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第73号
メジャー・レーベル新譜(2)
2013.10.22〜2013.12.13


SONY



8888379597-2
\2500→\2290
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
  インヴェンションとシンフォニア BWV772-801

 インヴェンション
  BWV 772-786第1番ハ長調 BWV 772第2番 ハ短調
  BWV 773第3番 ニ長調 BWV 774第4番 ニ短調 BWV 775第5番 変ホ長調
  BWV 776第6番 ホ長調 BWV 777第7番 ホ短調 BWV 778第8番 ヘ長調
  BWV 779第9番 ヘ短調 BWV 780第10番 ト長調 BWV 781第11番 ト短調
  BWV 782第12番 イ長調 BWV 783第13番 イ短調 BWV 784第14番 変ロ長調
  BWV 785第15番 ロ短調 BWV 786シンフォニア BWV 787-801第1番 ハ長調
  BWV 787第2番 ハ短調 BWV 788第3番 ニ長調 BWV 789第4番 ニ短調
  BWV 790第5番 変ホ長調 BWV 791第6番 ホ長調 BWV 792第7番 ホ短調
  BWV 793第8番 ヘ長調 BWV 794第9番 ヘ短調 BWV 795第10番 ト長調
  BWV 796第11番 ト短調 BWV 797第12番 イ長調 BWV 798第13番 イ短調
  BWV 799第14番 変ロ長調 BWV 800第15番 ロ短調 BWV 801
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
 シモーヌ・ディナースタイン、ソニー・クラシカルへのバッハ第2弾登場!
 2007年、自主制作したデビュー盤「ゴールドベルク変奏曲」がいきなりビルボード・クラシカル・チャートのトップになりセンセーショナルな注目を浴び、アメリカ屈指のバッハ・ピアニストとしての素晴らしさがクローズアップされたシモーヌ・ディナースタインの新たなバッハ・アルバムが登場します。2010年にソニー・クラシカルに移籍し、デビュー盤のバッハ・アルバム以降これまで4枚のアルバムを発表していますが、第2弾は、ピアノ学習者ならば必ず勉強する「インヴェンション(2声)とシンフォニア(3声)」(全曲)の新録音です。
 これら15曲は、バッハが鍵盤楽器の習熟のために書いた練習曲とされていますが、無味乾燥さとは無縁の、創意と工夫に満ちた作品群です。これらの驚くほど豊かな表情と美しい音色を引き出す手腕は、まさに「ディナースタイン・マジック」。グールドやP.ゼルキン、シフなど、ピアノによるこの曲集の過去の名盤は多々ありますが、このディナースタイン盤もそれらに伍して作品の多彩な魅力を伝える名盤群の一翼を担うアルバムとして聴き継がれていく充実の演奏です。
 [録音]2012年6月6日〜7日、ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(インヴェンション)、2013年7月24日&25日、ニューヨーク、パーチャス・カレッジ、パフォーミング・アーツ・センター(シンフォニア)[1903年製ハンブルク・スタインウェイを使用]
 


8876544775-2
\2500→\2290
レイ・チェンのニュー・アルバム
 ①W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216 (カデンツァ:レイ・チェン)
 ②W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218 (カデンツァ:レイ・チェン)
 ③W.A.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第15番 イ長調 K305
レイ・チェン(ヴァイオリン)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮・ピアノ)
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団
 世界を席巻中!今、最も勢いのある若武者。今、最も目が離せない天才。
 レイ・チェンのニュー・アルバム 2009年エリザベート王妃国際音楽コンクールで最年少出場ながら圧倒的な優勝を果たして以来、破竹の勢いで活躍を続ける若きヴァイオリンの俊英、レイ・チェンのニュー・アルバムです。
 2012年のノーベル賞コンサートで共演し共鳴した巨匠クリストフ・エッッシェンバッハを指揮とピアノに迎え、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団との綿密なリハーサルを重ねた録音で、清冽極まる素晴らしい演奏を披露しています。レイ・チェン本人のカデンツァも注目です。
 【録音】2013年7月21〜23日 キリスト教会(レンズブルク − ノイヴェルク)

 

8884300425-2
\2500→\2290
《カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、生誕300年記念アルバム》
 ベルリン・バロック・ゾリステン/C.P.E.バッハ:協奏曲とシンフォニア集
 C.P.E.バッハ:
  『フルート協奏曲ニ短調Wq.22』『シンフォニア ロ短調Wq.182-5』
  『オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164』『シンフォニア イ長調Wq.182-4』
ジャック・ズーン(Fl),
ジョナサン・ケリー(Ob),
ベルリン・バロック・ゾリステン,
ゴットフリート・ファン・デル・ゴルツ(Vn:コンサートマスター)
 C.P.E.バッハは、ヨハン・セバスチャン・バッハの第5子で、ライプツィヒの大学で法律と哲学を学んだ後、プロイセン王国の王子フリードリヒの音楽教師になりました。1740年、フリードリヒが国王に即位すると、26歳のエマヌエルは即位した国王フリードリヒ大王の音楽教師兼チェンバリストとなり、28年間その地位にありました。
 「疾風怒涛」「多感様式」を体現した独特な作風は、後のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらに多大な影響を与えました。
 ベルリン・バロック・ゾリステンは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995年に結成されたアンサンブル。彼らはまた、ベルリンの「古楽演奏界」をリードする気鋭のミュージシャン達として広くその名を知られています。ベルリン・フィル奏者としての経験により培われた17・18世紀の音楽に対する情熱が、ベルリン・バロック・ゾリステン結成の原動力となったといっても過言ではありません。
 プログラムに応じて、ベルリン・バロック・ゾリステンは11人から16人のレギュラー・メンバーにより構成されます。様式美と真正さを備えた解釈を追及することへの真摯なこだわりから、ベルリン・バロック・ゾリステンはモダン楽器を使用し、さらに様々な調律、ガット弦、そして様々な時代の弓を駆使して、それぞれの時代に実践されていた演奏の再現を試みています。
 このアルバムでは、リーダーとしてフライブルク・バロックオーケストラのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツを迎え、斬新・新鮮な演奏によって、さらに新しいC.P.E.バッハの音楽像を現代に蘇らせています。さらに協奏曲では木製フルートの名手のジャック・ズーンが登場。ベルリン・フィル首席オーボエ奏者ジョナサン・ケリーが起用されているのも見逃せません。ベルリン・バロック・ゾリステンは、2014年2月来日予定。
 【録音】2013年4月, ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
 


8888379227-2
(2CD)
\3000→\2690
ウィーン・フィル/ニュー・イヤー・コンサート2014
 ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
 ラデツキー行進曲作品228 ほか
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム

8884302776-2
(2CD)
\5000→\4590
<コンサートのパンフレット付
デラックス・エディション>

8888379228-9
(DVD)
\4500→\3990

8888379229-9
(Blu-ray)
\6000→\5590
ダニエル・バレンボイム&ウィーン・フィル新たな年を寿ぐ、ウィーン・フィルの華麗なワルツとポルカ世界70カ国4億人の心に届く世紀のクラシック・コンサート、ソニー・クラシカルから登場

■毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名なコンサートであり、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界70カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。
■1939年に始まる70年以上の歴史を誇るこのコンサートは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏される華やかなイベントで、そのチケットは世界一入手困難と言われています(20万円以上)。その模様はCD/DVD/ブルーレイによってソフト化され、クラシック音楽のソフトとしては大きなセールスを上げています。
■2014年は、巨匠ダニエル・バレンボイムが登場。2009年以来5年ぶり2度目のニューイヤー・コンサート登場です。ウィ−ン・フィルにとって最も重要な指揮者の一人であり、現在ベルリン国立歌劇場とミラノ・スカラ座の音楽監督を牽引する名指揮者です。2009年の初登場に際しては、恒例のスピーチで世界平和を希求するなど、音楽界にとどまらない幅広い活動をするバレンボイムの姿勢がクローズアップされました。
■演奏曲目は、定番の「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、ニューイヤー・コンサート史上初めて登場する作品が含まれています。
■鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールでく広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。

