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≪第88号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2016/8/30〜






9/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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BIS



BIS SA 2247
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ツィンマーマン、ショスタコーヴィチ2つの協奏曲
 2つのストラディヴァリウスを使用

 ショスタコーヴィチ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 Op.129
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団
アラン・ギルバート(指揮)
 大注目盤。F.P.ツィンマーマンがショスタコーヴィチの2 つの協奏曲を録音!2 丁のストラディヴァリウスの音色の違いにも注目。

 ヴァイオリン;ストラディヴァリウス製作(1)1711年製“Lady Inchiquin”、(2)1713年製“ex Rodewalt”
 ライヴ録音:(1)2012年12月6&9日/I.9’07”+II.6’17”+III.11’05”+IV.4’42”=31’28”、(2)2015年10月29&30日/I.12’36”+II.9’02”+III.7’37”= 29’23”/ハンブルク/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、61’41”

 SACD ハイブリッド盤。

 フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身はじめてとなるショスタコーヴィチの2 つ協奏曲を録音しました。
 バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇り、いずれの演奏も広く受け入れられている世界最高のヴァイオリニスト、ツィンマーマン。当録音は2012 年12 月に第1 番、そして2015 年10 月に第2 番を、ともにアラン・ギルバート指揮、北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)と共演したライヴを収録したものです。

 ダヴィド・オイストラフに献呈された2 つのヴァイオリン協奏曲。
 第1 番は1947 年から1948 年にかけて作曲されましたが、12 音技法を使うなどの前衛的な書法により、1948 年2 月に共産党による作曲家批判を受けたため、発表を控えました。その後、ジダーノフ批判が一段落したと考えられた1955 年に日の目を見ることとなりました。全4 楽章の当作品は沈鬱とした瞑想曲、切れ味抜群で軽妙なスケルツォ、かつてないほど壮大なパッサカリア、そして打楽器群大活躍のブルレスクで構成されております。なお、第3 楽章と第4 楽章との間におかれた長大なカデンツァですが、ツィンマーマンは自筆譜を元に演奏しているとのこと。通常演奏されているオイストラフ版との違いも興味深いところです。
 第2 番は1966 年から67 年にかけて作曲され、この時代のショスタコーヴィチらしさをあらわした思索的、哲学的内容をいっそう深めた作品。室内楽的な明確な輪郭があり、全合奏の部分は極めて少ないのが特徴です。またヴァイオリンの独奏パートはまとまって休むことがほとんどなく、各楽章の中間部にそれぞれカデンツァを置いているのも特徴的です。

 ツィンマーマンの卓越したテクニックと、圧倒的な魅力である美音を武器にこのショスタコーヴィチを見事に歌い上げております。なお、2 つの協奏曲でそれぞれ違うストラディヴァリウスを使用しているのも注目。
 第1 番では、かつてクライスラーが所有していた1711 年製の“Lady Inchiquin” を、第2番では1713 年製の“ex Rodewalt” を演奏。
 ともに思わずうっとりしてしまう名器の音色を聴くことができます。



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BIS SA 2171
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン
 モーツァルト第2弾〜ミサ曲ハ短調

 モーツァルト:
  (1)ミサ曲 ハ短調 K.427(1782-83)
  (2)エクスルターテ・ユビラーテ
   (踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)K.165(1773)
  (3)エクスルターテ・ユビラーテ
   (踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)K.165よりI .
   アリア「歌え、歓べ」(1779? ザルツブルク版)
(2)(3)
 キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 オリヴィア・フェアミューレン(メゾ・ソプラノ)
櫻田亮(テノール)
クリスティアン・イムラー(バリトン)
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明(指揮)
 BCJによるモーツァルト第2 弾はミサ曲ハ短調、豪華ソリスト陣にも注目!

 セッション録音:2015年11月/彩の国さいたま芸術劇場/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、71’17”/(1)52’15”(2)13’50”(3)4’24”

 SACD ハイブリッド盤。
2014 年にリリースした鈴木優人補筆によるモーツァルトのレクイエム(BIS SA 2091 / KKC 5414)が高い評価を得る中、期待のモーツァルト第2 弾は、モーツァルトの数ある宗教曲の中で最も美しいと称されるミサ曲 ハ短調 K.427 そして、モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165 です。
 演奏時間が50 分を超える未完のミサ曲 ハ短調、通称「大ミサ曲」は、1781 年にモーツァルトがウィーンに移り住んでから最初の教会音楽で、未完の大作です。
 成立の因はモーツァルトの父の意に染まぬコンスタンツェとの結婚が実現し、彼女を伴ってザルツブルクを訪れることができるなら、その時は新作を携えていき、故郷の教会に奉献しようという個人的な誓願に発すると考えられています。
 モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165 はモーツァルトが3 回目にして生涯最後のイタリア旅行中の作品。ラテン語のテクストにより神への賛美を歌ってはいるものの、曲の内実は教会音楽というよりは、コロラトゥーラの華やかな動きを際立たせ、歌い手の声の美しさを堪能させようとしております。
 ソリスト陣はキャロリン・サンプソン、櫻田亮、クリスティアン・イムラーがレクイエムに引き続いて登場。さらに美しい歌唱が魅力のメゾ・ソプラノ、オリヴィア・フェアミューレンが加わり、一層華を添えております。
 

BIS SA 2224
(SACD HYBRID)
\2700
『現代女性』 マリヤ・グンドーリナ(指揮)
ウプサラ大学合唱団
 1.-4.リビー・ラーセン(1950-):若さと快楽の歌(1986)
  【I. 踊りの歌/II. 果実を摘み快楽を味わえ(トマス・ロッジ)/
   III.くちづけ(作者不詳)/IV.ヘイ・ノニ・ノー!(作者不詳)】
 5.-7.アンナ=カーリン・クロッカル(1960-):スピーチ(2015)
  【I. 女性の権利(オランプ・ド・グージュ)/
   II. 降伏のスピーチ(チーフ・ジョセフ)/III.最良の友(ジョージ・グレアム・ヴェスト)】
 8.アンドレーア・タッロディ(1981-):光(2007)
 9.レーラ・アウエルバッハ(1973-):子守歌(2002)(ウィリアム・ブレイク)
 10.アンナ・セーデルベリ=オッレテーグ(1958-):
  地に降り〜女声合唱のための(2013)(ラングヴェイ・アクセリー)
 11.セシリア・マクドウォール(1951-):天の元后(2004)
 12.テボホ・モナコトラ(1972-):
  オレンジが熟した(2000)(ヨーラン・マルムクヴィスト)
 13.ナナ・フォルテ(1981-):解き放ちたまえ〜二重混声合唱のための(2003)
 14.ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962-):天国に〜男声合唱のための(2012)
 15.マリア・ローヴベリ(1968-):砂に書いた文字(2014)(クリスティーナ・グラーセル)
 16.カーリン・レーンクヴィスト(1957-):合唱劇《Tilt》(1985)(スタファン・オールソン)
 17.スサンネ・ルーセンベリ(1957-):
  息(1998)(『カレヴァラ』第26章、フォルケ・イーサクソン、スウェーデン賛美歌585番)
 18.クララ・リンドショー(1991-):見つけたもの(2010)(クララ・リンドショー)
 天才レーラ・アウエルバッハの作品も収録!13人の現代女性作曲家による混声合唱曲集

 SACD ハイブリッド盤。

『現代女性』と題された当ディスクは、スウェーデンのウプサラ大学合唱団が歌った13 人の現代女性作曲家による混声合唱曲集です。
 ウプサラ大学合唱団は混声合唱団になって50 周年を記念した2013 年にウプサラ大学合唱団&アンデシュ・ヴァール作曲賞を創設しました。応募資格は女性作曲家に限られ、男性作曲家のような活動機会にめぐまれない女性の創作を援助するとともに、今日の合唱音楽の発展に貢献することを目的としています。
 2014 年にはマリア・ローヴベリ(1968-)の《砂に書いた文字》、2016 年にはアンナ=カーリン・クロッカル(1960-)の《スピーチ》が同賞を受賞。ふたりともスウェーデンの作曲家です。
当ディスクには先の2 つの受賞作に加え、ロシアの天才作曲家、レーラ・アウエルバッハの子守歌、1983 年の声楽曲《Davids nimm》で認められ国際的にも活躍するようになったカーリン・レーンクヴィスト、教会音楽家でもあるローヴベリが、人生の意味を内省するクリスティーナ・グラーセルの詩『砂に書いた文字』に作曲した作品、ダーラナ生まれのクロッカルがアメリカ原住民チーフ・ジョセフたちの印象に残る3 つの「スピーチ」をテクストにした作品、ラーセンがルネサンス期の詩によるテクストをマドリガル形式で作曲した《若さと快楽の歌》など、テクストも作曲スタイルも多彩な作品が収録されております。
 ストックホルムから約1 時間、旧都ウプサラはスウェーデンでもっとも古いウプサラ大学を擁し、今日も研究都市として栄えています。
 「みんなの歌」の名前をもつウプサラ大学合唱団は、1830 年に男声合唱団として設立されました。その後、1963 年から混声合唱団に変わり、1988 年から2009 年までセシリア・リューディンゲル・アリーンが芸術監督を務め、彼女が同じウプサラのオルフェイ・ドレンガルの芸術監督に就任した後、ロシアのノヴォルソコルニキ生まれ、マリヤ・グンドーリナが2010 年から芸術監督として指揮しています。
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BIS SA 2159
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
シリアクス、BISから鮮烈な新譜!〜『踊り』
 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2 番の楽章間にクリューガーのコラールがはさまれる・・・


 1.-7.J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
   (2つのコラール付き)
 8.-14.スヴァンテ・ヘンリソン(1963-):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(2009)
 15.-21.スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-):
  踊り(Dansa)(2011)(声とヴァイオリンのための)
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
レーナ・ヴィッレマルク
 (声、ヴァイオリン(track19))
 シリアクスとヴィッレマルクのコラボレーションによる『踊り』

 セッション録音:2015年4月/レンナ教会(レンナ、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、77’35”

 SACD ハイブリッド盤。

 「踊り。人類のもっとも古い表現手段のひとつ。狩猟民族やその後の農耕民族は、獲物の取れた狩や豊かな収穫を喜び、神や精霊をなだめるため踊った……」。

 20 世紀スウェーデンのヴァイオリン・ソナタを演奏したアルバムで1999 年のスウェーデン・グラミー賞を受賞したセシリア・シリアクスと、ダーラナ生まれのトラッド・ミュージシャン、現代音楽シーンのソプラノ歌手としても知られるレーナ・ヴィッレマルクのコラボレーションは「踊り」がテーマに採られました。

 J.S. バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2 番は、「第2 番のパルティータ、特に〈シャコンヌ〉は、1720 年夏に亡くなった最初の妻マリア・バルバラを悼んで書かれた」という説を唱えるデュッセルドルフのヘルガ・テーネ博士の研究に基づくスタイルで演奏しております。シリアクスの弾く〈アルマンド〉〈クラント〉〈サラバンド〉〈ジーグ〉〈シャコンヌ〉の楽章間にヴィレマルクの歌うヨハン・クリューガー(1598-1662)のコラール「いざ、もろびと神に感謝せよ」とヤコブ・ルニャール(1540-1599)のコラール「われいずこに逃れ行かん」がはさまれます。

 スウェーデンの音楽家スヴァンテ・ヘンリソンは、オスロ・フィルハーモニックの首席コントラバス奏者からキャリアを始めました。クラシック音楽のベーシスト、チェリスト、ヘビーメタルのベーシスト、アレンジャー、作曲家と、さまざまな顔を持つことで知られ、リアル・グループのヴィーカリスト、妻のカタリーナ・ヘンリソンとのデュオアルバム『High, Low or in Between』(BIS SA 2136)も最近リリースされました。「セシリア・シリアクスのための」ソロ・ヴァイオリンソナタは2009 年の作曲。ダンスミュージックや「シチリアーノ」など、7 つの楽章から構成された作品です。
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムの《踊り》は、2010 年にバッハの〈シャコンヌ〉で初めて共演したシリアクスとヴィッレマルクの依頼により作曲されました。ヴィッレマルクが提案したデンマーク生まれの詩人マリア・ヴィーネ(1912-2003)の『踊り』(1948)をテクストに、オペラを書いた経験のあるサンドストレムが、「ヴァイオリンと声」が語り、歌い、ささやき、叫ぶ、7 つの情景−〈前に(隠された)〉〈踊り〉〈中間に1(開かれた)〉〈お踊りよ〉〈中間に2(並んで)〉〈踊りの残忍〉〈後に(忘れられた)〉−の音楽に作り上げました。


 この写真がシリアクスの美しさ、厳しさ、ひたむきさ・・・そういったものを全部表しているような気がする。


<シリアクスの旧譜から>

PHONO SUECIA
PSCD 705
\2600
スウェーデンのヴァイオリン・ソナタ集
  シーグルド・フォン・コック:ヴァイオリン・ソナタ
  ルーセンベリ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
  メルケルス:ヴァイオリン・ソナタ
セシリア・シリアクス(Vn)
ベント=オーケ・ルンディン(P)

 シリアクスの10年前のアルバム。2000年度スウェーデン・グラミー賞でクラシックとしては初のアウォーズを受賞した。
 しかし内容はかなりの本格派でかなり聴きごたえあるアルバム。
 シーグルドの作品は熱く激情的。最近注目されてきたルーセンベリの曲は、北欧ロマンを脱却しようとした彼にしては珍しく抒情的
な作品。メルケルス の作品はフランス的。・・・といずれもなかなかの傑作。

CAPRICE
CAP 21695
(SACD Hybrid)
¥2800
スウェーデン・グラミー賞受賞
 J.S.バッハ/ドミトリー・シトコヴェツキー編:
  ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン
〔セシリア・シリアクス(Vn)、
ヨハンナ・ペーション(Va)、
カティ・ライティネン(Vc)
2002年2月17日−19日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム)での収録。

 北欧の3人の女神が弦で奏でる優美なる《ゴルトベルク》。
 演奏する「トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン」は、“スウェーデンのヴァイオリン・ソナタ”(Phono Suecia PSCD-705) によりスウェーデン・グラミー賞を受けたセシリア・シリアクスが、ヨハンナ・ペーション、カティ・ライティネンと結成したトリオ。彼女たちは各地の室内楽フェスティヴァルに参加して人気を集めているが、2001年6月、スウェーデンのボースタード室内音楽祭でシトコヴェツキー編曲版《ゴルトベルク変奏曲》を演奏、それが大きな話題となり今回のCDが実現したという。
 3年前に初めて聴いたシリアクスの演奏は印象的だった。それはスウェーデンの未知の作曲家のヴァイオリン・ソナタを集めたアルバムで、そこでのシリアクスのヴァイオリンは繊細でありながら優美、そして一種言いがたい崇高さを帯びていた。そのアルバムが、その年のスウェーデン・グラミー賞でクラシックとしては初のアウォーズを受賞したと聴いて驚き、そして納得した。
 そしてその後彼女が実は可憐な美女だったことを知ってさらに驚いた。
 彼女は1972年生まれ。7歳からヴァイオリンをはじめ、ロイヤル・ユニヴァーシティ・カレッジ・オヴ・ミュージック(スウェーデン)に入学し、音楽の研鑚を積んだという。


 

BIS SA 2206
(SACD HYBRID)
\2700
現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集
 セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
  (1)Mana(2013-14)(ファゴット協奏曲)
  (2)森林地帯(2012)(ファゴット・ソロのための)
 カレヴィ・アホ(1949-):
  (3)ソロV(1999)(ファゴットのための)
  (4)ファゴット協奏曲(2004)
ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)
ラハティ交響楽団
(1)オッコ・カム(指揮)
(4)ディーマ・スロボデニュク(指揮)
 現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集

 録音:(1)2015年1月、(4)2016年1月/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)、(2)(3)2015年11月/スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、76’12”

 SACD ハイブリッド盤。
 国際的にも知られる現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集。セバスチャン・ファーゲルルンドはシベリウス・アカデミーで学び、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を中心に作曲してきました。声楽曲も手がけはじめ、2009 年にオペラ《デーベルン》(BISSA 1780)を発表しています。「とがったリズムに長くゆったり弧を描く旋律を組み合わせた、確固とした響きとゆたかな色彩」に特徴があり、モダニズムの厳格な手法に反対する立場をとっていると言われます。協奏曲は、彼が継続して手がけるジャンルのひとつ。クラリネット協奏曲(BIS SA 1707)、サクソフォン協奏曲(Jase)、ヴァイオリン協奏曲《光の中の闇》(BIS SA 2093)につづいて書かれたファゴット協奏曲は、スウェーデン語で「呼び起こす」、フィンランド語では「死と悪魔払い」を暗示、ポリネシアの文化圏では「目に見えない、超自然の力」を示すという「Mana」を曲名にとった、「緩−急−緩」の単一楽章の協奏曲。ヨーテボリ交響楽団とラハティ交響楽団とボルレッティ=ブイトーニ・トラストの共同委嘱による作品です。ファゴット・ソロのための《森林地帯》は、協奏曲に先立って書かれました。「神秘の領域」をイメージ。協奏曲と同じくブラム・ファン・サムベークが演奏することを想定した作品です。
 ブラム・ファン・サムベーク(1980-)はオランダの奏者。2002 年から2011 年までロッテルダム・フィルハーモニックの首席奏者を務め、2015 年からはハーグの王立音楽院で教えながら、ロンドン交響楽団やヨーテボリ交響楽団をはじめとするオーケストラに首席奏者として客演しています。2011年にボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞、ニューヨークのリンカンセンター室内楽協会に参加しました。
 カレヴィ・アホのファゴット協奏曲は、ヘルシンキ・フィルハーモニックのソロ・ファゴット奏者のベンツェ・ボガーニのために書かれた作品です。〈アンダンテ〉〈ヴィヴァーチェ〉〈パッサカリア(アダージョ)エ・カデンツァ〉〈プレスト〉。《ソロ V》は、ラハティ交響楽団のソロ奏者ハッリ・アハマスのために作曲されました。ファゴットの最高音域から最低音域まで使った、劇的な性格の音楽です。
 2 曲の協奏曲にはラハティ交響楽団が共演しました。アホの協奏曲は、オッコ・カムの後任として2016 年から首席指揮者を務めるディーマ・スロボデニュクが指揮。
 スロボデニュクは、ロシア生まれ。シベリウス・アカデミーでセーゲルスタムとヨルマ・パヌラに学びました。ヨーテボリ交響楽団を指揮したファーゲルルンドの管弦楽作品集(BIS SA 1707)やトゥルク・フィルハーモニックとのマトヴェイェフのチェロ協奏曲とリンコラのピアノ協奏曲(ABCD 364)などの録音も高く評価されています。




CAVI MUSIC



4260085535033
(5CD)
\7000→\6290
ディーナ・ウゴルスカヤ、平均律に挑む!
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)
 録音:2015年、ミュンヘン

 奇才アナトール・ウゴルスキの愛娘にして才気溢れるピアニストとして注目されているディーナ・ウゴルスカヤ。ピアニストにとっての旧約聖書と呼ばれるバッハ鍵盤作品の最高峰、平均律クラヴィーア曲集を全曲録音しました。
 24 すべての調性を用いて、宇宙、そして神の秩序を表しているとも言われる作品に挑むにあたってウゴルスカヤは次のように述べています。「様々なとらえ方をされる偉大な作品ですが、昔からずっと弾いてきた親しみのある作品でもあります。
 最初に全曲録音のプロジェクトを聞いてから録音するまでにしたことは、最初の出会いを思い出すことです。これまでの固定概念から解き放たれて、新しい自分になり作品と向き合うことが必要でした。すると毎回新しい発見があり、無限のアイデアが浮かんできます。」
 ウゴルスカヤの美しい音色と自然な響き、そして音楽の構造を立体的に捉えた見通しの良さ、さらに高い集中力は、数多くの名盤と並ぶ見事な演奏と言えるでしょう。
 


4260085533688
\2700→\2490
アルテミスQに学び、あの最難関ミュンヘン(ARD)国際音楽コンクールで優勝した
 若手アルミーダ・カルテットの躍動!


 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第7番ヘ長調OP.59-1
   「ラズモフスキー第1番」
 ショスタコーヴィチ:
  弦楽四重奏曲第10番変イ長調OP.118
アルミーダ・カルテット

 2006 年共にアルテミス・カルテットの下で学んだ4 人によって結成されたアルミーダ・カルテット。
 第61 回ミュンヘン(ARD)国際音楽コンクールで優勝。2011 年には第66 回ジュネーブ国際コンクールでリゲティの弦楽四重奏曲第1 番「夜の変容」を演奏し聴衆賞を獲得しています。カルテット名は、弦楽四重奏の父ハイドンの最も成功したオペラの一つ「アルミーダ」から付けられました。 
 ベートーヴェンはロシアのウィーン大使だったアンドレイ・ラズモフスキー伯爵からの依頼で作曲され、3 曲の弦楽四重奏曲を作曲しラズモフスキー四重奏曲(Op.59)として1806 年に出版しました。
 ここに収録されているのは、Op.59 の1 曲目「ラズモフスキー第1 番」。冒頭の雄大なチェロの旋律は交響曲第3 番「英雄」に通じる勇壮な音楽。前の6 曲と比べて飛躍的に充実度が増し、この曲から第11 番「セリオーソ」までが「中期」の四重奏曲と呼ばれています。それだけに演奏の難易度も高く、高い集中力を要します。アルミーダ・カルテットは目の覚めるような躍動感溢れる演奏で聴かせてくれます。特に第3 楽章アダージョは、気品漂う美しさが絶品。そしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲とならんでカルテットの重要なレパートリーであるショスタコーヴィチ。第3 楽章にパッサカリアを置いた構成で、ショスタコーヴィチらしいリズムと皮肉を込めた音楽で聴き応えがあります。



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72265
\2500→\2290
コープマンがヘンデルへ!世界初録音も
 トン・コープマン(指揮)&アムステルダム・バロック管弦楽団
  ヘンデル:カンタータ集

 ・カンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV 171a
  (世界初録音)
 ・カンタータ「黙って、おお黙って」HWV 196
 ・カンタータ「愛の戦から逃れよ」HWV 102a
 ・カンタータ「
  フィッリが夢で想うこと:甘いまどろみの中で」HWV 134
 ・カンタータ「甘く喜ばしいそよ風よ」HWV 84
 ・カンタータ「穹窿のごとく天はおおい」 HWV 98
トン・コープマン(指揮)
イェザベル・アリアス・フェルナンデス
 (ソプラノ)
クラウス・メルテンス(バス)
アムステルダム・バロック管弦楽団
 トン・コープマン最新盤ヘンデルのカンタータHWV171の異版(HWV 171a)の世界初録音を含む

 録音:2016年

 トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団の最新録音の登場。
 コープマンの膨大なレパートリーでは初録音となる、ヘンデルのイタリア語のカンタータ集です。

 最近発見された、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV 171 の異版、HWV171a の世界初録音を含む注目盤です。
 2015 年、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV171 の異版(171a)が発見されました。なんとコープマンが所有していた様々な自筆譜資料の中から見つかったということです。このカンタータは報われぬ恋を嘆く作品で、ヘンデルは、ソプラノのために作曲しました。知られているHWV 171 の版ではアンサンブルを担う楽器は二つのヴァイオリンと通奏低音のみですが、この新発見のHWV 171a の稿では、オーボエも存在しています。
 逆に、HWV 171 の冒頭に存在している導入的なソナタ(器楽)楽章は、HWV 171a には存在していません。HWV171 は1707 年の5 月に完成されていますが、このHWV 171a の版は1706 年の後半に、おそらくはヴェネツィアかローマで書かれたと考えられます。イタリア時代にヘンデルが作曲したのに資料が現存していないものが、今の時代になって発見されるのは非常に珍しいこと。さらに、コープマンが、ヘンデルのイタリア語カンタータを録音するのはこれが初めて。
 いろいろな意味で大注目の新譜の登場です!

 トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団来日公演
 10 月1 日(土)大阪・いずみホール
 10 月3 日(月)東京・東京オペラシティコンサートホール
  オール・バッハ・プログラム






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CLAVES

50 1614
\2700→\2490

こんな素敵な作曲家がいた
 スイス人作曲家フォルヌロの美しい旋律

 アロイス・フォルヌロ(1890-1965):
  (1)4声の混声合唱のためのミサ曲 Op.25(1935)
  (2)4声の混声合唱のためのモテットOp.4(1920)
  (3)「めでたし元后よ」Op.26〜4声の混声合唱のための
  (4)「アヴェ・マリア」Op.6(1924)〜
     ソプラノとオルガンのための
  (5)4つの間奏曲〜オルガンのための
  (6)フーガ〜オルガンのための
  (7)鎖につながれたプロメテウス(1948)
  (8)ピアノ協奏曲 Op.29(1944)
(1)-(3)ローザンヌ高等音楽院合唱団
  (HEMU合唱団)
 ジャン=ピエール・ショレ(合唱指揮)
(4)イェニファー・ペラガウ(ソプラノ)
 オルガ・ジューコワ(オルガン)
(5)(6)シリル・ユリアン(オルガン)
(7)(8)ローザンヌ高等音楽院管弦楽団
  (HEMU管弦楽団)
 エマニュエル・シフェール(指揮)
(9)オクサナ・シェフチェンコ(ピアノ)
 なんと美しい音楽!合唱ファンも狂喜。スイス人作曲家フォルヌロの美しい旋律。

 ライヴ録音:(1)-(6)2015年2月7日/聖ミシェル教会(フリブール)、(7)(8)2015年12月5日/BCVコンサートホール(ローザンヌ)/ライヴ、60’19”

 スイスの作曲家、アロイス・フォルヌロ(1890-1965)の作品集。




 知りませんでした、アロイス・フォルヌロAloys Fornerod

 こんな人がいたんですね。アロイス・フォルヌロ(1890-1965)。

 フォルヌロは、ローザンヌのピュイで音楽を、1909 年からパリのスコラ・カントルムでダンディに作曲を、そしてルジュヌにヴァイオリンを学んだそうです。
 1910 年にプフィッツナーのオペラ・コースで1 年間学んだ後にローザンヌに戻り、その後は当地の音楽文化に貢献したと。

 「フォルヌロの作品は美しい旋律とラヴェルを思わせるアルカイックな趣の音楽が最大の魅力で、どの作品を聴いても思わずうっとりしてしまいます。
 ことに合唱作品の美しさは格別で、合唱ファン狂喜と言えます。」とは代理店の弁。

 当ディスクの収録曲ではありませんが、世界が注目する日本人指揮者の山田和樹が2015 年12 月にローザンヌ室内管弦楽団を指揮した演奏会でもフォルヌロの「春の旅」をとりあげていたそうです。

 これがその「春の旅」。Aloys Fornerod : Le Voyage de printemps
 確かに美しい・・・
https://youtu.be/YsmvqB4lxi0

 ジョルダン&ローザンヌ室内管の演奏ですね。

 知られざる作曲家ながら、その魅力に虜になってしまいそう。
 店主的にはピアノ協奏曲が楽しみ。




 ちなみに今回のアルバムを少し聴けます。
 「4声の混声合唱のためのミサ曲 Op.25」。
https://youtu.be/5lmracDR27Y

 こ、これは・・・美しい・・・




 
50 1609
\2700
『バロック・スウィング Vol. II』
 ・J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 ・グルック:メロディ〜『オルフェオとエウリディーチェ』より
 ・J.S.バッハ:
  インヴェンション第8番 ヘ長調 BWV779、
  第4番 ニ短調 BWV775、第13番 イ短調 BWV784
 ・グルック:精霊の踊り〜『オルフェオとエウリディーチェ』より
 ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1 RV269
 ・ヘンデル:組曲 ニ短調 HWV437
 ・J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第3番 変イ長調 BWV848
 ・J.S.バッハ-プレシス:New Jazz-Suite
  【I. 前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より/
   II.アルマンド〜フランス組曲第5番 BWV816より/
   III.アリア〜ゴルトベルク変奏曲 BWV988より/
   IV. サラバンド〜主よ、人の望みの喜びよ BWV147/
   V.コラール〜
    「主イエス・キリスト、われ汝に呼ばわる」BWV639/
   VI.ジーグ〜パルティータ第1番BWV825より】
 ・ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム
  以上、Charl Du Plessisによる編曲
Charl Du Plessis Trio
 【Charl Du Plessis(ピアノ)、
  Werner Spies(ベース)、
  Hugo Radyn(ドラム)】
 バッハがおしゃれにスィングする!Charl Du Plessis Trioによるスイスの教会での白熱ライヴ

 ライヴ録音:2015年7月26日/聖ジョルジュ教会(エルネン)/ライヴ、73’45”

 南アフリカ出身のCharl Du Plessis により2006 年に結成されたCharl Du Plessis Trio。このアルバムは2015 年7 月、スイスのエルネンで開かれた音楽祭のライヴ盤です。
 このピアノ・トリオはクラシックからロック、レゲエ、サルサに至るまでいわゆるクロスオーバーの音楽を得意とする文字通り“ジャンルの垣根を越えた”アーティストとして年間130 ものライヴを行っている実力派。今回のコンセプトは『バロック・スウィング』と題し、その名の通り、バロック時代の作曲家の作品をとりあげました。
 バッハのトッカータとフーガ ニ短調にはじまり、グルックのメロディと妖精の踊り、ヴィヴァルディの「春」、ヘンデルの組曲などをおしゃれにスウィングさせます。
 また、「New Jazz-Suite」はバッハの名曲を組曲した彼らのオリジナル作品。無伴奏チェロ組曲の前奏曲、ゴルトベルク変奏曲のアリア、「主よ、人の望みの喜びよ」、「主イエス・キリスト、われ汝に呼ばわる」など、バッハの魅力が凝縮された彼らの自信作です。最後にアンコールで演奏されたガーシュウィンのアイ・ガット・リズムでこのライヴは華やかに締めくくりました。






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MARIINSKY



MAR 0593
(2SACD HYBRID)
\3800→\3490
ゲルギエフ&マリインスキーの「くるみ割り人形」
 交響曲第4番も!

  チャイコフスキー:
   (1)バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71(全曲)
   (2)交響曲第4番ヘ短調Op.36
ワレリー・ゲルギエフ( 指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
 今秋最大のリリース。
 ゲルギエフ&マリインスキーの「くるみ割り人形」SACD最新録音!

