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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2016/1/13〜





1/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HMF



HMC 902228
\2700→\2490
エラス=カサドのメンデルスゾーン第2弾
 「スコットランド」&「イタリア」

  メンデルスゾーン:
   交響曲第3番イ短調OP.56「スコットランド」
   交響曲第4番イ長調OP.90「イタリア」
パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 録音:2015年3月スペイン、オーディトリオ・イ・セントロ・デ・コングレス、ムルシア

 注目のスペイン人指揮者パブロ・エラス=カサドによるメンデルスゾーン第2 弾。第1 弾は、バイエルン放送響との「賛歌」(HMC902151/KKC5407)でしたが、今回は「古楽界のベルリン・フィル」とも称されるフライブルク・バロック・オーケストラとの演奏で、「スコットランド」と「イタリア」を収録しました。エラス=カサドは、2011 年本家ベルリン・フィルにデビューした際も「スコットランド」を取り上げており、本アルバムでも力演を聴かせてくれています。
 1829 年にメンデルスゾーンがスコットランドへ旅行した時の印象を書いた交響曲第3 番「スコットランド」は、詩的な叙情を湛えた美しい旋律が魅力で、大変人気のある作品です。そしてメンデルスゾーンの5 曲の番号付き交響曲のうち「スコットランド」とともに有名なのが交響曲第4 番「イタリア」です。
 1830/31 年にイタリアへ旅した際に作曲に取りかかっており、明るく躍動感に満ちたリズムと魅力的な旋律はメンデルスゾーンの代名詞といってもよいでしょう。
 エラス=カサドは知的な解釈とスピード感溢れる指揮が特徴です。各パート間の流れを際立たせ、各楽器のバランスの取り方が見事で、作品のすみずみまでを見渡すことのできる情報量の多さ、そしてメンデルスゾーンの品格と快活さを失わない音楽を作り上げています。


エラス=カサドのメンデルスゾーン第1弾
HMC 902151
¥2700→\2490
パブロ・エラス=カサド(指揮)&バイエルン放送響
 メンデルスゾーン(1809− 1847):
  交響曲第2番 変ロ長調「賛歌」op.52(交響曲カンタータ)

   第1部 シンフォニア(交響曲)
   第2部 カンタータ
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バイエルン放送交響楽団、同合唱団
クリスティアーネ・カルク
クリスティーナ・ラントシャメル(ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
 エラス=カサド、バイエルン放送響とのメンデルスゾーン「賛歌」!

 録音:2012 年6 月フィルハーモニー・アム・ガスタイク(ミュンヘン)

 パブロ・エラス=カサド、HMF 第2 弾は、バイエルン放送響とのメンデルスゾーン。大曲、交響曲第2 番です。第2 番交響曲は1840 年6 月、印刷術の発明者グーテンベルク400 年記念祭のために作曲されたもので、行事の一環としてバッハゆかりのトーマス教会で初演されました。3 楽章のシンフォニア(交響曲)と、続く9 曲のカンタータ部分から成る、演奏時間約70 分の、メンデルスゾーンの才と、神々しいような輝かしさに満ちた大曲です。
 冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられ、3 楽章の活き活きとした交響曲部分が始まり、その後、合唱を中心としたカンタータ部分へと続きます。
 カンタータ部の第7 曲コラールの冒頭、八声部無伴奏合唱で演奏されるルター派のコラールは非常に印象的で(バッハもこのコラールを用いてカンタータBWV 9、192 を書いています)、管弦楽が加わってますます世界は広がっていきます。終曲は大規模な合唱フーガで、冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられるなか、感動的なフィナーレを迎えます。エラス=カサドの指揮は非常にふくよかな音作りで、ひとつひとつのフレーズをやわらかに導きます。
 それでいて作品のもつ祝祭的な雰囲気をそこなうことは全くありません。歌唱陣も、ヤンソンス率いるバイエルン放送響の第九公演でもソロを務めたカルクとシャーデ、また、シャイーのマタイ受難曲に賛歌しているラントシャメルと充実の顔ぶれ。ドイツ最高峰のオーケストラ、バイエルン放送交響楽団の厚みとやわらかさを兼ね備えた堅固なアンサンブル、美しい合唱、すべてが混然一体となって、最高のメンデルスゾーンの世界が展開されています。






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 LINN



CKD 519
(SACD HYBRID)
\2600→\2390

チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
  ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
  カンタータ第21番《わが心には憂い多かりき》BWV.21より シンフォニア
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043

チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)
ダンディン・コンソート、ジョン・バット
 (指揮&チェンバロ)
ヒュー・ダニエル(ヴァイオリン)
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)

 チェチーリア・ベルナルディーニが弾くJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集!

 現在はバッハ学者としても高名なジョン・バットとのコンビで数々の異稿版や復元版の演奏を世に送り出しているダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。LINNから発売されるバッハ・アルバムの最新作は、チェチーリア・ベルナルディーニをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲集!
 チェチーリア・ベルナルディーニは、古楽界有数のバロック・オーボイスト、アルフレード・ベルナルディーニの娘としてオランダに生まれた若きヴァイオリニスト。モダン楽器とピリオド楽器の双方を使いこなし、キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会、オランダ・バロック、アルカンジェロ、アンサンブル・ゼフィロ、カメラータ・ザルツブルク、スコットランド室内管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団など、様々なオーケストラ、ピリオド・アンサンブルと共演。2012年からはダンディン・コンソートのリーダーとなり、バッハの「ヨハネ受難曲」、「ブランデンブルク協奏曲」、モーツァルトの「レクイエム」などの名盤を生み出しています。
 BWV.1041&1042のヴァイオリン協奏曲はもちろん、親子でソロを務めるBWV.1060Rも絶品です。高音質録音としても定評の高い、ジョン・バット&ダンディン・コンソートのJ.S.バッハ新録音にご期待ください!

 ※録音:2014年11月17日−20日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)

チェチーリア・ベルナルディーニ



 ここでチェチーリアが演奏しているのはピアゾラ!情感豊かな人です。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=D7FjHd3f5Yc

 

CKD 071
【再発売】
\2500
17世紀イタリアの修道院からの恍惚と献身の歌 〜
 ルクレツィア・ヴィッツァーナ:
  コンポニメンティ・ムジカーリ(1623)
ムジカ・セクレタ、
キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ)
 3月8日の「国際女性デー」に向けて再発売されるのは、性別によりその音楽的功績を見過ごされてきた17世紀の女性作曲家、ルクレツィア・ヴィッツァーナの音楽。
 ムジカ・セクレタはデボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー、キャロライン・トレヴァーなどタリス・スコラーズにも名を連ねる歌手たちによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。

 ※廃盤となっていたCKD 071の再発売となります。



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LINN(ECHOシリーズ)(CD−R)



BKD 366
(2CD-R/特別価格)
【新装移行再発売】
\3200→\2890
復活!パヴロ・ベズノシウク
 バッハの無伴奏ヴァイオリン&パルティータ全曲盤

 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティ—タ
   BWV.1001−BWV.1006
パヴロ・ベズノシウク(バロックVn)
 そのバロック・ヴァイオリンは"スター・クォリティ"と称され、ビーバーの「ロザリオのソナタ」全曲演奏で古楽界に大きな衝撃を残したバロック・ヴァイオリンの鬼才パヴロ・ベズノシウク。
 2010年に発売され好評を博したバッハの無伴奏ヴァイオリン&パルティータ全曲盤が、Echoシリーズより再登場!

 ※CKD 366からの新装移行再発売。CKD 366は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


BKD 097
(CD-R)
【新装移行再発売】
\2500→\2290
こちらも復活!ナイジェル・ノース
 様々なリュート練習曲集

  ジョン・ダウランド、アントニー・ホルボーン、
  ダニエル・バチェラー、アルフォンソ・フェッラボスコ、
  トマス・モーリー、他の作品
ナイジェル・ノース(リュート)
 英国が誇るリュート界の巨匠ナイジェル・ノースが演奏するのは、ジョン・ダウランドの息子であり作曲家、リュート奏者、楽譜編纂者だったロバート・ダウランドが1610年に出版した、様々な作曲家によるリュートの練習曲集。

 ※CKD 097からの新装移行再発売。CKD 097は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




SOMM


SOMMCD 257
\2500
パリー:イギリスの叙情詩集 Vol.1
 1.1 マイ・トゥルー・ラヴ・ハス・マイ・ハート
 1.2 グッド・ナイト
 1.3 ホウエア・シャル・ザ・ラヴァー・レスト
 1.4 ウィロー・ソング
 2.1 オー・ミストレス・マイン
 2.2 テイク, オー・テイク・ゾーズ・リップス・アウェイ
 2.3 ノー・ロンガー・モーン・フォー・ミー
 2.4 ブロウ, ブロウ・ゾウ・ウィンター・ウィンド
 2.5 ホウェン・アイシクルズ・ハング・バイ・ザ・ウォール
 3.1 トゥ・ルカスタ・オン・ゴーイング・トゥ・ザ・ウォーズ
 3.3 トゥ・アルシア・フロム・プリズン
 3.4 ホワイ・ソー・ペイル・アンド・ウォン
 4.4 ウィープ・ユー・ノー・モア
 3.6 オヴ・オール・ザ・トーメンツ
 5.4 レイ・ア・ガーランド・オン・マイ・ハース
 11.7 ホワイ¥アート・ゾウ・スロウ
 7.1 オン・ア・タイム・ザ・アマラス・シルヴィ
 7.2 フォロウ・ア・シャドウ
 7.3 イー・リトル・バーズ・ザット・シット・アンド・シング
 7.4 オー・ネヴァー・セイ・ザット・アイ・ワズ・フォールス・オヴ・ハート
 7.5 ジュリア
 10.6 ワン・サイレント・ナイト・オヴ・レイト
 12.2 トゥ・ブロッサムズ/12.3 ロザライン
 5.3 クラビド・エイジ・アンド・ユース
 6.6 アンダー・ザ・グリーンウッド・ツリー
 ソネット第32番、第29番、第87番、第18番、第30番
スーザン・グリットン(ソプラノ)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
アンドルー・ウェスト(ピアノ)
 イギリス歌曲ファン注目のリリース! スーザン・グリットン、ジェイムス・ギルクリスト、ロデイック・ウィリアムズという3人のカリスマ歌手が歌う、ヒューバート・パリーの歌曲集がスタート。
 全3巻にわたる「12セットのイギリス叙情詩集」を予定しており、完成すれば世界初の全集となる期待のプロジェクト。

 ※録音:2015年4月13日−15日、ターナー・シムズ・コンサートホール(サウザンプトン大学)



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SOMM(CELESTE)



SOMMCD 0153
\2100→\1890
ギリシャの女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドゥル
 グラズノフ、シベリウス、ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲集

  グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
  シベリウス:ヴァイオリンと管弦楽のための 《6つのユモレスク》
  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
エフィ・クリストドゥル(ヴァイオリン)
ジョン・カリュー(指揮)
ボーンマス交響楽団
 ギリシャの女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドゥル!

 ギリシャ国立歌劇場のエデュケーション・プログラムやアテネ市交響楽団のリーダーとして活躍するギリシャの女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドゥルが弾く、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集。
 高い技巧で、グラズノフ、ドヴォルザークの名曲を弾きこなしている。
 また、クリストドゥルはGuildレーベルから発売されていたアルバム(GMCD 7358)では、シベリウスの「6つのユモレスク」の「ピアノ伴奏版」を世界初録音しており、今回のアルバムでオリジナルの管弦楽伴奏版との聴き比べも楽しめる。

 ※録音:2014年8月5日−6日、ザ・ライトハウス(イギリス)





エフィ・クリストドウロウのソナタ集
 かなり入りにくい
GUILD
GMCD 7358
\3200
すでに入手困難なため海外直輸入
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
シベリウス(エックマン):
 6つのユモレスク(ピアノ伴奏版/世界初録音)
エフィ・クリストドウロウ(ヴァイオリン)
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)

 スコットランドのエジンバラでウィリアム・シューマンのヴァイオリン協奏曲のスコットランド初演を行うなど、イギリスで目覚ましい活躍を展開中のギリシャ人女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドウロウ。
 母国ギリシャのギリシャ国立歌劇場室内管弦楽団、シティ・オヴ・アテネ・シンフォニーのメンバーとしても活躍中。名手マーガレット・フィンガーハットの好サポートはさすが。
 2010年5月の録音。

シベリウスのユモレスクから。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=bHrM6npNRMM
 

SOMMCD 0148
\2100
ブリス:ピアノ作品全集 Vol.2
 マスク/2つの間奏曲/
 ピアノのための組曲(世界初録音)/
 古き年は過ぎ去り/暴徒の小走り/
 三部作/ブリス(ワン・ステップ)
マーク・ベッビントン(ピアノ)
 代表作「色彩交響曲」や「チェック・メイト」で知られ、英国の王室楽長という栄えある地位にあったイギリスの大作曲家アーサー・ブリス(1891−1975)。
 アイアランドやブリッジ、バックス、デイル、ハールストーン、エルガー、ジェイコブ、ファーガソンなど数々の近代英国ピアノ音楽の録音を世に送り出してきたスペシャリスト、マーク・ベビントンが弾くピアノ作品全集の第2巻。

 ※録音:2011年1月3日−4日、シンフォニー・ホール(バーミンガム)
 

SOMMCD 0149
\2100
メイヤール:ピアノ作品集 Vol.2
 インセクト・オディティーズ/ホワイト・ヘザー/
 ニンブル・フィンガード・ジェントルマン/
 モミの木の歌/ジャスミン/
 ザ・ビッグ・トップ・スウィート/ピアノレターズ(第2巻)/
 3つの日本の絵 Op.25/スリー・シンコペイテッド・ランブルズ
フィリップ・マーティン(ピアノ)
 ライト・ミュージックを多く手がけ、生涯で300を超えるピアノ独奏作品を残した20世紀英国のコンポーザー=ピアニスト、ビリー・メイヤール(1902−1959)のピアノ作品集第2巻。
 木や花を題材にした作品が多く、タイトルに因んだ愛らしい小品たちをアイルランドのコンポーザー=ピアニスト、フィリップ・マーティンが軽快に奏でる。

 ※録音:2014年6月24日−25日、エイドリアン・ボールト・ホール(バーミンガム音楽院)



SOMM(NEW HORIZONS)


SOMMCD 0150
\2100
シューマンのダヴィット同盟舞曲集
 シューマン:
  ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
  幻想曲ハ長調 Op.17
  主題と変奏 WoO.24
コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)
 2006年のBBCヤング・ミュージシャン・ピアノ部門で優勝し、キャリアをスタートさせたコーデリア・ウィリアムズ。シューベルトの即興曲全集(SOMMCD 0127)に続くセカンド・アルバムは、シューマンのダヴィット同盟舞曲集。

 ※録音:2015年1月10日−11日、ターナー・シムズ・コンサートホール(サウザンプトン大学)



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STEINWAY&SONS



STNS-30056
\2100→\1890
ウテ・レンパー
 〜シークレット-「アックラで発見された写本」より

 1 Beauty/2 Love/3 Movimento/4 The Story of Accra/
 5 Solitude/6 Sex/7 Success/8 The Word and the Virtue/
 9 Fire/10 Change/11 Paulo’s Story/12 A Thought
ウテ・レンパー(ヴォーカル)

 ドイツが生んだ偉大なる歌手ウテ・レンパーの新作は、ブラジルの作詞家、小説家パウロ・コエーリョの詩を用いた作品集です。
 「アルケミスト」の作者として知られるコエーリョは、大学在学中に突如世界を放浪、2年後に帰国し、流行歌の作詞や反戦運動などの活動に携わるなど、常に世界を騒がせてきた人。彼の小説には読み手の想像力を刺激するたくさんのものが潜んでいます。
 このアルバムで取り上げられているのは、彼の「アックラで発見された写本」からのいくつかの詩。数世紀の昔、アックラが侵攻される前夜の物語。一人の男が語る生活への洞察。この中には日常の喜びも含まれています。
 想像の産物?それとも事実?不思議な物語がウテ・レンパーによって歌われていくという、スリリングな1枚をお楽しみください。



 ウテ・レンパー(Ute Lemper,1963年7月4日 - )は、ドイツ・ミュンスター出身のシャンソン歌手・俳優。

 マレーネ・ディートリッヒの再来"と呼ばれる、美貌と天性の歌声を兼ね備えたドイツ生まれの歌姫。

 ミュージカルでその名を知られるようになり、『キャッツ』ウィーン公演、『ピーターパン』ウィーン公演の主役、『嘆きの天使』のローラ役などで頭角を現した。
 また、『キャバレー』のパリ公演ではサリー・ボウルズ役、『シカゴ』のロンドン公演ではヴェルマ・ケリーを演じた。
 1990年、ロジャー・ウォーターズの「ザ・ウォール」コンサートに登場。

 歌手として多くの作品を世に出しているが、クルト・ワイル、マレーネ・ディートリヒ、エディット・ピアフのカバーはつとに有名。





ウテ・レンパー STEINWAY&SONS
旧譜2タイトル

STEINWAY&SONS
STNS-30009
\2100→\1890
ウテ・レンパー:パリの昼間、ベルリンの夜
 1.Elle frequentait la rue pigalle(ピガール通いの女)/
 2.L'Accordeoniste(アコーディオン弾き)/
 3.ヴァイル(1900-1950):「ハッピーエンド」:
  スラバヤ・ジョニー-「三文オペラ」-殺し屋、匕首マック/
 4.アイスラー(1898-1962):溝/
 5.アイスラー:自殺について/
 6.アイスラー:水車のバラード/
 7.ピアソラ(1921-1992):La ultima grela(最後の女)/
 8.ピアソラ:Oblivion-忘却/
 9.ピアソラ:ブエノスアイレスのマリアより「私はマリア」/
 10.ボゴスロフスキー(1913-2004):Tyomnaja Notch(暗い夜)/
 11.アルベルスタイン(1947-):
  Ikh shtey unter a bokserboym(私はカロブの木の下に立つ)/
 12.アルベルスタイン:静かな夜/
 13.ジャック・ブレル(1929-1978):Ne me quitte pas(いかないで)
  ※全てシュテファン・マルツェフ編
ウテ・レンパー(歌)/
シュテファン・マルツェフ(クラリネット.アコーディオン.ピアノ)/
フォーグラー弦楽四重奏団
録音 2012年2月19-21日

 お元気でしたか?ウテ・レンパー様。
 ドイツ、ミュンスター出身の歌姫ウテ・レンパー。マレーネ・ディートリヒの再来であり、現代最高のブレヒト歌手として一世を風靡。ワイマール共和国から第三帝国にかけてのベルリン=当時最大の快楽都市の甘い毒を歌わせたら彼女の右に出る者はいないでしょう。
 今作での彼女は、タバコの煙とワイングラスの煌めきを映し出すキャバレー・ソングだけでなく、小粋なパリの歌からピアソラのタンゴまでを恐ろしいまでに官能的に歌います。
 共演を務めるフォーグラーSQがまた絶品の音を聴かせています。これはぜひ直接聞いていただかないことには始まりません!!!
 

STEINWAY&SONS
STNS-30020
\2100→\1890
ウテ・レンパー:フォーエヴァー
 〜パブロ・ネルーダの愛の詩:ウテ・レンパー&マルセロ・ニシマン

 1.La nuit dans l'ile-島の夜/
 2.Madrigal Escrito en Invierno-冬に書かれたマドリガル/
 3.If You Forget Me-もしあなたが私を忘れてしまったら/
 4.Tus Manos-あなたの手/5.El Viento en la Isla-風の島/
 6.Alianza / Sonata-アリアンツァ/ソナタ/
 7.Siempre-いつも/8.Always-いつも/9.Ausencia-不在/
 10.El Sueno-夢/11.Oda con un Lamento-後悔と悲しみ/
 12.The Saddest Poem / No.20-悲しき詩/第20番
ウテ・レンパー(ヴォーカル)/
ウテ・レンパー・バンド/
フレディ・トレアルバ(チャランゴ)…スペシャルゲスト
録音 NY シア・サウンド

 現代屈指のシャンソン歌手であるウテ・レンパーの魅力的な声は、誰でも一度聴いたら忘れることはありません。ハイトーンのかわいい声から、たばこの吸い過ぎのようなだみ声まで、その声は七色の光を放ち、とりわけクルト・ヴァイルのいくつかの歌や、エディット・ピアフ、マレーネ・ディートリッヒのカバーでは他の追従を許すことのない、強い存在感を有した人です。
 このアルバムで彼女が歌うのは、チリの詩人パブロ・ネルーダの詩による歌の数々。少々エロチックなものから、自然を賛美した詩までさまざまですが、どれも美しい言葉と比喩に満たされています。バックバンドもいい味出してます!




