≪第74号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 1/28(火)〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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1/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AMBROISIE
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ルガンスキー、ショパンの協奏曲!
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21 |
ニコライ・ルガンスキー(Pf)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア |
ショパンの甘さが苦手な向きに超オススメ、ルガンスキー初挑戦の完璧プラスアルファ協奏曲
録音:2013年7月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ(ワルシャワ)セッション録音/DDD、72’
00”
ルガンスキーがショパンの協奏曲に挑戦しました。前アルバムのグリーグとプロコフィエフ(3
番)の協奏曲で著しい円熟ぶりを示していただけに、期待しないわけにはいかないリリースと申せましょう。
ルガンスキーはラフマニノフやリスト作品の印象が強いものの、ショパン作品もエラートに「24
の前奏曲」や練習曲集、ONYX にピアノソナタ第3
番やスケルツォ第4 番などを録音しており、重要なレパートリーであることがうかがえます。ルガンスキーのショパンは、そのレパートリーが示すように、甘く叙情的な作品より複雑で辛口なものを得意とするように思われます。今回の協奏曲2
篇にもルガンスキーの音楽性が明瞭に表れていて興味津々。正確無比な指の回りや轟く強音に加え、驚くほどの感情の抑制が見られ、ショパンの若書きの作品から信じ難いまでの深みを描きだしています。全体に甘さやセンチメンタリズムは皆無で、片思いの妄想が音楽と化した第2
番の第2 楽章でさえ、限りなく清潔かつ高貴な世界にしています。クールで辛口ながら、しっとりとした情緒や歌心にも欠けておらず、まさに甘いショパンを好まない向きに絶対のオススメと申せましょう。
指揮はボリショイ劇場の音楽監督だったアレクサンドル・ヴェデルニコフ。オーケストラはショパンの祖国ポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィアで、とかくオーケストレーションの不備を指摘される作品ながら、透明かつ潤いのある美しい響きでルガンスキーを好サポート。ポーランドの民族舞曲に基づく両曲のフィナーレでは、どこのオーケストラにも真似のできぬリズム感でノリの良さ満点です。
来日公演日程(広上淳一指揮京都市響とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)
3月14日(金)19:00 京都コンサートホール
3月16日(日)14:00 サントリーホール |
BIS
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BIS SA 2033
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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バッハのチェロ組曲ヴィオラ版の決定盤
J.S.バッハ
(サイモン・ローランド=ジョーンズによるヴィオラ用編):
(1)無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
(2)同第2番ニ短調BWV1008
(3)同第6番ニ長調BWV1012 |
マクシム・リサノフ(ヴィオラ;
J.B.グァダニーニ1780年製) |
リサノフ、待望のバッハ組曲第2弾は難曲第6番も収録!これぞバッハのチェロ組曲ヴィオラ版の決定盤
録音:(2)2012 年6 月、(1)(3)2013 年5 月/スウェーデン/DDD、5.0
Surround Sound、64’49”
SACD ハイブリッド盤。同郷で世界的ヴィオラ奏者のユーリ・バシュメトからも激賞されている若手ヴィオラ奏者マクシム・リサノフ[
マキシム・リザノフ]。近年、目覚ましい活躍で日本でも人気急上昇のアーティストですが、BIS
レーベルからの最新アルバムは待望のバッハのチェロ組曲のヴィオラ編曲版の第2
弾がリリースされます。内容は組曲第2 番二短調
BWV 1008、第3 番 ハ長調 BWV1009、そして第6
番ニ長調BWV1012 です。組曲第1番、第4 番、第5
番が収録された第1 弾(BIS SA 1783)でも非常に柔らかい運弓でいわゆるバロック奏法のスタイルをとっており、当ディスクでも曲ごとの的確な解釈で聴き手に心地よい演奏を披露しています。
当ディスクでの注目はヴィオラでの演奏が極めて難しい第6
番も収録されているところです。原曲では通常のチェロに(E
弦)を足した5 弦楽器用に書かれているため音域の広さ、効果的な重音の取り方など、4
弦での演奏は技術的に難しい箇所が多く含まれますが、リサノフの圧倒的なテクニックと抜群の音楽性、さらにはヴィオラならではの特性を生かし、非常に暖かくのびやかな演奏を聴かせてくれます。当ヴィオラ編曲版の決定盤登場と言えましょう!
第1弾! |
BIS SA 1783
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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J.S.バッハ(サイモン・ローランド=ジョーンズによるヴィオラ用編):
(1)無伴奏チェロ組曲第 1 番ト長調 BWV1007
(2)第 4 番変ホ長調 BWV1010
(3)第 5 番ハ長調 BWV1011 |
マクシム・リサノフ (Va) |
ジャニーヌ・ヤンセンとの CD やアムラン、クレーメルらとの共演で注目のヴィオラ奏者マクシム・リサノフ、BIS
デビュー盤。
1978 年ウクライナ出身、現在ロンドン在住で、2008
年にはグラモフォン誌ヤング・アーチスト・オブ・ジ・イヤーに選ばれています。ニヒルなイケメンで、早くもファンが急増しています。バッハの無伴奏チェロ組曲のヴィオラ版に挑戦していますが、技巧、深み、音楽性いずれも驚異的。今後最注目のひとりです。 |
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BIS SA 2059
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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天才の血統 シトコヴェツキー・トリオ
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番
へ短調 Op.65
(2)スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
(3)スーク:エレジー Op.23 |
シトコヴェツキー・トリオ
[アレクサンドル・シトコヴェツキー
(ヴァイオリン)、
レオナルト・エルシェンブロイヒ
(チェロ)、
呉倩(ピアノ)] |
クラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキー、トリオで挑むはチェコ作曲家作品集!
録音:2013 年4 月/ポットン・ホール、サフォーク州、イングランド/DDD、5.0
Surround Sound、73’11”
SACD ハイブリッド盤。クラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキー、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、そしてピアノの呉倩で結成したシトコヴェツキー・トリオによる期待のアルバムはドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3
番 へ短調 Op.65、スメタナのピアノ三重奏曲
ト短調Op.15、そしてスークのエレジー Op.23
というチェコを代表する作曲家の名作を集めたアルバムです。
ヴァイオリンのアレクサンドル・シトコヴェツキーは祖父にユリアン・シトコヴェツキー、祖母にショパン・コンクールの覇者ベラ・ダヴィドヴィチ、そして父にドミトリ・シトコヴェツキーという音楽的に恵まれた環境に生まれました。既に世界的に活躍するヴァイオリニストでディスクとしてはORFEO
レーベルからはメンデルスゾーンの初期の協奏曲作品を集めたアルバム(ORFEO
761092)などをリリースしております。明瞭なアーティキュレーション、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性はさすが生まれもった才能と言えましょう。また、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、ピアノの呉倩もそれぞれソロのアルバムをリリースしています。才能豊かなこのピアノ・トリオの今後の活躍に注目です! |
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BIS SA 2044
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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ロナルド・ブラウティハム
モーツァルトピアノ協奏曲全曲シリーズ第6集
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456(カデンツァ:モーツァルト)
(2)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482(カデンツァ:ブラウティハム) |
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー |
ブラウティハムによるモーツァルト最新盤は陰影に富んで美しい第18
番、第22 番!
録音:2012 年12 月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン、ドイツ/DDD、5.0
Surround Sound、60’03”
SACD ハイブリッド盤。世界的フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲集の第6
弾はピアノ協奏曲第18 番変ロ長調K.456 そしてピアノ協奏曲第22
番変ホ長調K.482 です。今回もブラウティハムらしい快活で明瞭なタッチによりモーツァルトのピアノ協奏曲の新たな一面をのぞかせてくれます。
ピアノ協奏曲第18 番は盲目の女性ピアニスト、マリア・テレジア・フォン・パラディーヌの依頼によって作曲されたと言われており、中間楽章における変奏曲形式、最終楽章における狩のロンドの採用点などK.450
と密接な共通性を持っています。一方、ピアノ協奏曲第22
番はモーツァルトの変ホ長調による4 つ目のピアノ協奏曲にあたり、先行の3
曲に比べて、規模も大きく堂々たる交響的構築をもち、後期の成熟した筆致を示した作品です。なお、この作品でブラウティハムは自作のカデンツァを披露しております。 |
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BIS SA 1643
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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ウィグレスワースによるショスタコ交響曲全曲録音、遂に完結!
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第1番ヘ短調Op.10
(2)交響曲第15番イ長調Op.141 |
マーク・ウィグレスワース(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 |
ソロや重奏の室内楽的要素に富んだ1番と15
番
録音:2006 年10 月/オランダ放送音楽センターMCO5
スタジオ/DDD、5.0 Surround Sound、79’15”
SACD ハイブリッド盤。マーク・ウィグレスワースによるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音が遂に完結します。1997
年より録音開始した当シリーズは最初にBBC ウェールズ・ナショナル交響楽団(第5、6
番(BIS 973)、第7 番(BIS 873)、第14 番(BIS
1173))と、その後はオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(第1~3
番(BIS SA 1603)、第4 番(BIS SA 1553)、第8
番(BIS SA 1483)、第9&12 番(BIS SA
1563)、第11 番(BISSA 1583)、第13 番(BIS
SA 1543))と2 つのオーケストラで録音されました。ウィグレスワースの卓抜な統率力による高水準の演奏でBIS
ならではの優秀録音によりショスタコの立体感を楽しめる内容になっております。
第15 番は形式的には第1 番、第4 番、第10
番の各交響曲につながり、特に第1 番同様、曲中にソロや重奏など、室内楽的な扱いの部分が多いので、大作ながら重厚巨大感はありません。一方、第1
番は習作時代の跡をもとどめていますが、新しい音感の追求、新鮮な洒脱な味など、既にショスタコーヴィチのスタイルを示しております。なお、第1
番は既にリリースされているBIS SA 1603 と同録音です。 |
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BIS SA 2039
(SACD HYBRID)
¥2600
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ラフマニノフ:
(1)晩祷 Op.37
(2)神の母(1893) |
カスパルス・プトニンシュ(指揮)
オランダ放送合唱団 |
優秀録音。ロシア正教会の奉神礼音楽。ラフマニノフの大作『晩祷』
録音:2012 年11 月/ MCO5 スタジオ、オランダ/DDD、5.0
Surround Sound、60’20”
SACD ハイブリッド盤。前作、マクミランの合唱曲作品集(BIS
SA 1719)に続く、オランダ放送合唱団の最新アルバムは、ラフマニノフの「晩祷」と「神の母」です。
無伴奏4 声から成る晩祷 Op.37 は1909 年に没したロシア正教音楽の権威、S.V.
スモレンスキーを追悼して作曲された作品で初演は1915
年モスクワで、ニコライ・ダニリンの指揮する宗務院合唱団により行われました。曲の構成は晩課から6
曲、早課から8 曲、一時課から1 曲をそれぞれ選んで作曲された全15
曲の大作です。一方「神の母」は1893 年に作曲された作品。神の母[Theotokos]
とは、キリスト教の用語で、聖母マリアに対する称号です。ピアノ協奏曲や交響曲が有名なラフマニノフですが、このような声楽作品にこそラフマニノフの豊かなメロディを堪能できます。また、BIS
ならではの優秀録音でオーディオ的にも楽しめる1
枚です。 |
C−AVI
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1919 年〜ヴィオラ作品集
レベッカ・クラーク(1886-):ヴィオラとピアノのためのソナタ
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ 作品11-4
ブロッホ:ヴィオラとピアノのための組曲 |
バーバラ・ブントロック(Va)
ダニエル・ハイデ(P) |
時代を生き抜いた女流作曲家レベッカ・クラーク、激動の年1919
年に作曲されたヴィオラ作品集
ドイツ、ブッパタール出身のヴィオラ奏者バーバラ・ブントロック。2012
年の東京国際ヴィオラコンクールで第2 位を獲得。ヨーロッパ各地の音楽祭に招待され、自身が主宰するブッパタール3B
音楽祭も開催。ベルリン・コンチェルトハウス管とウォルトンのヴィオラ協奏曲で共演、マリアニ・ピアノ四重奏団のメンバーとしてコンサート・ツアーに参加し、リューベック音楽大学で後進の指導にもあたっている、実力派ヴィオラ奏者です。
このアルバムには1919 年第一次世界大戦の混乱の中で作曲された3つのヴィラオの作品を収録しています。イギリスのヴィオラ奏者であり作曲家でもあったレベッカ・クラーク。彼女が活躍した20
世紀前半のイギリスでは社会進出する女性がまだまだ少なく非常に厳しい時代でした。彼女自身も父親との確執や社会からの疎外に苦しみ、そんな中で作品を生み出していました。ここに収録されているヴィオラ・ソナタは、彼女の転機となった作品。アメリカの富豪の妻で現代芸術の庇護者として知られるエリザベス・クーリッジ夫人が設立した作曲コンクールに応募し、同じくここに収録されているブロッホのヴィオラ組曲と1
位を分かち合い、最終的にはブロッホに優勝をもっていかれることになりますが、彼女の代表作となりました。イギリス民謡を思わせるような親しみのあるメロディーから大胆に展開させる印象的な作品です。
ブロッホのヴィオラ組曲は、彼がアメリカに渡って間もない頃に作曲された作品で、ブロッホ独特の才気が感じられます。またヒンデミットのヴィオラ・ソナタも混沌とした時代背景を感じさせる部分と、後期ロマン派の美しさとが混ざり合った強烈な作品。
バーバラ・ブントロックの卓越した技術と、内面的陰影のある音楽性がただならぬ可能性を感じるヴィオラの弾きの登場です。 |
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デュオ・ビリンガー
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.9
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 Op.11-1
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ P.110 |
デュオ・ビリンガー
[レア・ビリンガー(Vn)
エスター・ビリンガー(P)] |
美人姉妹デュオが奏でる骨太な新古典主義のヴァイオリン・ソナタ集
ドイツの姉妹デュオ、レア・ビリンガーとエスター・ビリンガーによる20
世紀初頭のヴァイオリン・ソナタ集。シマノフスキの初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ。表現主義の影響が色濃く表れたヒンデミットのヴァイオリン・ソナタ作品11-1。そして自身もヴァイオリン、ヴィオラ奏者として活動していたレスピーギのロマンティックなヴァイオリン・ソナタ。技巧的にも音楽的にも難しい3
曲を多彩な表現力と輝くような音色で見事に聴かせてくれます。
ヴァイオリンのレアは、3 歳でヴァイオリンをはじめ、モーツァルトテウム音楽大学でイゴール・オジム氏、ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学でパヴェル・ヴェルニコフ氏に師事しています。幼少の頃から才能を開花させ、14
歳のときにはパヴェル・バレフ指揮ベルリン交響楽団と共演し、その後各地の音楽祭に招待されます。クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリン・コンクール、ロドルフォ・リピツァー賞ヴァイオリン・コンクール、ルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールなど数々の国際コンクールで入賞。使用楽器はドイツ音楽財団から貸与されたジョバンニ・バティスタ・チェルーティ(1800
年頃/ クレモナ)。 |
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ウゴルスキの愛娘、ディーナ・ウゴルスカヤ
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
第27番ホ短調作品90
第28番イ長調作品101
第30番ホ長調作品109
第31番変イ長調作品110 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P) |
ディーナ・ウゴルスカヤのベートーヴェン第2
弾!
奇才アナトール・ウゴルスキの愛娘にして才気溢れるピアニストとして注目されているディーナ・ウゴルスカヤのベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集第2
弾!
前回は(4260085532568)「ハンマークラヴィア・ソナタ」と第32
番を収録し知的かつ柔軟性に富んだ音楽を聴かせてくれました。今回も理性と感情が混在する後期ピアノ・ソナタ群を見事に表現しています。公私ともに深いスランプに陥っていた時期に書かれた第27
番、そして中期と後期との間に書かれた第28
番は、孤高の世界へ向かうベートーヴェンの心境が静かに表現されています。そして最晩年の深淵なる世界が広がる第30
& 31 番。特有の美しい旋律がウゴルスカヤの繊細なタッチで天上的な音楽を描き出します。 |
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パッサカリヤ
ハイドン:ピアノ三重奏曲ホ長調Hob.XV:28
シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.63
イェルク・ヴィトマン:ピアノ三重奏「パッサカリヤ」(世界初録音) |
オベロン・トリオ
【ヘーニャ・ゼムラー(Vn)
ロウフェン・シルマー(Vc)
ヨナタン・アネル(P)】 |
サラブレッドが集結したドイツの若手トリオ、オベロン・トリオ・デビュー!
録音:2012 年
2006 年結成の若いピアノ三重奏団、オベロン・トリオ。ドイツを中心にヨーロッパで活躍する期待の若手。アルバン・ベルク四重奏団、アルテミス四重奏団に師事。ベンジャミン・ユスポフやイェルク・ヴィトマンら現代作曲家と協力して作品に取り組むことを積極的に行っています。C.P.E.
バッハやハイドンの初期の作品などピアノ・トリオの名作はもちろん、あまり知られていないような秘曲にも注目し演奏しています。彼らは楽曲を深く読み込み、フレージング、ヴィヴラートなどピリオド奏法を取り入れた、意欲的な演奏を聴かせてくれます。今回のデビュー・アルバムもハイドンからシューマン、そしてヴィトマンと幅広い時代の音楽を取り上げ、彼らの音楽的知的度が証明される内容となっています。
また、この録音のあとチェロのロウフェン・シルマーが去り、ブルガリア出身のアントアネタ・エマヌイロヴァがメンバーとなりました。 |
DB PRODUCTIONS
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トビアス・ブルーストレム(1978-):
(1)サンサーラ(2011)
(ヴァイオリン、マリンバと管弦楽のための二重協奏曲)
(2)ドリームスケープ(2010)
(エレクトリック・ヴァイオリン、
エレクトリック・クラリネットと2台のラップトップのための)
(3)チェロ協奏曲(2011) |
(1)ヒューゴ・ティチアーティ(ヴァイオリン)
ユーハン・ブリッジャー(マリンバ)
ヴェステロース・シンフォニエッタ
スウェーデン・ナショナル・ユース管弦楽団員
ユハンネス・グスタフソン(指揮)
(2)essens:1
[ペール・ユーハンソン
(エレクトリック・クラリネット)、
イアン・ピーストン
(エレクトリック・ヴァイオリン)]
(3)マッツ・ロンディン(チェロ、指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ |
スウェーデン、若手期待の作曲家、トビアス・ブルーストレムの新作
(1)録音:2012 年10 月 ヴェステロース・コンサートホール、(2)録音:2012
年11 月 ビーチハウス音楽スタジオ、(3)録音:2011
年10 月 ヴェステロース・コンサートホール/DDD、52’18”
トビアス・ブルーストレムは1978 年ヘルシングボリ生まれ。スウェーデンの音楽シーンで活躍めざましい、新しい世代の作曲家のひとりです。マルメ音楽アカデミーで打楽器演奏を学んだ後、マスターコースでロルフ・マッティンソンとルカ・フランチェスコーニの下で作曲法を修めました。打楽器奏者として活動しながら、打楽器の音楽、室内楽、管弦楽、エレクトロアクースティック音楽、映画とダンスの音楽など幅広いジャンルに作品を書いています。
スウェーデン最古のオーケストラのひとつ、ヴェステロース・シンフォニエッタによるブルーストレムの作品集。ヴァイオリンとマリンバをソロとする二重協奏曲《サンサーラ》。「輪廻転生」を意味するジャイナ教の言葉をタイトルに、打楽器の音節を声で演奏する「コンナッコール」をはじめとするインド音楽の奏法に基づく音楽に特徴のある作品です。スウェーデン・ナショナル・ユース管弦楽団の委嘱により作曲されました。イギリス生まれのヒューゴ・ティチアーティ(1980-)のヴァイオリン、ブルーストレムが打楽器協奏曲第1
番《アリーナ》を献呈したユーハン・ブリッジャー(1976-)のマリンバ、2010
年から2013 年にかけてヴェステロース・シンフォニエッタの第一客演指揮者、現在、フィンランドのオウル交響楽団の首席指揮者を務めるユハンネス・グスタフソン(1975-)の指揮。ユース・オーケストラのメンバーもセッションに参加しています。マッツ・ロンディン(1960-)がソリストと指揮者を兼ねたチェロ協奏曲は、いくつかの部分に分かれた単一楽章の作品です。生き生きとした音楽、コラール風の穏やかな音楽。チェロのソロが最初に提示する五音音階のモチーフが曲全体を通じて回想されます。《ドリームスケープ》は、「夢」が少しずつ変化しながら作り上げていく情景を音楽とした作品です。ペール・ユーハンソンとイギリス生まれのイアン・ピーストンのデュオ、essens:1
のために作曲されました。「同時代の音楽」が、「モダニズム」を超え、音楽と聴き手が親しい関係にある、今日のスウェーデン音楽のひとつの姿を示すアルバムです。 |
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DBCD157
(2CD)
\5000
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スウェーデンとベトナムの音楽家のグループThe
Six Tonesの独特な世界
The Six Tones
[CD1]
Nam Ai He Moi Oan Mot Da Mot Moc(木)
Gio(風) Tre(竹) Tu Dai Oan
[CD2]
Da Hai Oan Hai Hoa(火) Loi Lo *
Kim(金属) Da Co Hoai Lang Thuy(水)
Tin Hieu(信号) Tho(大地) |
The Six Tones
[ヘンリク・フリスク
(ラップトップ、サクソフォーン)、
ステファン・オステルシェー(10弦ギター、
ダン・ティ・バ、エレクトリックギター)、
グイェン・タン・トゥイ(ダントラン)、
ゴ・トラ・ミ(ダンバウ)]
レ・フォー(フルート)
トリ・ミン(ラップトップ)
ヴ・ニャット・タン
(ラップトップ、エレクトロニクス、竹笛)
トラン・ティ・キム・ゴク
(ヴォーカル、ダントラン) |
ジャンルの垣根を超えたニュー・ミュージック!
