≪アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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6/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LABEL−HERISSON
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ルクレール:室内楽作品集
易しい音楽の慰み第2集 ト短調 Op.8
ソナタ ニ短調 Op.4-1
ソナタ 変ロ長調 Op.4-2
ソナタ ニ短調 Op.4-3
ソナタ ヘ長調 Op.4-4 |
パスティッチョ・バロッコ
〔ダヴィッド・ワルター(オーボエ)、
エレーヌ・ギューレ(オーボエ)、
ファニー・マセリ(ファゴット)、
エステル・ブライエ(コントラバス)、
パトリック・アイルトン(チェンバロ)〕 |
バロック音楽をレパートリーの中心とするフランス、パリの新興レーベル「Label
Herisson(レーベル・ヘリソン)」の取り扱いを開始します。
フランコ=ベルギー派の開祖とも称される18世紀フランスのヴァイオリンの巨匠であり、トリノ、ロンドン、ハーグなどヨーロッパを巡り、フランスとイタリアの様式を共存させたジャン=マリー・ルクレール(1697−1764)のソナタ集。
パスティッチョ・バロッコは、パスカル・モラゲス木管五重奏団のオーボイスト、ダヴィッド・ワルターや、パリ室内管弦楽団のファゴット奏者ファニー・マセリ、レ・シクエルの首席コントラバス奏者でジャズのフィールドでも活躍するエステル・ブライエなど、フランスで活躍する実力者たちによるアンサンブル。
パスティッチョ・バロッコのルクレール、艶やかで優雅な世界は絶品です。2006年7月の録音。 |
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C.P.E.バッハ:クラヴィコードのための作品集
ファンタジア第1番ヘ長調 Wq.59-5/
ファンタジア第2番ハ長調 Wq.59-6/
ソナタ ホ短調 Wq.65-30/ソナタ ホ短調 Wq.59-1/
ソナタ ト短調 Wq.65-27/幻想曲嬰ヘ短調
Wq.67《感情》/
わがジルバーマン・クラヴィーアからの別れ
Wq.272 |
マチュー・デュピュイ(クラヴィコード) |
プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷にチェンバロ奏者として仕え、後に続くハイドンやベートーヴェンに大きな影響を与えた大バッハの二男、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714−1788)。
パリ音楽院のチェンバロと通奏低音で1等賞を獲得した1977年生まれの気鋭の鍵盤奏者、マチュー・デュピュイが弾くクラヴィコードは、クリスティアン・ゴットローブ・フーベルトの1787年製フレット式クラヴィコードのレプリカモデル。
クラヴィコードの特色に着目したC.P.E.バッハの奥深きアイディアを味わいたい。2008年4月21日−23日の録音。 |
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テレマン:楽しみと喜び 〜 室内楽作品集
三重奏曲第12番 変ホ長調
ファゴット・ソナタ ヘ短調
オーボエ・ソナタ 変ロ長調
ファゴット・ソナタ ホ短調
オーボエ・ソナタ ホ短調
パルティータ第4番ト短調 |
ダヴィッド・ワルター(オーボエ)
ファニー・マセリ(ファゴット)
マチュー・デュピュイ(チェンバロ)
レミ・カサーニュ(テオルボ)
ヴァレリ・デュラック(チェロ) |
パスカル・モラゲス木管五重奏団のオーボエ、ダヴィッド・ワルターと、1979年イタリア出身でパリ室内管弦楽団の首席ファゴット奏者、ファニー・マセリが知的なソロを披露してくれるテレマンのソナタ集。
チェンバロのマチュー・デュピュイなど、通奏低音のメンバーたちの安定感、一体感が、ソロの美しさをひきたてている。2007年9月の録音。 |
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スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ ト短調 K.121/ヘ短調 K.204/変ホ長調
K.193/
イ短調 K.175/ト長調 K.124/ハ長調 K.513/
ト長調 K.431/ニ長調 K.178/ニ短調 K.64/ニ短調
K.213/
ニ短調 K.141/変ロ長調 K.273/ヘ長調 K.419/
ト長調 K.284/イ長調 K.113/ロ短調 K.87/ロ短調
K.409/
ハ長調 K.157/ハ長調 K.423/ニ短調 K.138/
ニ長調 K.214/ニ長調 K.490/ニ長調 K.491/ニ長調
K.492 |
マチュー・デュピュイ(チェンバロ) |
1977年生まれ、パリ音楽院を一等賞で卒業したエリート、マチュー・デュピュイ。
チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノの古楽系鍵盤楽器の演奏から、伝統音楽、ジャズなど、時代やジャンルを問わずスタイルの持ち主でもあるデュピュイが、スカルラッティのソナタで弾く楽器は、1710年頃にナポリで製作されたオリジナルのチェンバロ。1段目の鍵盤には金属弦、2段目の鍵盤にはガット弦が張られた18世紀初期の銘器から響く音色、仕掛けが非常に興味深いところ。2009年11月の録音。 |
LCMS
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ア・プレイス・ビトウィーン
タヴナー:イコン・オヴ・ジョイ・アンド・ソロウ(世界初録音)
ペルト:偉大な都市への賛歌
クナイフェル:
天の王(弦楽四重奏、ソプラノ、ピアノ&チェレスタ版世界初録音)
シルヴェストロフ:
イコン(世界初録音)、《25.X.1893》より
子守歌(世界初録音)
ペルト:主よ、平和を与えたまえ(弦楽四重奏版世界初録音)
グレツキ:グッド・ナイト(おやすみ)Op.63
ケージ:ある風景のなかで |
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
カリーノ弦楽四重奏団
マイケル・マクヘイル(ピアノ&チェレスタ)
イオアナ・ペトク=コーラン(ヴァイオリン)
ヴォウニーン・ライアン(フルート)
スティーヴン・ケリー(打楽器) |
2006年に設立されたイギリス、アイルランドのラウズ・コンテンポラリー・ミュージック・ソサエティの自主レーベル「LCMS」の取り扱いを開始します。
イギリスのタヴナーとアメリカのケージ、ポーランドのグレツキ、旧ソ連諸国の作曲家たちによる宗教的題材を持つ作品集。
1937年ウクライナ出身のヴァレンティン・シルヴェストロフの「イコン」では、弦楽四重奏による崇高なる祈りの音楽が、清らかに、そして穏やかに奏でられてゆく。2009年の録音。 |
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パス
ヤノフ=ヤノフスキー:チャン・ミュージックIV(世界初録音)
ペルト:
Von Angesicht zu Angesicht(世界初録音)
スンマ(ギター四重奏版世界初録音)
メドユルヤノヴァ:永遠の平和(世界初録音)
ヴレバノフ:スペルIII(世界初録音)
タヴナー:エピストル・オヴ・ラヴ(世界初録音)
ナダレシュヴィリ:四重奏曲第1番第3楽章
タヴナー:サーマ・ヴェーダ(世界初録音)
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ラウズ・コンテンポラリー・
ミュージック・ソサエティ |
イギリスのタヴナー、セルビアのヴレバノフ、グルジアのナダレシュヴィリ、エストニアのペルトなど、西欧、東欧、バルト諸国の多国籍プログラム。
