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≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
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5/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS 2065
\2500→\2290
知られざるシベリウス
 (1)フィンランドは目覚める(「フィンランディア」の原典版)
 (2)交響詩「海の精」Op.73(1914 年エール版)
 (3)4つのフラグメント (1930-57)*
 (4)行列聖歌Op.113 の6(管弦楽版)(1927/1938)
 (5)セレナータ JS169 〜 2vn, vc のための
 (6)劇付随音楽「トカゲ」Op.8
 (7)連弾のためのアダージョ JS161
 (8)アンダンティーノ ニ長調 (1889)*
 (9)即興曲 ロ短調 (1893 頃)*
 (10)アダージョ ホ長調 JS13*
 (11)2 つのイタリア民謡編曲 JS99
 (12)君に口づけしたい (1889-91)
 (13)来たれ恋人よ、来たれ JS211
 (14)思い (1915) JS192
 (15)フリードリンの愚行 JS84 (1917)
 (16)ヨナの航海 JS100 (1918)
  * 世界初出
(1)(2)(4)オスモ・ヴァンスカ
(3)オッコ・カム(指)
(5)(6)ラハティ交響楽団
 ヤーッコ・クーシスト
 ラウラ・ヴィクマン(Vn)
 タネリ・トゥルネン(Vc)
(7)-(13)フォルケ・グラスベック(Pf)
(7)ペテル・レンクヴィスト(Pf)
(12)ヘレナ・ユントゥネン(Sop)
(13)ガブリエル・スオヴァネン(Br)
(14)アンネ・ソフィ・フォン・オッター
 モニカ・グロープ(Ms)
 ベングト・フォシュベリ(Pf)
(11)ヨルマ・ヒュンニネン(Br)
 ドミナンテCho
(15)(16)ロベルト・スンド(指揮)
 オルフェイ・ドレンガル
 まだ世界初録音がありました!最新発見を含む超貴重なシベリウスの宝物を公開

 録音:1995-2013 年1月/79’17、日本語解説・帯付(歌詞訳無し)

 BIS の執念で、徹底録音が続けられるシベリウス・シリーズですが、さらなる未知作品が出現しました。過去未収録のオーケストラ曲4 篇とピアノ曲3篇収録。他は既存のアルバムからよりぬきの珍品を集めています。
 4 つのフラグメントは、草稿がフィンランド国立図書館に所蔵されているものの、解読困難なうえ、オーケストレーションのわずかな手掛かりしか残っていない状態でした。それをティモ・ヴィルタネンの尽力で演奏可能な形となりましたが、いずれも20 秒から1 分強の断片のみ。おそらく1930 年代前半の所産ですが、ピアノ曲「ロマンスOp.24 の2」の編曲である第3 曲を除くと、シベリウス後期の大胆な和声感が広がり、かの交響曲第8 番にかかわる可能性が指摘されています。シベリウス・ファン必聴の重要作と申せましょう。
 ピアノ曲「アンダンティーノ ニ長調」と「即興曲ロ短調」は2012 年までハーバード大学の音楽資料館に草稿が人知れず所蔵されていた作品。前者は1889 年7 月28 日に家族と友人のために作曲した3 分程の小品。後者は1893 年頃の作で、後の「6 つの即興曲Op.5」の第5 曲と6 曲が組み合わされた7 分の作品。「アダージョ ホ長調」は1907 年の作で、草稿は長らく個人蔵でしたが、2012 年にフィンランド国立図書館に所有権が移ったため日の目を見ました。主題の一部が、後に弦楽四重奏曲「親愛の声」の緩徐楽章に用いられています。いずれも驚きの連続で、数あるシベリウスのアルバム中でも最重要の一枚の登場です。日本語解説付(歌詞訳無し)も嬉しい限りです!
 


BIS SA 1987
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ダウスゴー(指揮)&スウェーデン室内管
 シューベルト交響曲集第2 弾

シューベルト:
 (1)交響曲第6番ハ長調“小さなハ長調”
 (2)劇付随音楽「ロザムンデ」より間奏曲第1〜 3番、
  バレエ音楽第1、2番
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
 ダウスゴーによるシューベルト交響曲集の第2 弾が登場!現代的感覚満点の鮮烈オーケストレーション!

 録音:2012 年2 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/62’76

 SACD ハイブリッド盤。現在勢力的に演奏・録音活動をしている指揮者のひとりトーマス・ダウスゴーのシューベルトの交響曲集第2 弾が登場です!
 第1弾である「未完成」と「グレート」(BIS SA 1656)では現代的感覚満点の解釈で斬新なシューベルトを聴かせてくれました。第2 弾では交響曲第6 番ハ長調と劇付随音楽「ロザムンデ」より抜粋が収録されました。
 長大な第8 番に対して小規模ということで「小ハ長調(或は「小さなハ長調」)」といわれている第6 番ですが、音楽構成は第8 番を予感させる作品です。
 カップリングのロザムンデも絶品でダウスゴーならではの歯切れ良く、明るく煌めくようなオーケストレーションはこのアルバムでも炸裂です!すっきりとした演奏をすることによって見通しがよくなりシューベルトの音楽がもつ自然さが聴こえてきます。
 

BIS SA 1842
(SACD HYBRID)
\2600
ゴルトマルク交響曲集
 カール・ゴルトマルク(1830-1915):

  (1)交響曲第1番「田舎の婚礼」op.26
  (2)交響曲第2番変ホ長調 op.35
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団
 絶好調のラン・シュイ&シンガポール響によるゴルトマルクのシンフォニー!ブラームスが絶賛した「田舎の婚礼の交響曲」を含む民族色に富むメロディ結婚式の引き出物にも最適です!

 録音:(1)2009 年8月 (2)2011年7、8月/エスパラネード・ホール(シンガポール)/76’22

 SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルでおなじみの指揮者ラン・シュイとシンガポール交響楽団による最新盤はハンガリーの作曲家ゴルトマルクが作曲した2 つの交響曲です。ゴルトマルクと言えばとりわけヴァイオリン協奏曲が有名ですが、ここに収録された交響曲も絶品です。特出すべきゴルトマルクの才能と言えば豊かなオーケストレーション、先祖から受け継がれたユダヤの民族色に富むメロディで、これらの交響曲でも反映されております。
 1875 年に作曲された交響曲第1 番「田舎の婚礼」はゴルトマルクの最も有名な作品の一つです。初演時より観客に称賛され、ゴルトマルクの友人であるブラームスは「明確で完全無欠な作品」と激賞したと言われております。全5 楽章からなるこの交響曲は、第1 楽章「婚礼の行進」、第2 楽章「婚礼の唄」、第3 楽章「セレナーデ」、第4 楽章「庭園にて」、第5 楽章「舞踊」とそれぞれ副題がついており、それぞれの楽章は“民族色豊かなメロディアスな組曲” のようです。かつてビーチャムやバーンスタインも頻繁に演奏するなど巨匠も愛した傑作としても知られております。
 交響曲第2 番変ホ長調 op.35 は「田舎の婚礼の交響曲」ほどは演奏されませんが、より形式で、牧歌的要素に富んだ、やはりゴルトマルクの民族色に富んだ作品です。



 


BIS SA 1659
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):弦楽四重奏曲集第1集
 (1)弦楽四重奏曲第4番イ短調Op.25
 (2)組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲 Op.39
 (3)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.18
ステンハンマル弦楽四重奏団
 [ペータ・オロフソン(1st vn)、
  ペール・エマン(2nd vn)、
  トニー・バウアー(va)、
  マッツ・オロフソン(vc)]
 隠れた名曲! スウェーデンの作曲家ステンハンマルの弦楽四重奏曲集の第1弾が登場!

 録音:(1)2011年4月、10月 (2)(3)2012年6月/スウェーデン/73’47

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表する作曲家、ヴィルヘルム・ステンハンマルが残した名作、弦楽四重奏曲の録音が始動!ステンハンマルはといえばピアニストとして成功した作曲者として知られていますが、オペラ、交響曲、協奏曲、声楽曲など、様々な音楽形態の作品を残したことも見逃せません。ここに収録された弦楽四重奏はステンハンマルの芸術を知る上で最も優れた作品群です。
 弦楽四重奏曲第3 番ヘ長調op.18 は1897 年に書き始めましたが、オペラ「ティルフィング」の制作があったことから手掛けてから3 年ほどの1900年頃に完成されています。豊かなユニゾンと各声部に際立つメロディをもつ美しい作品です。
 弦楽四重奏曲第4 番イ短調は1904-09 年に作曲されました。サン=サーンスの弦楽四重奏第1 番を思わせる第1 ヴァイオリンの優美さとアンサンブルの緻密さを感じられます。
 組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲は1919 年に作曲されました。すすり泣くようなヴァイオリンのメロディと温かなヴィオラ、チェロの低音部が絶妙に絡み合う作品です。
 2002 年に結成されたステンハンマル弦楽四重奏団はその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、スウェーデン国内外で高い評価を得ております。近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。圧倒的な技術と解釈でこのシリーズにおいても今後期待されるクァルテットです。



 


BIS 9044
(4CD)
\6000→\5590
ピアノ・ラプソディ/ローランド・ペンティネン
Disc 1
 (1)J.S.バッハ:『平均律第一巻』第1番前奏曲ハ長調 BWV846/
 (2)ベートーヴェン:エリーゼのために/
 (3)ヴェーバー:無窮動/
 (4)シューベルト:楽興の時 変イ長調D.780 No.2/
 (5)ヘンデル:メヌエット ト短調/
 (6)ショパン:夜想曲第9番 ロ長調 op.32 No.1/
 (7)ロッシーニ(プレンツィオ編):小荘厳ミサ曲よりアニュス・デイ/
 (8)ショパン:前奏曲 変ニ長調「雨だれ」/
 (9)同:ボレロ op.19/
 (10)同:マズルカ第20番 変ニ長調 op.30 No.3/
 (11)同:マズルカ第25 番 イ短調 op.33No.4/
 (12)同:夜想曲第18 番 ホ長調 op.62 No.2/
 (13)スカルラッティ:ソナタ へ短調 L118/
 (14)メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーゾOp.14/
 (15)シューマン:トロイメライ/
 (16)ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作
Disc 2
 (1)ルビンシテイン:ワルツ・カプリス 変ホ長調/
 (2)ラフマニノフ:リラの花/
 (3)同:ひな菊/(4)同:V.R. のポルカ/
 (5)同:前奏曲 嬰ハ短調 op.3 No.2/
 (6)リスト:夕べの鐘/
 (7)クライスラー:愛の喜び/
 (8)ショパン:マズルカ イ短調 op.17 No.4/(9)バラード第2番 ヘ長調 op.38 /
 (10)リスト:愛の夢第1番/(11)同:愛の夢第2番/
 (12)同:愛の夢第3番/
 (13)同:忘れられたワルツ第1番/
 (14)J.シュトラウスII(カール・タウジヒ編):ワルツ「人生はただ一度だけ」/
 (15)モシュコフスキ:火花/
 (16)ドビュッシー:月の光/
Disc 3
 (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23* /
 (2)同(ラフマニノフ編):子守歌/
 (3)ステンハンマル:幻想曲 ロ短調 op.11 /
 (4)グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日/(5)同:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16*
Disc 4
 (1)ニーノ・ロータの主題による三部の即興演奏/
 (2)ファリャ:アンダルシア舞曲/
 (3)サティ:ジュ・トゥ・ヴ/
 (4)コスマの「感傷的なプロムナード」による即興演奏(ベネックスの「ディーヴァ」)/
 (5)サティ:3つのジムノペディ/
 (6)アルベニス:タンゴ イ短調op.164 /
 (7)セイメル:太陽の目/
 (8)サティ:幻想曲=ワルツ/
 (9)ペンティネン:映画音楽/
 (10)ブゾーニ:クリスマスの夜/
 (11)プロコフィエフ:トッカータ ニ短調 op.11 /
 (12)ヒナステラ:いきな娘の踊り/
 (13)グラナドス:嘆き又はマハと夜鳴きうぐいす/
 (14)サティ:グノシェンヌ第1番/
 (15)同:グノシェンヌ第4番/
 (16)同:グノシェンヌ第5番/
 (17)アルベニス:「イベリア」よりエボカシオン/
 (18)ヤナーチェク:フリーデクの聖マリア/
 (19)ロータの思い出(フェリーニの「アマルコルド」による即興演奏)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
バンベルクSO.*
 究極に美しいタッチ!ローランド・ペンティネンの名演集が4 枚組お買い得BOX で登場!

 録音:1984-2003 年/ストックホルム、スウェーデン *1987年/バンベルク(協奏曲)

 紡ぎ出す一音一音に独特な色気があり、非常に美しいタッチが魅力のローランド・ペンティネンがBIS レーベルのこれまでの録音から選りすぐりの名演を集めたお買い得4 枚組BOX が登場しました。ペンティネンはレパートリーも広く技巧はもちろんのこと、清潔で品のある演奏が最大の魅力です。バッハ、ショパン、リスト、ラフマニノフの作曲したピアノ名曲から現代作品まで、また自作を含む即興演奏も得意とし、いろいろな顔を持ち合わせたピアニストです。ピアノ名曲を楽しむのはもちろんのこと、ペンティネンの至芸を堪能できるこの上ないセットものです!
 ローランド・ペンティネンは1963 年に生まれ、ストックホルム音楽大学で学んだ後もジョルジュ・シェベックやエリザベート・レオンスカヤに就いて研鑽を積み、BIS レーベルに多くのディスクを録音しています。ソロの録音はもちろんのこと伴奏者としてつとめたアルバムも高い評価を得ております。とりわけヴィオラ奏者の今井信子はペンティネンに絶大なる信頼をしておりBIS レーベルに収録した「ヴィオラ・レボリューション」(BIS 829)、ヒンデミット:ヴィオラとピアノのための作品全集(BIS 651)、ロシアのヴィオラ(BIS 358)はいずれも名録音として知られております。




NAXOS 1CD¥1100



8.559750
\1100
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/キャットフィッシュ・ロウ 他
 1.ストライク・アップ・ザ・バンド(D.ローズによる管弦楽編)(1927/1976)/
 2.ラプソディ・イン・ブルー(F.グローフェによる編曲)(1924)/
 3.プロムナード(S.バーホヴィッツ他によるクラリネットと管弦楽編)(1937/2010)/
 4-8.キャットフィッシュ・ロウ-歌劇「ポーギーとベス」からの組曲
   (S.ボーエンによる管弦楽編)(19336/1997)
  <第1番:キャットフィッシュ・ロウ/
   第2番:ポーギーの歌/第3番:フーガ/
   第4番:ハリケーン/第5番:おはよう>
オリオン・ウェイス(ピアノ)…2/
ジョン・フラム(クラリネット)…3/
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮)
録音 アメリカ ニューヨーク,バッファロー クレインハンス・ミュージック・ホール 2012年10月8日…1.4-8, 2010年11月20日…2.3
 現在、NAXOSアーティストの中で最も注目されているジョアン・ファレッタによる香り高いガーシュウィン・アルバムです。彼女とバッファロー・フィルの演奏はどれも外れなし!文句なしの名演と断言できますが、今回のガーシュウィン(1898-1937)はいつにも増して伸び伸びしているようなのは、彼女の気質にぴったりマッチしているからに他なりません。まるで「おもちゃ箱」のように楽しいメロディが溢れ出してくる「ストライク・アップ・ザ・バンド」、誰もが知っている「ラプソディ・イン・ブルー」も、通常よりも即興的なテイストが強くなっています。
 若手ピアニスト、オリオン・ウェイスの煌めくピアノも魅力的。映画音楽「シャル・ウイ・ダンス」〜犬と歩けば」から再構築された「プロムナード」もゴキゲンな曲。そしてキャットフィッシュ・ロウでのやるせなくもガーシュウィン節全開の音。これらが混然一体となって押し寄せてくる喜びは、言葉にできないほどの快感をもたらすでしょう。
 


8.559758
\1100
コープランド:ロデオ/ダンス・パネル 他
 1-4.ロデオ-1幕のバレエ(1942)-4つのダンス・エピソード
  <カウボーイの休日/畜舎の夜想曲/土曜の夜のワルツ/ホーダウン>/
 5-11.ダンス・パネル:7部のバレエ(1959/1962改)/
 12.エル・サロン・メヒコ(1932/1936改)/
 13.キューバ舞曲(1942/1945改)
デトロイト交響楽団/
レナード・スラットキン(指揮)
録音 デトロイト,マックス.M.フィッシャー・ミュージック・センター,オーケストラ・ホール 2012年11月9-11日…1-4, 2012年11月12-14日…5-13
 あまりにもカッコいい演奏なので、これらの曲の演奏がとても難しいということを一瞬忘れそうになってしまう、スラットキンのコープランド(1900-1990)作品集です。
 誰もが知っているロデオからの「4つのエピソード」を始め、すばらしい出来なのにあまり知られていない「ダンス・パネル」、複雑なリズムが交錯する「キューバ組曲」、そして(ノリノリの演奏の場合のみ)狂乱の熱狂をもたらす「エル・サロン・メヒコ」。これらはちょっとでもリズム感が狂ったものなら、たちまちダサい音楽へと転落してしまうという、実に気難しい作品群なのです。
 これらを颯爽をさばいていくスラットキンとデトロイト交響楽団の勇姿は、まるで荒馬を易々と乗りこなすカウボーイの如く。これぞまさしく「真のアメリカ音楽」です!
 

