NEWTON CLASSICS
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8802148
\2000 |
ヴェネツィア音楽学校のオルガン音楽集
《16世紀の作曲家不詳の作品》
1.Pass'e mezzo/2.Fusi pavana piana/
3.Da che l’e morta la mia signora/
4.Le forze d’Hercole/
《マルコ・ファコーリ(1560頃-1590)》
5.シンシア夫人のためのアリア/
6.Salterello del re-Tedesca dita'La Proficia/
《ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7-1612):》
7.第9旋法によるフーガ/8.リチェルカーレ
II/
9.第10旋法によるリチェルカーレ/
《アンドレア・ガブリエリ(1532/3-1585)》
10.第12旋法によるリチェルカーレ/11.陽気な幻想曲/
12.Canzon francese deta ‘Martin menoit’/
《クラウディオ・メルーロ(1533-1604)》
13.ラ・ロダンダーラ (Canzona a 4)/14.トッカータ
I (XI tono detto I)/
《アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)によるオルガン編曲》
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):協奏曲より/
15.アダージョ(協奏曲 ロ短調より)/
16.アレグロ Ⅱ(協奏曲 ロ短調より)/
《トマソ・アルビノーニ(1671-1751)によるオルガン編曲》
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):協奏曲より/
17.アダージョ(協奏曲 ヘ長調より)/
18.アレグロ Ⅱ(協奏曲 ヘ長調より) |
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セルジオ・デ・ピエリ(オルガン) |
録音 1993年10月15-20日 Chiesa di San Giovanni
Evangelista, Venice Rivoalto 原盤
16世紀、驚くべきほど進化を遂げたヴェネツィアの器楽音楽。その理由の一つに「サン・マルコ寺院」の存在があることは間違いありません。当時はローマと並び、イタリア・バロックの中心地のひとつであったサン・マルコ寺院は、著名な音楽家が楽長とオルガニストを務め、日々の祈りの実践を担っていました。また当時の印刷技術の発展に伴い、フランドルやフランスなどからたくさんの作曲家たちが、この新技術の恩恵にあずかるためにヴェネツィアを訪れたことでも知られています。この時代に発展したオルガン音楽は、ガブリエリらの手によって頂点を迎え、そのまま北ドイツ・オルガン楽派へと受け継がれていくことになります。その多彩な作品を聴いてみてください。 |
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8802170
(3CD)
\3000 |
トティ・ダル・モンテ:トリビュート
<CD1.アリアと二重唱集>
1.モーツァルト(1756-1791):フィガロの結婚-ひどいぞ、長いことじらせて/
2.モーツァルト:フィガロの結婚-とうとうその時が来たわ/
3.モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ-奥様、お手をどうぞ/
4.ロッシーニ(1792-1868):セビリャの理髪師-今の歌声は/
5.ロッシーニ:セビリャの理髪師-まあ、それじゃ、私じゃないの/
6.ロッシーニ:ウィリアム・テル-暗い森、さびしい荒野/
7.ベッリーニ(1801-1835):夢遊病の女-これを取っておくれ、君に贈るこの指環/
8.ベッリーニ:夢遊病の女-Ah! Non credea
mirarti/
9.ベッリーニ:ノルマ-清き女神よ/
10.ドニゼッティ(1797-1848):ドン・パスクワーレ-もう一度愛の言葉を/
11.ドニゼッティ:ランメルムーアのルチア-あたりは静けさに包まれ/
12.ドニゼッティ:ランメルムーアのルチア-狂乱の場:香炉はくゆり/
13.ドニゼッティ:連隊の娘-さようなら/
14.ドニゼッティ:連隊の娘-富も栄華の家柄も/
15.ドニゼッティ:連隊の娘-連隊の歌/
16.ドニゼッティ:シャモニーのリンダ-私の心の光/
<CD2.アリアと二重唱集>
1.ヴェルディ(1813-1901):リゴレット-慕わしき人の名は/
2.ヴェルディ:リゴレット-今こそ戦う時が来た/
3.ヴェルディ:椿姫-ああ、そはかの人か/
4.ヴェルディ:ファルスタッフ-柔らかな夏風に乗って/
5.ビゼー(1838-1875):真珠採り-Brahma! Gran
Dio/
6.ビゼー:真珠採り-Siccome un di/
