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≪第78号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 8/19〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 




8/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARS PRODUKTION



ARS 38114
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
シューベルト 発見−編曲
 シューベルト(1797-1828):
  オペラ「アドラスト」D.137(未完;1819?)の9つの断章(+/#/**)
 シューベルト/エルンスト・ナウマン(1832-1910)管弦楽編曲:
  ゲーテの「ファウスト」の一場面(*/#/**)
 シューベルト/ブラームス(1833-1897)管弦楽編曲:
  バリトンと管弦楽のための5つの歌曲(#)
   メムノン D.541/馭者クロノスに D.369/老年の歌 D.778
   タルタロスの群れ D.583/秘めごと D.719
 シューベルト/ブラームス編曲:
  エレンの歌II D.838(ソプラノ、女声合唱と金管のための版)(*/**)
 シューベルト/ベルリオーズ(1803-1869)管弦楽編曲:魔王 D.126(*)
バルバラ・ベーレンス(ソプラノ(*))
マルティン・ナギー(テノール(+))
シュテッフェン・ラッヘンマン(バリトン(#))
ポツダム室内合唱団(**)
ウート・ヨッフェ(合唱指揮(**))
ブランデンブルク交響楽団
ゲルノート・シュルツ(指揮)
録音:2004年10月、ブランデンブルク劇場、ブランデンブルク・アン・デア・ハーフェル、ドイツ
 楽譜校訂家として名高い音楽学者ヨアヒム・ドラハイムの企画による、シューベルト・ファンなら何としても入手しておきたいレア・ヴァージョン集。
 ドイツの作曲家エルンスト・ナウマンのオーケストレーションによる「ゲーテの『ファウスト』の一場面」は世界初録音。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 


ARS 38152
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
スコルダトゥーラで書かれた作品
 変則調弦された2つのヴァイオリンと通奏低音のための音楽

 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 TWV42:d6 [a-e'-a'-d'']
 不詳:変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.111) [a-e'-a'-cis''](*)
 W.V.S.(不詳):変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿(チェコ)蔵、Sig.A644) [a-e'-a'-e''](*)
 ヤン・イグナーツ・フランチシェク・ヴォイタ(1660頃-1725頃):
  ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのパルティア・アマビリス
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.151)
     [ヴァイオリン:a-e'-a'-d''/ヴィオラ:d-a-d'-a']
 不詳:変則調弦された2つのヴァイオリンのためのバレット
    (ケルンテン州立博物館(オーストリア)蔵、Sig.M73) [a-e'-a'-d''](*)
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
  「カンツォーニ・ソナーテ」(1653)から カンツォン第7番 [a-e'-a'-cis''](*)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/1623頃-1680):
  変則調弦された2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A747) [a-d'-a'-d''](*)
 不詳:2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A506b) [h-e'-h'-e''](*)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
  変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A639)
     [第1ヴァイオリン:c'-g'-c''-f''/第2ヴァイオリン:f-c'-g'-c'']
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン:
  「カンツォーニ・ソナーテ」から カンツォン第8番) [b-f'-b'-d'](*)
 ダーヴィト・ポーレ(1624-1695):
  変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.24) [a-e'-a'-cis'']
 ゲオルク・フィリップ・テレマン:
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ長調 TWV Anh.42:A1
     [a-e'-a'-cis'']

デア・ムジカーリシェ・ガルテン
 ヘルマン・エチェベリ・チャモロ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 カロリーネ・エチェベリ・クレム(ヴァイオリン)
 アンネカトリン・ベラー(チェロ)
 ダニエラ・ニートハマー(チェンバロ、オルガン)
 ジュゼプ・マリア・マルティ・ドゥラン(テオルボ)

録音:2014年1月9-12日、聖パンタレオン教会、ゾロトゥルン、スイス
 個性的な音色を求めて弦楽器に通常とは異なる調弦を施す変則調弦(スコルダトゥーラ)で書かれた作品を収集して演奏した興味深いディスク。(*)は世界初録音。
 上記の [ ] 内に調弦(通常のヴァイオリン:g-d'-a'-e'')を示しました。デア・ムジカーリシェ・ガルテンはヘルマン・エチェベリ・チャモロとカロリーネ・エチェベリ・クレムが2011年に創設、2012年にアンネカトリン・ベラーとダニエラ・ニートハマーを通奏低音奏者に迎えました。
 全員がバーゼルのスコラ・カントールムの卒業生または現役学生(2014年現在)。17世紀ドイツ音楽、とりわけ変則調弦のレパートリーの発掘と紹介を活動の中心とするユニークなアンサンブルで、当盤がデビューCDとなります。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]

 

ARS 38153
(SACD Hybrid)
\2700
スラヴ貴族 スクリャービン、コセンコ:ピアノ作品集
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):詩曲 Op.32(1903)
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):2つの伝説詩曲 Op.12(1921)(*)
 アレクサンドル・スクリャービン:10のマズルカ Op.3(1888-1890)から
   ロ短調(No.1)/ト短調(No.3)/嬰ニ短調(No.5)
 ヴィクトル・コセンコ:3つのマズルカ Op.3(1916-1923)(*)
   嬰ヘ短調/変ニ長調/嬰ハ短調
 アレクサンドル・スクリャービン:ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19(1897)
 ヴィクトル・コセンコ:ソナタ第2番嬰ハ短調 Op.14(1924)(*)

ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)

録音:2014年4月7-9日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 ともに貴族の血を引く作曲家、ロシアのスクリャービンとウクライナのヴィクトル・コセンコ。スクリャービンはショパンを、コセンコはショパンとスクリャービンを範としたと言われており、当盤では二人の作風を対比する構成がとられています。
 ヴィオリーナ・ペトリチェンコはウクライナのザポリージャに生まれ、ウクライナ国立チャイコフスキー音楽アカデミーで学んだ後ドイツに渡りヴァイマルのフランツ・リスト音楽大学およびケルン音楽大学でヤコプ・ロイシュナーに師事、2014年現在エッセンのフォルクヴァング音楽大学でエフゲニー・シナイスキーに師事しているピアニスト。
(*)世界初録音。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38154
(SACD Hybrid)
\2700
東の光 東欧の聖歌集
  Antiphon(17世紀、現ロシア)
  Osanna Angeli et archangeli(14-15世紀、チェコ)
  Hospodine, pomiluj ny(14世紀、チェコ)
  Pane Boze, studnice dobroty(16世紀、チェコ)
  Sswjatyj Bozhe(17世紀、ロシア)
  Issaije lykuji(推定13世紀、現ウクライナ)
  Recordare - Ave tu rosa(12世紀、チェコ)
  Bogurodzica(15世紀の版、ポーランド)
  O regina, lux divina(15世紀、チェコ)/Dies est letitiae(15世紀、チェコ)
  Primo tempore(14世紀、チェコ)/Izhe cheruwimy(17世紀、ロシア)
  S namy Boho(16世紀、ウクライナ)/Sswjetje tichij(17世紀、ロシア)
  Dnes bdyt Iuda(17世紀、ウクライナ)/Plotiju usnuv(17世紀、ロシア)
  Surrexit Christus Hodie(15世紀、チェコ)/O anhelos(ビザンチン)
  Angjel wopijasche(17世紀、ロシア)/Pascha krassenaja(16世紀、ウクライナ)
  Dnjes blagodat(17世紀、ロシア)
  Chvaliz cirkev svata matka - Psallat ecclesia(14世紀、チェコ)
  Svaty Vaclave(12/15世紀、チェコ)/Presulis eminenciam(15世紀、ポーランド)
  Benedic regem cunctorum - Magnificet(14世紀、ポーランド)
  Veni sancte spiritus(15世紀、チェコ)
ステラ・マリス・バジレア(ア・カペラ・アンサンブル)
 ヴェロニカ・ホリガー=レンショフスカー、
テティアナ・ポルト=ルトセンコ、
 ヴィッテ=マリア・ヴェーバー(歌)
録音:2013年12月6日、ライヴ、カルトジオ教会、バーゼル孤児院、バーゼル、スイス
 ステラ・マリス・バジレアは2001年バーゼルで創設された女声アンサンブル。中世・ルネサンスの教会および世俗音楽のみならず、メンバーの出身地であるチェコ、ウクライナ、スイスの民謡もレパートリーとしています。重厚に歌われることが多い東欧の聖歌をシンプルな女声アカペラで堪能できます。
 録音:2013年12月6日、ライヴ、カルトジオ教会、バーゼル孤児院、バーゼル、スイス [Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38751
(SACD Hybrid)
\2700
リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー Vol.1
 ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901)/
  ヴァルテル・デシュパリ(1947-)編曲:夕べの歌(チェロ・アンサンブル版)
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・チェロ八重奏団
 ラフマニノフ(1873-1943):6つの楽興の時 Op.16 から 変ロ長調(No.1)
 ニコライ・カプースチン(1937-):8つの演奏会用練習曲 Op.40 から 揶揄(No.5)
  マリオ・ヘリング(ピアノ)
 ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲集 から 第2番ニ短調,第5番嬰ヘ短調
  ピアノ・デュオ・ドルケン(ピアノ四手連弾)
 パガニーニ(1782-1840)/クライスラー(1875-1962)編曲:
  ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7 MS48 より ラ・カンパネッラ
  サラ・プランク(ヴァイオリン) マリオ・ヘリング(ピアノ)
 ハチャトゥリアン(1903-1978)/ジョルジ・シフラ(1921-1994)編曲:
  バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞(ピアノ独奏版)
  レヴォン・アヴァギャン(ピアノ)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81 B.155 から 第1楽章
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・ピアノ五重奏団
 ジョヴァンニ・ソッリーマ(1962-)/ヴァルテル・デシュパリ編曲:
  チェロよ、震わせよ!(チェロ・アンサンブル版)
 ダーヴィト・ポッパー(1843-1913)/ヴァルテル・デシュパリ編曲:
  演奏会用ポロネーズ Op.14(チェロ・アンサンブル版)
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・チェロ八重奏団
録音:2013年、リヒテンシュタイン音楽学校、トリーゼン、リヒテンシュタイン
 2011年以来毎年11月にヨーロッパの小国リヒテンシュタインで開催されている国際音楽講習会。2013年からは参加者による録音が行われることになりました。ピアノ五重奏団に日本の赤松翔(1986年生まれ、当時ウイーン国立音楽大学在学中)が第2ヴァイオリンで参加しています。
 編曲者のヴァルテル・デシュパリはザグレブ音楽アカデミー教授を務めるクロアチアのチェロ奏者。英語とドイツ語のブックレットが別冊になっています。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38528
\2500
ハロー・アイム・ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
 クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):
  ジパング [Zipangu] (13の弦楽器のための;1980)
 ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
  3つのヴァイオリンと3つのチェロのための六重奏曲(1982)
 ヤニス・クセナキス(1922-2001):アロウラ [Aroura] (12の弦楽器のための;1971)
 ハイドン(1932-1809):交響曲第64番イ長調「時の移ろい」Hob.58(1774)

ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
タミン・ジュリアン・リー(指揮)

録音:2010年4、10月、イエス・キリスト教会、ベルリン、ドイツ
 2006年に創設されたゾリステンアンサンブル・カライドスコープのデビューCD。クロード・ヴィヴィエはシュトックハウゼンに師事したカナダの作曲家。35歳で刺殺されるという悲痛な最期を遂げました。ゲオルク・フリードリヒ・ハースはフリードリヒ・チェルハに師事したオーストリアの作曲家。
 


ARS 38825
\2200→\1990
全曲世界初録音
 ヤナーチェク弦楽四重奏団
  プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.15

   イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
    弦楽五重奏曲ヘ短調 Ben277(1786)
    弦楽五重奏曲変ロ長調 Ben278(1789)
    弦楽五重奏曲ト長調 Ben279(1789)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
 ミロシュ・ヴァツェク(第1ヴァイオリン) ヴィーテスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
 ヤン・レズニーチェク(第1ヴィオラ) ブレチスラフ・ヴィビーラル(チェロ)
ボフスラフ・マトウシェク(第2ヴィオラ)
録音:2013年5月3日、プレイエル授洗教会、ルッパースタール、オーストリア
 好評のシリーズ。今回は常連ヤナーチェク弦楽四重奏団。全曲世界初録音。




CORNETTO



COR 10042
\2500→\2290
ドナウ・バロック II 鍵盤音楽
 不詳:前奏曲「来たれ創造主」[Veni creator]
   〔ネレスハイムのタブラチュア譜(1600頃)〕
 カロルス・リュイトン(1557-1620):
  カンツォン ト長調 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV714〕(#)
 パウル・ホーフマイスター(1459-1537):
  カルメン 〔クラクフのタブラチュア譜(1548)〕
 ブラジウス・アモン(1560頃-1590):
  聖霊降臨祭のイントロイトゥス 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV714〕
 ヨアネス・ブーフナー(1483-1538):
  Expecta ung pauco 〔アメルバッハのタブラチュア譜(1513頃-1535)〕
 不詳:パドアーナ [Padoana] 〔リンツのタブラチュア譜(1611頃-1613)〕
 不詳:Madrigale Songuesti crespicrime guesti il
 不詳:それはたいへん悪いこと [Cest a grand tort]
   〔ネレスハイムのタブラチュア譜〕(#)
 不詳:めでたし、まことのお身体 [Ave verum corpus]
   〔クレムスミュンスターのタブラチュア譜 L9;ミヒャエル・トレンブル編纂(1604)〕
 ヤコブ・ペ [Paix] (1556-1623):Ein gueter gar newer Tanz(#)
   〔Ein Schon Nvtz-vnnd Gbreuchlich OrgelTablaturbuch(ラウインゲン、1583)〕
 マティアス・キニグル(17世紀、リンツ):
  トッカータ ハ長調 〔ドイツ式クラヴィーア譜本(1637)〕(*)
 バルトロモイス・ヴァイストマ [ヴァイストホマ] (1639-1721):トッカータ ハ長調
   〔エマヌエル・ベーニッシュのクラヴィーア譜本(1680頃-1691)〕(*)
 ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
  ミサ ヘ長調 から キリエ 〔ボイロン大修道院の写本 81(1725)〕
 皇帝フェルディナント3世(1608-1657):
  サラバンド ニ短調 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV731〕(+)
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  フェルディナント4世の悲痛なる逝去に寄せる哀歌
   〔トッカータ集第2巻(1656、ウィーン)〕(+)
 フランツ・マティアス・テヒェルマン(1649-1714):
  「ウィーンの解放の喜び」によるアルマンド
   〔ウィーン国立図書館の写本 19167)〕(+)
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:
  トッカータ ト短調「聖体奉挙のための」 〔トッカータ集第2巻〕
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  パルティータ ニ短調(断章) 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV743〕(+)
   前奏曲/アルマンド
 フランツ・アントン・フーグル(1706-1745):
  パルティータ ハ長調 〔1738、パッサウで出版〕(+)
   カプリッチョ/メヌエット1&2/ジグ
 マリアヌス・ケーニヒスペルガー(1708-1769):
  協奏曲ト長調 Op.18 No.1 〔1754、アウクスブルクで出版〕(+/**)
マルクス・エバーハルト
 (チェンバロ(*/+)、スピネット(#)、
  オルガン(無印)、指揮(**))
コンソルティム・ムジクム・パッサウ(**)
録音:2013年10月25-27日、パッサウ大聖堂アンドレアス礼拝堂、パッサウ、ドイツ
使用楽器:
 ゲルト・ペヒシュタイン製(1998年、イタリア式)(*)
 同(モデル:1635年、アンドレアス・ルッカース製)(+)
 同(モデル:1564年、ブルネトゥス・ダリ・オルガニ製)(+)
 アイゼンバルト社製 Op.244(無印)

ドナウ川流域の都市のバロック音楽を巡るシリーズ第2作。フローベルガーとムッファト以外無名作曲家の作品で埋め尽くされた何ともマニアックな内容です。〔 〕は出典の表示です。

 


COR 10039
\2500→\2290
【旧譜】
ドナウ・バロック I ウルム〜ウィーンの小編成教会音楽
 [ウルム]
 ヨゼフ・レーデラー(1733-1796):
  「音楽の練習」(1781)から Sunt vana profana(カンタータ)
 [ノイブルク・アン・デア・ドナウ]
 ビアージョ・マリーニ(1587-1665):「アッフェッティ・ムジカーリ」(1617)から
   ラ・オルナルディーナ[La Orlandina](シンフォニア)
 [インゴルシュタット」
 不詳(17世紀)/マルクス・エバーハルト編曲:「天国の鳥」(1613)から
  清きマリアよ、御身の嘆きは[Maria rein, dein Klag allein]
   (リトルネッロはモンテヴェルディ(1567-1643):
   「3声のためのスケルツィ・ムジカーリ」(1584)から)
 [ヴェルテンブルク]
 ベンノ・グリューバー神父(1759-1796)/マルクス・エバーハルト編曲:
  「マリアのためのアンティフォナ集」(1793)から
   天の元后よ、喜びたまえ[Regina coeli laetare]
 [レーゲンスブルク]
 ヒエロニムス・クラーデンタラー(1637-1700):
  「音楽の気晴らし」(1672)から
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番 から アダージョ
  「Lust und Artzney-Garten des koniglichen Propheten Davids」(1664)から
   皆来たりて神に歓呼せよ[Kommt, Jauchzet alle Gott]
 [シュトラウビング]
 バルタザール・レーグラー修道院長(1627-1694)/
  カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:「Azwinisher Bogen」(1679)から
   Samblet euch, ihr Wasserstrom
 [オーバーアルタイヒ]
 ベンノ・グリューバー神父:
  「Musikalische Uebungen in verschieden Galanterie- oder Schlag-Stucken」
   (1762)から アンダンテ・ノン・モルト ハ長調
 [パッサウ]
 ゲオルク・コップ(1600頃-1666):
  「Der Gross Wunderthatigen Mut er Gottes Mariae Hulff Lob-Gesnag」
   (1659)から 五月の花は咲き[Ein Maiblum ist entsprungen]
    (プロコピウス・フォン・テンプリン修道士(1603-1680)のテキストによる)
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  「オルガン音楽の練習」(1690)から トッカータ第11番
  ヴァイオリン独奏ソナタ から アダージョ(クロムニェジーシュの音楽書庫より)
 [リンツ]
 不詳(1600頃):リンツのオルガン・タブラチュア譜集(1611-1613)から
   イントラーダ−ペルガマスコ
 [ウィーン]
 アルベリヒ・マツァーク神父(1609-1991):「Cultus Harmonicus I」(1649)から
   祝福されし神の御母マリア[Beata Dei genitrix Maria]
 クリストフ・シュトラウス(1575頃-1631):
  カンツォン ヘ長調(ウィーン、ミノリート修道院所蔵手写本 XVI,714)
 不詳(17世紀)/カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:
  「Sonntags-Berger Wallfahrt」(1689)から 神聖なる父[Goettlicher Vater]
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
 アンナ・ロイダー(ソプラノ)
 カトリン・エバーハルト(ヴァイオリン)
 マルクス・エバーハルト(オルガン)
録音:2012年8月6-9日、聖アハティウス教会、パッサウ=ハルス、ドイツ




MICROLOGUS


1984年にイタリアのアッシジで創設された中世音楽演奏の名門団体アンサンブル・ミクロログスが1995年に立ち上げた自主レーベル。
レア盤!