ダニエル・バレンボイムは、1942年アルゼンチン生まれの指揮者・ピアニスト。7歳で天才ピアニストとしてデビュー。1960年代からは指揮者としての比重を高め、世界各地のメジャー・オケに客演。パリ管やシカゴ響の音楽監督を経て、現在はベルリン国立歌劇場とミラノ・スカラ座の音楽監督。パレスチナとイスラエルの若手音楽家で「ウェスト・イースタン・ディヴァン管」結成。

[録音]2014年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでライヴ・レコーディング予定
   

8884301049-9
(Blu-rayオーディオ+2CD)
\2800
ブルーレイ・オーディオ化!
 アーノンクール/モーツァルト&ヴェルディ:レクイエム

 (1Blu-ray Audio + 2CD)
 ① モーツァルト:『レクイエム ニ短調K.626』[バイヤー版]
 ② ヴェルディ:『レクイエム』
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
① クリスティーネ・シェーファー(Sp),
ベルナルダ・フィンク(A),
クルト・シュトライト(T),
ジェラルド・フィンレイ(Bs),
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
アルノルト・シェーンベルク合唱団
② エヴァ・メイ(Sp),
ベルナルダ・フィンク(A),
ミヒャエル・シャーデ(T),
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br),
ウィーン・フィル、
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ソニークラシカルから、アーノンクール指揮による極め付きの名盤のブルーレイ・オーディオ化が実現!
 ①のモーツァルトのレクイエムは、アーノンクール自らが「これまでの自分の録音の中で最高の出来」とした2003年のライヴ録音。
 アーノンクールはモーツァルト最晩年の心情に深く共感して指揮を執り、自らの死を見据えて慟哭する作曲家の魂に寄り添っています。ピリオド楽器を使用してスコアの隅々まで明晰に描き出しながら、振幅の大きい感情表現で聴く者の肺腑を抉る表現が見事です。
 アーノンクールにとっては、1981年のテルデックへの録音以来2度目の録音となったもので、彼が歩んできた道の一つの頂点を築いた演奏として高く評価された名盤です。
 ②は、アーノンクール75歳の誕生日(2004年12月6日)の直後に行われたウィーン・フィルとの演奏会で取り上げた、ヴェルディの筆になる宗教音楽の最高傑作。単なるイタリアの熱血的爆演とは一線を画し、作品の知られざる魅力を明らかにするアーノンクールのもと、名歌手達の緻密な歌唱、そしてアーノンクールの音楽を知り尽くしたアルノルト・シェーンベルク合唱団の見事なハーモニーとウィーン・フィルが、この有名な作品においてこれまで聴くことの出来なかった解釈を成し遂げた、と評判を呼んだコンサートのライヴ・レコーディングです。

 3枚組の構成は下記の通りです。
 [Blu-ray Audio] ①②両曲を収録。 2.0 リニアPCM 48kHz/24bit / 5.1 DTS HD Master Audio48khz/24bit
 <ブルーレイ・オーディオについて>
  ※ブルーレイディスク対応のプレイヤーで再生下さい。CDプレイヤー、DVDプレイヤーでは再生できません。
  ※オーディオ・トラックのみ収録されており、映像は収録されておりません。
 [CD1]通常2チャンネル・ステレオCD音声による①を収録。
 [CD2]通常2チャンネル・ステレオCD音声による②を収録。
  録音は、テルデック時代からアーノンクールの録音を手がけてきたテルデックス・スタジオによるもので、いずれもウィーンのムジークフェラインザールの美しい音響と演奏の広大なダイナミックレンジを完璧に収録。
 またヴェルディ「レクイエム」のマルチ・チャンネルでは、この作品の中心的な楽章「怒りの日」に必要とされるトランペットのバンダ(別働隊)の距離感も絶妙に表出されています。
 【録音】①:2003年11月29&30日, ②:2004年12月8〜11日 両曲ともウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ【演奏】
 


8876548231-2
\2500→\2290
リープライヒ指揮  ヌリア・リアル(ソプラノ)
 モーツァルト:
  『レクイエム ニ短調K.626』
  『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』
ヌリア・リアル(Sp),
マリー=クロード・シャピュイ(Ms),
クリストフ・プレガルディエン(T),
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs),
バイエルン放送合唱団,
ミュンヘン室内管弦楽団,
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
 気鋭のアレクサンダー・リープライヒと彼が首席指揮者をつとめるミュンヘン室内管弦楽団のソニークラシカル第2弾となる、モーツァルト「レクイエム」の注目すべき新録音の登場です。
 リープライヒは1968年レーゲンスブルク生まれ。1996年コンドラシン指揮者コンクール入賞し、翌年急遽デ・ワールトの代役としてコンセルトヘボウ管に登場して絶賛されました。以来、コンセルトヘボウ管、BBC響、ミュンヘン・フィルなどに客演。2006/07年シーズンよりミュンヘン室内管の首席指揮者・芸術監督に就任。日本にも数回来日しており、2011年の紀尾井シンフォニエッタ演奏では、痛快極まるベートーヴェンと話題となりました。
 2011年の「ロッシーニ:序曲集」に続く、このモーツァルト「レクイエム」の新録音においても、古楽奏法を取り入れながら温かみを感じさせるものに仕上げています。
 特にヌリア・リアルの絶品極まる美しいソプラノの歌唱。ヴェテラン、プレガルディエンの緊張感あふれる歌唱。そしてバイエルン放送合唱団の澄んだコーラスによる魅力など、純粋な器楽と声の融合によって、特別な「祈り」を感じさせてくれる音楽を聴くことができるでしょう。
 【録音】2012年12月20〜22日, ミュンヘン、ヘルクレスザール(デジタル:セッション)



 

8888378762-2
\2500
ドレスデン聖母教会室内合唱団/ドレスデン聖母教会のクリスマス
 ハンマーシュミット:『門を広く開けよ』,
 プレトリウス:『Hosianna in der Hohe』,
 シュッツ:『御子は生まれたもうた』,
 プレトリウス:『わが魂は主をあがめ』,
 シャイン:『汝らキリスト者、こぞりて神をたたえよ』,
 プレトリウス:『Magnificat super Ecce Maria et Sydos ex Claro』,
 ヴェックマン:『Angelicuscoeli chorus』,
 プレトリウス:『Vom Himmel hoch』,
 ハスラー:『Ein Kindelein so loblich』,
 プレトリウス:『歌え、汝ら愛しいキリスト教徒よ』,
 シャイト:『みどり児ベツレヘムに生まれたまえり』,
 プレトリウス:『諸人声あげ』,
 ヨハン・ヴァルター:『ヨゼフよ、私の愛しいヨゼフよ』,
 プレトリウス:『パストラーレ』,
 シェッレ:『御空より天使の群来たり』
ドレスデン聖母教会室内合唱団,
ドロテー・ミールズ(Sp),
エリック・シュトクローサ(T)
 ドレスデンの聖母教会は、その壮麗なバロック様式で知られる教会で、特に美しい天井画が描かれた内部のドームの華麗さはドイツの中でも屈指の建物として知られています。
 この教会に属する合唱団として2005年に設立された「ドレスデン聖母教会室内合唱団」は、約30人のプロとセミ・プロの声楽家たちによって構成され、特にルネッサンス〜バロックを中心としたレパートリーで高い評価を得ています。このアルバムでは、ドレスデン・フラウエン教会で伝統的に歌われているクリスマスの合唱作品が歌われています。
 【録音】2013年9月9〜11日、ドレスデン聖母教会(デジタル:セッション)
 

