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≪第77号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 7/22〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像





7/25(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE



AU 92670
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.4/オードラン」
 交響曲ハ短調EG 119
 ピアノ協奏曲イ短調op.16
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)
アイヴィン・オードラン(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 パヌラの直弟子オードランによるグリーグ管弦楽曲全集第4 弾、気鋭シュフ独奏のピアノ協奏曲若書きの交響曲も聴きもの

 録音:2013 年12 月9-13 日(交響曲)、2014 年2 月24-26 日(ピアノ協奏曲)/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、マルチチャンネル、ステレオ、62’40”

 SACD ハイブリッド盤。グリーグと同じノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンクの「魅惑の森」(1903 年頃)をアレンジしたジャケットが印象的なオードラン&ケルンWDR 響による管弦楽曲全集シリーズの最新盤。全5 巻完結予定のうち、すでに3 枚がリリース済みで、名匠ヨルマ・パヌラの薫陶を授かったノルウェーの指揮者オードランによるグリーグの語法を体得した音楽作りと優秀録音で評判を呼んでいます。
 第4 集は、ともにグリーグ唯一の交響曲とピアノ協奏曲という、ほとんど聴く機会のない作品と、屈指の人気作という対照的な組み合わせもユニークなプログラムとなっています。
 生前は未出版で、ようやく1981 年になって蘇演された「交響曲」は、グリーグがデンマークのコペンハーゲンに居住していた時期の1863 年から64年にかけて、当時の師でデンマークを代表する交響曲作家ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼの勧めにより作曲されたもの。ゲーゼに師事する以前、グリーグはライプツィヒ音楽院に学んでいますが、作風的にはメンデルスゾーンやシュポーア、そしてシューマンの影響を指摘されています。
 グリーグ自身は交響曲をドイツ音楽の影響が色濃いとして、「決して演奏してはならない」とまでスコアに書き込んだそうですが、むしろここではドイツのオーケストラによる演奏というところが作風にマッチしているといえるかもしれません。
 グリーグが数年来あたためてきた国民音楽への思いが結実した「ピアノ協奏曲」は、交響曲から4 年後、1868 年に完成しています。ノルウェー民謡風の旋律、和声、リズムがじつに新鮮にひびき、全篇に亘り、抒情とロマンがほとばしる魅力いっぱいの傑作で、ソリストに起用されたのは、1979 年ルーマニアに生まれたドイツのピアニスト、ヘルベルト・シュフ。
 カサグランデ国際ピアノ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、ウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールと世界的なコンクールを制覇し、ソロ・アルバムをいくつか発表して好評を博してきたシュフは、2013 年にN 響の公演でリストの第1 番を弾き、大家の片鱗をみせつけていました。そのシュフの弾くグリーグの協奏曲ということでおおいに楽しみな内容といえるでしょう。


旧譜/第1弾
本場もの「ペール・ギュント」
指揮者アイヴィン・オードランの実力
Grieg: Complete Symphonic Works Volume I
AUDITE
AU 92651
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アイヴィン・オードラン指揮&ケルンWDR 交響楽団
 「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.1 」

  交響的舞曲集Op.64
  劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
  劇付随音楽「ペール・ギュント」第2組曲Op.55
  リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲EG 107
ケルンWDR 交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)

録音:2010 年10 月4-8 日ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、マルチチャンネル、ステレオ、73’22”


 久しぶりに生きのいい「ペール・ギュント」に出会った。
 ノルウェーの指揮者アイヴィン・オードランの指揮、西ドイツ放送交響楽団の演奏。

 この曲は人気があるわりに新録音が出ない。組曲形式の新録音はいつ以来だろう。
 そしてノルウェーの指揮者というのもあまり見かけない。店主ひいきのオーレ・クリスティアン・ルードはノルウェーの指揮者だが、なかなかブレイクしない。
 そうした中でノルウェーの若手指揮者がこの曲の新録音を出してくれたというのは、それだけで嬉しい。
 ・・・と思ったら、アイヴィン・オードラン、1956年生まれ。若手じゃなかった。フィンランドの強豪たち、サロネン、ミッコ・フランク、サカリ・オラモ、サラステ、ヴァンスカを送り出した名教師ヨルマ・パヌラに師事した実力派だった。
 そのオードランの「ペール・ギュント」、完全なるお国ものということだが、われわれがノルウェー音楽に漠然と抱く文学的で内向的なイメージを崩す、エネルギッシュで大胆な演奏。ノルウェーにもいろんな人がいるだろうから、オードラン一人の演奏をとってこれが「真のノルウェー的解釈」というつもりはないが、想像以上にド派手で大スケールの演奏にはびっくりした。聴かせどころで決して物怖じしないのである。これでもかとたっぷり「ロマン」を前面に押し出してくる。「このくらいでやめておきます」という変な遠慮がないのは、やはりノルウェー人の誇りと自信がなせる技か。

 今回の録音はAUDITEレーベルが贈る「グリーグ管弦楽曲全集第1弾」ということで相当力が入ってたんだろうけど、真っ向勝負でここまで聴かせてくれるオードランの力量は相当なものだと思う。要注意。


SACD ハイブリッド盤。
 アイヴィン・オードランがケルンWDR 響を指揮してスタートさせるのは、祖国ノルウェーの大作曲家グリーグによる管弦楽曲全集。全5 巻予定の第1 弾ではグリーグの代表作「ペール・ギュント」の第1、第2 組曲のほか、正真正銘ノルウェーのメロディーやリズム素材を扱った「交響的舞曲集」と、さらに、グリーグが作曲家になる後押しをした親友でありながら、23 歳で夭折した「ノルドロークのための葬送行進曲」を収録しています。
 メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストとしてベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981 − 1989) を務めるいっぽうで、シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事していることから、ここでは師直伝の内容が期待されるところです。
 また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者& アーティスティック・リーダー(2003 − 2010) のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲル響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場しており、ケルンWDR 響のほか、シュトゥットガルトSWR 響、ベルリン・ドイツ響などに客演しています。





ANALEKTA



AN 29990
\2500→\2290
ハープ協奏曲集
 ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調 Op.4-6/HWV.294
 ボイエルデュー:ハープ協奏曲 ハ長調
 モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
ヴァレリー・ミロ(ハープ)
ベルナール・ラバディ(指揮)
ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワ、
クレール・マルシャン(フルート)
 カナダの華麗なるハーピスト。ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワとのコンチェルト集!

 カナダ、ケベックの若きハーピスト、ヴァレリー・ミロが奏でるハープ協奏曲集は、同じくケベックを活動拠点とするワールドクラスのピリオド・オーケストラ、ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワとの共演!
 カナダ、ケベック州のトロワリヴィエール音楽院で学び、ニューヨークではリタ・コスタンツィに師事したヴァレリー・ミロ。
 2008年のプリ・デューロップ(ヨーロッパ賞)受賞、パリ国際芸術都市ハープ・国際コンクール特別賞受賞、2009年のフランス公共放送ネットワークのヤング・ソロイストへの選出など、フランス語圏を中心として、急速に存在感を高めているハープ界期待の才能である。
 ベルナール・ラバディとル・ヴィオロン・ドゥ・ロワという素晴らしいパートナーを得て、ヴァレリー・ミロのハープが華麗に躍動する。

 ※録音:2013年7月、モンカルム(ケベック、カナダ)



 


AN 28764
\2500→\2290
ロンドンの年/ポルポラ&ヘンデル:オペラ・アリア集
 ポルポラ:歌劇《ポリフェーモ》より いと高きジョーヴェさま
 ヘンデル:
  歌劇《セルセ》より もし夢を望むなら、私の愛するプラタナスの、
  オンブラ・マイ・フ、歌劇《アルチーナ》より ヒルカニアの岩窟に、
  歌劇《アリオダンテ》より 戯れるがよい、不実な女め
 ポルポラ:歌劇《ポリフェーモ》より 心地よくさわやかなそよ風よ
 ヘンデル:歌劇《アリオダンテ》より 暗く不吉な夜が過ぎると
 ポルポラ:歌劇《ヒュメナイオスの祭り》より おぼろげな愛
ジュリー・ブーリアンヌ(メゾ・ソプラノ)
クラヴサン・アン・コンセール、
リュック・ボーセジュール(チェンバロ、音楽監督)
 ジュリー・ブーリアンヌが歌うヘンデルVSポルポラ!

 ヘンデルとポルポラ。当時のロンドンを舞台として人気を二分し、火花を散らした2人の大作曲家の"ライバル関係"を、それぞれのオペラ・アリアで表現した好企画。
 METをはじめとするアメリカのオペラハウスから引く手あまたのジュリー・ブーリアンヌは、2012年のサイトウ・キネン・フェスティヴァル松本で、オネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」にも出演したフランス系カナダ人のメゾ・ソプラノ。
 歌唱力、表現力ともに、現在のカナダを代表する歌い手の1人として注目を集めている。

 ※録音:2013年6月、サン・ブノワ・ド・ミラベル教会(ケベック、カナダ)
 


AN 28766
\2500→\2290
愛の夕暮れ 〜 イタリアの愛の歌
 ダッラ:カルーソ/
 トスティ:可愛い口もと/
 ロッシーニ:踊り/
 ロータ:ささやき(愛のテーマ)/
 ラシェル:アリヴェデルチ・ローマ/
 フェッリーリ:こんなに大きな愛/
 コットラウ:サンタ・ルチア/
 デ・クルティス:帰れソレントへ/
 ショパン:別れの曲/
 トスティ:マリア/
 ショリッリ:愛のわかれ/
 モーツァルト:おいで窓辺に、可愛い娘/
 アズナヴール:レイ/
 ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
ジーノ・キリコ(バリトン)
アンサンブル・トリオスフィア、
アレクサンドル・セバスチャン(アコーディオン)
グレン・レヴェック(ギター&マンドリン)
 METやスカラ座、ロイヤル・オペラ、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座など、世界中で活躍するカナダのリリック・バリトン、ジーノ・キリコが、魅惑の歌声で情感豊かに歌う「イタリアの愛の歌」。
 ナポリ民謡の「サンタ・ルチア」や「オー・ソレ・ミオ」から、ロッシーニ、トスティ、さらにはロータの映画「ゴッドファーザー」の「愛のテーマ」へと連なる「イタリアの愛の歌」の歴史が情熱的に歌われてゆく。

 2013年5月の録音。
 

AN 29846
\2500
トロバイリッツ
 ナ・カレンツァ/カルカソンヌ/ナ・マリア/
 グィ・ウッセル/ラングドックのエスタンピー/
 カロラ・オスティナータ/他
ラ・ネフ、
シャノン・メルセル(ソプラノ)
ジーン・ダガー(音楽監督)
 カナダの古楽アンサンブル、ラ・ネフの音楽監督ジーン・ダガーの手により、12〜13世紀、オクシタンの女性トロバドゥール「トロバイリッツ」が遺した「詩」に「音楽」が宿る。
 約800年という時を経て声楽、器楽のための音楽としての姿を得たトロバイリッツたちの詩。中世の神秘を、ラ・ネフの洗練されたサウンド、シャノン・メルセルの優美かつ陰影を感じさせる歌声で。

 2013年4月の録音。
 
AN 28767
\2500
タンゴ・ドリームズ
 ピアソラ(アンゲリス編):チキリン・デ・バチン/
 ヘラルド・マトス・ロドリゲス(ヴァレラス編):ラ・クンパルシータ/
 ピアソラ(ヴァレラス編):アディオス・ノニーノ/
 ピアソラ:センティード・ウニコ/
 ピアソラ:コントラバヘアンド/アロラス:ラ・カチーラ/
 セメノフ:献身/ピアソラ:フローラの戯れ/
 ルードク:タンゴ・ドリームス
アレクサンドル・セバスチャン(アコーディオン)
アティス・バンカス(ヴァイオリン)
アルビーナ・モロドザン(ヴァイオリン)
アンナ・アントロポーヴァ(ヴィオラ)
ジョナサン・トルトラーノ(チェロ)
 ベラルーシのアコーディオン奏者アレクサンドル・セバスチャンのタンゴ・アルバムは、本場アルゼンチン、ウルグアイ、ロシアなど、世界各地のタンゴを集めたプログラム。
 メキシコ、セルビア、ポルトガル、イタリア、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、アメリカなど、様々な国々でアコーディオンを弾き続けてきた東欧の名手。そのファーストクラスのヴィルトゥオージティは説得力十分。

 2013年1月−2月の録音。
 


AN 29223-4
(CD+Bonus DVD
/特別価格)
\2500→\2290
ジョゼフ・ルーロー 〜 ロシアン・オペラ・アリア集
 ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より ガリツキーのアリア
 グリンカ:歌劇《イワン・スサーニン》より イワン・スサーニンのアリア
 リムスキー=コルサコフ:歌劇《サトコ》より ヴァイキングの歌
 ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》より ドシフェイのアリア
 チャイコフスキー:
  歌劇《イオランタ》より ルネ王のアリア、
  歌劇《エフゲニー・オネーギン》より グレミンのアリア
 ラフマニノフ:歌劇《アレコ》より アレコのカヴァティーナ
 ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より コンチャクのアリア
ジョゼフ・ルーロー(バス)
カナダ放送管弦楽団
 1929年生まれ、フランス系カナダ人のバス、ジョゼフ・ルーローの未発売音源となるロシアン・アリア集。1972年のライヴ・レコーディング。ボーナスDVDには、ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」

 (抜粋/1983年録音)を収録。




AVIE



AV 2313
(14CD/特別価格)
\20400→\18590
シアトル・オペラ 〜 リング・サイクル
 ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指輪》
アッシャー・フィッシュ(指揮)
シアトル交響楽団&合唱団
アルウィン・メロー(ソプラノ/ブリュンヒルデ)
シュテファン・フィンケ(テノール/ジークフリート)
グリア・グリムスレイ(バス・バリトン/ヴォータン)
ステファニー・ブライス(メゾ・ソプラノ/フリッカ)
スチュアート・スケルトン(テノール/ジークムント)
マーガレット・ジェーン・レイ(ソプラノ/ジークリンデ)
リチャード・ポール・フィンク(バリトン/アルベリヒ)
デニス・ピーターセン(テノール/ミーメ)
ダニエル・スメギ(バス・バリトン/ファフナー&ハーゲン)
アンドレア・シルヴェストレリ
 (バス/ファゾルト&フンディング)
マーク・ショーウォーター(テノール/ローゲ)
マルクス・ブリュック(バリトン/ドンナー&グンター)
ウェンディ・ブリン・ハーマー
 (ソプラノ/フレイア&ゲルヒルデ&グートルーネ)
ルシール・ビア(ソプラノ/エルダ)
ジェニファー・ゼトラン
 (ソプラノ/ヴォークリンデ&森の小鳥)
セシリア・ホール
 (メゾ・ソプラノ/ヴェルグンデ&ロスヴァイセ)
レネ・テイタム
 (メゾ・ソプラノ/フロースヒルデ&グリムゲルデ)
リック・ファーマン(テノール/フロー)
ジェシカ・クライン(ソプラノ/ヘルムヴィーゲ)
スザンヌ・ヘンドリクス(メゾ・ソプラノ/ヴァルトラウテ)
ルレッタ・バイビー(メゾ・ソプラノ/シュヴェルトライテ)
タマラ・マンシーニ(オルトリンデ)
サラ・ヘルツェル(メゾ・ソプラノ/ジークルーネ)
 シアトル・オペラのリング・サイクルBOX!

 4年に1度上演が行われているアメリカ、シアトル・オペラの「リング・サイクル」の2013年ライヴが、アヴィー(Avie)から14枚組のボックス・セットで登場!
 注目のスティーヴン・ワズワースが演出を手がけ、「グリーン・リング(緑のリング)」の名で親しまれているシアトル・オペラの「ニーベルングの指輪」は、2013年の公演も絶賛を浴び、大成功を収めている。
 アメリカ西海岸を代表するオペラ・カンパニーの1つであるシアトル・オペラが総力を挙げて完成させた2013年の「リング・サイクル」。ワグネリアン必携のボックス・セットです!

 ※録音(ライヴ):2013年8月、マリオン・オリヴァー・マッコール・ホール(シアトル、ワシントン)



 

AV 2315
\2500
近現代のロシア、東欧の室内楽作品ファンは見逃せないプログラム
 ペンデレツキ:弦楽三重奏曲
 クルターク:サイン、ゲームとメッセージ
 シュニトケ:弦楽三重奏曲
 ヴァインベルク:弦楽三重奏曲
アンサンブル・エポメオ
 〔ダイアン・パスカル(ヴァイオリン)
  デイヴィッド・ヤン(ヴィオラ)
  ケネス・ウッズ(チェロ)〕
 オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの指揮者でもあるチェリスト、ケネス・ウッズが参加する弦楽三重奏団、アンサンブル・エポメオ。
 ハンス・ガル&ハンス・クラーサの弦楽作品全集(AV 2259)が英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選出されるなど、近現代、東欧の「弦楽三重奏曲」の演奏、解釈では他の追随を許さぬ勢いを見せる注目のアンサンブルである。
 今回はペンデレツキ、クルターク、シュニトケ、ヴァインベルクのトリオ。近現代のロシア、東欧の室内楽作品ファンは見逃せないプログラムである。
 

AV 2288
\2500
ドゥムカ
 ドヴォルザーク:ドゥムカ ニ短調 Op.35
 スーク:ドゥムカ ニ短調
 ドヴォルザーク:ドゥムカとフリアント Op.12
 リスト:ドゥムカ(S.249より)
 バラキレフ:ドゥムカ 変ホ短調
 チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調(Op.59より)
 リセンコ:ドゥムカ=シュムカ
 マルティヌー:ドゥムカ第1番、ドゥムカ第2番、ドゥムカ第3番
 ヴァレショヴァ:チェコとスロヴァキアの民謡による即興曲
ラダ・ヴァレショヴァ(ピアノ)
 チェコ、ピルセン出身の女流ピアニストで、東欧ピアノ作品のスペシャリスト、ラダ・ヴァレショヴァのアヴィー(Avie)第2弾は「ドゥムカ」がテーマ。
 ドヴォルザークやスーク、マルティヌー、ロシアのバラキレフ、チャイコフスキーなど、19世紀から20世紀にかけての「ドゥムカ」の世界が民族色豊かに描かれる。
 プログラムの最後を飾るのは、ヴァレショヴァの即興曲。もちろんテーマは東欧チェコ、スロヴァキア。

 2013年7月15日−16日の録音。
 

AV 2314
\2500
イートン・クワイアブックからの音楽Vol.3
 ハンプトン:天の女王
 タージェス:よろこべ乙女の花に
 フォーキナー:喜びたまえ
 ブラウン:オー・マーテル・ベネラビリス
 ウィルキンソン:天の女王
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮)
 約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。
 音楽監督スティーヴン・ダーリントンとのコンビによる「イートン・クワイアブックからの音楽」のシリーズ第3巻には、15世紀の作曲家たち、ジョン・ハンプトン(1484−1521)、エドムンド・タージェス(1469−1508?)、ジョン・フォーキナー(15世紀後期)、ジョン・ブラウン(fl.c.1480−1505)、ロバート・ウィルキンソン(b.c.1475-80, d.1515)の教会音楽を収録。
 長き歴史を持つ名門聖歌隊が、イートン・クワイアブックに収められたポリフォニーを響きかせる。




URLICHT


UAV 5991
\2200
ピアソラ タンゴからエチュードへ
 アストル・ピアソラ(1921-1992)/オクタビオ・ブルネッティ編曲:
  6つのタンゴ・エチュード/天使へのイントロダクション/ナイトクラブ 1960
  天使のミロンガ/バルダリート/天使の復活/革命家
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
オクタビオ・ブルネッティ(ピアノ)
録音:2013年
 アルゼンチンのピアニスト、オクタビオ・ブルネッティがヴァイオリンとピアノのために編曲したピアソラ作品集。



<メジャー・レーベル>

SONY



8869195036-2
\2600→\2390
あれから25年・・・
 ナイジェル・ケネディ最新録音/ヴィヴァルディ:四季(The Rewrite)

ヴィヴァルディ(ナイジェル・ケネディ編曲):『四季』(The Rewrite)
 《春》〜
  『Melodious Incantation』『Transitoire #』
  『The Goatherd Sleeps With His Trusty Dog Beside Him』
  『Transitoire ##』『Nymphs And ShepherdsDance』/
 《夏》〜
  『Destiny』『Transitoire #』『Fear』『Transitoire ##』
  『His Fears Are Only Too True』/
 《秋》〜
  『The Peasant Celebrates the RichHarvest』
  『Transitoire #』『Pleasure of Sweetest Slumber』
  『Transitoire ##』『Horns, Guns, and Dogs』/
 《冬》〜
  『Prolitoire #』『To Shiver, Frozen』
  『TheRain Outside』『Transitoire #』『Walk on the Ice』
  『The End』
ナイジェル・ケネディ(Vn),
オーケストラ・オブ・ライフ

