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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2016/1/26〜





1/29(金)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS

ALT 337
\2800→\2590
★1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活
★終演後の演奏の感動を伝える拍手も6 分
★宇野功芳氏が神の恩寵と称える2 楽章演奏後に奇跡的に聞こえてきた5 時の修道院の鐘も万全

 「朝比奈隆 聖フローリアンのブルックナー」が
  新マスタリングで発売!

   ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団

 朝比奈隆、大阪フィル。ザンクト・フローリアンでのライヴがついに復活
 ブルックナーの眠る聖地ザンクト・フローリアン修道院での伝説的ライヴ「朝比奈隆 聖フローリアンのブルックナー」が新マスタリングで発売!録音者平澤氏秘蔵のオリジナルマスターテープから初の完全収録で登場、初出ジャンジャン全集盤特典、ビクター盤でカットされた箇所が見事に復活

 ライヴ録音:1975 年10月12日/ザンクト・フローリアン修道院マルモアザール(オーストリア)

 契約切れで長らく入手難であった朝比奈隆の代表盤といわれる聖フローリアン修道院での7 番がアルトゥスより新マスタリングで完全復活。
 うれしい事に初出でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活。今まで文献のみで語られた伝説の拍手ですが、こうやって完全収録盤で聞きなおしてみますと、曲を知らないが故の事故的拍手などでなく、巷間語られてきたように演奏の迫真に打たれた聴衆の自然発生的拍手であったことが分かります。
 また終演後の演奏の感動を伝える拍手も6 分!収録。また宇野功芳氏が神の恩寵と称える2 楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5 時の修道院の鐘も万全です。
 音質はやわらかで7 秒の見事な残響が美しくオーケストラは広大になりわたります。ちなみに当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席、「すばらしい演奏のまえには版の問題は関係ない」と名言を残し演奏を絶賛したとのエピソードも有名です。



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ALT 338
(12CD BOX)
\14000→\12990
マタチッチ& N 響ステレオ・ライヴ大集成 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
NHK交響楽団
[CD1(ALT 048)]
 ブルックナー:交響曲第8番
  【ライヴ録音:1975 年11月26日/ NHK ホール】
[CD2(ALT 049)]
 ワーグナー:
  (1)パルシファル第1幕への前奏曲、
  (2)パルシファル聖金曜日の音楽、(3)ジークフリートより森のささやき、
  (4)神々の黄昏より(マタチッチ版)序奏〜ジークフリートのライン旅、
  (5)神々の黄昏より(同版)ジークフリートの死〜葬送行進曲〜終曲
   【ライヴ録音:1975年12月4日/ NHK ホール】
[CD3(ALT 050)]
 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
  【ライヴ録音:1975年12月10日/ NHK ホール】
[CD4(ALT 060)]
 ブラームス:(1)交響曲第3番、(2)悲劇的序曲
   【ライヴ録音:(1)1973年12月5日、(2)1975年11月19日/ NHK ホール】
[CD5(ALT 061)]
 (1)シューベルト:交響曲「未完成」、
 (2)ビゼー:カルメン第1組曲、アルルの女「ファランドール」、
 (3)ゴトヴァッツ(1895 − 1982):交響的コロ舞曲
   【ライヴ録音:1973年12月27日/ NHK ホール】
[CD6(ALT 062)]
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、
 (2)チャイコフスキー:交響曲第5番
   (1)弘中孝(ピアノ) 【ライヴ録音:1975年11月19日/ NHK ホール】
[CD7(ALT 091)]
 ブラームス:交響曲第1番
  【ライヴ録音:1967年1月28日/旧NHKホール】
[CD8(ALT 092)]
 スメタナ:わが祖国
  【ライヴ録音:1968年9月12日/東京文化会館】
[CD9(ALT 093)]
 ブルックナー:交響曲第7番
  【ライヴ録音:1969年5月9日/東京厚生年金会館】
[CD10(ALT 129)]
 ショスタコーヴィチ:
  (1)交響曲第1番へ短調Op.10、(2)交響曲第9番変ホ長調Op.70
   【ライヴ録音:(1)1969年5月20日、(2)1967年1月12日/東京文化会館】
[CD11(ALT 130)]
 (1)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」、
 (2)同:レオノーレ序曲第3番Op.72 b、
 (3)[アンコール曲]ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
   【ライヴ録音:1967年11月25日/新潟県民会館】
[CD12(ALT 131)]
 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
  【ライヴ録音:1967年11月21日/東京文化会館】
 アルトゥスのマタチッチN響の全てを網羅!やはりマタチッチは凄かった!
 アルトゥスレーベル十五周年記念マタチッチ&N 響ステレオ・ライヴ大集成

 完全限定BOX

 大変お得なセット。このセットでアルトゥスで発売されたマタチッチとN 響の全てが網羅されています。録音は全てステレオによる大全集です。
 スリム・ケース、別冊の豪華解説書付き。



マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC


ACC 303552CD
\2500
キム・ソヌク2枚目のソロ・アルバム、フランク&ブラームス
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調FWV21
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3 番ヘ短調Op.5
キム・ソヌク(ピアノ)
 期待のピアニスト、キム・ソヌク2枚目のソロ・アルバム、フランク&ブラームス

 録音:2015年6月イエス・キリスト教会、ベルリン/58’32

 韓国のピアニスト、キム・ソヌク。2006 年権威あるリーズ国際ピアノ・コンクールの40 年の歴史上最年少、且つアジア人として初めて優勝し注目を集めました。
 ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)に続くACCENTUS MUSIC 2 枚目となるアルバムは、フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラームスの「ピアノ・ソナタ第3 番」。
 「前奏曲、コラールとフーガ」はフランクが62 歳の作品で、その後書かれた「前奏曲、アリアと終曲」とともにフランクの代表的なピアノ作品となっています。バッハの影響や、メンデルスゾーン、リストの作品などと比較されることがありますが、独自の音楽語法を追求した高貴で奥深い表現、荘厳かつ美しい響きは、フランクの魅力が詰まった超大作。
 キム・ソヌクの磨きぬかれたタッチで繰り広げられる冒頭のアルペジオ、清らかで繊細な音色で奏でられるコラール、そして自由な展開のフーガでは、ピアニスティックで鮮やかな終結を演出しています。
 続くブラームスのピアノ・ソナタ第3 番。ブラームスはピアノ・ソナタを3 つ残していますが、どれも20 歳前後に完成しブラームスの作品の中では初期にあたります。
 この第3 番は前2 作とくらべても5 楽章構成と規模も大きくなり、深い洞察力と構成力を持ち若き情熱溢れる作品となっています。
 キム・ソヌク自身は、リーズ国際ピアノ・コンクールのファイナルでピアノ協奏曲第1 番を演奏し喝采を浴び、4 つのバラードやその他のソロ作品もリサイタルで取り上げるなどブラームスには思い入れがあり、和声進行、フレーズ、構成の緊密さなどブラームスの音楽の特徴を見事に捉えた演奏で聴かせてくれます。
 
ACC 303711CD
\2500
コンサート・サントネール
 ルディ・シュテファン(1887-1915):
  ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」(1911)
 アルベリック・マニャール(1865-1914):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調Op.13(1901)
ユディト・インゴルフソン(ヴァイオリン)
ウラジーミル・ストウペル(ピアノ)
 第一次世界大戦で命を落とした作曲家シュテファンとマニャール

 54’47

 アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15 歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・イザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。
 ピアニストのウラジーミル・ストウペルとは数多く共演し、2006 年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、コンサート、録音と高い評価を得ています。
 本シリーズ「コンサート・サントネール」もそのような取り組みの一貫。ルディ・シュテファン、アルベリック・マニャール、ルイ・ヴィエルヌ、フォーレのヴァイオリン作品を3 枚のCDで発売予定です。
 ルディ・シュテファンは、将来を嘱望されていたにもかかわらず第一次世界大戦中に28 歳で戦死したドイツの作曲家。ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」は24 歳の時に書かれ、彼の唯一の室内楽作品となりました。
 後期ロマン派から表現主義あたりに属し、色彩的で際立ったコントラストが特徴の挑戦的な音楽語法を使った作品。
 アルベリック・マニャールも第一次世界大戦で命を落とした作曲家。マスネとダンディに学び、フランクの後継として豊かな旋律と古典的な形式美が魅力で、あのセヴラックも作曲も師事したことがあるフランスの作曲家。
 マニャールのヴァイオリン・ソナタは、1901 年に作曲されイザイに献呈されています。フランクのヴァイオリン・ソナタを思わせる静謐さと構造美、そして感情を動かされる感傷的で甘美な音楽が魅力的な作品です。




AD VITAM


AV 151215
\2600
フランス的な洒脱さ。
 ピエール・ルリエヴル、新たなギターの才能の出現

  (1)ポンセ:3つのメキシコ民謡
  (2)同:主題、変奏と終曲
  (3)ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲
  (4)カステルヌォーヴォ=テデスコ:タランテラOp.87
  (5)同:悪魔的奇想曲Op.85
ピエール・ルリエヴル(ギター)
 録音:2014年7月20-25日/サン=タヴィ=ド=タルド/DDD、59’ 11”

 ピエール・ルリエヴルはフランスの若手ギタリスト。フランス中部のヌヴェールで5 彩からギターを学び、2008 年からパリ音楽院でローラン・ディアンスに師事しました。
 2012 年には「エクリセ四重奏団」というギター・カルテットを結成、2 枚のCD をリリースしています。
 ここではメキシコのポンセ、ブラジルのヴィラ=ロボス、イタリア出身ながらアメリカに帰化したカステルヌォーヴォ=テデスコの、いずれもセゴビアのために書かれた作品を収めています。パガニーニ讃歌であるテデスコの「悪魔的奇想曲」は、原典版使用とされていますが、終結部に「ラ・カンパネラ」が現れるなどセゴビア版も適宜採り入れています。



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CAVI MUSIC



4260085533411
\2700→\2490
ありそうでなかったルトスワフスキのピアノ曲全集が登場。
 コリンナ・ジモン(Pf)
 ルトスワフスキ:ピアノ曲全集

  (1)牧歌集(全5曲) (1952)
  (2)2つの練習曲 (1941)
  (3)民族のメロディ(全12曲)(1945)
  (4)若者のための3つの小品 (1953)
  (5)インヴェンション (1968)
  (6)思い出のメロディ(連弾)(1957)
  (7)ピアノ・ソナタ (1934)
コリンナ・ジモン(Pf)
 ピアノの国ポーランドでまた魅力的な作品を発見!

 録音:2013年6月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、62’54”

 ルトスワフスキのピアノ曲といえば、華麗な演奏効果を示す2 台のピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」が有名ですが、あとは聴く機会がありません。彼自身ピアノの名手で、第2 次世界大戦中は友人の作曲家パヌフニクとピアノ・デュオを組み、演奏を禁じられたポーランド音楽を地下のコンサートで披露していました。
 当アルバムのメインは、ワルシャワ音楽院の学生時代の作「ピアノ・ソナタ」。30 分に及ぶ大曲で、非常な難曲。作風は前衛的でなく、ドビュッシーやシマノフスキを思わすキラキラした音響が興味津々です。
 また、12 曲からなる「民族のメロディ」はポーランド民謡をバルトークの様式でピアノ曲化した作品。シンプルながら一筋縄ではいかぬ難物。
 ベルリン出身の女性ピアニスト、コリンナ・ジモンはジェルジ・シェベク、チェルニー=ステファンスカ、マルコム・フレージャーに学び、84 年にベルリン・フィルとデビュー。グリエールやフランセなど珍しいピアノのアルバムで注目されています。このアルバムでも連弾曲「思い出のメロディ」を両パート多重録音するなど、こだわりを見せています。



 コリンナ・ジモン。
 ベルリン生まれでベルリン・フィルとも共演している。

テンペスト
http://www.corinna-simon-pianistin.de/en/music/03.mp3

マズルカ
http://www.corinna-simon-pianistin.de/en/music/05.mp3

 知性派美人ピアニストで教育者としても知られるが、その演奏はやわらかくやさしい。

 グリエールやフランセのアルバムをCRYSTALから出しているのだがなかなか入らない。・・・ひょっとして業を煮やしてCAVIに移ったか?
 そのCRYSTALの2枚のアルバム、海外にはまだ若干在庫があるらしいので、ご希望の方はお早めに・・・。完売の際はご容赦を。


CRYSTAL
N 67057
\3000
グリエール:ピアノ作品集
 6つの小品 Op.26/3つの小品 Op.21/
 3つのマズルカ Op.29/
 《8つの特徴的な小品》 Op.43より/
 3つの小品 Op.19/12のスケッチ Op.47/
 25の前奏曲 Op.30
コリンナ・ジモン(ピアノ)
 タネーエフやアレンスキーを師に持ち、モスクワ音楽院でプロコフィエフやハチャトゥリャンを育てたロシアの作曲家、レインゴリト・グリエール(1875−1956)。
 1984年にベルリンのフィルハーモニーでデビューを飾ったベルリン出身のピアニスト、コリンナ・ジモンのエレガンスで柔らかな音色がロシアのメロディメーカー、グリエールの小品たちを奏でる。
 2009年7月27−29日の録音。

CRYSTAL
N 67091
\3000
ジャン・フランセ:ピアノ作品集
 若い娘たちの5つの肖像、ピアノ・ソナタ、
 称賛の踊り、シ・ヴェルサイユ・メテ・コンテ、
 5つのアンコール
コリンナ・ジモン(ピアノ)
 多作家としても知られるフランスの作曲家、ジャン・フランセ(1912−1997)の作品集。1984年にデビューを飾ったベルリン出身のピアニスト、コリンナ・ジモンがフランセの軽快な作品をエレガンスな音色が奏でる。
 2012年4月18日−20日の録音。








SKARBO

DSK 3148
\2400→\2190
イ・ソヨン(Fl)
 日本で制作された純ヨーロッパ的響き

  (1)ベルンハルト・ロンベルク:フルート協奏曲ロ短調Op.30
  (2)メルカダンテ:フルート協奏曲ホ短調Op.57
  (3)ドヴィエンヌ:フルート協奏曲ホ短調
イ・ソヨン(Fl)
金昌国(指揮)
アンサンブルofトウキョウ
 録音2014年7月24-25日/彩の国さいたま芸術劇場/DDD、67’ 45”

 ソウル出身、ミシェル・デボストとランソム・ウィルソン門下の女性フルート奏者イ・ソヨンの古典派協奏曲集。
 日本を代表するフルート奏者金昌国が指揮者としてオーケストラ伴奏をつとめているのも豪華。フランスのSkarbo レーベルですが、彩の国さいたま芸術劇場で小島幸雄氏の録音。
 ムラマツ18k フルートの柔らかな音色が魅力です。



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CHANNEL CLASSICS



CCS 37916
\2500→\2290
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 〜アパッシオナード

  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
  サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団
 ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

 使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"


 ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI


 そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage



旧譜
ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2800
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ






 ちなみに今回のCCS 37916は伴奏がロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団。
 ミラノフはブルガリア放送自主製作盤でおなじみ。


ブルガリア放送自主製作盤でご紹介した指揮者
ロッセン・ミラノフ

86470675890
1CD-R\2800→\2490
ロッセン・ミラノフ指揮
 ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
ロッセン・ミラノフ指揮
ブルガリア国立放送交響楽団

 ロッセン・ミラノフは、"音楽の未来に興味がある人にとって、この人は注目するに値するであろう(シカゴ・トリビューン紙)"と賞賛されているブルガリア出身の若手指揮者。
 フィラデルフィア管弦楽団の準指揮者、米国の最高のプロフェッショナル養成のためのオーケストラのひとつであるニュージャージーのシンフォニー・イン・Cの音楽監督も務めている。
 また、故郷のブルガリア・ソフィアのニュー・シンフォニー・オーケストラの音楽監督、ブルガリア国立放送交響楽団の首席指揮者も務め、2005年には"ブルガリア・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー"に選ばれている。





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CCS 36916
\2500→\2290
豪華メンバー終結!
 アンサンブル名は「ストックホルム症候群」

 〜ア・ムーヴァブル・フィースト(移動祝祭日)
  舞台は1907年パリ


  ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲ハ短調
  ラヴェル:口絵、クープランの墓
   (マリン・ファン・プローイェン編曲ピアノ六重奏版)
  ファリャ:バレエ《恋は魔術師》より火祭りの踊り(ピアノ六重奏版)
ストックホルム・シンドローム・アンサンブル
 〔サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)、
  マリン・ブロマン(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
  フレドリク・ポールソン(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
  マリン・ウィリアム=オルソン
   (ヴァイオリン&ヴィオラ)、
  ヨハネス・ロスタモ(チェロ)、
  リック・ストーティン(コントラバス)〕
 リック・ストーティンらによるグループ「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル」始動!

 ローレンス・パワーとのデュオで知られるサイモン・クロフォード=フィリップス、ナッシュ・アンサンブルのメンバーとして活躍するマリン・ブロマン、ロイヤル・ストックホルム・フィルの首席チェロ奏者ヨハネス・ロスタモ、ヘルシンボリ響やスウェーデン放送響のリーダーを務めたマリン・ウィリアム=オルソン、そしてアムステルダム・シンフォニエッタとスウェーデン放送響、ベルリン放送響で首席奏者を務め、Channel Classicsからも「カプリッチョ・ディ・ブラヴーラ」や「ザ・ダンシング・ベース」などの名盤を発売してきたオランダのコントラバス奏者リック・ストーティンなど、素晴らしいキャリアを誇るトップ・プレイヤーたちが集い結成された「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル」。
 第1弾「ア・ムーヴァブル・フィースト(移動祝祭日)」の舞台は1907年パリ。イギリス人のヴォーン・ウィリアムズ、スペイン人のファリャがラヴェルと築いた交友(ヴォーン・ウィリアムズはラヴェルの生徒でもあった)を、ピアノ五重奏曲、そしてピアノ六重奏曲へと編曲された作品で描いてゆく。
 アンサンブル名は精神医学で使われる「ストックホルム症候群」から取られており、「犯人への共感」を「演奏者と観客の共感」へと捉えた音楽的なストックホルム症候群効果を(もちろん平和的な方法で)目的としているようだ。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350116
(SACD HYBRID)
\2900
三大「ロミオとジュリエット」がSACD ハイブリッドで登場
 (1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
 (2)ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」Op.17より
 (3)プロコフィエフ:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」第2組曲より
  モンターギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/
  別れの前のロミオとジュリエット/ジュリエットの墓の前のロミオ
(1)キリル・コンドラシン(指揮)
 モスクワ・フィル
(2)ピエール・モントゥー(指揮)
 ロンドン交響楽団&合唱団
(3)エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
 レニングラード・フィル
 三大「ロミオとジュリエット」がSACD ハイブリッドで登場。演奏者も凄い!

 録音:(1)1967 年1 月7 日/モスクワ(ライヴ) (2)1962 年6 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン) (3)録音:1981 年12 月30 日/レニングラード(ライヴ)/Stereo Bi-channel、79’ 20”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 いずれも他で入手可能な音源ながら、初SACD なのが魅力。コンドラシンの盛り上がりが迫力満点。メロディの歌わせ方も感動的です。モントクーのベルリオーズとムラヴィンスキーのプロコフィエフは抜粋ですが、前者は合唱が効果的な「愛の場面」が、後者も日本で人気の高い「モンターギュー家とキャピュレット家」がしっかり収録されています。目が覚めるような鮮烈な音質が衝撃的です。
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PRD 250321
\2900→\2690
プラハ・ライヴが待望の復活
 やっぱりオイストラフは凄い。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集

 ブラームス:
  (1)スケルツォ〜 F.A.E のソナタ
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
  (3)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
  (4)ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
(1)(3)スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
(2)(4)フリーダ・バウエル(Pf)
 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集登場。

 録音:(1)1968 年12 月8 日/モスクワ(ライヴ) (2)1972 年5 月17 日/プラハ(ライヴ) (3)1972 年3 月29 日/モスクワ(ライヴ) (4)1966 年5 月18 日/プラハ(ライヴ)/Genuine Stereo、73’ 38”

 かつてPraga レーベルからリリースされながら、今日入手困難となっているオイストラフのブラームスのヴァイオリン・ソナタ、プラハ・ライヴが待望の復活。
 さらに嬉しいのが、リヒテルとの共演による第2 番とF.A.E のソナタのスケルツォをカップリングして、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集という超魅力的なアルバムとなりました。オイストラフのつるつるした美音と切れ味鋭い技巧に圧倒されますが、とりわけリヒテルと共演した第2 番の深々とした音楽性と歌ごころが絶品中の絶品の神業。ブラームスのヴァイオリン・ソナタのアルバムとして必携の一枚と申せましょう。



<国内盤> 

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ALPHA



ALPHA229
(国内仕様盤)
\2900+税
思わぬ名盤になる可能性

 「チェンバロとピアノでバッハを」
   ヴィオレーヌ・コシャ-ル(チェンバロ)&エドワール・フェルレ(ピアノ&作曲)

 J. S. バッハ (1685-1750)/E. フェルレ (1971-):
  1. JE ME SOUVIENWS(フェルレ)
    パルティータ1番BWV825ジーグより
  2. APARTE(フェルレ)
    平均律クラヴィア曲集BWV855前奏曲より
  3. UTOPIA(フェルレ)
     シンフォニアより
  4. ENTRE ECORCE(フェレル)
     ソナタニ短調より
  5. APRES VOUS(バッハ/フェルレ)
     フランス組曲4番よりアルマンドより
  6. PHENIX(バッハ/フェルレ)
     ゴルドベルグ組曲20番BWV988より
  7. A LA SUITE DE JEAN(フェルレ)
     無伴奏チェロ組曲1番BWV1007
  8. ERBARME DICH(バッハ)
     マタイ受難曲BWV244より
  9. JE ME SOUVIENS PLUS(フェルレ)
     パルティータ1番BWV825ジーグより
  10. MAGNETIC TANGO(フェルレ)
ヴィオレーヌ・コシャ-ル(チェンバロ)
エドワール・フェルレ(ピアノ&作曲)

 大胆なバッハのアレンジで旋風を巻き起こした、フランス出身のジャズピア二スト、エドワール・フェルレ。
 クラシック・演劇・映像・朗読とジャンルにとらわれず、いい意味で期待を裏切る彼の独創性はとどまるところを知りません。

 そのフェルレがバロック楽器のチェンバロ奏者ヴィオレーヌ・コシャールと出会い、熱いセッションを交わした本アルバム。
 弦を叩いて音を出す鍵盤楽器=ピアノ弦をはじいて音を出す鍵盤楽器=チェンバロ時代も発音機構も似て非なるふたつの鍵盤楽器が、バッハの音楽を介してひとつに解け合います。

 その意外な組み合わせはまるで会話のようであり、聴き手もその響きに引き込まれます。

 その音楽はバッハであってバッハでなく、ミニマル・ミュージックのようでありバロックであり。
 不思議な創造世界に連れて行ってくれます。


むちゃくちゃかっこいいPV。
https://www.youtube.com/watch?v=ctLl71zb4Ac&feature=player_detailpage

2. APARTE(フェルレ) 平均律クラヴィア曲集BWV855前奏曲より
https://www.youtube.com/watch?v=GY3IOGbFaCM&feature=player_detailpage
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PAN



PC10316
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
モンテヴェルディだけじゃなかった
 この男も新時代の教会音楽作品の傑作を残していた


ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (1570-1630)
 1610年ミラノ、もうひとつの『聖母マリアの晩課』


 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ:
  『1・2・3・4声のための教会コンチェルト集:
    5声作品2曲、8声作品1曲を添えて、
     1編のミサ、2編のマニフィカト、
      4声のファルソボルドーネ数編、
       2・3・4声のための器楽ソナタ6編も。』より
 A.チーマ:
  ・2声のカプリッチョ
  ・4声のソナタ
     他、グレゴリオ聖歌によるアンティフォナ多数
ダニエラ・ドルチ(org)指揮
Ens.ムジカ・フィオリータ
 (古楽器使用)
カンティレーナ・アンティクヮ声楽Ens.
 (グレゴリオ聖歌)
ダニエラ・シュライファー(S)
ダニエル・カベーナ(C-T)
ダン・ドゥンケルブルム、
ディノ・リュティ(T)
ライティス・グリガリス(Bs)

 モンテヴェルディの傑作『ヴェスプロ』と全く同じ年に同じテーマでさらなる曲集が!ミラノの異才、興奮必至
 1610年・・・芸術拠点マントヴァの巨匠モンテヴェルディが、次の職場となるヴェネツィア聖マルコ教会のため、多重合唱やコンチェルト様式など斬新な技法を駆使した傑作曲集『聖母マリアの晩課(夕べの祈り)』を世に送り出した年。
 ルネサンス以来の多声教会音楽とは違う、独唱主体の声楽コンチェルト様式を縦横無尽に駆使したこの傑作曲集はしかし、実は「唯一の画期的新作」ではなかったのです!

 同じ年、芸術性の高い多声音楽は教会にふさわしくない…との風潮が強かったミラノでも、すぐれた作曲家がコンチェルト様式を使いこなし、祈りの言葉がわかりやすく聴こえるうえ誰しも心を捉えて離さない、新時代向けの傑作教会音楽作品集を出版——それが本盤の主人公、聖チェルソ教会のオルガン奏者ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (1570-1630)です!

 古楽復興の世界では器楽作品など俗世向けの音楽の作曲家として知られてきた人ですが、モンテヴェルディの曲集と同様の構成をとる1610年の曲集から選ばれた名品群は、間にはさまれたソナタ群とあいまって、緩急ドラマティックな劇的名品ばかり!
 録音も演奏もすばらしく、ドイツ古楽界の最前線をゆく演奏陣には惚れ惚れせずにはおれません。解説・歌詞日本語訳付で、思わぬバロック初期の深みを…




鬼才集団コンバッティメント・コンソート・アムステルダムのメンバー3人が出していた傑作アルバムにチーマのソナタが入っていた。
ルネッサンス末期、バロック初期の生命力あふれた弦楽作品を聴け!

