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≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




5/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24223
\2500→\2290
アントン・シュテック率いるシュパンツィヒ四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.3
  弦楽四重奏曲ト長調Op.54-1
  弦楽四重奏曲ハ長調Op.20-2
  弦楽四重奏曲ト短調「騎手」Op.74-3
シュパンツィヒ四重奏団(ピリオド楽器使用)
アントン・シュテック(Vn)
フランク・ポールマン(Vn)
クリスティアン・グーセンズ(Va)
アンティエ・ゴイセン(Vc)
 シュパンツィヒ四重奏団によるハイドン選集完結!

 録音:2011 年

 近年注目を集めているバロック・ヴァイオリン奏者アントン・シュテック率いるシュパンツィヒ四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集第3 弾。
 オーストリアの名ヴァイオリニストであり指揮者であったイグナツ・シュパンツィヒ(1796-1830)が1796 年に組織したシュパンツィヒ四重奏団。その伝統ある名前を引き継ぎ、ちょうど200 周年の記念の年であった1996 年に誕生した新生シュパンツィヒ四重奏団。このハイドンの弦楽四重奏曲選集もこの第3 集で完結します。ピリオド・アプローチによる鮮烈で鋭角的な演奏であるのはもちろん、ハイドンの弦楽四重奏曲の新たな魅力を引き出した純度の高い響きで聴かせてくれます。安定したテクニックと完成度の高いカルテットならではの充実のアルバムです。


シュパンツィヒ四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲選集第1巻、第2巻
Haydn - String Quartets Volume 1
ACC 24197
\2500→\2290
ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.1
 第24番イ長調 Op.9-6、
 第72番ハ長調 Op.74-1、
 第49番ニ長調 Op.50-6 「蛙」
シュパンツィヒ弦楽四重奏団(ピリオド楽器使用)
【アントン・シュテック(Vn)
フランク・ポールマン(Vn)
クリスティアン・グーセンズ(Va)
アンティエ・ゴイセン(Vc)】
 NAIVEのヴィヴァルディ・エディションでもその鬼才ぶりを発揮したアントン・シュテック率いるピリオド楽器を使用したカルテット、シュパンツィヒQ.。
 シュパンツィヒQ.は1996年に創設。ベートーヴェンの四重奏を初演したことで名が知られている1796年設立のシュパンツィヒ四重奏団がモデル。現代のシュパンツィヒQ.もベートーヴェンの録音でなじみがありますが、今回はハイドン没後200年を祝う企画でハイドン:弦楽四重奏曲選集をACCENTレーベルからリリース。「蛙」のゲロゲロという鳴き声が聴こえてくる終楽章が特徴的な第49番。明瞭な輪郭、純粋な響き自然な表現方法で組み立てられた演奏です。彼らの快活なテンポ感、音楽の推進力はピリオド楽器で演奏する魅力を良く伝えてくれる1枚です。録音:2007年12月5-8日
Haydn - String Quartets Volume 2
ACC 24220
\2500→\2290
ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.2
 弦楽四重奏曲ト長調Op.77-1、
 弦楽四重奏曲ニ長調Op.64-5、
 弦楽四重奏曲ニ短調Op.9-4
シュパンツィヒ弦楽四重奏団(ピリオド楽器使用
【アントン・シュテック(Vn)
 フランク・ポールマン(Vn)
 クリスティアン・グーセンズ(Va)
 アンティエ・ゴイセン(Vc)】
 ピリオド楽器を使用した常設カルテットの代表格シュパンツィヒ弦楽四重奏団。その伝統ある名前を冠にし、近年勢いのある演奏家の一人ヴァイオリンのアントン・シュテックを中心に新しい刺激を求めて挑んだ、ハイドンの弦楽四重奏曲集の第2弾。たくさんの石ころから宝石を拾い出すように、作品の奥から深い音楽性を引き出す端正な演奏は、音楽家の結晶のように純度が高く美しい。



旧譜
アントン・シュテックのヴィヴァルディ
A. Vivaldi-Vivaldi: Concerti Per Violino,  Vol. 2 - Di Sfida
NAIVE
OP 30427
\2300→¥2090
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集第2集
 協奏曲RV 232ニ長調、RV 264ホ長調、RV 325ト短調、
 RV353イ長調、RV243 ニ長調「senza cantin」、RV 368変ロ長調
アントン・シュテック(Vn)
モード・アンティコ、
フェデリコ・マリア・サルデッリ
 流浪の名人、コンチェルト・ケルンのメンバーであり、ドイツのトロッシンゲンにある音楽院で後進の指導にもあたっている、アントン・シュテック。シュテックは、インタビューで、「鬼才パガニーニの先駆者は、ロカテッリ(1695-1764)であったと考えていた。しかし、ロカテッリにはヴィヴァルディというものすごいライバルがいた、ということを痛感させられたレコーディングとなりました」と語っているように、超絶技巧の嵐に息つく暇もない!高度なテクニックと知力とを兼ね備えたシュテックによる演奏は、音符ひとつひとつが溌剌としていて踊っているかのよう。デュナーミクの対比、ふとした瞬間に翳るニュアンス、どの曲もどの小節どの音も、驚きと喜びに満ちている。
 一度聴いたらやめられない刺激的な一枚。

 


ACC 24261
(2CD)
\4200→\3790
名手ドンゴワによる名盤が復活!
 コルネットの黄金時代

 CD1:
  パレストリーナ:主、来臨の時
  伝承:フィレンツェ風に(パヴァーヌ、ガイヤルドとサルタレッロ)
  ボヴィチェッリ:私は急ぎ、市民を包囲しよう
  伝承:ナポリ風に(ガイヤルド)
  パンドルフィ=メアッリ:ソナタ「ラ・クレメンテ」
  チプリアーノ・デ・ローレ:別れの時
  カステッロ:ソナタ第2番
  ロニョーニ&パレストリーナ:イオ・ソン・フェリート
  伝承:モニカ/ サルタレッロ
 CD2:
  グランディ:サルヴェ・レジナ
  カステッロ:ソナタ第3番
  フォンタナ:ソナタ第3番
  カステッロ:エクスルターテ・ユビラーテ、ソナタ第2番
  スカラーニ:ソナタ第6番
  モンテヴェルディ:聖母の嘆き
  フォンタナ:ソナタ第7番
  グランディ:おお、あなたはなんと美しい
  フォンタナ:ソナタ第11番
  グランディ:レジナチェリ
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)
ル・コンセール・ブリゼ
 録音:2003 年& 2005 年

 コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワと ル・コンセール・ブリゼによるアルバム。以前リリースされていたものが廃盤となり、今回待望の再発売となります。
 ヴァイオリンと肩を並べるソロ楽器として発展したコルネットは17 世紀初頭にイタリアで黄金期を迎えます。コルネットは人間の声のように柔らかく繊細な表現が可能で、透明感のある独特の響きが当時の教会での演奏には欠かせませんでした。
 ウィリアム・ドンゴワの超絶的技巧が冴えわたる名盤となっております。




GLYNDEBOURNE



GFOCD 018
(2CD)
\4200→\3790
ウラディーミル・ユロフスキ&エイジ・オブ・エンライトゥンメント管
 ロッシーニ:「チェネレントラ」
ルクサンドラ・ドノーセ(S アンジェリーナ)
マキシム・ミロノフ(T ドン・ラミーロ)
アレッサンドロ・コルベッリ(Bs ドン・マニーフィコ)
ピエトロ・スパニョーリ(Br ダンディーニ)
ウンベルト・キウンモ(Bs アリドーロ)
ラクエラ・シーラン(S クロリンダ)
ルチア・チリッロ(Ms ティスベ)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
 ユロフスキがピリオド・オーケストラを指揮したロッシーニ!優秀なロッシーニ歌手たちが揃った「チェネレントラ」初出のグラインドボーン2007年ライヴ!!

 録音:2007 年6、7、8 月、グラインドボーン/2時間33分12秒

 2007 年のグラインドボーン音楽祭でのロッシーニ「チェネレントラ」のライヴ録音です。これは2005 年の新制作で、その際の映像が既に商品化されていますが、これはその時の好評を受けての2007 年の再演。アンジェリーナのルクサンドラ・ドノーセ、ドン・ラミーロのマキシム・ミロノフ、クロリンダのラクエラ・シーラン、ティスベのルチア・チリッロはいずれも引継ぎ。一方、ドン・マニーフィコには大ベテランのバッソ・ブッフォ、アレッサンドロ・コルベッリを起用。彼は2009 年にはMET でもマニーフィコを歌っています。偽王子を務めるダンディーニには、小洒落た歌い口で人気の高いロッシーニ・バリトン、ピエトロ・スパニョーリ。この軽妙だけれどかなりインチキ臭いダンディーニは絶品です。アリドーロのウンベルト・キウンモは、ヘンデルなどバロック・オペラでも活躍する人。ウラディーミル・ユロフスキのロッシーニはちょっと意外に感じられるかもしれませんが、彼はまだ25 歳の1997 年にロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで大作「モイーズとファラオン」の指揮を任されており、ここでも颯爽としたロッシーニを聞かせてくれます。そして2005 年の上演との大きな違いが、ピリオド・オーケストラであるエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団を起用していること。ピリオド・オーケストラを用いたロッシーニのオペラはこれまでにもなくはなかったのですが、「チェネレントラ」のような大作では珍しいことです。ことに木管やホルンなどでエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の響きが大きな効果を発揮しています。
 ちなみにenlightnment のen は少なくとも英国では「エン」の発音の方が主流で、また英国ではtn のn をしっかり発音する傾向にありますので、「インライトゥメント」よりは「エンライトゥンメント」の方が発音に近いと思われます。




WEITBLICK

SSS 0145
(2CD 1枚価格)
\2200→\1990
スヴェトラーノフ 最晩年のマーラー9番、凄絶なライヴ!!
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 2 枚組1CD プライス!

 録音:2000 年1 月21 日ベルワルド・ホール,ライヴ(デジタル録音) ※演奏タイミング:[29:19][18:08][12:37][24:45]

 スヴェトラーノフが忍び寄る死の影を感じながら紡ぎだした絶美の演奏。第1 楽章の深遠な解釈、第4 楽章の澄み切った境地は、正に生と死の表裏一体を教えてくれるかのようです。対照的に中間楽章はエネルギッシュそのもので、リズム感の良さを物語ります。スヴェトラーノフのマラ9 と言えば、ロシア国立響とのスタジオ録音は恵まれた音質といえなかっただけに、妙技を誇るスウェーデン放送響、名録音を誇るスウェーデン放送による当ライヴは、ファン垂涎のものでしょう。
 (ライナーノートより)この第9 交響曲は、作曲家マーラーの最後の作品である。間もなくその演奏活動を終える偉大な指揮者(偉大な作曲家であることもマーラーと共通している)スヴェトラーノフがこの作品を取上げるということも示唆に富んでいるし、暗示的である。巨匠は、スウェーデン放送響と本拠地ストックホルムのみならず、直後のロンドンへの楽旅でもこの曲を指揮している。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




LIMEN


CDVD013 C013
(CD + DVD)
\3000
ヨーロッパの芸術家チュルリョーニス
 (1)チュルリョーニス:
  ノクターン嬰ヘ短調VL178/フモレスケVL162/
  前奏曲ロ短調VL182a/マズルカVL234/
  主の祈りVL260/ナイチンゲールVL268/
  前奏曲ニ短調VL256/前奏曲ニ短調VL197/
  前奏曲ニ短調VL241/追憶VL299/即興曲VL298/
  前奏曲VL343/連作「海」VL31
 (2)グリーグ:叙情小曲集〜春に寄す/悲歌/小妖精
 (3)ベルク:ピアノソナタOp.1
 (4)リスト:エステ荘の糸杉に
 (5)スクリャービン:
  前奏曲Op.11〜第2番イ短調;第4番ホ短調;
   第6番ロ短調;第11番ロ長調;第14番変ホ短調/
  5つの前奏曲Op.74
オラーツィオ・ショルティーノ(Pf)
 イタリアの鬼才ショルティーノがチュルリョーニスに挑戦

 録音:2012 年リメン音楽スタジオ/STEREO、NTSC

 画家としては抽象画の開祖とされ、作曲家としては誰よりも先に無調や音列へ到達したリトアニアの天才ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)。
 彼のピアノ曲のなかから、叙情的な初期作品と、大胆な音響世界を示す中期以降の計13 曲を、イタリアのピアニストで作曲家のオラーツィオ・ショルティーノが繊細かつ妖しい美しさに満ちた演奏で披露します。チュルリョーニスはリトアニアの民族の象徴的存在ゆえ、リトアニア系音楽家による録音が圧倒的に多いので、ショルティーノによる演奏は画期的。そもそもアルバム・タイトルも「ヨーロッパの芸術家チュルリョーニス」としていることが、地方的天才ではない普遍的な価値を意識していると申せましょう。
 興味深いのは、初期作品での影響が明瞭なグリーグとリスト、中期以降はそれぞれの方法で調性概念を崩したスクリャービンとベルクの作品を並べ、比較できるようにしている点。それぞれの地域的、時代的共通性は容易に認められますが、その背後にワーグナーの影を感じさせるところが、ショルティーノの意図と言えます。
 このアルバムの特徴は、CD 盤と同内容のDVD が収められていること。全曲の指遣いやペダルが非常な参考になります。※ チュルリョーニスの美術作品の画像は収録されていません。
 オラーツィオ・ショルティーノは1984 年生まれ。ボリス・ペトルシャンスキーやミシェル・ダルベルトに師事し、これまでもリストやワーグナーの管弦楽曲のピアノ編のCD で注目されていました。繊細かつ鋭敏な感性が魅力です。




EELCO HAAK



EELCO 2
\2400→\2190
フラメンコ・バロッコ
 ドメニコ・スカルラッティのフラメンコ・ソナタ

 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/
  エールコ・ハーク、ミゲル・アンヘル・セラノ編曲:
  トッカータ(K.141)/前奏曲とフーガ(K.208 & K.209)
  ソレア・ポル・ブレリア(K.193)/セビリャナス・バロカス(K.380)
  アレグリアス(K.124)/セビリャナス・フラメンカス(K.327)
  ファンダンゴ/マラゲニャ(K.492)/ファルカ(K.206)/サパテアド(K.51)
ミゲル・アンヘル・セラノ(フラメンコ・ギター、ギター)
サンティアゴ・エルナンデス(ギター)
マヌエル・ソリタ(カホン、パルマ)
アリシア・アルメイダ(バイレ、タコネオ、パルマ)
サラマンカ室内管弦楽団
エールコ・ハーク(音楽監督)

録音:データ記載なし

オランダ出身のチェロ奏者でスペインのサラマンカ室内管弦楽団の創設者・音楽監督であるエールコ・ハークによる、スペインで活躍した作曲家ドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタの中に当時のフラメンコのスピリットを見出し、それを現代のフラメンコと組み合わせるというユニークな試み。





EMEC


E 105/6
(2CD)
\3600
グラナドス(1867-1916):
  スペイン舞曲集(全12曲)
  ゴイェスカス(全7曲)
セバスチャン・スタンリー(ピアノ)

録音:2012年6月1-3日、ラ・マリナ文化センター・ホール、スペイン貯蓄銀行、サモラ、スペイン

セバスチャン・スタンリー(1984年生まれ)は英国王立音楽大学で学んだスペイン系英国人ピアニスト。

 

E 100/1
(2CD)
\3600
【旧譜 再入荷予定】
ルイス・デ・ナルバエス(1503/1505頃-1555/1560):
  「デルフィンのビウエラ曲集」(全6巻;1538)

   [第1巻] ファンタジア第1番−第8番
   [第2巻] ファンタジア第9番−第14番
   [第3巻]
   ジョスカン・デプレの「ミサ フェラーラ公エルコレ」のサンクトゥスとホザンナ
   ジョスカン・デプレの「ミサ フェザン・ルグレ」のサンクトゥスとホザンナ
   ジョスカン・デプレの「フーガによるミサ」のクム・サンクト・スピリト
   カンシオン第1番(ジョスカン・デプレの「千々の悲しみ(皇帝の歌)」)
   カンシオン第2番−第3番(ゴンベールによる)
   カンシオン第4番(リシャフォールの「Je veux laysser melancolie」)
   [第4番]
   「おお、栄光の聖母」による6つのディフェレンシア
   「厳かな犠牲」による5つのディフェレンシア
   [第5巻]
   「クラロス伯爵」による22のディフェレンシア
   「私の牛の見張りをしておくれ」による4つのディフェレンシア
   「私の牛の見張りをしておくれ」による3つのディフェレンシア
   対位法のバス
   [第6巻](*)
   ラミロ王は席につかれた(ロマンセ)/モーロの王は散策していた(ロマンセ)
   「Si tantos halcones」(ビリャンシコ)による3つのディフェレンシア
   「Y la mi cinta dorada」(ビリャンシコ)による6つのディフェレンシア
   La bella mal maridada(ビリャンシコ)/何を使って洗いましょう(ビリャンシコ)
   Arded, corazon, arded(ビリャンシコ)
アグスティン・マルリ(ギター)
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ(*))

録音:2012年2月、参事会の間、王立聖フランシスコ・エル・グランデ聖堂、マドリード、スペイン

グラナダに生まれ、スペイン王太子フェリペ(後の国王フェリペ2世)に仕えたビウエラ奏者・作曲家ルイス・デ・ナルバエスがバリャドリドで出版した曲集(「デルフィン」とは「王太子」の意)の世界初の全曲録音。普通のクラシックギターによる演奏と思われます。全40ページのブックレットにスペイン語と英語の解説を収録。ギター・ファン、スペイン古楽ファンなら聴き逃せません。





SEDEM(スペイン音楽学会)


