録音:2016年11月)

 ザ・シックスティーン&イーモン・ドゥーガンポーランド・バロック5枚組コレクションBOX!

 ☆ハリー・クリストファーズの後継者と目されているイーモン・ドゥーガンが率いてきた、ザ・シックスティーンのポーランド・バロック・コレクション全5巻セット!

 ザ・シックスティーンとアソシエイト・コンダクター、イーモン・ドゥーガンのコンビによる"バロック時代のポーランド"における宗教合唱作品の探究の旅。2012年から2016年までに録音されたシリーズ全5巻がセットになった限定コレクションBOXが登場!
 ポーランド・バロックの巨匠、バルトウォミェイ・ペンキエル(fl.1633-1670)、グジェゴシュ・ゲルヴァーズィ・ゴルチツキ(1665-1734)、マルチン・ミエルチェフスキ(d.1651)の作品に加え、パチェッリ、アネリオ、ベルトルージ、マレンツィオら、ポーランド王ジグムント3世(1566-1632)の宮廷音楽家として活躍したイタリア人音楽家たちの作品を集成したこだわりのプログラムです。

 ソプラノのサリー・ダンクリーと共に、時代考証、楽曲研究を担当し、ザ・シックスティーンの演奏のベースを構築するという重要な役割を担ってきたイーモン・ドゥーガン。イギリス・ナショナル・ユース合唱団、ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団の首席客演指揮者、ブリテン・シンフォニア・ヴォイセズのコーラス・ディレクターなど、すでに合唱指揮者として豊富なキャリアを持つイーモン・ドゥーガンの手腕が冴えわたる、「ポーリッシュ・コレクション」にご注目ください。

 ※録音:2012年~2016年
 ※COR16110、COR16123、COR16130、COR16141、COR16153をセットにした5枚組BOX。
 ※CD1(COR16110)は英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」、CD2(COR16123)は英BBCミュージック・マガジンの「コーラル&ソング・チョイス」に選定
 




SIGNUM CLASSICS



SIGCD671
¥2500
イギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス
ブラームス:クラリネット・ソナタ集

 クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
 4つの厳粛な歌 Op.121(ジュリアン・ブリス編曲)
 クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
ジェームズ・ベイリュー(ピアノ)

 ジュリア・ブリスが吹くブラームス!「クラリネット・ソナタ」+「4つの厳粛な歌」!

 ☆イギリスの天才クラリネット奏者、ジュリア・ブリスが吹くブラームス!
 ☆2つの「クラリネット・ソナタ Op.120」に、自身で編曲した「4つの厳粛な歌」をカップリング!

 13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス。
 Signum Classicsからは、歌曲や弦楽四重奏とのコラボレーションや、ジャズ・クロスオーヴァーのセプテット編成など、多彩な才能を披露してきたジュリアン・ブリスですが、ニュー・アルバムは久しぶりとなる王道プログラム。ブラームス晩年の傑作であり、ヴァイオリン・ソナタやヴィオラ・ソナタとしての姿でも広く愛される2つのクラリネット・ソナタ Op.120。
 更に、同じく晩年の作品であり辞世の作品でもある「4つの厳粛な歌」を、ジュリアン・ブリス自らがクラリネット版へとアレンジしたバージョンも組み合わせた濃密なるブラームス・アルバムが出来上がりました。
 うっとりするような温かい音色と夢幻的な表現力で魅せる至福のブラームスをどうぞ。近年歌曲伴奏や室内楽メンバーとして幅広い演奏・録音に参加している名手ジェームズ・ベイリューのピアノも高品質です。

 ※録音:2019年5月8日-9日、スネイプ・モルティングス(サフォーク)/2020年1月7日、ワータン・ホール(ロンドン)

 
 




GENUIN

GEN 21735
¥2400
「アルト・サクソフォンを用いたピアノ三重奏曲集」
 ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8
 クレネク(クシェネク):クラリネット三重奏曲 Op.108
クラヴィス三重奏団:
 【イェンニ・リップル(ヴァイオリン)
  ミハ・フェルク(アルト・サクソフォン)
  サビーナ・ハサノヴァ(ピアノ)】

 ブラームス、ショスタコーヴィチ、クシェネク。アルト・サクソフォンを用いたピアノ三重奏曲集

 録音:2019年4月15-17日 ウィーン、50'21

 3つの三重奏曲それぞれでアルト・サクソフォンを用いて演奏している。
 ブラームスの三重奏曲ではホルンが、ショスタコーヴィチではチェロが、クレネクではクラリネットが、アルト・サクソフォンに置き換えられている。
 特にショスタコーヴィチとクレネクでは音楽の近代的色彩が増しているように感じられる。

 クラヴィス三重奏団は2013年結成のウィーンの三重奏団。もちろんこの編成の三重奏団は珍しい。
 イェンニ・リップルはウィーン生まれのヴァイオリニスト。母親はメキシコ人。
 ミハ・フェルクはスロヴェニア生まれ。ウィーンでサクソフォンを学んでいる。
 サビーナ・ハサノヴァはアゼルバイジャンの首都バクーの生まれ、トルコのエディルネ育ちのピアニスト。14歳でモスクワのチャイコフスキー音楽院大ホールでモスクワ交響楽団と共演したという。2010年からウィーンを拠点としている。
 
 
GEN 21714
¥2400
「風合い」~2台ピアノ作品集
 ドビュッシー:白と黒で
 リゲティ:2つのピアノのための3つの小品
 メシアン:アーメンの幻影
ピアノデュオ・レルッケ・グレンメルシュパッハー:
 【イルメラ・レルッケ(ピアノ)
  アクセル・グレンメルシュパッハー(ピアノ)】

 録音:2020年3月12-15日フランクフルト・アム・マイン、84'56

 「風合い Textures」と題された2台ピアノ作品集。メシアンの「アーメンの幻影」が50分ほどを占めている。
 イルメラ・レルッケはドイツのピアニスト。彼女は埋もれた作品の発掘に尽力していることで知られ、CDでも名ピアニスト、アルトゥール・シュナーベルの作品を録音している。
 アクセル・グレンメルシュパッハーは1974年、フライブルク生まれのピアニスト。20世紀、21世紀のピアノ作品を得意としている。二人とも大変な腕達者指達者で、いずれも鮮やかなピアノ演奏とその掛け合いが楽しめる。
 ※約85分の長時間収録CDです。再生にはご注意ください。
 
 
GEN 21724
(1CD+ボーナスCD)
¥2400
「ロレム・イプサム」 コンボ・カム(古楽アンサンブル)
 セファルディの伝承歌:私の娘よ/レグレンツィ:目よ、泣かないで/
 18世紀のペルーの音楽:トナーダ「エル・ディアマンテ(ダイヤモンド)」/
 8世紀のペルーの音楽:カチュア・セラニータ/
 セファルディの伝承歌:ニモルド王が郊外に出た時/
 F.カッチーニ:私は憔悴し/
 ファルコニエーリ:ドニャ・タロリリャ・デ・カラリェノスのためのフォリア/
 フレスコバルディ:そよ風がすっかり優しく吹けば/
 トレホン・イ・ベラスコ:
  眠れぬ私の主よ、私の熱愛する素敵な人が、トナーダ「ラ・ラタ」、セニョーラ・ドニャ・マリア/
 メールラ:カンツォネッタを聞いておくれ/
 セファルディの伝承歌:サヨナキドリたちが歌う/
 パーセル:少しの間の音楽

 録音:2020年2月24-27日 ライプツィヒ、58'37 + 54'11

 中世からバロックにかけてのスペイン、イタリア、ペルーなどの音楽を歌と古楽器アンサンブルで演奏している。
 コンボ・カムは、6人の音楽家(うち一人は歌の担当のヴィオラ・ブランシュ)とドリス・メーレスビュヒナーからなる古楽団体。
 メーレスビュヒナーは演奏には参加しておらず、ブックレットに長めの解説(独英文)を寄せているが、読んでもあまり良く分からない。
 CD1では上記15曲に加え8つの短い情景のようなものが挟まっている。
 CD2は曲間に情景を入れず15曲だけ、ただし曲順が異なる。
 
 
GEN 21725
¥2400
シューベルト、ラフマニノフ、
 韓国の作曲家チェによる楽興の時集

  シューベルト:6つの楽興の時 D780
  チェ・ウチョン(b.1968):楽興の時
  ラフマニノフ:6つの楽興の時Op.16(第1版)
キム・イェスル(ピアノ)

 録音:2020年2月11-13日 ライプツィヒ、76'52

 有名なシューベルトの楽興の時全6曲、ラフマニノフの楽興の時に加え、韓国の作曲家チェによる新たな楽興の時も含めた、楽興の時集。
 ラフマニノフの楽興の時は第2番が1940年に改訂されており、現在はこちらが一般的だが、ここでは1897年の第1版が用いられている。
 チェ・ウチョンは1968年の生まれ。ソウルで学んだ後、ザルツブルクのモーツァルテウムやパリ国立高等音楽院などで学んでいる。
 キム・イェスルは韓国のピアニスト。ソウルで学んだ後、ハンブルク音楽舞台大学に留学。韓国とドイツを拠点に活躍している。
 2018年からソウルのコングク大学で教職に就いている。
 
 
GEN 21728
¥2400
「通奏低音なし~バッハへ至る道で」
 バルツァー:前奏曲/
 マッテイス:壊れた経過区、急速な楽句そして幻想曲/
 ヴェストホフ:組曲 イ短調/コレッリ:前奏曲 イ長調/
 トレッリ:前奏曲 ホ短調/
 ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調/
 コレッリ:前奏曲 ニ長調/
 作者不詳(ノゲイラ手稿譜):幻想曲 ニ長調/
 フィルスマイヤー:パルティータ イ長調/
 作者不詳(ノゲイラ手稿譜):前奏曲と幻想曲 ヘ長調/
 バルツァー:アルマンド/パーセル:前奏曲 ト短調 N773/
 ビーバー:パッサカリア
ナージャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)

 録音:2020年6月8-10日 ライプツィヒ、65'57

 「バッソ(=通奏低音)なし ―バッハへ至る道で」と題された、17世紀後半から18世紀前半にかけての無伴奏ヴァイオリン作品集。
 無伴奏ヴァイオリンと言えばバッハとなってしまうが、その先駆作品を聞くことができる。個々の曲がいずれも素晴らしい作品ばかりで、しかもそれらが並ぶことで、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ集がこれらの伝統の上に成り立っていることがよく分かる。
 ことにヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイアー(1663―1722)のパルティータ集(ここに収録されているニ長調を含む6曲)は、バッハよりも数年前の作品で、極めて充実した内容で聞き応えがある。
 ナージャ・ツヴィーナーは、まだ十代の学生の頃に、今や人気弦楽四重奏団であるクス四重奏団の創立メンバーを務めたヴァイオリニスト(彼女は正式には第2ヴァイオリンだったが、しばしば第1ヴァイオリンを受け持った)。そう言われてみれば、1つのヴァイオリンながら緻密なアンサンブルを思わせる演奏で、また重音でも音程が極めて正確で美しい。
 
 
GEN 21729
¥2400
「世紀末」
 ドビュッシー:ラプソディ第1番
 ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 Op.5
 レーガー:クラリネット・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.49-2
 ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットのための3つの小品
 サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
デュオ・アウスト:
 【ベッティーナ・アウスト(クラリネット)
  ロベルト・アウスト(ピアノ)】