7.トマ(1811-1896):ミニヨン-私はティタニア/
8.マスカーニ(1863-1945):ロドレッタ-Flammen,
perdonami!/
9.プッチーニ(1853-1924):蝶々夫人-愛の二重唱/
10.プッチーニ:蝶々夫人-ある晴れた日に/
11.プッチーニ:蝶々夫人-Gettiamo a mani
piene/
12.プッチーニ:蝶々夫人-かわいい坊や/
<CD3.イタリア&イギリス歌曲集>/
1.ファブリス(1861-1935):A Rosina/
2.フィリッピ(1830-1887):Magari/
3.ポンセ(1882-1948):エストレリータ/
4.ブローギ(1873-1924):Le lucciole/
5.ウィリアムズ(1862-1952):ヴィダリタ/
6.ジェームズ(1892-1977):マオリの子守歌/
7.ビショップ(1786-1855):Lo, here the gentle
lark/
8.ベネディクト(1804-1885):Il carnevale
di Venezia/
9.ビアンキーニ(1885-1971):ニンナ・ナンナ/
10.ビアンキーニ:Redentor in famegia/
11.ボナグラ(1900-1980):Si dondola/
12.サデーロ(1886-1961):Fa la nana, bambin/
13.サデーロ:Barcarola de la Marangona/
14.サデーロ:アムリ、アムリ |
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トティ・ダル・モンテ(ソプラノ) |
録音 1924-1941年 Rivoalto 原盤
トティ・ダル・モンテ(本名アントニエッタ・メネゲール:1893-1975)は、イタリアのモリアーノ・ヴェネトに生まれたソプラノ歌手です。彼女はヴェネツィアのマルチェッロ音楽院で学び、1916年にスカラ座で、サンドナイの「フランチェスカ・ダ・リミニ」でデビューしました。
彼女は幼い頃から「トティ」と呼ばれており、そこに貴族の血をひく祖母の名「ダル・モンテ」を加えて芸名とし、すぐさま世界中で人気者になったのです。彼女の声は極めて美しいリリコであり、とりわけベッリーニやドニゼッティのヒロインを歌わせたら右に出る者はいないほどの、見事なヒロイン像を見せつけてくれたのです。彼女は1940年代の後半まで舞台に立ち、その広いレパートリーと歌唱で多くの人々に感銘を与えました。この3枚組では独唱、重唱、歌曲と、彼女の様々な表情を伺い知ることができるでしょう。 |
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8802188
(2CD)
\2300→\2090 |
ジュリアード弦楽四重奏団
モーツァルト:後期弦楽四重奏曲集
<CD1>
1-4.弦楽四重奏曲 第20番 ニ短調 K499/
5-8.弦楽四重奏曲 第21番 ニ長調 K575/
<CD2>
1-4.弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調 K589/
5-8.弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K590 |
ジュリアード弦楽四重奏団
<メンバー:
ロバート・マン(ヴァイオリン)/
アール・カーリス(ヴァイオリン)/
サミュエル・ローズ(ヴィオラ)/
ジョエル・クロスニック(チェロ)> |
録音 1974年11月21日 USA ニューヨーク・シティ
コロンビア・30番ストリート・スタジオ Sony Music Entertainment 原盤
日本でも大人気の作曲家モーツァルト(1756-1791)ですが、その「愛されかた」については作品によってばらつきがあるように思えませんか?例えばこれらの弦楽四重奏曲。素晴らしく充実した内容と流麗な楽想に満ちているのに、あまり聞かれることがないのは、まことに残念という他ありません。
第20番はホフマイスターのために作曲されたため「ホフマイスター」と呼ばれることもある緻密な作品。
21番から23番までは、当時のプロシャ王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世からの依頼により作曲されたもので、「プロシャ王セット」と呼ばれます(結局、王に献呈することはありませんでしたが…)。
チェロをたしなむ王のために、チェロ・パートに重点が置かれた、晩年のモーツァルトによる傑作をジュリアード弦楽四重奏団の名演で。 |
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8802191
\2000 |
ドメニコ・スカルラッティ:ハープシコード・ソナタ集
1.ソナタ K144 ト長調/2.ソナタ K146 ト長調/
3.ソナタ K208 イ長調/4.ソナタ K209 イ長調/
5.ソナタ K134 ホ長調/6.ソナタ K135 ホ長調/
7.ソナタ K490 ニ長調/8.ソナタ K492 ニ長調/