CD 28
(DCD 292)
\2400
アルベニス(1860-1909):歌曲集
  ベッケルの詩集(1888、マドリード)/6つのバラード(1888、マドリード)
  バルベリーヌの歌(1947、マドリード)/ネリーに(1896、パリ)
  あなたは永遠に去ってしまうのか、エレーヌよ(1896、パリ)
  6つの歌(1897、ブライトン)から あなたは私のものになる?,別離!
  それは愛(1897、パリ)
  ピエール・ロティの詩による2つの小品(1898、サンセバスティアン)
  2つの歌(1913、パリ)/4つの歌曲(1908、パリ)
カルロス・ハビエル・メンデス(テノール)
カルロス・ハビエル・ドミンゲス(ピアノ)

録音:2011年6月21日、アウディトリオ・デ・テネリフェ、サンタ・クルス・デ・テネリフェ、 テネリフェ島、カナリア諸島、スペイン

メンデス、ドミンゲスはともにスペイン領カナリア諸島テネリフェ島生まれの演奏家。上記曲目の後の表示は(出版の年、場所)。

 


CD 29
(DCD 286)
\2400→\2190
スペインのピアノ四手連弾音楽(1830-1900)
 ジュゼプ・テオドル・ビラル(1836-1905):スケルツァンド
 ペドロ・ティントレル(1814-1891):
  ソナタ第5番イ長調/ソナタ第6番変ホ長調
  ソナタ第7番ヘ長調/ソナタ第8番ホ長調
 マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):ソナタ ト長調
 ペドロ・ティントレル(1814-1891):
  ソナティナ第1番ト長調/ソナティナ第2番ヘ長調/ソナティナ第3番ヘ長調
 ペドロ・アルベニス(1795-1855):
  ヴェルディの「第一回十字軍のロンバルディア人」による幻想曲
 フェリペ・ペドレイ(1841-1922):ファウスト(狂詩曲)
 マルティン・サンチェス・アリュ(1821-1858):
  「悪魔の尻尾」の主題によるディヴェルティメント
 サンティアゴ・デ・マサルナウ(1805-1880):メランコリー
オリベル&ホセ・マリア・クルベロ(ピアノ)
録音:データ未詳
かなり珍しいスペインのピアノ四手連弾音楽作品集。スペインの優雅なサロンが頭に浮かびそうな楽曲集。




TANIDOS


SRD 413
\2300
アルベニス(1860-1909):ピアノのためのロマンティック作品集
  ソナタ第3番 Op.68
  12の性格的小品 Op.92
ベレン・ゴンサレス=ドモンテ(ピアノ)

録音:2012年6月6-8日、マドリード音楽院、スペイン

ベレン・ゴンサレス=ドモンテはスペインのマドリードに生まれ、ギリェルモ・ゴンサレス(マドリード音楽院)、ジャン・ポール・セヴィラ(パリ)、アルフレッド・ムーレドス(ダラス、アメリカ合衆国)に師事したピアニスト。スペイン音楽、中でもグラナドス、アルベニス、ファリャ、モンポウ、エルネスト・アルフテルを得意としています。

 

SRD 414
\2300
アントニオ・ソレル(1729-1783):未出版の5曲を含む鍵盤ソナタ集
  第134番(*)/第135番(*)/第113番/第129番
  第136番(*)/第137番(*)/第130番/第138番(*)
ルイス・リコイ(ピアノ)

録音:2012年7月、スタジオ C.A.T.A.、マドリード、スペイン

未出版の5つのソナタ(*)は概ね「緩−急−メヌエット」の3楽章構成で、ソレルにしては珍しくドメニコ・スカルラッティの影響を感じさせず、当時のロンドンやウィーンで流行していた様式への接近を見せています。ルイス・リコイはマドリード音楽院を卒業後、モスクワ音楽院でアレクサンドル・ソボレフに師事したスペインのピアニスト。

 

SRD 417
\2300
エトノス・アトラモ
  イントロバドリアス[Introvadorias](アンダルシアのムワッシャハ)
  ディアスポラ(離散民)[Diasporas]
   (アンダルシア伝承+マルティン・コダスの「カンティガス・デ・アミゴ」+
   アルメニア伝承)
  田舎の踊り[Danzas villanas](フアン・デル・エンシナ+トワノ・アルボー)
  塩の柱廊[Portico de sal](カリクストゥス写本)
  歌[Cantares](アルメニア伝承+ギリシャ伝承)
  海の彼方[Lejos del mar](アルメニア伝承)
  リンゴとレモン[Manzana y limon](セファルディム伝承)
  ガゼルと羊飼い[La gacela y el pastor](アンダルシアのムワッシャハ)
  囚われた恋人[Amor cautivo](トワノ・アルボー)
  ヤヌスの約束[Las promesas de Jano](アシュケナージ伝承+セルビア伝承)
  長い道のりを[Por largos caminos](ジプシー伝承)
エトノス・アトラモ
 ペパ・G・リリョ(歌、レベック、タンブリン、ダルブッカ、バウロン、ベンディル、
   シンバル、クロタロス[フィンガー・シンバル]、メタル・カーテン)
 ガブリエル・ナバロン
  (キーボード、ハーブ、チベタン・ボール、プログラミング、アンビエント)

録音:2009年11月、2012年12月、スタジオ・クリソル・デ・ウトピアス、トレド、スペイン

エトノス・アトラモは2007年、世界の古楽・伝承音楽とエレクトロニクスを融合したサウンドを目指してスペインの二人のミュージシャンにより結成されたユニット。
タニドス・レーベルを擁するセベラル・レコーズ傘下のセベラリア・ムジカ(Severalia Musica)というレーベルから発売されておりますが、タニドスとして扱います。

 


SRD 407
\2300→\2090
【旧譜 再入荷予定】
スペインのピアノ音楽におけるタンゴとハバネラ
 アルベニス(1860-1909):スペイン Op.165 から タンゴ
 ファリャ(1876-1946):クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 トゥリナ(1882-1949):3つのアンダルシア舞曲 Op.8 から タンゴ
 トゥリナ:古いスペインの記憶 Op.48 から ハバネラ
 オスカル・エスプラ(1886-1976):スペインの歌 第5巻 から ハバネラ
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):2つのキューバ舞曲 から ハバネラ
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):浮気妻のタンゴ
 マヌエル・パラウ(1893-1967):ハバネラのリズム
 アントニ・トゥランデイ(1881-1963):スペインの思い出(ハバネラ)
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
  3つのディヴェルティメント から ハバネラ/スケッチ
 アンヘレス・ロペス・アルティガ(1939-):サロメ(タンゴ)
 レオノラ・ミラ(1942-):ハバネラ Op.52 No.2
 ホセ・ルイス・トゥリナ(1952-):タンゴ
 トマス・マルコ(1942-):タングバネラ
 カルロス・クルス・デ・カストロ(1942-):ハバネラ
マリサ・ブラネス(ピアノ)

録音:2012年1月3-5日、スタジオ C.A.T.A.、マドリード、スペイン

独特なマッタリ感のあるスペインのタンゴとハバネラを集めたユニークで雰囲気豊かなアルバム。
マリサ・ブラネスはバレンシア自治州南部アリカンテの町アルコイに生まれ、バレンシア音楽院、ローベルト・シューマン音楽学校(ドイツのデュッセルドルフ)、バレンシア工芸大学、アリカンテで学んだスペインのピアニスト・音楽学者。1991年にバレンシア音楽院に就任。演奏、研究、教育の各分野で活躍しています。

 


SRD 412
\2300→\2090
【旧譜 再入荷予定】
J・S・バッハ(1685-1750)/ブゾーニ(1866-1924)編曲:コラール編曲全集
  前奏曲変ホ長調 / Durch Adams Fall ist ganz verderbt, B
  Herr Gott, nun schleub den Himmel auf
  Durch Adams Fall ist ganz verderbt, A / Komm, Gott, Shopfer!
  Nun komm' der Heiden Heiland / Nun freut euch, lieben Christen
  Jesus Christus, unser Heiland / In dir ist Freude
  Ich ruf' zu dir, Herr / Wachet auf, ruft uns die Stimme
  三重フーガ変ホ長調 / トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 から アダージョ
アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)

録音:2012年4月14日、マドリード音楽院マヌエル・デ・ファリャ・コンサートホール、スペイン


一部で熱い支持をつけ続けるブゾーニ編曲のバッハ/コラール集。

アンヘル・ウイドブロはバリャドリド音楽院、マドリード王立高等音楽院、ヴェネツィアのルチアーノ・ファンチェッリ音楽学校で学んだスペインのピアニスト。マドリード王立高等音楽院教授を務める他、プラシド・ドミンゴらスター歌手たちの伴奏者としても知られています。





VANITAS



VA 03
\2400→\2190
ディヴィナ・ミステリア
 インジェニウム〜17−18世紀イタリアとドイツのヴァイオリン音楽

 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):トッカータ ニ短調
 ジョヴァンニ・アントーニ・パンドルフィ・メアッリ(1630頃-1670頃):
  ソナタ第4番「ラ・ビアンクッチャ」
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  スピネッティーナとヴァイオリンのためのトッカータ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1571-1630):ソナタ第6番
 ゲオルク・ベーム(1661-1733):前奏曲ハ長調
 ヘンリヒ・デーベル:ソナタ第4番
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):トッカータ
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
  「ロザリオのソナタ」から 受胎告知
 フランツ・トゥンダー(1614-1667):前奏曲第2番
 ニコラス・ブルーンス(1645-1694):いざ来たれ、異教徒の救い主よ
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620頃-1680):
  ソナタ第5番(「ソナーテ・ウナールム・フィディウム」から)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):トッカータ
 イグナツィオ・アルベルティーニ(1644-1685):ソナタ第1番
ディヴィナ・ミステリア
 パベル・アルミカル(ヴァイオリン)
 モンセラト・クロメ(チェロ)
 トル・ヨルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
 パブロ・サピコ(アーチリュート、ギター)
 アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ、オルガン)

録音:2011年6月、聖アントニオ・アバド小聖堂、チンチリャ、アルバセテ県、スペイン

 パッヘルベルやブルーンス、フレスコバルディ、フローベルガー、ゲオルク・ベームといったオルガン系の人たちによるヴァイオリン作品、テオルボ作品で知られるカプスベルガー、そして定番ともいえるパンドルフィ・メアッリ、ビーバー、シュメルツァーたちの作品、そして無名の数人の作曲家によるヴァイオリン作品集。
 時期的に17世紀初頭というヴァイオリン音楽がまだ珍しい時代から作品が収集されているのも興味深い。
 そして演奏家たちの名前が「ディヴィナ・ミステリア」。メキシコ生まれの演奏家パベル・アルミカル(ヴァイオリン)とトル・ヨルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)のデュオとして2002年に創設されたピリオド楽器アンサンブル。そんなディヴィナ・ミステリアのデビューCD。
 パベル・アルミカルはメキシコシティ国立音楽院でヴァイオリンを学んだ後、ポーランドでアガタ・サピエハ、アグニェシュカ・リフリクに、バルセロナのカタルーニャ高等音楽学校でマンフレート・クレーマー、パブロ・バレッティにバロック・ヴァイオリンを師事。コンセール・デ・ナシオン、アンサンブル・エリマ、レザール・フロリサン、アル・アイレ・エスパニョル、ル・コンセール・フランセ、ラ・レベレンシア、ベスプレス・ダルナディ等に参加してきました。
 アルバム・タイトルの「インジェニウム」は「天賦の才」の意。





ARCANA



A364
(9CD)
\6500→\5790
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテ・ピアノ)
 シューベルト:ピアノ・ソナタ集

シューベルト
 ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157、ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
 ピアノ・ソナタ第3番ホ長調 D.459、ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
 ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557、ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566
 ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568、ピアノ・ソナタ第8番嬰ヘ短調 D.571
 ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575、ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 D.613
 ピアノ・ソナタ第11番ヘ短調 D.625、ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
 ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784、ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840
 ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845、ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
 ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894「幻想」、ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959、ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
 アレグレット ハ長調 D.346、アダージョ ホ長調 D.612
 ロンド ホ長調 D.506、アンダンテ イ長調 D.604
 スケルツォ ニ長調とアレグロ 嬰ヘ短調 D.570
 アダージョ 変ニ長調 D.505
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテ・ピアノ)
 歴史的楽器の蒐集家としても有名なバドゥラ=スコダが、ARCANAに残した金字塔、シューベルトのピアノ・ソナタ集がボックスで復活リリース。
 もちろん作曲当時のフォルテピアノを使用。解釈と演奏の奥深さと楽器、という3つの側面から聴くものを満足させてくれる。

The Instruments (from the artist’s collection):
 Donath Schofftos, Vienna, c. 1810
 Georg Hasska, Vienna, c. 1815
 Conrad Graf 432, Vienna, c. 1823
 Conrad Graf 1118, Vienna, c. 1826
 J.M. Schweighofer, Vienna, c. 1846




FUGA LIBERA



FUG714
\2800→\2590
アレクサンダー・ルーディン (指揮・チェロ)
 ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲 イ長調 B. 10
   (オーケストレーション=Jarmil Burghauser)
  弦楽セレナーデ ホ長調 Op. 22
アレクサンダー・ルーディン (指揮・チェロ)
ムジカ・ヴィーヴァ
 指揮者、そしてチェリストとして活躍するルーディンが、まさにその両方で活躍する新譜。でもチェロの弾きふりって・・。
 ちなみにチェロ協奏曲は、あの有名なチェロ協奏曲ではなく、ドヴォルザークの習作時代である1865年に作曲されたものです。


指揮者ルーディンといえばこれを思い出す。
Beethoven - Symphonies Nos. 1 & 6
MFUG 564
(国内盤)
\2940
アレクサンドル・ルーディン指揮&ムジカ・ヴィーヴァ室内管
 ベートーヴェン:交響曲第1番・第6番「田園」

ベートーヴェン(1770〜1827):
 1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品25
 2. 交響曲 第6番 変ロ長調 作品68「田園」
アレクサンドル・ルーディン指揮
ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団
FUG 564
輸入盤
(日本語解説なし)
¥1990

 室内オケに重厚さを求めるのは甚だお門違いなのはわかっているのに、このアンティックな家具のような重量感・存在感は何だ・・・。もっとお手軽お気軽演奏を期待していたのに、こんな重心の低い個性的「室内オケ・ベートーヴェン」を聴かされるとは!緊密で水準の高いアンサンブル、そして自由な解釈。
 レコ芸では、「すべてがうっとうしい」、「こざかしさの限り」、「耳障り」、「間がうるさい」、「音が貧しい」、「迫力に乏しい」、「表情がすべて思いつき」、「全編小細工の山」、「こういうベートーヴェンがはびこってくるのはおそろしい」と悪口雑言のオンパレード。これだけ言われると壮観。かつてスヴェトラーノフもバティスもレコ芸では散々だった。勇気ある方はどうぞお試しあれ・・・って、店主的にはそこまで言われるほど無茶な演奏には思えないんですが・・・。
 今や、超・高水準な演奏を聴かせる古楽器楽団がシベリアでも活躍しているくらいですから、かつては社会主義体制下でオリンピック選手並の伝統肌名匠たちを続々と生み出してきたロシアという国にも、どんどん新しい演奏スタイルが流入、あざやかに咀嚼されているようです。
 ベルギーのレーベルでありながら、これまでも注目度の高いロシアもの企画をいくつかリリースしてきたFuga Libera がこのたび録音してくれたのは、そんな「ロシア最前線」をいやおうなしに感じさせてやまない、まさしく「痛快!」の一言がぴったりなベートーヴェン演奏!
 チェロ独奏者としても名盤あまたのアレクサンドル・ルーディンが1988 年から音楽監督をつとめるムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団は、古典から現代まできわめて幅広いレパートリーを誇りつつ、ホグウッドやノリントンら古楽畑の指揮者たちとも綿密な共演関係を続け、ディッタースドルフ、サリエリ、アリャビエフ…といった知られざる古典派前後の作曲家たちの名品を自家薬籠中の得意曲とするユニークな楽団。最後にあげたアリャビエフは、FugaLiberaで録音したアルバムが日本でも「レコード芸術」特選をとるなど高く評価されています。本盤は、そんな「ロシア新世代」の飛びぬけた高水準を王道レパートリーで端的に堪能できる名演。
 ヴァイオリンの両翼対向配置なんてもう当たり前、硬質かつ熾烈な叩き込みをみせるティンパニの響きは「第1 番」に明快なクリスピーさを与え、「田園」のクライマックスを劇的に盛り上げる、また絶妙のタイミングで、えもいわれぬ野趣をこめて音を割るホルンといい、信じられない機能性と「味」を感じさせる管楽器ソロといい、もういたるところ聴きどころ満載のベートーヴェンなんです。なんて整然と痛快な「第1 番」、なんてわくわくする「田園」!




