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第68号
マイナー・レーベル新譜(4)
2012.12.18〜2013.2.8



INTEGRA RECORDS


ING 1005
\2400
クリスチャン・フォーショウ(サクソフォン)〜慰めの歌
 フォーショウ:
  トラベラー/これ以上恐れない/
 人生の不思議なワルツ/アイドル・ティアーズ/
 ディファイルド/ア・タイム/
 フェアー・ノー・モア − リプライズ/
 アノインテッド/トラベラー=リプライズ/追悼
クリスチャン・フォーショウ(サクソフォン&指揮)
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)
アレクサンダー・メイソン(オルガン)
ロブ・フィーラー(打楽器)
サンクチュアリー・アンサンブル、
サンクチュアリー・ヴォイセズ、
ナイジェル・ショート(指揮)
 デビュー・アルバム「サンクチュアリー」がイギリスで大ブレイクを果たしたマルチSAXプレーヤー、クリスチャン・フォーショウ。サクソフォンをメインとした新しいヒーリングの世界を広げ続けているフォーショウの自主レーベル第5弾は、ジュリー・ニコルソンの著書 "ジェニーのための歌"への音楽での応答「慰めの歌」。シェイクスピアやテニスン、ウィルコックスのテキストが用いられた、フォーショウの神秘的な世界に、ザ・シックスティーンのメンバー、グレース・ダヴィッドソンの歌声が儚く響く。2012年2月16日&2012年3月5−6日、12−13日の録音。

LA BOTTEGA DISCANTICA

DISCANTICA 117
\2500→\2290
ファビオ・チオフィーニ(チェンバロ)
J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲集

 2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調BWV.1060
 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV.1061
 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調BWV.1062
ファビオ・チオフィーニ(チェンバロ)
マルック・マキネン(オルガン)
アンサンブル・オーパスX
 ガッティのアンサンブル・アウローラの鍵盤奏者、ファビオ・チオフィーニがチェンバロを弾くJ.S.バッハの「2台のチェンバロのための協奏曲集」。
 フィンランドのオルガニスト、マルック・マキネンが弾くコトカ教会のオルガン、チオフィーニが弾くヘルシンキのシベリウス・アカデミーが所有するチェンバロ(Hendrik van Schevikoven, 1984年製)のデュオでの「チェンバロ、オルガン、弦楽器」という珍しいヴァージョン。2004年10月の録音。初紹介旧譜。
 

DISCANTICA 97
\2500
アッカデミア・レグレンツィアーナ
レグレンツィ:正儀と祝祭のためのコンチェルト

 レグレンツィ:
  ソナタ《ラ・フガッツァ》、モテット《オ・ヴォス・デリティアルム》
 カヴァッチョ:リチェルカーレ第1番、カンツォーナ《ラ・ベルターニ》
 レグレンツィ:
  モテット・サクロ《アンジェロラム・コンヴィヴィア》、
  ソナタ《ラ・クリスパ》
 カヴァッチョ:リチェルカーレ第3番、カンツォーナ《ラ・二コリーナ》
 レグレンツィ:
  モテット《オ・ミランドゥム》、ソナタ《ラ・サヴォルニャーナ》、
  モテット《オ・ディレクティッシメ・イエス》
アッカデミア・レグレンツィアーナ
 ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ教会でオルガニストを務めたジョヴァンニ・レグレンツィ(1626−1690)と、同教会で楽長の任にあったジョヴァンニ・カヴァッチョ(1556−1626)。
 レグレンツィとカヴァッチョの音楽が、充実期にあった16世紀と17世紀のサンタ・マリア・マッジョーレ教会の音楽の歴史を教えてくれる。2002年7月の録音。初紹介旧譜。

LADYBIRD


Ladybird 79556824
(2CD)
\5000
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:宗教作品集
 テ・デウム/夜はふけて/クリスマスの朝が明けると/
 神はわれらのよるべ/
 われわれのとがのために傷つけられ/
 カンタータ第1番/記憶がわたしを見つめる/
 半ば出来上がりの天国/主の祈り/他
グスタフ・ショークヴィスト(指揮)
モナ・エーントルプ(指揮)
グスタフ・ショークヴィスト室内合唱団
ヘッセルビ・モテット合唱団
大聖堂合唱団
 現在のスウェーデン、スカンジナヴィアのリーディング・コンポーザー、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942−)。
 スウェーデンの教会音楽の新しい歴史を作ったサンドストレムの合唱作品は、混沌とは正反対に位置する高貴で荘厳な音楽である。2012年6月の録音。

LAWO CLASSICS


LWC 1020
(2SACD HYBRID/特別価格)
\5000
シュル・モルク・カールセン(1947−):ルカ受難曲Op.153 ベルゲン大聖堂聖歌隊
マグナル・マンゲシュネス(指揮)
ニルス・オーレ・オフテブロー(オルガン)
 ノルウェー楽壇の中堅作曲家、シュル・モルク・カールセン(1947−)が2006年に完成させた大作「ルカ受難曲」。ルカ福音書に基づくキリストの受難を題としたカールセンの「ルカ受難曲」が、近現代ノルウェーの宗教作品の代表作となる可能性を持つ。マンゲシュネス&ベルゲン大聖堂聖歌隊の澄み切ったハーモニーも美しい。
LWC 1032
\2500
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
戸外にて

 ドビュッシー:喜びの島
 グリーグ:バラードト短調Op.24
 ドビュッシー:版画、月の光
 グリーグ:抒情小曲集第5集より《夜想曲》Op.54−4
 バルトーク:戸外にてSZ.81
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
 メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェランとの共演がグラミー賞にノミネートされるなど、近年の活躍が目覚ましいノルウェーのピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセンの初となるソロ・レコーディング。
 1986年ノルウェーのヤング・ピアニスト・コンペティションやハノーバー、ザルツブルク、イタリア等の国際コンクールで優勝を飾り、主要オーケストラとの共演を果たすとノルウェーの極北にあるアルタを活動の拠点としたモッテンセン。上品な演奏の中から時折光る、芯ある美音のパッセージが存在感を放つ好演。2011年4月の録音。
 

LWC 1031
\2500
ハラルド・リーゼ(オルガン)
ハベスタード:ガウデアムス

 ガウデアムスOp.79/序奏とパッサカリアOp.18/
 称賛Op.78/オルガン・コーラル/
 オルガンのための小品Op.22b/
 ファンファーレとブルースOp.57/
 全能の神と父との情事
ハラルド・リーゼ(オルガン)
 シェル・ハベスタード(1955−)は、オスロのノルウェー音楽アカデミーの教授を務めるノルウェー・オルガン界を代表するコンポーザ・オルガニストの1人。壮麗な「ガウデアムス」など、ハべスタードのオルガン作品を弾くハラルド・リーゼも同じくノルウェーの音楽家。ベルゲン大聖堂に1997年完成のリーガー・オルガンのサウンドが響く。2011年4月の録音。
 

LWC 1030
\2500
マグネ・H・ドローゲン (オルガン)
サン=サーンス:オルガン作品集

 前奏曲とフーガOp.99−3/祝婚曲Op.9/
 前奏曲とフーガOp.109−1/白鳥(ギルマン編)/
 前奏曲とフーガOp.109−2/幻想曲第3番Op.157/
 前奏曲とフーガOp.109−3/宗教的行進曲Op.107/
 前奏曲とフーガOp.99−1/
 子守唄Op.105(ギルマン編)/
 前奏曲とフーガOp.99−2/幻想曲
マグネ・H・ドローゲン (オルガン)
 1974年生まれのマグネ・H・ドローゲンは2003年よりオスロ大聖堂でオルガニストと聖歌隊指揮者を、オスロ大聖堂少年合唱団の常任指揮者、そして2010−2011シーズンにはスタヴァンゲル大聖堂の音楽監督を務めたノルウェーの実力派オルガニスト。
 バロック音楽から現代までの幅広いレパートリーを持ち、ストックホルムのカタリナ教会のオルガンで得意とするフレンチ・レパートリーを披露してくれる。
 

LWC 1029
\2500
バラと愛
 H.ラング:歌曲《ペール・ギュント》
 F.ラング:ノルウェーの情調よりOp.37
 ランゲ=ミュラー:春の夜、スピナー・スキン
 F.ラング:ノルウェーの情調よりOp.37
 H.ラング:
  歌曲《プリテンダーズ》、私は疑問に思う、森の中で、夕方の気分
 F.ラング:コラール、フモレスケ2、コラール2、ダンス
 ヒェルルフ:喜びの春と別れ、船の便り
 F.ラング:ノルウェーの情調よりOp.37
 イプセン:再会、演劇《絹のはしご》、メモリー、バラと愛
 F.ラング:水彩画、子守唄、フモレスケ1、フォルクヴァイス、ロマンス
 H.ラング:J.S.ウェルハーヴェンの詩による6つの歌
 ヒェルルフ:バルカローレ
 ブロム:北欧の歌
エレーヌ・ウォルド(ソプラノ)
ペール・アンドレス・トンデル(バリトン)
ユージン・アスティ(ピアノ)
ヴェガード・ルンド(ギター)
 デンマークの作曲家ヘンリック・ラング(父)とフレデリック・ラング(息子)を中心に構成された、民族音楽や有名詩人など、ノルウェーからインスピレーションを得て作曲された歌曲集。
 ノルウェーの歌い手エレーヌ・ウォルドとペール・アンドレス・トンデルに、1992年のポータリン室内楽コンクールでの優勝経歴を持つヴェガード・ルンド、フェリシティ・ロットなどの名歌手たちからの信頼も厚い歌曲伴奏のスペシャリスト、ユージン・アスティが参加し、近年発見された19世紀のノルウェーとデンマーク作曲家によるレパートリーをギター・ソロ、ピアノ・ソロの珍しい楽曲と組み合わせた興味深いプログラミングで綴る。2010年6月&8月の録音。
 

