NAXOS 1CD¥1100
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8.559750
\1100 |
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/キャットフィッシュ・ロウ
他
1.ストライク・アップ・ザ・バンド(D.ローズによる管弦楽編)(1927/1976)/
2.ラプソディ・イン・ブルー(F.グローフェによる編曲)(1924)/
3.プロムナード(S.バーホヴィッツ他によるクラリネットと管弦楽編)(1937/2010)/
4-8.キャットフィッシュ・ロウ-歌劇「ポーギーとベス」からの組曲
(S.ボーエンによる管弦楽編)(19336/1997)
<第1番:キャットフィッシュ・ロウ/
第2番:ポーギーの歌/第3番:フーガ/
第4番:ハリケーン/第5番:おはよう> |
オリオン・ウェイス(ピアノ)…2/
ジョン・フラム(クラリネット)…3/
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮) |
録音 アメリカ ニューヨーク,バッファロー クレインハンス・ミュージック・ホール
2012年10月8日…1.4-8, 2010年11月20日…2.3
現在、NAXOSアーティストの中で最も注目されているジョアン・ファレッタによる香り高いガーシュウィン・アルバムです。彼女とバッファロー・フィルの演奏はどれも外れなし!文句なしの名演と断言できますが、今回のガーシュウィン(1898-1937)はいつにも増して伸び伸びしているようなのは、彼女の気質にぴったりマッチしているからに他なりません。まるで「おもちゃ箱」のように楽しいメロディが溢れ出してくる「ストライク・アップ・ザ・バンド」、誰もが知っている「ラプソディ・イン・ブルー」も、通常よりも即興的なテイストが強くなっています。
若手ピアニスト、オリオン・ウェイスの煌めくピアノも魅力的。映画音楽「シャル・ウイ・ダンス」〜犬と歩けば」から再構築された「プロムナード」もゴキゲンな曲。そしてキャットフィッシュ・ロウでのやるせなくもガーシュウィン節全開の音。これらが混然一体となって押し寄せてくる喜びは、言葉にできないほどの快感をもたらすでしょう。 |
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8.559758
\1100 |
コープランド:ロデオ/ダンス・パネル 他
1-4.ロデオ-1幕のバレエ(1942)-4つのダンス・エピソード
<カウボーイの休日/畜舎の夜想曲/土曜の夜のワルツ/ホーダウン>/
5-11.ダンス・パネル:7部のバレエ(1959/1962改)/
12.エル・サロン・メヒコ(1932/1936改)/
13.キューバ舞曲(1942/1945改) |
デトロイト交響楽団/
レナード・スラットキン(指揮) |
録音 デトロイト,マックス.M.フィッシャー・ミュージック・センター,オーケストラ・ホール
2012年11月9-11日…1-4, 2012年11月12-14日…5-13
あまりにもカッコいい演奏なので、これらの曲の演奏がとても難しいということを一瞬忘れそうになってしまう、スラットキンのコープランド(1900-1990)作品集です。
誰もが知っているロデオからの「4つのエピソード」を始め、すばらしい出来なのにあまり知られていない「ダンス・パネル」、複雑なリズムが交錯する「キューバ組曲」、そして(ノリノリの演奏の場合のみ)狂乱の熱狂をもたらす「エル・サロン・メヒコ」。これらはちょっとでもリズム感が狂ったものなら、たちまちダサい音楽へと転落してしまうという、実に気難しい作品群なのです。
これらを颯爽をさばいていくスラットキンとデトロイト交響楽団の勇姿は、まるで荒馬を易々と乗りこなすカウボーイの如く。これぞまさしく「真のアメリカ音楽」です! |
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8.572781
\1100 |
メンデルスゾーン=ヘンゼル:歌曲集 第2集
1.春が来たとき/2.ああ、あの眼差しは変わらないままだ/
3.唐檜と棕櫚/4.光輝く夏の朝/
5.喪失(花がわかってくれるなら)/6.一人ぼっちの涙は何を望む/
7.山のかなたに/8.私は樹々の下をさまよった/
9.かつて私は暗く、困難の中に生きていた/
10.私は木立と悲しみの中を悲しむ/
11.孤独の涙は何を意味する?/12.その魂は明るき場所にある!/
13.さようなら!/14.美の女神の娘はどれでもない/
15.魔術の環/16.あなたから、わが愛する人、私は別れなくてはいけない/
17.死への哀歌/18.遠方にて/19.6つの歌
Op.9-6「5月の夜」/
20.5月の歌/21.ため息/22.船乗りの少女/
23.私が静かに自分自身をみつめると/24.イタリアへのあこがれ/
25.ミニョン/26.遠い国からの歌/
27.ズライカ:どんなにか、心の底からの喜びを持って/
28.ズライカ:ああ、お前の湿りを帯びた翼
※4.6.7.15.16.17.20.21.26.27…世界初録音 |
ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/
バベッテ・ドルン(ピアノ) |
録音 2010年10月28-31日 ドイツ バーデンバーデン,ハンス・ロスバウト・スタジオ
偉大なる作曲家メンデルスゾーンが「その才能を高く評価した」というのが彼の姉であるファニー(1805-1847)です。