PHI(Φ)



LPH011
(2CD)
\4000→\3690
ヘレヴェッヘ指揮&シャンゼリゼ管弦楽団
 モーツァルト後期3大交響曲

  モーツァルト:
   交響曲第39番 変ホ長調 K543
    同第40番 ト短調 K550
    同第41番 ハ長調 K551「ジュピター」
ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団
 古くはレオンハルトとアーノンクールのバッハ・カンタータ全集という、古楽史上の歴史的録音にも合唱指導で参加していたこの大御所、近年はharmonia mundi でブルックナーを古楽器録音、またPentatone やTalent といった地元ベネルクスの小規模レーベルで、王立フランデレン(ロイヤル・フランダース)管を率いて近代作品やベートーヴェンを録音してみたり、その合間にルネサンスの大家ラッススの本格派アルバムを制作してみたり…と、メジャーレーベルとは離れた場所で驚くべき快進撃を続けていました。
 この巨匠が、ついに自ら主宰する古楽器オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団とともに立ち上げたのが自主レーべル「PHI(フィー)」。第1弾ではマーラーを出すなど意欲的なレパートリー発掘に挑んだヘレヴェッヘですが、その後はバッハやブラームスなどの声楽大作で得意分野の地盤を固める動きを見せていました。しかし今回のアルバムは・・・モーツァルト・・・しかも後期3大交響曲。
 シャンゼリゼ管弦楽団は、古楽器(作曲当時の状態にある楽器)でベートーヴェン以降のロマン派音楽を演奏するという挑戦を、前世紀からいち早く続けてきた充実団体。当初の録音にはメンデルスゾーンやベルリオーズら管弦楽法の改革者たちの作品が並び、近年では一連のブルックナー交響曲シリーズ、あるいは今年初頭にNaive から出たコパチンスカヤとのベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲など、折々に注目度の高いリリースを続けてきました。


先日再発売が決まったヘレヴェッヘのモーツァルト

仏HM
HMG 501570
¥2300→\2090
ヘレヴェッヘによるモーツァルト
 モーツァルト:
  (1)セレナード第10番 変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」
  (2)セレナード第12番 ハ短調 K.388「ナハトムジーク」
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団のメンバー
 〔マルセル・ポンセール、北里孝浩(Ob)/
  ジェーン・ブース、
  ロレンツォ・コッポラ(Cl)/
  ギ・ヴァン・ワース、
  ヨッヘン・ゼゲルケ(バセットホルン)/
  クロード・モーリ、
  ペトルス・ドンブレヒト、
  クリストフ・フェロン*、
  デニス・メイトン*(ホルン)/
  マルク・ヴァロン、
  ジャン=ルイ・フィアット(バッソン)、
  ミシェル・マルドナード(Cb)〕
 名手ポンセール、コッポラの美音に酔うヘレヴェッヘによるモーツァルト

 録音:1995 年6 月 * はK.361 のみの参加

 ヘレヴェッヘによるモーツァルト。管楽合奏の名曲2 篇の、オリジナル楽器の名手ぞろいのシャンゼリゼ管弦楽団のメンバーによる演奏です。
 ポンセールや北里といった名手のほか、現在フライブルク・バロック・オーケストラでも活躍している名手コッポラのクラリネットの音色も堪能できる魅力盤。ヘレヴェッヘの、しなやかで自然にして、上品な着地のフレージングを見事に実現した演奏で、数ある同曲の名盤のなかでもユニークな光を放つ名盤です。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DISCMEDI


DM 5004-02
\2400
パブロ・カザルス 鳥の歌
 カタールニャ民謡(16世紀)/パブロ・カザルス編曲/
  エンリク・カザルス(1892-1986)管弦楽編曲:鳥の歌
  プラド音楽祭管弦楽団 パブロ・カザルス(指揮)録音:1954年、プラド、フランス
 パブロ・カザルス(1876-1973):
  サン・マルティ・デル・カニゴ(サン・マルタン・デュ・カニグー)(*)
  プラド音楽祭管弦楽団 パブロ・カザルス(指揮) 録音:1954年、プラド、フランス
 グラナドス(1867-1916)/パブロ・カザルス編曲:
  スペイン舞曲集 より アンダルサ
  ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
  録音:1928年2月28日、カムデン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
 グラナドス/ガスパル・カサド編曲:オペラ「ゴイェスカス」より 間奏曲
  ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
  録音:1927年2月28日、カムデン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
 フォーレ(1845-1924)/パブロ・カザルス編曲:夢の後で Op.7 No.1
  ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
  録音:1926年1月5日、カムデン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
 J・S・バッハ(1685-1750)/アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲:
  兼弦楽組曲第3番 BWV1068 から アリア
  オットー・シュールホフ(ピアノ) 録音:1930年3月5日、ロンドン、イギリス
 J・S・バッハ/フェルナンド・ポライン編曲:
  イギリス組曲第6番 BWV811 より メヌエット−ガヴォット
  ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
  録音:1928年1月21日、カムデン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
 J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ編曲/パブロ・カザルス編曲:
  トッカータ BWV564 より アダージョ
  ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
  録音:1927年2月28日、カムデン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
 J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ編曲:
  シェメッリ歌曲集 BWV478 より 来たれ、甘き死よ、来たれ
  ブラス・ネット(ピアノ) 録音:1929年6月16日、バルセロナ、スペイン
 J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ編曲:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003 より アンダンテ
  録音:1929年6月19日、バルセロナ、スペイン
 シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15 より トロイメライ
  オットー・シュールホフ(ピアノ) 録音:1930年3月5日、ロンドン、イギリス
 ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡 より 子守歌
  ユージン・イストミン(ピアノ) 録音:1935年、プラド、フランス
 ガスパル・カサド(1897-1966):愛の言葉
  ブラス・ネット(ピアノ) 録音:1929年6月15日、バルセロナ、スペイン
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  オペラ「皇帝サルタンの物語」より くまばちの飛行
  ブラス・ネット(ピアノ) 録音:1929年6月19日、バルセロナ、スペイン
パブロ・カザルス(チェロ(*以外))
ディスクメディ・レーベルによるジャンルを超えた往年の巨匠の録音復刻シリーズ「ルーツ・コレクション」の第5巻。



<メジャー・レーベル>

DG



479 1560
(14CD+2DVD)
\12000→\10990
2011年ウィーン国立歌劇場最大の話題、「指環」ライヴ!!
 クリスティアン・ティーレマン&ウィーン国立歌劇場管弦楽団
  ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』(全曲)

【CD1〜2】
 『ラインの黄金』〜
  アルベルト・ドーメン(ヴォータン), マルクス・アイヒェ(ドンナー),
  ヘルベルト・リッペルト(フロー), アドリアン・エレート(ローゲ),
  ヤニナ・ベヒレ(フリッカ), アレクサンドラ・ラインプレヒト(フライア),
  アンナ・ラーション(エルダ), トマス・コニエチュニー(アルベリヒ),
  ヴォルフガング・シュミット(ミーメ),
【CD3〜6】
 『ワルキューレ』〜
  クリストファー・ヴェントリス(ジークムント),
  エリック・ハーフヴァーソン(フンディング), アルベルト・ドーメン(ヴォータン),
  ヴァルトラウト・マイヤー(ジークリンデ),
  カタリーナ・ダライマン(ブリュンヒルデ), ヤニナ・ベヒレ(フリッカ),
【CD7〜10】
 『ジークフリート』〜
  ステファン・グールド(ジークフリート), リンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ),
  アルベルト・ドーメン(さすらい人), トマス・コニエチュニー(アルベリヒ),
  アンナ・ラーション(エルダ), ヴォルフガング・シュミット(ミーメ),
  アイン・アンガー(ファーフナー), ヒェン・ライス(森の小鳥),
【CD11〜14】
 『神々の黄昏』〜
  ステファン・グールド(ジークフリート), エリック・ハーフヴァーソン(ハーゲン),
  リンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ),
  キャロライン・ウェンボーン(グートルーネ), ヤニナ・ベヒレ(ヴァルトラウテ),
【DVD1〜2】
  それぞれのオペラ公演のダイジェスト映像
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団

【録音】2011年11月, ウィーン国立歌劇場でのライヴ(24bit/96K録音)
 2011年ウィーン国立歌劇場最大の話題公演、ティーレマン指揮による「指環」全曲が、CDで発売です。
 ウィーン・フィルの「指環」としてはショルティ以来のもの。
 バイロイトに欠かせないティーレマンの指揮。アルベルト・ドーメン、ヤニナ・ベヒレ、アンナ・ラーション、ステファン・グールド、リンダ・ワトソンなどの現在ワーグナーには欠かせない豪華な配役など、これ以上ない豪華な組み合わせによる話題の「指環」です。
 ティーレマンの「指環」は、2008年バイロイト音楽祭のライヴ盤がありこちらも非常に高い評価を得ています。このウィーン国立歌劇場でのライヴは2011年11月の1ヶ月で全曲を公演するとういう集中的なプロジェクトで、バイロイトとは違った緊張感あるワーグナーの芸術を感じることができましょう。
 それぞれのオペラ公演のダイジェスト映像が収録されたボーナスDVD2枚も見逃せません。
 


479 1061
\2200→\1990
80歳にしてアバド初のシューマン交響曲録音!
 シューマン:
  交響曲第2番ハ長調 Op.61
  劇付随音楽「マンフレッド」序曲Op.115
  歌劇「ゲノフェーファ」序曲Op.81
クラウディオ・アバド(指揮)
モーツァルト管弦楽団
【録音】2012年11月, ウィーン、ムジークフェライン・ザール(デジタル:ライヴ)
 アバド80歳記念公演のライヴ。そして満を持しての初のシューマン交響曲録音となります。交響曲第2番は彼の4曲の交響曲のなかでは、渋く通好みの作品とされるものですが、重量感もたっぷりながらも透明感と生命感溢れる立体的な音楽がここに!あらゆる曲を演奏し録音してきたアバドですが、彼と見事に一体となったオーケストラ「モーツァルト管弦楽団」ならではの、シューマン像が展開されています。
 


479 1482
\2200→\1990
カトリン・フィンチ/《ララバイ》
 J.Sバッハ:
  『平均律クラヴィーア曲集第2巻よりプレリュード ハ長調』,
 シューマン:『トロイメライ』,
 ブラームス:『子守歌』,
 メンデルスゾーン:『春の歌』,
 シューベルト:『子守歌』,
 エリック・ウィテカー:『シール・ララバイ』,
 ウェールズ民謡:『海辺にて』,
 チャイコフスキー:『金平糖の精の踊り(「くるみ割り人形」より)』,
 モーツァルト?(B.フリース作):『子守歌 K.350(Anh.C8.48)』,
 ブラームス:『ワルツ第15番Op.39-15』,
 ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ:『月は昇った』,
 カール・ジェンキンス:『鳩』,
 サティ:『ジムノペディ第1番』,
 リー・ハウス:『リトル・クラウド』,
 カトリン・フィンチ:『マイ・チャイルド』,
 J.S.バッハ:『主よ、人の望みの喜びよ』,
 イングランド民謡:『グリーンスリーヴス』,
 ウェールズ民謡:『子守歌』,
 ハロルド・アーレン:『虹の彼方に』,
 民謡:『きらきら星』,
 アメリカ民謡:『ハッシュ、リトルベビー(おやすみ、赤ちゃん)』
カトリン・フィンチ(ハープ&編曲),
パヴァオ弦楽四重奏団,
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(Vc),
ブリン・ターフェル(Br),
エリザ・マーシャル(Fl),
アレッド・ジョーンズ(Vo),
ケイト・ロイヤル(Sp), 他
 ロイヤル・ベイビーに捧ぐ、ハープによる幻想的な子守歌
【録音】2013年4月, カーディフ、アカペラ・スタジオ(デジタル:セッション)
 1980年にウェールズに生まれた才気溢れるハーピスト、カトリン・フィンチは、ハープとクラシック音楽の魅力を幅広く伝えようと献身的に活動しています。今回のロイヤル・ベイビー誕生に捧ぐアルバムは、子守歌として作曲された作品と、子守歌のように優しく包み込まれるような美しいメロディを持った曲とで構成されています。
 ほとんど作品の編曲をフィンチ自身が行い、弦楽四重奏との共演や多彩なゲストも迎えた究極の癒しのアルバムです。
ジュリアン・ロイド・ウェッバー, ブリン・ターフェル, ケイト・ロイヤル、天使のボーイ・ソプラノとして話題となったアレッド・ジョーンズもゲストとして参加しています。



フィンチのDGデビュー盤、いけてます。

477 8165
\2200→¥1990
カトリン・フィンチ
 〜ハープによる「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」
カトリン・フィンチ(ハープ)
 ハープで聴く至福のゴルトベルク!!1980年にウェールズに生まれた才気溢れるハーピスト、カトリン・フィンチによるグラモフォン移籍第1弾は世界の音楽家を魅了してやまない《ゴルトベルク変奏曲》。
 チャールズ皇太子のお抱え演奏家としても知られるフィンチは3年の歳月をかけて作品を研究し、独自の版を作り上げてこの録音に臨みました。

 「バッハ:トッカータとフーガの最初の1音で、彼女はハーピストに対して我々が抱く、ステレオタイプな可憐で天使的なイメージを打ち砕いた」
    〜 ニューヨーク・タイムズ紙(2005年)
録音:2008年3月 ウェールズ、カーディフ

 

479 1500
(4CD)
\3200
ラン・ラン/
 《It's Me》〜DG協奏曲録音集

【CD1】
 チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調』,
 メンデルスゾーン:『ピアノ協奏曲第1番ト短調』〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮) シカゴ交響楽団[録音:2003年]
【CD2】
 ラフマニノフ:
  『ピアノ協奏曲第2番ハ短調』『パガニーニの主題による狂詩曲』〜
   ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
   キーロフ歌劇場(マリインスキー劇場)管弦楽団[録音:2004年]
【CD3】
 ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第1番ハ長調』『ピアノ協奏曲第4番ト長調』〜
  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) パリ管弦楽団[録音:2007年]
【CD4】
 ショパン:『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調』『ピアノ協奏曲第1番ホ短調』〜
  ズービン・メータ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:2008年]
ラン・ラン(P)
ラン・ランの、21世紀的新解釈の記録
【録音】2003〜2008年(デジタル)
ラン・ランがDGに録音した協奏曲4枚分のアルバムをセットにしたものです。1枚ずつアルバムが発売されるたびに、彼の究極のテクニックと演奏語法が音楽ファンを驚かせてきました。それぞれの作品にとって望みうる最高のパートナーと録音されたこの4枚組は、21世紀の理想的な新演奏の記録といえるでしょう。
 

479 1067
\2200
カール・ジェンキンス:Adiemus Colores
 1.Cancion amarilla , 2.Cancion violeta,
 3.Cancion negra (with Cuca Roseta & Milo?), 4.Cancion rosa,
 5.Cancion azul (with Milo?),
 6.Cancion turquesa (with Rolando Villazon & Milo?),
 7.Cancion naranja, 8.Cancion verde (with Milo?),
 9.Cancion blanca, 10.Cancion dorada, 11.Cancion plateada,
 12. Cancion roja (with Pacho Flores),
 13.Extra Track: Cancion Turquesa
  (Instrumental version for Trumpet and Orchestra with Pacho Flores)
カール・ジェンキンス(指揮&P),
Rolando Villazon(T),
Cuca Roseta(Vo),
Mervi Hiltunen-Multamaki(Ms),
Sampo Haapaniemi(Bs),
Milos Karadaglic(G),
John Parircelli(G),
Pacho Flores(Tp),
La orquesta de colores,
The Adiemus Singers,
カール・ジェンキンス、DGとの録音第1弾!
【録音】2013年3月, ヘルシンキ、フィンヴォックス・スタジオ(デジタル:セッション)
 1995年にデルタ航空のCM音楽『アディエマス』が瞬く間に世界的なヒットとなった作曲家カール・ジェンキンスは、世界中で150万枚を売上げたファースト・アルバム『アディエマス:ソング・オブ・サンクチュアリ』に始まるアディエマス・シリーズで大きな成功を収め、また合唱とオーケストラのため作品群によってクラシックのジャンルにおいても確固たる地位を確立しています。日本でもNHKスペシャルや、全日空、トヨタなどのCM音楽として使用され根強い人気を誇っています。今年2013年、ドイツ・グラモフォンと新たな録音契約を結びました。その第1弾となるアルバム『アディエマス・コローレス』は、ラテン・アメリカ音楽のリズム・色彩・響きを取り入れた幻想的な作品となっています。ゲストとして、ロランド・ビリャソン、ミロシュ・カラダグリッチらも参加しているのも見逃せません。
 

479 1687
\2200
《ヒーローズ》〜Legio patria nostra(外人部隊は我が祖国)
 『Traditional: Le Boudin』『Alford: Le soleil brille』
 『Traditional: Adieu Vieille Europe』
 『Manse: Un dur, un vrai, un tatoue』
 『Dumont: Non, Je ne regrette rien』
 『Rouget de Lisle: La Marseillaise』『Schultze: Lili Marleen』
 『Anonymus: Le Chant de l'oignon』
 『Giraud: Sous le ciel de Paris』『Tiomkin: El Deguello』
 『Monnot: Le Fanion de la Legion』
 『Lasry, Trenet: La Mer』
 『Ravel: Bolero』『Traditional: Le Boudin』
フランス外人部隊音楽隊
エミール・ラルドゥ(指揮)
フランス外人部隊音楽隊による伝統的な演奏
【録音】2013年2月, パリ、サル・コロンヌ(デジタル:セッション)
 1831年設立された伝統ある「フランス外人部隊音楽隊」。約20カ国約60名の外人部隊兵で編成される音楽隊で、外人部隊の交流大使として、毎年行われる7月14日のシャンゼリゼ大通りでの軍事パレードをはじめ、フランス国内はもとより、各国のあらゆる式典などで演奏活動を行っています。軍事的な行事のみならず、一般の行事での演奏活動も頻繁に行っています。このアルバムは、1863年の「カマロンの戦い」(ダンジュー大尉率いる部隊がメキシコ軍との間で行った外人部隊史上に残る全滅を覚悟しての激戦)150年を記念して制作されたもので、他のフランス軍音楽隊に比べてゆっくりしたテンポによる演奏が特徴的な伝統演奏をお聴き下さい。




スペインDG

 通常手に入れにくいスペイン・ローカルのドイツ・グラモフォンです。



0028947648222
\3500→\3190
スペイン国立管弦楽団/イベリア
 ドビュッシー、ラヴェル:管弦楽作品集

  ドビュッシー(1862-1918):イベリア
  ラヴェル(1875-1937):スペイン狂詩曲/道化師の朝の歌/ボレロ(*)
スペイン国立管弦楽団
ジュゼプ・ポンス(指揮)

