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≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
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メジャー・レーベル

国内盤
映像



4/17(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 2022
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ダウスゴー(指)&スウェーデン室内管のワーグナー
 美声、シュテンメによるヴェーゼンドンク歌曲集は必聴!!

ワーグナー:
 (1)「さまよえるオランダ人」序曲(初稿版)
 (2)女声のための5つの詩(ヴェーゼンドンク歌曲集)
  [1.天使 2.止まれ 3.温室にて 4.悩み 5.夢](管弦楽伴奏版)
 (3)「さまよえるオランダ人」序曲(最終稿版)
 (4)ジークフリート牧歌
 (5)「夢」〜ヴェーゼンドンク歌曲集より
  (ヴァイオリン独奏&管弦楽版)
 (6)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内管弦楽団
(2)ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
(5)カタリナ・アンドレアソン(ヴァイオリン)
 ワーグナー・イヤーに相応しいダウスゴーの新譜!

 録音:2012 年5,6,8 月/エレブルー・コンサートホール/74’10”

 SACD ハイブリッド盤。近年、BIS レーベルより勢力的にリリースを続けているダウスゴー。まるでバレエ音楽のような演奏のチャイコフスキーの第6交響曲(BIS SA 1959) や透き通るようなブラームスの第1 交響曲(BIS SA 1756) など、これまでリリースしたアルバムでは名曲に新たな一面を見出し、聴き手に衝撃を与えてきました。
 大期待の新譜は2013 年生誕100 周年のワーグナー作品集です。同番でもダウスゴーならではの大胆なオーケストレーションとエネルギーに満ちあふれております。2004 年よりスウェーデン室内管の首席指揮者をつとめているダウスゴーはオケからも絶大なる信頼を得ており、その結果、自由自在なオーケストレーションを聴かせてくれ、自身が目指す音楽を最大限に表現できていると言えましょう。
 注目はニーナ・シュテンメがソロをつとめたヴェーゼンドンク歌曲集(マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩)です。シュテンメは堂々たる存在感を示し、ヴェルディのアイーダ(BAC 022) をはじめ高い評価を得ています。ビロードのような美しい声がワーグナー作品にもマッチしており、オーケストラの伴奏版ということもあり、よりドラマティックに歌い上げます。



 


BIS SA 1879
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
サカリ・オラモ(指)&ロイヤル・ストックホルム・フィル
 エルガー:
  (1)交響曲第2番変ホ長調Op.63
  (2)ため息Op.70
  (3)悲歌Op.58
サカリ・オラモ(指)
ロイヤル・ストックホルム・
 フィルハーモニー管弦楽団
 オラモ& ストックホルム・フィルによるエルガーの交響曲第2番と美しすぎる「ため息」&「悲歌」

 録音:(1)(2)2011年6月 (3)2012年8月/ストックホルム・コンサート・ホール、スウェーデン/63’54”

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表するオーケストラ、ストックホルム・フィルと2008 年より首席指揮者をつとめるサカリ・オラモとの新録音はエルガーです。主軸は交響曲第2 番。この曲は1909-11 年に作曲され、初演は1911 年ロンドンでエドワード7 世の追悼に捧げられました。当録音は初演からちょうど100 年経った記念すべきアルバムです。この他に収録されたのは、ほぼ同時代に作曲された弦楽、ハープとオルガンのために書かれた「ため息」、そして「悲歌」でいずれも哀愁に満ちた美しい演奏です。
 オラモはフィンランド出身の指揮者ということからシベリウスをはじめとする北欧の作曲家作品を得意のレパートリーとしていますが、イギリスの音楽、とりわけエルガーのオーケストレーションに魅了され近年積極的に取り組んでおります。この録音でもオラモらしくオケを意欲的に駆使しながら見事にコントロールしております。
 2013 年BISレーベルとスウェーデンを代表するストックホルム・フィルとのコラボレーションは30 年目を迎え、その記念に相応しい新録音と申せましょう!
 


BIS SA 2007
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アレクセイ・オグリンチュク(Ob と指揮)
 モーツァルト:
  (1)オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
  (2)オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
  (3)ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(オーボエ編曲版)
アレクセイ・オグリンチュク(Ob と指揮)
 (1) [ボリス・ブロフツィン(vn)、
   マキシム・リザノフ(va)、
   クリスティーヌ・ブラウマネ(vc)]
(2)リトアニア室内管弦楽団
(3)レオニード・オグリンチュク
 (ピアノ; Steinway D)
 ヴィオラ奏者リザノフも参加!RCO 首席オーボエ奏者オグリンチュクによるモーツァルト作品集

 録音:(1)(2)2012 年4 月、リトアニア・ナショナル・フィルハーモニー・ホール、ヴィリニュス/ (3)2011 年8 月、ブレーメン、ドイツ/55’52”

 SACD ハイブリッド盤。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者アレクセイ・オグリンチュク。BIS レーベルから発売したバッハのオーボエ作品集(BIS SA 1769) では妖艶な美音を聴かせてくれましたが、今回もより磨きのかかったふくよかなオーボエを披露しています。期待の新譜はモーツァルトのオーボエ作品集です。内容は名曲オーボエ協奏曲を筆頭にオーボエ四重奏曲そしてヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調のオーボエ編曲版です。この協奏曲はオーボエ奏者ジュゼッペ・フェルレンディス(1755-1805) のために作曲された作品で、オーボエの魅力を引き出した名曲です。また、オーボエ四重奏曲では共演陣にも注目!近年目覚ましい活躍のヴィオラ奏者マキシム・リザノフ。バシュメットの後継者との呼び声も高く世界各地で幅広い活躍をしております。そして、ヴァイオリンのブロフツィンとチェロのブラウマネの若手演奏家が加わりオグリンチュクの豊かなオーボエの音色が一層際立ちます。今後の活躍にも大注目です!
 

BIS 1995
\2500→\2290
ロンドン・バロック
 18世紀ドイツのトリオ・ソナタ

 (1)ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク:トリオ・ソナタ ハ長調
 (2)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:
  トリオ・ソナタ ハ短調 FWV N:c2
 (3)ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:
  トリオ・ソナタ ヘ長調 W.VII/3
 (4)ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ・ソナタ 変ロ長調
 (5)ゲオルク・フィリップ・テレマン:
  トリオ・ソナタ ト長調 TWV42:G10
 (6)カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  トリオ・ソナタ 変ロ長調 Wq158
ロンドン・バロック
 ロンドン・バロックの好評シリーズ第8弾はテレマン、C.P.Eバッハ、J.G.ゴルトベルクなどの18世紀のドイツに生きた作曲家によるトリオ・ソナタ集

 録音:2011 年9 月/聖マーティン教会、イングランド/67’00”

 ロンドン・バロックの好評シリーズ、トリオ・ソナタの第8 弾は18 世紀ドイツの作曲家です。J.S. バッハが様々な形態のトリオ・ソナタを作曲しましたがここで紹介されているのは大バッハ以外の18 世紀に活躍した作曲家です。J.G. ゴルトベルク(1727-56) は優れたクラヴィア奏者として活躍しました。
 J.S. バッハに学んだこともあり、かの有名な「ゴルトベルク変奏曲」は彼のための作品と言われております。この他、J.F. ファッシュ、J.C.F. バッハ、J.G. グラウン、テレマン、そしてC.P.E バッハのトリオ・ソナタを収録しております。今回もロンドン・バロックの質の高い素晴らしい演奏です!


旧譜
「17世紀イタリア」、「18世紀イタリア」も好評!

BIS 1795
\2500→\2290
17世紀イタリアのトリオ・ソナタ
 (1)チーマ:3声のソナタ
 (2)トゥリーニ:第2旋法による3声のソナタ
 (3)ブオナメンテ:「ラ・ロマネスカ」によるソナタ第8番
 (4)カステッロ:3声のソナタ第10番
 (5)メルーラ:チャコンナ
 (6)ウッチェリーニ:「ラ・プロスペリーナ」によるソナタ第26番
 (7)ファルコニェロ:フォリア
 (8)カッザティ:チャコンナ
 (9)マリーニ:「逃れよ、悲しい心よ」によるソナタ
 (10)カヴァッリ:3声のカンツォン
 (11)レグレンツィ:3声のソナタ
 (12)パンドルフィ:マルケッタ第2番
 (13)ボノンチーニ:ソナタ第5番
 (14)ヴィターリ:チャコンナ
 (15)ペストロッツァ:ソナタ第12番
 (16)コレッリ:ソナタOp.1の12
ロンドン・バロック
 旋律美に陶酔。ロンドン・バロックの魅力全開。

 [ 録音:2010 年9 月/聖マーチン教会(イギリス)]/DDD、68’51”

 これまでフランス、ドイツ、イギリス17 世紀と続いたロンドン・バロックのトリオ・ソナタシリーズ、ついにその発祥の地イタリアへ辿り着きました。「トリオ・ソナタ」という名称は後に使われたもので、17 世紀イタリアでは「2 声のソナタ」もしくは「3 声のソナタ」が一般的でした。ロンドン・バロックは、この形態最初期のチーマの「3 声のソナタ」(1610) からコレッリの名作「ソナタOp.1 の12」まで、発生から発展の好例16 篇を厳選。学術的にも価値がありますが、いずれもイタリアならではの美しいメロディに満ち、リッチな気分にひたれるものばかりです。


BIS 2015
\2500→\2290
18世紀イタリアのトリオ・ソナタ
 (1)アルビノーニ:バレット ト長調Op.3の3
 (2)ボンポルティ:ソナタ ト短調Op.6の7
 (3)ヴィヴァルディ:ラ・フォリアOp.1の12
 (4)ボノンチーニ:室内ソナタ第2番
 (5)ポルポラ:ソナタOp.2の3
 (6)サンマルティーニ:ソナタ第5番ヘ長調
 (7)ロカテッリ:ソナタ ニ長調Op.8の8
 (8)ガッロ:ソナタ第1番ト長調
 (9)タルティーニ:3声のソナタ ニ短調
ロンドン・バロック
 トリオ・ソナタ様式末期の輝きをロンドン・バロックの美演で

 [ 録音:2012 年4、5 月/セント・マーティン教会(ハンプシャー)]/DDD、77’14”

 「17 世紀イタリアのトリオ・ソナタ」(BIS 1795) の続編にして、ロンドン・バロックのトリオ・ソナタシリーズ第7 弾。17 世紀にイタリアで発祥したトリオ・ソナタ形式の、約百年後の進化の様を示してくれます。良く知られたヴィヴァルディの「ラ・フォリア」のほか、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」または「イタリア組曲」の原曲がペルゴレージではなくドメニコ・ガッロの作で、ここに収められた「ソナタ第1 番ト長調」第1 楽章はまさに「プルチネッラ」序曲と同じメロディが響くのに感動させられます。このほか、当時の大ヴァイオリニストでもあったロカテッリとタルティーニ、ハイドンやファリネッリの師としても知られるポルポラの作品など、トリオ・ソナタの伝統がロココ様式へと変化していく様子を実感させてくれます。


 


BIS 9043
(4CD)
\6000→\5490
白神典子の代表盤、フンメル編のモーツァルトが4枚組BOXで登場!
モーツァルト(フンメル編曲):
 室内楽版ピアノ協奏曲集、交響曲第40番
  Disc1
   (1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
   (2)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
  Disc2
   (3)ピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365
   (4)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
  Disc3
   (5)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
   (6)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
  Disc4
   (7)ピアノ協奏曲第18 番変ロ長調K.537
   (8)交響曲第40番ト短調K.550(室内楽版)
白神典子
 (Pf; (1)(2)Bosendorfer、
  (3)-(6)Fazioli、
  (7)(8)Yamaha S6)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
ピーター・クレメント(Vn)
ティボール・ベーニ(Vc)
 
 録音:(Disc1)2003 年6 月、(Disc2)2004 年6 月、(Disc3)2005 年5 月、(Disc4)2006 年6 月/バイエルン・スタジオ、ミュンヘン/4h 14’48”

 白神典子の代表盤、モーツァルト=フンメルの室内楽版によるピアノ協奏曲(No.10,18,20,24,22,25,26)、交響曲第40 番が4 枚組のボックスセットで登場。モーツァルトの弟子として言わば「正統的な継承者」であったフンメルは編成を室内楽にするだけでなく、ピアノの魅力を一層引き出すためにロマン派風に手を加えております。またこの録音で白神は3 台の異なるピアノを使用しており、それぞれの音色の違いを聴くことができます。原曲との違いを楽しめるばかりではなく、モーツァルトの名曲に新たな魅力を発見できます。同編曲版の名盤であることは間違いなしのお買い得BOX です!




MD+G



937 18046
(SACD Hybrid)
\3000→\2690
ブルーニエ&ボン・ベートーヴェン管
 マーラー:

  カンタータ『嘆きの歌』(1898/99年稿)
  『花の章』
  『交響曲第10番』より「アダージョ」
マヌエラ・ウール(Sp),
リオバ・ブラウン(A),
ヴェルナー・ギューラ(T),
ボン・ベートーヴェン管弦楽団,
チェコ・フィルハーモニー合唱団,
シュテファン・ブルーニエ(指揮)
最大のコントラストによる壮大なロマンティックの魅力
【録音】2012年5月, ボン、ベートーヴェン・ホール (デジタル:セッション)
 若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々と発表しているブルーニエ&ボン・ベートーヴェン管弦楽団。ドイツの幅広いロマン派の音楽を、作曲された当時の演奏様式にのっとって再現していきます。その結果は、最近のピリオド奏法のような軽さや速さが目立ったものではなく、雄弁にメロディを歌い、響きの透明感を際立たた演奏が生み出されています。
 ここに収録されたマーラーの作品でも、マーラーらしい美しい旋律や混沌とした壮大な魅力を余すところなく引き出しています。
 


904 18056
(SACD Hybrid)
\3000→\2690
エッカードシュタイン(P)
 ワーグナー・オペラ、トランスクリプションとパラフレーズ集

 ルイ・ブラッサン:『「ニーベルングの指環」による自由なトランスクリプション』
 フェルッチョ・ブゾーニ編曲:『神々の黄昏』より「葬送行進曲」
 アウグスト:ストラダル編曲:『パルジファル』より「転換の音楽」「聖金曜日の音楽」
 シドニー・コルベット:『クンドリーの碑』
 ゾルターン・コチシュ編曲:『トリスタンとイゾルデ』より「第1幕への前奏曲」
 モーリッツ・モシュコフスキ編曲::『トリスタンとイゾルデ』より「イゾルデの死」
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)
様々な作曲家によるピアノ版官能的ワーグナーの世界
  【録音】2012年12月, マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
 リストは、ワーグナーの作品を数多くピアノ独奏へと編曲しました。内容的にも音楽的にもリストが興味を持った男女間の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇。リスト以後も、このアルバムに収録されたような様々な作曲家が、ピアノ1台の上にワーグナーの世界を見事に描き上げています。
 もちろんこれらを弾きこなすには破格の技巧が必要とされ、1990年スタインウェイ・コンクール第1位、1998年シュナーベル・コンクール第1位、2003年エリーザベト王妃国際コンクール優勝したエッカードシュタインの超絶技巧が見事に生かされたのがこのアルバム。官能的で炎のように情熱的な超絶技巧演奏が、想像力あふれる新たなる世界をお届けします。
 


904 18036
(SACD Hybrid)
\3000→\2690
『ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲の主題よる
 演奏会用の華麗な大変奏曲(ヘクサメロン変奏曲)』

  ①イントロダクション
  ②主題(リスト作)
  ③第1変奏(タールベルク作)
  ④第2変奏(リスト作)
  ⑤第3変奏(ピクシス作)
  ⑥第4変奏(エルツ作)
  ⑦第5変奏(ツェルニー作)
  ⑧第6変奏(ショパン・リスト作)
  ⑨フィナーレ(リスト作)
  ⑩ ショパン:『マズルカ Op.17-4』
  ⑪ ツェルニー:『シューベルトの有名なワルツに基づく変奏曲 Op.12』
  ⑫ タールベルク:『夜想曲』
  ⑬ エルツ:『ロッシーニの「ウィリアム・テル」によるロンド』
  ⑭ リスト:『葬送』
  ⑮ ショパン:『夜想曲Op.55-1』
  ⑯ ピクシス:『ワルツ』
  ⑰ レオン・ブッヘ:『Hexameron over the clouds
ピアノ:ヨハン・ブランシャール(①⑨⑭),
レオン・ブッヘ(②⑤⑦⑨⑰),
カルロ・ゴイコエチェア(③⑦⑨⑫),
カロリーヌ・セリュー(④⑧⑩⑮),
ヨシカネ・カナコ(⑤⑥⑪),
クラウディス・タンスキー(①⑬⑯)
6人の作曲家の合作で手がけられた変奏曲「ヘクサメロン」
 【録音】2012年12月, マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
 クリスティーヌ・ベルジョジョーソ=トリヴルヅィオ公爵夫人の計画による、フランス在住のイタリア移民のための慈善コンサートに際して、1837年に6人の作曲家の合作により生み出された変奏曲です。
 「へクサメロン」とはギリシャ語で6編の詩という意味)」というタイトルも付けられています。
 この作品に関わった6人の作曲家とは、リスト、タールベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、そしてショパン。この変奏曲の主題は、ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲で、全体の監修はリストによって行われています。この録音では、ドイツやオーストリアで学んだ若手ピアニストが、それぞれの変奏を担当。さらにリスト以外の作曲家の作品も収録されているのも、なかなか凝った企画と言えましょう。
 


307 18062
\2300→\2090
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 メンデルスゾーン:

 『弦楽五重奏曲第1番イ短調Op.18』
 『弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87』
ライプツィヒ弦楽四重奏団
〔シュテファン・アルツベルガー(Vn),
ティルマン・ビュニング(Vn),
イーヴォ・バウアー(Va),
マティアス・モースドルフ(Vc)〕+
バルバラ・ブントロック(Va)
情熱、躍動、瞑想、悲愴、孤独…
メンデルスゾーンの様々な表情が凝縮
【録音】2013年1月, マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
  1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴衆の心を掴んで離しません。彼らはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全曲、八重奏曲、管弦楽作品編曲集を録音しており、どれもシャープで洗練された響きで高い評価を得ています。
 今回は、ミュンヘンやジュネーヴ国際コンクールで高い評価を受けた若手女流ヴィオラ奏者ブントロックを迎えての弦楽五重奏曲。「第1番」は比較的初期の作品ながら、後から付けられたアンダンテ楽章は、友人リーツの死を偲んで書かれたもの。「第2番」の第3楽章では晩年の衰弱が反映されているといわれています。彼らの演奏も、そうしたものを楽譜から感じとり、哀愁と憂いによる回想が全体的に感じられる演奏です。
 

320 7612
\2300
"壮大なロマンティック・オルガンのために編曲されたバッハとヘンデル
J.S.バッハ:
 ジークフリート・カルク=エーレルト編曲:
  『モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」による即興的コラールとフーガ』
  『管弦楽組曲第3番よりアリア』/
 マックス・レーガー編曲:
  『前奏曲とフーガト短調 BWV 885』/
 アレクサンドル・ギルマン編曲:
  『カンタータ第106番「神の時こそ、いと良き時」よりシンフォニア』/
 アルノ・ランドマン編曲:
  『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調よりシャコンヌ』
ヘンデル:
 ウィリアム・トーマス・ベスト編曲:
  『パッサカリア ト短調HWV.432』/
 アレクサンドル・ギルマン編曲:
  『オルガン協奏曲第10番 ニ短調Op.7-4』/
 ジークフリート・カルク=エーレルト編曲:
  『変奏曲「調子の良い鍛冶屋」HWV.430』
ヴォルフガンク・バウムグラッツ(ヴィルヘルム=ザウアー・オルガン)

【録音】1997年7月, ブレーメン聖ペトリ大聖堂 (デジタル:セッション)
17世紀〜18世紀前半のバロック時代はオルガン文化の全盛期でした。特に北ドイツにおいては、新教会が大オルガンを建造することを競い始めるようになり、巨大なオルガンが作製されるようになりました。ブクステフーデ、パッヘルベル、そしてJ.S.バッハの作品は、こうしたバロック・オルガンのために作曲されています。
 19世紀〜20世紀初頭には、多彩な音色が発音されオルガンが作られ「シンフォニック・オルガン」または「ロマンティック・オルガン」と呼ばれています。サン=サーンスやレーガー、そしてこのアルバムに収録された作曲家たちの間では、オルガン・ソロのための交響曲を書くことが流行りました。また、バロック時代の偉大な作曲家の作品だけではなく、オルガン作品まで、ロマンティック・オルガンのために編曲して自らのレパートリーとして演奏されていたのです。こうして編曲されたバッハとヘンデルの名作品をここに収録しました。ブレーメン大聖堂にW・ザウアーによって1894〜1905年に製作されたロマンティック・オルガンの響きでお楽しみください。長らく生産中止となっていた盤の、待望の再発売です。



 