ウテ・レンパー
DECCAからリリースされて大ベストセラーとなった3枚のアルバム
その昔、池袋WAVEだけで数百枚売った記憶が。

478 7159
(3CD)
\3000→\2790
ヴァイル歌いとしても当代屈指の実力とその魅力
《ウテ・レンパー〜Three Classic Albums》

【CD1】
 ヴァイル:
  『銀の湖』〜
   「フェニモアの歌」「シーザーの死」,
  『三文オペラ』〜
   「メッキー・メッサーの殺人物語大道歌(マック・ザ・ナイフ)」
   「ソロモン・ソング」「セックスのとりこのバラード」,
  『ベルリン・レクイエム』〜
   「ポツダムに通じるカシワの並木道」「ナナの歌」,
  『銀の湖』〜「富くじの胴元の歌」,
  『マハゴニー市の興亡』〜
   「アラバマ・ソング」「薄情の歌」, 「あんたを愛していないわ」,
  『ヴィーナスの恋』〜
   「私は自分でも勝手が分からない」「西風」「スピーク・ロウ」/

【CD2】
 ヴァイル:
  『ハッピー・エンド』〜
   「ビルバオ・ソング」「スラバヤ・ジョニー」
   「マドロスさんたちのいうことにゃ」「マンダレー・ソング」
   「ブランデーの闇商人の歌」, 「ユーカリ」,
  『マリー・ギャラント』〜
   「ボルドーの娘たち」「天国行きの列車」
   「大怪物リュスチュクリュ」
   「アキテーヌの王様が」「私は船を待っているの」,
  『闇の女』〜
   「人生は一度だけ」「ジェニーの一代記」「マイ・シップ」/

【CD3】
 《キャバレー・ソング》
  「ダマしの世界」「セックス・アピール」
  「ペーター、ペーター、戻ってきて!」「ハイ・ソサエティーの歌」
  「女の親友同志」「私は娼婦」「青色の時」
  「脱ぎな、ペトロネラ!」「男どもを追い出せ!」「過去の男」
  「…と仮定して」「私は誰のものなの」「むらさきの歌」
  「男性的-女性的」「今日は暴虐のタメランになりたい気分」
  「小さなあこがれ」「みんな子供にかえろう!」「ほら男爵」
ウテ・レンパー(Vo)/
ジョン・マウチェリー(指揮)
RIASベルリン室内アンサンブル[CD1]
ジョン・マウチェリー(指揮)
ベルリンRIASシンフォニエッタ
ジェフ・コーエン(P)
ロンドン・ヴォイシズ[CD2]
ロベルト・ツィーグラー(指揮)
マトリックス・アンサンブル
ジェフ・コーエン(P)[CD3]
 【録音】1988年8月, ベルリン、RIASスタジオ[CD1], 1991年10月, ベルリン、ハンザ・スタジオ[CD2]/1996年1月, ロンドン、CTSスタジオ[CD3]

 マレーネ・ディートリッヒの再来"と呼ばれる、美貌と天性の歌声を兼ね備えたドイツ生まれの歌姫、ウテ・レンパー。ミュージカルや舞台などを中心に活躍、ヴァイル歌いとしても当代屈指の実力を誇っています。
 彼女がDeccaに録音したクルト・ヴァイルのオペラからのアリアや歌曲を収録した2枚。そしてキャバレー・ソングを収録した1枚のアルバムをセット化したものです。どのアルバムも「信じられないほどの魅力」と圧倒的な評価を得たものです。



この辺りを観ていただければ・・・

UTE LEMPER ~ German Version of Mack The Knife

https://www.youtube.com/watch?v=SHFXEPYU0FQ&feature=player_detailpage


UTE LEMPER ~ "La Vie En Rose" & "Non, Je Ne Regrette Rien" (1992 live)
https://www.youtube.com/watch?v=DCswMKnMHtU&feature=player_detailpage

 
STNS-30036
\2100
スペイン
 1.ファリャ(1876-1946):歌劇「はかなき人生」からスペインの踊り 第1番/
 2-4.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」から3つのダンス/
 5.ドビュッシー(1862-1918):グラナダの夕べ/
 6-11.ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」組曲/
 12.ドビュッシー:ヴィーノの門/
 13.ファリャ:アンダルシア幻想曲/
 14.ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌/
 15.ドビュッシー:リンダラハ/
 16.ファリャ:歌劇「はかなき人生」からスペインの踊り 第2集
ヴァネッサ・ペレス(ピアノ)
 ベネズエラで生まれ、アメリカで活躍する若手ピアニスト、ヴァネッサ・ペレスは、2012年にTelarcからリリースしたショパンの作品集が“ワシントン・ポスト”紙などで高く評価され、一躍世界的に注目を浴びました。
 彼女は11歳でグリーグのピアノ協奏曲を演奏してデビューしましたが、2004年にカーネギーホールにデビューした時のプログラムは、クラシック作品ではなくラテン・ジャズ。
 ベネズエラ民謡をフィーチャーしたこの時の演奏も、聴衆たちを熱狂されたといいます。この「スペイン」と題された1枚は、ドビュッシーとファリャの作品が巧みに組み合わされたもので、情熱的なリズムと七色の色彩が溢れる、スタイリッシュで大胆な演奏が楽しめます。
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STNS-30040
(SACD-Hybrid)
\2100→\1890

天才スチュワート・グッドイヤー、自ら編曲のピアノ独奏版
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみわり人形」全曲(ピアノ独奏版)


 1.序曲/2.クリスマス・ツリー/3.行進曲/
 4.ギャロップと両親の踊り/5.ドロッセルマイヤーの贈り物/
 6.祖父の踊り/7.クララとくるみわり人形/
 8.戦いと変換のシーン/9.冬の松林/10.雪片のワルツ/
 11.魔法の城/12.クララと王子/
 13.チョコレート(スペインの踊り)/14.コーヒー(アラビアの踊り)/
 15.お茶(中国の踊り)/16.トレパーク(ロシアの踊り)/
 17.葦笛の踊り/18.ポルキネッレ(道化師の踊り)/
 19.花のワルツ/20.パ・ド・ドゥ‐イントラーダ/
 21.パ・ド・ドゥ‐ヴァリアシオン I(タランテッラ)/
 22.パ・ド・ドゥ‐ヴァリアシオン II(こんぺいとうの踊り)/
 23.コーダ/24.最後のワルツとアポテオーシス

  ※全てS.グッドイヤーによるピアノ独奏編曲 世界初録音
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)

 ラフマニノフのピアノ協奏曲(STNS-30047)とチャイコフスキー&グリーグのピアノ協奏曲(STNS-30035)で安定した技巧と確かな音楽性を披露している若手ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーの新譜は、彼自身が編曲したチャイコフスキー(1849-1893)の「くるみわり人形」の全曲、ピアノ独奏版です。
 組曲としてのピアノ版は良く耳にしますが、ここまで弾ききったものはこれまでにも存在していません。もちろん世界初録音です。明快なタッチと豊かな表現力はここでも抜群の効果を演出、全く新しいチャイコフスキーを聴くことができます。これは本当に楽しい1枚です。




グッドイヤー、2つの協奏曲アルバム
そしてグラモフォン誌絶賛のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集

STNS-30035
\2100
チャイコフスキー&グリーグ:ピアノ協奏曲
 1-3.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23/
 4-6.グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)/
チェコ・ナショナル交響楽団/
スタニスラフ・ボグニア(指揮)
録音 2013年7月16-17日 プラハ CNSO第1スタジオ

 カナダ生まれのピアニスト、スチュワート・グッドイヤー。トロント音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院で学士号を修得。ソリストとして活躍しています。
 日本でも人気者の彼、2013年の来日の際にはN響の演奏会にて、バーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」のピアノ・パートを演奏。こちらも大絶賛されました。
 明晰なピアニズムと卓越したリズム感が評価されていますが、その美点はここでも最大に発揮されていて、チャイコフスキーの冒頭の華やかな部分での決然とした演奏は、まさにクールの一言です。
 一転、グリーグでは驚くほどの叙情的な表情を見せます。やはり只者ではありません!

STNS-30047
\2100
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番&第3番
 1-3.ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18/
 4-6.ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)/
チェコ・ナショナル交響楽団/
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
録音 2014年10月15-18日 チェコ プラハ,CNSO 第1スタジオ

 カナダの若手注目ピアニスト、グッドイヤーによるSTEINWAYレーベル、2枚目のアルバムとなります。
 前作はチャイコフスキーとグリーグの協奏曲でしたが、今回はラフマニノフ(1873-1943)の2曲の協奏曲。音の一粒一粒がはっきり見えるような精悍なタッチと、叙情性を併せ持つ素晴らしいピアノを支えるのは、フォルスター率いるチェコ・ナショナル交響楽団。瀟洒な響きもお楽しみいただけます。流麗で美しいラフマニノフに心から浸れる名演です。



旧譜
グラモフォン誌絶賛

グッドイヤー、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集!
しゃきっとクールで都会的。すごいです。
でもなんとすでに入手困難・・・海外から入れます!
旧譜

MARQUIS
MAR 81513
(10CD)\12000
すでに入手困難に付き海外直輸入
カナダの作曲家兼ピアニスト、グッドイヤー
 明晰なベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集!

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
 ピアノ・ソナタ第1番-第32番
スチュアート・グッドイヤー(Pf)
 録音:2010-2012年、CBCグレン・グールド・スタジオ,トロント

 スチュアート・グッドイヤーはカナダ・トロント出身で地元トロント音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院で学士号を修得。ソリストとしてニューヨーク・フィル、トロント響、フィラデルフィア管と共演している。レパートリーはバッハからベートーヴェン、ガーシュイン、メシアンまで及び、自ら作曲も行うマルチ・タレントである。
 先に発売になっていた後期ピアノ・ソナタ集(MAR81507)でも曖昧さのない明晰さと緩徐楽章における繊細さが評判となっており、グラモフォン誌などでも絶賛されている。


 天才の軌跡と、結構ショッキングな「ハンマークラヴィーア」が少し観られます。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=OyLWb-qUwZ4




  

STNS-30044
\2100
Spirio Sessions‐ため息のセッション 〜ユリ・ケイン&ジェニファー・リン
 1.ソナタ ロ短調 K27(原曲:スカルラッティ)/
 2.美しい人よ、心を持ち去るのなら(原曲:ジェズアルド)/
 3-5.2台ピアノのための9の小品 第1番-第3番/
 6.いや、私は決して変えないだろう(原曲:ジェズアルド)/
 7-9.独奏ピアノのための9つの小品 第1番-第3番/
 10.ソナタ ニ長調 K492(原曲:スカルラッティ)/
 11-13.2台ピアノのための9の小品 第4番-第6番/
 14.行け、わがため息よ(原曲:ジェズアルド)/
 15-17.独奏ピアノのための9つの小品 第4番-第6番/
 18.優しい私の宝である人よ(原曲:ジェズアルド)/
 19-21.2台ピアノのための9の小品 第7番-第9番/
 22.ソナタ ト長調 K455(原曲:スカルラッティ)/
 23-25.独奏ピアノのための9つの小品 第6番-第9番/
 26.ソナタ ハ長調 K545 第1楽章(原曲:モーツァルト)/
 27.モーツァルトのソナタ ハ長調 K545によるインプロヴィゼーション
ユリ・ケイン(ピアノ)/
ジェニー・リン(ピアノ)
 ひと頃、一世を風靡した感のあるジャズ・ピアニスト、ユリ・ケイン。ジャズとクラシックの融合、とりわけ彼のマーラーへの偏愛から生まれた一連の「マーラー・プロジェクト」は、現在の「ポスト・クラシカル」ともまた違う潮流の作品であったように思います。
 そんなユリ・ケインの最新作の登場です。Steinwayレーベルでお馴染みのピアニスト、ジェニファー・リンとのコラボレーションであるこのアルバムでフィーチャーされたのは、D.スカルラッティと、これまた異色の作曲家ジェズアルド。
 スカルラッティの音の持つ明快さに比べ、かなりドロドロした響きを持つジェズアルドの作品が並べられ、夢幻的なアレンジが施された上に、オリジナルの小品が演奏されるという、もう夢のような1枚です。現実から少しだけ切り離されたような夢幻的な雰囲気が漲っています。
  

STNS-30045
\2100
クララ・ミン 〜スクリャービンを弾く
 1.前奏曲 ロ長調 Op.2-2/2-3.即興曲集 Op.14/
 4-6.ピアノのための小品 Op.45/7-30.前奏曲 Op.11/
 31-32.ピアノのための小品 Op.57/
 33.ピアノのための詩曲 Op.32-1/34.練習曲 Op.2-1
クララ・ミン(ピアノ)
 NAXOSの「韓国のピアノ曲集」(8.572406)で鮮やかな技巧を披露したピアニスト、クララ・ミン(1872-1915)。韓国に生まれ、数々のコンクールで優勝、現在は世界中で演奏活動を行っています。
 そんな彼女、今作ではスクリャービンの神秘的な作品を演奏、また違った雰囲気で迫ります。彼女の演奏には、スクリャービンの特徴とも言える官能的な成分はもちろん、初期の作品にみられる「ショパン風の」煌きも絶妙に含まれていて、その夢幻的な美しさには思わず陶然となってしまいます。硬質なタッチから生み出される美しい音色も魅力的です。


クララ・ミン(ピアノ)
韓国のピアノ作品集
朴泳姫/尹伊桑/カン・スヒ:ピアノ作品集(クララ・ミン)
NAXOS
8.572406
\1500
韓国のピアノ作品集
 1.朴泳姫(1945-):水の波紋(1971)/
 2-6.尹伊桑(1917-1995):5 つの小品(1958)/
 7.尹伊桑:インターリューディウム A(1982)/
 8-10.姜碩熙(1934-):ピアノのためのスケッチ(1966)/
 11-13.Uzong Choe(1968-):プレリュード第 2、第7、第8 番/
 14-16.Kim,Chung-gil(1934-):幼年時代の思い出より抜粋(1982)
クララ・ミン(ピアノ)

 5人の主要な韓国の作曲家たちによる先鋭的なピアノ作品集です。最近は韓流がブームとは言え、この分野はまだまだ未開拓。この5 人の中でも、よく知られている名前は尹伊桑くらいではないでしょうか?ただし、彼は政治的理由から祖国を離れ、ドイツに帰化し、その地で生涯を終えています。このアルバムには彼の初期の作品である「5 つの小品」と円熟期の作品「インターリューディウム」を収録しています。シェーンベルクに連なるドイツの音楽に近いものがありますが、あくまでも根底には祖国への憧憬があるようです。ダイナミックな作品、静かな作品、それぞれ若きピアニスト、クララ・カンが共感を持って演奏しています。

  

STNS-30051
\2100
ジークフリート牧歌
 1.リスト(1811-1886):詩的で宗教的な調べ 第7曲「葬送」S173/R14/
 2.ワーグナー(1813-1883):ジークフリート牧歌(J.ルビンシテインによるピアノ編)/
 3.ブラームス(1833-1897):カプリッチョ ロ短調 Op.76-2/
 4.ブラームス:プリッチョ 嬰ハ短調 Op.76-5/
 5.ブラームス:3つの間奏曲 Op.117 第1番 変ホ長調/
 6.ブラームス:インテルメッツォ イ短調 Op.118-1/
 7.ブラームス:インテルメッツォ イ長調 Op.118-2/
 8.ブラームス:インテルメッツォ 変ホ短調 Op.118-6/
 9.ブラームス:インテルメッツォ ハ長調 Op.119-3/
 10.リスト:暗い雲 S199/R78/
 11.リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に S202/R85
ディヴィッド・デボー(ピアノ)
1953年アメリカ生まれのベテランピアニスト、ディヴィッド・デボーは1982年にニューヨークでデビューコンサートを行い、以降数多くのオーケストラと共演し、世界中でコンサートを開いています。2004年から2005年にかけては中国でもコンサート・ツアーを行い代絶賛されました。このアルバムではリスト、ワーグナー、ブラームスの晩年の作品から中心に選曲、味わい深い演奏で、これらの作品の持つ幽玄さを伝えています。とりわけリストの最晩年の作品(ほとんど無調)から立ち昇る何ともいえない悲しさと諦観には、感銘を覚えるのではないでしょうか。



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SWR



SWR19004CD
\2400→\2190
小澤征爾も認める実力派指揮者、ドヌーヴ
モーリス・ラヴェル:管弦楽作品集 第3集

 1.バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲/
 2.高雅で感傷的なワルツ
シュトゥットガルト放送交響楽団/
ステファヌ・ドヌーヴ(指揮)

 ステファヌ・ドヌーヴの初のラヴェル(1875-1937)録音集がリリースされたとき、多くの人は「フランスの指揮者がドイツのオーケストラを率いてラヴェルを演奏するなんて、一体どんな音がするのだろう?」と不思議に思ったり、ワクワクしたものでした。もちろんどれもが素晴らしい出来栄えであったことは言うまでもありません。
 そんなドヌーヴ自身もシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任したりと、すっかり馴染んでいます。この第3集、メインはバレエ音楽「ダフニスとクロエ」で、ドヌーヴがどのようにこのオーケストラから“極彩色の響き”を引き出すのかをぜひ体験してみてください。



HAENSSLERから出ている第1・2弾

HAENSSLER
93 305
\2500→\2290

 ラヴェル:
 (1)ラ・ヴァルス(1919/20)
 (2)クープランの墓
  [1. 前奏曲 2. フォルラーヌ 3. メヌエット 4.リゴードン]
   (1914-1917/1919)
 (3)道化師の朝の歌
 (4)スペイン狂詩曲
  [1. 夜への前奏曲 2. マラゲーニャ 3. ハバネラ 4.祭り](1907)
 (5)ボレロ
ステファヌ・ドヌーヴ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ドヌーヴ率いるシュトゥットガルト放送響によるラヴェル管弦楽曲全集録音始動!第1弾はラ・ヴァルス、クープランの墓、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲そしてボレロ!

 録音:(1)(2)2012 年10 月25&26 日 (3)-(5)2012 年12 月13&14 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ/ ベートーヴェンザール/DDD、ステレオ、69’34

 注目の指揮者ステファヌ・ドヌーヴの新録音登場。前作、プーランク没後50 周年記念して発売されたアルバム(93 297) はSWR シュトゥットガルト放送響とのデビュー盤ということで話題となりました。新アルバムはラヴェルの管弦楽曲全曲集の第1 弾(ラ・ヴァルス、クープランの墓、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲、ボレロ)です。
 ステファヌ・ドヌーヴ率いるSWR シュトゥットガルト放送交響楽団は2013 年4 月に来日し話題となりました。また今年のサイトウ・キネン・フェスティバルで小澤征爾と一緒にオペラを振ることになっています。ドヌーヴは2011/12 年シーズンよりシュトゥットガルト放送響の首席指揮者を務めるようになり、以後勢力的に演奏活動を行っております。
 フランス人指揮者であるドヌーヴがドイツのオケを、自分が描き出したいラヴェルの世界観を見事に表現しております。今後の活躍にも注目です。


 


HAENSSLER
93 325
\2500→\2290

ラヴェル管弦楽曲集第2弾亡き王女、マ・メール・ロワ
 ラヴェル:
  ・亡き王女のためのパヴァーヌ (6’12)
    録音:2014年1月16、17日/
     シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール
  ・バレエ「マ・メール・ロワ」全曲 (29’50)
   前奏曲/紡車の踊りと情景/眠れる森の美女のパヴァーヌ/
   美女と野獣の対話/親指小僧/パゴダの女王レドロネット/
   妖精の園
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・海原の小舟 (7’29)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・「シェエラザード」序曲 (13’30)
    録音:2014年7月30日/ジンデルフィンゲン、シュタットハレ
 ・古風なメヌエット (7’02)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・「ジャンヌの扇」〜ファンファーレ (1’50)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
ステファヌ・ドヌーヴ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ドヌーヴ率いるSWRシュトゥットガルト放送響、ラヴェル管弦楽曲集第2弾亡き王女、マ・メール・ロワ

 DDD、ステレオ、66’20

 ステファヌ・ドヌーヴが2011 年より首席指揮者を務めるSWR シュトゥットガルト放送響と取り組むラヴェルの管弦楽作品シリーズの第2 弾。
 1 曲目、やわらかなホルンの音色が雰囲気満点でたちどころに惹き込まれる「亡き王女のためのパヴァーヌ」、各ナンバーの性格の描き分けもみごとな、アルバム屈指の聴きもの「マ・メール・ロワ」全曲ほか、全6 曲を収録しています。
 1971 年フランス北部のトゥールコワンに生まれ、パリ国立高等音楽院を卒業したステファヌ・ドヌーヴは、SWR シュトゥットガルト放送響を指揮したhaensslerへのデビュー盤、プーランクの「スターバト・マーテル」およびバレエ「牝鹿」全曲をはじめ、ほかにもスコティッシュ・ナショナル管を指揮したドビュッシーやルーセルのシリーズと、目下のところ母国フランスものにすぐれた実績を示しています。
 このラヴェルのシリーズもドヌーヴのフランス音楽との相性の良さをあらためて実感させるもので、続篇への期待をつなぐにじゅうぶんな魅力にあふれています。






ステファン・ドヌーヴ
NAXOSのルーセル・・・いいです


NAXOS
8.504017
(4CD)
\3600
ルーセル:交響曲全集
《8.570323》
 交響曲第 1 番「森の詩」Op.7/
 交響的前奏曲「復活」 Op.4/
 劇音楽「眠りの精」 Op.13
   (録音 2008年10 月、2009 年4 月)/
《8.570529》
 交響曲第 2 番 Op.23/
 春の祭りに寄せて Op.22/
 組曲ヘ長調 Op.33
   (録音2007 年5 月、2006 年5 月)/
《8.570245》
 交響曲第 3 番ト短調 Op.42/
 バッカスとアリアーヌ Op.43 組曲 第1番、第2番
   (録音 2006 年5 月、2006 年10 月)/
《8.572135》
 交響曲第 4 番イ長調 Op.53/
 交響詩「フランドル狂詩曲」 Op.56/
 小組曲 Op.39/
 小管弦楽のためのコンセール Op.34/
 シフォニエッタ Op.52
   (録音2006 年10 月、2007 年5 月、6 月、2008 年8 月)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドヌーヴ(指揮)

(昔のコメントから)

 NAXOSの誇るステファン・ドヌーヴ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団のルーセル:交響曲全集セット。
 ステファン・ドヌーヴは1971年生まれのフランスの指揮者でショルティやプレートルのアシスタントを務め、日本では松本で小澤の助手も務めた。2011年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督だったみたいで、これはそのときの全集録音らしい。
 で、これが悪くないのである。
 最初は「まあまあいけてるジャン」という程度だったのだが、聴き進むにつれて結構はまってしまい「十分」どころかこれが一番いい」、とまで思うようになってきた。往年の大指揮者のような破天荒さはないものの、シャープでキビキビしていて、隅々までセンスあふれるいい演奏なのである。この人、そうとう勉強してきたな、という感じ。初めての大きなシリーズ・レコーディングで張り切ったのか。
 カップリングもメジャーなものからかなりマイナーなものまできっちり揃えてくれていて、さらに「蜘蛛の饗宴」のバレエ全曲盤も最近補完的にリリースしてくれた。至れり尽くせりの新世紀を代表する全集。



 で、ちょっと興味があったのでもう少しステファン・ドヌーヴについて調べていたら、「最も才能のあるフランスの若手指揮者として注目されている」という。そうかもしれない。
 さらにもう少し調べていたら、この人の生地が書いてあった。
 「Tourcoing」。
 トールコイン?違う・・・えっと・・・トゥールコワン・・・。
 ルーセルと同郷だった、この人!





