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≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2023/10/10~





10/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

APARTE


AP 316
\2900
フンガリカ
 (1)コダーイ:
  ロマがチーズを食べる/マトラの風景/夕べの歌
 (2)バルトーク:
  苦しみ/4つの古いハンガリー民謡/さまよい歩く
 (3)リゲティ:
  夜-朝/孤独/パーパイ夫人/永遠の光(ルクス・エテルナ)
ブリュノ・ケレ=ボジャール(指揮)
アンサンブル・ゼネ

 「ルクス・エテルナ」も収録。リゲティの合唱曲の魅力発見!

 録音:2022年10月6-8日/サル・コロンヌ(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz

 コダーイ、バルトーク、リゲティというハンガリー近現代を代表する3名の合唱曲を集めたアルバム。いずれも民謡に基づき、合唱の美しさと効果を存分に発揮させた逸品揃い。

 アンサンブル・ゼネはハンガリー人ブリュノ・ケレ=ボジャールが2014年に結成。「ゼネ」とはハンガリー語で「音楽」を意味し、バロックの合唱作品を主なレパートリーにしています。
 彼らの2枚目となる当アルバムはリーダーの母国への思いが詰まっています。

 コダーイの合唱曲は重要なレパートリーとなっていますが、なにより興味津々なのはその弟子リゲティのハンガリー時代の諸作。
 ドイツへ亡命後に作られ、キューブリックが「2001年宇宙の旅」で使用してリゲティの名を世界的にした「永遠の光(ルクス・エテルナ)」が収録されているのも嬉しい限り。驚くほど感動的な出来となっています。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902333
\3100→\2890
ベザイデンホウトのモーツァルト協奏曲集第4弾
モーツァルト:ピアノ協奏曲集

 ・ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 KV238
  〔カデンツァ:モーツァルト/
   アインガング:ベザイデンホウト〕
 ・ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 KV503
  〔カデンツァ:ベザイデンホウト〕
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 (コンサートマスター:
  ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ)
KKC 6759
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 ベザイデンホウトのモーツァルト協奏曲集第4弾!「モーツァルトの再来」ベザイデンホウトの神髄

 フォルテピアノ/2008年ポール・マクナルティ、1805年製ワルター&ゾーン・モデル
 録音:第6番/2021年5月、第25番/2022年3月 アンサンブルハウス・フライブルク

 ベザイデンホウトとFBO によるモーツァルトの協奏曲集、第4弾の登場です!
 若き日の協奏曲第6 番(1776年) と、大作協奏曲第25番(1786年)という組み合わせ。

 第25番の終楽章は、《イドメネオ》の主題が引用されておりますが、楽章全体がさながらオペラの序曲のようなワクワク感に満ちてい演奏されています。
 鮮やかで大満足の終結を迎えると同時に、さらにそこから新たな世界が始まりそうで、ディスクが終わってしまって肩透かしを食ったような気分にさえなってしまうほどに心が愉悦で膨らみます。
 何度も聴いたことがあるはずの作品がすべて「今、その場で」生まれたように聴こえてきます。
 ベザイデンホウトは自身、ソロとは違って、オーケストラとの共演は「パーティーのように楽しい」と話していましたが、まさにベザイデンホウトもオケも瞬間瞬間を楽しんでいることが感じられます。
 そして、重力を全く感じさせないように自在に翔けるベザイデンホウトのパッセージは至上の美しさ。モーツァルトの再来、と称されるベザイデンホウトの神髄を見るようです。

 
 




KLARTHE

KLA 166
\2800
根本雄伯(指揮)&ムジカ・ニジェラ
語り部~カプレ作品集

 (1)ペルシャ組曲(1900)~管楽十重奏
 (2)最も魅力的な歌(見えない笛)(1900)~作曲者自編のオーケストラ版
 (3)交響詩「伝説」(1903-5)
 (4)祈り(1914-7)~声、ハープと弦楽四重奏
 (5)ラ・フォンテーヌの3 つの寓話(1919)~声と器楽アンサンブル
 (6)ポーの「赤死病の仮面」による幻想的物語(1923)~ハープと弦楽四重奏
ローラン・デルイユ(バリトン)(2)(5)
セシル・アシール(ソプラノ)(4)
イリス・トロシアン(ハープ)(4)(6)
エミリ・ユルトヴァン(サクソフォン)(3)
根本雄伯(指揮)
ムジカ・ニジェラ

 名の知られるカプレの魅力を披露!近代フランスの美を凝縮

 録音:2022年5月1-6日/モントルイユ=シュル=メール劇場(パ=ド=カレー)/ディジパック仕様

 ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊の首席ホルン奏者根本雄伯が音楽監督を務めるムジカ・ニジェラ。
 2019年結成の若い団体で、根本の指揮のもとラヴェル、ショーソン、プーランクのありきたりでない選曲のディスクが注目されています。

 今回はアンドレ・カプレ(1878-1925) 作品集。
 ドビュッシーと親しく、「子供の領分」のオーケストラ版や「海」の2台ピアノ用編曲などで名前を見るものの作品を聴くことはあまり多くないため、根本雄伯とムジカ・ニジェラの演奏のディスクは大歓迎と申せましょう。

 管楽十重奏のための「ペルシャ組曲」はペルシャ民謡を素材とした3篇から成り、ワールドミュージックを先取りしたようなエスニックな色彩が独特。またサクソフォンとピアノのための「伝説」をカプレ自身がオーケストレーションした協奏曲版も聴きもの。
 サクソフォンの貴重なオリジナル作品の発見と申せましょう。

 根本雄伯は今回の録音に際し、カプレの草稿を調査しましたが、歌とピアノのための「ラ・フォンテーヌの3つの寓話」の不完全なオーケストレーション譜を見つけ、彼自身が補筆完成させ、ここでの録音となりました。

 根本は師ミンコフスキ譲りのヴィブラート少な目の歌いまわし。アンサンブル・ムジカ・ニジェラもフレッシュな感覚を聴かせてくれます。
 
 

KLA 155
\2800
旅~東から西へ
 (1)アルトゥル・アハロニャン:ロシアの物語(全7曲)
 (2)ヴァーチェ・シャラフャン:ノスタルジック・スケッチ
 (3)トマジ(ボエット編):4つのコルシカの歌
 (4)イベール(ボエット編):ドン・キホーテの4つの歌
 (5)ラヴェル(ボエット編):
  ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
(2)マルセイユ木管五重奏団、
 レヴォン・チャティキャン
  (ドゥドゥク、ズルナ)
(3)(4)(5)ジャン=クリストフ・モリス(バス・バリトン)

 強烈な色彩の連続。木管五重奏の旅

 録音:2022年2月21-24日ミラマ公会堂(西プロヴァンス)/ディジパック仕様

 マルセイユ木管五重奏団は1987年創設の団体。精力的な活動を続ける彼らが、アルメニアからフランス、コルシカ島を経由してスペインへの旅行を描いています。
 実際にアルメニアの民俗楽器奏者レヴォン・チャティキャンとフランスの歌手ジャン=クリストフ・モリスも加え、鮮やかな色彩を作り上げました。

 アルトゥル・アハロニャンは1962年アルメニア生まれの作曲家。全7曲から成る「ロシアの物語」は2015年にエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱で作曲。子供の頃に読んだ童話の登場人物たちを大人の目で甦らせています。
 一方1966年アルメニア生まれのヴァーチェ・シャラフャンの「ノスタルジック・スケッチ」は2011年にマルセイユ木管五重奏団のために作曲。ドゥドゥクとズルナという民俗管楽器を用いているのが特色。

 トマジ、イベール、ラヴェルはいずれも歌曲で、ピアノ伴奏部をベルナール・ボエットが木管五重奏用に編曲。華やかな色彩を楽しめます。
 



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PENTATONE

PTC 5187055
(2SACD HYBRID)
\5100→\4690
カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団
 メロディ・ムーア(トスカ/ソプラノ)

  プッチーニ:歌劇『トスカ』
メロディ・ムーア(トスカ/ソプラノ)
ステファン・ポップ(カヴァラドッシ/テノール)
レスター・リンチ(スカルピア/バリトン)
ケヴィン・ショート(アンジェロッティ/バス)
アレクサンダー・コペクツィ(堂守/バス)
コリン・ジャドソン(スポレッタ/テノール)
ゲオルク・シュトレウベル(シャルローネ/バリトン)
アクセル・シャイデック(看守/バス)
リーン・ミレイ・ユックセル(羊飼いの少年/ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ児童合唱団
 (合唱指揮:クリスティアン・リンドホルスト)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:イレス・カウン)
ベルリン放送交響楽団
 (コンサートマスター:ライナー・ヴォルターズ)
カルロ・モンタナーロ(指揮)

 ムーア、ポップ、リンチなど豪華歌手陣にも注目。カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団が『トスカ』を熱演!

 録音:2022年4月/ハウス・デス・ルンドフンクス(ベルリン)
 エグゼクティヴ&レコーディング・プロデューサー:クラーラ・マーレロ(Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin)、
  ステファン・ラング(Deutschlandfunk Kultur)、ヨブ・マールセ(San Francisco Classical Recording Company)
 レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
 バランス・エンジニア&エディティング:エルド・グルート(Polyhymnia International B.V.)
 レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(Polyhymnia International B.V.)
 DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc1: 62:05、Disc2: 47:43、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団が、メロディ・ムーア(トスカ役)、ステファン・ポップ(カヴァラドッシ役)、レスター・リンチ(スカルピア役)ら豪華ソリスト陣とともに、プッチーニの『トスカ』を熱演!

 1900年初演の『トスカ』は「歌に生き、愛に生き」、「星は光りぬ」などの有名なアリアを含む20世紀オペラの幕開けを告げたプッチーニの最高傑作。
 愛と欲望を描いたこの作品をプッチーニは印象的な旋律とともに非常にドラマティックに仕上げており、当演奏ではまばゆいばかりの力強い演奏を展開しております。
 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONEレーベルが誇る技術陣が結集した高音質録音です。

 トスカ役のメロディ・ムーアはヴェルディの『オテロ』(PTC 5186562)のデスデモーナ役、プッチーニ:『西部の娘』(PTC-5186778)のミニー役などでも圧倒的な存在感をしめした実力派。
 ソロ・アルバム「アメリカン・ソング・アルバム」(PTC-5186770)、「テバルディを偲んで」(PTC-5187070)もリリースしております。

 
 




ALTUS


ALU0019
(1CD-R)
\2600
リチャード・ハーヴェイ:イースター・ソング
 アイ・シー・ヒズ・ブラッド
 アム・アイ・ア・ストーン?
 イースター
ジェローム・クーン(指揮)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、他

 イギリスのトラッド、プログレ・グループ「グリフォン」の創立メンバーとして活躍したマルチ・インストゥルメンタリストであり、英国アカデミー賞(BAFTA)の受賞歴を持つ映画音楽作曲家としても高名なリチャード・ハーヴェイ(1953-)の「復活祭」をテーマにした3曲の作品を収録しました。
 中世の大聖堂という素晴らしい音響の中で2本のヴァイオリン、チェロ、ハープの伴奏の中、26人のメンバーで美しく歌い上げます。

 ※録音:2019年8月7日-9日

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




ARS PRODUKTION

代理店変更に伴い再掲載

ARS38072
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
レントヘン:ピアノ三重奏曲集 Vol.2
 ユリウス・レントヘン:
  ピアノ三重奏曲第2番 変ロ長調 Op.23
  ピアノ三重奏曲第4番ト短調《エンタム》
 ※世界初録音
ストリオーニ三重奏団
 〔バルト・ファン・デ・ルール(ピアノ)、
  ワウター・フォッセン(ヴァイオリン)、
  マルク・フォッセン(チェロ)〕

 レントヘンのピアノ三重奏曲集第2弾!

 1995年に結成された世界有数のピアノ三重奏団のひとつ、ストリオーニ三重奏団によるライプツィヒ出身のドイツ系オランダ人作曲家&ピアニスト、ユリウス・レントヘンのピアノ三重奏曲集の第2巻。

 高い評価を得ている第1巻(ARS38031)に続く本アルバムでは、1894年に書かれた第2番と、1898年に書かれた第4番をカップリング。
 レントヘンの作品は主に室内楽のジャンルで約100曲の作品が出版されていますが、その殆どは後世に伝わっておらず、近年再び注目を集めています。

 ストリオーニ三重奏団は、アイザック・スターン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、メナヘム・プレスラーなどの偉大な音楽家や、エマーソン四重奏団やフェルメール四重奏団のメンバーと長年にわたって活動。アムステルダムのコンセルトヘボウなどのオランダの主要なホールや、ワイル・リサイタル・ホール (カーネギー・ホール) 、ロンドンのウィグモア・ホールなどの世界で最も重要な音楽ホールで定期的にコンサートを行っています。

 ※録音:2009年8月26日-28日、コンセルトブルデレイ、ファルテルモント(オランダ)
 
 

ARS38079
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV1052
  ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV1056
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
エルファ・ルン・クリスティンスドウッティル(ヴァイオリン)
リーザ・インマー(ヴァイオリン)
ゾリステンアンサンブル・カレイドスコープ

 2006年に開催されたライプツィヒのバッハ国際コンクールで第1位を獲得したアイスランドの名手、エルファ・ルン・クリスティンスドウッティル。
 2006年に設立されたベルリンを拠点とする若い室内オーケストラ、ゾリステンアンサンブル・カレイドスコープとの共演でバッハの名曲を奏でます。
 本アルバムは、彼女がこのアンサンブルでコンサートマスターを務めていた際の録音になります。

 ※録音:2009年1月8-10日、テルデックス・スタジオ(ベルリン、ドイツ)
 
 

ARS38080
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
\4200
 フランツ・シュレーカー(1878-1934):
  歌劇《はるかなる響き》
サリー・ドゥ・ラント(ソプラノ)
マティアス・シュルツ(テノール)
アウクスブルク市立劇場オペラの歌手たち
アウクスブルク市立劇場オペラ合唱団
アウクスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ディルク・カフタン(指揮)

 近代オーストリアの作曲家、フランツ・シュレーカーは、ウィーン音楽院で学び、指揮者としても活動。ツェムリンスキーの 《詩篇第23番》 や、シェーンベルクの 《グレの歌》 、《地には平和》 の初演にも携わっています。

 《はるかなる響き》 は、シュレーカーの出世作となったオペラで、1912年にフランクフルト歌劇場で初演され、1920年のプラハではツェムリンスキーがチェコ初演を指揮、1925年には、エーリヒ・クライバーがベルリン国立歌劇場で上演を行いました。
 後にナチスにより「退廃音楽」の烙印を押されてしまい、歌劇場のレパートリーから姿を消していましたが、20世紀末になり人気が復興、近年は日本を含め世界中で上演されています。

 ※録音:2010年3月3日、4月6日-7日、5月8日、アウクスブルク劇場(ドイツ)、ライヴおよびセッション。
 
 

ARS38083
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
ロマンティック序曲集
 ウェーバー:歌劇《アブ・ハッサン》序曲
 シュポア:歌劇《イェソンダ》序曲
 マイアベーア:歌劇《アリメレク》序曲
 ウェーバー:歌劇 《オベロン》 序曲
 メンデルスゾーン:
  序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
 ワーグナー:祝典序曲(1834)
 ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮)

 スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルードナーと、手兵ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団によるオペラ序曲集。

 パガニーニ国際コンクールの優勝、伝説的な指揮者・ヴァイオリニスト、シャーンドル・ヴェーグのアシスタントを務めるなど、ヴァイオリニストとしてのキャリアをスタートしたルードナーは、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団やウィーン交響楽団など、多くの著名なオーケストラでコンサートマスターを務めました。
 指揮者としても活躍し、2008年から16年にかけて首席指揮者を務めたヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団とは、古典から現代作品までの幅広いレパートリーを発表しています。

 ※録音:2011年2月
 
 
ARS38089
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
レディーズ・ファースト! 過去と現在の女性作曲家たち~
 フルートとピアノのための作品集

  アンナ・アマリア・フォン・プロイセン(1723-1787):ソナタ
  シルヴィア・ソマー(b.1944):ソナタ
  カロリーヌ・シャリエール(b.1960):小組曲
  シャンナ・メタリーディ(b.1936):コンチェルティーノ
  マルグリット・レースゲン=シャンピオン(1894-1976):ソナタ
  ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):二部作
  ドニーズ・ロジェ(b.1924):子守歌
  ソフィア・グバイドゥーリナ(b.1931):アレグロ・ルスティコ
  アンナ・ボン(1740-?):ソナタ ニ長調
アナ・イオアナ・オルテアン(フルート)
ジーモン・ブーハー(ピアノ)

 知られざる女性作曲家の作品に焦点を当てたフルート・アルバム。アナ・イオアナ・オルテアンは1977年ルーマニア生まれのフルーティスト。
 2002年にベルンの音楽演劇アカデミー(現芸術アカデミー)において、最優秀ソリスト・ディプロマに贈られるエドゥアルド・チュミ賞を受賞しています。

 ※録音:2010年3月29日-4月1日、インマヌエル教会(ドイツ)。
 
 

ARS38090
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
ブルッフ:チェロと管弦楽のための作品集
 ブルッフ:コル・ニドライOp.47*/
  カンツォーネ Op.55*/アダージョ Op.56*/
  ヴィオラと管弦楽のためのロマンス ヘ長調 Op.85
   (フリードリヒ・クラインハプル編曲
    チェロと管弦楽のための版)*/
  アヴェ・マリア Op.61*/大管弦楽のための組曲 Op.79b
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)*
チェコ放送交響楽団
ヤン・クチェラ(指揮)

 ARS Produktionの看板アーティストの一人でもあるオーストリア出身のチェリスト、フリードリヒ・クラインハプルによるブルッフのチェロと管弦楽のための作品集。
 クラインハプルは、シモン・ボリバル管弦楽団やチェコ放送交響楽団など、数多くのオーケストラとの共演やCD録音に加え、ピアニストのアンドレアス・ウォイクとのデュオなど、その独立した音楽的解釈でリスナーに感動を与え続けています。

 ※録音:2010年11月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
 




CRD



CRD3543
(1CD-R)
\2200
エドワード・ヒギンボトム(オルガン)
ラモーの再創造

 エジプトの女/気まぐれの蝶*/鳥のさえずり/
 平和な森*/花の精たちの快活なガヴォット/
 ロンドー形式のミュゼット/
 タンブラン**/Musettes, resonnez/
 Les Niais de Sologne, 1er and 2e doubles/
 Viens Himen*/やさしい訴え/
 Amants seurs de plaire*/ミューズたちの対話/
 L'hiver dans nos jardins*/L'enharmonique/
 Fra le pupille*/一つ目の巨人**
エドワード・ヒギンボトム(オルガン)
ホーリー・ティーグ(ソプラノ)*
フェリックス・ヒギンボトム(パーカッション)**

 ラモーのチェンバロ作品をオルガン作品へと再創造!

 このアルバムではラモーのチェンバロ作品をオルガン作品に再創造しています。
 1724年にまとめられたクラヴサン曲集と1729年にまとめられたクラヴサン組曲を基にしており、一部の作品にはソプラノとパーカッションも加えられています。
 エドワード・ヒギンボトムは、1976年から2014年までニューカレッジ合唱団の監督を務め、英国のみならず国際的に活躍しています。
 フランス・バロック音楽にも大学院時代から精通しており、これまでに多数の録音を残しています。

 ※録音:2022年7月3日-5日
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

CRD3544
(1CD-R)
\2200
パワー、パッション・アンド・エクスタシー
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第17番 ハ短調 Op.31-2《テンペスト》
  ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13《悲愴》
  ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ヴァージニア・ブラック(ピアノ)

 スカルラッティの音楽の解釈に定評のあるイギリスの女流チェンバロ奏者ヴァージニア・ブラック。ロンドンの王立音楽アカデミーでチェンバロ科の教授として後進の育成にもあたっている名手がモダン・ピアノでベートーヴェンを奏でます。
 選曲をする際にはベートーヴェンの人生の様々な時期からこの3曲を選んだというブラック。
 こだわり抜いた選曲から様々なベートーヴェンの姿を引き出します。

 ※録音:2019年
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS100
\2800→\2590
エルヴェ・ニケ(指揮)
 ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団
不滅の栄光よ! ~フランス革命と共和国軍の歌

 エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763-1817):
  1. 序曲 ~歌劇《青年アンリの狩》 (1797)
  2. 門出の歌 (1794)
 エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
  3. 王の狩と嵐 ~歌劇《トロイアの人々》 (1890)
 シャルル・グノー(1818-1893):
  4. 兵士たちの合唱「不滅の栄光よ」~歌劇《ファウスト》 (1859)
 ベルリオーズ:
  5. 兵士たちと学生たちの合唱 ~
   劇的物語《ファウストの劫罰》 (1846)
 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
  6. 序曲 ~歌劇《カルメン》 (1875)
  7. 町の子供たちの合唱「兵隊さんたちといっしょに」 ~
   歌劇《カルメン》
  8. 行進曲と合唱「やって来た!クアドリーリャだ!」 ~
   歌劇《カルメン》
 グノー:
  9. スペイン風舞曲 ~歌劇《ザモラの貢ぎ物》 (1881)
 ビゼー:
  10. フィナーレ(ファランドール) ~歌劇《アルルの女》 (1872)
 ロベール・プランケット(1848-1903):
  11. サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲 (1870)
 クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール(1760-1836)/
  ベルリオーズ編曲:
   12. ラ・マルセイエーズ (1830)
セバスチャン・ゲーズ(テノール)
マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)
ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団
フランス軍合唱団
ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団
ラモー少年少女合唱団
エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音: 2022年7月6-8日 サル・リーバーマン、オペラ・バスティーユ
 収録時間: 62分

 【ニケとギャルドの初顔合わせ!フランス革命と共和国軍を讃える愛国的音楽集】
 メユールの「門出の歌」、ベルリオーズが編曲した「ラ・マルセイエーズ」、ブランケットの「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」といった愛国歌から、フランス・オペラに登場する共和国軍を讃える音楽などを集めたアルバム。
 演奏は、日本では吹奏楽団として有名なギャルド・レピュブリケーヌ(共和国親衛隊)軍楽隊で、古くから弦のメンバーを加えた管弦楽団としての活動も行っておりましたが、今回は交響楽団(Orchestre symphonique)というクレジットでの登場となっています。さらに合唱にはフランス軍合唱団も参加。
 指揮台にはルネサンス~バロック音楽のスペシャリストであり、近年はフランス近代音楽、特にオペラなどの声楽作品の解釈者としての活動で高い評価を得ているエルヴェ・ニケが立ち、今回初共演となるギャルドから引き締まった熱いサウンドを引き出しています。
 現フランス軍に連なる言わば本場の団体を中心とした演奏陣によるパフォーマンスは圧倒的な力強さ。2024年のパリ・オリンピックに向けて大いに盛り上げてくれる一枚といえそうです。

 
 
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CVS107
(2CD)
\4400→\4090
ファジョーリが描き上げるヘンデルの
 金字塔的名作『メサイア』
  ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団(古楽器使用)

  ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
   オラトリオ『メサイア』 (全曲)
マリー・リス(ソプラノ)
マルゲリータ・マリア・サーラ(コントラルト)
パブロ・ベムシュ(テノール)
アレックス・ローゼン(バス)
カタルーニャ音楽堂室内合唱団
 (合唱指揮: シャビエル・ピュイグ)
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団(古楽器使用)
コンサートマスター&独奏:
 レオノール・デ・レーラ(ヴァイオリン)
フランコ・ファジョーリ(指揮)

 録音: 2022年12月10、11、17、18日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
 収録時間: 132分

 【人気絶頂のカウンターテナー、ファジョーリが描き上げるヘンデルの金字塔的名作】
 現代を代表するカウンターテナーの一人で、2018年の来日時にも多くの人を虜にしたフランコ・ファジョーリが、自ら当たり役を多く演じてきた作曲家であるヘンデルの代表作に指揮者として臨んだ注目の新録音。
 ヴェルサイユ宮殿に集う気鋭奏者たちからなる室内オーケストラ(弦楽編成は5/5/3/3/1、管楽器は各パート1人ずつの配置)、バルセロナの歴史ある劇場を拠点とし古楽復興に大きな功績を果たしてきた合唱協会を母体とする室内合唱団と一体感あるアンサンブルを織り上げ、頼れる独唱陣と共に起伏に富んだドラマを鮮やかに織り上げてゆきます。
 テンポ変化を活かしながらも古楽器演奏に多い鋭角的な表現をいたずらに誇示せず、ニュアンスと濃やかな色彩感を追求した解釈が作品全体を通じてきわめて効果的で、歌詞の味わいが際立つ歌いまわしと共に、ヘンデルの音作りの粋がおのずから浮かび上がる仕上がり。
 Zig-Zag Territoiresで長く活躍した俊才エンジニアのフランク・ジャフレスの仕事ぶりも頼もしく、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂空間に響きわたる、新時代の瑞々しさに満ちた傑作の味わいを見事に収めています。

