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第74号
メジャー・レーベル新譜(2)
2013.12.17〜2014.2.14


SONY



8884303617-2
\2500→\2290
ケント・ナガノ&モントリオール響「ベートーヴェン:交響曲全集」第5作
 ベートーヴェン:
  『交響曲第1番ハ長調Op.21』
  『交響曲第7番イ長調Op.92』
ケント・ナガノ(指揮)
モントリオール交響楽団
 ケント・ナガノと彼が音楽監督を務めるカナダのモントリオール交響楽団による「ベートーヴェン:交響曲全集」プロジェクトの5作目。
 30歳にしてようやく完成された、ベートーヴェン最初の交響曲「第1番」。ワーグナーに「舞踏の神化」と形容された生命力溢れる「第7番」を収録。
 これまで同様、固いバチによるティンパニや、対向配置でヴィブラートを控えめの弦楽パートなど、ピリオド楽器による演奏スタイルを十分に研究・咀嚼したうえで、それを現代のシンフォニー・オーケストラで再現していきます。
 筋肉質で剛毅な響きによる緊張感の高い演奏や、緩章楽章での弦の美しさは絶品であり、それぞれの各パートの立体感の表出など、ケント・ナガノならではのベートーヴェン像を描き出しています。【演奏】【録音】モントリオール、メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオール
 【演奏時間】[第1番]8:41/ 7:07/ 3:25/ 5:44. [第7番]13:24/ 8:09/ 8:59/ 8:59
 

8884303160-2
(3CD)
\2500
ドミンゴのメト・デビュー45周年記念リリースプラシド・ドミンゴ/アット・ザ・メト
 【CD1】
 ヴェルディ:
  『シモン・ボッカネグラ』〜「聞いていたな? 卑劣な計画だ」,
  『リゴレット』〜「女心の歌」,『オテロ』〜「私を恐れるな」,
  『ドン・カルロ』〜「フォンテーヌブロー」,
  『ルイザ・ミラー』〜「この手紙はいったい」,
  『椿姫』〜「あの人のそばを離れて歓び」「プロヴァンスの海と」,
  『仮面舞踏会』〜「告げてくれ あるがままに」「永遠に君を失えば」
  ,『リゴレット』〜「あれかこれか」,『スティッフェリオ』〜「至るところで」,
  『アイーダ』〜「清きアイーダ」,
  『運命の力』〜「不幸な者にとって生きていることは地獄だ」,
  『シモン・ボッカネグラ』〜「平民たちよ!貴族たちよ」,
  『トロヴァトーレ』〜「ああ、あなたこそ私の恋人」/
 【CD2】
  プッチーニ:『トゥーランドット』〜「誰も寝てはならぬ」,
  ジョルダーノ:『アンドレア・シェニエ』〜「君、気の毒だが」,
  レオンカヴァッロ:『道化師』〜「衣装をつけろ」,
  プッチーニ:『西部の娘』〜「俺が自由の身になって遠くへ行き」,
  ポンキエッリ:『ジョコンダ』〜「空と海」,
  プッチーニ:『ボエーム』〜「冷たい手」,
  マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』〜「母さん、このワインは強いね」,
  チレア:『アドリアーナ・ルクヴルール』〜「心は疲れて」,
  プッチーニ:『マノン・レスコー』〜「美しいお嬢さん お許し頂けましたら」,
  ベッリーニ:『ノルマ』〜「声が聞こえなくなった」,
  W=フェラーリ:『スライ』〜「轡をはめた恋する熊が」,
  ザンドナーイ:『フランチェスカ・ダ・リミニ』〜「スミレの花輪で飾られて」,
  プッチーニ:『外套』〜「お前の言う通りだ」,
  ジョルダーノ:『フェードラ』〜「La fante mi svela l'immondo rotrovo」,
  プッチーニ:『トスカ』〜「秘められた調和よ」「星は光ぬ」/
 【CD3】
  オッフェンバック:『ホフマン物語』〜「クラインザックの物語」,
  グノー:『ファウスト』〜「私を貫いているのはなんという未知の不安なのだろう」,
  グルック:『タウリスのイフィゲニア』〜「なんとこわがらせる沈黙だろう」,
  サン=サーンス:『サムソンとデリラ』〜「わたしの不幸を見て下さい」,
  ビゼー:『カルメン』〜「花の歌」,
  ベルリオーズ:『トロイの人々』〜「Inutiles regrets」,
  チャイコフスキー:『スペードの女王』〜「Prosti, prelestnoe sozdanye」,
  タン・ドゥン:『始皇帝』〜「That Shadow That Haunts Me Wherever I Go」,
  ワーグナー:『パルジファル』〜「アンフォルタス・・・あの傷!」,
  ワーグナー:『ワルキューレ』〜「父が約束したひとふりの剣」,
  ワーグナー:『ローエングリン』〜「あなた方が近づくことのできない遠い国」
プラシド・ドミンゴ(T)/
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団/
ジェイムズ・レヴァイン,
ウラディーミル・ユロフスキ,
シャルル・デュトワ,
ルイ・ラングレエ,
マルティン・リッヒ,
ジュゼッペ・シノーポリ,
ジョージ・ショック,
ロベルト・アバド,
マルコ・アルミリアート,
ネルロ・サンティ,
ジュゼッペ・パターネ,
レナード・スラットキン,
クルト・アドラー,
カルロ・フェリーチェ・チッラーリオ,
ファウスト・クレーヴァ,
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
 世界のオペラ・シーンをリードし、今も絶大な人気を誇るプラシド・ドミンゴ。70歳を超えた今も、歌手として、指揮者としてパフォーマンスをこなしています。ドミンゴがメトにデビューしたのは1969年、急病のフランコ・コレルリの代役として急遽出演した「アドリアーナ・ルクヴルール」のマウリッツィオでした。
 それ以来、45年間メトの舞台に立ち続け、昨シーズンの「トラヴィアータ」でのジェルモン、そして今シーズの「魔法の島」のネプチューン役にいたるまで、自分のレパートリーである全143役のうち、48もの役柄で出演しています。このアルバムは、ドミンゴがメトにデビューしたばかりの1969年から2013年までのメトでのライヴ録音で綴る名アリアの数々のいいとこ取り。「CD1」のお得意のヴェルディ、「CD2」のプッチーニを含むイタリア・オペラ、「CD3」のフランスやロシアからワーグナーまで、ドミンゴのライヴでの熱く深みある歌声の魅力満載のアルバムです。メトロポリタン歌劇場の保有するオリジナル・ソースから復刻されたオーソライズ盤です。
 ,【録音】1969〜2013年、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
  


8888376240-2
\2500→\2290
デイヴィッド・グレイルザマー/スカルラッティとジョン・ケージ
 ① D・スカルラッティ:『ソナタ ニ短調 K.213』
 ② ジョン・ケージ:『ソナタ XVI & XV』
 ③ D・スカルラッティ:『ソナタ ニ短調 K.141』
 ④ ジョン・ケージ:『ソナタXIII』
 ⑤ D・スカルラッティ:『ソナタ ホ長調 K.531』
 ⑥ ジョン・ケージ:『ソナタ XI』
 ⑦ D・スカルラッティ:『ソナタ ロ短調 K.27』
 ⑧ ジョン・ケージ:『ソナタ I』
 ⑨ D・スカルラッティ:『ソナタ ロ短調 K.87』
 ⑩ ジョン・ケージ:『ソナタ XII』
 ⑪ D・スカルラッティ:『ソナタ イ短調 K.175』
 ⑫ ジョン・ケージ:『ソナタ XVI』
 ⑬ D・スカルラッティ:『ソナタ ホ長調 K.381』
 ⑭ ジョン・ケージ:『ソナタ V』
 ⑮ D・スカルラッティ:『ソナタ ニ長調 K.492』
デイヴィッド・グレイルザンマー(P)
 奏でる音全てをプロデュースするピアニストともいえる、デイヴィッド・グレイルザマーのソニークラシカルからの3枚目のアルバムは、スカルラッティとジョン・ケージ。
 前作(「バロックとの対話」88697929692)もラモーやクープランなどのバロック音楽と、モートン・フェルドマンを始めとした現代音楽を組み合わせることで、時代を超えた音楽の持つ意味を問いかけたもので、今回はその方向性を更に追求。
 D.スカルラッティとジョン・ケージの2人だけに焦点を当て、これらの曲を交互に演奏することで、徹底的に面白さを引き出すという趣向である。バッハとケージという組み合わせはしばしば見かけるが、スカルラッティとは・・・。その効果はぜひご自身の耳で確かめていただきたい。実に興味深いアルバムです。
  [録音]2013年7月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション) 
 


8888378821-2
\2500→\2290
ガラテア弦楽四重奏団/
 ベル・エポック〜フランス近代弦楽四重奏曲集

  ミヨー:『弦楽四重奏曲第1番Op.5(1912)』,
  ドビュッシー:『弦楽四重奏曲Op.10(1893)』,
  ピエール・メニュー(1896-1919) :『弦楽四重奏のためのソナチネ(1912)』*
   *メニューのソナチネは世界初録音
ガラテア弦楽四重奏団
[坪井悠佳(Vn),
サラ・キルヒェンマン(Vn)],
フーゴ・ボルシュヴァイラー(Va),
ユリア・キルヒェンマン(Vc)]
 エルネスト・ブロッホの作品集に続く、ガラテア弦楽四重奏団のソニークラシカル2枚目のアルバム。
 「ベル・エポック」と題し、セザンヌ追悼のために作曲したミヨーの四重奏、ドビュッシーの現存する作品では唯一の作品番号付きの四重奏。日本ではほとんど知られていない、わずか23才で亡くなった天才的作曲家ピエール・メニューの四重奏(世界初録音)を収録しています。
 とくにミヨーのそれと同年に作曲されたメニューの作品は、戦争の混乱などによる不安が表現されているといわれ、熱い心の振動、人間としての優しさが、リズミカルで豊かな調和によって表現されています。
 ここに収録された3曲とも彼らの素晴らしい技術的熟練によって、独創性が際立った演奏といえるでしょう。
 ガラテア弦楽四重奏団は、チューリヒの若手メンバーによって2005年に結成。カルミナ弦楽四重奏団、アルテミス.カルテットなどに師事。すでにジュネーブ国際音楽コンクール、大阪国際室内楽コンクール、スイス・ミグロ室内楽コンクールなど多くの賞を獲得し高い評価を受けているだけでなく、ハイドンからピンク・フロイドの幅広いレパートリー、現代音楽の初演や、元ディープ.パープルのジョン.ロードなどとも共演し話題となっています。
 第1ヴァイオリンの坪井悠佳は、14才でイギリスのユフディ・メニューイン・スクールに留学。スペインのサラサーテ国際ヴァイオリンコンクール第2位、チューリヒ、キヴァニス・コンクール・ヴァイオリン部門第1位、パドヴァ国際音楽コンクールソロ部門、室内楽部門共に優勝しており、現在チューリヒ国立高等音楽院で世界的名教師ザハール・ブロンに師事しアシスタントを務めています。
 前作同様、日本語解説付き。
 【録音】2013年 (デジタル:セッション)
 

