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≪第97号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2018/5/29〜



6/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CHANDOS



CHAN 10944
¥2400
夢の中で会いに来て 〜
 王立音楽カレッジからの歌の120年
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ジョセフ・ミドルトン(ピアノ)
  ハーバート:ザ・ロスト・ナイチンゲール/
  アイアランド:地球の呼び声、三羽のカラス/
  ダンヒル:天上のクロース/
  ハウエルズ:夜の女神/
  ブリッジ:旅の終わり/
  ブリテン:子守歌のお守り Op.41/
  サマヴェル:イントゥ・マイ・ハート・アン・エア・ザット・キルズ/
  ホルスト:旅の終わり/
  ブリッジ:彼女はどこで眠っている、夢の中で会いに来て/
  ブリテン:甘い子守歌(世界初録音)、質素な神ソムヌス(世界初録音)/
  パリー:もう泣かないで, 悲しみの泉よ/
  スタンフォード:ア・ソフト・デイ/
  ギブズ:セイリング・ホームワード/
  モーラン:たそがれ/
  ガーニー:あなたは私の目を喜ばせた、野原に夏が満ちている、オール・ナイト・アンダー・ザ・ムーン/
  レベッカ・クラーク:天上のクロース/
  ティペット:アリエルのための歌/
  ターネジ:フェアウェル(世界初録音)
 "デイム"・サラ・コノリーが歌うRCMゆかりのイギリス歌曲集!  ☆2017年に「デイム」の称号を授与されたイギリスを代表するメゾ、サラ・コノリー。
 ☆BBCプロムス・リサイタル・デビュー&パリー没後100周年記念。
 ☆120年にわたる、王立音楽カレッジゆかりのイギリスの作曲家たちの歌曲集!

 イギリスを代表するメゾ・ソプラノ歌手、サラ・コノリーは、ロンドンの王立音楽カレッジ(RCM)で歌とピアノを学び、BBCシンガーズのメンバーとして活動、その後オペラ歌手として本格的なキャリアを歩み、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロイヤル・オペラ・ハウスを始めとするイギリス、そして欧米の主要なオペラハウスに出演。
 ザ・シックスティーンのメンバーとしても演奏・録音で高い評価を得、2010年にはCBE(大英帝国三等勲爵士)、2017年には「デイム」の称号を授与されるDBE(大英帝国二等勲爵士)を受勲しています。
 2011年に発売された「私の心は彼のもの(CHAN 10691)」以来となるサラ・コノリーのイギリス歌曲集は、コノリーのBBCプロムス・リサイタル・デビューと、ヒューバート・パリー没後100周年を記念したプログラム。
 王立音楽カレッジ(RCM)で学び、また教えるなどしてきたRCMゆかりのイギリスの作曲家、スタンフォードからターネジまで120年にわたる素晴らしき近現代イギリス歌曲を歌います。ブリッジの2曲と、サラ・コノリーのために書かれたターネジの「フェアウェル」は世界初録音。

 ※録音:2017年9月22日−25日&2018年4月7日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CHAN 0822
(2CD/特別価格)
¥2400
ベートーヴェン:3つのピアノ三重奏曲 Op.1
 ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
 ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
 ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.1-3
トリオ・ゴヤ
 〔カティ・デブレツェニ(ヴァイオリン)、
  セバスチャン・コンベルティ(チェロ)、
  マギー・コール(フォルテピアノ)〕
 デブレツェニ参加トリオ トリオ・ゴヤ第2弾!

 ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど、スペインの画家フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ(1746−1828)と同時代を生きた作曲家たちの作品をレパートリーとしているピリオド・アンサンブル、トリオ・ゴヤのシャンドス第2弾。
 カール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵に献呈されたベートーヴェンの初期のピアノ三重奏曲作品1の3曲を収録。
 トリオ・ゴヤのヴァイオリンは、イングリッシュ・バロック・ソロイスツやアルカンジェロ、フロリレジウムなどのピリオド・アンサンブルで活躍し、現在エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団のリーダーを務める名女流、カティ・デブレツェニが務めています。

 ※録音:2017年11月13日−16日、ブリテン=ピアーズ・オーディトリアム(スネイプ、サフォーク、イギリス)




DELOS


DE-3543
\2600
《プーランク・トリオ〜
 プーランク、ヴィエット・クオン、ショスタコーヴィチ、
 フランセ、 ロッシーニ:室内楽作品集》

  1) プーランク:三重奏曲、
  2) ヴィエット・クオン:トレインズ・オブ・ソート*、
  ショスタコーヴィチ:
   3)ロマンスOp.97a(映画音楽『馬あぶ』より)、
   4) 「モスクワを疾走」
    (喜歌劇『モスクワ—チェリョムーシカ』より)、
  5) フランセ:三重奏曲、
  6) ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』の主題による協奏的幻想曲
*世界初録音
プーランク・トリオ
 (アイリーナ・カプラン・ランド〔ピアノ〕、
  Liang Wang〔オーボエ〕、
  ブライアン・ヤング〔ファゴット〕)
 プーランク、フランセ、ショスタコーヴィチとロッシーニの作品に、現代作曲家ヴィエット・クオンによる『トレインズ・オブ・ソート』の世界初録音を加えた多様なプログラムによるアルバムです。
  【録音】2016年12月、ボルティモア
 


DE-3545
\2600
《ハチャトゥリアン三重奏団〜ヴェッラ、ショー、ババジャニアン:室内楽作品集》
 1) ヴェッラ:ロマンツァ、
 2) ショー:『トラベル・ノートブック組曲』より「別れの夜想曲」(ピアノ三重奏版)、
 3) ババジャニアン:ピアノ三重奏曲嬰へ短調より第2楽章、
 4) ショー:『トラベル・ノートブック組曲』より
  「Addio」「King Matt the First」(ピアノ三重奏版)、
 5) ハルヴォルセン:パッサカリア(ヴァイオリンとチェロ版)、
 6) ショー:カミング・オブ・エイジ(クラリネット、チェロとピアノ編)、
 7) ババジャニアン:夜想曲(ピアノ三重奏編)、
 8) ディーモフ:タンゴ・フォーエヴァー(クラリネット、チェロとピアノ編)、
 9) ハチャトゥリアン:剣の舞(ピアノ三重奏編)
ハチャトゥリアン三重奏団 他
 2017年のマルタ国際音楽祭で録音された記念すべきコンサート。
 主にマルタとアルメニアの作曲家たちによる魅力的な音楽が並び、その多くがロシアとアメリカ出身という音楽家たちによって素晴らしい演奏が繰り広げられています。

【録音】2017年4月24日、マルタ
 

DE-3548
\2600
《ハーシェル・ガーファイン:Mortality Mansions—60歳後の愛と喪失の歌》
 ハーシェル・ガーファイン(b.1958):Mortality Mansions
  1) When the Young Husband、2) When I Was Young、
  3) Woolworth’s、4) The Green Shelf、5) Fete、
  6) The Young Watch Us、7) Summer Kitchen、
  8) Dying Is Simple, She Said、9) Deathwork、
  10) Freezes and Junes、11) Gold
  間奏曲(朗読)
  12) When the Young Husband、13) When I Was Young、
  14) Woolworth’s、15) The Green Shelf、16) Fete、
  17) The Young Watch Us、18) Summer Kitchen、
  19) Dying Is Simple, She Said、20) Deathwork、
  21) Freezes and Junes、22) Gold、23) Otherwise
マーニー・ブリッケンリッジ(ソプラノ)、
マイケル・スラッテリー(テノール)、
ディミトリ・ドーヴァー(ピアノ)、
ドナルド・ホール(朗読)
 アメリカの詩人ドナルド・ホールが年をとることの悲観的な面、楽観的な面の両方を公平に見るその観点を探求した、グラミー賞受賞作曲家ハーシェル・ガーファインによる心に響く新しい歌。
 ドナルド・ホールによる詩の朗読もあります。
 

DE-3550
\2600
《ヒラ・プリットマン〜Time and Distance—アーベル:声楽作品集》
 マーク・アーベル(b.1948):
  1) 祈り、2) ゾーズ・フー・ラヴド・メデューサ、
  3) イン・ザ・リア・ビュー・ミラー・ナウ、
  4) オーシャン・オブ・フォーギヴネス、5) ベネディクション
ヒラ・プリットマン(ソプラノ)、
ヤネッレ・デステファノ(メッゾ・ソプラノ)、
キャロル・ローゼンバーガー、
タリ・タドモール(ピアノ)、
ブルース・カーヴァー(パーカッション)
 耳と知性と感情を刺激する力強い音楽と詞、アーベルの特徴であるリリシズムを持ち続ける一方、長年の社会の欠陥がもたらした結果の核心をつく先見の明を持った注目すべきレベルの高さが証明されます。
 世界初録音。
  【録音】2017年6月−11月、アメリカ
 

DE-3553
\2600
《カペッラSF/ラグナル・ブーリーン〜Timeless: Ten Centuries of Music》
 1) ビンゲン:鳩はじっと見ていた、
 2) マシュー:『ノートルダム・ミサ曲』より「サンクトゥス」、
 3) ジェズアルド:行け、わがため息よ、
 4) シュッツ:わたしはまことの葡萄の木、
 5) イザーク:インスブルックよ、さようなら、
 6) ラインベルガー:3つの宗教的歌曲、
 7) ヌールマン:大地に不安が生まれ、
 8) カスタルスキー:ベツレヘムの羊飼い、
 9) ブリテン:古いフランスのキャロルによるコラール、
 10) ペルト:息子はどこへ
 11) ティケリ:大地の歌、
 12) イェイロ:来たり給え、創造主なる聖霊よ、
 13) ウィテカー:レオナルドは空飛ぶマシーンを夢見る、
 14) ジークフリート:シェイカー・ソング—レイ・ミー・ロウ
ラグナル・ブーリーン(指揮)
カペッラSF
 グラミー賞の受賞経験もあるラグナル・ブーリーンは、ヴォーカル・アンサンブル「カペッラSF」を2014年に設立しました。
 「Timeless」はこのアンサンブルのDelosからの3枚目のアルバムになります。
 【録音】2017年6月、11月、サンフランシスコ
 


DE-3555
\2600
《五嶋龍 他〜Transcendent/アジア・アメリカ現代音楽協会》
 1) マシュー・オーコイン:2つのウォルト・ホイットマンの歌、
 2) 小杉紗代:Lilac Nova、
 3) イェ・シャオガン:Lamura Cuo、
 4) チャド・キャノン:Wild Grass on the Riverbank、
 5) Sun-Young Park:My Beloved、
 6) Narong Prangcharoen:Whisper from Afar
五嶋龍(ヴァイオリン)、
Davone Tines(バス・バリトン)、
マシュー・オーコイン(ピアノ)、
ユウガ・コーラー(指揮)
AANMI Los Angeles Ensemble
 アジア各地とアメリカからの有望な若き作曲家たちと演奏者たちによる新しい音楽の中から選び抜かれた曲が紹介されています。
 


DE-3525
\2600
《トーマス・マレイ〜オルガン・トランスクリプション集
 (グリーグとフランクの交響曲の傑作)》

  1) グリーグ:組曲『ホルベアの時代より』(オルガン編)、
  2) フランク:交響曲ニ短調(オルガン編)
トーマス・マレイ(オルガン)
 交響楽団のために作曲された有名作品をオルガン編曲で聴くという珍しいアルバムですが、国際的に知られるオルガン奏者トーマス・マレイが驚くほど完璧に演奏しています。
 【録音】2014年10月、ヒューストン
 

DE-3524
\2600
《カペッラSF/ラグナル・ブーリーン〜スーザ、コント:合唱作品集》
 1) コンテ:コンポーザー、
 2) スーザ:チェンバー・ミュージック『ジョイスの6つの歌』Vol.II、
 3) コンテ:ホイットマン・トリプティク、
 4) スーザ:ランドスケープス・アンド・シリー・ソングス、
 5) コンテ:祈りと踊り
ラグナル・ブーリーン(指揮)
カペッラSF、
 グラミー賞受賞の合唱指揮者ラグナル・ブーリーンが、自身の室内合唱団カペッラSFを率いて、アメリカを代表する現代作曲家二人による魅力的なプログラムを作り上げました。
 【録音】2014年1月、サンフランシスコ
 

DE-3520
\2600
《グレブ・イヴァノフ〜
 シュトラウス/グリュンフェルト、シューベルト/リスト他:ピアノ作品集》

  1) シュトラウス/グリュンフェルト:ウィーンの夜会、
  2) レスピーギ:ノットゥルノ、
  シューベルト/リスト:
   3) 白鳥の歌(抜粋)、4) 魔王、
  5) シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、
  6) ショパン:マズルカ第26番−第29番、
  7) リスト:ローレライ、
  ラフマニノフ:8) メロディ、9) ユモレスク、
  10) グリーグ/ギンズブルグ:山の魔王の宮殿にて
グレブ・イヴァノフ(ピアノ)
 グレブ・イヴァノフはロシアのピアノ演奏の伝統に非常に誠実である一方、ホロヴィッツ、ラフマニノフ、ギレリスといった世界的な巨匠からインスピレーションを得て、その熟練の技術を磨いています。
 【録音】2014年9月、サンクトペテルブルク
 