 
 
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CVS138
\2800→\2590
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団
アントニオ・ヴィヴァルディ:
 協奏曲集『四季』、 オーボエ協奏曲

  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   1-12. 協奏曲集『四季』~『和声と創意への試み』Op.8より
   1-3. ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1/RV 269
   4-6. ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」Op.8-2/RV 315
   7-9. ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」Op.8-3/RV 293
   10-12. ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」Op.8-1/RV 297
  13-15. オーボエ協奏曲 ハ長調 RV 450
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団
 (古楽器使用)
ステファン・プレヴニャク(ヴァイオリン、指揮)
ミハエラ・フラバーンコヴァー(オーボエ)

 録音: 2023年7月14-16日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 収録時間: 47分

 【フランスの古楽シーンをヴェルサイユから牽引する精鋭勢のみずみずしいヴィヴァルディ】
 ずば抜けたヴァイオリン演奏能力と作曲センスを誇り、聖職者でありながら礼拝よりも音楽活動で国際的に注目を集め「赤毛の司祭」の綽名とともに音楽史の1ページを飾ったヴェネツィアの作曲家ヴィヴァルディ。
 生前からその人気はパリにも及んでおり、20世紀に彼の名が再び有名になるきっかけとなった傑作曲集『四季』は特に大きな関心を集めたばかりか、「春」に至っては作曲者の歿後何十年も公に演奏され続けたほどでした。
 そうしたヴィヴァルディ受容を語る上で見過ごせないフランスの古楽シーン最前線を代表する拠点のひとつヴェルサイユ宮殿から古楽器オーケストラによる『四季』最新録音が登場。
 近年オペラ上演でも活況をみせている王室歌劇場を舞台に、知られざる18世紀以前のオペラの指揮でも実績をあげつつヴィヴァルディの「パリ協奏曲集」(CVS065)やハイドンの「朝・昼・晩」(CVS094)など器楽録音でも注目を集めているステファン・プレヴニャクを中心に、フランス、ポーランド、チェコなど欧州各地から俊才が集うヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団が、傑作の内から湧き上がる興奮を絶妙の一体感の中で鮮やかにドライヴしてゆく精緻な解釈がたまりません。
 劇音楽の指揮経験が如実にあらわれるプレヴニャクの芸達者ぶりと妙技にも目を見張るばかり。
 ヨーロッパ最前線の古楽器演奏の面白さを隅々まで堪能できる『四季』に加え、浮き立つ愉悦と躍動感に貫かれたオーボエ協奏曲ではチェコの俊才ミハエラ・フラバーンコヴァーがバロック楽器の美音とニュアンスの豊かさを存分に楽しませてくれます。

 
 
 


CVS093
\2800
フランス19世紀のクリスマス ~
 第一次帝政期から王政復古期にかけてのオルガン音楽
カンタン・ゲリヨ(オルガン)
モード・べサール=モランダス(ソプラノ)[5,11,17,22]
  イザーク=フランソワ・ルフェビュール=ウェリ(1754-1831):
   1. A la venue de Noel 「ノエルの到来に」
   2. Laissez paitre vos betes 「獣たちを率いるにまかせ」
   3. Air d'un opera de D'Hezeide pour servir de Noel ドゼードの歌劇のエールをノエル仕立てで
   4. Te bien aimer ma Zelie 「愛しいゼリーよ、おまえを深く愛するには」
  ジャック=マリー・ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1766-1834):
   5. 1er O Salutaris おお救いの生贄よ 第1番
  ルフェビュール=ウェリ:
   6. Tambourin タンブラン
   7. Chantons je vous prie 「さあ皆で歌いましょう、謹んでお願いしましょう」
   8. Or nous dites Marie 「さあ今こそ、とマリア様が声をかけてくださいます」
   9. Charmante Gabriele. 「愛らしき天使ガブリエル」
   10. Joseph est bien marie 「ヨセフはついに結婚し」
  ルイージ・ケルビーニ(1760-1842):
   11. Pater Noster 天にまします我らが父よ
  ルフェビュール=ウェリ:
   12. Noel (Suisse). スイスのノエル
   13. 先掲のノエルに基づくフーガと変奏
   14. O ma Tendre Musette 「おお、わが愛しきミュゼットよ」
   15. Noel pour etre joue en Choeur de Trompete [sic] sur tous les fonds
    基本管群の伴奏でトランペット管を合唱のように使って弾くノエル
   16. Fugue.Je me suis leve ノエル「わたしが朝起きると」に基づくフーガ
  ボーヴァルレ=シャルパンティエ:
   17. 2e O Salutaris おお救いの生贄よ 第2番
  ルフェビュール=ウェリ:
   18. Ou s'en vont ces gais Bergers 「この陽気な羊飼いたちは何処に行くのか」
   19. Ah ! Ma voisine, es-tu fachee ? 「ああ!隣りの奥さんよ、怒っているのか」
   20. Cantique de St Nicolas. Noel. ノエル「聖ニコラオスの讃歌」
   21. A la venue de Noel 「クリスマスが来たからには」
   22. Le Motet verbum caro. 「言葉は肉となり」
 ※ルフェビュール=ウェリの作品は
  『オルガン独奏のために編曲された降誕節歌曲全覧』(1823年パリ刊)より

 録音: 2022年4月29-30日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
 収録時間: 65分

 【ナポレオン時代から19世紀前半にかけての知られざるオルガン世界】
 かつてブルボン王家が祈りを捧げたヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂で、当初の姿に復元されたフランス古典様式の名器によって19世紀初頭の知られざるオルガン音楽世界に迫る好企画。
 ノエルと呼ばれる、クリスマスシーズンに昔から教会の外で歌い継がれてきた伝統的な俗謡(フランス語ではクリスマスのこともノエルと呼びます)にもとづく曲を集めていますが、18世紀末の大革命前後から19世紀半ばにフランクが登場するまでのフランスのオルガン音楽は録音物も含め聴ける機会がほとんどなく、その見過ごされた時代にどれほど豊かな音楽遺産が生まれていたかを実感できる貴重なアルバムになっています。
 プログラムの中核を占めるイサーク=フランソワ・ルフェビュール=ウェリは、オッフェンバックと同時代にオペレッタさながらの軽快かつ変幻自在なオルガン音楽を書き録音も多いL. J. A. ルフェビュール=ウェリ(1817-1869)の父親。
 モーツァルトやクレメンティと同世代に属し、革命期とナポレオン帝政期を経て王政復古期まで活躍したこの作曲家は、バロック風の音色の使い分けを巧みに活かしながら時に古典派流儀のオペラ編曲も手がけ、短い演奏時間の中にフランス流のオルガン語法の魅力が驚くほど豊かに詰まった佳品を多く残しました。
 ピアニシモのソロが魅力的な音量対比に満ちたボーヴァルレ=シャルパンティエの作品、当時を代表する歌劇作曲家ケルビーニの独唱モテなども魅力的。
 ソプラノ独唱が加わるトラックでの清らかな歌も晩期古典派風の整った作風で、ヴェルサイユの楽器の音色の美が作品の魅力をひときわ引き立ててやみません。
 アルザス生まれでブヴァール、ラトリ、エスケシュ、パンスマーユらフランスのオルガン伝統をひく巨匠たちに師事した俊才カンタン・ゲリヨの端正で精緻な演奏技量がきわだつ名演です。
 




DYNAMIC



CDS-8006
\2400
マリオ・カルボッタ(フルート)
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):
 フルートと弦楽のための四重奏曲

  1-3. 四重奏曲第1番 ト長調
  4-6. 四重奏曲第2番 ヘ長調
  7-10. 四重奏曲 ホ短調
 
 ※全て世界初録音
マリオ・カルボッタ(フルート)
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)
アッティリラ・キヨコ・チェルニトーリ(チェロ)

 録音:2022年10月28-30日 Auditorium Stelio Molo、Lugano、RSI(スイス)
 総収録時間:61分

 歌劇《群盗》や《ヴェスタの巫女》などの一連の歌劇で知られるイタリアの作曲家メルカダンテ。このアルバムには彼が学生時代を送っていた頃に書かれた一連のフルート四重奏曲が収録されています。
 19世紀のイタリアでは歌劇以外のジャンルの作品はほとんど顧みられていませんでしたが、メルカダンテは彼の師であるパスカーレ・ボンジョルノと、当時人気を誇っていた演奏家セルジオ・ニグリを念頭においてフルート四重奏曲を作曲し、私的な演奏会で披露されたようです。
 これらはどれも、ロッシーニの歌劇のアリアを思わせる美しい旋律を彩る華麗な装飾が特徴で、とりわけ1816年以降に作曲されたとされるホ短調の四重奏曲は、全ての楽器が見せ場を持つ協奏的な性格を持っています。
 イタリア人の父と日本人の母を持つアッティラ・キヨコ・チェルニトーリをはじめとする19世紀イタリア音楽を得意とする奏者たちの演奏です。



 


CDS-7994
\2400
ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ)
ベートーヴェン=リスト:交響曲全集 第3集交響曲第5番/第2番

 1-4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
   1. Allegro con brio / 2. Andante con moto /
   3. Scherzo: Allegro / 4. Allegro
 5-8. ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
  5. Adagio molto - Allegro con brio / 6. Larghetto /
  7. Scherzo, Allegro / 8. Allegro molto
ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ)

 録音:2022年10月20-22日 MKMA Studios、MiltonKeynes(UK)
 総収録時間:70分

 フランツ・リストは25年という長い年月をかけてベートーヴェンの交響曲をすべてピアノ独奏用に編曲しました。
 これらはオリジナルのスコアを忠実にピアノで再現できるように、きわめて緻密に書かれています。
 もちろん演奏も至難で、ピアニストは楽器から立体的な響きを紡ぎだすことが要求されます。
 マルタ・アルゲリッチの信頼も厚く、幾たびも共演経験を持つイタリアのピアニスト、ガブリエレ・バルドッチがこの全曲録音に取り組んでおり、今回の第3集では第5番と第2番を演奏。しなやかな表現と見事な技巧で聴き手を魅了します。

 
 




RESONUS CLASSICS


RES10326
\2600
ウィリアム・バード(1540-1623):鍵盤のための音楽集 スティーヴン・ファー
 (オルガン‛&テイラー・アンド・ブーディー社)
 1. Voluntary ヴォランタリー ハ長調 (H11/ムジカ・ブリタニカ第26番)
 2. Fantasia ファンタジア イ短調 (H4/ムジカ・ブリタニカ第13番)
 3. Miserere ミゼレーレ [I] (ムジカ・ブリタニカ第66番)
 4. Miserere ミゼレーレ [II] (ムジカ・ブリタニカ第67番)
 5. Fantasia ファンタジア ハ長調(H8/ムジカ・ブリタニカ第25番)
 6. Verse ヴァース (H12/ムジカ・ブリタニカ第28番)
 7. Fantasia ファンタジア [ト長調 2] (H7/ムジカ・ブリタニカ第63番)
 8. Gloria tibi Trinitas 汝三位一体に栄光あれ(ムジカ・ブリタニカ第50番)
 9. Fantasia ファンタジア [ト長調1] (H6/ムジカ・ブリタニカ第62番)
 10. Ut re mi fa sol la [ト長調] ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ (H13/ムジカ・ブリタニカ第64番)
 11. Voluntary ヴォランタリー [イ短調/ハ長調] (H10/ムジカ・ブリタニカ第27番)
 12-13. O quam gloriosum est regnum おお何と栄光に満てる(EKM48)
  12. Prima pars / 13. Secunda pars

 録音:2023年7月4、5日 Sidney Sussex College chapel,Cambridge(UK)
 総収録時間:66分

 英国の作曲家ウィリアム・バードの没後400年記念の1枚。
 ケンブリッジ大学のクレア・カレッジでオルガンを学び、現在はナイツブリッジのセント・ポール教会や、オックスフォード大学のウスター・カレッジの音楽監督を務めるイギリスでも高名なオルガニスト、スティーヴン・ファーが演奏するのは、2014年にアメリカの「テイラー&ブーティ社」で製造された室内用の小さなオルガン。J.S.バッハ以前の作品にふさわしい音色です。



 

RES10327
\2600
王室礼拝堂のクリスマス
 1. ヴァシル・バルヴィンスキー (1888–1963):Shcho to za predïvo
 2. マーティン・ハインドマーシュ(1952-):Of a rose sing we
 3. アンドルー・カーター(1939-):. Angelus ad virginem
 4. God rest you merry, gentlemen [D.ウィルコックス(1919-2015)編]
 5. ポール・エドワーズ(1955-):No small wonder
 6. ルーファス・フロウド(1978-):Adam lay ybounden
 7. 伝承曲:Noël nouvelet[スティーヴン・ジャクソン(1951-)編]
 8. フィリップ・ムーア(1943-):変奏曲「Noël nouvelet」
 9. フロウド:Joyful and Triumphant(Fanfare on 'Adeste fideles')
 10. ジョン・フランシス・ウェイド(1711/12-1786):
  O come, all ye faithful (ディヴィッド・ウィルコックス編) -
   クリストファー・ロビンソンによる新たな対旋律付き
 11. ジョージ・マクフィー(1937-):
  Whence is that goodly fragrance flowing?
 12. ウィリアム・マサイアス(1934-1992):A babe is born Op.55
 13. デニス・ベダール(1950-):Variations sur 'In dulci jubilo'
 14. フランシス・グリア(1955-):The Christmas Rose
 15. グリア:I saw a stable
 16. グリア:Moonless darkness
 17. 伝承曲:Three Kings of Orient(M.ハインドマーシュ編)
 18. ルイス・ホールジー(1929-):Coventry Carol
 19. アンドルー・スミス(1970-):Veni Emmanuel
 20. ウィリアム・ハロルド・ファーガソン(1874–1950):
  From the eastern mountains
ルーファス・フロウド(オルガン)
ハンプトン・コート宮殿王室礼拝堂合唱団
カール・ジャクソン(指揮)

 録音:2023年7月18-20日 Chapel Royal, Hampton Court Palace(UK)
 総収録時間:67分

 1236年に聖ヨハネ騎士団が荘園を開いた地に建設されたイギリスの由緒あるハンプトン・コート宮殿。
 この宮殿の専属であるハンプトン・コート宮殿王室礼拝堂合唱団も先人たちから受け継いだ長い歴史をもっています。
 このアルバムでは、主として20世紀に書かれたアドベント、クリスマス、公現祭(エピファニー)のための音楽をフィーチャー。
 オルガニスト、ルーファス・フロウドの作品も含まれています。

 
 
 

RES10328
\2600
冬の聖務日課 クリスマスのための合唱作品集
 1. オリヴィア・スパークホール(1976-):All and some
 2. セシリア・マクドウォール(1951-):There is no rose
 3-5. レーナ・エスマイル(1983-):A Winter Breviary
  3. We Look For You(Evensong – Raag Hamsadhwani)
  4. The Year's Midnight(Matins – Raag Malkauns)
  5. The Unexpected Early Hour(Lauds – Raag Ahir Bhairav)
 6-8. サラ・マクドナルド(1968-):The Manger is Empty
  6. Like the snow in winter 7. As among broken glass
  8. The manger is empty
 9. ニルス・グリーンハウ(1989-):Advent Calendar
 10. トーマス・ヒューイット・ジョーンズ(1984-):Love is the Answer
 11-13. ルーシー・ウォーカー(1998-):The Christmas Life
  11. The Christmas Life 12. We shall walk
   13. The Angels' Song
 14. イシャニ・ペリンパナヤガム(1983-):When God made Eve
 15. ロデリック・ウィリアムズ(1965-):
  Queen Elizabeth's Winchester Carol (The Royal Carol)
 16-21. ボブ・チルコット(1955-):Mary, Mother
  16. A child in Galilee 17. Carpentry Carol
  18. After the angel 19. Walking Carol
  20. Dear heart 21. Hymn
セント・マーティン・ヴォイシズ(合唱)
ポリーナ・ソスニナ(ソプラノ)
エリザベス・バス(ハープ)

アンドルー・イーリス(指揮)

 録音:2023年5月23-25日 St Jude-on-the-Hill,Hampstead Garden Suburb、ロンドン(UK)
 総収録時間:66分

 セント・マーティン・ヴォイシズは、若いアーティスト、合唱指揮者の育成を目指し、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズなどとの共演を行い好評を博しているロンドンの合唱団です。
 彼らは毎週木曜日の午後に「Great Sacred Music」と銘打ったコンサートを行うほか、英国をはじめアメリカや南アフリカへツアーを敢行するなど活動の幅も広げています。
 このアルバムには、2013/14のシーズンにコンポーザー・イン・レジデンスを務めるルーシー・ウォーカーの「The Christmas Life」や、2022年に初演された人気作曲家のボブ・チルコットの「Mary, Mother」、歌手としてもおなじみのロデリック・ウィリアムズの「The Royal Carol」などの、クリスマスのために書かれた新しい作品が並びます。






<映像>


C MAJOR(映像)

80 8604
(Blu-ray)
\5500
シュトゥットガルト・バレエ団
 ドキュメンタリー・コレクション

  ドキュメンタリー
   『マルシア・ハイデ~ダンスへの誘惑』(45分)
     字幕:独、英語
   『フリーデマン・フォーゲル~ダンスの化身』(60分)
     字幕:英、独、仏、日本語
   『奇跡とスーパーヒーローたちの物語~
    シュトゥットガルト・バレエ団』(90分)
     字幕:独、英語
シュトゥットガルト・バレエ団
80 8508
(2DVD)
\5500

 巨匠ジョン・クランコの遺産を継承するドイツの名門、シュトゥットガルト・バレエ団の歴史を紐解く3つのドキュメンタリー映像集

 (Blu-ray)画面:16: 9、1080i、音声:PCMステレオ、BD 50、195分
 (2DVD)画面:16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DVD9、195分

 巨匠ジョン・クランコの遺産を継承するドイツの名門、シュトゥットガルト・バレエ団。
 バレエ団にまつわる貴重な3 つのドキュメンタリー映像を1 枚に収録したファン必見の映像集。

 『マルシア・ハイデ~ダンスへの誘惑』
 ジョン・クランコのミューズとしてあり続けた20世紀最高峰のプリマの1人、マルシア・ハイデ。
 ブラジル出身のマルシアは、伝説的な振付家のジョン・クラン コに才能を見出されて、シュトゥットガルト・バレエ団のトップダンサーとして1960年代から活躍。
 ジョン・クランコが急死した後、最終的にその遺志を継ぎ、 芸術監督としてクランコ作品の保存に努めたほか、自身でも複数の作品を振り付けて、バレエ団の存続と名声の確立に尽力しました。
 このドキュメンタリーは 2017 年に彼女の80歳の誕生日を記念して制作され、バレリーナとしての彼女の魅力を伝えた内容となっています。

 『フリーデマン・フォーゲル~ダンスの化身』
 ドイツの名門シュツットガルト・バレエ団の看板スターであり、ダンサーとして真の円熟期を迎え、古典からコンテンポラリーまで多彩な表現で世界中のファンを魅了するフリーデマン・フォーゲル。
 絶え間ないトレーニング、リハーサル、そしてツアー中の孤独感、キャリアへの不安などフォーゲルのダンサーとしてのすべてを凝縮した内容となっています。

 『奇跡とスーパーヒーローたちの物語~シュトゥットガルト・バレエ団』
 ジョン・クランコ時代から現在に至るまでシュトゥットガルト・バレエ団成功の軌跡を描いた内容。
 ハロルド・ウェッツェルが1 年間バレエ団に密着して、舞台から日常まで鮮明に捉えた映像です。
 




OPUS ARTE(映像)


OA1378D
(DVD)
\3600
英国ロイヤル・バレエ バレエ『シンデレラ』
 フレデリック・アシュトン版

  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
 特典映像:
  ・『シンデレラ』の紹介
  ・『シンデレラ』の制作
  ・キャスト・ギャラリー
シンデレラ...マリアネラ・ヌニェス
王子...ワディム・ムンタギロフ
義姉たち...アクリ瑠嘉、ギャリー・エイヴィス
シンデレラの父...ベネット・ガートサイド
仙女...金子扶生
老婆(変装した仙女)...オルガ・サバドフ
舞踏教師...デイヴィッド・ドネリー
二人のヴァイオリン弾き...山田薫、クセニア・ベレジナ
仕立屋 ...ハリス・ベル
ドレスメーカー...
 カタリーナ・ニケルスキ、マディソン・プリッチャード
靴屋...ジャコモ・ロベルト/美容師...エイデン・オブライエン
宝石商...ハリソン・リー/春の精...アナ・ローズ・オサリヴァン
夏の精...メリッサ・ハミルトン/秋の精...崔由姫
冬の精...マヤラ・マグリ/道化...中尾太亮
王子の友人たち...
 ジョセフ・シセンズ、ニコル・エドモンズ、
 ベンジャミン・エラ、カルヴィン・リチャードソン
求婚者たち...
 ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロド、
 フィリップ・モーズリー
英国ロイヤル・バレエ団/英国ロイヤル・バレエ学校生徒
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセルス

OABD7316D
(Blu-ray)
\4400
NYDX-50331
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400
NYDX-50332
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 原振付:フレデリック・アシュトン/再演振付:ウェンディ・エリス・サムズ/美術:トム・パイ/
 衣装:アレクサンダー・バーン/照明:デイヴィッド・フィン/ビデオ・デザイン:フィン・ロス/
 舞台奇術:クリス・フィッシャー/共同制作:カナダ国立バレエ/映像監督:ロス・マクギボン

 収録:2023年4月5日、12日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 (ロンドン)/収録時間:122分(本編113分、特典9分)
 音声:英語、PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕(特典映像のみ):日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、
 DVD‛&片面二層ディスク、Blu-ray‛&片面二層ディスク1080i High Definition

 【英国初演75周年 ― 英国ロイヤルバレエよりアシュトン版『シンデレラ』リバイバル上演映像登場!】
 フレデリック・アシュトン振付によるバレエの代表作として知られる『シンデレラ』が、コヴェント・ガーデンで初演された1948年から75周年となる2023年春、衣裳・舞台美術の大胆なリニューアルを伴ってリバイバル上演されました。
 本上演は、アシュトンによるオリジナル振付を忠実に再現しつつ、初演時に大きな話題を呼んだシンデレラの二人の義姉(アグリー・シスターズ ― アシュトン自身も同役の一人として出演)の現代的なアップデートや、草花をイメージさせる色鮮やかな衣裳、プロジェクション・マッピングによるスペクタクルな舞台美術など新たな見どころが満載。シンデレラ役のマリアネラ・ヌニェス、王子役のワディム・ムンタギロフを始め、コミカルな義姉役のギャリー・エイヴィスとアクリ瑠嘉、仙女役の金子扶生、道化役の中尾太亮らによる、めくるめくアシュトン・ステップが舞台一杯に繰り広げられます。
 プロコフィエフによるバレエ音楽『シンデレラ』は、前作『ロミオとジュリエット』と同様に、登場人物や情景を示すライトモチーフを使用しながらも、よりクラシック・バレエの舞踏形式とポスト・チャイコフスキーのバレエ音楽の伝統を意識して作曲された名作。
 バレエ音楽演奏の名匠コーエン・ケッセルスの導くオーケストラが、ウィットと生気に溢れる演奏でこの舞台を見事に支えています。






















10/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACTE PREALABLE

代理店変更のため再掲載
AP0478
【旧譜】
\2600
ルネ・ド・ボワドフル:
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集

  ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
   ロマンティック組曲 Op.24
    (ヴァイオリンとピアノのための)
   3つの小品 Op.54
    (ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
   3つの小品 Op.20(ヴァイオリンとピアノのための)
   田園詩 Op.87(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
   甘い思い出~エレジー Op.15-2
    (ヴァイオリンとピアノのための)
   アダージェット Op.15-4(ヴァイオリンとピアノのための)
   祈り Op.26-2(ヴァイオリンとピアノのための)
   小川のほとり Op.52(ヴァイオリンとピアノのための)、
    Deuxieme Elevation Op.61
     (ヴァイオリンとピアノのための)
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
ドミニク・ウルバノヴィチ(ヴァイオリン)
アンナ・サヴィツカ(チェロ)
アンナ・ミコロン(ピアノ)

 フランスの知られざる作曲家、ルネ・ド・ボワドフル!

