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≪第84号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2015/11/17〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 





11/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



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ACTES SUD



ASM 25
\2900→\2690
豪華装丁ゆえ、完売するとなかなか再プレスはない
 いま注目すべきポール・ダニエル
 そして明るく厚みのあるサウンドが魅力。
 ボルドーのオーケストラによるシベリウス

  シベリウス:
   (1)交響曲第2番ニ長調Op.43
   (2)レンミンカイネンの帰郷Op.22の4
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
写真:ニコラ・ジュバール
 録音:2015 年4 月16-17 日/ボルドー/DDD、51’ 54”、A5 デジブック

 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとシベリウスに挑戦しました。
 冷たく透明なイメージの強いシベリウスですが、田園的な明るさと旋律美を持つ第2 番はボルドー・アキテーヌ管と良く合い、厚みもあるサウンドを楽しめます。
 当シリーズの楽しみのひとつ、著名な音楽カメラマンのニコラ・ジョバールの写真集はフィンランドの風景。流氷浮かぶ海、雪景色、美しいオーロラなど、さながらフィンランド旅行気分を満喫させてくれます。


 ロトの録音で一気に知られるようになったACTES SUDレーベルだが、ポール・ダニエルに関しては前回のワーグナー、マーラー同様、縦長の豪華装丁アルバム。



 ACTES SUDは、もともとこうした不思議な装丁の豪華CDで人気の高いレーベル。
 そしてその演奏水準は常に高い。ロト同様じわじわとこのダニエルの人気が高まっていくだろう。
 
 ・・・ただ、その豪華装丁ゆえ、完売するとなかなか再プレスはない。
 今回のアルバムは前作マーラー同様ベストセラーになりそうな予感がするので、気になる方はどうかお早めに。



 あ、ダニエルが、スペイン、ガリシアのオケを指揮した「田園」の映像があったのでどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=R45iZMqv2_0&feature=player_detailpage


 指揮台も指揮棒もない、どこかの「グル」のような指揮ぶり。この演奏、なかなかすごい。
 この人、ひょっとすると化けるかも。




ダニエルが注目されたのは今から15年前のこのアルバム。

NAXOS
8.554719
\1300
エルガー:交響曲第3番
 (エルガーのスケッチをもとにアンソニー・ペインが完成)
ポール・ダニエル指揮
 ボーンマス交響楽団
 イギリスで大ヒットとなった1枚。2000 Gramophone awardsにもノミネートされました。

 作曲家の死によってスケッチ程度しか残されなかったこの作品を、音楽学者で作曲家のアンソニー・ペインが完成させて98年に発表・初演した時、エルガーをとりわけ敬愛する英国では、複雑な反応がありました。たった2曲しか無かった交響曲がもう1つ増えた喜びとともに、未完成のままにしておいて欲しかったという、愛するが故の気持ち。しかし早速ナクソスが目を付け、この価格で提供させていただくからには、是非多くの愛好家の方に聴いていただきたいのです。英国近代音楽をこよなく愛する貴方なら、感涙にむせぶこと間違いなし。高品質録音にもご注目ください。

そしてACTUS SUDのワーグナー
無事に入ってくることを願いします。

ASM 22
\2900→\2690
魅力的なフランス風のワーグナー
 ワーグナー:
  (1)「タンホイザー」〜序曲とバッカナール(パリ版)
  (2)「タンホイザー」〜アリア「おごそかなこの広間よ」
  (3)「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
  (4)「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
  (5)「神々のたそがれ」〜葬送行進曲
  (6)「神々のたそがれ」〜ブリュンヒルデの告別の歌
ハイディ・メルトン(Sop)
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
写真:ニコラ・ジュバール
 録音:2014 年5 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、76’ 52”、A5 デジブック

 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとワーグナーに挑戦しました。アメリカのソプラノ、ハイディ・メルトンの歌唱を聴くことができるのも注目。「イゾルデの愛の死」でも官能的な歌を味わえます。
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そして話題を呼んだ前作マーラーの第5番

ASM 23
\2900→\2690
装丁も美しい
 この人、ひょっとすると化けるかも
  ポール・ダニエル&ボルドー・アキテーヌ管のマーラー

   マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
 録音:2015 年1 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、68’ 38”、A5 デジブック

 NAXOS や CHANDOS のイギリス音楽専門の重鎮として一部の人にのみ知られていたポール・ダニエル。
 そのダニエル、2013年にフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の音楽監督となり、フランスの瀟洒なレーベルACTES SUDから意外なワーグナーをリリースして注目された。
 ただ、昔からオペラにも強さを発揮していた人だけに、元々のファンはようやくその真価が知られるようになって溜飲が下がる思いをしたことだろう。
 さてそのダニエルが今度はマーラーの交響曲、しかも第5番を披露して来た。




 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルの指揮で前アルバムのワーグナーに次いでマーラーの交響曲第5 番に挑戦。
 美しさの極みの5 番で、早めにテンポによる第2 楽章、遅めの第5 楽章ともに新鮮。第4 楽章のつややかな弦の響きと歌いまわしは極上のBGM のようです。
 メンバーにはデボラ& サラ・ネムタヌ姉妹の実父ウラジーミル・ネムタヌがコンサートマスターであるほか、チューバに水中豊太郎さんの名が見られるのも注目です。マーラーの絵素材を多く掲載した豪華デジブックも魅力。









PROFIL


PH 15034
\2500
ドン・コサック合唱団のスリコ
 聖人イオアンの連祷/我は汝に歌う/
 神は我らとともに/神はあなたの家族を救う/
 古いワルツ/森で言われたこと/
 わが祖国/ピョートル街道に沿って/
 吹雪/夕べの鐘/ドン川に沿って/
 鐘は明るく響く/ステンカ・ラージン/
 カリンカ/スリコ
ヴァーニャ・フリプカ(指揮)
ドン・コサック合唱団セルゲイ・ジャーロフ
 健在、懐かしの「ドン・コサック合唱団」最新録音!

 録音:2015年1 月19 -20日/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、56’ 46”

 1921 年に亡命ロシア・コサックにより結成されたドン・コサック合唱団。ソ連時代に宗教曲を含む帝政ロシアのレパートリーを聴かせてくれる西側の貴重な団体でしたが、近年あまり消息を聞くことがありませんでした。
 彼らの健在ぶりを示すファン狂喜のアルバム登場です。彼らの特徴は地鳴りのように迫力あるバスの響き。これぞロシアの男声合唱という力強さに圧倒されますが、最新の録音で迫力満点。
 ストラヴィンスキーが「ペトルーシュカ」で用いた「ピョートル街道に沿って」の底抜けの陽気さ、スターリンのお気に入りのグルジア民謡「スリコ」の甘い歌い回しいずれも最高です。
 


PH 12013
\2500→\2290
黒いマスクのトリオ〜トリオ・ヴィーク
 フルート、チェロ、ピアノ

 (1)ネッド・ローレム:
  フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲 (1960)
 (2)サーリアホ:灰 (1998)
 (3)マルティヌー:
  フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲 (1950)
 (4)ジョージ・クラム:鯨の歌 (1971)
トリオ・ヴィーク
 【クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、
  ユストゥス・グリム(Vc)、
  フロリアン・ヴィーク(Pf)】
 これは面白い、ザトウクジラの声(歌)を室内楽で再現

 録音:2012年4 月2 日/ノイマルクト・ライトシュターデル/DDD、65’ 10”

 フルート、チェロ、ピアノという変則ピアノ三重奏曲を集めたアルバム。
 ヴァイオリンでなくフルートが加わることで、色彩と表現の幅が広がります。
 いずれもあまり聴く機会のない作品で大歓迎ですが、面白いのがジョージ・クラムの「鯨の歌」。ザトウクジラの声(歌)を素材に興味津々の音響世界を繰り広げます。
 フルート奏者は歌うこと(というか叫び)も指示され、さらに全奏者は顔を半分隠す黒い仮面を着け、暗い青い照明のもとで演奏するようになって妖しい雰囲気をつくりあげています。クジラに興味のある方向き必聴の珍品です。




ANALEKTA



AN 29296
\2500→\2290
アラン・ルフェーヴルのラフマニノフ、ホロヴィッツ版ソナタ第2番!
 ラフマニノフ:
  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(ホロヴィッツ・ヴァージョン)
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第38番 ヘ長調 Hob.XVI:23
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
アラン・ルフェーヴル(ピアノ)
 カカナダのコンポーザー=ピアニストであり、アナレクタ(Analekta)のメイン・アーティストの1人、アラン・ルフェーヴル。ルフェーヴルが弾くラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番は、初版と改訂版を織り交ぜたホロヴィッツ版! ハイドンのソナタ、ラヴェルのラ・ヴァルスを組み合わせた、ルフェーヴルならではのプログラムもポイント。

 ※録音:2014年7月、ケベック(カナダ)
 

AN 29132
\2500
シャコンヌ 〜 永遠の声
 マティアス・マウテ:シャコンヌI/
 作曲者不詳(17世紀):天国と地獄のシャコンヌ/
 マウテ:シャコンヌII/
 モンテヴェルディ:私に恋を望むその人は/
 ランディ:人生のパッサカリア/
 マウテ:シャコンヌIII/
 ヴィヴァルディ:ソナラ・ラ・フォリア Op.1-12/
 マウテ:シャコンヌIV/
 作曲者不詳(16世紀):チェコ民謡集(マウテ編曲)/
 マウテ:シャコンヌV/
 ファルコニエーリ:パッサカリア(1650)/
 マウテ:シャコンヌVI/
 ファルコニエーリ:ラ・フォリア(1650)/
 マウテ:シャコンヌVII/
 J.S.バッハ:シャコンヌ BWV.1004(マウテ編曲)
アンサンブル・カプリス
マティアス・マウテ(指揮)
 アンサンブル・カプリスは、1989年にドイツで結成され、指揮者、リコーダー&フルート奏者、作曲家のマティアス・マウテが音楽監督を務めるアンサンブル。自作の「シャコンヌ」を挟みながら、モンテヴェルディやファルコニエーリらの作品を並べ、最後にバッハの「シャコンヌ」で締めるという構成。「アダージョ(AN 29848)」でも人気を博した、アンサンブル・カプリスらしい凝ったプログラムとハイクオリティな演奏を兼ね備えたアルバム。

 ※録音:2015年5月、ケベック(カナダ)
 
AN 29844
\2500
華麗なるメンデルスゾーン!
 メンデルスゾーン:
  弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1
  弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op.44-2
セシリア弦楽四重奏団
 〔ミン=ジョン・コー(ヴァイオリン)、
  サラー・ネマトーラー(ヴァイオリン)、
  ケイトリン・ボイル(ヴィオラ)、
  レイチェル・デソアー(チェロ))
 カリン・ケイ・ナガノとの録音でも話題を集めた、華麗なる女流奏者4人によるクヮルテット"セシリア弦楽四重奏団"は、2010 年にバンフ国際弦楽四重奏コンクールで一等賞を獲得し、ヨーロッパや北米のトップ・メディアのために演奏している。ドヴォルザークやヤナーチェクの録音を行ってきたセシリア弦楽四重奏団の新録音では、メンデルスゾーンの作品44の3曲のうちの2つとなる、弦楽四重奏曲第3番&第4番で麗しい演奏を披露してくれる。

 ※録音:2015年4月、ケベック(カナダ)



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QUERSTAND



VKJK 1506
\2000→\1890
アンネ・シューマン
「ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ 第2集」

 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
  ロザリオのソナタ 第2集 (第6番〜第10番)
 パッヘルベル:シャコンヌ ニ短調
アンネ・シューマン(バロックVn)
セバスチャン・クネーベル(Org)
 鄙びた味わい!ベテラン・ピリオド楽器奏者アンネ・シューマンのビーバー:ロザリオのソナタ第2集・第3集

 録音:2007 年8 月 カルテンレングスフェルト教会、45’10

 ビーバーの名作「ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)」第2集。17世紀の偉大なヴァイオリニストであり作曲家だったビーバーの最高傑作。聖母マリアへの祈りを表した15のソナタに無伴奏の“パッサカリア”からなる大作。“スコルダトゥーラ”と呼ばれる調弦を変えて演奏する技法の難曲です。
 この第2集は『受難』。
 ヴァイオリンのアンネ・シューマンはヴァイマールとドレスデンで学び、1989 年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヴァイオリン奏者として活動を始めます。その後ピリオド楽器奏者に転向し、イングリッシュ・バロック・ソロイスツや、クールザクセン・カペレ・ライプツィヒなどで活躍しています。
 


VKJK 1507
\2000→\1890
「ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ 第3集」
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
  ロザリオのソナタ 第3集 (第11番〜第15番、パッサカリア)
 ブクステフーデ:シャコンヌ ホ短調 BuxWV 160
アンネ・シューマン(バロックVn)
セバスチャン・クネーベル(Org)
 録音:2007 年8 月 カルテンレングスフェルト教会、63’09

 ビーバーの名作「ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)」第3集。この第3集は『復活』。
 そのあとに秘密の名曲「ブクステフーデ:シャコンヌ」 が収録されているのも魅力です。



第1集

VKJK 1423
\2000→\1890
「ビーバー:ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)集第1集」
 (1)フリーデルハウゼン教会の鐘の音
 (2)ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ第1集(ソナタ第1番〜第5番)
 (3)ブクステフーデ:オルガンのためのパッサカリア ニ短調BuxWV.161
アンネ・シューマン(バロックVn)
ゼバスチャン・クネーベル(Org)
 鄙びた味わい!ベテラン・ピリオド楽器奏者アンネ・シューマンのビーバー:ロザリオのソナタ第1集

 録音:2007 年8 月フリーデルスハウゼン、40:24

 ビーバーの名作「ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)」全3集から第1集を収録しています。
 ビーバーの前に教会の鐘の音、後にはオルガン独奏作品を収録するなど雰囲気豊かな味わい深い1枚になっております。
 ヴァイオリンのアンネ・シューマンはヴァイマールとドレスデンで音楽を学び、1989 年にゲヴァントハウス管弦楽団の奏者としてキャリアをスタートしました。その後古楽に魅せられピリオド楽器奏者に転向しています。
 このアルバムでも鄙びた哀愁のあるバロック・ヴァイオリンが味わい深いです。



 
VKJK 1515
(2CD)
\4000
詩集「子供の不思議な角笛」の歌曲〜マーラー、ヴァイスマン フラウケ・メイ(メゾ・ソプラノ)
ベルンハルド・レンツィコフスキー(ピアノ)
CD1
 1.マーラー:三人の天使がやさしい歌を歌ってた (「子供の不思議な角笛」より)/
 2.ヴァイスマン:Das Rautenstrauchelein Op.53-2/
 3.マーラー:死んだ少年鼓手 (「子供の不思議な角笛」より)/
 4.マーラー:少年鼓手 (「子供の不思議な角笛」より)/
 5.マーラー:シュトラスブルクの砦に (「若き日の歌」より)/
 6.ヴァイスマン:シュトラスブルクの女の子Op.41-2/
 7.マーラー:歩哨の夜の歌 (「子供の不思議な角笛」より)/
 8.マーラー:この歌を作ったのは誰?(「子供の不思議な角笛」より)/
 9.ヴァイスマン:小さなフクロウOp.41-5/10.マーラー:別離(「若き日の歌」より)/
 11.マーラー:天上の暮らし/12.ヴァイスマン:警告Op.29-1/
 13.ヴァイスマン:夕べの歌Op.29-4/14.ヴァイスマン:横たわる吟遊詩人を埋葬するOp.41-1/
 15.マーラー:魚に説教するパドゥアの聖アントニウス(「子供の不思議な角笛」より)/
 16.マーラー:悪い子を良い子にするには(「若き日の歌」より)/
 17.マーラー:不幸中の慰め(「子供の不思議な角笛」より)/
 18.マーラー:むだな骨折り(「子供の不思議な角笛」より)/
 19.マーラー:たくましい想像力(「若き日の歌」より)/20.ヴァイスマン:遅延Op.23-4
CD2
 1.マーラー:この世の生活(「子供の不思議な角笛」より)/
 2.マーラー:原光(「子供の不思議な角笛」より)/3.ヴァイスマン:秘密Op.29-8/
 4.マーラー:ラインの伝説(「子供の不思議な角笛」より)/5.ヴァイスマン:亡命Op.29-1/
 6.ヴァイスマン:Soldatengluck Op.41-4/7.マーラー:それ行け!(「若き日の歌」より)/
 8.マーラー:高い知性を賛える(「子供の不思議な角笛」より)/
 9.マーラー:うぬぼれ(「若き日の歌」より)/10.ヴァイスマン:Sauberliches Magdlein Op.41-3/
 11.マーラー:もう会えない!(「若き日の歌」より)/12.ヴァイスマン:アイ!アイ!/
 13.マーラー:塔の中で迫害されている者の歌(「子供の不思議な角笛」より)/
 14.マーラー:私は緑の森を楽しく歩いた(「若き日の歌」より)/
 15.マーラー:夏に小鳥はかわり(「若き日の歌」より)/
 16.マーラー:美しいラッパが鳴りひびくところ(「子供の不思議な角笛」より)/
 17.ヴァイスマン:聖なる子守歌Op.29-7/18.ヴァイスマン:せむしのこびとさんOp.29-5/
 19.ヴァイスマン:野外の子守歌Op.53-3/20.ヴァイスマン:ある老いた女中の子守歌Op.53-1/
 21.ヴァイスマン:子守の時計Op.29-3/22.ヴァイスマン:朝の歌Op.54-1/
 23.ヴァイスマン:太陽の歌Op.53-4
 マーラーとヴァイスマンの子供の不思議な角笛からの歌曲

 録音:2007年〜2014年 CD1:73’56/CD2:68’43

 ドイツのマザーグースと呼ばれる「子供の不思議な角笛」はドイツの民衆歌謡の詩集で、アルニムとブレンターノによって約600 編の民謡が収集され、1806〜08 年に3 巻出版されました。この詩集は、多くの作曲家が取り上げ、その中でも有名なのはマーラーの12 曲からなる歌曲集「子供の不思議な角笛」。マーラーは、歌曲集「若き日の歌」でもこの詩集から作品を残しています。他にもメンデルスゾーン、シューマン、ブラームスなども取り上げています。このアルバムは、詩集を用いた歌曲を集めたもので、マーラーとドイツの作曲家ユリウス・ヴァイスマン(1879-1950)の作品を収録。ヴァイスマンはラインベルガー、ヘルツォーゲンベルク、トゥイレなどに作曲を師事。ドイツ・ロマン派の影響を受けながら、その当時の音楽性も反映された作品を数多く生み出しています。ヴァイスマンの作品はほぼ世界初録音です。注目。
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VKJK 1519
(2CD)
\4000→\3690
科学の認識論的基礎付け、プラトン的イデア論に基く哲学、意志とイデアの陶冶による社会的教育学を説いた・・・らしい
「哲学者にして作曲家〜パウル・ナトルプ(1854-1924)作品集」
 CD1
  (1)ヴァイオリン・ソナタ 嬰ヘ短調
  (2)チェロ・ソナタ ニ長調
 CD2
  (3)ピアノのための2つの幻想小曲集
  (4)3つのプレリュードとフーガ
  (5)ピアノ三重奏曲 ホ短調
(1)フローリアン・マイアロット(Vn)
(2)アレクサンドル・ヒュルスホフ(Vc)
(1)(2)ステファン・パーム(Pf)
(5)リュドミラ・フラヨノヴァ(Vn)
(5)ニコライ・シュガエフ(Vc)
(3)-(5)ユーリ・ファヴォリン(Pf)
 哲学者パウル・ナトルプの室内楽作品集

 録音:2010 年、2011 年、CD1:75’48、CD2:71’39

 「社会的教育学」の提唱者、ドイツの偉大なる哲学者であり教育者として有名なパウル・ナトルプ。なんと青年時代、作曲も学んでおり、その貴重な作品を録音したアルバムです。
 ストラスブールでヤーコプスタールに師事。ブラームスに手紙でアドバイスをもらうなど本格的に学びました。ドイツ・ロマン派の、ロマンティックで情熱的な作風。
 “2つの幻想小曲集”は、ユニークなメロディで独創的な作品です。ロマン派の“プレリュードとフーガ”といった趣の楽曲など、まさに知られざる作品ばかり!ドイツ・ロマン派がお好きな人はオススメです。




 パウル・ナトルプ(Paul Gerhard Natorp, 1854年1月24日 - 1924年8月17日 )は、ドイツの哲学者。
 デュッセルドルフ生まれ。マールブルク大学の教授を務めた。
 コーエンとともに、新カント派のマールブルク学派を形成。
 科学の認識論的基礎付け、プラトン的イデア論に基く哲学、意志とイデアの陶冶による社会的教育学を説いた。
 弟子にガダマー、ハルトマン、パステルナーク またブランシュヴィックはナトルプの科学の認識論基礎付けに影響を受けた。
 
ナトルプの言葉:「人間は、人間的社会によってのみ人間になる」
.




ZKP RTV SLOVENIJA


ZKP 113956
\2400
サショ・カラン(b.1974):バレエ《トリスタンとイゾルデ》 マルコ・ガシュペルシッチ(指揮)
スロヴェニア国立歌劇場管弦楽団
サショ・カラン(エレクトロニクス)
 トリスタンとイゾルデですがワーグナーではありません

 録音:2014 年7 月8-10 日(オーケストラ録音)、2014 年10 月30 日初演、71:16

 作曲者のサショ・カランはカナダ、モントリオール出身で後にスロヴェニアの首都リュブリャーナに移住し創作活動を続けている。サウンド・エンジニアリングの研究を修めた彼は電子音楽によるバレエやフィルムのための作品が多い。2014 年にスロヴェニア国立劇場で初演された「トリスタンとイゾルデ」は全編アンビエントもしくはミニマルといった雰囲気でフィリップ・グラス、ハロルド・バッドあるいはブライアン・イーノを思わせる。
 アヴァン・ポップ、エレクトロニカの好きな人におすすめ。




PASSAVANT MUSIC


PAS 113251
\2600
フェリシアン・ダヴィッド(1810-1876):歌曲集A
  老人とばら/ル・ベドゥアン/雲/エジプト人/シャランスへの別れ
  戻れ!戻れ!/夢想/漁師と彼の小舟/チブク(トルコの煙管)
  小道/友情/幸福の花/オダリスクの悲しみ/フォルモサ
  漁師の歌/死者たちの日/チャリティーの呼び声
アルタヴァズド・サルクグャン(テノール)
ポール・モンタグ(ピアノ)

録音:2013年9月6-8日、パッサヴァン・アコースティック・スタジオ
 フェリシアン・ダヴィッドは中近東を広く旅し、異国趣味の音楽で成功を収めたフランスの作曲家。アルタヴァズド・サルグシャン(アルタヴァスト・サルキシャン)とポール・モンタグの二人はアルメニア系フランスの演奏家。

 

PAS 114063
\2600
トランペットが歌うアーンの歌曲
 レイナルド・アーン(1874/1875-1947):
  五月/歌ってきたことの思い出は/夢想/カンパーニュの墓地/テオネ
  牢獄にて/水面に/私の詩に翼があったなら/クロリスに/不実/白鳥
  愛される人/しおれた花/私が虜になった時/最後の願い/景色/煙
  リラの木に来るナイチンゲール/星のない夜は/優しい平和
ギー・トゥーヴロン(トランペット)
カロル・ヴィリョメイ(ピアノ)

録音:2013年9月、アコースティック・スタジオ
 フランスを代表するトランペット奏者ギー・トゥーヴロン(1950年生まれ)が、歌詞、音楽ともに繊細なアーンの歌曲に魅せられ取り組んだ録音。これはフランスの演奏家だからこそできることかもしれません。

 


PAS 114102
\2600→\2390
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
  バラード第1番ト短調 Op.23/バラード第2番ヘ長調 Op.38
  バラード第3番変イ長調 Op.47/バラード第4番ヘ短調 Op.52
  幻想ポロネーズ Op.61/舟歌 Op.60/夜想曲ロ短調 Op.62 No.1
  夜想曲ホ長調 Op.62 No.2
ジャン=バティスト・フォンリュープ(ピアノ)

録音:2012年5月4-6日、ライヴ、アコースティック・スタジオ
 ジャン=バティスト・フォンリュープはブルーノ・リグットおよびジョルジュ・プリューデルマシェール(パリ音楽院)、ミヒャエル・エンデスに師事したピアニスト。

  


PAS 114273
(2CD)
\3600→\3290
レイナルド・アーン(1874/1875-1947):
  ピアノ曲集「当惑したナイチンゲール」

   第1巻(全30曲)/第2巻「オリエント」(全6曲)
   第3巻「旅行記」(全9曲)/第4巻「ヴェルサイユ」(全8曲)

ベルナール・ポール=レイニエ(ピアノ)

録音:2014年5月、アコースティック・スタジオ
 アーンが1902年から1910年にかけて書いたピアノ小品をまとめて1912年に出版した曲集。ベルナール・ポール=レイニエはマルセイユ音楽院、パリ音楽院で学んだピアニスト。

  

PAS 225005
\2600
リスト(1811-1886):ピアノ作品集
  ハンガリー狂詩曲第12番
  幻影; 第1番/第2番/第3番(シューベルトのワルツによる幻想曲)
  即興ワルツ/夜想曲「夢想」/ピアノ小品/即興曲
  詩的で宗教的な調べ から 孤独の中の神の祝福/ポロネーズ第2番
ジャン=バティスト・フォンリュープ(ピアノ)
録音:2008年、パッサヴァン
 

PAS 225080
\2600
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):ピアノ・ソナタ集
  ソナタ変ロ長調 Wq.51-2/ソナタ変ホ長調 Wq.52-1/ソナタ イ長調 Wq.55-4
  ソナタ ト長調 Wq.65-22/ソナタ変ホ長調 Wq.63-5
  アンダンテ・コン・テネレッツァ Wq.65-32/アンダンティーノ Wq.62-5A
  アインシュニット Wq.52-6
ジャン=バティスト・フォンリュープ(ピアノ)
録音:2010年12月、パッサヴァン、アコースティック・スタジオ


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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CEMBAL D’AMOUR



CEMBCD 180
\2300→\2090
「ミンドゥル・カッツ、ブラームス:ピアノ協奏曲第2番」
 (1)ベートーヴェン:ピアノソナタ第14 番 嬰ハ短調Op.27-2 「月光」
 (2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2 番 変ロ長調 Op.83
ミンドル・カッツ(ピアノ)
②マンディ・ロダン(指揮)
エルサレム交響楽団
 当レーベルによる発掘が進むミンドゥル・カッツ最新刊!