録音:2010年6月16-20日(*以外)、2011年9月20-24日(*)、 国立音楽堂シンフォニー・ホール、マドリード、スペイン

スペインの指揮者とオーケストラによるドビュッシーとラヴェルのスペイン風作品集。
ジュゼプ・ポンス(1957年カタルーニャ生まれ)が2003年以来音楽監督を務めるスペイン国立管弦楽団を指揮。

 


0028947649281
\3500→\3190
グラン・カナリア・フィル
 ヒナステラ(1916-1983):管弦楽作品集

  バレエ組曲「エスタンシア」Op.8(1941)
  バレエ「パナンビ」Op.1(全曲;1934-1936)
  序曲「クレオールのファウスト」(1943)
グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団
ペドロ・アルフテル(指揮)

録音:2010年6月26-30日、アルフレド・クラウス・アウディトリオ・シンフォニー・ホール、
     ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア、スペイン

ヒナステラの出世作である「パナンビ」を中心に据えた一枚。ペドロ・アルフテルは作曲家クリストバル・アルフテル(ロドルフォ・アルフレル、エルネスト・アルフテルの甥)の息子として1971年マドリードに生まれたスペインの指揮者・作曲家。スペイン領カナリア諸島を代表するオーケストラであるグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。





DECCA



478 5673
\2200→\1990
小澤征爾の闘病後初の本格復帰ライヴ!
 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ
  ブリテン:『戦争レクィエム』Op.66(全曲)
クリスティーン・ゴーキー(ソプラノ)、
アンソニー・ディーン・グリフィー(テノール)、
マティアス・ゲルネ(バリトン)
SKF松本合唱団
SKF松本児童合唱団
栗友会合唱団  
サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:小澤征爾
録音:2010年12月12月17&18日 ニューヨーク 、カーネギー・ホール (ライヴ録音)"
 深い絆で結ばれた指揮者と演奏者たち・・・・・・ニューヨーク・タイムズ紙
 小澤征爾が長い病気療養から初の本格復帰となった2010年12月のカーネギー・ホール「JapanNYC」でのコンサートから、12月18日に演奏された《戦争レクイエム》を収録。
 ブラームス、ベルリオーズの大成功を受け、期待が高まるなか行われたコンサートは、小澤征爾の体調を考慮し、途中休憩をはさんで演奏されました。
 渾身のタクトのもとでオーケストラと合唱が一体となった素晴らしい演奏に観客は総立ち。合唱のクオリティの高さが現地でも絶賛された、記念すべきNY公演の記録がいよいよ輸入盤で登場です。
 

478 5723
(4CD)
\3200

《ブリテン・マスターピース》



【CD1】
 『青少年のための管弦楽入門』〜
  ブリテン(指揮) ロンドン交響楽団,
 『シンプル・シンフォニー』『フランク・ブリッジの主題による変奏曲』〜
  ブリテン(指揮) イギリス室内管弦楽団,
 『歌劇「ピーター・グライムズ」』より〜
  ブリテン(指揮) コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
【CD2】
 『キャロルの祭典』『みどり児はお生まれになった』〜
  スティーヴン・クレオバリー(指揮) ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団,
 『聖母讃歌』『祝祭テ・デウム』『ユビラーテ・デオ』〜
  ジョージ・ゲスト(指揮) ケンブリッジ・セント・ジョーンズ・カレッジ合唱団,
 『聖チェチーリア賛歌』〜
  ジョージ・マルコム(指揮) ロンドン交響合唱団
【CD3】
 『午後の金曜日』〜
  ブリテン(指揮) パーリー・ダウンサイド・スクール合唱団,
 『歌劇「ノアの洪水」』〜
  ノーマン・デル・マー(指揮) イギリス・オペラ・グループ管弦楽団/
【CD4】
 『イリュミナシオン』〜
  ピーター・ピアーズ(T), ブリテン(指揮) イギリス室内管弦楽団,
 『セレナーデ』〜
  ピーター・ピアーズ(T), バリー・タックウェル(Hr),
  ブリテン(指揮) ロンドン交響楽団,
 『ヴァイオリン協奏曲』〜
  ジャニーヌ・ヤンセン(Vn),
  パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) ロンドン交響楽団 【録音】1961〜2009年
 ブリテンの多彩な表現と精緻な作曲法は、近年の中で最も魅力あるものでしょう。今年2013年のブリテン生誕100年を記念して発売されるこの4枚組のベスト盤には、堅苦しく難しい曲は省かれており、比較的初心者にもわかりやすく聴きやすい作品が収録されています。また、彼の声楽作品の見事さは見事なもので、どの曲も愛と祈りに満ち溢れた、豊かな楽想が耳に残るものです。『青少年のための管弦楽入門』『シンプル・シンフォニー』などの聴きやすい管弦楽作品。宗教的合唱作品には、イギリスを代表する聖歌隊による美唱で。生涯の友であった歌手ピアーズとの『セレナード』。2009年新録音のジャニーヌ・ヤンセンによる『ヴァイオリン協奏曲』。ブリテン自身による指揮による演奏も多く収録され、ブリテンの魅力が伝わる演奏ばかりでそろえられているのも大きな特徴です。
 

481 0351
\2200
ヘイリー/Hushabye〜世界の子守歌
 きらきら星、 ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー、
 ねんねんころりよ、おやすみ私の天使、眠らないで、
 すべてのかわいい子馬、ゆりかごの歌、お山の子守唄
 ゴー・トゥ・スリープ・ユー・リトルベイビー、
 私の赤ちゃん、ブラームスの子守唄 他
ヘイリー・ウェステンラ(Sp)
 英国ロイヤル・ベイビーのために!
【録音】2013年2〜3月(デジタル:セッション)
 ヘイリーの待望の新作は世界の子守歌を集めた、究極の癒しの世界。ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの第1子誕生を記念してのアルバムです。
 王子夫妻の第1子のために作られた子守唄「スリープ・オン」も収録されており、5月9日から、英国のクラシック専門のFM局を皮切りに放送が始まり、すでにイギリスのみならず、世界中で話題を呼んでいます。ヘイリーの故郷ニュージーランド民謡として知られる子守歌や、アイルランドの詩人ブレンダン・グラハム氏が作詞、2011年の英ロイヤル・ウエディングの際に曲を提供した英国作曲家ポール・メアロウ氏の新曲も収録。ヘイリーの透きとおる天使の歌声が、優しい夢の世界へあなたを誘います。


DECCA



3736645
\2800→\2590
輸入盤ついに登場!
 坂本 龍一:Three

 Happy End
 The Last Emperor
 Bibo No Aozora
 High Heels
 Seven Samurai
 A Flower Is Not A Flower
 Still Life
 in A
 Nostalgia
 Tango
 Merry Christmas, Mr Lawrence
 Ichimei (Harakiri - Death of a Samurai)
 Tamago 2004
 Parolibre
坂本 龍一 (piano),
ジャケス・モレレンバウム(cello) &
ジュディ・カン (violin)
 坂本の代表曲をトリオにアレンジした、「1996」以来のトリオ・アルバム。

 前作「1996」で世界中の観客を熱狂させたトリオが2011年秋、ヨーロッパで復活!
 チェロはオリジナルのメンバー、ジャケス・モレレンバウム。そしてヴァイオリンは新たにオーディションで選ばれたジュディ・カンを起用し、再びヨーロッパの観客を熱狂させました。
 今回のCDは、そのツアー直後のスタジオ録音。極めて高い完成度となっています。世界のサカモト、ようやく輸入盤の登場です。




スペインDECCA


0028947646631
\3500
スペイン国立合唱団
 スペインの合唱音楽

 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
  自ら望みを満たす者は幸いである[Beatus vir]
 フランシスコ・ゲレロ:Si tus penas no pruevo/La tierra s'esta gazando
 ジュアン・セレロルス(1618-1680):めでたし、天の元后[Ave Regina coelorum]
 パブロ・カザルス(1876-1973):おお、道行くすべての者たちよ[O vos omnes]
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):魂の歌[Cantar del alma](*)
 ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):3つの墓碑銘[Tres epitafias]Op.17
   ドン・キホーテの墓のために[Para la sepultura de Don Quixote]
   ドゥルシネアの墓のために[Para la sepultura de Dulcinea]
   サンチョ・パンサの墓のために[Para la sepultura de Sancho Panza]
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
  われらの父[Pater noster]/アヴェ・マリア[Ave Maria]
 オスカル・エスプラ(1886-1976):
  レバント地方の2つのトナダ[Dos tonadas levantinas]
   山の歌(脱穀の歌)[De la sierra (Canta de trilla)]
   海の歌(地中海風)[De la matrina (Mediterranea)]
 ビセンテ・ゴイコエチャ(1854-1916):アヴェ・マリア[Ave Maria](*)
 ヘスス・グリディ(1886-1986):アヴェ・ヴェルム・コルプス[Ave verum corpus](*)
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
  3つの黒人の歌[Tres canciones negras]
   ハバネラ調[Punto de habanera](+),
   黒人の子守歌[Cancion de cuna para dormir a un negrito](+),
   黒人の歌[Canta negro]
  聖母の嘆き[Il Pianta della Madonna](+)
 ルイス・デ・パブロ(1930-):3つの宗教的断章[Tre frammenti sacri](#)
   詩篇唱和[Il salmo responsarile],福音書賛[L'acclamazione al Vangelo],
   福音書朗読の後の歌[Il canto dopo il Vangelo]
スペイン国立合唱団
ダビド・マレト(オルガン(*))
セルヒオ・エスペホ(ピアノ(+))
マヌエル・ブランコ、アダン・デルガド(トランペット(#))
フアン・カルロス・マタモロス(トロンボーン(#))
ミレイア・バレラ(指揮)

録音:2010年6月21-26日、国立音楽堂室内楽ホール、マドリード、スペイン

スペイン国立合唱団は1971年に創設されたマドリードの国立音楽堂に本拠を置く合唱団。2005年から2010年まで合唱指揮者ミレイア・バレラが音楽監督を務めました。





SONY



8876547777-2
\2500→\2290
ユーリ・バシュメット
 シューベルト:
  1. 弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
   [弦楽合奏版/グスタフ・マーラー編曲]
  2. 魔王D.328(作品1)[ヴァイオリンとヴィオラのためのC.G.ヴォルフ編曲]
  3. アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821 [ヴィオラと弦楽合奏版/ハインリヒ・クルーグ編
2.アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
1、3.モスクワ・ソロイスツ
ヴィオラ(2、3)・指揮(1、3):ユーリ・バシュメット
 ヴィオラは音楽宇宙の根幹をなす重要な星——ユーリ・バシュメット独奏・室内楽・指揮の三役を担う、巨匠バシュメット渾身のシューベルト・アルバム。
 「ヴィオラのカザルス」「現在世界で最も偉大な演奏家の一人」と称される、ロシアのヴィオラ奏者、ユーリ・バシュメット。
 2013年、バシュメットの60歳のアニヴァーサリーを記念してリリースされる当アルバムは、手兵モスクワ・ソロイスツとの共演になるシューベルトの作品集です。このコンビの新録音としては、ONYXレーベルから2008年に発売されたチャイコフスキーの弦楽セレナード他を収めた弦楽オーケストラ作品集以来、ほぼ5年ぶりのリリースとなります。
 「ヴィオラは音楽宇宙の根幹をなす重要な星」と言い切るバシュメットのヴィオラの特徴は、その美しく深みをたたえた音色、卓越したテクニック、そしてバロックからコンテンポラリーまでを網羅する幅広いレパートリーにあります。それまで縁の下の力持ち的な、地味な存在と思われていたヴィオラという楽器の魅力を一気に開花させ、ポピュラーな地位へと格上げさせた功績はひとえにバシュメットの活躍によるものでしょう。当シューベルト・アルバムは、そうしたバシュメットの魅力を、ソロ、室内楽、そして指揮と多彩な角度で味わうことのできる画期的な新録音です。
 シューベルトの「アルペジオーネ・ソナタ」は、バシュメットにとって最も重要なレパートリーの一つであり、これまでメロディア・レーベル、RCA Red Sealと2度にわたって録音していますが、3回目となる当アルバムの演奏は、これまでのピアノ伴奏とは異なり、長年ミュンヘン・フィルの首席チェロ奏者をつとめ、指揮者でもあるハイリヒ・クルーク編曲による室内オーケストラ伴奏版である点が大きな特徴です。「魔王」はシューベルトの最も有名な歌曲をC.G.ヴォルフがヴァイオリンとヴィオラ用にアレンジした珍しい編曲版が使われています。「死と乙女」はマーラーが1894年にハンブルクでの演奏会用に編曲した版に基づく弦楽合奏版で、バシュメットにとっては旧モスクワ・ソロイスツ時代の1991年に録音したRCA Red Seal盤以来2度目の録音となります。
 当アルバムは、モスクワ・ソロイスツの創立20周年記念録音(2012年)でもあります。1986年に創立した旧モスクワ・ソロイスツと決裂したバシュメットが、1992年にソリスト級の手腕を持つ若手奏者を集めて新しく結成し現在に至るモスクワ・ソロイスツは、バシュメットとは不可分な存在として、世界中でその傑出した合奏を披露しています。[演奏][録音]2011年2月21日〜24日(1-4)、2012年6月21日〜24日(5-8)、モスクワ、モスフィルムスタジオ


バシュメットのすごさが分かる1枚

ica
ICAC-5023
\2300→\2090
ユーリ・バシュメット
 1.ブラームス(1833-1897):
  交響曲第3番ヘ長調 Op.90/
 2.チャイコフスキー(1840-1893):
  交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団/
ユーリ・バシュメット(指揮)
録音 STEREO DDD 2004年4月27日…1, 2005年2月7日…2 モスクワ・コンセルヴァトワリー・グレート・ホールライヴ録音

 最初がブラームス。
 お、面白い!
 冒頭から変な管楽器の使い方してるし、弦を妙に強調したりして「鬼才」的雰囲気を醸し出してる!ほかの人がやらないことをやってやろうという意欲満々。悪くないよ。第3楽章なんてそうとう練りこんでて、泣き泣き系演奏としてはかなり印象的。終楽章も歯切れいいし、なかなかダイナミック。バシュメットにこんなエネルギッシュな一面があるとはね。コンサートで見たときは愛想のいいセールスマンみたいだったけど、一皮剥けたのかな。

 そしていよいよ「悲愴」。バシュメットはこのオケといっしょに日本にやってきててこの曲をやったみたい。
 じゃあ、聴いてみますか。
 おっと・・・!
 第1楽章、思いっきり粘り腰の演出でずいぶん大河的。そして大爆発!や、やるぞ、バシュメット!うねるような怒涛の流れが一気に爆裂して砕け散った!このダイナミズム!すごいよ、バシュメット!
 こういう大スケール演奏の「悲愴」を聴くと、「誰それに似てる」とか「○○風解釈」とか言いたくなるが、この演奏、きわめて独創的。ハラハラしながら息を呑んでいるうちにあっという間に第1楽章が終わってしまった。バシュメット、そうとう練りこんできてる・・・。こんな「悲愴」久しぶり。
 第2楽章は快速テンポで贈る退廃的なワルツ。明日には崩壊しそうな帝国ロシアの落日。死に急ぐ貴族の舞踏会。ラストに向けて心臓の鼓動が高くなる。
 第3楽章は第2楽章のせきたてるような切迫感そのままに、緊張したスケルツォで始まる。そして煽る低弦、叫ぶ管楽器、決して流れを止めないバシュメットの指揮。・・・無節操な進軍はやがてくる悲劇を予感させながら壮大に終わる。
 そして終楽章。
 どこかから見つけ出してきた古文書を一頁一頁めくるかのように、バシュメットはきわめて大事に大事に音楽を進めていく。これまでのダイナミズムと一転、胸にこみ上げてくる切々とした情感。これは一日二日で創り上げたハリボテの音楽じゃない。さらにその迫り来る情感は一気にボルテージを上げ、聴くものの心臓をあからさまに締め付けてくる。狂おしく悩ましく、音楽という鎖はギリギリと全身に巻き付いて息ができない。
 そして悲劇の大団円。静寂。・・・解放。
 バシュメット、いつのまにこんなに進化していたんだ・・・

 


8872547010-2
\2500→\2290
ロジャー・ノリントン/チューリヒ室内管弦楽団
 ストラヴィンスキー:《室内オーケストラのための作品集》

  ① 協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」
  ② ダンス・コンチェルタント(室内オーケストラのための)
  ③ 組曲「兵士の物語」
ロジャー・ノリントン(指揮)
チューリヒ室内管弦楽団
 鬼才ノリントン、チューリヒ室内管弦楽団とソニー・クラシカルへのプロジェクト始動!第1弾はこだわりのストラヴィンスキー。
 2011年からチューリッヒ室内管弦楽団の首席指揮者を務めるロジャー・ノリントンの、このコンビによるソニー・クラシカルへの初録音が登場します。
 しかも、ノリントンにとっては初のオール・ストラヴィンスキー・アルバムという予想外の選曲です。
 ノリントンは長年「兵士の物語」に魅かれ、その録音を夢見てきましたが、当アルバムによってそれがようやく実現しました(ストラヴィンスキー編による組曲版)。
 それに加えて、1937年作曲の「ダンバートン・オークス」協奏曲、そして1940年の「ダンス・コンチェルタンテ」を併録、第2次大戦前のストラヴィンスキーによる代表的な室内オーケストラ作品を収めています。
 ノリントンお得意のピュアトーンとノン・ヴィヴラート奏法により、弦楽器の躍動的な旋律と管楽器の独特な絡み、リズミックな低弦など披露しており、新古典主義時代のストラヴィンスキーが目指したであろう美しさが自然に立ち現われる名演です。
 なお、ノリントンがソニー・クラシカルに登場するのは、2000年録音のジョシュア・ベルとのベートーヴェン&メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲以来ひさびさとなります。また「ダンス・コンチェルタンテ」は、1998年のカメラータ・ザルツブツクとのライヴ録音(オルフェオ)以来の再録音となります。【録音】2012年1,3&7月、チューリヒ室内管弦楽団ZKOハウス(デジタル:セッション)