CHALLENGE CLASSICS
CC72369
\2900

“Con Chitarrone”

 フレスコバルディ (1583-1643):
  カンツォーナ 第4番(vn, vc, chitarrone)
 カステロ (c.1590-1630):
  ソナタ 第2番 (vn, chitarrone)
 Howet (c.1550-1616):
  ファンタジア(ルネッサンス・リュートによるソロ)
 ガブリエリ (1651-1690):
  ト調のソナタ(vc, chitarrone)
 ベルターリ (1605-1669):
  2声のソナタ(vn, vc, chitarrone)
 マリーニ(1594-1663):
  ロマネスカ(vn, vc, chitarrone)
 カステロ:ソナタ 第8番 (vn, chitarrone)
 ローゼンミュラー(1617-1684):
  ソナタ 第3番 (vn, vc, chitarrone)
 ダウラント(1563-1626):
  ラクリメ(ルネッサンス・リュートによるソロ)
 チーマ (c.1570-1622):
  ヴァイオリン・ソナタ (vn, vc, chitarrone)

 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ソナタRV44(vc, chitarrone)
 コレッリ(1653-1713):ソナタ第12番「ラ・フォリア」
 (vn, vc, chitarrone)
リューポルド・トリオ
 エヴァ・ステグマン(ヴァイオリン)
 ヴーター・ミンダース(チェロ)
 ソレン・リューポルド(ルネッサンス・リュート)

 古楽器とモダン楽器との間を自由に行き来し、独自の音楽世界を展開するオランダの気鋭アンサンブル、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムのメンバーによるトリオです。メンバーはそれぞれ、世界屈指の古楽アンサンブルに参加し、いわば、その世界のエキスパート集団です。
 今回、17世紀初頭まで遡り、ルネサンス期とバロック期に埋没したリュートとキタローネのための作品群をめぐります。チーマ、フレスコバルディ、マリーニ、カステロ、そしてベルターリを経て、コレッリとヴィヴァルディでバロックに至る旅路。その自筆譜や版からは、当時のエネルギーや息吹までもが立ち上るようです。
 リューポルドによる巧みなキタローネ演奏によって、通奏低音として一般的であったチェンバロに対して、より場所や楽器の手配に柔軟であっただろう、キタローネやリュートの存在を、ひいては当時の音楽家の柔軟性に思いを馳せる一枚です。




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RAMEE



RAM1501
(国内仕様盤)
\2900+税
18世紀ロンドンのスキャンダル女王
 クッツォーニのためのヘンデル・アリア集
  〜ヘンデルのソプラノ〜

 「シピオーネ」(1726)より
  序曲/マーチ/シンフォニア
  Scoglio d’immota fronde
 「オットーネ」(1723)より
  コンチェルト
 「ジューリオ・チェーザレ」(1724)より
  Che Sento? Oh Dio!〜Se pieta di me non senti
  E Tale Otton? 〜Falsa imagine
 「ロデリンダ」(1725)より
  Ombre, piante, urne funeste!
  Se'l mio duol non e si forte
 「シオレ」(1728)より
  Non credo che sian finti〜Or mi perdo di speranza
 「タメルラーノ」(1724)より
  Non e piu tempo
 「トロメーオ」(1728)より
  序曲/Torni omai la pace all’alma
 「アドメート」(1727)より
  シンフォニア
 「アレッサンドロ」(1726)より
  No piu soffrir non voglio
ハスナー・ベンナーニ(ソプラノ)
レ・ムファッティ(バロック・オーケストラ)
ペーテル・ファン・ヘイヘン指揮
 ヘンデルオペラの初演を数々こなしたイタリアのソプラノ歌手フランチェスカ・クッツォーニ(1691-1772)。
 その名声とスキャンダラスなゴシップは、現代でいえば週刊誌を賑わせ、常に話題を振りまくプリマ・ドンナでした。彼女にとってオペラ・アリアは芸術の域にとどまらず、人生そのものだったのではないでしょうか。激動の人生を歩んだ天才肌のソプラノに捧げられた美しいアリアを、古楽界で活躍著しいフランス出身の若手ソプラノ、ハスナー・ベンナーニが歌い上げます。
 この歌手がいたからこのアリアが生まれた…ヘンデル当時の劇場の空気を感じながら、その歌い手の個性を感じ取ることができるアルバムです。


*****



 ヘンデルがロンドンで活躍していた時代、2人の有名な女性歌手がいた。
 フランチェスカ・クッツォーニとファウスチナ・ボルドーニ。
 二人は烈しいライバル意識を持っていたが、1727年6月6日、ボノンチーニのオペラを上演しているときについに大喧嘩に発展、マスコミは両者の血みどろの死闘を面白おかしく書きたてた。



そんな二人の死闘を現代に再現した(?)のがこのアルバム
二人が手にはめてるのは・・・ボクシング・グローブです 


SONY
8884302366-2
\2500

ジモーネ・ケルメス & ヴィヴィカ・ジュノー
 《ライヴァル・クイーンズ》


 ① ジュゼッペ・アレーナ(1713-1784):
   歌劇『皇帝ティトの慈悲』〜「Come potesti, oh dio」/
 ②ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):
   歌劇『アスティアナッテ』〜「Spera che questo cor」/
 ③ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
   歌劇『クレオフィーデ』〜「Se mai piu saro geloso」/
 ④ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740):
   歌劇『カルタゴ・ノヴァのスキピオ』〜「Villanella nube estiva/
 ⑤ドメニコ・サッロ(1679-1744):
   歌劇『ルキウス・ウェルス』〜「Al valor di Borea armato」/
 ⑥ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
   歌劇『アルタセルセ』〜「Va' tra le selve ircane」/
 ⑦レオナルド・ヴィンチ(1690-1730):
   歌劇『トーリードのイフィジェニア』〜「L'onda chiara che dal fonte」/
 ⑧ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
   歌劇『エリザ』〜Nobil onda/
 ⑨アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
   歌劇『ルキウス・ウェルス』〜「Vorreste o mie pupille」/
 ⑩ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
  歌劇『ナクソス島のアリアンナ』〜In amoroso petto/
 ⑪ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):
  歌劇『アスティアナッテ』〜「Svenalo, traditor」/
 ⑫ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  歌劇『イッシピーレ』〜「Impallidisce in campo」/
 ⑬レオナルド・レーオ(1694-1744):
  歌劇『認められたシロ』〜「Benchel'augel s'asconda」/
 ⑭アントニオ・ポッラローロ(1676-1746):
  歌劇『独裁者ルキウス・パピルス』〜「Padre amoroso」/
 ⑮ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  歌劇『アルタセルセ』〜「Tu vuoi ch'io viva o cara」
ジモーネ・ケルメス(Sp:①③④⑥⑧⑩⑪⑬⑮),
ヴィヴィカ・ジュノー(Ms:②③⑤⑦⑨⑩⑫⑭⑮)、
アンドレアス・ガベッタ(Vn&指揮)
カペラ・ガベッタ(ピリオド楽器オーケストラ)

 ジモーネ・ケルメスとヴィヴィカ・ジュノー、古楽界で今最も熱い二人の歌手が共演したエキサイティングなアルバムの登場です。

 18世紀に活躍した名歌手にしてその歌の技をお互いに競い合った、フランチェスカ・クッツォーニとファウスティナ・ボルドーニのために書かれた華麗なアリアや二重唱が満載されたオペラ・ファン必聴のアルバムです。
 クッツォーニとボルドーニの2人はそれぞれ当時のオペラ界を席巻していた人気ソプラノで、“最高のライヴァル”とみなされていましたが、そのライヴァル関係は、ついに1727年6月、ロンドンのヘイマーケット劇場におけるボノンチーノの歌劇『アスティアナッテ』(このアルバムにもアリアを1曲収録)の上演の際、舞台上でつかみあいの喧嘩にまで発展し、大きなスキャンダルとして報じられました。



 この歴史に残る二人のライヴァルを21世紀の今、歌合戦形式で競わせようというのが今作のコンセプトです。

 クッツォーニをジモーネ・ケルメスが、そしてボルドーニをヴィヴィカ・ジュノーが演じ、さすがにヘッドドレスの掴み合いまではしませんが、2人のプリマドンナは、相手を牽制しあいながら、技術と表現力を駆使して、最高の歌唱を披露するのです。

 この時歌われたであろうこれらのオペラ、今ではほとんど聞く機会のないものですが、これらのアリアはベルカント物とは全く違う魅力を持つものばかり。歌合戦の内情を知らずとも、1巻のバロック・オペラ・アルバムとしても存分にお楽しみいただけます。



 ジモーネ・ケルメスは、ライプツィヒで学んだ後、様々な国際コンクールで賞を受賞。1996年からドイツの歌劇場を中心に活動を本格的に開始し、やがて古楽から前期ロマン派までのピリオド・アプローチによるレパートリーを中心に活躍、その歌声とドラマティックな表情表現で絶賛をあびています。
 またドイツ・ハルモニア・ムンディとソニークラシカルを中心に様々なレーベルで録音を行い多数の賞を受賞しており、最近ではドイツ・ハルモニア・ムンディの『Colorid'Amore:88697789202』で、2011年度エコー・クラシック最優秀賞女声歌手部門で受賞しています。

 ヴィヴィカ・ジュノーは、超絶テクニックと驚異の声域の広さで、カストラートの再現に成功したといわれるアラスカ出身のメゾ・ソプラノ。テクニックだけでなく上品で叙情豊かな深い表現は絶品です。

 録音場所は、リヒャルト・シュトラウスが最晩年を過ごした場所として知られるガルミッシュ・パルテンキルヘンのさらに奥の、オーストリア国境に近いエルマウ城のコンサートホールで行われました。美しい響きをお楽しみいただくことが出来ます。

 【録音】2014年1月, ドイツ、エルマウ城(デジタル)







カメラータ・トウキョウ



CMCD-28330
\2800+税
バッハ:オーボエ協奏曲集/トーマス・インデアミューレ
 J.S.バッハ:
  オーボエ協奏曲 ト短調 BWV1056(復元版)
  オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060(復元版)
  オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055(復元版)
  無伴奏オーボエのためのパルティータ イ短調 BWV1013
トーマス・インデアミューレ
(オーボエ/オーボエ・ダモーレ)
パオロ・フランチェスキーニ
(ヴァイオリン)
クラウディオ・ブリツィ 他(チェンバロ)
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ

 名手インデアミューレによるバッハの協奏曲集が遂に登場しました。
 バッハが活用したオーボエ、とりわけ好んだオーボエ・ダモーレのための協奏曲を、インデアミューレは完全に手中に収め、闊達かつ精緻な演奏を繰り広げています。
 名高い「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」でソロを務めたフランチェスキーニ、イタリアのイ・ソリスティ・ペルージャとインデアミューレは長年の信頼関係で結ばれており、今回も伸びやかな演奏が生み出されています。


●トーマス・インデアミューレ(オーボエ)
 1951年、スイス(ベルン)の音楽一家に生まれる。フライブルク国立音楽大学でハインツ・ホリガーに師事し、パリでモーリス・ブルグに学んだ。その後、数年にわたりアムステルダムのオランダ室内管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・オーボエ奏者を務めた。
 1974年、プラハの国際コンクールに入賞、1976年、ミュンヘンの国際ARDコンクールに優勝した。以後、ソリストとしてヨーロッパ各国をはじめ、アメリカ、カナダ、日本、韓国、オーストラリアで演奏活動を行っている。 自ら主宰する「アンサンブル・クープラン」では指揮者、また教師としても熱心に活動を続けている。
 1984年からチューリッヒ音楽大学でオーボエのクラスを持ち、1989年から、カールスルーエ国立音楽大学に教師として招かれている。レコードは、フィリップス、イェックリン、EMI、クラーヴェス、ノヴァリス、カメラータ・トウキョウより多数発売されている。

 


CMCD-28332
\2800+税
四戸世紀 クラリネット・リサイタル〜東京ライヴ2014
 J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009より
 (バセット・クラリネット[in A]版)
 A.ベルク:アダージョ〜室内協奏曲(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ版)
 C.ドビュッシー:第1狂詩曲〜クラリネットとピアノのための
 W.A.モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調K.622
 H.J.ベールマン:アダージョ〜クラリネット五重奏曲(クラリネット、弦楽合奏版)
四戸世紀(クラリネット /
バセット・クラリネット/指揮)
岡山潔(ヴァイオリン)
村田千佳(ピアノ)
チェンバーオーケストラ・緑の風
(コンサートマスター:清岡正子)

 カラヤン全盛時のベルリンで20年間ドイツの著名オーケストラの奏者として活躍、帰国後は読売日響の首席奏者、ソリスト、室内楽奏者などとして20年、日本を代表するクラリネット奏者として40年に渡り存在感を示し続けている四戸世紀。
 2014年トッパンホールで、信頼する仲間の共演を得て行われたリサイタルは、バッハの無伴奏、ベルクの室内楽からモーツァルトの協奏曲まで、クラリネット音楽の魅力を様々な角度から存分に示した名演となりました。


●四戸世紀(クラリネット)
 1974年、東京芸術大学卒業後、ベルリンのカール・ライスターの下で3年間研鑽を積み、この間にベルリン・フィル定期演奏会やザルツブルク音楽祭に参加。
 北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団を経て、1980〜94年まで15年間にわたりベルリン交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍。1995年帰国、2011年まで読売日本交響楽団首席クラリネット奏者を務めた。
 サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに参加するなど、オーケストラ活動、ソロ・室内楽、後進の指導にも意欲的に取り組んでいる。
 現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学、日本大学芸術学部講師。




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ALM/コジマ録音



ALCD-1156
¥2800+税
武久源造
 ゴルトベルク変奏曲
    〜いわきアリオス所蔵16フィート弦付チェンバロによる〜

J.S.バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲(2段鍵盤チェンバロのためのアリアと種々の変奏) BWV988
 14のカノン(先のアリアの最初の8つの基礎音に基づく種々のカノン)BWV1087
武久源造
 (チェンバロA[BWV988、BWV1087]/
 ポジティーフ・オルガン[BWV1087])
山川節子(チェンバロB[BWV1087])
〈使用楽器〉 いわき芸術文化交流館アリオス所蔵

●チェンバロA(16フィート弦付):マティアス・クラマー氏製作 2008年 ドイツ(1754年 ツェル/ハス モデル)
●チェンバロB:マティアス・クラマー氏製作 2008年 ドイツ(1741年 ツェルモデル)
●ポジティーフ・オルガン:エティエンヌ・ドゥベジュ氏製作 2008年 ベルギー

〈録音〉いわき芸術文化交流館アリオス 2014年7月30日~8月2日、2015年10月1~2日

 武久源造によるバッハ《ゴルトベルク変奏曲》 2度目の録音で、現在では稀な存在となった16フィート・ストップ弦を備えたチェンバロによる演奏。《ゴルトベルク変奏曲》 は、2段鍵盤を備えるチェンバロのために書かれているが、オルガン的な発想に加え、オーケストラ的な多様性な響きの可能性を内包している作品と言えるだろう。
 そのような巨大な世界を表現するにあたって、武久源造はこの楽器による演奏を選択した。新たなゴルトベルク像の誕生である。
 ワンポイントマイクによるDSDレコーディング。ドイツ製の最高級マイク、Braunerを使用。


【武久源造(チェンバロ&オルガン)】

 1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
 1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。
 1991年よりプロデュースも含め30作品以上のCDをALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1〜9)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハオルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ パルティータ[全曲]」ほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。
 2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998〜2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、ここ数年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。


【山川節子(チェンバロ)】

 鍵盤楽器奏者。福島県いわき市四倉町で幼少期を過ごす。
 チェンバロ、フォルテピアノなど様々な鍵盤楽器を演奏。ソロ、アンサンブルなどのほかに、企画・演出も手掛け、ユニークな活動を行う。ピアノ演奏の基礎を故・井口愛子氏に学び、ほかに作曲、アンサンブルなどの分野で多くの良き指導者に導かれ、早くから個性的な活動を開始。後に、ピアノ指導法と演奏について武田宏子氏のもとで研鑽を積む。全日本ピアノ指導者協会会員として後進を指導。鍵盤楽器奏者・武久源造氏に見いだされ、多くの示唆を受け、チェンバロをはじめ古楽器やフォルテピアノなどに深く携わる。また、長年に渡って武久氏に協力し、多様な音楽シーンの制作およびCD制作などに関わり、共演も多数。
 他に先駆けて1988年より2000年まで「子供のためのトークコンサート」を各地で開催しこの分野でのコンサート形式を確立。2005年5月より「ピアノ連弾講座」を開始。2005年より「交響曲を連弾で」シリーズを開始。武久氏とのピアノ連弾で作曲家自身のピアノ連弾用編曲によるシンフォニーの演奏を続けている。2007年よりスクエアピアノのコンサートを続けており、2014年、15年はスクエアピアノとシングルアクションハープによるアンサンブルを行い好評を得ている。2010年、11年、日本人楽器製作家及び修復家の手によるフォルテピアノの「お披露目コンサート」を行う。

 

ALCD-7195
¥2800+税
フォニックス・マリンバオーケストラ/
 上野信一&フォニックス・レフレクション

 [1] 奥定美和:砂紋 〜マリンバ・アンサンブルのための〜 [世界初録音]
 [2] スティーブン・フォスター/黒人霊歌 編曲:奥定美和
 3つのアメリカの歌(金髪のジェニー/深い河/汝はそこに)
  [3] マーク・フォード:マリンバ・ヘリテージ [日本初録音]
  [4] 山田耕筰/岡野貞一 編曲:奥定美和
 3つの日本の歌(赤とんぼ/この道/故郷)
  [5] 安倍圭子:遥かな海 〜マリンバ・アンサンブルのための〜 [世界初録音]
  [6] 安倍圭子:山をわたる風の詩〜
    マリンバ・アンサンブルのための [世界初録音]
  [7] 安倍圭子:プリズム変奏曲〜
   マリンバ・アンサンブルと打楽器奏者のための〜 [世界初録音]
上野信一&フォニックス・レフレクション
演奏者:
 悪原至 飯野晶子 伊藤すみれ 大場章裕
 荻原松美 小田もゆる 小俣由美子 加賀谷巧
 片山陽平 木次谷紀子 北川友里 篠崎陽子
 白井桜子 杉江瑠維子 鷲見寿子 曽我龍介
 高口かれん 武井千晴 戸口あおい 新野将之
 野崎くらら 藤澤仁奈 古見千桜子 牧野美沙
 峯崎圭輔 山口真由子 渡辺まや
〈録音〉神奈川県立相模湖交流センター 2015年1月20-22日
    富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 2015年6月29?30日

 最大10台のマリンバを使用した打楽器アンサンブル作品を収録。アメリカ民謡や日本の童謡といった馴染み深い名曲から斬新な現代作品まで、世界初録音4曲、日本初録音1曲を含む。マリンバ・オーケストラから生まれ出る、多彩で奥行きのある芳醇な響き。1台のマリンバとはまた違った可能性が、ここで明らかに提示されている。
 ※トラック[2] [4] [6]でマリンバ10台使用


【上野信一&フォニックス・レフレクション】
 マルチ・パーカッショニスト上野信一が国内外で広く活躍するソリストたちと1988年に結成したパーカッション・グループ。毎年コンサートを行ない、2009年には全曲西村朗作曲作品によるコンサート「西村朗 パーカッションの宇宙」、安倍圭子との共演、2010年には全曲N.J.ジヴコヴィチ作曲によるコンサート「打楽器魂」、2011年にはジヴコヴィチ本人をゲストに迎えたコンサート「打楽器魂2011」を開催。2013年には西村朗のオペラ《バカヴァッド・ギーター》をサントリーホールにて世界初演、2015年にNHKにより再収録され、BSプレミアム「クラシック倶楽部」で放映された。2014年クロアチア国際打楽器フェスティヴァル、2015年ルーマニア国際打楽器フェスティヴァルからの招聘で演奏、共に好評を得る。CD「ウィッシュ」「ケチャ」「ヤントラ・西村朗パーカッションの宇宙」「打楽器魂・N.J.ジヴコヴィチ作品集」がMusica Vivanteより発売中。「ケチャ」「ヤントラ」はパーカッション専門誌“Percussive Notes”で高く評価されている。
 新たなフォーメーションであるフォニックス・マリンバ・オーケストラは、マリンバ・ヴィブラフォン等の鍵盤楽器を中心に、打楽器によるオーケストラの新しく多彩な領域を創造している。

【上野信一】
 国立音楽大学首席卒業。フランス国立音楽院連合コンクール最上級課程第1位、パリ国際現代音楽コンクール打楽器部門特別賞など受賞歴多数。仏ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者、トゥルーズ・キャピトル管弦楽団首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。ソリストとしても活躍し、新作初演は60曲以上。2007年、国際打楽器芸術世界大会(PASIC)、同欧州パリ大会など海外での招待演奏も好評を博す。高橋悠治や安倍圭子との共演等、活動の幅を広げている。ソロCDに「プサッファ 20世紀打楽器芸術集 Vol.1」、高橋悠治とのデュオ・リサイタル・ライブ「花の世界」がMusica Vivanteより、ピアノと打楽器の名曲を集めた「デュオローグ」がALM Recordsより発売中。パーカッション・グループ「上野信一&フォニックス・レフレクション」「アンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ」主宰。国立音楽大学非常勤講師。
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ALCD-7197
 ¥2800+税
ジェラール・プーレ&川島余里
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調《クロイツェル》Op. 47
 ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op. 96
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
川島余里(ピアノ)
〈録音〉和光大学ポプリホール鶴川 2014年7月1-2日、8月11-12日

 フランスが誇るヴァイオリニスト、ジェラール・プーレと川島余里のデュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集第2作(第1作はヴァイオリン・ソナタ第5&7番)。
 ベートーヴェンの音楽はこうあるべきといった固定観念にとらわれることなく、あくまでも洗練された音楽が上品に繰り広げられる。その独特の表情は、フランス的エスプリに満ちていると言ってよいだろう。



【ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)】


 フランスが誇る、世界的ヴァイオリニストにして、偉大な教育者。
 ジェラール・プーレは、指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プーレの息子として天才少年期を送る(父親のガストンは、1917年ドビュッシーが「ヴァイオリン・ソナタ」を作曲家自身のピアノで初演の際、共演したヴァイオリニストである)。
11歳でパリ国立高等音楽院に入学、2年後に首席で卒業。18歳でパガニーニ国際コンクール優勝。フランチェスカッティ、メニューイン、ミルシュテイン、とりわけ人生の師と仰ぐヘンリク・シェリング等の巨匠に師事。
 世界各地でソリストとして活躍。多くのオーケストラと共演を重ね、キャリアを世界中に広めた。
 これまでに、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ストラスブール国立管弦楽団、リール、ボルドー、RAI・トリノ オーケストラ、プラハラジオ交響楽団、リェージュ・フィルハーモニック管弦楽団、北京交響楽団、シュツットガルト管弦楽団、読売交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック、仙台フィルハーモニック、大阪シンフォニカー等と共演。
 77歳を超えた今も「現役」の演奏家としてコンサート活動を行っており、各国の主要な国際コンクール審査員(長)にも招聘されている。
 偉大な教育者でもあり、2003年に長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を退官後、パリ市立音楽院とエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、東京藝術大学客員・招聘教授(2005年〜2009年)を務めた後、2010年より現在は昭和音楽大学で 教授を務める。その他、多数の音楽大学(桐朋・国立・沖縄県芸・愛知県芸・フェリス・作陽・洗足など)にも招かれている。
 コンクールの優勝・上位入賞者を多数輩出し、日本ヴァイオリン界のレヴェルアップにも大きく貢献している。
 世界中でマスタークラスを行っており、日本では、「京都フランス音楽アカデミー」「いしかわミュージック・アカデミー」「軽井沢国際音楽祭」「北海道アップビート国際音楽セミナー中札内」「河口湖音楽セミナー」「トマム音楽セミナー」「アーツ国際音楽セミナー」等に招聘されている。
 1995年フランス芸術文化勲章、1999年フランス文化功労賞を受賞。日本弦楽指導者協会・日本フォーレ協会名誉会員。
 2012年に『チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲』(レッスンの友社)の校訂譜を出版。
 また音楽之友社より以下の校訂譜を出版(いずれも川島余里と共著)。
  『ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ』2009年/2016年(新訂版刊行)
  『サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーゾ 作品28』2012年/2015年(新訂版刊行)
  『フランク:ヴァイオリン・ソナタ』2015年
  『ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ』2015年



【川島余里(ピアノ)】

 東京生れ。3歳よりピアノを始め、桐朋学園子供の為の音楽教室に学ぶ。東京藝術大学附属高校及び同大学作曲科卒業、同大学院修了。
 H.ピュイグ=ロジェ氏の指導と影響を受け、演奏家になる志を立て1989年渡仏。パリ国立地方音楽院(現パリ市立音楽院)にてピアノ科とピアノ伴奏科のプルミエ・プリを取得。O.ギャルドン、G.ジョワ(デュティーユ夫人)に師事。
 1987年ピティナ第1回特級2台ピアノ部門優勝。2000年イタリア・トラーニ国際ピアノコンクールファイナリスト。2005年大阪府吹田音楽コンクール作曲部門「ヴァイオリンのための組曲」で優勝。
ソロ・室内楽奏者として幅広いレパートリーを持ち、オーケストラ共演も多数。ラジオフランスFM生放送でも演奏。
 公式伴奏者としても、「ロン・ティボー国際コンクール」「中国国際ヴァイオリンコンクール(青島)」をはじめ、「ラヴェル国際音楽アカデミー」「ニース夏期音楽講習会」「カリアリ音楽アカデミー(イタリア)」等、国際的に活躍。
 パリ国立高等音楽院を始め、パリ市立音楽院、パリ区立音楽院(第1、第10、第16区)、パリ・エコール・ノルマル音楽院等、5校で同時に伴奏者として勤務する等の活動を経て、2005年帰国。
 国内外一流のソリストから伴奏を依頼されており、とりわけヴァイオリンの巨匠ジェラール・プーレに最も信頼されるピアニストとなる。
 東京藝術大学弦楽科及び附属高校で伴奏助手を務めた後、現在は東京藝術大学と昭和音楽大学でソルフェージュの講師を務めており、室内楽や伴奏の指導にもあたっている。




《好評発売中》
ジェラール・プーレ&川島余里のCD

ALCD 7181
\2940
75歳を超えた巨匠プーレ待望のベートーヴェン新録音!
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
川島余里(ピアノ)
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを初演した父から受け継いだ19世紀ヨーロッパの伝統と、自ら体験してきた20世紀の演奏史を統合・体現する破格の演奏。
録音:2011年4月30日、7月3,9,27日、神奈川県、相模湖交流センター ステレオ(デジタル/セッション)




75歳の最新録音を聴くなら、これも!
10代後半、パガニーニ・コンクールで一等賞を受賞した頃のレア音源

ARDMORE
M-012
1CD-R\1600
ジェラール・プーレのレア音源(フランス盤の小品集10inchと7inchを復刻)
  4曲のロマンス
   (チャイコフスキー、ワーグナー、フォーレ、ラフマニノフ)*
  クライスラー:
   中国の太鼓 ウィーン奇想曲
    プーニヤーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
  パガニーニ:奇想曲第9,13,24番
    [1950年代後期録音] Disques DEVA 45AZ(7inch)* & M17(10inch)     
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
ザビーネ・ラコアラレ(ピアノ)