彼女は4歳違いの弟と同じ音楽教育を受け、やはり幼い頃から並外れた才能を見せつけたのですが、当時の慣習(女性が職業に就くのははしたない)に従って、自らの音楽的才能をあからさまに表に出すことはせず、フェリックスの良き理解者として生きていったのです。しかし、彼女の夫ヘンゼルは彼女の才能を一目で見抜き、創作を続けるように促し、出版するように説得を重ねました。
そんな彼女、実は600作を超える作品を遺したと言われていますが、まだまだ研究途上にあり、全貌が解明される日が待たれるばかりです。NAXOSでは同じ演奏家たちによる歌曲集第1集(8.570981)がリリースされており、こちらも高い評価を受けています。ドイツロマン派の流れを汲むこれらの歌曲、この楚々たる美しさに涙してください。 |
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8.573058
\1100 |
ゴドフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集:12の印象
他
1.4つの詩曲より第2番「告白」(1927/1929)/
2-13. 12の印象(1916)
<ラルゲット・ラメントーソ/プロフィール(ショパン)/伝説/
チロル風(シュープラッター)/詩曲/永久運動/エレジー/
ワルツ/死のワルツ/オリエンタル/サーガ/ウィーン風>/
14.詩的なワルツ第1番 ト長調(ヴァイオリンとピアノ編)(1929)/
15.詩的なワルツ第2番 イ長調(ヴァイオリンとピアノ編)(1929)/
16.トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景-第11番
懐かしいウィーン
(J.ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)(1920)/
17.トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景-第1番
タンジールの夜
(F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)(1920) |
ナルツィン・ラシドヴァ(ヴァイオリン)/
ロデリック・チャドウィック(ピアノ) |
録音 20122年7月13-14日 UK モンマス ウィアストン・コンサート・ホール
ゴドフスキー(1870-1938)の音楽と言えば、あの複雑怪奇で豪華絢爛なピアノ・トランスプリクションを思い浮かべる人も多いことでしょう。確かに彼は「ピアニストの中のピアニスト」と呼ばれるほどに、ピアノに精通していた人です。
もちろんその作品はピアノ曲が中心ですが、その中に、まるで宝石のようなヴァイオリンのための曲があるのをご存知でしょうか?それは、かのクライスラーとその妻に捧げられたという「12の印象」です。ほとんどが3分程度の長さ(例外的に第6曲が6分越え)の12の小品からなるこの曲集。そのほとんどが三拍子の甘く切ない雰囲気を持ったウィーン風。この郷愁に満ちた調べを書いた人が、あの「誰にも演奏できそうもない」ような超絶技巧のピアノ曲を書いた人とは思えないでしょう。また「懐かしいウィーン」も彼の一つの代表作です。 |
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8.572984
\1100 |
ロドリーゴ:ギター作品集 第2集
1.トッカータ/2.祈りと踊り/3.遥かなるサラバンド/
4.パストラル(J.ジューヴによるギター編)/5.春の小鳥/
6.古風なティエント/
7-9. 3つの小品
<もう羊飼いたちは行ってしまう/
サンティアゴへの道/セビーリャの子供たち>/
10.歌(J.ジューヴによるギター編)/
11.その昔イタリカが音に聞こえ |
ジェレミー・ジューヴ(ギター) |
録音 2011年11月24-27日 カナダ オンタリオ,ニューマーケット,聖ジョン・クリソストム教会
「アランフェス協奏曲」のおかげで、ロドリーゴ(1901-1999)はギター音楽の巨匠であると思われている節もありますが、実際の彼はピアニストであり、ギターを演奏することはなかったと言います。そんな彼のギター独奏作品も、実はそれほど数が多いわけではありません。しかしながら、そのどれもが現代のギタリストたちにとって大切なレパートリーになっているのですから、やはりロドリーゴとギターには、堅固な結びつきがあるのかもしれません。このアルバムには、1933年に作曲されるもそのまま紛失、その後2005年に再発見された「トッカータ」を始め、幻想的で、情緒溢れる佳品が並んでいます。また、本来はピアノ曲である「パストラル」と「歌」をフランスの若手気鋭ギタリスト、ジューブ自身がギター用に編曲した2作品も聴きどころです。 |
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8.573143
(2CD)
\2200→\1990 |
ヨハン・デ・メイ:交響曲 第1番「指輪物語」他
<CD1>
1-5.交響曲 第1番「指輪物語」(1984-1987)
<魔法使いガンダルフ/エルフの森ロスローリエン/
ゴクリ(スメアゴル)/暗闇の旅(a-モリアの坑道/
b-カザド=ドゥムの橋)/ホビット>/
6-8.交響曲 第2番「ビッグアップル」(1991-1993)
<第1楽章:スカイライン/インターリュード:タイムズ・スクウェア・カデンツァ/
第2楽章:ゴーサム>/
<CD2>
1-3.交響曲 第3番「プラネット・アース」(2006)
<ロンリー・プラネット-孤独な惑星/
プラネット・アース-惑星の大地/マザー・アース-母なる大地> |
ピーポディ音楽院ウィンド・アンサンブル/
ハーマン.D.パーカー(指揮) |