9.ソナタ K424 ト長調/10.ソナタ K425 ト長調/
11.ソナタ K435 ニ長調/12.ソナタ K436 ニ長調 |
マリア・ヴィッテリア・グィディ(ハープシコード) |
録音 1986年5月10-15日 イアリア ヴェニス,スタジオ・ホーム
Rivoalto 原盤
イタリアのナポリに生まれ、スペインのマドリードで没した作曲家ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)。彼は作曲家アレッサンドロの息子として生まれ(10人兄弟の6番目)、16歳の時にナポリの教会付き作曲家、兼オルガン奏者となります。1720年頃、リスボンに行き王女マリア・バルバラの音楽教師となります。
1729年に彼女がスペイン王室に嫁いだため、彼もマドリードに行き、そのままその地に骨を埋めたのでした。彼は王女(王妃)のために555曲のソナタを書きましたが、そのほとんどは単一楽章であり、ほぼ「練習曲」と言ってもよいものでした。しかしながら、どれもが変化に富み、また指の練習にしておくにはもったいないほどの技巧が凝らされ、聴いているだけでも存分に楽しめるものとして、偉大なる世界を構築しているのです。
グイディの華麗な演奏でお楽しみください。 |
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8802192
(4CD)
\4000 |
ヴェネチアン・バロックのルネサンス
<CD1.イタリアのバロック作曲家たちの作品>
1.M.ウッチェリーニ(1603/10頃-1680):Aria
sopra‘La Bergamasca’/
2-4.G.V.フォンタナ(1571頃-1630):ソナタ
第15番 ハ長調/
5-9.G.V.ヴィターリ(1632-1692):ソナタ・ダ・チエサ
ニ長調 Op.9/
10-14.A.コレッリ(1653-1713):ソナタ 第3番
ヘ長調/
15-19.A.ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン・ソナタ
ヘ長調 RV19/
20-23.T.アルビノーニ(1671-1751):ソナタ・ダ・チエサ
ホ短調 Op.1-11/
24-27.F.マンシーニ(1672-1737):ソナタ ニ短調/
<CD2.ヴェネツィアの頂点>
1.D.カステッロ(1590頃-1658頃):ソナタ 第9番/
2.G.ガブリエリ(1554頃-1612):カンツォーナ
第2番/
3-5.A.ロッティ(1667頃-1740):トリオ・ソナタ
イ長調/
6-8.A.ヴィヴァルディ:コンチェルト ト短調
RV103/
9-11.B.ガルッピ(1706-1785):室内ソナタ
ト長調/
12-15.G.B.プラッティ(1692頃-1763):トリオ・ソナタ
ト長調/
16-19.B.マルチェッロ(1686-1739):フルート・ソナタ
Op.2-12/
<CD3.ヴェネツィアのバロック>
1.O.ヴェッキ(1550頃-1605):ファンタジア/
2.G.レグレンツィ(1626頃-1690):ソナタ「ラ・ポルチア」/
3.D.カステッロ:ソナタ 第11番/
4.A.ガブリエリ(1532/3頃-1585):リチェルカーレ
第7番/
5-8.A.ヴィヴァルディ:ソナタ イ短調 RV86/
9.A.ヴィヴァルディ:ソナタ ニ短調 「ラ・フォリア」RV63/
10-12.A.ヴィヴァルディ:コンチェルト ニ長調
RV100/
<CD4.チャコーナ、ソナタとファンタジア>
1.T.メルーラ(1594頃-1665):チャコーナ ハ短調/
2.B.マリーニ(1594-1663):「ラ・モニカ」によるソナタ
ニ短調/
3-4.A.ファルコニエーリ(1585頃-1656):幻想的ソナタ「ラロイカ」/
5-6.G.B.バッサーニ(1647頃-1716):ソナタ
イ短調/
7-10.D.ビガーリア(1676頃-1745頃):ソナタ
イ短調/
11-13.A.ヴィヴァルディ:ソナタ ハ短調 |
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アカデミア・ヴィヴァルディアーナ・ディ・ヴェネツィア
<メンバー:
アッリゴ・ピエトロボン(リコーダー,オーボエ)/
パオラ・ファソーロ(ヴァイオリン)/
イゴール・デライティ(ファゴット)/
ステファノ・メノーニ(ファゴット)/
レンツォ・スビリッサ(チェロ)/
アルヴィセ・スティッフォーニ(チェロ)/
ミケーレ・リウッツィ(ハープシコード,スピネット)> |
録音 2010年8月2-19日 ヴェニス スタジオ・ファルネア
Accademia Vivaldiana-Rivoalto 原盤
ガルッピのトリオ・ソナタ集(8802121)でその素晴らしいアンサンブルを披露した、アカデミア・ヴィヴァルディアーナ・ディ・ヴェネツィアによる納得の作品集です。16世紀から17世紀にかけてのヴェネツィアでの音楽的発展については、もう語り尽くされています。数多くの音楽家たちが競って素晴らしい音楽を作り上げ、まさに湯水の如く人民に供給されていた幸福な時代であり、まさにヨーロッパの文化的中心地としての役割を果たしていたのです。
