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≪第114号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2021/11/30~





12/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENT

ACC 24383
¥2700→\2490
ビーバーとヴェイヴァノフスキー ~
 クロムニェジーシュ宮殿のトランペット音楽
ジャン=フランソワ・マドゥフ(トランペット、ホルン)
ロゼッティ・プレーヤーズ
  ハインリヒ・ビーバー(1644-17104):喇叭と音楽による食卓のもてなし(4 声)
  ハインリヒ・ビーバー:5声のソナタ第4番
  アントニオ・ベルターリ(1605-1669):5声のソナタ
  作者不詳:3声のソナタ
  作者不詳(ヴェイヴァノフスキー?):ホルンを伴う狩りのソナタ
  パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(1633-1693):4声のソナタ「Be mollis」
  作者不詳:4声のソナタ
  ハインリヒ・ビーバー:5声のソナタ第10番
  ヨハン・ヤコブ・フローベルガー:リチェルカーレ第2番 FbWV408
  ハインリヒ・ビーバー:6声のソナタ

 名トランペット奏者との邂逅が生んだ音楽

 録音:2018年/50'02''

 パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキーはチェコ生まれのトランペット奏者。
 イエズス会系神学校でビーバーと出会い、のちにクロムニェジーシュ宮殿の楽団に在籍し、ビーバーの指揮のもとでも演奏しました。
 ビーバーはこの奏者と出会ったことでトランペット作品を生み出します。
 自身が得意とするヴァイオリンに拮抗する存在感を放つ音楽からはヴェイヴァノフスキーが相当な名手であったことがうかがえます。

 当時と同じナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥフによる演奏。





クロムニェジーシュ宮殿。
昔、なかで迷って出られなくなりそうになったことがある。



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BIS



BIS SA 2549
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
脈絡なさそうに見えるが、深い意図がありそう
 メンデルスゾーンのSQ6の編曲版が一体どういうことになっているのか。

時空を超えたアンサンブル
 ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ第2弾
   『Renewal(リニューアル)』


 (1)ジョアナ・マーシュ(1970-)(ジュリアン・アズクール 編曲):
  冬の家には(In Winter's House)(2019)(弦楽オーケストラのための)
 (2)キャロライン・ショー(1982-):間奏曲(Entr'acte)(2011/2014)(弦楽オーケストラのための版)
 (3)オスバルド・ゴリホフ(1960-):3つの歌(Three Songs)(ソプラノと弦楽オーケストラのための)
  空駆ける馬の夜(Night of the Flying Horses)
  色褪せた月(Lua Descolorida)
  なんとゆっくりと風は(How Slow the Wind)
 (4)フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)(ジュリアン・アズクール 編曲):
  弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80/MWV R37(1847)
 (5)キャロライン・ショー(1982-)(ジュリアン・アズクール 編曲):つばめは巣をかけて(and the swallow)
  ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(USE)
  ジュリアン・アズクール(ディレクター、コンサートマスター)
  (3)ルビー・ヒューズ(ソプラノ)

 ロンドンに本拠を置く期待の弦楽オーケストラ、ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパの第2弾は『リニューアル』!

 セッション録音:2021年3月8日、9日、25日、26日/セント・シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン、イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、69'09
 制作:マシュー・ベネット/録音:デーヴ・ローウェル

 SACD ハイブリッド盤。
 ロンドンに本拠を置くアンサンブル「ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(United Strings of Europe)」(USE)は、2020年、デビュー・アルバム『In Motion(動いている)』(BIS SA-2529)をリリース。

 「独創的なプログラムと『高度な技術による表現豊かな』演奏」(「ザ・タイムズ」)と称賛された活動を「録音」という形で示してみせました。
 アルバム第2作『Renewal(リニューアル)』。「喪失と変質」をテーマに据え、リーダーのジュリアン・アズクールが「USE」のスタイルに合わせて編曲、選曲したプログラムが組まれています。

 ジョアナ・マーシュが、「テネブレ」合唱団から委嘱を受け、「暗闇と光、再生の心象をおとぎ話の風景に詠んだ」ジェーン・ドレイコットの詩に作曲した《冬の家には》の弦楽オーケストラのための編曲。
 キャロライン・ショーが、メヌエットとトリオという古典の形式を「独創性と楽しさを等分」して現代に「再生」した弦楽四重奏のための作品を彼女自身が弦楽オーケストラのために編曲した《間奏曲》。

 オスバルド・ゴリホフの《3つの歌》は、ソプラノと弦楽オーケストラのための作品です。彼が音楽を担当したサリー・ポッターの映画『The Man Who Cried』(邦題『耳に残る君の歌声』)のために書いた〈Close Your Eyes〉のバリー・デイヴィスによるイディッシュ語の子守歌から始まる〈空駆ける馬の夜〉。
 ロサリア・デ・カストロのガリシア語の詩による〈色褪せた月〉。エミリ・ディキンソンの詩をテクストにした〈なんとゆっくりと風は〉。
 メンデルスゾーンが、姉ファニーの突然の死に突き動かされて作曲したといわれる《弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調》。
 キャロライン・ショーが、シリア難民とアメリカとメキシコの国境に押しよせた難民の姿からインスピレーションを受け、『詩篇84番』をテクストに作曲した《つばめは巣をかけて》。

 『In Motion』と同じスタッフが制作と録音を担当しました。




旧譜
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパのデビュー盤



 BIS SA 2529
(SACD HBRID)
\2800→\2590

『In Motion』

 (1)フランツ・シューベルト(1797-1828)(ジュリアン・アズクール編曲):
  四重奏断章(Quarttettsatz) ハ短調 D.703(弦楽四重奏曲第12番) *
 (2)マシュー・ハインドソン(1968-):
  マラリンガ(Maralinga)(2009/11)(ソロ・ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)**
 (3)ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)(ジュリアン・アズクール編曲):
  マドリードの通りの夜の音楽(Musica notturnadelle strade di Madrid)*
 (4)アルトゥーロ・コラレス(1973-):Senores, les voy a contar-&(殿方よ、あなたがたに話そう-&)(2010)***
 (5)ガレス・ファー(1968-)(ジュリアン・アズクール編曲):Mondo Rondo(モンド・ロンド)(1997) *
  ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ
  アマーリア・ホール(ヴァイオリン)**、
  ジュリアン・アズクール(ディレクター、コンサートマスター)*、
  フランク・フォンクベルト(指揮)**/***

 ロンドンに本拠を置く期待の弦楽オーケストラ、ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパのデビュー盤登場!

 セッション録音:2020年3月/セント・シラス教会(ケンティッシュ・タウン 、ロンドン、イングランド) 
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、50'44
 制作:マシュー・ベネット/録音:デーヴ・ローウェル

 SACDハイブリッド盤。

 近年、弦楽オーケストラの水準は、めざましい向上を遂げてきたといわれます。楽譜を響きのある音にする技術、なによりも重要な、楽譜の奥にある「作曲家の音楽」を表現する技術をもったアンサンブルが多く現れ、世界の音楽シーンを豊かなものにしています。
 BIS レーベルは、こうした優れたグループの紹介に努め、カメラータ・ノルディカ、ムシカ・ヴィテ、オストロボスニア室内管弦楽団、オーストラリア室内管弦楽団、アムステルダム・シンフォニエッタといったアンサンブルのアルバムを積極的にリリースしてきました。
 BIS が新しく紹介する「ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(United Strings of Europe)」(USE)は、ロンドンに本拠を置くアンサンブルです。
 ヨーロッパ連合とスイスの若いプロフェッショナルたちが音楽と文化の協力を最高度の水準で促進することを目標に集まり、「独創的なプログラムと『高度な技術による表現豊かな』演奏」(「ザ・タイムズ」)といった賛辞をすでに得ています。
 リーダーは、レバノン系イギリスのヴァイオリニスト、ジュリアン・アズクール Julian Azkoul。彼は、スウェーデンのカメラータ・ノルディカの客演ディレクターのほか、各国のオーケストラに客演しています。副指揮者のフランク・フォンクベルト Franck Fontcouberte は、打楽器奏者から転向、デーヴィッド・ロバートソン、ピエール・ブーレーズたちに指揮法を学びました。

 『In Motion』(動いている)は、ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパのデビュー・アルバムです。シューベルトの《四重奏断章》は、第2楽章をスケッチしたところで作曲が放棄されたため、「アレグロ・アッサイ」の楽章が単独の曲として出版されました。
 シューベルトの円熟期を告げる、劇的、表現的な音楽です。オーストラリアのマシュー・ハインドソン Matthew Hindson(1968-)の《マラリンガ》は、イギリスが大気中核実験を行い、アボリジニとオーストラリア軍兵士に放射線被害を与えた、現地の言葉で「雷」を意味する場所を曲名にした音楽です。
 このアルバムでは、ウェリントン管弦楽団のリーダー、ニュージーランドのアマーリア・ホール Amalia Hall がソリストを務め、オーストラリア室内管弦楽団の委嘱による「ソロ・ヴァイオリンと弦楽オーケストラ」の版を演奏しています。

 ボッケリーニの《マドリードの通りの夜の音楽》は、彼の数少ない標題音楽のひとつ。弦楽五重奏のために作曲され、〈アヴェ・マリアの鐘(La campane de l'Ave Maria)〉〈兵士たちの太鼓(II tamburo dei Soldati)〉〈盲目の物乞いたちのメヌエット(Minuetto dei Ciechi)〉〈ロザリオ(II Rosario)〉〈流しの歌手たちのパッサカリア(Passa Calle)〉〈太鼓(ll tamburo)〉〈マドリードの夜の帰営ラッパ(La Ritirata di Ma-drid)〉の7曲で構成。
 アズクールの編曲では第1曲と第2曲、第5曲と第6曲がつづけて演奏されます。アルトゥーロ・コラレス(1973-)は、エルサルバドル出身。作曲家、指揮者としてスイスで活動しています。
 《Senores, les voy a contar-&(殿方よ、あなたがたに話そう-&)》は、母国エルサルバドルの人々が伝えるさまざまな物語、神話、伝説、伝承歌を思い描きながら作られたという、約5分の小品です。《Mondo Rondo(モンド・ロンド)》は、ニュージーランドの作曲家ガレス・ファー(1968-)のもっとも演奏されることの多い作品に挙げられています。〈Mondo Rondo(モンド・ロンド)〉〈Mumbo Jumbo(マンボ・ジャンボ)〉〈Mambo Rambo(マンボ・ランボ)〉の短い3曲の中に、エキゾティックなメロディと打楽器的なファンキーなリズムを組み合わせ、独特の音世界を作り上げた作品です。
 この作品とシューベルト、ボッケリーニの曲は、アズクールが「今日の」発想で取り組んだ、弦楽オーケストラのための編曲で演奏されます。



 



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PAN CLASSICS



PC 10432
¥2600→\2390
アンサンブル・コルダルテ
 霊感ほとばしるヴァイオリン音楽
  イタリア狂詩曲~初期バロックのスティルス・ファンタスティクス

 マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):ソナタ第2番「La Luciminia contenta」Op.4
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):スピネッティーナとヴァイオリンのためのトッカータ
 ジョヴァンニ・バッサーノ(1551-1617):ヴァイオリン独奏のためのリチェルカーレ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571-1630):ソナタ第5番
 ヴィンチェンツォ・ボニッツィ(1580-1630):「La bella netta ignuda e bianca mano」によるディミニューション
 ジローラモ・フレスコバルディ:カンツォン第5番「La Tromboncina」
 ピエトロ・アントニオ・マリアーニ(1596-1640):2声のバスタルダ風カンツォン
 ジローラモ・フレスコバルディ:パッサカリアによる100のパルティータ
 アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):ヴァイオリンとオブリガート・バスのためのソナタ
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-1687):ソナタ「La Stella」 Op.3-1
 リッカルド・ロニョーニ・タエッジョ(1545-1620):「Anchor che col partire」によるディミニューション
 ダリオ・カステッロ(1600-1658):ソナタ第6番
 ダリオ・カステッロ:ソナタ第2番
 バルトロメオ・モンタルバーノ(1598-1651):シンフォニア第4番「Geloso」
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:ソナタ「La Castella」
 ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)::ラ・フォスカリ
 ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1622-1688):トッカータ第2番「del nono tuono naturale」
 パドレ・マリアヌス(1657-1701):イ調のソナタ
  アンサンブル・コルダルテ
   [ダニエル・ドイター(ヴァイオリン)、ヘイケ・ヨハナ・リンドナー(ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ)、
    マルクス・メルクル(チェンバロ、オルガン)]

 理論を超えた技巧、霊感ほとばしるヴァイオリン音楽

 録音:2020年/75'00''

 1650年、「普遍音楽」で知られる学者アタナシウス・キルヒャーは、音楽家のほとばしる霊感が技巧を推し進め作曲理論上の規則をはみ出た表現に至ることについて触れ、「スティルス・ファンタスティクス stylus phantasticus」と呼びました。
 これはイタリアでヴァイオリン音楽の隆盛が始まった1600年頃から見られていた傾向であり、一般的な表現のひとつとして既に定着しているものでした。

 ヴァイオリンが大いに活躍する音楽が並び、華麗な技巧がまばゆい1枚。





アンサンブル・コルダルテ旧譜
17世紀のバロック室内楽作品集
テーマは「クロムニェジーシュ城」


PC10206
¥2600→\2390

音楽宮殿クロムニェジーシュ城 鳴り響く弦、戦う弦、嘆きの弦
 ・・・ビーバーがザルツブルクに落ち着く前にいたところ


 1. 3声のカンツォーナ(ケルル)
 2. 4声のソナタ ト短調(ポリエッティ)
 3. 3声のソナタ ハ長調(ポリエッティ)
 4. 2声のソナタ ニ長調(ポリエッティ)
 5. アリア ニ長調(作曲者不詳)
 6. 3声のソナタ ト長調(P.J.リットラー)
 7. 4声のバレット(J.フィッシャー)
 8. 3声のソナタ(ベルターリ)
 9. 2声のソナタ ニ短調(ポリエッティ)
 10. 4声のソナタ ニ長調(ポリエッティ)
 11. 嘆きのソナタ 変ロ長調(シュメルツァー)
 12. 3声のソナタ ヘ長調(伝ケルル)
 13. 2声のソナタ ホ短調(ベルターリ)
 14. 3声のソナタ ト短調(ケルル)
ダニエル・ドイター(バロック・ヴァイオリン、ヴィオリーノ・ピッコロ)
アンサンブル・コルダルテ(古楽器使用)

 古楽都市ケルンの最先鋭アンサンブル、ぐっと南に下ってきた! 
 チェコの有名な楽譜コレクションから、めずらしく弦楽器のための作品ばかりを厳選 
 ヴィオリーノ・ピッコロやガンバなど、羊腸弦の味わいを堪能できるクールなアンソロジー!

 ムジカ・アンティクヮ・ケルンやコンチェルト・ケルンを例にあげるまでもなく、あのゴシック大聖堂で有名なドイツ北西部の都市ケルンは、ドイツでもとくに古楽がさかんな街。
 そこで熾烈な競争を勝ち抜いてきた気鋭奏者たちが集うアンサンブル・コルダルテ、日本のユーザーさまにもその卓越した技量、アルバム作りのウマさが浸透しつつあるようで、毎回はっきりしたコンセプトが見える。
 「知らなかったけど、すごい!」という感じの秘曲名曲をうまく選び出すセンスにもよるのでしょう。

 このアルバム、テーマは「クロムニェジーシュ城」。
 かの巨匠ビーバーが、「ロザリオのソナタ」を捧げたザルツブルク司教のところに落ち着く前の勤め先で、今では17世紀ドイツ語圏や北イタリアの器楽作品の膨大な楽譜コレクションがあることで有名なお城。
 ビーバーを雇った音楽愛好家オルミュッツ司教の蒐集した、ここにしか残存例がない曲も多い貴重な蔵書だが、管楽器のための楽譜で知られるこのコレクションから、コルダルテは弦楽器のための注目すべき秘曲ばかり選び出し、ヴィオラ・ダ・ガンバ、アルト・ヴィオールやヴィオリーノ・ピッコロなど珍しい弦楽器も駆使しながら、丁々発止、あるいは歌心ゆたかに、味わいぶかくもエッジの効いたガット弦サウンドを交錯させてゆく。

 ヴァイオリン一辺倒にはせず、小編成ながらヴァラエティ豊かに飽きさせないのがニクいところ!
 リュート属はなく撥弦楽器はバロック・ハープのみ、この音色が際立つあたりも楽器フェチにはたまらないところ。作品は17世紀中?後半からのもので、嬉しいことにケルル、ポリエッティなど、鍵盤作品ばかりがとりあげられる作曲家の合奏曲もぞくぞく盛り込まれている。



ひょっとしたら店主がまださまよっていたかもしれないクロムニェジーシュ宮殿。


 




BMC

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代理店変更に伴い再案内
BMCCD194
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3600→\3290
ヴェーグ・イン・ハンガリー
 1. ベートーヴェン:《コリオラン》序曲 Op.62
 2. モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385《ハフナー》
 3. ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調《太鼓連打》
 4. シューベルト:交響曲第9(7)番 ハ長調 D.944《グレイト》
シャーンドル・ヴェーグ(指揮)
カメラータ・ザルツブルク

 ヴェーグのハンガリー・ライヴ!

★◆▲
 1997年に亡くなるヴェーグの本当に最晩年の貴重な録音・・・よくぞ出してきてくれた。


 ハンガリー生まれの名ヴァイオリニストであったヴェーグは、1978年からカメラータ・ザルツブルク(前身はモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、ザルツブルク)の指揮をとるようになりました。
 この当時の団員たちはヴェーグが教授を務めるモーツァルテウム音楽大学の学生ということもあり、そのサウンドの統一感は素晴らしいものがあります。
 このCDではヴェーグ得意のベートーヴェン、モーツァルト、ハイドン、そしてシューベルトをブダペスト春の音楽祭でのライヴ・レコーディングで収録しています。

 ※録音:1995年3月20日ブダペスト・コングレス・センター(1、3)/1993年3月23日ブダペスト音楽アカデミー(2、4)
 
 
BMCCD129
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
クルターグ80
 1. クルターグ:...コンチェルタンテ... Op.42
 2. クルターグ&クルターグJr.:対話
 3. クルターグ:HIPARTITA Op.43
 4. 《JATEKOK》より抜粋及び編曲集
菊池裕美(ヴァイオリン、1,3)
波木井賢(ヴィオラ、1)
ゾルターン・コチシュ(指揮、1)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団(1)
ケラー弦楽四重奏団(2)
ジョルジュ・クルターグJr.(シンセサイザー、2)
マールタ・クルターグ(ピアノ、4)
ジョルジュ・クルターグ(ピアノ、4)

 ジョルジュ・クルターグ(1926-)の生誕80周年コンサートを中心としたライヴ録音集です。ハンガリーの現代作曲家を代表するクルターグを祝うために彼と懇意の演奏家が集まったコンサートとなっています。
 《...コンチェルタンテ... Op.42》は、ヴァイオリンの菊池裕美と、ヴィオラの波木井賢のために書かれた作品で、《HIPARTITA Op.43》もヴァイオリンの菊池裕美に献呈されています。

 ※録音:2006年2月15日-19日、ブダペスト(ハンガリー)
 
 

BMCCD134
【旧譜】
¥2500
ウィズ・マレット&ストリングス
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
 ゾルターン・イェネイ:リゲティへの告別
 C.P.E.バッハ:自由な幻想曲 嬰ヘ短調 W67
 アーダーム・コンドル:ハンド・ボール・ペーパー
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
イルディコー・ヴェーコニ(ツィンバロム)

 ハンガリーの伝統楽器ツィンバロム(ツィンバロン)によって演奏されたアルバムです。ツィンバロムは金属弦を叩いたり、弾いたりすることで音を出す楽器で、チェンバロや初期のピアノと同族の楽器とされていますが、より打楽器的な音色が特徴です。
 なじみのあるバッハもツィンバロムの演奏を聴くと、エキゾチックな雰囲気で楽しめます。

 ※録音:2006年
 
 
BMCCD135
【旧譜】
¥2500
ラースロー・メリシュ(1953-2018)、《ブラック&ホワイト》
 ラースロー・メリシュ:
  ソロ・ピアノのための組曲《ブラック&ホワイト》
ゾルターン・レンジェル(ピアノ)

 ラースロー・メリシュ(1953-2018)は、フランツ・リスト音楽大学で音楽を学びました。メリシュは最初、ヴァイオリニストでしたが、1978年に現代音楽グループ「Group 180」を結成し、ヨーロッパ各地で演奏会を開きました。
 このアルバムに収録されている《ブラック&ホワイト》には、クラシックの様式だけに拘らず、「チャールストン」や「ブルース」などブラック・ミュージックの要素も多く取り入れています。

 ※録音:2007年5月&6月、ブタペスト(ハンガリー)
 



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GLOSSA



PGCD924206
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

その清らかで楚々とした感じが
 ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)

  ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.3
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.10-5
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.10-4
  ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.7-5
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.7-4

ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル

GCD924206
¥2600→\2390

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!ルクレールのヴァイオリン協奏曲集最終巻!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ルクレールのヴァイオリン協奏曲集完結!