 1938年生まれのジェラール・プーレ。
 1956年にパガニーニ・コンクールで一等賞を受賞して有名になったが、今回のアルバムはなんとその頃のレア音源。そう、プーレ10代後半のデビュー録音である。原盤となっている2枚のフランス盤は今では高額のコレクターアイテム。
 冒頭の4曲はいずれも「ロマンス」で、その若き伊達男のいなせな弾きっぷりは、同性が聴いても惚れ惚れする。中盤からのクライスラーのシャキシャキした溌剌さときわめて個性的な歌い方は、やはりこの頃からプーレは奇才だったんだと思わせられてニヤリとした。今のプーレとは全然違う音がするとはいえ、その瀟洒な響きはまぎれもなくプーレなのである。10代後半でこの典雅さ、優雅さ。いい。
 そしてこの生々しい再生音にもびっくり。



 

ALCD-9156
 ¥2800+税
日本の歌を集めて2 ふるさとの
 [1] 秋風の歌(西條八十 詞/山田耕筰 曲)
 [2] 青い小鳥(川路柳虹 詞/山田耕筰 曲)
 [3] この道(北原白秋 詞/山田耕筰 曲)
 [4] 砂山(北原白秋 詞/山田耕筰 曲)
 [5] ふるさとの(三木露風 詞/斎藤佳三 曲)
 [6] あさね(松原至大 詞/弘田龍太郎 曲)
 [7] 叱られて(清水かつら 詞/弘田龍太郎 曲)
 [8] 初恋(石川啄木 詞/越谷達之助 曲)
 [9] 宵待草(竹久夢二 詞/多忠亮 曲)
 [10] 母(竹久夢二 詞/小松耕輔 曲)
 [11] 遥かな友に(磯部俶 詞・曲)
 [12] ふるさとの(石川啄木 詞/平井康三郎 曲)
 [13] 月(その一)(山村暮鳥 詞/平井康三郎 曲)
 [14] 月(その二)(山村暮鳥 詞/平井康三郎 曲)
 大中 恩「五つの抒情歌〔その1〕」
  [15] ふるみち(三木露風 詞)
  [16] 思ひ出の山(浜野ふじ子 詞)
  [17] しぐれに寄する抒情(佐藤春夫 詞)
  [18] おもかげ(光井正子 詞)
  [19] ふるさとの(三木露風 詞)
 [20] 片恋(北原白秋 詞/大中恩 曲)
 [21] くちなし(高野喜久雄 詞/?田三郎 曲)
 [22] さびしいカシの木(やなせたかし 詞/木下牧子 曲)
 [23] 落葉松(野上彰 詞/小林秀雄 曲)
 [24] 小さな空(武満徹 詞・曲)
小松英典(バリトン)
塚田佳男(ピアノ)
〈録音〉東大和市民会館ハミングホール 2014年7月10日、2015年1月15?16日・6月25日
 この国には、時代やジャンルを越えて人々の心を捉えてやまない歌がある。好評を博したシリーズ第1作に続き、今作では芸術歌曲といわれるものの中から愛唱されている24曲をセレクト。日本の“こころ”が、詰まっている。

【小松英典(バリトン)】
 1975年渡独。ハンブルクで宮廷歌手アーノルド・ヴァン・ミルに師事。1976年リューベック国立音楽大学入学。宮廷歌手エディット・ラング、ルネ・コロらに師事。80年同大学リート・オラトリオ・オペラ科卒業。1982年秋、ハンブルクを中心にブラームスの「美しきマゲローネのロマンス」によるリサイタルを行う。翌1983年1月マドリッドでブラームスの「ドイツ・レクイエム」を歌い、またドイツ各地でシューベルトの「冬の度」によるリサイタルを行った。同年4月、ベルリンでD.フィッシャー=ディースカウと共演。その他、アーリン・オジェー、エリー・アメリングなど著名な歌手と共演し、ザルツブルク音楽祭などヨーロッパの主要なフェスティバルにも参加。小澤征爾指揮、1990年よりR.シュトラウス「サロメ」、プッチーニ「マノン・レスコー」、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」、J.S.バッハ「マタイ受難曲」等に出演し絶賛を浴びた。1992年「小松英典マーラーを歌う」を開催。1994年にE.マティスとのデュオ・リサイタル「シューマンの夕べ」を開催するなどドイツ歌曲の第一人者としての評価を確立した。その後、名匠イェルク・デムスとの内外に於いてのリサイタルでは聴衆に更なる深い感動を与え、評価はいよいよ不動のものとなった。
 録音での活躍も目覚しく、ファスベンダーとのCDは独仏にてレコード優秀賞を獲得。マティスとのデュエット、マーラーのオーケストラ歌曲集、シューベルト三大歌曲集、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフ、日本の抒情歌曲集等、リリースされているCDは20種にも及ぶ。最新盤「J.S.バッハ:バスのためのカンタータ集BWV56, 82, 158」(ALM/コジマ録音)も大変な好評を得ている。
 ドイツ・ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。友愛ドイツ歌曲コンクール審査員。松方音楽賞審査員。ドイツ連邦共和国認定終身教授。大仙市民賞受賞。

【塚田佳男(ピアノ)】
 群馬県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会等でオペラや各種コンサートの伴奏・コレペティトゥーアを務めた後、1975年から1977年までドイツ・デトモルトにてピアノ・オルガン・伴奏法を学ぶ。
 帰国後から現在に至るまで歌を知りぬいた繊細な音楽性で、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては現在日本の第一人者としての活動を続けている。
 畑中良輔氏と共に企画・構成に携わり、その伴奏の殆どを受け持ってきた、1993年より続く音楽の友ホールでの《日本歌曲シリーズ》を代表に、日本歌曲や日本の歌による演奏会での企画構成と演奏は、国内はもとより海外においても高い評価を得ている。
 様々な歌手の伴奏を務めたCDは多数リリースされている。また、セミナー等での講師としての活動も、日本歌曲の歌唱法および伴奏法の指導を中心として全国各地で行っており、多くの歌い手とピアニスト達を育成している。
 日本演奏連盟所属。


《好評発売中》 小松英典のCD
 ●〈日本の歌を集めて1 白い花の咲く頃〉 (ALCD-9152)
     小松英典(バリトン) 塚田佳男(p)
     税抜価格¥2,800 
 ●〈J. S. バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集 BWV56, 82, 158〉 (ALCD-9141)
 小松英典(バリトン)アンサンブル of トウキョウ(orch)金昌国(指揮)フランク・レール(指揮)青山聖樹(オーボエ・ソロ)
       吉村知子(ヴァイオリン・ソロ)シェーネ・シュティンメン・コーア&東京ハウプトコーア&コーラル・アーツ・ソサイアティ
       各選抜有志(合唱)
  税抜価格¥2,800 
 ●〈シューベルト 歌曲集《美しき水車小屋の娘》〉 (ALCD-9116)
  小松英典(バリトン) 荘村清志(ギター)
      税抜価格¥2,800 















1/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ATMA CLASSIQUE

ACD2 2699
\2100→\1890
ルービンシュタインが激賞
 フィアルコフスカ、静かに語りかけるシューベルトの調べ

 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調Op.122, D 568
  4つの即興曲 Op.142, D935
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
 巨匠ルービンシュタインが激賞した名ピアニスト、フィアルコフスカ、静かに語りかけるシューベルトの調べ

 カナダを代表する女流ピアニスト、ヤニーナ・フィアルコフスカ。巨匠ルービンシュタインが絶賛したショパンではなくシューベルトの作品を録音。2013 年にリリースされた第13 番、第18 番のソナタ集に続く第2 弾となります。
 ピアノ・ソナタ第7 番はシューベルトの初期の作品で、ニ長調D567 の異稿。単に調性が異なるだけではなく、メヌエットが追加されるなどの進歩的改良が加えられています。フィアルコフスカは、シューベルトの音楽を丁寧に描き出し、ロマン的な情緒と心地よい優美さを兼ね備えた演奏を聴かせてくれます。一方、4 つの即興曲 Op.142, D935 はシューベルト最晩年の作品。シューベルトらしい美しい旋律に彩られた小品群ですが、シューマンらによると、4楽章構成のピアノ・ソナタと位置づけられると言われています。この作品でもフィアルコフスカの暖かな響きを重視した音、作品本来の姿で表現しようとする真摯な演奏を披露しています。
 フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で学び、1974 年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断していましたが見事に克服し、2004 年1月にドイツで行われた復帰リサイタルで両手での演奏活動を再開しています。また1994 年にはピアノ・シックスを創設し、カナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。イギリスの「BBC Muisc Magazine」で2012 年に発売された『ショパン・リサイタル2』(ACD22666)が、ベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれるなど、近年益々評価を高めています。
 フィアルコフスカは2016 年65 歳を迎えるにあたって、カナダ15 都市、ドイツ、ポルトガル、スペイン、スイス、イギリス、そして日本への記念コンサート・ツアーが予定されています。

 【2016年来日予定】
  2 月3日(水)電気文化会館
  2 月6日(土)武蔵野市民文化会館





「ショパンに選ばれしピアニスト」、フィアルコフスカ
その激賞ショパンも聴いてみましょう・・・
独特のニュアンスです

ACD2 2554
(2CD)
\3800

ジャニーナ・フィアルコフスカ (P)
 ショパン:エチュード、ソナタ、即興曲

  CD1:エチュードOp.10(全曲)、Op.25(全曲)
  CD2:ピアノ・ソナタ第2番Op.35、第3番Op.58、
   即興曲第1番変イ長調Op.29、第2番嬰ヘ長調Op.36、
   第3番変ト長調Op.51、幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66

ジャニーナ・フィアルコフスカ (P)

録音:1997 年 8 月 5、6 日(CD1)、1999 年 6 月(CD2)

 大ピアニスト、ルービンシュタインが「生まれながらのショパン弾き」と称したジャニーナ・フィアルコフスカ。
 ショパン・イヤーに相応い 2 枚組のアルハムがリリースされます。フィアルコフスカが紡ぎだす大人のショパンを聴かせてくれます。


ノクターンOp.62, No.1 、優しいです。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=jo2gyIuBaMQ



 

ACD2 2702
\2100
植民地時代南米の音楽、
 ヨーロッパのポリフォニー音楽とラテン音楽の出

  ロケ・ハシント・デ・チャバリア(1688 〜 1719):
   道を空けよ!彼らに場所を空けたまえ!
  フアン・ガルシア・デ・ゼスペデス(1620 〜 1678):夜が誘っている
  フアン・ペレス・ボカネグラ(1590 〜 1645) :
   天にまします汝、わが喜び
  フアン・デ・アラウホ(1646 〜 1712):いざ遊び歌い踊れ
  即興:スペイン・フォリャ
  ホセ・デ・オレヨン・アパレシオ(1705 〜 1765):
   何という日、なんという宴
  作者不詳:パッサカリーリョ
  マヌエル・ホセ・デ・キロス(1700 〜 1765):昇天するイエス
  マヌエル・ブラスコ(1628 〜 1696): 梢の間の騒がしくいたずらな風
  サンティアゴ・デ・ムルシア(1673 〜 1739):カナリオス
  アロンソ・トリセス(1635 〜 1684):笛を吹け
  ドメニコ・ツィポーリ(1688 〜 1726):この世界
アルモニー・デ・セゾン
エリック・ミルンズ(指揮・オルガン・クラヴサン)
メリザンド・コリヴォー
 (芸術監督・リコーダー・
  トレブルヴィオール・チェロ)
 大航海時代の落し子、植民地時代南米の音楽、ヨーロッパのポリフォニー音楽とラテン音楽の出会い

 録音:2014年9月

 まだ見ぬ大地への夢が人々を航海へと駆り立てた、16・17 世紀の大航海時代。スペイン、ポルトガルを中心とするヨーロッパの国々による南米やアジア、アフリカ諸国への進出は、異文化の出会いと混合を引き起こします。
 中でも南米に持ち込まれた当時のヨーロッパのルネサンス、バロック音楽と南米固有の音楽の出会いは、大変豊かで独特な音楽文化を生み出しました。このCD にはそんな16.17 世紀の植民地時代の南米音楽が集められています。
 収録曲の作曲家の出身は、ボリビア、メキシコ、ペルー、またスペインから南米に移住した作曲家など様々。祝祭的な華やかさ、南米的な陽気さに溢れる音楽の中、耳を澄ますとヨーロッパの伝統的なポリフォニー音楽が下地として聴こえてくる、そんな不思議な音楽体験ができます。その一方、南米の作曲家によって書かれた音楽で、当時のヨーロッパ音楽そのものの響きがする曲もあり、遠く海を隔てた文化が異国の地でこんなにもそのままに根付いていたことにも驚きです。
 収録曲の中には、イベリア半島起源の舞曲で、コレッリやリストの作品での使用が有名な「フォリャ」による即興演奏もあり、舞曲として即興的に演奏されていた本来の形に近いフォリャを聴くことができます。
 世界史の一コマの中で生まれた南米のヨーロッパ音楽、そのユニークさに注目のCD です。



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CHANDOS



CHSA 5165
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
このシリーズ、いいです
 エドワード・ガードナー(指揮)&ベルゲン・フィル

  ヤナーチェク:管弦楽作品集 Vol.3 〜 グラゴル・ミサ

  グラゴル・ミサ JW III/9*
  アダージョ JW VI/5†
  アヴェ・マリア JW II/14‡
  天にいますわれらの父よ JW IV/29§
サラ・ヤクビアク(ソプラノ)*‡
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)*
スチュアート・スケルトン(テノール)*§
ガボール・ブレッツ(バス)*
トーマス・トロッター(オルガン)*
ベルゲン・フィルハーモニー合唱団*
コレギウム・ムジクム合唱団*
エドヴァルド・グリーグ合唱団*‡§
ベルゲン大聖堂合唱団‡§
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団*†
 エドワード・ガードナーのヤナーチェク第3弾は「グラゴル・ミサ」!

 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の創立250周年を迎えた2015年に首席指揮者に就任し、ますます充実した活動を拡げるエドワード・ガードナー。
 ベルゲン・フィルとともにスタートし好評を博してきたヤナーチェクの管弦楽作品集第3弾は、ヤナーチェクの合唱作品中でも傑作となる「グラゴル・ミサ」を収録!
 2014年には、王立音楽アカデミーから'Sir Charles Mackerras Chair of Conducting'という新たな役職に任命されたエドワード・ガードナーが創りだすレオシュ・ヤナーチェクの世界。ヤナーチェク・ファン大注目のシリーズ第3弾です!

 ※録音:2015年8月17日−20日、グリーグホール&ベルゲン大聖堂(ベルゲン、ノルウェー)





旧譜
ガードナー&ベルゲン・フィル
 ヤナーチェク:管弦楽作品集 Vol.1&2

CHSA 5142
(SACD HYBRID)
\2800
ガードナー&ベルゲン・フィル
 ヤナーチェク:管弦楽作品集 Vol.1

 シンフォニエッタ JW VI/18
 カプリッチョ JW VII/12
 組曲 《利口な女狐の物語》 IW I/9
  (2008年マッケラス最終改訂版)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 ガードナーのヤナーチェク始動!第1弾は"シンフォニエッタ"!

 新シリーズ第1弾では、ヤナーチェクのもっとも成功した、そして人気を誇る「シンフォニエッタ」を軸に、ピアノ(左手)と管楽器のための「カプリッチョ」では、ジャン=エフラム・バヴゼがソリストを担当! そして、偉大な指揮者であり特にヤナーチェクの録音・紹介で功績を残すチャールズ・マッケラスによる最終改訂版(Final Rivisions)の組曲「利口な女狐の物語」。

CHSA 5156
(SACD HYBRID)
\2800
エドワード・ガードナー&ベルゲン・フィル
 ヤナーチェク:管弦楽作品集 Vol.2

  嫉妬 JW VI/10
  ヴァイオリン協奏曲 《魂のさすらい》 JW IX/10*
    (補筆完成:レオシュ・ファルトゥス&ミロシュ・シュチェドロニュ)
  交響詩 《ブラニーク山のバラード》 JW VI/16
  バラード 《ヴァイオリン弾きの子供》 JW VI/14§
  交響曲 《ドナウ川》 JW IX/7†
   (補筆完成:ミロシュ・シュチェドロニュ&レオシュ・ファルトゥス)
  狂詩曲 《タラス・ブーリバ》 JW VI/15
スサンナ・アンデション(ソプラノ)†
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)*
メリーナ・マンドッツィ(ヴァイオリン)§
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 エドワード・ガードナーのヤナーチェク!「タラス・ブーリバ」&エーネス独奏「魂のさすらい」!

 レコード芸術やBBCミュージック・マガジン、インターナショナル・レコード・レヴューなどで大絶賛された第1巻(CHSA 5142)に続く第2巻。ニコライ・ゴーゴリの小説『タラス・ブーリバ』に基づく狂詩曲「タラス・ブーリバ」、ジェームズ・エーネスがソリストを務める未完のヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」や、未完の交響曲「ドナウ川」などを収録。ヤナーチェクの鮮烈で映画的な管弦楽法、多様な表現をガードナーが見事に引き出しています。管弦楽ファン、ヤナーチェク・ファンは要注目!

 録音:2014年3月10日−11日&11月24日−27日&10日、グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)


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CHAN 10894
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ第4弾

 アッテルベリ:管弦楽作品集Vol.4

 交響曲第3番ニ長調 Op.10《西海岸の風景》
 歌劇《ファナル》より 「3つの夜想曲」Op.35bis(世界初録音)
 管弦楽のための《ヴィットリオーソ(勝利)》Op.58(世界初録音)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ヨーテボリ交響楽団
 ネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ!第4弾は交響曲第3番「西海岸の風景」!

 エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィ。「ハルヴォルセン」、「スヴェンセン」に続く『スカンジナヴィアン・プロジェクト』の新シリーズとして好調なリリースが続く「クット・アッテルベリ(1887−1974)」。
 第4弾では、「西海岸の風景(Vastkustbilder)」との副題を持つ交響曲第3番(なんと、1997年のライヴという秘蔵音源)と、世界初録音となる管弦楽のための小品を収録。「交響曲第3番」は、副題のとおりヨーテボリ近郊の西海岸の複雑で雄大な自然を描いた傑作で、当時からスウェーデン国外でも頻繁に演奏されるなど人気を博した作品。
 「ヴィットリオーソ(勝利)」は、交響曲第7番(シンフォニア・ロマンティカ)の第4楽章として構想されていた作品。20世紀スウェーデンの偉大な作曲家クット・アッテルベリの音楽を、ネーメ・ヤルヴィとヨーテボリ交響楽団の名コンビが色彩豊かに、そして大胆に描いてゆきます。

 ※録音:1997年11月20日(交響曲第3番/ライヴ)、2015年1月19日−21日(他の作品)、コンサート・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)




ネーメ・ヤルヴィ(指揮)&ヨーテボリ交響楽団
 アッテルベリ:管弦楽作品集

第1〜3弾

CHSA 5116
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)&ヨーテボリ交響楽団
 アッテルベリ:管弦楽作品集Vol.1

 交響曲第6番Op.31《ドル交響曲》
 ヴェルムランド狂詩曲Op.36
 組曲第3番Op.19-1*
 交響曲第4番Op.14《小さな交響曲》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ヨーテボリ交響楽団
サラ・トローベック・ヘッセリンク
 (ヴァイオリン)*
ペール・ホーグベリ(ヴィオラ)*

 シャンドス復帰以降、驚異的なペースで新録音を世に送り出し続けているエストニアの音楽一族、ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィの「スカンジナヴィアン・プロジェクト」。
 2010年にベルゲン・フィルとのコンビで幕を開け、2人の"ノルウェー"の大作曲家、ハルヴォルセンとスヴェンセンの管弦楽作品集で好評を博し続けるプロジェクトに新たに加わるのは、"スウェーデン"の「クット・アッテルベリ」(1887−1974)!
 作曲家、チェリスト、評論家、電気技師、ストックホルムの特許局の職員、スウェーデン作曲家協会、スウェーデン著作権協会の会長など、様々な顔を持っていたアッテルベリ。
 ヤルヴィが振る「管弦楽作品集Vol.1」には、約20分という演奏時間の中から母国スウェーデンの民謡の旋律が湧き出る1918年作曲の「交響曲第4番」、1928年にコロムビア・グラモフォン・カンパニーが主催した「シューベルト没後100周年作曲コンクール」で優勝し、賞金1万ドルを獲得すると同時に世界規模での名声を得るきっかけとなった「交響曲第6番《ドル交響曲》」、ノーベル賞受賞者セルマ・ラーゲルレーヴの75歳の誕生日を記念して作曲された「ヴェルムランド狂詩曲」、ヴァイオリンとヴィオラのソロが紡ぐ「組曲第3番」の4作品を収録。
 20世紀に現れたスウェーデン・ロマンティシズム、クット・アッテルベリ。
 ネーメ・ヤルヴィの熱き情熱と推進力が、これまでには無い新しいアッテルベリを聴かせてくれることでしょう!




 どうでもいいですが昔の日記から。

 昨日というか今朝、夢の中で大金を拾いました。
 一瞬不穏なことを考えましたが、札束の間に信用金庫のチラシが入っているのを見て、資金繰りに困っている人のお金かもなー・・・と思い直して警察に。
 夢の中とはいえ、いいことをしたので今朝はすがすがしい気分。
 ということで縁起の良い曲を。
 20世紀スウェーデンの大作曲家アッテルベリの「交響曲第6番」、その名も「1万ドルの交響曲」。
 コロムビア・レコード主催「シューベルト没後100周年作曲コンクール」で優勝した作品なのですが、その優勝賞金が1万ドルだったということでこの名前がついています。
 今日はこの曲を聴いて金運を付けましょうか。とくに終楽章の馬鹿かっこいいお祭り騒ぎは聴いててなんだか嬉しくなってきます。きっとお金を落とした人も今頃喜んでるはず!



CHSA 5133
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)&ヨーテボリ交響楽団
 アッテルベリ:管弦楽作品集Vol.2

  交響曲第2番ヘ長調 Op.6
  交響曲第8番ホ短調 Op.48
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ヨーテボリ交響楽団
 Vol.2は交響曲第2番&交響曲第8番!

 エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィ。
 ノルウェーのベルゲン・フィルとの「ハルヴォルセン」、「スヴェンセン」に続く『スカンジナヴィアン・プロジェクト』の新シリーズとして絶好のスタートを切ったスウェーデンの「クット・アッテルベリ(1887-1974)」。
 ナショナル・オーケストラ・オヴ・スウェーデン(The National Orchestra of Sweden)の称号を持つヨーテボリ交響楽団とネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ第2集は、「交響曲第2番」と「交響曲第8番」!
 スウェーデンの王立工科大学で電気技術を学んでいる最中の1911年、24歳で作曲を始めた「交響曲第2番」。当初は2楽章形式の交響曲として書かれたものの、批評家から厳しい評価を受け、英雄的な第3楽章を追加。アッテルベリの英雄的シンフォニーは、ネーメ・ヤルヴィの推進力、豪快なサウンド、音楽作りとのコラボレーションが楽しみな作品。
 1944年に完成した「交響曲第8番」は、スウェーデン民謡の旋律をモチーフとした4楽章形式のシンフォニーであり、1945年の初演を聴いたシベリウスが絶賛したというエピソードも有名。
 20世紀に生まれたスウェーデン・ロマンティシズム、アッテルベリ。ネーメ・ヤルヴィとヨーテボリ交響楽団の名コンビによる斬新な解釈が楽しみ。第2集も期待大!

 ※録音:2013年1月14日−17日、コンサート・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)

CHSA 5154
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)&ヨーテボリ交響楽団
 
アッテルベリ:管弦楽作品集Vol.3

  交響曲第1番ロ短調 Op.3
  交響曲第5番ニ短調 Op.20 《葬送交響曲》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ヨーテボリ交響楽団
 ネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ!Vol.3は交響曲第1番&交響曲第5番!

 エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィ。ノルウェーのベルゲン・フィルとの「ハルヴォルセン」、「スヴェンセン」に続く『スカンジナヴィアン・プロジェクト』の新シリーズとして絶好のスタートを切ったスウェーデンの「クット・アッテルベリ(1887−1974)」。
 ナショナル・オーケストラ・オヴ・スウェーデン(The National Orchestra of Sweden)の称号を持つヨーテボリ交響楽団とネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ第3集は、「交響曲第1番」と「交響曲第5番」!
 作曲家、チェリスト、評論家、電気技師、ストックホルムの特許局の職員、スウェーデン作曲家協会、スウェーデン著作権協会の会長など、様々な顔を持っていたアッテルベリ。最初の交響曲でありながらも、既に高い完成度を誇っていた交響曲第1番は、スウェーデンの王立工科大学で電気工学を学びながら、ストックホルムの王立音楽院では作曲と管弦楽法を学んでいた1909年〜1911年に作曲され、自身の指揮者デビューも飾った交響曲。
 1917年から1922年にかけて作曲され、25年後の1947年に改訂された交響曲第5番は、「葬送交響曲」の副題を持ち、悲劇的な第2楽章をはじめ、劇的で憂いに満ちた作品。
 20世紀に生まれたスウェーデン・ロマンティシズム、アッテルベリ。ネーメ・ヤルヴィとヨーテボリ交響楽団の名コンビによる熱き情熱と鋭い解釈で、新たなアッテルベリを聴かせてくれることでしょう!

 ※録音:2014年2月5日−6日、2015年1月21日−22日、コンサート・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)




 

CHAN 10891
\2400→\2190
イギリスのクラリネット協奏曲集Vol.2
 ベンジャミン・ブリテン:クラリネット協奏曲のための楽章
  (改定&オーケストレーション:コリン・マシューズ)
 ジェラルド・フィンジ:5つのバガテル Op.23A
  (クラリネットと弦楽オーケストラのための編曲:
   ローレンス・アシュモア)
 アーノルド・クック:クラリネット協奏曲第1番
 ウィリアム・マサイアス:クラリネット協奏曲 Op.68
マイケル・コリンズ(クラリネット&指揮)
BBC交響楽団
 マイケル・コリンズが吹き振りで大活躍!イギリスのクラリネット協奏曲 第2集!

 シャンドスの専属アーティストに加わり、ソリストとして続々と新録音を世に送り出している現代最高のクラリネット奏者、マイケル・コリンズ。BBC交響楽団を吹き振りする「イギリスのクラリネット協奏曲集」第2集では、アーノルド・クック、ウィリアム・マサイアスのクラリネット協奏曲に加え、マシューズのオーケストレーションによるブリテンの「クラリネット協奏曲のための楽章」や、アシュモア編曲によるフィンジの「5つのバガテル」など、クラリネット関係者、愛好家には目が離せないプログラムを収録!
 目を見張るようなテクニック、思わず息を呑むような美音に酔いしれるでしょう。

 ※録音:2012年1月5日−6日、ブラックヒース・ホール&2015年7月9日−10日、メディア・ヴェール・スタジオ No.1(ロンドン)



マイケル・コリンズ(クラリネット&指揮)
イギリスのクラリネット協奏曲集Vol.1

CHAN 10739
\2400→\2190
イギリスのクラリネット協奏曲集Vol.1
 フィンジ:クラリネット協奏曲Op.31
 アーノルド:クラリネット協奏曲第2番Op.115
 スタンフォード:クラリネット協奏曲Op.80
マイケル・コリンズ(クラリネット&指揮)
BBC交響楽団
 マイケル・コリンズが吹き振りで大活躍!イギリスのクラリネット協奏曲集Vol.1!