 世界を代表するヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾと評され、英国が誇る奇才、ナイジェル・ケネディ。
 2011年に「フォー・エレメンツ」でソニー・クラシカルに移籍して以来、3枚目のソロ・アルバムとなる今作は、移籍当初から発売が噂されていたヴィヴァルディ「四季」の最新録音です。

 1989年に旧EMIから発売されたヴィヴァルディの「四季」で披露した、高度な技術、特異な才能、斬新な解釈に基づいた演奏は絶賛を博し、クラシック作品として至上最高売上の200万枚以上を達成したことで、ギネスブックに認定されたほどでした。
 それから25年を経て、自身のルーツでもあるヴィヴァルディ「四季」に全く新しい解釈で挑むケネディの姿を刻印しています。2003年に録音したベルリン・フィルとの旧EMI盤を入れると、ケネディにとって通算三度目の「四季」ということになります。

 ケネディ自身は今回のアルバムについてこう語っています:「はじめてヴィヴァルディの四季を聴いたとき、なんて退屈な曲かと思った。誰もがあくびが出るようなやり方で弾いてたからね。スペインのコンサートでこの曲を弾いていた時、突然、ここに流れる途方もないエネルギー、美しいメロディ、そして激しいコントラストがあることに気付いたんだ。この曲にはミュージシャンとしての僕自身を刻印するに足るあらゆるものがあるってことにね。25年前に僕が出したCDで、みんなもそのことに気づいてくれたと思う。それから25年経った。25年前と同じように弾くなんてもちろん考えられない。
 今回のアルバムは、以前の自分とはまったく異なる演奏をしたいと思って手掛けたものだ。僕にとってヴィヴァルディとは、真にグレイトなメロディ、グレイトなオーケストレーション、途方もないエネルギーのぶつかり合いなんだ。ヴィヴァルディはこの作品の中に、何度も聴きたくなるような、そして何度も演奏したくなるような、恐ろしいほどの生命力を吹き込んでる。
 今回の僕の四季は、『リライト(書き換え)』とでもいうべきもので、ヴィヴァルディの音楽のエッセンスを発展させたものだ。」バックを務めるのは、ソニー・クラシカルへのデビュー盤同様、「オーケストラ・オブ・ライフ」。このアンサンブルは、主にポーランドと英国の若手ミュージシャンで構成されており、作曲家としてケネディが望んだ通りの、ジャズ、ロック、クラシックのレパートリーと即興を行うことが可能なマルチジャンルのアンサンブル。「とても有能で音楽に入れ込んだ若いミュージシャンの集まりだ。彼らと共演することによって、僕の描くヴィジョンを完璧にすることができる」とケネディが全幅の信頼を寄せています。マッシヴ・アタックのドラマー、デイモン・リースや、ポーランドおよびイギリスのトップ・ジャズ・ミュージシャンも参加しています。
 [録音]2011年12月, 2012年2月, ロンドン
 


8884305886-2
\2600→\2390
アンスネス/ベートーヴェン:「皇帝」&合唱幻想曲
 ベートーヴェン:
  『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
  『合唱幻想曲Op.80』
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ・指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
プラハ・フィルハーモニー合唱団
 1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスのソニー・クラシカル専属契約第3弾。
 2012年から2014年にかけて3年がかりでアンスネスが取り組んでいるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の演奏とレコーディングの第3弾にして完結編です。パートナーは、気鋭のマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)で、アンスネスはピアノを弾きつつ指揮も行なっています。

 「Beethoven . A Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディングとなります。Virgin Classicsに始まり、EMIClassics(現Warner Classics)に引き継がれて蓄積されてきたアンスネスの膨大なディスコグラフィにも、ベートーヴェン作品はこれまでありませんでした。
 40代半ばで充実の極みにあるアンスネスが、生涯初めて取り組む楽聖ベートーヴェンのレコーディング。既発売の「ピアノ協奏曲第1番&第3番」「ピアノ協奏曲第2番&第4番」でもその円熟のピアニズムと深い音楽への洞察が高く評価されました。
 今回はいよいよベートーヴェンの5曲の中でも最もポピュラリティの高い第5番「皇帝」の登場です。カップリングの「合唱幻想曲」は、ピアノによる即興的なパッセージに始まり、最後は混声合唱、4人の独唱、オーケストラが芸術を高らかに賛美し圧倒的なクライマックスを築きあげます。
 「第9」の第4楽章に近い内容を持ち、協奏曲以上に指揮者としての技量が要求される作品ですが、それをアンスネスがどのように振り切っているか、興味が募るところです。
 なお、アンスネスとマーラー・チェンバー・オーケストラは、2014年9月から「ベートーヴェン・ジャーニー」の総決算として、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏を世界各地で行います。9月のハンブルク、ボン・ベートーヴェンフェストを皮切りに、ルツェルン(11月)、ウィーン(11月〜12月)、パリおよびニューヨーク(2015年2月)、東京(5月15日・17日、東京オペラシティ)、そしてロンドンのプロムス(7月)にいたる主要都市で、2012年から築き上げられてきたベートーヴェン演奏の成果を披露する予定です。

 [録音]2014年5月20日&21日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールでのライヴ・レコーデイング
 

8884301331-2
(5CD)
\4700→\4290
マレイ・ペライア/プレイズ・ベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第1番へ短調Op2-1』
  『ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2』
  『ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3』
  『ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7』
  『ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22』
  『ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3』
  『ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26』
  『ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1』
  『ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2』
  『ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」』
  『ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」』
  『ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3』
  『ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」』
  『ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」』
  『ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101』
  『バガテル イ短調「エリーゼのために」』
マレイ・ペライア(P)
 巨匠マレイ・ペライアがこれまでソニー・クラシカルにレコーディングしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音を集大成した5枚組のボックスが登場します。
 アナログ時代末期の1978年に録音された第4番に始まり、2008年の「田園」ソナタにいたる17曲のピアノ・ソナタに1994年録音の「エリーゼのために」を加えたもので、オリジナル・アルバムにして6.5枚分の録音をCD5枚にコンパイルした徳用盤です。
 約20年間にわたるペライアのピアニストとしての足跡をベートーヴェンのソナタで辿ることのできるボックスでもあります。
 ペライアは現在ヘンレ版から新しく出版されているベートーヴェンのピアノ・ソナタの楽譜の校訂・編纂に参加するなど(第4番・第14番・第17番・第21番・第27番などを担当)、ベートーヴェンの作品とのかかわりを強めています。
 1983年〜86年にかけてはハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団とピアノ協奏曲全曲をソニー・クラシカルに録音しており、時代を超えた名盤として知られています。
 ここに収録されたベートーヴェンの17曲のソナタも、生き生きとした躍動感、ロマンあふれる旋律の美しい表現を楽章ごとに見事に弾き分けることによって、ベートーヴェンの音楽のもつ深さがじっくり堪能できる演奏として知られています。
 [録音]1978〜2008年




<国内盤>


ALPHA



Alpha195
(国内盤・訳詞付)
\2800+税
カプスベルガーの八つのトッカータ、
 およびその他の17世紀イタリア独唱歌
 カッチーニ、モンテヴェルディ...

 ヨハンネス・ヒエロニムス・カプスベルガー(1580〜1651):
  ①『リュートのための奏法譜集 第1巻』〜
   ①-⑧八つのトッカータ ⑨ぼくのアヴリッラ*
   ⑩わたしはもはや虫の息*
 ジューリオ・カッチーニ(1551〜1618):
  ⑪わたしは天から月を落とす者*
  ⑫うるわしのアマリッリ*
  ⑬苦しみと痛みのあいだで*
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567〜1643):
  ⑭この憂いを帯びたまなざしで(独唱による恋文)*
 タルクィニオ・メルーラ(1595〜1665):
  ⑮聖なる唱歌 〜子守唄に乗せて*
 バルバラ・ストロッツィ(1619〜1677):
  ⑯カンタータ「恋するエラクリート」*
   ※曲順は⑯③⑥⑪⑦⑨④⑭②⑩⑤⑫⑬⑧①⑮
トーマス・ダンフォード(アーチリュート)
アンナ・レノルド(メゾソプラノ独唱)*
 Alpha レーベルが、10年以上ぶりに真正面からカプスベルガーとイタリア古楽に向き合った!
 ダウランド盤でも成功をおさめたフランス古楽界のサラブレッドT.ダンフォード、この玄妙なカプスベルガーの音世界には、しずかに心を預ける価値がある...声楽も絶妙、注目古楽盤。

 リュートのアルバムというのは出ているようで意外に出ておらず、巨匠作曲家と目されるルネサンス〜バロックの大家でも、注目すべき曲集を出しているのに録音がほとんどない...という例はかなりあるもの。
 しかしそのなかで比較的恵まれているのが、ローマで活躍したドイツ人リュート奏者、ヒエロニムス(ジローラモ)・カプスベルガーではないでしょうか?
 単体アルバムも折にふれリリースされているところ、それを世界最高の古楽レーベルAlpha のスタッフが知らないはずがない——彼らがカプスベルガーに向き合うとなれば、そうなまじな演奏家と仕事をするわけがないのです。
 今から12 年前、現在では鬼才歌手ジャルスキー(そういえば、彼のディスクデビューもこの頃でした…Ambroisie のベネデット・フェラーリ曲集!)とのタッグで活躍を続けているラルペッジャータのAlpha デビュー盤が出たときも、この作曲家が中軸を占めるアルバム作りでしたが、そのときはむしろ声楽曲に焦点が当てられていたところ、今度は完全にリュート中心。
 そこへ昨今ヨーロッパでの活躍目覚ましいフランスの古楽歌手アンナ・レノルド(ラインホルト)がしっとり、穏やかに歌声を添えてゆく構成もまた実に味わい深く、いかにもリュートは夜の楽器にほかならない...と、イタリア初期バロックの(場合によってはいくらでも仰々しくできてしまう)音楽の深い機微に気づかせてくれる、生音の玄妙さをきれいに余さず収めきった繊細な自然派録音でまとめているのも実に好ましいところです。
 なにしろ録音場所は(ひさびさに!)Alpha の心のふるさと、パリのノートルダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂...エンジニアはこのレーベルと10 年以上仕事を続けている俊才アリーヌ・ブロンディオが一貫して監修まで手掛けているからこそ、このAlpha ならではの、ひっそりした礼拝堂の空気感がみごと立ち現れる録音になっているのかもしれません。
 選曲はカプスベルガーの重要な第1曲集に含まれるトッカータ8曲を中心に、選ばれている同時代人たちの歌がまた絶妙!
 カッチーニの「アマリッリ」をはじめとする3曲にモンテヴェルディの「独唱による恋文」、メルーラの子守唄、ストロッツィの「恋するエラクリート」...と、17 世紀イタリア初期バロックを愛する人たちにとってはもはや定番と言える曲を臆せず盛り込み、えもいわれぬ静かな名演に仕上げてみせているレノルドとダンフォードの阿吽の呼吸感にも、さすがパリ古楽界の俊才同士のことはある...と感嘆せずにはおれません。
 解説日本語訳・歌詞訳付で、バロック芸術が最も勢いよく花ひらいた17 世紀初頭のローマが「今、ここ」に立ち現れる名演を、どうぞじっくりと!




ARS MUSICI



AMCD232-386
(国内盤)
\2800+税
キルンベルガー×バッハ父子×ヘンデル
 〜フルートと通奏低音のためのソナタさまざまと
 「五度圏」の世界〜

 ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721〜1783):
  ①フルートと通奏低音のためのソナタ第3番 変ホ短調
  ②同 第9番 ト短調
  ③「音楽の環」〜フルートと通奏低音のための
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788):
  ④フルートとオブリガート・チェンバロのための
  ソナタ ニ長調 H.505/Wq.83
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685〜1759):
  ⑤フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Op.1-5 HWV363b
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
  ⑥フルート〔原作ではヴィオラ・ダ・ガンバ〕と
   オブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 BWV1028(H.ヴィーゼ編)
     ※曲順は①②④⑤⑥③
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)
アニコー・ショルテース(チェンバロ)
イヴ・サヴァリ(チェロ)
 まるでフラウト・トラヴェルソ?と聞き違えるほど、ふわり自然な「音の置き方」がたまらなく美しい...
 ぜひ実演で聴きたくなる!バイエルン放送響の名手ヴィーゼ、素晴しきフルートの多元性。
 あざやかなArs Musiciでの「隠れ名盤」、解説付にて堂々登場...広く聴かれたい逸品です!

 「古い音楽は、作曲家が知っていた当時の楽器と奏法でこそ、作品の本質に迫れるもの」——古楽器演奏の考え方は21 世紀の今やひろく浸透していて、ベートーヴェンの交響曲を演奏・録音するさいにはわざわざナチュラル金管を使うなど、現代楽器奏者たちにとってもピリオド奏法はもはや他人事ではない時代。
 それだけに、現代楽器を使って古楽器さながらの演奏結果を導き出してしまう逸材も、いつのまにか各地に続々と現れているところ。本盤はまさにそうした「現代楽器による18 世紀音楽」の理想的再現!ともいうべき演奏結果がじっくり味わえる名録音—

 ミュンヘン・フィル→バイエルン国立歌劇場→2006 年よりヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団のソロ奏者をつとめる名手ヘンリック・ヴィーゼが銀製の現代楽器で奏でてゆくのは、バッハの門弟とも言われている18 世紀ドイツ語圏屈指の音楽理論家キルンベルガーのソナタ群と、その同時代を生きた名匠たちの傑作3曲!
 まさに「現代フルートで18 世紀の音楽をどう再現できるか」を味わうにはうってつけの選曲です。というのも、バッハの熱烈な信奉者でもあったキルンベルガーは、この『平均律クラヴィーア曲集』の作者が残したコラールの楽譜をいくつも保管していただけでなく、自らも独自の調律法を編み出し、今日の演奏家たちのあいだでもそれが折にふれ着目される人物…つまり音の間隔のニュアンスに非常に敏感だったわけですが、彼が活躍したのはちょうど、玄妙かつ柔和な横吹式フルートの調べがひときわ愛されたロココ時代。本盤にも1曲のソナタが収録されているC.P.E.バッハの作風にもどこか通じるところのある、そのえもいわれぬ美しくも切ない旋律美を、ヴィーゼはさながらフラウト・トラヴェルソかと思うほどの、ヴィブラートを抑えた、ふわりと音を置いてゆくような美音で自然に聴かせてくれるのです(使用楽器はマスターズAG970 モデル)!
 バッハやヘンデルの名品も収録されているので、この名手がどのような音楽性の持ち主なのか、十全に味わえる内容でもある——そう、彼はそういうことを堂々とやってのけられるくらい、深い芸術性を誇る名手にほかならないのです!
 共演者たちとの阿吽の呼吸、彼らの好サポートも絶妙そのもの。本人の公式ウェブサイトによれば、ヴィーゼは共感覚(音と色とを同時に認識するなど、別の五感同士が通じ合っている感覚)の持ち主とのことで、そうした独特の感性もまた、キルンベルガーと和声の五度圏に対する意識を養ったのかもしれませんね。
 何はともあれ、古楽器ファンにもお奨めしたい充実の1枚なのです。




RICERCAR



MRIC343
(国内盤・訳詞付)
\2800+税
ジェズアルド『5声の教会音楽作品集 第1巻』
 〜見過ごされてきた、奇才晩年の「聖なる音楽」〜

 カルロ・ジェズアルド・ダ・ヴェノーサ(1566〜1613):
  『5声の教会音楽作品集 第1 巻』(1603年ナポリ刊・全19曲)
 オルガンによる独奏3編〔ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575 頃〜1647):
 酔狂なる協和/
 ジョヴァンニ・ド・マック(1548〜1614):
  オルガンによる導入曲(イントラータ)、酔狂なる協和〕
 ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545〜1607):
  めでたし、海の星(モテトゥス)
パオロ・ダ・コル指揮
Ens.オデカトン(古楽声楽集団)
リウヴェ・タミンハ(オルガン)
アンドレア・デ・カルロ指揮
Ens.マーレ・ノストルム(古楽器使用)
 「新譜が出れば必ず売れる」の作曲家のひとりジェズアルド、さらなる新譜は昨今名盤あまた、パレストリーナ『教皇マルチエルスのミサ』でも大成功をおさめたオデカトン!
 しかもめったに録音されない「レスポンソリウム以外」の、1603年の曲集...精鋭器楽陣も交え、奇妙・玄妙に。

 高貴な身分の家に生まれ、不貞の妻を浮気相手ともども惨殺せしめたあと、晩年は強迫観念にとりつかれて怯えながら過ごしたという天才肌の貴族作曲家、カルロ・ジェズアルド——驚異的なまでに和声学を知り尽くし、他の作曲家がおいそれと手を出せなかったような驚くべき転調も大胆に盛り込んで、時には逸脱ともいえるほど奇妙な音使いもいとわず、痛烈な情感表現を体現しつづけた異才。
 もはやルネサンス末期の天才というより、バロック最初期の開拓者と言っても過言ではないこの謎めいた芸術家、昨年はその歿後400 周年ということで、かの名匠ヘレヴェッヘによる『聖週間のためのレスポンソリウム』全曲録音(LPH010・『レコ芸』特選)や失われた『教会音楽作品集 第2巻』録音の試みなど、音盤シーンにもひそかに再評価の革新がもたらされつつあったところ、イタリア古楽界でもとりわけルネサンス期のハイ・ポリフォニー芸術の再解釈ですぐれた実績をあげつづけている声楽集団アンサンブル・オデカトンが、思いもかけない新名盤を世に送り出してくれました!

 『教会音楽作品集第1巻 Sacrarum Cantionum』…そもそもジェズアルドは上記のような話題性に事欠かない生涯とあいまって、ひとの主観的な心に切り込んだ俗世向けのマドリガーレの数々(なにしろ全6集もあります)と、罪深い人生を悔い改める内容の教会音楽「聖週間のためのレスポンソリウム」だけが飛びぬけて有名で(後者もまた、ジェズアルドの人生と切っても切り離せない“俗世的な物語性たっぷりの”曲集としてどこか特別扱いです)、ルネサンス期ならではの多声芸術の主要ジャンルだったはずの教会音楽全般について、まとめて着目される機会はあまりないところ。しかしそもそも16 世紀イタリアの作曲家は「教会音楽を書きこなしてこそ」、つまり教会音楽は礼拝のための音楽だった一方、知識人たちが最も高度な音楽知をぶつけ、味わいつくすためのジャンルでもあったわけで、作曲家たちはこの分野でこそ、自らの至芸の最も深い部分を託してきたのですから(いわば、後代における交響曲や弦楽四重奏曲のようなジャンルだったわけですね)、教会音楽にこそジェズアルドの真髄が発揮されている!と考えてもよいはず。
 事実、そこには彼ならではの不協和音ぶくみの痛烈な音楽が、教会の祈りのさいに歌われたら誰もが正気を保てないのでは?と思えるほどの表現力とともに織り上げられているのです。現存する手稿譜史料と徹底して向き合い、独自の演奏譜を起こしたパオロ・ダ・コルは、信頼のおける共演者として実力派集団マーレ・ノストルムのガンバ合奏を折々に頼り、教会というよりもジェズアルド自身のプライヴェート空間で行われていたであろう演奏を念頭に置きながら、その本来の姿を「いま」に甦らせてくれました。
 しかもオルガンにはさりげなく巨匠タミンハの名が…解説(全訳付)まで含め、隅々まで妥協のない本格古楽盤なのです!




ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT060501
(国内盤)
\2800+税
シューベルト フォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタ(ソナチネ)4編
 シューベルト(1797〜1828):
  1. ソナタ イ短調 D 385/Op.posth.137-2
  2. ソナタ ニ長調 D 384/Op.posth.137-1
  3. ソナタ ト短調 D 408/Op.posth.137-3
  4. ソナタ イ長調 D 574/Op.posth.162
ヨス・ファン・インマゼール
 (fp/ウィーンのJ.フリッツ1814 年製作モデル)
ミドリ・ザイラー
 (vn/ウィーンのF.ガイセンホーフ1814 年製作)
 作品ができたばかりの頃、同じウィーンで作られていたピアノとヴァイオリンで。
 「ピアノとヴァイオリンのための」と題されていることと、シューベルトならではの「うた」の感覚。
 異才ファン・インマゼールとザイラーが徹底的に作品と向き合ったみずみずしき名盤、再上陸!