8884303383-2
\2500→\2290
ジュリアード弦楽四重奏団/エリオット・カーター:弦楽四重奏曲全集
 エリオット・カーター:
  『弦楽四重奏曲第1番(1951)』
  『弦楽四重奏曲第2番(1959)』
  『弦楽四重奏曲第3番(1971)』
  『弦楽四重奏曲第4番(1986)』
  『弦楽四重奏曲第5番(1995)』
ジュリアード弦楽四重奏団
[第1〜4番:
ロバート・マン(Vn),
ジョエル・スミルノフ(Vn),
サミュエル・ローズ(Va),
ジョエル・クロスニック(Vc)/
第5番:
ジョセフ・リン(Vc),
ロナルド・コープス(Vn),
サミュエル・ローズ(Va),
ジョエル・クロスニック(Vc)]
 エリオット・カーター(1908-2012)の弦楽四重奏曲は、複雑なポリメトリックによるベルクの「抒情組曲」を思わせる「第1番」。それぞれの楽器が役者のように表現していく「第2番」など、どれもが違った作風をもつ個性的な作品です。ジュリアード弦楽四重奏団は、初演を手がけるなどカーターと関わりが非常に深く、すでに1990〜1991年に「第1〜4番」の全集として録音していましたが(当時はまだ4番までしか作曲されていなかったため)、2013年に現在のメンバーによって「第5番(1995年作曲)」をこのアルバムのために録音し、全集としたものです。緊張感に満ちた独特のジュリアード・サウンドによって、カーターの独創的かつ実に目の詰まった細密なスコアを、強い説得力で聴かせてくれます。ジュリアード弦楽四重奏団は、1946年にジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により創設。同音楽院の教授で構成され、1947年ベルクの抒情組曲で衝撃的にデビュー。さらにバルトークの弦楽四重奏曲全曲録音によって、その地位は不動のものとなりました。バッハ、ハイドンから、近・現代のウェーベルン、シェーンベルクまで膨大なレパートリーを誇っています。
 【録音】1990〜1991年, アメリカ芸術 文学アカデミー(第1〜4番), 2013年4月, ニューヨーク州立大学パーチェス校(第5番) [デジタル:セッション]
 


8888370548-2
\2500→\2290
アンスネス(ピアノ&指揮)/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番&第4番
 ベートーヴェン:
  1.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
  2.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ・指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
 この堂々たる威厳と風格。世界20万人の音楽ファンを虜にするアンスネスの「ベートーヴェン・ジャーニー」、待ちに待ったピアノ協奏曲全曲録音・第2弾。
  1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスのソニークラシカル専属契約第2弾。2012年から2014年にかけて3年がかりでアンスネスが取り組んでいるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の演奏とレコーディングの第2弾です。
 パートナーは、気鋭のマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)で、アンスネスはピアノを弾きつつ指揮も行なっています。

 ■「ベートーヴェンへの旅」〜アンスネス初のベートーヴェン。「Beethoven ? A Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディングとなります。Virgin Classicsに始まり、EMIClassicsに引き継がれて蓄積されてきたアンスネスの膨大なディスコグラフィにも、ベートーヴェン作品はこれまでありませんでした。40代半ばで充実の極みにあるアンスネスが、生涯初めて取り組む楽聖ベートーヴェンのレコーディング。2011年に発売された第1弾のピアノ協奏曲第1番と第3番でもその円熟のピアニズムと深い音楽への洞察が高く評価されました。今回はいよいよベートーヴェンの5曲の中でも最難曲ともみなされることの多い第4番、そして作品番号とは逆に第1番よりも先に書かれていた第2番の2曲です。

 ■「喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれる作品」 アンスネスはこの2曲についてこう語っています。「この2曲はいつも私に喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれます。ベートーヴェンらしい劇的な要素はもちろん含まれていますが、それでも子供のように純真な美しさ、無垢の喜びがあふれ、私を驚かせてくれます。この2曲に相対するのは、私の3人の子供たちに接するのと同じなのです」として、この録音を自分の3人の子供に捧げています。またマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演、そして指揮もすることについては、「MCOは、ヴァイタリティとエネルギーにあふれる素晴らしい音楽家の集まりです。これらの作品に含まれるさまざまなキャラクターを発見する能力があります。MCOとの演奏では、私はピアニストだけでなく指揮者の役割も果たすわけですが、それによって個々の協奏曲を一貫性を持って解釈することができるようになります。通常の指揮者やオーケストラとの共演だと、解釈が異なることもあるし、ピアノもオーケストラとは離れて配置されることになりますが、MCOとの共演では私はオーケストラの中心に座っていて、オーケストラのメンバーとお互いに直接コンタクトをとることができるわけです。このことは、ピアノとオーケストラとの対話(時には対立もありますが)が必要なベートーヴェンのピアノ協奏曲の演奏には欠かせないことで、これによって私はつねに音楽の中心にいて音楽のドラマの起伏を同時進行で体験することになるのです」と、音楽を深めるために不可欠なことであると強調しています。

 ■2013年4月、「ベートーヴェンへの旅」で来日2013年2月のサロネン/フィルハーモニア管との来日では、当アルバムに収録されているベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏し、大きな賞賛を巻き起こしました。引き続き2014年4月には、「熱情ソナタ」を含むオール・ベートーヴェン・プロを引っ提げてソロ・リサイタル・ツアーを行ないます。

 [録音]2013年11月、ロンドン、聖ジュード教会(セッション)



 ■アンスネスの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」今後の発売予定
  2014年末   VOL.3 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&合唱幻想曲
 

8888379563-2
\2500→\2290
カウフマン(テノール)&ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
 シューベルト:連作歌曲集「冬の旅」D.911
ヨナス・カウフマン(テノール)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
 21世紀の『キング・オブ・テノール』ヨナス・カウフマンのソニークラシカル移籍第2弾。リート史上に燦然と輝く最高傑作に、現代屈指のテノールが挑む。

 ■そのダークでロマンティックかつ強靭な歌声で今や世界中から引っ張りだこのスーパースター・テノール、ヨナス・カウフマン。そのカウフマンが「ヴェルディ・アルバム」に続くソニークラシカルへの移籍第2弾として放つのは、ドイツ歌曲の最高峰ともいえるシューベルトの「冬の旅」です。

 ■「冬の旅」は、24曲からなる連作歌曲集でシューベルト歌曲の最高傑作として人気の高い作品ですが、もともとテノールの音域のために書かれたにもかかわらず、テノール歌手が歌うことが少ないことでも知られています。カウフマンによる「冬の旅」は、作品本来の響きを堪能できるのみならず、ドイツ人ならではのドイツ語のディクションの素晴らしさによって、「言葉」が歌の情景とドラマを生き生きと蘇らせるさまと驚異的に多彩な技巧と抜群の表現力を体験することができます。

 ■カウフマンのソロ・デビュー録音はR.シュトラウスの歌曲集であり、その意味でもオペラとの両輪でドイツ歌曲を重要視してきたことがわかります。当初から歌曲伴奏の名手で長年の共演パートナーでもあるヘルムート・ドイチュがピアノを担当 してきました。ドイチュはミュンヘン音楽演劇学校でのカウフマンの師であり、それ以来20年以上にわたって共演を続けています。シューベルト・アルバムは、デッカ時代の「美しき水車屋の娘」以来2枚目で、今回もドイチュの巧みな伴奏で、厳しく緊張感に満ちた「冬の旅」の世界を表出しています。

 ■現在私たちの周囲で起こっている怖ろしい出来事を考えると、シューベルトの時代よりも私たちは無感覚になっていることは間違いありません。しかしそれでも、この歌曲集は現在の聴き手をも感動させる力があるのです。何が起こるか理解している私たち演奏者としても、作品から溢れだしてくる感情の波に押し流されそうになってしまいます。「冬の旅」は、ギリシャ悲劇と同じようなカタストロフを感じます。シューベルトは、こうした深い感情を明確にしかも簡潔に表現しています。それゆえ、この歌曲集はいわば私の精神的なバランスを保つようにしてくれるので、私にとって瞑想的な音楽であるともいえるのです。(ヨナス・カウフマン)

 ■2014年2月20日、カウフマンとドイチュはニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー・リサイタルを行ないます(「冬の旅」ではない、ミックス・プログラム)。その後3月28日のバルセロナ・リセウ大劇場を皮切りに、ジュネーヴ大劇場(3/30)、ベルリン・フィルハーモニー(4/1)、グラーツ・ムジークフェライン(4/4)、ロンドン・ロイヤル・オペラ(4/6)、パリ・シャンゼリゼ劇場(4/8)、プラハ・スメタナ・ホール(4/10)、モスクワ音楽院大ホール(4/12)、ミラノ・スカラ座(4/14)と「冬の旅」を携えてヨーロッパ・ツアーを行なうことになっています。

 ■ヨナス・カウフマンは1969年7月10日、ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学卒。1993年デビュー。2001年からチューリッヒ歌劇場のアンサンブルとして頭角を現す。2006年のメトでのアルフレード、コヴェント・ガーデンでのドン・ホセで世界的にブレイク。現代屈指のテノール。

 ■ドイツ歌曲の最高峰ともいえるシューベルトの『冬の旅』は、24曲からなる連作歌曲集でシューベルト歌曲の最高傑作として人気の高い作品ですが、もともとテノールの音域のために書かれたにもかかわらず、テノール歌手が歌うことが少ないことでも知られています。カウフマンによる『冬の旅』は、作品本来の響きを堪能できるのみならず、ドイツ人ならではのドイツ語のディクションの素晴らしさによって、「言葉」が歌の情景とドラマを生き生きと蘇らせるさまと驚異的に多彩な技巧と抜群の表現力を体験することができます。

 ■カウフマンはソロ・デビュー録音のR.シュトラウス歌曲集以来、ヘルムート・ドイチュとドイツ歌曲の演奏にも力を入れてきました。シューベルト・アルバムは、デッカ時代の『美しき水車屋の娘』以来2枚目で、今回もドイッチュの巧みな伴奏で、厳しく緊張感に満ちた『冬の旅』の世界を表出しています。
 

8884302894-2
\2500→\2290
トゥガン・ソヒエフ/プロコフィエフ:『イワン雷帝』
 プロコフィエフ:『イワン雷帝』Op. 116
  (A・スタセーヴィチによるオラトリオ版)
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団,
ベルリン放送合唱団,
ベルリン大聖堂合唱団,
オリガ・ボロディナ(Ms),
イルダール・アブドラザコフ(Bs)
 現在ベルリン・ドイツ響およびトゥールーズ・キャピトル国立管音楽監督として、同世代の指揮者の中で最も熱い注目を浴びているトゥガン・ソヒエフのソニー・クラシカルへのレコーディング・プロジェクト第1弾です。
 2016年のプロコフィエフ生誕125周年を目指してベルリン・ドイツ響と開始するプロコフィエフの交響曲全集録音の先駆けとなる「イワン雷帝」が登場します。1977年、北オセチアのウラジカフカスに生まれたソヒエフは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、N響など世界中の一流オーケストラに客演を続け、現代の若手指揮者の中でも屈指の存在。
 テミルカーノフらに師事し、マリインスキー劇場をはじめ世界各地のオペラハウスでも数多く指揮しています。2013年11月のN響への客演でのロシア・プロも絶賛されたばかりです。トゥールーズ・キャピトル国立管とのロシア物の録音はナイーヴ・レーベルから発売されていますが、ベルリン・ドイツ響との録音はこれが初めてとなります。
 「イワン雷帝」は、ソ連の映画監督セルゲイ・エイゼンシュテイン制作の同名の大作映画のために作曲されましたが、映画自体はスターリンを暗に批判していたため上映禁止となり、結局は完成されませんでした。作曲家の死後、映画のサントラを指揮したアブラム・スタセーヴィチによって、プロコフィエフが作曲した音楽からオラトリオとして編纂され1968年に初演されました。その後クリストファー・パーマーやマイケル・ランカスターらによる再構成版が制作されていますが、ここで演奏されているのはスタセーヴィチによるオラトリオ版です。
 ソヒエフのベルリン・ドイツ響音楽監督就任シーズンの大きなハイライトともなった公演でのライヴ・レコーディングで、血わき肉躍る迫力に満ちた演奏は作品の魅力を見事に引き出しています。
 ボロディナ、アブドラザコフという強力な独唱者、美しくかつ躍動感に満ちた合唱パートを担うベルリン放送合唱団ほかの見事な歌唱も聴きものです。【演奏】【録音】2013年1月, ベルリン、フィルハーモニー(デジタル:ライヴ)
 