 「イギリスのクラリネット・ソナタ集」に続く絶好調マイケル・コリンズの新シリーズは「イギリスのクラリネット協奏曲集」!
 マイケル・コリンズの吹き振りでの第1集には、スタンフォード、フィンジ、アーノルドの3つのクラリネット協奏曲を収録!
 現在のクラリネット界を代表するトップ・プレーヤー、マイケル・コリンズが取り上げる母国イギリスの「クラリネット協奏曲」。
 イギリスにおける初の本格的なクラリネット協奏曲となったスタンフォードの作品など、フィンジ、アーノルドを含む3作品は、いずれもクラリネットの重要レパートリーである。
 ジャケット写真のマイケル・コリンズが、演奏の充実度を物語ってくれています。



 

CHAN 0810
\2400
〔CHACONNE〕
喜劇と悲劇 Vol.2
 ルクレール:悲歌劇《スキュラとグラウコス》からの組曲 Op.11
 シャルパンティエ:コメディ・バレ《病は気から》からの組曲 H.495
 ラモー:英雄的バレ《ポリムニの祭典》からの組曲
テンペスタ・ディ・マーレ
 テンペスタ・ディ・マーレの新シリーズ第2弾!

 Chandosの古楽シリーズ、Chaconne(シャコンヌ)より、ファッシュやヴァイス、J.S.バッハの「室内楽版トリオ・ソナタ」など、意欲的なレパートリーを披露してきたフィラデルフィアのバロック・オーケストラ、"テンペスタ・ディ・マーレ"。
 ジャン=バティスト・リュリが作りだした、喜劇(コメディ・バレ)と悲劇(トラジェディ・リリック)を組み合わせるという意欲的なシリーズ「喜劇と悲劇」の第2弾には、ルクレール唯一のオペラである悲歌劇(オペラ・トラジェディ)「スキュラとグラウコス」や、リュリから引き継いだモリエールとのコラボレーションによるシャルパンティエのコメディ・バレ「病は気から」、そしてラモーの英雄的バレ(バレエ・エロイーク)「ポリムニの祭典」、それぞれからの組曲を収録。
 アメリカの精鋭ピリオド楽器奏者たちが清新なるサウンドで表情豊かに描く、フランス・バロックの悲劇と喜劇、そして英雄的な音楽をどうぞ。

 ※録音:2015年6月8日−10日、グールド・リサイタル・ホール、カーティス音楽学校(フィラデルフィア/アメリカ)




SIGNUM



SIGCD 450
\2400→\2190
キングズ・シンガーズ
 パレストリーナによる聖書の中の愛を描いた歌曲集

 パレストリーナ:
  うるわしき救い主のみ母/
  汝の足は何と美しきことかな/汝の頬はきじばとのごとく美し/
  わが愛する者よ、汝すべてに美し/私は黒いけれども美しい/
  天の女王、喜びませ/われを連れ行きたまえ/
  愛する方よ、来たりたまえ/わが愛する者よ、立ちて急げ/
  われはわが庭園の中に/めでたし天の女王/
  いばらの中のゆりのごとし/かの人の口で私に口づけせしめよ/
  ああ、わが愛する方よ、御身は美し/
  いばらの中のゆりのごとし/めでたし女王
キングズ・シンガーズ
 〔デービット・ハーリー(カウンターテナー)、
  ティモシー・ウェイン=ライト
   (カウンターテナー)、
  ジュリアン・グレゴリー(テナー)、
  クリストファー・ブリュートン(バリトン)、
  クリストファー・ガビタス(バリトン)、
  ジョナサン・ハワード(バス)〕
 キングズ・シンガーズのパレストリーナ!新テノール、ジュリアン・グレゴリーが参加!

 1968年にイギリス、ケンブリッジ・キングス・カレッジの学生たちによって結成され、半世紀にわたりア・カペラ界の頂点に君臨し続けている6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズ。
 2014年9月に新メンバー、テノールのジュリアン・グレゴリーが加わり、新体制となったキングズ・シンガーズの新たな古楽プログラムは、イタリア・ルネサンスの巨匠パレストリーナ!
 パレストリーナの「ソロモンの雅歌」からの12曲、4曲の聖母マリアを称える愛の歌を選び、聖書の中の愛や情熱、情欲を表現するプログラムは、長き歴史と膨大なレパートリーを誇るキングズ・シンガーズならでは。
 ちなみにレコーディング・プロデューサーは、テネブレの指揮者兼音楽監督で、キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートが担当するなど、このパレストリーナ・アルバムへかける意気込みはかなりのもの。
 来る5月〜6月には、6年ぶりとなる来日公演が予定されているキングズ・シンガーズの"現在"にご期待下さい!

 ※録音:2015年6月15日−18日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)



 

SIGCD 444
\2400
アンダルシアの夜想曲
 パロモ:アンダルシアの夜想曲
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 マラッツ:スペイン風セレナータ
  (デノート編曲によるオーケストラ伴奏版)
クリストフ・デノート(ギター)
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)
ロンドン交響楽団
 スイス、バーゼル出身のの名ギタリスト、クリストフ・デノートのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第3弾は、スペインの名匠ヘスス・ロペス=コボスとLSOとの共演、アビー・ロード・スタジオでのセッション録音による、情熱のスパニッシュ・アルバム!
 名曲中の名曲であるロドリーゴの「アランフェス協奏曲」、アンダルシア州コルドバ出身のロレンソ・パロモの大作「アンダルシアの夜想曲」、そしてデノート自らのオーケストレーションによるホアキン・マラッツの「スペイン風セレナータ」という、ギター・ファン、スペイン音楽ファン必聴のプログラム。
 まさに渾身のスパニッシュ・アルバム。デノートのハイ・パフォーマンスに期待が高まります!

 ※録音:2015年6月26日−27日&7月11日−12日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
  

SIGCD 446
\2400
16世紀〜20世紀イギリスの合唱作品集
 ラドクリフ:我が心の中の神/
 ベアストウ:我らを守りたまえ、おお主よ/
 シェパード:主よ、あなたの御手に/
 ロドニー・ベネット:夕暮れの歌/
 バード:ミゼレーレ/ジャクソン:天空の創造主/
 L・バークリー:主は我が羊飼い/
 ホワイト:キリストよ、光にして日なる方よ/
 バルフォア・ガーディナー:夕べの賛歌/
 ウッド:喜びの光をたたえ/
 ギボンズ:見よ、あなたは私の日を束の間とされ/
 ホルスト:イヴニング・ウォッチ/
 タヴァナー:主の祈り/
 ハリス:神なる主よ、我らを導きたまえ/
 ブライズマン:平穏の内に/
 ムーア:夕べの祈り/
 タリス:ミゼレーレ/ベアストウ:祝福されし都市
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団
マーク・ウィリアムズ(指揮)
 15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。テーマに基づく充実のプログラムを発表している同合唱団の5枚目となるレコーディングは、16世紀から20世紀のイギリスにおける合唱音楽の歴史。
 タリスやバード、タヴァナーはもちろんのこと、イギリスの近現代作曲家たちの作品に対する選曲眼が特筆もの。イギリスの合唱史のハイライトが表現されたプログラムである。

 2015年6月29日−7月2日の録音。
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SIGCD 398
\2400→\2190
新世代の歌姫、エレナ・クサンザウダキス(ソプラノ)
 囚われの夜鳴きうぐいす 〜
  ソプラノ、クラリネットとピアノのためのドイツ・ロマン派の音楽

  シュペート:アルプスの歌/
  クロイツァー:ミル・ウィール/
  プロッホ:スイスの郷愁、囚われの夜鳴きうぐいす(世界初録音)/
  カリヴォダ:故郷の歌/
  ラハナー:彼に会ってから、彼は誰よりも素晴らしい人(世界初録音)/
  シューベルト:ロマンス、岩の上の羊飼い/
  ソベック:我が故郷/
  カリヴォダ:故郷を恋しがる羊飼いの娘/
  リントペイントナー:羊飼いと人魚(世界初録音)
エレナ・クサンザウダキス(ソプラノ)
ジェイソン・クサンザウダキス(クラリネット)
クレメンス・レスケ(ピアノ)
 パッパーノ&英国ロイヤル・オペラの「カルメン」でその歌声と存在感をアピールした、オーストリアのソプラノ、エレナ・クサンザウダキス。
 シュペートやクロイツァー、カリヴォダなど、ロマン派時代のドイツやドイツ語圏で活躍した音楽家たちの、知られざるリートや室内楽作品と、その魅力を発掘する好企画。3つの世界初録音作品を収録。

 2010年9月&11月&12月の録音。

 

ハイドンでの清楚な歌声が聴ける。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=rpC88GoLpK8
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おまけに。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=_TDhFr1ZdRE



エレナ・クサンザウダキスといえばこのアルバム・・・
メジャー・レーベルのゴタゴタに巻き込まれてこの名盤まで現在入手困難になりつつある
お早めに・・・

EMI
CDS-0288262
(3CD)
\4400→¥3990
パッパーノ/ロッシーニ:ウィリアム・テル ジェラルド・フィンリー(バス) / ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)
ジョン・オズボーン(テナー) / アルノール・メルクタール
マシュー・ローズ(バス) / ヴァルター・フルスト
フレデリク・カトン(バス) / メルクタール
エレナ・クサンザウダキス(ソプラノ) / ジェミ
 カルロ・チーニ(バス) / ジェスレル
 カルロ・ボーシ(テナー) / ロドルフ
チェルソ・アルベーロ(テナー) / リュオディ
 ダーヴィト・キンバーグ(バリトン) / ルートルド
 マリン・ビストレム(ソプラノ) / マティルデ
 マリー=ニコル・ルミュー(メゾ・ソプラノ) / エドヴィージュ
 ダヴィデ・マルヴェスティオ(バス) / 狩人
 ローマ、サンタ・チェチーリア・アカデミー管弦楽団&合唱団
 アントニオ・パッパーノ指揮
コンサート・パフォーマンス; 歌唱:フランス語
録音:2010年10月16,18&20日、12月18,20&21日コンサート録音サラ・サンタ・チェチーリア アウディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ、ローマ クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 220Pブックレット

(「2011年をふりかえって」より)

 さて、日本から離れて世界を見渡したとき、どうやらこのアルバムが昨年もっとも世界的に評価を得たような気がする。この不況の中こういう大型プロジェクトが成功してくれたことを大いに喜びたい。そして実際店主も、このアルバムが大好きである。

 才能ある指揮者だとは分かっていながら、もうひとつ突込みが足りない。アントニオ・パッパーノ。
 ぐぐぐいと内臓を引っ張り出してくれるような強引さがないのだ。それがイタリア風なのかもしれないし、この人にそういうものを要求すること自体が間違っているのかもしれないが、「美しかった」、「堪能しました」だけで終わる人ではないはず・・・と言っていたところに、このひとの本領であるオペラで、ついにとんでもない名盤が現れた。

 ロッシーニのオペラ「ウィリアム・テル」。

 歌い手はフィンリー、オズボーン以外はそれほど大物はいないのだが、全体の緊張感がものすごい。そしていかにも精緻。そして美しい!この指揮者の良いところを全部噴出させたようなきわめて完成度の高い魅力的な演奏。大体においてロッシーニのオペラをCD3枚分まったく退屈させることなく聴かせられるなんて・・・。
 19世紀の一連のオペラを聴くにあたって必ず聴いておかなければならないこの作品に、いまこの演奏が現れてくれたことを深く感謝します。




Bene Arte


SIGCD 903
\2400
ボブ・チルコットのアレンジ&合唱曲集
 伝承曲(チルコット編曲):マカレナで/チルコット:太陽、月、海と星/
 伝承曲(チルコット編曲):フェラー・フロム・フォーチュン/
 伝承曲(チルコット編曲):彼女はツバメのように歩く/
 伝承曲(チルコット編曲):サン・バルベの住人/
 伝承曲(チルコット編曲):怠け者の男/伝承曲(チルコット編曲):シェナンドー/
 伝承曲(チルコット編曲):シンプルという贈りもの/
 チルコット:スウィミング・オーヴァー・ロンドン/
 カーン(チルコット編):ゴー・リトル・ボート/
 ガーシュウィン(チルコット編):魅惑のリズム/
 アンチエータ(チルコット編):愛をこめて、お母さま/
 伝承曲(チルコット編曲):そこにあります、平原に/
 伝承曲(チルコット編曲):草原を通っておいで/
 伝承曲(チルコット編曲):モンタニャール/
 伝承曲(チルコット編曲):赤とんぼ/伝承曲(チルコット編曲):故郷/
 伝承曲(チルコット編曲):そこにわたしの愛しい人が/
 チルコット:マリッジ・トゥ・マイ・レディ・ポヴァティ/
 チルコット:愛しいあなたは美しい/
 ウォルトン(チルコット編曲):やさしき唇にふれて/
 チルコット:イーヴン・サッチ・イズ・タイム
テネブレ・コンソート
ナイジェル・ショート(指揮)
 ナイジェル・ショート&テネブレ・コンソート!ボブ・チルコットのアレンジ&合唱作品集!

 ナイジェル・ショートとボブ・チルコット。かつてキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍した2人のコラボ—レーションによって実現した「チルコットのアレンジ&合唱曲集」!
 英国合唱界の名匠ナイジェル・ショートが主宰するテネブレのメンバーによる小編成のヴォーカル・アンサンブル、テネブレ・コンソートが歌うチルコットの作品、そしてチルコットのアレンジによる、日本やカナダ、アメリカ、フランス、そしてイギリスなど世界各国の名旋律は絶品。
 英国はもちろんのこと、ここ日本の合唱シーンでも絶大な人気を誇るチルコットの合唱作品。グレース・デイヴィッドソンなど名歌手たちのハーモニーが紡ぐ、チルコットの新たな定番の登場です!

 ※録音:2015年7月1日−3日&15日、ロンドン&ノーサンプトンシャー(イギリス)







VIVAT



VIVAT 111
(2CD/特別価格)
\4800→\4390

キングズ・コンソート
 メンデルスゾーン版のエジプトのイスラエル人!これぞ決定盤!

 ヘンデル:オラトリオ《エジプトのイスラエル人》
  (メンデルスゾーン編曲による1833年デュセルドルフ版/
   ロバート・キング校訂)

キングズ・コンソート
キングズ・コンソート合唱団
ロバート・キング(指揮)
リディア・トイシャー(ソプラノ)
ジュリア・ドイル(ソプラノ)
ヒラリー・サマーズ(アルト)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バス)
 メンデルスゾーン編曲&ロバート・キング校訂!ヘンデルの 《エジプトのイスラエル人》 の決定盤!日本語曲目表記オビ付き!

 自主レーベル「ヴィヴァット(Vivat)」の創設と呼応して、堂々たる復活を果たしたイギリスが世界に誇るピリオド・オーケストラ、キングズ・コンソート。
 ロバート・キングが満を持して取り組んだビッグ・プロジェクト、"メンデルスゾーン編曲"と"ロバート・キング校訂"によるヘンデルのオラトリオ「エジプトのイスラエル人」の"1833年デュセルドルフ版"!
 1739年の初演では成功を収めることが出来なかったヘンデルの「エジプトのイスラエル人」。
 時は流れて19世紀のドイツ、デュッセルドルフ。ヘンデルのオラトリオを研究していたメンデルスゾーンが自筆譜や断片を元に、新たな序曲の創作、英語歌詞からドイツ語歌詞への変更、19世紀の楽器に対応したオーケストレーション、雄大な二重合唱など、様々な改編を行い、完成させたのが"1833年デュッセルドルフ版"の「エジプトのイスラエル人」なのである。
 J.S.バッハの「マタイ受難曲」を蘇演、再興へと導いたメンデルスゾーンの手腕は、ここでも余すことなく発揮されており、壮麗なロマン派風の音楽へと生まれ変わったヘンデルの「エジプトのイスラエル人」は、後の「聖パウロ」や「エリヤ」へと続く重要な転機となった作品である。
 ロバート・キングはこのプロジェクトのために、さらなる楽興研究、時代考証を重ね楽譜を校訂。メンデルスゾーン版「エジプトのイスラエル人」の決定盤がここに誕生です!

 ※録音:2015年10月26日−30日、セント・ジュード教会(ロンドン)/ピッチ:A=430





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR 6019
(2CD/特別価格)
\2500→\2290
ヴィルヘルム・ケンプ 〜
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 〜 78回転盤録音集
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
  〔ベルリン国立歌劇場管弦楽団(1925年9月録音/原盤:Polydor 69815/8)〕
 バガテル ハ長調Op.33-5(1920年頃録音/原盤:Polydor 62400)
 6つのエコセーズ変ホ長調 WoO.83(1920年頃録音/原盤:Polydor 62400)
 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
  〔パウル・ファン・ケンペン(指揮)、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
   (1942年6月11日/原盤:Polydor 6246/50)〕
 ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
  〔パウル・ファン・ケンペン(指揮)、ドイツ・オペラ管弦楽団
   (1940年3月19日/原盤:Polydor 62674/8)〕
 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
  〔ペーター・ラーベ(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   (1936年1月6日/原盤:Polydor 67082/6)〕
 ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129《失くした小銭への怒り》
   (1937年9月24日/原盤:Polydor 62802)
 ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン!第二次大戦前&戦時中のピアノ協奏曲集!

 20世紀ドイツの大ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1925−1942)。ベートーヴェンの「後期ピアノ・ソナタ集」(APR 6019)に続く、APRからの復刻第2弾は、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲集」!
 1925年代から1942年にかけて収録された4つの協奏曲、そしてケンプの初録音(1920年頃)である「バガテル Op.33-5」と「6つのエコセーズ WoO.83」など、第二次世界大戦前、戦時中の録音が、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングで蘇える。
 戦前、戦時中のケンプのピアニズムをAPRの定評ある復刻で。前作「後期ピアノ・ソナタ集」に続き、ケンプ・ファン、ヒストリカル・コレクター要注目のタイトルが登場です!

 ※録音:1920年頃−1942年
 ※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン


<メジャー・レーベル>
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SONY


8887509893-2
\2700→\2490

クリスチャン=ピエール・ラ・マルカ/Cantus(チェロで奏でる崇高なる歌)

 1) J.S.バッハ:『マニフィカト BWV.243a』より
  「権力ある者をその座から引き降ろし」
 2) フォーレ:『レクイエム Op.48』より
  「ピエ・イエズ」,
 3) J.S.バッハ:『マタイ受難曲 BWV.244』より
  「憐れみたまえ、わが神よ」,
 4) ジョン・タヴナー:『埋葬式のイコス』,
 5) J.S.バッハ:『マニフィカト BWV.243』より
  「その憐れみは代々に限りなく」,
 6) バーバー:『弦楽のためのアダージョ Op.11』,
 7) ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』より
 「悲しみの母は立っていた」,
 8) フランク:『天使の糧 Op.12』,
 9) ヴィヴァルディ:『スターバト・マーテル RV.621』より
  「さあ、御母よ、愛の泉よ」,
 10) ピアソラ:『アヴェ・マリア』,
 11) ヴィヴァルディ:『スターバト・マーテル RV.621』より
  「悲しみの母は立っていた」,
 12) モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618』,
 13) J.S.バッハ:『コラール前奏曲「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV.639』,
 14) ヘンデル:『主は言われた HWV.232』より「彼は道ばたの渓流から水を飲み」,
 15) サン=サーンス:『祈り Op.158』,
 16) アレグリ:『ミゼレーレ』,
 17) チエリ・エスケシュ:『彩色挿絵』
クリスチャン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)/
アレクシス・コセンコ(指揮)
レサンバサドゥール(ピリオド楽器アンサンブル),
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー:8),
パトリシア・プティボン(ソプラノ:12&17),
チエリ・エスケシュ(オルガン:12,15,17)

 フランスの同世代で最も将来を嘱望されているチェリストの一人、クリスチャン=ピエール・ラ・マルカのソニー・ミュージックからの3枚目のソロ・アルバムです。

 ラ・マルカは1983年生まれ。パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミューレ教授に師事し、同音楽院を最高位で卒業。引き続き、ケルン音楽大学でフランス・ヘルマーソン教授に師事。レパートリーは、バロック音楽から現代音楽まで幅広く、殊に現代フランスの作曲家(ニコラス・バクリ、ティエリー・エスッケシュ等)の曲を精力的に演奏しています。

 室内楽にも力を注いでおり、「ダリ・ピアノ・トリオ」を結成し、第6回大阪国際室内楽コンクールで優勝しています。ブリュッセルのエリザベート王妃音楽学校を基点に活動しており、イツァーク・パールマンに招聘され、ニューヨークでの室内楽ワークショップで同氏と共演。さらに小澤征爾の主宰するスイス室内楽アカデミーに昨年選抜され、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールで演奏。そのほかヨーロッパ中のオーケストラと共演し高い評価を得ています。

 このアルバムでは、ヴィヴァルディからピアソラまで幅広い時代の宗教的声楽作品を中心として、それをチェロ独奏と室内オーケストラ用に編曲し奏でていきます。ピリオド奏法の研究を行う彼らしく、モダン楽器を使用しながらも、ノン・ヴィヴラートと美しくのびやかな音色を融合させ、しっとりと情緒たっぷりなチェロをお聴きいただけます。
 バックの室内オーケストラはピリオド楽器によっており、さらに宗教的な祈祷が感じられるはずです。ゲストとして、カウンターテノールのフィリップ・ジャルスキー、ソプラノのパトリシア・プティボンも参加しています。

 《録音》2015年7月, パリ、サル・コロンヌ(デジタル:セッション)





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RCA

 限定盤

8884309534- 2
(24CD)
\11000→\9990
ヤッシャ・ハイフェッツ/ザ・コンプリート・ステレオ・コレクション[リマスタード](CD24枚)

※CD1〜CD7 協奏曲集
【CD1】
 『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
  (1955年2月21&22日 シカゴ・シンフォニーホール)
 『チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
  (1957年4月19日 シカゴ・シンフォニーホール)
【CD2】
 『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
  (1955年11月27&28日 ボストン・シンフォニーホール)
 『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
  (1959年2月23〜25日 ボストン・シンフォニーホール)
【CD3】
 『シベリウス: ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ワルター・ヘンドル(指揮) シカゴ交響楽団
  (1959年1月10&12日  シカゴ・シンフォニーホール)
 『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
  (1959年2月23〜25日 ボストン・シンフォニーホール)
 『グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ワルター・ヘンドル(指揮) RCAビクター交響楽団
 (1963年6月3&4日 サンタ・モニカ、シヴィック・オーディトリアム)
【CD4】
 『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) サー・マルコム・サージェント(指揮) ロンドン新交響楽団
  (1961年5月14&16日  ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール)
 『ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46』
 『ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37』
  (1961年5月15&22日  ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール)
【CD5】
 『J・S・バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  エリック・フリードマン(Vn)、
  サー・マルコム・サージェント(指揮) ロンドン新交響楽団
  (1961年5月19&20日  ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール)
 『モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.364』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ウィリアム・プリムローズ(Va)、
  アイズラー・ソロモン(指揮) RCAビクター交響楽団 (1956年10月2日 リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9)
 『ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
 アルフレッド・ウォーレンステイン(指揮)RCAビクター交響楽団
  (1960年5月19&20日 リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9)
【CD6】
 『モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
  サー・マルコム・サージェント(指揮) ロンドン新交響楽団
  (1961年5月14&16日  ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール)
 『モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  室内管弦楽団
 (1963年10月6日  ロサンジェルス、スコティッシュ・ライト・オーディトリアム) 
 『ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調RV.547,F.IV-2,P.388』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) 
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、室内管弦楽団 マルコム・ハミルトン(cemb)
  (1964年10月10日  ロサンジェルス、スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
【CD7】
 『ロージャ:ヴァイオリン協奏曲Op.24』
  〜 ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) 
  ワルター・ヘンドル(指揮)ダラス交響楽団
 (1956年3月27日 ダラス・ステート・フェア・ミュージック・ホール)
 『ロージャ:協奏交響曲Op.29〜主題と変奏』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) 室内管弦楽団
  (1963年10月7日  ロサンジェルス、スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
 『ベンジャミン:ロマンティックな幻想曲』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) アイズラー・ソロモン(指揮) RCAビクター交響楽団
  (1956年10月1日 リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9)

※CD8ハイフェッツ&ピアティゴルスキー〜二重奏曲集
【CD8】
 『ボッケリーニ:チェロ・ソナタ ニ長調』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
 (1964年11月18日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
  (1960年9月20&21日  ハリウッド、RCAスタジオ)
 『マルティヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1964年10月18日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『エルンスト・トッホ:ディヴェルティメントOp.37-2』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1965年4月16日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ストラヴィンスキー(ハイフェッツ&ピアティゴルスキー編):イタリア組曲』
 『ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
  (1963年10月14日、11月12日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『グリエール:前奏曲Op.39-1』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1964年11月18日 ハリウッド、RCAスタジオ)

※CD9ハイフェッツ、プリムローズ、ピアティゴルスキー〜弦楽三重奏曲集
【CD9】
 『J・S・バッハ:シンフォニア第4番ニ短調BWV790』
 『J・S・バッハ:シンフォニア第9番ヘ短調BWV795』
 『J・S・バッハ:シンフォニア第3番ニ長調BWV789』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ウィリアム・プリムローズ(Va)、
   グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1960年8月15,16,18日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.8』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ウィリアム・プリムローズ(Va)、
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1960年8月15&22日 ハリウッド、RCAスタジオ2)
 『ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第3番ニ長調Op.9-2』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ウィリアム・プリムローズ(Va)、
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)(1960年8月17&22日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『シューベルト:弦楽三重奏曲第2番変ロ長調D.581「ソナタ」』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ウィリアム・プリムローズ(Va)、
   グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)(1960年8月16&22日 ハリウッド、RCAスタジオ)

