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第37号 お奨め国内盤 新譜
2007年3月〜6月リリース予定


ALPHA

Alpha 001
(国内盤)
\2940
〔仕様変更再発売〕
ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580〜1649):
 1. カスタルディ式アルペッジャータ
 2. 夜のこだま
 3. 嘆きのフランス女
 4. フォリア
 5. カンツォーネ「仮面の女」
 6. 甘美なるは我が犠牲の日々
 7. カプリッチョ、通称「ずるい男」
 8. カンツォーネ「うずらの雛」
 9. 誰が、わたしに幸せを見出そうか
 10. 柔和なるタステッジョ〜第1ソナタ
 11. ガリアルダ「こおろぎ」
 12. カプリッチョ、通称「スヴェリアトーイオ」(起きてるよ)
 13. カプリッチョ、通称「エルマフローディト」(両性具有神)
 14. 自信にあふれたステファニア
 15. コルレンテ「チェッキーナ」〜コルレンテ「サドレッタ」
 16. ヘブライ人へレアザールから
  皇帝ティトゥス・ヴェスパジアヌスへの手紙
ギユメット・ロランス(Ms)
ル・ポエム・アルモニーク
総指揮:ヴァンサン・デュメストル
音楽学者=プロデューサーのジャン=ポール・コンベと、若きリュート奏者ヴァンサン・デュメストルが意気投合してAlphaレーベルがこじんまりと創設された1998年——その翌年にリリースされたこのアルバムはフランスをはじめ世界各地で大きな旋風を巻き起こし「インディ・レーベルの革命」というような文脈で大きく取り上げられたものだった…というのは業界的評価。その成功はもちろん、アルバムの仕上がりの驚くべきクオリティあってのこと!今でこそ有名古楽アンサンブルのひとつになってきたル・ポエム・アルモニークだが、この当時はまったく無名だったにもかかわらず、改めてよく見ればリュートにマッシモ・モスカルド、ガンバは故ソフィー・ワティヨンにドイツの名手フリーデリケ・ホイマン、打楽器はジョエル・グラール…と今や第一線で活躍する名手ばかりなのだから、さもありなん。 演目はこの時まで殆ど誰も知らなかった、ベッレロフォンテ・カスタルディという初期バロックの作曲家、モデナ生まれでモンテヴェルディや舞曲作家ガストルディらとも親交のあった人。宮廷社会に生きた人ながら発言といい行動といい大胆不敵、モデナから追放されたり何度も投獄されたという、まさに同時代の画家カラヴァッジョのような音楽家だった。しかし絵画におけるカラヴァッジョ同様、その音楽はコントラストと静かな情熱に彩られ、聴く者を魅了してやまない。そして天才技師ユーグ・デショーの自然派録音がまた極上なのだ!かそけきリュートやバロックハープの撥弦音、折々にアクセントを添える打楽器、しずかなヴィオールの嘆きの歌、響きわたる歌声の妙...まさしくAlphaレーベルの“アルファ(出発点)”の地位に恥じない傑作だ。
Alpha 002
(国内盤)
\2940
〔仕様変更再発売〕
ドメーニコ・ベッリ(?〜1627):
 1. フィオレンツァのアリア
 (ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1600〜43)作曲)
 2. 焼けつくように
 3. 美しい眼差し、清らかな眼差し
 4. ああ、わが生の日々ぞ儚し
 5. シンフォニア(ロレンツォ・アッレーグリ(1573〜1648)作曲)
 6. 太陽をまとった美しい乙女よ
 7.ニンファたちのバッロ(ロレンツォ・アッレーグリ作曲)
 8. わが魂よ、ああ何を思うか、ああ何をするのか
 9. このおれを見放そうとするのか
ギユメット・ロランス(Ms)
ル・ポエム・アルモニーク
総指揮:ヴァンサン・デュメストル
古楽歌手とフラメンコ歌手のはざまのような?ギユメット・ロランスの情念うずめくユニークな歌唱が、これほどぴったり作品の芸術性と合致して相乗効果のあがったアルバムも少ないだろう——Alpha第2弾にしてLPH第2弾、カスタルディよりもっと無名だったドメーニコ・ベッリなるバロック初期の作曲家に光をあてて、きわめて高次元の古楽サウンドを体現した忘れがたいアルバムだ。ベッリという名の作曲家は1600年前後にかなりたくさんいるようだが、ここで紹介されているのはフィレンツェのメディチ家に仕え、カッチーニやペーリといった最初期のオペラ創始家たちの周辺で活躍していたドメーニコ・ベッリ。折しも通奏低音をもとにしたバロック歌唱芸術が、伝統的なポリフォニー音楽のくびきを脱して花開きはじめた頃だったとはいえ、ベッリの作風はさらに破格的詩句のことばのリズムを尊重して、しばしば常道を大いに逸脱した不協和音だらけの移植楽曲に走ることもあった鬼才——そうした大胆きわまる書法を、恐ろしいまでの迫真の表現力を誇るロランスの歌唱がみごと説得力あふれる表現語法として聴かせつくすからたまらない! かそけきたおやかなヴィオール合奏、アクセント豊かなリュートの撥弦音...イタリア時代のリュリが模範としたかもしれない、と言われる歌のないバッロ(舞曲)も嬉しい発見だ。紋切り型のモンテヴェルディ演奏を聴くくらいなら、見え透いたジェズアルド解釈を聴くくらいなら、玄人もビギナーもまずこのアルバムを聴いたほうが
絶対、エキサイティング&感動的であること請け合い!
Alpha108
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3150
ディエゴ・オルティス(1756〜91):
 『麗しの聖母マリアのための晩課』(1565)
マルコ・メンコボーニ指揮
アンサンブル・カンタール・ロンターノ(古楽器使用)
マルコ・メンコボーニ、突如Alphaに現る! 周到なDSD録音で、きわめてヴィヴィッドに空間に刻み付けられてゆく音楽は、なんとあのヴィオラ・ダ・ガンバ変奏曲の天才、オルティスの、きわめて珍しい教会音楽作品! E Lucevan le Stelleレーベル主宰者でチェンバロ奏者、音楽祭主宰者にして古楽学者、そのうえ指揮者までつとめる“現代イタリアのルネサンス人”マルコ・メンコボーニが、なんと我らがAlphaレーベルの新譜にメイン・ミュージシャンとして登場! しかも演目はなんと『変奏論』の作者、これまでサヴァール御代の名演群をはじめ殆ど器楽作品しか聴けなかったスペインの巨匠ディエゴ・オルティスの、きわめて貴重な教会音楽の大作というからたまらない。

CYPRES

MCYP 7609
(国内盤)
\2835
モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ヴェーバー:クラリネット協奏曲 第1番 ヘ短調 作品73
ロッシーニ:序奏、主題と変奏〜クラリネットと管弦楽のための
ジャン=リュク・ヴォタノ(Cl)
ルイ・ラングレ指揮
リエージュ・フィルハーモニー管
あまりにうつくしいピアニシモの味わい——弱冠20 歳にしてリエージュ・フィル首席に就任したアンファン・テリブルが、古典派の超・名曲3編を、ユニークな感性で吹きこなす期待値は十二分、クラリネットの“面白さ”と“哀しさ”がいっぱいに広がる名演奏!リエージュ・フィルといえば、古くはポール・ストロース、最近ではピエール・バルトロメーの指揮下で数々の名演を残したベルギーきっての歴史ある名門楽団。そこに2002 年、弱冠20 歳にして首席奏者に就任、破竹の勢いで活躍を続けているのが本盤のクラリネット独奏者、ジャン=リュク・ヴォタノなのです! その鮮やかな感性で新旧古典派の名作3編を演奏したこのアルバム、泰然自若と落ち着いた佇まいで静かに深く作品美を彫り上げてゆく——とくに、ピアニシモの美しさはまさに絶品!モーツァルト晩年特有の“枯淡の美”も、ヴェーバーならではの不穏なロマン情緒も、入念にして小悪魔的なロッシーニの歌いまわしも、独奏者の呼吸をよく捉えた仕事人ルイ・ラングレの好サポートをえて見事に再現され、かつ独特の風采をまとっています。その芸風の秘訣、どうぞじっくり聴き極めてください!ちなみにエンジニアは今やAlpha でもお馴染みJ-M.レネです。

Early-Music.com

EMCCD7765
(国内盤)
\2940
ジャン=フェリ・ルベル(1666〜1747):
 1. 組曲「テルプシコル」
 2. 組曲「舞踏さまざま」
 3. カプリース(気まぐれ)
 4. 組曲「田園の悦楽」
 5. ファンテジー(幻想)
 6. 組曲「四大元素」
ダニエル・キュイエ指揮
アリオン・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
ストラディヴァリアの主宰者を客演指揮に迎えた新譜は、まさに「みずみずしい」の一言!整然と揃いつつニュアンス豊かな弦音、のどかに歌うオーボエ、通奏低音のアクセント...次々と移り変わる変幻自在のリズムがかもし出す幻想気分は、ヴァトーの雅宴画そのもの!ダニエル・キュイエといえば、古くは今はなきADDA、今ではCypres やMirare で数多くの名盤を制作しているEns.ストラディヴァリアの主宰者で、フランス古楽シーンの草分け的バロック・ヴァイオリン奏者。そのキュイエが、フランス語圏カナダきっての古楽集団アリオンに客演指揮として登場! バッハやラモーの同時代人、変幻自在のリズムの魔術師ともいうべきルベルのバレエ音楽をぎっしり詰め込んだ極楽バロック・アルバムを作り上げた。当時のフランスでバレエ振付師といえば百発百中ヴァイオリニストだったそうだが、キュイエも長年レザール・フロリサンのコンマスとしてフランス劇音楽の様式をつちかった人ゆえにか、こうしたバロック舞踏曲のまとめ方・緩急のつけ方のセンスは超一流!整然と揃いつつニュアンス豊かなアリオンの音楽性をぞんぶんに生かしながら、みずみずしく連ねられるサウンドはまさに絶品! 指揮者(フォル・ジュルネ)・オーケストラ(11 月)ともども昨年来日が大好評だった面子だけに、この名演の登場は嬉しいサプライズ!

E LUCEVAN LE STELLE

CDEL072322
(国内盤)
\2940
モンテヴェルディ:
 詩編第126編「ニジ・ドミヌス」
 マニフィカト(私の魂は主をあがめ)他
 エウスタキウス・モンティスレガリス(生没年不詳)
 詩編147「エルサレムよ、讃えよ」
 オラツィオ・ヴェッキ(1550頃〜1605)
 讃歌「おおマリア、比ぶものなき女性」他
 ディエゴ・オルティス(1510 頃〜1570?)
 讃歌「めでたし、天の皇后」他
  ほか オルガン独奏曲・グレゴリオ聖歌・詩編など全21 トラック収録
マルコ・メンコボーニ指揮
カンタール・ロンターノ
アンサンブル・スタジョーネ・アルモニカ (古楽器使用)
マルコ・メンコボ-ニ指揮カンタ-ル・ロンタ-ノ、Ens.ラ・スタジョ-ネ・アルモニカ(古楽器使用)近日発売のAlpha 新譜「オルティス:ナポリの晩課」の外伝的充実ライヴ、電撃登場!教会堂のさまざまな位置にソリストを配し、バロック随一のコントラスト効果をいかんなく堪能!モンテヴェルディが、オルティスが、ヴェッキが、あざやかな対比で響き、歌い交わされる!突如Alpha の新譜にあらわれたイタリアの鬼才マルコ・メンコボーニ&カンタール・ロンターノ、自ら主宰するE Lucevan le Stelle レーベルの入荷交渉中「実はこんなのも出るよ」と出してきたのがこのライヴ・アルバム! ジャケットの写真をよく見れば(FAX ではご覧になりづらいでしょうが…)かなり高い梁の上にソリストらしき人物がおりまして——教会の中のいろいろ離れたところに聖歌隊員を立たせ、四方八方からの響きわたる楽音の対比効果をねらう離隔歌唱法(=カンタール・ロンターノ)を蘇らせた、彼らの演奏スタイルをばっちり堪能できる内容になっている。この手の対比効果モノの総本山ヴェネツィアで活躍したモンテヴェルディやヴェッキの傑作はもとより、Alpha 新譜でも発掘されたオルティスの宗教曲まで、しかも上から横から随所で響きわたる音響たるや、まさしくイタリア旅行中にふらっと教会に入って偶然耳にしたような・・・鮮烈にリアルな旅情と美しさを醸し出している。
CDEL052317
(国内盤)
\2940
ジョスカン・デ・プレ(1455頃〜1521)
 1. ミサ・パンジェ・リングヮ
 2. モテトゥス「めでたし、まことの御体」
       (アヴェ・ヴェルム・コルプス)
 3. モテトゥス「聖母は立てり、悲しみにくれ」
        (スターバト・マーテル)
 4. フランス語によるシャンソン「衣をまとったニンフ が」
 ...他、ラテン語モテトゥス4編
ヴァルテル・テストリン指揮
デ・ラビリント(無伴奏混声古楽合唱)
イタリア半島の「ふくらはぎ」マルケ地方の知られざる古楽名品をおもに紹介してきたE Lucevan le Stelleの新譜として、なんと古楽ファン待望のジョスカン・デ・プレのミサが登場! ジョスカン晩年の最後のミサとして名作の呼び声高い『ミサ・パンジェ・リングヮを中心に、かの『スターバト・マーテル』を含むモテトゥス4篇、世俗シャンソン1篇を加えた豪華プログラムで、歌い手はデ・ラビリント——Stradivariusなどで活躍する気鋭集団で、すでにミサ・ガウデアムスを含むプログラムのジョスカン・アルバムをリリースしている彼らだが、こちらの新譜は録音のみずみずしさ、作品の知名度、そしてパッケージの雰囲気と音楽内容のまごうことなき調和...と、まさにE Lucevan le Stelleならではの手を抜かない作り込みようがみごと奏功した傑作アルバムに仕上がっている。
CDEL052318
(国内盤)
\2940
「苦しまなければならなくて?」
 16世紀の国際感覚
  〜リュート作品と独唱マドリガーレ〜
登場する作曲家:
 ウンベルト・ナイク(16世紀に活動)
 フィリップ・ヴェルドロ(1470/80〜1552以前)
 フランチェスコ・ダ・ミラーノ(1497〜1543)
 ジャケス・ダ・ポンテ(16世紀に活動)
 ニコラ・ゴンベール(1495頃〜1560頃)
 ジョスカン・デ・プレ(1455頃〜1521)
 クレメンス・ノン・パパ(1510頃〜1555/56)
 ジャック・ド・ラルシエ(16世紀に活動)
 マルコ・ダ・ラクィラ(1470頃〜1536以降)
 ヨーハン・ヴァルター(1496〜1570)
 ハインリヒ・イザーク(1450〜1517)
 クリストバル・デ・モラーレス(1500頃〜1553)
エマヌエラ・ガッリ(S)
フランコ・パヴァン、ガブリエーレ・パロンバ(リュート)
一方、こちらの新譜はE lucevan le Stelleほんらいの魅力をそのまま凝縮したような「濃さ」が。基本的にイタリア世俗音楽アルバム、ととらえておよそ間違いないのだがタイトルはフランス語。それもそのはず、16世紀のイタリア音楽界はまだ後年ほど音楽大国だったわけではなく、むしろ(王侯貴族たちがフランス語を話す)ベルギーや東北フランスのフランドル/ブルゴーニュ楽派が強力な音楽伝統を持っていたところ、しだいにイタリアが音楽的優位を勝ち取るようになっていった、いわば過渡期にあたるわけだ。ここではそんな時代に、ドイツやベルギーの都市、あるいは北イタリアの出版大国ヴェネツィアで、当時のリュート愛好家たち向けに出版された楽曲をいろいろと集め、イタリア古楽界の最前線をひた走る3人の名手たちが、16世紀ならではの国際的音楽感覚のようなものを愉しませてくれる。