録音:2010 年3 月 キエン・クイェット・スタジオ(ハノイ、ベトナム)、マルメ音楽アカデミー(マルメ、スウェーデン)*
制作 ステファン・オステルシェー、ヘンリク・フリスク
録音 キエン・クイェット、ヘンリク・フリスク
*
DDD、CD1 60’20”、CD2 59’11”
スウェーデンとベトナムの音楽家のグループ、The
Six Tones が活動を始めたのは2006 年。ベトナムとヨーロッパの芸術音楽を結びつけ、器楽アンサンブルあるいはミュージックシアター・プロジェクトとして各地をツアーでまわり、また、振付師との共同作業も行ってきました。ギタリストのステファン・オステルシェーと作曲家で即興音楽家のヘンリク・フリスク、ベトナム琴ダントラン奏者のグイェン・タン・トゥイと、一弦の楽器ダンバウ奏者のゴ・トラ・ミ。ベトナム語の特徴とされる音の高低、6
つの声調(six tones)をグループ名としています。『Signal
in Noise(雑音の中の信号)』は、彼らが実験的なエレクトロニックミュージックをハノイの音楽シーンで始めた段階に録音されたアルバムです。 |
WAON RECORDS
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上尾直毅(クラヴィコード)
静寂の語らい〜C.P.E.バッハ:作品集
1. 幻想曲 イ長調(識者と愛好家のための曲集第4巻より)
2. スペインのフォリア Wq.118-9(H.263)
3.「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より
行進曲 ニ長調 BWV Anh.122/ポロネーズ
ト短調 BWV Anh.123/
行進曲 ト長調 BWV Anh.124/ポロネーズ
ト短調 BWV Anh.125/
チェンバロのための独奏曲 BWV Anh.125
4. ソナタ 変ホ長調 Wq.65-7(H.16)
5. ソナタ イ短調 Wq.49-1(H.30)
6. ソナタ ト長調 Wq.62-19(H.119)
7. 幻想曲 嬰ヘ短調 Wq.67(H.300) |
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上尾直毅(クラヴィコード) |
名手、上尾直毅が紡ぐクラヴィコードの魅惑の音色で聴くC.P.E.バッハ作品集
使用楽器:3/ クラヴィコード 小渕晶男 2008
製作 音域:GG/BB-d3、共有弦式 ヨハン・ヤコブ・ドーナットがライプツィヒで1700
年に製作した楽器を元に音域を拡張したモデル
1,2,4,5,6,7 /クラヴィコード 小渕晶男 2009
年製作 音域:FF-f3、専有弦式 クリステァイン・ゴットヘルフ・ホフマンがロンネブルクで1784
年に製作した楽器のレプリカ
調律:上尾直毅
録音:2013 年3 月6-9 日、アートコートギャラリー
使用マイク:改良型金田式無指向性DC マイク2013
年毛利忠晴製作
クラヴィコードは、ヨーロッパの楽器の中で最も音量の小さな楽器ともいえる繊細な鍵盤楽器。というと、消え行ってしまいそうなかよわい音色かと思われるかもしれませんが、この録音を聴くとクラヴィコードの実に豊かな音色におどろかされることでしょう。上尾氏はC.P.E.
バッハの若い頃の作品((3)の「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」)では鍵盤に対して弦の数が少ない共有弦式、それ以外のものは、すべての鍵盤に対しコースと呼ばれる2本一組の弦が張られた専有弦式の楽器を採用。フォルテピアノを思わせるような力強い表情をみせる瞬間もあれば、リュートのような穏やかな音色もあり、実に様々な表情です。
作品自体も、親しみやすい旋律のものから、激しい和声変化を伴うものまで様様々。作曲家として、そして、「正しい鍵盤奏法への試論」の出版(これはツェルニーやベートーヴェンにも影響を与えた本)など理論家としても名を成したC.P.E.
バッハ。生誕300 年という記念の年に、またひとつ魅力的な盤が登場しました。 |
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イエスよ、わが喜び〜富山鹿島町教会 礼拝奏楽より「受難と復活」
<罪の悔い改めと赦しへの希求>
1. J.パッヘルベル:ああ主よ、哀れな罪びとなる我を
2. J.S.バッハ:我を憐れみ給え、おお、主なる神よ
BWV 721
<闇から光へ、死から生へ>
3. S.シャイト:光にして日なるキリストよ[
第2 節]
4. J.S.バッハ:我らは感謝す、主イエス・キリストよ
BWV 1096
<インテルメッツォI>
5. P.ブルーナ:第2旋法のティエント・デ・ファルサス
<けがれなき子羊の受難>
6. J.S.バッハ:おお汚れなき神の小羊 BWV
1095
7. J.S.バッハ:心より愛するイエスよ、あなたはいかなる悪事を
BWV 1093
<復活の主>
8. D.ブクステフーデ:我らの救い主、イエス・キリストは死に打ち克ち
BuxWV 198
9. G.ベーム:キリストは死の縄に縛められ
<インテルメッツォII>
10. G.フレスコバルディ:聖体奉挙のトッカータ
<信仰告白>
11. J.S.バッハ:我らはみな一なる神を信ず
BWV 1098
<受難と復活の主の栄光>
12. J.S.バッハ:イエスよ、わが喜び BWV
1105
13. J.S.バッハ:苦しみを受け給うキリストに栄光あれBWV
1097
<キリストにならいて ──天の御国へ──>
14. J.ブラームス:おお、いかに幸いなるかな、汝ら信仰篤き者らよ
15. J.S.バッハ:キリストは、わがいのち
BWV 1112
16. E.P.パーカー(松原葉子編曲):ナルドの香油 |
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松原葉子
(リードオルガン/
ヤマハリードオルガンNo.5)
日本楽器製造(株)
1962年製造(No.1139574) |
松原葉子がリードオルガンで真摯に紡ぐ静かな祈りの音楽に心打たれる1枚
録音:2012 年4 月16 日、6 月5 日、10 月16
日、11 月20 日、日本基督教団富山鹿島町教会礼拝堂(富山市)
前作「甘き喜びのうちに」(WAONCD-200)でも真摯な音楽が静かなヒットを呼んだ松原葉子の新作の登場。今回は、彼女が礼拝で奏でているレパートリーから選曲・収録されたもの。両足で交互にペダルを踏み、空気を送り、金属製の自由振動リード(フリーリード)を振動させて音を出すリードオルガン。実に微妙な音のニュアンスの可能性を秘めたこの楽器から、松原は、真摯な祈りの音楽を引き出しています。どの曲も慈しむように演奏されており、心打たれる1
枚です。 |
AVIE
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不屈の天才ハーデリッヒ
アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集
アデス:ヴァイオリン協奏曲 《同心軌道》
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲Op.47、ユーモレスク
ニ長調 Op.87-2、
ユーモレスク ト短調 Op.89-2、ユーモレスク
変ホ長調 Op.89-3
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オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル |
今、もっとも勢いのある若手アーティストの一人、オーガスティン・ハーデリッヒのAvie第4弾!
生死の境をさまよう大やけどから奇跡の生還を果たし、世界を舞台に活躍を続けるヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒ。昨シーズンではボストン響、ニューヨーク・フィルへのデビューを果たし、2013/2014シーズでは、フィラデルフィア管、オレゴン響、デトロイト響など、アメリカの主要オーケストラを制覇する勢いで出演。今、若い世代でもっとも急速に注目を浴びているアーティストの一人。
日本でもヒットとなった前作「タンゴの歴史」に続く、ハーデリッヒのAvie第4弾は、「ブリテンの再来」と呼ばれる現代イギリスの人気作曲家トーマス・アデス(b.1971)と、20世紀北欧を代表するフィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865−1957)のヴァイオリン協奏曲集。
トーマス・アデスは、最新の第56回グラミー賞でも歌劇「テンペスト」がBest
Opera Recordingに選ばれるなど、まさに「売れっ子作曲家」の道を邁進中。2005年に初演されたヴァイオリン協奏曲
《同心軌道》も、日本を含む世界中で演奏されており、このハーデリッヒによる演奏も、アデス・ファン、クラシック・ファンにとって待望の新盤となるだろう。繊細なテクニックと知的な表現力を兼ね備えるハーデリッヒが描くアデスとシベリウス。アンジェラ・ヒューイットとのモーツァルト・シリーズや、東京都交響楽団とのシベリウス演奏会などで手腕を発揮しているフィンランドの若手指揮者、ハンヌ・リントゥによるサポート(特にシベリウス)にも期待がかかる!
※録音:2013年6月21日−24日、ザ・フライアリー(リヴァプール)
これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出してきたアヴィー(Avie)が、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒ。
1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていたが、1999年に不慮の事件に巻き込まれてしまう。全身の60%にも及ぶ大火傷を負いながらも20回を超える手術や想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、まさしく絶望の淵から不死鳥の如く甦った奇跡のヴァイオリニストなのである!
ヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を確実に歩み始めている。生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、まるで音楽の神々が宿っているかのよう。
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
注目の1枚 |
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ヴァイオリン&ギター!タンゴの歴史
ピアソラ:タンゴの歴史
ファリャ:スペイン民謡集
パガニーニ:協奏的ソナタ、モーゼ幻想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン |
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
パブロ・サインツ・ビジェガス(ギター) |
不屈の天才ハーデリッヒのラテン・プログラム!スペイン・ギターの俊英ビジェガスとのデュオ!
奇跡の生還を果たしたヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのアヴィー(Avie)第3弾となるレコーディングは、スペインのギタリスト、パブロ・サインツ・ビジェガスとのデュオ・アルバム!
ピアソラ、ファリャ、パガニーニ、サラサーテの高いセンスもテクニックも求められるラテン・プログラムでは、ハーデリッヒのヴァイオリンとビジェガスのギターとのコンビが、絶妙なバランスで、華麗で鮮やかなラテンのカラーを描いてくれている。
1984年にドイツ人の両親の下、イタリアで生まれたハーデリッヒ。困難を乗り越えた不屈の天才が奏でる音楽には、豊かな生命力と喜びが息づいている。
※録音:2012年8月29日−9月1日、ニューヨーク(アメリカ) |
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枢機卿の宮廷でのカンタータII
ガスパリーニ:ヴィーナスとアドーニス
カルダーラ:トリオ・ソナタ ホ短調 Op.1-5
ヘンデル:ロンドー ト長調
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.63
A.スカルラッティ:この静かな日陰で
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32
ヘンデル:ソナタ ト長調、カンタータ 《うるわしきアマリッリ》
H.82 |
アンナ・デニス(ソプラノ)
アンドルー・ラドリー(カウンターテナー)
ジュリアン・パーキンス
(チェンバロ&ディレクター)
サウンズ・バロック |
17世紀後期、音楽家たちにとって重要なパトロンだったピエトロ・オットボーニ枢機卿(1667−1740)の宮廷で演奏されたとされるイタリアン・カンタータ集。2011年に発売され絶賛された第1巻(AV
2197)に続く第2巻も、カルダーラ、スカルラッティ親子、そしてイタリア滞在時代のヘンデルの作品で構成。サウンズ・バロックは、ヴィルトゥオーゾ・チェンバリスト、ジュリアン・パーキンスがディレクターを務め、ロンドンを中心に活躍するイギリスのピリオド・アンサンブル。層の広い英国古楽界が産みだす、魅惑のバロックをどうぞ。 |
NONCLASSICAL
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ロンドンから発信される、新たな音楽シーン。作曲家、プロデューサー、DJとして活動する、ガブリエル・プロコフィエフ(セルゲイ・プロコフィエフの孫!)がプロデュースするNONCLASSICALがついに日本上陸!
クラシック、クラブ・ミュージック、ロック、エレクトロニクス、コンテンポラリー、etc...
クラシックをルーツに数多の音楽イディオムを内包するNONCLASSICALが、新世紀を切り拓く! |
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ソングスピン
ロビンソン:トライアディック・リドルズ・オヴ・ウォーター/
デイシー:クルーエル・マザー/
アンドルー:丑三つ時の子守歌、ルナシー/
G.プロコフィエフ:リユ・コマン、山からの街並み/
ブレスリン:スクルド/ラッチェンス:オブ・ザ・スノー/
ガロウェイ:ドリーム・オブ・ユー/
伝承曲(ウェルチ編):赤ちゃんだけが残された/
リンジー:三匹の賢い猿/マチュー 〜 丑三つ時の子守歌リミックス/
ラビー:ブレンダー・リミックス/
ファラ 〜 オブ・ザ・スノー・リミックス/
G.プロコフィエフ:
トライアディック・リドルズ・アンド・
ウォーター・ノン・ポップ・リミックス/
オーロンガイン:ルナティック・アット・ミッドナイト・リミックス/
カリキス:ルナシー・リミックス/
アボット:クルーエル・マザー・リミックス |
ジュース・ヴォーカル・アンサンブル |
圧巻の“見ざる、聞かざる言わざる”!アイルランド民謡からヒップホップにまたがる柔軟性。超絶女声ア・カペラ・トリオ!
G.プロコフィエフがプロデュースする超絶女声ア・カペラ・トリオ、ジュース・ヴォーカル・アンサンブル。歌声が素早く回転しているかのような俊敏性と息の合ったアンサンブルは「見事!」の一言。中でも、日本語で歌う「三匹の賢い猿」は「見ざる、聞かざる、言わざる」がミニマル・ミュージックになるという面白さ!マスト・アルバムです!
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ジョン・マティアス&ニック・ライアン:コーティカル・ソング
トム・ヨーク 〜 ニューロン・トリガー・ミックス
ネイル・グラント&ジョン・フィッシャー
〜
エレクトロニック・ウォーター・フューチャー!
G.プロコフィエフ 〜 ブレイン・バンパー・リミックス
ジェム・フィナー 〜 スクイズ・テラー・オブ・ドライ・ランド
マーカス・ランカスター 〜 第2楽章リミックス
デイヴィッド・プライアー 〜フィニアス・ゲージ・リミックス
ジョン・マクリーン 〜 ランディング・リミックス
サイモン・タン 〜 コーティカル・クラスター・リミックス
ドミニック・マーコット 〜 バイポーラ・シャッフル
アンドルー・プライアー 〜 ティンブル・タップス・リミックス
マーカス・コーツ 〜 0.2 - 20,000% |
トリニティ・カレッジ・オブ・ミュージック・
ストリング・アンサンブル |
レディオヘッド・ファン必聴! トム・ヨークによる大胆でアヴァンギャルドなリミックスも収録した、ジョン・マティアス&ニック・ライアンの2008年盤!
マティアス自身が奏するソロ・ヴァイオリンと、トリニティ・カレッジの弦楽アンサンブルのインタラクティブな構成が見事な楽曲だ。アコースティックな弦の響きと、リミックスパートでのエレクトリックなサウンドの対比も聴きもの。 |
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タングルド・パイプス
バトラー:シャントレル/ラノイ:タングルド・パイプス/
フレデリックソン:15本のリコーダーのための5重奏曲/
ブルーム:コンソート/イングリス:ビルマ人の絵/
アストン:ドッツ/スタイル:3つのステージ/
メダシン・ブルック(LYN)ベース・リミックス/
ティヴァンナフ・ラベ・プランダー・リミックス/
アンディ・プライアー・レ・テベウフ・リミックス/
ブルックス・フレデリックソン・ファイブ・ソーツ/
レディオプルーフ・エレメンタル・リミックス/
ヘヴィー・デヴィエンス・ケイヴ・リミックス/
G.プロコフィエフ 〜 タングルド・リディム・リミックス/
ニック・ライアン 〜 エアー・リミックス/
サモーエド・ブルーム・リミックス/
セラートン・アクアクランク・リミックス |
コンソルティウム5 |
女性5人のリコーダー・アンサンブル、コンソルティウム5の作品集。バロック・リコーダーやルネサンス・リコーダーなどの古楽器の使用、楽器のピッチなど細部にまでこだわりが感じられる。パーク・レーン・グループのヤング・アーティスト・シリーズ、ライヴ・ミュージック・ナウ、ドイツ銀行ピラミッド・アワードに選出されるなど、各地で精力的にプロモーションを行ってきたコンソルティウム5が遂に日本上陸! |
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NONCLSS 010
(2CD/特別価格)
\2400
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2枚組のベスト盤!
G.プロコフィエフ:ターンテーブルと管弦楽のための協奏曲より第2楽章
マティアス&ライアン:コーティカル・ソングより第2楽章
スタイル:3つのステージより第3楽章
G.プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番より第4楽章
G・プロコフィエフ:グローバル・ジャンクのための組曲よりヴォヤージュII
ジョン・リチャーズ:ピアノとエレクトロニクスのための組曲より前奏曲
マーキュリー・クァルテット:イースト・プロミス
G.プロコフィエフ:ターンテーブルと管弦楽のための協奏曲より第3楽章
ラノイ:タングルド・パイプス
G.プロコフィエフ:ピアノ・ブック第1巻よりブラック・ソース
マティアス&ライアン:コーティカル・ソングより第4楽章
ディヴィス:グラインド・ショウ
G・プロコフィエフ:グローバル・ジャンクのための組曲よりヴォヤージュV
マーキュリー・クァルテット:コーダ
G.プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番より第1楽章
Remixes |
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エリシアン・クァルテット
ジェニア(ピアノ)
マーキュリー・クァルテット、他 |
ガブリエル・プロコフィエフが2003年に創立した、新時代のレーベル「NONCLASSICAL」。記念すべき10枚目のアルバムは、これまで発売された音源から選りすぐった2枚組のベスト盤!
オリジナル曲とリミックス・パートに分かれていることが特徴のノンクラシカル。このベスト盤も、オリジナルとリミックスに分けてディスク1枚分ずつ集められており、クラシックとヒップホップ、アコースティックとエレクトロニクスの対比と融合を追究したノンクラシカルの魅力が存分に体験できる。 |
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ディヴィス:トラバイリッツ
イントロ/ネオン/サルト・ボックス/グリーンハウス/
インサイド・アウト2/トラバイリッツ/
グラインド・ショウ/アウトロ/
ダーティー・エレクトロニクス 〜 ガイスト
FND リミックス/
ミラ・カリックス 〜 グリーンハウス・リミックス/
ティヴァンナフ・ラビー 〜 リガチャー・リミックス/
G.プロコフィエフ 〜 ネオン・ノン−ダブ・リミックス/
ロルフ・ウォーリン 〜 アラビカ・オーヴァードライヴ・リミックス
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アザレア・アンサンブル
アンナ・ショウ(ヴォーカル) |
現代作曲家、タンジー・デイヴィスのトラバイリッツ。トラバイリッツは12世紀のプロバンスの女性詩人、トルバドゥールをベースにして作曲された。12世紀からインスピレーションを受けたディヴィスの自信作を小編成オーケストラのアザレア・アンサンブルと女性ヴォーカリスト、アンナ・ショウが昇華させる!
メンバーにはシャンドス(Chandos)でお馴染みのカレン・ジョーヒガンも参加! |
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マーキュリー・アコースティック
チューニング/イースタン・プロミス/ハマー・カン/
間奏曲I/アンプロテクテッド/コーダ/間奏曲II/
356.73/ラスト・オーダーズ/
ムッシュ・モルフィー・リミックス/
G.プロコフィエフ・スクラッチ・リミックス/
ヘヴィー・デヴィアンス・アンプロテクテッド・サックス・リミックス/
イェスキング・リミックス/
ルーアリー・マニオン・モザイク・マニフェスト・リミックス |
マーキュリー・クヮルテット |
ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノによる四重奏団、マーキュリー・クヮルテットによる作品集。ルーマニア、フランス、スイスなど、様々な国から集まる彼らは、2007年にロンドンを拠点に創設・活動を開始し、常に前衛的な音楽で世界を魅了している。 |
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アウトサイド
シャリーノ:6つのカプリース
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタより第1楽章
ヅィノヴィエフ(オラズバエヴァ編):OURのための5つのバガテル
サルヴァドール(チェピン編):プチェラ・イ・ババチカ
ラッヘンマン(オラズバエヴァ編):トッカティーナ
ロシアン・ソング |
アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)
マシュー・シェルホルン(ピアノ)
ピーター・ヅィノヴィエフ(コンピューター) |
ドイツのコンテンポラリー・ヴァイオリニスト、アイシャ・オラズバエヴァのソロ・アルバムがノンクラシカル(Nonclassical)から登場。イタリア現代音楽の重鎮、シャリーノの「6つのカプリース」では独奏で、響きのある透き通る音色とドライで乾いた音色のコントラストを使い分け、聴けば聴くほどゾクゾクする仕上がりに!クラシックの名曲、ラヴェルの「ヴァイオリン・ソナタ」からヴァイオリンとコンピューターによる協奏曲までヴァイオリンの無限の可能性を感じることが出来る! |
SIGNUM
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モーツァルトのオペラのA〜Z
《アポロとヒュアキントゥス》より 息子が死んで神は
《見てくれの馬鹿娘》より 小さなキューピットたちが隠れていて
《バスティアンとバスティエンヌ》より ディッギ、ダッギ、シューリ、ムーリ
《ポントの王ミトリダーテ》より 私が生きることがかなわなくても(原典版)
《ルチオ・シルラ(ルーチョ・シッラ)》より
死のこの上ない不吉な思い
《にせの女庭師》より ああ、小鳥は嘆き
《羊飼いの王様》より 万歳、無敵の指導者よ
《ツァイーデ》より やすらかにお休み、私のいとしい命よ
《イドメネオ》より ひとりさすらいに赴こう
《後宮からの逃走》より コンスタンツェ、あなたに再び会えるとは!
《フィガロの結婚》より もし踊りたければ
《ドン・ジョヴァンニ》より おいで窓べに、可愛い娘
《コシ・ファン・トゥッテ》より 毎日私に手紙を下さいね
《皇帝ティートの慈悲》より かつての愛情に免じて
《魔笛》より フム、フム、フム |
クラシカル・オペラ
イアン・ペイジ(指揮)
スーザン・グリットン(ソプラノ)
マシュー・ローズ(バス)
アンナ・リーズ(ソプラノ)
マーク・ストーン(バリトン)、他 |
「クラシカル・オペラ」のデビュー・レコーディングが復活!
イギリスで最もエキサイティングと称され、中でもモーツァルトの初期オペラの演奏、録音が話題を呼んでいるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラのデビュー・レコーディングが復刻!