8884303366-2
\2500→\2290
アントネッロ・マナコルダ(指揮)&カンマーアカデミー・ポツダム
 シューベルト:
  『交響曲第2番 変ロ長調 D.125』
  『交響曲第4番 ハ短調「悲劇的」D.417』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
 アントネッロ・マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム/シューベルト:交響曲第2&4番「悲劇的」 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲録音第3弾となる当アルバムは、初期の作品ながら歌心に溢れた傑作・交響曲第2番、それにハ短調という緊張感のある調性で書かれた渾身の第4番「悲劇的」を収録しています。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、エマニュエル・パユの『ザ・フルート・キング』(EMI)やマンドリン奏者のアヴィ・アヴィタルのバッハ・アルバム(DG)にも登場するなど、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 彼らのシューベルトも、美しくそこはかとない淡い哀愁を帯びつつも精緻なで生き生きとした演奏で、作品に込められた若きシューベルトの気概を描き出しています。

 録音】2012年11月& 2013年4月(デジタル:セッション)
 

8888378621-2
\2500→\2290
タール&グロートホイゼン/
 モーツァルト&ツェルニー:2台のピアノのための協奏曲

  カール・ツェルニー:四手のためのピアノ協奏曲ハ長調Op.153
  モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
タール&グロートホイゼン (ピアノ・デュオ),
ブルーノ・ヴァイル(指揮) ,
ミュンヘン放送管弦楽団
 細部まで完璧に息の合ったアンサンブルと、洗練された音楽表現により、ヨーロッパ中心に高い人気を得るドイツのピアノ・デュオ、タール&グロートホイゼン。2台ピアノのための有名なレパートリーのみならず、知られざる作品や編曲を発掘・録音してピアノ・ファンの注目を集めています。
 タール&グロートホイゼンとしてはソニー・クラシカルへのおそらく初めての協奏曲録音となる当アルバムは、モーツァルトの2台ピアノのための協奏曲に加えて、ツェルニーの四手のための協奏曲を収録しています。1791年2月21日、カール・ツェルニーはウィーンで生まれましたが、その約10か月後の12月5日、天才モーツァルトが早すぎる死を迎えたのです。
 まるで譲葉のようなこの2人の「2台のピアノのための協奏曲」を合わせて聴けるのがこのアルバムの趣向。日本では、あの「ピアノのための練習曲」の作曲家としてのみ知られているかのようなカール・ツェルニー。しかし、実はかなりの多作家であり、またベートーヴェンの弟子であり、かのフランツ・リストの師でもあるという才能に満ち溢れた人。近年その作品の復興も著しく、とにかく注目の人なのです。
 そんなツェルニーの協奏曲は“古典派の様式を発展させ、ロマン派へと繋ぐもの”であり、端正な中にもショパンのノクターンを思わせる抒情性が感じられる、まさに魔法のような瞬間を味わえる名作です。ブルーノ・ヴァイル指揮によるミュンヘン放送管弦楽団の素晴らしい伴奏が、これらの作品の見事な再現に貢献しています。

 録音】2013年1月, ミュンヘン、バイエルン・ムジーク・スタジオ(デジタル:セッション)
 

8888379813-2
\2500→\2290
ニコライ・トカレフ/トリビュート
 D・スカルラッティ:
  『ソナタ 変ロ長調 K.551 (L.396)』
  『ソナタ ヘ短調 K.19( L.383)』『ソナタ 変ロ長調K.332( L.141)』,
 チマローザ:
  『ソナタ ハ長調C.56』『ソナタ ニ短調C.79』『ソナタ ヘ長調C.71』,
 リスト:『「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲 S.697』,
 ショパン:
  『マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3』『マズルカ第13番イ短調Op.17-4』
  『マズルカ第25番ロ短調Op.33-4』,
 スクリャービン:『練習曲 嬰ハ短調Op.2-1』『練習曲 変ニ短調Op.8-12』,
 アレクサンドル・ローゼンブラット:『リスト=ファンタジー』,
ニコライ・トカレフ(P)
 天才少年ピアニストとして一世を風靡したニコライ・トカレフ。2007年の「トカレフNo.1」でソニー・クラシカルにデビューして以来、通算6枚目となるソロ・アルバムは、スカルラッティからローゼンブラットにいたるキャラクター・ピースを収めています。
 1983年モスクワに生まれのトカレフは、95年にモスクワでデビューしてから、瞬く間にその才能を羽ばたかせたのも記憶に新しいところです。97年初来日、その翌年には全国各地で演奏会を行い国内でも絶大なる人気を博しました。ただし、「天才少年」が素晴らしいピアニストになるのは至難の業であり、そこには人知れぬ努力と探究心が必要であることはいうまでもありません。
 そんな彼も今年31歳。まだ若いとはいえ、すっかり風格を感じさせるピアニストに成長したのです。
 このアルバムは2011年の録音、彼お得意のロシア物やリストだけでなく、チマローザやスカルラッティと言った古典派のすっきりとした作品を手掛けているのが興味深い選曲。もちろん彼が敬愛するローゼンブラットの作品も収録されています。
 確固たる技巧と、幅広い表現力。更なる飛躍が期待される1枚です。

  【録音】2011年11月, モスクワ合唱アカデミー音楽スタジオ(デジタル:セッション)
 

8888378170-2
\2400
キリ・テ・カナワ/『Waiata』〜マオリの歌
 Tama Ngakau Marie(Son of a Peaceful Heart)/
 Karu Karu (Expectation)/Haere E Hine (Farewell My Lady Fair)/
 He Puti Puti Koe (To a LovelyFlower)/
 Maringi Noa (I Weep for Your Return)/Awe Maria (Hail Mary) /
 E Te Ariki (Our Lord - Watch over Us) /
 He Wawata (The Days ofYearning)/
 Te Taniwha (The God of the Sea) /
 Whakaaria Mai (How Great Thou Art) /
 E Te Iwi E (Call to the People) /Kohu-Auahi (BlueSmoke)/
 Aue E Te Iwi E (The Pride of Our Maori People)/
 Kamate (Darkness into Light) /
 Tirohia Mokoia (Look to the Island)/
 Ehara Te Waea(Love Never Breaks)
デイム・キリ・テ・カナワ(Sp),
カール・ドイ(指揮)
ニュージーランド交響楽団、
オークランド大学室内合唱団
 その美しい姿、そして完璧な歌唱とオーラが他を圧する歌姫キリ・テ・カナワ。1944年生まれの彼女はすっかり年を重ね、昨年は数え年の「古希」を迎えています。
 当アルバムはそれを記念し、3月6日の誕生日に、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのドニゼッティ「連隊の娘」(クラケンソープ公爵夫人)へ出演するのに合わせてリリースされる最新盤「マオリ族の歌集」です。これはまたテ・カナワのレコーディング・デビュー50周年記念盤でもあります。
 ヨーロッパ人とマオリ族の血を引くテ・カナワは、折に触れ自分のルーツであるマウリ族が育んできた歌の素晴らしさを紹介してきましたが、その結実であった1999年発売の「マオリを歌う」(EMI)は世界的なベストセラーとなりました。
 当アルバム「ワイアータ」は、それの続編とも言うべきアルバムで、マオリ族の祈りの歌、1940年代に一世を風靡したソプラノ歌手アナ・ハトーが好んだ歌、独自の讃美歌やポピュラー・ソングなどから選曲されました。ジャケット写真等で見る限り美しさが全く衰えていないのには驚くばかりでしょう。
 声自体は丸くなったとはいえ、絶妙な表現と優しさが加わった彼女の歌からは、熟成されたブランデーのような香気と、深い愛が感じられます。
 民俗音楽を基にしながらも躍動感溢れる音楽とカール・ドイの絶妙な編曲、そして何よりも慈愛に満ちた歌唱。これは素晴らしい彼女からのプレゼントでしょう。

 【録音】2013年, ニュージーランド(デジタル:セッション)
 
8869783090-2
\2400
ハーフェズ・ナーゼリー/ザ・ルーミー・シンフォニー・プロジェクト:アントールド
 ハーフェズ・ナーゼリー:
  『創造』『アントールド』『エターナル・リターン』
ハーフェズ・ナーゼリー(Vo, Perc),
シャハラーム・ナーゼリー(Vo),
ポール・ニューバウアー(Vn),
マット・ハイモヴィッツ(Vc),
ザキール・フセイン(タブラ),
ルミ・シンフォニー合唱団, 他
ペルシャ古典音楽と西洋音楽を融合させ、プロムスでも話題となったハーフェズ&シャーラム・ナーゼリー兄弟。ペルシャの三大詩人の一人ルーミーの詩と現代詩と音楽を融合させたプロジェクト。シンフォニーといってもここでは「響き」の意味で、古典中近東楽器と西洋楽器による8人程度の器楽アンサンブルが主体となったものです。チェリストのマット・ハイモヴィッツ、リンカーンセンターの室内楽協会のヴァイオリニスト、ポール・ニューバウアーも参加しています。決して難しい現代音楽ではなく伝統的な民族音楽的なもので、ルーミーの神秘主義詩に見られる情熱を吹き込んで、古典音楽に新しい動きを加えたダイナミズムやミニマル的な雰囲気が感じられる作品に仕上がっています。

 《録音》2010〜2011年 (デジタル:セッション)
 


8884301417-2
(3CD+Blu-rayオーディオ)
\7500→\6990
ついに出てきた!
 奇才テオドール・クルレンツィス&ムジカ・エテルナ/
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492(全曲)
アンドレイ・ボンダレンコ(Bs-Br:アルマヴィーヴァ伯爵)
ジモーネ・ケルメス(Sp:伯爵夫人ロジーナ)
クリスティアン・ヴァン・ホルン(Bs-Br:フィガロ)
ファニー・アントネルー(Sp:スザンナ)
マリー=エレン・ネジ(Ms:ケルビーノ)
マリア・フォシュストローム(Ms:マルチェリーナ)
ニコライ・ロスクトキン(Bs:バルトロ)
クリスティアン・アダム(T:ドン・バジーリオ)、他
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカ・エテルナ(ピリオド楽器オーケストラと合唱団)
8888370926-2
(3CD)
\5500→\4790
[ダ・ポンテ・オペラ三部作第1弾]ギリシャの鬼才指揮者クルレンツィス、ついにその全貌を現わす〜
 モーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作の究極の新録音がソニークラシカルから登場。第1作は「フィガロの結婚」。

■1972年アテネ生まれの指揮者テオドール・クルレンツィスとそのアンサンブル、ムジカ・エテルナによるモーツァルトの「ダ・ポンテ・オペラ三部作」録音の第1弾「フィガロの結婚」の登場です。この録音は、ソニークラシカルと長期の専属契約を結んだクルレンツィスとムジカ・エテルナによる大きな録音プロジェクトの船出となる記念碑的な全曲盤です。■クルレンツィスとムジカ・エテルナは、ロシアのウラル山脈のふもとに位置するペルミ(ディアギレフの生まれ故郷でもあります)にあるペルミ国立歌劇場の音楽監督および座付きオーケストラですが、モスクワから1400キロも離れた僻地にもかかわらず、その音楽的な充実度はヨーロッパの一流歌劇場にも劣らないほどの名声を獲得しています。
■クルレンツィスは今回の録音についてこう語っています。「モーツァルトの本質を体現した録音はこれまでにたくさん発売されています。今私たちが敢えて新しい録音を世に問うのは、モーツァルトの音楽が持っている魔法をこれまでに一度もないやり方でお聴きいただけると思うからです。工場での大量生産を思わせる音楽づくりがはびこっている現今、そうした妥協を完璧に排した時に何が生み出せるかを聴いていただきたいからです。私のモットーは、一回一回の演奏は生みの苦しみと同じであるべきだ、ということです。相応しい音楽が生まれ出ることを夢想し、魔法が起こるその時を待たねばなりません。音楽は職業ではないのです。それはミッションなのです。」この妥協を決して許さない音楽づくりは、今回の録音のあらゆる細部にも反映されています。クルレンツィスはこの「フィガロ」の録音にあたって、これまで約10年間にわたる研究と準備を続け、歌劇場は録音に当たって10日以上も日々の公演を休演し、録音も深夜にわたって全員が満足いくまで何度もリテイクが行われました。
■ムジカ・エテルナのオーケストラは、ピリオド楽器もしくはそのコピーを使用していますが、いわゆるピリオド楽器演奏のドグマには全くとらわれていません。クルレンツィスいわく、「ガット弦、ナチュラル・ホルン、当時の木管楽器のレプリカ、通奏低音にはフォルテピアノを使っているのですが、それは歴史的な事実に近づきたいからではなく、作品のドラマを伝えるにあたって必要としている躍動感やスピードのある引き締まったサウンドがこれによって実現できるからなのです。」
■バロック・オペラ界を牽引するソプラノ、ジモーネ・ケルメスをはじめとする歌手陣は各パートに合う歌い手をクルレンツィス自らが厳選したもので、歌唱スタイルやフレージング、ヴィブラートの使い方、そして装飾に至るまで細かく徹底させた究極の歌唱とアンサンブルを実現させています。クルレンツィスが指向するのは自然なフレージングを重視した「最もオペラ歌手らしくない歌唱」(クルレンツィスの言葉)です。