1年ほど前に登場した話題になった
ノリントン/チューリヒ室内管のバッハ
Bach & Sons: Piano Concertos
BERLIN CLASSICS
BC0300270
\2500→¥2290
ノリントン指揮&チューリッヒ室内管
 セバスティアン・クナウアー
  バッハと息子たち − ピアノによる協奏曲集
 J.S.バッハ:協奏曲BWV.1052、BWV.1053/
 C.P.E.バッハ:協奏曲H.417/
 J.C.バッハ:協奏曲Op.7/5 
ロジャー・ノリントン指揮、
チューリッヒ室内管弦楽団
セバスティアン・クナウアー(pf)
録音:2011年
 エ?ノリントンがBERLIN CLASSICSから?オケはチューリッヒ室内管?
な、なんだ・・・?
で、チューリッヒ室内管弦楽団のサイトを見たらいきなりノリントンのアップ!ノリントン今年からこのオケの首席指揮者になってた・・・。ということはこれはこのオケとの最初のアルバムということか。
曲はバッハ一族のピアノ・コンチェルト集。ピリオド風演奏を聴かせるチューリッヒ室内管とクナウアーの現代ピアノとノリントン・・・面白そうじゃないですか・・。



8876543326-2
\2500→\2290
アルカディ・ヴォロドス(P)
 フェデリコ・モンポウ:《ピアノ作品集》

 ①『前奏曲第7番(Palmier d'etoiles)』,
 ②『君の上には、ただ花ばかり』(ヴォロドス編),
 ③『子供の情景』, ④『今日、大地と太陽が私に微笑む』(ヴォロドス編),,
 ⑤『湖』(「風景」より), ⑥『喜びを見いだすために』(「魔法」より),
 ⑦『前奏曲第7番』, ⑧『ダイアローグ I-II』,
 ⑨『ひそやかな音楽』より第1, 2, 27,24, 25, 11, 15, 22, 16, 6, 21番
アルカディ・ヴォロドス(P)
 ヴォロドス/ヴォロドス・プレイズ・モンポウモンポウ生誕120年リリース。
 「ひそやかな作曲家」への熱き思いを吐露するヴォロドスの名演が登場。
 名手には事欠かない現代ピアノ界にあって、まさに驚異的、超人的、ホロヴィッツの再来ともいわれたなピアニスト、ヴォロドス。これまで、彼の超絶技巧が十全に発揮される作品を中心に演奏し、絶賛を浴びてきました。2010年発売のウィーン・ライヴ以来3年ぶりのニュー・アルバムは、何とフェデリコ・モンポウのピアノ曲という意外な選曲です。
  今年生誕120年をむかえるスペインの作曲家モンポウのピアノ曲について、ヴォロドスは「それぞれが驚くべき作品であり、ピアノ曲に新たな局面を開いた重要な意味合いを持っています」と語っています。リサイタルでも定期的に演奏しており、「深い感受性とニュアンスに富んだ表情が見事」と絶賛されています。圧倒的な技巧を持つヴォロドスだからこそ、モンポウの作品に含まれる繊細な表情や個性的なハーモニーの移り変わりを表出することができるのです。
 選曲は、モンポウの代表作ともいえる「ひそやかな音楽」からの11曲をはじめとして、「子供の情景」、「魔法」からの1曲など、その魅力を存分に感じることのできる佳品ぞろいの24曲で、それらを絶妙な起伏をつけて構成しています。歌曲からヴォロドス自身がピアノ独奏用に編曲したトランスクリプションも2曲含まれています。生誕120年というアニヴァーサリー・イヤーを契機に、これまでラローチャなど同郷の演奏家に独占されてきた感のあるモンポウの作品が、全く新たな視点で見つめなおされる画期的なニュー・アルバムの登場です。【録音】2012年10&12月、ベルリン、テルデックス・スタジオ(デジタル:セッション)
 

8876547785-2
\2500→\2290
ダイクストラ率いるバイエルン放送合唱団
 モーツァルト:『ミサ曲 ハ短調 K.427』
エリン・ロンボ(Sp),
ステラ・ドゥフェクシス(Ms),
ティルマン・リヒディ(T),
タレク・ナズミ(Bs),
ペーター・ダイクストラ(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団,
バイエルン放送合唱団
ペーター・ダイクストラ/モーツァルト:ミサ曲ハ短調
 ダイクストラ率いるバイエルン放送合唱団の絶妙なるモーツァルト。
 現代合唱界の泰斗、ペーター・ダイクストラ。名門スウェーデン放送合唱団、オランダ室内合唱団、そしてバイエルン放送合唱団のポストを兼任し、バロックからコンテンポラリーまで幅広い合唱曲のレパートリーで人間の声の魅力を伝え続けています。
 2011年のフォーレ「レクイエム」に続く、バイエルン放送合唱団およびミュンヘン室内管弦楽団とのソニー・クラシカルへの第2弾となる当アルバムは、モーツァルト畢生の大作「ハ短調ミサ」。コンスタンツェとの結婚にちなんだ全く個人的な誓願から作曲されながら未完に終わったこの作品は、バッハやヘンデルの対位法的スタイルを昇華させたスケールの大きさが特徴。冒頭の厳かな合唱、清楚なソプラノの独唱など、素晴らしい絶妙なダイクストラ的モーツァルトを堪能できるはずです。[演奏] 【録音】2012年12月、プリンツレーゲンテンテアター(デジタル:セッション)


ダイクストラ前作/フォーレ:レクイエム
Faure: Requiem
SONY
8869791108-2
\2500→\2290
ダイクストラ&バイエルン放送合唱団
 フォーレ:レクイエムOp.48(1893年版)
 プーランク:悔悟節のための4つのモテット FP.97*
ピーター・ダイクストラ(指揮)
バイエルン放送合唱団
スンハエ・イム(Sp),
コラッド・ジャーノット(Br),
マックス・ハント(Org),
バイエルン室内管弦楽団,
バルバラ・フレッケンシュタイン(Sp*)
1978年、オランダ生まれのピーター・ダイクストラの最新録音です。変声期を迎えるまでは、ボーイ・ソプラノとしてオランダのローデン少年合唱団で歌い、その後はオランダのアンサンブル「ジェンツ」のリーダーを経て、スウェーデン放送合唱団の主席指揮者、バイエルン放送合唱団の音楽監督も務めています。彼は今までに何枚ものCDをリリースしていますが、意外なことにフォーレのレクイエムはこれが初めてとなります。この曲にはいくつもの異稿版が存在しますが、彼が選択したのは小編成のオーケストラで奏される1893年版。この透明感溢れる響きは、素晴らしいソリスト2人を得て、一層の美しさを放ちます。ダイクストラが得意とするプーランクの緻密な演奏も聴きどころです。[録音] 2011年2月16〜19日, ミュンヘン、プリンツレーゲンテン劇場 (デジタル:セッション)





DHM



8876544516-2
\2400→\2190
ドロテー・オーバーリンガー(Bfl)
 テレマン:『無伴奏フルートのための幻想曲』(全12曲)
ドロテー・オーバーリンガー(Bfl)
ドロテー・オーバーリンガー/テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲リコーダー1本で描きだされるバロックの幻想的な世界
 1969年アーヘン出身の、恐るべき天才女流リコーダー奏者ドロテー・オーバーリンガー。1997年にSRP・メック国際リコーダー・コンクールでの優勝をきっかけとして世界有数の女流リコーダー奏者としての地位を築きました。DHMレーベルからリリースされてきた数々のアルバムで発揮されてきた、高い音楽性と技巧に裏付けられたオーセンティックで鮮やかなヴィルトゥジティは、バロック音楽の精華の魅力を十全に表現していると高い評価を得ています。
 テレマンが「無伴奏フルート」のために書いた12曲の幻想曲は、当時でも数少ない作品のひとつ。楽章構成あるいは1楽章内のテンポの交代なども変化に富んでいます。つまり、名技性、即興性、旋律美など、洗練された表現力のエッセンスが詰め込まれた作品です。オーバーリンガーは自然かつ深い息吹によってリコーダーの最大限の表現力を発揮させ、一音一音が心の襞に沁み込む味わいを感じさせてくれるはずです。[演奏]【録音】2012年10月、ドイチュランド放送ケルン・カンマーザール(デジタル:セッション)


ドロテー・オーバーリンガー、旧譜から

DHM
8869798863-2
\2400→\2190
ドロテー・オーバーリンガー
 ルネッサンスからバロック時代のヴェネツィアの作品集

 『ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調「海の嵐」Op.10-1,RV.433』
 『ジョルジョ・マイネリオ:「Schiarazula Marazula」「La Lavandara Gagliarda」』
 『ジョヴァンニ・バティスタ・スパディ:Anchor che col partire』
 『ジョヴァンニ・バティスタ・リッチオ:4声のためのソナタ』
 『カステッロ:ソナタ第1番』
 『マッシミリアーノ・ネーリ:8声のためのソナタ第10番』
 『カステッロ:ソナタ第4番』
 『ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカータ第4番』
 『B・マルチェッロ:ソナタ Op2-12』
 『アントニオ・カルダーラ:室内ソナタOp2-2よりガヴォット』
 『A・マルチェッロ:フラウティーノ協奏曲』
 『ヴィヴァルディ:フラウティーノ協奏曲イ短調RV.445』
 『フィリップ・ヴェルドロ:あわれな心が』
ドロテー・オーバーリンガー(Bfl)
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ (ピリオド楽器アンサンブル)
 現在ヨーロッパ古楽界で、人気実力ともに高い評価を得ているドロテー・オーバーリンガー。これまで中世音楽から、様々な国のバロック期の作品を録音してきました。今回はルネッサンス期からバロック期のヴェネツィアの音楽に焦点をあてています。最初のヴィヴァルディの「海の嵐」からしてダイナミックな激しい演奏で突進。2曲目はなんとバス・リコーダーでしっとり歌い、ソプラノ・リコーダーで舞曲の楽しみを教えられ、フラウティーノ(ソプラニーノ・リコーダー)による超絶技巧の協奏曲まで、11本の楽器を使い分け、リコーダーという楽器に限界などないのだということを実感させてくれます。
 オーバーリンガーはデビュー以来、今やヨーロッパ主要音楽祭の常連で、2005年からはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の教授をも務めています。彼女の高い芸術性と見事なテクニックに裏打ちされたオーセンティックで鮮やかなヴィルトゥオジティは、他を寄せ付けない完璧とも言える音楽を形作っており、これは音楽以外に文学や言語学を学んだことも大きなプラスになっているとも言えるでしょう。
 録音2011年9月, サン・ヴィジリオ、コル・サン・マルティノ [デジタル:セッション]



<国内盤>


オクタヴィア・レコード



OVCL-00503
(SACD Hybrid)
\3000
小林研一郎(指揮)&読売日本交響
 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
小林研一郎(指揮)
読売日本交響楽団
小林研一郎&読響による渾身の「わが祖国」! 2013年4月22日サントリーホールでのライヴ録音を緊急発売!!!    
  小林研一郎が「音楽生活自身最高のコンサート」とまで言う2013年4月に行われた読響とのライヴ音源が早くもリリースです。
  過去チェコ・フィルとの録音や「プラハの春」での演奏など多くの名演を残している小林研一郎による「わが祖国」。
  本CDでの読響とのライヴでも全編に漲る緊張感と充実したサウンドが展開されます。スケールの大オオきな音楽と繊細なる美しいアンサンブル。小林と読響による一期一会の音楽が輝き、コンサートは大喝采を受けることとなりました。
 小林研一郎一世一代の名演奏をお聴き下さい。
 収録:2013年4月22日サントリーホールにてライヴ収録  


<映像>


DG(映像)



73 5013
(Blu-ray)
\4400→\3990
メトロポリタン歌劇場
 ピョートル・ベチャワ、ジェリコ・ルチッチ、ディアナ・ダムラウ
  ヴェルディ:歌劇『リゴレット』
ピョートル・ベチャワ(マントヴァ公爵),
ジェリコ・ルチッチ(リゴレット)
ディアナ・ダムラウ(ジルダ),
ステファン・コツァン(スパラフチーレ)、他
演出:マイケル・メイヤー
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
73 4935
(DVD)
\3700→\3390
60年代のラスベガスに置き換えられた驚きの舞台
 【収録】2013年2月16日, メトロポリタン歌劇場でのライヴ
 ヴェルディの名作の舞台を、16世紀の北イタリアから、60年代のラスベガスに置き換え、放蕩者の公爵と、彼に思いを寄せる娘、そしてその父親による、愛と死のドラマが繰り広げられる『リゴレット』。マントヴァ公爵(ピョートル・ベチャワ)は、女性と見れば口説かずにいられない放蕩者。一方、身体の奇形ゆえに宮廷道化師という仕事に就いているリゴレット(ジェリコ・ルチッチ)は、一人娘のジルダ(ディアナ・ダムラウ)を溺愛していた。だが、ジルダは相手の身分を知らずに公爵に想いを寄せている。そんな中、リゴレットの毒舌に恨みを募らせていた公爵の部下たちはジルダを誘拐、公爵は半ば強引に彼女をものにする。怒り狂うリゴレットは公爵暗殺を企てるが、やがて予想もしない悲劇が・・・。セクシーダンサーズに囲まれて、マイクを持って歌うベチャワなど、賛否両論となったメトの話題作をお楽しみ下さい。

Picture format: 1080i / 60i / 16:9 / colour
Audio Format: PCM Stereo/ DTS-HD Master Audio 5.1
Subtitles: Italian, German, English, French, Spanish, Chinese, Korean
 

73 5038
(Blu-ray)
\4400
シャイー(指揮)&ウィーン・フィル
 パヴァロッティ、ヴィクセル、グルベローヴァ
  ヴェルディ:歌劇『リゴレット』

   宣伝用ボーナス・ブルーレイディスク付属
リッカルド・シャイー(指揮)
ウィーン・フィル
ルチアーノ・パヴァロッティ(マントヴァ公爵),
イングヴァール・ヴィクセル(リゴレット)
エディタ・グルベローヴァ(ジルダ),
ヴィクトリア・ヴェルガーラ(マッダレーナ)
フェルッチョ・フルラネット(スパラフチーレ),
フェドーラ・バルビエーリ(ジルダの乳母)
イングヴァール・ヴィクセル(モンテローネ伯爵),
ローランド・レヒト(チェプラーノ伯爵)
ブキャスリーン・クールマン(チェプラーノ伯爵夫人)、他,
ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:ジャン=ピエール・ポネル
日本語字幕付き。登場人物の心理を的確に描写した名映像のBD化
【収録】映像:1982年, マントヴァ/ 音声:1981年, ウィーン
 ヴェルディ中期の円熟ぶりを示すオペラとして名高い「リゴレット」。腐敗した宮廷を舞台に、愛する娘ジルダを奪われ殺されるリゴレットの悲劇。ロケーションは全てマントヴァで収録されたという豪華なもので、シャイー&ウィーン・フィル、演出にはポネルといった最高の布陣で贈る映像作品が遂にブルーレイで登場となりました。、公爵を得意としていたパヴァロッティ、ジルダにはグルベローヴァ、リゴレットには個性的なキャラクターのヴィクセルといった最高の歌手陣が起用され、登場人物の心理を的確に描き出した名盤中の名盤といえましょう。BD化により、これまで分かなかったような細かな表情までも映し出され、この作品のさらなる魅力を堪能させてくれます。

 ※今後BD化して発売が予定されている映像商品のダイジェストが収録された、ボーナス・ブルーレイディスクが付属します。
Picture format: 1080i / 60i / 4:3 (Pillarbox) / colour
Audio Format: PCM Stereo/ DTS-HD Master Audio 5.1
Subtitles: Italian, German, English, French, Spanish, Chinese, Japanese, Korean
 

73 5037
(Blu-ray)
\4400
レコーディングと並行して収録されたラン・ランのドキュメンタリーのBD化
 ラン・ラン/《ドラゴン・ソングズ》
ラン・ラン(P)
【収録】2005〜2006年
 CDアルバム『ドラゴン・ソング』の録音と並行して収録されたラン・ランのドキュメンタリー・フィルムのブルーレイでのリリース。各地で熱狂的な歓迎を受け、自身「夢のようだ」と語った中国ツアーの模様や、両親が住むアパートにあるピアノとの初めての再会、家族とのランチ風景や古いお寺を訪ねるラン・ランなどなど、プライヴェート映像満載です。
 最大の見せ場は母校で行ったマスター・クラス。大げさな身振り手振りで生徒を教え、時には自らピアノを弾き、生徒とじゃれ合い、聴衆から笑いを誘うラン・ラン。マスター・クラスを熱心に見つめる満員の聴衆など、中国クラシック界の底知れぬパワーを感じさせるシーンも印象的です。CDに収録されている小品集の演奏シーンも収録し、ラン・ランがそれぞれの作品について自ら語っています。
 中国の民俗楽器との共演も収録されているのも興味深いところです。
Picture format: 1080i / 60i / 16:9 / colour Audio Format: PCM Stereo/ DTS-HD Master Audio 5.1