「アポロとヒュアキントス」の"A"から、「魔笛」の"Z"まで、モーツァルトの15のオペラから選りすぐられたアリアやアンサンブル。オペラ界に新たな風を呼び込んでいる注目のグループ、クラシカル・オペラの「A〜Z」が、天才モーツァルトの生涯を15のオペラで描いている。 |
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SIGCD 337
(2CD/特別価格)
\3600
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ウィドール:オルガン作品全集Vol.4
オルガン交響曲第7番イ短調 Op.42-3
オルガン交響曲第8番ロ長調 Op.Op.42-4 |
ジョセフ・ノーラン(オルガン) |
1842年に完成し、ルフェビュール=ヴェリー、サン=サーンス、フォレー、デュボワなどの大音楽家たちがオルガニスを務めた歴史と伝統を持つパリのマドレーヌ寺院。
名工アリステッド・カヴァイエ=コルが製作したヒストリカル・オルガンによるフランス・オルガン界の大家ウィドールのオルガン交響曲全集の第4巻。
前3作と同じく演奏は、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤルのオルガニスト、ジョセフ・ノーラン。パリの由緒ある寺院に、ヒストリカル・オルガン、ウィドールの音楽が荘厳に響く。
2011年8月4日−8日の録音。 |
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バートウィッスル:
ナザレンのリング・ダンス
3つのラテン語のモテット
カルメン・パスカーレ
子守歌
オン・ザ・シアー・スレッショルド・オヴ・ザ・ナイト
モス・レクイエム |
BBCシンガーズ
ニコラス・コック(指揮)
ナッシュ・アンサンブル
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン) |
2014年7月で80歳を迎えるイギリスの作曲家ハリソン・バートウィッスル(1934−)の合唱作品集。1965年に作曲された30代の時の作品「カルメン・パスカーレ」から、2012年の「モス・レクイエム」まで6作品を収録。
BBCシンガーズの別格のハーモニーと近現代作品への適応力の高さは、ビンガムやロドニー・ベネットのディスクでも実証済。バートウィッスルの作品でもその表現力に期待が懸かる。
2012年9月&2013年1月の録音。 |
SIGNUM CLASSICS/BENE ARTE
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中世の聖歌とタリスのエレミアの哀歌
プレインチャント:
受難節のための賛歌 〜 歌え私の舌よ、受難節のための終祷
タリス:エレミアの哀歌I
プレインチャント:応唱 〜 オリーブ山で
タリス:エレミアの哀歌II
プレインチャント:応唱 〜 我が魂は悲しみ
シェパード:あなたの御手に
プレインチャント:聖木曜日の賛課の後の連祷 |
テネブレ・コンソート
ナイジェル・ショート(音楽監督) |
テネブレ・コンソートが歌うタリスとプレインチャント!
タリス・スコラーズ、ウェストミンスター寺院聖歌隊、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって2001年に結成されたイギリスの室内合唱団テネブレ。
コリン・デイヴィスも重用したテネブレのメンバーによる小編成のヴォーカル・アンサンブル、テネブレ・コンソートが歌うのは、トマス・タリスの「エレミアの哀歌」と、「中世の聖歌(プレインチャント)」。
宗教改革の時代を生き抜いたタリス、シェパードの芸術、プレインチャントで構成されたプログラムが、中世、初期ルネサンスに確立されたイギリスにおける合唱の伝統の探究へと導いてくれる。
※録音:2013年10月24日−25日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス) |
ALTUS
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ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』
Op.73* |
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団,
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ) |
ミケランジェリの音色の光沢が飛びちる美しさ!驚異の生なましい音質。二大巨匠の想像以上の白熱ぶりが!
ライヴ録音:1974 年10 月16 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ
SACD シングルレイヤー盤。大巨匠2 人の相性の良さを発揮した驚くべき演奏で、美しさと迫力、それに緊張感の融合した真実掛け値なしの素晴らしい演奏です。これぞ皇帝!また録音の良さも特筆で、この年代のものでここまで良いものは滅多にありません。
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD
プレーヤーでは再生することができません。 |
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ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 |
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
これほどまでに色彩的で巨大な造形として描いた演奏例をわたしは知らない。鈴木淳史
ライヴ録音:1974 年10 月23 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ
SACD シングルレイヤー盤。冒頭から音の美しさに釘づけとなる高音質な名演奏です。『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフランス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』音楽評論家・鈴木淳史
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD
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シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8*
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調『未完成』D.759
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版),
ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』 |
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
コレット・ヘルツォーク(ソプラノ) |
チェリビダッケの魅力爆発、極上に美的な「未完成」ベト7の2
楽章の美しさも無類で、これぞチェリビダッケ
ライヴ録音:1974 年9 月17 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ
SACD シングルレイヤー盤。未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。ストラヴィンスキーなどもアンコールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD
プレーヤーでは再生することができません。 |
AUDITE
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緊急発売 クラウディオ・アバド追悼盤
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ最新盤
(1)シューベルト:交響曲 ロ短調 D.759『未完成』
(2)ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
(3)ワーグナー:ジークフリート牧歌 |
クラウディオ・アバド(指揮)
(1)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)(3)ヨーロッパ室内管弦楽団 |
アバド '78 年ウィーン・フィルとの「未完成」そして'88
年ヨーロッパ室内管とのベト2&ジークフリート牧歌
録音:(1)1978年9月5日、(2)(3)1988年8月25日、ルツェルン、ライヴ、ステレオ
2014 年1 月20 日に惜しまれつつ亡くなった巨匠クラウディオ・アバド。アバドが残した数多くの名演の中から、audite
レーベルよりルツェルン・フェスティヴァルにおけるライヴ録音が緊急リリースされることとなりました。
ウィーン・フィルを指揮したシューベルトの「未完成」は1978
年9 月の録音。アバドは1977 年にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任し、その後1979
年にはロンドン響の首席指揮者に就任という具合に、相次いで重要なポストを得て世界的に飛躍しようという時期、まさにアバドが乗りに乗っていた頃のものといえ、さらに、オーケストラが、シューベルトとの相性も抜群のウィーン・フィルというのもおおきな魅力です。
のちに、アバドはヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して、シューベルトの自筆譜を採用した形でも交響曲全集録音を完成させていますが、そちらとの聴き比べも興味深いところです。
アバドは最晩年まで、若い音楽家たちとの活動にたいへん熱心であったことでも知られ、かれらとの顔合わせでは、じつに活き活きとした音楽を聴かせていたものでしたが、アバド自らが設立に関わったヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したベートーヴェンとワーグナーもそうした部分が良く出た内容。アバドを心から慕う若いメンバーたちの高い表現意欲と緻密なアンサンブルに、アバドもまた触発されて、透明なまでの美しさも印象的な、きわめて洗練された演奏が繰り広げられています。 |
PROFIL
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=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
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PH 12018
(2CD)
\4200 →\3890
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スイトナー/シュトラウスの舞台作品からの音楽
[CD 1]71’06
R.シュトラウス:
・組曲「町人貴族」op.60
収録:1963 年9 月24 日/DDR ラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
・「サロメ」op. 54 〜7つのヴェールの踊り
・「ばらの騎士」op.59 〜ワルツ第2番
・「インテルメッツォ」op.72 〜4つの交響的間奏曲
・「アラベラ」op.79 〜第3幕への前奏曲
・「カプリッチョ」op.85 〜月の光の音楽(間奏曲)
収録:1963 年11 月21 日/DDR ラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
オトマール・スイトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン
[CD 2]37’23
「オトマール・スイトナーを迎えて」
〜ドイツ民主共和国国営放送によるインタビュー・プログラム(案内役:ヴォルフガング・ヒラー)
収録:1964 年11 月9 日/ライプツィヒ・ラジオ放送局
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きわめてレア!そのうえ極上!スイトナー&ドレスデンによるシュトラウスの舞台作品からの音楽
ステレオ
NHK 交響楽団の名誉指揮者として客演を重ね、日本のファンにもなじみ深い名指揮者オトマール・スイトナー(1922-2010)は、1960
年から1964 年にかけてゼンパーオーパーの音楽監督を務めています。
スイトナーはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、ブラームスをはじめ、独墺系のレパートリーに定評がありましたが、その流れを汲むリヒャルト・シュトラウスの演奏にも素晴らしいものがありました。じっさい、スイトナーがゼンパーオーパーの音楽監督在任中の1963
年にセッション録音された「サロメ」全曲は、この作品の代表的なレコーディングとしてたいへん有名です。
この「サロメ」のすぐれた内容からも、スイトナーとドレスデンよるシュトラウス演奏の凄さの一端をうかがい知ることができますが、どういうわけか、唯一無二ともいうべき「サロメ」のほかには、この顔合わせによるシュトラウスの演奏としてはセッション録音はもとより、ライヴ音源の存在も知られておりませんでした。
このたびエディション・シュターツカペレ・ドレスデンに登場する、スイトナー指揮による楽劇からの一連の音楽は、その「サロメ」の名演が遺されたのと同じ1963
年に放送用にセッション・レコーディングされたものです。こうして聴くと、スイトナーのみごとな音楽運びもそうですが、なにより表現力ゆたかな楽団のひびきがシュトラウスとは分かち難いものであることがよく分かります。
いずれにせよ、こうしてあらたにスイトナーの指揮、作曲者ゆかりのドレスデンの演奏でシュトラウス作品が味わえるのは朗報といえるでしょう。
なお、ディスク2 には、スイトナーのインタビューを収録。翌1964
年に、DDR 製作の番組にゲストとして招かれた際に収録されたもので、こちらも資料的価値の高い内容です。 |
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PH 12068
(2CD)
\2400 →\2190
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「ゼンパーオーパー・ガラコンサート」
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シュターツカペレ・ドレスデン |
[CD 1]69’42”
・モーツァルト:交響曲第38番ニ長調KV
504「プラハ」〜第1楽章
ベルナルド・ハイティンク(指揮)/収録:2002年
・レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガop.
132〜主題、第1変奏、第2変奏
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/収録:1990年
・シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調D759「未完成」〜第2楽章
サー・コリン・デイヴィス(指揮)/収録:1992年
・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」〜第4楽章
ドレスデン国立歌劇場合唱団 ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/収録:1985年
[CD 2]76’12”
・メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.
56「スコットランド」〜第2 楽章
サー・コリン・デイヴィス(指揮)/収録:1997年
・ベルリオーズ:序曲「リア王」op.4
サー・コリン・デイヴィス(指揮)/収録:1997年
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.
35〜第2楽章
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) フランツ・コンヴィチュニー(指揮)/収録:1954年
・シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調D944「ザ・グレイト」〜第3楽章
サー・コリン・デイヴィス(指揮)/収録:1996年
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.
77〜第3楽章
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) フランツ・コンヴィチュニー(指揮)/収録:1954年
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB.
108〜第2楽章
クリスティアン・ティーレマン(指揮)/収録:2009年
・マーラー:交響曲第9番ニ長調〜第3楽章
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)/収録:1997年 |
名演奏のハイライトをギュッと詰め込んだ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」の入門篇
Profil の人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」より編まれたコンピレーション・アルバム。「ゼンパーオーパー・ガラコンサート」と銘打たれた2
枚組では、コンヴィチュニーからティーレマンに至る歴代のカペルマイスターのほか、楽団初の名誉指揮者コリン・デイヴィスといった、さまざまな名指揮者たちが得意のレパートリーで腕を揮うなか、世界屈指の伝統を誇る名門楽団が培う独特の深いひびきをたっぷりと味わえるつくりで、入門篇としても最適な内容となっています。
ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 |
<LP>
ALTUS(LP)
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ALTLP 001/010
(10LP)
¥38000+税
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クレンペラー(指揮)&フィルハーモニア管
ウィーン芸術週間 1960 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会
[LP1 A/B]
交響曲第1番 ハ長調 作品21(1960年6 月7
日)
《エグモント》序曲 作品84(1960年5 月31日)
[LP2 A/B]
交響曲第2番 ニ長調 作品36(1960年5月29日)
《プロメテウスの創造物》序曲 作品43(1960年6月2日)
[LP3 A/B、LP4 A]
交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 作品55(1960年5月29日)
[LP5 A/B]
交響曲第4番変ロ長調 作品60(1960年5月31日)
《コリオラン》序曲 作品62(1960年6月4日)
[LP6 A/B]
交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67(1960年5月31日)
[LP7 A/B]
交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68(1960年6月2日)
[LP8 A/B]
交響曲第7番 イ長調 作品92(1960年6月2日)
[LP4 B]
交響曲第8番 ヘ長調 作品93(1960年6月4日)
[LP9A/B、LP10A/B]
交響曲第9番ニ短調 作品125(1960年6月7日) |
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オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
初LP 化!クレンペラー偉大さの証明、1960
年ウィーン芸術週間ライヴ「しかしなんという緊張と迫力、なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして讃歌のごときエクシタシー」エクスプレス紙
ムジークフェラインザール、ライヴ/モノラル、300
セット完全限定生産品
LP 袋にはFM東京のカラヤン盤でも使用された、タッド・ガーフィンクル氏が企画した和紙の風合いのカビの発生しにくい高級素材を使用いたします。日本プレス300
セット限定生産です。また、LP 用のマスターは、往時の制作過程をふみ、アナログマスターテープ(バスフ468)を制作してカッティングを行いました。
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3
回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960
年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35
年8 月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。 |
<メジャー・レーベル>
ARCHIV
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ARCHIV PRODUKTION
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479 2593
(4CD)
\3000→\2790 |
グレゴリオ聖歌集〜復活祭日ミサ他
Zweite Weihnachtsvesper / Weihnachtskomplet
/
Antiphonae finalis / Erste Weihnachtsmesse
/
Missa in Dominica Resurrectionis / Missa
in Festo Assumptionis /
Missa brevis cum Asperges me / Exsequiarum
Ordo /
Solemnis Palmarum Processio in Honorem
Christi Regis |
マウルス・プファフ神父(指揮)
ベネディクト派ボロイン聖マルティン修道院合唱団 |
伝統を守った歴史的にも重要な音楽の世界遺産
【録音】1953〜1960年, エルツァブテイ聖マルティン修道院
グレゴリオ聖歌は、現在残されているヨーロッパ音楽の中で再現することが可能な最古の音楽だといわれます。ローマ・カトリック教会の典礼のための音楽であり、中世から現在まで歌い継がれています。アルヒーフ・レーベルは、「グレゴリオ聖歌・その伝統の地をたずねて」と題された西独仏伊の6カ所の修道院によるグレゴリオ聖歌を初期に録音しており、歴史的にも非常に高い価値をもったものです。その中から、ボロイン聖マルティン修道院に数百年も伝えられる歌い方による聖歌をあつめた歴史的にも重要な4枚組です。 |
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479 2598
(4CD)
\3000→\2790 |
リュートのための音楽集〜ヴァルター・ゲルヴィッヒの芸術
【CD1】
ルイス・デ・ミラン(1500-1562):
Fantasia 1/ Romance 1 ""Durandarte""
/
Pavana No.1,4,5,6 /oneto en ytaliano
""
Amor che nel mio pensier""
/ Romance 2 ""Sospirastes baldovinos""/
Fantasia 9,
ディエゴ・オルティス(1510-1570):
3 Recercadas sobre canto llano /
Recercada quarta por Violon solo /
Una Cancion francesa ""Doulce
memoire""
con 2 Recercadas sobre la mesmo cancion
/
3 Recercadas sobre tenores Italianos.
/
ヤコブ・アルカデルト(1500-1568):
Un Madrigal a 4 ""O felici
occhi miei""
con 2 Recercadas sobre el mesmo madrigal
/
【CD2】
ハンス・.イノジードラー(1508-1563):
Preambe / Zart schone fraw gedenck und
schwa /
Der Bethler Tantz / Elslein, liebstes
Elslein mein /
Nach willen dein / Der Kunigin Tantz
/ Wol kumpt der May /
Wascha mesa, /
サンティーノ・ガルシ・ダ・パルマ(1542-1604):
Aria del Gran Duca / Corenta / Balletto
/ La Cesarina /
Gagliarda Manfredina / Ballo del Serenissimo
Duca di Parma /
La Mutia / Le ne mente per la gola. /
エザイアス・ロイスナー(1636-1679):組曲,
/
フェルディナント・イグナーツ・ヒンターライトナー(1659-1710):パルティータ,
/
ヨハン・ヤコブ・ホッファー(1673-1737):リュート組曲イ長調,
/
シャルル・ムートン(1626-1710):異なった雰囲気をもつ小品集,
/
【CD3】
J.S.バッハ:リュート組曲BWV.995,/
ボワモルティエ:ダフニスとクロエ,/
ハイドン:カッサシオン ハ長調,
ヨハン・ゴットリープ・ノイマン:グラスハーモニカとリュートのための二重奏,
/
【CD4】
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1377-1445):The
Locheimer Song Book, 他 |
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ヴァルター・ゲルヴィッヒ(リュート),
ヨハネス・コッホ(Gamb),
ブルノ・ホフマン(グラスハーモニカ), 他 |
リュートの先駆者、W・ゲルヴィッヒの歴史的演奏
【録音】1949〜1956年(モノラル)
ヴァルター・ゲルヴィッヒ(Walter Gerwig/1899-1966)は、ドイツのリュート奏者。とりわけ第二次大戦後に興隆した古楽復興の、先駆的な役割を果たした人物で、ヴィオラ・ダ・ガンバのアウグスト・ヴェンツィンガーなどとともに、ピリオド楽器の普及草創期を形成しました。
ゲルヴィッヒの演奏はごく柔らかい響きで一貫されており、素朴な味わいが特長といえましょう。初期アルヒーフ・レーベルが録音したゲルヴィッヒによるリュートの歴史的名演のCD化です。 |
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479 2603
(4CD)
\3000→\2790 |
《ヴィオールのための音楽集》
【CD1】
オルランド・ギボンズ:ファンタジア集より,
パーセル:ファンタジア集より
〜アウグスト・ヴェンツィンガー(Gamb&指揮)
バーゼル・スコラ・カントゥールム・ヴィオール・アンサンブル
【CD2】
マレ:組曲第4番ニ長調, 2台のヴィオールのための小品より/
F・クープラン:組曲第1番, クラヴサン曲集より/
L・クープラン:ヴィオールのための2つのファンタジア
〜アウグスト・ヴェンツィンガー(Gamb)/
ハネローレ・ミュラー(Gamb), フリッツ・ノンマイヤー(Cemb)
【CD3】
オーギュスト・キューネル:ソナタ第7番/
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1〜3番BWV.1027〜1029〜
アウグスト・ヴェンツィンガー(Gamb), フリッツ・ノンマイヤー(Cemb)
【CD4】
ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調Op.34/ギター五重奏曲Op.50-3/
ナウマン:アンダテとグラツィオーゾ ハ長調/
モーツァルト:グラスハーモニカ五重奏曲
アダージョとロンドK.617〜
アウグスト・ヴェンツィンガー(Vc),
ヘルムート・ヴィンシャーマン(Ob),
ブルノ・ホフマン(グラスハーモニカ), 他 |
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アウグスト・ヴェンツィンガー(Gamb, Vc) |
古楽演奏の先駆者ヴェンツィンガーによるヴィオールの魅力
アウグスト・ヴェンツィンガー(1905?1996)は
30年代に歴史的演奏法の研究を先駆けて行った古楽界の草分けで、1934年に創立されたバーゼル・スコラ・カントールムの設立者の一人です。最初バーゼル音楽院にて音楽学、チェロを学びました。20才の時にヴィオールの奏法や研究を独自に開始。25才の時に友人や同僚たちと様々な古楽器を研究し、カベル・カンマームジークを設立するも政治的圧力にて断念。バーゼル・スコラ・カントゥールムは新設されたヴィオール部門から、サヴァールをはじめ数多くのヴィオール奏者を輩出しました。
ここに収録されているのは、ヴェンツィンガーの初期の録音で、当時としては珍しかったヴィオールの作品を主体に、【CD4】では、ボッケリーニやモーツァルトなどの作品をチェロで演奏したものを収めています。彼独自の古楽器研究に基づいて演奏された貴重な記録です。
【録音】1949年〜1956年 |
<国内盤>
1/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 100PABD
(Blu-ray Audio)
\3400
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遥かな銀河(Remote Galaxy)
フリント・フベンティーノ・ベッペ(1973-):管弦楽作品集
・遥かな銀河 Op.81(ヴィオラ・ダ・ガンバと管弦楽のための)*
・遠い言葉 Op.43b(クラリネットと弦楽オーケストラのための)**
・9月に失くして Op.17(管弦楽のための)
・天国の下で綱渡り Op.32-8(管弦楽のための)
・フルート協奏曲第2番 Op.80+ |
フィルハーモニア管弦楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)*
マーク・ヴァン・デ・ヴィール(クラリネット)**
エミリー・バイノン(フルート)+ |
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遥かな銀河(Remote Galaxy)
フリント・フベンティーノ・ベッペ(1973-):管弦楽作品集
A面:遥かな銀河 Op.81(ヴィオラ・ダ・ガンバと管弦楽のための)*
B面:
遠い言葉 Op.43b(クラリネットと弦楽オーケストラのための)**
天国の下で綱渡り Op.32-8(管弦楽のための)
C面:フルート協奏曲第2番 Op.80 +第1〜3楽章
D 面:4楽章
9月に失くして Op.17(管弦楽のための) |
フィルハーモニア管弦楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)*
マーク・ヴァン・デ・ヴィール(クラリネット)**
エミリー・バイノン(フルート)+ |
アシュケナージ&エミリー・バイノン共演、9.1
channel で録音した驚異の高音質盤、Blu-ray
Disc AudioとLP で同時発売!