■300ページの解説書にはトラックリスト、伊語/英語/独語/仏語の歌詞対訳に加え、クルレンツィスへのインタビュー、クルレンツィス、ペルミ国立歌劇場とムジカ・エテルナについてのエッセイ(英/独/仏)を掲載、読み物としてもこの録音の独自性を確認することができます。
■ブルーレイ・オーディオ付きデラックス・リミテッド・エディションには、ハイレゾ音源が収録されたブルーレイ・オーディオ(Stereo&5.1ch)が付属しています。

■今後の発売予定:2014年には「コジ・ファン・トゥッテ」、2015年には「ドン・ジョヴァンニ」の発売が予定されています。

■テオドール・クルレンツィスは1972年にアテネ生まれ。サンクトペテルブルクでイリア・ムーシンに指揮と音楽学を学び、作曲当時の楽器と慣習による演奏を目指すため、2004年には彼の仲間とオーケストラと合唱団「ムジカ・エテルナ」をノヴォシビルスクで結成。2010年にペルミ国立歌劇場のポストを打診された時にクルレンツィスが出した条件は、「ムジカ・エテルナ」のアンサンブルをそのままノヴォシビルスクからペルミに連れていくことでした。それ以来、クルレンツィスとペルミ国立歌劇場は、ロシアで最も熱いオペラハウスとして大きな話題となっています。これまでパーセル「ディドーとエネアス」、モーツァルトのレクイエム、ショスタコーヴィチの交響曲第14番をアルファ・レーベルに録音し、ショスタコーヴィチはその鮮烈な切れ味鋭い演奏で、音楽之友社の2010年度第48回「レコード・アカデミー賞」を受賞しています。他の歌劇場やオーケストラへの客演は極力控えているクルレンツィスですが、2013年にはザルツブルク・モーツァルト週間でウィーン・フィル・デビューを飾り、2014年にはマドリッドで「トリスタン」の新演出を任されています。これまでパリ・オペラ座での「マクベス」、マドリッドでのストラヴィンスキー「ペルセフォーヌ」、ブレゲンツでのヴァインベルク「パッセンジャー(パサジェルカ)」の復活上演などのオペラ上演の映像作品もリリースされているほか、メルニコフの伴奏でマーラー・チェンバー・オーケストラを指揮したショスタコーヴィチのピアノ協奏曲2曲もリリースされています。




 ムジカ・エテルナで客演コンマスを務めているヴァイオリニストのアンドレイ・バラーノフに話を聞いたとき、テオドール・クルレンツィスはソニーに移籍して、そこでモーツァルトのオペラを録音する予定だ、と言っていた。おそらく「フィガロだろう」と。
 その「フィガロ」が、来た。



 テオドール・クルレンツィス&ムジカ・エテルナ。
 聞いたことがある人も多いと思う。
 とくにそのショスタコーヴィチ交響曲第14番はお聴きになられた方も多いと思う。
 マイナー・レーベル「アルファ」からリリースされて、発売当時はまったく注目されていなかったものの、「すさまじい演奏」という噂が噂を呼び、気がつけばその年の「レコード芸術」交響曲部門のレコード・アカデミー賞をかっさらってしまった。
 レコ芸「レコード・アカデミー」の目玉である「交響曲部門賞」をこうしたマイナー・レーベルが受賞するのはきわめて異例。その演奏の「すさまじさ」がわかろうというもの。
 そしてこの受賞でクルレンツィス&ムジカ・エテルナの名は日本のクラシック・ファンの間に広く知れ渡ることとなった。
 その後彼らはさらにとんでもない演奏のモーツァルト「レクイエム」をリリース。これまた壮絶さと異様さでいけば間違いなく歴代トップ3に入る異常演奏だった。

 クルレンツィス&ムジカ・エテルナの名はさらに広まった。



Alpha159
(国内盤)
\2940
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14 番 ト短調 作品135(1969) テオドール・クルレンツィス指揮
Ens.ムジカエテルナ(一部古楽器使用)
独唱: ユリア・コルパチェヴァ(ソプラノ)
ペトル・ミグノフ(バリトン)
Alpha159
(輸入盤)
\2400→\2190
 クルレンツィス&Ens.ムジカエテルナによるショスタコーヴィチの交響曲 第14 番。
 なんとレコード・アカデミー交響曲部門に選出された。
 ヤンソンスもジンマンもスクロヴァチェフスキも小澤もゲルギエフもパーヴォもさしおいて。言い換えれば、数多くのメジャー・レーベルをさしおいて。
 レーベル名はアルファ。国内でマーキュリーががんばってプロモートしているが、もちろん「超」の付くマイナー・レーベルである。実は優秀で魅力的なアルバムを多く出している知る人ぞ知る名レーベルだが、まさかレコード・アカデミーのしかも交響曲部門を取るとは。時代が変わったということか。
 「耳を傾けると、演奏が放つ強烈な磁石を前にもう逃げられなくなる、そんな前例のない第14番である。(諸石幸生氏)」、「現実を突き抜けた名演!(宇野功芳氏)」、「一部古楽器を使用して表現するアイデアと、その結果生み出される異様な音世界が圧巻だった。(中橋愛生氏)」、まさに評論家各氏大絶賛の歴史的名盤。

 驚くなかれ——ショスタコーヴィチ後期作品に「古楽器使用」。知と情のバランスを超えて、作曲家の思惑をえぐりだす問題録音の登場である!
 フランス随一のユニークな小規模レーベルとして充実企画を続々世に問うてきたAlphaが、なんとショスタコーヴィチの交響曲をリリース。・・・となれば、明敏なファンならずとも誰しも注目せずにはおれないはず! そしてさすがはAlpha、ありきたりの内容で攻めてくるわけがない。
 曲目はショスタコーヴィチ晩期の異色作のひとつ、弦楽合奏と打楽器、という異例のオーケストラ編成に独唱が続く、全12 楽章という型破りの楽章構成をとる交響曲第14 番。
 この選択からして「お!」と思わせてくれるが、さらに驚かされずにおれないのが、作曲年代が1969 年というこの作品を、なんと一部古楽器で演奏.....!!ブックレットには、録音現場でチェロのピンを使わず、両脚で挟んで演奏するプレイヤーの写真が!
 大阪万博直前、ビートルズ解散間近というバリバリの最近の作品であるショスタコーヴィチの交響曲 第14番に、なぜ古楽器を使う必要があるのか?
 本盤の指揮者テオドール・クルレンツィスはこう考えた。
 「ショスタコーヴィチがこの曲に込めたメッセージをじっくり読み解いた末、作曲家の意図どおりの弦楽編成で、適宜ガット弦を使用し、ひたすらヴィブラートを排した弦楽サウンドで弾くことこそが、憂鬱と無力感にさいなまれた作曲家が「死」を見すえて作曲した交響曲第14 番の本質を最もよく表現できる手段である」
 祖国ギリシャとロシアの世界的歌劇場や一流オーケストラで経歴を積んだのち、古楽バンド「ムジカエテルナ」を結成、自ら古楽器演奏にも通じてきた人だけに、体験型の現場主義的意識から、このような柔軟な考え方が導き出されたのかもしれない。
 いずれにせよ本盤でクルレンツィスはたたみかけるような力強さから底知れぬ静謐さまで自由自在、一体の生き物のような血肉通った解釈を聴かせてくれる。曲をよく知る人にも、知らない人にも痛烈なインパクトを感じさせてくれるはず。
  ジャケットのイコン画にも通じる静かな迫力を漂わせたロシア語歌唱、ガット弦ならではのオーガニックな美音、秀逸録音が光る打楽器の響き、圧巻の説得力、話題性満点の1枚である。
 


Alpha178
(国内盤・訳詞付)
\2940
モーツァルト(1756〜1791):
 レクィエム ニ短調 KV626
 (ジュスマイヤー版/校訂:T.クルレンツィス)
テオドール・クルレンツィス指揮
アンサンブル・ムジカエテルナ(古楽器使用)
ニュー・シベリアン・シンガーズ(ノヴォシビルスク歌劇場合唱団)
ジモーネ・ケルメス(S)
ステファニー・ウゼール(A)
マルクス・ブルッチャー(T)
アルノー・リシャール(B)
Alpha178
(輸入盤)
\2400→\2190
 クルレンツィス指揮&Ens.ムジカエテルナ。『レコード芸術』レコード・アカデミー賞の快挙のさなか、痛烈な新・名盤が登場
 一糸乱れぬ迫真のアンサンブル、いっさいブレずに突き進む音響体は、モーツァルトのペンの絶えたところ、ふっと炎を消す...もう誰も抗えない、誰にも凌駕しえない、傑作。

 昨年、ショスタコーヴィチの交響曲第14 番「死者の歌」を、一部古楽器まで動員、ノンヴィブラートの精巧にして鮮烈な解釈で録音し、日本でも大喝采を博したテオドール・クルレンツィス&アンサンブル・ムジカエテルナ。ヨーロッパのどこでもない、シベリアの中心都市ノヴォシビルスクという思わぬ場所で、ギリシャ人の指揮者がこんな精鋭集団を育てていようとは、いったい誰が想像しえただろうか?
 ともあれ、おかげさまで当のショスタコーヴィチ盤(Alpha159)はAlphaからの供給も充分、順調な売れ行きがまったく途絶える気配もない早春のさなか、絶妙のタイミングで素晴しいニューリリースが登場。前盤と全く同じオーケストラ&合唱団に、近年バロック・ファンのあいだで急速に知名度を上げてきた異能の古楽歌手ジモーネ・ケルメスをはじめとするゲストを迎え、クルレンツィスとAlphaレーベルが次に世に問うたのは...なんと、モーツァルトの『レクィエム』!