録音 USA バルティモア,ピーポディ・コンセルヴァトワリー,ミリアム.A.フリードバーグ・コンサート・ホール
2009年12月10日,2010年3月4日,2010年4月15日…CD1:1-5,
2011年4月6-8日…CD2/USA バルティモア,ピーポディ・コンセルヴァトワリー,グリスウォルド・ホール
1998年4月9-10日…CD1:6-8
映画が大ヒットしたことでも知られる、イギリスの作家、ジョン.R.R.トールキンのファンタジー小説「指輪物語」を題材に、1984年から1987年にかけて作曲されたこの吹奏楽曲は、オランダの作曲家デ・メイ(1953-)の最初の本格的な作品であり、現在でも吹奏楽愛好家の中でとりわけ人気の高い1曲としても知られています。曲は5人の登場人物にそれぞれ楽章が充てられており(楽章の順序は原作と異なる)各場面を彷彿させる魅力的で表現的な音楽が付けられています。壮大なる「悪と善」の対立と、あくなき探究心が反映された劇的な音楽です。
対する「第2番」はニューヨークに捧げる頌歌であり、アメリカへのオマージュです。コープランド、バーンスタインの影響を感じさせながらも、映画音楽風のゴージャスさも兼ね備えています。交響曲第3番は地球全体への賛歌であり、奇跡的な美しさを讃えた見事な叙事詩です。おなじみピーポディ音楽院ウィンド・アンサンブルの緻密な演奏で。 |
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8.570829
\1100 |
ブロッホ:ヴィオラと管弦楽のための組曲 他
1-3.バール・シャム
(シャオ・ホンメイによるヴィオラと管弦楽編)(1923/2005)
<懺悔/即興/歓喜>/
4-7.ヴィオラと管弦楽のための組曲(1919)
<Ⅰ:レント-アレグロ-モデラート/Ⅱ:アレグロ・イローニコ/
Ⅲ:レント/Ⅳ:モルト・ヴィーヴォ>/
8-10.ヘブライ組曲(1951)
<Ⅰ:狂詩曲/Ⅱ:後進-アンダンテ・コン・モート/
Ⅲ:肯定-マエストーソ> |
シャオ・ホンメイ(ヴィオラ)/
MAVブダペスト交響楽団/
マリウシュ・スモリー(指揮) |
録音 ブダペスト ハンガリー放送 2010年9月17-18日…1-3.8-10,
2011年11月22-23日…4-7
ブロッホ(1880-1959)の「バール・シェム」は、彼の「ユダヤの魂」を象徴するような作品であり、18世紀に開始された「敬虔主義運動・・・ハシディズム」の創始者バアル・シェム・トーブに着想を得た曲です。本来は1923年、ヴァイオリンとピアノのために書かれ、その16年後にヴァイオリンと管弦楽のために編曲されました。このアルバムでは、それを更にヴィオラのためにとヴィオラ奏者ホンメイ自身が移し替え、類稀れなる美音で聴かせます。調性は変更されていないので、演奏自体はかなりの困難を極めるものと想像されますが、ひたすた落ち着いた音色が美しく、また時には夢心地にと、この作品の新しい魅力をみせてくれています。また「ヘブライ組曲」、「ヴィオラと管弦楽のための組曲」のどちらも、やはりユダヤ的な題材を扱ったものであり、まさにブロッホの心の歌と言えるものです。 |
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8.571298
\1100 |
イディル・ビレット/ソロ・エディション 第6集
シューマン:作品集
1-14.色とりどりの小品 Op.99
<3つの小品/5つのアルバムの綴り/ノヴェレッテ/前奏曲/
行進曲/夕べの音楽/スケルツォ/速い行進曲>/
15-22.幻想小曲集 Op.12
<夕べに/飛翔/なぜ/気まぐれ/夜に/
寓話/夢のもつれ/歌の終わり> |
イディル・ビレット(ピアノ) |
録音 1983年 ダブリン…1-14, 2000年 ニュルンベルク…15-22
トルコのアンカラに生まれ、3歳からピアノを始め瞬く間に頭角を現したというイディル・ビレット。NAXOSファンならずとも、知らぬ者のない名手です。
このビレット・エディションはそんな彼女の偉大なる足跡を辿るものであり、デビュー間もなくの「天才少女」の頃の演奏から、つい最近の円熟の演奏までを幅広くカバー。彼女の多彩なレパートリーと類い稀なる技巧を存分に味わうことができるシリーズです。
このシューマンは彼女の壮年期の演奏であり、感情の起伏の大きな素晴らしい演奏です。「色とりどりの小品」での曲ごとに変わる風景、幻想小曲集での内省的な表現。これらの造形美は聴き手の期待を裏切ることがありません。とりわけ、シューマンの特徴とも言える「内声部が美しく立ち上がる部分」の巧みな処理は他の追随を許しません。 |
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8.572477
\1100 |
アントニオ&ホアン&エルナンド・デ・カベソン:グロサ集
《アントニオ・デ・カペソン(1510-1566)》
1.恋をお望みの方は/2.サーナ・メ・ドミネ/
3.憐れみたまえ/4.私は神が何かを与える時に行く/
5.私の最後のため息/
6.オザンナ(ジョスカン・デ・プレの「ミサ・ロム・アルメ」第6旋法より)/
7.緑の美しい木/8.小さな楽しみは私を選ぶ/
9.はかない喜びのために/10.シュザンヌはある日/
11.私は死を持続する/12.私の熱烈なため息/
13.別れの時には/14.フランス風カンシオン/
15.誰かが教えてくれる/
16.パンジェ・リングァ・デ・ウレダ/
《エルナンド・デ・カベソン(1541-1602)》
17.シュザンヌはある日/
18.甘き思い出-デュルス・メモワール/
19.めでたし、海の星よ-アヴェ・マリス・ステラ/
20.小さな楽しみは私を選ぶ/