(Blu-ray)録音:2012 年5 月 ワトフォード・コロシアム(ワトフォード、イギリス)/
制作:バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ、録音:ビアトリス・ヨハンネセン/70’49
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音][Blu-ray:
5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 7.1 DTS-HD
MA (24bit/96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),
9.1 Auro-3D (24bit/96kHz), mShuttle: MP3
& FLAC, Region ABC]
(2LP)録音:2012 年5 月 ワトフォード・コロシアム(ワトフォード、イギリス)/
制作:バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ、録音:ビアトリス・ヨハンネセン/70’49
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]DMM( ダイレクト・メタル・マスター)
,180g、オーディオファイル・グレード・ビニール使用,
33 1/3 回転
グラミー賞ノミネートアルバム『フルート・ミステリー』(2L58SABD)につづくフリント・フベンティーノ・ベッペ(旧名 フレード・ヨニー・ベルグ)の作品集。前作と同じヴラディーミル・アシュケナージ指揮によるフィルハーモニア管弦楽団とのセッションは、ワトフォードのコロシアムで行われ、『フルート・ミステリー』で紹介されたフルート協奏曲第1
番のソロを担当したロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート奏者、エミリー・バイノン(1969-)に献呈された、オルガンをともなう大編成の管弦楽と共演したフルート協奏曲第2
番も収録しています。
本アルバムに収録されている5 つの作品に共通するコンセプトは「距離」。メロディ、ハーモニー、鮮やかな色彩のオーケストレーション。寄り添うように聴き手を「遥かな」時空に誘う音楽です。オランダのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ラルフ・ルソーが、グラスハーモニカも加えた管弦楽と共演した《遥かな銀河》。グラスハーモニカは避雷針の発明で知られるベンジャミン・フランクリンが考案した楽器で、ガラスの皿を回して指でこすって音を出す、神秘的な響きが魅力。フィルハーモニア管弦楽団とロンドン・シンフォニエッタの首席クラリネット奏者、マーク・ヴァン・デ・ヴィールがソロの《遠い言葉》。「良き友」愛犬のレディ・ベッシーを失ったことをきっかけに書かれた《9
月に失くして》。嘲弄するように薄笑いを浮かべ、高く張ったワイヤーの上を渡る男をイメージした「自伝的」な《天国の下で綱渡り》。
そして今回は、優秀録音レーベルとして音楽ファン、オーディオ・ファンから注目されている2
Lが、またしてもその実力を発揮した録音を登場させました。
5.1 surround に「高さ」成分の 4 channel
を加えた 9.1 channel で録音され、オリジナル録音をミックスダウンした
5.1 DTS-HD MA、7.1 DTSHD MA、2.0 LPCM と、Auro-decoder
を搭載した機器で再生する 9.1 Auro-3D の4
つのフォーマットでこのBlu-ray Disc Audio
に収録されました。
さらに、チャイコフスキー:「思い出」(2L090CLP/2L090ALP)、Quiet
Winter Night(2L087LP) に続くアナログを発売。ドイツのパラス社でプレスしたDMM(
ダイレクト・メタル・マスター) で、オーディオファイル・グレードの音質で、非常に質の高いアナログ盤と言えるでしょう。
※ 5.1 DTS-HD MA、7.1 DTS-HD MA、2.0 LPCM、9.1
Auro-3D の音声を収録した Pure Audio Blu-ray
のディスクです。インデックスを除き映像は収録されていません。CD
やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC で再生してください。
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2L 099SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD hybrid
[5.1 surround/stereo])
\4000
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トルビョルン・デュールード(1974-):
暗闇から出て(イエス・キリストの受難と復活) |
ゲイル・モッテン・オイエン(Tp)
エルレン・オーゴール・ニルセン(Tp)
ラーシュ・シッテル(打楽器)
サラ・ヘッド(朗読)
ニーダロス大聖堂合唱団
ヴィヴィアンネ・シュードネス(指揮) |
ニーダロス大聖堂委嘱作品「イエス・キリストの受難と復活」を題材、トランペット、合唱の伸びやかな響きを鮮明に捉えた優秀録音
録音:2012 年9 月-10 月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)/53’32
制作: バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ/録音:
ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音][Blu-ray:
5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),
mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC][SACD
DXD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo
2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1
kHz)]
ノルウェー出身の作曲家トルビョルン・デュールードによる「イエス・キリストの受難と復活」を題材にした、混声合唱、2
つのトランペット、打楽器と朗読のため作品。アルバムの録音セッションはニーダロス大聖堂で2012
年の9 月から10 月にかけて行われました。グラミー賞へのノミネートがつづく2L
のスタッフ、ノルウェーを代表する録音エンジニアのひとりに挙げられるモッテン・リンドベルグがプロデュース、バランス・エンジニアリング、ミクシングとマスタリング、ビアトリス・ヨハンネセンが録音技術、ヨルン・シメンスタが編集を担当しました。
トロンハイムはノルウェー第3 の都市。997
年、オラヴ一世(オラヴ・トリグヴァソン)が城を築き、中世ノルウェーの首都として栄えました。古都トロンハイムを象徴するひとつが、ノルウェー最大の中世ゴシック建築、市の中心にあるニーダロス大聖堂です。この大聖堂は、内装の彫刻や「ばらの窓」と呼ばれるステンドグラスが建築の面で知られるとともに、ノルウェーの音楽と芸術の拠点のひとつとしても大きな役割を担っています。イエス・キリストの受難と復活を語る《暗闇から出て》は、このニーダロス大聖堂の合唱団と指揮者シュードネスの委嘱により作曲されました。《暗闇から出て》は、混声合唱、2
つのトランペット、打楽器と朗読のために書かれ、イエス・キリストの生と死がラテン語と英語のテクストによる歌と英語による朗読で綴られます。指揮のヴィヴィアンネ・シュードネスは、2002
年から2012 年にかけてニーダロス大聖堂の音楽監督を務め、この《暗闇から出て》が彼女の最後のプロジェクトになりました。朗読を担当するサラ・ヘッドはイギリスの女優、歌手。ゲイル・モッテン・オイエンとエルレン・オーゴール・ニルセンは、トロンハイムのノルウェー空軍音楽隊のトランペット奏者。打楽器奏者のラーシュ・シッテルはトロンハイム交響楽団のメンバーです。
※5.1 DTS-HD MA と 2.0 LPCM の音声を収録したBlu-ray
Disc Audio と SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Blu-ray
Disc Audioにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクは、SACD ブレーヤーとCD
プレーヤーで再生できますが、Pure AudioBlu-ray
ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。 |
FIRST HAND RECORDS
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「プリーシ・デ・シルヴァ/多感様式による鍵盤音楽
〜C.P.E.バッハとミューテルの作品集」
・C.P.E.バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ集〜第6番ロ短調Wq.
49/6
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード)
・J.G.ミューテル:アリオーソと12の変奏曲ト長調
プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ)
・J.G.ミューテル:アリオーソと12の変奏曲ハ短調
プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ)
収録:1984年?/カリフォルニア州、クレアモント、ポモーナ・カレッジ、ブリッジス・ホール・オブ・ミュージック
(セッション・デジタル)
※ 以上、初CD化(初出:1984年[LP Titanic
Ti-123])
・C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12
の変奏曲wq.118-9, H 263
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード)
収録:2010年5月17− 19日/
カリフォルニア州、クレアモント、スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、ギャリソン・シアター
(セッション・デジタル) |
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C.P.E.バッハ生誕300 年記念復刻リリース、プリーシ・デ・シルヴァの弾く「C.P.E.バッハとミューテルの作品集」初CD
化
ステレオ
2014 年のC.P.E. バッハ生誕300 年を記念して、ハープシコードならびにフォルテピアノの名手プリーシ・デ・シルヴァが30
年前に発表したアルバムを、First Hand が復刻、初CD
化します。
たいへんな多作家として知られるC.P.E. バッハのなかでも、全創作の中心を占めるといわれる鍵盤曲は、今でこそBIS
のシュパーニをはじめとする全集プロジェクトなどを通じて、手軽にアクセス出来るようになりましたが、当アルバムがレコード発売された1984
年当時はまだまだ聴くことが可能な音源の絶対数が限られていた時代。ちなみに「ヴュルテンベルク・ソナタ第6
番」はこれが世界初録音でした。
「多感様式による鍵盤音楽」と題されたオリジナル・アルバムには、C.P.E.
バッハの手法に倣ったミューテル(1728-1788)の作品を収録。こちらはフォルテピアノを弾くシルヴァが、ヴィルトルオーソ的妙技の粋を聴かせています。
なお、C.P.E. バッハの「スペインのフォリアによる12
の変奏曲」は、既出音源と同一の内容となります(FHR11)。
【プリーシ・デ・シルヴァ】
スリランカ生まれのフォルテピアノ奏者、ハープシコード奏者。幼少より音楽の手ほどきを受けたのち、ロンドンの王立音楽アカデミーとベルリン音楽大学に学び、演奏課程と教職課程のディプロマを取得。イェール大学では、音楽学の博士号を取得。
ハープシコード奏者としてグスタフ・レオンハルト、フォルテピアノ奏者としてマルコム・ビルソンのワークショップにも参加。ソリストとしての活動と並行して、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブル、コン・ジョイア(Con
Gioia) を設立、音楽監督を務める。キアラ・バンキーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パールマンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得。とくにC.
P. E. バッハの演奏では第1 人者として国際的な評価を得ている。
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PROFIL
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シリーズ最新盤
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
(1878年版“村の祭り” フィナーレつき/キャラガン校訂) |
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮) |
話題必至のシリーズ最新盤、シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、ブルックナーの交響曲第4
番、キャラガン校訂1878 年版“ 村の祭り”フィナーレつき
録音:2013年1月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、バイエルン放送—シュトゥーディオ・フランケン(ライヴ)/DDD、ステレオ、60’
11”
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァによるブルックナーの交響曲シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めており、第1
番、第2 番、第3 番、第4 番、第7 番、第8 番、第9
番がリリース済み。
2013 年にあらたにライヴ収録された第4 番は、2007
年収録の「1878 / 80 年稿、ノーヴァク版」がすでにあるため、シリーズ初の“ナンバー重複”となりますが、ここでは「村の祭り」と名付けられた、“まぼろし”
のフィナーレを採用している点が新機軸。
ブルックナー自身が「Volksfest(村の祭り、あるいは民衆の祭りとも)」と呼んだフィナーレは、第1
稿の改訂作業中の1878 年8 月1 日から9 月30
日までのあいだに作曲されたもので、通常、ブルックナーの第4
番とされる形態、すなわち、1878 年に書かれた第1、2、3
楽章の第2 稿が活かされ、1879 年から1880 年にかけて書き上げられた第4
楽章の第3 稿とを合わせたことにより、取り外されました。
このフィナーレは、ハースによって1936 年に旧全集の付録として出版され、わずかなミス・プリントを訂正した形で1980
年にノーヴァク版が再出版されていますが、演奏されることはまれ。ところどころで現行版と共通する音型があらわれるものの、全体ではずいぶんと趣きの異なる味わいで、楽章全体の長さが短い替わりに、そのぶんキャッチでユニークな内容ともなっています。
録音もこれまでにティントナー盤やロジェストヴェンスキー盤などがあったのみという状況でしたので、ノーヴァク版を念頭にキャラガンが校訂した最新録音によるすぐれた演奏の登場は、広く歓迎されるところです。
=シャラーによるブルックナー「ロマンティック」トラックタイム比較=
[2013年録音「1878年・“村の祭り”フィナーレつき・キャラガン校訂版」]
I. 19:10 + III. 14:30+ III. 10:48+
IV. 15:42= TT. 60:11
[2007年録音「1878/80年・ノーヴァク版」]
I. 17:41+ II. 14:08+ III. 11:02+
IV. 20:13= TT. 65:43 |
PRO MUSICA
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ホーヴラン、ニューステット、バーデン、ヌールハイムのオルガン作品
エギル・ホーヴラン(1924-2012):
『今、われら神に感謝せん』によるトッカータ(1973)*
ノルウェー伝承曲『主なる神よ、御名の讃えられんことを』による
コラールパルティータ第5番(1967)*
クヌート・ニューステット(1915-):オルガン組曲
Op.84(1979)*
コンラード・バーデン(1908-1989):
『おお神の子羊よ、あなたが立っているのが見える』による変奏曲
**
エギル・ホーヴラン(1924-2012): 海の歌
Op.114 *
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):
レスポンス II(I 1984)(オルガンと4人または2人の打楽器奏者のための)+ |
ハーラル・ヘッレスタール(オルガン)
ピーター・ケイツ(打楽器)+
テリエ・ヴィーケン(打楽器)+ |
ノルウェーの名オルガニスト、ヘッレスタール70
歳を記念アルバム
[フィリプスタード教会のグローンルンド・オルガン*、オスロ・コンサートホールのパウル・オット・オルガン
**/+]
録音:1984 年7 月9 日-11 日 フィリプスタード教会(スウェーデン)*、年月日不明
オスロ・コンサートホール (ノルウェー)**/+
制作:アルネ・エクセルベルグ*、アルネ=ペーテル・ルーグナン**、アーリル・エーリクスタ
+
録音:アルネ・エクセルベルグ*/**、ヤン・オルセン・スカーレ
+
ハーラル・ヘッレスタール(1944-)は、オルガニスト、音楽教師、批評家、作家。ノルウェー国立音楽アカデミーの教会音楽科教授とアルネ・ヌールハイム・センタの会長を務め、オーレ・ブルの生誕200
年にあたる2010 年にはブルに関する3 巻の著作を完成させました。ヘッレスタールの70
歳を記念するアルバム。20 世紀ノルウェーのオルガン音楽を代表する作品が6
曲、彼の数多くの録音から選ばれ収められています。エギル・ホーヴランは多作で知られ、協奏曲、室内楽曲、教会音楽とさまざまなジャンルに作品を残しました。ヴィルトゥオーゾ性が高く、祝祭の気分にみちた《『今、われら神に感謝せん』によるトッカータ》。イギリス、ウェストミッドランドのコヴェントリー大聖堂にノルウェーのトルシルセン兄弟のオルガンが建立された際に作曲された《ノルウェー伝承曲『主なる神よ、御名の讃えられんことを』によるコラールパルティータ第5
番》。《海の歌》はヘッレスタールのために書かれた作品です。
ノルウェー・ソリスト合唱団を長年に渡り指揮し、合唱指揮者としても知られるクヌート・ニューステットは、さまざまのスタイルにより、管弦楽と室内楽のための音楽と教会のための音楽を作曲してきました。《オルガン組曲》は、フランスのオルガン音楽に触発されたと言われる作品です。〈マニフィカト〉〈デュオ〉〈トリオ〉〈バス・ド・トロンペット〉〈フルート〉〈きわめておそく〉〈カプリース〉。ベルゲンの聖マリア教会の献堂式に際して作曲され、ヘッレスタールに献呈されました。作曲家、オルガニスト、批評家、音楽教師として活躍したコンラード・バーデンの《『おお神の子羊よ、あなたが立っているのが見える』による変奏曲》は、ネオクラシカルなスタイルと自由調性による、主題と7
つの変奏からなる作品です。アルネ・ヌールハイムのオルガンに2
人の打楽器奏者を加えた《レスポンス III》は、シュトックハウゼンの《コンタクテ》からインスピレーションを受け2
人の打楽器奏者とテープのために作曲された《レスポンス
I》の「ヴァリエーション」ともみなされる作品です。電気的に処理されたさまざまな楽器、合唱音楽、鐘の音を素材に含む音楽です。LP
とCDでリリースされていた音源をアルバム化するにあたり、ベテランのエンジニア、アウドゥン・ストリーペによるマスタリングが行われました。(初出:Simax
(LP) PN2013 *、Philips (LP) 6507 056 **、Aurora
ACD4990 +) |
TALENT
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堀米ゆず子、最新録音!ブラームスの協奏曲!
ブラームス:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
(2)ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
イ短調 Op.102 |
堀米ゆず子(ヴァイオリン)
(2)ヴィヴィアヌ・スパノゲ(チェロ)
ジョアン・ファレッタ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
艶やかで凛とした堀米ゆず子最新録音は満を持してのブラームスの協奏曲!指揮はファレッタ、チェロはスパノゲというミューズが競演!
録音:2013 年8 月27&28 日/プラハ/DDD、70’24”、日本語解説・帯付
現在ベルギーを拠点に活躍する国際的ヴァイオリニスト堀米ゆず子、2013
年8 月の最新録音はブラームスの協奏曲です。1980
年、日本人として初めてエリザベート王妃国際コンクールで優勝し世界的なヴァイオリニストに飛躍した堀米ゆず子。その後の長いキャリアの中で堀米にとってブラームスは最も重要な作曲家で、ヴァイオリン・ソナタはレコーディングも行っております。のびやかで艶やかな音色が魅力の堀米ですが、近年は凛とした輝かしい演奏にさらに磨きがかかっております。今回の共演、指揮はジョアン・ファレッタ、チェロはヴィヴィアヌ・スパノゲという豪華ミューズの競演というところも注目です。
今回収録したブラームスの協奏曲はライヴでは何度も披露していますが、今回満を持してのレコーディングと言えましょう。ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲のいずれもブラームスらしい交響曲的な構成で独奏パートはいずれも高度な技術を要しますが、当演奏はゆとりも感じられる音楽的に豊かな表現を楽しめる好演です。
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CHAMPS HILL RECORDS
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ルミナンス 〜 フルートとピアノのためのソロ、デュエット作品集
ゴーベール:古代のメダル/ピアソラ:オブリビオン(忘却)/
ドップラー:アンダンテとロンド/
シャミナード:フルートとピアノのための協奏曲/
フォーレ:ラシーヌ賛歌/サン=サーンス:オデレット/
ユー:幻想曲/イベール:イベール:2つの間奏曲/
アンデルセン:ロマンス/ドップラー:小二重奏曲 |
リサ・フレンド(フルート)
アンナ・ストークス(フルート)
マーク・キンケイド(ピアノ) |
イギリスの室内楽団エマヌエル・アンサンブルの創設メンバー、アンナ・ストークスと、スーザン・ミランの弟子で、英国の名ヴァイオリニスト、ロドニー・フレンドの娘、リサ・フレンドのデュオとソロによるフルート作品集。
ゴーベールやドップラー、アンデルセンなどフルーティストにとってお馴染みの作曲家から、ピアソラの「オブリビオン」のアレンジなど、フルートのための幅広いレパートリーは、選曲用の参考音源としてもおすすめ。
中でもフォーレの「ラシーヌ賛歌」のフルート・ヴァージョンは、原曲の合唱版とも一味違う美しさが印象的。
2013年6月17日−19日の録音。 |
FOOTPRINT
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ヨーテボリ室内合唱団
我々は地球からやって来た
ルンデン:Jorden och Jonsson/
ヨハンソン:Triss/
ヘルムードソン:
Naturens sorg、Vad gor vi med sommaren,
kamrater、
Den roda drommen、Visa i vinden/
シュニトケ:自然の声/
ルーセンベリ:Vi jordens kvinnor/
ブロムダール:Vi kom fran Jorden, Doris
land/
メルネス:Kosmos/
ヴィソツキー:Sangen om jorden |
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ヨーテボリ室内合唱団
グンナー・エリクソン(指揮) |
2013年が結成50周年のアニヴァーサリー・イヤーとなったヨーテボリ室内合唱団。「我々は地球からやって来た(Vi
kom fran Jorden)」は、スウェーデンの小説家、詩人のハリー・マーティンソンの「アニアラ(Aniara)」からインスピレーションを得て構成されたプログラム。
2004年−2008年の録音。 |
INTIM MUSIK
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リサイタル・シリーズVol.1
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》 |
ヨン=チュン・パク(ピアノ) |
スウェーデン、クングスバッカのコンサート・ホールのライヴ・レコーディング・シリーズ第1弾は、イギリス在住の韓国人ピアニスト、ヨン=チュン・パク。
モーツァルト、ベートーヴェンのソナタ3作品を組み合わせたプログラムを奏でるヨン=チュン・パクは、9歳でソウル交響楽団と共演を果たし、ジュリアード音楽院やミュンヘン音楽大学で研鑽を積んだ実力派。
2012年3月18日のライヴ録音。 |
SIGNUM CLASSICS
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ヴォルフ&ブラームス:歌曲集
ヴォルフ:プロメテウス、人間性の限界、歌手
ブラームス:
帰り道が分かるなら Op.63-8、教会の墓地にて
Op.105-4、
野の静寂 Op.86-2、裏切り Op.105-5、
もうお前のところへは行くまいと Op.32-2
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩による歌曲集
ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 |
アラステア・マイルズ(バス)
マリー=ノエル・ケンドール(ピアノ) |
アラステア・マイルズが歌うヴォルフ&ブラームス!