 パーセル歌劇、ショスタコーヴィチ14 番、と並んだ後に異例の超・王道レパートリーの登場というわけで、サンプル到着前に大急ぎで告知を...と思った矢先、幸いにも音源が届きました。演奏の充実度、申し分ありません——否、そんな陳腐な言葉で片付けられるほど、さっぱりとした対応ができるような演奏ではありません。合唱は10・9・7・7、弦楽配置は6・4・4・4・2、管も含め全て古楽器なのはもはや当然ですが(あえてオルガン抜き・オーケストラの響きで勝負、というのは指揮者の意図)、そのアンサンブルは声・楽器ともまさに一つの意思で動く生き物のように一糸乱れず、ひたすら透明でありながら底知れぬほど生々しく、鮮烈なフォルティシモから静寂と聴き違えるほどのピアニシモまで自由自在、ちょっとした所作が痛烈な雄弁さで語りかけてくる、息をのむ瞬間の連続で...この『レクィエム』をいわば室内楽的な緊密さでまとめあげてみせたクルレンツィスの技量、やはり桁違いです。
 「息をのむ」といえば、最初の「讃美はあなたに...」と歌いはじめるジモーネ・ケルメスのまっすぐな独唱をはじめ、4人のソリストの声もひとつひとつ圧倒的。これほどまでに痛烈な表現力をもって鳴り続ける音響体が、モーツァルトの筆の途絶えたところでふっと鳴り止む、その、圧倒的な沈黙の存在感...!作曲家の弟子ジュスマイヤーによる拙い補筆くらいでは覆せない、驚異の祭壇画ともいうべき傑作録音です。


 さて、ちなみにそのムジカ・エテルナは、当時ロシアの地方都市ノヴォシヴィルスクにあった。

 一方、ところかわって、最近ロシアのペルミという街が油田を掘り起こし、一気に大金持ち都市となった。
 古代のころより、人間というのは裕福になると文化を欲するようになる。御多分に洩れずこの街は、ここへきて突然世界に誇りうる歌劇場とオーケストラを熱望するようになった。
 ・・・そこで・・・前代未聞の話だが、ノヴォシヴィルスクにあったムジカ・エテルナは、なんとごっそり、その大金持ち都市ペルミに移ることになった。
 金があるところに文化は栄えるのである。かつてのマンハイムのように。
 そしてそれまで古楽器を含む室内楽オーケストラだったムジカ・エテルナは、一気に80人を超える大オーケストラに拡大。金に物を言わせてか、各地から腕利きのアーティストを呼び寄せた。
 ちなみに指揮者クルレンツィスは、耳にピアスをしてサングラスをかけ、まるでファッション・モデルのようないでたちをした過去に類を見ない新世代指揮者。



 しかもわれわれクラシック・ファンを喜ばせる、超カリスマ&超スパルタ独裁指揮者。練習もそうとう厳しいらしいが、今回のオーケストラ拡大のための人選も相当厳しいものだったと思われる。



こんなライヴCD-Rも出ている。
DIRIGENT
DIR 1144
1CD-R\2400
モーツァルト:
 幻想曲 ハ短調 K.475(J.M.STAUD編)
 ピアノ協奏曲第24番
 交響曲第36番「リンツ」
テオドール・クルレンツィス指揮
ウィーン・フィル
エマール(P)
2013年1月30日、ウィーンでのライヴ ステレオ 音質レベル:S 初出



 


8872546226-2
\2400→\2190
アレクサンダー・クリッヒェル/春の夜〜メンデルスゾーン、シューベルト、リスト、シューマン
 シューマン〜リスト編:
  「春の夜」嬰ヘ長調S.568、「献呈(愛の歌)」変イ長調S.566
 クララ・シューマン:ロマンツェ イ短調
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  「若き日の夢よ、黄金の星よ」嬰ヘ長調作品6の3、
  「ローマのサルタレッロ」イ短調作品6の4
 メンデルスゾーン:
  無言歌集より「ヴェネツィアの舟歌」作品19の6、
  「プレスト・アジタート」作品53の3、「春の歌」作品62の6、
  「羊飼いの嘆き」作品67の5、「エレジー」作品85の4、
  弦楽な変奏曲 ニ短調作品54
 メンデルスゾーン〜リスト編:「歌の翼に」変イ長調S.547の1
 シューベルト〜リスト編:
  「水の上で歌う」変イ長調S.558の2、「ます」変ニ長調S.564、
  「セレナード」ニ短調S.560、「魔王」ト短調S.558の4
 ウェーバー:華麗なるロンド 変ホ長調作品62/J252「ざれごと」
アレクサンダー・クリッヒェル(ピアノ)
■ベルリン・コンツェルトハウスでのデビュー公演はチケットが完売し、今やヨーロッパが大注目する新星ピアニスト、アレクサンダー・クリッヒェル(1989年生まれ、24歳)のソニークラシカルからのデビュー盤が登場します。

■6歳からピアノを学び、15歳でハンブルク音楽演劇大学に入学、ロシアの名ピアニストで河村尚子の師として知られる名教師、ウラディミール・クライネフに師事。ドイツ国内や国際的なピアノ・コンクールに続々と優勝して注目を浴び、メックレンブルク・フォアポメルンやキッシンゲンの夏などの音楽祭にも参加、2012年からはドイツ・バイエル社の芸術プログラムの支援を受け、2013年にはベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、デュッセルドルフなどドイツ国内の主要都市でソロ・リサイタルを開催し、絶賛を受けています。現在はロンドンの王立音楽学校でドミトリー・アレクセーエフに就いて研鑽を積んでいます。

■そのドイツ国内ツアーに合わせてドイツでは一足先に発売されたのが、ソニークラシカルとの専属契約での第1弾となる当アルバムです。シューマンの歌曲集「リーダークライス」作品39の最終曲であり、そのリストによるピアノ編曲版が冒頭に収録されている「春の夜」がアルバム・タイトルに選ばれていることからもわかるように、シューベルト、ウェーバー、ロバートとクララのシューマン夫妻、フェリックスとファニーのメンデルスゾーン姉弟、そしてリストと、18世紀前半のドイツ・ロマン派の作曲家を巡る作品が選ばれています。クリッヒェルの演奏は、これらの作品に必要な清冽なまでの抒情、美麗なピアニズム、そしてしなやかな音楽性を備えており、その演奏は作品の魅力をストレートに表出しています。

■ジョナサン・ノット指揮バンベルク響、M.ザンデルリンク指揮ドレルデン・フィルへのデビューも決定し、ルツェルン音楽祭やシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭など世界の著名な音楽祭からオファーが殺到するなど、スター・ピアニストへの階段を駆け上がる新星クリッヒェル。2014年1月には、武蔵野市民文化会館でのただ一回のリサイタルのために来日します。(完売・・・)

[録音]2012年8月27日〜29日、レーファークーゼン、バイエルAGクルトゥーアハウス(セッション)

  


8876546937-2
\2400→\2190
ジョヴァンニ・アントニーニ/
 ベートーヴェン:交響曲第7&8番
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
 ジョヴァンニ・アントニーニとバーゼル室内管弦楽団が作曲年代順にじっくりと進めている「ベートーヴェン:交響曲全集」の第4弾である交響曲第7番と第8番が登場します。
 リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコの創設者でもあるアントニーニは、バロック演奏を中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大しています。
 客演指揮者を務めるバーゼル室内管とのベートーヴェンの交響曲全集の録音は、第1番・第2番がOehms Classics、そして第3番以降はソニークラシカルにレーベルを変えて継続しています。バーゼル室内管は基本的にモダン楽器の室内オーケストラですが、ベートーヴェンの演奏に当たっては、ヴァイオリンを左右に分ける古典的配置、ナチュラル・トランペット、ナチュラル・ホルン、ケトル・ドラムの採用や弦楽器にガット弦を張りクラシカル・ボウ(弓)を使用するなど、HIP様式を大胆に取り入れているのが特徴です。クラシカル・ピッチより若干高いモダン・ピッチと控えめなヴィブラートによるガット弦の音色の「輝き」と「粋」の極み。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野的な荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見の魅力が多数見出されます。
 緻密な仕掛けによって生まれる立体的でダイナミックなベートーヴェン像の再現に成功し、これまでの1〜6番までどれもが非常に高い評価を得ているこのシーリズ。終盤戦にさらに磨きのかかった演奏がお楽しみ頂けます。【録音】2010年7月, ルツェルン文化会議センター・コンサート・ホール[デジタル:セッション]


ジョヴァンニ・アントニーニ/ベートーヴェン
前作

8869764816-2
\2500→¥2290
ベートーヴェン:
 交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」、
 交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(KOB)
 大きな呼吸による新解釈、そこにベートーヴェンの源流が見えた!
 これまでバロック演奏を中心に爆発的斬新な演奏を続けてきた彼が、数年間もの研究と実演を繰り返し、納得の演奏を私たちに投げかける、アントニーニ&KOBによるベートーヴェンの3枚目のアルバム。既にこのオーケストラの客演指揮者を10年勤める彼は、第1番から順番に録音してきており、2年に1枚のスローペースで行ってきています。レコーディング自体も、じっくり時間をかけるといった完璧主義。そして録音場所も、音響の良いホールを使用するといった徹底ぶり。
 同じような手法による演奏は、パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルがありますが、アントニーニは、当時の古典的配置はもちろん、ナチュラル・トランペット、ケトル・ドラムを使用し、ナチュラル・ホルンや、弦楽器の全てにガット弦を張りクラシカル・ボウ(弓)を使用。特に低音楽器群のうねるようなダイナミックさとアクセント加えて演奏されるのが印象的。クラシカル・ピッチより若干高いモダン・ピッチと控えめなビブラートによるガット弦の音色の「輝き」と「粋」の極み。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野的な荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見箇所が多数見出されます。
 アントニーニは、当時のバロックから古典派、そしてロマン派に移行していくという大きな変革時代を現代に再現していきます。楽器も同様で当時を再現するのではなく、木管楽器のみがモダン楽器を使用し、現代人にベートーヴェン音楽の変革の体験を感じさせてくれるのです。
 それだけではありません。小さな刻みによるバロック奏法とは違い、大きなメロディーの流れと言う新しい改革に望んでいます。最初の第1&2番(OC605:Oehms Classics)とは違い、今回は更に大きな呼吸による立体的な流れを作り、ダイナミックなベートーヴェンの再現に成功しています。演奏時間:[第5番] 6:46, 8:21, 4:26, 10:42 [第6番] 10:55, 11:20, 5:01, 3:35, 8:21 【録音】2008年7月 ルツェルン大会議場 (DDD、セッション)

 

8884303097-2
\1900
再発売
 スーザン・グラハム(Ms)〜ベルリオーズ

 ベルリオーズ:
  『夏の夜 Op.7』
  『劇的物語「ファウストの劫罰」Op.54 第4部第15場より
   「激しい恋の炎が」』
  『歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」第4幕第1場より
   「私、どうしたのかしら?」』
  『歌劇「トロイ人」第5幕第2場より
   「ああ、私は死ぬ」「さようなら、誇り高き都市よ」』
  『歌劇「ベアトリスとベネディクト」第2幕第2場より
   「神よ!今、何と?」』
スーザン・グラハム(Ms),
ジョン・ネルソン(指揮)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
 スーザン・グラハム/ベルリオーズ:夏の夜 スーザン・グラハムは、現在のオペラ界に新たな輝きをもたらしました。見事にまろやかでなめらかな声質と素晴らしい容姿に恵まれた彼女は、現在最も人気の高い歌手の一人です。
 最も難しいリリック・メゾ・ソプラノの役柄をこなし、リートやオーケストラつきの声楽作品で優れた解釈をおこない、世界各地のコンサートやリサイタルで活躍し、輝かしいディスコグラフィは、聴衆や批評家から絶賛を浴びています。
 このアルバムは、ソニークラシカルへのソロ・デビュー盤だったもので、本人が得意としているフランスものから、ベルリオーズの作品が収録されています。
 チャーミングな声でひとつひとつの言葉にこまやかな思いを込めて歌われています。しばらく輸入では入手できなかったものでしたが、待望の再発売です。
 【録音】1996年6〜7月, アビー・ロード・スタジオ[デジタル:セッション]【演奏時間】[7番]12:52/ 7:48/ 8:35/ 8:40.[8番]8:41/ 3:55/ 4:19/ 6:43,
 