 録音:2020年7月15-17日 ドイツ,ブライバッハ、56'59

 「世紀末」という題名だが、ほぼ20世紀初頭の近代のクラリネット曲を集めている。ただし作風は作曲家によって様々。
 ベッティーナ・アウストはドイツのクラリネット奏者。ハノーファーおよびパリで学んだ後、2014年からアウグスブルク・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリネット奏者を務めている。
 2015年にドイツ音楽コンクールで受賞(3人のうちの一人)、この時に初のCDをGENUINから発刊していた(GEN 16432)。
 キリリとした音色が美しまたコントロールも抜群で、こうした近代音楽には打って付けのクラリネット奏者である。
 ピアノのロベルト・アウストは彼女の兄(もしくは弟)。
 
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GEN 21730
¥2400→\2190
素敵なピアノ曲集なんです
 「ロシアの小さな絵画」~リャードフ&アレンスキー作品集
スヴェトラーナ・メールマン=ムレト(ミューレ)
(ピアノ)
 リャードフ:
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.44/バガテル 変ニ長調 Op.30/
  ピアノのための2つの小品 Op.9(第1番 ワルツ ロ短調/第2番 マズルカ 変イ長調)
  ピアノのための3つの小品 Op.57(第1番 前奏曲 変ニ長調/第2番 ワルツ 変ホ長調/第3番 マズルカ ヘ短調)
  前奏曲 ヘ短調 Op.33-1/前奏曲 ロ短調 Op.11/前奏曲 変ニ長調 Op.10-1/
  前奏曲 変ロ短調 Op.31-2/前奏曲 ト短調 Op.46-2/前奏曲 ニ短調 Op.40-3/練習曲 変イ長調 Op.5
 アレンスキー:
  24の性格的小品 Op.36 から
   (第3番 夜想曲 変ニ長調/第4番 小バラード 嬰ハ短調/第16番 悲歌 ト短調/第19番 春の夢 イ長調)
  6つの小品 Op.53
   (第1番 前奏曲 ホ短調/第2番 スケルツォ ホ長調/第3番 悲歌 ト短調/
    第4番 マズルカ ト長調/第5番 ロマンス ヘ長調/第6番 練習曲 ヘ長調)

 録音:2020年3月3―5日 カイザースラウテルン、59'04

 ロシア・ロマン派のピアノ曲が好きな人にはたまらないCD。
 アナトーリ・リャードフ(1855―1914)とアントン・アレンスキー(1861-1906)のピアノ小品を計24曲収録。いずれもサロン風の素敵な曲ばかりで、1時間うっとりと楽しめる。
 スヴェトラーナ・メールマン=ムレト(ミューレ)Swetlana Meermann-Muret はロシア、モスクワの南に位置するリペツクの生まれ。16歳の時にはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾いて演奏会デビューしたという。
 2011年からフランス在住。気品のある柔らかいピアノの音が素晴らしく、これらの小品がすこぶる心地よく響いている。


 


 一足先に聴かせていただきましたが、なんとも素敵なアルバムでした・・・。

 
 
GEN 21737
¥2400
クリスティアン・リディル(b.1943):室内楽作品集
 (1)会合(全4曲)/(2)おとぎの絵本(全5曲)/(3)ハンガリーの舞曲による変奏曲/
 (4)広場の演奏会(全4曲)/(5)2つの死の舞踊
  (1)ノ・フィル・ブラス:
   【マルティン・アンゲラー(トランペット)、ヘルベルト・ツィンマーマン(トランペット)、
    カーステン・ドゥフィン(ホルン)、ウヴェ・シュローディ(トロンボーン)、
    シュテファン・ティシュラー(チューバ)】
  (2)イヴァンナ・テルナイ(フルート)、フェリックス・コルプ(打楽器)
  (3)オリファー・クレンク(クラリネット)、ライナー・ザイベル(ファゴット)、
   アンドレアス・フレーゼ(ピアノ)
  (4)モニャ・ホイラー(半音階ハーモニカ)、オリファー・クレンク(バス・クラリネット)、
   ライナー・ザイベル(ファゴット)、アルフレート・ベーム(ファゴット)、
   アンドレアス・フレーゼ(チェンバロ)
  (5)イヴァンナ・テルナイ(フルート)、オリファー・クレンク(クラリネット)、
   ハンネス・ロイビン(トランペット)、ハンスイェルク・プロファンター(トロンボーン)、
   フェリックス・コルプ(打楽器)、ミヒャエル・フリードリヒ(ヴァイオリン)、
   アレクサンダー・ヴァイスコップ(コントラバス)、アンドレアス・フレーゼ(ピアノ)

 録音:2020年7月24日,31日-8月2日 ミュンヘン近郊ゼンドリング、75'14

 ドイツの作曲家、クリスティアン・リディル(1943-)の室内楽曲集。
 クリスティアン・リディルはブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の生まれ。長らくフランクフルトのゲーテ大学で教職に就いており、また作曲家として様々な作品を書いている。
 このCDに収録された作品はどれも穏やかなながらどこかピリリとした作品で、リディルの音楽の魅力をよく伝えている。
 演奏者の多くはバイエルン放送交響楽団などミュンヘンのオーケストラの団員で、例えばマルティン・アンゲラーは2011年以来バイエルン放送交響楽団の首席トランペット奏者。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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WEITBLICK



SSS 0071
¥2400→\2190
〔再プレス〕
ロングセラーの名盤が待望の再プレス
オイゲン・ヨッフム&ミュンヘン・フィルの
 ブルックナー:交響曲第9番

  (1)ブルックナー:交響曲第9番
  (2)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
オイゲン・ヨッフム(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 超ロングセラーの名盤が待望の再プレス! オイゲン・ヨッフム&ミュンヘン・フィルのブルックナー:交響曲第9番

 録音:(1)1983年7月20日、(2)1979年11月8日、ヘルクレスザールにおけるライヴ(ステレオ)

 WEITBLICK初登場だったこのオイゲン・ヨッフムのブルックナー9番は2007年の発売以来ロングセラーを続けていました。この名盤が待望の再プレスとなります。
 ヨッフムが60年に及ぶ長い結びつき(巨匠の指揮者デビューはミュンヘン・フィル!)を誇ったミュンヘン・フィルと初の公式ディスクです。マニアには広く知られた晩年のブル9!
 この演奏は、海賊盤の米METEORレーベルから1987年の演奏としてリリースされ、評判となりましたが、そのデータは誤り。こちらのバイエルン放送マスターによる音源は極上品質です。
 晩年とはいえ枯れ切った味わいとは異なる、オケを叱咤激励する推進力に富んだ演奏であり、チェリビダッケが磨きはじめた輝かしい音色と妙技がマッチした非の打ち所のない演奏です。
 カプリングのワーグナーもドラマティックな高揚を見せるファン待望の凄演です。
 ご息女ヴェロニカ・モルトケ女史もリリースを快諾。ヨッフムシリーズは今後も継続しますのでご期待下さい。
 



店主の「やっぱりクラシックは死なない!(青弓社2010年)」から


 昔METEORから出て話題になっていたヨッフムのブルックナー9番。正規盤リリースということで、音楽誌やファンから絶賛された(宇野功芳氏はヴァント、シューリヒト、朝比奈に並ぶベスト4と語っている)。知人やすでに購入された方からまで「すばらしい!」という声が届いた。
 そこまで絶賛されると、ひねくれものの店主は「ほんまかいな」という疑いの耳を持って聴くことになる。
 で、聴いた。
 うぐう。これは・・・。
 終楽章アダージョの壮絶さ。これほどに宇宙的な第9番は聴いたことがない。これは店主の想像の範囲外。
 ブルックナーの交響曲は、第8番までどんどん拡散してスケールが広くなるが、第9番の第3楽章でついにこの世を越え次元を喪失してあの世に行ってしまって、だから作曲者もそれに引っ張られて逝ってしまった、と店主は勝手に解釈している。だから第9番は、第8番のような超巨大演奏ではなく、かえって素朴な小さめの演奏が好きだった。
 だから店主にとって、第8番は「宇宙的」が最高のほめ言葉であるが、第9番は「天国的」というのが最高のほめ言葉。
 だが、このヨッフムのような、店主の発想を完全にブチ負かしてしまうような「宇宙的」演奏、しかも極めて感動的な「宇宙的」演奏を聴かされると、また混乱してしまう。まだまだこの世で生きたいという、まだまだ元気いっぱいの生命エネルギーが、この華麗壮麗な演奏でそのパワーを増幅させられてしまった。この楽章を聴くときは天に昇るような気持ちを味わいたいのだけど、極めて肉体的、極めて三次元的な悦びと感動に浸ってしまった。
 困る。

 ちなみにその後で始まる「トリスタン」がこれまたすごい。
 人間の強力で貪欲なエネルギーを一気に集約してむりやり芸術に昇華したような、えげつないばかりの崇高さがある。
 この「トリスタン」には正直やられた。聴いた後しばらく声が出ないような演奏に出会ったのは久しぶりである。




<メジャー・レーベル>
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DECCA



4841424
(8CD)
\6000→\5590
20世紀フランスの世界的女流オルガニスト
 ジャンヌ・ドゥメッシュー~The Decca Legacy デッカ録音全集