ペルトの「Von Angesicht zu Angesicht」では、ソプラノのパトリシア・ロザリオやザ・シックスティーンのイーモン・ドゥーガンが参加。響きのなかに存在する現代の作曲家たちの主張が、ストレートに訴えかけてくる。2009年−2010年の録音。 |
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ヒリヤード・アンサンブル
夜の音楽
ユスポヴァ:キーテジ-19
ヤノフ=ヤノフスキー:夜の音楽
アリ=ザデー:アスク・ハヴァシ
グバイドゥーリナ:リペンタンス
ヤノフ=ヤノフスキー:朝 |
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ヒリヤード・アンサンブル、
イヴァン・モニゲッティ(チェロ)
リディア・カヴィーナ(テルミン)
ジャン・トーレル(指揮)
EQアンサンブル、他 |
ヒリヤード・アンサンブルや、モスクワ音楽院におけるロストロポーヴィチ最後の弟子イヴァン・モニゲッティなどが参加する"シルクロード"の国々のコンテンポラリー作品集。
ドミトリー・ヤノフ=ヤノフスキーの「夜の音楽」は、ヨーヨー・マのシルク・ロード・アンサンブルのために2000年に作曲された作品。2010年&2011年の録音。 |
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メタモルフォージス
ヤノフ=ヤノフスキー:全てのものは見た
アリ=ザデー:偽りの変容
グバイドゥーリナ:深淵の淵で
クナイフェル:おお、聖霊
グバイドゥーリナ:幻覚: ダンシングサン |
チェリ・モニゲッティ |
旧ソヴィエト連邦を形成していた国々の作曲家たち、タタールスタン共和国のグバイドゥーリナ、ウズベキスタンのクナイフェル、アゼルバイジャンのヤノフ=ヤノフスキーとアリ=ザデーのチェロ八重奏のための新しい音楽。
グレゴリオ聖歌の「怒りの日」が引用されているグバイドゥーリナの「深淵の淵で」では、チェロ・アンサンブルとウォーターフォンの相乗効果が、独特のセンスと世界観を創り出している。2011年10月の録音。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
<映像>
6/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALIA VOX
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AVSA 9898
(SACD HYBRID)
\3000 →\2790
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ジョルディ・サヴァール
バルカン・スピリット
(1)セルビア南地方の舞曲: Borin Cocek
(2)ルーマニアの哀歌& 民俗舞曲:Doina,
hora
(3)ギリシャ、ミティリーニ島の伝承歌:
「木」&タブーリ・ジェミル・ベイ:歌曲「チェチェンの少女」
(4)ブルガリア北西地方のお祭りの舞曲:チコヴァータChichovata
(5)オスマン・トルコのマカーム(伝統音楽):
「Der makam-i Huseyni Sakil-i Aga Riza」(作曲者不詳)〜
ディミトリエ・カンテミール編纂『文字による音楽の知識の書』より
(6)アレクサンダー・サリイェフスキ:
「ソバの実、 ソバの実 Zajdi, Zajdi 」
(マケドニアの伝承歌を元に作られた歌曲)
(7)ブルガリア北東地方の舞曲:スボレンカSborenka
(8)ハンガリーの伝承歌:
「君のために酷く泣いてしまったAzt hittem
hogy minden konnyem」
(9)結婚を祝うクルド族の伝承歌:「白鳩Kovn」
(10)旧約聖書、アブラハムを題材にしたセファルディム(ユダヤ人)のロマンス:
「ニムロド王の時代Cuando el Rey Nimrod」
(11)クレタ島の舞曲:スースタSousta
(12)トラキア地方の舞曲:Galabovska Ruchenitsa
(13)ピリン(ブルガリア南西地方)の伝承歌曲:「Bilijana」
(14)ルーマニア/ セルヴィアの舞曲:Ciocarlia
/ Seva
(15)ルーマニアとロマの伝承組曲:Doina,
Purtata, Hora ka la kaval
(16)リチャード・スタイン:「鐘のついたソリSanie
cu zurgalai」(器楽曲版)
(17)ルーマニア/ ロマの伝承組曲:
Hora de ascultare, Hora mare, Hora lui
Dragoi
(18)セルビア中央部の舞曲:Vrcavo Kolo
(19)ボーラ・ドゥージシ(1949-):エレジーPastirska
Elegija |
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ジョルディ・サヴァール
(指揮、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、
ハーディ・ガーディ)
エスペリオンXXI ほか |
歴史譚シリーズ最新盤の舞台はバルカン半島、ロマのリズム、バルトークの響き…サヴァール渾身のプログラムでおくる「バルカン・スピリット」
録音:2012 年10、12 月&2013年1 月、2
月、カルドナ教会(スペイン、カタルーニャ)(180
ページブックレット)
2013 年待望の再来日も間近な、サヴァール渾身の歴史譚シリーズ最新盤!
「アルメニアの心(AVSA 9892)」に次いで、今回サヴァールが誘ってくれる舞台は諸民族が集う文化のるつぼ、バルカン半島!かつて『ヨーロッパの火薬庫』と称されたこともあるこの地域は、古くはビザンツ帝国の時代より現代にいたるまで、大国の侵略と支配、そして民族同士の動乱を数多く経験してきました。長き歴史の中で国名を変え、形を変えども、人々の根底に変わらず息づいている「バルカン・スピリット」。その魅力の粋を伝えるべくサヴァールがプログラムに編みこんだのは、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、ギリシャ、トルコといった国々の音楽。各地域に根付く伝承曲を基本としつつ、18
世紀から20 世紀までの多岐にわたる舞曲や歌曲がたっぷりと収録されています。アルバム全体を通して、舞曲ではロマ独特のリズムが愉しく、19
世紀の歌曲からはバルトークやコダーイの存在も垣間見えるのも興味深いところ。いずれも自国の民族音楽の響きを色濃く投影した作品ばかりで、時代を超えて綿々と受け継がれていく「バルカン・スピリット」の多様な魅力を知ることが出来るプログラムに仕上がっています。
3 曲目に収録された「チェチェンの少女」を作曲したタブーリ・ジェミル・ベイは、オスマン・トルコ時代最後の弦楽器奏者と言われた名手で、自国の古典音楽の継承に尽力した人物。5
曲目には、そのベイが愛したオスマン・トルコ古典音楽に欠かせぬ大作曲家、ディミトリエ・カンテミール(1673-1723)が選集した器楽曲集『文字を使う表記法による音楽書』から、作曲者不詳のマカーム(オスマン・トルコ伝統の旋法)を収録しています。すでに歴史譚シリーズ「イスタンブール」(AVSA
9870)で大きく取り上げられた重要な曲集でもあり、中東の響き厚き独特の魅力を堪能出来ます。アレクサンダー・サリイェフスキは、1950
年代に伝承歌をベースにしたレパートリーで人気を博した歌手。「ソバの実、ソバの実」は彼がマケドニアの伝承歌をベースに作った歌曲で、郷愁の念を掻き立てる旋律が美しい作品です。16
曲目の「鐘の付いたソリ」は、ピアフが歌ったことで一躍有名となった歌曲で、ユダヤ人作曲家リチャード・スタインが1937
年に作曲したもの。ルーマニアの伝承歌をベースにしたもので、今回は器楽曲バージョンで収録されています。アルバムの最後を飾るのは、セルビアの作曲家ボーラ・ドゥージシが作曲したエレジー。結婚のために村を離れることとなり、幼馴染の男性と離れ離れになってしまう悲恋を歌った哀切な作品です。