8884303099-2
\1900
再発売
 パウル・ファン・ネーヴェル/ユートピア〜ルネサンスの勝利

 トーマス・タリス:『他の者には望みをかけじ』,
 コスタンツォ・ポルタ:『「ミサ・ドゥカリス」よりサンクトゥス、アニュス・デイ』,
 ジョスカン・デ・プレ:『至高のふところに住み給う者』
 ヨハネス・オケゲム:『主に感謝を』,
 ピエール・ド・マンシクール:『あらゆる者ら主を讃えよ』,
 ジョヴァンニ・ガブリエリ:『主よ、われに耳を貸し給え』,
 アレッサンドロ・ストリッジョ:『祝福されたる光がここに』
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル
  ルネサンス初期の、ポリフォニー合唱曲の代表的傑作7曲を収めた、心洗われるような美しいアルバム。オランダの音楽学者でもあるネーヴェルの徹底した研究の上に再現されたもので、こうした音楽の専門声楽グループ、ウエルガス・アンサンブルは、指揮者を中心に円形状に並んで歌われています。
 プロデューサーであるヴォルフ・エリクソンが当時のソニーの最新録音技術方式を使用しており、見事な音響空間が再現されています。しばらく輸入では入手できなかったアルバムでしたが、待望の再発売です。
 【録音】1994年9月, ベルギー、ヘント聖バルバラ教会[デジタル:セッション]
  


8884302720-2
\2400→\2190
エイミー・ディクソン/キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
 〜現代サクソフォン協奏曲集

 ジョン・ウィリアムズ:『エスカペイズ』,
 マイケル・ケイメン:『サクソフォン協奏曲』,
 マーク・ノップラー(ジェシカ・ウェルス編):
  『ローカル・ヒーロー・サクソフォン協奏曲』,
エイミー・ディクソン(アルト・サクソフォン),
ベンジャミン・ノーシー(指揮)
メルボルン交響楽団
 シドニー生まれで現在はロンドンをベースに活躍中のサクソフォン奏者、エイミー・ディクソンのソニークラシカル第4弾はディックソンらしいコンチェルト・アルバムです。
 ハリウッド映画音楽の重鎮、ジョン・ウィリアムズの名作「エスカペイズ」。ロック・ミュージシャンとのコラボレーションなどでも有名なマイケル・ケイメンの大作「サクソフォン協奏曲」(ケイメンの遺族からディックソンに個人的にプレゼントされた作品)。
 ギタリスト、プロデューサーとしても有名なマーク・ノップラーがビル・フォーサイス監督の1983年制作の映画「ローカル・ヒーロー」のために書いた音楽をジェシカ・ウェルズが編曲した「ローカル・ヒーロー・サクソフォン協奏曲」という意欲的なプログラムを収録。どれも現代音楽というよりは映画音楽的でヒーリング・ミュージックのような美しい作品で、煌びやかで透明感のあるサクソフォンの音色が、さらに作品の優雅さと爽快感を引き出しています。
 【録音】2012年10月, シドニー、オーストラリア放送スタジオ, & メルボルン、岩城ホール[デジタル:セッション]

韓国SONYBMG



S70921C
(2CD)
\3000→\2690
ユーリ・バシュメットの芸術
CD 1
ブラームス:
 ヴィオラ・ソナタ Op. 120, No. 1 へ短調
 ヴィオラ・ソナタOp. 120 No. 2 変ホ長調
 2つの歌曲 Op. 91 〜コントラルト、ヴィオラとピアノのための
  Produced by Philip Traugott, Assistant Producer: Christianne orto
  Recording Engineer: Ed Marshall, Editing Engineer: Carl Talbor
  Recorded at Glenn Gould Studio, Toronto, Canada
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
ラリッサ・ディアトゥコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
CD 2
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821
シューマン:おとぎの絵本 Op. 113
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70 9:05
ブルッフ:コル・ニドライ Op. 47 10:41
エネスコ:演奏会用小品 9:19
 Produced by James Burnett, Assistant Producer: David Anderson
 Recording Engineer: Arne Akselberg
 Recorded at St. George’s Church, Bristol, Great Britain
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
ミハイル・ムンチャン(ピアノ)

RCA



8876543815-2
(SACD Hybrid)
\2500→\2290
ジンマン「マーラー・チクルス」完結編
 マーラー:
  1.交響曲「大地の歌」
 ブゾーニ:
  2.悲劇的子守歌作品42[母親の棺に寄せる子守歌]
[「大地の歌」の独唱]
クリスティアン・エルスナー(テノール)
スーザン・グラハム(メッゾ・ソプラノ)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
 マーラー:交響曲「大地の歌」/デイヴィッド・ジンマン ジンマンのライフワーク「マーラー・チクルス」の完結編。
 チューリヒ・トーンハレとの約20年間の演奏活動の総決算。円熟のエルスナー、グラハムをむかえた「大地の歌」の決定盤。
 ■絶賛を受けた「マーラー:交響曲全集」のアンコールにして真の完結編ベートーヴェンの交響曲全集で世界的な名声を築いた名コンビ、ジンマン+チューリヒ・トーンハレの総決算として2006年〜2010年の5年がかりで完成させ、「驚くべき《精確さ》と《内的欲求》の合一。未聴の音世界が展開」「曲そのものを味わうのにふさわしい名盤」「ジンマンのスコアへの透徹した視線を余すところなく再現」と絶賛を博した「マーラー:交響曲全集」のアンコール・リリースでありかつ真の完結編となる「大地の歌」がようやく登場します。
 ■「大地の歌」は、1908年に作曲された6楽章から交響曲ですが、テノールとアルト(またはバリトン)を独唱者に据えているため、オーケストラ伴奏の歌曲のような趣もあります。歌詞は、李白らによる唐詩に基づき、ドイツの詩人・翻訳家のハンス・ベートゲが自由に翻訳・編集した詩集『中国の笛』から選ばれています。中国の詩というエキゾティシズムを色彩的で甘美、かつ耽美的な音楽でいろどった傑作で、特に日本では早くからポピュラリティを獲得したマーラー作品でした。ジンマンにとっては今回が初録音ですが、「あらゆる音楽の中で最も重要な作品」「自分にとってこの曲ほど重要な作品を挙げることは出来ない」「この曲がなければこの世界はどれほどみすぼらしいものになっていたことか」と言葉を尽くして作品の重要性を強調しています。
 ■カップリングのブゾーニ「悲劇的子守歌」は、自分の母の死を受けてブゾーニが1909年に書きあげた作品で、弱音器付きの弦楽合奏(6本ずつのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)、フルート3、オーボエ1、クラリネット3、ホルン4に鐘、ハープ、チェレスタという独自の楽器編成と複調性が特徴の10分ほどの小品。マーラーが1911年2月21日、ニューヨーク・フィルの定期演奏会で世界初演した作品ですが、奇しくもこれがマーラーにとって生涯最後の指揮となった演奏会でした。ジンマンも2013年1月のN響定期で取りあげています。
 ■テノール独唱のクリスティアン・エルスナーは、オペラと宗教曲・歌曲の両面で活躍するドイツのテノールで、明解なディクションとリリックな声で特に宗教曲・歌曲における表現に秀でており録音も多数発売されています。「大地の歌」はF=ディースカウ指揮のオルフェオ盤以来2度目の録音。メッゾ・ソプラノのスーザン・グラハムは、アメリカを代表する円熟の名歌手。バロックや現代音楽でも活躍していますが、「大地の歌」は今回が初録音です。
 ■サウンドチェックにも使える!オーディオファイル面のアピールマーラーの交響曲の演奏に必要な4管編成の100人を超す大編成のオーケストラは、オーディオファイルのSACDハイブリッドでのリリースに相応しいもの。ジンマン自身、マーラー解釈には「音の遠近感や空間性の再現が不可欠」と考えており、特にSACDマルチでの再生については、「家庭でマーラーの意図した音響を再現できる最適なメディア」と絶賛を惜しみません。ヨーロッパ屈指の音響効果を誇るチューリヒのトーンハレで、元デッカの優秀な録音技術陣と一体になってジンマンが作り上げるマーラー・チクルスの真骨頂といえるでしょう。
 [録音]2012年10月30日〜11月1日、チューリヒ、トーンハレ
 
8869755616-2
\1900
通常CDでの発売!
 マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
  [使用楽譜:全集版(ラーツ、フュッスル、クビーク校訂)]
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
※2009/6/19にリリースされた同タイトルのSACD(8869750650- 2)がCD化されたものです。
 マーラー:交響曲第7番「夜の歌」デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管マーラー・チクルス中最難曲の怪曲・第7盤「夜の歌」が、これほどまでに明晰に演奏されたことがかつてあっただろうか!!??
 ベートーヴェンの交響曲全集で世界的な名声を築いた名コンビ、ジンマン+チューリヒ・トーンハレの総決算であり、マーラー生誕150年の2010年に番号付きの交響曲10曲の録音が完了したマーラー交響曲全集の第7弾として発売された名盤の通常CDでの発売です。
 この第7番は、マーラーの全交響曲の中で、最も謎めいた作品であり、その演奏解釈は最も難しいことで知られています。日本語で「夜の歌」という表題を与えられていますが、それは第2楽章と第4楽章が作曲者自身によって「夜の歌Nachtmusik」と命名されているところから来ています。テノールホルンやギター、マンドリンといった通常のオーケストラ曲では使われない楽器が登場したり、明暗のコントラストが激しく、一聴すると脈絡なくきこえる点など、複雑な容貌を備えているがゆえに、指揮者の個性が発揮される作品でもあります。
 オランダ時代からコンセルトヘボウの資料室でマーラーの自筆譜を研究し、ロチェスター、ボルティモア時代に地区する演奏を敢行し、マーラー演奏に関しては一家言を持つジンマン。「マーラーの交響曲はそれぞれが大河小説の一つの章のようなもの」と語り、チューリヒ・トーンハレとの3度目のチクルスは番号順に演奏し、それと並行して録音が行なわれました。バーンスタイン流の感情に流された解釈とはきっぱり縁を切り、スコアに書かれていることを厳格・精密に再現することによってこそ、明確で説得力あるマーラー像が生まれるというジンマンの信念は、チューリヒ・トーンハレとの一連の録音によってはっきりと証明されています。
 ヨーロッパ屈指の音響効果を誇るチューリヒのトーンハレを録音会場に、デッカ時代からジンマンとトーンハレの録音を手掛ける元デッカのクリス・ヘイゼルとサイモン・イードンのコンビによって作り上げられるサウンドは、マーラーの複雑なオーケストレーションの醍醐味を余すところなく捉えた優秀録音であることも大きなポイントです。
 [録音]2008年9月22日〜25日、チューリヒ、トーンハレ
  