1987年のキャスリーン・フェリアー賞の受賞アーティストであり、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、MET、ネーデルラント・オペラなど、欧米の主要オペラハウスで活躍中のバス、アラステア・マイルズが歌うヴォルフ&ブラームス。
ハイペリオン(Hyperion)のR・シュトラウス歌曲集Vol.4(CDA
67667)では、クリストファー・マルトマンと共に、その歌唱力が高い評価を受けており、今回のヴォルフ&ブラームス・プログラムでも、アラステア・マイルズの独墺系プログラムとの相性の良さを聴かせてくれるに違いない。
2013年1月の録音。 |
NAXOS
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8.501205
(12CD)
\4500→\3990 |
ゲオルク・ティントナー(指揮)
ブルックナー:交響曲 全集
《CD1…8.554430》
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 WAB101
(1966年改訂なしのリンツ・オリジナル版に基くW.キャラガン版)/
5.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103より第2楽章
(1876年 L.ノーヴァク版)
<録音 1998年8月31日.9月1日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD2…8.554006》
1-4.交響曲 第2番 ハ短調 WAB102
(1872年初稿版に基くW.キャラガン版)
<録音 1996年9月16-17日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール>
《CD3…8.553454》
1-4.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103(1873年 L.ノーヴァク版)
<録音 1998年8月27-28日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD4…8.554128》
1-4.交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」
WAB104
(1881年 R.ハース版)
<録音 1996年10月16-17日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD5…8.553452》
1-4.交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
<録音 1996年4月19-20日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD6…8.553453》
1-4.交響曲 第6番 イ長調 WAB106(R.ハース版)
<録音 1995年7月30日-8月2日 ニュージーランド,ロウワー・ハット・タウン・ホール>
《CD7…8.554269》
1-4.交響曲 第7番 ホ長調 WAB107
(1885年オリジナル版に基くR.ハース版)
<録音 1997年5月6-7日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD8…8.554215》
1-3.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108
(1887年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版)
第1楽章-第3楽章
<録音 1996年9月23-25日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール>
《CD9…8.554216》
1.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108(1887年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版)
第4楽章/
2-5.交響曲 第0番 ニ短調「ヌルテ」WAB100
<録音 1996年9月23-25日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール>
《CD10…8.554268》
1-3.交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
(1894年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版)
<録音 1997年5月8-9日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD11…8.554432》
1-4.交響曲 第00番 ヘ短調「習作」WAB99/
5.交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
(1878年版に基くL.ノーヴァク版) 第4楽章
<録音 1995年9月3-4日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール>
《CD12》
ゲオルク・テイントナー ブルックナーを語る
※対訳なし
<1974年8月 カナダ・ナショナル・ユース・オーケストラへのレクチャー風景
録音 カナダ放送> |
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ゲオルク・ティントナー(指揮)/
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団…CD1.3.4.5.7.10.11/
アイルランド国立交響楽団…CD2.8.9/
ニュージーランド交響楽団…CD6 |
NAXOSが見出した真の天才指揮者ゲオルク・ティントナー(1917−1999)。彼は6歳からピアノを始め、ウィーン少年合唱団で活躍した後、ウィーン国立音楽アカデミーでピアノと作曲を学びました。しかし、ユダヤ人であったため国外に脱出。活躍の場を探す年月が続くことになります。ニュージーランドからオーストラリア、南アフリカ、イギリスを経て、もう一度戻ったオーストラリアでようやく生涯の伴侶を得ます。その後はカナダに落ち着き、後進の指導にあたりながら、大好きなブルックナーの演奏を続けてきたのでした。そんな彼がNAXOSの社長であるクラウス・ハイマンに出会ったのは1994年。74歳の時だったのです。すでに病魔に侵されていたティントナーですが、ハイマンは彼の演奏に非凡の才能を見出し、NAXOSにおけるブルックナー(1824-1896)全集の録音を託すことを決意したのでした。
この録音にはいくつかの特筆すべき点があり、曲の解説はティントナー自身が執筆したこと、その中でも「使用した版へのこだわり」は広く知れ渡っているのではないでしょうか。
1995年に始まった全曲録音は1998年9月に完了。これらの演奏は瞬く間に人気を博すとともに、NAXOSレーベルの名声も高めたものでした。
2000年には来日公演も予定されていましたが、1999年10月2日、彼は自らの命を絶ってしまったのです。
このBOXには、録音を始める前に彼が語った「ブルックナーへの思い」も収録。もう一度この愛すべき偉大な指揮者に賞賛を贈りたいと思います。 |
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8.573161
\1100 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
グリエール:交響曲 第3番 ロ短調「イリヤ・ムーロメツ」Op.42(1911)
1.第1楽章:巡礼者、イリヤ・ムーロメツとスヴャトゴール/
2.第2楽章:イリヤ・ムーロメツと山賊ソロヴェイ/
3.第3楽章:太陽王ヴラディーミル公の宮殿にて/
4.第4楽章:武勇伝とイリヤ・ムーロメツの石化 |
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮) |
録音 2013年5月3-5日 ニューヨーク バッファロー,クレインハウス・ミュージック・ホール
ロシア、キエフで生まれ、モスクワ音楽院でタネーエフ、アレンスキーらに作曲を学んだグリエール(1875-1956)。しかし実は彼の父はドイツ人で、母はポーランド人。祖先を辿ってもロシア人はいなかったようです。そんなグリエール、バレエ音楽「けしの花」や幾つかの協奏曲が知られていますが、この交響曲第3番は彼の最高傑作として讃えられる見事な作品です。このイリヤ・ムーロメツとは中世ロシアの伝説上の英雄の名前。並外れた力持ちであったとされ、数多くのエピソードが伝えられています。
グリエールはそんな英雄にまつわる4つのエピソードを選び出し、重厚な交響曲を描きだしました。ロシア国民主義と後期ロマン派の手法を結びつけた表現的で雄大な作品からは、例え、ムーロメツの個性を知らずとも、各々の聴き手の脳裡にその人物像が鮮明に浮かび上がるだけの表現力が溢れ出しています。ファレッタの指揮は、グリエールの完膚なきまでの構築性を存分に浮かび上がらせています。 |
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8.572758
\1100 |
コルンゴルト&シェーンベルク:ピアノ三重奏曲集
1-4.コルンゴルト(1897-1957):ピアノ三重奏曲
Op.1(1909-1910)/
5.シェーンベルク(1874-1951):浄められた夜
Op.4
(E.シュトイアーマンによるピアノ三重奏曲版) |
フィデリオ三重奏団
<メンバー:
ダラ・モーガン(ヴァイオリン)/
ロビン・マイケル(チェロ)/
メアリー・ダレー(ピアノ)> |
録音 2011年4月19.20日 UK 西サセックス チャンプス・ヒル
日本での「死の都」上演など、最近俄然注目を集めている作曲家コルンゴルト。彼がいかに早熟の天才であったかについては、既にご存知の方も多いことでしょう。実際にこうして13歳を迎える前の作品を耳にすると、その恐るべき才能には身震いしないわけにはいきません。冒頭の響きから、既に後年に書かれたヴァイオリン協奏曲と同質の香りが馥郁と匂い立つのですから。
このピアノ三重奏曲は初演時に、ピアノをあのブルーノ・ワルターが演奏したことでも知られています。この時、ワルターはこの少年に惜しみない賛辞を送り、やがてコルンゴルトがアメリカに亡命する際にも、いろいろと尽力したというほど、少年の才能に惚れ込んだのにも頷けます。
シェーンベルクの「浄められた夜」はシュトイアーマンによるピアノ三重奏曲版を収録。ピアノに多くの役割が持たされており、本来の弦楽六重奏版とはまた違った魅力を放っています。 |
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8.572841
\1100 |
モーツァルト:交響曲 第38-40番(J.N.フンメルによる室内楽版)
1-3.交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」K504(A.F.546)/
4-7.交響曲 第40番 ト短調 K550(A.F.547)/
8-11.交響曲 第39番 変ホ長調 K543(A.F.548) |
ウヴェ・グロット(フルート)/
フリードマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)/
マルティン・ルンメル(チェロ)/
ローランド・クリューガー(ピアノ) |
録音 2012年1月14-16日 オーストリア ケフェルマルクト,シュロス・ヴァインベルク
「モーツァルトの交響曲だったら、モダン楽器もピリオド楽器も含めて数えきれないほど聴いてきた!」そんな愛好家の方でも、このフンメル編曲の室内楽ヴァージョンをご存知の人は少ないのでは。チェコで生まれたフンメル(1778-1837)は、8歳の時に指揮者であった父に連れられ、モーツァルトを訪れます。そして彼はモーツァルトの家に住み込み、ピアノの教えを受けるという素晴らしい経験をするのです。そんなフンメルは作曲家として多数の作品を残しましたが、その中には友人であったベートーヴェンやモーツァルトの交響曲、協奏曲の編曲がいくつか含まれています。
7曲あるモーツァルトのピアノ協奏曲=室内楽版は最近になって録音が増えてきましたが、ベートーヴェンの交響曲の室内楽版(7番まである)や、今回のようなモーツァルトの交響曲の室内楽版(全部で6曲ある)は、まだまだ開拓の余地ありの分野です。このような小編成への編曲は、曲の構成が良くわかることと、少人数でも演奏できることなど、利点も多く、もちろん作曲家が技法を学ぶためにも良い練習となったことでしょう。 |
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8.559725
\1100 |
パーシケッティ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1-2.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
Op.15/
3-6.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op.10/
7-9.ピアノ・ソナチネ 第1番 Op.38/10.ピアノ・ソナチネ
第2番 Op.45/
11-12.ピアノ・ソナチネ 第3番 Op.47/
13-15.ピアノ・ソナチネ 第4番 Op.63/
16-17.ピアノ・ソナチネ 第5番 Op.64/
18.ピアノ・ソナチネ 第6番 Op.65/19-28.マスク
Op.99/
29-32.ヴァイオリンとピアノのためのセレナーデ
第4番 Op.28
※世界初録音 |
ハッセ・ボロプ(ヴァイオリン)…1-2.3-6.19-28.29-32/
ヘザー・コナー(ピアノ)…1-2.7-18.19-28.29-32 |
録音 2012年10月7-10日 USA ユタ ソルト・レイク・シティ,リビー・ガードナー・コンサート・ホール
フィラデルフィアでイタリア系の家庭に生まれ、コムズ大学とフィラデルフィア音楽院に学んだパーシケッティ(1915-1987)。彼の名前はとりわけ吹奏楽愛好家たちの中で知られており、楽器の性能をフルに生かした上で精緻なアンサンブルが求められるいくつかの作品は難易度と完成度の高さにおいて、演奏する人たちにも興奮をもたらすというものです。
そんなパーシケッティ、実に多作な人であり室内楽や器楽曲も数多く書いているのですが、現在ではほとんど忘れられてしまっているのが何とも残念なところです。このアルバムではそんな彼の「知られざる」ヴァイオリンとピアノのための作品を紹介します。
未発表であるヴァイオリン・ソナタ Op15は確かに難解な音楽ですが、じっくり聞いてみると何とも味のあるものです。ソナチネ集はピアノ学習者に最適な作品ですが、彼自身の言葉によると「意図的に教育的な音楽を書いたのではない」とのこと。とは言え、これをマスターすると、かなり表現に幅が出るのではないでしょうか。 |
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8.559769
\1100 |
ピーター・ボイヤー:交響曲 第1番 他
1.シルヴァー・ファンファーレ(2004)/
2.フェスティヴィティーズ(2011)/
3-5.弦楽のための「3人のオリンピア」(2000)
<Ⅰ:アポロ/Ⅱ:アフロディーテ/Ⅲ:アレス>/
6.祝典序曲(1997/2001改編)/
7-9.交響曲 第1番(2012-2013) |
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
ピーター・ボイヤー(指揮) |
録音 2013年6月17日 ロンドン アビー・ロード・スタジオ
現代アメリカ作曲家のなかでも、とりわけ目覚ましい活躍をしているのが、このピーター・ボイヤー(1970-)です。このアルバムの中には5つの作品が収録されていますが、そのどれもが興味深いものばかりですが、とりわけ「3人のオリンピア」は彼が興味を抱いているという神話と歴史を題材にしたもの。
オリンピアというと、最近はオリンピック選手の意をして捉えられることが多いのですが、やはりここでは本来の意味であるギリシャ神話の神々を思い起こすべきでしょう。
3つの部分はそれぞれに神々を表現し、ストラヴィンスキーを思わせる「アポロ」、愛と美の化身である「アフロディーテ」、そして戦いの神「アレス」と、うまく特徴を描き分けています。めちゃくちゃカッコイイ「祝典序曲」や伝統の書式を見事に具現化した「交響曲第1番」など、気持ちのよい音を味わうことができる興奮の1枚です。 |
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8.572310
\1100 |
マルティヌー:歌曲集 第2集
1.愛とキスを続けて H.27/2.朝早く、私は外で草を刈る
H.49/
3.ねぐらの庭で H.77/
4-7.月 H.135 <第1番:1月/第2番:3月/第3番:9月/第4番:高きところに安らぎあり>/
8.炎の男 H.71/
9-10. 2つの歌 H.21
<どこだったのか/なぜあなたは歯をみせて笑うのか>/
11.パステル H.8/12.昔 H.69/
13-15.レッド・セヴン・キャバレーのための3つの歌
H.129
<第1番:夏のバラード/第2番:酒場/第3番:ハヴィルシュカー>/
16.私は古い公園を愛する H.79/17.眠る人
H.19/
18.冬の夜 H.26/19.復活祭のキャロル H.230 |
ヤーナ・ワリンゲローヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ジョルジオ・コウクル(ピアノ) |
録音 2010年3月17日…4-8, 2013年1月15日…1-3.9-19
プラハ コルニ・スタジオ
第1集(8.572588)の歌曲集で、マルティヌー(1890-1959)の表現した摩訶不思議な世界を垣間見せてくれたメゾ・ソプラノのワリンゲローヴァとピアノのコウクル。今回もたっぷりと味わい深い歌を披露しています。チェコで生まれたマルティヌーは、幼い頃から様々な音楽や書に親しみ、その内面世界を広げていたといいます。才能に気が付いた周囲の人の勧めでプラハ音楽院に入学するも、学校の授業には満足できず、結局は退学処分になってしまうほどでしたが、そんな時にも彼の音楽的興味は成長を続け、一時期はパリで印象派の影響を受けたり、アメリカで創作活動を続けたりと、多彩な活動をしていきます。
彼はあまりにも数多くの作品を残したため、人々の興味は交響曲や一部の管弦楽作品、そしてオラトリオなどの合唱作品に向けられるのみで、数多くある歌曲はなかなか演奏の機会に恵まれていないのが実情です。しかし、彼の歌曲には当時のプラハの文化的香りと、ヤナーチェクやドヴォルザークとは異なる独自の旋律美に溢れていて、この面白さに気がついたあなたは、もうすっかりマルティヌーの虜になっているのです。 |
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8.572735
\1100 |
ロッシーニ:序曲全集 第4集
1.歌劇「セヴィリャの理髪師」-序曲/
2.歌劇「イタリアのトルコ人」-序曲/
3.シンフォニア 変ホ長調/
4.歌劇「リッチャルドとゾライデ」-第1幕
序曲/
5.歌劇「トルヴァルドとドルリスカ」-第1幕
シンフォニア/
6.歌劇「アルミーダ」-第1幕 シンフォニア/
7.歌劇「オリー伯爵」-第1幕 序奏/
8.歌劇「ビアンカとファッリエーロ」-シンフォニア |
プラハ交響楽団/
クリスティアン・ベンダ(指揮) |
録音 2011年9月5-6日 Kulturni Dum Barikadniku…1,
2012年5月30-31日 Produkcni dum Vzlet…2-8
チェコ プラハ
大好評、クリスティアン・ベンダによるロッシーニ(1792-1868)の歌劇序曲集。この第4集で完結となります。19世紀の初頭、ロッシーニの音楽はヨーロッパ中で大人気を博していました。それは聴衆だけでなく、同時代の音楽家にも人気があり、その流麗なメロディは様々なモティーフとして、ピアノ曲やヴァイオリン曲の素材にも使われていたのです。
ロッシーニは生涯に39の歌劇を作曲。初期作品はどちらかというとブッファ(喜劇)が中心でしたが、後半期はもっぱら本格的なセリア(正歌劇)に力を注いでいました。この第4集には「セヴィリャの理髪師」や「イタリアのトルコ人」などの良く知られた作品の序曲から、ほとんど上演される機会のない作品の序曲、そして1806年から1809年頃の彼が学生時代を送った頃に書いた「シンフォニア
変ホ長調」(後に「結婚手形」の序曲として改編後、更に「ボルゴーニャのアデライーデ」の序曲にも流用)まで、興味深い作品が収録されています。 |
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8.572901
\1100 |
フランク:初期ピアノ作品集
1.バラード Op.9/
2-5. 4つのシューベルトの歌曲よりトランスクリプション
Op.8 M15
<第1番:若い尼僧 D828/第2番:ます
D550/
第3番:乙女の嘆き D191/第4番:弔いの鐘
D871>/
6-8.ポーランドの2つの歌による幻想曲 Op.15
M18/
9.エクス・ラ・シャペルの思い出 Op.7 M14 |
ジュリア・セブルス(ピアノ) |
録音 2012年10月30-31日 ドイツ ベルリン,ダーレム
イエス・キリスト教会
セザール・フランク(1822-1890)と言うと、あの重厚な交響曲や美しいヴァイオリン・ソナタが良く知られています。あとは何曲かのオルガン作品と、「天使の糧」と…。逆に言えば、まだまだ知られていない作品が多いということでしょうか?
このアルバムに収録されたピアノ曲は1843年から1844年頃の若いフランクが、コンサートツアーを行った際に演奏されたもので、意外性のある曲が多く含まれています。劇的な筋立てを持つ「バラード」や「エクス・ラ・シャペルの思い出」は後の精神性豊かな作品を連想させますが、シューベルト作品のトランスクリプションは、まるでリスト作品を思わせる技巧的で華麗なもの。
才能あるピアニストであったフランクの技巧が伺い知れることでしょう。「ポーランドの2つの歌による幻想曲」は、ショパンの「ポーランド民謡による幻想曲」で使われたメロディ「もう月は沈み」と「カロル・クルピニスキの主題」がそのまま使われていますが、曲のイメージはかなり異なるもの。フランクの独創性をまざまざと見せつける作品です。 |
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8.572977
\1100 |
サインス・デ・ラ・マーサ:ギター作品集
1.サパテアード/2.ラ・フロンテーラ・デ・ディオスより第2番:瞑想曲/
3.ロンデーナ/4.ペテネーラ/
5.ラ・フロンテーラ・デ・ディオスより第1番:夜明けと風景/
6.4つのオリジナル作品より第1番:踊る人形/7.エル・ビート/
8.ラ・フロンテーラ・デ・ディオスより第3番:牧歌/9.ソレア/
10.ラ・フロンテーラ・デ・ディオスより
第4番:マリア・ベレンのロマンチッロ/
11.カスティリアの歌/12.ラ・フロンテーラ・デ・ディオスより第5番:犠牲/
14.4つのオリジナル作品より第3番:思い出/15.練習曲
イ短調/
16.セギディラ・セビィラーナ/17.4つのオリジナル作品より第2番:瞑想曲/
18.4つのオリジナル作品より第4番:メヌエット/
19.カンティレーナ |
フランツ・ハラス(ギター) |
録音 2012年2月24-26日 ドイツ ミュンヘン,音楽演劇大学
大ホール
スペインのギタリスト、作曲家レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981)。彼の弟エドゥアルドも優れたギタリスト&作曲家でした。彼は10歳からギターを始め、数多くの優れた師からギターを学び、1914年にビルバオのアリアーガ劇場でデビュー後は、バルセロナで演奏活動を始め、リョベートを始めとしたギター関係の知己を増やしていきます。
世界中に演奏旅行に出かけ、1935年にはマドリード音楽院のギター科の教授に就任しました。彼の名声が一躍高まったのは、1940年にあのロドリーゴの「アランフェス協奏曲」の初演でソロを務めたことであり、曲の素晴らしさとともに、彼の技巧の素晴らしさも知れ渡ったのです。
彼の作品はどれもカスティーリャとアンダルシアの民謡に根差していて、刺激的であり抒情的。ギターを愛する人なら絶対外してはならない名曲の宝庫たる1枚です。 |
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8.573073
\1100 |
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)&ローマ交響楽団
ペトラッシ:ピアノ協奏曲・フルート協奏曲
他
1.フルート協奏曲(1960)/
2-4.ピアノ協奏曲(1936-1939)
<Non molto mosso, ma energico/
Arietta con variazioni: Molto adagio
e tranquillo/
Rondo: Andantino mosso ? Allegro agitato>/
5-8.バレエ音楽「オルランドのフォリア」から交響的組曲(1942-43)
<序曲-アンジェリカの踊り(クァドロⅠ)/アンジェリカとメドロ(クァドロⅡ)/
アストルフォの踊り(クァドロⅢ)/グェッリラの踊り(クァドロⅠ)> |
マリオ・アンチロッティ(フルート)…1/
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)…2-4/
ローマ交響楽団/
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮) |
録音 2012年6月22-23日 OSRスタジオ…1, 2012年3月25-26日
アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…2-4,
2012年11月11-12日 アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…5-8
ローマ
イタリアの作曲家、ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003)。カゼッラやマリピエロ、レスピーギなどの「新音楽協会」を結成した世代より少し遅れて生まれた彼は、そのキャリアのはじめの頃は新古典主義や旋法を用いた作品を書いていましたが、時代の流れには逆らい難く、無調や十二音技法にも興味を持ち、結局はこれらをうまく融合した独自の作風を貫くことで自らの作曲語法を確立させた人でもあります。
このアルバムにはフルート協奏曲とピアノ協奏曲、そして管弦楽曲の3つのジャンルの曲が収録されていて、彼の作風の変遷を辿ることができます。早い年代のピアノ協奏曲はまさに新古典主義の音楽で、プロコフィエフやヒンデミットを思わせるものですが、フルート協奏曲は明瞭な旋律線を感じさせない茫洋とした音楽。
時折聞こえるパーカッションの音色が斬新です。バレ音楽はその中庸を行くもので、このまま映画音楽に仕えそうなほど、湧き立つような音の洪水が楽しめます。 |
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8.573129
\1100 |
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
第1集
1.ギーガ P.15b/2.アレグレット・ヴィヴァーチェ/
3-5.ヴァイオリン・ソナタ ニ短調(1897)/
6-11. 6つの小品 Op.31(1901-1902)
<子守歌/メロディ/伝説/優しいワルツ/セレナード/アリア>/
12-16. 5つの小品 Op.62(1906)
<ロマンス/朝の歌/マドリガーレ/子守歌/ユモレスク> |
エミー・ベルネコーリ(ヴァイオリン)/
マッシモ・ジュセッペ・ビアンキ(ピアノ) |
録音 2012年9月3-5日 ヴィセンツァ モンティチェロ・ディ・ロニゴ,セント・アポリナーレ教会