LWC 1013
\2500
シューベルト:歌曲集《冬の旅》D.911 ホーヴァル・ステーンスヴォル (バス・バリトン)
トゥール・エスペン・アスポース (ピアノ)
 ステーンスヴォルはアイスランド交響楽団、ニュージーランド交響楽団とも共演を重ねてきたオスロ出身のバス・バリトン奏者。
 アスポースは2007年よりノルウェー音楽アカデミーの教授を務める傍ら、ソリスト、室内楽奏者として活躍。古楽界の第一人者、フランス・ブリュッヘンを含む多くの著名アーティストと共演し"ノルウェーで最も優れた才能の持ち主のひとりである"と称されている。2009年5月の録音。
 
LWC 1010
\2500
神のみに栄光あれ
 ノルウェー伝承歌(マグネ・H・ドローゲン編):神聖な日の出
 イェンセン:祭壇/ラインベルガー:パストラーレOp.150-4
 ノルウェー伝承歌 (マグネ・H・ドローゲン編):天にある砦を知っている
 J・S・バッハ:主よ、人の望みの喜びよBWV147
 メンデルスゾーン:聖パウロOp.36より《アリア》
 J・S・バッハ:おおいとしき御子、おおやさしきイエスBWV493
 モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌムK.339
 ヴァルター:トマーゾ・アルビノーニ氏の協奏曲ヘ長調
 シンディング:主の御母Op.50
 J・S・バッハ:汝エホヴァに、われ歌わんBWV452
 ドイツの旋律(マグネ・H・ドローゲン編):危険と無縁の者はいない
 メーソン(トロン・クヴェルノ編):主よ御許に近づかん
 ラインベルガー:夕べの歌Op.150-2
 ノルウェー伝承歌(マグネ・H・ドローゲン編):
  イエスの御名に守られた眠りを知っている
 パーセル:夕べの賛歌《いま太陽はその光を覆い》
ベンヤミン・イーサクセン(ボーイソプラノ)
マグネ・H・ドローゲン(オルガン)
エリセ・ボートネス(ヴァイオリン)
ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)
アンネ・スティーネ・ダール(チェロ)
 10年にわたりオスロ大聖堂少年合唱団のメンバーとして演奏家、礼拝に参加してきたノルウェーのボーイ・ソプラノ、ベンヤミン・イーサクセン。
 ノルウェー室内管弦楽団にソリストとして招かれ、更にはラジオやテレビ、映画など多くのジャンルで活躍するイーサクセンのLAWO Classics第2弾。2009年5月&6月の録音。

LINN



CKD 419
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690

J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 〜
 典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現(世界初録音)

  J.S.バッハ:
   コラール前奏曲《イエスが十字架にかかりたまいし時》BWV.621
  シャイン:会衆のコラール《イエスが十字架にかかりたまいし時》
  ブクステフーデ:前奏曲嬰ヘ短調BuxWV.146
  J.S.バッハ:
   ヨハネ受難曲BWV.245(第1部)、
   コラール前奏曲《おお罪なき神の小羊よ》BWV.618
  作曲者不詳:会衆のコラール《おお罪なき神の小羊よ》
  J.S.バッハ:
   コラール前奏曲《われらを救いたもうキリストは》BWV.620、
   ヨハネ受難曲BWV.245(第2部)
  ガルス:モテット《見よ、ただしき人が死にゆく様を》
  作曲者不詳:応唱、特祷、祝祷
  シャイン:神の恩寵われらにあり
  J.S.バッハ:
   コラール前奏曲《いざもろびと神に感謝せよ》BWV.657
  クリューガー:会衆のコラール《いざもろびと神に感謝せよ》

ダンディン・コンソート
ジョン・バット(指揮&オルガン)
ニコラス・マルロイ
 (エヴァンゲリスト/テノール)
マシュー・ブルック(イエス/バス)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
グラスゴー大学チャペル合唱団
 ダンディン・コンソートの"ヨハネ受難曲"!典礼で演奏されたバッハの受難曲を再現!

 「マタイ受難曲」の1742年頃最終演奏版(CKD 313)、「ミサ曲ロ短調」のリフキン校訂ブライトコップ版2006(CKD 354)など、様々な異稿の発掘や復元に取り組み、バッハ演奏のスペシャリスト、音楽学者、研究家としても高名なジョン・バットの次なる挑戦は「典礼において演奏されたJ.S.バッハの受難曲の再現」。
 ダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)との「ヨハネ受難曲」は、バッハゆかりの地ライプツィヒにおいて、聖金曜日の晩課の際に演奏された曲目構成をそのまま復元するという音楽史的観点からも意義深い研究の成果なのである!
 「ヨハネ受難曲」ではダンディン・コンソート、「コラール」や「モテット」ではグラスゴー大学チャペル合唱団や教会の会衆の合唱団、また「オルガン前奏曲」ではグレイフライアーズ教会のコリンズ・オルガンがそれぞれ役割を担うことによって、典礼でのヨハネ受難曲の復元だけでなく、演奏当時の臨場感の再現も目指している。
 J.S.バッハの「ヨハネ受難曲」が演奏されたライプツィヒの聖金曜日の晩課が、数世紀の時を越えて現代に再現される ——。




LIR CLASSICS


LIR 026
\2000
エクスルターテ・デオ
 プーランク:エクスルターテ・デオ/
 パレストリーナ:渇いたわが心/レイトン:ユビラーテ/
 パリー:私は喜び、主よ, 我が終わりを知らしめたまえ/
 パーセル:主よ、わが祈りを聞きたまえ/
 メンデルスゾーン:主よ、わが祈りを聞きたまえ/
 チルコット:我が祈り/
 ウォルフォード・デイヴィス:詩篇第121番/
 バード:ミゼレーレ/スヴェーリンク:主をほめたたえよ/
 ラッター:詩編第23番/ハウエルズ:ユビラーテ
チャペル・ロイヤル合唱団
コルム・キャリー(指揮)
アンドルー・アーサー(オルガン)
 ダヴィデ詩篇からインスピレーションを得て作曲されたパーセルやプーランク、パリー、ラッター、チルコットなどの合唱作品集。
 1966年に創設されたチャペル・ロイヤル合唱団は、イギリス、ロンドン塔の礼拝堂の合唱団。英国王室のために書かれた作品を中心に、幅広いレパートリーを持つ合唱団である。2011年9月の録音。

MUSIC&MEDIA


MMC 102
(2CD/特別価格)
\2400
F1エンジニアが弾くショパンとリスト〜パワー・オヴ・ドリーミング
 ショパン:
  幻想即興曲嬰ハ短調Op.66、練習曲第19番嬰ハ短調Op.25-7、
  練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、
  夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2、ワルツ第3番イ短調Op.34-2、
  バラード第4番ヘ短調Op.52、マズルカ第13番イ短調Op.17-4、
  アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22
 リスト:
  ハンガリー狂詩曲第1番嬰ハ短調S.244-1、君に捧ぐS.566、
  ラ・カンパネッラS.140-3、コンソレーションS.172、
  雪かきS.139-12、マゼッパS.139-4
ドミニク・ピアーズ・スミス(ピアノ)
 2008年のヤマハ・インターナショナル・アマチュア・ピアニスト・コンクールで優勝し、2009年2月のロンドン・フィルとのラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」では、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールの聴衆からスタンディング・オベーションを浴びたドミニク・ピアーズ・スミス。
 ピアーズ・スミスの本業は、なんとF1のメルセデスAMG(GP)のリード・エアロダイナミクス・エンジニア。F1の技術畑を歩んできたピアニストが弾くショパンとリスト。F1とピアノという異分野の出会いの結末や如何に——!?2008年21日−24日の録音。
 

MMC 101
\2400
マーシャル、ブライアーズ、ペルト
 マーシャル:室内カンタータ《暗闇から》(世界初録音)
 ブライアーズ:アイランド・チャペル(世界初録音)
 ペルト:鏡の中の鏡
メラニー・パッペンハイム(メゾ・ソプラノ)
スクール・6・アンサンブル、
ソフィー・ハリス(チェロ)
ルーシー・レイルトン(チェロ)
イアン・ベルトン(ピアノ)
ハワード・ムーディ(指揮)
 2009年に初演されたイギリスの作曲家ジュリアン・マーシャルの「暗闇から(Out of the Darkness)」は、アウシュヴィッツ強制収容所で命を落としたドイツの女流詩人、ゲルトルート・コルマーの詩を題材としたメッセージ色の濃いカンタータ。冒頭のバス・パートが暗闇、不安を暗示している。
 ギャヴィン・ブライアーズの「アイランド・チャペル」も世界初録音となる作品。2009年4月&5月の録音。

NIMBUS(CD−R)



NI 5884
(CD-R)
\2300→\2090
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
 ディーリアス&グリーグ:チェロ&ピアノ作品全集