今回の録音にあたって、サヴァールはプログラムに編みこんだ国の演奏家たちをゲスト・アーティストとして招致。豪華アーティストの顔ぶれは、バルカン半島さながらの多国籍ぶりとなっております。カヴァル(ブルガリア伝承の笛)、ナーイ(トルコ伝承の笛)、カーヌーン(ツィンバロンに似た弦楽器)といった中東の響き鮮やかな民族楽器と共に織りなす古器楽隊エスペリオンXXI
のハーモニーは、本アルバムでなければ聴くことのできない魅力であふれています。180
ページにわたる充実したブックレットには、バルカン半島の歴史の年譜と共に、サヴァール自身による解説も載せられており、本アルバム制作にいたる彼の熱き思いと、バルカン半島の平和に対する切なる願いを伺い知ることが出来ます。 |
ENZO RECORDINGS
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スライド・パラノイア
1. キー・ウォーター 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜
(2013)
一ノ瀬響&村田厚生
2. タブラ・イスト 〜トロンボーン・ソロのための〜
(2008)
村田厚生
3. 超ラセンIII 〜2本のトロンボーンのための〜
(2007)
福井とも子※
4. インナー・ミラー 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜
(2013)
一ノ瀬響
5. スライド・パラノイア 〜トロンボーン・ソロのための〜(2011)
村田厚生
6. 遠日点・近日点〜トロンボーンとエコー楽器のための〜
(2010)
ヴァレリオ・サニカンドロ
7. コラールM 〜4本のトロンボーンのための〜
(2013)
村田厚生※
8. 輪郭主義III 〜トロンボーンとピアノのための〜
(2012)
山本裕之
9. 「中国の不思議な役人」よりアレグロ (1918-1924)
ベーラ・バルトーク(トロンボーン12 重奏アレンジ
: 村田厚生)※
10. 西新宿ブルース 〜トロンボーン・ソロのための〜(2010)
小出稚子 |
村田厚生(トロンボーン)
中村和枝(ピアノ)
村田厚生による多重録音※ |
稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム
録音:2012-2013 年/DDD、61’42”
スライド偏執症!Slide Paranoia!
稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム。インドの民族楽器タブラ。その口伝の世界を特殊奏法でエミュレートしたTabla-、完全五度を五等分した独自の音階によるChoral
M、スライドの機能に固執したSlide Paranoia
などユニークな発想の自作。
最高音域で干渉し絡み合うグリッサンド・福井とも子作品。ディジュリドゥ・クローンから喚起される鏡ばりの世界・一ノ瀬響作品。ピッチとリズムでトロンボーンとピアノがせめぎ合う山本裕之作品。西新宿の哀愁・小出稚子作品など収録。バルトーク作曲「中国の不思議な役人」は村田が12
本のトロンボーンのためにアレンジしオーケストラ・トロンボーン奏者へのオマージュとして捧げられている。
村田厚生( トロンボーン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。
J.ケージ、K.シュトックハウゼン、I.クセナキス、M.カーゲル等の作品を日本初演。独ダルムシュタット国際現代音楽講習会、サントリー音楽財団サマーフェスティバル、ISCM2001
横浜大会、アジア音楽祭、ソウルPAN ミュージックフェスティバル、香港Musicarama
フェスティバル、文化庁舞台芸術国際フェ ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と邦人作品を初演。また邦人ソリストとして初めて武満
徹/ ファンタズマカントス2を演奏。 シリーズ・リサイタル「yes-yes」、「トロンボーンの新事実」、「コンテンポラリー・デュオ」やサイト上での奏法解説で新しいレパートリーの開発に貢献している。
前衛ブラスアンサンブル「ブラス・エクストリーム・トウキョウ」、室内楽団「アール・レスピラン」、伝統的なウィーンスタイルの「東京トランペットコアー」に所属。 |
WERGO
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マーク・アンドレ:作品集
(1) S1 (2台ピアノのための)(2009-2012)
(2) Un-fini III (ピアノのための)(1993-95)
(3) iv 11a (ピアノのための)(2011)
(4) iv 11b (ピアノのための)(2011)
(5)コントラプンクトゥス(ピアノのための)(1998-99)
(6) iv 1(ピアノのための)(2010) |
Tomoko Hemmi(ピアノ)
(1)(6)Yukiko Sugawara(ピアノ) |
マーク・アンドレが追及した極限の音世界、様々な音色、様々な残響効果・・・
録音:2012 年5 月
マーク・アンドレのピアノ作品集。アンドレが、消え去ってしまう「音」の反射と衰退を緻密に研究した成果に基づいています。トーン・クラスター、弦を指でさすって音を出すなどの様々な音色が聴かれます。さらに、その音色がもたらす残響効果もバッチリ録音されています。アンドレ自身が最も信頼している楽器・ピアノで音・音色・音響を極限まで追及した成果がここにあります。
マーク・アンドレは1964 パリ生まれの作曲家。パリ国立高等音楽院にてクロード・バリフとジェラール・グリゼイに師事、その後シュトゥットガルトでラッヘンマンの薫陶を受けています。ドナウエッシンゲン音楽祭などでオーケストラ賞など数々の名誉ある賞を受賞。2012
年にはモーツァルト週間のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、今もっとも注目されている作曲家です。現在は、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽院で教授を務めています。ベルリン在住。
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spaces& spheres 〜直観的な音楽
(1)ungone
(2)銀の舌の
(3)液状の恐怖
(4)ライト・ブライト・ナイト
(5)彼女は空気を浄化した
(6)再び見えざるもの |
マルクス・シュトックハウゼン
(トランペット、フリューゲルホルン)
タラ・バウマン
(クラリネット、バス・クラリネット)
ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ)
マルク・ナウセーフ(打楽器) |
5人の現代音楽シーンを彩る演奏家たちによる直観的な音楽
ワルター・クインタス(編集)
録音:2008 年2 月
1980 年代から共演を重ねている5 人の現代音楽シーンを彩る音楽家が、彼らの直観の赴くままに、4
日間に渡って、ディスカッションも無しに奏でた音楽を、ワルター・クインタスが編集したディスク。このメンバーの一人、コントラバスの名手スコダニッビオは2012
年に惜しまれつつ亡くなりました。
このディスクは、スコダニッビオに捧げるものでもあります。 |
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リザ・リム(b.1966)
見えざる舌〜
即興するピアニスト、バリトンと16の音楽家のための
テキスト:
ヨナタン・ホルメス(ハーフェズの詩に基づく) |
ウリ・ケーヌ(Pf)
オマール・エブラヒム(Br)
アンサンブル・ムジークファブリーク
アンドレ・ド・リダー(指揮) |
西洋楽器と声の即興が織り成すペルシアの世界
中国人の両親のもと、オーストリアに生まれた(1966
