ALBANY
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「アン=コール!(En-Cor!)」
ハチャトリアン:剣の舞
ケリー・ターナー:フィエスタ・ファンファーレ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
チャイコフスキー:交響曲第4番〜ピチカート・オスティナート
ドリーブ:「ラクメ」より花のデュエット
ガーシュイン:
イット・エイント・ネセサリリー・ソー、サマー・タイム
レノン&マッカートニー:エリナー・リグビー
マンシーニ:ムーン・リバー
レフ・コーガン:フレイラック2
バーンスタイン:マリア、アメリカ
バッハ:シンフォニア11(BWV797より)
ケリー・ターナー:ワルツィング・マチルダ
バッハG線上のアリア、小フーガト短調BWV.578
ブルックナー:アンダンテ
ローレル・ショウ:
フリッパリー9番「チャールストン」、
フリッパリー14番「サムシング・イン・ツー」
マイヤース:カヴァティーナ(ディア・ハンターより) |
アメリカン・ホルン四重奏団:
【チャールズ・パットナム(Hr)、
ジェフリー・ウィンター(Hr)、
クリスティーナ・マッシャー(Hr)、
ケリー・ターナー(Hr)】 |
アメリカン・ホルン四重奏団、待望の小品集!バッハから「剣の舞」・映画音楽まで!
録音:2014年5月ゼンガーハレ、ザウルハイム(ドイツ)
ホルン四重奏を代表するアンサンブル、アメリカン・ホルン四重奏団の待望の最新録音にして、聴きごたえたっぷりの小品集。ちなみにタイトルの「Cor」とはイタリア語のホルン「Corno」の略。アメリカン・ホルン四重奏団は1982年にヨーロッパのオーケストラで活動する4人のアメリカ人ホルン奏者、チャールズ・パットナム(ボン・ベートーヴェン管弦楽団員)、ジェフリー・ウィンター(ボン・ベートーヴェン管弦楽団首席)、クリスティーナ・マッシャー(前ブリュッセル・フィル首席)、ケリー・ターナー(ソリスト、作曲家)によって結成された。
4人はそれぞれのオーケストラの団員としてソリストとして活動する傍ら、四重奏団の活動も世界各地で行っている。CDもebsレーベルやMSRレーベル、当ALBANYレーベルで多数発売になっています。
このCDはアンコール・ピースにふさわしいポピュラーな小品を集めたもの。ホルン、吹奏楽関係者におすすめ。 |
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「ダイヤモンド・グリッドより/コナンドラム」
エリック・D.シャープ:海/
ケネス・D.フローリック:雹/
マーク・カールソン:私が死ぬ時/
エリック・ネクトゲス:サイモン/
レイチェル・デヴォア・フォガーティ:世界を見ること/
ジェニ・ブランドン:犬の物語/
マーク・ルイス・レーマン:コナンドラム(難問)/
ストラヴィンスキー(Q.マガニーニ編):パストラル
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コナンドラム:
【メアリー・エリザベス・サウスワース(S)、
ダニエル・ハンドリー(Fl) 、
マリアンヌ・ブレーネマン(Cl)、
フィリップ・アマロング(Pf)】 |
難問という意味の「コナンドラム」という名を持つこのアンサンブルは2005年に結成された。ソプラノ、フルート、クラリネットとピアノというありそうでなかった組み合わせで同時代の作曲家に作品を委嘱し発表を続けている。ここに収められた作曲家たちはいずれもアメリカの若い世代と思われるが、作品にはいわゆる現代音楽臭は皆無で、ミニマル、ジャズ、ロマン派風の親しみやすい音楽ばかりである。 |
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「ヴィスタス(眺望)」〜イングリット・アラウコ作品集
スリー・フォー・トゥー〜Cl,Vc
ヴィスタス〜Fl,Pf
クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲
弦楽四重奏曲
ディヴェルティメント〜Trp,Vn,Vc
ヴァイオリロクォイ〜Va |
リカルド・モラレス(Cl)
ジョン・コーエン(Vc)
ジェフリー・カーナー(Fl)
チャールズ・アブラモヴィック(Pf)
ポール・ディマーズ(Cl)
バーチャード・タング(Va)
バーバラ・ゴヴァトス(Vn)
岡浩乃(Vn)
フランク・フェラノ(Trp)
ユミ・ケンドール(Vc) |
録音:2012-13 年
アラウコはアメリカの中堅世代の女流作曲家でジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグらに師事、作品はアトランタ響、コロラド四重奏団によって演奏されている。
作風は自由な無調の中に時折、調性的な語法が折衷され、アカデミックな中にロマンティックな情感が控えめに漂う品位のあるもの。 |
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「エッセンス・オヴ・チェロ」〜エリック・バートレットのために書かれた作品集
(1)ポール・スーツ(b.1955):ファンタジー(1984/2011)
(2)ヒューゴー・ワイスゴール(1912-97):アリオーソとブルレスカ(1984)
(3)ピーター・サッサー(b.1959):5つのバラード(1997)
(4)デイヴィッド・サンフォード(b.1963):22パートI(1995) |
エリック・バートレット(Vc)
(1)ポール・スーツ(Pf)
(2)(3)マーガレット・カンプマイア(Pf) |
チェロ奏者のエリック・バートレットはオルフェウス室内管弦楽団、ニューヨーク・フィル、アメリカン・バレエ・シアターのメンバーとして活動する他、ソリストとしても活躍しており、このディスクでは彼が同時代の作曲家に委嘱初演したものを集めている。
中堅からベテラン世代の作曲家が選ばれているが、作風は様々。フォーレかシューマンを思わせるスーツのファンタジーから前衛的なサンフォードの22パートIまで多様な作品が聴ける。 |
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「シングル・リード」〜無伴奏サキソフォン作品集
ベンジャミン・ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容Op.49
アラン・ブランク:バリトン・サックス独奏のための4つのショート
レオ・クラフト:アリオーソ・ダ・カーポ
ウジェーヌ・ボザ:即興曲
ポール・ボノー:ワルツの形式によるカプリチオ
リック・ソウォッシュ:グランマ・モーゼスの主題による変奏曲
リック・ソウォッシュ:カレッジ・タウン・ダイアリー
ウォーレン・ベンソン:別れ |
ウィリアム・パーコンティ(Sax) |
録音:2013-14年
ウィリアム・パーコンティはアロイ・サキソフォン四重奏団の創設者でソリストとしても多くのレーベルからCDをリリースしている。特に現代音楽を得意とし、レパートリーはヘンリー・カウエル、ホヴァネス、ジェフスキ、ナンシー・ヴァン・デ・ベイトなど多岐に渡る。このディスクはサキソフォンの名曲、ブリテンの「6つのメタモルフォーゼ」を皮切りに全て無伴奏作品でまとめており、パーコンティの甘くつややかな音色と安定した技巧を存分に楽しめる内容となっている。 |
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「イースト・ミーツ・ウェストII(東西の出会いII)」
〜海外在住の中国系作曲家による作品集
(1)ジン・ズウ(周靜、b.1981):花の中の4人の紳士たち
(2)ケイ・ヒ(賀圓圓、b.1985):「独り言、翼」中国の神話に基づく
(3)ア・マオ・ワン(王阿毛、b.1986):「微風、不機嫌な春」
(4)ズー・ロン(周龍、b.1953):太平鼓
(5)チェン・イ(陳怡、b.1953):中国西部の3つのバガテル
(6)ジュン・キアン(錢俊、b.1974):ニューヨークの即興的な対話
(7)クイシャオ・リ(李秋筱、b.1985):ウー・ソンは虎を戦う |
ジュン・キアン(錢俊,Cl)
(1)(3)周靜(古筝)
(3)スコット・スティール(Perc)
(4)細田佳江(Pf)
(5)(6)胡建兵(シェン[笙])
(7)エレクトロニクス |
海外在住の中国系の若手を中心とした作曲家によるクラリネットのための作品集第2弾(第1集はTROY1377)。クラリネットのほか、中国の伝統楽器である古筝、シェン(リード楽器で雅楽の笙と同系の楽器)とのコラボ、電子音響との共演など、様々な試みがなされている。若手中国の作曲家たちが自分たちの伝統と西洋そしてテクノロジーとどう関わろうとしているか、その模索と可能性を探る一枚。 |
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「内観」〜ジェームズ・アドラーほかの音楽
(1)ジェームズ・アドラー:弦楽のためのモダン組曲
(2)ケヴィン・コモンズ:ジェームズ・アドラーのための3つの小品
(3)ジェームズ・アドラー:マイケルのための詩篇
(4)ジェームズ・アドラー:古いクリスマスの歌による6つの小さな変奏曲