《CD 1》
 1-2) J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565、
 3) メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第1番ヘ短調Op.65 No.1より第1楽章、
 4) クラーク:トランペット・チューン(伝H.パーセル/M.デュプレ編)、
 5) ヴィドール:トッカータ(オルガン交響曲第5番Op.42 No.1より)、
 フランク:
 6) カンタービレ(『オルガンのための3つの小品』より)、
 7) パストラーレOp.19、8) 幻想曲イ長調(『オルガンのための3つの小品』より)、
 J.S.バッハ:9-10) 前奏曲とフーガ ニ長調BWV532、11-12) トッカータとフーガ ニ短調BWV565
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(ロンドン、ノース・オードリー・ストリートのセント・マークス教会のオルガン)
  【録音】1947年5月(1-4)、10月(5)、1949年4月(6)、1950年10月(7-12)、ロンドン/
《CD 2》
 J.S.バッハ:
 1-3) トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564、
 4-5) 前奏曲とフーガ イ短調BWV543、
 6) コラール前奏曲『われら悩みの極みにありて』BWV641、
 7) コラール前奏曲『来たれ、異教徒の救い主よ』BWV599、
 8) コラール前奏曲『我らの救い主なるイエス・キリスト』BWV626、
 9) フーガ ト長調BWV577、
 10-11) トッカータとフーガ ニ短調BWV565、
 12-13) 幻想曲とフーガ ト短調『大フーガ』BWV542、
 14-16) オルガン協奏曲イ短調BWV593(ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調Op.3 No.8による)
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールのオルガン)
  【録音】1953年10月(1-13)、1955年5月(14-16)、ジュネーヴ/
《CD 3》
 フランク:
  1) コラール第1番ホ長調、2) コラール第2番ロ短調、3) 第3番イ短調、
 4-6) リスト:「アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ、
 7) ヴィドール:変奏(オルガン交響曲第9番ハ短調Op.70『ゴシック』より)
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールのオルガン)
  【録音】1955年5月(1-3)、1952年10月(4-7)、ジュネーヴ/
《CD 4》
 ヘンデル:
 1-3) オルガン協奏曲第1番ト短調Op.4 No.1 HWV289、
 4-5) オルガン協奏曲第2番変ロ長調Op.4 No.2 HWV290、
 6) シュッツ:Eile mich, Gott, zu erretten, SWV282、
 J.S.バッハ:
 7) あなたがそばにいてくださればBWV508、
 8) 甘き死よ、来たれBWV478、9) なにゆえに悲しむや、わが心BWV516、
 10-11) リスト:バッハの名による前奏曲とフーガS.260、
 12) ヴィドール:アレグロ(オルガン交響曲第6番Op.42 No.2より)、
 13) エドゥアール・ミニャン:Toccata M?di?vale、
 14) ジャン・ベルヴェイエ:Mouvement、
 15) ドゥメッシュー:テ・デウムOp.11
 【演奏】
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)(6-9)、
  ジャンヌ・ドゥメッシュー
   (ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールのオルガン[1-9]、パリ、マドレーヌ寺院のオルガン[10-15])、
  エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(1-5)
   【録音】1952年10月、ジュネーヴ(1-9)、1958年7月、パリ(10-15)/
《CD 5》
 J.S.バッハ:
  1) コラール前奏曲『おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け』BWV622、
  2) コラール前奏曲『われらの主キリスト、ヨルダン川に来り』BWV684、
  3) 幻想曲ト長調BWV572、4) 神よ、われら汝に感謝すBWV29よりシンフォニア、
  5) コラール前奏曲『おお、主なる神、われを憐れみたまえ』BWV721、
  6-7) トッカータとフーガ ヘ長調BWV540、
 モーツァルト:8-9) アダージョとフーガ ハ短調K.546、10-12) 幻想曲ヘ短調K.608
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(パリ、マドレーヌ寺院のオルガン)【録音】1958年、パリ/
《CD 6》
 フランク:
 1) 幻想曲ハ長調、2-4) 交響的大曲Op.17、5-7) 前奏曲、フーガと変奏Op.18、
 8) パストラーレOp.19、9) 祈りOp.20、10) フィナーレOp.21
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(パリ、マドレーヌ寺院のオルガン)
  【録音】1959年、パリ/
《CD 7》
 フランク:
 1) 幻想曲イ長調、2) カンタービレ ロ長調、3) 英雄的小品、
 4) コラール第1番ホ長調、5) コラール第2番ロ短調、6) コラール第3番イ短調
  【演奏】ジャンヌ・ドゥメッシュー(パリ、マドレーヌ寺院のオルガン)【録音】1959年、パリ/
《CD 8》
 1) メシアン:『キリストの昇天』より第3楽章:キリストの栄光を自らのものとした魂の歓喜の高まり、
 2) J.S.バッハ:コラール前奏曲『最愛のイエスよ、我らここに集いて』BWV731、
 3) ジャン・ベルヴェイエ:Mouvement、
 4) ヴィドール:トッカータ(オルガン交響曲第5番Op.42 No.1より)、[BBC放送録音]
 5) ブクステフーデ:フーガ ハ長調『ジーグ』、
 6) J.S.バッハ:コラール前奏曲『最愛のイエスよ、我らここに集いて』BWV731、
 7) ヴィドール:アレグロ・ヴィヴァーチェ(オルガン交響曲第5番Op.42 No.1より)、
 8) メシアン:『主の降誕』より第6曲:天使たち、
 9) ドゥメッシュー:エイドリアン・ボールトからの主題への即興曲
  【演奏】
   ジャンヌ・ドゥメッシュー(リヴァプール、メトロポリタン大聖堂のオルガン[1-4]、
    ブリストル、コルストン・ホールのオルガン[5-9])
  【録音】1967年、リヴァプール(1-4)、ブリストル(5-9)
ジャンヌ・ドゥメッシュー(オルガン)

 生誕100周年記念、20世紀フランスの世界的女流オルガニストのデッカ録音全集

 ●ジャンヌ・ドゥメッシュー(1921-1968)はパリで鮮烈なデビューを果たした後、1947年5月よりデッカに録音を始めました。知性と感性が結びついたヴィルトゥオジティでフランス・オルガン楽派の重要な地位に登りつめたドメッシューのデッカ録音が、生誕100周年を記念して初めてまとめられました。未発表のBBC放送録音も収録されています。CD8枚組BOX。

 ●フランクのオルガン曲全集、SPレコードのオリジナル盤以降何度もリリースされているロンドンのノース・オードリー・ストリートのセント・マークス教会での録音、あまり知られていないシュザンヌ・ダンコと共演した聖歌集、BBC放送だけに残っているドメッシューの即興曲と同時に録音されたバッハ、ブクステフーデ、ヴィドール、メシアンの作品などが収められています。

 ●ドゥメッシューはマルセル・デュプレに師事し、フランスのオルガンの伝統を継承して欧米各地で演奏活動を行いました。演奏者、作曲家としての活躍の他、教師として指導した生徒の中にはマリー=マドレーヌ・デュプレ、ルイ・ディリー、ピエール・ラブリックがいます。また、プーランク、メシアン、ラングレーなどは彼女の熱狂的な崇拝者でした。

 ●全曲丁寧にリマスタリングされ、ブックレットにはドゥメッシューの未発表録音についての詳細な記載、珍しい写真、プログラムの複写、録音セッションの様子、楽器について、このアルバムで使用されている5つのオルガンについての詳しい説明などの解説が掲載されています。

 
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4842000
(13CD)
\9200→\8690
《オイゲン・ヨッフム~フィリップス合唱曲録音全集》
《CD 1-2》J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
【演奏】
 ロイス・マーシャル(ソプラノI)、ヘルタ・テッパー(ソプラノII)、
 ピーター・ピアーズ(テノール)、キム・ボルイ、ハンス・ブラウン(バス)、
 バイエルン放送交響楽団・合唱団
  【録音】1957年12月、ミュンヘン(ライヴ)/
《CD 3-5》
 J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244
  【演奏】エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)、
  ヴァルター・ベリー(バス/イエス)、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、
  マルガ・ヘフゲン(アルト)、ジョン・ファン・ケステレン(テノール/アリア)、
  フランツ・クラス、Leo Ketelaars(バス/アリア)、オランダ放送合唱団、
  Boy’s Chorus of St.Willibrord’s, Amsterdam、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1965年11月、アムステルダム/
《CD 6-7》
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245
   【演奏】
    エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)、ヴァルター・ベリー(バス/イエス)、
    アグネス・ギーベル(ソプラノ/アリア&侍女)、マルガ・ヘフゲン(アルト/アリア)、
    アレクサンダー・ヤング(テノール/アリア&下役)、
    フランツ・クラス(バス/アリア&ペトロ、ピラト)、オランダ放送合唱団、
    ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
     【録音】1967年6月、アムステルダム/
《CD 8-10》
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
  【演奏】
   エリー・アーメリング(ソプラノ/アリア&天使)、
   ブリギッテ・ファスベンダー(アルト/アリア)、
   ホルスト・ラウベンタール(テノール/アリア&福音史家)、
   ヘルマン・プライ(バス/アリア&ヘロデ王)、テルツ少年合唱団、
   バイエルン放送交響楽団・合唱団
   【録音】1972年10月、ミュンヘン/
《CD 11-12》
 1) ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI:2、
 2) ルドルフ・メンゲルベルク:マニフィカト
  【演奏】
   アグネス・ギーベル(ソプラノ/ガブリエル、イヴ)(1)、
   ヴァルデマール・クメント(テノール/ウリエル)(1)、
   ゴットロープ・フリック(バス/ラファエル、アダム)(1)、Annie Woud(アルト)(2)、
   バイエルン放送交響楽団・合唱団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2)
    【録音】1966年7月、ミュンヘン(1)、1952年4月、アムステルダム(2)/
《CD 13》
 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
  【演奏】
   アグネス・ギーベル(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)、カール・リッダーブッシュ(バス)、
   オランダ放送合唱団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1970年9月、アムステルダム
オイゲン・ヨッフム(指揮)

 誠実で信仰心に満ちたバッハの4大宗教曲を含む合唱曲集。CD13枚組BOX

 ●オイゲン・ヨッフムがフィリップスに行った宗教音楽の合唱曲全録音を集めた初めてのBOXです(13枚組)。
  ルドルフ・メンゲルベルクの珍しい『マニフィカト』も収録しています。

 ●ドイツ、バイエルンでカトリックの音楽一家に生まれたオイゲン・ヨッフムは子供の頃、オルガンを弾き、父親の合唱団の指揮をしていました。
  後にブルックナーのスペシャリストとして知られるようになったヨッフムですが、本人は「しかし私はバッハ、モーツァルトとベートーヴェンの音楽から始め、今でも一番身近に感じているのはそれらの音楽です」と告白しています。

 ●1960年代に古楽器ブームが来ても、ヨッフムは歴史の専門家にバッハを譲り渡すことを拒み、1958年(『ミサ曲ロ短調』)から1973年(『クリスマス・オラトリオ』)の間に、フィリップスにバッハの4大宗教曲を録音しました。
  ヨッフムの演奏は誠実で信仰心に満ちています。「合唱団が大きいか小さいか、楽器が古いか新しいかは大した問題ではありません。大事なのは生き生きとしてドラマティックであることです。表現は心の問題なのです」。

 ●アルバムには当時最高のバッハの歌い手、エルンスト・ヘフリガー、ヴァルター・ベリー、アグネス・ギーベルなど注目すべきアーティストが参加しています。
  『クリスマス・オラトリオ』と『天地創造』で共演しているバイエルン放送交響楽団・合唱団とは実り多い成果を上げ、1949年に首席指揮者となりました。

 ●録音セッションについての興味深い記述を含む、Niek Nelissen氏による深い洞察に富む解説、珍しい写真が掲載されたブックレット付き。
 
 






<国内盤> 

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BIS(キング・インターナショナル)



KKC 6163/4
(2SACD HYBRID)
¥6000+税
輸入盤発売済み
バッハ・コレギウム・ジャパン創立30周年記念
 マタイ受難曲の再録音、国内盤発売

 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
  ベンヤミン・ブルンス(エヴァンゲリスト)
  キャロリン・サンプソン(ソプラノI)、松井亜希(ソプラノII)
  ダミアン・ギヨン(アルトI)、クリント・ファン・デア・リンデ(アルトII)
  櫻田亮(テノールI)、ザッカリー・ワイルダー(テノールII)
  クリスティアン・イムラー(バスI/イエス)、加耒徹(バスII/ユダ/ピラト/大祭司カヤパ/祭司長I)
  望月万里亜、清水梢、青木洋也(ソプラノ・イン・リピエーノ(第1曲&第29曲))
  清水梢(女中I)、澤江衣里(女中II)、藤崎美苗(ピラトの妻)
  青木洋也(証人I)、谷口洋介(証人II)、渡辺祐介(ペテロ、祭司長II)
  バッハ・コレギウム・ジャパン、
  鈴木優人(オルガン)、
  鈴木雅明(指揮)

 2020年英国グラモフォン賞(合唱部門)受賞タイトル!バッハ・コレギウム・ジャパン創立30周年記念で収録したマタイ受難曲の再録音(2019年)が日本語解説歌詞対訳付で登場!充実のソリスト陣を迎えた記念すべき名盤。

 セッション録音:2019年4月/彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
 DDD、[Disc 1]第1部(第1~29曲)&第2部(第30~35曲)80'13、[Disc 2]第2部(第36~68曲) 83'01、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付【作品解説:ロビン・A・リーヴァー(翻訳:広瀬珠子)、歌詞対訳:藤原一弘】

 SACDハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)創立30周年記念で収録したマタイ受難曲の再録音(2019年)が日本語解説・歌詞対訳付で登場します。

 当録音では「今回の録音を機に大胆な試みに挑戦したい」という鈴木雅明率いるBCJ の思いがありました。それは通奏低音に用いるオルガンのことです。
 再録音をきっかけに鈴木雅明は数年前より現代最高のオルガンビルダー、マルク・ガルニエと綿密な相談をし、開管のプリンツィパルを持つ通奏低音用のオルガンを建造してもらいました。
 当録音ではBCJの首席指揮者鈴木優人がオルガンを演奏しております!

