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≪第74号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 1/7(火)〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


1/19(日)までの超特価アイテムがありますのでご注意ください。



1/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

APARTE


Schumann, Schubert, Brahms
AP 069
\2500→\2290
フランスの若手2 人によるヴィオラとピアノ、珠玉のデュオ
 シューマン:おとぎの絵本 op.113
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D821
 ブラームス:ソナタ第2番 変ホ長調 op.120-2
リズ・ベルトー(ヴィオラ)
アダム・ラルーム(ピアノ)
 
 録音:2013 年7 月、サン=ピエール教会

 フランスの若手二人による珠玉のヴィオラとピアノのデュオ。ヴィオラのリズ・ベルトーは1982 年生まれ、ル・サージュのシューマンやフォーレ全曲録音プロジェクトにも参加するほか、世界の名だたるオーケストラとも共演を重ねている若手注目株ヴィオラ奏者です。ピエール=アンリ・クスエレープやジェラール・コセらに師事したフランスの流れをくむ深みと熱を備えた音色が魅力。2005 年にはジュネーヴ国際コンクールでヒンデミット賞を受賞しています。
 ピアノのアダム・ラルームは1987 年生まれ、ベロフらに師事し、2009 年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝し、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみの存在。MIRARE からのリリースも評判の若手実力ピアニスト。ソロの活動のほか、室内楽にも注力しています。
 シューマンから一気に二人の世界に引き込まれる語り口のうまさ。シューベルトのアルオペジオーネ・ソナタでは、二人のかけあいの妙が非常にたのしめます。ブラームスのソナタはもともとはクラリネットのためのソナタですが、作曲者自身によるヴィオラ編曲版もよく演奏されるものです。ベルトーの熱を帯びたヴィオラの音色にうっとり、ラルームが魅せるいぶし銀のような抑えの効いた音色のピアノの好サポートが光ります。




HAENSSLER


The Romantics: Sir Roger Norrington’s 80th birthday
93 313
(10CDBOX)
\7000→\6290
祝!「傘寿」
 サー・ロジャー・ノリントン〜ザ・ロマンティックス
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 CD 1
  ・シューベルト:(1)交響曲第9番「グレート」 (2)「魔法のたてごと」序曲
    録音:(1)2001年7月18-20日、(2)2002年5 月3 日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 2
  ・ベルリオーズ:(1)序曲「宗教裁判官」Op.3 (2)幻想交響曲Op.14
    録音:2003年7 月2-4 日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 3
  ・メンデルスゾーン:(1)交響曲第3番イ短調「スコットランド」 (2)交響曲第4番イ長調「イタリア」 
 [ボーナストラック]
  (3)第3番「スコットランド」のノリントンによるコンサート前説(英語)
  (4)第4番「イタリア」のノリントンによるコンサート前説(英語)
    録音:2004年9 月3、7 日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール、「ヨーロッパ音楽祭」(ライヴ)
 CD 4
  ・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調WAB104「ロマンティック」(1874年第1稿)
    録音:2007年4 月26&27日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 5
  ・ブラームス:(1)交響曲第3番ヘ長調Op.90 (2)交響曲第4番ホ短調Op.9
    録音:2005年7 月4-6 日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(セッション)
 CD 6
  ・ドヴォルザーク:(1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」 (2)序曲「謝肉祭」Op.9
    録音:2008年7 月9-11 日、
    シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 7
  ・チャイコフスキー:(1)交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」 (2)バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
    録音:(1)2004年3 月10-12 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ) 
      (2)2008年7 月15&16日、シュトゥットガルト、SWR 放送スタジオ(セッション)
 CD 8
  ・マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章つき)
    録音:2004年9 月30 日&10月1 日、
     シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 9
  ・マーラー:交響曲第4番ト長調
    アヌ・コムシ(ソプラノ)
    録音:2005年9 月22&23 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
 CD 10
  ・エルガー:(1)序曲「南国にて」Op.50 (2)序奏とアレグロOp.47 (3)エニグマ変奏曲Op.36
    録音:(1)2010年9 月30 日&10月1 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ(ライヴ)
     (2)2010年10月4&5日、SWR フンクシュトゥーディオ(セッション)
      (3)2007年12月13 日&14日、シュトゥットガルト・リーダーハレ(ライヴ)
 祝!「傘寿」サー・ロジャー・ノリントンとシュトゥットガルト放送響との名演奏がお買い得10 枚組BOXで登場!

 DDD

 2014 年3 月16 日にめでたく80 歳を迎えることとなる巨匠サー・ロジャー・ノリントン。今もなお精力的に演奏活動を続ける巨匠のアニヴァーサリーを記念して、シュトゥットガルト放送響を指揮した選りすぐりの名演奏が10 枚組BOX になり登場します。
 “ピュア・トーン” という看板を掲げ、1998 年の首席指揮者就任以来、シュトゥットガルト放送響とともに録音してきたこれらの演奏は全て首席時代のライヴまたはセッション録音です。今回のセットではシューベルトの「グレート」、ベルリオーズの幻想交響曲、メンデルスゾーンの「スコットランド」「イタリア」、ブルックナーの第4 交響曲、ブラームスの第3、4 交響曲、ドヴォルザークの「新世界より」、チャイコフスキーの「悲愴」、マーラーの「巨人」、第4 交響曲、そしてエルガーのエニグマ変奏曲など、珠玉の名曲が揃いました。それまでとはまったくあらたな作品の魅力を引き出して、コンサート、レコーディングの両面で幾多の旋風を巻き起こしてきたノリントンのロマンティシズムに触れることができる非常に価値のあるBOX です。



 
ピアノ協奏曲集第3集 リシェ、ライプツィヒ室内管弦楽団、クラース
98 027
\2300→\2090
ミヒャエル・リシェ
 C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲第3集

  (1)協奏曲 ニ短調 Wq.22(第1楽章カデンツァ;ミヒャエル・リシェ)
  (2)協奏曲 ト長調 Wq.43-5  
  (3)2台の鍵盤楽器のための協奏曲 Wq.46-2ヘ長調(第2楽章カデンツァ;C.P.E.バッハ)
ミヒャエル・リシェ(ピアノ&指揮)
ライプツィヒ室内管弦楽団
(3)ライナー・マリア・クラース(ピアノ)
 知性派リシェによるC.P.E.バッハの鍵盤協奏曲集第3 弾!

 録音:2013 年6 月、MDR ライプツィヒ/DDD、58’47”

 2014 年のC.P.E. バッハ生誕300 年に向けてMDR とhaenssler が共同制作している話題のプロジェクト、C.P.E. バッハシリーズから第3 弾がリリースされます。フリードリヒ大王の宮廷で活躍し、“ベルリンの大バッハ” として当時絶大な人気を誇ったことで知られるC.P.E. バッハ。今回は協奏曲ニ短調Wq.22、協奏曲ト長調Wq.43-5、そして2 台の鍵盤楽器のための協奏曲Wq.46-2 ヘ長調が収録されました。
 第1 弾(98 639)、第2 弾(98 653)に引き続き、演奏は知性派ピアニストのミヒャエル・リシェとライプツィヒ室内管弦楽団です。今回は指揮振りでの録音。しかし毅然とした演奏は圧巻で、C.P.E. バッハの鮮烈な世界をセンセーショナルに聴かせてくれます。明晰で理知的なリシェの演奏はオーケストラと絶妙なアンサンブルを作り上げております。なお、ニ短調の協奏曲ではリシェによるカデンツァを披露しております。


ミヒャエル・リシェの隠れたベストセラー・アルバム

ARTENOVA 825860
\1500
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
  様々な作曲家が作った第1楽章カデンツァ付

 (ベートーヴェン版、イグナーツ・モシェレス&ブラームス版、
  シャルル・ヴァランタン・アルカン版、エルヴィン・シュルホフ版、
  ヴィクトル・ウルマン版、ミヒャエル・リシェ版カデンツァを収録)
ミヒャエル・リシェ(P)
マルクス・ボッシュ指揮
ベルリン・ドイツ響
録音: 2005 年2 月22〜24 日、ベルリン・イエス・キリスト教会

 近現代音楽を最も得意とするピアニスト、ミヒャエル・リシェ。好評の「1920 年代のピアノ協奏曲集」と題された2 枚のアルバム(74321910142、82876510512)に続くアルバムは、なんとベートーヴェンのピアノ協奏曲第3 番。
 ここで注目は、なんと言ってもカデンツァ。ベートーヴェン自作のカデンツァから現代作曲家、そして演奏者自作まで6人の作曲家によるカデンツァを演奏収録した、いかにも彼らしい企画。
 ベートーヴェン以外の5人の名前はピアノ・ファンと退廃音楽ファンにはおなじみのもので、ベートーヴェンをモティーフとした「音楽の流れ」を俯瞰できる。
 ブラームスの作とされるカデンツァはまさにベートーヴェン的な堅固な構成を持ち、まさしく「ブラームス風」だが、実はモシェレスも作曲に加担しているのではないか・・・とは演奏者リシェの考え。華麗なピアニズムがききものと言えるだろう。
 そして伝説的なピアノの巨人アルカンの巨大なカデンツァ、リシェお得意のシュルホフ、意外に保守的なウルマン、さらにリシェ自身によるカデンツァも収録されている。
 ちなみに、このCDのトータル収録時間は61 分だが、そのうちカデンツァ部分だけで約25 分をしめている。

 ミヒャエル・リシェはドイツ・レヴァークーゼン生まれ、デュッセルドルフで学び、後にウィーンでルドルフ・ブッフビンダーに師事。1970 年から演奏活動に入る。これまで共演した指揮者には、シルヴィアン・カンブルラン、ゲルト・アルブレヒト、ユーリ・シモノフなどがおり、ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団といったオーケストラと共演してきた。バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、ラヴェルの作品で高い評価を得ている。また、近現代音楽は彼の最も得意とする分野で、アンタイルやシュルホフのピアノ協奏曲の初演も行っている。現在、ケルン音楽院では後進の指導にもあたっている。

 

 2013年「傘寿」記念!巨匠ヘルムート・リリングの名盤復活シリーズ 2タイトル

2013 年5月に、めでたく80 歳を迎えた巨匠ヘルムート・リリング。
今もなお精力的に演奏活動を続ける往年の巨匠のアニバーサリーを記念し、現在では入手が難しくなってしまった名盤を復活!
いずれも1990 年代珠玉の録音です。

オラトリオ『オリーブ山上のキリスト』 リリング&バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、K.ルイス、他
98 030
\2100→\1890
ベートーヴェン:オリーヴ山上のキリストOp.85 マリア・ヴェヌーティ(ソプラノ)
キース・ルイス(テノール)
ミシェル・ブロダール(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊

 初演時好評を博した美しきオラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」

 録音:1994 年2 月、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール/DDD、53’52”

 リリングの名演集から1994 年に録音されたベートーヴェン作曲「オリーヴ山上のキリスト」の再発売です。
 オリーヴ山上のキリストは3 つの独唱、合唱、およびオーケストラのための作品で、オリーヴ山上でのキリストの祈りと彼が兵士たちによって捕縛される場面を描いた内容です。なお、この詩をベートーヴェンは聖書からとらずに、フーバーという当時オペラなどの台本作者として知られていた詩人と共同作成したと言われております。
 

ミサ曲第5番 リリング&オレゴン・バッハ祝祭管、グロープ、フォレ、他
98 033
\2100→\1890
シューベルト:ミサ曲 変イ長調 D.678 ドンナ・ブラウン(ソプラノ)
モニカ・グロープ(アルト)
ジェームズ・テイラー(テノール)
ミヒャエル・フォレ(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)
オレゴン・バッハ祝祭管弦楽団、同合唱団
 抒情性と豊かな楽想を示すシューベルトのミサ曲 変イ長調

 録音:1996 年7 月6-9 日、シルヴァ・コンサートホール/DDD、48’59’

 リリングの名演集から1996 年に録音されたシューベルト:ミサ曲 変イ長調 D.678 の再発売です。
 このミサ曲 変イ長調 D.678 はシューベルトがのこしたラテン語の6 曲のミサ曲のうち第5 番目の作品。いかにもシューベルト的な魅力をもった作品で、抒情性と豊かな楽想を示し和声的にも対位法にも大きな意欲を感じせます。第6 番よりも演奏される機会は少ないですが、当演奏は合唱指揮者リリングならではの名演を聴くことができます。




HMF

ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番、第2番、スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 エルサレム四重奏団
HMC 902178
\2600→\2390
エルサレム弦楽四重奏団
 スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」
 ヤナーチェク:
  弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
  第2番「秘密の手紙」
エルサレム弦楽四重奏団
 アレクサンダー・パヴロフスキ(1st Vn)
 セルゲイ・ブレスラー(2nd Vn)
 オリ・カム(Vla)
 キリル・ズロトニコフ(Vc)
 スメタナとヤナーチェク、エルサレム弦楽四重奏団による力強いアンサンブル

 録音:2013 年5&7 月

 エルサレム弦楽四重奏団久々の新譜はスメタナとヤナーチェクの名曲集。最晩年のミューズ的存在であったカミラ・ストスロヴァーへの思いが詰まった濃密な作品「秘密の手紙」での、ねっとりと各パートが絡み合って構築されていく大きなうねりを伴うメロディーは圧巻。スメタナでも、ドラマティックな語り口で名曲を思う存分楽しませてくれます。
 
KKC 5370
(2CD)
〔国内盤仕様・日本語解説付〕
\3619+税
フライブルク・バロック・オーケストラ
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

  [CD1]
   (1)第1番 ヘ長調 BWV 1046
    [ピッコロ・ヴァイオリン:アンネ・カタリーナ・シュライバー]
   (2)第6番 変ロ長調 BWV 1051
    [コンサートマスター:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ]
   (3)第2番 ヘ長調 BWV 1047
  [CD2]
   (4)第3番 ト長調 BWV 1048
   (5)第5番 ニ長調 BWV 1050
    [チェンバロ:セバスティアン・ヴィーナント]
   (6)第4番 ト長調 BWV 1049
    [コンサートマスター:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ]
フライブルク・バロック・オーケストラ
ブランデンブルク協奏曲全曲 フライブルク・バロック・オーケストラ(2CD)
HMC 902176
(2CD)
\3200→\2890
 来日記念盤。フライブルク・バロック・オーケストラ待望のブランデン登場!

 「古楽オケのウィーン・フィル」とも称される名人集団フライブルク・バロック・オーケストラが、ついにブランデンブルク協奏曲を録音しました!とにかく各楽器がうまい!弦楽器は、したたるような美しいうるおいをたたえた音からキレのある音色まで変幻自在。管楽器陣も、第1 番のホルンや第2 番のトランペットをはじめ、ピリオド楽器であることを忘れさせるようなイキのよさ!第1 番の第3 楽章でのヴィオリーノ・ピッコロの超絶技巧にも注目です。
 第5、6 番は各パート1 人で演奏しており、各人の妙技が冴えわたっています。第5 番の、実に気持ちのよいテンポ設定と、目がくらみそうにまばゆく活躍するチェンバロソロは圧巻。アンサンブルの心弾むような見事さには思わずうなるばかり。第6 番の2 本のヴィオラの織り成す愉悦の響きも聴きものです。
 どの曲も極楽愉悦の響き、そして完璧な上手さ。フライブルク・バロック・オーケストラのブランデン、期待にたがわぬ出来栄えです!

 【ブランデンブルク協奏曲〜フライブルク・バロック・オーケストラ演奏会日程】
  2月9日(日) 15:00 長久手市文化の家  
  2月11日(火・祝) 14:00 兵庫県立芸術文化センター
  2月12日(水) 19:00 東京オペラシティコンサートホール
  2月14日(金) 19:00 京都コンサートホール
  2月15日(土) 17:00 三鷹市芸術文化センター



 
マタイ受難曲 ヤーコプス&ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団、ギューラ、他(2CD)
HMC 902156
(2CD)
特別価格\3600→\3290
通常盤CD でも発売!
 ルネ・ヤーコプス&ベルリン古楽アカデミー
  J.S.バッハ:マタイ受難曲(全曲)
ヴェルナー・ギューラ(福音書家/ T)
ヨハネス・ヴァイサー(キリスト/ Bs)
ソプラノ/イム・スンヘ[12,13,27a,48,49]
クリスティーナ・ローテルベルク[8,30]
アルト/ベルナルダ・フィンク[5,6,27a,38,39,59,60]
マリー=クロード・シャピュイ[51,52]
テノール/トピ・レーティプー[19,20]
ファビオ・トゥリュンピ[34,35]
バス=バリトン/コンスタンティン・ヴォルフ[56,57]
バス/アルットゥ・カタヤ[22,23,30,42]
ルネ・ヤーコプス(指揮)
RIAS 室内合唱団
Staats- und Domchor Berlin(ベルリン大聖堂合唱団)
ベルリン古楽アカデミー
 絶賛発売中のヤーコプスのマタイ受難曲、通常盤CD でも発売!

 録音:2012 年9 月/テルデックス・スタジオ・ベルリン

 絶賛発売中のヤーコプス指揮マタイ受難曲(HMC 802156 / 2SACD HYBRID+DVD)の、通常盤ヴァージョンが発売されます。
 ※SACD HYBRID 盤では、ドキュメンタリーDVD も付属していますが、こちらの通常盤商品は2CD(音楽のみ)で、DVD は付属しておりません。
 


『四季』 ヤーコプス&フライブルク・バロック管、RIAS室内合唱団、M.ペーターゼン、ギューラ、D.ヘンシェル(2CD)
HMC 971829
(2CD)
再発売
特別価格\3200→\2890

再発売
 ルネ・ヤーコプス(指)&フライブルク・バロック管
  ハイドン:オラトリオ「四季」 Hob.XXI−III(オリジナル版)
マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
 ヴェルナー・ギューラ(テノール)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
RIAS 室内合唱団
 再発売。ヤーコプスのハイドンのオラトリオ2作品ディジパック仕様で再発売!

 録音:2003 年8 月、インスブルック

 HMC 901829(廃盤)、HMC 801829(廃盤)、HMX 2901829( 廃盤) で発売されていた、オラトリオ「四季」のディジパック再発売盤。「秋」の収穫を祝う合唱のたのしげな表情、終曲の3 重唱+3 重合唱の壮麗な世界もヤーコプス率いるFBOとRIAS 室内合唱の面々が見事に歌いあげています。


 この演奏で初めてこの作品の素晴らしさを知った。
 代理店の担当者も言っていたが、「天地創造」のCDはたくさんあるのに、「四季」はあまりCDに恵まれない。しかもここ10年以上は良い新録音がない状態・・・。ガーディナー、ベームという得がたい名盤があるとはいえ、それではあまりに寂しい。しかしさすがヤーコプス、ここで誰が聞いても「四季」が傑作であることを納得させる大名演をやってくれた。
 代理店が送ってくれたサンプルをさっそく聴いたが、晩年のハイドンらしい天真爛漫な優雅さをヤーコプスは遊び心も交えて生き生きと表現。特に狩の場面(鉄砲炸裂!)とワイン祭のある「秋」の場面は秀逸。
 オラトリオというと聴く側はどうしても身構えてしまうが、これなどどう聴いてもオペラ。しかもとびっきり楽しいオペラ・ブッファ。一昔前の巨大オーケストラと豪華メンバーによる「四季」もいいが、もともと素朴で屈託のない農民の生活を描いた作品なのだから、軽やかで若々しく元気なこういうアプローチのほうがしっくりくる。「いいの、いいの、楽しくやろうよ!」とでも言いたげな。一度聴き始めると、次々とあふれる楽想、楽しげで溌剌とした雰囲気、チャーミングで素敵な歌声、そして洒落たユーモアにあっという間に全曲聴きとおしてしまうと思う。とにかくほんっとに楽しい!
 これを聴いて、ハイドンは優れたオペラを残さなかったのではなく、非常に優れたオラトリオという名のオペラを残したのかもしれない、と思った。2004年後半最大の掘り出し物。(当時のコメントから)
 

『天地創造』 ヤーコプス&フライブルク・バロック管、RIAS室内合唱団、クライター、M.シュミット、ヴァイサー(2CD)
HMC 972039
(2CD)
再発売
特別価格\3200→\2890
再発売
 ルネ・ヤーコプス(指)&フライブルク・バロック管

  ハイドン:オラトリオ「天地創造」
ユリア・クライター(S ガブリエル,エファ)
マキシミリアン・シュミット(T ウリエル)
ヨハネス・ヴァイサー(Br ラファエル,アダム)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
RIAS 室内合唱団
 録音:2009 年1 月/1h41’

 HMC 902039(廃盤), HMC 992039(廃盤)で発売されていた、オラトリオ「天地創造」のディジパック再発売盤。序曲でのフライブルク・バロック・オーケストラの鮮烈な表現、歌唱陣も、ユリア・クライターの晴れやかな歌声など、それぞれの奏者が活き活きと物語を語っています。いつ聞いてもすがすがしいオラトリオ、まだお手にとられていない方には、是非おためし頂きたいセットです。(DVD は付属しておりません)




MARIINSKY


交響曲第5番、ピアノ協奏曲第3番 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管、マツーエフ
MAR 0549
(SACD HYBRID)
\2000→\1890
マツーエフ&ゲルギエフ&マリインスキー劇場管
 プロコフィエフ:

  (1)ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
  (2)交響曲第5番変ロ長調Op.100
(1)デニス・マツーエフ(Pf)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管
 若き日のギレリスを彷彿させる鋼鉄のピアニズム。ピアノ最高、指揮者も最高、オケも最高。三拍子揃った超充実の演奏

 録音:2012 年6 月、10 月/マリインスキー・コンサート・ホール(1)、4 月/モスクワ音楽院大ホール(2)/70’ 38”

 ゲルギエフは自身のレパートリーの中でも、とりわけプロコフィエフの作品に愛着と自信を持っているようで、どのジャンルのものでも素晴らしい出来を示しています。歌劇「賭博者」は2013 年度レコード・アカデミー賞特別部門賞を受賞しましたが、今回の新譜はピアノ協奏曲第3 番と交響曲第5 番。いずれも2 度目の録音(一度目はLSO とトラーゼの独奏)となりますが、手兵マリインスキー劇場管弦楽団とお気に入りの若手デニス・マツーエフとの共演で話題性満点。
 マツーエフとはこれまでもラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキーの協奏曲で決定盤を制作してきましたが、難曲で知られるプロコフィエフの3 番というのが興味津々。いつもの通り強靭なタッチと目の眩むような超絶技巧が爽快の極み。第1 楽章のトッカータ風の走駆は誰よりも速く、曲芸ばりの指さばきに興奮させられます。
 マツーエフ以上に印象的なのがゲルギエフの伴奏。LSO 盤よりもロシア色濃厚で、出だしから変幻自在な魔術で、初めて聴く作品であるかのごとく新鮮に描きます。どんなに複雑で速い部分でもマツーエフにピッタリと付け、それが全く自然なのが驚きです。
 さらに充実しているのが交響曲第5 番。LSO との旧盤は2006 年度レコード・アカデミー賞銀賞に輝きましたが、マリインスキー劇場管のボルテージの高さと相まって、旧盤を凌駕する充実度。基本的なテンポは変わりませんが、第3 楽章アダージョが1 分半ほど遅くなり、さらにたっぷり歌いこんでいるのも特色。重心は低いもののフィナーレのスピード感はゲルギエフならではで、最後まで息もつけぬほど心を鷲づかみにされます。綿密に計算されながらも、ノリの良さを前面に出すところなど、ゲルギエフの神業が光ります。
 ピアニスト最高、指揮者最高、オーケストラ最高で、人間業とは信じ難い世界が実現しました。なお、マツーエフはソチ・オリンピック開会式式典でピアノを弾く予定だそうです。







CHAMPS HILL RECORDS

CHRCD 065
\2400
ブラームスのクラリネット・ソナタ集
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
 ゲーゼ:幻想小曲集
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
 SCO首席クラリネット奏者が奏でるブラームスのソナタ集!