8.572781
\1100
メンデルスゾーン=ヘンゼル:歌曲集 第2集
 1.春が来たとき/2.ああ、あの眼差しは変わらないままだ/
 3.唐檜と棕櫚/4.光輝く夏の朝/
 5.喪失(花がわかってくれるなら)/6.一人ぼっちの涙は何を望む/
 7.山のかなたに/8.私は樹々の下をさまよった/
 9.かつて私は暗く、困難の中に生きていた/
 10.私は木立と悲しみの中を悲しむ/
 11.孤独の涙は何を意味する?/12.その魂は明るき場所にある!/
 13.さようなら!/14.美の女神の娘はどれでもない/
 15.魔術の環/16.あなたから、わが愛する人、私は別れなくてはいけない/
 17.死への哀歌/18.遠方にて/19.6つの歌 Op.9-6「5月の夜」/
 20.5月の歌/21.ため息/22.船乗りの少女/
 23.私が静かに自分自身をみつめると/24.イタリアへのあこがれ/
 25.ミニョン/26.遠い国からの歌/
 27.ズライカ:どんなにか、心の底からの喜びを持って/
 28.ズライカ:ああ、お前の湿りを帯びた翼
  ※4.6.7.15.16.17.20.21.26.27…世界初録音
ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/
バベッテ・ドルン(ピアノ)
録音 2010年10月28-31日 ドイツ バーデンバーデン,ハンス・ロスバウト・スタジオ
 偉大なる作曲家メンデルスゾーンが「その才能を高く評価した」というのが彼の姉であるファニー(1805-1847)です。
 彼女は4歳違いの弟と同じ音楽教育を受け、やはり幼い頃から並外れた才能を見せつけたのですが、当時の慣習(女性が職業に就くのははしたない)に従って、自らの音楽的才能をあからさまに表に出すことはせず、フェリックスの良き理解者として生きていったのです。しかし、彼女の夫ヘンゼルは彼女の才能を一目で見抜き、創作を続けるように促し、出版するように説得を重ねました。
 そんな彼女、実は600作を超える作品を遺したと言われていますが、まだまだ研究途上にあり、全貌が解明される日が待たれるばかりです。NAXOSでは同じ演奏家たちによる歌曲集第1集(8.570981)がリリースされており、こちらも高い評価を受けています。ドイツロマン派の流れを汲むこれらの歌曲、この楚々たる美しさに涙してください。
 


8.573058
\1100
ゴドフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集:12の印象 他
 1.4つの詩曲より第2番「告白」(1927/1929)/
 2-13. 12の印象(1916)
  <ラルゲット・ラメントーソ/プロフィール(ショパン)/伝説/
  チロル風(シュープラッター)/詩曲/永久運動/エレジー/
  ワルツ/死のワルツ/オリエンタル/サーガ/ウィーン風>/
 14.詩的なワルツ第1番 ト長調(ヴァイオリンとピアノ編)(1929)/
 15.詩的なワルツ第2番 イ長調(ヴァイオリンとピアノ編)(1929)/
 16.トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景-第11番 懐かしいウィーン
  (J.ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)(1920)/
 17.トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景-第1番 タンジールの夜
  (F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)(1920)
ナルツィン・ラシドヴァ(ヴァイオリン)/
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)
録音 20122年7月13-14日 UK モンマス ウィアストン・コンサート・ホール
 ゴドフスキー(1870-1938)の音楽と言えば、あの複雑怪奇で豪華絢爛なピアノ・トランスプリクションを思い浮かべる人も多いことでしょう。確かに彼は「ピアニストの中のピアニスト」と呼ばれるほどに、ピアノに精通していた人です。
 もちろんその作品はピアノ曲が中心ですが、その中に、まるで宝石のようなヴァイオリンのための曲があるのをご存知でしょうか?それは、かのクライスラーとその妻に捧げられたという「12の印象」です。ほとんどが3分程度の長さ(例外的に第6曲が6分越え)の12の小品からなるこの曲集。そのほとんどが三拍子の甘く切ない雰囲気を持ったウィーン風。この郷愁に満ちた調べを書いた人が、あの「誰にも演奏できそうもない」ような超絶技巧のピアノ曲を書いた人とは思えないでしょう。また「懐かしいウィーン」も彼の一つの代表作です。
 

8.572984
\1100
ロドリーゴ:ギター作品集 第2集
 1.トッカータ/2.祈りと踊り/3.遥かなるサラバンド/
 4.パストラル(J.ジューヴによるギター編)/5.春の小鳥/
 6.古風なティエント/
 7-9. 3つの小品
  <もう羊飼いたちは行ってしまう/
  サンティアゴへの道/セビーリャの子供たち>/
 10.歌(J.ジューヴによるギター編)/
 11.その昔イタリカが音に聞こえ
ジェレミー・ジューヴ(ギター)
録音 2011年11月24-27日 カナダ オンタリオ,ニューマーケット,聖ジョン・クリソストム教会
 「アランフェス協奏曲」のおかげで、ロドリーゴ(1901-1999)はギター音楽の巨匠であると思われている節もありますが、実際の彼はピアニストであり、ギターを演奏することはなかったと言います。そんな彼のギター独奏作品も、実はそれほど数が多いわけではありません。しかしながら、そのどれもが現代のギタリストたちにとって大切なレパートリーになっているのですから、やはりロドリーゴとギターには、堅固な結びつきがあるのかもしれません。このアルバムには、1933年に作曲されるもそのまま紛失、その後2005年に再発見された「トッカータ」を始め、幻想的で、情緒溢れる佳品が並んでいます。また、本来はピアノ曲である「パストラル」と「歌」をフランスの若手気鋭ギタリスト、ジューブ自身がギター用に編曲した2作品も聴きどころです。
 


8.573143
(2CD)
\2200→\1990
ヨハン・デ・メイ:交響曲 第1番「指輪物語」他
<CD1>
 1-5.交響曲 第1番「指輪物語」(1984-1987)
  <魔法使いガンダルフ/エルフの森ロスローリエン/
   ゴクリ(スメアゴル)/暗闇の旅(a-モリアの坑道/
   b-カザド=ドゥムの橋)/ホビット>/
 6-8.交響曲 第2番「ビッグアップル」(1991-1993)
  <第1楽章:スカイライン/インターリュード:タイムズ・スクウェア・カデンツァ/
   第2楽章:ゴーサム>/
<CD2>
 1-3.交響曲 第3番「プラネット・アース」(2006)
  <ロンリー・プラネット-孤独な惑星/
   プラネット・アース-惑星の大地/マザー・アース-母なる大地>
ピーポディ音楽院ウィンド・アンサンブル/
ハーマン.D.パーカー(指揮)
録音 USA バルティモア,ピーポディ・コンセルヴァトワリー,ミリアム.A.フリードバーグ・コンサート・ホール 2009年12月10日,2010年3月4日,2010年4月15日…CD1:1-5, 2011年4月6-8日…CD2/USA バルティモア,ピーポディ・コンセルヴァトワリー,グリスウォルド・ホール 1998年4月9-10日…CD1:6-8
 映画が大ヒットしたことでも知られる、イギリスの作家、ジョン.R.R.トールキンのファンタジー小説「指輪物語」を題材に、1984年から1987年にかけて作曲されたこの吹奏楽曲は、オランダの作曲家デ・メイ(1953-)の最初の本格的な作品であり、現在でも吹奏楽愛好家の中でとりわけ人気の高い1曲としても知られています。曲は5人の登場人物にそれぞれ楽章が充てられており(楽章の順序は原作と異なる)各場面を彷彿させる魅力的で表現的な音楽が付けられています。壮大なる「悪と善」の対立と、あくなき探究心が反映された劇的な音楽です。
 対する「第2番」はニューヨークに捧げる頌歌であり、アメリカへのオマージュです。コープランド、バーンスタインの影響を感じさせながらも、映画音楽風のゴージャスさも兼ね備えています。交響曲第3番は地球全体への賛歌であり、奇跡的な美しさを讃えた見事な叙事詩です。おなじみピーポディ音楽院ウィンド・アンサンブルの緻密な演奏で。
 

8.570829
\1100
ブロッホ:ヴィオラと管弦楽のための組曲 他
 1-3.バール・シャム
  (シャオ・ホンメイによるヴィオラと管弦楽編)(1923/2005)
   <懺悔/即興/歓喜>/
 4-7.ヴィオラと管弦楽のための組曲(1919)
  <Ⅰ:レント-アレグロ-モデラート/Ⅱ:アレグロ・イローニコ/
  Ⅲ:レント/Ⅳ:モルト・ヴィーヴォ>/
 8-10.ヘブライ組曲(1951)
  <Ⅰ:狂詩曲/Ⅱ:後進-アンダンテ・コン・モート/
   Ⅲ:肯定-マエストーソ>
シャオ・ホンメイ(ヴィオラ)/
MAVブダペスト交響楽団/
マリウシュ・スモリー(指揮)
録音 ブダペスト ハンガリー放送 2010年9月17-18日…1-3.8-10, 2011年11月22-23日…4-7
 ブロッホ(1880-1959)の「バール・シェム」は、彼の「ユダヤの魂」を象徴するような作品であり、18世紀に開始された「敬虔主義運動・・・ハシディズム」の創始者バアル・シェム・トーブに着想を得た曲です。本来は1923年、ヴァイオリンとピアノのために書かれ、その16年後にヴァイオリンと管弦楽のために編曲されました。このアルバムでは、それを更にヴィオラのためにとヴィオラ奏者ホンメイ自身が移し替え、類稀れなる美音で聴かせます。調性は変更されていないので、演奏自体はかなりの困難を極めるものと想像されますが、ひたすた落ち着いた音色が美しく、また時には夢心地にと、この作品の新しい魅力をみせてくれています。また「ヘブライ組曲」、「ヴィオラと管弦楽のための組曲」のどちらも、やはりユダヤ的な題材を扱ったものであり、まさにブロッホの心の歌と言えるものです。
 
SCHUMANN, R.: Bunte Blatter / Fantasiestucke (Biret Solo Edition, Vol. 6)
8.571298
\1100
イディル・ビレット/ソロ・エディション 第6集 シューマン:作品集
 1-14.色とりどりの小品 Op.99
  <3つの小品/5つのアルバムの綴り/ノヴェレッテ/前奏曲/
  行進曲/夕べの音楽/スケルツォ/速い行進曲>/
 15-22.幻想小曲集 Op.12
  <夕べに/飛翔/なぜ/気まぐれ/夜に/
   寓話/夢のもつれ/歌の終わり>
イディル・ビレット(ピアノ)
録音 1983年 ダブリン…1-14, 2000年 ニュルンベルク…15-22
 トルコのアンカラに生まれ、3歳からピアノを始め瞬く間に頭角を現したというイディル・ビレット。NAXOSファンならずとも、知らぬ者のない名手です。
 このビレット・エディションはそんな彼女の偉大なる足跡を辿るものであり、デビュー間もなくの「天才少女」の頃の演奏から、つい最近の円熟の演奏までを幅広くカバー。彼女の多彩なレパートリーと類い稀なる技巧を存分に味わうことができるシリーズです。
 このシューマンは彼女の壮年期の演奏であり、感情の起伏の大きな素晴らしい演奏です。「色とりどりの小品」での曲ごとに変わる風景、幻想小曲集での内省的な表現。これらの造形美は聴き手の期待を裏切ることがありません。とりわけ、シューマンの特徴とも言える「内声部が美しく立ち上がる部分」の巧みな処理は他の追随を許しません。
 
8.572477
\1100
アントニオ&ホアン&エルナンド・デ・カベソン:グロサ集
《アントニオ・デ・カペソン(1510-1566)》
 1.恋をお望みの方は/2.サーナ・メ・ドミネ/
 3.憐れみたまえ/4.私は神が何かを与える時に行く/
 5.私の最後のため息/
 6.オザンナ(ジョスカン・デ・プレの「ミサ・ロム・アルメ」第6旋法より)/
 7.緑の美しい木/8.小さな楽しみは私を選ぶ/
 9.はかない喜びのために/10.シュザンヌはある日/
 11.私は死を持続する/12.私の熱烈なため息/
 13.別れの時には/14.フランス風カンシオン/
 15.誰かが教えてくれる/
 16.パンジェ・リングァ・デ・ウレダ/
《エルナンド・デ・カベソン(1541-1602)》
 17.シュザンヌはある日/
 18.甘き思い出-デュルス・メモワール/
 19.めでたし、海の星よ-アヴェ・マリス・ステラ/
 20.小さな楽しみは私を選ぶ/
《ホアン・デ・カベソン(?-1566)》
 21.私は嘆き悲しむ/
《アントニオ・デ・カベソン》
 22.破壊から呼び出され
グレン・ウィルソン(ハープシコード)
Harpsichord by Donatella Santoliquido after instruments of the Valladolid school. Modified sixth-comma meantone temperament, a=415 Hz.
録音 2012年6月1-3日 シチリア ピアナ・デグリ・アリバネージ,聖マリー・ホデゲトリア教会
 幼児期に失明するも、オルガニストとして大成し、カルロス1世、フェリペ2世の主任オルガニストとして仕え、2度に渡ってヨーロッパを旅行するなど、スペインの鍵盤音楽の発展に多大なる貢献を果たしたアントニオ・デ・カベソンの音楽は、豊かなポリフォニーと即興的なフレーズに満ちた創造的なものです。彼の主要な作品は「ティエントと変奏曲全集」(8.572475-76)で聴くことができますが、このアルバムでは彼の息子エルナンドとその弟ホアンの作品を配することで、16世紀のスペイン鍵盤音楽への理解が一層深まるのではないでしょうか?
 この「グロサ」は当時流行していたシャンソンやマドリガルなどの世俗歌曲からの転用、また宗教的なものが極めて整理された状態で含まれているものです。当時の音楽を研究する上でも貴重な資料であると言えるでしょう。もちろん何も考えずにこのゆったりとした音楽に身を任せるのも一興です。
 
8.572906
\1100
レーガー:オルガン作品集 第13集
 1-2.ファンタジアとフーガ ハ短調 Op.29/
 3-8. 12のモノローグ Op.63より第7番-第12番 Op.63
 <第7番:アヴェ・マリア イ長調/第8番:ファンタジア ハ長調/
  第9番:トッカータ ホ短調/第10番:フーガ ホ短調/
  第11番:カノン ニ長調/第12番:スケルツォ ニ短調>/
 9-11.オルガン・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.33
  <ファンタジア/インテルメッツォ/パッサカリア>
クリスティアン・バルテン(1911年製シュタインマイヤー・オルガン)
録音 2012年8月28-29日 ドイツ マンハイム キリスト教会
 J.S.バッハの伝統を正しく受け継いだマックス・レーガー(1873-1916)のオルガン作品集。今回の第13集にも渋くて複雑な作品が並んでいます。Op.29のファンタジアとフーガは1898年に作曲されたもので、当時彼が傾倒していたリヒャルト・シュトラウスに捧げられています。バッハの精神を感じさせながらも、モダンなハーモニーが見て取れます。Op.63の「12のモノローグ」は1902年の作曲。ほんの4年ほどの間のレーガーの成長ぶりを耳で感じてください。澄み渡った音色の中に、ほんの少し不安が溶け込む「アヴェ・マリア」を始めとした、美しいという一言では語り尽くせない深い味わいの曲が続きます。
 1899年のオルガン・ソナタは大規模な構成を持つ見事な作品。フランツ・リストのユジンでもあったザクソンの「伝説的カントール」アレクサンダー・ヴィルヘルム・ゴットシャルクに捧げられています。キャッチーなメロディは少ないものの、それが却って大人の雰囲気を醸し出しています。
 

GHEDINI, G.F.: Architetture / Contrappunti / Marinaresca e baccanale (Rome Symphony, La Vecchia)
8.573006
\1100
ゲディーニ:アーキテクチャ・コントラプンクト 他
 1-7.管弦楽のための協奏曲「アーキテクチャ」(1939-1940)/
 8-10.コントラプンクト-対位法(1960-1961)/
 11-12.海の小品とバッカナーレ(1933)
パオロ・キアヴァッキ(ヴァイオリン)…8-10/
リッカルド・サヴィネッリ(ヴィオラ)…8-10/
ジュセッペ・スカリオーネ(チェロ)…8-10/
ローマ交響楽団/
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
録音 2011年7月11-15日 ローマ OSRスタジオ…1-10, 2011年10月23-24日 ローマ アウディトリウム・ディ・ヴィア・コンキリアツィオーネ(11-12) ※8-12…スタジオ&ステレオ初録音
 レスピーギ、カゼッラ、マルトゥッチを始めとした「イタリア近代音楽」に於いて、彼らの右にでるものはいないであろう、ローマ交響楽団&ラ・ヴェッキアのコンビによる最新盤は、知られざるイタリア近代作曲家フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965)です。前述の作曲家たちよりも少しだけ後の世代に属するゲディーニは、最初トリノで学び、1911年からボローニャでエンリコ・ボッシから教えを受けます。作曲家、指揮者として名声を上げつつ、トリノ、パルマ、ミラノそれぞれの音楽院で作曲を指導、その弟子にはアバド、ベリオ、カツティリオーニなどがいるという優れた指導者でもあります。
 パルマにいた頃の作品である「アーキテクチャ」は7つの部分で構成された活発な音楽。バロック音楽からのインスピレーションを近代的な和声で処理した興味深い作品です。他の2作品もオーケストラの能力を限界まで要求する難易度の高い音楽。ぜひこの魅力にはまってください。
 

GURIDI, J.: String Quartets (Complete) (Breton String Quartet)
8.573036
\1100
グリーディ:弦楽四重奏曲 第1番&第2番
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ト長調(1933)/
 5-8.弦楽四重奏曲 第2番 イ短調(1949)
ブレトン弦楽四重奏団
<メンバー:
アン・マリー・ノース(第1ヴァイオリン)/
アントニオ・カルデナス(第2ヴァイオリン)/
イワン・マーティン(ヴィオラ)/
ジョン・ストーク(チェロ)>
録音 スペイン マドリッド,ムジクストリ・スタジオ 2011年10月31日,11月1.30日…1-4, 2012年2月5.6.10日…5-8
 バスク地方のビトリア=ガスティスに生まれ、マドリードで学んだ後、フランスに留学。あのサティも学んだパリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに師事し、更にベルギーのブリュッセルに留学。帰国してからはバスク地方で音楽活動を行い、オペラや管弦楽曲、そしてこの2つの弦楽四重奏曲などを作曲します。
 また忘れてはならないのがサルスエラ(スペインのオペラの一種)で、NAXOSにもそれはそれは楽しいサルスエラ「農場」(8.557632)の録音があり、マニアをうならせていることでも知られています。そんなグリーディ(1886-1961)の弦楽四重奏曲は、賑々しいサルスエラとは雰囲気を異にする厳格で静かな音楽です。洗練されたメロディと哲学的とも言える深い音楽性の中に、仄かに漂うラテンの血の滾り。
 