 1838年にフランス東部のヴズールで生まれたルネ・ド・ボワドフルは、パリで学び、サン=サーンスやマスネとの出会いからも影響を受けた作曲家です。
 このアルバムにも収録されているような室内楽を数多く作曲していますが、他にも多くの歌曲やオーケストラ合唱曲、幾つかのピアノ曲などを残しています。
 しかしながら、これらの楽曲は現在、ほとんど演奏されることがなく、貴重なアルバムとなっています。

 ※録音:2019年8月11日-12日&2020年7月6日
 
 
AP0513
【旧譜】
\2600
ルネ・ド・ボワドフル:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2

  ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
   ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.67/
   子守歌 Op.34/甘い眠り~子守歌 Op.38-5/
   シオンのノートルダム大聖堂~奉献唱/
   2つの小品 Op.57/
   アンダンテ・エスプレッシーヴォ Op.63-3/
   ロマンス Op.73/セレナーデ Op.74/
   2つの小品 Op.77/Chant d'Eglise Op.89/
   春のセレナーデ Op.93
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
アンナ・ミコロン(ピアノ)

 「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第2弾は、パリ・オペラ座管弦楽団のコンサートマスター、アルフレッド・ブランに捧げられた「ヴァイオリン・ソナタ第3番」で幕を開けます。
 30分を優に超える大作の後には10曲の小品が据えられており、甘く抒情的な作品が揃っています。

 ※録音:2021年3月31日&4月1日
 
 
AP0519
【旧譜】
\2600
ルネ・ド・ボワドフル:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.3

  ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
   ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.12、
   3つのピアノ四重奏曲 Op.64、2つの小品 Op.21、
   メロディー Op.6、カンツォネッタ Op.39-8
  バンジャマン・ゴダール(ボワドフル編):
   マズルカ第2番 Op.54
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
アンナ・ミコロン(ピアノ)
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(ヴィオラ)
アダム・ガルネツキ(チェロ)

 「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第3弾は、前作同様ヴァイオリン・ソナタに重きを置いたアルバムでありながら、"ヴァイオリンとピアノのための"作品だけではなく、ピアノ四重奏曲も収録されている特徴的な一枚です。
 また、最後にはバンジャマン・ゴダールのトランスクリプションが収録されており、興味深い内容となっています。

 ※録音:2020年10月13日&2021年7月8日-9日
 
 
AP0532
【旧譜】
\2600
ルネ・ド・ボワドフル:ピアノ作品全集
 ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
  4手のための組曲 Op.44/
  スケルツォ・セレナーデ Op.9(2台ピアノのための)/
  無言歌集 Op.1/無言歌集 Op.2/2つの小品 Op.7/
  12の小品 Op.38(抜粋)/小川のほとり Op.52/
  小川のほとり Op.5
   2(ゴットフリート・H・フェダーラインによる編曲版)
アンナ・ミコロン(ピアノ)
ラファウ・レヴァンドフスキ(ピアノ)
スタニスワフ・マリイェフスキ(オルガン)

 「4手のための組曲」で力強くスタートするこのアルバムには、連弾や2台ピアノの作品を含む、ピアノ作品が収録されており、ソナタのような大きな作品はありませんが、魅力的な作品が詰め込まれています。
 タイトルには全集とついているものの、1904年に出版された「12の小品」は、出版社が厳選した5曲(今回収録されている第5番、第6番、第7番、第8番、第10番)しかフランス国立図書館に送らなかったため、出版されたか、されなかったかも定かではなく、姿を消してしまっています。

 ※録音:2021年4月1日&11月17日&12月1日
 




DA VINCI CLASSICS


C00791
(2CD)
特別価格
\3600
ヘンデル:ハープシコード作品全集 Vol.1 フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード)
 ソナタ ハ長調 HWV 577/カプリッチョ ヘ長調 HWV 481/前奏曲とアレグロ ト短調 HWV 574/
 ファンタジア ハ長調 HWV 490/組曲 ニ短調 HWV 447/組曲 ト短調 HWV 452/
 カプリッチョ ト短調 HWV 483/アルマンド イ長調 HWV 477/アルマンド ヘ長調 HWV 476/
 ジグ ヘ長調 HWV 492/前奏曲 ニ短調 HWV 561/ソナタ ヘ長調 HWV 582/
 ソナタ 変ロ長調 HWV 585/前奏曲 嬰ヘ短調 HWV 570/エア イ長調 HWV 468/
 ソナタ ハ長調 HWV 578《音楽時計のための》/前奏曲 イ短調 HWV 575/
 レッスン イ短調 HWV496/前奏曲 ト短調 HWV 572/ソナタ ト長調 HWV 579/
 組曲(パルティータ) ハ長調 HWV 443/シャコンヌ ハ長調(49の変奏曲を含む) HWV 484/
 パルティータ ト長調 HWV 450/前奏曲 ニ短調 HWV 563/前奏曲とカプリッチョ ト長調 HWV 571/
 組曲 ト短調 HWV 453/前奏曲 ニ短調 HWV 564/アレグロ ハ長調 HWV 472

 ヘンデルのスペシャリスト、フェルナンド・デ・ルカ!

 「Da Vinci Classics」からヘンデルのハープシコード作品全集の企画がスタート!全11巻(CD20枚)に及ぶ好企画が2枚組の第1巻から始まります。
 49の変奏曲を含むHWV 564や現在は失われてしまったヘンデルの歌劇《ネロ》を題材にしたと思われる組曲 HWV 453を収録するなど第1巻から目が離せない内容となっています。

 1961年ローマ生まれのハープシコード奏者フェルナンド・デ・ルカは、ヘンデル演奏の第一人者でありこれまでにも数多くの演奏を行ってきました。
 今回の全集でもその深い知識を活かし、ヘンデルの新しい姿を見せてくれることでしょう。

 ※録音:2022年10月&11月&12月(イタリア)
 
 

C00788
\2600
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.102
 ヴァイオリンとピアノのための三部作 Op.136
ピエルカルロ・サッコ(ヴァイオリン)
ルカ・スキエッパーティ(ピアノ)

 イタリアで活躍するヴァイオリニスト、ピエルカルロ・サッコによるサン=サーンスのヴァイオリンソナタ全集。
 サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタは、30代の彼が交響曲を作曲した後に、室内楽に興味を持った時期に作曲されました。
 特に《ヴァイオリン・ソナタ第1番》は《交響曲第3番》を作曲する前年に完成されたものでその内容は充実しており、演奏機会も多い作品となっています。

 ※録音:2023年、チーゴレ(イタリア)
 
 

C00787
\2600
チャールズ・カロミリス:遺失物からの歌
 ギレルミナのための2つの歌/
 エミリー・ディキンソンの3つの詩/
 アリソンの3つの夢/バロック・ユーモア/
 ファニス・ツロウハスの3つの詩/
 ヤヌーラのための2つのペロポネソス舞曲/忘れられない
パノ・ホラ・アンサンブル

 ギリシャ生まれのアメリカの作曲家チャールズ・カロミリスの作品集。
 ギリシャのシロス島やタイゲトス山脈、コロラド州のロッキー山脈などに伝わる音楽から作曲されています。
 
 
C00786
\2600
デイヴィッド・フォンタネージ:
 4つのオルガン・ソナタ

  ソナタ第1番/ソナタ第2番/
  ソナタ第3番/ソナタ第4番
アンドレア・アルベルティン(オルガン)

 イタリアの作曲家デイヴィッド・フォンタネージによる4つのオルガン・ソナタ。このジャンルの作品はイタリアの音楽史において意外と少なく、2021年にこの作品が完成したことは歓迎されるべきことです。
 これらの作品は対位法と調性の原理に基づきながらも、オリジナリティをしっかりと持っています。
 J.S.バッハはもちろんのこと、レーガーからも影響を受けたフォンタネージの作品をお楽しみください。

 ※録音:2023年3月
 
 

C00785
\2600
イタリア系スコットランド人 ~ 18世紀の音楽の旅 ~
 フランチェスコ・バルサンティが編纂・編曲した
  古いスコットランドの民謡集
マリア・デ・マルティーニ(ソプラノ)
アンサンブル・アクア・フェリックス

 イタリア音楽の文化をイギリスにもたらした音楽家フランチェスコ・バルサンティ。
 彼はフルートやオーボエ奏者としてまた教師、作曲家として活躍しました。
 彼はスコットランドんい滞在すると、28のスコットランドの古い作品を収集し、通奏低音を付けました。
 スコットランドとイタリアの音楽の融合をお楽しみください。

 ※録音:2021年6月
 




NEOS

代理店変更に伴い再掲載
NEOS1200910
(2CD)
【旧譜】
\5100
サッカーの試合を壮大なオラトリオに!?
 モーリッツ・エッゲルト(b.1965):
  宇宙空間の深淵 フットボール・オラトリオ
   ※世界初録音
ドイツ国立学術財団音楽アカデミー管弦楽団&合唱団
モーリッツ・エッゲルト(指揮)

 世界有数のサッカー大国であるドイツから生まれた、サッカーの試合を壮大なオラトリオで表現するという前代未聞の作品。
 「前半」と「後半+アディショナル・タイム」の2部構成になっており、審判のホイッスルや熱狂するサポーターの歓声、応援チャント、アナウンサーによる実況などが取り入れられたり、サッカーの応援でよく用いられる旋律が引用されるなど意欲的で創意工夫に満ちた壮大な作品になっています。
 2019年にミュンヘンのガスタイクで行われた世界初演のライヴ録音。

 ※録音(ライヴ):2019年8月25日、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ミュンヘン)
 
 
NEOS12011
【旧譜】
\2700
マーンコップ・エディション9 ~ フルート作品集
 クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):
  atsiminimas(バス・フルートのための)*
  coincidentia oppositorum(アルト・フルートのための)*
  La terreur d'ange nouveau(フルートのための)
  Finite Jest(フルートとソプラノのための)*
  succolarity(フルートのための)
  Kurtag-Cantus II(ピッコロのための)*
 *世界初録音
シャンナ・プラナイティス(フルート)
フラウケ・アウルベルト(ソプラノ)

 NEOSレーベルから多くの作品集をリリースしているクラウス=シュテッフェン・マーンコップのシリーズ第9作目であるフルート作品集。ピッコロからバス・フルートまで4種類の楽器を駆使し、フルートという楽器が持つ驚くべき多面性を表現します。
 大胆かつ革新的な活動でフルートの可能性を押し拡げているフルート奏者、シャンナ・プラナイティスのソロ・デビュー盤。

 ※録音:2015-2019年
 
 
NEOS12008
【旧譜】
\2700
トビアス・エドゥアルド・シック:室内楽作品集
 トビアス・エドゥアルド・シック(b.1985):
  Klangzeichnung(独奏ダブル・ベースのための)
  BAM (ohne Selbstsabotage)(アンサンブルのための)
  Schattenmusik(ヴァイオリン、アコーディオンとピアノのための)
  Unter Verschluss(クラリネット、チェロとピアノのための)
  Quilt(アコーディオンとエレクトリック・ギターのための)
 ※全曲世界初録音
トビアス・エドゥアルド・シック(ダブル・ベース)
エル・ペッロ・アンダルース
レナルト・ドームス(指揮)
ディエゴ・ラモス(ヴァイオリン)
オリヴィア・シュタイメル(アコーディオン)
サイキミチコ(ピアノ)
トリオ・ソステヌート
デュオ・シュタイメル=ミュクシュ

 1985年ドイツ生まれのトビアス・エドゥアルド・シックのすべて世界初録音となる室内楽作品集。
 シックはドレスデンとローマで作曲や電子音楽、コントラバス、ピアノなどを学びました。
 現在はフライブルクに暮らしながらフリーランスの作曲家、音楽学者として活動し、20世紀および21世紀の音楽についての論文を定期的に発表しています。

 ※録音:2013年-2019年
 
 
NEOS12006
【旧譜】
\2700
ゲオルク・フリードリヒ・ハース:
 影絵芝居、弦楽四重奏曲第4番&第7番

  ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1952):
   弦楽四重奏曲第7番(ライヴ・エレクトロニクス付き)
   影絵芝居(ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための)
   弦楽四重奏曲第4番(ライヴ・エレクトロニクス付き)
 
 ※全曲世界初録音
アルディッティ弦楽四重奏団
SWRエクスペリメンタル・スタジオ
ゾフィ=マユコ・フェッター(ピアノ)

 2025年度には武満徹作曲賞の審査員も務める現代音楽界の巨匠の一人、ゲオルク・フリードリヒ・ハースの世界初録音作品集。
 オーストリア、グラーツ出身でゲスタ・ノイヴィルト、フリードリヒ・ツェルハらに学んだハーツは、ミクロポリフォニーやミクロインターバルを用いるなどリゲティの作風との共通点を持つとされるスペクトル楽派の作曲家。
 その作品はドナウエッシンゲン現代音楽祭をはじめウィーン・モデルン、サントリーホール国際作曲委嘱シリーズなど世界中で盛んに演奏されています。

 ※録音:2016年-2019年
 
 
NEOS12005
【旧譜】
\2700
ヴェルナー・ハイダー:作品集
 ヴェルナー・ハイダー(b.1930):
  Berge zugespitzt(独奏ピアノのための)
  Sechs Eigenschaften(弦楽三重奏のための)
  クラリネット五重奏曲
  Architektur(ラージ・オーケストラのための)
 
 ※全曲世界初録音
ヴェルナー・ハイダー(ピアノ)
トリオ・プラス
アドリアン・クレーマー(クラリネット)
ミュンヘン・アカデミー四重奏団
バイエルン放送交響楽団
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)

 1930年生まれのドイツの現代作曲家、ヴェルナー・ハイダーの作品集。自身のリサイタルでのライヴ・パフォーマンスや2012年に亡くなった妻への追悼曲が含まれる弦楽三重奏作品などが収録されていますが、特に注目すべきはラージ・オーケストラのための「アーキテクチュア」。
 ペーテル・エトヴェシュ指揮、バイエルン放送交響楽団による大迫力のライヴ録音です。

 ※録音:2006年-2018年
 
 
NEOS12004
【旧譜】
\2700
ゲオルグ・カッツァー:後期作品集
 ゲオルグ・カッツァー(1935-2019):
  postscriptum zu B.(チェロとピアノのための3つの小品)
  ...bluht nur im Gesang
   (ソプラノ、チェロとピアノのためのソング・サイクル)
  discorso(管弦楽のための)
  percussum(打楽器四重奏のための)
  La scuola dell'ascolto 5
   (フルート、アルト・サクソフォン、
    トランペット、パーカッション、アコーディオン、
     ピアノとヴァイオリンのための)
 ※全曲世界初録音
イェルク・ウルリッヒ・クラー(チェロ)
ベルンハルト・パルツ(ピアノ)
エリザベス・トリオ
ベルリン放送交響楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ブレーメン打楽器アンサンブル
ゲオルク・カッツァー・アンサンブル・ベルリン

 2019年に亡くなったゲオルク・カッツァーが2016年以降に完成させた最晩年の作品を集めた1枚。
 現在のポーランド、シレジア出身のカッツァーは師であるハンス・アイスラーの影響を受けつつ、東ドイツにおける新しい電子音楽の先駆者としても功績を残しました。
 1963年にフリーの作曲家、演奏家として活動を始めて以来、実に様々なジャンルの音楽を作曲し、多くの現代音楽家に影響を与えました。

 ※録音:2017-2020年
 



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ICA CLASSICS

ICAC-5175
\2400→\2190
オストシガ補筆完成による新エディションに基づく初録音
モーツァルト:レクイエム(オストシガ補筆完成版)

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1. アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
  2-5. エクスルターテ・ユビラーテ K. 165
  6-19. レクイエム K. 626
   (ミヒャエル・オストシガ補筆完成版)
マリー・リス(ソプラノ)...2-19
ベス・テイラー(アルト)...6-19
シリル・デュボワ(テノール)...6-19
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス)...6-19
ローザンヌ声楽アンサンブル
ローザンヌ室内管弦楽団
ジョン・ネルソン(指揮)
NYCX-10440
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音: 2023年2月9日 ボーリュ劇場、ローザンヌ(ライヴ)
 収録時間: 62分
 ※国内仕様盤日本語解説...大津聡 歌詞対訳...白沢達生 ほか

 【モーツァルト「レクイエム」、オストシガ補筆完成による新エディションに基づく初録音】
 バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、ベルリオーズの大作で高い評価を得ているジョン・ネルソンと、コルボとの数々の名演で知 られるローザンヌ声楽アンサンブルとのモーツァルト・ライヴ。
 レクイエムはドイツの作曲家ミヒャエル・オストシガによる補筆完成版を使用していま す。オストシガ版は2019年に一旦完成しラインガウ音楽祭で試演され、その後フローリアン・ヘルガートの指揮で録音もされておりますが (COVIELLO CLASSICS)、今回の録音には2022年にベーレンライターから出版された楽譜が初めて用いられました。
 オストシガ版はジュ スマイヤー版を底本としながら、バイヤー版などと同様ジュスマイヤーによる甘美な音の上塗りや過度に劇的な表現を排除し、モーツァルトが 残したほかの宗教作品を参考にしながら、その晩年に於いて顕著となったヘンデルとバッハの影響も考慮してオーケストレーションにも多くの修 正を加えています。
 また「ラクリモサ」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」では演奏者に稿の選択肢を与えていることも特徴的。
 今回ネルソンはヘ ルガート盤と違い「ラクリモサ」はアーメン・フーガ無し、「サンクトゥス」はニ長調の稿という、ジュスマイヤー版に近い選択をしています。
 しかしな がら特に「サンクトゥス」以降では、大仰な表現やフレーズが容赦なく削られ曲のサイズなども変わり、聴きなれた「レクイエム」とは大きく違う部分も随所に。
 ネルソンはそのようなスコアを整理して曲の流れを重視した解釈を聴かせており、声楽陣を中心に演奏のクオリティも高く、さらに 見透し良い録音も相まって、たいへん美しい演奏を楽しめることも嬉しいところです。
 



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ORCHID CLASSICS



ORC100261
\2400→\2190
上岡敏之(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 リヒャルト・シュトラウス:
  オーボエ協奏曲、ホルン協奏曲、町人貴族

  1-3. オーボエ協奏曲 Trv 292
   1. I. Allegro moderato / 2. II. Andante /
   3. III. Vivace - Allegro
  4-6. ホルン協奏曲第1番 Op. 11
   4. I. Allegro / 5. II. Andant / 6. III. Allegro
  7-15. 組曲『町人貴族』
   7. Ouverture zum 1. Aufzug (Jourdain - der Burger)
     第1幕への序曲(町人ジュルダン)
   8. Menuett メヌエット
   9. Der Fechtmeister 剣術の先生
   10. Auftritt und Tanz der Schneider 仕立て屋の登場と踊り
   11. Das Menuett des Lully リュリのメヌエット
   12. Courante クーラント
   13. Auftritt des Cleonte (nach Lully)
    クレオントの登場(リュリの音楽による)
   14. Vorspiel zum 2. Aufzug (Intermezzo)
     (Dorantes und Dorimene Graf und Marquise)
     第2幕への前奏曲(間奏曲)
      (伯爵ドラントと公爵夫人ドリメーヌ)
   15. Das Diner (Tafelmusik und Tanz des Kuchenjungen)
     晩餐(食卓の音楽と料理人の踊り
アンドレアス・フォスダル(オーボエ)...1-3
ヤコブ・カイディング(ホルン) ...4-6

コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
上岡敏之(指揮)

 録音:2019年2月18-21日、2021年3月23-27日 Konservatoriets Koncertsal(デンマーク)
 総収録時間:77分

 上岡敏之が2016年から首席指揮者を務めるコペンハーゲン・フィルとの初CDが登場。洒落た選曲と演奏者の劇場的センスも活きた、粋で魅力的なアルバムです。
 ドイツ各地の劇場とオーケストラのポストを歴任してきた上岡にとってリヒャルト・シュトラウスは自家薬籠中のレパートリーの一つ。
 ここに収録されているのは、楽団の首席奏者をソリストに立てた協奏曲を2篇と、各パートにソリスティックな見せ場が多く、室内楽的なアンサンブル能力を要する組曲『町人貴族』という、楽団の規模に合わせ、その能力を活かした巧みな選曲です。
 コペンハーゲン・フィルはコペンハーゲンの名所チボリ公園のホールで演奏するために、作曲家ハンス・クリスチャン・ロンビが主導して1843年に創設された楽団を起源とし、現在は65名の楽団員を擁して年間120回ほどの公演を行っています。
 管弦楽のレパートリーに加え、国立歌劇場や王立劇場の舞台上演でも定期的に演奏。
 また夏の間は創設以来の伝統でチボリ公園のホールでの演奏会も行っています(その際は「チボリ交響楽団」の別名を使用)。ホルンのカイディングは1993年から、オーボエのフォスダルは2003年から、楽団の首席奏者(ソロ奏者)を務めています。
 
 


ORC100265
\2400
シューベルト/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
 1-4. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」D810
   1. I. Allegro / 2. II. Andante con moto /
   3. III. Scherzo / 4. IV. Presto
 5-11. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
   5. I. Adagio ma non troppo e molto espressivo /
   6. II. Allegro molto vivace / 7. III. Allegro moderato /
   8. IV. Andante ma non troppo e molto cantabile /
   9. V. Presto / 10. VI. Adagio quasi un poco andante /
   11. VII. Allegro
サッコーニ四重奏団
 Ben Hancox(ヴァイオリン)
 Hannah Dawson(ヴァイオリン)
 Robin Ashwell(ヴィオラ)
 Cara Berridge(チェロ)

 録音:2022年3月19-20日、7月22-23日 Wyastone Recording Studio(UK)
 総収録時間:80分

 2001年の結成以来、不動のメンバーで活動を続けるイギリスのサッコーニ弦楽四重奏団がウィーン古典派の大作2曲をカップリングした大胆な1枚。
 破格の7楽章構成で極めて独創的なベートーヴェンの第14番と、デモーニッシュな楽想に満ちたシューベルトの第14番「死と乙女」です。
 選曲の理由を「20年以上弾き込んで、最も強い心の絆を感じ、私たちを情熱的にさせ、私たちの演奏で聴いて欲しいと願う曲だから」と語っています。
 2022/23シーズンにはベートーヴェンの第14番を照明を落とした舞台で暗譜で弾く「ベートーヴェン・イン・ザ・ダーク」というコンサートを行うほどの入れ込みよう。両曲ともコントラストの大きな演奏です。
 グループ名はイタリアのヴァイオリン製作者・修復家でストラディヴァリの研究者としても名高いシモーネ・フェルナンド・サッコーニ(1895-1973)にちなんでおり、2つのヴァイオリンとヴィオラはサッコーニ作の楽器です。

 
 
 

ORC100270
\2400
2台ピアノのためのフランス音楽集
 1-3. ダリウス・ミヨー(1892-1974):
  スカラムーシュ Op. 165b(1937)
   1. I. Vif / 2. II. Modere /
   3. III. Brazileira (Mouvement de Samba)
 4. フランシス・プーランク(1899-1963):
  カプリッチョ(仮面舞踏会に基づく)(1952)
 5-7. プーランク:
  ソナタ FP8- 4手のために(1918/1939改訂)
   5. I Prelude / 6. II Rustique / 7. III Finale
 8. プーランク:エレジー – 2台ピアノのために(1959)
 9-12. プーランク:ソナタ - 2台ピアノのために(1952-53)
  9. I. Prologue / 10. II. Allegro molto /
  11. III. Andantino lyrico / 12. IV. Epilogue
 13. プーランク:L'embarquement pour Cythere
  シテール島への船出(1951)
 14-16. クロード・ドビュッシー(1862-1918):夜想曲
  (1899/モーリス・ラヴェルによる2台ピアノ編)
   14. I. Nuages 雲 / 15. II. Fetes 祭り /
   16. III. Sirenes シレーヌ
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
カーチャ・アペキシェヴァ(ピアノ)
 Steinway Model D

 録音:2021年4月13-14日、2022年3月31日-4月1日 Menuhin Hall,Yehudi Menuhin School,Cobham, Surrey(UK)
 総収録時間:70分

 2人の傑出したピアニストたちが織り成す4手ピアノの芸術。
 チャールズ・オーウェンとカーチャ・アペキシェヴァはこれまでにもラフマニノフやストラヴィンスキー作品で、素晴らしいアンサンブルを披露しています。
 今作で2人はフランスものに挑戦。ミヨーの生彩溢れる「スカラムーシュ」ではじまり、2台ピアノでも演奏されることのある「ソナタ FP8」や自身の映画音楽『アメリカ旅行』の中の曲である「シテール島への船出」をはじめとしたプーランクの多面性が発揮された5つの作品が続き、最後に置かれているのが、ラヴェル編曲のドビュッシーの「夜想曲」というラインナップです。
 息のあったデュオが、作品の繊細な魅力を存分に引き出しています。