8884303907-2
(6CD)
\3800→\3490
ジョン・オグドン/コンプリート・RCA・アルバム・コレクション
【CD1】
 ニールセン:
  『シャコンヌ Op.32』『組曲「「堕天使」Op.45』
  『交響的組曲Op.8』『3つの小品Op.59』
   [録音:1967年9月, ロンドン、デッカ・スタジオ]
【CD2】
 ラフマニノフ:
  『ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28』
  『ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36』
   [録音:1968年5月, ロンドン、ビショップスゲート・インスティテュート]
【CD3】
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークヴィーア」』
   [録音:1967年9月, ロンドン、デッカ・スタジオ]
【CD4】
 ピーター・メニン(1923-1983):『ピアノ協奏曲』,
 リチャード・ヤルドゥミアン(1917-1985):『パッサカリア、叙唱とフーガ』〜
  イーゴリ・ブケトフ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,
   [録音:1968年2月, 1967年7月, ロンドン、ウォルサムストウ]
【CD5】
 アルカン:『ピアノ独奏による協奏曲』[録音:1969年9月, イギリス]
【CD6】
 リスト:
  『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244』
  『マゼッパ S.139(超絶技巧練習曲集〜第4曲)』
  『鬼火 S.139(超絶愚考練習曲集-第5曲)』
  『ラ・カンパネラ(鐘)S.141(パガニーニによる大練習曲〜第3曲)』
  『泉のほとりで S.160(巡礼の年 第1年「スイス」〜第4曲)』
  『もの思いに沈む人S.161(巡礼の年 第2年「イタリア」〜第2曲)』
  『タランテラ S.162(巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」〜第3曲)』
  『半音階的大ギャロップS.219』『メフィスト・ワルツ S.110』
   [録音:1972年6月11〜12日 東京、青山タワー・ホール]
ジョン・オグドン(P)
 イギリスのピアノの巨人、ジョン・オグドン没後25周年記念リリースとして、未亡人公認のボックスセットが登場。
 1937年、イングランドに生まれたジョン・オグドン。王立マンチェスター音楽大学を経て、1962年のチャイコフスキー国際コンクールでアシュケナージと優勝を分かち合ったことで一躍注目を浴びるも、ショパンやベートーヴェンよりも知られざる曲、とりわけアルカンやソラブジなどの難曲をものにする超絶技巧ピアニストとして独自の路線を歩み始めました。
 そんなオグドンですが、1973年に神経衰弱に見舞われ、10年間演奏活動を停止。復帰後はソラブジの「オプス・クラヴィチェンバリスティクム」の伝説的録音を発表し、1989年、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールで行なわれたリサイタルの1週間後に52歳の若さで急逝してしまったのです。
 当6枚組のボックスは、1967年から69年にかけてオグドンがRCAに残したLP5枚分に、1972年の来日時に東京で録音したリスト・アルバム1枚を加え、RCAへの全録音をオリジナルLPカップリングで集大成したもの。中でもベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタ、ラフマニノフのソナタ第1番・第2番、そしてアルカンの「ピアノ独奏のための協奏曲」は、オグドンのスケールの大きなヴィルトゥオーゾぶりを刻印した名演で、CD復刻が待ち望まれていました。
 オグドンの演奏は決して万人受けするものではないかもしれませんが、骨太でがっしりしたフォームの中に、時折みられる「ガラスの煌めき」を思わせるタッチ。これらから生まれるギャップは、決して現代のピアニストには生み出せない魅力。
 LP4枚分【CD2〜5】の音源はCD初出で、リストの名曲を集めたCD6は、オグドンが演奏活動を停止する前年に東京の今はなき青山ホールで収録され、これまで日本国内でのみCD化されていた貴重な演奏です。2012年に発売されたCD17枚組のEMI録音ボックス(レパートリーはほとんど重なりません)と合わせて、このイギリスの巨人ピアニストの偉大な足跡を偲ぶにふさわしいボックスセットの登場です。
 ■オリジナル・アンログ・マスターからの24ビット・リマスター音源使用。
 ■仕様:各ディスクはオリジナルLPのデザインによる紙ジャケットに封入、CDレーベルはLP時代のデザインを採用。40ページのオールカラー別冊解説書付き。紙製のクラムシェル・ボックスに収納。
 


8888379055-2
(11CD)
\5500→\4990
【リヒャルト・シュトラウス生誕150年記念リリース】
 フリッツ・ライナー・コンダクツ・R・シュトラウス〜コンプリートRCA & コロンビア・レコーディングス

[Disc1]
 『交響詩「ドン・ファン」Op.20』〜
  ピッツバーグ交響楽団(録音:1941年1月9日)/
 『交響詩「ドン・キホーテ」Op.35』〜
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc), ピッツバーグ交響楽団(録音:1941年11月15日)/
 『楽劇「サロメ」よりフィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」』〜
  リューバ・ヴェリッチュ(Sp), メトロポリタン歌劇場管弦楽団(録音:1949年3月14日),
[Disc2]
 『交響詩「英雄の生涯」Op.40』〜
  ピッツバーグ交響楽団(録音:1947年11月10日)/
 『組曲「町人貴族」Op.60』〜ピッツバーグ交響楽団(録音:1946年2月4日),
[Disc3]
 『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28』〜
  RCAビクター交響楽団(録音:1950年9月20日)/
 『交響詩「死と変容」Op.24』〜RCAビクター交響楽団(録音:1950年9月27日)/
 『歌劇「ばらの騎士」より 第2幕〜
  銀のばらの献呈「気高くも美しき花嫁に」第3幕〜フィナーレ「夢なのでしょう・・・本当ではないのでしょうか」』〜
   リーゼ・スティーヴンス(Ms/オクタヴィアン),
   エルナ・ベルガー(Sp/ゾフィー) RCAビクター交響楽団(録音:1951年),
[Disc4]
 『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30』〜
  シカゴ交響楽団(録音:1954年3月8日)/
 『楽劇「サロメ」より「7枚のヴェールの踊り」』〜
  インゲ・ボルク(Sp), シカゴ交響楽団(録音:1954年3月6日&1955年12月10日),
[Disc5]
 『「英雄の生涯」Op.40』〜シカゴ交響楽団(録音:1954年3月6日)/
 『交響詩「ドン・ファン」Op.20』〜シカゴ交響楽団(録音:1954年12月6日),
[Disc6]
 『楽劇「エレクトラ」より 
  エレクトラのモノローグ「ひとりだ!たったひとりだ!」、
  エレクトラとオレストの再会「何をお望みなの、見知らぬ人よ」、
  フィナーレ「エレクトラ!ねえさん!」』〜
   インゲ・ボルク(Sp/エレクトラ), パウル・シェフラー(Br/オレスト),
   フランセス・イーンド(Sp/クリソテミス) 〜シカゴ交響楽団(録音:1956年4月16日),
[Disc7]
 『組曲「町人貴族」Op.60』〜シカゴ交響楽団(録音:1956年4月17日)/
 『楽劇「サロメ」よりフィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」』〜
  インゲ・ボルク(Sp/サロメ), シカゴ交響楽団(録音:1955年12月10日)/
 『楽劇「ばらの騎士」より「ワルツ」』(ライナー編)〜
  シカゴ交響楽団(録音:1957年4月15日),
[Disc8]
 『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28』〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1956年9月)/
 『交響詩「死と変容」Op.24』〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1956年9月),
[Disc9]
 『家庭交響曲 Op.53』〜シカゴ交響楽団(録音:1956年11月5日)/
 『ブルレスケ』〜バイロン・ジャニス(P), 〜シカゴ交響楽団(録音:1957年3月4日),
[Disc10]
 『交響詩「ドン・キホーテ」Op.35』〜
  アントニオ・ヤニグロ(Vc), ミルトン・プレーヴス(Va),
  ジョン・ウェイチャー(Vn), シカゴ交響楽団(録音:1959年4月11日),
[Disc11]
 『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30』〜
  シカゴ交響楽団(録音:1962年4月30日〜5月1日)/
 『交響詩「ドン・ファン」Op.20』〜
  シカゴ交響楽団(録音:1960年2月6日)
 巨匠フリッツ・ライナーが残したR・シュトラウスの全録音を史上初めて一つのパッケージにまとめた11枚組のボックスセットが登場します。
 R.シュトラウスとフリッツ・ライナーの結びつきは深く、個人的な親交はライナーがドレスデン宮廷歌劇場の指揮者を務めていた時期(1914年〜21年)にまでさかのぼります。この時期には「影のない女」のドイツ初演をはじめ、「エレクトラ」「サロメ」「ばらの騎士」といったシュトラウスの主要オペラを積極的に取り上げているのである。また1949年からのメトロポリタン歌劇場時代の幕開けを飾ったのが「サロメ」であり、このセンセーションナルな上演と成功こそが、アメリカにおけるライナーの名声を確固たるものにし、1953年からのシカゴ交響楽団の音楽監督への道を作ったのです。
 録音史上におけるライナーとR.シュトラウスの結びつきも「グールドとバッハ」」「ルービンシュタインとショパン」「バーンスタインとマーラー」と並び、定番中の定番ともいえるものでしょう。ライナーはピッツバーグ交響楽団音楽監督時代にすでに大曲「ドン・キホーテ」「英雄の生涯」を含む4つのオーケストラ作品をSP録音しているし、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任し、RCAへの最初の録音(1954年3月)に選んだのも「英雄の生涯」と「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。
 この2曲はRCAにとっても最初期のステレオ録音に当たりますが、その空間性の再現は見事で、録音から半世紀以上を経た現在でも歴史的な名録音として高く評価されています。当ボックスは、コロンビアに録音されたピッツバーグ交響楽団とのSP録音とRCAへのステレオ録音によるシュトラウス録音を網羅し、かつメトロポリタン歌劇場管やRCAビクター響と録音したオペラの抜粋3曲、そして1956年のウィーン・フィルとのデッカ録音による2曲の交響詩を収録。ライナーによるR.シュトラウス作品の全貌を最良の形で味わうことができる名演ぞろいです。

【DISC1〜2】ピッツバーグ交響楽団とのコロンビアへのシュトラウス録音4曲に加え、1949年3月のリューバ・ヴェリッチュを主役に据えた伝説的なメト・デビューの「サロメ」の直後にセッション録音された「サロメ」のフィナーレを収録。ピッツバーグ響との録音は、原盤を保有するソニークラシカルからは初CD化。メタル原盤からの復刻によって、これまで味わうことのできなかった音質の輝かしさがよみがえっています。

【DISC3】1950年〜51年にかけてニューヨークで録音されたRCAビクター交響楽団とのモノラル録音。「死と変容」以外は、原盤を保有するソニークラシカルからの初CD化となります。

【DISC4〜7、9〜11】言わずと知れたシカゴ交響楽団との伝説的なステレオ録音の数々です。1954年録音の3曲は、第1・第2ヴァイオリンを左右に分けた対向配置によっているのも聴きものです(1956年以降はいわゆる「ストコフスキー・シフト」による通常配置となります)。
 リチャード・モアおよびジョン・ファイファーという1950年代〜70年代のRCAを牽引した名プロデューサーのもと、名手ルイス・レイトンがエンジニアリングを手掛けたこれらの録音は全てシカゴ響の本拠地オーケストラ・ホールのステージで収録され、当時最先端のステレオおよび3チャンネルによる高精細な収録技術によって、黄金時代を迎えていたシカゴ交響楽団の濃密で輝かしい響き、パワフルなヴィルトゥオーゾぶりを堪能することができます。2013年に発売された63枚組のライナー全録音ボックスのリマスターを使用しています。

【DISC8】ライナーがウィーン・フィルとデッカに残したLP4枚分の録音から、1956年9月録音の交響詩2曲を収録。専属契約の制約が厳しかった当時デッカとRCAが提携関係にあったからこそ実現した夢のプロジェクトで、ジョン・カルショウ(プロデューサー)、ゴードン・パリー(エンジニア)というショルティの「ニーベルングの指環」を手掛けたコンビが携わっています。録音会場も「指環」と同じウィーンのゾフィエンザール。

【パッケージ仕様】個々のディスクは紙ジャケットに封入。オリジナルLPジャケット・デザインとオリジナルLPレーベル・デザイン使用。外箱はクラムシェル・ボックス使用。録音年月日・マトリックス番号などの詳細なディスコグラフィ情報を含む別冊解説書付き。

DHM


8884303074-2
\2400
カントゥス・ケルン/J.S.バッハ:モテット集
J.S.バッハ:『モテット集』〜
 [「歌え、主の御前に新しき歌を BWV.225」
 「御霊はわれらが弱きを助け給うBWV.226」
 「イエス、我が喜びよBWV.227」
 「おそるるなかれ、われ汝とありBWV.228」
 「来たれ、イエス、来たれBWV.229」
 「もろもろの国よ、主をほめ讃えよBWV.230」]
コンラート・ユングヘーネル(指揮)
カントゥス・ケルン
 名リュート奏者のユングヘーネルと、彼によって結成されたカントゥス・ケルンによる1995年録音の名盤、「バッハ:モテット集」の復活です。器楽も声も1パート1人に通奏低音という最小単位の編成による演奏で、こうした編成でのモテットの初めての録音だったものです。
 録音当時は画期的と称賛され、いまだにその新鮮さは衰えることのない名盤です。
 【録音】1995年10月, ドイツ、マンデルスロー、聖オスターク教会(デジタル:セッション)
 