(5)ポール・トゥロック:クラリネット・ソナタ(2011)
(6)セス・ベッドフォード:ピアノのための3つのポスト・カードより
(7)ジェームズ・アドラー:ねじれたタンゴ
(8)ジェームズ・アドラー:3つの内観 |
(1)ジェイソン・T.フェッティグ(指揮)
アメリカ海兵隊室内管弦楽団
(2)〜(8)ジェームズ・アドラー(Pf)
(3)(8)ヴァージニア・ブルーワー(Ob)
(3)ユージン・モイエJr.(Vc)
(4)ケイン=オスカー・バージェロン(Fl)
(5)アレクサンダー・フィッタースタイン(Cl)
(7)デイヴィッド・バビック(Sax)
(8)マルコム・メリウェザー(Br) |
録音:2013-14年
作曲家ジェームズ・アドラーと彼の仲間の作曲家の作品を収録。アドラーは1950年イリノイ州出身でピアニストとしても16才でシカゴ響と共演したこともある。作風は新古典主義的でミヨー、ストラヴィンスキーや20世紀イギリスの一部の作曲家を思わせる。仲間の演奏家による息の合ったプレイが聴きもの。 |
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「ロバート・シロタ:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
(1)ヴァイオリン・ソナタ第2番《告別》(2013)
(2)夏の音楽(2000)
(3)パンジェ・リングァ・ソナタ(2012) |
(1)(2)ローリー・カーネイ(Vn)
デイヴィッド・フレンド(Pf)
(3)ヘヨン・ジュリー・ユン(Vn)
ソヨン・ケイト・リー(Pf) |
録音:2010年
ロバート・シロタはアメリカではネオ・クラシシズムの作曲家として目されているベテラン作曲家で自由な無調の作品があるかと思えば、グレゴリオ聖歌やバロック音楽の様式を現代音楽の様式のなかに引用する一種の多様式主義をとるなど、折衷的な中に都会的な現代の抒情を感じさせる作風を持つ。ヴァイオリンとピアノという古典的でシンプルな編成の範囲で音色にも配慮した多様な表現が展開する。 |
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「不思議な愛」〜ブロッホ&バクヴィック:無伴奏チェロ作品集
エルネスト・ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番、第3番
ダニエル・バクヴィック:
「これはなんと不思議な愛だろう?」の主題による変奏曲、
パーセルの主題による幻想曲 |
ミランダ・ウィルソン(Vc) |
録音:2014年6-8月
ミランダ・ウィルソンはニュージーランド出身の若手女流チェリスト。16才で地元ウェリントンのオーケストラでエルガーの協奏曲でデビュー。その後、ソロ、室内楽奏者としてタスマニア弦楽四重奏団、ニュージーランド室内アンサンブルで活動、現在はアメリカに拠点を移し演奏とともに後進の指導にもあたっている。CHANDOSでグバイドゥリーナのクォータニオン(四元数)を録音するなど、現代音楽に意欲を燃やす。このCDでもそうした資質が存分に生かされブロッホのうねる様な音楽を見事に再現している。 |
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ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
ミュージカル《オレンジの花》 |
エヴァンス・ヘイル(指揮)
ニューヨーク・ライト・オペラ |
録音:2014年4月ニューヨーク(ライヴ)
ミュージカル黎明期の作曲家ハーバートが晩年に作曲した作品で1922年にブロードウェイで初演された。舞台はパリでアメリカ人のヒロインの恋がコミカルな人間模様のなかで描かれる。ハーバートの代表作「学生王子」を思わせる品のある優美なメロディ・ラインは魅力。ニューヨーク・ライト・オペラの歌手陣も好演。 |
BMC
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諏訪内晶子も登場
「ペーテル・エトヴェシュ:(b.1944):協奏曲集」
(1)セヴン(コロンビア宇宙飛行士への追悼)
(2006/2007 改訂)
(2)空中浮遊(2007)〜2つのクラリネット、弦楽とアコーディオンのための
(3)CAP-KO(2007) (ベラ・バルトークに捧げる)〜
アコースティック・ピアノ及びキーボードと管弦楽のための協奏曲 |
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
(1)(3)エーテボリ交響楽団
(2)BBC 交響楽団
(1)諏訪内晶子(Vn)
(2)リチャード・ホスフォード(Cl)、
ジョン・ブラッドバリー(Cl)
(3)ピエール=ロラン・エマール(Pf,
キーボード) |
なんと諏訪内晶子、ピエール=ロラン・エマール参加!エトヴェシュの協奏曲集!日本語オビ・解説付き!
録音:(1)2008 年3 月30 日ブダペスト(ライヴ)、(2)2011
年5 月14 日バービカン・ホール,ロンドン(ライヴ)、(3)2006
年2 月2-3 日エーテボリ・コンサート・ホール
昨年、東京オペラシティで行われた武満徹作曲賞の審査員として来日し自身の作品の演奏会も行われ、あらためてその存在の大きさを日本の聴衆に知らしめたハンガリーの巨匠エトヴェシュの近年の充実した管弦楽曲を集めた話題盤です。
しかもソリストはまさに夢のコラボと言うべきスター揃い。諏訪内晶子がソロを務める《セヴン》は2003
年のスペースシャトル「コロンビア号」の事故で亡くなった宇宙飛行士の追悼のために作曲され、沈痛ながら息の長い抒情的なヴァイオリン独奏のメロディが彼方の星が輝くようなキラキラとしたオーケストレーションに包まれる美しいレクイエム。
クラシックだけでなく諏訪内の現代音楽への確かな技術とセンスを感じさせます。ピエール=ロラン・エマールをソリストとしたピアノ協奏曲はアコースティック・ピアノと電子キーボードを弾きわけ、オーケストラとさながらハード・ロックのようなスリリングな展開を見せます。 |
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「バルトーク:合唱曲全集」
CD1) 「児童および女声合唱曲」
2声または3声の合唱曲(27のハンガリー民謡)〜
無伴奏児童合唱と女声合唱のための
CD2) 「男声および混声合唱曲」
夕べ/4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
4つのスロヴァキア民謡(*)/セーケイの民謡/
過ぎ去った時より/4つのハンガリー民謡/
4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
4つのスロヴァキア民謡 |
ラースロー・ドブサイ(指揮)
リスト音楽院合唱団
エトヴェシュ・ローラント大学合唱団
ゾルタン・コシチュ(Pf)*印のみ |
意外とありそうで無かったバルトークの合唱曲全集
録音:2008 年
バルトークの残した無伴奏およびピアノ伴奏つきの合唱曲を集成。CD1
は児童および女声合唱曲、CD2 が男声および混声合唱曲である。なおCD2
の「4つのスロヴァキア民謡」でゾルタン・コシチュがピアノ伴奏で参加している。本場ハンガリーの若者たちによるみずみずしいバルトーク合唱曲全集の新しい決定盤。 |
BRIDGE
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「ストリングス・イン・スウィングタイム」
(1)チャールズ・ミラー(編曲):
弦楽四重奏のためのジェローム・カーンの6つのソング
(「ザ・ソング・イズ・ユー」〜
ミュージカル「ミュージック・イン・ジ・エアー」より/
「ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン」/
「オール・ザ・シングス・ユー・アー」/
「今宵の君は」〜映画「有頂天時代」より/
「煙が目にしみる」〜ミュージカル「ロバータ」より/
「ビル」〜ミュージカル「ショウ・ボート」より)
(2)ウラジミール・セリンスキー(編曲):
弦楽四重奏のための8 つのポピュラー・ソング
(デューク・エリントン:ソリチュード/
ジュリー・ハースト:ソー・レア/
デューク・エリントン:ムード・インディゴ/
ジョー・ヴェヌーティ:リンゴの花/
フランク・シニョレリ:ブルー・セレナーデ/
ファッツ・ワラー:ハニーサックル・ローズ/
デューク・エリントン:ソフィスケイテッド・レディ/
ヴィクター・ヤング:スウィート・スー)
(3)【アンコール・トラック】
ジェローム・カーン(ポール・シュワルツ編):
映画&ミュージカル「カバーガール」より「ロング・アゴー」 |
フィルハーモニック・チェンバー・ソロイスツ:
【アンナ・ラビノヴァ(Vn)、
ナ・サン(Vn)、
キャサリン・グリーン(Va)、
キアン・トゥー(Vc)】
(3)ゲスト:ニューヨーク・フィルのメンバー
【デイヴィッド・J・グロスマン(Cb)、
ナンシー・アレン(Hrp)、
エリック・チャールストン(Perc)】 |
これはお洒落!ニューヨーク・フィル・メンバーの弦楽四重奏によるジャズ、ミュージカルのスタンダード!