8884300173-2
\2500→\2290
エツィオ・ロジャッティ/タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲と交響曲集
 タルティーニ:
  『ヴァイオリン協奏曲ト長調』『ヴァイオリン協奏曲イ短調』
  『ヴァイオリン協奏曲ホ短調』『交響曲(シンフォニア)イ長調』
  『交響曲(シンフォニア)ニ長調』
フランチェスコ・デ・アンジェリス(Vn),
エツィオ・ロジャッティ(指揮)
ベルガモ・ブレシア管弦楽団
 タルティーニのヴァイオリン協奏曲3曲とシンフォニア2曲を収録したアルバムです。
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)は、パドヴァを中心に活躍し、ヴァイオリニストとしてならし、ヴァイオリンを中心とした協奏曲や器楽曲を数多く作曲した、バロックから古典派への過渡的な作曲家として重要な人物。夢の中で悪魔を売り渡すのと交換に素晴らしい音楽を書くことができた、という逸話で有名な「悪魔のトリル」では、ヴィルトゥオーゾ的技巧が使われています。
 こうしたことでヴァイオリンのための作品は数多く録音はあるものの、シンフォニアなどはほとんど録音されていません。古典派的要素が取り入れられたシンフォニアには、メヌエットが取り入れたものもあり、重要な作品とも言われています。ヴァイオリンの起源の場所ともいわれるブレシアの財団が記念して作成したこのアルバムでは、ミラノ・スカラ座およびスカラ・フィルのコンサートマスター、フランチェスコ・デ・アンジェリスも参加し、タルティーニの知られざる作品に光をあてています。【録音】2013年9月、(デジタル)
 
8888375463-2
(2CD)
\2800
アンドレア・カウテン/名ピアノ作品集
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2』,
 シューマン:『子供のためのアルバム』〜
  「兵士の行進」「コラール」「哀れな孤児」「狩人の歌」「楽しき農夫」
  「サンタクロース」「小さな練習曲」「朝の散歩をする子供」「刈入れの歌」,
 ショパン:
  『ワルツ第7番 嬰ハ短調』『ワルツ第6番変ニ長調「小犬のワルツ」』
  『即興曲第4番 嬰ハ短調「幻想即興曲」』
  『ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送行進曲付き」』,
 ベートーヴェン:『ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」Op.13』,
 リスト:
  『コンソレーション(慰め)S.172』『愛の夢 第3番 変イ長調』
  『ハンガリー狂詩曲第15番』,
 ラフマニノフ:
  『楽興の時第5番変ニ長調』『前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2』
  『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
アンドレア・カウテン(ピアノ)
 ハンガリーで生まれ、スイスのバーゼルで学んだピアニスト、アンドレア・カウテンの新録音。カウテンはシューマンやリストを質の高い彼女独特の柔らかいタッチで演奏することで高い評価を得ており、すでにソニークラシカルから4枚のソロ・アルバムをリリースしています。このアルバムはそれらに加えて、ベートーヴェン、ショパン、ラフマニノフをも含むもの。有名な「月光」「悲愴」、ショパンのソナタなど、粒立ちの良い美しい音色で端正に弾きあげています。そこから出るメリハリのある表情の豊かさこそ彼女の美質であり、彼女の特質が発揮されたアルバムです。
 【録音】2013年7〜8月, ブダペスト、フンガロトン・スタジオ(デジタル:セッション)
 

8884300541-2
\2400
ジョヴァンニ・アレヴィ/クリスマス・フォー・ユー
 1) Christmas for you (G. Allevi’s previously unreleased track),
 2) White Christmas ,
 3) Jingle Bells, 4) Ave Maria (orig. Bach/Gounod),
 5) Adestefideles , 6) O Tannenbaum , 7) Silent night ,
 8) Greensleeves, 9) Oh happy day, 10) Auld Lang Syne,
 11) Santa Claus is comin' to town , 12) FelizNavidad ,
 13) Lullaby - op. 49 n° 4 (orig. J. Brahms) ,
 14) Te Deum (orig. M.A. Charpentier),
 15) Prelude - Suite n°1 in Sol BWV 1007 (orig. J.S.Bach)
ジョヴァンニ・アレヴィ(ピアノ)
 イタリアの国民的ピアニスト、ジョヴァンニ・アレヴィの最新作は、クリスマス! ヨーロッパのクラシックの伝統に新しいポップス、コンテンポラリーの要素を取り入れ、ニューエイジ・クラシック音楽として再構築する彼独特のスタイルにより、ここ日本でも2008年以来高い人気を誇っています。
 このアルバムでは、クリスマスの名曲ばかりだけでなく、バッハ&グノーの「アヴェ・マリア」、ブラームスの子守歌、シャルパンティエの「テ・デウム」、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」などのクラシック作品を、アレヴィ節たっぷりのフリーでモダンなアレンジで演奏。アレヴィらしい、ワン&オンリーなピアノ・ミュージックの素晴らしいクリスマス・プレゼントといえましょう。
 

8884300495-2
\2500→\2290
ジュゼッペ・アンダローロ/Cruel Beauty〜
 後期ルネッサンス・初期バロックのイタリア鍵盤楽器作品集

 パスクィーニ:
  『第2旋法によるトッカータ』『フランス風カンツォーナ』
  『フォリアによるパルティータ』,
 フレスコバルディ:
  『トッカータ第2番』『2つのフーガ』
  『パッサカリアによる100のパルティータ』
  『ラ・フォリアによるパルティータ』
  『フレスコバルダの主題によるアリアと変奏』,
 パレストリーナ:『第1旋法によるリチェルカーレ』,
 メルーラ:『半音階的ソナタ』,
 ヴァレンテ:『オルガンのための変奏』より第3, 4, 6番,
 ガブリエリ:『第7と8旋法によるリチェリカーレ』,
 トラバーチ:『Consonanze stravaganti』/
ボーナス・トラック:
 カルロ・ボッカドーロ(1963-):『Cruel Beauty』
ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ:ファツィオリ)
 国際的に活躍する若手ピアニスト、ジュゼッペ・アンダローロの最新アルバムは、現代ではピアノで弾くことがなくなった後期ルネッサンス・初期バロックのイタリア鍵盤楽器のための作品集。この時代はチェンバロやオルガンなどの古楽器で演奏することに意義がある・・・といえども、あえてピアノで演奏。ピアニズムを究めるためではなく、均等安定が必要とされる現代に現代ピアノで演奏することによって、楽曲の美しさをさらに洗練されたものに弾いていく妙技。それは絶妙なるタッチが必要とされるのは安易に感じられますが、彼の出すさまざまな音色のニュアンスはまさに芸術表現なのです。
[ジュゼッペ・アンダローロ]
 1982年イタリアのパレルモ生まれ。2005年ブゾーニ国際コンクール優勝、第5回ロンドン国際ピアノコンクール第1位、第1回仙台国際コンクール優勝など、数々の国際コンクールで受賞。セルジオ・フィオレンティーノ、ヴィンチェンツォ・パルツァーニの元で学び、2000年10月、ミラノのヴェルディ音楽院を最高の成績で卒業、数々の表彰を受けました。
 レパートリーはバッハ、ヘンデルからメシアン、リゲティ、カプースチンまでと幅広く、特にカプースチンとは交流があり、作曲家よりピアノ・ソナタ第17番を献呈されています。
 精力的に展開するソロ活動のほか、世界の名だたるオーケストラや、アンサンブルのツアーに参加、また、多くの有名アーティストとのデュオを経験。
 最近では、国際ピアノコンクールの審査員や、マスタークラスを行うなど多才な活動展開を行い、作曲や指揮にも取り組んでいます。
 2005年には、イタリア文化庁より、芸術勲章を受章しています。
 【録音】2012年, バルトーク・スタジオ, ファツィオリ・コンサートホール(デジタル:セッション)
 