 近年続々と管楽器の名プレーヤーを輩出しているスペインの名手であり、2002年からはスコットランド室内管弦楽団(SCO)の首席クラリネット奏者を務めているマキシミリアーノ・マルティン。
 チャンプス・ヒル・レコーズ(Champs Hill Records)からのリリース第1弾では、クラリネット・プレーヤーのためのバイブル、ブラームスの「2つのソナタ」とゲーゼの「幻想小曲集」をカップリング。
 伸びやかでクリアなサウンド、美しいフレージングと安定感のあるテクニックで、クラリネットのための名作中の名作を見事に奏でてくれている。
 マッケラス、スヴェンセン、そしてティチアーティが指揮するSCOの木管セクションをリードしてきた名プレーヤーの妙技に感嘆!

 ※録音:2012年7月30日−31日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)
 
CHRCD 068
\2400→\2190
レントヘン:弦楽三重奏曲全集Vol.1
 弦楽三重奏曲第1番ニ長調 Op.76
 弦楽三重奏曲第2番イ短調《ドヴォルザーク》
 弦楽三重奏曲第3番ホ短調
 弦楽三重奏曲第4番ニ長調《ワルツ組曲》
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 オランダ・ロマンティシズム!レントヘンの弦楽三重奏曲!

 19世紀から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族レントヘン家。
 レントヘン家を代表する音楽家であり、当時のオランダ・ロマンティシズムの体現者でもあったユリウス・レントヘン(1855−1932)の「弦楽三重奏曲全集」のリリースがスタート!
 2007年からレントヘンの「ピアノ三重奏曲」に取り組んでいるレンドヴァイ弦楽三重奏団は、ハーグのオランダ音楽研究所(Netherlands Music Institute)に保管されていた約15曲の手書きの未出版楽譜を発見し、今回の全集録音を決意したという。
 オランダ・ロマンティシズムが息づくレントヘンの「弦楽三重奏曲」の知られざる魅力を、近年評価を高めているレンドヴァイ弦楽三重奏団の丁寧な演奏で。

 ※録音:2013年3月20日−22日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)
 
CHRCD 066
\2400→\2190
エスポージト:ヴァイオリン&チェロ・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.32
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.46
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.67
 チェロ・ソナタ Op.43
ミア・クーパー(ヴァイオリン)
ウィリアム・バット(チェロ)
ランス・コバーン(ピアノ)
 イタリアのナポリで学び、アイルランドのダブリンで長きに渡り活躍した19世紀後半〜20世紀前半の音楽家ミケーレ・エスポージト(1855−1929)。
 エスポージトと縁の深いダブリンのアイルランド王立音楽アカデミーのライブラリアン、フィリップ・シールズと、RTEコンサート・オーケストラのリーダーを務める女流ヴァイオリニスト、ミア・クーパーの協力によって実現した「ソナタ集」。
 イタリアからアイルランドへと活躍の場を移し、ダブリンの音楽の発展に尽力した音楽家、エスポージトの足跡をたどる。

 2012年9月3日−5日の録音。
 

CHRCD 069
\2400
丘の方へ 〜 デイヴィッド・バウアーマン作品集
 バウアーマン:
  ベダムの森林/秋/
  アセントの詩篇/蛙/4
  つのカンティクル/偉大な愛
ロンドン・セント・パトリック教会聖歌隊
スティーヴン・ベドナルチク(指揮)
ダニエル・ペイルソープ(フルート)
エミリー・ペイルソープ(オーボエ)
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
サッコーニ弦楽四重奏団
トーマス・キャロル(チェロ)
 理学士の学位を取得した農家であり、独学で学び続けた音楽を定年後に本格的にスタート。遂に「作曲家」という自身の夢をかなえたというサクセス・ストーリーを持つデイヴィッド・バウアーマン(1936−)の作品集。
 調性、旋律を大切にした作風は多くの名手たちから支持を得ており、ロット、ボストリッジ、ムローヴァ、イッサーリスなどもその作品を採り上げている。

 2012年7月−2013年5月の録音。
 
CHRCD 075
\2400
イン・ダンス・アンド・ソング
 グルック(ズガンバーティ編):精霊の踊り
 グリーグ:《スロッテル》Op.72より
  テレマルクの結婚行進曲、ヴォッセヴァーゲンの婚礼の行進、
  オスのプリッラーレン
 バルトーク:3つのハンガリー民謡 BB.45B
 シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3
 ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
 クルターク:《遊び》より
  ファルカシュ・フェレンツへのオマージュII、
  ファルカシュ・フェレンツへのオマージュIII、
  ナンシー・シナトラへのオマージュ
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、オンディーヌ
 シューマン(リスト編):君に捧ぐ、春の夜
 ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》より 謝肉祭の日
 ガーシュウィン(ポスター編):サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
トム・ポスター(ピアノ)
 英国ピアノ界の俊英トム・ポスターのリサイタル・プログラム!

 1981年生まれのイギリス人ピアニスト、トム・ポスターのデビュー・レコーディングとなるリサイタル・プログラム「イン・ダンス・アンド・ソング」!
 シャンドス(Chandos)でのジェニファー・パイクやドーリック弦楽四重奏団との共演でも披露してくれているトム・ポスターセンスの高さは、ソロでも健在。
 「ダンス(踊り)」と「ソング(歌)」をテーマとしたプログラムでは、コントロールの行き届いた冷静なアプローチ、十分な存在感と主張を感じさせる音色が素晴らしい。
 お気に入りのガーシュウィンでフィナーレを迎えるトム・ポスターのデビュー・レコーディング。今後の活躍が楽しみな逸材の登場です!

 2013年3月11日−13日の録音。
 
CHRCD 064
\2400
ソフィア・グルャク(ピアノ)
 メトネル:4つのおとぎ話 Op.26、悲劇的ソナタ Op.39-5
 ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
ソフィア・グルャク(ピアノ)
 リーズ国際コンクール第1位!グリャクのロシアン・プログラム!

 ソフィア・グリャクは、難関として知られるリーズ国際ピアノ・コンクールの第16回大会(2009年)で見事第1位に輝き、ロストロポーヴィチ財団からのサポートも受けている1979年、カザン出身のピアニスト。
 故郷であるタタールスタン共和国のカザン国立音楽院からイタリア、イギリスへと渡り、リーズ国際を筆頭に世界各地のコンクールで受賞を重ねてきたグルャク。
 得意とするメトネル、ラフマニノフ、プロコフィエフのロシアン・プログラムでも、その実力を存分に披露してくれている。

 2012年11月20日−22日の録音。
 

CHRCD 067
\2400
グリーグ:ピアノ作品集
 バラード ト短調 Op.24
 《抒情小曲集》より
  蝶々 Op.43-1、ワルツ Op.38-7、小鳥 Op.43-4、
  夜想曲 Op.54-4、農民の歌 Op.65-2、
  トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
 スロッテル Op.72
 ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
 フランセス=ホード:コンテンプレイション
イヴァナ・ガヴリッチ(ピアノ)
 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ出身のピアニスト、イヴァナ・ガヴリッチのサード・アルバムは、北欧グリーグのピアノ作品集。
 イギリスへの移住後、ピアニストとして急成長を遂げたガヴリッチは、2011年の英BBCミュージック・マガジン・アウォーズで「Newcomer of the Year」に選出されるなど、特に英国国内での評価は非常に高い。
 ボスニア紛争を経験したガヴリッチが奏でる清涼感に満ちたグリーグ。爽やかで美しい演奏の中にも、揺るぎない芯がある。

 2012年10月&2013年5月の録音。
 

CHRCD 071
\2400
故郷の歌
 伝承曲:Thula Sizwe/
 ウィリアム:マライカ/
 ダヴァチェ:Lakutshon' Ilanga/
 伝承曲:トゥラ・ババ...トゥラ・サナ/
 R・シュトラウス:万霊節、ひそかなる誘い、あした!/
 シューベルト:愛の便り、さすらい人の夜の歌II/
 伝承曲:トゥラ・ググ・ラミ/
 シューマン:ベルシャザル、君は花のように/
 伝承曲:Thula s'thandwa sami/
 クィルター:行けうるわしのバラよ、おお僕の恋人/
 ヴォ—ン・ウィリアムズ:リンデン・リー、美しき人を目覚めさせよ/
 ハウエルズ:ダヴィデ王/
 伝承曲:
  深い河、Baxabene oxamu、Qongqothwane、
  ショショローザ、神よアフリカに祝福を
ニャブロ・マドララ(バリトン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)
 2010年のキャスリーン・フェリアー賞受賞アーティストであるニャブロ・マドララは南アフリカのバリトン歌手。
 故郷の南アフリカの伝承曲が持つリズムやハーモニー、ズールー語の発音と、シューベルトやシューマンの歌曲、ヴォーン・ウィリアムズやハウエルズのイギリス歌曲とのコントラストがユニーク。
 2012年11月25日−27日の録音。




HYPERION



CDA 68026
\2300→\2090
カージナルズ・ミュージック
 タリス:
  ミサ・プエル・ナトゥス・エスト・ノビス(ミサ曲 《幼子われらに生まれ》)
   世の救い主なる主よ/幼子われらに生まれ(単旋律聖歌)/
   合唱隊が予言を/
   ベネディクトゥス(ほめたたえよ、イスラエルの神 である主を)/
   4声のマニフィカト/われは天の声をききぬ/見よ奇跡を
カージナルズ・ミュージック
アンドルー・カーウッド(指揮)
 カージナルズ・ミュージック新シリーズ!トマス・タリスの教会音楽集第3弾!

 タリス・スコラーズやオルランド・コンソート、オックスフォード・カメラータなどのメンバーとして活躍し、現在はセント・ポール大聖堂の音楽監督を務める英国古楽界の名匠アンドルー・カーウッドが率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージック。
 グラモフォン賞のRecord of the Year(年間最優秀ディスク賞)を受賞したウィリアム・バードの教会音楽集に続き、カージナルズ・ミュージックの新たなる柱となるのが、マス・タリス(c.1505−1585)の教会音楽集。
 タリス第3弾は、クリスマス(主の降臨の祝日)の第3ミサ「幼子われらに生まれ」を定旋律とした7声のミサ「プエル・ナトゥス・エスト・ノビス」。イングランド女王メアリー1世を刺激したタリスの傑作クリスマス・ミサを、一流ソリストたちが集うアンサンブルの素晴らしき歌声で聴く。

 ※録音:2013年2月20日−22日、フィッツアラン・チャペル、アランデル城(ウェスト・サセックス)
 
CDA 67906
\2300→\2090
ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズVol.4 〜
 プフィッツナー:チェロ協奏曲集

  チェロ協奏曲イ短調 Op.posth.(第3番)
  チェロ協奏曲イ短調 Op.52(第2番)
  チェロ協奏曲ト長調 Op.42(第1番)
  ヴァイオリン、チェロと小管弦楽のための二重奏曲 Op.43*
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
ゲルガナ・ゲルゴヴァ(ヴァイオリン)*
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 ロマンティック・チェロ・コンチェルト最新巻!プフィッツナーのチェロ協奏曲全曲!
 ☆ドイツのマエストロ、セバスティアン・ヴァイグレはハイペリオン初登場!
 ☆ドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルトと共演!

 ハイペリオン(Hyperion)の大人気シリーズ "ロマンティック・コンチェルト・シリーズ"、待望の「チェロ」第4弾はプフィッツナーのチェロと管弦楽のための作品全曲!
 後期ロマン派における伝統的なドイツ文化の継承者、ハンス・プフィッツナー(1869−1949)は、歌劇 《パレストリーナ》で知られるドイツの作曲家。複数のチェロ協奏曲を遺しており、作品番号なしのイ短調協奏曲は1888年に書かれた若かりし頃の作品。このチェロ協奏曲は初演前に手稿譜が紛失してしまい、およそ半世紀後に書かれたOp.42のト長調協奏曲(当時もっとも影響力のあるチェロ奏者であったガスパール・カサドに献呈)が、日本では「第1番」とされている。
 その後書かれたOp.52が「第2番」とされ、これは紛失してしまった作品と同じ調性(イ短調)をとり、失われたメイン・テーマが記憶に基づいて引用されている。ところが、紛失したと思われたイ短調協奏曲は死後の1975年に発見され、1977年に初演(出版順に、こちらが「第3番」とされる)。ここでは、このようなエピソードを持つ3つの協奏曲に、ヴァイオリンとチェロの二重奏曲(二重協奏曲)を併録し、保守的な作風と言われるプフィッツナーの、青年期と晩年の作品(それも同じテーマを持つ協奏曲)を聴き比べることもできる。まさに、貴重な楽譜を蒐集し、数々の知られざる作品の蘇演・初録音に取り組んできたロマンティック・コンチェルト・シリーズならではのプログラムだろう。
 ソリストは、第1巻&第2巻でもチェロを担当してきたドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルト。2013年の東京・春・音楽祭では魅力的なワーグナーを聴かせてくれたセバスティアン・ヴァイグレの指揮に、同シリーズでは「ヤーダスゾーン&ドレーゼケ(ピアノ)」、「レーガー&シュトラウス(ピアノ)」、「フォルクマン&ディートリヒ&ゲルンスハイム&シューマン(チェロ)」と、ドイツもので実力を発揮してきたベルリン放送交響楽団という強力ドイツ・コンビにも期待がかかる。

 ※録音:2012年6月18日−21日、ベルリン放送局スタジオ(ベルリン)
 


CDA 68011/2
(2CD)
\4600→\4190
ウィリアムソン:ピアノ協奏曲全集
 ピアノ協奏曲第1番イ長調
 2台のピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲イ短調*
 ピアノ協奏曲第2番嬰ヘ短調
 ピアノ協奏曲第3番変ホ長調
 ピアノ、3本のトランペットと弦楽オーケストラのための協奏交響曲嬰ヘ長調
 ピアノ協奏曲第4番ニ長調(世界初録音)
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ*)
タスマニア交響楽団
 ウィリアムソンのピアノ協奏曲全集!

 オーストラリア生まれ、グーセンスに師事し、渡英後はイギリス人以外では初めて女王の音楽師範(英国王室学長)に任命されたマルコム・ウィリアムソン(1931−2003)。様々な音楽の影響を受け、クラシックから映画音楽まで自身も幅広い作品を遺したウィリアムソンの、4つのピアノ協奏曲と2台ピアノ協奏曲、そして協奏交響曲までを網羅した2枚組。
 ソリストは、ウィリアムソンと同じアングロ・オーストラリアン(イギリス系オーストラリア人)であり、当代きっての知性派ピアニスト、ピアーズ・レーン! そして、ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでもお馴染みの、英国の名匠ハワード・シェリーと、オーストラリアのタスマニア島が世界に誇るオーケストラ、タスマニア交響楽団の絶妙コンビも盤石。
 1960年代には「イギリスでもっとも委嘱作品の多い作曲家」と言われ、オーストラリアとイギリスの音楽史に欠かせぬ存在であるウィリアムソンだが、現代では演奏・録音ともに決して多いとは言えない。それだけに、世界初録音&世界初演となったピアノ協奏曲第4番を含むこの全集は、ウィリアムソンの再評価の契機ともなるだろう。

 ※録音:2012年7月18日−21日&2013年4月17日−20日、フェデレーション・コンサート・ホール(オーストラリア)
 
CDA 68034
\2300
ジェラルド・フィンリーの 《冬の旅》!
 シューベルト:歌曲集 《冬の旅》 D.911
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 
 2008年のバーバー、2009年のシューマン、2011年のブリテンと、3度の英グラモフォン賞声楽部門賞に輝いているカナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリーとジュリアス・ドレイクの名コンビ。
 フィンリーは、ハイペリオンではグレアム・ジョンソン伴奏による「シューベルト:歌曲全集」のプロジェクトに一部参加していたが、本格的なシューベルト・アルバムは初めて。
 オペラ歌手としての評価も高いフィンリーだが、グラモフォン賞を獲得した「シューマン:詩人の恋とハイネの詩による歌曲」のほか、前作の「シューマン:リーダークライス」も高い評価を得ており、ドイツ・リートの最高峰「冬の旅」でも高いパフォーマンスを発揮してくれることだろう。

 ※録音:2013年2月26日−28日、オール・セイント教会(ロンドン)
 

CDA 68015
\2300
アレンスキー:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32、
 ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調 Op.73
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(コニュス編/ピアノ三重奏版)
レオノーレ・ピアノ三重奏団
 〔ティム・ホートン(ピアノ)、
  ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕
 イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団のデビュー録音。チェリストは、ロマンティック・チェロ・コンチェルトVol.3のスタンフォード(CDA 67859)でソリストを務めた、ジェマ・ローズフィールド。
 アレンスキーの代表作でもあるピアノ三重奏曲2つに、様々な編曲版の存在するラフマニノフの名曲「ヴォカリーズ」のピアノ三重奏版をカップリング。編曲者のジュリアス(ユーリ)・コニュス(1869−1942)は、アレンスキーに師事し、ラフマニノフとも親交を結んだロシアの作曲家。若きアンサンブルの溌溂とした演奏で、ロシア・ロマンティックの芳醇な香りが立ち込める。

 ※録音:2013年3月9日−11日、ワイアストン・コンサート・ホール





HELIOS



CDH 55458
(新装移行再発売)
\1500
ラフマニノフ・ザ・トランスクリプションズ
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
 クライスラー:愛の悲しみ
 ビゼー:アルルの女 第1組曲より メヌエット
 シューベルト:歌曲集 《美しき水車小屋の娘》 D.795 より 第2番 どこへ?
 ムソルグスキー:ゴパーク
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より
  前奏曲、ガヴォット、ジーグ
 ラフマニノフ:6つの歌曲より ひなぎくOp.38-3
 メンデルスゾーン:真夏の夜の夢 Op.21より スケルツォ
 ラフマニノフ:12の歌曲より ライラック Op.21-5
 ベーア:WRのポルカ
 チャイコフスキー:6つのロマンスより 子守歌 Op.16-1
 クライスラー:愛の喜び
 ラフマニノフ:14の歌曲より ヴォカリーズ Op.34-14(コチシュ編)
  (ヴォカリーズを除き、すべてラフマニノフ編曲ピアノ独奏版)
ハワード・シェリー(ピアノ)
 ハイペリオン初期〜中期にハワード・シェリーが完成させた、ラフマニノフのピアノ独奏作品全集(CDS 44041/8)の中でも、人気の高いピアノ・トランスクリプション集がヘリオスで復刻。熊蜂の飛行、愛の喜び、アルルの女、真夏の夜の夢、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ、そしてゾルターン・コチシュ編曲によるヴォカリーズ。ラフマニノフの作編曲技法の才が遺憾なく発揮された、魅惑のトランスクリプション集。