  ディーリアス:
   ロマンス、秋の歌、チェロとピアノのためのソナタ、
   カプリース、エレジー
  グリーグ:
   インテルメッツォ、アレグレット、
   チェロ・ソナタイ短調Op.36
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ジョン・ヨーク(ピアノ)
 24歳でウィーンで行われたガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝し、世界中で活躍するチェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュと、室内楽や作編曲で活躍しドビュッシー国際コンクールの優勝経験をもつピアニスト、ジョン・ヨークの「ディーリアス&グリーグ」。
 親交のあったディーリアスとグリーグの「チェロ・ソナタ」の叙情性、旋律美を長いキャリアを持つ2人が巧みに奏でてくれている。2011年11月5日−6日の録音。

NIMBUS ALLIANCE(CD−R)



NI 6188
(CD-R)
\2300→\2090

ヨンダニ・バット&ロンドン交響楽団
 フランスの管弦楽作品集

 グノー:歌劇《ファウスト》より バレエ音楽
 サン=サーンス:交響詩《オンファールの糸車》
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ビゼー:小組曲《子供の遊び》Op.22
 フォーレ:
  管弦楽組曲《ペレアスとメリザンド》Op80
  パヴァーヌOp.50
 ラヴェル:クープランの墓より リゴドン
ロンドン交響楽団
ヨンダニ・バット(指揮)
 グノー、サン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなど有名なフランスの作曲家の作品を集めたアルバム。ロンドンで中心的な存在であるロンドン交響楽団を指揮するのは旧ASVレーベルでおなじみのマカオ人指揮者、ヨンダニ・バット。「マスターワークス・オブ・ジャイアンツ」シリーズのフレンチ・プログラムでも、柔軟な音色を聴かせてくれる。2011年11月2日−3日ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)でのライヴ録音。

 ※当ご案内のNimbus、Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6191
(CD-R)
\2300
グランヴィル:イディッシュ語による歌曲集
 シューベルト:
  《水車小屋の娘》にもとづく《小川に寄せる感謝の言葉》
 ワイナー:6つのイディッシュ歌曲より 第3曲「嘆願」
 ラムシンスキー:聞け、おお、イスラエルよ
 ナップ:アンセム
 伝承曲:
  新しい踊り、ティップ・タップ、
  君は太陽のように輝いている、二羽のハト/他
マーク・グランヴィル(バス・バリトン)
アレクサンドル・ナップ(ピアノ)
 シューベルトの「水車小屋の娘」をモチーフにしたイディッシュ語による歌曲集。タイトルだけでなく構成曲数も同じというこだわり。イディッシュ語の発音や響きなど、様々な側面を探求した歌曲集である。2011年6月26日−27日、ポットン・ホールでの録音。

NI 6200
\2300
無窮動 〜
 サクソフォンオーケストラのための10曲のオリジナル作品

  トンプソン:無窮動/親愛なるバッハ/
  セレブレーション/ブラック/レッド/グリーン/
  私のタンゴ/アダージョ/防弾/親愛なるバッハ...墓碑銘*
アポロ・サクソフォン・オーケストラ、
バーバラ・トンプソン(作曲、S.Sax*)
 演奏される機会の少ない、ソプラニーノ・サクソフォンとバス・サクソフォンが編成に加わった大編成サクソフォン・オーケストラのための作品集。バーバラ・トンプソンはデューク・エリントンとジャズサクソフォンのカリスマ、ジョン・コルトレーンに魅了され、サクソフォンとジャズの世界へと飛びこんだイギリスの女流コンポーザー=サクソフォニスト。今回の作品は、サクソフォン・オーケストラならではの迫力にクラシックとジャズが融合した世界観が楽しめる。サクソフォン・オーケストラのためのオリジナル。これは貴重です!2012年1月3−5日の録音。※当タイトルは通常プレスのCDとなります。
 

NI 6192
\2300
プラグ現代音楽祭2011 〜
 ダンカン:オーケストラのための《麻紐》
 マイルズ:クラリネットのための《痙攣》
 シャークスミス:歌とピアノのための《夜の花》
 スタッドン:オーケストラのための《気圧障害》
 マッキュー:オーケストラのためのうねり
 キャプロウド:歌とピアノのための《逗留、滞在》
 マーフィー:2声とオーケストラのための《塔》
 フォアマン:クラリネットと打楽器のための《ジャイルズのせん妄》
ミュージックラボ、カルム・ロバートソン
 (クラリネット)
フレーザー・ラングトン(クラリネット)
ジェシカ・リアリー(ソプラノ)
フィオナ・ウィルキー(ソプラノ)
アラスデア・マカスキル(ピアノ)
テオドロス・イオシフィディス(ピアノ)
ナイジェル・ボッディス(指揮)
ジェームズ・ゴーマン(打楽器)
グリン・フォレスト(打楽器)
 「プラグ現代音楽祭」はスコットランド王立音楽院の現代音楽のプログラムの一環として2006年より始まり、現在イギリスで最も刺激的な音楽祭の一つとなっている。これまでに300曲以上の新作の初演を行ってきた実績がある。2011年のライブ録音。※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


NI 6198
(CD-R)
\2300→\2090
ウラディミール・フェルツマン
 スクリャービンへのトリビュート
 24の前奏曲Op.11−11、13/前奏曲Op.16−1、3、4/
 4つの前奏曲Op.22−1、2、3/4つの前奏曲Op.37−2、3/
 ソナタ第4番Op.30/2つの詩曲Op.32/
 8つの練習曲Op.42−4、5/ワルツOp.38/
 3つの小品Op.49−3/4つの小品Op.51−3、4/
 2つの小品Op.57/2つの詩曲Op.63−2/
 2つのワルツOp.73/5つの前奏曲Op.74/
 詩曲「焔に向かって」Op.72/ワルツ(遺作)
ウラディミール・フェルツマン
 (ピアノ/スタインウェイ)
 フェルツマンのロシアン・プログラム!スクリャービンへのトリビュート!

 旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 ラフマニノフ、チャイコフスキーに続く母国作曲家へのトリビュート・アルバム第3弾は、スクリャービン。
 スクリャービンがショパンの音楽に傾倒した初期から、固定の和声やリズムを脱し独自の作風に達した中期以降の楽曲までを、フェルツマンが魅せる多様な音色が見事に表現。2011年10月5日&6日の録音。

 ※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


NI 6199
(CD-R)
\2300→\2090

ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
 バッハ・トランスクリプションの芸術

  J.S.バッハ(シトコヴェツキー編):
   ゴルトベルク変奏曲BWV988
   15のシンフォニアBWV787−801

ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、
ユーリ・ジスリン(ヴィオラ)
ルイジ・ピオヴァーノ(チェロ)
 シトコヴェツキー版のゴルトベルク!編曲者自身も参加した新録音が登場!

 1984年にグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」に心を動かされたシトコヴェツキーが完成させた「弦楽三重奏版」。編曲から25年が経過し、シトコヴェツキーは再録音のために自らのアレンジを隅々まで見直したという。「ゴルトベルク変奏曲」に魅了された名ヴァイオリニストが示す新しいバッハ。「ゴルトベルク変奏曲」演奏史にまた1つ新たなページが加わります。2010年6月の録音。
 


NI 6153
(CD-R)
\2300→\2090
エマ・ジョンソン
 ついに・・・ ブラームス「クラリネット・ソナタ」!

   ブラームス:
   クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
   クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
  メンデルスゾーン:ソナタ変ホ長調
  シューマン:幻想小曲集Op.73
エマ・ジョンソン(クラリネット)
ジョン・レネハン(ピアノ)
 英国の才女エマ・ジョンソン!遂にブラームスのソナタが登場!

 マイケル・コリンズと並びイギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソンがブラームスの2つのクラリネット・ソナタを遂にレコーディング!
 イギリスの伝統を守るハンドメイドのクラリネット、ピーター・イートンを愛用するエマ・ジョンソン。
 "木管"という呼び名に相応しい豊かで堅実、木の香りを纏う音色、円熟味を増した音楽性によるブラームスは、クラリネット奏者として成熟したエマ・ジョンソンがたどり着いた大いなる到達点である。
 2011年1月25日−27日の録音。
 


NI 6181
(CD-R)
\2300→\2090
ヨンダニ・バット&ロンドン交響楽団
 シューマン:
  交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》
  交響曲第2番ハ長調Op.61
ヨンダニ・バット(指揮)
ロンドン交響楽団
 マニアの間で根強い支持を受けているマカオのコンダクター、ヨンダニ・バットとロンドン交響楽団の「マスターワークス・オヴ・ジャイアンツ」プロジェクト。
 旧ASV時代の秘曲発掘路線とは正反対のレパートリーを取り上げているバットのシューマンも今回の「第1番&第2番」で全集が完成!雄大なスケールの音楽創りはここでも健在。2011年10月28日&29日の録音。
 

NI 6166
(CD-R)
\2300
サウンズ・フロム・ウィズイン
 マルタン:バラード
 ホルト:マイアストラ(世界初録音)
 バルトーク:ハンガリー農民組曲
 ボウスタニー:インプロヴィゼーションI
 マルティヌー:フルート・ソナタ
ウィザム・ボウスタニー(フルート)
ステファン・ヴァルズィッキ(ピアノ)
 中東レバノン、ベイルート生まれのフルーティスト、ウィザム・ボウスタニー。バルトークやマルティヌーなど東欧の作曲家、マルタン、自作の即興曲などを組み合わせたプログラムでは、サイモン・ホルト(1958−)の「マイアストラ」が世界初録音となる。1990年9月の録音。
 