 

TIMPANI


1C1222
\2400
フランシス・プーランク:ポール・エリュアールの詩による歌曲集
 1-7.歌曲集「画家の仕事」
  <パブロ・ピカソ/マルク・シャガール/ジョルジュ・ブラック/
   ファン・グリス/パウル・クレー/ジョアン・ミロ/ジャック・ヴィヨン>/
 8-16.歌曲集「ある日ある夜」
  <よい一日/こわれた貝殻/破れた旗のような額/
   瓦を葺いた家形馬車/まっしぐらに/みすぼらしい草/
   君を愛したいだけ/熱烈で残忍な姿/ふたりは闇をつくる>/
 17-21. 5つの詩
  <眠っている男は休めるだろうか/彼女を抱いて/
  光る水の羽/ガラスの前をうろつく女/恋する女>/
 22-28.歌曲集「冷気と炎」
 <視線/朝に枝を燃やし/すべては消え去り/庭の暗闇で/
  冷気と火を結合せよ/ほほえむ人/流れる大河>/
 29.手は心の意のまま/30.…それにしても死ぬとは/
 31.このやさしい小さな顔/32.磁器の歌/
 33-34.歌曲集「燃える鏡」
  <おまえには夕べの炎が見えるだろう/私はおまえの額に名付ける>
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)/
シャルル・ブワセ(ピアノ)
録音 2014年8月 Vincennes,Coeur de ville
 フランスの詩人ポール・エリュアール(1895-1952)。ダダイズム、シュールレアリスムの先鋒者であり、実に波乱万丈に富んだ人生を送った人でした。
 さて一方プーランク(1899-1963)は20歳の時にアポリネールの詩に曲を付けたのを皮切りに、様々なスタイルを模索しながら次々に歌曲=メロディを作曲していきます。エリュアールの詩を使って書いたのは34曲。代表的な作品が「画家の仕事」で、当時の名画家たちの作風や制作風景までをも描写した詩に洒脱な曲が付されています。もちろん言葉と音楽は密接に結びついていて、歌手には繊細で完璧な表現が求められます。
 バリトン歌手プリュヴォは以前もプーランクの歌曲集(1C1061)をリリースしているベテラン。美しい歌声に安心して身をゆだねることができます。
 


1C1236
\2400→\2190
アントワーヌ・マリオット:都市の印象・歌曲 他
 1-5.ピアノのための「都市の印象」(1914-1919)
  <工場/郊外/3.・カフェ/12月/駅>/
 6-9.歌曲集「親密」(1925)
  <子守歌/メヌエット/Si je t'aime... 私はあなたを愛しているなら/9.時の道>/
 10-13.歌曲集「掛け物」(1924)
  <パノラマ/芸者/夕暮れの寺/祭り>
サビーヌ・ルヴォ・ダロン(ソプラノ)…6-9/
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
録音 2015年9月 Vincennes,Coeur de ville
 アントワーヌ・マリオット(1875-1944)。この名前が広く知られたのは、以前彼の歌劇「サロメ」がリリースされた時かもしれません(廃盤・・・)。
 オスカー・ワイルドの戯曲サロメのオペラといえば、誰もがリヒャルト・シュトラウスの絢爛豪華な作品を思い浮かべますが、こちらのマリオットの作品はシュトラウスの3年後に完成されたもので、シュトラウス作品とはまた違う妖しさに満ちた作品だったのです。
 このアルバムはそんなマリオットのピアノ曲と歌曲を収録したものです。印象派と新古典派の狭間にあるような肌触りの音楽は、なかなか独創的であり、決して耳に優しい音楽ではありませんが、一度でも聞いたら心奪われること間違いありません。
 また「掛け物」とは、日本ブームのフランスで「掛け軸」がそのままフランス語になった言葉です。東洋趣味がそのまま表れた不思議な音楽です。



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TOCCATA



TOCC-257
\2700→\2490
チャールズ・オブライエン:ピアノ作品全集 第2集
 1.2つの狂詩曲 Op.22 第1番 変ホ長調(1917-1918)/
 2-5. 4つのワルツ Op.26(1928)
 <第1番:優しさ/第2番:生きる喜び/第3番:若さ/第4番:恍惚>/
 6.アラベスク Op.11(1906)/7.水仙 Op.23(1910)/
 8-10. 3人の孫たちへのワルツ(1962-1963頃)
 <第1番:スザンヌ/
  第2番:少しだけ悲しく、少しだけ男らしい(デヴィッド)/
  第3番:気楽な(ニール)>/
 11.舟歌 Op.8b(1964-1965頃)/
 12.2つの狂詩曲 Op.22 第2番 ト短調(1917-1918) ※初録音
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
録音 2013年8月27-28日 UK サフォーク ポットン・ホール
 第1集(TOCC-256)の抒情的な雰囲気が聴き手の心を捉えたオブライエン(1882-1968)のピアノ曲集第2集です。
 現在ではほとんど忘れられてしまった人ですが、エディンバラの風景が溶け込む彼の音楽は、どれも静かな佇まいの中に強い憧憬と主張があるもので、一度聴いたら忘れられない魅力を持っています。
 今回もメイリー=スミスの共感溢れる演奏で。冒頭の「狂詩曲」からグイグイきます。控えめなワルツ第1番、彼の孫のために書かれた3つのワルツなど、ユニークで興味深い曲ばかり。
 Toccataレーベルから発売されている管弦楽作品集(TOCC-262)も一聴の価値あるものです。もっと広く聴かれてもよい人です。


TOCCATA
チャールズ・オブライエン
ピアノ作品全集 第1集 と 管弦楽作品集 第1集

TOCC-256
\2700
チャールズ・オブライエン:ピアノ作品全集 第1集
 1-4.ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.14(1910)/
 5-6.2つのワルツ Op.25(1928)/
 7-9.スコットランドの情景 Op.17(1915)/
 10-12.スコットランドの情景 Op.21(1917)
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
録音 2009年10月27日 西サセックス,チャンプヒル,ミュージック・ルーム
 スコットランドの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)の魅力的な旋律は、彼が住んでいたエディンバラの風景が反映されています。
 トロンボーン奏者だった父を始め、彼の家系には音楽家が多く、彼も自然に音楽を愛するようになりました。数多くの作品を残しましたが、現在ではそのほとんどが忘れ去られてしまっています。しかし最近、復興の兆しが見えており、このアルバムの他にも、管弦楽作品の録音が進行しているなど、この静かで美しい作品に注目する人が増えています。
 ピアニスト、メイリー=スミスは2011年にロイヤル・フィルハーモニーと「皇帝」を演奏してデビューした新進気鋭の若手。すでに何枚かのCDをリリースしていて、どれもが絶賛されています。ここでも共感溢れる瑞々しい音楽を聴く事ができます。

TOCC-262
\2700
チャールズ・オブライエン:管弦楽作品集 第1集
 1.「エランゴワン」演奏会用序曲 Op.12/
 2-5.交響曲 ヘ短調 Op.23
リエパーヤ交響楽団/
ポール・マン(指揮)
録音 2014年8月4-8日 ラトヴィア リエパーヤ,ラトヴィア・ソサエティ・ハウス
 エディンバラの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)。以前、TOCCATAレーベルからリリースされたピアノ曲集(TOCC-256)での明快な作風で、この知られざる作曲家に対して親密な感情を抱いた人も多かったのですが、今回の管弦楽作品集は、一層聴き手に歓びを与えることでしょう。
 明るさが爆発するような「エランワゴン」序曲は、至るところにスコットランド民謡の香りがします(ちなみにエランゴワンとは、ウォルター・スコットの小説「ガイ・マナリング」に登場する家の名前です)。
 「交響曲 ヘ短調」も勇壮な楽想を持つ聴き応えのある作品です。古典的な作風を用いているため、第2楽章にはメヌエットが置かれていますが、こちらもどことなく憂愁に満ちた渋めの音楽です。抒情的な第3楽章を経て、最後はノリノリの終楽章が待っています。パワフルなリエパーヤ交響楽団の演奏もGOODです。


 


TOCC-291
\2700→\2490
チェリビダッケの師
 ハインツ・ティーセン:ピアノ作品集

 1-3.自然-三部作 Op.18(1913)<孤独/舟歌/嵐の夜>/
 4-5. 2つの幻想的小品 Op.26(1915-1920頃)
  <第1番:記憶装置/第2番:フロレスタン>/
 6-11. 6つのピアノ小品 Op.37(1925-1928)
  <第1番:アレグロ/第2番:アダージョ/
   第3番:フゲッタ/第4番:スケルツィーノ/
  第 5番:インプロヴィゼーション/第6番:フォックストロット>/
 12-16. 5つのピアノ小品 Op.52(1944)
  <第1番:インプロヴィゼーション/第2番:献呈/
   第3番:スケルツォ・フガート/第4番:ノットゥルノ/
   第5番:アレグロ・リトミコ>/
 17-19. 3つのダンス・カプリース Op.61(作曲年不祥)
  <第1番:クロウタドリのダンス/第2番:蝶々/第3番:フォックストロット>/
 20.退廃のクリスマス・キャロル(1937) ※初録音
マシュー・ルーベンシュタイン(ピアノ)
録音 2013年8月12-16日 ベルリン ダーレム,イエス・キリスト教会
 ワイマール共和国の当時最も著名な作曲家の一人であったティーセン(1887-1971)。ベルリン大学とベルリン市立音楽院で作曲と音楽理論を学び、1911年から1917年まで音楽評論を行い、1918年には民衆劇場のカペルマイスター権作曲家になり、その後1925年から1945年まではベルリン音楽大学で音楽理論と作曲を教えたというすごい人です。
 またISCM(国際現代音楽協会)のドイツ支部の創設者の一人でもありましたが、結局彼の音楽は(ユダヤの血をひいていたためか)、ナチスによって「不適切」とされてしまい、作曲はほとんどやめてしまいました。
 チェリビダッケの師としても知られるティーセンの作品、実際に聴いてみると、シェーンベルクの表現主義や、ヒンデミットの新古典主義など様々な技法が纏められたような、なかなかユニークなものであることがわかります。
 アメリカのピアニスト、マシュー・ルーベンシュタインの洞察力溢れる演奏で。
 

TOCC-319
\2700
ミラン・ドヴォルザーク:ジャズ・ピアノ・エチュード全集
 1-25.ジャズ・エチュード 第1集 25のエチュード(1971)/
 26-45.ジャズ・エチュード 第2集 20のエチュード(1985) ※初録音
ミラン・フラニェク(ピアノ)
録音 2015年4月19-25日 チェコ共和国 パルドゥビス・コンセルヴァトワール
 名前を聞いただけで「チェコの作曲家」とわかってしまうM.ドヴォルザーク(1934- ただし血縁関係はありません)。1960年代からチェコのビッグバンドのメンバーとして活躍するなど、良く知られたジャズ・ピアニストです。
 このアルバムには彼の2つの「ジャズ・エチュード」が収録されています。この曲集の目的は、アマチュアのジャズ・ピアニストの技術とリズム感の向上にありますが、聴いていても面白いものばかりで、一つの曲集としての完成度の高さに驚くばかりです。(ただしジャズと呼ぶには若干タッチが固すぎるようにも…)
 ここでピアノを弾いているフラニェクはトロンボーンも得意とスルミュージシャン。このアルバムがToccataレーベルへの初録音となります。
 


TOCC-322
\2700→\2490
イギリス・ロマン派?
 エドワード・ジェイムズ・ローダー:ピアノ作品集

 1.ラ・レジェレッツァ Op.15-序奏とロンディーノ(1830頃出版)/
 2-4. 3つのピアノ小品(1833出版)
  <第1番:メヌエットとトリオ/第2番:感傷的なアンダンテ/
   第3番:アレグレット・スケルツァンド>/
 5.ロンド・パストラーレ(1830頃出版)/
 6.旅人-第12番 ロシア(1842出版)/
 7-8.序奏と華麗なロンド Op.17(1830頃出版)/
 9-10. 3つのタランテラ Op.19(1843頃出版)
  <第1番:イ短調/第2番:ニ短調/第3番:変ロ短調>/
 12.メヌエットとトリオ ハ短調-ハ長調(1830頃出版)/
 13-18.M.コスタの「ドン・カルロ」からのアリア「嵐の中でも」による変奏曲(1846)/
 19.ウィリー、お前がいなくて(1859出版)/
 20.紡ぎ車のリゼッテ(1859出版) ※初録音
イアン・ホブソン(ピアノ)
録音 2015年7月27-28日 US イリノイ州 ウルバナ,クランナート・センター,フォーリンジャー・グレート・ホール
 イギリス音楽の歴史については、WIKIなどをみても、中世、ルネサンス時代はダンスタブルやタリスなど多くの作曲家を輩出していたとあります。
 そしてダウランド、パーセルなどのバロック期を経て、ヘンデルが活躍しますが、それ以降は記述が途絶え、次はエルガーまで空白になっています。しかし、古典派からロマン派の時代、イギリスの作曲家が全くいなかったわけではありません。
 このローダー(1810-1865)もその一人です。時期的にはロマン派に属する人で、オペラ作曲家として一応の成功を収めたとされています。しかし借金がかさみ投獄され、そのまま貧困のうちの世を去り、その存在すらも忘れ去られてしまったのです。
 このアルバムはそんな彼の没後150年を記念して録音されたもので、知られざる作品を復興するための足がかりとなるかもしれません。作品自体はシューベルト、ベートーヴェンをしのぐ見事なものであり、とりわけ変奏曲は聞き応えのあるものです。
 

TOCC-325
\2700
ナイジェル・クラーク:13の独奏楽器のための室内楽集
 1.パルナッスス(1986-1987)/2.スカーレット・フラワー(2014)/
 3.ドガー、フィッシャー、ジャーマン、バイト、ハンバー、テムズ、ドーヴァー、ワイト(2012-2014)/
 4.パルプとぼろきれ(2012-2015)/
 5.エディス・キャベルのための墓碑銘(2015)
ロングボウ(アンサンブル)…1-4/
セバスチャン・ルソー(フリューゲル・ホルン)…2/
マレーヌ・シェパード・スクアヴェズ(ナレーター)…3/
ピーター・シェパード・スクアヴェズ(指揮…1-4,ヴァイオリン…5)
録音 2015年6月30日 UK ロンドン トゥーティング,全霊教会
 吹奏楽ファンにはその名前が良く知られているイギリスの現代作曲家、ナイジェル・クラーク(1960-)。彼は30年に渡ってヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スクアヴェズとアンサンブル「ロングボウ」のための作品に取り組んできました。
 彼の作品の多くは詩や絵画からインスピレーションを得ていますが、この5つの作品の中にも、数多くの元ネタとなるものがあります。
 トラック3は、ドーヴァーの町の象徴ともいえるもので、それぞれ船、港、川などの名前が並べられているのです。トラック4の「パルプとぼろきれ」はドーヴァー郊外の古い製紙工場の機械からインスピレーションを受け書かれたものです。
 親密なアンサンブルはさすがです。
 

TOCC-200
\2700
ブロニウス・クタヴィチウス:オラトリオ「四季」
 1.第1楽章:春の歓び/2.第2楽章:夏の仕事/
 3.第3楽章:秋の恵み/4.第4楽章:冬の災難 ※完全版初録音
ダリウス・メスカウスカス(ナレーター)/
ヴィリニュス・ユース合唱団/
セント・クリストファー室内管弦楽団/
ドナタス・カトクス(指揮)
録音 2012年9月13日 リトアニア ヴィルニウス 聖カテリーナ教会 ライヴ録音
 リトアニアの作曲家クタヴィチウス(1932-)のこのオラトリオは、18世紀のリトアニアの牧師・詩人クリストヨナス・ドネライティスが、農民の生活と自然を描いた牧歌的叙事詩「四季」をテキストにしています。
 このリトアニアの最高傑作をクタヴィチウスは、原始的な響きと民族的なメロディで力強く描き出すことに成功しました。このライヴ録音は作曲家の80歳の誕生日を記念して行われたもので、現代のリトアニアで最も有名な俳優メスカウスカスが詩を朗読し、リトアニアを代表するアンサンブルが演奏するという祝典的なものとなりました。
 

TOCC-271
\2700
ニクラス・シーヴェレフ:ピアノ作品集
 1-24. 24の前奏曲(2010-2015)
  <第1番:Allegro con brio/第2番:Andante fugato/
   第3番:Moderato con moto/第4番:Vivace/
   第5番:Adagio con dolore/第6番:Scherzando/
   第7番:Quasi Marcia/第8番:Andante/
   第9番:Allegro di molto/第10番:Adagio mesto ? attacca/
   第11番:Andante/第12番:Allegro misterioso/
   第13番:Allegretto dolce/第14番:Allegro/
   第15番:Ben colorato/第16番:Vivace ? attacca/
   第17番:Moderato con anima/第18番:Con spririto/
   第19番:Allegro molto, "Fanfare"/
   第20番:Andante maestoso/第21番:Allegretto/
   第22番:Lento triste/第23番:Allegro molto/
   第24番:Allegro con brio>/
  25-26.2つの夜想曲(1989)/
  27.トッカッティーナ・フェローチェ(2014-2015)/
  28-29.2つの即興曲(2015)/30.弦の戯れ(2015) ※初録音
ニクラス・シーヴェレフ(ピアノ)
 ピアノ曲集の伝統の一つである「24の前奏曲」。バッハ、ショパン、ショスタコーヴィチなど多くの作曲家が手掛け、各々独自の作品が生み出されています。
 調性感が揺らいでいる現代において、各々の音に調性を当てはめていくというのは少し困難な気もするのですが、このスウェーデンのピアニスト、作曲家シーヴェレフ(1968-)の作品も敢えて「調性の縛り」を外すことで、インスピレーション溢れる小品の集まりとしてこの曲集を提示しているようです。
 このアルバムでは「24の前奏曲」のほかに、初期と最新作を収録。バッハ的な音楽からジャズへの傾倒まで、色々と興味深い音を聴くことができます。アルバムの最後に置かれた「弦の戯れ」の実験的な音も面白いものです。
 


TOCC-324
\2700→\2490
マトヴェイ・イオシフォヴィチ・ニコラエフスキー:管弦楽のための2つの舞曲,ピアノ作品集,歌曲集
 1.夜想曲 ハ短調(1917以前)/
 2.ロシア民謡「行商人」による幻想曲(1917以前)/
 3.おお来たまえ、慈悲を持って(1903)/
 4.夕空に夢を抱いた(1903)/
 5.あなたを永遠に賞賛する(1903)/
 6.チャールダーシュ(作曲年不祥)/
 7.ジプシーの踊り(作曲年不祥)/
 8-9. 2つのバレエ行進曲(1929)
  <勝利の行進曲/英雄の行進曲>/
 10.スナッフ・ボックス(1925)/11.ヴォルガのある日(1927)/
 12.悪魔的なタンゴ(1920年代)/
 13.チャーリー・フォックス(1917)/
 14.ヤウ・レ:ボストン・ワルツ(1925)/
 15.エヴリン嬢(1926)/
 16.やあ、それで充分(1927)/
 17.ベンチの上の老ソフロン(1920年代)/
 18.野を横切り幅広く走る道(1929)/
 19.ハーネスのジングル・ベル(1922以降)
ミハイル・モルドヴィノフ(ピアノ)…1-5.8-19/
スヴェトラーナ・ズロービナ(メゾ・ソプラノ)…3-5.16-19/
モスクワ交響楽団…6.7/
フィリップ・チジェフスキー(指揮)…6.7
 「狂騒の20年代」と呼ばれる1920年から30年代には、ヨーロッパだけでなくアメリカ、ロシアでも大きな変化が起きていました。
 ジャズが花開き、アール・デコが頂点を迎えるとともに1929年の「ウォール街の暴落」によって世界恐慌が起こり、人々の生活様式も大きく変化したのです。
 このニコラエフスキー(1882-1942)はロシアの作曲家ですが、この20年代に彼の作品は高い人気を誇っていたのです。人々の好みは、19世紀のサロン音楽から少しずつジャズやタンゴ、チャールストンへと変わっていきますが、ニコラエフスキーは人々の嗜好を敏感に取り入れ、時代に即した作品を数多く書きました。彼の作品のほとんどは失われてしまいましたが、現在残されている作品のほとんどがここに収録されています。
 初期のロマンティックな作品も、流行に乗った作品も、どちらも魅力的です。




PAVIAN


PM 0092-2
\2700
ユダヤ音楽の宝庫 16−19世紀
  Tehillim 136 (Psalm 136) / Ki lo naeh -"Hagada 1644"
  Hochzeit und Beschneidung / Brautlied / Chanukkah / Pessach / Purim
  Dem rebbins nign / Joh ribbon olam / El yivne Hagalil / Andante
  Teka beshofor / Ovinu Malkeinu / Zbierka Annae Szirmay-Keczer
  Bamidbar / Hora I / "Nad Tatrou" / Hora II / Kaddish, Andante
  Or chodosh, Allegro moderato / Weyishlach berocho, Allegro moderato
  Allegro I / Havdalah / Nigun I / Du sollst nit gein / Nigun II
  Al hassela / Allegro (Moshe Achler) / Hoochez / Ovinu malkenu
  Kedusho / Allegro II / Gusikover tzimbl / Shir hamaalos M.J. Gusikov
  Die apikorsim mogen, (W. Ehrenkranz) / Shelomo forgesunt
  Hava nagila / Nigun, Sadigora - Krilovitz / Tumba
ソラメンテ・ナトゥラーリ
ミロシュ・ヴァレント(アーティスティック・リーダー)
録音:2015年6月29-30日、フラードク・ホテルのコンサートホール、フラードク、スロヴァキア

ユダヤの伝承音楽を古楽器で演奏したアルバム。ハードカヴァーブック仕様。





VIVALDI−COLLECTION



VIVALDI-CD 8
\2500→\2290
ヴィヴァルディ・コレクション CD 8
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV754(1717)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV755(1717)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ変ホ長調 RV756(1720-1724)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 RV757(1717)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 RV758(1717)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 RV759(1720-1724)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ロ短調 RV760(1717)

バルティック・バロック
 アンフィーサ・カリーニナ、マリア・クレスチンスカヤ、
 アンドレイ・ペニューギン、エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)
 ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ)
 インビ・タルム、レイヌート・テップ(チェンバロ)
 グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)

録音:データ未詳

各ソリストの担当楽曲、録音データ等判明次第再度ご案内いたします。Estonian Record Production レーベルのヴィヴァルディ・シリーズの既発売盤との重複はございません。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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HMF


MUSIQUED’ ABORD 「ムジーク・ダボー」シリーズ

HMA 1951981
\1600
ナチュラル・ホルンによるブラームスのホルン三重奏曲
 ヴァイオリンはイザベル・ファウスト

 ブラームス:
  ホルン三重奏曲変ホ長調
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調
   「雨の歌」幻想曲集op.116
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト
 (ナチュラル・ホルン)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
 ナチュラル・ホルンによるブラームスのホルン三重奏曲、蘇るブラームス当時のサウンド

 ヴァイオリン:使用楽器:ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」/1704年
 ナチュラル・ホルン:使用楽器:ローレンツ/1845年
 ピアノ:使用楽器:ベーゼンドルファー/1875年

 ホルン三重奏曲が完成した1865 年にブラームスは母を亡くしました。この作品は母に捧げる悲歌とも言われています。第1 楽章冒頭、慈しむような優しさに満ち溢れた旋律が、ヴァイオリンから他の楽器に受け継がれてゆくところから、一気に引き込まれてしまう集中した熱演。終楽章の疾走するパッセージの見事さはまさに圧巻。
 ブラームス当時のサウンドを蘇らせようと、それぞれのアーティストが思いを込めて、丁寧に音楽を構築しているのがよくわかります。新時代の巨匠達の誕生を感じずにはいられない、名演奏が誕生しました。
 フライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者を務めている世界的な名手ズヴァールトが、素晴らしい音色とテクニックで聴かせます。
 ピアニストのメルニコフはこの録音のために購入した19 世紀のベーゼンドルファーが素晴らしく、音色の玉手箱のような楽器で、メルニコフのタッチの多彩さと的確さが冴え渡ります。
 もちろんファウストの磨き抜かれたヴァイオリンの音色と、音楽の推進力は抜群。「雨の歌」が入っているのも泣かせるところです。なんとも嬉しい内容とメンバーによるブラームス作品集です。
 
HMA 1951849
\1600
ヤーコプスによる猛烈にエキサイティングなハイドン
 ハイドン:
  交響曲第91番変ホ長調 Hob.I-91
  交響曲第92番ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
  シェーナ
   「私の美しい恋人よ、別れないで ベレニーチェはどうする」
    Hob.XXIVa-10
ルネ・ヤーコプス(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
 録音:2004年2月、バーデン=バーデン

 ヤーコプスによるハイドンの交響曲。オーケストラの奏者一人一人がまるで役者のように雄弁に主張し、その押し引きから生まれるメリハリは爽快。緊張感が漲っている熱い音楽なのに、どこか軽やかで楽しげですらあります。
 名曲「オックスフォード」はもちろん、ハイドンの交響曲の中では地味と思われていた第91 番も、ヤーコプスの手にかかると印象鮮烈な名作に変貌します。
 そして間に挟まれたコンサートアリア「ベレニーチェはどうするのだ」では、オペラ指揮者ヤーコプスが本領発揮、フィンクの抉りの深い歌を万全にサポートしています。
 
HMA 1957155
\1600
マンゼ&ポッジャーによる伝説的演奏のバッハ
J.S.バッハ:独奏と2つのヴァイオリンのための協奏曲集

 協奏曲ニ短調BWV1043(2つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第1番イ短調BWV1041
 協奏曲第2番変ホ長調BWV1042
 協奏曲ニ短調BWV1060(2つのヴァイオリンのための)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
アンドルー・マンゼ(指、ヴァイオリン)
アカデミー・オブ・
 エンシェント・ミュージック
 

 録音:1996年10月ロンドン

 バロック・ヴァイオリン界の大物マンゼとポッジャーが共演し、バッハのヴァイオリン協奏曲を弾いたアルバム。両者の自在でスリリングな演奏は、バッハ・ファン、時代楽器愛好家から絶大な支持を得た名盤。
 BWV1060a は本来オーボエとヴァイオリンのための協奏曲であるものを、2 台のヴァイオリンで演奏しています。
 
HMA 1951639
\1600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」
 第30番ホ長調Op.109
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
 フランソワ=フレデリク・ギィ最初の「ハンマークラヴィア」

 録音:1998年

 今やその高度な演奏技術で他を圧倒しているピアニスト、フランソワ=フレデリク・ギィ。このアルバムは、ハルモニア・ムンディの若手アーティスト・シリーズで録音されたもので当時29 歳でした。
 ギィはこの間ナイーヴ、ジグザグとベートーヴェンを録音しており、そのアプローチは年々深まっています。ギィの音楽の原点ともいえる本アルバムを再びじっくり聴くチャンスと言えるでしょう。



これはZIGZAGからリリースされることになる名盤中の名盤・・・
ギィの金字塔的全集
この全集録音の前にHMの29,30番があったわけである。
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集BOX

フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
ZIGZAG
ZZT333
(輸入盤9CD)
\7200→\6590
 ついにBOX化!『レコード芸術』特選相次ぐ傑作全集、もしまだ未入手なら...ある意味幸いです。

 このBOX とともに、じっくり聴き深めたい名匠の至芸
 Naiveでの一連の録音から10年、異才中の異才ギィがゆっくり醸成してきたベートーヴェン解釈!