 ※録音:1991年2月20日−22日/CDA 66486からの新装移行再発売
 


CDH 55478
(新装移行再発売)
\1500
クイケン&ラ・プティット・バンド
 C.P.E.バッハ:オラトリオ 《イエスの復活と昇天》 H.777
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
エクス・テンポレ、
ウタ・シュワベ(ソプラノ)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
ステファン・ゲンツ(バス)
 ベルギーが誇る古楽器演奏のパイオニア、クイケン&ラ・プティット・バンドがハイペリオンに残したC.P.E.バッハがヘリオスから登場!
 バロックから古典派への橋渡しをしたとされる、「ベルリンのバッハ」ことカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ晩年の大作オラトリオ。演奏も合唱もソリストも、さすがの高水準。

 ※録音:2002年6月23日−26日/CDA 67364からの新装移行再発売




CARUS



83.339
\2500→\2290
ラウテン・カンパニーによる「主を讃えよ-マルティン・ルターの歌」
ヨハン・ジョージ・エベリング (Johann Georg Ebeling 1637-1676):
 1. 「踊れ、わが心」 
 2. 「心よ、目覚めて歌え」
トマス・レイヴンズクロフト (Thomas Ravenscroft 1592-1635):
 3. O God my heart prepared is
ヨハン・ワルター (Johann Walter 1496-1570):
 4. 「いま聖霊に祈りましょう」
 5. 「我ら人生のただ中にあって」 
John Christian Jacobi 1670-1750:
 6. 「主の祈り」 
 ヨハン・ワルター (Johann Walter 1496-1570):
 7. 「主の祈り」
聖歌集
 8. Du zuckersusses Himmelsbrot
 9. Jesu, wie suss ist deine Liebe
ヨハネス・ヘルブスト (Johannes Herbst 1735-1812):
 10. Heiliger Herre Gott
ジョン・フレデリック・ランプ (John Frederick Lampe 1703-1751):
 11. Heard of the Church triumphant
ヘンデル:
 12. 「主をあがめよ」
 13. Sinners obey the gospel word
 14. 「神の愛」 
伝承曲
 15. Weepin Mary
 16. 「誰も知らない私の悩み」 
ヨハン・ジョージ・エベリング (Johann Georg Ebeling 1637-1676):
 17. Ein Lammlein geht und tragt die Schuld
 18. 「嘆くなかれさほどには」
聖歌集
 19. Wenn wird doch mein Jesus kommen
 20. 「力の主を、褒め称えまつれ」
ヴォルフガング・カチュナー指揮
ラウテン・カンパニー・ベルリン
フランク=シュテフェン・エルシュター指揮
ハレ市聖歌合唱団、及び独唱者 
宗教改革から500年を迎える2017年に向けてルターの音楽的側面を辿ったアルバム。
2012年10月、2013年6月録音
 マルティン・ルター Martin Luther 1483-1546 による、宗教改革から500年を迎える2017年に向けて、自らも多くの賛美歌を作詞・作曲したルターの音楽的側面をたどったアルバムです。
 


83.355
\2500→\2290
女性合唱のための美しいミサ曲
 ヨハン・ミヒャエル・ハイドン&ハンス・ケスラー:
  女性合唱のためのミサ曲
 ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
  1. 聖アロイジアのミサ MH.257
  2. 聖レオポルドのミサ MH.837
 ハンス・ケスラー (Hans Kossler 1853-1926):
  3. ミサ曲 ヘ短調 ※世界初CD化
グトルン・シュレーフェル指揮 
イル・ジョーコ・スオノ・アンサンブル
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
ハノーヴァー女性合唱団 
2013年4月2日、5月8-10日 ハノーヴァーでの録音
 バルトークやコダーイの作曲の師でもあるハンス・ケスラーによる世界初CD化となるミサ曲とミヒャエル・ハイドンのミサ曲2曲計3曲の美しい女性合唱のためのミサ曲を収録したアルバムです。
 

83.463
\2500
The Basson Abroad 英国にバスーンを根付かせた作品集
 ジョン・エルンスト・ガリアルド (John Ernst Galliard 1687-1749 ドイツ):
  ソナタ I イ短調 / ソナタ II ト長調 / ソナタ V 二短調
  ソナタ VI ハ長調 / The Advice
 ルイジ・メルチ (Luigi Merci 1695-1751):
  ソナタ I 変ロ長調 / ソナタ III 変ホ長調 / ソナタ IV ト短調
  ソナタ V ハ短調
 ジョン・フレデリック・ランペ (John Frederick Lampe 1702/3-1751):
  The Solitary Relief /The Maid's Request
 スコットランドの伝承曲
  The Bush aboon Traquair / The Lass of Pattie's Mill
  「スコットランドの花」 
アンサンブル・カメレオン
 ジェニファー・ハリス(バロック・バスーン) 
 ウルリケ・ベッカー(バロック・チェロ) 
 バルバラ・メスマー(ヴァイオリン)
 アンドレア・バウアー(リュート)
 エベリン・ライブ(チェンバロ) 
2012年9月5-7日録音
 なかなか耳にする事の無いバスーン(ファゴット)の作品を集めたアルバムです。木管楽器ファンのみならず、多くの人々に愛されるであろう豊かな音楽が収録されています。




TACET(Blu-rayオーディオ)

このブルーレイ・ディスク・オーディオは音声のみです。
(テレビに接続した際にはジャケットの映像とトラック及びチャンネルの切り替え表示が映し出されます)
ブルーレイ・ディスク対応機器でのみ再生可能です。
高音質で高い評価を得ているTACETレーベルから待望の新製品(第2弾)の発売です。

B 190
(Blu-rayオーディオ)
\4500
アウリン弦楽四重奏団 ハイドン:弦楽四重奏曲 op.9
ハイドン:
 1. 弦楽四重奏曲 op.9 No.1 Hob. III: 19 ハ長調
 2. 弦楽四重奏曲 op.9 No.2 Hob. III: 20 変ホ長調
 3. 弦楽四重奏曲 op.9 No.3 Hob. III: 21 ト長調
 4. 弦楽四重奏曲 op.9 No.4 Hob. III: 22 二短調
 5. 弦楽四重奏曲 op.9 No.5 Hob. III: 23 変ロ長調
 6. 弦楽四重奏曲 op.9 No.6 Hob. III: 24 イ長調
アウリン弦楽四重奏団
マティアス・リンゲンフェルダー(ヴァイオリン)
イエンス・オッパーマン(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン(ヴィオラ)
アンドレアス・アーント(チェロ)
2010年 ドイツ、ホンラート教会 Kirche Honrathでの録音
※5.1 マルチ・チャンネル 24bit/96khz TACET Real Surround Sound (初期設定) ステレオ 2チャンネル 24bit/96khz (画面上で切り換え)
※ブルーレイ・ディスク対応機器でのみ再生可能です。
※収納ケースは通常のCD(縦:125mm 横:140mm 幅:10mm)のサイズです。
※こちらのアルバムは収録分数は134:57で2枚組価格と成っております。
※1981年にケルンで結成されたアウリン弦楽四重奏団。
ケルン音楽大学でアマデウス弦楽四重奏団に学び、ガルネリ弦楽四重奏団にアメリカで学んだ後、数々の国際コンクールで賞を受け、現在に至るまで多くの演奏会を行い、且つレパートリーを広げています。
※明快な表現力で緊張感溢れる音楽を作り出す実力派の演奏家達です。
  

B 209
(Blu-rayオーディオ)
\2500
エリザベス・ウォルフィッシュのロカテッリ
 モーツァルト:
  1.セレナード第10番「グラン・パルティータ」 変ロ長調 KV.361
  2.幻想曲 ヘ短調 KV.608 (木管八重奏版)
シュトゥットガルト・ウィンズ
(シュトゥットガルト放送交響楽団の木管グループ)
2012年10月録音
※5.1 マルチ・チャンネル 24bit/96khz TACET Real Surround Sound (初期設定)
ステレオ 2チャンネル 24bit/96khz (画面上で切り換え)
※ブルーレイ・ディスク対応機器でのみ再生可能です。
※収納ケースは通常のCD(縦:125mm 横:140mm 幅:10mm)のサイズです。




MUSICAL CONCEPTS



MC146
\1200
ハインリッヒ・シェンカー&ブラームス:ピアノ作品集
 ハインリッヒ・シェンカー: Funf Klavierstucke, Op. 4
 ブラームス:幻想曲 Op. 116
 ハインリッヒ・シェンカー:Zweistimmige Inventionen, Op. 5
 ブラームス:ピアノのための小品 Op. 118
 ブラームス:4つの小品 Op. 119
ディーク・ジェレス (P)
 「フルトヴェングラーは、シェンカーが1912年に著した『Beethovens Neunte Sinfonie(ベートーヴェンの第9交響曲)』を読んで、感銘を受けた。1920年にフルトヴェングラーはウィーンに住むシェンカーを訪れ、シェンカーの音楽性と人間性に触れて、深く共鳴する。以後、フルトヴェングラーはウィーンに出向くたびにシェンカーを訪れ、自分が指揮する古典作品をできる限りシェンカーとともに研究し、一方で、当時不遇をかこっていたシェンカーの就職斡旋を働きかけたとされる。 フルトヴェングラーがシェンカーに最も共鳴したのは「遠聴 (Fernhoren) 」という概念だったといわれる。これは曲の遠く離れた地点の連関やその必然性を聴き取る力とその姿勢を指し、シェンカーがドイツ古典音楽を特色づけたものとされる。(WIKIPEDIAより)」
 

MC147
\1200
クヴァピルのベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第10番、
  同第17番「テンペスト」、同第21番「ワルトシュタイン」
Radoslav Kvapil (P)
 


MC148
\1200
ロシアのチェロ・ソナタ集
 プロコフィエフ:Chout - Suite, Op.21a
  arr. Roman Sapozhnikov
 ボリス・チャイコフスキー:チェロ・ソナタ
 セルゲイ・チェボタレフ:チェロ・ソナタ
 ユリ・シャポーリン: Scherzo in A Minor, Op. 25 No. 5
 アルフレッド・シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
 ロディオン・シチェドリン:In Imitating Albeniz from Op.20
マリア・タラソヴァ (VC)
イリナ・カンディンスキー(P) &
ボリス・チャイコフスキー(P)
 ドゥダロヴァとチェロ協奏曲録音で共演していたロシアのチェロ奏者、マリア・タラソヴァによるマニアックな選曲アルバム。ボリス・チャイコフスキーも顔を出す。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HYPERION DYAD



CDD 22066
(新装移行再発売)
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
エリザベス・ウォルフィッシュのロカテッリ
 ロカテッリ:合奏協奏曲集 Op.1
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
ニコラス・クレーマー(指揮)
ラグラン・バロック・プレーヤーズ
 イギリスのヴァイオリン界におけるピリオド・アプローチのパイオニア、名手エリザベス・ウォルフィッシュのロカテッリ。ラグラン・バロック・プレ—ヤーズとのロカテッリは、「ヴァイオリンの技法Op.3(CDS 44391/3)」、「ソナタ集Op.4(CDD 22064)」が復刻されており、これで3タイトルが揃うことになる。ちなみに、2014年はピエトロ・ロカテッリ(1695−1764)の没後250周年。

 ※録音:1994年6月27日−30日、9月5日−8日/CDA 66981/2からの新装移行再発売




IDIS


ロカテッリ:合奏協奏曲集、ヴィヴァルディ:『ラ・ストラヴァガンツァ』より アーヨ、イ・ムジチ合奏団
IDIS 6675
\1800→\1690
アーヨ率いるイ・ムジチ合奏団
 ロカテッリ:
  合奏協奏曲ヘ短調作品1-8、合奏協奏曲ハ短調作品1-11、
  合奏協奏曲ト短調作品1-12
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」より
   変ロ長調作品4-1、ホ短調作品4-2、ト長調作品4-3
イ・ムジチ合奏団
フェリックス・アーヨ(Vn)
アンナ・マリア・コトーニ(Vn)
ワルター・ ガロッツィ(Vn)
ブルーノ・ジュランナ(Va)
エンゾ・アルトベッリ(Vc)
 イ・ムジチによる愉悦感あふれる名演、ヴィヴァルディ&ロカテッリ

 録音:1959 年(ロカテッリ)1963 年(ヴィヴァルディ) スタジオ・レコーディング/リマスタリング:2013 年11 月Philip & Cyril Studio

 フィリックス・アーヨ率いるイ・ムジチ合奏団。イ・ムジチは、彼らの代名詞となっている「四季」のように、イタリア・バロック音楽を中心に数々の名録音を残してきました。
 このアルバムは、彼らの得意とするヴィヴァルディ、ロカテッリのヴァイオリン協奏曲を、フィリックス・アーヨが独奏を担当して演奏しています。
 ロカテッリは、バロック時代、作曲家としてはもちろんヴァイオリニストとしても活躍していました。そんな彼が作曲したコンチェルト・グロッソには、弦楽器の変幻自在な魅力が詰まっています。イ・ムジチとアーヨの妙技が冴え渡る名演となっています。
 そしてヴィヴァルディの傑作のひとつヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」。ソロ・ヴァイオリンに高度な技巧が必要とされ、アーヨの完成度の高い演奏と、緻密なアンサンブルで聴かせます。
 

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番『大公』、シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 トリエステ三重奏団
IDIS 6678
\1800→\1690
トリエステ三重奏団
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲 第7番 作品97「大公」
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品99 D.898
トリエステ三重奏団
レナート・ザネットヴィチ(Vn)
リベロ・ラナ(Vc)
ダリオ・デ・ローザ(P)
 伝説のトリオ、トリエステ三重奏団の名演「大公」

 録音:1959 年9 月23 日ケルン(ベートーヴェン)、1958 年3 月12 日ケルン(シューベルト)、ラジオ・レコーディング/リマスタリング:2013 年11 月Philip & Cyril Studio

 イタリアの伝説的常設トリオ、トリエステ三重奏団。故郷の町、アドリア海を望むイタリア北東部のトリエステの名を冠したピアノ三重奏団を1933 年に結成。初期メンバーはヴァイオリンのレナート・ザネットヴィチ、ピアノのダリオ・デ・ローザ、チェロのリベロ・ラナで、当時3 人は12 歳の若さでありました。チェロのリベロ・ラナは1962 年に30 年間の活動に終止符を打ち、その後アメデオ・バルドヴィーノが加入しました。1995 年にシエナで最後のコンサートを行うまで、彼らは世界中でコンサートを行い、ドイツ・グラモフォンに名録音を残し、イタリアだけではなく、世界的なトリオとして世界中の音楽ファンに愛されていました。その後故郷トリエステで音楽学校、国際室内楽コンクールを設立し後進の指導に力を注ぎ、1998 年5 月にアメデオ・バルドヴィーノが、2013 年4 月16 日にダリオ・デ・ローザがこの世を去りました。
 このアルバム、そんな彼らに敬意を表しリマスタリングされ発売されます。1958 & 59 年の録音でまだリベロ・ラナが演奏していたので、初期メンバーでの録音。曲目は名演・名盤として誉れ高いベートーヴェンの「大公」とシューベルトの第1 番。常設トリオならではのバランスの取れたアンサンブルと、豊かな音楽性で聴かせてくれます。


<国内盤>


ミッテンヴァルト



MTWD99012
(再プレス)
\2625
待望の再プレス!
 「オーケストラ・ニッポニカ第2集」〜
  早坂文雄、信時潔、芥川也寸志

   第2回演奏会 【日本の戦中の交響作品】のライヴ
    (1)早坂文雄:管絃樂曲「讃頌祝典之樂」(1942年)
    (2)信時潔:交声曲「海道東征」(1940年)
    (3)芥川也寸志:赤穂浪士のテーマ(1963年)
本名徹次(指揮)
オーケストラ・ニッポニカ
(2)ニッポニカ・フェスティバル・コーア(合唱)
鈴木美登里(S)、
野々下由香里(S)
穴澤ゆう子(A)、
谷口洋介(T)
島田道生(T)、
春日保人(B)
 ミッテンヴァルトのベストセラー盤オーケストラ・ニッポニカの信時潔「海道東征」

 録音:2003 年2 月23 日 紀尾井ホール ライヴ

 長期欠品になっていたミッテンヴァルト・レーベルのベストセラー、オーケストラ・ニッポニカ第2 集がようやく再プレスされました。
 戦中の珍しい2作品と当日アンコールとして演奏された芥川也寸志の「赤穂浪士」のテーマが収録されています。
 特に近年見直しされている作曲家、信時潔の「海道東征」の完全版の再演が貴重なものとなっています。「海道東征」は皇紀2600 年の奉祝楽曲として、北原白秋の詩による大作で、戦中には広く演奏されました。阪田寛夫の同名の小説「海道東征」で信時の人となり等にもふれられていて、この作品が知られるきっかけにもなっています。



<映像>


ARTHAUS(映像)

100649
(DVD)
\6300
ボローニャ市立歌劇場
 ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」(フランス語歌唱)

  2幕 ウジェーヌ・スクリーブ&シャルル=ガスパル・ドレストル=ポワルソン 台本
オリー伯爵:領主…シー・イージェ(テノール)/
教育係:オリー伯爵の後見人…ロレンツォ・レガッツォ(バス)/
イゾリエ:オリー伯爵の小姓…ラウラ・ポルヴェレッリ(メゾソプラノ)/
ランボー:騎士、オリー伯爵の仲間…ロベルト・デ・カンティア(バリトン)/
フォルムティエの伯爵夫人アデル…マリア・ホセ・モレノ(ソプラノ)/
ラゴンド夫人:フォルムティエ城の侍女頭…ナタリア・ガヴリラン(メゾソプラノ)/
アリス:若い農婦…リンナット・モリアー(ソプラノ)/
プラハ室内合唱団(ルドミール・マティル…合唱指揮)/
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団/
パウロ・カリナーニ(指揮)/
ルイス・パスカル(演出)/
ティツィアーノ・マンチーニ(ヴィデオ・ディレクター)

108063
(Blu-ray)
\6300
 1200年頃のフランスの片田舎、フォルムティエの城。城主フォルムティエ伯爵は十字軍として出征中で、彼の妹アデル伯爵夫人が、友人、侍女たちと共に伯爵一行の帰りを待っています。そんな彼女に言い寄ろうとするのが、女好きの若き貴族オリー伯爵。彼は情け深い行者に変奏し、城門の外の洞窟に住みながら夫人を口説く機会を狙っているのですが、彼のファンの町娘たちも多く、それはそれで、色々とたのしくやっている様子です。そんな時、姿を隠しているオリー伯爵を探すために若い小姓イゾリエが現れます。実は彼、アデル伯爵夫人に恋焦がれており、その相談をこともあろうに行者に変装しているオリー伯爵にもちかけるのです。その機会をうまく横取りしようとする伯爵が一計を案じるのですが…。1828年、パリ・オペラ座で初演されたロッシーニ(1792-1868)の「オリー伯爵」。もともとはフランスに伝わる伝説をスクリープとドレストル・ポワルソンが劇にし、1816年に上演されたもので、それをロッシーニがオペラにするにあたって、第1幕を継ぎ足したものです。
 音楽のほとんどは前作「ランスへの旅」からの流用ですが、上演にこぎつけるためには、様々な苦労を乗り越えなくてはいけませんでした。
 この映像は、ロッシーニの故郷であり、ファンにとっては聖地でもあるペーザロで毎年8月に開催される「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」の2009年上演を収録したものです。
 2003年に上演し評判となったプロジェクトの再演であり、スペインの気鋭の演出家ルイス・パスカルによる練りに練られた造りが話題となったものです。単なるドタバタ劇ではなく、劇中劇にしたことで、人間関係を冷静に見つめる人々。主役を歌うのは日本で学び、ペーザロで研鑽を積んだ石倚潔(シー・イージェ)です。
 2009年 ペーザロ ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル ライヴ収録/収録時間:134分+26分(ペーザロ、オリー伯爵のメイキング)/音声:仏語歌唱 (DVD)ステレオ2.0/DD 5.1 (Blu-ray)ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英,独,西,伊,韓,日《ボーナス》独,英,仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)/(DVD)片面2層ディスク/(Blu-ray)単層 25GB 1080i High Definition
 