NI 6185
(CD-R)
\2300
ローマのレリークVol.2 〜 親愛なる夫
 マラッツォーリ:オラトリオ《サンテカテリーナ》
 パスクィーニ:カインとアベルより《カインの嘆き》
アタランテ、
エリン・ヘッドリー(ディレクター、他
 ローマで活躍した音楽家たちによるローマのレリーク第2集は、カンツォーネとオラトリオに優れた作品を遺した17世紀イタリアの作曲家、マルコ・マラッツォーリ(1602−1662)の《サンテカテリーナ》と、イタリア・バロックのパスクィーニ(1637−1710)の作品を組み合わせたプログラム。2010年7月の録音。
 

NI 6202
(3CD-R/特別価格)
\4800
シネ・リー(ピアノ)
リスト:
 巡礼の年第1年《スイス》
 巡礼の年第2年《イタリア》
 巡礼の年第2年補遺《ヴェネツィアとナポリ》
 巡礼の年第3年
シネ・リー(ピアノ)
 シマノフスキのピアノ作品の全集録音が、BBCやグラモフォン誌で絶賛の的となった韓国の女流ピアニスト、シネ・リー。「巡礼の年」は2011年のリスト生誕200周年にイギリスと韓国で全曲演奏がされ、リーの確たるレパートリーとして追加された。柔らかな余韻を残すシネ・リーの演奏は、鍵盤を離れる瞬間までの意識が窺える好演。2012年の録音。

ONYX


ONYX 4106
\2400
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
 スカルラッティ・イルミネイテッド

 スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.135
 スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ ト短調
 スカルラッティ:ソナタ嬰ハ短調K.247
 スカルラッティ(フリードマン編):ジーグ ト長調
 スカルラッティ:ソナタ ヘ短調K.466
 スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ ハ長調
 スカルラッティ:ソナタ ロ短調K.87
 ギーゼキング:スカルラッティの主題によるシャコンヌ
 スカルラッティ:ソナタ ニ長調K.96
 スカルラッティ(タウジヒ編):パストラーレ ホ長調
 スカルラッティ:ソナタ変ロ長調K.70
 スカルラッティ(フリードマン編):パストラーレ ニ長調
 スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380
 スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ ヘ短調
 スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.32
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
 ドイツの俊英ヨーゼフ・モーグ第2弾!スカルラッティ・イルミネイテッド!

 オニックス(Onyx)に集う次代の巨匠候補たちの中でも、特に大きな期待を寄せられているドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。
 「ルビンシテイン&ラフマニノフ」(ONYX 4089)に続くオニックス第2弾は、モーグのアイディアが光るドメニコ・スカルラッティ(1685−1757)のソナタ集!
 モーグはスカルラッティのオリジナルと、コンポーザー=ピアニスト、カール・タウジヒ、イグナーツ・フリードマンのトランスクリプション、さらにはワルター・ギーゼギング作曲の「スカルラッティの主題によるシャコンヌ」を組み合わせてプログラムを構成。
 バロック時代の鍵盤作品を大きく飛躍させたスカルラッティの"オリジナル"と、タウジヒやフリードマンの手によって19〜20世紀のスタイルへと進化を遂げた"トランスクリプション"の饗宴が、スカルラッティのイルミネーションとして光り輝く。




PARATY


PARATY 112.110
\2400→\2190
楽器は1834年と1843年のプレイエル!
 クヌート・ジャックのショパン作品集!
ショパン:
 バラード第1番ト短調Op.23
 夜想曲変ロ短調Op.9-1
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
 バラード第4番ヘ短調Op.52
 夜想曲嬰ハ短調Op.posth

クヌート・ジャック
 (ピアノ&アップライト・ピアノ/
  プレイエル)

  フランスのピアニスト&フォルテピアニスト、クヌート・ジャックが、プレイエル1843年製のピアノと同じくプレイエルの1834年製のアップライトピアノで弾くショパン!
 ショパンの音楽を包み込む柔らかな響き、温もりを感じる音色は、プレイエルのヒストリカル・ピアノならでは。
 パリ9区のサロン・プレイエルで録音されたショパン。作曲者存命当時のヒストリカル・ピアノから、19世紀の息吹が聴こえてくる ——。
 

PARATY 109.104
\2400→\2190
ナタリア・バレンティン(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン:ロンド&バガテル集

 ロンド ハ長調Op.51-1
 ロンド ト長調Op.51-2
 アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57
 7つのバガテルOp.33
 ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129
ナタリア・バレンティン(フォルテピアノ)
 蘇る18世紀南ドイツのフォルテピアノ!ベートーヴェンのロンド&バガテル集!

 注目の若手奏者を続々と輩出している南米ベネズエラ生まれの女流フォルテピアニスト、ナタリア・バレンティンのデビュー・レコーディングとなるベートーヴェンの「ロンド&バガテル集」。
 ベネズエラからパリへと渡ったバレンティンは、パリ地方音楽院であのパトリック・コーエンにフォルテピアノを学び、フォルテピアニストとして才能を開花させた若き名手である。
 使用楽器は、18世紀に南ドイツで製作されたと伝わる作曲者不詳のフォルテピアノ。名工クリストファー・クラークの復元により生気を取り戻した18世紀の楽器が、楽聖の音楽を当時の音色で再現してくれている。2009年4月の録音。
 

PARATY 307.112
\2400→\2190
女流ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者エマニュエル・ギーグ
 J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品集

 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番ニ長調BWV.1028
 イタリア協奏曲BWV.971
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV.1011より プレリュード
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番ト短調BWV.1029
 シチリアーノ
エマニュエル・ギーグ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブルーノ・プロコピオ(チェンバロ)
 バーゼル・スコラ・カントルムでパンドルフォとサヴァールに師事したスランスの女流ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者エマニュエル・ギーグと、アンタイやルセから教えを受けたブラジル、リオ・デ・ジャネイロ出身の南米の注目株ブルーノ・プロコピオのデュオによるバッハ。
 フランスを主な活躍の場とする古楽界の新世代たちが奏でるバッハ、伸びやかで溌剌とした好演奏。2007年6月の録音。日本語解説付き。
 

PARATY 111.114
\2400→\2190
ラッススの器楽伴奏作品!
 ラッスス:声楽と器楽のための二重奏曲全集(1577)
アンサンブル・レシェル
 後期ルネサンスのフランドル楽派の巨匠オルランドゥス・ラッスス(1532−1594)。
 ポリフォニー大家として高名なラッススの1577年に出版された二重奏曲集では、コルネット、サックバット、ダルシアンの伴奏で、ソプラノ、アルト、テナーの歌声が絡み合う。
 声楽作品だけでなくラッススの古楽系管楽器による器楽作品でも、卓越したポリフォニーの技法を聴くことが出来る。2010年&2011年の録音。
 

PARATY 411.116
\2400
アラウホ:ティエント集
 第4旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第9旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第12旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第2旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第4旋法によるディスクルソ・デ・メディオ・レヒストロ
 第2旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第7旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第12旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第10旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ
 第4旋法によるティエント・デ・メディオ・レヒストロ

ルイ・ティリー(オルガン)
パトリック・ビスマス
 (ヴァイオリン&ヴィオラ&
  ヴィオラ・ダ・スパッラ)

 ポルトガルをルーツとするという説を持つスペイン・バロックの音楽家フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1583/1584−1654)。
 アラウホが得意とした様式「ティエント・デ・メディオ・レヒストロ」での、堂々たるオルガンの音色、その上を舞うパトリック・ビスマスの即興的なヴァイオリンからは、スペイン黄金時代の充実度が窺える。
 
PARATY 209.108
(2CD)
\4800
マルコス・アントニオ・ポルトゥガル(1762−1830):
 クリスマスの朝の祈り(1811)〜

  6つのレスポンソリウム(世界初録音)
アンサンブル・トゥリクム
 1811年に作曲された「クリスマスの朝の祈り」は、リスボン生まれのポルトガル人作曲家マルコス・アントニオ・ポルトゥガル(1762−1830)が、ポルトガル王ジョアン6世の遷都に伴い、移住したブラジルのリオ・デ・ジャネイロで作曲した壮麗な宗教作品。
 ジョアン6世の宮廷楽長、教師、音楽監督を務めるなど大きな権力を持ち、ブラジルで大活躍したポルトゥガルだが、宮廷のリスボンへの還都に同行できずリオ・デ・ジャネイロで没している。ポルトゥガルの宗教作品は、イタリアで学んだオペラ的な要素も特徴の1つである。2009年3月の録音。
 

PARATY 308.107
(2CD)
\4800
ペーテル・コルネット(ca.1575−1633):オルガン作品集
 第9旋法によるトッカータ/第1旋法によるファンタジア/
 第8旋法によるファンタジア/サルヴェ・レジナ/
 第2旋法によるファンタジア/
 アリア・デル・グランドゥカ/テ・デウム/
 第8旋法によるファンタジア/第9旋法によるファンタジア/
 第8旋法によるファンタジア/ファンタジア/テ・デウム/
 クーラント/タントゥム・エルゴ/天の女王/
 第6旋法によるファンタジア
アルノー・ファン・デ・カウター
 (オルガン)
 ペーテル・コルネット(ca.1575−1633)は、ブリュッセルのアルブレヒト大公の宮廷でオルガニストとして活躍したフランドルの音楽家。
 ファンタジアやサルヴェ・レジナに代表されるコルネットのオルガン作品は、当時のフランドルの重要な鍵盤音楽として高い評価を受けている。北フランスのニエル=レ=アルドル、アントワープのエルゼンフェルド教会のオルガンによる演奏。2008年10月の録音。

PENTATONE


PTC 5186 505
(SACD HYBRID)
\2700
コンラッド・タオ
 ゲッティ:ピアノ小品集

  組曲《宿題(予習)》/組曲《先祖》/
  3つの伝統的な小品/初めての冒険/
  ライズ・ザ・カラーズ/アンダンティーノ/
  スケルツォ・ペンシエローソ
コンラッド・タオ
 (ピアノ/シュタイングレーバー)
 作曲家の道を選んだ石油王の御曹司。ゴードン・ゲッティのピアノ小品集!