8888371767-2
\2400→\2190
ジ・エイジ・オブ・パッションズ/テレマン:パリ四重奏曲第4〜6番
 テレマン:
  『パリ四重奏曲第4番ロ短調TWV.43-h2』
  『パリ四重奏曲第5番イ長調TWV.43-A3』
  『パリ四重奏曲ホ短調TWV.43-e4』
ジ・エイジ・オブ・パッションズ
[ヒレ・パール(Gamb),
リー・サンタナ(リュート),
ペトラ・ミューレヤンス(Vn),
カール・カイザー(Fl-tr),
ユリス・タイヒマニス(Vc),
ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb)]
 前半の1〜3番(8869783964-2)の続編。眉目秀麗なガンビスト、ヒレ・パールらとフライブルク・バロックオーケストラのメンバーで結成されたバロック室内楽アンサンブル「ジ・エイジ・オブ・パッションズ」。ずば抜けた音楽性と技術で古楽の革新者として、新たなるバロック音楽に息吹を吹き込んでいます。このアルバムではフランス、ドイツ、イタリアの形式を融合させたテレマンの「パリ四重奏曲」から後半部分の3曲を収録。彼等の息の合ったイマジネーション溢れる演奏は、このテレマン曲集の魅力を余すところなく伝えてくれます。
 【録音】2010年11月, ドイツ、ハイルブロン・レフェクトリウム[デジタル:セッション]


ヒレ・パール&フライブルク・バロックオーケストラ
テレマン、前作
Telemann: Parisian Quartets Nos. 1 - 3
8869783964-2
\2400→\2190
ジ・エイジ・オブ・パッションズ
 テレマン:
  『パリ四重奏曲第1番ニ長調 TWV.43-D3』
  『パリ四重奏曲第2番イ短調 TWV.43-a2』
  『パリ四重奏曲第3番ト長調 TWV.43-G4』
ジ・エイジ・オブ・パッションズ
〔ヒレ・パール(Gamb),
 カール・カイザー(Fl-tr),
 ペトラ・ミュレヤンス(Vn),
 リー・サンタナ(リュート),
 ユリス・タイヒマニス(Vc),
 ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb)〕
 目秀麗なガンビスト、ヒレ・パールらとフライブルク・バロックオーケストラのメンバーで結成されたバロック室内楽アンサンブル「ジ・エイジ・オブ・パッションズ」。ずば抜けた音楽性と技術で古楽の革新者として、新たなるバロック音楽に息吹を吹き込んでいます。
 このアルバムではフランス、ドイツ、イタリアの形式を融合させたテレマンの「パリ四重奏曲」から後半部分からの3曲。彼等の息の合ったイマジネーション溢れる演奏は、このテレマンの曲集の魅力を余すところなく伝えてくれるでしょう。
 【録音】2010年11月, ドイツ、ハイルブロン・レフェクトリウム (デジタル:セッション)

ヒレ・パール&フライブルク・バロックオーケストラ
オススメの一枚

8869782400-2
\2400→\2190
ヒレ・パール&フライブルク・バロックオーケストラ
① テレマン:『ヴィオラ・ダ・ガンバとブロック・フレーテのための協奏曲イ短調』/
② ヨハン・プファイファー:『ヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のための協奏曲イ長調』/
③ ヨハン・ゴットリープ・グラウン:『ヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のための協奏曲ト長調』/
④ カール・フリードリヒ・アーベル:
 『アダージョとアレグロ ニ短調』
 『インテルルディウム ニ長調』
 『アルペッジャータ=ファンタジー ニ短調』
ヒレ・パール(Gamb),
ハン・トル(Bfl:①),
フライブルク・バロックオーケストラ
 バロック、ヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲集バロック期に最も栄えた楽器の一つ、ヴィオラ・ダ・ガンバ。楽曲、録音とも最も多いのは、フランスのもの。また通奏低音としては当たり前の様に多く使用されています。もちろん大バッハは、有名なガンバ・ソナタ、ブランデンブルク協奏曲第6番やカンタータの多くに使用。多くのドイツの作曲家も多数作品を残しています。
 当時最も人気のあったテレマンも、ガンバを使用した作品を多数残したドイツ作曲家の一人で、この協奏曲は最も有名な作品のひとつ。その他の収録された作曲家の作品も、ガンバのすべてにおいてその性能が発揮された作品ばかりです。
 現在最も実力・人気のある女流ガンビスト、ヒレ・パール。そしてヨーロッパで最も人気のある古楽器グループ、フライブルク・バロックオーケストラのメンバーがサポートし、新しいガンバの解釈を聴かしてくれることでしょう。ヒレ・パールは、フライブルク・バロックオーケストラのガンバ奏者としても長年活躍しているので、息もぴったりです。〔録音〕2010年11月, フライブルク、パウルスザール (デジタル:セッション)


WARNER



2564639427
(3CD)
\2400
クラウディオ・アラウ/未発表音源集
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
  (録音:1947年1月20-21日)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番変ロ長調 K.570(録音:1951年)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
  (録音:1951年、第3,4楽章の別テイク録音付)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
  (録音:1950年、アビー・ロード・スタジオ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
  (録音:1947年、アビー・ロード・スタジオ)
 ショパン:スケルツォ第4番ホ長調 Op.54(録音:1950年)
 リスト:私のいとしい人(録音:1950年)
 ドビュッシー:ヴィーノの門(録音:1951年)
 グラナドス:マハと夜鳴きうぐいす(録音:1951年)
 ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47(録音:1939年)
 ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39(録音:1939年)
 ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.10-4(録音:1939年、ベルリン)
 ショパン:練習曲 変イ長調 Op.25-1(録音:1939年、ベルリン)
 ショパン:練習曲 ヘ短調 Op.25-2(録音:1929年、ベルリン)
 ショパン:前奏曲 ヘ長調 Op.28-23(録音:1929年、ベルリン)
 ショパン:ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3(録音:1928年)
 シューベルト/リスト編:セレナーデ(録音:1928年)
 リスト:憂鬱なワルツ(録音:1928年)
 リスト:エステ荘の噴水(録音:1928年)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
フィルハーモニア管
ベイジル・キャメロン指揮
モノラル

 巨匠クラウディオ・アラウのドイツ・エレクトローラとパーロフォン・レーベルに録音された未発表音源集。
 1927年にジュネーブ国際ピアノコンクールに1位入賞翌年に録音された音源や、ブラームスの協奏曲の正規盤としての初登場など、若かりしアラウの名演が最新リマスターで蘇ります。
 


2564 634845
(2CD)
\3400→\3090
レ・ヴァン・フランセ
 フランスの風/20世紀の作曲家のよる管楽器のための室内楽曲集

 ジョリヴェ:オーボエとファゴットのためのソナチネ/
 タファネル:木管五重奏曲/
 ミヨー:組曲「ルネ王の暖炉」/
 イベール:3つの小品/
 ラヴェル:クープランの墓/
 ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽/
 ツェムリンスキー:木管五重奏のためのユモレスケ/
 リゲティ:6つのバガテル/
 バーバー:夏の音楽/
 ヴェレシュ:3つの木管のためのソナティナ 
レ・ヴァン・フランセ
エマニュエル・パユ(Flu)
フランソワ・ルルー(Obe)
ポール・メイエ(Cla)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hrn)
ジルベール・オダン(Fgt)
エリック・ル・サージュ(pf)
 ベルリン・フィルの首席フルート奏者、エマニュエル・パユを中心とした、世界最強の管楽器スーパースター軍団、レ・ヴァン・フランセ。
 パユのほかも壮絶な面子。

トップ・オーボエ奏者フランソワ・ルルー
クラリネットの大スター、ポール・メイエ
バソンのジルベール・オダン
ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィッチ
ピアノのエリック・ル・サージュ・・・

 これ以上ない豪華スーパースター達が集まった夢のアンサンブル。
 フランスの伝統を重んじ、貴重なレパートリーを可変的編成でお贈りするレ・ヴァン・フランセによる、20世紀の作曲家のよる管楽器のための室内楽曲集。
 まさにこれ以上ないアルバム。

韓国ワーナー



WKC2D 0051
(2CD)
\3600→\3290
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
CD 1
 1 幻想曲 ハ長調 D934 (Op.159) (20:25)
 2 ロンド ロ短調 D895 (Op.70) (12:49)
 3-6 ヴァイオリン・ソナチネ第3番 ト短調 D408 (Op.137-3) (13:46)
  (I. Allegro giusto_4.38 / II. Andante_3.24 /
   III. Menuetto (Allegro-vivace)_1.58 / IV. Allegro moderato_3.35)
CD 2
 1-4 ヴァイオリン・ソナチネ 第2番 イ短調 D385 (Op.137-2) (18:28)
  (I. Allegro moderato_6.17 / II. Andante_5.52 /
  III. Menuetto (Allegro)_1.56 / IV. Allegro_4.12)
 5-8 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574 ‘二重奏’ (Op.162) (18:30)
 (I. Allegro moderate_5.39 / II. Scherzo (Presto)_3.54 /
  III. Andantino_4.08 / IV. Allegro vivace_4.38)
 9-11 ヴァイオリン・ソナチネ 第1番 ニ長調 D384 (Op.137-1) (11:56)
  (I. Allegro molto_4.06 / II. Andante_4.17 / III. Allegro vivace_3.25)
   Recorded: X.1962 (CD 2); XI.1962 (CD 1), Studio Hoche, Paris
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
オリジナル・ジャケット仕様、ブックレット(英語表記)を封入。

韓国EMI



EKC2D 1065
(2CD)
\3400→\3090
アレクシス・ワイセンベルク〜ショパン:夜想曲全集
CD 1
ショパン:夜想曲
 1 第1 番 変ロ短調 Op.9/1_5.23
 2 第2 番 変ホ長調 Op.9/2_4.40
 3 第3 番 ロ長調 Op.9/3_6.50
 4 第4 番 ヘ長調 Op.15/1_5.04
 5 第5 番 嬰へ長調Op.15/2_4.05
 6 第6 番 ト短調 Op.15/3_3.50
 7 第7 番 嬰ハ短調 Op.27/1_5.30
 8 第8 番 変ニ長調 Op.27/2_6.43
 9 第9 番 変ロ長調 Op.32/1_3.57
 10第10 番  変イ長調 Op.32/2_4.18
 11第11 番 ト短調 Op.37/1_6.28
 12第12 番 ト長調 Op.37/2_5.30
 13第13 番 ハ短調 Op.48/1_6.19
CD 2
ショパン:夜想曲
 1 第14 番 嬰へ短調 Op.48/2_5.36
 2 第15 番 へ短調 Op.55/1_4.38
 3 第16 番 変ホ長調 Op.55/2_3.46
 4 第17 番 ロ長調 Op.62/1_6.53
 5 第18 番 ホ長調 Op.62/2_6.23
 6 第19 番 ホ短調Op.72/1 (遺作)_4.28
 7 第20 番 嬰ハ短調(遺作)_4.09
 8 第21 番 ハ短調(遺作)_2.14
マズルカ
 9 第13 番 イ短調 Op.17/4_4.07
 10 第32 番 嬰ハ短調 Op.50/3_3.47
 11 第35 番 ハ短調 Op.56/3_5.00
ワルツ
 12 第3 番 イ短調 Op.34/2_5.10
 13 第8 番 変イ長調 Op.64/3_2.33
 14 第9 番 変イ長調 Op.69/1_4.02
 15 第10 番 ロ短調 Op.69/2_2.39
 16 第13 番 変ニ長調 Op.70/3_2.2
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
オリジナル・ジャケット仕様、ブックレット(英語表記)を封入。
Recorded: X.1967, III.1968, I & II.1969(CD 1: 1-13 & CD 2: 1-8); XII.1971(CD 2: 9-11); XII.1981(CD 2: 12-16), Salle Wagram, Paris
Producer: Michel Glotz
Balance Engineer: Paul Vavasseur(CD 1: 1-13 & CD 2: 1-11); Serge Remy(CD 2: 12-16)
Digitally remastered at Abbey Road Studios by Simon Gibson



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