8.573050
\1100
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第5集
 老年のいたずら 第12集「アルバムのためのいくつかの些細なこと」
 1.Allegretto/2.Allegretto moderato/3.Allegretto moderato/
 4.Andante sostenuto ? Allegretto ? Tempo prima/
 5.Allegretto moderato/
 6.Andante maestoso ? Allegro brillante/7.Andantino mosso/
 8.Andantino sostenuto/9.Allegretto moderato/
 10.Andantino mosso/11.Andantino mosso/
 12.Allegretto moderato (シベリア風舞曲)/
 13.Allegretto brillante/14.Allegro vivace/
 15.アーモンドの小さなガレット: Allegro brillante/
 16.私の愛するカラファは甘き思い出をもたらす: Andantino? Allegro brillante/
 17.A piacere(自由気ままに)? Andantino mosso quasi Allegretto/
 18.Andantino mosso ? Allegro ? Tempo primo ? Allegro ? Tempo primo/
 19.Allegretto moderato/20.Allegro brillante/
 21.Andantino sostenuto/
 22.短調の主題と変奏-Andantino mosso ? Allegretto ? Largo/
 23.長調の主題と変奏- Allegretto moderato ? Piu mosso ? Largo/
 24.Un Rien sur le mode enharmonique(異名同音の形式で)-
  Adagio ? Andantino mosso
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
録音 2012年3月26-27日 イタリア トゥリン,イヴレア SMCレコーズ・バロック・ホール
 わずか37歳でオペラの創作から足を洗ったロッシーニ(1792-1868)。しかしそれからなくなるまでの39年間、全く音楽から遠ざかっていたわけではありません。彼が、悠々自適の生活を送りながら書いたのはサロン風の歌曲や室内楽曲、ピアノ曲、そして宗教的作品でした。この作品集「老いのいたずら」はそんなロッシーニの本当の晩年である1857-1868年の10年間に書かれた曲集で、彼の私邸で催された「土曜の音楽の夕べ」の演奏のためのみに作曲され、楽譜は出版を許可されず鍵付きの引出しの奥深くにしまわれていたものです。
 全部で13の曲集からなり、その中にはピアノ曲だけでなく、声楽曲やちょっとした室内楽曲も含まれます。どの曲も機知に富み、様々な仕掛けが施されたオシャレでステキなものばかりです。この第12集の曲のタイトルの多くには、単なる曲の表情記号が見受けられますが、一つ一つの曲の味わい深さには目を見張るものがあります。今回もマランゴーニの楽しい演奏で。
 
Clarinet Recital: Bosi, Sergio - BERIO, L. / BETTINELLI, B. / BUCCHI, V. / DIONISI, R. / GABUCCI, A. (20th-Century Italian Clarinet Solos)
8.573090
\1100
20世紀イタリアの独奏クラリネットのための作品集
 1.ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):歌(1983)/
 2.ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):演奏会用練習曲(1971)/
 3.ヴァレンティノ・ブッチ(1916-1976):協奏曲(1969)/
 4.レナート・ディオニシ(1910-2000):モノディア(1968)/
 5.アゴスティーノ・ガブッチ(1896-1976):東洋風幻想曲(1959)/
 6-8.ガブッチ:インプロヴィーソ(1968)/
 9.ミルッチオ(1922-1999):狂詩曲(1978)/
 10.ニーノ・ロータ(1919-1979):古家での心霊現象(1950)/
 11-14.ジュセッペ・ルッジェッロ(19089-1997):エピソード(1974)/
 15-17.カルロ・サヴィーナ(1919-2002):三部作(1983)/
 18.フラヴィオ・テスティ(1923-):ユビルス Ⅰ Op.30(1974)
   ※5.11-18…世界初録音
セルジオ・ボシ(クラリネット)
録音 2012年1月8-10日 イタリア パサーロ,SB・サウンド・スタジオ
 イタリアの名クラリネット奏者セルジオ・ボシの見事な演奏を。彼はすでにNAXOSレーベルで3枚のアルバムをリリースしていていて、マニャーニの超絶技巧物(8.572890)や、朗々と歌いまくる「知られざるイタリア作品」(8.572399)、ひたすら楽しい「イタリア小品集」(8.572690)、そのどれもがクラリネット愛好者から高い人気を得ています。そんなボシ、今作ではちょっと違った雰囲気の音楽を聞かせます。それは、1950年代以降の現代作品集で、これまでのように"美しいメロディ"を楽しむと言うより、楽器の持つ表現力の多様性を楽しむアルバムと言えるでしょうか。全て無伴奏作品であるため、曲の魅力も演奏技術も露わになってしまうという、奏者にとっても聴き手にとっても、かなりスリリングで興味深い1枚です。
 
BORTNIANSKY, D.S.: Sacred Concertos Nos. 1, 6, 9, 15, 18, 21, 27, 32 (I cried out to the Lord) (Ensemble Cherubim, Kuzma)
8.573109
\1100
ボルトニャンスキー:I cried out to the Lord 賛歌と教会コンチェルト
 1.ヘルビム讃歌 第7番/
 2-4.教会コンチェルト 第15番「人々よ、来たりて歌え」/
 5-8.教会コンチェルト 第21番「最も高きところに彼は宿る」/
 9-11.教会コンチェルト 第1番「新しい歌を主に向かいて歌う」/
 12-15.教会コンチェルト 第27番「私は泣き、主に向かいて声をあげる」/
 16-19.教会コンチェルト 第6番「いと高きにある神に栄光あれ」/
 20-23.教会コンチェルト 第18番「主にむかいて、よき称賛をささげる」/
 24-27.教会コンチェルト 第32番「おお主よ、私は我が終焉を知っている」/
 28-30.教会コンチェルト 第9番「主が作られたかの日よ」/
 31.なんと偉大な、シオンにおわす我らの主よ
アンサンブル・ケルビム/
マリカ・クズマ(指揮)
録音 2009年7月&2011年1月 サンフランシスコ・コンセルヴァトリー・オブ・ミュージック・コンサート・ホール
 ウクライナの聖職者の家に生まれたボルトニャンスキ(1751-1825)ーは、7歳の時にサンクトペテルブルクに行き、そこでイタリア人宮廷楽長のガルッピの音楽を学びました。その指導に心酔した彼は、1769年にガルッピが帰国するのに伴いイタリアへ行き、オペラ作曲法を学びます。この地である程度の名声を得た後、1779年にサンクトペテルブルクに戻り、1779年にはロシア帝国出身者としては初の「宮廷楽長」として活躍をはじめます。しかしながら彼の真価は合唱作品にあり、とりわけ40曲以上書かれた「教会コンチェルト」が高く評価されています。楽器の使用が禁じられている正教会において、彼が作曲した“西洋風の”ロシア語の奉神礼音楽は異質ではありますが、高い人気を誇っていたことは間違いありません。
 この演奏は、再研究から導き出されたスラヴの発音によって歌われ、アーカイブから見つかった詳細が付け加えられた興味深いものとなっています。
 
8.573178
\1100
期待の新進演奏家シリーズ/ソン・ユトン-孫楡桐 ピアノ・リサイタル
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」Op.81a/
 4-7.リーバーマン(1961-):ガーゴイル Op.29/
 8.ガルシア・アギレラ(1972-):ユリアのための花束/
 9-23.ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
  <第1プロムナード/小人/第2プロムナード/古城/
   第3プロムナード/テュイルリーの庭/ビドロ/
   第4プロムナード/卵の殻をつけた雛の踊り/
   サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/
   第5プロムナード/リモージュの市場/
   カタコンベ(ロー/墓)-死せる言葉による死者への呼びかけ/
   鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤガー/
   キエフの大門>
ソン・ユトン-孫楡桐(ピアノ)
録音 2012年6月16日 スペイン ハエン,コンセルヴァトワリー・オブ・ミュージック
 毎年、煌めく才能を輩出することで知られるスペインの「ハエン国際ピアノ・コンクール」。南スペインに春を告げるイベントとしても知られています。課題曲はバッハから現代曲までと幅広く、ここで入賞すればピアニストとしての出発への輝かしい足掛かりとなることは間違いありません。
 このコンクールの2012年の優勝者が中国のピアニスト孫楡桐(ソン・ユトン)。もちろん技術的には文句なしの素晴らしさですが、何より彼の美点は「彼独自の歌心」と「独特のタッチ」でしょうか?
 リリカルなベートーヴェンの「告別」の第1楽章、ペダルを最小限に抑え、粒立ちの良い音で勝負する終楽章。と最初の曲から目を離すことができません。また、2曲の現代曲は思いの他親しみやすいものであり、そして圧巻はムソルグスキー!これはすごい!将来がとても楽しみな人です。
 
8.578253
\1100
マイ・ファースト・オーケストラ・アルバム
 1.色彩感:バーンスタイン:キャンディード-序曲/
 2.忙しく:モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K492-序曲/
 3.穏やかに:ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90-
  第3楽章 ポーコ・アレグレット/
 4.お話:リムスキー=コルサコフ:シェエラザード Op.35-
  第1楽章「海とシンドバッドの船」/
 5.メヌエット:ハイドン:交響曲第6番 ニ長調 「朝」Hob.I:6-
  第3楽章 メヌエット/
 6.つま先だち:ビゼー:アルルの女 組曲第1番-メヌエット/
 7.田舎の風景ヴォーン・ウィリアムズ:
  「グリーンスリーヴス」による幻想曲(編曲:R.グリーヴス)/
 8.雪の結晶:ドビュッシー:
   子供の領分-雪は踊る (A.カプレによる管弦楽編)/
 9.東洋風:ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」 第4幕-
   ペルシャの奴隷の踊り /
 10.勇気をもって:ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96/
 11.友情:プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60-
   キージェの結婚/
 12.ふざけて:ベートーヴェン:
   交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55-第3楽章 スケツツォ/
 13.パーティ:オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」-第2幕 カンカン/
 14.ダンス:スメタナ:歌劇「売られた花嫁」-第1幕 ポルカ/
 15.クリスマス:チャイコフスキー:
   組曲「くるみ割り人形」Op.71a-こんぺいとうの踊り/
 16.熱狂:ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第3幕 ワルキューレの騎行
様々な演奏者
 異なった音色を持つたくさんの楽器たちが集まって、素晴らしい音楽を奏でるオーケストラ。ほんの小さな音から途方もなくエイキサイティングな音まで、その音色は多種多彩です。
 このアルバムはオーケストラの究極の名曲を16曲集め、各々の曲のイメージをつかめるようにカテゴライズしたものです。曲を聴いて何となくいろんな風景が浮かんでくれば、あなたは作曲家たちとお友だちになれること間違いありません!
 
ROSSINI, G.: Siege de Corinthe (Le) [Opera] (Regazzo, Cullagh, Spyres, Sala, Ramos, Poznan Camerata Bach Choir, Virtuosi Brunensis, Tingaud)
8.660329
(2CD)
\2200
ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」
 3幕 台本…チェーザレ・デッラ・バッレ「マホメット2世」/
 ルイージ・バロッキ&アレクサンドル・スーメ翻訳、改訂
<CD1>
 1.序曲/2-6.第1幕/7-9.第2幕/
<CD2>
 1-4.第2幕(続き)/5-10.第3幕
マオメット2世(トルコ皇帝、アルマンゾルと名乗る)…ロレンツォ・レガッツォ(バス)/
クレオメネ(コリントの総督)…マルク・サラ(テノール)/
パミーラ(クレオメネの娘)…マジェラ・カラーフ(ソプラノ)/
ネオクレ(コリントの隊長、パミーラの恋人)…マイケル・スパイレス(テノール)/
イェーロ(守備隊長)…マシュー・レクロア(バス)/
アドラステ…グスタボ・クアレスマ・ラモス(テノール)/
オマール…マルコ・フィリッポ・ロマノ(バリトン)/
イスメーネ…シルヴィア・ベルトラミ(メゾ・ソプラノ)/
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/
ジャン=ルーク・ティンゴー(指揮)
録音 2010年7月18.20.23日 第22回ヴィルトバード・ロッシーニ音楽祭
 ロッシーニ(1792-1868)の全作品の中でも、とりわけ重厚で悲痛なオペラ「マオメット2世(メフメト2世)」は1820年に初演され大好評を得ました。その4年後、パリに赴いたロッシーニは、フランスのグランド・オペラの深刻な危機を目の当りにすることになります。
 それは、当時の人気作曲家スポンティーニが新作「オリンピア」の上演失敗を受けてプロイセンに行ってしまったため、ロッシーニは新しいオペラを書くことを強く求められたのでした。そのため彼は「マオメット2世」をフランス語に改作するのですが、この物語は、スポンティーニの「オリンピア」と設定が若干似ていたこともあり、ロッシーニは幕切れを「コリントの町が炎上する」という劇的なものにして、ヒロインの死の悲しみを強調したのです。また全体的に合唱の比重も高い聴きごたえたっぷりのオペラ。
 マオメット2世を歌うのは当代きっての名バス、レガッツォ。物語に深みを与えています。
 
8.501064
(10CD)
\4000
グレート・チェンバー・ミュージック
<CD1…8.578240 ハイドン(1743-1809)>
 1-4.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.32-3 Hob.III:39「鳥」/
 5-8.弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5 Hob.III:63「ひばり」/
 9-12.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3 Hob.III:77「皇帝」/
 13-15.ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 Hob.XV:25「ジプシーロンド」/
<CD2…8.578241 モーツァルト(1756-1791)>
 1-3.フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K285/
 4-7.弦楽四重奏曲 第14番 ト長調「春」K387/
 8-11.弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K406/
<CD3…8.578242 ベートーヴェン(1770-1827)>
 1-4.弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調「ラズモフスキー」 Op.59-3/
 5-11.弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131/
<CD4…8.578243 ベートーヴェン(1770-1827)>
 1-3.ピアノ三重奏曲 ニ長調「幽霊」Op.70-1/
 4-7.ピアノ三重奏曲 変ロ長調「大公」Op.97/
<CD5…8.578244>
 1-5.シューベルト(1797-1828):ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」Op.114 D667/
 6-9.メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20/
<CD6…8.578245>
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47/
 4-7.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調/
<CD7…8.578246>
 1-4.メンデルスゾーン(1809-1848):ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49/
 5-8.シューベルト(1797-1828):ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D898/
 9.シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ホ長調「ノットゥルノ」D897-アダージョ/
<CD8…8.578247>
 1-6.ドヴォルザーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調「ドゥムキ」Op.90/
 7-10.ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調/
<CD9…8.578248>
 1-4.シューベルト(1797-1828):
  弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」D810/
 5-8.ドヴォルザーク(1841-1904):
  弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調「アメリカ」Op.96 B179/
<CD10…8.578249>
 1-4.モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲 イ長調 K581/
 5-8.ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
<CD1>
コダーイ弦楽四重奏団…1-12/
クングスバッカ・ピアノ三重奏団…13-15/
<CD2>
ジャン・クロード・ジェラール(フルート)…1-3/
ヴィラ・ムジカ・アンサンブル…1-3/
エデル弦楽四重奏団…4-11/
ヤーノシュ・フェヘールヴァーリ(ヴィオラ)…8-11/
<CD3>
コダーイ弦楽四重奏団/
<CD4>
イェネ・ヤンドー(ピアノ)/
西崎崇子(ヴァイオリン)/
チャバ・オンツァイ(チェロ)/
<CD5>
イェネ・ヤンドー(ピアノ)…1-5/
イシュトバン・トート(コントラバス)…1-5/
アウアー弦楽四重奏団…6-9/
コダーイ弦楽四重奏団…1-9/
<CD6>
西崎崇子(ヴァイオリン)/
イェネ・ヤンドー(ピアノ)/
<CD7>
グールド・ピアノ三重奏団…1-4/
シュトゥツガルト・ピアノ三重奏団…5-9/
<CD8>
ヨハヒム・ピアノ三重奏団…1-6/
ブダペスト・ハイドン弦楽四重奏団…7-10/
<CD9>
コダーイ弦楽四重奏団…1-4/
モイゼス弦楽四重奏団…5-8/
<CD10>
ヨージェフ・バローグ(クラリネット)…1-4/
ダニュビウス弦楽四重奏団…1-4/
ボリス・レネル(クラリネット)…5-8/
ルートヴィヒ弦楽四重奏団…5-8
 室内楽・・・あくまでも2人から10人程度のアンサンブルから紡ぎ出される音楽です。それは気のおけない者同士が音楽で対話をすることでもあり、また、息詰まるほどの緊張感を湛えた瞬間をもたらすものでもあったりと、本当に様々な表情を見せてくれます。これはオーケストラのように大人数で音を奏でるのではなく、ピアノのように一人で世界を構築するのでもありません。この不思議な一体感を感じてみてください。繊細さと力強さが常に表裏一体となった「大人のため」の熟成した響きです。このBOXには、ハイドンからドヴォルザークまで、古典派からロマン派の代表的な作品を収録しています。