8888371769-2
\2500→\2290
ガボール・ボルドツキ/トランペット編曲版によるヴィヴァルディ協奏曲集
 ヴィヴァルディ:
  『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 3, No. 9, RV 230』
  『2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op. 3, No. 8, RV 522』
  『リュート協奏曲ニ長調 RV 93』『リコーダー協奏曲 ト短調 RV 106』
  『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548』
  『2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531』
ガボール・ボルドツキ(トランペット&フリューゲルホルン),
アンドレス・ガベッタ(Vn&リーダー),
カペラ・ガベッタ
 ヴィヴァルディの様々な協奏曲のソロを、トランペットの超絶技巧で披露。ヴィヴァルディの協奏曲ほど超絶技巧が求められる楽曲はないでしょう。
 分散和音の連続、早いパッセージ。これらはいくらピストン付きの現代トランペットでも半端なく難しい。すでに「モーリス・アンドレの再来」とも、いやそれ以上とも言われているボルドツキの手にかかれば、まさにトランペットのための協奏曲だと信じてしまいそうです。
 もちろんゆっくりした楽章では、聴く人の心に自然と沁み入るようなしっとり感も健在。
 バックを務めるのは、人気女流チェリスト、ソル・ガベッタの兄であるアンドレス・ガベッタ率いるカペラ・ガベッタ。このアンサンブルは古楽器を使用していますが、ボルドツキのモダン・トランペットと古楽器アンサンブルの融合によって、濡れた真珠の玉をころがすような、魅力的なヴィルトゥーゾが繰り広げられます。

【Gabor Boldoczki(ガボール・ボルドツキ)】
 1976年ハンガリーのセゲド生まれ。“モーリス・アンドレの後継者“と称され、2004年ザルツブルク音楽祭デビューの際は”柔らかなアーティキュレーション、極めて優れた才能、自信に満ちたアンブシュア、華麗な超絶技巧・・・あらゆる音楽をものにする最高質のソリスト”などの絶賛を浴びています。
 14歳でザラエゲルセグ(ハンガリー)の国際コンクールで1等獲得。ヴァイネル音楽院、リスト音楽院に学び、またラインホルト・フリードリヒにも師事、頭角を表してきました。
 21歳でミュンヘン国際コンクールで最高位、第3回モーリス・アンドレコンクールでグランプリを獲得、一躍注目を浴びました。
 1999年8月リームスマ財団よりダビドフ賞、2002年年間最優秀ヤング・アーティスト賞を獲得。
 2003年10月エコー・クラシック賞最優秀新人賞を獲得、2008年ドイツ・フォノ・アカデミーより最優秀管楽器奏者に選ばれています。「自然で柔らかで息の長いフレーズと多彩な音色」「彼の超絶技巧はラースロー・フェニェーの踊るような音色、軽やかな弦さばきと完璧な対比を成し遂げている」「バロック・トランペット奏法の伝統が、あくまで軽く、生き生きとまた現代的なセンスをもって見事にここに継承されている」と絶賛を受けています。
 【録音】2013年, スイス、Reformierte Kirchgemeinde Zweisimmen(デジタル:セッション)
 

8888375183-2
\2500→\2290
ディエゴ・ディニ・チアッキ/ドニゼッティ:交響曲(シンフォニア集)Vol.1
 ドニゼッティ:
  『シンフォニア ニ長調「出発」』『シンフォニア ニ長調「炎」』
  『シンフォニア ハ長調』『シンフォニア ニ長調』
  『道化芝居「愚か者」へのシンフォニア』
  『シンフォニア ホ短調』
ディエゴ・ディニ・チアッキ(指揮)
イタリア国営放送交響楽団
  

8888375184-2
\2500→\2290
ディエゴ・ディニ・チアッキ/ドニゼッティ:交響曲(シンフォニア集)Vol.2
 ドニゼッティ:
  『ベッリーニへの追悼のシンフォニア』『葬送前奏曲』
  『シンフォニア ニ長調』『アントニオ・カプッツィへのシンフォニア』
  『シンフォニア ハ長調』
  『シンフォニア・コンチェルタンテ ニ長調』『シンフォニア ニ長調』
ディエゴ・ディニ・チアッキ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団
 ドニゼッティは、ロッシーニ、ベッリーニと並んで、19世紀前半のイタリア・オペラ界をリードした作曲家です。ナポリ、ミラノ、ヴェネツィアなどの劇場のためのオペラ・セリア、ブッファ両面で多数の作品を残しました。オペラのほかにイングリッシュ・ホルン協奏曲や多数の弦楽四重奏曲も残していますが、あまりにもオペラの存在が大きく、器楽作品についてはあまり演奏されないのが現状のようです。
 ドニゼッティの交響曲は10曲以上残されており、オペラの序曲のシンフォニア形式に近く、主題に関連性を持たせた熟達した手法によって、ドニゼッティ風のあらゆる手法上の試みが行われた興味深い作品です。長年ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席オーボエ奏者であったディエゴ・ディニ・チアッキがこれらの作品に光をあて、歌うような甘美なメロディと快活なテンポによって、ドニゼッティの別の面を探究していきます。

RCA


8884301170-2
\2400→\2190
オルガ・シェプス/ショパン:ピアノ協奏曲集
 ショパン:
  『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
   [弦楽合奏伴奏版/リヒャルト・ホフマン編曲による弦楽五重奏版に基づく]
  『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
   [弦楽合奏伴奏版/イラン・ロゴフ編曲によるピアノ五重奏版に基づく]
オルガ・シェプス(P),
マティアス・フォレムニー(指揮),
シュトゥットガルト室内管弦楽団,
 1986年モスクワ生まれで、現在ドイツを拠点に活動しているオルガ・シェプスのソニークラシカルへの4枚目のアルバムです。
 デビュー・アルバムでもシェプスと親和性の高さを証明したショパン作品の第2弾となりますが、今回は何と2曲のピアノ協奏曲の弦楽合奏版という変わり種が登場します。
 第1番はリヒャルト・ホフマンが編曲した弦楽五重奏による伴奏版をもとに、また第2番はスペインのマヨルカ島を活動の拠点としているイスラエルのベテラン・ピアニスト、イラン・ロゴフによるピアノ五重奏版をもとにして、それぞれ室内オーケストラ規模の弦楽合奏による伴奏という形で演奏している点が聴きどころです。
 シェプスは、特にロマン派や母国ロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評され、アリス=紗良・オットと2010年度エコー賞を二分したほどの実力を持ち、すでにヨーロッパでは人気のピアニスト。深い抒情だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高いショパンを表現しています。
 共演は、LP時代はミュンヒンガーの指揮で知られたドイツ室内オーケストラの古参・シュトゥットガルト室内管弦楽団。指揮は現在の首席指揮者のマティアス・フォレムニーという万全の布陣です。
 《録音》2013年9月, SWR放送スタジオ (デジタル:セッション)