ENCHIRIADIS

EN2035
\2600
FLAUTO A NAPOLI 〜ナポリのリコーダー
 1-4.ロベルト・ヴァレンティーニ(1674頃-1735):
  リコーダー協奏曲 変ロ長調/
 5-6.レオナルド・レーオ(1694-1744):トッカータ第2&3番/
 7-10.フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):
  リコーダー協奏曲 第18番 ヘ長調/
 11.ニコラ・マッテイス(1650頃-1714頃):ファンタジア/
 12-15.フランチェスコ・バルベッラ(1692-1733):
  リコーダー協奏曲第4番 ハ長調/
 16-19.ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):
  前奏曲、クラント、サラバンドとジグ/
 20-23.ニコラ・フィオレンツァ(1700頃-1764):
  リコーダー協奏曲 イ短調/
 24.ジョヴァンニ・ザンボーニ(1674頃-1718?):アルマンド/
 25.ジョヴァンニ・ザンボーニ:ガヴォット/
 26-29.ドメニコ・サッリ(1679-1744):リコーダー協奏曲 第11番 イ短調
ダビド・アンティク(リコーダー)/
ラ・ディスペルシオーネ/
ジュアン・B・ボイルス(指揮)
録音:2012年7月17-19日、9月7日 en la Iglesia de Santa Maria de Requena (Valencia)
 1700年代のイタリアの知られざる作曲家たちによるリコーダー作品集。ヴィヴァルディの作品ばかりが聴かれる今の時代、このような隠れた作品を楽しむのも粋ではありませんか。色彩豊かなオーケストラはラ・ディスペリシオーネは1999年に創設されたバレンシアに本拠を置く団体。同じくバレンシア出身のアンティクの素晴らしいリコーダーもいうことなしです。
 
EN2036
\2600
パブロ・ケイポ・デ・リャノ:協奏曲・交響曲・通奏低音と弦楽のためのフーガ集
 1.弦楽と通奏低音のための「ウリッセのフーガ」ホ短調/
 2-4.弦楽とと通奏低音のための
   シンフォニア・ディオニュソス イ短調 Op.3-2/
 5-7.2台のヴァイオリン,弦楽と
    通奏低音のための協奏曲 ニ短調「モプソの航海」Op.2-6/
 8-9.2台のヴァイオリン,弦楽と
    通奏低音のためのソナタハ短調/ハ長調「天国の門」Op.2-4b/
 10-13.ヴァイオリン,弦楽と
    通奏低音ののための協奏曲 ニ長調「ゼフィロの帰還」/
 14.弦楽と通奏低音のための「ヘルクレスのフーガ」ト短調/
 15-17.2台のヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 Op.2-2/
 18-20.弦楽と通奏低音のためのシンフォニア「シジフォス」Op.3-1
アンサンブル・グイダントゥス
1971年生まれのリャノ(1971-)の作品集の第2集です(第1集はEN2033)。彼はマドリード音楽院でチェンバロ、オルガンを学びましたが、ヴィヴァルディの作品に傾倒し、イタリアのバロック音楽の研究をはじめます。そしてヴィヴァルディの作品の修復を行いながら、自らも独学で作曲を学び、ネオバロックの作品を発表している興味深い経歴を持っています。
 彼の作品は当時の作曲技法を厳格に踏襲し、この時代の作品への賛辞を寄せています。またフーガと作曲技法の教育と普及を目的とした研修会を行う「4人の作曲家」の一人でもあり、ここで聴けるフーガもその活動の一環から生まれたものです。彼の作品、編纂については賛否両論がありますが、それを差し引いてもなかなか興味深い音楽です。
 
EN2037
\2600
旅する音楽-3つの文化
 1.セファルディム伝承曲:時の王ニムロド/
 2.アルフォンソ10世編纂:聖母マリアのカンティガ集-第156番/
 3.コロンビーナの歌集:プロピニャン/
 4.アルフォンソ10世編纂:聖母マリアのカンティガ集-第181番/
 5.セファルディム伝承曲:ばらの花が開く/
 6.ラウル・マリャビバレナ:ズィルヤーブ/
 7.ディエゴ・ピサドール:サン・ファン祭の朝/
 8.ルイス・デ・ナルバエス:牛を見張れ/
 9.即興演奏/10.不詳(18世紀):至高のマリア/
 11.アントニオ・デ・リベラ:多くの港を最大に/
 12.即興演奏/13.セファルディム伝承曲:おやすみ、おやすみ/
 14.セファルディム伝承曲:私のコンスエグラを/
 15.フアン・アラニェス:チャコーナ
ラウル・マリャビバレナ編&即興演奏…5.8.13.14/
ムジカ・フィクタ
<メンバー:
ロシオ・デ・フルトス(S)/
アナ・クリスティナ・マルコ(Ms)/
ハビエル・M・カルメナ(T)>/
アンサンブル・フォンテガラ
<メンバー:
タマル・ラロ(リコーダー)/
サラ・ルイス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
マヌエル・ビラス(Hp)>/
ラウル・マリャビバレナ(パーカッション&指揮)
録音 2011年 Grabado en Madrid en agosto de
 イベリア半島におけるキリスト教、イスラム教、離散したユダヤ人たちを指すセファルディ、この3つの宗教的文化にまつわる音楽を収録した1枚。長い時を経る間に、これらは混然一体となり、感情、メロディー、楽器は共有され、新しい感動を呼び起こします。マリャビバレナが全体を統括。編曲、即興演奏などを受け持っています。



 

VERSO

 2001年、ホセ・ミゲル・マルティネスとピラール・デ・ラ・ベガによりマドリッドに設立されたスペインのレーベルです。スペインの知られざる作品、バロックからポスト・モダンまでの幅広いレパートリーをカヴァーし、最近は国内の前衛的な作曲家のサポートにも力を入れています。
 BBVA財団とのコラボレーションからは、美術と現代音楽の融合作品も生まれるなど、常に革新的で多様な活動を行うことでも知られています。
VRS-2121
\2300
フェルナンデス・ゲーラ(1952-):室内楽作品集
 1.ワーキン・プロブレムズ/2-4.オセアニカス/
 5.恒星間の音/6-20.子どもたちは叫んだ
フランチェスカ・カレーロ(ソプラノ)…6-20/
ペドロ・アバッラガ(バリトン)…6-20/
ユアナ・グィレン(フルート)…6-20/
エドゥアルド・ライムンド(クラリネット)…6-20/
セルジオ・サエス(ヴィオラ)…6-20/
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)/
アンサンブル・レシデンシアス
録音 2011年6-12月 Conservatorio Profesional de Musica de Getafe, Madrid, Spain
 1952年マドリード生まれのゲーラの作品集です。1980年代初頭から作曲家として活躍していた彼の初期の作品は、当時提唱されていたパラダイム(特定の概念)に基いて書かれていたとされていますが、パリへの留学後、90年代にスタイルを見直し、新世紀へ突入するための新しい音楽へと変貌させたのでした。
 アルバムの中心となるのは「子どもたちは叫んだ」で、マドリードで起きた悲しい事件を題材に、胸が張り裂けるような音楽が付けられています。
 
VRS-2122
(3枚組CD+DVD+BD)
\3000
エドゥアルド・アルメンテロス(1956-):ヴェナンシオ・ブランコへのオマージュ
 ヴァーチャル・アーツ・コレクションのための音楽

<CD>
 1.宗教的な美術館/2.ワックスと型/3.キャスティング/
 4.フラメンコ/5.ポートレート/6.闘牛/7.絵画と彫刻/
 8.音の形/9.ヴェナンシオ・ブランコ/
<DVD&Blu-ray>
 ヴェナンシオ・ブランコへのオマージュ(51分)/
 ヴェナンシオ・ブランコについて(30分…DVDのみ)
<CD>
エドゥアルド・アルメンテロス(電子楽器)/
フレディ・バルドゥエナ(電子楽器)/
アンドレ・ゴミス(ウィンド・コントローラー)
「ヴァーチャル・アーツ(視覚芸術)のための音楽」と呼ばれる興味深い文化プロジェクトの一環として発売されたCDとDVD、Blu-rayがセットになった1組。実際の作品の映像を見ながら音楽を聴くことで想像力が広がります。ここでフィーチャーされているのは1923年生まれの彫刻家ヴェナンシオ・ブランコで、DVDに収録されているインタビューも素晴らしい内容です。
 
VRS-2123
\2300
アントニオ・カルダーラ:トリオ・ソナタ集 Op.1より
 1-4.トリオ・ソナタ ロ短調 Op.1-9/
 5-8.トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.1-4/
 9-12.トリオ・ソナタ ホ短調 Op.1-5/
 13-15.トリオ・ソナタ ト短調 Op.1-8/
 16-19.トリオ・ソナタ ト長調 Op.1-2/
 20-23.トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-12
エル・アルテ・ムジコ
録音 2011年2月 -Iglesia Parroquial Inmaculada Concepcion (s. XV), Bustarviejo, Madrid, Spain
 ヴェネツィアに生まれ、20代の終わりにマントヴァ公フェルディナンド・カルロの招聘を受けゴンザーガ家の宮廷楽長となったカルダーラ。その後ゴンザーガ家の没落に伴いローマに移るも、自ら神聖ローマ皇帝カール6世に請願書を送り、1716年にウィーンの宮廷副楽長の地位を得て、終生その位置にありました。
 そんなカルダーラ(1671-1736)のトリオ・ソナタ Op.1は、彼の最初の出版作品であり、整った形式と見事な対位法が光る後期バロック期の秀逸な作品群です。
 
VRS-2124
\2300
高木真介 ギター・リタイタル
 1.ホアキン・マラツ(1872-1912):
  スペインのセレナード(F. タルレガによるギター編)/
 2.アルベニス(1860-1909):
  スペインの歌 Op.232 第4番 コルドバ(編曲:Y.阿部)/
 3.ロドリーゴ(1901-1999):
  スペイン風の3つの小品 第1番 ファンダンゴ/
 4-6.アセンシオ(1908-1979):バレンシア組曲/
 7.ガルシア・アブリル(1933-):エヴォカシオン 第4番 リベラメンテ/
 8.グラナドス(1867-1916):
  15の昔風のスペインの歌曲集 第7番 ゴヤのマハ(編曲:M.リョベート)/
 9.ロドリーゴ:スペイン風の3つの小品 第3番 ザパテアード/
 10.アルベニス:スペイン組曲 Op.47 - 第3番 セビーリャ(編曲:M.バルエコ)/
 11.モラレス=カソ(1969-):リンダラハの庭/
 12.タルレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
高木真介(ギター)
録音 2002年2月,2012年3月 LBM Studio, Madrid, Spain
 神奈川生まれ、マドリッド在住のギタリスト、高木真介(マサユキ)氏の詩情豊かな演奏をじっくりと。タルレガやロドリーゴなどの良く知られた作曲家の作品を中心に、現代スペインの巨匠たちの作品までをバランス良く配した魅力的な1枚です。スペインと日本、この2つの文化の共通項を深く探りたくなるような演奏です。
 
VRS-2125
\2300
J.S.バッハ:半音階幻想曲 他
 1-2.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/
 3-6.トッカータ ホ短調 BWV914/
 7-12.パルティータ第2番 ハ短調 BWV826/
 13-18.カプリッチョ 変ロ長調 「最愛の兄の旅立ちに」 BWV992
イグナシオ・プレーゴ(チェンバロ)
録音 2011年5月22日 Auditorio Nicolas Salmeron de Madrid, Madrid, Spain
 バッハ(1685-1750)の時代の楽器、ブランシェ(1763年製)とタシュキン(1768年製)の複製楽器を用いて演奏したこのアルバム。ここから香り立つのは、時代を超えた芸術性と、バッハの類い稀なる才能でしょうか?プレーゴの演奏は確かな技巧と厳格さを備えたものであり、複雑に絡み合った対位法の中から美しいメロディを拾い上げ、見事な音の建造物として目の前に見せてくれています。
 
VRS-2126
\2300
ヘスス・バル・イ・ガイ:管弦楽作品全集
 1-3.3つの小品/4.ドン・キホーテのオード/
 5-9.ドン・キホーテ/10-12.コンチェルト・グロッソ/
 13-15.セレナータ/
 16-18.J.S.バッハ(1685-1750)=ヘスス・バル・イ・ガイ:
  ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
コルドバ管弦楽団/
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音 2011年2月 Gran Teatro de Cordoba, Spain
 スペインのガリシア州で生まれた作曲家ヘスス・バル・イ・ガイの作品集です。たゆみない研究と創造性豊かな音楽は、当時の他国の作曲家たち、プーランク、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ファリャらにも影響を与え、また彼自身も彼らの作品から大いなるインスピレーションを得たのでした。
 オリジナルの作品もさることながら数多くの作曲家たちの作品を編曲したことでも知られ、ここで聴くことのできる「バッハ」などはオリジナルとはまた違った味わいを有した興味深いものとなっています。
 
VRS-2127
\2300
ラモン・ラスカーノ:作品集 Laboratorio de tizas
 1.冬至第3番/2.エロビ第2番/3.冬至第1番/
 4.エロビ第1番/5-7.冬至第2番/
 8.イーガン第2番/9-10.冬至第4番
アンサンブル・ルシェルシュ
録音 2012年7月4-7日 Ensemblehaus Freiburg, Germany
 1968年、サン・セバスチャンに生まれた作曲家ラスカーノ(1968-)。初期はスペインで学び、やがてパリに留学。アラン・バンクァールとジェラール・グリセイに師事します。
 その後ラッヘンマンと会ったことで強い影響を受け、以降の活動の指針が決まったと言えましょう。ここで聴ける音楽は脆さと堅牢さを合わせもつ、複雑なテクスチュアを備えたものであり、とりわけ「冬至」4部作は無限の可能性を感じさせる音の連なりとなっています。
 
VRS-2128
(3CD)
\3000
ゴンサロ・デ・オラビデ:管弦楽作品と声楽曲集
<CD1>
 1.インディセス/2.シネ・ディエ/3.クラモールⅡ/
<CD2>
 1.交響曲「フャリャへのオマージュ」/
 2.ガルシア・ロルカの思い出による歌/3.エスティグマ/
<CD3>
 1.オーダ Ⅱ/2.オルベ変奏曲/
 3.通行/4.コンチェルタンテ・ディヴィデス
マグダレーナ・ラマズ(メゾ・ソプラノ)…2:2,2:3,3:4/
カロル・シドニー・ルイス(ソプラノ)…2:3/
ホセ・マヌエル・モンテーロ(テノール)…2:3/
リチャード・リッテルマン(バリトン)…2:3,3:1/
スペイン・ラジオ・テレビ合唱団…2:2/
スペイン放送交響楽団/
アルトゥーロ・タマヨ(指揮,テープ…1:3)
ゴンサロ・デ・オラビデ(1934-2005)は、ヨーロッパの作曲家の中でも「もっとも前衛的なサークル」の中の一人として初期の頃から目されていた人です。マドリッド音楽院で学び、ベルギー、ダルムシュタット、ケルンで研究をつづけ、ブーレーズのクラスや、シュトックハウゼン、リゲティ、ベリオからも教えを受けています。
 ここでは全ての管弦楽作品と声楽作品、そのほかの興味深い作品をCD3枚に収録。スペインの現代音楽の歩みを知るために最適の1セットです。
 
VRS-2129
\2300
トマス・マルコ:管弦楽曲・声楽曲集
 1.ソット・ヴォーチ/2.コラール協奏曲 第1番/
 3.ミステリア/4-7.ネクロノミコン
マドリード・コミュニティ合唱団…1.2/
マーティン・アルディッティ(ヴァイオリン)…2/
マドリード・コミュニティ管弦楽団…3/
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)…1/
ホルディ・カサス(指揮)…2/
ミゲル・グローバ(指揮)…3/
ラファエル・ガルベス(パーカッション)/
ラウル・ベナベン(パーカッション)/
ジョゼフ・フリオ(パーカッション)/
ホアン・カステッロ(パーカッション)/
ディオニシオ・ビラルバ(パーカッション)/
エンマ・ブロディ(パーカッション)
録音:2002年12月,2003年2月,6月 Auditorio Nacional de Music de Madrid, Spain
 スペインの作曲家、トマス・マルコ(1942-)の30年の創作過程を逆に辿る興味深い1枚。2000年に書かれたトラック1のソット・ヴォーチ(原題は(S)OTTO VOCI(E)と表記されている)は、声による絵画のような作品で、ありとあらゆる声の響きを駆使した極限の作品。
 70年代の「ネクロノミコン」は、ありとあらゆるパーカッションの響きを駆使した興味深い作品。間に挟まれた2つの作品も少々不気味ささえ感じさせる独創的な作品です。
  
VRS-2131
\2300
ホセ・ルイス・トゥリーナ:室内楽作品集
 1.スカルラッティの2つの主題による変奏曲/
 2.ティトゥーロ・ア・デテルミナール/
 3-5.ピアノ四重奏曲/6.室内協奏曲/
 7.蝶の墓/8.ホビットのためのスケルツォ
プルーラル・アンサンブル/
ファビアン・パニセーリョ(指揮)
スペイン国内で「魅力的な室内楽」と称されるトゥリーナ(1952- よく知られたホアキンではない)の作品集。冒頭の「スカルラッティの主題による〜」は、一瞬親しみ深い旋律で聴き手の耳をぐっと掴み、じわじわと不可思議な世界へと連れていかれること間違いなし。賑やかさと奇妙な風景が入り混じるこの音楽。ぜひ一度お試しください。
 
VRS-2132
\2300
フェデリーコ・オルメーダ:リマス 他
 1.夜想曲 嬰ハ短調/
 2-17.リマス
  <第1番:ト短調 ダーツの飛行/
   第2番:変ロ長調 私は燃えている/
   第3番:イ短調 ああ、アンダルシア/
   第4番:ヘ長調 ちいさなうめき声、朝のキス/
   第5番:変イ長調 そよ風に吹かれるように、私はあなたを見た/
   第7番:イ長調 イディリオ/
   第9番:変ホ長調 片側の光よ/
   第10番:イ長調 冬の光に浮く花輪/
   第12番:イ短調 熱にうかれた私の時を見て/
   第13番:ホ短調 天使/第19番:イ長調 月の光/
   第21番:ニ短調 マズルカ/第24番:ホ短調/
   第29番:ト短調/第31番:イ長調 村の祭り/
   第32番:嬰ヘ短調 情熱>/
 18.即興曲 変イ長調
エデュアルド・ポンセ(ピアノ)
録音 2011年7月 Grabacion realizada en el Aula de Musica de la Universidad de Alcala de Henares (Madrid)
 スペインの「知られざる」ロマン派の作曲家オルメーダ(1865-1909)のピアノ曲。作曲家の名前すらも忘れられてしまっていますが、ここで聴く限り、こんなステキな人を埋もれさせてしまうのは何とももったいない話です。このアルバムの中心である「リマス」とは、詩人グスタボ・アドルフォ・ベッケルの詩にインスパイアされた曲集で、それぞれの曲に、意味深な詩が添えられています。ショパンをもっと筋肉質にしたようなこれらの小品、一度聴いたら忘れられません。
 
VRS-2133
(2CD)
\3000
ヘラルド・ゴンバウ:声楽と合唱、管弦楽のための作品集
<CD1>
 1.アマンセル/2.寝ずの番をするドン・キホーテ/
 3.詩的な変奏曲/4-6.室内オーケストラのためのソナタ/
 7.アラゴンの7つのクラベス/
<CD2>
 1.スケルツォ/2.声楽と器楽のための音楽/
 3.音色のグループ:ギヨーム・ド・マショーへのオマージュ/
 4.われらの過ぎ越し:カンタータ・パスクワル
<CD1>
マリアーナ・トドロバ(ヴァイオリン)…1/
マグダレーナ・ラマズ(メゾ・ソプラノ)…7/
<CD2>
カロル・シドニー・ルイス(ソプラノ)…1/
スペイン・ラジオ・テレビ合唱団…2,4/
カルメン・アビラ(ソプラノ)…4/
カロリナ・マルティネス(メゾ・ソプラノ)…4/
アンヘル・イズナオラ(テノール)…4/
ホセバ・カッリリ(バス)…4/
スペイン放送交響楽団/
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)
録音 2011年9月.2012年7月 Teatro Monumental de Madrid, Spain
 作曲家としても名高く、また教師としてもその才能が高く評価されたマドリードの作曲家ゴンバウ(1906-1971)の作品集。初期の彼の作品は、前衛的な響きはなく、どれもが驚くほど抒情的で描写的。聴いていて「心地良い」音楽です。
 1960年頃からは若干無調傾向となり、調整感は薄れるものの、最後の作品である「カンタータ」の力強さは圧巻。素晴らしい作曲家です。
 
VRS-2134
\2300
ヴィジョンズ-21世紀のピアノ曲
 1-5.マリオ・カッロ(1979-):インバーナル/
 6.マリオ・カッロ:即興曲/
 7-10.エクトル・パッラ(1976-):4つの小品/
 11.アルベルト・カッレテロ(1985-):知識/
 12.エルメス・ルアチェス(1975-):前奏曲 Ⅰ/
 13.エルメス・ルアチェス:前奏曲 Ⅴ/
 14.エルメス・ルアチェス:前奏曲 Ⅲ/
 15.ホセ・ミングロン(1979-):ココチャ 第2番/
 16.ジョン・マグレーン(1988-):ヴィジョン Ⅰ/
 17.ジョン・マグレーン:ヴィジョン Ⅱ/
 18.ジョン・マグレーン:ヴィジョン Ⅲ
マリオ・プリスエロス(ピアノ)
録音 2012年6月13-15日 Grabacion realizada los dias
 21世紀に活躍するスペインの「若き作曲家」6人の作品を集めた1枚。各々の作曲家は1975年から1988年の間に生まれた、本当にぴちぴちの人たち。それぞれの感性や創造の発露は違うものの、誰もがスペイン音楽の先駆者たるべき人たちです。ピアノを演奏するマリオ・プリスエロスも同じく「若きスペインの芸術家」。青春の記録とも言える、熱い1枚です。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ORFEO