 スイスが誇る古楽専門の音楽大学「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートや録音で存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク(レイラ・シャイエ)。

 コレッリの弟子であるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事し、「フランスのコレッリ」とも呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集が第3巻でついに完結。
 ルクレールが書いた2つの有名なヴァイオリン協奏曲集「作品7」と「作品10」から、それぞれ「第4番」と「第5番」を収録し、全12曲が揃いました。
 イタリアの文化やパフォーマンスに魅了され、自由なテンポ、ヴァイオリンの高度な技巧などイタリア的な要素が華麗に表現されたルクレールの協奏曲。
 シャイエークが17世紀後半に製作されたアンドレア・グァルネリのヴァイオリンを用いてバーゼルのラ・チェトラ・バロック・オーケストラを弾き振りし、その息を呑むような芸術性で聴衆を魅了します。

 ※録音:2020年6月19日-21日、マルティン教会(スイス)
 ※使用楽器:アンドレア・グァルネリ1675年製

 



旧譜
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1・2

これぞフランス・バロック!高雅な香りをひっそりしみじみ伝えてくれる。
決して声高なじゃない、その清らかで楚々とした感じがいい。


 GCD 924202
\2600→\2390
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.7-6
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.7-2
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.10-2
 ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.10-6
レイラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル

 古楽新世代の女流 レイラ・シャイエーク!ルクレールのヴァイオリン協奏曲集がスタート!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、レイラ・シャイエーク。
 ☆フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ルクレールのヴァイオリン協奏曲集がスタート!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、レイラ・シャイエーク。
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたレイラ・シャイエークのGlossa録音第5弾は、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集が始動。
 第1弾は、ルクレールが書いた2つのヴァイオリン協奏曲集作品7と作品10から、それぞれ「第2番」と「第6番」を収録。特に、作品10-6ト短調の協奏曲は、ルクレールの作品の中でも最高峰とされる傑作です。

 バロックにとどまらず、古典派、ロマン派のピリオド演奏へとレパートリーを拡げているレイラ・シャイエーク。
 アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンを操り、ラ・チェトラ・バーゼルを率いて、ルクレールの華麗で鮮烈なヴァイオリン協奏曲を奏でます。
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 GCD 924204
\2600→\2390
ライラ・シャイエーク
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.2

 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.10-3
 ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 Op.10-1
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.7-1
 ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.7-3
ライラ・シャイエーク
 (ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!ルクレールのヴァイオリン協奏曲集第2弾!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ルクレールのヴァイオリン協奏曲集第2弾!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたライラ・シャイエークのGlossa録音第7弾。

 コレッリの弟子であるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事し、「フランスのコレッリ」とも呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集第2弾。
 第1弾に引き続き、ルクレールが書いた2つのヴァイオリン協奏曲集「作品7」と「作品10」から、それぞれ「第1番」と「第3番」を収録。

 17世紀後半に作られたオリジナルのバロック・ヴァイオリン、アンドレア・グァルネリ1675を駆り、爽快なイタリアのヴィルトゥオージティと洗練されたフランスの優雅さを組み合わせたルクレールの見事なヴァイオリン協奏曲を展開してゆきます。

 ※録音:2019年5月13日-15日、マルティン教会(バーゼル、スイス)





  


 ★◆▲

 もう、次から次へと才能あふれる実力派が登場するわけである。
 今回紹介するのはライラ・シャイエーク。
 GLOSSAやPAN CLASSICSなどで繊細且つ毅然とした演奏を聴かせてくれていた逸材。

 聡明で美しく、的確な「選曲眼」と確固たる技巧を兼ね備える。

 このプロモーション・ビデオを見れば、そのすばらしさを納得していただけるはず。

https://youtu.be/Ehwms7rQGFQ



 「キアラ・バンキーニのアンサンブル415メンバー」という位置から脱し、これからは古楽界全体を担う存在になっていくのだろう。


ライラ・シャイエーク、お奨めのアルバム


PAN CLASSICS
PC10368
\2700→\2490
ライラ・シャイエーク
 カルロ・ファリーナ-ー17世紀初頭のヴァイオリン芸術

 ファリーナ:
  ①「ファリーナ」と呼ばれたるソナタ
  ②「海辺の女」と呼ばれたるソナタ
  ③「絶望した女」と呼ばれたるソナタ
  ④「ボローニャの女」と呼ばれたるソナタ
  ⑤「炎」と呼ばれたるソナタ ⑥「フランスの女」と呼ばれたるソナタ
 ナウ:⑦シュテーファン・ナウのファンタジア
 M.ロッシ:⑧第7トッカータ(鍵盤のための) ⑨第4トッカータ(鍵盤のための)
 メッリ:⑩半音階的カプリッチョ「チャルリーノ(愛すべきカルロ)」(リュートのための)
 フランツ:⑪フランツのファンタジア
 作曲者不詳:⑫大いなる悲しみが、わが心に(ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
   ※曲順は⑦①⑧②⑫③⑨④⑩⑤⑪⑥
ライラ・シャイエーク(バロックvn)
イェルク・ハルーベク(cmb・org)
ダニエレ・カミニーティ(アーチリュート)
ヨナタン・ペシェク(vc・vg)

 17世紀初頭の多芸な異才の世界は、古楽ファン必聴!

 古い音楽は音の構造からして、現代のヴァイオリンでクライスラーなどを弾くときのやり方では美しく響かせられない、当時の楽器と奏法によってこそ真価が立ち現れてくるもの。
 そうした歴史的楽器と奏法を20世紀に甦らせてきたシュレーダーやクイケン兄弟らのあとを受け、古楽教育のメッカたるバーゼル・スコラ・カントルムで多くの門弟を育ててきた伝説的名手キアラ・アバンキーニが2010年に引退したあと、この教育機関のバロック・ヴァイオリン科を受け継いだのが、近年の来日公演でも人気のアマンディーヌ・ベイエールと、本盤の主人公ライラ・シャイエーク!バロック奏法を学ぶ人が必ず通る17世紀イタリアの音楽世界を、ここでは縦横無尽の名演でじっくり味わえます。

 作曲家ファリーナは、フォンターナやカステッロ、ウッチェリーニなどと並んで17世紀初頭を代表する、つまりバロック・ヴァイオリン独奏芸術の最初期を飾る大家のひとり!
 イタリアからドイツ語圏にまで活躍地を広げながら展開された独特のエキサイティングな音世界を、シャイエークの確かな楽器選択と奏法でしみじみ味わえる喜び!

 ジャケット写真からして「初期バロック楽器と奏法の鑑」なポートレートで期待感を誘う逸品、もちろん解説も日本語訳付。


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 GLOSSA
GCD 923507
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
この才能あふれるバッハ!
ライラ・シャイエーク
 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ ト長調 BWV.1019a
ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
イェルク・ハルベック(チェンバロ)
 ライラ・シャイエーク&イェルク・ハルベック!Glossaが遂にバッハのヴァイオリン・ソナタ集を録音!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)が満を持してリリースするJ.S.バッハの「ヴァイオリン・ソナタ集」では、古楽界の次代を担う若き巨匠たちが共演!

 大バッハの6つのソナタを奏でるのは、現代の古楽シーンのライジング・スターたち、バロック・ヴァイオリンのライラ・シャイエークと、チェンバロのイェルク・ハルベック!
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニのラ・リゾナンサでは第1ヴァイオリンを務めるライラ・シャイエーク。
 2010年からは、師であるバンキーニの後任として、母校であるスイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで後進の育成にあたるバロック・ヴァイオリン界の才女である。
 イェルク・ハルベックは、シュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中のドイツ古楽界の若きスター。
 フライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。

 ※録音:2015年6月、ファウテンバッハ旧教会(アーハーン、ドイツ)


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PAN CLASSICS
PC10305
\2700→\2490
こちらはカール・フィリップ!知的で刺激的で切なく物憂げ
ライラ・シャイエーク
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):

  1. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタロ短調 Wq.76/H512
  2. チェンバロとヴァイオリンのためのアリオーソ イ長調 Wq.79/H.535
  3. 幻想曲 嬰へ短調-ヴァイオリン助奏付きの鍵盤のための Wq.80/H.536
  4. ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.71/H.502
  5. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタハ短調 Wq.78/H.514
ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
イェルク・ハルーベク(タンジェント・ピアノ、チェンバロ)
 
 古楽の牙城バーゼル・スコラ・カントルムで腕をみがき、かつてはエンリーコ・ガッティやエミリオ・モレーノといった世界的異才を続々輩出してきた名手集団アンサンブル415で長くソリストのひとりとしてやってきたライラ・シャイエークが、確かな室内楽パートナーのイェルク・ハルーベクとともに世に問うのはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。

 ソナタばかり、というわけではなく、ソナタ3曲と“大がかりな小品”を2曲、長調短調とりまぜ、中期から後期にかけての名品を幅広く…という曲目構成。
 つねに新鮮な意識で古楽器演奏を考え続けてきたアンサンブル415 の出身者らしく、運弓や演奏編成、アゴーギグなどにも隅々までこだわりの感じられる演奏解釈は、ただ耳に心地よく心になじむ、というのでは終らない、音楽内容のいろいろなところに意識をむけさせてくれる充実した内容を誇るものとなっている。
 あたかもアルノンクールやブリュッヘンが、モーツァルトの交響曲を録音しはじめた頃に受けた衝撃と、どこか似たようなカリスマ的魅力が感じられる。

 この「衝撃」のありかたこそ、人の心の機微や移り変わりを音楽を通じて表現しようとしてきたC.P.E.バッハの「多感様式」の真髄なのでは。

 共演の鍵盤奏者ハルーベクも、レーゲンスブルク型タンジェント・ピアノ(先週ご案内したA.リュビモフも弾いていた、ウィーンのヴァルター型よりも前からある初期ピアノのひとつのスタンダード)とチェンバロをうまく使い分け、エマヌエル・バッハの機微を良く伝えるアンサンブルの呼吸をつくっているのが小気味よくてたまりません。



GLOSSA
GCD 924203
\2600→\2390

これで一気にブレイクするでしょう、ライラ・シャイエーク
ヴィヴァルディ:四季

 ソナタ ニ短調 Op.1-12 RV.63 《ラ・フォリア》
 ヴァイオリン協奏曲集 《四季》 Op.8, nos.1-4
  〔協奏曲第1番ホ長調 《春》 RV.269、
   協奏曲第2番ト短調 《夏》 RV.315、
   協奏曲第3番ヘ長調 《秋》 RV.293、
   協奏曲第4番ヘ短調 《冬》 RV.297〕
 チャッコーナ(ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.222より)

ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
ダニエラ・ドルチ(ハープシコード、指揮)
ムジカ・フィオリータ

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!新録音は、ヴィヴァルディの「四季」!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆アンドレア・グァルネリ1675で弾く才気煥発な「四季」!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたライラ・シャイエークのGlossa録音第6弾では、ヴィヴァルディのもっとも人気で有名な傑作「四季」をレコーディング!

 才気煥発な音楽的洞察力、輝かしい技巧、歴史的解釈を結合し、新たなレパートリーの探求を続けるシャイエークが、アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンでしなやかに彩る魅惑の「四季」。
 ウィンド・マシーンやバード・ホイッスルなども使用し、前後にヴィヴァルディの「ラ・フォリア」と「チャッコーナ」を配置した、劇的で愉快な「四季」を創造しています。

 共演は、Glossa初登場となるスイスの古楽器アンサンプル、ムジカ・フィオリータ。バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的鍵盤楽器と古楽を学び、アムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事したダニエラ・ドルチがリーダーを務め、初期ルネサンスとバロック時代の歴史的なパフォーマンスを実践しています。

 ※録音:2018年8月、聖十字架教会(ビンニゲン、スイス)

 ※アーティスト名表記について
  これまで、Leila Schayeghの日本語表記を「レイラ・シャイエ」としておりましたが、今後は原音表記に近い「ライラ・シャイエーク」に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。


 RGCD924205
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格
\3143

ライラ・シャイエーク
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

 CD1 -
  ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
  パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
  ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 CD2 -
  パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
  ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
  パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006

ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
 GCD924205
(2CD)
特別価格
\2700→\2490

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆イェルク・ハルベックと共演したバッハのヴァイオリン・ソナタ集から約5年。ついに聖典「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」全曲を録音!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートやレコーディングで存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 これまで、ルクレールやブラームス、ヴィヴァルディなどの才気煥発なアルバムを送り出してきたシャイエークのGlossa録音第8弾。
 プロフェッショナルからアマチュアまで、あらゆるヴァイオリニストにとっての永遠の課題であり聖典となる記念碑的な作品、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(BWV.1001-1006)をついに録音。

 2015年にはイェルク・ハルベックとの共演で"伴奏付き"のバッハのヴァイオリン・ソナタ集(BWV.1014-1019)を録音し、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、仏ディアパソン誌の「ディアパソン・ドール年間最優秀賞(古楽部門)」に選ばれるなど、既にバッハ演奏の誉れ高き実績を誇ります。
 スペインの古楽専門レーベルGLOSSA(グロッサ)としても(意外にも?)初となる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音。満を持してリリースされるライラ・シェイエークの雄姿にご期待ください!

 ※録音:2019年9月9日-11日、2020年1月21日-23日、TPR音楽ルーム(ラ・ショー=ド=フォン、スイス)
 ※使用楽器:アンドレア・グァルネリ1675年製


 




URANIA RECORDS


LDV14066
【旧譜】
¥2300
ヨハン・カール・ビショフ(1747-a.1800):
 6つのチェロ・ソナタ集(世界初録音)

  ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番ニ長調/
  ソナタ第3番変ホ長調/ソナタ第4番ハ長調/
  ソナタ第5番ホ長調/ソナタ第6番ヘ長調
クラウディオ・ロンコ(チェロ)
エマヌエラ・ヴォッツア(チェロ)

 ハルモニチェロの製作者ビショフの知られざる秀作!

 没後2世紀以上もの間、音楽史の世界では「ハルモニチェロ(harmonicello)」という神秘的かつ独自の楽器を発明した弦楽器職人として知られてきたドイツの音楽家ヨハン・カール・ビショフですが、今回の「6つのチェロ・ソナタ集」の全曲録音の登場により、作曲家として、またヴィルトゥオーゾ・チェリストとして、より完璧で魅力的な人物であったということが広く知られる機会を得ることになりました。
 その作風は古典派音楽の伝統に根ざしながらも、ドイツ・ロマン派音楽の崇高な冒険を先取りするような、特別なスタイルを持ち味としています。

 クラウディオ・ロンゴは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。
 さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
 現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。

 ※録音:2020年7月、カーサ・ドリーゴ・グランド・サロン(トレヴィーゾ、イタリア)
 
 

LDV14067
【旧譜】
¥2300
ヴィヴァルディ:協奏曲とソプラノのためのアリア集
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208《ムガール大帝》
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.234《不安》
 リュート協奏曲ニ長調 RV.93
 ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ長調 RV.392
 ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV.394
 オラトリオ《勝利のユディタ》RV.644より
 歌劇《ユスティヌス》RV.717より
トゥリア・ペデルソリ(ソプラノ)
ダヴィデ・ベロシオ(ヴァイオリン)
マウロ・リギーニ(ヴィオラ・ダモーレ)
マッシモ・マルケーゼ(リュート)
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ

 ヴィヴァルディの器楽独奏を伴う協奏曲とソプラノのためのアリア集というイタリアのレーベルならではのコレクション。
 イタリアのピリオド・アンサンブル、イ・ソリスティ・アンブロジアーニの創設者ダヴィデ・ベロシオ、イタリア青年管弦楽団を経てモディ四重奏団の創設したマウロ・リギーニ、タクトゥス(Tactus)などでもお馴染みの名リューティスト、マッシモ・マルケーゼ、そしてルネサンスとバロックのレパートリーを得意とする麗しき古楽系ソプラノ、トゥリア・ペデルソリの4人のソリストたちが躍動しています。

 ※録音:2020年7月8日-10日、ブスト・アルシツィオ(イタリア)
 
 

LDV14065
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3100
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.1
 弦楽四重奏曲第15番ヘ長調(1821)
 弦楽四重奏曲第4番ニ長調(1818)
 弦楽四重奏曲第8番変ロ長調(1819)
 弦楽四重奏曲第13番イ長調(1821)
 弦楽四重奏曲第5番ホ短調(1818)
 弦楽四重奏曲第14番ニ長調(1821)
ミーチャ弦楽四重奏団
 〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(ヴァイオリン)、
  パスクアーレ・アレグレッティ・グラヴィーナ
   (ヴァイオリン)、
  カルミネ・カニアーニ(ヴィオラ)、
  ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(チェロ)〕
バルタザール・ズニガ
 (アーティスティック・プロデューサー)

LDV16065からLDV14065に変更(2021/12/3)

 「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れたオペラを世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰のオペラ作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第1弾。
 この弦楽四重奏曲集第1巻には共通の形式的特徴に基づいて作曲されいるものの、独自の特徴も持つ1818年から1821年にかけて作曲された6作品を収録。
 演奏は2008年に結成されたミーチャ弦楽四重奏団。2016年のヤコポ・ナポリ国際コンクールなどで第1位を獲得するなどイタリア内外で存在感を高めています。

 ※録音:2019年11月&2020年6月、ポッレナ・トロッキア(イタリア)
 
 

LDV14069
【旧譜】
¥2300
ボローニャの聖なる礼拝
 ベネデット・ドネッリ:牧歌/
 ジャコモ・アントニオ・ペルティ:大いなる秘跡/
 ジュゼッペ・マリア・カレッティ:ミゼレーレ/
 イグナツィオ・フォンタナ:聖金曜日の哀歌/
 アントニオ・マッツォーニ:聖なる安息日の予言/
 ニコラ・ヨンメッリ:昇階唱/
 フェルナンド・ベルトーニ:キリエ、グローリア、クレド/
 ピエトロ・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ:ソナタ/
 ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:サンクトゥス、トッカータ第1番&第3番、アニュス・デイ/
 グレゴリオ聖歌
  サン・ピエトロ・アンサンブル
   〔アリーチェ・フラッカリ(ソプラノ)、アンジェラ・トロイロ(アルト)、パオロ・ダヴォリオ(テノール)、
    ジャコモ・コントロ(バリトン)、フランチェスコ・リギーニ(オルガン)、
    シルヴィア・デ・ロッソ(ヴィオローネ)、アントニオ・デ・ルイージ(テオルボ&バロック・ギター)〕
  スコラ・グレゴリアーナ(アントニオ・ビテッラ(ヴォーカル)、ダヴィデ・カロッロ(ヴォーカル)、
  アントニオ・ロレンツォーニ(ヴォーカル)、ガスパーレ・ヴァッリ(ヴォーカル)〕