旧譜
オルガ・シェプス(P) シューベルト:作品集

RCASONY
8869196318-2
\2400→\2190
オルガ・シェプス(P)
 シューベルト:作品集
 『ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718』
 『12のワルツD.145,Op.18より第2,10,6番』
 『ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817』
 『コティヨン変ホ長調D.976』
 『17のドイツ舞曲(レントラー)D.366より第1,3,4,5,12,17番』
 『ギャロップとエコセーズD.735,Op.49』
 『即興曲変イ長調D.935,Op.142より第2〜4番』
 『オリジナル舞曲(最初のワルツ)D.365,Op.9より第1,2,14番』
 『12のワルツ(高雅なワルツ)D.969,Op.77』
 『クッペルヴィーザー・ワルツ』
オルガ・シェプス(P)


 ジャケットだけ見ると健康的で清楚な映画女優という感じでしょうか。このアルバムも、手に取った瞬間ドキっとしてしまいました。
 ホームページ(コチラ)を観るともっとどきっとするかもしれません。 
 でも映像を観ると、美人系というよりカワイイ系のところもありました。ちょっとエスニック系の雰囲気もあり。
 このアルバムはシューベルトで、私はあまり聴いたことがない作品ばかりですが、店主の話では「とても豊かな・・・誤解を恐れずに言えば「豊満」な演奏をする人だね。温かくて心地いい。」・・・だそうです。(ドニャのコメント)


 紗良・オットとエコー賞を二分したオルガ・シェプスのシューベルト
 オルガ・シェプスは、1986年モスクワ生まれ。父のイルヤ・シェプスよりピアノを学び、6歳の時にドイツに移住。ヴァシリー・ロバノフらに師事し、様々な国際コンクールで賞を受賞。ヨーロッパのオーケストラと共演、および多くの音楽祭に出演。またダニエル・ホープなどパートナーを務めるなど、室内楽の分野でも高い評価を得ています。特にロマン派やロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評されています。2010年度エコー賞若手ピアニスト部門で、アリス=紗良・オットと同位で受賞しています。
 シューベルトの作品では、「ピアノ・ソナタ」「即興曲」などばかりが演奏される傾向にありますが、このアルバムでは非常に珍しい舞曲的作品ばかり選曲されています。これらはメロディックでピアニスティックあり、彼女は深い抒情感だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高い歌を表現しています。(メーカー・コメント)
 〔録音〕2012年4月11〜13日, ベルリン、イエス・キリスト教会 (デジタル:セッション)


 

8884302890-2
\1900→\1790
ウート・ウーギ/ヴィヴァルディ:四季 再発売!
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲集『四季』Op.8-1〜4,
  ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-6
ウート・ウーギ(Vn&指揮),
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・サンタ・チェチーリア
 イタリアの巨匠ヴァイオリニスト、ウート・ウーギの「四季」がRCA Red Sealから再発売されます。
 舌にしみこむような甘みのあのイタリアのスイーツを思わせるウーギならではの「四季」の演奏。ウーギのヴァイオリンの音色も、果実香が豊かで甘美。最近の熱々の情熱イタリア風味ではなく、ローマの休日のような良き時代が思い浮かぶ名演奏のひとつです。久々の再発売です。
 《録音》1988年, ローマ(デジタル:セッション)


ウート・ウーギ旧譜

伊RCA
7432162789
¥1600
シューマン:ヴァイオリン協奏曲
       ヴァイオリン・ソナタ第1,2番
ウート・ウーギ(Vn)
サヴァリッシュ指揮
バイエルン放送響
1993年1,2月。

 ほとんど知られていないウト・ウーギの伊RCA盤。
 CDが少ないウト・ウーギの隠れた名盤といっていい90年代初頭のシューマン。いつかのレコ芸でも評論家の芳岡正樹氏が絶賛。
 「第1楽章展開部の曲想の抉り、第2楽章での夢幻的な美しさ、終楽章でのゆったりしたテンポによる優雅な佇まいなど、ほかのどのCDよりすばらしい。」
 もともと常人では演奏至難といっていいこのシューマンの曲。浮世離れ、現実離れしたウーギだからこそ表現できるのかもしれない。
 こうしたローカル・メジャー盤、あるときはあるが、一度なくなると全然入ってこなくなることがよくある。お気をつけて。

SONY
8888372516-2
\2400→\2190
ウート・ウーギ/新録音
 ヴィオリーノ・ロマンティック(ロマンティック・ヴァイオリン小品集)

 クライスラー:『プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ』,
 サン=サーンス:『序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調Op. 28』,
 ベートーヴェン:『ロマンス第2番 ヘ長調Op.50』,
 サラサーテ:『カルメン幻想曲Op.25』,
 ドヴォルザーク:『ユーモレスク』,
 ヴィエニャフスキ:『華麗なるポロネーズ第1番ニ長調』,
 チャイコフスキー:『瞑想曲 Op.42-1』,
 ファリャ(クライスラー編):『スペイン舞曲』,
 マスネ:『タイスの瞑想曲』,
 ピアソラ:『オブリビオン(忘却)』
ウート・ウーギ(Vn),
イ・フィラルモニチ・ディ・ローマ
 ウート・ウーギひさびさの新録音が登場。
 シューマンのヴァイオリン協奏曲はイタリアRCAから出ていたので新作がSONYから出てもおかしくはないがジャケットの写真まで同じときのものっっぽい。

 7歳でミラノ・スカラ座で初リサイタル。10歳の時に作曲家エネスクに師事。若い頃からヨーロッパの主要劇場で大演奏ツアーを始めて以来、ウート・ウーギのキャリアは休止することはありません。
 現在においてもCD制作や演奏ツアーを数多くこなしていることからも、イタリアを代表する最高のヴァイオリニストのひとりとして活躍しています。
 今回のアルバムでは、ヴァイオリンの美音が発揮される有名な作品によるプログラムが選ばれ、完全な芸術と自然な感覚が融合されたものと言えるでしょう。
 充実感のある深くそして少し甘美な音色のウーギのヴァイオリン。 音の流れのなめらかさ、ニュアンスの豊かさは、まさに彼でしかなし得ないものと感じられます。
 [録音]2013年2月, ローマ、サラ・アカデミカモ[デジタル:セッション]
 


8888379634-2
\2500→\2290
ジモーネ・ケルメス(Sp)
 ベートーヴェン:
  劇付随音楽『エグモント』Op.84(全曲)、
  シェーナとアリア『ああ、不実な者よ』Op.65
ジモーネ・ケルメス(Sp),
クリスチャン・クァドフリーク(語り:ドイツ語),
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮),
ゲッティンゲン交響楽団
 最近ではバロック・オペラだけでなくヴェルディまで取り組み、完璧なコロラトゥーラと女性的で表現豊かなドラマティック・ソプラノで知られ、DHMからもソロ・アルバムを発売しているジモーネ・ケルメスのすばらしい歌唱を聴くことができるベートーヴェン・アルバムが登場。
 劇付随音楽「エグモント」の語りを含む全曲盤とドラマティックなコンサート・アリア「ああ、不実な者よ」をカップリングしています。
 1967年ペルー生まれのスイスの指揮者クリストフ=マティアス・ミュラーは、小澤征爾、アシュケナージ、アバドらのアシスタントを務め、現在はゲッティンゲン交響楽団音楽監督の任にあります。
 今年DHMから発売されたケルメスのベルカント・アリア集でもコンチェルト・ケルンを指揮していました。
 ナレーションにはドイツの名俳優、声優であり、様々な歌劇場などでも名演技で高い評価を得ているクリスチャン・クァドフリークが起用されています。
  【録音】2009年9月, ハノーファー, アタナシウス教会(デジタル:セッション)