CDM 0001
\2500→\2290
イン・フェスタ アッシジのカレンディマッジョ(五月祭)の音楽
 始まり… [INTRO... ]
 不詳:Novus miles(コンドゥクトゥス)
 … 春 [... DELLA PRIMAVERA]
 不詳:Tempus transit gelidum(セクエンツィア)
 ラインバウト・デ・ヴァケイラス(確認できる活躍期:1180頃-1207頃):
  Kalenda Maya(エスタンピー)−
  不詳:All'entrada del tens clar(ロンドー)
 フランチェスコ・ランディーニ(1325頃-1397):Echo la primavera(バッラータ)
 不詳:La douce saison de may
 … 愛 [... DELL'AMORE]
 ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(1170頃-1230頃):
  Under der linden Walter(リート)
 マルカブリュ(確認できる活躍期:1130頃-1150頃):
  L'autrier jost'una sebissa(パストラール)
 ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(1130/1140頃-1190/1200頃):
  Can vei la lauzeta mover(シャンソン)
 … 夜 [... DELLA NOTTE]
 不詳:モンセラトの朱い本 から Stella splendens(バッラータ)
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
  聖母マリアのカンティガ集 から Madre de Deus(カンティガ;器楽)
 ギラウト・デ・ボルネーユ(1138頃-1215):Reis glorios(アルバ)
 … 喜び [... CUM GAUDIO]
 不詳:Gregis pastor(コンドゥクトゥス)
 不詳:Vinum bonum et suave(セクエンツィア)
 不詳:Orientis partibus(コンドゥクトゥス)
 不詳:Hora may che fora son(バラード)
 不詳:Voltate in ca(バッロ)−Un bel matin d'amor−Petit riens(バッロ)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、ウード、プサルテリウム、鐘)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (ダブル・リコーダー、笛太鼓、横笛、バグパイプ、ショーム)
 ウルリヒ・プファイファー(歌、ハーディガーディ)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエッラ、リベカ)
 コラム・ヤブロンコ(ヴィエッラ)
 ルイージ・ジェルミーニ(ブッチーナ、トロンバ・ア・ティラルシ、トロンボーン)
 ジャンカルロ・セラーノ(タンバリン、タンモッラ、ナッケローネ、ベンディール)
 アレッサンドロ・ペスコーリ、
 アレッサンドロ・クアルタ、
 クラウディア・モルターリ(コーラス)

録音:時期の記載なし(別資料では1995年2月)、スタジオ・ジューク・ボックス、ペルージャ、イタリア
 アンサンブル・ミクロログスは Quadrivium(活動終了)、Opus111、Zig Zag Territoires 等のレーベルに録音してきましたが、1995年に自主レーベル Micrologus を立ち上げ、その第1作としてこのCDをリリースしました。
 カレンディマッジョは毎年5月初頭にイタリアのアッシジで行われる春祭り。市民は今でも中世の衣装を身にまとって参加しています。
 当盤では西欧各地に残る写本に拠り中世から初期ルネサンス期にかけてのカレンディマッジョの音楽の再現が試みられています。解説書はイタリア語のみ、歌詞記載は原語のみ。

  
レア盤!


CDM 0002
\2500→\2290
朱い本 モンセラトの巡礼歌集
 モンセラトの朱い本(不詳;14世紀)から O Virgo splendens / Stella splendens
 聖母マリアのカンティガ集(アルフォンソ10世(1221-1284)編纂)から
   A Madre de Jhesu Cristo / Mui grandes noit' e dia
 モンセラトの朱い本 から
   Laudemus Virginem - Splendens ceptigera / Ad mortem festinamus
 聖母マリアのカンティガ集 から Mui gran dereit' - Tanto son da Gririosa
 モンセラトの朱い本 から
   Polorum Regina / Inperayritz de la ciutat joyosa / Mariam Matrem Virginem
 聖母マリアのカンティガ集 から Por razon tenno d'obedecer
 モンセラトの朱い本 から Los set goytx / Cuncti simus concanentes
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ、タンバリン)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、プサルテリウム)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ(笛太鼓)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエッラ、リベカ、バグパイプ)
 コラム・ヤブロンコ(ヴィエッラ)
 ウルリヒ・プファイファー(歌、ハーディガーディ)
 アレッサンドロ・ペスコーリ、
 アレッサンドロ・クアルタ(歌)
 アントニエッタ・ボーヴィ、
 ラウラ・カンネッリ、
 カテリーナ・カルリ、ジュリア・リナルディ、
 ピエルルイージ・デ・アンジェリス、
 サンドロ・マグナ、マッシモ・マントヴァーニ、
 ロベルト・ボッカッチ、
 ダニエーレ・フィオレッリ(コーラス)
録音:1994年12月、サンタ・マリア・イン・アルチェ教会、ロッカ・サンタンジェロ、アッシジ、イタリア
 スペイン、カタルーニャのモンセラト修道院に伝わる写本「朱い本」所収の楽曲に「聖母マリアのカンティガ集」からの関連する楽曲を加えた構成。
 シンプルで土俗的な力強さを感じさせる演奏です。解説書はイタリア語のみ、歌詞記載は原語のみ。スペインDiscantreレーベルのCDとは別録音です。
  
レア盤!


CDM 00022
\2500→\2290
栄光と災難 15世紀イタリアの宮廷の音楽と舞曲
 ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):
  J'ay pris amour(3声のシャンソン;器楽版)
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1476/1497):
  De tous biens plaine(3声のロンドー)
 不詳:Grolia(4声のモテット「Bella gerit」によるバス・ダンス)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(1400頃-1470頃):
  Belreguardo(バッロ)/Marchexana(バッロ)
 不詳:Malum(「De tous biens plaine」によるバス・ダンス)
 不詳:La reale(フランシスコ・デ・ラ・トレ
   (確認できる活躍期:1483頃-1504頃)の「Alta」による)
 グリエルモ・エブレオ・デ・ペーザロ(1420頃-?):Amoroso(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:La fia guielmina/guilmin(バッロ)
 不詳:La crudele(「O partita crudele」によるバス・ダンス)
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム:Amors, amors(3声のロンドー)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:Prexonera(バッロ)
 ヨアンネ・アンブロジオ(グリエルモ)(?-?):Colonnese(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:La ingrata(バッロ)/Belfiore(バッロ)
 不詳:Francho cuore gentile
   (ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474)の「Franc cuer」による)
 グリエルモ・エブレオ・デ・ペーザロ:Legiadra(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:Rotibolo/Rostibuli
 ヨアンネ・アンブロジオ(グリエルモ):Voltati in ca Rosina(バッロ)
 ハインリヒ・イザーク:J'ay pris amour(3声のシャンソン)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ゴシックハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (タンバリン、ボンバルダ、ピッフェロ、ポルタティヴ・オルガン)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィオラ、リュート、バグパイプ)
 ダニエーレ・ボッキーニ(トロンボーン)
 ルイージ・ジェルミーニ(トロンボーン、トロンバ・ア・ティーロ)
 マッシミリアーノ・ドエラゴーニ、
 ガブリエーレ・ミラークレ(ドルチメーロ)
 マルタ・グラツィオリーノ(ハープ)
 アレッショ・ナッリ(バグパイプ)
 ステファノ・ヴェッツァーニ(ショーム)
録音:2005年5、6、11月、2006年3月、シスト4世の間、トリンチ宮殿、フォリーニョ、ペルージャ県、ウンブリア州、イタリア
 アルバムのサブタイトルは「15世紀イタリアの宮廷の音楽と舞曲」ですが、ブックレットの解説では「15世紀ウンブリアの宮廷の音楽と舞曲」となっています。
 ウンブリアはイタリア中部の内陸に位置し現在の州都はペルージャ。このアルバムは1993年イタリアのアッシジに創設された宮廷舞踊集団「ベルレグアルド」と共同制作されたもので、同団の主宰である日本の舞踊家小野千枝子氏が解説を執筆していますが、残念ながらイタリア語と英語のみとなっています。
 歌詞記載は原語、イタリア語、英語。
 
レア盤!


CDM 0026
\2500→\2290
アダン・ド・ラ・アル(1250頃-1289?):「ロバンとマリオンの劇」
  [挿入楽曲]
  Aucun se sont loe d'amours - A Dieu commant - Super te(モテット)
  A Dieu commant amouretes(ロンドー)
  Mout me fu regis - Robin m'aime, Robin m'a - Portare(作者不詳のモテット)
  Il n'a en toi sens ne valour - Robin, li malvais ouvriers -Omnes
   (作者不詳のモテット)
  Or est Baiars en la pasture(ロンドー)
  En mai - L'autre jour - He! reveille toi, Robin(作者不詳のモテット)
  He Marotele! Alon au bois jour - En praerie - Aptatur(作者不詳のモテット)
  Merci, Amours, de la douce doulour(モノフォニック・シャンソン)
  Entre Adan et Hanikel - Ches bien seans - Aptatur(モテット)
  エスタンピー・レアル第4番,第5番,第7番(作者不詳の舞曲)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ、ストレート・トランペット)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、ギターン)
 ガブリエーレ・ルッソ(フィドル、
 バグパイプ、ストレート・トランペット)
 リア・スタッタード(ハープ)
 フランソワ・ラザレヴィチ(バグパイプ)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (ショーム、笛太鼓、リコーダー、ダブルフルート、バグパイプ)
 オリヴィエ・マルコー、マウロ・ボルジョーニ(歌)
 シモーネ・ソリーニ(歌、シンバル)
 ルイージ・ジェルミーニ(ストレート・トランペット)
 ガブリエーレ・ミラークレ(ケトルドラム、タンバリン)
録音:2003年6月、聖アントニオ教会、ペルージャ、イタリア
 「最後のトルヴェール」と称される中世後期フランスの作曲家アダン・ド・ラ・アルの牧歌劇。アダン・ド・ラ・アル作や作者不詳のモテット、ロンドー等を加えてにぎやかに演奏されています。
 この劇の現在入手可能な音盤として貴重であり、演奏内容的にも決定盤と言って差し支えないでしょう。解説はイタリア語と英語、歌詞記載は原語、イタリア語、英語。


<国内盤>


レグルス


Jpnr‐001
\3000+税
宮沢賢治 作詞作曲:
 「星めぐりの歌」による変奏四重奏曲*
  第1楽章 序奏とアレグロ
  第2楽章 無窮動 ミュゼットとブランル
  第3楽章 主題と4つの変奏
  第4楽章 間奏曲
  第5楽章 アリオーソ
  第6楽章 序奏とフーガ
宮沢賢治 作詞作曲:
 「星めぐりの歌」による変奏二重奏曲**
  第1楽章 トッカータ
  第2楽章 クーラント
  第3楽章 サラバンド
  第4楽章 ブーレ
  第5楽章 シャコンヌ
古典弦楽四重奏団* 、
川原千間(Vn)、
田崎瑞博(VC)**
宮沢賢治ファンと全ての音楽ファンのための
 古典四重奏団の田崎瑞博が、賢治ファンのアマチュアチェリストより、宮沢賢治の「星めぐり」の旋律による弦楽四重奏曲の委嘱を受け作曲。昨年9月の花巻の賢治祭にてアマチュア弦楽四重奏団によって初演された。同じく委嘱を受けたヴァイオリンとチェロの二重奏曲を合せて、賢治ファンの株式会社 椿 日原社長よりの依頼でCD化が実現した。   

DVDサイズ上製本デジパック仕様 
宮沢賢治研究者の佐藤泰平氏による「賢治のセロをめぐって」、「星めぐり」自筆原稿(宮沢賢治記念館所蔵)を含むオールカラー16ページ解説書付。
本の表裏の絵は一筆書きアーティストの高橋美紀氏による作品。解説書内にも多数掲載。

 童話「双子の星」では、星たちが歌を歌い合い、チュンセ童子とポウセ童子が銀笛で伴奏をします。 その歌が「星めぐりの歌」であり、歌詞に賢治自ら旋律をつけて歌ったものが後世に伝えられました。賢治の曲の中でも広く知られ、歌い続けられているものです。とてものびやかで楽しげ、また雄大な感じもする旋律です。賢治と音楽でつながることができる──こんなにうれしいことはありません。(田崎瑞博)
 変奏四重奏曲は、4つの弦楽器のための弦楽四重奏曲で、楽章は6つ。ハイドンなどの古典派風の音楽です。チェロを愛していた賢治は、きっと弦楽四重奏に憧れていたのではないか。そんな思いからの創作です。賢治がかわいがっていた妹トシは、ヴァイオリンが上手でした。変奏二重奏曲は、そんな兄妹デュエットを想像しての作品です。舞曲など5つの楽章からなる、バロック風の組曲になりました。(田崎瑞博)
 録音: 2014年4月16日-18日 笠懸野文化ホール




DISC CLASSICA


DCJA 21025
\2500+税
ラ・ルーチェ
 トリステッツァ(別れの曲)(ショパン)/
 夜鳴きうぐいすとバラ(サン=サーンス)
 ヴィラネル(デラックァ)/
 ドレッタの夢(プッチーニ)/
 親愛なる森よ(ヘンデル)
 そばにいることは(ローザ)/
 カディスの娘たち(ドリーブ)/
 ジョスランの子守唄(ゴダール)
 鐘の歌(ドリーブ)/
 喜ばせてあげて、熱烈な願い、あなたの優しい声が
  (以上ベッリーニ)
 春の声(J.シュトラウスⅡ)
土田聡子(Sop)
田中 梢(pf)
 窓から差し込む一条の光のように。——技巧を超えてこころに届くコロラトゥーラ・ソプラノの魅力。

 私は、良し悪しでものを言うことはない。あるのは、好きか嫌いかのみ。
 そんな「おべんちゃらを言えないハギタ」が、率直に申し上げる。
 楽器を始めとするあらゆる表現手段の中で、人間の声に勝るものはない。
 土田のミラクル・ヴォイスを、あなた自身の耳でぜひお確かめいただきたい。—萩田 光雄(作・編曲家)













8/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LSO LIVE

LSO 0757
(1SACD HYBRID+
1Blu-ray audio)
\4800→\4390
ゲルギエフ「幻想」再録音
 全曲演奏のライヴ映像も丸ごとBlu-ray 収録!

  ベルリオーズ:
  序曲「ウェイヴァリー」op.1
  幻想交響曲 op.14

 ※ 特典映像:
    ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14(全曲演奏)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
 超優秀録音。ゲルギエフ&LSOによるベルリオーズ・シリーズがスタート!第1 弾は巨匠10年ぶりの「幻想」再録音、LSO 初!ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクを同梱「幻想」全曲演奏のライヴ映像も丸ごと収録!