録音:2010〜14 年52’30
ニューヨーク・フィルのメンバーで結成された“フィルハーモニック・チェンバー・ソロイスツ”による、古き良きアメリカのポピュラー・ソング編曲集。アメリカの偉大な作曲家ジェローム・カーン。ミュージカルの礎を築き、今でも色褪せない名曲を多数作曲しました。楽しいメロディ、生き生きとリズミカルなメロディ、しっとりと響くメロディ、弦楽器のシンプルな音色が美しく響き渡ります。
ウラジミール・セリンスキーは1910
年生まれ、作曲家であり指揮者で、1940
年代にNBC で自身のラジオ番組(「Strings
in
swingtime」)で、このアレンジした“8
つのポピュラー・ソング”を実際に演奏したそう。
今作は、それを再現、アルバム名もこのラジオ番組にちなんで付けられました。名ソングの数々をインストで聴けるオススメの一枚。 |
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「エドワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960):交響曲第4番、他作品集」
(1)ピアノと管弦楽のための「ディヴェルティメント」
(2)交響曲第4番変ホ長調 Op.47
(3)ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ第1番
Op.36
(4)ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ第2番
Op.44 |
ピーター・ベイ(指揮)
オースティン交響楽団
(1)(3)(4)アントン・ネル(ピアノ) |
バーンスタインやカーターの教師でもあった作曲家E.B.ヒル、2013
年に初演された幻の交響曲
録音:(2)2013 年5 月、6 月、(1)(3)(4)2014
年1 月、テキサス州オースティン、60’42
バーンスタイン、エリオット・カーターなどの教師としても知られるアメリカの作曲家ヒル。後期ロマン派をベースにした作風で、ジャズの要素も感じる美しく巧みな管弦学法。すべて世界初録音です!
交響曲第4 番は1940 年に作曲されたまま埋もれていました。2013
年に、このベイ指揮&オースティン響のコンビで初演!1930
年〜40 年代は「アメリカ映画の黄金時代」と称されるように、この交響曲もゴージャスで流麗なアメリカ的美しさを感じます。知られざる作曲家でいるのはもったいない、アメリカの偉大な作曲家の1人です。 |
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BCD 9438
(2CD)
\4600
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「ハイドン:ピアノ・ソナタ&ピアノ協奏曲集」
DISC A)
ピアノ・ソナタ第38番ヘ長調
Hob.XVI:23
ピアノ・ソナタ第54番ト長調
Hob.XVI:40
ピアノ・ソナタ第60番ハ長調
Hob.XVI:50
ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11
DISC B)
ピアノ・ソナタ第33番ハ短調
Hob.XVI:20
ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調
Hob.XVI:52
ピアノ協奏曲ト長調 Hob.XVIII:4
(カデンツァ:チャールズ・ウォリネン) |
アン=マリー・マクダーモット(ピアノ)
スコット・ユー(指揮)
オーデンセ交響楽団 |
録音: 2014 年5 月、2’20”24
アメリカの実力派ピアニスト、アン=マリー・マクダーモット。ヴァイオリニスト、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグとの共演でも知られ、現在は演奏活動のほかに、アメリカの様々な音楽祭のディレクターを務めています。
“ピアノ協奏曲ト長調 Hob.XVIII:4”は彼女のために、作曲家チャールズ・ウォリネンがカデンツァを書き下ろしました。
卓越したテクニック、軽やかに舞うタッチ。クリアな音色で生き生きとした演奏です。 |
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「ギターの新しい音楽集VOL.9」
(1)リチャード・ワーニック(1934-):
「ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム」(2001)〜
ギターと11人のミュージシャンのための
(2)ポール・ルーダース(1949-):
シュレーディンガーの猫(2012)〜
ヴァイオリンとギターのための12のカノン
(3)ポール・ランスキー(1944-):ギター協奏曲「木目に沿って」(2009) |
デイヴィッド・スタロビン(ギター)
(1)クリフ・コルノ(指揮)
インターナショナル・コンテンポラリー・
アンサンブル
(2)アマリア・ホール(ヴァイオリン)
(3)ジャスティン・ブラウン(指揮)
アラバマ交響楽団 |
録音:2007 年〜2013 年, 54’34
デイヴィッド・スタロビンはアメリカの名門ピーポディ音楽院でアーロン・シュアラーに師事。エリオット・カーター、ジョージ・クラムなど、現代音楽作曲家から何百と作品を献呈され、現代音楽のエキスパートとしても知られる著名なギタリスト。
この“New Music with Guitar”シリーズは最初のリリースが1981
年。長い月日をかけて続く、ギターのレパートリーを増やし続ける素晴らしいシリーズです。今作は第9
巻。多彩な編成のギター作品を録音しています。 |
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モートン・フェルドマン(1926-1987):
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987) |
アレックス・カリス(Pf)
カーティス・マコンバー(Vn)
ダニエレ・ファリナ(Va)
クリストファー・フィンケル(Vc) |
録音:2013 年12 月, 75’23
アメリカのミニマリズム作曲家、モートン・フェルドマン。亡くなる年に作曲した最後の作品。“遅いcスタイル”で作られた75
分に及ぶ長大な室内楽は、音が少なく、音型が反復を繰り返し、リズムが微妙に揺らいでいく。乾いた空気感。長い時間の中で研ぎ澄まされたミニマリズム、静かに、でも力強く響く。 |
GENUIN
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「ピクチャーズ」〜ホルン八重奏と打楽器のための編曲集
ムソルグスキー:展覧会の絵、禿山の一夜
ショスタコーヴィチ:オーケストラのための組曲
プロコフィエフ:ロミオとジュリエット
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」 |
ジャーマン・ホルン・サウンド8.1:
【クリストフ・エス(Hr)、
ステファン・ショットシュテット(Hr)、
セバスティアン・ショル(Hr)、
ティモ・シュタイニンガー(Hr)、
ラルフ・フィッカー(Hr)、
マルティン・グロム(Hr)、
カーステン・ドゥフィン(Hr)、
クリスティアン・ランペール(Hr)】
シモン・レスラー(Perc、Pf、チェレスタ)
ハンネス・クレマー(指揮) |
ホルン・アンサンブルで「展覧会」「ロメジュリ」「くるみ割り」!
録音:2014 年4 月、74’39
バンベルク響をはじめとするドイツのオーケストラの若手奏者により2009
年に結成されたホルン四重奏団“ジャーマン・ホルン・サウンド”。今作はホルン奏者4
人と打楽器奏者を迎えて、ホルン八重奏&打楽器で“展覧会の絵”をメインにロシアの偉大な作曲家たちの名曲を取り上げています。重厚感があり、8
本のホルンによる絶妙なハーモニー。骨太ながら柔軟性に富む明朗な音色です。 |
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「C.P.E.バッハ&ドヴィエンヌ:フルート協奏曲集」
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲イ短調
WQ166
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲第2
番ニ長調
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲ニ短調
WQ22 |
フェリックス・レングリ(Fl)
バーゼル・チェンバー・アカデミー |
名手レングリのC.P.E.バッハ&ドヴィエンヌ:フルート協奏曲集
録音:2014 年8 月 バーゼル音楽院大ホール、65’05
スイスのバーゼルを拠点に世界各地でソリストとして活躍しているフルート奏者フェリックス・レングリ。フルートをペーター=ルーカス・グラーム、オーレル・ニコレに師事した実力派フルート奏者です。
C.P.E.バッハのイ短調は1750
年にチェロ協奏曲として作曲された作品を作曲家自身がフルート協奏曲に編曲しました。フルートの繊細な響きが軽やかに演奏されています。
自信もフルート奏者だったフランスの作曲家ドヴィエンヌ。快活で流麗な音楽でヴィルトゥオーゾ的な技巧も楽しめる作品です。 |
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「フルートとチェロのためのデュオ・アルバム」
モーツァルト:二重奏曲第2番
変ロ長調K.424
(古賀敦子とロマコフにより変ホ長調に編曲)
鈴木理香(1960-):風の通[世界初録音](フルート・ソロ)
J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ
ホ短調BWV1034
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3
棚田文紀(1961-):“F”フルート・ソロのために
ボザ:フルートとファゴットのためのソナチネ |
古賀敦子(Fl)
ゲオルギー・ロマコフ(Vc) |
ドイツで活躍する古賀敦子の最新盤はチェロとの共演!