ORFEOR 862133
(3CD)
(C 862 133 D)
\6600→\5990
ベーム&ウィーン国立歌劇場ライヴ
 「ローエングリーン」、ORFEO から正規盤発売!!
  ワーグナー:「ローエングリーン」
ジェス・トーマス(T ローエングーリン)
クレア・ワトソン(S エルザ)
ワルター・ベリー(Br フリードリヒ・フォン・テルラムント)
クリスタ・ルードヴィヒ(Ms オルトルート)
マルッティ・タルヴェラ(Bs 国王ハインリヒ)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br 伝令)
クルト・エクヴィルツ(T ブラバントの貴族)
フリッツ・シュペルバウアー(T ブラバントの貴族)
ヘルベルト・ラックナー(Bs ブラバントの貴族)
リュボミール・パントチェフ(Bs ブラバントの貴族)
カール・ベーム(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
 

 録音:1965年5月16日、ウィーン/ADD、194分32秒、MONO

 ワーグナー・イヤーにORFEO が素晴らしい音源を発掘してくれました!1965 年5 月16 日にウィーン国立歌劇場で上演された「ローエングリーン」、なんと大指揮者カール・ベームの指揮に、ジェス・トーマス、クレア・ワトソン、ワルター・ベリー、クリスタ・ルードヴィヒ、マルッティ・タルヴェラと名歌手がズラリと並んだ超豪華上演。脇役の伝令がウィーンの名バリトン、エーベルハルト・ヴェヒター、チョイ役のブラバントの貴族の一人がクルト・エクヴィルツだなんて、ウィーン国立歌劇場ならではの贅沢です。ベームの指揮はいつもながらの剛直で逞しいもので、しかもライヴとあってかなり燃えています。しばしば神秘的に演奏されがちな「ローエングリーン」を、劇的な人間ドラマに鍛え直しています。
 モノラルながら聞きやすい音です。
 


ORFEO 042831
(C 042 831 A)
\2600→\2390
クルト・モル(Bs)
 シューベルト:「冬の旅」 D911(全24曲)
クルト・モル(Bs)
コルト・ガーベン(P)
 男声低音のズシリとした感動!!モルの「冬の旅」、1CD で復活

 録音:1982 年5 月18、19 日、6 月21-25 日、ハンブルク/DDD、81分59秒

 以前ORFEO 042832(2CD) で発売されていたクルト・モルが歌う「冬の旅」が1CD になって再登場です。初発売時はまだモルのような低いバスがリートを歌い録音すること自体が珍しく、かなり話題になりました。深く柔らかな美声と豊かな音楽性で知られるモルだけに、重心の低さを活用した重厚かつ感動的な「冬の旅」です。伴奏のコルト・ガルベンは、英語風のコード・ガーベンのカナ表記で知られる元DG 社のプロデューサー。伴奏ピアニストとしても一流の腕の持ち主です。
 80 分超の長時間収録盤です。




RUSSIAN DISC

 いつまた入らなくなるか分からない RUSSIAN DISC の再発ものを中心に。



RDCD 00343
\2000→\1890
【新装再発売】
【再案内】
グリゴリー・ギンズブルク 協奏曲集1
 チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
 アレンスキー(1861-1906):ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.2(+)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
コンスタンチン・イヴァーノフ(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(+)
セルゲイ・ゴンチャロフ(指揮(+))
録音:1950年(*)/1948年(+)
 


RDCD 00404
\2000→\1890
【新装再発売】
【再案内】
グリゴリー・ギンズブルク 協奏曲集2
 リスト(1811-1886):
  ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
  ピアノ協奏曲第2番イ長調
 リスト/ブゾーニ(1866-1924)編曲:スペイン狂詩曲(ピアノと管弦楽のための版)
 リスト:死の舞踏(「ディエス・イレ」によるピアノと管弦楽のためのパラフレーズ)(*)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団
ニコライ・アノーソフ(指揮)
録音:1947年(*)、1949年(*以外)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、ソヴィエト
 


RDCD 00405
\2000→\1890
【新装再発売】
【再案内】
グリゴリー・ギンズブルク 協奏曲集3
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503(*)
 ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ協奏曲ニ短調 Op.70(+)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮(*))
ボリス・ハイキン(指揮(+))
録音:1950年代、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、ソヴィエト
 


RDCD 00378
\2000→\1890
【新装再発売】
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1962-1990) チェロ部門 Vol.1
 ジャン=バティスト・ブレヴァル(1753-1823):チェロ・ソナタ から 第1楽章
  ナタリア・スアホフスカヤ[第2回(1962):第1位、ソヴィエト]
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40 から 第1楽章
  レスリー・パーナス[第2回(1962):第2位、アメリカ合衆国]
 ミハイル・ブキニク(1872-1947):演奏会用練習曲
  ミハイル・ホミツェル[第2回(1962):第3位、ソヴィエト]
 ダヴィート・ポッパー(1842-1913):練習曲ト短調
  アルト・ノラス(チェロ))[第3回(1966):第2位、フィンランド]
 プロコフィエフ(1891-1953):バレエ「石の花」Op.118 から ワルツ
  ミッシャ・マイスキー[第3回(1966):第6位、ソヴィエト]
 ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):チェロ・ソナタ
  カリーネ・ゲオルギアン[第3回(1966):第1位、ソヴィエト]
 チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19 No.4
  ナタリア・グートマン[第2回(1962):第3位、ソヴィエト]
 プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」Op.87 から アダージョ
  ダヴィート・ゲリンガス[第4回(1970):第1位、ソヴィエト]
 ウラジミール・ウラーソフ(1903-1986):バラッド
  ヴィクトリア・ヤグリング[第4回(1970):第2位、ソヴィエト]
 ウラジミール・ウラーソフ:演奏会用小品
  イワン・モニゲッティ[第5回(1974):第2位、ソヴィエト]
録音:1962-1974年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト
 


RDCD 00379
\2000→\1890
【新装再発売】
【再案内】
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1966-1990) 声楽部門 Vol.1
 ヴェルディ(1813-1901):
  オペラ「オテロ」第1幕 から デズデーモナとイテロのデュエット
  ジェーン・マーシュ(ソプラノ)[第3回(1966):女声第1位、アメリカ合衆国]
  ヴラディーミル・アトラントフ(テノール)[第3回(1966):男声第1位、ソヴィエト]
 モーツァルト(1756-1791):
  オペラ「ドン・ジョヴァンニ」第1幕 から レポレッロのアリア
  サイモン・エステス(バス)[第3回(1966):男声第3位、アメリカ合衆国]
 プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」第2幕 から トスカのアリア
  マリア・ビエシュ(ソプラノ)[第3回(1966):女声第3位、ソヴィエト]
 チャイコフスキー(1840-1893):
  オペラ「スペードの女王」第1幕 から ゲルマンのアリア
  コンスタンチン・リソフスキー(テノール)[第3回(1966):男声第3位、ソヴィエト]
 チャイコフスキー:祝福あれ、森よ
  ヴァツロヴァス・ダウノラス(バス)[第3回(1966):男声第4位、ソヴィエト]
 ユーリー・シャポーリン(1887-1966):呪文
  エレーナ・オブラスツォヴァ(メゾソプラノ)[第4回(1970):女声第1位、ソヴィエト]
 ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」第2幕 から ホセのアリア
  ズラブ・ソトキラヴァ(テノール)[第4回(1970):男声第2位、ソヴィエト]
 スヴィリドフ(1915-1998):別れの時に情熱的に誓った
  タマーラ・シニャフスカヤ(メゾソプラノ)[第4回(1970):女声第1位、ソヴィエト]
 スヴィリドフ:兵士の帰還
  エフゲニー・ネステレンコ(バス)[第4回(1970):男声第1位、ソヴィエト]
 プッチーニ:オペラ「ボエーム」第1幕 から ミミのアリア
  ナジェジダ・クラスナヤ(ソプラノ)[第4回(1970):女声第4位、ソヴィエト]
 スヴィリドフ:イジョラに来ると
  ヴラディスラフ・ピヤフコ(テノール)[第4回(1970):男声第2位、ソヴィエト]
 ヴェルディ:オペラ「アイーダ」第1幕 から アイーダのアリア
  シルヴィア・シャシュ(ソプラノ)[第5回(1974):女声第2位、ハンガリー]
 ドビュッシー(1862-1918):ロマンス
  ガリーナ・カリーニナ(ソプラノ)[第5回(1974):女声第3位、ソヴィエト]
 ドヴォルジャーク(1841-1904):それはすばらしい夢だったことか
  ペテル・ドヴォルスキー(テノール)
   [第5回(1974):男声第5位、チェコスロヴァキア]
 ハンガリー民謡:私は美しい故郷から遠く離れて行った
  コロシュ・コヴァーチ(バス)[第5回(1974):男声第2位、ハンガリー]
録音:1966-1974年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト
 


RDCD 00380
\2000→\1890
【新装再発売】
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1966-1990) 声楽部門 Vol.2
 タリヴェルディエフ(1931-1966):葉
  ラリーサ・シェムチュク(メゾソプラノ)[第6回(1978):女声第1位、ソヴィエト]
 チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「イオランタ」から イオランタのアリオーソ
  イレーネ・ミリキャヴィチュテ(ソプラノ)[第6回(1978):女声入賞外、ソヴィエト]
 ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アッティラ」第1幕 から アッティラのアリア
  パータ・ブルチュラーゼ(バス)[第7回(1982):男声第1位、ソヴィエト]
 チャイコフスキー:偉業 Op.60 No.11
  ヴラディーミル・チェルノフ(バリトン)[第7回(1982):男声第3位、ソヴィエト]
 スロニムスキー(1932-): 蒸し暑いホップ
  ニーナ・ラウチオ(ソプラノ)[第8回(1986):女声第4位、ソヴィエト]
 プッチーニ(1858-1924):オペラ「ボエーム」第1幕 から ロドルフォのアリア
  ゲガム・グリゴリアン(テノール)[第7回(1982):男声第2位、ソヴィエト]
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  オペラ「皇帝の花嫁」から リュバーシャの場面
  ナターリア・エラーソヴァ(メゾソプラノ)[第8回(1986):女声第1位、ソヴィエト]
 ロッシーニ:オペラ「コリントの包囲」から マホメットのアリア
  バルセク・トゥマニアン(バス)[第8回(1986):男声第2位、ソヴィエト]
 マスカーニ(1863-1945):
  オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から サントゥッツァのアリア
  ドローラ・ザジック(メゾソプラノ)[第7回(1982):女声第3位、アメリカ合衆国]
 チャイコフスキー:教えて、木陰で起ったことを Op.57 No.1
  バーバラ・キルダフ(ソプラノ)[第8回(1986):女声第2位、アメリカ合衆国]
 チャイコフスキー:騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3
  グリゴリー・グリチューク(バリトン)[第8回(1986):男声第1位、ソヴィエト]
 モーツァルト(1756-1791):
  オペラ「後宮からの逃走」第1幕 から コンスタンツェのアリア
  アーナ=フェリチア・フィリプ(ソプラノ)[第8回(1986):女声第2位、ルーマニア]
 グリンカ(1804-1857):旅の歌
  アレクサンドル・モロゾフ(バス)[第8回(1986):男声第1位、ソヴィエト]
 ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」第2幕 から アメーリアのアリア
  デボラ・ヴォイト(ソプラノ)[第9回(1990):女声第1位、アメリカ合衆国]
 チャイコフスキー:ただ憧れを知る人だけが Op.6 No.6
  ハンス・チョイ(バリトン)[第9回(1990):男声第1位、アメリカ合衆国]
録音:1978-1990年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト
 

RDCD 00399
\2000→\1890
【新装再発売】
【再案内】
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1962-1990) チェロ部門 Vol.2
 カバレフスキー(1904-1987):S・プロコフィエフの記念に(ロンド)
  ボリス・ペルガメンシチコフ[第5回(1974):第1位、ソヴィエト]
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)/シャフラン(1923-1997)編曲:ヴィオラ・ソナタ(チェロ版)
  ナサニエル・ローゼン[第6回(1978):第1位、アメリカ合衆国]
 J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第6番 から クラント
  ダニエル・ヴェイス[第6回(1978):第2位、チェコスロヴァキア]
 ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69 から 第3楽章
  藤原真理[第6回(1978):第2位、日本]
 ヴィクトリア・ヤグリング(1946-2011):無伴奏チェロ組曲 から 第4楽章
  アントニオ・メネセス[第7回(1982):第1位、ブラジル]
 チャイコフスキー(1840-1893):奇想的小品 Op.62
  アレクサンドル・クニャーゼフ[第9回(1990):第2位、ソヴィエト]
 ヒンデミット(1895-1963):無伴奏チェロ・ソナタ
  アルヴィン・マッコール[第7回(1982):入賞外、アメリカ合衆国]
 エフレム・ジンバリスト(1889-1985)/レフ・エフフラーフォフ編曲:
  リムスキー=コルサコフのオペラ「金鶏」の主題による幻想曲
  アレクサンドル・ルーディン[第7回(1982):第2位、ソヴィエト]
 ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99 から 第4楽章
  グスタフ・リヴィニウス[第9回(1990):第1位、ドイツ]
録音:1974-1990年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト
 


RDCD 00896
\2000→\1890
スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立交響楽団
 リャプノフ、ナプラーヴニーク、リムスキー=コルサコフ:管弦楽作品集
  リャプノフ(1859-1924):
   交響詩ロ短調「ジェラソヴァ・ボラ」Op.37(#)
   ポロネース ニ短調 Op.16(*)/バラード嬰ハ短調 Op.2(++)
  ナプラーヴニーク(1839-1916):
   オペラ「ドゥブロフスキー」第4幕 から 夜の間奏曲(**)
   メランコリー Op.48 No.3(**)
  リムスキー=コルサコフ(1844-1908):おとぎ話 Op.29(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1982年(*)/1985年(+)/1986年(#)/1990年(**)
    1990年5月28日、モスクワ音楽院大ホール、ソヴィエト(++)
 

RDCD 00898-900
(3CD)
\6000
スヴェトラーノフ&ボリショイ劇場
 
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  オペラ「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:ユーリー・フセーヴォロドヴィチ公)
エフゲニー・ライコフ(テノール:フセーヴォロド・ユーリエヴィチ公子)
ガリーナ・カリーニナ(ソプラノ:フェヴローニャ)
ヴラディスラフ・ピアフコ(テノール:グリーシュカ・クテリマ)
ミハイル・マスロフ(バリトン:フョードル・ポヤーロク) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1983年12月25日、ライヴ、ボリショイ劇場、モスクワ、ソヴィエト
 

RDCD 00903-905
(3CD)
\6000
スヴェトラーノフ&ボリショイ劇場
 
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「サトコ」
ヴラディーミル・ペトロフ(テノール:サトコ)
ラリーサ・アヴデーエヴァ(メゾソプラノ:リュバーヴァ)
ヴァレンティーナ・レフコ(アルト:ネジャータ)
ヴィクトル・ゴルブノフ(バリトン:ドゥーダ)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:ヴァリャーグの商人)
アレクセイ・マスレンニコフ(テノール:インドの商人)
ユーリー・マズロク(バリトン:ヴェネツィアの商人) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

録音:1964年11月12日、ライヴ、ミラノ、イタリア





VISTA VERA


VVCD 00241
\1700
ヴラディーミル・ソフロニツキー Vol.19
 スクリャービン(1872-1915):前奏曲集
  24の前奏曲 Op.11/6つの前奏曲 Op.13 から Nos.1,3,4,6
  4つの前奏曲 Op.22/2つの前奏曲 Op.27/4つの前奏曲 Op.33 から Nos.1,2
  4つの前奏曲 Op.31 から Nos.1,2/4つの前奏曲 Op.37
  3つの小品 Op.49 から 前奏曲(No.3)/5つの前奏曲 Op.16 から No.2,4,5
  4つの前奏曲 Op.31 から No.3/4つの前奏曲 Op.39 から No.4
  4つの前奏曲 Op.31 から No.4/4つの前奏曲 Op.33 から No.3
  5つの前奏曲 Op.74 から No.2,4

ヴラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)

録音:1957、1959年
 

VVCD 00247
\1700
パウエル、グバイドゥーリナ、カスパロフ:ファゴット協奏曲集
 イジー・パウエル(1919-2007):ファゴット協奏曲(*)
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ファゴットと低弦のための協奏曲(+)
 ユーリー・カスパロフ(1955-):ファゴット協奏曲(#)
ヴァレリー・ポポフ(ファゴット)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
ヴラディーミル・エシポフ(指揮(*))
ソイエト国立交響楽団ソリスト・アンサンブル(+)
ピョートル・メシチャニノフ(指揮(+))
スタヴァンゲル交響楽団(#)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(#))
録音:1964年(*)/1992年(+)/1995年(#)


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00496
\3000
名匠ラザレフ&日本フィル
 ラフマニノフ:交響曲第3番
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィル
 圧倒的な演奏!名匠ラザレフ&日本フィルによる華麗なるラフマニノフの世界!
 2011年よりスタートしたラザレフ&日本フィルによる【ラザレフが刻むロシアの魂《season I ラフマニノフ》】シリーズより交響曲第3番の登場です。各誌でも評価がうなぎのぼり中の同コンビによる最上級の演奏がこのラフマニノフ・シリーズです。
 ラザレフが日本フィルから導き出した華麗で、強靭なサウンドは、まさにロシアの大地を想起させます。
 「ロシアの魂」「広く長大な旋律」と強く語るラザレフの音楽は現代最高のラフマニノフ演奏です。
 日本フィルの豪快で質の高いアンサンブル。ラザレフによって新たな黄金期を迎えつつある日本フィルにも大注目です。ぜひお聴き下さい。2013年1月25、26日東京・サントリーホールにて収録


ラザレフ&日本フィル
ラフマニノフ旧譜


OVCL-00476
\3000
アレクサンドル・ラザレフ&日本フィル
 ラフマニノフ:交響曲第2番&ヴォカリーズ
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィル
 これぞロシアの魂!ラザレフが描く壮大なラフマニノフの世界!    
 強烈なインパクトを与え続け、高い評価を受け、新たな最盛期を迎えているアレクサンドル・ラザレフと日本フィルの最新盤の登場です。
 昨年までプロコフィエフシリーズを続け、日本フィルの新しいサウンドを築き、これまでにない洗練された響きと強靭なパワーを備えるオーケストラへと変貌させたラザレフ。2015年まで首席指揮者の契約を延長させ、2011年末からスタートさせた新シリーズが当盤が収録しているラフマニノフです。
 当然ラザレフは完全にレパートリーとして、演奏会に取り上げてきましたが、日本フィルとはこれが初めてです。
 ラザレフの壮大なロシアの大地を思わす響きと、懐の深い豊かな弦楽器。そして長大な旋律を表現し、ロマンチシズムの極限まで上り詰めます。深い感動と心休まる温かな響き。ロシアらしいパワフルな金管群。
 日本フィルはこれまでこういったチャイコフスキーなどいわゆるロシア・シンフォニーを得意としてきましたが、この収録されているものは完全なロシアンサウンドです。
 ラザレフが求め続けた洗練された弦楽器群と色彩豊かな管楽器が加わり、圧倒的な感動を与えるオーケストラ=日本フィルへとなったのです。
 日本フィルに着任してラザレフが築き上げたもの、すべてがこのラフマニノフに集約されているといっても過言ではありません。
 完全にラザレフに鍛え上げられ、生まれ変わった新しい日本フィル。その姿をぜひお聞き下さい。 収録:2012年3月16、17日 東京・サントリーホール  

 

OVCL-00510
(4CD)
\5000
伝説の名演奏!
 スヴェトラーノフ最後のラフマニノフ交響曲全集復活!!