※CD10〜13ピアノ三重奏曲集
【CD10】
 『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  ジェイコブ・ラテイナー(P) (1964年3月23日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、レナード・ペナリオ(P)
  (1963年10月3&4日 ハリウッド、RCAスタジオ)
【CD11】
 『シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
  ジェイコブ・ラテイナー(P)(1965年8月18&19日 ハリウッドRCAスタジオ)
  ヤッシャハイフェッツ(Vn) グレゴルピアティゴルスキ(Vc)、ジェイコブラテイナ(P)
  (1965年8月18&19日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、レナード・ペナリオ (P)
  (1963年10月16日 ハリウッド、RCAスタジオ)
【CD12】
 『ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65,B.130』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  レナード・ペナリオ(P) (1963年11月11日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90,B.166「ドゥムキー」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、ジェイコブ・ラテイナー(P)
  (1968年6月1&2日  スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
【CD13】
 『メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、レナード・ペナリオ(P)
 (1963年11月7&8日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  レナード・ペナリオ(P) (1963年10月17日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第1番Op.35』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  レナード・ペナリオ(P) (1963年11月6日 ハリウッド、RCAスタジオ)


※CD14ピアノ五重奏曲集
【CD14】
 『ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81,B.155』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  イスラエル・ベイカー(Vn) ウィリアム・プリムローズ(Va)
 ジェイコブ・ラテイナー(P) (1964年3月24&25日 録音場所不明)
 『フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調M.7』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ウィリアム・プリムローズ(Va)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  レナード・ペナリオ(P) (1961年8月21&22日 ハリウッド、RCAスタジオ)
※CD15ピアノ四重奏&五重奏曲集
【CD15】
 『ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  サンフォード・ションバッハ (Va) レナード・ペナリオ(P) (1964年11月9&19日ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81,B.155』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
  イスラエル・ベイカー(Vn) ジョゼフ・ド・パスクァーレ(Va)、ジェイコブ・ラテイナー(P)
  (1964年11月9&19日 ハリウッド、RCAスタジオ)
※CD16〜19弦楽のための室内楽作品集
【CD16】
 『モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ウィリアム・プリムローズ(Va)  ヴァージニア・マジェフスキ(Va) 
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) (1964年3月26&27日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ウィリアム・プリムローズ(Va)  ヴァージニア・マジェフスキ(Va)、
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)(1961年8月29&30日 ハリウッド、RCAスタジオ2)
【CD17】
 『シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956,Op.163』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)
  ウィリアム・プリムローズ(Va) 、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) ガーボル・レイト(Vc)
(1961年11月30日&12月1日 ハリウッド、RCAスタジオ2)
 『ブラームス:弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ウィリアム・プリムローズ(Va)  ヴァージニア・マジェフスキ(Va)、
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)  ガーボル・レイト(Vc)
 (1961年8月28&29日 ハリウッド、RCAスタジオ)
【CD18】
 『メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  アーノルド・ベルニック(Vn) ジョゼフ・ステパンスキー(Vn)
  ウィリアム・プリムローズ(Va)  ヴァージニア・マジェフスキ(Va)、
  グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)  ガーボル・レイト(Vc)
  (1961年8月24&25日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『シュポア:複弦楽四重奏曲第1番ニ短調Op.65』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ピエール・アモイヤル(Vn)  ポール・ロゼンタール(Vn)、ミルトン・トーマス(Va) 
  アラン・ハーシュマン(Va)、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
   ローレンス・レッサー(Vc) (1968年6月24&25日  スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
 『フランセ:弦楽三重奏曲ハ長調』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)   グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、
 ジョゼフ・ド・パスクァーレ(Va) (1964年11月11日 ハリウッド、RCAスタジオ)
【CD19】
 『ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ポール・ロゼンタール(Va) ミルトン・トーマス(Va) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
 (1968年9月16&17日  スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
 『チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ長調Op.70「フィレンツェの想い出」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) イスラエル・ベイカー(Vn)、
  ポール・ロゼンタール(Va) ミルトン・トーマス(Va) 、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
  ローレンス・レッサー(Vc) (1968年6月26&27日  スコティッシュ・ライト・オーディトリアム)
 『チャイコフスキー:ゆううつなセレナードOp.26』
 『チャイコフスキー:セレナード ハ長調Op.48〜「ワルツ」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1970年7月8&10日 ハリウッド、RCAスタジオ)
※CD20〜21リサイタル
【CD20】
 『ファーガソン:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.2』
 『ハチャトゥリアン:ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) リリアン・シュトイバー(P) (1966年2月7&8日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1967年5月2〜4日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ガーシュウィン:3つの前奏曲』
 『ガウ歌劇「ポギとベり「タイ「女は気まぐれ「うち人は逝また「そんなと
 『ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」より
  「サマータイム」「女は気まぐれ」「うちの人は逝ってしまった」
  「そんなことはどうでもいいさ」
  「ベス、おまえはおれのもの」「ブルースのテンポで」』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P)(1965年4月13&14日 ハリウッド、RCAスタジオ)
【CD21】
 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P)(1960年9月16&22日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934,Op.159』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1968年9月19&20日 ハリウッド、RCAスタジオ)
 『ドビュッシー:「ビリティスの歌」〜第2番「髪」』
 『ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク』
 『ドビュッシー:美しい夕暮れ』『ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ第6&7番』
 『プーランク:常動曲』
 『サン=サーンス:白鳥』
 『イベール:小さな白いロバ』〜 
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1965年4月13&14日 ハリウッド、RCAスタジオ)
※CD22〜23 ラスト・リサイタル(ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン・ライヴ)
【CD22】
 『フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調』
 『R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18』〜
   ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P)
  (1972年10月23日  ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンでのライヴ)
【CD23】
 『J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV.1006〜
  ジーグ、ルール、前奏曲』
 『ブロッホ:「パール・シェム」〜ニーグン』
 『ドビュッシー(ロック編):レントより遅く』
 『ラフマニノフ(ハイフェッツ編):練習曲「音の絵」変ホ長調Op.33-4』
 『ファリャ(コハニスキ編):「7つのスペイン民謡」第5番~ナナ(子守歌)』
 『クライスラー:カルティエのスタイルによる狩り』
 『ラヴェル:ツィガーヌ』
 『カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編):2つの海の練習曲〜海のささやき』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P)
 (1972年10月23日  ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンでのライヴ)
※CD24最後のセッション録音とアンコール集
【CD24】
 『J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004〜「シャコンヌ」』
 『モーツァルト:「ハフナー・セレナーデ」K.250〜「ロンド」』
 『プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜「行進曲」』
 『ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女』
 『ガーシュウィン:「ポーギーとベス」〜「そんなことはどうでもいいさ」』
 『ラフマニノフ(ハイフェッツ編):ひなぎくOp.38-3』
 『コルンゴルト:劇音楽「空騒ぎ」〜「庭園の場」(+リハーサル音源)』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1970年9月15,16,22日 パリ、ORTFスタジオ)
 『シベリウス:組曲「ペルシャザールの宴」〜夜想曲』
 『ヴィエニャフスキ:奇想的ワルツOp.7』
 『ラフマニノフ(ハイフェッツ編):ひなぎくOp.38-3』
 『ラフマニノフ(ハイフェッツ編):東洋風の踊り Op.2-2』
 『ファリャ:7つのスペイン民謡〜「ナナ」と「ホタ」』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  ブルックス・スミス(P) (1967年5月2〜4日 ハリウッド、RCAスタジオ)

■完全生産限定盤
■24CD予定
■仕様:・アメリカ盤初出LPデザインによる紙ジャケット仕様・ハードカヴァー別冊解説書付き・収納用リッド・オフ・ボックスサイズ: 横 12.7 cm x 縦 9 cm x 高さ 12.7 cm重量: 1.1 kg
■20世紀ヴァイオリン演奏史に巨大な足跡を残したヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。幸運なことに彼の最円熟期はちょうどRCAがステレオ録音を実現させた1950年代〜60年代と重なり、当時としては最新鋭の技術と機材によって、ハイフェッツの貴重な演奏が鮮明なステレオ録音として残されることになりました。今回のボックス・セットは、そうしたハイフェッツのステレオ録音のすべてを24枚のCDにコンパイルし、さらにオリジナル・アナログ・マスターから新たに24bitリマスター(およびリミックス)を施して、その音質をさらに向上させた形で発売いたします。
■収録曲は、ライナー指揮シカゴ交響楽団やミュンシュ指揮ボストン交響楽団など当時のアメリカ楽壇の最高峰ともいえる指揮者・オーケストラと共演したベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、シベリウスなどのヴァイオリン協奏曲のほか、1961年に盟友グレゴール・ピアティゴルスキーと共にロスアンジェルスを中心に開始した一連の室内楽コンサート・シリーズと並行して録音制作された、さまざまなソリストの組み合わせによる室内楽、それにベートーヴェン「クロイツェル」、シューベルト「幻想曲」、ファーガスンやハチャトゥリアなどのヴァイオリン・ソナタ、それからハイフェッツの十八番だったガーシュウィンをはじめとする小品集、バッハのシャコンヌなど、ハイフェッツのレパートリーの真髄を味わえるレパートリーが目白押しです。
■それらに加えて、1972年10月23日、ロサンジェルスにおける生涯最後のリサイタルのライヴ録音も含まれています。
 フランクとシュトラウスのソナタに始まり、バッハのパルティータ第3番、ブロッホ「バール・シェム」、ドビュッシー「レントより遅く」などの小品が披露されるリサイタルでは、70を過ぎてもまったく衰えを知らぬハイフェッツの技巧と音楽性を味わうことができます。ハイフェッツのプロデューサーだったRCAのジョン・ファイファーを起用して録音されましたが、録音後RCAが巨額の契約金に難色を示したため、ライバル会社のCBSから発売されたという異例のエピソードも残されています。
■各ディスクは、作曲家もしくは共通のテーマで括られ、ほぼ録音・発売順に収録されています。オリジナルLPのカップリングではありませんが、音楽的なバランスのとれた組み合わせになっています。
■各ディスクは初出LPデザインを基にした紙ジャケットに封入。ハイフェッツ研究家として名高いジョン・マルティーズによる新規ライナーノーツ、各アルバムの詳細な録音データを掲載したハードカヴァーの別冊解説書付き。




<国内盤>


ALPHA


Alpha964
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
アンサンブル・ピグマリオン
 ラモー:『ダルダニュス』ダルダニュス(1739) 

     〜序幕付全5幕の叙情悲劇〜
ラファエル・ピション指揮
アンサンブル・ピグマリオン(古楽器使用)
出演:
 ベルナール・リクテル、
 ガエル・アルケズ、
 ブノワ・アルヌー、
 ジョアン・フェルナンデシュ、
 アラン・ビュエ、サビーヌ・ドヴィエイル、
 エマニュエル・ド・ナグロ、
 ロマン・シャンピオン
 Eratoやharmonia mundiでも絶好調!躍進の新世代フランス古楽界のドゥダメル的俊才、決定的名演を!
 フランス最前線の若手古楽奏者たちが結集、妙なる一体感と桁外れの自発性とともにファンを圧倒してきたEns.ピグマリオンは昨今、harmonia mundi franceやERATOからも驚くべき録音を続々リリースするように。
 しかし彼らが世に出たのは、世界に冠たる"小規模レーベルの革新”Alphaレーベルの慧眼に見出されてのことでした。
 今やメジャー参入でますます存在感が高まる彼らが、Alphaからの移籍直前にヴェルサイユ旧王室歌劇場でのプロジェクトで制作していたラモーの傑作歌劇盤(国内流仕様未紹介)が、タイムリーに再登場!日本語解説付での初発売です。
 歌劇界デビュー直後『イッポリトとアリシ』や『優雅なインドの国々』で続々話題を呼んだ1730年代のラモーが、リュリ派の伝統の枠のなかで先進的な作風をいかんなく発揮した超・重要作!
 1744年の改変をへて1760年に再演されたさいには、初演時の失敗を大きく覆す高い評価をものにしました。
 今なお変化しつづける上り調子の名歌手たちが続々と参入したこの録音の「勢い」こそ、そんな当時のラモーの躍進をありありと印象づけながら、聴き深めるに足る充実度に仕上がっていると言えます。
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Alpha230
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アレクセイ・リュビモフ
サティ、ストラヴィンスキー、100年前のピアノ

 ◆ストラヴィンスキー:
  ①ピアノ協奏曲「ダンバートン・オークス」
  (作曲者自身による2台のピアノのための編曲版)
  ②2台のピアノのための協奏曲
 ◆サティ:
   ③ソクラテス 〜プラトン著の対話録にもとづく管弦楽のための演劇
    (ジョン・ケージによる2台のピアノのための編曲版)
   ④シネマ 〜『本日休演』のための幕間音楽
     (ダリユス・ミヨーによる連弾編曲版、プリペアード・ピアノによる)
アレクセイ・リュビモフ、スラヴァ・ポプルーギン(ピアノ)
 使用楽器:
  A:パリのプレイエル1920年製
  B:パリのガヴォー1906年製
  C:ベルリンのベヒシュタイン 1909年製(プリペア:A.リュビモフ)
 ロシア屈指の異才リュビモフの歴史的ピアノ、新譜はストラヴィンスキー!
 ゾクゾクするほど桁違いな最上質フランス古楽器もので世界的に注目を集めてきたのち、大物奏者が続々参入してきた昨今のAlphaならではの痛快新譜!

 歴史的ピアノでの近代作品、なんとストラヴィンスキーとサティです!
 しかも弾き手はほかでもない、Zig-ZagTerritoiresでの数々の新名盤とともに独特の存在感をますます強めつつある「ロシア・ピアニズム直系の歴史的ピアノのプロフェッショナル」アレクセイ・リュビモフ!
 新たなるデュオ・パートナーには躍進めざましい俊才ポプルーギン、彼らが弾く3種のピアノはみな、20世紀初頭のベル=エポックから「狂乱の時代」にかけてのパリを彩った歴史的銘器!

 ベルリンのベヒシュタインも、ドビュッシーをはじめ多くのフランス人音楽家たちが偏愛したことで知られる楽器です。
 しかも大胆きわまりないことに、その歴史的銘器を(古楽器修復の専門家たるクリス・マーヌとの連携のもと)リュビモフ自らプリペアし、独特の歴史的チープ・サウンド(!)で奏でてみせたサティ「シネマ」編曲版の面白さ!
 しかしやはり真打ちはストラヴィンスキーの2作の協奏曲...どちらも1音めから明らかに「世界が違う」超・上質の、シャネルやラリックの感じた空気そのままのような時代感をまとった音楽がたまりません。

 楽器のことも含め、充実解説日本語訳付、独特テイストの「猫ジャケ」もさりげなく洒脱かわいく、見過しがたいのです!




PASSACAILLE



PSC1012
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
中世末期の鍵盤音楽
 〜2種類のクラヴィシンバルム、
     およびその他の楽器による音楽〜

 ジル・バンショワ(1400頃-1460)
 ギヨーム・デュファイ(1397-1474)
 ヨハンネス・チコーニア(1370頃-1412)
 ジョン・ダンスタブル(1390-1453)
 ジョン・ベディンガム(1450頃活躍)
 『ブクスハイム・オルガン曲集』 他

《楽譜出典》
 ・パリ、フランス国立図書館 手稿史料館
        NAF4379・4917・Francais835
 ・オックスフォード大学ボドレイアン図書館
        MS Canonici miscellaneous 213
 ・ミュンヘン、バイエルン州立図書館
      MS Mus. 3725 (olim Cim. 352b)
          通称「ブクスハイム・オルガン曲集」
 ・ヴォルフェンビュッテル(ドイツ)、アウグスト公記念
              図書館Codex Guelf. 287
          通称「ヴォルフェンビュッテル歌集」
 ・ベルリン、プロイセ国立図書館 MS Mus. 40613
         通称「ロッハム歌集」
アンサンブル・タスト・ソロ(古楽器使用)
バルバラ・ザニケッリ(S独唱)
ダビド・カタルーニャ
(ハンマー式クラヴィシンバルム)
ギリェルモ・ペレス(オルガネット、
プレクトラム式クラヴィシンバルム)
アンジェリーク・モイヨン、
ラインヒルト・ヴァルデク(ハープ)
パウ・マルコス(弓奏ヴィエル)
 中世音楽が「ルネサンス」へと踏み込む頃にはもう「ピアノ」があった...?
 神秘の上質名演、空気感絶品。輸入盤リリースこそ散発的にあるものの、頼れる解説付の国内仕様が滅多に出ない…との嘆きの声をいただくのが、中世やルネサンス初期の「楽器を使った音楽」。
 昨今では名匠ヘレヴェッヘの自主制作レーベルPhiから出た『聖母マリアのカンティガ集』LPH017がロングセラーを続けているところ、古楽界の最前線で活躍するトラヴェルソ奏者ド・ヴィンヌが主宰するベルギーPassacailleレーベルのこの逸品にご注目!
 軸になっているのは「ブクスハイム・オルガン曲集」という、鍵盤奏者たちが折にふれ取り上げる中世末期の写本。かたやルネサンス黎明期にして中世末期でもあるこの時代、ズヴォルのアルノーという楽器職人が残した精巧な設計図には、ピアノの原型ともいえる機構も記されていたとか…
 そこで本盤では、弦をはじく型の中世鍵盤楽器と叩く型(まさにピアノ!)の同種の楽器、2種の復元モデルを中心に、ブルゴーニュ楽派や英国多声楽派の名品をさまざまな中世楽器で演奏、鍵盤音楽の誕生の秘密に迫ります。
 かけた瞬間から圧倒的に美しく、素朴で異界感ある音色に魅了されること必至!
 15世紀イングランドの大家たちやバンショワの偉大さにも気づかされる、美麗ジャケット&充実解説訳付でお届けする逸品中世盤です。お見逃しなく!
 



PSC1017
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
傑作名盤、ついに再登場!
 ドビュッシーのあとに
  〜フルート、ハープと弦楽器のための
        フランス近代室内楽作品集〜

 ①ドビュッシー:フルート、
  ヴィオラとハープのためのソナタ
 ②マルタン:時間の色
   〜5挺の弦楽器のためのパヴァーヌ
 ③カプレ:エドガー・アラン・ポーを模した幻想奇譚
 ④ピエルネ:自由な変奏と終曲 作品51
 ⑤ピエルネ:やさしい心の国への旅
 ⑥ジョンゲン:二つの小品 作品80
    〜フルート、チェロとハープのための
アンサンブル・オクサリス
 トーン・フレット(fl)
 ナタリー・ルフェーヴル(cl)
 アニー・ラヴォワジエ(hrp)
 シャーリー・ラウプ(vn1)
 フレデリク・デュルセル(vn2)
 エリーサベト・スマルト(va)
 マルテイン・フィンク(vc)
 クンラート・ホフマン(cb)
 お待たせいたしました!長く廃盤状態だった傑作名盤、ついに再登場!
 フランス近代好きに大推薦の傑作!
 フランス近代音楽の歴史のうえで、曲数の少なかった管楽器やハープを使った室内楽曲を積極的に書いてゆこうとする動きがあったのが、20世紀初頭。とくにドビュッシーやラヴェルが、エラール社の求めに応じてハープ作品を書いてみせた頃から、フルートとハープの相性の良さ、表現の可能性を活かした傑作が続々生まれ、その流れはパリ器楽五重奏団という、ハープとフルートに弦楽三重奏が加わる編成での銘団体の活躍によってさらに拍車がかかりました。
 そうした時代の音楽を、ノンヴィブラート系の古楽器奏法にも通じたベルギー随一の俊才たちが丁寧に集め、1枚のアルバムに刻んだ傑作盤がFuga Liberaレーベルにあったのですが、同レーベルが音源配信専門路線となる前から長くプレス切れ、全く入ってこなくなってしまい…と思いきや、当該アンサンブルが同じベルギーのPassacailleれーべルで音盤を出すようになったところで改めて、かつてのジャケットそのままにこの傑作盤が復活してくれました!
 なかなか録音されないにもかかわらずファンは多いフランス近代の室内楽曲、とくにカプレやスイス生まれのマルタンなど魅力的な選曲とともに、妙なる玄妙なひとときを味あわせてくれる貴重な演目を日本語解説とともに堪能できる逸品...旧作日本発売から9年、あらためてアピールしたい傑作盤なのです!




BERLINER PHILHARMONIKER(LP)


KKC 1054
(8LP)
\32407+税
シューベルト:交響曲全集(LP) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
LP1
 A面:交響曲第1番ニ長調 D82  B面: 交響曲第3番ニ長調 D200
LP2 交響曲第2番変ロ長調 D125
 A 面: 第1楽章/ 第2楽章  B 面: 第3楽章/ 第4楽章
LP3 交響曲第4番ハ短調 D417『悲劇的』
 A 面: 第1楽章/ 第2楽章  B 面: 第3楽章/ 第4楽章
LP4 交響曲第5 番変ロ長調 D485
 A 面: 第1楽章/ 第2楽章  B 面: 第3楽章/ 第4楽章
LP5 交響曲第6番ハ長調 D589
 A 面: 第1楽章/ 第2楽章  B 面: 第3楽章/ 第4楽章
LP6 交響曲第7番ロ短調 D759『未完成』
 A 面: 第1楽章  B 面: 第2楽章
LP7&8 交響曲第8番ハ長調 D944『グレート』
 LP7 A面:第1楽章 LP7 B面:第2楽章 LP8 A面:第3楽章 LP8 B面:第4楽章
 アーノンクールとベルリン・フィルが新たに打ち立てたシューベルト像、限定プレスLPで登場!

 録音:2003年10月23-25日[交響曲第3&4番]、2004年4月22-24日[交響曲第1番]、2004年12月2-5 日[ 交響曲第6&7番]、2005年4月14-16日[交響曲第2番]、2006年3月22-24日[交響曲第5&8番]
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/180g、限定盤、日本語帯・解説付

 2015 年度「第53 回」レコード・アカデミー賞 大賞を受賞したアーノンクールの「シューベルト・エディション」(KKC-5445)から、交響曲全曲がLP 化されました。本セットにも恒例のハイレゾ音源のダウンロード・コードとデジタル・コンサートホール7 日間無料視聴バウチャーが付属しています。
 「シューマン交響曲全集」のLP(KKC1045) でも、そのこだわり抜いた音質は話題となりましたが、今回も同様に、名トーンマイスターとして知られているライナー・マイヤール氏の録音スタジオ、エミール・ベルリナー・スタジオで、マスタリングが行われ、ドイツ有数の製造会社「オプティマル」でプレスされています。
 「モーツァルトやベートーヴェンと比較することには意味はなく、シューベルト独自の音楽世界を表現するべきだ」と言うアーノンクール。特に初期の交響曲に関しては、作品を歴史上の一過程と捉えるものではなく、完成された個々の作品として細部まで磨き上げられた音楽を聴かせています。アーノンクールにとってシューベルトの交響曲全曲録音はコンセルトヘボウ以来2 度目。その他にも、ウィーン交響楽団やベルリン・フィルとも単曲で収録しているアーノンクールは、シューベルトの作品に対して「シューベルトは常に心の友であり、音楽の化身でした」と語っており、自身にとっても特別な演奏であることがうかがえます。
 アーノンクールは2015 年12 月5 日に体力的な理由から引退を表明しています。このLPセットは、一時代を築いた古楽界、音楽界の名匠の貴重な音源となるでしょう。

 封入特典
 ダウンロード・コード
 上記のLP8 枚分のハイレゾ音源をダウンロードできる無料チケットコードが封入(24bit/48kHz)
 デジタル・コンサートホール 7日間無料視聴バウチャー







<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 61518
(DVD)
\3100→\2890

閲覧注意!
 チャイコフスキー・ファイル〜ある作曲家の告白

  挿入映像:バレエ「チャイコフスキー」
   ウラジーミル・マラーホフ主演、ボリス・エイフマン振付

出演:ダーク・ジョンストン
(インタビュー):
 ウラジーミル・マラーホフ、
 キャメロン・カーペンター、
 カディア・グレンケ、
 フィリップ・バロック
 チャイコフスキー・ファン困惑、BL 好き興奮、タブーのテーマに肉薄する前代未聞のドキュメンタリー

 NTSC 16:9、PCM STEREO、言語:英語、独語、字幕:日本語、リージョン:All、53分/監督:ラルフ・プレガー

 奇才ラルフ・プレガーによるチャイコフスキーのドキュメンタリー。とは言っても音楽物でも伝記物でもなく、彼の人生と死を同性愛の見地から考証しています。
 チャイコフスキーが男色家であったことは知られていますが、何分にもロシア文化の象徴の大作曲家だけに、タブーの領域とされてきました。
 このドキュメンタリーでは、手紙や日記から彼のゲイ・ライフや偽装結婚の真実などを暴露。オネエ言葉や女装、さらにはスカトロ趣味まで、唖然とさせられる事実が明るみに出されます。
 映像は幻想的で、腐女子好みのBL 的な美しさに満ちています。さらに同じ世界の住人であるダンサーのマラーホフやオルガニストのカーペンターが、バレエや音楽でなくチャイコフスキーと同性愛問題について個人的かつ親密な意見を述べています。
 その合間にマラーホフ演じるバレエ「チャイコフスキー」の腐臭漂う情景や、ドイツのイケメン俳優ダーク・ジョンストンが妄想上のカレ役を演じ、BL コミックスのような裸体を惜しげもなく晒すだけでなく、チャイコフスキーの歌曲「ただ憧れを知る者だけが」を妖しげな眼差しで、韓流ポップス風に歌う様もゲイと腐女子狂喜の世界となっています。
 話し言葉は基本的に英語で、音楽学者のインタビュー等一部がドイツ語ですが、日本語字幕付きのため難しい専門用語も理解できます。
 ※ただし、学術的なチャイコフスキー論ではないため、観る方によっては不快感をもよおす可能性がございます。
 ※また激しい露出はありませんが、男性の裸体が頻繁に登場します。閲覧にご注意下さい。



















1/27(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HMF

HMC 902216
\2700→\2490
ベルリン古楽アカデミー

ヘンデル:水上の音楽 HWV348-50 (1717)

 第1組曲ヘ長調HWV348(10曲)
 第2組曲ニ長調HWV349(5曲)
 第3組曲ト長調HWV350(6曲)
ベルリン古楽アカデミー
ゲオルク・カールヴァイト(音楽監督)
 新年の幕開けにふさわしいベルリン古楽アカデミーによる輝かしい「水上の音楽」

 録音:2015年11 月5日/48’36

 名人集団ベルリン古楽アカデミーの最新盤はヘンデルの「水上の音楽」。1717 年7 月17 日にロンドンのテムズ河を舞台に行われた豪華絢爛な川遊びのお祭り用に、ヘンデルが書いた豪華な本作品を、ベルリン古楽アカデミーがこれまた卓越したアンサンブルで煌びやかに鳴り響かせています。
 「水上の音楽」は独奏楽器(ホルン、トランペット、フルート)と合奏による合奏協奏曲の様式で書かれており、管楽器がソリスティックに活躍し、明るく華やかな雰囲気を演出します。
 実際にジョージ1世は演奏にいたく感動し、約1 時間のこの曲を計3 回演奏させ、50 人の楽士に対するギャラが150 ポンドかかったという話まで残っており、音楽も観客も非常に盛り上がった上演だったことがうかがえます。
 「水上の音楽」はヘンデルの作品としては珍しく自筆譜が残っておらず、どのような曲順で演奏されていたか長らく謎に包まれており、様々な版(レートリッヒ版、クリュザンダー版、ハーティ版、ハレ版など)が存在します。
 曲の成立を踏まえてヘ長調、ニ長調、ト長調の3 つの組曲を主流として演奏されています。
 ベルリン古楽アカデミーは、各人のもつ名人芸と一糸乱れぬ精緻なアンサンブル、そして鋭敏なリズム感と絶妙なバランス感覚を駆使して、「水上の音楽」に生命感を与え作品のもつイベント性をよい一層演出し、色彩豊かな演奏を繰り広げています。







AVIE



AV 2352
\2500→\2290
アンドルー・パロット&タヴァナー・クワイア、ジョン・タヴァナー
タヴァナーの西風のミサとヘンリー8世の宮廷音楽

 ジョン・タヴァナー:
  西風のミサ、われは天の声を聞きぬ、イン・ノミネ、安息日が過ぎて
 ヘンリー8世:今, 愛が支配するならば、タンデル・ナーケン
 ウィリアム・コーニッシュ:Yow and I and Amyas、ファ・ラ・ソ
 ヒュー・アストン:ホーンパイプ
 作曲者不詳(16世紀初期):
  西風、My lady Careys dompe、
  ウィンクフィールド夫人のラウンドによる小品、
  O blessed lord, how may this be、Wher be ye my love?
アンドルー・パロット(指揮)
タヴァナー・クワイア&
 プレイヤーズ
 アンドルー・パロット&タヴァナー・クワイア、ジョン・タヴァナーの"西風のミサ"!