100313
(DVD)
\6300
レニングラード・キーロフ劇場バレエ
 チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」
ラリッサ・レジュニナ(オーロラ姫)/
ファルフ・ルジマトフ(デジレ王子)/
ユリア・マハリナ(リラの精)/
ワジム・グリアエフ(カラボス)/
ゲンナジー・ババーニン(王)/
ニーナ・ミハイロワ(王妃)/
オリジナル・コリオグラフィ…マリウス・プティパ(コンスタンティン・セルゲイェフ改定)/
芸術監督・コリオグラフィ…オレグ・ヴィノグラドフ/
装置・衣装…サイモン・ヴィルサラーゼ/
レニングラード・キーロフ劇場バレエ/
レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団/
ヴィクトル・フェドトフ(指揮)
1989年 カナダ モントリオール収録/収録時間:129分/音声:ステレオ2.0/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 フロレスタン王と王妃の間に生まれたオーロラ姫のために、妖精たちが踊りで様々な美徳を授けます。しかし、ちょっとしたミスのために、お祝いの席に招かれなかったカラボスの呪いのために姫は100年もの長い間眠りに就くことになってしまいます。
 「呪い」が発動する16歳の誕生日、紡ぎ針で指を刺してしまった姫はどうなってしまうのでしょう…。チャイコフスキー(1840-1893)の名作バレエ「眠りの森の美女」。多くのバレリーナたちが一度は踊ってみたいと憧れる最高のお話です。この上演は、キーロフ・バレエ団による伝説的な名演であり、ラリッサ・レジュニナ、ファルフ・ルジマトフ、ユリア・マハリナを始めとした最高のキャスティングに加え、振付と芸術監督を担当したオレグ・ヴィノグラドフの壮大なアイデアによる美しい舞台が注目を集めることとなったものです。
 力強さとしなやかさを兼ね備えたダンサーたちの肢体、チャイコフスキーの夢見るような音楽、幻想的な照明。どこをとっても申し分ない作品です。
 

102189
(DVD)
\6300
シュトゥットガルト州立歌劇場
 モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」

  3幕 クリストフ・フリードリヒ・ブレッツナーの戯曲「ベルモンテとコンスタンツェ、
   または後宮からの誘拐」原作 ゴットリープ・シュテファニー 改作
コンスタンツェ…キャサリン・ネーグルスタッド(ソプラノ)/
ブロンデ…ケイト・ラドナー(ソプラノ) /
ベルモンテ…マティアス・クリンク(テノール) /
ペドリッロ…ハインツ・ゲーリヒ(テノール)/
オスミン…ローラント・ブラハト(バス)/
[俳優]
ヨハネス・テルネ /
エマヌエーラ・フォン・フランケンベルク/
カローラ・フライヴァルト /
アレクサンダー・ボクナー /
アレクサンダー・ハイデンライヒ/
アンドレアス・グレーツィンガー/
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団&交響楽団(合唱指揮…ミヒャエル・アルバー)/
ローター・ツァグロセク(指揮)/
ハンス・ノイエンフェルス(演出)
1998年 シュツットゥガルト州立劇場 ライヴ収録/収録時間:150分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(オリジナル),英,仏,西,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 「後宮からの誘拐」は、「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」とともに、モーツァルト(1756-1791)の五大オペラのひとつとされています。モーツァルトの19作のオペラのうち、13番目に書かれた作品で、ドイツ語による“ジングシュピール” としては2番目の作品にあたります。この上演で初めてモーツァルト・オペラを手がけた演出のハンス・ノイエンフェルスは、歌手とともに俳優を登場させ、せりふの部分は俳優が演じ、歌手が歌っているときも一緒に演技するという手法を取ることによって、物語の素朴さとばかばかしさをそのまま保っています。舞台に出てくるものもかなり醜悪だったり不気味だったりで、オペラに上品さを求める人には向かない映像です。
 これは、1990年代あたりから流行している「ストーリーの読み替え」の先駆けとなった演出の一つで、オペラ上演の際に演出家がどこまで介入を許されるのかが議論にもなった問題作でもあります。これは、もともとの素朴な筋立てを新鮮な解釈で蘇らせる手法…歴史的背景を想起させたり、現代に舞台を置き換えたり、社会的情勢を織り込んだりと、まさにやりたい放題。古来からの穏健な演出を好む人は眉をひそめるかもしれませんが、何か面白いもの、刺激的なものを見たい人にはうってつけ。この「後宮」も音楽はとても美しいのですが、見終わったあとに何となくざらついた思いが残るのがなんとも大人向けの逸品として高く評価されたのでした。
 

107251
(DVD)
\6300
カリアリ歌劇場
 ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」

  3幕 ジョヴァンニ・ルッフィーニ 台本 /
  アンジェロ・アネッリの戯曲「マル・カントニオ様」原作
ドン・パスクワーレ:金持ちの独身老人…アレッサンドロ・コルベッリ(バス)/
マラテスタ:パスクワーレの友人の医者…ロベルト・デ・カンディア(バリトン)/
エルネスト:パスクワーレの甥…アントニーノ・シラグーザ(テノール)/
ノリーナ:若い未亡人、マラテスタの妹…エヴァ・メイ(ソプラノ)/
公証人…ジョルジョ・ガッティ(バス)/
カリアリ歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮…パオロ・ヴェロ)/
ジェラール・コルステン(指揮)/
ステファノ・ヴィツィオーリ(演出)/
ロベルタ・グイーディ・ディ・バーニョ(衣装)/
スザンナ・ロッシ・ジョスト(装置)/
パトリツィア・カーマイン(テレビ・ディレクター)
2002年2月13日 カリアリ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:121分+31分(ボーナス…情景の間に)/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1/字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,中,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク TDKより移行盤
 裕福で独り者、ちょっと頑固な老人ドン・パスクワーレ。今日は友人の医者マラテスタが来るのを首を長くして待っています。なぜなら彼が花嫁候補である妹を連れてくることになっているからです。一方、パスクワーレの甥エルネストにはノリーナという恋人がいるのですが、パスクワーレからは「自分の勧めた女性と結婚するように。でないと財産は渡さない」と言われてしまい困っています。そこでマラテスタは一計を案じ、ノリーナを清楚な女性に仕立て、パスクワーレに紹介します。彼女に一目惚れしたパスクワーレ、それを見て慌てるエルネスト…。さてさて、一体どうなるのでしょうか。
 1842年に作曲、その翌年にパリで初演されたこのドニゼッティ(1797-1848)のオペラ・ブッファ。登場人物たちの巧みな人物描写と楽しいお話が人気の名作です。
 この演奏は、題名役に名手アレッサンドロ・コルベッリを起用。美声テノール、アントニーノ・シラクーザと美しきソプラノ、エヴァ・メイのカップルと、医者役のカンディアの渋い演技、などなど見どころ盛りだくさんの名演です。




107540
(3DVD)
\5400→\4990

クリストフ・ヴィリバルト・グルック:生誕300年 記念BOX


《Dsic1…101251》
 歌劇「アルセスト」(1776年 パリ版 フランス語歌唱)
カテリーネ・ナグレシュタット/
ドナルド・カーシュ、/
ベルンハルト・シュナイダー/
カトリオナ・スミス/ユーハン・リュード 他/
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団/
シュトゥットガルト州立管弦楽団/
コンスタンティノス・カリディス(指揮)/
ミヒャエル・アルバー(合唱指揮)/
ヨッシ・ヴィーラー&セルジョ・モラビート(演出)
2006年 シュトゥットガルト州立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:165分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 王アドメートを救うために、自らを犠牲にすることを決意した王妃アルセスト。その決意は固く、約束の時が来て、死の神が彼女を迎えにきた時にも決して揺るぐことはありませんでした。そんなアルセストを見た死の神は、彼女がこの世に留まることを赦すのです。ギリシャ神話の世界を現代に置き換えた見事な舞台。
 ヘンデルを得意とするナグレシュタットの素晴らしい歌唱。カリディスの溌剌たる指揮。全てが溶け合った素晴らしい演奏です。
《Dsic2…100377》
 歌劇「トーリードのイフィジェニー」(1779)
ジュリエッテ・ガルスティアン/
ロドニー・ギルフリー/
デオン・ヴァン・デア・ヴァルト/
アントン・シャリンガー/
マルティナ・ヤンコヴァ/
チューリヒ歌劇場「ラ・シンティッラ」オーケストラ(オリジナル楽器使用)/
ウィリアム・クリスティ(指揮)/
クラウス・グート(演出)/
クリスティアン・シュミット(装置&衣装)
2001年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:108分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 グルックの創作活動の絶頂期に書かれたこの作品。ギリシャ神話をモティーフにしながらも、複雑な人間模様が描かれています。演出は若干奇異に映るかもしれませんが、非現実的な要素をよりどころにする作品だけに、これはこれでありかも。と思わせてくれます。
 なんといってもクリスティの指揮が素晴らしいものです。
《Dsic3…100417》
 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1762)
ヨッヘン・コヴァルスキー/
ジリアン・ウェブスター/
ジェレミー・バッド/
ジャン=ピエール・ブランシャール/
ウィリアム・エドワーズ/
クリストファー・マクマナス(ハープシコード=通奏低音)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)/
ハリー・クプファー(演出)/
ハンス・シャヴェルノッホ(美術)/
エレオノーレ・クライバー(装置)
1991年 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:83分/音声:ステレオ2.0/字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 彼が出演すると作品の評価と印象が大きく変化する、とまで言われるカウンターテナー歌手コヴァルスキー。日本でもおなじみの彼が、カストラートのために書かれたグルックの代表作を歌います。
 これまでは古楽系の歌手によるものが多く、そうした意味ではグランド・オペラ風の力強さが作品に宿ったと言えるでしょう。BBC/Opus Arteからリリース進行中の「指環」でも斬新な演出を行っている、クプファーのセンスにも注目です。
 オペラ改革者としての音楽史上の位置は有名でも、作品自体は意外に知られていないグルック(1714-1787)。近年、グルック復活が急速に進み、ヨーロッパではそのオペラがしばしば上演されるようになりました。
 このBOXは、そんなグルックの生誕300年を祝して制作されたもの。どの演奏も既に高い評価を受けていて、グルックを体験するにはうってつけのセットです。
日本語字幕なし
















1/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



98 026
特別価格
\1000
\1000ジャスト!!
 ドイツ、ヘンスラー社が満を持してお届けする激安オムニバス・アルバム!
  C.P.E.バッハ(1714-1788):

 (1)クラヴィーア・ソナタ イ短調 Wq.57-2より第1楽章;アレグロ
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (2)(3)シンフォニア ハ長調 Wq.182-3 より
  第1楽章;アレグロ・アッサイ、第2楽章;アダージョ
  (98 637/2014年1月9日発売)
 (4)クラヴィーア・ソナタ ヘ短調 Wq.57-6より第1楽章;アレグロ・アッサイ
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (5)クラヴィーア協奏曲 ニ短調 Wq.22より第1 楽章;アレグロ
  (98 027/2014年2月下旬発売予定)
 (6)幻想曲第1番 ヘ長調 Wq.59-5よりアレグロ
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (7)ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 Wq.76より第3 楽章;アレグレット・シチリアーノ
  (93 312/2014年1月9日発売)
 (8)ロンド第2番 ト長調 Wq.57-3よりポコ・アンダンテ
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (9)シンフォニア イ長調 Wq.182-4より第3楽章;アレグロ・アッサイ
  (98 637/2014年1 月9日発売)
 (10)クラヴィーア・ソナタ ト長調 Wq.62-2より第2楽章;アンダンテ
  (98 003/2014年3 月中旬発売予定)
 (11)クラヴィーア協奏曲 ホ長調 Wq.14より第2楽章;ポコ・アダージョ
  (98 653/既発売)
 (12)-(14)クラヴィーア・ソナタ ハ短調 Wq.65-31全3楽章
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (15)クラヴィーア・ソナタ ニ長調 Wq.61-2より第1楽章;アレグロ・ディ・モルト
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 (16)(17)シンフォニア ロ短調 Wq.182-5より
    第1 楽章;アレグレット、第2楽章;ラルゲット
  (98 637/2014年1月9日発売)
 (18)クラヴィーア・ソナタ イ短調 Wq.57-2より第3 楽章;アレグロ・ディ・モルト
  (98 003/2014年3月中旬発売予定)
 ()内は原盤番号および発売予定時期
(1)(4)(6)(8)(10)(12)-(15)(18)
 アナ=マリヤ・マルコヴィナ(ピアノ)
(2)(3)(9)(16)(17)
 シュトゥットガルト室内管弦楽団
 ヴォルフラム・クリスト(指揮)
(5)ミヒャエル・リシェ(ピアノ&指揮)
 ライプツィヒ室内管弦楽団
(7)アルブレヒト・ブロイニンガー
  (ヴァイオリン)
 ピート・クイケン(フォルテピアノ)
(11)ミヒャエル・リシェ(ピアノ)
 ライプツィヒ室内管弦楽団
 モッテン・シュルト=イェンセン(指揮)
 2014 年C.P.E.バッハ生誕300周年記念。フェイド・イン、アウトなし!
 これからリリース予定の新録音を数多く含むC.P.E.バッハの刺激的な音楽を1枚に凝縮!

 録音:(1)(4)(6)(8)(10)(12)-(15)(18)2012 年8 月&2013 年3 月、ドイツ/(2)(3)(9)(16)(17) 2013 年2 月5-7 日、シュトゥットガルト、トーンハレ/(5)2013 年6 月29 日、ライプツィヒ/(7)2006 年1 月9-11 日、シュトゥットガルト、SWR スタジオ/(11)2012 年7 月9-10 日、シュトットガルト、MDR スタジオ
 以上全てステレオ、セッション録音/DDD、ディジパック仕様、未発売新録音収録、74’ 10”、日本語帯付

 2014 年3 月に生誕300 年を迎えるC.P.E. バッハ。これを記念してドイツのヘンスラー社から次々と新録音がリリースされていますが、当オムニバス・アルバムはこれから発売予定の新録音の音源を数多く含んだ、C.P.E. バッハの作品を知る上で最も重要な作品を集めた内容です。
 ヘンスラー社と言えば大バッハの歿後250 年に合わせて172 枚組のバッハ大全集(98 620)をリリースしたことでも知られるドイツの正統的な優良レーベルの一つ。今回の企画にも並々ならぬ力を入れており、それぞれの作品に対する演奏の解釈は演奏者自身による長年の研究の賜物であり、各楽曲とも満を持してお届けする充実の演奏となっております。
 ここに収録された全18 トラックはフェイド・イン、アウト一切なし。各楽曲のおいしいとこ取りの凝縮された1 枚です。演奏はクロアチア生まれの実力派ピアニスト、アナ=マリヤ・マルコヴィナによるクラヴィーア・ソナタ(当録音は全てピアノ演奏)、知性派ピアニストのミヒャエル・リシェとライプツィヒ室内管による協奏曲、クリスト率いるシュトゥットガルト室内管による刺激的なシンフォニアなど名演奏が揃いました。
 これだけの内容が激安価格で登場!目まぐるしく変転していく曲調、刺激的なリズムなどJ.S. バッハともハイドンとも似て非なる、C.P.E. バッハならではの奇想天外でアイディア満載の刺激的な音楽世界をたっぷりと堪能ください!

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ORFEO



ORFEOR 877134
(4CD)
\9200→\8390
初出音源を含む
 イルムガルト・ゼーフリート録音集 1944-67年
[CD1]1944年、ウィーン
 (1)J.ハイドン:アリア「情け深い人は」Hob.XXIVb-13
  ( F.ビアンキの『インドのアレクサンドロス大王』への挿入曲/
   ウィーン交響楽団、レオポルト・ルートヴィヒ指揮〔1944年10月、ムジークフェライン〕
 W.A.モーツァルト:『魔笛』より
  (2)「ああ、私にはわかる」(第2幕パミーナのアリア) 
  (3)「あなたも私の花婿」(フィナーレより)
   カール・ベーム指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン児童合唱
   〔1944年11月14-16日、ムジークフェライン〕((2)(3)とも)
 ベートーヴェン:『フィデリオ』より
  (4)「ねえ、俺たちだけだ」(第1幕、ヤキーノ、アガーテ)
  (5)「かわいそうなヤキーノ!」(第1幕、マルツェリーネ)
   ウィーン交響楽団、レオポルト・ルートヴィヒ指揮、
   ヤキーノ:ペーター・クライン〔1944年10月、ムジークフェライン〕
 (6)ウェーバー:『魔弾の射手』より「まどろみが近寄るように・・・静かに、清らかな」(第2幕、アガーテの祈り)/
   ウィーン交響楽団、レポルト・ルートヴィヒ指揮〔1944年10月、ムジークフェライン〕
 ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
  (7)「親方、こんばんは!」(第2 幕、エヴァ、ザックス)
  (8)「ああ、ザックス!」(第3 幕、ザックス、エヴァ)
   ザックス役:パウル・シェーファー、マグダレーネ:エルゼ・シュールホフ、
   ウィーン国立歌劇場管弦楽団、カール・ベーム指揮
    〔1944年12月2-5日、ムジークフェライン〕
 (9)プッチーニ:修道女アンジェリカより「母もなしに」(アンジェリカ)/
   ウィーン国立歌劇場合唱団、同管弦楽団、レオポルト・ルートヴィヒ指揮〔1944年、ムジークフェライン〕【ドイツ語歌唱】
 R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』より
  (10)プロローグ  (11)「先生、おゆるしください、音楽は神聖な芸術です」
   ウィーン国立歌劇場管弦団、カール・ベーム指揮〔1944年6月11日〕

[CD2]モーツァルトのプリマドンナ
 モーツァルト:
  『フィガロの結婚』より
   (1)「恋とはどんなものかしら」(2)「恋人よ、早くここへ」/
    カラヤン指揮、ウィーン・フィル〔1947年12月11月、ムジークフェライン〕
   (3)『魔笛』より「ああ、私にはわかる」/
    フルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィル〔1951 年8月6日、ザルツブルク、フェルゼンライトシュピーレ〕
   (4)『羊飼いの王様』より「あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい」/
    ライトナー指揮、ウィーン交響楽団〔1952 年9月15日、ムジークフェライン〕
   (5)『ツァイーデ』より「おやすみ、いとしい人よ、やすらかに」/
    ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、ハリー・ブレック指揮〔1953年9月2日、ロンドン〕
   (6)『エクスルターテ・ユビラーテ』(全曲)/
    ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック管弦楽団〔1953年12月27日、ニューヨーク〕
   (7)『フィガロの結婚』より「とうとうその時がきたわ」/
    フルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィル〔1953 年8月11日、ザルツブルク祝祭歌劇場〕【ドイツ語歌唱】
  『コジ・ファン・トゥッテ』より
   (8)岩のように動かずに
   (9)あの人は行ってしまう
    カール・ベーム指揮、ウィーン・フィル〔1956年8月8日、レジデンツホーフ(ザルツブルク)〕
  コンサート・アリア集
   (10)「私はあなた様に明かしたい、おお、神よ」KV 583  (11)「どうしてあなたを忘れられようか」KV 505
    アンネマリー・ボーネ(ピアノ)、ケルン放響、アンセルメ指揮〔1956年4月9日〕
   (12)「もういいの、すべてを聞いてしまったわ〜心配しなくてもよいのです、いとしいひとよ」KV 490
    ライトナー指揮、ウィーン交響楽団〔1952年9月15日、ムジークフェライン〕

[CD3] リート歌手
 ハイドン:彼女は決して恋について話さないHob.XXVIa:34;するどい目つきHob.XXVIa:35;亡霊の歌Hob.XXVIa:41
 モーツァルト:春へのあこがれ KV 596
   〔1956 年1月、モーツァルテウム〕
 シューベルト:
  漁夫の歌D881;春にD882;水の上で歌うD773;至福;D443;ガニュメートD544;
  アヴェ・マリアD839-3;糸を紡ぐグレートヒェンD118
   〔1957年9月、ミュンヘン〕
 シューマン:哀れなペーターop.53-3;くるみの木op.25-2;献呈op.25-1
 ブラームス:湖上でop.59-2;おまえの青い瞳よop.59-8;憩え、いとしい恋人op.33-9;動かぬなまぬるい空気op.59-8
   〔1954年3月20日、ハンブルク〕
 ブラームス:かわいい恋人よ、素足で来ないでWoO33/12;お姉さん、私たちはいつ家に帰るのWoO33/15;静かな夜にWoO33/42
   〔1951年4月28日、ミュンヘン〕
    ピアノ:エリック・ウェルバ(すべて)

[CD4]‘彼女はいつも何かを語っている’
 ムソルグスキー:子供部屋より
  「ばあや、お話して」「部屋の片隅に」「かぶと虫」「お人形を持って」「おやすみの前の祈り」「木馬に乗って」
    エリック・ウェルバ(ピアノ)〔1958年8月7日〕【ドイツ語歌唱】
 作曲者不詳:「月の光の中のピエロ」「Trimouzet」
 アントワーヌ・ルナール:さくらんぼの実る頃【ドイツ語歌唱】
 ダリウス・ミヨー:りんごとカタツムリ【ドイツ語歌唱】
 コスマ:「冬の子供たちの歌」「鳥さしの歌」「二匹のカタツムリ」「美しい季節」「庭で」「寓話」【ドイツ語歌唱】
    器楽アンサンブル、ハインツ・ゲーゼ指揮〔1967 年4月〕
 