 アメリカの石油王ジャン・ポール・ゲッティの息子であり、ゲッティ・オイルの資産相続人でもあった1933年、ロサンゼルス出身の作曲家ゴードン・ゲッティ(1933−)。
 その作曲家としての力量は歌劇「太っちょジャック(プランプ・ジャック)」(PTC 5186 445)などでも高い評価を得ている。
 ゲッティの作曲家人生のハイライト、サンフランシスコ音楽院在学中の1962年に作曲された「組曲《宿題》」から2012年の新作「スケルツォ・ペンシエローソ」を収録した小品集を弾くのは、中国系アメリカ人のコンポーザー=ピアニスト&ヴァイオリニスト、コンラッド・タオ(1994−)。
 レディ・ガガやテイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバーも名を連ねた2011年のフォーブス誌「30 Under 30」(30歳未満の30人)の音楽部門にクラシック音楽界から唯一選出された早熟の天才である。2012年7月、スカイウォーカー・サウンド(カリフォルニア)

PHONO SUECIA


PSCD 188
\2500
スウェーデンのソプラノ・サクソフォン協奏曲集
 マッティンソン:
  ソプラノ・サクソフォン協奏曲第1番《ゴールデン・ハーモニー》
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:
  ソプラノ・サクソフォンとシンフォニック・バンドのための《4つの小品》*
 エリーアソン:
  ソプラノ・サクソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲**
アンデシュ・パウルソン(ソプラノ・サクソフォン)
クリストフ・アルトシュテット(指揮)
ノールランド歌劇場交響楽団
トビアス・リングボリ(指揮)*
ヘルシンボリ交響楽団*
ユハンネス・グスタフソン(指揮)**
ノールショピング交響楽団**
 スウェーデンのフォノ・スエシア(Phono Suecia)レーベル最後のリリースとなる「スウェーデンのソプラノ・サクソフォン協奏曲集」。
 アンデシュ・パウルソンは、フランスでジャン=マリー・ロンデックスに、アメリカでジョセフ・アラードとボブ・ミンツァーに師事し、クラシック、ジャズ、コンテンポラリー、ワールド・ミュージックなど、幅広いジャンルで活躍するスウェーデンのソプラノ・サクソフォニスト。
 スウェーデン作曲界の中心的存在、ロルフ・マッティンソン、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム、アンデシュ・エリアソンの「ソプラノ・サクソフォン協奏曲」を、磨き抜かれた音色、限界を感じさせないハイトーン、高度な即興力で奏でてゆく。2011年−2012年の録音。

RPR(CD−R)

 RPRは、レッド・プリーストのリコーダー奏者ピアーズ・アダムズの超絶技巧が続々と炸裂する圧巻のヴィルトゥオーゾ・レーベル!



RP 011
(CD-R)
\2400→\2190
リコーダー・ブラヴーラ
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/
 パラディス:シチリアーノ/マスネ:タイスの瞑想曲/
 ヴェッセリー:フ・フォレ/フィンジ:来たれ、死よ/
 ゴセック:タンブーラン/
 フニャディ:演奏会用ポロネーズ/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ/シューベルト:蜂/
 グラナドス:《ゴイェスカス》より 間奏曲/
 ポップ:ナイチンゲールのセレナード/
 ダマレ:ひばり/ショパン:夜想曲Op.9-2/
 ヴィターリ:シャコンヌ
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)
ハワード・ビーチ(ピアノ)
 サラサーテに始まり、ショパンで驚嘆。フィンジで一休みと思いきや、フィナーレのショパンの「夜想曲Op.9-2」とヴィターリの「シャコンヌ」を一気に駆け抜ける!「四季」でも披露してくれたピアーズ・アダムズのエンターテイメント性とテクニックは流石の一言。1997年3月の録音。

 ※RPRはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


RP 010
(CD-R)
\2400→\2190
光と闇
 フルトン:スコットランド組曲
 ラッブラ:悲しみの心による瞑想曲
 ボーウェン:ソナタOp.121
 L・バークリー:ソナチナ
 グレッグソン:3つのマティスの印象
 ドッジソン:光と闇
 スワン:ラプソディ・フロム・ウィズイン
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)
ジュリアン・ローズ(ピアノ)
 イギリス・リコーダー界の偉大なる先人、カール・ドルメッチのための作曲された作品を含む"20世紀イギリス"のリコーダー作品集「光と闇(Shine and Shade)」。
 ラッブラ、ボーウェン、バークリーたちの"リコーダー作品"が、ドルメッチというリコーダー奏者の存在の大きさ、近現代のイギリスにおけるリコーダー作品の充実度がピアーズ・アダムズのリコーダーから聴こえてくる。1993年10月の録音。
 


RP 009
(CD-R)
\2400→\2190
イギリスのナイチンゲール
 ファン・エイク:《今夜は何をいたしましょう》による変奏曲/
 バッサーノ:《Onques Amour》によるディヴィジョン/
 クロフト:ソナタ ト長調/コレッリ:ソナタ ヘ長調/
 テレマン:ファンタジア第12番/
 クラーマー:演奏会用ポロネーズ、ハンガリーのロンド/
 テレマン:ファンタジア第1番/J.S.バッハ:ソナタ ト短調/
 カステッロ:ソナタ第1番/
 ファン・エイク:《イギリスのナイチンゲール》による変奏曲
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)
ハワード・ビーチ
 (チェンバロ&オルガン&
  フォルテピアノ)
デイヴィッド・ワトキン(チェロ)
 ピアーズ・アダムズが披露するヤコブ・ファン・エイク、コレッリ、J.S.バッハからクラーマー、テレマンに至る「ルネサンス〜初期ロマン派」のリコーダー作品集。
 無伴奏のファン・エイクとテレマンでは驚異的なテクニックを、コレッリやJ.S.バッハの「ソナタ」ではリコーダーによるバロック音楽の醍醐味をじっくりと堪能させてくれる。1989年11月の録音。
 


RP 008
(2CD-R/特別価格)
\4000→\3690
ヴィヴァルディ&ヘンデル
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲ヘ長調RV.433《海の嵐》、協奏曲イ短調RV.445、
  協奏曲ハ短調RV.441、協奏曲ニ長調RV.428《ごしきひわ》、
  協奏曲ト短調RV.439《夜》、協奏曲ハ長調RV.443
 ヘンデル:
  ソナタ ト長調Op.1-5*、ソナタ ト短調Op.1-2*、
  ソナタ ハ長調Op.1-7*、調子のよい鍛冶屋*、
  ソナタ ニ長調HWV.378*、ソナタ ニ短調Op.1-1*、
  ソナタ ヘ長調Op.1-11*、
  ソナタ ニ短調HWV.367a《フィッツウィリアム》*
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)
ロバート・キング(指揮&チェンバロ)
ムジカ・ダ・カメラ、
ハワード・ビーチ
 (チェンバロ&オルガン)*
デイヴィッド・ワトキン(チェロ)*
 レッド・プリーストのリコーダー、ピアーズ・アダムズが1980年代後半にレコーディングを行ったヴィヴァルディ&ヘンデル。
 ロイ・グッドマンやロバート・キングたちとの共演による「ヴィヴァルディ」、レッド・プリーストの鍵盤奏者ハワード・ビーチとの「ヘンデル」は、ピアーズ・アダムズが正統派レパートリーに正面から挑んだ好演。1988年11月&1989年11月*の録音。

QUARTZ


QTZ 2090
\2400
エディ・モラ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番《リトラトV》*
 弦楽四重奏曲第2番*
 弦楽四重奏曲第3番《JAM》*
 スーラ**
 ヨランダのためのスケッチ***
ラテンアメリカ四重奏団*
コスタリカ・エレディア交響楽団**
ユニバーシティ・コンテンポラリー・
 アンサンブル***
エディ・モラ(指揮)**
 北中米コスタリカの作曲家エディ・モラ(1965−)はカステラ音楽院、チャイコフスキー音楽院で研鑽を積み、大西洋を横断しラテンアメリカの文化や音楽の美的感覚を養ってきた。現在はエレディアの市立交響楽団、コスタリカ大学美術学部の学部長の芸術監督を務め、現代アンサンブルのメンバーとしても活躍するエディ・モラの感性が光る、弦楽四重奏曲集。
 

QTZ 2079
\2400
バーバー:歌曲集
 過ぎゆきしものの歌Op.27/ヌヴォレッタOp.25/
 3つの歌Op.10/4つの歌Op.13/恨みと沈黙Op.41/
 隠者の歌Op.29
グウェネス=アン・ジェファーズ(ソプラノ)
スティーヴン・デ・プレッジ(ピアノ)
 METでも活躍したコントラルト、ルイーザ・ホーマーを叔母に持ち、自らも優秀なバリトン歌手だったサミュエル・バーバー(1910−1981)の歌曲集。
 ウェールズ・ナショナル・オペラ、ケルン歌劇場をはじめヨーロッパ各地で大活躍中のイギリス人ソプラノ、グウェネス=アン・ジェファーズのハイレベルの歌唱力に感心。※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

SATIRINO


Dowland: Tunes of Sad Despaire
SR 121
\2500→\2290
ドミニク・ヴィス、そしてフレットワーク
 ダウランド 〜 悲しき絶望の歌

 ダウランド:
  行け、輝く涙/私の嘆きに心が動くなら/悲しみよ、来たれ
 シンプソン:ジョン・ダウランドによるパドゥアン(パヴァーヌ)
 ダウランド:
  1日でもあるとすれば、ご婦人向きの小間物はいかが、
  去れ, 夜ごとの悩みよ、流れよ, わが涙
 作曲者不詳:わがデヒムの領主の哀歌
 ダウランド:
  暗闇に住まわしておくれ、この震える影、
  去れ, 自己愛の若者たちよ、ケイス博士のパヴァン、
  静かな夜から、来たれ, 深き眠り、君たち, 愛と運命に、
  今こそ別れねばならぬ
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
フレットワーク、ルノー・ドレーグ(バス)
エリック・ベロック(リュート&オルファリオン)
 ドミニク・ヴィスが歌うダウランド!共演はフレットワーク&ベロック!