 収録:2013 年10 月31 日 & 11 月14 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)/プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:ジョナサン・ストークス[SACD : DSD5.1 surround stereo / 2.0 stereo][Pure Audio Blu ray : 5.1 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]/DSD5.1チャンネル、ステレオ
 特典映像 :収録:2013 年11 月14 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)

 ゲルギエフがロンドン響を指揮して、あらたにベルリオーズのシリーズをスタート。第1 弾の「幻想交響曲」と序曲「ウェイヴァリー」は、2013 年の秋、当コンビがシーズンの目玉に掲げたベルリオーズ・プロジェクトにおける公演の模様をライヴ収録したものです。ゲルギエフ2 度目の「幻想交響曲」は、ウィーン・フィルを指揮した当時のフィリップスへのセッション・レコーディングが2003 年でしたので、このたびは10 年ぶりの再録音ということになります。
 よく知られる通り、ベルリオーズはロンドン響にとって、この作曲家のエキスパート、サー・コリン・デイヴィスのもとで半世紀以上に亘って共に取り組んできた、もっとも得意とするレパートリーのひとつ。膨大なディスコグラフィを構築する過程で、デイヴィス指揮でロンドン響は「幻想交響曲」について、2 度もレコーディング(1963 年セッション、2000 年ライヴ)を果たすほどで、演奏内容はその音楽語法を体得してきた自負を感じさせる説得力の強いものでした。
 ちなみに、ロンドン響はこの間、1967 年にブーレーズ、1975&76 年にプレヴィン、1977 年にパイタ、1988 年にフレモー、1989 年にスクロヴァチェフスキと、じつにさまざまな指揮者とも「幻想交響曲」のいくつもの個性的な演奏を生み出してもいました。
 こうした背景を踏まえると、ここでのロンドン響との顔合わせはたいへん意味あるところで、いつにもましてゲルギエフにとって、おおきな強みといえそうですが、ゲルギエフもまた、ベルリオーズに傾ける情熱にかけてはかなりのものがあります。
 公演に先立って行われたインタビューでゲルギエフは、ベルリオーズの音楽の魅力について熱っぽく次のように語っています。
「ベルリオーズの響きはとても現代的で、とても新鮮で予測不可能なものなのです。書法は独自のスタイルで貫かれています。それこそがいつもわたしをベルリオーズに惹きつけてやまないのです。」
 ゲルギエフとロンドン響によるベルリオーズ・プロジェクトは、実質的には10月31日から11月17日までの2週間半と短期間ながら、本拠バービカン8公演と、ヨーロッパ・ツアーを併せた全13 公演が組まれ、当アルバムの2 作品のほかにも、「イタリアのハロルド」、「ファウストの劫罰」、「ロメオとジュリエット」、歌曲集「夏の夜」、カンタータ「クレオパトラの死」、「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲といった主要な作品が網羅的に演奏される大がかりで本格的なものでした。
 本レコーディングに際して、ゲルギエフ自身は2013 年5 月に、もうひとつの手兵マリインスキー劇場管を指揮して「幻想交響曲」を演奏してもいましたし、ロンドン響とは「幻想交響曲」と序曲「ウェイヴァリー」を11 月8 日にブルノ、9 日にザンクト・ペルテン、10 日にエッセン、16 日にパリのサル・プレイエルでも取り上げていたことから、実演でのプログラムと並行して演奏内容を検証しつつ、集中してその解釈を掘り下げる機会にも恵まれていたとおもわれます。
 「幻想交響曲」の演奏時間について。ウィーン・フィル盤との比較では、ロンドン響新盤は第1、第4 楽章のすべての反復を実行して10 分以上長くなっています。このあたりにもゲルギエフの細部の情報に対するこだわりが垣間見えて、より踏み込んだアプローチを期待出来そうです。
 なお、当アルバムではLSO Live 初の試みとして、従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応は、かねてよりオーディオ・ファイルからの要望も高かったのでなんとも嬉しい配慮といえるでしょう。
 さらにボーナス映像として、ブルーレイ・ディスクのビデオ・パートには、本拠バービカンにおける11 月14 日分の「幻想交響曲」の全曲演奏が丸ごと収められ、まさに至れり尽くせりの仕様となっております。

 【ゲルギエフの「幻想」トラックタイム比較】
  ・LSO(2013年)       I.16’04 +II.6’50 +III.16’03 +IV.6’51 +V.9’48 = 60’29(※実測値)
  ・ウィーン・フィル(2003年) I.13’57 +II.6’31 +III.15’03 +IV.4’50 +V.9’25 = 49’46




CENTAUR


CRC 3318
\2400
ルベド 〜 アルケミスティック・トランスフォーメーション
 ダウランド:
  ウィンター夫人のジャンプ、ホワイト夫人に事あり、
  タールトンの復活、レディー・ハンズドンのパフ、
  ファンシー、蛙のガリアード、常に悲しみのダウランド、
  涙のパヴァン、ラクリメのガリアード、
  失われた望みのファンシー
 ロイスナー:組曲ト短調
 ヴァイス:プレリュードとメヌエット ニ短調、ソナタ ヘ長調
 ケルナー:ニ長調リュート作品
ルッツ・キルヒホーフ
(ルネサンス&バロック・リュート)
 ルネサンスとバロックのリュートを弾き分ける。名匠ルッツ・キルヒホーフのリュート作品集!

 ドイツの名リューティスト、ルッツ・キルヒホーフのCentaur第3弾はジョン・ダウランド(1563−1626)から始まり、ロイスナー、ヴァイス、そしてダヴィット・ケルナー(1670−1748)のリュート作品を作曲家の年代順に収録。
 今作ではルネサンス・リュートとバロック・リュートを持ち替えて演奏を行っており、キルヒホーフのテクニックと音色を存分に味わえる。

 2012年6月、2013年1月の録音。
 


CRC 3342
\2400→\2190
初演100年を記念して収録された春の祭典は要注目
 ストラヴィンスキー:
  春の祭典(レーチキス編/ピアノ独奏版)
 プロコフィエフ:
  《シンデレラ》からの6つの小品Op.102よりアモローゾ
  《シンデレラ》からの10の小品Op.97より
   春の精、夏の精、秋の精、冬の精
スヴェトラーナ・ベルスキー(ピアノ)
 ロシア生まれ、アメリカ育ちの情熱的ピアニスト、スヴェトラーナ・ベルスキー。シカゴ交響楽団、シカゴ室内管弦楽団へのゲスト出演など多方面での活躍が注目されている。情熱的な表現、クリアなタッチと音色が特徴のベルスキーが奏でる、初演100年を記念して収録された春の祭典は要注目。

 2013年の5月&6月の録音。
 


CRC 3331
\2400→\2190
ベートーヴェン:交響曲全集Vol.3
 交響曲第3番変ホ長調Op.55 《英雄》(ポール・キム編)
 《エロイカ》 の主題による15の変奏曲と
  フーガ変ホ長調Op.35*(ポール・キム編)
ポール・キム(ピアノ)
マシュー・キム(ピアノ)*
 "ピアノ独奏版"ベートーヴェン全集第3巻!アメリカの名門ジュリアード音楽院とマンハッタン音楽院でピアノを学び、ソリストとして活躍中の韓国系アメリカ人ピアニスト、ポール・キムのベートーヴェン・チクルス第3弾!今回も全てポール・キム自身のアレンジ。「エロイカ」の主題による15の変奏曲は息子のマシューによる演奏。

 2010年1月&6月の録音。
 

CRC 3330
\2400
ダット・ウィッチ・イズ・ボディレス・イズ・リフレクテッド・イン・ボディーズ
 バートナー:
  ダット・ウィッチ・イズ・ボディレス・イズ・
   リフレクテッド・イン・ボディーズ/
  ジーク・ウニプカック/カーヴィング・ライト・フロム・アース/
  ストーンズ・タッチ・ザ・スカイ/
  デルタ7/デルタ5/デルタ6/デルタ4
マシュー・バートナー(電気音響学)
イ=ジェン・ファン
 アラスカ出身の作曲家、マシュー・バートナーのモダン作品集。電気音響学での実験的作品に取り組んでおり、今作のジャケット。デザインは収録曲「デルタ7」のもの。アルト・サックスを分解し、18インチのサブウーファー・スピーカーに部品を置きスピーカーの振動で発生する部品同士の音を音楽にしたもの。

 2010年&2013年の録音。
 

CRC 3301
\2400
グッド・レンディション
 ロジャース:《王様と私》より アイ・ハヴ・ドリーム
 リー:《ラ・マンチャの男》より 見果てぬ夢
 ポーター:《踊るアメリカ艦隊》より
  アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
 ロウ:《マイ・フェア・レディ》より 男の賛歌、他
ウィリアム・パワーズ(バス・バリトン)
ウィリアム・ビリングハム(ピアノ)
 1972年にニューヨーク・シティ・オペラでオペラ・デビューを果たし、MET、ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラなどで歌声を響かせてきたシカゴのバス・バリトン、ウィリアム・パワーズが20世紀の偉大なミュージカル作品を歌う。




CORO



COR 16126
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
ザ・シックスティーンのモンテヴェルディ!
 傑作"聖母マリアの夕べの祈り"

  モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(1610)
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)
シャーロット・モッブス(ソプラノ)
サイモン・ベリッジ(テノール)
ジェレミー・バッド(テノール)
マーク・ドッベル(テノール)
ベン・デイヴィス(バス)
イーモン・ドゥーガン(バス)
 ザ・シックスティーンのモンテヴェルディ!傑作"聖母マリアの夕べの祈り"が遂に登場!
 ザ・シックスティーンが歌う"聖母マリアの夕べの祈り"新たなる決定盤登場!

 全3巻にわたるモンテヴェルディ・プロジェクト、「倫理的、宗教的な森」で大成功を収めたザ・シックスティーンとハリー・クリストファーズ。
 待望のモンテヴェルディの新録音は、1610年に出版された代表作であり、教会音楽史上の最高傑作の1つである「聖母マリアの夕べの祈り」!
 音楽史、教会音楽の大きな転換期の中で誕生し、今もなお多くの謎が残るモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」。
 従来の対位法の規則に捉われない斬新な様式である"第二作法"を用いた「聖母マリアの夕べの祈り」は、ルネサンス、初期バロック両方の作風、特徴が融合を果たし、時代の壁を突き抜けた傑作中の傑作である。
 音楽史上に燦然と輝き続ける、多彩、荘厳かつ壮麗なる「聖母マリアの夕べの祈り」。ザ・シックスティーンの至上のハーモニーによる決定盤登場!



 


COR 16125
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
ヘンデル&ハイドン・ソサエティの"メサイア"!
 ヘンデル:オラトリオ《メサイア》
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ジリアン・キース(ソプラノ)
ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
トム・ランドル(テノール)
サムナー・トンプソン(バリトン)
 ヘンデル&ハイドン・ソサエティの"メサイア"!ボストン・シンフォニー・ホールでのライヴ!
 ハリー・クリストファーズの《メサイア》新録音は、アメリカ古楽界の名門HHSとの共演!

 2008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズ。
 モーツァルト・トリロジー(ミサ曲ハ短調、レクイエム、戴冠式ミサ)、ハイドン(交響曲第6番&第82番)に続くのは"ヘンデル"!
 ボストン・シンフォニー・ホールでの「メサイア」のライヴ・レコーディング!
 1818年のアメリカ初演、1854年からは毎年演奏を行うなど、ヘンデルの「メサイア」を自家薬籠中のものとしてきたHHS。
 アメリカ初演から約200年にわたって積み上げられてきた伝統に、稀代の名指揮者ハリー・クリストファーズがもたらす革新。
 英国が誇る合唱界の名匠と、米国古楽界の名門による「メサイア」が、2015年に迎えるHHSの創設200周年を高らかに祝う ——!







ONYX



ONYX 4133
\2500→\2290
デュメイとロルティのデュオ
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108
  F.A.E.ソナタより スケルツォ ハ短調 WoO.2
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
ルイ・ロルティ(ピアノ)
 デュメイとロルティのデュオ第2弾!気高きブラームスの3つのソナタ!

 ☆デュメイのブラームス新録音!
 ☆デラックス・ハードカバー・ブック・スタイル!

 アルテュール・グリュミオーから受け継ぐ"フランコ・ベルギー楽派の正統な継承者"オーギュスタン・デュメイ。
 シャンドスのメイン・アーティストでもあるカナダのカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティとのデュオ第2弾は、ドイツ後期ロマン派の名作ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集。
 デュメイにとっては、ピリスと行った1991年録音以来の再録音となるブラームスの3つのソナタ。そして、シューマン、ディートリヒ、ブラームスの共作で作られた「F.A.E.ソナタ」より、ブラームスの担当した第3楽章「スケルツォ」を併録。
 前作「フランク&R・シュトラウス(ONYX 4096)」では、レコード芸術を始め、英サンデー・タイムズや英BBCラジオ3CDレビュー、カナダのミュージカル・トロントなど各地のメディアで絶賛された、デュメイとロルティの素晴らしきデュオで贈るブラームスの新録音です。ご期待ください!

 ☆オーギュスタン・デュメイ 2014年11月来日公演予定!
  2014年11月15日(土) ザ・シンフォニーホール(大阪)
  2014年11月18日(火) 愛知県芸術劇場
  2014年11月21日(金) いずみホール(大阪)
  オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン&指揮)、関西フィルハーモニー管弦楽団




BERLIN CLASSICS


BC0300568
\2300
ムソルグスキー:
 組曲「展覧会の絵」
 死の歌と踊り
アンドレイ・ホテーエフ(pf)
エレーナ・パンクラトーヴァ(Sop)
 


BC0300587
\2300→\2090
ヘンヒェン&C.P.E.バッハ室内管
 モーツァルト:交響曲第39番〜第41番
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、
C.P.E.バッハ室内管弦楽団

 名匠ヘンヒェン、浮上。いよいよ先頭集団に加わるときが来たか。
 演奏するカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団は、1969 年に設立され、1980 年からハルトムート・ヘンヒェンが芸術監督を務め急激な進化を遂げた。



Euroarts
20 60808
(DVD)
\3000
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
C.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」

 C.P.E.バッハ:
  受難カンタータ「救世主の最後の受難」Wq.233(H.776)
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ1)
エレン・シュリング(ソプラノ2)
アネッテ・エルスター(アルト)
トーマス・デヴァルト(テノール)
ローマン・トレーケル(バリトン)
ラファエル・アルパーマン(オルガン)
ハレンザー・マドリガリステン
アンドレアス・ゴプフェルト
 ハルトムート・ヘンヒェン率いるCPEBCOによるC.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」

 収録:1994 年9 月11 日、コンツェルトハウス・ベルリン、ベルリン芸術週間ライヴ/画面:4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、93 分

 1951 年から毎年9 月に開催されている「ベルリン芸術週間」。この映像は、1994 年に行われた「ベルリン芸術週間」の公演から、ハルトムート・ヘンヒェン指揮によるC.P.E. バッハの宗教大作である受難カンタータ「救世主の最後の受難」。
 2014 年はC.P.E. バッハ生誕300 年の記念の年ですが、この映像の1994 年も生誕280 年のアニヴァーサリー・イヤーとして本作が取り上げられました。
 C.P.E.バッハは、大バッハの次男であり、ソナタ形式の確立に重要な役割を果たした作曲家です。さらに宗教音楽の分野でも、当時高く評価されていました。C.P.E. バッハは、おもにフリードリヒ大王に仕えたベルリン時代とテレマンの後任として楽長を務めたハンブルク時代の2 つに分かれます。前者では、周知の通りフルートのための作品を多く残していますが、宗教作品の多くはハンブルク時代に書かれています。本作受難カンタータ「救世主の最後の受難」は、1770 年作曲され、宗教的な敬虔さはもちろん、その中にもC.P.E. バッハらしい理知的でユーモアに富んだ独創的な楽想が展開されています。
 ソリストとして登場するのは、知性と美声を兼ね備えたドイツの名ソプラノ、クリスティーネ・シェーファー。国際ベルヴェデーレ・オペラ・コンクール、ベルリン・ドイツ連邦歌唱コンクールなどの優勝経験をもつ実力派テノール、トーマス・デヴァルト。ベルリン国立歌劇場のソリストとして活躍しているバリトン、ローマン・トレーケル。そしてオルガンには名鍵盤楽器奏者、ラファエル・アルパーマンなどが顔を揃えています。

  


BC0300593
(2CD)
\4600→\4190
コンチェルト・ケルン
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集
コンチェルト・ケルン
コンチェルト・ケルンは、ドイツ・ケルンに本拠を置く古楽器オーケストラ。これまでさまざまなレーベルから膨大な録音を残してきた。最近になってBERLIN CLASSICSから新録音をリリースするようになってきた。

コンチェルト・ケルンは1985年に設立。設立当初より常任の指揮者は置かず、2005年より楽団のフルート奏者マルティン・ザンドホフが芸術監督を務めている。楽団の運営や曲目の選定は楽員達で行うなど自主的な活動を行っている。



BERLIN CLASSICSでのバッハ前作

BC0300061
(2CD)
\4600→\4190
コンチェルト・ケルン
 J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲
コンチェルト・ケルン



膨大なコンチェルト・ケルンからもう1本選ぶなら
この哀しくも美しいシンフォニー

PHOENIX
PE424
(2CD)
\2600→\2290
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲集
 CD1:
  1.交響曲ニ長調「シンフォニア・ダ・キエザ」VB146/
  2.交響曲嬰ハ短調 VB140/
  3.交響曲ハ長調 「ヴァイオリン・オブリガート」VB138/
  4.交響曲ハ短調 「葬送交響曲」VB148/
CD2:
 1.交響曲ハ短調 VB142/2.交響曲変ホ長調 VB144/
 3.交響曲ハ長調 VB139/4.交響曲ニ長調 VB143
コンチェルト・ケルン/
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
 NAXOS レーベルですっかりおなじみとなった、ヨーゼフ・マルティン・クラウスの作品集。
 「北欧のモーツァルト」の呼び声の高いクラウスの作品は、適度なストーリー性と重みのある音が身上。まさにコンチェルト・ケルンにうってつけのレパートリーです。交響曲と劇音楽を得意とした彼だけあって、これらの交響曲も1 曲ごとに工夫が凝らされていて、どこから聴いても全く飽きることはありません。

 録音 1992 年3 月4-8 日…CD1, 1991 年6 月13-16 日…CD2





PIANO CLASSICS



PCL 0071
\1400
シュニトケ:
 ピアノと弦楽のための協奏曲
 5つの格言、
 ゴーゴリ組曲(V.ボロビコワによる2台ピアノのための編曲版)
デニス・プロシャイエフ(pf)
ナディア・モクタリ(pf)
アレクサンドル・ドミトリエフ指揮、
サンクトペテルブルク弦楽ソロイスツ
 

PCL 0072
\1400
バンジャマン・ゴダール:ピアノ曲集
 舟歌第2番Op.80、第3番Op.105、
 12のイタリアの情景Op.126より、
 ピアノのための20の小品Op.58
アレッサンドロ・デリャヴァン(pf)



<国内盤>

↓おすすめですが、すぐに完売すると思います。

ARCANA



Mer-A378
(国内盤・19 枚組)
\9250+税

ゼッタイニカットイタホウガイイデス

 ハイドン:弦楽四重奏曲全集
  〜古楽器による初のハイドン四重奏曲全集、待望のBOX化!!〜


ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809):
《CDI-II》
 六つの四重奏曲 作品9
《CDIII-IV》
 六つの四重奏曲 作品17
《CDV-VI》
 六つの四重奏曲 作品20「太陽四重奏曲集」
《CDVII-VIII》
 六つの四重奏曲 作品33
 「ロシア四重奏曲集」・四重奏曲 作品42「スペイン四重奏曲」
《CDIX-X》
 六つの四重奏曲 作品50「プロイセン四重奏曲集」
《CDXI-XII》
 六つの四重奏曲 作品54・55「第1トスト四重奏曲集」
《CDXIII-XIV》
 六つの四重奏曲 作品64「第2トスト四重奏曲集」
《CDXV-XVII》
 六つの四重奏曲 作品71・74「アポニー四重奏曲集」
《CDXVIII-XIX》
 六つの四重奏曲 作品76「エルデーディ四重奏曲集」・
 二つの四重奏曲 作品77「ロプコヴィツ四重奏曲集」・
 四重奏曲 作品103「老人」
フェシュテティーチ四重奏団(古楽器使用)

 アリアCDを創業して以来、ここまで言うのは初めてだと思います。
 1年の間にいろいろなアルバムが出るけど、「絶対に買ったほうがいい」というアイテムはそうそうあるものじゃないです。(今年は1本あったが)
 はっきり言います。これは買っておいたほうがいいです。躊躇していたら間違いなく売り切れます。
 そのときになってあせって手に入れようと思ったら、名前の先頭に「A」がつくネット・ショップで数倍の値段になってしまってると思います。
 これははっきりいって資産です。もちろん聴いて楽しむためのものです。でもそれと同時にこれは資産です。
 ハイドン好きじゃなくても持っておいたほうがいいかもしれません。弦楽四重奏曲好きじゃなくても持っておいたほうがいいかもしれません。古楽器演奏が好きじゃなくても持っておいたほうがいいかもしれません。
 アリアCDもこれは在庫多めに持ちます。





 歯抜けで廃盤も相次いでいた超・重要全曲録音、遂に待望の全曲お値打ちBOXで再登場!