録音:2014 年7 月、66’35
古賀敦子のGENUIN への第4 弾。
フルートとチェロのデュオ作品、フルートとチェロ、それぞれのソロ作品を収録しています。鈴木理香作曲のフルート・ソロ作品「風の通」は世界初録音です。
伸びやかで、無機質なクールさを漂わせ、超絶技巧の連続。澄んだ雰囲気を醸し出している。
バッハはフルートとチェロが絡み合い、ふくよかで豊かな表現で演奏。モーツァルトの二重奏曲は演奏者自身により、ヴァイオリン声部をフルートに生かすために第1
楽章と第3 楽章を変ロ長調から変ホ長調に転調させている。ドイツを中心に活躍するフルート奏者、古賀敦子。パリ国立高等音楽院を修了。数々のコンクールで優勝、入賞を収め、ソリストとして活動している。 |
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〜ドイツ音楽コンクール2011優勝者〜「ラーシュ・カーリン(トロンボーン)」
アンデシュ・ヒルボリ(1954-):
トロンボーンとテープのためのスキン・トロンボーン
ラース=エリック・ラーション(1908-1986):
トロンボーンと弦楽のためのコンチェルティーノ/
4本のトロンボーンのための“変態創造主たち”/日出ずる国(世界初録音)
クリスチャン・リンドベルイ(1958-):
ソロ・トロンボーンのための“ジョー・ジャック・ビングルバンデット”
ベンジャミン・ステルン(1978-):
ソロ・トロンボーンのための“ユーモラスな独白”(世界初録音)
フォルケ・ラーベ(1935-):ソロ・トロンボーンのための“バスタ”
ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):羊飼いの娘の踊り
トロンボーンとトロンボーン・アンサンブルのためのスウェーデンの3つの歌曲〜
(ペテリク・モラレス(1950-):コッポンゲン/
ホーカン・ノーレン(1917-2003):真夏の歌/
オスカル・リンドベルイ(1887-1955):夏の牧舎の古い讃美歌)
ローランド・ペンティネン(1963-):トロンボーンとピアノのためのカメラ |
ラーシュ・カーリン(トロンボーン、編曲)
トロンボーン・ユニット・ハノーファー
弦楽アンサンブル
カタジナ・ウィエチョレク(Pf) |
録音:2014 年3-4 月、61’58
スウェーデン出身の新進気鋭のトロンボーン奏者、ラーシュ・カーリン。スヴェン=エリック・エリクソンやヨナス・ビルントに師事し、このドイツ音楽コンクールを含む、多数のコンクールで優勝を果たしています。デンマークのオーフス響の元首席奏者であり、現在トロンボーン・ユニット・アンサンブルのメンバーです。
このトロンボーン・アンサンブルも2011
年のドイツ音楽コンクールのアンサンブル部門で優勝しました。このアルバムは20
世紀の作曲家の作品を中心にソロやトロンボーン・アンサンブル、ストリング・アンサンブルと様々な編成で、トロンボーンの魅力を聴かせてくれます。新しい作品ばかりですが、メロディも牧歌的だったりと、とても親しみやすい。 |
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〜ドイツ音楽コンクール2013優勝者〜
「ヨナス・パルム(チェロ)」
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番Op.58
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
ヤナーチェク:チェロとピアノのための“おとぎ話”
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番Op.102-2 |
ヨナス・パルム(チェロ)
フィリップ・ハイス(ピアノ) |
録音:2014 年4 月 イエス・キリスト教会(ダーレム)、65’22
1993 年生まれ、ドイツのルートヴィヒスブルク出身、これまでにジャン=ギアン・ケラスやクレメンス・ハーゲンに師事。コンクールでの入賞も多数で、ドイツの若手注目チェリストの1
人です。伸びのある艶やかな音色、優美でキレもあり、とても爽やかな演奏です。
デュティユーの作品はロストロポーヴィチがスイスの指揮者パウル・ザッハーの古希を祝うために、12
人の作曲家に委嘱した作品の一つ。聴こえるか聴こえないか位の弱音からのダイナミクスも繊細。超絶技巧! |
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「ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集第2集」
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
カカドゥ変奏曲Op.121a
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op1-2 |
トリオ・エクス・エクオ:
【マティアス・ヴォロング(Vn)、
マティアス・モースドルフ(Vc)、
オルガ・ゴーレイ(Pf)】 |
録音:2014 年9 月、79’45
第7番「大公」&第3番(GEN12217)に続くトリオ・エクス・エクオのベートーヴェン第2弾。
“第5 番「幽霊」”第1 楽章での颯爽としたテンポ、物悲しい冒頭で始まる第2
楽章など、ベートーヴェンの名作をとにかく繊細な音色で奏でる。丁寧に紡ぎ、心地よい緊張感と情感豊かな歌を感じる。
“カカドゥ変奏曲”はユーモアに満ちた変奏部分の瑞々しい感性、個性豊かな各変奏はとても興味深い。ヴァイオリン奏者のヴォロングはシュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマスターであり、バイロイト音楽祭管弦楽団のコンサートマスターとしても活躍している名手です。 |
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「メンデルスゾーン:ピアノ4手、2台ピアノのための作品集」
八重奏曲Op.20(ピアノ4手)
序曲「フィンガルの洞窟」Op.26(ピアノ4手)
ソナタ楽章ト短調(2台ピアノ)
「無言歌集」より「アンダンテ・カンタービレ」Op.67-1(ピアノ4
手) |
デュオ・ロンターノ:
【ベッテ・ヒアホルツァー(ピアノ)
ユルゲン・アッペル(ピアノ)】 |
録音:2014 年3 月、52’00
2004 年に結成した実力派ピアニストによるデュオ“デュオ・ロンターノ”。
今作では、ヴィルトゥオーゾとして知られるメンデルスゾーンが10
代で作曲した、あふれる楽想、美しい旋律がたまらなく魅力的な作品“弦楽のための八重奏曲”の作曲家自身によるピアノ4
手版!爽やかな“八重奏曲”は、その魅力そのままに美しいメロディをピアノに置き換えています。若々しく色彩的。序曲「フィンガルの洞窟」はピアノの柔和な音色が清々しく、爽やかな余韻を残している。 |
MARQUIS
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「バロックのヴィルトゥオージ」
(1)テレマン:協奏曲ニ長調 TWV53:5
【編曲:ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755))】
(2)フックス:ヴァイオリン、バスーン、弦楽のためのロンド
ハ長調
(3)グラウン:ホルンと弦楽のための協奏曲
ニ長調
(4)ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
「パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」RV212
(5)グラウプナー:
フルート、バスーン、弦楽、通奏低音のための序曲
ト長調GWV464 |
ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ
カティ・デブレツェニ(Vn&指揮)
アンドルー・クラーク(Hr) |
ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズのデビュー盤!
録音:2014 年1 月聖マリア教会、メチョセン,ブリティッシュ・コロンビア州(ライヴ)
61’00
2011 年にカナダのヴィクトリアで結成された“ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ”のデビュー・アルバム。世界各地でコンサートを行い、各地で好評を得ています。
テレマンの協奏曲は、テレマンと同時代を生きた作曲家ピゼンデルが、トランペット・パートを彼のオリジナルのナチュラル・ホルン・パートに変えたヴァージョンで演奏しています。繊細で軽やかに、音楽がエネルギッシュに躍動する。優美に溌溂とした空気が感じられます。 |
MSR
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キム・クックのサン=サーンス&ラロ:チェロ協奏曲
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
(2)フォーレ:エレジーハ短調Op.24
(3)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調 |
キム・クック(チェロ)
(1)(2)ヴァレリー・ヴァチェフ(指揮)
(3)グリゴール・パリカロフ(指揮)
フィルハーモニカ・ブルガリカ |
録音:2011-2012 年ブルガリア放送、ソフィア、59’08
アメリカのチェリスト、キム・クックの協奏曲集第2
弾(既発売はショスタコーヴィチ&チャイコフスキー,MS1289)。イェール大学とイリノイ大学でアルド・パリゾ、ヤーノシュ・シュタルケルなどに師事。サンパウロ交響楽団の首席奏者を務め、現在はソリストや教師として活躍しています。
サン=サーンスの円熟期の傑作のひとつサン=サーンスの「チェロ協奏曲第1
番」とこの曲に触発されて作曲したラロの「チェロ協奏曲」、フォーレの珠玉の小品を収めたアルバム。しなやかな音色、穏やかに丁寧、堅実な演奏です。 |
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「無言歌」〜伝統的なラテン・アメリカのピアノ曲集
≪ベネズエラ≫
モイセス・モレイロ(1904-79):ホローポ
ルイーザ・エレナ・パエザーノ(b.1946):幻影のワルツ
≪ブラジル≫
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):オリオン座の3
つの星
≪ドミニカ共和国≫
リチニオ・マンチェボ(1932-2010):無言歌、ドミニカの踊り
≪メキシコ≫
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):間奏曲、メキシコのスケルツォ
≪プエルトリコ≫
ファン・モレル・カンポス(1857-96):幸せな日々、ローラとジョルジーナ、ノ・メ・ケトス
マヌエル・タヴァレス(1843-83):マルガリータ
オリンピオ・オテロ(1845-1911):ラ・クニャディータ
≪コロンビア≫
ルイス・アントニオ・カルボ(1882-1945):遥かな青、熱狂
≪キューバ≫
ホセ・ホワイト(1836-1918):美しいキューバの娘
アントニオ・マリア・ロメウ(1876-1955):リンダ・クバーナ
エルネスト・レクオーナ(1896-1963):菊、青い夜
アレハンドロ・ガルシア・カトゥーラ(1906-40):農家の子守歌
≪アルゼンチン≫
アストル・ピアソラ(1921-94):天使のミロンガ
アルベルト・ヒナステラ(1916-83):ミロンガ、マランボ |
マルタ・マルチェナ(ピアノ) |
これはオススメ!楽しいラテン・アメリカのピアノ小品集!