録音 <CD1>1993年9月21-24日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1992年5月1-3日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…5-8/1989年3月28-31日,5月4-5日 ハンガリー ブダペスト,ロッテンビラー フンガロトン・スタジオ…9-12/2008年4月6-8日 UK ポットン・ホール…13-15/<CD2>1990年8月29-30日 ドイツ ハイデルベルク,トンスタジオ・ファン・ギースト…1-3/1990年11月12-17日 ハンガリー ブダペスト,サスハロム・リフォームド教会…4-7/1995年…8-11/<CD3>1998年4月27-30日 ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…1-4/1999年4月28-29日 ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…5-11/<CD4>1991年5月27-30日 ハンガリー ブダペスト,サスハロム・リフォームド教会/<CD5>1991年12月2-4日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-5/2003年6月5-7日 ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…6-9/<CD6>1989年4月27日 ハンガリー ブダペスト,イタリア会館…1-3/1990年2月7-12日 スロヴァキア ブラティスラヴァ,スロバキア放送…4-7/<CD7>2000年4月5-6日 UK ポットン・ホール…1-4/1988年5月 ドイツ ハイデルベルク,トンスタジオ・ファン・ギースト/<CD8>1996年4月22-25日 UK ブリストル,セント・ジョージ,ブランドン・ホール…1-6/1993年10月25-28日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…7-10/<CD9>1991年10月8-11日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1988年11月11-18日 スロヴァキア ブラティスラヴァ,スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼス・ホール…5-8/<CD10>1991年9月23-25日 ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1999年2月13-15日 フランス アランソン・アウディトリウム…5-8

 

NAXOS( Blu-rayオーディオ)


NBD-33
\2300
ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー/キャットフィッシュ・ロウ 他
 1.ストライク・アップ・ザ・バンド(D.ローズによる管弦楽編)(1927/1976)/
 2.ラプソディ・イン・ブルー(F.グローフェによる編曲)(1924)/
 3.プロムナード
  (S.バーホヴィッツ他によるクラリネットと管弦楽編)(1937/2010)/
 4-8.キャットフィッシュ・ロウ-歌劇「ポーギーとベス」からの組曲
  (S.ボーエンによる管弦楽編)(19336/1997)
  <第1番:キャットフィッシュ・ロウ/第2番:ポーギーの歌/
  第3番:フーガ/第4番:ハリケーン/第5番:おはよう>
※8.559750と同内容
オリオン・ウェイス(ピアノ)…2/
ジョン・フラム(クラリネット)…3/
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮)
録音 アメリカ ニューヨーク,バッファロー クレインハンス・ミュージック・ホール 2012年10月8日…1.4-8, 2010年11月20日…2.3 Produced and engineered by Tim Handley/24-bit 96kHz PCM Surround/5.1 Surround-DTS-HD Master Audio/2.0 Stereo-PCM
 現在、NAXOSアーティストの中で最も注目されているジョアン・ファレッタによる香り高いガーシュウィン・アルバム(1898-1937)です。彼女とバッファロー・フィルの演奏はどれも外れなし!文句なしの名演と断言できますが、今回のガーシュウィンはいつにも増して伸び伸びしているようなのは、彼女の気質にぴったりマッチしているからに他なりません。
 まるで「おもちゃ箱」のように楽しいメロディが溢れ出してくる「ストライク・アップ・ザ・バンド」、誰もが知っている「ラプソディ・イン・ブルー」も、通常よりも即興的なテイストが強くなっています。
 若手ピアニスト、オリオン・ウェイスの煌めくピアノも魅力的。映画音楽「シャル・ウイ・ダンス」〜犬と歩けば」から再構築された「プロムナード」もゴキゲンな曲。そしてキャットフィッシュ・ロウでのやるせなくもガーシュウィン節全開の音。これらが混然一体となって押し寄せてくる喜びは、言葉にできないほどの快感をもたらすでしょう。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DOCUMENTS


600093
\1200
ワルター指揮&ウィーン・フィル/ワルキューレ
ワーグナー:
 ワルキューレ
  1-13 第1幕(complete)
     第2幕
  14-15 Scene III
  16-17 Scene V
ロッテ・レーマン、メルヒオール
ワルター指揮
ウィーン・フィル
Vienna, 1935




SUPRAPHON



SU 4135
(2CD)
\4000→\3690
アンチェル(指揮)&チェコ・フィル
[CD1]
 ブリテン:戦争レクイエムop.66
[CD2]
 (1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門op.34(初版)
 (2)春の交響曲(チェコ語歌唱)op.44
[CD1]
 ナジェジダ・クニプロヴァー(S)
 ジェラルド・イングリッシュ(T)
 ジョン・キャメロン(Br)
[CD2]
 (2)ミラダ・シュブルトヴァー(S)
  ヴェラ・スクポヴァー(A)
  ベノ・ブラフト(T)
プラハフィルハーモニー合唱団
キューン児童合唱団
カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ブリテン・イヤーに欠かせぬ注目盤!初出の「戦争レクイエム」「春の交響曲」を含むアンチェル& チェコ・フィル黄金期のライヴ録音

 録音:[CD1]1966 年1 月13 日/79’ 27”  [CD2](1)1958 年5 月3 日 (2)1964 年1 月17 日/60’ 08” いずれも録音場所はルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホールでのライヴ録音(プラハ)/モノラル、ADD

 2003 年から2008 年にかけて『アンチェル・ゴールド・エディション』シリーズを遂行し、アンチェルが残した多くの名録音を発信してきたチェコのレーベル「SUPRAPHON」が、再び注目必至のアルバムをリリースしてくれました!何よりも特筆すべきは、今年生誕100 周年を迎えたブリテンに焦点を当てたプログラム。現在陽の目を見ているアンチェルの録音の中でもブリテンは数少ないうえ、1966 年1 月13 日にドヴォルザーク・ホールで録音された「戦争レクイエム」と1958 年に同ホールで収録された「春の交響曲」(いずれもライヴ録音)は今回が初出となります!オーケストラはいずれも、彼が1950 年より常任指揮者として立て直しに心血を注いでいた名門チェコ・フィル。1950 年代後半から60 年代にかけてのライヴ録音ということで、アンチェル& チェコ・フィル共演晩期にして黄金時代の希少なライヴの模様をたっぷりと堪能できる内容に仕上がっています。
 戦前から指揮者としてプラハの中核で活躍するも、第二次世界大戦中にナチス非協力者としてアウシュビッツに連行され、妻と息子を失うという大きな悲劇に見舞われたアンチェル。「戦争レクイエム」は第ニ次世界大戦の爆撃から再建されたコヴェントリ—の大聖堂の献堂式のための委嘱作であるものの、第ニ次世界大戦の戦歿者への追悼に限定される内容ではなく、ブリテンの反戦への普遍的なメッセージが込められているとも言われています。ほかでもないアンチェルによる迫真の演奏には、自らの悲惨極まりない実体験が反映しているからこそでしょうか、ひときわ感じ入るものがあります。「青少年のための管弦楽入門」は解説朗読のない初版による演奏。「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」という副題の通り、厳かなユニゾンで提示される印象的な主題が鮮やかに展開されていきます。厚みのある弦楽器隊だけでなく、管楽器隊の瑞々しい演奏も聴き所。「春の交響曲」はチェコ語歌唱によるところも、アンチェル& チェコ・フィル盤ならではの魅力と申せましょう!








<映像>


C MAJOR(映像)


72 4304
(Blu-ray)
\5400→\4990
ジェルメッティ(指)&パルマ・レージョ劇場管
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」

  +ボーナス 「仮面舞踏会」について
フランチェスコ・メーリ(T リッカルド)
クリスティン・ルイス(S アメーリア)
ウラディーミル・ストヤノフ(Br レナート)
エリザベッタ・フィオリッロ(Ms ウルリカ)
セレーナ・ガンベローニ(S オスカル)
フィリッポ・ポリネッリ(Br シルヴァーノ)
アントーニオ・バルバガッロ(Br サムエル)
エンリーコ・リナルド(Bs トム)
コジモ・ヴァッサッロ(T 判事)
エンリーコ・パオリッロ(T アメーリアの召使)
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団


72 4208
(DVD)
\3400→\3090
 Tutto Verdi、ついに「仮面舞踏会」、「運命の力」、「ドン・カルロ」に突入!!!

 メーリ渾身のリッカルド!ジェルメッティの指揮も鮮やかなパルマの「仮面舞踏会」!

 マッシモ・ガスパロン(演出、ピエルルイージ・サマリターニの原案による)/ピエルルイージ・サマリターニ(舞台,衣装)
 アンドレア・ボレッリ(照明)/ロベルト・マリア・ピッツート(振付)
 収録:2011 年10 月1、5、9、13、20、23 日、パルマ
 (Blu-ray) HD 16:9、136 分+10 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)
 (DVD) リージョン・コード:0、NTSC 16:9、136 分+10 分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)

 2011 年、パルマでのヴェルディ音楽祭で上演された「仮面舞踏会」の映像が登場。何と言っても注目は、これが初のリッカルドとなったフランチェスコ・メーリ。ひた向きな情熱の感じられるメーリの歌はリッカルドにピッタリ!初役とは思えないほど堂に入った歌と演技には、今後ますますヴェルディ・テノールとして活躍するであろう期待が感じられます。レナートのウラディーミル・ストヤノフは、2007 年のヴェルディ音楽祭での「トラヴィアータ」のジェルモンが好評での再出演。心優しい真面目な男が、妻の裏切りに凶行に及ぶ過程をよく描いています。アメーリアのクリスティン・ルイスは、米国、アーカンソー州生まれのソプラノ。2005 年頃から急速に台頭して来たソプラノで、現在はウィーン在住でイタリアやドイツの多くの劇場に出演、ヴェルディのヒロインを得意としています。ウルリカのエリザベッタ・フィオリッロは、カゼルタ宮殿でおなじみのナポリ近郊のカゼルノの生まれ。30 年近いキャリアを誇るベテランで、様々なメッゾソプラノ役を歌っています。新国立劇場にも二度出演。オスカルのセレーナ・ガンベローニは、メーリの愛妻。彼と一緒に何度か来日しているので日本でもおなじみでしょう。いまや巨匠の風格漂うジャンルイージ・ジェルメッティですが、音楽はあいかわらず高い見識を備えており、この「仮面舞踏会」でも普通の演奏とは違った新鮮な魅力が多々感じ取れます。
 演出は、元々ピエルルイージ・サマリターニ(1942 − 1994)が1989 年にパルマで上演したものを、マッシモ・ガスパロンが再演したもの。あえて書割を積極的に活用して古風な雰囲気を醸した舞台は、新調された衣装とうまくてマッチしてとても美しいものです。
 

72 4504
(Blu-ray)
\5400→\4990
ジェルメッティ(指)&パルマ・レージョ劇場管
 ヴェルディ:「運命の力」

  +ボーナス 「運命の力」について
ディミトラ・テオドッシュウ(S レオノーラ)
アキレス・マチャード(T ドン・アルヴァーロ)
ウラディーミル・ストヤノフ
 (Br ドン・カルロ・ディ・ヴァルガス)
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs 修道院長)
マリアーナ・ペンチェヴァ(Ms プレツィオジッラ)
カルロ・レポーレ(Br メリトーネ神父)
キム・ミョンホ(T トラブーコ)
ジヤン・アトフェー(Bs カラトラーヴァ侯爵)
アドリアーナ・ディ・パオラ(Ms クルラ)
アレッサンドロ・ビアンキーニ(Bs 市長)
ガブリエーレ・ボッレッタ(Bs 外科医)
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団


72 4408
(2DVD)
\4800→\4390
 テオドッシュウのレオノーラ!こだわり抜いた舞台がユニークなパルマの「運命の力」

 ステーファノ・ポーダ(演出,舞台,衣装,振付,照明)/収録:2011 年2 月2、5 日、パルマ
 (Blu-ray)リージョン・コード:0、HD 16:9、179 分+ 11 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)
 (DVD)リージョン・コード:0、NTSC 16:9、179 分+11 分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)

 パルマ・レージョ劇場での「運命の力」の映像が登場です。なんといってもこれが初めてのレオノーラだったというディミトラ・テオドッシュウが目玉。
 いつもながらのスケールの大きな歌で魅了してくれます。ロベルト・スカンディウッツィの極めつけの修道院長も見事。ドン・アルヴァーロは、ヴェネズエラ出身のテノール、アキレス・マチャード。近年の著しい成長振りに驚かされます。ウラディーミル・ストヤノフの復讐の鬼のようなドン・カルロ、マリアーナ・ペンチェヴァのクールビューティなプレツィオジッラ、そして今人気の高いブッフォ、カルロ・レポーレのメリトーネ神父と、充実したキャストです。ジャンルイージ・ジェルメッティは明快さを重視したもので、長大なオペラが重苦しくなり過ぎないよう配慮しています。ステーファノ・ポーダの演出は独特の美意識に貫かれたもので、レオノーラの修道院の場面などとても印象的です。
 最新のクリティカル・エディションを使用。
 

72 4704
(Blu-ray)
\5400→\4990
ジェルメッティ(指)&パルマ・レージョ劇場管
 ヴェルディ:「ドン・カルロ」(1886 年モデナ版 5幕)

  +ボーナス 「ドン・カルロ」について
マリオ・マラニーニ(T ドン・カルロ)
チェリア・コステア(S エリザベッタ)
シモーネ・ピアッツォラ(Br ロドリーゴ)
ジャコモ・プレスティア(Bs フィリッポ2 世)
ルチアーノ・モンタナーロ(Bs 大審問官)
アーラ・ポズニアク(Ms エボリ公女)
パオロ・ブットル(Bs 修道士)
イレーヌ・カンデリエ(S テバルド,天からの声)
ジューリオ・ペッリグラ(T レルマ伯爵)
マルコ・ガスパーリ(T 国王の布告者)
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)
エミリア=ロマーニャ州立管弦楽団、
モデナ市立劇場財団アマデウス・オペラ合唱団


72 4608
(2DVD)
\4800→\4390
 「ドン・カルロ」モデナ版を縁の地モデナで上演!実力派ベテランと若き逸材が一体となった「ドン・カルロ」改訂5 幕版!

 ジョゼフ・フランコーニ・リー(演出)/アレッサンドロ・チャンマルーギ(舞台,衣装)/ネヴィオ・カヴィーナ(照明)/マルタ・フェリ(振付)
 収録:2012 年10 月15、17、19、21 日、モデナ
 (Blu-ray) リージョン・コード:0、HD 16:9、173 分+ 11 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)
 (DVD)リージョン・コード:0、NTSC 16:9、173 分+ 11 分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日(特典のみ伊英)

 偉大なテノールの名を冠したモデナ市立ルチアーノ・パヴァロッティ劇場で新制作上演された「ドン・カルロ」の映像です。千席規模の中劇場でこの規模の大きいオペラを乗船するのはなかなか贅沢なものです。
 「ドン・カルロ」はもともとパリのオペラ座で5 幕ものとして上演されました。しかし今日では、ヴェルディが大きく手を加え、1884 年にスカラ座で初演した4 幕版が一般的です。ヴェルディは1886 年に、改訂後の4 幕版に最初の幕を戻した改訂5 幕版を作成、これは1886 年暮のモデナでの上演で用いられたので「モデナ版」と呼ばれます。この上演は、それからおよそ126 年後に同じモデナ市立劇場で上演されたものです。
 キャストは実力派が揃えられています。一番の大物は、フィリッポのジャコモ・プレスティア。1960 年、イタリア、フィレンツェ生まれのベテラン。イタリアではヴェルディ・バスとして極めて人気の高い人です。渋めの演技で国王の威厳を放っており、舞台を引き締めています。カルロのマリオ・マラニーニは、北イタリアガルダ湖畔のサロ生まれのテノール。1984 年デビューと言いいますから、もう30 年近くププリモテノーレとして活躍しており、ことにヴェルディ・テノールとして知る人ぞ知る名テノール。何度も来日していて、最近だと2009 年10 月にプラハ国立歌劇場来日公演の「アイーダ」で、テオドッシュウのタイトルロール相手にラダメスを歌い、かなりの好評を得ています。エリザベッタのチェリア・コステアは、ルーマニア、ピアトラ・ネアムツ生まれのソプラノ。
 西側に出てきて十年というところの中堅のソプラノで、実力の高さはこの映像からも十分窺えます。注目はロドリーゴのシモーネ・ピアッツォラ。1985 年、ヴェローナ生まれ、つまり収録時はまだ27 歳くらいということになります。しかしデビューも早かったので、ここでのロドリーゴも、予備知識なしに聞いたら20 代の若者とは想像もできないくらい立派なものです。エボリ公女のアーラ・ポズニアクは、2004 年からキエフのウクライナ国立歌劇場で筆頭メッゾソプラノとして活躍している人。日本にもロシア風のアッラ・ポズニャークの名で、2006 年11 月のヴェルディ「アイーダ」のアムネリス、2010 年10月のアムネリスとムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」のマリーナを歌い、いずれも称賛されています。大審問官のルチアーノ・モンタナーロは、近年活躍の目立つバス。「ドン・カルロ」の大審問官は、2008 年12 月のスカラ座シーズン・オープニングでダニエル・ガッティ指揮で上演された時、アンダーについていたといいます。指揮のファブリツィオ・ヴェントゥーラは、ドイツ語圏の各地の歌劇場で音楽監督を務めてきた叩き上げの実力派。「ドン・カルロ」の重厚な世界をしっかり描いています。
 演出のジョゼフ・フランコーニ・リーは、ヴィスコンティ門下の演出家アルベルト・ファシーニの下で修行した演出家。ヴィスコンティ直系ならではの正攻法の演出で、舞台、衣装など、古き良きイタリアオペラの伝統を今に受け継ぐもの。ここでも1886 年のモデナでの上演を強く意識した復古調の舞台作りが今となってはむしろ新鮮に感じられます。




KULTUR(映像)


BD4203
(Blu-ray)
\3000
ガーディナー指揮&グラインドボーン祝祭オペラ
 プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」

 (グラインドボーン)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
グラインドボーン祝祭オペラ
Adina Nitescu
Patrick Denniston
Roberto De Candia
Region: A, B, C Running Time: 125 minutes Color: Color















5/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AMBRONAY



AMY 038
\2600→\2390
アラルコンによる熱いモーツァルト!
モーツァルト:
 (1)クラリネット協奏曲 イ長調 KV 622
 (2)レクイエム KV 626
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮)
ナミュール室内合唱団
ニュー・センチュリー・バロック
ベンジャミン・ディールティエンス(クラリネット)
ルーシー・ホール(S)
アンジェリック・ノルドゥス(Ms)
フイ・ジン(T)
ヨセフ・ワーグナー(Bs-Br)
  録音:(1)2012年4月22-26日 (2)2012年9月28日-10月2日