 各巻の日本語解説も添付の全19枚組でこの価格。

 いちはやくプレス切れ御免になりそうな古楽器によるハイドン弦楽四重奏曲全集、初出時「レコ芸」特選連続の、記念碑的全集です。

 弦楽四重奏曲というジャンルは18世紀半ばに流行しはじめ、ハイドンはその創始者ではなく、あくまで「あとから来た達人」としてこのジャンルに関わりはじめただけだったのですが、彼が1780 年代初頭に楽譜出版した作品番号33の四重奏曲集が大ブレイクした結果、全4楽章形式の、その後モーツァルトやベートーヴェンらにも踏襲されてゆく弦楽四重奏曲の「型」が確立された...というのは、まず間違いのないところ。
 結果、彼は全部で(晩年に「確実に自分が書いた」ことを覚えていただけでも)67曲もの弦楽四重奏曲を残して、「交響曲の父」であると同様に「弦楽四重奏曲の父」にもなったのでした。
 その重要性は「皇帝」「ひばり」「五度」といったニックネーム付の傑作だけでなく、全曲すべてに存在意義があるものとして昔から確かに認識されており、すでにLP 時代から全曲録音シリーズはいくつか進行していたくらいですが、それはあくまで現代楽器での話...

 そして驚いたことに、その古楽器による初の全曲録音は、弦楽四重奏という演奏形態を古楽器でやるグループさえそもそもほとんどいなかった頃から延々、この分野でのパイオニアとして活躍してきた老舗団体、フェシュテティーチ四重奏団によって早くも1990年代から進められていたのです!

 2009 年、ハイドン歿後200 周年を記念すべくリリースされた全曲録音(各2〜3枚組で全9分巻)の完結編たる「作品33」と「作品42」のセット(Mer-A414)は、Arcanaレーベルの復活リリース第1弾として世に送り出され、全9巻にわたるフェシュテティーチSQ のハイドン弦楽四重奏曲全集(Mer-A411〜419)を半年にわたって順次日本語解説付にてリリース、うち6巻までもが「レコード芸術」特選(他の3巻も全て準特選)に輝いたのをはじめ、取扱前からの評価はいや増しに高まり、驚くほど早くプレス切れに追い込まれる巻が相次いで出てきたほどでした。

 なにしろフェシュテティーチSQ は「弦楽器大国」ハンガリーの出身だけあって、古楽器演奏の腕前もさることながら、信じられないほど底深い音楽性は(Arcana の直接音重視による自然派録音のおかげもあって)日本の玄人リスナーさえも魅了しつくさずにはおかないほどの充実度なのですから、それも不思議はありません。

 正直、入手可能カタログから削られてはならない重要シリーズであるにもかかわらず入手難が続いていたのを誰もが歯がゆく思っておりましたところ、ようやくArcana が全編収録19枚組BOX 仕様のリリースを決意、入手しやすい形態で再度世に送り出してしてくれることにぱもちろん、個別発売時の日本語解説も再編集のうえ添付。

 標題付の傑作だけでなく、67曲に“捨て曲”がいっさいなかったことを改めて体感できる絶好の機会といえましょう。

 BOX 仕様商品はプレス切れ以降再版されないケースが続く昨今、すぐに再度「パッケージCD では決して入手できない」貴重品に陥る可能性も大...どうぞお見逃しなきよう、早目の確保をお勧めします。
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RAMEE



RAM1306
(国内盤)
\2800+税
ミケラニョーロ・ガリレイ:リュートのための作品集
 〜ガリレオ・ガリレイの弟、モンテヴェルディの同時代人によるリュート芸術〜

 ミケラニョーロ・ガリレイ(1575〜1631):
  ①ソナタ ヘ短調
   〔トッカータ/コルレンテ/ヴォルタ/
    パッサメッツォ/サルタレッロ〕
  ②ソナタ 変ロ長調
   〔トッカータ/コルレンテ/ヴォルタ1・2〕
  ③ソナタ ハ短調
   〔トッカータ/コルレンテ1・2・3/パッサメッツォ/
    サルタレッロ〕
  ④ソナタハ長調
   〔トッカータ/ヴォルタ1・2・3・4〕
  ⑤トッカータ ニ短調
  ⑥ソナタ ト長調
   〔トッカータ/コルレンテ1・2/ヴォルタ〕
  ⑦ソナタイ短調
   〔トッカータ/コルレンテ1・2/ヴォルタ〕
  ⑧トッカータ ヘ長調
 ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1520 頃〜1591):
  ⑨わたしは誰も知り得ない
  ⑩第3ファンタジア ⑪カリオペ
  ⑫ポリュムニア ⑬ウラニア
   ※曲順は①②⑨⑩③④⑤⑪⑫⑬⑥⑦⑧
アントニー・ベイルズ(リュート)
 「それでも地球は回っている」の天文学者ガリレオには、音楽家の父と弟がいた...これはその「弟」,巨匠ラッスス亡き後のミュンヘン宮廷で、イタリア・ルネサンス&バロック様式にとどまらない多元的な音楽作法をリュートで追求した名匠の傑作曲集!大御所ベイルズ、満を持しての名演。

 リュートという楽器は、意外に全盛期が短かったのかもしれません——
 ルネサンス期、とくに16 世紀の約100 年間を過ぎると、17 世紀にはもはや限られた地域でしかこの楽器のための独奏曲は注目されなくなってきます。とりわけ局地的にこの楽器が愛されていたのが、フランスであり、あるいは英国であり...と、いずれもリュートのみならず、ヴィオラ・ダ・ガンバを独奏楽器としてかなり後まで大切にしてきた場所だったことは、おそらく偶然ではなかったのでしょう。ともあれ少なくとも、バロック音楽発祥の地イタリアでは、早くも1600 年を過ぎたあたりからリュートのかわりにテオルボやキタローネなど、弦の数を増やして通奏低音楽器として使いやすくしたタイプの楽器が流行りはじめ、ルネサンス風のリュートそのものはあまり独奏で活躍しなくなってゆきました。
 そうしたなか、ポーランドの天文学者コペルニクスの地動説を支持して「それでも地球は回っている」とローマの法廷でさえ天動説を否定し続けたことで有名なガリレオ・ガリレイ(1564〜1642)の、父ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1520 頃〜1591)と弟ミケラニョーロ(1575〜1631)が、ローマのカプスベルガー(1580〜1651)などと同じ頃、イタリア人によるリュート音楽の興隆の最後の盛り上がりを支えていたことは、意外に知られていないかもしれません——
 かつて音楽が数学や天文学と同じ「宇宙の調和にかかわる学術」だった中世の名残りか、ガリレオの一族に重要な音楽家がふたりもいたということは、あらためて注目するに値する事実ではあるのでしょう。実際、音楽史をひもとけば、父ヴィンチェンツォ・ガリレイは必ず「オペラの誕生を準備したフィレンツェの知識人サークル“カメラータ”の一員」として言及されているので、こちらはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
 また弟ミケラニョーロの作品はCD 時代初期にパウル・バイアーが録音していましたが、それもすでに大昔の録音...かそけき音色の玄妙さを旨とするリュートという楽器の音楽なら、それから長足の進歩をとげた自然派録音によって収録されている今回のアルバムこそ、その魅力の粋を伝える名盤になっていると言えるでしょう。
 しかも弾き手は、Ramee レーベルに名盤あまたのアントニー・ベイルズ...英国リュート界の大ヴェテランが満を持してこの作曲家と向き合ったということの意義を、本盤での名演はあらためて強く感じさせてやみません。
 ミケラニョーロ・ガリレイの作風で面白いのは、彼が音楽のまごうことなき本場イタリアで育った音楽家でありながら、この時代に後期リュート音楽の一大中心地となりつつあったフランスの作法の影響を大きく蒙っている点...フランスものに通暁したベイルズの至芸が、その魅力の諸相を静かに解き明かしてくれます。
 解説全訳付..!















8/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PROFIL/キング・インターナショナル(SACD シングルレイヤー)

 「ベルナルド・ハイティンク&シュターツカペレ・ドレスデンの芸術」
 新マスタリングによるSACD シングルレイヤー全3タイトル
ディスクは海外プレス、日本語オビ&解説つき美麗紙製デジパックの愛蔵版仕様!
初回完全限定生産

 2014 年10 月に創立10 周年を迎える独Profil が、新マスタリング・SACD シングルレイヤー仕様でリリースするシリーズの第2 弾。
 第2 弾の内容は名門シュターツカペレ・ドレスデンの極上ライヴ演奏3 タイトル。
 いずれも指揮は2002 年から04 年にかけて当楽団の首席指揮者を務めた名匠ベルナルド・ハイティンクです。
 1995 年2 月のドレスデン爆撃50 周年記念演奏会におけるマーラーの「復活」、エルベ川が大洪水に見舞われた2002 年12 月公演のブルックナー第8 番など、現代屈指の巨匠指揮者ハイティンクの近年の充実ぶりを知るうえで外せない演奏内容となっております。
 すべてホルガー・ジードラーによる2014 年の最新リマスタリング。
 「ギュンター・ヴァント&ミュンヘン・フィルの芸術」に続いて、このたびも記念リリースにふさわしく、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっております。
 初回各500 セット完全限定生産品となります。

KKC 4019
(SACD シングルレイヤー)
\4400
ドレスデン爆撃50周年記念演奏会ライヴ、マーラーの「復活」
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)
ヤルド・ファン・ネス(アルト)
ザクセン州立ドレスデン歌劇場合唱団
ドレスデン交響合唱団
ハンス=ディーター・プフリューゲル(合唱指導)
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 1995年2月13日 ドレスデン爆撃50周年記念演奏会ライヴ、マーラーの「復活」
 レコーディング:1995 年2 月13 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ/リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&日本語歌詞対訳・解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

KKC 4020
(SACD シングルレイヤー)
\4400
巨匠が大輪の花を咲かせたファン語り草のブルックナー第8番
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB. 108
  (1884-90年,ハース版)
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 2002 年12 月ライヴ、巨匠が大輪の花を咲かせたファン語り草のブルックナー第8番
 レコーディング:2002 年12 月3 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ/リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

KKC 4021
(SACD シングルレイヤー)
\4400
ブルックナーの第6番、モーツァルトの「プラハ」
 ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB. 106(原典版)
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 KV 504《プラハ》
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 2003年ライヴ、ブルックナーの第6番、2002年エルベ川大洪水救済ガラ、モーツァルトの「プラハ」
 レコーディング:2003 年11 月2 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ(ブルックナー)、2002 年9 月2 日/ドレスデン、クルトゥーアパラストにおけるライヴ(モーツァルト)
 リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio/リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。




TACTUS


TC 711606
\2500
夭折の天才ペルゴレージの"奥様女中"!
 ペルゴレージ:
  歌劇《奥様女中》
  サルヴェ・レジナ ハ短調(ようこそ、天の女王)
フェデリコ・ベネッティ(バス)
アンジェラ・ニーシ(ソプラノ)
イ・ソリスティ・リリエンシ
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)
 「奥様女中」と「サルヴェ・レジナ」。イタリア、ナポリ楽派の巨匠、ペルゴレージの"世俗作品"と"宗教作品"を組み合わせ、その関連性に迫ったタクトゥス(Tactus)ならではのプログラム。
 歌劇「誇り高き囚人」のインテルメッツォ(幕間劇)として作曲され、本編である歌劇を上回る支持を得た「奥様女中」は、オペラの歴史における1つの転機となった重要作である。
 結核に侵され26歳という若さでこの世を去ったペルゴレージ最晩年の「サルヴェ・レジナ ハ短調」は、宗教曲であると同時に、世俗作品的な側面も持ち合わせている。
 夭折の天才ペルゴレージの"世俗作品"と"宗教作品"の2つの傑作を、イタリア勢の充実の演奏で。
 2013年9月の録音。
 


TC 860301
\2500→\2290
カラーチェ:マンドリンとギターのための作品全集
 スペイン舞曲 Op.105/セレナータ・マリンコニカ Op.120/
 ポロネーズ Op.36/舟歌 Op.20/タランテラ Op.18/
 マズルカ第6番 Op.141/サルタレッロ Op.79/
 ボレロ第2番 Op.161/勇気ある人のマズルカ Op.57/
 結婚 Op.123/舞曲集 Op.13
デュオ・ジギオッティ
 〔セルジオ・ジギオッティ(マンドリン)、
  ファビアーノ・メルランテ(ギター)〕
 マンドリンのレジェンド、カラーチェのマンドリン&ギター作品全集!
 19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで活躍したマンドリンのヴィルトゥオーゾ、ラファエレ・カラーチェ(1863−1934)。
 イタリアが生んだマンドリンのレジェンド、カラーチェの作品や奏法論は、今日まで続くマンドリンのための音楽や奏法の礎になったと称されている。1996年に結成されたデュオ・ジギオッティの演奏が、軽快なリズム、美しいメロディの中に佇む奥深い響きを伝えてくれている。
 2003年5月の録音。


こういう世界もある
カラーチェ :マンドリン協奏曲集

NAXOS
8.570434
\1100
カラーチェ :マンドリン協奏曲集第1 番&第2 番
 マンドリン協奏曲第1 番 Op.113/
 マンドリン協奏曲第2 番 Op.144/ナポリ風狂詩曲 Op.66
 ポロネーズ Op.36/小妖精の踊り Op.43
アリソン・スティーブンス(マンドリン)
スティーヴン・デヴァイン(P)

 マンドリンを演奏する人なら知らぬ者なしと言われる、ラファエル・カラーチェの作品集。祖父ニコラが始めたギターの制作を父アントニオが引き継ぎ、リュートとマンドリンの制作で名を馳せたのは19 世紀中頃でした。その息子であるラファエルは楽器制作だけでなく演奏家、作曲家としても成功し、世界中にマンドリンを普及させることに成功した。ここで聴かれる彼の作品は、まさに"マンドリンのシューベルト"とでも呼ぶような美しいメロディラインを持ったもので、マンドリン特有のトレモロ奏法を存分に生かした胸震わせる音楽。カラーチェ工房は現在でも最高級のマンドリンメーカーとしての名前を誇っている。
 マンドリン奏者のアリソン・スティーブンスは、あの一世を風靡した名画「コレリ大尉のマンドリン」で実際の演奏を担当していた名手。

 

TC 531380
(3CD/特別価格)
\5000
メールロ:オルガン用タブラチュア譜によるトッカータ全集
 第1巻(1598年、ローマ)
 第2巻(1604年、ローマ)
 トッカータ(1637-1640年、未出版)
フランチェスコ・タシーニ
 (ヒストリカル・オルガン)
 ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂でオルガニストを務め、16世紀後半のイタリアにその名を響かせたイタリア・ルネサンスの音楽家クラウディオ・メールロ(1533−1604)。
 トリノの国立大学図書館に保存されていた7曲の未出版のトッカータを加えたこの"全曲録音"は、サン・ペトローニオ大聖堂(ボローニャ)のバルダッサーレ・マラミーニ1596年製作、
 そしてサンタ・バルバラ大聖堂(マントヴァ)のグラツィアディオ・アンテニャーティ1565年製作のヒストリカル・オルガンでの演奏。メールロの"トッカータ"を、作曲者存命当時の響きで聴くことのできる貴重な資料としても重宝されることだろう。
 2010年8月&10月の録音。



 

ORCHID CLASSICS


ORC100044
\2100
ベルリオーズ=リスト:イタリアのハロルド
 1.プロローグ:問い
 フランツ・リスト(1811-1886):
  灰色の雲 S199(ヴィオラとピアノ編)/
 2.第1章:上昇 ベルリオーズ(1803-1869)=リスト:
  イタリアのハロルド Op.16/S472 山におけるハロルド-
  憂愁、幸福と歓喜の場面/
 3-4.第2章:思い出 リスト:忘れられたロマンス S132
  (ヴィオラとピアノ編)
  ベルリオーズ=リスト:イタリアのハロルド 巡礼者の行進-
  夕べの祈祷を歌う/
 5-6.第3章:夢 ベルリオーズ=リスト:
  イタリアのハロルド セレナード-アブルッチの山人が,
  その愛人によせる
 リスト:おお!私が眠りにつくときには S282
  (ヴィオラとピアノ編)/
 7.第4章:答え ベルリオーズ=リスト:
  イタリアのハロルド 山賊の饗宴-前後の追想 /
 8.エピローグ リスト:眠られぬ夜、問いと答え S203
  (ヴィオラとピアノ編)
ジェニファー・スタム(ヴィオラ)/
エリザベス・プリジェン(ピアノ)
録音 2013年8月8-10日 サフォーク,ポットン・ホール
 プリムローズ国際コンクール、ジュネーブ国際コンクールなど3つの国際コンクールで入賞し、現在最も才能ある若手ヴィオラ奏者として注目されているジェニファー・スタム。
 彼女はフィラデルフィアのカーティス音楽院で学び、ジュリアード音楽院の学位も取得、今井信子とスティーブン・イッサーリスに師事した才能ある人です。ジュネーブ国際コンクール入賞記念アルバムはNAXOSからリリースされていて、こちらも高く評価されています。
 そんな彼女の今回のアルバムは、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」のリスト編曲によるピアノ伴奏版というもの。しかし、ただ演奏するだけでなく、ここにリストの晩年の無調に近い作品を挟みこむことで、独自のストーリーを加味したのです。深く沈みこむようなヴィオラの落ち着いた音色は、聴き手に心地よい謎掛けをしてくるかのようです。