年)リザ・リムによるこの「見えざる舌」は、ペルシア語圏最大の詩人、ハーフェズ(14
世紀頃)の詩にインスパイアされたもの。作曲されたものと即興の要素を巧みに融合させ、無限の広がりを見せる作品です。
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ATOLL
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ACD 884
(CD-R)
\2400
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ソロ 〜 無伴奏チェロ作品集
カサド:無伴奏チェロ組曲
ヒナステラ:
プネーニャ第2番 Op.45《パウル・ザッハーへのオマージュ》
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 |
サンティアゴ・カニョン・バレンシア
(チェロ) |
1995年コロンビアの音楽一家に生まれた若手女流チェリスト、サンティアゴ・カニョン・バレンシアが奏でる無伴奏チェロ作品集。バレンシアは6歳の時にボコタ・フィルハーモニー管弦楽団と初共演を果たすなどの神童ぶりを見せている。若々しくダイナミックかつ繊細な音色は南米の神童の名に相応しい。2010の北京国際チェロ・コンクール最高位など実績も十分。
2011年8月&2012年2月の録音。
※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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ACD 111A
(CD-R)
\2400
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ブレス 〜
アイルランドとニュージーランドのフルートのための新しい音楽
バックリー:星座/J.ウィルソン:アルレッキーノ/
ロッジ:月夜/ハモンド:ウェーヴ・スペース/
カストロ=ロビンソン:ブレス/マーティン:2つの小品/
ディーン:テケリ・リ/ウィリアムズ:カラ・ダンダ/
クラーク:エレジー/マシューズ:テ・アオ・マーラマ/
オコネル:発作/I.ウィルソン:フェアリー・フォートの風/
ドワイヤー:カラス |
ウィリアム・ダウダール(フルート)
リチャード・ナンス(タオンガ・プオロ) |
アイルランドのダブリン生まれのフルーティスト、ウィリアム・ダウダールのアイルランドとニュージーランドの作曲家を集めたモダン・フルート作品集。ダウダールは21歳でRTEコンサート・オーケストラの首席に就任し、1979年から2004年までRTE国立交響楽団で首席フルート奏者を務めた経歴の持ち主。特殊奏法の参考として、フルートの新レパートリーの発掘にも役立つ秀演です。 |
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ACD 149
(CD-R)
\2400
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チャーム&ノット 〜 デヴィッド・グリフィス:歌曲集
ショーリケン/5つの愛の歌/チャーム&ノット |
デイヴィッド・グリフィス(バリトン)
クリスティーン・グリフィス(ピアノ) |
ニュージーランド出身の作曲家でオペラ歌手、デヴィッド・グリフィスによる自作自演の歌曲集。ピアノは妻のクリスティーン・グリフィスが弾いており、夫婦ならではの阿吽の呼吸が、南半球の歌曲の魅力を高める。 |
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ACD 412
(CD-R)
\2400
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アラパーティキ 〜 ホワイトヘッド:作品集
タオンガ・プオロ、聖歌と小アンサンブルのための
ハイン・テ・カカラ
キャメロットの詩
アラパーティキ
スリー・ウィンドウズ・オン・ザ・ウェザー
ナガ・ハ・オ・ネヘラ |
ベン・ホードリー(ファゴット)
リチャード・ナンス(タオンガ・プオロ)
ステファン・デ・プレッジ(ピアノ)、他 |
アメリカのハートフォード響の首席を務め、ボストン響やボストン・ポップスと共演を重ねたオークランドのファゴッティスト、ベン・ホードリーのフィーチャリング・アルバム。ホワイトヘッドの前作「プハカ・キ・テ・ランギ」(ACD
107)に収録されていた「タオンガ・プオロ、聖歌と小アンサンブルのためのハイン・テ・カカラ」のニューヴァージョンも収録。
※タオンガ・プオロは、ニュージーランドの先住民マリオ族の伝統楽器。 |
BGS
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ギター四重奏版"ラプソディ・イン・ブルー"!
ラプソディ
ガーシュウィン(ステル編):ラプソディ・イン・ブルー
アーノルド(アシュフォード編):イギリス舞曲集第2集
Op.33
クリッテンデン:スコットランド幻想曲
ゴーブ(イーデン編):イディッシュ・ダンス(インドの踊り) |
ヴィーダ・ギター四重奏団 |
英国ギター界の俊英たち!ギター四重奏版"ラプソディ・イン・ブルー"!
2007年に結成されたイギリスのギター・クヮルテット、ヴィーダ・ギター四重奏団のセカンド・アルバムは、ガーシュウィンとアーノルドの"ギター・クヮルテット版"がメイン。
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」では4本のギターのブレンド感、アーノルドの「イギリス舞曲集第2集」ではカラフルな舞曲とギターの音色との相性が抜群!
ミネアポリス・ギター四重奏団の委嘱作品であるクリッテンデン、吹奏楽関係者にはお馴染みのゴーブの「イディッシュ・ダンス」など、ギター・アンサンブルの愉しさが伝わってくる充実のプログラムが魅力です。2012年11月の録音。 |
DISCOVERY
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アガサ・クリスティ — 名探偵ポワロ 〜
ミュージック・フロム・ザ・テレビジョン・シリーズ
ガニング:
ベルギーの探偵/田園の別荘/ABC殺人事件/
灰色の脳細胞/湖へ/二重の罪/戦争/
キャロライン・クレイルの無実/エイミアスの最後の絵/
あなたの庭はどんな庭?/イングルソープ夫人の死/
ファッションの頂点/1つ2つお靴のバックルとめて/
戦勝記念舞踏会事件/ナイルに死す |
スタン・サルツマン
(ソプラノ&アルト&テナー・サクソフォン)
デイヴィッド・エマニュエル(ヴィオラ)
ニック・ロドウェル(クラリネット)
レスリー・ピアソン(ピアノ)
アントニー・プリース(チェロ)
ヴィクトル・シムチスコ(ヴァイオリン)
クリストファー・ガニング(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
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"名探偵"ポワロのサウンドトラックが新録音を加えて新装登場!
日本でも人気の高いアガサ・クリスティ原作のイギリスの探偵ドラマ、「名探偵ポワロ」のサウンドトラックが3曲の新録音を加え新装登場!
権威あるBAFTA賞(英国グラミー賞)の受賞作曲家で、「エディット・ピアフ
〜 愛の賛歌」の音楽などを手がけた英国サントラ界の大物、クリストファー・ガニング(1944−)作曲の「名探偵ポワロ」の音楽。
ドラマの「名探偵ポワロ」は、いよいよ最終シリーズの撮影を迎えており、サクソフォンの旋律が印象深いテーマ音楽「ベルギーの探偵」で幕が上がる新たなサウンドトラックの登場はベストタイミング。
旧盤は長らく入手不可能な状態が続き、オークションや中古市場では高値で取引が行われてただけに、今回の新装盤はポワロ・ファン必携のアイテムとなることでしょう!