DE-3518
\2600
《ロシア・ギター四重奏団〜
 ロシア5人組への賛歌—
  キュイ、ムソルグスキー、バラキレフ、ボロディン:ギター四重奏作品集》

   キュイ(ティモフェイエフ編):
    1) Cherkess Dances、2) Cossack Dances、
  3) ムソルグスキー(ティモフェイエフ編):
     歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』より「ポプリ」、
  バラキレフ(ソボレンコ編):
   4) マズルカ第3番、5) ポルカ、
  6) ボロディン(ティモフェイエフ編):だったん人の踊り、
  7) バラキレフ(ステパノフ編):バラキレヴィアーナ、
  8) リムスキー=コルサコフ(ソボレンコ編):スペインのシェエラザード
ロシア・ギター四重奏団
 19世紀後半に結成されたロシアの作曲家同盟「5人組」への賛辞。
 


DE-3497
\2600
《フォルモサ四重奏団〜ゲルンスハイム、ブラームス:ピアノ五重奏曲集》
 1) フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):
   ピアノ五重奏曲第2番ロ短調Op.63、
 2) ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34
フォルモサ四重奏団
 フリードリヒ・ゲルンスハイムは友人であったブラームスからも認められていたドイツの作曲家です。
 フォルモサ四重奏団はその豊かな音楽を明確さ、情熱そして愛情を持って届けます。【録音】2014年1月、シカゴ



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NAXOS



8.573570
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):フルートのための作品集 第2集
瀬尾和紀(フルート)上野真(ピアノ) 他

 セレナード ニ長調 Op.41
  1.第1楽章:Entrata: Allegro
  2.第2楽章:Tempo ordinario d'un menuetto
  3.第3楽章:Allegro molto
  4.第4楽章:Andante con variazioni
  5.第5楽章:Allegro, scherzando e vivace
  6.第61楽章:Adagio - Allegro vivace e disinvolto
 フルート・ソナタ 変ロ長調 Anh.4
  7.第1楽章:Allegro
  8.第2楽章:Polacca
  9.第3楽章:Largo
  10.第4楽章:Thema mit variationen
 ピアノ三重奏曲 ト長調
  11.第1楽章:Allegro
  12.第2楽章:Adagio
  13.第3楽章:Thema andante con variazioni
瀬尾和紀(フルート)
上野真(ピアノ)/児玉光生(ファゴット)…11-13
 瀬尾和紀が吹くベートーヴェンの「フルートのための作品集」第2集。
 アルバムのメインは1796年頃に作曲された「セレナーデ Op.41」で、本来はフルートとヴァイオリン、ヴィオラのために書かれた作品です。
 20代後半、リヒノフスキー侯爵の支援により生活が安定したベートーヴェンの気持ちが反映されているのか、全曲を通して明るい曲想が漲る快活で美しい作品です。
 第1楽章冒頭のおどけたフルートの旋律は、これから始まる曲の展開に期待を抱かせ、第2楽章のメヌエット、緊迫感に彩られた第3楽章を経て、曲中で一番長い変奏形式の第4楽章へと続きます。この楽章はベートーヴェンの腕の見せ所であり、美しい旋律が巧みな変奏で彩られます。弾むような第5楽章、序奏を伴う終楽章と、楽章の配置も見事です。
 10代のベートーヴェンが書いたピアノ三重奏曲も各楽器が活躍する意欲的な作品。また、フルート・ソナタ変ロ長調はベートーヴェンの作品であるかは不明ですが、聴きどころに満ちた曲。第2楽章のポーランド風のリズムは当時の流行を感じさせます。

 録音 2016年8月16-18日 三重県文化会館 大ホール…11-16


瀬尾和紀(フルート)
ベートーヴェン:フルートのための作品集 第1集

8.573569
\1200
瀬尾和紀(フルート)
 ベートーヴェン(1770-1827):フルートのための作品集 第1集
 3つの二重奏曲 第1番 ハ長調 WoO27-1
  (瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
   1.第1楽章:Allegro commodo
   2.第2楽章:Larghetto sostenuto
   3.第3楽章:Rondo: Allegretto
 3つの二重奏曲 第2番 ヘ長調 WoO27-2
  (瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
   4.第1楽章:Allegro affettuoso
   5.第2楽章:Aria: Larghetto
   6.第3楽章:Rondo: Allegretto moderato
 3つの二重奏曲 第3番 変ロ長調 WoO27-3
  (瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
   7.第1楽章:Allegro sostenuto
   8.第2楽章:Aria con variazioni: Andantino con moto-Allegro assai
 9-10.二重奏曲-アレグロとメヌエット ト長調 WoO26
 11-16.フルート、ヴァイオリンとチェロのためのセレナード ニ長調 Op.25
瀬尾和紀(フルート)
パトリック・ガロワ(フルート)…9-10
児玉光生(ファゴット)…1-8
瀬崎明日香(ヴァイオリン)…11-16
小峰航一(ヴィオラ)…11-16
 ベートーヴェン初期の作品の中でも取分けシンプルに書かれた器楽作品。
 瑞々しく明るく快活なベートーヴェンも悪くありませんか?(瀬尾和紀)

 ベートーヴェンの二重奏曲は、おそらく創作活動の最初期に作曲されたと考えられています。もともとはクラリネットとファゴットのために書かれていますが、様々な楽器に置き換えられることも多く、このアルバムではフルートとファゴットが実にのどかな世界を描き出しています。
 Woo26の二重奏曲は1792年の作品。流麗な旋律が特徴的なアレグロ、軽やかなメヌエットと短いながらも充実した内容を持つ小品です。
 1796年に作曲された「セレナード」はフルートとヴァイオリン、ヴィオラという珍しい編成による7楽章からなる作品。各楽器の対話が楽しい明朗な美しさを持っています。日本を代表するフルーティスト瀬尾は演奏だけでなく、編曲も行い、作品の魅力を丁寧に伝えています。

 録音:2016年7月8-9日 三重県文化会館 大ホール…1-8 2015年12月22日.2016年8月14日 三重県文化会館 大ホール…11-16 2016年10月1日 Auditorium du Conservatoire de Musique, Aulnay-sous-Bois, France…9-10 Total Playing Time:72'36"

 


8.573820
\1200
NAXOS初登場!山田和樹(指揮)
 カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968):チェロ協奏曲 他

 チェロ協奏曲 ヘ長調 Op.72(1935)
  1.第1楽章:Sostenuto ed appassionato
  2.第2楽章:Allegretto gentile
  3.第3楽章:Vivo e impetuoso
 モーツァルト(1759-1791)=カステルヌォーヴォ=テデスコ
  4.歌劇《ドン・ジョヴァンニ》セレナード(1944)…世界初録音
 ケルビーノ-歌劇《フィガロの結婚》より2つのアリア(1944)(B.A.スミス編)
  …世界初録音
   5.Voi che sapete 恋とはどんなものかしら
   6.Non so piu 自分で自分が分からない
 ラヴェル(1875-1937)=カステルヌォーヴォ=テデスコ
  7.鏡-道化師の朝の歌(1944)/8.鏡-鐘の谷(1944)
…世界初録音
 ロッシーニ(1792-1868)=カステルヌォーヴォ=テデスコ
  9.フィガロ-歌劇《セヴィリアの理髪師》(1943)
 カステルヌォーヴォ=テデスコ
  10.海のつぶやき Op.24/a(1932)(J.ハイフェッツ)
   …世界初録音
ブライントン・エイヴリル・スミス(チェロ)
山田和樹(指揮)
ヒューストン交響楽団…1-3
イヴリン・チェン(ピアノ)…4-10
 イタリア系のユダヤ人作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ。かつては“ギター音楽”の作曲家として知られていましたが、最近になってピアノ曲や映画音楽など、幅広い作品が演奏されるようになり、その多彩な才能に注目が集まっています。彼はセゴビアに触発されギター曲を書き始めたのですが、同じように名チェリストのピアティゴルスキーにも出会い、チェロのための素晴らしい作品を書き上げました。
 カリスマ・チェリストが「チェロ協奏曲を書いてほしい」と作曲家に要求、1935年に完成したのがこのアルバムに収録されたチェロ協奏曲です。技巧と音楽性を兼ね備えた幻想的な作品なのですが、完成年にトスカニーニとピアティゴルスキーによって初演されて以来、ずっと忘れられており、今回の山田和樹(NAXOS初登場!)とスミスの演奏は、作品の再評価のきっかけとなるでしょう。
 他の小品も世界初録音を含む貴重な演奏です。

  録音 :2017年4月13-15日 Jesse H. Jones Hall for the Performing Arts, Houston, Texas, USA…1-3 2017年5月25日 Stude Concert Hall, Houston, Texas, USA…4-10
 

8.573805
\1200
リスト(1811-1886):ピアノ曲全集 第50集
 ハンガリーのロマンス集(1853)
  1.第1番:ヘ短調…*
  2.第2番:イ短調
  3.第3番:イ短調
  4.第4番:イ短調…*
  5.第5番:ニ短調
  6.第6番:イ長調
  7.第7番:イ長調
  8.第8番:ニ短調
  9.第9番:イ長調
  10.第10番:ト短調
  11.第11番:ヘ長調
  12.第12番:ハ長調…*
  13.第13番:嬰ヘ短調…*
  14.第14番:ニ長調…*
  15.第15番:ニ長調…*
  16.第16番:ハ長調…*
  17.第17番:イ長調…*
  18.第18番:イ長調…*
   *…エド・レメーニによるトランスクリプション
  ハンガリーの民族旋律 S243bis/R105d
   19.第1番:ニ長調
   20.第2番:ハ長調
   21.第3番:変ロ長調
  22.ラコッツィ行進曲(第1稿) S242a(1839/1840)
リー・ウォーレン(ピアノ)
 リストの代表作「ハンガリー狂詩曲」が完成したのは1853年。彼の創作の絶頂期ともいうべき時期でした。そして同年に書かれたのがこの「ハンガリーのロマンス集」です。
 この作品は若きブラームスとコンビを組んでいたことで知られるエドゥアルト(エド)・レメーニがワイマールを訪れ、一時期リストの指導を受けていた時期に師と共作したもので、このアルバムの18曲がリストの手によるものです。
 当時のハンガリーの作曲家たちによる様々なメロディを主題に用い、基本的には狂詩曲と同じ「遅い部分-急速な部分」の2部で構成されており、要所要所には即興的な場面も用意されています。
 ただ、完全な形で残されていない曲も多く、13番以降はほとんどスケッチのような状態であり、またリスト特有の超絶技巧もあまり見られません。存在自体も知られておらず、近年の研究によって発表されたばかりの曲集です。

  録音 2017年7月17-18日 Wyastone Concert Hall, Monmouth, UK
 

8.573905
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/ギター
ツァン・テンユエ:ギター・リサイタル

 1.D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ長調 K53/L261/P161(1742)
  (ツァン・テンユエによるギター編)
  2.J.S.バッハ(1685-1750):
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 BWV1004-
    第5楽章「シャコンヌ」(ツァン・テンユエによるギター編)
 3.タンスマン(1897-1986):スクリャービンの主題による変奏曲(1972)
 カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ゴヤによる24のカプリース Op.195(1965)より
   4.第12番:No hubo remedio それはしょうがない
   5.第18番:El sueno de la razon produce monstruos
              理性的な眠りは怪物を生む
 ブローウェル(1939-):オリシャたちの儀式(1993)
  6.第1番:冒頭-呪文
  7.第2番:黒き女神たちの踊り
 アサド(1952-):アクアレル(1986)
  8.第1番:ディヴェルティメント
  9.第2番:ヴァルセアーナ
  10.第3番:プレリュード&トッカティーナ
ツァン・テンユエ(ギター)
 世界で最も有名なギタリストの登竜門である「GFA(全米ギター協会)国際ギター・コンクール」2017年度ICAC(International Concert Artist Competition)部門の優勝者ツァン・テンユエのデビュー・アルバム。
 中国、河北省に生まれ、父の手ほどきで5歳からギターを始めたというテンユエ、7歳で北京音楽院付属校に入学、その後はジュリアード音楽院に留学し、在学中に前述のコンクールで優勝を獲得。すでに日本でもファンを獲得している逸材です。
 このアルバムでは、自身の編曲によるスカルラッティのソナタやバッハのシャコンヌなどの古典的な作品から、タンスマン、カステルヌオーヴォ=テデスコ、ブローウェル、アサドなど多彩な作品を演奏。
 どんな曲でも完璧に分析することで定評があるテンユエ、ここでも熟考の上での素晴らしい演奏を披露しています。