 

RPO


RPO021
\2100→\1890
ジョン・ウィリアムズの音楽集
 1.インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説/
 2.E.T./3.ジョーズ/
 4.ハリー・ポッターと賢者の石-ヘドウィグのテーマ/
 5.ハリー・ポッターと賢者の石-ハリーの不思議な世界/
 6.スーパーマン/
 7.イーストウィックの魔女たち/
 8.未知との遭遇/9.シンドラーのリスト/
 10.宇宙戦争/11.フック/
 12.スター・ウォーズ:エピソード2/クローンの攻撃/
 13.遥かなる大地へ/
 14.ジュラシック・パーク
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
<指揮者:トルガ・カシフ…1.10./
ニック・ライン…2.3.6.7.8.11.13.14./
ニック・イングマン…4.5.9./
ポール・ベイトマン…12.>
 映画音楽、それもハリウッド系のゴージャスな音を全力で聴いてみたい!という人に強くオススメしたいのがこの1枚。
 ロイヤル・フィルによるジョン・ウィリアムズの音楽集です。おなじみのジョーズやインディ・ジョーンズ、スーパーマンなどのグイグイ来る系から、ハリー・ポッターやシンドラーのリストなどのしみじみ系まで、どれもが素晴らしい出来栄え。
 うーん、映画って本当に良いですね。とつぶやきたくなる極上の1枚です。



  

TOCCATA CLASSICS


TOCC-239
\2700
オルランド・ヤシント・ガルシア:管弦楽作品集
 1.アウシュヴィッツ(彼らは決して忘れない)(1994)/
 2.バラデロの思い出(1988)/
 3.アール・ブラウンの思い出のために(2011)
アンジャーネ・チェチリア・ガーワル(ソプラノ)/
グレンダ・フェルナンデス=ベガ(メゾ・ソプラノ)/
ローアン・A・スミス(語り)/
フロリダ国際大学・コンサート・コア
(S・マーク・アリアプリオス…合唱指揮)/
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団/
ホセ・セレブリエール(指揮)
録音 2013年6月10-12日 マラガ・フィルハーモニック・スタジオ
 1954年にハバナで生まれ、1961年にアメリカに移住。マイアミ大学でモートン・フェルドマンに師事し、作曲と音楽理論を学んだヤシント・ガルシア(1954-)。彼の音楽は師であるフェルドマンの作風を引き継いだもので、ゆっくりとした動きと万華鏡のような穏やかな色使い、そして少しずつ変化していくモティーフなど、特徴的であり、不可思議な美しさを有しています。
 このアルバムに収録された3つの作品、アウシュヴィッツの悲劇、彼が幼い頃に過ごしたキューバのビーチの思い出、そしてアメリカのモダニズムを象徴する作曲家、アール・ブラウン(1926-2002)への思い出。どれもが瞑想的なフレーズを多用することで、無限の悲しみを喚起させます。名指揮者セレブリエールを起用し、素晴らしい演奏でお聞きいただけます。
 


TOCC-242
\2700→\2490
ジョン・キンセラ:交響曲 第5番&第10番
 1-4.交響曲 第5番「1916年の詩」(1992)/
 5-7.交響曲 第10番(2010)
ジェラルド・オコンナー(語り)…1.4/
ビル・ゴールディング(ナレーター)…1-4/
アイルランド国立交響楽団…1-4/
コールマン・ピアース(指揮)…1-4/
アイルランド室内管弦楽団…5-7/
ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)…5-7
録音 1994年2月18日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール…1-4, 2012年2月11日 ダブリン,ロイヤル・ダブリン・ソサエティ・コンサート・ホール…5-7
 アイルランド、ダブリンで生まれた作曲家キンセラ(1932-)は、ダブリン大学でヴィオラと和声、対位法を学ぶも、作曲は基本的に独学で身に着けました。最初はシンプルな作品を書いていたものの、少しずつその技法が進化し、1968年、彼はアイルランド放送協会の音楽部門のシニア・アシスタントになり、楽曲管理をしていたため、当時のヨーロッパの現代音楽の流行に精通しており、それも踏まえた素晴らしい作品を数多く作り、現在では「アイルランド最高の交響曲作曲家」として讃えられています。
 交響曲第5番は、1916年に殺害された3人のアイルランドの詩人の詩を用いた作品。交響曲第10番は彼の最新の作品でモーツァルト・マニアのために書かれた古典的な装いを持っています。2作品の対比をお楽しみください。
  

TOCC-256
\2700
チャールズ・オブライエン:ピアノ作品全集 第1集
 1-4.ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.14(1910)/
 5-6.2つのワルツ Op.25(1928)/
 7-9.スコットランドの情景 Op.17(1915)/
 10-12.スコットランドの情景 Op.21(1917)
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
録音 2009年10月27日 西サセックス,チャンプヒル,ミュージック・ルーム
 スコットランドの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)の魅力的な旋律は、彼が住んでいたエディンバラの風景が反映されています。
 トロンボーン奏者だった父を始め、彼の家系には音楽家が多く、彼も自然に音楽を愛するようになりました。数多くの作品を残しましたが、現在ではそのほとんどが忘れ去られてしまっています。しかし最近、復興の兆しが見えており、このアルバムの他にも、管弦楽作品の録音が進行しているなど、この静かで美しい作品に注目する人が増えています。
 ピアニスト、メイリー=スミスは2011年にロイヤル・フィルハーモニーと「皇帝」を演奏してデビューした新進気鋭の若手。すでに何枚かのCDをリリースしていて、どれもが絶賛されています。ここでも共感溢れる瑞々しい音楽を聴く事ができます。
 

TOCC-269
\2700
テオドール・グヴィ:歌曲集
 1.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-1「オリーヴに」/
 2.ロンサールの9つの詩 Op.41-4「ここに木がある」/
 3.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-2「ニンフよ、あなたの最も赤いバラをここに混ぜよう」/
 4.ロンサールの9つの詩 Op.41-7「何て言ったの?何をしているの?私の愛しい人」/
 5.ロンサールの6つの詩 Op.42-3「私はあなた以外の愛し方を知らない」/
 6.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-3「甘きナイチンゲール,あなた」/
 7.ロンサールの6つの詩 Op.42-5「エレーヌ」/
 8.ロンサールの9つの詩 Op.41-8「私がその日を考えるとき」/
 9.ロンサールの9つの詩 Op.41-1「オーバード」/
 10.ロンサールの8つの詩 Op.44-1「マルゲリータに」/
 11.ロンサールの9つの詩 Op.41-2「このバラを摘んで」/
 12.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-5「甘き安らぎの父」/
 13.ロンサールの8つの詩 Op.44-5「あなたは自然を軽んじる」/
 14.ロンサールの9つの詩 Op.41-5「私はあなたの若さを比較する」/
 15.ロンサールの6つの詩 Op.42-2「ナイチンゲール」/
 16.ロンサールの8つの詩 Op.44-4「あなたの美しい目の魅力」/
 17.ロンサールの7つの詩 Op.47-1「ページよ、私に従って」/
 18.ロンサールの6つの詩 Op.42-1「私は悲しく死んでしまう」/
 19.ロンサールの6つの頌歌 Op.37-1「親愛なるヴェスパー、黄金の光」/
 20.ロンサールの9つの詩 Op.41-3「愛、愛、私の愛する人は美しい」/
 21.ロンサールの9つの詩 Op.41-6「愛は私を殺している」/
 22.ロンサールの7つの詩 Op.47-5「さようなら」/
 23.ロンサールの6つの詩 Op.42-6「歌」/
 24.ロンサールの7つの詩 Op.47-6「甘き眠り」/
 25.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-6「私はいつもあなたから逃がれて」/
 26.ラ・プレイアード・フランセーズ Op.48-11「岩のように」
メーエ・ナム(ソプラノ)…1-6,11-17,21-26/
ジョン・エルウィズ(テノール)…7-10,18-20/
ジョエル・ショーンハルス(ピアノ)
 録音 2014年1月12-14日 オバーリン大学,コンセルヴァトリー・オブ・ミュージック,レコーディング・スタジオ
 19世紀のフランスで活躍した作曲家、テオドール・グヴィ(1819-1898)の珍しい歌曲集です。
 グヴィが生まれたのは、当時ドイツとフランスの係争地帯、ザール地方であったため、彼はフランスにもドイツにも属することができず、憧れていたパリ音楽院に進学することもできなかったと言われています。そのため音楽は個人的に学び、じっくりとその才能を熟成させたのです。
 ベルリオーズは彼の作品を高く評価していましたが、結局のところ彼の作品は脚光を浴びることはなく、そのまま忘れ去られてしまったのです。
 最近になっていくつかの宗教曲や管弦楽曲は演奏されるようになって来ましたが、これらの歌曲については、誰も注目することなく、ひっそりと音楽史の片隅に埋もれていました。
 今回の歌曲は15曲が初録音、その他も録音されたことはあると言え、オリジナルの調性ではありませんでした。ソプラノのメーエ・ナムはグヴィ作品の研究家であり、彼の作品を積極的に紹介している人です。




ACTE PREALABLE


AP 0293
\2200
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):
 ラクイラへのオマージュ
  (ソプラノ、バスと弦楽十重奏のための;2013)(*)
 実現
  (ヴァイオリン、チェロとコントラバスのための4つの回顧;2012)
  感傷的回顧(+)/抒情的回顧(#)/
  劇的回顧(**)/輝かしい回顧(+/#/**)
ボジェナ・ハラシモヴィチ(ソプラノ(*))
ダリウシュ・シェドリク(バス(*))
ウーチュク・ファミリー弦楽十重奏団(*)
パスクアーレ・ヴェレーノ(指揮(*))
クシシュトフ・ヴォイチュク(ヴァイオリン(+))
ヨアンナ・ウーチュク=カリノフスカヤ(チェロ(#))
マレク・カリノフスキ(コントラバス(**))

録音:2013年5月22日、ライヴ、第25回記念クラウフ国際現代音楽祭、クラクフ、ポーランド
 新古典主義者としてポーランドの現代音楽をリードしてきた長老作曲家ウーチュクの新作の世界初録音。(*)は作曲者が2012年に訪れたイタリアの町ラクイラに捧げた作品で、当盤にはその初演が収録されています。
 ウーチュク・ファミリー弦楽十重奏団はウーチュクの孫である三人の奏者を中心とする親族で構成されたアンサンブル。(+)(#)(**)もそのメンバーです。

  


AP 0331
\2200→\1990
ヘンリクの弟と呼ばないで
 ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837-1912):
  序曲「沈黙公ウィレム」Op.43
  交響曲ニ長調 Op.49
ジェシュフ・フィルハーモニー管弦楽団
 (ポトカルパチェ・アルトゥル・マラフスキ・フィルハーモニー交響楽団)
ピオトル・ヴァイラク(指揮)

録音:未詳

もはや「ヘンリク・ヴィエニャフスキの弟」と言う必要もないほど再評価が進んだ感のあるポーランドの作曲家・指揮者・ピアニスト、ユゼフ・ヴィエニャフスキの管弦楽作品の世界初録音。

 

AP 0332
\2200
マイケル・キンバー:ヴィオラのための音楽 Vol.3
 マイケル・キンバー(1945-):
  ジェンナのデュエット(MK)/ラケイシャのデュエット(AG)
  2つのヴィオラのための8つのデュエット(MK)
  リフレクション(3パートのヴィオラ・アンサンブルのための)(MK/AG)
  3つのヴィオラのためのいくつかのラグタイム・トリオ(AG/ED)
   ハッティズバーグ・ラグ/スパータンバーグ・ラグ/ヴァルドスタ・ラグ
  ノックスヴィル、2013年秋
   (5パートのヴィオラ・アンサンブルのための)(MK/AG/ED/ET)
  スワローテイル・ジグ(+)/シンプル・ギフト [Simple Gifts](+)
  ヴィオラを弾くのがほんとうに大好き
   [I really love to play viola](*/MK/AG/ED/JA/+)
  私の美しいヴィオラがなければ私はない
   [I am lost without my beautiful viola](*/MK/AG/ED/+)
  アメイジング・グレースによる変奏曲(*/+)
 クシシュトフ・スピハワ(1992-):
  Capri-c-e(#)/どうぞよろしく、キンバーさん [Nice to meet you Mr. Kimber](#)
マルチン・ムラフスキ(ヴィオラ)
マルティナ・コヴザン(ヴィオラ(MK))
アリツィア・グシチョラ(ヴィオラ(AG))
エウゲニウシュ・ドンブロフスキ(ヴィオラ(ED))
エヴァ・トラチ(ヴィオラ(ET))
ヨナ・アルディン(歌(*)、ヴィオラ(JA))
カタジナ・ストロインスカ=シェラント(ピアノ(+))
ピオトル・マックス・ヴィシニェフスキ(コントラバス(*))
スワヴォミル・トクウォヴィチ(ドラムス(*))
クシシュトフ・スピハワ(キーボード、エレクトロニクス(#))

録音:2014年3月19-20日、アウラ・ノーヴァ、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー(+/#以外),
    2014年3月29、31日、4月14日、フリー・フライ・ミュージック・スタジオ(+),
    2014年4月10日、ブレインフリーザー・サウンドシステム・スタジオ(#),
     以上ポズナン、ポーランド
 マイケル・キンバーはアメリカ合衆国のヴィオラ奏者・作曲家。1965年頃から1985年まではヴィオラの学習と演奏に専念していました。2004年以来アイオワ・シティを本拠に活躍しています。世界初録音。



<映像>


Christopher Nupen Films(映像)


A10CND
(DVD)
\5300
チャイコフスキーの女/運命
 1.チャイコフスキーと女性たち/
 2.運命
ウラディーミル・アシュケナージ 他/
クリストファー・ヌーペン監督
日本語字幕つき
収録時間:156分(1…70分,2…86分)/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・伊・日/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 この2本の映像は、どちらもピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)自身の言葉と音楽によって構成されています。
 最初の作品「チャイコフスキーの女」は彼の初期作品、オペラや交響詩などに描かれた女性を検証していくというものです。
 現実のチャイコフスキーは、24歳の時に法務省の職を辞して音楽活動に専念し、挫折を栗化しながらも順調に作品を発表していきます。その4年後オペラ歌手のデジレ・アルトーと恋に落ち婚約に至りますが、結局破局。彼女はチャイコフスキーが生涯に愛したただ一人の女性と言われていて、この姿が「ロミオとジュリエット」のジュリエットに反映されているだとされています。
 2本目の作品は「運命」と題されたもので、こちらはアントニナ・イワノヴァとの不幸な結婚の失敗と、フォン・メック夫人との奇妙な友情の物語。謎めいたチャイコフスキーの生涯を違った視点で描いた問題作です。
 

A11CND
(DVD)
\5300
ゾンマー・ヘルツ:全ては現状
 1.アリス・ゾンマー・ヘルツへのインタビュー/
 2.音楽集
  <シューベルト:即興曲 変イ長調 D935/
   ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」第1楽章>
アリス・ゾンマー・ヘルツ(ピアノ)
日本語字幕つき
収録時間:54分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・英・伊・日/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 撮影当時98歳のピアニスト、アリゼ・ゾンマー・ヘルツ(1908-2014)のポートレートです。
 彼女はその活動の絶頂期にあのテレジエンシュタットに収容され、母親と夫を奪われ、言いようのない残虐行為を受けました。そして処刑を目前にしたのですが、奇跡的に、何とか生き残ったのです。その後の彼女はイギリスに定住し、ピアニストとしての活動を続けますが、彼女は迫害者たちを決して憎むことはなく、常に博愛の精神で向き合いました。
 そして彼女のポリシーは「楽観的に生きること」。これは彼女の経験から生まれた言葉です。そんな彼女は104歳になって世界中から注目されます。それは彼女が出版した著書「地獄の中のエデンの庭」が7か国語で出版されベストセラーとなったからです。
 彼女の慈愛溢れる言葉と、師シュナーベル直伝のシューベルトとベートーヴェンの演奏は、全ての人に感動を与えることでしょう。
 

A12CND
(DVD)
\5300
パガニーニの悪魔性
出演:
 ギドン・クレーメル/ジョン・ウィリアムズ/
 スイス・イタリアーナ管弦楽団/
 スイス・イタリアーナ放送合唱団/
 ローレンス・フォスター(指揮) 他
日本語字幕つき
収録時間:79分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・伊・日/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 パガニーニは西洋のクラシック音楽の全ての器楽奏者の中で、最も精巧、かつ魅力的な演奏をする人だったと伝えられています。
 あまりにも素晴らしい演奏をするので、巷の人々は彼を「悪魔と契約した」とまで囁きました。また本人も自身を神秘的に見せたたため、多くの人たちは本当にその噂を信じてしまったのです。
 しかし、本当にそんな人物だったのか?と疑問を持ったクリストファー・ヌーペンは、この芸術家の真の姿を洗い出すために、多くの手紙やエピソードを検証し、それらと彼の音楽を結び付けながら、新しい人物像を描き出すことに成功しました。
 最後に深い感動を齎すこの映像、数々のメディアでも絶賛されています。
 