《ホアン・デ・カベソン(?-1566)》
21.私は嘆き悲しむ/
《アントニオ・デ・カベソン》
22.破壊から呼び出され |
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グレン・ウィルソン(ハープシコード)
Harpsichord by Donatella Santoliquido after
instruments of the Valladolid school. Modified
sixth-comma meantone temperament, a=415 Hz. |
録音 2012年6月1-3日 シチリア ピアナ・デグリ・アリバネージ,聖マリー・ホデゲトリア教会
幼児期に失明するも、オルガニストとして大成し、カルロス1世、フェリペ2世の主任オルガニストとして仕え、2度に渡ってヨーロッパを旅行するなど、スペインの鍵盤音楽の発展に多大なる貢献を果たしたアントニオ・デ・カベソンの音楽は、豊かなポリフォニーと即興的なフレーズに満ちた創造的なものです。彼の主要な作品は「ティエントと変奏曲全集」(8.572475-76)で聴くことができますが、このアルバムでは彼の息子エルナンドとその弟ホアンの作品を配することで、16世紀のスペイン鍵盤音楽への理解が一層深まるのではないでしょうか?
この「グロサ」は当時流行していたシャンソンやマドリガルなどの世俗歌曲からの転用、また宗教的なものが極めて整理された状態で含まれているものです。当時の音楽を研究する上でも貴重な資料であると言えるでしょう。もちろん何も考えずにこのゆったりとした音楽に身を任せるのも一興です。 |
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8.572906
\1100 |
レーガー:オルガン作品集 第13集
1-2.ファンタジアとフーガ ハ短調 Op.29/
3-8. 12のモノローグ Op.63より第7番-第12番
Op.63
<第7番:アヴェ・マリア イ長調/第8番:ファンタジア
ハ長調/
第9番:トッカータ ホ短調/第10番:フーガ
ホ短調/
第11番:カノン ニ長調/第12番:スケルツォ
ニ短調>/
9-11.オルガン・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.33
<ファンタジア/インテルメッツォ/パッサカリア> |
クリスティアン・バルテン(1911年製シュタインマイヤー・オルガン) |
録音 2012年8月28-29日 ドイツ マンハイム キリスト教会
J.S.バッハの伝統を正しく受け継いだマックス・レーガー(1873-1916)のオルガン作品集。今回の第13集にも渋くて複雑な作品が並んでいます。Op.29のファンタジアとフーガは1898年に作曲されたもので、当時彼が傾倒していたリヒャルト・シュトラウスに捧げられています。バッハの精神を感じさせながらも、モダンなハーモニーが見て取れます。Op.63の「12のモノローグ」は1902年の作曲。ほんの4年ほどの間のレーガーの成長ぶりを耳で感じてください。澄み渡った音色の中に、ほんの少し不安が溶け込む「アヴェ・マリア」を始めとした、美しいという一言では語り尽くせない深い味わいの曲が続きます。
1899年のオルガン・ソナタは大規模な構成を持つ見事な作品。フランツ・リストのユジンでもあったザクソンの「伝説的カントール」アレクサンダー・ヴィルヘルム・ゴットシャルクに捧げられています。キャッチーなメロディは少ないものの、それが却って大人の雰囲気を醸し出しています。 |
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8.573006
\1100 |
ゲディーニ:アーキテクチャ・コントラプンクト
他
1-7.管弦楽のための協奏曲「アーキテクチャ」(1939-1940)/
8-10.コントラプンクト-対位法(1960-1961)/
11-12.海の小品とバッカナーレ(1933) |
パオロ・キアヴァッキ(ヴァイオリン)…8-10/
リッカルド・サヴィネッリ(ヴィオラ)…8-10/
ジュセッペ・スカリオーネ(チェロ)…8-10/
ローマ交響楽団/
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮) |
録音 2011年7月11-15日 ローマ OSRスタジオ…1-10,
2011年10月23-24日 ローマ アウディトリウム・ディ・ヴィア・コンキリアツィオーネ(11-12)
※8-12…スタジオ&ステレオ初録音
レスピーギ、カゼッラ、マルトゥッチを始めとした「イタリア近代音楽」に於いて、彼らの右にでるものはいないであろう、ローマ交響楽団&ラ・ヴェッキアのコンビによる最新盤は、知られざるイタリア近代作曲家フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965)です。前述の作曲家たちよりも少しだけ後の世代に属するゲディーニは、最初トリノで学び、1911年からボローニャでエンリコ・ボッシから教えを受けます。作曲家、指揮者として名声を上げつつ、トリノ、パルマ、ミラノそれぞれの音楽院で作曲を指導、その弟子にはアバド、ベリオ、カツティリオーニなどがいるという優れた指導者でもあります。
パルマにいた頃の作品である「アーキテクチャ」は7つの部分で構成された活発な音楽。バロック音楽からのインスピレーションを近代的な和声で処理した興味深い作品です。他の2作品もオーケストラの能力を限界まで要求する難易度の高い音楽。ぜひこの魅力にはまってください。 |
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8.573036