INTRADA

INTRA 028
(国内盤)
\2940
フランソワ・プーランク:
 1. オルガン、弦とティンパニのための協奏曲
ラモー:
 2. エールとバレ(『恋するインド』より)
 3. 四つの管弦楽曲(『ダルダニュス』より)
ダニエル・ロート(1942〜):
 4. 管弦楽のための『暗闇のなかの光』
ジャック・ルノ(1945〜):
 5. 天上的なるエルサレム
  〜オルガンと管弦楽のための
ジャン=バティスト・リュリ(1632〜86):
 6. トルコ人の儀式への行進(『町人貴族』より)
ヴァンサン・ヴァルニエ(オルガン/パリ、聖エティエンヌ=デュ=モン教会)
フランソワ=グザヴィエ・ロート指揮
オルケストル・レ・シエクル
サン=サーンスの『オルガン交響曲』でしかオルガンを 聴かない管弦楽系リスナーも、エッジの効いたティンパニと弦のカッコよさには陶酔必至! 独奏は当代随一の偉大な名手!フォル・ジュルネのダークホース・オケはラモーも絶品! ラ・フォル・ジュルネ2007に登場する謎の気鋭集団「レ・シエクル」、音盤シーンにも突如参上! 古楽奏法にも通暁した意欲あふれまくりのヴィヴィッド・サウンドで迫るこの集団、タイトなティンパニやらエッジの効いた弦やら、絶妙に揃った静けさやら、どこをとっても極上のアンサンブルを聴かせます——しかも曲目がまた曲者、なんと「現代楽器(古楽奏法め)ラモー」と「“フランス六人組”プーランク」、さらに「“オルガンの巨匠”ロート」「“超絶技巧書法の鬼才”ルノ」が居並ぶ奇抜さ!しかし冒頭の表題作たるプーランクの協奏曲が意外にクラシック的な、聴きやすくカッコいい(いやホント、すげえキます)名作なせいか、きわめて自然、あっという間に聴きとおしてしまいます。そしてアルバム本来の主役はヴァンサン・ヴァルニエ——あのデュリュフレの後継者として、作曲家エスケシュとともに聖エティエンヌ=デュ=モン教会の正規奏者をつとめるこの男、Intradaで聴かせてきたソロばかりでなく、合奏での間合いも鮮やかそのもの。サン=サーンスのあの曲でしかオルガンを聴かない、というリスナーも大満足必至、ぜひ広く聴かれてほしい傑作盤の登場です!
INTRA 032
(国内盤)
\2835
シューマン:アラベスク 作品18
ベートーヴェン:ソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3
リスト:『巡礼の年 第2年:イタリア』より
 ペトラルカの三つのソネット
プロコフィエフ:サルカズム(音楽の風刺) 作品17
ショパン: ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
デルフィーヌ・リゼ(ピアノ/プレイエル・コンサートグランド P-280)
日本でも大絶賛を受けベストセラーとなった、あのシューマン弾きが大きく飛躍! 現代なおクオリティの高いメーカーとして続いているプレイエルのモダン・ピアノが導入された新生サル・プレイエルでの絶妙リサイタル——Intrada、どうしたこの快進撃?!  弊社のリリースでプレイエル・ピアノ・といっても、今回は所謂フォルテピアノ的なものではありません。1807年に作曲家のプライエルがパリで創始したこのピアノ・メーカー、現在もばっちり現役で存続中なのはピアノ・ファンならご存知のとおり。ショパンの愛したまろやかで繊細なサウンドは今の楽器にも受け継がれ、ベヒシュタインやベーゼンドルファーの向こうを張る個性派コンサート用グランド・ピアノとなっています。長年閉鎖されていたプレイエルの名を冠したパリ屈指の小演奏会場サル・プレイエルも、昨年9月にこのプレイエルのコンサートグランドを導入してリニューアルオープンしました!って、そんなパリっ子的事情はホントどうでもよく。日本の音楽ファンにとって嬉しいのは、その新しいプレイエル・ピアノで、あの素晴しい『ダヴィド同盟舞曲集』(INTRA019)を聴かせてくれた瑞々しい感性の持ち主デルフィーヌ・リゼが、このピアノの持ち味を生かして、こんなに素晴しいアンソロジーを制作してくれたこと!魔法のような「アラベスク」、自由自在のユニークかつ説得力豊かなショパンにベートーヴェン解釈(隠れ意欲作、第18番というのがまた嬉しく。)、異世界的迫力のプロコフィエフに静謐なリスト…多彩な演目と解釈の自在さ、忘れがたい楽音と間合い...何をとっても極上&出色・異色の逸品。是非ご注目を!
Intra 027
(国内盤)
\2835
デュリュフレ:オルガンのための作品全集
 1. ソワソン大聖堂のカリヨンの主題による変奏曲
 2. 前奏曲、アダージョと「来たれ、創世主」の
           旋律によるコラール変奏曲
 3. 顕現祭の導入唱への前奏曲
 4. ALAINの名による前奏曲とフーガ
 5. スケルツォ 作品2
 6. 組曲 作品5
ヴァンサン・ヴァルニエ(Org)
 使用楽器:パリ、聖エティエンヌ=デュ=モン教会
昨年1月に武蔵野市民文化会館その他で来日公演をはたして好評を博し、本2007年も10月末頃にふたたび来日が予定されているフランスの俊英ヴァンサン・ヴァルニエ。折々ドイツ語圏にもなったアルザスでキャリアを歩み始め(ちなみに、かのA.シュヴァイツァーもアルザス出身)、ドイツ・フランス双方面のバロックから現代作品にいたる幅広いレパートリーを誇りつつ、とりわけフランス交響オルガン楽派には造詣のふかい彼が、満を持してデュリュフレ作品全集を世に問うた! 何しろ彼が正規奏者をつとめるパリの聖エティエンヌ=デュ=モン教会のシンフォニック・オルガン(本盤もそのオルガンによる演奏)といえば、当のデュリュフレ自身が36年にわたり同教会の正規奏者をしているあいだに自らの理想的音響を具現化すべく改良を重ねていった銘器。21世紀屈指の名手によってこの楽器から繰り出されるサウンドは、デュリュフレ特有の緻密かつダイナミックな音響世界をあざやかに「いま」に息づかせるヴィヴィッドなもの——気負うことなく堂々とした風采をたたえて連ねられるヴァルニエのタッチはしかし、みかけだおしの絢爛さで圧倒するのではなく、静かに確実に、じわりじわりと、いやおうなしに聴き手をデュリュフレ芸術の世界へと引きずり込んでゆく。

MELOPHONE

MEPH 002
(国内盤)
\2940
「永遠の休息」デュリュフレ: 1. レクィエム
   (独唱、合唱、オルガンとチェロのための)
 2. ウビ・カリタス(「四つのモテトゥス」作品10より)
 3. モテトゥス「我らが父」
 4. ALAINの名による前奏曲とフーガ 作品7
ヘールト・ヘンドリックス指揮
ヘリコン混声合唱団
イザベル・エヴェラール・ド・ヴェルプ(S)
ブノワ・ジオー(Br)
1) 国分桃代(Org),
ヘルト=ヤン=フェルビュケン(vc)
4) クザヴィエ・デプレ(Org)
デュリュフレの「レクィエム」といえば、古くは自作自演に始まり、最近もチョン・ミュンフンが手がけるなど競合盤も決して少なくない有名曲——なのだが、何はともあれ、本盤がそれらを措いてもぜひ一聴いただきたい充実盤に仕上がっていることをまず強調しておきたい。おそらくはまだ無名に近いであろうベルギーのヘリコン合唱団、その歌声の重なりが醸し出す色彩感豊かな音のパレットたるや、まさしくベルギー象徴派きっての名画家・クノップフの描いたアルデンヌ風景をそのまま音楽に移し変えたかのような瑞々しさ!二つのモテトゥスでのみごとな解釈も含め、熟練ファンにも自信を持ってお薦めできる。チェロとオルガン伴奏版という、合唱がとりわけ引き立つヴァージョンを採用したのも奏功しているのだろう。オルガンはもちろんベルギー第一線の俊英奏者・国分桃代、MeloPhoneレーベルの総仕掛人である。独奏曲では夫デプレ氏の精妙なタッチも味わえるのがまた嬉しいところだ。ちなみに、録音担当はAlphaやCypresでも活躍しているMUSICA NUMERISの実力派アリーヌ・ブロンディオ——その絶妙な録音センスで、合唱の技量は完膚なきまで自然に響き、ひしひしと心に伝わってくる。

PAN CLASSICS

PC10095
(国内盤)
\2940
18世紀、ヴィルトゥオーゾ・ホルンの黄金時代
 〜プント=シティヒ、ロゼッティ、フェルスター
  ヤン・ヴァーツラフ・シティヒ=
   ジョヴァンニ・プント(1746〜1803):
    ホルン協奏曲 第5番 ヘ長調
  アントニーン・ロエスレル=
   アントニオ・ロゼッティ(1746〜92)
   ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調
   ホルン協奏曲 第6番 変ホ長調
  クリストフ・フェルスター(1693〜45):
   ホルン協奏曲 変ホ長調
ピーター・フランコーム(ホルン)
ハワード・グリフィス指揮
ノーザン・シンフォニア
古くはバウマンやタックウェル、最近ではバボラーク、現代版コルノ・ダ・カッチャを吹くトランペット奏者ルートヴィヒ・ギュトラー…らの活躍で、18世紀のホルン音楽はひろく紹介されてきたようながら、その実ホルン協奏曲の現役盤は意外に少ないのでは? ここでは英国の気鋭奏者が滋味朗々とした吹き口で、バロック期からモーツァルトの同時代にかけての、ナチュラルホルン全盛期の愉悦あふれる協奏曲を4篇披露してくれる。ロゼッティの2曲はいうまでもなく立派(例のバボラーク盤との重複曲はなし)、しかし嬉しいのはモーツァルトのパリ時代の友人、名前ばかりはよく目にするプントことJ.V.シティヒの曲が聴けるところ!DHMでの四重奏曲など稀に録音もあるとはいえ、協奏曲は貴重もいいところ—これが期待にたがわず、古典派ならではの歌謡性に富んだ名作なのだ。さらに嬉しいことに、滅多に聴けない「ハイドン以前」つまりバロック後期の稀有な独奏協奏曲の作例であるフェルスターの曲も収録!これも知る人ぞ知る隠れ名曲。
PC10184
(国内盤)
\2835
ベートーヴェン:
 モーツァルトの『魔笛』の主題による変奏曲
シューマン:
 幻想小曲集 作品73
  〜クラリネットまたはチェロとピアノのための
リスト:
 エレジー 第1番 〜チェロとピアノのための
ヤナーチェク:おとぎ話 〜チェロとピアノのための
ドビュッシー:
 チェロとピアノのためのソナタ(1915)
ヒンデミット:幻想小品 作品8-2(1912)
 〜チェロとピアノのための
ラファエル・ローゼンフェルト(チェロ)
デーネシュ・ヴァールヨン(P)
今から10年ほど前、スイスの最重要楽団のひとつトーンハレ管の最年少奏者にして首席ソロに就任したラファエル・ローゼンフェルトだが、今は同管での仕事の量を減らし、ソリストとしてどんどん実力を高めているようだ——来日機会も増えてきたハンガリー新世代の名奏者とのタッグでおくる本盤、下手をすれば空中分解しそうな難曲ばかりを集めながら何と鮮やかなドラマと一貫性を体現してゆくのだろう! ごらんのとおり、伝統的なソナタはほぼ皆無(ソナタといってもドビュッシーの1曲だけ)、あとは主役を張ることが少ない「併録作」的小品だったり、意外とチェロで聴けない隠れ名品だったり・・・と(まさに良い意味で)玄人好みの(しかし両方の意味で)渋い選曲なのだが、じっさいアルバムをかけてみると、それらが堂々メインプログラム的な風格をもって聴こえてくる。

RAMEE

RAM 0605
(国内盤)
\2940
マッテゾン:クラヴサンのための作品集
 「クラヴサンのための作品集」(1714年ロンドン刊)より
 1. 組曲 第1番 ニ短調
 2. 組曲 第6番 変ホ長調
 3. 組曲 第9番 ト短調
 同曲集よりの抜粋楽章
 4. 組曲 第12番〜
   アルマンド、クラント、サラバンドとジグ
 5. 組曲 第11番〜サラバンド
 6. 組曲 第5番〜エールと2変奏
 7. 組曲 第4番〜
  アルマンド、クラント、フランス風クラント、サラバンドとジグ
クリスチアノ・オルツ(チェンバロ)
 使用楽器:ミートケ1704年頃のモデルに基づく
 ブルース・ケネディ製作のドイツ・バロック式チェンバロ
ハンブルクにいた頃の若きヘンデルと肩を並べ、テレマンとよく交友を保ち、作曲のみならずオペラ歌手としても才能を発揮、有能な外交官として活躍したうえ、なんと文筆センスも超一流——後半生は外交官職務があまりに多忙をきわめ作曲はほとんどできず、仕事の合間に次々と音楽著述を残すのがやっとだった天才マッテゾン、しかし現存作品のあまりの面白さはバロック好きなら当然ご存知のとおり。Alphaで全集録音されたトリオ・ソナタ集『誠実なるヴィルトゥオーゾ』(Alpha035)はそんな彼のペンが最も充実していた1710年代末の曲集だが、このたびそれとほぼ同時期に“ロンドンで”“フランス語のタイトルで”出版されたチェンバロ組曲集をRAMEEが世に問うた!いかにも、同じくロンドンで、フランス語の表題で出版されたヘンデルのチェンバロ組曲集(1722)を連想せずにはおれない作品集だが、各曲の響きに贅肉はなく優雅にして繊細、むしろバッハの「フランス組曲」あたりに近いかもしれない——ブラジル出身でJ.オッホとレオンハルトに師事した俊英オルツの演奏がこれまた精妙、ミートケ(「ブランデンブルク協奏曲第5番」の成立を促したという名工)のモ デルによるドイツ式チェンバロの特性をよく生かし、潔い音色でマッテゾン一流の半音階的展開や緻密な和声進行にみごとな説得力を付与してゆく。
RAM 0604
(国内盤)
\2940
「深き淵より」/ドイツ17世紀の独唱カンタータとソナタ
 マティアス・ヴェックマン(1619以前〜74):
  1. カンタータ「ものみな我のもとへ集まれ」
 ビーバー(1644〜1704):
  2. ソナタ 第1番 〜「聖と俗との作品集」より
 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642〜1703):
  3. 哀歌「おお主よ、なぜ烈火のごとくお怒りなのですか」
 ニコラス・ブルーンス (1665〜97):
  4. モテトゥス「深き淵よりわれ汝に呼ばわる」
 ヨーハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623〜80):
  5. ソナタ「皇帝フェルディナントIII世の崩御を悼む哀歌」
 クリスティアン・ガイスト (1640頃〜1711):
  6. カンタータ「そこで彼らはイエスの御体を〜
    おお悲しみよ、おお心の苦しみよ」
 ベネディクトゥス・ブーンス(1642頃〜1716):
  7. モテット「神よ、怒りにまかせて私を責めないでください」
ペーター・コーイ(バス)
アンサンブル・ラルモニア・ソノーラ(古楽器使用)
ミーネケ・ファン・デル・フェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)他
バッハ以前、17世紀初頭から後半までのドイツ語圏で書かれたさまざまな器楽合奏作品とバス独唱カンタータを集めたこのアルバム、一聴いただければその素晴しさに打たれぬはずはない!と断言できてしまうくらいの、まさに絶美のドイツ・バロック・アルバムなのだが、それもそのはず、メンバーがあまりにも豪華すぎるのだ! 独唱がブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、コープマン、鈴木雅明らのバッハもの録音できわめて重要な役割を担ってきた名歌手ペーター・コーイなのはいわずもがな、ヴァイオリンはF.フェルナンデスと山縣さゆり、オルガンにレオ・ファン・ドゥセラール…とどこを見ても言い訳しようのない実力派ばかり! さらに総指揮はChannel Classicsの名盤群でおなじみのヴィオール奏者ファン・デル・フェルデン!彼女の音楽性なくしては、このたおやかなアンサンブルの統一感は出なかったかもしれない。バッハ以前のドイツ音楽は初めて、という方にも、このジャンル最初の1枚としておすすめ。