 アンドルー・パロットとタヴァナー・クワイアによるジョン・タヴァナー・アルバムは、タヴァナーの「西風のミサ」と、イングランド王ヘンリー8世の時代の宮廷音楽!
 イングランドの俗謡「西風」の旋律に基づくタヴァナーの代表作「西風のミサ」に、作曲者不詳の「西風」を3曲、そしてウィリアム・コーニッシュやヒュー・アストン、ヘンリー8世自身の作品を組み合わせたプログラムで、当時の宮廷の音楽を俯瞰する。
 

AV 2357
\2500
ヘンデル:トリオ・ソナタ集
 トリオ・ソナタ ト短調 HWV.393/トリオ・ソナタ ホ長調 HWV.394/
 トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV.392/シンフォニア 変ロ長調 HWV.339/
 トリオ・ソナタ ハ長調 HWV.403 《サウル》/
 トリオ・ソナタ HWV.50a 変ロ長調 《エステル》/
 トリオ・ソナタ ハ短調 HWV.386a
ブルック・ストリート・バンド
 2003年に演奏者5人という小編成でヘンデルの「水上の音楽」(AV 0028)でデビューを果たした新進気鋭の女流ピリオド・アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドの結成20周年記念!
 これまでに《水上の音楽》、《トリオ・ソナタ Op.5》、《チェロ・ソナタ》、《英語のカンタータと歌曲》、《トリオ・ソナタ Op.2》など、数々のヘンデル・アルバムを送り出してきたスペシャリストによる新たな「トリオ・ソナタ集」には、オラトリオ 《エステル》からの「序曲」の室内楽バージョンを収録!
 

AV 2361
\2500
セファルディック・ジャーニー 〜
 スペイン系ユダヤ人の旅
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(ディレクター)
 アメリカ古楽界に新風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。「セファルディック・ジャーニー」は、エルサレム、寺院、愛とロマンス、安息日、饗宴と祝祭をテーマに、エルサレム、スペイン、イタリア、トルコ、北アメリカの音楽と古典合唱をめぐる旅。
 

AV 2326
\2500
シークレット・ラヴァー 〜
 マッツォッキ、ロッシ、カッチーニ、
  ストロッツィ、ディンディア、ルッツァスキ:
   歌曲集
テネット
 〔ジョル・グリーンリーフ(ソプラノ)、
  モリー・クイン(ソプラノ)、
  ヴァージニア・ウォーンケン
   (メゾ・ソプラノ)〕
 ニューヨークを拠点に活躍する古楽アンサンブル、テネットのAvie第2弾。
 ルネサンスからバロック音楽と、幅広いレパートリーを持つテネットが歌う、17世紀イタリアの歌曲集。ピューリッツァー賞受賞作曲家のキャロライン・ショウ(b.1982)に委嘱した新作も収録。




GUILD



GMCD 7421
\2500→\2290
ブルン:管弦楽作品集 Vol.8
 交響曲第8番イ長調/シェック(ブルン編)
  :アルトのための3つの歌
アドリアーノ(指揮)
ブラティスラヴァ交響楽団
ベルナデット・フォドール(メゾ・ソプラノ)
ツザーナ・ディンコヴァ(バス・クラリネット)
トマシュ・ヤノシク(フルート)
 19世紀末から20世紀前半、オトマール・シェックやフォルクマール・アンドレーエと同じ時代を生きたスイスのコンポーザー=コンダクター、フリッツ・ブルン(1878−1959)。
 ブルンの知名度向上&再評価に大きく貢献してきたGuildによる管弦楽作品集の第8弾では、1942年に出版された重厚でロマン派的な作風を持つ「交響曲第8番」と、ブルンがオーケストレーションを施した、オトマール・シェックの3つの歌曲を収録!

 ※録音:2015年1月5日−10日&8月19日、スロヴァキア放送スタジオ1(ブラティスラヴァ)
 

GMCD 7422
\2500
槍とリュートを 〜 フランスのスイス衛兵隊の音楽 ジュリアン・ベーア(リュート)
 バチカンの衛兵としても知られるスイス衛兵隊の音楽。
 カプリコルヌス・コンソート・バーゼルなどに参加するリューティスト、ジュリアン・ベーアが、17世紀フランス王家に使えたスイス傭兵の音楽をチューリッヒやバーゼル、ベルンなどスイス各地の図書館に所蔵されていたマニュスクリプトを読み解き、現代に蘇らせる。

 ※録音:2015年7月14日−17日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)




NIFC



NIFCCD 617-618
(2CD)
\5000→\4590
シャルル・リシャール=アムラン 〜
 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/
  練習曲第17番ホ短調 Op.25-5/
  練習曲第12番ハ短調 Op.10-12《革命》/
  バラード第3番変イ長調 Op.47/
  幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/
  ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3/
  ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44/ロンド変ホ長調 Op.16/
  前奏曲第25番嬰ハ短調 Op.45/舟歌嬰ヘ長調 Op.60/
  4つのマズルカ Op.33/夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2/
  ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
シャルル・リシャール=アムラン
 (ピアノ/Yamaha)
 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ!シャルル・リシャール=アムラン

 ショパン国際ピアノ・コンクールも主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から、2015年に行われた第17回ショパン国際ピアノ・コンクールのライヴが登場。
 第1弾は、見事第2位&最優秀ソナタ賞に輝いた、カナダ出身のシャルル・リシャール=アムラン!
 2011年の「ヨーロッパ賞」受賞を始め、モントリオール国際コンクール第2位、ソウル国際音楽コンクール第3位&特別賞などの受賞歴を誇り、ショパン・コンクールの第2位入賞によって大ブレイクを果たしたリシャール=アムラン。YAMAHAピアノから紡ぎだされる美しい音色によって、完成度の高いショパンを披露しています。

 ※録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)

 ☆1月23日〜1月31日 ショパン国際ピアノ・コンクール2015 入賞者ガラ・コンサートで来日!







TACTUS



TC 671302
\2500→\2290
ステファノ・モンタナーリ登場!
 マリーノ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集

 5声の協奏曲/
 ヴァイオリン・オブリガート付きの5声の協奏曲/
 3声のソナタ第2番 Op.6/3声のソナタ第4番 Op.6/
 4声のソナタ第8番 Op.6/4声のソナタ第10番 Op.6/
 4声のソナタ第12番 op.6
ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン)
アンサンブル・バロッコ・カルロ・
 アントニオ・マリーノ
ナターレ・アルノルディ(指揮)
 ステファノ・モンタナーリ登場!C.A.マリーノの協奏曲&ソナタ集!

 オッターヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンティーナで、1995年から2012年まで第1ヴァイオリンとして活躍したイタリアが誇るバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ステファノ・モンタナーリ。
 近年は指揮者としても大活躍中のモンタナーリが、イタリアの後期バロック、カルロ・アントニオ・マリーノ(1670−1735)の協奏曲を弾く!
 ベルガモ近郊のアルビーノ出身で、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に仕え、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、チェロ奏者、そして作曲家として活躍したマリーノ。
 コレッリからの影響が随所に現れるマリーノのヴァイオリン、弦楽器のための音楽は、バロック時代の北イタリアが育んだ秀作である。
 名手ステファノ・モンタナーリと、作曲者の名前を冠するイタリアのピリオド・アンサンブルが、マリーノの音楽の知られざる魅力を解き明かす。

 ※録音:2014年11月、アルビーノ(イタリア)




モンタナーリ、自在の「四季」。楽しそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=-vmRD3a3n34&feature=player_detailpage

 


TC 851303
\2500→\2290
ピアノはあのデリャヴァン
マルトゥッチ:チェロとピアノのための作品全集
 チェロ・ソナタ嬰ハ短調 Op.52
 2つのロマンス Op.72
 3つの小品 Op.69
ヤコポ・フランチーニ(チェロ)
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
 イタリア器楽復興の立役者。マルトゥッチのチェロ作品全集!

 19世紀後期、オペラが隆盛を誇るイタリアにおいて、絶対音楽を掲げ、器楽音楽の復興に尽力したジュゼッペ・マルトゥッチ(1856−1909)。
 室内楽の代表作「チェロ・ソナタ」を含む3作品を取り上げるのは、ブルネロやソッリマの薫陶を受けたフィレンツェのチェリスト、ヤコポ・フランチーニと、注目度急上昇中のピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンのデュオ!
 ブラームスやシューマンなど、ドイツ・ロマン派を思わせる作風を特徴とし、器楽復興の立役者となったマルトゥッチのチェロ作品の醍醐味をフランチーニとデリャヴァンの好演奏で。

 ※録音:2015年2月、ブレシア(イタリア)



ピアノのアレッサンドロ・デリャヴァンは・・・そう、この人です。ひっぱりだこですね。
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=label/deljavan
 

TC 451901
【新装再発売】
\2500
スピナチーノ:リュートのためのタブラチュア編曲集 マッシモ・マルケゼ(ルネサンス・リュート)
 出版された最古のリュート作品集と伝わる、フランチェスコ・スピナチーノ(1450 ca.−post 1507)の「リュートのためのタブラチュア編曲集」。
 ヤコブ・リンドベルイやポール・オデットからリュートを学んだイタリアの名手マッシモ・マルケゼが、母国イタリアのリュート史に輝く重要作を丁寧に奏でる。

 ※録音:2005年1月、アレッサンドリア(イタリア)




CARUS


83471
\2600
ラフマニノフ:「晩祷」 op.37 ニコラス・フィンク指揮
WDRケルン放送合唱団
2013年6月24-27日 ドイツ・ケルン、クンスト・ステーション/サンクト・ペーター教会でのライヴ録音
 スイス生まれの若きフィンクはベルリン放送合唱団はじめ多くの合唱団やオペラの合唱指揮などのキャリアを持つ指揮者です。
 CARUSレーベルでは既に発売されている 83407 (#4009350834071)
 ラフマニノフ:「聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼」op.31 に続くラフマニノフのアルバム第2弾と成ります。
 ニコラス・フィンクのWEBSITEです。 http://www.nicolasfink.ch/en/
  

83475
\2600
ヘンデル:オラリオ「メサイア」 HWV.56 から合唱曲集  キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 ダニエル・テイラー(アルト)
 ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
 ピーター・ハーヴェイ(バス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団
2008年12月26-30日 ドイツ、ゲニンゲン福音教会での録音
 トン・コープマンによる原典版(2009年)を使用した演奏です。
 尚、このアルバムは既に発売されている CARUS 83.219(HYBRID 2SACDs) #4009350 832190からの抜粋CD化です。
 合唱を愛し歌う方々の為に企画されたアルバムです。




OPERA RARA


ORC54
(2CD)
\5200
ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」(フランス語)
 (作曲者自身によって完成された第1,2幕のみの演奏。
 今回、楽譜出版社RICORDI社による批判校訂版を使用)
ローラン・ナウリ(アルバ公爵)
アンジェラ・ミード(エレーヌ・ド・エグモント)
マイケル・スパイレス(アンリ・ド・ブルジュ)
ディヴィッド・ストウト(サンドヴァール)
ジャンルカ・ブラット(ダニエル)
トルスタン・グリフィス(カルロス)
サー・マーク・エルダー指揮
ハレ・オーケストラ、合唱団
 録音;2015年6月イギリス、マンチェスターでのスタジオ録音
 ドニゼッティの歌劇「アルバ公爵」はフランス語のグランド・オペラとして書かれ始めましたが、第2幕までの95%を書き終えたところで中断。
 第3,4幕に関してはドニゼッティのアイデアによるいくつかのスケッチしか残されておらず、未完の遺作とされています。
 現在、全4幕版としていくつかの補筆を加えた版が存在しますが今回、OPERA RARAでは楽譜出版社であるRICORDI社によるより厳密な資料批判を経た批判校訂版(Critical Edition)で第1,2幕を忠実に再現し、音楽を完成させる事に力を尽くし素晴らしいアーティスト達の力によってこのアルバムが作成されました。
 大注目のソプラノ、アンジェラ・ミードが参加しているのも見逃せません。
 ※100ページに及ぶ丁寧な解説(英語)と写真を含むオペラ・ララならではの装丁です。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GUILD HISTORICAL



GHCD 2424
\1700→\1590
ストコフスキ 〜 20世紀アメリカ作品集
 ナサニエル・シルクレット:トロンボーン協奏曲*
  (録音:1945年2月15日)
 モートン・グールド:
  ラテン・アメリカン・シンフォネット(交響曲第4番)†
  (録音:1955年5月6日)
 ポール・クレストン:サクソフォン協奏曲 OP.26‡
  (録音:1945年8月26日)
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
トミー・ドーシー(トロンボーン)*
ニューヨーク市交響楽団*
トリノ・イタリア放送交響楽団†
ジェームズ・アバト(サクソフォン)‡
ハリウッド・ボウル交響楽団‡
 ストコフスキ×トミー・ドーシー!

 魔術師ストコフスキが振った1940年代、1950年代のアメリカ作品集! ジャズ・トロンボーン奏者、バンドリーダーとして黄金時代を築いたトミー・ドーシーが吹くシルクレットのトロンボーン協奏曲や、初演者ジェームズ・アバト(ヴィンセント・アバト)が吹くクレストンのサクソフォン協奏曲など、魅力的なプログラムをピーター・レイノルズのリマスタリングで!

 ※リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・リマスタリング
 ※エドワード・ジョンソン・コレクションより
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GHCD 2425
\1700→\1590
ルッジェーロ・リッチのチャイコン!
サージェント/バースデー記念録音/チャイ5

 チャイコフスキー:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35*
   (録音:1950年/原盤:Decca LXT 2509)
  交響曲第5番ホ短調 Op.64†
   (録音:1955年/原盤:HMV ALP 1236)
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)*
マルコム・サージェント(指揮)
ニュー・シンフォニー・オーケストラ*
BBC交響楽団†
 Guild Historicalから好調リリースの続く、イギリスの名指揮者マルコム・サージェントの録音集。
 チャイコフスキーの名曲をカップリングしたニューリリースは、ルッジェーロ・リッチがソリストを務める「ヴァイオリン協奏曲」と、サージェントの60歳バースデー記念録音である「交響曲第5番」!

 ※リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・リマスタリング
 ※エドワード・ジョンソン・コレクションより


GUILD LIGHT MUSIC


GLCD 5234
\2000
軽音楽の黄金時代 Vol.134 〜 もっと気まぐれな動物たち
 フリムル:ドンキー・セレナーデ
 マンシーニ:ダンシング・キャット
 コクラン:ウォーキング・ザ・ドッグ
 ティオムキン:ランビング・タイム
 レヴェル:カウンティング・シープ
 アーレン:ア・スリーピン・ビー
 トムリンソン:ピンク・エレファント
 アンダーソン:ホース・アンド・バギー/他
様々なアーティスト
 "ライト・ミュージック" の黄金時代に録音された懐かしの音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第134集。第43集「気まぐれな動物たち(GLCD 5143)」の続編となる「もっと気まぐれな動物たち(More Animal Antics)」は、動物をテーマにした曲ばかりを集めた、ユニークでユーモラスなライト・ミュージック!

 ※録音:1936年−1962年/リマスタリング:アラン・バンティング
 

GLCD 5235
\2000
軽音楽の黄金時代 Vol.135 〜
 100の偉大なるアメリカン・ライト・オーケストラ Vol.3

  ポーター:ハイ・ソサエティ序曲
  ロジャーズ:ユー・アー・トゥー・ビューティフル
  ローゼンマン:イースト・オヴ・エデン
  ヤング:シルヴァー・ツリー
  ワイルダー:アイル・ビー・アラウンド
  フップフェルド:アズ・タイム・ゴーズ・バイ/他
様々なアーティスト
 アメリカの各都市が独自の交響楽団を持ち、1940年代〜1960年代に確立したライト・オーケストラは100を超えた。そんなアメリカのライト・ミュージック界を、著名なオーケストラから知られざるオーケストラまで取り混ぜ俯瞰するという、Guild Light Musicならではの好企画第3弾(全4巻予定)。

 ※録音:1941年−1961年/リマスタリング:アラン・バンティング




<国内盤>


FONTEC


FOCD9704
¥2600+税
秋山和慶(指揮) オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ/
組曲「展覧会の絵」

 リンカーンシャーの花束
  (P.A.グレインジャー 作曲/F.フェネル校訂版)
 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」
  (伊藤 康英 作曲)
 組曲「展覧会の絵」
  (M.P.ムソルグスキー 作曲/
   J.M.ラヴェル 編曲/
   M.H.ハインズレイ吹奏楽編曲)
 ミリタリー・バンドのための「4つの行進曲」Op.69 から
  第1 番“体育祭行進曲”
  (S.プロコフィエフ 作曲/R.F.ゴールドマン 編曲)
秋山和慶(指揮)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
2015 年11 月、大阪のザ・シンフォニーホールで行われた第112 回オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラの定期演奏会ライブCD の登場です!
 指揮は芸術顧問の秋山和慶。一般社団法人として活動を開始し、2 年目を迎えたシオンが贈るテーマは「民衆の音楽」です。
 作曲家自身がイギリスのリンカーンシャー州を巡り、採集した民謡のなかから6 つを選び組曲とした「リンカーンシャーの花束」、長崎で密かに伝承されたグレゴリオ聖歌のひとつ「ぐるりよざ」(Gloriosa から訛り)と日本の民謡を絡み合わせ、西洋音楽の技法により昇華した「吹奏楽のための交響詩『ぐるりよざ』」、ムソルグスキーの代表作を原曲の魅力を最大限に生かす形で編曲された「展覧会の絵」という魅力的なプログラム。
 アンコールではプロコフィエフがベルリンオリンピックのために作曲した「体育祭行進曲」が演奏されました。音で描く民衆の力に秋山=シオンが渾身の演奏で迫ります。
 収録:2015 年11 月11 日 ザ・シンフォニーホール 第112 回定期演奏会 ライブ録音
 

FOCD9703
\2400+税
國松竜次(作曲・ギター)/
 プレイズ・クニマツ vol.1〜京都の風景

  京都の風景
  悲しみの街 Ⅰ,Ⅱ
  レクエルド・ブレべ Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
  オリエンタル・ワルツ Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
  コラール
  メロディア・ノクトゥルナ no.1
  メロディア・ノクトゥルナ no.2
  由良の月
  闇の花
  レイニング・イン・グレイ Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ
 古典期のF.ソル、19 世紀後半のF.タレガ、20 世紀初頭のA.バリオス、現代のL.ブローウェル・・・ギター音楽の歴史を創った偉大なコンポーザー=ギタリストたちの系譜を継ぐ音楽家・國松竜次。自らのコンサートでも度々演奏され、CD 化の要望が高かった自作自演第1集がついに登場です。
 國松が生まれ育ち、現在も拠点とする古都・京都を題材にした表題作をはじめ、心地よい愁いを帯びた曲たちに、また、細かな息づかいまで収めたその音に、まるでたった今、國松が目の前で渾身の想いを込めて弾いているかのような感覚を呼び起こします。ギターの歴史に新たな一歩を刻み付ける名盤の誕生です。
  収録:2015年 9月 29日・30日 相模湖交流センター

國松竜次:
 京都府生まれ。スペインに留学し、ルティエール芸術音楽学校で学ぶ。ギターをフェルナンド・ロドリゲス、カルレス・トレパットに、作曲をダビッド・パドロスに師事。バルセロナ国際ギターコンクール優勝。サラウツ国際ギターコンクール特別賞。2007 年帰国。同年6 月には大阪、東京、京都で全編即興演奏によるデビューリサイタルを行い、各地で好評を博した。
 これまでにバルセロナギターフェスティバル、ルスト国際ギターフェスティバル、ローザンヌ国際ギターフェスティバル、サラエボ国際ギターフェスティバルなど内外の音楽フェスティバルに招かれ演奏する。ギターソロの他、各種アンサンブルやオーケストラとも共演。作曲も行い、これまでに数々の作品を自作自演により初演する。
 CD「プレイズピアソラ」、「アレンジメント」、「フランシスコ・タレガ作品集」、「ミゲル・リョベート作品集」、DVD「ギターリサイタル2008 in 大阪」が発売されている。
 全作曲作品の楽譜をウェブで無料公開している。
  http://www.ryujikunimatsu.com/freescore.html




オクタヴィア・レコード


OVCT-00122
\3000+税
小林 有沙 (ピアノ)/ラフマニノフ
 ラフマニノフ:
  ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 (1931年改訂版)
  コレルリの主題による変奏曲 作品42
  ひな菊 (6つの歌曲より第3番) 作品38-3
  ヴォカリーズ 作品34-14 (コチシュ編)
 クライスラー/ラフマニノフ編:
  愛の悲しみ
  愛の喜び
小林 有沙 (ピアノ)

 優美に歌い上げるラフマニノフの世界
 ファースト・アルバムのリリースから2年、日本での音楽活動の幅を広げてきた小林有沙。ファン待望のセカンド・アルバムは、ロシアンプログラムです。
 ピアノ・ソナタ第2番冒頭から、力強いタッチでスケールの大きな音楽が広がります。同時にロマンティックな美しいメロディを爽やかに聴かせる演奏は秀逸です。
 ラフマニノフによるピアノ編曲版「愛の悲しみ」「愛の喜び」も収録し、この作曲家の世界を存分に楽しめるアルバムとなりました。
 2015年9月29日、30日、10月1日 かながわアートホール にて収録

小林 有沙 (ピアノ):
 4才よりピアノを始める。小学校から中学を通して数々のコンクールに入賞。桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学に進学したのち、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、ベルリン芸術大学へ留学。卒業後、ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエートコースにてさらに研鑽を積み、2013年活動の拠点を日本に移す。
 銀座王子ホールでのソロ・リサイタルや、ニューヨーク・フィル首席奏者らとの3度にわたる室内楽の共演、15年11月には飯森範親指揮・山形交響楽団と共演し、好評を博す。
 03年全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位。05年第1回クールシュベール音楽祭inともべにて優秀音楽賞を受賞。12年モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて、審査員満場一致で優勝し、併せて最優秀ドビュッシー演奏家賞も受賞。
 これまでに上田和代、岡本美智子、有森博、伊藤恵、横山幸雄、Pascal DEVOYON、Jan Gottlieb JIRACEKの各氏から多くの薫陶を受ける。日本ショパン協会正会員。オフィシャル・ウェブ・サイト   http://www.1002.co.jp/arisakobayashi/
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OVCL-00588
(6CD)
\5000+税
待望のライセンス再発売
スヴェトラーノフ&ロシア国立響
 93年モスクワでのセッション録音

チャイコフスキー:交響曲全集

 交響曲 第1番 「冬の日の幻想」 Op.13
 交響曲 第2番 「小ロシア」 Op.17
 交響曲 第3番 「ポーランド」 Op.29
 交響曲 第4番 Op.36
 交響曲 第5番 Op.64
 交響曲 第6番 「悲愴」 Op.74
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団

 巨匠スヴェトラーノフの最後にして、入魂のチャイコフスキー!
 スヴェトラーノフのチャイコフスキーの交響曲全集といえば、1990年の東京ライヴ(OVCL-00470)が良く知られるところです。そのライヴのあと巨匠は「総決算としては、セッション録音として、後世に遺したい」という要望をスタッフに語りました。
 その要望を叶えたのが、3年後の93年モスクワでの当CDで、わずか9日間で一気に収録されました。
 巨匠のチャイコフスキーにかける気概や情熱はすさまじく、スケールの大きい、大地の咆哮とでも呼べるような音楽が、ここに誕生しています。
 ラフマニノフ、スクリャービンと並ぶ、巨匠の3大名盤とひとつと位置づけられる偉大な遺産。
 キャニオン・クラシックス原盤、待望のライセンス再発売。

 1993年6月8-16日 モスクワ放送局大ホール にて収録
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OVCK-00006
(SACD Hybrid)
\3200+税
キュルティふたたび!
 イヴォンヌ・キュルティの思い出

 1)グーゴ:黄金色のワルツ
 2)ショパン:ノクターン第2番
 3)トーメ:飾らぬうちあけ
 4)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 5)マスネ:タイスの瞑想曲
 6)スヴェンセン:ロマンス
 7)ドルドラ:思い出
 8)ジャン・ドロネイ:夢
 9)トセリ:セレナード
 10)オープンショウ:薔薇の別れ
 11)フォーレ:子守歌
 12)ロンガス:楽園
 13)ボニンコントロ:理由(わけ)
 14)レハール:君はわが心のすべて
    〜「微笑みの国」より
 15)レハール:誰が私たちの心に恋を忍ばせた
    〜「微笑みの国」より
 16)サンマルティーニ:アダージョ・アモロ—ソ
 17)マッソン - キーク:あなたの手紙
 18)ウッド:ピカルディのバラ
 19)リムスキー=コルサコフ:太陽への賛歌
    〜歌劇「金鶏」より
 20)フェブリエ:ジャルマールの物語
 21)モンティ:愛のオーバード
 22)ボルディ:ボヘミアの歌
 23)アンドルフィ:子守歌
イヴォンヌ・キュルティ(ヴァイオリン)

 キュルティふたたび!パリ中が陶酔し魅了された、名女流絶世の美音。
 ベストセラーとなった「愛しのイヴォンヌ・キュルティ」に続く、ファン待望の第2弾。
 今回も収録曲のほとんどが世界初CD化という、垂涎(すいぜん)の内容となりました。麗しきヴィヴラート、幻惑に満ちたポルタメント、どの曲にも歌心があふれ、夢見心地の世界に誘ってくれます。謎に包まれていたキュルティが、ついに凛とした官能のヴェールを脱いだのです。

 <オリジナル録音:1930年前後>再生収録: 2015年3月 相模湖交流センター&横浜サンハート にて収録

イヴォンヌ・キュルティ(ヴァイオリン):
 1930年代前後のパリを中心に活動、女性オーケストラを結成していた、などの情報以外ほぼヴェールに包まれている女流ヴァイオリニスト。
 生没年などの出自、演奏歴など一切不明ながら、世界中にファンを持っており、日本では彼女のディスコグラフィー研究家も存在しています。
 フルアルバムの登場は、「愛しのイヴォンヌ・キュルティ」に続き、当盤で世界で2枚目となります。




イヴォンヌ・キュルティ第1弾

OVCK-00005
(SACD Hybrid)
\3200+税

SP最盛期のパリを彩ったキュルティ
 80有余年を経て初登場する待望のフル・アルバム!