ラフマニノフ:交響曲&管弦楽曲全集
【Disc1】ラフマニノフ:交響曲第1番
     カプリッチョ・ボヘミアン、スケルツォ
【Disc2】ラフマニノフ:交響曲第2番、幻想曲「岩」
【Disc3】ラフマニノフ:交響曲第3番、交響詩「死の鳥」
【Disc4】ラフマニノフ:交響的舞曲
      交響詩「ロスティラフ公爵」、ヴォカリーズ
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
 スヴェトラーノフが1990年代にセッションレコーディングを行なったラフマニノフ交響曲&管弦楽曲全集が再リリースです。
 スヴェトラーノフが残した最高傑作の呼び声もある同アルバムは、今でもラフマニノフの最上演奏として評価されています。また再評価され高い人気を誇るスヴェトラーノフファン必聴のアルバムです。
 まさにロシアの広大な大地を彷彿させる咆哮サウンドは現在世界のどのオーケストラも出すことのできない強靭なサウンドです。
 これぞラフマニノフ、ロシアの音!ぜひお聴き下さい。
収録:1995年10月2-7日 モスクワ放送局第5スタジオにて
 
OVCL-00495
\3000
ミラクル・チェロ・アンサンブル−12人のチェリスト−
 カザルス:サルダーナ、東方の三賢人、鳥の歌
 フランセ:オーバード
 アンダーソン(川島素晴編):タイプライター
 サンドペーパー・バレエ、そりすべり
 ワルツィング・キャット、シンコペーテッド・クロック
 賛美歌:アメイジング・グレイス
    ※一部収録曲が変更する場合があります。
ミラクル・チェロ・アンサンブル
菊地知也、桑田歩、斎藤千尋、田中雅弘
銅銀久弥、長谷部一郎、藤森亮一
古川展生、向山佳絵子、山内俊輔
山本裕康、山本祐ノ介
日本のトップ・チェリストが12人大集合!
12人のチェリストによる美しく、楽しいチェロ・アンサンブル!コンサートライヴ!
日本を代表するソリストやオーケストラの首席奏者たちがずらりと並ぶ、圧倒的なアンサンブルを聴かせるまさにオール・ジャパンによる「12人のチェリストたち」の初のCDが登場です。
今年2月にJTアートホールにて行なわれたライヴレコーディングです。
個性豊かなメンバーによる千変万化な演奏は、まさにチェロによるエンターテインメント。
チェロの神的存在パブロ・カザルスのアンサンブル曲など多くのチェリストたちに愛されている曲がならびます。
また、チェロと小道具によるルロイ・アンダーソンの小品は聴きものです。
このメンバーならではの妙技!?が聴かれることでしょう。
1995年より始まり今年度で終了する「JTアートホール室内楽シリーズ」で愛され続けた当アンサンブル。
このメンバーが作り上げた楽しく、美しいチェロの世界をぜひお聴きください。
収録:2013年2月6日 JTアートホール
 
OVEP-00002
(SACD Hybrid)
\3000
日本文化を題材にした北欧の委嘱作品集
 ソレンセン:月なき今宵
 ハウクソン:きらめき
 ヘッドストレム:大地
 モセンマルク:回帰
 ヘイニネン:安藤館の紫式部
 田中カレン:凍った地平線
ベルグビー、コルスガード、ウィシントン(指揮)
ビット20アンサンブル
 日本文化を題材にした北欧5カ国の作曲家による室内合奏曲とオマージュ曲     
 未だかつてなかった、日本文化を題材にした全委嘱作品集です。アイスランド、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン作曲界の俊英、重鎮5人による素晴らしいアンサンブル曲集です。各作曲家は、日本の文化芸術への造詣が深く、美事な作品に仕上げました。
 日本から北欧へのオマージュとして、ノルウェーの凛とした冬の幻想美を謳っています。




ETENDUE〜AI QUALIA


AIQ 1002
(SACD HYBRID)
\3000
市橋若菜 オンド・マルトノの世界 I
 (1)沖縄民謡/ 赤田首里殿内
 (2)ドビュッシー:シランクス
 (3)オネゲル:雌ヤギの踊り
 (4)エドワード・ミカエル:神秘の詩
 (5)ジョリヴェ: 呪文…像が象徴となるための
 (6)エドワード・ミカエル:月の典礼
 (7)沖縄民謡 (編曲:古庄奈穂子):てぃんさぐぬ花
 (8)弘田龍太郎 (編曲:古庄奈穂子):浜千鳥
 (9)佐々木すぐる (編曲:古庄奈穂子):月の沙漠
 (10)日本古謡 (編曲:古庄奈穂子): さくらさくら
 (11)山田耕筰 (編曲:古庄奈穂子):赤とんぼ
 (12)海沼實 (編曲:古庄奈穂子):里の秋
 (13)岡野貞一 (編曲:古庄奈穂子):故郷
 (14)草川信:夕焼小焼
市橋若菜(オンド・マルトノ)
(7)-(13)中野真帆子(Pf)
 世界最古の電子楽器の一つ、オンド・マルトノの独奏を鮮明に捉えたSACD アルバム市橋若菜 オンド・マルトノの世界 I&II

 録音:2008 年11 月、2009 年1 月 名古屋市熱田文化小劇場ホール
 

AIQ 1003
(SACD HYBRID)
\3000
市橋若菜 オンド・マルトノの世界 II
 (1)ケクラン:モノディー「太陽に向かって」作品174 より
 (2)原田節:フリーウェイ
 (3)ジャック・シャルパンティエ: カルナティック組曲
 (4)池辺晋一郎:熱伝導率
 (5)エドワード・ミカエルステンドグラスを通して *
 (6)柴田恭男 : 夢〜オランジュリー「睡蓮の間」、水の記憶
市橋若菜(オンド・マルトノ)
(5)(6)本荘麻梨(Pf)
 録音:2008 年11 月、2009 年1 月 名古屋市熱田文化小劇場ホール

 オンド・マルトノは1928 年にフランスで発明された電波楽器です。チェロ奏者であり電気技師でもあったモリス・マルトノ(1898-1980) によって製作されました。電気を使った楽器としては世界で最も古いもののうちのひとつに挙げられています。演奏者それぞれが独自の音楽表現を生み出すことのできる洗練された楽器として、今日までにフランスをはじめとする各国の様々な音楽家たちに取り上げられてきました。オリヴィエ・メシアン、アンドレ・ジョリヴェ、ダリウス・ミヨー、アルテュール・オネゲルといった作曲家をはじめ、20 世紀の音楽史上重要な作品がこの楽器と共に数多く生まれています。今回のSACD ではオンド・マルトノのスピーカーからの音の放射の様子を捉えるべく独自のマイクアレンジを考案、楽器に触れるような明瞭な音像、舞台上に広がる楽器配置の定位感、そしてホール空間に浸透する音の道筋まで、遠近感あるサウンドをSACD サラウンド形式で表現しました。
 両アルバム共にVIVA SACD アワード2010 サラウンド部門グランプリ受賞!!


<映像>


EURO ARTS(映像)


20 57374
(4Blu-ray)
\10000
クラウディオ・アバド(指)&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集

 BD1:
  交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」、
  交響曲第1番ハ長調作品21、
  交響曲第8番ヘ長調作品93
   (コンダクター・カメラ/ 交響曲第6番)
 BD2:
  交響曲第2番ニ長調作品36、
  交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
   (コンダクター・カメラ/ 交響曲第5番)
 BD3:
  交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」、
  交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
   (コンダクター・カメラ/ 交響曲第3番)
 BD4:
  交響曲第4番変ロ長調作品60、
  交響曲第7番イ長調作品92、
  アバド・オン・ベートーヴェン(インタビュー)
   (コンダクター・カメラ/ 交響曲第7番)
クラウディオ・アバド(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カリタ・マッティラ(S)
ヴィオレータ・ウルマーナ(Ms)
トマス・モーザー(T)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(B)
スウェーデン放送合唱団
エリック・エリクソン室内合唱団
 奇跡の生還を果たしたアバドのベートーヴェン80歳を記念してブルーレイで登場!

 収録:2001 年2 月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院 2000 年5 月1 日、ベルリン、フィルハーモニーザール(第9 番)
 画面:16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕(第9):英仏独西伊、413mm

 2013 年6 月26 日に80 歳を迎える巨匠クラウディオ・アバド。DVD で発売され話題となったベートーヴェン交響曲全集が4 枚組のブルーレイBOX で発売されます。
 ベーレンライター新校訂譜の採用などで注目され、2000 年5 月ベルリンでの第9 番でスタートしたプロジェクト。しかしアバドが病に倒れ一時は完成が危ぶまれたものの、アバドが奇跡の復活を遂げ、2001 年2 月ローマで残りの8 つの交響曲を一気に収録。現代のベートーヴェン演奏を語る上で欠くことのできない重要な演奏と言えるでしょう。
 このブルーレイには、ボーナス映像として指揮者の目線と同じ映像を観られる「コンダクター・カメラ」が部分的に入っていて、マエストロ気分でベルリン・フィルの楽団員の演奏を観る事が出来ます。またアバドがベートーヴェン観を語ったインタビュー映像も26 分収録されています。



 


20 59588
(8DVD)
\10000→\9190

クラウディオ・アバド80歳記念ボックス

 DVD1:ベルリン・フィル・イン・ジャパン
  ムソルグスキー:禿山の一夜
  ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919 年版)
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
   クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   収録:1994 年10 月14 日サントリーホール、東京(ライヴ)

 DVD2:
  ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
   クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   バーバラ・ボニー(S) ブリン・ターフェル(Br)
   スウェーデン放送合唱団 エーリク・エーリクソン室内合唱団(合唱指揮:マリア・ヴィースランダー)
   収録:1997年楽友協会大ホール、ウィーン

 DVD3:ヴェルディ・ガラ・フロム・ベルリン
  ヴェルディ(1813-1901):
   歌劇「仮面舞踏会」〜輝く星をごらんなさい/紳士たちよ、今日ウルリカの元へ行こう/
   自分の妻を誘惑されていながら、それをかばうとは/どんな仮装か知りたいんだろうが
   歌劇「ドン・カルロ」〜女王のバレエ
   歌劇「リゴレット」〜あれもこれもわしをとりまく女達は/女心の歌「風の中の羽のように」
   歌劇「椿姫」〜乾杯の歌「陽気に楽しく杯をくみ交わそう」/いつも自由で(花から花へ)
   歌劇「ファルスタッフ」〜第1幕第2場/第2幕第2場/第3幕終幕
    J.シュトラウスII世:オペラ座仮面舞踏会カドリーユ
    アンドレア・ロスト(S)アラン・タイタス(Br)ラモン・ヴァルガス(T)ラリッサ・ディアドコヴァ(Ms)
    ステッラ・ドゥフェキス(Ms)エンリコ・ファチーニ(T) エリザベス・フトラル(S)ルーチョ・ガッロ(Br)
    マッシモ・ジョルダーノ(T)アナトリー・コチェルガ(Bs) アンソニー・ミー(T)カルメラ・レミージョ(S)
    プラハ放送合唱団 スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
    クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2000 年12月30日,31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD4:ベートーヴェン
  交響曲第9番ニ短調作品12「5合唱」、
  交響曲第3番変ホ長調作品5「5 英雄」
   クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   カリタ・マッティラ(S )、ヴィオレ−タ・ウルマーナ(Ms)、トマス・モーザー(T)、アイケ・ヴィルム・シュルテ(B)
   スウェーデン放送合唱団、エリック・エリクソン室内合唱団
    収録:2001 年2 月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
     2000 年5 月1 日、ベルリン、フィルハーモニーザール(第9 番)

 DVD5:ドキュメンタリー 「沈黙を聴く」〜クラウディオ・アバドの芸術的肖像
  1.Introduction/2.Vienna/3. The Shape of the Music/4. Claudio/
  5. Silence/6. A Magical Place/7. Berlin/8. Lucerne/9. Holderlin
   収録曲:ノーノ:プロメテオ、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」、
    ベートーヴェン:交響曲第1, 3&9番、エグモント序曲、ブルックナー:交響曲第1&9番、
    ストラヴィンスキー:詩篇交響曲、ブラームス:ドイツ・レクイエム、R.シュトラウス:エレクトラ、
    ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、ドビュッシー:海、チャイコフスキー:交響曲第5番(抜粋)
     出演者:クラウディオ・アバド(指) ダニエル・ハーディング、アルブレヒト・マイヤー、ヴォルフラム・クリスト、
     コーリャ・ブラッハー、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管、グスタフ・マーラー・ユーゲント

 DVD6:
  マーラー:交響曲第9番ニ長調
   クラウディオ・アバド(指揮)グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
   収録:2004 年4月14日ローマ、聖チェチーリア音楽院(ライヴ)

 DVD7:
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
  ブルックナー:交響曲第7番ホ長調[ノヴァーク版]
   クラウディオ・アバド(指揮)ルツェルン祝祭管弦楽団 アルフレード・ブレンデル(P )
   収録:2005 年8月10-12日、ルツェルン音楽祭ホール(ライヴ)

 DVD8:
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲
   第1番ヘ長調 BWV.1046/ 第3番ト長調 BWV.1048/ 第5番ニ長調 BWV.1050/
   第6番変ロ長調 BWV.1051/ 第4番ト長調 BWV.1049/ 第2番ヘ長調 BWV.1047
   アンコール:第2番ヘ長調 BWV.1047より第3楽章アレグロ・アッサイ
    ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn:コンサートマスター) ミカラ・ペトリ(リコーダー)
    アロイス・ポッシュ(コントラバス) ラインホルト・フリードリヒ(Tpトランペット)
    オッターヴィオ・ダントーネ(Cemb)、他
    クラウディオ・アバド(指揮)モーツァルト管弦楽団
    収録:2007 年4 月21日イタリア、レッジョ・エミリア、ヴァーリ市立劇場
 傘寿を記念するアバドの音楽的功績を集約した豪華ボックス

 画像:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1(DVD2&5:PCM ステレオのみ)、リージョン:AllDVD1:97mm,DVD2:79mm,DVD3:94mm,DVD4:122mm,DVD5:67mm,DVD6:84mm,DVD7:106mm,DVD8:100mm、Total:749mm

 2013 年6 月26 日にめでたく80 歳の誕生日を迎えるクラウディオ・アバド。EURO ARTS が持つコンサート映像とドキュメンタリー映像からセレクトした8 枚組の豪華ボックス・セットが発売されます。
 DVD1 には1994 年ベルリン・フィルと来日した際のサントリーホールでのコンサート映像が収録されています。原典版を使用した「ムソルグスキーの禿山の一夜」。アバドが得意とする「ストラヴィンスキーの火の鳥」。そしてアバド&ベルリン・フィルという最強タッグの実力が存分に表れた「チャイコフスキーの交響曲第5 番」。ベルリン・フィルの圧倒的な表現力とアバドの求心力が見事な名演です。
 その他の内容は、バーバラ・ボニー、ブリン・ターフェルの豪華歌手陣を配した「ブラームスのドイツ・レクイエム」。2000 年末にベルリンで行われたユーゲント・コンサート(30 日)およびジルヴェスター・コンサートを収録した「ヴェルディ・ガラ・フロム・ベルリン」。ベーレンライター新校訂譜で行ったベートーヴェン交響曲全集から「第9」と「英雄」。2004 年モントリオール国際映像芸術祭、ベスト・ポートレート賞、2004 年パリ映像祭グラン・プリを受賞した世界的に絶賛されたドキュメンタリー作品「沈黙を聴く〜クラウディオ・アバドの芸術的肖像」。グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラを率いた2004 年4 月のライヴ収録の「マーラー交響曲第9 番」。2005 年ルツェルン音楽祭のライヴ収録で「ブルックナー交響曲第7 番」とブレンデルと共演した「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3 番」。カルミニョーラ、ブルネロなど豪華メンバーを揃えたアバド率いるモーツァルト管弦楽団の「ブランデンブルク協奏曲」。
 偉大なるマエストロ、アバドの音楽を存分に堪能できるお買い得セットとなっています。













4/16(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT

ACC 24281
\2500→\2290
コレッリ没後300年
 コレッリを愛した作曲家たちによるコンチェルト・グロッソ
コレッリマニア〜合奏協奏曲集
 コレッリ:合奏協奏曲Op.6 〜第4番ニ長調、第1番ニ長調、第7番ニ長調
 モッシ:合奏協奏曲Op.3 第3番ニ短調
 ロカテッリ:合奏協奏曲Op.1 第4番ホ短調
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲ヘ長調RV765(2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
 ジェミニアーニ:
  合奏協奏曲第12番(コレッリOp.5に基づく)「ラ・フォリア」
フロリアン・ドイター、
モニカ・ヴァイスマン(Vn, 指)
アルモニ・ユニヴェルセル
  録音:2012 年10 月8-11 日/72’53

 2013 年はコレッリの没後300 年にあたります。イタリア・バロックを代表する作曲家でありヴァイオリンの名手としても活躍しました。とりわけ合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)の様式を確立したことで有名で、コレッリの合奏協奏曲作品6 は彼の最高傑作でもあります。このコレッリの功績は後の作曲家たちへ影響を与え、このアルバムにはそのような作曲家たちの作品を収録しています。
 ジョヴァンニ・モッシはコレッリの弟子であったと言われており、作風にもその影響は見てとれます。ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとして知られるロカテッリ。初期の作品はコレッリの影響を受けており、ここに収録されている作品1 として発表した12 曲の合奏協奏曲の第4 番は、まだヴァイオリンの技巧的な面はみられません。そしてイタリアでヴァイオリンのための作品を多く作曲したヴィヴァルディはコレッリの後を受け、合奏協奏曲を発展させています。
 そしてコレッリの後継者として名高いジェミニアーニ。恩師への敬意を表したコレッリの作品5 に基づく12 の合奏協奏曲集があります。
 演奏はフロリアン・ドイター率いるアルモニ・ユニヴェルセル。2003 年に結成され、鋭い感覚を持つ若手ピリオド楽器アンサンブルです。
 
ACC 24262
\2500
イル・ガルデッリーノ
 ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ:ベルリン室内ソナタ集

 室内ソナタ
  ト短調「おおこうべは血にまみれ」 (Ob,Vn,Va,Bc)
  ハ長調 Op.4 (トラヴェルソ,2Ob,Bc)
  ニ長調「エコー」Op.5(トラヴェルソ、Ob,Gamba)
  ハ短調(トラヴェルソ,Ob,Bc)
イル・ガルデッリーノ
 〔マルセル・ポンセール(Ob)
  ヤン・デ・ウィンネ(トラヴェルソ)
  ヴィム・ヴァンデンボッシュ( トラヴェルソ)
  寺神戸亮(Vn)
  フランソワ・フェルナンデス(Vn,Va)
  フィリップ・ピエルロ(Gamb)
  ロエル・ディールティエンス(Vc)
  シャレフ・アド=エル(Cemb)
  トーマス・フリッチュ(Cemb)〕
 名人集団イル・ガルデッリーノが描くフリードリヒ大王の宮廷を彩ったヤニチュの室内ソナタ

 録音:2000 年10 月、2001 年4 月/65’10

 シュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北東部の地域)生まれの作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763)の室内ソナタ集。ヤニチュは1736 年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。1740 年にフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。
 ヤニチュはC.P.E. バッハやクヴァンツなど何人かの音楽家とともに宮廷舞踏会などのために作曲依頼を受けるなど、当時高い評価を受け多くの著名人から支持を集めていました。この室内ソナタも熟達した技法、音楽性に富み、旋律は独特の雰囲気を持つ面白い作品が揃っています。
 演奏はベルギーを代表する古楽アンサンブル、イル・ガルデッリーノ。ヤニチュの豊かな音楽性を正当に表現しています。




EVIL PENGUIN RECORDS

EPRC 013
\2400→\2190
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)&ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
 マーラー:「子供の不思議な角笛」による歌曲全曲

  (1)死んだ鼓主 (2)ラインの伝説 (3)たくましい想像力
  (4)私は緑の中を楽しく歩いた (5)別離と忌避
  (6)番兵の夜の歌 (7)外へ、外へ!
  (8)シュトラスブルクの砦に (9)塔の中の囚人の歌
  (10)むだな骨折り (11)うぬぼれ (12)不幸なときの慰め
  (13)少年鼓手 (14)夏に小鳥はかわり (15)この世の生活
  (16)魚に説教するパドゥヴァの聖アントニウス
  (17)いたずらな子をしつけるために (18)もう会えない
  (19)だれがこの歌を作ったのだろう
  (20)美しいトランペットが鳴り響く所
  (21)高い知性への賛美 (22)原光
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
 ヘンシェルの知的で力強い声ベレゾフスキーのオーケストラを思わせるピアノ、マーラーの「子供の不思議な角笛」の詩に基づく歌曲を集めた注目盤!

 録音:2012 年5 月22-27 日/ロッテルダム

 「子供の不思議な角笛」は、ブレンターノらが収集したドイツの民衆歌謡。マーラーは、この歌詞に基づいた歌曲を多数作曲(歌曲全体の約半数)しており、これらは歌曲集「若き日の歌」、「子供の魔法の角笛」、「最後の7 つの歌」にばらばらに収められています。
 ヘンシェルは、マーラーが、自作の「子供の不思議な角笛」による歌曲に統一性をもたせていたかどうかはわからなけれど、これらの底に横たわる共通のドラマトゥルギーのようなものを発見できるのでは、と考え、「子供の不思議な角笛」の歌曲だけを集めて録音を行いました。「子供の不思議な角笛」の歌詞自体は一見すると平易ですが、その背後には不気味な闇が広がっています(マーラーの音楽はまさにこの闇に焦点を当てているといえるでしょう)。
 詩の内容が戦いであれ、おとぎばなしであれ、愛についてであれ、これらの詩は、すべての幸せは不幸と表裏一体、禍福は糾える縄のごとし、的要素があります。ベレゾフスキーの懐が深く情景感たっぷりのピアノが、さながらオーケストラのように大きなうねりとなって、ヘンシェルが歌う詩の世界を見事に増幅させています。







K617



K617 243
(2CD)
\3600→\3290
ブノワ・アレ&ラ・シャペル・レナーヌ待望の新譜
 ヘンデル:メサイア(全曲)
ブノワ・アレ(指揮、テノール)
ラ・シャペル・レナーヌ
タニャ・アスペルマイヤー(S)
ジュリアン・フライムート(A)
ヘンニヒ・カイザー(T)
エックハルト・アベル(Br)ほか
(声楽陣は12名)
 ブノワ・アレ&ラ・シャペル・レナーヌ待望のメサイアの登場!キリストの物語の重みに肉薄した真摯な音楽!