 1976 年生まれ、古楽を中心に、声楽・合唱指揮でもとりわけ高い評価を得ているアルゼンチンの指揮者、アラルコンによるモーツァルトの登場。アラルコンの指揮は、抜群のリズム感覚と、声楽作品では言葉に対する鋭敏なセンスを持ち、音楽のもつドラマのちからをストレートに引き出して聞き手に届けてくれるもの。レクイエムでは、一音一音の細かな表情づけ、言葉の切り方などにアラルコンの抜群のセンスを感じさせます。また、合唱指揮者としての力量も確かなものだと納得。クラリネット協奏曲は、モーツァルトが、当時活躍していたクラリネットの名手シュタートラーのために書いたものですが、この協奏曲、そして名曲クラリネット五重奏曲のクオリティをみると、モーツァルトにとってのクラリネットという楽器は、バッハにとってのオルガンのように重要な存在だったのではとアラルコンは語っています。
 クラリネットのベンジャミン・ディールティエンスは、ヴォルフガング・マイヤーに師事、ロイヤル・フランダース・フィルの首席奏者などを務めたほか、ベルリン古楽アカデミー、オクトフォロスなどにもしばしば登場しています。また、モダン楽器も演奏、コンセルトヘボウ管弦楽団にも登場したほか、20 世紀の音楽を演奏する団体でも活躍しました。ブリュッセル音楽院のクラリネットの教授を務めています。


レオナルド・ガルシア=アラルコン、お奨めの一枚

RICERCAR
MRIC 285
(国内盤・日本語解説書つき)
\2940
〜シュッツとモンテヴェルディの時代 ガンバからヴァイオリンへ〜
 カルロ・ファリーナ(1600 頃?〜1640)

  ①パヴァーナ 第3番(第4曲集より)
  ②「絶望したソナタ」と呼ばれたる2声のソナタ(第5曲集より)
  ③「海辺」と呼ばれたる2声のカンツォン(第1曲集より)
  ④「北アフリカの少女」と呼ばれたる2声のソナタ(第1曲集より)
  ⑤3声のバレット(第1曲集より)
  ⑥3声のパッサメッツォ(第4曲集より)
  ⑦「小麦粉(ファリーナ)」と呼ばれたる2声のソナタ
   (第1曲集より)
  ⑧ 酔狂なる奇想の曲(カプリッチョ・ストラヴァガンテ)
   (第2曲集より)
アンサンブル・クレマチス (古楽器使用)
ステファニー・ド・ファイー(vn)
ジローラモ・ボッティリエーリ(vn/va)
アンドレア・デ・カルロ、
エルナン・カドラド、
ジェローム・ルジュヌ(vg)
エリック・マトート(cb)
トーマス・ダンフォード (テオルボ、g)
レオナルド・ガルシア=アラルコン (室内オルガン、ヴァージナル、総指揮)
RIC 285
(輸入盤・日本語解説書なし)
\2600→\1990
 内容で選ぶんじゃなくCDのジャケットだけで判断して買ってしまうことを「ジャケ買い」というのだそうですが、けっこうその「ジャケ買い」は馬鹿にできない、というのがCD屋の間のもっぱらの評判です。
 なんだか呼ばれるような気がして買ってしまうんですよね。でもそれが「当たり」になることが結構あるんです。
 このアルバム、ジャケットのカワイさから言ったらほんとにこれまでで一番かも。楽譜を前にしてネコがいろいろ言い争ってるんです。それをふくろうが上から「ホッホッホ」と見てたりして。
 内容はよくわかりません。
 ・・・ってだめですよね。
 作曲は聞いたこともない人でカルロ・ファリーナという人。1600年生まれですから、そうとう昔の人です。そのファリーナという人の作品集。歌は入ってません。
 面白いのは動物の鳴き声やいろんな音を楽器がまねするんです。ニャーニャーとか。同じようなことをしていた人がほかにもいましたよね。そういうのが流行だったのでしょうか。
 でもそんな真似っこの曲ばかりでもなくて、とてもしっとりとしたきれいな曲もあって、今はこのアルバムがお気に入りです。(スタッフ女子談)
 これぞ、バロック時代のヴァイオリン芸術のエッセンス——酔狂で荒唐無稽、歌心もたっぷり!
 ジャケット絵画のかわいさもさることながら、ガット弦から繰り出されるサウンドはねこの啼き声、いぬの喧嘩、撃ち交わされるマスケット銃、さまざまな管楽器(?)…何でもあり?Ricercar は創設1980年。前ページのアルバムのように、古い音源は本当にとほうもない宝だらけなのですが、創設以来主宰者も制作ポリシーも変わっていないわけで、最新録音も内容充実度はまったく衰えていません——何しろ主宰者ジェローム・ルジュヌ氏は、現役の音楽学者でもあり録音技師でもあるマルチタレント。「知られざる古楽器シリーズ」ではクルムホルン片手に演奏にも加わっていましたが、なんと今度はガンバ奏者として登場!こうした旺盛な活躍意欲もさることながら、ルジュヌ氏が素晴しいのは、古楽大国ベルギー内外の最前線で活躍する若手奏者たちから、真に才能ある演奏家を見抜く慧眼のあるところでしょう。
 本盤でもパンドルフォの愛弟子(!)たるイタリア人ガンバ奏者アンドレア・デ・カルロ、すでに録音多数の気鋭テルプシコルド四重奏団のボティリエーリといった気鋭新世代奏者たちが集う「クレマチス」なるアンサンブルが起用されていますが、まあこれが期待にたがわずウマいことウマいこと!
 で、肝心の演目ですが——カルロ・ファリーナ。ご存知でしょうか?モンテヴェルディを育てたマントヴァに生まれ、ドレスデン宮廷にシュッツがどーんと構えてきた時代に「本場イタリアから来た」ヴァイオリンの名手として活躍、さらにポーランドやドイツ北方、プラハなどでも活躍をみせたこの作曲家、ルネサンス末期風の楽曲形式でしおらしい叙情的作品を書いたかと思えば、謎めいたタイトルを付した技巧的合奏曲もお手のもの、きわめつけはルネサンス版画の唐草模様のごとく、ガット弦とバロック弓で考えられるあらゆる技巧を盛り込んで、動物の鳴き声だの戦争だの管楽器の模倣だの、常軌を逸した多彩さで、20分以上にわたりめくるめく音響世界を描き出す「酔狂なる奇想の曲」…。





APARTE


AP 056
\2500
シューベルト:ピアノ連弾(1台4手のための)作品集
 (1)ファンタジー ヘ短調 D940
 (2)アレグロ イ短調「 人生の嵐」 D 947
 (3)ソナタ ハ長調「 グラン・デュオ」D812
イスマエル・マルゲン、
ギョーム・ベロン(ピアノ)
 シューベルトのピアノ作品集傑作3 曲

 録音:2012 年7月

 シューベルトは1 台4 手のピアノ作品を32 曲書きました(オリジナルのもの)が、そのどれもが美しく、リートのような親密さに満ちたもの。ここに収められているのはその中でも特に優れた3 曲です。ヘ短調は傑作と名高いもの。1828 年に作曲され、その何年か前にシューベルトが恋に落ちたカロリーヌ・エステルハージ嬢に献呈されています。1828 年5月にシューベルティアーデで初演されました。シューベルトが優れた作品を書いた時期に書かれたハ長調D812 は、失われた交響曲のスケッチなのではとする説もあります。「人生の嵐」(出版社ディアベッリによるタイトル)は、冒頭の和音がピアノの音域ギリギリまで使った幕開けで、アレグロの部分は嵐のよう、続く部分はコラール風で、嵐とはまったく別世界のようになっています。
 1992 年生まれのイスマエル・マルゲンは、ジャック・ルヴィエやロジェ・ムラロらに師事した若手で、2012 年12 月のロン=ティボー国際音楽コクールで第3位および聴衆賞を受賞しています。ギョーム・ベロンも1992 年生まれ、アンゲリッシュ、フランク・ブラレイ、レオン・フライシャー、ペヌティエらに支持しています。2008 年のブザンソンでの若き音楽家コンクールでピアノ部門賞を受賞。ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのトリオを初演するなど、室内楽の分野でも活躍が期待されている新人です。




COVIELLO


COV 21307
\2500
〜瞑想と厳格さ〜
 L.クープラン:プレリュード
 マラン・マレ:
  プレリュード/ アルマンド・ラ・ブロン/
  ロンドー・ル・プラント/ カプリス・ラ・ベルモン/
  サラバンド・エスパニョール/ シャコンヌ
 サント=コロンブ:プレリュード
 マラン・マレ:
  膀胱結石の手術図/
  サント・コロンブ氏のためのトンボー/ 戯れ
 ジャック・デュフリ:フォルクレ
 アントワーヌ・フォルクレ:
  マレッラ/ クレマン/ サラバンド・ラ・ド・ボンヌ/
  パシーのカリヨン/ ラトゥール/ パシーのカリヨン
 F.クープラン:プレリュード
 アントワーヌ・フォルクレ:クープラン
サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ニクラス・トラステッド
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミラ・ランゲ(チェンバロ)
 フランス・ヴィオール音楽の双璧マレとフォルクレ

 録音:2011年2 月1-5日/60’54

 17 世紀後半から18 世紀にかけて、フランスで活躍したヴィオール奏者・作曲家であったフォルクレとマレのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集。フランス宮廷音楽の優雅で艶やかな作風のマレと快活で荒々しいフォルクレの音楽は、「天使のマレ」と「悪魔のフォルクレ」と言われるほど二人の音楽は対照的。
 演奏は、女流ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の第一人者ヒレ・パールの娘サラ・パールとデュオのパートナー、チェンバロ奏者のミラ・ランゲ、そしてドイツのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ニクラス・トラステッド。
 激しく情熱的な部分と瞑想的なヴィオラ・ダ・ガンバの響きを堪能できる1 枚となっております。




CHROMART CLASSIC〜TYXART


TXA 13022
\2500
ハープ&クラリネット編曲集〜
 古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの

  ドビュッシー:ベルガマスク組曲(デュオ・イマジネール編)
  ベートーヴェン:
   からくり時計のためのアダージョ ヘ長調 WoO 33
    (ジュリアス・ビーチ/ デュオ・イマジネール編)
  カルロス・ミチャンス:ハープとクラリネットのための音楽
  グラナドス:トナディーリャスより(デュオ・イマジネール編)
  ヨハン・G.H.バックオーフェン:デュオ・コンチェルタンテ ヘ長調op.7
  ロッシーニ:
   セビリヤの理髪師よりカヴァティーナ「今の歌声は」
    (イヴァン・ミュラー編)
  セルジュ・ラッセン:デュオ・コンチェルタント
デュオ・イマジネール
 【ジョン・コルベット(Cl)
  シモーネ・ザイラー(Hp)】
 クラリネットとハープの新鮮な響きに酔う

 録音:2011年7月/71’27

 ブリュッセルの小さなカフェで誕生したクラリネットとハープのデュオ、「デュオ・イマジナール」による作品集。ドビュッシーのベルガマスク組曲などをクラリネットとハープ用に編曲したものから、ブラジル出身オランダで活躍した作曲家カルロス・ミチャンスのオリジナル作品など、多彩なプログラムで楽しませてくれます。クラリネットの明るく柔らかな音色と、流麗で美しいハープの響きの絶妙なコンビネーションが新鮮で、聴く者に驚きと安らぎを与える演奏です。




ELOQUENTIA



EL 1238
\2500→\2290
子供の不思議な角笛による歌曲集、
 広瀬悦子も参加

マーラー:子供の不思議な角笛
 (1) Verlor’ ne Mueh’ むだな骨折り
 (2) Um schlimme Kinder artig zu machen いたずらな子をしつけるためにも
 (3) Wer hat dies Liedlein erdacht? だれがこの歌を作ったのだろう?
 (4) Das irdische Leben この世の生活
 (5) Das himmlische leben あの世の生活*
 (6) Abloesung im Sommer 夏に小鳥はかわり
 (7) 交響曲第4番 より第2楽章 落ち着いたテンポで、慌ただしくなく*
 (8) Wo die schoenen Trompeten blasen 美しいトランペットが鳴り響くところ
 (9) Scheiden und Meiden 別離と忌避
 (10) Aus aus 外へ、外へ
 (11) Stake Einbildungskraft たくましい想像力
 (12) Selbstgefuehl うぬぼれ
 (13) Rheinlegendchen ラインの伝説
 (14) Es sungen drei Engel einen suessen Gesang 3人の天使がやさしい歌をうたう
 (15) Ich ging mit Lust durch einen gruenen Wald 私は緑の森を楽しく歩いた
オモ・ベッロ(ソプラノ)
ジュリアン・グエヌボー(ピアノ)
広瀬悦子(ピアノ⑤⑦)*
 
 録音:2012 年7月

 「子供の不思議な角笛」は、ブレンターノらが収集したドイツの民衆歌謡。マーラーは、この歌詞に基づいた歌曲を多数作曲(24 曲、歌曲全体の約半数)しており、これらは歌曲集『若き日の歌』、『子供の魔法の角笛』、『最後の7つの歌』にばらばらに収められています。この盤では、愛、自然についてなどを歌った歌曲を中心にまとめています。パリ国立高等音楽院で声楽を学び、その後もテレサ・ベルガンサ、トーマス・クヴァストホフ、グレース・バンブリーらの薫陶を受けたオモ・ベッロはモーツァルトも得意としていて、清潔感ある歌声が魅力。言葉の世界を素直に引き出しています。ピアノのグエヌボーはブルノ・リグット、アルフレート・ブレンデルらに師事した実力派。指揮活動も行っており、スケール感ある演奏で聴かせます。交響曲第4 番の終楽章「あの世の生活」、そして終楽章と対照的な性格をもつ第4 番の第2 楽章が収録されています。なお、この2 作品のピアノは、2 台ピアノ編成で演奏されており、セカンドを広瀬悦子が務めているのもポイントです。手堅いピアノの音色がマーラーの世界を盛り上げます。




GRAPPA

GRCD 4424
\2500
バディング・ローズ − Where Were eY All?〜ブロンテ姉妹の詩を歌う
 作曲:テリエ・ヨハンネセン
  詩:エミリー・ブロンテ、アン・ブロンテ、シャーロット・ブロンテ
   ・Budding Rose (芽吹くバラ) 
   ・Where Were Ye All? (みんなどこにいたの?) 
   ・Passion (情熱)・She Dried Her Tears (彼女は涙を拭った) 
   ・The Night Is Darkening (夜は暗くなり) ・Awaking (目覚め)
   ・True to Myself (私自身に誠実に) ・Fall Leaves (落葉) 
   ・Tell Me (わたしに教えて) *
   ・Lines Composed in a Wood on a Windy Day
    (風の吹く日に森で書いた詩)
   ・Happiest When Most Away (遠くはなれた時がいちばん幸せ)
バディング・ローズ
 録音:2006 年-2011年 ノルウェー、ニューヨーク */45’37

 『ジェーン・エア』のシャーロット、『嵐が丘』のエミリー、『ワイルドフェル屋敷の人々』のアン。イギリスのヴィクトリア時代を彩ったブロンテ姉妹の詩が、美しい歌のアルバムに作られました。女性を中心に今も愛好者の多いブロンテ姉妹の詩。その詩を歌集に作ったのは、ノルウェーのトランペッターでギタリスト、テリエ・ヨハンネセンです。ヨハンネセンは、『Budding Rose』から『Happiest When Most Away』まで11 の詩を選び、作曲。パーカッションとプログラミングを担当したマッティン・ホーントヴェトとキーボード担当のモッテン・クヴェニルが共同で編曲を行い、姉妹の詩を幻想的かつ現実的な作品に作り上げました。ソロ・ヴォーカルのリーネ・ホーントヴェトは、アルバム "A Livingroom Hush" がイギリス BBC の2002 年最優秀ジャズアルバムに選ばれたノルウェーの実験的ジャズ・バンド、ジャガ・ジャジストのヴォーカリストです。9 曲目の《Tell Me》はデュエット曲。トマス・デュブダールがニューヨークで録音したヴォーカルがリーネのヴォーカルに重ねられています。
 アルバムのライナーノーツは、BBC のブロードキャスター、フィオナ・トーキントンが担当しました。彼女はブロンテ姉妹の作品に特別な思いをもっていて、その詩が歌になったことを知っても、それほど期待していなかったと言います。ところが、バディング・ローズの音楽を聴くや、「子供のころから愛してきた作家たちとその言葉が、私の前に新しい姿で現れた」と、一転、賛辞を呈しています。このアルバム『みんなどこにいたの?』は、ヨハンネセンの「小さな芽吹いたバラ」、娘マリアの思い出に捧げられました。
 
GRCD 4426
\2500
トルビョルン・デュールード − これぞわが家(ノルウェー・ポップス)
 Detti er heme (これぞわが家)
 Detti var sangen var (私たちが歌った歌)
 Na kjaem lyset (今、日の光が) *
 Slik er det mae aelt Spetakkelsangen (大仕掛けの歌) **
 Visa om a Mari og'n Jon (マリとヨンの歌)
 Hu som star utafor (彼女は外に立っていた)
 Kveldssang for smabarnsforeldre - drommen om den perfeket nabo
  (両親のための夕べの歌 − 完璧な隣人の夢)
 Eina stasjon 1922 (アイナ駅 1922 年)
 Unnskyld for i sta (意地っ張りですまん)
トルビョルン・デュールード(Vo,P)
ヨン・アンデシュ・ナールム(G)
ビョルン・ホルム( ベース)
クリステン・オールン・デュールード(Vo)
スチャン・カシュテンセン
 (アコーディオン、バンジョー、カヴァル)*
マルクス・デュールード(Tp)*
ヤコブ・デュールード(ドラムズ)**
ヘルマン・クルーセ・スカトルード(Gossin gutt)**
 録音:2012年6月-2013 年3 月 Eastlake Studio、Kapp MjOlkefabrikk(ヴェストレ・トーテン、ノルウェー)、2012年2月4日 ロサンジェルス(弦楽)]/43’21