  録音 2018年2月5.6日 Fellowship Church, Englewood, Florida, USA
 


8.559836
\1200
アメリカ現代管弦楽作品集
 ラッグルズ/スタッキー/ハービソン

 1.カール・ラッグルズ(1876-1971):
  Sun-Treader 太陽を踏み歩くもの(1926-1931)
 スティーヴン・スタッキー(1949-2016):オーケストラのための第2協奏曲(2004)
  2.第1楽章:序曲(友と)
  3.第2楽章:変奏
  4.第3楽章:終曲
 ジョン・ハービソン(1938-):交響曲 第4番(2004)
  5.第1楽章:Fanfare ファンファーレ
  6.第2楽章:Intermezzo インテルメッツォ
  7.第3楽章:Scherzo スケルツォ
  8.第4楽章:Threnody 悲歌
  9.第5楽章:Finale 終曲
デイヴィッド・アラン・ミラー(指揮)
ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック
 毎年6月にメリーランド大学で開催するコンサートのために、世界中から厳しいオーディションを経て集められた音楽家たちのアンサンブル「ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック」。これまでにNAXOSからは2015年の演奏(8.559782)と2016年の演奏(8.559822)がリリースされており、こちらが2017年の3枚目のアルバムとなります。
 今回の演奏会で選ばれたのは、近現代アメリカを代表する3人の作曲家の作品。なかでもラッグルズは生涯に完成させた作品が10曲という寡作な人で、この演奏はとても貴重です。
 15分ほどの凝縮された時間の中に、膨大な音符が書き込まれた複雑な総譜は、演奏困難ですが、このオーケストラは完璧な音を作り上げています。スタッキーの協奏曲は、作曲家とロサンゼルス・フィルとの緊密な関係から生まれた作品。音によるアナグラムなど様々な仕掛けが施されています。
 ハービソンの交響曲はシアトル交響楽団の委嘱作。ジャズ風のテイストも備えた作品です。

  録音:2017年6月15-17日 Clarice Smith Performing Arts Center, Elsie & marvin Dekelboum Concert Hall, University of maryland, USA
 


8.559848
\1200
グロリア・コーツ(1938-):ピアノ五重奏曲/交響曲 第10番
 ピアノ五重奏曲(2013)
  1.第1楽章:Invisible, as Music
  2.第2楽章:The wizard-fingers never rest
  3.第3楽章:The Torrents of Eternity
  4.第4楽章:A something so transporting bright
 交響曲 第10番「Drones of Druids on Celtic Ruin」(1989)
  5.第1楽章:Ages coil within
  6.第2楽章:The Glory of Decay
  7.第3楽章:gamuts of eternity
クロイツェル四重奏団…1-4
【メンバー】
 ピーター・シェパード・スケアヴェズ(第1ヴァイオリン)
 ミハイロ・トランダフィロヴスキ(第2ヴァイオリン)
 モーガン・ゴフ(ヴィオラ)
 ニール・ヘイド(チェロ)

ロデリック・チャドウィック(ピアノ)…1-4

スーザン・アレン(指揮)…5-7
カリフォルニア芸術大学(カルアーツ)管弦楽団…5-7
 アメリカ現代音楽界の重鎮の一人、グロリア・コーツ。9歳から倍音やクラスターを駆使して実験的な作品を作ってきたという彼女、アレクサンドル・チェレプニンとオットー・ルーニングの指導を受けて更なる研鑽を積み、コロンビア大学を卒業後は作曲家として本格的な活動を始めました。歌手、女優、画家としても才能を発揮し、アルバムのジャケットを飾る絵も彼女の作品「 Parallel Univers」です。
 収録曲の「ピアノ五重奏曲」はエミリー・ディキンソンの詩に根差しており、四分音の微妙な響きを効果的に使いながら、煌めくような光が表現されています。
 交響曲第10番はバイエルン州のエルディングで発見された「ケルトの古代遺跡」をモティーフにした作品。高速道路建設のため、存続が危うくなった遺跡についての音楽は、冒頭から吹きすさぶ風が描写され、揺れ動く音を打楽器のアクセントが絶妙に彩ります。
 交響曲を指揮したスーザン・アレンは元々優れたハープ奏者。この演奏が指揮者デビューとなりましたが、残念なことに病を得て、演奏後1年ほどでこの世を去ってしまいました。このアルバムは彼女への追悼でもあります。

  録音:2015年6月21日  Gasteig, Munich, Germany…1-4 2014年11月13日  REDCAT Center, Los Angeles, CA, USA…5-7
 


8.573650
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第1番&第2番
 交響曲 第1番 ニ長調 Op.31(1929/1937)
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Scherzo
  4.第4楽章:Finale: Adagio - Allegro con brio
 交響曲 第2番 イ短調 Op.16(1932/1941)
  5.第1楽章:Allegro impetuoso
  6.第2楽章:Finale, quasi uni fantasia: Allegro marcato
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
 音楽家の家系に生まれたモイゼス。父ミクラーシュは高名な作曲家、教育者でスロヴァキア音楽界のパイオニア的存在として知られ、幼いモイゼスは最初に父から音楽の手ほどきを受けました。
 プラハ音楽院で学んだ後は、ヴィーチェスラフ・ノヴァークに教えを受け「管弦楽のための序曲 Op.10」を書き上げるとともに「スロヴァキアの音楽を創作の源にするように」と示唆を受けました。
 12曲の交響曲が最も有名ですが、他にも協奏曲や室内楽曲、映画、ラジオ、劇音楽とその作品ジャンルは多岐に渡り、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音楽ディレクターも務めたことで知られています。
 1929年に作曲された「交響曲 第1番」は第一次世界大戦後のスロヴァキア音楽における重要な作品で、新しい時代の始まりを象徴しているとされています。民族音楽の要素を取り入れた上で、ブルックナーを思わせる荘重な響きも併せ持っています。  

MARCO POLO 8.225088からの移行盤
 
録音 :1993年9月27-30日…1-4 1994年5月16-20日…16-20


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
 「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。
 歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。


TALT 039/41
(3CD)
¥5700→\5190
シューリヒト(指揮)&北ドイツ放送響
 ブルックナー:後期交響曲集

 [CD1]
  交響曲第7番ホ長調
  カール・シューリヒトのインタビュー(独語)
 [CD2]
  交響曲第8番ハ短調
 [CD3]
  交響曲第9番ニ短調
カール・シューリヒト(指揮)
北ドイツ放送交響楽団
 シューリヒトの肉声が聴けるインタビュー付き。巨匠が得意としたブルックナー、その深淵。ターラに残された後期3 曲をリマスター復刻!

 録音:[CD1]1954 年10 月4 日/ハンブルク(ライヴ)/66’06’’、[CD2]1955 年10 月23、24 日/ハンブルク(ライヴ)/79’31’’、[CD3]1960 年1 月31 日、2 月1 日/ハンブルク(ライヴ)/62’27’’
 国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルのリマスター復刻シリーズからシューリヒトのブルックナーが登場。時期は違えどすべて北ドイツ放送響とのハンブルク・ライヴです。
 ターラからは別々にリリースされていた音源ですが、この3 曲はやはりまとめて聴かねばなるまいということでセット化しました。
 第8 番は80 分を切る演奏で、1 枚のディスクに収録されています。巨匠シューリヒトが得意のレパートリーとし、多くの実演を行ったブルックナー。その深淵なる名演を堪能ください。第9 番第1 楽章での第1 主題が全貌を表すまでの緊張感と示唆に富んだ長い道のりは何度聴いてもゾッとさせられます。
 CD1 にはシューリヒト本人の肉声が聴ける貴重なインタビューも収録。話の内容については、解説書に日本語訳を掲載しています。 



<メジャー・レーベル>
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DG



4835220
(2CD)
\3600→\3290
ネルソンス&ボストン交響楽団〜
 ショスタコーヴィチ:交響曲第4番&第11番『1905年』

  ショスタコーヴィチ:
   CD1:
    交響曲 第4番 ハ短調 作品43
   CD2:
    交響曲 第11番 ト短調 作品103 《1905年》
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
 グラミー賞連覇!名門ボストン響の新時代到来!

 ■ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団のショスタコーヴィチ・シリーズ「スターリンの影の下のショスタコーヴィチ」第3弾!シリーズ第1弾の「ショスタコーヴィチ:交響曲第10番、他」(UCCG-1709)は、第58回グラミー賞クラシック部門「ベスト・オーケストラル・パフォーマンス部門」を、第2弾「交響曲5番、第8番、第9番、他」(UCCG-1741/2)もまた第59回グラミー賞の同部門を受賞しました。

 ■「スターリンの影の下のショスタコーヴィチ」シリーズ〜DGとボストン交響楽団はショスタコーヴィチの交響曲第5番〜第10番に管弦楽作品を加えた5枚のアルバムの契約を発表しましたが、第1弾の絶賛を受けて交響曲全曲録音へ企画変更しました。全米ビッグ5の一角である名門ボストン響はクーセヴィツキーやミュンシュが育て、小澤征爾が1973年〜2002年黄金期を築いた人気のオーケストラ。若く才能溢れる音楽監督を迎え新たな時代を築きます。今回は昨年の来日公演で圧倒的な名演で度肝を抜いた交響曲第11番と、マーラーの影響が色濃く編成も最大で技術的にも至難の第4番を収録しています。

 ■1978年に、当時まだソ連領だったラトヴィアのリガに生まれたアンドリス・ネルソンスは、ショスタコーヴィチの音楽の演奏に対して独自の視点をもっています。彼はソビエトの音楽的伝統のもとで教育された、最後の指揮者の一人です。そしてサンクトペテルブルクで長く学んだネルソンスは、ロシアの偉大な巨匠たちの伝統を受け継ぐと同時に、レパートリーの中核をなすドイツ作品では西欧の巨匠たちの伝統も受け継いでいるという、現在ではたぐいまれな指揮者の一人でもあります。ドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスター(首席指揮者)にも就任し、ゲヴァントハウス管とはブルックナーの交響曲全曲録音シリーズが、2020年のベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーに向けてはウィーン・フィルとベートーヴェン交響曲全曲録音が進行しているという最も期待を集めている実力派です。

 録音:2018年3月22日—4月6日 ボストン シンフォニーホール


グラミー賞受賞
アンドリス・ネルソンス&ボストン響
 ショスタコーヴィチ:交響曲第1・2集


DG
4795059
\2300→\2090
ソ連を遠く感じさせる新しい演奏・・・と言われた
アンドリス・ネルソンス&ボストン響/
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番


 ショスタコーヴィチ:
  ①交響曲第10番ホ短調作品93
  ②歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》から パッサカリア
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 音楽界を牽引する若きネルソンとボストン響が醸し出す絶妙なケミストリー
 ラトヴィア出身の俊英、36歳のネルソンスと2014年から彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ・チクルス第1弾!DGとボストン交響楽団はショスタコーヴィチの交響曲第5番〜第10番に管弦楽作品を加えた5枚のアルバムの契約を発表しました。
 全米ビッグ5の一角である名門ボストン響はクーセヴィツキーやミュンシュが育て、小澤征爾が1973年〜2002年黄金期を築いた人気のオーケストラ。たぐいまれなる才能に恵まれ、現代の楽壇を牽引する若き指揮者が伝統あるボストン響と紡ぐショスタコーヴィチ・チクルスにご期待ください!
 1978年、当時まだソ連領だったラトビアのリガに生まれ、ソビエトの音楽的伝統のもとで教育を受けた最後の指揮者アンドリス・ネルソンスは、ショスタコーヴィチの音楽に対して独自の視点をもっています。
 サンクトペテルブルクで長く学んだネルソンスは、ロシアの偉大な巨匠たちの伝統を受け継ぐと同時に、レパートリーの中核をなすドイツ作品では西欧の巨匠たちの伝統も受け継いでいるのです。

 録音:2015年4月 ボストン〈ライヴ〉



479 5201
(2CD)
\3600→\3290
《ネルソンス/ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、8番、9番》
CD1
 ①交響曲第5番ニ短調
 ②交響曲第9番変ホ長調
CD2
 ③交響曲第8番 ハ短調
 ④劇付随音楽《ハムレット》
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 ネルソンスのショスタコ・チクルス第2弾!
 名門ボストン響に新時代が到来! 
 ラトヴィア出身の俊英、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団のショスタコーヴィチ・シリーズ第2弾!
 DGとボストン交響楽団はショスタコーヴィチの交響曲第5番〜第10番に管弦楽作品を加えた5枚のアルバムの契約を発表しました。
 全米ビッグ5の一角である名門ボストン響はクーセヴィツキーやミュンシュが育て、小澤征爾が1973年〜2002年黄金期を築いた人気のオーケストラ。若く才能溢れる音楽監督を迎え新たな時代を築きます。
 ネルソンスは2017年からドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスター(首席指揮者)に就任することが発表されており、ますます今後の活躍が期待されます。

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4835210
(2CD)
\4600→\4290
《ローランド・ビリャソン
 ネゼ・セガン指揮& ヨーロッパ室内管

  モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』(全曲)
皇帝ティート………ローランド・ビリャソン(テノール)
ヴィッテリア…………マリーナ・レベカ(ソプラノ)
セスト………ジョイス・ディドナート(メッゾ・ソプラノ)
セルヴィリア…レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
アンニオ……タラ・エロート(メッゾ・ソプラノ)
プブリオ……アダム・プラチェトカ(バス・バリトン)
RIAS室内合唱団
ヤニック=ネゼ・セガン(指揮) ヨーロッパ室内管弦楽団

 ネゼ=セガン&ビリャソンによる「モーツァルト・オペラ・シリーズ」第5弾
 ヤニック・ネゼ=セガン指揮によるDG全7作の「モーツァルト・オペラ・シリーズ」。
 『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』『後宮からの誘拐』(グラミー賞ノミネート)、『フィガロの結婚』(グラミー賞ノミネート&エコー・クラシック賞)に続く5作目は『皇帝ティートの慈悲』です。
 皇帝ティート役のローランド・ビリャソンと、メトロポリタン歌劇場の新音楽監督に就任したネゼ=セガンが、すべての役がスター歌手、スペシャリストが揃った楽団という素晴らしい共演者を得て、バーデン=バーデン祝祭劇場という華やかな舞台で最高の演奏を繰り広げています。2枚組。