 録音:(1)1971 年6 月16 日、テルアヴィヴ、(2)1967 年10 月3 日、エルサレム,ADD、64'09

 Cembal d'amour が発掘を進めているピアニスト、ミンドル・カッツのCD の新刊。

 カッツは1925 年、ルーマニアのブカレストの生まれ。ユダヤ系だったために第二次世界大戦中は強制労働所に送られて苦労した。1947 年に遅めのデビューを果たし、その後西側での活動を経て、イスラエルを拠点として国際的な活躍をした。
 カッツはベートーヴェン弾きとしての評価が高く、録音ではジョン・バルビローリが伴奏指揮をした皇帝協奏曲が知られている。ちなみにカッツは1978 年、52 歳の時にトルコのイスタンブルでのリサイタルでテンペスト・ソナタを弾いている最中に急死した。
 このCD に収録されているのはカッツが40 代の頃のライヴ録音。どちらもボケ気味の録音だが、カッツの硬派な魅力は十分伝わってくる。



旧譜
これは聴いておいたほうがいいかも知れない
カッツ&バルビローリの「皇帝」

CEMBCD 148
\2300→\2090
衝撃の「皇帝」!
 カッツ、伝説の1958-59年スタジオ・レコーディング

   〜THE LEGENDARY 1958-1959 STUDIO RECORDINGS
  (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
  (2)ショスタコーヴィチ:前奏曲 Op.34
   エネスコ:ピアノのための組曲 Op.10
   ショパン:英雄ポロネーズ Op.53
ミンドゥル・カッツ(P)
(1)ジョン・バルビローリ指揮
 ハレ管
1958〜1959年。
この「皇帝」(DUTTON)で脳天直撃のショックを受け、それ以来最も気になる演奏家の一人となった。
「皇帝」以外の小品はこれまで見たことがない。








<国内盤>

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ALPHA



Alpha216
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5600+税

ヨス・ファン・インマゼール(fp)

 シューベルトが友人たちと楽しんだ音楽の集い(シューベルティアーデ)本来のあり方に迫る充実企画
  シューベルトと、19世紀の室内演奏会

【I】
 ①セレナーデ(第1稿)D920 ②小川のそばで D853
 ③糸を紡ぐグレートヒェン D118 ④夜 D983c
 ⑤個性的な行進曲 D886-2 ⑥若い尼僧 D828
 ⑦ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」D667
【II】
 ①森での夜の歌 D913(四重唱とホルン四重奏のための)
 ②ガニュメデ D544 ③あなたはわたしを愛していない D756
 ④アンダンテ 〜ピアノ三重奏曲 第2番 D929より
 ⑤まなざしの魔法 D902-1 ⑥欺かれた裏切り者 D902-2
 ⑦妻をめとるには D902-3
 ⑧ハンガリー風ディヴェルティスマン D818
【III】
 ①幻想曲 ヘ短調 D940 ②さすらい人 D489
 ③夜と夢 D827 ④テューレの王様 D367
 ⑤羊飼いの娘は草原に D513 ⑥きみは憩い D776
 ⑦シルヴィアに D891 ⑧ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調 D408
 ⑨死と乙女 D531 ⑩伝書鳩 D965
【IV】
 ①岩の上の羊飼い D965 ②ゴンドラ漕ぎ D809
 ③こびと D771 ④アレグロ 〜「人生の嵐」D947より
 ⑤海は穏やか D216
 ⑥アルペジョーネ・ソナタイ短調 D821
  (チェロ・ピッコロとフォルテピアノによる)
 ⑦楽に寄す D547
ヨス・ファン・インマゼール(fp)
ソ・イェリ(S)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)
トーマス・バウアー(Br)
バイエルンの森シューベルティアーデ四重唱団
クレール・シュヴァリエ(fp/連弾)
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ(古楽器使用):
ミドリ・ザイラー(vn)
マルティーナ・フォルニ(va)
ステーファノ・ヴェジェッティ(vc)
ベルターネ・ルイス・モリーナ(cb)
リサ・シクリャヴェル(cl)
アンネケ・スコット、
マルティン・ミュルナー、
ヘレン・マクドゥガール、
イェルク・シュルテス(ナチュラルhr)
 インマゼール70歳(!)記念、充実の4枚組ついに!
 気の置けない名手仲間と、フォルテピアノ芸術の粋を。

 「作曲者が知っていた当時の響きを、当時の楽器や奏法で」というのが古楽器演奏の基本だったとすれば、本来同じく問われてきたのが「それらの音楽は、どんな環境で演奏されていたか?」という点——
 痛快な音楽的感性で桁外れの名演を紡ぎ出してきた古楽鍵盤奏者=指揮者ヨス・ファン・インマゼールはまさに、アニマ・エテルナ・ブリュッヘを率いての大管弦楽でも室内楽でも、あるいは自身のソロリサイタルでも、その点をつねに強く意識してきた人ではありました。
 その偉業はロマン派以降、20世紀初頭音楽にまで及んでいますが、かたや彼がフォルテピアノ奏者としても世界随一の存在であることは、稀有な来日公演を聴く機会のあった日本の明敏なファンの方々もご存知のところ。70歳(!)の記念プロジェクトとしてリリースされる本盤は、これまでリサイタルで演奏してきたシューベルトの重要歌曲群と「ます」「アルペジョーネ・ソナタ」など、フォルテピアノまわりで聴けるきわめて貴重なプロジェクトを集めた4枚組!
 歌手は「冬の旅」や「カルミナ・ブラーナ」でも共演したトーマス・バウアーら気鋭陣、ベートーヴェンやシューベルトのソナタ録音でも共演したミドリ・ザイラー、連弾盤で名演を紡いできたクレール・シュヴァリエをはじめ、アニマ・エテルナの重要奏者を含む共演陣も申し分ない顔ぶれ。
 シューベルトが友人たちと楽しんだ音楽の集い(シューベルティアーデ)本来のあり方に迫る充実企画、これは見逃せません...!




ARCANA



Mer-A391
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アルフレード・ベルナルディーニ指揮&Ens.ゼフィーロ
 管楽バンドとトルコ風行進曲
  〜1800年前後の音楽異国趣味

 M.ハイドン:トルコ行進曲ハ長調
 J.ハイドン:「十字架上の最後の七つの言葉」〜第二部序曲
 モーツァルト:「後宮からの逃走」KV384〜イェニチェリの行進曲
 ヴィット:オーボエとフルートのための小協奏曲ハ長調
 ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」序曲(編曲G・マンドレージ)
 ガエターノ・ドニゼッティ:管弦合奏のためのシンフォニア ト短調
 ジュゼッペ・ドニゼッティ:マフムドの行進曲(A・ベルナルディーニ編曲)
 メンデルスゾーン:ノットゥルノ ハ長調 MWV P.1
 シューベルト:小葬送音楽 変ホ長調D79
 シュポーア:ノットゥルノ Op.34 ハ長調
アルフレード・ベルナルディーニ指揮
Ens.ゼフィーロ(古楽器使用)

 近ごろ都に流行るもの二つ、管楽合奏とトルコ風音楽。
 ベートーヴェン前後の痛快な響き、異能古楽器集団でモーツァルトが活躍したころの帝都ウィーンでは、管楽器によるアンサンブルが大流行。
 1782年には皇帝ヨーゼフ2世の肝煎りにより、宮廷ハルモニー(管楽合奏団)が発足。オペラの有名アリアがハルモニー編成に編曲され、街角を彩ったのです。

 一方、かつての敵国トルコの文化もまた、ヨーロッパ中を熱狂の渦に巻き込み、とくに勇ましくも異国情緒をたたえたトルコ軍楽隊の音楽は、当時の著名な作曲家たちの意欲を捕らえて離しませんでした。
 この録音では、モーツァルト、ハイドン・ドニゼッティ両兄弟に、ロッシーニ、メンデルスゾーン、シューベルト、シュポーア...と19世紀初頭の初期ロマン派にかかる大家たちの作まで含め、欧風管楽合奏からトルコ風行進曲まで楽しむことができます。
 人々を夢中にしたハルモニーとトルコ趣味が邂逅し、激しい化学反応を見せる1800年前後のヨーロッパ。その興奮の坩堝を現代に再現するのは、このジャンルにおいては並ぶものなしのベルナルディーニ率いる古楽器集団アンサンブル・ゼフィーロ。熱風のような吐息が管を唸らせ、爽快な突風のごときアンサンブルを披露します。
 ピリオド系オーケストラの音作りの秘訣も、こうした「当時の楽器と演奏習慣」をふまえた絶妙選曲のプログラムに接してこそ、初めて理解できるのかもしれません。




旧譜から
ベルナルディーニ指揮&Ens.ゼフィーロ
王宮の花火の音楽

A386
輸入盤
\2800
バロック管楽器集団ゼフィーロ
ヘンデル:
 王宮の花火の音楽、
 二つの合奏隊のための協奏曲(全3曲)

  1. 王宮の花火の音楽(演奏会版)HWV351
  2. 二つの合奏隊のための協奏曲 第1番 変ロ長調 HWV332
  3. 二つの合奏隊のための協奏曲 第2番 ヘ長調 HWV333
  4. 二つの合奏隊のための協奏曲 第3番 ヘ長調 HWV334
アルフレート・ベルナルディーニ(バロック・オーボエ)指揮
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
 筋金入りのバロック管楽器集団ゼフィーロが満を持して望んだ壮麗プロジェクト…仏英を制した名盤、再登場!
 20世紀末、オランダ語圏や英国で盛り上がりを見せつつあった古楽器演奏界隈で大いに活躍をみせ、イタリア古楽界の盛り上がりとともに故郷での活動もがぜん勢いづいてきた——稀代のバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニをはじめ、そうした歩みでキャリア形成してきたイタリアの精鋭バロック管楽器集団ゼフィーロは、やがて手練の弦楽器奏者たちも巻き込み、拡大編成の古楽器楽団へと成長、BMG傘下のドイツ・ハルモニア・ムンディ(DHM)でも続々新録音を発表して世界進出に拍車がかかったのは、記憶に新しいところ!その過程で2008年にDHMで制作された充実プロジェクトが、なんとArcanaから待望の再登場です!
 晩年のヘンデルが英国王室から発注を受け、初演時はリハーサルから大騒動になったという『王宮の花火の音楽』と、2部に分かれた管楽合奏が弦楽合奏と対話をしてゆく、交響曲並みの充実度を誇る大協奏曲3編——意外や、過度にエッジを効かせるというより、じっくり検証の上ものすごく説得力ある音を紡ぐ...という、ゼフィーロならではの充実解釈は英国とフランスでも高く評価され(この両国を制するというのは、意外に難しいのです!)
それぞれの大手批評誌が最高のレビュー賞で迎えた傑作盤...原文解説訳付、彼らの確かな偉業にあらためて心動かされる1枚です!





PAN CLASSICS



PC10326
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
小さな森の歌〜
 ドイツ3Sのひとり、シャインが遺した歌曲集!「森の音楽」


シャイン:
 ①いつだってコンコルディアは②気高い羊飼いのコリドン
 ③優しいフィッリの喉が渇いたとき
 ④おお大気よ、汝は気高き元素
 ⑤少しも期待をしないとき ⑥イントラーダ
 ⑦おお絹のような髪の毛よ ⑧クラント
 ⑨わたしのミルテッロ、あなたのデーリア
 ⑩ああ、私はキューピッド ⑪パドゥアーナ
 ⑫この心の痛みを除けるならば ⑬ガリアルダ - クーラント
 ⑭涼しい5月 ⑮おおコルディオン 、あなたの幸運は今日開く
 ⑯おお別れよ、苦い別れよ ⑰パドゥアーナ
 ⑱ナイチンゲール ⑲やった!私と一緒に喜んで!
ユリア・フォン・ランドスベルク(ソプラノ)
クリスティーネ・マリア・レムベック(ソプラノ)
フロリアン・ゲルツ(バリトン)
トール=ハラルト・ヨンセン指揮
ユナイテッド・コンティヌオ・アンサンブル
 (古楽器使用)

 深い深い森の中で、森の精たちと音の森林浴を。
 ポスト・ルネサンス世代のドイツ声楽は、素朴で高雅!
 ドイツ初期バロックの“三大S”のひとりとして、シュッツ、シャイトと並び称されるシャイン。
 大バッハが100年後に務めることにもなる、ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルであった彼の作品は『イスラエルの泉』という宗教的重唱曲集が有名ですが、俗世向けの音楽でも、彼はその才能を大いにふるいました。
 「森の音楽」というチャーミングな題が付けられたこの歌曲集は、当時最新のイタリア様式であった通奏低音や協奏様式など、洗練された手法を積極的に取り入れて作られています。
 シャイン自らが書き下ろした歌詞の中で展開される舞台は、森のニンフや羊飼いに神々といった、神話の世界がひっそり息づく ドイツの森の奥深く。魅惑に満ちた幻想的な空間の中にこだまする、簡素ながらも楽しく美しい“小さな森の歌”の数々に、うっとり時間を忘れてしまいます。
 当時この出版楽譜が爆発的な売れ行きを見せた事実にも納得。演奏は、通奏低音ユニットに特化したその名もユナイテット・コンティヌオ・アンサンブル。色彩豊かな音色と工夫で、森の空気さながらといった清く澄んだ歌声を支えます。
 ジャケット写真を飾る森のしずくのように、聴く者の心を潤おしてくれる一滴となるでしょう。いかめしげなドイツの巨匠シャインの印象も、さわやかに一新されそうです。




 PASSACAILLE



PSC 1009
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ピート・クイケン
 ブラームス 19世紀のピアノによる作品集
  〜作曲家の愛したピアノ〜

 ①ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 op.5
 ②三つの間奏曲 op.117
 ③幻想曲(七つのピアノ曲)op.116
ピート・クイケン(歴史的ピアノ)
使用楽器:
 ウィーンのJ.B.シュトライヒャー
 1868年製作オリジナル(No.6680)

 豪奢なピアニズムから、極限まで音を削り込んだ世界へ
 ブラームスの聴いた響きとは?名匠、その真相へ...!
 自身ピアニストとしても活躍、確かな腕前でさまざまな作品を初演もすれば、楽譜校訂者として数々のピアノ曲の楽譜出版にもたずさわるなど、19世紀ピアノ音楽の歴史に大きくかかわりつづけたブラームス。
 しかし当時はピアノという楽器が大きな発展を遂げた時期でもあり、裏を返せば、いま私たちが知っているピアノの音とはかなり違う音響感覚の楽器が広く出回っていた時代でもありました。
 そのなかで、ブラームスはどういった音感のもとピアノ音楽を綴っていたのでしょう?
 とくに彼の音楽は、若い頃には音数も多くヴィルトゥオーゾ(名人芸)的な華やぎもみせる作風もみられたのに、晩年にはしばしば音数を極限まで削り込んだ、たった数音のうごきで深く雄弁な表現をつくりだす音楽もどんどん増えてゆくのです!
 作曲家が体感していたであろう世界の真相に近づくべく、ガンバの巨匠W.クイケンの息子ピート・クイケン(今や相当なヴェテラン!)が向かった楽器は、1868年、『ドイツ・レクィエム』作曲期にできたシュトライヒャー。
 作曲家が愛したウィーンのピアノで、私たちにどんな作品像を見せてくれるのでしょう?演奏者自身による解説の日本語訳付、じっくり読み解きたい1枚になりそうです。ご期待を!




Studio N.A.T


NAT15261
\2700+税
「リリックLYRIC」/エピスリーEpicerie
 チック・コリア(安永早絵子 編曲):キャプテン・セニョール・マウス
 マイケル・ホルヴィット:抒情組曲(世界初録音)
 江戸聖一郎:子守歌
 アレック・ワイルダー:フルートとボンゴ 第1 番
 安永早絵子:目をとじると何が見えますか
 安永早絵子:インサイド・アウト
 安永早絵子:踊るスパイス屋
 上林裕子:廃墟の風
エピスリー Epicerie
(江戸聖一郎 Seiichiro Edo、
安永早絵子 Saeko Yasunaga)
 フルートとマリンバの奏でる抒情の響き
 フルートとマリンバ、フルートと打楽器だからこそ作ることのできる音楽、そして、江戸聖一郎と安永早絵子によるデュオ「エピスリー」だからこそ作ることのできる音楽を打ち立てた意欲作。
 フルートと打楽器のためのオリジナル作品から、エピスリーの自作曲、チック・コリアのアレンジまで、幅広いジャンルの作品を収録。

エピスリー Epicerie:
 フルート奏者の江戸聖一郎と、打楽器奏者の安永早絵子によって結成されたデュオ・ユニット。ともにザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のメンバーとして演奏する中で、お互いの幅広い音楽活動やユニークな音楽性に共感し活動を開始する。ユニット名の「エピスリー」はフランス語で「食料品店」を意味し、様々なおいしい音楽を提供するユニットでありたいと願って名付けられた。

江戸聖一郎 Seiichiro Edo
 兵庫県出身。京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科博士(後期)課程を修了し、フランソワ・ドゥヴィエンヌに関する研究で博士号を取得。大学卒業後に渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽学校(Ecole Nationale de Musique d'Aulnay-sous-bois)において、パトリック・ガロワ氏に師事する。同校を審査員満場一致の一等賞を得て卒業。これまでに、フルートを赤穂由美子、待永望、大嶋義実、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、リコーダーを秋山滋氏に師事。
 タンスマン国際コンクールファイナリスト(ポーランド)、ピカルディー音楽コンクール(フランス)1等賞、ル・パルナス・フルートコンクール第1位(パリ)、UFAM国際音楽コンクール1等賞(パリ)など、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめる。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団フルート奏者を務め、数多くのオペラ公演に参加。オーケストラ・プレイヤーとしての信頼は厚く、関西を中心に他楽団へも数多く客演している。また、その一方で、メガネ男性フルート奏者4名による演奏グループ、アンサンブル・リュネットの一員としても活動し、その自由で洒脱な芸風が注目を集めている。これまでに大阪での8回の定期公演の他、東京、京都、広島、福岡、熊本、大分などでも公演を行なう。第16回日本フルートコンヴェンションコンクール・アンサンブル・アワード部門において第1位を受賞。Studio N.A.Tより2枚のCD「エイトレンゼス〜僕ら のメガネは伊達じゃない〜」「ブリチアルディ フルート四重奏曲」をリリースし
ている。

安永早絵子 Saeko Yasunaga:
 兵庫県出身。幼少の頃よりピアノ・作曲を学び、兵庫県立神戸高校にて打楽器と出会い、大阪音楽大学打楽器専攻に進学。卒業後はオーケストラ・吹奏楽・アンサンブルなどで演奏活動する一方、自身の企画・考案・演奏によるワークショップやコンサートを数多くおこなう。その活動は、2011年秋、eo光チャンネルのドキュメンタリー番組「熱き人」で取り上げられた。
 また作編曲活動にも取り組み、打楽器のみならず、楽器以外の身近な日用品などを駆使した作品など、多数発表。神戸サンテレビ放送の音楽番組『花音』では、「兵庫ならではのさまざまな情景音をベースにして音楽に仕立てる」というテーマで、音楽製作・演奏を担当。打楽器音楽の可能性を探求中の日々である。
 現在、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 ティンパニ・打楽器奏者。アンサンブル「だがっきスイッチ」主宰。「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」、パーカッション パフォーマンス「Beat JACK」、絵本オペラカンパニー「おぺろん」、「TOA Music Workshop」各メンバー。丹波の森国際音楽祭2010シンボルアーティスト。神戸布引音楽祭2014音楽プロデューサー。




HYPERION(国内仕様盤)


PCDA 67635
\2857+税

国内盤登場
 レーガー没後100周年記念!超人アムランが弾く"ピアノ協奏曲"!
 マックス・レーガー&リヒャルト・シュトラウス
  ピアノ協奏曲/ブルレスケ

   レーガー:ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.114
   R・シュトラウス:ブルレスケ ニ短調

マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
イラン・ヴォルコフ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 レーガー没後100周年記念!超人アムランが弾く"ピアノ協奏曲"!
 超人アムランの名盤!レーガーのピアノ協奏曲!日本語解説書付き国内仕様!絶好機到来!2016年はマックス・レーガー・アニヴァーサリー・イヤー!

 2016年が没後100周年となるドイツの巨匠マックス・レーガー(1873−1916)。
 自らを"ドイツ三大B"の後継者と位置付け、卓越した対位法、フーガによる膨大な数の作品を生み出したマックス・レーガー。
 J.S.バッハとブラームスをコンセプトの中心に置き、重厚で力強く、また分厚く構築され、特有の渋さを漂わせるレーガーの巨大な「ピアノ協奏曲」が、アムランの両手により、"ドイツ・ロマン派の傑作"として改めて再評価されることだろう!
 また、レーガーはスーパー・ヴィルトゥオーゾ、アムランの十八番!没後100周年を祝うに相応しい組み合わせです!

 ※録音:2010年3月16日−18日、ベルリン放送局スタジオ(ベルリン)


















11/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



DISCOVERY


DMV 108
\2500
ア・ケルティック・クリスマス
 三隻の船/たいまつ/ヴァージン・マザー/
 おやすみ、小さな可愛い子/天使ガブリエル/
 ウェクスフォード・キャロル
ジャッキー・ダンクワース(ヴォーカル)
マギー・ボイル(ヴォーカル)
キャシー・ラッセル(ヴォーカル)
インカンテーション
 トラディショナル・グループ、インカンテーションによる、ケルトのクリスマス。笛、パイプ、ギター、ストリングス、ブラスなど、様々な楽器による豊かなアレンジのクリスマス音楽を楽しめる。
 
DMV 107
\2500
アット・クリスマス
 ひいらぎかざろう/きよしこの夜/
 ガブリエルのメッセージ/三隻の船/
 イエス・キリストはりんごの木/ガウデーテ/
 イン・ザ・ブリーク・ミッドウィンター/
 もろびと声あげ/キャロル・オヴ・ザ・ベルズ/
 さやかに星はきらめき/サセックス・キャロル/
 ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
4ガール・4ハープ
ヘレン・ウィンター(ソプラノ)
 2000年に結成した4人の女流ハーピストによるグループ、4ガール・4ハープのクリスマス・アルバム。3曲でヘレン・ウィンターが参加。



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HYPERION



CDA 67613
\2400→\2190
来日公演の感動をもう一度!
アンジェラ・ヒューイット
 スカルラッティ:ソナタ集

  ソナタ ニ短調 K.9/ソナタ ハ長調 K.159/
  ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ニ長調 K.29/
  ソナタ イ長調 K.113/ソナタ ニ長調 K.430/
  ソナタ ト短調 K.8/ソナタ ト長調 K.13/
  ソナタ ロ短調 K.27/ソナタ ニ長調 K.140/
  ソナタ ニ短調 K.141/ソナタ ヘ短調 K.69/
  ソナタ ト長調 K.427/ソナタ イ短調 K.109/
  ソナタ ニ長調 K.96/ソナタ ホ長調 K.380
アンジェラ・ヒューイット
 (ピアノ/ファツィオーリ)
 アンジェラ・ヒューイットのスカルラッティ!

 "鍵盤の女神"アンジェラ・ヒューイットの新録音は、2015年4月の来日公演でも披露されたドメニコ・スカルラッティのソナタ集!
 これまで、第52回レコード・アカデミー賞を受賞した「フーガの技法(PCDA 67980)」を始めとするJ.S.バッハの作品集やラモーのクラヴサン曲集など、モダン・ピアノで弾くバロックの鍵盤作品集によって多大なる評価を獲得してきたアンジェラ・ヒューイット。555曲に及ぶソナタの中から選ばれた16のソナタが、ファツィオーリの優しく気高い音色に包まれて輝きます。
 トラック1からトラック8までが来日公演で演奏された曲順通りに収録され、アンコールで弾いたK.380のソナタでアルバムも締めくくります。

 ※録音:2015年2月25日−27日、ベートーヴェンザール(ハノーファー)



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CDA 68066
\2400→\2190
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.67 〜
 ルジツキ:ピアノ協奏曲集

  バラード ト長調 Op.18
  ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.43
  ピアノ協奏曲第2番
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト最新巻!ルドミル・ルジツキの2つの協奏曲!