録音:2000 年1 月、71’12
オススメのラテン・アメリカのピアノ小品集!
キューバの国際的なピアニストでラテン・アメリカの音楽に精通し、演奏活動を世界各地で行っているマルタ・マルチェナ。伝統的なラテン・アメリカのピアノ作品を収録…と言いつつも、珍しい作曲家の作品もセレクトされており、知られざるロマンティックなメロディに溢れています。ピアノ好きの方には是非聴いていただきたいです。
モレイロの“ホローポ”は、ベネズエラの民族舞曲を基とした代表曲で軽快なピアノ曲。ポンセの“間奏曲”は比較的知られており、哀しげなメロディ、静謐に美しい。カンポスの“幸せな日々”は愛らしくメロディアス、ホワイトの“美しいキューバの娘”はゆったりと情感豊かにピアノが歌うように演奏されています。
すべてが5 分弱の小品なので飽きさせません!国ごとに分かれていて、そのちょっとした雰囲気の違いも感じられるかもしれません。 |
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「燃え立つ火」〜スコットランドの女王と彼女の世界
伝承曲(ロバート・バーンズ作詞、リチャード・アインホルン編曲):
雌牛を丘に呼び集めよう
ジェイムズ・ローダー:わが主君のマーチのパヴァン
作者不詳:ハッチャーソンのガイヤルド
作者不詳:私は見放された
ウィリアム・バード:名高い高貴な女王
アンソニー・ホルボーン:パヴァン“パラディーソ”/他
全27 曲 |
パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオール
(ヴィオール四重奏)
ライランド・エンジェル
(テノール&カウンター・テナー)
ドンショク・シン(ヴァージナル) |
録音:2013 年9 月、64'29
パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオールはニューヨークに拠点を置くヴィオr−ル・アンサンブル。
悲劇のスコットランド女王メアリー・スチュアートが生きた16
世紀の歌曲や踊りの音楽、伝承曲、彼女にまつわる作品などを収録。 |
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2012年にニューヨークで結成された新進の中国人デュオ
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番SZ.76 |
ジェイド・デュオ:
【シューアイ・シ(ヴァイオリン)、
ツェン・チェン(ピアノ)】 |
録音:2014 年、60’51
2012 年にニューヨークで結成された新進の中国人デュオ。2013
年アルトゥール・バルサム・コンペティション・フォー・デュオで優勝、2013
年J.C.アリアーガ室内楽コンペティションで第2
位を受賞。 |
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「未知の世界」〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・アドヴェンチャー
アルジェ/パーソンズ・フェアウェル/
グラウンドのためのグリーンスリーブス/機織る少女/
狂気じみた愛or療養のためグリム王の幽霊を若い男は呼ぶ/
ノーフォークのデュークorセント・ポールの尖塔/
アナトリアの紫のブドウ/シルヴィ/黒い小言/
マッケンジーのフェアウェル/陶器/ムーアの復讐
/境界/熊のダンス|研究者の精神 |
ジェラルド・トリンブル
(バスGamb,Vaダモーレ,
カントン・ド・ヴィオール,
パルドゥシュ・ド・ヴィオール,
5弦フレット・バスVn,Vo)
ウェブスター・ウィリアムズ
(6弦バスGamb)
エリオット・ワドピアン(Cb)
リヴァー・ゲルゲリアン(Perc)
ファン・カミロ・レイエス(パルマ) |
録音:2010-13年、64’49
ヴィオラ・ダ・ガンバの革新者、ジェラルド・トリンブル。ヴィオラ・ダ・ガンバをメインに古楽器を新しい奏法やスタイルで現代に甦らせた意欲作。まるでエキゾチックなワールド・ミュージックのようでオススメです。
伝統を尊重しながら、ケルト音楽、東洋の音楽に影響を受けたアレンジ。17
世紀のジョン・プレイフォード編著の「ダンシング・マスター」の中の楽曲や、トルコの伝承曲、フランスのバロック音楽、そして自身のオリジナル曲などを演奏しています。軽快なリズム、超絶テクニックに、郷愁の音色を感じさせる、オリジナリティに溢れたアルバムです。 |
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『サクスペクトラム2』〜アルト&ソプラノ・サックスのための新しい音楽
(1)グレン・ギリス(b.1956):ファンタジア
(2)バーバラ・ヨーク(b.1949):ソナタ“メイク・チェンジズ”
(3)リチャード・ギリス(b.1955):夕やみ
(4)リチャード・ギリス:ブルースと記憶
(5)グレン・ギリス:南極光
(6)ポール・スチャン(b.1983):大きい蝶のエキゾチックな踊り
(7)グレン・ギリス:ケルトの空気、ドップラー・ワウワウ・エアー・ジグ
(8)デヴィッド・カプラン(b.1923):物語
(9)グレン・ギリス&ジェームズ・カニングハム(b.1954):タイリクオオカミ
(10)何占豪(b.1933)&陳鋼(b.1935):
ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」(グレン・ギリス&ボニー・ニコルソン編)
(11)グレン・ギリス&ウェイン・ギースブレヒト(b.1964):
スペクトラム・マッシュアップ |
グレン・ギリス
(アルト&ソプラノ・サックス)
(1)-(4)(6)(10)
ボニー・ニコルソン(ピアノ)
(4)リチャード・ギリス(トランペット)
(11)ジェームズ・カニングハム
(ディジェリドゥ) |
録音:2014 年、77’24
2009 年にリリースされた“サクスペクトラム”(MS1328)の続編!今回もすべて世界初録音で多彩なスタイルでサックスの可能性とレパートリーを広げる作品です。
ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」のサックス&ピアノ版は中国的な雰囲気も十分感じられ、サックスが深い情感を歌っています。 |
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ブクステフーデ:我らがイエスの御体 BuxWV75
(足について・膝について・手について・
脇腹について・胸について・
心について・顔について) |
ブライアン・シュミット(指揮)
デューク・ヴェスパーズ・アンサンブル
カペラ・バロック |
録音:2014 年3 月、56’20
バッハやヘンデルにも大きな影響を与えたブクステフーデ。「我らがイエスの御体」は十字架上のイエスの体の7
つの部分(足・膝・手・脇腹・胸・心・顔)へ語りかける形で、キリストの受難をわが身への苦しみとして受け止めるというラテン語で作曲された受難曲です。
各曲の冒頭は器楽の“ソナタ”、合唱による“コンチェルト”、通奏低音付きの独唱“アリア”で構成されています。静謐で素朴な慈しみを感じる演奏です。 |
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「珍しい土地」〜トランペットを含む現代室内楽曲集
(1)パトリック・シュルツ(b.1975):ファンファーレ
(2)ジャン=フランソワ・ミシェル(b.1957):
トランペット、ホルン、トロンボーンのための組曲
(3)ジョセフ・ブラハ(b.1951):フランス組曲
(4)ウェイン・ルー(b.1970):トランペット・ソナタ
(5)ジャン=フランソワ・ミシェル:目覚め
(6)ハラルド・ゲンツマー:C
管トランペットとオルガンのためのソナタ |
エイミー・シェンデル(Trp)
(1)(6)グレゴリー・ハンド(Org)
(2)(3)バーナード・スカリー(Hr)
(2)(3)(6)トッド・シェンデル
(Trb、ユーフォニアム)
(4)(5)レネ・レクオーナ(Pf) |
録音:2012-13 年、64’32
トランペットのための現代室内楽作品集。ゲンツマー以外は世界初録音という意欲作。メロディアスで親しみやすい雰囲気。
トランペット奏者のエイミー・シェンデルはウィスコンシン大学オー・クレア校、インディアナ大学、ウィスコンシン大学マディソン校で、ジョン・アレイ、ジョン・ロメル、マニー・ラウレアーノ、ゲイリー・ボードナーなどに師事。オーケストラ、吹奏楽団などと多数共演、ソリストとして活躍中です。2009
年からはアイオワ大学の教授として後進の指導にもあたっている。 |
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「ダニエル・カー(b.1972):作品集VOL.1」〜歌曲とソロ・ピアノ作品集
(1)3つのラングストン・ヒューズ・ソングスOp.12/
(2)3つの前奏曲Op.13/(3)アキOp.4/(4)レソト変奏曲Op.1/
(5)3つのウィリアム・ブレイク・ソングスOp.2/(6)5つの前奏曲Op.3/
(7)3つのサラ・ティーズデール・ソングスOp.15/(8)風の子守歌 |
(1)(3)(5)(7)ジェシカ・ペトリュス(S)
クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ(Pf)
(2)(4)(6)(8)田宅真弓(Pf) |
録音:2013 年5 月、53’17
アメリカの作曲家、ダニエル・カー。ヒーリング・ミュージックのような美しい叙情に満ちた作品ばかり。
3 人の著名な詩人による歌曲とソロ・ピアノ曲が交互に収録。ハッとする透明感がある。 |
QUERSTAND
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「バルバラ・ストロッツィ:わが涙」
〜ストロッツィ、ピッチニーニ、ストラーチェ、
フレスコバルディ、カプスベルガーの作品
ストロッツィ:わが涙
ストロッツィ:もしあなたがそう望むなら、私はそれで構わない
ピッチニーニ:トッカータ第12番(テオルボ・ソロ)
ピッチニーニ:コレンテ第5番(テオルボ・ソロ)
ストロッツィ:私が何をしたというのだ
ストラーチェ:シャコンヌ(チェンバロ・ソロ)
ストロッツィ:閉じなさい、大胆不敵な唇を
フレスコバルディ:カンツォーナ第1番(チェロ・ソロ)
ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
ストロッツィ:私のリラよ、悲しまないで
カプスベルガー:カプスベルガー(テオルボ・ソロ)
カプスベルガー:カナリオ(テオルボ・ソロ)
ストロッツィ:何が出来よう? |
フォンス・ムジケ:
【今村泰典(テオルボ)
ドロテー・ルクレール(S)
ジョリー・ヴィニクール(Cemb)
レア・ラヘル・バーダー(バロックVc)】 |
世界的リュート奏者今村泰典のQUERSTAND への第2弾!