1992年&2004年の録音。 |
MUSIC&MEDIA
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イギリスのリコーダー作品集
L.バークリー:ソナチネ/アーノルド:ソナチネOp.41/
ジェイコブ:リコーダ弦楽四重奏のための組曲/
アーノルド:ソリテール/ボーウェン:ソナタOp.121/
ラッブラ:悲しみの心による瞑想曲 Op.67/
アーノルド:リコーダーと弦楽四重奏のための幻想曲 |
ジル・ケンプ(リコーダー)
アレクサンダー・スラム(ピアノ)
ブロドフスキー弦楽四重奏団 |
マルコム・アーノルド(1921−2006)、ヨーク・ボーウェン(1884−1961)など、20世紀英国を代表する作曲家たちによるリコーダー作品集。
ジル・ケンプは2007年のロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグ木管&金管コンクールで、57年の歴史において初のリコーダー優勝者となった、イギリスの女流奏者。ミカラ・ペトリ門下の秘蔵っ子が母国英国を謳った、イギリスのリコーダー・プログラムです。
2010年9月4日−6日の録音。
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マーガレット・ウェミスのリュート・ブックからの音楽
作曲者不詳:朝のドーズ、Sinkapace
ゴルティエ:アーモンド・ゴルティエ、カレント・ゴルティエ
C.リスパイン:カレント・リサベル
メルフィーユ:メルフィーユのサラバンド
メッサンジョー:アーモンド・ゴーティエ
デュフォル:カレント・ダフォ/他 |
マーティン・イーストウェル
(リュート) |
スコットランドのファイフ地方出身、マーガレット・ウェミス(1629−1648)のリュート・ブックによる作品集。
わずか19歳でこの世を去ったウェミスが所有した、91のソロ作品からなるリュート・ブックは1980年代に再発見された貴重な資料である。世界各地で演奏を行いレコーディング活動も盛んなマーティン・イーストウェルが、ウェミスの知られざるリュート・ブックに新たな息吹を吹き込む。 |
QUARTZ
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ブゾーニ・コンクール優勝、ショパン・コンクール第3位、クライバーン・コンクール優勝
アレクサンダー・コブリン(ピアノ)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタニ長調第37番 Hob.XVI−37
ピアノ・ソナタホ短調第34番 Hob.XVI−34
ピアノ・ソナタ変ホ短調第32番 Hob.XVI−32
ピアノ・ソナタ変ホ長調第52番 Hob.XVI−52
アンダンテと変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6 |
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アレクサンダー・コブリン(ピアノ) |
コブリンの美音が光る。 古典派ハイドンのピアノ・ソナタ集!
ネイガウスの高弟レフ・ナウモフ(1925−2005)の愛弟子であり、1999年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝、2000年のショパン国際ピアノコンクール第3位、2003年の浜松国際ピアノコンクール第2位(最高位)、2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝など、輝かしい経歴を持つロシアのピアニスト、アレクサンドル・コブリン。
前作のブラームスからプログラムはウィーン古典派へ。ハイドンのシンプルな音列が、コブリンの軽やかな美音を更に際立たせている。
2010年12月3日−6日の録音。 |
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スコルダトゥーラ
フェッラボスコ2世:
《リラ・ヴァイオルのためのレッスン集》より
第17番、第19番
フィレンツェ:セント・ダムール
フェッラボスコ2世:
《リラ・ヴァイオルのためのレッスン集》より
第8番、第9番
ウェルガス写本:メンテ・プラ
ガブリエリ:リチェルカーレ第6番、第7番
J.S.バッハ:組曲第5番 |
フェルナンド・マリン
(リラ・ダ・ガンバ/
ヴィエラ/
バロック・チェロ) |
ピリオド楽器が栄華を極めた時代へのオマージュ・アルバム"スコルダトゥーラ"。
リラ・ダ・ガンバ、ヴィエラ、バロック・チェロを弾き分けるフェルナンド・マリンは、スペインのアリカンテ出身で巨匠ヴィーラント・クイケンに師事したガンビストである。バロック期にしばしば奏された変則的な調弦法スコルダトゥーラを用いた、擦弦系ピリオド楽器の音色は要注目です!
2012年6月24−27日の録音。 |
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夢と祈り クラリネットと弦楽四重奏のための近現代作品集
ゴリホフ:盲イサークの夢と祈り
オレアリー:サウンド・シェイプスII
ロス:
クレズマー・クラリネット、バス・クラリネットと
弦楽四重奏のためのクラリネット五重奏曲 |
ポール・ロー(クラリネット)
コンテンポ弦楽四重奏団 |
アイルランドのゴールウェイ音楽財団の設立10周年を祝した、クラリネットと弦楽四重奏のための近現代作品集。
グラミー賞受賞の経歴を持つアルゼンチンの作曲家、オスバルド・ゴリホフ(1960−)らの作品は、室内楽とクレズマーを1つにした意欲作。財団専属の若手弦楽四重奏団であるコンテンポ弦楽四重奏団と、アイルランド国立交響楽団で首席クラリネット奏者を務めるポール・ローが奏でる。
2010年5月23日−25日の録音。 |
BOMBA PITER
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クラシック・キャバレー・ジャズ
シューベルト(1979-1828):流れの上で(+)
モーツァルト(1759-1791):オペラ「皇帝ティートの慈悲」から
私は行く(#)
ベティ・ロー(1930-):夫人への三人の訪問者(+/*)
J・S・バッハ(1685-1750)/ナタリア・バイコヴァ編曲:
マタイ受難曲 BWV244 から われを憐れみたまえ(+)
モーツァルト/アディル・フョードロフ編曲:
オペラ「皇帝ティートの慈悲」から 夢に見し花嫁姿(#)
J・S・バッハ/ナタリア・バイコヴァ編曲:
クリスマス・オラトリオ BWV248 から 備えよ、シオン(+)
サイモン・サーゴン(1938-):パターンズ・イン・ブルー(#)
シューベルト:岩の上の羊飼い(**) |
ガリーナ・シドレンコ(メゾソプラノ)
アリーサ・ブラツラフスカヤ(ピアノ(*以外))
ナタリア・バイコヴァ(チェロ(+))
アディル・フョードロフ(クラリネット(#))
セルゲイ・クリストフィリス(クラリネット(**)) |
録音:2010年1月-2012年2月、ラジオ・ハウス、サンクトペテルブルク、ロシア
ガリーナ・シドレンコはサンクトペテルブルク音楽院で学び、1996年以来マリーンスキー劇場を中心に活躍しているメゾソプラノ。
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メゾソプラノとオルガンによるバロック音楽
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ト長調(オルガン独奏)
ヘンデル(1685-1759):テ・デウム から
Dignare
J・S・バッハ(1685-1750):
クリスマス・オラトリオ BWV248 から「備えよ、シオン」
マニフィカト BWV243 から 成したまえ[Dignare]
ペルゴレージ(1710-1736):オペラ「ウーティカのカトーネ」から
カトーネのアリア
J・S・バッハ:ミサ ロ短調 BWV232 から「御父の右に座りたもう者よ」
ヴィヴァルディ(1678-1741):
オラトリオ「勝利のユディータ」から ヴァガンテのアリア
ヘンデル:オラトリオ「サムソン」から ミカのアリア
J・S・バッハ:復活祭オラトリオ BWV249
から「告げよ、ただちにわれに告げよ」
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):トッカータ第7番(オルガン独奏) |
エレーナ・エレメーエヴァ(メゾソプラノ)
マリーナ・ヴャイシャ(オルガン) |
録音:2012年5月21日、聖マリア・ルター派福音教会、サンクトペテルブクル、ロシア
※外装、ディスク印刷面とも規格番号表記がございませんのでご注意ください。
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CDMAN 499-13
(2CD)
\3400
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メランコリー ピアノのための音楽
[CD 1]/[CD 2:ヴラディーミル・スハレフ(サウンド・デザイン)]
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ変ホ短調
モーツァルト(1759-1791):ソナタ第12番ヘ長調
K.332
シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ Op.44
No.1
ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲イ短調「海とかもめ」Op.39
No.2
ベートーヴェン(1770-1828):ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