 「クリスマス」から「聖霊降臨祭」、「聖週間」を経て、ボローニャで最も重要な祝日である「守護聖人ペトロニオの祝日」までの音楽による、18世紀の完璧な「ボローニャ・スタイル」による荘厳なミサを再現し、ボローニャの主な聖なる行事を音楽で旅するというプログラム。

 ※録音:2020年8月-9月、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教区(ボローニャ、イタリア)
 




ES-DUR


ES-2085
¥2800
パースペクティヴ  20世紀のハープ作品集20世紀のハープ作品集 アナエル・トゥレ(ハープ)
 アンドレ・カプレ(1878-1925): ハープのためのディヴェルティスマン(1924)
  1. I. a la francaise/2. II. a l'espagnole
 パウル・ヒンデミット(1895-1963): ハープのためのソナタ(1939)
  3. I. MaBig schnell/4. II. Lebhaft/5. III. Lied. Sehr langsam
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): ハープのための組曲 Op. 83(1969)
  6. I. Overture 序曲/7. II. Toccata トッカータ/8. III. Nocturne 夜想曲/
  9. IV. Fugue フーガ/10. V. Hymn (St. Denio) 賛歌(聖デニオ)
 11-13. ハインツ・ホリガー(1939-): 前奏曲、アリオーソとパッサカリア(1987)

 録音 2021年4月4-6日 Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg-Harburg(ドイツ)

 2015年、イスラエルで開催された第19回国際ハープ・コンクールで優勝を飾り、2018年からNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を務めるフランス出身のアナエル・トゥレ。
 このデビュー・アルバムでは20世紀の作品を紹介、「ハープはサロンで用いられる楽器」という概念を覆すことに成功しています。
 ブックレットにおいて「20世紀は音楽にとって、とりわけハープにとってとても興味深い時代です」と語るトゥレは、カプレ、ヒンデミット、ブリテンとホリガーの4作品を選び、それぞれの作品がハープにとって、いかに革新的な技術と特別な音色をもたらしたかを実際の音で表現しています。
 とりわけホリガーの作品は重要であり、これがなければアルバムの録音も成し得なかったとも。どこまでもハープの可能性を追求するトゥレの見事な演奏をお楽しみください。

 【アナエル・トゥレ】
 フランス、オルレアン出身。ギレーヌ・プティ=ヴォルタ、ニコラ・テュリエ、アンドレアス・ミルトナー、グザヴィエ・ドゥ・メストレに師事、幼い頃から国際的なコンクールに入賞するなど才能を発揮しました。
 現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を務めるとともに、ハンブルク音楽演劇大学でグザヴィエ・ドゥ・メストレの助手として後進の指導にあたっています。
 
 


ES-2083
¥2800
Impression 印象 ヴィオラのための作品集
 レベッカ・クラーク(1886-1979): ヴィオラとピアノのためのソナタ(1919)
  1. Impetuoso/2. Vivace/3. Adagio
 パウル・ヒンデミット(1895-1963): ソナタ Op. 11 No. 4(1919)
  4. Fantasie/5. Thema mit Variationen/6. Finale (mit Variationen)
 クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  チェロとピアノのためのソナタ ニ短調(1915) (ヴィオラとピアノ版)
  7. Prologue/8. Serenade/9. Final
 10. 武満徹(1930-1996): 鳥が道に降りてきた(1994)
 11. ジョルジェ・エネスク(1881-1955): 演奏会用小品(1906)
サオ・スーレズ・ラリヴィエール(ヴィオラ)
アニカ・トロイトラー(ピアノ)

 録音 2021年5月10-13日 ハンブルク(ドイツ)

 フランス=オランダのヴィオラ奏者、サオ・スーレズ・ラリヴィエールのデビュー・アルバム。
 パリで生まれた彼は、幼い頃からヴァイオリンを始め8歳の時に奨学金を獲得し、イギリスのユーディ・メニューイン音楽学校に留学。
 ここでオーケストラや室内楽を演奏しヴィオラの音色に目覚めます。2016年には完全にヴィオラに転向し、楽器の魅力と可能性の探求を始めました。
 とりわけ聴衆の視野を広げることを提唱し、現代の作曲家たちにも数多くの新作を依頼、ヨーロッパを中心とした音楽祭やアカデミーで演奏しています。
 サオのお気に入りであるクロード・モネの「印象」にインスパイアされたこのデビュー・アルバムは、どの作品にも「言葉で言い表せないものと表現するための特別な探求」という彼自身の視点が投影されています。
 またヴィオラで演奏されたドビュッシーの「チェロ・ソナタ」にも楽器の新たな可能性を感じさせます。

 えらいイケメンです。
 




GRAND PIANO



GP881
¥2400
アドルフ・バルジャンスキー(1851-1900):ピアノ作品全集 第2集 ユリア・セヴェルス(ピアノ)...Steinway, Model D
 ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 Op. 11(1897年出版)
  1. I. Allegro ma non troppo/2. II. Presto assai, molto vivace/
  3. III. Andante poco sostenuto/4. IV. Allegro giusto, ma vivo
 5. モデラート(1899-1900頃)
 ピアノ・ソナタ第3番 ホ短調 Op. 12(1900年出版)
  6. I. Molto sostenuto e pesante – Allegro passionato (doppio movimento)/
  7. II. Allegro molto passionato/8. III. Andante ma non troppo/9. IV. Allegro semplice
 
 世界初録音

 録音 2021年3月10-11日 Andreaskirche,Berlin-Wannsee(ドイツ)

 1851年、ウクライナのオデッサで裕福なロシア系ユダヤ人の家庭に生まれたアドルフ・バルジャンスキー。
 ウィーンとパリとライプツィヒで音楽教育を受け、カール・ライネッケやサロモン・ヤーダスゾーンにピアノを師事しました。
 遺された作品は多くないものの、古典的な形式を踏襲したピアノ曲はどれも個性豊かで魅力的です。第2集には2つのソナタを中心に収録。
 さざめくような旋律で始まる第2番は、第3楽章の素朴で落ち着いた雰囲気が印象的。終楽章はシューマンを思わせる多彩な楽想がちりばめられています。
 荘厳なコラールで始まる第3番も、すぐに流麗なパッセージが出現、溢れる抒情の中に、時折現代的な和声が感じられる第1楽章、スケルツォを思わせる快活な第2楽章を経てしっとりとした第3楽章、移ろい行く楽想が魅力的な終楽章と聞きどころの多い作品です。「モデラート」は初期のスクリャービンを思わせるゆったりとした曲。
 演奏は、ベルリン芸術大学やモスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、オーロラ四重奏団とオーロラ・デュオを創設したユリア・セヴェルス。シチェドリンの作品を作曲家臨席のもと世界初演を行うなど精力的に活動するピアニストです。

 



バルジャンスキー:ピアノ曲全集 第1集



 GP796
\2400
アドルフ・バルヤンスキー(バルジャンスキー/1851-1900):ピアノ曲全集 第1集 ユリア・セヴェルス(ピアノ...Steinway, モデルD)
 幻想曲集 Op.9(1895)
  1. No. 1. Presto/2. No. 2. Andante sostenuto/3. No. 3. Allegro giusto ma vivo/
  4. No. 4. Allegretto moderato/5. No. 5. Andante non troppo/6. No. 6. Con moto tranquillo
 ピアノ・ソナタ第1番 Op.7(1893)
  7. I. Allegro maestoso/8. II. Maestoso/9. III. Presto/
  10. IV. Allegro molto quasi presto ed appassionato
 6つのピアノ曲集 Op.10(1896)
  11. No. 1. Near the Sea: Maestoso con moto/
  12. No. 2. Remembrance: Andante non troppo/
  13. No. 3. Lullaby: Moderato con moto ma tranquillo/
  14. No. 4. Scherzo: Allegro vivace/
  15. No. 5. A Happy Home: Molto tranquillo e dolce/
  16. No. 6. Devotion: Adagio
 
 世界初録音

 録音 2020年1月3-4日、2月20日 Andreaskirche, Berlin-Wannsee,Germany

 希少なピアノ曲を良い音質で録音するレーベル"GRAND PIANO"よりウクライナのオデッサに生まれたバルヤンスキーのピアノ曲全集の登場。
 バルヤンスキーは、ロシアのユダヤ系の家庭に生まれ、ウィーンとパリとライプツィヒで音楽教育を受け、ライネッケやヤーダスゾーンにピアノを師事しました。
 作品は少ないながらも、ピアノ曲は個性豊かで魅力的。この第1集には3つの作品が収録されています。『幻想曲集』には、ベートーヴェン、ブラームスなどの影響やロシアの色彩感が見てとれます。
 『6つのピアノ曲集』は印象主義的で光輝くような音楽であるのに対し、スケールの大きいピアノ・ソナタ第1番は、空間的に広がりのある音を感情表現の主軸とし、20世紀のミニマリズムを予知するような非常にモダン、かつシンプルさをもった作品です。
 演奏は、ベルリン芸術大学やモスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、オーロラ四重奏団とオーロラ・デュオを創設したユリア・セヴェルス。シチェドリンの作品を作曲家列席のもと世界初演を行うなど精力的に活動するピアニストです。
 

 
 


GP894
¥2400
マカール・エクマリアン(1856-1905):ピアノ作品集 ミカエル・アイラペティアン(ピアノ)...Steinway, Model D274
 1. 夜想曲(1892年出版)
 2. 無言歌(1888)
 10のアルメニア民謡(1889)
  3. No. 1. Heriq Ordeakq/4. No. 2. Chem krna khaha/5. No. 3. Pzti tha/
  6. No. 4. Baher, duq kanancheceq/7. No. 5. Berdice dur ela, Alagyaz tesa/
  8. No. 6. Hov areq, Sarer jan/9. No. 7. Chakharyaq - No. 8. Zhohovrdakan/
  10. No. 9. Araz e heshtacel a/11. No. 10. Tsamtel
 12-14. 3つのアルメニア民謡スケッチ(1891)
 Patarag 聖体儀礼(1891-92)(ミカエル・アイラペティアンによるピアノ編) (抜粋)
  15. No. 1. Horurd horin anhasanrskihbn/16. No. 19. Surb, Surb/17. No. 23a. Amen, Hayr erknavor/
  18. No. 23b. Hoki Astuco/19. No. 9. Marmin Terunakan/20. No. 27. Hayr mer/
  21. No. 28. Ev end hogvo qu/22. No. 29–30a. Miayn surb/23. No. 31a. Ter vohormya/
  24. No. 30c. Amen Hayr Surb/25. No. 31c. Ter vohormya/26. No. 32. Orhnyal e Astuac
 
 世界初録音

 録音 2021年5月15日 Allegro Recordings、ロサンジェルス(USA)

 19世紀から20世紀にかけて、アルメニア音楽の発展に重要な役割を果たしたマカール・エクマリアン。
 彼はリムスキー=コルサコフに作曲を師事したのち、トビリシで教師として後進の指導にあたり数多くの生徒を育てました。
 ヨーロッパの伝統的な様式にアルメニア民謡を採り入れた作品は高く評価され、なかでも1892年に完成された彼の最高傑作とされる合唱とピアノ(またはオルガン)のための「パタラグ(聖体儀礼)」は現在でもアルメニアの教会で演奏されています。
 このアルバムではアルメニアを代表するピアニスト、ミカエル・アイラペティアンが「パタラグ」を自らピアノ独奏用に編曲、12曲を選び演奏しました。神秘的な雰囲気が漂う静かな祈りの音楽です。
 他には1892年に出版された美しい夜想曲や、エクマリアンが愛したアルメニア民謡のアレンジを収録。どことなくエキゾチックな旋律が耳を捉えます。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SWR CLASSIC



SWR19530CD
(2CD)
¥2300→\2090
ノリントン&シュトゥットガルト放送響、2004年9月ライヴ
 ロベルト・シューマン(1810-1856):交響曲全集
シュトゥットガルト放送交響楽団
ロジャー・ノリントン(指揮)
 【CD1】
  交響曲第1番 変ロ長調 「春」 Op. 38
   1. I. Andante un poco maestoso - Allegro molto vivace/2. II. Larghetto/
   3. III. Scherzo: Molto vivace/4. IV. Allegro animato e grazioso
  交響曲第3番 変ホ長調 「ライン」 Op. 97
   5. I. Lebhaft/6. II. Scherzo: Sehr massig/7. III. Nicht schnell/8. IV. Feierlich/9. V. Lebhaft
  ロジャー・ノリントンによる演奏への解説(英語)
   10. 交響曲第1番 変ロ長調 Op. 38について(2:35)/11. 交響曲第3番 変ホ長調 Op. 97について(2:43)
 【CD2】
  交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
   1. I. Sostenuto assai - Allegro ma non troppo/2. II. Scherzo: Allegro vivace/
   3. III. Adagio espressivo/4. IV. Allegro molto vivace
  交響曲第4番 ニ短調 Op. 120
   5. I. Andante con moto - Allegro di molto/6. II. Romanza: Andante/
   7. III. Scherzo: Presto - Largo/8. IV. Finale: Allegro vivace - Stringendo – Presto
  ロジャー・ノリントンによる演奏への解説(英語)
   9. 交響曲第2番 ハ長調Op. 61について(2:30)/10. 交響曲第4番 ニ短調Op. 120について(2:43)

 ロジャー・ノリントンとシュトゥットガルト放送交響楽団による、2004年9月にライヴ収録されたシューマンの交響曲全集。
 ノリントンによるシューマンは、ピリオド楽器を使用したロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの第3番と第4番(1989)、シュトゥットガルト放送響との第2番(1999)の録音がありますが、1998年にシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して5年を経たこの全集では、ノンヴィブラート奏法による弦楽器の美しく明快な響きである、ノリントンの持ち味ともいえる「ピュアトーン」が一層練り上げられ、存分に堪能できます。
 また、今回は初出時に倣い、それぞれの交響曲についてのノリントンのレクチャー(英語)がボーナス・トラックとして収録されています。
 





<国内盤> 

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HELICON CLASSICS(日本独自規格)



HELSA 001
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500
日本独自企画 限定盤
 バーンスタイン&イスラエル・フィルによるマーラー9番
  SACDハイブリッドで登場

グスタフ・マーラー:交響曲第9番 ニ長調

 Disc 1
  1. 第1楽章 アンダンテ・コモド 29:27
  2. 第2楽章 のんびりしたレントラー風のテンポで 16:47
 Disc 2
  1. 第3楽章 ロンド=ブルレスケ 12:07
  2. 第4楽章 アダージョ 30:09
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)

 日本独自企画 限定盤。バーンスタインによるマーラー9番、命がけともいえる衝撃的かつ壮絶な演奏がSACDハイブリッドで登場!

 録音:1985年8月25日/テルアヴィヴ、マン・オーディトリアム(ライヴ)

 マーラーといえばバーンスタインとくるほど貴いもの。
 イスラエル・フィルとのマーラー9番は、HEL 029656/ KKC 5220で発売されておりましたが、このたび日本独自企画でSACD ハイブリッドで発売の運びとなりました。
 この演奏は、1985年8月25日にテルアヴィヴで行われたイスラエル・フィルとの共演のライヴ録音。
 彼らはこの直後に来日公演を行い、大阪と東京でマーラーの交響曲第9番を披露、稀代の名演として伝説となっています。
 それとほぼ同時期ゆえ、幻の日本公演をまざまざと蘇らせてくれる神業を聴かせてくれます。
 普通の演奏会とは次元の違う、一期一会的事件の記録と申せましょう。宇野功芳氏も絶賛している衝撃的かつ壮絶な演奏です。
 ブックレットには、KKC-5220発売時に掲載の山崎浩太郎氏の演奏に関してのノートと曲目解説にくわえ、今回、宇野功芳氏によるこの演奏の聴きどころについての文章(『KAWADE夢ムック 文藝別冊 バーンスタイン』(河出書房新社、2014年)より)も、一部抜粋して掲載しております。
 

















12/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALIA VOX



AVSA 9945
(2SACD HYBRID)
¥5200→\4790
2021年5月、サヴァールによる天地創造! 
 ハイドン:天地創造
イェリー・スー(ソプラノ/ガブリエルとエヴァ)
ティルマン・リヒディ(テノール/ウリエル)
マティアス・ヴィンクラー(バリトン/ラファエルとアダム)
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
ル・コンセール・デ・ナシオン(マンフレード・クレーマー/コンサートマスター)
ジョルディ・サヴァール(指揮)

 録音:2021年5月5-7日、カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会/Multi-channel、[CD1]54'18、[CD2]49'00

 サヴァールが最初にハイドンの音楽に深く魅力されたのは、音楽院でチェロを学んでいた頃、弦楽四重奏作品を演奏してからのことでした。
 特に「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」には強く惹かれたそうで、1990年および2006年にハイドンの「十字架上」を収録します(管弦楽版)。
 続いてのハイドン作品としてサヴァールが録音したいと考えていたのが、ハイドン最晩年の傑作である「天地創造」でした。
 合唱グループであるラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャが、作品当時の様式で、そして美しいドイツ語で歌うことができるようになってから、と機が熟すのを待っていたサヴァール。
 ついに2021年5月に、録音のはこびとなりました。
 このハイドンの『天地創造』は、ベートーヴェンの第九以前に、人類にむけて書かれたオラトリオで、これにつづくものに『魔笛』がある、という音楽学者カール・ド・ニの言葉にも深く納得のいく、生きる力とエネルギーがわいてくるような演奏です。
 




APARTE



AP 270
¥2700
フランソワ・シャプラン(ピアノ)
 ショパン:ワルツ全集  
フランソワ・シャプラン(ピアノ)
 YAMAHA使用
 (1)華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18/(2)華麗なワルツ変イ長調Op.34の1/(3)華麗なワルツ イ短調Op.34の2/
 (4)華麗なワルツ ヘ長調Op.34の3/(5)第5番変イ長調Op.42/(6)第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」/
 (7)第7番嬰ハ短調Op.64の2/(8)第8番変イ長調Op.64の3/(9)第9 番変イ長調Op.69の1「別れ」/
 (10)第10番ロ短調Op.69の2/(11)第11番変ト長調Op.70の1/(12)第12番ヘ短調Op.70の2/
 (13)第13番変ニ長調Op.70の3/(14)第14番ホ短調(遺作)/(15)第15番ホ長調(遺作)/
 (16)第16番変イ長調(遺作)/(17)第17番変ホ長調(遺作)/(18)第18番変ホ長調(遺作)/(19)第18番イ短調

 フランス・ピアニズムによるエレガントなショパンのワルツ

 録音:2020年10月/ポワシー劇場/24bit/96kHz、63'00

 フランスの中堅フランソワ・シャプランによるショパンのワルツ全集。ペータース版およびパデレフスキ版楽譜使用。
 ノクターン全集で高い評価を受けたシャプランのショパン、ワルツも非常に期待できます。

 カトリーヌ・コラールとペヌティエに師事したシャプランは軽やかでオシャレなフランス・ピアニズムを持ち味としていますが、まさにワルツにうってつけ。洗練された世界を作り上げています。
 




BIS



BIS SA 2546
(SACD HYBRID)
¥2800
ベルエポック期フランスの女性作曲家たちの秘歌曲集
 「影」
 
 (1)メル・ボニ:祈り/起き上がれ、わが魂*/夢/夕べ/アヴェ・マリア
 (2)セシル・シャミナード:ヴィラネル/銀の指輪/美しきニース
 (3)アルマンド・ド・ポリニャック:愛の歌/王の庭園/私を見ないで
 (4)ジュリエット・フォルヴィユ:夢
 (5)ポリーヌ・ヴィアルド:深夜の影/2本のバラ/アイ・リュリ/星*
 (6)マルゲリート・ベラクール・ダルクール:谷間の夢想
 (7)エレーヌ=フレデリック・ド・ファーユ=ジョザン:春
 (8)ガブリーユ・フェラーリ:流浪者の歌
 (9)オーギュスタ・オルメス:未開の森の鳥/洗濯女/トリアノンで
  レティシア・グリマルディ(ソプラノ)、アミエル・ブシャケヴィチ(ピアノ)、
  タリア・エルダル(チェロ)*

 
 録音:2019年2月24-26日/エルサレム音楽センター(イスラエル)/69'03"

 1900年代初頭、ベルエポック期のパリでは美しい芸術が花開きました。
 しかし作曲家としての女性の地位はあいかわらず正当に受け入れられるものではなく、さまざまな困難がありながら見事な歌曲を残しました。
 それらはマスネやアーンら人気作曲家の影に隠れてしまってはいるものの、彼女たち独自な創意工夫や感情表現、美しいメロディに驚かされます。

 レティシア・グリマルディはフランス生まれのソプラノ。ベルガンサ門下で多くの声楽コンクールに入賞している注目株。
 フランス歌曲に定評があり、これらの作品にも絶妙な表現を示しています。
 



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BONGIOVANNNI



GB 2593
¥2600→\2390
名テノール・ジャコミーニ追悼盤
 &初演100周年記念ライヴ

  マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』
  カテリーナ・イコノモウ(サントゥッツァ)、
  ジュゼッペ・ジャコミーニ(トゥリッドゥ)、フェデラ・バルビエーリ(ルチア)、
  アレッサンドロ・カッシス(アルフィオ)、パオラ・ロマーノ(ローラ)、
  ブルーノ・バルトレッティ(指揮)、トスカーナ管弦楽団

 名テノール・ジャコミーニ追悼盤『カヴァレリア・ルスティカーナ』初演100周年記念ライヴ!