A13CND
(DVD)
\5300
シューベルト:ます/偉大なる愛と偉大なる哀しみ
 1.ます/2.偉大なる愛と偉大なる哀しみ
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)/
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)/
ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ)/
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)/
ズービン・メータ(コントラバス) 他
日本語字幕つき
収録時間:182分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・英・伊・日/画面:4:3&16:9letterbox/REGION All(Code:0)
 シューベルトに関する2つの興味深い映像です。
 1のますは、1969年に撮影されたドキュメンタリー・フィルムで、バレンボイムが主宰したサウスバンク音楽祭における「ます」が演奏されるまでと、本番の風景です。
 当時、優れた指揮者として名声を高めていたズービン・メータが久しぶりにコントラバスを練習し、またズーカーマンはこの日のためにわざわざヴィオラを用意して、演奏に臨みます。
 そしてパールマン、デュ・プレ、バレンボイム…この5人が親密なリハーサルを経て、本番では燃える演奏を披露します。
 もう1つの映像は、シューベルトへのオマージュともいえるもので、これは伝記ではなく、彼が師と仰いだベートーヴェンから影響を受けながらも、ベートーヴェンの死後、新たな音楽を作っていった様子が描かれています。感動的な物語です。
 

A14CND
(DVD)
\5300
デュ・プレのポートレイト
 1.ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲/
 2.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「幽霊」Op.70
ダニエル・バレンボイム/
ピンカス・ズーカーマン/
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・バルビローリ/
ウィリアム・プリース
収録時間:150分/音声:モノラル2.0/字幕:独・仏・西/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 伝説的チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。彼女を象徴するのがエルガーのチェロ協奏曲であるのは間違いありません。
 最初の映像は、そんなエルガーを存分に楽しめるものです。
 もう一つの映像は、ダニエル・バレンボイムとピンカス・ズーカーマンとのベートーヴェンのピアノ三重奏曲「幽霊」の演奏風景です。こちらは名映画監督ジャン=ピエール・ポネルによって収録された貴重な映像です。
 エキセントリックで孤高のアーティストであったデュ・プレの活動の絶頂期を捉えています。
 

A15CND
(DVD)
\5300
セゴビア:ポートレイト
 1.セゴビア・アット・ロス・オリボス/
 2.ギターの歌
アンドレス・セゴビア
収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏・伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 1967年に収録された最初の映像は、スペイン南部のセゴビアの新しく建てられた家で収録されたもの。
 スタジオでは緊張していたと言われる彼が、とてもリラックスした雰囲気の中で、彼自身の信念や音楽について語っています。
 そして、バッハ、モレノ・トローバ、リョベート、タレガ、カステルヌォーヴォ・テデスコ、グラナドスの作品を演奏します。
 もう一つの映像は、1976年にアルハンブラ宮殿で撮影されたもの。こちらも彼のギターについての思いが語られていきます。
 独学でギターを学び、世界中で活動を行い「現代クラシック・ギター奏法の父」と讃えられるセゴビアの静かな語り口は感動ものです。こちらではアルベニス、グラナドス、スカルラッティ、ラモー、ソル、ポンセ、アグアド、バッハ、ショパン、モレノ・トローバを演奏しています。
 1977年ブザンソン音楽祭でPrix du Public(観客賞)を受賞した素晴らしい映像です。
 

A16CND
(DVD 2枚組)
\5300
われらに光を
 出演:
  ウラディーミル・アシュケナージ/ダニエル・バレンボイム/
  レオン・ボッツスタイン/マーガレット・ブレーリー/
  マイケル・ハース/エフゲニー・キーシン/
  イツァーク・パールマン 他
収録時間:330分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 このタイトルは、テレジエンシュタットの強制収容所において、12歳の少女エヴァ・ピッコヴァが書いた詩から取られたもの。
 第二次世界大戦中にナチス・ドイツがチェコ北部のテレジエンシュタットに置いたユダヤ人ゲットー、および刑務所であったこの施設には、総計14万人以上のユダヤ人が連れて来られて、そのほぼ1/3がここで死亡、他のほとんどの人は別の場所に移送され、そこで命を落としています。
 ほんの僅かな人々が生き残り(ピアニストのアリス・ゾンマー・ヘルツも生存者の一人)この悲劇を後世に伝えることとなります。
 この映像では、モーゼとメンデルスゾーンのユダヤ文化における貢献と、ワーグナーとナチスの関わり、そして頽廃音楽家としてみなされたフランツ・ワックスマンの作品を通して、多面的にユダヤ文化の歴史を辿っていくものです。
 

A17CND
(DVD)
\5300
カリム・サイドのドキュメンタリー
 1.カリムの旅
カリム・サイド
収録時間:58分/音声:ステレオ2.0/字幕:/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 ロンドンを基点に活躍するヨルダン生まれのピアニスト、カリム・サイドのドキュメンタリー・フィルムです。彼は2009年にコリン・デイヴィスが指揮するイギリス室内管弦楽団のバックを得てバービカン・センターでデビュー・コンサートを果たしたのを皮切りに、世界各国のコンサート・ホールを次々と制覇しています。
 2007年にロンドンのパーセル音楽学校を卒業した後、奨学金を得て、王室音楽学校に進学、タチアナ・サルキッソヴァに師事します。
 そして2008年にBBCで放送するためにクリストファー・ヌーペンがこのドキュメンタリー映像を制作しました。
 この映像はBBCを通じて、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ベルギー、オーストラリア、エストニア、ロンドンのバービカン・センターでテレビ放送されて、高い評価を受けています。
 

A18CND
(DVD)
\5300
エフゲニー・キーシン:音楽の贈り物
 1.エフゲニー・キーシン:音楽の贈り物/
 2.ロイヤル・アルバート・ホールのアンコール集
エフゲニー・キーシン
日本語字幕つき
収録時間:104分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏・日・中/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 「真の神童」として讃えられるピアニスト、エフゲニー・キーシン。彼は1971年10月10日にモスクワで生まれ、ようやくピアノの鍵盤にに背が届いた2歳の時から演奏を始めました。
 10歳でモーツァルトの協奏曲第23番を演奏してデビュー、11歳で初リサイタルを開き、その才能が注目されるようになります。
 そして12歳で、ドミトリー・キタエンコの指揮によるモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でショパンのピアノ協奏曲を録音。これは批評家たちも絶賛し、彼の名前は世界中に知られるようになりました。
 通常のピアニストならば、ここから数々のコンクールに挑戦し、そのテクニックと音楽性に磨きをかけていくのですが、彼にはその必要はなく、そのためコンクール歴もほとんどありません。彼の成功物語はとても稀なものといえるでしょう。
 この映像は、彼へのインタビュー、リハーサル風景、そして演奏で構成されています。また1997年8月にロイヤル・アルバート・ホールで行われた「プロムス103年目」祝賀演奏会でのアンコールも収録されています。6000を越える聴衆を魅了したパフォーマンスです。
















8/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHANNEL CLASSICS



CCSSA 36014
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
レイチェル・ポッジャー新録音!
 バロックの真珠 〜 イタリア初期バロックの知られざる傑作

 フォンタナ:ソナタ第2番/
 フレスコバルディ:トッカータ第1番/
 ウッチェリーニ:
  ヴァイオリン独奏のためのソナタまたはトッカータ第5番
   《デッタ・ラ・ラウラ・リルチェンテ》/
 カステッロ:ソナタ第2番/
 マリーニ:2弦のためのソナタ第4番/
 フレスコバルディ:スピネッティーナとヴァイオリンのためのトッカータ/
 メアッリ:ソナタ第6番(Op.4, 1690) 《ラ・ヴィンチオリーナ》/
 レオナルダ:ソナタ第12番/
 A・ガブリエリ:第1旋法によるリチェルカーレ/
 チーマ:2声のソナタ(ミラノ 1610)/
 ベルターリ:チャコーナ
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
マルツィン・シヴィオントキエヴィチ
 (チェンバロ&オルガン)
ダニエレ・カミニティ(テオルボ)
 ポッジャーが纏う麗しきイタリア・バロック。
 ポッジャーの興味の中心がだんだん自分たちの好みに近づいてきたと思っている人たちは多いはず。
 古楽器ヴァイオリンの旗手たちの視線は間違いなくイタリア初期作品に向けられている。


 パラディアン・アンサンブルとフロリレジウムのオリジナル・メンバー、イングリッシュ・コンサートのコンサート・ミストレス、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団のゲスト・ディレクターとして活躍し、現代最高のバロック・ヴァイオリニストの1人に数えられているバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。
 世界中で絶賛され大きな話題を呼んだ無伴奏作品集「守護天使(CCSSA 35513)」に続くポッジャーの新録音は、ポッジャーの新たな歩みとなる、イタリア初期バロックのヴァイオリン作品集。
 巨匠アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)が活躍する以前の17世紀前半イタリア、フォンタナやベルターリ、ウッチェリーニ、カステッロなど、優れたヴァイオリニストたちが産みだした、ヴァイオリン芸術の発展を築いた重要作品の数々。ポッジャーと仲間たちの演奏で輝く珠玉の作品たちは、まさに「バロックの真珠(Parla Barocca)」とも言うべきヴァイオリン名品集です。
 共演するマルチン・シヴィオントキエヴィチは、ブレコン・バロックのメンバーとしてバッハのヴァイオリン協奏曲集(CCSSA 34113)にも参加していた、ポーランドの若き世代を先導するチェンバリスト。ダニエレ・カミニティは、若い頃からクラシック・ギターを学び、バーゼル・スコラ・カントルムを優秀な成績で修め、アーチリュート、ルネサンス・リュート、テオルボなど優れた通奏低音の弦楽器奏者として活躍している。
 ちなみにダニエレ・カミニティは、2014年8月から9月に掛けて、フラヴィオ・フェッリ=ベネデッティが率いるアンサンブル・イル・プロフォンドのメンバーとして来日予定。



ポッジャー、渾身の前作!
ビーバー「パッサカリア」! そしてマッテイス&ピゼンデル!

CCSSA 35513
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ポッジャー 〜 無伴奏ヴァイオリン作品集
 J.S.バッハ:
  無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
   (ポッジャー編曲/ト短調版)
 マッテイス:
  《ヴァイオリンのためのエアー集》より パサージオ・ロット、
   ファンタジア、ムーヴィメント・インコグニート
 タルティーニ:ソナタ イ短調, B:a3、ソナタ第13番ロ短調, B:h1
 ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 ビーバー:パッサカリア ト短調《守護天使》
レイチェル・ポッジャー
 (ヴァイオリン/
  ペザリニウス1739年製)
 ポッジャーが奏でる"無伴奏の至芸"!舞い降りるバロック・ヴァイオリンの守護天使。
 ポッジャー久々の無伴奏!

 フロリレジウムとパラディアン・アンサンブルのオリジナル・メンバーであり、イングリッシュ・コンサートのコンサート・ミストレス、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団のゲスト・ディレクターを務め、2007年からは自らが創設したブレコン・バロックの音楽監督として活躍する現代最高のバロック・ヴァイオリニストの1人、レイチェル・ポッジャー。
 1998年と1999年の録音が行われた歴史的名演、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」、2001年録音のテレマンの「12のファンタジア」以来となる久々の"無伴奏作品集"は、バッハ、マッテイス、タルティーニ、ピゼンデル、そしてビーバーの音楽による「守護天使」!
 スコルダトゥーラに代表される特殊な調弦法、ボーイング・テクニック、対位法的なテクスチュア、ダブル、トリプル、クォドルプル・ストップなどの重音奏法。
 ポッジャーが弾く無伴奏作品集「守護天使」には、J.S.バッハと同世代の作曲家たち、17世紀後半のドイツ、イタリア、オーストリア、イギリスでの「無伴奏ヴァイオリン」の音楽への情熱、挑戦心が深く刻み込まれている。
 レイチェル・ポッジャーが銘器ペザリニウスで奏でる"無伴奏の至芸"。バロック・ヴァイオリンの「守護天使」が今ここに舞い降りる ——!

 ※録音:2013年5月、メノナイト教会(ハールレム、オランダ)




  

CAPRICCIO


C5144
\2700
メランコリー
 1.ショーソン(1855-1899):終わりなき歌 Op.37/
 2.ラブル(1873-1940):4つの歌曲 Op.5-1「遅すぎた」/
 ブラームス(1833-1897):5つのオフェーリアの歌
  (A.ライマンによる弦楽四重奏とピアノ伴奏編)
  <どうしたらあなたの真実の愛が確かめられようか/
  雪のように白い屍衣におおわれ/
  あしたは聖ヴァレンタインの日/
  彼を棺に置いて運びました/
  そして彼は二度と戻っては来ないのか?>/
 8-9.ヒンデミット:メランコリー Op.13から
  <第3番:暗き滴り/第4番:夢の森>/
 10-12.グレチャニノフ(1864-1956):枯れた葉 Op.52
  <第1番:落ちる葉/第2番:旋風の中で/第3番:安心>/
 13-15.ブッシュ(1891-1952):3つの歌曲 Op.3a
  <第1番:今、暗い影が/第2番:寂しさの喜び/
   第3番:あそこに天上からの視線が>/
 16.カントループ(1879-1957):感傷の道行き/
 17.シリングス(1868-1933):夕暮れ/
 18.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  静かな歩み Op.31-4/
 19.ルクー(1870-1894):3つの詩 第3番「夜想曲」
ルチア・ドホニョーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ウルリケ・パイヤー(ピアノ)/
アサセッロ弦楽四重奏団
録音 2012年4月30日-5月2日 ベルリン スタジオ・ゲルトナーシュトラッセ
 メランコリー=憂鬱…この揺れめく切ない気分は、詩人や音楽家たちにたくさんのインスピレーションを与え、様々な作品が生まれてきました。このアルバムにはロマン派から近現代の「憂鬱」な作品を集めたもの。
 通常はピアノで伴奏される歌曲が、ピアノと弦楽四重奏版という形で奏されます。曲によってはオリジナルの形であったり、アリベルト・ライマンによって編曲を施されていたりと様々ですが、ここではどの曲も、しっとりと荘厳な雰囲気を帯びて、重苦しく切なく響きます。
 歌手ルチア・ドホニョーヴァはスロヴァキア生まれ。名歌手ルチア・ポップの推薦でステージに立ったという彼女の声は、とても伸びがよく美しい響きを持っています。彼女のトゥリーナのアルバムは2010年のグラミー賞「ベスト・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にもノミネートされています。最後におかれたルクーの「夜想曲」が絶品です。
  


C5170
\2700→\2490
ラモン・ヴァルガス:ヴェルディを歌う 〜ヴェルディ:歌曲集
 1.流刑者/2.誘惑/3.哀れな男/
 4.ストルネッロ/
 5-10. 6つのロマンス
  <つぼに近寄るな/エリザよ、疲れた詩人は死んでいく/
   孤独な部屋で/暗い夜を恐れて/
   私の安らぎは失せて/
   嘆きの聖母よ、私に哀れみを>/
 11-16. 6つのロマンス
  <日没/ジプシーの女/星に/石畳の道/神秘/乾杯>/
 17.タントゥム・エルゴ/18.アヴェ・マリア
ラモン・ヴァルガス(テノール)…1-3.5-8.10-11.13.15-18/
ジョアンナ・パリシ(ソプラノ)…4.9.12.14/
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
録音 2013年5月 ウィーン バウムガルトナー
 ヴェルディ(1813-1901)というと、誰もがあの壮大なオペラを思い浮かべることでしょうが、彼にもピアノ伴奏だけで歌われるいくつかの歌曲があります。
 しかしそこはヴェルディ、歌曲と言ってもオペラのアリアに勝るとも劣らないドラマティックな作品ばかりです。小さい器のなかに、溢れる情熱と運命を盛り込んだこれらの歌曲を、現代最高のテノール、ラモン・ヴァルガスが見事に歌い上げます。
 名ピアニスト、チャールズ・スペンサーの劇的で壮麗な伴奏、そしていくつかの曲では、こちらも注目のソプラノ、ジョアンナ・パリシが見事な彩りを添えています。
 

C5195
\2700
SAMBALA
 1.FORMOSA/2.ROSA, MENINA ROSA/
 3.BRASIL PANDEIRO/
 4.AS ROSAS NAO FALAM/
 5.CONVERSA DE BOTEQUIM/
 6.BARRACAO DE ZINCO/
 7.BELISCANDO O CAVAQUINHO/
 8.ESSA MOCA TA DIFERENTE/
 9.CARINHOSO/10.UM CALO DE ESTIMACAO/
 11.VERA CRUZ/
 12.E O MUNDO NAO SE ACABOU/13.ROSA/
 14.GUARDEI MINHA VIOLA/
 15.IMPERADOR DO SAMBA/
 16.PRECISO ME ENCONTRAR/
 17.TEMPO DE AMOR/
 18.NAO DEIXE O SAMBA MORRER
クリスティアーネ・ロンカリオ(ヴォーカル)/
アンドレ・パイヤー(ギター…Eduardo Valdivia Rivera/2010)/
ハルトムート・プレイヤー(カヴァキーニョ)/
マリアーノ“ハビブ”ダ・コスタ(タンブリン 他)/
メロ・ソアレス(レボロ 他)
録音 2013年4月2-5日,4月10-11日 ベルリン
 “サンバ”…この言葉を聴いただけで、極彩色の世界が目の前に広がります。情熱的でリズミカル、そして太陽の溢れるパワー。まさに元気が出る音楽です。
 19世紀の終わり頃にブラジルで生まれたサンバは、その地に住んでいた黒人たちの奏でる音楽が発祥とされていますが、その後、リオ・デ・ジャネイロで発展、アフリカの民俗音楽とヨーロッパの様々な舞曲のリズムが混ざり合い、独自の形式が育まれたもので、決して原始的な音楽ではなく、極めて洗練された音楽と言っても間違いありません。
 このアルバムは、ブラジルの歌手クリスティアーネ・ロンカリオと、その仲間たちが熱くサンバを演奏。ドイツ、イタリア・オペラ、オラトリオなどにも深い含蓄を持つ彼女の歌は、全ての聴き手の耳を虜にすること間違いありません。様々なブラジルの民族楽器もステキな音色です。
 