録音: 2013 年7 月24-26 日、65’50 ※日本語解説・歌詞対訳つき
レコード芸術2014 年9 月号特選となった「カール5世の時代のスペインのビウエラ音楽」(VKJK1318)に続く今村泰典のQUERSTAND
レーベル第2弾。
ヨーロッパを拠点に活躍するリュート奏者今村泰典が主宰するアンサンブル“フォンス・ムジケ”の最新作!まとまった録音が少ないバロックの作曲家に焦点を当てリリースを続けており、今回はイタリア初期バロックの女流作曲家、バルバラ・ストロッツィの声楽曲と、同時代を生きたイタリアのc作曲家の器楽曲が収録されています。歌手であり、作曲家だったストロッツィ。抒情的で愛を歌っcた歌曲を多数作曲。喜怒哀楽の情感を豊潤に表現した独自の作風を聴く事ができます。17
世紀イタリアの薫り漂うアルバム。日本語訳付き。 |
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「イタリア協奏曲」
(1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV971
(木管四重奏&ハープ)
(2)ニーノ・ロータ:サラバンド(ハープ)
(3)ヴィヴァルディ:「調和の霊感」より第9番(木管四重奏&ハープ)
(4)パスクッリ:ベッリーニへのオマージュ(イングリッシュ・ホルン&ハープ)
(5)デ・ロレンツォ:
ディヴェルティメント第2番(フルート、クラリネット&ファゴット)
(6)マスカーニ:
オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“間奏曲”(木管四重奏&ハープ)
(7)プッチーニ:オペラ「トスカ」より“星は光りぬ”(木管四重奏&ハープ)
(8)デンツァ:フニクリ・フニクラ(木管四重奏&ハープ)
※(1)(3)(6)(7)(8)の編曲:ハインドリク・シュノーケ |
アンサンブル・ディクス:
【アンドレアス・ヌープ(Fl)、
アルブレヒト・ピンカールト
(Ob、イングリッシュHr)、
ハインドリク・シュノーケ(Cl)、
ローランド・シューレンブルク(Fg)
リアーヌ・ピンカールト(Hrp)】 |
木管アンサンブルとハープによる楽しいアルバム!バッハのイタリア協奏曲から「フニクリ・フニクラ」まで!
録音:2014 年7 月21-24日、DDD、63’01
20 世紀ドイツの新即物主義を代表する画家オットー・ディクスが生まれた地、ワイマール地方のゲーラで結成されたアンサンブル。
このCD では、イタリアの作曲家や、イタリアにまつわる作品をセレクトされています。ヴィヴァルディやバッハ、オペラの作品などを木管四重奏とハープという珍しい編成で演奏。心地良い音色が広がり、軽快に聴かせます。
パスクッリの“ベッリーニのオマージュ”は、イタリアのオペラ作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニの美しい旋律に溢れた作品。ハープとイングリッシュ・ホルンの柔らかな音に癒される。プッチーニは曲の華やかさを、語りかけるような優しさで表現し、“フニクリ・フニクラ”はユーモアに満ちている。これは多彩で楽しい。 |
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「ハッセ、トゥンダー、ブクステフーデ〜リューベックの
聖マリア教会から生まれた声楽曲と器楽曲」
ペーター・ハッセ:
オブリガード・ペダルのための前奏曲ヘ長調(オルガン)
7 声のミサ
モテット「ああ私が聞いていることでしょう」
フランツ・トゥンダー:
7つのヴィオールのためのシンフォニア
宗教コンツェルト「われとともに神の慈しみを讃えよ」
コラール幻想曲「キリストは死の縄目につながれたり」(オルガン)
宗教コンツェルト「汝の怒りをひるがえし」
カンタータ「ダビデの子にホザンナ」
コラール編曲「イエス・キリスト、神の御子」(オルガン)
ディートリヒ・ブクステフーデ:
カンタータ「愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ」 |
ハンナ・ツムザンデ(S)
コルネリア・ザムエリス(S)
シュテファン・カーレ(A)
トビアス・フンガー(T)
ベンヤミン・グラウビッツ(T)
ヨアヒム・ヘッヒバウアー(B)
ヨハネス・ウンガー(Org 、指揮)
カペラ・セイント・マリエン |
録音:2014年4 月&5 月、78’29
2014 年で生誕400 年を迎えたオルガニスト&作曲家のフランツ・トゥンダーを記念して製作されたアルバムです。
ドイツの港湾都市リューベックにある聖マリア教会の首席オルガニストだった、トゥンダー、ハッセ(トゥンダーの前任)、ブクステフーデ(トゥンダーの後任)の宗教曲、器楽曲、オルガン曲を収録。17
世紀の北ドイツの音楽文化に多大な貢献をした3
人の静謐で美しい音楽の数々。伝統が脈々と引き継がれていることを感じられる響きです。 |
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「カンターテ・ドミノ」
〜コリン・モービー(1936-):宗教的合唱作品集
収録曲/
祝祭を祝う/カンターテ・ドミノ/ミサ・ブレヴィスイ長調/
神を讃えよ/慈善と愛のあるところ/自然における神の栄光/
主はわが牧者なり/ハレルヤ-コーダ/汝はペテロなり/
オルガンが鳴り響く/ミサ「平和の王子」/アヴェ・マリア/
ラウダーテ・ドミヌム/夜がやってくる/
大いなる神よ、私たちはあなたをほめたたえる |
ドレスデン・モテット合唱団
マティアス・ユング(指揮)
ホルガー・ゲーリング(Org)
フィルハーモニック・
ブラス・ドレスデン |
録音:2014 年、66’09
アイルランドの作曲家、合唱指揮者であるコリン・モービー。透き通るようなメロディ、躍動する歌声、とても美しく親しみやすい合唱曲ばかり。ジョン・ラターを彷彿とさせる雰囲気があります。声のエネルギー、力強さから感じる「癒し」を堪能できます。雄大な情感が聴く人を包み込む。おすすめです。 |
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VKJK 1420
(2CD)
\4000
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「テュルク、ライヒャルト、レーヴェ:鍵盤作品集(2枚組)」
(DISC1)
ダニエル・ゴットリープ・テュルク(1750-1813):
「愛好家のための6 つのピアノ・ソナタ」より第4番ト長調
「12のピアノ・ソナタ・コレクション第2集」より第3番イ長調
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):
ピアノフォルテのためのグランド・ソナタヘ短調
カール・レーヴェ(1796-1869):
ピアノフォルテのための大ソナタホ長調Op.16
(DISC2)
ダニエル・ゴットリープ・トゥルク:やさしいピアノ・ソナタ集
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:ペトラルカのオードについての小品 |
トビアス・コッホ
(フォルテピアノ&
チェンバロ) |
録音:2013 年11 月、84’05
ドイツのハレにあるヘンデル博物館に所蔵している歴史的鍵盤楽器のコレクションで演奏された貴重な録音!ハレと繋がりのある3
人の作曲家の音楽を演奏しています。モーツァルトと同時代に活躍したドイツの作曲家であり重要な教育者でもあったトゥルク。現在でも使われている「クラヴィーア教本」を出版したことでも有名です。プロイセン王国の作曲家だったライヒャルト、ドイツ初期ロマン派の作曲家レーヴェの3
人の作品を4 台のフォルテピアノ&チェンバロを弾き分け、その楽器の特色や音色を聴くことが出来ます。シューマン・シリーズ(GENUIN
レーベル)など多数リリースのある実力派トビアス・コッホの卓越したテクニックにも注目です。 |
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「テューリンゲンのオルガン第5集」〜
オルガン製作者ヨハン・ゲオルグ・フィンクのオルガン
ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット(1666-1727):
プレリュードとカプリッチョ/プレリュードとリチェルカール/
いと高きところには神にのみ栄光あれ/
キリストの死の縄目につながれたり/
天使の群れは、天より来れり/われいずこにか逃れゆくべき
ニコラス・フェッター(1666-1734):
フーガハ長調/フーガハ長調/フーガト長調/フーガイ長調/
いと高きところには神にのみ栄光あれ/
キリストの死の縄目につながれたり/別形/イエス、わが喜び
アンドレアス・アームストロフ(1670-1699):
いと高きところには神にのみ栄光あれ/
イエス・キリスト主にのみたよりまつる/
われらみどり児生まれたもう/
主イエス・キリストよわれらをかえりみたまえ/別形/
我々は生命の中に死を抱いている/主はわが信頼すべき羊飼いなり |
ライナー・ゲーデ(Org) |
使用オルガン ・ノイシュタット・アン・デア・オルラの聖ヨハネ正教会・アルテンボイテンの教会分会堂・ヴィアーツェーンハイリゲンの教区教会