 ベンヤミン・ブルンスがエヴァンゲリストをつとめ、キャロリン・サンプソン、松井亜希、ダミアン・ギヨン、クリント・ファン・デア・リンデ、櫻田亮、ザッカリー・ワイルダー、クリスティアン・イムラー、加耒徹という充実のソリスト陣を迎えたこのマタイ受難曲の再録音はBCJ の代表的名盤で、2020年には英国グラモフォン賞(合唱部門)を受賞しております。

 日本語解説には「作品解説」(ロビン・A・リーヴァー(翻訳:広瀬珠子))、「マタイ受難曲のオルガンについて」(鈴木雅明)、歌詞対訳(藤原一弘)を掲載しております。

 
 




<映像>

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DG(Blu-ray+CD)



4860735
(CD+BD)
\4400
まだまだいきます
 昨年8月発売CD+BDデラックス盤初回プレス間もなく完売
  ロゴをイエローカートッシュに変更した新ヴァージョン登場
   《ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン》


ブルーレイディスク 収録予定曲

【Blu-rayビデオ】
 1.ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
 2.『未知との遭遇』から抜粋
 3.ヘドウィグのテーマ(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
 4.『サブリナ』のテーマ
 5.ドニーブルーク・フェア(『遥かなる大地へ』から)
 6.悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
 7.地上の冒険(『E.T.』から)
 8.『ジュラシック・パーク』のテーマ
 9.ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
 10.鮫狩り - 檻の用意!(『ジョーズ』から)
 11.マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 12.レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
 13.ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
 14.メイン・タイトル(『スター・ウォーズ/新たなる希望』から)
 15.すてきな貴方(『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』から)
 16.決闘(『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から)
 17.追憶(『シンドラーのリスト』から)
 18.レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 19.帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)

  アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン 3-6, 15-18)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:ジョン・ウィリアムズ
   録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉

 20.アンネ=ゾフィー・ムターとジョン・ウィリアムズの会話(インタビュー) 


【Blu-rayオーディオ(ハイレゾ音声のみ)】
 ※Blu-rayビデオと同一ディスクにハイレゾ音声データが収録されています。

 1.ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
 2.『未知との遭遇』から抜粋
 3.悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
 4.地上の冒険(『E.T.』から)
 5.『ジュラシック・パーク』のテーマ
 6.ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
 7.鮫狩り - 檻の用意!(『ジョーズ』から)
 8.マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 9.メイン・タイトル(『スター・ウォーズ/新たなる希望』から)
 10.レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
 11.ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
 12.帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
 13.レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)


CD 収録予定曲

 01. ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
 02. 『未知との遭遇』から抜粋
 03. 悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
 04. 地上の冒険(『E.T.』から)
 05. 『ジュラシック・パーク』のテーマ
 06. ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
 07. 『ジョーズ』から組曲
 08. マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 09. 『スター・ウォーズ』メイン・タイトル
 10. レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
 11. ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
 12. 帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
 13. レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
  ジョン・ウィリアムズ指揮
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
  アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン3 & 13)

 大ヒット『ジョン・ウィリアムズ~ライヴ・イン・ウィーン』のデラックス盤の新バージョン!

 ■ハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド、ジョン・ウィリアムズが世界最高のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した奇跡の公演を収録した『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』は、全世界の音楽ファン、映画ファン、そして非常に幅広い層からの支持を得て、日本でも昨年最も売れたクラシックアルバムに選出されました。

 ■このアルバムは12月1日に発表された『レコード芸術』誌が主催する日本で最も権威のあるクラシック音楽賞、「2020年度第58回レコード・アカデミー賞」においても、特別部門 企画・制作賞を受賞するなど、既に高い評価を得ています。
  フル・オーケストラによる映画音楽の演奏が、クラシックのメインストリームでも熱狂的に支持されるという音楽史上でも事件といえる状況といえましょう。

 ■昨年8月に発売されたCD+BDのデラックス盤の初回プレス分が間もなく完売になるタイミングで、ロゴ部分が金色から黄色(イエローカートッシュのカラー)に変更された新ヴァージョンが登場。

 ■収録内容の変更はございません。

 ■グラミー賞受賞25回、アカデミー賞受賞5回、エミー賞5回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回……。50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド、ジョン・ウィリアムズ。現代で最も支持を集める“映画音楽の神様”のヒット作品、『スター・ウォーズ』『レイダース』『ジュラシック・パーク』『E.T.』『ジョーズ』などなど、全ての世代に愛される作品のあの音楽を、最高の演奏と最新の録音&録画技術で収録。

 ■ジョン・ウィリアムズが自身の代表作を振ったウィーン・フィルへの指揮デビュー公演(2020年1月18&19日)、白熱のライヴ録音!

 ■歴史的事件! 大衆娯楽の王様である映画を彩る音楽が、音楽の都ウィーンのラシックの殿堂、あのニューイヤー・コンサートの会場ムジークフェラインの黄金のホールに朗々と響く。
  しかも演奏はクラシック音楽の伝統と精神を脈々と受け継ぐ世界最高のオーケストラ、クラシックのスーパー・エリート、ウィーン・フィル。現代の大衆娯楽と伝統的な芸術の幸福な出会いという意味でも歴史的な公演。
  演奏前からスタンディング・オベーションで熱狂する聴衆と、演奏者たちの気合のこもった白熱の演奏が全てを物語っています。
 
 録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
 














3/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AD VITAM

AD VITAMはすぐに廃盤になるのでお早めに・・・


AV 210215
(3CD)
¥3600→\3290
AD VITAM新譜
サン=サーンス:弦とピアノの二重奏集
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)、
アンサンブル・ル・デリージュ
 Disc1
  (1)チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75【田中綾子(ヴァイオリン)】
  (3)ロマンスOp.36【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (4)アレグロ・アパッショナートOp.43【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (5)サラバンドとリゴドンOp.93【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (6)白鳥【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (7)ガヴォットOp.16の3【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (8)ノアの洪水~前奏曲【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】
 Disc2
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第2番変ホ長調Op.102【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】
  (2)子守歌Op.38【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】
  (3)ロマンスOp.51【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (4)サフォー風の歌Op.91【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (5)エレジー第2番Op.160【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (6)チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
 Disc3
  (1)チェロ・ソナタ第3番ニ長調(未完)【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (2)トリプティクOp.136【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (3)瞑想曲【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (4)組曲Op.16【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
  (5)エレジー第1番Op.143【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (6)振り子時計のエア【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
  (7)祈りOp.158【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】

 サン=サーンス・イヤーに贈るフランス若手演奏家たちによる弦とピアノの二重奏曲集

 録音:2019年10月、2020年7日/クロード・ドビュッシー音楽院講堂(パリ)/ディジパック仕様、69'49、71'54、68'51

 今年2021年はサン=サーンスの歿後100年にあたります。彼は多作家でしたがポピュラーな作品はわりと限られていて、聴く機会の少ないものもありました。
 このBoxは弦(ヴァイオリンかチェロ)とピアノのための二重奏曲を3枚に集めた好企画。

 サン=サーンスはピアノの名手だったこともあり、どの曲もピアノ・パートが効果的ながら難しく書かれています。
 当企画ではすべてのピアノ・パートをローラン・ヴァグシャルが担当。ヴァグシャルは1972 年リヨン生まれ。レパートリーは広く、ゴドフスキの編曲やヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタの伴奏まで手掛けていますが、やはりフランス物に特別の愛着と巧さを示しています。

 彼は室内楽にも熱心で、数多くのディスクをリリースしていますが、2010年にサン=サーンスの管楽器を含む作品全集で注目されました。
 今回は弦楽器とのデュオに集中、有名作はもとより、近年出版されたチェロ・ソナタ第3番ももれなく収録。

 弦楽器も、フランス国立放送フィル副コンサートマスターの田中綾子を含む実力派揃い。いずれも正確なテクニックに驚かされますが、それ以上にサン=サーンスの音楽の魅力である洗練と爽やかさが鮮烈。
 ぜひとも持っていたくなる逸品です。
 




ARS PRODUKTION


ARS38210
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700

モーツァルト&メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
 メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40

ダナエ・デルケン(ピアノ)
ラルス・フォークト(指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア


 ダナエ・デルケンが弾いたモーツァルト&メンデルスゾーン!

 ☆ドイツ=ギリシャの才女、ダナエ・デルケンが弾いたモーツァルト&メンデルスゾーンのピアノ協奏曲!
 ☆師ラルス・フォークトとの息の合った明るく華やかなパフォーマンスに注目!

 1991年、ドイツ=ギリシャ系の家系に生まれ、7歳でユーディ・メニューインにその才能を認められたというエリート・ピアニスト、ダナエ・デルケン。
 卓越した技巧とカリスマ性によって、スイスの音楽誌クレッシェンドやドイツのコンチェルティ・マガジンなどで国際的な評価を積み重ねてきた新世代アーティストが、師であるラルス・フォークトと共演したモーツァルトとメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集。
 その音楽が使われた映画から「エルヴィラ・マディガン」の愛称でも愛されるモーツァルトの人気曲では明るく華やかなピアニズムを発揮し、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲ではしなやかで颯爽としたパフォーマンスが光ります。

 ※録音:2014年1月、セージ・ゲーツヘッド・ホール(ニューカッスル、イギリス)
 




C’AVI-MUSIC



8553327
(2CD)
特別価格
¥3600
2020ライヴ!
ルール・ピアノ・フェスティヴァル Vol.39 ― ベートーヴェン250周年 ~ ライヴ・レコーディングス2020
 CD1 ~ ベートーヴェン:
  ・選帝侯ソナタ第1番変ホ長調 WoO.47-1/
  ・選帝侯ソナタ第2番ヘ短調 WoO.47-2/
  ・選帝侯ソナタ第3番ニ長調 WoO.47-3
    〔オルガ・パシュチェンコ(フォルテピアノ/1785年頃製)〕
  ・「アテネの廃墟」からの「トルコ行進曲」による6つの変奏曲 Op.76/
  ・ディッタースドルフの主題による13の変奏曲 WoO.66/
  ・スイスの歌による6つの変奏曲 WoO.64/・ロンド ハ長調 Op.51-1/
  ・パイジエッロの喜歌劇「粉屋の娘」の二重唱「ネル・コル・ピウ」による6つの変奏曲 WoO.70
    〔リカ・ビビレイシュヴィリ(ピアノ)〕
 CD2 ~ ベートーヴェン:
  ・幻想曲 ロ長調 Op.77/・創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80/・ポロネーズ ハ長調 Op.89
    〔アンナ・ザシモヴァ(ピアノ)〕
  ・エコセーズ変ホ長調 WoO.86
    〔リカ・ビビレイシュヴィリ(ピアノ)〕
  ・前奏曲ヘ短調 WoO.55/・7つのバガテルOp.33/
  ・「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35/
  ・ピアノ小品ハ長調 WoO.62 《最後の楽想》
    〔アニカ・ヴァヴィチ(ピアノ)〕

 ルール・ピアノ・フェスティヴァル2020ライヴ!