 セッション録音:2015年6月10日、9月29日(2)、6月16日、12月30日(1)/マリインスキー・コンサート・ホール/マルチ・チャンネル5.0、129’ 02”

 ゲルギエフ& マリインスキー劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。全曲版なうえSACD ハイブリッド盤という最強の装いで登場します。
 ゲルギエフは1998 年8 月にバーデン=バーデン祝祭劇場で同曲をライヴ録音していますが、12 年を経て再挑戦。
 今回はセッションなうえ、ホームグラウンドであるマリインスキー・コンサート・ホールでもあり演奏は自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。
 「くるみ割り人形」はマリインスキー劇場の委嘱で作曲され、1892 年12 月18 日に同劇場でリッカルド・ドリゴの指揮により初演されました。その125 周年記念を目指し、ゲルギエフは再録音を強く希望して実現となりました。
 チャイコフスキーのバレエ音楽は純音楽としても名作なため、多くの大指揮者が録音していますが、いずれも踊りであることを無視した速いテンポや感情移入に彩られることが常でした。しかし同曲の数限りない上演経験のあるゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団は、まさに同劇場伝統のテンポで堂々と作品を物語ります。SACD 高音質録音ゆえの「金平糖の踊り」のチェレスタや「花のワルツ」のハープの輝くような美しさに酔わされます。
 また第2 幕パ・ド・ドゥの「グランド・アダージョ」の交響曲のような大きさと盛り上がりを見せ充実感満点。全体として華やかさと恰幅の良さが絶妙なバランスを崩さず繰り広げられるところが、ゲルギエフの凄さと申せましょう。
 カップリングは交響曲第4 番。ゲルギエフには2002 年にウィーン・フィルを振ったライヴCD と2010 年1 月にマリインスキー劇場管弦楽団とパリで行ったライヴのDVD がありますが、ついに手兵マリインスキー劇場管とのセッション録音となりました。
 この曲(特に第1 楽章)のロシア音楽独特のうねりは、ロシア系指揮者でないとサマになりませんが、ゲルギエフはロシア語の発音のような抑揚で万全。ゲルギエフ現在の至芸を聴かせてくれます。







MIRARE


MIR 299
\2700
アダム・ラルームの美音と鋭敏な感性によるシューマン
 シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
アダム・ラルーム(ピアノ)
 録音:2015年7月21-23日パリ、サル・ガヴォー/79’00

 2009 年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの優勝者、アダム・ラルーム。繊細で美しい音色が魅力のラルームの新録音はシューマンとシューベルト。
 シューマンが考え出した架空の芸術同盟「ダヴィッド同盟」は、保守的な考えにしがみついた古い芸術に対して新しいものを創作するために戦っていく人達とされています。激しく情熱的な人物のフロレスタン(F) と、物静かで瞑想的なオイゼビウス(E) という人物設定された二人の名義で作品は発表され、シューマンらしい18 の小品には、それぞれの性格を示す「F」と「E」のサインが与えられています。シューマンは「ピアノを弾いていて幸せだったときと言えば、これを作曲したときです」と後に語っているほど、この作品に愛着があったといいます。ラルームの繊細な感性と作品がぴったりとあっており、時に夢見るように、瞑想的に、そして気難しくと個々の曲の表情の変化を巧みに弾き分けています。
 そしてシューベルト最後のピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960。ラルームは美しい弱音でシューベルト深遠な音の世界へ聴き手を導き、この曲のもつ崇高な美しさを静謐に描き出しています。
 アダム・ラルームは2016 年9 月にモディリアーニ弦楽四重奏団とのシューマン・プロジェクトで来日予定。



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CHANDOS

CHAN 10929
\2400→\2190
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1

 ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(カデンツァ:バヴゼ)
 ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456(カデンツァ:モーツァルト)
 ディヴェルティメント変ロ長調 K.137
 ボーナス・トラック:
  ピアノ協奏曲第17番 K.453 第1楽章&第2楽章の
   オリジナル・カデンツァ(モーツァルト作)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ガボル・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ
PCHAN 10929
\2857+税
※国内仕様盤
 ジャン=エフラム・バヴゼ来日記念盤!モーツァルトのピアノ協奏曲集始動!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN 10808)に続く古典派協奏曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲集がスタート!
 共演者はハイドンと同じく、タカーチ弦楽四重奏団の創設者でもあり、近年は指揮者として活躍を広げているハンガリーの巨匠、ガボル・タカーチ=ナジとイギリス有数の室内管弦楽団"マンチェスター・カメラータ"。
 モーツァルトの第1巻に選ばれたのは、多くの作品が生み出された1784年に作曲された6つのピアノ協奏曲のうちの2つ、K.453(第17番)とK.456(第18番)の協奏曲で、ピアノ協奏曲第17番では自作のカデンツァを使用(ボーナス・トラックとして、モーツァルト作のオリジナル・カデンツァも収録)。
 またバヴゼは、2016年9月にアシュケナージ指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢との日本ツアーを予定。「ピアノ協奏曲第17番」は公演予定曲目です! 使用ピアノ:Yamaha Model CFX

 録音:2016年3月15日−16日、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・コンサート・ホール(マンチェスター)

 ☆2016年来日公演スケジュール
 9月16日(金) 愛知県芸術劇場/9月17日(土) 石川県立音楽堂/9月19日(月) 悠邑ふるさと会館
 9月22日(木) ザ・シンフォニー・ホール/9月23日(金) 紀尾井ホール



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CHSA 5175
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
タスミン・リトル弾き振り!
 ヴィヴァルディ&パヌフニク:四季
  パヌフニクはアンジェイの娘!

 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》Op.8 No.1-4*
 ロクサンナ・パヌフニク:世界の四季
  (アルバニアの秋、チベットの冬†、日本の春、インドの夏)
   (世界初録音)

タスミン・リトル(ヴァイオリン&指揮)
BBC交響楽団
グレアム・ブラッドショウ
 (チベットのシンギング・ボウル)†
デイヴィッド・ライト(チェンバロ)*

 タスミン・リトル弾き振り!ヴィヴァルディとパヌフニクの「四季」!

 Chandos主力の専属アーティストの一人、イギリスが誇る女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトルが、ついにヴィヴァルディの「四季」を録音!
 これまで数々の知られざる作品を録音、発掘してきたタスミン・リトル。今回は、ヴィヴァルディの「四季」に、ロクサンナ・パヌフニクの「四季」をカップリングするという独創的なプログラム。

 ロクサンナ・パヌフニク(b.1968)は、作曲家アンジェイ・パヌフニクの娘として生まれたポーランド系イギリスの女流作曲家。今回が世界初録音となる「世界の四季(Four World Seasons)」は、タスミン・リトルのために書かれたヴァイオリンと弦楽オーケストラのための作品。アルバニア、チベット、日本、インドのそれぞれの四季を描いており、「アルバニア」は父親に、残りの3楽章はタスミン・リトルへと捧げられています。
 タスミン・リトルが描くヴィヴァルディの傑作、そしてR・パヌフニクの新作という衝撃の新録音です!

 録音:2016年1月4日−6日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)


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 二つ目の「四季」を書いたロクサンナ・パヌフニクはあのアンジェイ・パヌフニクの娘。
 どんな作品を書いたんだろうといろいろ見てたら面白い作品を発見。
https://youtu.be/0hyuAqACARM

 今回の「四季」にも日本が入っているが、この作品なんて日本への愛情とリスペクトが感じられる。

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CHSA 5172
(2SACD HYBRID)
\5600→\5190
ガードナー&ベルゲン・フィル、ライヴ!
 シェーンベルク:グレの歌
エドワード・ガードナー(指揮)、
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、
オルウィン・メラー(ソプラノ/トーヴェ)、
アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ/山鳩)、
スチュアート・スケルトン(テノール/ヴァルデマール)、
ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ(テノール/道化クラウス)、
ジェームズ・クレスウェル(バス/農夫)、
トーマス・アレン(語り)、
ベルゲン・フィルハーモニー合唱団、
コレギウム・ムジクム合唱団、
エドヴァルド・グリーグ合唱団、
オルフェイ・ドレンガル、
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックの生徒達、
ヨーテボリ交響楽団のミュージシャン達  
 ガードナー&ベルゲン・フィル!シェーンベルク「グレの歌」ライヴ!

 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の創立250周年を迎えた2015年に首席指揮者に就任し、ますます充実した活動を拡げるエドワード・ガードナー。
 5人のソリストと1人の語り部、大編成のオーケストラと合唱団によるシェーンベルクの超大作「グレの歌」の録音が登場!
 各ソリストの妙技、トーマス・アレンのナレーション、ノルウェーの名門合唱団たちをまとめ上げるガードナーの手腕はもちろん、ベルゲンのグリーグホールで繰り広げられた圧倒的パフォーマンスをくまなく収録したChandosの高音質録音にも注目です!

 録音:2016年12月8日ー11日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)



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CHAN 10934
\2400→\2190
やはり大ヒットした!
 バリー・ダグラス、"ケルティック・アルバム"第2弾!

 ケルティック・エアーズ

 様々な作曲家、伝承曲:
  Mna na hEireann / The Foggy Dew / The Minstrel Boy /
  Molly Malone / Boatman / Fear a’ Bhata / Master McGrath /
  The Lark in the Clear Air / The Star of the County Down /
  The Fields of Athenry / Planxty Irwin / Buachaill on Eirne /
  On Raglan Road / Brendan’s Air / Roisin Dubh /
  Oro ’se do bheatha abhaile /
 イーマー・マクギオン:
  Ballyvaughan Pier / The Runescape Jig / Secret Circle Reel /
  Brendan’s Air (tune by Brendan Monaghan) /
 クリス・スタウト&カトリーナ・マッケイ(arr.):
  Barry’s Reels / Unst Bridal March
バリー・ダグラス(ピアノ)
イーマー・マクギオン
 (アイリッシュ・フルート)
カトリーナ・マッケイ
 (スコティッシュ・ハープ)
クリス・スタウト(シェトランド・フィドル)
 バリー・ダグラスの真骨頂!"ケルティック・アルバム"第2弾!

 2014年に発売され大きな話題を呼んだ「ケルティック・リフレクションズ(CHAN 10821)」に続くバリー・ダグラスによるケルティック・チューンのピアノ・アレンジ・アルバム第2弾!
 北アイルランドの首府ベルファストに生まれ、1986年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝した世界的ピアニスト、バリー・ダグラスが、故郷アイルランドやスコットランドの美しい旋律に思いを馳せるこのアルバム。
 前作では一部の曲にアイリッシュ・フルートが参加していましたが、今作ではさらにスコティッシュ・ハープ、シェトランド・フィドルが加わり、よりケルティックな香りの漂うアルバムとなりました。
 ピアノ・ファンや美メロ・ファンにはもちろん、ケルト音楽愛好家にも広くおススメできるアイテムです。

 録音:2016年2月5日−6日、アイルランド




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 店主が心から愛するダグラスの「ケルティック・リフレクションズ」。

 クラシックの世界では受け容れられないかと思ったら、あれよあれよといううちに大ベストセラーに。

 優しく、美しく、親しげで温かい。
 一人でも多くの人に聴いてほしい、そんなアルバム。

 今週その続編登場の報が。
 今回もあのアイリッシュ・フルートのマクゲオンが参加。

 また涙を拭く準備をしないと。




店主が心から愛するダグラスの1枚
一人でも多くの人に聴いてほしい・・・

CHANDOS
CHAN 10821
\2400→\2190
ケルティック・リフレクションズ
 シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェアー*/美しい髪の少女/
 ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ/
 ザ・クリフス・オヴ・ドゥーニーン/イニシュ*/
 そっとドアを開けて/ザ・プレズント・ロックス/
 ザ・マッシュルーム・ツリー*/
 ザ・キッド・オン・ザ・マウンテン*/マイ・レイガン・ラヴ/
 キャリックファーガス/プランクスティ・ディロン/
 オーイン・オニールの哀歌/アイルランドの子守歌/庭の千草/
 ホーム・アウェイ・フロム・ホーム/
 ザ・ラグル・タグル・ジプシー/
 ダニー・ボーイ(全ピアノ編曲:バリー・ダグラス)
バリー・ダグラス(ピアノ)
エイミール・マクゲオン
 (アイリッシュ・フルート)*

 このアルバム、「ダニー・ボーイ」や「庭の千草」などの民謡や現代アイリッシュ音楽がダグラスの手によってピアノ曲に生まれ変わってるわけですが・・・素敵なんです!
 ちょっと素朴過ぎるといわれるかもしれません。
 純粋クラシックではないじゃないかといわれるかもしれません。
 でも・・・とってもいいんです。
 しみじみと切なくて、素直で優しくて。
 ノスタルジックでほろ苦くて。

 そしてさらに素敵なのが、アイリッシュ・フルートが入ってくる曲。
 これは・・・泣けるかもしれません。

 もうほとんど演歌か日本歌謡の世界なんですが、いいものはいい。
 実はこの日、たまたまパソコンの一台が調子悪くて修理の人が来てくれてたんですが、なかなか直らなくて、みるみるその人がイライラしているのがわかってきたので・・・この曲をかけてあげたんですね。
 すると・・・これまたみるみるその人のテンションが落ち着いていくのがわかるんです。
 音楽ってなんともすごいな、と。

 ジャケットもよく見てみると、「巨人のテーブル」というアイルランドの遺跡。
 そこに陽の光が差し込む幻想的な写真。
 明らかにスピリチュアルな何かを思わせるジャケット。

 ダグラス、完全に突き抜けました。
 新しい自分をつかんだんでしょう。


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CHAN 10917
(6CD/特別価格)
\9600→\8990
ブロドスキー弦楽四重奏団、27年ぶり、2度目の全集録音!
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集

 弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.49/同第2番イ長調 Op.68/
 同第3番ヘ長調 Op.73/同第4番ニ長調 Op.83/
 同第5番変ロ長調 Op.92/同第6番ト長調 Op.101/
 同第7番嬰へ短調 Op.108/同第8番ハ短調 Op.110/
 同第9番変ホ長調 Op.117/同第10番変イ長調 Op.118/
 同第11番ヘ短調 Op.122/同第12番変ニ長調 Op.133/
 同第13番変ロ短調 Op.138/同第14番嬰へ長調 Op.142/
 同第15番変ホ短調 Op.144
ブロドスキー弦楽四重奏団
 〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
  イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
  ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
  ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕

 イギリスを代表する弦楽四重奏団の1つとして世界的な名声を築き上げてきたブロドスキー弦楽四重奏団。
 Chandosの専属アーティストとなり意欲的な録音を次々と送り出してきたブロドスキー弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチの新たな全曲録音が登場!
 約27年ぶりに録音された弦楽四重奏曲全集は、2016年にアムステルダムのムジークヘボウで録られたもの。結成40周年を超えて活動するブロドスキー弦楽四重奏団の華麗なディスコグラフィーに、また新たな重要録音が加わります。

 録音:2016年3月2日ー8日、ムジークヘボウ(アムステルダム)





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CPO



555026
\2100→\1890
リノス・アンサンブル
 フランツ・シュミット:五重奏曲 イ長調

 1-5.五重奏曲 イ長調 ピアノ(左手のみ)、クラリネット、弦楽三重奏のための
リノス・アンサンブル
〈メンバー:
 コンスタンツェ・アイクホルスト(ピアノ)/
 ヴィンフレート・ラーデマッヒャー(ヴァイオリン)/
 マティアス・ブーフホルツ(ヴィオラ)/
 マリオ・ブラウマー(チェロ)/
 ライナー・ミューラー・ファン・レクム(クラリネット)〉
録音 2013年6月15-17日 ケルン、ドイツ放送、室内楽ザール
 Recording Producer: Stephan Schmidt, Recording Engineer: Wolfgang Rixius, Recording Technician: Corinna Hornung

 オーストリアに生まれ、第一次世界大戦で右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタイン。彼は多くの作曲家に「左手のための作品」を委嘱、その結果生まれた作品は現代でも様々な機会で演奏されています。このフランツ・シュミット(1874-1937)の《五重奏曲》もその一つで、彼は他にも協奏的作品を含め、何曲かの「左手のための作品」をヴィトゲンシュタインのために書いています。この《五重奏曲》はシュミットが亡くなる前の年の1936年に書かれたもので、同じ形態で書かれたト長調(1926年)の作品よりも一層細やかなピアノ・パートと、クラリネットを交えた多彩な音色が用いられています。またシュミットはこの曲の終楽章に、ヴィトゲンシュタインの師であったヨーゼフ・ラボールが書いた旋律を主題とした変奏曲を置き、この左手のピアニストへの賛辞としています。
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555031
\2700→\2490
テレマン:
 クラリネットの原型となったシャリュモーと、長い歴史を持つ弦楽器サルテリオのための作品

 1.ソナタ ハ長調 TWV 41:C1/
 2.サルテリオと2台のシャリュモー、通奏低音のためのソナタ ヘ短調 TWV 43:f2/
 3.ファゴットと通奏低音のためのソナタ ヘ短調 TWV 41:f1/
 4.ハックブレットと通奏低音のためのソナチネ イ長調 TWV 41:A2/
 5.バロッククラリネット、ソプラノシャリュモー、サルテリオと
   通奏低音のためのトリオソナタ ヘ短調 TWV 42:F6/
 6.チェンバロ独奏のための序曲 TWV 32:9/
 7.2台のシャリュモーのためのカリヨン TWV 40:109/
 8.独奏サルテリオのための幻想曲 第5番 TWV 40:18/
 9.アルトシャリュモーとテノールシャリュモー、通奏低音のための序曲 TWV 44:6/
 10.2台のソプラノシャリュモーと
    通奏低音のためのトリオソナタ ハ長調 TWV 42:C2
ザルツブルガー・ホフムジーク/
ヴォルフガンク・ブルンナー(指揮)
 録音 2012年8月16-19日 オーバーエースターライヒ クレムゼック・シュロス

 ポーランドの宮廷楽長に任命された20代の若きテレマン(1681-1767)は、領主であったプロムニッツ伯爵の好みに合わせフランス風の作風を研究しつつ、この地の民俗音楽にも強く魅了されたと自伝に記しています。
 同時に様々な楽器の音色にも注目し、当時存在した特殊な楽器のための作品を幾つか残しています。

 このアルバムでは、クラリネットの原型となったシャリュモーと、長い歴史を持つ弦楽器サルテリオのための作品を中心に収録、あまり耳にする機会のない珍しい音色を楽しむことができます。
 もちろん録音には楽器の調整から音響バランスまで細心の注意が払われたそうで、エキゾチックで繊細な音色が存分に記録されています。


 クラリネットは、ドイツ・ニュルンベルクのデンナーが、1700年頃にシャリュモーという楽器を改造して製作したのが始まりとされる。
 シャリュモーはフランスの古楽器で、シングルリードの円筒形木管楽器であり、18世紀の後半頃までオーケストラに使用されていたといわれているが、現存する楽器は作者不詳のものが多く、関連資料もわずかしか残っていないため、製作年代はよくわかっていない。
 サルテリオはハープやチターと似た楽器。しかし歴史は非常に古い。
 古くは古代ギリシャ時代にまでさかのぼるらしく、スペインのパニアグアが「古代ギリシャの音楽」のアルバムでこの楽器を使っていた。


  


777457
(2CD)
\4000→\3690
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品集 第2集
〈CD1〉
 1.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.15/
 2.ヴァイオリン・ソナチネ Op.46/
 3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.12/
〈CD2〉
 1.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 Op.37/
 2.2台のヴァイオリンのためのソナタ Op.69/
 3.ヴァイオリン・ソナタ 第6番 Op.136bis/
 4.モルドヴァ風ラプソディ Op.47-3
シュテファン・キルパル(ヴァイオリン)/
アンドレアス・キルパル(ピアノ)/
グンドゥラ・キルパル(第2ヴァイオリン…CD2:2)
 録音 2010年5月25-27日 KUBIZ Unterhaching…CD1, 2012年10月29-31日 Aula des Kurfurst-Maximilian-Gymnasiums Burghausen…CD2

 ショスタコーヴィチの親友として知られる作曲家ヴァインベルク(1919-1996)。ポーランドに生まれ、ワルシャワ音楽院に学んだ後、第二次世界大戦が勃発したためソヴィエトに亡命、この地で活躍の場を見い出すこととなります。
 しかし激動の時代、ソヴィエトは決して住みやすい場所ではなく、彼の作品も全面的に評価されたとは言いがたい状況でした。
 最近、ようやくヴァインベルクの作品に注目が集まるようになり、次々と録音がリリースされ、色々な作品を実際に耳にすることができるようになりました。
 このcpoの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」もそんなシリーズの一つ。彼の残した8曲のヴァイオリンソナタのうち、無伴奏を除いたソナタをはじめ、いくつかの小品が収録されています。
 ヴァインベルク自身はヴァイオリンを演奏することがなかったのですが、楽器の性能は熟知していたようで、どれも優れた技巧と抒情的なメロディを持った見事な作品となっています。


第1弾

777456-2
\2000
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品集第 1 集
 1.ヴァイオリン・ソナタ第 4 番 Op.39/
 2.ヴァイオリン・ソナタ第 5 番 Op.53/
 3.ヴァイオリンとピアノのための3 つの商品
シュテファン・キーパル(ヴァイオリン)/
アンドレアス・キーパル(ピアノ)
スタインウェイD モデル使用

 ショスタコーヴィチの親友であり、完璧なる理解者とされるヴァインベルクのヴァイオリン作品集です。
 ここに収録されたソナタは、第4 番は確かにショスタコーヴィチの影響を受けてはいるものの、第5 番における独創性はヴァインベルクが到達した境地とも言えるものでしょう。ユダヤの伝統音楽にしっかりと根ざした幅広く歌うメロディ、考え抜かれた楽曲の構成、とりわけ終楽章におけるデモーニッシュなフーガなど、ヴァインベルクの作品における最高峰と呼んでも差支えないでしょう。


  


777557
(2SACD Hybrid)
\5600→\5190
パッヘルベル:オルガン作品全集 第2集
 トッカータ,フーガ,マニフィカート‐フーガ,
 チャコーネ,幻想曲,変奏曲,福音主義教会賛美歌
 〈SACD1〉教会年‐クリスマス/
 〈SACD2〉詩篇の歌集 第3集
ユルゲン・エッスル(SACD1)/
ミヒャエル・ベロッティ(SACD2…1-9)/
ジェームズ・デヴィッド・クリスティ(SACD2…10-17)
 録音 2011年 ジンメルン,シュテファン教会 シュトンム・オルガン…SACD1, 2011年 ベトハイム,キリアン教会 カスパール・シッペル・オルガン(1711年製),ニコラウス・ジーバー・オルガン(1721年製)

 2013年に第1集がリリースされて以降、発売が待たれていた《パッヘルベル:オルガン作品集 第2集》。
 2016年現在、最も新しい研究に基づくこの録音は、南ドイツの教会のオルガンを用い前作と同じく「クリスマス」「受難節」などの機会ごとに分けられた、研究者にとっても重要な記録となっています。
 パッヘルベル(1653-1706)のオルガン作品は、当時存在したあらゆるジャンルを網羅し、また彼が確立したコラールの形式はJ.S.バッハにも影響を与えるなど、当時最高のオルガン演奏家、作曲家としての威光を示すものであり、この全集はヨーロッパのオルガン作品の伝統を知る上でも大切なシリーズです。



「パッヘルベル?好きですよ、オルガン作品がね。」
・・・なんてことを言いたいあなたのために第1集。

777556
(5SACD-Hybrid)
\6500
ヨハン・クリストフ・パッヘルベル:オルガン作品全集 第1集
CD1.教会の年:復活祭,2つのミカエル祭/
CD2.詩編の歌 Ⅰ/
CD3.公教要理とその他 Ⅰ/
CD4.公教要理とその他 Ⅱ/
CD5.アポロの六弦琴
ジェームズ・デイヴィッド・クリスティ
 (オルガン Eilert-Koeler Orgel (1738) der Kreuzkirche Suhl…CD1)/

クリスティアン・シュミット
 (オルガン Hauptorgel von Johann Christoph Leu (1715), Chororgel von Johann Christoph Albrecht und Johann Konrad Speisegger (1710/1746) der Klosterkirche Rheinau…CD2)/

ユルゲン・エッスル
 (オルガン Hoer-Orgel (1742) der Pfarrkirche St. Katharina in Wolfegg…CD3, Sieber-Orgel (1714) der Michaelerkirche in Wien…CD5)/

ミヒャエル・ベロッティ
 (オルガン an der Bossard-Orgel (1721) der ehem. Klosterkirche St. Urban…CD4)

 現在パッヘルベルというと、あの有名な「カノン」のみが知られていますが、実際の彼はバロック時代の南ドイツを代表するオルガン曲の作曲家であり、その業績はそのままJ.S.バッハに受け継がれていくほどの重要な位置にあった人でした。
 彼のオルガン作品だけでも、CD12枚分のヴォリュームを誇り、他にもハープシコードのための作品や合唱曲なども存在するのです。
 そんなパッペルベルのオルガン作品をフィーチャーしたこのシリーズ、演奏者に現在トップの奏者たちを配し、SACDハイブリッドで録音するという、なんとも贅沢な造りとなっています。

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777632
\2100→\1890
洗練された美しい作品
 モリーク:弦楽四重奏曲集

  1.弦楽四重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.42/
  2.弦楽四重奏曲 弟8番 イ長調 Op.44
マンハイム弦楽四重奏団
〈メンバー:
 アンドレアス・クレヒャー(第1ヴァイオリン)/
 キム・シンキュン(第2ヴァイオリン)/
 ニクラス・シュヴァルツ(ヴィオラ)/
 アルミン・フロム(チェロ)〉
 録音 2009年1月20-22日 シュトゥットガルト SWR 室内楽スタジオ

 ファゴットとヴァイオリンを奏する父の下に生まれ、幼い頃から音楽に親しんだというモリーク(モーリック 1802-1869)。6歳でヴァイオリンの公開演奏を行い、高名なヴァイオリニスト、シュポーアからも教えを受けるなど、その才能を着々と伸ばしていきました。
 成人してからはアン・デア・ウィーン劇場、ミュンヘン宮廷楽団を経て、23歳の若さでシュトゥットガルト宮廷楽長兼コンサートマスターに任命されます。
 作曲は独学でマスターしたにもかかわらず、その作品の完成度は高く、ここに収録された2曲の弦楽四重奏曲も、古典派の伝統的な作風に加え、メンデルスゾーン風の洗練された雰囲気を持つ極めて美しい作品です。
 これらの作品は彼がイギリスに滞在していた頃に書かれたもので、ヴィクトリア女王を含むイギリスの聴衆たちを熱狂させたことでも知られています。



旧譜
モリーク:弦楽四重奏曲集第1〜3集

777149-2
\2100
モリーク(1801-1869):弦楽四重奏曲集第 1集
 弦楽四重奏曲ヘ長調/弦楽四重奏曲イ短調
マンハイム弦楽四重奏団

 ウィーンでシュポアらに学び、シュトゥットガルトでは長年に渡ってリーダー的存在だったモリーク。本職はヴァイオリニストだっただけに残された作品はさほど多くないが、弦楽四重奏曲は自身が演奏することもあってか1 2曲。このディスクで2作品がスポットライトを浴びた。

777276-2
\2100
モリーク(1802-1869):弦楽四重奏曲集第 2 集
 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.18-3/
 弦楽四重奏曲へ短調 Op.28
マンハイム弦楽四重奏団

 生前ヴァイオリン奏者として著名だったドイツの作曲家ベルンハルト・モリーク。ヨーロッパの至る所でツアーを行い、高い名声を得ていました。とは言え彼の本業は作曲家。ベーム式フルートの開発者であるテオバルト・ベームと親しく、彼のためにフルート協奏曲も書いています。しかしその作品のほとんどは弦楽四重奏で絞められているところがヴァイオリンの名手と言えるでしょう。
第1 番は古典派とロマン派の端境期に属する端正で優雅な作風を持っています。それに対し、第2 番のへ短調の作品は暗く憂鬱な気分を持つ聴き応えのある曲です。

777336-2
\2100
モリーク(1802-1869):弦楽四重奏曲集第 3 集
 1.弦楽四重奏曲第 1 番ト長調 Op.16/
 2.弦楽四重奏曲第 2 番ハ短調 Op.17
マンハイム弦楽四重奏団

 モリークは古典派-ロマン派の橋渡しをした影の功労者。
 そのモリークの弦楽四重奏曲の第 3 集。
 この盤に収録されているのは第1 番と第2 番。ちょっと聴くとハイドン風?とも言える第1 番の冒頭の魅力的な旋律からこの独特な世界にはまるだろう。第2 番はうってかわって悲劇的な開始が印象的。快活な第2 楽章、美しい第3 楽章、そしてシューベルト風とも言える終楽章。これはなかなか名曲。




あの鬼才天才アントン・シュテックがモリークのヴァイオリン協奏曲を弾いていた!