\1100 |
グリーディ:弦楽四重奏曲 第1番&第2番
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ト長調(1933)/
5-8.弦楽四重奏曲 第2番 イ短調(1949) |
ブレトン弦楽四重奏団
<メンバー:
アン・マリー・ノース(第1ヴァイオリン)/
アントニオ・カルデナス(第2ヴァイオリン)/
イワン・マーティン(ヴィオラ)/
ジョン・ストーク(チェロ)> |
録音 スペイン マドリッド,ムジクストリ・スタジオ
2011年10月31日,11月1.30日…1-4, 2012年2月5.6.10日…5-8
バスク地方のビトリア=ガスティスに生まれ、マドリードで学んだ後、フランスに留学。あのサティも学んだパリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに師事し、更にベルギーのブリュッセルに留学。帰国してからはバスク地方で音楽活動を行い、オペラや管弦楽曲、そしてこの2つの弦楽四重奏曲などを作曲します。
また忘れてはならないのがサルスエラ(スペインのオペラの一種)で、NAXOSにもそれはそれは楽しいサルスエラ「農場」(8.557632)の録音があり、マニアをうならせていることでも知られています。そんなグリーディ(1886-1961)の弦楽四重奏曲は、賑々しいサルスエラとは雰囲気を異にする厳格で静かな音楽です。洗練されたメロディと哲学的とも言える深い音楽性の中に、仄かに漂うラテンの血の滾り。 |
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8.573050
\1100 |
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第5集
老年のいたずら 第12集「アルバムのためのいくつかの些細なこと」
1.Allegretto/2.Allegretto moderato/3.Allegretto
moderato/
4.Andante sostenuto ? Allegretto ? Tempo
prima/
5.Allegretto moderato/
6.Andante maestoso ? Allegro brillante/7.Andantino
mosso/
8.Andantino sostenuto/9.Allegretto moderato/
10.Andantino mosso/11.Andantino mosso/
12.Allegretto moderato (シベリア風舞曲)/
13.Allegretto brillante/14.Allegro vivace/
15.アーモンドの小さなガレット: Allegro
brillante/
16.私の愛するカラファは甘き思い出をもたらす:
Andantino? Allegro brillante/
17.A piacere(自由気ままに)? Andantino mosso
quasi Allegretto/
18.Andantino mosso ? Allegro ? Tempo primo
? Allegro ? Tempo primo/
19.Allegretto moderato/20.Allegro brillante/
21.Andantino sostenuto/
22.短調の主題と変奏-Andantino mosso ? Allegretto
? Largo/
23.長調の主題と変奏- Allegretto moderato
? Piu mosso ? Largo/
24.Un Rien sur le mode enharmonique(異名同音の形式で)-
Adagio ? Andantino mosso |
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ) |
録音 2012年3月26-27日 イタリア トゥリン,イヴレア
SMCレコーズ・バロック・ホール
わずか37歳でオペラの創作から足を洗ったロッシーニ(1792-1868)。しかしそれからなくなるまでの39年間、全く音楽から遠ざかっていたわけではありません。彼が、悠々自適の生活を送りながら書いたのはサロン風の歌曲や室内楽曲、ピアノ曲、そして宗教的作品でした。この作品集「老いのいたずら」はそんなロッシーニの本当の晩年である1857-1868年の10年間に書かれた曲集で、彼の私邸で催された「土曜の音楽の夕べ」の演奏のためのみに作曲され、楽譜は出版を許可されず鍵付きの引出しの奥深くにしまわれていたものです。
全部で13の曲集からなり、その中にはピアノ曲だけでなく、声楽曲やちょっとした室内楽曲も含まれます。どの曲も機知に富み、様々な仕掛けが施されたオシャレでステキなものばかりです。この第12集の曲のタイトルの多くには、単なる曲の表情記号が見受けられますが、一つ一つの曲の味わい深さには目を見張るものがあります。今回もマランゴーニの楽しい演奏で。 |
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8.573090
\1100 |
20世紀イタリアの独奏クラリネットのための作品集
1.ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):歌(1983)/
2.ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):演奏会用練習曲(1971)/
3.ヴァレンティノ・ブッチ(1916-1976):協奏曲(1969)/