DHM



8876548275-2
\2500→\2290
ヌリア・リアル/J.S.バッハ:アリア集
 J.S.バッハ:
  1)『狩りのカンタータ』BWV.208より「羊は安からに草を食み」,
  2)『Die ausgesohnte Eifersucht oder Cephalus und Procris:
    Einsamkeit, duQual des Hertzen』(原曲:クリーガー),
  3)『レオポルト閣下』BWV.173aより「Guldner Sonnen frohe Stunden」,
  4) カンタータ『もろびとよ歓呼して神を迎えよ』BWV 51より「Jauchzet Gott in allen Landen」,
  5〜7)『ヴァイオリン協奏曲ト短調』BWV.1056,
  8〜11)『葬送音楽』BWV.244aより
   「Jedoch derschwache Mensch」「Mit Freuden」
   「Und du betrubtes Furstenhaus」「Hemme dein gequaltes Kranken」,
  12〜14)『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調』BWV.1060、
  15)カンタータ『喜びがわき起こり』BWV.36bより「Mit zarten und vergnugten Trieben」,
  16)カンタータ『我は満ち足れリ』BWV.82より「われは満ちたれり」,
  17)『御身が共にいるならば』BWV 508(原曲:シュテルツェル),
  18)カンタータ『候妃よ、さらに一条の光を』BWV.198より
   「鳴るを止めよ、汝らやさしき琴糸よ」
ヌリア・リアル(Sp),
ユリア・シュレーダー(Vn&リーダー),
ブノワ・ローラン(Ob),
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
 エコー.クラシック受賞などを誇る素晴らしく美しいソプラノ、ヌリア.リアルの期待のバッハ・アルバム。
 ここに収録されたカンタータや歌曲は、ケーテンの宮廷歌手でもあったアンナ.マグダレーナ.バッハのために書かれたと思われる作品です。
 彼女の天真爛漫な純真さのようなものを感じさせてくれるその素晴らしい表現は、私たちを幸福な気持ちにさせてくれるはずです。
 途中には、バーゼル室内管弦楽団のコンサート・ミストレスのユリア・シュレーダーの表現力あふれるバロック・ヴァイオリン・ソロによる協奏曲を収録。透き通った風が舞うような美しい瞬間と躍動感が感じられるでしょう。
 【録音】2013年4月, スイス、ミュールハイム (デジタル:セッション)
 


8888376454-2
\2500→\2290
ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モンド
 ヨーゼフ・マルティン・クラウス:

  ① グスタフ3世のための葬送カンタータ』,
  ②『交響曲 ハ短調 「葬送交響曲」』
ハンナ・フサール(Sp),
ロリアーナ・カステラーノ(Ms),
クリスチャン・アダム(T),
ヨハネス・シェンデル(Bs),
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ),
RIAS室内合唱団
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
 1792年、スウェーデン王グスタフ3世は、ストックホルムのオペラハウスでの仮面舞踏会の上演中に銃撃されました。
 元秘書手カール.グスタフ.レオポルド(1756-1829)が、スウェーデンのアカデミーより葬儀カンタータのテキストを書くことを依託され、その後グスタフ3世の宮廷作曲家であったヨーゼフ.マルティン.クラウスに葬送カンタータの作曲を依頼。葬送の式までは3週間という時間はあったものの、最初の霊安室の喪のための葬送交響曲を作曲しなければなりませんでした。
 ハ短調というもっとも悲しみが表現される調が使用され、当時このジャンルで書かれていた最も感動的な作品といわれたカンタータと交響曲です。
 彼もこの曲の作曲後まもなく肺結核でなくなりました。
 熱烈な崇拝者であったといわれるクラウスの天才的書法。それはロマン派音楽を先取りした個性的で革新的なものだったのです。
 クイケンに学び、コンチェルト・ケルンのリーダー、2004年に設立したラルテ・デル・モンドの芸術監督だけでなく様々なモダン・オーケストラの客演も務めるエールハルトが、この作品のダイナミックな感情たっぷりに指揮を振り、クラウスがこの作品にこめたメッセージに迫ります。
 【録音】2013年5月, ドイツ、レーバークーゼン、バイヤー=クルターハウス (デジタル:セッション)


旧譜
ヨーゼフ・マルティン・クラウス、これもすごい。
Kraus: Symphonies, Vol. 3
NAXOS
8.554777
\1100
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:交響曲全集第3
 交響曲嬰ハ短調VB140
 交響曲ハ短調VB148 「葬送交響曲」
 序曲ニ短調VB147
 交響曲ホ短調VB141]
ペッテル・スンドクヴィスト指揮
スウェーデン室内管弦楽団
 古典派、超・疾風怒濤音楽。
 血湧き肉踊る、ある種ロマン派をも凌駕する激情的表現の大行進。ハイドンの荒れ狂った中期のシンフォニー、モーツァルトの交響曲第25番などを髣髴とさせ、ときにそれら以上の快感と興奮を味あわせてくれる。
 壮絶。
 ヨーゼフ・マルティン・クラウス!?普通の人じゃない。

 さてそのヨーゼフ・マルティン・クラウス。1756年ドイツ生まれ。そうモーツァルトと同い年である。だがモーツァルトとは反対に、クラウスはパトロンに恵まれた。
 彼はドイツ生まれだったが早くからスウェーデンで活動をしていた。だがそこで芽が出なかったので帰国の途に着こうとしたとき、国王にその才能を認められ、一気にストックホルムの宮廷副楽長となった。その任に就く前に国王からの指示で5年にわたりドイツ・オーストリア,イタリア,フランス,イギリスを旅して音楽的研鑽を積んだというから、どれだけ国王の信頼が厚かったかがわかる。サラリーマンでいえば、他社からヘッドハンテングされていきなり海外派遣。本社へ戻ってからすぐに部長就任、という感じである。しかも海外ではスウェーデン国王の使者として扱われるわけで、どっかの旅芸人ではない。ハイドンやグルックに会ったらしいが、当然超VIP待遇だったはずである。
 しかしここまでくるとクラウスの才能ももちろんだが、パトロンだったそのスウェーデン国王に人間としての魅力を感じる。・・・というか、2人はなんか変な関係だったんじゃないか。
 とんでもない。
 このスウェーデン国王グスタフ3世、北欧はもちろん、ヨーロッパの歴史を通じて最も優れた王様の一人だった。国王の地位に就くや、当時貴族が握っていた国政の権力をクーデターにより奪取、その後ロシアやデンマークと戦争して勝利を収めヨーロッパでの確固たる名声を手に入れた。同時に拷問の廃止、言論の自由、さらには社会福祉まで手がけたというからまさに国王の鏡。さらに芸術・文化への理解・愛情も深く、ヨーロッパ各国の芸術家・文化人をスウェーデンに集め、優れた文化の浸透に尽くした。その音楽分野での最高幹部がヨーゼフ・マルティン・クラウスだったわけである。
 そんな名君に仕え、自らの音楽的才能をのびのびと活かし育てることができたヨーゼフ・マルティン・クラウス。その音楽はそんなわけで当時の最先端の技術と気風を備えていた。そしてグスタフ3世の気質を反映させるかのように、その作風はエネルギッシュで大胆でヒロイックで高潔、しびれるようにかっこいい!ヨーゼフ・マルティン・クラウスは宮廷に仕えたのではない。グスタフ3世という男に仕えたのである。あのハイドン、モーツァルトを超えるかっこいい音楽は、グスタフ3世の男気にほれたヨーゼフ・マルティン・クラウスの仁義の歌だった。
 しかしヨーロッパの列強の仲間入りを果たす、というグスタフ3世の野望は残念ながら果たされることなく終わる。ヴェルディの「仮面舞踏会」のモデルとなった暗殺事件。・・・賢王グスタフ3世が、彼の愛する劇場で背後からの凶弾に倒れたのは1792年のことだった。わずか46歳。彼が後30年生きていれば、ヨーロッパの歴史は変わっていたのではないか。いずれにせよこれによりスウェーデンの大国入りの希望は潰え、同時に音楽大国への夢も消える。
 悲嘆にくれたヨーゼフ・マルティン・クラウスは、快速楽章が無いという特異な「葬送交響曲」をその死に捧げた。・・・そして自らもグスタフ3世を追うようにその数ヵ月後に結核でこの世を去る。36歳。モーツァルトが死んだ翌年だった。(「このNAXOSを聴け!」より)