 録音:2012 年10 月14 日(ライヴ)

 ブノワ・アレによる注目の「メサイア」の登場!1972 年生まれのブノワ・アレは、テノールとしてキャリアをスタート、ヘレヴェッヘの指揮の下で研鑽を積み、次第に指揮も自ら行うようになり、2001 年にラ・シャペル・レナーヌを結成しました。K617 レーベルからシュッツのシンフォニア・サクラや、他レーベルからもバッハの受難曲をリリースし、こだわりのある版の選択など、堅実な演奏活動を展開してきています。そんなブノワ・アレは、メサイアの録音に際し、セッション録音での細切れでの演奏をきらい、ライヴで通して演奏して録音を、という希望を持っていました。今回は、機が熟した上での待望の録音の登場といえるでしょう。手兵ラ・シャペル・レナーヌを従え、一切の虚飾を排し、メサイアに込められたキリストの物語の重みをえぐりだすような、真摯な音楽を展開しています。




LIGIA DIGITAL



LIDI 0302255
\2400→\2190
カタロニア出身のピアニスト、アルベニスの弟子
 ブランシュ・セルヴァ
作品集
 (1)光の歌【海と太陽/悪魔の手先/アーモンドの花盛り/フモレスカ】
 (2)月の入り(ミクェル・ファラ詩;カタルーニャ語)
 (3)夕べ(ジョアン・ヨンゲラス詩;カタルーニャ語)
 (4)こおろぎ(ジョアン・ヨンゲラス詩;カタルーニャ語)
 (5)聖母月(ミクェル・ファラ詩;カタルーニャ語)
 (6)不滅の魂のソネット(ミクェル・メレンドレス詩;カタルーニャ語)
 (7)聖燭節の頃(ミクェル・ファラ詩;カタルーニャ語)
 (8)純潔(ミクェル・メレンドレス詩;カタルーニャ語)
 (9)王(ミクェル・ファラ詩;カタルーニャ語)
 (10)ロザリオの祈り(フランシス・ジャム詩;フランス語)
 (11)霧の中に響く鐘
 (12)陽光に響く鐘
 (13)夕陽の風景
(1)アマンダ・ファヴィエ(Vn)
(2)-(10)ジャクリーヌ・ローラン(Sop)
ローラン・マルタン(Pf)
 全曲世界初録音! アルベニス・ファン、セヴラック・ファンに朗報、あのブランシュ・セルヴァがかくも魅力的な作品を残していた

 DDD、96kHz 24bit、66’16”

 ブランシュ・セルヴァ(1884-1942) はカタルーニャ系フランスのピアニスト。アルベニスやセヴラックと親しく、アルベニスの超難曲「イベリア」全曲を世界初演したことで名を残しています。また、セヴラックが未完のまま残した「鳩のいる水盤」を補筆完成し、最初の評伝を執筆しました。彼女の演奏によるセヴラックのピアノ曲は戦前に日本でもSP リリースされ、石田一郎や清瀬保二に絶賛されました。
 そのセルヴァが作曲を残していたのは驚き。彼女はスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに作曲を師事し、主に1930 年以降演奏活動から退いた後、創作にいそしんでいました。当アルバムに収められた歌曲のうち、1929 年の「聖母月」は「セヴラックの思い出に」という副題を持つ作品。セヴラックのテンポが遅く情念に満ちた作品と共通する雰囲気に満ち、非常に感動的。またセヴラックから紹介されたフランシス・ジャムの詩による「ロザリオの祈り」もピレネーの風景が浮かぶような佳品。
 ヴァイオリン曲4 篇は1928-9 年の作。カタルーニャのヴァイオリニスト、ジョアン・マッシアのために作曲されたもので、スペイン風味香る魅力的なメロディを堪能できます。マッシアの協力ゆえか、ヴァイオリンの効果的な書法が光ります。
 ヴィルトゥオーゾだったセルヴァなので、ピアノ独奏曲に興味がそそられますが、意外にもほとんどありません。楽譜が入手可能なのはここに収められた3 篇のみ。「霧の中に響く鐘」は南仏アルデシュ渓谷の、「陽光に響く鐘」はイタリアの鐘の音を描写したもので1904 年の作。スコラ・カントルム提携の教材楽譜集に収録されました。指よりも、鐘の響きを出すためのペダルの難しさと表現力が要求されます。セヴラックのファンならば宝物になること間違いなし、稀有の発見と言うべきアルバムの登場です。




NAIVE



V 5327
\2500→\2290
俊英ピエモンテージ、naiveレーベルから
 こんな王道選曲で登場!

 (1)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調op.54
 (2)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調op.33
フランチェスコ・ピエモンテージ(Pf)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
BBC 交響楽団
 来日公演で注目急上昇!俊英ピエモンテージ!オケは名匠ビエロフラーヴェク&BBC 響

 録音:(1)2012 年12 月1日、バービカン・センター(ロンドン、ライヴ録音) (2)2012 年11 月、ロンドン/74’00”

 2013 年4 月に来日し、日本でも注目度急上昇中の俊英ピアニスト、フランチェスコ・ピエモンテージが、2012 年より専属契約を交わしたnaive レーベルから待望の最新盤をリリースする運びとなりました!ピエモンテージは1983 年生まれという若手ではありますが、すでに世界各地に活躍の幅を広げ、メータ、ヤノフスキ、マンゼといった指揮者たちとも共演を重ねている実力派。Claves レーベルの下でシューマンのピアノ曲全集録音に取り組むなど、すでに積極的なリリース活動を行ってきたピエモンテージですが、ピアノ協奏曲を録音したのは今回が初めてになります。シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」とドヴォルザークの「ピアノ協奏曲ト短調」という大作2 つを収録しており、彼独特のふわりとした軽やかなタッチと繊細な音運びの魅力の真髄を味わうに十分なプログラムとなっています。今後の活躍にも更なる期待を持たせてくれる、注目の新譜といえましょう!
 来日公演で都響とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4 番を披露した際は、その流れるような運指から生まれる繊細な音運びで反響を呼んだピエモンテージ。シューマンは来日リサイタルでも好評を博したレパートリーなだけあり、その期待を裏切らぬ出来栄えといったところ。ピエモンテージの演奏は明暗と強弱のコントラストが絶妙で、切なくも美しい旋律をぐぐっと聴かせてくれます。オーケストラはビエロフラーヴェク率いる名門BBC 響。シューマンは2012 年末にロンドンで行われ好評を博したライヴ録音。チェコ随一の名匠が指揮をとるドヴォルザークも聴き所です。演奏は全体的に澱みのない清廉なテンポ感で進められており、冷静の中にも熱さを秘めた盤石のアンサンブルを組み上げています。

 【フランチェスコ・ピエモンテージ】
 1983 年スイス生まれ。ハノーファーでA. ヴァルディに師事する傍ら、A. ブレンデル、内田光子、A. ワイセンベルクといったアーティストと親しい交流を育み、重要なインスピレーションを得る。エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞ほか、数々の国際コンクールで輝かしい受賞歴を誇る。室内楽ではE. パユ、H. シフ、D. ミュラー=ショットらからの信頼も厚い。すでに数々の名門オーケストラと共演を重ねており、今後もR. ノリントン& N 響、M. ヤノフスキ&ベルリン放送響、A. マンゼ&サン・パウロ響といった注目必至の共演が予定されている。これまでにClaves レーベルからシューマンのピアノ・ソナタ集をリリースしているほか、Avanti Classic レーベルからリリースしたヘンデル、ブラームス、バッハ、リストの作品を収録したリサイタルCD は2012年のBBC ミュージック・マガジン・アワードの新人賞を受賞。2012 年よりnaive レーベルと専属契約を交わし、これからの更なるリリース活動にも期待が集まっている。







TRANSART



TR 167
\2200→\1990
ロール・ファヴル=カーン〜ダンス
 (1)バルトーク:6つのルーマニア舞曲
 (2)リスト:即興ワルツ
 (3)グラナドス:アンダルーサ
 (4)ブラームス:ハンガリー舞曲第11番ニ短調/第7番ヘ長調
 (5)ドビュッシー:ボヘミア舞曲
 (6)ハチャトゥリヤン:「仮面舞踏会」〜ワルツ
 (7)ヒナステラ:アルゼンチン舞曲第2番
 (8)ヘンデル:組曲第11番〜サラバンド
 (9)チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51の6
 (10)ピアソラ:さらばパリ/コントラバヘアンド
 (11)スクリャービン:ワルツ変イ長調Op.38
 (12)ショパン:
  マズルカ イ短調Op.14 の4 /ヘ短調Op.7 の3 /ヘ短調Op.68の4
 (13)ファリャ:「恋は魔術師」〜火祭の踊り
ロール・ファヴル=カーン(Pf)
 ファヴル=カーン待望の小品集。オシャレでダンサブルな世界の舞曲

 録音:2010 年7 月18 日/ランス大劇場(ライヴ)/DDD、57’53”

 かつてProPiano レーベルからレイナルド・アーンのピアノ曲集をリリースして大評判となったロール・ファヴル=カーン。すっかり人気ピアニストのひとりとなった感のある彼女、最新アルバムはダンスと題された小品集。2010 年7 月18 日に行われた「ランスの夏音楽祭」のライヴ。彼女はこれまで同音楽祭ライヴのCD を4 枚リリースしましたが、いずれも高評を博しています。彼女はそのパリジェンヌ然としたクールな容姿から想像できない世話好きで人情あふれる「熱い」性格の持ち主。音楽にもその一本気さが表れています。浅田真央が用いて人気となったハチャトゥリヤンの「仮面舞踏会」のワルツをはじめ、オシャレの極みながら民族色の濃い作品は絶品の巧さです。


ロール・ファヴル=カーン(P)
TRANSART の旧譜
エレーヌ・グリモーにせよクレール・マリー・ル・ゲにせよ、フランスから登場する“才色兼備”の美しき女性ピアニストたちときたら、みな“絵”がなくともユニークさゆえに思わず惹きつけられてしまわずにはおれない独特の才能をはっきりと持っている人ばかりだが、そのラインに確実に乗りつつあるのがこのロール・ファヴル=カーン。彼女もまた“ちょうど好都合に”ヴィジュアル面でも秀でていた、というだけであって、それはそれ。ひたすら繊細なタッチに独特のニュアンスを孕ませつつ、さも何事でもないかのようにさりげなく音楽を連ねながら、しだいに心の奥底から湧き上がるものを絶妙のタイミングで滲ませ、ふっと匂い立つ色香にはっとさせられる。


TR 123
\2200→\1990

ショパン:ワルツ集
 ワルツ第3番 イ短調 op.34-2
 ワルツ第4番 ヘ長調 op.34-3
 ワルツ第6番 変ニ長調「子犬のワルツ」
 ワルツ第7番 嬰ハ短調/ワルツ第8番 変イ長調
 ワルツ第9番 変イ長調」「告別」
 ワルツ第10番 ロ短調
 ワルツ第11番 変ト長調 op.70-1
 ワルツ第13番 変ニ長調 op.70-3
 ワルツ第14番 ホ短調 op.posth. (1830)
 ワルツ第2番 変イ長調 op.34-1「華麗なるワルツ」
 ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
 ワルツ第1番 変ホ長調 op.18「華麗なる大ワルツ」
 ワルツ第19番 イ短調 op.posth.(1830)
ロール・ファヴル=カーン(P)
PRO PIANOレーベルのレイナルド・アーン、TRANSARTのラフマニノフに続き、フランス新世代の実力派女性ピアニスト・ファヴル=カーンが世に問うCDはなんと、ピアノ音楽王道中の王道、ショパンのワルツ。TRANSARTはつねに良質のライヴ録音だけを提供するレーベルだが、こちらもラフマニノフ盤と同じく、2002年8月、フランス東北部のランスにおける「夏のフラヌリ音楽祭」でのライヴ録音。ラフマニノフ盤(TR108)の売れ行きぶりをみて、TRANSARTのプロデューサー陣が“ショパンもいける!”と踏んだであろうことは容易に想像がつく。呼吸のひとつひとつ、指先の動きひとつひとつに霊感の宿った、生硬くも艶やかなファヴル=カーンのショパン——このCDの登場で、耳の肥えていることにかけては日本人同様に手厳しい“フランスの音楽祭に来る聴衆”たちをうならせた彼女の瑞々しいピアニズムが、日本でも正当に評価される日も近いかもしれない。録音:2002年8月、ランス、フラヌリ音楽祭音楽堂 録音・編集技師:アリーヌ・ブロンディオ & MUSICA NUMERIS

TR 150
\2200→\1990
ショパン:24 の前奏曲 +二つのポロネーズ、前奏曲op.45
 1. 24 の前奏曲作品 28(全曲)
 2. 二つのポロネーズ作品 26(第1&2番)
 3. 前奏曲第 25 番作品 45
ロール・ファヴル=カーン (ピアノ)
ネマーニャ・ラドロヴィチとのデュオ来日ツアー以来、じわじわ人気再燃中のところ久々に、ショパンのところへ戻ってきてくれました。
美麗ジャケットも鮮烈に、演奏はさらに自在に、才気煥発!
完璧なコントロールとエスプリ、瞠目・絶品のショパン。ロール・ファヴル=カーン!競争激しきフランスのピアノ世界でめきめき頭角を現し、ほとんど来日もしていないのに日本のピアノ・ファンからも絶大な支持を受け、まさに自由自在のテクニックで、鮮やかな感性で、多くの人を魅了しつづける美しき才人——チャイコフスキーの協奏曲やラフマニノフのソナタのようなメジャー感漂う傑作を圧倒的な香気で演奏するかたわら、19世紀のガッチョークや20世紀のレナルド・アーンのような知名度の低いレパートリーにも適性をみせ、みごとなヴィルトゥオジティと絶妙のエスプリでその魅力を印象づけてみせる、そこに通底しているのは、完璧に磨き抜かれた技巧と、おのずから他者と異なる独特かつ魅惑的な音楽性...メジャー各社の推す巨星たちに何ら劣らぬ技量を持ち合わせながら、ある意味「知る人ぞ知る」的な立ち居地をキープして独特の存在感を放っているこの名手が、2004年リリース以来ずっとレギュラー売れ筋の座を譲らない「ワルツ集」(TR123)に続く、待望のショパン作品集を世に問います! それも、あの「前奏曲集」全曲という纏まったレパートリーというから嬉しいではありませんか!わくわくするようなハ長調の歌い出しから匂い立つような香気が漂い、その後も才気迸る演奏時間30 秒の嬰ハ短調、繊細なロマン情緒で刻一刻と表情移ろう嬰ニ長調...と「小さきもの」への愛にあふれた濃密な音響空間が紡がれてゆく、1曲ごと聴いたなら、スピリッツか強烈ミントキャンディか、といった一瞬で痛快な気分転換だったり(プチプチ音の弾ける第3曲ト長調とか…)、いきなり1音1音のニュアンスに引きずり込まれてしまったり。全曲通して聴いたなら、最後にはその魔術のようなピアニズムにすっかり陶酔してしまうに違いありません!なにしろロール・ファヴル=カーン、折々に「?!」と思わすそのアプローチは、例によって?曲の通念を壊さない範囲でそこから少—しだけ角度を変えた解釈といいますか、何だか釣り込まれずにはいられない魅力がたっぷりなんです。で、24曲で壮大な音響体験をするのも良いですが、末尾には単独で出版された「第25番」と、あの長大なポロネーズが2曲も収録されているのがまた嬉しいポイント。単独曲の壮大さと静かな呼吸感で、この名手の曲作りを別の角度からじっくり愉しめます。侮れません——否、必聴のショパン解釈です!

TR 151
\2200→\1990
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
ロール・ファヴル=カーン(ピアノ)
グジェゴシュ・ノヴァク指揮
ブルターニュ管弦楽団
破天荒なる技量をそなえたロール・ファヴル=カーン、2008年の来日を前にど真ん中の協奏曲レパートリーで、あのとんでもない実力をいかんなく発揮する! 意気満々・気鋭奏者ぞろいのブルターニュ管とくりひろげる、熾烈にして華麗なる戦い!! 年末年始モードの頃、さりげなくすごいアイテムが! ショパンのワルツ集(TR123)、他にもProPianoのアーン作品集が大好評の、グリモーに勝るとも劣らぬ才色兼備のフレンチ・ヴィルトゥオーゾが、ついにど真ん中ストレートな協奏曲を出してくれた!2005年4月の来日時にステージで取材を受けたとき、やおらピアノの前に座るや一切試し弾きなしにショパンのワルツを完璧な演奏でバリバリ弾き始めたファヴル=カーン——その後のコンサートには満場が沸き、媒体露出とあいまって発売中アルバムのセールスがぐっと伸びたのは印象的でした。次の新譜は「ゴットシャルク独奏作品集」とえらくニッチなところを突いてきましたが、今度は独奏者のピアニズムが全面に押し出される超有名曲!どちらの曲も、激烈さと香気あふれる歌心を兼ね備えた彼女の音楽性にぴったり、期待度満点! キャッチーなジャケも良いですが、指揮者とオーケストラにもご注目あれ。精力あふれるポーランドの実力派ノヴァクは来日経験もあり、CD AccordやDUXなど祖国レーベルに無数の録音があるほかASVやHansslerなどでも活躍、音盤ファンには精緻な指揮に知らず知らず魅了されている方も多いのでは。ブルターニュ管はフランスで最も若い気鋭オケのひとつですが、とにかく名手ぞろいで意気揚々、スポンテニアスな演奏を聴かせる侮れない奴ら。これらの名曲をどう仕上げてくるか、楽しみなところ!





AVIE



AV 2278
(2CD/特別価格)
\3600→\3290
アンドルー・パロット(指揮)&タヴァナー・コンソート&プレーヤーズ
 モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》
アンドルー・パロット(指揮)
タヴァナー・コンソート&プレーヤーズ
 タヴァナー・コンソート&プレーヤーズ新録音!40周年記念!モンテヴェルディの"オルフェオ"!

 結成40周年記念!2012年7月の新録音!
 1973年にアンドルー・パロットによって創設され、結成40周年という特別な年を迎えたピリオド奏法のパイオニアたち、タヴァナー・コンソート&プレーヤーズ。
 2011年にリリースされたJ.S.バッハの「葬送音楽」(完全復元版世界初録音/AV 2241)以来となる新録音は、モンテヴェルディの歌劇「オルフェオ」!
 中世からバロック時代の音楽を主なレパートリーとし、リフキンが提唱したOVPPを早くから採り入れてきたタヴァナー・コンソート&プレーヤーズ。
 小編成ならではの洗練されたクリアなサウンド、パロットの入念な研究に基づく時代考証、解釈はさらに進化を遂げている。
 タヴァナー・コンソート&プレーヤーズのモンテヴェルディは、「聖母マリアの夕べの祈り」や「倫理的、宗教的な森」が名盤として高く評価されてきた実績があるだけに、40周年という節目の年に送り出す「オルフェオ」にはさらなる期待がかかる。
 積み重ねてきた40年という歴史が導いた、アンドルー・パロット渾身の「オルフェオ」の登場です!

 ※録音:2012年7月23日−28日、セント・ミカエル&オール・エンジェルス教会(オックスフォード)



 

AV 2274
\2400
ディキシット・ドミヌス 〜
 ヘンデル&A・スカルラッティ

  ヘンデル:ディキシット・ドミヌス HWV.232
  A・スカルラッティ:
   ディキシット・ドミヌス、協奏曲第4番ト短調
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)
エスター・ブラジル(メゾ・ソプラノ)
サリー・ブルース=ペイン(メゾ・ソプラノ)
ガイ・カッティング(テノール)
マシュー・ブルック(バス・バリトン)
オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団
ブルック・ストリート・バンド、オーウェン・リース(指揮)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759)とアレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725)。

 ヘンデルを得意とする女流奏者たちのみで結成された小編成古楽アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドと、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団のコレボレーションが、 18世紀初期のイタリア、ローマという共通点を持つ2人の作曲家による「ディキシット・ドミヌス(主は言われた)」をレコーディング!
 すでにローマで名声を確立していたアレッサンドロ・スカルラッティ、22歳という若さでこのイタリアの大作曲家を凌ぐ才能を発揮したヘンデル。
 エリン・マナハン・トーマスやマシュー・ブルックをソリストに迎えた2つの「ディキシット・ドミヌス」が、スカルラッティの器楽のための「協奏曲第4番」によって結ばれる。

 ※録音:2013年1月7日−9日、セント・ミカエル&オール・エンジェルス教会(オックスフォード)
 

AV 2266
\2400
サウンド・ウェーヴス
 ドビュッシー:金色の魚、水に映る影、喜びの島
 ラヴェル:水の戯れ
 リスト:
  エステ荘の噴水、
  バッハのカンタータ《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》の
   コンティヌオによる変奏曲、
  暗い雲、夕立
 シューベルト(リスト編):水車職人と小川
 ロンベルク:エアレンディル(世界初録音)
アレクサンドラ・シロセア(ピアノ)
 プロコフィエフのピアノ・ソナタ集をデビュー・プログラムに選び、堂々とした演奏を披露してくれたドイツとロシアをルーツとする東ヨーロッパ、ルーマニア生まれの逸材アレクサンドラ・シロセア。
 2枚目のレコーディングでは前作のプロコフィエフ一色から一転、ラヴェル、ドビュッシーのフランス音楽、リストとリスト編曲によるシューベルト、そして世界初録音となるノルウェーの作曲家マッティン・ロンベルグ(1978−)の世界初録音となる作品でプログラムを構成。
 プロコフィエフの演奏とは一味違う色彩感や技巧を楽しませてくれそうだ。

 ※録音:2012年9月、セント・ダンスタン教会(イースト・サセックス)




TACTUS



TC 530002
\2400→\2190
アンドレア・ガブリエリ&モンテヴェルディ 〜
 宗教音楽として編曲されたマドリガーレ集

  モンテヴェルディ:
   主なる神、おお栄光の殉教者よ、
   イエス, あなたに、あなたの傷を、夜に赤く光り、
   彼は激しく泣く、悲嘆に暮れる魂、称賛を、
   私が愛した魂、敬虔に、あなたに, イエス・キリストよ、
   それは美しい、あなたの栄光
  A・ガブリエリ:
   いかに楽しいことでしょう、キリストの花嫁ルチア、
   わたしは野の花、苦悩の時に主を、
   来てください, おおイエスよ、いとも甘味なるイエスよ、
   立って出ておいで美しい人よ
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ
マルコ・ジェンマーニ(指揮)
 宗教音楽に編曲されたモンテヴェルディのマドリガーレ!