録音:2010 年8 月、78’47
18 世紀ドイツの重要なオルガン製作者ヨハン・ゲオルク・フィンク。テューリンゲン地方の3
つのオルガンを使用して録音されています。 |
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VKJK 1429
\2000
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「セラフ」
ハヤ・チェルノヴィン(b.1957):漸進的な刃(2012)
ヨンギー・パクパーン(b.1945):瞬間‐祈り(2013)
ルネ・メンゼ(b.1969):幻想曲と変奏曲(2006)
リサ・シュトライヒ(b.1985):SERAPH(2013) |
クリスティーナ・マイスナー(Vc)
ポウル・ショルストラップ・ラーセン(Org)
ラインハルト・ゼーリガー(Vc) |
録音:2013-14 年、66’56
イスラエル、韓国、ドイツ、スウェーデン…気鋭の現代音楽作曲家が書き下ろしたチェロとオルガンのための作品。ノイズのようなサウンドも包み込んでしまう、教会に響く神秘的な残響、音と音の間の緊迫した空気が刺さる。ワイマールのフランツ・リスト音楽院でスタニスラフ・アポーリンに師事したドイツのチェリスト、クリスティーナ・マイスナーは現代音楽を得意としており、ラッヘンマン、細川俊夫、クラムなどレパートリーも多数。 |
ROMEO RECORDS
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「黒人霊歌と歌曲集」
(1)《黒人霊歌》
深い河/お戻しください昔の心を/時には母のない子のように/
誰も知らない私の悩み/ジェリコの戦い/ギリアドの乳香/
私はさまよう/行けモーゼ/揺れよ、愛しのチャリオット/
聖霊を感じるたびに/他
(2)《歌曲》
シューベルト:音楽に寄せて、アヴェ・マリア/
ルビンシテイン:ペルシャの歌/
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ/
ブラームス:サッフォー風のオード/ラフマニノフ:春の小川/
トスティ:セレナータ、マレキアーレ/ディ・カプア:マリア・マリ |
ヨラム・チャイター(バス)
イレーナ・ゼリクソン(Pf) |
ウクライナ出身イスラエルのバス歌手チャイターによる黒人霊歌と歌曲
録音:2013-14 年チャーチル・オーディトリアム,ハイファ (1)セッション、(2)ライヴ
ヨラム・チャイターは1973 年生まれのウクライナ出身のバス歌手。オペラ公演に多数出演し、リサイタルも世界各地で行っています。
今作は黒人霊歌と、シューベルトやトスティといった歌曲を収録。黒人霊歌の“揺れよ、愛しのチャリオット”はドヴォルザークの“交響曲第9
番「新世界から」”で使われたと言われています。 |
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「無伴奏ヴァイオリンによるリスト:ピアノ・ソナタ」
フランツ・リスト:ピアノ・ソナタ
ロ短調
(ノアム・シヴァン編、無伴奏ヴァイオリン版)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータロ短調BWV1002 |
ヴェラ・ヴァイドマン(Vn) |
これは珍しい!リスト:ピアノ・ソナタの無伴奏ヴァイオリン版!?
録音:2014 年3 月クラシカル・スタジオ,ヘルツリヤ、イスラエル
これは珍しい一枚。リスト唯一のピアノ・ソナタ
ロ短調の無伴奏ヴァイオリン・ヴァージョンの登場です。あの難しいピアノ原曲をいかにヴァイオリンにトランスクリプトするか、演奏可能の限界に挑む意欲的な企画です。
そして後半はロ短調繋がりでJ.S.バッハのパルティータをカップリング。ヴァイオリンのヴェラ・ヴィトマンは旧レニングラード出身のロシアの女流でモスクワ音楽院でオイストラフに師事した後、イスラエルでアイザック・スターンの指導も受けています。ロシアの大地を思わせる骨太なヴァイオリンを聴かせてくれます。 |
STRADIVARIUS
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「シンキング・バッハ」
J.S.バッハ(1685-1750):組曲第1番よりアルマンド、クーラント
フランチェスコ・パオロ・スプリアーノ(1678-1753):トッカータX
J.S.バッハ:組曲第1番よりサラバンド
ドメニコ・ガブリエリ(1659-1690):リチェルカーレVII
J.S.バッハ:組曲第3番よりプレリュード、ブーレI、ブーレII、ジーグ
ジョヴァンニ=バッティスタ・ヴィターリ(1632-92):トッカータ・ルッジェーロ
J.S.バッハ:組曲第2番よりプレリュード、サラバンド
ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1709-1805):カプリチオI
J.S.バッハ:組曲第1番よりプレリュード |
アドリアーノ・ファツィオ(Vc) |
ありそうでなかったバッハと同世代作曲家の無伴奏チェロ作品集
バッハの名曲・無伴奏チェロ組曲の合間にバッハと同時代の作曲家による無伴奏チェロの曲を挟み、その違いや相互の影響について考える興味深い一枚。
チェロのアドリアーノ・ファツィオはイタリアの若手でパレルモのビンセンツォ・ベッリーニ音楽院ほかで学び、バロック音楽に特化したレパートリーで近年注目を集めている。 |
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「狂気のロンド」〜クーラウ:無伴奏フルート作品集
フリードリッヒ・クーラウ(1786-1832):
ファンタジーOp.38(全3曲)/Femmes
voulez
vous eprouver/
Lasset Frieden uns Stiften/Capriccio/
Es kann schon nicht alles
so bleiben/
In des waldes duersten gruenden/Capriccio/Rondo/
Was ist der mensch/Capriccio/
On ne saurait trop embellir:
Rondeau
d'une folie/
Mich fliehen alle freuden/Allegro
assai
(全15トラック) |
ステファーノ・パッリーノ(Fl) |
ソナチネでおなじみクーラウの珍しい無伴奏フルートのための作品集
録音:2014 年5 月
ピアノの「ソナチネ・アルバム」でおなじみのフリードリヒ・クーラウはドイツ出身で後にデンマークに移住しかの地で活動した。今日ではピアノのためのソナチネが有名だが、実は生前「フルートのベートーヴェン」と呼ばれるほどフルート作品を多数作曲している。
ここでは彼の代表的な無伴奏フルートのための曲を収録。モーツァルトのオペラの有名な旋律による作品もあり楽しめる。フルートのステファーノ・パッリーノはペーター=ルーカス・グラーフ、パトリック・ガロワほかに師事、期待の若手としてソロ、室内楽、協奏曲の分野で活躍している。 |
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「ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):
オーボエ、ファゴットと通奏低音のための未出版のドレスデン・ソナタ集」
トリオ・ソナタ変ロ長調/トリオ・ソナタ
ト長調/
トリオ・ソナタ 変ロ長調/トリオ・ソナタ
ト短調/
トリオ・ソナタ ヘ長調/ファゴット・ソナタ
ニ長調/
トリオ・ソナタ ハ短調 |
サン・スーシ・バロック・
アンサンブル |
録音:2013 年7 月
ハイニヒェンはドイツの後期バロックの作曲家、理論家。ケーテンの宮廷でJ.S.バッハと同僚だったこともあり長らくザクセン選帝侯の宮廷楽長を務めた。
死後は長らく忘れられた存在であったが、近年再評価が進んでいる。サン・スーシ・バロック・アンサンブルは1985
年に結成されDynamic、Tactus レーベルからも盛んにリリースされているイタリアを代表するバロック・アンサンブルのひとつ。 |
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「晴れた日に」〜マティアス・ピンチャー(b.1971)作品集
(1)モニュメントI(アルテュール・ランボーの追憶に)
(1991)
(2)夜・月光(1994)〜ピアノのためのシーン
(3)歌と雪の写真(2000/2001)〜E.E.カミングスの詩によるソプラノとピアノのための
(4)絵/鏡(1991)
(5)晴れた日に(2004) |
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
(3)マリソル・モンタルヴォ(Sop) |
録音:2013 年2 月
ピンチャーはドイツで70 年代生まれを代表する作曲家でヘンツェ、トローヤンらに師事、リーム、フラー、ファーニホー、ラッヘンマンらの影響を受け、静謐な中での繊細な音色の変化が特徴。「歌と雪の写真」ではピアノの内部奏法も駆使しカミングスの独特な世界を表出している。