 


8876547788-2
(2CD)
\3000→\2790
リュディガー・ロッター&ホーフカペレ・ミュンヘン/J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
 J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲BWV.1046〜1051』(全6曲)
リュディガー・ロッター(Vn&リーダー),
ホーフカペレ・ミュンヘン(ピリオド楽器アンサンブル),
ドロテー・オベルリンガー(Bfl),
ヒレ・パール(Gamb),
オルガ・ワッツ(Cemb), 他
 2004年よりミュンヘン・ホーフカペレのリーダーを務めている、今バロック・ヴァイオリン界の異端児として話題のロッターによる新たな「ブランデンブルク」全曲盤です。ロッターは、モダン&バロック・ヴァイオリンを習得したのち、ムジカ・アンティクァ・ケルンやコンチェルト・ケルンのメンバーを務め、多くのコンサートや録音に加わり、さらにドイツ・カンマーフィルのメンバーにも加わりました。なんとミュンヘン・フィルのゲストにも呼ばれたこともあります。これまでもビーバーの「ロザリオ・ソナタ」やヴェラチーニ、バッハの無伴奏など、素晴らしいテクニックだけでなく、温かさと冷たさというバロック・ヴァイオリンの特質を最大限に生かした演奏を行ってきましたが、ここでいよいよ「ブランデンブルク」に挑戦。ロッターは、イマジネーションを発揮。計算されたバッハの音楽と様々な楽器との対話によって、充実したバロック音楽の建築を感じることができるような演奏です。オベルリンガー、ヒレ・パールなど、現在のドイツを代表する名手が加わっています。

 【録音】2013年2月3〜8日, ミュンヘン、昇天教会(デジタル:セッション)
 


8888375185-2
\2500→\2390
ヴァンニ・モレット/パスクァーレ・リッチ:6つのシンフォニア集Op.2
 (知られざるミラノ派作曲家のシンフォニア集Vol.6)

  フランチェスコ・パスクァーレ・リッチ:『6つのシンフォニア集Op.2』(全曲) 
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(ピリオド楽器オーケストラ
 DHMで継続しているイタリア・ミラノ楽派のシンフォニア集の第6弾はパスクァーレ・リッチのシンフォニア集。
 フランチェスコ.パスクァーレ.リッチ(1732年5月17日- 1817年11月7日)は、イタリアの作曲家・ヴァイオリニスト。
 ミラノの北にあるコモで生まれ、パリで学んだあと、生地コモの大聖堂楽の長を務めるかたわら数多くの作曲を行いました。特に1770年頃の室内楽作品は評判となり、ロンドン等で出版されています。1764〜1780年の間、ハーグの宮廷楽団総監督に就任し、作曲だけでなくオランダの作曲家の作品の出版校正なども行っていたようです。これらの初期古典派の交響曲(シンフォニア)の大部分は、3声または4声の弦楽オーケストラのためのもので、3または4楽章構成になっています。ソナタ形式の楽章は大規模な展開を示し、明瞭な輪郭を示しています。新鮮な息吹を感じる爽やかな曲感の快活で楽しい演奏は、ミラノの息吹のようで聴く者をリラックスさせてくれます。
 指揮者のヴァンニ・モレットは、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音楽)作曲家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者としても活躍しており、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者も務めており。また、ジャズ・ベース奏者としても活躍しています。彼はイタリア・バロック作曲家の研究を行っており、ここでも彼独自の研究成果を発揮しています。

 【録音】2010年11月8〜12日、Chiesa di S. Vincenzo in Galliano(デジタル:セッション)

ドイツSONYBMG


88883765802
\1500
デヴィッド・ボウイ(ナレーション)
 プロコフィエフ:ピーターと狼
 ブリテン:青少年のための管弦楽入門
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
デヴィッド・ボウイ(ナレーション)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
  

888883768572
\1500
ジョン・オグドン(p)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」

 ニールセン:シャコンヌ
 ニールセン:組曲「堕天使」
ジョン・オグドン(P)
  

88883788902
\1500
フリッツ・ライナー指揮
 ブラームス:交響曲第3番
 ベートーヴェン:交響曲第1番
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団
  

88883789072
\1500
フリッツ・ライナー指揮
 ハイドン:交響曲第101番「時計」、第95番
フリッツ・ライナー指揮
交響楽団 (His Symphony Orchestra)
 

888883766002
\1500
人間の声の栄光/フローレンス・フォスター・ジェンキンス
 1. モーツァルト:夜の女王のアリア〜『魔笛』より
 2. マックムーン:音楽玉手箱
 3. マックムーン:鳥のように
 4. ドリーブ:鐘の歌〜『ラクメ』より
 5. マックムーン:セレナータ・メキシカーノ
 6. ダヴィッド:かわいい鳥〜「ブラジルの真珠」
 7. J.S.バッハ:ビアッシー〜前奏曲第16番による
 8. J.シュトラウス2世:アデーレの笑いのアリア〜『こうもり』より
 9. グノー:『ファウスト』〜「ヴァレンティアンのアリア」
 10. グノー:『ファウスト』〜「宝石の歌」
 11. グノー:『ファウスト』〜「清らかな住まい」
 12. グノー:『ファウスト』〜「フィナーレの三重唱」
 13. コスメ・マックムーンへのインタビュー
フローレンス・フォスター・ジェンキンス(S:1-8)
コスメ・マックムーン(P:1-8)
ジェニー・ウィリアムズ(S:9-12)
トーマス・バーンズ(Br:9-12)他
「史上最悪のクラシックCD」として、WAVE時代に店頭試聴を禁じられた1枚。
でもどんなに廃盤になっても必ずこうやって復活する、ゾンビのようなアルバム。
どうか買わないで。
 

88883769452
\1500
ワーグナー/エドウィン・ルメア編:
 ワルキューレの騎行
 『パルジファル』第1幕への前奏曲
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
 『ワルキューレ』〜「今生の別れだ、勇気ある輝かしき子よ」
 『ラインの黄金』〜ヴァルハル城への神々の入城
 リスト:B.A.C.Hの名による幻想曲とフーガ
アンソニー・ニューマン(Org)
 

888883787582
\1500
バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィル
 マーラー:交響曲第5番
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
 

88883788192
\1500
アンドレス・セゴビア/Reveries
 グルック/セゴビア編:『オルフェオとエウリディーチェ』〜バレエ
 シューマン/セゴビア編:『子供のためのアルバム』〜
 第26,1,16,5,2,9,6,10番
 シューマン/セゴビア編:『子供の情景』〜見知らぬ国と人々について
 シューマン/セゴビア編:ロマンス
 ビセンテ・アセンシオ:神秘の組曲
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロンサール
 フェデリコ・モレーノ・トローバ:カスティーリャ
アンドレス・セゴビア(G)
 

88883789112
\1500
ゲイリー・グラフマン(P)
 シューベルト:
  さすらい人幻想曲
  ピアノ・ソナタ第19番
ゲイリー・グラフマン(P)