愛しのイヴォンヌ・キュルティ

 1)ブラガ:天使のセレナード
 2)ギルバート:ワルツ・ラモーナ
 3)ドビュッシー:小舟にて
 4)ロンガス:十月
 5)モンティ:チャルダッシュ
 6)シモネッティ:マドリガル
 7)オスカー・シュトラウス:
   ミュージカル「ワルツの夢」より
 8)ラフ:カヴァティーナ
 9)ボニンコントロワ:君の瞳
 10)ボーム〜シューベルト:無窮動〜みつばち
 11)サン=サーンス:白鳥
 12)フォーレ:夢のあとに
 13)アコルディ:誘惑
 14)エセル・バーンズ:ユモレスク
 15)リムスキー=コルサコフ:インドの歌
 16)ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
 17)ラフマニノフ:セレナード
 18)プニャーニ:ラルゴ・エスプレシーヴォ
 19)ボッケリーニ:メヌエット
 20)シューマン:子守歌
 21)フリムル:インディアン・ラヴ・コール
 22)フェブリエ:メランコリー
 23)ラルフ・エルヴィン:奥様お手をどうぞ
イヴォンヌ・キュルティ(ヴァイオリン)
《SP音源のSACD化!》



SP最盛期のパリを彩ったキュルティ、80有余年を経て初登場する待望のフル・アルバム!

イヴォンヌ・キュルティは、フランスの女流ヴァイオリニストです。SP盤華やかなりし1930年代に、フランスを中心に活躍したということをのぞき、いつどこに生まれ、どこで学び、どのような経緯で活動したかなど詳細は、ほぼヴェールに包まれています。その意味でキュルティは、古くからクラシック・ファンの間で、知る人ぞ知る「魅惑的な謎」のような存在でした。
しかしオリジナルのSP盤(仏パテ、仏サラベールなど)は今日希少で、コレクターズ・アイテムとして垂涎の的ともなってきました。今まで、CDとしてわが国に紹介されているのはわずか数曲にとどまり、本CDのようなフルアルバムの登場は世界初となるはずです。しかもここには「天使のセレナード」や「モンティのチャルダッシュ」をはじめ、彼女の代表的演奏がすべて収録されています。
魅惑的なヴィヴラートや絶妙のポルタメント、さらに独特の歌いまわしなど、キュルティの演奏は聴きてを蠱惑(こわく)的世界へ誘ってくれるはずです。ぜひ、ご一聴を!

再生収録: 2015年3月 相模湖交流センター、横浜サンハート にて収録
















1/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



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BIS



BIS SA 2181
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
秘蔵音源公開!
鈴木雅明(指揮)&バッハ・コレギウム・ジャパン
 キャロリン・サンプソン(ソプラノ)

J.S.バッハ:世俗カンタータ第6集

 (1)カンタータ「公妃よ、さらに一条の光を」BWV198
 (2)カンタータ「いざ打てかし、願わしき時の鐘よ」BWV 53(偽作)
 (3)「詩篇51番」BWV1083
  (原曲:ペルゴレージの「スターバト・マーテル」
(1)ジョアン・ラン(ソプラノ)
(1)-(3)ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
(1)ゲルト・テュルク(テノール)
 ドミニク・ヴェルナー(バス)
(3)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 BCJ による世俗カンタータ集第6 弾、秘蔵音源「詩篇51 番」BWV1083も収録!!

 録音:(1)(2)2015年2月、(3)2005年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/5.0 Surround sound、78’55”

 SACD ハイブリッド盤。BCJ による世俗カンタータの第6 集は「公妃よ、さらに一条の光を」BWV198、「いざ打てかし、願わしき時の鐘よ」BWV53、そして「詩篇51 番」BWV1083 が収録されました。
 「公妃よ、さらに一条の光を」BWV198 はザクセン選帝侯アウグスト1 世の夫人であるクリスティアーネ・エーバーハルディーネのための追悼音楽で、バッハ自身が通奏低音パートを弾きながら指揮をとったと伝えられている作品です。後に失われた「マルコ受難曲」BWV247 やレーオポルト侯のための葬送音楽BWV244a へ転用されております。
 「いざ打てかし、願わしき時の鐘よ」BWV 53 は偽作で、真の作曲者はゲオルク・メルヒオル・ホフマンと考えられております。アルト独唱の葬儀用作品です。

 最後に収録されているバッハの「詩篇51 番」(原曲:ペルゴレージの『スターバト・マーテル』)はBCJ が2005 年9 月にセッション録音されながら、未発表のままになっていた秘蔵音源。
 2014 年7 月に発売された完全限定ボックス「教会カンタータ全集(KKC 8501 / 廃盤)」の特典ディスクでしたが、この度SACD ハイブリッド盤にてリリースされます。

 


BIS SA 2084
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ブラウティハムによるモーツァルトピアノ協奏曲全曲シリーズ第10集
 モーツァルト:
  (1)ピアノ協奏曲第5番 ニ長調 KV.175
   (カデンツァ 第1楽章:モーツァルト、
    第3楽章:ブラウティハム)
  (2)ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 KV.238(カデンツァ モーツァルト)
  (3)3つのピアノ協奏曲KV.107
   (J.C.バッハの「ピアノ・ソナタ」Op.5-2〜4に
    弦楽3部を加えた編曲による)
   (カデンツァ 第1番:モーツァルト、第2&3番:ブラウティハム)

ロナルド・ブラウティハム
 (フォルテピアノ)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ
 (指揮)
ケルン・アカデミー

 フォルテピアノ界の鬼才ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲第10 弾!

 セッション録音:2014年12月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/5.0 Surround sound、69’30”

 SACD ハイブリッド盤。鬼才フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音シリーズ。第10 弾はピアノ協奏曲第5 番、第6 番、そして3 つのピアノ協奏曲KV.107 が収録されました。ブラウティハムらしい快活で明瞭なタッチで明るいモーツァルトを披露しております。
 楽器はアントン・ワルターおよびアンドレアス・スタイン製作のレプリカで、ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、自然な雰囲気を作り出しています。
 


BIS SA 2157
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
 ダウスゴー(指揮)&ベルリン・ドイツ響
 ドヴォルザーク&マルティヌー:チェロ協奏曲

 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104
 (2)マルティヌー:チェロ協奏曲 第1番(第3稿)
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
トーマス・ダウスゴー(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 俊英チェリスト、ポルテラがドヴォルザークとマルティヌーの協奏曲に挑む!!

 録音:2014年8月/イエス・キリスト教会(ドイツ、ベルリン)/5.0 Surround sound、63’18”

 SACD ハイブリッド盤。
 トリオ・ツィンマーマンのチェリストとして近年目覚ましい活躍のクリスチャン・ポルテラ。ソロとしてはウォルトン&ヒンデミットのチェロ協奏曲(BIS SA 2077)、バーバーのチェロ協奏曲(BIS SA 1827)では圧倒的な技術と豊かな表現力で作品の魅力を再発見させてくれました。
 期待の新録音ではついにドヴォルザークに挑みました。ダウスゴーの好サポートを得て、雄弁に歌い上げます。カップリングは多作曲家として知られるマルティヌーの代表作のひとつ、チェロ協奏曲第1 番です。1930 年に室内オーケストラ版として作曲されるも完成後たびたび改訂されました。才気あふれるポルテラの演奏をご堪能ください。
 

BIS SA 2092
(SACD HYBRID)
\2700
名手フランツ・ハラースがスペインの情熱香るギター作品を収録!
 (1)モンポウ:
  コンポステラ組曲(1962)、歌と踊り第10番(1953)、
  歌と踊り第13番(1972)
 (2)リョベート:13のカタルーニャ民謡(1899-1926)
 (3)マネン:ギターのための「幻想ソナタ」Op.22
フランツ・ハラース(ギター)
 セッション録音:2014年12月、2015年3月/ミュンヘン/4.0 Surround sound、60’52”

 SACD ハイブリッド盤。
 名手フランツ・ハラースがスペインの情熱香るギター作品を収録しました。バルセロナで学びパリに留学したモンポウの「コンポステラ組曲」、タレガに学び、出身地であるカタルーニャ地方の民謡の編曲を多く手がけたリョベートの「13 のカタルーニャ民謡」、バルセロナ出身でヴァイオリニストとしてサラサーテと比較されるほどの評価されたマネンの「幻想ソナタ」など、色とりどりの作品で構成されております。
 

BIS 2170
\2600
ヨウン・レイフス(1899-1968):歌曲全集 フィンヌル・ビャルナソン(テノール)
オットルン・マグヌーソン(ピアノ)
 (1)ヨウナス・ハトルグリームソンの死に寄せる追悼の歌【郷愁/孤独/心よ立ち上がれ】Op.45(1958)
 (2)交響曲《サガの英雄たち》からの歌
  【燃えるスカルプヒェージンの歌/作男たちへの訓告/ソルモウズルの死の歌】Op.25(1941)
 (3)2つのアイスランド民謡【ねんねん坊や/ブレイジフィヨルド】 Op.19b(c.1934-35)
 (4)2つの歌【おやすみ/韻】Op.18a(1931-33)
 (5)ハウヴァマウルの3つの詩【王の子/わたしは若く/獣は死ぬ】Op.4(1924)
 (6)立て、石の家よ Op.47a(1958)
 (7)2つの歌【月はゆっくりと動き/子守歌】Op.14a(1929-30)
 (8)サガの3つの歌
  【母がお代を払ってほしがっている/ステインゲルズルに寄せる愛の詩/グンナルの丘の歌】Op.24(1941)
 (9)3つの歌【詩/幽霊の踊り/春の詩】 Op.23(1941)
 (10)思い出の国 Op.27-3(1927-28)
 (11)『エッダ』の愛の詩【長きは一夜/ギミルの庭で】 Op.18b(1931-32)
 (12)アイスランドの古スカウルド詩
  【ホグヴィンスマウル・ソウリル氷河/船旅の歌/ワタリガラスの言葉】Op.31(1944-45)
 (13)3つのアイスランド賛美歌【天にまします父よ/花を見よ/わが魂よ、立ち上がれ】 Op.12a(1929)
 (14)トルレク Op.33a(1947)
 アイスランドを代表する作曲家のひとりヨウン・レイフスの歌曲全集!

 セッション録音:2000年12月、2001年1月、9月/サールリーン音楽ホール(コウパヴォーグル、アイスランド)/80’28”

 ヨウン・レイフスは、BIS レーベルが録音した《サガ交響曲(サガの英雄たち)》(BIS 730)やオラトリオ《エッダ》第1 部(BIS 1350)などの作品で知られる、アイスランドを代表する作曲家のひとり。1899 年レイキャヴィークに生まれ、17 歳の時から5 年間、ライプツィヒの音楽院で学びました。パウル・グレーナーに作曲、タイヒミュラーにピアノ、ヘルマン・シェルヘンに指揮を教わり、学業を終えた後もドイツに留まり、指揮者としての活動も行いました。1945 年の帰国後は、作曲家として活躍、アイスランド作曲家協会の創設や著作権問題を扱う組織の設立にも力を尽くしました。個性的な和声法と管弦楽法で「アイスランドのアイデンティティ」を示した《間欠泉》(BIS 830)や《ヘクラ》(BIS 1030)といった作品の他、混声合唱曲《レクイエム(哀歌)》(BIS 1030)と3 曲の弦楽四重奏曲《死と生》《生と死》《エル・グレコ》(BIS 691)も代表的作品に挙げられます。
 歌曲は、1924 年の《ハウヴァマウルの3 つの詩》から、ヨウナス・ハトルグリームソンの詩による1958 年の《立て、石の家よ》まで、32 曲。後期ロマンティシズムの作品、不協和音を活用した作品、アイスランド伝承の「ふたご歌」の「平行五度」を使った《わたしは若く》など、多様なスタイルがみられます。アイスランドとロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学び、2003 年からベルリンのコミッシュオーパーに所属するテノールのフィンヌル・ビャルナソンと、ヨウン・レイフスのピアノ作品全集(BIS 692)を録音したオットルン・マグヌーソンの共演。アイスランドの Smekkleysa レーベルからリリースされた録音(SMK20)が BIS のエンジニアによりリマスタリングされました。



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DORON



DRC 3069
\2400→\2190
名手ルバツキーテと上海SQ によるベートーヴェン復活!
 ピアノと弦楽五重奏によるピアノ協奏曲第4番

 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ協奏曲第4番Op.58a(ピアノと弦楽五重奏版)
  (2)創作主題による32の変奏曲WoO80
  (3)ピアノ・ソナタ第23番Op.57「熱情」
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)上海クァルテット
 ギルドゥティス・ヤカイティス(Va)
 録音:(1)2009 年5 月15 日リトアニア・フィルハーモニック・ホール、(2)2005 年5 月15 日ウィグモア・ホール、(3)2006 年9 月24 日カザルス・ホール,東京/何れもライヴ録音、63’18

 ムーザ・ルバツキーテは1959 年リトアニア生まれのピアニスト。モスクワ音楽院で学び、フリエール、ダヴィドヴィチ、ヴォスクレセンスキーとロシアの名だたるピアニストに師事。今までに、LYRINX やブリリアント、NAXOS レーベルなどから数多くの録音を残している人気ピアニストです。
 今作は、注目のベートーヴェンの“ピアノ協奏曲第4 番”を実力派、上海クァルテットとの共演で弦楽合奏版での演奏。ルバツキーテの力強いタッチに引き込まれ、4 番の持つ美しい旋律がのびやかに広がっていきます。サロンで聴いているような親しみやすさがとても心地よい演奏です。「熱情」は2006 年、東京で行われたリサイタルのライヴ録音です。


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 昔LONTANOで出ていた上海SQ とのベートーヴェンピアノ協奏曲第4番。今は入手困難だがDORONが出しなおして来てくれた。しかも「熱情」まで入ってる。東京でのライヴらしい。

LONTANO盤のジャケット


 ということでルバツキーテのちょっぴり特集。



 この人はきっとこれからとてもいい年の取り方をしていきそうだな・・・というのが、ムーザ・ルバツキーテ
 昔はLyrinxでよく名前を見かけましたが、最近はDORONからもアルバムが登場しています。

 昔、ジャケットの表情を見て「こわそうなひとだな」とか「きつそうな人だな」と思ったのを覚えています。

 とくに印象的だったのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の室内楽バージョンのジャケット。
 上海弦楽四重奏団の面々を引き連れ、こちらを挑むような鋭い視線で女王様然と腰掛けているんです。
 これはかなりこわい、というか、「ははー、女王様〜」という感じです。

 作品の面白さからも、演奏陣の豪華さからも、ぜひ手にとってほしい1枚ではあります。

 ところがこの人の最近の印象が変わったんです。

 美しく慈悲深い貴婦人のようになっていて、まさかこれがあのルバツキーテ・・・!?と。


 こうなってくると最近リリースされたサン=サーンスのピアノ協奏曲集も俄然聴きたくなってきました。
 要注意アーティストです。


  


DORON
DRC 3032
\2400
ルバツキーテにフェニェー、マイケル・ルートヴィヒ・・・
 なにげに豪華なソリスト達によるベートーヴェン

 ベートーヴェン:
 (1)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
 (2)合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
ジョアン・ファレッタ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)マイケル・ルートヴィヒ(ヴァイオリン)
(1)ラースロー・フェニェー(チェロ)
(2)カウナス国立合唱団
録音:2009年11月7日、ヴィリニュス(ライヴ),DDD,53'49

 リトアニア勢を中心としたベートーヴェン、しかも「実は名曲」を二作収録。
 ムーザ・ルバツキーテは1959年生まれのピアニスト。パリ在住ながら、リトアニア人ピアニストとしてもっとも活躍している人。マイケル・ルートヴィヒは米国のヴァイオリニストで、現在バッファロー・フィルのコンサートマスター。ちなみに彼の父は、オーマンディ時代のフィラデルフィア管弦楽団で40年近くに渡って長く活躍したアーヴィン・ラドヴィグ。ラースロー・フェニェーは、1975年、ハンガリー生まれのチェリスト。現在hr(フランクフルト放送)響の首席チェリスト。2004年、ドイツのクロンベルクでのパブロ・カザルス国際コンクールに優勝した名手。ジョアン・ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める指揮者。
 中堅どころの実力派が揃ったぜいたくな1枚。
 

DORON
DRC 3065
\2400
ルバツキーテのサン=サーンス!
 サン=サーンス:
  (1)ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22
  (2)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「エジプト風」
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ハンス=マルティン・シュナイト(指揮)
(2)アラン・パリ(指揮)
リトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団
 録音:(1)2001年12月1日、(2)2013年3月16日、ヴィリニュス、国立フィルハーモニック・ホール、ライヴ、51'15

 リトアニア出身の名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの演奏するサン=サーンスのピアノ協奏曲2 曲。ルバツキーテはソ連時代に西側に出られなかったために知名度が広がらなかったが、卓越した技術と聴衆を魅了する華を兼ね備えた卓越したピアニストである。ここでのサン=サーンス2 曲はいずれも彼女の本領を発揮したもので、豊かで華やかでありつつ情感もたっぷりで、決して表面的な美麗さに留まることがない。ことに「エジプト風」は、安易なエキゾティズムとは一線を隠した充実の演奏である。

BRILLIANT
BRL 93702
\1800
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
 フランク:ピアノ曲集

  前奏曲、フーガと変奏曲
  前奏曲、コラールとフーガ
  前奏曲、アリアと終曲
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
ピアノ曲史上最高の名曲をルバツキーテのピアノで聴く・・・






 


DRC 3071
\2400→\2190
ブルガリア出身の名手
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
 「ヴァイオリン・インプレッション」

 タルティーニ(クライスラー編曲):コレルリの主題による変奏曲
 パガニーニ:魔女たちの踊りOp.8
 グルック(クライスラー編曲):
  メロディ(オーケストレーション:ライナー・ビショフ)
 ボリス・マーソン:夜想曲Op.8
 タルティーニ:
  悪魔のトリル(ソナタ、クライスラーのカデンツァ付き)
 クライスラー:ウィーン奇想曲
 クライスラー編:
  ロンドンデリーの歌(オーケストレーション:トーマス・マルコ)
 クライスラー:ジプシーの女(オーケストレーション:R.ビショフ)
 クライスラー:愛の悲しみ
 クライスラー:愛の喜び
 クライスラー:美しきロスマリン
 リムスキー=コルサコフ(クライスラー編曲):
  インドの歌(オーケストレーション:ゲオルギ・アマオウドフ)
 クライスラー:ウィーン風小行進曲
 クライスラー:シンコペーション
 マリア・テレジア・フォン・パラディス:
  シチリアーノ(オーケストレーション:ボリス・マーソン)
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
フェリックス・カラスコ(指揮)
ウィーン・オルフェウス室内合奏団
 ブルガリア出身の名手マリオ・ホッセンの「四季」とクライスラー!

 録音:2014 年7 月、66’44

 ブルガリア出身、ミヒャエル・フリッシェンシュラガー、ジェラール・プーレなどに師事したマリオ・ホッセン。世界各地でオーケストラとの共演や、リサイタル活動を行っており、現在ウィーン・オルフェウス室内合奏団の芸術監督、新ブルガリア大学の教授を務めています。今作はクライスラーの作・編曲作品を中心に、弦楽アンサンブルをバックに演奏しています。


パガニーニの「ラ・カンパネッラ」が聴ける。画像は悪いがホッセンのすばらしさは十分伝わってくる。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=g5WKp2gNcn0


ついでにこれも。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GEdnyyOPFm4

 これがブルガリアのヴァイオリンか・・・

 


DRC 5050
\2400→\2190
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
 「四季」

 (1)ジェミニアーニ:合奏協奏曲「ラ・フォリア」
 (2)タルティーニ:ソナタ「悪魔のトリル」
 (3)ヴィヴァルディ:「四季」
マリオ・ホッセン(ソロ・ヴァイオリン&芸術監督)
カメラータ・オルフィカ
 録音:2014 年12 月、65’46

 マリオ・ホッセン、DRC3071に続いてヴィヴァルディの「四季」。
 コレッリの有名なヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」を合奏協奏曲に編曲したジェミニアーニの“合奏協奏曲「ラ・フォリア」”に、超絶技巧曲として有名なタルティーニのヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」を弦楽合奏で演奏しています。
 


DRC 3073
\2400→\2190
「クリスティアン・ファヴル60歳記念盤」〜ショパン名演集
 ショパン:
  バラード第1番Op.23/練習曲Op.25-1「エオリアン・ハープ」/
  マズルカ第15番Op.24-2/前奏曲第4番Op28-4/
  夜想曲第20番「遺作」/バラード第3番Op.47/
  タランテラOp.43/前奏曲第24番Op.28-24/
  3 つの新しい練習曲(遺作)第1番/練習曲Op.25-2/
  練習曲Op.25-12「大洋」/マズルカ第40番Op.63-2/
  幻想曲Op.49/練習曲第10-12「革命」/
  葬送行進曲(ピアノ・ソナタ第2番Op.35 より)
クリスティアン・ファヴル(ピアノ)
 録音:1982年、1983年、64’18

 クリスティアン・ファヴルはローザンヌ出身のスイスの作曲家でありピアニスト。ローザンヌ音楽院で教鞭を執るほか、演奏活動も盛んに行っており、マルタ・アルゲリッチ、ロストロポーヴィチとも共演している。
 2015 年1 月23 日60 歳を迎えたファヴル。今作はそれを記念して、1980年代に録音されたショパン作品をリリースいたします。


リストのピアノ・ソナタの映像をどうぞ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=11WcuL8g_I0&feature=player_detailpage
 

DRC 5047
\2400
「旅への招待状」
 ドメニコ・スカルラッティ:
  ソナタ ホ長調 K.531 / ソナタ ヘ短調 K.466 /
  ソナタ ト長調K.124 / ソナタ イ短調 K.54 / ソナタ ヘ短調 K.481
 シューベルト:4つの即興曲Op.90 D899 より
  “第2曲 変ホ長調”、“第3 曲 変ト長調”
 ショパン:
  ワルツ イ短調 遺作 / ワルツ第6番「子犬のワルツ」Op.64-1 /
  ワルツ第14番 ホ短調 遺作 / 幻想即興曲Op.66
 ラヴェル:水の戯れ
カティア・ブラウンシュヴァイラー(ピアノ)
 録音:2014 年9 月、48’43

 1983 年スイス、ジュネーブ生まれの若手ピアニスト。これまでにアラン・ヴァイス、エッカルト・ハイリガース、メナヘム・プレスラー、アントン・クエルティ、アンドレ・ラプラントなどに師事し、ヨーロッパ、北米を中心に活動しています。聴き慣れたお馴染みの美しい名曲の数々をロマンティシズムあふれる演奏で。



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LODIA



CP 806
\2400→\2190
追悼盤になってしまった最新盤!
 「カルロス・パイタ/チェコ名作管弦楽曲集」

  (1)スメタナ:シャールカ(わが祖国より)
  (2)ヤナーチェク:狂詩曲タラス・ブーリバ
  (3)ドヴォルザーク:交響曲第8番
カルロス・パイタ(指揮)
(1)(2)フィルハーモニック交響楽団
(3)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 巨星墜つ!アルゼンチンの風雲児カルロス・パイタ急逝!図らずも追悼盤になってしまった最新盤!!

 録音:年月日不明(ステレオ、(2)ライヴ) TT[67:14]

 熱狂的なクラシック・ファンの間でカルト的な人気を集めるアルゼンチン出身の指揮者カルロス・パイタが昨年12 月19 日にスイスで急逝しました。
 彼は1932 年にアルゼンチン・ブエノスアイレスの裕福な家庭に生まれ、フルトヴェングラーに深く傾倒して指揮者を志し、渡米してアルトゥール・ロジンスキに師事。当初はオペラ指揮者として活躍しました。1968 年にはDECCA と契約し、その頃録音されたワーグナー管弦楽曲集はフランスACC ディスク大賞を受賞しています。
 やがてLODIA レーベルを立ち上げてからは自分のやりたいレパートリーだけをやりたいようにじっくり時間をかけて演奏、録音するスタンスを取り、特にフルトヴェングラーを崇拝するパイタは19 世紀的なドラマティックな演奏を志向、その過剰な演出とェングラーを崇拝するパイタは19 世紀的なドラマティックな演奏を志向、その過剰な演出とあざといまでの盛り上げ方が批判を受ける一方で「ステレオで聴けるフルトヴェングラー」とたので、久々に新譜が出るらしいとのニュースに期待を膨らませていたところ、突然、この訃報。残念ながらこの最新盤が追悼盤になってしまいました。
 しかしプログラムはパイタが最も得意とする国民楽派。録音年代は不明ですが、爆演指揮者の名に恥じないパイタ節が炸裂します。タラス・ブーリバはライヴ録音で終演後には盛大な拍手も収録されています。途中、感極まったパイタが旋律をオーケストラと一緒に歌っている箇所があります。
 またドヴォルザークの第8 番は既出の演奏ですが、終盤の美しさはたとえようがありません。最後の19世紀型爆演指揮者のまさに白鳥の歌が集約された一枚です。
 なお一部にマスター・テープに起因すると思われる音質の劣化およびクロストークがございます。予めご了承下さい。




スロヴェニア放送


ZKP 114083
\2400
「コントラスト」〜金管五重奏曲集
 ルトスワフスキ:ミニ・オーヴァーチュア
 クーツィール:金管五重奏曲Op.65
 ガルス(ミッソン編):見るのだ、正しい人が死んで行く様子を
 アーノルド:金管五重奏曲 Op.73
 ピルヒナー:エンペラー・ジョーを知っているか?
コントラスト:
 【グレゴール・トゥルク(Trp)
  ブラジ・アヴバル(Trp)
  ヨジェ・ロシェル(Hr)
  ジャン・トカレク(Trb)
  ウロシュ・ヴェゲリェ(Tuba)】
 スロヴェニアの金管五重奏団によるモダン作品集!名曲アーノルドやクーツィールも収録!