で、これがなかなか素敵なイカす曲なんです。
パガニーニやヴィエニアフスキーとも似てますが、シューマンのほうが近いところも・・・あ、ドイツ生まれなんですね・・・

ACCENT
ACC 24247
\2500
アントン・シュテック(Vn)
 ベルンハルト・モーリック(モリーク):

  (1)ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調Op.10
  (2)ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調Op.30
アントン・シュテック(Vn)
クリストフ・シュペリング(指)
ラルパ・フェスタンテ
 
 DDD

 ベルンハルト・モーリック(1802-1869) はドイツのヴァイオリニストで作曲家。
 シュポーアの弟子でヴィルトゥオーゾとして活躍しました。ヴァイオリン協奏曲を6曲残していますが今日聴く機会がなく、待望の録音登場となります。
 ベルリオーズと同世代ですが、作風は師シュポーア風の古典派寄りで、すっきり爽やか。自身が名手だったこともあり、非常に技巧的な作品となっています。

 独奏のシュテックはコンチェルト・ケルンのコンサートマスターを務め、さらにピリオド楽器によるシュバンツィSQ のメンバーとしてラ・フォルジュルネ音楽祭でも来日した実力派。
 今回も古楽器を用い、バックにも古楽器合奏団ラルパ・フェスタンテを配し、この忘れられた宝石を蘇らせています。

  


777847
\2700→\2490
第3番収録!完結編!
 ブルッフ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 第3集

  1.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ニ短調 Op.58/
  2.ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 嬰へ短調 Op.84/
  3.ロマンス イ短調 Op.42
アンチェ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)/
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)
 録音 2015年2月24-27日 ハノーファー 北ドイツ放送 グローサー・ゼンデザール
 Recording Producer & Digital Editing: Hans-Ulrich Bastin, Recording Engineer: Daniel Kemper

 ブルッフ(1838-1920)のヴァイオリン協奏曲といえば、だれもが美しい《第1番》を思い浮かべることでしょう。逆に言えば、第2番、第3番はほとんど耳にする機会がありません。
 そんなブルッフの全ての「ヴァイオリンと管弦楽のための」作品を録音するというこのcpoのプロジェクトは、名手ヴァイトハースのヴァイオリンと指揮者ボイマーの共演で既に第2集までがリリース済み。
 今回のヴァイオリン協奏曲第3番を含む第3集で完結となります。

 協奏曲第2番は、当時親交を結んでいたサラサーテに献呈されていましたが、この第3番はブルッフが尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れられ、献呈もまたヨアヒムにされています。まるでブラームスの作品のような、管弦楽による充実した前奏や、ゆったりと美しい第2楽章、超絶技巧を駆使した第3楽章と、堅固な構成を持つ大作です。

 ロマンス Op.42は当初第2協奏曲として構想された作品ですが、結局これは断念、独立した曲として発表されました。

 晩年に書かれた《小協奏曲》は、全編緊張感に満ちた聴き所たっぷりの小品です。



第1番が有名すぎるだけで第2番も実は結構名曲だったりします。

777833
\2700
マックス・ブルッフ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 第1集
 1.ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op.44/
 2.スコットランド幻想曲 Op.46/
 3.アダージョ・アパッショナート Op.57
サンチェ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)/
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 ブルッフ(1838-1920)と言えば、誰もがあの素晴らしい「ヴァイオリン協奏曲 第1番」を思い浮かべることでしょう。美しい旋律に溢れたあの協奏曲は、ロマン派のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の人気を誇っています。

 また、彼は生涯「歌と旋律」を愛し、その創造の源にも、ヨーロッパの様々な国に伝わる民族音楽があったことで知られています。
 たとえば、このアルバムに収録された「スコットランド幻想曲」や良く知られる「コル・ニドライ」にはそんな郷愁を誘うメロディがうまく引用されているのです。
 さてcpoレーベルでは、そんなブルッフのヴァイオリンのための作品全集のリリースを目論んでいます。名ヴァイオリニスト、ヴァイトハースを演奏者に迎え、「ヴァイオリン協奏曲 第1番」だけではない、ブルッフのヴァイオリン作品の隠された遺産を掘り起こすことで、この作曲家に新たな光を当てることになるでしょう。まずは、あまり耳にする機会のない第2番の協奏曲から聴いてみてください。

777846
\2700
知られざる名曲あり!
 マックス・ブルッフ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 第2集
  1.ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26/
  2.セレナード イ短調 Op.75/
  3.アダージョ「In memoriam-思い出に」Op.65
アンチェ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)/
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 ヴァイトハースによるブルッフ(1838-1920)のヴァイオリンと管弦楽のための全集の第2集です。
 第1集(777833)では第2番の協奏曲と「スコットランド幻想曲」で情熱的な演奏を披露したヴァイトハースですが、今回は最も知られる「ヴァイオリン協奏曲第1番」がメインとなります。
 もちろんこの曲は聴きものなのですが、なんと言ってもオススメなのが、「思い出に」と題されたアダージョです。ほとんど知られていない作品ではありますが、この痛切な美しさは他に類をみません。セレナードも胸に迫る名曲です。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR 7505
(5CD/特別価格)
\5600→\4990

イグナツィ・ヤン・パデレフスキ 〜 ビクター録音全集
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
 CD1
  クープラン:おどけた女、シテールの鐘〔録音:1914年4月29日、カムデン〕/
  シューマン:なぜに Op.12-3〔録音:1914年4月30日、カムデン〕/
  ショパン:夜想曲嬰へ長調 Op.15-2〔録音:1917年5月14日、ニューヨーク〕/
  ショパン:ポロネーズ イ長調 Op.40-1、パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14-1、
  ショパン:夜想曲 ヘ長調 Op.15-1、ショパン:ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
    〔録音:1917年5月23日、ニューヨーク〕/
  パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14-6〔録音:1917年6月6日、ニューヨーク〕/
  ショパン:練習曲変ト長調 Op.25-9〔録音:1917年6月18日、ニューヨーク〕/
  ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57、パデレフスキ:夜想曲変ロ長調 Op.16-4
   〔録音:1922年6月1日、ニューヨーク〕/
  ショパン/リスト:私のいとしい人 Op.74-12、ショパン:ワルツ変イ長調 Op.42、
  リスト:ハンガリー狂詩曲第10番 S.244/10、リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 S.244/2
   〔録音:1922年6月26日、カムデン〕
 CD2
  パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14-6〔録音:1922年6月26日、カムデン〕/
  ショパン/リスト:乙女の願い Op.74-1、メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67-4
   〔録音:1922年6月27日、カムデン〕/
  パデレフスキ:メロディ Op.8-3、パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14-6、
  ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35より 第3楽章、
  ショパン:練習曲嬰ト短調 Op.25-6、ショパン:練習曲嬰ハ短調 Op.25-7、
  リスト:軽やかさ S.144/2、ショパン:練習曲イ短調 Op.25-11、
  メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67-4〔録音:1923年5月4日、カムデン〕/
  ショパン:マズルカ イ短調 Op.17-4、パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14-1
   〔録音:1923年5月5日、カムデン〕/
  シューベルト:即興曲変ロ長調 Op.142-3、ドビュッシー:水に映る影、
  シューベルト/リスト:聞け, ひばりを、ショパン:練習曲変ニ長調 Op.25-8、
  ショパン:練習曲変ト長調 Op.25-9、ショパン:マズルカ変イ長調 Op.59-2、
  ショパン:マズルカ嬰へ短調 Op.59-3、ワーグナー/リスト:紡ぎ歌 S.440
   〔録音:1924年5月12日、ニューヨーク〕
 CD3
  シェリング:ラグゼの夜想曲、パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14-1、
  パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14-1〔録音:1926年5月20日、ニューヨーク〕/
  ストヨフスキ:愛の歌 Op.26-3、小川のほとりにて Op.30-3、
  ドビュッシー:水に映る影〔録音:1926年12月11日、ニューヨーク〕/
  ショパン:前奏曲変ニ長調 Op.28-15、ショパン:練習曲ホ長調 Op.10-3
   〔録音:1926年12月日、ニューヨーク〕/
  シューマン:予言の鳥 Op.82-7、パガニーニ/リスト:ラ・カンパネラ S.141/3
   〔録音:1926年12月14日、ニューヨーク〕/
  シューベルト:即興曲変イ長調 Op.142-2、シューベルト:即興曲変イ長調 Op.142-2、
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調《月光》Op.27/2より Adagio
   〔録音:1926年12月16日、ニューヨーク〕/
  ショパン:夜想曲嬰へ長調 Op.15-2、パガニーニ/リスト:ラ・カンパネラ S.141/3
   〔録音:1927年8月18日、ニューヨーク〕
 CD4
  ショパン:練習曲ホ長調 Op.10-3〔録音:1927年8月18日、ニューヨーク〕/
  ショパン:前奏曲変ニ長調 Op.28-15、ショパン:前奏曲変イ長調 Op.28-17、
  ショパン:ワルツ変ホ長調 Op.18、ショパン:練習曲ハ短調 Op.10-12、
  ルビンシテイン:ワルツ・カプリス変ホ長調〔録音:1928年5月22日、ニューヨーク〕/
  シューマン:夜想曲ヘ長調 Op.23-4、
  ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35より 第3楽章&第4楽章、
  ショパン:練習曲変ト長調 Op.10-5〔録音:1928年5月24日、ニューヨーク〕/
  ドビュッシー:デルフィの舞姫、ドビュッシー:野をゆく風、ドビュッシー:吟遊詩人、
  ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2、ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12、
  ショパン:マズルカ ニ短調 Op.33-2〔録音:1930年10月13日、ニューヨーク〕/
  ワーグナー/シェリング:《トリスタンとイゾルデ》より 第1幕への前奏曲
   〔録音:1930年10月14日、ニューヨーク〕
 CD5
  ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ニ長調 WoO.1/6、
  ショパン:マズルカ嬰ハ短調 Op.63-3〔録音:1930年10月14日、ニューヨーク〕/
  J・シュトラウス/タウジヒ:人生は一度だけ
   〔録音:1930年10月14日&16日、ニューヨーク〕/
  ショパン:ポロネーズ変ホ短調 Op.26-2〔録音:1930年10月16日、ニューヨーク〕/
  ドビュッシー:帆、ドビュッシー:吟遊詩人、ショパン:夜想曲変ホ長調 Op.9-2、
  ショパン:マズルカ変ホ長調 Op.9-2、ショパン:マズルカ変イ長調 Op.59-2、
  ブラームス:ハンガリー舞曲第7番イ長調 WoO.1/7、
  J・シュトラウス/タウジヒ:人生は一度だけ
   〔録音:1930年12月23日、ニューヨーク〕/
  ワーグナー/リスト:紡ぎ歌 S.440
   〔録音:1930年12月23日&1931年5月13日、ニューヨーク〕/
  シューベルト:楽興の時変イ長調 Op.94-2〔録音:1931年5月13日、ニューヨーク〕/
  ボーナス・トラック 〜 パデレフスキによるアメリカ・デビュー50周年への挨拶
   〔録音:1941年1月31日、ニューヨーク〕
 パデレフスキのビクター録音全集が登場!マーク・オーバート=ソーンの復刻!

 19世紀〜20世紀のポーランド代表する名ピアニストであると同時に、同国の首相、外相、そして国連大使を歴任した政治家でもあったイグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)。
 APRから復刻となるパデレフスキの演奏は、カムデンとニューヨークで収録が行われた、ビクター録音の全集!
 1914年から1924年までのアコースティック録音と1926年から1931年までの電気録音の計81トラック(+2ボーナス・トラック)を収めたこのパデレフスキBOXは、ポーランドの巨匠がその後半生に歩んだ軌跡の集大成である。
 マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングによる音質の向上にも大いに期待したい!



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AUDITE



AU 95644
\2400→\2190
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第10弾
 ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
  ヒンデミット、ライトナー、ハイティンクが指揮!

  (1)モーツァルト:
     ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
  (2)ヘンツェ(1926-2002):ヴァイオリン協奏曲第1番
  (3)マルタン(1890-1974):
     マニフィカト(1968年版)(世界初演)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
(1)パウル・ヒンデミット(指揮)
(2)フェルディナント・ライトナー(指揮)
(3)イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
 ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団(スイス祝祭管弦楽団)
 完全初出音源。ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第10弾ヒンデミット、ライトナー、ハイティンクが指揮!シュナイダーハンの美音を堪能。

 ライヴ録音:(1)1952年8月13日、(2)1964年8月26日、(3)1968年8月14日/ルツェルン・フェスティヴァル/65’07”

 定評あるAudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。
 第10 弾はヴォルフガング・シュナイダーハンが主役。
 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5 番「トルコ風」(1952 年)、ヘンツェのヴァイオリン協奏曲第1 番(1964 年)、そして、シュナイダーハンに献呈されたマルタンのマニフィカト(1968年)が収録されました。

  1915 年ウィーン生まれのシュナイダーハンは神童として注目され、10 代よりヨーロッパを中心にソリストとして活躍。その後、1930 年代よりウィーン交響楽団、ウィーン・フィルのコンサート・マスターに就任、さらに自身の名を冠した弦楽四重奏団を結成し室内楽の活動を行うかたわら教育活動にも熱心にたずさわった、名教師にして名ヴァイオリストです。“抑制の効いたスタイル” のシュナイダーハンの音楽は、まさに正統派の芸術家で、音楽に真摯に向き合う姿勢は聴き手を虜にしました。また多岐に渡る膨大なレパートリーを誇るシュナイダーハンは現代音楽も積極的に取り上げ、当ディスクに収録されているヘンツェ、マルタンなど同時代を生きた作曲家が献呈した作品もあります。

 さて、そのマルタンの「マニフィカト」。1968 年のルツェルン・フェスティヴァルで世界初演となったこの曲は、翌69 年に『アヴェ・マリア』そして『スターバト・マーテル』を加えた「マリア三部作」の1 作品で、ソプラノ独唱とヴァイオリン独奏がともないます。名唱ゼーフリートとシュナイダーハンの演奏によりこの世界初演は大成功をおさめました。当作品はシュナイダーハンに献呈されております。


 そしてシュナイダーハンの美音もさることながら、パウル・ヒンデミット(モーツァルト)、フェルディナント・ライトナー(ヘンツェ)、ベルナルト・ハイティンク(マルタン)という大物演奏家が指揮をしているというところも当録音での注目です。内に秘めた情熱で歌い上げるシュナイダーハンが、3 人の異なる個性をもった指揮者達と、まるで対話するかのような当ライヴ集は、1950 年代から60 年代のシュナイダーハンの充実ぶりをうかがい知ることのできる演奏です。






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HMF


 仏ハルモニア・ムンディ、鉄壁のミッド・シリーズ
最新5タイトルのご案内
ヘレヴェッヘ、ファウスト、ティベルギアンらをふくむ充実ラインナップ

限定盤

HMA 1951857
\1600
ヘレヴェッヘ、シャンゼリゼ管のブルックナー7 番!
 ブルックナー:交響曲第7番
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
 ヘレヴェッヘ、手兵オリジナル楽器シャンゼリゼ管のブルックナー7 番!

 録音:2004年4月

 ブルックナーの交響曲がオリジナル楽器で登場ということでも話題となった1 枚。しかも美音主義者ヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管の演奏。
ヘレヴェッヘはブルックナーの大家ヴァントを大変尊敬していたこともあり、とろける美音を聴かせながらも大変硬派なブルックナーに仕上がっております。音質もハルモニア・ムンディ・フランスならではの優秀録音。
 
限定盤
HMA 1951951
\1600
マルティヌーのヴァイオリン協奏曲、ファウストが初挑戦
 マルティヌー:
  ・ヴァイオリン協奏曲第2番 H.293 
  ・弦楽セレナード第2番H.216
  ・トッカータと2つのカンツォン〜
   Pfと弦楽合奏のための
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
イルジー・ビェロフラーヴェク(指揮)
プラハ・フィル
 全篇美しいメロディに満ちたマルティヌーのヴァイオリン協奏曲、イザベル・ファウストが初挑戦

 録音:2006年6月

 東欧諸国からパリに集まった作曲家のグループ「エコール・ド・パリ」のメンバー中、もっとも演奏・録音に恵まれているチェコ出身のボフスラフ・マルティヌー。彼のヴァイオリン協奏曲を、イザベル・ファウストの録音で。急進的な傾向の強い第1番でなく、かのエルマンに捧げられた叙情的な第2 番というのも興味深いところです。
 マルティヌーの作品の中でもとりわけ美しい旋律にあふれ、平和で田園的な世界が続きます。ファウストの美音も冴え、ビェロフラーヴェクのボヘミア的濃厚な伴奏も絶品。マルティヌー観の変るアルバムと申せましょう。
 もうひとつの注目は、ピアノの協奏的作品「トッカータと2つのカンツォン」の独奏をイケメン名手ティベルギアンが務めていること。明るい喜悦性に富んだ曲で、あまり知られていない曲ですが、存分に楽しめます。
 
限定盤
HMA 1952015
\1600
凄いスピード感と迫力、ティベルギアンのブラームス
 ブラームス:
  ・ハンガリー舞曲第1-10番(作曲者編による独奏版) 
  ・8つの小品 Op.76
  ・ワルツ集 Op.39(作曲者編による独奏版)
セドリック・ティベルギア(ピアノ)
 録音:2008年4月

 硬質でクリアなタッチと深い音楽性で辛口な演奏を繰り広げるティベルギアンのブラームス。それも作曲者自身による連弾名作の独奏版を中心とした個性的選曲。ハンガリー舞曲集の独奏版は、音の詰ったオクターヴの連続で非常に弾き難く、テンポを遅めたり流れの途切れた演奏になりがちですが、さすがティベルギアン、そのようなことは一切なく、ブラームスならではの迫力と重厚さで一気に聴かせます。
 この歳でこれほど深みのあるブラームスを実現したティベルギアン、ただものではありませぬ。
 
限定盤

HMA 1951868
\1600
ピリオド楽器使用のメンデルスゾーンの室内楽作品集
 メンデルスゾーン:
  (1)弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
  (2)協奏的変奏曲 Op.17 
  (3)無言歌 ニ長調 Op.109
  (4)アルバムの綴り ホ短調
(1)アンサンブル・エクスプロラション
 〔クリスティーネ・ブッシュ(Vn)
  リディア・フォーベス(Vn)
  チャン・チャン(Vn)
  フランシス・ルーセンス(Vn)
  マルガレーテ・アドルフ(Vn) 
  グース・イェケンドリュプ(Va)
  マルテン・ベーケン(Va)
  ロエル・ディールティエンス(Vc)
  ゲールト・ドビエーヴル(Vc)〕
  (2)(3)ロエル・ディールティエンス(Vc)
  (2)(3)(4)フランク・ブラレイ
   (Pf/1874年スタインウェイ製コンサート・ピアノを使用)
 なんとアンサンブル・エクスプロラションとブラレイ!ピリオド楽器使用のメンデルスゾーンの室内楽作品集

 録音:2004年8月

 メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲は、まだ16 歳の時の作品。弦楽器だけの室内楽編成ながら、30 分かかるちょっとした小交響曲の趣があります。
 若さが長所となった素直でまっすぐなエネルギーがたいへん魅力的です。こうした作品ではピリオド楽器演奏が優れているのは当然。
 ロエル・ディールティエンスを中心としたアンサンブル・エクスプロラションは、爽やかでスッキリした味わいの中に、若きメンデルスゾーンの生命力の迸りをバッチリ浮き上がらせています。
 さらにディールティエンスとブラレイといううれしい組み合わせの協奏的変奏曲と無言歌、ブラレイのソロによるアルバムの綴りと、メンデルスゾーン・ファンならずともうれしくなるものばかり。ドイツ初期ロマン派に魅了される1 枚です。
 
限定盤

HMA 1951979
\1600
W.A.モーツァルト:歌曲とピアノ作品集
 (1)秘めごとK.518 (2)別れの歌K.519
 (3)何と私は不幸なことかK.147 
 (4)孤独に(私の慰めであってください)K.391
 (5)幻想曲 ニ短調K.397 (6)結社員の旅のための歌K.468
 (7)偽りの世K.474 (8)小さなジーグK.574
 (9)春へのあこがれK.596 (10)春の初めにK.597
 (11)すみれK.476 (12)ロンド ヘ長調K.494
 (13)夢のなかの面影K.530 (14)寂しい森の中でK.308
 (15)「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲K.180
 (16)クローエに寄すK.524 (17)満足K.473
 (18)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー
 (ピアノフォルテ/Streicher)
 ギューラの清々しい歌声が紡ぐ音絵物語、モーツァルトの歌曲集

 録音:2007年

 モーツァルトの歌曲は、彼の人生の重要な節目(大切な人との別れや、フリーメイソンへの入会など)にあわせて作曲されたものが多く、彼の人生の絵本のような存在といえるでしょう。
 ギューラは、歌詞のひとつひとつに繊細な超琢を施した表情豊かな歌唱を繰り広げていて、一曲一曲小さな歌曲でありながら、見事な広がりを見せています。
 1971 年生まれのウィーン出身のベルナーは、2003 年チューリッヒのゲザ・アンダコンクールで、シューマンとモーツァルトの演奏で特に高い評価を得たピアニスト。
 ギューラの清潔感のある美しい声と、ピアノフォルテのやさしい音色が見事に融けあった、魅力的なモーツァルト・アルバムとなっています。


<メジャー・レーベル>
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DG



4796131
\2300→\2090
ローマ・カトリック総本山バチカンの
 サン=ピエトロ大聖堂システィーナ礼拝堂

《システィーナ礼拝堂のパレストリーナ》

 パレストリーナ:
  1) 教皇マルチェルスのミサ曲,
  2) あなたは羊たちの牧者, 3) おお、よきイエスよ,
  4) 感謝せよ、主に, 5) 私はあなたに向かって目を上げた,
  6) 主よ、汝は祝福し給えり,
  7) 私の真実と慈しみは彼と共にあり,
  8) 神を喜びたたえよ, 9) 神よ、強めたまえ,
  10) アヴェ・マリア
システィーナ礼拝堂聖歌隊,
マッシモ・パロンベッラ(指揮)

 システィーナ礼拝堂聖歌隊による、伝統の美しき歌声
 パレストリーナは、1555年1月に無審査でシスティーナ礼拝堂聖歌隊歌手に任命されたと伝えられています。1566年以後イエズス会の教育機関であるセミナリオ・ロマーノで教鞭を執るかたわら,1567年からは有力な芸術の保護者である枢機卿イッポリト・デステ2世にも仕えるようになりました。教皇ピウス5世の招きに応じて1571年再びジュリア礼拝堂の楽長に復職し、1586年教皇礼拝堂作曲家の称号を受け、以後終生教皇のもとで活躍を続けました。
 パレストリーナの作品は、フランドル楽派のポリフォニー様式を基礎とし、常に流麗で滑らかな旋律を鳴り響かせ、歌詞の抑揚や言葉の意味を明確にしています。「教皇マルチェルスのミサ曲」は、その中でも最も有名な作品で、今日でもローマ教皇の戴冠式で唱われています。
 ローマ・カトリックの総本山バチカンのサン=ピエトロ大聖堂、北隣に位置するシスティーナ礼拝堂。礼拝堂を飾る巨大なミケランジェロのフレスコ画「最後の審判」も有名ですが、「システィーナ礼拝堂聖歌隊」は、世界最古の聖歌隊として知られています。システィーナ礼拝堂聖歌隊の歌声の真髄をお聴きください。

 【録音】2016年2月, システィーナ礼拝堂
 


4796486
\2300→\2090
《カール・ジェンキンス:カンタータ・メモリア 〜
 1966年アバファン事故犠牲の子供たちへ》

  カール・ジェンキンス:『カンタータ・メモリア』
   (1966年アバファン事故犠牲の子供たちへ)
ブリン・ターフェル(バリトン),
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ),
カトリン・フィンチ(ハープ),
デイヴィッド・チャイルド(ユーフォニアム),
シンフォニア・カムリ, 他,
カール・ジェンキンス(指揮)

 人々の幸せを願うカール・ジェンキンスの大規模作品
 炭鉱の町として知られたイギリス、ウェールズの町アバファン。ここの炭鉱会社は行政からの再三の勧告を聞き入れず、作業で出た土砂を近くの山に積み上げていました。
 その積み上げられた大量の土砂が町を襲ったのが1966年10月21日。山の下には授業中の小学校があり、109名の児童と5人の教師、周辺の家に住んでいた7名の子供と23名の大人の尊い命が一瞬にして奪われたのです。
 その悲惨な事故から50年目となる2016年10月21日。10月に入るとイギリス国内において数々の追悼コンサートの開催が予定されています。
 10月7日にはアバファンについてのドキュメンタリーが放映され、またその翌日にはウェールズのミレニアム・センターで追悼コンサートが開催されます(10月21日当日にはそのコンサートが英国のFMラジオ局で放送されることになっています)。コンサートで演奏される「カンタータ・メモリア」は、犠牲となった子供たちのための作品で、ウェールズ出身の作曲家カール・ジェンキンスによって作曲されました。コソボ紛争の犠牲者に寄せた「平和のためのミサ=武装した男」のように、この「カンタータ・メモリア」も平和を愛し、人々の幸せを願う彼ならではの大規模な作品です。
 独唱者にはウェールズ出身の名バリトン、ブリン・ターフェルと、ラターのレクイエムでの静謐な声で知られるエリン・マナハン・トーマス、ハープにはカトリン・フィンチを迎え奏される荘厳なカンタータは、事故の犠牲となった人たちだけではなく、全ての人々の心の平穏をもたらすことでしょう。

 【録音】2016年4月, ロンドン


 カール・ジェンキンス(Karl Jenkins, 1944年2月17日 - )はイギリス、ウェールズ出身の作曲家。
 カーディフ大学、ロンドン王立音楽院卒業。
 OBE(大英帝国勲位)、音楽学士、王立音楽院評議員、王立音楽院準会員、王立音楽院修士、ウェールズ王立音楽演劇学院評議員、トリニティ・カレッジ・カーマーゼン評議員というそうそうたる称号を持つ。

 ウェールズ国立ユース・オーケストラの首席オーボエ奏者となるが大学卒業後は1969年に結成されたジャズロックグループ「ニュークリアス」のメンバーとなり、多くの作曲と演奏に関わる。
 1972年に同じくジャズロックユニット「ソフト・マシーン」に参加。1980年代にはソフト・マシーンのメンバーであったマイク・ラトリッジと共にCM等の作曲や製作活動を行った。その成果あって、D&ADの賞「ベスト・ミュージック」を受賞。

 1990年代には彼がプロデュースするアディエマスのデビューアルバム『ソング・オブ・サンクチュアリ』が世界的にヒット。これは聴いたことがあると思う。
https://youtu.be/UX__4aHwYzM

 こういう美しい作品も書いている。
https://youtu.be/ibwxzxER_pY

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4795933
\2300→\2090
《ネマニャ・ラドゥロヴィチ/バッハ》
 1)J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
 2)J.S.バッハ:トッカータとフーガ(編曲:セドラー)BWV565
 3)J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番〜ガヴォット BWV1006
 4)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
 5)J.S.バッハ:G線上のアリア(編曲:セドラー)BWV1068
 6)J.Ch.バッハ:ヴィオラ協奏曲ハ短調
 7)J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第2番(編曲:セドラー)〜ジャコンヌ BWV1004
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
ドゥーブル・サンス(アンサンブル)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル(弦楽六重奏団)
 心躍るバッハ! 
 クラシック音楽を現代の感覚で奏でる鬼才ヴァイオリニスト、ネマニャのDG第3弾。
 J.S.バッハの名作ヴァイオリン協奏曲と息子J.Ch.バッハのヴィオラ協奏曲に加えて、J.S.バッハのポピュラー作品、シャコンヌ、G線上のアリア、トッカータとフーガのオリジナル・アレンジという鉄板レパートリー。幅広い層に訴求できるポテンシャルを持った作品。

  【録音】2016年5月-6月 ノートルダム


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 こいつ、悪魔か。
 現代のパガニーニの称号は、そのルックス、形相、怪奇性からみて、やっぱりこの人になるか・・・
 下記CDとは別の収録ですが、パガニーニのヴァイオリン協奏曲の映像、こちら。
 すごいです。
 http://www.youtube.com/watch?v=26kUIMlg0So&feature=player_embedded


ラドゥロヴィチのアルバムから

仏DG
4810655
\2600
ネマニャ・ラドゥロヴィチ/パガニーニ・ファンタジー
 パガニーニ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6
  カプリース第5番
  カンタービレ
  カプリース第11番
  モーゼの主題による変奏曲
  カプリース第24番
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
RAI国立交響楽団
指揮:大植英次 
 旧ユーゴスラヴィア生まれの28歳。フランスからDGデビュー!
 あり余る才能、圧倒的なテクニック、あふれるエネルギーで世界を席巻中!

 2007年のラ・ファ・フォル・ジュルネ音楽祭に初登場以来、数多くの来日公演を行い、圧倒的な演奏&強烈な存在感で大反響を呼び、日本における人気も急上昇中のネマニャ・ラドゥロヴィチ。ドイツ・グラモフォン・デビュー!
 今回はフランス・ユニバーサルのローカル・リリースですが、来年はインターナショナル・リリースも予定されているらしい。

 1985年セルビア(旧ユーゴスラビア)生まれ。7歳で音楽を始め、14歳で渡仏。15歳でパリ国立高等音楽院に入学、P.フォンタナローザに師事、さらにメニューイン、アッカルドの指導を受ける等、研鑽を積み、1995年ストレーザ国際コンクール(イタリア)、96年コチアン・ヴァイオリン・コンクール(チェコ)、2003年ハノーファー国際コンクール(ドイツ)、をはじめとする5つのコンクールで優勝。1997年ヴィエニャフスキ国際コンクール(ポーランド)および98年メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールで審査員特別賞を受賞し、2001年ストラディヴァリウス・コンクール(クレモナ)では一位なしの第二位を獲得。
 これまでにフランス国立放送フィル、北ドイツ放送響、チューリッヒ・トーンハレ管、ロイヤル・フィル、モントリオール響を含むオーケストラ、チョン・ミュンフン、大植英次、フィリップ・ベンダー、ヘスス・ロペス=コボス、ローレンス・フォスターをはじめとする指揮者と共演しています。今年10月には無伴奏ソナタのリサイタル、そして自身がリーダーを務める弦楽ユニット「悪魔のトリル」との共演による来日公演で聴衆の心を鷲掴みにしました。

録音:2013年5月9-10日  パリ


DG
479 3361
\2300
ネマニャ・ラドゥロヴィチ/ジャーニー・イースト 
 わが母の教え給いし歌〜チャールダーシュ
 ①ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 ②ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
  ③チャイコフスキー:ロシアの踊り 《白鳥の湖》から
 ④ハチャトウリアン:剣の舞 《ガイーヌ》から
 ⑤カライッチ:炎の涙
 ⑥セルビア民謡:パショーナ・コロ
 ⑦ハチャトゥリアン:ノクターン 《仮面舞踏会》から
 ⑧ショスタコーヴィチ:ロマンス 《馬あぶ》から
 ⑨プロコフィエフ:行進曲 《3つのオレンジへの恋》から
 ⑩ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』のテーマ
 ⑪セルビア民謡:ニスカ・バニャ
 ⑫シミャノヴィッチ:『ペトリヤの花輪』のテーマ
 ⑬クストリッツァ/スパラヴァロ:
  これが男のやり方 『ライフ・イズ・ミラクル』から
 ⑭モンティ:チャールダーシュ
 ⑮サリエフスキ:沈む、沈む、輝く夕日
ネマニャ・ラドゥロヴィチ (ヴァイオリン)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル
ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ミハイル・ユロフスキ
 音楽で巡る、ネマニャの故郷セルビアも含む東ヨーロッパへの旅。クラシック、トラディショナル、映画音楽と多岐にわたる個性的なコレクションです。
これまでフランス・ユニバーサルから数々のアルバムをリリースしてきたネマニャですが、今作からインターナショナル発売される事になりました。10月には来日公演もあり、ネマニャの今後に乞うご期待!
 録音: 2014年3月ベルリン、2014年6月パリ、2014年6月ベオグラード



ネマニャ・ラドゥロヴィチ
マイナー・レーベルのアルバムから2枚



 メジャーからデビューするとマイナー・レーベルから出ていたアルバムがどういうわけか廃盤になるケースが多い。
 どうぞお気をつけて。

 (チェックしたらやはり2枚とも入手困難のようだった・・・ともに海外からの直輸入になります・・・。完売の際はご容赦を・・・)

ARTACT
AR 001
¥3200
ネマニャ・ラドゥロヴィチ
 DEVIL’ S TRILLS〜悪魔のトリル

 (1)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 (2)ヴィエニャフスキ:レジェンドop.17
 (3)ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
 (4)シューベルト:ロンド イ短調 D438
 (5)チャイコフスキー:メロディ、スケルツォ、瞑想曲
  (なつかしい土地の思い出op.42より)
 (6)タルティーニ:悪魔のトリルop.1-4
 (7)サラサーテ:アンダルシアのロマンスop.22
 (8)クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン/1843年J.B.Vuillaume)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル

ボルテージ全開の「悪魔のトリル」アンサンブルの仲間たち「レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル」を率いて大暴れ!
一度聴いたら誰もが虜になってしまう、繊細さと線の太さが共存した音楽性、タテ乗りのリズム、美しい音色のラドゥロヴィチ。聴衆の心をたちどころに鷲掴みにし、聴衆を自分の世界へとぐいぐいと引き込みます。
1曲目の「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」は、冒頭からのけぞるような迫力。続くヴィエニャフスキの「伝説」は、ヴィエニャフスキが愛した英国女性にあてて書いたラブレター的作品。この女性は、ヴィエニャフスキがこの曲を演奏しているのを聴いて、彼の熱い思いを知り、ヴィエニャフスキと結婚することを決めたといいます。ネマニャ君がどのように演奏しているか注目です。
ディスクのタイトルにもなっている「悪魔のトリル」は、震えるような繊細な始まりから、後半のものすごいボルテージの昂揚まで一気に聴かせます。まさに憑かれたように弾くラドゥロヴィチの演奏姿が眼に浮かぶようです。
ラドゥロヴィチの魅力を味わいつくせる名曲ぞろいの魅力的なプログラムです。アンサンブルも、オケに室内楽にソロにと活躍する若手たちで、瑞々しさに満ちています。一部拍手入り。
録音:2007年7月(ライヴ録音)、76’21

 「フォル・ジュルネ」他度重なる来日公演でどんどんファンを増やし、今年はプレ公演でのヴィヴァルディ「四季」で素人・玄人を問わず聴衆を圧倒的に魅了、即売のCD在庫はその場であっという間にすべて売り切れ…という好調なスタートを切って、公演後も続々オーダーが止まらず、例年以上にその存在感をアピールしてくれたのでした。そんな折、Transartのサブディヴィジョンともいえる新規レーベル「ArtAct」の看板をひっさげ、ネマーニャが自ら率いる室内アンサンブル「トリーユ・デュ・ディアブル(悪魔のトリル・の意)」とともに世に問うたのは、タイトル曲であるタルティーニの名品をはじめとする、ヴァイオリンの演奏技巧が最もあざやかに引きたつ歴史的傑作を集めた新譜!
 夢に出てきた悪魔に魂を売って教わった秘儀を、目ざめてすぐ大急ぎで書きとめた…という逸話のあるタルティーニの名品や、偽作ゆえにかこちらも録音の少ないヴィターリのシャコンヌなどのバロック作品群から、ヴィエニャフスキだのクライスラーだのサラサーテだの…と「ネマーニャのうっとりするような技巧で聴いたら、どうなってしまうのだろう?」とわくわくするような曲目ばかり!
 しかも、演奏は19 世紀のある種のスタイルに忠実でもある「弦楽アンサンブル編曲版」。玄人にも自信をもって進められる企画な上、この曲目ならクラシック初心者へのヴァイオリン入門盤としても最適!