レスピーギ(1879-1936)というと、あの壮大な「ローマ三部作」などの管弦楽作品がまず頭に浮かびますが、彼自身は最初ヴァイオリンを学びやがてヴィオラ弾きとして活躍、従って、その初期の作品もヴァイオリンのために書かれたものがとても多いのです。
NAXOSではそんなレスピーギのヴァイオリンとピアノのための作品の全集をシリーズ化します。第1集は1897年から1905年にかけて書かれた曲を集めたもので、いくつかの曲はボローニャの博物館に所蔵された未発表作品でもあります。
彼の学生時代にはドイツのロマン主義とロシアの国民楽派など、フランスの印象派など様々な潮流が押し寄せていました。そんな時期に書かれたこれらの曲はおり、優雅さと流麗さ、そして壮大さを兼ね備えています。ピアノ独奏版としても愛されている6つの小品(とりわけ優しいワルツは最近人気の作品)は、ヴァイオリンで聴くとまた違った佇まいを持ち、良い意味での「サロン風」の雰囲気を備えています。そして「5つの小品」は完全にレスピーギの個性が確立された作品と言えそうです。 |
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8.573133
(2CD)
\2200 |
エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874):30のカプリース・二重奏曲
第1番
<CD1 30のカプリース>
1.第1番 イ短調 Op.2-2/2.第2番 ハ長調 Op.2-5/
3.第3番 ハ短調 Op.1-3/4.第4番 ロ短調 Op.4-2/
5.第5番 ト短調 Op.5-2/6.第6番 ニ長調 Op.4-5/
7.第7番 変ロ長調 Op.2-1/8.第8番 ヘ長調
Op.1-1/
9.第9番 ハ長調 Op.5-1/10.第10番 イ短調
Op.3-2/
11.第11番 ヘ長調 Op.3-1/12.第12番 ニ短調
Op.1-5/
13.第13番 ト長調 Op.3-3/14-16.二重奏曲
第1番 ハ長調/
17-18.二重奏曲 第2番 イ短調/19-21.二重奏曲
第3番 変ロ長調/
<CD2 30のカプリース(続き)>
1.第14番 ホ短調 Op.3-4/2.第15番 ハ長調
Op.4-1/
3.第16番 ハ長調 Op.2-3/4.第17番 イ短調
Op.3-5/
5.第18番 ホ長調-ホ短調 Op.4-4/6.第19番
ヘ長調 Op.4-6/
7.第20番 ニ長調 Op.5-5/8.第21番 ロ短調
Op.5-4/
9.第22番 ト長調 Op.2-6/10.第23番 ホ短調
Op.2-4/
11.第24番 ハ長調 Op.1-6/12.第25番 変ロ長調
Op.1-4/
13.第26番 変ロ長調 Op.3-6/14.第27番 ト長調
Op.5-3/
15.第28番 ト長調 Op.1-2/16.第29番 変ロ長調
Op.4-3/
17.第30番 ヘ長調 Op.5-6 |
ニコラ・ブルフォーネ(クラリネット)/
マルコ・ジャーニ(クラリネット…CD1:14-21) |
録音 2005年8月 イタリア ゴリツィア,アウディトリウム・ブラツ
ミラノで生まれ、9歳の時にミラノ音楽院でカルッリに師事、瞬く間に才能を開花されたカヴァリーニ。彼は1824年に卒業後、スカラ座の第1クラリネット奏者に任命され、また各地で演奏旅行を行うなど、ヨーロッパ中にその名声を広めていきました。
その後、演奏旅行で訪れたロシアで皇帝に気に入られ、マリインスキー劇場の第1クラリネット奏者に就任します。この時期に上演されたベルディの「運命の力」において、彼の演奏に感銘した作曲家が、第3幕のオープニングに美しいクラリネットのソロ・パートを付け加えたというエピソードもあるほどです。
このクラリネットのための「30のカプリース」は、彼の最も重要な作品であり、今も世界中の音楽学校で生徒たちがこの「練習曲」のお世話になっていることは間違いありません。30の曲の中にはクラリネットを演奏するために必要な全ての要素…カンタービレや超絶技巧まで…が含まれ、もちろん音楽性も高めることが可能という優れものです。もちろんただ聴いているだけでもOKです。 |
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8.573184
\1100 |
EARTHRISE-アースライズ
1.ナイジェル・クラーク(1960-):アースライズ(2010)/
2-4.キット・ターンブル(1969-):グリオ(2009)<雄弁家/作曲家/ダンサーとドラマー>/
5-10.クラーク:ヘリテージ組曲(どんな希望をみたのか)(2010)
<がらくた市/祈りと疫病/宝庫/ホップを採る人のロンド/
温かいビールとクリケット/ワイアットの反乱と希望>/
11.ヘスス・サンタンドレウ(1970-):あらゆる種類のディアボロラム(2010)/
12.クラーク:最高級の時間(2010) |
ミドルテネシー州立大学ウィンド・アンサンブル/
リード・トーマス(指揮) |
録音 2012年12月11日…1.5-10.12, 2012年2月5日…2-4,
2011年3月12日…11 USA テネシー,ミドルテネシー州立大学
ライト・ミュージック・ホール
毎回、エキサイティングな作品が登場するNAXOSの吹奏楽シリーズ。今回は人気作曲家のナイジェル・クラーク、キット・ターンブル、ヘスス・サンタンドレウの3人のベテランの作品をお届けいたします。アルバム・タイトルの「アースライズ」。
これは1968年12月24日、アポロ8号の宇宙飛行士ウィリアム・サンダースが撮影した地球の写真の名前であり、静かな月面と生命感溢れる藍色の地球の比類なき美しさは、「史上最も影響力のあった環境写真」と讃えられています。
この荘厳な雰囲気を見事に捉えたクラークの作品は、まるでロケットで月を周回しているかのような気分にさせてくれることでしょう。様々な要素が盛り込まれた「ヘリテージ組曲」は楽しく、「最高級の時間」は目覚まし時計のアラームで始まります。ターンブルの作品は西アフリカの部族の音楽に由来するもの。そして暴力的でもあるサンタンドレウの作品も極めて興味深いものです。 |
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8.573199
\1100 |
クレスウェル:魂の風景 他
1-7.ピアノとオーケストラのための協奏曲
<葬送行進曲/アダージョ Ⅰ/スケルツォ
Ⅰ/アドロラート/
スケルツォ Ⅱ/アダージョ Ⅱ/プレスト>/
8.魂の風景/9.管弦楽と弦楽四重奏のための協奏曲 |
シュテファン・デ・プレッジ(ピアノ)…1-7/
ニュージーランド弦楽四重奏団…9/
ニュージーランド交響楽団/
ハミッシュ・マッキーチ(指揮) |
録音 2012年6月25-27日 ニュージーランド ウェリントン,マイケル・フォウラー・センター
ニュージーランドの作曲家ライル・クレスウェル(1944-)。以前リリースされた作品集(8.570824)では、声楽作品と「管楽器のための協奏曲」を聴くことができましたが、今回のアルバムには極めて興味深い「ピアノ協奏曲」を中心に、3つの作品が収録されています。7つの楽章からなる「ピアノ協奏曲」は彼の親友で2009年に亡くなった作曲家、エドワード・ハーパーの思い出のために書かれた作品。
3楽章から6楽章までは、ハーパーの命が尽きる前に書かれていましたが、彼の死によって「葬送行進曲」とアダージョ、そして最終楽章が付け加えられ、完成形となりました。
全体的に重苦しく激しい雰囲気に支配された音楽です。「魂の風景」はイタリアの画家マウリツィオ・ボッタレッリの絵画にインスパイアされた音楽。最後の協奏曲も、何人かの亡くなった友人たちのために書かれているといい、こちらも瞑想的で悲痛な表情を見せる音楽です。 |
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8.660345
(2CD)
\2200 |
エルケル:歌劇「イシュトヴァーン王」
4幕 アンタル・ヴァラディ 台本 |
イシュトバン:ハンガリー王…ヤノシュ・グルバン(バリトン)/
ギゼッラ:王妃…ユッタ・ボコル(アルト)/
イムレ:王子…ゾルタン・ニャーリ(テノール)/
クレスチミーラ:クロアチアの王女でイムレの婚約者…ズザンナ・バジンカ(ソプラノ)/
ヴァズル:王のいとこ…カズメル・シャルカニー(バリトン)/
セベシュ:廷臣…タマーシュ・ダロッツィ(テノール)
他/
ラースロ・デアク(オルガン)/
キング・イシュトヴァーン合唱団(アコス・ソモグィバリ…合唱指揮)/
MAVブダペスト交響楽団/
ヴァレリア・チャーニ(指揮) |
録音 2012年8月26.27日 ハンガリー ブダペスト,フンガロトン・ロッテンビッラー・ストリート・スタジオ
ハンガリー出身の作曲家、フェレンツ・エルケル(1810-1893)。ハンガリーにおけるグランド・オペラの父です。また1844年にハンガリー国歌となった「賛称」の作曲家でもあります。この「イシュトヴァーン王」は彼の9つある歌劇の中の最後の作品であり、ハンガリー王国の初代の国王にまつわる物語を描いたものです。
愛、嫉妬、権力抗争、そして殺人。そして彼が成し遂げたハンガリーの統一とキリスト教の導入などの様々なエピソードを取り入れた壮大なオペラです。しかしこの作品、初演時以降に台本と音楽が大きくカットされ、そちらが伝えられていたため、125年後の今回の上演では、その部分を復元することに力が注がれました。
彼のスコアと原稿を詳細に確認し、付け加えられたものを外し、きちんとした形に整えました。無論この形が決定稿ではありませんが、今後この作品がもっと上演されることになれば、整理されていくことは間違いありません。まずはこの素晴らしい作品が蘇ったことを喜びたいものです。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTUS
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未亡人所蔵の音源から新マスタリング
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
ウィーン・ライヴ1978年
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調
Op.64 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
本来の驚くべき姿で出現、聴き終わった後に立ち直れないほどの神憑り的演奏が姿を現した
ライヴ録音:1978 年6 月12、13 日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール/ステレオ、ライヴ、32bit
Digitally Remastered
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホールでチャイコフスキーとショスタコーヴィチのともに交響曲第5
番を演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP
発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985
年にCD 発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。
当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜しくもカットされていたようです。
今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほどの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5
番」中でもダントツの凄さ。ライヴとは思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2
楽章後半の盛り上がり、第3 楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できる、必携のアルバムの出現です。 |
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初出!
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
大阪ライヴ1977年
(1)ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
(2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』D.759
(3)チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)
[第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/
第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/
第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ] |
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
初出。ムラヴィンスキー、77 年大阪ライヴが残っていた
ライヴ録音:1977 年10 月8 日、フェスティバルホール/大阪/ステレオ、ライヴ、32bit
Digitally Remastered
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3
回目の来日ツアーは1977 年10 月に行なわれましたが、8
日に大阪フェスティバルホールで行なわれた公演がホールの専門技士によって許可を得て記録録音されていました。いずれもファンの間で伝説と化していた音源で、鮮明なステレオというのも衝撃です。
シューベルトの「未完成」は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭。強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。平林直哉先生執筆の解説中に、「『未完成』の冒頭の最弱音を聴いただけでも、尋常でないことがわかる」という言葉通りの、人間業を超えた演奏を目の当たりにできます。
「くるみ割り人形」もムラヴィンスキーの選曲による組曲ですが、後期の交響曲に匹敵する大きな音楽と盛り上がりで身動きがとれなくなります。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6
分間を味わえます。 |
<メジャー・レーベル>
<映像>
TONY PALMER’S FILM
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TPDVD 121
(DVD-Video/NTSC)
\2800 →\2590
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内田光子
モーツァルト・イン・ジャパン |
内田光子(ピアノ、指揮)
イギリス室内管弦楽団、他 |
イギリスの映画監督である、トニー・パーマーが監修するドキュメンタリーDVDレーベル「Tony
Palmer's Film」。名アーティストのコンサート、オペラ、リハーサル、舞台裏、普段では見られない様子をドキュメンタリー化!
世界の「内田光子」、1986年の来日公演の模様などを収録したドキュメンタリー!
日本が世界に誇るピアニスト、内田光子のドキュメンタリー。1986年に開館したサントリーホールのオープニング・シリーズで来日公演を行った、弾き振りでのモーツァルトのピアノ協奏曲全曲公演の模様やリハーサル、内田光子のインタビューなどを収録。2012年に内田光子がイギリスのロイヤル・フィルハーモニック協会からゴールド・メダルを受賞した記念で作成されたドキュメンタリーDVDである。
インタビューでは内田光子のモーツァルトへ対する熱い想い、コンサートで演奏した楽曲へのアプローチや解釈など自身の考えを熱く語っている。
※収録時間:64分/NTSC(ALL/Region:0)/16:9COLOUR |
1/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HMF
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ハンス=クリストフ・ラーデマン&ベルリン古楽アカデミー
C.P.E.バッハ(1714-1788):
(1)マニフィカト Wq 215 (1749)
(2)モテット「聖なる神よ(Helig ist Gott)」Wq
217 (1776)
(3)交響曲ニ長調 Wq 183-1 (1780) |
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ベルリン古楽アカデミー
RIAS 室内合唱団
エリザベス・ワッツ(S)
ヴィープケ・レームクール(A)
ローター・オディニウス(T)
マルクス・アイヒェ(Bs) |
C.P.E.バッハ生誕300 年。C.P.E.バッハの傑作3
作品、1786 年のC.P.E.バッハ自身の指揮によるコンサートを再現!大曲「マニフィカト」&「聖なる神よ」、聴きどころ満載の交響曲ニ長調
録音:(1)(2)2013 年1 月(ベルリン・イエス・キリスト・教会)、(3)2011
年11 月(テルデックス・スタジオ)
1786 年4 月9日、C.P.E. バッハは、ハンブルクで、自身の代表作3
曲を盛り込んだチャリティーコンサート(貧しい人々への無償医療を支えるためのもの)を指揮しました。
冒頭は父の書いたロ短調ミサ曲の「クレド」、ヘンデルのメサイアよりハレルヤとアリア。そして後半に、自作3
作品を演奏しました。その3 作品を収めたのがこのCD
です。
1749 に書いたマニフィカトは、自身が、偉大なる父バッハの後継者としてライプツィヒ・トーマス教会の楽長になれるようにという願いをこめて書いたもの。結局エマヌエルはこの職に就くことはできませんでしたが、終曲の合唱フーガなど、父バッハを思わせる作風で、父の後継者としての力量のアピールだったのかもしれません。
そして、二重合唱(人間と天使)のための「聖なる神よ」は、自身「こうしたジャンルの白鳥の歌となるだけでなく、この作品によって私の名は私の死後も忘れられることはないだろう」と述べた作品。最後に演奏された交響曲は、1780
年に出版された4つの交響曲のセットの中の1曲。弦楽器のみのリズミックな導入部を経て、管楽器を含むトゥッティが不協和音を力強く奏でる第1楽章など、様々な工夫が凝らされています。
カントール(楽長)の家系に生まれた指揮者ラーデマンは、2007-08
のシーズンからRIAS 室内合唱団の音楽監督を務めており、手兵ともいえる合唱団のメンバーによる美しいマニフィカト、およびベルリン古楽アカデミーの面々による活き活きとした演奏は注目です! |
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HMC 902109
(2CD)
¥4200 →\3790
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マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディションVOL.8〜
さすらい人の夜の歌
[CD1]
沈みゆく太陽に寄せてD457/死と乙女
D531/ばらD745/
思い出「死者への捧げもの」D101/万霊節の日のための連祷D343/
水の上で歌うD774/夕べの光景D650/雷雨ののちにD561/小人D771/
春にD882/花言葉D519/すみれD786/遠く去った人にD765/
ただあなたのそばにD866-2/ガニュメートD544
[CD2]
さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」D768/羊飼いの嘆きの歌D121/
野ばらD257/たゆみなき愛D138/月に寄すD259/涙の慰めD120/
最初の喪失D226/ミューズの息子D764/秘めごとD719/
遊びにおぼれてD715/御者クローノスにD369/心の近さD100/
それは私だったD174/ばらの花冠D280/恋する者の気がかりD285/
あなたに寄すD288/愛は裏切られD751/笑いと涙D777/
それらがここにいたことはD775/孤独な人D800/星D684 |
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ[CD1])
エリック・シュナイダー(ピアノ[CD2]) |
ゲルネのシューベルト、第8 弾!
録音:2011 年2,4 月([CD1])、2012 年2 月([CD2])
/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
ますます深みをみせているバリトン、マティアス・ゲルネのシューベルト・エディション、第8
集の登場。今回は2 枚組、ピアニストはドイチュとシュナイダーという豪華2
名仕立。
有名曲「死と乙女」での語り部的表現、「野ばら」で聴かせる気高くもやさしい表情は絶品。表題にもなっている「さすらい人の夜の歌」での深く包み込むような歌声は、ゲルネがますます充実を迎えていることを示しています。ピアニストも、名手ヘルムート・ドイチュ、そしてシェーファー、シュテファン・ゲンツらとの共演も多い歌手からの信頼篤き名手シュナイダー、2
名を迎えた充実の内容。5 月にはシューベルトの三大歌曲プログラムで来日も予定されており、ますます楽しみです。
ゲルネ2014年来日公演情報
会場:すべて紀尾井ホール
5月13日「美しき水車小屋の娘」
5月14日「冬の旅」
5月15日「白鳥の歌」(+ベートーヴェン:歌曲集「遥かなる恋人に寄す」)
ピアノ:アレクサンダー・シュマルツ |
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パブロ・エラス=カサド(指揮)&バイエルン放送響
メンデルスゾーン(1809− 1847):
交響曲第2番 変ロ長調「賛歌」op.52(交響曲カンタータ)
第1部 シンフォニア(交響曲)
第2部 カンタータ |
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バイエルン放送交響楽団、同合唱団
クリスティアーネ・カルク
クリスティーナ・ラントシャメル(ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール) |
エラス=カサド、HMF 第2 弾はバイエルン放送響とのメンデルスゾーン「賛歌」!
録音:2012 年6 月フィルハーモニー・アム・ガスタイク(ミュンヘン)
パブロ・エラス=カサド、HMF 第2 弾は、バイエルン放送響とのメンデルスゾーン。大曲、交響曲第2
番です。第2 番交響曲は1840 年6 月、印刷術の発明者グーテンベルク400
年記念祭のために作曲されたもので、行事の一環としてバッハゆかりのトーマス教会で初演されました。3
楽章のシンフォニア(交響曲)と、続く9 曲のカンタータ部分から成る、演奏時間約70
分の、メンデルスゾーンの才と、神々しいような輝かしさに満ちた大曲です。
冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられ、3
楽章の活き活きとした交響曲部分が始まり、その後、合唱を中心としたカンタータ部分へと続きます。
カンタータ部の第7 曲コラールの冒頭、八声部無伴奏合唱で演奏されるルター派のコラールは非常に印象的で(バッハもこのコラールを用いてカンタータBWV
9、192 を書いています)、管弦楽が加わってますます世界は広がっていきます。終曲は大規模な合唱フーガで、冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられるなか、感動的なフィナーレを迎えます。エラス=カサドの指揮は非常にふくよかな音作りで、ひとつひとつのフレーズをやわらかに導きます。
それでいて作品のもつ祝祭的な雰囲気をそこなうことは全くありません。歌唱陣も、ヤンソンス率いるバイエルン放送響の第九公演でもソロを務めたカルクとシャーデ、また、シャイーのマタイ受難曲に賛歌しているラントシャメルと充実の顔ぶれ。ドイツ最高峰のオーケストラ、バイエルン放送交響楽団の厚みとやわらかさを兼ね備えた堅固なアンサンブル、美しい合唱、すべてが混然一体となって、最高のメンデルスゾーンの世界が展開されています。
パブロ・エラス=カサド第1弾 |
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仏HMのシューベルトの交響曲録音!
俊英パブロ・エラス=カサド&フライブルク・バロック・オーケストラ
シューベルト:交響曲第3番・第4番「悲劇的」 |
パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
〔ペトラ・ミュレヤンス/
コンサート・ミストレス〕 |
注目盤。注目指揮者パブロ・エラス=カサド、ハルモニアムンディ・デビュー!フライブルク・バロック・オーケストラとの鮮烈シューベルト!こまやかな歌、尋常でない歯切れのよさ!
録音:2012 年7 月、グラナダ、オーディトリウム・マヌエル・デ・ファリャ
注目指揮者パブロ・エラス=カサドが、ハルモニアムンディから交響曲CD
をリリースします!
オーケストラは「古楽界のベルリン・フィル」とも称されるフライブルク・バロック・オーケストラ、そして演目はアンサンブルと繊細な表情づけがものをいうシューベルトの初期交響曲という興味津々の内容です。
パブロ・エラス=カサドは1977 年グラナダ生まれ。2007
年にルツェルン音楽祭の指揮者コンクールで、現代音楽の解釈でとりわけ高い評価を受け優勝。ブーレーズの招きでフェスティヴァル・アカデミーを2
度指揮しています。2009 年にはサントリー音楽祭のシュトックハウゼン「グルッペン」公演の指揮で来日、話題となりました。2011
年5 月には細川俊夫の新作オペラ「松風」を世界初演し世界の注目を集めたほか、10
月にもベルリン・フィルにデビュー、2012 年からはニューヨークのセントルークス管弦楽団首席指揮者に就任しています。これまでに、シカゴ響、サンフランシスコ響、バイエルン放送響、フライブルク・バロック・オーケストラ、マリインスキー劇場管、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルなどといった名だたるオーケストラのほか、ベルリン・ドイツ・オペラなどでも活躍。2013/14
シーズンは、11-12 月、メトロポリタン歌劇場で「リゴレット」を指揮してのデビュー、2014
年にはニューヨーク・フィルのデビューも決まっています。非常に歯切れのよいリズム感覚と、情景感たっぷりながら見通しのよい音楽、そしてバロックから現代音楽、オペラから交響曲まで幅広く柔軟、そして的確な指揮ぶりで、世界を席巻しています。
第3 番は1815 年7 月、シューベルトが18 歳の頃に作曲されたもの。第1楽章の堂々たる幕開けで轟くティンパニ、続いて管楽器で奏でられる第1主題など、カサドの絶妙のテンポと各楽器のエッセンスの効かせ方が実に巧みです。FBO
の巧さも冒頭からひしひしと実感できます。第2
楽章は、管楽器と弦楽器のかけあいもたのしいアレグレット。きびきびとした第3
楽章のメヌエットは、リズムの刻みが耳に心地よく響きます。終楽章は非常に歯切れよいテンポで、終始ノリのよい雰囲気でさっそうと駆け抜けます。決して前面に出過ぎることはありませんが、カサドの統率力が光ります。
第4 番は、有名な歌曲「魔王」の作曲から数ヵ月後の、1816
年4 月27 日に作曲されたもの。1816 という年は、シューベルトは音楽教師の職に就くことができなかったり、結婚も諦めたりした試練の年でした。この交響曲は編成も比較的大きく、吹き荒れるホルン(C
管2、Es 管2)などはFBO で聴くと迫力満点、ピリオド楽器のおもしろさの際立つ演奏となっています。死を宣告するような不吉な和音から、続くアレグロ部も非常にドラマティック。オペラの序曲のような、様々な情景を喚起するような演奏です。第2
楽章のアンダンテも、美しい旋律が次々と奏でられるなか、独特の緊張感を保っています。第3
楽章の突き刺すようなリズムとトリオ部分の典雅なメヌエットの対比も鮮やかです。第4
楽章も細かな表情付けが見事。オペラも得意とするカサドの歌心、そして抜群のリズム感と音楽の推進力、それにこたえるFBO
のうまさが最高のかたちで結実したシューベルトとなっています!