 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第67集では、シマノフスキやフィテルベルクらと共に「若きポーランド」の一員となったポーランドの作曲家、ルドミル・ルジツキ(1883−1953)のピアノ協奏曲集。
 1918年に作曲されたピアノ協奏曲第1番は後期ロマン派の香り漂う作品。第二次世界大戦中に作曲されたピアノ協奏曲第2番は、重厚な第1楽章と軽快な第2楽章で構成される。
 ソリストは、これまでもパデレフスキ、ストヨフスキ、ジェレンスキ、ザジツキなど、数々のポーランド音楽を世に広めてきたスペシャリスト、ジョナサン・プロウライト。指揮は、ポーランド指揮界の次代を担う存在であり、同じく、知られざるポーランド音楽を紹介し続けてきたウカシュ・ボロヴィチ。

 ※録音:2014年8月22日−23日、シティ・ホール(グラスゴー)



 


CDA 68017
\2400→\2190
天文学者ガリレオ・ガリレイの父
 ヴィンチェンツォ・ガリレイ:ウェル=テンパード・リュート

  タブラチュア・リュート曲集(1584)より
   トーンI〜トーンIV
ザク・オズモ(リュート)
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ生まれ、現在はハル大学のディレクターをはじめ、イギリスを中心に活躍するリュート奏者、音楽学者のザク・オズモ。
 天文学者ガリレオ・ガリレイの父であり後期ルネサンスのリュート奏者、ヴィンチェンツォ・ガリレイのリュート作品集は、音響学、音楽理論の発展にも大きな功績を残したガリレイの重要作。

 ※録音:2014年11月10日−11日、12月12日ー13日&2015年1月5日、聖三位一体教会(ウェストン/サウサンプトン)
 

CDA 68144
\2400

アレック・ロス:ア・タイム・トゥ・ダンス
 独唱、合唱と管弦楽のためのカンタータ
  《ア・タイム・トゥ・ダンス》
 合唱とチェンバー・オルガン(左手)のための
  《マニフィカトとヌンク・ディミットゥス(ハトフィールド・サーヴィス)》
 無伴奏合唱のための
  《メン・アンド・エンジェルズ》

ジェフリー・スキッドモア(指揮)
エクス・カシドラ、グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)
マシュー・ヴェナー(アルト)
サミュエル・ボーデン(テノール)
グレッグ・スキッドモア(バス)
ティム・ハーパー(チェンバー・オルガン)
 南米バロック音楽のスペシャリストにして、2015年英グラモフォン賞では「フランス・バロックの歌姫(CDA 68035)」でリサイタル部門賞を受賞したジェフリー・スキッドモア&エクス・カシドラ。
 彼らにとって「Shared Ground(SIGCD 270)」以来となる、イギリスの現代作曲家アレック・ロス(b.1948)の合唱作品集では、4人の独唱と合唱、オーケストラによる60分に及ぶ大作カンタータ「ア・タイム・トゥ・ダンス(A Time to Dance)」を収録。

 ※録音:2014年8月14日ー16日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク/ロンドン)




MELODIYA RECORDS


MELREC 1002407
\2200
シネマフォニア
 ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番《ないしょの手紙》より
  フィナーレ
 ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調より
  ノットゥルノ
 ハイドン:
  弦楽四重奏曲第67番ニ長調 Op.64-5《ひばり》より
   メヌエット、フィナーレ
 モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 K.138より
  アンダンテ
 ショスタコーヴィチ:エレジー、ポルカ
 ステブリュフ:弦楽四重奏曲《ムーヴィーミュージック》
 バーバー:弦楽四重奏曲第1番 Op.11より アダージョ
ニュー・ロシアン・クヮルテット
 〔ユーリヤ・イゴーニナ(ヴァイオリン)、
  エレーナ・ハリトーノワ(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ルドイ(ヴィオラ)、
  アレクセイ・ステブリュフ(チェロ)〕
 ロシア新世代!ニュー・ロシアン・クヮルテット!

 絶好調メロディア(Melodiya)から登場する新録音は、2008年にモスクワで結成された弦楽四重奏団、ニュー・ロシアン・クヮルテット!
 ボロディン・クヮルテットなど多くの伝説的なアンサンブルを世に送り出してきたロシア。ニュー・ロシアン・クヮルテットは、その伝統を受け継ぎながら、ウィーン古典派から現代音楽、さらにはジャズをこなすなど、ロシア楽壇の新時代を象徴するアンサンブルの1つのとして高い評価を受けている。

 2015年5月、モスクワでの録音。ディジパック仕様。




REGENT


REGCD 470
\2500
フランスのノエル
 ムトン:ノエ、ノエ、奏でよう/
 ブジニャック:
  羊飼い達よ新しい歌を歌え、アヴェ・マリア、
  すべてが静寂をたもっていた時、輝く星/
 ムリニエ:博士たちは星を見て/
 クレランボー:今日キリストが生まれた/
 シャルパンティエ:サルヴェ・プエルル/
 プーランク:サルヴェ・レジナ、悔悟の時のための4つのモテット/
 ロジェ=デュカス:降誕の歌/
 ブルーズ:今日キリストが生まれた/
 プロヴァンス伝承曲(ブヴァール編):ギョーム、アントワーヌとピエール/
 バスク伝承曲(オプスタッド編):Birjina gaztettobat zegoen/
 ルシヨン伝承曲(オプスタッド編):Anan auzi las aubados/
 トゥールーズ伝承曲(オプスタッド編):ノエル・ヌヴレ/
 アルザス伝承曲(オプスタッド編):Dormi, fili, dormi!/
 フランス伝承曲(オプスタッド編):この素晴らしい香りは何でしょう
トゥールーズ聖歌隊
マーク・オプスタッド(指揮)
ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
ジェラルディーン・ブルレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 トゥールーズ聖歌隊は、2006年にフランスのトゥールーズ・コンセルヴァトワールに、南西フランスで最初のクワイア・スクールとして創設された少年少女合唱団。
 「ミサ・ブレヴィス」(REGCD 340)での優れたハーモニーが記憶に新しい。このフランスならではのクリスマス・プログラムも要注目。

 2015年4月の録音。
 

REGCD 446
\2500
クライスツからのクリスマス
 ワーロック:
  四月の朝露が、主をほめたたえよ、ベツレヘム・ダウン、
  コーニッシュ・キャロル、アイ・ソウ・フェア・メイデン、
  コーニッシュ・クリスマス・キャロル、囚われのアダムは横たわり、
  子守歌、ホエアー・リッチズ・イズ・エヴァーラスティングリー
 ホルスト:4つの古いイギリスのキャロル、おねむりなさいいとしい子よ
 ヴォーン・ウィリアムズ:2つのキャロル、8つの古いイギリスのキャロル
ケンブリッジ・クライスツ・カレッジ合唱団
デイヴィッド・ローランド(指揮)
 ケンブリッジ・クライスツカレッジ合唱団が歌う、20世紀初期のイギリスで生まれたオリジナルのキャロルとキャロルのアレンジによるユニークなコレクション。

 2014年3月の録音。
 

REGCD 418
\2500
ダブリンからのクリスマス
 ウェイド(ウィルコックス編):神の御子は今宵しも/
 ポストン:イエス・キリスト、りんごの木/
 イギリス伝承曲(デクスター編):ひいらぎとつたは/
 ガント:御使いうたいて/
 16世紀フランス(ニコルソン編):ディンドン空高く/
 イギリス伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ編):ああベツレヘムよ/
 ブリテン:聖母への讃歌/
 ドイツ伝承曲(パーソール編):もろびと声あげ/
 J.S.バッハ:もろびと声あげ/
 チルコット:羊飼いのキャロル/
 ダインズ:東の星/ハウエルズ:ここに小さな扉が/
 イギリス伝承曲(ウィルコックス編):世の人忘るな/
 リュッティ:マイ・ダンシング・デイ/
 アイルランド伝承曲(ヌーン編):ウェックスフォード・キャロル/
 ラッター:なんと甘美な音楽/
 ヘンデル(ヒューソン編):天には栄え
ダブリン聖パトリック大聖堂聖歌隊
スチュアート・ニコルソン(指揮)
デイヴィッド・レイ(オルガン)
 12世紀、1191年に設立されたアイルアンド国教会の大聖堂、ダブリンの聖パトリック大聖堂聖歌隊。大聖堂と同じく数世紀にわたる長き歴史を持つ聖歌隊のハーモニーが、クリスマスのための音楽を鮮やかに彩る。

 2013年3月の録音。
 
REGCD 413
\2500
ギルドフォード大聖堂からのクリスマス
 バード:天よ、上より露を降らせよ/
 ゴルトシュミット:ア・テンダー・シュート/
 ウィルコックス編:久しく待ちにし主よとく来たりて/
 オーウェンス:ひいらぎとつたは/
 トッド:クリスタス・エスト・ステラ/
 ウィラン編:What is this lovely fragrance?/
 ニコルソン編:ディンドン空高く/
 ムーア編:今日幼子が生まれた/
 チルコット:荒野の果てに/
 ウィルコックス編:世の人忘るな/カウストン:子守歌/
 ラッター:楽園のすべての鐘/
 ウェイド:神の御子は今宵しも/
 リード:幼子が/
 ムーア:Lo! that is a marvellous change/
 ラッター:ともしびのキャロル/
 グル—バー(ミリントン編):きよしこの夜/
 ウォーロック:ベツレヘム・ダウン/
 メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え
ギルドフォード大聖堂聖歌隊
キャスリン・ディーンズ=ウィリアムズ
 (指揮)
ポール・プロヴォスト(オルガン)
 ギルドフォード大聖堂聖歌隊が歌うクリスマスは、ウィリアム・バードからジョン・ラッター、ボブ・チルコットへと続く英国合唱の歴史絵巻。

 2013年2月の録音。




RESONUS


RES 10159
\2500
ノヴァ!ノヴァ! 〜セント・キャサリンズのコンテンポラリー・キャロル集
 R.R.ベネット:ひいらぎとつたは(世界初録音)/
 レファニュ:聖イタの子守歌(世界初録音)/
 ラーキン:囚われのアダムは横たわり/
 スウェイン:かくも美しいバラには(世界初録音)/
 デイヴィス:クリスマス・イヴ/
 マクミラン:ノヴァ!ノヴァ!/
 パヌフニク:救い主のうるわしき母(世界初録音)/
 マクドウォール:星たちが色褪せる前に(世界初録音)/
 タヴナー:揺りかごの歌(世界初録音)/
 フォックス:冬の夢(世界初録音)/
 アンドルー:天の女王よ/
 ウィシャート:3つのキャロル(世界初録音)/
 ビーミッシュ:静寂の中で
ケンブリッジ・セント・キャサリンズ・
 カレッジ合唱団
エドワード・ウィッカム(指揮)
 クラークス・グループの録音でもお馴染みの名匠エドワード・ウィッカムが音楽監督を務める、ケンブリッジ・セント・キャサリンズ・カレッジ合唱団のクリスマス・アルバム。世界初録音作品を多数収録した意欲的なプログラム。

 2015年1月&3月の録音。




SIGNUM CLASSICS


SIGCD 436
\2400
見えない星 〜 スコットランドとアイルランドの合唱作品集
 グレアム:子守歌
 アイルランド民謡(アーリー編):別れの杯
 アイルランド民謡(アーリー編):モ・ギレ・マー
 スコットランド民謡(アーリー編):スカイ・ボート・ソング
 アイルランド民謡(アーリー編):シ・ド・マモーイ
 ウィーラン:太陽と月と星
 アイルランド民謡(アーリー編):ガルテンマザーの子守歌
 アイルランド民謡(マクグリン編):シューリ・ルゥ
 アーリー:彼は天国の布を望む
 アントニーニ:戦争と平和
 アイルランド民謡(アーリー編):あなたの黒い髪
 グレアム(アーリー編):孤児の少女
 スコットランド民謡(アーリー編):スカイ・ボート・ソング
ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団
デスモンド・アーリー(指揮)
 アイルランドを代表するカレッジ・クワイア、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団(UCD)のシグナム・デビュー・アルバムは、"アイルランド"と"スコットランド"の伝承曲の合唱版がメイン。
 アイルランド民謡とスコットランド民謡が、音楽監督デスモンド・アーリーの優れたアレンジと、UCD合唱団のハーモニーによって美しく響く。合唱ファンはもちろんのこと、アイルランド、スコットランドの伝統音楽のファンにもおススメしたいアルバム。

 2014年−2015年の録音。




STONE RECORDS


5060192780598
\2500
ア・カペラ・クリスマス
 ダビデの村に/もしも毎日がクリスマスだったら/
 飼い葉の桶で/夢見るクリスマス/ガウデーテ/
 ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーヴァー)/
 我らはきたりぬ/ワンダフル・クリスマスタイム/三隻の船/
 ニューヨークの夢/イン・ザ・ブリーク・ミッドウインター/
 ウォーキング・イン・ジ・エアー/ひいらぎかざろう/
 サンタが街にやってくる/さやかに星はきらめき/
 ザ・クリスマス・ソング/神の御子は今宵しも
サム・ロブソン(ヴォーカル、アレンジ)
 多重録音で歌うゴージャス・クリスマス!

 英国の新たな若き才能、マルチ・インストゥルメンタリストにして、優れた美声の持ち主であるサム・ロブソン。
 第2弾は、多重録音で歌うア・カペラ・クリスマス!
 親しみ深いクリスマス・キャロルから、ポピュラーなクリスマス・ナンバーまで、サム・ロブソンのゴージャスなアレンジで、素敵なクリスマスを彩ります。

 ※録音:2015年3月30日−7月10日、ミドル・ルーム・スタジオ(ロンドン)
 

5060192780444
\2500
ひいらぎかざろう
 ディンドン空高く/イン・ザ・ブリーク・ミッドウィンター/
 もろびと声あげ/きよしこの夜/ベツレヘムの星/
 四季より「冬」 第2楽章/ひいらぎかざろう/
 そりすべり/サンタクロースがやってくる/
 ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
スサンナ・アンデション(ソプラノ)
リトル・ヴェニス・アンサンブル
 2011年からロンドンで行われている音楽祭「チェンバー・ミュージック・イン・リトル・ヴェニス」のアンサンブルによるクリスマス・アルバム。
 スウェーデンのソプラノ、スサンナ・アンデションが加わり、アンサンブルのメンバーでありプロデューサーのビョルン・クレイマンによるアレンジで、スウェーデンの香り漂うクリスマス音楽となっている。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2141
\2500→¥2290
ムラヴィンスキーの「悲愴」が登場、
 チャイコフスキー後期三大交響曲集、これにて完結!

  (1)チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
 ボーナス・トラック
  (2)チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 ムラヴィンスキーの「悲愴」(1960年、ステレオ)が登場、チャイコフスキー後期三大交響曲集、これにて完結!(2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻)

 セッション録音:(1)1960 年11 月7-9 日/ムジークフェライン・ザール(ステレオ) (2)1949 年3 月25 日/レニングラード(モノラル)
 使用音源:(1)Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ) (2)Private archive (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 すでに発売されているオープンリール・テープ復刻(2 トラック、38 センチ)、ムラヴィンスキー指揮のチャイコフスキーの交響曲第4 番(GS 2139)、そして発売待機中の同交響曲第5 番(GS 2140) は「音の抜けが良く、非常に鮮明」との声が寄せられています。
 そして最後の交響曲第6 番「悲愴」が登場、これにて後期三大交響曲集が完結します。
 音質に関しては、改めて申し上げるまでもないでしょう。ボーナス・トラックにはモノラルのスタジオ録音であるチャイコフスキーの「弦楽セレナード」を加えました。こちらは2 トラック、19 センチのオープンリール・テープを使用していますが、十分に立派な音です。(平林 直哉)






<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00584
\3000+税
飯森範親(指揮)&日本センチュリー交響楽団
 マーラー:大地の歌
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団
福井敬(テノール)
与那城 敬 (バリトン)
 記念すべき第200回定期演奏会ライヴ!
 2014年4月より飯森範親を首席指揮者に迎え、新たな一歩をふみ出した日本センチュリー交響楽団。当盤は彼らの記念すべき第200回定期演奏会をライヴ・レコーディングしたものです。
 飯森のタクトによって導かれるメリハリのある表現と、情感たっぷりに歌うソリスト2名に寄り添うように奏でられる見事なアンサンブルの響きで、エンターテインメントに満ちた演奏となりました。
 ますます躍進をみせる飯森範親&日本センチュリー交響楽団の軌跡ともいえる演奏を、どうぞご堪能ください。
 2015年4月10、11日 大阪・ザ・シンフォニーホール にてライヴ収録
 


OVCL-00582
\3000+税
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 リサイタルVol.4〜シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう〜

  シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
  ブラームス:ヴィオラとピアノのためのソナタ第2番
  シューマン:3つのロマンス
  シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ)
蓼沼恵美子(ピアノ)
 「うた」にはじまり、「うた」に終わる。日本を代表するデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子によるライヴ・レコーディング・シリーズ第4弾。
 ミュンヘン国際コンクールで第3位など国際的に高い評価を受けるデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子による好評ライヴ・レコーディング・シリーズの最後となる第4弾アルバムです。
 ドイツ・ロマン派の室内楽の珠玉の名作が、今作も並びます。
 歌心溢れるメロディに抒情豊かな世界観。長年共にする二人の美しいアンサンブルと技巧の冴え。まさに名匠のなせる音楽です。室内楽のすべてが凝縮している全4作のシリーズが遂に完結です。
 2015年3月15日 東京・Hakuju Hall にてライヴ収録
 


OVCL-00581
\3000+税
木野雅之(ヴァイオリン)
 メルヴェイユ(驚愕) -無伴奏超絶技巧名曲集

 エルンスト:魔王作品26
  (シューベルトの主題によるグランド・カプリース)
 サン・リュバン:幻想曲
  (ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」の主題による)
 ロドリゲス/R.リッチ編:ラ・クンパルシータ
 プロコフィエフ/J.ハイフェッツ編:マーチ
  〜「子供のための音楽」作品65より
 エルンスト:練習曲第6番「夏の名残のバラ」
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース作品6
 パガニーニ:「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」作品9
 アルベニス/R.ボヌッチ編:アストゥリアス
 パガニーニ:メルヴェイユ
 ミルシテイン:パガニーニアーナ
 リスト/N.ミルシテイン編:メフィスト・ワルツ第1番
 タルレガ/R.リッチ編:アルハンブラの想い出
 パガニーニ:「うつろな心(ネル・コル・ピウ)」
  (パイジェッロ)による序奏と変奏曲(リッチ版)
木野雅之(ヴァイオリン)
 豪快にして繊細、新たなる“魅惑の名弓”ここにあり!
 イヴリー・ギトリスやルジェロ・リッチといった20世紀を代表する巨匠に師事し、いまや日本の誇る名手となった木野の至芸を知るアルバム。
 古今の名だたる難曲を選び、それらの曲趣、曲の特徴を鋭く弾きわける技は、まさに「耳の呪縛」を生みます。キャニオン・クラシックスからのライセンス盤。
 1995年12月12-15日 秩父ミューズパーク音楽堂にて収録

《エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン》

OVXL-00090
(SACD Hybrid)
\4000+税
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
 -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
ワンポイント・レコーディングならではのハンマー音の新鮮さ

 都響=インバルの新・マーラー・ツィクルス。「エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン」ワン・ポイントレコーディング・ヴァージョン・シリーズの最終章、交響曲第6番の登場です。
 古典的な交響曲の構成のなかで、打楽器郡のキャラクターと、その空間性を生かしたオーケストレーション。そののハイライトはなんと言っても、最終楽章のハンマー音でしょう。
 その強烈なサウンドをワン・ポイント録音ならではの臨場感で、一点の曇りもなくリスニングルームに再現します。
 2013年11月2日 横浜みなとみらいホール、11月3日 東京芸術劇場 にて収録




DISC CLASSICA


DCJA-21030
\2500+税
春口巌&ヴィエナ・インストゥルメンツ/ラヴェル作品集
ラヴェル:
 「ダフニスとクロエ」第2組曲/ボレロ/
 ラ・ヴァルス/左手のためのピアノ協奏曲
 
 ※本楽曲はVienna Symphonic Libraly社の音源Vienna Instrumentsを使用しています。
春口 巌(プログラミング)
ヴィエナ・インストゥルメンツ
 新しいテクノロジーに興味津々だったラヴェルなればこそ、
 この試みに好奇のまなざしを向けてくれるかもしれない。—矢崎彦太郎(指揮者)

 解説;矢崎彦太郎、山野雄大

 ラヴェルの傑作たち。その豊かな音世界をコンピュータ上の細やかな作業の蓄積で生み出してゆくためには、想像を絶する努力が要求される。全てのパートを1音1音入力し、奏法や強弱、テンポやニュアンス、楽器ごとのバランスなどを(やはり1音1音ずつ)調整してゆき‥‥理想とする響きへ迫ってゆく、凄まじく細かい彫琢の結実なのだ。この途方も無いこだわりには圧倒される。——山野雄大(音楽評論)


途方も無いこだわりに圧倒されるアルバム!

 ウィーンのオーケストラで活躍する奏者たちの演奏をサンプリングした音源を基に、さまざまな表現を可能にしたソフトウェア〈ヴィエナ・インストゥルメンツ〉を用いた演奏は、楽譜と演奏のあいだに介在する〈意志〉のありかたが生身のオーケストラはまったく異なる。

 オーケストラの魔術師とも讃えられてきたラヴェルの傑作たち。その豊かな音世界をコンピュータ上の細やかな作業の蓄積で生み出してゆくためには、想像を絶する努力が要求される。全てのパートを1音1音入力し、奏法や強弱、テンポやニュアンス、楽器ごとのバランスなどを(やはり1音1音ずつ)調整してゆき‥‥理想とする響きへ迫ってゆく、凄まじく細かい彫琢の結実なのだ。この途方も無いこだわりには圧倒される。

 多種多様に用意された音の素材から、凄まじい手間暇と創意工夫をもって豊かな音楽を創造してゆく、という工程。──ラヴェルの遺した譜面が、その脳裏に響き続けていた夢想をこの上なく精緻に描くための、演奏者に厳しく精確な錬磨と豊かな想像力を求める設計図だったとしたら、このアルバムに聴く演奏は、ラヴェルの想定した建材とはまったく異なる、彼の時代には存在すらしなかった素材で造ることを前提に設計図を読み直したアプローチ、と言えるだろう。

 そしてこの演奏の面白さを支えるのは、素材も建築法もラヴェルの想定外のアプローチを採りながら、依拠する設計図は同じ、というところにある。記譜に無いものを足さず、あくまで〈譜面通り〉という一線を守りつつ、ひたすらそこに迫り続けてゆく再現芸術。アンサンブルが弛むことはなく、むしろ人間わざでは必ず綻びが出ざるを得ない箇所でもクリアに表現し得るこの媒体で、いかに〈演奏芸術〉の色香を生み出してゆくか‥‥

 〈統御〉からスタートして〈逸脱〉のニュアンスを創造してゆくこの演奏には、そのアプローチならばこそ聴き手を触発するものが聞こえるだろう。普通のオーケストラではまず生み得ない響きを通して、ラヴェルの夢想のシステムを組み直してゆくこの演奏に、実に細かく織り込まれた〈即興性〉を演じてゆく工夫の数々‥‥驚きつつ聴くほどにそのこだわりも明瞭に見えてくるのが楽しい、聴き手の耳を新たなかたちで研ぎ直してくれるような演奏だ。                            —山野雄大(ライナーノートより)

春口巌(はるぐちいわお) 略歴:
 東京大学理学部数学科卒業、ITメディア系エンジニアとしての道を歩み始める。ビジュアルサイエンス研究所で主任研究員を務め、音楽(MIDIによる演奏情報)をリアルタイム・コンピュータグラフィクスで可視化するソフトウェア「サウンドビジュアライザー」を研究開発。これは現在のVJソフトの先駆けとも言えるものだった。
その後、東京造形大学で教鞭を取るようになる。コンピュータグラフィクスを教える傍ら、学生の映像作品に自ら作曲した音楽を付け、その作品が国際学会SIGGRAPHに入選するなど、音楽制作にも注力する。
 社会人になってから取り組んできたコンピュータ音楽歴は20年を超える。当初はDTM音源を使い、クラシック音楽だけでなく様々なジャンルの音楽を演奏、クラシック音楽の分野では、チャイコフスキー、ベートーヴェン、バッハ、ラヴェル等のピアノ曲や管弦楽曲作品を多数制作している。
 2000年頃、Vienna Symphonic Library社がTASCAM社のソフトウェアサンプラーGiga Studio用の音源として発売したORCHESTRAL CUBEにより、クラシック音楽を本格的にコンピュータで演奏表現する可能性を見いだす。2005年にVienna Symphonic Library社が新たに開発したVienna Instrumentsによるオーケストラ音源に出会うことにより、更なる表現の可能性を求め、現在は専らこの音源によるクラシック音楽の制作を行っている。
 現在、尚美学園大学芸術情報学部・大学院教授。芸術科学会副会長、情報処理学会会員、日本音響学会会員、日本映像学会会員、DiGRA Japan会員。
 

DCJA-21031
\2500+税
白く SHIROKU−The Modern Japanese Song Collection
 歌曲集「AIYANの歌」 (北原白秋作詩/山田耕筰作曲)
  (ⅠNOSKAI Ⅱかきつばた ⅢAIYANの歌 Ⅳ曼珠沙華 Ⅴ気まぐれ)
 鐘が鳴ります (北原白秋作詩/山田耕筰作曲)
 秋の夜 (長田秀雄作詩/山田耕筰作曲)
 からたちの花 (北原白秋作詩/山田耕筰作曲)
 「五つの歌」 (八木重吉作詩/畑中良輔作曲)
  (秋の空、素朴な琴、秋、雨、夕焼)
 Ⅴふるさとの〜「五つの抒情歌その1」(三木露風作詩/大中 恩作曲)
 恋のかくれんぼ (谷川俊太郎作詩/武満 徹作曲)
 ヒスイ (寺山修司作詩/前田佳世子作曲)
 げんげ田の道を (林 望 作詩/近藤春恵作曲)
 窓辺に凭(よ)りて (立原道造作詩/小林秀雄作曲)
 「白く」 (左川ちか作詩/三善 晃作曲)
  (白く、他の一つのもの、むかしの花、Finale)
斉藤京子(ソプラノ)
長尾洋史(ピアノ)
林 望(プロデュース)
 日本歌曲史上の孤峰『白く』の鮮烈な歌唱。
 歌曲は「詩」を歌う芸術なのだということを痛感させてくれる一つの到達点がここにある。—林 望

解説;小林秀雄、林望、宮沢昭男
録音; 相模湖交流センター、2015年5&7月  収録時間; 57分

斉藤京子(さいとう・きょうこ):
 聖徳大学大学院修士課程修了。89〜90年ミラノ音楽院留学。
 これまでに、大蔵担子、加納純子、マリア・ミネット、原田茂生、外山浩爾、瀬山詠子、塚田佳男の各氏に師事。
 02年第13回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位。第14回新・波の会日本歌曲コンクール第1位、及び四家文子賞受賞。オペラでは「フィガロの結婚」、「魔笛」、ヴォルフ・フェラーリ「スザンナの秘密」、ブリテン「夏の夜の夢」タイターニア、初の日韓交流オペラ「リゴレット」、ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの二期会共同制作オペラ・ヤナーチェク「イェヌーファ」カロルカ、小林秀雄「紫のドレス」メイダ役等に出演。01年東京文化会館に於いて日本演奏連盟主催リサイタルを開催し好評を博す。ベートーヴェン「第九」、グノー「聖チェチーリアミサ曲」、フォーレ「レクイエム」、ドヴォルジャーク「スタバト マテル」等のソリストとして出演。
 また、ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラと共演。近年では奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門、牧野由多可賞コンクールでの入賞作品の初演、さらに日本歌曲振興会や二期会日本歌曲研究会等では小林秀雄、香月修、原久貴、常磐津文字兵衛、小山順子、大家百子等の作品初演を務める。音友シリーズコンサート<日本歌曲に求める無限の楽しみ>等にも多数出演。現在、聖徳大学音楽学部講師、日本歌曲振興会、二期会会員。

長尾洋史(ながお・ひろし):
 東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1989年第1回宝塚ベガ音 楽コンクール、91年HIMES海外音楽研修者派遣選抜コンクール第1位。1995年パリ・エコールノルマルに留学。ソロ・リサ イタルや、「長尾洋史アンサンブル・シリーズ」を企画するほか、「東京の夏」「サイトウキネン・フェスティバル」をはじめとする 音楽祭、NHK「名曲リサイタル」などにも多数出演、また、現代音楽の分野では内外の作品初演を多く手掛けている。
 また、 NHK交響楽団、札幌交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、広島交響楽団、東京シティ・フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団等と共演するほか、 ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、エリック・オビエ、北村源三(トランペット)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォーン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)等の管弦楽器奏者との共演も多数。
古典派からロマン派、現代に至る幅広いレパートリーを持ち、透明で芯のある 美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、非常にみずみずしい音楽を聴かせることのできる、数少ない演奏家の一人。

林 望(はやし・のぞむ) :
 作家・国文学者・バリトン
 慶應義塾大学大学院博士課程修了。専門は日本書誌学・国文学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』で日本エッセイストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞、『謹訳源氏物語』で毎日出版文化賞特別賞等を受賞。エッセイ、小説のほか、詩集、能評論、料理など著作多数。また、歌曲の為の詩作活動として、歌曲集CD『林望抒情小曲集あんこまパン』(伊藤康英作曲)の他、伊藤康英作曲歌曲集『行け、わが想い』、野平一郎作曲『演劇的組歌曲 悲歌集』、佐藤眞作曲合唱組曲『美しい星に』、上田真樹作曲合唱組曲『夢の意味』『鎮魂の賦』、浜松市歌、JR東海社歌、慶應義塾横浜初等部校歌等、作詩多数。また、二十余年に亘って声楽実技を学び、青の会、水戸芸術館、仙台クラシックフェスティバル等にバリトン
独唱。また『ピーターと狼』、『オヴィディウスによる六つの変身』、『子象ババールの物語』等の舞台・CDナレーターも務める。オペラ『MABOROSI』(二宮玲子作曲)の作劇、また新作能『聖パウロの回心』(観世清和作能)等を創作、好評を博す。














11/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




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GLOSSA



GCD 920415
\2500→\2290
パオロ・パンドルフォ新録音!!
 マラン・マレ1689 〜 独奏・二重奏のためのヴィオール曲集

  マレ:組曲ト長調(2本のヴィオラ・ダ・ガンバのための)
  プレリュード ニ短調(1本のヴィオラ・ダ・ガンバのための)
  組曲ニ短調(2本のヴィオラ・ダ・ガンバのための)
  主題と演奏(1本のヴィオラ・ダ・ガンバのための)
  メリトン氏へのトンボー(2本のヴィオラ・ダ・ガンバのための)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アメリ・シュマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トーマス・ボイセン(テオルボ&バロック・ギター)
マルクス・フニンガー(チェンバロ)
 鬼才パンドルフォのマラン・マレ再び!独奏・二重奏のためのヴィオール曲集!
 円熟のパンドルフォ。 待望のマラン・マレ新録音!