 
 
 

ORC100268
\2400
荒れ野よ、荒れ地よ
 ジョナサン・ラザフォード(1953-):合唱作品集

  1-3. Isaiah 35 イザヤ書第35章– Three Advent Carols
   3つのアドヴェント・キャロル(1998)
    1. Rejoice, you barren land
    2. The Sofferent thatte seeth evere seycrette
    3. The Wilderness and the Solitary Place
  4-5. Magnificat & Nunc Dimittis & Pilgrim's Song
   マニフィカト、ヌンク・ディミティスと巡礼の歌 -
    星の子供(1979-1985)より
     4. Magnificat & Nunc Dimittis / 5. Pilgrim's Song
  6. Rejoice! Rejoice! (2010)
  7. In the Bleak Midwinter (2015)
  8. Blessed is the Man who Finds Wisdom (2015)
  9. For Behold, I Create New Heavens and a New Earth (2018)
  10-16. Good Friday Music
   聖金曜日の音楽(最後の7つの言葉)(2015)
    10. The First Word 第1の言葉
    11. The Second Word 第2の言葉
    12. The Third Word 第3の言葉
    13. The Fourth Word 第4の言葉
    14. The Fifth Word 第5の言葉
    15. The Sixth Word 第6の言葉
    16. The Seventh Word 第7の言葉
ウィリアム・サウンダーズ(オルガン)
ロンドン・ヴォイシズ(合唱)
ベン・パリー(指揮)

 録音:2021年10月29、30日、2022年9月12日 St Barnabas Church, Ealing(UK)
 総収録時間:58分

 イギリスの作曲家ジョナサン・ラザフォードの合唱作品集。
 10歳の時に新しく開校したユーディ・メニューイン音楽学校に入学。ナディア・ブーランジェから教えを受けながら、レノックス・バークリーらにも師事。ピアニストとして活動するとともに、合唱音楽の作曲家として宗教音楽、世俗音楽双方にわたる多数の作品を書き上げています。
 このアルバムは「I Slept and Dreamed that Life was Beauty」(ORC100249)の続編で、今作にも宗教的作品と世俗作品をバランスよく収録。
 イザヤ書からインスピレーションを受けたアドベント・キャロルや、オスカー・ワイルドの台本を用いた彼自身の歌劇《The Star–Child星の子供》からの音楽、他にも瞑想的で美しい「聖金曜日の音楽」などを収めています。
 



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PHI



LPH040
\2800→\2590
ヘレヴェッヘ2度目のシューマン交響曲全集完結
ロベルト・シューマン:
 交響曲 第1番「春」、第3番「ライン」

  ロベルト・シューマン(1810-1856):
   1-4. 交響曲 第1番 変ロ長調 Op.38「春」
   5-9. 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」
アントワープ交響楽団
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
NYCX-10439
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2019年10月...5-9、2022年10月...1-4 エリザベート王妃記念ホール、アントワープ(アントウェルペン)
 収録時間: 61分
 ※国内仕様盤日本語解説...舩木篤也

 【ヘレヴェッヘ2度目のシューマン交響曲全集完結】
 ヘレヴェッヘが、1996年と2006年に古楽器オーケストラのシャンゼリゼ管弦楽団と録音し、高い評価を得たシューマンの交響曲。
 その経験を経た今回の全集再録音では、機能性の高いモダン楽器のオーケストラによってさらに深化した解釈と幅の広い表現を聴くことが出来ます。
 引き締まったアクセントと各楽器の伸びやかな歌、そしてダイナミックなオーケストラの鳴りが素晴らしく、なかでも「春」のスケルツォや「ライン」冒頭などは格別の響き。
 2010年に自主レーベルPhiを立ち上げて以降、「本当に取り組みたい曲だけ指揮する」と標榜するヘレヴェッヘが敢えて臨んだ再録音だけに、大きな意味のある全集になったといえるでしょう。

 



ヘレヴェッヘ指揮&アントワープ響
 シューマン第1弾



LPH032
 \2800→\2590
ヘレヴェッヘ指揮&アントワープ響
 シューマン(1810-1856):
  交響曲第2番 ハ長調 Op.61/
  交響曲第4番 ニ短調 Op.120
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
アントワープ交響楽団
 コンサートマスター:リサンネ・スーテルブルック
NYCX-10111
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970
 
 
 古楽と合唱指揮の世界から徐々にレパートリーを広げ、シンフォニックなレパートリーでも注目されるようになって久しいヘレヴェッヘ。
 彼がドイツ・ロマン派の作品に相対するときには、圧倒的な古楽研究の経験値が大きな意味を持つことが少なくありませんが、さらに言うなら、彼が何よりもまず合唱指揮で頭角をあらわし、ロマン派作品でも「ことば」のある合唱作品で名演を刻んだのが先だったことも忘れてはならないポイントです。
 そうした音楽との向きあい方がとくに意味をもつのがシューマンの演奏解釈。
 長くピアノ曲しか書かなかったシューマンが交響曲を書くまでの間、徹底的に歌曲ばかり書いていた時期を挟んでいることを考えれば、ヘレヴェッヘのアプローチは最適な経験の重ね方と言ってよいかもしれません。

 ヘレヴェッヘはすでにharmonia mundi franceでシューマン交響曲を全曲録音していますが、そのときには自らのピリオド楽器楽団であるシャンゼリゼ管弦楽団との共演だったのに対し、今回はピリオド奏法の発想を取り入れた現代楽器の楽団であるアントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)を指揮しての録音。
 長年の共演歴がもたらした信頼関係のもと「残された時間は自分にとって意味ある作品の解釈に使いたい」と語るヘレヴェッヘが新たに問うシューマン像に期待が募ります。
 同様にピリオド楽器での全曲録音のあと、改めてロンドン交響楽団とシューマン・ツィクルスを録音したガーディーナーの解釈と聴き比べながら、ピリオド解釈ありきの21世紀のシューマン像に思いを馳せるのもよいのではないでしょうか。

 録音:[1-4]2018年6月18?20日、[5-8]2018年4月17?19日
   エリザベート王妃記念音楽堂、アントウェルペン(アントワープ)、ベルギー
  解説:アンドリュー・メラー
  【国内盤】
   解説日本語訳:白沢達生

 




ALBANY


TROY 1935
\2400
「アメリカのチェロ作品集」
 バーバー(1910-81):チェロ・ソナタ ハ短調Op.6
 ルーカス・フォス(1922-2009):カプチッリオ
 ケンジ・バンチ(b.1973):壊れた音楽
 クランシー・ニューマン(b.1977):メソッドから狂気へ
クランシー・ニューマン(Vc)
ナタリー・ズー(Pf)

 バーバーから現代作品まで!アメリカのチェロ作品集!

 録音:2021年12月21-23日 [49:43]

 20、21世紀アメリカのチェロとピアノのための作品を収録。
 バーバーは調性で書かれたロマンティックな音楽。第2楽章の緩徐楽章では弦楽のためのアダージョを思わせる抒情的な旋律が魅力的。
 バーンスタインの盟友としても知られるルーカス・フォスのカプリチオはジャズ、カントリー・ミュージックの要素と現代音楽が融合された痛快な一作。
 ケンジ・バンチの「壊れた音楽」は予想されるほど破壊的ではなく、ストリート・ミュージックの要素が取り入れられたファンキーな作品。
 最後にチェリスト、クランシー・ニューマンの自作自演「メソッドから狂気へ」で締めくくられる。
 
 

TROY 1932
\2400
「カヨン・アン&
 フレンズ・プレイズ・バーナード・ホッファー(b.1934)」

  (1)ピアノと弦楽のための合奏協奏曲(2014)
  (2)フレンチ・ホルン、ヴァイオリンと
   ピアノのための三重奏曲(2014)
  (3)2オーヴァー1(2015)~
   2つのトランペットとピアノのための
カヨン・アン(Pf)
(1)デイヴィッド・ギルバート(指揮)
 モーニング・サイド・ハイツ室内管弦楽団
(2)クルト・ニッカネン(Vn)
 ダン・ウィオンズ(Hr)
(3)ギル・ホッファー(Trp)
 クリスティアン・ヒンクル(Trp)

 録音:2021年12月1日、2022年9月5日、9月29日 [56:08]

 バーナード・ホッファーはスイス出身。1941年に渡米しイーストマン音楽院で学んだ。
 その後はオーケストラや室内楽、またテレビ、映画音楽の作曲に従事した。このアルバムは彼の近年の室内楽が収められている。
 韓国系のピアニスト、カヨン・アンを中心として編成されたアンサンブルのための作品集で、いずれもホッファーの自由な無調、新古典主義的傾向、テレビなどで培われた折衷主義的な作風が生かされた秀作。
 
 

TROY 1936
\2400
ジェームズ・アドラー(b.1950):歌曲集
 あしたは何がある?/ピエ・イエズス/
 美しい庭/グローイング/
 希望は羽の生えた何か/夢/
 夜の彼方/絵の中のあの星
エリザベータ・ウラホヴィチ(Sop)
ペリー・スーク(Br)
マイケル・ブキャナン(Ten)
ケネディ・カナガワ(Ten)
ジェームズ・アドラー(Pf)
ほか多数

 録音:2022年10月3日、2023年1月23日ニューヨーク [31:17]

 ジェームズ・アドラーはアメリカの作曲家、ピアニスト。
 17歳でソリストとしてシカゴ響と共演してデビュー、ピアニストとして活動するが、その後作曲にも情熱を燃やし、声楽曲を中心に作品を発表した。
 このディスクは彼の近年の歌曲を集成したもので、いずれもブロードウェイ・ミュージカルのような親しみやすい、抒情的なソング。
 
 

TROY 1937
\2400
「現代メキシコのフルート音楽」
 アルトゥーロ・ロドリゲス(b.1976):内観(2020)
 ホセ・パブロ・モンカーヨ(1912-58):アマチナク(1937)
 フアンラ・ウルスティ(b.1985):ないものねだり(2020)
 サミュエル・ジマン(b.1985):子守歌(2019)
 ディアナ・シルセ(b.1984):美と強さ(2007)
 エドゥアルド・ガンボア(b.1960):透明なフィルム(1997)
 アルトゥーロ・マルケス(b.1950):ダンソン第5番「夜明けの港」(1997)
ジョナサン・ボルハ(Fl)
エクトール・ランダ(Pf)

 録音:2022年ウィスコンシン州 [59:54]

 近現代メキシコの作曲家によるフルートとピアノのための作品集。
 カルロス・チャベスの弟子であるモンカーヨ以外は全て存命の作曲家で現代メキシコの若手からベテランの作曲家で現代メキシコ作曲界の全容を俯瞰できる内容となっている。
 作風は様々だが、印象派的なものからメキシコ民族音楽を現代的な要素と組み合わせたものまで多種多様。ラテンの国メキシコらしい明るいエネルギーに溢れた作品揃い。
 
 

TROY 1938
\2400
「ドリーム・スケープ」~
 ヴィヴィアン・ファイン:フルート作品集

  ヴィヴィアン・ファイン(1913-2000):
   (1)2つのフルートのための4つの小品
    (アンドリュー・W・パーカーによる
     フルートとオーボエのための編曲版)
   (2)オーボエとピアノのためのソナチネ
   (3)フルートとヴィオラのためのデュオ
   (4)ドリーム・スケープ~アンサンブルのための
   (5)エミリーの印象~フルートとピアノのための
   (6)川の向こう側からのカンティクルス~
    アンサンブルのための
エリン・K・マーフィ(Fl)
(1)アンドルー・W.パーカー(Ob)
(2)(4)(6)ヘジン・チョー(Pf)
(3)ジャクリーヌ・スカラ(Va)
(6)バベット・ベトラー(Cl)
 ローラ・タルボット=クラーク(Vn)
 ブリー・アハーン(Vc)
 デレック・ジョンソン(Perc)
(4)(6)ブラッド・ジェネヴロ(指揮)
(4)打楽器アンサンブル
 アレクサンドラ・アギレー(Fl)
 シェリー・マーティンソン(Fl)
 ブリー・アハーン(Vc)

 録音:2022年12月2-4日オクラホマ州立大学 [44:58]

 作曲家ヴィヴィアン・ファインはシカゴ出身のアメリカの作曲家。ヘンリー・カウエルにも一時期、私淑し学んだことがある。70年以上のキャリアのうち、およそ140曲の作品を残した。
 作風は多様でフランス印象派風の作品から12音技法までヴァラエティに富んでいる。このアルバムは彼女の主要な室内楽作品を集大成したもの。
 
 

TROY 1940
\2400
ケッティ・ネズ(b.1964)作品集
 (1)遥かなる太陽の光(2021)
 (2)クライミング:フリー・フォール(2021)
 (3)素描(2018)
 (4)秘密を守れ(2021)
(1)マシュー・リー(Fl)
 サッチャー・ハリソン(G)
(2)ロビン・ジュリアン(Vn)
 ケッティ・ネズ(Pf)
(3)サラ・ブレディ(Fl)
 アイヤ・レーケ(Vn)
(4)プレイグランド・
 アンサンブル弦楽四重奏団

 録音:2021年8月22日、2022年5月22日、9月12日、2023年2月21日 [60:30]

 ケッティ・ネズのALBANYへの3枚目の作品集。
 彼女は東京で間宮芳生に作曲を師事しているが、作風は間宮とは著しく異なる。しかし、民族的な素材に現代的な処理を施すところや、ひとつの作風、様式にとらわれない辺りは師匠と共通しているかもしれない。
 
 

TROY 1941
\2400
「ヴァルコフ=ダーン・プロジェクト」~
 ルーク・ダーン(b.1976):ピアノ作品集

  ピアノ・ソナタ/夜想曲/
  ジュオコ・ピアノ/8つのマズルカ
ヴィクトール・ヴァルコフ(Pf)

 録音:2020年12月15-16日、2021年7月21-22日、2023年5月8-9日 [60:56]

 ルーク・ダーンはアメリカの中堅作曲家。
 彼はアイオワ大学と西ミシガン大学で学び、現在はユタ大学で教鞭を執りつつ作曲を行っている。
 彼の作品はアメリカ国内のみならず、世界で幅広く演奏されている。彼の作風は自由な無調に基づくもので、ベルクなどの表現主義的な音楽と深い関連性があると共にジャズのイディオムを取り入れるなどアメリカ人らしい側面もある。
 




STRADIVARIUS



STR 37261
\2400
レスピーギの弟子にしてリゲティの師匠
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
 ピアノ作品集Vol.1

  ローマのノート/交配種/
  3つの幻想曲/3×33/カネフォレ/
  即興的な楽章/仮面/
  ピアノ・ソナタ第1番
ステファーノ・カシオーリ(ピアノ)

 レスピーギの弟子にしてリゲティの師匠、ファルカシュのピアノ作品集第1弾!

 録音:2022年6月6日-10月26日、12月18日 [72:49]

 フェレンツ・ファルカシュはハンガリーの作曲家。地元ブダペスト音楽アカデミーで学んだ後、イタリアでレスピーギに師事した。
 ウィーンとコペンハーゲンで映画音楽に携わった後、故国に戻りリスト音楽院で教鞭を執りつつ作曲に励んだ。
 弟子にはジェルジ・リゲティ、ジェルジ・クルタークら錚々たる面々がいる。彼は多作家で作曲した総数はなんと700曲に及ぶ。
 この企画は彼の膨大な作品の中から特にピアノ作品を取り上げ紹介してゆくもの。彼の作風はこのアルバムを聴く限り、多くは新古典主義から自由な無調、12音技法の手法で書かれている。知られざる作曲家の貴重なピアノ曲として一聴に値する。
 
 

STR 37273
\2400
「ギターで聴くシューベルト・メンデルスゾーンの歌曲集」
 (1)シューベルト(1797-1828):歌曲集
  セレナードD.957-4/さすらい人D.489/
  愛の使いD.957-1/知りたがる男D.795-6/
  住処D.957-5/ライヤー弾きD.911-24
 (2)メンデルスゾーン(1809-1847):「無言歌」より
  狩りの歌Op.19-3/春の歌Op.62-6/
  葬送行進曲Op.62-3/失われた幻影Op.67-2/
  巡礼の歌Op.67-3/紡ぎ歌Op.67-4
 (3)シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」より第2楽章
ジャコモ・コピエッロ(ギター)
(2)(3)ミケーレ・テデスコ(ギター)

 ギターによるシューベルト&メンデルスゾーン:歌曲集!

 53'56

 シューベルトの名歌曲と弦楽四重奏曲「死と乙女」より、そしてメンデルスゾーンのピアノ曲「無言歌」をギターに編曲して聴かせる一枚。
 いずれの曲も最初からギターのために書かれたかのような自然な佇まいに惹かれる。シューベルトの歌曲は8弦ギター1本、メンデルスゾーンの無言歌とシューベルトの「死と乙女」はギター2本で演奏されている。
 ギターは小さなオーケストラと言われるように多様な表現が可能で、ここでもシューベルトとメンデルスゾーンの歌心溢れる作品がギターで豊かに表現されている。STRADIVARIUS社の鮮やかな録音も魅力。
 
 
STR 37235
\2400
ジャコモ・マンツォーニ(b.1932):声楽作品集
 (1)「エミリー・ディキンソンの10の詩」(1988)~
  ソプラノ、4弦楽器の独奏と2つのハープ、10の弦楽器のための
 (2)「ベケットの言葉」(1971)~
  2つの合唱団、3群の楽器と磁気テープのための
リヴィア・ラド(Sop)
アンサンブル・ヴォカーレ・コンティヌウム
カステルバルコ・ポリフォニー合唱団
マルコ・アンギウス(指揮)
ヴェネト・パドヴァ管弦楽団
アルヴィス・ヴィドリン(サウンド・エンジニア)

 録音:2022年5月31日-6月1日パドヴァ[43:32]

 ジャコモ・マンツォーニはルイジ・ノーノ、ブルーノ・マデルナの少し後の世代を代表するイタリアの作曲家。フランコ・ドナトーニやニコロ・カスティリオーニらと交友し、互いに影響を与え合いながら作品を発表した。
 マンツォーニの作品はクラウディオ・アバド、ジュゼッペ・シノーポリ、マウリツィオ・ポリーニらがさかんに取り上げている。
 「エミリー・ディキンソンの詩」はアンサンブルが終始最弱音のなか、ソプラノの祈るような歌声が印象的。「ベケットの詩」はノーノの影響を受けてか、テープ音楽を伴うアンサンブルと合唱のための作品。
 こちらもオーケストラの終始最弱音のなか、合唱が呻いたりささやいたり、時には叫んだりと様々な唱法を駆使してベケットの特殊な詩の世界を表そうとする。
 
 

STR 37254
\2400
ヴァイオリンとピアノのデュオによる
 「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集

  ヴァージニア・ステラ&アルベルト・ブライダ:
   「水滴の上を歩く」I~X
ヴァージニア・ステラ(Vn)
アルベルト・ブライダ(Pf)

 録音:2022年12月11日[49:27]

 ヴァイオリンとピアノのデュオによる10曲から構成される「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集はヴァイオリンのヴァージニア・ステラとピアノのアルベルト・ブライダの共同作曲による作品。
 いずれも調性で書かれメランコリックで美しい叙情的な小品集である。
 ジョージ・ウィンストンやアルヴォ・ペルト、佐藤聰明など、ニュー・エイジ・ミュージックの好きな人に特にお薦め。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LEBHAFT



LBCDR 1037
(CD-R)
\2500
アタウルフォ・アルヘンタの死の2ヶ月前の貴重な録音
 シューベルト「ザ・グレート」

  シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
アタウルフォ・アルヘンタ指揮
セント・ソリ管弦楽団

 録音:1957年11月 パリ (ステレオ録音) 
 原盤:米Omega OSL-12

 44歳で夭折したスペインの鬼才アタウルフォ・アルヘンタの死の2ヶ月前の貴重な録音。
 アルヘンタは一部のライヴ録音を除き、独墺系の作品のセッション録音は皆無に等しく、このシューベルトはまさに奇跡的な音源。
 疾走感溢れる実に軽快で躍動的な演奏で、この大曲を一気に聴き終える。
 この特徴的な響きはスペインの指揮者とフランスのオーケストラならではのサウンドと言えよう。
 



<映像>


NAXOS(映像)


2.110766
(2DVD)
\4000
ベルリン・ドイツ・オペラより
 新制作《マイスタージンガー》

  ワーグナー:
   《ニュルンベルクのマイスタージンガ―》
   全3幕
 台本:リヒャルト・ワーグナー
ハンス・ザックス...ヨハン・ロイター(バス・バリトン)
ファイト・ポーグナー...アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)
クンツ・フォーゲルゲザング...ギデオン・ポッペ(テノール)
コンラート・ナハティガル...ジモン・パウリ(バリトン)
ジクストゥス・ベックメッサー...フィリップ・イェーカル(バリトン)
フリッツ・コートナー...トーマス・リーマン(バリトン)
バルタザール・ツォルン...パウル・カウフマン(テノール)
ウルリヒ・アイスリンガー...クレメンス・ビーバー(テノール)
アウグスティン・モーザー...ブルクハルト・ウルリヒ(テノール)
ヘルマン・オルテル...スティーヴン・ブロンク(バス・バリトン)
ハンス・シュヴァルツ...トビアス・ケーラー(バス)
ハンス・フォルツ...キム・ピョンギル(バス・バリトン)
ワルター・フォン・シュトルツィング・・クラウス・
 フロリアン・フォークト(テノール)
ダーヴィト...ヤーツォン・ホァン(テノール)
エーファ...ハイディ・ストーバー(ソプラノ)
マグダレーネ...アニカ・シュリヒト(メゾ・ソプラノ)
夜警(声)...ギュンター・グロイスベック(バス) 他
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ジェレミー・バインズ)
指揮:ジョン・フィオーレ

NBD0178V
(2Blu-ray)
\4000
NYDX-50330
(2Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 演出:ヨッシ・ヴィーラー、セルジオ・モラビト、アンナ・フィーブロック
 美術:アンナ・フィーブロック、トルステン・ゲルハルト・ケプフ
 衣装:アンナ・フィーブロック、シャルロッテ・ピストリウス
 照明:オラフ・フレーゼ
 ドラマトゥルギー:セルジオ・モラビト、ゼバスティアン・ハヌサ
 映像監督:ゲッツ・フィレニウス
 共同制作:ベルリン・ドイツ・オペラ&ナクソス
 協力:ベルリン=ブランデンブルク放送

 収録:2022年6月29日、7月2日 ベルリン・ドイツ・オペラ(ドイツ)/収録時間:281分
 音声:ドイツ語 Dolby Digitalステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、ドイツ語、英語、フランス語、韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク×2/Blu-ray...片面二層ディスク×2 1080i High Definition

 【ベルリン・ドイツ・オペラより渾身の新制作《マイスタージンガー》登場!】
 ワーグナーのオペラ上演に歴史的な伝統を持ち、1963年ヴィーラント・ワーグナー演出、ロリン・マゼール指揮による《トリスタンとイゾルデ》の日本初演や、《ニーベルングの指環》4部作の通し上演(1987年ゲッツ・フリードリヒ演出)など、日本のワーグナー作品の上演史にも大きな足跡を残すベルリン・ドイツ・オペラが、2021年年末に話題を集めたステファン・ヘアハイム演出の《ニーベルングの指環》全4部作の上演に続き、2022年6月に新制作《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のプレミエ上演を果たしました。
 ヨッシ・ヴィーラーらによる演出は、舞台を中世のニュルンベルクの街から現代の音楽学校の構内に移し、ハンス・ザックスを始めとするマイスタージンガーたちは音楽学校の教員、ワルター・フォン・シュトルツィングは校長(ファイト・ポーグナー)の娘(エーファ)を誘惑し、学校の規律を乱す闖入(ちんにゅう)者として描いています。
 全編を通じてハンス・ザックス、ワルター、エーファ、ベックメッサーを中心に男女の恋愛感情のもつれと、その潜在意識を舞台演技として顕在化させる演出は刺激的。
 豊かな叙情に溢れる歌唱でワルターを年来のはまり役とするフロリアン・フォークト、豪放にして繊細なハンス・ザックス役を絶妙に演ずるヨハン・ロイター、キュートな演唱が目覚ましいエーファ役のハイディ・ストーバーらに加えて、ベルリン・ドイツ・オペラの団員(アンサンブル・メンバー)からの生え抜きで《ニーベルングの指環》でミーメ役を演じた、ヤーツォン・ホァンがダーヴィド役、同じくフリッカ役のアニカ・シュリヒトがマグダレーナ役として大活躍。
 フォークト、ロイター、ストーバーにこの2人を加えた第3幕の有名な五重唱の見事なアンサンブルは、この上演のハイライトのひとつです。
 世界中のオペラハウスで活躍する名匠ジョン・フィオーレが、ワーグナー音楽との優れた親和性を示すベルリン・ドイツ・オペラのオーケストラと合唱団を率いて、堂々たる構築的な音運びと歌手に柔軟に寄り添う指揮ぶりで、この大作を弛むことなくまとめ上げています。
 ベルリン・ドイツ・オペラは、ワーグナー生誕210周年にあたる2023/24のシーズンに《さまよえるオランダ人》《ローエングリン》に始まり《タンホイザー》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》《ニーベルングの指環》4部作、《トリスタンとイゾルデ》《パルジファル》とワーグナーの代表作10作品の上演を予定しています。