 Zig-Zag Territoires の過去の名盤のいくつかはすでにプレス切れで再プレス未定・・・、臍をかんでいたアルバムもいくつかあるのですが、幸い一定の在庫量が最近また確認されたタイトルのなかに、この決定的名盤があることに気づかされました。
 ムソルグスキー『展覧会の絵』(ZZT343)。
 古楽器演奏のさらなる限界を突き抜けたところを立証、ライヴでもドビュッシーやガーシュウィン、プーランクなど20 世紀作品を続々“当時の楽器”で手がけてきた古楽器演奏の才人ヨス・ファン・インマゼールが、もともとフォルテピアノ奏者として古典派〜初期ロマン派の作品解釈にも桁はずれの適性をみせる本物の古楽器奏者だったことをあらためて印象づけてみせた、ひそかに革命的ともいえる名盤でございます。

 否、このアルバムはファン・インマゼールひとりの功績ではなく、彼の楽団アニマ・エテルナやベルリン古楽アカデミーなどでコンサートマスターを張ってきたバロック・ヴァイオリンの名手、ミドリ・ザイラーの存在あればこそ、の快挙——シューベルトの作品のなかでもあまり光の当たることのない、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(近代以後の楽譜では「ソナチネ」としてある例がほとんど)と真正面から向き合った傑作盤!
 なにしろ使用楽器はヴァイオリンもピアノも1814 年製、つまりこれらの作品が書かれる1、2年前に、シューベルトが暮らしていた街ウィーンきっての名工が手がけた楽器なのです。
 まだ「歌曲王」として名をはせる直前、学生時代に兄フェルディナントの弾くヴァイオリンと室内楽を愉しむために書かれたであろうと推察されているごく私的な曲ながら、そこにはすでに、ハイドンやモーツァルトの交響曲などウィーン古典派の傑作群に親しんでいた彼ならではの、ソナタ形式の粋をよくとらえた堅固な曲作りがみられるだけでなく、後年の歌曲群にも通じる「うたごころ」を、ヴァイオリンという楽器のありようにうまく合致させた、みずみずしい音の流れがあふれかえっています。
 ミドリ・ザイラーが使っているのは、ストラディヴァリの模作にもすぐれた手腕を発揮した「19 世紀の古楽器製作家」ガイセンホーフの銘器。ガット弦の使い方や当時のヴィブラート(古楽器演奏だからといって全てヴィブラートをかけない、というわけではないことはいまさら繰り返すまでもありません)の使い分け、運弓の妙技など、この演奏に比類ない存在感と説得力を与えている当時のヴァイオリン奏法についても含め、解説も充実(もちろん日本語訳付)。

 そして当時のヴァイオリン・ソナタがみなそうであったように、これらの曲の「主役」はあくまでピアノのほう——この時期のウィーンにいた人たちが「これがピアノというもの」と理解していたであろう音を念頭に置いてシューベルトが作曲したとすれば、ファン・インマゼールが1814 年製の楽器から導き出す音の妙こそ、まさにこの作曲家の若き日の霊感そのものではないか...と思えてなりません。曲の優美さ、心情表現の光と影とあいまって、本当に深く傾聴しつづけたい1枚です!
 


ZZT060301
(国内盤)
\2800
モーツァルト ザルツブルクの管弦楽の彩り
 〜セレナータ・ノットゥルナ、カッサシオン第1番、コンチェルトーネ〜

モーツァルト(1756〜1791):
 1.セレナード第6番 ニ長調 KV239
  「セレナータ・ノットゥルナ」
 2. カッサシオン第1番 ト長調 KV63
 3. コンチェルトーネ(大協奏曲)ハ長調 KV190
  〜2挺のヴァイオリン、オーボエ、チェロと管弦楽のための
キアラ・バンキーニ(vn・指揮)
アンサンブル415(古楽器使用)
アマンディーヌ・ベイエール、
ダヴィド・プランティエ(vn)
ガエータノ・ナジッロ(vc)
ジル・ヴァンソン(ob)
 古楽器演奏の一大拠点、バーゼルに集う名手集団アンサンブル415が残した隠れ名盤!
 ヴァイオリン独奏の艶やかさ、ティンパニがもたらすアクセント、演奏する喜びをひしひしと感じるアンサンブルのクオリティ。バンキーニ、ベイエール、ナジッロ...名手たちと、名曲と秘曲とを!

 世界各地から、本格的な古楽器演奏を学ぼうと腕利きの俊才たちが続々と集まってくるバーゼル・スコラ・カントルム。そこで2010年までヴァイオリン科の主任教授をつとめながら、すぐれた門弟たちの意見にも積極的に耳を傾け、通念を常に疑い続ける新鮮な古楽器演奏を提供しつづけてきたスイスのバロック・ヴァイオリンの名匠キアラ・バンキーニ率いるアンサンブル415——バンキーニのバーゼル退役後、20年来幾多の名演をくりひろげてきたこのアンサンブルは活動を終えましたが、その最後の数年のあいだにZig-Zag Territoires レーベルに痛快な名盤をいくつか残しておいてくれたことは、音盤シーンにとってたいへん幸せなことだったのではないでしょうか。

 何より喜ばしいのは、このモーツァルトの思わぬ3曲を集めた1作がまだ注文可能だったこと(とはいえプレスが切れるのはすぐでしょうから、お早目の確保をお勧めいたします)——
 モーツァルトがまだザルツブルクで大司教宮廷の楽団に仕えていた頃、この故郷の町で作曲した3曲の(それぞれに比較的大規模な)合奏曲を、少数精鋭の引き締まった古楽器合奏で聴ける喜びぱ弦楽合奏と四つのソロ弦がティンパニとともに盛り上がりを作る「セレナータ・ノットゥルナ」、2挺のヴァイオリンにチェロとオーボエがソロをつとめる「大協奏曲」、そしてヴァイオリン独奏楽章だけが単独で演奏されることもある、11歳の少年モーツァルトが書き上げた充実合奏曲「カッサシオン」KV63...いずれも古楽器録音は(競合盤がなくはないとはいえ)めったに出ない作品だけに、これほど気合の入った充実解釈、名手揃いの楽団の演奏で聴けるのはたいへん嬉しいかぎり(本当にプレスを絶やしてほしくない1枚)。

 主宰者バンキーニの「さすが」と聴きほれずにはおれないソロもさることながら、すでに自身のアンサンブル「リ・インコニーティ」を立ち上げている俊才アマンディーヌ・ベイエール、名盤あまたの多忙なバロック・チェロ奏者ナジッロら、他のソリストも俊才揃いぱ作曲当時のようすを的確に伝える解説も充実(全文日本語訳付)。

 痛快なナチュラルホルンの響きやティンパニのアクセント、弦音の交錯など聴きどころ満載の名演、じっくり向き合い続けたい逸品。




マイスター・ミュージック

MM-2196
\2816+税
さえずり〜フランス・ピアノ作品集
 フォーレ:前奏曲 Op.103
 クープラン:
  クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 変ロ長調
 ラヴェル:クープランの墓
長崎麻里香(P)
 15歳で渡仏、パリ・エコール・ノルマルやパリ国立高等音楽院で研鑽を積み、ヨーロッパやアメリカでも活躍。その才能は、工藤重典や福田進一といった大御所演奏家からも高く評価されいている。注目の大型新人!
 

MM-2197
\2816+税
アレクセイ・トカレフの8年ぶりの新録音
 トランペット・ヴォランタリー
 J.クラーク:トランペット・ヴォランタリー
 アルビノーニ:協奏曲
 バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 バッハ:G線上のアリア
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 シューベルト:アヴェ・マリア
 シューベルト:セレナーデ(白鳥より)
 チャイコフスキー:ノクターン Op.19-4
 ドニゼッティ:ネモリーノのロマンス(愛の妙薬より)
 マスカーニ:アヴェ・マリア
  (カヴァレリア・ルスティカーナより)
アレクセイ・トカレフ(Tp)
佐藤勝重(ピアノ)
 名門、サンクト・ペテルブルク・フィルで首席を務め、現在では日本を拠点に活躍する人気トランペット奏者、アレクセイ・トカレフの実に8年ぶりになる新録音。レニングラード音楽で声楽(テノール)も学び、日本でもロシア歌曲の指導を行うトカレフ。そんな彼ならではの「歌」に焦点を当てたプログラム。艶やかで陰影に富むトランペットの「歌」をお楽しみください。














7/24(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PUREMUSIC



5414706 10432
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
直球勝負のチャイコフスキー協奏曲、
 そしてアレンスキーの絶美の弦楽四重奏曲


 ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
  1. アレグロ・モデラート(カデンツァ:チャイコフスキー)
  2. カンツォネッタ。アンダンテ
  3. フィナーレ/アレグロ・ヴィヴァチッシモ(カデンツァ:チャイコフスキー)
  4. フィナーレ/アレグロ・ヴィヴァチッシモ(カデンツァ:レオポルト・アウアー)

 ・アレンスキー(1861-1906):弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op.35
  5. モデラート
  6. チャイコフスキーの主題による変奏曲- モデラート
  7. フィナーレ- アンダンテ・ソステヌート
フィリップ・クイント(Vn)
マルティン・パンテレーエフ(指揮)
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
リリー・フランシス(Vla)
クラウディオ・ボルケス(Vc1)
ニコラ・アルトシュテット(Vc2)
 フィリップ・クイント最新盤!直球勝負のチャイコフスキー協奏曲、カデンツァは2種類収録。アレンスキーの絶美の弦楽四重奏曲第2番も!

 録音:チャイコフスキー:2013 年1 月14‐17 日/ブルガリア・ホール(ソフィア)、アレンスキー:2013 年9 月4-5 日/シーメンスヴィラ(ベルリン)

 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、ヴィルトゥオーゾでも鳴らすクイントの直球勝負の熱い演奏。フィナーレは、2 パターン収録されており、チャイコフスキーによるカデンツァと、この協奏曲の献呈を拒絶したエピソードで有名なアウアーによるカデンツァの聴き比べが出来るのも興味深いところです。
 カップリングのアレンスキーの弦楽四重奏曲第2 番は、深い叙情漂う絶美の楽曲。ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ2という編成です。チャイコフスキーが亡くなった年に作曲が開始されたもので、第2 楽章は「チャイコフスキーの主題による変奏曲」と題されており、主題は歌曲「16 の子供のための歌」op.54 の「伝説(聖史曲)」。チャイコフスキー自身もこの曲を他編成に編曲しています。アレンスキーもこの弦楽四重奏曲第2楽章を弦楽オーケストラ版に編曲するなど、非常に深い思い入れを感じる内容です。

 クイント率いるアンサンブルのメンバーも豪華で、パブロ・カザルス・コンクール優勝のクラウディオ・ボルケス、BBC ニュー・ジェネレーション・アーティストのアルトシュテット、そしてヴィオラはボルレッティ=ブイトーニ優勝のリリー・フランシス。若きエネルギーがそのまま抒情に注ぎこまれたアンサンブルで聴くアレンスキー、こちらも絶品です。
 フィリップ・クイントは1974 年生まれのロシア出身のヴァイオリニスト。モスクワ音楽院でアンドレイ・コルサコフに学び、9 歳にしてコルサコフのオーケストラでソロ・ヴァイリニストとしてデビュー。その後ジュリアード音楽院へ進学。ドロシー・ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、I. パールマンやA. スタインハートにも師事。2001 年に発売したデビューCD がグラミー賞にノミネートされ、一躍注目を集めます。
 2010 年よりストラディヴァリウス協会より貸与された" ルビー" を使用。現在はアメリカを中心に世界的活動の幅を広げています。近年はシカゴ響、ベルリン・フィルなど著名なオーケストラと数々共演し、今後ますます期待されるヴィルトゥオーゾです。




HYPERION



CDA 67980
(2CD/特別価格)
【輸入盤】
\2400→\2190
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
 コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/
 コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/
 コントラプンクトゥス5/
 コントラプンクトゥス6 《フランス様式の4声のフーガ》/
 コントラプンクトゥス7 《拡大と縮小による4声のフーガ》/
 コントラプンクトゥス8/
 コントラプンクトゥス9 《12度における4声のフーガ》/
 コントラプンクトゥス10 《10度における4声のフーガ》/
 コントラプンクトゥス11/コントラプンクトゥス12(正像)/
 コントラプンクトゥス12(鏡像)/コントラプンクトゥス13(正像)/
 コントラプンクトゥス13(鏡像)/反進行における拡大によるカノン/
 オクターヴのためのカノン/3度の対位法による10度のためのカノン/
 5度の対位法による12度のためのカノン/
 コントラプンクトゥス14(3つの主題によるフーガ)/
 コラール 《われ汝の御座の前に進みいで》 BWV.668a
アンジェラ・ヒューイット
 (ピアノ/ファツィオーリ)
PCDA 67980
(2CD/特別価格)
【国内仕様盤】
\2857+税
 "当代最高のバッハ弾き" ヒューイット、J.S.バッハ:フーガの技法!!

 ピアノ王国ハイぺリオンの中核をなす1人、"鍵盤の女神"アンジェラ・ヒューイットによるバッハの新録音がついに登場!
 CD15枚組に及ぶバッハのピアノ作品集(CDS 44421/35)は“現代のレコード界における栄光のひとつ”と評され、「当代最高のバッハ弾き」として君臨するアンジェラ・ヒューイット。これまでのバッハ作品集にも収録されていないため、ヒューイットにとって初録音となるのは、バッハの未完の大作「フーガの技法」。2012年から弾き始めたという「フーガの技法」は比較的新しいレパートリーで、2013年8月に録音、その約2ヶ月後には来日公演でも全曲演奏されている。未完成のコントラプンクトゥス14は補完などせずに楽譜通りに弾き、出版譜の最後に掲載されたBWV.668aのコラール前奏曲も収録。アンジェラ・ヒューイットによる待望の録音「フーガの技法」が国内仕様盤&輸入盤同時発売。ピアノはもちろんファツィオーリ。ご期待ください!

 ※録音:2013年8月7日−9日、イエス・キリスト教会(ベルリン)







DUX


DUX 0780
\2400
ペンデレツキ(1933-):室内楽作品集 Vol.1
  クラリネットとピアノのための3つの小品
  ヴァイオリン独奏のためのカデンツァ
  ヨハネ・パウロ2世を記念するシャコンヌ(ヴァイオリンとヴィオラのための)
  スラヴァのために(チェロ独奏のための)
  ラドヴァンのための奇想曲(ホルン独奏のための)
  クラリネット独奏のための前奏曲
  クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための六重奏曲
ロマン・ヴィダシェク(クラリネット)
タデウシュ・トマシェフスキ(ホルン)
マリア・マホフスカ(ヴァイオリン)
アルトゥル・ロズミスウォヴィチ(ヴィオラ)
ヤン・カリノフスキ(チェロ)
マレク・シュレゼル(ピアノ)
 

DUX 0950
\2400
ルトスワフスキ(1913-1994):弦楽四重奏曲(1964)
パヴェウ・ミキェティン(1971-):弦楽四重奏曲第2番(2006)
ルトスワフスキ弦楽四重奏団
(ヤクプ・ヤコヴィチ、
マルチン・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
アルトゥル・ロズミスウォヴィチ(ヴィオラ)
マチェイ・ムウォダフスキ(チェロ))
 パヴェウ・ミキェティンはワルシャワのF・ショパン音楽アカデミー(現大学)でヴオジミェシュ・コトンスキ(1925-)に師事したポーランドの作曲家・クラリネット奏者。
 ルトスワフスキ弦楽四重奏団はポーランドの奏者により2007年に結成されました。
 

DUX 1102
\2400
スラヴの二重唱曲集
 モニュシュコ(1819-1872)、ダルゴムイシスキー(1813-1869)、
 キュイ(1835-1918)、ドヴォルジャーク(1841-1904)の作品(全20曲)
ウルシュラ・クリゲル(メゾソプラノ)
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
マリウシュ・ルトコフスキー(ピアノ)
 

DUX 1103
\2400
ドイツの二重唱曲集
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  私は愛を伝えたい Op.63 No.1/渡り鳥の別れの歌 Op.63 No.2
  あいさつ Op.63 No.3/民謡 Op.63 No.5/すずらんと花たち Op.63 No.6
  「ルイ・ブラス」からの歌 Op.77 No.3
 シューマン(1810-1856):
  田舎風の歌 Op.29 No.1/私が鳥になれたら Op.43 No.1
  美しい花々 Op.43 No.3/愛の痛み Op.74 No.3/幸福 Op.79 No.15
  春の歌 Op.79 No.18
 ブラームス(1833-1897):
  恋の道 I Op.20 No.1/海 Op.20 No.3/姉妹 Op.61 No.1
  現象 Op.61 No.3/響き I Op.66 No.1/響き II Op.66 No.2
  海辺で Op.66 No.3
ウルシュラ・クリゲル(メゾソプラノ)
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
マリウシュ・ルトコフスキー(ピアノ)
 

DUX 1105
\2400
リュート、私のお気に入り
 チェーザレ・ネグリ(1535頃-1605頃):白い花
 ヨアヒム・ファン・デン・ホーフェ(1567?-1620):トッカータ
 不詳:ジグ(パッキントンのパウンド)
 ラウレンチーニ・ディ・ローマ(1550以前より活躍-1608):前奏曲
 ゲオルク・レオポルト・フールマン(1578-1616):ラ・ブレ
 ピエール・アテニャン(1494頃-1551/1552):パヴァーヌ
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):ファンタジア
 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):ファンタジア
 不詳:無題作品
 チェーザレ・ネグリ:スパニョレット
 ヴォイチェフ・ドゥーゴライ(1557/1558-1619以後):フィナーレ
 エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1557以後):ソネット
 ハンス・ノイジードラー(1508頃-1563):ヴァシャ・メサ
 不詳:グリーンスリーヴズ/前奏曲/この忠告には従えない
 ジャン=バティスト・ブザール(1567頃-1617/1625頃):前奏曲
 ヴィンチェンツォ・カピローラ(1474-1548以後):リチェルカーレ
 ロベール・バラール:(1572/1575頃-1650以後):村のブランル

イレネウシュ・トリブレツ(リュート)

イレネウシュ・トリブレツはポーランドのリュート奏者。1985年に古楽アンサンブル「カメラータ・クラコヴィア」を創設しました。
 

DUX 1106/1107
(2CD)
\2800
パスクアーレ・アンフォッシ(1727-1797):
  オラトリオ「聖フィリッポ・ネーリの死」(1796)
アンナ・ミコワイチク、イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(メゾソプラノ)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
ポズナン室内合唱団
シンフォニア・ヴィーヴァ
トマシュ・ラジヴォノヴィチ(指揮)
ロンドン、ヴェネツィア、ローマで活躍したイタリア・オペラ作曲家パスクアーレ・アンフォッシが晩年に書いたオラトリオ。フィリッポ・ネーリ(1515-1595)はオラトリオ会の創始者として知られるイタリアの司祭・宣教師。 
 

DUX 1111
\2400
ドビュッシー(1862-1918):ピアノ作品集
  映像 第1集/ベルガマスク組曲/ピアノのために
ピオトル・マフニク(ピアノ)
 ピオトル・マフニクはクラクフ音楽アカデミーでステファン・ヴォイタスに師事し1999年に卒業したポーランドのピアニスト。その後ユージン・インディク(Eugene Indjic)、ルドルフ・ブーフビンダーのもとで研鑽を積み、2004年のマリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール・ピアノ部門で優勝しました。来日演奏歴もあります。 
 

DUX 1132
\2400
アンジェイ・シェヴィンスキ(確認できる活躍期:1725頃):作品全集
  めでたし天の元后 [Ave Regina caelorum] (8声)
  聖処女マリアの無原罪の懐胎の小聖務日課
  死者のためのミサ(レクイエム) [Missa pro defunctis (Requiem)] (9声)
ディレット(古楽アンサンブル)
スコラ・グレゴリアーナ・サンクティ・カシミリ
アンナ・モニュシュコ(指揮)
その生涯に関する情報がほとんど伝わっていないポーランドの作曲家アンジェイ・シェヴィンスキの現存する全作品を収録。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2115
\2500→¥2290
永遠の名盤、ワルター&コロンビア響の「田園」
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 永遠の名盤、ワルター&コロンビア響の「田園」2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻登場!プロデューサー、トーマス・フロストの手記も感動的!