から 第3楽章
イーゴリ・ドルーフ:ソナタ第2番「わが母の思い出に」
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻
から 雪の上の足跡(No.6)L.117
リスト(1811-1886):
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より、イゾルデの愛の死
S.447
コンソラシオン第3番 S.172 |
ポリーナ・フラトキナ(ピアノ) |
録音:2012年6月、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア
ポリーナ・フラトキナは1971年サンクトペテルブルクに生まれ、サンクトペテルブルク音楽院、イスラエルのテルアヴィヴ音楽アカデミーで学んだピアニスト。
[CD 1]に通常のピアノ演奏、[CD 2]にサウンド・デザイン処理が施された演奏を収録。
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CDMAN 415-10
\2000
【未案内旧譜】
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ユーリー・シャポーリン(1887-1966):
交響的カンタータ「クリコヴォの戦場で」(1937) |
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(ソプラノ:花嫁)
リュドミラ・フィラトヴァ(メゾソプラノ:母)
コンスタンチン・プルジニコフ(テノール:騎士)
ニコライ・オホチンコフ(バス:ドミートリー・ドンスコイ)
レニングラード放送合唱団
グリゴリー・サンドレル(合唱指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィクトル・フェドトフ(指揮) |
録音:1980年、大コンサートホール「十月」、レニングラード、ソヴィエト
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DUTTON
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世界初録音
フレデリック・デルランジェル(1832-1911):協奏的作品集
ロマンティック前奏曲(1934)
チェロと管弦楽のための交響的アンダンテ
Op.18(1903)(*)
心を挙げよ!(管弦楽のための前奏曲;1919)
チェロと管弦楽のためのバラード(1926)(*)
ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲(1921)(+) |
ガイ・ジョンストン(チェロ(*))
ヴィクター・サンジョルジョ(ピアノ(+))
BBCコンサート管弦楽団
ヨハンネス・ヴィルトナー(指揮) |
録音:2012年3月27-29日、ワトフォード・コロシアム、イギリス
世界初録音と表示されています。
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スティーブン・マクネフ(1951-):
シンフォニア(2007)
ハイリゲンシュタット(2005)
天候(2007)(*)
秘密の目的地−チャールズ・コーズリーに捧げる(2005) |
ボーンマス交響合唱団(*)
ボーンマス交響楽団
ドミニク・ウィーラー(指揮) |
録音:2012年7月24-25日、ライトハウス、プール、ドーセット、イギリス
世界初録音と表示されています。
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世界初録音
シリル・スコット(1879-1970):協奏曲集
ペレアスとメリザンドへの前奏曲 Op.5(1900)(*)
ピアノ協奏曲ニ長調 Op.10(1900)(+)
チェロ協奏曲 Op.19(1902)(#) |
ピーター・ドノホー(ピアノ(+))
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ(#))
BBCコンサート管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮) |
(*)マーティン・イェーツによる手稿譜からの校訂版(2012)
(+)マーティン・イェーツによるリアライゼーション&コンピレーション版(2012)
(#)マーティン・イェーツによる補完&改訂およびラファエル・ウォルフィッシュによる
チェロ・パート校訂版(2012)
録音:2012年11月26-28日、ワトフォード・コロシアム、イギリス
世界初録音と表示されています。
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世界初録音
ヴィドールのチェロ協奏曲&交響曲第2番
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
サン=ジャンの漁師たち(3つの管弦楽前奏曲;1905)
チェロ協奏曲 Op.41(1878)(*)
交響曲第2番イ長調 Op.54(1882) |
トルレイフ・テデーン(チェロ(*))
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮) |
録音:2012年9月27-28日、ロイヤル・コンサートホール、グラスゴー、イギリス
世界初録音と表示されています。
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PROPRIUS
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ギター伴奏によるバッハ
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン・ソナタ集(ギター伴奏)
フォルカー・ヘー(1959-)編曲:
ソナタ ホ短調 BWV1023/ソナタ ト長調
BWV1021
ティルマン・ホップストック(1961-)編曲:ソナタ
イ短調 BWV1020
ダーヴィド・ヘーレンスタム(1972-)編曲:ソナタ
ヘ長調 BWV1022
ミヒャエル・ランガー(1959-)編曲:ハ長調
BWV1033 |
ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)
ダーヴィド・ヘーレンスタム(ギター) |
録音:2012年、場所の記載なし(Recorded by
Per Hallgren Konfonium Audio AB)
ヴァイオリンはピリオド楽器(バロックヴァイオリンと表示)、ギターはモダーン楽器(単にギターと表示)と思われます。
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SWEDISH SOCIETY
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アンデシュ・ヨルミン(1957-):
詩的組曲「Between Always and
Never(いつでもと決しての間)」
Aviaja[アヴィアヤ]/Haiku[俳句]/Karleksvisa[愛の歌]
Vagen ar ode[道はさびれ]/Sol och mane[太陽と月]
Dans - ur Stenars tystnad[踊り−石の沈黙から]
Mellan alltid och aldrig[いつでもと決しての間]
Shakespeare cogitatio[シェイクスピア思考]
Karleksvisa - triptyk[愛の歌−トリプティク]
Dans - till Solars lek[踊り−太陽の遊戯へ]
Eviga tanke[永遠の思考]/Hemingway
cogitatio[ヘミングウェイ思考] |
レーナ・ヴィレマーク(ヴォーカル)
アンデシュ・ヨルミン(ダブルベース)
ヨンショーピング室内合唱団
ヨンショーピング・シンフォニエッタ
フレードリク・ビューステット(指揮) |
録音:2011年9月、ヨンショーピング・コンサートホール、スウェーデン |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
DUTTON
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セルゲイ・ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第3番イ短調 Op.44(*)
ヴォカリーズ Op.34 No.14(+)
交響詩「死の島」Op.29(#) |
フィラデルフィア管弦楽団
セルゲイ・ラフマニノフ(指揮) |
録音:1939年12月11日(*)/1929年4月20日(+/#)
原盤:DB5780-4 (CS045636-44)(*)/D2013 (CVE48978)(+)/D2011-3
(CVE48973-7)(#) |
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エリー・ナイ・プレイズ・モーツァルト&ブラームス
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第15番変ロ長調
K.450(*)
ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
Op.83(+) |
エリー・ナイ(ピアノ)
室内管弦楽団(*)
ウィレム・ファン・ホーホストラーテン(指揮(*))
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
マックス・フィードラー(指揮(+))