 フランスが世界に誇る稀代のカウンターテナー、ドミニク・ヴィスがフランスのレーベル、サティリーノ(Satirino)に登場!
 フレットワーク、エリック・ベロックとの共演で歌うのは中世イギリスのリュート弾き「ジョン・ダウランド(1563−1626)」の歌曲集!
 ドミニク・ヴィスにとってアルフレッド・デラーに師事していた1970年代からの宿願だったダウランドの歌曲集のレコーディング。
 サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の1つでもあるフランス、ロワーヌのマロルの教会でドミニク・ヴィスが歌ったダウランドは、深き思いが込められた特別なプログラム。
 ドミニク・ヴィスがフレットワークやエリック・ベロック、バスのルノー・ドレーグと共に創り上げたダウランドでは、聴き手の魂を揺さぶる儚い世界を見せてくれることでしょう。

 ※録音:2011年9月18日−20日、マロル教会(ロワーヌ、フランス)

SIGNUM



SIGCD 320
\2300→\1990
テミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィル
 リムスキー=コルサコフ:
  交響組曲《シェエラザード》Op.35

  歌劇《見えざる町キテージと乙女フェヴローニャの物語》より
   荒地への讃歌、婚礼の行列、ケルジェネツの戦い
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィル
 テミルカーノフが"シェエラザード"を振る!サンクトペテルブルク・フィルとの2011年新録音!

 前作(SIGCD 310)では「ハチャトゥリアン」と「ラヴェル」という意外な組み合わせが話題となったユーリ・テミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団。
 シグナム・クラシックス(Signum Classics)からのリリース第6弾は、ロシア五人組の1人、ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844−1908)の「シェエラザード」!!
 1991年、RCA時代にアメリカのニューヨーク・フィルを振り「シェエラザード」の見事な演奏を残しているテミルカーノフ。
 約20年振りとなる「シェエラザード」の新録音では、1988年から音楽監督兼首席指揮者として率いる手兵のサンクトペテルブルク・フィルを振る!
 テミルカーノフのカリスマ性、オーケストラから生まれる色彩感に富んだ優雅なサウンドが、オリエンタリズムにあふれたアラビアンナイトの世界を雄大なスケールで聴かせてくれるに違いない。

 ※録音:2009年10月&2011年3月(Op.35)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール(ロシア)


心境著しいテミルカーノフ、SIGNUMでの交響曲録音
Shostakovich: Symphony No.  7 in C major, Op. 60 'Leningrad'
SIGCD 194
\2300→\1890
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60《レニングラード》 ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団


※2008年5月22日、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)でのライヴ録音。

 ロシア人なのにロシアらしからぬテミルカーノフのスマートで知的な演奏。しかもそれでいて軽くない。賛否両論に分かれたが、テミルカーノフも面白いかも、と言う人はこのアルバムあたりから増えてきた。
 店主に言わせると第1楽章のトラウマになりそうなちょっと精神異常的アプローチがすごく斬新だった。たいていこの楽章はマッチョな重量感で攻めて来る場合が多いが、この演奏は「えへらえへら」と笑いながらネチネチネチネチその執拗さで責めてくる。針とかメスとか、そういう器具で。これはアリでしょう。痛いけど。一方終楽章も初めのうちは妙な軽さが印象的だったが、気づいたら巨匠演奏になってて、終幕は大団円。
 ムラヴィンスキーのあとを継いだ不遇な人というイメージもそろそろ払拭されてきた。ちょっと楽しみ。


MIR 196
\2300→\1890
テミルカーノフ&サンクトペテルブルグ・フィル
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 初演から75 年。サンクトペテルブルグ・フィルが21世紀風ショスタコ5 番を披露

 [ 録音:2012 年3 月/サンクトペテルブルグ・フィルハーモニア(ライヴ)]/DDD、47’27”

 これは驚愕。テミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルがMIRARE レーベルに登場、今後も興味深いシリーズを繰り広げる予定です。ご期待下さい。
 その第1弾は十八番のショスタコーヴィチの交響曲第5番。
 ショスタコーヴィチの交響曲第5番は1937 年11 月21 日ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(現サンクトペテルブルグ・フィル)により初演されました。その翌年に生まれたテミルカーノフが、初演75 年を経て同オーケストラ(名称は変わっています)と同曲を演奏、それがライヴ録音されました。テミルカーノフとしては4度目、特にサンクトペテルブルグ・フィルとは3度目の録音、前回(2005 年)より約6年を経ての再録となります。年を経るにしたがい、少しずつテンポが遅くはなっていますが、基本的な解釈は全く変わらず、やや遅めのテンポで、ムラヴィンスキーの演奏にみられるような強い緊張感や怖さはみじんもなく、しなやかかつ流麗。冒頭から切実なメッセージ性とは無縁の純音楽的解釈を聴かせてくれます。オケの巧さはさすがで、弦の美しさ、金管の妙技にひたることができます。サンクトペテルブルグ・フィルの「ショスタコ5番」としての価値観の変化、時の推移を実感させられ、時代の記録として貴重と言えるでしょう。
 

MIR 185
\2300→\1890
テミルカーノフ&サンクトペテルブルグ・フィル
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 テミルカーノフの円熟ぶり著しい「新世界」

 [ 録音:2011 年3 月/サンクトペテルブルグ・フィルハーモニア(ライヴ)]/DDD、39’00”

 テミルカーノフが「新世界」を再録音。とはいっても、前回は旧ソ連時代の1968 年、当時のソヴィエト国立響とのメロディア録音で、滅茶苦茶な爆演としてマニアの間で知られていました。それから40 年を経て、すっかり洗練され磨き抜かれた演奏に生まれ変わりました。今回の演奏はいたって真っ当で、巨匠としての貫禄満点の大きな演奏を聴かせてくれます。サンクトペテルブルグ・フィルの芸達者ぶりも特筆で、第2楽章のイングリッシュ・ホルンのしみじみとした歌い回しは泣けます。




 


SIGCD 322
\2300→\2090
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
 指揮はアシュケナージ

シューマン:
 チェロ協奏曲イ短調Op.129
ドヴォルザーク:
 チェロ協奏曲ロ短調Op.104、
 森の静けさOp.68-5
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
ウラディミール・アシュケナージ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 ジェイミー・ウォルトン、ドヴォルザークを弾く。

 ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、1712年製のグァルネリを弾きこなすイギリスの実力派チェリスト、ジェイミー・ウォルトン。
 エルガーやショスタコーヴィチ、ウォルトンなどの協奏曲で成功を収め、マゼールや英国エルガー協会から称賛を浴びたウォルトンが、遂にドヴォルザークとシューマンを弾く!
 緊迫感に満ちたショスタコーヴィチ、改訂版の第4楽章を採用したウォルトンで評価を不動のものとした名手が、ドヴォルザークとシューマンでさらなるステップアップを遂げる。2011年4月4日−6日の録音。
 

SIGCD 327
\2300
タルボット:
 バレエ組曲《不思議の国のアリス》

 フールズ・パラダイス(愚者の楽園)
クリストファー・オースティン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 英国で大絶賛!「不思議の国のアリス」のバレエ音楽!

 英国ロイヤル・バレエ団がルイス・キャロル(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)の原作をベースとして、クリストファー・ウィールドンの振付で2011年に初演を行ったバレエ「不思議の国のアリス」。
 オリジナル・スコアを担当したイギリス作曲界の英才ジョビィ・タルボット(1971−)による「組曲版」を収録。英国発、21世紀の新たなるバレエ音楽の定番誕生となるか!? バレエ音楽ファン要注目!2012年11月10日−12日。
 

SIGCD 317
\2300

ブリテン:カンティクル集
 カンティクル第1番《愛した者はわがもの》Op.40
 カンティクル第2番《アブラハムとイサク》Op.51
 カンティクル第3番《なお雨は降る》Op.55
 カンティクル第4番《東方の3博士たちの旅》
 カンティクル第5番《聖ナルシサスの死》

ベン・ジョンソン(テノール)
ジェームズ・ベイリュー(ピアノ)
クリストファー・エインズリー(カウンターテナー)
ベネディクト・ネルソン(バリトン)
マーティン・オーウェン(ホルン)
ルーシー・ウェイクフォード(ハープ)
 1947年から1974年にかけて作曲され、宗教的テーマを持つベンジャミン・ブリテン(1913−1976)「カンティクル」の全曲録音。
 初演を行ったピーター・ピアーズの役割を担うテノール、ベン・ジョンソンは2008年のキャスリーン・フェリアー賞を受賞したイギリスの俊秀。クラシカル・オペラ・カンパニーやエンシェント室内管と共演を重ねるなど古楽の分野でも注目を集めている。2012年4月11日−13日の録音。
 