5/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HEILO

HCD 7271
¥2500
ユンニ・ローヴリ〜 光
 ひとつ
  (夕べの賛美歌「一日が終わる」/ 今、太陽が沈む/
   日の光が静かに消えていく/ 先生、教えてください!/
   小さな歌「闇の訪れる夕暮れになると」/
   西に太陽が沈む/ 子守歌
ユンニ・ローヴリ(ヴォーカル)
ホーコン・テリーン(ベース)
ランディ=メレーテ・ルーセット(グラス)
リヴ=ヨールン・ベルグセット(グラス)
 光をテーマにした北欧の歌

 37’53

 ノルウェーでもっとも多彩な活動をするフォークシンガーのひとり、ユンニ・ローヴリ。彼女がこれまでに発表してきたアルバムはそれぞれに独自のコンセプトをもち、その主題に沿った選曲が行われています。このアルバム『光 (Lux)』は「避けられないもの」が主題です。「夜のとばりが道に降り、秋が近づいてくる」あるいは「太陽は沈み、夕暮れのやすらぎが大地にひろがる」、そして究極は「死」……「灯を消し、わが扉を閉じる」。《小さな歌》は、リとベーシストのホーコン・テリーンが行い、作曲家のヨン・オイヴィン・ネスも2 曲の編曲に参加しています。
 録音セッションは、オスロのレインボースリとベーシストのホーコン・テリーンが行い、作曲家のヨン・オイヴィン・ネスも2 曲の編曲に参加しています。録音セッションは、オスロのレインボースタジオで行われ、ECM のアルバムで知られるヤン・エーリク・コングスハウグがペール・エスペン・ウシュフィヨルドと共同で録音とマスタリングにあたりました。ブックレットには、ノルウェー語の原詩と合わせて短い注釈がノルウェー語、英語、フランス語、ドイツ語で掲載されています。
 
HCD 7274
¥2500
イェルムン・ラーシェン・トリオ〜旅
 旅の歌/トイエンワルツ/ エレセウスの子守歌 I/
 花嫁の歌/ メヌエット イ長調/ 銀/
 オマーンワルツ/ ソリストポルカ/
 エレセウスの子守歌/ 真夜中の歌
イェルムン・ラーシェン・トリオ
 【イェルムン・ラーシェン(フィドル)
  アンレアス・ユートネム(ピアノ、ハルモニウム)
  ソンレ・マイスフィヨルド(ベース)】
 北欧民族楽器トリオが奏でる新たな旅

 録音:2012年12月3日-5日 ペッテシェン・コロニアル音響スタジオ(ホネフォス、ノルウェー)/38’18

 ノルウェーのフィドル奏者、作曲家でもあるイェルムン・ラーシェン。オーレ・ブル・アカデミーの学生時代にフィドルグループ、マヨルシュトゥーエンのメンバーになり、ノルウェーのグラミー賞にあたるスペルマン賞を受賞、全国規模の民俗音楽コンペティションに優勝、ノルウェー= フィンランドのバンド、フリッグ Frigg で演奏、クリスチャン・ヴァルムロードのコンテンポラリーミュージック・アンサンブルに参加と、彼は若くして輝かしい名声を獲得し、すでに、ジャンルを超えた活躍で知られるフィドル奏者のニルス・オークランの後を継ぐ音楽家と目されています。イェルムンがアンレアス・ユートネム、ソンレ・マイスフィヨルドと組んだトリオ。2008 年スペルマン賞を受けた『到着』 (HCD7235)、『黄金』(HCD7252) につづくアルバム第3 作は『旅』です。
 最初の《旅の歌》から《真夜中の歌》まで、「中部ノルウェー、ノルトロンデラグに伝わる音楽を基礎にみずからの新しい音楽宇宙を創造する」の考えに沿った10 曲はイェルムンが作曲しました。妻となる女性への結婚のプレゼントに書いた《花嫁の歌》のように、イェルムンの私生活を垣間見せる作品もはさまれます。編曲はトリオの三人で行いました。ホネフォスの新しいスタジオ、ペッテシェン・コロニアル音響スタジオでセッションが行われました。




MIRARE


MIR 159
¥2600
ブルーノ・マントヴァーニ(1947-):作品集
 シューベルトの名による8つの楽興の時(2008)(Vn,Vc,Pf)
 パウル・クレーの名による5つの小品(2007)(Vc,Pf)
 ソナーレ(2006)(Pf)
 一声で(2007)(Vn,Vc)
 アッルンガレーセ(2009)(Vn,Pf)
クレール・デゼール(P)
トリオ・ヴァンダラー
 大注目の現代作曲家マントヴァーニ、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭委嘱作品を収録

 録音:2011 年6 月/71’00

 フランスの新進気鋭の現代作曲家ブルーノ・マントヴァーニ。パリ国立高等音楽・舞踏学校にて作曲、音楽史、管弦楽法、アナリーゼ、音楽美学を学び、その後IRCAM で作曲及びコンピューター・ミュージックを学んでいます。彼の作品はコンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、カーネギー・ホールなど世界的なコンサートホールで取り上げており、ピエール・ブーレーズ、リッカルド・シャイーなど著名な指揮者やアントワーヌ・タムスティ、タベア・ツィンマーマンなど豪華なソリストたちによって演奏されています。また指揮者としても活動しておりアクサンチュスやアンテルコンタンポランなどの現代アンサンブルと共演しています。そして2010 年には36 歳の若さでパリ国立高等音楽・舞踏学校長に就任しています。
 このアルバムでは、2006 年から2009 年に作曲された作品を収録しています。トリオのための「シューベルトの名による8 つの楽興の時」は2008 年ルネ・マルタンが主宰するラ・フォル・ジュルネ音楽祭からの委嘱作品。チェロとピアノによる「パウル・クレーの名による5 つの小品」は、ベルンのパウル・クレー・センターを訪れた際に、クレーの作品に触発されこの作品を作曲したとのこと。ジャケット写真には、四角形の集合体で描かれたクレーの特徴的な作品「花ひらいて」が使われています。
 演奏はハルモニア・ムンディ・フランスで数多く録音している名トリオ、トリオ・ヴァンダラーと豊かな響きと美しい音色が魅力のフランスのピアニスト、クレール・デゼール。フランスの若き天才作曲家の作品を鮮やかに、かつ巧妙に描いています。







SIMAX


PSC 1264
¥2500→\2290
北欧の春〜弦楽オーケストラのための北欧の音楽
 グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》 Op.40
 アッテルベリ:組曲第3番 嬰ハ短調 Op.19-1
  (ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 スヴェンセン:ロマンス ト長調 Op.26
  (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 ニールセン:小組曲 FS6 Op.1 (弦楽のための)
 ブレイン:セレナード(1947) (ヴィオラと管弦楽のための)
 シベリウス:悲しいワルツ Op.44-1
ノルウェー室内管弦楽団
テリエ・トンネセン(Vn、リーダー)
ラーシュ・アネシュ・トムテル(Va)
 ノルウェー室内管による北欧の短い春を鮮やかに描いた作品集

 録音:2012 年10 月1 日-5 日、2013 年2 月26 日 ロンメダーレン教会 (ベールム、ノルウェー)/61’46

 ノルウェー室内管弦楽団とトンネセンの最新アルバム『北欧の春』。ノルウェー室内管弦楽団 (NCO) が創設されたのは1977 年。オスロ・フィルハーモニックのメンバーをはじめノルウェーの優れたプレーヤーが集まった非常設のこのプロジェクト・オーケストラは、アイオナ・ブラウンやライフ・ウーヴェ・アンスネスら歴代の芸術監督とリーダーとともに経験を積み、35 年を経た今、ノルウェーと北欧、そして世界のクラシカル音楽シーンを彩る室内管弦楽団のひとつに成長しました。現在の芸術監督は、ノルウェーを代表するヴァイオリニストのひとり、オスロ・フィルハーモニックのコンサートマスターを務めるテリエ・トンネセンです。1972 年にデビューした後、1977 年に初めてこの室内オーケストラの芸術監督に指名されました。
 アルバム最初のグリーグの組曲《ホルベアの時代から》は、彼らが1979 年に録音した最初の演奏が今もひとつのスタンダードとされる作品です。スウェーデンのアッテルベリの代表作に挙げられる組曲第3 番、スヴェンセンの優美な《ロマンス》、「交響曲作家」カール・ニルセンがチャーミングな表情を見せる《小組曲》、シベリウスの《悲しいワルツ》。これら世界各地の弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーとなった、「われわれの知る最良の北欧の弦楽作品」 ( トンネセン) に、エドヴァルド・ブレインの書いたメロディックでメランコリックな気分の《セレナード》が合わせて演奏されます。
 エドヴァルド・ブレインは、オルガニスト、音楽教師、指揮者、作曲家としてクリスチャンサンの音楽活動に貢献し、みずから収集した地域の民謡を出版したことでも知られます。彼の子が、有名な管弦楽曲《外海へむけて》を作曲したエドヴァルド・フリフレート・ブレインです。この《セレナード》とアッテルベリの曲には、現代を代表するヴィオラ奏者のひとり、ラーシュ・アネシュ・トムテルが参加しました。録音セッションが行われたのはベールムのロンメダーレン教会。ベテラン・エンジニアのアルネ・アクセルベルグが録音を担当しています。







WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0059
¥1400→\1290
名手アントニー・マーウッドによるシューマン
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
  第1番イ短調Op.105
  第2番ニ短調Op.121
  第3番イ短調WoO27
アントニー・マーウッド(Vn)
アレクサンダル・マジャール(P)
 シューマンの心の不安を見事に描いた熱演!

 録音:2010 年9 月19 日2011 年1 月9 日、5 月15 日/68’33

 2012 年に惜しくも解散を発表したイギリスが誇る名ピアノ三重奏団フロレスタン・トリオのヴァイオリニストを務めていたアントニー・マーウッドによるシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。前回のブラームスのヴァイオリン・ソナタ(WHLIVE0050) 同様セルビア人ピアニスト、アレクサンダル・マジャールが伴奏を担当しています。
 シューマンはヴァイオリン・ソナタを3 曲書いています。友人アルベルト・ディートリヒとブラームスと3 人で共作した「F.A.E. ソナタ」を自身で編集した第3 番は近年まで演奏される機会はありませんでした。情熱と気迫に満ちた3 楽章編成の第1 番。シューマンのほの暗いロマンティシズムと天才的な音楽家の孤独な叫びが感じられる4 楽章編成の第2 番。シューマンの本質をとらえながら、切れよく情感溢れる演奏で聴かせてくれています。




MD+G



901 18076
(SACD Hybrid)
\3000→\2690
名匠ステーン&ドルトムント・フィル
 ベルク:
  『管弦楽の為の3つの小品 Op.6』(1929年版)
 シェーンベルク:
  『交響詩「ペレアスとメリザンド」Op.5』
ヤク・ファン・ステーン(指揮)
ドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】2009年10月(ベルク), 2013年1月(シェーンベルク), ドルトムント・コンツェルトハウス [デジタル:セッション]
 しなやかで柔軟な多くの名演を聴かせてくれる名匠ステーン&ドルトムント・フィル。
 今回は、シェーンベルクと彼の弟子ベルクの管弦楽作品の録音。非凡な解釈と手腕を随所で聴かせてくれます。どちらの曲も比較的初期の作品ではありますが、後期ロマン派の残香を湛えながら、その先にある新音楽への発展性がうかがえます。ステーンは楽譜を丹念に読み取り、精妙そのものに素晴らしく表現していきます。
 


930 17786
(2SACD Hybrid)
\5000→\4590
マーラー/(ブルーノ・ワルターによる4手のピアノ編曲版):
 『交響曲第1番ニ長調「巨人」』
 『交響曲第2番ハ短調「復活」』
トレンクナー&シュパイデル・ピアノ・デュオ
【録音】2011年9月(1番), 2012年9月(2番), マリエンミュンスター修道院 [デジタル:セッション]
 マーラー:交響曲第1番「巨人」のスコアを出版したヨゼフ・ヴァインベルガー社が、第2番「復活」とともにピアノ4手版編曲を依頼してきた際に、マーラーがその仕事に白羽の矢を立てたのが、当時彼のもとで働いていたまだ20歳のブルーノ・ワルターだったのです。作曲も勉強し、ピアノの名手でもあったワルターは、マーラーの期待にこたえるべく真摯に編曲をこなし、両曲は1899年に出版されました。ワルターの回想録によると、彼はマーラーとさまざまな作品を連弾で楽しんだといわれています。その中にはシューベルト、ワーグナー、そしてこれらの交響曲のワルターによる編曲版も含まれていたのでしょう。ワルターは、オリジナルのオーケストラ演奏のイメージを損なわずにピアノの特性を十分に活かして細やかに表出しています。
 トレンクナーとシュパイデルによる連弾が、高度なテクニックを駆使しながら息の合った見事な連弾を聴かせてくれます。、トレンクナーはワルター・ギーゼキングとヴィルヘルム・ケンプに、シュパイデルはイヴォンヌ・ロリオ、シュテファン・アシュケナーゼ、ゲザ・アンダ等に師事したピアニストです。ほぼ編曲と同時代の1901年製スタインウェイ・コンサート・グランドによって演奏されているのも大きな特徴ともいえるでしょう。
 


948 18086
(SACD Hybrid)
\3000→\2690
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):室内楽作品集
 『八重奏曲 Op.80』
 『六重奏曲 Op.25』
 『セレナーデ Op.65』
ベロリナ・アンサンブル
【録音】2012年7月, マリエンミュンスター修道院 [デジタル:セッション]
 ハインリヒ・ホフマンはプロイセン、ベルリン生まれ。彼はまず、ピアニスト、教育者としてキャリアを開始し、1873年の「管弦楽のためのハンガリー組曲」で、作曲家として広く知られるようになりました。翌年の「フリチオフ交響曲」は、19世紀後半のドイツで最も演奏された管弦楽作品といわれています。彼の作曲様式は古典的で、メンデルスゾーンやシューマンの名残を感じさせるもので、当時の聴衆の期待には沿ったものでしたが、その反面革新的な部分がなかったとも評され、現在ではほとんど演奏されない作曲家となってしまいました。
 ベルリンの若手奏者たちで設立された「ベロリナ・アンサンブル」は彼の作品に光をあて、劇的で重厚なアンサンブルで魅力的な演奏を展開しています。


旧譜
ハインリヒ・ホフマン:管弦楽作品集

Sterling
CDS 1097-2
(CD-R)\2500→\2290
ハインリヒ・ホフマン(1842−1902):管弦楽作品集
 劇的序曲 Op.28
 交響曲変ホ長調 Op.22《フリティヨフ》
 ハンガリー組曲 Op.16
アルテンブルク・ゲラ歌劇場管弦楽団
エリク・ソレーン(指揮者)
 ドイツのコンポーザー=ピアニスト、ハインリヒ・ホフマン(1842−1902)の管弦楽作品集。折衷主義、シンプルで古典派的なスタイルの音楽を、ソレーン率いるアルテンブルク・ゲラ歌劇場管弦楽団の優秀な演奏で。
 2009年11月30日−12月3日の録音。

 ※当ご案内のSterlingはレーベル・オフィシャルのCD-R盤でのご提供となります。
 

917 18096
(SACD Hybrid)
\3000
《ヴァリエーション・オン・アメリカ》
 ダドリー・バック:『ロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」』Op.37
 ダドリー・バック:『「星条旗よ永遠なれ」に基づく演奏会用変奏曲』Op.23
 ホレイショ・パーカー:『夢』Op.66-2
 チャールズ・アイヴズ:『「アメリカ」の主題による変奏曲』
 ワーグナー(ジェイムズ・H・ロジャーズ編):『魔の炎』
 ガーシュウィン(イニッヒ編):『ラプソディ・イン・ブルー』
ルドルフ・イニッヒ(Org)
【録音】2012年10月, マサチューセッツ、マスーアン・メモリアル・ミュージック・ホール [デジタル:セッション]
 ダドリー・バック(1839-1909)はコネチカット州に生まれ、ライプツィヒ、ドレスデン、パリにて研鑽を積み、シカゴ、ボストンでオルガニストとしても活躍しました。
 ホレイショ・パーカー(1863-1919)はマサチューセッツ州に生まれ、第2次ニューイングランド楽派の作曲家としても有名。アイヴズは、エール大学でホレイショ・パーカーに作曲を学んでいます。ジェイムズ・H・ロジャーズ(1813-1937)はコネチカット州で生まれ、クリーブランドで音楽家としてのキャリアを確立。
 550以上の作品を書き、その多くはオルガンのための作品といわれています。最後には演奏家自身による編曲版「ラプソディ・イン・ブルー」も収録。このアルバムには、これらの作曲家の代表するオルガン作品が収録され、彼らが目指したロマンティックでありながら神秘的な音楽を堪能できます。アメリカのマサチューセッツ、マスーアン・メモリアル・ミュージック・ホールの、1863年製(1947年改修)のロマンティック・オルガンが使用されています。




ARS PRODUKTION


ARS 38124
(SACD Hybrid)
\2500
モーツァルト、フンメル、ウェーバー:ファゴット協奏曲集
 ウェーバー(1786-1826):ファゴット協奏曲ヘ長調 Op.75
 モーツァルト(1756-1791):ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
 フンメル(1778-1837):ファゴット協奏曲ヘ長調
 ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド Op.35
マティアス・ラーチ(ファゴット)
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)

録音:2012年6月19-21日、10月18日、北西ドイツ・フィルハーモニー・スタジオ、ドイツ

マティアス・ラーチは1980年ベルリンに生まれ、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・ギムナジウムでフリッツ・フィンシュに、ハノーファー音楽大学でダーグ・イェンセンに師事したドイツのファゴット奏者。ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席奏者を経てチューリヒ・トンハレ管弦楽団およびルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者、チューリヒ音楽大学教授を務めています。

 