 トルビョルン・デュールードは、ノルウェー東部、トーテン地方の生まれ。オスロの国立音楽アカデミーで教会音楽家の資格を得た後、ストックホルムの王立音楽大学でアンデシュ・エビに師事し、合唱指揮者のディプロマを取得しました。ヴォーカルアンサンブルのギンヌンガガップ、オスロ室内合唱団、コールの指揮者を務め、オルガニスト、作曲家、即興音楽家として幅広い活動をつづけています。そして、アルバム『これぞわが家』でデュールードは、新たにシンガーソングライターとしてデビューします。「良きこと、まじめなこと、楽しいこと、美しいこと」。アイツヴォル・ヴェルクで8 年を過ごした後、家族とともにトーテンに戻ったデュールードの日常の想いがトーテン地方の言葉で綴られます。デュールードのピアノ、ヨン・アンデシュ・ナールムのギター、ビョルン・ホルムのベース、クリステン・オールン・デュールードのヴォーカルを基本に、Farmers Market のスチャン・カシュテンセンたち、友人ミュージシャンの演奏と弦楽アンサンブルが加わります。ヴェストレ・トーテンのカップ牛乳製造所で録音セッションが行われ、ロサンジェルスで録音された弦楽アンサンブルの音楽がミックスされました。




HEILO

HCD 7279
\2500
リュドヴァール、ミェルヴァ〜砕氷船(ノルウェー伝統音楽)
 ・Ridmarsch efter Byss-Calle, polska (ビュス=カッレの乗馬行進曲)
 ・Den eldste, springar (もっとも古いメロディ)
 ・ Viksdalsbruna, marsj(ヴィクスダールの花嫁)
 ・ Skoren, laus (halling) (ショーレン)
 ・Fogelvikar'n, polska (フーゲルヴィークのポルスカ)
 ・Beethovens polska (ベートーヴェンのポルスカ)
 ・Prillar-Guri, springar (プリラル=グリ)
 ・Isbrytaren, polska (砕氷船ポルスカ)
 ・Baggbolebackens klagan, vals (バッグボーレ村の小川の嘆き)
 ・Heimhaugen, lydarlatt (ハイムハウゲン)
 ・Godvaersdagen, springar (天気のいい日)
 ・Ditte i Finnskogen, finnskogspols (フィンスクーゲンのディッテ)
 ・Vid Stormyren, polska (ストルミューレンで)
 ・Jornvrengja, springar (ヨルンの「ねじり」)
エーリク・リュヴァール
 (ニッケルハルパ)
オラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァ
 (ハリングフェレ)
 録音:2013 年1月15日-16日 オール教会 (オール、ハリングダール、ノルウェー)/50’01

 『Isbrytaren ( 砕氷船)』は、スウェーデンとノルウェー、レパートリーも演奏スタイルも異なる伝統楽器を演奏するふたりのフォークミュージシャンのデュオ・アルバムです。スウェーデンのエーリク・リュドヴァールは、キー付きフィドル、ニッケルハルパを弾き、ノルウェーのオラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァは、共鳴弦をもったフィドル、ハリングフェレを弾く。ふたりのミュージシャンが出会い、インスピレーション豊かでスリリングな音楽が生まれる。ふたりが行った一連のコンサートは大きな成功を収め、その成功を受けてこのデビュー・アルバムが制作されました。
 スウェーデンの北部、ウプランド地方のニッケルハルパ奏者ビュス=カッレ ( 別名 カール・エーション・ボッサ) のポルスカに始まり、ノルウェーのハリングダールに伝わるスプリンガルに終わるプログラム。伝統の曲とともに、リュドヴァールとミェルヴァの作ったオリジナル曲も演奏されます。11 曲目の《ハイムハウゲン》は、ハリングダールのアスラク・サンネストーレンの作品です。踊るためではなく聴くための舞曲として作られました。録音セッションはハリングダールのオール教会で行われ、リュドヴァールとミェルヴァの音楽が自然な響きの音に捉えられました。ブックレットに全15 曲の解説がノルウェー語と英語で掲載されています。




PREISER



PRCD 91234
\2300→\2090
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団

モーツァルト:
 「フィガロの結婚」—序曲,裁判に勝っただと?
 交響曲第40番 ト短調 K.550—第1 楽章
 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「 トルコ風」−第1楽章
J.シュトラウス:
 「ヴェネツィアの一夜」序曲
 「こうもり」−侯爵様
 カチューチャ・ギャロップ Op.97
 ワルツ「シトロンの花咲く所」 Op.364
 「ジプシー男爵」−手を差し出して
 「ウィーン気質」−伯爵と伯爵夫人の二重唱
 ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
ラルフ・キルヒャー(指)
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団
マリュッカ・コーレマイネン(Vn)
フェリシタス・コラヴィッツ(S)
ペーター・トゥンハルト(Br)
 観光客から大評判のウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団お得意の曲をまとめたCD!

 63'00

 ウィーンの有名なシェーンブルン宮殿には、オランジェリーと呼ばれる巨大な旧温室があります。オランジェリーはかつて柑橘類を栽培するための大温室の総称でした。シェーンブルン宮殿の場合、オランジェリーは多目的ホールとしての役目も担ってきた伝統があります。今日、シェーンブルン宮殿のオランジェリーでは、シェーンブルン宮殿管弦楽団による演奏会が催され、観光客を楽しませています。観光客向けというとお手軽な演奏を思い浮かべてしまうかもしれませんが、そこはさすが音楽の都ウィーン、シェーンブルン宮殿管弦楽団の演奏は水準の高さでも知られており、編成こそ小さめながら、楽しさでは負けていません。
 このCD には彼らのメイン・レパートリーであるモーツァルトとシュトラウス親子の作品が収録されています。フェリシタス・コラヴィッツは、オーストリアのグムンデン生まれでウィーン育ちのソプラノ。ペーター・トゥンハルトはグラーツ生まれのバスバリトン。いずれも実力派の人たちです。
 懐かしい思いで手に取る方も多いのではないでしょうか。
 


PRCD 91235
\2300→\2090
ウィーン・シェーンブルン宮殿管/北欧ツアー・ライヴ
 J.シュトラウス:
  「こうもり」序曲
  ワルツ「春の声」 Op.410
  ワルツ「芸術家の生活」 Op.316
  山賊のギャロップ Op.378
  皇帝円舞曲 Op.437
  ポルカ「ハンガリー万歳!」 Op.332
  狂乱のポルカ Op.260
 J.シュトラウス1 世:ギャロップ「ため息」 Op.9
ミカ・アイヒェンホルツ(指)
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団
J.シュトラウス:
 トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
 喜歌劇「騎士パズマン」チャールダシュ
 常動曲 Op.257
 シャンペン・ポルカ Op.211
スッペ:「軽騎兵」序曲
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽 」 Op.235
フチーク:フィレンツェ行進曲 Op.214
グイード・マンクージ(指)
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団

 ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団、北欧ツアーのライヴ!

 72'00

 ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団の北欧ツアーのライブ録音集です。スウェーデンのストックホルム、ヨーテボリ、マルメ、イェヴレ、フィンランドのヘルシンキ、ラハティでの公演からノリノリの演奏をよりぬき。シュトラウス一家の作品がてんこ盛りです。
 


PRCD 91236
\2300→\2090
ウィーン・シェーンブルン宮殿管/北欧ツアーのライヴ第2 集
 J.シュトラウス:
  「ジプシー男爵」序曲
  「北海の絵」 Op.390
 ヨゼフ・シュトラウス:
  ポルカ「飛んで」 Op.230
  ワルツ「うわごと」 Op.212
 ロンビ:シャンペン・ギャロップ Op.14
 J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
ミカ・アイヒェンホルツ(指)
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団
 シュトラウス:
  ペシュトのチャルダーシュ Op.23
  ワルツ「わが家で」 Op.361
  ワルツ「君で呼び合う仲」 Op.367
  ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
 ヨゼフ・シュトラウス:「トランスアクツィオン」 Op.184
 スッペ:「詩人と農夫」序曲
グイード・マンクージ(指)
ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団
 ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団、北欧ツアーのライヴ第2 集!

 78'00

 ウィーン・シェーンブルン宮殿管弦楽団の北欧ツアーのライブ録音集第2 弾。こちらも、スウェーデンのストックホルム、ヨーテボリ、マルメ、フィンランドのヘルシンキ、ラハティでの公演のライヴ録音です。こちらはやや珍しい曲が並んでいるので、熱心なシュトラウスマニアも要注目です。




ABC CLASSICS


ABC 476 5105
\2400
3 〜 ヘンデル、ヴィヴァルディとテレマンの三重奏曲集
 ヴィヴァルディ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調、
  フルート,ヴァイオリンとバスーンのための協奏曲 ニ長調 RV.91
 ヘンデル:
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ第4番 HWV.362,Op.4、
  クラヴサン組曲第5番ホ長調《調子の良い鍛冶屋》 HWV.430、
  《タメルラーノ》より アリアHWV.18、
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ HWV.365
 テレマン:
  トリオ・ソナタ ヘ長調 TWV.42:F3、
  リコーダー独奏 幻想曲ハ長調 TWV.40:2、
  ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ニ長調 TWV.40:1、
  トリオ・ソナタ ロ短調 TWV42:h4
ジェネヴィエーヴ・レイシー
 (リコーダー&ヴォイス・フルート)
ニール・ペレス・ダ・コスタ
 (チェンバロ&オルガン)
ダニエル・イェードン
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェロ)
 パプア・ニューギニア出身のリコーダー奏者、ジェネヴィエーヴ・レイシー。イギリス出身のチェリスト、ダニエル・イェードン。インド出身のチェンバリスト、ニール・ペレス・ダ・コスタによるヘンデル、ヴィヴァルディ、テレマンの曲集。古楽系レパートリーを得意とする3人のアンサンブルは、古楽演奏の専門知識が生かされた解釈とメンバーそれぞれが2種類の楽器を使い分け、多彩で豊かな音色を聴かせてくれる。
 2012年12月の録音。
 

ABC 476 5165
(2CD)
\3700
シューマン:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
 第2番ヘ長調 Op.80
 第3番ト短調 Op.110
スーザン・コリンズ(ヴァイオリン)
スー=エレン・パウルセン(チェロ)
ダンカン・ジフォード(ピアノ)
 オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団の首席ヴァイオリニスト、スーザン・コリンズとタスマニア交響楽団の首席チェリスト、スーエレン・パウルセン、オーストラリアのピアニストで数多くの作品の初演を果たしているダンカン・ジフォードによるシューマンのピアノ三重奏曲集。3つの楽器と奏者の個性の共演がドイツ・ロマン派、シューマンの三重奏の深い味わいを生み出している。
 2009年7月20−25日の録音。




ATOLL


ACD 600
(CD-R)
\2400
オルガンのためのボンボン
 ルノー:トッカータ ニ短調/
 ヘンデル:シバの女王の入城/
 モーツァルト:エルヴィラ・マディガン/アルント:ノラ/
 デュボワ:フィアット・ルックス/
 セッシェル:3つの小品による組曲/
 ワトソン:ハッピー・バースデー,ヒアー・バッハ/
 ナレ:アレース・ワズ・ドゥ・ビスト/
 スーザ:ワシントン・ポスト・マーチ/
 フォーレ:子守歌、シシリエンヌ/
 ヴェルディ:凱旋行進曲/
 ダカン:かっこう/サン=サーンス:白鳥/
 ボヴェ:ピンク・パンサーによるフーガ/
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/
 ムーレ:ロンド/カンプラ:リゴードン/
 グノー:あやつり人形の葬送行進曲/
 ボヴェ:ハンバーガーの死の舞踏
マーティン・セッチェル(オルガン)
 イングランド生まれのマーティン・セッチェルはニュージーランドのカンタベリー大学の准教授で、クライストチャーチ・タウン・ホールのオルガン・キュレーター、リーガー・オルガンの奏者として活躍中。今回のプログラムはヴェルディのアイーダからボヴェのピンク・パンサーまで幅広いジャンルが魅力。2000年11月18−19日の録音。

 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。予めご了承ください。
 

ACD 742
(CD-R)
\2400
ロズモワ 〜 ダイアログ
 ピング:ソナチネ《風と雪の間の対話》
 キラール:ソナチネ
 ウィリアムズ:ウェン・ウェー・フェル
 パヌフニク:祈りの会話
 ウォズ:ソナタ・メドジュゴスカ
 ボディ:4つの組曲より《雨の森》
 リッチー:ポーランド舞曲 Op.155
 ロシア:メルボルン・カップ
アドリアンナ・リス
 (フルート&ピッコロ)
サラ・ワトキンス(ピアノ)
 オークランド室内管弦楽団の首席フルート奏者を務めるポーランド出身のフルーティスト、アドリアンナ・リスが演奏するフルートとピッコロのための作品集。ロクサンナ・パヌフニクの作品や、スネア・ドラムやバッキング・トラックを使用した珍しい作品を収録。
 2010年4月&2011年2月の録音。
 

ACD 641
(CD-R)
\2400
ジョン・ウェルス 〜 オークランド・タウン・ホール・オルガン
 スタンフォード:
  4つの間奏曲 Op.189より《マルチア・エロイカ》
 ヴィエルヌ:幻想的小品 Op.55より第4番《水の精》
 バティスト:グランド・オッフェルトリウム Op.8
 ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV149
 ラトクリフ:カプリース
 バッハのカンタータ
  「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のコンティヌオによる変奏曲
 山之内:オルガンのための詩曲
 サワビー:オルガンのための組曲よりアリアと変奏曲
 ウェルス:コカコ・ファンファーレとマーチ
 ウォルステンホム:フィナーレ変ロ長調 Op.11−2
ジョン・ウェルス(オルガン)
 ニュージーランド生まれのオークランド市のオフィシャル・オルガニストで作曲家のジョン・ウェルスが弾くオルガン作品集。このアルバムは2011年2月22日、クライストチャーチでの地震により亡くなったオルガン製作者のニール・ストッカー、スコット・ルーシー、ポール・ダンロップに捧げられている。
 

ACD 881
(CD-R)
\2400
...オブ・ワイン・アンド・ローズ 〜ステイサム:室内楽作品集
 ステイサム:ロマンス第1番/ハッピー・デイズ/
 《イーナ》オリジナル・スコティッシュ・エアー/
 フルートと弦楽四重奏のための組曲/パストラーレ/
 エレーナのワルツ/サッチ・スウィート・ソロウ/
 言葉のない歌/ランドスケープ第1番、ブラック・スワン/
 ランドスケープ第2番/ハッピー・エンディング
プエルタス四重奏団
 〔エリー・ファッグ(ヴァイオリン)、
  トム・ノリス(ヴァイオリン)、
  ジュリア・ジョイス(ヴィオラ)、
  アンドリュー・ジョイス(チェロ)〕
アドリアンナ・リス(フルート)
カミール・ホワイト(オーボエ)
ベン・ホードリー(ファゴット)
ニコラ・ベイカー(ホルン)
 イギリス生まれの作曲家、キース・ステイサムの室内楽作品集。ステイサムはケンブリッジ大学で音楽を学び、ノーザン・シンフォニア管弦楽団のゼネラルマネージャーやデッカとフィリップスで活躍した経歴を持つ。2011年5月14−16日の録音。




CRYSTAL CLASSICS

N 67044
(3CD)
\5400→\4990
インゴ・メッツマッハー&ベルリン・ドイツ響
 フローリアン・フォークト、バンゼ、ゲルハーエル!
 フンパーディンク:歌劇《王子と王女》
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ベルリン放送合唱団、ベルリン少女合唱団
ベルリン・ドイツ交響楽団
インゴ・メッツマッハー(指揮)
 ワーグナーと深い親交をもち、「ヘンゼルとグレーテル」で知られるドイツの作曲家、エンゲルベルト・フンパーディンク(1854−1921)。1897年のメロドラマを題材とした1910年作曲の「王子と王女」にはフローリアン・フォークトやバンゼ、ゲルハーヘルなど世界屈指の名歌手たちが参加。豪華です!
 2008年12月15&17日の録音。
 
N 67040
\2300
ボナール・トリオ
メンデルスゾーン:
 ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
 ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
ボナール・トリオ
 2004年夏に結成されたボナール・トリオは、フランスの画家ピエール・ボナールの名を冠するピアノ三重奏団。2007年にはイタリア、ピネローロ国際室内楽コンクール最高位、2010年にはベーレンベルク文化賞を受賞するなど、今後の飛躍が期待されている。
 2009年10月の録音。
 

N 67041
(2CD)
\3600
音楽の都、ライプツィヒ
 J.S.バッハ:轟け太鼓よ、響けトランペットよ
 ファッシュ:8声の協奏曲ニ長調
 シャイン:おお主イエス・キリスト
 テレマン:カンタータ《雷神を称える》
 メンデルスゾーン:《聖パウロ Op.36》より序曲
 R.シューマン:交響曲第1番
 ヒラー:神に平安あれ
 ロルツィング:歌劇《ロシア皇帝と船大工》
 マルシュナー:《吸血鬼》より序曲/他
ヘルマン・プライ(バリトン)
クリスティーネ・ショルンスハイム
 (チェンバロ)
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団
ライプツィヒ・バッハ・コレギウム
ライプツィヒ中部ドイツ放送男声合唱団
ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム、他
 クリスタル・クラシックスの「音楽の都」シリーズに「ライプツィヒ」が登場。バッハ一族やメンデルスゾーン、ワーグナなど、ライプツィヒにゆかりのある音楽家たちの作品が、ライプツィヒの音楽史となる。
 