 
HMA 1951852
\1600
ハンブルク・オペラの序曲集
 ゲオルク・カスパール・シュールマン(1672/73-1751):
  組曲「ルートヴィヒ1世(敬虔帝)」(1726)
 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):
  序曲第4番(1693)
 ラインハルト・カイザー(1674-1739):
  アルミーラ(舞曲組曲)(1726)
 ヨーハン・クリスティアン・シーフェルデッカー(1679-1732):
  音楽コンセール(1713) より第1コンセール
ベルリン古楽アカデミー
 ハンブルクのゲンゼマルクト劇場の賑わいを現代に蘇らせる

 録音:2004年2月

 北ドイツの大商業都市、ハンブルクでは、1678 年から1738 年までの60 年間、ゲンゼマルクト歌劇場が栄えていました。この劇場はドイツで初めての公開の歌劇場で、宮廷と関係がなかったため市民の娯楽としての自由なオペラ活動ができました。その結果、カイザー、ヘンデル、テレマンといった人々がこの劇場で活躍していました。
 このCD にはさらにフィリップ・ハインリヒ・エルレバッハや ゲオルク・カスパール・シュールマンらの作品も含めて、序曲や管弦楽組曲を紹介しています。
 
HMA 1951997
\1600
ユーゴーの詩による歌曲集
 リスト:わが子よ、私が王ならば/おお!僕がまどろむ時
 フォーレ:五月/君なくて
 アーン:星のない夜は/私の歌に翼があったなら/ Viens!
 サン=サーンス:朝/エクスタシー/鐘/ジャン王の軍隊の行進
 ほか(全19曲)
コンスタンティン・ヴォルフ
 (バリトン=バス)
トゥルング・サム(ピアノ)
 ユーゴーの壮大な詩の世界を堪能

 録音:2007年11月

 ユーゴーの詩は、激しく荒れ狂う波を連想させたかと思えば、どこまでもはてしなく続く大地を感じさせるものなど、そのスケールがあまりにも大きいものが多い。個人的な感情を歌うものが多い歌曲のジャンルの詩にしては「破天荒」とすら言えます。それでも作曲家たちはユーゴーの詩を愛し、これらの優れた曲が生み出されたのです。
 詩とメロディーの両方の世界を見事に制したバリトン、ヴォルフは1978 年生まれのホープ。カールスルーエに学び、ヨーロッパの歌劇場で活躍の場を広げており、徐々に人気を博しつつあります。



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SWR

 SWRmusic は南西ドイツ放送が運営するレーベル。
 南西ドイツ放送響やシュトゥットガルト南西放送ヴォーカル・アンサンブル、1950年台の放送局に残された歴史的音源をリリースしている。


SWR19005CD
(2CD)
\2700→\2490
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン) 〜協奏曲とリサイタル
〈CD1.協奏曲集〉
 1.パガニーニ(1872-1840):ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.2(1972年録音)/
 2.ヒンデミット(1895-1963):ヴァイオリン協奏曲(1939)(1962年録音)/
 3.ハウベンシュトック=ラマティ(1949-1994):ゼクエンツェス(1962年録音)/
 4.バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz112(1985年録音)/
〈CD2.リサイタル(1986年録音)〉
 1.ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108/
 2.ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ ト短調/
 3.サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチョーソ Op.28/
 4.ブロッホ(1880-1959):ニーグン,インプロヴィゼーション/
 5.ヴィエニャフスキ(1835-1880):ポロネーズ ニ長調 Op.4
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)/
ダリア・ホローヴァ(ピアノ)…CD2/
シュトゥットガルト放送交響楽団…CD1:1/
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)…CD1:1/
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団…CD1:2.3/
ハンス・ロスバウト(指揮)…CD1:2.3/
マンハイム国立劇場管弦楽団…CD1:4/
ヴォルフガンク・レンネルト(指揮)…CD1:4
 ロシア系ユダヤ人の両親のもと、イスラエルのハイファに生まれたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス。彼の独特な解釈と、超絶技巧を讃えて「魔弓を操る人」と呼ばれています。
 彼の演奏は、現代の若手たちとは全く違ういわば「19世紀的」なもの。豊かな感情表現(時として過剰なほど)と独自のボーイングとヴィヴラートから生まれる音色は、まさに「泣かせる」演奏であり、聴き手の涙腺を直接刺激するもの。
 故に彼のファンはとても多いのです。この2枚組は、CD1に協奏曲、CD2にリサイタルの演奏が収録されています。名指揮者スクロヴァチェフスキとがっぷり組んだパガニーニの緊張感溢れる演奏や、現代作曲家ハウベンシュトック=ラマティの「ゼクエンツェス」での予想の上を行く演奏、素晴らしいバルトークとヒンデミットには、思わず手に汗を握るはず。
 そして、CD2のリサイタル盤こそまさに真骨頂。ギトリスの魔弓が火を噴きます。
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SWR19006CD
\2400→\2190
デ・ラローチャ(ピアノ) 〜モーツァルト&ベートーヴェンの協奏曲
 1.モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K482/
 2.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)/
シュトゥットガルト放送交響楽団…1/
ガルシア・ナヴァッロ(指揮)…1/
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団…2/
エルネスト・ブール(指揮)…2
録音 1986年1月…1, 1977年1月…1
 バルセロナで生まれ、グラナドスの弟子であるフランク・マーシャルに師事、幼い頃からその才能を発揮し、特にスペイン作品の演奏で確固たる地位を築いた女性ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)。彼女はモーツァルトの作品も非常に得意としていたのですが、彼女が若い頃には、その演奏はドイツでは受け入れられなかったと言われています。
 しかし、以降は彼女の弾くモーツァルトに賞賛が集まり、70年代にはDECCAにもモーツァルトのソナタ集を録音するなど「モーツァルト弾き」としての評価が定まったことはいうまでもありません。
 ここで聴けるモーツァルトとベートーヴェンもニュアンスに富む素晴らしいものです。



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東武レコーディングズ



TBRCD 0036
\2268→\2090
<東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ>
シモン・ゴールドベルクの遺産(指揮者編)

 シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
 シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
シモン・ゴールドベルク(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
 シモン・ゴールドベルクの遺産(指揮者編)

 名ヴァイオリニストにして名指揮者シモン・ゴールドベルク(1909−1993)フルトヴェングラーからスカウトされ、ベルリンフィルのコンサートマスターに就任したのが弱冠20 歳。16 歳で既にドレスデンフィルのコンサートマスターを務めていたのですから如何に早熟な天才であったかが分かります。ユダヤ人だったために、ナチスの台頭によって、退団を余儀なくされ、1945 年にはジャワ島で日本軍の捕虜になるなど、辛酸を舐めますが、1953 年にアメリカに帰化し、ヴァイオリニストとしてのみならず指揮者としての活動も活発に行います。1955 年にはオランダ室内管を組織し、世界各国で演奏会を開きます。1967 年に同管と二度目の来日。1987 年には桐朋学園大学の招きで来日しオーケストラを指導。ピアニストの山根美代子氏と1988 年に結婚。1990 年には新日本フィルを初めて指揮し、後に指揮者に就任しています。
 1930 年代の名盤、リリー・クラウスとのモーツァルト、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が広く知られておりますし、後にラドゥ・ルプーともモーツァルトを録音しているほどですが、ゴールドベルク自身は本来、録音嫌いというよりも録音自体を否定していたと言います。それ故に名声に比して極度に録音は少なく、特に解釈にますますの熟成が見られた晩年の演奏がほとんど残されておりません。奇しくも弊社では東京芸術劇場アーカイヴより、最晩年(亡くなる5 か月前)の新日本フィルとの名演を発見し発売できることとなりました。音楽の使徒ともいえる自らに厳格な音楽家による最後の証言をご堪能ください。

 演奏タイム:(1)[7:22][10:36][4:55][5:42]/(2)[11:16][4:48][6:34][5:59]
 録音:1993 年2 月9 日東京芸術劇場ライヴ・デジタル

 東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ。相性抜群の新日本フィルとの最後の共演。弦楽器出身の指揮者だけに、隅々まで厳しい眼が光っております。新日本フィルの弦も定評あるものだけに聴き応えがあります。
 シューベルトの抒情と愉悦には、心洗われるばかりです。フルトヴェングラーを敬愛していたゴールドベルクだけにシューマンは超名演。
 無論、スタイルはフルトヴェングラーと違い、キリリと引締った精悍な造形を見せますが、熱の孕み方にはやはり強い影響を感じます。この演奏会のあと4 月に水戸室内管に客演しましたが、それが生涯最後の演奏会となった模様です。


<国内盤> 

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ALPHA



Alpha226
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税
Fuga Liberaのダネル四重奏団の名盤復活!
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
 ①弦楽四重奏曲 第1番(1938) ②第2番(1944)
 ③第3番(1946) ④第4番(1949) ⑤第5番(1952)
 ⑥第6番(1956) ⑦第7番(1960) ⑧第8番(1960)
 ⑨第9番(1964) ⑩第10番(1964) ⑪第11番(1966)
 ⑫第12番(1968) ⑬第13番(1970) ⑭第14番(1973) ⑮第15番(1974)

仏Diapason誌 金賞(ディアパゾン・ドール)
仏Le Monde De La Musique誌 CHOC(ショック!)賞
英Classical Today 10ポイント満点受賞
ダネル四重奏団
 マルク・ダネル(ヴァイオリン1)
 ジル・ミレ(ヴァイオリン2)
 トニー・ネイス(ヴィオラ)
 ギィ・ダネル(チェロ)
 来日は数知れず!ベルギー随一の弦楽四重奏団の代表的名盤、廃盤状態からついに…しかもAlphaから・・・しかも超特価!

 小規模レーベルの革命と言われたフランスAlphaレーベルが、今や古楽に限らず、幅広くセンスの良い音盤を世に送り出しつづけていることは、ご存知のとおり。近年では他のレーベルから続々演奏家を誘致、J.E.ガーディナーやエルヴェ・ニケ、インマゼールら古楽系の指揮者だけでなく、エマニュエル・クリヴィヌ、アンナ・ヴィニツカヤ、パトリツィア・コパチンスカヤ…と現代楽器方面の大物たちも次々とあらわれ、確実に新時代を気づきつつあるイメージが定着してきたのではないでしょうか。
 そこへ、この驚くべきニュース!
 交響曲と並ぶショスタコーヴィチ随一のレパートリー、15曲もの弦楽四重奏曲を全て録音、Fuga Liberaレーベルからの初出時には口うるさいフランスの批評誌もこぞって大絶賛したダネル四重奏団の決定的BOXが、このAlphaから待望の復活を果たしたのです!
 2年前に物理CD発売をやめたFuga Liberaの既存盤のなかでもとくに重要な部類に属するこのBOX、日本語解説付での登場はもちろんこれが初!Eコマース勢とも張り合える価格でのご提供となります。
 内容については各誌太鼓判の通り——定期的な来日で話題もふりまく彼らの技量をじっくり聞き確かめられるBOXといえます。
 初回プレスのみの可能性も大、どうぞお見逃しなく!




GRAMOLA


GRML99066
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アルバニアの花、コソヴォの花
 〜アルバニアとコソヴォの伝統歌を、
    ピアノ三重奏と〜
(クシトリム・ガシ(1984〜)編曲)
 ①愛おしい花盛りの薔薇よ(伝承歌/アルバニア南部ベラト)
 ②ずっとおまえを愛していた(ジェト・べべティ詩、曲/中部エルバサン)
 ③マルジェロ(アルクサンダル・バヌシ詩、プレンク・ヤコヴァ曲/北部シコドラ)
 ④一輪の花(伝承歌/北部シュコドラ)
 ⑤私たちの結婚(ガズメンド・ザイミ詩、曲/コソヴォ南部プリズレン)
 ⑥漆黒の瞳を開けてくれ(伝承歌/アルバニア南部パルメト)
 ⑦待雪草(ナショ・ヨルガチ詩、シモン・ジョニ曲/北部シコドラ)
 ⑧あなたのほほえみを
  (S. ヴァルダリ&I. ドゥカ詩、プランヴェラ・バディヴク曲/コソヴォ南部プリズレン)
 ⑨郷愁(R. クラスニチ詩、曲/南部プリズレン)
 ⑩おお百合よ 白百合よ(伝承歌/南西部ジャコヴァ)
 ⑪日が昇る(伝承歌/アルバニア中部ティラナ) 
フラカ・ゴルナンツィ(ソプラノ)
ディエッリ・アンサンブル
          (ピアノ三重奏)
 メンナン・バルヴェニク(p)
 アデラ・フラシネアヌ(vn)
 エディソン・パシコ(vc)

 バルカン半島の豊かな音楽芸術、この未踏の沃野に眠る美しい音楽遺産を、室内編成と絶美の歌で…!
 ウィーンの只中に本拠をかまえるGramolaレーベルの、あの独特の視野の広さで見出されたこの企画のテーマは「アルバニアとコソヴォ」。かたや社会主義政権のもと、ユーゴスラヴィアとギリシャのあいだで独特の存在感を保ってきたアルバニアは、ヴァイオリニストのテディ・パパヴラミや作家イシマイル・カダレを輩出した小国...
 かたやコソヴォはその隣、ユーゴ紛争で蹂躙されつづけ、2008年に悲願の独立を果たした国。スラヴ系の諸民族が多数派だったユーゴに属しながら、コソヴォの中心的な言語はアルバニア語。
 この隣りあう二つの小国は、文化的にも互いにゆかりの深い場所だったのです。多彩なリズムとメロディが交錯するバルカン半島だけに、その音楽の豊かさは注目に値するところ...
 しかし何より、本盤の歌い手であるコソヴォ出身の名花、ダン・エッティンガーやアルノンクールとの共演でも知られるゴルナンツィの歌の正統的な艶やかさ(ピアニシモの美...)ほどよい民俗色をにじませながらとびきり洗練されたピアノ・トリオを聴かせる伴奏陣(弦が絶品!)、とにかく演奏の良さがその魅力!
 どこかタンゴのようでも晩期ロマン派のようでもあり、子守唄風の正統派歌曲からスタイリッシュな歌、土俗的な趣きを美しく昇華したラヴェルやマルティヌー風の歌あり...実に多彩です。歌詞・解説訳付、未知の魅力への扉を開く逸品!



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オクタヴィア・レコード



OVCL-00592
(2CD)
\3500+税
山田和樹(指揮)&日本フィル
 マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
山田和樹(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
林 正子 (ソプラノ)
清水 華澄 (アルト)
東京混声合唱団
武蔵野合唱団
2015年2月22日 東京・Bunkamuraオーチャードホール にてライヴ収録

 山田和樹が全身全霊を傾けた興奮のマーラー・ライヴ!
 若きマエストロが初めて挑むマーラーの頂。

 今、国内外から最も注目を浴びる日本人指揮者山田和樹が、全身全霊を傾け挑んだマーラーの「復活」が遂にCD化。
 2015年1月スタートした「山田和樹 マーラー・ツィクルス」は、世界のマエストロへと駆け上ろうとする山田が、初めてまとめてマーラーに挑むということで、大きな話題と期待感を生みました。当CDは、シリーズ2公演目となる第2番をライヴ・レコーディング。
 山田と日本フィルが導き出した、輝かしい響きと情熱的な演奏で、会場は大いに沸き上がりました。山田が正指揮者を務める日本フィルと、音楽監督を務める東京混声合唱団という最高のサポートのもと、自身をマーラーの世界へ捧げ、ひたすら音楽へ勇往邁進していきます。
 これは未来の巨匠の偉大なる軌跡。要注目のシリーズがスタートします。














1/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




GLOSSA



GCD 922805
\2500→\2290
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 モンテヴェルディ:聖母の嘆き 〜 宗教声楽曲集

 聖母の嘆き(もう私は死にそうです、わが子よ)/
 人生は稲妻のごとく/悲しみの聖母マリア/
 夜に赤く光り/トッカータ(フレスコバルディ)/
 主よ、怒って私を責めないでください/
 キリストよ、わたしたちはあなたを拝みます/
 主に向かって歌え/罪を負った者は/敬虔に/
 マリアよ、なぜ泣いているのか/
 あなたに、イエス・キリストよ/それは美しい/
 トッカータ(フレスコバルディ)/
 わたしたちはあなたを拝みます、キリストよ/
 聖母マリアのための連祷
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
  フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
  エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、
  ジュゼッペ・マレット(テノール)、
  ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)、
  マルコ・スカヴァッツァ(バリトン)、
  ダニエレ・カルノヴィチ(バス)、
  ルカ・グリエルミ(オルガン)、
  マルタ・グラツィオリーノ(ハープ)〕
  精鋭集団ラ・コンパーニャ・マドリガーレ!"宗教音楽家"モンテヴェルディの傑作を歌う!
 日本語曲目表記オビ付き!

 マレンツィオの「5声のマドリガーレ集第1巻」(GCD 922802)が2014年の英グラモフォン賞古楽部門賞に選出されるなど、当代最高のラテン系ヴォーカル・アンサンブルとしての地位を確固たるものとしたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ。
 コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナのメイン・メンバーとして活躍したジュゼッペ・マレット、ダニエレ・カルノヴィチ、ロッサーナ・ベルティーニなど、古楽界の名歌手たちによって2008年に結成された精鋭集団が遂にモンテヴェルディを歌う!
 ラ・ヴェネクシアーからモンテヴェルディのプロジェクトを引き継いだラ・コンパーニャ・マドリガーレが歌うのは、「アリアンナの嘆き」の宗教曲版である「聖母の嘆き」やモテット「聖母マリアのための連祷」をはじめとする宗教声楽作品の傑作の数々。
 宗教的マドリガーレや宗教的コントラファクトムなど、"宗教音楽家"としてのモンテヴェルディの至芸と功績が、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの"天上のハーモニー"で厳かに、そして感動的に響き渡る。

 ※録音:2014年7月−9月、コレット教会(ロレット、イタリア)




2014年の英グラモフォン賞古楽部門賞


GCD 922802
\2500→\2290

ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 マレンツィオ:5声のマドリガーレ集第1巻

 アモルは真珠の涙をこぼし/おお我が恋人、我が心はどこに/
 すでに光は差し/あなたの美しい目を優しいベールが/
 ティルシは死にたいと思い/苦しき殉難、過酷な責め苦/
 わたしの太陽は今頃何をしているのだろう/
 悲しや我が心は燃え/憔悴したわたしに聖母が立ち現われ/
 わたしの優しい恋人よ/
 いちばん美しい羊飼いの娘が歌っていた/彼女は緑の若草で/
 さらば行かん、ああ心なえ/おお、森に隠れ住む君よ/
 ローマの音楽家たちとマドリガーレ 〜
  曲集《甘き思い》〔Dolci affetti〕(1582)より/
 美しくも残酷な婦人

ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
  フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
  エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、
  ジュゼッペ・マレット(テノール)、
  ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)、
  ダニエレ・カルノヴィチ(バス)〕
パオロ・ボルゴノーヴォ(テノール)
マルコ・リカーニョ(バス)


 ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ、マレンツィオの"5声のマドリガーレ集第1巻"!

 コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーたちによってイタリアで結成された、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルのドリーム・チーム「ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ」。
 血塗られた天才ジェズアルドの「マドリガーレ集第6巻」(GCD 922801)で想像以上の見事なハーモニーを聴かせてくれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレが、マドリガーレ後期の天才作曲家ルカ・マレンツィオ(c.1553−1599)の「5声のマドリガーレ集第1巻」を歌う!
 16世紀のイタリア、ローマを主な活躍の場とし、貴族や枢機卿の後ろ盾を得て、独創的なマドリガーレを次々と世に送り出し、絶大な人気を誇ったマレンツィオ。
 1580年に出版された「5声のマドリガーレ集第1巻」は、マレンツィオのマドリガーレ作曲家の出発点となった若き日の作品であり、5声の力強いハーモニー、豊かな響きと絵画のような色彩感と、優れた芸術性が発揮された大作である。
 また、ナニーノ、モスカーリャ、ド・マック、ソリアーノ、ゾイロ、そしてマレンツィオの合作による曲集「甘き思い(Dolci affetti)」からは、当時の"ローマの音楽"のレベルの高さ、類稀な才能の饗宴が聴こえてくる。
 ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの歌声が、マレンツィオの、そしてマドリガーレの歴史の再発見、探究の旅へと導いていくれる ——。

 ※録音:2010年9月&2011年2月、ロレット(イタリア)




 

GCD 922903
(2CD/特別価格)
\3800
アレッサンドロ・デラ・チャイア:哀歌集
 聖木曜日のための哀歌I
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 聖木曜日のための哀歌II
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 聖木曜日のための哀歌III
 アレッサンドロ・デラ・チャイア:トッカータ
 聖金曜日のための哀歌I
 クラウディオ・サラチーニ:トッカータ
 聖金曜日のための哀歌II
 聖金曜日のための哀歌III
 クラウディオ・サラチーニ:トッカータ
 聖土曜日のための哀歌I
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 聖土曜日のための哀歌II
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 聖土曜日のための祈祷(哀歌III)
 ヴィンチェンツォ・ベルニア:トッカータ
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
フランチェスコ・パヴァン
 (テオルボ、アーチリュート&指揮)
ラボラトリオ'600
 〔カテリーナ・ガンヌーディ
   (アルパ・ドッピア)、
  クレイグ・マルキテッリ(アーチリュート)、
  フランチェスコ・モイ(オルガン)〕
 イタリアの情熱の歌姫インヴェルニッツィ!17世紀シエナ、デラ・チャイアの哀歌を歌う。
 日本語曲目表記オビ付き!