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NAIVE
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アレッサンドリーニ(指)&コンチェルト・イタリアーノ
カッチーニ:「エウリディーチェ」 |
フリオ・ザナージ(Br オルフェオ)
シルヴィア・フリガート(S エウリディーチェ,悲劇)
サラ・ミンガルド(CA ダフネ,プロセルピーナ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ルカ・ドルドロ(T ティルシ,アミンタ)
ジャンパオロ・ファゴット(T アルチェトロ)
モニカ・ピッチニーニ(S ヴェーネレ,ニンファ)
マッテオ・ベッロット(Bs ラダマント)
マウロ・ボルジョーニ(Br カロンテ)
アンナ・シンボリ(S ニンファ) ほか
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ |
アレッサンドリーニが最初期のオペラを蘇らせた!!カッチーニの「エウリディーチェ」、待望の新録音!
録音:2013 年8 月、インスブルック/79'
00"
最初期のオペラの一つとして音楽史に高名なカッチーニの「エウリディーチェ」をアレッサンドリーニが録音しました!
史上最初のオペラは1590 年代中頃に作られてフィレンツェで上演されたヤコポ・ペーリ作曲の「ダフネ」と言われていますが、これは楽譜が消失してしまいました。1600
年、やはりペーリが「エウリディーチェ」を作曲、これが現存する最古のオペラです。この「エウリディーチェ」がアンリ4
世とマリア・デ・メディチ(マリー・ド・メディシス)の結婚祝賀で上演された際には、カッチーニの曲が数曲含まれていました。ジューリオ・カッチーニ(1545
頃− 1618 頃)は歌唱指導者でもあり、一門の歌手たちの出演と引き換えに自作を含めることを容認させたのです。その後カッチーニも自分で全曲を作曲、1600
年12 月に出版しています。こうした経緯からペーリの「エウリディーチェ」の方が「現存する最古のオペラ」の誉れを担い、カッチーニの「エウリディーチェ」は存在はよく知られているものの取り上げられることはあまりなく、CD
もこれが2 種目。それだけにアレッサンドリーニによる新録音は貴重です。
これら最初期のオペラは楽譜が極めてシンプルな上、まだアリアらしい歌が乏しいので、しばしば単調と評されてしまいますが、そこはアレッサンドリーニ、マッシミリアーノ・ポッリオと共に音楽を豊かに彩り、7
年後のモンテヴェルディの「オルフェオとエウリディーチェ」までそう遠くないことをしっかり示しています。ちなみに物語は、冥府下りまではモンテヴェルディの「オルフェオとエウリディーチェ」と大筋で同じ、その後はオルフェオがエウリディーチェを無事に地上に連れ帰って一同の喜びで幕となります。
オルフェオは、バロックオペラではおなじみのフリオ・ザナージ。彼はモンテヴェルディの方のオルフェオでも有名で、アレッサンドリーニはそちらの録音でもザナージを起用していました。エウリディーチェのシルヴィア・フリガートは、透明で伸びのある美声で近年バロック・ソプラノとして台頭しているイタリアのソプラノ。エウリディーチェの死を告げるダフネにはサラ・ミンガルド、冥府の王プルトーネにはアントーニオ・アベーテ、牧人2
役にはルカ・ドルドロと、アレッサンドリーニの録音で常連の歌手が参加、いつも通りの素晴らしい歌を聞かせてくれます。
贋作ですらない「カッチーニのアヴェ・マリア」なんて20
世紀の作品で不本意に知名度を得たカッチーニですが、このCD
を聞けばいかに声楽表現に熟知した優れた音楽家だったか分ることでしょう。オペラが産声を上げたころの興奮と驚きを蘇らせた名盤です。 |
ECM
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476 4500
\2400 |
ヘレナ・トゥルヴェ:作品集
① Reyah hadas 'ala (2005:声楽と古楽アンサンブルのための)
シャルル・バルビエ(C-T), タニエル・キリカル(C-T),
ヴォックス・クラマンティス,
アンサンブル・ホルトゥス・ムジクス,
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
② silences / larmes (2006:ソプラノ、オーボエ、パーカッションのための)
アリアンナ・サヴァール(Sp), リーヴォ・カラスマー(Ob),
ヘレナ・トゥルヴェ(風鈴)
③ L'?quinoxe de l'?me (2008:ソプラノ、ハープ、弦楽四重奏のための)
アリアンナ・サヴァール(Sp&Hp),
HYYD四重奏団,
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
④ Arboles lloran por lluvia (2006:声楽とニッケルハルパのための)
アリアンナ・サヴァール(Sp), タニエル・キリカル(C-T),
ヴォックス・クラマンティス, ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
⑤ Extinction des choses vues (2007:管弦楽のための)
〜 エストニア国立交響楽団, オラリー・エルツ(指揮) |
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
アリアンナ・サヴァール(Sp), 他 |
古楽器などを配した、響きのスペクトルへの探究
エストニアのタルトゥで生まれ、タリンの音楽高校でAlo
Poldmaeの指導を受け、その後は1989年から1992年までエストニア音楽大学でエリッキ=スヴェン・トゥールに作曲を学んだというヘレナ・トゥルヴェ。その後はグレゴリオ聖歌の研究を行う傍ら、ジェルジ・リゲティとマルコ・ストロッパの講習に参加するなど、精力的にその才能を伸ばし続けています。
彼女の作風は音と響きに重点を置くもので、リズム中心の新古典派の伝統とは一線を画しており、その音楽からは響きのスペクトルと、彼女が愛するグレゴリオ聖歌の敬虔なる雰囲気が漂います。
今回のアルバムでは、新しい響きを求める彼女らしく、カウンター・テナーや古楽器などを配した曲がとりわけ目を引きます。
ジョルディ・サヴァールの娘で歌手、古典ハープ奏者でもあるアリアンナ・サヴァールも参加して、幽玄で捉えどころのない響きに身を委ねる快感に満ちた1枚です。【録音】2009〜2010年 |
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481 0675
\2400→\2190 |
P.ヤルヴィ/
スヴェン・トゥール:交響曲第7番&ピアノ協奏曲
エリッキ=スヴェン・トゥール(1959〜):
① ピアノ協奏曲 (2006)
② 交響曲第7番 (2009) |
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮),
ラウラ・ミッコラ(P:①)
フランクフルト放送交響楽団,
北ドイツ放送合唱団(②) |
プログレ感覚の前衛的で壮大な響き
エストニアを代表する作曲家の一人であるエリッキ=スヴェン・トゥールの作品集。タリン音楽学校でフルートとパーカッションを学んだ後、タリン音楽アカデミーでヤーン・ラーツから作曲を学んでいます。
同じ時期にロック・グループを率いて活動し、エストニアの人気バンドの一つになったことも特筆すべき点でしょう。
やがて彼は作曲に専念し、数多くの作品を世に送り出します。若い頃に傾倒したプログレ・ロックの雰囲気を残しながらも、バリバリの前衛の響きを有する彼の音楽は世界中で幅広い人気を博しており、ここで指揮をしているパーヴォ・ヤルヴィもこの魅力にとりつかれている一人として知られています。
第5番の交響曲ではエレキ・ギターまでをも駆使していましたが、今回の第7番は「ダライ・ラマ14世に捧げる」との副題の通り、合唱を用いた荘厳なもの。トゥールの多彩な作風も窺い知ることができる話題作です。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
EVEREST
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オリジナル35ミリ磁気フィルムよりSACDリマスタリング。
エヴェレスト・レーベルは1950 年代後半に、ハリウッド映画と同じ35ミリ磁気テープを用いて、ステレオ最初期ながら驚異的な音の良さで世界のオーディオ・ファンを興奮させました。日本でも故・長岡鉄男氏が激賞して紹介したため、今日でも伝説のレーベルとして特別な存在となっています。
長くカタログから消えていましたが、今回オリジナル35
ミリ磁気テープからSACD リマスタリングを施し、50
年以上前の録音とは信じ難い鮮明なサウンドを蘇らせました。楽器の分離の良さ、生々しさもさることながら、驚くべきエネルギーに圧倒されます。最新の録音に優るとも劣らぬレンジの広さ、情報量の多さ、歪みの少なさはオーディオ・ファイルとして理想的。初めて聴かれる方々も、その鮮烈なサウンドにショックを受けるはず。
約50 点あるエヴェレストのカタログを順次リリースする予定となっていますが、第1
回は伝説の「コロボリー」をメインに、長岡鉄男氏が推薦した5タイトルを厳選。ジャケットもカップリングもLP
発売時のままを再現。ファンにもたまらない装丁になっています。
これらのディスクはライセンスでキングインターナショナルが独占制作・販売しております。輸入盤は存在しませんので、予めご了承下さい。
現在輸入盤で入る可能性があるのはこちら。
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KKC 4024
(SACD HYBRID)
¥3500 →\2890
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(1)アンティル:バレエ組曲「コロボリー」
(2)ヒナステラ:バレエ音楽「パナンビ」 |
サー・ユージン・グーセンス(指)
ロンドン交響楽団 |
あの「コロボリー」が鮮やかに蘇った!
録音:1958 年8 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO
SACD ハイブリッド盤。エヴェレストといえばコロボリーというほど、このレーベルの代名詞となっている伝説の名盤。故・長岡鉄男氏が生涯にわたり超優秀録音として激賞し続けた凄さは、今日でも全く色褪せておらず、さらにSACD
化でますます強力なものに生まれ変わりました。「外盤A
級セレクション」では『マルチマイクでミキシングしてアンペックス300(2
トラック)で録音したものだが、鮮度の高さ、情報量の多さ、分離、音場感は抜群である。ff
はスペアナで見る以上に強烈である』と述べられています。
作曲者ジョン・アンティル(1904-1986) はオーストラリアの作曲家。原住民アボリジニーの儀式から受けた強烈な印象を描いています。打楽器を多用した大編成のオーケストラによる原色的響きが新鮮です。 |
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KKC 4025
(SACD HYBRID)
¥3500 →\2890
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(1)スクリャービン:法悦の詩Op.54
(2)アミロフ:交響的ムガム「キュルド・オヴシャリ」 |
レオポルド・ストコフスキー(指)
ヒューストン交響楽団 |
音の原色の連続。ストコフスキー・サウンドがかくもリアルに再現された!
録音:1959 年3 月/ヒューストン/STEREO
SACD ハイブリッド盤。ストコフスキーによる極彩色オーケストラ・アルバム。「外盤A
級セレクション」では「演奏はストコフスキーらしく、スクリャービンも法悦というよりはテレビ演説みたいな賑やかさがあるが、録音は鮮烈で情報量が多く歪みは少なく音像は驚くほど小さく輪郭鮮明、しっかり定位し、音場も広い。アミロフの曲の方が更にワイドでダイナミック」と述べられています。
フィクレト・アミロフ(1922-1984) はアゼルバイジャンの作曲家。中近東風のエキゾチックな音楽が魅力。 |
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KKC 4026
(SACD HYBRID)
¥3500 →\2890
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ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 |
サー・ユージン・グーセンス(指)
ロンドン交響楽団 |
アナログ録音の音の良さを極限まで突き詰めたのが35mm
録音
録音:1959 年5 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO
SACD ハイブリッド盤。長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『この音源が持つケタ外れのエネルギー感と音像の実体感(特に5楽章の鐘がすごい)、噴き出す溶岩のような熱さと重量感を、文字通り全身に浴びたくなる。この圧倒的な実在感は、エヴェレストが試みた35mm
映写フィルムに磁性体を塗ったテープを用いた超弩級の録音システムなくしては後世へ残すことのかなわなかったものであろう。俗に「アナログ録音の方がデジタルよりも音が厚い」といわれることがあるが、それを極限まで突き詰めたのが35mm
録音といって差し支えないだろう。』 |
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KKC 4027
(SACD HYBRID)
¥3500 →\2890
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グローフェ:
(1)組曲「グランド・キャニオン」
(2)ピアノ協奏曲 |
(2)ヘスス・マリア・サンロマ(Pf)
ファーデ・グローフェ(指)
ロチェスター・フィル |
ハリウッド映画を彷彿させる雄大で極彩色の情景
録音:1959 年2 月/ロチェスター/STEREO
SACD ハイブリッド盤。ハリウッド映画を思わせるオーケストラの大スペクタルで有名なグローフェの「グランド・キャニオン」。作曲者指揮による1959
年録音という世にも貴重な資料。各楽器の音が立ち上がり、クライマックスでは極彩色のゴージャスなサウンドを楽しめます。カップリングは珍しいピアノ協奏曲。プエルトリコの天才ピアニスト・ヘスス・マリア・サンロマへ捧げられた曲で、初演と録音も彼が独奏を担当しています。 |
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KKC 4028
(SACD HYBRID)
¥3500 →\2890
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(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
(2)プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60 |
サー・マルコム・サージェント(指)
ロンドン交響楽団 |
録音現場の熱気や楽員の集中力までも現代へそのまま残すことに成功
録音:1959 年10 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO
SACDハイブリッド盤。ショスタコーヴィチが現役で活躍中の1950
年代後半に録音された貴重な記録。長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『楽器の1本ごとが前進すれば手で触れられそうな実体感を聴かせ、ぐいぐいと聴くものを引っ張る推進力には圧倒される。現代の最新デジタル技術も極めて高度な収録を可能にしているが、半世紀前のアナログ録音が持つこの厚みと実体感はデジタルにとって望んでもなかなか得られないものといってよいだろう』 |
PROFIL
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PH 14006
(6CD)
特別価格
¥7800 →\6990
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「カルロ・マリア・ジュリーニ/ライヴ録音集成」
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カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) |
[CD 1] 53’28(PH06010)
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.
64
・ドビュッシー:「海」〜3つの交響的スケッチ
ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン) ケルンWDR
交響楽団
収録:1971 年1 月15 日/ケルン、ヴァルラフプラッツ・フンクハウス、
クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)
ふらっと吸い寄せられるような甘美な音色。パールマンと同門でジュリアードのガラミアン仕込みのズッカーマン。メンデルスゾーンはキャリア最初期の69年にバーンスタイン&ニューヨーク・フィルとの共演で華々しい成功を収めた曲。同年に同じ顔合わせでスタジオ盤も録音している。ここではジュリーニのサポートのもと、伸び伸びと時に官能的でさえあるメンデルスゾーンを聴かせている。
一方、ドビュッシーの「海」はもはや説明不要のジュリーニの十八番。フィルハーモニア(62年)、ロス・フィル(79年)、コンセルトヘボウ(94年ライヴ)ときて、じつに4種目。こちらもライヴという条件によるためか振幅の大きな表現が印象に残る。 |
[CD 2] 49’16(PH05021)
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調op. 68
バイエルン放送交響楽団
収録:1979年1 月26日/ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
ブラームス1番はフィルハーモニア(62年/EMI)、ロス・フィル(81年/DG)そしてウィーン・フィル(91年/DG)に次いで4種目、ライヴとしては初めて。しかもオケはバイエルン放送響。79年といえばジュリーニがロス・フィル音楽監督(1978−84)に就任して、欧米双方の楽壇でもっとも精力的に活動をしていた頃。これは巨匠の風格を加え、遅めのテンポを特徴とする個性的なスタイルへの傾斜を深めていくのと時期も重なる。悠然たる構えが巨匠の芸というほかないウィーン・フィル、緻密なアンサンブルを聴かせるロス・フィルと、オケと時期の違いもありそれぞれが独特の魅力を放つジュリーニのブラームス。このバイエルン放送響とのライヴもまた、いかにも「カンタービレの巨匠」の面目躍如たる内容といえる。 |
[CD 3] 43’23(PH05037)
・ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob. I:94「驚愕」
・ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」組曲
バイエルン放送交響楽団
収録:1979年1 月26日/ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
先のブラームス1番(PH.05021)と同日のライヴで、前半のプログラムであったハイドンとラヴェル。いずれもジュリーニお気に入りの作品だが、こちらも屈指の高機能オケ、バイエルン放送響との相性の良さを物語る素晴らしい内容となっている。
ゆったりとたっぷりと鳴らされたハイドンは、今では失われつつある古き良き伝統を思い起こさせる。まさに次元を超えた美。バイエルン放送による録音も見事。 |
[CD 4] 62’45(PH06011)
・ブゾーニ:「ファウスト博士」のための2つの習作op.
51 −サラバンドとコルテージュ
収録:1971年1 月11 日/ケルン(ライヴ・ステレオ)
・フランク:交響詩「プシシェとエロス」
収録:1971 年1 月15 日/ケルン、ヴァルラフプラッツ・フンクハウス、
クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調op.
88
収録:1958年11 月3 日/ケルン(ライヴ・モノラル)
ケルンWDR 交響楽団
ジュリーニのドヴォルザーク。晩年のSONYに残された美しいコンセルトヘボウとの演奏が耳に焼きついている人間にとって、その30年も前の演奏はどう映るか・・・。当時のジュリーニといえばEMI録音で聴かれるように美しく精緻な演奏が印象的。さあ、どんな演奏だろう。
・・・おやおや!このライヴ、爆裂してるゾ。なんだ??何があった、ジュリーニ。
1958年のジュリーニ。その完璧主義からかスカラ座音楽監督を辞任、ブラブラしていた頃。スカラ座ではまだまだセラフィンががんばっていたりして、もうひとつ自由にならなかったのだろう。その代わりカラヤンが去った後のフィルハーモニアとの録音セッションが増えていく。とはいえ、フィルハーモニアといえばもちろんクレンペラーが筆頭顔役で、ジュリーニはスーパー・サブ。今でも同曲の最高傑作のひとつとして君臨するジュリーニの「フィガロ」と「ドン・ジョヴァンニ」が録音されたのは59年・・・でも注目されたのはジュリーニというより豪華極まりない歌手陣だった。
もともと地位や名誉にはこだわらない人なのでフリーでいることにはそれほど居心地の悪さはなかったと思う。が、なんというか・・・ちょっと突き抜けられない時代だったのは間違いない。当時から徹底して練習に時間をかけ完璧な音楽を追求していたにもかかわらず、時代がついてこないもどかしさ。
そんなやるせないジュリーニの思いをぶちまけたのか?この第8番のラスト30秒、同曲史上最高のお下劣爆裂演奏。よほどたまってたんだろう。 |
[CD 5 & CD 6] 72’58/67’43(PH08015)
・ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」(全曲)
マリア・カラス(S ロジーナ) ルイージ・アルヴァ(T
アルマヴィーヴァ伯爵)
ティト・ゴッビ(Br フィガロ) メルキオッレ・ルイーゼ(Bs
バルトロ)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs バジーリオ)ほか ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
収録:1956年2 月16 日/ミラノ、スカラ座(ライヴ・モノラル)
1956年、マリア・カラスはスカラ座で、舞台では唯一の機会となったロジーナを5公演歌っている。これはその初日の記録。指揮は当時スカラ座の音楽監督だった若きジュリーニ。スカラ座のオーケストラから生き生きしたイタリアの歌を引き出している。さらにアルヴァ、ゴッビと、非常に豪華な顔ぶれ。 |
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2014 年ジュリーニ生誕100 周年記念1970 年代最充実期の極上ライヴ演奏の数々がお求め易いセットになって登場
2014 年に生誕100 年を迎える、イタリアの名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)を記念して、Profil
よりリリースされたアルバム5点をまとめたお得なセットが登場。
ジュリーニがケルンWDR 響、バイエルン放送響を指揮したライヴ演奏の数々は、シカゴ交響楽団首席客演指揮者のポストを得て、巨匠が欧米双方でもっとも精力的に活動していた1970
年代におこなわれたものです。ブラームスの第1
交響曲、ドビュッシーの「海」、フランクの「プシシェとエロス」、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」といったプログラムは、折に触れてレコーディングを重ねてもいるように、ジュリーニがたいへん得意としていたレパートリーとして知られますが、なるほど、ここでの演奏内容の充実ぶりには、ジュリーニ自身の異演盤との比較でも見逃せないものがあります。また、そのすべてが放送局の正規アーカイヴ音源使用により、すぐれた音質で収録されているのもありがたいところです。
ほかにも、ジュリーニがまだ40 代だった頃の、たいへんエネルギッシュなドヴォルザークも、歌心と推進力にあふれる音楽運びでおおいに楽しめます。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
第74号
1/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
WIGMORE HALL LIVE
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マーク・パドモア(T)
ブリテン:カンティクル
1. 第1番「愛する人は私のもの」Op.40
2. 第2番「アブラハムとイサク」Op.51
3. 第5番「聖ナルキッソスの死」Op.89
4. 第4番「東方の博士の旅」Op.86
5. 第3番「なおも雨は降る」(1940年の爆撃に)Op.55 |
マーク・パドモア(T)
イエスティン・デイヴィス(CT)
マーカス・ファーンズワース(B)
ジュリアス・ドレイク(P)
ルーシー・ウェイクフォード(Hrp)
リチャード・ ワトキンス(Hrn) |
ウィグモア・ホール・ブリテン生誕100 年記念コンサート、パドモアの貫録と説得力ある歌声が感動的に響き渡るカンティクル全曲演奏会
録音:2012 年11 月30 日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/59’23
イギリスが誇る作曲家の一人ベンジャミン・ブリテン。ブリテン自身も幾度も舞台に立ち、初演された作品も数多いイギリスの名門ウィグモア・ホールが、2013
年の生誕100 年に向けて力を入れて行ったコンサート・シーリーズ。本CDに収められている2012
年11 月30 日のコンサートは完売となり、公演後も大反響を呼んだ演奏です。プログラムはカンティクル全曲。27
年間の長きに渡って書かれた全5 曲からなるこの連作聖歌は、さまざまな詩人が聖書に由来する情景を描いた作品。ブリテンの公私にわたる理解者であったテノール歌手のピーター・ピアーズによって初演されています。当然テノールが重要な役割を果たす作品であり、ここでは実力派のマーク・パドモアがその役目を担っており、神秘的な中にもブリテンならではの鋭いセンスが現れた音楽を、ジュリアス・ドレイクのピアノと共に思慮深い説得力のある歌唱で聴かせてくれます。また注目のカウンターテナー、イエスティン・デイヴィスが、第2
曲の「アブラハムとイサク」で背筋がゾクッとするような純度の高い美声を披露しています。
さらに第4 曲「東方の博士の旅」ではバリトンのマーカス・ファーンズワースも登場し、パドモアとデイヴィスと3
人の歌声が絶妙に絡み合い聴衆を酔わせています。演奏会の最後のプログラムに選ばれたのは、1955
年にウィグモア・ホールで初演された第3 曲「なおも雨は降る」。この作品は副題に「1940
年の爆撃に」とあるように、イギリスがドイツ軍の空襲にあった際にキリストの受難になぞらえて詩が書かれています。強い祈りの心が全体に溢れる感動的な演奏で、この記念コンサートを締めくくっています。
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ウォルフガング・ホルツマイアー&イモージェン・クーパー
シューマンとライマンを歌う
シューマン:
1. ぼくの馬車はゆっくりと転がってゆくOp.142
No. 4/
2. 僕の愛は輝き照らすOp.127 No.3/3-5.