 録音:1958 年1 月13、15、17 日、カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール/ステレオ、セッション録音
 使用音源:Private archive ( オープンリール・テープ、2トラック、38 センチ)

 ■制作者より
 2010 年に発売したワルター/コロンビア響の「田園」(GS-2055 / 4 トラック、19 センチのオープンリール・テープより復刻/ 2010 年)は、またたく間に在庫切れとなってしまいました。その後、再プレスに関するお問い合わせをいただいていましたが、2014 年になって、何と、この永遠の名盤の2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを入手しました。
 音質に関しては多言を申しません。ぜひ、ご自身の耳で確かめていただきたいと思います。
 また、解説にはこの演奏内容にふさわしいものを用意しました。それは、当時のプロデューサーだったトーマス・フロストによる「ブルーノ・ワルター、最後のレコーディング・セッション」です。ワルターのステレオによる録音セッションは、ジョン・マックルーア、デヴィッド・オッペンハイム、トーマス・フロストの3 人のプロデューサーによって分担されていましたが、ワルターの生涯最後のセッションはフロストの担当でした。その時の模様を克明に記した文章は、読み手があたかもその録音現場にいるかのような臨場感があり、なおかつ音楽家として、ひとりの人間としてのワルターの偉大さを見事に描き出しています。言い換えれば、演奏内容以上に感動的と言えます。今回、この貴重な文献を、フロスト氏自身の許諾により特別に転載します。(平林 直哉)



<メジャー・レーベル>

DECCA


DECCA MOST WANTED RECITALS

 Deccaからの【DECCA MOST WANTED RECITALS】シリーズの第3弾!
往年の歌手たちのDecca録音のリサイタル・アルバムを、オリジナル・マスター・テープから、24bit/192kHzリマスター。
モノラル期から優秀録音であったDeccaサウンドが蘇ります。
オリジナル盤以外に、数多くのボーナス・トラックが追加されているのも特長です。


480 8139
\1800→\1690
《インゲ・ボルク〜オペラティック・リサイタル》
 ①ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」〜月に寄せる歌,
 ②グルック:歌劇「アルチェステ」〜よみじの神々よ,
 ③マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜
  ママも知るとおり,
 ④ヴェルディ:歌劇「マクベス」〜光は萎えて,
 ⑤ドビュッシー:カンタータ「放蕩息子」〜リアのアリア,
 ⑥ヴェルディ:歌劇「運命の力」〜
  やっと着いたわ、感謝いたします、神様!…
   あわれみの聖母よ,
 ⑦ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」〜
  ここがあの恐ろしい場所,
 ⑧ヴェルディ:歌劇「マクベス」〜勝利の日に,
 ⑨ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜
  亡くなった母を,
 ⑩チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」〜
  私は創造の神の卑しい僕,
 ⑪ウェーバー:歌劇「オベロン」〜海よ!巨大なる怪物よ!,
 ⑫ベートーヴェン:ああ、不実なものよOp.65
インゲ・ボルク(Sp)/
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
ロンドン交響楽団[①〜⑤]/
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[⑥〜⑩]/
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[⑪〜⑫]
【録音】1956〜1958年
 ドイツのソプラノ歌手インゲ・ボルク(1921-)。活動の初期は女優として、その後は歌手として活躍。「歌う女優」という異名を取りました。
 彼女の当たり役は「サロメ」と「エレクトラ」でしたが、ヴェルディ、プッチーニなどのリリカルな役も好評でした。1973年に引退後も様々な活動を続けています。
 


480 8141
\1800→\1690
《ジュゼッペ・カンポーラ &ジャンニ・ポッジ〜オペラティック・リサイタル》
 ①プッチーニ:歌劇「トスカ」〜星は光りぬ,
 ②ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」〜
  喜びの歌はいとしい人の唇から出て,
 ③ジョルダーニ:「アンドレア・シェニエ」〜
  五月の晴れた日のように,
 ④ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜
  野から牧場から,
 ⑤ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜
  地の果てに近づいた,
 ⑥チレア:歌劇「アルルの女」〜
  ありふれた話(フェデリコの嘆き),
 ⑦マスカーニ:歌劇「ロドレッタ」〜
  もしフランツの言うことが本当なら,
 ⑧ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」〜
  おお、私の目を否定できない,
 ⑨ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」〜ああ、美しい人,
 ⑩ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」〜見よ、恐ろしい炎を,
 ⑪プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」〜
  見たこともない美人,
 ⑫プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜
  フィレンツェは花咲く木のように,
 ⑬ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜
  五月の晴れた日のように,
 ⑭ジョルダーノ:歌劇「フェドラ」〜
  愛さずにはいられないこの想い/
(以下ボーナストラック)
 ⑮ベッリーニ:歌劇「ノルマ」〜やっと声が聞こえなくなった,
 ⑯ベッリーニ:歌劇「ノルマ」〜ヴィーナスの祭壇で,
 ⑰ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」〜ちきしょうめ,
 ⑱ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」〜
  心に炎が燃える,
 ⑲ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」〜
  見よ、恐ろしい炎を,
 ⑳ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」〜
  人知れぬ涙,
 21) ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」〜
  わが祖先の墓よ,
 22) ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクヮーレ」〜
  哀れなエルネスト
ジュゼッペ・カンポーラ(T:1〜7),
ジャンニ・ポッジ(T:8〜14),
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(1〜14, 20〜22),
ジノ・ベンノ(T:15〜19),
アントニオ・ナルドゥッチ(指揮)
管弦楽団(15〜19),
ジャチント・プランデッリ(T:20〜22),
【録音】1951〜1955年
 イタリアの名テノール、ジュゼッペ・カンポーラ(1923-2004)と、ジャンニ・ポッジ(1921-1989)の名唱集。プッチーニを得意としたカンポーラは1950年代から60年代に大活躍しました。かたやポッジは最初ピョルリングの代役として絶賛を浴び、ヴェルディ、プッチーニ歌手として世界中で人気を博しました。
 この録音は比較的初期のものです。
 


480 8143
\1800→\1690
《ホセ・カレーラス〜ヴェルディ, ドニゼッティ, ロッシーニを歌う》
 ①ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」〜
  モンフォルテの命令だ,
 ②ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜彼女が誘拐された,
 ③ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」〜
  しおれた花の上に降りた露のように,
 ④ヴェルディ:歌劇「アッティラ」〜ここが約束の場所だ,
 ⑤ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」〜人知れぬ涙,
 ⑥ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴリュー」〜
  恐ろしき扉はまだ開かない,
 ⑦ロッシーニ:「スターバト・マーテル」〜嘆き、憂い,
 ⑧ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」〜
  置いていかないでください,
 ⑨ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」〜空と海,
 ⑩ゴメス:歌劇「フォスカ」〜神と祈り合いを付けろだと!,
 ⑪プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」〜見たこともない美人,
 ⑫プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ,
 ⑬ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜ある日、青空を眺めて
ホセ・カレーラス(T)/
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1〜8) 
ロンドン交響楽団(9〜13)
【録音】1980, 1979年
 スペイン、バルセロナ出身のカレーラス。彼についてはいまさら説明の必要もないでしょう。
 このアルバムは病に倒れる前の絶頂期の歌唱を収録したもの。軽やかで叙情的な声に、少し翳りと重みが加わった表現力豊かなアリアが楽しめます。トゥーランドットの『誰も寝てはならぬ,』は聴きものです。
 


480 8148
\1800→\1690
《レジーヌ・クレスパン〜ソング・リサイタル》
 シューマン:
  メアリー・スチュアート女王の詩Op.135,
 ヴォルフ:
  明け方に, 庭師, 捨てられた娘,
  ペンナに住んでる恋人がいるの,
  アナクレオンの墓, 秘めた愛,
 ドビュッシー:ビリティスの歌,
 プーランク:
  オルクニーズの歌, ホテル, 赤ちゃん水差し,
  ハートのクイーン, 祭りに出かけて行く若者,
  セーの橋, 華やかな宴, /
(以下ボーナストラック)
 ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」〜静かな夜,
 ヴェルディ:歌劇「オテロ」〜
  私の母は一人の気の毒な女中を使っていたの,
 ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜
  いつかの夜、暗い海の底に,
 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜
  お母さんの知るとおり
レジーヌ・クレスパン(Sp)/
ジョン・ウストマン(P:歌曲)/
エドワード・ダウンズ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(オペラ・アリア)
【録音】1966〜1967年(歌曲), 1963年(オペラ・アリア)
 レジーヌ・クレスパン(1972-2007)はフランスの名ソプラノ歌手。彼女はワーグナーやリヒャルト・シュトラウスのオペラのヒロインを歌って人気を博し、また様々な言語による歌曲でも、素晴らしい表現力を発揮、このアルバムにもあるシューマンやヴォルフなどのドイツ歌曲でも見事な歌唱を聴かせました。
 


480 8150
\1800→\1690
《リーザ・デラ・カーザ&ヴィーコ・トリアーニ〜私たちからの歌》
 ①山の高みに ②Der Tod von Basel,
 ③Dur ds Oberland uf, ④Vieni sulla barchetta,
 ⑤Chanson du chevrier, ⑥Sul sulet (Der Einsame),
 ⑦Im Aargau sind zwoi Liebi, ⑧La Montanara,
 ⑨O du liebs Angeli, ⑩Chanzun da sot,
 ⑪La jardiniere du roi, ⑫Ninna, Nanna, /
(以下ボーナストラック)
 ⑬Stolz: Das Lied ist aus, ⑭Estrellita,
 ⑮Ciribiribin, ⑯Summertime, ⑰Plaisir D'Amour,
 ⑱Ik hou van Holland,
 ⑲Stolz: Mein Liebeslied muss ein Walzer sein,
 ⑳Variations On ""Carnival Of Venice"",
 21) Letzte Rose,
 22) Herbert: Italienisches Strassenlied,
 23) Home, Sweet Home,
 24) Sag beim Abschied leise Servus
リーザ・デラ・カーザ(Sp:1,3,5,7,9,10,12),
ヴィーコ・トリアーニ(Vo:2,6,8,11),
クリスティーナ・ドイテコム(Sp:13-24),
ユルゲン・ヘルマン(指揮)
アミューズメントオーケストラ
【録音】1967年頃(1-12), 1972年(13-24)
 スイス出身のソプラノ、リーザ・デラ・カーザ(1919-2012)と、ドイツの俳優、ポップス歌手ヴィーコ・トリアーニ(1920-1998)による珍しい取り合わせ。この時期、活動を抑え気味だったデラ・カーザですが、ここでは良い味を出しています。
 ボーナスとして収録されているのはドイテコム(1931-)の歌う歌曲集です。
 


480 8153
\1800→\1690
《ウルスラ・ファル〜オペラティック・アリア》
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜
  とうとう嬉しい時が来た,
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜
  死んだ私の従姉の見た夢よ,
 ロルツィング:歌劇「オペラのおけいこ」〜
  それは決まったこと,
 ロルツィング:歌劇「刀鍛冶」〜
  それはとても良いこと,
 プッチーニ:歌劇「ボエーム」〜私の名はミミ,
 ドスタル:喜歌劇「クリヴィア」〜私は恋してる,
 ドスタル:喜歌劇「ハンガリーの結婚」〜
  私への幸福で忠実な歌を奏でて,
 キュンネッケ:喜歌劇「どこかの従兄弟」〜明月,
 スッペ:歌劇「美しきガラティア」〜
  あなたに恋いしたい,
 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」〜
  私は貞淑な人妻,
 レハール:喜歌劇「ジュディッタ」〜
  私の唇は熱いキスをする,
 フリムル:映画「ローズマリー」〜
  インディアン・ラブ・コール,
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」〜
  もし私があなたと結ばれていたら,
 モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜
  女も15歳になったら,
 モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜
  男たちに兵士たちに,
 ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」〜
  黒い顔が星を見上げる時,
 ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」〜
  どんな仮装か知りたいんだろうが,
 プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜
  私のお父さん,
 スッペ:喜歌劇「ボッカッチョ」〜
  恋はやさし野辺の花よ,
 フロトー:歌劇「マルタ」〜夏の名残りのバラ,
 シュトルツ:二人のハートはワルツを刻み
ウルスラ・ファル(Sp),
フランツ・バウアー=トイスル(指揮),
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
【録音】1971〜1972年, ウィーン、ゾフィエンザール
 60年代から70年代、ウィーン・フォルクスオーパーやウィーン交響楽団と共演。主にオペレッタで活躍したソプラノ歌手ウルスラ・ファル。彼女の歌うモーツァルトはその愛らしい声が評判となりました。
 このアルバムはそんな彼女の多彩な歌声が収録されています。ウィーンゆかりの指揮者フランツ・バウアー=トイスルの演奏も聴きものです。
 


480 8154
\1800→\1690
《ニコライ・ギャウロフ〜メフィストフェレを歌う》
 ①ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜幸いあれ!天主様!,
 ②ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜復活祭の日曜日に,
 ③ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜さあ 歩きましょう,
 ④ボイート:歌劇「メフィストフェレ」〜ファウストの死, /
(以下ボーナストラック)
 ⑤グノー:歌劇「ファウスト」〜金の子牛は常に生きていて,
 ⑥グノー:歌劇「ファウスト」〜眠ったふりをせずに,
 ⑦ルビンシテイン:歌劇「デーモン」〜
  Ja tot, katoramu vnimala,
 ⑧モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜カタログの歌,
 ⑨ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」〜ひとり寂しく眠ろう,
 ⑩ビゼー:歌劇「真珠採り」〜
  黄金と花に飾られた神聖な寺院の奥に
ニコライ・ギャウロフ(Bs:①〜⑩)/
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T:①〜④),
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団(①〜④)/
エドワード・ダウンズ(指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団(⑤〜⑨) /
ルチアーノ・パヴァロッティ(T:⑩) 
ロビン・ステープルトン(指揮)
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団(⑩)
【録音】1966年(①〜④), 1962〜1964年(⑤〜⑨), 1977年(⑩)
 戦後最大のバス歌手ニコライ・ギャウロフ(1929-2004)の当たり役の一つに、この悪魔「メフィストフェレ」があります。ボイート、グノー。どちらのオペラでも違った悪魔を演じています。
 ここではルビンシテインの「デーモン(悪魔)」も含めた3体の聴き比べ。60年代の若々しく元気の良い声は、この激烈な役にぴったりです。
 


480 8155
\1800→\1690
《ヒルデ・ギューデン〜モーツァルト・アリアを歌う》
 ①モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテK.165,
 ②モーツァルト:歌劇「羊飼いの王様」〜
  あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい,
 ③モーツァルト:歌劇「魔笛」〜
  ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが,
 ④モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜
  おいで下さい、ひざをついて,
 ⑤モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜
  とうとう嬉しい時が来た,
 ⑥歌劇「イドメネオ」〜たとえ父上をうしなっても,
 ⑦モーツァルト:
  もういいの、すべてを聞いてしまったのK.490,
 ⑧モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜
  恋とはどんなものかしら,
 ⑨ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜慕わしき御名,
 ⑩ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜いつも日曜日に教会で, /
(以下ボーナストラック)
 ⑪ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜不思議だわ,
 ⑫ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」〜季節風の息にのって,
 ⑬プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん,
 ⑭プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」〜
  ご主人様、お聞きください,
 ⑮プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」〜氷の心もやがて溶けて
ヒルデ・ギューデン(Sp)/
アルベルト・エレーデ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(①〜④)/
クレメンス・クラウス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(⑤〜⑩)/
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(⑪〜⑮)
【録音】1952年(①〜④), 1951年(⑤〜⑩), 1954年(⑪〜⑮)
 オーストリアのソプラノ歌手ヒルデ・ギューデン(1917-1988)。まさにモーツァルトを歌うために生まれたかのような声を持つ彼女は、1941年、大指揮者クレメンス・クラウスに見出されミュンヘン国立歌劇場に登場。世界的なキャリアへの足がかりを掴んだことで知られます。
 このアルバムはモーツァルトからプッチーニまでのアリアを集め、その美しい声を堪能できます。
 


480 8158
\1800→\1690
《ヒルデ・ギューデン〜子供の歌》
 トラディショナル:
  『ちょうちょ』『焼け焼けケーキを』『かすみか雲か』
  『子ぎつねコンコン』『おばけが踊っている』
  『ヘンゼルとグレーテル』『誰が一番きれいな子羊を』
  『小鳥の結婚』『小人がひとり森の中』
  『かわいいスゼちゃん』『眠りの精』『水車はカタコト』
  『一羽の鳥が飛んできて』『眠りの前に』
  『ぼくのコガモたちは』『きれいな月よ』
  『6ペンスの歌をうたおう』『びっくり、とっくり、ほい』
  『ハンシャバイ、ベイビー』『めえめえ、黒ひつじよ』
  『3匹の目の見えないねずみ』『ちいさなクルミの木』
  『ねんね、あかちゃん』『くわのしげみ』
  『フレール・ジャック』『アビニョンの橋の上で』
  『粉屋さん、眠っているの』『ちっちゃな舟がありました』
  『月の光に』『なんてステキにあのこはおどる』
  『Tengo』『Buji』『Kasoeuta』『Fa la nana bambin』
  『Pajarito que cantas』『O du Frohliche』
  『O du Frohliche』『Was soll das bedeuten』
  『Es bluhen die Maien』『Es ist ein' Ros' entsprungen』
  『Es hat sich eroffnet』
  『Susser die Glocken nie klingen』
  『Stille Nacht, heilige Nacht』
ヒルデ・ギューデン(Sp)/
リヒャルト・ロスマイヤー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1969年, ウィーン、ゾフィエンザール
 オーストリアのソプラノ歌手ヒルデ・ギューデンの歌う愛らしいこどもの歌。「ちょうちょ」や「こぎつねコンコン」など日本でも知られた曲からフランス民謡まで親しみやすいものばかり。お子様へのプレゼントにも。
 


480 8160
\1800→\1690
《ハンス・ホッターの芸術》
 レーヴェ:
  海を駆け行くオーディン, 歩きまわる鐘, 婚礼の歌,
  足の揃わぬ短長格/
 ヴォルフ:
  きみが花苑へ行くのなら, 楽士,
  恋を取り逃がす男など, 兵士I,
  アナクレオンの墓, 失恋した男/
 R・シュトラウス:
  胸の想いOp.21-1, 夜の散歩Op.29-3,
  私の心の王冠Op.21-2, 見出されたものOp.56-1,
  恋人のベッドへ天使の訪れOp.32-5,
  ああ不幸な私Op.21-4/
 ブラームス:
  墓地にてOp.105-4,
  お休みかわいい恋人よOp.33-9,
  40歳ともなればOp.94-1
ハンス・ホッター(Br),
ジェフリー・パーソンズ(P)
【録音】1973年, ウィーン、ゾフィエンザール
 ドイツが生んだ「20世紀最高のワーグナー歌手」ハンス・ホッター。彼はオペラだけでなく、ドイツ・リートにも優れた解釈を施し、レーヴェやヴォルフ、R.シュトラウスの歌曲で見事な歌唱を聞かせました。
 自らの声質を大切にし、レパートリーを制限していたことでも知られていて、ここで歌われている曲も、彼自身が厳選したものであることは言うまでもありません。
 


480 8161
\1800→\1690
《ギネス・ジョーンズ〜ヴェルディ:オペラ名場面集》
 ヴェルディ:
  ①歌劇「アイーダ」〜勝ちて帰れ,
  ②歌劇「アイーダ」〜ここにラダメスはくるはずだわ,
  ③歌劇「ドン・カルロ」〜世の空しさを知る神,
  ④歌劇「マクベス」〜
   私は勝利の日に彼女らに会ったのだ,
  ⑤歌劇「オテロ」〜アヴェ・マリア, /
(以下ボーナストラック)
 ⑥歌劇「トロヴァトーレ」〜
  もういいわ、私のことはかまわないで,
 ⑦歌劇「運命の力」〜神よ、平和を与えたまえ,
 ⑧ベートーヴェン:ああ、不実なる人よOp. 65
ギネス・ジョーンズ(Sp)/
エドワード・ダウンズ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(①〜⑤)/
アルジェオ・クアドーリ(指揮)
ウィーン・オペラ管弦楽団(⑥〜⑧)
【録音】1968年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(①〜⑤), 1966年、ウィーン、ゾフィエンザール(⑥〜⑧)
 イギリスの名ソプラノ歌手ギネス・ジョーンズ(1936-)。彼女はとりわけワーグナーの諸作品の歌唱で高い評価を受けていますが、ヴェルディではまた違った美しさを感じさせる歌唱で聴き手の心を掴みます。
 オテロの「アヴェ・マリア」での叙情的な表現、「アイーダ」での憧憬、「マクベス」での女心の表出など、聴き所満載の1枚です。
 