TRANSART
TR 174
\3200
ネマニャ・ラドゥロヴィチ
 濃厚なる名曲集

ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
カール・オーベルチュール:子守歌 op.299、ル・シルフィー*
チャイコフスキー:ポーリーヌのロマンス(「スペードの女王」より)
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
 (ヴァイオリンとハープ/マリエル・ノルトマン編)
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
マスネ:タイスの瞑想曲
マンゴレ:演奏会用エチュード*(ノルトマン編)
サン=サーンス:幻想曲 op.124 (ハープとヴァイオリンのための)
フォーレ:夢のあとに op.7-1(原曲:歌曲/ヴァイオリンとハープ版)
ネマニャ・ラドゥロヴィチ
 (ヴァイオリン/
  1843年ヴィヨーム製ヴァイオリン)
マリエル・ノルトマン
 (ハープ/ライオン&ヒリー)
 濃厚に甘く、輝かしく響く音色、一度聴いたら忘れられないヴァイオリニスト、ネマニャ・ラドゥロヴィチ、名曲ばかりを豪華に勢ぞろいした1枚!

 2011 年6 月20-23 日、ティトン寺院(パリ)* ハープ・ソロ

 一度聴いたら誰もが虜になってしまう、熱く甘い音色のラドゥロヴィチ、注目の最新盤。クラシックの名曲をハープの名手マリエル・ノルトマンとのデュオでたっぷり収録したぜいたくな1 枚です。ショパンの名曲などラドゥロヴィチの甘く濃厚な音色のために書かれたかと思うほど。タイスの瞑想曲は絶品。バルトークでのボルテージ全開の演奏など、ラドゥロヴィチの魅力が120% 味わえる1 枚です。
 ラドゥロヴィチは1985 年セルビア生まれ。15 歳でパリ国立高等音楽院に入学、P. フォンタナローザに師事、さらにメニューイン、アッカルドの指導を受けています。コンクールでも優勝多数。圧倒的な存在感で、来日公演も多数、日本でのファンも増えているといえるでしょう。マリエル・ノルトマンは、10 歳でリリー・ラスキーヌに出会って、ハープ奏者として生きることを決意。その後の活躍は国境を越え、日本のオーケストラでも客演奏者なども務めています。リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールの創設者でもあり、ハープ界のまさに大御所的存在です。彼女のソロによるマンゴレの演奏会用エチュードはもともとはギターのための曲ですが、ノルトマンの技術と音楽性の高さに圧倒される出来栄えです!

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限定盤
4796315
(55CD+3DVD)
\27000→\25590

《マウリツィオ・ポリーニ 〜 DG録音全集》


【CD1】
 1) ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章,
 2) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調Op.83,
 3) ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27,
 4) ブーレーズ:第2ソナタ
  [録音]1971年(1,2), 1976年(3,4), ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD2】
 ショパン:練習曲集Op.10&25(全曲)
  [録音]1972年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD3】
 シューマン:
  1) ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調 Op.11,
  2) 幻想曲ハ長調 Op.17[録音]1973年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD4】
 1) ノーノ:力と光の波のように 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮) バイエルン放送交響楽団 スラヴカ・タスコーヴァ(ソプラノ)
  [録音]1973年、ミュンヘン、ヘルクレスザール,
 2) ノーノ:...苦悩に満ちながらも晴朗な波...,〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   [録音]1977年、ミュンヘン、ヘルクレスザール,
 3) マンゾーニ:質量(エドガー・ヴァレーズ賛)〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   ジュゼッペ・シノーポリ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1980年、ベルリン、フィルハーモニー/
【CD5】
 シューマン:
  1) 幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760,
  2) ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
   [録音]1973年、ローマ、RCAスタジオ/
【CD6】
 シェーンベルク:
  1) 3つのピアノ曲Op.11, 2) 6つのピアノ小品Op.19,
  3) 5つのピアノ曲Op.23, 4) ピアノ組曲Op.25,
  5) ピアノ曲Op.33a, 6) ピアノ曲Op.33b
   [録音]1974年、バイエルン科学アカデミー/
【CD7】
 ショパン:24の前奏曲 Op.28
  [録音]1974年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD8】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101,
  2) ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
   [録音]1977年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD9】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109,
  2) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110,
  3) ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
   [録音]1977年, ミュンヘン、ヘルクレスザール(1,2) ,1975年, ウィーン楽友協会(3)/
【CD10】
 ショパン:ポロネーズ第1〜7番
  [録音]1975年, ウィーン楽友協会/
【CD11】
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488,
  2) ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   カール・ベーム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1976年, ウィーン楽友協会/
【CD12】
 ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調Op.83 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  カール・ベーム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1976年, ウィーン楽友協会/
【CD13】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15,
  2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   オイゲン・ヨッフム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1982年, ウィーン楽友協会/
【CD14】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37,
  2) ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1977, 1976年, ウィーン楽友協会/
【CD15】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1978年, ウィーン楽友協会/
【CD16】
 バルトーク:
  1) ピアノ協奏曲第1番 Sz.83, 2) ピアノ協奏曲第2番 Sz.95 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   クラウディオ・アバド(指揮)シカゴ交響楽団
    [録音]1977年, シカゴ・シンフォニーホール/
【CD17】
 ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)イタリア弦楽四重奏団
   [録音]1979年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD18】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  カール・ベーム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1979年, ウィーン楽友協会/
【CD19】
 シューマン:
  1) 交響的練習曲Op.13
   [録音]1981年、ベルン音楽院,
  2) アラベスク ハ長調Op.18
  [録音]1983年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD20】
 ショパン:
  1) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送行進曲付」,
  2) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
   [録音]1984年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD21】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
   [録音]1985年、パリ、サル・ワグラム,
  2) ピアノ・ソナタ 第20番イ長調D.959
   [録音]1983年、ウィーン楽友協会/
【CD22】
 シューベルト:1) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960,
 2) シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915
  [録音]1985年、ミュンヘン、ヘルクレスザール,
 3) シューベルト:3つのピアノ小品 D.946
  [録音]1985年、パリ、サル・ワグラム/
【CD23】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」,
  2) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」,
  3) ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79,
  4) ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
   [録音]1988年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD24】
 リスト:
  1) ピアノ・ソナタ ロ短調S.178, 2) 灰色の雲S.199,
  3) 凶星! S.208, 4) 悲しみのゴンドラ1 S.200-1,
  5) リヒャルト・ワーグナー - ヴェネツィアS.201
   [録音]1989年、ウィーン楽友協会/
【CD25】
 1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54,
 2) シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42 5 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1989年、ベルリン、フィルハーモニー/
【CD26】
 1) ショパン:
   スケルツォ第1-4番, 2) 子守歌 変ニ長調Op.57,
   3) 舟歌 嬰へ長調 Op.60
    [録音]1990年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD27】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1,
  2) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」,
  3) ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」
   [録音]1991年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD28】
 1) ドビュッシー:12の練習曲集,
 2) ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
   [録音]1992年、フェッラーラ市立劇場/
【CD29-30】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15,
  2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19 ,
  3) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37,
  4) ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58 〜
    マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
    クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     [録音]1992年, ベルリン、フィルハーモニー/
【CD31】
 1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1993年, ベルリン、フィルハーモニー,
 2) 合唱幻想曲 ハ短調Op.80 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1996年, ウィーン楽友協会/
【CD32】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1997年, ベルリン、フィルハーモニー/
【CD33】
 ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調Op.83 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1995年, ベルリン、フィルハーモニー/
【CD34】
 ドビュッシー:
  1) 12の練習曲集, 2) 喜びの島
   [録音]1998年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD35】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22,
  2) ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26,
  3) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
  [録音]1997年, ウィーン楽友協会/
【CD36】
 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲Op.120
  [録音]1998年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD37】
 ショパン:
  1) バラード第1-4番, 2) 前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45,
  3) 幻想曲 へ短調Op.49
   [録音]1999年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD38】
 シューマン:
  1) ダヴィッド同盟舞曲集Op.6,
  2) ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14
   [録音]2000年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD39】
 シューマン:
  1) アレグロ ロ短調 Op.8, 2) クライスレリアーナ Op.16,
  3) 暁の歌Op.133
   [録音]2001年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD40】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54,
  2) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」,
  3) ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78,
  4) ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
   [録音]2002年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD41】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2,
  2) ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2,
  3) ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3,
  4) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
   [録音]2002年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD42】
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453,
  2) ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ&指揮)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]2005年, ウィーン楽友協会/
【CD43-44】
 ショパン:夜想曲集(第1〜19番)
  [録音]2005年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD45】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1,
  2) ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2,
  3) ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
   [録音]2007年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD46】
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414,
  2) ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ&指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]2007年, ウィーン楽友協会/
【CD47】
 ショパン:
  1) バラード第2番ヘ長調Op.38,
  2) マズルカ集Op.33(第22-25番),
  3) ワルツ集Op.34(第2-4番),
  4) 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36,
  5) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送行進曲付」
   [録音]2008年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD48-49】
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
  [録音]2008-2009年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD50】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン
   [録音]2011年, ドレスデン、ゼンパーオーパー/
【CD51】
 ショパン:
  1) 24の前奏曲 Op.28, 2) 2つの夜想曲Op.27(第7-8番),
  3) 4つのマズルカOp.30(第18-21番),
  4) スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31
   [録音]2011年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD52】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7,
  2) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1,
  3) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1,
  4) ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
   [録音]2012年, ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター/
【CD53】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン
   [録音]2013年, ドレスデン、ゼンパーオーパー/
【CD54】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1,
  2) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」,
  3) ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3,
  4) ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1,
  5) ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
  [録音]2013-2014年, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD55】
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調Op.26 〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  マキシム・ショスタコーヴィチ(指揮)NHK交響楽団
   [録音]1974年4月17日, NHKホール// 
【DVD1】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37,
  2) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」 〜
    マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
    カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     [収録]1977-1978年, ウィーン楽友協会
【DVD2】
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459,
  2) ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [収録]1976年, ウィーン楽友協会,
 3) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 〜
   マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
   クラウディオ・アバド(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [収録]1976年, ウィーン楽友協会/
【DVD3】
 《Da Main de Maitre(巨匠の手から)》
   ブルーノ・モンサンジョンによる、ポリーニのドキュメンタリー映像 ⇒日本語字幕入り

 アーキテクチャと情熱の完璧な融合
 ポリーニ75歳を記念するBOXセット
 ポリーニの卓越したキャリアは、聴衆やあらゆる世代の批評家たちから絶賛されています。40年以上にわたり、ヨーロッパ、アメリカ、日本を含む世界の主要ホールで演奏を繰り広げ、様々な指揮者&オーケストラと共演を重ねてきました。
 1960年のショパン・コンクールで優勝し1971年にDGと専属契約して以来、現在まで多数の録音を行い、音楽に対する深い造詣、極めて真摯な姿勢で卓越した世界を創り上げ、現代作品にも惜しみない愛情を注いできたポリーニ。2017年の1月に75歳の誕生日を迎える事を祝して、今回のBOXが発売される事になりました。
 DGへの全録音をほぼ録音順に並べて、オリジナルカップリングで収録しています。そしてボーナス・ディスクとして、1974年に初来日時のNHK交響楽団との「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番」のライヴ音源が特別に収録されております。
 映像作品も、ウィーン・フィルとのモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスのピアノ協奏曲と、ブルーノ・モンサンジョンによるポリーニのドキュメンタリーDVDを封入。
 ドキュメンタリー映像は日本語字幕入り。各ディスクは、オリジナルジャケット・デザインによる紙ケースに収納され、200ページのブックレットには、ポリーニの友人であり音楽学者であるPaolo Petazzi氏による書き下ろしライナーノーツとDGのプロデューサーChristopher Alder氏による寄稿文、そしてレアなポリーニの写真が掲載される予定です。

 ボックス・サイズは、13 x 20.5 x 14cm の予定。


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限定盤

4796316
(22CD)
\10000→\9290

《ギドン・クレーメル 〜 協奏曲録音全集on DG & Philips》


【CD1】
 J.S.バッハ:
  1) ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041,
  2) ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042,
  3) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043,
  4) オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV.1060 〜
   ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)
   ハインツ・ホリガー(オーボエ:4)アカデミー室内管弦楽団 [録音]1982年/
【CD2】
 1) バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36 〜
  ピエール・ブーレーズ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]2004年,
 2) ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」〜
  コリン・デイヴィス(指揮)バイエルン放送交響楽団[録音]1984年,
 3) ブリテン:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 〜
  ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)ケント・ナガノ(指揮)ハレ管弦楽団[録音]1984年/
【CD3】
 ベートーヴェン:
  1) ヴァイオリン協奏曲断章,
  2) ロマンス第1番ト長調Op.40,
 シューベルト:
  3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調 D.345,
  4) ロンド イ長調D.438 〜
   エミール・チャカロフ(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1978年/
【CD4】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61 〜
  ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団[録音]1980年/
【CD5】
 1) バーンスタイン:セレナード(プラトンの「饗宴」による)〜
  レナード・バーンスタイン(指揮)
  イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1978年,
 2) ローレム:ヴァイオリン協奏曲 〜
  レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック[録音]1988年/
【CD6】
 ブラームス:
  1) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77,
  2) ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102 〜
   ミッシャ・マイスキー(チェロ:2)
   レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1982年/
【CD7】
 1) フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲,
 2) シュニトケ:合奏協奏曲第5番 〜
  クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ライナー・コイシュニヒ(ピアノ:2)[録音]1992, 1991年/
【CD8】
 グバイドゥーリナ:
  1) オフェルトリウム(ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲) 〜
    シャルル・デュトワ(指揮)ボストン交響楽団 [録音]1988年,
  2) T.S.エリオットへのオマージュ(八重奏とソプラノのための) 〜
    クリスティーン・ウィトルシー(ソプラノ)、
    イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
    タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)、ダヴィート・ゲリンガス(チェロ)、
    アロイス・ポシュ(コントラバス)、
    エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)、
    クラウス・トゥーネマン(ファゴット)[録音]1987年/
【CD9】
 アルトゥール・ルリエー:
  1) 小室内楽曲, 2) リトル・ギディング,
  3) 独奏ヴァイオリンと弦楽合奏のための室内協奏曲 〜
    トーマス・クルク(指揮),ドイツ・カンマーフィルハーモニー,
    ケネス・リーゲル(テノール:2)
     [録音]1992年/
【CD10】
 メンデルスゾーン:
  1) ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調,
  2) ヴァイオリン協奏曲ニ短調 〜
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)オルフェウス室内管弦楽団[録音]1988年/
【CD11-12】
 モーツァルト:
  1) ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364,
  2) ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207,
  3) ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211,
  4) ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216,
  5) ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218,
  6) ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」 〜
    ニコラウス・アーノンクール(指揮)
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, キム・カシュカシアン(ヴィオラ:1)
     [録音]1983, 1984, 1987年/
【CD13】
 パガニーニ:
  1) ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調,
  2) ソナタ・ヴァルサヴィア 〜
    リッカルド・ムーティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1995年/
【CD14】
 シューベルト:
  1) ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ 変ロ長調 D.580,
  2) 5つのドイツ舞曲 (D.89から),
  3) ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド イ長調 D.438,
  4) 5つのメヌエット (D.89から),
  5) ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345 〜
   リヒャルト・レスター(チェロ), ガブリエーレ・レスター(ヴァイオリン),
   ディームート・ポッペン(ヴィオラ), ヨーロッパ室内管弦楽団[録音]1991年/
【CD15】
 シュニトケ:
  1) 合奏協奏曲第1番 〜
   ハインリヒ・シフ(指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団,
  2) クアジ・ウナ・ソナタ,
  3) モーツァルト・ア・ラ・ハイドン 〜
    ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団 ,
  4) ア・パガニーニ(無伴奏ヴァイオリンのための)[録音]1988年/
【CD16】
 1) ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129,
 2) シューマン(ショスタコーヴィチ管弦楽編):
   ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129(原曲:チェロ協奏曲) 〜
    小澤征爾(指揮)ボストン交響楽団[録音]1992年/
【CD17】
 1) ショスタコーヴィチ:
   ヴァイオリン・ソナタOp.134
    (ヴァイオリン、パーカッションと弦楽オーケストラのための編曲)〜
      ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)
      クレメラータ・バルティカ, アンドレイ・プシュカレフ(パーカッション)
       [録音]2005年,
 2) シュニトケ:ヴァイオリン協奏曲第2番 〜
   ハインツ・ホリガー(指揮)バーゼル交響楽団[録音]1983年,
 3) シュニトケ:3人のための協奏曲 〜
   ウーラ・ウリジョナ(ヴィオラ) マルタ・スドラバ(チェロ) クレメラータ・バルティカ
   [録音]2001年/
【CD18】
 チャイコフスキー:
  1) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35,
  2) 憂鬱なセレナード 変ロ長調Op.26 〜
   ロリン・マゼール(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1979年/
【CD19】
 ヴィヴァルディ:
  1) 協奏曲集「四季」〜
    クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1980年,
  2) オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ト短調R.576,
  3) ヴァイオリンと2群の合奏のための協奏曲ニ長調R.582 〜
    ハインツ・ホリガー(オーボエ&指揮)アカデミー室内管弦楽団[録音]1982年/
【CD20】
 1) ミヨー:屋根の上の牛Op.58,
 2) ヴュータン:ファンタジア・アパッショナータOp.35,
 3) ショーソン:詩曲Op.25 〜
   リッカルド・シャイー(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1980年/
【CD21】
 1) リスト:巡礼の年第2年(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための編曲版),
 2) シシーク:モーツァルトの主題による幻想変奏曲,
 3) ウスティン:ギドンへのタンゴ・オマージュ,
 4) カンチェリ:ラグ=ギドン=タイム,
 5) バクシ:答えのない問いかけ,
 6) ペレシス:友人との集い,
 7) ドゥナエフスキー:映画「サーカス」によるファンタジー 〜
   ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)クレメラータ・バルティカ
    [録音]1999〜2001年/
【CD22】
 1) グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」,
 2) ペルト:エストニアの子守唄,
 3) カンチェリ:エクス・コントラリオ,
 4) 梅林 茂:夢二のテーマ 〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)クレメラータ・バルティカ
   [録音]2013年
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)

 クレーメル70歳記念!
 未知への開拓ときらめく音楽的冒険を続けるヴァイオリニスト
 ラトビアのリガで生まれ、4歳の頃から父と祖父よりヴァイオリンの手ほどきを受け、7才でリガの音楽学校に入学。モスクワ音楽院でダヴィド・オイストラフに師事。1967年にエリザーベト王妃国際コンクールに入賞す、1969年にはパガニーニ国際コンクール、1970年にはチャイコフスキー国際コンクールにて相次いで第1位の栄光を獲得し、世界のトップ・ヴァイオリニストとしての地位を確立。レパートリーは非常に多様であり、古典派、ロマン派などのクラシック・スタンダードはもとより、ヘンツェ、ベルクやシュトックハウゼンといった20世紀の作品にも積極的に取り組んでいます。なかでも自身の出身地であるロシアや東欧の作曲家による作品の発掘や演奏に熱意を傾け、それらの作曲家からも新曲を献呈されています。
 際立った音楽性と楽曲の解釈が讃えられている一方で、バルト三国から有能な若い音楽家の育成を目的として1997年にクレメラータ・バルティカを設立し、世界のあらゆる地域でツアーを行っています。
 今回クレーメルの70歳を記念して完成したこのセットにはDGとPhilipsへの協奏曲録音が全て収められ、2001年録音のクレメラータ・バルティカとの「シュニトケ:3人のための協奏曲」が、このセットのために特別に収録されています(初出音源)。  オリジナル・ジャケット・デザインによる紙ケースに収納。
 ブックレットには、音楽学者である批評家でもあるWolfgang Sandner氏による書き下ろしライナーノーツと、クレーメルの多数の写真が掲載される予定です。



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DECCA



4830656
\2300→\2090
ビシュコフ&チェコ・フィル登場!
 チャイコフスキー録音プロジェクト


《チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」》
 チャイコフスキー:
  1) 交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」,
  2) 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 ビシュコフによるチャイコフスキー・プロジェクト第1弾

 サンクト・ペテルブルク生まれのビシュコフ。その彼がチャイコフスキーの録音プロジェクトをデッカで行うこととなりました。
 その第1弾は、チェコ・フィルとの「悲愴」交響曲。ビシュコフは、1987年に「悲愴」を名門コンセルトヘボウで録音を行っていました。
 今回の演奏でも彼の個性を存分に発揮し、作品の情熱的な性格、暗鬱な気分や悲愴美を見事に描き出しています。

  【録音】2015年9月, プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
 
4830968
\2300
《Voces8/ウィンター》
 Plainscapes(ヴァスクス)/Nunc dimittis(ペルト)/
 Balulow(ポット)/For Now I Am Winter(アルナルズ)/
 In the Bleak Midwinter(ホルスト)/
 Lord Now Lettest… [Nunc Dimittis](ラフマニノフ)/
 The Snow it Melts the Soonest(民謡)/
 The Fruit of Silence(ヴァスクス)/
 Come Wander with me(アレキサンダー)/
 タイトル未定(新作)(デール)/
 Nunc dimittis(ウカシェフスキ)/
 The Darkness is no Darkness(ビンガム)/
 Cold Song(パーセル)/エサイの根より(プレトリウス)/
 Stranger(ファリク)/Gospodi, Gospodi lisuse(シュニトケ)/
 Winter(エイモス)
ヴォーチェス8
 どこまでも澄みわたる冬の空気に響くア・カペラのしらべ
 ヴォーチェス8のデッカ3rdアルバム。来日記念盤。冬の雰囲気をあらわした、静謐で美しいア・カペラ作品を収録。

【録音】2016年8月、9月



<国内盤> 

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若林工房



WAKA 4196-97
(2CD)
\3700(税込)
イリーナ・メジューエワ、ライヴ!
 ピアノ-1925年製ニューヨーク・スタインウェイ
  「ショパン:ノクターン全集(2016年ライヴ)」

 ●disc-1
  ノクターン嬰ハ短調(遺作)/3つのノクターン作品9
  3つのノクターン作品15/2つのノクターン作品27
  2つのノクターン作品32
 ●disc-2
  ノクターンハ短調(遺作)/2つのノクターン作品37
  2つのノクターン作品48/2つのノクターン作品55
  2つのノクターン作品62/ノクターンホ短調作品72の1
  「3つの新練習曲」(遺作)より第1番ヘ短調
  プレリュードホ短調作品28の4
  プレリュード嬰ヘ短調作品28の8(ボーナストラック)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 ピアノ-1925年製ニューヨーク・スタインウェイ
 名器スタインウェイとの出逢いにより更なる高みへ飛翔したピアニズム。記念碑的ライヴ!ショパン:ノクターン全集(2016年ライヴ)イリーナ・メジューエワ

 録音:2016 年6 月18 日、東京文化会館・小ホールにおけるライヴ録音/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 2010年度レコード・アカデミー賞(器楽曲部門)に輝いた前回録音から七年の歳月を経て、メジューエワがショパン:ノクターン全曲を再録音。
 2016年6月の東京リサイタルのライヴ録音となる今回は、神戸から1925年製のニューヨーク・スタインウェイを運んで使用。
 繊細かつ強靭なサウンドと圧倒的なダイナミクスを併せ持つ名器スタインウェイCD-135とメジューエワの薫り高いピアニズムは類稀なる調和を生み出し、ショパンの詩情の結晶ともいうべきノクターンの宇宙を見事に再創造しました。
 満席の聴衆を魅了した記念碑的ライヴをじっくりとお楽しみください。















9/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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LSO LIVE



LSO 5078
(2CD)
特別価格
\2500→\2290
ゲルギエフが20年を経て「火の鳥」を再録音!
 ロンドン響とのアメリカ・ライヴ

 (1)ストラヴィンスキー:
  バレエ音楽「火の鳥」(1910年版) 全曲
 (2)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
 (3)同:バレエ組曲「中国の不思議な役人」
 (4)プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」より
  「モンタギュー家とキャピュレット家」
(2)イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
ワレリー・ゲルギエフ( 指揮)
ロンドン交響楽団
 
 録音:2015年10月24日 ニュージャージー・パフォーミング&アーツセンター(ライヴ)/Stereo、96’ 57”

 ゲルギエフとロンドン交響楽団は2015 年10 月にアメリカ・ツアーを行いました。ゲルギエフの8 年におよぶ首席指揮者職最後の海外ツアーで、24 日の公演をニューヨークのFM が放送用に収録し、その音源を2 枚組CD として発売。

 まず目を引くのがストラヴィンスキーの「火の鳥」。ゲルギエフはキーロフ劇場管弦楽団(マリインスキー劇場管弦楽団)と1995 年に録音(当時「レコード芸術」誌準特選)していますが、20 年ぶりの再録となりました。
 今回も1910 年全曲版で、テンポ等基本的な解釈は違わないものの、説得力と語り口の巧さが凄い。冒頭から徐々に盛り上げていく自然さ、金管はロシア伝統の咆哮など、自在な指揮ぶりはほとんど神業。

 興味深いのがバルトーク。かつて歌劇「青ひげ公の城」のCD で優れた解釈を評価されていたこともあり、猟奇的な「中国の不思議な役人」と天国的なピアノ協奏曲第3 番をどう料理するか興味津々。これが期待以上の出来。
 バルトークの精密なスコアはゲルギエフにうってつけですが、LSO の名人芸もあいまって驚きの世界を作り上げています。ことにバルトークの冷たいまでに透明なオーケストレーションを類稀なバランスで再現、もちろんバルトークならではの暴力的エネルギーも申し分なしの充実感。ピアノ協奏曲第3 番はブロンフマンの超絶技巧をあくまで抑え、宗教的ともいえる純な世界を描きます。

 聴衆の熱狂に応え、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャピュレット家」をアンコール演奏。携帯のCM で有名になった曲あの曲をゲルギエフとLSO の演奏で聴くことができます。それもアメリカの聴衆への告別で、ゲルギエフの演奏も感慨深いものがあります。






BR KLASSIK



900517
(2CD)
\3600→\3290
コンチェルト・ケルン&バイエルン放送合唱団
 J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
クリスティーナ・ランズハーマー(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥンク(メゾ・ソプラノ)
ケネス・ターヴァー(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス・バリトン)
バイエルン放送合唱団
コンチェルト・ケルン
ペーター・ダイクストラ(指揮)

 バッハ(1685-1750)の死の前年に完成された「ミサ曲 ロ短調」。4つに分かれた部分のうち「サンクトゥス」のみは1724年に作曲され「キリエ」と「グローリア」は1733年に作曲されたとされるなど、曲の成立はばらばらで、また様々な作品からの転用があるなど、成立については不明な点が多いものの、その完成度の高さは比類なきものです。
 冒頭のキリエこそ「ロ短調」ですが、曲のほとんどは神を賛美する「ニ長調(=ロ短調の平行調)=神を賛美する調性」で書かれた輝かしいものであり、まさしくバッハの最高傑作にふさわしいものとされています。
 ヨーロッパにおいては、この曲を演奏すること自体が儀式であり、この2016年4月に行われたダイクストラとバイエルン放送合唱団、コンチェルト・ケルン、そして若きソリストたちによる演奏は、聴衆たちを沸かせ、またミュンヘンの評論家たちも「まるで魔法のような」と絶賛を惜しみませんでした。
 2010年にスタートしたペーター・ダイクストラとバイエルン放送合唱団の「バッハ・プロジェクト」の完結編となります。

  録音 2016年4月18-22日 ライブ収録 ドイツ ミュンヘン,Herkulessaal der Residenz




<メジャー・レーベル>
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DG



4795529
(2CD)
\3600→\3290
《ダニール・トリフォノフ/リスト作品集》
フランツ・リスト
CD1 
 ①超絶技巧練習曲集
CD2
 ②2つの演奏会用練習曲S145 
 ③3つの演奏会用練習曲S144
 ④パガニーニによる大練習曲S141
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

 圧倒的な超絶技巧。 
 ロシア・ピアニズムの正統を嗣ぐ、若手ナンバーワン・ピアニスト、トリフォノフのDG第3弾!

 現代のリスト! 若手ナンバーワンの神技は無限大!
 来日公演ではサイン会に長蛇の列ができる人気若手ピアニスト、トリフォノフの最新作は、ピアノ・テクニックの限界を超える難曲中の難曲、リストのエチュード集。

【録音】2015年9月 ベルリン



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 今回旧譜としてご紹介しようと思ったトリフォノフの壮絶な演奏が聴ける「マリインスキー劇場自主製作盤のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」も、「ショパン・コンクール協会自主製作盤の第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ」も、今回チェックしたら両方ともに入手が難しい状況に・・・

 トリフォノフに何が起きているのか。

 第16回ショパン国際コンクール第3位&マズルカ賞受賞者、ダニール・トリフォノフ。

 どこかの第16回ショパン・コンクールについてのアンケートで、「一番印象に残ったピアニストは?」という質問と「一番聴きたいピアニストは?」という質問で、ともにダントツの一位になっていたのが・・・この人だった。

 当時「今回の第16回の入賞者で一番大成するのはこの人かもしれない。」と書いたが、本当にそうなるかもしれない・・・というか、そうなっているか。


トリフォノフ、ユニバーサルの旧譜2タイトル

479 3795
(2CD)
\3600

トリフォノフ/ライヴ
 
CD1:カーネギー・リサイタル
 1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 2)A.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 《幻想ソナタ》
 3)ショパン:24の前奏曲
 4)メトネル:4つのおとぎ話 作品26から 第2曲

CD2:イタリア・ライヴ(トリフォノフ・プレイズ・ショパン)
 1)ロンド op.5.《マズルカ風》
 2)ワルツ第1番 op.18《華麗なる大円舞曲》
 3)練習曲 op.10-8
 4)アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
 5)マズルカ第33番、34番、35番
 6)ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

 第1弾の「カーネギー・ホール・ライヴ」とグラモフォンとの契約前にイタリア・デッカから発売されたショパンのライヴ録音集を1つにまとめ、特別価格でリリース。

(CD1)2013年2月 ニューヨーク、カーネギー・ホール 全てライヴ録音

 現代の“リスト”! 
 ロシア・ピアニズムの正統を嗣ぐ、若きヴィルトゥオーソが遂にDGデビュー!
 クリスタルの如き美音。魂を奏でる今最もホットなピアニスト。
 1991年ロシア生まれ。5歳からピアノを始め、グネーシン音楽学校でゼリグマンに師事。17歳前後から国際コンクール上位入賞。2009年からクリーヴランド音楽院でババヤンに師事。
 主要コンクール制覇の実力! レヴェルが高く大接戦だった2010年ショパン・コンクール第3位で頭角を現し、そのクリスタルな美音で多くのファンを獲得、その後、数か月の間に尋常でない進化・成長を示し、ルービンシュタイン・コンクール制覇、そして、わずか数週間後のチャイコフスキー・コンクールでも完全制覇を成し遂げた、最も完成された若手ピアニスト! その成長は現在進行形!
 偉大なるロシア・ピアニズムの継承者! ホロヴィッツ、リヒテル、キーシンと続く伝説的巨匠に連なるヴィルトゥオーソ。正確無比な技巧、多彩なタッチの美音を駆使して奏でる魂の音楽!
 音楽の殿堂、カーネギー・ホールのリサイタル・デビューのライヴ録音!