 16〜17世紀前半の北イタリア、ヴェネツィアで活躍した2人の大作曲家、アンドレア・ガブリエリ(1533−1585)とクラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)。
 アクイリーノ・コッピーニやシモーネ・モリナーロ、ジローラモ・カヴァリエーリによって"宗教音楽"へと編曲されたマドリガーレの数々。
 ヴェネツィアの大聖堂、サン・マルコ寺院の歌手たちによるヴォーカル・アンサンブルのハーモニーからは、他の音楽家たちに影響を与え、世俗、宗教の両方で歌われたイタリアの「マドリガーレ」の存在感の大きさ、重要性が伝わってくる。

 2011年5月、プレガンツィオール(イタリア)での録音。
 

TC 661914
\2400
アレッサンドロ・スカルラッティ:鍵盤作品全集Vol.4
 モデラート ハ短調/チェンバロのためのトッカータ ハ長調/
 トッカータ第4番イ短調/ヴィヴァーチェ イ短調/
 第1旋法によるトッカータ/アレグロ ト短調/
 トッカータ第3番ト長調/トッカータ ハ長調/
 トッカータ イ短調/トッカータ ニ短調/
 チェンバロのためのトッカータ ヘ長調/トッカータ ト長調
フランチェスコ・タシーニ
 (チェンバロ/
  18世紀、フェラーラ製)
 アレッサンドロ・スカルラッティの鍵盤作品全集Vol.4!

 17世紀から18世紀にかけてのイタリアで隆盛を誇った音楽一族、スカルラッティ家の巨星アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725)。
 タクトゥスの全集は、アンドレア・マシナンティとフランチェスコ・タシーニとの監修の下、ボローニャの出版社ウト・オルフェウス(Ut Orpheus)から12年をかけて発表された全6巻の鍵盤作品全集の楽譜とリンクした一大プロジェクト。
 楽譜の監修者でもあるタシーニが弾く楽器は、18世紀にイタリアのフェラーラで製作された作者不詳のイタリア・チェンバロ。声楽作品の陰に隠れてきたスカルラッティの鍵盤作品の魅力に近づける絶好の機会です!

 2011年10月、マッサ・フィナレーゼ(モデナ)での録音。
 


TC 872303
\2400→\2190
ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲ライヴ!
 弦楽セレナーデ変ホ長調
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.26

ラウラ・マルツァドーリ(ヴァイオリン)
マルコ・ズッカリーニ(指揮)
オルケストラ・チッタ・ディ・フェラーラ

 ヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲ライヴ!

 「マドンナの宝石」やコミック・オペラの知名度が先行してしまうが、多くの器楽曲も遺したイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876−1948)。
 オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、美貌のアメリカ人ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」。生きた旋律美、ストレートな感情が表現された近代イタリアの知られざる秀作である。
 ソリストのラウラ・マルツァドーリは、ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ1715年製のヴァイオリンを奏でるイタリアの若き女流ヴァイオリニスト・カルミニョーラやブロンに学んだ将来が楽しみな有望株である。

 2012年4月14日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラでのライヴ録音。
 

TC 740303
\2400
カンビーニ:室内楽作品集
 チェンバロ、ヴァイオリン、オーボエと
  チェロのための5つの四重奏曲
   (第1番ハ長調、第2番ハ長調、第3番イ長調、
    第4番ト長調、第5番ヘ長調)
 ヴァイオリン、オーボエとチェロのための
  三重奏曲第5番ト長調 Op.45
   (全曲世界初録音)
サンスーシ・アンサンブル
 ボッケリーニやマンフレーディ、ナルディーニと組んだ弦楽四重奏での成功、アフリカ旅行中に受けた海賊からの襲撃、モーツァルトとのトラブルなど、信憑性は定かではないが様々なエピソードを持つジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746−1825)。
 1770年代にフランスへと渡り、コンセール・スピリチュエルでの演奏、楽譜の出版、さらにはフランス革命の中を生き抜くなど、パリを活躍の舞台としたカンビーニの、快活で躍動感のある室内楽作品は高い評価を受けたとされている。

 2011年12月、パドヴァでの録音。
 

TC 760401
\2400

デ・グラッシ:6つのオルガン・ソナタ
 ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番ハ長調/
 ソナタ第3番ハ長調/ソナタ第4番変ホ長調/
 ソナタ第5番ニ短調/ニ長調/
 ソナタ第6番ハ長調〔未完成〕(全曲世界初録音)

マヌエル・トマディン(オルガン)
 イタリアのグラードで生まれたルイージ・デ・グラッシ(1760−1831)。チヴィダーレ・デル・フリウーリの大聖堂でオルガニストを務めるなど、北イタリアで活躍した音楽家。「6つのオルガン・ソナタ」は、ウディネの市立図書館に手稿譜が所蔵されていた作品。北イタリアのオルガンの巨匠の存在を裏付ける貴重な証拠となることだろう。
 1858年製のザニン・オルガンの明るく柔らかな音色が愉しさを醸し出している。2010年6月、パロッキアーレ教会(ウディネ)での録音。
 

TC 862718
\2400
ボッシ:オルガン作品全集Vol.8
 幻想曲 Op.64a/英雄的行進曲 Op.72/
 オルガンのための練習曲《オザンナ》/
 性格的な2つの小品/アヴェ・マリア/
 レティシア・セレステ/行進曲風に/
 ソロ・ディ・クラリネット/教会のアリア/
 オルガン二重奏のための《司祭の入場》*
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
フランチェスコ・タシーニ(オルガン)*
 2011年に生誕150周年を迎え、タクトゥスが全集完結を目指しているマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第8巻。
 第8巻には、1889年の「幻想曲」や1891年の「英雄的行進曲」、死の直前となる1924年の「アヴェ・マリア」など晩年の作品を収録。作曲と同時期(1891年、1901年、1902年)のオルガン、1993年製のザニン・オルガンなど、演奏楽器への徹底したこだわりも魅力。1998年−2011年の録音。




CAPRICCIO



C5135
\2600→\2390
リノス・アンサンブル新作!
 室内楽編曲によるマーラー&ベルク

 1-5.グスタフ・マーラー(1860-1911):
  亡き子をしのぶ歌(A.シェーンベルク&R.リーンによる室内楽編)
   <いま太陽は輝き昇る/
    なぜそんなに暗いまなざしなのか、今にしてよくわかる/
    おまえの母さんが戸口から入ってくるとき/
    ふと私は思う、あの子たちはちょっとでかけただけなのだと/こんな嵐に>/
 6-7.アルバン・ベルク(1885-1935):
  ヴァイオリン協奏曲(A.シェーンベルク版:A.N.タークマンによる室内楽編)/
 8-12.ベルク:アルテンベルク歌曲集
   (A.シェーンベルク版:D.ヴァーゲナールによる室内楽編)
    <魂よ、おまえはいかに美しいことか/
     雷雨のあとの森をおまえは見たか/
     すべての極限を越えて/何もやってこない/ここに平和がある>
マリオン・エックスタイン(メゾ・ソプラノ)/
ヴィンフリート・レードマッヒャー(ヴァイオリン)/
リノス・アンサンブル
録音 2009年4月18-21日 ケルン ドイツ ゼンドザール
 1918年、シェーンベルクの「音楽私的演奏協会」が旗揚げされた時の理念は、「入念なリハーサルのもとに良質な演奏を行うこと」でした。週に1回、会員のみを集め(批判の声を封ずるため?)当時の「現代音楽」を演奏し、これらを世に問うという意義のある活動をしていましたが、次第に世相が悪化、本来の編成で演奏を行うことが困難となり、交響曲や管弦楽曲は室内楽編成で演奏することとなりました。
 編曲は主にシェーンベルクが行いましたが、彼の弟子たちもこの仕事に携わり、例えばマーラーの「大地の歌」もシェーンベルクの未完の作品をライナー・リーンが引き継いで編曲していることで知られています。ここに収録された3つの作品も、このために編曲されたもので、シェーンベルク(と弟子たち)の味付けを施された曲たちを存分に味わうことができるのです。リノス・アンサンブルは過去にもこれらの曲の演奏をリリース。高い評価を受けている団体です。
 

Castelnuovo-Tedesco: Piano Concertos Nos. 1 & 2 & Solo Piano Works
C5156
(2CD)
\2600→\2390
マリオ・カステルヌォーヴォ=テデスコ:ピアノ協奏曲・ピアノ作品集
<CD1>
 1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ト長調 Op.46(1927)/
 4-6.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.92(1936/37)/
<CD2>
 1マーメイドと脂っこい魚 Op.18 /
 2.仙人草と西洋山査子 Op.21 /
 3.船乗り Op.13 /4.海藻 Op.12 /
 5-11.ダビデ王の舞曲 Op.37 /
 12-17.楽しみ Op.54 /
 18-19.2つの映像のための習作 Op.67 /
 20-21.波 Op.86 /
 22.パデレフスキーへのオマージュ
ピエトロ・マッサ(ピアノ)/
ノイブランデンブルク・フィルハーモニー管弦楽団…CD1/
シュテファン・マルツェフ(指揮)…CD1
録音 2010年11月11日…ノイブランデンブルク コンチェルトキルヒェ ライブ収録…CD1, 2009年12月/2012年9月…ベルリン ジーメンスヴィラ…CD2
 日本では、どうしても「ギター音楽」の作曲家としか認識されていないカステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)。しかし彼が目指したものは、偉大な文学との融合であったり、自らのルーツであるユダヤ音楽へのオマージュであったりと、多種多様なものだったのです。
 映画音楽家としても目覚ましい活躍をした彼、この作品集のなかの「2つの映像のための習作」で、その輝きを知ることが可能でしょう。そして2曲のピアノ協奏曲の素晴らしいこと!華麗な響きもさることながら、全体に横溢する親しみやすさと、底抜けの明るさと超絶技巧。これを聴いてしまったらもう「ギターの作曲家」とは言えなくなること間違いなしです。
 
Brazilian Sentiments
C5159
\2600
ブラジリアン・センティメンツ
 ヴィラ=ロボス/
 クラウディオ・サントーロ/トム・ジョビン/
 ロナルド・ミランダ 他 歌曲集
クリスティアーネ・ロンカーリョ(ソプラノ)/
アンドレ・バイヤー(ギター)/
クリスティアン・ペイクス(ピアノ)
18世紀の終わり頃、1775年あたりからブラジル周辺のブルジョアジーの間で歌われてきたと言われる「modinha」が「ブラジルの歌」の起源とされているようです。
 しかし20世紀の初め作曲家アルベルト・ネポムセノがポルトガル語で歌を書いたものの、ほとんどの歌はイタリア語、フランス語で歌われ、ブラジル語の歌詞を用いたものはあまり存在していないのが実情です。ここでは1920年代頃から現れ始めた、ヴィラ=ロボスなどの同時代の詩人の詩を用いた歌曲を収録。
 1923年のエンリケの「Minha Terra」は大ヒットとなったことでも知られています。サントーロは50年代のナショナリスト運動の影響を受け、サンパウロ州の民族音楽にインスパイアされた作品を書いています。50年代後半のボサノヴァの影響も見逃せません。どれもがポップソングと芸術的な歌曲の良いところどりであり、この独特な雰囲気は日本人の心にもぴったり合うことと思います。
 

C5165
\2600→\2390
ラモン・ヴァルガス:オペラ・アリア集
 1.ポンキエッリ(1831-1886):ジョコンダ-空と海/
 2.ヴェルディ(1813-1901):シモン・ボッカネグラ-ああ、地獄だ/
 3.ボイト(1842-1918):メフィストフェレ-野から牧場から/
 4.ボイト:メフィストフェレ-地の果てに近づいた/
 5.プッチーニ(1858-1924):トスカ-妙なる調和/
 6.チレア(1866-1950):アルルの女-ありふれた話(フェデリーコの嘆き)/
 7.グノー(1818-1893):ファウスト-おお、清らかな住居よ/
 8.プッチーニ:トスカ-星は光りぬ/
 9.マスネ(1842-1912):ウェルテル-春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか/
 10.ベルリオーズ(1803-1869):ファウストの劫罰-広大な自然/
 11.ヴェルディ:2人のフォスカリ-夜よ!ここを支配している無窮の夜よ/
 12.プッチーニ:トゥーランドット-誰も寝てはならぬ
ラモン・ヴァルガス(テノール)/
ブダペスト交響楽団/
リッカルド・フリッツァ(指揮)
録音 2012年 ブダペスト,ハンガリー放送 第22スタジオ
 世界中のオペラハウスで喝采を浴びている名テノール、ラモン・ヴァルガス。生地のメキシコでデビュー以来、着々と実力を伸ばし、現在では40作以上のレパートリーを擁するリリック・テナーとして素晴らしい実績をあげています。ここでは「2人のフォスカリ」など新しいレパートリーも披露。美しさの中に陰影を感じさせる表情豊かな歌唱が魅力的です。





 

DYNAMIC


Rossini: La gazza ladra
CDS 567
(3CD)
\3000→\2790
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」 ニネッタ…マリオラ・カンタレロ(ソプラノ)/
ファブリツィオ…パオロ・ボルドーニャ(バス)/
ルチア…クレオパトラ・パパテオロギュー(メゾ・ソプラノ)/
ジャンネット…ディミトリー・コルチャック(テノール)/
ピッポ…マヌエラ・クスター(コントラルト)/
イザッコ…ステファン・チフォレッリ(テノール)/
フェルナンド…アレックス・エスポシト(バス・バリトン)/
ゴッタルド…ミケーレ・ペルトゥージ(バス・バリトン)/
ジョルジョ…ヴィットリオ・プラト(バス)/
アントーニオ…コシモ・パノッツォ(テノール) /
エルネスト…マッテオ・フェラーラ(バス) 他/
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団/
プラハ室内合唱団/
リュー・チャー(指揮)
録音 2007年 ペーザロ
 ロッシーニ(1792-1868)のオペラの中の一つのジャンルである“セミセリア”。これは「悲劇をメロドラマ風に織り込んだ喜劇」であり、人々は物語の展開にはらはらどきどきしながら、最後はハッピーエンドで終わるというもので、この「泥棒かささぎ」は、その最高傑作のひとつです。裕福な小作農ファブリツィオの家の召使いニネッタ。彼女はファブリツィオの息子ジャンネットと恋仲なのですが、その母親ルチアはニネッタを嫌っています。そんな折、ファブリツィオ家から高価な銀食器、フォークやスプーンが紛失。ルチアはニネッタの仕業と確信し、ニネッタは処刑宣告を受けてしまうというお話。もちろん最後は救出されるのですが、それに至るまでにロッシーニは本当に見事で緊迫感溢れる音楽を用意しています。
 この演奏は若き歌手たちを軸に、ペルトゥージやエスポシトと言ったベテランがしっかり脇を固めた素晴らしい仕上がりです。
 

CDS-674
(3CD)
\3000→\2790
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」全曲 セミラーミデ:バビロニア女王…ミルト・パパタナシウ(ソプラノ)/
イドレーノ:インドの王…ロバート・マックフェーソン(テノール)/
オローエ:…祭祀長イゴール・バカン(バス)/
アッスール:王子…ヨゼフ・ワーグナー(バス)/
アルサーチェ:司令官…アン・ハーレンベルク(コントラルト)/
アゼーマ…ユリアーネ・ゲールハルト(ソプラノ)/
ミトラーネ…エドゥアルド・サンタマリア(テノール) 他/
フランドル歌劇場交響楽団/
アルベルト・ゼッダ(指揮)
録音 2011年 ヘント
 ヴォルテールの戯曲に基くこのオペラ。1822年にロッシーニ(1792-1868)がパリに移り住む直前の、イタリア時代における最後の作品です。それまでのロッシーニ作品は、どちらかというと声楽に重きが置かれていた感がありましたが、ここではオーケストラの役割も強調され(シンフォニアは700小節を越え、これだけでも単独で演奏される)、劇の進行も一層精密に配置された壮大で素晴らしい作品となっています。古代アッシリア王国の女王セミラーミデを巡る物語は、三角関係あり、思い違いありの複雑な人間関係を擁しており、多くの人々の思惑は最終的に悲しい結末へと導かれていきます。ロッシーニが心血を注いで書き上げたこの大作は、あまりの歌唱のむずかしさのためか、20世紀前半は演奏されることなく、ようやく1990年になって完全蘇演が行われたということもあり、新しいプロジェクトが行われる毎に大変な注目を浴びるという作品でもあります。ここでは歌手たちの見事な歌唱もさることながら、演奏当時83歳のアルベルト・ゼッダの闊達たる指揮が聴きどころです。素晴らしすぎるロッシーニです。
 

The Pupils of Tartini
CDS-723
\2000→\1890
タルティーニの弟子たち 〜ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
 1-3.ミケーレ・ストラティコ(1728-1782):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調/
 4-6.ドメニコ・ダッリョーリョ(1700-1764):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第8番 ニ短調/
 7-9.アントニオ・ナザリ:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調/
 10-12.イグナツィオ・ゴッビ(1742?-1835):トリオ・ソナタ ニ長調/
 13-15.ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)/
ルカ・フェッリーニ(ハープシコード)
録音 2009-2012年 ルガーノ ※世界初録音
 イタリアの名ヴァイオリニスト&作曲家、ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)はその優れた技巧とともに、1726年に彼が始めた「ヴァイオリン教室」での業績が知られています。
 ここでは数多くの名手の卵たちが音楽を学び、また、国際的な文化サークルとしての役割を担うなど、当時のヨーロッパで知らぬ者のないほど栄華を極めていました。タルティーニに会うために、ボヘミアやスペイン、スウェーデンから多くの文化人や貴族たち、商人たちが足を運び、ここではアマチュアサークルが形成され、ここでも新しい形式の音楽が追求されたりと、夥しい文化の交流が発生。ここで学んだ弟子たちも見事な曲を創り、その文化発展に貢献しました。タルティーニの作品をこよなく愛するヴァイオリニスト、シスコヴィッチによる納得の演奏で、これらの未知の作品をお楽しみください。
 
Prokofiev: Quartets Nos. 1 and 2 & Visions Fugitives
CDS-726
\2000
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲集
 1-3.弦楽四重奏曲 第1番 Op.50/
 4-23.つかのまの幻影 Op.22(S.サムソノフによる弦楽四重奏版)/
 24-26.弦楽四重奏曲 第2番 Op.92
エネルジエ・ノーヴェ弦楽四重奏団
<メンバー:
ハンス・リヴィアベッラ(ヴァイオリン)/
バルバラ・チアンナメーア(ヴェイオリン)/
イヴァン・ヴクチェヴィチ(ヴィオラ)/
フェリックス・フォーゲルザンク(チェロ)>
録音 2009年9月28-30日…1-3.24-26, 2012年5月28日…4-23 スイス,ルガーノ Auditorio S. Molo, RSI Lugano
 スイス・イタリア語放送管弦楽団の4人の首席奏者によって結成されたエネルジエ・ノーヴァ弦楽四重奏団(アンサンブルの名前は20世紀初頭のイタリアの文芸雑誌のタイトルから取られた)による創造的で緊密なプロコフィエフ(1891-1953)の3つの作品集です。プロコフィエフの弦楽四重奏曲第1番は、1931年に米国議会図書館の委嘱によって書かれたもの。第2楽章の濃厚な感情表現で知られています。プロコフィエフ自身はとりわけ第3楽章が気に入っていたようで、自身で弦楽合奏用とピアノ独奏用に編曲し、こちらもよく演奏されます。第2番は1941年の作品で、当時のナチス・ドイツのソ連侵攻のあおりを受けて疎開した先のカバルダ民謡や民族音楽を取り入れたもの。フランスの詩人バリモントの詩からタイトルがとられた「つかのまの幻影」は、もともとピアノ独奏曲ですが、1995年にサムソノフが弦楽四重奏版に編曲。ここではこのヴァージョンで演奏しています。
 