SIGCD 325
\2300
R.R.ベネット:合唱作品集
 リンドバーグへの手紙/
 スイート・ウイリアムのバラッド/
 鳥の園/夢の歌/夕べの歌/
 4つのアメリカのキャロル/丘を越え彼方へ
ナショナル・ユース・クワイア・
 オヴ・スコットランド少女合唱団
クリストファー・ベル(指揮)
フィリップ・ムーア(ピアノ)
アンドルー・ウェスト(ピアノ)
 2012年12月24日にこの世を去ったサー・リチャード・ロドニー・ベネット(1936−2012)が、1982年から2010年にかけて作曲した合唱作品集。
 ニューヨーク・パリ間をプロペラ機で飛んだチャールズ・リンドバーグをテーマとした高声のためのカンタータ「リンドバーグへの手紙」など7作品を収録。2012年4月27日−29日の録音。
Mozart: Piano Concertos Nos. 24 & 27
SIGCD 321
\2300→\2090
アレッシオ・バックス(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集

  ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
  サルティの《小羊のように》による8つの変奏曲イ長調K.460
アレッシオ・バックス(ピアノ)
サイモン・オーヴァー(指揮)
サウスバンク・シンフォニア
 イタリアの貴公子アレッシオ・バックス!シグナム第4弾はモーツァルトのコンチェルト!

 1977年、イタリアのバーリに生まれたピアノの貴公子アレッシオ・バックス。
 前作「アレッシオ・バックス・プレイズ・ブラームス」(SIGCD 309)に続くのは、シグナム・クラシックス移籍後初となるコンチェルト・レコーディング、天才モーツァルトの「ピアノ協奏曲集」!
 1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールで見事優勝を飾り、シグナム・クラシックスでは「J.S.バッハ」、「ラフマニノフ」、「ブラームス」を経て、遂にモーツァルトを弾くアレッシオ・バックス。
 "イタリアの貴公子"の輝かしきセンスと、"ウィーンの天才作曲家"の才能がリンクする「ピアノ協奏曲集」。
 アレッシオ・バックスの両手が、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」に込められたまだ見ぬ魅力、新たな発見をもたらしてくれることだろう!

 ※録音:2012年6月7日−8日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)
 

SIGCD 319
\2300
ウィドール:オルガン交響曲集Vol.2
 オルガン交響曲第1番ハ短調Op.13-1
 オルガン交響曲第2番ニ長調Op.13-2
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
 舞台はサン=サーンス、デュボワ、フォーレがオルガニストを務めたフランス、パリの歴史あるマドレーヌ寺院。
 19世紀の名工アリスティッド・カヴァイエ=コルが1846年に製作したヒストリカル・オルガンによるシャルル=マリー・ウィドール(1844−1937)のオルガン交響曲集第2巻。
 イギリス、ロンドンのセント・ジェームズ宮殿のチャペル・ロイヤルでオルガニストとして活躍する世界的名手、ジョセフ・ノーランの好演、カヴァイエ=コルのオルガンのサウンドに期待したい。2011年5月18日−24日の録音。

SOMM


SOMMCD 247
\2400
エルガーの戦時の音楽
 エルガー:
  ポローニヤOp.76/カリヨンOp.75/
  ソスピーリOp.70/砂漠の声Op.77/
  カリッシマ/ベルギーの旗Op.79/
  ローズマリー/深紅の扇Op.81/
  心を高くあげよOp.11
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
スーザン・グリットン(ソプラノ)
サイモン・キャロー(ナレーター)
 英国エルガー協会のサポートを得て製作されたジョン・ウィルソン&BBCコンサート・オーケストラの強力コンビによるエルガーの管弦楽作品集。
 エルガーの精神、創作意欲に深刻な影響を与えた第1次世界大戦。この「エルガーの戦時の音楽」でも、戦火による精神面への影響が作風から読み取れる。ウィルソン&BBCコンサート・オーケストラのパフォーマンスも抜群。英国音楽、エルガーとの相性もバッチリ!2012年2月13日−15日の録音。
 

SOMMCD 0119
\2000
ディーリアス&アイアランド:パートソング集
 ディーリアス:
  森を透かして、日光の歌, 春の訪れ、
  Her ute skal gildet staa、日の光に寄す、
  アヴェ・マリア、クレイグ・ドゥーにて、
  《夏の夜、水の上にて歌える》、城壁に夕陽は落ちて、
  真夏の歌、さすらい人の歌
 アイアランド:
  ヘラクレイトス、もう泣かないで悲しみの泉よ、
  楽譜を変えようか、When May is in his prime、
  新たな王子,新たな教皇、囚われのアダムは横たわり、
  聖なる少年、新年のキャロル、トワイライト・キャロル、
  穏やかな西風が、笑いの歌、Spring, the sweet spring、
  キューピッド、子守歌、不死、丘
バーミンガム音楽院室内合唱団
ポール・スパイサー(指揮)
 印象主義的な作風という共通点を持つ近代イギリスの2人の作曲家。2012年で生誕150周年を迎えたフレデリック・ディーリアス(1862−1934)と、没後50周年を迎えたジョン・アイアランド(1879−1962)の「パートソング集」。
 フィンジ・シンガーズの指揮者として多くの名演を残してきたイギリス有数の合唱指揮者、ポール・スパイサーが振る英国音楽はやはり絶品。2011年7月4日−5日の録音。
 

SOMMCD 0120
\2000
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.2
 ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
 ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2
グールド・ピアノ・トリオ
 〔ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、
  アリス・ニアリー(チェロ)、
  ベンジャミン・フリース(ピアノ)〕
 ヨーロッパ室内管のメンバーでもあるヴァイオリニスト、ルーシー・グールドを中心として20年以上の歴史を持つUKの室内楽団グールド・ピアノ・トリオ。
 現在取り組んでいるベートーヴェンの全集録音第2集には、初期の1791年作曲の「WoO.38」から1808年作曲の「Op.70-2」までの3作品を収録。中でも「WoO.38」でのベンジャミン・フリースの軽やかできらめくピアノが美しい。2011年12月7日のライヴ録音。

SOMM(CELESTE)


SOMMCD 0116
\2000
レオン・マッコーリー(ピアノ)
 ブラームス:ピアノ作品集

  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
  ワルツOp.39
  6つの小品Op.118
レオン・マッコーリー(ピアノ)
 1993年に19歳という若さでウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした名ピアニスト。気品あふれる丁寧なタッチ、独自のアゴーギクによって多彩な表情のブラームスを聴かせてくれる。2011年1月10日&11日チャンプスヒル(ウェスト・サセックス)での録音。
 

SOMMCD 0118
\2000
アメリカの管弦楽作品集
 コープランド:
  静かな都市、エミリー・ディキンソンによる8つの詩
 バーバー:
  カプリコーン協奏曲、ノックスヴィル〜1915年の夏
 ガーシュウィン:サマータイム
オーケストラ・オブ・ザ・スワン
エイプリル・フレデリック(ソプラノ)
デイヴッド・カーティス(指揮)
 キャスリーン・フェアリー賞や、ウィグモア・ホール国際声楽コンクールでの入賞経験を持つアメリカの若手ソプラノ、エイプリル・フレデリックのデビュー・タイトル。共演はAVIEのハンス・ガル・プロジェクトでおなじみとなったオーケストラ・オブ・ザ・スワン。2011年5月29日、シビック・ホール(ストラトフォード)でのライヴ録音。
 

SOMMCD 0117
\2000
ロンドンの歴史的なミュージカル・ツアー
 ゲイ(サザーランド編):ミー・アンド・マイ・ガール
 コーツ:ナイツブリッジ行進曲
 ファーノン:ウェストミンスター・ワルツ
 ストット:ロットン通り
 サリヴァン:《近衛騎兵隊》より序曲
 リチャードソン:ロンドン・ファンタジア
 ラーナー&レーヴェ:
  《マイ・フェア・レディ》より 時間通りに教会へ
 伝承曲(ヴォーン=ウィリアムズ編):
  グリーンスリーヴス(ヴォーンウィリアムズ編)
 ジャーマン:歌劇《メリーー・イングランド》より 4つの踊り
 アボット:ロンドン橋落ちた
 ビンジ:エリザベート朝のセレナーデ
 ヘンデル:《水上の音楽》より 前奏曲
 クィルター:3つのイギリス舞曲
 コルンゴルト:シーホーク(メイン・タイトル)
フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ
イアン・サザーランド(指揮)
 「ロンドンのミュージカル・ツアー」と題したこのアルバムはイアン・サザーランドとフィツハーモニック・コンサート・オーケストラが40年にわたって奏でてきたイギリスのライト・ミュージック集。ポール・アーデン=テイラーによるリマスタリング。

SOMM(NEW HORIZONS)


SOMMCD 0115
\2000
アイアランド:ピアノ作品集Vol.4
 アイアランド:
  引き航路/3つのパステル画/
  ある頃に/子供のスケッチ帳より
マーク・ベビントン(ピアノ)
 近代ピアニストで知られるマーク・ベビントンのアイアランド第4集は、子供のスケッチ帳より「エピック・マーチ」が世界初録音。近代イギリスのピアノ作品のスペシャリスト、ベビントンの優しいタッチと歌心が、独特の浮遊感、世界観を感じさせてくれる。2011年1月3日&4日、バーミンガム・シンフォニー・ホールでの録音。