(CD2) 2010年5月ヴェネツィア、フェニーチェ劇場(CD2:1-4)
    2010年11月サチーレ、ファツィオーリ・ホール(CD2:5,6)

479 4970
\2300
ダニール・トリフォノフ/ラフマニノフ:変奏曲集
 1)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43*
 2)ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22
 3)トリフォノフ:ラフマニアーナ
 4)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
ダニール・トリフォノフ(P)
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
フィラデルフィア管弦楽団(1)

 若くしてすでに巨匠の風格を備えるトリフォノフのDG録音第2弾!
 現代の若手ピアニストの中でも群を抜いて将来を嘱望されているダニール・トリフォノフ。満を持してのDG第2弾録音として彼が選んだのは、彼が崇拝して止まないラフマニノフの変奏曲集。
 優れたピアニストであり、作曲家でもあったラフマニノフの背中を追いかけるかのように、トリフォノフも演奏活動の傍ら作曲に勤しんでおり、コンサートのアンコールで度々演奏する自作の「ラフマニアーナ」を当盤にも収録しています。録音:2015年3月8日 フィラデルフィア、キンメル舞台芸術センター、ヴェリゾン・ホール(1)
  
 2015年3月3-7日 ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オルブ・アーツ・アンド・レターズ(2-4)




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DECCA



4830716
\2300→\2090
《内田光子/モーツァルト:ピアノ協奏曲シリーズ第5弾》
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
内田光子(ピアノ、指揮)/
クリーヴランド管弦楽団

 シリーズ第5弾。
 本質を捉えた演奏で世界中を魅了する内田光子最新のモーツァルト!
 2年ぶりとなるシリーズ第5弾。「モーツァルトの作品の中でも最も美しい」とメシアンが語ったピアノ協奏曲第17番、演奏される機会は少ないながらも華麗で雄大な作風が特徴の第25番をカップリングした1枚。モーツァルトの音楽の本質を捉えた演奏として世界的に高い評価を受けている内田光子、待望の最新録音!10月末からの来日では、アルバムと同じ内容の公演が予定されています。

【録音】2016年5月 クリーヴランド

2016年 来日公演予定:
  10/28、10/30、10/31 札幌、11/2 大阪、11/4、11/5、11/8 東京、11/6 豊田



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SONY



8898536068-2
\2500→\2290
クリスチャン・ヤルヴィ/バルト海フィルハーモニック

 ワーグナー〜デ・フリーヘル:楽劇「ニーベルングの指環」〜
  オーケストラル・アドヴェンチャー


 ワーグナー(ヘンク・デ・フリーヘル編):
  楽劇「ニーベルングの指環」〜オーケストラル・アドヴェンチャー
   1) 前奏曲, 2) ラインの黄金, 3) ニーベルハイム,
   4) ヴァルハラ, 5) ワルキューレたち, 6) 魔の炎,
   7) 森のささやき, 8) ジークフリートの英雄的行為,
   9) ブリュンヒルデの目覚め,
   10) ジークフリートとブリュンヒルデ,
   11) ジークフリートのラインへの旅,
   12) ジークフリートの死, 13) 葬送行進曲,
   14) ブリュンヒルデの自己犠牲
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
バルト海フィルハーモニック
【録音】2013年9月, ドイツ、ウーゼドム島、ペーネミュンデ歴史技術博物館

 クリスチャン・ヤルヴィ指揮による、オーケストラで聴く圧巻の「指環」!
 2016年にクリスチャン・ヤルヴィによって創設され、クリスチャンが音楽監督を務める「バルト海フィルハーモニック」のデビュー盤です。

 2008年に若手音楽家のトレーニングを目的に設立されたバルト海ユース・フィルハーモニックを母体に、バルト海地域の10カ国から一流のオーケストラの音楽家たちを結集して結成されたこのオーケストラは、クリスチャンの熱血指導のもと、早くも大きな評判を呼んでいます。
 ワーグナーの長大な楽劇からオーケストラ曲を抜粋・編曲して演奏することは作曲者の生前からさまざまな形で行われてきましたが、近年注目を集めているのは、オランダ放送フィルの打楽器奏者ヘンク・デ・フリーヘルがオーケストラ用に編曲したもの。このオーケストラ版「指環」は、重要な音楽やライトモティーフを抜き出して約1時間強のオーケストラ曲にまとめたもので、1992年に初演され、エド・デ・ワールトによって録音されました(RCA)。
 また2009年にデ・ワールトがNHK響に客演した際にも取り上げられて大きな話題を巻き起こし、2007年にはネーメ・ヤルヴィ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管がシャンドス・レーベルに録音も行っています。
 フリーヘルは作曲者・編曲者としても知られ、ワーグナーでは「トリスタン」「マイスタージンガー」「パルジファル」でも同様のオーケストラ版を編曲しているのみならず、ドヴォルザークのピアノ曲「ボヘミアの森から」のオーケストラ用編曲や、ムソルグスキー「展覧会の絵」「死の歌と踊り」の打楽器オーケストラのための編曲も行っています。
 音楽を社会的・文化的連鎖の中で捉えることが得意なクリスチャン・ヤルヴィによれば、北欧伝説を起源とするワーグナーの「指環」もバルト海文化圏と深い関わりを持つ音楽、ということになります。
 作品に内包するドラマティックな起伏を見事に描出するクリスチャンの鮮やかな手腕が活かされた充実のアルバムです。



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 バルト海フィルハーモニック!?

 何だそりゃ、という感じですが、デンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スウェーデン などの、バルト海地域の10カ国から一流のオーケストラの音楽家たちを結集してクリスチャン・ヤルヴィが創設したオーケストラ。

 これは↓その前身バルト海ユース・フィルのようですが、イメージとしてはこんな感じなのでしょう。



 クリスチャン、楽しそうです。兄ちゃんを追い越す日が来るかも!?


これがその華々しいプロモーション・ビデオ。観たら間違いなく感動します。
https://youtu.be/2r4_DxRJ7iY


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8898536641-2
\2500→\2290
またまた天才現る
 イタリアの若手三羽烏のひとり、ダニエーレ・ルスティオーニ
  ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ:管弦楽作品集


ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ:
 1) クレドのための備忘録,
 2) 夜の音楽,
 3) 戦いのフレスコ画のためのスタディ,
 4) フルートと弦楽のための協奏的ソナタ
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)
トスカーナ州立管弦楽団

 今年2016年6月に東京交響楽団と兵庫芸術文化センター管弦楽団を指揮した、世界が熱い視線を注ぐ若き1983年ミラノ生まれのマエストロ、ダニエーレ・ルスティオーニのソニー・クラシカル第1弾となるアルバムです。
 ルスティオーニは2011年に英国ロイヤル・オペラでのデビュー以来、ミラノ・スカラ座やローマ歌劇場など世界の名だたる劇場に次々出演、2014年からはトスカーナ州立管の首席指揮者に就任し、さらに2017年よりリヨン国立歌劇場の首席指揮者を務めることが決まっています。
 現在アンドレア・バッティストーニ、ミケーレ・マリオッティらとともに「イタリアの若手三羽烏」と称され、急激に人気とプレゼンスが高まっている要注目の指揮者です。

 


 「カヴァレリア」やってます。
 この曲でこれだけ全力出してたら、全曲やったら一体どうなるんでしょう。
 完全自己陶酔型。でもむちゃくちゃかっこいいです。すごいです。

 ひょっとするとまたイタリア指揮者台頭の時代が来るのかも。
https://youtu.be/Xj17fVW7aIU


【録音】2016年, フィレンツェ


で、ゲディーニって誰?
アバドやベリオの先生でもある





 ルスティオーニが取り上げたのは、イタリアの作曲家ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965)。

 ゲディーニはイタリアのクーネオに生まれ、トリノでオルガン、ピアノ、作曲を学び、その後ボローニャの音楽院に進学。
 マルコ・エンリコ・ボッシに師事し、作曲を学びました。
 指揮者として生計を立てた時期もありましたが、やがてその道を断念して教育活動に専念。1918年から1937年まではトリノ音楽院で、1937年から1941年まではパルマ音楽院で作曲を教えており、その後ミラノ音楽院に移り1951年から1962年まで院長を務めました。
 彼の門下からはクラウディオ・アバドやルチアーノ・ベリオが輩出されています。

 作曲家としてのゲディーニはルネッサンスからバロック音楽を敬愛しており、フレスコバルディ、モンテヴェルディ、ガブリエリなどの多くの作品を編曲し、ルネサンスやバロックの音楽から大きな影響を受けたといいます。
 古楽の様式と現代的な感覚を独自の方法で融合させて作品を書いた彼の特徴がよく現れているといえましょう。

 ルスティオーニは、そうしたゲディーニの音楽を深い造形と抒情美を加え、作品の素晴らしさを新たに削り出しています。



指揮者ゲディーニが、作曲家ゲディーニの作品を指揮したもの

NAXOS
8.111325
\1800
ゲディーニ:作品集
 2 台の協奏的チェロと管弦楽のための「オルメネータ」/
 聖母マリアのための晩課/
 J.S.バッハ:音楽の捧げ物(ゲディーニ編)より抜粋
ベネデット・マッツァクラティ(チェロ)…1-4/
マリオ・グセッラ(チェロ)…1-4/
ナポリ・アレッサンドロ・スカルラッ
ティ管弦楽団/
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(指揮)

 20 世紀の最も素晴らしいイタリアの作曲家の一人、ゲディーニ(1892-1965)の作品集です。とはいえ、この人の名前を知っている人が現在どれほどいることでしょう?
 このリリースは50 年ぶりに彼の自作自演を蘇らせた興味深いアルバムです。
 作曲家でもあり、指揮者でもあり、教師でもあった(アバドやベリオを指導)彼の作品は、古典的なフォルムと現代的な音色を用いた魅惑的なもので、オリジナルの作品もバッハの編曲もかなり特異な魅力を放っています。

 録音:1952 年3 月28 日ライヴ ナポリ アレッサンドロ・スカルラッティ・ホール




ゲディーニの作品をより深く楽しみたい方に
ヴァイオリン作品全集


時代性を喪失した淡く繊細な作品集。レスピーギほど過去の作品への傾倒ぶりは見えないような気がする。
Ghedini: Complete Music for Violin and Piano
NAXOS
8.572828
\1800
ゲディーニ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 1.ビッザリーア(1929)/
 2-4.ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1918)/
 5-6. 2つの詩曲(1930)
  <第1番:レンタメント/第2番:静かに、テンポを守って>/
 7-9.ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(1922)
  ※1-6…世界初録音
エミー・ベルネコーリ(ヴァイオリン)/
マッシモ・ジュセッペ・ビアンキ(ピアノ)
録音 2011年10月25-29日 イタリア ヴェルチェッリ,ヴァラッロ・セシア,シヴィコ劇場

 イタリア、クーネオ出身の近代イタリア作曲家、ゲディーニ(1892-1965)のヴァイオリンとピアノのための作品集です。
 この当時の潮流に漏れず、彼もモンテヴェルディやフレスコバルディらルネサンス音楽やバロック音楽から発想を得て、現代的な手法を交え曲を創っていった人です(彼の父はワーグナーの熱烈な崇拝者であったといいますが、彼の作品にはその影響はほとんど見られません)。
 このアルバムにはそんな彼のヴァイオリン作品が全て収録されています。

 第1曲目の「ビッザリーア」は「珍妙、激情」と言った意味を持つタイトルですが、どちらかというと夢幻的で「音の戯れ」と言った風合いを持つ音楽です。
 2つのソナタは伝統的な3楽章で書かれていて、ロマンティックな肌触りを残すイ長調、革新的な広がりを持つ変ホ長調と、その曲想には違いがありますが、どちらも魅力的であり、また極めて精巧に書かれています。
 2つの詩曲はもっと自由で制約にしばられない音楽です。


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8898533758-2
\2500→\2290
ルツェルン生まれのソプラノ
 レグラ・ミューレマン / モーツァルト:アリア集

 モーツァルト:
  1) アリア『やさしい春がもうほほ笑んで』K.580,
  2) 歌劇『偽の女庭師』K.196より「ああ小鳩は嘆く」,
  3) 歌劇『劇場支配人』K.486より「別離の時の金は鳴り」,
  4) アリア『あなたは今は忠実ね』K.217,
  5) 歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621より「涙する以外の何事も」,
  6) 歌劇『後宮からの誘拐』K.384より
   「こまやかな愛情、やさしさ、親切な心、そしてユーモア」,
  7) 歌劇『ルーチョ・シッラ』K.135より「荒れ狂う嵐が聞こえてくる」,
  8) アリア『あなたに明かしたい、おお神よ』K.418,
  9) モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』K.165
レグラ・ミューレマン(ソプラノ),
ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

 ルツェルン生まれのソプラノ、レグラ・ミューレマンのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムです。
 ルツェルン音楽院で学び、2013年、アン・デア・ウィーンでのロッシーニの「オリー伯爵」でデビューし絶賛をあびました。その後、サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるイースター音楽祭の「魔笛」、そしてベルリン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ジュネーブ、ヴェルビエ音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭、ルツェルン音楽祭などに出演し、高い評価を得ています。
 その彼女のソロ・デビュー盤は、最も得意としているモーツァルト。軽やかな歌い回しと感情の豊かな見事な歌唱を聴かせてくれます。

 【録音】2015年9〜10月, ミュールハイム、マルティン教会





 ドニゼッティを歌ってます。
 今が一番きれいなときかもしれませんね(いい意味です)。
https://youtu.be/xxAnzYGj9Lk

 大スターになりそうです。

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SONY CLASSICAL MASTERS BOX 第14回発売


 大好評、ソニー・クラシカルによるバジェット・ボックス「MASTERS BOX」。100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファンならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにて続々リリース中の好評シリーズです。

 今回も強力なラインナップによる10タイトルがリリースされます。

 ※初回生産限定盤※白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
 ※ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット / 88.2KHzリマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
 ※ このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。

 このシリーズは予約段階で完売することがあります。どうかどうかお早めに!!



8898532899-2
(8CD)
\3600

ズービン・メータ・コンダクツ・R.シュトラウス[8枚組]


 リヒャルト・シュトラウス:
 【CD1】
  1) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30〜
   ニューヨーク・フィルハーモニック[録音]1980年,
  2) 交響詩『ドン・ファン』Op.20〜
   ロサンジェルス・フィルハーモニック[録音]1965年/
 【CD2】
  1) アルプス交響曲Op.64〜ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1989年,
  2) ホルン協奏曲第1番 変ホ長調Op.11〜
   ゲルト・ザイフェルト(ホルン)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1989年/
 【CD3】
 1) 交響詩『英雄の生涯』Op.40〜ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1992年,
 2) ホルン協奏曲第2番 変ホ長調Op.132〜
  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1994年/
 【CD4】
  1) 家庭交響曲 Op.53〜ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1985年,
  2) ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調 AV.85〜
   ダニエル・バレンボイム(ピアノ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1985年/
 【CD5】
  1) 楽劇『ばらの騎士』よりワルツ, 2) 歌劇『ダナエの愛』より交響的断章,
  3) 歌劇『インテルメッツォ』より交響的間奏曲,
  4) 歌劇『影のない女』より交響的幻想曲〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1990年/
 【CD6-7】
  楽劇「サロメ」Op.54 (全曲) 〜
   エヴァ・マルトン(ソプラノ) ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
   ガブリエレ・シュレッケンバッハ(アルト)ハインツ・ツェドニク(テノール)
   キース・ルイス(テノール) ベルント・ヴァイクル(バリトン) 他
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1990年/
 【CD8】
  1) 歌劇『サロメ』よりフィナーレ,
  2) 歌劇『グントラム』より「私にはわかっているのかしら」,
  3) 歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より「すべてが清らかな国がある」,
  4) 歌劇『アラベラ』より「私のエレメール」,
  5) 歌劇『エジプトのヘレナ』より「第2の花嫁の夜!」〜
   ジェーン・イーグレン(ソプラノ)イスラエル・フィルハーモニー交響楽団[録音]1997年/
ズービン・メータ指揮

 R・シュトラウスはメータが最も得意とする作曲家で、1980〜90年代にベルリン・フィルと録音した主要オーケストラ曲は、カラヤンからアバドへの移行期のパワフルかつ繊細なオーケストラの持ち味を出した名演です。ベルリン・フィル唯一の「サロメ」、メータにとってRCAへのデビュー盤となったロス・フィルとの「ドン・ファン」、ニューヨーク・フィル時代の名演とされる「ツァラトゥストラ」をカップリングしています。
 今回、初のボックスセット化。
 


8898531436-2
(6CD)
\3200
ユーリ・テミルカーノフ/チャイコフスキー:交響曲全集[6枚組]

 チャイコフスキー:
  【CD1】1) 交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」, 2) バレエ「白鳥の湖」組曲/
  【CD2】1) 交響曲第2番ハ短調Op.17「小ロシア」, 2) フランチェスカ・ダ・リミニOp.32/
  【CD3】1) 交響曲第3番ニ長調Op.29「ポーランド」, 2) スラヴ行進曲Op.31/
  【CD4】1) 交響曲第4番ヘ短調Op.36, 2) 幻想曲「運命」Op.77/
  【CD5】1) 交響曲第5番ホ短調Op.64, 2) イタリア奇想曲Op.45/
  【CD6】1) 交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」, 2) 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 ロシアの巨匠テミルカーノフが1989年〜93年にかけて、当時首席指揮者を務めていたロイヤル・フィルとRCAに成し遂げたチャイコフスキーの交響曲全曲録音。
 サンクトペテルブルク・フィルと録音した後期交響曲集とは別録音で、第1番〜第4番は国内盤としては未発売です。
 交響曲の余白に「白鳥の湖」組曲、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、スラヴ行進曲、幻想曲「運命」、イタリア奇想曲、幻想序曲「ロメオとジュリエット」を収録しています。

【録音】1989〜1993年, ロンドン
  


8887516797-2
(6CD)
\3200

エサ=ペッカ・サロネン/ニールセン:交響曲全集[6枚組]

 ニールセン:
  【CD1】
   1) 交響曲第1番 Op.7,
   2) 小組曲イ短調 Op.1〜ストックホルム新室内管弦楽団/
  【CD2】
   1) 交響曲第2番「4つの気質」Op.16,
   2) 交響詩「パンとシリンクス」Op.49, 3) アラジン組曲 Op.34/
 【CD3】
  1) 交響曲第3番「広がりの交響曲」Op.27〜
    〜ピア=マリー・ニルソン(ソプラノ) オレ・ペールソン(バリトン),
  2) 交響曲第6番「素朴な交響曲」/
 【CD4】
  1) 交響曲第4番「不滅」Op.29, 2) 序曲「ヘリオス」Op.17/
 【CD5】
  1) 交響曲第5番 Op.50,
  2) 歌劇『仮面舞踏会』より「序曲」「第2幕前奏曲」「ひな鶏の踊り」/
 【CD6】
  1) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47 〜
   チョー・リャン・リン(ヴァイオリン) フィルハーモニア管弦楽団,
  2) ニールセン:ヴァイオリン協奏曲 Op.33 〜
   チョー・リャン・リン(ヴァイオリン) スウェーデン放送交響楽団,
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
スウェーデン放送交響楽団

 サロネンの出世作となった、スウェーデン放送交響楽団との1985〜89年録音のニールセン交響曲全集。いまでもこの録音が代表的名盤といわれています。

 サロネンは緻密かつ鮮烈な指揮でニールセンのオーケストラ曲の革新性を浮き彫りにしています。
 小組曲、「アラジン」組曲、序曲「ヘリオス」、「仮面舞踏会」からのオーケストラ曲、それにチョー・リャン・リンとのニールセン&シベリウスのヴァイオリン協奏曲などをカップリングしています。

【録音】 1985〜1990年
 



8884301331-2
(5CD)
\3000

マレイ・ペライア・プレイス・ベートーヴェン[5枚組]


 ベートーヴェン:
  【CD1】
  1) ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1,
  2) ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2,
  3) ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3/
 【CD2】
  1) ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7,
  2) ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22,
  3) ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3/
 【CD3】
  1) ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調「葬送行進曲」Op.26,
  2) ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1,
  3) ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2,
  4)ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調「田園」 Op.28/
 【CD4】
  1) ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2,
  2) ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3,
  3) ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」Op.81a/
 【CD5】
  1) ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」Op.57,
  2) ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101,
  3) 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80,
  4) バガテル「エリーゼのために」WoO.59
マレイ・ペライア(ピアノ)
 ペライアがソニー・クラシカル初期の1978年から2008年にかけての20年間に断続的に録音してきたベートーヴェンのピアノ・ソナタの中から15曲をCD5枚に集めました(初のボックスセット)。
 ペライアはヘンレ版の最も新しいベートーヴェン:ピアノ・ソナタの校訂を手掛けており、彼ならではの美音によるフレッシュかつ深みのある解釈は、現代のスタンダードとすら言える魅力を湛えています。
 「自作の主題による32の変奏曲」と「エリーゼのために」をカップリング。
  【録音】1978〜2008年
 


8898532199-2
(6CD)
\3200

エリック・ル・サージュ・プレイズ・プーランク[6枚組]
 ソロ・ピアノ曲全集、室内楽曲集、協奏曲集

プーランク:
 【CD1】
  1) プレスト変ロ長調FP.70, 2) 常動曲FP.14,
  3) メランコリーFP.105, 4) ピアノ組曲「ナゼルの夕べ」FP.84,
  5) ユモレスクFP.72,
  6) フランセーズFP.103.クロード・ジェルヴェーズ (16世紀)による,
  7) フランス組曲FP.80.クロード・ジェルヴェーズ (16世紀)による,
  8) 「ジャンヌの扉」.パストゥレルFP.45, 9) 間奏曲ニ短調FP.60,
  10) 2つのノヴレットFP.47,
  11) ノヴレット ホ短調.マヌエル・デ・ファリャの主題によるFP.173,
  12) 3つの小品FP.48, 13) ブーレ「オーヴェルニュのパヴィリオンにて」FP.87,
 【CD2】
  1) 15の即興曲, 2) 2つの間奏曲FP.71, 3) 間奏曲変イ長調FP.118,
  4) バディナージュFP.73, 5) バッハの名によるヴァルス-即興(即興的ワルツ)FP.62,
  6)「ナポリ」-ピアノのための組曲FP.40, 7) アルバムの綴りFP.68,
  8) 5つの即興曲FP.21, 9) ピアノのための組曲(ハ調の組曲)FP.19,
  10) 主題と変奏 変イ長調FP.151/
 【CD3】
  1) 8つの夜想曲FP.56, 2) ヴァルスFP.17.「六人組のアルバム」第5曲,
  3) アルベール・ルーセルを讃えてFP.50,
  4) 村人たち(子供のための小品)FP.65, 5) 散歩FP.24,
  6) 小象ババールの物語FP.129/
 【CD4】
  1) 2台のピアノのための協奏曲ニ短調, 2) ピアノ協奏曲,
  3) ピアノと18の楽器のための協奏舞踏曲「オーバード(朝の歌)」/
 【CD5-6】
  1) フルートとピアノのためのソナタFP.164,
  2) ヴァイオリンとピアノのためのソナタFP.119,
  3) オーボエとピアノのためのソナタFP.185,
  4) ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタFP.33,
  5) クラリネットとバスーンのためのソナタFP.32,
  6) 管楽器とピアノのための六重奏曲FP.100,
  7) チェロとピアノのためのソナタFP.143,
  8) クラリネットとピアノのためのソナタFP.184,
  9) 2本のクラリネットのためのソナタFP.7,
  10) ホルンとピアノのためのエレジーFP.168,
  11) ピアノ、オーボエとバスーンのための三重奏曲FP.43,
  12) 劇付随音楽「城館への招待」.クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲FP.138
エリック・ル・サージュ(ピアノ)/
マチュー・ドュフール(フルート),
エマニュエル・パユ(フルート),
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン),
フランソワ・ルルー(オーボエ),
アブ・コスター(ホルン),
フレデリック・メラルディ(トランペット),
ポール・メイエ(クラリネット),
ミシェル・ポルタル(クラリネット),
ジルベール・オダン(バソン),
フランク・ブラレイ(ピアノ),
ステファン・ドゥヌーヴ(指揮)
リエージュRTBF管弦楽団、他

 フランスの名手、エリック・ル・サージュの代表盤「プーランク:ソロ・ピアノ曲全集」に加えて、「レコード・アカデミー賞」受賞の名盤「プーランク:室内楽曲集」、ドゥヌーヴ指揮リエージュ・フィルとの共演になる協奏曲集をカップリングした初のボックスセット。

 【録音】1998年(CD1, 2, 3, 5 6), 2003年(CD4)
  


8898531330-2
(5CD)
\3000

バイロン・ジャニス/コンプリートRCAレコーディングズ[5枚組]

【CD1】
 1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54,
 2) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 〜
  フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団, [録音]1959,1957年/
【CD2】
 1) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1 〜
  フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団[録音] 1957年,
 2) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30 〜
  シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団[録音]1957年/
【CD3】
 1) ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」,
 2) リスト:ヴェルディの「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ,
 3) アンドレイ・シュルツ=エヴラー:ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」,
 4) リスト:愛の夢 第3番変イ長調 S.541-3,
 5) ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調 S.244-6,
 6) ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー 〜
  ユーゴ・ウィンターハルター指揮、ヒズ・オーケストラ[録音]1952-1958年/
【CD4】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」,
  2) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」,
  3) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109,
 4) シューベルト:即興曲 変ホ長調 D.899-2,
 ブラームス:
  5) ワルツ第15番変イ長調 Op.39-15,
  6) ワルツ第1番ロ長調Op.39-1, 7) ワルツ第2番ホ長調 Op.39-2,
  8) ワルツ第6番嬰ハ長調 Op.39-6[録音]1950-1955年/
【CD5】
 ショパン:
  1) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」,
  2) 即興曲第1番変イ長調 Op.29,
  3) 練習曲第5番変ト長調 Op.10-5「黒鍵」,
  4) マズルカ第47番イ短調 Op.67-4,
  5) スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39,
  6) ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」,
  7) ワルツ第14番ホ短調KK.IVa-15, 8) バラード第1番ト短調 Op.23,
  9) 練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8[録音]1952-1956年
バイロン・ジャニス(ピアノ)

 1928年生まれのアメリカのピアニスト、バイロン・ジャニスの名は、ヴァン・クライバーンらと並び20世紀アメリカの生んだもっとも輝かしいピアニストとして人々に記憶されています。
 ジュリアード音楽院で学び、事故による指の故障と手術を克服し、ピアニストとして輝かしいデビューを果たし、トスカニーニやホロヴィッツにも認められた天才でした。
 ライナー/シカゴとのラフマニノフ第1番、シューマン、リスト「死の舞踏」、シュトラウス「ブルレスケ」、ミュンシュ/ボストン響とのラフマニノフ第3番など、RCAのリビング・ステレオ期を代表する協奏曲の名盤/名録音も収録。
  


8898531257-2
(12CD)
\4300

スティーヴン・イッサーリス/コンプリートRCAレコーディングズ[12枚組]


【CD1】
 ハイドン:
  1) チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.7b-1,
  2) 交響曲第13番より第2楽章 アダージョ・カンタービレ,
  3) チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.7b-2,
  4) 協奏交響曲変ロ長調 (ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットと管弦楽のための)〜
   ロジャー・ノリントン(指揮) ヨーロッパ室内管弦楽団
   [録音]1996年/
【CD2】
 メンデルスゾーン:
  1) 協奏風変奏曲Op.17, 2) チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45,
  3) アッサイ・トランクイロ, 4) 無言歌ニ長調Op.109,
  5) チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58 〜 メルヴィン・タン(フォルテピアノ)
   [録音]1994年/
【CD3】
 1) シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129,
 2) バルギール:アダージョ (チェロと管弦楽のための),
 シューマン:
  3) 幻想小曲集Op.73, 4) アダージョとアレグロ変イ長調Op.70,
  5) 民謡風の5つの小品Op.102,
  6) ミサ曲ハ短調Op.147よりオッフェルトリウム,
  7) チェロ協奏曲イ短調Op.129よりカデンツァとオリジナル版のエンディング 〜
   クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) ドイツ・カンマーフィルハーモニー(1,2-7),
   クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ:3-5),
   フェリシティ・ロット(ソプラノ:6), デイヴィッド・キング(オルガン:6)
    [録音]1996-1997年/
【CD4】
 1) リスト:忘れられたロマンスS.132 ,
 2) グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36,
 3) リスト:エレジー第1番S.130,
 4) リスト:エレジー第2番S.131,
 5) ルビンシテイン:チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.18,
 6) リスト:尼僧院の僧房S.382,
 7) 悲しみのゴンドラS.134 〜
  スティーヴン・ハフ(ピアノ)[録音]1994年/
【CD5】
 サン=サーンス:
  1) チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33, 2) 組曲「動物の謝肉祭」より「白鳥」,
  3) ロマンス ニ長調Op.51, 4) ロマンス ヘ長調Op.36,
  5) チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32,
  6) サッフォー風の歌Op.91, 7) ガヴォット(遺作),
  8) アレグロ・アパッショナートOp.43, 9) 祈りOp.158 〜
   マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)ロンドン交響楽団(1),
   マイケル・ティルソン・トーマス&,ダドリー・ムーア(ピアノ:2),
   パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ:3-8), フランシス・グリエール(オルガン:9)
    [録音]1992-1993年/
【CD6】
 サン=サーンス:
  1) チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119,
  2) ミューズと詩人Op.132(チェロ、ヴァイオリンとオーケストラのための),
  3) ロマンスOp.67(チェロとオーケストラのための),
  4)チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123 〜
   クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
   北ドイツ放送交響楽団(1-3), パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ:4),
   ジョシュア・ベル(ヴァイオリン:2)[録音]1999年/
【CD7】
 フォーレ:
  1) ロマンス イ長調Op.69, 2) エレジーOp.24,
  3) チェロ・ソナタ第1番ニ短調Op.109,
  4) 2つのチェロのためのアレグレット・モデラート,
  5) セレナードOp.98, 6) シシリエンヌOp.78,
  7) 蝶々Op.77, 8) チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.117,
  9) アンダンテ(ロマンスOp.69のオリジナル版)〜
   パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ),
   デヴィッド・ウォーターマン(チェロ:4), フランシス・グリエール(オルガン:9)
    [録音]1993-1994年/
【CD8】
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩「ドン・キホーテ」Op.35,
  2) ロマンツェ ヘ長調(チェロと管弦楽のための),
  3) チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6 〜
   ロリン・マゼール(指揮)バイエルン放送交響楽団(1-2),
   スティーヴン・ハフ(ピアノ:3)[録音]2000年/
【CD9】
 1) ヤナーチェク:おとぎ話,
 2) ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40,
 3) プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119,
 4) ヤナーチェク:おとぎ話(追補) 〜 オリ・ムストネン(ピアノ)[録音]1995年/
【CD10】
 ジョン・タヴナー:
  1) 聖なるもの(チェロと室内合唱のための),
  2) エターナル・メモリー(チェロと弦楽合奏のための),
  3) アフマトーヴァの詩による歌曲(ソプラノとチェロのための),
  4) 隠された財宝(弦楽四重奏のための),
  5) うた(チェロ独奏のための) 〜
   キエフ合唱団(1), ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)
   モスクワ・ヴィルトージ(2), パトリシア・ロザリオ(ソプラノ:3),
   ダニエル・フィリップス&クリスタ・ベニオン・フェーニー(ヴァイオリン:5),
   トッド・フィリップス(ヴィオラ:5)
   [録音]1993-1996年/
【CD11】
 1) ベートーヴェン:アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ,
 2) シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第3番よりインテルメッツォ,
 3) ドビュッシー:夜想曲とスケルツォ,
 4) ベルリオーズ:囚われの女Op.12,
 5) フォーレ:コンクール用小品,
 6) レオナール:ロバと御者,
 7-9) 日本のメロディ: もっこう -秋の月 - さくらさくら,
 10) V=ロボス:黒鳥の唄,
 11) ドヴォルザーク:ロマンティックな小品Op.75-4,
 12) マルティヌー:2台のチェロのためのデュオ,
 13) ポッパー: 妖精たちの踊りOp.39,
 14) ユリウス・イッサーリス:ロシアの思い出,
 15) タヴナー:ザ・チャイルド・リヴド,
 16) ラフマニノフ:うた,
 17)スクリャービン:ロマンス,
 18) ツィンツァーゼ:チョングリ,
 19) シャイバー:ダンス組曲,
 20) ヴァイン:インナー・ワールド 〜
  トーマス・アデス(ピアノ),マギー・コール(チェンバロ:1),
  フェリシティ・ロット(ソプラノ:4,15), マギー・コール(ピアノ:19),
 デヴィッド・ペレイラ(チェロ:20)[録音]1997年/
【CD12】
 1) ブラームス:クラリネット三重奏曲 Op.114,
 シューマン:
  2) おとぎ話 Op.132, 3) カール・フリューリング:クラリネット三重奏曲 Op.40,
 4)シューマン:トロイメライ(クラリネット三重奏曲編) 〜
  マイケル・コリンズ(クラリネット), スティーヴン・ハフ(ピアノ)
   [録音]1998年
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)