 ドイツ、ルール地方各地で毎年行われているドイツ最大級の音楽祭の一つ、ルール・ピアノ・フェスティヴァル。アルゲリッチやラン・ラン、ツィメルマン、キーシン等超豪華ピアニストが世界中から集まる他、有望な若き逸材が多数参加することでも知られています。
 C'Avi-musicがリリースしてきたライヴ録音シリーズ第39弾は、2020年生誕250年のベートーヴェンを祝うオール・ベートーヴェン・プログラム。
 例年5月~6月に開催してきた音楽祭ですが、COVID-19の影響を受けて約85%のコンサートが失われながらも、5月、6月、7月のいくつかのコンサートと初秋に行われたいくつかのコンサートの録音をまとめてリリースが実現。
 メジャーなピアノ・ソナタは収録せず、「選帝侯ソナタ」や各種変奏曲、ピアノ小品など作品番号なしの作品を中心に、比較的珍しいベートーヴェンのピアノ作品を集めたコレクターズ・アイテムとして完成しました。
 ロシアのチェンバロ&フォルテピアノ奏者オルガ・パシュチェンコ、ジョージアのリカ・ビビレイシュヴィリ、ロシアのアンナ・ザシモヴァ、セルビアのアニカ・ヴァヴィチといった、東ヨーロッパ・東南ヨーロッパ系の女流奏者たちによる情熱的なパフォーマンスも聞き応え抜群です。

 ※録音(ライヴ):2020年5月-10月
 




DREYER GAIDO



CD21126
¥2600
グルダ:チェロ協奏曲
 グルダ:チェロと吹奏楽のための協奏曲*
 カプースチン:
  ワルツのように Op.98₁A
  エレジー Op.96₁Aブルレスク Op.97 
 フリードリヒ・グルダ・プレイズ・ジャズ‡
  〔チュニジアの夜、デローネイのジレンマ、
   ブルー・ン・ブギ、ドゥーイン・ザ・シング〕
オリヴァー・マスカレーニャス(チェロ)* 
ゲルト・ミュラー=ロレンツ(指揮)*
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー金管アンサンブル*
ヨハネス・ニース(ピアノ) 
フリードリヒ・グルダ(ピアノ、リコーダー)‡
ハンス・ラスト(ベース)‡
カール・ザンナー(ドラム)‡

 オリヴァー・マスカレーニャスが弾くグルダ&カプースチン!

 ☆NDRフィルのチェリスト、オリヴァー・マスカレーニャスが弾くグルダ&カプースチン!
 ☆ボーナス・トラックとして、グルダがジャズ・トリオを演奏した1958年録音4曲を収録!

 23歳でハノーファー北ドイツ放送フィル(NDRフィル)のチェリスト(その後数年間は最年少メンバー)となり、クラシックにジャズ、ポップ、ヒップホップなどが出会う情熱的なプロジェクトを作ってきた奇才、オリヴァー・マスカレーニャスのデビュー・レコーディング。
 グルダの没後20周年記念として2020年に録音されたこのアルバムは、ロマンティックな旋律や牧歌的なサウンドからジャズ、ロック、マーチ、民俗音楽など様々な表情が飛び出すフリードリヒ・グルダの「チェロ協奏曲」に、「クラシックとジャズの融合」の象徴的存在、ニコライ・カプースチンが1999年に書いたチェロとピアノのための作品3つを収録した意欲作です。

 更に、NDRが保有する音源より、フリードリヒ・グルダがジャズ・ピアノ・トリオの編成でジャズ・スタンダードを弾いた1958年録音という貴重な録音も収録。
 このバンドでベースを務めるハンス・ラストは、別名ジェームス・ラストの名前でも活動した作曲家、ビッグバンド指揮者。TV番組『プロ野球ニュース』の「今日のホームラン」で使われた音楽の作曲者でもあります。
 ドイツの奇才チェリスト、オリヴァー・マスカレーニャスが圧倒的なパフォーマンスを魅せるグルダ&カプースチン。
 グルダのファンやジャズ・クロスオーヴァー作品の愛好家は必聴です!

 ※録音:2020年2月15日-16日*&2020年6月19日₁ANDR小ホール(ハノーファー)/1958年1月19日、ロルフ・リーバーマン・スタジオ(ハンブルク/NDRスタジオ10)‡
 
 
CD21128
¥2600
セイディ、ムンテンドルフ、カンペ:作品集
 エルナズ・セイディ(b.1982):frames 1(2019)
 ブリジッタ・ムンテンドルフ(b.1982):
  reinhoren(2010)、アンサンブルのための 《HORZU》(2009)
 ゴードン・カンペ(b.1976):Schnulzen(2019)
コンソード

 2016年以来、独自のコンサート、ワークショップの開催や著名な音楽祭への参加などを行ってきたドイツ、ミュンスターを拠点とする現代音楽アンサンブル、コンソード(Consord)が、現在ドイツで活躍する3人の若き作曲家たち、エルナス・セイディ(イラン)、ブリジッタ・ムンテンドルフ(ドイツ=オーストリア)、ゴードン・カンペ(ドイツ)の作品を演奏。
 




FRA BERNARDO


FB2017671
¥2600
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ ビューティー・ファーム
 作者不詳(主の待降の賛歌):来ませ, 異邦人の贖い主よ/
 パレストリーナ:キリエ(教皇マルチェルスのミサより)/
 作者不詳(キリスト聖体節の賛歌):パンジェ・リングァ/
 パレストリーナ:グローリア(教皇マルチェルスのミサより)/
 作者不詳(洗礼者聖ヨハネの賛歌):汝のしもべが/
 パレストリーナ:クレド(教皇マルチェルスのミサより)/
 作者不詳(祝福されし乙女マリアの賛歌):めでたし, 海の星(アヴェ・マリス・ステラ)/
 パレストリーナ:サンクトゥス(教皇マルチェルスのミサより)/
 作者不詳(聖ベルナルドの賛歌):ベルナルドゥス・ドクトル・インクリトゥス/
 パレストリーナ:アニュス・デイ(教皇マルチェルスのミサより)/
 作者不詳(聖霊の賛歌):テ・デウム

 "ビューティー・ファーム"が歌うパレストリーナ!傑作「教皇マルチェルスのミサ」!

 ☆オーストリアの有力男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"!
 ☆音楽学者ブルーノ・ターナーの生誕90周年に捧げるパレストリーナの傑作「教皇マルチェルスのミサ」!

 "ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。

 これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒト。ゴンベールといったフランドル楽派の知られざるミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームの新録音は、少し路線を変え、イタリア・ルネサンスの巨匠ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナの傑作「教皇マルチェルスのミサ」をリリース!
 タリス・スコラーズ以前の英国古楽界をリードしていたア・カペラ・グループ、「プロ・カンティオーネ・アンティクァ」を指揮した高名な音楽学者ブルーノ・ターナーの生誕90周年に捧げる特別プログラムで、16世紀半ばにトレント公会議による規制によって危機に瀕したカトリック教会音楽を守ったというエピソードを持つ「教皇マルチェルスのミサ」が、現代のパンデミックにおける音楽の危機になぞらえられています。
 ミサ曲の間に、「来ませ, 異邦人の贖い主よ」、「アヴェ・マリス・ステラ」、「テ・デウム」などの有名な賛歌(イムヌス)を挟んで歌われたライヴのレコーディングです。

 ※録音(ライヴ):2020年10月11日、ブルネンタール訪問教会(オーストリア)





NIMBUS



NI8105
(1CD-R)
¥2100

マルティヌー:7つのアラベスク H 201
 チェロ・ソナタ第1番 H 277
 チェロ・ソナタ第2番 H 286
 チェロ・ソナタ第3番 H 340

ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ジョン・ヨーク(ピアノ)

 ピアティゴルスキーに師事したイギリス人チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュがマルティヌーのチェロ作品を収録。
 マルティヌーの初期の作品といえる《7つのアラベスク》はジャズなど様々な音楽の要素を含んでおり、幅広く音楽を模索していたような実験的な部分もみられます。
 そのリズミカルな音色と不協和音の融合は見事で、交響曲を手掛けることになる1940年代へ向けて意欲に満ちた作品となっています。

 ※録音:2017年12月6-7日、2018年4月5日(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

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NIMBUS ALLIANCE



NI6399
(1CD-R)
¥2500→\2290
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
ベートーヴェン:バガテル集

 ベートーヴェン:
  7つのバガテル Op.33
  バガテル ハ短調 WoO.52
  11のバガテル Op.119
  6つのバガテル Op.126
  バガテル《エリーゼのために》WoO.59
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)

 ウラディミール・フェルツマンのベートーヴェン、バガテル集!

 旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 バロックから20世紀の音楽まで幅広いレパートリーを持つフェルツマンによるベートーヴェンのバガテル集。
 ピアノ・ソナタに比べれば小さな作品ばかりですが、どの曲もベートーヴェンの魅力的なエッセンスに富んでいます。多彩な曲想あふれる作品群を弾き分けるフェルツマンの表情豊かなピアノが楽しめます。

 ※録音:2019年1月
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6408
(1CD-R)
¥2500
ヴィジョンズ・オヴ・チャイルドフッド
 マーラー(エルヴィン・シュタイン編):交響曲第4番より プロローグ
 ワーグナー(ケネス・ウッズ編):ジークフリート牧歌
 フンパーディンク(ケネス・ウッズ編):
  歌劇《ヘンデルとグレーテル》より Der kleine Sandmann and Abendsegen
 シューベルト(ケネス・ウッズ編):ます
 マーラー(ケネス・ウッズ編):歌曲集《子供の不思議な角笛》より「この世の生活」
 シューベルト(ケネス・ウッズ編):死と乙女
 マーラー:交響曲第4番より 「天上の生活」
 R.シュトラウス(ジェイムズ・レッジャー編):4つの最後の歌*
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
エイプリル・フレデリック(ソプラノ)*

 イギリス交響楽団の首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品、現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズがアレンジャーとしての力量も発揮したアルバム、「ヴィジョンズ・オヴ・チャイルドフッド(子供時代の幻影)」。
 エルヴィン・シュタインやジェイムズ・レッジャーがアレンジした室内楽版にケネス・ウッズ自身のチェンバー・アレンジによる「ジークフリート牧歌」、「ます」、「死と乙女」なども加えて、1つの作品にまとめ上げています。

 2020年のコロナ禍の中で行わわれた録音で、ソプラノのフレデリック自身も感染してしまい、復帰後に収録が行われました。
 ほとんどの楽器が各1名ずつと少人数の編成で演奏できるように編曲されたものですが、どの曲も小編成とは思えない仕上がりで、とても自然な編曲となっています。
 むしろ、編成を小さくしたことによりそれぞれの楽器の輪郭が際立ち、きわめて美しい音楽となっています。フレデリックの歌唱も巧みでアンサンブルの中で活き活きとした歌声を披露しています。

 ※録音:2020年7月26-28日、(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6407
(1CD-R)
¥2500
ドビュッシーの時代
 ブーランジェ:春の朝に
 ドビュッシー:ビリティス(6つの古代墓碑銘)
 デュカス:牧神のはるかな嘆き
 ドビュッシー(ギュスターヴ・サマズイユ編):牧神の午後への前奏曲
 カプレ:2つの小品
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ランサム・ウィルソン(フルート)
フランソワ・デュモン(ピアノ)

 ノースカロライナ芸術大学、ジュリアード音楽院を経て、パリでジャン=ピエール・ランパルに師事した名フルーティスト、ランサム・ウィルソン。
 2017年にリリースされた『ラヴェルの時代』(NI6344)に続くフランス作曲家の作品集です。
 ドビュッシーの作品を中心に、色彩豊かに奏でられます。特に《牧神の午後への前奏曲》のフルート版の美しさは素晴らしいです。
 共演は2010年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位入賞、2009年浜松国際ピアノ・コンクール第4位入賞の実績を持つフランスの名手フランソワ・デュモンです。