TRANSART

TRM142
(国内盤)
\2835
J.S.バッハ:
 パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
 トッカータ ニ長調 BWV912
 パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
 トッカータ ホ短調 BWV914
 教会カンタータ 第147番より コラール
  「主よ、人の望みの喜びよ」(フォンテーヌ編)
ブリュノ・フォンテーヌ(P)
フォーレ、モーツァルト、スピリチュアル...楽曲の通念をくつがえし続けてきた フランスの異端児が「意外なセンス」で「真正面から」取り組んだ清らかなバッハ——!O.ガイヤール(vc)のフォーレ作品集では1968年製のスタインウェイによって軽妙にして深遠な独特のピアニズムを展開、モーツァルトの独奏曲集では“やりすぎず絶妙”のはじけっぷりでみごとなバランス感覚を示し、W.フェルナンデスの黒人霊歌集では楽曲への深いリスペクトそのままにスピリチュアルを高雅なパフォーマンスへと昇華してみせた——映画音楽編曲も手がけるフランス随一のヴァーサタイルなピアニスト、ブリュノ・フォンテーヌが世に問うアルバムは常にみずみずしい驚異と心地よい鑑賞体験にあふれているが、今回がっちり“正面から”取り組んだバッハ・アルバムもまたこちらの期待を軽く上回る会心の一作!

オクタヴィア・レコード

EXTON

EXCL 00006
(SACD Hybrid)
\3000
マーラー:交響曲「大地の歌」 マルティン・ジークハルト指揮
アーネム・フィル
クリスティアンヌ・ストテイン(Ms)
ドナルド・リタカー(T)
現在オランダ、ヘルダーランド州の都アーネムを本拠地として精力的に活動を繰り広げるアーネム・フィル。2003年3月には初の日本公演を果たし、大好評を博した。そして同オーケストラとウィーン生まれの指揮者、ジークハルトによる演奏でマーラーの「大地の歌」の登場。今回はソリストに今ヨーロッパで躍進中と話題騒然のプリマドンナ、クリスティアンヌ・ストテインをメゾ・ソプラノにむかえ、テノールは実力のドナルド・リタカー。特に終楽章では包み込むようなふくよかなストテインの歌声に魅了され、鮮やかなオーケストラの音色で綴るこの美しい交響曲に、至上なるマーラーの世界を見ることができる。まさに“豊饒なる”大地の歌。録音:2006年12月18−20日 アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホールにて収録
OVCL 00285
¥3000 
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 小林研一郎(指揮)
日本フィル
話題のマーラー交響曲第9番に引き続きコバケン&日本フィルによるマーラー第7番の登場。1999年1月サントリーホールにて収録された未発表音源を今回遂にCD化。前年のチェコ・フィルとの収録から更に推敲を重ね、終楽章の部分カットなどを施した小林ならではの仕上がりとなった。また、日本フィルも、特別な音色感を持ってそれに応えており、充実した演奏を繰り広げている。シリーズ第5弾となるこの7番は、両者の華々しい軌跡を垣間見る強力版。録音:1999年1月21日、22日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
OVCL 00286
\3000
「鳥」
 ラヴェル:マ・メール・ロワ
 レスピーギ:組曲「鳥」
 ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)
スヴェトラーノフ指揮
ロシア国立響
録音:1992年12月27日 モスクワ音楽院大ホールにて収録
OVCL 00287
¥3000
「海」
 チュルリョーニス:交響詩「海」
 グラズノフ:管弦楽のための幻想曲 ホ長調「海」
 ドビュッシー:交響詩「海」(3つの交響的スケッチ)
スヴェトラーノフ指揮
ロシア国立響
ロシアの巨匠、エフゲニ・スヴェトラーノフの幻のアルバムが再登場!!ロシア最高の指揮者の一人に数えられるスヴェトラーノフの2つのアルバムが久々の再発売となる。「鳥」と「海」と題されたこれらのアルバムは、スヴェトラーノフが自らプログラミングしたモスクワ音楽院でのライヴ録音。そのサウンドが重戦車のようと賞される両コンビの特徴として、ラヴェル、ドビュッシーは、発売当時賛否両論で大きな話題となった。スヴェトラーノフの没後5年にあたる今年、不朽の卓越した強大な音楽性とカリスマ性を再認識するアルバムとなるだろう。録音:1993年2月13日 モスクワ音楽院大ホールにて収録

SPEX

OVCX 00033
¥3000
馥郁たるパリの香りⅡ/本田聖嗣(ピアノ)
 ドビュッシー:前奏曲集 第2巻
 モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
本田 聖嗣 (P)
本田 聖嗣は東京藝術大学を経て、パリ国立高等音楽院のピアノ科・室内楽科をプルミエ・プリ(1等賞)を得て卒業している。20世紀最高の〈ドビュッシー弾き〉として知られるミシェル・ベロフの愛弟子でもある。しかし彼の演奏はベロフの単なる模倣ではない。パリで長年暮らし、学んだ多感な日本人の卓越した感性が刻印されている(青澤唯夫ライナーノートより)
前作、「郁たるパリの香り」OVCX-00007においてドビュッシーの前奏曲第1巻とプロコフィエフの作品をフューチャーした本田は、このアルバムで第2巻を収録し、ドビュッシーこの作品郡を完結させました。本田らしいふくよかなピアノの音色は、もう一つの収録曲モンポウとともにエスプリの効いた音楽をきかせてくれる。録音:2006年12月6-8日 東京・Hakuju Hall にて収録

CRYSTON

OVCC 00043
\2800
バベルの塔
 レハール/鈴木英史編:
  喜歌劇「微笑みの国」セレクション
 広瀬勇人:バベルの塔<本邦初演>
 樽屋雅徳:マゼランの未知なる大陸への挑戦
 R.シュトラウス/酒井格編:歌劇「ばらの騎士」組曲
 チェザリーニ:ハックルベリー・フィン組曲 作品33
 R.シュトラウス/フェネル編:万霊節
 ヴァンデルロースト:アルセナール
秋山和慶(指揮)
大阪市音楽団
大阪市音楽団の人気ライヴ・シリーズの最新盤。2006年11月に収録された定期演奏会を余すことなく収録。人気作曲家へとなりつつある広瀬勇人の「バベルの搭」や樽屋雅徳の「マゼランの未知なる大陸への挑戦」など邦人作曲家の人気曲を中核に据え、「ばらの騎士」とチェザリーニの「ハックルベリー・フィン組曲」など色とりどりの楽曲が散りばめられている。広瀬勇人は吹奏楽界のカリスマ、ヴァンデルローストの弟子で、この「バベルの塔」は2006年に作曲され師へ捧げられている。初演は2006年9月ベルギーにて行われ、当演奏は本邦初演になる。近年注目されている広瀬氏の才能とアイデアが溢れている作品となっている。「ハックルベリー・フィン組曲」は『トムソーヤの冒険』の作者マーク・トウェインの小説をモチーフにしており、アメリカのブルースやラグ・タイムなど非常に楽しい楽曲。現在の吹奏楽界の旬の良いとこどりとも言える贅沢なアルバム。大阪市音楽団の演奏も彩り豊かに奏でられる。大阪市音楽団の芸術顧問である秋山和慶の見事なコントロールも特筆すべきことだろう。録音:2006年11月2日 大阪・シンフォニーホールにて収録

EXTON

OVCL 00276
(SACD Hybrid)
\3000
ブルックナー:交響曲第9番 ズヴェーデン指揮
オランダ放送フィル
2006年6月5-6日、ヒルヴェルサムでのスタジオ録音 好評のブルックナー・チクルス第3弾。ブルックナー最後の交響曲の大宇宙が、新星誕生のように広がる。
OVCL 00278
(SACD Hybrid)
\3500
マーラー:交響曲第9番 小林研一郎(指揮)
日本フィル
2007年1月25-26日、サントリーホールでのライヴ 2007年1月、日本フィルの定期公演で、小林はかつて一度もタクトをとらなかったマーラーの交響曲第9番をついに演奏。渾身の気迫ともいえる小林の一念で、オケはかつてない雰囲気につつまれ、アダージョの最後の一音まで壮絶な緊張感に満ちた演奏を繰り広げた。また、小林は音楽監督として日本フィルを離れるという想いも込めて・・・。
OVCL 00300
(2SACD Hybrid)
\3500
マーラー:交響曲第3番 マーツァル指揮
チェコ・フィル
2005年5月5-6日、プラハ「芸術家の家」 CD&SACDハイブリッドで再登場
OVCL 00301
(2SACD Hybrid)
\3500
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 マーツァル指揮
チェコ・フィル
2006年6月4-5日、プラハ「芸術家の家」 CD&SACDハイブリッドで再登場
OVCL 00277
(SACD Hybrid)
\3000
ホルスト:組曲「惑星」/日本組曲 ジョン・ヴィクトリン・ユウ指揮
フィルハモニア管
フィルハモニア合唱団
OVAD 10012
(DVD-AUDIO)
\3500
1998年7月13-16日、ロンドン・アビイロード・スタジオ プラハ「芸術家の家」(オルガン)での収録 オーディオ的にも話題となった「惑星」がハイブリッド盤で復活。

TRITON

OVCT 00040
(3CD)
\6000
プロコフィエフ:
 ピアノ・ソナタ第1番〜第9番/
 「ロメオとジュリエット」からの10の小品
 より抜粋
  「修道士ロレンツォ」
  「ユリの花を持った娘たちの踊り」
  「別れの前のロメオとジュリエット」
ペーテル・ヤブロンスキー(P)
2002年4月、2002年11月、2003年1月の録音 俊英のスウェーデン人ピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。その天性のリズム感とダイナミックな表現力で弾き切るプロコフィエフ。

SPEX

OVCX 00032
\3000
シューマン:ドイツ歌曲「選曲集」
 新緑/ジャスミンの香り/静けさ/松雪草/春/胡桃の木/月の夜/
 バラよ、バラよ!/魂を身近に/ことづて/君は花のごとく/
 私のばら/異郷にて「歌の環」/牛飼いの乙女/私の美しい星/
 ズライカの歌/間奏曲「歌の環」/蓮の花/献呈「ミルテの花」/
 女の愛と生涯
高橋知代乃(S)
藤原由紀乃(P)
2006年4月27-28日、埼玉、田園ホール・エローラ 高橋知代乃の歌は、やわらかく自然な発声で「美しく心に響く歌」は、力みなど全くなく、後々までその余韻が心の中に静かに響く。

EXTON

EXCL 00003
(2SACD Hybrid)
\3500
ドヴォルザーク:
 交響曲 第2番 変ロ長調 作品4
 同 第6番 ニ長調 作品60
マーツァル指揮
チェコ・フィル
圧倒的なカリスマ性をもってチェコ・フィルの演奏能力を飛躍させた鬼才、マーツァル。緻密で厳格な分析を一貫しながらもほとばしるエネルギーでドヴォルザークを奏でる。溢れ出るリズム感、チェコの感性で奏でる歌、湧き出るような民族愛に満ちた演奏はチェコ人にしかなしえないことであるということがよくわかる。これほど指揮者が意欲を持って充実した交響曲全集は類を見まない。シリーズ第4弾と佳境にさしかかったところで、ドヴォルザークを辿る旅路の奥地へと導く。録音:2006年9月1−5日 プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録
OVCL 00279
(SACD Hybrid)
\3000
シベリウス:
 交響曲 第1番 ホ短調 作品39
 同 第3番 ハ長調 作品52
 組曲「恋する人」作品14
アシュケナージ指揮
ロイヤル・ストックホルム・フィル
エクストン・レーベルよりシベリウス全集第1弾の登場。近年国際的にも名を馳せるロイヤル・ストックホルム・フィル。抜群の安定感と現代的な機能美を持って、オーケストラ全員の北欧の感性でシベリウスを奏でる。その引き込まれそうになる表現力は素晴らしく、シベリウスの音楽はこんなにも美しかったのかと感慨深い。そして今回同オーケストラを導くのはマエストロ・アシュケナージ。以前にも増してよりのびやかな生命力と叙情的美しさとを見せるようになってきたといわれるように、美しく円熟した彼の演奏は聴くものの耳を離さない。録音:2006年4月25−29日、11月7-11日 ストックホルム、コンサートホールにて収録
OVCL 00280
(SACD Hybrid)
\3000
ドヴォルザーク:
 交響曲 第3番 変ホ長調 <ジムロック版>
 同 第7番 ニ短調
マーツァル指揮
チェコ・フィル
録音:2004年8月30,31日9月1,2日 プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録
OVCL 00281
(SACD Hybrid)
\3000
ドヴォルザーク:
 交響曲 第4番 ニ短調
 同 第8番 ト長調
マーツァル指揮
チェコ・フィル
録音:1997年5月6-8日 プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録
現在進行中のズデニェク・マーツァルとチェコ・フィルによるドヴォルザーク交響曲全集。今月同時発売の新譜、交響曲第2番&第6番と合わせると残るは第1番でチクルス完成となる。今回、既売の2タイトルがCD&SACDのハイブリッド盤となって再発売。チェコ・フィルの新時代の到来を印象づかせたアルバム。このアルバムを発表後、マーツァルは一躍世界のトップ指揮者へと駆け上がった。

AURORA

AUCD 17
\3000
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K. 311
ショパン:
 前奏曲 第15番 変ニ長調 作品28-15「雨だれ」
 スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
 マズルカ 第1番 嬰ヘ短調 作品6-1
 マズルカ 第2番 嬰ハ短調 作品6-2
 マズルカ 第3番 ホ長調 作品6-3
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
 夜想曲 第17番 ロ長調 作品62-1
原田和恵(P)
原田和恵は大阪音楽大学音楽学部ピアノ科を卒業し、同年渡独。ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院修士課程を最優秀で修了。在学中、数々のコンサートに出演する他、G・シェボック氏の特別公開講座をフライブルク音大代表として受講。第1回ドイツ・ショパンコンクールにおいてディプロマ受賞。シュトゥットガルトのゾリテューデ宮殿におけるリサイタル他、ドイツ各地でコンサートや、またオーケストラと協演。仁愛女子短期大学音楽学科非常勤講師。録音:2006年11月9,10日/秩父ミューズパークにて収録