 イッサーリスがRCAに残した全録音を集めた12枚組のボックスセット(初のボックスセット)。
 ヴァージン・クラシックスへの数枚の録音の後、1993年のサン=サーンス:チェロ協奏曲第1番でRCAにデビューし、ノリントンとのハイドン、エッシェンバッハとのシューマンなどの協奏曲、メンデルスゾーンのチェロ作品全集、盟友スティーヴン・ハフ、オリ・ムストネンとの室内楽、そして一味違う小品集と、多様な名盤を残しています。
 


8898531331-2
(6CD)
\3200

ジュリアン・ブリーム/ミュージック・オブ・スペイン[6枚組]

【CD1】
 1) ルイス・デ・ミラン:エル・マエストロ,
 2) ルイス・デ・ナルバエス:デルフィン・デ・ムジカ,
 3) ムダーラ:ファンタジア/
【CD2】
 ソル:
  1) 幻想曲第7番 Op.30, 2) 幻想曲 Op.7,
  3) モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9(1980年録音),
 アグアド:
  4) アダージョOp.2-1,
  5) ポロネーズOp2-2, 6) 序奏とロンド Op.2-3/
【CD3】
 グラナドス:
  1) 献辞, 2) ゴヤのマハ, 3) ビリャネスカ, 4) 詩的なワルツ,
  5) アンダルーサ, 6) マリョルカ, 7) スペイン組曲 Op.47, 8) コルドバ/
【CD4】
 タレガ:
  1) マズルカ ト長調, 2) 練習曲イ長調, 3) マリエータ,
  4) アラビア奇想曲, 5) 前奏曲イ短調,
  6) アルハンブラの思い出,
 7) マラッツ:セレナータ,
 プジョール:8) スペインのタンゴ,
 9) グアヒーラ, リョベート:10) カタロニア民謡集,
 トゥリーナ:
  11) ファンダンギーリョ Op.36, 12) セビリャーナ Op.29,
  13) タレガ讃歌より「ガロティン」「ソレアレス」/
【CD5】
 1) ムダーラ:ファンタジア第14番,
 2) ミラン:ファンタジア第22番,
 ナルバエス:
  3) 皇帝の歌, 4)「クラロス伯爵」による変奏曲,
 5) ムダーラ:ファンタジア第10番,
 6) ムルシア:前奏曲とアレグロ,
 7) ボッケリーニ:ファンダンゴ,
 8) ソル:グラン・ソロ Op.14,
 9) アグアド:ロンド イ短調 Op.2-3,
 10)ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9(1984年録音),
 11) ソル:幻想曲 Op.7,
 12) ソル:ソナタ ハ長調 Op.25「グランド・ソナタ第2番」よりメヌエット/
【CD6】
 ロドリーゴ:
  1) アランフェス協奏曲, 2) 3つのスペイン風小品,
  3) 祈祷と踊り(ファリャ讃), 4) ある貴紳のための幻想曲
ジュリアン・ブリーム(ギター, リュート)/
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団(CD6:1)/
レオ・ブローウェル(指揮)
RCAビクター室内管弦楽団(CD6:4)

 20世紀を代表するギタリストのひとり、ジュリアン・ブリーム。ジョン・ウィリアムスと並び、20世紀後半のギター演奏史に大きな足跡を残した一大プロジェクト「ミュージック・オブ・スペイン」をCD6枚に集成したものです。
 【録音】1962〜1990年
  


8898532334-2
(4CD)
\2500

セルゲイ・レイフェルクス/ムソルグスキー歌曲集[4枚組]

ムソルグスキー:
【CD1】
 1) 歌曲集「死の歌と踊り」, 2) 歌曲集「子供部屋」,
 3) ラヨーク 4) 忘れられた者, 5) 神学生,
 6) かわいいサーヴィシナ, 7) 牡羊座 - 世俗のお話, 8) 蚤の歌/
【CD2】
 1) 墓碑銘, 2) スフィンクス, 3) 不幸,
 4) 不幸は落雷のようにではなく襲った, 5) 傲慢,
 6) ああ麻紡ぎが男の仕事か?, 7) 幻, 8) 悲しみは広がり,
 9) ドニエプル川で, 10) エリョームシュカの子守歌,
 11) 集い, 12) 古典主義者,
 13) 私の涙からたくさんの花が咲き, 14) 歌曲集「太陽なく」/
【CD3】
 1) 星よ、お前はどこに, 2) 楽しい時,
 3) 悲しげに木の葉はざわめく,
 4) 私にはたくさんの宮殿と庭がある, 5) 祈り,
 6) 何故か話して, 7) あなたがたにとって愛の言葉が何でしょう?,
 8) 風は激しく吹く, 9) しかし、もしお前にまた会えるなら,
 10) ああ、なぜお前の目は冷たいのか?,
 11) 老人の歌, 12) サウル王, 13) 夜,
 14) カリストラートゥシュカ,
 15) 見捨てられた女 - レチタティーヴォの試み,
 16) 子守歌, 17) サランボー/
【CD4】
 1) 星よお前はどこに?, 2) 夜, 3) ゴパーク,
 4) 草の茂る山, 5) ああこの飲んだくれめ!, 6) みなし子,
 7) おしゃべりかささぎ, 8) 子供の歌,9) いたずらっ子,
 10) 夕べの歌, 11) きのこ狩り, 12) さすらい人,
 13) ドン川のほとりの花園, 14) ヘブライの歌,
 15) 私の心の憧れ, 16) 願い, 17)瞑想曲 - アルバムの綴り,
 18) クリミア南岸にて, 19) 村にて,
 20) 古典様式による交響的間奏曲, 21) 涙, 22) ゴパーク,
 23) 情熱的な即興曲
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン),
セミョン・スキーヒン(ピアノ)[CD1〜3, CD4:1-16]/
ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ:CD4:17-23)

 今年70歳をむかえるロシアの名バリトン、セルゲイ・レイフェルクスによる初のボックスセット。
 1993〜96年に旧英コニファー・レーベルに録音したムソルグスキー歌曲集を集大成したボックス。
 LP時代のボリス・クリストフ盤以来の金字塔です。ウラディーミル・アシュケナージの長男、ヴォフカ・アシュケナージによるピアノ作品演奏も追加収録。

【録音】1993〜1996年(歌曲)/1993年(ピアノ曲)
 


8898532347-2
(6CD)
\3200

ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団/合唱曲集[6枚組]


【CD1】
 オルランド・ディ・ラッソ:
  1) 天の女王, 2) 天にて喜びあれ,
  3) 救い主のうるわしき母, 4) 賛美の歌声を鳴り響かせよ,
  5) 天は汝がもの, 6) 羊飼い達よ、汝ら見たものを語れ,
  7) サバの人々は来たる, 8) 天の女王,
  9) 日々過ちを犯す私を, 10) 恐れとおののきが,
  11) わが民よ, 12) 天の女王, 13) 暁の光は赤く染まり,
  14) 蘇りたまいしキリストは, 15) イエス、我らの救い主,
  16) 天の女王, 17) Jam non dicam vos,
  18) 今日、聖霊降臨の日は来たりぬ,
  19) Alleluia, laus et Gloria, 20) Benedictio et claritas,
  21) 神に従う人の魂は, 22) Exsultate justi, 23) 天の女王/
【CD2】
 ビクトリア:テネブレとレスポンソリウム集/
【CD3】
 スヴェーリンク:詩篇集/
【CD4】
 モンテヴェルディ:
  1) 主は言われた, 2) キリストよ、あなたを崇めます,
  3) ほめよ、エルサレムよ,
  4) キリストよ、あなたを崇めます,
  5) ほめたたえよ、神のしもべたちよ, 6) 形見,
  7) カンターテ・ドミノ, 8) 幸いなるかな,
  9) 聖母マリアへのリタニア, 10) 私は喜んだ,
  11) 主よ、御身の怒りにて, 12) 主が建てたもうのでなければ/
【CD5】
 プレトリウス:
  1) 見覚めよ!, 2) いざ来ませ、異邦人の救い主よ,
  3) もろびと声あげ, 4) 高き天よりわれは来れり,
  5) 賛美の歌声を鳴り響かせよ,
  6) 輝く暁の明星のいと美わしきかな,
  7) みどり児ベツレヘムに生まれたまえり/
【CD6】
 シュッツ:ダヴィデ詩篇集 より
  SWV.23, 27, 33, 29, 35, 36, 22, 43, 26, 44, 32, 37, 38
リチャード・マーロウ(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
ヒズ・マジェスティーズ・サックバッツ・アンド・コルネッツ(CD6)

 伝統あるケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団が旧英コニファー・レーベルに録音した数多くの名演から、ラッソ、ビクトリア、プレトリウス、スヴェーリンク、モンテヴェルディ、シュッツなど、ルネサンス〜初期バロックの美しい合唱曲をCD6枚にカップリングした初のボックスセット。
 1968年から2003年まで同合唱団の指揮者とオルガニストをつとめたリチャード・マーロウの指揮によっています。
 この合唱団はイギリスの他の名門大学チャペルの合唱団とは異なり、少年合唱とそのOBたちではなく、全てこの大学の学生によっています。
 またゴシック建築ではなく正方形のチャペルの音響も寄与し結びつき、素晴しい合唱の世界を描いています。

 【録音】1990〜1995年、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、チャペル



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DHM



8887505744-2
\2500→\2290
新しき歌姫ウルリケ・ホフバウアー
 レオナルド・レーオ:宗教的作品集


 レオナルド・レーオ:
  1) サルヴェ・レジナ ヘ長調,
  2) チェンバロのためのトッカータ ハ短調,
  3) 放蕩息子,
 フランチェスコ・ドゥランテ:4) 協奏曲第4番ホ短調,
 レオナルド・レーオ:
  5) 聖木曜日の晩ためのレツィオーネ(聖金曜日の哀歌),
  6) チェンバロのためのトッカータ ト短調,
  7) サルヴェ・レジナハ短調
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ),
アンサンブル &チェテラ

 レオナルド・レーオ(1694-1744)は、オペラ作曲家として注目された後、1725年にはアレッサンドロ・スカルラッティの後任としてナポリの宮廷の第1オルガン奏者に就任し、歌劇、宗教音楽、器楽曲などの多方面でナポリ楽派を代表する作曲家として活躍しました。
 スカルラッティの影響下にあったために、同じイタリアバロックでもコレッリやアルビノーニの作品とは趣が異なり、きらびやかな装飾を施さず、平明で均整のとれた、古典派につながるような格調を感じさせる作風のものです。

 アントニー・ルーリーに学び、パロット、ヘレヴェッヘ、プルハー、マルコン、レオンハルトらの演奏にソリストと迎えられ、ザルツブルク・モーツァルテウムの古楽研究所で教鞭を執るソプラノ、ウルリケ・ホフバウアーが、このレーオの作品を歌いあげています。
 ドラマティックでカラフルな対話が展開されており、イタリアの音楽らしいくっきりしたコントラストを、音の響きと表現の両面で鮮やかに聴かせてくれます。

 【録音】2014年9月, ドイツ、ドレプバー、聖マリエン教会

  


 ウルリケ・ホフバウアー、美しい人なのでバロック・オペラでも活躍してます。
 ヘンデルの「アルミーラ」。プライベート風映像です。
https://youtu.be/8D02HLFEdRM



<国内盤> 

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東武レコーディングズ



TBRCD 0043/46
(4CD特別価格)
\4536→\4090

「デプリースト&都響、ベートーヴェン傑作集」
 (1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
 (2)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、「プロメテウスの創造物」序曲
 (3)ベートーヴェン:交響曲第7番
 (4)ベートーヴェン:交響曲第8番
 (5)ベートーヴェン:交響曲第9番、「コリオラン」序曲

ジェイムズ・デプリースト(指揮)
東京都交響楽団
(第9)
 澤畑恵美(ソプラノ)
 竹本節子(メゾソプラノ)
 福井 敬(テノール)
 福島明也(バリトン)
 二期会合唱団
 
 包容力とスケールの大きさ!デプリースト&都響のベートーヴェン傑作集・ライヴ!「のだめ」出演で著名なデプリースト、もちろんベト7も収録!

 録音:(1)2005 年11 月19 日サントリーホール、(2)2004 年11 月20 日東京芸術劇場、(3)1997 年3 月20 日東京文化会館、(4)2008 年3 月30 日サントリーホール、(5)2006 年12 月26 日サントリーホール

 人格の大きさをそのまま音楽にしたかのような、包容力満点のデプリーストのベートーヴェン傑作集が特価で登場。(ライナーノートより)
 デプリーストが亡くなって、早くも今年で3年になる。東京都交響楽団の常任指揮者として、数々の名演を披露したが、ベートーヴェンの交響曲がここに初めてCDとなる。
 デプリーストは少なからぬレコーディングを遺したが、ベートーヴェンの楽曲は一切録音しなかったので、このリリースは大歓迎である。
 デプリーストはあるインタビューで、自身に最も重要な作曲家は、モーツァルトとマーラーであると発言している。その実、ブルックナー、ショスタコーヴィチの演奏解釈にも非凡なところを見せて高い評価を得ているし、もちろん当盤のベートーヴェンの解釈も見事なものである。このコンビでベートーヴェンの交響曲全てを演奏しなかったことが今更ながら惜しまれる。

 ※日本語・英語解説付。



DELOS ジェイムズ・デプリースト
1CD\2400→\1990



 日本でも高い知名度を誇ったデプリースト。
 店主が彼に惚れた最大の理由はその容姿。こんなにも人格の素晴らしさが表情にあふれている人も珍しい。

 亡くなった後になって「すばらしい」というのは気が引けるが、素晴らしいものはすばらしい。ひっそりと、でもしっかりとおすすめしたい。

 黄色人種以上に、強い偏見でクラシック界には堅く門戸を閉ざされている黒人演奏家。
 そんな中で世界的に活躍する黒人指揮者デプリーストにはかねてから注目していた。バーンスタイン、ドラティといったアメリカ・クラシック界を担った重鎮の下で研鑚を積み、その後は地味ながらショスタコーヴィチやレスピーギ、ストラヴィンスキーといった多彩な作品を手がけてきた。その素直ではったりのない伸びやかな演奏は、なかなか真似しようと思ってできるものではない。

 彼のCDの数は決して少なくはない。ただ世界で日の目を浴びることはなかった。しかし2005年から東京都交響楽団の常任指揮者に就任、その後人気漫画に本人役で登場するなど日本での知名度は非常に高くなった。
 そんなデプリーストの名盤をDELOSから紹介したい。




DE 3334
\2400→\1990
シベリウス:
 交響曲 第2番 ニ長調 作品43
 交響曲 第7番 ハ長調 作品105
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴン交響楽団
日本のオーケストラへの度重なる客演でもおなじみのアメリカはフィラデルフィア出身の黒人指揮者デプリーストによるシベリウスの交響曲1980年以来20年以上も音楽監督を務めている手兵のオレゴン交響楽団を指揮してその実力を披露している。

DE 3287
\2400→\1990
レスピーギ:ローマ三部作 オレゴン交響楽団
ジェイムズ・デプリースト指揮
名匠デプリーストが手兵オレゴン交響楽団を率いて録音した、レスピーギの傑作交響詩「ローマ三部作」の登場。

DE 3278
\2400→\1990
ストラヴィンスキー:
 バレエ《春の祭典》/
 組曲《火の鳥》(1919年版)
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴン交響楽団
1980年から長きに渡りオレゴン響の音楽監督を務めており、その契約を2005年まで結んだデプリーストの新録音は待望の《春の祭典》。オーケストラを’鳴らす’ことには定評のある彼の指揮ぶりが聴きもの。

DE 3369
\2400→\1990
トラジック・ラヴァーズ/
 デプリースト&オレゴン響のラスト・レコーディング

  ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》〜前奏曲と愛の死
  ベルリオーズ:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17〜愛の情景
  チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
オレゴン交響楽団
指揮:ジェイムズ・デプリースト
デロス・レーベル35周年を祝う当盤には、当レーベルに33年間にわたって17枚の録音を残してきた巨匠デプリースト&オレゴン響の演奏を収録。ワーグナー、ベルリオーズ、チャイコフスキーらが綴った甘美な悲劇愛の調べは、2003年にオレゴン響を退任したデプリーストにとって、同響との最後のレコーディングになりました。そんな万感の思いが詰まった名演の数々を、心ゆくまでお楽しみください。

DE 3329
\2400→\1990
ショスタコーヴィチ:交響曲 第11番 ト短調 作品103 「1905年」 ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴン交響楽団
日本のオーケストラでもおなじみになっている黒人指揮者デプリーストの録音。手兵のオレゴンシンフォニーを指揮した十八番のショスタコーヴィチでその確かな実力を披露してくれる。








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FONTEC



FOCD9725
¥2800+税
マックス・ポンマー&札幌交響楽団 第3弾
 1.シューマン 交響曲 第4番
 2.J.シュトラウス II 皇帝円舞曲
 3.R.シュトラウス 「ツァラトゥストラはかく語りき」
マックス・ポンマー 指揮
札幌交響楽団
録音:
 2015年7月10・11日(1)
 2016年2月19・20日(2・3) 札幌コンサートホールKitara ライヴ

 衒いなき表現と堅固な構成による演奏で、音楽の根源を想起させるポンマー/札響。
 CD第3弾は、2015年の首席指揮者就任定期でのシューマン、そして16年2月に演奏された2人のシュトラウス作品という、趣き深い選曲です。
ポンマーの生地、ライプツィヒで第1稿が初演されたシューマン作品、ウィンナ・ワルツから爛熟した欧州の「舞踏の歌」へと推移する両シュトラウスの音楽。後者ではKitaraの大オルガンの重低音と札響の精緻なアンサンブルが際立ちます。

 



マックス・ポンマー&札幌交響楽団
第1・2弾


FOCD9699
¥2800+税

マックス・ポンマー&札幌交響楽団 第1弾

  メンデルスゾーン:交響曲 第2番 op.52「讃歌」
マックス・ポンマー(指揮)
札幌交響楽団

収録:2015年7月10・11日 札幌コンサートホールKitara

 ドイツの名匠 マックス・ポンマーの首席指揮者就任を記念する 札幌交響楽団(札響)の第579回定期演奏会のライヴ録音が早くも登場です。

 ポンマーは1936年ライプツィヒ生まれ。少年時代はアーベントロートに、その後カラヤンに師事しました。レパートリーは広範囲に及び、またドビュッシー作品の校訂でも知られ、音楽家としての奥行きは敬意を持って称讃されています。

 就任披露に選ばれた作品は、生地ライプツィヒ市が175年前にメンデルスゾーンへ委嘱した「讃歌」。この演奏当日、初演の地ではシャイー/ゲヴァントハウス管が同曲を演奏しており、洋の東西で〈ライプツィヒ1000年祭〉が祝われました。

 いまや日本のオーケストラ界をリードする札幌交響楽団。新時代の開幕です。



FOCD9716
¥2800+税
80歳になるライプツィヒの巨匠
 マックス・ポンマー&札幌交響楽団 第2弾
  ブルックナー:交響曲 第4番変ホ長調 「ロマンティック」ハース版
マックス・ポンマー(指揮)
札幌交響楽団

 2015年の首席指揮者就任以来、札響の清新な音色へさらなる厚みと演奏の幅をもたらすマックス・ポンマー。就任公演でのシューマン、メンデルスゾーンの演奏、そしてライヴCDメンデルスゾーン「讃歌」は、朝日新聞 for your Collection 推薦盤、レコード芸術 特選盤、日経新聞「ディスクレビュー」推薦盤他 多数紙誌で絶賛され、熱烈な支持をもって迎えられました。

 CD第2弾は、同年12月定期でのブルックナー「ロマンティック」です。

 ブルックナー演奏の神秘性を纏いながら、記された楽譜から極めて忠実に導かれたテンポ設定、慣習に流されない表現で、ポンマー/札響は、作曲家が意図したであろうRomantischeの世界へ聴く者を誘います。

収録:2015年12月11・12日 札幌コンサートホールKitara ライヴ録音



マックス・ポンマー:


 1936年、ライプツィヒ生まれのドイツの指揮者。
 ライプツィヒ音楽大学で指揮とピアノ、ライプツィヒ大学で音楽学を学び、博士号を修得。少年時代にヘルマン・アーベントロートに、その後1959年から1961年にはヘルベルト・フォン・カラヤンのもとで学んだ。ライプツィヒ大学音楽監督(1974-87)、ライプツィヒ新バッハ合奏団芸術監督(1978-87)、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者(1987-91)、ハンブルク・カメラータ音楽監督(2001-11)などを務める。

 その他スコットランド室内管弦楽団、セントポール室内管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団などの優れた楽団に度々登場、中でもモーツァルテウム管弦楽団とはザルツブルク音楽祭やスペイン、アメリカへの演奏旅行を行い、成功させた。2009年にはインスブルック・チロル州立劇場でブリギッテ・ファスベンダーによる新演出のワーグナー「ラインの黄金」を指揮した。

 日本へは2008年、名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮して以来、定期的に訪れるようになった。
 これまでに札幌交響楽団、山形交響楽団、群馬交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団を指揮。2015年4月、札幌交響楽団の首席指揮者に就任した。

 


FOCD9726
¥2800+税
藤井一興(ピアノ)/ドビュッシー&ショパン
 ドビュッシー:
  ベルガマスク組曲
  版画
  子供の領分
 ショパン:
  バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
  舟唄 嬰ヘ長調 Op.60
藤井一興(ピアノ)

 微細な打鍵と鋭敏な知性による比類なき藤井一興の演奏。彼が持つ音色のパレットは、ピアノという存在を超え、そして堅牢な構成力をもって作品の本質を明らかにします。
 本CDは、初期?中期のドビュッシー2作品と、創作の絶頂期にあったショパンの2曲を収録。円熟の演奏で魅了します。


藤井一興:
 東京に生まれる。東京藝術大学3年に在学中、フランス政府給費留学生としてフランスに渡り、パリ国立高等音楽院を作曲科、ピアノ伴奏科共に1等賞で卒業。また、パリ・エコールノルマルでピアノ科を高等演奏家資格第1位で卒業した。
 メシアン国際音楽コンクール第2位(1位なし)、クロード・カーン国際コンクール第1位大賞、モンツァ国際コンクール第1位など、数々の国際ピアノ・コンクールに入賞し、内外の注目を集める。世界各地、日本国内にてリサイタル、室内楽、コンチェルトの他、フランス国営放送局を始めとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHK等で多くの録音、録画など幅広い活動を行っている。
 レコード・CDも武満徹作品集、ヴィシネグラツキー作品集、メシアン作品シリーズ等30枚以上を発売。現在、東邦音楽大学教授、東邦音楽大学総合芸術研究所教授、東京藝術大学講師、桐朋学園大学特任教授。
 

FOCD2581
¥2427+税
<現代日本の作曲家 第51集>
貧富の差はどこから来るのか 足立智美
 ほとんど編曲された第三番 (2014)
  太田真紀 ソプラノ 山田岳 ギター ユケーイルン・オコナー 助演
 貧富の差はどこから来るのか (2015)
  足立智美 パイプオルガン、おもちゃのキーボード、コンピュータ
 おすてろこむさ (2006)
  足立智美 声
 あなた5 (2001)
  足立智美 声
 詩篇 (2012)
  足立智美 声
 ぬぇ (2016)
  演奏者多数
 古代中国の実験音楽 〜楽経から〜 第一番+第二番 (2014)
  東京現音計画
 耳を閉じてください (2016)
 第51集は、前作の甲斐説宗と打って変わった作品の集成。
 早稲田大学文学部哲学科在学中の1993年より活動を始めた足立は、作曲、即興演奏、パフォーマンス、現代音楽作品の演奏、自作楽器の制作など、幅広い領域で活動しています。作曲家としては、小杉武久や刀根康尚らの「グループ音楽」など、いわゆるポスト・ケージ的実験音楽の系譜に連なる足立ですが、ヴィデオや写真による活動もおこない、その映像作品がヨーロッパのいくつかの映画祭で上演されるなど、ダンス・美術・映像といった隣接領域の芸術家との横断的な共同作業でも知られています。その作品は、技法やスタイルの流行を超え、多彩で個的で奇矯であることを恐れずに「特異であることが普遍につながる」道を探そうとする姿勢に貫かれた「現代の音楽」として、ジャンルを超えた、静かな、熱い注目を集めています。


以下、作曲者のことば。

 このCDには私が比較的近年作った、なんらかの形で記譜された、音を主要な要素とする、作品が収められている。つまりここには私の活動の大きな部分を占める、即興演奏や、ヴィデオや身振りを本質的な要素とする音楽作品は入っていない。また過度に「記譜」の概念を拡張した、自作楽器の録音も入れなかった。逆に、以上の要件を満たしていれば、必ずしも音楽と区分される必要のないものも収録されている。自作楽器による音楽は《記譜法としての境界面》(naya records)、1990年代後半から2000年代のはじめにかけて大量に作曲した訓練されてない声のための作品は《Adachi Tomomi Royal Chorus Yo》(Tzadik)に収録されているのでそちらも聴いて欲しい。
わたしがこのCDと、ここに収められてる作品でやろうとしたのは、ときにはその範疇を超えながらも、作曲という行為の意味をCDという(おそらくその役割を終えようとしている)媒体を通して考えるということ以外の何物でもない。














8/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ANALEKTA



AN 29129
\2500→\2290
第17回ショパン国際ピアノ・コンクール第2位
 シャルル・リシャール=アムラン 〜 ライヴ

 ベートーヴェン:2つのロンド Op.51
  〔ロンド ハ長調 Op.51-1、ロンド ト長調 Op.52-2〕
 エネスコ:組曲 Op.10
 ショパン:
  バラード第3番変イ長調 Op.47、
  夜想曲変ホ長調 Op.55-2、序奏とロンド変ホ長調 Op.16、
  ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》
シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ)
 シャルル・リシャール=アムラン Analekta第2弾! 2016年ケベック・ライヴ!

 2015年第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位とソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)に輝き、ワールドクラスのピアニストとして、一躍のその名と存在感を高めたカナダの若き名匠シャルル・リシャール=アムラン。
 ショパンの「後期ピアノ作品集」(PAN 29127/AN29127)に続く、アナレクタ(Analekta)からのセカンド・アルバムは、2016年5月のカナダ、ケベック・ライヴ!!
 去る5月の来日公演では、成熟した風格漂う演奏で日本の聴衆を魅了したリシャール=アムラン。
 母国カナダのケベックで披露したプログラム、ショパン、ベートーヴェン、そしてエネスコは、リシャール=アムランの卓越した音楽性、幅広いレパートリーの賜物であり、さらなる飛躍を確信させる秀演である。
 カナダが生んだ名ピアニストたちの系譜に連なるシャルル・リシャール=アムランのライヴは、前作以上の大きな注目を浴びること必至!乞うご期待!