4.レナート・ディオニシ(1910-2000):モノディア(1968)/
5.アゴスティーノ・ガブッチ(1896-1976):東洋風幻想曲(1959)/
6-8.ガブッチ:インプロヴィーソ(1968)/
9.ミルッチオ(1922-1999):狂詩曲(1978)/
10.ニーノ・ロータ(1919-1979):古家での心霊現象(1950)/
11-14.ジュセッペ・ルッジェッロ(19089-1997):エピソード(1974)/
15-17.カルロ・サヴィーナ(1919-2002):三部作(1983)/
18.フラヴィオ・テスティ(1923-):ユビルス
Ⅰ Op.30(1974)
※5.11-18…世界初録音 |
セルジオ・ボシ(クラリネット) |
録音 2012年1月8-10日 イタリア パサーロ,SB・サウンド・スタジオ
イタリアの名クラリネット奏者セルジオ・ボシの見事な演奏を。彼はすでにNAXOSレーベルで3枚のアルバムをリリースしていていて、マニャーニの超絶技巧物(8.572890)や、朗々と歌いまくる「知られざるイタリア作品」(8.572399)、ひたすら楽しい「イタリア小品集」(8.572690)、そのどれもがクラリネット愛好者から高い人気を得ています。そんなボシ、今作ではちょっと違った雰囲気の音楽を聞かせます。それは、1950年代以降の現代作品集で、これまでのように"美しいメロディ"を楽しむと言うより、楽器の持つ表現力の多様性を楽しむアルバムと言えるでしょうか。全て無伴奏作品であるため、曲の魅力も演奏技術も露わになってしまうという、奏者にとっても聴き手にとっても、かなりスリリングで興味深い1枚です。 |
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8.573109
\1100 |
ボルトニャンスキー:I cried out to the Lord
賛歌と教会コンチェルト
1.ヘルビム讃歌 第7番/
2-4.教会コンチェルト 第15番「人々よ、来たりて歌え」/
5-8.教会コンチェルト 第21番「最も高きところに彼は宿る」/
9-11.教会コンチェルト 第1番「新しい歌を主に向かいて歌う」/
12-15.教会コンチェルト 第27番「私は泣き、主に向かいて声をあげる」/
16-19.教会コンチェルト 第6番「いと高きにある神に栄光あれ」/
20-23.教会コンチェルト 第18番「主にむかいて、よき称賛をささげる」/
24-27.教会コンチェルト 第32番「おお主よ、私は我が終焉を知っている」/
28-30.教会コンチェルト 第9番「主が作られたかの日よ」/
31.なんと偉大な、シオンにおわす我らの主よ |
アンサンブル・ケルビム/
マリカ・クズマ(指揮) |
録音 2009年7月&2011年1月 サンフランシスコ・コンセルヴァトリー・オブ・ミュージック・コンサート・ホール
ウクライナの聖職者の家に生まれたボルトニャンスキ(1751-1825)ーは、7歳の時にサンクトペテルブルクに行き、そこでイタリア人宮廷楽長のガルッピの音楽を学びました。その指導に心酔した彼は、1769年にガルッピが帰国するのに伴いイタリアへ行き、オペラ作曲法を学びます。この地である程度の名声を得た後、1779年にサンクトペテルブルクに戻り、1779年にはロシア帝国出身者としては初の「宮廷楽長」として活躍をはじめます。しかしながら彼の真価は合唱作品にあり、とりわけ40曲以上書かれた「教会コンチェルト」が高く評価されています。楽器の使用が禁じられている正教会において、彼が作曲した“西洋風の”ロシア語の奉神礼音楽は異質ではありますが、高い人気を誇っていたことは間違いありません。
この演奏は、再研究から導き出されたスラヴの発音によって歌われ、アーカイブから見つかった詳細が付け加えられた興味深いものとなっています。 |
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8.573178
\1100 |
期待の新進演奏家シリーズ/ソン・ユトン-孫楡桐
ピアノ・リサイタル
1-3.ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」Op.81a/
4-7.リーバーマン(1961-):ガーゴイル Op.29/
8.ガルシア・アギレラ(1972-):ユリアのための花束/
9-23.ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
<第1プロムナード/小人/第2プロムナード/古城/
第3プロムナード/テュイルリーの庭/ビドロ/
第4プロムナード/卵の殻をつけた雛の踊り/
サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/
第5プロムナード/リモージュの市場/
カタコンベ(ロー/墓)-死せる言葉による死者への呼びかけ/
鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤガー/
キエフの大門> |
ソン・ユトン-孫楡桐(ピアノ) |
録音 2012年6月16日 スペイン ハエン,コンセルヴァトワリー・オブ・ミュージック
毎年、煌めく才能を輩出することで知られるスペインの「ハエン国際ピアノ・コンクール」。南スペインに春を告げるイベントとしても知られています。課題曲はバッハから現代曲までと幅広く、ここで入賞すればピアニストとしての出発への輝かしい足掛かりとなることは間違いありません。
このコンクールの2012年の優勝者が中国のピアニスト孫楡桐(ソン・ユトン)。もちろん技術的には文句なしの素晴らしさですが、何より彼の美点は「彼独自の歌心」と「独特のタッチ」でしょうか?