480 8172
\1800→\1690
《ヘルマン・プライ〜ヴォルフ:メーリケ歌曲集, プフィッツナー:アイヒェンドルフ歌曲集》
 ヴォルフ:メーリケ歌曲集〜
  庭師, 依頼, 飽くことのない愛, 出会い, 狩人の歌,
  春だ, 散歩, 旅路で, 郷愁, 祈り, 隠棲,
  ヴァイラの歌, 告白, 鼓手/
 プフィッツナー:
  庭師, 孤独な娘, 秋に, 勇敢な男, 別れ/
 R・シュトラウス:
  献呈Op.10-1, 何もOp.10-2, 夜Op.10-3,
  ぼくの頭上に広げておくれOp.19-2,
  ぼくたち隠しておいていいものだろうかOp.19-4,
  わが思いのすべてOp.21-1,
  あなたわが心の冠よOp.21-2,
  ああ、恋人よ、もう別れなければならないOp.21-3,
  ああ辛い、俺はなんて不幸な男なんだOp.21-4,
  憩えわが魂Op.27-1, 明日Op.27-4,
  夜の散歩Op.29-3, 親しげな幻影Op.48-1,
  あなたの青い瞳でOp.56-4
ヘルマン・プライ(Br),
ジェフリー・パーソンズ(P)
【録音】1965年(ヴォルフ&プフィッツナー), 1963年(R.シュトラウス), ロンドン、デッカ・スタジオ
 名歌手フィッシャー=ディースカウの永遠のライバル、ヘルマン・プライ(1929-1998)。彼らはほとんど同時期に活躍し(ディースカウが5歳年上)、レパートリーも被っていたとは言え、プライのレパートリーの中心はシューベルトなどのドイツ歌曲であり、その表現もディースカウに比べ柔軟で流麗なものでした。ここでは敢えてシューベルト以外のドイツ・リートの数々で彼の偉業を讃えます。
 


480 8175
\1800→\1690
《ハインリヒ・シュルスヌス〜シューベルト・リサイタル》
 シューベルト:
  セレナードD.957-4, アトラスD.957-8,
  漁師の娘D.957-10, 街D.957-11,
  挨拶を送ろうD.741, ミューズの子D.764,
  おやすみD.911-1, 菩提樹D.911-5, 春の夢D.911-11,
  郵便馬車D.911-13, どこへ?D.765-2,
  シルヴィアにD.891, 野ばらD.257,
  竪琴によせてD.737, 春にD.882/
 シューマン:ロマンスOp.138-5, ヒダルゴOp.30-3/
 ヴォルフ:歩く旅, 隠棲//
(以下ボーナストラック)
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」〜は! なんだって/
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」〜
  この殿堂では数々の美しい歌が/
 ヴェルディ:He! Holla! Wirtschaft/
 コルネリウス:歌劇「バグダッドの理髪師」〜Salaamaleikum!
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)
セバスティアン・ペシュコ(P)[歌曲]/
オットー・エデルマン(Bs)
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[オペラ・アリア]
【録音】1948〜1949年[歌曲]/1951年[オペラ・アリア]
ハインリヒ・シュルスヌス(1888-1952)はドイツのバリトン歌手。1917年から1950年まで激動のベルリン国立歌劇場に所属し、数々の作品を歌っています。もちろんその歌唱スタイルはロマンティックであり、少々古色蒼然とした部分もありますが、なんと言っても、この濃厚な表現は他の誰にも出せないものとして貴重であり、ドイツ・リートの伝統を語る上で決して外せないものなのです。
 


480 8182
\1800→\1690
《ジェラール・スゼー〜メロディーズ》
 ビゼー:君なくて, 4月の歌/
 フランク:夜想曲/
 シャブリエ:幸福の島, 小さい鴨の詩/
 フォーレ:生命の水, 消え去らぬ香り/
 ドビュッシー:星の夜, 黙想/
 ベルリオーズ:夏の夜//
(以下ボーナストラック)
 ドビュッシー:
  ヴィヨンのバラード, 洞窟, マンドリン/
 ラヴェル:
  ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ/
 ベートーヴェン:この暗い墓の中で
ジェラール・スゼー(Br) /
ダルトン・ボールドウィン(P)/
エドゥアルド・リンデンバーグ(指揮)
パリ音楽院管弦楽団[ボーナストラック]
【録音】1984年/1950年[ボーナストラック]
20世紀の最も偉大なフランスのバリトン歌手ジェラール・スゼー(1918-2004)。一連のフォーレの歌曲など素晴らしい録音を残していますが、実はドイツ物も得意とするなど、常に研究を続けていた人でした。このディスクの前半の録音は引退直前の歌唱であり、声の美しさよりも表現力やフレージングを重視したスゼーならではの歌が聴けます。
 


480 8183
\1800→\1690
《ナンシー・テイタム〜オペラティック・リサイタル》
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」〜愛する殿堂よ,
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」〜全能の乙女マリア様,
 ウェーバー:歌劇「オベロン」〜海よ!巨大なる怪物よ,
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜雲が覆っていても,
 ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」〜
  夜になったがシルヴァは戻ってこない,
 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜
  ここにラダメスはくるはずだわ,
 ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」〜自殺!,
 ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」〜
  恋は薔薇色の翼に乗って//
(以下ボーナストラック)
 マクダウェル:野ばらに寄す, 海/
 アーネスト・ゴールド:
  Shall I Compare Thee To A Summer's Day,
  Parting, Peace, Time Does Not Bring Relief/
 キャスリーン・ロックハート・マニング:Shoes/
 J.W.ビシュコフ:Five Little White Heads/
 トラディショナル:He's Gone Far Away/
 デイヴィッド・ギオン:Mary Alone
ナンシー・テイタム(Sp) /
アルジェオ・クアドーリ(指揮)
ウィーン・オペラ管弦楽団/
ジェフリー・パーソンズ(P:ボーナストラック)
【録音】1965〜1966年
アメリカのソプラノ、ナンシー・テイタム。あまり知られていませんが、現在でも1975年のトゥーランドットの映像など、その歌唱のいくつかを探し出すことは可能です。ここで聴けるように数多くのレパートリーを持っていた人で、若干線は細いものの、繊細さと華麗さを併せ持つ美しい声で魅了するタイプの歌手です。




Australian Eloquence



480 7078
\1400
ベルマン/ラフマニノフ:ピアノ作品集
 ①楽興の時Op.16, ②コレッリの主題による変奏曲,
 ③前奏曲Op.3-2, ④前奏曲Op.23-1,
 ⑤前奏曲, 23-4,⑥前奏曲Op.32-12,
 ⑦前奏曲Op.32-10, ⑧前奏曲Op.23-2
ラザール・ベルマン(P)
豪快なタッチながら詩的な味わい
 【録音】①1975年、ベルリン、イエス=キリスト教会/②〜⑧1980年、ミュンヘン、科学アカデミー、プレナールザール
 「伝説のピアニスト」ラザール・ベルマン(1930−2005)。貧しい少年時代を送ったにも拘わらず、その神がかりな演奏はソ連内外でも知られていました。
 その名が飛躍的に有名になったのは、1975年にアメリカへ演奏旅行に行ったことが発端でした。このラフマニノフの「楽興の時」はそんなベルマンに日の光が当たった直後の録音。
 その後、華々しく活動を始めるも、ソ連当局から目をつけられていたベルマンは、活動を禁じられてしまい、1980年の「前奏曲集」を最後に、DGを始めとした西側レーベルへの録音は途絶えてしまうのです。
 


480 7075
(2CD)
\2000→\1890
ベルマン/プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ
 プロコフィエフ:
  ①ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14,
  ②ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84,
  ③「ロメオとジュリエット」からの10の小品Op.75より
   「情景」「メヌエット」「少女ジュリエット」「仮面」
   「モンターギュー家とキャピュレット家」「僧ローレンス」
   「マーキュシオ」「百合の花を手にした娘たちの踊り」
   「ロメオとジュリエットの別れ」
 ショスタコーヴィチ:④前奏曲Op.34〜抜粋
ラザール・ベルマン(P)
19世紀の伝統に則ったヴィルトゥオーゾ
【録音】②1975年、ベルリン、イエス=キリスト教会/①③④1978年、ミュンヘン、ヘルクレスザール
よくその技巧をホロヴィッツと比較されたというベルマンですが、彼自身は「畏れ多いこと」だと語っていたといいます。そして自分自身を「19世紀の伝統に則ったヴィルトゥオーゾ」とも語っていた彼によるプロコフィエフは極めて安定した技巧と、正統的な音楽性に裏打ちされたものです。ベルカント様式を学んだという話もありますが、ここでのプロコフィエフは歌心よりも、もっと機械的で無機質なものを感じさせる興味深いものです。
 


480 7079
(4CD)
\4000→\3690
ベルマン/リスト:巡礼の年(全曲)、他
リスト:
 ①『巡礼の年』第1年「スイス」,
 ②『巡礼の年』第2年「イタリア」,
 ③『巡礼の年』第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
 ④『巡礼の年』第3年
 ⑤『詩的で宗教的な調べ』〜葬送
 ⑥ ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調「ペシュトの謝肉祭」
⑦シューベルト(リスト編):
 辻音楽師, まぼろし, 若い尼僧,
 アヴェ・マリア, 魔王, どこへ
ラザール・ベルマン(P)
情感のうねりが閉じ込められた永遠の名盤
 【録音】①〜④ 1977年、:ミュンヘン、ヘルクレスザール/⑤⑥ 1961年/⑦ 1965年

 有名小説に使われたことで、飛躍的な注目をあつめたベルマンの「巡礼の年」。この演奏が録音されてから30年以上もの年を経たにもかかわらず、溢れるような郷愁、そして得体の知れない情感のうねりが閉じ込められた永遠の名盤は、その輝きを失う事がありません。
 今回のセットには「巡礼の年」全曲に、61年と65年に収録されたシューベルト歌曲のリスト編曲ヴァージョンと、「葬送」、「ハンガリー狂詩曲第9番」をカップリング。「巡礼の年」自体が超絶技巧を誇示するタイプの作品ではないだけに、このリストの本領発揮ともいえる作品群が加わって、聴きごたえの面でも十分にご満足いただける内容となっています。















7/23(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


NONCLASSICAL


NONCLSS 017
\2500

ガブリエル・プロコフィエフ:クラシック作品集 2003−2012
 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/
 チェロ・マルチトラックス/ピアノ・ブック No.1より/
 ターンテーブルと管弦楽のための協奏曲より/
 グローバル・ジャンクのための組曲より

エリシアン・クヮルテット
ヘリテージ・オーケストラ&DJヨーダ
ピーター・グレッグソン(チェロ)
パワープラント
GeNIA
 ガブリエル・プロコフィエフ!クラシック作曲家としての10年間の軌跡!

 2014年に行われるBBCプロムスでは、ヴァイオリン協奏曲の世界初演が予定されるなど、クラシック界でも注目を集めているガブリエル・プロコフィエフ。
 2003年から2012年の10年間にかけてのクラシック作曲家としての功績に光をあてた作品集が登場。独創的なメロディー、鋭い感性、多彩なアイディア。ガブリエル・プロコフィエフの世界観を、自身によるリマスターで収録。
 クラシックをルーツに様々な試みに挑戦し、成功させてきたガブリエル・プロコフィエフの集大成がここにある。
 ジャケットには、ガブリエル・プロコフィエフが12年間、全ての曲を作曲してきたスタジオのビルの風景を用いている。窓に佇むガブリエル・プロコフィエフ。何を見つめ、何を感じ、どんな作品を生み出していくのか...これからも期待せずにはいられない!






CARPE DIEM


CARPE 16301
\2100
アンネ・ヒュッタ(1974-):夢の光景
  Clouds(*)/ Undrestille I(+) / Undrestille II(+) / Undrestille III(+)
  Prelude in light blue(**) / A light blue rondo(**) / Gorr(+) / Mork Bla(*)
  Ramme(#) / A Rune Tune(#) / The Blind Door(#) / Ved arinn(++)
  En Stille(**) / Den Stille Hagen(**)
アンネ・ヒュッタ(ハリングフェレ(*/+/#)、
ヴィオラ・ダモーレ(**)、
ヴィエール(++))

録音:2013年5月13-16日、マリア教会、グラン、ノルウェー
使用楽器、チューニング:
 2001年、Salve Hakedal製、E-A-D-A-E(*)/1983年、Einar Londar製、F-C-A-E(+)
 2002年、Olav Vindal製、C-E♭-C-G-D(#)/2003年、Salve Hakedal製、F-D-A-D(**)
 1999年、Sverre Jensen製、E-D-A-E-A(++)

ノルウェーのハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)奏者アンネ・ヒュッタの完全自作ソロ・デビューCD。冷涼な空気感とどこか素朴な生活感が漂う音楽です。ハリングフェレはノルウェーの民族的弓奏楽器。形はヴァイオリンに似ていますが、4本の演奏弦(最近は5弦のものもあり)に加え共鳴弦を持つのが特徴です。アンネ・ヒュッタは「Slagr」「Tokso」等のノルウェー民族楽器グループに参加してきた他、中世弦楽器のスペシャリストとして古楽器アンサンブル「カレンダ・マヤ」にも参加しています。

 

CARPE 16302
\2100
ダヴィッド・シュヴァリエ ダウランド−鏡の戯れ
 伝承曲/シェークスピア作詩/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲:
  柳の歌 [The Willow song]
 ジョン・ダウランド(1563-1626):晴れても曇っても [Clear or cloudy]
 ジョン・ダウランド/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲:
  流れよ、わが涙 [Flow my tears]/彼女は許すだろうか [Can she excuse]
  来たれ、いま一度 [Come again]
  ぼくは愛しい人が泣くのを見た [I saw my lady weep]
  さあ、おいで [Come away]
  愛と運命にそむかれた君たち [All ye whom Love or Fortune]
  いちばん低い木にも [The lowest trees]
 ジョン・ダウランド:暗闇に住まわせておくれ [In darkness let me swell]
アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ダヴィッド・シュヴァリエ(ギター、テオルボ)
ブルーノ・ヘルストロッファー(テオルボ)

録音:2013年2月、ノワルラック修道院、ブリュエール=アリシャン、フランス

フランスのジャズ・ギタリスト、ダヴィッド・シュヴァリエのアコースティック・アレンジによるダウランド・ソングブック。情熱を内に秘めた繊細なギター・プレイにヴォーカルが軽く応える、上品に仕上がったアルバムです。





CONTINUO


 イタリア、ローマの音楽マネージメント会社コンテンポアルス(Contempoars)のレコード・プロダクション部門が所有するレーベルです。

CONTINUO-CR 107
\2500
コレッリ:ソナタとフォリア Op.5
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタ集 Op.5(1700)から 第1番ヘ長調
 ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):トッカータ第8番ニ短調
 アルカンジェロ・コレッリ:ソナタ集 Op.5 から 第11番変ロ長調
 ベルナルド・パスクイーニ:トッカータ第4番イ短調「フランスのために」
 アルカンジェロ・コレッリ:ソナタ集 Op.5 から 第3番ハ長調,第7番ト短調
 ベルナルド・パスクイーニ:トッカータ第2番ヘ長調
 アルカンジェロ・コレッリ:ソナタ集 Op.5 から
   第4番ヘ長調,第12番ト短調「フォリア」
ラ・サンフォニー・デュ・マレ
 ユーゴ・レーヌ(リコーダー、ディレクター)
 ジェローム・ヴィダレ(チェロ)
 マルク・ヴォルフ(アートリュート)
 ヤニック・ヴァルレ(チェンバロ、オルガン)

録音:2012年12月15日、ライヴ、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会、ローマ、イタリア

コレッリのヴァイオリン・ソナタをリコーダーの名手ユーゴ・レーヌが演奏。コレッリとパスクイーニが同僚として活躍した場である、カラヴァッジョの祭壇画でも有名なサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会におけるライヴ録音です。

 

CONTINUO-CR 101
(2CD)
\4200
ソロ 無伴奏オーボエのための音楽
 [CD 1]
 J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ イ短調 BWV1013
 C・P・E・バッハ(1714-1788):ソナタ イ短調 Wq.132
 マラン・マレ(1656-1728):スペインのフォリア
 テレマン(1681-1767):12の幻想曲 から
   第2番 TWV40:3/第6番 TWV40:7/第8番 TWV40:9/第10番 TWV40:11
 [CD 2]
 ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):協奏的練習曲(1977)
 ブリテン(1913-1976):オヴィディウスによる6つのメタモフォーゼ Op.49(1951)
 ラッセ・ヤラヴァ(1951-):Pirpana Op.23 No.1(1993)
 トム・ジョンソン(1939-):タイル・ワーク「3つの交差」(2003)
 ボジダル・クンツ(1903-1964):舞曲 Op.62(1950)
 ジョン・ラシュビー=スミス(1929-):
  モノローグ(オーボエ/オーボエ・ダモーレのための)1970)
 ロバート・シッビング(1929-):
  4つの楽曲(オーボエまたはサクソフォンのための1986)
 オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):ディヴェルティメント Op.41(1974)
マリカ・ロンバルディ(オーボエ)

録音:2011年4月

フルート(バッハ父子、テレマン)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(マレ)のために書かれたバロック音楽作品をディスク1に、20世紀に書かれたオーボエのためのオリジナル作品をディスク2に収録。ベッティネッリはイタリア、ヤラヴァはフィンランド、ジョンソンとシッビングはアメリカ合衆国、クンツはクロアチア、ラシュビー=スミスはイギリス、ソンメルフェルトはノルウェーの作曲家。マリカ・ロンバルディはミラノのG・ヴェルディ音楽院で学び1988年にデビュー、さらにパリで学んだイタリアのオーボエ奏者。

  

CONTINUO-CR 102
\2500
フィルム・ノワール ガック、ヘフナー:ピアノ作品集
 ジェイ・アンソニー・ガック(1955-):ソナタ第4番「フィルム・ノワール」(2004)
 ポール・ヘフナー:水越しの3つの遠景(2006)
   万年雪が溶けて激流に、別名「タニヤのための幻想曲」
   水に浮かぶ睡蓮の葉の上で休む(…の前の静けさ)/津波
  5?の平易な楽曲(2008)から 四度で楽しむ,アルバンのために
 ジェイ・アンソニー・ガック:ソナタ第3番(1998)
 ポール・ヘフナー:チックとマッコイ(2009)(*)
 ジェイ・アンソニー・ガック:
  ラウンドとラウンド・ダンス集(1997-2002)(*) から
   リング=ア=ラウンド(No.3)/プロセッショナル(No.4)
   ウエスタン・ラウンド(No.5)
  進め!(ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ;2011)(+)
エリッツァ・ハルボヴァ(ピアノ)
ティツィアーノ・レオナルディ(ピアノ(*))
ピッコラ・オルケストラ '900(+)
シモーネ・ベッチア(指揮(+))

録音:2011年6月、11月

ジェイ・アンソニー・ガック、ポール・ヘフナーはともにアメリカ合衆国の作曲家。「フィルム・ノワール」とは「虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画」のこと(Wikipediaによる)。
 エリッツァ・ハルボヴァはイタリアを本拠に活躍するブルガリアのピアニスト。

 

CONTINUO-CR 103
\2500
献呈 マトローヌ、カリガリス:フルート・ソナタ集
 ダニエル・マトローヌ:フルート・ソナタ(2010)
 セルヒオ・カリガリス(1941-):フルート・ソナタ(2009)
マウロ・コンティ(フルート)
アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)

録音:2012年3月

マウロ・コンティとアレッサンドロ・ステッラのデュオ結成10周年を祝ってフランスの作曲家ダニエル・マトローヌとアルゼンチンの作曲家セルヒオ・カリガリスが献呈した2作品の世界初録音。

 

CONTINUO-CR 104
\2500
回想 ジョン・ダウランド&マルコ・ポエータ
 ジョン・ダウランド(1563-1626):Flow my tears(+/*)
 マルコ・ポエータ(1957-):Time within time(*)
 ジョン・ダウランド:Come again(+/#)
 マルコ・ポエータ:Ninna nanna(*) / Twiri(*)
 ジョン・ダウランド:Sleep wayward thoughts(#)
マルコ・ポエータ:Cistels(*)
 ジョン・ダウランド:Clear or cloudy(+/*)
 マルコ・ポエータ:Serenata(*)
 ジョン・ダウランド:Fine knacks for ladies(+/#/*)
 ロバート・ジョンソン(1583頃-1634頃):
  Have you seen but a bright lily grow?(+/#/*)
 マルコ・ポエータ:Alle tre fontane(*)
 ジョン・ダウランド:Say, love, if ever thou didst find(+/*)
マルコ・ポエータ(12弦ギター(*))
アレッサンドラ・ロザッコ(歌(+))
ニュー・ヴォーカル・アンサンブル(#)