 フィレンツェとトスカーナ地方の覇権を争い、芸術面でも中心的な役割を担ったイタリアの都市シエナ。
 イタリア古楽界の情熱の歌姫、ロベルタ・インヴェルニッツィが歌うのは、17世紀、バロック時代のシエナで誕生した聖週間の典礼ための音楽、アレッサンドロ・デラ・チャイア(c.1605−c.1670)の「哀歌集」!
 当時のシエナの貴族であり、アーチリュート奏者、作曲家であったこと、そして「哀歌集」を含む3つの曲集以外は、謎に包まれた部分が多いデラ・チャイア。
 幅広い音域、高度な技巧、卓越した表現力を求められるチャイアのソプラノ独唱のための「哀歌集」を歌う、インヴェルニッツィの劇的で、そして感情がほとばしる存在感にただただ感嘆。
 インヴェルニッツィという理想的な伝承者を得て、17世紀シエナの「哀歌」が21世紀に響く。

 ※録音:2014年10月、スタジオ・カヴァッリ(カストレッツァート、イタリア)







CD ACCORD


ACD-217
\2100
ミェチスワフ・ヴァインベルク:ヴァイオリン・ソナタ集
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第4番 Op.39
 <第1楽章:Adagio/第2楽章:Allegro ma non troppo/
  第3楽章:Adagio tenuto molto rubato - Adagio primo>/
 4-6.ヴァイオリンのためのソナチネ Op.46
 <第1楽章:Allegretto/第2楽章:Lento - Allegro - Tempo primo/
  第3楽章:Allegro moderato - Lento>/
 7-10.ヴァイオリン・ソナタ 第5番 Op.53
 <第1楽章:Andante con moto/第2楽章:Allegro molto/
  第3楽章:Allegro moderato/第4楽章:Allegro - Andante - Allegretto>
マリア・スワヴェク(ヴァイオリン)/
ピオトル・ルジャンスキ(ピアノ)
録音 2014年10月20-21日 ポーランド ルスワビツェ ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター・フォー・ミュージック
 最近、数多くのCDがリリースされ、その存在がクローズアップされているポーランド出身の作曲家ヴァインベルク(1919-1996)のヴァイオリン・ソナタ集です。
 レオニード・コーガンに献呈された第4番は、あの悪名高き「ジダーノフ批判」の直後に作曲された作品です。ぽつぽつと呟くように音を置いていくピアノで始まり、ヴァイオリンは悲痛なメロディを美しく歌います。第2楽章はせわしないヴァイオリンとファンファーレを思わせるピアノ、そして終楽章は何かを諦めたかのような静かな音楽です。
 ソナチネは1949年の作で、彼の友人ボリス・チャイコフスキーに捧げられています。民族音楽由来の親しみやすい音楽です。第5番は1953年の作品。こちらはショスタコーヴィチに捧げられています。壮大な構成を持つシンフォニックなソナタでありて、彼の最高傑作のひとつとしても讃えられています。
 1988年生まれの若き女性ヴァイオリニスト、スワヴェクのデリケートな音色が魅力です。
 

ACD-219
\2100
ミハイル・カロル・シマノフスキ:ピアノ・リサイタル
 1.ショパン(1810-1849):舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/
 2.ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1/
 3.パデレフスキ(1860-1941):夜想曲 変ロ長調 Op.16-4/
 4-6.ショパン:3つのマズルカ Op.59
  <第1番:イ短調/第2番:変イ長調/第3番:嬰へ短調>/
 7-8.シマノフスキ(1882-1937):2つのマズルカ Op.62
  <第1番/第2番>/
 9.ショパン:エチュード イ短調 Op.25-11/
 10.ショパン:エチュード ロ短調 Op.25-10/
 11.ショパン:ポロネーズ 嬰へ短調 Op.44/
 12.パデレフスキ:ポロネーズ ロ長調 Op.9-6/
 13.ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42/
 14.ヴィエニアフスキ(1873-1912):演奏会用ワルツ 変ニ長調 Op.3
ミハイル・カロル・シマノフスキ(ピアノ)
録音 2015年3月2.4.5日 ポーランド ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール
 デビュー・アルバム(ACD170)で爽やかな才能を披露した、1988年ポーランド生まれのカロル・シマノフスキは、現在ポーランドで最も有望なピアニストの一人と賞賛されています。
 彼は2010年のパデレフスキ国際ピアノコンクール入賞など、6つの国際コンクールに入賞し、2011年にはヤマハの奨学金を得て更にその音楽性に磨きをかけています。
 今回のアルバムでは得意とするショパンの作品と、同姓の偉大なる作曲家シマノフスキのマズルカ、前作でも見事な演奏を聞かせたパデレフスキの一連の作品など、現在の彼の才能を見せ付ける選曲となっています。



 

DACAPO



8.206005
(6CD)
超特価\4500→\3990
ディートリッヒ・ブクステフーデ:オルガン作品全集
〈CD1…8.226002〉
 1.前奏曲 ト短調 BuxWV 149/
 2.いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV 211/
 3.イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BuxWV 189/
 4.みどり児ベツレヘムに生まれたまえり BuxWV 217/
 5.かくも喜びに満てる日 BuxWV 182/
 6.甘き喜びのうちに BuxWV 197/
 7.汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ BuxWV 202/
 8.シャコンヌ ハ短調 BuxWV 159/
 9.パッサカリア ニ短調 BuxWV 161/
 10.シャコンヌ ホ短調 BuxWV 160/11.前奏曲 ト短調 BuxWV 148/
 12.我らの救い主なるイエス・キリスト BuxWV 198/
 13.来たれ精霊、主なる神 BuxWV 199/
 14.今我ら聖霊に願う BuxWV 209/
 15.今我ら聖霊に願う BuxWV 208/
 16.来たれ精霊、主なる神 BuxWV 200/
 17.父なる神はわれらの側に住みたもう BuxWV 190/
 18.前奏曲 ハ長調 BuxWV 137/
〈CD2…8.226008〉
 1.前奏曲 ホ短調 BuxWV 152/
 2.ああ主よ、あわれなる罪人のわれを BuxWV 178/
 3.われらの主キリスト、ヨルダン川に来り BuxWV 180/
 4.前奏曲 イ短調 BuxWV 153/
 5.人よ、汝幸いに生きんとせば BuxWV 206/
 6.われ神より去らじ BuxWV 221/7.われ神より去らじ BuxWV 220/
 8.前奏曲 ハ長調 BuxWV 136/
 9.神もしわれらと共になかりせば BuxWV 222/
 10.主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す BuxWV 224 /
 11.前奏曲 イ長調 BuxWV 151/
 12.今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 214/
 13.今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 215/
 14.前奏曲 ホ短調 BuxWV 142/
〈CD3…8.226023〉
 1.前奏曲 ホ短調 BuxWV 138/
 2.われらが神は堅き砦 BuxWV 184/
 3.愚かなる者らの口、なめらかに語り出で BuxWV 187/
 4.主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ BuxWV 186/
 5.前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV 163/
 6.トッカータ ト長調 BuxWV 164/
 7.前奏曲とフーガ イ短調 BuxWV 158/
 8.アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ BuxWV 183/
 9.神のひとり子なる主キリスト BuxWV 191/
 10.神のひとり子なる主キリスト BuxWV 192/
 11.救いはわれらに来れリ BuxWV 186/
 12.カンツォネッタ ト長調 BuxWV 172/
 13.カンツォネッタ イ短調 BuxWV 225/
 14.カンツォネッタ ト短調 BuxWV 173/15.前奏曲 ト短調 BuxWV 150/
 16.我がもとへ来たれ、と神のみ御子は語りたもう BuxWV 201/
 17.主なるイエス・キリストよ、我は悉く知れり BuxWV 193/
 18.天にいますわれらの父よ BuxWV 219/
 19.トッカータ ヘ長調 BuxWV 156/
〈CD4…6.220514〉
 1.トッカータ ヘ長調 BuxWV 157/
 2.イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BuxWV 189/
 3.今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 212/
 4.前奏曲 ト長調 BuxWV 147/5.カンツォネッタ ハ長調 BuxWV 167/
 6.カンツォネッタ ト長調 BuxWV 171/
 7.第1旋法のマニフィカト BuxWV 204/
 8.今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ BuxWV 210/
 9.カンツォネッタ ニ短調 BuxWV 168/
 10.前奏曲とフーガ ヘ長調 BuxWV 144/
 11.われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BuxWV 196/
 12.暁の星のいと美しきかな BuxWV 223/
 13.トッカータ ニ短調 BuxWV 155/
〈CD5…6.220520〉
 1.前奏曲 ニ長調 BuxWV 139/2.主に感謝せよ BuxWV 181/
 3.われ汝に感謝す、愛する主よ BuxWV 194/
 4.第9旋法のマニフィカト BuxWV 205/
 5.第1旋法のマニフィカト BuxWV 203/6.前奏曲 嬰ヘ短調 BuxWV 146/
 7.われら神であるあなたを讃えん BuxWV 218/
 8.ああ神よそして主よ BuxWV 177/
 9.汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す BuxWV 195/
 10.今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 213/
 11.前奏曲 ニ短調 BuxWV 140/
〈CD6…6.220530〉
 1.前奏曲 ヘ長調 BuxWV 145/
 2.天にいますわれらの父よ BuxWV 207/3.フーガ 変ロ長調 BuxWV 176/
 4.トッカータ ト長調 BuxWV 165/5.カンツォーナ ハ長調 BuxWV 166/
 6.フーガ ト長調 BuxWV 175/7.カンツォーナ ト長調 BuxWV 170/
 8.フーガ ハ長調 BuxWV 174/9.前奏曲 ホ短調 BuxWV 143/
 10.カンツォネッタ ホ短調 BuxWV 169/
 11.前奏曲とフーガ ト長調 BuxWV162/
 12.安らぎと喜びもてわれは逝く BuxWV 76/
 13.前奏曲とフーガ ホ長調 BuxWV 141
ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン)
録音 2002年6月4-5日 ヘルシンボリ(Elsinore) 聖マリア教会…CD1, 2003年2月11-12日 ヘルシンボリ(Elsinore) 聖マリア教会…CD2, 2003年11月17-18日 ヘルシンボリ 聖メアリー教会…CD3, 2005年3月30-31日 ストックホルム ドイツ教会…CD4, 2006年5月 ハンブルク 聖ヤコビ教会…CD5, 2007年6月20-21日 リューベック 聖ヤコビ教会…CD6

 以前から分売され好評を得ていたブクステフーデ(1637-1707)のオルガン作品全集がBOX化されました。
 ブクステフーデはデンマークに生まれ、1958年にヘルシンボリの聖マリア教会のオルガニストに就任します。以降、ヘルゼンゲアの聖マリア教会のオルガニストを務め、1667年にはリューベックの聖マリア教会のオルガニストに選出されるという栄誉を得ます。
 彼はこの地位を生涯大切にし、およそ40年間職務を全うし、17世紀北ドイツのオルガン作品の発展に大きく寄与することとなります。このBOXで演奏している女性オルガニスト、ブリンドルフは作曲年代にあわせて、ブクステフーデ所縁のオルガンを用いることで、ブクステフーデの変遷と軌跡を鮮やかに見せてくれます。バッハへと繋がるオルガン音楽の雄大な歴史をお楽しみください。
 

8.226583
\2100
デンマークの5つの現代ピアノ三重奏曲集
 1-4.スヴェン・ヴィトフェルト・ニルセン(1958-):ディヴェルティメント/
 5-7.イェスパー・コック(1967-):ピアノ三重奏曲/
 8-12.ラーシュ・ヘゴー(1950-):沈黙の立方体のように/
 13-15.イブ・ネアホルム(1931-):ピアノ三重奏曲 第3番「追悼のエサイ」Op.155/
 16-19.ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):楽興の時
トリオ・イスメナ
録音 2013年8月27-29日 デンマーク コペンハーゲン,ミリファクトリー・スタジオ
 このアルバムに収録された5つのピアノ三重奏曲は、どれも北欧らしい明快さを持つと同時に、暗い闇、影、憂鬱な気分も持ち合わせています。冒頭の繊細なさざめきが印象的なS.V.ニルセンのディヴェルティメント、シンプルに書かれたコックの三重奏曲、小説からインスパイアされたヘゴーの作品、象徴的なタイトルを持つネアホルムの「追悼のエサイ」、そしてタイトル通りシューベルトが姿をみせるグズモンセンの「楽興の時」。今のデンマークの音楽を端的に知ることができる興味深い1枚です。
  


8.226119
\2100→\1890
デンマークのロマンティック・ピアノ三重奏曲集
 1-3.ランゲ=ミュラー(1850-1926):ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.53/
 4-7.ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Op.42/
 8.ウィルヘルム・ゲーゼ:ピアノ三重奏曲 変ロ長調/
 9.ルーズ・ランゴー(1893-1952):山の花 BVN34
デンマーク・ピアノ三重奏団
録音 2014年4月12-13日 デンマーク コペンハーゲン,王立音楽大学コンサート・ホール
 中央ヨーロッパでは広く愛されていた「ピアノ三重奏曲」というジャンルは、実はデンマークではそれほど長い歴史を持っているわけではありません。
 ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンが数多くの作品を書いていたのに、デンマークではそれらは全く手付かずでした。ようやく19世紀の半ばになって、何人かの作曲家たちが「ピアノ三重奏曲」を書くようになったのですが、例えばシューマンやメンデルスゾーンに傾倒していたゲーゼの作品はドイツ風であり、なかなか北欧独自の響きを獲得するまでには至らなかったようです。
 しかしランゲ=ミュラーの三重奏曲には明らかに北欧の民謡が使われるなど、独自の作品が生まれていくようになります。そんなデンマークの現代の三重奏曲を聞いてみたければアルバム「5つの現代ピアノ三重奏曲集」(8.226583)もあわせてどうぞ。
 

8.226548
\2100
イェペ・ユスト・クリステンセン:歌と楽章
 1-9.3つの歌の9つの楽章(2015)/
 10-11.Movin'(2005)/12-14.ダグラス(2009)
セナテット(アンサンブル)/
イェペ・ユスト・インスティトゥーテット
 録音 2015年6月12-17日 コペンハーゲン 王立音楽大学, 2015年9月1日 Studiet Pa Frederiksberg
 1978年生まれのデンマークの作曲家、イェペ・ユスト・クリステンセン(1978-)のユニークな作品集です。
 テーマとなるのは郷愁、リサクル、そして楽器とおもちゃ。彼が率いる「バンド」で用いられているのは卵スライサー、コーヒーグラインダー、トイ・ピアノなど様々です。
 12人のメンバーで構成された「セナテット」は音楽だけでなく、演劇の分野でも活躍するアンサンブルで、常に新しいものを求め多くの新作を上演しています。とにかく不思議な音が氾濫しています。
 実験的で創造的な音を聴きたい人にオススメします。



 

DYNAMIC


CDS-7675
(2CD)
\3100
※DVD同時発売
ルイージ&フェレリコ・リッチ:歌劇《クリスピーノと死神》
 DYNDVD37675と同内容
クリスピーノ…ドメニコ・コライアンニ(バス)/
アンネッタ…ステファニア・ボンファデッリ(ソプラノ)/
死神…ロミナ・ボスコーロ(メゾ・ソプラノ)/
コンティーノ・デル・フィオーレ…ファブリツィオ・パエザーノ(テノール)/
ファブリツィオ…マッティア・オリヴィエリ(バリトン)/
ミラボラーノ…アレッサンドーロ・スピーナ(バス)/
アスドゥルバーレ…カルミネ・モナコ(バス・バリトン)/
リセッタ…ルチア・コンテ(メゾ・ソプラノ)/
ボルトロ…フランチェスコ・カストーロ(テノール)/
イタリア国際管弦楽団/
バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場合唱団(フランコ・セバスティアーニ…合唱指揮)/
ヤデル・ビニャミーニ(指揮)
収録 2013年7月13日.29日 マルティナ・フランカ デュカーレ宮殿
 19世紀の半ば、イタリアのリッチ兄弟が作曲した歌劇《クリスピーノと死神》は、S.ファブリケージの台本による軽妙な喜劇です。初演されるやいなや、世界中で人気を得たというこの物語はグリム童話の「死神の名付け親」と酷似していることでも知られており、死神の姿を見ることのできる主人公が、その力を用いて評判のよい医者になるというものです。しかし死神を騙して怒らせてしまい、主人公は命を落としてしまう…というのが童話の結末ですが、こちらの歌劇では主人公クリスピーノは、死神(妖精)に謝罪し生き返るという結末になっています(三遊亭圓朝の創作落語「死神」も同じような粗筋を持っていますが、こちらはグリム童話に近いものです)。そんなわけで安心して笑えるこのお話では、妻アンネッタが重要な働きをしますが、ここで彼女を演じているのは、以前「椿姫」のヴィオレッタ役で一世を風靡したステファニア・ボンファデッリ。繊細な歌唱に力強さが加わった実にステキなアンネッタを演じています。題名役のドメニコ・コライアンニのユーモラスな歌唱も魅力的です。
 


CDS-7720
\2100→\1890
ドメニコ・チマローザ:ピアノ・ソナタ全集 第1集
 1-44.ソナタ第1番-第44番
ダリオ・カンデーラ(ピアノ)
録音 2015年1月 アウディトリウム・ネグリ
 チマローザ(1749-1801)というと、70曲近いオペラを作曲した人として知られています。しかしそれらのほとんどは現在演奏されることはあまりなく、「秘密の結婚」や「宮廷楽士長」などのいくつかの歌劇と、その他の歌劇の序曲のみ、そしてレクイエム、オーボエ作品などが時折演奏されるに留まっています。しかし、彼は鍵盤のためのソナタも88曲残していて、これらは知られざる名曲として、最近評価が高まっています。どの曲も3分ほどの短いもので、恐らくD.スカルラッティの1楽章形式のソナタの様式を継承していると思われます。しかし古典派の時代の作品だけあって、どの曲も多彩な表情を持ち、一つたりとて似たものはありません。残りの44曲は第2集に続きます。



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GRANDO PIANO


GP684
\2100
バンジャマン・ゴダール:ピアノ作品集 第2集
 1.夢のすまい Op.140/2.夜想曲 第1番 Op.68/
 3.夜想曲 第2番 Op.90/4.夜想曲 第3番 Op.139/
 5.夜想曲 第4番 Op.150/
 6-8.3つの小品 Op.16
  <第1番:メヌエット/第2番:アンダンテ/第3番:ガヴォット>/
 9-11.幻想曲 Op.143
  <第1番:バラード/第2番:間奏曲/第3番:スケルツォ>/
 12.再生 Op.82/
 13-15.詩的な断章 Op.13
  <第1番:ラマルティーヌ/第2番:アルフレッド・ド・ミュッセ/第3番:ヴィクトル・ユゴー>
   ※世界初録音
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
録音 2014年4月27日.5月22日 ベルギー ティアンジュ リサイタル・スタジオB
 19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)のピアノ作品集第2集です。第1集(GP683)に収録されていた2曲のソナタの厳しい曲想に比べると、「夜想曲」を中心に集められたこちらの第2集の方が、普段知っているゴダールの雰囲気に近いのではないでしょうか。
 夢、夜、詩・・・この言葉に集約される美しい作品集は、ちょっとだけ肩の力を抜いたゴダールの姿を垣間見ることができそうです。しかし曲に渦巻くハーモニーはシューマンやショパン由来のものではなく、彼が敬愛していたワーグナーのもの。最初に置かれた穏やかなワルツ「夢のすまい」の息の長いメロディは、まさに愛の語らいです。
 ベルギーのピアニスト、エリアンヌ・レイエの柔らかいタッチは聴き手を夢の世界へ誘ってくれるようです。
  

GP691
\2100
フィリップ・グラス:グラス・ワールド 第3集 メタモルフォーシス I-IV 他
 1.メタモルフォーシス I(1988)/
 2.メタモルフォーシス II(1988)/
 3.メタモルフォーシス III(1988)/
 4.メタモルフォーシス IV(1988)/5.メタモルフォーシス V(1988)/
 6.オリンピアン(ピアノ版)(1984)/
 7.トリロジー・ソナタ-第3楽章:アクナーテン(1983)よりダンス(P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 8.レイト・グレイト・ジョニー・エースからコーダ(1980頃)/
 9.トリロジー・ソナタ-第2楽章:サティアグラハ(1980)より終曲(P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 10.シークレット・ソロ(1977)/
 11.トリロジー・ソナタ-第1楽章:浜辺のアインシュタイン(1976)より「ニー・プレイ第4番」
  (P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 12.2つのページ(1968)/
 13.ピアノ・ソナタ 第2番(1959) ※8,10,13…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2014年3月24日…1-7.9.11.12, 2015年6月29日…8.10.13, フランス パリ、Temple Saint Marcel
 このグラス・ワールド第3集は、アルバムの曲順が時間を遡っていくようにプログラムされています。「メタモルフォーシス」は、カフカの小説「変身」のために書かれた第3番と第4番、エロール・モリスの映画のサントラのための第1番、第2番、第5番が入り混じっています。曲はお馴染みのミニマルで、美しい断片的なメロディーが形を変えながら耳を通り過ぎていきます。ロサンゼルス・オリンピックのための「オリンピアン」、三部作オペラからの編曲であるトリロジー・ソナタ、1968年に書かれたにもかかわらず、すでにミニマリズムの萌芽が見える2つのページ、そしてミヨーの影響があると言われるソナタ第2番。あなたの知らないフィリップ・グラス(1937-)の姿が見えてくるかもしれません。 【既発買】第1集…GP677 第2集…GP690
 

GP672
\2100
ヤン・ヴァーツラフ・フーゴ・ヴォジーシェク:ピアノ作品全集 第3集 12の狂詩曲 Op.1
 1.第1番:嬰ハ短調 Allegro/2.第2番:ホ長調 Allegro/3
 .第3番:イ短調 Allegro con brio/4.第4番:ヘ長調 Vivace/
 5.第5番:ヘ短調 Allegro/
 6.第6番:変イ長調 Allegretto ma agitato/
 7.第7番:ニ短調 Allegro furioso/
 8.弟8番:ニ長調 Veloce, ardito/
 9.第9番:ト短調 Allegro appassionato/
 10.第10番:ハ長調 Allegro risvegliato/
 11.第11番:ロ短調 Allegro brioso/
 12.第12番:変ホ長調 Allegro tempestoso
ビリヤナ・ウーバン
録音 2014年3月14日 オランダ ユトレヒト,Vredenburg Leeuwenbergh
 第1集(GP670)では即興曲と幻想曲、第2集(GP671)では様々な小品とそのユニークな作風が楽しい、ボヘミア出身の作曲家ヴォジーシェク(1791-1825)のピアノ曲集第3集は、彼の作品の中でも比較的知名度の高い「12の狂詩曲」です。
 ベートーヴェンに賞賛されたというこの狂詩曲集は、当時としてはかなり先進的な作風を持ち、すでにロマン派の域に達しているといってもよいかもしれません。
 この曲が出版されたのは1818年で、当時は優れた評価を受けています。曲によってはショパンを先取りするかのような面持ちもあり、どれも自由な発想と豊かな楽想に満ちています。「技巧的に難しい」と評された作品ですが、全体的には素朴な美しさが漂っています。このアルバムも、アルメニアの女性ピアニスト、ウーバンが見事な演奏を繰り広げています。
 