 録音:1990年9月/リヴォルノ、グラン・グアルディア劇場/76'25''

 マスカーニの故郷リヴォルノで、『カヴァレリア・ルスティカーナ』初演100周年を記念して行われた公演のライヴ録音です。
 2021年7月28日に亡くなった名テノール、ジュゼッペ・ジャコミーニが彼のキャリアの中でも特にはまり役と言える役で参加した公演であることも見逃せません。
 コレッリやヴィッカーズの継承者とも評される、力強く豊かで伸びやかな歌声をお聴きください。
 
 

GB 2596
(2CD)
¥4800
『オルフェオ』に迫真の演奏で取り組んだ1枚
 モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』(全5幕)
  レオナルド・デ・リージ(オルフェオ)、エリカ・アルベリーニ(エウリディーチェ)、
  マルタ・ルーク(ムジカ、プロセルピーナ)、ロレンツォ・トージ(カロンテ、プルトーネ)、
  ミケラ・マッツァンティ(シルヴィア、スペランツァ)、ジュリア・ジャンニ(ニンファ)、他
  フェデリコ・バルダッツィ(指揮)、ラ・ピファレスカ、アンサンブル・サン・フェリーチェ

 多彩な通奏低音と迫真の歌声、オペラの持つ根源的な力で攻めきった快演

 録音:2021年6月28日/フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会/[CD1]40'58''、[CD2]49'39''

 オペラ時代の幕開けを高らかに告げた『オルフェオ』に迫真の演奏で取り組んだ1枚。
 チェンバロ、オルガン、撥弦楽器、打楽器をふんだんに使った通奏低音群がとても魅力的。
 キラキラと舞い上がるサウンドからズシリと重い渾身の一撃まで、実に多彩に奏でます。
 歌手陣も力強く迷いのない歌唱を聴かせており、教会の豊饒な残響もあいまって、音楽の持つ根源的な力がぐいぐいと耳に迫ります。
 
 


GB 2594
(2CD)
¥4800
スマレリアによる知られざるオペラ『シゲトの家臣』
 アントニオ・スマレリア(1854-1929):歌劇『シゲトの家臣』(全3幕)
  デニア・マッツォラ・ガヴァッツェーニ(ナヤ)、ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(アンドール)、
  フルヴィオ・オッテッリ(ミロス)、ジョルジョ・ヴァレリオ(ロルフ、コンラッド)、
  シュザンナ・ハコブヤン(カノニケッサ)、
  ダミアーノ・チェルッティ(指揮)、オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ

 イタリアの作曲家スマレリアによる知られざるオペラ

 録音:2020年11月/[CD1]64'11''、[CD2]33'08''

 イタリアのオペラ作曲家アントニオ・スマレリア(1854-1929)の知られざる作品。
 1889年10月4日、ウィーン国立歌劇場のシーズン開幕を飾ったオペラで、聴衆の反応も上々でした。
 スマレリア本人はワーグナー信者でしたが、半ワーグナー派のハンスリックやブラームスが好意的に評価したという興味深い話が残っています。
 




EVIDENCE


EVCD 083
¥2800
純フランス・ピアニズムによる美しきラヴェル
 ラヴェル:
  (1)ソナチネ
  (2)ハイドンの名によるメヌエット
  (3)優雅で感傷的なワルツ
  (4)古風なメヌエット
  (5)亡き王女のためのパヴァーヌ
  (6)クープランの墓
クレマン・ルフェーヴル(ピアノ)
 YAMAHA使用

 録音:2021年4月27-30日/アルドロ城エリザベス調劇場(パ・ド・カレー)/24bit, 96kHz、65'00"

 クレマン・ルフェーヴルは1990年生まれのフランスのピアニスト。2019年にロン・ティボー国際コンクール入賞し、evidenceレーベルからラモー、クープラン作品集でCDデビューしました。

 ソロ第2弾はラヴェル作品集。ラヴェルは印象主義を代表する作曲家ながら、どのフランスの作曲家よりもラモー、クープランのクラヴサン音楽の影響を受けており、ルフェーヴルが選んだのもさもありなんと申せましょう。
 彼の演奏は清潔で誠実、正統派フランス・ピアニズムを継承する貴重な若手として目が離せません。
 




NOMADMUSIC



NMM 090
¥2800
レ・シエクルの首席フルート奏者、マリオン・ラランクール
Bach・Reich

 (1)J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013
 (2)ライヒ:
  ナゴヤ・マリンバ(1994)(ラリンクールによる2本のフルート編曲)
 (3)J.S.バッハ:
  組曲ニ長調(BWV590, 1010, 828, Anh116, 842, 1068からラリンクール編)
 (4)ライヒ:
  木片の音楽(1973)(ラリンクール編による5人のフルート奏者用)
 (5)J.S.バッハ:リュートのためのパルティータBWV997(ラリンクール編)
 (6)ライヒ:ヴァーモント・カウターポイント(1982)
マリオン・ラランクール
 (トラヴェルソ、フルート、
  アルト・フルート、ピッコロ)

 レ・シエクルの首席フルート奏者、マリオン・ラランクールの才気煥発なソロ・アルバム

 録音:2015年11月、2018年12月、2019年6月/シテ・ド・ラ・ミュジーク/74'39"

 マリオン・ラランクールはパリ音楽院でソフィー・シェリエに師事したフルート奏者。
 ソリストとして活躍するかたわら、フランソワ=グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクルの首席奏者を務め、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」やドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」のディスクで彼女の妙技に触れることができます。

 このアルバムは大バッハとスティーヴ・ライヒの作品を交互に収めたもので、タイトルはローマ字だと綴りが似ているBach・Reich。
 ラランクールによれば1枚のアルバムに一見不釣合いな2人の作曲家をカップリングするのはレ・シエクルのやり方を踏襲したとのこと。

 両作曲家の作品には250年の開きがあるものの、あらゆる種類の線を駆使した作曲法で共通したDNA を持つとしています。ラランクール自身の手による編曲も聴きものです。
 
 

NMM 094
¥2800
純フランス的センス~若き名手たちによる管楽アンサンブル
 (1)リヒャルト・シュトラウス(デイヴィッド・コープ編):
  ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28
 (2)フランセ:恋人たちの時間
 (3)同:木管五重奏曲第1番
 (4)プーランク:ピアノと木管のための六重奏曲
アンサンブル・ウラノス、
ギヨーム・ヴァンサン(ピアノ)

 純フランス的センス。若き名手たちによる管楽アンサンブル

 録音:2020年8月/イル・ド・フランス国立管弦楽団会館/65'01"

 アンサンブル・ウラノスはパリ音楽院の学生たちにより2014年に結成された木管五重奏団。
 ミシンのブランド、シンガー=ポリニャック財団のレジデント・アーチストとなり活動しながら、2017年にリヨン国際室内楽コンクール、2020年カール・ニールセン国際室内楽コンクールでともに最優秀賞を受賞した実力派団体。

 今回はリヒャルト・シュトラウス、フランセ、プーランクの華やかで演奏効果に満ちた作品に挑戦。
 リヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」はデイヴィッド・コープの編曲。
 アメリカの作曲家兼科学者で、AI による作曲プログラム「エミー」を開発し、「人工知能が音楽を創る」(音楽之友社刊)の著作もある奇才で、どのような編曲か興味津々です。
 
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NMM 101
(2CD)
¥2800→\2590
ジェレミー・ローレル(指揮)&ル・セルクル・ド・ラルモニー
 
ブラームスの交響曲第1番

マリー・ドゥガンのヴァイオリン協奏曲

 ブラームス:
  (1)交響曲第1番ハ短調Op.68
  (2)ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ステファニー=マリー・ドゥガン(ヴァイオリン)(2)
ジェレミー・ローレル(指揮)
ル・セルクル・ド・ラルモニー

 録音:2021年4月/エクサン=プロヴァンス大劇場/43'44"、38'39"

 ノマド・レーベルからJ.S.バッハのチェンバロ伴奏付ヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして注目されたステファニー=マリー・ドゥガン。
 パリ音楽院でモダン及びバロック・ヴァイオリンを教え、日本人弟子も多いベテラン。指揮者としてジャン=ギアン・ケラスのアルバム「相棒」にも参加しています。

 今回はブラームスの協奏曲に挑戦。たっぷりと歌いこんだ演奏が魅力。バックを務めるのはジェレミー・ローレル指揮ル・セルクル・ド・ラルモニー。
 18世紀と19世紀の音楽、特にオペラを得意とし、シャンゼリゼ劇場でのモーツァルトのシリーズは話題となりました。
 その組合せよるブラームス。交響曲第1番が若さ溢れる颯爽とした姿で出現。今後目の離せない逸材と申せましょう。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 501/2
(2CD)
¥3200→\2990
INA 秘蔵音源・クリュイタンス&パリ音楽院ライヴ
 ドビュッシー&ラヴェル管弦楽作品集

  [Disc1]
   ドビュッシー:
    (1)3つの夜想曲/(2)カンタータ《選ばれた乙女》
  [Disc2]
   ラヴェル:
    (3)道化師の朝の歌/(4)マ・メール・ロワ/
    (5)ラ・ヴァルス
 
 ※(1)を除き初CD化
ジャニーヌ・ミショー(選ばれた乙女;ソプラノ②)
アニエス・ディスネ(語り手;メゾソプラノ②)
マルセル・ブリクロ(合唱指揮①②)
フランス放送合唱団(女声合唱①②)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
パリ音楽院管弦楽団


 INA音源・クリュイタンス&パリ音楽院管の至芸、ライヴの熱気がこれまた凄い!《選ばれた乙女》は注目の初音盤化レパートリー

 ライヴ録音:1958年9月4日/ブザンソン音楽祭(モノラル)/国内プレス、初CD 化含む、日本語帯・解説・歌詞対訳付

  INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし、ALTUS 入魂のマスタリングでCD 化。クリュイタンスとパリ音楽院による1 日のコンサートを収録。
 ドビュッシーの2 曲はクリュイタンスにとって正規録音がなく、特に《選ばれた乙女》はレパートリーとしても初音盤化と思われる貴重音源!
 ラヴェルの作品も既発演奏との聴き比べが興味津々です。楽器毎の色彩が濃厚でライヴならではの強烈な盛り上がりもあり、ミュンシュを彷彿とさせる瞬間も。モノラルながら丹念なマスタリングでこの時代の響きをたっぷりと楽しめる音質に仕上げました。

 ソプラノのジャニーヌ・ミショーはパリ音楽院で学んだフランス音楽のスペシャリスト。
 《選ばれた乙女》は彼女の得意曲のひとつで、楽曲の勘所を見事に押さえた美しい歌唱が聴けます。
 「語り手」と「選ばれた乙女」の二役(と女声合唱)が登場する作品ですが、一人でも歌えるスコアになっており、独唱部分はすべてミショーが歌っています。

 〈「ラ・ヴァルス」はいかにもライヴらしい、覇気の感じられる演奏だ。弦楽器、管楽器を問わず独特な音色も楽しいし、最後の激しい加速もいかにも一発勝負的である。
 クリュイタンスは日本公演のベルリオーズの幻想交響曲でも、オーケストラが崩壊寸前になるまでオーケストラをあおっていたのを思い起こさせる。〉~平林直哉氏の解説より
 
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ALT 508/9
(2CD)
¥3200→\2990
INA 秘蔵音源完全初出
 バーンスタイン&フランス国立管ライヴ
  シューマン2番&ショスタコーヴィチ5番

  [Disc1]
   ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲 作品9
   シューマン:交響曲第2番 ハ長調 作品61
  [Disc2]
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
レナード・バーンスタイン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 秘蔵音源完全初出!
 バーンスタイン十八番レパートリー重厚プログラム、聴衆大喝采の圧倒的パリ・ライヴ、ステレオ録音!

 ライヴ録音:1966年11月30日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)/国内プレス、初CD 化、日本語帯・解説付

 INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS 入魂のマスタリングでCD 化。
 シューマン2番にショスタコ5番というバーンスタインの一番熱いところを凝集した名プログラムで完全初出、しかもステレオ録音というインパクト大のリリースです!

 オーケストラにとってはミュンシュ最後の来日公演からわずか1ヶ月後の演奏会。
 バーンスタインはニューヨーク・フィル音楽監督時代にして同年にウィーン国立歌劇場デビューを果たしており、ヨーロッパでの存在感がまさに大きくなっていた頃。
 この時この組み合わせが生んだ演奏はフランス流の音色を保ちつつもたいへんに白熱していて気合十分、強靭なドライヴ感で手に汗握る音楽が展開されます。聴衆の大喝采も頷ける大名演!

 〈随所に彼が指揮台を踏み鳴らす音が収録されていて、ライブ録音のスリル満点。
 曲全体は圧倒的なスピード感をもって邁進していく〉〈オーケストラはバーンスタインに容赦なく統御されているらしく、メロディーラインを歌いながらオーケストラをドライブする様子がはっきりと記録されていて、白熱した演奏会の様子が手にとるようにわかる。〉~白柳龍一氏の解説より




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ATS



ATS936/937-2
(2CD)
¥2500→\2290
ワルター、アメリカ脱出直前の歴史的名盤が
 最新技術により再生、復刻そしてUHQCD化
ワルター指揮
ウィーンフィル
  マーラー:
   交響曲「大地の歌」[8:22][8:30][3:04][6:22][4:10][26:40](U.S.盤)、
   私はこの世に忘れられ(リュッケルト歌曲集より)[5:53](U.S.盤)
    1936年5月24日ウィーン・ムジークフェラインザール・、ライヴ
    独唱:ケルステン・トルボルク(コントラルト)、チャールズ・クルマン(テノール)
  マーラー:
   交響曲第9番[24:46][15:37][11:09][18:33](U.K盤)
    1938年1月16日ウィーン・ムジークフェラインザール・、ライヴ、
   交響曲第5番「アダージェット」[7:57](U.K盤)
    1938年1月15日ウィーン・ムジークフェラインザール・スタジオ録音

 ワルター、アメリカ脱出直前の歴史的名盤が最新技術により再生、復刻そしてUHQCD化されました。
 作曲者最晩年の生への執着に他ならない楽想、そしてヨーロッパの危機的状況に直面していながら、ワルターとウィーンフィルは甘美で夢見るような蠱惑的な美音を追及して、聴き手に迫ります。
 「大地の歌」は激しく目覚しい演奏です。ワルターは唸り、足音を鳴らしてオーケストラを鼓舞します。
 歌唱陣も現代では評判の悪い2名ですが、トルボルクの雰囲気たっぷりの歌。トルボルクはメンゲルベルクが「大地の歌」を指揮する際にも招かれ(実際はメンゲルベルクは病気で代役としてシューリヒト!が指揮)、ロジンスキーの「大地の歌」にも登場。正にスペシャリストです。
 そしてクルマンの流麗な歌唱にはもっと高評価が与えられてしかるべきでしょう。52年のウィーン盤のパツァークも軽めのテノールでしたのでワルターが「大地の歌」のテノールにはこういう声を求めていたに違いありません。第9番は鮮血の迸るような恐ろしい演奏。そして「アダージェット」の陶酔的絶唱には言葉もありません。

 再生・復刻エンジニアのAkira A Fukushimaより。当復刻には悩みました。
 これらの曲には既にOPUS蔵盤という決定版があるのに復活させる必要があるかという疑問です。しかし、今回は第9番に英国盤が見つかり、サーフェイス・ノイズは強いものの音に力があるために敢えて挑戦しました。
 一切のノイズフィルターを用いず、一つ一つのノイズを取り除き、イコライジングも最低限度に留めました。
 特筆すべきはこの時代の録音にしっかり楽友協会の雰囲気と残響が収録されていることです。
 正にライヴ録音の醍醐味が80年前に提供されていたことに感激も新たでした。
 




URANIA RECORDS

WS121391
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥2500
チャイコフスキー:後期交響曲集
 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
 交響曲第5番ホ短調 Op.64
 交響曲第6番ロ短調 Op.74《悲愴》
 幻想序曲《ロメオとジュリエット》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)

 クーベリック&VPOのチャイコ後期交響曲集!