Capriccio
CDS-756
\2000
カプリッチョ 〜20世紀と21世紀のオーボエ・ソロ作品集
 1-4.ハインツ・ホリガー(1939-):オーボエ・ソナタ/
 5.ジークフリート・テュイール(1934-):2つのインヴェンション/
 6.フリードリヒ・シェンカー(1943-):モノローグ/
 7.ルカ・ベルカストロ(1964-):悲しき白き聖母/
 8.ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972):ソナチネ Op.39a/
 9-14.エルンスト・クシェネク(1900-1991):ソナチネ/
 15.フリードリヒ・ゴルトマン(1941-2009):断章/
 16.ヴィルジニオ・ツォッカテッリ(1969-):レドラの音/
 17.ジル・シルヴェストリーニ(1961-):ピュラモスとティスベのいる風景画/
 18.ジル・シルヴェストリーニ:6つの練習曲より「キャプシーヌ大通り」/
 19.ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ソロ
エンリコ・カルカーニ
 (オーボエ,コールアングレ,オーボエ・ダモーレ,ミュゼット)
録音 2012年5月9-12日 イタリア ヴェローナ,ヴィラ・グリッティVilla Gritti (S. Bonifacio, Verona, Italy) by MEGASONUS,
 独奏オーボエのための近現代作品集です。18世紀の時代はオーボエは通奏低音とともに、また19世紀には主にピアノとともに奏され、楽器が主役となることはあまりありませんでした。しかし20世紀以降は、その独特な音色が注目され、数多くの独奏作品が生まれることとなりました。中でも、優れたオーボエ奏者であり、また作曲家でもあるハインツ・ホリガーの果たした役割は大きく、彼のおかげでこの分野は飛躍的に発展したと言っても過言ではありません。ここに紹介されている他の作曲家たちの作品もどれも個性的で、この楽器の持つ無限の可能性を気づかせてくれる1枚と言えそうです。
 
Bach, J S: French Suites Nos. 1-6, BWV812-817
CDS-757
(2CD)
\3000
J.S.バッハ:フランス組曲 BWV812-817
<CD1>
 1-7.組曲 第4番 変ホ長調 BWV815/
 8-13.組曲 第2番 ハ短調 BWV813/
 14-20.組曲 第5番 ト長調 BWV816/
<CD2>
 1-6.組曲 第3番 ロ短調 BWV814/
 7-11.組曲 第1番 ニ短調 BWV812/
 12-19.組曲 第6番 ホ長調 BWV817
アレッサンドラ・アルティフォーニ(ハープシコード)
録音 2012年7月 イタリア フローレンス
 1967年、フローレンス生まれの鍵盤奏者アレッサンドラ・アルティフォーニは9歳でハープシコードの勉強を始めたほどの、根っからの古楽奏者。彼女は初期の頃からJ.S.バッハの作品と、イタリアのオルガン、チェンバロ作品に興味を持ち、フィレンツェ、ボローニャ及びフィエーゾレで学んだ後はスイスで10年間過ごしています。オルガニストとしても素晴らしい才能を示し、ソリスト、室内楽奏者としてヨーロッパだけでなく、ラテン・アメリカなどでも多彩な活動をしています。このバッハ(1685-1750)のフランス組曲は、1722年頃の作品で、当時先妻マリア・バルバラを亡き後に、15歳年下のアンナ・マグダレーナと再婚したばかりのバッハの冴えわたる創作意欲がフルに発揮された、優雅な音楽です。アルティフォーニの演奏は、深みのある楽器の音色を生かした洗練された解釈が光っています。
 
CDS-759
\2000
エルーテリオ・ロヴレーリョ:サクソフォン四重奏のための作品集
 1.サクソフォン四重奏と管弦楽のための協奏曲/
 2-5.四重奏曲/6.アンダンテ
  ※世界初録音
アカデミア・サクソフォン四重奏団
<メンバー:
ガエターノ・ディ・バッコ/
エンツォ・フィリペッティ/
ジュセッペ・バラルディーニ/
ファブリツィオ・パオレッティ>/
ミネアポリス管弦楽団…1/
グレン・コルテーゼ(指揮)…1
非常に才能のある作曲家であったエルーテリオ・ロヴレーリョ(1900-1972)の作品集です。彼は1917年から1919年までトスカニーニが指揮するスカラ座の第1ヴァイオリン奏者を務め、以降はフランスに移住、パリとニースを中心に活躍した人です。彼の作品にはフランス風の味付けの中に、一時期滞在していた中国の影響を感じさせるものがあり、その自由なアプローチからは、信じられないほどの創造性を見出すことが可能です。1938年に作曲されたサクソフォン四重奏の協奏曲は、彼の豊かな才能が表出した見事な作品であり、実験的な構造と、エキゾチックな感性、そして何より楽器の珍しさなど、様々な点で注目を浴びたものです。四重奏とアンダンテも同じ雰囲気を持つ、優雅でエレガントな曲です。
 

Wagner: Complete Piano Works
CDS-761
(2CD)
\3000→\2790
ワーグナー:ピアノ作品全集
<CD1>
 1.「トリスタンとイゾルデ」からSchluss zum Vorspiel WWV90/
 2.エルンスト・ベネディクト・キーツのためのアルバムの綴り WWV64/
 3.ポルカ WWV84/
 4.チューリヒのフィールリープヒェン WWV88/
 5.M公爵夫人のアルバムに WWV94/
 6.黒鳥館への到着 WWV95/
 7.ベティ・ショット夫人のためのアルバムの綴り WWV108/
 8.4手のためのポロネーズ ニ長調(マルコ・ヴィンセンツィとともに) WWV23b/
 9.ポロネーズ ニ長調 WWV23/
 10.マティルデ・ヴェーゼンドンクのための書簡/
 11.エレジー WWV93/12.幻想曲 嬰へ短調 WWV22/
<CD2>
 1.M.W.夫人へのアルバムのためのソナタ 変イ長調 WWV85/
 2-5.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 WWV21/
 6-8.ピアノ大ソナタ イ長調 WWV26/
 9.ピアノ大ソナタからフーガ WWV26
ダリオ・ボヌチェッリ(ピアノ)
録音 2012年7月-10月 イタリア ジェノヴァ,ツェロディエキ・スタジオ
 ワーグナー(1813-1883)と言えば壮大なオペラを思い浮かべる人も多いでしょう。とはいえ、彼が若い頃に書いたいくつかのピアノ曲も(ワーグナーらしくないにしても)この時代を象徴する極めてロマンティックな味わいを有しています。ここでは現在知られているピアノ曲全てを収録、楽劇だけではないワーグナーの魅力を探るにふさわしい1枚となっています。ただし、ワーグナー自身は優れたピアニストと言えるだけの技術を有していなかったようで、これらの作品は比較的易しく書かれているものも多いのですが、ワーグナーを知るうえでは欠かせないエピソードを含む曲もあり、やはり聴かずにおくには勿体ない作品群と言えるでしょう。
 

Gounod: Polyeucte
CDS-7655
(2CD)
\3000→\2790
グノー:歌劇「ポリュクト」全曲 ポリュクト…ジョルジョ・カッシャーリ(テノール)/
セヴェーレ…ルカ・グラッシ(バリトン)/
フェリックス…ピエトロ・ナヴィーリオ(バス)/
ネアルケ…ヴィンセント・タオルミナ(バリトン)/
アルバン…フェルナルド・ブランコ(バス)/
シメオン…エミール・ゼレフ(バス)/
セクトゥス…ニコラ・アモーディオ(テノール)/
ポーリーヌ…ナディア・ヴェッツ(ソプラノ)/
ストラトニース…ティツィアナ・ポートギース(メゾ・ソプラノ)/
ブラティスラヴァ室内合唱団/
イタリア国際管弦楽団/
マンリーオ・ベンツィ(指揮)
録音 2004年8月 マルツィナ・フランカ CDS474の新装版
 1870年から1878年にかけて作曲されたグノー(1818-1893)のオペラ「ポリュクト」は、紀元前3世紀、ローマ帝国時代のアルメニアに実在したキリスト教徒「マラティアの聖ポリュクトゥス」の物語を元に、ピエール・コルネイユが悲劇を書いたものを題材としています。もともとはローマ帝国軍の士官であったポリュクトは、友人のネアルケの情熱に動かされキリスト教徒となり、広場に行き偶像礼拝を命じる勅令を破り棄て、偶像を叩きつけ、粉々に踏みにじったという伝承のある人ですが、グノーは彼にまつわる人々を丁寧に描き、見事な作品として仕上げています。ほとんど上演されることのない珍しい作品ですが、このCDは素晴らしいキャストを得て、作品の全貌を表現することに成功しています。




SonoLuminus



DSL-92166
(CD+Blu-ray)
\2300→\2090
アメリカン・アンセム
 バーバーとハンソンの弦楽四重奏曲集

 1-4.サミュエル・バーバー(1910-1981):弦楽四重奏曲 第1番 Op.11/
 5-7.バーバー:セレナード Op.1(弦楽四重奏版)/
 8.バーバー:ドーヴァー・ビーチ Op.3/
 9.ハワード・ハンソン(1896-1981):弦楽四重奏曲 Op.23/
 10.ハンソン:室内協奏曲 Op.7/
 11.ランダル・トンプソン(1899-1984):アレルヤ
  (イン四重奏団による弦楽四重奏版)
ランドール・スカルターラ(バリトン)…8/
アダム・ニーマン(ピアノ)…8/
イン四重奏団
<メンバー:
ジャネット・イン(ヴァイオリン)/
二宮綾野(ヴァイオリン)/
フィリップ・イン(ヴィオラ)/
ディヴィッド・イン(チェロ)>
アメリカの精神を象徴するかのようなバーバーとハンソンの音楽集。バーバーは「アメリカの音楽」を書くことを目指していたわけではないのですが、結果的にその作品は「アメリカ」そのものの象徴として認識されています。なかでもあの有名な“弦楽のためのアダージョ”は、あのJ.F.Kの葬儀で用いられてからというものは、機会音楽としての役割も持たされ、合唱曲にも編曲されるなど、まさに「第2のアメリカ国歌」として認識している人も多いでしょう。この作品、もともとはこのアルバムに収録されている「弦楽四重奏曲 第1番」の第2楽章であり、彼の初期の作品で1935年にイタリアに留学している際に書かれたものだということは、あまり知られていないかもしれません。
 一方、ハンソンは好んで北欧文化を題材とした作品を書き「アメリカのシベリウス」の異名をとる人。指揮者としても素晴らしい才能を持ち、彼が設立した「イーストマン=ロチェスター交響楽団」は500名以上のアメリカ人作曲家の2000曲以上の作品を初演したことで評価を受けています。仮に、自身の作品がアメリカ的でないにせよ、この功績は讃えられることでしょう。ここでは彼の弦楽四重奏曲を収録。バーバーの作品と比較するのも一興です。
 


DSL-92167
(CD+Blu-ray)
\2300→\2090
ZOFOデュエット
 Mosh Pit-モッシュ・ピット

 1.ガーシュウィン(1898-1937):キューバ序曲/
 2-4.ナンカロウ(19121997):ソナティネ/
 6-10.バーバー(1910-1981):旅のみやげ Op.28/
 11-14.コリリアーノ(1938-):ガゼボ・ダンス/
 15-17.アレン・ショーン(1948-):3枚の踊りの写真/
 18-22.シェーンフィールド(1947-):躁と鬱の生活から五日目
ZOFOデュエット
<メンバー:中越啓介/
エヴァ・マリア・ツィンマーマン>
 モッシュ・ピットとは「モッシュ」を行う場所のこと。「モッシュ」とは、ロック・コンサートにおいて興奮した観客が、密集した状態で無秩序に体をぶつけあうこと。そんなタイトルを持つこのアルバム。たしかにこれらの曲を連弾で演奏した場合、2人のピアニストは知らず知らずのうちに体を激しくぶつけ合うことは必至でしょう。
 ガーシュウインのリズミカルな「キューバ序曲」ではじまり、各々の作曲家たちがジャズ、ロック、タンゴなど様々な時代のリズムからインスピレーションを得た作品が並ぶこの1枚。魅力的で興奮を誘う音楽が詰まっているのです。これはすごい。連弾の限界を感じさせてくれること間違いありません。
 
DSL-92168
\2300
マイケル・レヴィン(ピアノ)
 ピアノ・ファントム

 1.ワルター・ニーマン(1876-1953):幽霊:艦隊の夜/
 2.セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):亡霊があたりを/
 3.グリーフ(1843-1907):ヴォッセヴァンゲンのトロルの婚礼行列/
 4.タウジヒ(1841-1871):幽霊船 Op.1b/
 5.メトネル(1880-1951):木の精/
 6.ドヴォルザーク(1841-1904):ゴブリンの踊り/
 7.グーセンス(1893-1962)ゴースト・ストーリー/
 8.カルロス・トロイヤー(1837-1920):ズーニ族の幽霊の踊り/
 9.ヘイノ・カスキ(1885-1957):山のゴブリンの夜の音楽/
 10.ジョン・ヴァリアー:レストメルの亡霊/
 11.ウィリアム・ボルコム(1938-):上品な幽霊のラグ/
 12.ハリー・ファージョン(1878-1948):ゴブリンとノームと何かのもの/
 13.フローレンス・プライス(1888-1953):ゴブリンとハエ/
 14.エドガー・ベイントン(1880-1956):ゴブリンの踊り/
 15.フェルディナント・ヒラー(1811-1885):亡霊の踊り/
 16.ジュリー・リヴェキング:ゴブリンの行進/
 17.シューベルト(1797-1828):聖霊の踊り(S.ヒラー編)/
 18-23.シューマン(1810-1856):亡霊の変奏曲
マイケル・レヴィン(ピアノ)
亡霊、幽霊の存在を信じない人でも、ちょっと背筋がぞくぞくする「夏向き」のアルバムです。亡霊や幽霊、そして精霊の存在は、国によっても扱いが違い、日本のようにちょっと不気味なものから、ヨーロッパのゴブリンのように自然界に普通に存在するものなど、その表情も様々です。ここでピアノを演奏しているマイケル・レヴィンは、現代アメリカで最も期待されているピアニストの一人であり、数多くのコンクール入賞歴と、40曲を超えるピアノ協奏曲のレパートリーを誇る名手です。
 このはかり知れない才能を秘めたピアニストが贈る「想像力を駆使した」音楽集、お楽しみいただけることは間違いありません。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ARCHIPEL



ARPCD0550
\1200
初出!
 若きポリーニの貴重な放送音源登場!
①ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
 1960年5月3日パリでのライヴ録音 モノラル
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
パウル・クレツキ指揮
フランス国立放送管弦楽団
②ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調
 1952年10月30日パリでのライヴ録音
パウル・クレツキ指揮
フランス国立放送管弦楽団
ポリーニは、1960年18歳でショパン・コンクールにて優勝。
有名なEMI盤は同年4月20,21日スタジオ録音のクレツキ指揮フィルハーモニア管弦楽団。このアルバムは直後のパリでのライヴ録音。これで同年3月13日のワルシャワ盤を含めて計3種類の録音が存在する事に成ります。
 放送音源かと思われ、音質はライヴ録音特有の傷が聴かれますが鑑賞には問題ございません。しかしハイドンの方が音質は良いです。
 


ARPCD0551
\1200
初出!
 クレメンス・クラウス指揮 ラヴェル、スーク、ドビュッシー

①ラヴェル:組曲「ダフニスとクロエ」第2組曲
②ラヴェル:「鏡」から「道化師の朝の歌」
③スーク:弦楽合奏のためのセレナード 変ホ長調 op.6
④ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
レオポルド・ウラッハ(クラリネット)
クレメンス・クラウス指揮
ウィーン・フィル
1944/45年ウィーンでのライヴ録音
 珍しい曲を集めたクレメンス・クラウスのライヴ録音集。
 録音の古さを感じさせ、全体的にざらざらしたノイズは聴かれますが音は、クリアで、クラウスとウィーン・フィルの優雅な演奏が楽しめます。
 


ARPCD0554
(2CD)
\1800→\1690
追悼 サヴァリッシュ指揮1962年ワーグナー楽劇「ラインの黄金」
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
  1962年5月22日ケルンでのライヴ録音
ジョージ・ロンドン(ヴォータン)
エリーザベト・シェルテル(フリッカ)
インゲボルグ・キルグレン(フライア)
ヘルマン・ヴィンクラー(フロー)
カール・サブロツク(ドンナー)
ヘルベルト・シャハトシュナイダー(ローゲ)
エルヴィン・ヴォールファルト(ミーメ)
ヘレン・ラーブ(エルダ)
ゾルタン・ケレメン(アルベリヒ)
ゲルト・ニーンシュテット(ファゾルト)
ハイナー・ホーン(ファフナー) 
リゼロッテ・ハンメス(ヴォークリンデ)
ヘレン・ドナート(ヴェルグンデ)
ヘルガ・イェンケル(フロースヒルデ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ケルン・ギェルツェニッヒ管弦楽団
以前 Living Stageレーベル(廃盤)他で発売あり。
サヴァリッシュ追悼アルバムとしての発売と成ります。
音質はとても良く、音楽はテンポ良く進められロンドン他の歌手陣も強力です。




MYTO



325
(3CD)
\3000→\2790
初出! ケンペ指揮1962年ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 1962年7月30日バイロイトでのライヴ録音
ハンス・ホップ(ジークフリート)
エーリヒ・クラウス(ミーメ) 
オットー・ヴィーナー(さすらい人)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
ペーター・ロート=エーランク(ファフナー)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
マルガ・ヘフゲン(エルダ)
インゲボルク・フェルデラー(森の小鳥)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
  


326
(4CD)
\4000→\3690
初出! ケンペ指揮1962年ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
 1962年8月1日バイロイトでのライヴ録音
ハンス・ホップ(ジークフリート)
マルセル・コルデス(グンター)
ゴットローブ・フリック(ハーゲン)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ユッタ・マイファールト(グートルーネ)
マルガレーテ・ベンス(ワルトラウテ)
エリーザベト・シュルテル(第一のノルン)
グレイス・ホフマン(第二のノルン)
マルガレーテ・ベンス(第三のノルン)
グンドラ・ヤノヴィッツ(ヴォークリンデ) 
エリーザベト・シュヴァルツェンベルク(ヴェルグンデ)
ジークリンデ・ワーグナー(フロースヒルデ)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
上記、初出と成るバイロイト音楽祭1962年のケンペ指揮による「ニーベルングの指輪」の音質は「良い」です。
ライヴならではのマスター上の傷は聴かれますが十分この素晴らしい演奏を堪能できます。音源は歌手で出演もしているGrace Hoffmanによるコレクションから。

ライン」と「ワルキューレ」
初出!バイロイト音楽祭1962年
ケンペ指揮「ニーベルングの指輪」


323
(2CD)
\2000→\1890
初出! ケンペ指揮1962年
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
オットー・ヴィーナー(ヴォータン)
マルセル・コルデス(ドンナー)
ホルスト・ヴィルヘルム(フロー)
ゲルハルト・シュトルツェ(ローゲ)
グレース・ホフマン(フリッカ) 
ユッタ・マイファールト(フレイア) 
マルガ・ヘフゲン(エルダ) 
オタカール・クラウス(アルベリヒ) 
エーリヒ・クラウス(ミーメ) 
ヴァルター・クレッペル(ファゾルト)
ペーター・ロート=エーランク(ファフナー) 
グンドラ・ヤノヴィッツ(ヴォークリンデ)
エリーザベト・シュヴァルツェンベルク(ヴェルグンデ)
ジークリンデ・ワーグナー(フロースヒルデ) 
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1962年7月28日バイロイトでのライヴ録音 
 


324
(3CD)
\3000→\2790
初出! ケンペ指揮1962年
 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
フリッツ・ウール(ジークムント) 
ゴットローブ・フリック(フンディング)
オットー・ヴィーナー(ヴォータン) 
ユッタ・マイファールト(ジークリンデ)
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
グレース・ホフマン(フリッカ) 
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1962年7月29日バイロイトでのライヴ録音
 上記、初出と成るバイロイト音楽祭1962年のケンペ指揮による「ニーベルングの指輪」の音質は「良い」です。
 ライヴならではのマスター上の傷は聴かれますが十分この素晴らしい演奏を堪能できます。音源は歌手で出演もしている Grace Hoffmanによるコレクションから。以降「ジークフリート」「神々の黄昏」と順次発売と成ります。(代理店)


<メジャー・レーベル>

SONY



8872547957-2
\2400→\2190
エイミー・ディックソン(Sax)
 Dusk And Dawn

 フォーレ:『パヴァーヌ』,
 マッテオ・サッジェーゼ:『ファリネッリ』,
 ベッリーニ:『清らかな女神よ』,
 ジェローム・カーン:『煙が目にしみる』,
 トム・ウェイツ:『In The Neighbourhood』,
 ニーノ・ロータ:『ラ・ストラーダ(道)』,
 ピアソラ:『天使のミロンガ』,
 ドビュッシー:『グラドゥス・アド・パルナッスム博士』,
 ホーギー・カーマイケル:『スカイラーク』,
 ウォルトン:『やさしき唇にふれて、別れなん』,
 ハリー・ウォーレン:『瞳は君ゆえに』,
 ショパン:『夜想曲第2番』
エイミー・ディックソン(Sax)
シドニー生まれの女流サクソフォン奏者、エイミー・ディクソンのソニー・ミュージックへの3枚目のソロ・アルバム。エイミーは7歳よりサックスを始め、16歳でデビュー。17歳でシドニー交響楽団と共演。18歳からロンドン、アムステルダムで学び、様々なコンクールで優勝。現在ヨーロッパを中心として独奏者として活躍。
 また、フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲をサクソオフォン用にアレンジして初演・録音するなど、サクソフォンのレパートリーの拡大にも熱心に取り組んでいます。クラシックの名曲だけでなく、現代音楽、そしてこのアルバムに収録されたようなポピュラー作品から、サクソフォン奏者のための定番まで幅広く網羅しており、世界各国で高い評価を得ています。超絶技巧のテクニックも完璧です。【録音】 2012年, ロンドン、エンジェル・スタジオ (デジタル:セッション)
  