GP713
\2100
ミリー・アレクセイヴィチ・バラキレフ:ピアノ作品全集 第2集
 1.ワルツ 第1番 ト長調(ワルツ・ディ・ブラヴーラ)(1900)/
 2.夜想曲 第1番 変ロ短調(1898年改訂版)/
 3.ワルツ 第2番 ヘ短調(ワルツ・メランコリック)(1900)/
 4.ワルツ 第3番 ニ長調(ワルツ・インプロンプチュ)(1901)/
 5.夜想曲 第2番 ロ短調(1901)/
 6.ワルツ 第4番 変ロ長調(演奏会用ワルツ)(1902)/
 7.夜想曲 第3番 ニ短調(1902)/
 8.ワルツ 第5番 変ニ長調(1903)/
 9.夜想曲 嬰ト短調(夜想曲 第1番の初稿/1856)/
 10.幻想的小品 変ニ長調(1903)/
 11.ワルツ 第6番 嬰へ短調(1903)/
 12.漁師の歌 ロ短調(1903)/
 13.ワルツ 第7番 嬰ト短調(1906)
   ※世界初録音…9
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)
録音 2012年8月20-23日…1.3.4.6.8.11.13, 2014年1月7-10日…2.5.7.9.10.12 イングランド ウィアストン・レイズ
 ロシア五人組のメンバーの一人、バラキレフ(1837-1910)のピアノ作品集の第2集です。今回のアルバムで取り上げられているのは、彼の「ショパンへの憧れ」が強く感じられる夜想曲とワルツです。彼は実は優れたピアニストであり、とりわけ即興演奏の腕は素晴らしいものだったとされています(イスラメイを聴けばそれも納得です)。しかし、自作については懐疑的であり、鬱病になってワルシャワ鉄道の事務員として働くなど、一時期音楽からすっかり遠ざかってしまったこともあると言います。そんな彼、残された作品もあまり多くないのですが、ここに収録されている晩年の作品はどれも確信に満ちたもの。中には若いころの作品を改作した「夜想曲第1番」も含まれていますが、今回、その初稿版が初めて録音されました。比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
 

GP625
\2100
サン=サーンス:ピアノ作品全集 第4集
 1.ガヴォット ハ短調 Op.23/2.マズルカ 第1番 ト短調 Op.21/
 3.マズルカ 第2番 ト短調 Op.24/
 4.マズルカ 第3番 ロ短調 Op.66/5.メヌエットとワルツ Op.56/
 6.カナリアのワルツ イ短調 Op.88/
 7.かわいいワルツ 変ホ長調 Op.104/
 8.のんきなワルツ 変ニ長調 Op.110/
 9.弱々しいワルツ ホ長調 Op.120/10.愉快なワルツ Op.139/
 11.リスボンの夜 変ホ長調 Op.63/
 12.イタリアの思い出 ト長調 Op.80/13.イスマイリアの思い出 Op.100
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2015年1月10.12.17日 USA ニューヨーク,ブロンクス パトリッチ・サウンド・スタジオ
 サン=サーンス(1835-1921)といえば、誰もが交響曲第3番の壮麗さやピアノ協奏曲第5番のエキゾチックな雰囲気を思い浮かべるに違いありません。
 しかしそんな彼が、実はフランスのバロック音楽の復興に力を尽くしていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。彼はリュリやラモーの舞曲を研究し、その様式を自作に取り入れたのです。
 確かにトラック1の「ガヴォット」はまさにバロック風。他のワルツもうっとりとした雰囲気と名人芸に彩られた楽しいものです。
 今回も名手ジェフリー・バールソンの卓越した演奏で、この洒落た作品集をじっくり味わってみてください。
【サン=サーンス:ピアノ作品集】第1集…GP601 第2集…GP605 第3集…GP609



  

OPUS ARTE(CD)


OACD9041D
\2700
サイミール・ピルグ(テノール) IL MIO CANTO-わが歌
 1.ヴェルディ(1813-1901):《シモン・ボッカネグラ》より <怒りの炎が>/
 2.プッチーニ(1858-1924):《ラ・ボエーム》より <冷たい手>/
 3.グノー(1818-1893):《ファウスト》より 〈この清らかな住まい〉/
 4.R.シュトラウス(1864-1949):《バラの騎士》より <愛に対し堅くよろわれた>/
 5.チレア(1866-1950):《アルルの女.》より <フェデリコの嘆き>/
 6.ヴェルディ:《椿姫》より <燃える心を>/
 7.ヴェルディ:《椿姫》より <おお 何たる恥辱>/
 8.グノー:《ロメオとジュリエット》より <ああ 太陽よ昇れ!>/
 9.ヴェルディ:《第一次十字軍のロンバルディア人》より 〈私の喜びを〉/
 10.ドニゼッティ(1797-1848):《ランメルモールのルチア》より 〈我が先祖の墓よ〉/
 11.マスネ(1842-1912):《ウェルテル》より 〈春風よ なぜ私を目覚めさせるのか?〉/
 12.ヴェルディ:《リゴレット》より 〈頬の涙が〉/
 13.ヴェルディ:《マクベス》より 〈ああ 父の手は〉/
 14.ヴェルディ:《ルイザ・ミラー》より 〈星の明るい夕べに〉/
 15.ヴェルディ:《リゴレット》より 〈女心の歌〉
サイミール・ピルグ(テノール)/
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団/
スペレンツァ・スカップッチ(指揮)
録音 2015年9月1-5日 イタリア フィレンツェ歌劇場 コンサート・ホール
 その才能をプラシド・ドミンゴからも絶賛された、アルバニア出身のリリック・テノール、サイミール・ピルグのリサイタル・アルバムです。
 22歳のときに、クラウディオ・アバドによって「コジ・ファン・トゥッテ」のフェルランド役に抜擢されて以来、そのカリスマ性と美声によって世界中を興奮の渦に巻き込んできたピルグ。レパートリーも広く、最近ではシマノフスキの「ルジェ王」での魅惑的な羊飼い役の演技も高い評価を得ています。
 しかし彼の本領はやはりベルカント、そしてヴェルディやプッチーニといったイタリア・オペラにあるといえるでしょう。
 ドニゼッティの「我が祖先の墓よ」やチレアの「フェデリコの嘆き」などのデリケートな感情表現は、ただ声の力のみに頼っている歌手には全く不可能なものなのです。
 このアルバムでも全15曲、広い声域と明るい音色、そしてビロードのようなトーンを持つ彼の声にふさわしい作品が選ばれています。
【サイミール・ピルグ:既発盤】シマノフスキ:ロジェ王 OA1161D/OABD7162D/モーツァルト:魔笛 OA1066D/OABD7099D




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PALADINO&ORLAND


pmr-70
\2100→\1890
パトリチア・コパチンスカヤ登場!
 ファラドシュ・カラーエフ:管弦楽作品集

 1-3.ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲(2004)  わが母の思い出のために
 <主題なしの変奏曲/テーマと暗示/4つの変奏と主題>/
 4-7. 20年の‐ノスタルジー A.(e)SCH E.DE(e)の思い出のために(2009)<I/II/III/IV>
パトリチア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)…1-3/
アゼルバイジャン国立交響楽団…1-3/
ラウフ・アブリャエフ(指揮)…1-3/
ロシア国立シンフォニー・カペラ…4-7/
ヴァレリー・ポリャンスキ(指揮)…4-7
録音 2009年11月30日 バーク マゴメフ・アゼルバイジャン国立フィルハーモニック・ホール…1-3, 2011年4月8日 モスクワ チャイコフスキー音楽院 グレート・ホール…4-7



 モルドヴァ出身の奇才ヴァイオリニスト、コパチンスカヤの新譜がpaladinoレーベルから登場です。
 古典派、ロマン派から現代音楽までそのレパートリーの幅広さと、独特の解釈で知られる彼女ですが、今回は1943年、アゼルバイジャン生まれの作曲家ファラドシュ・カラーエフ(1943-)のヴァイオリン協奏曲を演奏しています。
 作曲家カラ・カラーエフを父に持つファラドシュ・カラーエフは、ポストソビエト時代の主要な作曲家の一人であり、現代作曲家の誰とも似た作風ではありません。一つ一つの作品に様々が概念やイメージを持たせ、その音楽は日々変化を遂げています。
 このヴァイオリン協奏曲と「ノスタルジー」は共に最近の作品であり、想像を絶した音が炸裂しています。
 コパチンスカヤもあらゆる特殊奏法を駆使しこの曲に対峙しています。謎の言葉が踊る「ノスタルジー」も不思議なテクスチャーを持つ音楽です。
 

pmr-71
(2CD)
\2700
ジャック・ペジブル:リコーダーソナタ全集
<CD1>
 1-4.ソナタ 第13番 ハ長調/5-13.ソナタ 第19番 ヘ長調/
 14-17.ソナタ 第1番 ニ長調/18-21.ソナタ 第10番 ヘ長調/
 22-25.ヴァレ・ローヤル 第14番 イ短調/
 26-29.ソナタ第11番 ニ短調/30-33.ソナタ 第18番 変ロ長調/
 34-38.ソナタ 第3番 変ロ長調/39-43.ソナタ 第7番 ホ短調/
 44-49.ソナタ 第15番 ホ短調/
<CD2>
 1-4.ソナタ 第4番 ニ短調/5-8.ソナタ 第12番 ヘ長調/
 9-12.ソナタ 第5番 ト短調/13-18.ソナタ 第9番 変ロ長調/
 19-23.ソナタ 第4番 ニ短調/24-27.ソナタ 第17番 ヘ長調/
 28-32.ソナタ 第8番 ハ短調/33-37.ソナタ 第2番 変ホ長調/
 38-42.組曲 第16番 イ短調/
 43.バベル・マニュスクリプトからアルマンド ニ短調
ムジケ・プレジャー・ガーデン(アンサンブル)/
ミヒャエル・ヘル(リコーダー)/
エヴァ・マリア・ポレルス(ハープシコード)…
CD1:1-21.26-29.34-39,CD2:1-4.9-23.28-43/
スザンナ・ボルシュ(リコーダー)…CD1:30-33,CD2:24-27/
サム・チャプマン(ギター)…CD1:22-25.44-49,(アーチリュート)…
CD1:18-21,CD2:5-8,(テオルボ)CD2:38-42/
トーマス・プラツグンマー(チェロ)…
CD1:1-4.26-29.34-38,CD2:13-18.33-27/
レベカ・ルソ(バスヴィオール)…CD1:5-13.22-25,CD2:28-32
録音 2011年4月24日.5月1-4日.11月13-16日.12月6-8日 オーストリア,スティフト・ライン,ヴァイサー・ザール
 イングランド宮廷で活躍したフランス出身の演奏家、作曲家ジャック・ペジブル(1656頃-1721)。イギリスでの活動時期が長かったため、「ジェイムズ・ペザブル」という英語名でもシラ得ています。
 当時のリコーダー演奏の第1人者であり、その超絶技巧を生かした作品を多く書きました。この2枚組は彼のリコーダーソナタの全曲を収録したもの。心地よい音色の中からリコーダーの響きが際立って聞こえてきます。リコーダーを演奏しているヘルは、ハープシコードとリコーダーの名手で、ドイツの古楽演奏家のなかでも素晴らしい存在です。
 


OR-21
\2100→\1890

ハイドンはこの楽器を実際に演奏し、貴族たちを楽しませていた

Gassenhauer at Esterhazy Palace-エステルハーツィ宮殿での流行り歌


 1-3.C.P.E.バッハ(1714-1788):オルガン・ソナタ ヘ長調 Wq70/3 H84/
 4-5.ベートーヴェン(1770-1827):音楽時計の5つの小品 WoO33より
  <第5番:メヌエット/第2番:スケルツォ>/
 6.モーツァルト(1756-1791):アンダンテ ヘ長調 K616/
 7.ヴァイグル(1766-1846):「海賊」から船乗りの愛(J.ヴェルフル編)/
 8.ノイコム(1781-1854):ハイドン「天地創造」のロンドによる変奏曲 ヘ長調より第1.3-5変奏/
 9-10.ハイドン(1732-1809):フルート・クロックのための作品集 HobXIXより
  <第25番:行進曲/第27番:アレグレット>/
 11.フォークト(1778-1858):主題と変奏 ヘ長調/
 12.モーツァルト:アダージョ ハ長調 K356(617a)/
 13-14. C.P.E.バッハ:おもちゃとバレルオルガンのための30の小品集 Wq193 H635
 <第9番:メヌエットI.II/第16番:行進曲I>/
 15.アルブレヒツベルガー(1736-1809):パストラール ハ長調/
 16-17.レオポルド・モーツァルト(1719-1787):「朝と晩」より
  <第9番:秋の月 狩り/第10番:ワインの月 メヌエット>/
 18.ハイドン:「神よ、皇帝フランツを守り給え」の主題による変奏曲 ト長調 Hob.III:77(II)
アントン・ホルツァプフェル(オルガン)
録音 2014年11月17-18日 オーストリア,アイゼンシュタット エステルハーツィ宮殿

 アイゼンシュタットのエステルハーツィ宮殿に所蔵されているオルガンを演奏したアルバムです。ハイドンはこの楽器を実際に演奏し、貴族たちを楽しませていたのです。
 当時、宮殿で演奏されていた曲を追いながら、壮麗な響きから可愛らしい響きまで色々な音色が楽しめます。





RONDEAU



ROP-6101
\2100→\1890
天使たち
 1.シュッツ(1585-1672):天使は羊飼いたちに言った SWV395/
 2.ハスラー(1564-1612):2人のセラフィム/
 3.オラ・イェイロ(1978-):サンクトゥス:ロンドン/
 4.マーラー(1860-1911):原光(C.ゴットヴァルトによる合唱編)/
 5.マウエスベルガー(1889-1971):何ゆえこの町は荒れ果ててしまったのか/
 6.ティナ・アンダーソン(1966-):天使/
 7-11.コッコネン(1921-1996):ラウダーティオ・ドミニ/
 12.リヒャルト・ダブラ(1964-):そして天使が/
 13.シェーンベルク(1874-1951):地には平和を Op.13/
 14.メンデルスゾーン(1809-1847):オラトリオ「エリア」‐
  それ、主汝のためにみ使いたちに命じ…
コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファー/
フローリアン・ローマン(指揮)
録音 2014年7月26日.2015年7月9-11日 ハノーファー,パウル教会
 “天使”この存在は、見えざる天と地上との仲介役であり、大切な言葉を伝えるものです。絵画でも様々な姿で表現されますが、音楽でもその姿を表すために数多くの作品が生まれています。
 このアルバムでは17世紀から現代までに描かれた「音による天使」を聞くことができます。時代の移り変わりとともに、天使の存在価値も変化しているようです。
 コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファーのハーモニーは、どのように音楽のスタイルが変わろうとも普遍の美しさを讃えています。
 

ROP-6109
\2100
Es naht ein Licht‐光よ来たれ
 1.マイエルホーファー(1956-):光よ来たれ/
 2.15世紀フランス伝承:ヴェニ・ヴェニ・エマニュエル/
 3.14世紀ドイツ伝承:イン・ドゥルチ・ユビロ/
 4.J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ-
  どのようにあなたをお迎えしましょうか/
 5.ジョスカン・デ・プレ(1452-1521):御身のみ奇蹟をなす者/
 6.ハンマーシュミット(1611/12-1675):Machet die Tore weit/
 7.グルーバー(1787-1863):きよしこの夜/
 8.イギリス伝承:コベントリー・キャロル/
 9.ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアは茨の道を通り/
 10.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):エサイの根より/
 11.マンフレード・ホルマン(1928-):クリスマス/
 12.ヴィルヘルム・ナゲル(1871-1955):美しい夜/
 13.イギリス伝承:クリスマスの20日/
 14.J.L.ピエルポント(182-1893):ジングルベル/
 15.ヨーゼフ・ブラケット(1797-1882):シンプル・ギフト/
 16.ジェイ・ジャロムバード(1964-):Sure On This Shining Night
オクタヴィアンズ(アンサンブル)
録音 2015年1月6-11日,8月11-18日 ホーエンメルゼン,ビュルガーハウス
 ドイツを中心に活躍するヴォーカル・アンサンブル「オクタヴィアンズ」は、もとイエナの少年合唱団に属していた歌手たちで、カウンターテナー、テノール、バリトン、バスの各2名、合計8名のメンバーで構成されています。
 前作「狂騒の20年代」(ROP6080)ではしゃれたアレンジの作品を軽やかに歌いこなしていた人たちですが、今回のクリスマスアルバムではひたすら敬虔に、そして静かな歌声を披露しています。
 とは言え、ここでもひねりのあるアレンジは健在。誰もが知っている「ジングルベル」なんて最高です!
 


ROP-6111
\2100→\1890
ドレスデン聖母教会復元10周年記念アルバム
フランク・マルタン:ミサ曲

 1.マティアス・グリュネルト(1973-):アニュス・デイ/
 2.グリュネルト:パーテル・ノストル/
 3.パーシー・フレッチャー(1879-1932):フェスティヴァル・オッフェルトリウム/
 4.フレッチャー:夢想の泉/
 5.フレッチャー:フェスティヴァル・トッカータ/
 6-10.フランク・マルタン(1890-1974):ミサ曲
  <キリエ/グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ>
ドレスデン聖母教会室内合唱団/
マティアス・グリュネルト(教会カントール・指揮)
録音 2015年4月28-30日 ドレスデン聖母教会

 ドレスデン聖母教会の復元10周年を記念して製作された1枚です。
 フランク・マルタンのミサを中心に、指揮者グリュネルト自身の作品と、フレッチャーの作品が配置されています。
 スイスの作曲家フランク・マルタンは、ブロテスタントの牧師の息子として生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮し9歳のときに初めて歌曲を作曲したといわれています。また12歳になってバッハの「マタイ受難曲」に感銘を受け、生涯バッハを精神的な師と仰いでいたともされています。
 彼の作品にはフランス印象派の影響もありますが、12音技法を取り入れた独特の響きは彼独自のものです。
 この二重合唱のためのミサ曲は、彼の初期の時代である1922年から1926年に作曲されましたが、彼の意思により1962年まで演奏されることはありませんでした。それは、この曲の中に(その時点での)彼の信仰心の全てが注ぎ込まれており聴衆の前に晒されるものではないと考えていたからなのです。とはいえ、現在では多くの合唱団が取り上げる名曲であり、日本でもお馴染みの作品となっています。





SONO LUMINUS


DSL-92196
\2400
チャールズ・ウェスレーの詩による讃歌集
 1.グラーザー(1784-1829):主イエスのみいつと/
 2.エルヴィー(1816-1893):みことばもて/
 3.作曲者不祥:天地おさめたもう/
 4.プリチャード(1811-1887):来てください、待ち望んでいたイエスよ/
 5.メンデルスゾーン(1809-1847):天には栄え/
 6.ウッドベリー(1819-1858):父なる御神の/
 7.作曲者不祥:今日、主なるイエスはよみがえる/
 8.伝承:見よ、主は輝く雲にうち乗り/
 9.作曲者不祥:聖霊くだり/
 10.作曲者不祥:来ませ聖霊よ/
 11.作曲者不祥:しもべらよ、み声きけ/
 12.作曲者不祥:主は宴ひらき/
 13.ダーウォル(1731-1789):喜べ、主こそ王なり/
 14.作曲者不祥:神の栄光(W.H.ハヴァーガルによる合唱とオルガン編)/
 15.キャンベル(1763-1854):And Can It Be? /
 16.作曲者不祥:ヤコブをたずねし/
 17.メイスン(1797-1872):神をたたえ人に仕え/
 18.ホーウェイス(1743-1820):罪から解かれて/
 19.ハットン(1710-1793):おもいもことばも/
 20.パリー(1841-1903):わが魂を愛するイエスよ/
 21.ズンデル:あめなる喜び
ワシントン合唱芸術協会/
J・レイリー・ルイス(オルガン)/
スコット・タッカー(指揮)
録音 2015年7月19-24日 ワシントン ナショナル・プレビテリアン教会

 イングランド国教会における信仰覚醒運動である「メソジスト」の指導者だったチャールズ・ウェスレー(1717-1788)。彼の兄ジョンも同じく司祭でしたが、その信念は微妙に違っていたそうです。
 チャールズの一番の功績は、なんと言っても数千曲に及ぶ賛美歌の歌詞を書いたことであり、神の教えを歌うためのこれらの歌詞は神の教えを説くために大きな役割を果たしました。
 彼の詩に基づいて多くの賛美歌が作曲されましたが、中にはメンデルスゾーンの「天には栄え」など誰もが知っている曲も含まれています。
 1965年に設立されたワシントン合唱芸術協会は50年の歴史の中で、多くの賞を獲得し、また世界中のオーケストラと共演しています。また合唱を広めるためにボランティア活動にも力をいれているという団体です。
 

DSL-92197
\2400
チャールズ・ウェスレーの詩による讃歌集(スペイン語歌唱)
 1.グラーザー(1784-1829):主イエスのみいつと/
 2.エルヴィー(1816-1893):みことばもて/
 3.作曲者不祥:天地おさめたもう/
 4.プリチャード(1811-1887):来てください、待ち望んでいたイエスよ/
 5.メンデルスゾーン(1809-1847):天には栄え/
 6.ウッドベリー(1819-1858):父なる御神の/
 7.作曲者不祥:今日、主なるイエスはよみがえる/
 8.伝承:見よ、主は輝く雲にうち乗り/
 9.作曲者不祥:聖霊くだり/
 10.作曲者不祥:来ませ聖霊よ/
 11.作曲者不祥:しもべらよ、み声きけ/
 12.作曲者不祥:主は宴ひらき/
 13.ダーウォル(1731-1789):喜べ、主こそ王なり/
 14.作曲者不祥:神の栄光(W.H.ハヴァーガルによる合唱とオルガン編)/
 15.キャンベル(1763-1854):And Can It Be? /
 16.作曲者不祥:ヤコブをたずねし/
 17.メイスン(1797-1872):神をたたえ人に仕え/
 18.ホーウェイス(1743-1820):罪から解かれて/
 19.ハットン(1710-1793):おもいもことばも/
 20.パリー(1841-1903):わが魂を愛するイエスよ/
 21.ズンデル:あめなる喜び
ワシントン合唱芸術協会/
J・レイリー・ルイス(オルガン)/
スコット・タッカー(指揮)
録音 2015年7月19-23日 ワシントン ナショナル・プレビテリアン教会

 メソジスト運動の指導者チャールズ・ウェスレー(1717-1788)。彼の書いた数多くの讃美歌の詩は現在でも愛唱されています。
 そして1990年10月に、これらの詩の全てををスペイン語に翻訳するためにウェスレー・ヘリテージ財団が設立され、14巻からなる「Obras de Wesley」という書物が出版され、スペイン語を話す人々たちに強い影響を与えています。
 このアルバムは、その「Obras de Wesley」を用いて英語版(DSL-92166)と同じ曲の全てがスペイン語で歌われているというものです。合唱は英語版と同じくワシントン合唱芸術協会によるものです。
 
DSL-92198
(Blu-ray Audio+CD)
\2400
シリアス・ビジネス スペクトラル弦楽四重奏
 1.スカイ・マックレー:MANY MANY CADENCES(2014)/
 2-6.デヴィッド・レミニック:「先祖代々のねずみ捕り」(2014)
  <キリング・ジ・エイプ/老婆の朝食/
   なんてこったい、私は家に帰れない/
   死んだ男が生き返る/先祖代々のねずみ捕り>/
 7-10.ヨーゼフ・ハイドン:弦楽四重奏曲「冗談」Op.33-2(1781)/
 11-13. C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第1巻
  <レニーのブルース/サラ・シルヴァーマン/デイブ・シャッペレ>/
 14-17. C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第2巻
  <ジョージ・カルリン/ロビン・ウィリアムズ 1/
   ディック・グレゴリー/プロフェッサー・アーウィン・コーリー>/
 18-28. C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第3巻
  <ロドニー・ダンガーフィールド 1/2 /サム・キニソン/
   ロドニー・ダンガーフィールド 3/レッド・フォックス/
   ロドニー・ダンガーフィールド 4/5 /
   クマイル・ナンジャーニ/ロドニー・ダンガーフィールド 6/7 /
   モルト・サール/ロドニー・ダンガーフィールド 8/
   スージー・エッスマン/ロドニー・ダンガーフィールド 9>/
 29-32. C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第4巻
  <リチャード・プライオール/ロビン・ウィリアムズ 2/
   ミセス・パット/ティグ・ノターロ>
スペクトラル弦楽四重奏団
録音 2015年8月3-7日 ヴァージニア ボイス,ソノ・ルミナス
5.1 DTS HD MA 24/192khz, 2.0 LPCM 24/192khz, 9.1 Auro-3D 24/96khz