 MONO

 ウィーンで活躍したリリック・ソプラノ、イルムガルト・ゼーフリート(1919-1988)の貴重な音源集。ゼーフリートは1919 年ドイツに生まれ、1943年にウィーンに渡り、同年ベーム指揮のマイスタージンガー(エヴァ役)でウィーン国立歌劇場デビュー。親しみやすく愛らしい歌声で活躍しました。
 このボックスにはデビュー翌年44 年のエヴァ役が収録されているのをはじめ、彼女の十八番であったモーツァルトのオペラの数々のアリアも収録されており、ゼーフリートの魅力がたっぷり味わえる内容となっています。[CD3][CD4] は初出音源ということで、注目です。ムソルグスキーでの慈愛に満ちた声から、「さくらんぼの実る頃」の優しい表情、コスマの珠玉の曲まで、様々な魅力がつまった貴重なボックスセットです。リートでピアニストを務めているエリック・ウェルバは、シュライアー、クリスタ・ルートヴィヒ、ニコライ・ゲッダなど錚々たる歌手陣とも共演を重ねた、名ピアニストです。


<国内盤>


マーキュリー(値下げ再発売)


Alpha・Pan Classics・Passacaille
〜欧州バロック・シーン最先端より・注目盤7選〜
国内仕様盤(すべて日本語解説付)
※日本語オビ・解説付きの国内盤仕様ですが、日本語解説は原文全訳ではなく、
読みやすい文章量にまとめたかたちでお届けいたします。

ALPHA



ALPHA 817
\2400+税
ル・ポエム・アルモニーク『オスティナート』〜フランス発・まわりのバロックに恋して〜
 クラウディオ・モンテヴェルディ、ルイ・デ・ブリセーニョ、
 フランチェスコ・マネッリ、ジョン・ジョンスン、トーマス・ロビンスンの
 声楽曲・室内楽曲(全16曲)
ヴァンサン・デュメストル(リュート)指揮
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
「小資本レーベルの革命」といわれたフランスAlphaの躍進は、この国の古楽シーンの刷新と切っても切り離せません。創設時から看板アーティストとして名盤を生んできたル・ポエム・アルモニークは、すでに古楽ファンにもおなじみのカリスマ的集団。2014年に来日を控え、イタリア、スペイン、英国のレパートリーを抜粋・再収録したお求めやすいアルバムが日本上陸...新時代古楽への一歩にぴったりの逸品ぱ
  


ALPHA 954
\2400+税
太陽王ルイ14世の王室礼拝堂 〜「偉大なる世紀」の巨匠たち〜
 シャルパンティエ:テ・デウム、神よお救い下さい/
 ドラランド:ミゼレーレ/
 デュモン:雅歌、2声のプティ・モテ/
 クープラン、ダンドリュー、マルシャン、ルベーグのオルガン小品(5曲)
Ens.ラ・フェニーチェ、ル・ポエム・アルモニーク 他
 (古楽器使用)
アンリ・ルドロワ(C-T)
ミシェル・ブヴァール、
フレデリク・デザンクロ、
ジャン=バティスト・ロバン、
フランソワ・エスピナス(org)
フランスおよびフランス語圏ベルギーの最先端をゆく古楽奏者たちが、シャルパンティエ『テ・デウム』をはじめ、高雅かつ心癒されるフランス・バロック教会音楽を艶やかに。折々オルガン独奏をはさみ、王たちの響きを。
  


ALPHA 955
\2400+税
フランス王室の響き 〜宮廷の愉しみ、劇場の愉しみ〜
 リュリ:
  序曲「プシュケー」「カルナヴァル」、「町人貴族」トルコの行進、
  「アマディス」「ファエトン」シャコンヌ、「アルミード」パサカーユ、他/
 クープラン:「神秘の障壁」他クラヴサン小品4曲/
 シャルパンティエ、カンプラ:小歌曲/
 マレ:スペインのフォリア【紹介】
カフェ・ツィマーマン、
カプリッチョ・ストラヴァガンテ、
リチェルカール・コンソート(古楽器使用)
フレデリク・ハース(cmb)
ソフィー・ワティヨン(vg)
これぞフランス・バロックぱなオーケストラ作品を中心に、AlphaとRicercarからの厳選音源でたどる古楽器サウンド。ガンバやチェンバロの独奏トラックも充実!
 とくに、バロック・オペラ通以外にはなかなか接する機会のない「フランス・バロックのルーツ」リュリ作品の本格解釈を手軽に味わえるのが嬉しい1枚です。
 

PASSACAILLE



PSC994
\2400+税
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612)歴史的オルガンとコルネットによるカンツォーナ集
 ガブリエーリ:カンツォーナ、トッカータ、リチェルカーレ、フーガ
 (全23曲/2曲はコルネットとオルガン、3曲はコルネット2本とオルガン)
ブルース・ディッキー、
ドロン・シャーウィン(ツィンク=木管コルネット)
リウヴェ・タミンハ
 (ボローニャ、聖ペトローニオ教会の歴史的オルガン 1475&1531)
日本語解説付
ボローニャ聖ペトローニオ教会にあった、15〜16世紀の歴史的オルガン、奇跡の復元。
古楽界でカルト的人気を誇るオルガニストのL.タミンハが、壮麗・整然と奏でるルネサンス末期の絶美世界...木管コルネットの超・達人ふたりの共演も息をのむ美しさ!!
 


PSC962
\2400+税
コレッリの遺産 〜師匠と追従者たち〜
 コレッリ(op.5-9)、カルボネッリ(op.1-2)、モッシ(op.1-5)、
 ヴィスコンティ(op.2-5)、カストルッチ(op.1-4)、ロカテッリ(op.8-10)
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ/モンタナーリ:ジグ
リッカルド・ミナージ(バロック・ヴァイオリン)
マルコ・チェッカート(バロックvc)
ジューリア・ヌーティ
(cmb,,,,org)
マルグレート・ケル(トリプルハープ)
18世紀の熱狂的なコレッリ追随者たちのソナタは、どれをとっても超一流。イル・ジャルディーノ・アルモニコでさんざん暴れてきた俊才ミナージ、奔放なまでの自在さがたまらない、ガット弦の至福。
 

PAN



PC10248
\2400+税
ファルコニエーリ(c....1585-1656)「カンツォーナ、シンフォニア、ファンタジア集」
 ファルコニエーリ『カンツォーナ、シンフォニア、ファンタジア集』
  (1650ナポリ刊)〜21の合奏曲
Ens.イザベッラ・デステ(古楽器使用)
アリアーヌ・モレット(総指揮)
野入志津子(アーチリュート、テオルボ)
フレディ・エシェルベルジェ(org cmb)
ジャン・チュベリー(コルネット)他
フレスコバルディやシュッツと同じ頃、スペイン領ナポリで生まれ、イタリア北部で頭角をあらわし、最後はナポリに戻り病没。ファルコニエーリの洗練された合奏曲には、バロック・ソナタ前夜の重要作品が多数。フォリア、パサカーリェなどの変奏曲も。まとめて聴く機会は貴重。
作曲者についての解説付。
 


PC10294
\2400+税
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲全集(全3曲)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788):
 チェロ協奏曲 イ短調Wq.170・
 変ロ長調Wq.171・イ長調Wq.172(全3曲)
アントニオ・メネセス(vc)
クリストフ・ポッペン(vn・指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
2014年は、大バッハの次男C.P.E.バッハの生誕300周年ぱディスク・ファンにはひそかな熱狂的愛好家も多い作曲家。
 Pan Classics2003年頃の体制変更直前に録音されていた幻の名盤、復活。名匠メネセス、颯爽とした美が痛快。ECMに名盤のあるポッペンもセンス抜群。





フォンテック

FOCD9601
¥2800+税
荒木玉緒(ユーフォニアム) Encore!!
 ウィルビー:コンサート・ギャロップ/
 スパーク:英国の賛美歌による変奏曲/
 ギリングハム:ディヴァーシヴ・エレメンツ※2/
 ジョージ:バリトンホルンとピアノのためのソナタ/
 山里佐和子:心のままに/
 田村修平:雨の日のソナチネ《委嘱作品》※1/
 千秋次郎:ユーフォニアムとピアノのためのわらべうた春秋/
 ローゼンブラット:カルメン・ファンタジー/
 マンシーニ(編曲:西村友):ひまわり※1/
 ララ(編曲:森田一浩):グラナダ※1/
 ピアソラ:アヴェ・マリア
荒木玉緒(ユーフォニアム)
三界晶子(ピアノ)
高田亮(マリンバ)※1
佐藤和彦(テューバ)※2
荒木玉緒は玉川大学文学部芸術学科を卒業、第6回ハーヴィ・G・フィリップス記念コンクール1位、日本管弦打楽器コンクール3位受賞の他、様々なコンクールで優秀な成績をおさめました。「進化するユーフォニアム」を冠に多くのリサイタルを行ない、作曲家フィリップ・スパークからは「ユーフォニアムの大使」と称されました。
今作では多彩なレパートリーのなかからアンコール・ピースを集めました。荒木の高度なテクニックと歌心は、個性豊かな曲たちを見事に吹分け、ユーフォニアムという楽器の可能性を再発見するような新鮮な魅力に溢れています。(2013/9/18-20 コピスみよし.REC)
 

—fontec P&D レーベル—
FOCD20096
 (SACD Hybrid)
¥3000+税
Trio Diesel(トロンボーン・トリオ) ALTEBA TRIO
 イウェイゼン:イーグルホーク/
 メンデルスゾーン:山に向かって目を上げよ
 ガロ:トリオ・ソナタ第2番/
 ブトリー:トロンボーンのためのトリオ
 J.S.バッハ(ザウアー編):ヴァイオリンソナタ第2番第3楽章/
 ウーバー:3つのコラール 作品55
 アルビノーニ(ヨー編):トリオ・ソナタ/
 フリジェシュ:アルテバ・トリオ
 フリジェシュ:インターリュード/
 リン :バッキー・シングス
ボーナストラックあり
Trio Diesel
新田幹男(アルト&テナートロンボーン) 
古賀光(テナートロンボーン)
野々下興一(バストロンボーン)
NHK交響楽団首席奏者の新田幹男、読売日本交響楽団の古賀 光、東京都交響楽団の野々下興一によるトロンボーン・トリオ「Trio Diesel」のファーストアルバムです。
この編成のためのオリジナル曲や、名曲の編曲版まで全てを3本のトロンボーンのみで演奏しました。
ときにパワフルに、ときに柔らかく繰り広げられる3人の演奏はまさに変幻自在。個々の技術の素晴らしさに加え、息の合ったアンサンブルがこの編成の醍醐味を教えてくれます。(2013/7/22-23 キラリふじみ.REC)Stereo-2ch




国内ユニバーサル



UCCG-1647
\2940
庄司紗矢香最新新譜!
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、
指揮:ユーリ・テミルカーノフ
録音:2012年9月 サンクトペテルブルク




キング・インターナショナル(国内仕様盤)


KKC 5348
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.51
 「ライプツィヒ時代1727〜32年のカンタータ 」

  第195番「義しき者に光は幾度となく差し昇り」 BWV 195
  第192番「いざ、すべての者よ、神に感謝せよ」 BWV 192
  第157番「我はあなたを離さじ、我を祝福し給うまでは!」 BWV 157
  第120番a「主なる神、すべてを司る者」 BWV 120a
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
 BCJ カンタータ全集 Vol.51、ライプツィヒ時代、様々なイベントに捧げたカンタータ集

 収録:2011 年6 月17-21 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/80’18”、[BIS] BIS SA 1961、輸入盤・日本語解説&対訳付

 BCJ によるJ.S. バッハのカンタータ全集、最新SACD ハイブリッド盤。第51 巻は、1727 〜 32 年に作曲された4 つのカンタータを収録しています。この時期、バッハはカントルとしてトーマス教会のための作品を書く傍ら、副業として多くの機会作品を作曲しました。彼は市の参事会や宮廷、市民からの依頼を受け、冠婚葬祭、祝賀行事といった様々な儀式にあてたカンタータを残しています。本アルバムは、こうした機会作品に焦点を当てたプログラム。一度限りの演奏も多かった委嘱作品に対しても、真摯に作品を作り上げるバッハの姿勢が伺える充実の内容となっています。
 結婚式用に作曲された第195 番は、豪華な器楽編成と合唱隊を率いた華やかな祝祭カンタータ。一方、葬礼用に作曲された第157 番は室内楽的編成の器楽隊を伴う瞑想的な作品で、テノールとバスの美しい二重唱が聞きものです。鈴木雅明はこのカンタータの高音弦楽器にヴァイオリンではなくヴィオラ・ダモーレを用いており、作品全体によりいっそう哀悼と郷愁の響きを加えた演奏となっています。ブラシコヴァの煌びやかな声も絶品ですが、ゲンツを始め、男性陣の深く甘美な歌声にも聞き入ります。




国内ソニー



SICC-1690
\1250
日本初発売
 ギーレン&フランクフルト市立劇場オペラ管
  マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
フェイ・ロビンソン(ソプラノI、罪深き女)
マーガレット・マーシャル(ソプラノII、栄光の聖母)
ヒルデガルト・ハイヒェレ(ソプラノIII、懺悔する女)
オルトルン・ヴェンケル(アルトI、サマリアの女)
ヒルデガルト・ラウリヒ(アルトII、エジプトのマリア)
マロリー・ウォーカー(テノール、マリア崇敬の博士)
リチャード・スティルウェル(バリトン、法悦の教父)
サイモン・エステス(バス、瞑想する教父)
ヘッセン放送フィグーラル合唱団
フランクフルト聖歌隊
フランクフルト・ジングアカデミー
リンブルク大聖堂児童合唱団
エルンスト・ヴュルディンガー(オルガン)
フランクフルト市立劇場オペラ管弦楽団
指揮:ミヒャエル・ギーレン
 鬼才ギーレンがフランクフルト時代に残した貴重なマーラー演奏。日本初発売。
 1981年8月28日、フランクフルト・アルテオーパーのこけら落としを祝ったマーラー「一千人の交響曲」のライヴ・レコーディング。
 全曲72分という、DGのクーベリック盤をもしのぐ録音史上最速の演奏ながら、祝祭的な高揚感と精緻な彫琢の併存させえている点は壮年期のギーレンならでは。今やマーラーの大家として巨匠的存在になっているギーレンが、フランクフルト時代にメジャー・レーベルに正規録音として残した貴重な演奏の登場である。

 [録音]1981年8月28日、フランクフルト、アルテオーパーでのライヴ・レコーディング ADD/STEREO
 


SICC-10206
(2SACD Hybrid)
\5040
ハンス・ホッター・メモリアル・アルバム
 〜シューベルト:冬の旅&ドイツ・リートの夕べ1969

DISC1
シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911
 (1)おやすみ、(2)風見の旗
 (3)凍った涙、(4)凝結、(5)ぼだい樹、(6)あふれる涙
 (7)川の上で、(8)かえりみ
 (9)鬼火、(10)休息、(11)春の夢、(12)孤独
 (13)郵便馬車、(14)霜おく髪、(15)からす
 (16)最後の希望、(17)村にて、(18)あらしの朝
 (19)幻、(20)道しるべ、(21)宿、
 (22)勇気、(23)幻の太陽、(24)辻音楽師

DISC2
シューベルト:
 (1)人間の力の限り
 (2)春の小川に
 (3)泉に
 (4)ひめごと
 (5)ヘリオポリス(第2曲)
 (6)ドナウにて
シューマン:
 (1)新緑 作品35の4
 (2)だれがあなたを悩ませたのか 作品35の11
 (3)古いリュート 作品35の12
ブラームス:
 (1)喜びに満ちたぼくの女王よ 作品32の9
 (2)メロディーのように 作品105の1
 (3)セレナード 作品106の1
 (4)愛の歌 作品71の5
 (5)早くおいで 作品97の5
R.シュトラウス:
 (1)夜 作品10の3
 (2)みつけもの 作品56の1
 (3)胸の想い 作品21の1
 (4)夜の散歩 作品29の3
 (5)憩え,わが魂 作品27の1
レーヴェ:
 (1)魔王、 (2)追いかける鐘、
 (3)婚礼の歌
アンコール:
 R.シュトラウス:汝(なれ)こそわが心の冠 作品21の2
ハンス・ホッター(バス・バリトン)
ハンス・ドコウピル(ピアノ)
 ハンス・ホッター没後10年メモリアル・リリース
 ハンス・ホッターが1969年、5度目の来日を果たした際の東京文化会館での2回の演奏会のライヴ録音をホッター没後10年を機にSA-CDハイブリッド化。
 1968年3月創業のCBSソニーの最初期のクラシック国内制作の一つで、当時同社の専務取締役だった大賀典雄氏の熱意が生んだ企画でした。ハンス・ホッターが残した数少ないドイツ・リートのライヴ演奏の貴重な記録で、当時60歳で最円熟期にあったホッターの深遠で孤高の絶唱が最先端の機材で見事にとらえられています。
 DISC1のシューベルト「冬の旅」はLP時代から何度も再発されてきた定番ですが、DISC2のドイツ歌曲集(LPにして3面分)は初出以来再発売されなかった秘蔵音源で今回が初CD化となります。
 ソニーミュージックジャパン所蔵のオリジナル・アナログ・2chマスターからの2013年DSDマスタリング。初出LPのジャケットデザイン使用予定。ホッター手書きのアルバム・タイトル文字ほか、初出LPの解説やアーティスト写真を網羅した別冊解説書付き
 DISC2はLP初出以来の再発売で世界初CD化。オリジナル・アナログ・2chマスターからの2013年DSDマスタリング。
 歌詞・対訳付き 

 [録音]1969年4月2日、東京文化会館大ホールでのライヴ・レコーディング(DISC1)、1 969年3月25日、東京文化会館小ホールでのライヴ・レコーディング(DISC2)
 [オリジナル・レコーディング・ディレクター]相沢昭八郎
 [オリジナル・レコーディング・エンジニア]半田健一
 [初出LP]冬の旅、シューベルト:歌曲集=SONC-16007〜8-J(1969年10月発売)、シ ューマン、ブラームス、レーヴェ、シュトラウス=SONC-16013-J(1970年5月発売)
  オリジナル・アナログ2chマスターからのDSD Mastering

WARNER



2564639427
(3CD)
\2400
クラウディオ・アラウ/未発表音源集
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
  (録音:1947年1月20-21日)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番変ロ長調 K.570(録音:1951年)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
  (録音:1951年、第3,4楽章の別テイク録音付)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
  (録音:1950年、アビー・ロード・スタジオ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
  (録音:1947年、アビー・ロード・スタジオ)
 ショパン:スケルツォ第4番ホ長調 Op.54(録音:1950年)
 リスト:私のいとしい人(録音:1950年)
 ドビュッシー:ヴィーノの門(録音:1951年)
 グラナドス:マハと夜鳴きうぐいす(録音:1951年)
 ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47(録音:1939年)
 ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39(録音:1939年)
 ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.10-4(録音:1939年、ベルリン)
 ショパン:練習曲 変イ長調 Op.25-1(録音:1939年、ベルリン)
 ショパン:練習曲 ヘ短調 Op.25-2(録音:1929年、ベルリン)
 ショパン:前奏曲 ヘ長調 Op.28-23(録音:1929年、ベルリン)
 ショパン:ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3(録音:1928年)
 シューベルト/リスト編:セレナーデ(録音:1928年)
 リスト:憂鬱なワルツ(録音:1928年)
 リスト:エステ荘の噴水(録音:1928年)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
フィルハーモニア管
ベイジル・キャメロン指揮
モノラル

 巨匠クラウディオ・アラウのドイツ・エレクトローラとパーロフォン・レーベルに録音された未発表音源集。
 1927年にジュネーブ国際ピアノコンクールに1位入賞翌年に録音された音源や、ブラームスの協奏曲の正規盤としての初登場など、若かりしアラウの名演が最新リマスターで蘇ります。


<映像>


ERATO(映像)



2564636914
(2DVD)
\3000
ナタリー・デセイ(アントニア)
 リセウ大劇場
  オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」全曲
ナタリー・デセイ(アントニア)
キャスリーン・キム(オランピア)
タチヤナ・パヴロフスカヤ(ジュリエッタ)
マイケル・スパイレス(ホフマン)
ローラン・ナウリ(リンドルフ、コッペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット船長)、他
リセウ大劇場交響楽団&合唱団
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
演出:ローラン・ペリー
2013年2月、バルセロナ、リセウ大劇場(ライヴ)
画面:カラー、16:9  音声:PCMステレオ、DTS 5.1  字幕:仏、独、英、伊、西、カタルーニャ語  NTSC Region All