 マラン・マレ(1656−1728)の「迷路の園 〜 膀胱結石切開手術の図」と「グラン・バレ」で世界の古楽シーンに衝撃を与えたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォ。
 前2作から約10年の歳月を経て、"現代の鬼才"パンドルフォが、"ルイ14世時代の鬼才"マラン・マレのヴィオール作品をレコーディング!
 「独奏・二重奏のためのヴィオール曲集第1巻」の通奏低音パートが出版された年である「1689年のマレ」が、今回、パンドルフォが掲げたテーマ。
 「作曲家マラン・マレ」としての初期の時代の象徴でもあるヴィオール曲集からの選曲は、円熟のヴィルトゥオーゾ、パンドルフォのマレの音楽に対する飽くなきこだわりの証拠。
 鬼才パオロ・パンドルフォが奏でるマラン・マレの音楽、ここに再び!要注目!

 ※録音:2015年6月、サン=レミ教会(フラン=ワレ、ベルギー)



 
GCD 923507
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
Glossaから遂にJ.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ集が登場!
 二人の若き実力者

 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ ト長調 BWV.1019a
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)
イェルク・ハルベック(チェンバロ)
 レイラ・シャイエ&イェルク・ハルベック!Glossaが遂にバッハのヴァイオリン・ソナタ集を録音!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)が満を持してリリースするJ.S.バッハの「ヴァイオリン・ソナタ集」では、古楽界の次代を担う若き巨匠たちが共演!

 大バッハの6つのソナタを奏でるのは、現代の古楽シーンのライジング・スターたち、バロック・ヴァイオリンのレイラ・シャイエと、チェンバロのイェルク・ハルベック!
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニのラ・リゾナンサでは第1ヴァイオリンを務めるレイラ・シャイエ。
 2010年からは、師であるバンキーニの後任として、母校であるスイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで後進の育成にあたるバロック・ヴァイオリン界の才女である。
 イェルク・ハルベックは、シュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中のドイツ古楽界の若きスター。
 フライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。

 ※録音:2015年6月、ファウテンバッハ旧教会(アーハーン、ドイツ)



 

GCD 923506
\2500
アッティリオ・アリオスティ 〜 ロンドン 〜 アルトのためのアリア集
 《ヴェスパシアヌス》より Sorga pur l'oppressa Roma
 《スキピオ・アフリカヌスの栄光の前兆》より Bella mia, lascia ch'io vada
 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より Perdonate, o cari amori
 《ヴェスパシアーノ》より Premera soglio di morte
 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より 前奏曲、プレスト
 《執政官アクイリオ》より Rinasce amor
 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より Spirate, o iniqui marmi
 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より Voi d'un figlio tanto misero
 《ダリオ》より Voi del ciel pietosi numi
 《ティート・マンリオ》より Venga pur quel si terribile
 《サマリア包囲による預言者エリシャ》より シンフォニア
 《ティート・マンリオ》より Col nemico di mia pace
 《ラ・マドレ・デイ・マッカベイ》より Benche l'ultimo al tormento
 《ティート・マンリオ》より Aure Care
 《ラ・マドレ・デイ・マッカベイ》より Quando il mondo fabbrico
 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より Io spero che in quei guardi
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
アンドレア・フリッジ(指揮)
アンサンブル・オデュセー
 フィレンツェの太陽、フィリッポ・ミネッチャ!アリオスティのアリア集は「ロンドン」がテーマ!

 ガスパリーニの歌劇「バヤゼット」(GCD 923504)でタメルラーノ役を歌うなど、フローリオ&アウセル・ムジチとの共演も多いイタリア、フィレンツェのカウンターテナー、フィリッポ・ミネッチャ。
 2010年に初来日を果たし、その美声、ハイトーンの魅力を余すことなく聴かせてくれたミネッチャが、「ロンドン」をテーマとしたアッティリオ・アリオスティ(1666−1729)のアリア集を歌う!
 ボローニャ、マントヴァ、ベルリン、ウィーン、パリ、そしてロンドンへと渡り、その各地の宮廷で重用され、ロンドンではヘンデルのライバルであったことでも有名なアリオスティ。
 作曲家、声楽家として絶大な存在感を示したアリオスティの音楽を、ミネッチャ、そしてイタリア・バロックのスペシャリストたち、アンドレア・フレッジ率いるアンサンブル・オデュセーの充実の演奏で。
 インヴェルニッツィ、スタスキエヴィチ、ハレンベリなど、近年の充実振りが目覚ましい、グロッサのアリア集に素晴らしいアルバムが加わります!

 ※録音:2015年1月、スヒュールケルク・デ・ホープ(ディーメン、オランダ)







MD+G



307 19252
\2400→\2190
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 《ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.9》 

  ハイドン:
   1) 弦楽四重奏曲第35番ヘ短調Op.20-5(Hob. III:35),
   2) 弦楽四重奏曲第31番変ホ長調Op.20-1(Hob III:31),
   3) 弦楽四重奏曲第33番ト短調Op.20-3(Hob. III:33)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
[シュテファン・アルツベルガー(ヴァイオリン)、
ティルマン・ビュニング(ヴァイオリン)、
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)、
マティアス・モースドルフ(チェロ)]
 ハイドン時代の弓のレプリカを使用して録音された太陽四重奏曲
 ご好評いただいているライプツィヒ弦楽四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集。第9集には1772年に作曲された一連の作品を収録しています。
 このOp.20の6曲は「太陽四重奏曲」と呼ばれますが、その名前の由来はアムステルダムのフンメル社から出版された版の表紙に太陽の絵が描かれていたためであり、内容的には「太陽」は全く関係ありません。
 40歳の働き盛りのハイドンの充実した作品で、驚くほどに冴えた筆致によるこの四重奏にモーツァルトが影響され「ウィーン四重奏曲」を書いたとされています。
 この演奏ではハイドンの語法に迫るべく、ハイドン時代に製作された弓の忠実なレプリカを使用しています。
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603 19232
\2400→\2190
ウィスペルウェイも1曲参加!
 《タネーエフ:弦楽五重奏曲Op.14&16》

 タネーエフ:
  1) 弦楽五重奏曲第1番ト長調Op.14,
  2) 弦楽五重奏曲第2番ハ長調Op.16
ユトレヒト弦楽四重奏団
 [Eeva Koskinen (Vn) ,
 Katherine Routley (Vn),
 Joel Waterman(Va),
 Sebastian Koloski (Vc)]
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc:1),
Mikhail Zemtsow (Va:2)

 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団による憂愁のメロディ

 モスクワ音楽院で作曲をチャイコフスキー、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだセルゲイ・タネーエフは、卒業後まずピアニストとして華々しいキャリアを開始します。
 教師としても有能であり、また理論家としても優れており、多くの弟子を育てあげました。作曲家としても素晴らしい作品を残しましたが、自身の作品の出版については無頓着であったようで、全作品がきちんと出版されたわけではないようです。
 それでも弦楽五重奏曲は2曲が残されており、これらは当時のロシア音楽の発展をつぶさに知ることができる貴重なもので、その憂愁味溢れるメロディが聴き手の心を揺さぶります。
 この2曲は、どちらも対位法の権威であったタネーエフらしく、見事なフーガが使われていますが、興味深いことに第1番は弦楽四重奏にチェロが加わった五重奏で、第2番はヴィオラが加わった編成になっています。この音色の違いもお楽しみください。
 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団の演奏です。第1番では、ピーター・ウィスペルウェイがゲスト参加。
 


613 19262
\2400→\2190
《サティ:歌曲全集》
サティ:
 1-3) 3つの歌(1886), 4) シャンソン(1887),
 5) 中世の歌(1906), 6) 花(1886),
 7) 国旗敬礼への讃歌(1891), 8) エリゼ宮の晩餐会(1899),
 9) 男寡(1899),
 10-13) 休日の小さなコレクション(1899-1904),
 14) やさしく(1902), 15) ジュ・トゥ・ヴー(1887/1902),
 16) エンパイア劇場のプリマドンナ(1904),
 17) 私は友人がいた(1904),
 18) いいとも、ショショット(1905),
 19) ピカデリー(1904), 20) お医者さんのところで(1905),
 21) 乗合バス(1905), 22) オックスフォード帝国(1905),
 23-25) 歌詞のない3つの歌曲(1902),
 26) シャツ(1909), 27-29) 3つの恋愛詩(1914),
 30-32) 3つの歌曲(1916),
 33-36) 4つのささやかなメロディ(1920),
 37-41) 潜水人形(1925)
ホルガー・ファルク(バリトン)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
 ユーモアと皮肉が潜んだサティの歌曲
 サティ作品の全てが同じように人気を博しているわけではありません。彼は酒場で伴奏ピアニストをしている時に多くの歌曲を書きましたが、現在良く歌われるのは「Je Te Veux(おまえが欲しい)」ばかり。
 1900年に書かれたこの歌はピアノ・ソロに編曲され、後に様々な楽器で演奏され幅広い人気を誇っていますが、この愛らしい有節歌曲は当時のキャバレー・ソングのひとつであり、決してサティの本質の全てを表現しているとは言い難いものなのかも知れません。
 対して、いかにもサティらしい曲は、例えば1914年の「3つの恋愛詩」。3曲合わせても2分に満たない凝縮した音楽の中に、ユーモアと皮肉が潜んでいます。
 晩年の「潜水人形」は更にシュールな5つの小さな曲の集まり。シュライエルマッハーとファルクの素敵な演奏で。
 


903 19186
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ドクシツェルの伴奏者だった
 《ウラディーミル・ペスキン:トランペットのための作品全集》

ウラディーミル・ペスキン(1906-1988):
 1) スケルツォ(c1937),
 2) コンチェルト・アレグロ(トランペット協奏曲第2番:トランペットとピアノ版 1949),
 3) プレリュード(1956出版), 4) 詩曲第2番,
 5) 間奏曲,
 6-8) トランペット協奏曲第1番(トランペットとピアノ版 1941),
 9) ロンド・スケルツォ, 10) 詩曲第1番(1941初演),
 11) メロディ(1973),
 12) トランペット協奏曲第3番(トランペットとピアノ版 1971),
 13) ロマンス(1945)
ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(トランペット),
カジア・ヴィーチョレック(ピアノ)
 名手ゾンマーハルダーが最高の技術で聴かせる名演
 ロシア、イルクーツクに生まれるも、革命派の父とともにスイスに亡命、ジュネーヴ音楽院で学んだというウラディーミル・ペスキン。ロシア革命勃発後は祖国に戻り、1922年にモスクワ音楽院に入学。ここでフェインベルクから作曲とピアノの指導を受けます。
 当時手を痛めてコンサートピアニストは断念したものの、1930年代の大粛清時代にトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルに出会ったことで、彼の作曲人生は一変。その才能を見抜いたペスキンは、まずドクシツェルの伴奏者になり、以降、彼のために次々と作品を書くことになったのです。
 超絶技巧を駆使したこれらの作品群を名手ゾンマーハルダーが最高の技術で奏します。スターリンの死後に出版された「プレリュード」での自由な発想による作品には、救済と不安という相反する感情が窺えることも興味深いものです。
 また、この録音では管弦楽パートをヴィーチョレックのピアノが受け持っています。彼女の演奏は緊張感や色彩感に溢れており、管弦楽で聴くのとはまた違った味わいが楽しめます。※ハイブリッドSACD仕様
 

926 19276
(SACD Hybrid)
\3100
《ペール・ラーベン:Tot in New York》
 ペール・ラーベン:ラジオ・オペラ「ニューヨークの死」
Ibadet Ramadani(ヴォーカル),
The Dyed Blondes
 野心的な架空のドラマによるラジオ・オペラ
 「ある女性アーティストがカーネギー・ホールで出番待ちをしていた時に、デヴィッド・ボウイが暗殺され、サイレンを鳴らしたパトカーがマンハッタンの街を走り抜けていく。
 1982年にジャン=ジャック・シュールが書いたラジオ放送のための野心的な架空のドラマは、結局のところ放送テープも含めて失われてしまいました。
 今回は1980年代のライフスタイルを回顧しながら、この作品を再構築し、若手歌手Ibadet Ramadaniのために、ジャズも含めた新しいナンバーを付け加えたことで、また新しいサウンド・イベントができあがりました。ジャンルを超えた徹底的に新しいドラマです。サラウンドで聴く事で、迫真のサウンドを楽しむことが可能です。※ハイブリッドSACD仕様
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340 19002
(9CD)
\9000
すぐに入手不能になります・・・
 クリスティアン・ツァハリアス

 《モーツァルト:ピアノ協奏曲全集》

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第5, 6, 8, 9, 11〜27番
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団

 MD+Gのボックスはすぐに完売してほとんど再プレスされることはありません。
 「またいつか」というのはやめておいたほうがいいです。



 ツァハリアスの弾きぶりによるピアノ協奏曲が全集BOX化
 1950年生まれのピアニスト、クリスティアン・ツァハリアスはEMIにモーツァルトのピアノ協奏曲全曲を残しています。
 その後、指揮も独奏も全て自分で行い、完璧にコントロールされたモーツァルトを作り上げるため12年の年月をかけMDGレーベルと素晴らしい全集を作り上げました(偽作とされる1番〜4番とソロではない協奏曲は含まず)。
 長時間をかけて熟成したアンサンブルはツァハリアスの理想であり、親密な対話と魅力的な色彩に満ち溢れた流麗なモーツァルトが表出されています。全世界で絶賛された演奏です。





 

ES−DUR



ES-2062
\2700→\2490
DEL SIGNOR HASSE‐ハッセ殿 フルートのための作品集
 1-3.ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲 ロ短調 Op.3-10/
 4-7.ロベルト・ヴァレンティーニ(1671頃-1747):
  8つの二重奏曲 第7番 ト長調 Op.5-7/
 8-11.ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Op.1-10/
 12-15.ヴァレンティーニ:8つの二重奏曲 第8番 ニ長調 Op.5-8/
 16-19.ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.1-11/
 20-22.ハッセ:フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲 ト長調 Op.3-7
インム=ジャンヌ・クレット(フルート)/
ネーレ・ラメルドルフ(フルート)/
ハンブルク・エルビポリス・バロック管弦楽団
録音 2015年3月.4月 ゲーストハッハト 聖ペトリ教会
 ハッセは18世紀半ばのヨーロッパで最も高い評価を得た作曲家の一人です。9歳のモーツァルトも「ヘンデルやハッセのような不滅の存在になりたい」と目標を掲げていたというほどの存在で、ハイドンもまた然り。全ての音楽家たちから賞賛される存在であったことは間違いありません。
 彼の音楽には後期バロックから初期古典派にかけての様式の進展があり、とりわけオペラ作曲家としても傑出した作品を書く事で知られていました。
 このアルバムには「彼の」フルート作品が収録されていますが、実は当時出版されたハッセの作品のいくつかは、他の作曲家の作品が混じっています(この時代はあまり有名でない作曲家の作品は、有名な作曲家の名前で出版する方が有利だったのです)。
 ここにも、現在ではほとんど知られていないヴァレンティーニ(ヴァレンタイン)の作品が2つ収録されています。この違い、果たしておわかりになるでしょうか。インム=ジャンヌ・クレットの演奏で。
 

ES-2064
\2700
エサイの根より-クリスマスの合唱作品
 1.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
  もろびと声あげ/
 2.フーゴ・ディストラー(1908-1942):エサイの根より/
 3.ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):マリアは茨の道を歩む/
 4.カミンスキ:我らに御子のゆりかごを揺らさせ給え/
 5.カミンスキ:愛するヨセフ、わたしのヨセフ/
 6.ディストラー:私は3本の枯れ枝を折り取り/
 7.ディストラー:歌え元気に機嫌よく/
 8.プレトリウス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ/
 9.プレトリウス:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ/
 10-12.ペーター・コルネリウス(1824-1874):
  3つのクリスマスの歌 OP.8(C.ゴットヴァルト編)
  <第2番:羊飼い/第3番:王/第4番:シメオン>/
 13.プレトリウス:エサイの根より/
 14.ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  おお 救い主よ、天を引き開け/
 15.アルバン・ベルク(1885-1935):エサイの根より/
 16.プレトリウス:輝く暁の星、いと美しきかな
北ドイツ放送合唱団/
フィリップ・アーマン(指揮)
録音 2015年1月 ハンブルク 聖ニコライ教会
 ヨーロッパにおける伝統のクリスマス音楽は、本当に膨大なレパートリーを有しています。
 キリスト教の祭りであり、自然宗教的な伝統的慣習として受け継がれてきたこの行事のための音楽は、教会音楽と民謡の要素、どちらをも併せ持ち、そこに境界線を引くことは難しいものです。
 ここでは伝統的な曲「エサイの根より」を中心に、心温まる静かな合唱曲が選ばれています。シンプルな曲から、人気の編曲者ゴットヴァルトのアレンジによるコルネリウスの曲、ブラームスやベルクの曲まで豊かな響きを堪能できます。
 1946年に創設された北ドイツ合唱団の清冽なハーモニーは、静かな感動を齎すことでしょう。
 
CHA-3043
\2100
PICTURES
 1.Jeg gik mig ud en sommerdag/2.Two Flowers/
 3.Chrass/4.Hymn/5.Phantom/
 6.Tu mano seserele/7.Sutartine/8.Choral/
 9.Cello Theme (Prelude) /10.Flying/
 11.Rue de Payenne/12.Per giria girele/
 13.Reminiscence/14.Lights/15.Postludium
エギデュース・ブオージス(作曲、ピアノ、チェレスタ)/
セシリア・ノービー(作曲、ヴォーカル)/
ラーシュ・ダニエルソン(作曲、チェロ、エレクトリック・ベース)/
ヴィタウタス・ソンデツキス(作曲、チェロ)/
アルヴェ・ヘンリクセン(トランペット、ヴォーカル) 他
録音 2014年 スウェーデン メンリッケ,ティア・ディア・スタジオ
 北欧の名プレーヤーたちによるジャズ・アルバム。それぞれの造り手の個性を生かしながらも、クラシカルな色調をまとい、夜のしじまに静かに滑り込んでくるかのようです。
 超絶技巧チェリスト、ソンデツキスのテクニックが光るトラック10からは、ボーダーレスな世界が垣間見えます。




ARCO DIVA


UP 0166-2
\2700
メンデルスゾーン、ヴェルディ、スク:弦楽四重奏作品集
 メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.12 No.1
 ヴェルディ(1813-1901):弦楽四重奏曲ホ短調
 ヨセフ・スク(1874-1935):聖ヴァーツラフのコラールによる瞑想曲 Op.35a

カプラーロヴァー弦楽四重奏団
 ヴェロニカ・パノホヴァー(第1ヴァイオリン)
 シモナ・フルニーコヴァー(第2ヴァイオリン)
 エヴァ・クレストヴァー(ヴィオラ)
 シモナ・ヘチョヴァー(チェロ)

録音:2014年6月12、15日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ

 1995年にプラハでヴェヌス弦楽四重奏団として創設、2001年に薄命のチェコの女性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940)の名を戴くことを許されたチェコの女性クァルテット。

 

UP 0174-2
\2700
イントロダクション 無伴奏ヴィオラのための音楽
 ミクロス・ローザ(1907-1995):序奏とアレグロ Op.44
 ヴラディミール・ゴダール(1956-):おお、十字架よ(瞑想曲)
 ペンデレツキ(1933-):カデンツァ
 ハチャトゥリアン(1903う-1978):ソナタ=ソング
 ストラヴィンスキー(1882-1971):悲歌
 シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ジャ・モレ
 [ボーナス・トラック]
 ペンデレツキ:サラバンド「J・S・バッハの記念に」
クリスチナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)

録音:2015年2月25-26、28日、3月1日、リヒテンシュタイン宮殿マルチヌー・ホール
     (プラハ音楽アカデミー)、プラハ、チェコ

 クリスチナ・フィアロヴァーはブルノ音楽院、プラハ音楽アカデミー、デンマーク王立音楽アカデミー、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ヴェーバー音楽大学で学んだチェコのヴィオラ奏者。2015年の「プラハの春」音楽祭でソロ・リサイタルを行いました。

 

UP 0176-2
(2CD)
\4600
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):
 美を残すことは難しい ソプラノとピアノのための作品全集

  [CD 1]
  庭にいるヴェンドラ/アルベルト・シュテフェンの詩による7つの歌 Op.17
  リカルダ・フッフの詩による5つの愛の歌 Op.26/宗教的な歌 Op.20(全8曲)
  [CD 2]
  美を残すことは難しい/ポルトガル語からの3つのソネット Op.29
  ルイーズ・ラベの6つのソネット Op.34/小さなケークウォーク(フランス童謡)
  2つの中国の歌/ヘルダーリン歌集(全3曲)/慰めの歌(全2曲)
  3つのイディッシュ語の歌
イレナ・トロウポヴァー(ソプラノ)
ヤン・ドゥシェク(ピアノ)

録音:2014-2015年、ベナートキ・ナト・イゼロウ、チェコ

 ヴィクトル・ウルマンはシェーンベルクに師事したユダヤ系チェコスロヴァキアの作曲家・指揮者・ピアニスト。ナチス・ドイツにより頽廃音楽家の烙印を押されテレジン収容所に入れられ、さらにアウシュヴィッツ収容所に送られガス室で殺されました。歌曲はウルマンの主要な作曲分野の一つでした。チェコ語・ドイツ語・英語の解説と歌詞訳を完備した全140ページのハードカバー・ブック仕様。

 

UP 0177-2
\2700
ルカーシュ・フルニーク(1967-):賛辞
  フランク・ザッパの主題による変奏曲
   カテジナ・パヴリーコヴァー、パヴェル・フィエドレル(サクソフォン)
   プラハ・フィルハーモニー管弦楽団 イジー・ビェロフラーヴェク(指揮)
   録音:2004年1月19日、ライヴ、チェコ国立銀行ホール、プラハ、チェコ
  弦楽のためのセレナード「星座」
   タリヒ室内管弦楽団 トマーシュ・ネトピル(指揮)
   録音:2002年、ライヴ、「現代音楽の日々」音楽祭
  トリゴン(ヴァイオリンと2つの管弦楽団のための協奏曲)
   ロマン・パトチカ(ヴァイオリン)
   プラハ放送交響楽団 ヴラディーミル・ヴァーレク(指揮)
   録音:2012年10月22日、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
  モーツァルトの主題によるアップサイド=ダウン変奏曲
   ヘロルド弦楽四重奏団
   録音:時期の記載なし、チェコ放送スタジオ
  リトミシルからの帰り道で
   フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団
   マレク・シュチレツ(指揮)
   録音:2015年1月24日、ライヴ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ
音源:チェコ放送/フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー
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UP 0180-2
\2700→\2490
フラデツ・クラーロヴェー・フィル?
 スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・シュチレツ(指揮)