 【録音】2017年7月、バーデン=バーデン祝祭劇場(演奏会形式によるライヴ録音)
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限定盤

4835143
(4CD)
\5000→\4490

これは持っておいたほうがいい。
 壮絶な演奏陣
  《ヴェルビエ音楽祭—25 Years of Excellence(素晴らしき25年)》
     
ゲルギエフ、ドゥダメルユジャ・ワン、アルゲリッチ、プレトニョフ、
      トリフォノフ、グリンゴルツ、モルク、キーシン、レーピン、
      ローラン・コルシア、バシュメット、クニャーゼフ、ブリン・ターフェル

《CD 1》〔交響曲〕
 1) チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』、 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団
    【録音】2015年
 2) ベリオ:フォーク・ソングズ(1964) マレーナ・エルンマン(メッゾ・ソプラノ)
グスターボ・ドゥダメル(指揮)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団
    【録音】2005年


《CD 2》〔協奏曲〕
 1) メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲ト短調Op.25 ユジャ・ワン(ピアノ)
クルト・マズア(指揮)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団
   【録音】2009年
 2) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)
ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
   【録音】2009年
 3) アレキサンダー・ツファスマン:ピアノと管弦楽のための組曲(ジャズ組曲) ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ケント・ナガノ(指揮)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団
   【録音】2013年


《CD 3》〔室内楽曲〕
 1) ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8、 ダニール・トリフォノフ(ピアノ)、
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
トルルス・モルク(チェロ)

   【録音】2015年
 2) ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81 エフゲニー・キーシン(ピアノ)、
ヴァディム・レーピン、ローラン・コルシア(ヴァイオリン)、
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)

   【録音】2004年


《CD 4》〔歌劇〕
ワーグナー:楽劇『ヴァルキューレ』第3幕 ブリン・ターフェル(バス・バリトン/ヴォータン)、
イレーネ・テオリン(ソプラノ/ブリュンヒルデ)、
エヴァ=マリア・ウェストブロック(ソプラノ/ジークリンデ)、
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

ヴェルビエ祝祭管弦楽団
   【録音】2013年

 
 ヴェルビエ音楽祭 は、スイスのスキーリゾート地ヴェルビエで夏季に開催されている音楽祭。

 1993年に始まって以来、マキシム・ヴェンゲーロフやマルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキー、エフゲニー・キーシン、ジェームズ・レヴァインらが常連のメンバーとなっている。

 現在は世界中から著名アーティストが集い、ソロリサイタルから演奏会形式でのオペラ演奏まで幅広いジャンルの演奏会が行われる音楽祭に発展した。また、アカデミー参加者を含む若手音楽家にも演奏会を開く機会が多く与えられている。

 
 その25年の素晴らしい歩みを記念して、DGアーティストによる同音楽祭の未発売のライヴ録音を収録した4枚組限定盤を発売します。
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CD+BDオーディオ・シリーズ
限定盤

4835191
(3CD+BDオーディオ)
\6000→\5490
《レナード・バーンスタイン〜
  ビゼー:歌劇『カルメン』デラックス・エディション》

《CD 1-3》《BD》
 ビゼー:歌劇『カルメン』(全曲)
カルメン…マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)
ドン・ホセ……ジェイムズ・マクラッケン(テノール)
エスカミーリョ……トム・クラウゼ(バリトン)
ミカエラ……アドリアーナ・マリポンテ(ソプラノ)
レナード・バーンスタイン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
 バーンスタイン伝説のオペラ録音CD3枚組+BDセット
 バーンスタイン生誕100周年記念、歌劇『カルメン』豪華ハードカバー仕様のデラックス限定盤がDGより発売されます。
 オリジナル・テープからの96kHz/24-bitオーディオ・リマスタリング。
 CD3枚組とオペラ全曲を収めたBDオーディオのセットです。

  【録音】1972年10月、ニューヨーク
 
限定盤

4835171
(10CD+BDオーディオ)
\9000→\8190
発売中止
《カール・ベーム〜モーツァルト:交響曲全集》
 モーツァルト:交響曲
 《CD 1》
  第1・4・5・43・6・7番・第7a番『旧ランバッハ』/
 《CD 2》
  『新ランバッハ』、第55・8・9・10・44番 /
 《CD 3》
  第11・45・47・42・12・46番 /
 《CD 4》
  第13−16番・第18番 /
 《CD 5》
  第17・19・20・21番 /
 《CD 6》
  第22−25番・第27番 /
 《CD 7》
  第26番・第28−30番 /
 《CD 8》
  第31番『パリ』・第32−34番 /
 《CD 9》
  第35番『ハフナー』・第36番『リンツ』・第38番『プラハ』/
 《CD 10》
  第39・40番・第41番『ジュピター』
 《BD》
  上記収録曲のすべてを収録(24bit/192kHz)
カール・ベーム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ベーム指揮による伝説のモーツァルト交響曲ツィクルスがCD10枚組とBDのセットに
 カール・ベーム伝説のモーツァルト交響曲全曲録音CD10枚組に 
 新たに24bit/192kHzでリマスタリングされた全集を1枚のBDオーディオに収録したセット。

 【録音】1959年(第32・35・38番)、1961年(第40番)、1962年(第41番)、1966年(第31・34・36・39番)、1968年(その他すべて)、ベルリン
 





DECCA



4816957
\2300
《ギュンター・グロイスベック〜
 HERZ-TOD/ブラームス、ワーグナー、ヴォルフ、マーラー:歌曲集》

  1-4) ブラームス:4つの厳粛な歌、
  5-9) ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集、
  10-12) ヴォルフ:ミケランジェロの詩による3つの歌曲、
  13-17) マーラー:リュッケルト歌曲集
ギュンター・グロイスベック(バス)、
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
 現代ウィーンを代表する若手バス歌手グロイスベックの最新アルバム
 オーストリアのバス歌手ギュンター・グロイスベックによる『HERZ-TOD(Heart-Death)』と題された最新アルバム。ブラームス、ワーグナー、ヴォルフ、マーラーによる4つの歌曲集が、ここでは初めてバス歌手により録音されています。
  【録音】2017年11月22日、ライディング、オーストリア



<国内盤> 


NAXOS



8.573916J
\1800+税
黛敏郎(1929-1997):作品集
 1.フォノロジー・サンフォニック(1957)
 2.饗宴(1953)
 3.交響詩「輪廻(サムサーラ)」(1962)
福村芳一(指揮)
香港フィルハーモニー管弦楽団
 20世紀日本を代表する作曲家の一人、黛敏郎。武満徹と並び、戦後の日本音楽界を牽引、映画音楽の分野でも功績を遺すとともに、東京藝術大学作曲科講師として後身の育成にもあたりました。
 1964年の東京オリンピックでは開会式の音楽と記録映画用の音楽を担当。また、長らくテレビの音楽番組の司会を務め、クラシック音楽の普及に力を尽くしたことで知られています。
 このアルバムには、様々な楽器を駆使した初期の実験的作品である「饗宴」と梵鐘の響きを追求した「フォノロジー・サンフォニック」、“舞楽”と称するにふさわしい「輪廻(サムサーラ)」の3曲を収録。
 新装版発売に伴い、日本作曲家選輯シリーズでおなじみの片山杜秀氏の詳細な楽曲解説を添付、作品への更なる理解が高まる1枚です。

 
MARCO POLO 8.220297からの移行盤
 
録音 1984年3月25-29日 Tsuen Wan Town Hall, Hong Kong




<映像>

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DG(映像)



735450
(2DVD)
\4000→\3690
2017年バイロイト音楽祭
 《フィリップ・ジョルダン〜
  ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』》
ハンス・ザックス……ミヒャエル・フォレ(バリトン)
ヴァルター・フォン・シュトルツィング……
 クラウス・フローリアン・フォクト(テノール)
エヴァ……アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ)
ジクストゥス・ベックメッサー……
 ヨハネス・マルティン・クレンツル(バリトン)
ファイト・ポーグナー………ギュンター・グロイスベック(バス)
ダヴィッド………ダニエル・ベーレ(テノール)
マグダレーネ………ヴィープケ・レームクール(アルト)
フィリップ・ジョルダン(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
演出:バリー・コスキー
735453
(Blu-ray)
\3800→\3490
 2017年バイロイト音楽祭から新演出の楽劇がBDに
 『トリスタンとイゾルデ』(2016年)、『パルジファル』(2017年)に続く、DGとバイロイト音楽祭からの新演出作品のDVD/BD化第3弾は『ニュルンベルクのマイスタージンガー』です。
 バリー・コスキー演出、フィリップ・ジョルダン指揮、初演は2017年7月25日。



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別府アルゲリッチ音楽祭・自主制作DVD

限定盤

AMP1802
(DVD)
\4500
第19回 別府アルゲリッチ音楽祭 2017
 別府アルゲリッチ音楽祭・水戸室内管弦楽団共同制作
  ベスト・オブ・ベストシリーズ Vol.5
   室内オーケストラ・コンサート


 ★ベートーヴェン(1770 - 1827): ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15

 ★D.スカルラッティ(1685 - 1757): ソナタ ニ短調 K.141=L.422

 ★叙勲伝達式のアルゲリッチへの祝賀演奏

 ★アルゲリッチのコメント

 ★モーツァルト(1756 - 1791): ディヴェルティメント K.136より 第1楽章
    小澤征爾(指揮)、水戸室内管弦楽団

 ★第19回 別府アルゲリッチ音楽祭 ダイジェスト映像
マルタ・アルゲリッチ
小澤征爾
水戸室内管弦楽団
2017年5月17日iichiko総合文化センター・iichikoグランシアタ


 昨年開催された第19回 別府アルゲリッチ音楽祭の模様が収録されたDVD。
 小澤とのベートーヴェンの ピアノ協奏曲 第1番が観られる。


 あわせて2011年ライヴCDも。



旧譜CD
別府アルゲリッチ音楽祭2011年ライヴ
アルゲリッチからの熱いメッセージを
〜日本復興のために〜

限定盤

Argerich S Meeting P
AMP1101
(2CD)\3500*

別府アルゲリッチ音楽祭2011年ライヴ
 アルゲリッチからの熱いメッセージを
  〜日本復興のために〜
   Musicians’ Chain of Hope 希望〜明日へ向かって

DISC1
瀧廉太郎:荒城の月(追悼) 津久見樫の実少年少女合唱団
エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)
三浦一馬(バンドネオン)
C.ロペス=ブチャルド:荷馬車引きの歌 津久見樫の実少年少女合唱団
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
A.ラサラ:チャカレーラ 津久見樫の実少年少女合唱団
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
J.L.パドゥラ:7月9日 三浦一馬(バンドネオン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
A.ピアソラ:オブリビオン(忘却)  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)
L.バカロフ:アストリアンド マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)
N.マルコーニ:モーダ・タンゴ マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
清水?師(ヴァイオリン)、キム・スーヤン(ヴァイオリン)、
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)、ユンソン(チェロ)
黒木岩寿(コントラバス)、三浦一馬(バンドネオン)
E.フーベルト:マルトゥランゴ マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
清水?師(ヴァイオリン)、キム・スーヤン(ヴァイオリン)、
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)、ユンソン(チェロ)
黒木岩寿(コントラバス)、三浦一馬(バンドネオン)
A.ピアソラ:現実との3分間 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)
清水?師(ヴァイオリン)、キム・スーヤン(ヴァイオリン)
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)、ユンソン(チェロ)
黒木岩寿(コントラバス)、三浦一馬(バンドネオン)
A.ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集op.2 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

DISC2
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
清水高師(ヴァイオリン)
キム・スーヤン(ヴァイオリン)
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)
ユンソン(チェロ)
・ショパン: ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11(弦楽合奏伴奏版) マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
モスクワ・ソロイスツ選抜メンバー&桐朋学園オーケストラ
ユーリー・バシュメット(指揮)
・ファンファーレ/ハッピーバースディ 
 〜アルゲリッチへ古希のお祝いとして演奏されたもの
別府商業高等学校吹奏楽部
録音:2011年5月ライヴ
  iichiko総合文化センター(Disc1)、アルモニーサンク北九州ソレイユホール(Disc2シューマン)、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール(Disc2ショパン)

 思うことは誰にでもできる。だが実際に行動に移すことは難しい。
 アルゲリッチやメータ、その他多くのクラシック・アーティストは実際に日本のために動いてくれた。そのことは生涯忘れない。

 さて、アルゲリッチが震災に心を痛め、被災者のために2枚のチャリティCDをリリースしたのはご存知かと思う。
 そして新たに今回、今年大分で行われた別府アルゲリッチ音楽祭2011年のライヴが、同様にチャリティーCDとして発売されることになった。
 実際のところ、そのあとのアルゲリッチ音楽祭自体、開催されるか不安視されていた。アルゲリッチも来ないんじゃないか・・・。
 しかしアルゲリッチは来た。
 「片時も日本のことが心から離れない。こんなときだからこそ日本へ行って音楽祭を開催して全てを支援に充てたい。」と。
 そうしてアルゲリッチが呼びかけ、海外の一流アーティストたちも顔をそろえた。ヴィオラのバシュメットはこう語った。「今回日本に来るか来ないかは私にとっては問題ではありませんでした。今回ここにマルタが来るということは、人間としてのひとつの生き方を示すものであり、そしてチャリティを行うということは、単に犠牲者の方々への捧げるものでなく、もっと大きな意義を持っていると私は思っています。」
 そんな希望のメッセージとしてひとつの音楽祭が立ち上げられ、そしてここにそのアルバムが誕生した。
 ここに収められたのは、ひとつの音楽的な価値以上のもの。もちろんこのアルバムによる収益は、参加した全アーティストの賛同により、東北復興支援のために寄付される。そのためにも購入してほしい。しかし・・・聴きながら思った。このアルバムはもちろん被災者の方たちへの熱く強いメッセージである。・・・しかし同時にまた、あの震災で不安におののき、恐怖におびえ、心を痛めたあなたのためのメッセージでもある。