N 67034
(2CD)
\3600
ドイツの黄金の歌声
 ハッセ:アルタセルセ/スカルラッティ:小川のほとりで/
 ヘンデル:ヘラクレスの選択 HWV69/バッハ:汝に平安あれ/
 シューベルト:セレナーデ/メンデルスゾーン:歌の翼に/
 ブラームス:ドイツ・レクイエムより《主よ、我が終わりと、我が日の数の》/
 ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガーより《優勝の歌》/
 キュンネッケ:魅惑の炎/他
ペーター・シュライアー(テノール)
ヨッヘン・コヴァルスキー(カウンターテナー)
ルネ・パープ(バリトン)
シュタツーカペレ・ベルリン、MDR交響楽団
ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム
マックス・ポマー(指揮)、他
 音楽の都ドイツを舞台に、かつてこの地で活躍した作曲家たちによる作品集。バッハからワイルまで、ドイツを代表する作曲家たちの古典派から現代の作品を幅広く収録し、シュライヤーやコヴァルスキーなどドイツの名歌手たちが母国の偉大な作品を朗々と歌い上げる。
 

N 67037
(2CD)
\3600
中世からルネサンスの音楽
 ツァンギウス:アイン・ダマ・ショーン
 ガリレイ:コントラプンクト第1番
 ブレイド:パドゥアン第10番、ガイアルド第10番
 ダウランド:パイパーのパドゥアン
 グアーミ:カンツォン第1番 《L'Accorta》
 ヘッケル:町の歌
 イザーク:
  インスブルックよ、私はお前をおいて去らなければならない
 ダウランド:ウィルビー卿ご帰館
 ガブリエリ:第7旋法によるカンツォン
 ラッスス:こんなにうまい酒
 モンテヴェルディ:リチェルカーレ
 プレトリウス:パドゥアン第13番/他
ウィーン少年合唱団
アクセル・ケーラー(指揮)
ラウテン・カンパニー
ライプツィヒ聖トーマス教会
 少年合唱団、他
 ラッススやモンテヴェルディ、ダウランド、ガリレイ一族のヴィンチェンツォ・ガリレイなど、中世ルネサンスにヨーロッパ各地で活躍した音楽家たちの作品集。




HORTUS

HORTUS 098
\2500→\2290
ハイドン:エステルハージ公の蔵書
 ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob.XVI-49
 ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI-48
 アンダンテと変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-61
 音楽時計のための小品より Hob.XIX-9-15,24
宇山康子
 (フォルテピアノ&オルガン)
 京都出身で東京藝術大学卒業後、フランスに渡り1979年にフェスティバル・エスティバル・イン・パリで、1980年に国際イベリア・オルガン・コンクールで1位を受賞。名工クリストファー・クラーグが2003年に製作した1785年製のアントン・ワルターのフォルテピアノのレプリカ、1683年製で1983年に復元が行われたトゥールーズのサン・ピエール・デ・シャルトリュー教会のドロネー・オルガンを使用。エステルハージ公に捧げられた数々の名曲がハイドン時代の響きで甦る。
 
HORTUS 100
\2500
リスト:オラトリオ《キリスト》(ピアノによる8つの楽章) ニコラ・オルヴァート(ピアノ)
 ハイペリオン(Hyperion)でリストのピアノ作品全集を録音したレスリー・ハワードと親交があり、その影響でリストへの知識を深めていったモンテカルロのピアニスト、ニコラ・オルヴァート。リストのオラトリオ「キリスト」のピアノヴァージョンを交響詩としてまとめるなど、ピアノの技巧だけでなくアイディアも見事。
 2012年7月17−19日の録音。




LA BOTTEGA DISCANTICA



DISCANTICA 131
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト:ミラノ四重奏曲
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第2番ニ長調 K.155、第3番ト長調 K.156、
  第4番ハ長調 K.157、第5番ヘ長調 K.158、
  第6番変ロ長調 K.159、第7番変ホ長調 K.160
ソナーレ弦楽四重奏団
 1980年にフランクフルトで創設され、エヴィアン国際室内楽コンクールでの入賞経歴を持つソナーレ弦楽四重奏団によるモーツァルトのミラノ四重奏曲。モーツァルトが16才でミラノに渡った際に作曲された6つの四重奏曲を表情豊かに奏でてくれる。17世紀から18世紀末にかけて製作されたイタリアの弦楽器の音色もしっかりと味わいたい。
 1989年7月の録音。
 


DISCANTICA 124
\2500→\2290
〔旧譜〕
ロータの最高傑作
 ニーノ・ロータ:オラトリオ《秘跡》
アンジェリカ・トゥッカーリ(ソプラノ)
コリーナ・ヴォッツァ(メゾ・ソプラノ)
ジーノ・シニンベルギ(テノール)
ウーゴ・トラマ(バス)
プロ・チヴィターテ・クリスティアーニ・
 アッシジ管弦楽団&合唱団
ジュリオ・サニー(合唱指揮)
アルマンド・レンツィ(指揮)
 北イタリアのミラノ出身で映画音楽の分野で多大な功績を遺したコンポーザー、ニーノ・ロータ(1911−1979)のオラトリオ「秘跡」。7つのセクションで構成され、旧約聖書と新約聖書を題材とした独自の世界観。クラシックの作曲家としてのロータの最高傑作とも称される「秘跡」の貴重なライヴレコーディングです。
 1962年のライヴ録音。




LINN



CKD 438
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ピノックのマーラー!
 交響曲第4番"室内アンサンブル版"!

マーラー:交響曲第4番ト長調
 (エルヴィン・シュタイン編/室内アンサンブル版)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
トレヴァー・ピノック(指揮)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・
 ソロイスツ・アンサンブル
 ピノックがマーラーでLINN初登場!交響曲第4番"室内アンサンブル版"!

 イングリッシュ・コンサートの創設者、世界有数の古楽系鍵盤奏者であり、ピリオド奏法のパイオニア的存在、トレヴァー・ピノックがリン・レコーズ(Linn Records)初登場!
 近年は指揮者としても活発な活動を展開しているピノックが選んだプログラムは、マーラーの「交響曲第4番」。
 ピノックと英国王立音楽院の精鋭たちが取り上げたマーラーは、オリジナルの大編成ではなく、エルヴィン・シュタイン(1885−1958)が、師であるシェーンベルクの「音楽私的演奏協会」でのコンサートのために編曲を施した「室内アンサンブル」ヴァージョン!
 ソプラノ、フルート、オーボエ、クラリネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、打楽器、そしてハーモニウムという小編成に生まれ変わったマーラーの「交響曲第4番」。
 イギリスの古楽界を牽引し続けてきたピノックの音楽的センスと、分厚いオーケストレーションから解放されスリムな姿となったマーラーの音楽との相乗効果は、大きな感銘と発見をもたらしてくれることだろう。
 トレヴァー・ピノックのマーラー。ご期待下さい!







PARATY



PARATY 512120
\2400→\2190
ラモー・イン・カラカス
 シモン・ボリバル交響楽団の"ラモー管弦楽作品集"!?

 ラモー:
  歌劇《ゾロアストル》より
  歌劇《ダルダヌス》より
  歌劇《カストルとポリュクス》より
  歌劇《アカントとセフィーズ、または同情》より
  歌劇《優雅なインドの国々》より
ベネズエラ・シモン・
 ボリバル交響楽団のソリストたち
ブルーノ・プロコピオ(指揮)
 "ジャン=フィリップ・ラモー"と"ベネズエラ"!?シモン・ボリバル交響楽団の"ラモー管弦楽作品集"!

 生まれ故郷の南米ブラジルからフランスへと渡り、名手ピエール・アンタイとクリストフ・ルセにチェンバロを師事したブルーノ・プロコピオ。
 "チェンバリスト"ではなく"指揮者"としてベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団と共演を果たしたプロコピオが振るのは、2014年で没後250周年を迎えるフランス・バロックの巨星ジャン=フィリップ・ラモー(1683−1764)!
 ピリオド・アプローチ、古楽器による演奏がスタンダードとなる中、あえてモダン・オーケストラでラモーのオペラからの管弦楽作品にチャレンジするプロコピオとシモン・ボリバル交響楽団のメンバーたち。
 フランス・バロックの鮮やかで劇的なオーケストレーションとカラー、南米の熱きパッションが結び付いた"ラモー・イン・カラカス"。大きな可能性を感じさせてくれるラモーの管弦楽作品集の登場です!







STONE RECORDS


5060192780222
\2400
シューベルト:連作歌曲集《冬の旅》 D.911, Op.89 マシュー・ローズ(バス)
ゲイリー・マシューマン(ピアノ)
 英国のバス、マシュー・ローズが歌う"冬の旅"!音楽に込められた深遠なるシューベルトの想い。

 METやミラノ・スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、バイエルン国立歌劇場など、世界各地のオペラハウスで、急速にその存在感を高めている1978年イギリス出身のバス、マシュー・ローズ。
 マシュー・ローズにとって初のリサイタル・ディスクとなるシューベルトの「冬の旅」は、英グラモフォン誌のディスク・オヴ・ザ・マンス、BBCラジオ3のCDオヴ・ザ・ウィークに選出されるなど、高評価が続出中!
 深みと説得力を兼ね備えたマシュー・ローズの歌声で聴く「冬の旅」に込められた孤独や絶望、シューベルトの想いは、あまりにも広く、そして深い ——。
 2012年1月23日−26日の録音。ブックタイプ仕様。
 

5060192780253
\2400
クィルター:歌曲全集Vol.1
 4つのシェイクスピア歌曲 Op.30/2つの歌曲 Op.26/
 ロンドンの春/3つのシェイクスピア歌曲 Op.6/
 トロリー・ロリー・ラフター/悲しみの歌 Op.10/
 セントバレンタインズデー/きけ、きけ、ひばり/
 カム・レディ・デイ/ 来よ、此黄なる真砂/
 浮気心の芽はどこに/3つの田園歌曲 Op.22/
 ノン・ノビス・ドミネ/2つのシェイクスピア歌曲 Op.32/
 ア・ソング・オヴ・パーティング/4つの子供の歌 Op.5/
 5つのシェイクスピアの歌 Op.32
マーク・ストーン(バリトン)
スティーヴン・バーロウ(ピアノ)
 シェイクスピアやロバートソン、キップリングなどの詩を題材として、数多くの優れた歌曲を生み出した近代イギリスの作曲家ロジャー・クィルター(1877−1953)。
 英国歌曲のスペシャリストとしての地位を確立したマーク・ストーンが、かつてSONYへレコーディングを行ったクィルターの歌曲集が自身の主宰するレーベルから復活!ストーン・レコーズでは全4巻での全集完結が予定されている。
 2005年12月の録音。
 

5060192780086
\2400
ヴォルフ:歌曲全集Vol.1 〜 メーリケ歌曲集第1巻
 希望の復活/子供と蜜蜂/夜明け前の楽しいひと時/
 狩人の歌/鼓手/もう春だ/捨てられた娘/出会い/
 尽きることのない愛/散歩/エオリアン・ハープに寄す/
 隠棲/春に/アグネス/旅先にて/妖精の歌/花作り/
 4月の黄色い蝶/真夜中に/クリスマス・ローズに寄せてI/
 クリスマス・ローズに寄せてII/ため息/古画に寄せて/
 朝早く/眠れる幼児イエス/聖週間
ソフィー・デインマン(ソプラノ)
アンナ・グレヴェリウス(メゾ・ソプラノ)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
スティーヴン・ロージス(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 

5060192780093
\2400
ヴォルフ:歌曲全集Vol.2 〜 メーリケ歌曲集第2巻
 新年に/祈り/眠りに寄す/新しい愛/
 どこに慰めを求めよう/愛する人に/ペレグリーナI/
 ペレグリーナII/問いと答え/さようなら/郷愁/
 風に寄せる歌/思いみよ、おお心よ/狩人/
 老女の忠告/乙女の初恋の歌/恋する者の歌/
 火の騎士/葦の根の水の精/ワイラの歌/
 ムンメル湖畔の精霊/こうのとりの使い/いましめ/
 依頼/ある結婚式で/告白/別れ
ソフィー・デインマン(ソプラノ)
アンナ・グレヴェリウス(メゾ・ソプラノ)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
スティーヴン・ロージス(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 イギリスのバリトン、マーク・ストーンが設立したレーベル「ストーン・レコーズ(Stone Records)」を代表するシリーズ、フーゴ・ヴォルフ(1860−1903)の歌曲全集。
 第1巻&第2巻の「メーリケ歌曲集」は、デインマンやギルクリストの歌声、解釈、楽曲研究が絶大な評価を得ており、同曲の決定盤との呼び声も高い。
 2010年10月の録音。
 

5060192780062
\2400
ディーリアス:歌曲全集第1巻
 ノルウェーの7つの歌 RT.V/9
 4つの古いイギリスの抒情詩 RT.V/30
 高い山を越えて RT.V/2
 高い山の生活 RT.V/6
 涙も笑いも長くは続かない RT.II/5
 子供のための2つの歌 RT.V/29より 小鳥
 夜鳴きうぐいすは金の竪琴を持っている RT.V/25
 イ=ブラジル RT.V/28
 森で RT.V/10
 作ったばかりの柳笛を持っていたことが RT.V/17
 シェリーの3つの抒情詩 RT.V/12
 ノルウェーの5つの歌 RT.V/5
マーク・ストーン(バリトン)
スティーヴン・バーロウ(ピアノ)
 2012年のディーリアス生誕150周年記念として企画、製作されたフレデリック・ディーリアス(1862−1934)の歌曲全集の第1巻。
 第1巻では、"ノルウェー"と"イギリス"がプログラム全体の大きなテーマとなっている。ストーン・レコーズの完成度の高いディーリアス歌曲集は、ディーリアン必携です!
 2010年12月の録音。
 
5060192780239
(2CD/特別価格)
\2400
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
 弦楽三重奏曲第1番変ホ長調 Op.3
 弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
 弦楽三重奏曲第2番ト長調 Op.9-1
 弦楽三重奏曲第3番ニ長調 Op.9-2
 弦楽三重奏曲第4番ハ短調 Op.9-3
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 レンドヴァイ弦楽四重奏団は、2004年にロンドンで出会ったオランダ、スウェーデン、イギリスの女流弦楽器奏者たちによって結成されたアンサンブル。
 アンサンブルを牽引するヴァイオリン、豊かな内声で高音と低音を繋ぐヴィオラ、そしてアンサンブル全体の雰囲気を創り出しているチェロ。ベートーヴェンの全集では、レンドヴァイ弦楽三重奏団の優れた技術、バランス、演奏への意思統一が際立っている。
 2012年2月11日−15日の録音。
 

5060192780079
\2400
目的地パリ
 マルティヌー:弦楽三重奏曲第2番 H.238
 フランセ:弦楽三重奏曲
 マルティヌー:弦楽三重奏曲第1番 H.136
 エネスコ:朝の歌 ハ長調
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 フランス、パリで交錯した3人の作曲家たち、マルティヌー、エネスコ、そしてフランセの弦楽三重奏のための作品集。
 ハンガリーの音楽家エルヴィン・レンドヴァイの名を持つ女性奏者たちのアンサンブル、レンドヴァイ弦楽三重奏団のセンスの高さが光る。
 2009年6月の録音。
 

5060192780246
\2400
コープ:弦、紙、木
 弦楽四重奏曲第3番
 黄色い壁紙
 クラリネット五重奏曲《クローホール》
アンドルー・マリナー(クラリネット)
マッジーニ弦楽四重奏団
ジョン・タッタースディル(コントラバス)
レベッカ・デ・ポント・デイヴィス(メゾ・ソプラノ)
 イギリスの合唱指揮者で作曲家、ロナルド・コープ(1951−)の室内楽作品集。
 19世紀イギリスの博学者ジョセフ・クローホール(1821−1896)に敬意を表して作曲された「クラリネット五重奏曲」では、ネヴィル・マリナーの息子でロンドン交響楽団の首席クラリネット奏者アンドルー・マリナーが参加。クラリネットの新たなレパートリーとして定着する可能性を持った力作です。
 2012年5月15日−17日の録音。
 

5060192780055
\2400
コープ:ダンマパダ アプサラ、ロナルド・コープ(指揮)
 ハイペリオン(Hyperion)でのニュー・ロンドン・オーケストラとの共演でもお馴染みの英国の指揮者ロナルド・コープの自作自演となる合唱作品集。
 自らが主宰する室内合唱団アプサラとの録音は「ダンマパダ(法句経)」。仏教の仏典と西洋の合唱を融合させた神秘的な作品。
 2010年1月の録音。




ORCHID CLASSICS



ORC100031
\2000→\1890
「1000 年に一人の超絶技巧の持ち主」、アレクセイ・グリュニュク
リスト:
 1-5.ピアノ・ソナタ ロ短調/
 6.メフィスト・ワルツ 第1 番/
 巡礼の年 第2 年「イタリア」より3 つのペトラルカのソネット/
  7.ソネット 第47 番/8.ソネット 第104 番/9.ソネット 第123 番/
 10.パガニーニ練習曲より第3 番「ラ・カンパネラ」
アレクセイ・グリュニュク(ピアノ)
録音 2010 年12 ?11-12 ?/ロンドンヘンリー・ウッド・ホール
 「1000 年に一人の超絶技巧の持ち主」とYOUTUBE などで話題となっているキエフ生まれのピアニスト、アレクセイ・グリュニュク。彼は6 歳で最初のコンサートを開き、13 歳でモスクワで開催された「セルゲイ・ディアギレフ全ソビエト連合ピアノコンクール」で1等を獲得。同時に東欧諸国で演奏を?い、モーツァルトやショパンの協奏曲で名声を博しました。
 その後キエフで開催された「ホロヴィッツ国際ピアノコンクール」と「上海国際ピアノコンクール」でも1等を獲得。ロンドンの王立音楽アカデミーの奨学金を得てからは世界中で活躍している新進気鋭の若者です。
 このリストの作品集は、そんな彼の特質を端的に物語るものであり、この才能を存分に堪能するにふさわしい1 枚となっています。




Ⅲ MILLENNIO(テルツォ・ミレンニオ)