また当時大流行していたのが「チャコーナ(シャコンヌ)」であり、これは、決まった低音部の音型とリズムによる一種の変奏曲で、発祥の地スペインの舞曲の形式を継承したものとしても知られています。
注意:ブックレットに記載されたものより、実際にディスクに収録されているトラック数が少なかったり、収録順も違っている等の不良が発生したそうです。
ただNEWTON側は再作成をするつもりはないということで、このような状態でもかまわない、ということでしたらメールでご注文お待ちしております。 |
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8802193
\2000→\1890 |
エマニュエル・アックス(ピアノ)
ショパン&リスト作品集
1-4.ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ
第3番 ロ短調 Op.58/
5-8.リスト(1811-1886):シューベルトの作品によるトランスクリプション集
<さすらい S565/1
(原曲:美しき水車屋の娘 D795/1)/
水車屋と小川 S565/2
(原曲:美しき水車屋の娘 D795/19)/
愛の便り S560/10(原曲:白鳥の歌 D957/1)/
セレナーデ「聞け聞けひばり」 S558/9(原曲:D889)>/
9.リスト:2つの演奏会用練習曲より「小人の踊り」S145/
10.リスト:パガニーニ練習曲より イ短調
S140/6 |
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エマニュエル・アックス(ピアノ) |
録音 1975年2月13-14日 ニューヨーク・シティ
Sony Music Entertainment 原盤
ユダヤ系ポーランド人として、アメリカ合衆国で幅広い活躍を誇るピアニスト、エマニュエル・アックス(1949-)。彼は1972年のエリーザベト王妃音楽コンクールと1974年テルアヴィヴ国際アルトゥール・ルービンシュタインコンクールでの入賞経験を足掛かりに、その幅広いレパートリーと豊かな音楽性で、ソリスト、室内楽の両面で高く評価されています。
この演奏は、彼がデビューした当時の若々しい記録であり、ショパンとリストという2人の作曲家の相反する側面を見事に映し出した稀有の名演と言えるものです。
驚くほど緻密な構造を持つ、ショパンのソナタ第3番。シューベルトの歌曲を極彩色の絵の具で色付けしたかのようなリストの編曲集。そして、さらりと技巧を見せつける2つの練習曲。これは確かに見事です。 |
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8802194
\2000→\1890 |
ラルキブデッリ
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲
第1番&第2番
1-4.弦楽五重奏曲 第1番 イ長調 Op.18/
5-8.弦楽五重奏曲 第2番 変ロ長調 Op.87 |
ラルキブデッリ
<メンバー:
ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)/
ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン)/
ユルゲン・クスマウル(ヴィオラ)/
Guus Jeukendrup(ヴィオラ)/
アンナー・ビルスマ(チェロ)> |
録音 1999年2月25-27日 オランダ ハールレム,ルーザース・ケルク
Sony Music Entertainment 原盤
その生涯のほとんどに渡って「弦楽四重奏曲」を書いていたメンデルスゾーン(1809-1847)ですが、弦楽五重奏曲は2曲しか残しませんでした。
第1番は1826年に最初の稿が書かれましたが、楽章の配置に疑問を抱いた彼はこれを出版せず、その6年後に、彼の友人の死に際して曲を改訂(楽章を入れ替えたり、補筆したり)、こちらが最終稿として出版されました。
第2番はそのほぼ18年後の1845年頃の短期間に作曲されています。こちらは彼の友人ノヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダヴィッドに触発されたもので、当時超多忙であったメンデルスゾーンの心情を反映させたかのような躍動感に満ちた輝かしい音楽となっています。演奏しているラルキブレデッリ(アルキ=弓、ブデッリ=ガット弦の複数形)の溌剌たる名演です。 |
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8802195
\2000→\1890 |
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
チャイコフスキー:四季 Op.37b
他
1-12.チャイコフスキー:四季 Op.37b
<1月:炉端にて/2月:謝肉祭/3月:ひばりの歌/4月:松雪草/