SACRAMBOW

OVSL 00018
\3000
ワーグナー/P.デュポン編:「タンホイザー」序曲
リスト/P.デュポン編:ハンガリア狂詩曲第2番
ガーシュイン/D.ドンディーヌ編:パリのアメリカ人
リムスキー=コルサコフ/R.ブトリー編:熊ん蜂の飛行
作曲者不詳/R.ブトリー編:カルマニョール
レスピーギ/P.デュポン編:交響詩「ローマの松」
ロジェー・ブトリー指揮
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
シルヴィー・ユー(ソロ・クラリネット)
ルネ・カロン(ソロ・トランペット)
2007年の10月に再来日を果たす世界最高峰の吹奏楽団、パリ・ギャルド。日本においては伝説の名門吹奏楽団とも称されるその演奏は、フランスの超一流の管楽器奏者たちが繰り広げる彩豊かで、吹奏楽経験者なら誰もが憧れる究極のアンサンブル。来日するたびにセンセーションを巻き起こすパリ・ギャルドは今回どんな演奏を披露してくれるのか期待が膨らむ。このアルバムは1993年に来日した際のライブ・レコーディング。現在では吹奏楽コンクールの自由曲では定番となっている「ローマの松」や「タンホイザー」を中心に華麗で見事なまでの演奏を繰り広げている。管楽器といえばフランス。そのフランスの最高峰パリ音楽院の首席クラスで卒業したソリスト集団の妙技をぜひお楽しみください。今年の来日に向けて隔月で計4タイトルリリースが予定されている。録音:1993年11月7日、東京・オーチャードホールにて収録
他3タイトル順次リリース予定
 (1)「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」&「シェラザード」
 (2)「展覧会の絵」&「火の鳥」&「ニュルンベルグのマイスタージンガー」 他
 (3)「ボレロ」&「カルメン」 他

フォンテック

FOCD 9298
\2800
アルミンク=新日本フィル「第九」
 ベートーヴェン:
  交響曲 第9番 ニ短調『合唱付』Op.125
クリスティアン・アルミンク 指揮新日本フィル
日比野幸
加納悦子
トーマス・モーザー
クレメンス・ザンダー
栗友会合唱団
栗山文昭(合唱指揮)
「ローエングリン」公演で絶賛を浴びたアルミンク=NJP。現代音楽をプログラムの30%近く演奏するなど、その先進的な活動は日本のオーケストラのなかで際だっており、常に注目を集めている。ブラームス1番&マーラー3番、マーラー5番、「大地の歌」に続く第4弾は、待望のベートーヴェン。昨年7月におこなわれた<真夏の第九>ライヴ。新日本フィルは、ブリュッヘンとの二度目の共演を果たし、国内オケのなかで指揮者の多様な要求に最も柔軟な対応ができる団体。透明度の高いその響きは、アルミンクが目指す世界を現実化。ウィーンの伝統に立脚しながら、古楽のテイストを咀嚼し、しかも現代オーケストラならではのゴージャスさも追求するアルミンク。ベーレンライター版の指定のテンポを遵守したエンディングは、メンゲルベルク以来の衝撃を与えるか?。数多の「第九」CDのなかでも出色の1枚になることまちがいなし。2006年7月28日 サントリーホール ライヴ録音
FOCD 9299
\2500
ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16*
小泉和裕(指揮)
清水直子(Va)*
仙台フィル
ヴェロ指揮によるフランス音楽(FOCD9296)に続く、仙台フィル ライヴ・シリーズ第2作。今回は首席客演指揮者 小泉和裕指揮による今年1月の定期公演の収録。小泉は、端正な衒いのない音楽作りに定評があるが、近年は燃えたぎる爆発力で、オーケストラを極限まで鳴らし、聴衆を魅了している。今回収録のベートーヴェンもさることながら、ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者 清水直子を迎えてのベルリオーズは、ライヴならではの凄演。清水は、1997年ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて、ユーリ・バシュメット以来21年ぶりの第1位を受賞し国際的な注目を集めた。2001年2月からは、ベルリン・フィル 首席ヴィオラ奏者としても活躍している。また、昨年1月には『情熱大陸』で取り上げられ大きな反響を呼んだことは記憶に新しいところ。ヴァイオリンのような完璧な音程、そして、あくまでも音楽に奉仕する驚異的なテクニック。ヴィオラ・ファンのみならず万人にお薦めしたいCD。2007年1月26・27日 仙台市青年文化センター・コンサートホール ライヴ録音
FOCD 9300/2
(3CD) \3150
クラリネット奏者・浜中浩一の世界
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
 フランセ:クラリネット五重奏曲
 三善 晃:彩夢−2本のクラリネットのための
 末吉保雄:コレスポンダンスⅠ・Ⅱ−2本のクラリネットのための
 北爪道夫:シャドウズⅣ
 湯浅譲二:クラリネット・ソリテュード
 藤田正典:セレナーデ
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1
 ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
浜中浩一・
二宮和子(Cl)
久保陽子・恵藤久美子(Vn)
菅沼準二(Va)
安田謙一郎(Vc)
木村かをり
弘中 孝(P)
名手 浜中浩一が1983〜84年に録音・発売した名演の再発売。浜中浩一は、1960年東京芸術大学を卒業と同時にNHK交響楽団に入団。1963年ニース国際クラリネット・コンクール第1位入賞。1964年ブダペスト国際クラリネット・コンクール入賞。ルーアン音楽院クラリネット科ジャック・ランスロー教室の講師に任命された。1969年に帰国後は、NHK交響楽団首席クラリネット奏者として永年その重席を務めた。
FOCD 9295
(SACD Hybrid)
\3000
レニャーニ:36のカプリス
パガニーニ:カプリス
益田正洋(G)
2006年11月14-16日、秩父ミューズパーク音楽堂 高い技術とたぐいまれな歌心を合わせ持つギタリスト、益田正洋のフォンテック第2弾は、「ヴァイオリンの鬼才」パガニーニと同時代を生き、そのギター伴奏も務めた偉大なギター・ヴィルトゥオーソ、レニャーニ作の「36のカプリス」で、日本人初の全曲録音となる。またパガニーニの「カプリスOp.1-24」の福田進一による編曲版も収録。原曲の雰囲気を損なわず、見事にアレンジされたこの曲を益田は自在に弾きこなす。当時の音を再現するため、19世紀ギター「シュタウファー」の復刻版(星野良充作)を使用。その柔らかく暖かい響きは、益田の醸し出す絶妙のハーモニーに色を添えている。
FOCD 9288
\2800
湯浅譲二/オーケストラの時の時
 (1)オーケストラの時の時(1975/76)/
 (2)コズミック・ソリテュード(1997)/
 (3)クロノプラスティク II (1999)/
 (4)内触覚的宇宙 V (2002,2003)/
 (5)始源への眼差 III (2005)
(1)ギーレン指揮
N響
(2)飯森範親(指揮)
東京響
宮本益光(Br)
東京混声合唱団
(3)準・メルクル指揮
N響
(4)(5)飯守泰次郎(指揮)
日本フィル
実験工房の時代から現在に至るまで、全く変わることなく新しい音楽体験の更新に作曲活動を捧げてきた湯浅譲二。「オーケストラル・シーン」(FOCD3506)に続く新作の登場。表題作「オーケストラの時の時」は、全3楽章においてギーレン指揮の初演時の貴重な音源を使用。豊かな経験値を積みながらも、常に「形式の革新」を希求し続ける希有な作曲家による作品を存分に楽しむことが出来る。
FOCD 2562
\2548
山本純ノ介:作品集
 (1)ピアノのための絶対音楽/
 (2)クラリネット独奏のための旋律「語り」/
 (3)借景/
 (4)カリグラフィーII〜チェロ独奏のために/
 (5)カリグラフィーI〜チェロとピアノのために/
 (6)無伴奏ヴァイオリンのための音楽
(1)松山元(P)
(2)ヴェンツェル・フックス(Cl)
(3)スタンリー・ドッズ(Vn)
松山元(P)
ヤン・シュリヒテ(Per)
(4)ダーヴィット・リニカー(Vc)
松山元(P)
(5)小林美恵(Vn)
現代日本の作曲家シリーズ第32弾。山本純ノ介は父が音楽家の山本直純、母が作曲家の山本正美という音楽一家に生まれ、東京芸大および同大学院作曲科修了。文化庁派遣芸術家在外特別研修員としてベルリンに留学、管弦声打電脳楽による交響曲、歌曲、合唱曲、などの創作と、新たな作曲システムの構築及びそれらの新しい技法を探究。現在は「持続の貌(かたち)」を電脳器機で研究する傍ら、交響曲、室内楽作品を作曲している。「音楽は崇高な祈り」という理念を持つ作曲家の精神をかいま見る事の出来る作品集。

fontec P&Dレーベル

FOCD 20059
\2800
秦はるひ、ピアノ・リサイタル
 メンデルスゾーン:プレリュードとフーガ Op.35-5 ヘ短調
 シューマン:フモレスケ Op.20
 ドビュッシー:版画
 アルベニス:イベリア第2集より
秦はるひ(P)
1978年に第6回ドビュッシー国際コンクール第1位。以後ソロ・リサイタルを中心に多方面で活動し、近年ではヨーロッパでの演奏活動も増えているピアニスト、秦はるひによる3枚目のソロ・アルバム。ドイツ、フランス、スペインの音楽から選曲、使用されたファツィオリのピアノのン明晰さと奥行きの深さを、自らの個性と見事に織り交ぜた素晴らしい演奏を披露している。
FOCD 20060
\2800
フランスの香り
 クラ:フルートとハープのための組曲
 サン=サーンス:ファンタジー 作品124
 ゴーベール:マドリガル
 ラウバー:4つの中世舞曲
 アンゲルブレシュト:古いスケッチ
 ドビュッシー:夢
岩下智子(Fl)
迫本宣子( ハープ)
岩下智子(フルート):東京芸術大学、同大学院修士課程を修了。1983年西日本新聞社賞受賞。1988年イタリア デュイーノ国際コンクール第2位(第1位はE.パユ)。1990年ザルツブルク音楽祭にてA.アドリヤンらとともにシュニトケの作品を世界初演する。これまでにNHK-FM「午後のリサイタル」「土曜リサイタル」にたびたび出演。ソリストとしてのみならず、室内楽奏者としても幅広く活躍している。
迫本宣子(ハープ):東京芸術大学卒業。1992年より、ハープデュオ「プリマヴェーラ」を結成。また4台のハープによるアンサンブル「ヴェガ」を結成し、2002年ジュネーブで行われた第8回ワールドハープコングレスに招かれている。音楽と語りによる童話の世界や、クラシックとジャズの融合などジャンルを超えた音楽活動を全国で展開。また、実力派や若手の演奏家などのコンサートを自宅ホール「ラリール」で企画運営している。
FOCD 20061
\3000
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 ト長調 BWV.988 鈴木理賀(Cemb)
鈴木理賀:東京生まれ。東京音楽大学チェンバロ科を実技優秀賞を得て卒業。同大学研究科1年修了。チェンバロを及川眞理子、渡邊順生氏に、室内楽、バロック奏法を大竹尚之氏に師事。ユゲット・ドレフェス、トン・コープマンに指導を受ける。卒業後は各地の演奏団体とJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲を協演するなど、ソリストとしての活動のほか、N響メンバーによる弦楽合奏団、東京フィルハーモニー室内合奏団のチェンバロ奏者として度々演奏会に出演。また室内楽奏者としても幅広く活躍している。解説:青島広志

マイスター・ミュージック

MM 1225
\3060
ショパン:12の練習曲Op.10/12の練習曲Op.25 カール=アンドレアス=コリー(P)
バッハ・シリーズが高く評価されているカール=アンドレアス=コリー。日本ではあまり知られていないようだが、ショパンはバッハの「平均率クラヴィーア曲集」を研究し、それを元にこのエチュードを作曲したと言われている。
MM 1223
\3060
「郷愁のショーロ」/福田進一
 バリオス:郷愁のショーロ
 D.レイス:
  秋のバラ/カボクリーニョ/
  もし彼女がたずねたら/魔法つかい/
  ひとつのワルツとふたつの愛/
  バイーア女の風情
 バリオス:
  大聖堂/パラグアイ舞曲第1番/
  プレリュード/ワルツ第3番/
  クリスマスの歌
 I.サビオ:バツカーダ
 J.ペルナンブーコ:
  鐘のひびき/黒い鳥(グララナ)/
  インテロガンド
 ヴィラ=ロボス:
  ショーロス第1番/ヴァルス・ショーロ
 M.ペレイラ:なげき
福田進一(G)
旋律の美しさと親しみやすさで人気のラテン・アメリカ作品集の第2弾。巨匠、福田進一が情緒豊かに、鮮やかに聴かせる。

前作第1弾
MM 1200
\3060
ヴィラ=ロボス:
 5つの前奏曲/ブラジル民謡組曲/
 ショーロ第1番
ポンセ:
 バレット/南のソナチネ/変奏と終曲/
 前奏曲/エストレリータ
福田進一(G)
今回は20世紀の最も重要な作曲家、ヴィラ=ロボスとポンセに焦点を当てている。特にポンセはセゴビア盤以来、名盤が生まれていないだけに期待大。
MM 1220
\3060
ボーン・トーンズ
 スターク:ボーン・トーンズ
 バラ:アンダンテとアレグロ
 ビゴ:即興曲
 ボヌー:カプリッチョ
 スパーク:ソング・フォー・アイナ
 ピアソラ:オブリヴィオン
 プーランク:
  ノクチュルヌ/ノヴェレッテ/メランコリー/セー
 メンデルスゾーン:歌の翼に
 ロンドンデリー・エアー
小田桐寛之(Tb)
小田桐恵子(P)
今や「トロンボーン界の顔役」として不動の人気を誇る、小田桐寛之。プレイヤーとして、アレンジャーとして、その才能が高く評価されている彼の、待望の2ndソロ・アルバム。今回はブルース・スターク等の数少ないオリジナル作品をメインに据えた、注目度の高いプログラム。トロンボーンの可能性をフルに生かし、高いテクニックと歌心が堪能できる。
MH 1221
\3060
J.S.バッハ:ソナタ集
 ソナタ ロ短調/ソナタ イ長調
 通奏低音付きソナタ ホ短調
 通奏低音付きソナタ ホ長調
山岡重治(リコーダー)
上尾直毅(Cemb)
平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
奏者としてまた、製作者として今やリコーダーの世界的権威、山岡重治。今回、通常はフルートで演奏されるバッハの名作、BWV1030〜のソナタに挑む。その高いテクニックはもとより、リコーダー1本でこれほどまでに深い表現ができるのかと、心から感動させられる。
MM 1222
\3060
ブラームス:クラリネット五重奏曲
モーツァルト:
 クラリネットと弦楽四重奏のためのアレグロ
クルターク:R.シューマンへのオマージュ
チャイコフスキー/武満徹 編:秋の歌
磯部周平(Cl)
大島史子(P )
山口裕之、
奥田雅代(Vn)
川崎和憲(Va)
北本秀樹(Vc)
ソリスト、N響首席奏者として活躍する一方、ブラームス、シューマンの研究者としても知られる磯部周平が、ブラームスの五重奏を軸に、クラリネットを中心とした室内楽作品を集めた意欲作。特に、深い解釈と愛情溢れる演奏のブラームスは格別の美しさ。