 このアルバムの解説に「“シリアス・ビジネス”は面白いアルバムではありません」と書いてありますが、これをそのまま鵜呑みにするわけにもいかないでしょう。これらの曲が周到に集められた意図を読み取ることはとても難しいのですが、とりあえずは色々な視点から眺めた(彼らによる)音楽というものを楽しんでみるほかありません。
 各々の作品のタイトルも随分思わせぶりですが、これもどうも聴き手を混乱させて楽しんでいるような雰囲気です。最も耳触りのよいハイドンの弦楽四重奏曲も「冗談」というのも出来すぎています。
 あまりにもよい音で収録されているのも・・・これも何かの冗談なのかもしれませんね。
 スペクトラル弦楽四重奏団の演奏は恐ろしいほどに正確で精緻です。時折聞こえる歌声ももちろん彼らのものです。


<映像>

 

DYNAMIC(映像)


DYNDVD37675
(DVD)
\3100
※CD同時発売
ルイージ&フェレリコ・リッチ:歌劇《クリスピーノと死神》
 世界初映像、CDS-7675と同内容
クリスピーノ…ドメニコ・コライアンニ(バス)/
アンネッタ…ステファニア・ボンファデッリ(ソプラノ)/
死神…ロミナ・ボスコーロ(メゾ・ソプラノ)/
コンティーノ・デル・フィオーレ…ファブリツィオ・パエザーノ(テノール)/
ファブリツィオ…マッティア・オリヴィエリ(バリトン)/
ミラボラーノ…アレッサンドーロ・スピーナ(バス)/
アスドゥルバーレ…カルミネ・モナコ(バス・バリトン9/
リセッタ…ルチア・コンテ(メゾ・ソプラノ)/
ボルトロ…フランチェスコ・カストーロ(テノール)/
イタリア国際管弦楽団/
バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場合唱団(フランコ・セバスティアーニ…合唱指揮)/
ヤデル・ビニャミーニ(指揮)/
アレッサンドロ・タレヴィ(演出)/
ジュゼッペ・カラブロ(照明デザイン)/
マヌエル・ペドレッティ(衣装デザイン)/
ルート・サトクリフェ(装置)/
ジャスティン・アリエンティ(装置アシスタント)
収録 2013年7月13日.29日 マルティナ・フランカ デュカーレ宮殿/収録時間:136分/音声:イタリア語歌唱/ステレオ2.0/DTS5.1/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 19世紀の半ば、イタリアのリッチ兄弟(ルイージ: 1805-1859, フェレリコ:1809-1877)が作曲した歌劇《クリスピーノと死神》は、S.ファブリケージの台本による軽妙な喜劇です。
 初演されるやいなや、世界中で人気を得たというこの物語はグリム童話の「死神の名付け親」と酷似していることでも知られており、死神の姿を見ることのできる主人公が、その力を用いて評判のよい医者になるというものです。
 しかし死神を騙して怒らせてしまい、主人公は命を落としてしまう…というのが童話の結末ですが、こちらの歌劇では主人公クリスピーノは、死神(妖精)に謝罪し生き返るという結末になっています(三遊亭圓朝の創作落語「死神」も同じような粗筋を持っていますが、こちらはグリム童話に近いものです)。
 そんなわけで安心して笑えるこのお話では、妻アンネッタが重要な働きをしますが、ここで彼女を演じているのは、以前「椿姫」のヴィオレッタ役で一世を風靡したステファニア・ボンファデッリ。繊細な歌唱に力強さが加わった実にステキなアンネッタを演じています。
 題名役のドメニコ・コライアンニのユーモラスな歌唱も魅力的です。現代的な演出もこの楽しいお話をスピーディにみせています。
 

DYNDVD37719
(DVD)
\3100
“2つの幕間劇”
 ①ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):幕間劇《ラ・ディリンディーナ》2部
 ②トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):幕間劇《ピンピノーネ》3部
①ディリンディーナ…エレナ・デ・シモーネ(メゾ・ソプラノ)/
リスチオーネ…フィリッポ・ピーナ・カルティリオーニ(テノール)/
ドン・カリッシモ…カルロ・トッリアーニ(バス)/
②ピンピノーネ…カルロ・トッリアーニ(バス)/
ヴェスペッタ…エレナ・デ・シモーネ(メゾ・ソプラノ)/
①サン・マルコ・スプレンドーレ室内管弦楽団/
②レ・フマーネ・ヴィルトゥ室内管弦楽団/
①②ディエゴ・ボルトラート(指揮)/
カルロ・トッリアーニ(演出)/
ダイアナ・レア(照明デザイン)/
アガタ・カルヴァーノ(装置デザイン)/
アテリエ・ピエトロ・ロンギ(衣装デザイン)
収録 2014年3月29日 イタリア ヴェネト アカデミコ・ディ・カステルフランコ劇場/収録時間:78分/音声:イタリア語歌唱/ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 D.スカルラッティやアルビノーニが活躍していた頃…イタリアの後期バロック時代の歌劇は、それまでの神話や歴史上の人物を扱った「難しくて固い」題材(オペラ・セリア)よりも、もっと軽妙な物語(オペラ・ブッファ)が好まれるようになってきました。
 もともとこの軽いお話の流行は、ペルゴレージの「奥様女中」に端を発していたといわれ、長いセリアの間に、軽い劇(インテルメッツォ…幕間劇)を挟むということがちょっとした流行になったのです。
 このDVDの2つの作品もそのようなもので、アルビノーニの「ピンピノーネ」は1708年にヴェネツィアで初演された彼自身のセリア「アスタルト」の幕間劇として演奏されています。
 テレマンも同じ題材で歌劇を書いていますが、お話は「奥様女中」と似たもので、小金持ちの年取りをうまく手玉に取って玉の輿に乗る女性のお話。
 またスカルラッティの「ラ・ディリンディーナ」は1715年に初演されたセリア「アンブレト」の幕間劇。こちらも若い娘と老練な声楽教師、そして彼女と仲の良い声楽家とのちょっとしたいざこざを描いた楽しいお話です。
 映像は世界初。小編成のオーケストラと歌手たちの親密な雰囲気が良く捉えられてます。















1/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHAMPS HILL RECORDS



CHRCD 107
\2500→\2290
ヴァイオリンはウェーリー=コーエン!
 ロンドン・ブリッジ・トリオ

 ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲集

 ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
 ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 Op.87
ロンドン・ブリッジ・トリオ
 〔タムシン・ウェーリー=コーエン
   (ヴァイオリン)、
  ケイト・グールド(チェロ)、
  ダニエル・トング(ピアノ)〕
ジェレミー・ポメロイ(ヴィオラ)
 ドヴォルザークのピアノ四重奏曲集!

 英国期待の若き女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエン、レオポルド弦楽三重奏団の元チェリストのケイト・グールド、バーミンガム音楽院の名教師ダニエル・トングが名を連ねるイギリスのアンサンブル、ロンドン・ブリッジ・トリオが奏でるドヴォルザークの秀作、2つのピアノ四重奏曲!
 フランク・ブリッジの名を冠し、2005年にウィグモア・ホール・デビューを果たした実力派アンサンブルが、時には華麗に、時には濃密に、ドヴォルザークの室内楽の妙を聴かせてくれる。ロンドン・ブリッジ・トリオ、要注目のアンサンブルです!

 ※録音:2014年10月13日−15日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(ウェスト・サセックス、イギリス)






旧譜から
タムシン・ウェーリー=コーエン/コンチェルト・アルバム

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲(ウェイリー=コーエン/ワトキンス/オーケストラ・オブ・ザ・スワン/カーティス)
SIGCD 342
\2500→\2290

タムシン・ウェーリー=コーエン
 メンデルスゾーン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
  ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲ニ短調
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
デイヴィッド・カーティス(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
 イギリス期待の若き女流ヴァイオリニスト。ウェーリー=コーエンのメンデルスゾーン!

 1986年ロンドン出身の女流ヴァイオリン奏者、タムシン・ウェーリー=コーエンがメンデルスゾーンでシグナム・クラシックス(Signum Classics)にデビュー!
 ロンドンの王立音楽大学ではイツァーク・ラシュコフスキに師事し、その才能を開花させたウェーリー=コーエン。
 2011−12シーズンからはロンドンのトリサイクル・シアターのチェンバー・ミュージック・シリーズの音楽監督を務め、2012−13シーズンにはオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのアソシエイト・アーティストに選ばれるなど、英国内外で脚光を浴びている才女である。
 ウェーリー=コーエンが選んだメンデルスゾーンは「ホ短調」ではなく若書きの「ニ短調」。光るセンスを持った若き女流ヴァイオリニストの登場です!




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CHRCD 101
\2500→\2290
レントヘン:弦楽三重奏曲集 Vol.3
 弦楽三重奏曲第9番変イ長調
 弦楽三重奏曲第10番ヘ短調
 弦楽三重奏曲第11番ト短調
 弦楽三重奏曲第12番イ長調
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 オランダのロマンティシズム。レントヘンのトリオ集Vol.3!

 19世紀から20世紀にかけて隆盛を誇ったオランダの音楽一族、レントヘン家を代表する大音楽家ユリウス・レントヘン(1855−1932)。
 ハーグのオランダ音楽研究所に保管されていた約15曲の手書きの未出版譜を発見したことによりスタートした「弦楽三重奏曲」のレコーディング・プロジェクト第3弾!レンドヴァイ弦楽三重奏団が、オランダのロマンティシズムをドラマティックに奏でてゆく。

 2014年3月19日−21日の録音。



レンドヴァイ弦楽三重奏団
レントヘン:弦楽三重奏曲全集Vol.1&2
CHRCD 068
\2500→\2290
レントヘン:弦楽三重奏曲全集Vol.1
 弦楽三重奏曲第1番ニ長調 Op.76
 弦楽三重奏曲第2番イ短調《ドヴォルザーク》
 弦楽三重奏曲第3番ホ短調
 弦楽三重奏曲第4番ニ長調《ワルツ組曲》
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 オランダ・ロマンティシズム!レントヘンの弦楽三重奏曲!

 19世紀から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族レントヘン家。
 レントヘン家を代表する音楽家であり、当時のオランダ・ロマンティシズムの体現者でもあったユリウス・レントヘン(1855−1932)の「弦楽三重奏曲全集」のリリースがスタート!
 2007年からレントヘンの「ピアノ三重奏曲」に取り組んでいるレンドヴァイ弦楽三重奏団は、ハーグのオランダ音楽研究所(Netherlands Music Institute)に保管されていた約15曲の手書きの未出版楽譜を発見し、今回の全集録音を決意したという。
 オランダ・ロマンティシズムが息づくレントヘンの「弦楽三重奏曲」の知られざる魅力を、近年評価を高めているレンドヴァイ弦楽三重奏団の丁寧な演奏で。

 ※録音:2013年3月20日−22日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)

CHRCD 087
\2500→\2290
レントヘン:弦楽三重奏曲全集 Vol.2
 弦楽三重奏曲第5番
 弦楽三重奏曲第6番
 弦楽三重奏曲第7番
 弦楽三重奏曲第8番
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 ※録音:2013年10月9日−11日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)

 

CHRCD 109
\2500
前奏曲全集 Vol.2 〜 ショスタコーヴィチ&シマノフスキ
 ショスタコーヴィチ:5つの前奏曲
 シマノフスキ:9つの前奏曲 Op.1
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34
アレクサンドラ・ダリエスク(ピアノ)
 2015年にルーマニア王室からクラウン・メダルを授与された同国の若手女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスクの「前奏曲全集(Complete Preludes)」シリーズの第2弾。
 前作もショパンとデュティユーを組み合わせるというプログラムを披露したダリエスクの第2弾は、ショスタコーヴィチとシマノフスキ。旧ソ連とポーランドの"前奏曲"を組み合わせた意欲作は前作にも増してユニーク。

 2014年12月15日−17日の録音。
 

CHRCD 097
\2500
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
 F.A.E.ソナタより スケルツォ ハ短調
セイディ・フィールズ(ヴァイオリン)
ジェレミー・ヤング(ピアノ)
 ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタを奏でるセイディ・フィールズは、チェンバー・ミュージック・ブリュッセルのディレクターを務めるカナダ系イギリス人の女流ヴァイオリニスト。
 イヴリー・ギトリスやイダ・ヘンデルからもヴァイオリンを学んだフィールズは、英国の名門キングズ・カレッジ・ロンドンで教鞭を執るなど多方面で活躍中。

 2013年10月の録音。
 


CHRCD 092
\2500→\2290
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
 優しき愛の歌 〜1823年−1945年、イギリスの作曲家たちによる歌曲集

  コーツ:夕べの鳥の歌/
  マレー:アイル・ウォーク・ビサイド・ユー/
  ライナム・モロイ:優しき愛の歌/
  ノヴェロ:ライラックの花を集めよう/
  デニス・ブラウン:グラティアナの踊りと歌に/
  クィルター:7つのエリザベス朝の詞 Op.12/
  エルガー:嘆願/
  ガーニー:セヴァーンの牧場、棺台の側で/
  コーツ:あなたが歌うのが聞こえ/
  ウッド:ピカルディの薔薇/エルガー:月光の下で/
  ノヴェロ:マイ・ライフ・ビロングス・トゥ・ユー/
  クィルター:愛の哲学/ウッド:茶色の小鳥の歌/
  エルガー:スピーク・ミュージック/
  ブリッジ:メアリー・コールリッジの詞/
  ブリテン:夏の最後のばら
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
ジェームズ・ベイルー(ピアノ)
 イングリッシュ・ナショナル・オペラのモーツァルト「フィガロの結婚」(ケルビーノ役)でオペラ・デビューを果たし、2012年にはタイムズ紙のライジング・スターに選出されるなど、高い評価を受け続けるリヴァプール出身のメゾ・ソプラノ、キャスリン・ラッジ。
 マイケル・ナイマンの「交響曲第11番《ヒルズボロ・メモリアル》」の世界初演に参加するなどそのレパートリーは幅広い。ここでは、母国イギリスの19世紀〜20世紀の歌曲とバラードを集めた魅力的なプログラムを、その美しき歌声で披露してくれる。

 2014年5月の録音。






キャスリン・ラッジが抜擢された
マイケル・ナイマン:交響曲第11番「ヒルズボロ・メモリアル」

MN RECORDS
MNRCD 136
\2500→\2290
マイケル・ナイマン:交響曲第11番「ヒルズボロ・メモリアル」
 第1楽章 The Singing of the Names
 第2楽章 Family Reflections
 第3楽章 The 96
 第4楽章 Memorial
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
リヴァプール・フィルハーモニック・ユース合唱団
ヨセフ・ヴァンサン(指揮)


 録音:2014 年

 マイケル・ナイマンの新譜は新作交響曲第11 番「ヒルズボロ・メモリアル」。
 ヒルズボロとはいわゆる1989 年の「ヒルズボロの悲劇」、座席(立見席)の収容能力を上回る群衆がサッカーの試合に押し寄せ、96 名の死者が出たイギリスのスポーツ史上最悪の事故のことをさします。
 もともと、交響曲第11 番は、1985 年3 月に委嘱を受けて着手されたもの。演奏予定会場を下見したナイマンは、その長い残響時間に驚き、音楽のスタイルをゆっくりとした進行にしました。
 作曲中の1985 年5 月29 日、ベルギーのヘイゼル・スタジアムでおこなわれたサッカーのチャンピオンズカップでのサポーター同士の衝突で、イギリス側のサポーター41 名が亡くなるという事故が起きました。
 この11 番は、ヘイゼル・スタジアムでの事故へのメモリアルということで一度だけ追悼演奏されました。その後1989 年に起きたヒルズボロの悲劇を受け、ナイマンは、交響曲第11 番に手を加え、1996 年に同曲を演奏。そして、2014 年、ヒルズボロの悲劇からちょうど25 年たった年に、「交響曲第11 番「ヒルズボロ・メモリアル」」としてリヴァプールで初演されたものがここに収録された作品。歌劇「ゴヤを見つめて」からの転用などを組み込みつつ、96 という数字を意識した作品に仕上げられています。


 

CHRCD 085
(4CD/特別価格)
\7600
メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための作品全集
 弦楽四重奏曲変ホ長調〔ベンユネス弦楽四重奏団〕
 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13〔サッコーニ弦楽四重奏団〕
 問い Op.9-1〔ソフィー・ベヴァン&ジュリアン・ミルフォード〕
 弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12〔イドメネオ弦楽四重奏団〕
 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1〔ナヴァラ弦楽四重奏団〕
 弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op.44-2〔カスタリアン弦楽四重奏団〕
 弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3〔ピアッティ弦楽四重奏団〕
 弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80〔バトケ弦楽四重奏団〕
 4つの小品 Op.81〔アルテア弦楽四重奏団〕
 12のフーガ〔エーデン弦楽四重奏団(旧ウー弦楽四重奏団)〕
 ファニー・メンデルスゾーン:
  弦楽四重奏曲変ホ長調〔カヴァレーリ弦楽四重奏団〕
サッコーニ弦楽四重奏団
ナヴァラ弦楽四重奏団、他
 世界各地のコンクールでの入賞実績を誇り、将来有望な弦楽四重奏団が各作品を録音したユニークなコンセプトによるメンデルスゾーンの弦楽四重奏のための作品全集。急成長を遂げている若き音楽家たちの好演に乞うご期待。

 2011年−2014年の録音。



 

ET’CETERA


KTC 1526
\2500
モンテヴェルディ:クリスマス礼拝の晩祷
 G・ガブリエリ:今日キリストは生まれたまいぬ
 モンテヴェルディ:
  主は言われた、主をほめまつる、幸いなるかな、
  ほめたたえよ, しもべ達よ、
  いと高きところには神に栄光あれ、主を褒め称えよ
 G・ガブリエリ:カンツォーナ第3番
 モンテヴェルディ:すべての者の救い主なるキリストよ
 コッツォラーニ:いと高き所に栄光が神にあるように
 モンテヴェルディ:マニフィカト
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)
クレンデ
 ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデが描く、モンテヴェルディの楽曲を中心としたクリスマスの夕べの祈りの作品集。

 録音:2003年、オランダ
 

KTC 1519
(5CD/特別価格)
\7600
ペトラス・アラミレの足跡
 オケゲム、ジョスカン・デ・プレ、
 ラ・リュー、ヴィラールト、イザーク、
 ムトン、アグリコラの作品
ラウデンテス・コンソート
ヘンリーズ・エイト
エギディウス・クヮルテット
オランダ室内合唱団
クレンデ・コンソート
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス
カピーリャ・フラメンカ
 多くの貴重で壮麗な写本を遺したことで知られる15世紀〜16世紀フランドルの写譜者ペトラス・アラミレ(ピエール・アラミール)の写譜による作品集。
 エリク・ファン・ネーヴェル率いるクレンデ・コンソートを始め、カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、ラウデンテス・コンソート、ヘンリーズ・エイトなどフランドル音楽の名手たちによる演奏クオリティも一級品。

 録音:1995年−2011年

 



KTC 1512
\2500→\2290
エネスコ:チェロ・ソナタ集
 チェロ・ソナタ第2番 Op.26-2
 夜想曲とサルタレッロ
 チェロ・ソナタ第1番 Op.26-1
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ)
アンドレ・デ・グローテ(ピアノ)
 ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くエネスコのチェロ・ソナタ集!

 ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ。
 キャリアの初期から共に活動をしているピアニスト、アンドレ・デ・グローテとのチェロ・ソナタ集がEt'ceteraから。






QUINTONE


Q 11001
(SACD HYBRID)
【旧譜】
\2800
シューベルト・アット・ホーム
 シューベルト:ギター四重奏曲ト長調 D.96
 岩の上の羊飼い D.965
 ピアノ五重奏曲イ長調 Op.posth.119 D.667《ます》
ファン・スヴィーテン・ソサエティ
 〔バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、
  マリオン・モーネン(フルート)、
  ベルナデット・フェルハーヘン(ヴィオラ)、
  ヨブ・テル・ハール(チェロ)、
  マリア・ファヘルフオ(コントラバス)、
  イーゴリ・ルハーゼ(ヴァイオリン)、
  フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ)、
  フランク・ファン・デ・ブリンク(クラリネット)、
  イズハー・イライアス(ギター)〕
 「ベートーヴェン:サロン・シンフォニーズ(Q 14002)」でも注目を浴びたアンサンブル、ファン・スヴィーテン・ソサエティによるシューベルトの室内楽作品集。
 

Q 10008
【旧譜】
\2500
シューマン:幻想曲 Op.17
ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》Op.39
アレクサンドル・ドロズドフ(ピアノ)
 録音:2010年3月、スキーダム(オランダ)
 
Q 11003
【旧譜】
\2500
シューベルト:冬の旅 マールテン・コニングスベルガー(バリトン)
ロジャー・ブラウン(ピアノ)
 録音:2002年7月、アイントホーフェン(オランダ)
 

Q 10007
【旧譜】
\2500
ヤン・フリエンド:ジェット・オルガン ヤン・ハーゲ(オルガン)
 録音:2009年11月、ハールレム(オランダ)
 

Q 11002
【旧譜】
\2500
ロークス・デ・グロート:シヴァ・シャクティ ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギ)
エルネスト・ロンバウト(イングリッシュ・ホルン)
 録音:2010年5月、オランダ




DUX


DUX 1147
\2400
東の風 フルートとハープのための音楽
 フィクレト・アミロフ(1922-1984):6つの小品
   アシュギの歌/子守歌/舞曲/アゼルバイジャンの山脈で/泉で/夜想曲
 バルトーク(1881-1945):2つのブルガリアのリズム
   ミクロコスモス第113番/ミクロコスモス第115番
 アッセン・カラストヤノフ(1893-1976):小品集
   前奏曲/ハイドゥシカ/こだま/糸紡ぎ/収穫/ルツェニツァ/羊飼い
   編んだ髪/子守歌/ダイチョヴァ
 イヴァン・ベロック(1958-):スラヴ組曲(全6曲)
イヴァン・ベロック(フルート)
アンヌ・ミスペルテル(ハープ)
アミロフはアゼルバイジャン、カラストヤノフはブルガリアの作曲家。イヴァン・ベロックはフランスのフルート奏者・作曲家。
 


DUX 1197
\2400→\2290
ピゼンデルが収集した音楽集
 シュライフォーゲル、シャフラート、ヴィスコンティ:協奏曲集

 ヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲル(?-1750頃):
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調/ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(*)
  ヴァイオリン協奏曲イ長調
 クリストフ・シャフラート(1709-1763):チェンバロ協奏曲ホ長調 CSWV C:25(+)
 ガスパロ・ヴィスコンティ(1683-1713)/
  ヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲル:ヴァイオリン協奏曲ハ短調
マルティナ・パストゥシュカ(ヴァイオリン(+以外))
マルチン・シフィオントキェヴィチ(チェンバロ(*/+))
オルキェストラ・ヒストリチナ[ヒストリック・オーケストラ](*以外)

2012年ポーランドのカトヴィツェに創設されたピリオド楽器オーケストラのデビューCD。マルティナ・パストゥシュカは のコンサートミストレス兼アーティスティック・ディレクター。2009年から2013年までル・パルルマン・ド・ミュジークに在籍していました。収録楽曲はドレスデンの強健王アウグスト2世(ポーランド王)の宮廷楽長ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755)が収集した楽譜(ドレスデン図書館所蔵)によるものです。

 

DUX 1228
\2400
ポール・タファネル(1844-1908):フルートとピアノのための作品集
  トマのオペラ・コミーク「ミニョン」による大幻想曲(1874)
  ヴェーバーのオペラ「魔弾の射手」による幻想曲(1876)
  ラモーのオペラ=バレエ「優雅なインドの国々」による幻想曲(1877)
  ドリーブのオペラ「ニヴェルのジャン」による幻想曲(1881)
  トマのオペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ」による幻想曲(1884)
  アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ(1907)
オルガ・レオンキェヴィチ(フルート)
キンガ・フィルレイ=クビツァ(ピアノ)
フルート学習者にはおなじみのフランスの作曲家・フルート奏者ポール・タファネルがオペラの旋律を基に書いた作品集。
  

DUX 1231
\2400
ベートーヴェン(1770-1827):
  11のバガテル Op.119(1820-1822)/幻想曲ト短調 Op.77(1809)
  アンダンテ・ファヴォリ WoO.57(1803-1804)
  32の変奏曲ハ短調 WoO.80(1806)/6つのバガテル Op.126(1825)
ジャン=クロード・アンリオ(ピアノ)
ジャン=クロード・アンリオは1948年パリに生まれたフランスのピアニスト。ジェルメーヌ・ムニエ、イヴォンヌ・ルフェヴュール、イヴォンヌ・ロリオらに師事し、主に室内楽の分野で活躍してきました。前作「アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 Op.120」(DUX 0835)以来約4年ぶりのベートーヴェンです。
 .