ARS 38128
(SACD Hybrid)
\2500
ベートーヴェン、バルトーク、ブラームス:弦楽四重奏曲集
 ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18 No.2(1798-1800)
 バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第3番 Sz.85(1927)
 ブラームス(1833-1897):弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.51 No.1(1873)
シューマン弦楽四重奏団
 エリック・シューマン(第1ヴァイオリン)
 ケン・シューマン(第2ヴァイオリン)
 後藤彩子(ヴィオラ)
 マーク・シューマン(チェロ)

録音:2012年8月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

ドイツ人と日本人のハーフであるシューマン三兄弟を中心に2007年に結成され、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の薫陶を受けたシューマン弦楽四重奏団のデビュー盤。2009/2010年シーズン以来デュッセルドルフ(ドイツ)のローベルト・シューマン・ホールのレジデント・アーティストを務めています。2012年2月に来日。2012年12月、ヴィオラ奏者が後藤彩子からリサ・ランダルに変わりました。

 

ARS 38132
(SACD Hybrid)
\2500
リャプノフ(1859-1924):ピアノ作品集 Vol.1
  沈痛なワルツ Op.20/タランテッラ Op.25/マズルカ Op.9 No.1
  マズルカ Op.9 No.2/即興ワルツ Op.23/マズルカ Op.24 No.6
  マズルカ Op.19 No.4/即興ワルツ Op.29 No.2/マズルカ Op.17 No.3
  マズルカ Op.21 No.5/即興ワルツ Op.70 No.3/マズルカ Op.31 No.7
  マズルカ Op.36 No.8
フロリアン・ノアック(ピアノ)

録音:2012年9月4-6日、場所未詳

リャードフとともにチャイコフスキーや五人組の次世代を代表するロシアの作曲家リャプノフは師であるバラキレフ同様たいへん優れたピアニストでもありましたが、「12の超絶技巧練習曲」以外は演奏される機会が少ないので、この録音プロジェクトは大いに歓迎されることでしょう。フロリアン・ノアックは1990年に生まれ、4歳のときから井筒ゆか[Yuka Izutsu]に師事したというベルギーの若きピアニスト。

 


ARS 38138
(SACD Hybrid)
\2500→\2290
ワーグナー(1813-1883):
 ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウム、ピアノの四重奏のためのオペラ編曲集

 レオポルト・ヴェニンガー(1879-1940)編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
  オペラ「さまよえるオランダ人」序曲
  オペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 静かな炉辺で
 レオ・アルトク(1885-1935)編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
  オペラ「パルシファル」より 聖金曜日の音楽
 トーマス・ペールケン(1970-)編曲:
  マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌(*)
 アルフレート・パーゲル(1885-1948)編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
  オペラ「ローエングリン」より 第1幕前奏曲
 レオポルト・ヴェニンガー編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
  オペラ「ローエングリン」より エルザのオルトルートへの戒め
 アウグスト・ヴィルヘルミ(1845-1908)/ロマンティック四重奏団編曲:
  「アルバムの綴り ハ長調」によるロマンス イ長調
 レオポルト・ヴェニンガー編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
  オペラ「リエンツィ」より 序曲
スザンヌ・マクロード(メゾソプラノ(*))
ロマンティック四重奏団
 ヴァシーリー・ヴォローニン(ヴァイオリン(*))
 エドワード・ジョン・セモン(チェロ(+))
 ヨアヒム・ディースナー(ハルモニウム(#))
 マルクス・メルクル(ピアノ(**))

録音:データ未詳
使用楽器:
 1760年、パリ、ジョゼフ・ガッフィーノ製(*)/1922年、ミラノ、ジュゼッペ・オルナーティ製(+)
 1867年頃、パリ、ドバン[Debain]製(#)/1890年頃、ライプツィヒ、ペルツィーナ製(**)

ユニークな編成で聴かせる「室内楽になったワーグナー・オペラ」。(*)はロマンティック四重奏団のための新編曲版。

 

ARS 38504
\2000
ボリス・ブロッホ ピアノ・ワークス Vol.4
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
  幻想曲ハ短調 K.396/ソナタ第12番ヘ長調 K.332(*)
  ソナタ断章変ロ長調 K.332/ソナタ第2番ヘ長調 K.280
  ソナタ ヘ長調 K.547a/幻想曲ハ短調 K.475(+)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)

録音:2004年3月(*)、2008年6月(+)、2007年1月(無印)、ライヴ、
     フォルクヴァング大学新講堂、エッセン、ドイツ

 ボリス・ブロッホ(ブロフ)は1951年ウクライナのオデッサに生まれ、モスクワ音楽院でドミートリー・バシキーロフに師事したピアニスト。音楽院卒業の翌年、1974年にニューヨークに移住し、1978年にはブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝、1985年にエッセンのフォルクヴァング大学教授に就任以降ドイツに定住しています。





CORNETTO



COR 10036
\2000→\1890
1683年…以前と以後 ウィーン王宮の室内楽
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):
  「12の選ばれたソナタ」(1659)から
   トリオ・ソナタ(ソナティナ)第1番(*),トリオ・ソナタ第2番(*)
 フェルディナント・トビアス・リヒター(1651-1711):
  チェンバロのためのパルティータ ニ短調「大公妃のために」から
   トッカータ第1旋法,アルマンド
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:「12の選ばれたソナタ」から
   トリオ・ソナタ(ソナティナ)第3番(*)
 フェルディナント・トビアス・リヒター:チェンバロのためのカプリッチョ ニ短調
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:「12の選ばれたソナタ」から
   トリオ・ソナタ(ソナティナ)第4番(*)
 フェルディナント・トビアス・リヒター:チェンバロのためのパルティータ ニ長調
   アントレ,アルマンド,クラント,メヌエット,サラバンド,ブレ,ジグ
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:「12の選ばれたソナタ」から
   トリオ・ソナタ第5番(*)
 フェルディナント・トビアス・リヒター:チェンバロのためのパルティータ ニ短調
   トッカータ,カプリッチョ,アルマンド,クラント,メヌエット
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:「12の選ばれたソナタ」から
   トリオ・ソナタ(ソナティナ)第6番(*)
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
クラウス・アルブレヒト、
カトリン・エバーハルト(ヴァイオリン)
イルムトラウト・ヴァイスプフェニング(チェロ)
マルクス・エバーハルト(チェンバロ、オルガン)

録音:2011年7月28-30日、聖アハティウス教会、パッサウ、ドイツ

 ウィーンのハプスブルク宮廷で活躍した二人の作曲家の作品集。
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーは宮廷楽団のヴァイオリン奏者を務め、1679年には楽長に就任しました。
 フェルディナント・トビアス・リヒターはドイツのヴュルツブルクに生まれ、1683年にウィーンのハプスブルク宮廷の室内オルガン奏者となり、1690年に第1オルガン奏者に昇進し亡くなるまで務めました。
 コンソルティウム・ムジクム・パッサウは2003年にドイツ、バイエルン州のパッサウで創設されたピリオド楽器アンサンブル。デュオからオーケストラまで編成を変え、多様な楽曲に対応しています。当録音にはメンバーのマルクス・エバーハルトによる批判校訂版が使用されています。

 

COR 10037
\2000
高みにおいて神に栄光あれ
 アドヴェントとクリスマスのためのパッサウのバロック音楽
 レオンハルト・パミンガー(1495-1567):
  Veni redemptor gentium(混声4部合唱と器楽のための;1573)(**)
 ヨハネス・キルツィンガー(1597-?):Missus est angelus Gabriel
   (アルト、テノール、バスと通奏低音のための;1624)(+/#)
 ベレンガル・ペルファラー神父(1632-1695)/
  カール・フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:Jesus und Maria im Sonnenring
   (ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための;1660)(*)
 フランツ・アントン・フーグル(1706-1745):マニフィカト第6旋法
   (「ハルトマン・オルガン曲集」所収のヴァーセット付き;1733)(**)
 フランツ・アントン・フーグル/マルクス・エバーハルト編曲:
  Aria Siciliana(2つのヴァイオリンと通奏低音のための;1738)
 ベネディクト・アントン・アウフシュナイター(1665-1742):
  Laufet ihr Hilten(アルト、2つのリコーダーと通奏低音のためのパストレッラ)(+)
 不詳(18世紀、パッサウ、フィンツェンツ・シュミットの手稿譜):
  オルガンのためのパストレッラ「Kindlwiegen」
  オルガンのためのパストレッラ ト長調
 不詳(18世紀、パッサウのマリアヒルフ修道院)/
  カール・フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:Kommt iht Hirten, seht mit Freuden
   (ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)(*)
 ヨゼフ・フリーベルト(1724-1799):Missa pastoralis から Kyrie,Gloria
 アントン・エステンドルファー神父(1670-1711):
  「Josef lieber Josef mein」によるカプリッチョ
 レオンハルト・パミンガー:
  Puer natus in Bethlehem(混声4部合唱と器楽のための;1573)(**)
 フランツ・アントン・フーグル:パストレッラ(1738)
 ラウレンティウス・シュレンマー(1753-1813):
  Regis Tharsis(オフェルトリウム;1790)(**)

アンナ・ロイダー(ソプラノ(*))
バルバラ・シュライアー(アルト(+))
マリオ・エックミュラー(テノール(#))
ペーター・ティルヒ(バス(#))
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ合唱団(**)
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
マルクス・エバーハルト(指揮)

録音:2012年6月27日-7月1日、聖アハティウス教会、パッサウ、ドイツ
 


COR 10038
\2000→\1890
18世紀の宝 知られざるヴァイオリン・ソナタ集
 ジョヴァンニ・エンリコ・アルビカストロ(1661?-1730以後):フォリア 第6番
 ジャン=マリー・ルクレール(弟)(1703-1777):ソナタ第3番
 ピエトロ・ミローリオ(1715頃-?):ソナタ第1番
 ジュリアン=アマブル・マテュー(1734-1803):ソナタ第6番
 フランツ・クサファー・ランバッハ(18世紀後半):ソナタ第2番
マリアンネ・ロネツ(ヴァイオリン)
アンナ・タウシュ(チェロ)
エルンスト・クビチェク(チェンバロ)

録音:2010年、ヴァルプルギスハウス、シュトゥトガルト=ミュールハウゼン、ドイツ

 聴く機会がほとんどない18世紀のコンポーザー=ヴァイオリニストたちの作品を取り上げた貴重なアルバム。
 ジョヴァンニ・エンリコ・アルビカストロ(本名:ヨハン・ハインリヒ・フォン・ヴァイセンブルク)はドイツのバイエルン地方生まれ。高名な兄(1697-1764)と同名のジャン=マリー・ルクレール(弟)はパリで活躍。ピエトロ・ミローリオはイタリアのピエモンテ地方に生まれ、伯父(叔父)であるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686-1763)に師事。ジュリアン=アマブル・マテューはフランスのヴェルサイユに生まれ、リュリが創設した楽団「24のヴィオロン」に参加。フランツ・クサファー・ランバッハについてはほとんど情報がありません(フランスのダンケルク出身とする説があります)。
 マリアンネ・ロネツはスイスのベルンに生まれ、ウィーン音楽大学で学んだヴァイオリンおよびヴィオラ・ダ・モーレ奏者。クレマンシック・コンソートに在籍したこともあります。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2096
¥2400→¥2190
クレンペラーのオープンリール復刻第2 弾
ベートーヴェン:
 (1)交響曲第7番イ長調 op.92
 (2)交響曲第8番ヘ長調 op.93
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 好評!クレンペラーのオープンリール復刻第2 弾、ベートーヴェンの交響曲第7 番と第8 番!

 録音:(1)1960 年10 月25 日、11 月19 日、12 月3 日、ロンドン、キングズウェイ・ホール (2)1957 年10 月29、30 日、ロンドン、キングズウェイ・ホール/ステレオ
 使用音源:(1)Angel (U.S.A.) L 35945 (4トラック、19 センチ、オープンリール・テープ) (2)Columbia (U.K.) BTB 308 (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

■制作者より
 ベートーヴェンの第5 +序曲「シュテファン王」(GS 2058)に続く、クレンペラーのオープンリール・テープ復刻第2 弾です。4 トラックの第7 番は中古市場にそれなりに出回っていますが、2 トラックの第8 番は非常に珍しいものです。
 また、解説にはクレンペラー自身がベートーヴェンについて書いた「ベートーヴェニアーナ」ほか、第8 番の録音における短い逸話をそれぞれ翻訳して掲載しています。(平林直哉)




HMF GOLDシリーズ新譜

 ハルモニア・ムンディ・フランスは2008年創立50周年を迎えたのにあたり、HM GOLDエディションのリリースを開始。選りすぐりのタイトルを、新たに書かれ編集された充実のフルカラーブックレットと、豪華装丁ディジパックで再上程。再リリースながら、歌詞(欧文のみ)もきちんと掲載、さらに裏ジャケットには、オリジナル・ジャケット写真も掲載されているなど、どこまでも心配りの行き届いたシリーズ。
 そんなこともあってすっかり定番化したこのシリーズ、今回またもや注目の新譜が登場。



HMG 501099
¥2300→\2090
故長岡鉄男氏が「録音も超A 級」と絶賛した名盤
 クレマン・ジャヌカン・アンサンブル

クレマン・ジャヌカン(1485 頃-1558):
 (1)鳥の歌 (2)夜ごと夜ごとに (3)のぞみはゆるぎなく
 (4)その昔、娘っこが
 (5)悲しいかなそれははっきりしたもの
  (声楽、およびギョーム・モルレイによる同曲のリュート編曲を収録)
 (6)ある日コランは (7)ああ、甘い眼差しよ (8)ひばりの歌
 (9)もしもロアールが上流に (10)ああ、わが神よ
 (11)私の苦しみは深くない (12)ああ、愛の苦しみよ
 (13)草よ、花よ  (14)盲目なった神は(A.ド・リップによるリュート編曲)
 (15)この美しい五月 (16)満たされつつも
 (17)ある日、あの人が私に言うに (18)ある朝目覚めた私
 (19)私の愛しい人は、神の贈りものを授かっている (20)うぐいすの歌
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
 〔ドミニク・ヴィス(C-T)、
  ミシェル・ラプレニ(T)、
  フィリップ・カントール(Br)、
  アントワーヌ・シコ(B)〕
クロード・ドゥボーブ(リュート)
 千変万化の舌の魔術!故長岡鉄男氏も「録音も超A 級」と絶賛の折り紙つき名盤

 録音:1982 年7 月/ラジオ・フランス106スタジオ

 ドミニク・ヴィス率いるクレマン・ジャヌカン・アンサンブルの数ある盤の中でもベストセラーだったのがこの「鳥の歌」。
 「鳥の歌」は「ピッピッピッ、トゥルルルル・・・・、トットットットッ・・・」と、各メンバーが歌う鳥のさえずりを模したオノマトペ(擬音)の歯切れ良い響きとリズム感が、心地よいハーモニーとなって聴き手に押し寄せます。ほかにも恋の歌など千変万化の舌の魔術、怒濤の言葉の洪水の合い間に、リュート・ソロの2 曲が息抜き的に入っているのも魅力のひとつ。「音像も3 次元的にソリッドでリアルで、口のあけ方までわかる感じだ」と、長岡氏も大絶賛の、演奏・オーディオ両方で大満足のたのしい1 枚です。
 


HMG 501570
¥2300→\2090
ヘレヴェッヘによるモーツァルト
 モーツァルト:
  (1)セレナード第10番 変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」
  (2)セレナード第12番 ハ短調 K.388「ナハトムジーク」
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団のメンバー
 〔マルセル・ポンセール、北里孝浩(Ob)/
  ジェーン・ブース、
  ロレンツォ・コッポラ(Cl)/
  ギ・ヴァン・ワース、
  ヨッヘン・ゼゲルケ(バセットホルン)/
  クロード・モーリ、
  ペトルス・ドンブレヒト、
  クリストフ・フェロン*、
  デニス・メイトン*(ホルン)/
  マルク・ヴァロン、
  ジャン=ルイ・フィアット(バッソン)、
  ミシェル・マルドナード(Cb)〕
 名手ポンセール、コッポラの美音に酔うヘレヴェッヘによるモーツァルト

 録音:1995 年6 月 * はK.361 のみの参加

 ヘレヴェッヘによるモーツァルト。管楽合奏の名曲2 篇の、オリジナル楽器の名手ぞろいのシャンゼリゼ管弦楽団のメンバーによる演奏です。
 ポンセールや北里といった名手のほか、現在フライブルク・バロック・オーケストラでも活躍している名手コッポラのクラリネットの音色も堪能できる魅力盤。ヘレヴェッヘの、しなやかで自然にして、上品な着地のフレージングを見事に実現した演奏で、数ある同曲の名盤のなかでもユニークアな光を放つ名盤です。
 


HMG 501883
¥2300→\2090
大ブレイク直前、フランク・ブラレイの名盤
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー〜ピアノ曲集
 (1)ジャズボ・ブラウンのブルース
 (2)ラプソディ・イン・ブルー(作曲者によるピアノ・ソロ版)
 (3)ソング・ブック(18のヒット歌曲集 作曲者編曲(全曲))
  〔私の愛する人/楽園への階段を作ろう/ス・ワンダフル/
   アイ・ゴット・リズム/もう一度やってごらん/
   手をたたこう/オー・レディ・ビー・グッド/
   魅惑のリズム/誰かが私を愛している/
   マイ・ワン・アンド・オンリー/素敵な気持ち/
   スワニー/スウィート・アンド・ロウ・ダウン/
   君のほかは誰も/ストライク・アップ・ザ・バンド/
   フー・ケアーズ?/ドゥ・ドゥ・ドゥ/ライザ〕
 (4)パリのアメリカ人(ウィリアム・デリィによるピアノ・ソロ版)
 (5)前奏曲(メロディー17番)
 (6)前奏曲(四度のノヴェレッテ)
 (7)3つの前奏曲
 (8)2つの調性による即興曲
 (9)2つのワルツ
 (10)メリー・アンドリュー
 (11)スリー・クウォーター・ブルース
 (12)プロムナード/前奏曲
フランク・ブラレイ(ピアノ)
 フランク・ブラレイの鮮烈かつデリケートなピアニズムが冴えわたるガーシュウィン作品集

 録音:2004 年12 月/パリ

 鮮烈かつデリケート極まりないピアニズム、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日し、人気者となっているフランスのピアニスト、フランク・ブラレイによるガーシュウィンのピアノ曲集。ガーシュウィンはシェーンベルクのよいテニス相手だっただけではありません!ブラレイは、スウィングと、クラシックのスタイルとを、見事なエレガントさをもって融合させています。「ラプソディ・イン・ブルー」での高貴な憂鬱さ、そして終盤の盛り上がりは必聴です!
 