 

 
 


2.110594
(DVD)
\3500
ウィーン国立バレエ、
 マニュエル・ルグリ版バレエ『海賊』

  バレエ『海賊』
   マニュエル・ルグリ版
メドーラ...マリア・ヤコヴレワ
コンラッド...ロバート・ガブドゥーリン
グルナーレ...リュドミラ・コノヴァロワ
ランケデム ...キリル・クラーエフ
ビルバント...ダヴィデ・ダート
ズルメア ...アリーチェ・フィレンツェ
サイード・パシャ...ミハイル・ソスノフスキ
オダリスク...
 ナターシャ・マイア、ニーナ・トノリ、
  プリスカ・ツァイゼル
ウィーン国立バレエ団
ウィーン国立歌劇場バレエ学校
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・オフシャニコフ

NBD0090V
(Blu-ray)
\3500

 原振付:マウリス・プティパ/振付:マニュエル・ルグリ
 音楽:アドルフ・アダン、ドリーブ、ドリゴ、プーニ他/編曲:イーゴリ・ザプラフディン
 美術/衣装:ルイザ・スピナテッリ
 照明:マリオン・ヒューレット/映像監督:フランソワ・ルシヨン
 収録:2016年3月31日、4月2日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)

 収録時間:120分
 音声:PCMステレオ2.0/DTS 5.1 (DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
 字幕:なし/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ウィーン国立バレエ、マニュエル・ルグリ版バレエ『海賊』 ー DVDとブルーレイの2つのフォーマットで登場!】
 海賊の若き首領コンラッドと美しい娘メドーラの波乱に満ちた恋の物語を描いたクラシック・バレエの名作『海賊』。
 本作はパリ・オペラ座の名エトワールとして その名を馳せたマニュエル・ルグリが、ウィーン国立バレエの芸術監督を務めるかたわら、初めて全幕バレエの振付を行った舞台(2016年プレミエ上演)収録 です。
 ルグリはマウリス・プティパのオリジナル振付を尊重しつつ、主人公の二人コンラッドとメドーラを中心に、一部のキャラクターとシーンの組み替えによりス トーリーを明確化。
 ウィーン国立歌劇場の舞台では、ルグリの薫陶を受けた精鋭揃いのダンサーたちが、繰り出される数々の超絶技巧の踊りを見事にクリア しています。
 主役二人による洗練されたパ・ド・ドゥ、「華やぎの園」の幻想的な踊りの数々、男性ダンサーによる力強い群舞などスペクタクルなシーンは枚挙 にいとまがありません。
 このマニュエル・ルグリ版バレエ『海賊』はウィーン国立バレエの来日公演(2018年)でも上演され好評を博しました。




















10/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA

ABCD 521
\2500

ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-2008)
 ・流れ(Streams) Op.80(1991)(室内管弦楽のための)
 ・チェロ協奏曲第5 番 Op.135(2005)*
 ・室内交響曲 Op.97(1996)
  (木管五重奏、打楽器、ピアノ、チェレスタと弦楽五重奏のための)

ユヴァスキュラ・シンフォニエッタ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
トゥオマス・ユリネン(チェロ)*

 フィンランドの作曲家、ペール・ヘンリク・ノルドグレの作品集

 [楽器/Cello: Giovanni Grancino, 1704]
 録音:2021年5月2日-5日 ミッケリホール(ミッケリ、フィンランド)/55'10
 制作・録音エンジニア・編集・マスタリング:サイモン・フォックス=ガール

 フィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレの音楽は「変わることのない生命の流れ」と言われてきました。
 生命に深く根差し、そのさまざまな姿や形を聴き手が、眺め、経験し、感じる。ユヴァスキュラ・シンフォニエッタとヴィッレ・マトヴェイェフのこのアルバムでは、ノルドグレンの作品のいくつかのスタイルを示す3つの作品が演奏されます。

 《流れ》は、ヴァンター音楽大学の委嘱を受けて作曲されました。「2つのフルート、2つのクラリネット、ピアノと弦楽」のための音楽。
 アルヴォ・ペルトの「ミニマ リズム」と《ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス》を想起させる作品です。1991年11月2日に初演され、翌年にオランダで開催されたヨーロッパ音楽学校 連合のフェスティヴァルでフィンランドの新しい音楽を代表して演奏されました。
 《チェロ協奏曲第5番》は、ノルドグレンの最後のチェロ協奏曲です。穏やかな部分 と力強くリズミカルな部分の2つのセクションに分かれる単一楽章で書かれています。
 終わり近く、ドミトリー・ショスタコーヴィチの「DSCH 音型(動機)」が、ノ ルドグレンが敬愛していたとされる作曲家へのオマージュのように現れます。
 第2番の協奏曲と同様、エルッキ・ラウティオに献呈されました。この「世界初録音」 のソリストに起用されたトゥオマス・ユリネン(1982-)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーでマルコ・ユロネンに学び、ソリストと室内楽奏者として活 動しています。
 《室内交響曲》は、現代の音楽を支援する目的で1990年代に設立されたラハティ室内楽協会の委嘱による作品です。「木管五重奏、打楽器、ピアノ、 チェレスタと弦楽五重奏」の編成により、3つの部分からなる単一楽章で書かれています。
 1996年11月21日、オスモ・ヴァンスカの指揮で初演されました。世界初録音の作品です。

 指揮者のヴィッレ・マトヴェイェフ (1986-)は、今日のフィンランドでもっとも多彩な活動をする音楽家のひとり。
 《アド・アストラ》やチェロ協奏曲《交差点》 (ABCD 364)などの作曲家とピアニストとしても活動しています。
 サヴォンリンナ・オペラ・フェスティヴァルの芸術監督、スウェーデンのノルランドオペラの首 席客演指揮者などのポストをもち、デンマーク、アイスランド、スロヴェニア、クロアチアと活動の幅を広げています。
 2014年から2022年までユヴァスキュラ・ シンフォニエッタ の首席指揮者を務め、2022年秋に芸術顧問に就任しました。
 
 

ABCD 475
\2500
3つのギター協奏曲
 アンッティ・アウヴィネン(1974-):Andalusian Panzerwagen Jazz
  (アンダルシア装甲車ジャズ)(2021)
 ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):Susurrus(ススルス)(2016)
 リーカ・タルヴィティエ(1970-):
  Without Irony(皮肉でもなんでもなく)(2009/2022)
ペトリ・クメラ(ギター)
タピオラ・シンフォニエッタ
ディーマ・スロボデニューク(指揮)

 フィンランドのギタリスト、ペトリ・クメラの新作!現代フィンランドの3つの協奏曲集、ディーマ・スロボデニューク指揮タピオラ・シンフォニエッタの共演!

 [楽器/Guitar: Gabriele Lodi/Steel String Guitar: Joha Lottonen]
 録音:2022年11月1日-4日 エスポー・コミュニティセンター(エスポー、フィンランド)/62'50
 制作:ペトリ・クメラ、マルック・ヴェイヨンスオ
 録音エンジニア・編集:マルック・ヴェイヨンスオ

 フィンランドのギタリスト、ペトリ・クメラの新作は『ネビュラ』(ABCD 345)以来の協奏曲録音です。
 ディーマ・スロボデニューク(1975-)指揮タピオラ・シンフォニエッタの共演で現代フィンランドの3つの作品を演奏しています。
 アンッティ・アウヴィネン(1974-)は、ユヴァスキュラ音楽院とプラハ芸術アカデミーでギター、アムステルダム音楽院で作曲を学び、2010年代に《Junker Twist》(2015)と《Himmel Punk》(2016)の2つの「パンチのきいた」管弦楽曲でフィンランド音楽シーンに登場しました。この2曲のタイトルにみられる ように、辛辣な風刺をこめた独特のユーモアのセンスで知られ、クメラとのコラボレーションで作った「ギター協奏曲」にも《アンダルシア装甲車ジャズ》という「わ けのわからない」曲名がつけられました。
 「アンダルシア」は、アウヴィネンがフラメンコのコースに参加したことのあるところ。ラインメタル社あたりが製造したドイ ツの「装甲車」。「ジャズ」。「リズムとカラー」に支えられる彼の音楽のスタイルを明確に示した「Part 1」から「Part 4」の4つの部分で構成された作品です。

 ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-)もアウヴィネンと同じようにフィンランドと東欧とオランダで学びました。彼女の音楽は「音の色彩に対する研ぎ澄まされた感覚」 が評価され、「スケルツォ」として書かれた《Flounce》が2017年「BBC プロムス」の最終夜に演奏され、国際的な知名度が高まりました。
 「ギター協奏曲」の 《ススルス》は、クメラとのコラボレーションで作曲された作品です。「ギシギシ音を立てる、犬が鼻を鳴らす声、すすり泣きの声、空気がヒューという音、ガタガタ なる音、こする音」というラテン語の擬音による曲名が、ギターとオーケストラの「音のパレット」も示しています。
 2017年10月にクメラとキュミ・シンフォニエッ タの共演で初演されました。

 リーカ・タルヴィティエ(1970-)の作曲スタイルを音楽学者コルホネンは「リリカルなテクスチュアを支持して」と定義しました。
 シベリウス・アカデミーでオーボ エを学び、パリ国立高等音楽舞踊学校でジェラール・グリゼー、フィンランドでタピオ・ネヴァンリンナとパーヴォ・ヘイニネンに作曲を学び、ふたたびパリに渡り IRCAM の作曲コースに参加しました。
 《皮肉でもなんでもなく》は、2 つの楽章の作品です。彼女は、ヴェンナコスキが《ススルス》でギタリストにヴァイオリンの 弓も使わせたことをさらに推し進め、ロックとジャズのギタリストが開発した「イーボー(e-bow)」を使うよう指定。「魔法のような、歌うような」(タルヴィティエ) 効果をもたらしました。
 
 
ABCD 473
\2500
『自然によって再充電され』
 アンドレーア・タッロディ(1981-):Acanthes(アカンサス)(2017)
  (2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲)*
 マッツ・ラーション・グーテ(1965-):
  Lied von der Erde(大地の歌)(2011)
 ブリッタ・ビューストレム(1977-):Im Freien(戸外にて)(2020)
 サウリ・ジノヴィエフ(1988-):
  Recharged(再充電され)(2015/18)(弦楽のための)
オストロボスニア室内管弦楽団
マーリン・ブルーマン
 (ヴァイオリン、アーティスティック・リーダー)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)*

 ペッカ・クーシストも参加!オストロボスニア室内管弦楽団による2ndアルバム、芸術監督を務めるマーリン・ブルーマンと自然観や音楽観を共有する4人の作品を収録!

 録音:2022年5月2日(タッロディ)、5月17日-20日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)/70'17
制作・録音エンジニア・編集:サイモン・フォックス=ガール

 オストロボスニア室内管弦楽団は、2019年から芸術監督を務めるスウェーデンのヴァイオリニスト、マーリン・ブルーマン (1975-)と2022年に最初のアル バム『ストックホルム日記』(ABCD 467)をリリースしました。
 このアルバムではエサ=ペッカ・サロネン、サリー・ビーミッシュ、シェーンベルク、ストラヴィンス キーの作品をとりあげ、ユハ・カンガスやサカリ・オラモの時代とは異なる個性をアピールしました。
 アルバム第2作の『Recharged by Nature(自然によって 再充電され)』では、ブルーマンの長年の友人、ビューストレムをはじめ、彼女が自然観や音楽観を共有する4人の作品によるプログラムを組んでいます。
 アンドレーア・タッロディは、近年ヨーロッパ各地で作品が演奏され、スウェーデンでもっとも国際的に知られる作曲家のひとりとみなされています。
 《アカンサス》は、アンリ・マティスの「ペーパー・カットアウト」の「白を背景に定型化したアカンサス」を描いたシリーズからインスピレーションを得て作曲されました。
 「2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲」として作られ、フィンランドのペッカ・クーシストが参加して録音セッションが行われました。

 マッツ・ラーション・グーテもスウェーデンの作曲家です。《大地の歌》は、オストロボスニア室内管弦楽団から委嘱を受けて作曲されました。
 曲名は、グスタフ・マーラーの作品とはまったく関係なく、「フォークミュージック的コンポストとでもいう、大地から出現する音楽」をイメージしてつけられました。アラブの音階「マカーム」の5つが素材として使われています。
 ブリッタ・ビューストレム の《戸外にて》は、このマーリン・ブルーマンのための「協奏曲」をCOVID-19 のパンデミック初期に数ヶ月間で作曲したといいます。
 スウェーデン語の曲名《i det fria》には、「自由になって」と同時に「収監されて」ないし「ロックダウン下で」に対する「戸外で」という意味の作曲者の願いが こめられています。
 「この作品は、たとえて言うなら、音楽による長く苦しい旅、トレック」(ブリッタ・ビューストレム)。西アフリカの伝統音楽からインスピレーショ ンを得て作曲され、その影響がドラムのビートに反映されています。
 サウリ・ジノヴィエフは、フィンランドのもっとも若い世代の作曲家のひとりです。ロックバンドでエレクトリック・ギターを弾き、作曲に興味をもつようになってか らシベリウス・アカデミーでタピオ・ネヴァンリンナ、カールスルーエ音楽大学でヴォルフガング・リームに学びました。
 《再充電され》は、学生のころに書いた作品 を改訂して作られました。「電撃的でリズミカルな」作品。
 2019年4月13日、オストロボスニア室内管弦楽団がクラウス・マケラの指揮で初演した後、フィンラン ドとスウェーデン、中央ヨーロッパのコンサートでも演奏され、聴衆にインパクトを与えつづけています。

 
 



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BIS

BIS SA 2520
(7SACD HYBRID)
特別価格
\9000→\8290
ジョン・ネシリングによる華麗なるレスピーギ、やはりボックス化!
 オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集
ジョン・ネシリング(指揮)
 Disc1(BIS SA-1720)
  ・ローマの噴水(1916)/ ・ローマの松(1924)/ ・ローマの祭(1928)
    サンパウロ交響楽団、クラウディオ・クルス(コンサートマスター)
    録音:2008年2月/サラ・サンパウロ(サンパウロ)

 Disc2(BIS SA-2050)
  ・ブラジルの印象(1927-28)/ ・風変わりな店(1918)
    リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
    録音:2013年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 Disc3(BIS SA-2130)
  ・第12旋法によるメタモルフォーゼ(1930)/
  ・地と精のバラード(1920)/ ・シバの女王ベルキス(1934)
    リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
    録音:2014年6月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 Disc4(BIS SA-2210)
  ・劇的交響曲(1913-14)/ ・歌劇「ベルファゴール」序曲(1924)
    リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ユライ・チジマロヴィチ(コンサートマスター)
    録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 Disc5(BIS SA-2250)
  ・ボッティチェリの三連画(1927)/ ・黄昏(1914)* /
  ・交響的印象「教会のステンド・グラス」(1926)
    アンナ・カテリーナ・アントナッチ(ソプラノ)*
    リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
    録音:2016年3月& 4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 Disc6(BIS SA-2350)
  『レスピーギ編曲のバッハ&ラフマニノフ作品集』
   ・J.S.バッハ(レスピーギ編):前奏曲とフーガ ニ長調(BWV532)P 158(1929)
   ・J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)P 159(1930)
   ・J.S.バッハ(レスピーギ編):3つのコラール P 167(1930)
    【I.レント・アッサイ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(BWV659)/
     II.アンダンテ・コン・モート・エ・スケルツァンド「わが魂は主をあがめ」(BWV648)/
     III.アンダンテ「目覚めよと呼びわたる物見の声」(BWV645)】
   ・ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲『音の絵』P 160(1930)
     リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、アンヌ・メルシエ(コンサートマスター)
     録音:2017年9月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 Disc7(BIS SA-2540)
  ・組曲「鳥」 P 154(1928)
  ・リュートのための古い舞曲とアリア 第1組曲 P 109(1917)
  ・リュートのための古い舞曲とアリア 第2組曲 P 138(1923)
  ・リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲 P 172(1931)
    リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・トゥドラシェ(コンサートマスター)
    録音:2021年7月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

 お買い得なセットで登場!ジョン・ネシリングによる華麗で豊かな色彩感に満ちたレスピーギの管弦楽作品集7枚組!

 録音:2008年~2021年/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル
 Disc1: 63'41、Disc2: 68'55、Disc3: 72'15、Disc4: 70'03、Disc5: 66'26、Disc6: 59'08、Disc7: 75'30

  SACDハイブリッド盤。
 ジョン・ネシリング指揮によるオットリーノ・レスピーギ(1879-1936)の管弦楽作品集が7 枚組のお買い得セットで登場!
 サンパウロ 交響楽団と録音した『ローマ三部作』以外は、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団との共演です。
 英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」が、「一人 の指揮者によるレスピーギの管弦楽作品集の最高の録音」と絶賛するなど各誌で高く評価されている当録音集は、管弦楽作品の天才的な作曲家レスピーギの類い 稀な色彩感、オーケストレーションを存分に楽しめる内容です。

 レスピーギは近代イタリアにおけるロマン主義、印象派、新古典主義の潮流に沿いながら独自の世界で表現しているのが最大の魅力といえ、打楽器、ピアノ、オルガンなども効果的に用いました。
 またレスピーギの音楽はハリウッド映画音楽にも受け継がれており、ジョン・ウィリアムズは「レスピーギが最も重要な影響を受けた人物の一人である」と語っています。

 編曲の領域でも天才的な才能を発揮したレスピーギはJ.S.バッハやラフマニノフの作品を管弦楽版として作曲しております。
 J.S.バッハの前奏曲とフーガ ニ長 調 BWV532 は、前奏曲の豪快なペダルと、同一音型をたたみかけるように反復する主題が印象的なフーガの非常に技巧的かつ煌びやかな作品ですが、レスピー ギは巧みなオーケストレーションで立体的かつ豪華サウンドに仕上げ、木管、金管、弦楽器、そしてピアノも用い、各パートの主題の掛け合いが実に面白い編曲です。
 パッサカリアも実に見事。あの低音主題による変奏曲の奥義を極めた最高傑作をまるで『ローマ三部作』を思わせるカラフルな作品に仕上げております。
 3つのコ ラールはライプツィヒ・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」およびシュープラー・コラール「わが魂は主をあがめ」「目覚めよと呼びわたる物見の声」の3曲をオーケストラ版にした作品。
 3楽章形式の組曲に仕上げており、レスピーギのセンスのよさを感じさせます。ラフマニノフの「音の絵」も聴きもの。
 作品33と作品39の2巻からなるピアノ曲からレスピーギが5曲を組曲形式にした作品で、ラフマニノフの叙情的な旋律をレスピーギの見事なオーケストレーションで聴くこ とができます。

 1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキーの薫陶を受けております。
 自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。

 ※ブックレットは単売リリース時の7冊がボックスに封入されております。

 
 
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BIS SA 2547
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ファン・クーレン、マイケル・コリンズ
 ~ウィグモア・ソロイスツによる
  20世紀英作曲家、室内楽曲3篇!

  (1)ハワード・ファーガソン(1908-1999):
   八重奏曲 Op.4(1933)
  (2)アーサー・ブリス(1891-1975):
   クラリネット五重奏曲 F.20(1932)
  (3)ロビン・ホロウェイ(1943-):
   八重奏のためのセレナード ハ調 Op.41(1979)
ウィグモア・ソロイスツ
(1)イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
 シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
 スコット・ディキンソン(ヴィオラ)
 クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
 ティム・ギブス(コントラバス)
 マイケル・コリンズ(クラリネット)
 ロビン・オニール(ファゴット)
 アルベルト・メネンデス・エスクリバーノ(ホルン)
(2)マイケル・コリンズ(クラリネット)
 イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
 シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
 スコット・ディキンソン(ヴィオラ)
 クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
(3)イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
 シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
 レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)
 ティム・ギル(チェロ)
 ティム・ギブス(コントラバス)
 マイケル・コリンズ(クラリネット)
 ロビン・オニール(ファゴット)
 ディエゴ・インセルティス・サンチェス(ホルン)

 ウィグモア・ソロイスツによる20世紀英作曲家の洗練された室内楽曲3篇!

 セッション録音:(1)(2)2021年12月17~19日、(3)2023年4月13&14日/メニューイン・ホール、ユーディ・メニューイン音楽学校(イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、74'09

 SACD ハイブリッド盤。
 2020年に結成した「ウィグモア・ソロイスツ」は、イザベル・ファン・クーレンとマイケル・コリンズが中心となりウィグモア・ホールのディレクターであるジョン・ギルホリー(1973-)とのコラボレーションによって生まれた可変室内アンサンブル。
 歴史ある当ホールの名を冠した初めての団体です。
 2023年9月には当アンサンブルの名義で初来日。その来日公演ではファン・クーレン、コリンズがピアニストのジャン・チャクムルと共演しました。

 当団はバロックから現代まで様々な形態で演奏していくことを目的とし、次世代を担う優れた若手の音楽家たちとの共演でも話題を呼んでおり、BISレーベルから積極的なリリースが続いております。

 当アルバムでは20世紀のイギリスの室内楽作品3篇を収録。
 それらは西洋近代音楽の要素をみせながらも、それぞれが個性的であり、楽器ごとの固有の色彩 を際立たせたきわめて優れた作品を選曲しております。
 ファーガソンの「八重奏曲」は彼の出世作。シューベルトの「八重奏曲」の楽章を引用した大作です。
 ブリス のクラリネット五重奏曲は、モーツァルトやブラームスと同様、情感豊かにして華麗でエネルギッシュな終楽章が最大の魅力。
 そしてホロウェイの「八重奏のためのセ レナード」は、ホロウェイが手本としたシューベルトの「八重奏曲」と同じ楽器構成で作曲。20世紀英作曲家の洗練された室内楽曲を名手の演奏でお楽しみくださ い!
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-178
\2400
100歳を超える長寿を全うした
 レオ・オーンスタイン(1893-2002):ピアノ作品集 第3集
ヴィクトル・ヴァルコフ(ピアノ‛&Steinway D)
 1-9. 9つのヴィネット s380(1977)
  1. No. 1 Moderato / 2. No. 2 Con moto / 3. No. 3 Moderato /
  4. No. 4 Animato / 5. No. 5 Moderato / 6. No. 6 Allegro /
  7. No. 7 Animato / 8. No. 8 Moderato / 9. No. 9 Moderato con moto
 10. バガテル s100(1952)
 11. A Moment of Retrospect 振り返りのひととき s156(1950代?)
 12. The Cathedral 大聖堂 s73 (1916)
 13. Nocturne No. 1 夜想曲第1番 s153 (1922頃)
 14-16. Three Moods 3つのムード s5 (1914頃)
  14. No. 1 Anger 怒り: Agitato / 15. No. 2 Grief 嘆き (q=88) / 16. No. 3 Joy 歓び: Presto
 14-16を除き世界初録音

 録音:2021年9月28日、10月2日、12月3-4日、2022年5月24日、10月9-10日 Libby Gardner Hall, University of Utah, Salt Lake City(USA)
 総収録時間:63分

 100歳を超える長寿を全うしたウクライナ生まれの作曲家オーンスタイン。
 生まれ年は諸説ありますが、亡くなった時の年齢は少なくとも105歳を超えていたことが確認されています。
 1911年にニューヨークでピアニストとしてデビューした時には、ドビュッシーやスクリャービンなどの作品を初演したこともあり、「大聖堂」や「3つのムード」などの1910年代の作品はトーンクラスター的な和音が連続する先鋭的な作風で書かれています。
 しかし1950年代の「バガテル」や1977年の「ヴィネット」は調性感はないものの、どちらかというと耳なじみの良い作品といえるでしょう。
 2012年、ニューオーリンズ国際ピアノ・コンクールの優勝者ヴィクトル・ヴァルコフがこれらの難曲を見事な技巧で演奏しています。

 
 
 