ピアノのアルフォンソ・アルベルティは現代音楽のスペシャリストとしてこれまでに100
曲以上の新作を世界初演しているほか、20
世紀の埋もれた作品の再評価に尽力している。 |
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「イタリヤ〜神の露の島」〜古代ユダヤの歌(全26トラック)
Bezalel Aloni (1940):Love
Song(Vo のみ)/Anonimo:Kyriah
Yefeifiah/
Anonimo:Fire Dance(Vn のみ)/Delilah
Gutman (1978):Osse Shalom/
Joel Engel (1868-1927):Numi
numi/Anonimo:Sheyibane(Vo
のみ)/
Anonimo:Kuando el rey Nimrod/Anonimo:Durme,
durme/
Anonimo:Sing mir ein Liedele(Vo
のみ)/
Shlomo Secunda (1894-1974)
Dona dona(ドナ・ドナ)/
Daniel Galay (1945):Partita:
Andante con
moto(Vn のみ)/
Anonimo:Shalom Aleichem/Anonimo:Yedid
Nefesh/
Max Janowski (1912-1991):Avinu
Malkeinu(Vo
のみ)/
Samuel Cohen (1870-1940):Hatikva/Anonimo:Hinne
ma tov/
Gershom Lev:Prok Yas Anach(Vn
のみ)/Anonimo:Adio
Kerida/
Anonimo:Nani nani/Anonimo:Tarantino(Vn
のみ)/
Anonimo:Hevenu Shalom Al eichem/Anonimo:Shalom
Aleichem(Vn のみ)/
Anonimo:Shema/Ilse Weber
(1903-1944):Wiegala(Vo
のみ)/
Delilah Gutman (1978):La memoria
parla
un canto |
デリラー・シャロン・グートマン(Vo)
ラファエル・ネグリ(Vn) |
古代の作者不詳(Anonimo)の作品を中心に、合間に「ドナ・ドナ」など有名な曲も含む20
世紀に書かれた歌もはさみつつ、様々なユダヤ民謡、宗教歌を収録。ヴォーカルのグートマンはイタリア系アメリカ人で作曲も手がけ、リゲティ、シャリーノに師事。
本CD では自作も披露している。全編ユダヤおよび中東的な雰囲気に溢れている。 |
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「地平線上に」〜バヤンのための現代音楽
(1)W.リーム:地平線上に(1991)〜バヤン、ヴァイオリンとチェロのための
(2)イヴァン・フェデレ:デイスティビア(2011)〜バヤンと弦楽四重奏のための
(3)グバイドゥーリナ:静寂(1991)〜バヤン、ヴァイオリンとチェロのための
(4)グバイドゥーリナ:十字架上に(1979-91)〜バヤンとチェロのための
(5)細川俊夫:時の深みへ(2001)〜バヤンとクラリネットのための |
ジェルマーノ・スクールティ(バヤン)
フィリッポ・ペロッコ(指揮)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
ガレス・デイヴィス(Cl)
フランチェスコ・ディロン(Vc) |
録音:2013 年
アコーディオンに似たロシアの伝統楽器バヤンを中心とした編成で現代の作曲家たちが様々な視点から作曲した作品。
リームは彼の多くの管弦楽曲から受けるダイナミックな印象とは反対に大変静かで繊細な作品、楽器の本家ロシアのグバイドゥーリナの二つの作品は真摯な祈りの音楽。すでにECM
ほかからも録音のある細川の人気曲「時の深みへ」ではバヤンによる果てしない和音の持続のなかからクラリネットの息の長い旋律が生まれる。 |
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ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):
4声のファンタジー集(全17曲) |
アカデミア・ストゥルメンターレ・イタリア:
【アルベルト・ラッシ(アルト・ヴィオール)、
クラウディア・パセット(バス・ヴィオール)、
レオナルド・ボルトロット(バス・ヴィオール)、
リッカルド・コエラーティ・ラマ(ヴィオローネ)】 |
録音:2014 年8 月
ジョン・ジェンキンズは17 世紀イギリスの作曲家でヴィオール・コンソートのためのファンタジーの作曲家として知られており、ここに収められた作品は彼の代表作のひとつ。
アカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアはヴェローナで結成されたヴィオール・アンサンブル。メンバーはこの団体のほかにエスペリオンXX、ラ・ルヴェルディ、エウロパ・ガランテなどでも活動しているスペシャリスト達。 |
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ファビオ・セルヴァフィオリータ(b.1973):
花d'x(クアデルノI-II-III) |
エレーナ・カッソーリ(G) |
録音:2013 年3 月
セルヴァフィオリータはミラノ出身の若手・中堅作曲家でボローニャ大学で音楽学を学んだ後、ミラノ大学とパリのIRCAM
で電子音楽を学んだ。
収録の「花d'x」は全曲が44 の小品から構成され、極小の形式の中で時にウェーベルン風、電子音楽風、ガムラン風、武満風とスタイルを変えるかと思えば突然バロックが引用されるなど、曲によって万華鏡を覗くように変幻自在、繊細な変化をみせる。
ギターのカッソーリはクラシカル・ギターからエレキ・ギターまでを操る才媛でレパートリーはクルタークからライヒまで現代音楽の様々なスタイルを手中にし、作曲家から絶大な信頼を集めている。 |
TUDOR
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TUDOR 7194
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
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ティチアーティ待望の名曲録音!ドヴォルザーク「新世界」
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第9番 ホ短調「新世界より」Op.95
(2)アメリカ組曲 イ長調Op.98b |
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団 |
抜群の音楽性!俊英ロビン・ティチアーティ待望の名曲録音!ドヴォルザーク「新世界」、日本語帯・解説付き!
録音:2013年12月、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」、67:13
演奏タイミング (1)[12:17][11:50][8:07][11:52]、(2)[5:30][4:49][4:34][4:17][3:22]
ロビン・ティチアーティは1983
年の生まれ。このディスクに収録されているドヴォルザークは2013
年暮の録音なので、ちょうど30
歳の時の演奏である。30
歳といえば一般的にもまったくの青年、指揮者とあらば普通はまだ駆け出しの年齢である。しかしティチアーティは20
代で既に高い評価を得ていた。26
歳でスコットランドの名オーケストラ、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者に就任、27
歳にはこの録音で演奏しているバンベルク交響楽団の首席客演指揮者に就任。これだけでも驚きだが、さらにこの録音の翌年には英国の格式高いグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任している。就任時、ティチアーティはようやく31
歳になったところだった。
だが年齢で驚いている場合ではない。この青年指揮者の演奏が抜群に素晴らしいのだ。彼の演奏を聞けば、30
歳で国際的名声を築いたのも当然と理解できるだろう。
このディスクに聞けるティチアーティのドヴォルザークの演奏はたいへんに充実したものだ。響きは豊かで旨みに溢れ、音楽の運びには既に風格すら感じられる。全体の構成をキチッと見通していて抜かりなく、楽譜の指示もとてもよく読み込んでいる。勢いにまかせるようなことのない成熟した演奏なのだが、しかし音楽の端々には、若く才能豊かな音楽家だけが持つ瑞々しい感性が宿っている。ティチアーティがいずれ大家、巨匠と呼ばれる指揮者になった時でも、このドヴォルザークのディスクは30
歳のティチアーティの魅力をSACD
Hybrid の優秀録音で伝え続けてくれるだろう。
ロビン・ティチアーティ、ベストセラーの「幻想」 |
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