録音:2012年6月

イタリアのギタリスト、マルコ・ポエータによるジョン・ダウランドのリュート歌曲をベースとしたプロジェクト。ポエータはイタリア人ながらポルトガルのファドに傾倒し、ポルトガルギターの名手としても知られています。ここでは6つの演奏弦と6つの共鳴弦を持つ12弦ギターを演奏。アレッサンドラ・ロザッコはイタリアのファド・シンガー。





<国内盤>


ALM/コジマ録音


ALCD-3101
\2800+税
藤井香織(フルート)
 Voyage(ヴォヤージュ)

  シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 op.70
  メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 op.85-4
  ヴィドール:組曲 op.34
  フォーレ:シシリエンヌ op.78
  フランク:ソナタ イ長調 FWV8
藤井香織(フルート)
藤井裕子(ピアノ)
ニューヨークで磨かれた感性とが冴える!グラミー賞7部門ノミネートアーティスト、7年ぶりの新譜!
▼日本音楽コンクールなど国内主要コンクールを最年少で制覇、マリア・カナルス国際コンクール最年少2位などの鮮烈なデビューが印象に残る藤井香織の最新アルバム
▼米国グラミー賞7部門にノミネートされた前作から7年ぶりの新譜
▼ピアニストの姉・裕子との一体化したアンサンブル▼巨匠マイゼン直伝の、ヨーロッパの伝統に立脚したロマン派解釈
▼ニューヨークに居を移してからの、さらに磨かれた感性と卓越したテクニックが冴える「現代最先端のクラシック演奏」
 

ALCD-9143
\2500+税
友田恭子(ピアノ)
 モーツァルト ピアノ・ソナタ集 Vol.4

モーツァルト:
 アレグレットの主題による12の変奏曲 変ロ長調 KV500
 ピアノ・ソナタ第3 番 変ロ長調 KV281 (189f)
 ピアノ・ソナタ第7 番 ハ長調 KV309 (284b)
 ピアノ・ソナタ第9 番 イ短調 KV310 (300d)
 ロンド イ短調 KV511
友田恭子(ピアノ)
▼前作、前々作が連続してレコード芸術特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている天性のモーツァルト弾きによるピアノ・ソナタ集第4弾
▼人気のソナタ第9番をはじめ異なる時期に書かれた楽曲を1枚のアルバムに収録。作品同士の呼応とモーツァルトの歩んだ音楽の路が浮かび上がる
▼明晰な音楽と感性のしなやかさに満ちたモーツァルト
▼モダン・ピアノによるモーツァルトの決定盤
 

ALCD-9141
\2800+税
小松英典(バリトン)
 J. S. バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集

  BWV56, 82, 158
小松英典(バリトン)
アンサンブル of トウキョウ
金昌国(指揮)
フランク・レール(指揮)
青山聖樹(オーボエ・ソロ)
吉村知子(ヴァイオリン・ソロ)ほか
▼ギター荘村清志とのデュオによる前作「水車小屋の娘」(ALCD-9116)も好評の小松英典がソロを務めるバッハのカンタータ集
▼小松はドイツ・ブレーメン国立音大の教授であり、シンガーソングライター森山良子のクラシック歌唱の師でもある
▼フルート界の長老格・金昌国率いるアンサンブルof トウキョウ、ソリストのオーボエ青山聖樹、ヴァイオリン吉村知子ら、サポートする共演陣も豪華




フォンテック


FOCD9644
(SACD Hybrid)
¥2778+税
夜の肖像 北村朋幹(ピアノ)
 クルターグ:花、人間は・・・
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1《幻想曲風ソナタ》
 シューマン:夜曲 Op.23
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2《幻想曲風ソナタ》
 バルトーク:戸外にて Sz.81 BB 89
北村朋幹(ピアノ)
 (2013/12/23-26 相模湖交流センター.REC)
 quasi una Fantasia--ベートーヴェンのOp.27を美しく暗喩する---。《幻想曲風ソナタ》をめぐる、独創的な才能が燐めく北村朋幹CD第2弾。(第1弾はFOCD9498)
 厳選された7音が世界を開くクルターグの“花”から、同郷バルトークの“戸外”への5作品によるプログラム。それは、夜曲--月光--夜の音楽へと緻密な線で構成され、聴く者を沈思・黙考の世界へと誘います。
 デビュー盤につづき、ブックレットには北村執筆による洞察深い解説を掲載。月夜は花開きます。

■北村朋幹のCD■
 FOCD9498 (定価\2,667+税) 遙かなる恋人に寄す−シューマン「幻想曲」からの展望−
 

FOCD9646/7
(2CD)
¥3000+税
歌い継ぎたい日本の歌 ライブ/東京混声合唱団
Disc1
 1. さくら(日本古謡・武満徹編曲)
 2. 上を向いて歩こう(永六輔作詞・中村八大作曲・若林千春編曲)
 3. ずいずいずっころばし(わらべ唄・間宮芳生編曲)
 4. 赤とんぼ(三木露風作詞・山田耕筰作曲・篠原眞編曲)
 5. シャボン玉(野口雨情作詞・中山晋平作曲・林光編曲)
 6. 花の街(江間章子作詞・團伊玖磨作曲・青島広志編曲)
 7. 夏の思い出(江間章子作詞・中田喜直作曲)
 8. 埴生の宿(里見義訳詞・ヘンリー・ビショップ作曲・若林千春編曲)
 9. 月の沙漠(加藤まさを作詞・佐々木すぐる作曲・若林千春編曲)
 10. 涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN 作曲)
 11. 夕焼小焼(中村雨紅作詞・草川信作曲・三善晃編曲)
Disc2
 1. 思い出のアルバム(増子とし作詞・本多鉄麿作曲・鷹羽弘晃編曲)
 2. みかんの花咲く丘(加藤省吾作詞・海沼実作曲・鷹羽弘晃編曲)
 3. おもちゃのチャチャチャ(野坂昭如作詞(吉岡治補作)・越部信義作曲・鷹羽弘晃編曲)
 4. 幸せなら手をたたこう(木村利人作詞・スペイン民謡・鷹羽弘晃編曲)
 5. 里の秋(斎藤信夫作詞・海沼実作曲・三宅悠太編曲)
 6. 雨降りお月さん(野口雨情作詞・中山晋平作曲・篠田昌伸編曲)
 7. かもめの水兵さん(武内俊子作詞・河村光陽作曲・篠田昌伸編曲)
 8. 夏は来ぬ(佐々木信綱作詞・小山作之助作曲・篠田昌伸編曲)
 9. 今日の日はさようなら(金子詔一作詞 作曲・篠田昌伸編曲)
 10. リンゴの唄(サトウハチロー作詞・万城目正作曲・篠田昌伸編曲)
 11. 故郷(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
 12. 春の小川(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
 13. 雨ふり(北原白秋作詞・中山晋平作曲・上田真樹編曲)
 14. うみ(林柳波作詞・井上武士作曲・上田真樹編曲)
 15. 見上げてごらん夜の星を(永六輔作詞・いずみたく作曲・上田真樹編曲)
 16. 蛍の光(稲垣千頴作詞・スコットランド民謡・上田真樹編曲)
東京混声合唱団
大谷研二:指揮(Disc① 1-4, Disc② 1-4, 11-16)
松井慶太:指揮(Disc① 5-11, Disc② 5-10) 
篠田昌伸:ピアノ(Disc① 5-11, Disc② 6-10)
鷹羽弘晃:ピアノ(Disc② 1-4)
三宅悠太:ピアノ(Disc② 5)
上田真樹:ピアノ(Disc② 11-16)
 (2013/4/27 かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール ライブ録音)
 日本を代表するプロ合唱団として根強い人気を誇る東京混声合唱団(東混)。待望の新作は、2013年4月に行われた特別演奏会のライブCDです。
 本コンサートは2006年に選考された「親子で歌い継ごう 日本の歌百選」からの選曲。第一部では東混のレパートリーから選りすぐりの楽曲をお届けし、第二部では、篠田昌伸、鷹羽弘晃、三宅悠太、上田真樹という、次代を担う若手作曲家4人が選曲・編曲・コンサート本番でのピアノ伴奏を担当しました。
 日本を代表する合唱指揮者の一人である大谷研二と、気鋭の若手指揮者・松井慶太によるタクトも秀逸。まさに「温故知新」という言葉が相応しい名演です。

※楽譜「混声合唱のための 歌い継ぎたい日本の歌 春夏 編/秋冬 編」(全音楽譜出版社刊 各定価¥1,800+税)も発売中です。













7/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24256
\2600→\2390
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モーツァルト、貴重なKV.107 ピアノ(チェンバロ)協奏曲集録音

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 モーツァルト:
  ヨハン・クリスティアン・バッハのソナタに基づくピアノ(チェンバロ)協奏曲ニ長調KV107-1
   (J.Chr. バッハ:ソナタOp.5-2)
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 ジョヴァンニ・マルコ・ルティーニ:ソナタ ニ長調Op.6-2、ソナタト短調 Op.6-5
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 モーツァルト:
  J.Chr.バッハのソナタに基づくピアノ(チェンバロ)協奏曲ト長調KV107-2
   (J.Chr. バッハ:ソナタOp.5-3)
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 ルティーニ:ソナタ変ホ長調Op.6-6、ソナタ ヘ短調Op.5-5
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 モーツァルト:
  J.Chr.バッハのソナタに基づくピアノ(チェンバロ)協奏曲変ホ長調KV107-3
   (J.Chr. バッハ:ソナタOp.5-4)
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コンチェルト・マドリガレスコ
 【マッシモ・スパドナ(ヴァイオリン)
  リアーナ・モスカ(ヴァイオリン)
  ブルーノ・コセット(チェロ)
  グザヴィエ・プエルタス(ビオローネ)】
ルカ・グリエルミ(チェンバロ、指揮)
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 録音:2010 年、ビビエナ劇場、マントヴァ& 2011 年聖ベルナルディーノ教会、シエナ/65’04

 天才モーツァルトの音楽が生まれる背景となった、音楽家ヨハン・クリスティアン・バッハとジョヴァンニ・マルコ・ルティーニに作品に焦点をあてたアルバム。

 モーツァルトの3 つのピアノ協奏曲KV.107。
 この作品は大バッハの第11 子として生まれたヨハン・クリスティアン・バッハのクラヴィーア・ソナタ作品5 から編曲されたもの。モーツァルトが8 歳の時にロンドンへの演奏旅行中にJ.Chr. バッハと出会いました。モーツァルトは、J.Chr. バッハから先進的な作曲技法を学びとり、この3 つのピアノ(チェンバロ)協奏曲もその一つですが、、J.Chr. バッハのエレガントな旋律法に影響されピアノ・ソナタやピアノ協奏曲を作曲しています。

 そしてルティーニは、当時イタリアで大変人気のあった鍵盤楽器奏者であり作曲家。父レオポルドもルティーニを高く評価し、モーツァルトの自宅にはルティーニのソナタ集があったともいわれており、モーツァルトもルティーニのソナタには早くから親しんでいました。

 演奏は多才な古楽奏者ルカ・グリエルミ。作品の本質を的確に捉え、鮮やかに表現することに長けた現代を代表するチェンバロ奏者です。
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ACC 24292
\2600
ミヒャエル・ハイドン:ディヴェルティメント集
 弦楽四重奏曲 ハ長調P.115
 ディヴェルティメント 変ホ長調
 ディヴェルティメント ハ長調P.110
 ディヴェルティメント ハ長調P.98
ロベルト・センシ(指揮)
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
 【エル・ルイジ・ファブレッティ(オーボエ)、
  ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン)、
  ヨハンナ・ガメリト(ヴィオラ)、
  クリスティアン・フォン・デア・ゴルツ(チェロ)、
  ロベルト・センシ(コントラバス)】
 才能豊かなミヒャエル・ハイドンのディヴェルティメント集

 録音:1997 年8 月プニャーノ、ピサ、イタリア/70’11

 ミヒャエル・ハイドンは、ヨーゼフ・ハイドンの5 つ年下の弟。モーツァルト父子とも親交が深く、モーツァルト自身もミヒャエル・ハイドンの音楽には相当影響されています。例として、モーツァルトの交響曲第37 番として知られていた作品は、ミヒャエル・ハイドンの交響曲第25 番にモーツァルトが書き足したという事実や、モーツァルトの大傑作「レクイエム」は、ミヒャエル・ハイドンの傑作「レクイエム」を手本としたという話など、多くあり、それだけにミヒャエルも兄同様非凡な才能を持った作曲家として近年高く評価されています。ミヒャエル・ハイドンのディヴェルティメントは室内楽形式をとっており、1 本ないしは2 本のヴァイオリン、ヴィオラ、そしてチェロという編成に、イングリッシュホルン(コーラングレ)を組み合わせたもの。詩情豊かで爽やかな作風、よどみなく流れる旋律が美しくまとまった秀作です。演奏は、ロベルト・センシ率いるピッコロ・コンチェルト・ウィーン。ドイツ・カンマーフィルハーモニー管のコンマスであるダニエル・ゼペックも参加する実力派アンサンブルです。




AURIS SUBTILIS

ASC 5058
\2500
チェロ・ソナタ集
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番Op.69
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 ショパン:チェロ・ソナタ
マティアス・ランフト(チェロ)
小笠原智子(ピアノ)
 バンベルク交響楽団のチェリスト、マティアス・ランフト&小笠原智子夫妻によるチェロ・ソナタ集

 録音:2014 年1 月イルムラー・ホール、オットー・フリードリヒ大学、バンベルク/日本語解説付

 バンベルク交響楽団の第1 ソロチェリストであるマティアス・ランフトと、日本人ピアニスト小笠原智子夫妻によるアルバム。
ふたりの音楽活動で重要な作品、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3 番を主軸に、ショパン、ドビュッシーのチェロ・ソナタを収録しています。ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3 番は、19 世紀のチェロ・ソナタの規範となった作品で、チェロ奏者として大切なレパートリーであります。マティアス・ランフトも演奏する度に新しい発見があり、いつでも新鮮な気持ちで取り組めると語っています。またピアノとチェロが旋律楽器として同等に扱われるショパン、自由な形式でしなやかに書かれたドビュッシー、3 つの作品が一つの環となり、完結したアルバムです。

 マティアス・ランフト(チェロ)
 ハンブルク音楽大学、フライブルク音楽大学で学び、後に米・インディアナ大学でシュタルケルに師事。1985 年にバンベルク交響楽団に入団、1991 年から現在に至るまで第1 ソロチェリストとして活躍している。使用楽器は1695 年製作ジョヴァンニ・グランチーノ。

 小笠原智子(ピアノ)
 東京芸術大学卒業後渡独。ベルリン芸術大学、フライブルク音楽大学を卒業。在学中、全ドイツ音楽大学コンクールで第1 位を獲得。ヨーロッパ各地でコンサート活動をしている。ソロだけではなく室内楽分野でも才能を発揮している。




EVIDENCE

フランスのレーベル、EVIDENCEレーベルの扱いを開始します。
フランスの若手を中心としたリリースが予定されています。APARTEレーベルの妹的レーベルです。
EVCD 002
\2600→\2390
ロカテッリの難物「24 のカプリース」仰天の世界初録音!
 ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):
  24のカプリース(カプリッチョ)

  第1番 ニ長調/第2番 ニ長調/第3番 ハ短調/
  第4番 ハ短調/第5番 へ長調/第6番 ヘ長調/
  第7番 ホ長調/第8番 ホ長調/第9番 ハ長調/
  第10番 ハ長調/第11番 ト短調/第12番 ト短調/
  第13番 変ロ長調/第14番 変ロ長調/第15番 ホ短調/
  第16番 ホ短調/第17番 ト長調/第18番 ト長調/
  第19番 ヘ長調/第20番 ヘ長調/第21番 イ長調/
  第22番 イ長調/第23番 ニ長調/第24番 ニ長調
ガブリエル・チャリク(ヴァイオリン)
 フランスの気鋭チャリクが斬る!

 録音:2013 年3,4,5 月、フランス/76' 20"
 楽器:Philippe Miteran 製(モダン仕様)(2007)、弓:Konstantin Cheptitski 製(2011)

 「18 世紀のパガニーニ」、ロカテッリによる難物「24 のカプリース」(カプリース=カプリッチョの仏語)24 曲、全曲一切カットなしの世界初録音盤の登場です!
 ロカテッリは、バロック後期の作曲家ですが、なによりもヴァイオリンのヴィルトゥオーゾでありました。その腕前はコレッリらを凌いだと言われており、「18 世紀のパガニーニ」とも呼ばれます。人々がロカテッリをそう呼ぶきっかけとなった作品のひとつが「ヴァイオリン技法」と題された協奏曲集。これは正確には「ヴァイオリン協奏曲12 曲、およびその独奏カデンツァとしての無伴奏のヴァイオリンのためのカプリッチョ24 曲」と題された曲集。12 の協奏曲に対して24 曲のカデンツァ(カプリッチョ)が存在するのは、それぞれの協奏曲が3 楽章(急‐ 緩‐ 急)から成り、その第1,3 楽章に対してカデンツァ(カプリッチョ)が書かれたから。このカプリッチョ24 曲は、「謎のカプリッチョ(カプリース)」とも呼ばれてきた難物。現代でも演奏不可能に近い超絶技巧が含まれている上、当時の楽器の指板の長さでは不可能と思われる音域が含まれているなど、いくつかの疑問点があるのも事実。1733 年当時に出版された楽譜を、アルバート・ダニングが監修した校訂版がショット社より2002 年に出版されています。
 これまでにいくつか録音も存在していますが、今回のチャリクの録音は、忠実に楽譜を再現、これまで行われてきたカットなどを一切せずに全曲録音した、という意味で世界初録音といえます。曲集をしめくくる最後のカデンツァも、ロカテッリの指示どおり、演奏者自身(チャリク)の創造によるもの。パガニーニも舌を巻きそうな超絶技巧をたっぷりと堪能できる注目の1 枚です!
 ガブリエル・チャリクは1989 年にフランス=ロシア系の家系に生まれました。5 歳でピアノ、9 歳でヴァイオリンを始め、フランス・ヴェルサイユ地方音楽院でアレクサンドル・ブルシロフスキに学びました。各地のコンクールで優勝をかざっている気鋭のヴァイオリン奏者です。鮮烈な音と研ぎ澄まされた音程感覚が魅力の注目株。
 

EVCD 001
\2600
ドビュッシー弦楽四重奏団によるやわらかなシューベルト&
 品格あるヤナーチェク

  シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810「死と乙女」
  ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
ドビュッシー弦楽四重奏団
 〔クリストフ・コレット(Vn)、
  マーク・ヴィエイユフォン(Vn)、
  ヴァンサン・デュレック(Vla)、
  ファブリス・ビアン(Vc)〕
 録音:2012 年9 月

 1990 年に結成されたフランスの名門ドビュッシー弦楽四重奏団による新譜の登場。ドビュッシー弦楽四重奏団は、1990 年、リヨン音楽院の学生たちによって結成されました。エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで優勝以来、世界各地で公演を行っており、これまでに来日もしています。
 名を冠しているドビュッシーやラヴェル、フォーレ作品の演奏はもちろん、ルクー、ラロ、ミヨー、ジョゼフ=エルマン・ボナルの作品にも力を入れています。録音も多く、モーツァルトのレクイエムの弦楽四重奏版の録音でも話題となりました。そんな彼らによるシューベルトの「死と乙女」は、非常にやわらかな仕上がり。ヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」も激情におぼれず品格ある演奏。やわらかみのあるアンサンブルが魅力です。




RELIEF



CR 210307
(6CD)
\5200→\4690
後期3 大交響曲はCD 初出音源!
 フェドセーエフ&モスクワ放送響との集大成
  チャイコフスキー:交響曲全集

チャイコフスキー:
 交響曲第1-6番&マンフレッド&管弦楽曲集/フェドセーエフ

  CD1(78’48)
   交響曲第1番ト短調Op.12「冬の日の幻想」
   交響曲第2番ハ短調Op.17「小ロシア」
  CD2(68’56)
   交響曲第3番ニ長調Op.29「ポーランド」
   夜想曲Op.19-4
   劇付随音楽「雪娘」Op.12(抜粋)
  CD3(73’07)
   交響曲第4番ヘ短調Op.36( CD初出音源:2009年ウィーン)
   幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
  CD4(75’46)
   交響曲「マンフレッド」Op.58
   幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
   ヴォエヴォーダ(地方長官)Op.3(抜粋)
  CD5(67’00)
   交響曲第5番ホ短調Op.64( CD初出音源:2009年ウィーン)
   交響的幻想曲「テンペスト」Op.18
  CD6(76’37)
   交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74(CD初出音源:2009年ウィーン)
   序曲「スペードの女王」Op.68&「イオランタ」Op.69
   幻想序曲「ハムレット」Op.97
ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
 