リリカルなベートーヴェンの「告別」の第1楽章、ペダルを最小限に抑え、粒立ちの良い音で勝負する終楽章。と最初の曲から目を離すことができません。また、2曲の現代曲は思いの他親しみやすいものであり、そして圧巻はムソルグスキー!これはすごい!将来がとても楽しみな人です。 |
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8.578253
\1100 |
マイ・ファースト・オーケストラ・アルバム
1.色彩感:バーンスタイン:キャンディード-序曲/
2.忙しく:モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
K492-序曲/
3.穏やかに:ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調
Op.90-
第3楽章 ポーコ・アレグレット/
4.お話:リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
Op.35-
第1楽章「海とシンドバッドの船」/
5.メヌエット:ハイドン:交響曲第6番 ニ長調
「朝」Hob.I:6-
第3楽章 メヌエット/
6.つま先だち:ビゼー:アルルの女 組曲第1番-メヌエット/
7.田舎の風景ヴォーン・ウィリアムズ:
「グリーンスリーヴス」による幻想曲(編曲:R.グリーヴス)/
8.雪の結晶:ドビュッシー:
子供の領分-雪は踊る (A.カプレによる管弦楽編)/
9.東洋風:ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」
第4幕-
ペルシャの奴隷の踊り /
10.勇気をもって:ショスタコーヴィチ:祝典序曲
Op.96/
11.友情:プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60-
キージェの結婚/
12.ふざけて:ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55-第3楽章
スケツツォ/
13.パーティ:オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」-第2幕
カンカン/
14.ダンス:スメタナ:歌劇「売られた花嫁」-第1幕
ポルカ/
15.クリスマス:チャイコフスキー:
組曲「くるみ割り人形」Op.71a-こんぺいとうの踊り/
16.熱狂:ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第3幕
ワルキューレの騎行 |
様々な演奏者 |
異なった音色を持つたくさんの楽器たちが集まって、素晴らしい音楽を奏でるオーケストラ。ほんの小さな音から途方もなくエイキサイティングな音まで、その音色は多種多彩です。
このアルバムはオーケストラの究極の名曲を16曲集め、各々の曲のイメージをつかめるようにカテゴライズしたものです。曲を聴いて何となくいろんな風景が浮かんでくれば、あなたは作曲家たちとお友だちになれること間違いありません! |
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8.660329
(2CD)
\2200 |
ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」
3幕 台本…チェーザレ・デッラ・バッレ「マホメット2世」/
ルイージ・バロッキ&アレクサンドル・スーメ翻訳、改訂
<CD1>
1.序曲/2-6.第1幕/7-9.第2幕/
<CD2>
1-4.第2幕(続き)/5-10.第3幕 |
マオメット2世(トルコ皇帝、アルマンゾルと名乗る)…ロレンツォ・レガッツォ(バス)/
クレオメネ(コリントの総督)…マルク・サラ(テノール)/
パミーラ(クレオメネの娘)…マジェラ・カラーフ(ソプラノ)/
ネオクレ(コリントの隊長、パミーラの恋人)…マイケル・スパイレス(テノール)/
イェーロ(守備隊長)…マシュー・レクロア(バス)/
アドラステ…グスタボ・クアレスマ・ラモス(テノール)/
オマール…マルコ・フィリッポ・ロマノ(バリトン)/
イスメーネ…シルヴィア・ベルトラミ(メゾ・ソプラノ)/
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/
ジャン=ルーク・ティンゴー(指揮) |
録音 2010年7月18.20.23日 第22回ヴィルトバード・ロッシーニ音楽祭
ロッシーニ(1792-1868)の全作品の中でも、とりわけ重厚で悲痛なオペラ「マオメット2世(メフメト2世)」は1820年に初演され大好評を得ました。その4年後、パリに赴いたロッシーニは、フランスのグランド・オペラの深刻な危機を目の当りにすることになります。
それは、当時の人気作曲家スポンティーニが新作「オリンピア」の上演失敗を受けてプロイセンに行ってしまったため、ロッシーニは新しいオペラを書くことを強く求められたのでした。そのため彼は「マオメット2世」をフランス語に改作するのですが、この物語は、スポンティーニの「オリンピア」と設定が若干似ていたこともあり、ロッシーニは幕切れを「コリントの町が炎上する」という劇的なものにして、ヒロインの死の悲しみを強調したのです。また全体的に合唱の比重も高い聴きごたえたっぷりのオペラ。
マオメット2世を歌うのは当代きっての名バス、レガッツォ。物語に深みを与えています。 |
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8.501064
(10CD)
\4000 |
グレート・チェンバー・ミュージック
<CD1…8.578240 ハイドン(1743-1809)>
1-4.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.32-3 Hob.III:39「鳥」/
5-8.弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5 Hob.III:63「ひばり」/
9-12.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3 Hob.III:77「皇帝」/
13-15.ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 Hob.XV:25「ジプシーロンド」/
<CD2…8.578241 モーツァルト(1756-1791)>
1-3.フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K285/
4-7.弦楽四重奏曲 第14番 ト長調「春」K387/
8-11.弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K406/
<CD3…8.578242 ベートーヴェン(1770-1827)>
1-4.弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調「ラズモフスキー」
Op.59-3/