ALM/コジマ録音

ALCD 1090
\2940
トマス・ムーア編:「アイルランド歌曲集」
 トマス・ムーア(1779-1852):
  アイルランド歌曲集 より
   (たとえ、いとしい若さという魅力が(春の日と花の輝く)/
    栄光が汝を迎える所へ/類稀なるきらびやかな宝石を纏い/
    おおエリン/花に舞うミツバチ/夜更けに)
 ジョン・フィールド(1782-1837):夜想曲第4番
 トマス・ムーア:アイルランド歌曲集 より
  (めぐりあう流れ/モイルよ、静かに(フィヌオラの歌)/
  パンジーのとめどない嘆き(挽歌)/
  光さやかな小鳥があれば)
 ジョン・フィールド:夜想曲第6番 ヘ長調
 トマス・ムーア:アイルランド歌曲集 より
  (残された夏のばら(庭の千草)/
   渚から眺めていた/タラの館に響くハープ/
   世界中を駆け巡り/故国のハープ/ミンストレルの少年)
ジョン・エルウィス(T)
渡邊順生(P)
日本でもアイルランド民謡としてよく知られる「庭の千草」をはじめ、吟遊詩人ムーアが詩をつけた歌曲集は、19世紀に欧米諸国で爆発的流行となった。ジョン・スティーヴンソンによるピアノ伴奏譜付きで出版されたムーアの「歌曲集」の初期稿から、同時代に製作されたフォルテ・ピアノの伴奏で、魅力的な歌を紹介する。ジョン・エルウィスは、イギリスを代表するテノール歌手。少年時代よりウェストミンスター大聖堂聖歌隊で活躍し、ブリテンも彼のために曲を献呈している。アーノンクール、ノリントンらとの共演も多く、特にバッハの受難曲の福音史家は定評がある。
ALCD 72
\2940
ドゥブルー・レゾナンス〜小鍛治邦隆:作品集
 (1)オーケストラのための「愛の歌」(1988)/
 (2)ピアノとオーケストラのための「愛の歌II」(1999)/
 (3)ピアノとオーケストラのための「デプロラシオン II」(2003)/
 (4)オーケストラのための「愛の歌 III」(2003/2006改訂)/
 (5)ピアノと16奏者のための「ドゥブルーレゾナンス II」(2004)/
 (6)ピアノと室内オーケストラのための「ポルカ集・タンゴ集II」(2001)
小鍛治邦隆(指揮)(1)(3)-(6)
秋山和慶(指揮)(2)
東京交響楽団(1)-(4)
東京現代音楽アンサンブルCOmeT(5)(6)
中井正子(P)(2)-(3)(5)-(6)
クセナキス作曲コンクール第1位など数々の実績を持ち、「作曲の技法・バッハからウェーベルンまで」の著書でもある作曲家、小鍛治邦隆の作品集。ルネサンス期の挽歌の伝統にヒントを得た「デプロラシオン」、反響(レゾナンス)と反復(ドゥブル)をキー・ワードにした「ドゥブルーレゾナンス」など、その観念的な音像と独自の方法論は、「音楽的ラビリンス(迷宮)」ともいうべき様相を呈している。
ALCD 9070
\2625
夢〜ピアニストからの贈りもの
 ドビュッシー:夢
 ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)
 モーツァルト:きらきら星変奏曲 K.265
 べートーヴェン:エリーゼのために
 ぺツォルト:メヌエット ト長調 BWV.Anh.114
 モーツァルト:「トルコ行進曲」 K.331(ソナタ第11番より)
 ショパン:ワルツ第6番「子犬」
 リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
 ショパン:幻想即興曲 Op.66
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
山本実樹子(P)
すでに250回の開催を数える”名曲コンサート”の集大成ともいえるこの作品でアーティストとしての幅広さを示した山本実樹子。「ラプソディー・イン・ブルー」で抜群のテクニックとセンスを感じさせる一方、「メヌエット」のようなシンプルな作品でも、感性を研ぎ澄まし、ひとつひとつの音符を音楽の流れの中に自然にゆだねていく。その音楽は、聴き手ひとりひとりに語りかけるようなやさしさと愛情に満ちている。
ALCD 9068
\2940
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタop. 27(全6曲) 瀬崎明日香(Vn)」
カントロフ、パスキエらからも高い評価を受ける実力派。名器ストラディヴァリウス《レインヴィル》で描く新たなるイザイの世界。
ALCD 1092
\2940
平和の祈り/
 ライプツィヒ聖トーマス教会のバッハ・オルガン
  メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第3番
  J.S.バッハ:深き淵よりわれ汝に呼ばわるBWV686
  メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第2番
  J.S.バッハ:
   装いせよ、おお愛する魂よBWV654/
   ああ、われらとともに留まりたまえ、主イエス・キリストよBWV649/
   目覚めよ、われらに呼ばわる物見らの声BWV645/
   導き御神の統べしらすままにまつらいBWV647/
   前奏曲とフーガ イ短調BWV543/
   天にましますわれらの父よBWV683/
  メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 
椎名雄一郎(Org)
2006年9月4-6日、ライプツィヒ聖トーマス教会
ALCD 71
\2940
「木下牧子作品集 ふるえる月」
 (1)ふるえる月
 (2)ねじれていく風景
 (3)ヴォカリーズ
 (4)夢の回路
 (5)女声合唱とパーカッションの為のBLUE
(1)パーカッション・ミュージアム
(2)武田忠善(Cl)
瀬川光子(Vn)
柴田美穂(P)
(3)佐竹由美(S)
早川りさこ(ハープ)
(4)柴田美穂(P)
(5)栗山文昭(指揮)
女声合唱団「彩」
ALCD 1091
\2940
Flauto Diritto/イタリアの道
 チーマ:
  リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ
   (原曲:コルネットとトロンボーンのための)
 コレッリ:ラ・フォリア Op.5-12
 マンチーニ:リコーダー・ソナタ第2番 ホ短調
 パルサンティ:リコーダー・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.1-5
 マルチェッロ:リコーダー・ソナタ第10番 イ短調 Op.2-10
 ヴェラチーニ:リコーダー・ソナタ第4番 変ロ長調
 マルチェッロ:チャッコーナ〜ソナタ ヘ長調
 チーマ:リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ
  (原曲:ヴァイオリンとヴィオローネのための)
小池耕平(リコーダー)
中野哲也(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
三橋桜子(Cemb)
17-18世紀のイタリアは、現代以上に地域の独自性、文化的な差異が大きく、各々の街で個性的な音楽家たちが活躍していた。チーマ(ミラノ)、コレッリ(ローマ)、マンチーニ(ナポリ)、パルサンティ(ルッカ)、マルチェッロ(ヴェネツィア)、ヴェラチーニ(フィレンツェ) バロック時代の作曲家6人のソナタによるイタリア都市巡りの旅。
ALCD 9067
\2940
音楽の花束〜ヴァイオリンを愛する人
 ヴィターリ:シャコンヌ
 クライスラー:
  前奏曲とアレグロ/シチリアーノとリゴドン/
  コレルリの主題による変奏曲
 ヘンデル:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調/同 ヘ長調
 フィオッコ:
  クラヴサン曲集組曲第2番〜アレグロ
 ザイツ:
  学生のためのヴァイオリン協奏曲第2番〜
   第3楽章
  同第5番〜
   第1楽章/第3楽章「ロンド」
 J.S.バッハ:ブーレ
  (無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調より)
 ぺツォルト:メヌエット(BWV Anh.114&115)
 作曲者不詳:メヌエット ト長調
 J.S.バッハ:
  組曲 ト短調〜メヌエット ト長調 BWV.822
 べートーヴェン:メヌエット ト長調 WoO.10-2
 ブラームス:ワルツ Op.39-15
 ヘンデル:ブーレ
 ベイリー:ロング・ロング・アゴー
 シュルツ:いざ子どもたちよ(クリスマスの歌)
島根恵(Vn)
志村泉(P)
島根朋史(Vc)
演奏活動のかたわら、スズキ・メソードで後進の指導にも深く関わってきた島根恵がヴァイオリン・プレイヤーに捧げたアルバム。クライスラーやヘンデルなどヴァイオリンを学ぶうえでの必須レパートリーが収められている
LMCD 1826
\2625
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283
 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
 ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333
友田恭子(P)
彼女のピアノを最初に聴いたとき誰でも感じるのは、生き生きとした音楽の生命感であろう。リズムのメリハリ、幅広いデュナーミク、闊達なタッチ・・・。それらが、実に豊かな歌心によって支えられているからである。あらゆる表現に血が通い、私たちに語りかけてくる。フレーズの一つ一つがくるくると異なった表情を見せる ト長調K.283、品よくロココ趣味で弾かれた ハ長調K.330、心地よい流れの中で美しい歌を表出した ヘ長調K.332、協奏曲風な楽想を存分に楽しませてくれた 変ロ長調K.333・・・。モーツァルトのソナタの魅力が満載のディスク・リリースを喜びたい。(下田幸二氏)
LMCD 1827
\2100
小島博/バリトン・リサイタル
 シューベルト:
  音楽に寄せて/漁師の歌/リュートに寄せて/
  憩いなき愛/魔王
 シューマン:
  「ミルテの花」〜献呈/自由な心/君は花のように
  「ロマンスとバラード第1集」〜春の旅
  「ロマンスとバラード第2集」〜二人の擲弾兵
 ブラームス:セレナーデ/日曜日/ことづて/五月の夜
 メンデルスゾーン:
  新しい愛/歌の翼に/ヴェネツィアの舟歌
  小姓の歌/夜の歌
 ヴォルフ:
  「メーリケ詩集」〜隠棲/もう春だ/祈り
  「ゲーテ詩集」〜ねずみ取りの男
 R.シュトラウス:
  セレナーデ/万霊節/すべての僕の思い/献呈
 山田耕筰:かやの木山の/鐘が鳴ります/待ちぼうけ
 瀧廉太郎:荒城の月
小島博(Br)
小島まさ子(P)
小島博は国立音大卒。現在高校の校長を務めるかたわら、藤沢市民オペラ、湘南台シアターオペラなど多数のオペラに出演し、充実した声と存在感の演技で好評を博している。また、近年は特にドイツ・リートを数多く歌っている。二期会会員。横浜シティオペラ会員。

カメラータ・トウキョウ

CMCD 28135
\2940
ドビュッシー:
 前奏曲集 第2巻
  (1) I.霧/(2) II.枯葉/(3) III.ヴィーノの門/
  (4) IV.妖精たちはあでかな踊り手/
  (5) V.ヒースの茂る荒地/
  (6) VI.風変わりなラヴィーヌ将軍/
  (7) VII.月の光がふりそそぐテラス/
  (8) VIII.オンディーヌ(水の精)
  (9) IX.S.ピックウィック卿をたたえて/
  (10) X.カノープ(エジプトの壺)
  (11) XI.交替する3度/(12) XII.花火
 子供の領分
  (1) I.グラドゥス アド パルナッスム博士/
  (2) II.ジャンボーの子守歌
  (3) III.人形のセレナード/
  (4) IV.雪は踊る/(5) V.小さな羊飼い
  (6) VI.ゴリウォーグのケークウォーク
遠山慶子(P)
若くしてアルフレッド・コルトーに才能を認められて以来、美しく艶やかな音色でかなで続けてきた遠山慶子。その活躍は国の内外を問わず、高く評価されるコンチェルトやウィーンの名手たちとの室内楽をはじめとする演奏活動はもちろんの事、コンクールの審査員、音楽祭での講師など、多岐に亘っている。2007年5月には、実に25年ぶりとなる待望のソロ・リサイタルが予定されている。そして、 このリサイタルに併せて、カメラータでは遠山慶子の音楽をCDでもお楽しみいただこうと、新譜を企画。収録曲目は、ドビュッシーより『前奏曲集 第2巻』と『子供の領分』。フランスの古きよき時代のエスプリを身にまとう、遠山慶子ならではの、洗練されたフレージング、透明感のあるタッチ、呼吸と変わらぬ自然な間合い。30年前のカメラータでの初レコーディングも同じくドビュッシーだが、年月を経て、現在の遠山慶子が感じるドビュッシーをお届けする。録音:2006年2月/ウィーン ほか
CMCD 28133
\2940
ブラームス:歌曲集/白石敬子(しらいし・ひろこ)
 (1) 野の寂しさ 作品86-2/(2) おとめの歌 作品107-5
 (3) 五月の夜 作品43-2/
 (4) 甲斐なきセレナード 作品84-4
 (5) サッフォー頌歌 作品94-4
 (6) おとめは語る 作品107-3
 (7) 動かぬなまぬるい空気 作品57-8
 (8) 日曜日 作品47-3/(9) 谷間に
 (10) お姉さん/(11) お前の青い瞳よ
 (12) 私の眠りはますます浅くなり
 (13) 夢遊病者 作品86-3/(14) セレナード 作品106-1
 (15) 死は冷たい夜 作品96-1
 (16) 青春歌 その1「わたしの恋は緑にもえ」
 (17) 調べのように私を通り抜ける 作品105-1
 (18) 子守歌 作品49-4/(19) 愛のまこと 作品3-1
 (20) 墓地にて 作品105-4/(21) 永遠の愛について 作品43-1
白石敬子(S)
白石隆生(P)
日本人として初めてオペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、本場ウィーンで数多くの名指揮者、名歌手たちとの共演を経験した白石敬子が送るリートの世界。これまで、シューベルト、シューマン、ヴォルフなどドイツ・リートの中心的作品を精力的に収録してきている白石敬子が、今回はブラームスに取り組む。ブラームス作品に漂う陰影、深みそしてその中からじんわりと浮かび上がる暖かみ。幾多の舞台を踏み、数々の作品を経験した白石だからこそ表現できる、ブラームスの音楽がここにある。録音:2006年10月/山梨
CMCD 20068/9
(2CD)
\4200
J.S.バッハ:イギリス組曲(全曲)/フェルツマン
 イギリス組曲 第1番 イ長調 BWV806
 イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
 イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808
 イギリス組曲 第4番 ヘ長調 BWV809
 イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV810
 イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811
ウラディーミル・フェルツマン(P)
ロシア出身のピアニスト、ウラディーミル・フェルツマンによる久方ぶりのソロ・アルバム。前作では、ウクライナの作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフの作品を中心に選曲された、大変にロマンティックなコンピレーション・アルバム「ポストリュード」をリリースしたが、今回はフェルツマンの真髄ともいえるバッハ。バッハは、生涯に渡り合計3 つの鍵盤楽器のための組曲を残した。初期に「イギリス組曲」、中期で「フランス組曲」、そして最後が「6 つのパルティータ」。どれも、全6 曲から構成され、各曲はさらに「アルマンド」、「クーラント」、「ジーグ」といった舞曲の題が付けられている。すでに、「6 つパルティータ」はリリースされているが、音色の美しさ、作品解釈の深さ、などフェルツマンらしさが随所に溢れ、フェルツマン・ファンはもちろんのこと、多くのバッハ・ファンを唸らせている。今回は、初期に作曲された「イギリス組曲」。当時、バロック時代では即興的に様々な装飾を付して演奏するスタイルが主流でしたが、そのスタイルをフェルツマンはどのように魅せ、聴かせてくれるのだろうか。残すフランス組曲もすでに収録を終えたとのこと。バッハのこれら3 つの組曲を聴いた時にようやく、フェルツマンの音楽観、世界観に少しだけ近づくのかもしれない。
CMCD 28132
\2940
聖なるピアノ 〜ハンマークラヴィーア& 精霊の踊り/可児亜理
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106 「ハンマークラヴィーア」
 2つのロンド 作品51
  (第1番 ハ長調/第2番 ト長調)
グルック(ヴィルヘルム・ケンプ編):
 「オルフェオの嘆き」〜「精霊の踊り」
  歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より
可児亜理(P)
ドイツのメジャー放送局、バイエルン放送局からの強い推薦により実現したカメラータ・トウキョウとバイエルン放送局との初の共同制作プロジェクト。ピアニスト、可児亜理は現在ドイツで大変高い支持を得ている演奏家の一人。1994 年に日本で放映されたNHK テレビの「ピアノ・レッスン」で爆発的な人気を呼んだピアニスト、ゲルハルト・オピッツ氏に師事し、今日まで着実に実力を付け、また活動の場を拡げてきた。彼女の演奏には、随所にヨーロッパ、さらに限定するならばドイツの香りが満ち溢れている。燻し銀のようにしっとりとした音でピアノを響かせ、繰り広げられる可児の音楽は、さながらドイツの豊かな森や静かに舞い落ちる雪のよう。自ら演奏する楽曲を音楽的に、構造的に、そして立体的にとらえ、構築的で深みのある演奏を私たちに聴かせてくれる。
CMCD 28130
\2940
ヴィルトゥオージティ・オブ・オペラ・パラフレーズ
 リスト:
  歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の回想 R288,SW418
  リゴレット・パラフレーズ R267,SW434,NG2 A187
  イゾルデの愛の死〈楽劇『トリスタンとイゾルデ』より〉 R280,SW447
  ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
佐藤美香(P)
佐藤美香は2000 年、第14 回ショパン国際ピアノ・コンクールで日本人としては最高位の第6 位入賞を得たのが楽壇へのデビューであった。我々の最初のレコーディングは、その様な経緯から、ショパンがテーマとなり、その結果、ショパン弾きとしての高い評価は確かに得た。だが、彼女の資質はショパンだけでは収まることのできない、より大きなものである、と私は感じていた。今回、収録曲目として採り上げたリストのロ短調ソナタを含むピアノ作品は、いずれも超絶技巧的であり、また音楽性も問われ、ピアニストとしての現在の彼女の才能を十分に発揮出来るレパートリーなのではないか、と思っている。ある意味、今回のアルバムこそが、彼女の真価を問う真のデビュー・アルバムになるのでは、と秘かに思うほどである。彼女の最も素晴らしい点は、音楽への集中力だ。録音の現場に来ても、その日頃の成果を出せない人もいるが、彼女は、録音の現場で自分の持っているものをすべて発揮するだけの集中力がある。しかも、それは力の入った「一生懸命」というものではなく、自分を無にし、全てを音楽に預けるほどに高揚した集中なのだ。 多くのリスナーに、是非とも今の佐藤美香の音楽を聴いていただきたい。聴く人を「音楽」そのものへと引き込み、その時間を充実したものにしてくれる、そんな演奏を彼女は聴かせてくれるはずである。[井阪 紘/プロデューサー]
CMCD 28127
\2940
ベートーヴェン:
 チェロとピアノのためのソナタ ヘ長調 作品5-1
 チェロとピアノのためのソナタ ト短調 作品5-2
 《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
エーバーハルト・フィンケ(Vc)
岡田知子(P)
フィンケ氏の演奏を初めて聴いたのは、彼が群響に招かれた時(豊田さんが群響の音楽監督に就く一年前1981 年だったと記憶している。)のことであった。フィンケ氏の弟子に当時、群響のソロ・チェリストとして活躍していた瀬越憲が在籍しており、その関係からフィンケ氏がソリストとして群響に招かれ、確かハイドンのニ長調の協奏曲を奏かれた。その時、彼の気品のある格調高い演奏に私は心を動かされたのを憶えている。(中略) フィンケ氏にとってチェロは身体の一部になって、自由自在と僕には映った。80 歳を越えて、こんな見事な演奏をするチェリストは、日本の青木十良さんとドイツのフィンケさん位のものだろう。人間は素晴らしい—それを実証してくれる人に、私たちは勇気をもらっている。[井阪 紘/プロデューサー]