 本当に特別な音楽祭でした。
 悲しい震災とその犠牲となられた方々、まだまだ深い悲しみにある方々、そんなかたがたと希望、エネルギーを分かちあいたいという強い気持ちが今回の音楽祭には溢れていました。
 そして何よりも私自身がそんな方々と共にありたい、分かちあいたいと、うそ偽りなく、強く思いました。
 そして周りのいる皆さんの気持ちもまた本当に正直で、真摯なものでした。
 本当に特別な想いのあふれる、特別な音楽祭だったのです。
      マルタ・アルゲリッチ


 そんなアルバムの演奏についてコメントをするのもおこがましいが、前半のアルゲリッチの祖国アルゼンチンゆかりの曲のなんと切なく熱いことか。とくに5曲目のピアゾラの「忘却」にはアルゲリッチの優しい思いが溢れていて胸が締め付けられる。
 後半のシューマンはアルゲリッチのお気に入りの曲で、今回もきわめてシンパシーあふれる演奏。
 そしてファンとして一番気になるのはショパンの ピアノ協奏曲第1番の弦楽合奏伴奏版。いつもながらの超人的な集中力とパワフルな情熱。鋭い打鍵と輝かしいパッセージ!今回は弦楽合奏版ということによる、より緊張感あふれる演奏が聴ける。というか・・アルゲリッチのショパンを批評すること自体にあまり意味がない・・・どうか楽しんでください。
 ラストのアルゲリッチのための「ハッピーバースディ」も、ある意味「希望」の再生を思わせ、アルバム全体が温かい喜びの中で終わることができたのは嬉しかった。





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ACCNETUS MUSIC(映像)



ACC 10435BD
(Blu-ray)
¥5000→\4590
ルイージ&チューリッヒ、ホモキ演出、
 チューリヒ歌劇場、 ピョートル・ベチャワ

  レハール:オペレッタ「微笑みの国」
ピョートル・ベチャワ(スー・チョン殿下)
ユリア・クライター(リーザ)
レベッカ・オルヴェラ(ミー)
スペンサー・ラング
 (グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵)
チェイン・デイヴィッドソン(チャン)
マルティン・ツィセット(宦官長)
ファビオ・ルイージ(指揮)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場合唱団
KKC 9341
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4762+税
ACC 20435DVD
(DVD)
¥3600→\3290
KKC 9342
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3810+税
 ルイージ&チューリッヒ、ホモキ演出、ピョートル・ベチャワの甘美な歌声を美しい旋律と共に堪能する「微笑みの国」

 演出:アンドレアス・ホモキ/装置・照明:クラウス・グリューンベルク/衣装:ジルケ・ウィレット/ドラマトゥルギー:カトリン・ブルナー
 収録:2017年6月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS HD MA5.1,PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:独英仏韓日、103’ 07
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1,DD5.1,PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:独英仏韓日、103’ 07

 オーストリアを代表するオペレッタの作曲家レハール。「メリー・ウィドウ」の大成功によりオペレッタの第2 の黄金期( 白銀時代) を支えた作曲家のひとりでもあります。
 そのレハールのもう一つの傑作「微笑みの国」を2017 年6 月ファビオ・ルイージ指揮によりチューリッヒ歌劇場で上演された際の映像が発売となります。
 演出は、2012 年よりチューリッヒ歌劇場のインテンダントとして采配をとるアンドレアス・ホモキです。さらに、中国のエリート外交官であるスー・チョン役には、世界の歌劇場で最も注目されているテノール、ピョートル・ベチャワという現代最高峰の上演が実現しました。
 ホモキは、1920 年代にパリのヴァリテ座で上演された際のプロットを用い、舞台上に大きな階段とカーテンを設置しています。また、オペラ的な要素を出すために、作品を凝縮させ対話部分をカットしています。
 「微笑みの国」は、第一次世界大戦前の1912 年頃のウィーンと中国・北京を舞台とした、ウィーンの伯爵令嬢リーザと中国皇太子スー・チョンの出会いと別れを描いた悲恋のお話です。
 「微笑みの国」は、美しい旋律が次から次へと登場し、心動かされるオペレッタですが、劇中で特に有名なアリアは、スー・チョンが歌う「君はわが心のすべて」。古今東西のテノール歌手がこぞってこのアリアを歌い、名演奏を残しています。
 ベチャワもガラコンサートなどでも度々歌っていますが、ここでも豊かな声量と艶やかな声で歌い上げています。またリーザ役のユリア・クライターも澄んだ美しい歌声と見事な表現力で聴かせます。
 特にスー・チョンとの二重唱「二人でお茶を」は、溌剌とした世界を楽しむことができます。






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C MAJOR(映像)


 20 世紀を代表する偉大な音楽家バーンスタイン。
 2018 年のアニバーサリー・イヤーを記念して続々とバーンスタイン関連の商品が登場します。
 今回はC MAJOR レーベルから発売されるバーンスタインの映像を期間限定キャンペーン価格でご提供します。

70 2208
(2DVD)
¥5600→¥5190
レナード・バーンスタイン(指揮)
シベリウス:交響曲集

 交響曲第1番ホ短調 op.39
   収録:1990年ウィーン、ムジークフェラインザール
 交響曲第2番ニ長調 op.43
   収録:1986年ウィーン、ムジークフェラインザール
 交響曲第5番変ホ長調 op.82
   収録:1987年ウィーン、コンツェルトハウス
 交響曲第7番ハ長調 op.105
   収録:1988年ウィーン、ムジークフェラインザール
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)

73 2404
(Blu-ray)
¥5800→¥5390
 映像監督: ハンフリー・バートン
 (2DVD)音声:PCM2.0,DTS5.1、画面:4:3、リージョン:All、166分
 (Blu-ray)音声:PCM2.0,DTS5.1、画面:4:3、リージョン:All、166分
 


70 1608
(DVD)
¥4000→¥3690
レナード・バーンスタイン(指揮)
ドビュッシー:管弦楽曲集

 ・管弦楽のための映像
   【ジーグ/ 春のロンド/
    イベリア(街の道から田舎の道から/
    夜の薫り/祭りの日の朝)】
 ・牧神の午後への前奏曲
 ・交響詩「海」
   【海上の夜明けから正午まで/ 波の戯れ/ 風と海との対話】
レナード・バーンスタイン(指揮)
聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
 収録:1989 年ローマ,聖チェチーリア国立音楽院
 監督:ホラント・ホールフェルド
 音声:PCM2.0,DTS5.1、画面:4:3、リージョン:All、85分
 

71 1508
(DVD)
¥4000→¥3690
レナード・バーンスタイン(指揮)
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲、ハイドン:ミサ曲

 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 op.135(弦楽合奏版)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  レナード・バーンスタイン(指揮)
   収録:1989年ウィーン、ムジークフェラインザール
 ハイドン:ミサ曲第7番ハ長調 Hob.XXII:9『戦時のミサ』
   ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)
   クラエス・アーカン・アーンシェ(テノール)ハンス・ゾーティン(バス)
   バイエルン放送交響楽団& 合唱団 レナード・バーンスタイン(指揮)
   収録:1984 年ドイツ、オットーボイレン大聖堂バジリカ教会

71 1604
(Blu-ray)
¥5800→¥5390
 (DVD)音声:PCM2.0,DTS5.1、画面:4:3、リージョン:All、93分、字幕(ミサ曲): 英独仏西韓中
 (Blu-ray)音声:PCM2.0,DTS5.1、画面:4:3、リージョン:All、93分、字幕(ミサ曲): 英独仏西韓中


<LP>


ALTUS(LP)


PHLP 005/6
(2LP)
¥13600+税
《シュターツカペレ・ドレスデン LPエディション Vol.3》
 ルドルフ・ケンペ ヴァイオリン両翼配置によるステレオ・ライブ集

  (1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲( LP1 A)
  (2)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
   ( LP1 A:第1楽章、LP1 B:第2・3楽章)
  (3)リヒャルト・シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40
   ( LP2 A:第1〜3曲、LP2 B:第4〜6曲)
マルコム・フレイジャー((2)ピアノ)
ペーター・ミリング((3)ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンペ(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
 EMIとは別の音源。音質すこぶる良好!!ケンペの人格と器量が顕れた実演の貴重な記録。両翼配置による響きも効果絶大!

 録音:1974年3月15日/ドレスデン、クルトゥーアパラスト(ライヴ)/国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付

 CD、SACD で発売され大絶賛されたライヴがLP で登場!
 プロフィール・レーベルよりライセンスした音源をもとに、新たにアナログのマスターテープを作りLP 化しています。
 ルドルフ・ケンペとシュターツカペレ・ドレスデンによるリヒャルト・シュトラウスと言えば名演間違いなし、黄金の組み合わせ!『英雄の生涯』は72年にスタジオ録音されたEMI 盤が有名ですが、当録音との大きな違いはこのライヴが「ヴァイオリン両翼配置」であること。この配置によるステレオ効果は抜群で、ライヴならではの高揚感も加わり驚きの音響が広がります。珍しい『牧神』や、これまた両翼配置のヴァイオリンが掛け合うさまが楽しいシューマンの協奏曲も必聴。この日の演奏会を丸ごとすべて収録したセットとなっており、内容・音質ともに素晴らしい超貴重なライヴ音源です。
 マルコム・フレイジャーはクララ・シューマンの孫弟子であり、楽譜の発掘にも力を入れ、シューマンのピアノ協奏曲の初稿である『ピアノと管弦楽のための幻想曲』の自筆譜を見つけたことでも知られる、いわばシューマンのスペシャリスト。ケンペの信頼も厚かった名ピアニストです。
 

TALTLP 045/6
(2LP)
¥13600+税
ワルター・ウィーン・フィル奇跡のライヴ
 (1)マーラー:大地の歌
  (LP1 A:第1・2楽章、LP1 B:第3〜5楽章、LP2 A:第6楽章)
 (2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550( LP2 B)
キャスリーン・フェリアー((1)アルト)
ユリウス・パツァーク((1)テノール)
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 宇野功芳氏絶賛!「他の指揮者が束になっても適わない」あのワルターの名盤がLP化。夢にまで見た『大地の歌』と、謎が謎を呼ぶ『40 番』!

 録音:1952年5月17日/国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付

 宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂にLP 化!
 このワルター& ウィーン・フィルの『大地の歌』は有名なデッカ盤(52 年5 月15-16 日録音)の翌日、5月17 日のウィーン音楽祭でのライヴ録音です。
 デッカ盤の録音はリハーサルを兼ねた2 日間で行われたものなので、このライヴを聴いてこそ、初めてワルターの残した名演奏の全貌が分かろうというもの。カップリングは同日に演奏されたモーツァルトの40 番。こちらもまたソニー盤(52 年5 月18 日録音)の1 日前の演奏という実に興味深いものです。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載しています!そのほか楽曲解説と歌詞対訳も完備。
 「50 年間、夢にまで見た52 年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった」「やはり生命力はライヴが上だ」「ワルターも絶好調、・・・他の指揮者が束になっても適わない」「とにかく聴いていて胸がわくわくし通し」「濃い味と、美しさと、苦しさと、雄弁な語りかけの連続だ。ワルターも、フェリアーも、ウィーン・フィルも。」(宇野功芳氏の『大地の歌』解説より)
 モーツァルトの40 番は1 日違いの録音であるはずのソニー盤と比べると演奏がずいぶんと異なり、宇野功芳氏も「考えれば考えるほど分からなくなる」謎の40 番と解説しています。踏み込んだ推理が展開されるライナーノートは必読。当盤収録の演奏は、冒頭のすすり泣く極美のポルタメントはもちろんのこと、力強く立体的な音響が魅力で、第1 楽章展開部の上声とバスが対位法的に掛け合う箇所の盛り上がりは凄まじいものがあります。

 

TALTLP 047/8
(2LP)
¥13600+税
「全曲が共感のかたまり、歌のかたまり」あのワルターの名盤がLP化
 ブラームス:
  (1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
   ( LP1 A:第1楽章、LP1 B:第2・3楽章)
  (2)交響曲第2番ニ長調 Op.73
   ( LP2 A:第1・2楽章、LP2 B:第3・4楽章)
エリカ・モリーニ((1)ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
 宇野功芳氏絶賛!「全曲が共感のかたまり、歌のかたまり」あのワルターの名盤がLP 化。思わず拍手が出てしまう、モリーニ気迫のソロも壮絶!