 名ソプラノ、デセイのオランピアのアリア「生け垣に小鳥たちが」の歌唱は、スター街道を上り詰めるきっかけをつかむこととなった歌ですが、この上演ではアントニア役で出演し悲劇的な彼女の繊細さを見事に表現しています。
 代わりにオランピア役はメトなどで絶賛をあびて名声をあげている魅力的なコロラトゥーラ ・ソプラノ歌手キャスリーン・キム。堪能的な魅力が印象的な最近実力を発揮してきたタチヤナ・パヴロフスカヤ。アメリカ人ながらフランス・オペラのベルカントとして話題のマイケル・スパイレス。4役をこなすベテラン、ローラン・ナウリなどが出演。最近話題の若手指揮者ステファン・ドヌーヴのシャープで小回りの利いた隅々までセンスあふれる指揮も、この作品の魅力をいっそう押し上げています。
 読みの深い演出家として評価の高いローラン・ペリの、エンターテイメントと芸術性を見事に兼ね備えた演出による、リセウ大劇場でのライヴをお楽しみください。














1/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA


ACD2 2404
\2000
モントリオール・バロック
 J.S.バッハ:カンタータ集Vol.5〜公現祭のためのカンタータ集

  カンタータ
   第81番「イエス眠り給いて、われ何をか望むべき」BWV81
   第72番「すべては神の御心のままに」BWV72
   第156番「わが片足すでに墓穴に入りぬ」BWV156
   第155番「わが神よ、いかに久しく」BWV155
モニカ・マウフ(S)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(B)
スージー・ナッパー(音楽監督)
エリック・ミルンズ(指)
モントリオール・バロック
 モントリオール・バロックによるカンタータ集第5 弾

 録音:2010 年6 月モントリオール・バロック・フェスティヴァル

 カナダを代表するバロック・アンサンブルのモントリオール・バロックがリリースしているOVPP(One Voice Per Part)を採用したバッハのカンタータ・シリーズ第5 弾。
 今回は「公現祭の後の日曜日」のためのカンタータを収録しています。待降節から始まったクリスマスシーズン最後の日を飾る公現祭は新暦年の1 月6日に祝われ、フランスなどではガレット・デ・ロワという焼き菓子を食べる習慣があります。第72 番のカンタータは、「すべては神の思いのままに」という強い信念が表現された美しく重厚な合唱と甘美なオーボエが印象的な作品。冒頭曲はミサ曲ト短調BWV235 に転用されています。
 エリック・ミルンズ率いるモントリオール・バロックの美しく静謐な世界と、実力派揃いのソリスト陣の見事な歌唱で、聖なる季節を締めくくっています。




BIS



BIS SA 2034
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アンドルー・リットンがジャズ・ピアノに挑戦!
 ア・トリビュート・トゥ・オスカー・ピーターソン/アンドルー・リットン

 (1) Lulu’s Back in Town / Harry Warren
 (2)’Round Midnight / Thelonius Monk Cootie Williams
 (3) Body and Soul / Johnny Green
 (4) A Child is Born / Thad Jones
 (5) Little Girl Blue / Richard Rodgers
 (6) Take the ‘A’ Train / Billy Strayhorn
 (7) Basin Street Blues / Spencer Williams
 (8) How Long Has This Been Going On / George Gershwin
 (9) The Nearness of You / Hoagy Carmichael
 (10) Over the Rainbow / Harold Arlen
 (11) Things Ain’t What They Used to Be / Mercer Ellington
 (12) Perdido / Juan Tizol
アンドルー・リットン
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 憧れのピーターソンに捧ぐ入魂の名曲集優雅で可憐なピーターソンの世界

 録音:2012 年11 月、ポットン・ホール、サフォーク州、イギリス/DDD、5.0 Surround Sound、54’00”

 SACD ハイブリッド盤。アメリカを代表する指揮者でピアニストのアンドルー・リットンがジャズ・ピアノに挑戦!「ア・トリビュート・トゥ・オスカー・ピーターソン」と題された当ディスクは“鍵盤の皇帝” の異名をとるジャズ・ピアノ界の殿堂、オスカー・ピーターソンへ捧げられたもので、ピーターソンが演奏していた曲の数々を収録しました。
 リットンがピーターソンの音楽に出会ったのは彼が16 歳の誕生日プレゼントでもらったLP がきっかけとなりました。LP から流れてくる演奏に衝撃を受けたようで、世界の名だたるクラシックの演奏者からは受けたことのない「神」の存在とも思える強烈な印象を得たそうです。
 リットンの演奏はピーターソンの特徴とも言えるストライドピアノ、さらにゴスペルらしいハーモニーも取り入れており、超絶だけではなく優雅でもあったピーターソンの世界観が表現された見事な演奏です。ジャズでありながらクラシックの演奏者らしいタッチで、ガーシュインなどを彷彿とさせる古き良きアメリカがこの1 枚に凝縮されています。なお、当録音はピーターソンが愛奏していたことでも知られているベーゼンドルファー社製のピアノを使用しています。

 アンドルー・リットン(1959 〜)
 ニューヨーク生まれのリットンは、これまでボーンマス交響楽団、ダラス交響楽団を歴任、またベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めるなどその実力を発揮してきました。優れたバランス感覚でもて手堅く全体をまとめながら、作品の美質を自然に表し出すところに特徴があります。古典から現代までとレパートリーも広く、ピアニストとしてもその実力を発揮しております。



 


BIS 1967
\2500→\2290
遂に完結!
 C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集Vol.20

  (1)チェンバロとピアノのための二重協奏曲 変ホ長調 Wq.47
  (2)2つのチェンバロのための二重協奏曲 ヘ長調 Wq.46
  (3)ソナティナ Wq.109
ミクローシュ・シュパーニ(ハープシコード)
マールタ・アーブラハーム(指揮)
コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト
(1)タマーシュ・セケンディ(フォルテピアノ)
(2)(3)クリスティアーノ・ホルツ(ハープシコード)
(3)ペーテル・シュッツ(指揮)
 2014 年C.P.E バッハ生誕300 年記念。遂に完結!最後を飾るC.P.E.バッハの鍵盤協奏曲集の第20 弾は2 台のための協奏曲!正統派シュパーニによる正真正銘の解釈

 録音:(1)2012 年4 月、(2)(3)2013 年8 月/フェニックス・スタジオ(ハンガリー)/DDD、59’48”

 2014 年に生誕300 周年を迎えるC.P.E. バッハ。記念すべき300 周年に向けて1995 年より開始した録音・リリースが遂に完結です。第20 集は2台の鍵盤楽器のための協奏曲です。
 演奏はシリーズ当初から担当しているミクローシュ・シュパーニ。録音を開始した際、シュパーニは「全集を実現することは決して単純な課題ではなく、ことにそれが初期の作曲家の作品を含めばなおさらである。このシリーズで私たちは、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの、鍵盤楽器独奏と伴奏アンサンブルのための、疑いない正統な作品のすべてをご紹介する。私たちの目標は、これらの作品演奏の可能性への全般の見通しを与えることなので、この録音は作品の現存する資料と正統的な演奏習慣の徹底した研究に基づいている。私たちはオリジナルの資料をもとに“正統性” である楽器を選択して演奏している。」と語っており、まさに正真正銘、本物の解釈のもと演奏されました。これら膨大な作品に対して時間をかけ、着実に録音活動をしてきたシュパーニにでしか表現することのできない解釈で演奏されました。2014 年、C.P.E. バッハの生誕300 周年を記念すべきアルバムの中でも随一の全集が完成しました。

 ■ミクローシュ・シュパーニ
 1962 年にブダペスト生まれ。フランツ・リスト音楽アカデミーで、フェレンツ・ゲルゲイとヤーノシュ・セバスティエーンに師事し、オルガンとチェンバロを学んだ。さらにフレミッシュ王立音楽院でジョス・ファン・インマゼールに、ミュンヘン音楽大学でヘトヴィヒ・ビルグラムにも学んだ。4 つの鍵盤楽器(オルガン、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)のソリストとしてヨーロッパ各国で演奏するほか、通奏低音奏者としても様々なオーケストラやバロック・アンサンブルと共演している。1984 年ナント及び1987 年パリで開かれた国際チェンバロ・コンクールで第1 位に輝いている。この何年にもわたって、C.P.E. バッハの作品の演奏・録音と研究のスペシャリストとして世界各国で高い評価を得ている。





C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集
絶対お薦めのVol.17&18、そして19

BIS 1687
\2500→\2290
C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集 Vol.17
 ①チェンバロ協奏曲ヘ長調 Wq42 (H471)
 ②ピアノ協奏曲変ホ長調 Wq41 (H469)
 ③同ハ短調 Wq31 (H441)
ミクローシュ・シュパーニ
 (Cem、タンジェント・ピアノ、指揮)、
ペトリ・タピオ・マッツォン(指)
アンサンブル・オーパスX
 古典派アルバムでものすごい傑作アルバムに出会うと、期待が大きくない分衝撃がでかい。

 ここでのエマニュエル・バッハの作品群も、たいして有名な作品じゃなかったので全然期待していなかったのだが、これがなんとも素敵だった。
 中間楽章は若干間延びするところもあるので完全無欠の傑作ではない。しかし古典派の快作がときおり放つ、時代を超越した音楽花火のようなところが随所に出てくる。その激しさ、美しさ、繊細さ、・・・もう抜群である。
 たとえばかっこよさだったらWq42とWq41の第1楽章。その大海原の帆船から水平線を見晴るかすような爽快さ!そして繊細さならWq42の第3楽章。なにげないチェンバロとオーケストラのやりとりが何とも絶妙。そのあまりにさりげない芸当に、なんとなく貴族的なぜいたく気分すら味わえる。

 しかしすごいのは・・・最後のWq31。
 とくにその第1楽章。
 この天国的に美しく、そして切ない感性。
 「ギャラント様式」?「多感様式」?そんな言葉はどうでもいい。美しいのである。かっこいいのである。
 モーツァルトとも違う。もっとぎこちない素朴さがある。
 ベートーヴェンとも違う。もっと壊れ易い。
 もちろん親父さんとも違う。もっと人間臭い。
 マンハイムの連中やボヘミアの連中とも違う。あんなに直情的じゃない。
 これはエマニュエル・バッハだけが作り上げることができた宝石のような傑作。
 だてにたくさんの作品を書いてない。だてにフリードリヒ大王にかわいがられていたわけではない。だてに大都市ハンブルクの音楽界を牛耳っていたわけではない。
 
 天才だったのだ。
C P E Bach - Complete Keyboard Concertos, Volume 18
BIS 1787
\2500→\2290
ミクローシュ・シュパーニ
 C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲全集Vol.18

 (1)協奏曲 ヘ長調Wq43/1(H471)
 (2)協奏曲 ニ長調Wq43/2(H472)
 (3)協奏曲 変ホ長調Wq43/3(H473)
 (4)協奏曲 ハ短調Wq43/4(H474)
ミクローシュ・シュパーニ(Cem)
マールタ・アブラハム(指)
コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト
 充実。シュパーニ久々の協奏曲リリース

[ 録音:2011 年11 月/フェニックス・スタジオ(ハンガリー)]/DDD、68’12”


 ようやく出て来た。3年前に衝撃を受けて、クラシック視聴人生すら大きく揺るがされたシュパーニのC.P.E.バッハ/チェンバロ協奏曲集第17弾。
 前回はその伴奏オケにも強く感銘を受けたのだが、おっと、今回の最新作はまたオケを変えて来た。ハンガリーのマールタ・アブラハム率いる古楽器団体コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト。今回はオケの規模が大きくなることから、シュパーニはこの数年かけてパートナーとなる新たなオケを探していたのだ。そしてようやくおめがねにかなうところが現れたということである。



 シュパーニが見つけてきたこのマールタ・アブラハムとコンチェルト・アルモニコ・ブダペスト、一体どんな人たちかというと・・・。
 マルタ・アブラハムはしっかりしたサイトもあって(こちら)、そこでの演奏を聴いてもかなりのつわものと見た。要注意。


旧譜
マルタ・アブラハムのアルバム
Sandor Balassa: Violin Concerto No. 3
HUNGAROTON
HCD 32355
\2200→\1990
シャンドル・バラッサ:
 太陽の息子op.54
 牧歌とロンドop.66
 ヴァイオリオン協奏曲第3番
マルタ・アブラハム(Vn)、
ペテル・フュゼス(Hr)
アダム・メドヴェチュキー指揮
ハンガリー放送響
例えていうなら12音技法に進む前のシェーンベルク、あるいはフランス5人組。
徒に技法に走らなかったことが災いして一時は冷や飯組になっても自分の道を貫いてきた孤高の保守派バラッサ(1935年生まれ)の作品集。録音:1999年、2000年


 マールタ・アブラハム


BIS 1957
\2500→\2290
いま、エマニュエル・バッハを聴かなくて何を聴く?
 C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集Vol.19

  (1)チェンバロ協奏曲ト長調Wq43/5 (H475)
  (2)同ハ長調Wq43/6 (H476)
  (3)同ニ長調Wq45 (H478)
  (4)ピアノ協奏曲ト長調Wq44 (H477)
ミクローシュ・シュパーニ(Cem,Pf, 指)
マールタ・アーブラハーム(指)
コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト
 チェンバロ末期の進化を最大限に発揮したC.P.E.バッハの協奏曲

 [ 録音:2012年4 月/フェニックス・スタジオ(ハンガリー)]/DDD、65’04”

 前アルバム「協奏曲全集Vol.18 」(BIS.1787) に続くWq43 の残り2 篇とWq44、45 を集めた充実アルバム。C.P.E. バッハの協奏曲シリーズもいよいよ大詰め。今回使用しているチェンバロは1745 年のコピー。バッハ時代に北ドイツへ大量に輸入されたイギリス製の音の増幅装置付き楽器。チェンバロにもかかわらず、C.P.E. バッハが楽譜にクレッシェンドやディミヌエンドの指示をつけているのは、この楽器を想定しているゆえで、作曲者の思い描いた音響が再現されます。Wq.44 は1798 年製イギリス、ブロードウッド社のフォルテピアノを使用。シュパーニの名人芸が光ります。


 

BIS SA 1969
(SACD HYBRID)
\2600
フランス、オルガン作品集
 (1)シャルル・トゥルヌミール(1870-1939)(マルセル・デュプレ編曲):
  コラール即興曲『復活のいけにえに』
 (2)ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):幻想的小品集より
  [月の光/トッカータ/即興曲/ウェストミンスターの鐘]
 (3)オリヴィエ・メシアン(1908-92):天上の宴
 (4)マルセル・デュプレ(1886-1971):前奏曲とフーガ ロ長調 Op.7-1
 (5)モーリス・デュリュフレ(1902-86):組曲Op.5
ペトゥル・サカリ(オルガン)
 優秀録音。圧巻のサウンドが楽しめるウェストミンスターの鐘!!20 歳の若手天才オルガニスト、サカリによるフランス、オルガン作品集

 録音:2013 年4 月、サンテティエンヌ・デュ・モン教会、パリ(フランス)/DDD、5.0 Surround Sound、74’02”

 SACD ハイブリッド盤。天才若手オルガニスト、ペトゥル・サカリによる珠玉のフランス、オルガン作品集です。当録音時、サカリは20 歳でしたが信じられないほどの完成度と若々しさ満ちた大迫力の演奏を披露。BIS ならではの高音質録音により空気感と立体感をお楽しみいただけます。
 1992 年フィンランド生まれのペトゥル・サカリは音楽家の両親のもと、幼少のころよりチェロを習っていましたが、両親とともにロードス島でのオルガン・リサイタルに聴きに行った際にオルガンに魅了され、故郷のヘルシンキに戻りすぐに鍵盤楽器を習い始めました。2005 年、サカリがわずか13 歳でリサイタル・デビュー、その後はヨーロッパを中心に積極的に演奏活動をしております。近年はフィンランドのオルガンの名手、カレヴィ・キヴィニエミの助言によりフランス作品も積極的に取り組んでおります。類まれな才能は当演奏でも証明されています。
 当ディスクではフランスを代表するオルガニストが作曲した傑作が収録されておりますが、中でもヴィエルヌ(フランク、ヴィドールに師事をしたオルガニスト)のウェストミンスターの鐘は圧巻です!誰もが一度は耳にしたことのある鐘の音。曲の冒頭は遠くから聴こえてくる小さな鐘の音ですが、その音に導かれるように教会に近づいていくような感じです。徐々に音量は増し、最後に教会内で大オルガンを目の前にしたかのような大迫力サウンドは一度聴いたら忘れられません。この演奏効果は音量の強弱を調性することができるペダルが備え付けられているフランス・オルガンならではの特徴です。この他、メシアンの天上の宴、デュプレの前奏曲とフーガ ロ長調、デュリュフレの組曲など、いずれも名曲が収録されております。
 


BIS SA 1786
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
トーマス・ダウスゴー&スウェーデン室内管
 シューベルト:交響曲シリーズ第3 弾

 (1)交響曲第3番ニ長調D.200
 (2)交響曲第4番ハ短調「悲劇的」D.417
 (3)交響曲第5番変ロ長調D.485
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
 録音:(3)2009 年5 月、(1)2010 年1 月、(2)2010 年5 月&2011 年8 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DDD、5.0 Surround Sound、80’58”

 SACD ハイブリッド盤。ダウスゴーとスウェーデン室内管弦楽団によるシューベルト交響曲シリーズの第3 弾が早くも登場です。
 今回は歌曲作曲家としてのシューベルトの面目をはっきりと示し全体的に明るさと朗らかさが漂う第3 番、「悲劇的」の副題で知られる名曲第4 番、ロココ的で小市民的な生活感情を象徴しているとも言われる第5 番が収録されております。今回も現代的感覚満点の鮮烈オーケストレーションでシューベルトの交響曲における新たな魅力を引き出しております!
 ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS やSIMAX レーベルに積極的に録音しています。中でもシューマン、ベートーヴェンの交響曲集は極めて大胆な解釈は絶賛されております。当シューベルトのシリーズも彼らの代表録音となる充実の演奏内容です。
 


BIS 9047
(3CD)
\5000→\4490
セーゲルダムの隠れた名録音
 レーガー:管弦楽作品集

Disc 1
 (1)モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132/
 (2)ある悲劇のための交響的プロローグOp.108
Disc 2
 (3)ピアノ協奏曲ヘ短調Op.114/(4)組曲 Op.93
Disc 3
 (5)ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガOp.86/
 (6)バレエ組曲Op.130/(7)4つのベックリンによる音の絵Op.128
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
ノールショピング交響楽団
(3)ルーヴェ・デルウィンガー(ピアノ)
 フィンランドが生んだ指揮者セーゲルダムの隠れた名録音、レーガーの管弦楽作品集が3 枚組のセットで再登場

 録音:(5)(6)1993 年5 月、(7)1993 年8 月、(3)(4)1994 年12 月、(1)1995 年10 月、(2)1996 年3 月/スウェーデン/DDD、3h23’54”

 セーゲルダムがBISレーベルに録音した中でも隠れた名演として知られるレーガーの管弦楽作品の3枚のアルバムが嬉しいセットで再登場致します。
 レーガーは後期ロマン主義の重厚な作風で、またバッハの様式の再現としての擬古典的作品なども多く、それらの特徴は管弦楽作品にもあらわれております。
 特にこれらの作品のオーケストレーションは緻密な設計、主題の変形操作法、線的対位法の技巧が散りばめられ、ワーグナーなどの新ドイツ・ロマン派、さらにはフランスの印象主義などの新しい和声法をとりいれ、これらを線的対位法と結合させたことによりレーガー独自の様式を作り出しました。
 レーガーの管弦楽作品の中でもモーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132 は有名な作品で、あのトルコ行進曲の第一楽章の変奏曲の主題が登場します。馴染みのメロディがレーガーにより新しい側面を見出してくれます。清潔で各声部を鮮やかに明滅させながら、きわめて懐の深い音楽性を備えたセーゲルスタムの当録音集は貴重な演奏です。




HAENSSLER


98 028
\2300
ナポリの宝物 ハラハ・コレクションのリコーダー・ソナタ集!
 (1)ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):ソナタ 変ロ長調
 (2)レオナルド・レオ(1694-1744):ソナタ ニ短調
 (3)ニコラ・フィオレンツァ(1700-1764):ソナタ イ短調
 (4)ジョヴァンニ・アントニオ・ピアニ(1678-1760):ソナタ ホ短調
 (5)フランコ・サルティ:ソナタ ト短調
 (6)バルダサーレ・フェデリーチ:ソナタ ヘ長調
 (7)ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):ソナタ イ短調
 (8)同:ソナタ ハ短調
 (9)ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):ソナタ ヘ長調
ダニエル・ローテルト(リコーダー)
ルカ・クィンタヴィレ(チェンバロ)
 注目必至の若手リコーダー奏者、ダニエル・ローテルトと俊英チェンバリスト、クィンタヴィレによる1700 年代初頭、ハラハ・コレクションのリコーダー・ソナタ集!