 1961年にバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任する1年前、ラファエル・クーベリックが1960年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音を行ったチャイコフスキーの後期交響曲集。
 ウィーン・フィルの壮大かつ豪快とも言えるチャイコフスキーは、ウィーンの名門との貴重な録音の1つ、そして後のクーベリックのバイエルンでの黄金時代を暗示しているかのような堂々たる演奏として高く評価され続けています。

 ※録音:1960年&1955年(ロメオとジュリエット)
 ※STEREO録音/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
WS121388
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
ラファエル・クーベリック、バイエルン放送交響楽団、シェーンベルクとヤナーチェクの「声楽付き」の大作をカップリング!
 ・シェーンベルク:グレの歌
   ヘルベルト・シャハトシュナイダー(テノール/ワルデマール)、インゲ・ボルク(ソプラノ/トーヴェ)、
   ヘルタ・テッパー(メッゾ・ソプラノ/山鳩)、キート・エンゲン(バリトン/農夫)、
   ローレンツ・フェーエンベルガー(テノール/道化師のクラウス)、ハンス・ヘルベルト・フィードラー(語り)、
   バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)
   ※録音:1965年3月、ミュンヘン(ドイツ)
 ・ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
   イヴリン・リアー(ソプラノ)、ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト)、
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)、フランツ・クラス(バス)、
   バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)
   録音:1964年、ミュンヘン(ドイツ)

 ラファエル・クーベリックが1961年に就任したバイエルン放送交響楽団を率いて録音したシェーンベルクとヤナーチェクの「声楽付き」の大作をカップリング!
 特にシェーンベルク初期の大作「グレの歌」は当時では録音が非常に珍しかったこともあり、レコーディングを行ったドイツ・グラモフォンのクーベリック、バイエルン放送交響楽団への期待度の高さの表れであったと言えるでしょう。
 「グレの歌」、「グラゴル・ミサ」の両作品とも指揮者、オーケストラのコンビネーションはもちろんのころ、超一流の歌手陣の歌声も特筆ものです。

 ※STEREO録音/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
WS121387
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
リヒテル ~ モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271《ジュノム》
   スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団、ロリン・マゼール(指揮)
   録音:1966年7月3日
 ・ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
   スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、ソヴィエト国立交響楽団、カルル・エリアスベルク(指揮)
   録音:1950年
 ・ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
 ・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
   スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、イギリス室内管弦楽団、ベンジャミン・ブリテン
   録音:1967年6月13日&1965年6月16日

 リヒテルが1950年から67年にかけて録音を行ったモーツァルトのピアノ協奏曲4曲を収録。
 「第9番《ジュノム》」ではマゼールとフランス国立放送管弦楽団、「第20番」ではエリアスベルクとソヴィエト国立交響楽団、「第22番」と「第27番」ではブリテンとイギリス室内管弦楽団との共演であり、フランス、ロシア(旧ソ連)、イギリスそれぞれのオーケストラとのコンビを楽しめるという興味深い組み合わせとなっています。

 ※STEREO録音/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
WS121394
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
ガヴァッツェーニが指揮する「リゴレット」
 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》
  エットーレ・バスティアニーニ(バリトン/リゴレット)、アルフレード・クラウス(テノール/マントヴァ公)、
  レナータ・スコット(ソプラノ/ジルダ)、フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ/マッダレーナ)、
  イヴォ・ヴィンコ(バス/スパラフチーレ)、シルヴィオ・マイオニカ(バス/モンテローネ伯爵)、
  エンツォ・グァグニ(テノール/マッテオ・ボルサ)、
  クララ・フォティ(メゾ・ソプラノ/チェプラーノ伯爵夫人)、
  ジュゼッペ・モレーシ(バリトン/チェプラーノ伯爵)、ヴィルグリオ・カルボナーリ(バリトン/マルッロ)、
  フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団、ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)

 CD初期の時代にはイタリアのリコルディ社から発売されていたガヴァッツェーニが指揮する「リゴレット」は、名バリトン、エットーレ・バスティアニーニがタイトルロールを演じ、レナータ・スコットやアルフレード・クラウスといった世界的歌手たちが名を連ねた同曲屈指の名盤の1つ。
 バスティアニーニのヴェルディ・バリトンとしての面目躍如たる1960年の録音が、ウラニア・レコーズのデジタル・リマスタリングで蘇りました。

 ※録音:1960年
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
 ※当タイトルは既にレーベル在庫僅少となっております(代理店)


<メジャー・レーベル>
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WARNER



9029507760
\2600→\2390
クリスティーナ・ゴメス・ゴドイ(オーボエ)
 モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調 K.314/271k
 R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調 Op.144
クリスティーナ・ゴメス・ゴドイ(オーボエ)
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
 録音:2018年7月31日~8月1日、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 クリスティーナ・ゴメス・ゴドイは、1990年スペインのリナレス生まれ。
 リナレス、ハエン、セビリアの音楽院、セビリアのバレンボイム・サイード財団のオーケストラ研究アカデミー、またロストック音楽・演劇大学でグレゴール・ヴィットに師事。早くも2008/09年に、セビリア王立交響楽団のソロ・オーボエ奏者としてオーケストラ演奏の経験を積みました。また、BR-Klassik賞やマルクノイキルヘン国際器楽コンクール、ミュンヘンARDコンクールなど、国内および国際コンクールで数々の賞を受賞しています。

 2012年、21歳でシュターツカペレ・ベルリンのソロ・イングリッシュホルン奏者となり、2013年にダニエル・バレンボイムによりソロ・オーボエ奏者に任命。さらに2015年10月からベルリン芸術大学の非常勤教授を務めています。
 またベルリン・フィル、ミラノ・スカラ座フィル、バイエルン放送交響楽団、ロンドン交響楽団、フランクフルト放送交響楽団などの主要なオーケストラだけでなく、ダニエル・バレンボイム指揮のウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団やオーケストラのソリストとして共演を重ねています。2016年には、バイロイト祝祭管弦楽団のオーボエ奏者にも任命され、多くの室内楽アンサンブルとの共演も数多くおこなっています。
 2019年、カーネギー・ホールでのミハイル・リフィッツとの共演のリサイタルは、「技術的な輝きと音楽の表現力、驚くべき妙技と芸術的な感性を兼ね備えた演奏」と高く評価され、またECHOライジングスター2020/21に選ばれ、ヨーロッパの主要な会場でのリサイタルや室内楽奏者として出演しています。

 このアルバムにはオーボエ協奏曲の名曲中の名曲、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスの2曲の協奏曲が収録されています。
 軽やかなパッセージと伸びやかな旋律を特長とするモーツァルトでは、ゴメス・ゴドイは変幻自在な表情を見せます。とりわけ第2楽章での自然なフレージングが印象的。まさに息をするように歌うオーボエの魅力を見せてくれます。R.シュトラスでは、モーツァルトよりも陰影のある音造りで、哀愁漂う旋律を歌い上げています。終楽章でのエスプリに富んだ曲想とシュトラウス特有の複雑な旋律線を危なげなく吹き切り、最後のワルツの部分での愛おしむような表情もたまりません。確かな技巧と音楽性に支えられたゴメス・ゴドイ。傑出した才能を感じさせる1枚です。






ERATO



9029654625
(21CD)
\9400

フレデリック・ロデオン/エラート&EMI録音全集

CD1
 R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
 プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.119

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ダリア・オヴォラ(ピアノ)

録音:1973年11月30日、12月3日 パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化

CD2
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2, Op.101
 ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ボーンマス・シンフォニエッタ
テオドール・グシュルバウアー(指揮)

録音:1974年2月17,18日 サウサンプトン、キリスト教会

CD3
 メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45
 メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ダリア・オヴォラ(ピアノ)

録音:1975年7月9,10日 パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化

CD4
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番変ロ長調 G.482
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲第10番ニ長調 G.483

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ボーンマス・シンフォニエッタ
テオドール・グシュルバウアー(指揮)

録音:1976年1月11,12日 サウサンプトン、キリスト教会

CD5
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

録音:1976年5月1,2日 パリ、Salle Adyar

CD6
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
 シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
 シューマン:子供の情景 Op.15~トロイメライ(チェロとピアノ版)

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ダリア・オヴォラ(ピアノ)

録音:1977年3月28,29日、クレテイユ(1-4)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化

 ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ミシェル・ポルタル(クラリネット)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

録音:1978年2月10-14日、グリジー=スイヌ

CD7
フォーレ:
 チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
 シシリエンヌ ト短調 Op.78
 エレジー ハ短調 Op.24
 ロマンス イ長調 Op.69
 蝶々 イ長調 Op.77
 セレナード ロ短調 Op.98

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)

録音:1977年4月、11月 パリ、サル・ワグラム

CD9
 ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56

フレデリック・ロデオン(チェロ)
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
アルミン・ジョルダン(指揮)

録音:1978年5月11,12日 モンテカルロ、サル・ガルニエ

 ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調 M.67
 オーリック:心象の産物 II

フレデリック・ロデオン(チェロ)
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン:ラヴェル)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)

録音:1980年3月、1978年3月 パリ、サル・ワグラム

CD10
 シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
 シューマン:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調 Op.80

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ジャン・ムイエール(ヴァイオリン)
ジャン・ユボー(ピアノ)

録音:1978年11月13-17日 パリ、Cite Universitaire, Paris

CD11
 シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110
 シューマン:幻想小曲集 Op.88

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ジャン・ムイエール(ヴァイオリン)
ジャン・ユボー(ピアノ)

録音:1978年11月13-17日 パリ、Cite Universitaire, Paris

 シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129

フレデリック・ロデオン(チェロ)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
テオドール・グシュルバウアー(指揮)

録音:1983年2月11日 パリ、ラジオ・フランス・スタジオ104

CD12
 ラロ: チェロ協奏曲ニ短調
 カプレ: チェロと管弦楽のためのエチオピア狂詩曲『エピファーニ』

フレデリック・ロデオン(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団
シャルル・デュトワ(指揮)

録音:1980年4月8,9日 ロンドン、ブレント・タウン・ホール

 ダンディ:ピアノ、フルート、チェロと弦楽のための協奏曲ロ短調 Op.89

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
パイヤール室内管弦楽団
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)

録音:1981年1月、4月 パリ、フランス国立音響音楽研究所

CD13
 ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第3番ト長調 G.480
 ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 G.479

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ローザンヌ室内管弦楽団
アルミン・ジョルダン(指揮)

録音:1980年4月 スイス、クリシエ

CD14
 ショパン:マイアベーアの歌劇『悪魔のロベール』の主題による協奏的大二重奏曲
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3

フレデリック・ロデオン(チェロ)
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)

録音:1981年3月18-20日 パリ、フランス国立音響音楽研究所

CD15
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100, D.929

フレデリック・ロデオン(チェロ)
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)

録音:1982年1月13,14日 パリ、サル・ワグラム

CD16
ヴィヴァルディ:
 チェロ協奏曲イ短調 RV.420
 チェロ協奏曲ハ長調 RV.400
 チェロ協奏曲ロ短調 RV.424
 チェロ協奏曲ト長調 RV.413
 チェロ協奏曲ハ短調 RV.401

フレデリック・ロデオン(チェロ)
パイヤール室内管弦楽団
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)

録音:1981年4月16,17日 パリ、フランス国立音響音楽研究所

CD17
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ダリア・オヴォラ(ピアノ)

録音:1982年4月1,2日 パリ、Cite Universitaire, Paris
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化

CD18
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50『偉大な芸術家の思い出に』

フレデリック・ロデオン(チェロ)
パスカル・ロジェ(ピアノ)
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)

録音:1982年1月4,5日 パリ、フランス国立音響音楽研究所

CD19
 サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
 フォーレ:エレジー ハ短調 Op.24

フレデリック・ロデオン(チェロ)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
アルミン・ジョルダン(指揮)

録音:1982年7月9,10日 モンテカルロ、Palais des Congres
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化

CD20
ジャン=ルイ・デュポール:
 チェロ協奏曲第1番イ長調
 チェロ協奏曲第5番ニ長調

フレデリック・ロデオン(チェロ)
パリ室内管弦楽団
ジャン=ピエール・ヴァレーズ(指揮)

録音:1982年12月21,22日 パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化(Tr2を除く)

 2台のチェロのための二重奏曲第2番ニ長調
 2台のチェロのための二重奏曲第3番ト長調

フレデリック・ロデオン(チェロ)
グザヴィエ・ガニュパン(チェロ)

録音:1985年1月3日 パリ、Eglise Saint-Jean-Baptiste de Grenelle
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
初CD化(Tr9を除く)

CD21
シューベルト:
 ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99, D.928
 ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D.28
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調『ノットゥルノ』 D.897

フレデリック・ロデオン(チェロ)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)

録音:1986年1月6-8日、5月20日 パリ、Salle Adyar

 名チェリストで、現在はフランスの名パーソナリティと活躍するフレデリック・ロデオンの70歳記念として、エラート&旧EMI録音全集を発売。

 今日、フレデリック・ロデオン[1952-]は、フランスではメディアのパーソナリティとして最もよく知られています。その教養とユーモアのセンスは、クラシック音楽の知識をより多くの聴衆に広めるためにフランスのラジオとテレビで多くのことを行ってきました。
 ロデオンは、マルティニーク出身の家族でパリに1952年に生まれました。父親が務めるフランス北部のサントメール音楽学校で、アルベール・テタールにチェロを学び始めました。彼は非常に才能があることを証明し、その後パリ音楽院に入学、アンドレ・ナヴァラとジャン・ユボーに師事し、チェロ(1969年、審査員全員一致)と室内楽(1970年)でプルミエ・プリを受賞しました。20歳のとき、ロデオンはモーリス・マレシャル賞を受賞し、フランスのテレビで有名な番組であるル・グラン・エシキエでデビューしました。モーリス・ジャンドロンに代わって、イェフディ(ユーディ)&ヘプシバ・メニューインと共演。その演奏は絶賛を博し、国際的なキャリアをスタートさせ、ダリア・オヴォラ、ジャン=フィリップ・コラール、オーギュスタン・デュメイ、ピエール・アモイヤルらと共演し録音を行いました。1977年の第1回ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールで優勝。1990年以降は指揮者としても活動を始め、リヨン国立管弦楽団、トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団等に客演を重ねました。
 1992年以降、彼はフランスの公共テレビ局やラジオ局でプライムタイムの音楽番組、特に彼の主力番組である「カルフール・ドゥ・ロデオン」のプロデューサー兼プレゼンターを務め、彼の文化的で鋭い機知、そしてユーモアのセンスは、幅広い聴衆にアピールしました。1999年からはラジオ・フランスのコンサート番組のプロデューサー兼プレゼンターを任されるようになり、ほぼ30年間、フランスでのクラシック音楽の普及において中心的な役割を果たしました。
 アンドレ・ナヴァラやロストロポーヴィチから学んだ影響は、何よりもまず、驚異的なテクニック、洗練された音楽性、そして衝動的な気質に恵まれたチェロ奏者の1人です。これらのチェロのための多くの協奏曲と室内楽をカバーした、1973年から1986年にかけてのエラートと旧EMIのための録音は、初CD化を含む、彼の華やかなスタイルへの賛辞ともいえます。



















12/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PENTATONE

PTC 5186994
(2CD)
【再発売】
¥3200→\2990
ユリア・フィッシャーの名盤、バッハ無伴奏がCD フォーマットで再発売!
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)

 CD1
  (1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
  (2)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
  (3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
 CD2
  (4)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  (5)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
  (6)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ユリア・フィッシャー
 (ヴァイオリン/
  1750年製グァダニーニ)
KKC 6447/8
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
【再発売】
¥4000

 ユリア・フィッシャーの名盤、バッハ無伴奏がCD フォーマットで再発売!

 セッション録音:2004年12月/ドープスヘヅィンデ教会(アムステルダム)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 73'08、CD2: 76'52、輸入盤・日本語帯付
 プロデューサー:ヨブ・マールセ/バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン/エディティング:エルド・グルート、セバスチャン・ステイン

 ユリア・フィッシャーの名盤、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集がCD フォーマットで再発売いたします。
 ユリア・フィッシャーはミュンヘン生まれ。3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させ、ヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しています。
 10代の頃から商業録音の依頼を一切断り続けていたフィッシャーは故ヤコフ・クライツベルクとの出会いにより21 歳のときにハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲(KKC-5942 / PTC-5186591)でPENTATONE レーベルからセンセーショナルなデビューを果たしました。

 バッハの無伴奏はデビュー・ディスクと同年の2004年12月にオランダのドープスヘヅィンデ教会にてセッション録音されました。
 当録音のバランス・エンジニアをつとめたジャン=マリー・ヘイセン氏が最も記憶に残る録音にもあげている、まさに伝説的な録音はフィッシャーの驚異的な集中力で全集を完成させました。
 全ての音色が瑞々しく説得力に満ちた演奏は当時21歳にして既に自己のスタイルが確立されていることを証明しております。また、当時使用していた名器グァダニーニのふくよかな音色にも注目です。

 ※ CD 再発売にともない、SACD ハイブリッド盤(KKC-5777 およびPTC-5186682)は廃盤となります。
 
 


PTC 5186993
【再発売】
¥2600
ピョートル・ベチャワ(テノール)
 『私は勝つ!~イタリア・オペラ・アリア集』

 1.「妙なる調和」/2.「星は光りぬ」
 フランチェスコ・チレア(1866-1950):歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』(1902)より
  3.「あなたの中に母の優しさと微笑みを」/4.「心は疲れて」/
  5.「ロシアのメンチコフ将軍への命令は」**
 ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(1890)より
  6.「ここにいる皆さん方‛&万歳 泡だつワインよ」*&**/7.「母さんあの酒は強いね」*
 プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』(1893)より
  8.「なんと素晴らしい美人」/9.「あなた方の中に」**
 ウンベルト・ジョルダーノ(1867-1948):歌劇『アンドレア・シェニエ』(1896)より
  10.「5月の美しい日のように」/11.「ある日、青空を眺めて」
 ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』(1898)より
  12.「愛さずにはいられぬこの思い」
 ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857-1919):歌劇『道化師』(1892)より
  13.「芝居か‛&衣装を着けろ」
 プッチーニ:歌劇『西部の娘』(1910)より
  14.「やがて来る自由の日」
 プッチーニ:歌劇『エドガール』(1888)より
  15.「享楽の宴、ガラスのような目をしたキメラ」
 プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』(1918)より
  16.「フィレンツェは花咲く木のように」
 プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』(1904/1907)より
  17.「さらば愛の家」
 プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』(1926)より
  18.「誰も寝てはならぬ」**
ピョートル・ベチャワ(テノール)、
バレンシア自治州管弦楽団、
マルコ・ボエミ(指揮)
 * =エフゲニヤ・ホムートワ(メゾ・ソプラノ)、
 **=バレンシア州政府合唱団

 CD フォーマットで再発売!「誰も寝てはならぬ」「星は光りぬ」も収録!ベチャワがイタリア、オペラ・アリアを圧倒的歌唱で魅了。

 セッション録音:2019年10月/ソフィア王妃芸術宮殿、バレンシア(スペイン)/DDD、ディジパック仕様、52'56、輸入盤・日本語帯付

 世界的テノール歌手、ピョートル・ベチャワ。PENTATONE との専属契約第1 弾となった名盤『私は勝つ!~イタリア・オペラ・アリア集』がCD フォーマットで再発売いたします!

 収録作品はベチャワが最も得意とするイタリアのオペラ・アリア集です。
 ベチャワは1966 年ポーランド最南部のチェホヴィツェ=ジエジツェ生まれ。リンツ州立劇場での活躍後、1997 年からはチューリッヒ歌劇場に所属。
 その後の活躍は目覚ましくロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、マリインスキー劇場、パリ国立オペラ座などで活躍し、圧倒的な歌唱で注目され続けています。

 当録音ではプッチーニ、チレア、マスカーニ、ジョルダーノ、レオンカヴァッロの名作オペラ・アリアを余すことなく収録。ベチャワの美しく力強い歌声を堪能することができます。

 ※ CD 再発売にともない、SACD Hybrid 盤(PTC-5186733)は廃盤となります。
 



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BMC


アダム・フィッシャーの旧譜名盤
レーベルの代理店移行に伴い再紹介
BMCCD141
【旧譜】
¥2500→\2290
コダーイ:管弦楽曲集
 《ハーリ・ヤーノシュ》組曲
 夏の夕べ
 ハンガリー民謡《孔雀》による変奏曲
ハンガリー放送交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)

 ハンガリーの敏腕指揮者、アダム・フィッシャーのコダーイ!

 ☆アダム・フィッシャーの名盤!
 ☆「ハーリ・ヤーノシュ」&「孔雀」!

 ハンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーと2006年から首席指揮者を務めているハンガリー放送交響楽団によるコダーイの管弦楽作品集です。
 《ハーリ・ヤーノシュ》組曲では、派手さを感じさせるような煌びやかなものではなく、民謡調を意識するかのような情緒豊かな演奏に仕上げられており、さすが自国のアーティストの演奏と思わせるものとなっています。

 ※録音:2007年5月(ハンガリー)
 
 ハンガリーの名指揮者アダム・フィッシャー。「ハーリ・ヤーノシュ」と「くじゃく変奏曲」は、ハンガリー国立交響楽団との1989年録音(NIMBUS)以来の18年ぶりの再録音となる。
 ハンガリー放送交響楽団は録音の際ブダペスト交響楽団を名乗っていたが、今回は本名でのリリースとなる。
 ローカルな味わいと洗練が入り混じった魅力的な演奏。

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BMCCD144
【旧譜】
¥2500→\2290
コダーイ:合唱曲集
 聖グレゴリオの日、King Ladislaus'men、
 Whitsuntide、Ode to Franz Liszt、
 Te Deum of Sandor Sik、、
 イエスと商人老人たち、
 トランシルヴァニアの哀歌、マトラの風景
MR児童合唱団
MR合唱団
アダム・フィッシャー(指揮)

 児童合唱団のために作品を作ったことから音楽教育に興味を持ち、そのためにたくさんの合唱曲を残したコダーイ。子供たちに音楽を教える時には、まず歌うことを教えることから始めたといわれています。
 それだけ力を入れていた合唱作品だけに美しい響きの名曲ばかりです。
指揮はハンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーです。

 ※録音:2008年2月13-16日(ハンガリー)
 




C’AVI-MUSIC


レーベルの代理店移行に伴い再紹介

8553300
【旧譜】
¥2600
フックス&ブラームス:ピアノ五重奏曲集
 フックス:クラリネット五重奏曲
 ブラームス:クラリネット五重奏曲
セバスティアン・マンツ(クラリネット)
デンマーク弦楽四重奏団

 ARDミュンヘン国際音楽コンクール優勝!セバスティアン・マンツのブラームス!