録音:2015年6月、ライヴ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ


フラデツ・クラーロヴェーってどこ?プラハの東100キロにある人口も10万人に近い結構大きな街。

 チェコ中北部の都市フラデツ・クラーロヴェーにオペラ管弦楽団が創設されたのは1978年。改称を重ね、1993年にフラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団となりました。
 1991年から2001年までフランチシェク・ヴァイナルが、2002年以来2015年現在オンドジェイ・クカルが首席指揮者を務め、近年実力の向上が著しいオーケストラとして注目を集めています。
 マレク・シュチレツは1985年チェコのプラハに生まれ、プラハ音楽アカデミーでレオシュ・スヴァーロフスキーに師事した指揮者。2010年、マイケル・ティルソン・トーマスに招かれサンフランシスコ交響楽団の後援を受け研鑽を積みました。
 チェコ指揮界の新星として期待されている彼はチェコ内外の数多くのオーケストラと共演を重ねています。





ARTALINNA


ATL-J 001
\2600
デュオ・ファクト(テューバ&ユーフォニアム) 象牙の塔
 フランソワ・テュイエ [Francois Tuillier](1967-):エンジョイ! [Enjoy!]
 ステファン・クレーガー [Stephane Kreger]:ドブルジャ [Dobroudja]
 即興演奏:今日のブルース [Blues du jour]
 アントニー・カイエ [Anthony Caillet]:足取り軽いうさぎ [Tripping Rabbit]
 即興演奏:俺の玉を返せ! [Rends-moi mes billes!]
 アントニー・カイエ:象牙の塔 [La Tour d'Ivoire]
 フランソワ・テュイエ:ブレーヴ第4番「こま(独楽)」 [Breve No.4: Pirouettes]
 フランソワ・テュイエ:アフリカ [Africa]
 ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-):
  オー!ダーリン [Oh! Darling]
 ジュリアン・ヴァラン [Julien Varin]:嵐 [Der Sturm]
 即興演奏:ミスター D.C. [Mister D.C.]
 リオネル・リヴィエール [Lionel Riviere]:
  孤独なデュオのためのリタニア [Litanie pour un duo esseule]
 フランソワ・テュイエ:
  ブレーヴ第3番「ドゥラン=バルリー」 [Breve No.3: Doullens-Barly]
 ジャン=クリストフ・ショレ [Jean-Christophe Cholet](1962-):
  コンプレックス [Complex]
 即興演奏:私が全部話そう! [J'vais tout dire!]
 アントニー・カイエ:D2ke5
 即興演奏:全世界のためのラクレット [Raclette pour tout le monde!]
 [Xeum remixes]
 フランソワ・テュイエ/Xeum:アフリカ・グルーヴ [Africa Groov]
 アントニー・カイエ:クラビング・ラビット [Clubbing Rabbit]

デュオ・ファクト
 フランソワ・テュイエ(テューバ [Yamaha YFB822 prototype])
 アントニー・カイエ(ユーフォニアム [Yamaha YEP 842])

 録音:データ記載なし 発売:2013年
 ジャンルを超えて活躍するフランスのテューバ奏者フランソワ・テュイエとユーフォニアム奏者アントニー・カイエが結成したデュオ・ファクト。
 ポルトガルのテューバ奏者セルジオ・カロリーノ加えたユーロピアン・テューバ・トリオでもおなじみの超絶技巧プレーヤー二人がノリノリに吹きまくります。
 最終トラックの演奏時間は「6分36秒」と表示されていますが、その後無音をはさんで7分35秒〜8分0秒および10分3秒〜10分33秒にテューバとユーフォニアムの演奏が再生されますのでご注意ください。




CHANT DE LINOS


CL 1284
\2500
ミシェル・コレット(1707-1795):オルガン作品集
  オルガン曲集第1巻 Op.16(1737)から マニフィカト第1旋法
   プラン・ジュ/デュオ/ティエルス・アン・タイユ/クルムホルンのバス/トリオ
   グラン・ジュ
  新ノエル集(1747)から
   タンブーラン/陽気な羊飼いはいずこへ行くや
  オルガン曲集第3巻(1756頃)から 組曲第1旋法(抜粋)
   プラン・ジュ/デュオ/トリオ/トランペットのバス/ミュゼット
   オフェルトリウム「輝き」
  新形式のオルガン曲集 から 組曲第1旋法
   プラン・ジュ/第1のデュオ/ミュセット/クルムホルンのバス/トリオ/対話
   ナザールのレシ/第2のデュオ/フーガ
  新形式のオルガン曲集 から 組曲第2旋法
   プラン・ジュ/ロンドのデュオ/フルートのためのロンド/トランペットのバス
   フルートのためのデュオ/トランペットのレシ/トリオ
  新形式のオルガン曲集 から 組曲変ロ長調(抜粋)
   トランペットのためのレシ/人の声/トリオ
  12のオフェルトリウム(1766)から
   聖ブノワ/聖オーギュスタン
ヤン・ファン・モル(オルガン)
 録音:時期の記載なし、ノートルダム・デュ・レアル大聖堂、アンブラン、フランス
 1464年にフランス国王ルイ14世から寄贈されたオルガンに歴史をさかのぼるというフランスで現役最古のオルガンによる演奏。
 ミシェル・コレットは1737年頃から1780年までパリのイエズス会の大学でオルガニストを務めたオルガン奏者・作曲家。ヤン・ファン・モルは2015年現在アントウェルペンの聖パウロ教会の名誉オルガニストを務めるベルギーのオルガン奏者。
 歴史的オルガンの専門家の一人です。
 

CL 1394
(1CD+1DVD Pal)
\2500
ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン(1955-):
 オラトリオ「救済の聖劇」(2013)
アナ・カメリア・ステファネスク(ソプラノ:マリア)
ウィアルト・ウィトホルト(バリトン:イエス)
ゼノ=チプリアン・ポペスク(テノール:天使)
ステファン・チフォレッリ(テノール:ピラト)
マリー=クロード・ソラネ(ソプラノ:エリーザベト)
キンガ・ボロフスカ(メゾソプラノ:復活)
アラン・カレ(朗読)
プティ・サブロン合唱団
ティボー・ルナールツ(合唱指揮)
ブカレスト交響楽団
ブノワ・フロマンジェ(指揮)
録音、収録:2013年3月22日、ノートルダム・カンブル修道院教会、ブリュッセル、ベルギー
 ベルギーの作曲家ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガンの新作初演を収めたCDとDVD。
 当DVDの再生にはPAL方式対応のプレーヤーが必要です。弊社はパソコンでの再生の保証もいたしません。ご了承ください。(代理店)
  

CL 1498
\2500
フルート、クラリネットとピアノのための音楽
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959):フルート、クラリネットとピアノのための協奏曲
 シャルル・ケクラン(1867-1950):パストラーレ Op.75bis
 フローラン・シュミット(1870-1958):三重奏のソナチネ Op.85
 ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
 ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン(1955-):
  フルート、クラリネットとピアノのための三重奏曲
 アルマンド・ギドーニ(1959-):
  クラシカル・フーガ・ゴーズ・ジャズ [Classical fugue goes jazz]
 ミシェル・ライサイト(1958-):
  リッパー・マークス [Ripper Marks]/両側に [De part et d'autre]
 ギヨーム・コヌソン(1970-):テクノ=パレード [Tecno-Parade]
シベル・クルム=パンセル(フルート)
アイシェギュル・キルマノル(クラリネット)
ヨハン・シュミット(ピアノ)
録音:データ記載なし
 シベル・クルム・パンセルはナント音楽院、パリのエコール・ノルマル音楽院、リヨン音楽院で学んだフランスのフルート奏者。師であるマクサンス・ラリューと共演した録音もあります。
 アイシェギュル・キルマノルはトルコのイスタンブルに生まれ、ミマル・シナン芸術大学を卒業後フランス政府給費留学生としてナント音楽院で学んだクラリネット奏者。ヨハン・シュミットは2015年現在ブリュッセル王立音楽院教授を務めるベルギーのピアノ奏者。
  .


CL 14108
\2500→\2290
キュイ(1835-1918):ヴァイオリンとピアノのための作品集
  万華鏡(24の小品)Op.50
   親密な時/霧の中で/ミュゼット/優しい歌
   子守歌「おやすみ、かわいいぼうや」/簡単な歌/小夜想曲/間奏曲
   カンタービレ/オリエンタル/問いと答え/アリオーソ/無窮動/冗談
   アパッショナート/田舎の踊り/舟歌/前奏曲/マズルカ/ワルツ
   ノヴェレッテ/恋文/スケルツェット/小奇想曲/アレグロ・スケルツォーソ
  ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.84/憂鬱なワルツ
ソフィー・ルモニエ=ヴァレーズ(ヴァイオリン)
フィリッパ・ノウテンボーム(ピアノ)
録音:時期の記載なし、ロートル・スタジオ [L'Autre Stuidio]、ヴェール=シュル=マルヌ、フランス
 ロシア五人組の一人キュイの最も知られている楽曲「オリエンタル」を含む曲集「万華鏡」をはじめヴァイオリンとピアノのための作品を収録。
 ソフィー・ルモニエ=ヴァレーズはパリ音楽院、ジュネーヴ大学で学んだヴァイオリニストで、作曲家ジャン=ピエール・ヴァレーズ(1939-)の妻。フィリッパ・ノウテンボーム(1977年生まれ)はオランダ出身のピアニスト。ハーグ音楽院、パリのエコール・ノルマル音楽院で学び、2015年現在パリ在住。
  



CL 1499
(6CD)
\11000→\9990
ギャルド・レピュブリケーヌの音楽
吹奏楽 [CD 1]
 (オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)
 ジャック・ヴェベール(フランスの名優)によるプレゼンテーション
 ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」Op.32 より 火星,木星
 ラヴェル(1875-1937):道化師の朝の歌
 エイメ・クン(1877-1958):祝典序曲
 フェルナン・カリオン(1908-1960):蛮人の踊り [Danse Barbare]
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
 (オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)
フランソワ・ブーランジェ(指揮)

管弦楽 [CD 2]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ロジェ・ブートリー(1932-):時の記憶を悼むために−ヴェルダンの6つの幻影
 ジョルジュ・アントワーヌ(1892-1918):大事の前夜
 アレックス・ド・タイエ(1898-1952):劇的三部作「木の十字架」
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団
 (オルケストル・シンフォニーク・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)
フランソワ・ブーランジェ(指揮)

男声合唱 [CD 3]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 カミーユ・ロベール(1872-1957):マデロンの歌
 ルイ・ペッテナーティ:これが第8歩兵連隊だ
 デジレ・ベルニオー:サン=シール
 ポプラン:英雄たちの歌 14-18
 ルイ・プロドム(1883-?):ヴェルダンの前線
 フランス民謡:プロンドの彼女のそばで
 サン=サーンス(1835-1921):冬のセレナード/サルタレッロ
 リリー・ブーランジェ(1893-1918):詩篇24/詩篇129/ある兵士の葬送のために
 アンリ・ビュッセル(1872-1973):フランス賛歌
 ペーター・コルネリウス(1824-1874):老兵
フランス軍合唱団(クール・ド・ラルメー・フランセーズ)
カトリーヌ・スタニョーリ、ジャン=クリスティアン・ル・コズ、
ダヴィド=フイ・グエン=プン(ピアノ)

軍楽 [CD 4]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ルイ・ガンヌ(1862-1923):勝利の父
 グザヴィエ・ラ・マレイユ=ディオデ:フランスの旗の歌
 フランシス・ポピー:夜の行進曲
 ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
 ジョルジュ・クリエ(1872-1946):過ぎ去った夢
 ルイ・ガジア(1898-1950):ベルギー義勇兵行進曲
 ジャック・ジャッジ(1872-1938):遥かなティペラリー
 トマス・ビドグッド(1858-1925):ヴィミーの尾根
 不詳:鼓手隊規律行進曲
 フランソワ=ジョゼフ・ラウスキ(1837-1910):サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
 カミーユ・ロベール(1872-1957):マデロンの歌
 C・ムージョ:プロンドの彼女のそばで
 シャルル・グールダン(1868-1936):フランバール川
 ギヨーム・バレイ(1871-1943):礼賛行進曲
 フランソワ・デュモー&エリック・ルモニエ:自由(*)
 クリスティアン・タヴェルニエ:栄光の翼(*)
ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊(ミュジーク・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ(*以外))
アントワーヌ・ランガーニュ(指揮(*以外))
ギャルド・レピュブリケーヌ・ファンファーレ隊(*)
ジャッキー・ラフォレ(指揮(*))

騎馬ファンファーレ [CD 5]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ジャック・ル・ブレイ:こんばんは、ティアム
 ジャン=バティスト・コージー:アマゾン
 アルベール・ゴセ:楽しいファンファーレ
 ルイ・プロドム(1883-?):護衛の速歩 第2番
 ジャン=バティスト・コージー:金敷
 ジャック・ル・ブレイ:存在と存続
 ルイ・プロドム(1883-?):ヴェルダンの前線
 不詳:スヴォーロフの時代の狩猟行進曲
 アルベール・ゴセ:第3槍騎兵隊よりアスプルモン=リンデン伯へ敬意を表して
 ルネ・カイエ:カルノ
 ヴェルディ(1813-1901):アイーダ・トランペットの行進曲
 セバスティアン・ニコル:試み
 レジ・メルレ:シュザンヌ
 パスカル・プジョー:リトル・ビッグホーン
 ローラン・サロット:三つの川
 マルク・フェロン:ペン・スコルト
 セバスティアン・ニコル:エクスカリバー
 ジャン=マルセル・ファッチョリ:パロミーノ
ギャルド・レピュブリケーヌ騎馬ファンファーレ隊

狩猟ホルン隊 [CD 6]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ロッシーニ(1792-1868):狩猟の集合
 マルキ・ド・ダンピエール:新ファンファーレ第1,3,5,6,7,8,10,11,13,14,16,18番
 ティンダール・グリュイエ:
  アマゾン(ホルンとピアノのための)/猟兵のあばずれ女(ホルンとピアノのための)
 フレデリック・ダルノック:聖ジュヌヴィエーヴ
 フレデリック・コンラッド:
  憲兵隊の祭/フィリップ・シュネーデル/私は親衛隊員/アラン・ピリニー
 オリヴィエ・ポール:青い軍服
 フレデリック・コンラッド:ブノワ・ド・カステルバジャック
 オリヴィエ・ポール:ヴィユヴェールのラリー
 ブノワ・ブージュ:セドリック・ビゴ
 フレデリック・コンラッド:ピエール・ロッシ
 オリヴィエ・ポール:王の種馬飼養所のエコー
 セバスティアン・パクロー:
  サン・ロマンの思い出/沼のエコー/クルヴァンの風車/ブレナール
 クロード・パクロー:サン・ジェルマンの帰還
 フレデリック・コンラッド:エリック・ユーゲ
 クロード・パクロー:カルノの集合/トゥアールのエコー/頭、風/ぶどう畑のエコー
 フレデリック・コンラッド:ジョルジュ=ピエール・モンショット
 セバスティアン・パクロー:マルキ・ディンフィー
 フレデリック・コンラッド:親衛隊の乗馬教師/親衛隊の乗馬助教師/親衛隊の馬
 ドミトリー・チェスノコフ:ブノワのために
 J・J・アノ/クリストフ・ジョカイユ編曲:ルイジアナの騎兵隊
 クロード・ピポン:狩猟の後で護衛に
ギャルド・レピュブリケーヌ狩猟ホルン隊
録音:2013年12月-2014年4月,
     マント・アン・イヴリーヌ音楽院大講堂、マント・アン・イヴリーヌ、フランス
     ギャルド・レピュブリケーヌ・セレスティン兵舎、パリ、フランス




CONTINUO RECORDS


CONTINUO-CR 114
\2500
シェーンベルク(1874‐1951):月に憑かれたピエロ Op.21(*)
アンドレア・ポルテーラ(1973-):レッド・ミュージック(+)
アンナ・クレメンティ(朗読(*))
アンサンブル・ビオス
 ジュゼッペ・ブルーノ(ピアノ)
 ルチアーノ・トリスターノ(フルート、ピッコロ)
 マルコ・ボナッケッリ(クラリネット、バスクラリネット)
 アルベルト・ボローニ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 ヤコポ・フランチーニ(チェロ(*))
 カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ(+))
アンドレア・ヴィテッロ(指揮)

録音:2014年3月(*)、9月(+)

アンドレア・ポルテーラはサルヴァトーレ・シャリーノに師事したイタリアの作曲家。「レッド・ミュージック」は「月に憑かれたピエロ」と同じ楽器編成で書かれた作品。

 

CONTINUO-CR 112
\2500
夢のなかに アレッサンドロ・ステッラ ライヴ・イン・ローマ
 ショパン(1810-1849):夜想曲嬰ハ短調 Op. posth.
 リスト(1811-1886):夜想曲「夢のなかに」S.207
 グリーグ(1843-1907):抒情小曲集第10巻 Op.76 から 森の静けさ(No.4)
 ドビュッシー(1862-1918):
  前奏曲集第2巻 から ヒースの荒野/前奏曲集第1巻 から 沈める寺
アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)
録音:2013年2月3日、ギオーネ劇場、ローマ、イタリア




DIGRESSIONE



DCTT 57
\2500→\2290
「グルック・ピッチンニ論争」のあの
 SAKROS
  ニコロ・ピッチンニ(1728-1800):
   われらの父 [Pater noster] (ソプラノ、弦楽と通奏低音のための)
   クレド [Credo] (2人のソプラノ、バス、弦楽と通奏低音のための)(*)
ヴィットリア・ディドンナ(ソプラノ)
アナスタシア・アブリューチナ(ソプラノ(*))
ルーカ・シモネッティ(バス(*))
アンサンブル・イル・モンド・デラ・ルーナ
グラツィア・ボナージア(指揮)
録音:データ未詳
 ニコロ・ピッチンニはイタリア南部のバーリに生まれ、ナポリでレオナルド・レーオ、フランチェスコ・ドゥランテに師事した作曲家。パリでオペラ作曲家として活躍。
 グルックとピッチンニの取り巻きが対立し「グルック・ピッチンニ論争」を引き起こしたことでも知られています。没後長らく忘れ去られ、現在でも復権が進んでいないピッチンニですが、彼の教会音楽が顧みられることはさらに稀です。
 「われらの父」はローマ、ボローニャ、ミラノ、ウィーン、ミュンスター、コペンハーゲン、モスクワに当時の楽譜が存在する、かなりの人気を得たと推測される作品。
 「クレド」はミサ通常文による独立作品。いずれも世界初録音です。
 イル・モンド・デラ・ルーナはピッチンニの生地バーリに本拠を置くピリオド楽器アンサンブル。ピッチンニの作品の復興を主眼として活動しています。
 アルバム・タイトルの「Sakros」は「神聖なる(sacred)」の語源となった古いラテン語の単語です。




LA MA DE GUIDO


LMG 2134
\2500
フランセスク・バリュスとカール大公の音楽
 フランセスク・ヴァリュス(1653-1713):おお、栄光の王 [O Rex gloriae]
 アルカンジェロ・コレッリ(1670-1736):3声のソナタ
 フランセスク・ヴァリュス:カルメルの花 [Flos Carmeli]
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):ソナタ Op.2 No.1
 フランセスク・バリュス:キリストは助ける [Christus assistens]
 フランチェスコ・ニジェッティ(1603-1681):シンフォニア
 フランセスク・バリュス:鹿が谷川の水を求めるように 「Quamadmodum desiderat]
 アンジェロ・ラガッツィ(1680-1750):3声のソナタ ニ短調
 フランセスク・バリュス:言葉を受けよ [Suscipe verbum]
 ジョヴァンニ・マリア・カペッリ(1648-1726):2つのヴァイオリンのためのソナタ
ウルリケ・ハラー(ソプラノ)
ギリャミ・コンソルト
 ヌヌ・メンダス、
 マリチェイ・ティアナ、
 ウリア・パラウ(ヴァイオリン)
 ペプ・ボラス(ファゴット)
 グイード・イオッティ(チェンバロ、オルガン)
 イゴル・ダヴィドヴィチ(アーチリュート)
 アンナ・カザダムン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
セルジ・カザダムン、
ヌヌ・メンダス(ディレクター)
 録音:2014年4月、アスパランサ礼拝堂、バルセロナ、スペイン
 フランセスク・バリュス(バユス、バイス)はバルセロナに生まれ、1696年から1726年までバルセロナ大聖堂楽長を務めた作曲家。
 ヨーロッパ諸国を巻き込んだスペイン継承戦争(1701-1714)においてカタルーニャはカール大公(1685-1740)を支持。カール大公は1705年バルセロナに入り、主にナポリから優秀な音楽家を招き宮廷楽団を創設、イタリア音楽をカタルーニャに広めることとなりました。
 この時期にバリュスがイタリア音楽の影響を受けて書いた独唱のための教会音楽作品とカタルーニャに持ち込まれたイタリアの器楽作品が当アルバムのプログラムとなっています。
ウルリケ・ハラーはイタリアのメラーノ(南チロル地方)に生まれたソプラノ。2004年以来2015年現在バルセロナを本拠に活躍しています。
 

LMG 2135
\2500
例外 現代スペインのギター音楽
 シャビエ・ムンサルバジャ[ハビエル・モンサルバチェ](1912-2002):
  3つの架空のファド(2000)
   モーラリアのファド/レジェイラのファド/シアードのファド
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌(1920)
 ロベルト・ジェラルド(1896-1970):幻想曲(1957)
 ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):ラファガ(疾風)Op.53(1930)
 アグスティ・チャルラス[チャルレス](1960-):妖精の飛翔(1996)
 セサル・カマレロ(1962-):ソロ(1996)
 マウリシオ・ソテロ(1961-):かなわぬ恋(1996)
 バネ・カザブランカス(1956-):ギターのための3つの小品(2013)
 ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968-):フリーデナウの帳面(1998)
 アルベルト・カレテロ(1985-):ウード(2015)
ペドロ・ロハス・オガヤル(ギター)
 録音:2015年9月14-17日、ロレートの聖母礼拝堂、エスパルティナス、セビリャ県、スペイン
 オーケストラに加わることもなく、クラシック音楽史においてある種「例外的な楽器」であったギターにスペインの作曲家たちが取り組んできた約100年を「同時代」と捉えたアルバム。
 ペドロ・ロハス・オガヤルはスペインのハエン(アンダルシア)に生まれたギター奏者。セビリャのマヌエル・カスティリョ音楽院でアントニオ・ドゥロに師事した後、マラガでマルコス・ソシアスに、ベルリンでノラ・ブッシュマンに師事。
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LMG 2136
(2CD)
\3100→\2790
デ・ラローチャの若き日の作品!
 アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009):若気の至り ピアノ・室内楽・声楽作品集

  [ピアノのための作品]
  春(1940)/いたずら(1943)/
  招待(1940)/アイグアブラバ(1942)
  パヴァーヌ(1942)/捧げもの(1944)/
  スケルツォ(1941)/即興曲(1942)
  悲しいメヌエット(1943)/ホタ(1937)/散歩(1941)/遊び(1942)
  子供の夢(1941)/マズルカ(1938)/
  シューマンへのオマージュ(1941)
  組曲(1939)
  [弦楽器とピアノのための作品]
  チェロとピアノのためのロマンス(1936)(+)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1940)(*)
  [独唱とピアノのための作品](#)
  二重の愛の歌(1946)/マイタ(1943)/私の人生は荒野だ(1949)
  悲しい、とても悲しい(1942)/私は復讐された(1942)
  今日私は神を信じる(1942)/こんな人生、こんな終わり(1942)
  二つの恐怖(1942)
  [ピアノのための作品]
  アレグロ嬰ニ短調(1940)/バラード(1942)/ブルレスク(1942)
  ノヴェレット(1942)/練習曲(1942)/前奏曲(1953)/コラール(1930)
  緩やかな行進曲(1942)/舞曲(1942)/無言のロマンス(1942)
  集会(1947)/古いソナタ(1941)/音楽の小箱(1931)
  インヴェンション第1番−第10番(1939)
マルタ・サバレタ(ピアノ(#以外))
アーラ・ヴォロンコヴァ(ヴァイオリン(*))
ペーター・シュミット(チェロ(+))
マルタ・マテウ(ソプラノ(#))
アルベルト・ギノバルト(ピアノ(#))
録音:2015年、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、スペイン
 20世紀を代表するスペインの名ピアニストであるアリシア・デ・ラローチャは幼少期から作曲を行っていました。それはピアノ独奏曲のみならず室内楽や歌曲にも及んでおり、10代終盤に最も多産な時期を迎えていたようです。
 当盤にはラローチャが7歳の時(1930年)から30歳(1953年)までに書いた未出版作品が収められています。
 ラローチャ自身はそれらの作品を自分の楽しみのために書いた「若気の至り」(Pecados de juventud)と話していた、と娘のアリシア・トレ・デ・ラローチャ氏がブックレットに一文を寄せておりそれがアルバム・タイトルとなっています。
 マルタ・サバレタはラローチャに師事したスペインのピアニスト。




L’EMPREINTE DIGITALE


ED 13243
(2CD)
\2800
ローラン・ディアンス(1955-):パリ・ギター シャンソン・フランセーズ
  [CD 1]
  La bicyclette / L'hymne a l'amour / Cecile ma fille
  Il pleut dans ma chambre / Gottingen / Syracuse / La Javanaise
  Sa jeunesse / Il n'y a plus d'apres / Brave Margot
  La chanson des vieux amants / Un jour tu verras
  La java des bombes atomiques
  [CD 2]
  La Foule / Avec le Temps / Revoir Paris / La java bleue
  Ma plus belle histoire d'amour / Ce petit chemin / Ne me quitte pas
  Adieu Foulards, adieu Madras / Ile de Re / Plaisir d'amour
  Trousse-Chemise / Les loups sont entres dans Paris
  La Ballade des dames du temps jadis