 ※録音:2019年3月(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




CEDILLE RECORDS

CDR90000199
(2CD)
¥2500
ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
Bach & Beyond Part 3 バッハ&ビヨンド Part3
ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
 【CD1】
  1-4. J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
  5. ルチアーノ・ベリオ(1925-2003): セクエンツァ VIII
 【CD2】
  ジョン・ハービソン(1938-): 無伴奏ヴァイオリンのために...世界初録音
   1. I. Ground グラウンド/2. II. Dance 1 ダンス 1/3. III. Air エア/4. IV. March 行進曲/
   5. V. Dance 2 ダンス 2/6. VI. Duet デュエット/7. VII. Epilogue エピローグ
  8-11. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005

 録音American Academy of Arts and Letters,New York(USA) 2017年9月16-17日...CD1:1-4 2017年9月17-18日...CD1:5
 Concert Hall of the Performing Arts Center,SUNY Purchase, Purchase, NY(USA) 2019年9月8-9日...CD2:8-11 2019年9月9-10日...CD2:1-7

 「風変わりで素晴らしいアイデアを持った名手」(サンフランシスコ・クロニクル)と評されたアメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「バッハ&ピヨンド バッハとそれを超えて」のシリーズ第3弾。
 「偉大なるバッハ作品とバッハ作品からインスパイアされた現代曲を組み合わせる」というコンセプトに基づいたこのシリーズ、前作までにイザイ、サーリアホ、マッツォーリ、バルトークの作品が登場しましたが、今作ではバッハ作品とともに、ベリオの「セクエンツァ VIII」と、ピューリッツァー賞受賞作曲家ハービソンがコーのために作曲した「無伴奏ヴァイオリンのために」が演奏され、シリーズ最後となるアルバムを華麗に彩っています。
 
 

CDR90000201
¥2500
Archetypes アーキタイプ サード・コースト・パーカッション
 1. クラリス・アサド(1978-): Rebel 反抗者
 2. セルジオ・アサド(1958-): Innocent 無垢
 3. セルジオ・アサド: Orphan 孤児
 4. デイヴィッド・スキッドモア: Lover 恋人
 5. セルジオ・アサド: Magician 魔法使い
 6. ピーター・マーティン: Ruler 支配者
 7. クラリス・アサド: Jester 道化師
 8. クラリス・アサド: Caregiver 介護者
 9. ロベール・ディヨン: Sage 賢者
 10. ショーン・コナーズ: Creator 創造者
 11. クラリス・アサド: Hero 英雄
 12. セルジオ・アサド: Explorer 冒険者
セルジオ・アサド(ギター)
クラリス・アサド(ヴォーカル、ピアノ)
サード・コースト・パーカッション(アンサンブル)

 録音 2020年1月28-31日 Chicago Recording Company(USA)

 20~21世紀作品の優れた演奏によりグラミー賞の受賞歴もあるアンサンブル"サードコーストパーカッション"。
 今作ではブラジルのギタリスト、セルジオ・アサドと彼の娘の作曲家、ヴォーカリスト、マルチ・インストゥルメンタリストのクラリス・アサドをフィーチャー。
 タイトルの「アーキタイプ=民族、あるいは人類に共通した集合的無意識=神話や民話の原型」に象徴される多彩なキャラクターが描かれた12の曲を演奏しています。
 ラテン・ジャズのリズムを刻むパーカッションと、印象的なクラリスの歌とピアノ、そしてセルジオの比類なきギターの演奏が相俟って、見事な音楽が生まれています。
 
 


CDR90000198
(2CD)
¥2500
期待のアンサンブル!ドーヴァー四重奏団
ベートーヴェン(1770-1827): 弦楽四重奏曲全集 第1集

 【CD1】
  1-4. 弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op. 18 No. 1
  5-8. 弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op. 18 No. 2
  9-12. 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op. 18 No. 3
 【CD2】
  1-4. 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op. 18 No. 4
  5-8. 弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op. 18 No. 5
  9-12. 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op. 18 No. 6
ドーヴァー四重奏団

 録音 2018年11月30日-12月3日、2019年9月23-26日 Sauder Concert Hall, Goshen College Music
Center, Goshen, Indiana(USA)

 アメリカの若手奏者によって結成されたドーヴァー四重奏団は、2013年に開催された「バンフ国際弦楽四重奏コンクール」で優勝し、、ワシントンDCのケネディセンターにおける史上初のカルテット・イン・レジデンスを務めるなど世界的な活躍をはじめました。
 これまでにCedilleレーベルからは、モーツァルトの弦楽四重奏曲・五重奏曲(CDR90000167)とウルマンやショスタコーヴィチなどを収録した「20世紀の弦楽四重奏曲集」(CDR90000173)をリリースし、切れ味鋭い演奏が高く評価されている彼らが今回取り組むのは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲ツィクルス。
 彼らはこれまでにもコンサートで全曲演奏を行っており、中でも1955年から続くベートヴェン・シリーズで有名なバッファロー大学での室内楽シリーズでは、ブダペスト、グァルネリ、クリーヴランドといった名門弦楽四重奏団に続く起用となり、話題となりました。第1集にはOp.18の6曲を収録。続編にも期待が高まります。
 
 

CDR90000200
¥2500
Dreams of a New Day 新しい日を夢見て 黒人作曲家の歌曲集 ウィル・リヴァーマン(バリトン)
パウル・T・サンチェス(ピアノ)
 1. ダミアン・スニード(1979-): I Dream a World 私は世界を夢見る
 
 ヘンリー・ハリー・タッカー・バーリー(1866-1949):ローレンス・ホープの詩による5つの歌
  2. No. 1. Worth While 価値がある/3. No. 2. The Jungle Flower ジャングルの花/
  4. No. 3. Kashmiri Song カシミールの歌/5. No. 4. Among the Fuchsias フクシアの間で/
  6. No. 5. Till I Wake 私が目覚めるまで
 
 7. レスリー・アダムズ(1932-): アメイジング・グレイス
 
 マーガレット・アリソン・ボンズ(1913-1972): 3つの夢の肖像
  8. No. 1. Minstrel Man 吟遊詩人/
  9. No. 2. Dream Variation 夢の変奏/10. No. 3. I, Too 私も
 
 11. トーマス・H・カー(1915-1988): Riding to Town 町まで馬で行く
 
 ショーン・E・オクペブホロ(1981-): 2つの黒人教会
  12. No. 1. Ballad of Birmingham バーミンガムのバラード/13. No. 2. The Rain 雨
 
 ロバート・リー・オーウェンズ(1925-): モータル・ストーム Op. 29
  14. No. 1. A House in Taos タオスの家/15. No. 2. Little Song 小さな歌/
  16. No. 3. Jaime ジェイミー/17. No. 4. Faithful One 忠実な人/18. No. 5. Genius Child 天才の子
 
 19. リチャード・ファリャーニャ: バーミンガムの日曜日(L.ウィルによる声とピアノ編)

 録音 2020年7月22-24日 Sauder Concert Hall Goshen College,Indiana(USA)

 アメリカを中心に活躍し、2020年にはマリアン・アンダーソン・ヴォーカル賞を受賞、広く注目を集めているバリトン歌手ウィル・リヴァーマンが「情熱のプロジェクト」と呼ぶ、親密で心のこもったリサイタル"Dreams of a NewDay"。
 製作に何年も費やしたこのアルバムには、リヴァーマン自身がオクペブホロに委嘱した「2つの黒人教会」を含む、20世紀初頭から現代までのアフリカ系アメリカ人作曲家の歌曲が収録されており、彼らが辿ってきた試練の道や苦難、そして希望と勝利が描かれた各々の歌はどれも聴き手の耳をひきつける強い魅力を放っています。
 




IBS CLASSICAL


IBS42021
¥2700
カロル・シマノフスキ(1882-1937):ピアノ作品集 パトリシア・アラウゾ(ピアノ)
 仮面劇 Op. 34
  1. 第1番: Szecherezada シェヘラザード/
  2. 第2番: B?azen Tantris 道化のタントリス/
  3. 第3番: Serenada Don Juana ドン・ファンのセレナード
 20のマズルカ Op. 50(抜粋)
  4. 第1番: Sostenuto - Molto rubato/5. 第2番: Allegramente - Poco vivace/6. 第3番: Moderato/
  7. 第4番: Allegramente, risoluto/8. 第13番: Moderato/9. 第14番: Animato/
  10. 第15番: Allegretto dolce/11. 第16番: Allegramente/12. 第17番: Moderato/
  13. 第18番: Vivace - Agitato/14. 第19番: Poco vivace/15. 第20番: Allegramente - Con brio
 2つのマズルカ Op. 62
  16. 第1番: Allegretto grazioso/17. 第2番: Moderato/
 18. ロマンティックなワルツ/
 19-31. 変奏曲 変ロ短調 Op. 3

 録音 2020年7月28-30日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)

 近代ポーランドを代表する作曲家の一人、カロル・シマノフスキ。
 初期は後期ロマン派の流れを汲むスクリャービン風の作品を書いていましたが、第一次世界大戦後にはイスラムやオリエント文化の影響を受けた独自の作風を確立、そして1820年以降は、ポーランド南部のタトラ山地の民謡を積極的に自作に採り入れ民族色豊かな作品を多く残しています。
 中でもこのアルバムの中心をなす「20のマズルカ」Op.50はタトラ民謡の特長である荒々しく野趣あふれるリズムが顕著であり、シマノフスキの代表作の一つに数えられています。
 「ロマンティックなワルツ」も同時期の作品です。また中期の名作「仮面劇」はドビュッシーを思わせる作品で、ここにはオリエント文化の影響が強く現れています。
 アルバムには、絶筆となった「2つのマズルカ」Op.62と最初期の作品「変奏曲」を収録。シマノフスキの作風の変遷が楽しめます。
 このアルバムがIbs CLASSICALデビューとなるパトリシア・アラウゾは、セビリア音楽院の教授を務めるスペイン有数のピアニスト。
 作品に対する的確なアプローチが高く評価されています。

 
 
 

IBS12021
¥2700
Per voi ardo 愛しき女性、私はあなたゆえに身を焦がす イタリアからスペインに来たマドリガーレ集
 1. ジャック・アルカデルト(1507-1568): Amor tu sai(E.D.バルデラーバノ編)/
 2. フィリップ・ヴェルドロ(1485-1532):Vita de la mia vita(E.D.バルデラーバノ編)/
 3. エンリケス・デ・バルデラーバノ (1500頃-1557頃): ソネット XX Benedicto sea el giorno/
 4. バルデラーバノ:ファンタジアXIV contrahecha a una del milanes/5. アロンソ・ムダーラ(1510-1580): La vita fugge/
 6. ムダーラ: O gelosia d'amanti/7. ディエゴ・ピサドール(1509-1557): Sparci Sparcium/
 8. アドリアン・ヴィラールト(1490-1562): Lagrime mesti (D.ピサドール編)/
 9. ヴィラールト: A quando a quando havea(D.ピサドール編)/
 10. ミゲル・デ・フエンリャーナ(1500頃-1578): ファンタジア VII/
 11. アルカデルト: Il bianco e dolce cigno (M.D.フェンリャーナ編)/
 12. フィリップ・ヴェルドロ(1485-1532): Quanto sia lieto il giorno (M.D.フェンリャーナ編)/
 13. フエンリャーナ: Quanto ti vegio/14. ムダーラ: ファンタジア I/15. ムダーラ: ファンタジアVII/
 16. ムダーラ: Itene a l'ombra/17. バルデラーバノ: ファンタジア XIII de contrapunto/
 18. バルデラーバノ: ソネット II/19. ヴェルドロ: Gloriar mi poss'io donne (E.D.バルデラーバノ編)/
 20. ヴェルドロ:Madonna qual certezza (E.D.バルデラーバノ編)/21. フエンリャーナ: ティエント II/
 22. ジャケ・ド・ベルシェム(1505-1567): O s'io potessi donna (M.D.フェンリャーナ編)/
 23. アルカデルト: O felici occhi miei(M.D.フェンリャーナ編)/
 24. ヴェルドロ: Madonna per voi ardo (M.D.フェンリャーナ編)/
 25. ヴィラールト: O bene mio fa(D.ピサドール編)/26. ヴィラールト: Madonna mia fa(D.ピサドール編)
  カルロス・メナ(カウンターテナー)、マヌエル・ミンギロン(ビウエラ)、
  6-course vihuela in G (2001)...3-4,10-13、6-course vihuela in E (2002)...1-2,5-9,14-26、
  フランシスコ・ヘルバス製 グラナダ(スペイン)