 1986年ドイツのハノーファーに生まれたクラリネットのセバスティアン・マンツは、40年間該当者が出なかったARDミュンヘン国際音楽コンクールのクラリネット部門で2008年に見事第1位を獲得するというセンセーショナルな成功を収めました。デンマーク弦楽四重奏団は、15、16歳の頃にサマーキャンプで出会った若い音楽家たちが集い2002年に結成されました。

 クラリネット五重奏曲の中でも特に名曲とされるブラームスの作品では、クラリネットのセバスティアン・マンツの技巧はもちろんのこと、それを柔らかな音色で支えるデンマーク弦楽四重奏団の演奏が相まって、非常にロマンティックなものになっています。

 ※録音:2013年4月&5月、ミュンヘン(ドイツ)
 
 

8553308
【旧譜】
¥2600
ラモー&リゲティ:ピアノ作品集
 ラモー:新クラヴサン曲集より抜粋(1726/27)
 リゲティ:ムジカ・リチェルカータ(1951-1953)
 ラモー:コンセールの5曲の小品より抜粋(1741)、フランス王子の妃(1747)
キャシー・クリエ(ピアノ)

 2015/2016シーズンのECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール協会)ライジングスターに選出されたルクセンブルク出身のキャシー・クリエは、ラモー、シューベルト、ラヴェル、ベルクの作品や、ドイツの現代作曲家ヴォルフガング・リームが彼女のために作曲した作品など、古典と現代を組み合わせたプログラムで高い評価を得ている気鋭のピアニスト。
 今回のラモーとリゲティの組み合わせはまさに彼女が得意としているプログラムとなっています。

 ※録音:2013年11月&12月、ケルン(ドイツ)
 
 

8553307
【旧譜】
¥2600
カール・レーヴェ:歌曲とバラード集
 Edward Op.1-1、死の舞踏 Op44、曾祖父の仲間たち Op.56-3、
 さすらい人の夜の歌 Op.9 Heft1,No.3、
 さすらい人の夜の歌 Op.9 Heft1,No.4、魔法使いの弟子 Op.20-2、
 詩人トム Op.135、時計 Op.123-3、オーディン、
 海を行く Op.118、魔王 Op.1-3、オールフ殿 Op2-2、
 Geisterleben Op.9 Heft1 No.4、アーチボルド・ダグラス
ローマン・トレケル(テノール)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 現代を代表するバリトン歌手の一人ローマン・トレケルによるカール・レーヴェ(1796-1869)の歌曲とバラード集です。
 トレケルは、ベルリン国立歌劇場のソリストとして活躍し、世界中の歌劇場やバイロイト音楽祭などにも登場しています。
 彼にとってレーヴェは過去にもCPOレーベルに録音を残すなど、思い入れの強い作曲家であり力を入れているレパートリーのひとつでもあります。

 ※録音:2013年7月、ベルリン(ドイツ)
 
 

8553298
【旧譜】
¥2600
バルトーク&クルターグ&リゲティ:弦楽四重奏曲集
 バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 Sz91
 クルターグ:弦楽四重奏曲Op.1
 リゲティ:弦楽四重奏曲第1番
アルミーダ弦楽四重奏団

 アルミーダ弦楽四重奏団による、20世紀のハンガリー系作曲家作品集!

 「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ2006年にベルリンで設立されたアルミーダ弦楽四重奏団。
 そのアルミーダ弦楽四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。
 2014年~2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。その高い評価を受けた技術力で、ハンガリーをルーツに持ち20世紀に活躍した3人の作曲家による難曲を見事な演奏で聴かせます。

 ※録音:2013年4月、ベルリン(ドイツ)
 
 

8553303
【旧譜】
¥2600
プロコフィエフ:ピアノ作品集
 10の小品 Op.12
 ピアノ・ソナタ第4番 ハ短調 Op.29
 風刺 Op.17
 3つの小品 p.96
 シェエラザード幻想曲
エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)

 1977年ウズベキスタン出身のピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァによるプロコフィエフの作品集。エフゲニア・ルビノヴァは、2003年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールで第2位を獲得しています。
 その後は、ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとして、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団と共演するなど、ヨーロッパを中心として活動しています。

 ※録音:2012年12月、フランクフルト(ドイツ)
 
 

8553302
【旧譜】
¥2600
プロメテウス
 シューベルト:
  ドナウ河の上で D.533、死と乙女 D.531、死に寄せて D.518、
  人間の限界 D.716、プロメテウス D.674
 ヴォルフ:
  私はしばしば思う、この世に生を享けたものはすべて滅びる、
  わが魂は深く感ずる
 シューベルト:
  冥府への旅 D.526、勝利 D.805、夕映え D.627、
  ヘリオポリスⅡ D.754、冥府から来た群れ D.583、さすらい人 D.489
 R.シュトラウス:谷間 Op.51-1、孤独な男 Op.51-2、夜更けの小舟で Op.56-3
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)

 1962年ドイツ生まれのフランツ=ヨゼフ・ゼーリヒは、ウィーン国立歌劇場やスカラ座、そしてメトロポリタン歌劇場など世界の主要な歌劇場で活動しています。
 世界で認められるその声で歌われるシューベルトは、暖かみのある豊かな声が大きな魅力となっています。

 ※録音:2012年12月&2013年3月、シュトゥットガルト(ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS


C00466
¥2600
ベートーヴェンの想い出
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ変ロ長調 ANH.4、
  セレナーデ ニ長調 Op.8(テオバルト・ベーム編)
 ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):ベートーヴェンの主題による変奏曲
 ラッファエーレ・ガッリ(1824-1889):ベートーヴェンの想い出 Op.340
 フランツ・ドップラー(1821-1883):
  ベートーヴェンのモチーフによる幻想曲 Op.43
ラッファエーレ・トレヴィサーニ(フルート)
パオラ・ジラルディ(ピアノ)

 楽聖ベートーヴェンに敬意を表して作曲されたフルート作品集!

 イタリアのフルート界における国際レベルの名手の1人、ラッファエーレ・トレヴィサーニの新たなプロジェクトは、ベートーヴェンが大きなテーマであり、フルートに捧げられた素晴らしい作品を書いた作曲家たちに焦点を当てています。
 ベートーヴェンのオリジナルのソナタを中心として、テオバルト・ベームの編曲作品、ガッリ、ガリボルディ、ドップラーなどの作曲家がベートーヴェンに敬意を表して作曲した作品を収めています。
 ラッファエーレ・トレヴィサーニは、クラウディオ・アバドやリッカルド・ムーティの下、ミラノ・スカラ座管弦楽団で、またイ・ソリスティ・デル・ヴェントなどのメンバーとして活躍したイタリア屈指のフルーティストの1人。
 現在はミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院のフルート科教授を務め、世界各地のコンクールに審査員として招かれるなど、さらに精力的な活動を展開しています。

 ※録音:録音:2021年10月、サン・マルティーノ教会(パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ、イタリア)
 
 
C00465
¥2600
19世紀のポリフォニックなピアノ作品集
 リスト:前奏曲とフーガ ~
  J.S.バッハのBWV.545による、ジュネーヴの教会の詩篇 S.156-6
 シューマン:装飾されたコラール Op.68-42
 リスト:パレストリーナによるミゼレーレ S.173-8
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV.21
 グノー:6つの前奏曲とフーガ CG.587
 ブゾーニ:J.S.バッハによる幻想曲
アレッサンドロ・メルカンド
 (ピアノ/YAMAHA CFX)

 トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を満点で卒業したピアニスト、アレッサンドロ・メルカンドのデビュー・レコーディングとなるプロジェクト「19世紀のポリフォニックなピアノ作品集」は未来への意思表示とう意味合いも併せ持ったプログラム。
 19世紀の音楽全体に浸透している対位法とJ.S.バッハを共通点とする作品を選んだメルカンド。
リストのオリジナル・トランスクリプションから始まり、フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」などのバッハに影響を受けた傑作を経て、ブゾーニの「バッハに捧げるファンタジア」に至るプログラムで、メルカンドは万華鏡のような対位法で構成されたヨーロッパの世界を描いています。

 ※録音:ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
 
 

C00464
(2CD)
特別価格
¥3600
ジュリオ・レゴンディ(c.1822-1872):無伴奏ギターのための作品全集
 ロンド・カプリース Op.20/アルバムの綴り/
 ベッリーニの歌劇《カプレーティとモンテッキ》によるエア・ヴァリエ/
 夜想曲 Op.19/エア・ヴァリエ第1番 Op.21/
 エア・ヴァリエ第2番 Op.22/序奏とカプリース Op.23/
 ドン・ジョヴァンニのソロ/練習曲第1番~第10番
フェデリカ・カンタ(ギター)

 19世紀半ばの音楽界で重要な人物の1人であり、当時のヨーロッパ中で活躍し、この楽器の歴史にとって重要な役割を果たした作曲家であるジュリオ・レゴンディのギター音楽の全てを録音するプロジェクトで、イタリアの若きギタリストがデビューを果たしました。
 サロンや会議(そしてしばしば衝突)が日常的であった当時のヨーロッパ文化の巨大な活力の一場面を知ることができるという点でも興味深いプログラムと言えるでしょう。
 1991年ミラノ出身の女流ギタリスト、フェデリカ・カンタはこの当時のヨーロッパ世界をレゴンディの音楽を通じて完璧に再現することに成功しています。

 ※録音:2021年1月-5月、コルシコ(イタリア)

 

C00461
¥2600
フルエンド ~ 4手ピアノ連弾のための新しい音楽
 ロベルト・ギラルドゥッチ:メタモルフォ―ジス
 ステファノ・ナンニ:秋の狂詩曲
 ジャコモ・リッジ:リンクの再生
 (全曲世界初録音)
デュオ・ヌアージュ
 〔クリスティーナ・ドンニーニ&
  シッラ・レンツィ(4手ピアノ連弾)〕

 クリスティーナ・ドンニーニとシッラ・レンツィの4手ピアノ・アンサンブル、デュオ・ヌアージュが提案する「フルエンド」と名付けられたプログラムは、まさにハーモニーや音色が絶え間なく流れていくというコンセプトに基づいています。
 ギラルドゥッチ、ナンニ、そしてリッジの3人の作品は全て世界初録音であり、「4手ピアノ連弾」の世界に新たな風を吹き込んでくれるのと同時に、この編成のレパートリーの拡大にも一役買ってくれることでしょう。

 ※録音:2021年5月、クラシカ・ヴィヴァ・スタジオ(パヴィア、イタリア)
 

C00460
¥2600
リネア・フェニックス ~
 クラシカル、エレクトリカル、MIDIギターのための現代作品集
ルカ・マルゴーニ(ギター)
  ダニエラ・トルトーラ(1958-):懸垂線/
  ジョルジオ・スカルディーノ(1967-):点、線と面/
  ルカ・マルゴーニ(1959-):イン・ヴォーチェ・オーメン・スタット、GB#01/
  パオロ・ロティーリ(1959-):アッテセ/
  アルド・クレメンティ(1925-2011):8つの変奏/
  ステファノ・ペトラルカ(1954-):同形の踊り/
  エンリコ・レンナ(1951-):5つのバガテル/
  ルカ・マルゴーニ(1959-):ミスターC/
  アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):甘くて澄んだ夜に

 「リネア・フェニックス」と付けられたこのアルバムは不死鳥の存在が強調されていますが、この場合は木製の不死鳥を意味するのと同時にルカ・マルゴーニの楽器であるギターの歴史を象徴しています。
 様々なギターを駆使しているルカ・マルゴーニは、1959年、パリ出身のギタリスト。
 クラシックだけでなくジャズ、さらには電子音楽の組織的な研究にも取り組むなどマルチ・ギタリストとしての活躍は多岐に渡ります。

 ※録音:2020年、ローマ(イタリア)
 




GWK


CLCL103
【旧譜】
¥2600
フランク&カラビス&シューマン:ピアノ作品集
 フランク:前奏曲,コラールとフーガ
 ヴィクトル・カラビス(1923-2006):Akcenty Op.26
 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)

 室内楽でも活躍をみせる、ピアニスト、ゲルハルト・フィールハーバーのソロ作品集

 ドイツのアッテンドルン生まれのピアニスト、ゲルハルト・フィールハーバーによるソロ・デビュー・アルバムです。
 このアルバムがリリースされた際には「このレコーディングは、この若いピアニストの有望な未来を垣間見ることができます。」と評価されました。
 ゲルハルト・フィールハーバーは、国内外の多くのコンクールで受賞歴があり、2003年にはGWK音楽スポンサー賞も獲得しています。
 その後室内楽の分野でも活躍している彼は現在、オーストリアのフェルトキルヒにあるフォアアールベルク州立音楽院でピアノの教授として教鞭もとっています。

 ※録音:2004年8月、2005年8月
 
 

CLCL102
【旧譜】
¥2600
ソナタズ ~ギター作品集
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ソナタ《ボッケリーニへのオマージュ》
 レノックス・バークリー(1903-1989):ソナチネ
 ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーザ
 コンスタンティン・ヴァシリエフ(1970-):
  幻想ソナタ シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より
   《スモーク・オヴ・ラヴ》、ソナタ
ローマン・ヴィアゾスキー(ギター)

 1974年ウクライナのドネツク生まれのギター奏者ローマン・ヴィアゾスキーは、1995年ウクライナ大統領から奨学金を受けました。
 ケルン・アーヘン音楽大学では佐々木忠に師事し、その後は助手を務めるなど教育者としても活躍しています。国内外のコンクールでも高い評価を受けており、1999年東京国際ギターコンクールで第1位を獲得しています。

 ※録音:2006年4月
 
 

CLCL101
【旧譜】
¥2600
アコーディオン
 D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.145、ソナタ ホ長調 K.380
 J.S.バッハ:イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810
 マウリシオ・カーゲル(1931-):Episoden, Figuren(1993)
 高橋悠治:
  Wendy Pussard;Song for Water-Buffalo.Poem、"Like a Water-Buffalo"
 ウラディーミル・ズビツキー(1953-):
  Partita concertante No.2 in modo di jazz improvisazione(1989)
アレクサンドル・マトロソフ(アコーディオン)

 1979年カザフスタンのシムケントに生まれたアコーディオン奏者アレクサンドル・マトロソフは、1989年からサンクトペテルブルク音楽院で2002年まで学びました。
 その後ドイツに渡り御喜美江に師事しました。アレクサンドル・マトロソフは、約20ものコンクールの受賞歴があり、東京で開催された第4回JAA国際アコーデオンコンクールでも第1位を獲得しています。

 ※録音:2005年
 




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ORCHID CLASSICS



ORC100187
¥2400→\2190
小菅 優(ピアノ)
 四元素シリーズ、最終巻のテーマは「大地」
Four Elements Vol.4 Earth

 フランツ・シューベルト(1797-1828):幻想曲 ハ長調「さすらい人」D.760
  1. Allegro con fuoco ma non troppo/2. Adagio/3. Presto/4. Allegro
 レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):ソナタ「1905年10月1日・街頭にて」JW VIII/19
  5. "Predtucha"/6. "Smrt"
 7. 藤倉 大(1977-): Akiko's Diary
 フレデリック・ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
  8. Allegro Maestoso/9. Scherzo. Molto Vivace/
  10. Largo/11. Finale. Presto ma tanto
小菅 優(ピアノ)
NYCX-10267
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2750

 録音 2021年9月13-16日 b-sharp Studio、ベルリン(ドイツ)

 小菅優が4年がかりで取り組んできた企画「Four Elements」(四元素)、最終巻のテーマは「大地」。
 「深い円熟期の作品が次々に登場しますし、古典派からロマン派、近代あるいは国民楽派、現代まで色々な時代を網羅してもいます。
 メイン曲が並ぶ濃厚な内容なので、自分としてはシリーズ最後にして最大のチャレンジでもあります。
 それに、葛藤の末、最後に光が射すこのプログラムから、いまのこのような時世を乗り越えようという希望を感じていただけたら嬉しい限りです」 (小菅優‛&2020年11月の東京公演へ向けたインタビューより)

 ベートーヴェンをはじめ、ドイツ古典派・ロマン派を中心に絶妙なタッチと独自の感性に貫かれた演奏を聴かせる小菅優。このアルバムは、彼女が2017年から取り組んで来たコンサート・シリーズ「Four Elements」の完結編となる「大地」のプログラムによるセッション録音です。
「四元素(水・火・風・大地)の中で最も人間に近いのが『大地』であり、人間そのものを追っていきながら、人間の歴史を語るようなプログラムにしたいと考えた」という小菅の想いがそのまま反映された今回の選曲は、これまでのような小品を配したものではなく、どれもがメインとなるような重い作品が並べられています。
大地から連想される「自然」、「故郷」「故郷」をテーマにしたシューベルトの「さすらい人」幻想曲、ヤナーチェクのソナタ「1905年10月1日・街頭にて」、ショパンの「ソナタ第3番」と、広島の原爆による放射能の余波で命を落とした少女の日記を元にしたという藤倉大の「Akiko’sDiary」。どの作品にもストーリーがあるとともに作曲家の深い思いが内包されていますが、小菅はこれを丁寧に掬い上げ、彼女ならではの多彩な音色と繊細な感情表現で、音を紡いでいきます。
 ますます深化を遂げる小菅優の"今"を捉えた1枚です。

 2022年 小菅優 コンサート情報(さすらい人幻想曲 他)
  1月8日(土) 15:00開演 青山音楽記念館 バロックザール(京都)
  1月14日(金) 19:00開演 グランシップ 中ホール・大地(静岡)
  1月16日(日) 14:00開演 三井住友海上しらかわホール(名古屋)
  1月19日(水) 13:30開演 神奈川県立音楽堂
  1月21日(金) 東京オペラシティコンサートホール
 




<LP>


ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS(LP)


KKC 1196/1200
(5LP)
¥33000
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)、
内田光子(ピアノ)
 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調Op.15 (37'51)
  LP1
   A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17'37
   B 第2楽章:ラルゴ 11'22/第3楽章:ロンド. アレグロ 8'52
     録音:2010年2月4日
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.19 (30'24)
  LP2
   A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 14'49
   B 第2楽章:アダージョ 9'17/第3楽章:ロンド.モルト・アレグロ 6'18
     録音:2010年2月10日
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37 (37'41)
  LP3
   A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17'47
   B 第2楽章:ラルゴ 10'36/第3楽章:ロンド. アレグロ~プレスト 9'18
     録音:2010年2 月10 日
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58 (35'46)
  LP4
   A 第1楽章:アレグロ・モデラート 20'08
   B 第2楽章:アンダンテ・コン・モート 5'28/第3楽章:ロンド. ヴィヴァーチェ~プレスト 10'10
     録音:2010年2月20日
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73 (39'41)
  LP5
   A 第1楽章:アレグロ 21'04
   B 第2楽章:アダージョ・ウン・ポコ・モッソ 8'23/第3楽章:ロンド.アレグロ、マ・ノン・トロッポ 10'14
     録音:2010年2月14日

 ラトル&内田光子のベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルスがLPで登場

 録音:2010年2月/180g、限定盤、輸入盤・日本語帯・解説付
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/Vinyl mastering: Sidney Meyer, Emil Berliner Studios Recorded in 24-bit / 48 kHz

 ラトル&内田光子の「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス(2010年録音)」がLP で発売されます。
 ラトルがベルリン・フィルの首席指揮者を務めていた16 年間に、およそ30公演をともにした内田光子。
 この共演回数は、他のソリストと比べても多く、モーツァルト、ラヴェル、シューマン、メシアン、そして今回のベートーヴェンと定期的にかつ集中的に共演しています。
 内田光子は1984年にベルリン・フィル・デビューをして以来、オーケストラとも良好な関係を築き、2008/09 年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスをはじめ、2013年にはフィルハーモニーの開館50 周年を祝うガラ・コンサートでゲスト・ソリストとしても招かれています。  