 録音:2015 年2、4、6、7、9 月,リュブリャナ、52'21

 スロヴェニアのブラス・クインテット、コントラストの初CD。ウェルナー・ピルヒナー(1940—2001)はオーストリアのチロル地方出身のジャズ・ヴィブラフォン、マリンバ奏者。作曲家としても知られる。
 「エンペラー・ジョーを知っているか?」は1982 年の作品。エンペラー・ジョーとは、オーストリア皇帝ヨーゼフのこと。

<LP>


REFERENCE RECORDINGS


RM 1514
(LP)
\4000
アナログ盤で登場!サン=サーンス交響曲第3番『オルガン付』
 サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付』
ヤン・クライビル(オルガン)
カンザスシティ交響楽団
マイケル・スターン(指揮)
 リファレンス・レコーディングスから遂にアナログ盤で登場!サン=サーンス交響曲第3番『オルガン付』マイケル・スターン&カンザスシティ交響楽団

 録音:2013年6月カンザスシティ、カウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール/180g

 2016 年創業40 周年を迎えたアメリカの老舗高音質レーベル「リファレンス・レコーディングス」によるサン=サーンスの『オルガン付き』のアナログ盤が発売となります。
 名盤ひしめくサン=サーンスの交響曲第3 番は、オーディオ効果抜群の作品であるため、名録音、高音質という点でも注目される楽曲です。
 録音に使われたホールは、最近リファレンス・レコーディングスが積極的に録音しているカンザスシティ交響楽団の本拠地でもあるカウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ。2011 年9 月にオープンした新しいホールで、1800 席規模のプロセニアム形式のステージを持つ劇場と、1600席規模のクラシック用コンサートホールの2 つのホールを持った大型複合文化施設。
 この建築の構造エンジニアリングに対しアメリカのコンサルタント技術者協会から「グランド・コンセプター賞」が授与されるなど、このエリアは近年、カンザスシティで急速に発展している文化芸術の発信地として注目されています。
 パイプ・オルガンは、ホールの壁と一体化し、同様のアーチを形成しており、自然な音の広がりを演出します。巨大な編成と壮大な響きをもつ『オルガン付き』には非常に適したホールと言えるでしょう。
 マイケル・スターン率いるカンザスシティ響も、ホールの壮麗な響きに負けない、弦楽器の美しさ、管楽器の華やかさ、オルガンのフィナーレへ続く迫力は、爽快感があります。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MEMBRAN


600293
(10CD)
\2100
アンドレス・セゴビア(Guitar)/
 10のオリジナル・アルバム集

Disc. 1
 Segovia Vol.1 Music of Albeniz and Granados
 Guitar Recital Vol.2(1949年)
Disc. 2
 An Andres Segovia Recital(1952年)
Disc. 3
 An Andres Segovia Concert(1952年)
Disc. 4
 An Andres Segovia Program(1952年)
Disc. 5
 An Evening with Andres Segovia(1954年)
Disc. 6
 Andres Segovia Plays(1954年)
Disc. 7
 Three Centuries of the Guitar(1961年)
Disc. 8
 Segovia(1961年)
Disc. 9
 Andres Segovia(1962年)
Disc. 10
 Andres Segovia interprete les Europeens(1961年)
アンドレス・セゴビア(Guitar)
 

600294
(10CD)
\2100
チェロの巨匠たち
Disc. 1
ジャクリーヌ・デュ・プレ
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007、第2番BWV.1008
 1962年録音
Disc. 2、Disc. 3
パブロ・カザルス
 エルガー:チェロ協奏曲Op.85
 エイドリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団
  1945年録音
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV.1009、第4番BWV.1010
  1936年、1939年録音
 ベートーヴェン:チェロソナタ第1番、第5番
  ルドルフ・ゼルキン(pf)
   1951年、1953年録音
Disc. 4、Disc. 5
ピエール・フルニエ
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
  ダヴィッド・オイストラフ(Vln)
  アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
   1956年録音
 ブルッフ:コル・ニドライOp.47
  ジャン・マルティノン指揮、ラムルー管弦楽団
   1960年録音
 サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
  ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
   1947年録音
 サン=サーンス:白鳥
  ジェラルド・ムーア(pf)
   1946年録音
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
  ジョージ・セル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   1961年録音
 ベートーヴェン:チェロソナタ第2番、第3番
  フリードリヒ・グルダ(pf)
   1959年録音
Disc. 6
ポール・トルトゥリエ
 エルガー:チェロ協奏曲Op.85
  マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団
   1953年録音
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV.1011、第6番BWV.1012
  1960年録音
Disc. 7、Disc. 8
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
 プロコフィエフ:交響的協奏曲Op.125
  クルト・ザンデルリング指揮、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
   1954年録音
 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
  ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
   1959年録音
 プロコフィエフ:シンデレラより「アダージョ」
  アレクサンドル・デデューヒン(pf)
   1954年録音
 シューマン:チェロ協奏曲Op.129
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
   1960年録音
 シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
  エミール・ギレリス(pf)レオニード・コーガン(Vln)
   1958年録音
Disc. 9
グレゴール・ピアティゴルスキー
 ウォルトン:チェロ協奏曲
  シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団
   1957年録音
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」Op.50
  アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
   1950年録音
Disc. 10
エマーヌエル・フォイアーマン
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
  ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
   1939年録音
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
  アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
   1941年録音



<メジャー・レーベル>

DG


ORIGINALSシリーズ

4795875
\1800
《ベルリオーズ:テ・デウム》
 ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
フランシスコ・アライサ(テノール),
ロンドン交響合唱団,
ロンドン・フィルハーモニック合唱団,
ウーバーン・シンガーズ,
セント・オールバンズ・スクール合唱団,
ハバ—ダッシャーズ・アスク・スクール合唱団,
サウスエンド少年合唱団,
デズボロー・スクール合唱団,
ウィナーシュ・フォーレスト・スクール合唱団,
ハイ・ワイクーム教区教会少年聖歌隊,
マルティン・ハーゼルベック(オルガン),
EC ユース・オーケストラ,
クラウディオ・アバド(指揮)
アバドの宗教性を重視した名演
 ベルリオーズの宗教曲は、その編成の大きさばかりが取り沙汰されがちです。この「テ・デウム」も独唱、合唱、オーケストラを含め1000人近い奏者が要求されますが、アバドの演奏は祝祭的な雰囲気を重視しつつも、決して騒がしいだけではなく、この曲の持つ宗教性を丁寧に洗い出してくれるかのようです。
 ECユース・オーケストラの瑞々しい響きがしっかりと捉えられた臨場感あふれる録音も素晴らしいものです。
 《録音》1981年8月4〜7日, イギリス、ハートフォードシャー州、セント・オールバンズ大修道院でのライヴ
 
4795879
\1800
《アメリカ音楽作品集》
 コープランド:アパラチアの春,
 W・シューマン:アメリカ祝典序曲,
 バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11,
 バーンスタイン:キャンディード序曲
レナード・バーンスタイン(指揮)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
アメリカ音楽に対するバーンスタインの深い愛情と共感
 バーンスタインの本領発揮とも言える、テンションMAXのアメリカ近代音楽集です。
 闊達で重厚なコープランド、賑やかで元気たっぷりのW.シューマン、悲哀がにじむバーバーのアダージョ。最後はもちろん自作の「キャンディード序曲」。
 これでもかとばかりにデフォルメされたアメリカの風景がここにあります。
 《録音》1982年7月、サンフランシスコ、デービス・シンフォニーホール
 
4795880
\1800
《ホロヴィッツ・イン・モスクワ》
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380,
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330,
 ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32-5, 前奏曲嬰ト短調Op.32-12,
 スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1, 練習曲嬰ニ短調Op.8-12,
 シューベルト=リスト編:ヴァルス・カプリス第6番「ウィーンの夜会」,
 リスト:ペトラルカのソネット第104番,
 ショパン:マズルカ嬰ハ短調Op.30-4, マズルカへ短調Op.7-3,
 シューマン:トロイメライ,
 モシュコフスキ:花火Op.36-6,
 ラフマニノフ:W.R.のポルカ 《演奏》
ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
晩年のホロヴィッツならではの味わいと深み
 ロシア生まれの巨匠ホロヴィッツがアメリカ・デビューを飾ったのは1928年の時。1944年にはアメリカ市民権を獲得し、ずっと故郷ロシアに戻ることはありませんでした。
 そんなホロヴィッツがおよそ60年ぶりに帰国、モスクワでリサイタルを行った際の聴衆たちの熱狂振りはまさに伝説的ともいえるもので、この録音には、そんな会場の熱気までが全て克明に捉えられています。一時期はテクニックの衰えが噂されたホロヴィッツですが、ここではまさに完全燃焼。スカルラッティ、スクリャービンなどお得意の曲が次々と奏されていきます。アンコールまでもが完璧です。
 《演奏》1986年4月, モスクワ音楽院大ホールでのライヴ
 
4795881
\1800
《モーツァルト:ホルン協奏曲集》
 モーツァルト:
  ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412+514 (386b),
  ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417,
  ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447,
  ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
ギュンター・ヘーグナー(ホルン),
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィル
ヘーグナーのウィーン独特ともいえるホルンの音色の魅力
 誰もが「モーツァルト」と言えば「ベーム」と応えた1970年代から80年代。当時ウィーン・フィルの首席であったホルン奏者ヘーグナーによる“ホルン協奏曲全集”の録音は、まさにウィーンを代表する響きとして高く評価されたものです。
 どこまでも穏やかなモーツァルトは、現代の若干過激な演奏とは一味もふた味も違うものですが、このウィンナ・ホルンの独特なのどかで美しい音色は永遠に色褪せることがありません。
 《録音》1978〜1980年, ムジークフェラインザール
 
4795882
\1800
《プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲集》
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19,
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
クラウディオ・アバド(指揮)
シカゴ交響楽団,
叙情性と躍動感がマッチしたシュロモ・ミンツの極技
 1957年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、シュロモ・ミンツは1980年にドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、メンデルスゾーンやクライスラーなどの数々の演奏を次々とリリースしました。
 このプロコフィエフもそんな1枚で、アバドの絶妙なサポートによって、彼の瑞々しい音色が存分に生かされた名演です。叙情性と躍動感がマッチした極上のプロコフィエフです。
 《録音》1983年3月, シカゴ, シンフォニーホール
  
4795883
(2CD)
\3000
《チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』》
 チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』(全曲)
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ),
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ),
ニール・シコフ(テノール),
トーマス・アレン(バリトン), 他,
シュターツカペレ・ドレスデン,
ジェームズ・レヴァイン(指揮)
ゴージャスなレヴァイン指揮によるオネーギン
 チャイコフスキーのこのオペラで、レヴァインは作品の持つ叙情性よりも、重厚なオーケストラの響きと、メイン・ロールであるミレッラ・フレーニとニール・シコフのイタリア風の明るい歌唱に重点を置いているようです。そのため、全体はゴージャスであり、まるで映画音楽を聴いているかのような迫力を味わえる骨太のチャイコフスキーです。
 《録音》1987年6月, ドレスデン、聖ルカ教会
 
4795874
\1800
《ブラームス:歌曲集》
 ブラームス:
  愛のまことOp.3-1, スペインの歌Op.6-1,
  悲しみに沈む娘Op.7-5, 鍛冶屋Op.19-4,
  恋する女の手紙Op.47-5, 愛の乙女の嘆きOp.48-3,
  黄金は愛に勝るOp.48-4, 森に囲まれた丘からOp.57-1,
  アグネスOp.59-5, お前の青い瞳Op.59-8,
  雨の歌WoO post 23, なげきI Op.69-1, なげきII Op.69-2,
  恋人の誓いOp.69-4, 岸辺からOp.69-6, サロメOp.69-8,
  乙女の呪いOp.69-9, 昔の恋Op.72-1,
  5つのロマンスと歌曲Op.84, 娘の歌Op.85-3,
  テレーゼOp.86-1, 死への憧れOp.86-6, 2つの歌曲Op.91,
  サッフォー頌歌Op.94-4, 乙女Op.95-1, 狩人Op.95-4,
  早まった誓いOp.95-5, 乙女の愛Op.95-6,
  あそこの牧場でOp.97-4, さあジプシーよ弦を鳴らせOp.103-1,
  湧き上るリマの流れの水よOp.103-2,
  僕の彼女が一番美しいのはどんな時?Op.103-3,
  私が恋人にくちづけをあたえたことをOp.103-4,
  日焼けした若者が青い目の美しい娘をOp.103-5,
  3つのばらが並んで赤く咲いているOp.103-6,
  あなたが神かけて私に誓ったことをOp.103-7,
  夕べの雲が空を行くOp.103-8, メロディーのようにOp.105-1,
  わがまどろみはいよいよ浅くOp.105-2, 嘆きOp.105-3,
  乙女は語るOp.107-3, 乙女の歌Op.107-5
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、
ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ:Op.91*)
秘められた情熱を描き出したジェシー・ノーマンの名唱
 どれもが落ち着いた雰囲気を持ち渋い魅力を放つブラームスの歌曲。この1980年前後に録音されたジェシー・ノーマンの歌唱は、彼女の全盛期の録音であり、強靭な声としなやかな歌い口によって、ブラームスの秘められた情熱を新鮮に描き出したものとして高く評価されています。
 なかでもヴィオラを伴うOp.91の2つの歌曲は(ここでヴィオラを演奏しているのは、時ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を務めていたヴォルフラム・クリスト)、この曲の全ての録音の中でも1.2を争うほどの素晴らしさを誇ります。《録音》1978〜1982年
 
4795884
\1800
《スメタナ:わが祖国》
 スメタナ:交響詩『わが祖国』(全曲)
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィル
レヴァインのスケールの大きな表現と、ウィーン・フィルの豊麗な弦と木管群の響き
 レヴァインとウィーン・フィルによる共演の中でも、最高傑作と目されるのがこのスメタナ「わが祖国」です。ウィーン・フィルの自主性を重んじながらも、巧みな指揮でオケを統率していくレヴァインのやり方が見事に花開いた演奏は、6つの交響詩のそれぞれの特色を活かし、情熱溢れる生き生きとした作品として、スメタナの望む世界を色鮮やかに見せてくれるのです。
 《録音》1986年6月, ウィーン、ムジークフェラインザール
 
4795896
\1800
《パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲》
 パレストリーナ:
  教皇マルチェルスのミサ曲, モテトゥス「汝はペテロなり」,
 アレグリ:ミゼレーレ, アネーリオ, モテトゥス「わがもとに来れ」,
 ナニーノ:モテトゥス「この日こそ」,
 ジョヴァンネッリ:モテトゥス「喜びたたえよ」
サイモン・プレストン(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊
精霊のような声の持つ合唱の神秘
 16世紀、イタリア・ルネサンス期の作曲家パレストリーナの代表作「教皇マルチェルスのミサ曲」。ずっとトレント公会議(カトリックの典礼で使われるにふさわしい音楽について話し合う会議)で歌われた作品と言われていましたが、最近になって「どうやらそれは違うらしい」という研究結果が発表されています。
 当時、6声部からなる壮麗な作品が教会音楽からかけ離れていたのか、どうなのか。今となっては知る由もありませんが、このプレストンの指揮による演奏は、典型的なイギリス国教会による編成(B-Sp. C-T, T, Bs)ですが、精霊のような声の持つ合唱の神秘を体験できるはずです。
 《録音》1985年2月, ロンドン、オールセイント教会







<国内盤>


コウベレックス

KRS 5209
\2880(税込)
「春への想い “Fruhlingsglaube”」
 シューマン:3つのロマンス Op.22
  (原曲:ヴァイオリンとピアノのための)
 サン=サーンス:
  あなたの声に私のこころは開く〜歌劇「サムソンとデリラ」より
 シベリウス:トゥオネラの白鳥
 ブラームス:
  間奏曲イ長調 (ピアノのための6つの小品Op.118 より第2曲)
   ※ピアノ独奏
 プーランク:オーボエとピアノのためのソナタ
 シューベルト:春への想い D.686
 ショーソン:はちすずめ〜7つのメロディーOp.2 より
 山田耕筰:かやの木山の
 チャイコフスキー:憧れを知るもののみが〜6つのロマンスOp.6 より
岡山理絵
 (オーボエ、
  イングリッシュホルン)
河合珠江(ピアノ)
 オーケストラでの演奏活動にも定評があるオーボエ奏者、岡山理絵のソロのファースト・アルバム!

 録音:2015年10月6-8日、ひこね市文化プラザ エコーホール(滋賀県)/録音:コウベレックス、曲目解説: 小味渕 彦之、56分02秒

 国内外のオーケストラ主要オーケストラでの演奏活動にも定評がある岡山理絵のソロのファースト・アルバム。オーボエの豊かな色彩と歌心をもって緻密かつ穏やかに表現。伴奏の河合珠江との息の合った心地よい音楽。イングリッシュ・ホルンも3 曲収録。親しみやすく聴く人を惹き付ける魅力満載のアルバム。

 ●岡山 理絵(オーボエ)
 滋賀県立石山高等学校音楽科を経て、京都市立芸術大学卒業、同大学大学院修士課程を修了。ヤマハ管楽器新人演奏会出演、第6回津山総合音楽祭ダブルリードコンクール入賞。ロームミュージックファンデーションの奨学金を受け渡独し、マンハイム音楽大学及びヴュルツブルク音楽大学で学ぶ。在独中、ミュンヘン・バッハ・ゾリステン、南西ドイツカンマーフィルハーモニー、マインツ室内合奏団等の公演に出演するなど、研鑽を積む。帰国後、国内各地の主要オーケストラに客演または客演首席奏者として数多く出演。演奏活動のほか、後進の指導にもあたっている。

 ●河合珠江(ピアノ)
 京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程を最優秀で修了。同博士課程ではJ. L. ドゥシークについての研究を行い、同大学で初めて器楽領域での博士号を取得。2008 年より毎年ソロ・リサイタルを開催。初期バロックから現代まで幅広いレパートリーをもち、とくにドゥシークを始めとするチェコ人作曲家と近代の作品の演奏には定評がある。大阪、京都を中心に、海外ではプラハ、チャースラフ、ネラホゼヴェス (チェコ)、上海、成都、太原、瀋陽、長春、ハルピン(中国)等で多数の演奏会に出演。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5604
\3000+税
※輸入盤発売済
イザベル・ファウストとアレクサンドル・メルニコフ
 ブラームス&シューマン

  ブラームス:ヴァイオイン・ソナタ第3番ニ短調 op.108
  シューマン:3つのロマンス op.94
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.100
  ディートリヒ/シューマン/ブラームス:F.A.E.ソナタ
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
 録音:2014年9月/[HMF] HMC.902219/輸入盤・日本語帯・解説付
 ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」
 ピアノ/1875年製ベーゼンドルファー、メルニコフ所蔵

 快進撃がとまらないイザベル・ファウストと充実著しい盟友アレクサンドル・メルニコフとのコンビによるブラームス&シューマンです。
 このブラームス&シューマン(& F.A.E. ソナタ)のプログラムは、2014 年6 月に日本でも公演があり、大きな話題となりました。既にファウストとメルニコフはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番を録音しており(HMA1951981 この時の録音でも同じベーゼンドルファーが用いられました)、これでファウストとメルニコフはブラームスのヴァイオリン・ソナタを全曲録音したことになります。
 ファウストの振幅の大きな歌にメルニコフもぴたりと応えた最高のアンサンブルが展開されています。ファウストが奏でる音楽は非常にやわらかで優しく、強弱や音色の幅も非常に豊か。そんなファウストにぴたりと寄り添うようにメルニコフが奏でるベーゼンドルファーの音色も、いぶし銀のような音色から輝かしいものまでその幅広さに驚かされます。また、強弱の幅も実に豊かで、モダンのピアノよりも劇的に感じる瞬間もあるほど。
 ファウストとメルニコフ、充実著しいアーティストたちの作品に対する愛情と思いがつまった1枚となっています。
 
KKC 5605
\3000+税
※輸入盤発売済
「フランス−スペイン」
 シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 マスネ:歌劇『ル・シッド』〜バレエ組曲
 ラヴェル:道化師の朝の歌
 ドビュッシー:管弦楽のための『映像』〜イベリア
レ・シエクル
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 録音:2012年8月24日(ラ・シューズ・デュー音楽祭)、2013年2月9日(パリ、サル・プレイエル)、2014年3月28日(ペルピニャン、ラルシペル)(ライヴ)/[ACTES SUD] ASM.17/輸入盤・日本語帯・解説付

 奇才指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。本アルバムはフランスの作曲家の目を通したスペイン。両国はピレネー山脈を挟んで隣同士ながら、音楽の印象はかなり違います。
 このテーマの代表作がシャブリエの狂詩曲「スペイン」。1883 年にパリで初演され、マーラーは「近代音楽の始まり」と位置づけ、その先進性を高く評価したといわれます。
 これまでのイメージにより、原色的なオーケストラの響きとボルテージの高さが先入観となっていましたが、ロトとレ・シエクルの演奏は繊細で純フランス風。ラヴェルを思わす近代的な音響に驚かされます。
 またマスネ作品でも当時の楽器、とりわけ木管の音色がマスネの柔らかな色彩にぴったりで、パステルカラーの世界が広がります。さらに驚きなのが、ラヴェルの『道化師の朝の歌』。ラヴェルこそロト&レ・シエクルに一番合う作曲家と実感できる相性の良さ。各楽器の響きがこれ以上ないほど均等なうえ、透明で典雅な音色の美しさと人工美は目から鱗の落ちる思い。演奏後、観客の「ブラボー」の声が納得できます。
 ロトの演奏は相変わらず才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズム感、推進力などスペインらしい魅力を感じることができます。
 
KKC 5610
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 D.956 クイケン四重奏団
 [ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
  シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
  サラ・クイケン(ヴィオラ)
  ヴィーラント・クイケン(第2チェロ)
  ミシェル・ブーランジェ(第1チェロ)]
 録音:2013年2月3-7日
 CD STEREO/SACD STEREO/SACD SURROUND[CHALLENGE RECORDS]/CC.72647/輸入盤・日本語帯・解説付

 シギスヴァルト&ヴィーラント・クイケン兄弟、そしてその子供たち、また、ゲストのミシェル・ブーランジェという5 名によるシューベルトの弦楽五重奏曲の登場。なんと、モダン楽器での演奏です。
クイケン・ファミリーはもちろん、ゲスト・チェロ奏者のミシェル・ブーランジェもピリオド楽器を中心に活躍しておりますが、シューベルトの音楽の強烈な力と深さが、クイケンたちにモダン楽器を手に取らせたということです。
 「聴き手の方々はこの録音に、「ピリオド的」な傾向をご期待されたり、お探しになったりなさらぬよう」とはシギスヴァルトの言葉。また、演奏を深めてゆくにつれ、「血縁のある者同士でこのようなアンサンブルを組めるということは天からの贈り物だとあらためて感じ、さらに、楽器は楽器であり、それ以上のものではない、ということも感じた」、とも述べています。
 シューベルトの弦楽五重奏曲の素晴らしさをあらためてかみしめることのできる1 枚です。
 
KKC 5602
(3SACD HYBRID)
\4629+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 ゲルリンデ・サーマン(ソプラノ1)
マリー・クイケン(ソプラノ2)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1)
パトリツィア・ハルト(アルト2)
クリストフ・ゲンツ(テノール1:福音史家)
ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1:イエス)
マルクス・ニーダーマイア(バス2)
エミリエ・デ・フォフト
 (リピエーノ、下女、ピラトの妻)
オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2)
ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
 録音:2009年4月5-9日
 CD STEREO/SACD STEREO/SACD SURROUND[CHALLENGE RECORDS]CC.72357/輸入盤・日本語帯・解説付

 2009 年にリリースされたロ短調ミサの清冽な演奏で、大人数の合唱を用いないスタイル、いわゆる「OVPP(One Voice Per Part)」、各パート1名による合唱音楽の美しさを再認識させてくれたクイケン。総勢11 名から成る声楽陣の澄んだ歌声に、第1オーケストラ12 名、第2オーケストラ10 名に振り分けられた「ラ・プティット・バンド」の精鋭たちが、しなやかで美しい器楽サウンドを絡めて見事な音響をつくりだしています。
 低弦にヴィオラ・ダ・ガンバとバス・ヴィオールを用いたここでのしなやかなサウンドは、OVPP の声とよくマッチし、清澄な美しい演奏が繰り広げられています。

 





<映像>

 

キング・インターナショナル(映像)(国内仕様盤)

KKC 9140
(Blu-ray)
\5000+税
※輸入盤発売済
『ア・フライト・スルー・ジ・オーケストラ』
 ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
ベルリン・ドイツ交響楽団
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
KKC 9141
(DVD)
\4000+税
※輸入盤発売済
 収録:2015年6月ベルリン、クラフトヴェルク・ルメルスブルグ旧発電所(セッション)/映像監督:ヘニング・カステン/4K 撮影
 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.61174、画面:カラー、16:9、1080i Full HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.0、Region All、45分、輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.61178、画面:カラー、16:9、音声:PCMステレオ、DD 5.0、DTS 5.0、NTSC、Region All、45分、輸入盤・日本語帯・解説付

 トゥガン・ソヒエフ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団によるブラームス:交響曲第2 番の映像。2012 年から同楽団の音楽監督を務めているソヒエフは、いま最も注目を集めている若手指揮者の一人。1977 年に北オセチアで生まれ、その後はサンクト・ペテルブルク音楽院でイリヤ・ムーシン、ユーリ・テミルカーノフに師事し、1999 年のプロコフィエフ国際コンクールで最高位を獲得。2008 年には30 歳でトゥールーズ・キャピトール国立管の音楽監督に就任し、その後も世界の名門オーケストラに客演を重ね、その存在感を示しています。
 この映像は、2015 年6 月にベルリンの旧発電所で撮影された、非常に画期的な映像です。オーケストラの上を13 メートルのクレーンに搭載したカメラで連続撮影しているワン・ショット(楽章ごと)。カメラはオーケストラの内側、音楽が生み出されるその瞬間を捉え、各楽器を演奏者の視点を取り込むことに成功しています。したがって、カメラはコンサートが終わるまで静止することはなく、音楽の流れを削ぐことなく集中して映像を楽しむことができます。
 ソヒエフは新しい技術に大変関心があり、またオーケストラも伝統はありますが若い団員たちが多く、このような挑戦的な映像作品を作り出すことにも積極に取り組んでいます。
ソヒエフの独特の感性、躍動感と高揚感に満ちたオーケストラの演奏が絶妙なバランスを作り出し、メリハリの効いた颯爽とした演奏を聴かせてくれます。




















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