TOCC-429
\2400
ジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリ(1715/6-1792):宗教音楽集
 1. Confitebor tibi, Domine / 2. Comedetis carnes /
 3. Adiuva nos, Deus / 4. Improperium expectavit /
 5. Tantum ergo / 6. Christum regem adoremus /
 7. Ad te levavi / 8. Ave Maria 4声 /
 9. Exaltabo te / 10. Hodie nobis de caelo /
 11. Quem vidistis pastores / 12. Constitues eos /
 13. Ave Maria 8声 / 14. Justus ut palma /
 15. Scapulis suis / 16. Caro mea, vere est cibus /
 17. Haec dies / 18. Memoriam fecit (Confitebor in D) /
 19. Gloria Patri (Confitebor in D)
 
 ※トラック4を除き世界初録音
ピッチ a'=415Hz
コスタンツィ・コンソート
 (古楽アンサンブル)
  ソプラノ5/バス1/チェロ1/
  コントラバス1/オルガン1
ピーター・リーチ(指揮)

 録音:2022年9月17-18日、24-25日 All Saints' Church, Weston-super-Mare,Somerset(UK)
 総収録時間:54分

 1715年ローマで生まれ、1759年から亡くなるまで、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の聖歌隊の指揮者を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリの宗教作品集。
 当時、ローマの教会や大聖堂で隆盛を誇っていた合唱作品の作曲家で、ルネサンス期のポリフォニーを基調としながら、バロックから古典派への橋渡し的な作品を数多く残しました。また、彼の作品には時折驚くほどの不協和音が含まれています。
 2017年にノース・サマセットで設立されたコスタンツィ・コンソートは、18世紀のローマの作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィの名を冠し、16世紀から20世紀までの知られざる作品の紹介に力を注いでいます。



 


TOCC-578
\2400
ヴィクトリア女王専属のハープ奏者だった
 ジョン・トーマス:ハープとピアノのための二重奏曲全集 第3集

 1. シャルル・グノー(1818-1893):
  歌劇《ファウスト》- 兵士の合唱(J.トーマス編)
 2. グノー:
  歌劇《ファウスト》- 二重唱(J.トーマス&J.ベネディクト 編)(1869)
 3-8. ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)の歌劇より(1857出版)
  3. No. 1. 歌劇《トロヴァトーレ》-
   ミゼレーレ、 「あなたはご覧になることでしょう」
  4. No. 2. 歌劇《トロヴァトーレ》-
   「君のほほえみ」、「私のこの気持ちは」
  5. No. 3. 歌劇《トロヴァトーレ -
   「今はたわいないさいころあそびだが」、
   「進軍ラッパよ」、「そうさ、私は疲れてしまったよ」
  6. No. 4. 歌劇《トロヴァトーレ》-
   「恋は薔薇色の翼に乗って」、「火刑台の恐ろしい炎が」
  7. No. 5. 歌劇《リゴレット》- 四重唱「美しい乙女よ」
  8. No. 6. 歌劇《シチリア島の夕べの祈り》- シチリアーノ(ボレロ)
 9. ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):
  歌劇《エジプトのモーゼ》- 祈り
 10. ジョン・トーマス: Le Desir. Rhapsody 欲望、ラプソディー(1892)
 11. J. トーマス:Coronation March 戴冠式行進曲(1902)
 12. ルイージ・ヴェンツァーノ(1814-1878):
  La Gassier Valse (1858年 J.トーマス編)
 
 ※全て世界初録音
デュオ・プラクセディス
 プラクセディス・フグ=リュッティ(ハープ)
 プラクセディス・ジェヌヴィエーヴ・フグ(ピアノ)

 録音:Flu¨gelsaal Musik Hug, Bu¨lach(スイス)
 総収録時間:61分

 ウェールズ出身のジョン・トーマスは、18世紀後半に最も称賛されたハープ奏者・作曲家の一人。ヴィクトリア女王専属のハープ奏者を務め、その洗練された技巧で広く愛されました。
 この第3集にはグノーやヴェルディ、ロッシーニらの歌劇からの編曲作品を収録。演奏には超絶技巧が必要ですが、どれも原曲の魅力的な旋律を生かしつつ、ハープの響きの優雅さも楽しめる粋な編曲が施されています。
 トーマスの2曲のオリジナル作品も聴きどころです。デュオ・プラクセディスは18世紀末から20世紀初頭までの知られざるハープとピアノ二重奏曲の復興に力を注ぐアンサンブル。
 
 


TOCC-707
\2400
リトミックの開発者
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):
 ドイツ語による歌曲全集
クレマンス・ティルカン(ソプラノ)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ)
  1-6. 6つの歌曲 Op. 14(1892出版)
   1. No. 1 Hochzeitslied 婚礼の歌 / 2. No. 2 Wie lang' die Nacht 夜はどのくらい長い /
   3. No. 3 Rosenzeit, wie schnell vorbei 薔薇の季節よ、なんと早く過ぎ去ってしまったことか /
   4. No. 4 Lied des Alten 老人の歌 / 5. No. 5 Die Glocken lauten 鐘が鳴る /
   6. No. 6 Hast du von den Fischerkindern 漁師の子供の言い伝え
  7-12. 6つの歌曲 Op. 15(1892出版)
   7. No. 1 Lied des Glucklichen 幸せな人の歌 / 8. No. 2 Kindergebet 子供の祈り /
   9. No. 3 In der Fremde 異郷で / 10. No. 4 Ich nehm' es leicht 私は軽く受け止める /
   11. No. 5 Lieb' Liebchen いとしい恋人よ /
   12. No. 6 Als schweigend ich die rothe Rose 私と同じように赤いばらは沈黙する
  13-22. 10の歌曲(1913出版)
   13. No. 1 Gruss 挨拶 / 14. No. 2 Schmied Schmerz 鍛冶屋の苦悩 /
   15. No. 3 Regenlied 雨の歌 / 16. No. 4 Entzuckung 喜び /
   17. No. 5 Hat gesagt - bleibt's nicht dabei そういった - そのままにしないで /
   18. No. 6 Das Lied von ferne 彼方からの歌 / 19. No. 7 Gewitter 雷雨 /
   20. No. 8 Spinn, Magdlein, spinn! 紡げ、少女よ、紡げ /
   21. No. 9 Wenn's dammert 夜が明けたら / 22. No. 10 Spinnerlied 紡ぎ歌
  23-24. 2つの歌(1913出版)
   23. No. 1 Gemachte Blumen アートフラワー
   24. No. 2 Frommer Tanz (Mai-Fest) 敬虔な踊り(五月祭)
 
 ※全て世界初録音

 録音:2022年9月5-7日 Salle de musique, Theatre populaire romand - Centre neuchatelois des arts vivants,La Chaux-de-Fonds(スイス)
 総収録時間:50分

 スイスの作曲家エミール・ジャック=ダルクローズは「運動を通じて音楽を学び経験する」というリトミックの開発者として知られていますが、作曲家としても、リトミックで用いるピアノ曲を中心に打楽器や声楽のための曲を書き上げています。
 このアルバムには彼が活動の初期に書いたドイツ語の歌曲をすべて収録。民謡や、彼と同時代の詩人の詩を用いて書かれたこれらの歌曲は、フォーレとブラームスの伝統を受け継ぐものであり、それぞれの歌には無邪気な歌から心の痛みを伴う歌まで、豊かな感情が込められています。
 ジュネーヴ出身のソプラノ、クレマンス・ティルカンの澄んだ声が作品の魅力を伝えるとともに、ジャック=ダルクローズのTOCCATAレーベルでのピアノ作品シリーズを通じての演奏者アダルベルト・マリア・リーヴァが伴奏を務めています。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 23007
(10CD)
\12000→\9990

過去アルバムの寄せ集めではない
 幻のライヴ、秘蔵音源が初出多数!

  エディション・シュターツカペレ・ドレスデン
   ~100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち


   フリッツ・ブッシュ(1922-33在任)
   リヒャルト・シュトラウス(客演)

   カール・ベーム(1934-42在任)

   カール・エルメンドルフ(1943-44在任)

   ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50在任)

   ルドルフ・ケンペ(1949-53在任)

   フランツ・コンヴィチュニー(1953-55在任)

   オトマール・スウィトナー(1960-64年在任)

   クルト・ザンデルリンク(1964-67在任)

   マルティン・トゥルノフスキー(1967-68在任)

   ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85在任)

   ハンス・フォンク(1985-90在任)

   ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001在任)

   ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)

   ファビオ・ルイージ(2007-12在任)

   チョン・ミョンフン(首席客演指揮者)

   サー・コリン・デイヴィス(名誉指揮者)

   クリスティアン・ティーレマン(2012年以来在任)


  Disc1 80'00"
   フリッツ・ブッシュ(1922-33在任)

    (1)リヒャルト・シュトラウス:「町人貴族」~メヌエット ト長調
    (2)ヴェルディ:「運命の力」序曲
    (3)ワーグナー:「タンホイザー」序曲
   リヒャルト・シュトラウス(客演)

    (4)リヒャルト・シュトラウス:ドン・キホーテOp.35
   カール・ベーム(1934-42在任)

    (5)ロルツィング:「ロシア皇帝と船大工」~木靴の踊り
    (6)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
    (7)ビゼー:「カルメン」序曲
   カール・エルメンドルフ(1943-44在任)

    (8)オーベール:「フラ・ディアヴォロ」序曲
    (9)ワーグナー:「ワルキューレ」~魔の炎の音楽

  Disc2 70'59"
   ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50在任)

    (1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
    (2)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
    (3)リヒャルト・シュトラウス:「サロメ」~7つのヴェールの踊り
   ルドルフ・ケンペ(1949-53在任)

    (4)ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
    (5)同:「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死
    (6)リヒャルト・シュトラウス:「ばらの騎士」序奏
    (7)同:「ダフネ」~ダフネの変身
    (8)ヨセフ・シュトラウス:天体の音楽

  Disc3 61'00"
   フランツ・コンヴィチュニー(1953-55在任)

    (1)リヒャルト・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
   オトマール・スウィトナー(1960-64年在任)

    (2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
    (3)同:「後宮からの誘拐」序曲
    (4)スメタナ:「売られた花嫁」~
     序曲/ビールは天からの授かりもの 【ドレスデン・シュターツオーパー合唱団】/
     フリアント/道化師の踊り

  Disc4 71'00"
   クルト・ザンデルリンク(1964-67在任)

    (1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
    (2)ボロディン:中央アジアの草原にて
    (3)同:交響曲第2番ロ短調
   マルティン・トゥルノフスキー(1967-68在任)

    (4)ヤナーチェク:モラヴィア舞曲集
    (5)ドヴォルザーク:祝典行進曲B88

  Disc5 79'00"
   ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85在任)

    (1)ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
    (2)ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム

  Disc6 73'00"
   ハンス・フォンク(1985-90在任)

    (1)ウェーバー:「オベロン」序曲
    (2)同:「オイリアンテ」~序奏と合奏
    (3)同:「プレチオーザ」~序曲/太陽は目覚め;星はまたたき 【ドレスデン・シュターツオーパー合唱団】
    (4)同:祝典序曲Op.59
   ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001在任)

    (5)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73

  Disc7 56'00"
   ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)

    (1)バルトーク:舞踊組曲Sz77
    (2)リヒャルト・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りきOp.30

  Disc8 61'01"
   ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)

    (1)シューマン:「マンフレッドOp.115」序曲
   ファビオ・ルイージ(2007-12在任)

    (2)リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲Op.64

  Disc9 68'50"
   チョン・ミョンフン(首席客演指揮者)

    (1)ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
   サー・コリン・デイヴィス(名誉指揮者)

    (2)エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55

  Disc10 77'00"
   クリスティアン・ティーレマン(2012年以来在任)

    (1)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
    (2)同:「リエンツィ」序曲
    (3)同:「神々の黄昏」~夜明け/ジークフリートのラインへの旅/
     ジークフリートの葬送音楽/ブリュンヒルデの自己犠牲
    (4)同:使徒の愛餐~高き所より/
     使徒たち【ドレスデン国立歌劇場合唱団、ドレスデン交響楽団合唱団、
      チェコ・フィル合唱団、国立プラハ合唱団、MDR放送合唱団ほか】

 コレクター必見!目を疑うような幻のライヴが初出多数。音質も良好。

 Disc1:1923年6月8、9日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより器械録音)(1)、1926年9月12日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより電気録音)(2)、映画「フリッツ・ブッシュ・コンダクツ・ドレスデン・シュターツカペレ」サウンドトラック(3)、1936年11月7日ロンドン・クィーンズ・ホールでのライヴ(4)、1935年4月エレクトローラ・スタジオ(ベルリン)(5)、1939年ゼンパーオーパー(6)、1942年12月4日ゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(7)、1944年11月14日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(8)、1944年9月21日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(9)
 Disc2:1948年9月22日(1)、24日(2)ドレスデン州立劇場((ライヴ)、5月20日ドレスデン衛生博物館(放送用)(3)、1949年12月22日ドレスデン衛生博物館(4)、1956年6月28日ドレスデン州立劇場((ライヴ)(5)、1950年12月23日(6)、7日(7)ドレスデン衛生博物館(放送用)、1972年12月30、31日ルカ教会(ライヴ)(8)
 Disc3:1958年8月7日(1)、1961年9月21日(2)ドレスデン衛生博物館、1960年(放送用)(3)、1962年5月ルカ教会(4)
 Disc4:1960年11月ドレスデン衛生博物館(1)(2)(3)、1968年2月13日ドレスデン州立劇場(放送用)(4)(5)
 Disc5:1981年1月29日(1)、1980年12月18日(2)ドレスデン文化宮殿(放送用ライヴ)
 Disc6:1986年11月20日(1)-(4)、1994年4月11日(5)ゼンパーオーパー(放送用ライヴ)
 Disc7:2004年8月25日(放送用)(1)、10月28日(2)ゼンパーオーパー(ともにライヴ)
 Disc8:1999年9月22日(1)、2009年9月1日(2)ゼンパーオーパー(ライヴ)
 Disc9:2004年11月28日(ライヴ)(1)、1998年1月12日(2)ゼンパーオーパー
 Disc10:2013年5月21日ゼンパーオーパー(1)(2)、2021年10月31日ザルツブルク祝祭劇場(3)、2013年5月18日ドレスデン聖母教会(4)(以上ライヴ)

 Profil社の人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」はリリース点数も50を超え、毎回ファン狂喜の音源を世に出しています。
 今回は驚きの秘蔵音源を10枚組Boxで惜しげもなく披露、コレクター必見のアルバムとなっています。もちろんオーケストラはすべてシュターツカペレ・ドレスデン。

 「100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち」と銘打ち、フリッツ・ブッシュ指揮1923年の録音を筆頭にお宝続出。

 コリン・デイヴィス/エルガー:交響曲第1番はPH05040と同じと思われますが、ほかにいろいろ珍しい音源が目白押し。

 リヒャルト・シュトラウス自演の「ドン・キホーテ」は1936年11月7日のシュターツカペレ・ドレスデンのロンドン公演をBBC がライヴ録音したもの。
 国家放送協会が入手し、保存されていた内側から外側にカッティングされた19枚のアセテート盤を用いています。

 スウィトナーのモーツァルト「交響曲第40番」と「後宮からの誘拐」序曲は1960年代初頭にドレスデン衛生博物館の、ブロムシュテットのブルックナー「交響曲第4番ロマンティック」は1981年1月29日の貴重なライヴ。
 さらにシノーポリ1994年4月のブラームス「交響曲第2番」も注目。この記念セットのためにシノーポリの未亡人がCD化を許可してくれたとのこと。

 ハイティンクのバルトーク「舞踊組曲」やリヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」は円熟期2004年の演奏、ルイージの「アルプス交響曲」も2009年9月のものです。
 チョン・ミョンフンのラヴェル「ダフニスとクロエ」はDGの名盤と同時期2004年11月のものですが、オーケストラの色彩の違いを味わえます。

 締めは現首席指揮者のティーレマンが、オーケストラと縁の深いワーグナー作品を披露。
 2013年5月21日のワーグナー200回目のバースデーコンサート、最新の2021年10月31日の「神々のたそがれ」の名ナンバーまで聴くことができるのも嬉しい限り。

 お買い逃がしなく!!
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4865256
\3000→\2790
《アンネ=ゾフィー・ムター~
 祝60歳!なんと新録音!選曲自由自在!
   J.S.バッハ/プレヴィン/ヴィヴァルディ/
    サン=ジョルジュ/J.ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集》


 1-3) ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV551
  (第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro)、

 4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
  (第1楽章:[Allegro moderato]/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro assai)、

 7-10) アンドレ・プレヴィン:九重奏曲(2つの弦楽四重奏とコントラバスのための)
  (第1楽章:A Promenade/第2楽章a:Tempo ad libitum/
   第2楽章b:Interlude[ソロ・ヴァイオリンとコントラバスのための]/第3楽章:Presto)、

 11-13) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
  (第1楽章:[Allegro]/第2楽章:Aldagio/第3楽章:Allegro)、

 14-16) ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745 - 1799):ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.5 No.2
  (第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Largo/第3楽章:Rondeau)、

[アンコール]
 17) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンデレラ・リバティ/かぎりなき愛』より「すてきな貴方」、
 18) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト長調RV315『夏』より第3楽章:Presto
   (ヴァイオリン協奏曲集『四季』より)、
 19) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンドラーのリスト』よりテーマ
アンネ=ゾフィー・ムター、
エリアス・ダヴィッド・モンカド(1-3, 7, 8, 10)、
Mohamed Hiber(1-3, 7, 8, 10)、Samuel Nebyu(7, 8, 10)(ヴァイオリン)、
Hwayoon Lee(7, 8, 10)、
Matthew Lipman(7, 8, 10)(ヴィオラ)、
リオネル・マルティン(7, 8, 10)、
マルガリータ・バラナス(7, 8, 10)(チェロ)、
ドミニク・ワグナー(コントラバス)(7-10)、
ムターズ・ヴィルトゥオージ(1-6, 11-19)

4865432
(2LP)
\6700
《アンネ=ゾフィー・ムター~
 J.S.バッハ/プレヴィン/ヴィヴァルディ/サン=ジョルジュ/ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集》

《LP 1》
[Side A]
 1-3) ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV551
  (第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro)、
 4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
 (第1楽章:[Allegro moderato]/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro assai)/
[Side B]
 1-4) アンドレ・プレヴィン:九重奏曲(2つの弦楽四重奏とコントラバスのための)
  (第1楽章:A Promenade/第2a楽章:Tempo ad libitum/
   第2b楽章:Interlude[ソロ・ヴァイオリンとコントラバスのための]/第3楽章:Presto)/
《LP 2》
[Side A]
 1-3) ジョゼフ・ブローニュ:ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.5 No.2
 (第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Largo/第3楽章:Rondeau)/
[Side B]
 1-3) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
  (第1楽章:[Allegro]/第2楽章:Aldagio/第3楽章:Allegro)、

 [アンコール]
  4) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンデレラ・リバティ/かぎりなき愛』より「すてきな貴方」、
  5) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト長調RV315『夏』より第3楽章:Presto
   (ヴァイオリン協奏曲集『四季』より)、
  6) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンドラーのリスト』よりテーマ
アンネ=ゾフィー・ムター、
エリアス・ダヴィッド・モンカド(LP 1: Side A: 1-3, Side B: 1, 2, 4)、
Mohamed Hiber(LP 1: Side A: 1-3, Side B: 1, 2, 4)、
Samuel Nebyu(LP 1: Side B: 1, 2, 4)(ヴァイオリン)、
Hwayoon Lee(LP 1: Side B: 1, 2, 4)、
Matthew Lipman(LP 1: Side B: 1, 2, 4)(ヴィオラ)、
リオネル・マルティン(LP 1: Side B: 1, 2, 4)、
マルガリータ・バラナス(LP 1: Side B: 1, 2, 4)(チェロ)、
ドミニク・ワグナー(コントラバス)(LP 1: Side B)、
ムターズ・ヴィルトゥオージ(LP 1: Side A, LP 2)

 祝60歳。ムターが自身のアンサンブルとこだわりの選曲を熱演した意欲作

 アンネ=ゾフィー・ムターと彼女の選りすぐりの音楽家たちのアンサンブル「ムターズ・ヴィルトゥオージ」によるアルバム。すべて新録音。

 彼らがこの新録音のために選んだのはヴィヴァルディ、バッハ、プレヴィン、サン=ジョルジュ、そしてジョン・ウィリアムズの曲です。
 ムターは2022年のルツェルン音楽祭でジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745年 - 1799年)のヴァイオリン協奏曲を初めて弾きました。この18世紀の作曲家は「黒いモーツァルト」としても知られ、当時の人種差別によってそのキャリアが制約されました。それはムターとアンサンブルが真剣に考えてほしいと願っている重要な問題でもありました。



 ジョン・ウィリアムズの2つのアンコール曲はムターズ・ヴィルトゥオージのために特別に編曲され、プレヴィンの九重奏曲はムターズ・ヴィルトゥオージのために委嘱されたものです。
 そしてヴィヴァルディの『夏』の第3楽章はこのプログラムの陽気なフィナーレとなっています。

 ムターは長年にわたり、自身の財団の様々な奨学生と一緒に演奏し、彼らにプロの音楽家の生活に慣れさせ、広範囲の観客に彼らを紹介する活動をしています。そして2011年の春に、さらなるプロジェクト「ムターズ・ヴィルトゥオージ」をスタートさせました。
 このアンサンブルはムターの芸術的なリーダーシップのもと、アンネ=ゾフィー・ムター財団の現在の奨学生と卒業生、そして選ばれた他の若い音楽家で構成されています。ヨーロッパ、北米、南米、アジアをめぐるツアーでは、ムターズ・ヴィルトゥオージは観客に定期的に新作を紹介し、各ツアー・プログラムには慈善コンサートも組み込まれています。
  
 【録音】2023年6月、ウィーン、ウィーン楽友協会、大ホール 
 
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4864935
\2600→\2390
もっと早くやってほしかった!でも今からでも遅くはない
 ドイツ・グラモフォン、お蔵入りお宝音源初出シリーズ
  第1弾!ルドルフ・ゼルキン~『ワルトシュタイン』&『熱情』
   The Lost Tapes/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番・第23番


ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)
 ベートーヴェン:
  1-3) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』1986年3月
  4-6) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』1989年6月
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)



 こういう企画をやれるだけの才覚がまだあったのかドイツ・グラモフォン。それとも過去にとらわれない自由な発想のできるプロデューサーが誕生したのか。
 眠っていた貴重音源発掘『The Lost Tapes』シリーズ、第1弾はまさかまさかのゼルキン、1986年の『ワルトシュタイン』&1989年の『熱情』。
 おそらくその演奏は技術的にはあまりよくないと思う。だが聴かないわけにはいかないではないか。この巨匠が最晩年に命を削るように生み出した演奏なのだから。




 DG125周年を記念する、“お宝発掘”の新シリーズ。R.ゼルキンの『ワルトシュタイン』と『熱情』が初登場!

 ドイツ・グラモフォンは創立125周年となる今年、アーカイブに埋もれていたお宝を発掘し、過去の素晴らしい録音に初めて光をあてます。
 魅力的な新シリーズ『The Lost Tapes』から初めにルドルフ・ゼルキン(1903-1991)の最後のベートーヴェン録音がリリースします。
 ピアノ・ソナタの『ワルトシュタイン』(1986年)と『熱情』(1989年)です。
 生誕120周年を迎える、ボヘミア出身のゼルキンは“ベートーヴェン弾き”として知られています。
 これらの録音の後、制作は進行し、ジャケットもすでにデザインされていましたが、ゼルキンの健康状態が悪化したためテープの最終確認ができませんでした。
 今回の歴史的なリリースは、自身も優れた音楽家であるルドルフの娘、ジュディス・ゼルキンによって承認されました。
 これらの録音の背景についての父親との感動的な話がブックレットに掲載されています。
  「父はリリースを確認する前に亡くなりました。それは“完璧”ではありません。それでも私はそれを共有する価値があると考えています。それはベートーヴェンの、そして父自身の人間であることの意味するものへの深い理解を驚くほど反映しているからです。この演奏が80代の一人の男から生まれていることを知れば、その能力と威力はますます恐るべきものでしょう」。

 ブックレットにはジェド・ディストラーによるライナーノーツ(英語・ドイツ語)、録音計画書とレコーディング・プロデューサー、ジュディス・シャーマンへの手紙の写し、そして写真も多数掲載されています。

  【録音】1986年3月、アメリカ、パーチェス(1-3)、1989年6月、アメリカ、ヴァーモント州(4-6)



 ユニバーサルからはときおり思いついたように新シリーズが登場するが、たいてい長続きしない。
 今回のシリーズだけは何とか頑張って継続させてほしい。とんでもない音源が眠っているかもしれないのだから!