8876543387-2
\2400→\2190
ドメニコ・ノルディオ(Vn)〜イタリアの近現代ヴァイオリン曲
 レスピーギ:『グレゴリオ聖歌風協奏曲』
 ペトラッシ:独奏ヴァイオリンのための『影へのエレジー』
 ダッラピッコラ:ヴァイオリンと管弦楽のための『タルティニアーナ』
ドメニコ・ノルディオ(Vn),
ムーハイ・タン(指揮)
アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管
ヴァイオリニストのドメニコ・ノルディオは、16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。ロン=ティボー国際コンクール、フランチェスカッティ国際コンクールなどで優勝以来、プレイヤーとしてだけでなく、教育者としても世界的に知られています。
 ソニー・クラシカルへの初録音となる今回のアルバムは、イタリアの近現代ヴァイオリンのための2つの協奏曲と独奏曲を収録。レスピーギの「グレゴリオ聖歌風協奏曲」は、作品名の通りグレゴリオ聖歌風の主題によるヴァイオリン協奏曲で、往古の旋法に近代管弦楽法の衣を被せた傑作でありながらあまり演奏されない作品でもあります。
 ペトラッシとダッラピッコラは、シェルシとともに20世紀を代表するイタリア現代音楽作曲家の巨匠といわれています。ここに収録された3曲とも古典主義部分が残された新音楽であり、現代音楽らしい諧謔さと錯綜されています。ノルディオは、これらの音楽を見事な解釈で演奏していきます。【録音】 2010年10月, パルマ (デジタル:セッション)
 
8888370284-2
(2CD)
\2800
アレーナ・チェルニー(P)
 For You - The World'sBest Loved ClassicalPiano Pieces

 J.S.バッハ:『イエスは変わらざるわが喜び』,
 モーツァルト:『トルコ行進曲』,
 ベートーヴェン:『月光』より第1楽章,
 J.S.バッハ:『トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564』よりアダージョ,
 ブラームス:『間奏曲Op.118-2』,
 ベートーヴェン:『エリーゼのために』,
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』,
 モーツァルト:『幻想曲ニ短調K.397』,
 ブラームス:『ワルツOp.39-15』,
 J.S.バッハ:『憐れみ給え、わが神よ』,
 メンデルスゾーン:『春の歌』,
 シューマン:『トロイメライ』,
 ブラームス(ゴドウスキー編):『子守歌』,
 ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』,
 ショパン:『夜想曲第20番』,
 シンディング:『春のささやき』,
 チャイコフスキー:『6月, 10月, 12月(「四季」より)』,
 シューベルト(リスト編):『水の上で歌う』,
 アルベニス(ゴドウスキー編):『タンゴ』,
 ヤン・ティルセン:『ある午後のかぞえ詩』,
 ドビュッシー:『ゴリウォーグのケークウォーク』,
 ショパン:『ワルツOp.64-2』,
 サティ:『ジムノペディ第1番』,
 シューベルト(リスト編):『アヴェ・マリア』,
 サティ:『グノシェンヌ第1番』,
 マイケル・ナイマン:『楽しみを希う心』,
 サティ:『ピカデリー』,
 マイケル・ナイマン:『Big My Secret』
アレーナ・チェルニー(P)
ウクライナ生まれのピアニスト、アレーナ・チェルニーのソロ・アルバム。ソニー・クラシカルにはクラリネットのファビオ・ディ・カゾッラらとの室内楽が3枚ありますが、ソロ・アルバムはバッハの「インヴェンションとシンフォニア」を以来久しぶりのリリースです。
 チェルニーは、キエフのチャイコフスキー音楽院を卒業後、ドイツのフライブルグ音楽大学のソリスト課程を終了。現在はスイスを拠点にヨーロッパ諸国、イスラエル、アメリカやアジアなど、幅広く活発な演奏・指導活動を行っています。チェルノブイリの被爆体験から福島に寄せる思いも強く、2011年の福島原発事故以来数回来日しチャリティ・コンサートなども行っています。
 今回のアルバムは誰もが知っているピアノの名品を集めたもの。単なる名曲集ではなく、全体の流れの中に物語を作っていくような選曲と曲順が個性的で、マイケル・ナイマンの2曲も光っています。【録音】 2012年9月, スイス放送局スタジオ (デジタル:セッション)




RCA



8869796432-2
\2400→\2190
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィル
 ロベルト・シューマン:
  1.交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
  2.交響曲第1番変ロ長調作品38「春」
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ご注意ください!こちらは 2011/10/3リリース 同タイトルSuper Audio CD Hybrid(8869796431- 2)のCDヴァージョンです。
 シューマン作品のドラマと感情を解放する、この未曾有の衝撃。
 パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンシューマン:交響曲第1番「春」&第3番「ライン」 シューマンを文字通り「愛している」と公言してはばからないパーヴォ・ヤルヴィ。シューマンの演奏においては、「作品に込められた感情の起伏や途方もないエネルギーを恥ずかしがることなくさらけ出さないと、シューマン本来の魅力が伝わらない」と考えるパーヴォが、シューマンのオーケストレーションの機微を繊細に表現しきることのできるドイツ・カンマーフィルハーモニーと繰り広げるシューマン・ワールド。2010年11月に行われた大阪と東京でのシューマン・チクルスは絶賛され「音楽の友」誌のコンサート・ベスト10にも選定され、さらに昨年にはドイツで制作・放映されたシューマンの交響曲をめぐる番組にも出演しています(ユニテル・クラシカからDVD化されました)。
 「これぞ21世紀のシューマン・シンフォニー解釈の決定盤」と高く評価された、シューマン交響曲全集録音の第1弾が、インターナショナル盤として発売されます。[録音]2009年12月20日〜22日(第3番)、2010年4月9日〜11日(第1番)、ベルリン、フンクハウス・ケーペニック




DHM


8876546864-2
\2400→\2190
中世音楽のスペシャリスト「セクエンツィア」新録音
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:

 『O splendidissima gemma (Antiphon / to Maria)』
 『O dulcis electe (Responsory / to St. John the Evangelist)』
 『Ospeculum columbe (Antiphon / to St. John the Evangelist)』
 『O spectabiles viri (Antiphon / to the patriarchs and prophets)』
 『O cohors milicie floris(Antiphon / to the apostles)』
 『O victoriosissimi triumphatores (Antiphon / to the martyrs)』
 『Kyrieleison』
 『O vos imitatores excelse (Responsory /to the confessors)』
 『O gloriosissimi lux (Antiphon / to the angels)』
 『O vos angeli (Responsory / to the angels)』
セクエンツィア(中世音楽アンサンブル)
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)は、史上初の女流作曲家で、ラインの女預言者としての多彩な活動により中世史上最も重要な女性とされています。80余年にわたる生涯で数々の著作、宗教的音楽作品を残し、大司教や教皇にまで大きな影響を与えました。
 「セクエンツィア」はヒルデガルトの作品研究と蘇演に打ち込んできたグループであり、DHMから数多くの録音を発表、ヒルデガルトの音楽を現代の聴衆に伝え続けてきました。
 今回の新録音も徹底したテクスト研究に裏付けられたもので、残されている単旋律の音楽から不思議に魅惑にあふれた響きが生み出されていく演奏は、「セクエンツィア」ならではです。
【録音】 2012年11月, ベルギー、聖レミギウス教会 (デジタル:セッション)
  

8876541618-2
\2400→\2190
現代の吟遊詩人!
 ジョエル・フレデリクセン

オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:
 『Wenn ich mein krank Vernunft』
 『In suria ain braiten hal』『Wer die ougen』
 『Wach auf mein hort』『Wolauffwir wellen slauffen』
 『Ain graserin』『Du auserweltes schons mein Herz』
 『Wer ist die da durchleuchtet』『Es fuegt sich』
 『Mein herz das ist versert』,
ニコラ・グルノン:『La plus jolie』,
フランチェスコ・ランディーニ:『Questa fanciull´Amor』,
作者不詳:『Je voy mon cuer』『Ave mater o Maria』
ジョエル・フレデリクセン(バリトン, リュート),
ザビーネ・ルッツベルガー(ヴォーカル),
ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(サックス, テノール
中世ドイツの吟遊詩人、騎士詩人として知られ、数多くの世俗曲を残したオズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1377-1445)。このアルバムでは、バリトン歌手でありリュート奏者でもあるジョエル・フレデリクセンが企画したもので、ヴォルケンシュタインと同時代の歌曲集を収めたもの。サクソフォンなども加わることで、作品に込められた中世の人々の喜怒哀楽が、現代的な意匠を伴って魅力的に蘇ります。トルヴェールやトルバドゥールの歌曲に比べると荒削りで世俗的なヴォルケンシュタインの作品が、フレデリクセンの柔らかくて厚みのある威圧感のない優しい歌声で生き生きと歌われています。【演奏】)【録音】 2012年8月, ドイツ、シュティフト・フィッシュベック (デジタル:セッション)


素敵です!
ジョエル・フレデリクセン、仏HMの旧譜
The Elfin Knight - Ballads & Dances
仏HM
HMC 901983
\2600→\2390
ジョ英国ルネッサンスのバラードと舞曲〜エルフィン・ナイト
  ウィッティンガム・フェア(エルフィン・ナイト)、
  グリーンスリーヴス、スカボローフェア他
ジョエル・フレデリクセン(バス)
アンサンブル・フェニックス・ミュンヘン
 代理店からの紹介文というのは「ちょっと褒めすぎ」とか、「おまえ聴いとらんだろう」というようなものもあるが、もしよかったらこの下の紹介文をどうぞ。この紹介文はまさにそのとおり。ジョエル・フレデリクセン、本当に現代に蘇った騎士!あるいは西部の無法の町に突然現れたガンマン。むちゃくちゃかっこいい。店主はあんまり男性歌手を好んで聴くということはしないが、このアルバムは本当に素敵だった。男惚れしてしまった。選ばれている曲はイギリス・ルネッサンスの素朴なバラードや舞曲。でもいい意味であまりルネッサンス的すぎない。時代を超越した現代的感性なので中世やルネッサンスのアルバムなんて聴いたことないよ、という人でもまったく抵抗なく聴けると思う。さっきも書いたけど、流れ者のガンマンが川辺でギター弾きながら歌ってても全然おかしくない。
 ああ、しかしかっこいい。こんな人が無法者をやっつけて、そのあと岸辺で低音響かせてこんな歌を歌ってたら、町の少女は一発で惚れちゃうだろうなあ。
 この録音は、フレデリクセンがいなければ実現しえなかっただろう。自身でリュートを奏でながらしびれるような低い声で歌う彼は、現代に蘇った騎士のよう。バックに彼と息のばっちり合ったミュンヘン生まれのアンサンブル集団を従え、我々を英国とアメリカの伝統に属する、ポピュラーなバラードの魅力を探る旅へと誘う。サイモン&ガーファンクルでおなじみの「スカボローフェア」は19世紀末に編曲されたバージョンを元にしているが、ここではその原点とされているバージョンも収められている。騎士道の時代の香り、当時の町の喧騒を感じることのできる、タイムスリップの魔法のようなひとときをお約束する。

 

8876544660-2
\2400→\2190
ベルリン・フィルの公認室内楽アンサンブル
 「コンチェルト・メランテ」

J.S.バッハ :
 『音楽の捧げ物 BWV.1079』
 『トリオ・ソナタ ト長調BWV.1038』
コンチェルト・メランテ (ピリオド楽器アンサンブル)
[ライマー・オルロフスキー(Vn),
フィリップ・ボーネン(Vn),
ウルリヒ・ヴォルフ(Gamb),
フェレナ・フィッシャー(Fl-tr),
レオン・ベルベン(Cemb)
 2008年にベルリン・フィルのメンバーを中心に結成されたピリオド楽器アンサンブル「コンチェルト・メランテ」の最新録音は、バッハの作品中、最も複雑でありながら魅惑に満ちた「音楽の捧げ物」。
 「コンチェルト・メランテ」はベルリン・フィルの公認室内楽アンサンブルとして定期的に演奏、演奏曲目によって編成を変更し、古楽器専門のメンバーも加わることで、バロック音楽に新鮮な解釈をもたらしています。ここでは、バッハの碩学として著名なクリストフ・ヴォルフの新たな研究成果に基づき、これまでになかった新たな解釈と編成によって演奏されています。
 【演奏】,【録音】 2013年1月, ベルリン、イエス=キリスト教会 (デジタル:セッション)
 


8876548833-2
\2400→\2190
バーゼル室内管弦楽団の首席チェリスト
 クリストフ・ダンゲル(バロック・チェロ)
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:
 『チェロ・ソナタ ホ長調』『三重奏曲 変ロ長調』,
Ermengildo Abbate del Cinque:
 『無伴奏チェロのためのソナタ ホ短調』
 『無伴奏チェロのためのソナタ ハ短調』,
ジェンナロ・ロマネッリ:
 『無伴奏チェロのためのソナタ イ長調』,
ヴィヴァルディ:『チェロ・ソナタ イ長調RV.44』,
ジュゼッペ・アントニオ・パガネッリ:
 『チェロ・ソナタ イ短調』,
ジローラモ・バッサーニ:『チェロ・ソナタ ホ長調』,
クリストフ・ダンゲル(バロック・チェロ),
セルジオ・チャオメイ(Cemb, Org),
ロザリオ・コンテ(テオルボ, バロック・ギター),
マラ・ミリブング(通奏低音チェロ),
平崎真弓(バロック・ヴァイオリン)*
 チェロのクリストフ・ダンゲルは、1974年ヴュルツブルク生まれ。バーゼル音楽アカデミーでトーマス・デメンガらに師事。
 2002年以降バーゼル室内管弦楽団の首席チェリストを務めています。モダン楽器だけでなくピリオド楽器による演奏やそれらのためのバロック・レパートリーらも積極的に発掘をおこなっています。
 ここに収録された作品らも、ヴィヴァルディを除けばほとんど知られていないバロック期イタリアの作曲家のものですが、当時のチェロがテクニック的にもヴィルトゥオーゾ方向に発展していく過程の非常に重要な作品ばかりが収録されています。【録音】 2012年, スイス (デジタル:セッション)




<映像>


DYNAMIC(映像)


DYNDVD33675
(DVD)
\3000→\2790
カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場
 ベッリーニ:歌劇「テンダのベアトリーチェ」
フィリッポ・マリア・ヴィスコンティ…ミケーレ・カルマンディ(バリトン)/
ベアトリーチェ・ディ・テンダ…ディミトラ・テオドッシュウ(ソプラノ)/
アニェーゼ・デル・マイノ…ホセ・マリア・ロー・モナコ(メゾ・ソプラノ)/
オロンベッロ…アレジャンドロ・ロイ(テノール)/
アニキーノ…ミケーレ・マウロ(テノール)/
リッツァルト・デル・マイノ…アルフィオ・マーレッタ(テノール)/
カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場合唱団&管弦楽団/
アントニオ・ピロッリ(指揮)/
ヘニング・ブロックハウス(演出)/
ジアンカルロ・コリス(衣装)


DYNBRD55675
(Blu-ray)
\4000→\3690
収録 2010年12月 カターニア・ベルリーニ劇場/収録時間:161分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)/字幕:仏,英,独,西,伊,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD ※Blu-ray 世界初収録
 舞台は1418年のミラノ近郊ビナスコ城。ミラノ公フィリッポは富と権力を手に入れるために皇妃ベアトリーチェを妻にしていますが、本当は彼女の侍女アニェーゼに夢中です。しかし、そのアニェーゼには他に好きな人がいるのですが、その人オロンベッロはベアトリーチェを思っているという、見事な四角関係が出来上がっています。
 嫉妬に燃えたアニェーゼの奸計に嵌ってしまったベアトリーチェとオロンベッロ。妻の不貞を信じ、死刑執行所にサインをするフィリッポ・・・。救いのない粗筋ですが、だからこそベアトリーチェの苦悩と凛とした美しさが際立つ物語です。
 1833年に初演されたベッリーニ(1801-1935)の悲劇的なオペラ。彼の最後から2番目のオペラであり、初演は失敗したものの、その音楽の美しさで彼の死後に少しずつ人気を博しましたが、ヒロイン役に与えられた歌が困難であるためか、決定的な演奏が出てこない作品の一つとも言えるでしょう。
 この映像では現在最高のソプラノ、テオドッシュウを軸に、素晴らしい歌手たちがその声と演技を誇ります。美しい舞台も見どころです。
 


DYNBRD55608
(Blu-ray)
\4000→\3690
フェニーチェ歌劇場
 ベンジャミン・ブリテン:歌劇「ヴェニスに死す」全曲
グスタフ・フォン・アッシェンバッハ…マーリン・ミラー(テノール)/
旅人 他…スコット・ヘンドリックス(バリトン)/
タジオ…アレクサンドル・リガ(踊り)/
ヤシュウ…ダニロ・パルミレリ(踊り)/
苺売り/新聞売り…サブリナ・ヴィアネッロ(ソプラノ)/
物乞い女…ジュリー・メロー(メゾ・ソプラノ)/
荷物運び/ガラス造り…マルコ・ヴォレリ(バリトン) 他/
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)/
ピエール・ルイージ・ピッツィ(演出・装置・衣装)/
ゲオルゲ・イアンク(振付)
2008年6月 ヴェネツィア、フェニーチェ歌劇場 収録/収録時間:155分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:英(オリジナル),仏,独,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0) ※Blu-ray 世界初発売、DYNDVD33608と同内容

生誕100年を記念して、ブリテン(1913-1976)の傑作「ヴェニスに死す」をBlu-rayで。このトーマス・マン原作の「ヴェニスに死す」は、どうしても映画の強烈なイメージに支配されがちですが、このブリテンのオペラは、また違った視点からこの作品を俯瞰しています。深い知識と儚い美、無邪気さと罪悪感。これらを対照的に扱うことで、老いに差し掛かった小説家の切ない心境を描き出そうと試みられ、若き美の象徴であるタジオは、歌ではなく踊りのみで表現されます。この演奏は物語の舞台であるヴェニス、フェニーチェ劇場で収録されたもので、アッシェンバッハが「夢を抱いてやってきた」風光明媚な街は、わざと頽廃的で暗い街に変更され、妖しく怠惰な人々ばかりが現れます。ブリテンは多くの出演者を用いることはせず、主役のアッシェンバッハと、タジオ以外は、ほとんどの役を一人のバリトンに背負わせたのです。ここでアッシェンバッハを歌うのはアメリカのテノール、マーリン・ミラー。ブリテンを得意とする彼らしく、イメージ通りの歌唱が光っています。そしてバリトンは、こちらもアメリカのスコット・ヘンドリックス。まさに七変化と言える多彩な歌を聴かせます。タジオ役のリガのセクシーな肉体もたまりません。指揮は収録当時82歳のバルトレッティ。すっきりと纏めた音楽の中に一振りの腐臭が漂います。
  


DYNDVD33733
(DVD)
\3000→\2790
ソフィア国立歌劇場
 マスネ:歌劇「ドン・キショット」5幕
ドン・キショット…オーリン・アナスタソフ(バス)/
サンチョ…ヴェントセラフ・アナスタソフ(バリトン)/
ペドロ…シルヴィア・タネーワ(ソプラノ)/
ガルシアス…ロジスタ・パヴロワ=インジュヘーワ(ソプラノ)/
ロドリゲス…クラジミール・ディネフ(テノール)/
ジュアン…プラメン・パパジコフ(テノール)/
盗賊の頭…アレクサンダー・ゲオルギエフ(バリトン)/
ソフィア国立歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ヴィオレタ・ディミトローヴァ)/
フランチェスコ・ローザ(指揮)/
プラメン・カルタロフ(演出)/
ヨアンナ・マノレダキ(装置&衣装)/
アントナエタ・アレクシエワ(振付)
2009年3月 ブルガリア ソフィア国立歌劇場 収録 世界初映像収録(CDS686…既発CD)/収録時間:125分/音声:ステレオ2.0/字幕:仏(オリジナル),英,独,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 14世紀末のスペイン、騎士に憧れるドン・キショット(ドン・キホーテ)は、思いを寄せるドゥルシネの首飾りを山賊から取り戻すために、従者サンチョと共に山に向かいます。山賊に突撃を試みるも、あえなく捕まってしまったドン・キショットとサンチョ。しかし彼らは説得を試み、感動した山賊から首飾りを取り戻して、ドゥルシネの元へと引き返すのですが・・・。
 セルヴバンテスの「ドン・キホーテ」とJ.L.ロランの「憂い顔の騎士」に基づくこのオペラは、マスネ(1842-1912)の他の作品の中でも最も成功を収め、また初演の際に主役を務めたシャリアピンの名唱も話題となりました。ドン・キショットは原作よりも高潔で崇高な人物として描かれ(その代わりに彼が思いを寄せるドゥルシネは遊女という設定)普段はあまり活躍することのないバス歌手がここぞとばかりに存在感を発揮する稀有な作品としても知られます。ここで主役を歌うアナスタソフは、シャリアピンの伝統を受け継ぐ深く地底的な声の持ち主。美しい舞台と完璧な歌手たちのコラボをお楽しみください。








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