 今回発売されるのは、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。
 演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。  

 ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。
 すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。
 内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30 公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。
 今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。
 内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを"所有"したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。
 自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを"所有" し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3 者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。

 




★当LPセットには、同内容のコンサート映像を収録したブルーレイ・ディスクとハイレゾ音源(48kHz/24bit)を聴くことのできるダウンロード・コードとデジタル・コンサート・ホール7日間無料視聴のチケット・コードが付属しております。

 ◎Blu-ray Disc[映像]
   ベートーヴェン、ピアノ協奏曲(第1~5番)
    画面:Full HD 1080/60i,16:9  音声:PCMステレオ,5.0DTS-HD MA  リージョン:All
    収録時間:203分 収録:2010年2月 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

   [ボーナス映像](字幕:日本語)
    内田光子、ベートーヴェンのピアノ協奏曲について語る(12分)

 ◎ハイレゾ・ダウンロード・コード(48kHz/24bit)
 ◎デジタル・コンサート・ホール7日間無料視聴


 
















11/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS



BIS SA 2556
(4SACD HYBRID)
¥5500→\4990
お買い得セット登場!
 ダウスゴー&スウェーデン室内管によるブラームス交響曲全集

 Disc1(BIS SA-1756)
  ブラームス:
   交響曲第1番 ハ短調 Op.68/愛の歌 Op.52& 65より9曲【作曲者編】/
   ハンガリー舞曲集より第1番、第3番、第10番【作曲家編】
     セッション録音:2011年3月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
 Disc2(BIS SA-2253)
  ブラームス:
   交響曲第2番 ニ長調 Op.73/ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a/
   ハンガリー舞曲集より第5-7番【編曲:トーマス・ダウスゴー】/
   大学祝典序曲 Op.80
    セッション録音:2016年5&6月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
 Disc3(BIS SA-2319)
  ブラームス:
   (1)-(4)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
   (5)-(10)6つの歌
    (I.『御者クローノスに D.369/II.メムノン D.541/III.秘めごと D.719/
     IV.老年の歌 D.778/V.エレンの歌(初稿) D.838/VI.タルタロスから来た群れ D.583)
      【 編曲:シューベルト】
   (11)-(16)ハンガリー舞曲集より第11-16番【編曲:トーマス・ダウスゴー】
   (17)アルト独唱と男声合唱および管弦楽のための「アルト・ラプソディ」Op.53
     (6)(7)(9)(17)アンナ・ラーション(アルト)、
     (5)(8)(10)ヨハン・ロイター(バリトン)、(17)スウェーデン放送合唱団
     セッション録音:(1)-(10)(17)2016年11月、(11)-(16)2017年3月/
      エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
 Disc4(BIS SA-2383)
  ブラームス:
   (1)-(4)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
   (5)-(13)ハンガリー舞曲集より第2番、第4番、第8番、第9番、第17-21番
    【トーマス・ダウスゴー編曲】
   (14)悲劇的序曲 Op.81
     セッション録音:(1)- (4)(14)2018年4月、(5)-(13)2018年9月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
 トーマス・ダウスゴー(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団
KKC 6443/6
(4SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6600

 透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管によるブラームス交響曲全集がお買い得なセットになって登場!

 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス、4h51'46

 SACDハイブリッド盤。
 透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的な演奏で注目を集めるトーマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内管弦楽団。
 ブラームスの交響曲全4曲とハンガリー舞曲集などを組み合わせたアルバム4枚がお買い得なセットになって登場します!

 小編成のオーケストラで演奏されるダウスゴーのブラームスは絶品の一言。またダウスゴーが編曲によるハンガリー舞曲集も聴き逃せません!
 そして、声楽つきピアノ連弾曲として有名な「愛の歌」から9曲をブラームス自身がオーケストレーションした作品、そして「6つの歌」と、そのカップリングにも注目です。

 ダウスゴーは1997年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS やSIMAX レーベルに積極的に録音しています。
 シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。
 また、2021年にリリースされた「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」も注目を集めました。
 そしてメンデルスゾーンの交響曲録音も開始しております!

 
 




FARAO CLASSICS



B 108113
(5CD)
¥3900
J.S.バッハ:オルガン作品全集 第2集 ペーター・コフラー(オルガン)
 [CD1]
  前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547/
  コラール前奏曲BWV672-675, 677, 679, 681, 683, 685, 687, 689(クラヴィーア練習曲集第3部)/
  パルティータ『おお父全能なる神よ』 BWV758/トリオ ハ短調 BWV585/トリオ ト長調 BWV586/
  ペダル練習曲 ト短調 BWV598/パルティータ『神のひとり子なる主キリスト』 BWV Anh. 77
 [CD2]
  前奏曲とフーガ ホ長調『聖アン』 BWV552/
  コラール前奏曲 BWV669-671, 676, 678, 680, 682, 684, 686, 688(クラヴィーア練習曲集第3部)/
  4つのデュエット BWV802-805(クラヴィーア練習曲集第3部)
 [CD3]
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531/ノイマイスター・コラール BWV719, 1090-1093/
  トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527/キルンベルガー・コラール BWV718, 695, 696, 720/
  幻想曲 ト長調 BWV571/オルガン小曲集 BWV625-630/
  オルガン協奏曲 ト長調 BWV592(原曲:ヨハン・エルンスト)
 [CD4]
  ライプツィヒ・コラール BWV651, 652, 667/フーガ ヘ長調 BWV Anh. 42/
  ノイマイスター・コラール BWV 1094-1097/小さな和声の迷宮 BWV591/幻想曲 ロ短調 BWV563/
  オルガン小曲集 BWV631-633, 635-638/前奏曲 ト長調 BWV568/
  コラール前奏曲 BWV739, 764/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 [CD5]
  前奏曲とフーガ ト短調 BWV535/オルガン小曲集 BWV599-612/
  オルガン協奏曲 ハ長調 BWV595(原曲:ヨハン・エルンスト)/フーガ ハ長調 BWV Anh. 90/
  トリオ・ソナタ 第1番 変ホ長調 BWV525/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540

 高性能の現代オルガンが溢れんばかりに鳴り響く!バッハ全集録音プロジェクト第2弾

 録音:2019-2021年/ミュンヘン、聖ミヒャエル教会のリーガー・オルガン/6:06:25

 2017年3月よりバッハのオルガン作品全曲録音を開始したペーター・コフラーによる全集シリーズ第2弾。全3集で発売される予定です。
 4段鍵盤と75個のストップを持つモダン・オルガンをあえて使った壮麗な響きが特徴で、オルガン音楽の革新者でもあったバッハの作品を存分に鳴らしてくれます。

 チェンバロ、オルガン奏者として活躍するペーター・コフラーは1979年ボルツァーノ生まれ。地元のモンテヴェルディ音楽院で学んだ後、ミュンヘンにわたりハラルド・フェラーとクリスティーネ・ショルンスハイムに師事しました。
 ドロテー・オーバーリンガーやドミトリー・シンコフスキーといった古楽の名手と共演し、また2008年よりミュンヘン、聖ミヒャエル教会のオルガニストを務めています。
 この録音についてコフラーは「現代オルガンの性能や高度な録音技術ではなく"バッハの音楽" こそがこのプロジェクトの中心である」と力強く語っており、並々ならぬ意気込みを感じさせます。

 第1集の品番は「B-108110」。また完結編となる第3集は2023年発売予定です。
 




AULICUS CLASSICS


ALC0056
¥2600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13《悲愴》
 ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
 ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
 ロンド ハ長調 Op.51-1
 ロンド ト長調 Op.51-2
コスタンティーノ・マストロプリミアーノ
 (フォルテピアノ)

 ヴァルター・レプリカのフォルテピアノによるベートーヴェン第3巻!

 クレメンティやフンメルのピアノ・ソナタの全曲録音、クラウスのピアノ作品全集を完成させ、チェリストのマルコ・テストリやヴァイオリンのステファノ・バルネスキとのデュオ、トリオで大活躍中のフォルテピアニスト、コンスタンティーノ・マストロプリミアーノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音の第3巻は、ベートーヴェン自身のパトロンだったリヒノススキー侯爵に献呈された傑作中の傑作「悲愴」にOp.14の2曲とOp.51の2曲を組み合わせたプログラム。

 使用楽器は前2作と同じくパレルモの楽器製作者ウーゴ・カシーリアが製作したアントン・ヴァルター1795年頃のフォルテピアノのレプリカでピッチは430Hzに設定。
 マストロプリミアーノはベートーヴェンのソナタの全曲演奏に取り組むにあたり、作曲者が生きた時代の楽器やその響きと作品の関連付けを行い、様々な資料や筆写譜の比較研究を録音の反映させており、今回の「悲愴」でも作品と楽器の響きの関連性に注目が集まります。

 ※録音:テレシネサウンド・スタジオ(ローマ、イタリア)
 
 
ALC0057
¥2600
ピアノ4手連弾のための作品さまざま
 バーバー:組曲《思い出》Op.28
 ボロディン:だったん人の踊り
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ラヴェル:ボレロ
デュオケイラ・ピアノ・デュオ
 〔ミケーラ・キアーラ・ボルゲーセ&
  サブリナ・デ・カルロ(ピアノ4手連弾)〕

 ギリシャ語で「手」を意味する「DuoKeira」という名前は、芸術と科学の両方に精通し、自然の合理的な側面と直観的な側面を組み合わせたケンタウロスの神話に登場するケイローンにも通じています。
 ファツィオリのF278モデルで4手連弾を繰り広げるミケーラ・キアーラ・ボルゲーセとサブリナ・デ・カルロのデュオは、規律と開放性を融合させたパフォーマンスでバーバー、ボロディン、ドビュッシーとラヴェルの4作品を披露。
 ファツィオリの音色との相性の良さ、ボロディンの「だったん人の踊り」でのドライヴ感など聴きどころ十分です。

 ※録音:2021年1月、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)
 
 

ALC0054
¥2600
コンポーザー=ピアニスト、
 ロレンツォ・カルッリの「感情的な組曲」

  ロレンツォ・カルッリ:感情的な組曲
ロレンツォ・カルッリ(ピアノ)

 人間を養う力、私たちを打ちのめす力、そして同時に新しい人生や思いがけない喜びへと私たちを立ち上がらせる力を象徴している「感情」。
 イタリアのコンポーザー=ピアニスト、ロレンツォ・カルッリの「感情的な組曲」は、感情がどの時代、どの場所にも属していることを表現したいという思いから生まれた作品です。

 ※録音:2020年1月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 
 

ALC0055
¥2600
「母なる自然」をテーマとして、
 パオロ・ヴィヴァルディが作曲した管弦楽組曲

  パオロ・ヴィヴァルディ:母なる自然
チェコ・ナショナル交響楽団
パオロ・ヴィヴァルディ(指揮)
アルベルト・ミーナ(ヴァイオリン)、他

 すべての母たちの母であり、私たちの息吹、光、魂である「母なる自然」をテーマとして、主に映画やテレビの音楽の分野で活躍するイタリアの作曲家パオロ・ヴィヴァルディが作曲した管弦楽組曲。
 「弦楽オーケストラのサウンド」と「自然の音」との共通点を作品に反映させ、海の波、夏の嵐、砂漠の風、雪山の頂上、荒涼とした人里離れた草原の表現を試みています。

 ※録音:2020年12月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 




MUSICAPHON



M56989
¥2600
アルビノーニ:オーボエとトランペットのための名曲集 カルラ・シュレーター(バロックオーボエ)
コンサート・ロイヤル・ケルン
 トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
  オーボエ, 弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調、
  トランペット, 弦楽と通奏低音のための6声のソナタ ハ長調、オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ長調、
  オーボエ, 弦楽と通奏低音のための協奏曲(5声の協奏曲) ニ短調 Op.9-2、
  オーボエ, 2つのヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ト長調、
  トランペット, 3つのオーボエと2つのファゴットのための協奏曲 ハ長調
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調(アルビノーニのトリオ・ソナタ Op.1-8の主題による)BWV923&951
 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):
  トマゾ・アルビノーニ氏によるオルガンのための協奏曲 ヘ長調(アルビノーニの協奏曲Op.2-4による)

 名手カルラ・シュレーターのアルビノーニ作品集!

 ☆バロック・オーボエの名手カルラ・シュレーターと彼女が創設した古楽アンサンブル、コンサート・ロイヤル・ケルンによる演奏!
 ☆アルプス以北、ドイツに遺されていた初版や手稿譜を基にした貴重な録音集!

 バロック・オーボエの名手カルラ・シュレーターと、彼女が創設した古楽アンサンブル、コンサート・ロイヤル・ケルンによる、オーボエやトランペットを独奏楽器にしたアルビノーニ作品集。
 名曲集のような形をとっていますが、収録作品は初版や手稿譜がアルプス以北、特に現在のドイツにあたる地域に遺されているものが選ばれており、さらにはJ.SバッハとJ.G.ヴァルター(ともにドイツの作曲家)によるアルビノーニの楽曲に基づく作品をカップリングするなど、当時アルビノーニの音楽がイタリアを越えて広まり称賛されていた点に着目した、こだわりのプログラミングとなっています。
 アルビノーニの音楽に相応しい自然体の演奏が魅力的な1枚です。

 ※録音:2021年5月
 



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NOVANTIQUA RECORDS

NA57
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
ヴィターリ:
 エステの聖コンタルドのための夕べの祈り(全曲世界初録音)

  トマよ、汝はわれを見しゆえに/主の証聖者Ⅰ/
  主の証聖者Ⅱ/主の証聖者Ⅲ/主を恐れるものは幸いなり
イ・マドリガリスティ・エステンシ
ミケーレ・ガッディ(指揮)

 再評価の機運が高まるヴィターリの大作。エステの聖コンタルドのための夕べの祈り!

 同じイタリアのレーベル「タクトゥス(Tactus)」が発表した「ヴィターリ・プロジェクト」の成功により、俄然として知名度、再評価の機運が高まった17世紀イタリアの音楽家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692)。
 2016年に結成された声楽と器楽による気鋭のピリオド・アンサンブルであるイ・マドリガリスティ・エステンシが、このヴィターリが1677年に作曲した大作「エステの聖コンタルドのための夕べの祈り」の全曲を世界初録音!
 17世紀のエステ宮廷で演奏されたと伝わるヴィターリの「ヴェスプロ」はグレゴリオ聖歌を含む「完全版」で録音されており、当時の演奏のスタイルの忠実な再現を試みています。
 16~17世紀の音楽の発掘と演奏、特にモデナ公国のエステ家にまつわる作曲家たちの紹介に情熱を注いでいるイ・マドリガリスティ・エステンシ。
 創設者で音楽監督のミケーレ・ガッディは1994年のモデナ生まれ。2013年にモデナの宗教音楽研究所のオルガン専攻を優秀な成績で卒業し、古楽唱法をサラ・ミンガルドに、マドリガーレ演奏法をエマ・カークビーに学ぶなどイタリア古楽界のホープとして注目を集める存在の1人です。

 ※録音:2019年11月12日-18日、サン・ジョルジオ・マルティレ教会(モデナ、イタリア)

 
 



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PHIL.HARMONIE



PHIL06011
¥2600→\2390
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン、指揮)
 シューマン:ヴァイオリンのための作品集

 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WOO 23
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調⁏p.105
 3つのロマンス Op.94�
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン、指揮)
ワシーリー・ロバノフ(ピアノ)
マーラー室内管弦楽団

 名手コーリャ・ブラッハーが弾き振り!シューマンのヴァイオリン協奏曲!

 ☆マーラー室内管弦楽団と豪華共演のヴァイオリン協奏曲!
 ☆コーリャ・ブラッハーの至芸を隅々まで堪能できるワシーリー・ロバノフとの室内楽!

 ジュリアード音楽院で名教師ドロシー・ディレイに師事した後、シャーンドル・ヴェーグの元で研鑽を積み、1993年には史上最年少でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任。
 1999年に同団を退団後はソリストに転身し、世界各地で活躍を続けているドイツの名ヴァイオリニスト、コーリャ・ブラッハー。

 そのコーリャ・ブラッハーがシューマンの《ヴァイオリン協奏曲》を弾き振り!オーケストラは、クラウディオ・アバドが創設した名手揃いで知られるマーラー室内管弦楽団です。
 シューマンの遺作とされ、80年もの間陽の目を見ずに埋もれていたなどエピソードに事欠かないこの作品を、見事なアンサンブルで聴かせます。オーケストラを導きつつも、巧みなヴァイオリンを聴かせる圧巻の演奏となっています。

 《ヴァイオリン・ソナタ第1番》と、シューマンの室内楽曲の中でも名曲のひとつとされる《3つのロマンス》では、たびたび共演しているワシーリー・ロバノフをピアノに迎え、名手コーリャ・ブラッハーが思慮深い演奏を披露しています。

 ※録音:2007年11月7-8日&2010年9月26-27日
 
 
 




ALPHA


ALPHA785
¥2700
ANIMA/BAPTISTE TROTIGNON
 バティスト・トロティニョン(1974-):
  1-3. L'AIR DE RIEN さりげなく
   1. Part 1 – 3+2
   2. Part 2 – Cadenza & Toccata
   3. Part 3 – Tango!
  4-9. ANIMA アニマ
   4. I – Grave
   5. II a) – Allegretto meccanico
   6. II b) – A peine plus allant
   7. III – Andante tranquillo
   8. IV – Prestissimo fantastico
   9. V – Alla marcia
  10-12. HIATUS & TURBULENCES 中断と混乱
   10. Part 1 –?. =180
   11. Part 2 – Tres doux
   12. Part 3 – Subito piu mosso
バティスト・トロティニョン(ピアノ)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)

 録音: 2021年1月 ブザンソン国立地方音楽院オーディトリアム

 【実力派ジャズ・ピアニストによるシンフォニック・オーケストラのための作品集】
 2000年のレコード・デビュー以来多数のアルバムをリリースし、数多くの受賞歴を誇るフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。
 これまでもロックやシャンソンなど様々なジャンルを取り込んだ曲を発表し、その引き出しの多さが大きな魅力である彼ですが、今回はシンフォニック・オーケストラのために書いた作品を集めたアルバムが登場です。
 とはいえ"シンフォニック・ジャズ"と呼ばれるジャンルとは違い、手法はモダンながらも、どれもクラシカルな管弦楽作品と呼べる曲となっています。
 トラック1-3ではソロ・ピアノでも参加。映画のワンシーンを連想させるようなメロディとリズムが魅力の、たいへん美しいアルバムです。
 



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ARCANA



A495
¥2700→\2490
ENNIO MORRICONE CINEMA SUITES FOR VIOLIN AND ORCHESTRA
 エンニオ・モリコーネ(1928-2020):ヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」(2020) 世界初録音
  1-5.「セルジオ・レオーネ組曲」
   1. デボラのテーマ ~ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(84)
   2. コックアイズ・ソング ~ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
   3. メイン・テーマ ~ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
   4. メイン・テーマ ~ ウエスタン(68) 5. 黄金のエクスタシー ~ 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(66)
  6-8.「狂った旋律」
   6. 反行カノン I & II ~ CANONE INVERSO(未)(00)/7. マーチ ~ CANONE INVERSO(未)/
   8. 中断された最終楽章 ~ CANONE INVERSO(未)
  9-13.「ジュゼッペ・トルナトーレ組曲」
   9. 愛を奏でて ~ 海の上のピアニスト(98)/10. ノスタルジア ~ ニュー・シネマ・パラダイス(88)/
   11. ルッキング・フォー・ユー(愛のテーマ) ~ ニュー・シネマ・パラダイス/
   12. メイン・テーマ ~ マレーナ(00)/13. メイン・テーマ ~ 記憶の扉(94)
  14-15. 「ミッション」
   14. ガブリエルのオーボエ ~ ミッション(86)/15. イグアスの滝 ~ ミッション
  16-17. 「ブライアン・デ・パルマ組曲」
   16. メイン・テーマ ~ カジュアリティーズ(89)/17. 死のテーマ ~ アンタッチャブル(87)
  18-20. 「モーセとマルコ・ポーロ組曲」
   18. 旅路 ~ MOSE'(未)(74)/19. メイン・テーマ ~ MOSE'(未)/20. メイン・テーマ ~ マルコ・ポーロ(82)
  21. 古い階段の下で ~ PER LE ANTICHE SCALE(未)(75)
マルコ・セリーノ(ヴァイオリン)、
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団、
アンドレア・モリコーネ(指揮)
NYCX-10268
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2021年3月10-13日 ボルツァーノ・テアトロ・コムナーレ 大ホール ※国内盤日本語解説-江守功也