 ※録音:2016年5月、サル・ラウル・ジョバン・ドゥ・パレ・モンカルム(ケベック、カナダ)
 


AN 28733
\2500→\2290
アンジェル・デュボー&ラ・ピエタ!麗しの映画音楽集!
 ア・タイム・フォー・アス

 ニーノ・ロータ:ア・タイム・フォー・アス/
 ジョン・ウィリアムズ:会長さんのワルツ/
 ジョン・バリー:トゥー・ソックス/
 エンニオ・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ/
 ハワード・ショア:ホビット庄の社会秩序/
 ジェームズ・ホーナー:マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/
 カブリエル・ヤレド:コンヴェント・ディ・サンタナ/
 ジョン・ウィリアムズ:「遥かなる大地へ」組曲/
 エンニオ・モリコーネ:カジュアリティーズのテーマ/
 アルベルト・イグレシアス:ソイ・マルコ/
 カルロス・ガルデル:ポル・ウナ・カベサ/
 久石譲:HANA-BI/
 コルンゴルト:ロビンとマリアン/
 ハロルド・アーレン:虹の彼方へ/
 チャーリー・チャップリン:スマイル/
 久石譲:もののけ姫/
 フランソワ・ドンピエール:ア・フェアリー・テイル/
 スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ/
 ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト/
 エンニオ・モリコーネ:ミッション
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ
 
 アナレクタ(Analekta)の看板アーティストであり、カナダの国民的ヴァイオリニスト、アンジェル・デュボーと自らが創設した女流奏者のみによる弦楽オーケストラ、ラ・ピエタ。
 「ゲーム・ミュージック(AN 28734)」などの大ヒットが記憶に新しいデュボー&ラ・ピエタによる、麗しの映画音楽集。
 ニュー・シネマ・パラダイスから、タイタニック、オズの魔法使い、もののけ姫まで、麗しの弦楽アンサンブルで蘇る永遠の名曲たち。

 録音:2011年11月、カナダ
 


AN 28728
\2500→\2290
ジャン・フランセの珍しい弦楽オーケストラ作品集
 フランセ:
  ガルガンチュアの巨人
  恋人たちの時間
  セレナーデBEA
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ、
アルベール・ミレール(朗読)
 アンジェル・デュボー&ラ・ピエタが弾く、ジャン・フランセ(1912−1997)の珍しい弦楽オーケストラ作品集。
 フランソワ・ラブレーの物語に基づく朗読と弦楽オーケストラのための作品「ガルガンチュアの巨人」では、俳優のアルベール・ミレールが朗読。

 録音:2008年9月17日−19日、スタジオMMR(マギル大学)
 

AN 28740
\2500
アンジェル・デュボー 〜 ソロ
 ロカテッリ:カプリース第9番ハ長調/
 エネスコ:前奏曲 Op.9-1/
 ピアソラ:タンゴ・エチュード第3番/
 アラン・リドー:牡牛のフェルディナンド(朗読:朗読:ピエール・ルボー)/
 グリック:セレナード&ダンス/
 ピアソラ:タンゴ・エチュード第4番、タンゴ・エチュード第1番/
 ブルーベック:ブレー/
 カンパニョーリ:ディヴェルティメント Op.18-7/
 リドー:牡牛のフェルディナンド(朗読:ブレア・ウィリアムズ)
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン) 
 自身のアンサンブル「ラ・ピエタ」を率いて数々の名録音を送り出してきたアンジェル・デュボーの「ソロ録音」。
 ロカテッリからエネスコ、ピアソラまで、凝ったプログラムを見事なテクニックで弾きこなしている。

 録音:2006年
 

AN 28723
(CD+
DVD/NTSC/
特別価格)
\2500
地獄のヴァイオリン
 サン=サーンス:死の舞踏/
 ビンダー:オッフェンバックの「天国と地獄」序曲/
 タルティーニ:悪魔のトリル/
 ドンピエール:悪魔の美しさ/
 ファリャ:恋は魔術師より「パントマイム」、「火祭りの踊り」/
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番/
 ドンピエール:悪魔の猫/
 パガニーニ:カプリース第24番/
 伝承曲:悪魔のリール/
 ボッケリーニ:シンフォニア Op.12-4 《悪魔の家》/
 ローリング・ストーンズ:黒くぬれ!/悪魔を憐れむ歌/
 モリコーネ:ワンス・アポン・ア・タイム...ザ・デヴィル
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ 
 アンジェル・デュボー&ラ・ピエタによる「地獄」と「悪魔」がテーマの作品集。
 「悪魔のトリル」から「天国と地獄」まで、超絶でディアボリックなヴァイオリンが炸裂!
 ボーナスDVDには、デュボー&ラ・ピエタのライヴ映像、ミュージック・クリップなどを収録。

 録音:2000年6月20日−22日



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GLOSSA



GCD 920930
(9CD/特別価格)
\8900→\7990
ラ・ヴェネクシアーナ
 マドリガーレの芸術 集成9枚組
  ヴェルト、マレンツィオ、ルッツァスキ、ジェズアルド、ディンディア:マドリガーレ集
ラ・ヴェネクシアーナ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
  CD1 ヴェルト:解放されたエルサレム(マドリガーレ集第8巻より/1586)
  CD2 マレンツィオ:マドリガーレ集第6巻(1594)
  CD3 ルッツァスキ:マドリガーレ集第5巻(1595)
  CD4 ジェズアルド:マドリガーレ集第4巻(1596)
  CD5 マレンツィオ:マドリガーレ集第9巻(1599)
  CD6 ルッツァスキ:1声、2声または3声のソプラノのためのマドリガーレ集(1601)
  CD7 ディンディア:マドリガーレ集第1巻(1606)
  CD8 ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(1611)
  CD9 ディンディア:マドリガーレ集第3巻(1616)
 ラ・ヴェネクシアーナの偉業!後期ルネサンスのマドリガーレ集

 鬼才クラウディオ・カヴィーナ率いる、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。
 「モンテヴェルディのマドリガーレ全集」の大成功により話題を呼んだラ・ヴェネクシアーナの豪華特別限定BOXセット第2弾は、これまで録音してきた"モンテヴェルディ以外"のマドリガーレを集成した9枚組。
 モンテヴェルディに大きな影響を与えたとされるジャッケス・デ・ヴェルトから、ルカ・マレンツィオ、シジスムンド・ディンディア、ルッツァスコ・ルッツァスキ、そしてカルロ・ジェズアルドまで、後期ルネサンスを代表するマドリガーレ作曲家たちの作品をラ・ヴェネクシアーナの精緻な歌声で残した貴重な録音集。今では入手困難な音源も含めて入手できる絶好の機会です。

 録音:1997年11月ー2009年8月
 ※各巻のオリジナル・ブックレットがPDFデータで収録されています。






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NIFC



NIFCCD 626
\2500→\2290
第17回ショパン国際ピアノ・コンクール、小林愛実のライヴ録音登場!
 小林愛実 〜
  第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/
   練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4/
   練習曲第17番ホ短調Op.25-5/
   舟歌嬰ヘ長調Op.60/バラード第1番ト短調Op.23/
   ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》/
   4つのマズルカOp.17/スケルツォ第1番ロ短調Op.20
小林愛実(ピアノ)
 
 ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。日本人出場者12名中、見事本戦(ファイナル)へと進んだ小林愛実のライヴ録音が登場!
 1995年生まれの小林愛実は、3歳でピアノを始め、7歳でオーケストラ・デビュー、9歳で海外デビュー。ピティナ・ピアノコンペティション(Jr.G級)や全日本学生音楽コンクール、ショパン国際コンクールin Asia(コンチェルトC部門)などで優勝歴を誇り、ニューヨーク・カーネギーホールを始め、パリ、モスクワ、ワルシャワ、ブラジル等で演奏。更なる飛躍が期待される日本人若手ピアニストとして注目を浴びる小林愛実の勇姿を記録した感動のショパン・コンクール・ライヴです。

 ※録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)







ECM〜NEW SERIES


4812449
\2500
《ヴォックス・クラマンティス/ペルト:鹿の叫び》
 1 The Deer’s Cry for mixed choir a cappella
 2 Von Angesicht zu Angesicht
   for soprano, male choir, clarinet, viola and double bass
 3 Alleluia-Tropus for mixed choir a cappella
 4 Virgencita for mixed choir a cappella
 5 Veni Creator for mixed choir and organ
 6 Drei Hirtenkinder aus Fatima for mixed choir a cappella
 7 And One of the Pharisees three part choir a cappella
 8 Da pacem Domine for mixed choir a cappella
 9 Most Holy Mother of God for choir a cappella
 10 Sei gelobt, du Baum for male choir, violin, lute and double bass
 11 Habitare fratres in unum for mixed choir a cappella
 12 Summa for four voices a cappella
 13 Gebet nach dem Kanon for mixed choir a cappella from: Kanon Pokajanen
ヴォックス・クラマンティス
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
Mari Poll, violin (10) /
Johanna Vahermagi, viola (2) /
Heikko Remmel, double bass (2) /
Taavo Remmel, double bass (10) /
Robert Staak, lute (10) /
Toomas Vavilov, clarinet (2) /
Susanne Doll, organ (5)
 アカペラ合唱を中心とする透明感あふれるペルトの世界
 エストニアのヴォーカル・グループ、Vox Clamantisが深い共感を込めて歌い上げる同郷の偉大なる作曲家、ペルトの作品集。
 「タブラ・ラサ」が、ECM NEW SERIESの第一弾として1984年にリリースされて以来、4半世紀にわたり、同レーベルの最重要作曲家として位置づけられてきたペルト。昨年9月にはペルトが80歳の誕生日を迎える事を祝して、故国エストニアをはじめ世界各地で彼の作品が様々な公演で取り上げられました。
 2013年にグラミー賞を受賞したアルバム『アダムの嘆き』(476-4825)にもVox Clamantisによる「アレルヤ・トロープス」が収録されていましたが、今作にはアカペラ・ヴァージョンのものが収録されました。
 ペルトの偉大な表現力、静謐で透明感あふれる抒情が結晶した音楽が、聴き手の心をやさしく包みます。

 【録音】2007年6月 ニグリステ教会(5)、2013年&2014年9月 タリン Transfiguration Church




COLUMNA MUSICA


1CM 0333
\2600
マルセ・トゥレンツ(1930-)/サルバド・アスプリウ(1913-1985)台本:
  オラトリオ「シネラの書」(1968/1981)
ヌリア・カンデラ、ヌリア・ファリウ(詩の朗読)
ネブア、リョイ・バルトラン(歌)
ジュアン・バランティ(詩の朗読、歌)
マルタ・バレル(歌、メゾソプラノ)
ジュアン・ミケル、エルナンデス・サグレラ(ピアノ)
ディアパゾン室内合唱団
テウド・ルウラ(合唱指揮)
テラス・ダ・マルカ管弦楽団
クンサプシオ・ラミオ(指揮)
録音:2013年10-12月、パペル・デ・ムシカ、カペリャデス、スペイン
    2014年2-12月、エスパイ・ソノ・ムントゥリウおよびサント・アドリア・ダ・バゾス、スペイン
  

1CM 0341
\2600
クラリネットとピアノのためのヴィルトゥオーゾ音楽 Vol.4
 ラファエル・グリマル(1945-):クラリネットとピアノのためのロマンス
 ドゥメナク・グンザレス・ダ・ラ・ルビア(1964-):クラリネットとピアノのための組曲
 マルセル・オルム(1932-):静寂の前奏曲(クラリネットとピアノのための)
 ジュゼプ・マリア・プラダバイ(1956-):クラリネットとピアノのためのバラードとロンド
 ゲオルゲ・モタトゥ・ステウレル(1940-):
  聖ペテロの務め(クラリネットとピアノのための)
 ミケル・パルドゥ(1959-):夜の迷宮
 ジェズス・ルドリゲス・ピコ(1953-):北の奇想曲
 フアン・バウティスタ・メセゲル・リョピス(1959-):エミラン
ホセプ・フステル(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ)
録音:2015年6月13日、アウディトリ・ジュゼプ・カレラス、ビラ=セカ、タラゴナ県、スペイン
 

1CM 0345
\2600
銀の風 バル・イ・ガイ、ガルシア・アスコート:ピアノ曲&ピアノ伴奏歌曲集
 ロサ・ガルシア・アスコート(1902-2002):
  ピアノのための前奏曲(1938)/ピアノのための組曲(1932)
 ヘスス・バル・イ・ガイ(1905-1993):アルバムの綴り(ピアノのための;1946-1948)(*)
   ラウラのために/ロラのために/ロシタのために
 ロサ・ガルシア・アスコート:
  雪だるま(ピアノのための)(*)/ギター(ピアノのための)(*)
 ヘスス・バル・イ・ガイ:
  オーケストラのための組曲(1931)から 2つの楽章(ピアノのための版)(*)
 ロサ・ガルシア・アスコート:
  子守歌(ピアノのための)(*)/子供の2つの楽曲(ピアノのための)(*)
  ドイツ(ピアノのための)(*)
 ヘスス・バル・イ・ガイ:
  祝婚歌(ピアノのための;1939)(*)/墓碑銘(ピアノのための;1949)(*)
  アマデオ・カルバリョの詩による6つの歌曲(声とピアノのための;1931)(+)
   牧歌/Spleen/夜/公現祭/溺死者
  4つの歌(声とピアノのための;1942)(+)(*)
   歌/完全さ/悪い子の子守歌/幸せな月
エバ・フアレス(ソプラノ(+))
パウラ・リオス(ピアノ)
録音:2015年8月、アンヘル・ブラヘ・ホール、アウディトリオ・デ・ガリシア、サンティアゴ・デ・コンポステラ、スペイン
 ヘスス・バル・イ・ガイはスペインのガリシア地方ルーゴに生まれた作曲家・音楽学者・音楽評論家。とロサ・ガルシア・アスコートはスペインのマドリードに生まれた作曲家・ピアニストで「スペイン八人組」のメンバー。
 二人は1933年に結婚しました。ブックレットには歌曲の歌詞が記載されていますが原語のみです。
 

1CM 0346
\2600
グラナドス(1867-1916):
  ピアノのための組曲「ゴイェスカス−恋するマホたち」Op.11
   第1部:愛の言葉/窓辺の語らい/燈火のファンタンゴ
        嘆き、またはマハとナイチンゲール
   第2部:愛と死(バラード)/エピローグ「幽霊のセレナード」
アルベルト・アッタネリャ(ピアノ)
録音:2015年11月5-6日、スタジオ・ラウディトリウム、ジャフラ、バシュ・アンポルダ、スペイン
 アルベルト・アッタネリャはスペインのバルセロナに生まれたピアニスト。6歳で名教師フランク・マーシャル(1883-1959)に認められられ彼の弟子となりました。
 1957年にオーケストラ・コンサートのソリストとしてデビュー。その後世界的に活躍しています。
 

1CM 0349
\2600
セバスティアン・イラディエル(1809-1865):スペイン語歌曲集
  風車/かたつむり/エル・アレグリト/トリアナの真珠/ラ・ロシリャ
  ラ・セビリャナ/ラ・パロマ(鳩)/涙/ラ・モノニタ/ばら/宣言
  王手/傷だらけの1ペセタ貨/黒い瞳/戒告
ホセ・フェレロ(テノール)
バルトメウ・ジャウマ(ピアノ)
録音:2015年10月17-18日、トマス・デ・トレホン・イ・ベラスコ専門音楽院、アルバセテ、スペイン
 セバスティアン・イラディエルはスペインの作曲家。ハバネラの書き手として知られ、特に「ラ・パロマ」は有名。「エル・アレグリト」はビゼーがスペイン民謡と誤認してオペラ「カルメン」のアリア「恋は野の鳥」(ハバネラ)流用した楽曲。ブックレットに歌詞の記載はありません。



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SMEKKLEYSA



ISO 3
(2CD)
\3400→\3090
競演陣も豪華!
 アイスランド響コンサートマスター

  シグルーン・エズヴァルスドウッティル
 [CD 1]
 ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ト長調 Op.77(*)
 ベルク(1885-1935):ヴァイオリン協奏曲(1935)(#)
 [CD 2]
 ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53(+)
 シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47(**)
シグルーン・エズヴァルスドウッティル(ヴァイオリン)
アイスランド交響楽団
ペトリ・サカリ(指揮(*))
ユリ・シーガル[ウリエル・セガル](指揮(+))
ラモン・ガンバ(指揮(#))
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指揮(**))
録音:1991年10月24日(*)、1999年11月18日(+)、2008年3月6日(#)、2009年2月25日(**)、ライヴ、ハウスコウラビーオウ、レイキャビーク、アイスランド

 シグルーン・エズヴァルスドウッティルは1998年以来2016年現在アイスランド交響楽団のコンサートマスターを務めているアイスランドのヴァイオリニスト。レイキャーヴィク音楽大学でグヴズニー・グヴズムンスドウッティルに師事し1984年にソリスト試験に合格。1988年カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)で学位を取得。
 ビョーク(アイスランドのシンガーソングライター)のアルバムにも参加しています。
 

SMK 87
\2500
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):I call it
  ピアノ五重奏曲(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1994/2002)
  ポーランドとアイスランドの詩による4つの歌
   (メゾソプラノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1979)(*)
   われらを無視せよ/海辺の住まいから/きれいな手/ショパンのマズルカ
  私はそれを呼ぶ(ソプラノ、チェロ、2人の打楽器奏者とピアノのための;1974)(+)
ランヴェイグ・フリーザ・ブラガドウッティル(メゾソプラノ(*))
シグニー・サイムンスドウッティル(ソプラノ(+))
レイキャーヴィク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指揮)
録音:2002年6月、2005年2月、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド

全収録作品が世界初録音。

 

SMK 88
\2500
旅 アイスランドのファゴット音楽
 不詳:ゆりの歌(ファゴットのための;14世紀)
 ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-2013):
  ロトラントの冒険(ファゴットとチェンバロのための;1976)(*)
 アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):作品 IV(ファゴットのための;1968/2008)(+)
 ヨウナス・トウマソン(1946-):ファゴットとチェンバロのためのソナタ XII(1976)(*)
 アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977-):要素(ファゴットのための;2007)(+)
 リーカルズル・オルン・パウルソン(1946-):
  ファゴットとピアノのためのソナタ;1996)(#)
 ハフディース・ビャルナドウッティル(1977-):
  はい!(ファゴットとエレクトロニクスのための;2012)(+)
クリスティーン・ムヨル・ヤコブスドウッティル(ファゴット)
グヴズルーン・オウスカルスドウッティル(チェンバロ(*))
ヨウン・シグルズソン(ピアノ(#))
録音:2008-2013年、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド

(*)(+)世界初録音。




<国内盤> 


299MUSIC


NIKU-9005
\2800+税
■エリオトロープ
 1.イベール (1890-1962):戯れ(ソナチネ) (5'11")
 2.ピエルネ (1863-1937):セレナード 作品7 (2'42")
 3.ピエルネ:カンツォネッタ 作品19 (3'44")
 4.ドビュッシー(1862-1918):夢 (4'05")
 5.フォーレ(1845-1924):コンクール用小品(2'27")
 6.フォーレ:小品 (2'34")
 7.フォーレ:シシリエンヌ 作品78 (3’37")
 8.ゴーベール(1879-1941):子守唄 (3'38")
 9-11.ゴーベール:フルート・ソナタ
  I. Modere (4'49")/II. Lent (4'18")/
  III. Allegro moderato (6'18")
 12.ルーセル(1869-1937):アリア (2'19")
 13.ボザ(1905-1991):アリア (3'10")
 14.ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ (5'40")
 15-17.ピエルネ:フルート・ソナタ作品36
  I. Allegretto(8'45")/II. Allegretto tranquillo(4'32")/
  III. Andante non troppo - Allegro un poco agitato(7'12")
寺田 愛(フルート)
瀬尾 和紀(ピアノ)
 融点を彷徨う たおやかなフルートがパリの薫香を運ぶ

 録音:2016 年3 月8-10 日 栃木市岩舟文化会館 コスモースホール/製造・発売元:Recording Laboratory, LLC. Total time 75’00

 19世紀末から20世紀前半に黄金期を迎えたフランス音楽においてフルートほど重要な役割を担った楽器はなかったかもしれない。ピエルネ、ゴーベール、イベールらが残した作品は、ときに憂いを帯びながらも流麗な美しさに溢れ、聴き手にあたたかな余韻を残す。フランスで学び、彼らの音楽に魅了されたフルーティスト 寺田愛が色彩豊かに描く渾身の1st アルバム。

 寺田 愛(フルート)
 茨城県ひたちなか市出身。4 歳よりピアノ、9 歳よりフルートを始める。桐朋学園大学附属 子供のための音楽教室(水戸教室)を経て、2009 年桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。日本フルート協会東京部会主催第36 回デビューリサイタルに出演。同年8月より渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽院(Conservatoire de musique et de danse a rayonnement departementald’Aulnay-sous-Bois)フルート科においてパトリック・ガロワ氏に師事する。同音楽院最終課程を満場一致でPrix d’Excellence を得て修了。併せてピッコロ、室内楽ともに修了。渡仏中、オランダ・フルート・アカデミーにてエミリー・バイノン氏に師事。2013 年8月帰国。翌年、帰国記念リサイタルを開催し好評を博す。日本、フランスをはじめ国内外で多数演奏会に出演。
 これまでにフルートを市毛里香、野口龍、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、ピッコロをピエール・キャロン氏に、室内楽を白尾彰、一戸敦、神田寛明、有田正広、藤井一興、篠崎史子、アン・ビアンコの各氏に師事。現在、ソロ、室内楽、オーケストラ客演等幅広く活躍している。




KOKORO−RECORDS


KKR-009
\2778+税
「GOLD−三味線協奏曲集」
 (1)川崎絵都夫:『三味線協奏曲』(2015)
 (2)江原大介:『魂の絃』 - 三味線と吹奏楽のための協奏曲(2010)
 (3)コリーン・シュムコー:『When the Waves Clash』 - 三味線協奏曲(2016)
  ( I「祇園精舎の鐘の聲/
   II「唯春の夜の夢の如し/III「偏に風の前の塵に同じ」)
 (4)三木稔:『三味線協奏曲』(2008)
 (5)杵屋正邦:『九重』-三絃九重奏曲-(1973)
野澤徹也(三味線)
 (2)澤田由香(篠笛)、阿部大輔(尺八I)、
   本間豊堂(尺八II)、
  大上茜(琵琶)、野澤佐保子(箏I)、吉澤延隆(箏II)、
  松坂典子(十七絃筝)、吉川玄一郎(打楽器)、
  冨田晋平(打楽器)
 (3)野上博幸(指揮)ミュゼ・ダール吹奏楽団
 (4)邦楽創造集団オーラJ
 (5)野澤徹也(三味線全9パート重ね録り)
 三味線と様々な楽器のキラキラした金色の音色!吹奏楽との協奏曲に和楽器による協奏曲を収録!ボーナストラックとして、1人で9パートを重ね撮りも収録!

 このCD のタイトルにもある「三味線協奏曲」というのは、三味線演奏家にとっての華であり憧れです。幸いにも私は現時点で、4つの三味線協奏曲を初演するチャンスに恵まれました。そこで、この機会にそれらをまとめて聴いていただこうと思い、CD 化を企画。三味線をはじめ、様々な邦楽器や吹奏楽の音がキラキラとしていて、「金色の音色」というイメージがわいてきたため、タイトルを「GOLD」と名付けました。
 唯一の吹奏楽との三味線協奏曲と和楽器による3つの三味線協奏曲を収録。ボーナストラックとして、1人で9パートを重ね撮りした三味線九重奏も収録。(野澤徹也)

 野澤徹也(三味線)
 三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。
 受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。
 3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14枚のCD をリリース。
 2008年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。
 2012年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。
 2013年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。













8/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24318
\2600→\2390
クイケン(指揮)&ラ・プティット・バンド
 テレマン:トランペットとホルンのための協奏曲集

 トランペットと弦楽と通奏低音のための組曲ニ長調TWV55:D7
 ホルンのための協奏曲ニ長調TWV51:D8
 トランペットと弦楽のためのソナタTWV44:D1
 2つのホルンのための協奏曲ニ長調TWV52:D1
 トランペットのための協奏曲ニ長調TWV51:D7
 (ボーナス)
  ソナタ ニ長調TWV44:D1より
   第1、3楽章トランペットなし
ジャン=フランソワ・マドゥフ
 (ナチュラル・トランペット&ホルン)
ピエール・イヴ・マドゥフ
 (ナチュラル・ホルン)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
 シギスヴァルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドの最新録音。名手マドゥフ兄弟によるテレマンのトランペット&ホルン協奏曲

 録音:2016年1月13-15日,AMAZU アントワープ/58’20

 ピリオド管楽器の名手、ジャン=フランソワ・マドゥフとピエール・イヴ・マドゥフの二人をソリストに迎えた、シギスヴァルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドの最新盤は、テレマンのトランペットとホルンのための協奏曲集。作曲当時の仕様の古楽器演奏で世界を牽引するシギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドのたゆまぬ努力と最新の研究成果を反映させた斬新な解釈は、当時の音楽の追体験をするだけではなく、現代の名手たちが繰り広げる躍動感と色彩溢れる演奏で、はっとするような新鮮さを感じます。
 BCJ やウィリアム・クリスティ、エルヴェ・ニケなどのアンサンブルにも参加するナチュラル・トランペットの名手ジャン=フランソワ・マドゥフ。ベントホールを使用しない伝統的なナチュラル・トランペットを現代に蘇らせた第一人者で、抜群のテクニックを誇ります。本作ではニ長調という同一の調にも関わらず、ピストンやロータリーがないナチュラル・トランペットであっても音程の不安定さは微塵も感じさせず、変幻自在の見事な演奏を披露しています。さらに彼は兄弟で時代管楽器奏者として活躍しており、このアルバムではホルン奏者のピエール・イヴ・マドゥフと共演。2 つのホルンのための協奏曲ではジャン=フランソワもホルンを演奏しています。
 当時の流行を捉えた親しみやすい音楽で、18 世紀前半のヨーロッパにおいては随一と言われる人気と名声を得ていたテレマン。テレマンは4000 曲にも上る様々なジャンルの作品を作曲した多作家でありました。その中でテレマンは、当時存在したすべての管楽器のための協奏曲も残していますが、ホルンを独奏とするものは、ソロ1 曲、2 本のホルンのために5 曲、3 本のホルンのためには1 曲を作曲。そしてトランペットに関しては意外と少なくソロ協奏曲、組曲をともに1 曲とされています。
 当時の協奏曲は合奏協奏曲と呼ばれ、独奏楽器群とオーケストラのトゥッティがそれぞれに交代しながら演奏される作品のことを指していました。テレマンの作品はどれも端正で流麗な魅力に溢れ、ソロ楽器が輝かしく甘美な旋律を奏で、創意工夫に溢れた楽想、そしてトランペットの祝典的な音色や優しく穏やかなホルンの音色を堪能できます。






 
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SUPRAPHON



SU 4208
\2300
鬼才アッツォリーニが入れ込む「チェコのヴィヴァルディ」
 フランティシェク・イラーネク(1698-1778):協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 jk Ap.1
   (ヴィヴァルディ:RV Anh.8)
  オーボエ協奏曲 変ロ長調 jk 17
  ファゴット協奏曲 ト長調 jk 20
  フルート協奏曲 ニ長調 jk 11
  オーボエ協奏曲 ヘ長調 jk 15
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレのための
   三重協奏曲 イ長調 jk 22
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
クセニア・レフラー(オーボエ)
ヤナ・セメラードヴァー
 (フラウト・トラヴェルソ、指揮)
レンカ・トルゲンセン(ヴァイオリン)
ヴォイチェフ・セメラート
 (ヴィオラ・ダモーレ)
コレギウム・アリアヌム(古楽器使用)
 鬼才アッツォリーニが入れ込む「チェコのヴィヴァルディ」イラーネク、鮮烈な第2弾!

 録音:2016年4月23-25,29日/チェコ・ブレザレン福音教会、プラハ/69’09’’

 全曲世界初録音。
 フランティシェク・イラーネクは、プラハに居を構えていたモルツィン伯のチャペルの作曲家でヴァイオリニスト。モルツィン伯の命によりヴェニスに遣わされてヴィヴァルディに学んだため、その作風は師の影響を直接的に受け継いだものとなっています。
 冒頭のニ長調の協奏曲はヴィヴァルディの偽作としても番号が振られている作品であり、そのことからも音楽の近似性が明らか。
 ファゴットの鬼才アッツォリーニとコレギウム・アリアヌムのコンビは過去にもイラーネクの協奏曲を収録したアルバム(SU-4039)をリリースしており、今回第2 弾の発売となります。
 ベルリン古楽アカデミーとの共演でも高い評価を得たオーボエ奏者クセニア・レフラーなど他のメンバーも素晴らしく、大絶賛を浴びた前作以上に期待できる内容です。めくるめく超絶技巧が織りなす音のご馳走をお楽しみください。



旧譜 第1弾

SU 4039
\2300
フランティシェク・イラーネク:協奏曲とシンフォニア集 第1弾
 ・シンフォニア ニ長調
 ・ファゴット協奏曲ト短調
 ・ファゴット協奏曲ヘ長調
 ・フルート協奏曲ト長調
 ・ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 ・シンフォニア ヘ長調
セルジオ・アッツォリーニ(バロック・ファゴット)
マリーナ・カタルジノワ(バロック・ヴァイオリン)
ヤナ・セメラードヴァー(フルート・トラヴェルソ)
コレギウム・マリアヌム(ピリオド楽器使用)
ヤナ・ヤナ・セメラードヴァー(芸術監督)
DDD、ステレオ、66’50”

 フランティシェク・イラーネクは、プラハに居を構えていたモルツィン伯のチャペルの作曲家でヴァイオリニスト。
 モルツィン伯の命によりヴェニスに遣わされて、ヴィヴァルディに学んだため、その作風は師の影響を直接的に受け継いだものとなっているのが大きな特徴。このアルバムでの演奏は、復活初演をおこなった同じメンバーによるもので万全の仕上がりとなっています。

 セルジオ・アッツォリーニは、NAIVEのヴィヴァルディのアルバムなどでおなじみの世界的ファゴット奏者。

 マリーナ・カタルジノワはロシアの古楽ヴァイオリニスト。
 モスクワ音楽院で学び、レオンハルト、ノリントンのマスタークラスを受講、ソリスト、室内楽両面で活躍し、バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇ります。
 また、カタルジノワは 2007 年よりモスクワ音楽院のピリオド・ヴァイオリン科で教鞭を取っています。


 セルジオ・アッツォリーニ
 どこにでもいそうなお兄ちゃんなんですが・・・すごいです。

 セルジオ・アッツォリーニ(1967年 - )は、イタリアのボルツァーノ出身のファゴット奏者、指揮者。
 バーゼル音楽大学教授。

 ハノーファー音楽大学在学中にヨーロッパ・ユース・オーケストラ首席奏者として演奏活動を開始、数少ない管楽器のソロ演奏家として世界の注目を浴び、ピリオド楽器奏者としても力を注いでいる。
 ミュンヘン国際音楽コンクール(1989年木管五重奏部門第1位、1990年ファゴット部門1位なし第2位)。

 EMIの契約アーティストとして数多くの録音を発表、受賞も多く、ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル、モーリス・ブルク・トリオ等、有力な室内楽グループのメンバーとして活動してきた。
 2002〜2007年、ポツダム室内アカデミーの音楽監督を務め、未知の楽譜の発掘、既存の出版譜の再校訂等、資料研究も進めている。

 演奏活動の傍ら、教育活動にも取り組み、ワイマール音楽大学、ウィーン音楽院等各地でマスターコースの講師として招聘されている。シュトゥットガルト音楽大学教授を経て、バーゼル音楽大学教授。



 気軽な感じで颯爽とすごい演奏を繰り広げるアッツォリーニ。第2巻の映像です。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=adNx3e9Q_iQ


アッツォリーニ 旧譜
NAIVE ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
Vivaldi: Concertos for Bassoon Volume 1
NAIVE
OP 30496
\2600→¥2390
ヴィヴァルディ (1678-1741):ファゴット協奏曲集 vol.1
 ファゴット協奏曲 ト長調 RV 493、ト短調 RV 495、
 ハ長調 RV 477、ヘ長調 RV 488、変ロ長調 RV 503、
 ハ長調 RV 471、ホ短調 RV 484
セルジョ・アッツォリーニ(ファゴット)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
ヴィヴァルディ・エディション最新盤、当代きっての名人、アッツォリーニによるファゴット協奏曲集 vol.1!
充実の名曲RV 484も収録

録音:2009 年 11、12 月

ファゴット奏者たちに頻繁に取り上げられる名曲 RV 484 も、バロック楽器によるこれだけの充実の演奏で聴くと、新たな魅力満載です!ヴィヴァルディ・エディション第 45 弾は、ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集。ヴィヴァルディは、1721 年代から死の年 1741 年までに、39 曲(うち 2 曲は未完成)ものファゴット協奏曲を作曲しました。バロック時代に書かれたファゴット協奏曲は、ボワモルティエによるものが少し、他の作曲家によるものもごくわずか。時代を下っても、モーツァルトやフンメルがファゴット協奏曲を書いてはいますが、それも数えるほどです。ヴィヴァルディの全作品をみわたしても、ひとつの楽器のために 30 曲以上の協奏曲を書いたものは比較的珍しく、いかにヴィヴァルディがこの楽器にいれこんでいるかがわかります。ヴィヴァルディが若い頃のイタリアでは、ファゴットは、フルートやオーボエのパートをなぞるくらいでした。ヴィヴァルディは、1720 年前後にフランスやヨーロッパ北部の音楽家たちと交流の機会があり、当時最先端のファゴット製作を目の当たりにし、創作意欲が多いに刺激されたと考えられます。
RV 493 は、ヴィヴァルディお好みの調性ト短調で書かれており、充実した和声が魅力。RV 477 は、のんびりとした雰囲気の中始まりますが、ファゴット・パートは超絶技巧の連続。ヴィヴァルディという人は、どんな楽器に対しても、その可能性を存分に引き出すようなパッセージを書く天才だったのだとあらためて実感させられます。アッツォリーニは、1967 年生まれの当代きってのファゴット名人。バーゼル音楽院にて教鞭をとっています。

NAIVE
OP 30518
\2600→\2390
ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲集vol.2
  ファゴット協奏曲:
   イ短調 RV 499、ハ長調 RV 472、ヘ長調 RV 490、
   ト短調 RV 496、変ロ長調 RV 504、
   変ホ長調 RV 504、ハ長調 RV470
セルジョ・アッツォリーニ(ファゴット)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
録音:2011 年4 月、ブレシア(イタリア)

ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集vol.1(OP 30496)で好評を博したアッツォリーニ(アッツォリーニ)が、ついに待望の第2 弾をリリース!ヴィヴァルディは数多くの協奏曲を残した作曲家として有名ですが、ヴァイオリン以外の独奏楽器のための協奏曲として最も多く作曲されたのがファゴット協奏曲。未完も含め、その数は39 曲にも及びます。今回はそこから7 曲が収録されています。バロック期において作曲されることの少なかったファゴットに対し、果敢に作曲を試みたヴィヴァルディ。ヴィヴァルディ渾身のファゴット協奏曲集に、現代曲から古楽に至るまで幅広いレパートリーを持つ稀代のファゴット奏者アッツォリーニが再び挑みます。前回の協奏曲集vol.1と共にお勧めする注目のCDです!