5月:白夜/6月:舟歌/7月:草刈り人の歌/8月:収穫/
9月:狩/10月:秋の歌/11月:トロイカで/12月:クリスマス>/
13.バラキレフ(1837-1910):イスラメイ「東洋風幻想曲」 |
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ) |
録音 1998年5月21-22日 トロイ・セイヴィング・バンク・ミュージック・ホール Sony Music Entertainment 原盤
ロシア系イスラエル人ピアニストであるイェフィム・ブロンフマン(1958-)。彼はウズベク・ソビエト社会主義共和国の首都タシュケントに生まれ、1973年にイスラエルに移住、現在は米国籍を取得している名手です。骨太で豪快なベートーヴェンなどの演奏で知られますが、このチャイコフスキー(1840-1893)は何とも抒情的であり、また郷愁に満ちた演奏。曲の一つ一つに宿る歌心がたまらなくチャーミングです。メランコリックな「舟歌」、可愛らしい「松雪草」、音の粒が煌めく「クリスマス」など、まさに美しい絵を見るような表現力です。彼の爆演を聴きたい方には、もちろん「イスラメイ」も用意されています。 |
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8802196
\2000→\1890 |
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)/
ピッツバーグ交響楽団&ロリン・マゼール(指揮)
シベリウス:作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47/
4.ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナード
ト短調 Op.69-2/
5.エン・サガ Op.9 |
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)/
ピッツバーグ交響楽団/
ロリン・マゼール(指揮) |
録音 1992年9月26-27日 USA ペンシルヴァニア,ピッツバーグ,ハインツ・ホール Sony Music Entertainment 原盤
初めて聴いたときは、ついに天才が現れたと驚嘆した。
北欧の巨人、シベリウス(1865-1957)のヴァイオリン協奏曲を中心とした素晴らしい1枚です。青年期にヴァイオリニストを志し、ウィーンフィルのオーディションを受けたこともあるというシベリウス。当然そのヴァイオリン作品には高い技巧と音楽性が求められていることは間違いありません。
彼は生涯に、協奏曲と名付けられた作品は、この「ヴァイオリン協奏曲」1曲だけしか書いていませんが、他にもヴァイオリンと管弦楽のための作品は数多くあり、その代表的な1曲が、ここで聴けるセレナード第2番です。暗く悲しい曲想ですが、中間部で熱を帯びて来るとても印象的な作品です。どちらもリトアニア出身の名手ラクリンが情熱的に演奏しています。「エン・サガ」はシベリウスの最初の交響詩であり、フィンランドの情緒がたっぷり込められた濃厚な作品です。マゼールにこういう曲を振らせたら、凄いの一言です。 |
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8802197
\2000→\1890 |
ジュリアード弦楽四重奏団
チャールズ・アイブズ:弦楽四重奏曲
第1番&第2番
1-4.弦楽四重奏曲 第1番「信仰復興殿堂会(救世軍から)」(1896)/
5-7.弦楽四重奏曲 第2番(1913) |
ジュリアード弦楽四重奏団
<メンバー:
ロバート・マン(ヴァイオリン)/
アール・カーリス(ヴァイオリン)/
ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)/
クラウス・アダム(チェロ)> |
録音 1966年11月28-29日,1967年12月1日…1-4,
1967年3月20日…5-7 USA ニューヨーク・シティ
コロンビア・30番ストリート・スタジオ Sony Music Entertainment 原盤
アメリカ現代音楽のパイオニアとされるチャールズ・アイブズ(1874-1954)。彼は自らの音楽を追求しながら保険業を営み、こちらで目覚ましい成功を収めたことでも知られています。
彼の作品のどれもが、少年時代に親しんだ賛美歌や愛国歌、民謡などをベースにしたものですが、時代の波に乗って、かなり前衛的な作品にも手を染めています。その作品のほとんどは生前に演奏されることもなかったのですが、最近は評価が高くなってきています。この2曲の弦楽四重奏曲はどちらも個性的であり、第1番は副題通り、賛美歌的なフレーズが数多く散りばめられた作曲家21歳の時の作品。
第2番は「4人の男」をモティーフにしたと言われる表現的な作品。こちらはかなり前衛的であるものの、やはり民謡が顔を出す面白い曲
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