 録音:1998 年、1999 年、2004 年

 1974 年の就任から音楽監督、首席指揮者としてモスクワ放送チャイコフスキー交響楽団を40 年率いてきたウラジミール・フェドセーエフ。
 このBOXセットは、1998 年、1999 年に録音されたチャイコフスキーの交響曲、及び管弦楽曲をまとめたものですが、交響曲第4、5、6 番は、既発のCD 音源ではなく、2009 年ウィーンのムジークフェラインザールで行われた公演の録音です。フェドセーエフは何度となく、モスクワ放送響とチャイコフスキーの交響曲を演奏・録音していますが、常にオケの統制を取りながらも、正にロシア的な味わいを感じさせてくれます。
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RELIEF/フェドセーエフ・シリーズ
これは聴いておいたほうがいい
何度も何度も聴いてみたくなる
「くるみ割り人形」全曲

CR 991073
(2CD)
\4600→\4190
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」全曲 Op.71
チャイコフスキー(フェドセーエフ編):「眠れる森の美女」からの大組曲
フェドセーエフ指揮
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2003年,1999年
「眠れる森の美女」からの大組曲は以前CR.991055で発売されたものと同じ。フェドセーエフ自身が選曲したもの。


 RELIEF/フェドセーエフ・シリーズの中で抜群の評判なのが「くるみ割り」。前回の名盤よりもいいという話すら聞かれた。そしてその噂はいろいろなところで聞くようになった。
 それでようやく店主も「ほんまかいな」ということで買って聴いてみた。

 そうしたら本当だった。
 「くるみ割り」は、正直、「全曲聞きとおすのは・・・」と躊躇してしまうところがある。これまでマッケラス、プレヴィン、デュトワ、ゲルギエフ、そしてフェドセーエフというそうそうたる指揮者がそれぞれ素敵な名盤を残しているが、そう好き好んで何度も聞こうという気にはならなかった。・・・ところが今回のフェドセーエフの演奏・・・実にいいのである!
 まず最初聴いての感想は、・・・遅い。
 前回の録音と比べるまでもなく、非常にゆったりしたテンポ。もちろん鈍重、という感じではなく、ひとつひとつをしっかりたっぷり歌わせる。そして音楽と音楽の間、旋律と旋律の間、その間の取り方が非常に粋。ついつい急ぎがちになってしまうところを、絶妙のタイミング(ちょっと遅いくらいのたっぷり感)できっちり押さえていく。当然何度も実際の舞台を経験しているにもかかわらず、いやそれだからこそ、ここまで「伴奏音楽」から逸脱したような自信たっぷりの音楽運びができるのだろう。前回の録音も、たくましい推進力と素朴なほどのストレートさでなかなか聴かせてくれたが、今回の録音はそこに味とコク、色艶がたっぷりたっぷりプラスされている。

 信じられないかもしれないが、あんまり素敵過ぎてこの3日間で10回以上も聴いてしまった。何度も何度も聴いてみたくなる「くるみ割り」全曲なんて、これまでの自分だったら信じられなかった。





SIMAX


PSC 1332
\2600
3バージョンのホルベア変奏
 グリーグ:
  (1)組曲《ホルベアの時代から》Op.40(弦楽オーケストラのための)
  (2)組曲《ホルベアの時代から》Op.40(ピアノのための)
 (3)エルレン・スクームスヴォル(1969-)/グリーグ:
  スクームスヴォルのホルベア変奏(ピアノと弦楽オーケストラのための)
(1)(3)1B1 室内管弦楽団
(1)(3)ヤン・ビョーランゲル(リーダー)
(2)クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
(3)エルレン・スクームスヴォル(ピアノ)
 グリーグの傑作「ホルベア」を3 バージョン収録したユニークなアルバム

 録音:2014 年1 月2 日-5 日、2 月24 日-26 日 スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)/60’36

 このアルバム『ホルベア変奏』は、2014 年のスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルと関連して制作されました。弦楽オーケストラ版、ピアノ版、そしてジャズミュージシャンと室内アンサンブルが共演する《スクームスヴォルのホルベア変奏》と、「姿を変えた」3 つのバージョンを収録。《ホルベアの時代から》のユニークさと魅力を、角度を変えて眺め、「素材」としての可能性も探ります。
 グリーグの組曲《ホルベアの時代から》は、啓蒙主義時代の作家ルズヴィ・ホルベア(1684-1754)の生誕200 年にあたる1884 年に作曲されました。ホルベアがグリーグと同じベルゲンに生まれたのは、ノルウェーとデンマークが連合王国だったころ、「バロック」と「啓蒙主義」の時代。グリーグのこの作品は「古い様式の組曲」の副題をもち、クープラン、ラモー、J・S・バッハといった「ホルベアの時代」の作曲家たちが書いた舞曲のスタイルと「ノルウェーの音楽家」グリーグの語法が「時代を超えて」結びつけられています。
 まずピアノのための版が作曲され、モニカ・ニッセンによる初演の後、翌1885 年、グリーグ自身が弦楽オーケストラのために編曲、みずから初演の指揮を執りました。
 「ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」グリーグが、技巧と想像力を駆使し、ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿って書いたピアノ版。「牧草地に放たれ春の日の歓びを満喫する子馬たちのように」弦楽器奏者たちが優雅な主題を演奏する弦楽オーケストラ版。《ホルベアの時代から》は、グリーグの作品群、そしてノルウェーの音楽史のなかでも際立ってユニークな作品です。
 《スクームスヴォルのホルベア変奏》は、「プログレッシヴなアンサンブル」を掲げる 1B1 が《ホルベアの時代から》を素材に「即興の遊戯」に挑戦した「作品」です。「recompose(作り直す、組み替える)」「improvise(即興演奏する)」「variation(変奏)」を組み合わせた造語「Recomprimprovariations」(再構築即興変奏)を副題に、作曲家、ピアニスト、指揮者、編曲者としてジャズシーンに活躍するエルレン・スクームスヴォル Erlend Skomsvoll(1969-)が「パイロット」役を担い、1B1 と一緒に「オーケストラの即興」を楽しむという趣向です。
 演奏は、スタヴァンゲルの弦楽アンサンブル、1B1 により演奏されます。ビェルグステ1 番地(Bjergsted 1)を本拠とするこのモダン楽器アンサンブルは、スタヴァンゲルが2008 年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際、スタヴァンゲル大学で教える音楽家と最優秀の学生たちにスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設されました。




CORO



COR 16121
(3CD/特別価格)
\5100→\4690
ザ・シックスティーン
 ヘンデル新録音は豪華ソリストが集う《イェフタ》!

  ヘンデル:オラトリオ《イェフタ》
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
マシュー・ブルック(バリトン)
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)
 ザ・シックスティーンが歌うヘンデル!新録音は豪華ソリストが集う《イェフタ》!

 2009年の英グラモフォン賞で2冠に輝いた「戴冠式アンセム集」(COR 16066)を筆頭に、「メサイア」(COR 16062)や「サウル」(COR 16103)など、名演揃いのザ・シックスティーン&ハリー・クリストファーズの「ヘンデル」。
 ザ・シックスティーンが歌うヘンデルの新録音は、現代有数のヘンデリアンたちが集う「イェフタ」!
 ザ・シックスティーンの「イェフタ」では、イェフタ役にはジェイムス・ギルクリスト、ストルジェ役にはスーザン・ビックリー、イフィス役にはソフィー・ベヴァン、さらには世界有数のカウンターテナーであるロビン・ブレイズ、ザ・シックスティーン、タリス・スコラーズ、テネブレなどで大活躍中のソプラノ、グレース・デイヴィッドソンなど、これまでのヘンデルにも増して豪華で魅力的な陣容が実現!
 健康悪化、視力の低下と闘いながら作曲を行い、失明前に書かれた最後の大作となったオラトリオ「イェフタ」を、ヘンデルの音楽の伝道師たち、ザ・シックスティーンの至上のハーモニーで ——。







SIGNUM


SIGCD 381
\2400
ジャクソン:エアプレーン・カンタータ 〜
 鳥の声/ルチル・リン/
 エアプレーン・カンタータ*/
 ウィンター・ヘヴンズ/合唱交響曲
BBCシンガーズ、
レックス・ローソン(ピアノラ)*
デイヴィッド・ヒル(指揮)
ジェームズ・モーガン(指揮)*
 BBCシンガーズが歌うジャクソン!"ピアノラ" をフィーチャーしたカンタータ!

 北大西洋の英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソン(1962−)。イギリスの大聖堂聖歌隊や大学の合唱団によって続々と歌われ、日本でもチルコットやローリゼン(ラウリッドソン)などに続く作曲家として注目を集めているジャクソンの合唱作品。2010年からガブリエル・ジャクソンがアソシエイト・コンポーザーを務めるBBCシンガーズによる録音が登場。メイン・タイトルとなる「エアプレーン・カンタータ(飛行機カンタータ)」は、BBCシンガーズによって2011年に初演された作品で、ピアノラ(自動ピアノ)がフィーチャーされたユニークなカンタータ。
 

SIGCD 370
\2400
わが愛する者の声 〜 聖なる愛の歌
 ブリュメル:百合のように/
 ウォーカー:リンゴの木のように/
 ハドリー:わが愛する者語りて/
 デュリュフレ:ウビ・カリタス/
 スケンプトン:
  ライズ・アップ・マイ・ラヴ、ハウ・フェア・イズ・ザイ・ラヴ、
  マイ・ビラヴド・イズ・ゴーン・ダウン、
  ハウ・フェア・アンド・ハウ・プレゼント/
 マーリー:セット・ミー・アズ・ア・シール/
 クレメンス・ノン・パパ:われは野の花/
 ヴィエルヌ:幻想的小品集より オーバード/
 ウィラン:
  ライズ・アップ・マイ・ラヴ、
  アイ・ビヘルド・ハー・ビューティフル・アズ・ア・ダヴ/
 カザルス:私は黒い/
 リバフレチャ:わが魂/
 グリーグ:ハウ・フェア・イズ・ザイ・フェイス/
 ベアストウ:アイ・サット・ダウン・アンダー・ヒズ・シャドウ/
 ウォルトン:セット・ミー・アズ・ア・シール/
 フィンジ:マイ・ラヴリー・ワン/
 ウェズリー:ブレスド・ビー・ザ・ゴッド&ファザー
マーク・ウィリアムズ(指揮)
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団
ロバート・ディクソン(オルガン)
ベンジャミン・モリス(オルガン)
 15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。マーク・ウィリアムズとの録音第3弾では、ブリュメルやクレメンス・ノン・パパからデュリュフレ、グリーグ、フィンジ、そして現代のハワード・スケンプトン、ロバート・ウォーカー、ニコ・マーリーまで、国も時代も問わない「愛の歌」を歌う。
 
SIGCD 387
\2400
クリスマス・キャロル、ア・セレブレーション
 久しく待ちにし/もみの木/柊と蔦は/三隻の船/
 ああベツレヘムよ/もろびと声あげ/むかし野におりて/
 荒野の果てに/クリスマスの12日/御使いうたいて/
 メリー・クリスマス/春のキャロル/他
アンドルー・ガント(指揮)
ヴォックス・トゥルトゥリス
 英国王室礼拝堂のオルガニストや聖歌隊指揮者も務める現代作曲家、アンドルー・ガント。今年後半に出版される予定のガントの新しい本「Christmas Carols, A Celebration」に合わせて発売となるクリスマス・キャロル集。
 

SIGCD 386
\2400
クリスマスの夜に
 カークパトリック:飼い葉の桶で/
 伝承曲(ピアサル編):もろびと声あげ/
 ウェイド:神の御子は今宵しも/
 ロバーツ:ホープ・ファインズ・ア・ウェイ/
 グルーバー:きよしこの夜/
 伝承曲(ウィルコックス編):サセックス・キャロル/
 ロバーツ:ヤドリギ/ガントレット:ダビデの村に/
 ローリゼン:おお、大いなる神秘/伝承曲:世の人忘るな/
 伝承曲(ウッド編):ディンドン空高く/
 ブレイン&マーティン(グリットン編):
  ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス/
 ブリテン:キャロルの祭典
アルモニコ・コンソート
クリストファー・モンクス(芸術監督)
 名匠デイヴィッド・ヒルの薫陶を受けたクリストファー・モンクスが創設し、2001年にデビューを飾ったアルモニコ・コンソートによるクリスマス・アルバム。
 ルネサンスとバロックの音楽を得意としながら、幅広いレパートリーも定評のあるアルモニコ・コンソートらしく、人気のクリスマス・キャロルからブリテンの「キャロルの祭典」、ローリゼンの「おお、大いなる神秘(オー・マニュム・ミステリウム)」や、映画「若草の頃」でジュディ・ガーランドが歌いヒットしたクリスマスソング「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」など多彩。




ODRADEK RECORDS

 アメリカの新しいマイナー・レーベルODRADEK RECORDS を取り扱うことになりました。
 ODRADEK(オドラデク)とはカフカの小説に出てくる得体の知れない生物とのことです。営利よりもあまり知られていなくても質の高い演奏家・作品にこだわってCD を製作することを目標としています。
 タイトル数はまだ12と少ないですが、黒田亜樹の新譜「20 世紀ピアノ・トランスクリプション」のような注目盤も登場しています。
 他にも「シェーンベルク:ピアノ作品全集」や「三善晃作品集」など渋いながら価値あるアルバムや、樋尾真澄・美保(ピアノ連弾)や小島由記子(ピアノ)と日本人アーティストも登場しています。現在はピアノ作品が中心のラインナップですが、オーケストラ作品のリリースも予定され、将来が楽しみなレーベルです。


ODRCD 312
\2400→\2190
「火の鳥」〜20世紀音楽ピアノのための編曲集
 マーラー(杉山洋一編):スーパー・アダージェット 間奏曲XIII
 ストラヴィンスキー(グイド・アゴスティ編):
  「火の鳥」〜「カスチェイの凶悪な踊り」「子守歌」「フィナーレ」
 ドビュッシー(レナード・ボーウィック編):牧神の午後への前奏曲
 シェーンベルク(エドゥアルド・シュトイアマン):室内交響曲第1番
黒田亜樹(Pf)
 録音:2013年9-10月
 黒田亜樹の注目の最新録音!火の鳥、牧神、マーラー&シェーンベルク

 現代音楽と得意とする黒田亜樹の興味深いアルバムがODRADEK レーベルから発売になりました。黒田は東京芸大卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程を最高位終了。現在はミラノ在住。クラシックだけではなくピアソラやEL&P、ゲーム音楽のような非クラシックのアルバムを発表したり、そうかと思えばブルグミュラーの練習曲を録音するなど幅広いレパートリーを持つユニークな演奏家です。
 このアルバムも20 世紀の管弦楽名曲を編曲したものですが、マーラーの交響曲第5 番のアダージェットを杉山洋一(黒田の夫君でドナトーニの弟子)が編曲した「スーパー・アダージェット」は原曲にとらわれない斬新なもの。他の作品はいずれもヴィルトゥオーゾ・ピアニストが編曲したもので、非常に聴きごたえのあるものとなっています。ピアノ・ファン、20 世紀音楽ファンには楽しめること間違い無しの1 枚です。
 
ODRCD 300
\2400
「シェーンベルク:ピアノ作品全集」
 3つのピアノ曲Op.11/6つの小品Op.19/5つのピアノ曲Op.23/
 ピアノ組曲Op.25/ピアノ曲Op.33a/ピアノ曲Op.33b
ピナ・ナポリターノ(ピアノ)
録音:2011年8月
 
ODRCD 301
\2400
「ピアノ・デュオ樋尾真澄&美保」
 (1)ストラヴィンスキー:春の祭典
 (2)ヒンデミット:4手のためのソナタ(1938)
 (3)ラヴェル:スペイン狂詩曲
ピアノ・デュオ樋尾真澄&美

録音:2011年8月
 
ODRCD 302
\2400
「音楽のおもちゃ」
 (1)グバイドゥーリナ:音楽おもちゃ箱(1969)
 (2)チン・ウンスク:6つの練習曲(1995-2003)
 (3)リゲティ:ムジカ・リチェルカータ(1951-53)
傳美兒(フー・メイイー,ピアノ)
録音:2011年12月
 
ODRCD 303
\2400
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
リスト:3つのペトラルカのソネットS.161
グラナドス:「ゴイェスカス」より「愛と死」Op.11-5
ドメニコ・コディスポティ(ピアノ)
録音:2011年12月
 
ODRCD 304
\2400
ベートーヴェン:エロイカの主題による変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35
シューマン:交響的練習曲Op.13
リュドミラ・ゲオルギエフスカ(ピアノ)
 
ODRCD 305
\2400
「スクリャービン:トラヴェル・プレリュード」
 スクリャービン:
  24の前奏曲Op.11/6つの前奏曲Op.13/5つの前
  奏曲Op.15/5 つの前奏曲Op.16/7つの前奏曲Op.17
ハビエル・ネグリン(ピアノ)
 

ODRCD 306
\2400→\2190
「三善晃:ピアノ作品集」
 (1)ピアノ・ソナタ(1958)
 (2)ピアノのためのプレリュード「シェーヌ」(1973)
 (3)アン・ヴェール(1980)
 (4)ピアノのために—円環と交差—(1995/98)
小島由記子(ピアノ)
(日本語解説付き)
 
ODRCD 307
\2400
「破片(SPLINTERS)」〜20世紀ハンガリーのピアノ作品集
 クルターグ:破片Op.6/d(4曲)/練習曲集第2巻より「フェム」/
 コダーイ:ドビュッシーのモチーフによる瞑想曲/7つのピアノ曲/
 ライタ:「物語」より「秋と野原の・・・」Op2-10/
 バルトーク:3つのブルレスクOp.8c/
 イェネイ:リチェルカーレ/砂漠のアルチュール・ランボー/
 チャポー:究極の目標
マリアン・マルツズィ(ピアノ)
 
ODRCD 308
\2400
「ジュビリー」
 リンドベルイ:ジュビリーズ(2000)
 ジョージ・ベンジャミン:シャドーラインズ(2001)
 ジョージ・キング:6つの練習曲(2003)
 フィリップ・キャシアン:
  ベン・ハートレーの絵画に基づく6つの小品(2004-07)
ジョージ・キング(ピアノ)
 

ODRCD 309
\2400→\2190
「リスト:ヴェルディによるパラフレーズ&編曲作品全集」
 (1)「ドン・カルロ」より祝典の合唱と葬送行進曲S.435
 (2)「十字軍のロンバルディア人」よりサルヴェ・マリアS.431
 (3)「リゴレット」から四重唱によるパラフレーズS.434
 (4)「エルナーニ」による演奏会用パラフレーズS.432
 (5)「トロヴァトーレ」からミゼレーレによるパラフレーズS.433
 (6)「シモン・ボッカネグラ」の回想S.438
 (7)「アイーダ」の主題によるパラフレーズS.436
リナルド・ゾック(ピアノ)
 

ODRCD 311
\2400→\2190
ババジャニアン:エレジー、即興曲、ヴァガルシャパトの踊り
マンスリアン:低い音域のための3つの小品
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番Op.12
ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ(1924)
ディアナ・ガブリエリアン(ピアノ)




ORF


ウィーン放送交響楽団ライヴ!待望の分売!