NAIVE
OP 30539
\2600→\2390
ファゴット協奏曲集Vol.3
 (1)ヘ長調RV.485
 (2)変ロ長調「ジョゼッピーナ」RV.502
 (3)ハ長調RV.474 (4)ハ短調RV.480
 (5)ト長調RV.494 (6)ハ長調RV.475
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
 アッツォリーニのヴィヴィッドなソロに感服!ファゴット協奏曲集Vol.3

 録音:2012 年4 月、コルティチェッレ・ピエーヴェのマドンナ・デッラ・フォルミゴラ教会(イタリア)

 naive の看板シリーズともいえるヴィヴァルディ・エディションから、待望の最新盤、ファゴット協奏曲集の第3 集がリリースされる運びとなりました!ファゴットが旋律楽器として定着していないバロック期にこの楽器のために多くの協奏曲を残し、他の誰よりもファゴットという楽器を愛した音楽家、ヴィヴァルディ。第1 集(OP 30496)、第2 集(OP 30518)に引き続き、今回もファゴット・ソロに名手セルジオ・アッツォリーニが登場し、これまでの名演の期待裏切らぬ素晴らしいソロを聴かせてくれます。第1 集より共演しているラウラ・ソアーヴェ・クレモナの洗練されたオーケストラの伴奏も聴き所。古楽器が織り成す柔らかな響きがアッツォリーニの奏でる甘美なファゴットの音色と見事に混じり合い、極上のハーモニーを生み出しています。
 協奏曲ハ長調RV.484ではヴァイオリン2台、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、リュートとファゴットという当時を意識した小編成での演奏。一つ一つのパートが際立つ綿密なアンサンブルで魅せてくれます。また、ヴァイオリン協奏曲「パトヴァの聖アントニウスの舌の祝日のために」RV.212 を思わせる協奏曲ヘ長調RV.485 では、アッツォリーニがこのヴァイオリン協奏曲のカデンツァから作ったファンタジアを加筆した興味深い演奏での収録。単なる“ファゴット協奏曲の寄せ集め” に留まらない、ヴィヴァルディ・エディションにふさわしい注目盤に仕上がっています。
 本アルバムでファゴット協奏曲シリーズも3 枚目。とはいえ、ヴィヴァルディは生前に39 曲(うち2 曲は未完成)ものファゴット協奏曲を作曲しており、今後の協奏曲集のリリースにさらなる期待がかかります!


NAIVE
OP 30551
\2600→\2390
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
 ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集vol.4

 協奏曲
  ハ長調 RV 469、ヘ長調 RV 491、
  イ短調 RV 498、ト長調 RV 492、
  イ短調 RV 500、ハ長調 RV 473
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
ロンダ・アルモニカ
 名手アッツォリーニによるファゴット協奏曲第4弾!

 録音:2014年4月/68’

 バロック・ファゴットの名手、セルジオ・アッツォリーニによるヴィヴァルディ協奏曲集第4 弾の登場。アッツォリーニによる校訂版を使用。超絶技巧のカデンツァなど、思わず息をのんで聴き入ってしまいます。
 ヴィヴァルディは39 のファゴット協奏曲を遺しています。自身ヴァイオリン奏者であったヴィヴァルディは、低音域の楽器に深く魅了されており、チェロやファゴットのための作品を多く書きました。
 もちろん音域だけでなく、楽器の機構も熟知していたからこそこれらの優れた作品が生み出されたのです。
 人の声を思わせるあたたかな旋律、そして創造性に満ちた作品を、アッツォリーニが豊かな響きと超絶技巧で聴かせます。


 

SU 4198
\2300
マルティヌー:カンタータ集
 『ジャガイモの煙の伝説』H.360(1956) 〜
  混声合唱、ソプラノ、コントラルト、バリトン、
   フルート、クラリネット、フレンチホルン、
    アコーディオン、ピアノ
 『泉開き』H.354(1955) 〜
  女声合唱、ソプラノ、コントラルト、バリトン、
   語り、ヴァイオリン2、ヴィオラ、ピアノ
 『タンポポのロマンス』H.364(1957) 〜混声合唱、ソプラノ
 『牧童ミケシュ』H.375(1959) 〜
  混声合唱、ソプラノ、テノール、
   ヴァイオリン2、ヴィオラ、ピアノ
パウラ・ヴィコパロヴァ(ソプラノ)
ルドミラ・フデチェコヴァー(コントラルト)
マルティン・スラヴィーク(テノール)
イジー・ブリュックラー、
 ペトル・スヴォボダ(バリトン)
ヤロミール・メドゥーナ(語り)
イーヴォ・カハーネク(ピアノ)
ベネヴィッツ四重奏団のメンバー、ほか
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
プラハ・フィルハーモニック合唱団
 望郷の思いが込められたマルティヌー晩年のカンタータ4 作

 録音:2015年10月22・23・26・29日、12月21日/プラハ、ルドルフィヌム

 長い亡命生活を強いられ、ついに祖国に帰ることなく世を去ったマルティヌーによる、晩年に書かれたカンタータ4 題。まず1955 年、子供の頃の友人である詩人ミロスラフ・ブレシュから受け取った短いテクストがきっかけとなり『泉開き』が書かれます。
 チェコの伝承に基づく詩に感化されたマルティヌーはその後もブレシュの詩によるカンタータの作曲を重ね、1959 年、死の半年前に書かれた『牧童ミケシュ』まで計4 曲を書きあげました。室内楽編成の器楽と歌で紡がれる、望郷の思いが込められた美しい音楽です。




BRIDGE

BCD 9465
(2CD 1枚価格)
\2300
「チャイコフスキー&ラフマニノフ」
 DISC1)
  チャイコフスキー:
   ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の想い出」op.50
 DISC2)
  ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番ニ短調Op.9
  ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番ト短調(1892)
トリオ・ソリスティ:
 【マリア・バックマン(Vn)、
  アレクシス・ピア・ガーラク(Vc)
  アダム・ネイマン(Pf)】
 トリオ・ソリスティのチャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲

 録音:2015年5月/DISC1:48’28, DISC2:63’35

 2001 年にアメリカで結成された実力派、トリオ・ソリスティ。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーで好評を博しています。
 チャイコフスキーの旧友ニコライ・ルビンシテインの死を悼んで作曲した傑作「ある偉大な芸術家の想い出のために」。この曲から影響を受けたであろうと言われているラフマニノフの「ピアノ三重奏曲」。“第2 番”はチャイコフスキーが亡くなったのを受けて作曲されたもの。長きにわたり練り上げられたアンサンブルで、美しくも激しい哀しみに満ちた名曲を丁寧に歌い上げています。
 

BCD 9463
\2300
「ポートレイト&トリビュート」
 〜スコット・ウィーラー(1952-):ピアノ作品集

  アルファベット・ダンス/トニーへのバースデイ・カード/
  偽りのラグ:GS/ブリーカー・スタディ/カウリーの瞑想/
  崖の散歩/人生の勉強/婚礼の歌/モーニングサイド/
  バイ・ザ・シー/カラミティ・ラグ/深夜の鐘/
  ホタルの子守歌/コンコードでの勉強/南の石/7月5日/
  フロー・チャート/アリエッタ/かすかに光る/
  彼の音楽へ/スティーヴのポートレイト/田園曲/
  クッキー・ワルツ&ギャロップ/写生/
  アイランド・ララバイ/緑のガチョウ/野放し
ドナルド・ベルマン(ピアノ)
 録音: 2015 年6 月、72’24

 1952 年生まれのアメリカの作曲家スコット・ウィーラー。メトロポリタン歌劇場やワシントン・ナショナル・オペラからの委嘱によって作曲したオペラが有名ですが、ここでは1977 年から2014年までに作曲したピアノ作品を収めています。
 無調の作品や調性があって抒情的な作品、ラグタイムのリズムを用いた作品など、多彩な色彩を持っています。




MSR


MS 1554
\2300
「アライヴ・イン・ザ・スタジオ」〜フルート作品集
 (1)ショスタコーヴィチ(ダンケル編フルートとピアノ版):
  チェロ・ソナタOp.40
 (2)ポール・ラスティグ・ダンケル(1943-):
  フルート四重奏のための“4つのヴィジョン”
 (3)トニー・モレノ(1956-):
  フルートとパーカッションのための“エピソード”
 (4)タマール・ムスカル(1965-) : SOF/MECHANOFIN
ポール・ラスティグ・ダンケル(フルート)
(1)ピーター・バスキン(ピアノ)
(2)ローラ・コンウェッサー(アルト・フルート)
 リエ・シュミット(フルート)
 ターニャ・ヴィテク(フルート&ピッコロ)
(3)トニー・モレノ(ドラムス)
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタのフルート版!ジャズ・ドラマーの重鎮トニー・モレノの作品も収録

 録音:2015年1月&3月,75’46

 ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団の首席フルート奏者として活躍しているポール・ラスティグ・ダンケル。ニューヨーク市立大学クイーンズ校で学び、1966 年バーミンガム国際木管楽器コンクールにおいて銀メダルを受賞(金メダルはジェームス・ゴールウェイ)。指揮者そして作曲家としても活動をしており、アルバムに収録されているフルート四重奏のための“4 つのヴィジョン”は、世界初録音になります。
 ショスタコーヴィチの“チェロ・ソナタ”はダンケルの編曲によるフルート版。ジャズ・ドラマーの重鎮、トニー・モレノが作曲し、ドラムで参加したフルートとパーカッションのための“エピソード”など、個性派揃いのフルート作品を収録しています。
 

MS 1616
\2300
「チェンジ・オブ・キー」〜1つのピアノ、3つの鍵盤
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番Hob.XVI:50
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番Op.109
 ショパン:バラード第1番Op.23
 シューマン(リスト編曲):愛の歌「献呈」S.566
 ドビュッシー:喜びの島
 バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz. 80
キャロル・レオーネ(ピアノ)
 細幅鍵盤ピアノ(?)によるデモンストレーション・アルバム!

 録音:2014年8月、73’09

 小さい手のピアニストのためにと開発された細幅鍵盤。通常の鍵盤だとオクターブが届かない子供や手の小さい大人のピアニストが、もしスムーズに届くようになったら…ハンデがなくなり、レパートリーが増え、テクニックの向上のスピードが上がる。
 キャロル・レオーネは、南メソジスト大学メドース芸術学校音楽学部の教授で、この細幅鍵盤の必要性をいち早く研究してきたピアニストです。DS5.5 鍵盤を初めて試し、2007 年には全米音楽指導者協会で講演と演奏を行っています。
 このアルバムではスタインウェイ社のコンサートグランドピアノに、標準の鍵盤(6.50 インチ=165mm)と、スタインビューラー社製のDS6.0(6.0 インチ=152mm)、DS5.5(5.5 インチ=140mm)の3 種類の鍵盤を用いて録音しています。ヴァイオリンやチェロなどの楽器に様々なサイズがあるように、ピアノの鍵盤もサイズが選べる。そんな素晴らしい可能性が広がるアルバムです。
 

MS 1601
\2300
「時祷書」〜ハスケル・スモール:ピアノ作品集
 ハスケル・スモール(1948-):
  (1)静寂の旅:時祷書の映像
  (2)戦争の子守歌
   (ピアノと2人のナレーターのための6つの戦争の詩)
ハスケル・スモール(ピアノ)
ロビン・ワイガート&
 マルティン・レイナー(ナレーター)
 録音:2008年、2015年、64’41

 サンフランシスコ音楽院とカーネギー・メロン大学で学び、ピアノをウィリアム・マッセロス、レオン・フライシャーに、作曲をヴィンセント・パーシケッティ、ロナルド・リーチなどに師事したハスケル・スモール。
 “静寂の旅”は、神秘的で静けさの世界を旅しているように繊細なタッチで紡がれる30 分を超える大作。戦争という悲惨な出来事を癒し慰めるような優しさが深く響く“戦争の子守歌”。独自の音楽表現が強く伝わる美しく哀しいピアノ作品。
 

MS 1613
\2300
「ロマンティック・ジャーニー」〜
 ヴァイオリンとピアノのための音楽

  ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
  ディニーク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
  マスネ:タイスの瞑想曲
  イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」
   (エネスコに献呈)
  グルック(クライスラー編):
   「オルフェオとエウリディーチェ」より“メロディ”
  パガニーニ:24のカプリースより“第1番”、“第21番”
  リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):インドの歌
  ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズOp.4
  フォーレ:夢のあとに
  サラサーテ:カルメン幻想曲
ハオリ・リン
 (林浩力、ヴァイオリン)
ハイ・ジン(金海、ピアノ)
 録音: 2015 年、2016 年、51’35

 中国の汕頭出身のヴァイオリニスト。深セン芸術学校、長城国際音楽アカデミーで学び、シンシナティ大学コンサーヴァトリー・オブ・ミュージック学部においてクルト・サッスマンズハウス教授に師事。アメリカと中国を中心に活動しています。
 1732 年製ニコロ・ガリアーノのヴァイオリン、1750 年製ヤナリウス・ガリアーノのヴァイオリンを使用し、小さいころから愛奏してきたヴァイオリンの小品を収録。ロマンティックでありながら、高度な技巧を要する名曲ばかりです。




MUSIC&ARTS


M&ACD 1293
(5CD 4枚価格)
\9200
「ドメニコ・スカルラッティ:
 ピアノ・ソナタ全集第4巻」

  パルマ写本第9巻(全30曲)
  パルマ写本第10巻(全30曲)
  パルマ写本第11巻(全30曲)
カルロ・グランテ(ピアノ)

ピアノ:
 ベーゼンドルファー・インペリアル
  (バドゥラ=スコダ所有)
 カルロ・グランテのスカルラッティ:ピアノ・ソナタ全集!

 録音:2013年3月ウィーン/79’00/74’57/69’57/68’23/55’13

 イタリアの実力派ピアニスト、カルロ・グランテ。カルロ・グランテはブゾーニ、ゴドフスキー、ソラブジなどを得意とする超絶技巧レパートリーでアムランと並びピアノ・マニアに注目される存在。近年はバロック音楽にも意欲を燃やし、ドメニコ・スカルラッティの鍵盤作品全集録音が進行中。
 今回は第4 回。バドゥラ=スコダ所有のベーゼンドルファー・インペリアルを用いて録音しています。明るい響きに、軽やかで鮮明な音色。現代ピアノで弾くスカルラッティの“ピアノ・ソナタ全集”のお手本になる演奏です。
 

M&ACD 1291
\2300
「O Eterne Deus」〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽
 女がしつらえた死に/おお、かくも偉大な奇跡/
 アヴェ・ジェネローザ/おお、芽吹く小枝よ/
 イスパリス(ヴィエルとハープのデュオ)/愛は溢れる/
 心の炎/三位一体のために/永遠に輝く/
 インストゥルメンタルのキリエ/われらの王は速やかに/
 キリエ/おお、知恵の徳よ/おお、新緑よ、その生命力よ
ヴァジュラ・ヴォイシズ
 (カレン・R.クラーク指揮)
シャイラ・カンメン
 (ヴィオール&ハープ)
 ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの美しい世界!

 録音:2015年8月聖イグナチウス・カトリック教会、サンフランシスコ

 中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長で、幻視者、そして史上初の女流作曲家として中世史上最も重要な女性、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。女声の高音域で歌われる美しい旋律は幻想的で聖なる癒しの世界へ誘います。
 静かな情熱を持った深い精神世界が心を浄化していくようです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ACCENT

ACC 24321
(5CD)
\3600→\3290

ルネ・ヤーコプス
 カウンターテナー〜ACCENT録音集1978〜1982年


 CD1 パーセル:歌曲集
  自然の声/しばらくの間 楽の音に/人の目を逃れて/愛しいアストレア/
  信心深いセリアンダは/レスビアよ無駄なことだ(メアリー女王を悼む哀歌)/
  ああ酷いニンフよ/ 運命の時が/アモレットとサーシスが寝そべって/
  薔薇の花よりも甘く/若きシーサスの運命を
    ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
    ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ/18世紀ティロル製)
    コンラート・.ユングヘーネル(テオルボ/ヤコブ・ファン・デル・ゲースト製)
    録音:1978年9月 聖ステファン教会 ステレオ
 CD2 ドイツ・バロック・カンタータとアリア集
  ブクステフーデ:
   アリア「それでもなお死は逃げられないのか」,
   カンタータ「全地よ、主に向って喜びの叫びをあげよ」
  J.C.バッハ:アリア「ああ、私が頭に豊かな水を持っていれば」
  テレマン:カンタータ「主よ、怒って私を責めないで下さい」、「人々よ、聞きなさい」
    ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー) クイケン・コンソート,パルナッスス・アンサンブル
    録音:1979年10月、1981年6月 聖ステファン教会、ブリュッセル・プロテスタント教会
 CD3 アリエッテとカヴァティーネ
  ドニゼッティ:「舟人」、「漁夫」、「ああ 思い出しておくれ、美しいイレーネ」
  ベッリーニ:
   アリエッタ「私のフィッレの悲しげなおもかげ」、
   アリエッタ「愛しいひとはいつ来るのだろう」、アリエッタ「ゆかしい月よ」
  シューベルト:「目の魔力」、「ごらん、あんなに月の明るいこと」
  ロッシーニ:「この心を燃え上がらせた貴女」〜タンクレディより
  ベートーヴェン:「友情の幸せ」、「この暗い墓のうちに」、「愛の嘆き」
    ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
    ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ:トラウゴット・ベルント1837-40年製)
    録音:1981年1月
 CD4/5 グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」全曲
    シギスヴァルト・クイケン(指揮)ラ・プティット・バンド
    コレギウム・ヴォカーレ・ヘント ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
    マグダレーナ・ファレヴィッチ(ソプラノ) マリヤンヌ・クヴェックジルバー(ソプラノ)
    録音:1982年2月 アントワープ
 カウンターテナーの革命児ルネ・ヤーコプス、ACCENTレーベルの録音がBOX に!

 4h22min

 古楽界の巨匠ルネ・ヤーコプスは、現在は指揮者として数々の名演を繰り広げていますが、1990 年代初頭まではカウンターテナーとして活躍をしていたことでも知られています。
 ヤーコプスは、1946 年10 月30 日ベルギー北部の町ヘント生まれ。幼少期にはヘント大聖堂の聖歌隊に所属。ベルギーの名テノール、ルイス・ドゥボスとイギリスの名カウンターテナー、アルフレッド・デラーに師事、デラーからカウンターテナーになるよう奨められ、レオンハルトやアーノンクール、クイケン兄弟らのレコーディングにも参加しています。1977 年には「コンチェルト・ヴォカーレ」を結成し、指揮者としての活動を開始。1988 年からはバーゼル・スコラ・カントルムの教授も務めています。
 近年は、ベルリン古楽アカデミーやフライブルク・バロック・オーケストラらと、モンテヴェルディからモーツァルト、宗教音楽、バロック・オペラから交響曲など積極的に紹介し、高い評価を得ています。
 このBOX は、ヤーコプスの70 歳を記念して、1978 〜 1982 年の間にACCENT レーベルにカウンターテナー歌手としてのレコーディングを集めたもの。カウンターテナーの革命児として古楽の歌唱法に大きな功績を残したヤーコプスを知ることのできるセットとなっています。
 
ACC 24322
(4CD)
\3600→\3290
バルトルト・クイケン
 テレマン:フルートのための作品集

 CD1
  無伴奏フルートのための12のファンタジー
 CD2
  フルートのためのメソーディッシュ・ソナタ第1〜6番
 CD3
  フルートのためのメソーディッシュ・ソナタの続き第7〜12番
 CD4
  フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための組曲6番ニ短調
  カンタータ「諸国の民よ、聞け」
  フルート、2つのガンバと通奏低音のための四重奏曲ト長調
バルトルト・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン
 (ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィーラント・クイケン
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオロン・チェロ)
ロベルト・コーエン(ハープシコード)
ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
パルナッスス・アンサンブル
 バルトルト・クイケンによるテレマンBOX

 録音:1978年〜1994年/3h49min

 フラウト・トラヴェルソの名手バルトルド・クイケンによるテレマンのフルート(トラヴェルソ)のための作品集。
 テレマンは18 世紀前半のドイツで最も人気のあった作曲家。当時は大バッハを凌ぐ名声を手にしていました。テレマンは非常に多作家で、あらゆるジャンルの作品を残しています。中でもフルートをともなった室内楽作品には、彼の知的でありながらも親しみやすい音楽の特徴があらわれています。
 「無伴奏フルートのための12 のファンタジー」は、当時は通奏低音を伴わないトラヴェルソの作品は珍しく、トラヴェルソの魅力を生かした洗練された旋律に彩られています。
 「フルートのためのメソーディッシュ・ソナタ」は、単純な旋律に装飾をつけるための練習用ソナタ集。バルトルド・クイケンの技の妙を楽しむことができます。またルネ・ヤーコプスのカウンターテナーで聴くことのできるカンタータ「諸国の民よ、聞け」 やクイケン兄弟の演奏による四重奏曲、組曲といった、バルトルド・クイケンの惚れぼれするフラウト・トラヴェルソに加え、現代のバロック界の重鎮たちとの共演による心地よい響きに満ちた作品群を堪能し、テレマンの魅力を再発見することのできるBOX です。







GRAND SLAM



GS 2152
\2500→¥2290
ハイドン第88番、シューベルト「ザ・グレート」
 オープンリール・テープ復刻登場!

  (1)ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88
  (2)シューベルト:
   交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラー& BPO の伝説的名演、ハイドン第88番、シューベルト「ザ・グレート」オープンリール・テープ復刻登場!

 セッション録音:(1)1951年12月4&5日、(2)1951 年11月27&28日、12月2&4日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/モノラル
 使用音源:Private archive( 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 フルトヴェングラーとベルリン・フィルが1951 年11 月から12 月にベルリンのイエス・キリスト教会にて収録したハイドンの交響曲第88 番、シューベルトの同第9 番「ザ・グレート」は、今日もなお伝説的な名演として語り継がれています。今回復刻に使用したのは2 トラック、38 センチのオープンリール・テープですが、全体の響きのふくよかさ、各パートの明瞭さ、豊かな空気感など、目からうろこ的な音質と申し上げても良いかと思います。
 また、解説書には当時ベルリン・フィルのコンサートマスターだったヘルムート・ヘラーが、ベルリン・フィルとの録音について記した文献を掲載しています。ごく短い文章ですが、当時の現場の空気が伝わってくる貴重な証言でしょう。(平林直哉)



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SUPRAPHON



SU 4213
(2CD)
\3500→\3190
バッハ没後200 年記念録音が復活!!
 1950 年録音の古楽器アプローチによるブランデンブルク全曲
  21 歳のアーノンクール、22 歳のレオンハルト参加!

 
  バッハ: ブランデンブルク協奏曲 BWV.1046-1051(全曲)
ニコラウス・アーノンクール(チェロ)
グスタフ・レオンハルト
 (第5番:チェンバロ独奏)
エドゥアルド・メルクス(ヴァイオリン)
ヨゼフ・メルティン(指揮)
ウィーン室内管弦楽団
 録音:1950年(モノラル)/ウィーン

 バッハ没後200 年記念として、1950 年に録音されたブランデンブルク協奏曲。21 歳のアーノンクール(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス設立以前)、22 歳のレオンハルトが参加しています!
 ウィーン国立音楽院で古楽クラスの教師を務めていたヨゼフ・メルティンによる指揮で、ふたりはメルティンの生徒でもありました。他にもエドゥアルド・メルクスや、のちにアーノンクール夫人となるアリス・ホフェルナーなど、錚々たるメンバーが集まっています。
 この時代の古楽器アプローチによるブランデンブルク全曲録音は大変貴重で、いま耳にできる最古のものでしょう。現代の古楽演奏スタイルへとつながる小編成のきびきびしたアンサンブル。当時としてはまったく新しいバッハ像をしっかりと見据えた演奏で、若きアーノンクールたちにも強い影響を与えたであろうことは想像に難くありません。



<映像>


C MAJOR(映像)



73 3804
(Blu-ray)
\5800→\5390
2015 年バーデン=バーデン祝祭劇場ライヴ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)
ビリャソン演出による「椿姫」

 ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
オルガ・ペレチャッコ(ヴィオレッタ・ヴァレリー/ソプラノ)
アターリャ・アヤン(アルフレード・ジェルモン/テノール)
シモーネ・ピアッツォーラ(ジョルジョ・ジェルモン/バリトン)
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(ガストーネ子爵/テノール)
トム・フォックス(ドゥーフォル男爵/バリトン)
クリスティーナ・ダレツカ(フローラ・ベルヴォア/メゾ・ソプラノ)
コンスタンティン・ヴォルフ(ドビニー侯爵/バス)
ヴァルター・フィンク(医師グランヴィル/バス)
デニズ・ウズン(アンニーナ)
ライモンズ・シュポギス(フローラの家の召使/バリトン)
シュテファン・ゲイヤー(使いの者/ バス)
ヘルマン・オズワルド(ジュゼッペ/テノール)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バルタザール=ノイマン・アンサンブル& 合唱団
デートレフ・ブラチュケ(合唱指揮)
KKC 9198
(Blu-ray)
\6018+税
※国内仕様盤
73 3708
(DVD)
\4000→\3690
KKC 9199
(DVD)
\4200+税
※国内仕様盤
 ビリャソン演出による「椿姫」。タイトルロールを歌うのはオルガ・ペレチャッコ、パブロ・エラス=カサド&バルタザール=ノイマン・アンサンブル

 演出:ローランド・ビリャソン、舞台:ヨハネス・ライアカー、衣装:ティボー・ファンクラーネンブルック
 照明:デービー・カニンガム、振付:フィリップ・ジロード、映像監督:ネレ・ミュンヒマイヤー
 収録:2015年5月、バーデン=バーデン祝祭劇場、ライヴ
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、字幕:英独仏西中韓日、原語:イタリア語、リージョン:All/輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1、PCM ステレオ、字幕:英独仏西中韓日、原語:イタリア語、リージョン:All/輸入盤・日本語帯・解説付

 今作は2015 年バーデン=バーデン祝祭劇場で行われたヴェルディ「椿姫」のライヴ映像。2 度の休業を経て、現在はオペラの演出も手がけている現代テノール界のスター、ローランド・ビリャソンが演出を担当、ヴィオレッタ役にはロシアの新星オルガ・ペレチャッコ、指揮は新進気鋭のスペイン人パブロ・エラス=カサドという布陣で挑んだ注目の上演。
 夜の世界で名を馳せる高級娼婦ヴィオレッタの一途な愛と哀しい運命描いた「椿姫」。今回の舞台はサーカス劇場。ティボー・ファンクラーネンブルックの手がけた鮮やかな衣装は一瞬で観客の心をつかみます。
 オルガ・ペレチャッコは、享楽的な人生を楽しみながらも、アルフレードに対する愛と苦悩に揺れ動くヴィオレッタ感情を見事に歌い上げています。
 さらにビリャソンは默役を配置し、主人公の心情をより深く描いています。アルフレード役のアターリャ・アヤンも、豊かな声量、暗さと温かさを両方兼ね備えた伸びやかな声で好演しています。
 そして厳格なアルフレードの父ジョルジョ・ジェルモン役のシモーネ・ピアッツォーラは見事な声のコントール力を持ち、特に第2 幕のヴィオレッタを説得する二重唱では、繊細かつ大胆な歌唱を聴かせてくれます。
 オケはピリオド楽器によるバルタザール=ノイマン・アンサンブル。軽やかな響きが新鮮で、歌手陣もより一層伸び伸びと歌うことができ、パブロ・エラス=カサドの懐の深い指揮がバランスの良くまとめあげています。







新書館(映像)



DD16 0704
(DVD)
\3600+税
ニーナ28 歳、初リリース
 ニーナ・アナニアシヴィリの「ジゼル」
 共演はアレクセイ・ファジェーチェフ

  「ジゼル」(全幕)
  音楽:アドルフ・アダン
指揮:アレクサンドル・コピロフ
演奏:ボリショイ劇場管弦楽団
出演:ニーナ・アナニアシヴィリ(ジゼル)
 アレクセイ・ファジェーチェフ(アルブレヒト)
  ほか
ボリショイ・バレエ
原振付:ジャン・コラ-リ、
ジュール・ペロー、
マリウス・プティパ/
改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ/
台本:テオフィール・ゴーティエ、
ヴィルノワ・ド・サン=ジョルジュ/
美術:シモン・ヴィルセラーゼ
 みんなに愛されるバレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリの「ジゼル」、ニーナ28 歳のときの貴重な映像が初リリース!共演はアレクセイ・ファジェーチェフ

 収録:1991 年 ボリショイ劇場(モスクワ)/カラー、113 分

 *この作品は、オリジナルの状態により映像に乱れが見られる部分があります。あらかじめご了承ください。

 世界中を魅了し続けてきたバレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリが28 歳のときの貴重な「ジゼル」の映像が初めてリリースされます。アルブレヒト役はアレクセイ・ファジェーチェフ。
 ニーナ・アナニアシヴィリ( Nina Ananiashvili, 1963 年3 月28 日) は、グルジア共和国のバレエダンサー。
 2004 年よりグルジア国立バレエ団芸術監督。ボリショイ・バレエ団のプリマ・バレリーナを20 年以上、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを16 年務めた。シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、M=C・ピエトラガラとともに、1980 年代後半〜 2000 年代を風靡したバレリーナの一人である。地質学者の父親、言語学者の母親の長女としてトビリシに生まれる。先祖はグルジアの貴族だったが1930 年代に粛清され、父親は男性としての唯一の生き残りであったという。4 歳でフィギュアスケートを始め、10 歳のとき地区大会で優勝、その後誘われてバレエに転向した。地元のトビリシ・バレエ学校で学んでいたが、13 歳のときにモスクワの関係者の目に留まり、ボリショイ・バレエ学校に編入した。在学中の1980 年、スターの登竜門であるヴァルナ国際バレエコンクールのジュニア部門で金賞を受賞する。翌1981 年にモスクワ国際バレエコンクール・ジュニア部門で金賞を受賞後、ボリショイ・バレエ団に入団した。1983 年にソリスト、1985 年にプリマ・バレリーナに任命される。グルジア大統領に依頼され、2004 年に低迷していた母国グルジア国立バレエ団の芸術監督に就任した。私生活では1988 年に同郷の外交官・弁護士グリゴル・ヴァシャッゼと結婚し、一男一女をもうけている。
 

DD16 0705
(DVD)
\4600+税
パリ・オペラ座 エトワールが教えるヴァリエーション・レッスン
 【レッスン内容】
  ・「眠れる森の美女」第3幕より オーロラのヴァリエーション
  ・「グラン・パ・クラシック」より 女性ヴァリエーション
  ・「ラ・バヤデール」第2幕より ガムザッティのヴァリエーション
  ・「白鳥の湖」第3幕より王子、「ジゼル」第2幕よりアルブレヒトのヴァリエーション
 【特典映像】
  ・インタビュー:バンジャマン・ペッシュ
  ・「眠れる森の美女」第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ(アダージオ)
  ・八菜&ジェルマンのオペラ座案内

   指導/バンジャマン・ペッシュ(パリ・オペラ座バレエ 元エトワール)
   モデル/オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ プルミエール・ダンスーズ)
   ジェルマン・ルーヴェ(パリ・オペラ座バレエ スジェ)
   ピアノ/エレーナ・ボネイ(パリ・オペラ座バレエ ピアニスト)
 カラー、91分(本編)、50分(特典)、日本語字幕付

 パリ・オペラ座バレエのエトワールとして活躍したバンジャマン・ペッシュが、ヴァリエーションを踊りこなすためのテクニックや表現のポイントをレッスンしたDVD。
 モデルは、いま大注目のオニール八菜と、ジェルマン・ルーヴェ。ふたりによるデモンストレーションの完璧な美しさも必見です。
 
DD13 0502
(DVD)
\5460+税
パリ・オペラ座エトワール、マチュー・ガニオの
 ノーブル・バレエクラス
モデル:マチュー・ガニオ、アリス・カトネ
指導/ジル・イゾアール
 カラー

 パリ・オペラ座バレエの美しき貴公子、マチュー・ガニオ。世界が認める「ダンスール・ノーブル」(美しい容姿と高貴な雰囲気を兼ね備えた、「王子」役の似合うダンサーのこと)である彼の、気品に満ちた踊りはいかにして作られるのか。マチューが日々行っているレッスンの内容をあますところなく紹介したDVD。
 マチューの優美な動きの秘訣である5 つのポイント=「(1)足」「(2)脚」「(3)バランス力」「(4)腕」「(5)プレゼンテーション」を軸に、レッスン内容を紹介。それぞれの要素を磨き上げていくにはどのような訓練が有効か、パリ・オペラ座バレエ教師のジル・イゾアールが解説・指導します。実演はすべてマチュー・ガニオ本人と、バレエ団期待の若手バレリーナ、アリス・カトネ。「(5)プレゼンテーション」のチャプターでは、マチューが『白鳥の湖』の王子のソロを披露しています!


















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