5-11.弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131/
<CD4…8.578243 ベートーヴェン(1770-1827)>
1-3.ピアノ三重奏曲 ニ長調「幽霊」Op.70-1/
4-7.ピアノ三重奏曲 変ロ長調「大公」Op.97/
<CD5…8.578244>
1-5.シューベルト(1797-1828):ピアノ五重奏曲
イ長調「ます」Op.114 D667/
6-9.メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽八重奏曲
変ホ長調 Op.20/
<CD6…8.578245>
1-3.ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47/
4-7.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ
イ長調/
<CD7…8.578246>
1-4.メンデルスゾーン(1809-1848):ピアノ三重奏曲
第1番 ニ短調 Op.49/
5-8.シューベルト(1797-1828):ピアノ三重奏曲
第1番 変ロ長調 D898/
9.シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ホ長調「ノットゥルノ」D897-アダージョ/
<CD8…8.578247>
1-6.ドヴォルザーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲
第4番 ホ短調「ドゥムキ」Op.90/
7-10.ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲
第2番 ニ長調/
<CD9…8.578248>
1-4.シューベルト(1797-1828):
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」D810/
5-8.ドヴォルザーク(1841-1904):
弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調「アメリカ」Op.96
B179/
<CD10…8.578249>
1-4.モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲
イ長調 K581/
5-8.ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲
ロ短調 Op.115 |
<CD1>
コダーイ弦楽四重奏団…1-12/
クングスバッカ・ピアノ三重奏団…13-15/
<CD2>
ジャン・クロード・ジェラール(フルート)…1-3/
ヴィラ・ムジカ・アンサンブル…1-3/
エデル弦楽四重奏団…4-11/
ヤーノシュ・フェヘールヴァーリ(ヴィオラ)…8-11/
<CD3>
コダーイ弦楽四重奏団/
<CD4>
イェネ・ヤンドー(ピアノ)/
西崎崇子(ヴァイオリン)/
チャバ・オンツァイ(チェロ)/
<CD5>
イェネ・ヤンドー(ピアノ)…1-5/
イシュトバン・トート(コントラバス)…1-5/
アウアー弦楽四重奏団…6-9/
コダーイ弦楽四重奏団…1-9/
<CD6>
西崎崇子(ヴァイオリン)/
イェネ・ヤンドー(ピアノ)/
<CD7>
グールド・ピアノ三重奏団…1-4/
シュトゥツガルト・ピアノ三重奏団…5-9/
<CD8>
ヨハヒム・ピアノ三重奏団…1-6/
ブダペスト・ハイドン弦楽四重奏団…7-10/
<CD9>
コダーイ弦楽四重奏団…1-4/
モイゼス弦楽四重奏団…5-8/
<CD10>
ヨージェフ・バローグ(クラリネット)…1-4/
ダニュビウス弦楽四重奏団…1-4/
ボリス・レネル(クラリネット)…5-8/
ルートヴィヒ弦楽四重奏団…5-8 |
室内楽・・・あくまでも2人から10人程度のアンサンブルから紡ぎ出される音楽です。それは気のおけない者同士が音楽で対話をすることでもあり、また、息詰まるほどの緊張感を湛えた瞬間をもたらすものでもあったりと、本当に様々な表情を見せてくれます。これはオーケストラのように大人数で音を奏でるのではなく、ピアノのように一人で世界を構築するのでもありません。この不思議な一体感を感じてみてください。繊細さと力強さが常に表裏一体となった「大人のため」の熟成した響きです。このBOXには、ハイドンからドヴォルザークまで、古典派からロマン派の代表的な作品を収録しています。
録音 <CD1>1993年9月21-24日 ハンガリー
ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1992年5月1-3日
ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…5-8/1989年3月28-31日,5月4-5日
ハンガリー ブダペスト,ロッテンビラー フンガロトン・スタジオ…9-12/2008年4月6-8日
UK ポットン・ホール…13-15/<CD2>1990年8月29-30日
ドイツ ハイデルベルク,トンスタジオ・ファン・ギースト…1-3/1990年11月12-17日
ハンガリー ブダペスト,サスハロム・リフォームド教会…4-7/1995年…8-11/<CD3>1998年4月27-30日
ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…1-4/1999年4月28-29日
ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…5-11/<CD4>1991年5月27-30日
ハンガリー ブダペスト,サスハロム・リフォームド教会/<CD5>1991年12月2-4日
ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-5/2003年6月5-7日
ハンガリー ブダペスト,フェニックス・スタジオ…6-9/<CD6>1989年4月27日
ハンガリー ブダペスト,イタリア会館…1-3/1990年2月7-12日
スロヴァキア ブラティスラヴァ,スロバキア放送…4-7/<CD7>2000年4月5-6日
UK ポットン・ホール…1-4/1988年5月 ドイツ
ハイデルベルク,トンスタジオ・ファン・ギースト/<CD8>1996年4月22-25日
UK ブリストル,セント・ジョージ,ブランドン・ホール…1-6/1993年10月25-28日
ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…7-10/<CD9>1991年10月8-11日
ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1988年11月11-18日
スロヴァキア ブラティスラヴァ,スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼス・ホール…5-8/<CD10>1991年9月23-25日
ハンガリー ブダペスト,ウニタリアン教会…1-4/1999年2月13-15日
フランス アランソン・アウディトリウム…5-8 |