CDA 0148
\2000
わが勇気のために歌う 十字軍
 不詳:
  Deus lo Volt! Ultreja! E sus eja!(巡礼者の歌;カリクストゥス写本所収)
  エスタンピー・レアル VI/Chevalier mult estes guariz(1147年の十字軍)
  Parti de mal e bien aturne(1189年の十字軍)/エスタンピー・レアル VII
 シャストラン・ド・クチ:
  Li noviaux tanz et mais et violete (1189年の十字軍)
  A vous amant, plus qu'a nule autre gent(1189年の十字軍)
 アンリ・ド・リキエ:Caritaz
 ジル・ド・ヴィニエ:Aler m'estuet la u je trairai paine(1202年の十字軍)
 ユオン・ド・サン・カンタン:Jerusalem se plaint et li pais(1219年の十字軍)
 不詳:Verso Damasco
 ヴァルター・フォン・デル・フォーゲルヴァイデ:パレスチナの歌(1219年の十字軍)
 獅子心王リチャード1世:Ja nuns hons pris
 ティボー・ド・シャンパーニュ:
  Seignor saichez qi or s'en ira(1239年の十字軍)
  Au tanz plaine de felonie(1239年の十字軍)
 不詳:
  Im mai/Oies Seigneur, pereceus par oiseuse(時期不定の十字軍)
  Stantipes/On ne porroit(1248年の十字軍)
 ギュジョン・ド・ディジョン:Chanterai por mon coraige(1189年の十字軍)
フロリレジウム・ムジケ
レーモ・ゲリーニ(指揮)
録音:2002年9月20-22日、聖ジョヴァンニ・イン・アルジェンテッラ修道院、
     パロンバーナ・サビーナ、ローマ県、イタリア
 

CDC 0174
\2000
内なる旅 グルジェフとハルトマンの音楽
 ゲオルギー・グルジェフ(1877-1949)/トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956):
  小アジアの正教会聖歌 20.II.1926
  クルドの羊飼いの旋律 25.IX.1926 & サイード舞曲 30.XII.1926
  サイードの歌と舞曲 18.IV.1927/バヤティ 7.X.1926/1.I.1926
  サイード舞曲 12.II.1927/サイードの歌と舞曲 20.II.1927
  ギリシャの旋律 29.VI.1924/アルメニアの歌 6.IV.1926
  Katzapsky Song 8.II.1926/アルメニアの歌 19.III.1927
  法悦の舞曲 23.V.1926/アジアの歌とリズム から 第40番
  祈りと行列 1.V.1926/聖なる肯定、聖なる否定、聖なる和解 8.X.1926
  瞑想 10.X.1926/復活祭の水曜日のための聖歌 5.V.1926
  復活祭の木曜日のための聖歌 12.V.1926/キリストの復活 24.IV.1927
  復活祭の聖歌と聖夜の行列 23.IV.1927
ウーゴ・ボネッシ(ピアノ)
録音:1997-2002年、ウーゴ・ボネッシの自宅のスタジオ
 


CDA 0207
\2000→\1890
ヴェールに包まれた音楽
 狂気と紙一重の天才
  サン・セヴェーロ公ライモンド・ディ・サングロ(1710-1771)の宮廷音楽

 サン・セヴェーロ公ライモンド・ディ・サングロのためのソナタ&協奏曲集
 ロベルト・カラヴェッラ(1959-):ラビリントゥス−アナクルシス
 フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):協奏的四重奏曲ヘ短調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス I
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768)/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィ(1704-1778):
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ ハ短調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス II
 レオナルド・ヴィンチ(1690?-1732):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番ニ長調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス III
 レオナルド・レーオ(1694-1744):
  フランス式アーチリュートのためのトッカータ ト短調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス IV
 ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第3番ニ長調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス V
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番ト長調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス VI
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調
 ロベルト・カラヴェッラ:ラビリントゥス VII−ルクス・エテルナ
イル・カンティエーレ・デレ・ムーゼ
 ヴァレーリオ・ロジート、ヨアンナ・フシチャ、ピエトロ・メルドレージ(ヴァイオリン)
 シモーナ・ブルーノ、テレーザ・チェッカート(ヴィオラ)
 マッテオ・スカルペッリ、マルコ・チェッカート(チェロ)
 ロベルト・リッカルディ(コントラバス)
 ロベルト・カラヴェッラ(テオルボ、キタローネ、フランス式アーチリュート) 他
ロベルト・カラヴェッラ(指揮)

録音:2004年3月、O.A.S.I. スタジオ、ローマ、イタリア

 ナポリ貴族サン・セヴェーロ公ライモンド・ディ・サングロ(1710-1771)の宮廷音楽を再現する試み。
 ライモンドは学問・芸術の他、発明家、解剖学者、錬金術師、フリーメイソン会員としても名を残す、狂気と紙一重の天才と称された人物。ナポリのサン・セヴェーロ礼拝堂にある大理石彫刻「ヴェールに包まれたキリスト」はそのリアルさで有名で、ライモンドが本物の遺体にヴェールをかけて製作させたのではないかという噂が立ったほどでした。
 間奏曲的に置かれた「ラビリントゥス(迷路)」はそんなライモンドの謎めいた人生を思わせる曲想で、声楽や管楽器も参加しています。

『ヴェールに包まれたキリスト』

 


CDNCS 0254/5/6
(3CD)
\6000→\5490
ロザリウム 聖なるロザリオの玄義による音楽的瞑想
 【CD 1】 喜びの玄義
 [イントロイトゥス I]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ(賛歌) 断章 I
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
  ロザリオのソナタ 第4番「神殿におけるイエスの奉献」
 [神よ、われを救いに来たまえ]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 II
 フランチェスコ・ソリアーノ(1548-1621):
  アヴェ・マリス・ステラによるカノン第77番
 [第1の玄義:告知]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 III
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):ファンタジア第13番(*)
 [第2の玄義:訪問]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 IV
 ロベルト・カラヴェッラ(1959-):賛歌選[Analecta Hymnica]
 [第3の玄義:降誕]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 V
 ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):パストラーレ
 [第4の玄義:奉献]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 VI
 J・S・バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 から アルマンドとカンタービレ
 [第5の玄義:神殿における発見]
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ 断章 VII
 ロベルト・カラヴェッラ:Kitmu Trio(*)
 [ロレトのリタニア](+)
 パブロ・ブルナ(1611-1679):聖処女のリタニアによるティエント第2旋法(#)
 [われらは御身の保護の下に逃れん、聖なる神の御母よ](+)
 グレゴリオ聖歌:サルヴェ・レジナ(アンティフォナ)
 [瞑想 I]
 ロベルト・カラヴェッラ:マニフィカト
 【CD 2】 苦しみの玄義
 [イントロイトゥス II]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架(賛歌) 断章 I
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
  ロザリオのソナタ 第10番「イエスの十字架への磔」
 [神よ、われを救いに来たまえ]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 II
 フランチェスコ・ソリアーノ:アヴェ・マリス・ステラによるカノン第54番
 [第1の玄義:かんらんの園での苦悶]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 III
 ロベルト・カラヴェッラ:真実より[Della Verita]−カノン(*)
 [第2の玄義:鞭打ち]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 IV
 ロベルト・カラヴェッラ:Sephardya
 [第3の玄義:茨の戴冠]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 V
 ロベルト・カラヴェッラ:Mystika
 [第4の玄義:十字架を担い]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 VI
 J・S・バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 から サラバンド
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 から 前奏曲
 [第5の玄義:磔と死]
 グレゴリオ聖歌:真実なる十字架 断章 VII
 ロベルト・カラヴェッラ:人間より[Dell'Uomo](*)
 [ロレトのリタニア](+)
 パブロ・ブルナ(1611-1679):聖処女のリタニアによるティエント第2旋法(#)
 [われらは御身の保護の下に逃れん、聖なる神の御母よ](+)
 グレゴリオ聖歌:サルヴェ・レジナナ(アンティフォナ)
 [瞑想 II]
 ロベルト・カラヴェッラ:スターバト・マーテル
 【CD 3】 栄えの玄義
 [イントロイトゥス II]
 グレゴリオ聖歌:神は昇れり(アンティフォナ)
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
  ロザリオのソナタ 第11番「キリストの復活」
 [神よ、われを救いに来たまえ]
 グレゴリオ聖歌:ガラリヤの人々よ(アンティフォナ)
 フランチェスコ・ソリアーノ:アヴェ・マリス・ステラによるカノン第103番
 [第1の玄義:復活]
 グレゴリオ聖歌:神は昇れり
 ロベルト・カラヴェッラ:善きことより、悪しきことより[Del Bene, del Male](*)
 [第2の玄義:昇天]
 グレゴリオ聖歌:ガラリヤの人々よ
 J・S・バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 から 前奏曲
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 から クラント
 [第3の玄義:聖霊の降下]
 グレゴリオ聖歌:神は昇れり
 フランシスコ・フェルナンデス・パレロ(1533?-1590):
  「聖霊とともに」によるティエント
 [第4の玄義:聖処女マリアの被昇天]
 グレゴリオ聖歌:ガラリヤの人々よ
 ロベルト・カラヴェッラ:時より[Del Tempo](*)
 [第5の玄義:聖処女マリアの戴冠]
 グレゴリオ聖歌:神は昇れり
 不詳(17世紀):L.K.M.氏の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  [ロレトのリタニア](+)
 パブロ・ブルナ(1611-1679):聖処女のリタニアによるティエント第2旋法
 [われらは御身の保護の下に逃れん、聖なる神の御母よ](+)
 グレゴリオ聖歌:サルヴェ・レジナナ(アンティフォナ)
 [瞑想 III]
 ロベルト・カラヴェッラ:レジナ・チェリ
アカティストス
 フランチェスコ・カルネルッティ(朗読)
 アリアンナ・ヴェンディテッリ(ソプラノ)
 パオロ・ロペス、ラドゥ・マリアン(男性ソプラノ)
 アントニオ・ジョヴァンニーニ(男性アルト)
 ダリオ・パオリーニ(グレゴリオ聖歌朗唱、ポジティヴ・オルガン)
 ヴァレーリオ・ロジート(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ、リラ・ブラッチョ)
 シモンピエトロ・クッシーノ(チェロ)
 ロベルト・カラヴェッラ(テオルボ、リュート、キタローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  サントゥール、ドゥドゥク、トロンバ・マリーナ)
イル・カンティエーレ・デレ・ムーゼ(*)
ロベルト・カラヴェッラ(指揮)

録音:2008年、ボンサイ・スタジオ、オルヴィエート、イタリア ADD
「玄義」の部分には朗読が重ねられます。(+)は3つのディスク共通。(#)のトラックの最後に編集ミスと思われる朗唱の断片が4秒ほど収録されておりますが、修正盤の供給はございません。なにとぞお許しください。(代理店)


<国内盤>


INDESENS!



INDE019
(国内盤)
\2940
〜「管楽器の王国フランス」の伝説的名手たち〜
カミーユ・サン=サーンス(1833〜1921):
 ①バソンとピアノのためのソナタ op.169
 ②クラリネットとピアノのためのソナタ op.167
 ③オーボエとピアノのためのソナタop.168
 ④ロマンスop.36(ホルンとピアノのための)
 ⑤カヴァティーヌop.144(トロンボーンとピアノのための)
 ⑥七重奏曲op.65
  (トランペット、ピアノ、2挺のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための)*
モーリス・ブールグ(オーボエ)
モーリス・アラール(バソン)
モーリス・ギャベー(クラリネット)
ジャック・トゥーロン(トロンボーン)
ジルベール・クルジエ(ホルン)
ロジェ・デルモット(トランペット)
アニー・ダルコ(p)
パスカルSQ*
ガストン・ロジェロ(cb)*
ジャン=マリー・ダレ(p)*
 あまりに高雅で、むせかえるよう…管楽器の王国フランスを代表する伝説的名手たちが、芸術性の深まった1970年代、Calliope レーベルに残していた傑作録音がいま甦るPD音源からの「七重奏曲」追加復刻も、ファンの心をくすぐる絶妙さ...これぞフランス音楽。
 フランスが「管楽器の王国」と呼ばれているのは、1870 年にプロイセン=ドイツとの戦いに敗れたこの国で、意欲あふれる作曲家たちが「フランスならではの音楽を!」と志し、フランス国民音楽協会を創設した頃からの伝統——
 ヴァイオリンやチェロなど弦楽器を多用するドイツ古典派・ロマン派の絶対音楽をよそに、管楽器にもより深い可能性はあるはずだ...と、フランス人作曲家たちが積極的に管楽器のための作品を多々書いたことも、この国の管楽器奏者たちの名声向上に大きく寄与したのでした。この頃、まさにその国民音楽協会の立ち上げに寄与し、初代主幹となったサン=サーンスこそは、オーケストラ音楽における管楽器やオルガンでの色彩感あふれる表現もさることながら、彼が——実は彼よりも早く亡くなった(!)ドビュッシーと同じように——管楽器のために3曲ものピアノ伴奏付ソナタを残して世を去ったということは、実に象徴的な事実と言えるでしょう。
 そんなサン=サーンス晩年の偉業を最も的確に伝え得たのはやはり、20 世紀の伝統を「いま」に伝えたパリ音楽院の名教師たちだったのではないでしょうか...? パリ音楽院演奏会協会管弦楽団の後継団体ともいえる、パリ管弦楽団のソリストたちのすぐれた録音を数多く世に送り出してきたフランスIndesens!レーベルはいま、2011 年に屋号を継承したCalliope レーベルで制作されていた音源のなかから、そうしたサン=サーンス晩年の三つのソナタを中心とする、パリ音楽院の名手たちによる傑作録音を掘り出し、みごとなアルバムとして世に送り出してくれたのです。
 レーベル主宰者は自らフランス随一の名手エリック・オービエに師事したトランペット奏者であるとともに、古いフランスのオーケストラ録音には一家言ありのレコード・マニアでもあり、こうしたものの復刻盤を作るにはうってつけの人物。数多くのフランス人ソリストと録音を続けてゆくうえで、こうした音源をきちんと世に送り出すとなれば、たとえCalliope 時代にCD 化されていたとしても(Calliope のもとオーナーも、この点では彼にひけをとらない耳の持ち主だったと思いますが)うっかりした音の盤など世に出せるはずがないのだ…と、改めて痛感いたしました。
 なんと高雅な「フランスの管」!Erato のヴィヴァルディ名盤群などでも聴けるブールグのオーボエが、なんとまろやかに香り高く響くことでしょう——
 アラールのフランス式バソンが、なんとぴたりとサン=サーンスの瀟洒さをとらえていることでしょう。
 アルバム末尾にはEMIのPD 音源から「七重奏曲」を引っ張ってきて、これも丁寧に復刻(幻のピアニスト、J-M.ダレによるサン=サーンス協奏曲全集の余白に入っていたのと同音源...入手しづらいBOX ゆえ、これは嬉しい計らい)。愛さずにはおれない1枚なのです




PHI(Φ)



LPH011
(国内盤・2枚組)
\4200
モーツァルト(1756〜1791):
 1.交響曲 第39 番 変ホ長調 KV543
 2.交響曲 第40 番 ト短調 KV550
 3.交響曲 第41 番 ハ長調 KV551「ジュピター」
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)

LPH011
(2CD)
\4000→\3690
紹介済輸入盤
 待望の来日公演と前後して、こんなとてつもない新譜が!! 新聞評などでの盛り上がりを必ずや受けるであろうところ、巨匠ヘレヴェッヘは「いま」なにをモーツァルトに求めるのか。壮大さ、統一感、泰然自若の「疾走する哀しみ」——
 耳をそばだてるべき解釈、ここに!
 レオンハルト&アルノンクールのバッハ・カンタータ全曲録音に合唱指揮者として起用されたのも数十年前、古楽大国ベルギーの先端であらゆる演奏家たちを牽引する立場にあるフィリップ・ヘレヴェッヘの快進撃は今や、決して古楽にとどまらない広がりをみせています。
 自主制作レーベルPhi を立ち上げてから4年目に突入、カタログ全9タイトルは現在ほぼすべてが『レコード芸術』誌で特選。しかも2枚に1枚は必ずバッハの録音で、合唱畑から育ってきた技量をいかんなく発揮、彼との絶大な信頼感で結ばれている演奏者たちと、稀有の一体感で音楽をつむぎあげてゆくヘレヴェッヘの「呼吸」の泰然自若さは、たとえその演目がベートーヴェンやドヴォルザークの巨大な管弦楽付き合唱曲であろうと、いっさい変わることがないのです——
 最小限の微妙な表現差で、とてつもないスケール感を描き出してみせる、その音楽性の深まり。この6月の来日公演での期待感もいや増しに高まるところ、なんと来日公演曲目(モーツァルトの「ジュピター」と「レクィエム」)を意識したかのような、待望すぎるモーツァルト交響曲の録音が届いてまいりました。
 思えば、ヘレヴェッヘはこれまでベート—ヴェン(現代楽器)やブルックナー(古楽器)、マーラー(古楽器)...といった19世紀以降の交響曲の録音こそしてきたものの、古典派交響曲の録音はなんと、おそらくこれが初(ヘレヴェッヘでモーツァルトといえば、なによりもまずhmfの「レクィエム」と「ハ短調ミサ」が思い浮かぶところですが)。
 届いたサンプルの神々しさに恐る恐るかけてみれば、ひとつひとつ深い彫琢、凄腕の古楽奏者たちとともに細かなフレーズまでいっさいおろそかにしない丁寧な作品解釈がありながら、全体としてはなんと自然な、なんと作品そのものに歌わせるような、それこそ日常のことばで話しかけるようなモーツァルトの世界が広がっている..
 .ピリオド奏法をことさらに意識した団体がしばしばみせるエッジの効いた先鋭性とも違う、かといって現代楽器のスケール感ともまるで違う、ただひたすら濃やかな音楽愛で、いつくしむように紡がれてゆくモーツァルトの、なんという説得力..!解説全訳付はいつもの通り!







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