 



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DECCA



4854171
\2600→\2390
《トゥガン・ソヒエフ(指揮)&フィルハーモニック・ブラス~Overture!》
 1) ショスタコーヴィチ:祝典序曲Op.96、
 2) ガーシュウィン:キューバ序曲、
 3) ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲、
 4) ベートーヴェン:『エグモント』序曲Op.84、
 5) ボロディン:歌劇『イーゴリ公』序曲、6) ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』Op.92

  (ブラス・アンサンブル編曲:ピーター・ローレンス[1, 2, 5, 6]、マティアス・ヘフス[3, 4])
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
フィルハーモニック・ブラス
 [トランペット:
  マティアス・ヘフス
   (ソリスト、ジャーマン・ブラス、元ハンブルク国立歌劇場管弦楽団)、
  アンドレ・ショッホ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  ヘルムート・フックス(シュターツカペレ・ドレスデン)、
  クリスチャン・ホッヘル(ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  ハンネス・ロイビン(元バイエルン放送交響楽団)、
  ピーター・ドルピンハウス (guest、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)、
  ロレンツ・ヤンスキー (guest、オーストリアン・ブラス・コンソート)、
  ラファエル・メンツェン (guest、ベルリン・ドイツ交響楽団)、
 フレンチ・ホルン:
  アレッシオ・アレグリーニ(サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団他)、
  サラ・ウィリス(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  パウラ・エルネザックス (guest、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
 ウィンナ・ホルン:
  トーマス・ヨハネス・スタインヴェンダー
   (guest、Vereinigten B?hnen of Vienna)、
  ラルス・ミヒャエル・ストランスキー(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、
 トロンボーン:
  エンツォ・トゥリツィアーニ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  ケルトン・コック(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  ヨハン・シュトレッカー(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、
 バリトン:ヨハネス・エットリンガー(ウィーン国立歌劇場舞台オーケストラ)、
 バス・チューバ:
  アレクサンダー・フォン・プットカマー(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  パウル・ハルヴァックス(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、
 パーカッション:
  フランツ・シンドルベック(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  ヤン・シュリヒテ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、
  レオ・ヴァイス(guest、オスナブリュック交響楽団)、
  オマール・エラビディン
   (guest、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団カラヤンアカデミー)] 

 ベルリン・フィル、ウィーン・フィル他、スター・ブラス・プレイヤーが結集した超絶アンサンブルのデビュー・アルバム

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団他、世界トップの輝かしいブラス・セクションが共に集って新たに結成されたエリート・アンサンブル「フィルハーモニック・ブラス」。
 そのデビュー・アルバム『Overture!』が発売されます。
 昨年4月にウィーンの楽友協会にデビューを果たしたこのグループは、今後も共にレコーディング、ツアー、教育活動を行っていく予定です。
 ベルリンやウィーンのブラスの世界でよく知られた顔ぶれや彼らの仲間から構成され、トランペット奏者のマティアス・ヘフス、ホルン奏者のサラ・ウィリスやテューバ奏者のパウル・ハルヴァックスもメンバーです。
 アルバムにはヴェルディの『運命の力』序曲やガーシュウィンの『キューバ序曲』などよく知られた序曲が並び、ピーター・ローレンス、マティアス・ヘフスといった名手たちによるブラス・アンサンブル編曲で聴くことができます。
 指揮者のトゥガン・ソヒエフは1977年生まれのロシア・北オセチア出身。世界中の一流オーケストラに客演し、コンサートとオペラの両方で国際的に活躍しています。

 フィルハーモニック・ブラスは2023年11月、台湾、韓国、日本でアジア・ツアーを予定しています。
 
  【録音】2022年6月28-30日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
 





 
「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」指揮者決定のお知らせ

_ 「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」に出演を予定しておりました指揮者フランツ・ウェルザー=メストが癌治療のため10月下旬から年末までの演奏活動を全てキャンセルすることになりました。
_ 代わりまして、トゥガン・ソヒエフが指揮いたします。これに伴う日程および曲目に変更はございません。



 難航していた代役がソヒエフに決まった時はびっくりした。
 しかしこれは大チャンス。
 ウェルザー=メストが1992年にテンシュテットの代役で来日して大爆演を放ち、一世を風靡したように、今度はソヒエフが日本の聴衆に自らの存在を印象付けることができるか。「いやー、キャンセルしなくてよかったよ!」と言わしめることができるか。
 がんばれ、ソヒエフ!!



<映像>

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C MAJOR(映像)



76 5704
(Blu-ray)
\5500→\5090
バッハ300~ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2023
 J.S.バッハ(1685-1750)
  ・J.S.バッハ/トーマス・W・ライニンガー:
   「神聖な交響曲 主に向かいて新しき歌を歌え」
  ・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060R
  ・カンタータ 第10番「わが魂は主をあがめ」 BWV 10
  ・カンタータ第 115番「備えよ心 目覚め 祈れ」BWV115
  ・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
  ・ミサ曲 ロ短調 BWV 232より
   「いと高きところには神に栄光あれ~地に平和あれ」
  ・J.S.バッハ/ G.H.シュテルツェル:
   「あなたがそばにいたら」
  ・カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132
  ・カンタータ第78番「イエスよ、わが魂を」BWV78
  ・ゴルトベルク変奏曲より
   第1,7,10,13,16,18,21,22,26変奏
  ・管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より「アリア」
  ・管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067より「バディネリ」
  ・チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056より
   第2楽章:ラルゴ
  ・カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」BWV 147より
    コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
ラン・ラン(ピアノ)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
ゾフィー・カウアー(チェロ)
フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
キャメロン・シャバジ(カウンターテナー)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
アンドレアス・ライゼ(指揮)


76 5608
(DVD)
\4500→\4190

 J.S.バッハ、トーマスカントル就任300年記念、ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2023、豪華出演者による野外公演がブルーレイ&DVDでリリース!

 映像監督:ティロ・クラウス
 収録:2023年6月9日、 旧市庁舎前マルクト広場、ライプツィヒ(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、BD50、134分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCMステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、134分

 毎年6月に開催されているライプツィヒ・バッハ音楽祭。2023年のテーマは「BACH for Future」。1723年にJ.S.バッハがトーマスカントルに就任して ちょうど300年という記念の年でありました。
 また、ヨーロッパ以外の団体として初めて日本からバッハ・コレギウム・ジャパンがフィナーレを飾る聖トーマス教 会での「ロ短調ミサ曲」の公演を行うなど、注目の話題とともに盛大に開催されました。
 中でも6月9日に旧市庁舎前マルクト広場の野外会場で行われたコンサー トは音楽祭のハイライトとも言えるでしょう。その映像がブルーレイとDVDでリリースされます。
 現カントルのアンドレアス・ライゼ指揮 トーマス教会合唱団&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団らの演奏に加え、ラン・ラン(ピアノ)、ダニエル・ホープ(ヴァ イオリン)アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、ゾフィー・カウアー(チェロ)、フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)、キャメロン・シャバジ(カウンターテナー) という豪華出演陣により、バッハの有名作品が次々と演奏されるという何とも贅沢な一夜となりました。





 指揮するのは、宗教改革以後初となる、カトリックのスイス人トーマスカントルということで大騒動になったアンドレアス・ライゼ。
 ドイツ人でもない、プロテスタントでもない、新時代のカントルの登場である。

 
















10/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HAF 8905371
(2CD)
\3900→\3590
クリスティ率いるレザール・フロリサン
ハイドン:パリ交響曲集+ヴァイオリン協奏曲

 [CD1]
  ・交響曲第84番 変ホ長調 Hob.I:84
  ・交響曲第85番 変ロ長調 Hob.I:85《王妃》
 [CD2]
  ・ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa:1*
  ・交響曲第86番 ニ長調 Hob.I:86
  ・交響曲第87番 イ長調 Hob.I:87
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ
 (指揮(ヴァイオリン協奏曲以外))
テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ
 (ヴァイオリン/
  ヴァイオリン協奏曲*弾き振り)
KKC 6754
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 クリスティがハイドンの交響曲を録音!

 録音:2020年10月(第84&87番)、2022年3月(第85,86番、協奏曲)/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)

 クリスティ率いるレザール・フロリサンが、ハイドンの交響曲を録音しました!
 クリスティは「自分は今、人生において、好きなことをさせてもらえる時期」と語り、 ハイドンの作品には絶大な敬意を抱いていて、ハイドン作品はずっとやりたいことリスト(机の上) にあった、といいます。
 
 これまでにもオラトリオは録音してき ていますが、交響曲!
 バロックに長年取り組んできた音楽家として、ハイドンの作品に最高級の敬意を払いながら、あらためて真価を問い、ハイドン作品に新鮮 味をもたらし、ハイドンのために身を捧げたいと語るクリスティの並々ならぬ思いが詰まったハイドン。
 レザール・フロリサンの器楽メンバーの素晴らしさがこれ 以上ない形で引き出されており、どの音も、喜びと明るさ、そして軽やかさに満ちています。

 ハイドンの「パリ交響曲」はいずれも当時のパリの新設オーケストラ、コンセール・ド・ラ・オランピックのために書かれたものですが、ハイドンがウィーンで 指揮していたオーケストラはこれよりも小規模だったことなどから、様々な規模のオーケストラが演奏したと考えています。
 ただ、パリの聴衆のために書かれたと いうことで、フランスが好む華やかさがあり、パリのこの新オーケストラのアンサンブルの正確さと質が生きる作品になっていることは確かとも述べています。
 ここではVnI=6名、VnII=4-6名、Vla=3-4名、Vc=4-5名、コントラバス2名、そして管楽器という編成で演奏しています。

 ヴァイオリン協奏曲第1番は、エステルハージお抱えのオーケストラ(総勢15名ほど)のコンサートマスターだった、作曲家にしてヴァイオリンの大名手のルイー ジ・トマジーニのために書かれた作品。
 弦楽アンサンブルとソロのための作品です。クリスティはここで、ド・スワルテに指揮をまかせ、自身はリハーサルの時 も本番の時も、オーケストラの中に座っていたといいます。
 ハイドンによる、ポルポラ仕込みの洗練されたイタリア様式の熟練が光る名作です。ド・スワルテの瑞々 しくも大胆な演奏にも注目です

 ライヴ収録のため、各曲の最終楽章終了後拍手が入ります。

 
 



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MDG



MDG 90322986
(SACD HBRID)
\2900→\2390
トリオ・パルナッスス, ベートーヴェンのトリオ作品録音完結!

 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op.81b & Op.38 /
  ベートーヴェン:
   ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.81b
    (六重奏曲Op.81bをニコラウス・ジムロックが編曲)
   ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
    (七重奏曲Op.20を作曲者自身が編曲)
トリオ・パルナッスス
 【ユリア・ガリッチ(ヴァイオリン)
  ミヒャエル・グロス(チェロ)
  ヨハン・ブランシャール(ピアノ)】
マドレーヌ・プシビウ(ヴィオラ)

 トリオ・パルナッススによるベートーヴェンの一連のトリオ作品録音完結!

 録音:2022年10月31日~11月2日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、56'46、輸入盤・日本語帯付

 30年以上にわたり、高い音楽性と卓越した妙技で聴衆を惹き付けてきたトリオ・パルナッソス。
 録音もトリオの名作から新発見の秘曲まで幅広いレパートリーを 開拓しMDG レーベルに残しています。
 そして今回のアルバムでは、ベートーヴェンにとってキャリア初の大ヒット作となった《七重奏曲》から作曲者自身が編曲し たピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38と2 本のホルンと弦楽四重奏のための《六重奏曲》をニコラウス・ジムロック(ホルン奏者でベートーヴェンの友人、音楽出版 社ジムロックの創業者)がピアノ、ヴィオラ、チェロのために編曲したピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.81bを収録しています。
 これでトリオ・パルナッソスとMDGに よるベートーヴェンの一連のトリオ作品の録音が完結しました。
 
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MDG 93822616
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ボンの音楽文化を再現
エディション・ホーフカペレ2~宮廷コンサート

 アントン・ライヒャ(1770-1836):大序曲ニ長調
 アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):
  ヴァイオリン協奏曲第8 番変ホ長調
 パウル・ヴァインベルガー(1758-1821):交響曲ニ長調
ボン宮廷楽団
 (ボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバー)
ディルク・カフタン(指揮)
ミハイル・オヴルツキ(ヴァイオリン)

 ベートーヴェンが若き日を過ごしたボンの音楽文化を再現、ともに宮廷楽団で演奏したライヒャ、ロンベルクの作品集

 録音:2021年3月25,26日(ライヒャ、ロンベルク)、2023年1月9-12日(ヴァインベルガー)、ラ・レドゥーテ、ボン=バート・ゴーデスベルク
 Stereo/5.1/2+2+2、68' 15、輸入盤・日本語帯付

 ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷音楽「ハルモニームジーク」を再現していくシリーズ第2弾。
 ベートーヴェンというと宮廷や教会に雇用されない自立した音楽家というイメージがありますが、ベートーヴェン家は、祖父が宮廷楽長で父が宮廷テノール歌手と代々ボン宮廷と関わりがあり、ルートヴィヒ自身も音楽家としてのキャリアは宮廷音楽家でありました。
 このアルバムでは、楽聖ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによる演奏で、ベートーヴェンが若き日を過ごしたボンの音楽文化を再現しています。
 ボヘミア出身のアントン・ライヒャはベートーヴェンと同年生まれで、ケルン選帝侯マクシミリアンの宮廷楽団のフルート奏者としてボンに移りそこでベートーヴェン と知り合います。後にパリ音楽院の作曲教授として名声を得、古典派様式の管楽室内楽に優れた作品を残した事で知られています。
 アンドレアス・ヤーコプ・ロン ベルクはヴァイオリニストとして1790年、ボンの選帝侯の宮廷楽団に入団し、前述の通りここには若きベートーヴェンとライヒャも所属しており、彼らと親交を持 ちました。
 優れたヴァイオリン奏者として活躍したロンベルクによるヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン・トリオ・ボンのミハイル・オヴルツキが卓越した技巧で演奏しています。

 パウル・ヴァインベルガーは6曲の交響曲を作曲。このニ長調の作品は名人芸を披露するようなソロパートがあり、実験的なアプローチと豊かな サウンドが際立った作品。
 今回200年ぶりにボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによって再演されました。





エディション・ホーフカペレ1~ハルモニームジーク



 MDG 93822506
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
クラリネットの名手ロレンツォ・コッポラ、
 ボン・ベートーヴェン管のメンバーとともに
  18世紀後半の宮廷音楽を再現!

エディション・ホーフカペレ1~ハルモニームジーク

 ベートーヴェン:
  ・八重奏曲 Op.103
  ・八重奏のロンディーノ変ホ長調 WOo25
  ・六重奏曲Op.71
 グレトリ: 歌劇《獅子心王リシャール》~
  組曲第2番(フランツ・エーレンフリート編)
 ライヒャ(レイハ):管楽パルティータ(六重奏曲)
ロレンツォ・コッポラ(芸術監督)
ボン宮廷楽団(ボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバー)
山本啓太(オーボエ1)
スザンネ・ファン・ズーレン=ルッカー(オーボエ2)
ハンス=ヨアヒム・モーマン(クラリネット1)
フローリアン・ギスリング(クラリネット2)
ダニエル・ローミュラー(ナチュラルホルン1)
ローハン・リヒャルツ(ナチュラルホルン2)
鈴木 優人(ファゴット1)
ヘニング・グロスカース(ファゴット2)
フランク・ゴイアー(コントラバス)


 録音:2021年1月27-29日、5月21-22日 ラ・レドゥーテ、ボン=バート・ゴーデスベルク/Stereo/5.1/2+2+2、72'14、輸入盤・日本語帯付
 プロデクション:ヴェルナー・ダブリングハウス/プロデューサー:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ ロディン

 当シリーズは、古楽器のスペシャリストでもあるロレンツォ・コッポラが、ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷音楽「ハルモニームジーク」を再現していく試み。
 録音に使用されたボン=バート・ゴーデスベルクのロココ調のホールの響きも美しく、MDGの立体的な録音で当時の雰囲気を楽しむことができます。
 18世紀後半に流行した「ハルモニームジーク」。木管楽器を主体とし、ホルンやコントバラスを加えたアンサンブルで、当時は大編成の作品を手軽に楽しむために、オペラやオーケストラの作品から編曲され演奏されていました。
 このアルバムでは、楽聖ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによって編成された、クラリネットの名手でもあるロレンツォ・コッポラ率いるボン宮廷楽団による演奏でお聴きいただけます。

 ベートーヴェンのボン時代、マクシミリアン選帝侯の食卓音楽のために書かれた「八重奏曲」。美しい旋律がふんだんにちりばめられ、作曲技法的にも実に凝って作られており、一種の娯楽のための音楽としては超一級の作品。
 そしてボンで完成した八重奏曲は、ウィーンでハイドンの指導により改訂され、その際に新しいフィナーレとして書かれたのが、8本の管楽器による美しい響きが特徴の「ロンディーノ」。
 さらに故郷ボンを離れウィーンに渡ったベートーヴェンが、ピアニストとしての地位を確立する前のウィーン初期に書かれた、2本のホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロという珍しい編成の六重奏曲も収録されています。
 その他ベートーヴェン以外の当時の作曲による作品も取り上げられています。
 ベートーヴェン自身も気に入って、ピアノの変奏曲にもメロディを引用しているグレトリの 歌劇《獅子心王リシャール》。
 18世紀後半絶大なる人気を博していたグレトリ。前述のような理由で、オペラのような大規模作品を頻繁に上演することは難しいため、この人気作《獅子心王リシャール》も、宮廷のオーボエ奏者であったフランツ・エーレンフリートが編曲したハルモニームジーク版で瞬く間に人気作となりました。
 そしてベートーヴェンと同い年のチェコの作曲家ライヒャ(レイハ)の六重奏曲。
 ボンの宮廷楽団ではフルート奏者を務め、ウィーンでもベートーヴェンと親交があったといいます。管のための重要な作品を多く残しています。

 




COBRA RECORDS



COBRA0090
\2700
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのソロ・チェリスト、
 ヌアラ・マッケンナのセカンド・アルバム
デュオ ~ チェロとピアノのための作品集

 マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番 H.277(1939)
 プーランク:チェロ・ソナタ(1948)
 ヒンデミット:チェロとピアノのための3つの小品 Op.8(1917)
ヌアラ・マッケンナ(チェロ)
ロベルト・クーレック(ピアノ)

 鮮烈デビューを飾ったチェリスト、ヌアラ・マッケンナ待望の2作目が登場!

 ☆ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのソロ・チェリスト、ヌアラ・マッケンナのセカンド・アルバム!
 ☆いきなりディアパゾン・ドールに選出されたデビュー盤「ソロ」に続く期待大の「デュオ」!

 コダーイ、リゲティ、ブリテンの偉大な無伴奏チェロ作品を披露したファースト・アルバム「ソロ」(COBRA0078)がいきなりディアパゾン・ドールに選出されるという鮮烈なデビューを飾ったドイツ=アイルランドの新星チェリスト、ヌアラ・マッケンナ(b.1993)が待望のセカンド・アルバムをリリース!
 前作「ソロ」に対して今作はアメリカ出身の名伴奏者、ロベルト・クーレックを迎えての「デュオ」。
 選んだのは二度にわたって世界大戦が勃発した不穏で激動の時代にマルティヌー、プーランク、ヒンデミットによって書かれた美しい3つの名作。
 ソロとはまた違ったアプローチで彼女のさらなる才能の豊かさを証明しています。

 ヌアラ・マッケンナはリューベックの音楽院で学んだ後、フライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに師事し、シュトゥットガルト音楽院ではコンラディン・ブロトベク教授のクラスでソリスト・プログラムに在籍。
 2019年からはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー)のソロ・チェリスト(首席チェリスト)として活躍しています。

 ※録音:2023年3月13日-16日、WestVest90(スキーダム、オランダ)
 

 



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COLLEGIUM



CSCDS402
\2700→\2490
なんと合唱作品ではなく管弦楽作品集
 合唱の神様ジョン・ラッター(指揮)&マンチェスター・カメラータ
  クラシカル・トランクウィリティ
ジョン・ラッター(指揮)
マンチェスター・カメラータ
 アイルランド民謡(編曲:ジョン・ラッター編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
 サティ(オーケストレーション:ラッター):デイドリーム(ジムノペディ第1番より)
 ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて
 ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ
 ジョン・ラッター:主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください(管弦楽のための5つの瞑想曲より)
 グリーグ:鉄道の子供たち(交響的舞曲第2曲 Op.64-2より)
 J.S.バッハ(編曲:ラッター):あなたが傍にいて下さるなら
 ラヴェル(オーケストレーション:ラッター):メヌエット(ソナティネより)
 ドビュッシー(オーケストレーション:ラッター):月の光
 ヘンデル(編曲:ラッター:そなたの赴くところ(オラトリオ 《セメレ》より)
 J.S.バッハ(編曲:ラッター):羊は安らかに草を食み(カンタータ第208番より)

 ジョン・ラッター作編曲のオーケストラ名曲集!

 ☆"合唱の神様" ジョン・ラッターによるオーケストラ・アレンジ集!?
 ☆「ジムノペディ」、「月の光」、「羊は安らかに草を食み」など、「静寂」をテーマに心安らぐ名曲を集めてオーケストレーション!

 日本でも絶大な人気を誇る、イギリスを代表する合唱界の巨匠ジョン・ラッター(1945-/ジョン・ラター)。
 ラッターの自主レーベル「Collegium(コレギウム)」からの久しぶりのニューリリースとなるのは、なんと合唱作品ではなく管弦楽作品集!

 「Tranquillity(静寂)」をテーマに、落ち着いた、穏やかで、平和で、リラックスした、心安らぐメロディーをジョン・ラッターがセレクトした素敵なコレクション。
 有名な民謡やサティの「ジムノペディ第1番」、ドビュッシーの「月の光」、J.S.バッハやヘンデルの人気アリアなどをラッターが編曲&オーケストレーションした作品に、ディーリアスの「春初めてのカッコウの声を聴いて」、ラヴェルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」などの管弦楽のための名曲、自作の合唱作品のオーケストラ版などが組み合わされた麗しの11曲です。
 イギリス有数の室内管弦楽団"マンチェスター・カメラータ"の優美なサウンドにもご期待ください。

 
 



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DA VINCI CLASSICS



C00789
\2600→\2390
ブラームス:ピアノ4手連弾による交響曲全集 Vol.2
 交響曲第2番ニ長調 Op.73(作曲者編曲によるピアノ4手連弾版)
 悲劇的序曲 Op.81(作曲者編曲によるピアノ4手連弾版)
マッシミリアーノ・バッジョ(ピアノ)
コッラード・グレコ(ピアノ)

 作曲者自身の編曲による1台ピアノ4連弾版!ブラームスの"4手連弾"交響曲全集第2巻!

 ☆イタリアのピアニスト、マッシミリアーノ・バッジョとコッラード・グレコによる、ブラームスが遺したピアノ4手連弾版の交響曲全集第2弾!

 自らの交響曲や管弦楽曲、ピアノ協奏曲、室内楽曲などの数多くの作品を「1台ピアノ4手連弾」に編曲したヨハネス・ブラームス(1833-1897)。
 このブラームスが遺した「1台ピアノ4手連弾」のための編曲作品に着目したイタリアのピアニスト、コッラード・グレコとマッシミリアーノ・バッジョによるピアノ・デュオが、「1台ピアノ4手連弾版」による「交響曲全集」をレコーディング!

 シリーズ第2弾となるこのアルバムに収録されたのは、前作に収録された第1番とは対照的に、穏やかで、しかしながら表情豊かな「交響曲第2番」。
 そして、その後には交響曲第2番と第3番の間に構想された「悲劇的序曲」が続きます。この序曲は前作に収録された、喜びを表す「大学祝典序曲」と対になる作品で、そのタイトルや構成から、ゲーテの『ファウスト』などから着想を得たのではないかと囁かれることもありましたが、ブラームス自身は「具体的な題材はない」とし、それを否定しています。

 マッシミリアーノ・バッジョは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最優秀で卒業した後にセルジオ・フィオレンティーノに師事。
 クリスチーナ・フロシーニとピアノ・デュオを結成し、イタリアにおいてシューベルトの4手連弾作品の全曲を演奏した演奏家となった後、2006年から母校で教鞭を執り、2016年からは副学長を務めている重鎮ピアニストの1人です。マスタークラスのため、ここ日本にも度々来日しています。

 バッジョとデュオを組むコッラード・グレコはミラノでアルベルト・モッツァーティとブルーノ・カニーノにピアノを学び、ジョヴァンニ・ソッリマやマッシモ・クァルタ、タチアナ・ヴァシリエヴァといった著名なソリストたちと共演を重ねている実力派です。

 ※録音:2022年6月30日、グリファ&フィーリ・スタジオ(ミラノ、イタリア)

 
 
 

C00779
\2600
ブラームス:ピアノ作品集
 ブラームス:
  8つの小品 Op.76
  3つの間奏曲 Op.117
  6つの小品 Op.118
ルチア・パラディーゾ(ピアノ)

 イタリア・ローマを中心に活躍するピアニスト、ルチア・パラディーゾのブラームス!