ローラン・ディアンス(ギター)

録音:1995年、Studio Groupe Cospi
 チュニジア生まれのフランスのギター奏者・作曲家・編曲家ローラン・ディアンスによるフレンチ・シャンソンのアレンジメント自演集。かつて2枚に分けて発売され(ED 13053, 13061)廃盤となっていたCDがお求めやすい価格の2枚組として再発売されました。
 おそらくディアンスの生誕60年に合わせた企画と思われます。





QUANTUM


QM 7063
\2600
トゥールのサンテティエンヌ大聖堂でのオルガン・リサイタル
 ウスタシュ・デュ・コロワ(1549-1609):ファンタジア第5番「星の創り主よ」
 ザムエル・シャイト(1587-1654):オランダの主題による変奏曲
 ルイ・マルシャン(1669-1732):大対話曲ハ長調
 J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV533
 J・S・バッハ:オルゲルビュヒライン から 3つのコラール
   来たれ、異教徒の救い主よ BWV599/イエス・キリスト、われらの救い主 BWV626
   われら悩みの極みにありて BWV641
 ジャン・バティスト・ノートル(1732-1807):第6旋法の曲集
   プラン・ジュ/荘重なフーガ/デュオ/トリオ/レシ/コルネ/トリオ
   グラン・ジュ/グラン・ジュ
 ブラームス(1833-1897):11のコラール前奏曲 Op.112 から
   心より愛するイエスよ(No.2)
 ルイ・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 Op.25 から
   序奏(No.1)/ゴシック風メヌエット(No.2)
 ジャン・ジロー(1910-1997):エレヴァツィオーネのためのトッカータ
 シャルル・トゥルヌミール(1870-1939):第17日曜日のためのアレルヤ・コラール
パスカル・ヴィニュロン(オルガン)
録音:時期の記載なし、サンテティエンヌ大聖堂、トゥール(Toul)、フランス
使用楽器:1963年、クルト・シュヴェンケーデル製
 パスカル・ヴィニュロンは1963年フランスのコメルシーに生まれたトランペット奏者・オルガン奏者・指揮者。オルガンはパリのノートルダム大聖堂のオルガニストを長年務めたジャック・マルシャルに師事。
 クルト・シュヴェンケーデルはフランス、アルザス地方のオルガン工房。
 

QM 7064
\2600
ジャン・バティスト・ノートル(1732-1807):オルガン曲集
 第1旋法の曲集/第2旋法の曲集/
 第3旋法の曲集/第4旋法の曲集
 第5旋法の曲集/第6旋法の曲集/
 第7旋法の曲集(*)/第8旋法の曲集
パスカル・ヴィニュロン(オルガン)
録音:2011年4月,サンテティエンヌ大聖堂、トゥール、フランス(*以外)  ドンジェルマン教会、ドンジェルマン、フランス(*)
使用楽器:1963年、クルト・シュヴェンケーデル製(*以外)  1720年、シャルル・カシェ製(1994年、ディディエ・シャノン修復)(*)
 ジャン・バティスト・ノートルはフランスのトゥール(Toul)に生まれたオルガン奏者・作曲家。トゥールの大聖堂のオルガニストに就任し没するまで務めました。世界初録音。
 

QM 7068
\2600
J・S・バッハ(1685-1750):
  パルティータ第1番変ロ長調 BWV825(*)
  パルティータ第2番 ハ短調 BWV826(+)
  パルティータ第3番 イ短調 BWV827(#)
パスカル・ヴィニュロン(オルガン)
録音:2011年4-9月,アノンシアシオン教会堂、パリ、フランス(*)
     サンテティエンヌ大聖堂、トゥール(Toul)、フランス(+)
     アルク=ラ=バタイユ教会、アルク=ラ=バタイユ、フランス(#)
使用楽器:1973年(*)、1963年(+)、クルト・シュヴェンケーデル製(*/+)
       1998年、ミシェル・ジルー製(#)
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QM 7070
\2600→\2390
フレデリック・ペラシー新録音!
 ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」
フレデリック・ペラシー(ヴァイオリン)
マレ室内管弦楽団
パスカル・ヴィニュロン(指揮、チェンバロ)
録音:2013年5月、トゥールおよびパリ、フランス

 ペラッシ−は1972年生まれ。
 14歳でパガニーニ・コンクール・セミ・ファイナル出場ということで注目されたが、その後は大きなコンクールに出ることもなくコンサートを中心に人気を博してきた。日本でもその俳優並みの美少年ぶりから、国内盤がないにもかかわらず熱狂的な人気を誇っていた。
 しかしそのルックスより、メニューインに寵愛され、パリでオークレールに、ザルツブルグでヴェーグに、そしてヴァルガにも教えを受けたというその音楽的感性がすばらしい。アメリカ発の粗製濫造型テクニック重視のヴァイオリニストとは明らかにその生い立ちが違う。17歳のときにBNLで録音されたバッハの「無伴奏」は、巷で言われるように年齢を経ることがこの作品にとって必要なのかと考えさせられる凛とした演奏。その後もフランク、ベートーヴェン、ブラームスのソナタ、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、メンデルスゾーンのコンチェルトを次々と録音、新世代ヴァイオリニストの旗手として活躍していたが、肝心のBNLがレーベルのゴタゴタに巻き込まれ入手不能となり、ようやく入手できるようになったのだが(NAIVE系列から離れ独立したらしい)ペラッシーのアルバムはすべて廃盤、という最悪の状況に陥っていた。
 そのペラッシーのアルバムが久々に登場。






ペラッシーの非常に手に入れにくい旧譜
バッハ「無伴奏」全曲新録音
Bach, J S: Sonatas & Partitas for solo violin, BWV1001-1006
BNL 11295
(2CD)
\5600
海外在庫限り
J・S・バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集BWV.1001〜1006
フレデリク・ペラッシー(Vn)
2006年9月に収録された新録音。すでに廃盤と思われる。海外在庫限り。


 

QM 7071
\2600
ムルト=エ=モゼル県のオルガン Vol.1 トゥール自治体間連合
 クロード・バルバストル(1724-1799):
  ラ・マルセイエーズとア・サ・イラ・サ・イラの主題による幻想曲(+)
 J・S・バッハ(1685-1750):幻想曲ト短調 BWV917(*)
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):自由な形式の24の小品 から アラベスク(*)
 ルイ・ガンヌ(1862-1923):
  ロレーヌ行進曲(ソプラノとオルガンのためのオリジナル版)(S/**)
 ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):12の小品(1913)から 荘厳なアントレ(第7曲)(**)
 フランク(1822-1890):
  アヴェ・マリア(ソプラノとオルガンのための)Op.62(S/#)
  「オルガニスト」から オフェルトリウム ハ長調(#)
 J・S・バッハ:人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV622(※)
 ジャン・バティスト・ノートル(1732-1807):第8旋法の曲集(※)
 フランク:前奏曲 Op.18(##)
 ウジェーヌ・ジグー:
  アヴェ・ヴェルム(ソプラノとオルガンのための;1888)(S/##)
 ウジェーヌ・ジグー:12の小品(1913)から エレヴァツィオーネ(第9曲)(##)
 フランソワ・クープラン(1668-1733):
  教区のためのミサ から キリエ(前半)(++)
  ルソン・ド・テネブル から 第1のルソン(S/++)
  教区のためのミサ から キリエ(後半)(++)/ジュ・ダンシュ(リード・パイプ)(++)
アンヌ・ジュリー・ケレッロ(ソプラノ(S))
パスカル・ヴィニュロン(オルガン)
録音時期:2012年10月
録音場所;使用楽器:
 サン・モーリス教会、コロンベ=レ=ベル、フランス;1863年アリスティド・カヴァイエ=コル製(*)
 ドンジェルマン教会、ドンジェルマン、フランス;1720年、シャルル・カシェ製(+)
 サンテティエンヌ教会、フ [Foug]、フランス;1855年、サレクサンドル・ジャケ製(#)
 リュセ教会、リュセ、フランス;1886年、ジャン・ブレージ製(**)
 サン・コム&サン・ダミアン教会、ヴェズリーズ、フランス;
   1772年、ジョルジュ・クッティンガー製(++)
 ヴィレ=サン=テティエンヌ教会、ヴィレ=サン=テティエンヌ、フランス;
   1879年、ジャン・ブレージ製(##)
 サンテティエンヌ大聖堂、トゥール(Toul)、フランス/1963年、クルト・シュヴェンケーデル製(※)



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SOUPIR EDITIONS

レア盤!

S 231
(2CD)
\4200→\3990
イヴ・アンリ
 献辞
   ショパン、シューマン、リストをプレイエルとエラールのピリオド・ピアノで

 [CD 1](*)
  シューマン(1810-1856):ショパンの夜想曲による変奏曲
  ショパン(1810-1849):バラード第2番ヘ長調 Op.38
  シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 [CD 2](+)
  シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
  リスト(1811-1886):
   ソナタ ロ短調 S.178/
   詩的で宗教的な調べ S.173 から 葬送曲(No.7)
イヴ・アンリ(ピアノ)
 録音:2010年4、5月、フレデリック・ショパン・スタジオ、アンドル、フランス
 使用楽器:1837年、プレイエル製(*)/1845年、エラール製(+)

 シューマンを軸に、彼が高く評価したショパン、互いに高く評価しながら対立することもあったリストの作品で構成されたプログラム。
 入りますように。



まだ入るといいのですが・・・
イヴ・アンリの数少ないアルバム
レア盤!

SOUPIR
S 226
(2CD)
\4200

イヴ・アンリ(ピアノ)
 ショパン、パリでの最後の演奏会 1848年2月16日

 [CD 1]
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ三重奏曲ホ長調 K.542(**/#)
 ベッリーニ(1801-1835):
  オペラ「カプレーティとモンテッキ」から
   ついに私は喜びの衣裳を身につけ
 ショパン(1810-1846):
  夜想曲変ホ長調 Op.55 No.2/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 モーツァルト:オペラ「魔笛」K.620 から 愛の喜びは露と消え(*)
 ショパン:
  練習曲変イ長調 Op.25 No.1/練習曲変ト長調 Op.10 No.5
  子守歌 変ニ長調 Op.57
 [CD 2]
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65(#)
 マイアベーア(1791-1864):オペラ「悪魔ロベール」から 新作アリア(+)
 ショパン:
  前奏曲ト短調 Op.28 No.6/前奏曲変ロ短調 Op.28 No.16
  前奏曲変イ長調 Op.28 No.17/マズルカ ロ長調 Op.63 No.1
  マズルカ ヘ短調 Op.63 No.2/マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3
  ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
ジュリー・フックス(ソプラノ(*))
グザヴィエ・ル・マレシャル(テノール(+))
ジル・アンリ(ヴァイオリン(**))
アドリアン・フラッス・ソンベ(チェロ(#))
イヴ・アンリ(ピアノ)

録音:2010年11月29-30日、12月1-2日、ショーメ宝石店の大広間、ヴァンドーム、パリ、フランス
使用楽器:1836-1837年、プレイエル製、No.5612(1999年、修復後初公開演奏)

 ショパンのパリにおける最後の公開演奏となった、1848年2月16日サル・プレイエルにおける演奏会のプログラムを再現した興味深い企画。

 当日の演奏者はアントーニア・モリーナ・デ・メンディ(メゾソプラノ)、イポリット・ロジェ(テノール)、ジャン=デルファン・アラール(ヴァイオリン)、オーギュスト・フランショーム(チェロ)、そしてショパン(ピアノ)。

 イヴ・アンリ(1959年生まれ)はパリ音楽院でピエール・サンカン(1916-2008)、アルド・チッコリーニ(1925-2012)に師事したフランスのピアニスト。

 録音に使用されたピアノはクロワシー・シュール・セーヌ(フランス)のシャノリエ城の廊下に放置され市当局のお荷物となっていたところを、イヴ・アンリたちが1995年に引き取り修復したもの。
 録音はパリの有名な高級宝石店ショーメ(Chaumet)の大広間で行われました。

 120ページのブックレットはフランス語・英語・ポーランド語・日本語表記。日本語の活字体に一部違和感がありますが、ご了承ください。歌詞および訳の記載はございません。


///////////////////////

 イヴ・アンリ。
 10歳でオーケストラと共演。 13歳の誕生日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をベルリンのフィルハーモニーで弾いたらしい。
 若干 11歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピエール・サンカンに師事。 そこでピアノ、和声、指揮法など、7つのクラスで一等賞を獲得したというから、やはり天才なのだろう。
 その後はチッコリーニに師事、F.リスト、R.シューマン国際コンクールで優勝した。
 パリ国立高等音楽院教授。2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。
 1995年から2010年までノアン音楽祭(フランス)芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称した。




 

S 228
\2600
フィリップ・ルルー(1959-):
 音楽とは何か?

  (7人の独唱者、2人の器楽奏者とエレクトロニクスのための;2014)
ソリスト XXI
 ラファエル・ケネディ、
 マリー・アルベール(ソプラノ)
 ルシール・リシャルド(メゾソプラノ)
 ヴァンサン・ブーショ、
 ローラン・ダヴィド(テノール)
 ジャン=クリストフ・ジャック(バリトン)
 マルク・ビュネル(バス)
 カロリーヌ・ドリューム(ギター、リュート)
 ヴァレリー・デュラック(チェロ、ヴィエール)
ラシド・サフィル(指揮)
 録音:2014年10月6-9日、エスパス・ド・プロジェクション、IRCAM、パリ、フランス
 IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の委嘱作品。
 ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377)とジャコブ・ド・サンレーシュ(確認できる活躍期:1382/1383-1395)の歌曲が取り込まれています。
















11/17(火)紹介新譜(1)
マイナー・レーベル新譜



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ACCENTUS MUSIC



ACC 30349CD
\2500→\2290
注目のリープライヒ指揮&ポーランド国立放送響
 20世紀ポーランド音楽シリーズ第2弾

  (1)シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調Op.19
  (2)ルトスワフスキ:管弦楽のための書 (1968)
  (3)同:葬送音楽 (1958)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
 録音:2015年6 月30 日、8 月26/27 日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール/64’ 50”

 今もっとも注目される指揮者のひとりアレクサンダー・リープライヒ。1968 年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、2015 年12月には大阪フィルにも客演します。
 2012 年から外国人としては初めてポーランド国立放送交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務め、20 世紀ポーランド音楽のシリーズを開始しました。
 このシリーズは、ルトスワフスキの管弦楽曲をメインに、その他20 世紀ポーランド作曲家を組み合わせることとなっていて、タンスマンやヴァインベルクのように国外へ出た人々もとりあげるなど、ポーランド音楽ファン垂涎の企画となっています。
 第2 弾はルトスワフスキとシマノフスキの充実作が収められています。どちらも比較的初期の作品ですが、自己の作風が確立される直前の魅力を味わうことができます。
 シマノフスキの交響曲第2 番は1909 年の作で、ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの影響が濃い複雑な作曲技法によりながらも、シマノフスキならではのナルシズムが横溢する甘美な世界が広がります。リープライヒはリヒャルト・シュトラウス風な退廃美を巧みに表現していて絶品。
 ルトスワフスキの「管弦楽のための書」は1968 年の作で、ドイツのハーゲン市の委嘱で書かれました。弦楽器のグリッサンドによる異様な音響に始まり、最後は崩壊へと向かうメッセージ性が読み取れます。
 1958 年の葬送音楽はバルトークの死を悼んで書かれた弦楽オーケストラの作品。十二音技法により、独特な暗い響きはワイダやカヴァレロヴィチのモノクロ映画を思わせます。




アレクサンダー・リープライヒ、SONYの旧譜

SONYでは比較的ポピュラーな選曲でファンを喜ばせてくれてます。

8876548231-2
\2600→\2390
リープライヒ指揮、ヌリア・リアル(ソプラノ)
 モーツァルト:
  『レクイエム ニ短調K.626』
  『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』
ヌリア・リアル(Sp),
マリー=クロード・シャピュイ(Ms),
クリストフ・プレガルディエン(T),
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs),
バイエルン放送合唱団,
ミュンヘン室内管弦楽団,
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)

 気鋭のアレクサンダー・リープライヒと彼が首席指揮者をつとめるミュンヘン室内管弦楽団のソニークラシカル第2弾となる、モーツァルト「レクイエム」の注目すべき新録音の登場です。
 2011年の「ロッシーニ:序曲集」に続く、このモーツァルト「レクイエム」の新録音においても、古楽奏法を取り入れながら温かみを感じさせるものに仕上げています。
 特にヌリア・リアルの絶品極まる美しいソプラノの歌唱。ヴェテラン、プレガルディエンの緊張感あふれる歌唱。そしてバイエルン放送合唱団の澄んだコーラスによる魅力など、純粋な器楽と声の融合によって、特別な「祈り」を感じさせてくれる音楽を聴くことができるでしょう。

 【録音】2012年12月20〜22日, ミュンヘン、ヘルクレスザール(デジタル:セッション)

8869777141-2
\2600→\2390
リープライヒ(指揮)&ミュンヘン室内管弦楽団
 ロッシーニ:序曲集

 『歌劇「絹のはしご」序曲』『歌劇「ブルスキーノ氏」序曲』
 『歌劇「幸福な錯覚」序曲』『歌劇「アルジェのイタリア女」序曲』
 『歌劇「イタリアのトルコ人」序曲』『歌劇「マティルダ・シャブラン」序曲』
 『歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲』
 『歌劇「ウィリアム・テル(グリエルモ・テル)」序曲』
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団

 ECM,DG,CHANDOSからCDを発売し、モダン楽器ながら古楽奏法を取り入れた演奏で、バロックから現代音楽まで純粋な音色で新鮮な感動を贈り続けているアレクサンダー・リープライヒの最新録音は、あえてロッシーニの演奏となります。
 ロッシーニの序曲集のピリオド楽器での演奏は、ノーリントンとグッドマンの演奏しかなく、古楽奏法を取り入れた演奏はほとんど無いようですので、ロッシーニの楽しみと純粋な音の融合によって、新鮮な音楽を聴くことができるでしょう。

[録音] 2010年6月30日〜7月3日 ミュンヘン・ヘラクレスザール (デジタル:セッション)

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8887505229-2
\2600→\2390
アレクサンダー・リープライヒ/メンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:
  ① 付随音楽『夏の夜の夢』Op.61,
  ② 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団

 2006年にミュンヘン室内管弦楽団の音楽監督および首席指揮者に就任し、ピリオド奏法を積極的に取り入れた演奏で、バロックから現代音楽まで純粋な音色で新鮮な感動を届けてくれている指揮者アレクサンダー・リープライヒ。ミュンヘンでもっともエキサイティングな指揮者の一人であり、次世代を担う旗手として好意的に迎えられています。
 リープライヒの就任以来ミュンヘン室内管は、他の追随を許さない音色と画期的なプログラミングで数々の受賞に輝くと同時に、ミュンヘンのみならず欧米一円に広く認められ、主要な音楽祭やコンサートホールでの演奏を重ねています。
 紀尾井シンフォニエッタをはじめN響や大阪フィルなど日本各地のオーケストラへの客演にも積極的で、日本にもファンが多いリープライヒのソニー・クラシカルからの3枚目となる最新録音は、メンデルスゾーンの有名作品2曲をカップリング。人口に膾炙したこの2曲をどのように料理するか、彼の力量を見ることができるアルバムといえましょう。
 リープライヒならではの完成度が高くエキサイティングな演奏は、メンデルスゾーンの作品の魅力を私たちに明確に伝えてくれるものといえるでしょう。

 【録音】2014年10月, ミュンヘン、昇天教会(デジタル:セッション)




 [アレクサンダー・リープライヒ]


 1968年レーゲンスブルク生まれ。
 レーゲンスブルク大学でロマンス語と音楽学を学ぶかたわら、17歳で設立したレーゲンスブルク室内合唱団を自ら指揮。その後ミュンヘン音楽大学で指揮法と声楽を学んだ。1996年コンドラシン指揮者コンクール入賞後、オランダ放送フィルでエド・デ・ワールトの助手を務め、アムステルダム・コンセルトヘボウで行われたコンサートで急遽ワールトの代役としてブルックナーの交響曲第5番を指揮、評論家・聴衆の双方から絶賛されました。
 以来、ロイヤル・アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ベルギー国立管、BBC響、スコットランド室内管、ドイツ・カンマーフィルなどに客演。2005年7月初めにはミュンヘン・フィルにデビュー、オデオン広場で行われた市の野外コンサート・シリーズを指揮して華々しい喝采を浴びました。続いて2006年7月にはミュンヘン・フィルの定期公演に3回登場しました。

 日本デビューは2006年9月、紀尾井シンフォニエッタ東京の定期演奏会で、モーツァルト、ブラームスを指揮、誠実で繊細な音楽作りは高い評価を得ました。
 2008年7月大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にも登場。2007年初めにはザルツブルク・モーツァルテウム管にデビュー、今後ますますの活躍が期待されている指揮者です。


 ロッシーニの練習風景。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zdPN-dPk-Qg

 まじめでハンサムな紳士という感じです。
 覇気ある若々しい演奏がちょっと聴けます。








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EVIDENCE



EVCD 015
(2CD)
\4000→\3690

グザヴィエ・フィリップス&フランソワ・フレデリック・ギィ
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 CD1 (73’38)
  ヘンデル『ユダ・マカベア』〜
   「見よ勇者は帰る」の主題による12 の変奏曲ト長調 WoO.45
  モーツァルト『魔笛』〜
   「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
  モーツァルト『魔笛』〜
   「娘か女か」の主題による12 の変奏曲ヘ長調 Op.66
  チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
  チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 CD2 (55’18)
  チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
  チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
  チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
フランソワ・フレデリック・ギィ(ピアノ)
 音楽性、技巧面ともに充実したギィ&フィリップスによるベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 チェロ:1710年製マッテオ・ゴフリラー
 録音:2015 年1 月、アルセナル、メス/128’05

 1971 年パリ出身のチェロ奏者グザヴィエ・フィリップスと卓越した技巧と力強いタッチをもつピアニスト、フランソワ・フレデリック・ギィによるベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集。
 ギィはnaive レーベルで、アンヌ・ガスティネルとチェロ・ソナタを録音。さらにピアノ・ソナタ、ピアノ協奏曲とこれまで積極的にベートーヴェンの作品の録音に取り組んでおり、年月を経るたび深まっていく音楽性、表現力、そして圧倒的な集中力をみせています。
 グザヴィエ・フィリップスは、中堅実力派チェロ奏者としてフランスを中心に活躍し、往年の名手のような端正で艶やかな美音が魅力です。
 CD 1 には作品5 の2 つのソナタと《魔笛》の主題による変奏曲を収録しています。この2 つのソナタは、当時ベルリンに滞在していたベートーヴェンが、チェロ奏者ジャン・ルイ デュポールとの演奏のために作曲したもの。チェロとピアノが対等に扱われているという点で重要な作品として位置づけられています。
 3 つの変奏曲は、《魔笛》のよく知られた主題をもとに、ベートーヴェンの即興性を駆使した曲。フィリップスの変化に富んだ音色が作品の魅力をさらに引き出しています。
 CD 2 に収録されているベートーヴェンの黄金期「傑作の森」時代に書かれた作品69 のソナタは、バッハの無伴奏組曲と並んで、チェロ奏者の「バイブル」ともいわれ、技巧、音楽性ともに最高峰の演奏が求められる傑作。フィリップスが使用する銘器1710 年製のマッテオ・ゴフリラーの美しい響きと豊かなニュアンスが、一段上の音楽を表現する一助となっています。
 作品102 の2 つのソナタは、内省的な深みのある表現が必要とされる作品。ギィの情感豊かな演奏と見事な構築力、フィリップスの瞑想的なチェロがベートーヴェンの孤高音楽を一層充実させています。




グザヴィエ・フィリップス(Vc)の店主が愛するこの1枚
この頃はまだ無名だったが、着実に名を成してきたわけか・・・

WARNER
2564 64341
\2600
アルメニア
 ハチャトゥリアン:
  剣の舞、アイシェの踊り(ガイーヌより)、
  ノクターン(仮面舞踏会より)、
  エギナのヴァリエーションとバッカス祭(スパルタクスより)
 コミタス(1869-1935):チャント
 バーバジャニアン(1921-1983):ピアノ・トリオ
 ガスパロフ(1961-):
  アルメニアン・ラプソディー、ヴァリャベディアン・ラプソディー
 マルディロッシアン:2台のピアノのためのノクターン、他"
グザヴィエ・フィリップス(Vc)
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
ワハン・マルディロッシアン(P)

 一目瞭然のアルメニア作品集。ヴァイオリンとチェロとピアノが、自由に編成を変えて1曲1曲思い入れたっぷりに聴かせてくれる。
 ・・・そうか、これまでアルメニア音楽といえば大音響で爆裂的なものばかり好んで聴いてきたから、こうした編成で聴くととても新鮮に感じたわけだ・・・。まあ、おまけに店主は辺境異端クラシック・マニアだからその心を刺激しないわけがない。
 ・・・とはいうもののこのエスニックでロマンティックな世界はどんな人にもお奨め。サロン風だから軽く聴いてもいいし、でも選曲も編曲もとても奥が深いので真剣に聴いてもいい。というのも、ハチャトゥリアンの名曲を随所で挟み込んでそれを主役のように思わせながら、天国的に美しいコミタスの作品や、ババジャニアンの本格派ピアノ・トリオや、前衛手法と民族的素材をミックさせた幻想的なガスパロフの作品や、現代的でカッコいいマルドロシアンの作品など、実は「ハチャトゥリアン以外の作品」に比重がかけられている。
 マニアックなふりをして、ほんとはポピュラーそうで、ほんとのほんとは本格的なアルバムだったりする。
 ちなみに「剣の舞」はハイフェッツの編曲とマルディロッシアンの2種類が収録されている。



これは名盤中の名盤・・・ギィの金字塔
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集BOX

フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
ZIGZAG
ZZT333
(輸入盤9CD)
\7200→\6590
 ついにBOX化!『レコード芸術』特選相次ぐ傑作全集、もしまだ未入手なら...ある意味幸いです。

 このBOX とともに、じっくり聴き深めたい名匠の至芸
 Naiveでの一連の録音から10年、異才中の異才ギィがゆっくり醸成してきたベートーヴェン解釈!