 録音:(1)1953年12月20日、(2)1951年2月4日(モノラル)/国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付

 宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂にLP 化!
 ワルターとニューヨーク・フィルのブラームス、ニ長調の2 作品を収録。ヴァイオリン協奏曲は名手モリーニとの共演。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載!そのほか楽曲解説と新規書き下ろしのモリーニのバイオグラフィ付きです。
 ヴァイオリン協奏曲は各楽章が終わるたびにたまらず拍手が出てしまう稀代の名演です。モリーニの魅力が圧倒的で、宇野功芳氏も「楽器をよく鳴らして歌うだけではなく、ものすごい気迫で攻めてゆくところはチョン・キョンファを彷彿とさせる」と解説で語っています。氏が「心をこめぬいた」と形容した第2 楽章は感動必至!ワルターも全編確固たる揺るぎない指揮ぶりで、真に交響的なスケール感に打ちのめされます。
 交響曲第2番も湧き上がるロマンに胸が熱くなる怒涛の名演。「歌いまくっている」「フレーズの息の長さにびっくり」「全曲が共感のかたまり、歌のかたまり」「われわれがこうであってほしいという願いを少しも裏切られることなく進められてゆく」「前進する勢いは《凄い》の一語に尽きる」(宇野功芳氏の解説より)
















5/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24344
(2CD)
¥3200
〔再発売〕
マルゴワール追悼…ノイコムの秘曲が2枚組で再登場!
 ノイコム:
  [CD1] 荘厳ミサ曲(1818年、リオデジャネイロ)
  [CD2]レクイエム(1838 年、パリ)
シャンブル・デュ・ナムール合唱団(CD1)
インド洋声楽アンサンブル(CD2)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
王室大厩舎・王宮付楽団
 録音:[CD1]2008 年10 月3・5 日(ライヴ)、[CD2]2008 年6 月6 日(ライヴ)/71’30’’、59’25’’

 かつて「K617」レーベルで出ていたマルゴワールの名録音2 種が2 枚組で再発売されます!ジギスムント・フォン・ノイコム(1778-1858)はオーストリアの作曲家でミヒャエル・ハイドンに師事。1816 年にブラジルに移り古典派の音楽を紹介、モーツァルトのレクイエムを自ら補筆した版で南米初演するなどユニークな経歴を持つ人物です。
 『荘厳ミサ曲』はブラジル時代、ジョアン6 世の王位就任儀式のために作曲された華やかな作品です。また『レクイエム』はその後ヨーロッパに戻ってから書かれた暗く力強い作品。有名な作品とは言えませんが、古楽界の大御所マルゴワールの演奏によりたいへん魅力的な音絵巻となって響きます。2018 年4 月14 日に77 歳で亡くなったマルゴワール、追悼の意も込めてじっくりと耳を傾けたい録音です。

 


ACC 24346
¥2600
〔再発売〕
コンセール・ド・ダンス
 リュリ:『アルミード』序曲
 同:『エイシスとガラテア』より アリア「C’est en vain...」
 同:『アルミード』より パッサカイユ
 シャルパンティエ:『メデ』より
  アリア「Que me peut demander la Gloire」
 ルベル:幻想曲
 ドゥラランド:『倦怠期』より アリア「Tant au’a dure la nuit ...」
 ルベル:田園の楽しみ
 ラモー:『ダフニスとエレ』
ハワード・クルック(テノール)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
 フランス・バロックの多彩な魅力が目白押し

 録音:1996 年6 月/69’46’’

 ACCENT レーベルで以前出ていたものの廃盤になっていたラ・プティット・バンドのアルバムが再発売されます。
 優雅なるフランス・バロック音楽を多彩なプログラムで堪能できる美しさ満点の一枚。浮き立つリズム感やダイナミックな振幅にも心が躍ります。




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ACTES SUD



ASM 30
¥2900→\2690
ポール・ダニエル(指揮)&ボルドー・アキテーヌ管
 南フランスならではの明るい音色に満ちたドヴォルザーク

 ドヴォルザーク:
  (1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
  (2)管楽セレナード ニ短調Op.44
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
 録音:2018 年/ボルドー/67’ 37”、A5 デジブック

 ACTES SUD レーベルが力を入れるフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。ミンコフスキが音楽監督を、サラ& デボラ・ネムタヌ姉妹の父ウラジーミル・ネムタヌがコンサートマスターを務める実力派で、南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きと豊かな響きが特徴。ここではイギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとドヴォルザークに挑戦。
 カップリングの「管楽セレナード」は同オーケストラの奏者たちによるアンサンブルで、名人ぶりと魅力的な音色を味わえます。
 同シリーズおなじみのA5 デジブック上製仕上げで、ドヴォルザークも見たであろうアメリカの大自然の美しい写真集となっています。解説はフランス語となっています。







 ACTES SUDは、もともとこうした不思議な装丁の豪華CDで人気の高いレーベル。
 そしてその演奏水準は常に高い。ロト同様じわじわとこのダニエルの人気が高まっていくだろう。
 

 あ、ダニエルが、スペイン、ガリシアのオケを指揮した「田園」の映像があったのでどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=R45iZMqv2_0&feature=player_detailpage


 指揮台も指揮棒もない、どこかの「グル」のような指揮ぶり。この演奏、なかなかすごい。
 この人、ひょっとすると化けるかも。



じわじわ人気・評価が上がりつつある
本格的実力派ポール・ダニエル

しかしACTES SUD 豪華装丁ゆえ、完売するとなかなか再プレスはない




ダニエルが注目されたのは今から15年前のこのアルバム。

NAXOS
8.554719
\1500
エルガー:交響曲第3番
 (エルガーのスケッチをもとにアンソニー・ペインが完成)
ポール・ダニエル指揮
 ボーンマス交響楽団
 イギリスで大ヒットとなった1枚。2000 Gramophone awardsにもノミネートされました。

 作曲家の死によってスケッチ程度しか残されなかったこの作品を、音楽学者で作曲家のアンソニー・ペインが完成させて98年に発表・初演した時、エルガーをとりわけ敬愛する英国では、複雑な反応がありました。たった2曲しか無かった交響曲がもう1つ増えた喜びとともに、未完成のままにしておいて欲しかったという、愛するが故の気持ち。しかし早速ナクソスが目を付け、この価格で提供させていただくからには、是非多くの愛好家の方に聴いていただきたいのです。英国近代音楽をこよなく愛する貴方なら、感涙にむせぶこと間違いなし。高品質録音にもご注目ください。


そしてACTUS SUDのワーグナー
無事に入ってくることを願いします。

ASM 22
\2900→\2690
魅力的なフランス風のワーグナー
 ワーグナー:
  (1)「タンホイザー」〜序曲とバッカナール(パリ版)
  (2)「タンホイザー」〜アリア「おごそかなこの広間よ」
  (3)「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
  (4)「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
  (5)「神々のたそがれ」〜葬送行進曲
  (6)「神々のたそがれ」〜ブリュンヒルデの告別の歌
ハイディ・メルトン(Sop)
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
写真:ニコラ・ジュバール
 録音:2014 年5 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、76’ 52”、A5 デジブック

 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとワーグナーに挑戦しました。アメリカのソプラノ、ハイディ・メルトンの歌唱を聴くことができるのも注目。「イゾルデの愛の死」でも官能的な歌を味わえます。

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話題を呼んだマーラーの第5番

ASM 23
\2900→\2690
装丁も美しい
 この人、ひょっとすると化けるかも
  ポール・ダニエル&ボルドー・アキテーヌ管のマーラー

   マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
 録音:2015 年1 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、68’ 38”、A5 デジブック

 NAXOS や CHANDOS のイギリス音楽専門の重鎮として一部の人にのみ知られていたポール・ダニエル。
 そのダニエル、2013年にフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の音楽監督となり、フランスの瀟洒なレーベルACTES SUDから意外なワーグナーをリリースして注目された。
 ただ、昔からオペラにも強さを発揮していた人だけに、元々のファンはようやくその真価が知られるようになって溜飲が下がる思いをしたことだろう。
 さてそのダニエルが今度はマーラーの交響曲、しかも第5番を披露して来た。




 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルの指揮で前アルバムのワーグナーに次いでマーラーの交響曲第5 番に挑戦。
 美しさの極みの5 番で、早めにテンポによる第2 楽章、遅めの第5 楽章ともに新鮮。第4 楽章のつややかな弦の響きと歌いまわしは極上のBGM のようです。
 メンバーにはデボラ& サラ・ネムタヌ姉妹の実父ウラジーミル・ネムタヌがコンサートマスターであるほか、チューバに水中豊太郎さんの名が見られるのも注目です。マーラーの絵素材を多く掲載した豪華デジブックも魅力。





さらにシベリウス!

ASM 25
\2900
いま注目すべきポール・ダニエル
 そして明るく厚みのあるサウンドが魅力。
 ボルドーのオーケストラによるシベリウス

  シベリウス:
   (1)交響曲第2番ニ長調Op.43
   (2)レンミンカイネンの帰郷Op.22の4
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
写真:ニコラ・ジュバール
 録音:2015 年4 月16-17 日/ボルドー/DDD、51’ 54”、A5 デジブック

 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとシベリウスに挑戦しました。
 冷たく透明なイメージの強いシベリウスですが、田園的な明るさと旋律美を持つ第2 番はボルドー・アキテーヌ管と良く合い、厚みもあるサウンドを楽しめます。
 当シリーズの楽しみのひとつ、著名な音楽カメラマンのニコラ・ジョバールの写真集はフィンランドの風景。流氷浮かぶ海、雪景色、美しいオーロラなど、さながらフィンランド旅行気分を満喫させてくれます。


 ロトの録音で一気に知られるようになったACTES SUDレーベルだが、ポール・ダニエルに関しては前回のワーグナー、マーラー同様、縦長の豪華装丁アルバム。




前作「悲愴」に続きます


ASM 27
\2900→\2690
ポール・ダニエル&ボルドー・アキテーヌ管
 南フランス的な「悲愴」交響曲

 (1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.73「悲愴」
 (2)グラズノフ:
  ライモンダ〜グランド・アダージョ/ヴァリアシオン3
 (3)チャイコフスキー:眠りの森の美女〜第2幕の間奏曲
 (4)同:白鳥の湖〜黒鳥のパドドゥ/ロシアの踊り
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・
 アキテーヌ管弦楽団
マチュー・アラマ(ヴァイオリン)
 録音:2016年2月4-5日/ボルドー/DDD、A5 デジブック、69’ 27”

 ACTES SUD レーベルが力を入れるフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派です。
 イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルと今回チャイコフスキーに挑戦しました。
 メインは「悲愴」交響曲。暗く悲劇的な解釈が伝統ですが、チャイコフスキーの音楽に内在するフランス的な要素がボルドー・アキテーヌ管と良く合い、原題の持つもうひとつの意味「感動的な」感覚が前面に出た個性的なものとなっています。
 カップリングはグラズノフとチャイコフスキーのバレエ音楽からのナンバーですが、いずれもヴァイオリン独奏を持つ協奏曲風のもの。ボルドー・アキテーヌ管のコンサートマスター、マチュー・アラマが独奏を務め、とろけるように美しい世界を作り上げています。
 いつものように芸術的な写真が多数掲載されたデジブック。冬のロシアらしい荒涼とした風景が広がります。







PAN CLASSICS



PC 10385
¥2500
ポルトガル音楽、再発見
 ガスパール・フェルナンデス(1566-1629):Toquen as sonajas
 作曲者不詳:Ola plimo Baciao
 作曲者不詳:A vosa porta Maria
 作曲者不詳:Alborada(器楽合奏)
 マヌエル・ボテリョ・アルメイダ(1636-1711):
  Lagrimas de Anarda
 作曲者不詳:Encontrei ontem de tarde
 作曲者不詳:Passacalha da triste vida
 作曲者不詳:Toda a noite e todo dia
 作曲者不詳:Tarambote(器楽合奏)
 作曲者不詳:Bayle del Amor resussitado
 フレイ・フィリペ・ダ・マドレ・デ・デウス(1630-1690):
  Deseos sin esperanca
 グレロリオ・デ・マトス(1636-1696):Mariniculas
 作曲者不詳:Entre os parasismos graves
 マヌエル・コッレイア(c.1600-1653):Dime Pedro, por tu vida
ロゲリオ・ゴンサルヴェス(指揮)
ア・コルテ・ムジカル
 再び見出されたポルトガルの時

 録音:2017 年4 月30 日〜 5 月2 日/59’50’’

  1755 年、ポルトガルは地震と津波で大きな被害を受けました。多くの人々の命と共に、たくさんの音楽的遺産とも言うべき楽譜も失われてしまいます。
 そんななか残った貴重な音楽を歴史上の重要なものとして演奏したのがこのアルバム。
 ポルトガルの作曲家の音楽、植民地音楽、民俗音楽、スペインの音楽、といった当時のポルトガルに響いていたであろう「歌」をスペイン古楽の伝道師ゴンサルヴェスが機知に富んだ演奏で披露しています。





PENTATONE


PTC 5186736
(SACD HYBRID)
¥2700
「Daydream(白昼夢)」
 (1)サミュエル・ワード(1848-1903) / ジェフリー・カヘイン(1956-):
  素晴らしきアメリカ
 (2)-(6)アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):
  チェロとピアノのための「ファースト・クラブ・デート」
 (7)J.S. バッハ(1685-1750):
  イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807より前奏曲
 (8)ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):
  無伴奏フルートのための「映像」Op.38
 (9)-(18)ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
  ヴァイオリンとピアノのための「幼時の印象」Op.28
 (19)フレデリック・ショパン(1810-1849) / エフゲニー・スドビン(1980-):
  「ア・ラ・ミニュット」~「子犬のワルツ」による変奏曲
 (20)ジョン・ルーサー・アダムス(1953-):
  赤い弧 / 青いヴェール
(1)ジェフリー・カヘイン(ピアノ)
(2)-(6)マット・ハイモヴィッツ
 (チェロ)
(2)-(6)アンドレア・ラム(ピアノ)
(7)アンネ= マリー・マクダーモット
 (ピアノ)
(8)ジェシカ・シンデル(フルート)
(9)-(18)キャロライン・グールディング
 (ヴァイオリン)
(9)-(18)デイビッド・フング(ピアノ)
(19)エフゲニー・スドビン(ピアノ)
(20)ダグ・パーキンス(打楽器)
 豪華演奏陣による“ティペット・ライズ・オーパス2017音楽祭”アメリカ大自然の中のティペット・ライズ・アートセンターで開催された空間と音楽のコラボレーション!