C5201
\2700→\2490
C.P.E.バッハ:ロンドと幻想曲集 〜
 専門家と愛好家のためのロンド付きソナタと自由な幻想曲集より

 1.幻想曲 第1番 変ホ長調 Wq 58/6/
 2.ロンド 第3番 変ロ長調 Wq 58/5/
 3.ロンド 第2番 ハ短調 Wq 58/4/
 4.ロンド 第1番 ハ長調 Wq 56/1/
 5.ロンド 第3番 イ短調 Wq 56/5/
 6.ロンド 第2番 ホ長調 Wq 58/3/
 7.幻想曲 第2番 ハ長調 Wq 59/6/
 8.ロンド 第2番 ト長調 Wq 57/3/
 9.ロンド 第3番 ヘ長調 Wq 57/5/
 10.ロンド 第2番 ニ短調 Wq 61/4/
 11.幻想曲 第1番 ヘ長調 Wq 59/5/
 12.ロンド 第1番 ホ長調 Wq 57/1/
 13.幻想曲 第2番 ハ長調 Wq 61/6
クリスティーネ・ショルンスハイム(タンジェント・ピアノ)
録音 2013年3月4-8日 Schlos Bad Krozingen
 優れた奏者として、また楽器の研究家としても名高いクリスティーネ・ショルンスハイム。今回は2014年に生誕300年を迎えるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品集です。C.P.E.バッハ(1714-1788)は、父よりもテレマンの様式を受け継いだ作曲家として知られ、古典派音楽の基礎を築いたとされるなど、その演奏様式についても慎重な研究を重ねる必要があると彼女は言います。
 チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノなど楽器についても選択の余地がありますが、彼女が選んだのは、ピアノの初期の形である「タンジェントピアノ(木片で弦を突き上げて音を出すタイプ)」でした。彼女は楽器だけでなく、演奏する曲も丁寧に選び抜いて、この楽器にふさわしい作品だけを丁寧に引いています。冒頭の「幻想曲」での自由なパッセージの飛翔こそ、ショルンスハイムの理念を表出しているものだといえるでしょう。
 
C5214
\2700
ルイージ・ダッラピッコラ:作品集 モダン・タイムズ
 1-4.管弦楽のためのパルティータ(1930-1932)/
 5-6.管弦楽のための2つの小品(1946-1947)/
 7.小さな夜の音楽(1954)/
 8-18.管弦楽のための変奏曲(1952-1954)/
 19-23.管弦楽のための3つの問いと2つの答え(1962)
アランツァ・エツェナッロ(ソプラノ)…4/
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)
録音 2014年3月25-29日 ルートヴィヒシャッフェン,フィルハーモニー
 レスピーギ、ピツェッツィ、カセッラ、マリピエロをイタリア・モダニズムの第一世代の作曲家とすれば、1904年に生まれたゲディーニ、ペトラッシそして、このダッラピッコラ(1904-1975)は第二世代に属する作曲家とみなすことができるでしょう。ただし彼は生を受けた場所が純粋なイタリアではなく、現在のクロアチア・パジン(当時はオーストリア帝国の一部であった)で、ファシスト政権下の第1次世界大戦中はオーストリアのグラーツに抑留されてしまい、彼はピアノに触れる機会もなかったといいます。
 しかし音楽への希望は止むことなく、フィレンツェの音楽学校でピアノを学び、音楽家として成功しました。しかし、幼少期の経験から政治に高い関心を持ち、作品にもそれは強烈に反映されています。
 1930年周辺に書かれたパルティータは、彼の代表作であり、自身の作風を確立した作品としても重要なものです。




ザンクトガレン・バッハ財団/バッハ・カンタータ全集


 ザンクトガレン・バッハ財団のバッハ・カンタータ全集始動!
 バッハのカンタータ全曲演奏という偉業・・・
 1984年にヘルムート・リリンクによって一人の指揮者によるバッハの教会カンタータ全曲録音が完成されて以来、多くの人たちがこの偉業に挑んでいます。その中には、めでたく完成を迎えたものもあり、この宝石のような名作たちが全集という形で、比較的容易に聴けるようになりました。そんなところに、最近になって今までにないような手法で、教会カンタータのみならず、バッハの声楽作品をすべて録音しようという人が現れました。
 それは、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を取っているオルガンの即興演奏のオーソリティ、ルドルフ・ルッツです。
 彼は、1999年に、さる実業家と協力して「ザンクトガレン・バッハ財団」という個人的な財団を創設し、様々な準備を経て、2006年から毎月1回のペースで、まずは教会カンタータを教会で演奏、それをDVDとCDで販売しつつ、全曲演奏を目指すというプロジェクトをスタートさせました。現在までにおよそ三分の一のカンタータが演奏されていますから、全曲を演奏し終わるまでにはあと10年以上はかかることでしょう。
 このコンサート、、始まる前に指揮者が聴衆と一緒にそこで演奏されるカンタータのコラールを歌ったり、様々な分野のゲストによるそのカンタータにちなんだトークを挟んで、全曲を2回演奏するというユニークなものです。この「参加型」のコンサートはかなりの反響を呼んでいるそうです。
 この模様は、実は映像(DVD)の形で市販されているのですが、残念ながらPAL仕様のみ。日本の従来の機材では再生できないのが残念なところです。
 そこで日本ではCDのみの販売となりますが、これだけでも、その生き生きとした演奏風景が伝わる貴重なものであることは間違いありません。
 ソリストも、当代最高の歌手たちを揃えています。その中には最近注目を浴びているヌリア・リアルや櫻田亮氏の名前も。
心穏やかに、気長に見守りたいプロジェクトの登場です。


A909CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第1集
 1-8.天の王よ、よくぞ来ませり BWV182/
 9-15.イエス眠りたまえば、われ何に頼るべきや BWV81/
 16-20.わが神なる主はたたえられん BWV129
ウルリケ・ホーフボイアー(ソプラノ)…16-20/
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)…1-8.16-20/
ロースヴイータ・ミュラー(アルト)…9-15/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…1-15/
ラファエル・ユード(バス)…1-8/
ヴォルフ・マティアス・フリードリッヒ(バス)…9-15/
クラウス・ヘーガー(バス)…16-20/
バッハ財団合唱団/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&オルガン…9-15・ハープシコード…16-20)
録音 2007年3月30日…1-8, 2008年1月18日…9-15, 2008年5月16日…16-20
 第182番は「枝の主日」または「受胎告知」の祭日用のカンタータ。人々が棕櫚の枝を手に持ってイエスを歓迎したといわれる喜びの日を描いた力強い作品です。第81番は「公現後第4主日」用のカンタータ。船の上で眠るイエスの姿と、荒れ狂う波におののく弟子たちを描いた劇的な音楽です。
 第129番は「三位一体の祝日」用。「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」は3つでありながら一つであるという教義に基づいた荘厳で美しい音楽です。3つのアリアを合唱ではさむという独特の形式で書かれています。
 


A910CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第2集
 1-5.イエスは十二使徒をひきよせたまえり BWV22/
 6-10.おお永遠よ、汝恐ろしき言葉 BWV60/
 11-15.おお永遠の炎、おお愛のみなもと BWV34
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)…6-10/
マルクス・フォルスター(アルト)…1-5/
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)…6-10/
マーゴット・オイツィンガー(アルト)…11-15/
ヨハネス・カレシュケ(テノール)…1-5/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…6-10/
イェンス・ヴェーヴァー(テノール)…11-15/
エッケハルト・アベーレ(バス)…1-5/
マルクス・フォルペルト(バス)…6-10/
ファブリス・ハヨツ(バス)…11-15/
バッハ財団合唱団/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&チェンバロ…1-5・オルガン…6-10)
録音 2010年2月19日, 2006年11月24日, 2009年5月29日
 第22番は「四旬節」の主日用。ルカ福音書第18章の31節-43節を使い、エルサレムを目前にしてイエスが十二使徒に受難を預言する場面が描かれています。キリストの言葉を理解できずに苦しむ人のために十字架に対する信仰の思いが歌われます。
 第60番は「三位一体後第24主日」用のカンタータ。死を前に、擬人化された「恐れ」と「希望」が対話するという物語が描かれています。曲の最後には平安がやってくるところが感動的です。
 第34番は「聖霊降臨祭」用のカンタータ。名作中の名作とされます。バッハ晩年の作品ですが、実はそれ以前の結婚カンタータから素材が取られています。華やかな楽想が魅力的なカンタータです。
 


A911CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第3集
 1-6.道を備えよ BWV132/
 7-13.心も魂も乱れはて BWV35/
 14-19.暁の星のいと美しきかな BWV1
エヴァ・オルティヴァルニ(ソプラノ)…1-6.14-19/
マルクス・フォスター(アルト)…1-6/
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)…7-13/
ユリウス・プファイファー(テノール)…1-6/
櫻田亮(テノール)…14-19/
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)…1-6/
マヌエル・バルサー(バス)/
ノルベルト・ツァイベルガー(オルガン)…7-13/
バッハ財団合唱団…14-19/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&オルガン…1-6)
録音 2006年12月22日…1-6, 2009年8月28日…7-13, 2010年3月26日…14-19
 第132番は「待降節第4主日」用のカンタータ。イエスの誕生を待ち望む期待に満ちた音楽で、通常合唱のコラールで始められるところ、この曲は突然ソプラノの美しいアリアで幕を開けるというユニークな形です。
 第35番は「三位一体後第12主日」用のカンタータで、アルトのためのソロ・カンタータ。合唱なしのシンプルな編成ですが、作品は2部に分かれた堂々としたものです。
 第1番は演奏の機会も比較的多い名作。こちらも「受胎告知の祭日」用の曲で、全体的に穏やかで清冽な雰囲気を持つ作品です。ここでは、日本のテノール、櫻田亮が輝かしい声を聞かせています。
 


A912CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第4集
 1-7.わが魂なるイエスよ BWV78/
 8-11.いざ、ついに抗すべし BWV54/
 12-18.キリスト者よ、この日を銘記せよ BWV63
ユリア・ノイマン(ソプラノ)…1-7/
エヴァ・オルティヴァルニ(ソプラノ)…12-18/
マーゴット・オイツィンガー(アルト)…1-7/
マルクス・フォルスター(アルト)…7-13/
ヤン・ベルナー(アルト)…12-18/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…1-7/
ユリウス・プファイファー(テノール)…12-18/
マルクス・フォルペルト(バス)…1-7.12-18/
バッハ財団合唱団…1-7/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&オルガン…8-11)
録音 2008年8月22日…1-7, 2008年3月14日…8-11, 2008年12月19日…12-18
 第78番は「三位一体後第14主日」用のカンタータ。普遍的な神への信頼を描き、完成度の高い音楽に満たされています。第54番はアルトのソロ・カンタータ。本来はアリアとレチタティーヴォ、アリアの3曲ですが、ここでは曲の末尾にマルティン・ヤンのコラール「jesum nur will ich liebhaben」が付されています。用途ははっきりわかっていません。
 第63番は降誕祭第1日用。祝典的な雰囲気を持つ両端の合唱にはさまれたアリアは、思いのほか静かな曲です。
 


A913CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第5集
 1-7.おお愛する魂よ、汝を飾れ BWV180/
 8-14.されど同じ安息日の夕べに BWV42/
 15-17.いと高きにある神に栄光あれ BWV191
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)…1-7/
ウルリケ・ホーフボイアー(ソプラノ)…8-14/
ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ)…15-17/
ヤン・ブレーナー(アルト)…1-7/
イレーネ・フリードリ(アルト)…8-14/
ユリウス・プファイファー(テノール)…1-7/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…8-14/
ヨハネス・カレシュケ(テノール)…15-17/
ファブリス・ハヨツ(バス)…1-7/
マルクス・フォルペルト(バス)…8-14/
バッハ財団合唱団…1-7.15-17/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&チェンバロ…8-14)
録音 2009年10月23日…1-7, 2009年4月17日…8-14, 2009年12月18日…191
 第180番は「三位一体後第20主日」用のカンタータ。パンとぶどう酒をいただくことによって永遠の命を授かるという喜びが歌われます。喜びに溢れた作品です。マリア・クリスティーナ・キールがソロを歌っています。
 第42番は「復活後第1主日」用のカンタータ。第1曲目が合奏協奏曲の形式で書かれていることで知られています。
 第191番は「降誕祭第1日」用。歌詞はラテン語で、曲自体は「ロ短調ミサ曲」からの転用です。終曲は、あのロ短調ミサ曲の第1部の最後の曲の縮小版のような風情を持ち、とても感動的な締めくくりとなります。
 


A997CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第6集
 1-7.目覚めよと呼ぶ声あり BWV140/
 8-15.その人は幸いなり BWV57/
 16-20.主よ、汝の御心のままにわれはあらん BWV73
ヌリア・リアル(ソプラノ)…1-7/
ユリア・ノイマン(ソプラノ)…8-15/
スザンヌ・フライ(ソプラノ)…16-20/
アントニア・フライ(アルト)…8-15/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…1-7/
ニコラス・サヴォイ(テノール)…8-15/
櫻田亮(テノール)…16-20/
マルクス・フォルペルト(バス)…1-7.16-20/
エッケハルト・エーベル(バス)…8-15/
バッハ財団合唱団…・1-7/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&チェンバロ…8-15)
録音 2008年11月21日…1-7, 2010年12月17日…8-15, 2011年1月21日…16-20
 バッハのカンタータの中でも1,2位を争う人気を誇る第140番は「三位一体後第27主日」用のもの。コラール・カンタータと呼ばれる形式であり、ここで用いられているコラールはフィリップ・ニコライ作のもの。輝かしく美しいメロディです。アリアを歌うのは最近注目のソプラノ、ヌリア・リアル。第57番は「降誕祭第2日目」用のカンタータ。タイトルの「その人」とは「試練に耐える人」を意味しています。この日は殉教者聖ステファノの祝日であり、バッハはそれを鑑みてか、この曲に悲痛なアリアを加えました。第73番は「公現後第3主日」用のカンタータ。地味ながらしっとりとした美しさ溢れる音楽です。
 


B033CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第7集
 1-6.深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ BWV38/
 7-11.見よ、われらはエルサレムにのぼる BWV159/
 12-17.自らの神によれる者は幸いなり BWV139
グーロ・ヒエムリ(ソプラノ)…1-11/
ミリヤム・ベルリ(ソプラノ)…7-11/
スザンネ・フライ(ソプラノ)…7-117/
ダマリス・ヌシュバウマー(ソプラノ)…7-11/
ルート・ザントホフ(アルト)…1-6/
マーゴット・オイツィンガー(アルト)…7-11/
アントニア・フレイ(アルト)…12-17/
ヨハネス・カレシュケ(テノール)…1-6.12-17/
ニコラス・サヴォイ(テノール)…7-11/
クラウス・メルテンス(バス)…7-11/
エッケハルト・エーベル(バス)…12-17/
バッハ財団合唱団…1-6.12-17/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮&チェンバロ…12-17)
録音 2007年10月26日…1-8, 2012年2月17日…7-11, 2008年10月24日…12-17
 第38番は「三位一体後第21主日」用のカンタータ。マルティン・ルターのコラール「主よ深きふちの底より」が使われています。冒頭の半音階を駆使した不安定なハーモニーが印象的です。第159番は「五旬節の主日」用。こちらも不安げなアリオーソで始まるもの。
 第2曲では良く知られたコラールのメロディが登場します。第139番は「三位一体後第23主日」用のカンタータ。この世における権力と、天の権力の違いを現し、正しい信仰を捧げようと呼びかけられます。
 


B106CD
\2700→\2490
J.S.バッハ:カンタータ集 第8集
 1-7.われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BWV7/
 8-12.天より雨と雪の降る如く BWV18/
 13-19.汝何を悲しまんとするや BWV107
ヌリア・リアル(ソプラノ)…8-12/
ユリア・ドイル(ソプラノ)…13-19/
アレックス・ポーター(アルト)…1-7/
ユリウス・プファイファー(テノール)…1-7/
櫻田亮(テノール)…8-19/
ドミニク・ヴェルナー(バス)…1-12/
マティアス・フリードリヒ(バス)…13-19/
バッハ財団合唱団/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮)
録音 2012年6月22日…1-7, 2009年2月13日…8-12, 2012年3月16日…13-19
 第7番は「洗礼者聖ヨハネの誕生の祭日」用のカンタータ。こちらもコラール・カンタータで、やはりマルティン・ルターのコラールが使われています。洗礼についての神秘が語られます。
 第18番は「四旬節第2主日」用。シンフォニアで始まるバッハの初期の作品です。小さな曲ですが、1曲だけあるソプラノのアリアがとても美しいのです。
 第107番は「三位一体後第7主日」用のカンタータ。自らの信仰にを疑い、揺れ動くキリスト者に対して、キリストによる確信に満ちた説得が描かれています。
 


B006CD
(3CD)
\5300→\4790
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
<CD1>1-29.第1部/
<CD2>1-23.第2部/
<CD3>1-16.第2部 続き
福音史家/テノール…チャールズ・ダニエルズ(テノール)/
イエス…ピーター・ハーヴェイ(バリトン)/
ジョアン・ラン(ソプラノ)/
マーゴット・オイツィンガー(アルト)/
ヴォルフ・マティアス・フリードリッヒ(バス)/
バッハ財団合唱団/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮)
録音 2012年 スタジオ録音
 カンタータを演奏してきたメンバーが集まって、スタジオで録音されたのがこのCDです。ソリスト、合唱団、オーケストラのいずれもが、この毎月のコンサートを続けてきている間に、まさに指揮者のルッツの「楽器」として成熟していたことは、この長大な作品の隅々までに、ルッツの目指す音楽が浸透していることでもわかります。
 彼の音楽の本質はなんと言っても即興演奏、エヴァンゲリストのレシタティーヴォをサポートするチェンバロが、とても自由な即興を聴かせてくれている(コラールの間奏にチェンバロ・ソロ、などという場面も!)といったように、演奏家たちはあくまで伸び伸びとしたプレイを披露してくれています。それが、今までのピリオド楽器とは一味違う暖かいサウンドの上に作り上げられているのですから、たまりません。
 これまでのどんな演奏とも違う、刺激的な上に極上の肌触りを持つ「マタイ」、いつの間にかこんな素晴らしいものが聴ける時代になっていました。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA



MELCD 1002204
(2CD)
\4400→\3990
リヒテルとロシアの名手たち/音楽祭「12月の夕べ」1985
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
   〔アナトーリ・カミシェフ(クラリネット)、
    スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1985年12月15日〕/
 シューベルト:ソナタ イ長調 D.574/Op.posth.162
   〔オレグ・カガン(ヴァイオリン)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/
    録音:1985年12月7日〕/
 ショパン:
  チェロ・ソナタ ト長調 Op.65、アンコール 〜
   チェロ・ソナタ ト長調 Op.65より 第3楽章、第4楽章
    〔ナタリア・グートマン(チェロ)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/
     録音:1985年12月30日〕/
 シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
   〔スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、オレグ・カガン(ヴァイオリン)、
    ナタリア・グートマン(チェロ)/録音:1985年12月15日〕/
 シューマン:おとぎの絵本 Op.113
   〔ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、
    スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1985年12月7日〕/
 ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61、バラード第4番ヘ短調 Op.52
   〔スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1985年12月29日〕
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
アナトーリ・カミシェフ(クラリネット)
オレグ・カガン(ヴァイオリン)
ナタリア・グートマン(チェロ)
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
 リヒテルとロシアの名手たちの室内楽!音楽祭「12月の夕べ」1985年ライヴ!
 リヒテルと名手たちのシューマン、シューベルト、ショパン!