 イタリア生まれのピアニスト、ルチア・パラディーゾはローマを中心にイタリア国内外で、ソリストとして定期的に演奏活動を行っています。
 また、2020年からはヴァイオリン、フルート、ピアノによる"Trio Caecilia"を結成し、アンサンブルでも活躍しています。

 パラディーゾは2021年に、ブラームスのピアノ作品にフィーチャーしたコンサート・ツアーをイタリア、ドイツ、オランダ、スペインなどで開催し、ブラームスの晩年の作品を中心に演奏を行いました。
 そこで披露された楽曲の多くがこのアルバムに収録されています。

 ※録音:2021年5月8日-9日(レノン、イタリア)
 
 

C00780
\2600
シューマン:ピアノ作品集
 ロベルト・シューマン:
  アベッグ変奏曲 Op.1
  子供の情景 Op.15
  アラベスク ハ長調 Op.18
  森の情景 Op.82
ルカ・デッレ・ドンネ(ピアノ)

 1983年にイタリア北東部のトリエステで生まれたピアニストのルカ・デッレ・ドンネは、タルティーニ音楽院を非常に優秀な成績で卒業しています。
 ソリストとして、また室内楽奏者としてイタリアをはじめとするヨーロッパ全土、中国や日本、また南アメリカなど世界中で演奏活動を行う傍ら、マスタークラスも頻繁に開催しています。

 前作(C00448)でもシューマン・アルバムを発表した彼が、今回もシューマンを取り上げ、最初期に作曲された「アベッグ変奏曲」から中期の「子供の情景」、「アラベスク」そして後期の「森の情景」と、さまざまな年代の楽曲で、ロマン派の美しい世界にいざないます。

 ※録音:2023年5月、ルーク・レコーディング・スタジオ(チヴィダーレ・デル・フリウーリ、イタリア)
 
 

C00781
\2600
アルベニス:イベリア第3巻&第4巻
 アルベニス:組曲 《イベリア》 第3巻
 トゥリーナ:幻想的舞曲集 Op.22
 アルベニス:組曲 《イベリア》 第4巻
 ラヴェル:スペイン狂詩曲
  (ルシアン・ガルバンによるピアノ編曲版)
アクセル・トロレセ(ピアノ)

 前作の「イベリア第1巻&第2巻」(C00375)の録音からおよそ3年の時を経て、ついにイベリア組曲の完結編が収録されました。
 今回も「イベリア組曲」の間にはスペインにまつわる楽曲が組み込まれ、スペインの風を存分に感じられるアルバムとなっています。

 ルイ・ロルティにも師事した1997年生まれのイタリア人ピアニスト、アクセル・トロレセは、ローマを中心に数々のコンサートホールで演奏を行い、2022年にはイタリア大統領及びサンタ・チェチーリア音楽院から"ジュゼッペ・シノーポリ"スカラシップを授与されています。

 ※録音:2023年5月3日-5日、トレバゼーレゲ(イタリア)
 
 

C00782
\2600
レバイ:3本のギターのための作品全集
 フェルディナンド・レバイ(1880-1953):
  三重奏曲
   (テルツギター、プリムギターと
    クイント・バスギターのための)
  間奏曲ホ長調(3本のプリムギターのための)
  フランスの古い民謡による組曲
   (テルツギターと2本のプリムギターのための)
  Sechs leichte Variationen uber das Fruhlingslied
   "Alles neu macht der Mai..."
  クライネ・エレジー
  三重奏曲ト長調(テルツギターと2本のプリムギターのための)
キタッラ・トリオ
 〔エンリコ・マリア・バルバレスキ(ギター)、
  レオポルド・サラチーノ(ギター)、
  ファビオ・スプルッツォラ(ギター)〕

 キタッラ・トリオのメンバーは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院の出身で、1991年にトリオを結成しました。
 国内外のコンクールでの数々の受賞や、クラクフ音楽祭、スカラ座音楽祭などの重要な音楽祭への出演に加え、ヴァイル、ドニゼッティ、ヴェルディ、ヘンツェの作品のために何度もミラノ・スカラ座管弦楽団に招かれています。

 このアルバムで取り上げられたフェルディナンド・レバイは、「オーボエやクラリネットの音色とギターの音色を組み合わせることで、ピアノと管楽器の組み合わせよりもはるかに魅惑的な音が生まれる」と語るほどギターに魅了され、ギターのための作品を数多く生み出しました。

 ※録音:2022年3月12日&6月28日(サロンノ、イタリア)
 
 

C00783
\2600
モランディ: オルガン作品全集 Vol.2
 ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
  モダン・オルガン・ソナタ集第3巻
  オルガン大ソナタ(第1部)
ルカ・サルトーレ(オルガン)

 ジョヴァンニ・モランディはオルガン奏者以外にはほとんど知られていませんが、19世紀前半のイタリアのオルガン音楽において最も重要な人物でした。
 オペラや舞曲などの影響を受けることなく高いオリジナリティを持った作品を残しています。
 中でもオルガン・ソナタを数多く作曲しており、オルガン作品全集の第2弾となるこのアルバムも、ソナタだけで構成されています。

 ※録音:2023年3月(ボアーラ・ポレージネ、イタリア)
 
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VC00784
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6105
キアラ・ベルトーリオ(ピアノ)
バッハとイタリア Vol.6 ~ バッハ=ブゾーニ:ピアノ編曲作品全集

 【CD1 コラールと回想】
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・10のコラール前奏曲 BV B 27
   ・コラール前奏曲《来たり給へ、創造主なる精霊よ》after BWV 667
    (第2稿版)(世界初録音)
   ・コラール前奏曲《深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる》after BWV 686
  ブゾーニ:
   ・バッハの断片に基づくコラール前奏曲 BV 256A
  J.S.バッハ/ブゾーニ/ベルトーリオ:
   ・コラール前奏曲《いまや汝は去り行きたもう、わがイエスよ》after BWV 500
  ブゾーニ:
   ・3つのアルバムの綴りより 第3番《劇用コラールの様式で》BV 272A
   ・J.S.バッハによる幻想曲 BV 253
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・幻想曲、フーガ、アンダンテとスケルツォ BV B 42 after BWV 905, 969, 844
  ブゾーニ:
   ・小ソナチネ《大ヨハン・セバスティアン氏に》BV280
 【CD2 対位法】
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・ゴルトベルク変奏曲 BV B 35 after BWV 988
   ・J.S.バッハの《音楽の捧げもの》による
    カノン風変奏曲とフーガ BV B 40 after BWV 1079
  ブゾーニ:
   ・エレジー第3番 - 悲歌集《わが魂は汝に望みを託す》BV 249
   ・対位法的幻想曲 BV 256
 【CD3 ハープシコード】
  ブゾーニ:
   ・献呈
  J.S.バッハ/ブゾーニ/ベルトーリオ:
   ・平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 前奏曲 after BWV 847(世界初録音)
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第3番 前奏曲 after BWV 848
  ブゾーニ:
   ・《青年に》より 前奏曲とフーガ、フーガとフィグラータ BV254 after BWV 850
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第6番 前奏曲 after BWV 851(世界初録音)
  J.S.バッハ/ブゾーニ/ベルトーリオ
   ・平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第17番 前奏曲 after BWV 862(世界初録音)
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第21番 前奏曲 after BWV 866
   ・小前奏曲とフゲッタ after BWV 999&961(世界初録音)
   ・幻想曲、アダージョとフーガ BV B 37 after BWV 906&968
   ・デュエット第2番 BV B 33 after BWV 803(世界初録音)
   ・半音階的幻想曲とフーガ BV B31 after BWV 903
   ・カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BV B 34 after BWV 992
   ・前奏曲、フーガとアレグロ BV B36 after BWV998
 【CD4 オルガン】
  J.S.バッハ/ブゾーニ:
   ・前奏曲とフーガ(変ホ長調)BV B36 after BWV 552
   ・オルガン-トッカータ(ハ長調)BV B 29 after BWV 564
   ・前奏曲とフーガ(ホ短調)after BWV 533
   ・前奏曲とフーガ(二長調)BV B 20 after BWV 532
   ・オルガン-トッカータ(二短調)BV B 29 after BWV 565
   ・シャコンヌ BV B 24 after BWV 1004
キアラ・ベルトーリオ
 (ピアノ)

C00784
(4CD)
特別価格
\4800→\4390

 バッハとイタリア第6巻!ブゾーニに捧ぐ4枚組全集!

 ☆イタリアの才媛キアラ・ベルトーリオ!
 ☆バッハとイタリアの結び付きを描くレコーディング・プロジェクト第6巻はバッハ=ブゾーニ全集!

 パウル・バドゥラ=スコダの薫陶を受け、2005年にレオン・フライシャーの指揮でカーネギー・ホールへのデビューを果たしたイタリアの才媛、キアラ・ベルトーリオ。音楽的かつ知的な演奏を披露してくれるピアニストであると同時に、教皇庁アカデミーから表彰を受けるなど優秀な音楽学者でもあるベルトーリオによるJ.S.バッハとイタリア楽壇の繋がり、関係を描くレコーディング・プロジェクトの第6巻となる4枚組ボックスが登場。

 フェルッチョ・ブゾーニは、ドイツの巨匠と常に想像力豊かな対話を続けながら、多くの創作活動をバッハの音楽に捧げてきました。
 作品は非常に有名なトランスクリプション(シャコンヌ、トッカータとフーガ ニ短調、コラール前奏曲など)、編曲(ゴルトベルク変奏曲、半音階的幻想曲など)、編集版(「平均律クラヴィーア曲集」など、新たに編集されたエチュードやパラフレーズ)、そして明らかにバッハの影響を受けたオリジナル作品(J.S.バッハによる幻想曲や対位法的幻想曲など)を残しており、この4枚組ボックスではバッハ=ブゾーニの作品全曲が初めて録音されました。

 本アルバムは、バッハの音楽のスペシャリストでもあるベルトーリオ自身が完成させた、世界初演の作品やいくつかの作品で構成されており、2024年のフェルッチョ・ブゾーニ没後100周年(1924-2024年)を前に、ダ・ヴィンチ・クラシックスがブゾーニに捧げる好企画です。

 ※録音:2015年-2023年(イタリア)

 
 
 


C00790
\2600
1800年のサロン ~
 フルートとギターのための19世紀の音楽の夕べ

  フランチェスコ・モリーノ:夜想曲 Op.38
  ペトレッティ:
   お気に入りのロシアのロマンスによる
    ギターとフルートのための二重奏曲
  ソル:セギディーリャスより3曲、ロマネスカ
  ジュリアーニ:セレナーデ Op.127
  アントン・フォライト:
   アドルフ・アダンの歌劇《ロンジュモーの御者》による
    ギター伴奏付きフルートのためのアリア・セレクション
マリヤ・ミリュウジーナ(フルート)
藤元高輝(ギター)

 ギタリスト藤元高輝が参加、19世紀に作られたサロン音楽!

 ☆2019年ハインスベルク国際ギターコンクール第1位、藤元高輝!
 ☆史上最も有名なギタリストでギター作曲家であるジュリアーニやソルの作品も収録!

 19世紀に作られたサロン音楽をフルートとギターの演奏でお楽しみいただける一枚。
 フルートとギターの相性はとても良く、音色の違いにより多様な表現が可能なことと、共に大音量を出す楽器ではないためダイナミクスに関しても調和しやすいという点でも二重奏を行うのに適しています。
 このアルバムでは、イタリア出身のギタリストでパリで活躍したフランチェスコ・モリーノ(1768-1847)の作品や、史上最も有名なギタリストでギター作曲家であるジュリアーニやソルの作品も収められています。

 ベラルーシ生まれのフルーティスト、マリヤ・ミリュウジーナと、2019年ハインスベルク国際ギターコンクール第1位など数々のコンクールで受賞歴があるギタリスト、藤元高輝の二人は定期的に共演しており、このアルバムが「Da Vinci Classics」でのデュオ・デビュー・アルバムとなります。

 ※録音:2022年11月、チーゴレ(イタリア)
 
 


C00778
\2600
イル・サッソーネ ~ ア・ドメスティック・オペラ
 
ヘンデル:
  序曲(歌劇《アレッサンドロ》 より)
   【第1幕】
    ・牧場よ(歌劇《アルチーナ》 より)
    ・不吉な嵐が起こり(歌劇《オルランド》 より)
    ・わたしはあなたを抱きしめる(歌劇《ロデリンダ》より)
    ・シャコンヌとサラバンド(歌劇《アルミーラ》 より)
   【第2幕】
    ・Vedro piu lieto e belle(歌劇《ロタリオ》より)
    ・シンフォニア(オラトリオ《サウル》より)
    ・復讐してやりたい(歌劇《アルチーナ》 より)
    ・メヌエット
     (歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
    ・そうだ、私はあの女、もはや美しくなく
     (歌劇《アルチーナ》より)
   【第3幕】
    ・トリオ・ソナタ ロ短調 HWV 386B
    ・影よ、草木よ、悲しき墓よ(歌劇《ロデリンダ》より)
    ・プレリュード(アレグロ ト長調 HWV407 より)
    ・嵐で難破した船は
     (歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
    ・アントレとタンブーラン(歌劇《アルチーナ》より)
フォルス・コンソナンス
 〔ヨハネス・フェスターリング(ギター、テオルボ)
  トーマス・フィールズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)
  アニー・ガード(ヴァイオリン)
  テオ・スモール(リコーダー、トラヴェルソ)〕

 ヘンデルの有名な歌曲やアリアを室内楽で!

 ☆ヘンデルの有名な歌曲やアリアを室内楽編成で!

 18世紀のロンドンでは、オペラ鑑賞は貴族の社交の場として、特にロンドンの上流階級が週に何度も劇場に足を運んだオペラ・シーズンには重要な位置を占めていました。
 しかし、録音技術がなかった当時、自分の好きなアリアを楽しもうとする音楽愛好家にとっては難題でした。出版社はこの機会をとらえ、家庭での音楽制作に適した小編成の楽譜に編曲された楽譜を数多く出版し、オペラ愛好家が家の中で旋律の魅力を再現することを可能にしました。
 ジョン・ウォルシュの 「ソナタまたは室内楽曲集」は、ヘンデルのオペラから有名な歌曲やアリアを集めた、この傾向の典型的な例です。

 2020年のロックダウン中に4人の音楽家達によって結成されたフォルス・コンソナンスは、歴史的な編曲を本格的な音楽活動として位置づけることで、その地位を高めることを目指しています。
 本アルバムでは、ヘンデルの様々なオペラから、嘆き、愛の二重唱、復讐のアリアなど、18世紀のオペラ・セリアの伝統的なシーンを中心とした作品からプログラムを構成しています。

 ※録音:2022年10月24日ー26日、センデザール(ブレーメン)

 
 




RUBICON



XRCD1086
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
弦楽五重奏+2本のギターで歌う
 「美しき水車小屋の娘」!

  シューベルト:美しき水車小屋の娘
   (アンサンブル伴奏版)
トーマス・ガスリー(アレンジ&ヴォイス)
バロックソリステーネ
 〔ビャッテ・アイケ(ディレクター&ヴァイオリン)、
  ミロシュ・ヴァレント(ヴァイオリン)、
  ペール・ブーレ(ヴィオラ)、
  ユディト=マリア・ブロムスターベリ(チェロ)、
  ユハンネス・ルンドベリ(コントラバス)、
  ルーナル・シェルスベリ(ギター)、
  フレードリク・ボック(ギター)〕
RCD1086
\2700

 ☆「ジ・エールハウス・セッションズ」で衝撃を巻き起こしたビャッテ・アイケ&バロックソリステーネ!
 ☆弦楽五重奏+2本のギターで歌う「美しき水車小屋の娘」!

 2005年にノルウェーで結成されたピリオド・アンサンブル、バロックソリステーネと芸術監督ビャッテ・アイケは、17世紀ロンドンの酒場の音楽を再現した「ジ・エールハウス・セッションズ」(PRCD1017/RCD1017)というプログラムで大きな話題となり、続編となる「ザ・プレイハウス・セッションズ」(PRCD1096/RCD1096)でも大成功を収めました。
 彼らが「ジ・エールハウス・セッションズ」と共に各地で演奏してきたもう1つの特別プロクラム、「美しき水車小屋の娘」も遂にCDリリース!

 シューベルトの「美しき水車小屋の娘」は、ミュラーの詩に曲を付けた連作歌曲集で、「冬の旅」、「白鳥の歌」と合わせて「シューベルト3大歌曲集」とも称される傑作ですが、ディレクター、アレンジャー、シンガーであるトーマス・ガスリーが、この人気作をこれまでに聴いたことのないようなヴァージョンに編曲して披露。
 ヨーク大学の博士課程でシューベルトのリートの装飾について研究していたガスリーは、シューベルトは歌手たちが自ら装飾を施し、アレンジしてもらうことを期待していたという考え等に興味を持ち、この特別な「美しき水車小屋の娘」のプロジェクトに結びついています。
 大勢の観客が入った洗練された文化的な会場で、白いネクタイと燕尾服で大きなグランドピアノの前に立って歌うのではなく、親密な社交の場で、参加者が各々楽器を持参し、リラックスして、(しばしば)アルコールも入った状態で、気取らずに友情や物語を歌うようなシューベルト歌曲を、コントラバス入りの弦楽五重奏と2本のギターという編成で実現しています。

 「ビャッテ・アイケのバロクソリステーネは、錬金術のような奇跡のアンサンブル...純粋な音楽のゴールドだ」
 (英Gramophone誌 RCD1017のレビューより)

 
 




PIANO CLASSICS


PCL10252
(2CD)
\2500
カポリッチョによるズガンバーティ全集録音の第2弾
 ズガンバーティ:ピアノ曲全集 第2巻 (2CD)
ガイア・フェデリカ・カポリッチョ(ピアノ)

 手稿譜の写真も参照した完璧な演奏
 5歳の時からズガンバーティのピアノ曲に慣れ親しんできたカポリッチョによる全集録音の第2弾。
 リストのローマでの音楽学校として自宅を使わせていたズガンバーティは、自作の出版に際してリストに支援されており、リストを通じて知り合ったワーグナーからも賛意を呈されるなど親しく交流していました。
 オペラ全盛のイタリアで器楽復興に尽力したズガンバーティの代表作はなんといってもピアノ曲。
 しかし生前に出版されなかった未発表楽譜についてはいろいろと問題もあったため、この録音では、手稿譜の写真を入手して参照し、可能な限り正しい姿で作品を再現しています。

 
 
 

PCL10284
\2100
クレメンティ研究の成果をベーゼンドルファー280VCで!
 クレメンティ:ピアノ・ソナタ集 Op.1 & Op.1A
カルロ・アルベルト・バッキ(ピアノ)

 クレメンティ研究の成果をベーゼンドルファー280VCで!
 9歳でローマのオルガニスト試験に合格し、11歳でミサ曲、12歳でオラトリオを作曲・初演、14歳でサン・ロレンツォ教会の常任オルガニストとなっていた早熟の天才クレメンティが、1771年、19歳の時にロンドンで出版したのが Op.1 のピアノ・ソナタ集。組み合わせの Op.1a のピアノ・ソナタ集はその10年後にフランス市場向けに改作してパリで出版されたもの。
 どちらもピアノ音楽初期の姿を伝える作品集ですが、ここでは、目下、クレメンティの全作品を研究し、コンサートで「クレメンティ・プロジェクト」を推進中のカルロ・アルベルト・バッキが、3500万円超えのベーゼンドルファー280VC(Vienna Concert)を駆使してその可能性をフルに引き出しています。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85038
(2CD)
\3000→\2790
ハイフェッツ・プレイズ・バッハ
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ他

  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
   【CD1】
    1-4. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV 100
    15-16. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
    17-20.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003
    21-23. ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV 1041*
   【CD2】
    1-5. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004
    6-9. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005
    10-16. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006
    17-19. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV 1042*
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団*
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)*

 録音年月日/初出レコード番号
 BWV 1001:1952年10月21&29日/LM1976
 BWV 1002:1952年10月23&29日/LM2210
 BWV 1003:1952年10月24,25&29日/LM2115
 BWV 1004:1952年10月23日/LM1976
 BWV 1005:1952年10月22&29日/LM2210
 BWV 1006:1952年10月22&29日/LM2115
 BWV 1042&1042:1953年12月6日/LM1818

 録音場所:ハリウッド、RCAビクター・スタジオ(BWV1001-1006)、リパブリック・ピクチャーズ・スタジオ(BWV1041&1042)
 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア&マスタリング:Rick Torres

 【ハイフェッツ唯一のバッハ無伴奏曲集をBiddulphが初期盤から復刻】
 20世紀を代表する名ヴァイオリニストを多数輩出したレオポルト・アウアー門下の音源復刻に取り組むBiddulphから、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)唯一のバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ(全曲)が登場。初期盤LPからの復刻です。
 ハイフェッツは帝政ロシア時代のヴィルナ(現リトアニアの首都ヴィリニュス)に生まれ、9歳にしてアウアーの門下に迎えられました。
 12歳でアルトゥール・ニキシュ指揮のベルリン・フィルと共演、16歳でカーネギーホールにデビューした早熟の天才で、その卓越した技巧と音楽性を長く保ち、圧倒的な名声を築きました。
 ハイフェッツによるバッハ:無伴奏ソナタ&パルティータの全曲録音はこの1952年のRCA盤が唯一。
 バロック舞曲の要素を取り入れた解釈が広まる遥か前の演奏なので、古楽器演奏に慣れた耳には少し違和感があるかもしれませんが、虚飾を排して1台のヴァイオリンからバッハが意図した重層的な音構造を描き出す演奏は見事で、速めのテンポながら全体を通してヴァイオリンならではの美感が損なわれていない点も魅力です。

 この録音にはすでにRCAによるマスターテープからの復刻CDがあります。
 それでも今回の復刻を行った理由についてBiddulphレーベルは
  「マスターテープからの復刻はノイズの点で有利だが、初期盤の音が演奏者と制作者が認めた音だと考える。状態の良い初期盤を探し出して復刻する意義はそこにある」
   と語っています。
 
 各ディスクの「余白」にはハイフェッツのソロによるバッハのヴァイオリン協奏曲が1曲ずつ収められるという贅沢な収録になっています。
 ブックレットにはハイフェッツ愛用のグァルネリ・デル・ジェス(1742)のカラー写真が4ページにわたって掲載され、初出時のLP4枚のジャケットもカラーで印刷されています。
 




DIAPASON


DIAP162
\1900
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番(自作自演)
 ラフマニノフ:
  (1)交響的舞曲 Op.45
  (2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
  (3)ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
(1)ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団
(2)ウィリアム・カペル(ピアノ)
 フリッツ・ライナー(指揮)
 ロビンフッド・デル管弦楽団
(3)セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第162巻!
 自作自演を含むラフマニノフ名演集!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。

 シリーズ第162巻となる今作はラフマニノフ・セレクション。
 数あるラフマニノフの自作自演の中からディアパゾンが選んだのは1941年12月にユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団とレコーディングした「ピアノ協奏曲第4番」。
 この録音は同レーベルの「ラフマニノフ:交響曲&ピアノ協奏曲集」のBOXセット(DIAPCF012)には収録されていませんでした。
 「パガニーニの主題による狂詩曲」はあえて自作自演ではなく夭折の天才ピアニスト、ウィリアム・カペルが遺した名演を選出。
 「交響的舞曲」もオーマンディ&フィラデルフィア管のよく知られた歴史的名演奏。ラフマニノフが非常に深い関係を持っていた同コンビに献呈した作品です。

 ※録音:(1)1960年 (2)1951年 (3)1941年12月20日
 

<LP>

 

PIANO CLASSICS(LP)


PCL10283
(LP)
\4800
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (2LP) クララ・ヴュルツ(ピアノ)

 各国高評価の名盤がハンブルクのエーデル工場でLP化!
 コレクターズLPエディションを専門とするハンブルクのエーデル工場で製造。
 アナログ用に作られた新しいトランスファーにより、クララ・ヴュルツのピアニズムを理想的に引き立てるヴェストフェスト教会の音響が、丸みを帯びた輝きのあるクオリティに仕上がっています。
 ジャケットは見開き仕様でブックレットも付属しています。

 
 


















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