 録音:(1)(7)-(20)2017 年7 月7 日-9 月16 日(ライヴ)、(2)-(6)2017 年12 月15-16 日(セッション)/ティペット・ライズ・アートセンター(モンタナ)/PCM HI-RES、76’59”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 モンタナ州の中央、約41平方キロメートルの広大な草原に広がるティペット・ライズ・アートセンターは、大自然の中に巨大な屋外彫刻作品が立ち並ぶ、自然とアートの融合した空間です。
 音楽演奏会場も併設するこのアートセンターでのマット・ハイモヴィッツをはじめ豪華演奏家たちが出演した“ティペット・ライズ・オーパス2016 音楽祭” ライヴ録音(PTC 5186660)に続き、この度“ティペット・ライズ・オーパス2017 音楽祭” の録音が登場しました。
 2016 年にも同音楽祭で名演を聴かせたチェロのマット・ハイモヴィッツ、ピアノのアンネ= マリー・マクダーモットやエフゲニー・スドビンに加え、2017 年はフルートのジェシカ・シンデルや打楽器のダグ・パーキンスらを迎え、プログラムもさらに多彩さを増しています。
 CD ブックレットには、現代彫刻の第一人者パトリック・ドハティの委嘱彫刻作品「Daydream( 白昼夢)」の写真が満載。スケールの大きな自然を舞台に、彫刻と音楽、空間と時間、自然と芸術が触発し合う様を感じることができます。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。
 その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Records よりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。"PENTATONE OXINGALE Series" から積極的なリリースが続いており好評を博しております。




AVIE



AV 2392
¥2500
チャンドラー&ラ・セレニッシマ
 ヴィヴァルディ×2 〜 二重協奏曲集


 ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調 RV.539(2本のホルン、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ニ短調 RV.535(2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲イ長調 RV.546(ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ト長調 RV.545(オーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ヘ長調 RV.538(2本のホルン、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲変ロ長調 RV.547(ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲イ短調 RV.536(2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲《S.A.S.I.S.P.G.M.D.G.S.M.B.のために》 ヘ長調 RV.574
  (2本のホルン、2本のオーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
    ラ・セレニッシマ、エイドリアン・チャンドラー(指揮、ヴァイオリン)、
    アンネケ・スコット(ホルン)、ジョスリン・ライトフット(ホルン)、
    レイチェル・チャップリン(オーボエ)、マーク・ベイジェント(オーボエ)、
    ヴラディミール・ウォルサム(チェロ)、ピーター・ウィーラン(ファゴット)
 チャンドラー&ラ・セレニッシマ!ヴィヴァルディの二重協奏曲集!

 ☆赤毛の司祭の申し子、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ!
 ☆ヴィヴァルディが書いた、様々な編成の「2本の楽器のための」協奏曲集!

 英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いてきたヴィヴァルディのスペシャリストたちによる新たなレコーディングは、「2本のホルン」、「2本のオーボエ」、「ヴァイオリンとチェロ」など、様々な組み合わせの2本の楽器のために書かれた二重協奏曲集。
 エイドリアン・チャンドラーの妙技はもちろん、アンネケ・スコット、レイチェル・チャップリン、ピーター・ウィーランなど、ヨーロッパ屈指の様々なピリオド・アンサンブル(OAE、EBS、ORR他)で活躍している古楽器奏者たちの華麗なソロにも注目です!

 ※録音:2018年2月12日−15日、シーダーズ・ホール(ウェルズ、サマセット、イギリス)



  

AV 2389
¥2500
ショパン、グリーグ、シューマン:
 チェロとピアノのための作品集

  ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
  シューマン:幻想小曲集 Op.73
  グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
インバル・セゲフ(チェロ)
ユホ・ポホヨネン(ピアノ)
 イスラエルの名手インバル・セゲフ初登場!ショパン&グリーグのチェロ・ソナタ!

 ☆イスラエルとフィンランドの名手がAvie登場!
 ☆インバル・セゲフ、ユホ・ポホヨネンによるショパン、グリーグ、シューマン!

 イスラエル出身、ジュリアード音楽院やイェール大学音楽院で学び、17歳でズービン・メータ指揮の下イスラエル・フィルとベルリン・フィルにデビュー。これまでパブロ・カザルス、パウロ、ワシントンの各国際コンクールで第1位を獲得してきた名チェリスト、インバル・セゲフがAvie初登場。
 YouTubeのビデオ・マスタークラス・シリーズでも国際的に影響力を持つインバル・セゲフが、フィンランドの名手ユホ・ポホヨネンのピアノとともに、優美でロマンティックなショパンとグリーグのチェロ・ソナタ、そしてシューマンの幻想小曲集を披露します。

 ※録音:2017年、アメリカ芸術文学アカデミー







CHANDOS



CHSA 5212
(SACD HYBRID)
¥2800→¥2590
リチャード・ロドニー・ベネット:管弦楽作品集 Vol.2
 テナー・サクソフォン、ティンパニと弦楽のための
  《スタン・ゲッツのための協奏曲》*
 交響曲第2番
 少管弦楽のためのセレナーデ
 パルティータ
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
ハワード・マッギル(テナー・サクソフォン)*
ゴードン・リグビー(ティンパニ)*
 ジョン・ウィルソンのR・R・ベネット第2弾!「交響曲第2番」&「スタン・ゲッツ協奏曲」!

 ☆ライト・ミュージックのスペシャリストとして活躍するジョン・ウィルソン!
 ☆イギリスの国民的作曲家、リチャード・ロドニー・ベネットの管弦楽作品集第2弾!
 ☆ハワード・マッギルが吹く、「コンチェルト・フォー・スタン・ゲッツ」!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍するジョン・ウィルソン。
 コープランドの管弦楽作品集に続いてスタートしたリチャード・ロドニー・ベネットの管弦楽作品集第2巻では、交響曲第2番を収録!
 リチャード・ロドニー・ベネット(1936−2012)は、『オリエント急行殺人事件』や『フォー・ウェディング』など映画音楽の作曲家として特に知られ、ダンス・ミュージック、TV音楽など多彩な才能を魅せたイギリスの国民的作曲家。
 R・R・ベネットはジャズ・コンポーザー、そしてジャズ・ピアニスト&シンガーとしても活動しており、「スタン・ゲッツのための協奏曲(コンチェルト・フォー・スタン・ゲッツ)」は、その名の通り、ジャズの巨人スタン・ゲッツのために書かれ1990年11月に完成、しかし1991年6月にスタン・ゲッツが死去したため初演には間に合わなかった作品。
 スタン・ゲッツ役としてテナー・サクソフォンを吹くハワード・マッギルは、ナショナル・ユース・ジャズ・オーケストラやBBCビッグバンドなどで活動したイギリスのジャズ・ミュージシャン。セッション・ミュージシャンとしてクラシック、ロック、ミュージカル、映画音楽など様々なシーンでも活躍してきたハワード・マッギルは、まさにリチャード・ロドニー・ベネットの音楽に適役です。

 ※録音:2017年11月21日ー23日、シティ・ホール(グラスゴー)



 


CHAN 10998
¥2400
ジャン=エフラム・バヴゼ
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.7

 ピアノ・ソナタ第8番イ長調 Hob.XVI-5(ディヴェルティメント)
 ピアノ・ソナタ第46番ホ長調 Hob.XVI-31
 ピアノ・ソナタ第13番ト長調 Hob.XVI-6(パルティータ)
 ピアノ・ソナタ第57番ヘ長調 Hob.XVI-47
 ピアノ・ソナタ第58番ハ長調 Hob.XVI-48
ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)
 フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ、ハイドンのピアノ・ソナタ全集第7弾!

 ☆フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆YAMAHA CFXピアノの鮮明な音色で贈る、ハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト第7弾!

 世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立したジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト。
 ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアーで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに選ばれています。
 シリーズ第7弾では、偽作説のあるいくつかのソナタを含む、あまり演奏機会の少ない作品を収録。ハイドンを「常に新しい解釈の扉が開かれている作曲家である」と捉え、新しい世界の構築に挑み続けるバヴゼが、知的な解釈を存分に発揮して臨むハイドン・プロジェクト最新作に乞うご期待!

 ※録音:2017年12月17日−19日、ポットン・ホール(サフォーク)






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RUBICON



RCD 1025
¥2500→¥2290
鬼才リストフ・ケーニヒ!第2弾のテーマは「シューベルト」
 シューベルトの「グレイト」と、シューベルト第10番のスケッチに基づくベリオの作品


  シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944《ザ・グレイト》
  ベリオ:レンダリング 〜 交響曲第10番ニ長調 D.936aのスケッチに基づく
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
 ドレスデンの名匠クリストフ・ケーニヒ再び!シューベルトの「グレイト」とベリオの「レンダリング」!

 1968年にドレスデンで生を受け、ドレスデン音楽大学で指揮を学び、ドレスデン・シュターツカペレではコリン・デイヴィスのアシスタントとして経験を積んだドイツの指揮者クリストフ・ケーニヒと、現在、首席指揮者兼音楽監督を務めるソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク(ソロイスツ・エウロペーンズ・ルクセンブルク)とのコンビによるルビコン(Rubicon)でのレコーディング第2弾は「シューベルト」がテーマ!

 前作ではベートーヴェンの「英雄」とメユールの「交響曲第1番」を組み合わせたケーニヒがシリーズの第2弾として選んだのは、シューベルトの「ザ・グレイト」と、未完成に終わった「交響曲第10番ニ長調 D.936a」のスケッチに基づくベリオの「レンダリング」。
 「レンダリング」は、シューベルトの構想、作風を受け継ぐ「補筆」による「交響曲第10番ニ長調」の完成は困難と判断したベリオが、スケッチとスケッチの間などを自作の音楽で繋ぐ「修復」を施して仕上げた3楽章形式の作品です。
 「ザ・グレイト」とのカップリングに「ロ短調D.759の未完成」ではなく、ベリオの「レンダリング」を選んだケーニヒのアイディアが、シューベルト、ベリオ両方の魅力を際立たせることでしょう!



前作


RUBICON 1020
\2500→\2290
ドレスデン出身の指揮者クリストフ・ケーニヒ
 因縁の二人の交響曲を指揮 メユール&ベートーヴェン

  メユール(1763-1817):交響曲第1番 ト短調
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
 (Soloists Europeens Luxembourg)

 クリストフ・ケーニヒは1968 年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスのアシスタントを務めていました。
 歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003 年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日4 日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。
 現在オルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者の任(2009‐12 年)にあり、さらに近年、ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクの首席指揮者と音楽監督にも就任しました。
 そんなケーニヒとソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。
 フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、という興味深いプログラムです。




クリストフ・ケーニヒ、指揮姿がかっこいい。
https://youtu.be/nxyrHYkdDz8



 メユールの交響曲第1番。
 昔WARNERからミンコフスキの指揮で出てた。珍しいから結構売れてた。でも古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。

 ほう・・・でもこんな生きのいい素敵な曲だとは。
 で、しばらく仕事しながら聴いていた。

 そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」になった。

 あ、誤解を生む書き方をしてすみません・・・。
 ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきた。ダダダダ〜ンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダ〜ンである。

 ・・・しかし・・・、しかしそれはないだろ。
 これではいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。

 デモ・・・待てよ・・・
 ハンス・ロットの例もある(マーラーのパクリかと思ったらマーラーがパクっていた)。
 さっそく「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。

  「運命」・・・1803−1808年
  「メユール交響曲第1番」・・・1809年

 むむむ・・・微妙・・・。
 メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか・・・。そうである証拠も、そうでない証拠もない。
 ・・・それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
 この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。

 うーん・・・あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。





DELOS

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DELOS、1年ぶりの新譜情報。まとまっていろいろ送られてきた。

昨年11月に亡くなったホロストフスキーの新譜が2タイトルも埋もれていた・・・


DE-1631
\1800
《ドミトリー・ホロストフスキー〜
 スヴィリードフ:ともづなを解かれたロシア(管弦楽版)》

  ゲオルギー・スヴィリードフ(1915-1998):
   ともづなを解かれたロシア(声楽、アンサンブルと管弦楽編)
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン)、
スタイル・オブ・ファイヴ、
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団

 ドミトリー・ホロストフスキー、筋肉質の堂々たる体格、プラチナブロンドの髪、端正な顔立ちでオペラ歌手の中でも目立った存在であり、その歌唱力と合わせてオペラ界のトップスターの一人であった。
 脳腫瘍を患い闘病生活を送っていたが、2017年11月22日にロンドンにて55歳の若さで死去した。