 

EVCD 017
\2300
Novo Piano II /Maxence Cyrin
 1. Clubbed to Death/Originally performed by Rob D
 2. Le courage des oiseaux/Originally performed by Dominique A
 3. If Only Tonight We Could Sleep/Originally performed by The Cure
 4. Walking in the Rain feat. Miss Kittin/Originally performed by Grace Jones
 5. Lovely Head/Originally performed by Goldfrapp
 6. Black Hole Sun/Originally performed by Soundgarden
 7. Hyperballad/Originally performed by Bjork
 8. Jesus Blood Never Failed Me Yet/Originally performed by Gavin Bryars
 9. Eyes Without a Face feat. Frantic/Originally performed by Billy Idol
 10. Jump/Originally performed by Van Halen
マクサンス・シラン(ピアノ)
 マクサンス・シランによる「ノヴォ・ピアノ」第2弾、今回はビョーク、ザ・キュアー、ヴァン・ヘイレン

 フランスの若手ピアニスト、マクサンス・シラン。幼少期はクラシック音楽をベースとした教育を受け、20 代の頃にダンス・ミュージックと出会い傾倒。現在はダンス・ミュージックとクラシック音楽を融合した新しいジャンルを確立。ロックやエレクトロ・シーンのヒット曲を新アプローチできかせた「NovoPiano」を発表、本作は第2 弾となります。ヴァン・ヘイレン、ビリー・アイドル、ビョーク、ザ・キュアー、グレイス・ジョーンズ、ゴールドフラップらの音楽を取り上げています。




FIRST HAND RECORDS


FHR 43
\2100
森の絵〜20世紀のギター曲
 (1)ルドネフ:古い菩提樹 (1978)
 (2)ヘンツェ:3つのテント (1958)
 (3)ローソーン:エレジー (1971)
 (4)ハンス・ハウク:練習曲(ロンド・ファンタスティーコ)(1955)
 (5)ヘンツェ:王宮の音楽〜第1ソナタ「グロスター」(1976)
 (6)ヴァシリエフ:3つの森の絵 (1999)
アイリン・プイチャンヴィニット(ギター)
 デビュー。タイから天才美人ギタリスト出現

 タイからスターが誕生しました。1993 年バンコク生まれの美人ギタリスト、アイリン・プイチャンヴィニット。10 歳からギターを始め、母国で学んだ後オランダのデン・ハーグ王立音楽院でエンノ・ファーフォルスト、イズバー・イライアスに師事。12 月には初来日公演も予定されています。彼女のデビューアルバムは20 世紀のギター曲を集めています。ロシア民謡に基づく美しい作品から、ヘンツェ、ローソーンの前衛作品までプイチャンヴィニットは見事な技巧を披露。日本でも人気者になりそうな彼女、要注目です。

 アイリン・プイチャンヴィニット・クラシックギターコンサート
  2015 年12 月19 日(土) 17:00 開演ギターワークショップ アンダンテ アイゼナハホール 03-5281-0922




HMF



HMC 905275
\2700→\2490
ショパン:ピアノ作品集
 バラード 第1番 作品23 ト短調/
 ノクターン 第16番 作品55 -2 変ホ長調/
 幻想即興曲 作品66 嬰ハ短調/
 ワルツ 第9番 作品69-1 変イ長調「告別」/
 前奏曲 第15番 作品28 変ニ長調「雨だれ」/
 ワルツ 第10番 作品69-2 ロ短調/
 スケルツォ 第1番 作品20 ロ短調 /
 ノクターン 遺作 嬰ハ短調/
 ワルツ 第6番 作品64-1 変ニ長調「 子犬のワルツ 」/
 ノクターン 第8番 作品27-2 変二長調/
 ワルツ 第11番 作品70-1 変ト長調/
 ノクターン 第2番 作品9-2 変ホ長調/
 スケルツォ 第2番  作品31 変ロ短調
弓張美季(ピアノ)
 華麗な演奏でヨーロッパを中心に注目されている、弓張美季ショパンを弾く!

 録音:2015 年4 月テルデックス・スタジオ、ベルリン/日本語解説・帯付仕様

 ヨーロッパで活躍するピアニスト、弓張美季のハルモニアムンディ・フランス第2 弾。世界デビューとなった第1 弾は、クリスティアン・アルミンク指揮ベルリン・ドイツ響とのシューマン/ ピアノ協奏曲。アルミンクの好サポートを得て、ダイナミックな演奏を披露し世界から注目されました。
 今回は彼女自身幼い頃から思い入れのあるショパンのピアノ作品を収録。ノクターン、ワルツ、バラード、スケルツォなど彼女が日頃から熱心に取り組んでいる作品を集めています。ショパンの美しい音世界を情緒たっぷりに演奏しています。

 弓張美季
 神戸生まれ。幼少時に家族とともにフランクフルトに移り、オペラハウスなどに囲まれた豊かな音楽環境の中、ドイツでピアノの研鑽を積む。スタインウェイ・コンクールで第1位を獲得。また、ドイツ青少年コンクールで第2位を受賞し、その演奏はドイツ全土で放送された。その後、英国でメニューイン音楽院、ニューヨークでジュリアード音楽院やマネス音楽院に学び、1998 年にはカーネギー・ホールでリサイタルを開催。ロシアでも、日本人として初めてロシア国立エルミタージュ劇場で演奏、サンクトペテルブルク音楽院でも学ぶ。2004 年以降、活動拠点をウィーンにおき、ヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。



弓張美季(ピアノ)
仏HM第1作 シューマン:ピアノ協奏曲

HMC 905270
\2700→\2490
シューマン:
 (1)ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
 (2)幻想小曲集 op.12
弓張美季(ピアノ)
クリスティアン・アルミンク(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ヨーロッパを中心に活躍する美しきピアニスト、弓張美季、ハルモニアムンディから世界デビュー!アルミンク指揮ドイツ・ベルリン響との共演も注目!

録音:2011 年3 月10 日(1)/ 2011 年8 月14 日(2)

 先日ある大物ピアニストの関係者が、「ほんとはハルモニア・ムンディからCD出したかったんだよね」と言っていた。今や活動レベルの小さくなっているメジャー・レーベルよりもハルモニア・ムンディのほうがアーティストには人気が高いのである。
 そんな中、ヨーロッパで活躍する日本人ピアニスト、弓張美季(ゆみはり・みき)がハルモニアムンディ・フランス・レーベルから世界デビュー。

 シューマンのドラマティックな出だしで響かせる硬質な和音から、流れるような展開部の繊細な色彩を帯びた音色など、冒頭から弓張の魅力満載。オーケストラとピアノの親密な対話が聴きものの第2 楽章では、アルミンク率いるベルリン・ドイツ響の室内楽的なサウンドの好サポートを得て、甘い平和がじんわりと広がります。フィナーレの華やかなエンディングは天晴れ!弓張の未来への希望が広がるようです。シューマンの詩情に溢れた幻想小曲集でも、幻想的で息の長い歌で聴かせる「夕べに」に始まり、ほとばしるような「飛翔」、小気味よいユーモアに満ちた「夢のもつれ」など、一曲一曲が宝石のような輝きを放っています。




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PROFIL



PH 15037
\2500→\2290
リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦
 指揮は名匠ヘリベルト・バイセル

 ショパン:
  ・ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11
  ・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 注目の美人ピアニスト、リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦

 録音:2015年7 月3 & 4 日/ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)/ステレオ、77’ 50
 アーティスティック・ディレクション& エディティング:ディナ・ポール(THS Medien Dormagen)
 サウンド・エンジニアリング:ホルガー・ジードラー(THS Medien Dormagen)

 モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfil よりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。
 3 枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2 篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010 年第16 回では審査委員長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。
 師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再びベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。
 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けています。2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。






旧譜
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

PROFIL
PH 14047
\2500→\2290
清涼感あふれるモーツァルト!!
 モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。

 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。

 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。

 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。
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リトヴィンツェヴァ前作/ラフマニノフの秘曲

PROFIL
PH 14042
\2500→\2290
注目のリトヴィンツェヴァ/ラフマニノフの秘曲
  ラフマニノフ:
  (1)幻想小曲集OP.3(全5曲)
  (2)楽興の時Op.16(全6曲)
  (3)組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
  (4)ワルツOp.10の2
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(Pf)
 録音:2014年1 月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)/DDD、70’ 15”

 モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
 2 枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891 年に作曲したオーケストラ曲。フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。
 両方のスコアとも行方不明となっていましたが、2000 年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録音出現と申せましょう。
 若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。

リトヴィンツェヴァ、ツンデレ系です。





貴重なバイセルのモーツァルト・アルバム

X5 003
1CD-R\3000
モーツァルト:
 「フィガロの結婚」序曲
 「後宮からの誘拐」序曲
 ピアノ協奏曲第23番
 交響曲第35番「ハフナー」
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
ラグナ・シルマー

 日本ではほとんど知られていないヘリベルト・バイセル。SONYやAUROPHONに結構録音を残している。ベートーヴェンやモーツァルト、シューマン、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、とそこそこ大曲も残している。だがいまそれらはほぼ壊滅状態である。
 この人についての資料はあまりない。
 ヴァントに師事してボンやハンブルグで下積みを続けた。たたきあげの職人指揮者である。彼の名前を聞いたのは数年前ドイツ・ザクセン=アンハルト歌劇場が来日したとき。あのフェルゼンシュタインの息子が総監督に就任、そこでこのバイゼルをドイツ・ザクセン=アンハルト・フィルの音楽監督として招き、一気にこの歌劇場をドイツでも有数の水準に仕立て上げたというのである。
 
 質実剛健・・・なのだがどこか優美で気品がある。伝統あるドイツ音楽の歴史をしっかり表現しながらも、作品の持つ馥郁たる香りをたっぷり聴かせてくれるのである。どっしりした風格とチャーミングな雰囲気を味あわせてくれる。



 ただ、その名匠バイゼル、さっきも言ったがCDがあまりない。

 先日SIGNUMからライネッケのシンフォニーが出たが、あとはVOXやCHANNEL CLASSICSから伴奏指揮としての録音がちらほらあるくらいで、メジャーな作品CDは見かけたことがない。
 そのバイゼルのモーツァルトがたっぷり聴ける海外CD-Rアルバムを発見した。
 しかしまだ手元に届いていない。以前ベートーヴェンとハイドンの貴重なアルバムを発掘してきたら埃かぶった盤だった。このアルバムだって怪しい。どんな怪しいアルバムが来るかわからない・・・がそれでもチャレンジしてみたいという方がいらっしゃったら、どうぞ。(追伸:安心してください。CD-Rですが新品であることは間違いないみたいです。)
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PH 15038
\2500
「コントラスト〜ギター独奏曲集/フリーデマン・ヴットケ」
 ・モーツァルト(ヴットケ編):
  アレグロ/アンダンテ/メヌエット/ロンド−アレグロ
 ・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 op. 9
 ・カルッリ:ソナチネ ハ長調op. 52
 ・ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
 ・グラナドス:アンダルーサ
 ・アルベニス:アストゥリアス
フリーデマン・ヴットケ(ギター)
 モーツァルトのソナチネ編曲ほかドイツの名手ヴットケの弾くギター独奏アルバム

 録音:2010 年5 月/シュロス・アムツェル、2014年9 月/シュトゥットガルト、シュロスカペレ・ソリテュード/ステレオ、57’ 00

 シュトゥットガルト音楽院出身、バルエコ、ジョン・ウィリアムス、アンヘル・ロメロらのマスタークラスを受けたドイツの実力派ギタリスト、ヴットケによるソロ・アルバム。自身のギター編曲によるモーツァルトの4 つのナンバーは、ソナチネ第1 番K. 439b の第4 楽章(某テレビ局バラエティ番組の節約レシピで流れるあのピアノ曲)をはじめ、さまざまな器楽曲に由来するものですがほとんど手を入れていないにもかかわらず、意外なほどしっくりしていて聴きもの。
 

PH 15044
\2500
「Tangologia〜ピアソラ:ブエノスアイレスの四季」
 ピアソラ:
  ・ブエノスアイレスの四季
   (ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春/
    ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋)
  ・天使の組曲
   (天使の導入部/天使のミロンガ/天使の死/天使の復活)
ファビアン・パブロ・ミューラー
 (アルト・サクソフォン)
オリガ・サロギナ(ピアノ)
カール・ボロメウス・エップ(エレキギター)
レベッカ・シュナイダー(ヴァイオリン)
ヨハネス・オクセンバウアー(ベース)
 アルトサックス中心としたアレンジで聴くピアソラの音楽

 録音:2007 年4 月/ヴァイマル、フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学/DDD、ステレオ

 アルゼンチン系ドイツ人のサクソフォン奏者ファビアン・パブロ・ミューラーが自らのルーツともいえる、ピアソラの名作を取り上げたアルバム。エレキギターも参加したクィンテットによる演奏。
 

PH 14043
(2CD)
\5000
「J.S.バッハ:フランス組曲/デルジャヴィナ」
 [CD 1]
  ・組曲第1番ニ短調BWV 812
  ・組曲第2番ハ短調BWV 813
  ・組曲第3番ロ短調BWV 814
  ・組曲第4番変ホ長調BWV 815
  ・組曲第5番ト長調BWV 816
 [CD 2]
  ・組曲第6番ホ長調BWV 817
  ・フランス風序曲 ロ短調BWV 831*
  ・イタリア風アリアと変奏 BWV 989*
  ・4つのデュエットBWV 802-805*
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ)
 ロシアのデルジャヴィナ、得意のバッハ「フランス組曲」を弾く

 録音:2014年5 月5 日-6 日/ザールブリュッケン、SR ハルベルク・フンクハウス(セッション)、1996 年3 月31 日-4 月1 日/モスクワ、国営放送第1 スタジオ(セッション)*

 フォルジュルネ音楽祭への出演で日本のファンにも印象深いロシアのピアニスト、エカテリーナ・デルジャヴィナが得意のバッハ、フランス組曲をレコーディング。
 1967 年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993 年から2006 年まで母校で、さらに2003 年からはモスクワ音楽院でも教鞭を取るデルジャヴィナは、ソ連英才教育を受けた典型的ロシア・ピアニズムの持ち主。
 ロシアのピアニストは伝統的にバッハを好み、すぐれた演奏を残していますが、ここに聴く粒立ちのよい音と折り目正しい演奏は格別。深い瞑想へと誘います。



STONE RECORDS


5060192780574
\2500
バロック・マリンバ
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲ハ短調 BWV.847
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001より フーガ
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988より アリアと第1変奏
 イタリア協奏曲 BWV.971より アンダンテ
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004
 〔ボーナス・トラック〕モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
スタニズラオ・マルコ・スピーナ(マリンバ)
 華麗なるマリンバで躍動するバッハ!

 1986年生まれの若きヴィルトゥオーゾ・マリンビスト、スタニズラオ・マルコ・スピーナが華麗なるマリンバで描く大バッハの音楽。「平均律クラヴィーア曲集」や「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」、「ゴルトベルク変奏曲」などの永遠の名曲からの抜粋に加え、「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番」は、「シャコンヌ」を含む全曲を収録。

 ※録音:2015年3月9日−11日、イタリア
 

5060192780536
\2500
パッションズ&リフレクションズ 〜
 ラフマニノフ、ショパン、ドビュッシー

  ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36(1931年改訂版)
  ショパン:12の練習曲 Op.25
  ドビュッシー:
   荒れた寺にかかる月(映像第2集第2曲)、
   オンディーヌ(前奏曲集第2巻第8曲)、
   水の反映(映像第1集第1曲)、月の光(ベルガマスク組曲より)
カスパラス・ウィンスカス(ピアノ)
 リトアニア生まれの新たな才能、カスパラス・ウィンスカスの録音がStone Recordsより登場! ウィンスカスは、カーネギー・ホールでの大成功を始めとし、ベルリン・フィルハーモニー、ウィグモア・ホールなどの世界的ホールでリサイタルを開き、2014年にはジャパン・ツアーも成功させている。
 来日公演でも披露されたラフマニノフ、ショパン、ドビュッシーの名曲がそのまま録音されており(録音時期は来日公演の直後!)、ラフマニノフの情熱、ショパンの気品、ドビュッシーの美しさをふんだんに味わうことができる。

 ※録音:2014年7月14日−17日、ドイツ
 

5060192780543
\2500
ワーグナー、マーラー、グラナドス:歌曲集
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
 マーラー:リュッケルト歌曲集
 グラナドス:
  愛と憎しみ、マハのまなざし、
  嘆きにくれるマハ第1番、嘆きにくれるマハ第2番、
  嘆きにくれるマハ第3番、マハと夜うぐいす
ピラール・バスケス(メゾ・ソプラノ)
エリサ・ラパド(ピアノ)
 スペインのワーグナー・メゾ、ピラール・バスケスが、ワーグナーとマーラーの劇的な歌曲、グラナドスの激しい情熱を歌う。

 ※録音:2014年7月21日−23日、スペイン




SMEKKLEYSA


SMC 10
\2500
レオポルト・モーツァルト:協奏曲集
 4つのホルン、弦楽、太鼓と通奏低音のため
  のシンフォニア・ディ・カッチャ ト長調/
 ホルン、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための
  シンフォニア・ダ・カメラ ニ長調/
 2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調/
 トランペット、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
レイキャヴィーク室内管弦楽団
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父であり、アマデウスの教育者として知られるレオポルト・モーツァルトの協奏曲集。偉大な息子の影に隠れながらも、自身も作曲家であったレオポルトの優美で勇壮な作品を堪能できる。

 ※録音:2006年1月
 
SMK 83
\2500
ヒャウルマル・H・ラグナルソン:室内楽作品集
 アダージョ(弦楽六重奏のための)
 巻き毛(声と弦楽四重奏のための)*
 6つの歌(声、フルート、チェロとピアノのための)**
 動き(弦楽四重奏のための)
 ヴォカリーズ(メッツォソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための)†
レイキャヴィーク室内管弦楽団
マルタ・フラブンスドウッティル(アルト)*
オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン
 (バリトン)**
グヴズルーン・ヨウハンナ・オウラフスドウッティル
 (メッツォソプラノ)†
 ヒャウルマル・H・ラグナルソンは、ヨウン・レイフスの研究をし、彼に題材をとった映画『石の涙』の音楽を担当した作曲家。劇的で表現的な作風の音楽を書きながら、自身は「絶望するほどロマンティック」と宣言している。
 1976年から1998年にかけて作曲された室内楽のための作品集。すべて世界初録音。

 ※録音:2003年11月&2014年7月




DACAPO


6.220632
(SACD-Hybrid)
\2300
Sounds Like You-あなたみたい ベント・セアンセン:作品集
 1-5.インテルメッツォ(2003)
  <Det er ikke dit barn/Interlude/
   Elskede, elskede!/Interlude/
   Jeg er fodt med de kolde mure omkring mig>/
 6-13.あなたみたい(2007-2008)
  <Han sidder foran mig/
   Jeg gar efter hende den aften efter koncerten fordi/
   Hvad horer du?/Hvorfor griber du ikke ud efter mig?/
   Hvorfor lukker du ojnene, nar vi elsker?/
   Hold om mig. Vil du ikke nok?/
   Han gar foran mig./
   Hun gar tit og ind og horer musik.>
リレ・リクセンベルク(メゾ・ソプラノ)…1-5/
シーネ・アスムネン(メゾ・ソプラノ)…1-5/
マリー・ルイーズ・ウィッレ(ヴォーカル)…6-13/
マッズ・ウィッレ(ヴォーカル)…6-13/
デンマーク国立声楽アンサンブル…6-13/
デンマーク国立交響楽団/
トマス・ダウスゴー(指揮)
録音 2013年6月5-7日…1-5, 209年9月9-12日…6-13 デンマーク DRコンチェルトハウス
 作曲家ベント・セアンセン(1958-)と、劇作家ペテル・アスムッセンによるコラボレーション。「Sounds Like You-あなたみたい」はベルゲン音楽祭からの委嘱作品で、2人の俳優と声楽アンサンブルによる緊迫した物語は、刺激的な無調の部分や、民謡の断片、子供の歌などが入り混じり、夢幻的な雰囲気を構築しています。
 「インテルメッツォ」は2人の共同作であるオペラ「空の下で」がベースになったもので、2人のメゾ・ソプラノ歌手とオーケストラによる5つの小品からなる小さな物語です。
  

6.220628
(SACD-Hybrid)
\2300
VENUS ラース・グラウゴー:作品集
 1.ヴィーナス(2013)/2.Book of Throws(2013)/
 3.レイヤーズ・オブ・アース(2011-2013)/
 4.3つの場所(2011)
パッティ・キルロイ(ヴァイオリン)…1/
パトリック・スウォポダ(コントラバス)…1/
ジャン=ミシェル・ピルク(ピアノ)…2/
イアン・シェーファー(オーボエ)…3/
ラーシュ・グラウゴー(コンピューター)…3/
ニューヨーク大学交響楽団…1/
ニューヨーク大学現代音楽アンサンブル…2.4/
ニューヨーク大学パーカッション・アンサンブル…3/
イェンス・ゲオルク・バッハマン(指揮)…1.3/
ジョナサン・ハース(指揮)…2.4
録音 2013年1月…1, 2013年11-12月…2, 2012年5月…3, 2011年10月…4 ニューヨーク
 デンマークを代表する現代作曲家、ラース・グラウゴー(1957-)の4つの新作を収録したアルバムです。これらはニューヨーク大学のスタインハート(教育、文化、芸術に特化hした学部)のアンサンブルのために作曲されたもので、知覚と感情の複雑な関係を示唆した面白い作品が並んでいます。
 弦の音から電子音まで多彩な音を駆使し、出来上がった緻密で繊細なテクスチュアを完璧に捉えた見事な録音にも驚愕です。不可解で不定形な音の海に揉まれる快感をどうぞ。
  

8.226117
(2CD)
\4200
ラーシュ・メラー:ReWrite of Spring-春のリライト
<CD1.春のリライト(スタジオ・ヴァージョン)>
 1.第1部:エヴォケーション/2.間奏曲/
 3.第2部:春の広場/4.第3部:プロセッション/
<CD2.春のリライト(ライヴ・ヴァージョン)>
 1.第1部:エヴォケーション/2.間奏曲/
 3.第2部:春の広場/4.第3部:プロセッション
デイヴィッド・リーブマン(サクソフォン)/
マリリン・マズール(パーカッション)/
オーフス・ジャズ・オーケストラ/
ラーシュ・メラー(指揮)
録音 2013年9月26-27日 デンマーク オーフス,フィンランドスタジオ…CD1, 2013年9月25日 デンマーク コペンハーゲン、ジャズハウス ライヴ…CD2
 このタイトルはいわば「言葉遊び」であり、もともとの題材は誰もが知っているストラヴィンスキーの「春の祭典-The rite of spring 」です。
 メラー(1966-)はこの作品へのオマージュとして、リープマンのサックスを中心としたビッグジャズバンドを起用し、いかにも北欧のジャズらしい作品を作り上げました。
 ヨーロッパのクラシック音楽の伝統に根ざしながら、新しいものを模索するという試みです。スタジオ・ヴァージョンとライヴ・ヴァージョンのノリの違いを聴くのも興味深いものです。
  

8.226121
\2100
トーマス・キンゴの宗教的歌曲集
 1.ヨハン・ショップ(1590-1667):新しいパヴァーヌ集 第1巻 -
  第1曲 5声のイントラーダ/
 2.作者不詳:Rind nu op i JEsu Naun/
 3.リュリ(1632-1687):歌劇「焦り」-王のためのグラン・バレ-1e Entree/
 4.リュリ:歌劇「焦り」-王のためのグラン・バレ-2e Parte/
 5.作者不詳:Siael og Hierte, Sind og Sandser/
 6.ショップ:新しいパヴァーヌ集 第1巻 - 第19曲 5声のガリアルド/
 7.作者不詳:Vaag op og slae paa dine Strenge/
 8.ショップ:新しいパヴァーヌ集 第1巻 - 第4曲 5声のクーラント/
 9.アダム・クリーガー(1634-1666):Op, op med Himmel-Stemme/
 10.作者不詳:Kom Siael, og lad os graede/
 11.ブクステフーデ(1637-1707):
   アリアと3つの変奏 ニ短調 「ロフィリス」BuxWV248/
 12.作者不詳:Ach! Herre see, Min Hierte-vee/
 13.作者不詳:Tak, Jesu, Siaelens Hyrde good/
 14.ショップ:新しいパヴァーヌ集 第1巻 - 第46曲 5声のバレット/
 15.作者不詳:Far, Verden, far vel/
 16.作者不詳:Herre Gud mit Hiertis Glaede/
 17.作者不詳:Sorrig og Glaede de vandre til Haabe/
 18.作者不詳:Dend praegtig Sool/
 19.作者不詳:Dend klare Sool gaar ned /
 20.ブクステフーデ:クーラント・シンプルと8つの変奏曲 イ短調 BuxWV245/
 21.クリーガー:Det mulmer mod den morke Nat/
 22.クリーガー:Til hvile Soelen gaar/
 23.ショップ:新しいパヴァーヌ集 第1巻 - 第15曲 5声のパドゥアーナ
エルセ・トープ(ソプラノ)…2.5.10.12.13.17.19/
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(バス)…7.9.15.16.18.21.22/
アラン・ラムスッセン(チェンバロ)…11.20/
ペーミウス・コンソート
録音 2014年6月2-6日 デンマーク コペンハーゲン ガリソン教会
 デンマークのバロック時代の神学者、詩人トーマス・キンゴ(1634-1703)が生きていた17世紀のデンマークはスウェーデンとの戦争(カール・グスタフ戦争)に明け暮れ、また疫病にも悩まされるという極めて不安な時代でした。
 そこで彼は国内での信仰を奨励するために讃歌集「Aandelige Siunge-Koor」を編纂しました。ここには作者不詳の作品から、ブクステフーデ、リュリをはじめとした当時最高の作曲家の讃歌が収録され、人々はこれを歌い、また演奏しながら、神への祈りを捧げたのです。
 彼の讃歌集は現代でも変わることなく愛奏されて、人々の心を癒しています。