DUX 1236
\2400→\2190
シギスヴァルト・クイケン指揮によるエマヌエル・バッハ、ハイドン、ベートーヴェン!
 C・P・E・バッハ(1714-1788):交響曲ヘ長調 Wq.183/3
 ハイドン(1732-1809):交響曲第39番ト短調 Hob.I:39
 ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第1番ハ長調 Op.21
グダンスク音楽アカデミー室内管弦楽団
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
何とシギスヴァルト・クイケンが当レーベルに登場。グダンスク音楽アカデミーの学生オーケストラにエストニア音楽アカデミーとドイツのロストック音楽大学の学生が賛助し、2015年春に行われた録音とのことです。
 

DUX 1242
\2400
小ポーランドの女子修道院の音楽 Vol.1
 スタニョントキの聖ベネディクト会修道女たち
  いざ、主に向かいて歌わん [Venite, exultemus Domino]
   (女子大修道院長ドロタ・シュレニャフスカの時代に書かれた聖ベネディクト会の
   アンティフォナ集;1536)
   Venite, exultemus domino[試聴] / Ecce dies veniunt[試聴
   Great "O" antiphons[試聴] / Virtute magna[試聴] / 他(全31曲)
フローレス・ローザルム

小ポーランドと呼ばれるポーランド南東部の女子修道院で歌われた聖歌をたずねるシリーズの第1作。ポーランドで最も古い聖ベネディクト会修道院であるスタニョントキの修道院の歴史は13世紀前半にまで遡り、16世紀に編まれた単旋律のアンティフォナ集が修道女たちによって歌い継がれてきました。フローレス・ローザルムは2006年、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽を歌うために創設された女声による中世声楽アンサンブル。

 

DUX 1260
\2400
北方の響き 管楽器のための音楽
 トリグヴェ・マドセン(1940-):
  フランシス・プーランクへのオマージュ
   (フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのための)Op.114
 オトー・モーテンセン(1907-1986):オーボエ・ソナタ
 ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):イングリッシュホルン・ソナタ Op.71
 カール・ニルセン(1865-1931):
  フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲 Op.43
ピョトル・ピツ(オーボエ、イングリッシュホルン)
ダグマラ・ニェジェラ(ピアノ)
マリア・グロホフスカ(フルート)
ロマン・ヴィダシェク(クラリネット)
タデウシュ・トマシェフスキ(ホルン)
マレク・バランスキ(ファゴット)
マドセンはノルウェー、他はデンマークの作曲家。




MUSICON

レア盤!

MSCD 042
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
エングラー・オルガンの芸術
 J・S・バッハ(1685-1750):愛するイエスよ、われらはここに在り BWV731
 ゲオルク・ムッファト(1645-1704):トッカータ第4番
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
  前奏曲ニ短調/いと高きにある神にのみ栄光あれ (I)
  いと高きにある神にのみ栄光あれ (II)/イエスが十字架に掛けられたまいし時
  イエス・キリスト、われらの救い主/幻想曲ト短調
 ヨゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
  トッカータとフーガ ニ短調/トッカータとフーガ ヘ長調
 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):
  トッカータとフーガ ハ長調 LV122/コラール変奏曲「イエス、わが喜び」LV2
 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
  われは御身に呼びかける、主イエス・キリストよ(単旋律をペダルで)
  主なる神よ、われらは皆で御身を称える
  わがイエスをわれは離さず(単旋律をペダルで)
 J・S・バッハ:
  ただ愛する神の摂理に任す者 BWV691/ただ愛する神の摂理に任す者 BWV691a
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
ユリアン・ゲンバルスキ(オルガン)
録音:2009年10月、聖母被昇天教会、クシェシュフ、ポーランド
使用楽器:1732-1736年、ミヒャエル・エングラー製(2008年、イェームリヒ・オルガン工房修復)
 
レア盤!

MSCD 044
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
神秘の声 カミエン・ポモルスキの洗礼者聖ヨハネ大聖堂のオルガン
 ヤクプ・ソヴァ(?-1593):
  めでたし慈悲深き元后 [Salve Regina misericordiae]
   (16世紀、ウォヴィチのタブラチュア譜)
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):シャコンヌ
 J・S・バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV538
 J・S・バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 マリアン・サヴァ(1937-2005):ソナタ
 パウル・ホーフハイマー(1459-1537):めでたし元后 [Salve Regina]
ユゼフ・セラフィン(オルガン)
録音:2010年6月、洗礼者聖ヨハネ(ヤン)大聖堂、カミエン・ポモルスキ、ポーランド
 
レア盤!

MSCD 047
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
華麗なるオルガン・サウンド オルシュティンの聖ヤコブ大聖堂のオルガン
 ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」より 春
 フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
 レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 Op.25
 ミチェスワフ・スジンスキ(1866-1924):
  ポーランドの聖歌「聖なる神」による即興曲 Op.38
 メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ第4番変ロ長調 Op.65 No.4
 J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068 より アリア
 J・S・バッハ:6つのシュープラー・コラール から
   目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645/わが魂は主をあがめる BWV648
アンジェイ・ホロシンスキ(オルガン)
録音:2011年5月、聖ヤコブ(ヤクプ)大聖堂、オルシュティン、ポーランド
 
レア盤!

MSCD 048
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
オルガンの技法
 J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
 メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ第6番 ニ短調 Op.65 No.6
 フランク(1822-1890):コラール第3番イ短調
 ショパン(1810-1849):練習曲変ホ短調 Op.10 No.6/夜想曲変ホ長調 Op.19 No.2
 シューマン(1810-1856):カノン形式の6つの小品 Op.56
 ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):変奏曲「皇帝陛下万歳」Op.55
アンジェイ・ホロシンスキ(オルガン)
録音:2012年、聖母教会、シフィエンタ・リプカ、ポーランド
 
レア盤!

MSCD 050
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
カミエンの印象 カミエン・ポモルスキの洗礼者聖ヨハネ大聖堂のオルガン
 ピョトル・ドルシンスキ[ペトルス・デ・ドルシナ](?-1611):
  神よ、われを救いたまえ [Deus in adiutorium meum intende]
   (オリヴァのタブラチュア譜集 所収)
 不詳(オリヴァのタブラチュア譜集 所収):
  フーガ(ヘ長調)/プレアンブルム ヘ長調/レンマ
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):プレアンブルム ト長調
 ザムエル・シャイト(1587-1654):Echo ad manuale duplex, forte et lene SSWV128
 J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ「おお、神よ、善なる神よ」BWV767
 J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
 ユリアン・ゲンバルスキ(1950-):カミエンの印象(10の即興的前奏曲)

ユリアン・ゲンバルスキ(オルガン)

録音:2011年11月、洗礼者聖ヨハネ(ヤン)大聖堂、カミエン・ポモルスキ、ポーランド
 
レア盤!

MSCD 052
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
フレスコ画の声 クシェシュフの聖ヨセフ教会のオルガン
 不詳(ワルシャワのオルガン・タブラチュア譜集(17世紀)所収):
  前奏曲第1旋法第1番/フーガ第39番/トッカータ第3旋法第19番
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
  フーガ ハ長調/フーガ ト短調/「アポロンの六弦琴」から
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):トッカータとフーガ イ短調
 ヨハン・クリーガー(1651-1735):前奏曲イ短調/リチェルカーレ イ短調
 フランツ・クサヴァー・アントン・ムルシュハウザー(1663-1738):
  プレアンブルムとフーガ ニ短調/プレアンブルム、フーガとフィナーレ ニ短調
 ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
  トッカータ/ルチェルカーレ/序奏とパストラーレ
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):カンツォン第3番ニ長調 FbWV303
 J・S・バッハ(1685-1750):パストラーレ ヘ長調 BWV590
 ユリアン・ゲンバルスキ(1950-):
  古い様式によるコラール変奏曲「来たれ、異教徒の救い主よ」
ユリアン・ゲンバルスキ(オルガン)
録音:2011年11月、聖ヨセフ(ユゼフ)教会、クシェシュフ、ポーランド
  
レア盤!

MSCD 054
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
アルス・オルガニ・ポローニエ(ポーランドのオルガン芸術)
 不詳(クラクフのオルガン・タブラチュア譜集(1548)所収):
  かくも大いなる秘跡ゆえ [Tantum ergo Sacramentum]
  ポーランドの日の出 [Ortus de Polonia]
  聖アダルベルトの善行により [Per merita Sancti Adalberti]
  われらの救い主 [Nasz Zbawiciel]/キリストは起ち上られた [Cristus iam surrexit]
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  詩篇116/われらに生まれたまいぬ [Puer nobis nascitur]
  おお、祝福されし光なる三位一体 [O lux beata Trinitas]
  エコー・ファンタジア(エオリア旋法)
 ジローラモ・カヴァッツォーニ(1525-1560):
  歌え、舌よ [Pange lingua]/めでたし海の星 [Ave Maris Stella] (賛歌)
 ベルンハルト・シュミット(?-1607):フーガ第1番、4声
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):トッカータ ニ長調
 クリスティアン・エールバッハ(1570-1635):カンツォン第6番、4声/カンツォン第8番
 フランツ・クサヴァー・アントン・ムルシュハウザー(1663-1738):
  プレアンブルム、フーガとフィナーレ第3旋法/イントナーツィオとフーガ 第1旋法
 ヨハン・クサヴァー・ナウス(?-1748):前奏曲とフーガ第1旋法
 ユリアン・ゲンバルスキ(1950-):歴史的オルガンのための組曲
ユリアン・ゲンバルスキ(オルガン)
録音:2014年4月、洗礼者聖ヨハネ(ヤン)&聖使徒バルトロマイ(バルトゥオメイ)教会、カジミェシュ・ドルニ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 21
\2500
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.21
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
  アヴェ・マリア 変ロ長調
  御身は彼に栄光と名誉を戴冠せり(二重合唱のためのモテット)
  荘厳なるキリストの聖体の行列の賛歌集
   おお、救いのいけにえよ [O! Salutaris Hostia]
   歌え、舌よ、栄光を [Pange lingua gloriosi]
   かくも大いなる秘跡ゆえ [Tantum ergo Sacramentum]
   見よ、天使の糧を [Ecce panis Angelorum]
  4声とオルガンのためのミサ(感謝の祝典のための)(*)
  4声、オルガンと任意のチェロのためのミサミサ・パストラーレ
   (クリスマスの祝典のための)(+)
  4声とオルガンのためのポーランド語のミサ/アヴェ・マリア変ホ長調
アグニェシュカ・ドロジジェフスカ(ソプラノ(*/+))
マジェナ・コフト=ウィコフスカ(ソプラノ(+))
マチェイ・ゴツマン(テノール(*/+))
マレク・フラス(バス(*))
カントーレス・ミノーレス・ヴィラティスラヴィエンセス室内合唱団
クシシュトフ・カルペタ(チェロ)
カジミェシュ・ピジク(ウィーン式コントラバス)
マレク・ピルフ(オルガン)
ピョトル・カルペタ(指揮)

録音:2006年12月、福音派教会音楽学会講堂、ヴロツワフ、ポーランド
 ユゼフ・エルスネルは作曲・指揮・教育・出版・事業等の多方面に才能を発揮し、19世紀前半のポーランド音楽に最大の影響を与えた音楽家の一人。1799年から25年にわたってワルシャワ国立オペラの監督を務め、1821年にはワルシャワ音楽院を創設、ショパンやモニュシュコらの師となりました。

 
レア盤!

MCCD 41
\2500
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.41
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
  今日のご生誕 [Nativitatem hodiernam] (オフェルトリウム)
  堅めたまえ、紙よ [Confirma hoc Deus] (オフェルトリウム)
  荘厳戴冠ミサ ハ長調 Op.51(*)
  奇跡の復活により Przez cudowne zmartwychwstanie] Op.94(グラドゥアーレ)(#)
  主なる神よ [O Boze, ktory rzadzisz](+)
アグニェシュカ・トマシェフスカ(ソプラノ(*/+))
ヨアンナ・ドブラコフスカ(アルト(*/+))
カロル・コズウォフスキ(テノール(*))
ボクダン・マカル(バス(*/+/#))
カントーレス・ミノーレス・ヴィラティスラヴィエンセス(合唱)
ピョトル・カルペタ(合唱指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ(古楽アンサンブル)
ヤロスワフ・ヤシュラ(指揮)
録音:2009年5月、聖三位一体教会、モフフ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 49
\2500
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.49
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
  今こそ去らしめたまえ [Nunc dimittis] (シメオンのカンティクム)Op.69
  天は御身のものなり [Tui sunt coeli] (オフェルトリウム)Op.70
  われはダヴィデを見出し [Inveni David] (オフェルトリウム)Op.83
  われは辛抱強く主を待ちぬ [Expectans expectavi] (オフェルトリウム)Op.31
  ミサ ハ長調 Op.26(*)/めでたし元后 [Salve Regina] ロ長調(*)
アグニェシュカ・トマシェフスカ(ソプラノ(*))
ヨアンナ・ドブラコフスカ(アルト(*))
カロル・コズウォフスキ(テノール(*))
ダリュシュ・シェドリク(バスバリトン(*))
カントーレス・ミノーレス・ヴィラティスラヴィエンセス(合唱)
ピョトル・カルペタ(合唱指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ(古楽アンサンブル)
ヤロスワフ・ヤシュラ(指揮)

録音:2010年8月、聖十字架高揚教会、チェンストホヴァ、ポーランド

 
レア盤!

MCCD 51
\2500
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.51
 フランチシェク・ペルネックヘル(?-1769):証聖者の晩課ハ長調(*)
   主は言われた [Dixit Dominus]
   われは御身に感謝する、主よ [Confitebor tibi Domine]
   主を畏れる者は幸いなり [Beatus vir]
   僕(しもべ)らよ、主を称えよ [Laudate pueri]
   主を称えよ [Laudate Dominum]/マニフィカト [Magnificat]
 イグナツィ・リガル(18世紀):
   毎日マリアに告げよ [Omni die dic Mariae] (アリア ロ長調)
   ここで旅人らは [Huc viator] (アリア)
   毎日マリアに告げよ [Omni die dic Mariae] (聖母マリアのアリア)
   国々よ、称えよ [Gentes laudate] (7つの楽器を伴うカンタータ)(+)
   ここに、祝典に Huc ad festum] (ネポムクの聖ヨハネの祝日のアリア)
   めでたし元后 [Salve Regina]

マリエ・ステイネロヴァー(ソプラノ)
ヤン・ミクシェク(カウンターテナー(*/+))
オンドジェイ・シュミート(テノール(*))
ヤン・モラヴェク(バス(*/+))
カペラ・レジア・プラハ(管弦楽)
ロベルト・フゴ(指揮)

録音:2011年5月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 55
\2500
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.55
 マルチン・ユゼフ・ジェブロフスキ(?-1792?):合奏協奏曲変ホ長調
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):交響曲ト長調
 カール・ディタース・フォン・ディッタースドルフ(1739-1799):
  多数の楽器のための交響曲ハ長調
  虚しき祈り [Preces humilitatis](*)
  かわいそうなベアトリーチェ [Povera Beatrice](*)
  アリア・デ・テンポーレ [Aria de tempore](*)
  交響曲ハ長調
カタジナ・ドンダルスカ(ソプラノ(*))
カペラ・クラロモンターナ(古楽アンサンブル)
トマシュ・ヴァブニツ(アーティスティック・ディレクター)
録音:2013年5月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド




STRADIVARIUS


STR 37019
\2400
ハイドン(1732-1809):フルート四重奏曲集
  フルート四重奏曲ト長調 Op.76 No.1 Hob.III:75
  フルート四重奏曲変ロ長調「日の出」Op.76 No.4 Hob.III:78
  フルート四重奏曲変ホ長調 Op.76 No.6 Hob.III:80
モードゥス四重奏団
 ロベルト・パッパレッテーレ(フルート)
 クラウディオ・マッフェイ(ヴァイオリン)
 ファブリツィオ・メルリーニ(ヴィオラ)
 カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ)
おそらくハイドン自身によって弦楽四重奏曲からフルートと弦楽のための四重奏に書き換えられ、1800年頃にボン(ドイツ)のジムロック社から出版された作品番号76から3曲を収録。他3曲は STR 33874 で発売済みです。
 

STR 37022
\2400
ニコラ・サーニ(1961-):RAW
  AchaB(クラリネットのための;2002)(*)
  Oltre il deserto spazio
   (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1999)
  Come una specie di infinito(チェロとピアノのための;1997)
  Verso un altro occidente
   (フルート、クラリネット、ヴィオラ、ピアノと打楽器のための;2001)
  RAW(ヴァイオリンのための;2005)(*)
  A time for the evening(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1997)(*)
  Vidi in terra angelici costumi(アンサンブルのための;2011)(*)
  Sul denaro(朗読とアンサンブルのための;2008)(+)(*)

(*)世界初録音。

モーニ・オヴァディア(朗読(+))
コントンポアルトアンサンブル
マウロ・チェッカンティ(指揮)

 

STR 37034
\2400
ドイナ・ロタル(1951-):クリスタル フルート作品集
  厳格な歌 [Cantus Austerus] (アルトフルートのための;2008)
  クリスタル [Crystals] (フルートとピアノのための;2002)(*)
  とんぼ [Dragon-fly (Libellule)] (ピッコロのための;2000)
  切望 [Dor] (アルトフルートのための;1989)
  日本庭園 [Japanese Garden] (バスフルート/ピッコロと磁気テープのための;2006)
  回帰 [Epistrophe] (フルートのための;2009)
  柳 [Salcia] (フルートと打楽器四重奏のための;2011)(+)

マリオ・カローリ(フルート、アルトフルート、バスフルート、ピッコロ)
オリア・マクシム(ピアノ(*))
アンサンブル「ゲーム」(打楽器四重奏(+))

ドイナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、ブカレスト音楽院でティベリウ・オラフ(1928-2002)に、アムステルダムでテオ・ルーフェンディー(1930-)に師事した作曲家。
 

STR 37035
\2400
マルティノ・トラヴェルサ(1960-):風景
  トリプル・トリオ [Triple Trio] (9つの楽器のための;2010-2012)(#)
  6つの記録 [6 annotazioni] (ピアノのための;2009-2010)(+)
  赤 [Red] (ヴァイオリンのための;2012)(*)
  風景 [Landscape] (13の楽器のための;2009)(#)
カン・ヘスン(ヴァイオリン(*))
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ(+))
アンサンブル・プロメテオ(#)
マルコ・アンジュス(指揮(#))




<映像>


新書館(映像)


DD15 1104
(DVD)
\3800+税
ドキュメンタリー
 【ワガノワ・バレエ・アカデミー /
  バレエに選ばれた子どもちの8年間】

   【収録作品】
    『くるみ割り人形』より一部
    『ドン・キホーテ』より一部
    『ハンガリー狂詩曲』より一部
    創設275周年コンサートの一部
    特典映像「クラス・コンサート」より抜粋
【出演】
 ニコライ・ツィスカリーゼ
 アルティナイ・アスィルムラートワ
生徒主要メンバー :
 アンナ、パーベル、セリョージャ、
 ユリシェフ
 ほかワガノワ・バレエ・アカデミー
 ニジンスキー、パブロワ、バリシニコフ、ロパートキナ、ザハーロワなど、数々のスターを輩出してきたバレエ学校のすべてがここに!

 カラー、73分+ 特典16分、日本語字幕+ナレーション付

 約280 年の歴史を誇るロシアの名門、ワガノワ・バレエ・アカデミー。数千人の希望者から約60 名を選び出す入学審査、緻密な教育内容、妥協のない進級試験・・・。生徒たちの成長の8 年間をカメラで追いつづけた、ワガノワ史上初のドキュメンタリー。
 ワガノワ・バレエ・アカデミーは2016 年1 月16 日〜 31 日来日します。
  

DD15 0802
(DVD)
\4400+税
フランス派バレエの300年/パリ・オペラ座&バレエ学校ガラ
 <収録内容>
  ■今から
   音楽:ジャン・フィリップ・ラモー/
   振付:ベアトリス・マッサン、ニコラ・ポール/
   衣裳:オリヴィエ・ベリオット/照明:マジッド・ハキミ
   出演:ジル・イゾアール、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒
  ■ワルプルギスの夜(オペラ『ファウスト』より第5場から)
   音楽:シャルル・グノー/振付:クロード・ベッシー/
   原振付:レオ・スターツ/照明:マジッド・ハキミ/
   出演:パリ・オペラ座バレエ学校の生徒
  ■祝典(『妖精の湖』1839年より)
   音楽:ダニエル・フランソワ・エスプリ・オーベール/
   振付:ピエール・ラコット/衣裳:アニエス・ルテステュ/
   照明:マジッド・ハキミ/
   出演:マチュー・ガニオ、リュドミラ・パリエロ、パリ・オペラ座バレエ団
  ■オーニス
   音楽:モーリス・パシェール/振付:ジャック・ガルニエ/
   出演:シモン・ヴァラストロ、アクセル・イボ、ミカエル・ラフォン/
   アコーディオン:クリスチャン・パシェール、ジェラール・バラトン/
  ■ペシェ・ド・ジュネス
   音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニ
    (「弦楽のためのソナタ第1・3 ・4 ・5番より」)
   振付:ジャン=ギヨーム・バール/衣裳:フィリップ・ビノ/
   照明:フランソワ=エリック・ヴァランタン/
   出演:パリ・オペラ座バレエ学校の生徒/
  特別インタビュー:ブリジット・ルフェーヴル、エリザベット・プラテル
マリウス・シュティーグホルスト指揮
フランス国立高等音楽院管
 フランス・バレエ誕生300年特別ガラ

 収録:2013年4月15日 パリ・オペラ座ガルニエ宮/カラー、122分

 1713 年、太陽王ルイ14 世によって舞踊学校が設立された。このときから華麗なるパリ・オペラ座バレエとパリ・オペラ座バレエ学校、そしてフランス・バレエの歴史が始まった……。
 2013 年、フランス・バレエ誕生300 年を祝って、ガニオ、パリエロらオペラ座のダンサーとオペラ座バレエ学校の生徒たちによって行われた特別ガラ・パフォーマンス!





















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