STONE RECORDS


5060192780116
\2400
ヴォルフ:歌曲全集Vol.3 〜
 イタリア歌曲集(イタリアの歌の本)

  小さくてもうっとりとさせられるものはある/
  遠いところに旅立つそうね/あなたは世界で一番美しい/
  この世界の生みの親に祝福あれ/
  闇の世界に生きる人たちは幸いだ/
  一体誰があんたを呼んだのよ/月がひどい不満をぶちまけ/
  さあ、仲直りしよう/君の魅力がすべて描かれて/
  あなたは細い糸たった一本で私を捕まえて/
  もうどれほどずっと待ち焦がれてきたことでしょう/
  駄目、お若い方、そんな事しちゃ嫌/
  ふんぞり返っておいでだな、麗しき娘よ/
  相棒よ、おれたちゃ修道服でもまとって/
  私の恋人はとってもちっちゃいの/
  戦場に向かわれるお若い方々/
  君の彼氏が昇天するところを見たいのなら/
  ブロンドの頭をあげておくれ、眠るんじゃないぞ/
  私たちは二人とも、長いこと押し黙っていました/
  あたしの恋人が月明りの注ぐ家の前で歌っているわ/
  あなたのお母さんがお望みでないらしいわね/
  セレナードを捧げにわたくし参りました/
  君にはどんな歌を歌ってあげたらいいのかな/
  私はもう濡れていないパンを食べることはありません/
  彼氏があたしを食事に招いてくれたの/
  私がしょっちゅう聞かされた噂では/
  ベッドの中でへとへとの体を大きく伸ばしているというのに/
  侯爵夫人様じゃないんだからって、あたしに言うけど/
  賤しからぬあなた様の御身分は重々承知しておりますわ/
  放っておけばいいさ、あんな高慢ちきを演じる女なんか/
  どうして陽気でいられるもんか、まして笑うことなんて/
  なにを怒っているの、大切な方、そんなに熱くなって/
  僕が死んだら、この体を花で包みこんでおくれ/
  それから、あなたが朝早くベッドから起き上がり/
  今は亡き君の母上に祝福あれ/
  あなたが、愛する方、天国に昇る時がきたら/
  君を愛することで、どれほどの時間を無駄使いしてきたことか/
  君が僕をちら見して笑い出し/
  緑色と、緑を身にまとう人に幸ありますように/
  ああ、あなたのお家がガラスみたいに透き通っていたらいいのに/
  昨夜、真夜中に私が起き上がると/
  ぼくはもう歌えないよ、だって風が/
  ちょっと黙ってよ、そこの不愉快なおしゃべり男/
  おお、お前は分かっているのだろうか、どれほど俺がお前を思って/
  深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ/
  あたし、ペンナに住んでる恋人がいるの
ジェラルディン・マクグリーヴィー(ソプラノ)
マーク・ストーン(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 シューベルトやシューマンと並ぶリートの大作曲家フーゴ・ヴォルフ(1860−1903)の歌曲全集。第3巻は、ヴォルフ自身もその完成度に多きな自信を持っていた「イタリア歌曲集」の全曲録音。
ストーン・レコーズ(Stone Records)のメイン・アーティスト、マーク・ストーンの綿密なアナリーゼとアプローチ、ヴォルフ自身が想いを代弁するかのような情感豊かな歌唱が素晴らしい。2011年5月の録音。
 

5060192780109
\2400

ディーリアス:歌曲全集Vol.2
 デンマーク語による5つの歌(第1集)
 フリードリヒ・ニーチェによる歌曲
 様々な詩人の詩による歌曲
 ポール・ヴェルレーヌの詩による歌曲
 あなたが離れて行く前に
 11の初期の歌曲
 デンマーク語による5つの歌(第2集)、他

マーク・ストーン(バリトン)
スティーヴン・バーロウ(ピアノ)

 2012年に生誕150周年を迎えたフレデリック・ディーリアスの歌曲全集「第2巻」。
C.W.オア、ヴォルフなどの歌曲全集録音で見事な歌声を披露するマーク・ストーンが、ニュアンスに富んだ表現力で各曲の持ち味を雄弁に歌い紡ぐ。中でも、ヴェルレーヌの詩による歌曲はディーリアン要注目。2011年2月21−23日の録音。

 

5060192780123
\2400

C.W.オア:歌曲全集Vol.1
 《シュロプシャーの若者》より7つの歌/
 静かな午後/クリスマス・デート/ビール醸造の男/
 2つの17世紀の詩/眠りの歌/譜面を変えようか/
 少年時代の憧れ/大工の息子/私が21のとき/
 戦争から戻った軍人/夏の終わりが近づいている/
 《シュロプシャーの若者》より2つの歌

マーク・ストーン(バリトン)
サイモン・レッパー(ピアノ)
 友人でもあったディーリアスから影響を受け、19世紀イギリスの詩人アルフレッド・エドワード・ハウスマンの詩を題材とした優れた歌曲を作曲したチャールズ・ウィルフレッド・オア(1893−1976)。イギリスの伝統的手法と後期ロマン派の作風をあわせ持つオアは、20世紀のイギリス歌曲を発展させた重要な作曲家の1人である。「Vol.2」と同じく、イギリスの詩人A.E.ハウスマンの連作「シュプロシャーの若者」を題材とした歌曲がアルバムのオープニングとフィナーレを飾る。2010年12月22−23日の録音。
 

5060192780130
\2400
ディーリアスと同時代のイギリス作曲家による作品集
 ディーリアス:
  3つの前奏曲RT IX−8、劇音楽《ハッサン》より、
  間奏曲RT I−9、舞曲RT IX−5 No.1、
  夢想RT IX−5 No.2、
  ハープシコードのための舞曲RT IX−6
 クィルター:
  夕暮れのダンスOp.16−1、羊飼いの歌Op.27−1、
  パイプと小太鼓Op.27−4
 スコット:桃源郷
 オースティン:魔法の場所
 バックス:水仙を持った少女
 グレインジャー:陽気な王様
 モーラン:アイルランドの愛の歌、夏の峡谷、川岸の休日
 オニール:カリヨン
 ウォーロック:5つの民謡前奏曲集
 ガーディナー:湖
ポール・ギネリー(ピアノ)
 英国を代表する作曲家、ディーリアスと親交のあった作曲家たちで構成されたソロ・ピアノのための作品集。バックスやグレインジャーなど、19世紀後半〜20世紀前半のイギリス音楽を築いた大作曲家たちの才能が集まった美しいプログラム。
 ポール・グリネリーはディーリアスの作品分析本も執筆する英国のピアニストであり、アナリーゼによって裏付けされた自然でクリアな美音が、ディーリアスと同時代のイギリス作曲家作品を彩ります。2011年6月28−29日の録音。
 

5060192780147
\2400
詩人は歌う〜オーストラリアの芸術の歌
 パヴィオール:詩人は歌う
 アレン:2つの中国の歌Op.1
 アグニュー:
  Beloved stoop down thro' the clinging dark、
  深く柔らかい月の光、哀歌
 ハンソン:3つの歌Op.4
 ベルトラム:静かな夜
 アレン:母が教えてくれたことのない歌Op.17
 アグニュー:悲しみ、子供の喜び、たそがれ、急いで遠くへ
 アレン:結婚式のための2つの歌Op.72
 ハンソン:
  彼女が私の頭のそばに座る夢をみたOp.3、
  落ちたベールOp.6
リサ・ハーパー=ブラウン(ソプラノ)
デヴィッド・ウィッカム(ピアノ)
 オーストラリアの現代音楽の普及に務めたジェフリー・アレン(b.1927)やロイ・アグニュー(1891−1944)を含む、南半球オーストラリアで活躍した作曲家による歌曲集。
英国生まれのソプラノ歌手、リサ・ハーパー=ブラウンが知られざるオーストラリアの現代音楽を堂々と歌い上げる。2011年7月の録音。

5060192780208
\2400
レクイエム・エテルナム
 デュリュフレ:レクイエムOp.9
 ミルフォード:5声のためのミサ曲Op.84
クリスティーン・ライス(メゾ・ソプラノ)
マーク・ストーン(バリトン)
ガイ・ジョンストン(チェロ)
トリスタン・ミッチャード(オルガン)
オックスフォード・サマーヴィル・カレッジ合唱団
デヴィッド・クラウン(指揮)
 第二次世界大戦後の1940年代後半に書かれたフランスのデュリュフレとイギリスのミルフォードの「レクイエム」。
 モードリン・カレッジやクライスト・チャーチなど優れた合唱団の多いイギリスのオックスフォード大学。1878年設立という歴史を持つサマーヴィル・カレッジの合唱団、そのハーモニーは要注目です。2011年7月の録音。
 

5060192780192
\2400
C.W.オール:歌曲全集Vol.2
 《シュロプシャーの若者》より
  5つの歌/井草を摘む/4つの歌/眠る前の讃美歌/
  夏の間の眠り/何百人もの若者たち/
  ポートランド島/1887/緑と静かな谷/
 《シュロプシャーの若者》より
  3つの歌
マーク・ストーン(バリトン)
サイモン・レッパー(ピアノ)
 友人でもあったディーリアスから影響を受け、19世紀イギリスの詩人アルフレッド・エドワード・ハウスマンの詩を題材とした優れた歌曲を作曲したチャールズ・ウィルフレッド・オール(1893−1976)。イギリスの伝統的手法と後期ロマン派の作風をあわせ持つオールは、20世紀のイギリス歌曲を発展させた重要な作曲家の1人である。2011年11月5−6日の録音。



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