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録音:1935年10月1日、ベルリン(*)
1939年1-2、5-6日、1940年4月29日、アルテ・ヤコプストラッセ・スタジオ、ベルリン(+)
原盤:Cat. no. DB4435-7; Mat. no. 2RA769-74(*)
Cat. no. 67566-71; Mat. no. 1139/41-6
& 1470-4(+)
マックス・フィードラーは1939年12月1日に亡くなっているので、(+)の1940年のセッションでの指揮者は不明ということになります((レーベルのウェブサイトの表示から)。
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2CDBP 9818
(2CD)
\2000 →\1890
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アーサー・ブリス・コンダクツ・ブリス
アーサー・ブリス(1891-1975):カンタータ「至福」(ソプラノ、テノール、合唱と管弦楽のための)(*)
ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)
リチャード・ルイス(テノール)
不詳(合唱団、管弦楽団)
アーサー・ブリス(指揮)
録音:1962年5月26日、コヴェントリー劇場、イギリス
音源:BBC Home Service broadcast
アーサー・ブリス:序奏とアレグロ
不詳(管弦楽団)
アーサー・ブリス(指揮)
録音:1955年11月23-24日、キングズウェイ・ホール、ロンドン、イギリス
原盤:Cat. no. LXT5170; Mat. no. ARL2949
アーサー・ブリス:映画音楽「来るべき世界」からの組曲(*)
ロンドン交響楽団
アーサー・ブリス(指揮)
録音:1957年6月17日、ウォルサムストー・タウン・ホール、ロンドン、イギリス
原盤:Cat. no. SDD255; Mat. no. ZAL9601
アーサー・ブリス:パストラール「羊の群は野に安らう」
ナンシー・エヴァンズ(メゾソプラノ)
ギャレス・モリス(フルート)
ヘンリー・テイラー(ティンパニ)
BBC合唱団
ジェイクス弦楽合奏団
レジナルド・ジェイクス(指揮)
録音:1951年1月10日 原盤:Cat. no. AX565-8;
Mat. no. AR15733-40
アーサー・ブリス:色彩交響曲 Op.24
ロンドン交響楽団
アーサー・ブリス(指揮)
録音:1955年11月23-24日、キングズウェイ・ホール、ロンドン、イギリス
原盤:Cat. no. LXT5170; Mat. no. ARL2948-9
アーサー・ブリス:行進曲「不死鳥(フランスを称えて)」
フィルハーモニア管弦楽団
コンスタント・ランバート(指揮)
録音:1946年3月29日 原盤:Cat. no. C3518;
Mat. no. 2EA10957-8 |
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(*)はステレオ録音、他はモノラル録音。 |
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シューリヒト/クララ・ハスキル/ファン・ベイヌム/グッドール・プレイ・ベートーヴェン
1940年代のデッカ・レコーディング
ベートーヴェン(1770-1827):バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
Op.43(*)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
録音:1946年11月29日 原盤:Mat. no.
AR10901
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調
Op.58
クララ・ハスキル(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・ゼッキ(指揮)
録音:1947年7月4日 原盤:Cat. no. K1944-7;
Mat. no. AR11426-33
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62
ナショナル交響楽団
レジナルド・グッドール(指揮)
録音:1945年11月28日 原盤:Cat. no.
K1355; Mat. no. AR9875-6
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
スイス・ロマンド管弦楽団
カール・シューリヒト(指揮)
録音:1947年2月14、17-18日、放送スタジオ、ジュネーヴ、スイス
原盤:Cat. no. K1610-3; Mat. no. ARS136-43 |
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(*)は未発表音源と表示されています。 |
<国内盤>
<映像>
ARTHAUS(映像)
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101684
(DVD)
\3900 |
マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
1.ブラームス(1833-1897):交響曲 第2番 ニ長調
Op.73/
2.ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ |
タチアナ・モノガロワ(ソプラノ)/
マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)/
ルドヴィット・ルーダ(テノール)/
ペーター・ミクラーシュ(バス)/
イヴェタ・アプカルナ(オルガン)/
ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)/
バイエルン放送交響楽団/
バイエルン放送合唱団(…2)/
マリス・ヤンソンス(指揮) |
108080
(Blu-ray)
\6300 |
先頃、2018年までバイエルン放送響との契約延長が決定した名指揮者マリス・ヤンソンス。これまで以上に素晴らしい演奏を次々と繰り出してくることは間違いありません。そんなヤンソンスのブラームスは、以前にも聴く機会がありましたが、ヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」についてはレアな選曲と言ってもよいでしょう。
ブラームスはいつもの如く流麗で、つぼをついた解釈。全てが躍動的であり力強さも存分に備えている納得の演奏です。かたやヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」は教会スラヴ語の典礼文に曲が付けられた独創的な作品。ヤナーチェク晩年の作品であり、崇高な理念と愛の精神が結びつけられた熱い音楽です。
ここでは演奏者、指揮者、歌手、合唱、そしてオルガンの全てが融合、音による巨大な大伽藍が構築されています。
ソリストたちの熱唱もさることながら、これまた特異な才能の持ち主として知られる女性オルガニスト、イヴェタ・アプカルナの目もくらむような虹色の音色にも眩惑されること間違いありません。
2012年 ルチェルン KKLコンサート・ホール ライヴ収録/収録時間:88分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD
5.0 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:独,英,仏,韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i High Definition |
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102317
(2DVD)
\7000 |
ベルリン・ドイツ・オペラ
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
全3幕 リヒャルト・ワーグナー(台本) |
トリスタン…ルネ・コロ(テノール)/
イゾルデ…グィネス・ジョーンズ(イゾルデ)/
マルケ王…ロバート・ロイド(バス)/
クルヴェナール…ゲルト・フェルドホフ(バリトン)/
メーロト…ペーター・エデルマン(テノール)/
ブランゲーネ…ハンナ・シュヴァルツ(アルト)/
牧人…ウヴェ・ペーター(テノール)/
舵手…イワン・サルディ(バリトン)/
若い水夫…クレメンス・ビーバー(テノール) 他/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ヘルヴァルト・マッティセン)/
イルジー・コウト(指揮)/ゲッツ・フリードリヒ(演出) |
108083
(Blu-ray)
\6300 |
1993年 東京 NHKホール ライヴ収録/収録時間:233分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD
5.1/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:独(原語),英,仏,西,伊,韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2
<BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