 【モリコーネが書き上げた、自らの映画音楽最後の再構成!演奏もゆかりの深いアーティストたち】
 2020年7月に亡くなった映画音楽界のレジェンド、エンニオ・モリコーネが、同年1月ローマでの最後の公開演奏直後に完成させた、ヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」を初録音。
 ヴォーカル、ピアノ、パンフルート、チェロ、アコーディオンなど、モリコーネ自らがソリストに捧げたアルバム群の最後を飾るヴァイオリンのためのアレンジ集です。
 ヴァイオリンは、モリコーネの絶大な信頼を得て20年にわたりサントラやコンサート・ツアーでソロを担ってきたマルコ・セリーノ。
 指揮は存命中であれば本人が務めたと思われるところ、ここでは共作者としても知られる次男のアンドレアが遺志を継いで素晴らしい演奏を聴かせます。
 「イル・ヴォーロ・シングス・モリコーネ」(SONY)が話題になるなどトリビュート盤は尽きませんが、モリコーネ自らのアレンジである本作はその本命といえるでしょう。
 国内仕様盤には日本でのモリコーネ音楽紹介の第一人者、江守功也氏による解説付。

 
 




<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4841704
(16CD)
\11000→\9990

《クレメンス・クラウス~デッカ録音全集》


《CD 1》
 ベートーヴェン:
  1)『レオノーレ』序曲第1番Op.138*、2)『レオノーレ』序曲第2番Op.72a、
  3)『レオノーレ』序曲第3番Op.72b、
  4) 歌劇『フィデリオ』序曲Op.72、5-7) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
   【演奏】
    ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)(5-7)、
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1954年3月(1-4)、1952年5月(5-7)、ウィーン/

《CD 2》
 ベートーヴェン:1-3) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、4-6) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
  【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1951年5月(1-3)、1953年5月(4-6)、ウィーン/

《CD 3》
 ブラームス:
  1) アルト・ラプソディOp.53、2) 大学祝典序曲Op.80*、
  3-12) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a*、
  13) ハンガリー舞曲第1番ト短調*、14) ハンガリー舞曲第3番ヘ長調*、
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集第1集Op.46より
  15) 第3番変イ長調*、16) 第5番イ長調*、17) 第8番ト短調*
  【演奏】キャスリーン・フェリアー(コントラルト)(1)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団(1)、
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロンドン交響楽団(2-17)
  【録音】1947年12月(1)、10月(2-12)、1949年1月(13-17)、ロンドン/

《CD 4》
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩『ドン・ファン』Op.20、
  2) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28、
  3-8) 交響詩『英雄の生涯』Op.40
   【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1950年6月(1, 2)、1952年9月(3-8)、ウィーン/

《CD 5》
 R.シュトラウス:
  1-9) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30、10-21) 交響詩『ドン・キホーテ』Op.35
   【演奏】
    ピエール・フルニエ(チェロ)(10-21)、
    エルンスト・モラヴェク(ヴィオラ)(10-21)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1950年6月(1-9)、1953年6月(10-21)、ウィーン/

《CD 6》
 R.シュトラウス:1-7) 家庭交響曲Op.53、8-16) 組曲『町人貴族』Op.60
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1951年9月(1-7)、1952年9月(8-16)、ウィーン/

《CD 7》
 R.シュトラウス:
  1-4) 交響的幻想曲『イタリアより』Op.16、
  5) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28*、
  6) 交響詩『死と変容』Op.24*
  【演奏】
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、
   ミラノ・スカラ座管弦楽団(5)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(6)
  【録音】1953年12月、ウィーン(1-4)、1947年7月、ミラノ(5)、1947年12月、ロンドン(6)/

《CD 8-9》
 R.シュトラウス:楽劇『サロメ』Op.54
  【演奏】
  ユリウス・パツァーク(テノール/ヘロデ)、
  マルガレータ・ケニー(メッゾ・ソプラノ/ヘロディアス)、
  クリステル・ゴルツ(ソプラノ/サロメ)、ハンス・ブラウン(バリトン/ヨナカーン)、
  アントン・デルモータ(テノール/ナラボート)、
  エルゼ・シュールホフ(メッゾ・ソプラノ/ヘロディアスの小姓)、
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1954年3月、ウィーン/

《CD 10》
 1) ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』序曲Op.72*、
 ワーグナー:
  2) 楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と「愛の死」、
  3) 舞台神聖祝典劇『パルジファル』より「聖金曜日の音楽」、
 4) R.シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』Op.59より「私が誓ったことは」、
 モーツァルト:
  5) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より「窓辺においで」*、
  歌劇『フィガロの結婚』K.492より
   6)「もし踊りをなさりたければ」*、7)「恋とはどんなものかしら」、
   8)「とうとう嬉しい時がきた~恋人よ、ここへ」、
 9) 歌劇『イドメネオ』K.366より
   「たとえ父上を失っても」、
   10)「もういいの、すべてを聞いてしまったの~恐れないで、愛する人よ」K.490、
 11) ヴェルディ:
    歌劇『リゴレット』より「慕わしき御名」、
    12) 歌劇『リゴレット』より「いつも日曜日に教会で」
  【演奏】
   ティアナ・レムニッツ、エルナ・ベルガー、ヴィオリカ・ウルスレアク(ソプラノ)(4)、
   パウル・シェフラー(バス・バリトン)(5, 6)、ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)(7-12)、
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、シュターツカペレ・ベルリン(4)、
   ナショナル交響楽団(5, 6)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(7-12)
  【録音】
   1949年1月(1-3)、1947年9月(5, 6)、ロンドン、
   1936年4月、ベルリン(4)、1951年9月、ウィーン(7-12)/

《CD 11-12》
 J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』
  【演奏】
   ユリウス・パツァーク(テノール/ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン)、
   ヒルデ・ギューデン(ソプラノ/ロザリンデ)、アルフレート・ポエル(バリトン/ファルケ博士)、
   ヴィルマ・リップ(ソプラノ/アデーレ)、ジークリンデ・ワーグナー(コントラルト/オルロフスキー公爵)、
   クルト・プレガー(バリトン/フランク)、アントン・デルモータ(テノール/アルフレード)、
   アウグスト・ヤレッシュ(テノール/ブリンド伯爵)、
   ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1950年9月、ウィーン/

《CD 13-14》
 J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』
  【演奏】
   アルフレート・ポエル(バリトン/ホモナイ伯爵)、カール・デンヒ(バス/カルネロ伯爵)、
   ユリウス・パツァーク(テノール/シャンドール・バリンカイ)、
   クルト・プレガー(テノール/カールマン・ジュパン)、エミー・ルース(ソプラノ/アルゼーナ)、
   ステッフィ・レヴェレンツ(ソプラノ/ミラベッラ)、
   アウグスト・ヤレッシュ(テノール/オットカール)、ロゼッテ・アンダイ(コントラルト/ツイプラ)、
   ヒルデ・ツァデク(ソプラノ/ザッフィ)、フランツ・ビールバッハ(バス/パリ)、
   ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1951年4月、ウィーン/


[ニューイヤー・コンサート]
《CD 15》
 1) J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  2) ポルカ・マズルカ『とんぼ』Op.204、3) ワルツ『わが人生は夢と喜び』Op.263、
  4) ポルカ・シュネル『騎手』Op.278、
 J.シュトラウス2世:
  5) ポルカ『ハンガリー万歳』Op.332、6) エジプト行進曲Op.335、
  7) ポルカ『クラップフェンの森で』Op.336、8) ポルカ『観光列車』Op.281、
 9) J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ、
 J.シュトラウス2世:10) ワルツ『芸術家の生活』Op.316、11) ワルツ『春の声』Op.410
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1951年9月(1-9)、1950年6月(10, 11)、ウィーン/

《CD 16》
 ヨーゼフ・シュトラウス:
 1) ワルツ『オーストリアの村つばめ』Op.164、
  2) ポルカ・フランセーズ『小さな水車』Op.57、
 J.シュトラウス2世:
  3) ワルツ『朝刊』Op.279、4) 歌劇『騎士パズマン』Op.441より「チャールダーシュ」、
  5) ポルカ・シュネル『狩り』Op.373、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  6) ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271、7) ポルカ・フランセーズ『鍛冶屋』Op.269、
 J.シュトラウス2世:
  8) ポルカ『町と田舎』Op.322、9) 常動曲Op.257、10) ワルツ『わが家で』Op.361、
 11) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』Op.235、
 12) J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  13) ポルカ・シュネル『おしゃべりなかわいい口』Op.245、
  14) ポルカ・シュネル『休暇旅行で』Op.133、
 15) J.シュトラウス2世:アンネン・ポルカOp.117、
 16) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1952年5月(1-3)、9月(4-9)、1953年12月(10-16)、ウィーン

*DECCA初CD化
 
クレメンス・クラウス(指揮)
 
 オーストリアの偉大な指揮者によるデッカ録音全てを集大成。CD16枚組BOXセット


 ●オーストリアの指揮者クレメンス・クラウスがデッカに行った広範囲にわたる全録音が初めてまとめられ発売されます。
  このCD16枚組BOXで、新たにこの指揮者の比類なき才能に触れることができるでしょう。新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。限定盤。

 ●クレメンス・クラウスは1947年、ロンドンでブラームスの作品を初めてデッカに録音し、その中にはキャスリーン・フェリアーが華麗な歌声を披露する『アルト・ラプソディ』もありました。
  その後録音が行われたのは、クラウスが1954年5月、メキシコでの演奏会の数時間後に心臓発作で亡くなるまでの7年足らずの間でしたが、数々の名録音が遺されました。
  特にリヒャルト・シュトラウスとヨハン・シュトラウスの両シュトラウスを得意とし、ここにもR.シュトラウスの『アルプス交響曲』以外の交響詩、クリステル・ゴルツが歌う『サロメ』、クラウスの妻であるヴィオリカ・ウルスレアクが終幕の三重唱を歌う『ばらの騎士』、そして「ニューイヤー・コンサート」の曲が収録されています。
  R.シュトラウス自身とは緊密な関係にもありました。また、クラウスはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との関わりも深く、「ニューイヤー・コンサート」の創始者としても知られています。

 ●バックハウスとのベートーヴェンの協奏曲3曲はマニアの間でずっと愛され続け、さらに有名なのが『レオノーレ』『フィデリオ』序曲集で、『サロメ』とともに亡くなる直前の貴重な録音となります。

 
 
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4843712
(10CD)
\6800→\6390

《フー・ツォン~ウエストミンスター録音全集》


《CD 1》
 D.スカルラッティ:
  鍵盤楽器ソナタ1) ハ長調K.132、2) ハ短調K.73、3) ヘ長調K.82、
  4) ロ短調K.27、5) ホ長調K.380、6) ヘ長調K.483、7) ト長調K.124、
  8) ヘ長調K.151、9) ヘ長調K.256、10) ホ長調K.206、
  11) ハ短調K.11、12) ハ長調K.255
   【録音】1962年1月、イギリス/

《CD 2》
 ヘンデル:
  1) シャコンヌ ト長調HWV435、2-8) 組曲第14番ト長調HWV441、
  9) メヌエット ト短調HWV434 No.4、
 J.S.バッハ:
  10-11) 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903、
  12) カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちに寄せて』BWV992
   【録音】1964年1月、ロンドン/

《CD 3》
 ベートーヴェン:
  1-3) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109、4-7) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
   【録音】1962年1月、イギリス/

《CD 4》
 シューベルト:
  1-3) ピアノ・ソナタ第14番イ短調D784、4-7) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
   【録音】1962年6月、ロンドン/

《CD 5》
 ショパン:
  マズルカ1) ホ長調Op.6 No.3、2) イ短調Op.7 No.2、3) ホ短調Op.17 No.2、
  4) イ短調Op.17 No.4、5) ト短調Op.24 No.1、6) ハ長調Op.24 No.2、
  7) 変ロ短調Op.24 No.4、8) ハ短調Op.30 No.1、9) ロ短調Op.30 No.2、
  10) ロ短調Op.33 No.4、11) ホ短調Op.41 No.2、12) 嬰ハ短調Op.50 No.3、
  13) ハ短調Op.56 No.3、14) イ短調Op.59 No.1、15) ト短調Op.67 No.2、
  16) イ短調Op.67 No.4、17) イ短調Op.68 No.2、18) ヘ短調Op.68 No.4
   【録音】1961年7月、ウィーン/

《CD 6》
 ショパン:
  バラード1)ト短調Op.23、 2) ヘ長調Op.38、3) 変イ長調Op.47,
  4) ヘ短調Op.52、5) 前奏曲変イ長調Op.posth.、
  6) 前奏曲嬰ハ短調Op.45、7) 子守歌変ニ長調Op.57
   【録音】1961年1月、イギリス(1-4)、1960年11月、ウィーン(5-7)/

《CD 7》
 1-3) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54 、
 4-6) ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
  【演奏】ペーター・マーク(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】1962年6月、ロンドン/

《CD 8》
 モーツァルト:
  1-3) ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノム』、
  4-6) ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
   【演奏】ブライアン・プリーストマン(指揮)ウィーン放送交響楽団
   【録音】1971年1月、ウィーン/

《CD 9》
 モーツァルト:
  1-3) ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、4-6) ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
   【演奏】ヴィクトル・デザルツェンス(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
   【録音】1960年1月、ウィーン/

《CD 10》
 モーツァルト:
  1-3) 3台のピアノのための協奏曲第7番ヘ長調K.242『ロドロン』、
  4-6) 2台のピアノのための協奏曲第10番変ホ長調K.365
   【演奏】
    ヴラディーミル・アシュケナージ、
    ダニエル・バレンボイム(ピアノ)、イギリス室内管弦楽団
  【録音】1972年4月、ロンドン
フー・ツォン(ピアノ)(CD 10: 4-6を除く)

 惜しくも亡くなってしまったフー・ツォン。
 しかしSONY, そして今回ウエストミンスターから相次いで全集録音ボックスが登場。SONY BOXは発売前に完売という壮絶なことになってしまったので今度のウエストミンスター・ボックスもとにかく早めの手配をお勧めします。
 とくにフー・ツォンのウエストミンスター録音はこれまでまとまって発売されることがなかったのでファンはずっと待っていたかと。(存在すら知らない方も多い)




 ショパン弾きとして知られた中国のピアニスト、初の録音全集。

 中国のピアニスト、ラン・ランが活躍する半世紀前に、同じく中国出身のピアニスト、フー・ツォンはヨーロッパ、そしてアメリカでセンセーションを巻き起こしていました。
 1955年のショパン国際ピアノ・コンクールで3位に入賞し、聴衆や批評家たちは上海から来た21歳の若者の手から生まれるショパン音楽の典型的なポーランドのリズムに対する天性の感覚に驚きました。

 ●フー・ツォンはポーランドで学んだ後、ロンドンに活動拠点を移し、1960年から67年の間にウエストミンスター・レーベルに9つのアルバムを録音しました。
 今回それらがすべて新規リマスタリングされ、初めてまとめられて発売されます。
 さらに1972年にデッカに行われた、ダニエル・バレンボイムとヴラディーミル・アシュケナージの2台ピアノとフー・ツォンとの3台ピアノのためのモーツァルトの協奏曲が録音されたアルバムも加わりました。
 
 オリジナル・ジャケット仕様。CD10枚組BOXセット。
 



危惧していた通り、発売前に完売してしまった先日案内したSONYのボックス
入手できた方は幸せである

SONY 19439913092
(10CD)
フー・ツォン・プレイズ・ショパン~
 コンプリートCBSアルバム・コレクション
フー・ツォン(ピアノ)

 
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4843214
(15CD)
\11000→\9990
《サー・ネヴィル・マリナー~ハイドン:交響曲集》
ハイドン:交響曲
《CD 1》
 1-4) 第6番ニ長調Hob.I:6『朝』、
 5-9) 第7番ハ長調Hob.I:7『昼』、10-13) 第8番ト長調Hob.I:8『夕』
  【録音】1980年12月/
《CD 2》
 1-4) 第22番変ホ長調Hob.I:22『哲学者』、
 5-8) 第55番変ホ長調Hob.I:55『校長先生』
  【録音】1975年10月(1-4)、12月(5-8)/
《CD 3》
 1-4) 第31番ニ長調Hob.I:31『ホルン信号』、5-8) 第73番ニ長調Hob.I:73『狩』
  【録音】1978年1月(1-4)、1977年10月(5-8)/
《CD 4》
 1-4) 第43番変ホ長調Hob.I:43『マーキュリー』、5-8) 第59番イ長調Hob.I:59『火事』
  【録音】1975年12月/
《CD 5》
 1-4) 第44番ホ短調Hob.I:44『悲しみ』、5-8) 第49番ヘ短調Hob.I:49『受難』
  【録音】1975年10月/
《CD 6》
 1-4) 第45番嬰ヘ短調Hob.I:45『告別』、5-8) 第101番ニ長調Hob.I:101『時計』
  【録音】1977年10月/
《CD 7》
 1-4) 第48番ハ長調Hob.I:48『マリア・テレジア』、5-8) 第85番変ロ長調Hob.I:85『王妃』
  【録音】1975年9月(1-4)、10月(5-8)/
《CD 8》
 1-4) 第52番ハ短調Hob.I:52、5-8) 第53番ニ長調Hob.I:53『帝国』
  【録音】1970年3月/
《CD 9》
  1-6) 第60番ハ長調Hob.I:60『うかつ者』、
  7-10) 第63番ハ長調Hob.I:63『ラ・ロクスラーヌ』、
  11-14) 第69番ハ長調Hob.I:69『ラウドン将軍』
   【録音】1981年5月(1-10)、3月(11-14)/
《CD 10》
 1-4) 第82番ハ長調Hob.I:82『熊』、5-8) 第83番ト短調Hob.I:83『めんどり』
  【録音】1977年10月/
《CD 11》
 1-4)第84番変ホ長調 Hob.I:84、
 5-8) 第86番ニ長調Hob.I:86、9-12) 第87番イ長調Hob.I:87
  【録音】1981年3月/
《CD 12》
 1-4) 第92番ト長調Hob.I:92『オックスフォード』、5-8) 第104番ニ長調Hob.I:104『ロンドン』
  【録音】1976年9月/
《CD 13》
 1-4) 第94番ト長調Hob.I:94『驚愕』、5-8) 第96番ニ長調Hob.I:96『奇蹟』
  【録音】1976年12月/
《CD 14》
 1-4) 第99番変ホ長調Hob.I:99、5-8) 第102番変ロ長調Hob.I:102
  【録音】1990年10月/
《CD 15》
 1-4) 第100番ト長調Hob.I:100『軍隊』、5-8) 第103番変ホ長調Hob.I:103『太鼓連打』
  【録音】1976年6月
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

 華やなオリジナル・ジャケットによるCD15枚組BOXセット


 ●1970年から90年の間にサー・ネヴィル・マリナーとアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによって録音されたハイドンの33曲の交響曲。
  そのすべてがまとめられCD15枚組のBOXセットで発売されます。LPオリジナル・ジャケットの華やかなイラストがそのまま使用されています。

 ●洗練された優雅な演奏が、「特別な鮮やかさと存在感を持つ」(『グラモフォン』誌)録音の質の高さとともに幅広く批評家たちに称賛されました。

  【録音場所】ロンドン
 
















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