ERATO



9999341422
\2000→¥1790
フィリップ・ジョルダン指揮&パリ国立オペラ座管弦楽団
 ワーグナー:
 「ラインの黄金」より
  「前奏曲とワルハラ城への神々の入場」
 「ワルキューレ」より
  「ワルキューレの騎行」、「魔の炎の音楽」
 「ジークフリート」より
  「森のささやき」
 「神々の黄昏」より
  「ジークフリートのラインへの旅」、「ジークフリートの葬送行進曲」、
  「ブリュンヒルデの自己犠牲」
ニーナ・ステンメ(S)
パリ国立オペラ座管弦楽団
フィリップ・ジョルダン指揮
1974年生まれの注目指揮者、フィリップ・ジョルダン、パリ国立オペラ座管弦楽団の音楽監督。新生ERATOからワーグナーをリリース。

旧譜
フィリップ・ジョルダン パリ国立オペラ座管弦楽団音楽監督就任 記念コンサートプログラム
「アルプス交響曲」

NAIVE
V 5233
\2500→¥2290
R.シュトラウス:アルプス交響曲op.64 パリ国立オペラ座管弦楽団
フィリップ・ジョルダン(指)

祝! フィリップ・ジョルダン パリ国立オペラ座管弦楽団音楽監督就任 記念コンサートプログラム 「アルプス交響曲」 情景たっぷり、色彩感たっぷりのライヴ!録音:2009年11月(ライヴ)

 輝かしい山の頂で高らかに鳴り響く管楽器の明るい音色、弦楽器の甘い調べ、木管の柔らかな音色・・・フィリップ・ジョルダンの指揮は実に明快。次々と現れる様々な風景を、鮮やかに描き、場面転換も実にスピーディで心地いい。しかし一転、聴かせ所や見せ場ではたっぷりとオーケストラを響かせてくれる。まさにオーケストラを身体で感じドライヴすることができる天性の指揮者。
 フィリップ・ジョルダンの言葉:「私の音楽監督就任記念コンサートプログラムにアルプス交響曲が含まれているのは、偶然ではない。山々の頂で過ごしたこの日の音楽的変遷は、旅の始まりを描いていると思う。これは私が最初にこの作品をリハーサルしたときに感じたことだ。この偉大なる作品は、西洋のオーケストラ音楽の最高結晶であると考えている。この作品を最高点とすることもできるが、しかし、これを出発点としたい、この私の思いに、オーケストラの面々が共感してくれたことに大きな喜びを感じている。この交響曲は、私たちの最初のオペラ・プロジェクトであるワーグナーのリング・サイクルへの理想的な導入にもなる。」
 なんだかさわやかで快活でスタイリッシュなアルペン。
 いいのである。
 あんまり爽やかで涼やかで、猛暑ということもあってなんと3回も続けて聴いてしまった。それほど好きでもない曲を3回も続けて聴きたくなるなんて、ちょっとありえない。
 で、4回目を聴き始めて、ようやくジャケットを見た。
 指揮はフィリップ・ジョルダン。
 最近、フレデリック・ギイのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集で伴奏を務めていた。その全集、爽やかだが、あまり印象には残らなくて、2回は聴かなかった。ジョルダンの指揮も爽快ではあるが、それほど強烈な魅力を感じたわけでもなかった。
 ただ、その爽快さが、このアルペンではまったくもっていい方向に出ているのである。
 なにせ、フィリップ、チューリヒ生まれなのだ。まさにアルプスのお膝元で育った。別にお国ものがいいというわけではない。しかしこのアルペンは、いままで聴いてきたずっしりと重く、リュックサック以外にもいろいろ背負っているような重量級のアルペンとは明らかに違う。
 くどいようだが爽快で軽いのである。なのにとてもスタイリッシュで生きがいい。ハイキングとはいわないまでも、最小限の装備で軽快に登っていく感じ。間違っても前人未到、命がけの登山ではない。血みどろ汗みどろの代わりに、さわやかな柑橘系のコロンの香りがする。
 仮にも交響曲、しかもリヒャルトが描きあげた壮大華麗な音楽絵巻。こぶしを握りしめて、汗を飛び散らして、最大パワーで踏破する、それがこれまでのこの曲へのアプローチだったかもしれない。しかしフィリップは、なんとなく違う。「いや、あの・・・、アルプスって、僕ふもとに住んでたんですけど、そんな壮絶なもんじゃないです。4000M付近までエレベーターで行けますし。」とでも言いたげなのである。
 ふむふむ・・・それならこの曲もわかるような気がする。リヒャルト、本気ではあったけど、わりと軽い感じだった・・・きっと。

 ちなみにフィリップ・ジョルダン。あのアルミン・ジョルダンの息子。くしくもアルミンが亡くなってから急に頭角を表し始めた。ヤルヴィ、ユロフスキ、そしてジョルダン。激しくも純粋な音楽の血を引くサラブレッドたちがこれから音楽界を引っ張っていくのか。このフィリップも親の七光りどころか、2009年からパリ国立オペラ座管弦楽団音楽監督に就任してしまったからホンモノである。


 


9993191472
\2000→\1790
新録音!
ディエゴ・ファゾリ&ディエゴ・ファゾリ/フィリップ・ジャルスキー

 ペルゴレージ:
  スターバト・マーテル
  しもべらよ、主をたたえよ
  主よ、あなたに告白します
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテノール)
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
スイス・イタリア語放送合唱団
イ・バロッキスティ(ピリオド楽器オーケストラ)
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
 


9999341492
\2000→\1790
新録音!
レ・アンバサドゥール
 壮大なる愛の劇場〜ラモー:アリアとバレ集

  「優雅なインドの国々」、「ピグマリオン」
  「遍歴の騎士」、「イマンとアムールの祭典」
  「ナイス」、「ボレアド」、「イポリートとアリシー」
  「アナクレオン」、「ゾロアストル」、「ザイス」
  「ダルダニュス」「カストールとポリュックス」
  「エベの祭典」、「プラテー」 より 
サビーヌ・ドヴィエイル(ソプラノ)
サミュエル・ボーデン(テノール)
エメリ・ルフェーヴル(バリトン)
レ・アンバサドゥール(ピリオド楽器オーケストラ)
アレクシス・コセンコ(指揮)
 


9999341402
\2000→\1790
新録音!
フィリップ・ジョルダン&パリ国立オペラ座
 ヴェルディ:レクィエム
クリスティン・ルイス(ソプラノ)
ヴィオレータ・ウルマーナ(メゾ・ソプラノ)
ピョートル・ベチャワ(テノール)
イルダール・アブドラザコフ(バス)
パリ国立オペラ座管弦楽団&合唱団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
 


9999341582
\2000→\1790
新録音!
カプソン&ブラレイ!〜アルペジョーネ
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
 ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
フランク・ブラレイ(ピアノ)
 


999934134
\1700→\1590
カプソン兄弟、ERATOへ!
 サン=サーンス:協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 Op.61
  ミューズと詩人 Op. 132
  チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
ルノー・カプソン(Vn)
ゴーティエ・カプソン(Vc)
リオネル・ブランギエ(指揮)
フランス国立放送フィルハーモニー管
 VIRGINの大黒柱カプソン兄弟がERATOへ。
 EMI傘下のVIRGINはごっそりERATOに移ったということか。メジャー・レーベルの再編成は熾烈を極めているらしい。
 ただ来年はどうなっているか分からないのであまり断定的なことは言うまい。
 しかし旧譜はどうなるのだろう。
 VIRGINはメジャー(傘下)においては最後まで意気軒昂だったのでどこに移っても勢力を維持してほしい。




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