DELTA CLASSICS

DCCA 0034
\2415
シューマン:
 (1)交響曲第1番「春」(29,Oct,1951)
 (2)交響曲第4番(14,May,1953)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル(1)
ベルリン・フィル(2)
フルトヴェングラーといえば、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルトなどが得意とされてているが、録音こそ少ないが今回収録したシューマンもどちらも名演の部類であることは確かである。シューマンの作品自体、作曲者自身のオーケストレーションの不得手もあって最大限の効果を生み出すとまでいっていない、というのが一般的であるが、フルトヴェングラーが振るとそれも「魔法」の如く表情豊かにそれすら感じさせない演奏と変貌させられるのである。「春」は51年10月29日。当日のプログラムは「春」の他にコリオランとブルックナーの4番という割と重いものであったが、事、「春」に関してはウィーン・フィルが粘着質に成らずとても丁寧に作り上げているのが印象的であり、ウィーン・フィルが奏でる独特な「間」や阿吽の呼吸で作り上げる柔らかなサウンドと力強さの対比も聞くものに新鮮な感動を与えます。第4番は「春」から約2年後のスタジオ録音であるが、これはフルトヴェングラーの代表すべき名演といっても過言ではない。現に多くの評論家や知識人がそのようにコメントを残している。録音は「春」に比べると鮮明で、その録音だからこそ現在に至るまで作曲に不備が多少あったとしても細部まで鮮明に聞こえ、名演として多くの人に愛され聞かれているのも納得である。テンポが常に動き、作品をフルトヴェングラーの世界へと引き込む力は計算されたものであると関心させられる。これこそ「巨匠」と言われた名指揮者にしかできない演奏といえよう。
世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。(デルタ・クラシックス)
DCCA 0033
\2415
ベートーヴェン:交響曲第7番/同第8番
  (30,Aug,1954)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
1954年もフルトヴェングラーは精力的に活動していた。勿論、毎年恒例になっているザルツブルグやバイロイト音楽祭にも出演していた。8月22日にルツェルンでフィルハーモニア管を振ったベートーヴェンの第9があり、この演奏はそれから約1週間後のもので、オール・ベートーヴェン・プログラムであった。プログラムは、交響曲第8番、大フーガそして交響曲第7番。このプログラムをみてもわかる事だが、やはりベートーヴェンであり、その中でも第7交響曲は名演が数多く誕生している。録音が5種類あるのが良い例であろう。演奏も流石である。43年のベルリン・フィルとの戦時下での鬼気迫る第7も捨てがたいが、ウィーン・フィルとの抜群の相性でスケールの大きな演奏を繰り広げるのもまた、フルトヴェングラーだからこそ出来た演奏と言っても過言ではない。43年のような劇的なテンポの揺れなどはなくオーソドックスな感じがするものの、要所要所でらしさがあり、力強いが肩に力が入っているのではなく自然体な演奏で秀逸である。第8交響曲は、編成的に小さくどちらかといえば、ハイドン、モーツァルトに近い作風。この曲もまたストレートな演奏なのである。下手な小細工などする必要もなく、思ったまま、感じたまま演奏しているだけで第7と合唱の間に挟まれてしまっている名曲を存在感たっぷりに引き出しており構成がしかっりしチャーミングな素晴らしい演奏が聞ける。そして、終演。8月30日フルトヴェングラー人生最後の夏が終わった。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。(デルタ・クラシックス)
DCCA 0032
\2625
ブルックナー:交響曲第9番4楽章完成版
 *ウィリアム・キャラガン版1983年/2006年9月補完・初演
 *第2楽章トリオ部分は第2稿ウィリアム・キャラガン版使用
  (28,Sep,2006)
内藤 彰(指揮)
東京ニューシティ管
ブルックナーの新稿に力を入れている内藤彰/東京ニューシティ管のコンビにより第3弾!しかも、今回はブルックナーの版の校訂の権威、ウィリアム・キャラガンが83年に校訂した第9番のフィナーレを新たに発見された資料(ボーゲン)を元に更に説得力のある最新校訂版を使用。内藤/東京ニューシティ管は、第8交響曲ではアダージョ2、第4「ロマンティック」ではコースヴェット版と、近年オーソドックスに演奏されている、ハース、ノヴァーク版とは違う観点で強烈な存在感を示しており、アメリカの音楽雑誌「ファンファーレ」にも取り上げられ、日本より海外で評価されている。ブルックナーの第9交響曲といえば、その完成度の高さからフィナーレが無い3楽章形式でも十分に一つの曲として成立しているが、ブルックナーが目指したのはあくまでも4楽章形式であった。そこで、キャラガン氏は83年に一度4楽章を完成させたが、更に新資料などを踏まえ校訂したのが今回の2006年9月補完版ということです。(版でいえば第3版にあたります)また、この演奏では通常第2楽章で演奏機械が少ない(ほとんど無い)トリオ2を使用しているのも特徴の一つであり、滅多に耳にしないトリオ2ではヴィオラ・ソロがあるなどブルックナー晩年の様式で作曲された佳曲であることもブルックナーの9番を聞く上でも興味深い事であろう。以上のように第2楽章のトリオ部分とフィナーレはキャラガン氏の最新校訂版を使用しているが、1楽章から3楽章(2楽章のトリオ除く)までは2000年のコールズ版を使用している。日本ではブルックナーの演奏は遅く、重たく、力強い演奏が好まれる傾向や、ハース、ノヴァーク版以外の版について否定的なところもあるが、このコンビによる取り組みはブルックナーについてまわる「版」の問題に一石を投じる取り組みで、上記米音楽誌「ファンファーレ」や英「ブルックナー・ジャーナル」など海外で注目を集めているのも事実です。ライヴ録音故、細かいきずもありますが、それを差し引いてもこの第9番は一聴する価値はあります。シモーネ・ヤング指揮のキャラガン校訂の第2番同様この第9番の4楽章版も注目盤といえるでしょう10枚以上のご注文の際はサンプルをお付けすることができますので希望の場合はご明記ください。東京芸術劇場/ライヴ録音

ドリーム・ライフ(CD)

伝統的なドイツの指揮者たちシリーズ
GERMAN TRADITIONAL CONDUCTORS

言うまでもなくドイツは世界に冠たるクラシック大国である。そのドイツ各所に保存されている演奏記録は、まさに宝の山と言えるものだ。このシリーズではこれまで発売されたムラヴィンスキー、クナッパーツブッシュのライヴ録音と同様に、ぼう大な記録の中から後世に残すべきもの、鑑賞用としてふさわしいものを厳選したものである。そこには新鮮な感動や発見が何と多いことだろうか。むろん、中には過去に発売された実績の音源も含まれているが、オリジナル・マスターから細心の注意を払いながら復刻されたものは、ほとんど新発見に値するものだと判断して良いだろう。また、音質だけではなく、珍しい写真や貴重な資料等を掲載してブックレットの充実もはかっているのもこれまでと同様である。(平林直哉)
DLCA 7018
(2CD)
\2940
伝統的なドイツの指揮者たち 1
 (1)ベートーヴェン:交響曲第3番「エロイカ」 [51:00]
  (1953.12.17 ミュンヘン・ヘルクレスザールでのライヴ)
 (2)ワーグナー:ジークフリート牧歌 [21:00]
  (1962.1.6 ミュンヘン・コングレスザールでのライヴ)
 (3)M.トラップ:管弦楽のための協奏曲 [30:00]
  (1954.10.11 ミュンヘン・コングレスザールでのライヴ [初出])
クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘン・フィル(1)(2)
バイエルン国立歌劇場管(3)
「英雄」はスロー・テンポによる雄大な演奏としてあまりにも有名。今回はオリジナル・マスターから注意深くリマスタリングし、その魅力を余すところなく伝える。「ジークフリート牧歌」も同様にオリジナルから鮮明な音質で蘇り、晩年の精妙な演奏が堪能出来る。トラップは世界初登場で、クナのお気に入りの作品だった。(平林直哉)モノラル
DLCA 7019
\2310
伝統的なドイツの指揮者たち 2
 (1)ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 [14:00]
  (1959.12.14 ミュンヘン・コングレスザールでのライヴ)
 (2)ブラームス:交響曲第2番 [40:00]
  (1956.10.13 ミュンヘン・コングレスザールでのライヴ)
 (3)P.コルネリウス:「バクダッドの理髪師」序曲 [08:00]
  (1953.10.5 プリンツレゲンテン劇場でのライヴ[初出])
クナッパーツブッシュ指揮
バイエルン国立歌劇場管(1)(3)
ミュンヘン・フィル(2)
あまりにも強烈な「レオノーレ」第3番、そして巨大な音塊が大きくうねるブラームス。まさにクナ節満開の演奏だが、オリジナル・マスターにはこれほどの情報量が刻まれていたのかと、改めて驚かされる。コルネリウスは初登場の音源。クナのワルツ集などに見られるような、その素朴で温かい雰囲気が何とも言えない。(平林直哉)モノラル

EDITION HST自主制作盤

HST 043
\2500
オルドニュス(1734-86):疾風怒濤交響曲集
 交響曲変ロ長調Brown I:B1、交響曲イ長調Brown I:A5、
 交響曲ト長調Brown I:G2、交響曲ニ長調Brown I:D9
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー:松井利世子(Vn)
「交響曲の父」パパ・ハイドンの称号は20世紀まで、彼が300曲近い交響曲を作曲したと伝えられた為名づけられヨゼフ・ハイドンはヴィーン古典派の大作曲家とされてきたが、現代では彼の真作104曲は周知の事実。残りの200曲近くは18世紀当時ヴィーンで活躍していたオルドニュス、ホーフマンやヴァンハルらによる物であることが20世紀末になってやっと検証され始めてきた。オルドニュスはヴィーン生まれで母方スペイン系貴族の名を名乗ったが私生児であったため決して裕福な生活を送れなかったと伝えられる。本CDに収録されている4曲は、比較的初期の弦楽合奏の為の交響曲集となる。いずれもアン・シャン・レジームの華麗ではあるが憂いを含む旋律美に満ちており、後のモーツアルト:ヴィーン交響曲集を連想させるフレーズも伺える。録音:2007年3月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
HST 042
\2500
ヴァンハル:疾風怒濤交響曲集第4巻
 交響曲第20番変ホ長調Bryan Es2、
 交響曲第45番変ホ長調Bryan Es4
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
1770年代、ヴィーンで一番人気だった交響曲作曲家ヴァンハル。その交響曲の中で、イタリア留学前後の変ホ長調交響曲二曲を取り上げた録音。レーベル独自に欧州各地の博物館に埋蔵されている18世紀写譜から演奏用スコア、パーツを復元し、世界復活演奏を実現。録音:2007年2月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
HST-041
\2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第三巻
 交響曲第27、46番ホ長調Bryan E4,E2、
 チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1
チェロ独奏:小原圭太郎
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
第2巻(HST-038)に続くヴァンハルの疾風怒濤交響曲集第2弾。第1巻は会場頒布用にCD-Rで作成されたためCDでは未発売。小原圭太郎はチェロをデトモルトにてM.カルネイロ氏に師事、ベルリン国立音楽大学にて、M.ザンダーリング氏、室内楽をJ.シュワブ氏に師事。録音:2006年11月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音