HMG 501943
¥2300→\2090
セドリック・ティベルギアン(Pf)
 ショパン&ブラームス:バラード集

  ショパン:バラード(全4曲/Op.23,38,47,52)
  ブラームス:バラードOp.10
セドリック・ティベルギアン(Pf)
 研ぎ澄まされた音色、色彩豊かな叙情、薫るニュアンス、ティベルギアン、珠玉のバラード集

 録音:2006 年4 月

 1998 年のロン=ティボー・コンクールで優勝し一躍その名が知られたティベルギアン(1975 年〜)。待望の新譜はショパンとブラームスのバラード集。
 ショパンのバラードの第1 番の冒頭から、ものすごい音楽の推進力にたちまち引きこまれ、比較的たっぷりしたテンポで寄せては返す波のようなメロディーに酔いしれます。彼の紡ぎだす研ぎ澄まされたハーモニーは、倍音の先の先にまで耳を澄ましているかのようで、崇高さすら感じさせます。ブラームスのバラードもロマンの薫りが濃厚でありながらどこかはかなく、録音当時31 歳にしてすでに隔世の感のある演奏となっています。
 


HMG 501900
¥2300→\2090
グレフ/深き淵より
 オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
  ソナタ・ダ・レクイエム op.283
  ピアノ三重奏曲
   (1. 深き淵より 2. ジャヴァ
    3. ロマンツェ 4. アッラ・ブレーヴェ)
エマニュエル・ベルトラン(Vc)
パスカル・アモワイヤル(Pf)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
 澄み切った美しい世界「作曲することをやめたら、私は死ぬ」魂の作曲家、オリヴィエ・グレフ作品集

 録音:2005 年6 月

 1950 年から2000 年、音楽の世界が無調、アヴァンギャルドと様々な方向に向かっていく中で、それらの流れと無関係な独自の音世界を守り続けたオリヴィエ・グレフ。メータ、ミシェル・ダルベルトといった名だたる演奏家たちから高く評価を受け、オリヴィエ・グレフ財団及びアパックス社が設立され、様々な作品が出版されています。
 「私はこれまでにそんなにたくさんの作品をつくったつもりはない。もし私がこの多作ぶりについて自分自身にたずねるとしたら、私の人生は音楽そのものであるからだ、と答えるであろう。作曲することをやめたら、私は死ぬ。」1998 年、このCDに収録されているピアノ・トリオを書き終えたときの言葉です。
 一曲目は死を①喪失②旅③魂の黙想の三つの観点から見つめた、死者への優しいなぐさめの音楽。二曲目のトリオは、ショスタコーヴィチを思わせる味付けのちょっとアクセントのきいた曲想です。演奏者陣もヨーロッパで高い人気を誇る女性チェリストのベルトラン、シフラの直系アモワイヤル、そしてアルカント・カルテットでもおなじみの名手ヴァイトハースと大変豪華な1 枚です。
 


HMG 501926
¥2300→\2090
ベルナルダ・フィンク(Ms)
 ブラームス:歌曲集

 私の思いはあなたの許へ,調べのように僕に,
 サッフォー風の頌歌,野にひとり,夜鶯,落胆,
 古い歌,夜鶯に,乙女は語る,君の青い目,秘密,
 セレナード,永遠の愛について,死はすがすがしい夜,
 教会の墓地にて,五月の夜,余韻,スペインの歌,
 乙女の歌,日曜日の朝に,愛の誠,
 甲斐のないセレナード,乙女,テレーゼ,乙女の歌,
 狩り,鍛冶屋,恋しい人のもとへ,日曜日,
 乙女の歌,子守歌
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ロジャー・ヴィニョールズ(Pf)
 古楽メッゾの女王、ベルナルダ・フィンクの歌うブラームス!

 録音:2006 年3 月

 ヤーコプスが絶大な信頼をおくメッゾソプラノ、ベルナルダ・フィンク。彼女はアルゼンチン生まれですが、両親はスロヴェニアからの移民。数々のバロック声楽曲で名高いフィンク、しかしリート・ファンの間でも高く評価されていて、シューマンの「女の愛と生涯」(HMG 901753)などでも絶賛されました。
 このブラームスでも、メッゾならではの滋味溢れるブラームスをたっぷり楽しめます。伴奏には、英国の名伴奏ピアニスト、ロジャー・ヴィニョールズを迎え、万全です。



MD+G



301 3652
\2300→\2090
ディーター・クレッカー(Cl)
 モーツァルト:
  『クラリネットとファゴットのためのコンチェルトーネ 変ロ長調K.190(186E)』
 C・P・E・バッハ:
  『クラリネットとファゴットと通奏低音のためのデュオ』
 ダンツィ:
  『クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調』
ディーター・クレッカー(Cl),
カール=オットー・ハルトマン(Fg),
ペトル・シュクヴォル(指揮)
スーク室内管弦楽団
クラリネットとファゴットの絶妙な独創性が発揮
【録音】1989年5月, プラハ [デジタル:セッション]
 管楽アンサンブル作品の発掘に生涯力を注いだ偉大なるクラリネット奏者、音楽学者でもあったディーター・クレッカー(1936-2011)。長年クレッカーと共にコンソルティウム・クラシクムのメンバーをつとめドイツ・ファゴット界を代表するカール=オットー・ハルトマンとの二重協奏曲を収録したアルバム。
 モーツァルトの「コンチェルトーネK.190」は、2つのヴァイオリンと管弦楽の作品とも現在ではいわれていますが、クレッカーはホフマイスターの作品研究をしている時に「クラリネットとファゴットのためのではないか?」という仮説をたて演奏に臨んでいます。そうして仕上がった音は特別なものではなく、ごく自然で絶妙な2つの管楽器の独創性が発揮されたものになっています。ダンツィの作品はよりロマンティックで、友人であったウェーバーのオペラの影響がうかがえる作品です。


PROFIL



PH 12006
(2CD)
¥4800→\4390

マルタ・メードルの芸術

ワーグナー:「リエンツィ」−正義の神よ
  マルタ・メードル(Ms アドリアーノ)、ハインリヒ・ホルライザー(指)RIAS 交響楽団
  録音:1951 年、ベルリン

ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
 −さあ、ではトリスタンについて  −お望みをなんなりと
 −モロルトがあなたにとって大切ならば  −優しくかすかに(愛の死)
  マルタ・メードル(S イゾルデ)、ルートヴィヒ・ズートハウス(T トリスタン)
  ヘルタ・テッパー(Ms ブランゲーネ)、ヨーゼフ・カイルベルト(指)バイエルン国立管弦楽団
  録音:1958 年8 月10 日、ミュンヘン

ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
 −角笛の音はこんなに優しく響かない
 −あなたのせいですって?  −だから離れずに死のう
  マルタ・メードル(S イゾルデ)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T トリスタン)
  グレース・ホフマン(Ms ブランゲーネ)、グスタフ・ナイトリンガー(Bs クルヴェナール)
  フェルディナント・ライトナー(指)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  録音:1955 年9 月14 日、ロンドン

ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
  マルタ・メードル(S)、ヨーゼフ・カイルベルト(指)バンベルク交響楽団
  録音:1959 年5 月、バンベルク

ワーグナー:「ワルキューレ」
 −一族の男たちが −あなたが春
  マルタ・メードル(S ジークリンデ)、ヨーゼフ・カイルベルト(指)バイロイト祝祭管弦楽団
  録音:1954 年7 月25 日、バイロイト

ワーグナー:「神々の黄昏」−ブリュンヒルデの自己犠牲
  マルタ・メードル(S ブリュンヒルデ)、ジョルジュ・セバスチャン(指)ヴィシー交響楽団
  録音:1957 年7 月1 日、ヴィシー

R.シュトラウス:「エレクトラ」−何をする気?
  イングリット・シュテーガー(S エレクトラ)、マルタ・メードル(Ms クリテムネストラ)
  オトマール・スウィトナー(指)、シュターツカペレ・ベルリン
  録音:1967 年2 月25 日、ベルリン

フォルトナー:「血の婚礼」−近所の女性たちが!
  マルタ・メードル(Ms 母)、フェルディナント・ライトナー(指) ヴュルテンベルク国立歌劇場管弦楽団
  録音:1961 年5 月30 日、シュトゥットガルト

ライマン:「メルジーネ」—今日、ここで今すぐ
  マルタ・メードル(Ms ピティア)、ヨゼフ・グラインドル(Bs オガー)
  ラインハルト・ペータース(指)南ドイツ放送管弦楽団
  録音:1971 年4 月29 日、シュヴェツィンゲン

チャイコフスキー:「スペードの女王」−ようやく黙った!(ドイツ語)
  マルタ・メードル(Ms 伯爵夫人)、ニクシャ・バレザ(指)グラーツ歌劇場管弦楽団,合唱団
  録音:1982 年9 月18 日

ベートーヴェン:ゲレルトによる6 つの歌 Op.48
 (願い,隣人の愛,死について,自然における神の栄光,神の力と摂理,懺悔の歌)
  マルタ・メードル(Ms)、ミヒャエル・ラウハウゼン(P)
  録音:1950 年、ベルリン
 スウィトナーの「エレクトラ」に、カイルベルトの「トリスタン」も!ドイツの偉大なソプラノ/メッゾソプラノ、メードルの貴重な録音集

 158' 17

 Profil からマルタ・メードル(1912 − 2001)の貴重な録音集が2CD で発売です。メードルは1950 年代にはフルトヴェングラーも重用するワーグナーソプラノとして活躍、バイロイト音楽祭でもメインの歌手の一人でした。1960 年代にメッゾソプラノに戻ると、存在感のある脇役として実に1990 年代まで舞台に立ち続けました。丸く温かみのある声は大変魅力的で、しかも様々な役に対応できる舞台魂の持ち主でした。
 この2 枚組は1950 年代の録音が中心になっています。ワーグナー・ソプラノとしてのメードルがブリュンヒルデと並んで得意としたイゾルデが、ヨーゼフ・カイルベルトとフェルディナント・ライトナーという両名匠の指揮で聞けるのは嬉しいもの、しかもどちらもおそらく初出音源ですの。メッゾソプラノで得意にした「エレクトラ」のクリテムネストラは、オトマール・スウィトナーの指揮。スウィトナーのベルリン国立歌劇場でのライヴ録音そのものが余りありませんので、これは大変貴重です。ライマンの珍しい「メルジーネ」や、1982 年の「スペードの女王」の伯爵夫人なども、舞台人メードルの高い能力を伝えています。




SILKROAD



HCD 0863
(2CD)
¥3000→\2690
名ピアニスト顧聖嬰(ク・シャンイン)の貴重なショパン
CD-1
 ショパン:
  (1)ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」op.61
  (2)練習曲ヘ長調op.10-8
  (3)練習曲嬰ハ短調op.25-7
  (4)ドビュッシー:喜びの島
  (5)シューマン:献呈
  (6)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
  (7)?星海:三首哈薩克舞曲
CD-2
 ショパン:
  (1)前奏曲第2番イ短調op.28-2
  (2)前奏曲第8番op.28-8. 嬰ヘ短調
  (3)前奏曲第24番ニ短調op.28-24
  (4)練習曲変ト長調『蝶々』op.25-9
  (5)練習曲嬰ト短調op.25-6
  (6)練習曲変イ長調op.10-10
  (7)練習曲嬰ハ短調op.10-4
  (8)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op.58
顧聖嬰
 [ク・シャンイン]
  (ピアノ)
 これは非常に珍しい録音!名ピアニスト顧聖嬰の貴重なショパン

 録音:1960-1962 年

 今は亡き中国人名ピアニスト、顧聖嬰(ク・シャンイン)の貴重なレコーディング集。顧聖嬰は1937 年上海生まれ。5 歳でピアノをはじめ幼少時よりその才能を開花させました。1954 には上海交響楽団にソリストとして入団し、以後は国内外で活躍、スイス、ポーランド、ブルガリア、フィンランド、ハンガリーではリサイタルも開き好評を博しました。
 ここに収録された録音は彼女が得意としていたショパンを中心とした1960-1962 年の貴重な録音です!




TALENT/SILKROAD



SRM 030CD
(CD)
¥1800→\1690
ローラ・ボベスコ〜コレクションシリーズ Vol.4
 ヴィオッティ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調
   [カデンツァ:イザイ(第1、2楽章)]
  (2)ヴァイオリン協奏曲第23番ト長調
   [カデンツァ:ボベスコ(第3楽章)]
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
ライン・パラティナ国立管弦楽団
クルト・レーデル(指揮)
SRM 030LP
(LP)
¥3700→\3490
 女流ヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコのコレクションシリーズ第4 弾が登場、名盤ヴィオッティの協奏曲が復活!

 かつて、宇野功芳氏が「ボベスコの舞台を一度でも見た者なら、あの美貌、あの魅力的な金髪、そして少女のように楚々とした物腰を一生忘れること類まれの表現力で聴き手を魅了します。温かみがありふくよかな音色はボベスコでしか聴けません!類まれの表現力で聴き手を魅了します。温かみがありふくよかな音色はボベスコでしか聴けません!
 イタリア生まれのヴィオッティ(1755-1824)は多くのヴァイオリン協奏曲を作曲しましたが、ここに収録された第22 番イ短調、第23 番ト長調は最もよく親しまれております。ヴィヴァルディを思わせるイタリアの作曲家らしい曲調と自身がヴァイオリニストであったことから非常に効果的な技巧が散りばめられた作品となっています。19 世紀のフランス・ヴァイオリン楽派の創設の父と呼ばれ、現代使用されている弓を完成させるのに一役かったとも言われています。後のパガニーニが多くのヴァイオリン作品を残しましたが、その原型とも言える程、豊かなメロディが魅力の作曲者です。

 ローラ・ボベスコ・コレクション好評発売中です。
 第1集 J.S. バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 / セニア・トゥルバシニク(Ob) ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル[CD:SRM 012CD、LP:SRM012LP]
 第2集 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 / エドガルト・ドヌー(指揮)、RTBF 新交響楽団[CD:SRM 015CD、LP:SRM 015LP]
 第3集 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4&5 番 / エドガルト・ドヌー(指揮)、ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル[CD:SRM 026CD、LP:SRM 026LP]



ローラ・ボベスコ(Vn)旧譜3作

SRM 012CD
\1800→\1690
ローラ・ボベスコ(Vn)
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV.1042
  ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060 
ローラ・ボベスコ(Vn)
セニア・トゥルバシニク(Ob)
ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
SRM 012LP
(LP)
\3700→\3490
ローラ・ボベスコ ベートーヴェン、バッハ Vn 協奏曲 独逸プレス アナログLP!!!!
中古盤市場では4 〜5 万円で取り引きされているボベスコの新品LP の登場です。
 

SRM 015CD
\1800→\1690
ローラ・ボベスコ(Vn)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
 CDのみ以下の2曲収録:
  ロマンス第1番 ト長調Op.40
  ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
ローラ・ボベスコ(Vn)
エドガルト・ドヌー(指)
RTBF 新交響楽団
SRM 015LP
(LP)
\3700→\3490
 

SRM 026CD
\1800→\1690
ローラ・ボベスコ(Vn)
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲

  (1)第4番 ニ長調「軍隊」 K.211
  (2)第5番 イ長調「トルコ風」 K.219
ローラ・ボベスコ(Vn)
エドガルト・ドヌー(指揮)
ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
SRM 026LP
(LP)
\3700→\3490
ローラ・ボベスコ、独逸プレスのアナログLPシリーズ最新盤!瑞々しく輝かしいモーツァルトVn 協奏曲第4 番& 第5 番

録音:1976 年

 talent レーベルからリリースされる話題のボベスコ新譜シリーズ最新盤!ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(SRM 015 LP/ SRM 015 CD)、J.S. バッハのヴァイオリン協奏曲集(SRM 012 LP/ SRM 012 CD)に引き続き、第3 弾となる今回リリースされたのはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4 番& 第5 番!
 今や語り草ともなっている1980 年の初来日リサイタルを4 年後に控えた、1976 年の録音です。気品と活気にあふれるモーツァルトの協奏曲は、まさにボベスコの真骨頂ともいえる優美かつウィットに富んだ可憐な演奏を堪能できるプログラム!第4 番の冒頭から、輝かしいボベスコのソロの音色にぐぐっと引き込まれます。ドヌー率いるウジェーヌ・イザイ・弦楽アンサンブルの演奏も素晴らしく、ボベスコのソロを控えめながらも見事に惹きたてています。LP はドイツプレス。30 年以上前に収録された音源ですが、録音状態は良好。2003 年に惜しまれながらもこの世を去り、間もなく没後10 年を迎えようとしている今もなお色褪せぬ、彼女の瑞々しいヴァイオリンの響きに想いを馳せるファン必聴の名盤です。







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