 録音 2019年11月11-14日 Sagrados Corazones Chapel - San Lorenzo de El Escorial、マドリード(スペイン)

 このアルバムには、16世紀中頃のスペインで活躍した作曲家たちが編纂した「ビウエラのための曲集」に掲載された"マドリガーレ"が収録されています。
 中心をなすのは、1547年にバルデラーバノが編纂した171曲からなるビウエラ曲集、1552年にピサドールが編纂した95曲からなる曲集、1554年にフエンリャーナが編纂した182曲からなる曲集に含まれるマドリガーレで、アルカデルトのようなイタリア語のテキストを使用したものから、スペインのオリジナルのものまでさまざまな曲が紹介されています。
 これらはどれもオリジナルのタブ譜(弦を抑える箇所を指定する譜面)で書かれており、スペインでのアレンジを示す重要な資料にもなっています。
 演奏しているカルロス・メナは来日経験もあるスペインのカウンターテナー。澄み切った美しい声が高く評価されています。
 ギタリスト、マヌエル・ミンギロンは通奏低音とソロのどちらも得意としており、さまざまな古楽系オーケストラと共演しています。
 
 

IBS32021
¥2700
DIGRESSIONS 余談 シューマンとブラームスのピアノ作品集 ホス・デ・ソラウン(ピアノ)
 1-18. シューマン(1810-1856): ダヴィッド同盟舞曲集 Op. 6
 
 ブラームス(1833-1897): 3つの間奏曲 Op. 117
  19. 第1番 変ホ長調/20. 第2番 変ロ短調/21. 第3番 嬰ハ短調
 
 ブラームス:6つのピアノのための小品 Op. 118
  22. 第1番: 間奏曲 イ短調/23. 第2番: 間奏曲 イ長調/24. 第3番: バラード ト短調/
  25. 第4番: 間奏曲 ヘ短調/26. 第5番: ロマンツェ ヘ長調/27. 第6番: 間奏曲 変ホ短調

 録音 2018年12月15-17日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)

 ブラームスに大きな影響を与えたシューマン。このアルバムではストーリー性を帯びたシューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」と、間奏曲などの抽象的なタイトルを持つブラームスの小品を並べ、2人の作品における共通性を探っていきます。
 演奏しているホス・デ・ソラウンは、ブカレストで開催された第13回ジョルジュ・エネスク国際音楽コンクールなど世界的コンクールで優勝を飾り、現在はスペインを中心にヨーロッパ中で人気を博すピアニスト。
 GRAND PIANOレーベルからエネスクのピアノ曲全集(GP705-707)をリリース、高く評価されています。
 
 

IBS22021
¥2700
FEMMES D'ESPAGNE スペインの女たち
 近代スペインのピアノ作品集
パウラ・コロナス(ピアノ)
 1. マヌエル・デ・ファリャ: (1876-1946): 4つのスペイン小品: IV. アンダルーサ
  
 ホアキン・トゥリーナ(1882-1949): スペインの女たち
   2. La Madrilえne Clasique マドリードの古風な女/
   3. La Andalouse Sentimentale 情熱的なアンダルシアの女/
   4. La Brune Coquette あだっぽい栗色の髪の女
  
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):
   5. Danza de La Pastora 牧歌風の踊り/
   6. Danza de La Gitana ジプシーの踊り
 
  7. ホセ・ムニョス・モレダ(1905-1988): ファルーカ
  8. エミリオ・レーンベルク・ルイス(1905-1959): ファンダンゴ・デ・マラガ
  9. アンヘル・バリオス(1882-1964): Albaycinera アルバイシネラ
  10. ホアキン・ゴンザレス・パロマレス(186-1951):Serenata Tanger セレナータ・タンヘル(マヌエル・デル・カンポ編)
  
 エドゥアルド・オコーン・イ・リバス(1833-1901):
   11. Amor inmortal 不滅の愛
   12. Estudio Capricho para la mano izquierda 左手のためのエチュード・カプリッチョ Op. 10
   13. Gran Vals Brillante 華麗な大ワルツ

 録音 2020年8月5-7日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)

 「Femmes d'Espagne=スペインの女たち」と題されたアルバム。さまざまな女性や愛の形を描いた風情ある作品が集められており、アンダルシアを心の拠り所とする8人の作曲家へのオマージュになっています。
 パウラ・コロナスはスペインを中心に活躍する中堅ピアニストの一人。
 アンダルシア音楽遺産の研究者としても知られ、5冊の著書をはじめ、専門誌などに数多くの記事を掲載しており、このアルバムでも、モレナやパロマレスなどのほとんど耳にすることのない珍しい作品が紹介されています。
 
 


IBS52021
¥2700
La Muse OubliEe 忘れられたミューズ
 歴史に埋もれた女性作曲家たちのピアノ曲集
アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)
  1. マナ・ズッカ(1885-1981): 前奏曲 Op. 73
  2. エイミー・ビーチ(1867-1944): スコットランドの伝説
  メル・ボニ(1858-1937): Femmes de LEgende 伝説の女性
   3. Phoebe フィービー/4. DesdEmona デスデモーナ/5. Viviane ヴィヴィアン/6. Melisande メリザンド
  エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729): クラヴサンのための小品
   7. I. Gavotte ガヴォット/8. II. Rigaudon リゴードン/9. III. Rigaudon II リゴードン II/
   10. IV. Menuet メヌエット/11. V. Rondeau ロンドー
  12. エセル・スマイス(1858-1944): ピアノ小品 ホ長調
  13-15. クララ・シューマン(1819-1896): 3つのロマンス
  リリー・ブーランジェ(1893-1918): ピアノのための小品
   16. IV. D'un vieux jardin 古い庭から/17. III. D'un jardin clair 澄んだ庭から/18. II. Cortege 行列
  19-24. エミリアーナ・デ・スベルディア(1888-1897): バスクの午後のスケッチ
  25. ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983): Pastorale 田園曲
  26-27. タイユフェール: 2つの小品
  28. ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):前奏曲第6番: Andante Mystico
  29. ルーツィヤ・ガルータ(1902-1977): 前奏曲 ホ長調
  30-33. ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940): 4月の前奏曲
  34. ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847): メロディ Op. 4 No. 2

 録音 2020年8月28-30日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)

 ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集。
 アルバムに含まれているのは、フランス・バロック期のジャケ=ド=ラ=ゲールから、1915年生まれのカプラーロヴァーまでと、様々な時代と地域に生きた13人の女性たちの作品です。
 彼女たちのほとんどは優れたピアニストであり、自身の作品も残しましたが、クララ・シューマンやエイミー・ビーチ、リリー・ブーランジェ、ジェルメーヌ・タイユフェールの4人以外、近年になるまでその存在はほとんど忘れられていました。
 オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで作品の存在価値を示しています。
 ポーランド出身、ニューヨークで活躍したマナ・ズッカやラトヴィア出身、ポール・デュカスに作曲を学んだルーツィア・ガルータなどの珍しい作品も聴きどころです。
 
 

IBS202020
¥2700
Generacion Cortazar コルタサルの世代
 1. パブロ・オルティス(1956-): Rocamadour ロカマドゥール - 室内オーケストラのために
 
 マルセロ・ニシンマン(1970-): Tercera Generacion 第三世代 - バンドネオンと室内オーケストラのために
  2. Oscuro3/. Danza judia/4. Circo diabolico/5. Tango estatico/6. Tango diabolico
 
 フリオ・ビエラ(1943-):La noche boca arriba 夜、あおむけにされて - ナレーターと室内オーケストラのために
  7. La motocicleta オートバイ/8. Ambulancia 救急車/9. Huele a Guerra 戦争のにおい/
  10. Caia la noche 夜明け/11. El tiempo sagrado 聖なる時間へ/
  12. Al volver al dia 2日めに戻る/13. Boca arriba 表向き/14. Entre las hogueras 焚き火の間に
 マルセロ・ニシンマン(バンドネオン)、
 リサンドロ・アバディエ(ナレーター)、
 ファクンド・アグディン(指揮)、
 オルケストル・ムジケ・デ・リュミエール

 録音 2019年5月1-4日 Forum St-Georges, Delemon(スイス)

 アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの小説からインスパイアされた作品が収録されたアルバム。
 アルゼンチンで生まれ、現在カリフォルニアを拠点として活躍する作曲家パブロ・オルティスの神秘的な「ロカマドゥール」、タンゴのリズムの中にマーラーの重厚な音楽を彷彿させるニシンマンの「第三世帯」、コルタサルの代表作『夜、あおむけにされて』に触発されたフリオ・ビエラの豊かな色彩を持つナレーター付きの同名曲、これらの南米の音楽要素をもとに新しい響きが模索された3作品を聴くことができます。
 バンドネオン奏者でもあるニシンマンとアグディンは以前にも"Nuevo TangoNuevo"(OEHMS OC895)でも共演しており、今回も息のあった演奏を披露しています。

 
 




TOCCATA NEXT


TOCN0011
¥2400
ECHOES OF AUTUMN AND LIGHT 秋と光のエコー ルクセンブルクの室内作品集
 1. マルセル・ロイター(1973-): No Hue of Afternoon 午後の色合いは無し(2011)
  ソプラノ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット)、ホルン、ヴァイオリン、
   ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのために
 2. マルクス・ブレンニマン(1968-): El canto quiere ser luz 歌は軽やかになりたい(2020)
  ハープ、バス・クラリネットとチェロのために
 マルセル・ロイター: Mezza Voce やわらかい声で(2018)
  フルート(アルト・フルート)、クラリネット(バス・クラリネット)、ヴァイオリン、チェロとピアノのために
   3. I feroce/4. II sospeso/5. III cantabile/6. IV fragment I/
   7. V fragment II/8. VI quasi un sogno/9. VII fragment III
 10. ジョルジュ・レンツ(1965-): Caeli enarrant 天は語る... VII「ミステリアム」 - Nguurraa(2000-2020)
  クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノとパーカッションのために
 カミーユ・ケルジェ(1957-): Lieder des Herbstes 秋の歌(2014)
  ソプラノ、フルート(アルト・フルート、ピッコロ)、クラリネット(バス・クラリネット)、
   ヴァイオリン、チェロとピアノのために
    11. I Ich schau auf den Mond 月を見る/12. II Where are the Songs of Spring 春の歌はどこにありますか?/
    13. III Grillen zirpen Traurig コオロギの歌は悲しい/14. IV Who hath not seen thee あなたを見たことがない人/
    15. V Es trieb die Einsamkeit mich fort 孤独は私を追い払う/16. VI Season of Mists 霧の季節
   世界初録音
 マリエッテ・レンツ(ソプラノ)...1
 マルクス・ブレンニマン(フルート、アルト・フルート、ピッコロ)...1,3-9,11-16
 セバスティアン・デュゲ(クラリネット、バス・クラリネット)...3-16
 マックス・マウゼン(クラリネット、バス・クラリネット)...1-2/レオ・ハルスドルフ(ホルン)...1
 サンドリーヌ・カントレッジ(ヴァイオリン)...1,10/ハオシン・リアン(ヴァイオリン)...3-9,11-16
 ゾフィー・ウルハウゼン(ヴィオラ)...1/ノラ・ブラウン(チェロ)...1,10
 イリア・ラポレフ(チェロ)...2-9,11-16/ジャンノット・サナヴィア(コントラバス)...1
 シャネル・ペルディキッツィ(ハープ)...2/ヴィクトル・クラウス(パーカッション)...10
 ベアトリス・ローク(ピアノ)...1,3-16/カミーユ・ケルジェ(指揮)...11-16