 

DYNAMIC



CDS-7672
\2100→\1890
パガニーニの再発見 ニコロ・パガニーニのヴァイオリンで弾く作品集
 1.ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の主題による
  序奏と変奏曲 Op.24, MS 23
  (再発見されたオリジナルの序奏による世界初録音)/
 2-4.3つのリトルネッロ MS 113
  (世界初録音)/
 5-10.独奏ヴァイオリンのための6つの前奏曲(世界初録音)/
 11.ロンド イ長調 MS 63 (世界初録音)/
 12.独奏ヴァイオリンのためのカプリッチョ MS 54 (世界初録音)/
 13-15.大協奏曲 ホ短調 MS 75 (ヴァイオリンとギター編)
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)/
ダニエレ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)…2/
ルカ・シモンチーニ(チェロ)…2.11/
ルカ・バッレリーニ(ピアノ)…1/
ファブリツィーオ・ジュディーチェ(ギター)…13-15
録音 2015年3月30-31日.4月2日 イタリア ジェノヴァ,パラッツォ・トゥルシ美術館 ヴァイオリンのホール

 パガニーニ(1782-1840)の「モーゼによる変奏曲」は、タイトル通りロッシーニのオペラ「エジプトのモーゼ」に触発され、1819年頃に作曲されましたが、出版は1855年になってから。どうもその時に最初に構想された「序奏」はなくなってしまい、通常聴かれるようなハ短調の憂鬱なメロディから始まるようになったようです。
 しかしパガニーニは、その前に華麗な「奇想曲」風の序奏を用意していたことが、最近になってパルマのパラティーナ図書館で発見された手稿を研究することで判明したのです。
 その中には、このCDに含まれているいくつかの作品の譜面もあり、これらはパガニーニの新発見の作品として、カタログに追加されることでしょう。
 またファンフォーニはこれらの作品を、パガニーニ自身が所有していた1742年製のグァルネリ「デル・ジェス」で演奏することで、作品本来の姿を追求しています。
 

CDS-7738
\2100
2台のヴァイオリンのための作品集
 1-3.ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  2台のヴァイオリンのためのソナタ/
 4-7.セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
  2台のヴァイオリンのためのソナタOp.56/
 8-13.アンドレア・マンツォーリ(1977-):
  トニオ・カヴィッラのための小組曲
   ※8-13…世界初録音
ピマデュオ
<メンバー:
 マッテオ・ピッパ(ヴァイオリン)/
 マッダレーナ・ピッパ(ヴァイオリン)>
録音 2014年9月1.2.3日 イタリア キエティ,サラ・アスコルト・エリディア・ディ・ドモティカ・サス
 ヴァイオリンのデュオというのは、特別な響きを醸し出します。時には対照的に、時には完璧に同調し、豊かな音色が紡ぎ出されるのです。
 このアルバムには3つの「ヴァイオリン・デュオ」の作品が収録されています。まるで協奏曲のように壮大なイザイの作品は、あまりの演奏の困難さを鑑みた出版社が、最初はヴィオラ・パートを付け加えたというエピソードを持つもの。
 プロコフィエフのソナタは、彼が亡命生活に見切りをつけ、故国に帰る途中に作曲された作品で、どことなく郷愁を感じさせる名作です。
 世界初演作であるマンツォーリの「組曲」は古典的な様式に則った「刺激的」な音楽。2台のヴァイオリンが競い合うように不可思議な音を紡いでいきます。



 

MYRIOS CLASSICS



MYR-17
(SACD-Hybrid)
\2700→\2490
ハーゲン弦楽四重奏団
 モーツァルト:弦楽四重奏曲 「春」「狩」

  1-4.弦楽四重奏曲 第14番 ト長調「春」K387/
  5-8.弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調「狩」K458
ハーゲン弦楽四重奏団
<メンバー:
 ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)/
 ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)/
 ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)/
 クレメンス・ハーゲン(チェロ)>
録音 2014年12月
 ハーゲン弦楽四重奏のメンバーの中核をなすハーゲン兄弟は、もともとモーツァルト(1756-1791)の故郷ザルツブルクの出身で、モーツァルテウム音楽院で学び弦楽四重奏団を結成したという経歴を持っています。
 とは言え、その演奏は「従来のモーツァルト」とはかなり距離を置いたものであり、極めて斬新かつ衝撃的な仕掛けが至るところに施されています。それはまず第14番の「春」の冒頭部分を聴いただけでもお分かりになることでしょう。これは、最近多くなったピリオド楽器による解釈(ノン・ヴィヴラート、テンポは速め)に近く、モーツァルトに癒しを求めようとする人にはもしかしたら反発を食らうかもしれません。時代の流れに即した、しなやかで美しく躍動的なモーツァルトです。

 *バックインレイ、ブックレットでは曲の表記に誤りがあります。ご了承いただけますようお願いいたします。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PROFIL



PH 15036
(2CD →1CD 価格)
\2500→\2290
マルツィの無伴奏
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
   BWV 1001-1006(全曲)
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
 録音:1954-55 年/ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(セッション・モノラル)/66’ 39 / 73’ 53
 原盤:英Columbia/リマスタリング&サウンド・デザイン:2015 年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)

 アナログ盤(LP)からのトランスファーCD。


<国内盤>

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若林工房



WAKA 4191
\2480(税込)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 「ショパン:19のワルツ集」

 ショパンFrederic Chopin (1810-1849):ワルツ
  (1)第2番変イ長調op.34-1『華麗なる円舞曲』/
  (2)第3番イ短調op.34-2『華麗なる円舞曲』/
  (3)第4番ヘ長調op.34-3『華麗なる円舞曲』/
  (4)第5番変イ長調op.42『大円舞曲』/
  (5)第6番変ニ長調op.64-1『小犬』/(6)第8番変イ長調op.64-3/
  (7)第7番嬰ハ短調op.64-2/(8)第9番変イ長調op.69-1『告別』/
  (9)第1番変ホ長調op.18『華麗なる大円舞曲』/
  (10)第12番ヘ短調op.70-2/(11)第13番変ニ長調op.70-3/
  (12)第11番変ト長調op.70-1/(13)第10番ロ短調op.69-2/
  (14)第14番ホ短調KK.IVa/15/(15)第15番ホ長調KK.IVa/12/
  (16)第19番イ短調KK.IVb/11/(17)第16番変イ長調KK.IVa/13/
  (18)第18番変ホ長調KK.IVb/10(ソステヌート)/
  (19)第17番変ホ長調KK.IVa/14
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 ショパン:19のワルツ集 / イリーナ・メジューエワ

 録音: 2015 年7 月&9 月、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 メジューエワにとって5 年ぶりとなるショパン作品のセッション録音。待望の「ワルツ集」の登場です。
 メジューエワのショパンといえば、「ノクターン全集」が2010 年度レコードアカデミー賞に輝くなど、その実力は折り紙つき。ワルツについては、これまでに9 曲の録音がありましたが、今回は全曲(19 曲)新録音となります。
 アルバム全体の流れや各曲の調性を考慮した曲順も要注目ですが、最大の魅力は、古きよき時代のピアニズムを彷彿とさせる多彩な音色と自由で上品なルバート。躍動するリズム、自然なフレージング、えもいわれぬ詩情と憂愁の翳りなど、ショパンのワルツの魅力をたっぷりと引き出した秀演をお楽しみください。

 

<映像>

 

DACAPO(映像)



2.110409BD
(BD ブルーレイ)
\4000→\3690
ルーズ・ランゴー:音楽劇「アンチキリスト」
《ボーナス映像》
 ランゴーとアンチキリスト(20分) 他
ルシファー…ステーン・ビリエル(バス・バリトン)/
神秘の精…アンネ・マーグレーテ・ダール(ソプラノ)/
偉大な言葉をしゃべる口…ポウル・エルミング(テノール)/
神秘の声…ヘレーネ・ギェリス(メゾ・ソプラノ)/
嘘つき…ジョニー・ファン・ホル(テノール)/
スカーレットの魔物…ヨン・ケティルソン(テノール)/
嫌悪…ヨン・ルンドグレン(バリトン)/
偉大な娼婦…カミラ・ニュールンド(ソプラノ)/
デスポンデンシー…スサネ・レースマーク(メゾ・ソプラノ)/
モルテン・スールバレ(ナレーター)/
デンマーク国立合唱団/
デンマーク国立交響楽団/
トマス・ダウスゴー(指揮)
録音: 2002年8月.9月/収録時間:95分/音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 西, デンマーク/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/ニ層 50GB 1080i High Definition

 作曲家ルース・ランゴー(1893-1952)がこの「世界の終わり」についての歌劇を書こうと思い立ったのは、1921年、彼が弱冠27歳の時でした。
 若い作曲家は自身のメッセージを音楽で完璧に伝えることができると確信していたに違いありません。彼はそのために様々な資料を集め台本を書き「悪の視点によるキリストの受難曲」としての作品を書き上げたのです。
 しかしデンマーク王立劇場に提出されたこの作品は、「台本に曖昧性が高い」と拒否され、別の台本を調達することができるのなら上演を考慮しようと言われてしまいました。
 何度か書き直しをしたもののの、その2年後に結局のところ劇場からは上演を拒否されてしまうのです。
 1936年、ランゴーはこのオペラに再度手を加え、原曲のかなりの部分を省略し、最終的にはオペラではなく「オラトリオ」のような形に落ち着きました。各々の登場人物が一人ずつ登場し、彼らは決して一緒に歌うことはなく、あくまでも単独で主張します。
 ここに付けられた音楽はまるでリヒャルト・シュトラウスを思わせる重厚な後期ロマン派の響きを持つもので、全体的に不可思議な活気に満ちています。ダウスゴーをはじめとした名手たちによる演奏で、知られざる作品をぜひ味わってみてください。




 ランゴー。デンマークの作曲家。ニールセンとホルンボーのちょうど中間の世代に当たる。

 16の交響曲と7つの弦楽四重奏曲を始めとする400近い作品を世に残しながら、現在彼の作品を愛好する人は残念ながらあまり多くない。第一彼の作品を聞こうと思っても、国内盤は全く出ていないし、輸入盤でも彼の作品を探すのは結構大変である。
 しかし「大作曲家」とまでは言わないが、ランゴーが非常に魅力的な作曲家であることは間違いない。

 もともと彼の作品はワグナー、リスト、ブルックナー、マーラーの後に続く後期ロマン派の延長上にあリ、難解な前衛ではないし、重厚なシンフォニーを好む人なら必ず好きになる曲風である。彼がデンマーク音楽界から無視されたのも、いわゆる反形而上学的な新古典主義の風を嫌って、様式上の後退ともいうべき独自の音楽世界を構築したからにほかならない。

 音楽家の家族の中に育ち、7歳で作曲し、神童と騒がれ、12歳でオルガニストとしてデビュー(グリーグによって絶賛された)、18歳で驚くべき完成度を持つ交響曲第1番を書き上げ、「ニールセン以来の天才」と呼ばれたランゴーは、一時期デンマーク音楽界を一世風靡したが、その後進むべき道がまわりとあまりに違ったために急速に人気が衰え、音楽史からも抹殺された。

 ・・・が、今になって聞いてみると彼は生まれてくる時代と場所を間違えたとしかいいようがない。
 奇妙な服装に、奇怪なタイトルの作品。極端な信仰心。病的なほどの内向性。
 おそらくサティに匹敵する相当の変人だったと思われる。
 さらに膨大な作品群が彼の理解を困難にしているが、幸いにして最近ようやくデンマークのDANACORD社などが彼の作品を本格的に取り上げはじめてきた。20年ほど前に、不思議なジャケットの交響曲全集が店頭に並んだときは、マニアの間でかなり話題を呼んだ。それから現在までそれほどタイトルも増えたわけではないが、一般のランゴーに対する認知度も少しは上がってきた。





DA CAPO
ランゴー:交響曲 7枚組全集
ダウスゴー&デンマーク国立交響楽団

 デンマーク大手DA CAPOが満を持してリリースしたのがこのダウスゴー指揮による大全集。第5番は別バージョンも収録。

Langgaard - Symphonies Nos. 1-16
DA CAPO 200001
(7SACD)
\10000
ランゴー(1893-1952):交響曲全集
 下記7枚組全集セット
デンマーク国立合唱団
デンマーク国立交響楽団
トマス・ダウスゴー指揮

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ランゴー(1893-1952):
 交響曲第1 番「岩の田園詩」
デンマーク国立交響楽団
トマス・ダウスゴー(指揮)
「第1 番」はランゴー17 歳の作。それまでデンマークの作曲家がこれ程に長大な交響曲を書いたことがなく、周囲から「演奏不可能だ」と言われてしまったそうだが、1913 年、マックス・フィードラー指揮、ベルリン交響楽団による初演は大成功を収め、彼の名も飛躍的に知られるようになった。チャイコフスキー、ワーグナー、ブルックナーを思わせる重厚で豊かな音楽。
ランゴー(1893-1952):
 交響曲第2番「春の目覚め」(1912-1914年原典/世界初録音)、
 交響曲第3番
インガ・ダム・イェンセン(S)・交響曲第2番、
ペル・サロ(P)・交響曲第3番、
デンマーク国立交響楽団・合唱団、
トマス・ダウスゴー(指揮)
急進的で独自の作風を貫いたことから生前には理解されることがなかった。彼の16曲ある交響曲はどれもが特徴的で大規模なもの。ここに収録された若々しさ溢れた「第2番」などを聴けばわかるように、明らかにワーグナーやR・シュトラウスの影響を受けていて、その管弦楽法の緻密さとドラマチックな音は聴き手の耳を欹てずにはいられません。
ランゴー:
 交響曲第4番「落葉」/
 交響曲第5番(ヴァージョン1)/
 交響曲第5番(ヴァージョン2)「夏の伝説の戯曲」
トーマス・ダウスゴー指揮
デンマーク国立交響楽団
デンマークのシンフォニスト、ランゴーの交響曲シリーズは「秋の日記」とも呼ばれる第4番と、2つの版を持つ第5番(初版は初録音)を収録。最近注目の指揮者ダウスゴーの、原点を探る一枚。
ランゴー(1893-1952):
 交響曲第6番「天国強襲」/
 同第7番/
 同第8番「アメリエンボーの思い出」
トーマス・ダウスゴー指揮
デンマーク国立響 &合唱団
第6番のタイトルがすごい。
ニールセンの継承者となった、デンマークのシンフォニストによる3つの交響曲を収録。全体が変奏曲となった第6番、ブルックナーの影響も見られる第8番、すべて聴きやすい作品。
ランゴー:
 交響曲第9番「ダグマー妃の街より」/
 同第1 0番「向こうに見える雷の住みか」/
 同第11番「イクシオン」
トーマス・ダウスゴー指揮
デンマーク国立響
1 9 4 2年から4 5年に作曲された3曲は、R・シュトラウスばりのオーケストレーションを施された後期ロマン派風交響曲。ゴージャスなワルツ楽章を持つ第9番、リスト風の第10番、わずか6分強の第11番。
ランゴー:
交響曲第12番『ヘルシングボリ』
交響曲第13番『不信心』
交響曲第14番『朝』 
デンマーク国立合唱団/
デンマーク国立交響楽団/
トマス・ダウスゴー(指揮)
録音2004,2006年
ランゴー:
 1.ドラパ BVN 20(E.グリーグの死に)/
 2.スフィンクス BVN 37/
 3.ヴィズビェア頌歌 BVN343/
 4.デンマーク放送 BVN351/
 5.常軌を逸したこと!?BVN354/
 6-9.交響曲 第15 番「海の嵐」BVN351/
 10-14.交響曲 第16 番「太陽の氾濫」BVN417
デンマーク国立合唱団/
デンマーク国立交響楽団/
トマス・ダウスゴー(指揮)
デンマークの作曲家の中では、かなり特異な存在と目されているランゴー。彼の作品は、大規模な管弦楽を駆使し、なおかつその時代を少しだけ先取りしていました(これは、サロメやエレクトラを書いた頃のR.シュトラウスに共通するものがあります)。このアルバムには晩年の作品である「交響曲第15 番&第16 番」を中心に収録しました。第15 番の第1 楽章、冒頭での激しい音の奔流が一転、第2 主題の穏やかなワルツに変わるところはまさに目が覚める思いがします。他には珍しい管弦楽作品も。タイトルだけでも興味深い曲が並んでいます。トラック3 の「ヴィズヴェア頌歌」の輝かしさも一聴に値します。








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DYNAMIC(映像)



DYNDVD37730
(DVD)
\2700→\2490
ミラノ・スカラ座 その黄金時代 第3集
 エンツォ・ビアーギによる歌手へのインタビュー集
  スカラ座初来日1981
登場する指揮者、歌手:
 クラウディオ・アバド(指揮)/
 プラシド・ドミンゴ(テノール)/
 ピエロ・カプッチルリ(バリトン)/
 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
1981年9月東京にて収録/収録時間:81分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタビュー映像集。
 ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタビューを重ね、この興味深い映像を作り上げた。
 今作は1981年の伝説的なスカラ座の初来日公演時のインタビューで、ドミンゴ、アバド、カプッチルリ、フレーニが登場し、公演会場の模様やクライバーが舞台の袖に待機する映像など貴重な記録を含んでいる。



ミラノ・スカラ座 その黄金時代 第1集&第2集

DYNDVD37728
\2700→\2490
日本語字幕付き!
 ミラノ・スカラ座 その黄金時代 第1 集
  エンツォ・ビアーギによる大歌手へのインタヴュー集
   カラス、デル・モナコ、フレーニ、ディ・ステファーノ


 登場する歌手、音楽家たち
  マリア・カラス(ソプラノ)/マリオ・デル・モナコ(テノール)/
  ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)/ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)/
  ロマーノ・ガンドルフィ(指揮者)/
  アントニーノ・ヴォットー(指揮者)/
  ルカ・ロンコーニ(演出家)/
  クラウディオ・アバド(指揮者)/
  ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)

 イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタヴュー映像集です。
 ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982 年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタビューを重ね、この興味深い映像を作り上げました。
 もちろん既に大歌手であった、マリア・カラスの未発表のインタビュー映像ややマリオ・デル・モナコへのロングインタビューは最大の見所ですが、この年の新プロジェクトであったワーグナーの「ローエングリン」を振ったアバドと演出家ジョルジョ・ストレーレルへの興味深いインタビューがあったり、ミレッラ・フレーニの飾らない人柄を見る事ができたりと、イタリア・オペラ・ファンならずとも、垂涎の映像であることは間違いありません。
 このシリーズ、続編もお楽しみに!もちろん理解に役立つ詳細な日本語字幕が付いています。 

 1981/1982 年収録/収録時間:87 分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2 層ディスク

DYNDVD37729
(DVD)
\2700→\2490
日本語字幕付き!
 ミラノ・スカラ座 その黄金時代 第2集

  エンツォ・ビアーギによる大歌手へのインタヴュー集

 ムーティ/ストレーレル/テバルディ/シミオナート
登場する歌手、音楽家たち:
ルチアーナ・サヴィニャーノ(バレリーナ)/
リッカルド・ムーティ(指揮者)/
ジョルジョ・ストレーレル(演出家)/
レナータ・テバルディ(ソプラノ)/
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)/
アントニーノ・ヴォットー(指揮者)

 1981/1982年 ミラノ・スカラ座 収録/収録時間:80分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク

 イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタヴュー映像集です。
 ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタヴューを重ね、この興味深い映像を作り上げました。
 この第2弾でも未発表の映像が数多く収録されています。ミラノ・スカラ座バレエのプリマ、ルチアーナ・サヴィニャーノへのインタヴューを始め、1982年、スカラ座で上演された「フィガロの結婚」におけるリハーサル中のムーティとストレーレルへのインタビュー、そして「天使の声」と絶賛されたレナータ・テバルディのデビュー時にトスカニーニが行ったオーディションのこと、そして彼女における最大のライバル、マリア・カラスとの関係・・・。
 1973年に創設されたオペラ愛好会「アミーチ・デル・ロッジョーネ」でのオペラ談義、そして最後はシミオナートが語るトスカニーニとマリア・カラスの思い出、と興味深い映像が目白押し。

 もちろん今回も、理解に役立つ詳細な日本語字幕が付いています。




 

DYNDVD33764
(DVD)
\3100→\2790
※DVDは再案内
カルロ・フェリーチェ歌劇場2012
 ダニエラ・デッシー

  プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
   フランコ・アルファーノ補筆版
トゥーランドット姫…ダニエラ・デッシー(ソプラノ)/
皇帝アルトゥーム…マッシモ・ラ・グァルディア(テノール)/
ティムール…ラマズ・ハルシラーゼ(バス)/
カラフ…マリオ・マラニーニ(テノール)/
リュー…ロネルタ・カンツィアン(ソプラノ)/
ピン…フランチェスコ・ヴェルナ(バリトン)/
パン…エンリコ・サルーシ(テノール)/
ポン…マヌエル・ピエラッテッリ(テノール)/
役人…ファブリツィオ・ベッギ(バリトン)/
ペルシアの王子…パスクァーレ・グラツィアーノ(テノール)他/

カルロ・フェリーチェ歌劇場(ジェノヴァ)管弦楽団&合唱団/
ドナート・レンツェッティ(指揮)/

ジュリアーノ・モンタルド(演出)/
ファウスト・コセンティーノ(オリジナル・プロダクション)/
ルチアーノ・リチェッリ(装置)/
エリザベッタ・モンタルド・ボッチアルド(衣装デザイン)/
ジョヴァンニ・ディ・チッコ(コレオグラファー)


DYNBRD55764
(BD)
\4000→\3690
収録 2012年12月27-30日 イタリア ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場 ライブ収録/収録時間:119分/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:伊, 英, 仏, 独, 西, 日, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 氷のような冷たい心を持つトゥーランドット姫。彼女の心を射止めることは至難の業であり、それは彼女が出題する3つの謎掛けに正しい答えを出すこと。
 「失敗した場合は死あるのみ」という、この謎解きに挑戦するのは熱い心を持ったある王子。彼はトゥーランドット姫の出す謎に次々と答え、最後には自ら姫に対して問いを投げかける。「私の名前を知っているか?」姫は国中の人々に「今夜は眠らず、この男の名前を解き明かせ」とおふれを出し、それを見た王子は意気揚々と「誰も寝てはならぬ」を歌い上げる……。
 イタリア・オペラにおける屈指の名作「トゥーランドット」はプッチーニの最後のオペラであり、完成までには多くの紆余曲折を経たことで知られている。完成の直前に体調を崩したプッチーニは結局この作品を完成することなく第3幕のリューの自害の場面でこの世を去る。



 

OPUS ARTE(映像)


OA1161D
(DVD)
\4000→\3690
カロル・シマノフスキ:歌劇《ロジェ王》
特典映像:
 ロジェ王ヘのイントロダクション=装置・音楽 キャスト・ギャラリー
ロジェ王:シチリア国王…マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)/
ロクサーナ:ロジェ王の妻…ジョージア・ジャーマン(ソプラノ)/
エドリシ:ロジェ王の側近の賢者…キム・ベグリー(テノール)/
羊飼い:美しい若者…セミール・ピルギュ(テノール)/
大司教…アラン・ユーイング(バス)/
女助祭…アグネス・ツヴィエルコ(アルト)/
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮…レナート・バルサドンナ)/
アントニオ・パッパーノ(指揮)/
カスパー・ホルテン(演出)/
ステフェン・アールフィング(デザイン)/
ジョン・クラーク(照明)/
ルーク・ホールズ(ヴィデオ・デザイン)/
キャシー・マーストン(コレオグラフィ)/
ジョン・ロイド・デイヴィス(ドラマトゥルギー)


OABD7162D
(BD)
\4800→\4390
2015年 コヴェントガーデン王立劇場 ライヴ収録/収録時間:88分+17分(特典映像)/音声:ポーランド語歌唱/<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 韓, 日/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 異教徒の新しい教えが民衆に広まることを懸念したロジェ王と、その側近の賢者エドリシ。王は教えを広めているという正体不明の羊飼いと会うことにします。しかし、その美しい姿に魅了されてしまったのが王の妻ロクサーナ。一度は辞去した羊飼いが再度宮殿にやってきたとき、ロクサーナをはじめ、宮殿内の全ての人々は自制を失い、やがては彼を追って姿を消してしまうのです。妻を探し求めるロジェ王の前に現れたのは豊穣と狂乱の神ディオニューソスでした。そう、謎の羊飼いはディオニューソスは姿を変えていたのです。最後は神の誘惑に打ち勝ったロジェ王ですが……。
12世紀のシチリアに実在した王ルッジェーロ2世をモデルにしたこのオペラ、この中で描かれているのは「異文化、異教の侵入」と、それに踊らされる人々の姿。そして反抗する君主の姿です。
 本来の幕切れは、全ての人が姿を消し、ロジェ王と側近エドリシのみの2人が残されることになっていますが、ホルテンの演出では、ほんの少しだけ救いが残されています。
シマノフスキ(1882-1937)の音楽は神秘的で美しく、第2幕の狂乱の場では恐ろしいまでの官能的な響きを聴くことができます。パッパーノはスコアを丹念に読み解き、この複雑な音を丁寧に拾っていきます。
ロジェ王を歌うクヴィエチェンはこの役を当たり役にしている人で、ここでも余裕の歌唱を聴かせます。
 ロクサーナ役のジャーマンはこれがロイヤル・オペラへのデビュー作となります。衣装、装置はシンプルですが、余分なものがないだけに一層神秘的な雰囲気が際立つ名演です。




















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