 ORF製作の「myRSO ウィーン放送響ライヴBOX(24枚組)」が分売になりました。2枚ずつ組になった12セットが一挙発売です。
 このシリーズは1枚ずつテーマをつけて凝った選曲がなされています。古典から映画音楽まで幅広い選曲ですが、ウィーン放送交響楽団(旧ORF交響楽団)は放送オーケストラだけあって得意としている現代音楽の比率も高くなっています。
 現首席指揮者コルネリウス・マイスターを中心としたラインナップですが、歴代の首席指揮者(ミラン・ホルヴァート/レイフ・セーゲルスタム/ローター・ツァグローセク/ピンカス・スタインバーグ/デニス・ラッセル・デイヴィス/ベルトラン・ド・ビリー)も全員登場します。また曲数は少ないですが、レナード・バーンスタイン、ミヒャエル・ギーレン、大野和士、ロヴロ・フォン・マタチッチ、シルヴァン・カンブルラン、ダヴィッド・オイストラフなどの名指揮者・名ソリストも登場しますので、よーく目をこらしてラインナップを見てみてください。
 各作品が演奏される前にドイツ語で解説が入っているという、ラジオ放送そのままのような編集になっています。
 


CD 3157
(2CD)
\3400→\3090

・CD1「エクスタシー」
 (1)ラヴェル:ボレロ
 (2)オネゲル:パシフィック231
 (3)スクリャービン:「法悦の詩」
 (4)ヴァレーズ:アメリカ
・CD2「ナハトムジーク」
 (5)メンデルスゾーン:
  「真夏の夜の夢」より(序曲/道化の踊り/スケルツォ/結婚行進曲)
 (6)シェーンベルク:浄められた夜
 (7)ムソルグスキー:禿山の一夜
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り

(1)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:2012年8月31日
(2)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2007年5月15日
(3)デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:1997年5月14日
(4)ミヒャエル・ギーレン(指揮)
 録音:1990年4月5日
(5)ミヒャエル・ボーダー(指揮)
 録音:2004年5月14日
(6)パトリック・ランゲ(指揮)
 録音:2012年4月13日
(7)大野和士(指揮)
 録音:2005年11月18日
 


CD 3158
(2CD)
\3400→\3090
・CD3「展覧会の絵」
 (1)ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
 (2)ドビュッシー:海
 (3)ハウベンストック=ラマティ:タブローⅠ
・CD4「ボヘミアとモラヴィア」
 (4)スメタナ:モルダウ
 (5)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
 (6)マルティヌー:交響曲第1番H.289
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)(6)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:(1)2011 年10 月20 日
 録音:(6)2010 年12 月10 日
(2)パトリック・ランゲ(指揮)
 録音:2012 年4 月13 日
(3)ベアト・フラー(指揮)
 録音:2010 年11 月19 日
(4)ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
 録音:1982 年1 月15 日
(5)ミラン・ホルヴァート(指揮)
 録音:1971 年2 月23 日
 


CD 3159
(2CD)
\3400→\3090

・CD5「物語」
 (1)デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 (2)ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」
・CD6「レッツ・ダンス」
 (3)チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
 (4)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
 (5)ラヴェル:ラ・ヴァルス
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り

(1)(2)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:(1)2011 年9 月18 日
 録音:(2)2010 年5 月30 日
(3)ピンカス・スタインバーグ(指揮)
 録音:1995 年12 月20 日
(4)ミヒャエル・ボーダー(指揮)
 録音:1997 年2 月19 日
(5)ミラン・ホルヴァート(指揮)
 録音:1971 年5 月4 日
 


CD 3160
(2CD)
\3400→\3090
・CD7「欲望のワルツ」
 (1)ヨハン・シュトラウスII:「こうもり」序曲
 (2)ヨハン・シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」
 (3)ヨハン・シュトラウスII:ポルカ「クラプフェンの森で」
 (4)ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
 (5)ヨハン・シュトラウスII:ポルカ・シュネル「狩り」
 (6)ランナー:ワルツ「ロマンティックな人びと」
 (7)ヨハン・シュトラウスI:ワルツ「夏の夜の夢」
 (8)ヨハン・シュトラウスII:カドリーユ「仮面舞踏会」
 (9)リーム:憧れのワルツ
・CD8「ハリウッドのウィーン」
 (10)マックス・スタイナー:ワーナー・ブラザーズ・ファンファーレ
 (11)マックス・スタイナー:「風と共に去りぬ」
 (12)コルンゴルト:「シーホーク」
 (13)ローザ:「ベン・ハー」〜戦車レースへのパレード
 (14)ブルース・ブロートン:「シルヴァラード」〜メインタイトル
 (15)ジョン・バリー:「ジェームズ・ボンド」組曲
 (16)アラン・シルヴェストリ:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
 (17)ジョン・ウィリアムズ:「ジュラシック・パーク」
 (18)ジョン・ウィリアムズ:「インディ・ジョーンズ」
 (19)クラウス・バデルト:「パイレーツ・オブ・カリビアン」
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)-(5)マンフレート・ホーネック(指揮)
 録音:1989 年9 月
(6)-(9)ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
 録音:2001 年1 月26 日
(10)-(13)(17)-(19)
 ジョン・アクセルロッド(指揮)
(14)ブルース・ブロートン(指揮)
(15)ニコラス・ドッド(指揮)
(16)アラン・シルヴェストリ(指揮)
 (10)-(16)録音:2009 年10 月14 日、
 2010 年9 月16 日、2011 年9 月23 日
 


CD 3161
(2CD)
\3400→\3090
・CD9「光の中の闇」
 (1)ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調op.141
 (2)ウストヴォルスカヤ:交響曲第3番「救世主イエスよ、われらを救いたまえ」
・CD10「ディオニソスとアポロ」
 (3)ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
 (4)ヘルマン・ニッチュ:
  交響曲第9番「エジプト人」〜ウィーン放送響のためのミニチュア
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:2010 年11 月26 日
(2)デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:1998 年11 月6 日
(3)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:2012 年9 月3-6 日
(4)ゴットフリート・ラブル(指揮)
 録音:2009 年9 月29 日
 



CD 3162
(2CD)
\3400→\3090

・CD11「大西洋横断」
 (1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
 (2)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
・CD12「アメリカに生まれて」
 (3)バーンスタイン:「クワイエット・プレイス」第3幕への前奏曲
 (4)バーバー:弦楽のためのアダージョ
 (5)コープランド:市民のためのファンファーレ
 (6)アイヴズ:答えのない質問
 (7)フェルドマン:コプトの光
 (8)ジョン・アダムズ:チェアマン・ダンス
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2008 年2 月22 日
(2)パスカル・ロジェ(ピアノ)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2007 年3 月7、8 日
(3)レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1986 年10 月14 日
(4)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2003 年1 月9 日
(5)デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:2001 年7 月30 日
(6)シルヴァン・カンブルラン(指揮)
 録音:1997 年11 月6 日
(7)ベアト・フラー(指揮)
 録音:2010 年11 月19 日
(8)デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:1998 年2 月8 日
 


CD 3163
(2CD)
\3400→\3090
・CD13「子供のための音楽」
 (1)プロコフィエフ:ピーターと狼
 (2)ラヴェル:マ・メール・ロワ
 (3)ブリテン:青少年のための管弦楽入門
・CD14「いたずらっ子たち」
 (4)R.シュトラウス:
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
 (5)コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
 (6)HKグルーバー:フランケンシュタイン!!
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ミヒャエル・ヘルタウ(語り)
 ピンカス・スタインバーグ(指揮)
 録音:1995 年12 月20 日
(2)(4)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:(2)2010 年5 月12 日
 録音:(4)2010 年1 月22 日
(3)ピンカス・スタインバーグ(指揮)
 録音:1993 年1 月5 日
(5)ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
 録音:2011 年6 月9 日
(6)HK グルーバー(シャンソニエ)
 デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:1999 年5 月2 日
 


CD 3164
(2CD)
\3400→\3090
・CD15「スターたち」
 (1)J.S.バッハ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
 (2)モーツァルト:アノ協奏曲第27番 K.595
 (3)ルトスワフスキ:チェロ協奏曲 (1969/70)
・CD16「欲望の天使」
 (4)コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
 (5)ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
 (6)ヤナーチェク:ヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ダヴィド・オイストラフ(Vn、指揮)
 イーゴリ・オイストラフ(Vn)
 録音:1974 年5 月23 日
(2)フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
 ミラン・ホルヴァート(指揮)
 録音:1970 年1 月27 日
(3)クリスティアン・ポルテラ(Vc)
 ヤク・ヴァン・ステーン(指揮)
 録音:2008 年11 月
(4)セルゲイ・スタドレル(Vn)
 ピンカス・スタインバーグ(指揮)
 録音:1995 年5 月7 日
(5)モレート・マックラン(Vn)
 ウルフ・シルマー(指揮)
 録音:1995 年2 月14 日
(6)エルンスト・コヴァチッチ(Vn)
 マンフレート・ホーネック(指揮)
 録音:1988 年11 月29 日
 


CD 3165
(2CD)
\3400→\3090
・CD17「情緒と影響(アフェクトとエフェクト)」
 (1)シューベルト:交響曲第7 番「未完成」
 (2)チェルハ:シュピーゲルVI、VII
 (3)ゲルト・キューア:嘆きと安らぎ〜大管弦楽のためのエレジー
・CD18「告白」
 (4)シベリウス:交響曲第5 番変ホ長調 op.82
 (5)バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2008 年6 月29 日
(2)(5)コルネリウス・マイスター(指揮)
 (2)録音:2011 年10 月20 日
 (5)録音:2011 年6 月27-30 日
(3)ローター・ツァグロゼク(指揮)
 録音:1984 年6 月8 日
(4)レイフ・セーゲルスタム(指揮)
 録音:1975 年10 月31 日
 


CD 3166
(2CD)
\3400→\3090
・CD19「最愛のピアノ」
 (1)シューマン:協奏曲断章ニ短調(復元&補筆:ヨゼフ・デ・ベーンホウヴァー)
 (2)クララ・シューマン・ヴィーク:
  協奏曲断章イ短調(オーケストレーション:ロベルト・シューマン)
 (3)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15
・CD20「交響的牧歌」
 (4)クルト・シュヴェルツィク:シュルンプ交響曲op.80
 (5)ハイドン:交響曲第92番 「オックスフォード」
 (6)プロコフィエフ:交響曲第1番「古典交響曲」
 (7)ワーグナー:ジークフリート牧歌
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)(2)レフ・ヴィノクール(ピアノ)
 ヨハネス・ヴィルドナー(指揮)
 録音:(1)2009 年8 月20 日、
 録音:(2)2009 年11 月24 日
(3)ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
 キリル・ペトレンコ(指揮)
 録音:2002 年4 月7-11 日
(4)(5)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:(4)2010 年9 月18 日
 録音:(5)2012 年9 月2 日
(6)ミラン・ホルヴァート(指揮)
 録音:1975 年4 月2 日
(7)ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
 録音:2011年6月9日
 


CD 3167
(2CD)
\3400→\3090
・CD21「20世紀の音楽」
 (1)ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6
 (2)クルターグ:ステーレ(墓碑)op.33 (1994)
 (3)シュトックハウゼン:グルッペン〜3群のオーケストラのための作品6
 (4)メシアン:ほほえみ (1989)
・CD22「クラングシュピーゲル(響鏡)」
 (5)グバイドゥーリナ:ヴァイオリン協奏曲「オッフェルトリウム」(1980)
 (6)ゲオルク・フリードリヒ・ハース:ヴァイオリン協奏曲
 (7)オルガ・ノイヴィルト:サン・ソレイユ (1994)
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ベアト・フラー(指揮)
 録音:2010 年11 月19 日
(2)ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
 録音:1996 年6 月3 日
(3)ルペルト・フーバー(指揮)
 ジャン・ドロワイエ(指揮)
 マティアス・ヘルマン(指揮)
 録音:2008 年11 月7 日
(4)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2008 年5 月30 日
(5)ベンヤミン・シュミット(Vn)
 ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2007 年1 月19 日
(6)エルンスト・コヴァチッチ(Vn)
 フリードリヒ・チェルハ(指揮)
 録音:2007 年10 月6 日
(7)トリスタン・ミュライユ(オンド・マルトノ)
 フランソワーズ・ペリー(オンド・マルトノ)
 フリードリヒ・ゴルトマン(指揮)
 録音:1994 年10 月8 日
 


CD 3168
(2CD)
\3400→\3090
・CD23「母なる自然」
 (1)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」
 (2)ジェルジ・リゲティ:アトモスフェール
 (3)ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌
 (4)シェーンベルク:「自然」op.8-1〜6つのオーケストラ
歌曲より
・CD24「全世界」
 (5)マーラー:交響曲第5 番嬰ハ短調
 (6)ケージ:4分33秒
 ※各作品演奏前にドイツ語による曲目解説入り
(1)ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
 録音:2008 年2 月2-5 日
(2)ミヒャエル・ボーダー(指揮)
 録音:2003 年10 月31 日
(3)ミヒャエル・ギーレン(指揮)
 録音:1995 年3 月31 日
(4)ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ)
 デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
 録音:1999 年5 月20 日
(5)(6)コルネリウス・マイスター(指揮)
 録音:(5)2011 年3 月25 日
 録音:(6)2012 年10 月11 日


<国内盤>


GRAMOLA


GRML98984
(国内盤)
\2800+税
ベルク、ブラームス、ベートーヴェン、バティック
 〜ウィーンの作曲家たち、ピアニストたち 伝統と、新機軸と〜

 アルバン・ベルク(1885〜1935):
  ①ピアノ・ソナタ 作品1
 ローラント・バティック(1961〜):
  ②パトリツィアのためのワルツ(ワルツ・フォー・パトリツィア)
 ブラームス(1833〜1897):
  ③四つのピアノ曲 作品119
 ベートーヴェン(17701827):
  ④ピアノ・ソナタ 第32 番 ハ短調 作品111
ユウコ・バティック(ピアノ)
 ウィーンの名手ローラント・バティックのかたわら、日本の名手が鮮やかに織り上げるプログラム“音楽の都ウィーン”に息づく伝統の意外な側面を描き出す“B”の作曲家たちの至芸。
 隠れファンも多いベルクの名品やブラームス晩年の逸品、楽聖最後のソナタ、そしてバティック...!
 ヨーロッパに冠たる音楽都市ウィーンが、早くからピアノという楽器の歴史とわかちがたく結びつけられた場所でありつづけてきたことは、皆様もご存知の通り。古くはヴァルターやシュトライヒャーやグラーフ、そしてベーゼンドルファー...と折々に超一流のピアノ工房・ピアノメーカーを輩出するかたわら、彼らの楽器に刺激を受けた作曲家たち——ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴェーバー、ブラームス...——が続々、前の時代にはなかったようなピアノ曲を世に送り出し、この楽器の流行と普及の波に乗りながら、それぞれの存在感をひときわ強く欧州人たちの心に刻みつけてきたのでした。それだけではありません——巨匠・名手・名工たちのひしめきあう場所に、意欲あふれる新世代の天才たちも続々集まってきたからこそ、その水準の高さが常に保たれつづけてきたのです。
 プラハやベルリンでも活躍したグリュンフェルト、マーラーの師エプシュタイン、あるいはリリー・クラウスやイングリット・ヘブラー、“三羽烏”グルダにデームス、バドゥラ=スコダ、そして20 世紀末以来の新たな巨匠たち、ローラント・バティックやシュテファン・ヴラダー...しかし彼らウィーンのピアニストたちは、時として自ら作曲家でもありました。
 モーツァルトやベートーヴェンがそうであったように、19 世紀の才人らしく演奏時の即興的なセンスにもすぐれていたグリュンフェルトは、ウィンナワルツの傑作に基づくパラフレーズなど自ら多くの楽譜を世に送り出していますし、フリードリヒ・グルダやイェルク・デームスも、それぞれ個性ある作曲家としての顔を持っています。そうした系譜に連なるひとりが、日本でも稀代のモーツァルト解釈者として高い評価を博しているローラント・バティック。
 Camerata レーベルからリリースされてきたソナタ全曲録音への賞賛はもとより、日本での教育活動を通じて数々の門弟を育ててきた名教師でもあるこの名手、実はパートナー(連弾などのデュオ・パートナーでもあります)のユウコ・バティック氏もまたユニークな才人だったことが、Gramola レーベルからリリースされたこの1枚で明らかになりました。個性的な選曲にもその片鱗は窺えるかと思いますが、そこで演奏されてゆくのは、確かに「ウィーンのピアノ芸術」にほかならないのに、それぞれの意味で決してウィーンにとどまらない、音楽史に大きな足跡を残した独特の作品が続々——ブラームス晩年の、極限までむだをそぎ落としたようなピアノ芸術の至芸、ベートーヴェンが最後に手がけたソナタの壮大な内宇宙(プログラムの最後であの優美な調べにたどりついたときの、そしてその深い世界がどこまでも追及されてゆくときの、なんという充実感...)、あるいはやがて十二音技法へと向かう新ウィーン楽派の異才ベルクが残した、隠れファンも多い異色のソナタの形式感、浮遊感。そして、19 世紀以来ウィーンの代名詞である、つかのまの遊興に心を預けるための音楽、ワルツ...それを書いたのはほかでもない、現代ウィーン屈指のピアニスト=作曲家、彼女のパートナーたるローラント・バティックその人。みな、伝統の末にありながらそれぞれに未来を見据えていた作品の魅力を、細やかなピアニズムと美しいスケール感であざやかに描き出してゆくピアニズム、よく聴き究めてゆきたいものです。




PAN


PC10302
(2CD)
(国内盤)
\3400+税
ロテム『ヨセフとその兄弟』
 〜初期イタリア・バロック様式による新作オラトリオ!〜

エラム・ロテム(1984〜):
 『ヨセフとその兄弟』〜初期イタリア・
 バロック様式によるヘブライ語オラトリオ
エラム・ロテム(Bs 独唱・cmb・総指揮)
Ens.プロフェティ・デッラ・クインタ(古楽器使用)
ドロン・シュライファー、ダヴィッド・フェルドマン(男声高音)ディーノ・リュティ(男声アルト)
ダン・ドゥンケルブルム(テノール)エラム・ロテム(バス)
器楽合奏:ヴァイオリン2、キタローネ/バロックギター、バス・ガンバ/リローネ、オルガン/レガール、チェンバロ
 古楽解釈には、即興演奏がつきもの——否、即興とは「その場での作曲術」にほかならない。
 聖書のことばをそのまま用い、オラトリオ全編を1600年頃の様式で「新たに作曲」!
 バロック初期の「歌射ながら語る」様式をそのまま伝える、最前線の古楽奏者たちの快挙!
 バッハ以前、つまり17 世紀以前のバロック音楽というものが、基本的に「即興」をとても大切にしていたということは、古楽ファンなら誰しもよくご存知でしょう——
 バッハの鍵盤楽曲でも、くりかえしがあるところでは必ず最初とは違う弾き方にして、演奏者のセンスを示さなくてはならなかったのです。そういう“当時の奏法”を専門的に学んでいる古楽奏者たちは、おのずと17 世紀以前の音楽がどういうしくみで組み立てられているか、つまり当時の作曲理論とはどういうものかを学ぶことになるのですが、その技芸をふかく追求すれば、17 世紀以前のスタイルで完全に新しい作品を新創作できることになるわけです。
 と書くのは簡単ですが、じっさいに作品を書き上げるとなるとそう簡単にはいかない——しかしヨーロッパ古楽演奏の最前線では、すでにそうしたことは夢物語ではなくなってきているのだ、ということが、この驚異の2枚組オラトリオ・アルバムではっきりすることでしょう。
 即興をとても大切にしているイタリアの異才古楽ユニット・アッコルドーネのブレーンである鍵盤奏者=アレンジャーのグイード・モリーニも、自らの創作でオラトリオを書いていますが、そちらは古楽に必ずしもこだわりすぎない、より幅広いパースペクティヴでの作曲様式が使われていたところ(MCYP1656・日本語解説付にて発売中)、ここでは古楽教育の中心地バーゼルで活躍する異才チェンバロ奏者=歌手エラム・ロテムが、なんと全編を1600年前後のイタリア初期バロック様式そのままで作曲したオラトリオが聴けるのです!
 題して『ヨセフとその兄弟』—-旧約聖書「創世記」に出てくる感動的な物語を、アンサンブルの主宰者エラム・ロテムが全編、カヴァリエーリ流儀の作曲手法で、5人の歌手と器楽合奏のための作品として仕上げたその音楽は、なにも予備知識なしに聴いたら決して21 世紀の新創作とは思われないであろう、みごとな完成度を誇る、完全にバロックそのままのサウンド!さながら新作連作マドリガーレというか、モンテヴェルディのマドリガーレ集がお好きな方にはぜひ体感していただきたい驚異の音世界がそこに広がっているのです!
 ロテム曰く、17 世紀以前の音楽を演奏解釈するうえでは決して作曲家の生の声と対話するわけにはいかないけれど、現代の「新作古楽」であれば、個々の演奏者の技量をよく理解したうえで曲も書けるし、演奏してみた結果が逐一フィードバックされる、その意味でも17 世紀以前の音楽創作のありかたそのままだ...とのこと。
 そして本盤でもうひとつ注目すべきは、歌い手たちがイスラエル出身ということもあり、聖書の言葉であるヘブライ語がそのまま、話しことばのような流暢さで歌い上げられている...という点!その意味でも、本盤はまさにイタリア初期バロックの「歌いながら語る」様式が完全再現されているわけです。「古楽」のあり方に大きな一石を投じる問題作、ぜひ深くご体感いただきたい逸品!















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