哀れなペーターOp.53 No.3/
6. 浜辺の夕暮れOp.45 No.3/7. 二人の擲弾兵Op.49
No.1/
8. 異郷にてOp.39 No.1/9. 静けさOp.39
No.4/10.月夜Op.39 No. 5/
アリベルト・ラインマン:11.-15.夜曲 /
シューマン:
16.悲しみOp. 39 No. 9/17. 黄昏Op.
39 No. 10/
18.美しい異郷でOp. 39 No. 6/19-30.12の詩Op.
35/
【アンコール】
31.曲紹介/32.歌の中にある慰めOp. 142
No. 1/
33. 歌い手の慰めOp. 127 No. 1 |
ウォルフガング・ホルツマイアー(B)
イモージェン・クーパー(P) |
惜しまれつつ引退した名バリトン、ホルツマイアーのシューマン
録音:2010 年12 月14 日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/79’08
2013 年11 月に惜しくもリサイタル活動から引退したオーストリアのバリトン歌手ウォルフガング・ホルツマイアーが歌うシューマン。伴奏は彼から厚い信頼を寄せられているイギリスのピアニスト、イモージェン・クーパーです。
ホルツマイアーは1989 年にウィグモア・ホールにデビューして以来、世界的な名声を得てきた現代の名バリトンです。イモージェン・クーパーとは、数々のCD録音やリサイタルで共演し、その長年の芸術的最良の関係から生まれる卓越した音楽、ホルツマイアーの洗練された美声とクーパーの透明感あるピアノは他には比類ないもの。
2013 年11 月16 日にウィグモア・ホールで行われた引退コンサートでも、もちろん伴奏はクーパーで曲目はシューベルトのマイアホーファーの詩による歌曲集でした。
このディスクでは、シューマンの「リーダークライスOp.39」をはじめ、ハイネ、ケルナー歌曲集など「歌曲の年」に書かれた魅力的な作品郡とアリベルト・ライマンの夜曲というプログラム。ラインマンの夜曲は、ドイツの有名な詩人アイヒェンドルフの詩を用いた作品です。
ホルツマイアーの引退に悲しい別れを告げるような感動的な1
枚となっています。 |
ELAN
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アメリカELAN。店頭に並ばなくなって久しい。これまでも代理店がなかったのでそれほど認知されたレーベルではなかった。しかしピアノ・アルバムを中心にコンチェルト、オーケストラ、そして歴史的録音も顔を出す。今回ようやく代理店が登場。旧譜をご紹介。これからは円滑に入ってくることを願う。 |
CD 82412
(旧譜)
\2400 →\2190
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サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ録音、1994年5月)
エレジー変ホ短調 Op.3-1/前奏曲嬰ハ短調
Op.3-2《鐘》/
道化師嬰ヘ短調 Op.3-4/ピアノ協奏曲第3番ニ短調
Op.30/
前奏曲ト長調 Op.32-5/前奏曲嬰ト短調
Op.32-12/
前奏曲ト短調 Op.23-5/前奏曲変ホ長調
Op.23-6/
前奏曲変ロ長調 Op.23-2 |
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
ポール・アントニー・マクレー(指揮)
レイク・フォレスト交響楽団 |
キューバのピアニストが繰り出す熱狂のラフマニノフ!
1981年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで銀メダルを獲得し、一気に表舞台へと駆けあがったキューバのピアニスト、サンチャゴ・ロドリゲス。
得意とするラフマニノフ、特に「ピアノ協奏曲第3番」のライヴ・レコーディングは、圧巻の燃焼系パフォーマンス!一気にギアを上げて第3楽章のフィナーレを駆け抜けた後の会場の大歓声が、当日の熱狂振りをありのままに伝えてくれる。これぞ完全燃焼系ラフマニノフ!
小品とのコントラストが映える粋な選曲も魅力。
1993年−1994年の録音。 |
1981年クライバーン・コンクールで第2位、バーンスタインの「タッチ」(決勝で行なわれた「初見テスト」のために委嘱された曲らしい)での特別賞を受賞しピアニストの本格的キャリアを開始したサンチャゴ・ロドリゲス。キューバ生まれでカストロ時代にアメリカに亡命、苦難の時代を乗り越えてアメリカでのスターの地位を掴んだロドリゲスのピアノは確信に満ち、豊かな詩情をたたえる。抜群の技巧にユニークな個性、そして舞台映えする容姿。日本ではそれほど知られていないが、ELANレーベルの中核となるロドリゲスには華がある。
カステルヌォーヴォ・テデスコのピアノ・コンチェルト1番、「オペラ座の怪人」のピアノ・コンチェルト版、ヒナステラのピアノ・ソナタ第2番など、初演も多いが、ラフマニノフの権威としても知られ、全集録音は非常に高く評価されている。しかもその評価が高かったのは「学究的」な理由ではなく、個性的で自由自在な弾き方が作曲家ラフマニノフの演奏を思わせるからである。
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CD 82248
(旧譜)
\2400 →\2190
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ラフマニノフ:ピアノ作品集Vol.2
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(1931年改訂版)
幻想小品集 Op.3
ショパンの主題による変奏曲 Op.22 |
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ) |
エラン(Elan)のメイン・アーティスト、サンチャゴ・ロドリゲスのラフマニノフ作品集第2集には、「ピアノ・ソナタ第2番」を収録。
詩的な表現とパワーを使い分けた、ロドリゲスならではの個性豊かなラフマニノフが聴ける。
1993年1月&4月の録音。使用ピアノはボールドウィンSD10-B。 |
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CD 2206
(旧譜)
\2400 →\2190
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スパニッシュ・アルバム
ファリャ:4つのスペイン風小品、夜想曲
ソレル:ファンダンゴ
トゥリーナ:幻想舞曲集
レクオーナ:組曲《アンダルシア》 |
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ) |
キューバのピアニスト、サンチャゴ・ロドリゲスが繰り広げるスパニッシュ・ピアノ・ワールド!
ファリャ、ソレル、トゥリーナに加え、キューバの代表的作曲家レクオーナの「アンダルシア」を収録。
1988年1月の録音。使用ピアノはボールドウィンSD10-B。 |
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CD 2202
(旧譜)
\2400 →\2190
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ヒナステラ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番 Op.22/ピアノ・ソナタ第2番
Op.53/
アルゼンチンの童謡によるロンド Op.19/アルゼンチン舞曲集
Op.2/
ミロンガ/アメリカ風前奏曲 Op.12より/
アルベニス:舟歌、スペイン風セレナード/
ファリャ:アストゥリアーナ/グラナドス:スペイン舞曲第5番/
ルーボ:ラ・ニーナ・ドゥエルメ |
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ) |
アルゼンチンの国民的作曲家アルベルト・ヒナステラをメインに、ベネズエラのホアキン・ルーボ(1952−)に、グラナドス、ファリャ、アルベニスのスペイン勢を加えたサンチャゴ・ロドリゲスのカラーが前面に打ち出されたプログラム。
1983年12月&1984年12月の録音。使用ピアノはボールドウィン。 |
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CD 82422
(旧譜)
\2400 →\2190
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マルティヌー:
2台のピアノとオーケストラのための協奏曲
2台のピアノと室内オーケストラのための合奏協奏曲
3つのチェコの踊り
幻想曲
即興曲(世界初録音) |
クリントン=ナルボーニ・デュオ
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮)
ターリヒ室内管弦楽団 |
1994年のプロピアノ・ニューヨーク・リサイタル・シリーズ、1995年のNFMCエリス・コンクール、1996年マレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクールで最高位を受賞したアメリカのピアノ・デュオによるマルティヌーの作品集。指揮はヴァーレク!
1999年6月の録音。 |
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CD 82406
(2CD)
\4800 →\4380
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チャベス:ピアノ作品集
10の前奏曲
ピアノ・ソナタ第6番
ピアノ・ソナタ第2番
7つの小品
5つの奇想曲 |
シュエン=ヤ・チェン(ピアノ) |
ブラジルがエイトル・ヴィラ=ロボスであればメキシコはカルロス・チャベス(1899−1978)。
「インディオ」などの交響曲でも知られるチャベスのメキシカン・ピアノを弾くのは、台湾の台北生まれの女流ピアニスト。メリーランド大学でカルロス・チャベスのピアノ音楽についての論文を発表するなど、その音楽への思い入れは深い。
1998年5月&8月の録音。 |
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トーマス・シューマッハー(ピアノ)の貴重な遺産
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第9番 Op.68
ピアノ・ソナタ第5番 Op.53 |
トーマス・シューマッハー(ピアノ) |
1962年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの受賞歴を持ち、メリーランド大学のピアノ科教授として後進の育成にも携わったトーマス・シューマッハー。
ボールドウィンのピアノによるロシアン・プログラムは、闘病の末、2009年にこの世を去ったシューマッハーの遺産である。
1991年8月の録音。 |
SILVER DOOR
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SIDO 003-007
(5CD/特別価格)
\6000
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ドイル:バベル
寺院音楽
チェンバー・スピリット・レヴェル
妄想の建築
満月時の地球
レジャーの追及 |
ロジャー・ドイル
(ピアノ・サウンド、
エレクトロニクス、他) |
アイルランド、ダブリン出身の電子音楽作曲家、ロジャー・ドイルの作品集。クラシックだけでなく、演劇、映画、ダンスなど幅広い舞台で活躍するドイルならではの音楽が展開される。中でも、チェンバー・スピリット・レヴェルは1997年、ブールジュの国際電子音楽コンクールで入賞するなど高い評価を受けている。 |
SMEKKLEYSA
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ブリテン:キャロルの祭典
ラッター:踊りの日 |
グラデュアーレ・ノビリ
ヨン・ステファンソン(指揮)
エリーザベト・ワーゲ(ハープ) |
2000年に17〜24才の女性のみで結成された24人からなる女声合唱団、グラデュアーレ・ノビリのブリテンの「キャロルの祭典」とラッターの「踊りの日」。グラデュアーレ・ノビリはフィンランドやウェールズで行われたフェスティバルでゴールド・メダルを獲得。20世紀と現在のイギリスにおける大作曲家たちの傑作をハープと美しい歌声で味わい深い仕上がりに。 |
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タヴナー:聖なる夢
アテネの歌/子羊/聖なる夢/
眠っている者のように/誕生日の眠り/
3つの神聖なソネット(英語版世界初録音)/
シューオンの賛美歌/主の祈り |
南アイスランド室内合唱団
ヒルマル・オルン・アグナルソン (指揮)、他 |
宗教曲から世俗曲まで幅広いレパートリーに定評のあるアイスランドの合唱団、南アイスランド室内合唱団によるジョン・タヴナー(1944−2013)の作品集。2004年にアイスランドでタヴナーの楽曲でコンサートを成功させ、重要なレパートリーとして確立。このアルバムでも3つの神聖なソネットが英語版世界初録音などタヴナーへの情熱を感じることが出来る。昨年惜しまれつつも亡くなったタヴナーの合唱作品の真価をアイスランドのハーモニーで。
2005〜2007年の録音。 |
SOMM(CELESTE)
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ディーリアス:2台ピアノ編曲版管弦楽作品集Vol.2
パリ−大都会の歌(ブーツ編)
おとぎ話(デイル編)
幻想舞曲(バートレット&ロバートソン編)
川の夏の夜(ヘーゼルタイン編)
高い丘の歌(グレインジャー編) |
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ)
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2台ピアノによるディーリアスの管弦楽作品集!
名手スティーヴン・ハフも称賛するサイモン・キャラハンとイギリス在住の日本人ピアニスト、竹ノ内博明が弾くフレデリック・ディーリアス(1862−1934)の「2台ピアノ編曲版管弦楽作品集」の第2巻。名曲「パリ−大都会の歌」やノルウェーの童謡にインスピレーションを受けた「おとぎ話」。オーケストラでは味わえないピアノならではの色彩感や新たな発見を、2台ピアノ版で聴くことが出来る。
2011年9月15日&16日の録音。 |
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ウォレス:歌曲集
野鳥の翼/オレンジの花*/優しい夜の風/
森の楽しい野鳥観測*/ジプシーのメイド/
アリス/白銀の湖の彼方**/野草/
揺りかごの歌/恋は星/
過ぎ去った春と夏/紅葉/他 |
サリー・シルヴァー(ソプラノ)
リチャード・ボニング(ピアノ)
アンナ・ノークス(フルート)*
イボンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)** |
アイルランドの作曲家、ウィリアム・ヴィンセント・ウォレス(1812-1865)の歌曲集。美しいメロディーの贈り物、ウォレスの歌曲を、名匠リチャード・ボニングのピアノ伴奏で、オペラ・サウス・アメリカ受賞のソプラノ、サリー・シルヴァーが繊細かつ表情豊かに歌い上げる。
2011年3月24日−26日の録音。 |
TACTUS
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ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.7
祝典序曲《祭典シンフォニア》(ズガンバーティ編曲4手連弾版)/
ピアノのための2つの小品
(VI:ゴンドレッタ、VII:モデラート-ピウ・モデラート-レント)/
モチーフ/セレナティナ/ガヴォッタ Op.14/
J.S.バッハの管弦楽組曲 ロ短調(ズガンバーティ編曲ピアノ版)/
夜想曲 ト長調/夜想曲 Op.3《ベッリーニのアルバムより》 |
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)
フランチェスコ・リベッタ(ピアノ) |
イタリア器楽再興の旗手。ズガンバーティのピアノ作品全集Vol.7!
フランツ・リストの愛弟子であり、19世紀後半のイタリアにおける器楽音楽再興の中心人物の1人、ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1941)。
ルビンシテインやワーグナーと親交を結び、リストという偉大な後ろ盾を得たズガンバーティのピアノ作品は、本格的な再評価が待たれる19世紀の器楽音楽の知られざる傑作である。
自身のオーケストラ作品の4手連弾編曲や、バッハの管弦楽組曲のピアノ版への編曲では、アレンジャーとしての優れた手腕も発揮。タクトゥス(Tactus)が送り出す全集第7巻も充実のプログラムです。2012年11月&2000年11月の録音。 |
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我、主の御名をば呼ぶ 〜 グレゴリオ聖歌の哀しみと希望
Benedictus es Dominus/Dum clamarem/Iacta
cogitatum tuum/
Deus iudex iustus/Precatus est Moyses/Acceptabis/
Misericordia Domini/Adiutor in opportunitatibus/Exsultate
Deo/
Iubilate Deo universa terra/Unam petii/Antiphonae
finales |
メディエ・エターティス・ソダリチウム
ニーノ・アルバローサ(指揮) |
12世紀のブレシアのグラドゥアーレにおさめられていたグレゴリオ聖歌によるプログラム。
1991年にボローニャで結成されたメディエ・エターティス・ソダリチウムは、1997年と2005年のコンクールでの受賞歴を持つグレゴリオ聖歌を専門とする合唱団。指揮のニーノ・アルバローサもイタリアにおけるグレゴリオ聖歌の演奏の権威として有名。
2012年6月の録音。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
SPECTRUM SOUND
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CDSMBA 003
(2CD)
\3600 →\3290
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(1)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
(カデンツァ;ヴィルヘルム・ケンプ)
(2)ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調( 原典版) |
オイゲン・ヨッフム( 指揮)
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
フランス国立放送管弦楽団 |
好評、スペクトラム・サウンドのコンサート・ライヴ・シリーズ、“Belle
ame (ベルアーム)”第3弾!ヨッフムのブル5とケンプを迎えたベートーヴェン4
番
フランス国立視聴覚研究所音源提供、解説は平林直哉氏が担当!
録音:1969 年10 月22 日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ/ステレオ、日本語解説付、24bit/192kHz、Digital
Restoration&24bit Remastering
スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“Belle
ame( ベルアーム)”の第3 弾が早くも登場。今回はオイゲン・ヨッフム指揮による1969
年10 月のライヴからヴィルヘルム・ケンプがソリストをつとめたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4
番ト長調 Op.58そして、ブルックナーの交響曲第5
番変ロ長調です。ケンプはベートーヴェンの、ヨッフムはブルックナーのそれぞれスペシャリスト。巨匠ならではの名演を聴かせてくれます。今回も当ライヴ盤の魅力について、平林直哉氏による解説付きとなっております。
『今回登場するライヴは音質が非常に鮮明であり、ケンプのタッチが克明に捉えられていて、ファンにはたまらないものである。とにかく、この人肌のように柔らかい音色、聴き手を慰撫するようなやさしさはケンプならではである。(中略)ケンプはこの演奏でも、いつものように自作のカデンツァを弾いている。ヨッフムの伴奏も素晴らしい。古典的な均整美に溢れ、明るく朗らかな雰囲気に満ちており、理想的と言える。(中略)一方、ブルックナーの第5
番は第1 楽章から気力は充実しており、オーケストラの機敏な反応も手に取るようにわかる。第2
楽章の木管楽器のソロも素晴らしいし、第3 楽章の生き生きとしたリズムの刻みと流麗な変化は鮮やかだ。ヨッフムは特にライヴにおいて、時に感情の抑制がうまくいかないようなこともあるが、ここではそうしたことが全くない。音楽の勢いは無駄なくエネルギー化されている。第4
楽章の前半部分は最も聴きごたえがあるかもしれない。ここはいかにも理屈っぽく響いたり、雑然と並べられた音符を浴びせられたりすることもあるが、この演奏は恐ろしく色彩が豊かであり、それこそ万華鏡のようだ。(中略)』(ライナー・ノーツより平林直哉) |
<メジャー・レーベル>
<映像>
BEL AIR(映像)
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BAC 402
(Blu-ray)
\4800 →\4390
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ケント・ナガノ(指)&バイエルン国立歌劇場
ムソルグスキー:
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1868/9年原典版) |
ボリス・ゴドゥノフ:アレクサンドル・ツィムバリュク(Bs)
皇子フョードル:ユリヤ・ソコリク(Ms)
皇女クセニヤ:中村恵理(Sop)
乳母:ヘイケ・グルツィンガー(A)
シュイスキー:ゲルハルト・シーゲル(Ten)
アンドレイ・シチェルカーロフ:マルクス・エイヘ(Br)
僧ピーメン:アナトーリ・コチェルガ(Bs)
グリゴーリ・オトレピエフ:セルゲイ・スコトホドフ(Ten)
浮浪者ヴァルラーム:ウラジーミル・マトリン(Bs)
ミサイール:ウルリヒ・レス(Ten)
居酒屋の女将:オッカ・フォン・デア・ダメラウ(Ms)
ニキーティチ:ゴラン・ユリチ(Bs) 他
ケント・ナガノ(指)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団/バイエルン国立歌劇場合唱団
舞台美術:レベッカ・リングスト、エフゲニー・モナホフ/
衣装:インゴ・クリュグラー、
演出:カリスト・ビエイト、
制作総指揮:フランソワ・デュプラ、
監督:アンディ・ソンマー |
BAC 102
(DVD)
\4200 →\3890
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安部首相も登場、現代社会への痛烈な風刺に満ちたカリスト・ビエイトの「ボリス・ゴドゥノフ」
[2013 年2 月/バイエルン国立歌劇場HD/HD録音]
(Blu-ray) リージョンオール、カラー、16:9
NTSC、PCM STEREO/ DTS HD Master 5.1、139’、字幕:英仏独
(DVD) リージョンオール、カラー、16:9 NTSC、PCM
STEREO/ DTS Dolby Digital 5.1、139’、字幕:英仏独
ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」は17
世紀初頭のロシアを舞台に、動乱時代の民衆の力と叫びを描いたプーシキン原作の作品。1868/9
年の原典版はプリマ・ドンナの登場する場面がなく、陰惨で暗い内容ですが、これをスペインの「お騒がせ」演出家カリスト・ビエイトが舞台を現代に置き換え、今日の世界情勢を風刺する斬新なものとなっています。
ビエイトといえば「ヴォツェック」や「カルメン」でも注目されたエロとバイオレンスで知られますが、今回は裸もなく、唯一のヒロインの悪女マリーナさえも登場しない1868/9
年版ゆえ、エロ要素はほとんどありませんが、暴力と破壊の過激な演出は健在。ボリスはネクタイにスーツ姿、皇子フョードル(ここでは女子の設定)は外国の女子高生の制服、民衆は現代の普段着とコスプレ的な衣装も斬新。
有名なクレムリンの場では民衆が安部首相も含む各国首脳のポートレートをさかさまに掲げ、現代の世界情勢へのメーセージを強烈に発しています。ボリスが良き父としてホームドラマ風に描かれたり、刑事ドラマの尋問さながらの場も迫真に満ちています。
ボリス役のアレクサンドル・ツィムバリュクは1976
年生まれ。男臭さと堂々たる体躯はボリスにぴったり。30
代後半とは思えぬ貫録を示しています。また、その娘クセニヤ役に日本の中村恵理が出演しているのも注目。さらに特筆なのがケント・ナガノ指揮のバイエルン国立歌劇場管。斬新すぎる作曲技法とオーケストレーションの不備を指摘されることの多い原典版を用いながら、色彩的な響きとしなやかな音楽、劇的な盛り上がりの巧さで、この過激な演出を見事に支えています。 |
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