叔父マルケ王の花嫁となるイゾルデを迎えに行く騎士トリスタン。しかし、誤って媚薬を飲んでしまい、イゾルデと相思相愛になってしまいます。若い2人はひと時も離れることができず秘密の逢瀬を交わすのですが、もちろんそれは禁断の愛。王の家臣に討たれたトリスタンは絶命、イゾルデも愛を讃えながら死んでゆくのです。
ワーグナー(1813-1883)自身が、作曲当時恋愛関係にあったマティルデ・ヴェーゼンドンクの姿を投影したかのような夢幻的な物語ですが、音楽的にも最先端を行くもので、ここで使われた「永遠に解決しない和声」は後の12音への先鞭をつけたと言っても過言ではありません。「歌唱、演出、装置、演奏、全てにおいて模範的、基本的な演奏」と評価され続けている永遠の名演がこれ。時々羽目を外すゲッツ・フリードリヒも、ここではいい具合にはまっています。トリスタンを歌うルネ・コロもこの時期にはすっかり重鎮としての貫録を身に着けており、若い頃に言われていた「ヘルデンテノールらしからぬ軽い声」からは脱却、誰もが成しえないほどの素晴らしい表現でこの役を易々歌いこなしています。またグィネス・ジョーンズのイゾルデは、まさに高貴な花が香り立つかのような風情であり、他の追随を許さない孤高のヒロイン像を作り上げています。 |
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100011
(DVD)
\3900 |
イル・ジャルディーノ・アルモニコ 〜イタリアのバロック音楽集
◎ダリオ・カステッロ(?-1630?):「ソナタ・コンチェルターテ」第2巻より/
2台のヴァイオリンとヴィオローネ、通奏低音のための3声のソナタ
第4番&第5番 /
◎ジョヴァンニ・バッティスタ・スパーディ(?):「再びわかれて」
(チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレによる)/
◎ビアッジョ・マリーニ(1594-1663):
2台のヴァイオリンと通奏低音のための「ラ・モニカ」による3声のソナタ/
◎タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
2台のヴァイオリンと通奏低音のための3声のチャコーナ/
◎アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):リュート協奏曲
二長調 RV93/
◎アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」RV90/
◎アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調「夜」RV104 |
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
<メンバー:ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー,フラウト・トラヴェルソ)/
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)/
マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)/
パオロ・ベスキ(チェロ)/ルカ・ピアンカ(リュート)/
ルカ・グリエルミ(ハープシコード)>/
パウル・フェンカルト(ディレクター)/
ベルンハルト・フライシャー(プロデューサー) |
収録時間:60分/音声:ステレオ2.0/字幕:独,仏,蘭/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面単層ディスク/100010(PAL)と同内容
以前、PALのみで発売されたため、多くの日本のファンが悔しがったという伝説の映像がNTSCで再発売となりました。
1985年にルカ・ビアンカとジョヴァンニ・アントニーニによってミラノで結成されたイタリアの古楽アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」は、当時、多くのファンが抱いていた思い…「バロック音楽は穏やかで抒情的である」をことごとく打ち砕く鮮烈な演奏を披露。その表現力のあまりの激しさに賛否両論を巻き起こしたものです。以降、バロック音楽の演奏も変遷の一途を辿り、他にも刺激的な演奏が数多く登場しましたが、やはり彼らを超える演奏はなかなか登場しないのではないでしょうか。
この映像での彼らは、ヴィヴァルディ以外はほとんど知られていない作曲家の作品を取り上げ、その力強い生命力と喜びに満ちた音楽を存分に楽しませてくれています。 |
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101687
(DVD)
\6300 |
1962年 アン・デア・ウィーン ライヴ
カール・ベーム&ウィーン・フィル
アルバン・ベルク:歌劇「ルル」
2幕版 アルバン・ベルク(台本)/
フランク・ヴェーデキント「地霊」&「パンドラの箱」(原作) |
ルル…エヴィリン・リアー(ソプラノ)/
シェーン博士…パウル・シェフラー(バリトン)/
アルヴァ(シェーン博士の息子)…ルドルフ・ショック(テノール)/
医事顧問官…グィド・ヴィーラント(語り)/
画家…クルト・エクヴィルツ(テノール)/
力技師(ロドリーゴ)…ハンス・ブラウン(バス)/
シゴルヒ…ヨーゼフ・クナップ(バス)/
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢…ギーゼラ・リッツ(メゾ・ソプラノ)
他/
ウィーン・フィル/
カール・ベーム(指揮)/
キャスパー・ネーアー(演出)/
ヒル・ライーズ=グローメス(衣装)/
アルトゥール・ゼルニチェク(照明) |
1962年 アン・デア・ウィーン ライヴ収録(オーストリア初演)/収録時間:135分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(原語),英,仏,西,伊/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク
1905年、カール・クラウスによる演劇「パンドラの箱」を観たベルクは、その作品から強い感銘を受けました。そしてオペラ化にとりかかったのが1929年。同じ原作者の「地霊」(2作で“ルル2部作”と呼ばれる)を組み合わせてベルク自身が台本を起こし、長い時間をかけてコツコツと作曲していたベルクですが、1935年、かねてから可愛がっていたマノン・グロピウス(アルマ・マーラーとヴァルター・グロピウスの娘)が亡くなったため、「ルル」の作曲を中断、即時にあの「ヴァイオリン協奏曲」を書き上げることになりました。その後すぐにこの世を去ってしまうことになるベルク(1885-1935)。結局「ルル」は完成されることなく、残されたのは第3幕第1場までのスコアと、残りの抜粋楽譜、そして第3幕の終結部(組曲)だけだったのです。そのため通常は2幕版で演奏され、このベームによるオーストリア初演も2幕版によるものです。
スキャンダラスな内容は当然物議をかもしましたが、曲の持つ不思議な魅力と、魅惑的で頽廃的な登場人物たちが織りなす摩訶不思議な物語で、普遍の人気を獲得するに至りました。オットー・シェンクによる演出も文句なしです |
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102308
(DVD)
\3900 |
1973年 グラインドボーン音楽祭
モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰還」
プロローグと3幕 ジャコモ・パドアーロ(台本)/
ホメロス「オデュッセイア:第13-23巻」(原作) |
ウリッセ…ベンジャミン・ラクソン(テノール)/
ペネロペ…ジャネット・ベイカー(ソプラノ)/
ネットゥーノ…ロベルト・ロイド(バス)/
ミネルヴァ…アン・ハウエルズ(ソプラノ)/
ジオーヴェ…ブライアン・バロウズ(テノール)/
テレーマコ…イアン・キャレイ(テノール)/
エリクレア…ヴァージニア・ポポーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ロンドン・フィル/
グラインドボーン合唱団/
レイモンド・レッパード(指揮)/
ピーター・ホール(演出)/
ジョン・バリー(装置)/
ロバート・ブライアン&ハドリー・ヴァーセイ(照明) |
1973年 グラインドボーン音楽祭 ライヴ収録/収録時間:128分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊(原語),独,英,仏,西/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク
グラインドボーン音楽祭とは、イギリスのイースト・サセックス州、ルイス近郊のカントリー・ハウス(農村において貴族およびジェントリの住居として建設された邸宅)であるグラインドボーンで開かれるオペラの祭典です。1934年に資産家のジョン・クリスティによって創設され、ほぼ毎年(改装工事が行われた1993年を除く)開催されるこの音楽祭は、クリスティ家の代表者が主催となり、現在ではジョンの孫であるガスがその任に当たっています。この映像は1973年の公演のもの。今回もピーター・ホールの気の利いた演出が光ります。
トロイア戦争が終わっても帰ってこない夫ウリッセ(ユリシーズ)を待つ妻ペネロペ。そろそろ3人の求愛者を拒むのも疲れてきてしまいました。夫は死んでしまっただろうと待つのを断念した彼女は求愛者たちに「夫の弓を引けた者と結婚しても良い」と宣言します。そんな彼女の前に現れたみすぼらしい姿をした男がいとも簡単にその弓を…。貞淑な妻を演じるのは、名歌手ジャネット・ベイカー。ラクソンらお馴染みの歌手たちも華を添えています。 |
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