 録音 Concert Hall of the Conservatoire de Musique de la Ville de Luxembourg 2020年7月20日...1,10 2020年7月21日...2 2020年7月22-23日...3-9,11-16

 ルクセンブルクの4人の作曲家による過去10年以内の作品を収録した1枚。
 バッハ:ゴルトベルク変奏曲の室内合奏版編曲(Fuga LiberaFUG533)で知られるマルセル・ロイターは、サミュエル・ベケットやエミリー・ディキンソンなどの文学作品から曲を想起することを得意としており、その作品のほとんどは室内楽のために書かれています。
 このアルバムに収録された「午後の色合いは無し」と「やわらかい声で」は、ぶつかりあうような楽器の響きが生かされた作品です。
 ベニンマンはスイス生まれ。フルート奏者であり、管楽器のための作品を多く書いています。ジョルジュ・レンツはオーケストラと室内楽のための作品で知られ、この20年の製作期間を持つ大作「天は語る...」が代表作の一つ。
 アルバムに収録された「Nguurraa」はその中の一部で"光"の意味を持ちます。レンツの少し上の世代にあたるケルジェはトロンボーン奏者として活躍するとともに、テノール歌手としてオペラの舞台に立つなど優れた才能を有した作曲家。
 歌曲集「秋の歌」は日本の和歌に基づいており、簡潔な筆致で様々な秋の風景が描かれています。
 
 
TOCN0005
¥2400
THE BIRTH OF THE ETUDE エチュードの誕生 アンナ・ペトロヴァ=フォルスター(ピアノ)
 ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858):
  1. エチュード 第26番 嬰ト短調/2. エチュード 第77番 ニ長調

 ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):50の練習曲 Op. 78(1805出版)より
  3. 第31番 イ短調/4. 第26番 ニ短調/5. 第33番 ニ短調/6. 第10番 ト長調/
  7. 第11番 変ホ長調/8. 第30番 ハ長調/9. 第24番 ヘ短調

 ヨーゼフ・ヴェルフル(1775-1812):ピアノのための実用学校(1810出版)より
  10. エチュード 第41番 ヘ短調/11. エチュード 第18番 ニ短調/12. エチュード 第15番 変ホ長調

 エレーヌ=アントワネット=マリー=ド・ヌルヴォ・ド・モンジュルー(1764-1836):
  Cours complet pour l'enseignement du Forte-Piano ピアノ指導のための練習曲集(1816出版)より
   13. エチュード 第78番 イ長調/14. エチュード 第107番 ロ長調

 ジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842):Elementos de Musica e methodo de tocar Piano Forte
  音楽要素とピアノの演奏方法 Op.19(1816出版)より
   15. エチュード 第7番 変ロ短調/16. エチュード 第5番 ホ長調/17. エチュード 第11番 ト短調

 ルートヴィヒ・ベルガー(1777-1837):
  12のエチュード Op. 12(1816頃出版)より
   18. 第1番 ハ長調/19. 第3番 ハ短調/20. 第4番 ニ長調/
   21. 第8番 変ロ短調/22. 第9番 ト短調 - 左手のために/23. 第11番 ト短調
  15のエチュード Op. 22(1836出版)より
   24. 第3番 ハ短調/25. 第1番 イ短調/26. 第14番 ロ長調

 アレクサンドル・ボエリー(1785-1858):30のエチュード Op. 6(1830出版)より
  27. 第30番 ニ長調/28. 第3番 ヘ長調

 世界初録音

 録音 2019年10月11-13日 L. Pipkov National Music School,Sofia, Bulgaria

 「エチュード=練習曲」と言えば1830年代にショパンが書いた27曲がとりわけ有名ですが、ショパン以前にもエチュードを書いた作曲家が数多く存在していました。
 ベートーヴェンの弟子として知られるツェルニーの作品は、現代でもピアノの学習に用いられますし、イギリスの作曲家クラーマーが作曲した数多くのエチュードは、のちの大音楽家ハンス・フォン・ビューローが改訂した「クラーマー=ビューロー練習曲」も教則本としておなじみの存在です。
 このアルバムにはクラーマーのエチュードを皮切りとして、フランスの先進的女性作曲家エレーヌ・ド・モンジュルーの作品など、19世紀前半に出版されたさまざまな作曲家の28曲のエチュードを収録。
 まさに小品の宝庫ともいえる興味深い1枚です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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IDIS

IDIS 6743
¥2100→\1990
初出音源!?
カラヤン・スペクタキュラー Vol.7
 フィルハーモニア管との全集録音と同時期のイタリア・ライヴ

 ベートーヴェン:
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60
  交響曲第7番イ長調 Op.92
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
RAIローマ交響楽団

 カラヤンのベートーヴェン貴重音源!フィルハーモニア管との全集録音と同時期にイタリアで行われたクリスマス・イヴ・ライヴ

 録音:1952年12月24日(放送用録音)/66'46''

 レーベルからの情報では初出音源となっています。
 1952年のクリスマス・イヴにイタリアで演奏されたベートーヴェンの交響曲2曲を収録。
 フィルハーモニア管との全集録音と同時期の演奏で、カラヤンの解釈はもちろん万全。
 入念なデジタル・リマスターがなされ聴きやすい音質です。

 カラヤンは50年代にイタリアで何度かRAI ローマ交響楽団を指揮して、ベートーヴェンの交響曲から、ズーターマイスターのレクイエムのようなあまり知られていない作品まで様々な作品を演奏しました。
 これらの録音は失われたものもあれば保存されているものもあり、コレクターの注目を浴びる存在です。
 



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MEMBRAN



MEMBRAN 600586
(10CD)
¥2500

シモン・ゴールドベルク(Vln)名演奏集
 Disc. 1
  モーツァルト:ヴァイオリンソナタ
   第24番ハ長調K.296、第33番ヘ長調K.377、第34番変ロ長調K.378、第35番ト長調K.379
     リリー・クラウス(pf)
      1934年、1938年録音
 Disc. 2
  モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第36番変ホ長調K.380、第41番変ホ長調K.481
    リリー・クラウス(pf)
    1936年、1937年録音
 Disc. 3
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216、第4番ニ長調K.218
    ヴァルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
     1951年録音
 Disc. 4
  ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲
   アルトゥール・バルサム(pf)
   1953年録音
 Disc. 5
  ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」、第10番
   リリー・クラウス(pf) 1936年、1937年録音
 Disc. 6
  ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
   リリー・クラウス(pf) 1936年録音
  ヒンデミット:弦楽三重奏曲第2番
   パウル・ヒンデミット(Vla)エマヌエル・フォイアマン(Vc)
    1934年録音
 Disc. 7
  ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番Op.25
    ウィリアム・プリムローズ(Vla)
    ニコライ・グラウダン(Vc)ヴィクトル・バビン(pf)
     1958年録音
  ミヨー:春のコンチェルティーノ
    ダリウス・ミヨー指揮、
    コンセール・ラムルー管弦楽団ソロイスツ 1958年録音
  ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲Op.72-2
    アールパード・シャンドール(pf)
     1932年録音
 Disc. 8
  J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042/
  ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.VIIa:1
    ヴァルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
     1947年、1948年録音
  ハイドン:ピアノ三重奏曲嬰ヘ短調Hob.XV:26 
   リリー・クラウス(pf)アンソニー・ピーニ(Vc)
    1939年録音
 Disc. 9
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番~第3番
    シモン・ゴールドベルク(Vln、指揮)オランダ室内管弦楽団
     1958年録音
  J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番BWV.1041
    ヴァルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
     1951年録音
 Disc. 10
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番~第6番
    シモン・ゴールドベルク(Vln、Vla、指揮)オランダ室内管弦楽団
     1950年録音
  ヘンデル:ヴァイオリンソナタ第7番ニ長調Op.1-13, HWV.371
    ジェラルド・ムーア(pf)
     1947年録音


<映像>

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EURO ARTS



20 97098
(2DVD)
¥4700→\4390
バーンスタイン/ブラームス:交響曲全集映像
 ・1972年タングルウッド音楽祭での第2、4番
 ・イスラエル・フィルとの第1、3番


 DVD1:
  ・交響曲第1番ハ短調Op.68
    イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
     収録:1973年8月1-3日、イェルサレム、大ホール(ライヴ)
     監督:ハンフリー・バートン
  ・交響曲第2番ニ長調Op.73
    ボストン交響楽団
     収録:1972年8月、タングルウッド(ライヴ)
     監督:ロバート・イングランダー
 DVD2:
  ・交響曲第3番ヘ長調Op.90
    イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
     収録:1973年8月1-3日、イェルサレム、大ホール(ライヴ)
     監督:ハンフリー・バートン
  ・交響曲第4番ホ短調Op.98
    ボストン交響楽団
     収録:1972年8月、タングルウッド(ライヴ)
     監督:ロバート・イングランダー
レナード・バーンスタイン(指揮)

 バーンスタインによるブラームスの交響曲全4曲の映像集

 声: PCM Stereo, DD 5.1,DTS 5.1、字幕(ボーナス): 英独仏西、リージョン:All、180分

 バーンスタインによるブラームス交響曲全4曲の映像集です。

 ひとつは、1972年タングルウッド音楽祭におけるブラームス第2,4番のライヴ。バーンスタインはこの時の演奏をこのように振り返っています。
 "タングルウッドに戻るたびにいつも、私はなつかしい気持ちで満たされます、でも、1972年のこの夏は、こよなく愛したブラームスのシンフォニーを振っていたクーセヴィツキーのことがとりわけ鮮明な思い出となっています。"(レナード・バーンスタイン 1972年)
 1940年に若き日のバーンスタインはクーセヴィツキーのもと、ここタングルウッド音楽祭から指揮者としての第一歩を踏み出しました。
 また、かれは当ライヴより2年後の1974年には、クーセヴィツキー生誕100周年記念コンサートをタングルウッドでボストン交響楽団を指揮しています。
 こうした背景も絡んでのことでしょうか。第2番のフィナーレに、第4番でのパッサカリアと、ここでのレニーは憑かれたように燃えに燃えまくっています。
 やはりライヴによるウィーン・フィルとの全集(1981、1982年)もそうでしたが、バーンスタインのたいへん情熱的なアプローチとブラームスとの相性の良さを当ライヴにより再認識されることでしょう。

 もうひとつは、タングルウッドの翌年バーンスタインと親しい関係にあったイスラエル・フィルとの第1、3番。躍動感みなぎるエネルギッシュな演奏です。
 

















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