 録音:2013 年、カンマームジークザール、ドイツ/DDD、73’11”

 このアルバムは18 世紀に最も権威を持ったオーストリアの外交官の一人であるハラハ(1669-1742)が所有していたと言われる楽譜から1707-1733 年にかけて作曲された様々な作曲家のリコーダー作品を集めて収録されました。「ナポリの宝物」と題された通りイタリアに関係の深い作品ばかりで、陽光に照らされたかのような煌めく音楽を楽しむことができます。
 ローテルトの演奏は、完璧なテクニックと瑞々しい若々しさで非常に心地よい演奏を聴かせてくれます。歯切れのよいリコーダーの奏法は撥弦楽器であるチェンバロとの相性も抜群で、まるで二つの楽器が溶け合うように演奏しております。今後の活躍も期待せずにはいられない注目盤と言えましょう。
 


98 029
\2300→\2090
ミネッティ・クァルテット、いよいよベートーヴェンに!
 ベートーヴェン:
  (1)弦楽四重奏曲第4番 ハ短調Op.18-42
  (2)弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95
  (3)弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
ミネッティ・クァルテット
 [マリア・エーマー(1stVn)、
  アンナ・クノップ(2ndVn)、
  ミラン・ミロジチク(Va)、
  レオンハルト・ロチェック(Vc)]
 世界が注目する若手四重奏団、ミネッティ・クァルテット、サード・アルバムはベートーヴェン

 録音:2013 年4 月29 日-5 月2 日、ウィーン王宮礼拝堂/DDD、66’59”

 2008 年に初来日し話題となった若手四重奏団ミネッティ・クァルテット。デビュー・アルバムのハイドン(98 589)、続くセカンド・アルバムのメンデルスゾーン(98 645)が好評の中、期待のサード・アルバムは名曲セリオーソを含むベートーヴェンが発売されます!
 ヴィオラのミラン・ミロジチクが新メンバーとなり、ミネッティ・クァルテットの瑞々しく溌溂とした演奏にさらに磨きがかかり、積極的に絡み合う楽器同士のアンサンブルを聴かせてくれます。
 ミネッティ・クァルテットは2003 年に結成された新進気鋭の若手アンサンブル団体。ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006 年にグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール最高位をはじめとする輝かしい受賞歴を持つ実力派です。
 2008/2009 シーズンに行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国を回り、好評を博したミネッティ・クァルテット。世界的活躍に期待必至です!


 最新メンバー。ミューズ二人は相変わらず美しい。


ミネッティ四重奏団旧譜

98 589
\2300→¥2090
ハイドン:弦楽四重奏曲集
 ①第66番ト長調Op.64-4
 ②第74番ト短調Op.74-3「騎士」
 ③第79番ニ長調Op.76-5「ラルゴ」
ミネッティ四重奏団
マリア・エーマー(Vn)、
アンナ・クノップ(Vn)
マルクス・フーバー(Va)、
レオンハルト・ロチェック(Vc)
録音:①2008年2月②2008年10月③2008年12月
オーストリア、ブルゲンラント、フランツ・リスト・センター・ライディング

 ジャケ写をみてのけぞった。
 こんな美男美女が集まってクァルテットを結成して、しかもアイドル・グループなどではなく超・実力派で、先日の日本公演も大盛況だったというのだからたまらない。
 2003年結成の新鋭ミネッティ・クァルテット。アルバン・ベルク四重奏団やアルティス四重奏団といった、同じオーストリア勢の名アンサンブルのメンバーに師事。
 すでにヨーロッパでは着実にキャリアを積み上げていて、2007年のフィレンツェのリンボッティ国際弦楽四重奏コンクール第1位をはじめコンクール入賞歴も数多く、今シーズンは2008年10月にアムステルダムのコンセルトへボウ、2009年に入り4月にウィーンのムジークフェラインザール、6月にバーデン=バーデンなど主要な会場でのコンサートも注目を集めているという。
 そんな彼らのデビュー・アルバムは、2008年11月の初来日公演の折にも話題を呼んだハイドン。なにせウィーンのヨーゼフ・ハイドン・コンクールでハイドン賞に輝いたというから思い入れもたっぷりということらしい。まさに自信の演目。要注目です。

*****

 その来日公演は名古屋でも行われた。マリアとアンナ。信じられないかもしれないが実物はジャケットよりも美しい。誰もがはっと息を呑むようなモデル系美人のマリアと、その後ろで一歩引いて楚々としているがよくみると実はものすごい美人だったという感じのアンナ。こんな対照的な二人をよく見つけてきたな・・・映画や漫画のような取り合わせ。まるでステージがエーゲ海の宮殿のようだった。
 で、演奏はどうかって?いやいや、これがなかなかのもので、とくに「騎士」のリズミカルな激しさ面白さというのはちょっと普段聴けない。とにかく聴いていてかっこいいし、面白い。単純にそれだけですごい。ハイドンで名を成したというのは全くだてじゃない。CDのほうは実演と比べるとさすがにちょっとおとなしいが、何度も何度も聴きたくなる質の高いアルバム。ハイドンはこれから面白くなってくるなあ。
 

98 645
\2300→\2090
メンデルスゾーン:
  (1)弦楽四重奏曲第2番 イ短調
  (2)弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調
ミネッティ・クァルテット
 マリア・エーマー(Vn)、
  アンナ・クノップ(Vn),
  マルクス・フーバー(Va)、
  レオンハルト・ロチェック(Vc)

録音:2011 年4 月19-20 日、2011 年6 月7-8 日、ウィーン王宮礼拝堂/51’01”

 2008 年に初来日し、その翌年にリリースしたハイドンのデビューアルバム(98 589)も好評のミネッティ・クァルテットが待望の新譜をリリース!若きメンデルスゾーンが作曲した弦楽四重奏曲2 つが収録されています。
 第2 番はベートーヴェンが亡くなった1827 年に作られた作品で、ベートーヴェンの作品を想起させるモチーフを多く含んだオマージュ作品としてよく知られる楽曲。その2 年後に作曲された第1 番は「B.P. のための四重奏曲」と題され、当時メンデルスゾーンの恋人だったベティ・ピストアのために書かれた作品です。いずれの作品もメンデルスゾーンならではの流麗かつ爽やかな曲調にあふれており、清澄な旋律の数々に心洗われます。若手らしい瑞々しく溌溂とした演奏で高い評価を受けるミネッティ・クァルテットのメンデルスゾーンとあって、注目必至のアルバムといえましょう!







TYXART

TXA 13026
\2500
マラン・マレの世界
 マレ:フォリアによるクプレ(抜粋)
 ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:組曲 ハ長調
 マレ:さすらい人のロンドー、人間の声
 ドマシー:組曲 ニ短調
 A.フォルクレ:ラ・トロンキン
 J=B.フォルクレ:ラ・デュ・ヴォーセル
 ド・ヴィゼー:シャコンヌ
 マレ:末っ子マレを偲んで
 L.クープラン:シャコンヌ
 F.クープラン:組曲 ハ長調
 サント=コロンブ:シャコンヌ、ガヴォット
 マレ:夢見る人
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロザリオ・コンテ(テオルボ)
ラルフ・ヴァルトナー(クラヴサン)
 若手実力派ガンバ奏者ラッティンガーのマレ

 録音:2008 年3-4 月(2013 年リマスタリング)/66’35

 17 & 18 世紀のヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ集(TXA12016)で多彩な演奏を聴かせたオーストリアが誇る若手屈指の実力派、ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガーによる、マラン・マレと同時代の作曲家を集めた作品集。
 ヴィオラ・ダ・ガンバは、ルネッサンス、バロック時代に全盛を極め、フランス・バロック期最大のガンバ奏者・作曲家マラン・マレは、太陽王ルイ14世の宮廷に仕え、ガンバのための優れた作品を数多く残しました。そのマレと彼と同時代の作曲家たち、ルイ・ド・ケ=デルヴロワ、ドマシー、フォルクレ、クープラン、そしてサント=コロンブらのヴィオラ・ダ・ガンバ作品を集めたアルバムです。フランス宮廷を彩った雅なる響きをラッティンガーの見事な演奏で堪能することができます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CARDELLINO RECORDS



CAR 0001
(2CD)
\2600→\2390
旧ソ連時代のテミルカーノフ&キーロフ劇場管
 マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(Sop)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(A)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
キーロフ(マリインスキー)劇場管弦楽団、合唱団
 初CD 化! 来日公演も期待のテミルカーノフの「復活」。旧ソ連時代にテミルカーノフが、かくも凄い演奏を残していた!

 録音:1980 年5 月(セッション録音)/キーロフ(マリインスキー)劇場(旧レニングラード)/ADD、24bit digital remastering、Stereo、79’ 59”

 テミルカーノフといえば、サンクトペテルブルグ・フィルの音楽監督として君臨していますが、1977 年から88 年まで、キーロフ(現マリインスキー)劇場の芸術監督、首席指揮者を務めていました。1980 年、まだバリバリのソ連時代に何とマーラーの、それも宗教的な色彩を持つ交響曲第2 番「復活」を録音していました。
 旧ソ連でマーラーに力を入れていた指揮者といえばコンドラシンを思い出しますが、残念なことに彼は交響曲第2 番の録音を残していません。それを補って余りある演奏・録音がこのテミルカーノフ盤と申せましょう。旧ソ連時代のオーケストラならではの迫力と大きさ、緊張感に改めて感心させられます。さらに合唱の凄さはロシアならではで、弱音でも底知れぬ深みと表現力を見せてくれます。独唱陣もソ連時代にキーロフのプリマだった実力派で、ロシア・オペラの一場面さえ彷彿させます。テミルカーノフの統率力も見事の一言に尽きるもので、これほど筋肉質に引き締まった「復活」も珍しいと申せましょう。
 マーラーの交響曲第2 番は1920-30 年代のソ連で頻繁に演奏されましたが、その後イデオロギー的・政治的理由によりレパートリーから消え、1962 年にロジェストヴェンスキーにより蘇演されました。それを人気作にしたのがテミルカーノフで、1973 年以来たびたび演奏し、絶賛されました。もともとマーラーの音楽にはスラヴ的な要素が多く、テミルカーノフの演奏で聴くと、ある時はチャイコフスキー、ある時はショスタコーヴィチの音楽を思い起させ興味津々です。
 かつてメロディアからLP 発売されたこともありますが、今回ペテルブルグ・レコーディング・スタジオでオリジナルのアナログ・マスターから24bit リマスタリングを施され、鮮明な音が蘇りました。




HMF


hm GOLDシリーズ



HMG 501914
\1800→\1690
アレクサンドル・メルニコフ( ピアノ)
 スクリャービン:

 (1)前奏曲 ホ短調 op.11-4
 (2)ソナタ第2番 嬰ト短調 op.19  (3)2つの詩 op.32
 (4)幻想曲 ロ短調 op.28 (5)アルバムのページ op.45-1
 (6)2つの小品 op.57 (7)ソナタ第3番 嬰ヘ短調 op.23
 (8)5つの前奏曲 op.74 (9)皮肉 op.56-2
 (10)ソナタ第9番「黒ミサ」 op.68 (11)マズルカ op.24-3
アレクサンドル・メルニコフ( ピアノ)
 艶のある音色、ロシア色濃厚なスクリャービン

 録音:2005 年10 月/テルデックス・スタジオ・ベルリン/68’10

 1973 年生まれのメルニコフのハルモアムンディ・デビュー盤(HMN 911914( 廃盤))。艶のある音色と熱さを秘めた音楽運びは発売時にもレコ芸特選など非常に高く評価されました。第3 番終楽章での押し寄せる激情、マズルカop.24-3 で魅せる繊細さなど、メルニコフがスクリャービンの作品の神髄を見事に描き切っています。
 


HMG 501921
\1800→\1690
フィリプ・フェヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団
 ブルックナー:
  交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
   (ノヴァーク版)
フィリプ・フェヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
 冒頭のトレモロ、ホルンの音色から釘付け!ヘレヴェッヘによるセンセーショナルなブルックナー

 録音:2005 年10 月

 ヘレヴェッヘ&手兵シャンゼリゼ管によるブルックナー。美しいハーモニーを作り上げることにかけては天下一品のヘレヴェッヘ。すでに第1 楽章冒頭の弦のトレモロが鳴り出す瞬間から釘づけで、弱音の繊細な表情はオリジナル楽器のオケならでは。主部に入ってからも見違えるように生気を取り戻したような音楽。ヴァイオリン両翼型配置のオケが立体的にこだまする、陰影豊かなアンダンテ。このあたり彼のバッハにも通じる深遠な世界が拡がります。
 力強く弾むスケルツォから充実し切ったフィナーレにかけての金管群の剛毅な響きも格別。もう曲が閉じられるまでがあっという間。すばらしい録音です。
 


HMG 501251
\1800→\1690
フィリップ・ヘレヴェッヘ&シャペル・ロワイヤル
 アンドレ・カンプラ(1660-1744):レクイエム
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
エリザベス・ボウドリー、
 モニク・ザネッティ(ソプラノ)
ジョゼ・ベネ(オート・コントル)
ジョン・エルウェズ(テノール)
スティーヴン・ヴァーコー(バス)
シャペル・ロワイヤル
 降り注ぐ一条の清澄な陽光がもたらす、静かな祈りと安らぎの空間。

 録音:1986 年8 月

 ノートルダム大聖堂楽長カンプラが次々発表する舞台作品は、謹厳な要職にはふさわしくない、と物議をかもしたそうですが、このレクイエムにもそうした性格が窺えます。穏やかで平明な抒情と牧歌的情緒が、彼の生地、南仏プロヴァンスの自然を思わせるようです。ひとつひとつを含めるように紡ぐ響きは、差し込む光のように暖かく清澄です。
 


HMG 501802
\1800→\1690
ケント・ナガノ(指)&ベルリン・ドイツ響
 ベートーヴェン:
  オラトリオ「オリブ山上のキリスト」Op.85
ルバ・オルゴナソヴァ(S)
プラシド・ドミンゴ(T)
アンドレアス・シュミット(Br)
ケント・ナガノ(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団
ベルリン放送合唱団
 苦悩に満ちたドミンゴのイエス

 録音:2002 年9 月

 ケント・ナガノ、HMF 初登場盤、超豪華メンバーによるベートーヴェン唯一のオラトリオ「オリブ山上のキリスト」の復活です(SACD HYBRID でしたが、ここでは通常盤CD となります)。イエスが十字架にかけられる前にオリブ山(ゲッセマネの丘)に登って苦悩を語る場面が描かれたこのオラトリオ。
 イエス(テノール)、天使セラフイム(ソプラノ)、ペテロ(バス)の独唱・重唱に、天使、弟子、兵士の合唱が加わり、曲が進行していきます。ちょうどハイリゲンシュタットの遺書を書いた頃の作品だけあって、苦悩色に満ちた作品。エロイカと同時期に作曲されたため、やや埋もれてしまっている感もありますが、第九を理解するうえでも避けて通れない重要な作品の、まさに決定的な名演といえるでしょう。ドミンゴは今やバリトン歌手としても活動していますが、ここではもちろんテノールとして苦悩に満ちたイエス役を熱唱しています。ナガノ率いるベルリン・ドイツ響の明晰な伴奏も圧巻です。
 


HMG 501521
\1800→\1690
コンラート・ヒュンテラー
 J.ハイドン(1732 −1809):フルート三重奏曲集
  第28番 ニ長調 Hob.XV:16
  第29番 ト長調 Hob.XV:15
  第30番 へ長調 Hob.XV:17
パトリック・コーエン
 (フォルテピアノ/
  アントン・ヴァルター製
   (1790 年頃))
コンラート・ヒュンテラー(フルート)
クリストフ・コワン(チェロ/ Testore, 1758)
 典雅で明るい魅力に満ちたハイドンのフルート三重奏曲集

 録音:1994 年6 月

 コンラート・ヒュンテラー(1947 年生まれ)は、コレギウム・アウレウム、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、18 世紀オーケストラなどで活躍の名手、コーエンとコワンの三人が繰り広げるアンサンブルは典雅で極上のたのしさに満ちています。
 


HMG 501922
\1800→\1690
ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
 音楽芸術の第5元素〜The quintessence of a musical art~
  (1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」 
  (2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
  (3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
 ウエルガス・アンサンブルによる声の饗宴

 録音:2005 年11 月

 厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナのミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらが織り成す音響世界は、ヨーロッパの四大元素として考えられていた空気・火・地・水以外の、普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているといえるでしょう。ネーヴェル率いるウエルガス・アンサンブルの精鋭たちが織り成す、声の饗宴を味わうことのできる1 枚となっています。
 


HMG 501732
\1800→\1690
パオロ・ダ・フィレンツェ(1390〜1425):
 マドリガル集〜見つめるナルシス

  (1)「波荒き暗礁の中にて」 (2)「さすらう鳥は」
  (3)「愛よ、教えておくれ」 (4)「レーナ、貞節にして」 
  (5)エスタンピー「イサベッラ」(器楽曲)
  (6)「もはや不幸では」 (7)「ビーナス(ウェヌス)は」
  (8)エスタンピー(器楽曲) (9)「喜べ、フィレンツェよ」
  (10)「美しき鷹は」 (11)エスタンピー(器楽曲)
ペドロ・メメルスドルフ(指)
マーラ・プニカ
 約700 年前のフィレンツェ

 録音:1999 年9 月ボローニャ

 15 世紀初頭のフィレンツェの大修道院長にして歌手でもあったドン・パオロ・ディ・マルコの作品集。当時の人々には衝撃的であったろう技巧を尽くしたマドリガルなども多くのこしています。約700 年前の音楽作品の力強さを実感する1 枚。
 


HMG 501842
\1800→\1690
ウェルナー・ギューラ(T)
 シューマン:リーダークライスOp.24
 クララ・シューマン:
  あの方は来ましたOp.12− 2
  なぜあなたは周りの人にたずねるのOp.12-11
  ひそやかな語らいOp.23− 3
  わたしは暗い夢のなかにいたOp.13− 1
  彼らは愛し合っていたOp.13 − 2
  どうして泣くの、小さな花よOp.23 − 1
  それは響くような日Op.23−5
 ブラームス:ドイツ民謡集WoO.33から(10曲)
ウェルナー・ギューラ(T)
クリストフ・ベルナー
 (P;1877-78年製
  フリードリヒ・エールバー・
   ピアノ使用)
 ギューラが紡ぐ、シューマンとクララ・シューマン、そしてブラームスが織り成す世界

 録音:2003 年11 月

 シューマン、シューマンの妻クララ・シューマン、そして二人にとって大切な仲間であったブラームス、三人による珠玉の歌曲集。シューマンの歌曲に触発されてブラームスも歌曲を書くようになり、深い愛情を持っていた民謡からの作曲にも力を入れるようになります。クララ・シューマンの歌曲も美しいものばかり。彼らの間に交わされた手紙の文章も掲載されており、ロマン派時代の重要な歌曲が生みだされる様がリアルタイムに感じられるようです。
 


HMG 501734
\1800→\1690
クリード& RIAS 室内合唱団
 ブリテン:「神聖と世俗」Op.91
 ヴォーン=ウィリアムズ:3つのシェークスピア歌曲
 エルガー:パート・ソング集(1904)
 スタンフォード:「青い鳥」
 ディーリアス:2つの無伴奏パート・ソング集
マルクス・クリード(指)
RIAS 室内合唱団
 クリード& RIAS 室内合唱団によるブリテンの最晩年曲「神聖と世俗」

 録音:2000 年10 月

 独伊の合唱曲レパートリーを録音してきたクリード& RIAS 室内合唱団によるイギリスもの。彼らの安定した素晴らしい技術と、高い音楽性は、合唱曲の宝庫、イギリスのレパートリーも自家薬籠中の出来に仕上げています。また、アルバム自体が1905 年作のエルガーの「パート・ソング」(混声合唱)から、ブリテン最晩年1975 年の「神聖と世俗」と、20 世紀の英国合唱作品を俯瞰できるような作りになっているのも興味深いところです。
 


HMG 507269
\1800→\1690
アノニマス4
 フランチェスコ・ランディーニ(1325 頃− 97):
  「バッラータ集」
アノニマス4
 「セカンド・サークル」〜フランチェスコ・ランディーニの恋歌

 録音:2000 年9 月

 フィレンツェのアルス・ノーヴァ楽派の愛の歌(バッラータ)集。アノニマス4 の神秘的な歌声が、聴き手を14 世紀の世界へと誘うようです。














1/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DUX


DUX 0932
\2200
ヴィオラ・リサイタル
 レーガー(1873-1916):
  無伴奏ヴィオラ組曲第1番ト短調 Op.131d No.1
  無伴奏ヴィオラ組曲第2番ニ長調 Op.131d No.2
  無伴奏ヴィオラ組曲第3番ホ短調 Op.131d No.3
 ハチャトゥリアン(1903-1978):無伴奏ヴィオラ・ソナタ「歌」
 ペンデレツキ(1933-):無伴奏ヴィオラのためのカデンツァ
 ピエール・ロード(1774-1830):
  無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲 から 第7番
 パガニーニ(1782-1840):
  無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲 Op.1 から 第24番
  ヴィオラと管弦楽のためのソナタ(ヴィオラとギターのための編曲版)(*)
カタジナ・ブドニク=ガウォンスカ(ヴィオラ)
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター(*))
 