 モスクワ、プーシキン美術館で開催されている音楽祭「12月の夕べ」のライヴ・レコーディング・シリーズの第2弾は、この音楽祭の提唱者であるリヒテルと、ロシアの名手たちの共演による1985年のシューマン、シューベルト、ショパン!
 夭折の天才オレグ・カガンとナタリア・グートマン夫妻、ヴィオラの巨匠ユーリ・バシュメット、ロシアン・クラリネッティストのアナトーリ・カミシェフなど、ロシアを代表する音楽家たちとリヒテルが奏でた室内楽、ロマンティシズムの世界が蘇る。

 1985年12月のライヴ録音。初CD化。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002221
\2200→\1990
おそるべきコンクール歴〜リアナ・イサカーゼ 80年代録音
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
 シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲 Op.36
リアナ・イサカーゼ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
 グルジアの名手イサカーゼのシベリウス&シェーンベルク!

 グルジア出身の女流ヴァイオリニスト、リアナ・イサカーゼが1980年代に録音を行ったシベリウス&シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲。
 1965年のロン=ティボー国際音楽コンクール・グランプリ、1970年の第4回チャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、同年のシベリウス国際コンクール第1位という輝かしい実績を誇るイサカーゼ。
 グルジア室内管やドイツ文化省設立のユース・オーケストラ、ベルリンのヤング・ユーロ・クラシック・オーケストラを振るなど、指揮者、教育者としての活躍が目立つイサカーゼのメロディア音源。80年代にグルジアの女傑が弾いたシベリウスとシェーンベルクのコントラストに注目。

 ディジパック仕様。
 


MELCD 1002192
\2200→\1990
サムイル・フェインベルク
 スクリャービン:マズルカ集
  10のマズルカ Op.3
  9のマズルカ Op.25
サムイル・フェインベルク(ピアノ)
 フェインベルクの代名詞、スクリャービンのマズルカ集!

 ロシアン・ピアノ・スクール三大流派の1つ、アレクサンドル・ゴリジェンヴェイゼルの高弟サムイル・フェインベルク(1890−1962)。
 スクリャービンから影響を受け、ピアニスト、作曲家として後世にその名を残すフェインベルクが弾くスクリャービンの「マズルカ」は、名高いバッハと並ぶ代名詞の1つである。

 1950年代の録音。ディジパック仕様。
 
MELCD 1002129
(2CD)
\4400→\3990
チャイコフスキー:歌劇《チェレヴィチキ》 アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
エレーナ・クルグリコワ(ソプラノ)
エリザベータ・アントノワ(メゾ・ソプラノ)
ゲオルギー・ネレップ(テノール)
アンドレイ・イワノフ(バリトン)
マキシム・ミハイロフ(バス)、他
 チャイコフスキーの知られざるオペラ「チェレヴィチキ」は、1874年作曲の「鍛冶屋ワクーラ」を改訂し、1887年に完成した後期の作品。
 ゴーゴリの「クリスマスの前夜」を題材としたヤコブ・ポロンスキーの台本によるこの4幕のオペラは、1887年にボリショイ劇場で作曲者自身の指揮により初演が行われている。
 ちなみにチャイコフスキーにとって指揮者デビューとなったのが、1887年の「チェレヴィチキ」の初演である。

 1948年の録音。ディジパック仕様。




TACTUS SERIE BIANCA

TB 791807
\1600→\1490
ロッシーニの名作「セビリアの理髪師」ハルモニームジーク版
 ロッシーニ:《セビリアの理髪師》
  (セドラク編/ハルモニームジーク版)
パオロ・ポラストリ(オーボエ)
イタリアーノ・ディ・フィアーティ
 Tactusの名盤復刻 "Serie Bianca"ロッシーニの名作「セビリアの理髪師」ハルモニ—ムジーク(管楽アンサンブル)版!

 ロッシーニの名作オペラ 《セビリアの理髪師》のハルモニームジーク版という、"イタリア音楽の宝庫" Tactusならではの注目盤がSerie Biancaシリーズから復刻!
 "ハルモニームジーク"とは、18世紀後半に流行した管楽合奏(木管アンサンブル)の形態で、数々のオペラや交響曲がハルモニームジーク用に編曲されている。
 この「セビリアの理髪師」は、ベートーヴェンの「フィデリオ」やモーツァルトの「後宮からの逃走」のハルモニームジーク編曲でも知られるヴェンツェル・セドラク(1776−1851)による編曲。18世紀の式典やパーティーで人々を楽しませた"ハルモニームジーク版"による優雅な「セビリアの理髪師」をどうぞ。

 ※録音:1997年1月、モンテヴァルキ(イタリア)
 
TB 521604
\1600
パレストリーナ:4声のマドリガーレ集第1巻 リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ
グロリア・バンディテッリ(ソプラノ)
クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)
サンドロ・ナリア(テノール)
ジュゼッペ・マレット(テノール)
ダニエレ・カルノヴィチ(バス)
アンドレア・ダミアーニ(リュート)
 アレッサンドリーニのパレストリーナ!

 イタリア古楽界の名匠リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノの貴重な録音がまた一つ復刻。ソリストに、クラウディオ・カヴィーナやジュゼッペ・マレット、サンドロ・ナリアなどを迎えて歌うのは、1555年(パレストリーナがシスティーナ礼拝堂で歌う教皇聖歌隊に任命された年)に出版された世俗的マドリガーレ集の第1巻。教会音楽家として語られることの多いパレストリーナによる世俗マドリガーレの、数少ない本格的演奏の重要なアルバムとして知られる名盤です。

 ※録音:1992年12月、聖ドメニコ修道院ボロニーニ講堂(ボローニャ)
 
TB 711605
\1600
ペルゴレージ:4つの室内カンタータ Op.2
 カンタータ第1番 《別離》
 カンタータ第2番 《別れ》
 カンタータ第3番 《秘めたる苦悶》
 カンタータ第4番 《オルフェオ》
アレッサンドラ・ロッシ・デ・シモーネ
 (ソプラノ)
ロベルト・ジーニ(指揮)
アンサンブル・コンチェルト
 名匠ロベルト・ジーニが振るペルゴレージ!

 チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高名なイタリアの名匠、ロベルト・ジーニが振ったペルゴレージの室内カンタータ集。
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710−1736)は、オペラ作曲家として知られるナポリ楽派の作曲家。1736年に出版された4つの室内カンタータ(カンタータ・ダ・カメラ)は、第4番「オルフェオ(Nel chiuso centro)が特に知られており単独で演奏・録音される機会も多いが、4つのカンタータをまとめて、それも高い水準の演奏で録音した貴重な盤。NHK-FMの番組「古楽の愉しみ」では、2014年2月5日にこの録音からカンタータ第1番が放送されている。

 ※録音:1991年2月、聖ドメニコ修道院(ボローニャ)


<映像>


CAPRICCIO(映像)



C9005
(DVD)
\4000→\3690
映像としては世界初収録
 カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」4幕
シュトロミンガー…マルク・クーゲル(バス)/
ワリー…スザンナ・フォン・デル・ブルク(ソプラノ)/
ジュセッペ・ハーゲンバッハ…パウロ・フェッレイラ(テノール)/
ヴィンセンツォ・ゲルナー(ベルント・ヴェレンティン(バリトン)/
ワルター…スザンヌ・ランクバイン(ソプラノ)/
アフラ…クリスティーナ・コスマーノ(メゾ・ソプラノ)/
イル・ペドーネ…ヨハネス・ヴィンマー(バス)/
チロル州立劇場合唱団(合唱指揮…ミシェル・ロバージ)/
インスブルック交響楽団/
アレクサンダー・ルンプ(指揮)/
ヨハンネス・ライトマイアー(演出)/
トーマス・デルフラー(装置)/
ミヒャエル・D・ツィメルマン(衣装)/
ヨハン・クラインハイン(照明)
2012年 インスブルック,チロル州立劇場 ライブ収録/収録時間:119分/音声:イタリア語歌唱 ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:英・独・伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 カタワーニ(1854-1893)の「ワリー」は、その中の1曲のアリア「さようなら、ふるさとの家よ」のみが良く知られていますが、案外全体の筋は知られていません。
 これはオペラ自体が上演される機会があまりなく、人々はあの美しいアリアのみで満足してしまっているからに違いありません。
 チロルを舞台にした物語、実はかなり理不尽な内容です。裕福な地主シュトロミンガーの娘ワリー。彼女は猟師ハーゲンバッハを好きなのですが、彼は彼女に興味なし。父はワリーに執事ゲルナーと結婚するように諭しますが、彼女はいうことを聞きません。そこで父は彼女に「家を出てくように」言い、そこで歌われるのが、有名なアリア「さようなら……」というわけです。彼女が家を出たあと、ほどなくして父は死に彼女は遺産を相続します。そこにやってきたのが事のゲルナー。彼女は、未だに自分になびかないハーゲンバッハに腹を立てていたので、ゲルナーに「彼を殺して」と頼みます。その願いを聞き入れて、ハーゲンバッハを谷底に突き落としたゲルナー、しかし一時の激情を反省したワリー。彼女は谷底までハーゲンバッハを救出に向かいます。ここで話が終われば、ある意味めでたしめでたしなのですが……。
 このお話はまだもう一山あって、これがまたなんとも切ないというか、やりきれないというか。そんなこのオペラ、ワリー役はもちろんのこと、テノールのハーゲンバッハ役にも困難な歌唱が求められます。
 映像としては世界初収録のこのオペラ。泣きながら見るか、あきれながら見るか。どちらにしても貴重な1枚です。




OPUS ARTE(映像)



OA1135D
(DVD)
\4000→\3690
ユロフスキ(指揮)&ロンドン・フィル
演出:カタリーナ・トーマ
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
アリアドネ/プリマドンナ…ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)/
作曲家…ケイト・リンゼイ(メゾ・ソプラノ)/
ツェルビネッタ…ローラ・クライコム(ソプラノ)/
バッカス/テノール歌手…セルゲイ・スコロホドフ(テノール)/
音楽教師…トーマス・アレン(バリトン)/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)/
カタリーナ・トーマ(ディレクター)/
ユリア・ミュエル(セット・デザイナー)/
イリナ・バルテルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
ルーシー・ブルゲ(ムーヴメント・ディレクター)/
フランソワ・ルシヨン(映像ディレクター)/
ゲオルゲ・ブルエル(エグゼクティヴ・プロデューサー)

OABD7145D
(BD)
\4800→\4390
2013年3月 ルイス グラインドボーン音楽祭 ライヴ収録/収録時間:128分/音声:独語歌唱
 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英・仏・独・韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 ホフマンスタールとリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の共同作品の中でも傑作であるこの「ナクソス島のアリアドネ」は、もともとモリエールの“町人貴族”の劇中劇として書かれた軽い物語でした。しかし紆余曲折を経て、プロローグが書き足され、いくつかの改定を加えた上で、現在の形として親しまれています。
 ギリシャ神話を題材とするオペラを上演するまでの、歌手や作曲家、芸人たちの水面下の駆け引きと、彼らの交渉決裂の果てに、悲劇と喜劇をまぜこぜで上演するというドタバタな物語。風刺と皮肉が効いたこのシュトラウスのオペラは、これまでも様々な演出で人々を楽しませてきています。
 しかし、今回演出を担当したカタリーナ・トーマは、この作品の舞台を第二次世界大戦中に設定し、この「ちょっとした物語」に深い意味を与えるという試みをしたのです。
 プロローグの終わり近く、作曲家が自身の理念を具現化する際の逡巡する場面ですら、トーマは激しい爆撃と迫りくる戦闘機の映像と音で、彼に深い思索の時を与えることをしません。
 そして全ての登場人物は痛みを抱え、妄想と反省の念に駆られます。このオペラに哀愁を感じさせるというのは、全く素晴らしい発案であることは間違いありません。
  

OA1139D
(DVD)
\4000
ローラン・プティ ノートルダム・ド・パリ
 モーリス・ジャール(音楽)
エスメラルダ…ナタリヤ・オシポヴァ/
カジモド…ロベルト・ボッレ/
フェビュス…エリス・ネーザ/
フロロ…ミック・ゼーニ/
ミラノ・スカラ座管弦楽団/
ポール・コネリー(指揮)/
ローラン・プティ(振付,台本)/
ルイジ・ボニーノ(振付アシスタント)/
ルネ・アリオ(装置)/
イヴ・サン=ローラン(衣装)/
ジャン=ミシェル・デジレ(照明)/
パトリツィア・カルミネ(映像ディレクター)
OABD7146D
(BD)
\4800
2013年3月 ミラノ・スカラ座 ライヴ収録/収録時間:95分+30分(ボーナス映像…カーテンの後ろから:メイキング映像 他)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 ローラン・プティのクールで、良き時代のキャバレー・シーンを思わせる振付と、豪華でシックなサン=ローランの衣装が印象的なこの名作バレエは、1965年に初演されて以来、多大なる人気を誇っています。
 文豪ヴィクトル・ユーゴー原作の壮大な物語から、美女エスメラルダと醜い男カジモドの恋物語を中心にすくい上げ、軽薄な男フェビュスと助祭長フロロの思惑を絡め、スリリングに展開して行くというもので、醜い男カジモドを演ずるダンサーには、並外れた表現力が求められます。
 プティ自身がこの役を得意としていただけあって、この役に挑む誰もが新しい「カジモド像」を構築するために様々なアイデアを加えているのです。
 もちろんこのロベルト・ボッレの踊りは各方面から大絶賛されました。斬新なカメラワークにも注目。普段は舞台を俯瞰する視線で捉えていますが、時に舞台を上から見下ろすというのは、やはり鐘衝き台を意識しているのでしょう。
 オリエンタルで神秘的な音楽も聴き所。素晴らしい映像美をご堪能ください。
  


OA1140D
(DVD)
\4000→\3690
ティーレマン&バイロイト
ジャン・フィリップ・グローガー(演出)
 リヒャルト・ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》
オランダ人…ヨン・サミュエル(バリトン)/
ダーラント船長…フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ (バス)/
ゼンタ…リカルダ・メルベート(ソプラノ)/
エリック…トミスラフ・ムーチェク(テノール)/
マリー…クリスティーナ・マイヤー(ソプラノ)/
舵手…ベンジャミン・ブルンス(テノール)/
バイロイト祝祭合唱団U(合唱指揮…エバーハルト・フリードリヒ)/
バイロイト祝祭管弦楽団/
クリスティアン・ティーレマン(指揮)/
ジャン・フィリップ・グローガー(演出)/
クリストフ・ヘッツァー(ステージ・デザイン)/
カリン・ジュド(衣装)/
ウルス・シェーネバウム(照明)/
マルティン・アイデンンベルガー(ヴィデオ)/
ソフィー・ベッカー(ドラマツルギー)

OABD7147D
(BD)
\4800→\4390
2013年7月 バイロイト祝祭劇場 ライヴ収録/収録時間:140分+25分(演出家グローガー、指揮者ティーレマン 他へのインタビュー)/音声:独語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英・仏・独・韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 21世紀の《オランダ人》は随分近代的な世界へと来てしまったようです。彼は完全にビジネスとデジタルに取り囲まれています。オランダ人はビジネスマンなのでしょう。ブリーフケースの中には札束がぎっしり。しかし、対するダーラントは会社の社長(扇風機製造会社?)であり、船員たちはその社員です。マリーはやり手の工場長で、ゼンタを含む女工たちを管理しています。デジタルとアナログが恋に落ち、生まれてきたのは、たくさんの怪しげな工作物。そして最終的に2人は死を選ぶものの、その事象すら、「単なる売り物」として大量生産されていく…
 2012年にこの演出でのプレミエの際は、少々ブーイングが起きたようですが、さすがに2年目になると観衆からも、温かく(?)迎え入れられたというこの《オランダ人》。音だけで聴く分には、ティーレマンの重厚な音作り(特に低音部には気合が入っている)と、畳み掛けるかのようなテンポで、極上の時間を過ごせると評判になっているものです。
 主演のオランダ人とダーラントは前年の2人が歌っていますが、エリックは、中堅テノール、ムーチェクが担当、ゼンタは最近リヒャルト・シュトラウス、マーラー、ワーグナー歌手として頭角を現しているリカルダ・メルベートが歌い、また新たな物語を創り上げています。



















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