現代ギター

GGBD 3021
\2940
フレスコバルディ:アリアと変奏
ヘンデル:ソナタ ニ短調
スカルラッティ:ソナタ ホ短調L352
ソル練習曲Op.6-6、練習曲Op.29-11
アルベニス:アストゥリアス
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番、前奏曲第1番
M=トローバ:ソナチネ
ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番
C=テデスコ:タランテラ
渡辺範彦(G)
渡辺範彦の初のリサイタルが開催されたのが1967年6月29日。日本のギター界に大きなセンセーショナルを巻き起こしたそのリサイタルの翌日、興奮さめやらないまま、このアルバムがレコーディングされた。当時19歳にして、完璧なテクニックと成熟した音楽を持った渡辺範彦のファースト・レコーディングが、ついにCDで発売!録音:1967年6月30日 テイチク会館

HARMONY

HCC 2034
\3000
ガーシュウィン 編曲集
 ポーギーとベスによる幻想曲
  (ガーシュウィン/ワイルド編)全12曲【日本初録音】
 へ調のピアノ協奏曲 ピアノ・ソロ版(ガーシュウィン)【世界初録音】
辰巳 享子(pf)
東京芸大を卒業後、マンハッタンに拠点を移しマンハッタン音楽院大学院入学。大学院を演奏成績首席で修了した年、カーネギーワイルホールにて、ニューヨークソロデビューを果たし高評を得た。「正確で安定したテクニック」「深く繊細な演奏解釈」「ダイナミックな音と豊かで魅力的なアゴーギク」「溌剌と輝く躍動感が聞くものに活力を与える」など・・・・・・彼女の演奏を描写した言葉は豊富で多岐に渡っている。レコード芸術2007年3月号 準特選盤
HCC 2035
\3000
ピアノリサイタル
 J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ、
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、
 ラフマニノフ:前奏曲 作品32-13、
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻 全12曲
中川 賢一(pf)
アンサンブル・ノマドのピアニスト、指揮者として活動のほか、さまざまな企画のプロデュースにも携わる中川賢一の渾身のアルバム!荘厳なパイプオルガンの響きを思わせる「シャコンヌ」、ドビュッシーの最後の傑作のひとつ「前奏曲集第1巻全曲」を中心に、ラフマニノフの最後の「プレリュード変ニ長調」、ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ドイツ、ロシア、フランスピアノ音楽の集大成ともいえる名曲を2004年のリサイタルプログラムより抜粋し、新潟県小出郷文化会館にて収録したセッション録音盤。

HOMA DREAM

HR 1139
\2730
マルコム・アーノルド:セレナーデOp.50
二橋潤一:哀歌
タンスマン:宮廷の音楽
ニャタリ:ソナチネ第2番
杉原由利子:エコー
デュオ・シルフィード(下森佳津美 Pf, 竹内永和Gt)
デュオ・シルフィード、3枚目のアルバム。近現代の作品を集めたもの。杉原由利子の「エコー」はこのデュオのための書き下ろし作品。
HR 1135
\2730
田中順子〜甘い檸檬
 ディアンス:弦楽四重奏の響き、甘いレモン、フォーコ
 ニャタリ:ブラジリアーナ第13番
 ブローウェル:黒いデカメロン
 アルカス:椿姫の主題による幻想曲
 クレンジャンス:オブラック風組曲より
 メルツ:ハンガリー幻想曲、
 早川裕貴:フライング・フリー、木もれ陽
田中順子(Gt)
『十分満を持して、もはや成熟した芸境を聴きてに味わわせるのだから(遅すぎたCDデビューも)かえって素晴らしいことかもしれない。中略。ギターの世界では飽きるほど聴いてきたものなのだが、瑞々しい感興を伴って響くのは、この奏者の完成の豊かさと、それを十全に生かし得る技術の秀抜さゆえにほかならぬであろう。』(レコ芸より)

ISODA

IE-2011
¥2500
辻井淳「ルーラリア・フンガリカ」
 ドホナーニ:ルーラリア・フンガリカ
 シューベルト:華麗なロンド
 モーツァルト:ロンドハ長調K.373
 ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタより)
 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第17番
 クライスラー:美しきロスマリン
 クライスラー:ポルポラ様式のメヌエット
 ヴィエニアフスキ:オヴェルウァス
 ヴィエニアフスキ:ポーランドの歌
 プロコフィエフ:5つのメロディOp.35bis
 ノヴァチェック:無窮動
辻井 淳(Vn)
藤井由美(P)
録音:データ:2006年8月 滋賀県高島町ガリバーホールプロデューサー&エンジニア:太田憲志 オタケンレコードの太田憲志氏が自らミキシングコンソールに入りサウンドメイキングした知る人ぞ知るヴァイオリニスト、辻井淳の小品集シリーズ最新作。

KUBO YOKO

KBYK 1006
\3045
ブラームス:
 ピアノ作品集3つの間奏曲Op.117/
 6つのピアノ小品Op.118/
 4つのピアノ小品Op.119/
 2つのラプソディOp.79
弘中 孝(P)
弘中 孝初のソロCDをKUBO YOKOレーベルより発売。 山口大学の音楽の教師をしていた父の影響で5歳頃から蓄音機でフルトヴェングラーのブラームスを聴いた幼児体験がその後の氏のブラームス好きの原因となった。 私の記憶に鮮烈に残っているのは、N響定期でのモーツァルトのニ短調協奏曲・・・マタチッチ相手に堂々と自分を主張しながら表情豊かな音楽を奏でるピアニストにすっかり魅了されてしまった。(中略)敢えてブラームス後期の渋い小品を選んだところにも、いかにも彼らしさが窺えよう。・・・当CDのブラームスの演奏からは、そうした地道に音楽を究めた人ならではの深い洞察と味わいが伝わってくる。 (寺西基之氏のライナーノートより)現在、東京音楽大学教授。録音:2007年3月9日−11日 水戸芸術館コンサートホール

LIVE NOTES(ナミ・レコード)

WWCC 7551
(2CD)
\3150
シューマン:交響曲全集
 交響曲第1番「春」/同第2番/
 序曲、スケルツォとフィナーレ/
 交響曲第3番「ライン」/同第4番
湯浅卓雄(指揮)
大阪センチュリー交響楽団
2006年9月〜11月、神戸新聞松方ホールでのシューマン・チクルスより。

関連旧譜

WWCC 7517/9
(3CD)
\3150
湯浅卓雄/
 ブラームス:交響曲全集
湯浅卓雄(指揮)
大阪センチュリー交響楽団
英国を拠点に国際的な活躍とNAXOS、EMI 、ABC、BBC等から続々とリリースされるディスクでも大きな注目を集めている湯浅卓雄の最新ライヴ。2005年11月3日、20日、神戸新聞松方ホールでのライヴ録音。

MA RECORDINGS

MA J504
\2940
【ACROSS THE UNIVERSE】
 1.サティ:「メドゥーサの罠〜
  ピアノのための7つの小品」よりポルカ(00'36")
 2.サティ:ジムノペディ第1番(04'12")
 3.ジョン・ケージ:ある風景の中で(09'32")
 4.フィデリコ・モンポウ:歌と踊り第6番(03'44")
 5.アルヴォ・ペルト:アリーナのために(06'18")
 6.グラナドス:組曲「ゴイェスカス」第1部より
  第4曲「嘆き、または美女と夜うぐいす」(07'05")
 7.グラナドス:スペイン民謡による6つの小品〜
   第6曲「サパテアード」(4'16")
 8.藤枝守:モサラベ聖歌(委嘱新作/世界初レコーディング)(05'55")
 9.アンドリュー・ヨ?ク:祈りと踊り(委嘱新作/世界初レコーディング)(06'57")
 10.Jジョン・レノン& ポール・マッカートニー/ベリィ・サンドクヴィースト:
  アクロス・ザ・ユニバース
  (委嘱新作/ピアノ版世界初レコーディング)(14'07")
門光子(P)
ピアニストの門光子は既にMA Recordingsから2つの素晴らしいアルバムをリリース。現代日本の美しいピアノ音楽を集めた「風の記憶」(MA J500)、アジアの美を求めた「東方逍遥」(MA J501)。この2作品は門光子による独創的な日本・アジアの美観を打ち出し絶賛された。3作目にあたる【ACROSS THE UNIVERSE】は、人間の根源的な悲しさ祈り束の間の歓び〜「嘆き、祈り、そして踊る…。」をテーマに世界中の美しい旋律が集められ、時代、国、民族の垣根を越えた多種多様な作品が揃ったアルバム。<ジムノペディ第1番>は誰もが耳にするサティの有名曲。彼女の淡々とじっくり心を侵食していくような演奏は聴くものを不思議な感覚に導いていく。また、世界初録音の作品も3曲含まれており、その中でも注目はアルバム・タイトルにもなっている<アクロス・ザ・ユニバース>。この作品はビートルズのラスト・アルバム「レット・イット・ビー」に収録されている代表的な曲。ギター編曲も手がけるサンドクヴィーストによるピアノ編曲で息を呑むほど美しい作品となり、音楽の本質を見据え儚さを漂わせた門光子のアプローチはこのアルバムのテーマを確実に見出している。録音:2006年8月16?18日高崎市榛名総合文化会館エコール 使用ピアノ:ファツィオーリ・フルコンサート・グランドF278
M 072A
\2800
「トーノとトナーダ」
 【幻滅】
 1. ああ、このにがい淋しさ
 2. お前を愛した者はもう去って行く
 3. 早咲きのアーモンド
 4. そなたのあとについてゆく
 【唄】
 5. ビダーラ唄いのチャジータ
 6. 戻れ、小舟よ
 7. グアナコたちの草原
 【影、もしくは闇】
 8. わが影へのビダーラ
 9. 夜の闇は、はや
 10. 私は光になりたい
 【執着】
 11. 太陽の義兄弟
 12. ポプラの林から
 13. ぶどう作りの夢
 【瞳】
 14. トナーダ・エル・ディアマンテ(ダイヤモンドと呼ばれるトナーダ)
 15. 黒い瞳
 16. そなたの瞳
 17. 悲しきミロンガ
 18. 青い瞳
 【祭】
 19. カナリオス?マランボ
 【神秘】
 20. 晴れて静かな夜
 21. おお、大いなる神秘
 22. 静寂に寄せて
アンサンブル・ラ・キメーラ
【バルバラ・クーサ(S)、
イサベル・モナール(S)、
ルイス・リゴウ(南米の民族的笛類、Vo)、
サビーナ・コロンナ・プレティ(Gamb、リローネ)、
セルジオ・アルバレス(Gamb)、
マーティン・ツェラー(Vc,Gamb)、
アンドレア・デ・カルロ(コントラバス、Gamb、ハーモニカ)、
レオポルド・マルティ(G)、
キート・ガート(リュート、G)、
エドゥアルド・エグエス(リュート、G)、
アドリアン・ベスネ(朗読)】
斬新な音楽歓性を持つユニークなアンサンブル・ラ・キメーラの2作目。「ブエノス・アイレス・マドリガル」(M063A)と同様、西ヨーロッパのバロック時代と南米大陸の植民地の音楽文化関係を芸術的に見せてくれる。この「トーノとトナーダ」はスペインのバロック音楽とアルゼンチン、その近辺の民謡、近代音楽などとの対話から生まれたアルバム。ラ・キメーラがこのアルバムで挑んだのは、「トーノス・ウマーノス」/17世紀のスペインの歌曲と「フォルクローレ」/南米の民衆的歌謡との対比と融合。【幻滅】【唄】【影、もしくは闇】【執着】【瞳】【祭】【神秘】の7つのテーマに分かれ、古今東西変わらぬ人間の心情を表している。より多彩な音質で音楽を楽しむため「エメラルド・オーディオファイルCD」で発売。この作品はMA Recording独自開発のDC電源のラインレベルマイクロフォーンを使用した88.2kHzワンポイント録音。
M・A Recordingsは、録音の天才タッド・ガーフィンクル氏が1988年に設立。修道院、教会や城とい った自然な音響空間で、2本の特別なタッド氏手作りのマイクだけを使うワンポイント録音が信条、しかもミキシング一切なし。まさに真のピュアサウンドで高度のマイクセッティングが要求される天才芸。
M 073A
(国内盤仕様)
〔エメラルドオーディオファイルCD〕
\2800
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.1
 第1番ト長調 BWV1007、
 第2番ニ短調 BWV1008、
 第3番ハ長調 BWV1009
マーティン・ツェラー(バロック・チェロ/
使用楽器:シュタイナー1673年製)
スイス出身のチェリスト、マルチン・ツェラーによる名器シュタイナーで演奏されたJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲。絹を撫でるような、魅力的な音色で奏でられ、かつてない感動に包まれる演奏。マルチン・ツェラーはチューリッヒとロンドンの音楽院でチェロを学んだ後、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の巨匠アウグスト・ヴェンツィンガーがスイスに開いた「バーゼル・スコラ・カントルム」にてクリストフ・コワンにバロック・チェロをパオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。現在はチューリッヒ音楽大学教授、ヒンデミット財団所属の音楽センターでバロック・チェロを教える。また、アンサンブル・ラ・キメーラのメンバーでMAレコーディグスからこの他にもいくつか録音があります。使用楽器はドイツ・チロルの名器、ヤコブ・シュタイナーの1673年製。現在、使用できる形で保存されている唯一の楽器です。ヤコブ・シュタイナー(1621?1683)は、クレモナの製作者たちが有名になる以前、音楽家たちに最も注目されていた製作家。膨らみが大きく、甘く、柔らかい音色が特徴的。「エメラルド・オーディオファイルCD」:より多彩な音で音楽を楽しむ ためMA Recordingsは、今回の新譜より「エメラルド・オーディオファイルCD」で発売。「エメラルド・オーディオファイルCD」とはダークグリーンの特殊加工のポリカーボネートで出来ています。より正確なデータの読み込みを可能とし、解像度が通常CDより格段に向上しながら堅さのない自然な音質を提供できる高品質CD。XRCD並みのクオリティとも思われる。

ミッテンヴァルト

MTWD 99030
¥3000
(1)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
(2)ショーソン:
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調Op.21
(3)マスネ:タイスの瞑想曲(六重奏版/福田直樹 編)
(1)〜(3)小森谷 巧(Vn)、
小森谷 泉(Pf)
(2)(3)ルガーノ・カルテット
【木野雅之(Vn1st)、
タマス・マイヨル(Vn2nd)、
エンリコ・バルボーニ(Va)、
山下泰資(Vc)】
香り立つ気品と濃密で高雅な響き、室内楽の醍醐味(音楽評論家 真嶋雄大)録音:2006年7月18日 紀尾井ホールでのライヴ録音

SUPRAPHON/JVC

JMXR 24203
(2CD)\4200
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
チェコ・フィル
豪放雄大な芸風で知られる巨匠マタチッチの持ち味が最大限に活かされたブルックナー演奏。不滅の金字塔として聳えるチェコ・フィルとの第5番は、まさにスプラフォンXRCDシリーズ第1弾にふさわしい圧倒的な内容。このたびのXRCD復刻では細心のマスタリングが施され、アナログの風合いを伝える腰の据わったじつにしっかりした音作りがなされている。すでにスプラフォン、日本コロムビアでもCD化されており、それらとの音質の違いを聴き比べて楽しむこともできる。しかもこれまでのリリースではCD1枚であったのに対して、あくまで音にこだわり抜いた結果CDのフォーマットをぜいたくに使って2枚組みとしている。「ゴシック建築のように全体の調和が大切」と語るマタチッチによる、壮大な世界をたっぷりと味わい尽くせる。2chオリジナルマスター使用 録音:1970年11月2-6日プラハ、芸術家の家 xrcdリマスタリング:2006年2月
JMXR 24205
\3465
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」 ヤン・パネンカ(P)
フランティシェク・ポシェタ(コントラバス)
スメタナ四重奏団のメンバー
スメタナ四重奏団にとって記念すべき第1回目の「ます」。往年のファンにとってシューベルトの「ます」といえば、まず思い浮かべるのがこの録音だろう。過去にCD化されているが、現状では国内・海外とも廃盤となっている。「弦の国チェコの至宝」絶頂期のアンサンブルに、美しく溶け合うパネンカのピアノ。とめどなく溢れかえる歌に楽しさいっぱいのシューベルト。音質最重視で贅沢にも1曲のみ。丁寧かつ最新のリマスタリングが、アナログに針を下ろしたときの当時の興奮と喜びをふたたび約束してくれることだろう。2chオリジナルマスター使用 録音:1960年6月1-4日、6-10日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ xrcdリマスタリング:2006年2月