DUX 0946
\2200
ヤナーチェク(1854-1928):室内楽作品集
  弦楽のための牧歌(1878)
  2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための組曲(1877)
  4つのヴァイオリンのためのソネット第1番(1875)
  弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(1923)
アレクサンドラ・ブガイ、
クリスティアン・ダノヴィチ、
アガタ・イェレンスカ、
ティモテウシュ・ラパク(ヴァイオリン)
レオポルディヌム室内管弦楽団
 

DUX 0964
\2200
ペンデレツキ(1933-):合唱作品集 Vol.2
  ミサ・ブレヴィス/Iz glubiny wozzwach k tiebie, gospodi(詩篇129 1-5;2013)
  男声合唱のためのウトレニヤ II [Utrenja II] (1970-1971)から Ashche i wo grob
  カディシュ [Kaddish] (男声合唱のための、断章;2009)
  おお、栄光に満てる処女 [O gloriosa Virginum] (2009)
  ダヴィデの詩篇 [Psalms of David] (1958)
ポーランド室内合唱団
ハバ・パーカッション・グループ
クラクフ・フィルハーモニー・ソロイスツ
 

DUX 0978
\2200
バッハ、ショパン、ポンセ、トゥリーナ:ギターのための音楽
 J・S・バッハ(1685-1750)/トリスタン・マヌーキアン編曲:
  パルティータ BWV826 より シンフォニア
 J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
 ショパン(1810-1849):前奏曲変ニ長調 Op.28 No.15
 ポンセ(1882-1948):ロマンティック・ソナタ(シューベルトを記念して)
 トゥリーナ(1882-1949):タレガへのオマージュ
ピオトル・プシェドボラ(ギター)
 

DUX 0979
\2200
ポーランドのクリスマス抒情歌曲集
 ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)、
 スタニスワフ・ニェヴャドムスキ(1859-1936)、
 ルトスワフスキ(1913-1994)の作品(全26曲)
バルバラ・ジャルノヴィエツカ(ソプラノ)
シモン・コヴァルチク(ピアノ)
 

DUX 0980
\2200
タンスマン、ルトスワフスキ、シェルメチ、オルバーン:弦楽合奏のための作品集
 タンスマン(1897-1986):三部作(1930)
 ルトスワフスキ(1913-1994):序曲(1949)/5つの民謡(1945)
 ジェルジュ・シェルメチ(1952-):
  4つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(1999)(*)
 ジェルジュ・オルバーン(1947-):宮廷舞曲集(2011)
エメセ・グヤーシュ、
オルショヤ・コヴァーチ、
レヴェンテ・サボー、
ジョルト・セフチク(ヴァイオリン(*))
エルデーディ室内管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
 

DUX 0983
\2200
ルトスワフスキ(1913-1994):
  室内管弦楽のための小組曲(1950)
  弦楽合奏のための葬送音楽(1958)
  チェーン1(室内管弦楽のための;1983)
  チェーン2(ヴァイオリンと管弦楽のための;1985)(*)
イリアン・ガルネツ(ヴァイオリン(*))
シュチェチン城オペラ管弦楽団
イェジ・ヴォウォシュク(指揮)
 

DUX 0992
\2200
サクソフォン・ヴァリエ 現代ポーランドのサクソフォン音楽
 マリア・ポクジヴィンスカ(1954-):
  インヴィテーション(ソプラノサクソフォンとピアノのための)(#)
 アンナ・マリア・フシュチャ(1987):
  SaHarBAD(アルトサクソフォンとハープのための)(**)
 ヴェロニカ・ラトシンスカ(1977-):
  ニンフたち(ソプラノサクソフォンとチェンバロのための)(+)
 アンナ・マリア・フシュチャ:AbySsus
   (ソプラノサクソフォン、テナーサクソフォンとエレクトロニクスのための)
 ミウォシュ・ベンビノフ(1978-):小さなスケッチ
   (ソプラノサクソフォン、テナーサクソフォンとオルガンのための)(*)
 ヴォイチェフ・ブワジェイチク(1981-):
  ヒステリシス・ループ(サクソフォンとテープのための)
 ダリウシュ・プシビルスキ(1984-):
  朝食前にティファニーを夢見る [Dreaming Tiffany before the breakfast]
   (ソプラノサクソフォンとオルガンのための)(*)
 ミウォシュ・ベンビノフ:KOMEDitAtion
   (ソプラノサクソフォン、テナーサクソフォンとオルガンのための)(*)
パヴェウ・グスナル(サクソフォン)
ヤン・ボクシュチャニン(オルガン(*))
アリナ・ラトコフスカ(チェンバロ(+))
ユリア・サモイウォ(ピアノ(#))
ズサンナ・エルステル(ハープ(**))
 

DUX 0993
\2200
ヴィヴァルディ、バッハ、ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集
 アダム・ヤジェンプスキ(1590頃-1648/1649):タンブレッタ
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  「調和の霊感」から ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.3 No.6 RV356(*)
 J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV1041(*)
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):カノン
 ハイドン(1732-1809):ヴァイオリン協奏曲ト長調 Hob.7a:4(*)
 ルトスワフスキ(1913-1994):レチタティーヴォとアリオーソ
クシシュトフ・ヤコヴィチ(ヴァイオリン(*))
ウォムジャ・ヴィトルト・ルトスワフスキ室内フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指揮)
 

DUX 0994
\2200
グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665/1667-1734):
  ミサ・ロラーテ
   Introitus: Rorate caeli / Kyrie eleison / Gloria in excelsis Deo
   Lectio Isaiae prophetae (ピョトルクフ聖歌、以下PC)
   Graduale: Tollite portas / Alleluia: Ave Maria
   Sequentia Evangelii secundum Lucam (PC) / Offertorium: Ave Maria
   Sanctus / Agnus Dei / Communio: Ave Regina caelorum / Ite missa est
  終課
   Lectio epistolae Petri apostoli (PC) / Antiphona: Miserere mihi (PC)
   Psalm 4: Cum invocarem / Psalm 70: In te Domine speravi
   Psalm 90: Qui habitat / Psalm 133: Ecce nunc benedicite
   Hymnus: Te lucis ante terminum (PC)
   Capitulum Ieremiae prophetae (PC) / Responsorium breve: In manus tuas
   Antiphona: Salva nos Domine (PC) / Canticum Symeonis: Nunc dimittis
   Benedicamus Domino (PC) / Salve Regina
ロベルト・ポジャルスキ(テノール)
ボルヌス・コンソート
テンプス四重唱団
コンチェルト・アルテムラーレ古楽器アンサンブル
 

DUX 0995
\2200
マリアン・ボルコフスキ(1934-):合唱作品集
  Libera me I (2005) / Mater mea (1982) / Lux (2010)
  Lullaby I (1970) / Regina caeli (1995)
  Christmas Carol II: God came to the world (2010)
  Ave - Alleluia - Amen (2000) / Adoramus (1991)
  Christmas Carol: I love incarnate (1995) / Gloria II (2012)
  Lullaby II (2012) / Pater noster (2011)
 ペンデレツキ(1933-)、ボルコフスキ:Sanctus (2009)
ポーランド室内合唱団
ヤン・ウーカシェフスキ(指揮)
 

DUX 0996
\2200
ジグムント・クラウゼ(1938-):艶なる宴と牧歌 協奏作品集
  ピアノ協奏曲第1番(1976)(*)
  艶なる宴と牧歌(1975)(**)
  ヴァイオリン協奏曲(1980)(+)
  踊りと歌の組曲(チェンバロと管弦楽のための;1977)(#)
ジグムント・クラウゼ(ピアノ(*))
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(+))
エルジビェタ・ホイナツカ(チェンバロ(#))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
タデウシュ・ストルガワ(指揮)
ポーランド放送交響楽団
ヤツェク・ノガラ、
ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
ミュージック・ワークショップ(**)




ELEGIA


ELEORG 021
\2300
ベルガモのダヴィデ神父の時代のオルガン音楽
 モーツァルト(1756-1791)/ベルガモのダヴィデ神父(1791-1863)編曲:
  オペラ「魔笛」序曲
 モーツァルト/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  「巨匠モーツァルトの」エレヴァツィオーネ
 ハイドン(1732-1809):「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」から
   序奏,ソナタ第7番「あなたの手に」,地震
 ハイドン/ベルガモのダヴィデ神父編曲:エレヴァツィオーネ ト長調
 パガニーニ(1782-1825)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  パガニーニ氏の協奏曲
 ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809)/
  ベルガモのダヴィデ神父編曲:フーガ ニ長調
 ジュゼッペ・ニコリーニ(1762-1842)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  オペラ「ビテュニアのハンニバル」序曲
 ジュゼッペ・パチーニ(1796-1867)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  オペラ「ポンペイ最後の日」より カヴァティーナ(Alfin goder mi e dato)
 ニコラ・ヴァッカイ(1790-1848)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:シンフォニア
 ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  ロシアの様式によるマイール風シンフォニア
 ジャコモ・マイアベーア(1791-1864)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  オペラ「エジプトの十字軍」によるエレヴァツィオーネ
 ロッシーニ(1792-1868)/ベルガモのダヴィデ神父編曲:
  オペラ「泥棒かささぎ」序曲
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)

録音:2000年10月20-21日、サンタ・マリア・ディ・カンパーニャ・バジリカ聖堂、ピアチェンツァ、エミリア=ロマーニャ州、イタリア
使用楽器:1825-1838年、セラッシ兄弟製(2000年、ジャンニ・カーザ修復)

ベルガモのダヴィデ神父(フェリーチェ・モレッティ)が1818年から亡くなるまで楽長を務めたピアチェンツァのサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ・バジリカ聖堂のライブラリーに所蔵されているダヴィデ神父の時代に作られた印刷譜や手稿譜を、彼が弾いたオルガンで演奏するという興味深い企画。

 

ELEORG 023
\2300
J・S・バッハ(1685-1750):神にのみ栄光あれ オルガン作品集
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533/高みにある神にのみ栄光あれ BWV715
  「高みにある神にのみ栄光あれ」によるパルティータ BWV771
  高みにある神にのみ栄光あれ BWV716
  高みにある神にのみ栄光あれ BWV717
  前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/甘き喜びのうちに BWV751
  かくも喜ばしき日 BWV605/御身の内に喜びあり BWV615
  われらがこの上ない苦しみにある時 BWV641
  ただ愛する神の摂理に任す者 BWV642
  「高みにある神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV677
  高みにある神にのみ栄光あれ BWV663/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547

ヴァルテル・サヴァン=レヴェト(オルガン)

録音:2013年5月31日-6月1日、司教聖マルティーノ教区教会、メッツェニーレ、トリノ県、ピエモンテ州、イタリア
使用楽器:1991年、ポンツィアーノ・ベヴィラックア製
 

ELEORG 024
\2300
児童合唱のためのイギリスのクリスマス音楽
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  キャロルの祭典 Op.28(*)/ミサ・ブレヴィス Op.63(+)
  ビクトリアの主題による前奏曲とフーガ
 ジョン・ラター(1945-):
  主が汝を祝福し護られんことを [Lord bless you and keep you](+)
  星のキャロル(+)/7拍子のトッカータ
  甘き喜びのうちに [In dulci jubilo](#)/天使が処女に [Angelus ad Virginem](*)
  コヴェントリー・キャロル(*)/今日、人となり [Personent hodie](*)
 デイヴィッド・ウィルコックス(1919-):ファースト・ノエル [Thhe First Nowell](+)
アルテムジカ児童合唱団(*/+)
フェデリカ・マンチーニ(ハープ(*))
コッラード・カヴァッリ(オルガン(*以外))
デボーラ・ブリーア(指揮(*/+))
録音:2013年6月13日、ピオーベジ・トリネーゼ,6月14日、カスタニョーレ・ピエモンテ,トリノ県、ピエモンテ州、イタリア
 

ELEORG 025
\2300
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):オルガン作品集
  トッカータ ヘ長調 BuxWV157/パッサカリア ニ短調 BuxWV161
  コラール「たたえられよ、イエス・キリスト」による幻想曲 BuxWV188
  前奏曲嬰ヘ短調 BuxWV146(ト短調に移調して演奏)
  フーガ ハ長調 BuxWV174
  来たれ、異教徒の救い主よ(コラール前奏曲)BuxWV211
  カンツォーナ ハ長調 BuxWV166/前奏曲ニ短調 BuxWV140
  かくも喜ばしき日(コラール前奏曲) BuxWV182
  マニフィカト第1旋法 BuxWV203
  われらの神は堅き砦(コラール前奏曲)BuxWV184
  前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調 BuxWV137
ヴァルテル・ガッティ(オルガン)
録音:2013年4月9-10日、ファティマの聖母教区教会、ピネローロ、トリノ県、ピエモンテ州、イタリア
使用楽器:2011年、デッロルト&ランツィーニ
 

ELEORG 026
\2300
J・S・バッハ(1685-1750):クリスマスのためのオルガン作品集
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531/来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
  甘き喜びのうちに BWV729/パストラーレ ヘ長調 BWV590
  古き年は過ぎ去り BWV614/御身の内に喜びあり BWV615
  「高き天よりわれは来たり」によるカノン風変奏曲 BWV769
レティツィア・ロミーティ(オルガン)
録音:2013年6月9-10日、福音書記者聖ジョヴァンニ教区教会、アレッサンドリア、ピエモンテ州、イタリア
使用楽器:2010年、マショーニ製
 

ELEORG 027
\2300
ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):オルガン作品集
  「オルガンとチェンバロのためのソナタ集」(1716)第1部 から
   トッカータ/4つのヴェルソ(ニ短調)/カンツォーナ(ニ短調)
   4つのヴェルソ(ハ長調)/カンツォーナ(ハ長調)/4つのヴェルソ ト短調
   カンツォーナ ト短調/エレヴァツィオーネ(ハ長調)
   オフェルトリウム/パストラーレ
  チキトス(コンセプシオン、ボリビア)の手稿譜集 から
   皇帝の退位 [Retirada del emperador]−スペインのドミニコ会士 [Los dominicos de Espana]
   アフリカ [Africa]/王子の [Del principe]

録音:2013年7月5日、聖ステファノ大聖堂・聖鋼帯礼拝堂、プラート、トスカーナ州、イタリア
使用楽器:1588年、チェーザレ・ロマーニ製(1773年、ミケランジェロ・クルーデリ改修/
        2000年、リッカルド・ロレンツィーニ修復)


  「オルガンとチェンバロのためのソナタ集」第1部 から
   エレヴァツィオーネ(ヘ長調)/ポストコムニオ
  「オルガンとチェンバロのためのソナタ集」第2部 から
   ソナタ第2番(ト短調); 前奏曲,コッレンテ,サラバンド,ジグ
   パルティータ(ハ長調)
  チキトス(コンセプシオン、ボリビア)の手稿譜集 から フォリア [Folias]

録音:2013年10月8日、聖ジュスト・イン・ピアッツァネーゼ教区教会、プラート、トスカーナ州、イタリア
使用楽器:1777年、ミケランジェロ・クルーデリ製
        (19世紀中盤、ミケランジェロ・パオーリ改修/2000年、リッカルド・ロレンツィーニ修復)

ガブリエーレ・ジャコメッリ(オルガン)
旧世界から新世界へ 作曲者の出身地プラートのオルガンで
 ドメニコ・ツィポーリはイタリア、トスカーナのプラートに生まれた作曲家・オルガン奏者・宣教師。ローマで活躍し「オルガンとチェンバロのためのソナタ集」を出版(1716)、イエズス会宣教師として1717年南米に渡り作曲も続けましたが、感染症にかかり37歳の若さで亡くなりました。チキトスの手稿譜集は近年発見されたものです。




VANITAS


VA 04
\2400
礼讃−ヴィオラ・バスタルダ
 ジローラモ・ディルータ(1554-1610):トッカータ第1旋法
 リッカルド・ロニョーニ(1555頃-1620):別れの時は [Ancor che col partire]
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーナ第4番「ラ・トロンボンチーナ」
 リッカルド・ロニョーニ:別れの時は
 バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1638以後):2声のカンツォーナ第1旋法(*)
 アンドレス・アルベルト・ゴメス(1978-):アンドレス・ゴメス氏のトッカータ
 フランチェスコ・ロニョーニ(1550頃-1626):「スザンナ」によるパッセジャート
 フランチェスコ・マリア・バッサーニ(1650頃-1700頃):オラーティオ・バッサーニ氏のトッカータ
 バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:「スザンナ」によるパッセジャート
 クラウディオ・メールロ(1533-1604):トッカータ
 アルフォンソ・フェッラボスコ(1575頃-1628):発せよ、わが声 [Sound out my voice]
 ジョゼッフォ・グアーミ(1542-1611):トッカータ第2旋法
 フランチェスコ・マリア・バッサーニ:トッカータ (per b cuadro del)
 フランチェスコ・ロニョーニ:野も丘も [Vestiva i Colli]
 バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:「野も丘も」による2声のパッセジャート(*)
ディヴィナ・ミステリア
 トル・ホルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 パベル・アルミカル(ヴァイオリン(*))
 アンドレス・アルベルト・ゴメス(オルガン)

録音:2011年7月、2012年6月、使徒サンティアゴ教区教会、リエトル、アルバセテ県、スペイン

 メキシコ生まれの演奏家パベル・アルミカル(ヴァイオリン)とトル・ホルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)のデュオとして2002年に創設されたピリオド楽器アンサンブル、ディヴィナ・ミステリアのCD第2作。16世紀後半のイタリアではアンサンブルの中で撥弦楽器やヴィオラ・ダ・ガンバが即興的な変奏(パッセジャート)を行う傾向が生まれ、そのようなヴィオラ・ダ・ガンバが「ヴィオラ・バスタルダ」(外れたヴィオラ)と呼ばれるようになりました。
 演奏技巧の追求のため特殊な調弦や楽器そのものの大きさを変えることも試みられ、ヴィオラ・バスタルダはヴィオル族における一つの楽器と見なされるに至りました。トル・ホルヘンは通常の大きさのヴィオラ・ダ・ガンバ(バス・ヴィオル)でヴィオラ・バスタルダ・レパートリーを弾きこなしています。





VERSO


VRS 2145
\2200
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ヴァリエーションズ
  協奏的変奏曲(管弦楽のための;2009)
  21世紀のための歓喜の詩篇(ソプラノと弦楽合奏のための;1998)(*)
  孤独の夜明け(管弦楽のための;2006)
マリア・バヨ(ソプラノ(*))
ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ロス・マルバ(指揮)
マリア・バヨ参加!
録音:2010年9月、アウディトリオ・デ・ガリシア、サンティアゴ・デ・コンポステラ、スペイン
 

VRS 2148
(1CD+1DVD PAL)
\2200
クリストバル・アルフテル(1930-):室内楽作品集
  [CD]
  弦楽四重奏曲第7番「静寂の空間」(2007)
  スペイン王妃のためのエンデチャ(弦楽六重奏のための;1994)(+)
  アル=アンダルス歌曲集(メゾソプラノと弦楽四重奏のための;1987-1988)(*)
  [DVD]
  スペイン王妃のためのエンデチャ(弦楽六重奏のための;1994)(+)
  弦楽四重奏曲第7番「静寂の空間」(2007)
マリナ・パルド(メゾソプラノ(*))
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 シュテファン・アルツベルガー(第1ヴァイオリン)
 ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
 イーヴォ・バウアー(ヴィオラ) マティアス・モスドルフ(バス)
クリスティナ・ポサス(ヴィオラ(+)) ミゲル・ヒメネス(チェロ(+))

録音:2009年11月18-19日、フアン・マルチ財団および国立音楽堂、マドリード、スペイン

 ※当DVDはPAL方式のため、一般的な日本製DVDプレーヤーでは再生できません。PAL対応のDVDプレーヤーが必要です。ご注意ください。


<映像>


PARNASSUS(映像)



PDVD 1202
(DVD)
\2500→\2190
四半世紀を超え、あの伝説のコンサートがよみがえる!
 ヤーノシュ・シュタルケル 無伴奏チェロ・リサイタル

  J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
  カサド(1897-1966):無伴奏チェロ組曲
  コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ Op.8

ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)

 
 チェロの巨匠ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013)が64歳という脂の乗り切った時期に来日し開いた伝説的な無伴奏チェロ・リサイタルを収めた映像作品がDVDで復活。日本以外では商業用映像作品として初出であり、大きな話題となりそうです。

収録:1988年7月30日、ライヴ、カザルス・ホール、東京、日本
仕様:NTSC、Region 0、60分
前出:東芝EMI、WV 060-3507(レーザーディスク、1989年1月発売、廃盤)
ライセンサー:シュタルケル財団

 「私はこの演奏会の聴衆の一人でした。シュタルケルがステージに登場する直前の水を打ったような静けさ。揺れることなくまるでステージに突き刺さっているかのようなチェロ。そして難曲に相対しながら表情を変えず淡々と弾き進めるシュタルケル。演奏が終わるごとに客席に満ちる感嘆のため息。あれほど「ここは特別な空間で、特別な時間が流れている」と実感したコンサート体験は他にありません。氏の逝去は残念ですが、このDVDによりあの「特別な空間と時間」を少しでも皆様に享受していただければうれしく思います。」(サラバンド代表取締役 金田敏也)













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