ウラカワ・カルチャーカレッヂ

UKR1001
¥2625
シューベルト:即興曲集(全曲)
 4つの即興曲D.899(Op.90)、
 4つの即興曲D.935(Op.post.142)
浦川玲子(P)
浦川玲子はウィーンの音楽のスペシャリストとして知られる。実際ここでもマイルドな音色、優美なアルペジオ、流麗柔軟なフレージング、第2拍目がやや長めのリズム、肌理濃やかなダイナミクスなど、随所にウィーン特有の風が薫って、魅力あるシューベルト。(壱岐邦雄 「ショパン」2006年10月号より、≪特選盤≫)——演奏は概ねテンポを遅めにとり、じっくりと腰を据えた重心の低いものだが、その中に、いかにもまろやけで品格のある歌が紡がれているのにも好感をもつ。流れも豊かで明滅するハーモニーも美的だ。光と温かさに満ちた即興曲だと思った。(保延裕史 「音楽現代」2006年10月号より、≪注目盤≫)——この演奏によって、彼女が独自のシューベルト感を持っていることが実感できる。作品ごとの性格を明瞭に丁寧に、まるで8編の詩を朗読するように描き分けていく。良い意味で、作品の情趣を思い入れたっぷりに奏でたものだ。(近藤憲一 「レコード芸術」2006年12月号 New Disc Collectionコ-ナーより——ソロのみならずアンサンブルにも通じて自己の感性を磨いてきた人だあけあって、奥の深い表現がなされている。彼女自身、晩年に成立した即興曲集について「シューベルトの人生哲学が凝縮されています」と述べているが、作曲者の孤独なモノローグが誇張されることなく淡々と語られ、聴く者の胸を打つ。(城間 勉 「ぶらあぼ」2007年4月号より)録音:2006年3月22・23日、田園ホール エローラ(埼玉県松伏町中央公民館)

若林工房

WAKA4118
¥2400
ショパン: ピアノ・ソナタ 第3番/リツキー
 ショパン:
  マズルカ風ロンド 作品5、
  ノクターン ト短調 作品15の3
  ワルツ(変ニ長調 作品64の1 《小犬》 /
  変イ長調 作品69の1 《告別》
  変イ長調 作品34の1 《華麗なワルツ》 /
  ヘ短調 作品70の2)ノクターン ホ長調 作品62の2、
  ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
ミハイル・リツキー(ピアノ)
妥協を許さない硬派ピアニストとして知る人ぞ知るロシアの若き巨匠ミハイル・リツキーの新録音。日本にはその活動が伝わってこなかった数年間の沈黙を破って遂にCDで復活。さらに深みを増した驚異のピアニズムが切り拓く21世紀のショパン。巨星リツキーの健在ぶりを強烈に印象付ける1枚。ミハイル・リツキーは1968年モスクワ生まれ。グネーシン特別音楽学校およびグネーシン音楽アカデミーでウラジーミル・トロップに師事。13歳でオーケストラと初共演し15歳で最初のリサイタルを開く。在学中よりソリストまた室内楽奏者としてソ連国内各地で演奏。1989年、全ソ連ピアノ・コンクールでの優勝以後、いかなるコンクールへの参加も拒否。1991年12月、モスクワ音楽院大ホールへリサイタル・デビュー。1992年からはロシア連邦内全域および外国(英国、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、イタリア、オランダ、台湾など)で幅広い演奏活動を展開。録音: 2006年7月3〜4日、新川文化ホール(富山県魚津市)
リツキーへの賛辞:「無限のヴォルトゥオージティと自然な音楽感覚、自らの使命に対する真摯な姿勢を備えた音楽家」 〜E.ヴィルサラーゼ(ピアニスト) 「高度なプロフェッショナリズムと真正な音楽文化、音楽に対する個性的なアプローチと幅広い知性が統合された稀有なピアニスト」 〜D.バシキーロフ(ピアニスト) 「リツキーはヴィルトゥオーゾ・ピアニストだが、単なるヴィルトゥオーゾではなく、哲学者であり解釈者だ」 〜A.ヴェデルニコフ(指揮者)
WAKA-4117
\2400
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 (前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
メトネル:
 忘れられた調べ 作品38(追憶のソナタ/優美な舞曲/祝祭の舞曲/
 川の歌/田舎の舞曲/夕べの歌/森の舞曲/追憶)
イリーナ・メジューエワ(P)
日本コンサート・デビュー10周年を迎え、2006年度青山音楽賞(京都)を受賞するなど、ますます充実した活動を続けるイリーナ・メジューエワの最新録音。ドビュッシーとメトネルという組み合わせによる今作は、19世紀末から20世紀初頭のフランス、ロシアの香り漂う1枚です。アルバムのメインとなるメトネルの《忘れられた調べ》作品38(全8曲)は演奏時間約40分という大作ですが、ロシア音楽ならではの郷愁感や繊細な詩情、豊かなイマジネーションに溢れた解釈は、まさにメトネル演奏スペシャリストの独壇場と呼ぶにふさわしいもの。また、興味深いのは初録音となる《ベルガマスク組曲》。色彩豊かな音色を用いながら作品構造を緻密に彫琢してゆくメジューエワのスタイルとドビュッシーの相性は抜群で、今後のドビュッシー作品録音に大きな期待を抱かせます。クリスタルなタッチを捉えた優秀録音も聴き所のひとつ。メジューエワの最近の充実ぶりを示す絶好の1枚といえるだろう。録音:2006年12月22〜24日、新川文化ホール(富山県魚津市) STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房

P.ヤルヴィ&ドイツ・カンマー・フィル/来日記念盤

BVCC 34157
(SACD Hybrid)
\2520
〔国内盤〕
ベートーヴェン:交響曲第4番/同第7番 パーヴォ・ヤルヴィ指揮
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
昨年に続き今年も7月に来日が予定されているパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマー・フィルの来日記念盤(日本先行発売)

関連旧譜

88697 006552
(SACD Hybrid)
\2200→¥1990
〔輸入盤〕
ベートーヴェン:
 交響曲第3 番「英雄」/同第8 番
パーヴォ・ヤルヴィ 指揮
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
BVCC 34139
(SACD Hybrid)
\2520
〔国内盤〕
録音:ベルリン・スコーリング・ステージ DSD RECORDINS 使用楽譜:ベーレンライター新原典版 [第3 番「英雄」] 2004 年8 月26〜28 日 [第8 番] 2005 年8 月24〜29 日

国内ユニバーサル
アシュケナージ70歳記念盤〔日本独自企画〕

UCCD 1186
\2500
ショスタコーヴィチ: 交響曲 第13番、op.113《バビ・ヤール》 セルゲイ・コプチャク(Bs) 、
二期会合唱団(男声)
アシュケナージ指揮、
NHK交響楽団
N響音楽監督 ヴラディーミル・アシュケナージ7 0歳記念アイテム。この《第13番》と《第14番》は日本のみ単独発売されるもので、アシュケナージの故国ロシアの作曲家の作品への造詣は常にも増して深く、感動的なライヴ・レコーディングとなっている。録音:2000年10月19日 東京、NHKホール(ライヴ・レコーディング)日本独自企画
UCCD 1187
\2500
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14番、op.135《死者の歌》 ジョーン・ロジャーズ(S)、
セルゲイ・レイフェルクス(Br)
アシュケナージ指揮、
NHK交響楽団
N響音楽監督 ヴラディーミル・アシュケナージ7 0歳記念アイテム。このアルバムは2006年のショスタコーヴィチ・イヤーに録られたもので、ソリストに名バリトンのレイフェルクス、新人ながら若々しい華やかな声で今後の活躍が期待されるロジャースなどを迎え、クオリティの高い演奏を聞かせている。録音:2006年6月27-29日 東京、目黒パーシモンホール 日本独自企画

東芝EMI

TOCE 55955
(5CD+ボーナスCD)
\4800
ベルリン・フィル・ボックス
CD1
 (1)ベートーヴェン:交響曲第5番
 (2)チャイコフスキー:交響曲第6番
(1)ニキシュ
(2)フルトヴェングラー
CD2
 (1)ブラームス:交響曲第3番
 (2)メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲、
  モーツァルト:交響曲第29番
(1)フルトヴェングラー
(2)カラヤン
CD3
 ワーグナー:
  「ローエングリン」第1幕への前奏曲、
  「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲と愛の死、
 シベリウス:交響曲第2番
カラヤン
CD4
 ヒンデミット:室内音楽第1&5番
 モーツァルト:クラリネット協奏曲(S.マイヤー)
 ヴェルディ:レクイエム〜怒りの日、サンクトゥス
アバド
CD5
 マーラー:交響曲第10番
ラトル
ボーナスCD
 バーンスタイン:キャンディード序曲
 サティ(ドビュッシー編):ジムノペディ第1番
 ブラームス:ハンガリア舞曲第3番
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46−1&3
 ラヴェル:マ・メール・ロア〜妖精の園、
 ムソルグスキー:展覧会の絵〜キエフの大門
 エルガー:威風堂々第4番
ラトル
第16号でご紹介したEMIの輸入盤”ベルリン・フィルの音楽監督達(1902〜2002)”の国内盤。

SONY国内盤

SICC 679
\2520
小菅優/ファンタジー
 バッハ:幻想曲ハ短調BWV919
 バッハ:幻想曲イ短調BWV922
 モーツァルト:幻想曲ニ短調 K397
 ハイドン:幻想曲ハ長調H.XVII/4
 ベートーヴェン:幻想曲ト短調作品77
 シューベルト:幻想曲ハ長調D605A(グラーツの幻想曲)
 ショパン:幻想曲ヘ短調作品49
 ラフマニノフ:幻想的小品 ト短調 デルモ
 ラフマニノフ:フーガ ニ短調
 ファリャ:アンダルシア幻想曲
小菅優(P)
2006年は「ザルツブルク音楽祭」出演を始め著しい活躍が記憶に新しい小菅優。2007年も大反響を呼んだNHK「トップランナー」出演に始まり、「ラ・フォル・ジュルネ」(フランスと日本)への出演も決定。4月から5月にかけて来日公演が予定されている。特に5月末には本作とほぼ同内容の「ファンタジー」と題されたリサイタルも各地で開催される。本作は小菅の最新録音であり、バッハからファリャに至るまで様々な作曲家のファンタジーを集めたプログラム。ラフマニノフ、ファリャでは新境地を披露した渾身の作品!小菅の新たな魅力を発見する1枚。
SICC 10046
(SACD Hybrid)
\3045
モーツァルト:
 交響曲第40番/協奏交響曲K.297B
小澤征爾
水戸室内管
宮本文昭
ラデク・バボラーク 他
小澤征爾初のオール・モーツァルト・アルバムであり、世界に名だたる水戸室内管との共演。楽曲は、後期6大交響曲から誰もが知る第40番、カップリングは3月末でオーボエ活動から引退する宮本文昭、「100年に一人の逸材」ベルリン・フィル首席天才ホルン奏者であるラデク・バボラークという世界トップのソリストたちを冠した、協奏交響曲。
SICC 10043
(SACD Hybrid)
\2940
「グレン・グールドによる
 バッハ:ゴールドベルク変奏曲」の再創造〜
  Zenph Re Performance
グールド(P)(のデータを再現した自動演奏ピアノ)
グレン・グールドが亡くなって今年で25年。そのメモリアルな年にふさわしい驚愕の1枚が登場。グールドのデビュー盤「ゴールドベルク変奏曲」は、55年録音で、もちろんオリジナルはモノラル録音。68年にはモノラルマスターを電気的にステレオ化した擬似ステレオ盤もリリースされているが(今回紙ジャケで世界初CD化!)、ここで聴ける演奏は、まぎれもないグールドのデビュー作の「ゴールドベルク」そのもの。しかし音は・・・正真正銘のステレオ録音、なおかつ5.1chマルチチャンネルサラウンドSACDヴァージョンも含まれている!アメリカで開発されたコンピュータ・ソフト「Zenph(ゼンフ)」を使い、グールドのモノラル音源を読み込んでキータッチや音量、ペダルの踏み込み加減まで完全にデータ化、それを自動演奏ピアノ(ヤマハ製)を使い、グールドゆかりのトロントCBCスタジオにて生演奏、それをリアルタイムでDSD録音したという、まさに現代ならではの奇跡がここに聴ける演奏なのだ。あの衝撃的な解釈によるグールドの「ゴールドベルク」が、リアルなステレオサウンドで蘇る!!07年最大の問題作!日本2ヶ月先行発売。
SICC 608
\2520
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 樫本大進(Vn)
チョン・ミョンフン指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
2006年がデビュー10周年となる世界的ヴァイオリニスト=樫本大進、待望のコンチェルト・アルバムが完成。バックはチョン・ミョンフン指揮シュターツカペレ・ドレスデン。2006年11月5日から7日にかけて、ドレスデンで行われたコンサートをライヴ収録。ヨーロッパの伝統ある重厚なオーケストラ・サウンドとともに豊かな大進のヴァイオリンの音色が聴くものの心を捉えて放さない。日本先行発売

日本コロムビア

COCQ 84283
(4CD)
\3675
シベリウス:
 交響曲全曲/交響詩「トゥオネラの白鳥」/悲しきワルツ
渡邊暁雄(指揮)
日本フィル
戦後、日本のオーケストラの成長、発展に大きな功績を残し、多くの音楽家・聴衆から敬愛されてきた指揮者、渡邉曉雄。フィンランド人の声楽家を母に持つ渡邉にとってのシベリウスは、まさに血筋として流れる内なる声であった。その渡邉は1962年に世界初のステレオ・レコーディングによるシベリウス交響曲全集を完成させているが、今回再発の音源はその約20年後に行われた2度目の全集録音(デジタル)。前回にも増して音楽の内面を深く掘り下げていく姿勢が強く表われ、思索的な味わいが彫り深く描き出された感動的な作品。まさに渡邉の遺作&ライフワークと呼ぶにふさわしい内容。90年、96年に発売されたものだが、ライナーノーツは生前の渡邉を知る人によるエッセイを(一部差し替え)新たに掲載しての再発売。

エイベックス・クラシックス

AVCL 25155
(2CD)
\3000
井上道義/オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督就任記念
 モーツァルト:
  交響曲第39番/同第40番/同第41番「ジュピター」
井上道義(指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢
昨年末の岩城宏之追悼・ベートーヴェン・マラソン(交響曲全曲演奏会)(管弦楽=イワキオーケストラ)で井上は「運命」を振ったが、音楽監督就任の発表直後だったからか、正に渾身の「運命」だった。39番〜41番「ジュピター」は、岩城宏之指揮によるオーケストラ・アンサンブル金沢の設立記念演奏会(1988年11月)の曲目。


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