 2015年にホロストフスキーは脳腫瘍を患ったためいくつかのコンサートをキャンセルしたと発表した。
 しかし、そのわずか数ヶ月後には再び舞台に上がり、メトロポリタン歌劇場でヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」のルーナ伯爵を演じた。
 2016年〜2017年、闘病の間も出演を続け、2017年4月にはイタリアのトロントで、満員の聴衆を集め、ガラコンサートを行った。
 これはそんな2016年の録音。

 ロシアの作曲家ゲオルギー・スヴィリードフの深く美しい音楽。

 ボーナス・トラック付き。世界初録音(管弦楽版)

  【録音】2016年7月、サンクトペテルブルク


バスネル作曲の戦争歌謡「名もなき丘の上で 」
https://www.youtube.com/watch?v=X8SeD-3u8XA



 プーチンがホロストフスキーのファンで、ホロストフスキーもスヴィリドフやこういう戦争歌謡を歌っているということは、本人がどういう政治的立場だったかはなんとなく窺い知れるが、たとえそうであったとしても、このかっこよさ、貫禄、存在感というのはすごいとしかいいようがない。

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DE-3522
(2CD)
\4800→\4490
《ドミトリー・ホロストフスキー〜ヴェルディ:歌劇『リゴレット』》
 ヴェルディ:歌劇『リゴレット』(全曲)
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン/リゴレット)、
ナディーネ・シエッラ(ソプラノ)、
フランチェスコ・デムーロ(テノール)、
アンドレア・マストローニ(バス)、
オクサーナ・ヴォルコヴァ(コントラルト)、
カウナス国立合唱団、
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
カウナス市交響楽団

 ドミトリー・ホロストフスキー初の、待望のヴェルディ『リゴレット』の全曲録音。
 どういう状況での録音だったのか・・・

 【録音】2016年7月、リトアニア



これは2013年のシモン・ボッカネグラ


DE 3457
(2CD)
\4800→\4490
ホロストフスキー&フリットリ
 ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
ドミートリー・ホロストフスキー(バリトン),
バルバラ・フリットリ(ソプラノ),
イルダル・アブドラザコフ (バス),
ステファノ・セッコ(テノール),
コスタス・スモリギナス(バリトン),
マルコ・カリーア (バリトン),
エグレ・シドラウスカイテ(メゾ・ソプラノ),
ケストゥティス・アルカウスキス(テノール),
カウナス国立合唱団,
カウナス市交響楽団,
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)

 ホロストフスキーの充実した名唱
 Delosレーベル初のイタリア・オペラ全曲録音CDとなるヴェルディの大作「シモン・ボッカネグラ」。
 この作品は、男性の低い声が特徴的に用いられていることで知られ、優れたバリトン歌手とバス歌手を起用することが上演の成功を握るカギの一つとなっています。
 この演奏は、ホロストフスキーをはじめとした男声の充実ぶりはもちろんのこと、バルバラ・フリットリも素晴らしいアメリア(マリア)を聴かせてくれます。
 長らくモスクワ室内管弦楽団で采配をふるっていた名手オルベリアンの闊達な指揮も見事です。

【録音】2013年8月、リトアニア、カウナス・フィルハーモニック(デジタル:セッション)


  


DE-3486
\2600
《シャオ・ホンメイ〜ヴィオラと管弦楽のためのイギリス作品集》
 1) サー・アーノルド・バックス(1883-1953):幻想曲、
 2) サー・ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):ヴィオラ協奏曲、
 3) レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):組曲
シャオ・ホンメイ(ヴィオラ)、
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指揮)
ブダペスト交響楽団
 ヴィルトゥオーソとして教師として有名なシャオ・ホンメイとヤーノシュ・コヴァーチュ指揮ブダペスト交響楽団との素晴らしいコラボレーションによる見事な演奏です。
 【録音】2014年6月、ブダペスト
 

DE-3498
\2600
《ポール・ニューバウアー〜ブロッホ:ヴィオラとピアノのための作品集》
 ブロッホ:
  1) ヴィオラとピアノのための組曲、
  2) ヴィオラのための組曲、3) ヘブライ組曲、
  4) 2つの小品(「瞑想」「行列儀礼」)
ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)、
マーゴ・ギャレット(ピアノ)
 ヴィオラのヴィルトゥオーソ、ポール・ニューバウアーとピアニスト、マーゴ・ギャレットとの素晴らしい組み合わせがブロッホの音楽に命を吹き込みます。
  【録音】2001年3月、アメリカ
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DE-3527
\2600→\2390
《デヴィッド・シフリン2016年新録音!
 〜ニールセン&シフリン—クラリネット協奏曲》

 ニールセン:
  1) クラリネット協奏曲(室内アンサンブル編)Op.57*、
  2) 6つのユモレスク・バガテル(クラリネット&ピアノ編)Op.11、
  3) 幻想曲CNW66、4) 2つの幻想的小品Op.2、
  5) セレナータ・イン・ヴァーノCNW69
   *世界初録音
デヴィッド・シフリン(クラリネット)、
ライアン・レイノルズ(ファゴット)、
ウィリアム・パーヴィス(ホルン)、
エフゲニー・ヨントフ(ピアノ)、
セオドア・アーム、
ベンヤミン・ホフマン(ヴァイオリン) 他
 室内楽団のために新しく編曲されたニールセンのクラリネット協奏曲(世界初録音)も収録されたアルバム。
 クラリネット奏者の巨匠デイヴィッド・シフリンの素晴らしい演奏でお楽しみいただけます。

 【録音】2016年7月、アメリカ


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クラシックCDショップが決して切らしてはいけないアルバム

デヴィッド・シフリン
モーツァルト:クラリネット協奏曲&クラリネット五重奏曲


 

 DELOSレーベルの名を日本に知らしめたのは評論家の宇野功芳氏である・・・というと語弊があるが、宇野氏がシフリンのモーツァルトを絶賛したことで同アルバムは驚異的な売上を記録し、それによって同レーベルの名は一気に全国区となった。

 「最近、クラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲を1枚のCDに収めた名盤が発表された。
 シフリン、シュワルツによる演奏で、久方ぶりに夢中になって聴き、音楽への感動を新たにした。
 どれほどの名曲でも、聴きすぎると新鮮さが失われるのは当然だが、シフリンはそれを救ってくれた。」

 「テクニックは絶妙だが、それが決して鼻につかず、のびのびと呼吸するフレーズや、時折の音色の輝かせ方、耽美的な表情、わけても低弦の鳴らし方の面白さは他に類例を見ない。」

 等々・・・。

 確かにこれほどまでこの2曲を思う存分楽しませてくれるディスクはほかにない。

 余談だが、店主が外資系ショップで働いていたとき、マイナー・レーベルは取り扱わない小さな地方店でも、この1枚だけは必ず在庫させた。
 また他の輸入CDショップが新しく開店したとき、このアルバムが在庫されているかどうかを偵察スタッフにチェックさせ、その店の担当者の実力を調査した。

 そんなわけでこの1枚は、クラシック・アルバムの中で、買う側にも売る側にも一種特別な存在なのである。
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DELOS
\2400
モーツァルト:クラリネット協奏曲
        クラリネット五重奏曲
デヴィッド・シフリン(Cl)
ジェラード・シュウォーツ指揮/
モーストリー・モーツァルト管弦楽団
北西チェンバー・ミュージック

1984年
ステレオ





 

DE-3530
\2600
《パウリーナ・サモラ〜ドビュッシー:12の練習曲》
 ドビュッシー:12の練習曲(全曲)
パウリーナ・サモラ(ピアノ)
 チリ系アメリカ人のヴィルトゥオーソ、パウリーナ・サモラがドビュッシーのピアノ作品の傑作の中では比較的演奏機会の少ない『12の練習曲』を見事な演奏で披露しています。
 【録音】2016年10月、アメリカ
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DE-3531
\2600
《ニーナ・コトワ〜フェドセーエフ指揮チャイコフスキー交響楽団
 チャイコフスキー:作品集》

 チャイコフスキー:
  1) カプリッチョ風小品Op.62、
  2) ロココ調の主題による変奏曲Op.33、
  3) 弦楽セレナードOp.48
ニーナ・コトワ(チェロ)、
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー交響楽団
 ロシア系アメリカ人のチェロ奏者ニーナ・コトワがお気に入りのチャイコフスキー作品をヴラディーミル・フェドセーエフ指揮チャイコフスキー交響楽団とともに心を込めて演奏しています。





ニーナ・コトワ、のびやかなバッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

ちょっと聴けます
https://youtu.be/2x_1NEnsMfU

WARNER 2564639411
(2CD)
\3200
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 第1番ト長調 BWV.1007
 第2番ニ短調 BWV.100 8
 第3番ハ長調 BWV.1009
 第4番変ホ長調 BWV.1010
 第5番ハ短調 BWV.1011
 第6番ニ長調 BWV.1012
ニーナ・コトワ(チェロ)

 


DE-3532
\2600
《ジョン・オズボーン〜トリビュート・トゥ・ジルベール・デュプレ》
 ヴェルディ:歌劇『イェルサレム』より
  1) 「またあなたの声が聞きたい」、2) 「おお友よ、戦友よ」、
 ドニゼッティ:
  3) 歌劇『ラ・ファヴォリート』より「かくも清純な天使」、
  4) 歌劇『殉教者』より「Oui, j’irai dans leur temple」、
 ベルリオーズ:歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』より
  5)「栄光は私の唯一の憧れだった」、
  6) 「荒涼とした山で」、
 ドニゼッティ:
  7) 歌劇『ランメルモールのルチア』(フランス語版)より
  「やがて草原の草は成長しよう」、
  8) 歌劇『ドン・セバスティアン』より「地上にただ一人」、
 9) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』より「先祖伝来の住処よ」
ジョン・オズボーン(テノール)、
カウナス国立合唱団、
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
カウナス市交響楽団
 アメリカのテノール歌手ジョン・オズボーンが19世紀初頭のオペラ座スター、フランスのテノール歌手ジルベール・デュプレに捧げる感動のアルバム。
 

DE-3536
\2600
《アミタイ&ウーリ・ヴァルディ/アルノン・エレス〜
 ベートーヴェン/ラジンスキ/ブラームス:室内楽作品集》

  1) ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲変ロ長調『街の歌』Op.11、
  2) ラジンスキ:演奏会用二重奏曲、
  3) ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
アミタイ・ヴァルディ(クラリネット)、
ウーリ・ヴァルディ(チェロ)、
アルノン・エレス(ピアノ)
 現代作曲家ジャン・ラジンスキによるチェロとクラリネットのための二重奏曲をアミタイ&ウーリ・ヴァルディの父子が、ベートーヴェンとブラームスによるクラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲にはアルノン・エレスも加わり魅惑的な演奏をお届けします。
 【録音】2011年6月、イスラエル
 

DE-3539
\2600
《ハン・ヘユ/シン・シャンエイル〜ハープとピアノのための作品集》
 1) J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ、
 2) ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調、
 3) グランジャニー:古典様式によるアリア、
 4) モンティ:チャールダーシュ、
 5) シューベルト:セレナードD957 No.4、
 6) ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌Op.55 No.4、
 7) ドビュッシー:夢想、
 8) ジャン=ミシェル・ダマーズ:コンチェルティーノ、
 9) アンリエット・ルニエ:シャルランヌの松
ハン・ヘユ(ハープ)、
シン・シャンエイル(ピアノ)
 才能あふれるハープ奏者ハン・ヘユと進化し続けているピアニスト、シン・シャンエイルとのデビュー・アルバム。
  【録音】2016年5月、ニューヨーク
 

DE-3540
(2CD)
\4800
《インナ・ファリクス/レベッカ・モゾ〜ポロネーズ=ファンタジー/ピアニストの物語》
《CD 1》
 1) シチェドリン:バッソ・オスティナート、
 2) ナレーション、
 3) J.S.バッハ:『平均律クラヴィーア』第1巻よりプレリュードとフーガ嬰ト短調、
 4) ナレーション、
 5) フレイドリン:黒と白のバラード*、
 6) ナレーション、
 7) モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397、
 8) ナレーション、
 9) ショパン/リスト:乙女の願い、
 10) ナレーション
 11) パガニーニ/リスト:ラ・カンパネッラ、
 12) ナレーション /
《CD 2》
 1) ショパン:『幻想』ポロネーズ、
 2) ナレーション、
 3) ガーシュウィン:3つの前奏曲、
 4) ナレーション、
 5) カーター:再会、
 6) ナレーション、
 7) チャイコフスキー:夜想曲嬰ハ短調、
 8) ナレーション、
 9) ハリソン・バートウィッスル:Oockooing Bird & ナレーション
*2011年、インナ・ファリクスのために作曲
インナ・ファリクス(ピアノ)、
レベッカ・モゾ(ナレーター)
 ピアニストの感動的な物語がインナ・ファリクス自身の美しいピアノ演奏と女優レベッカ・モゾによるドラマティックなナレーションで語られます。2枚組。
  【録音】2017年1月、ロサンゼルス


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


 
DELOS


DE-1635
\2400
《キャロル・ローゼンバーガー〜
 シマノフスキ:仮面劇、練習曲集、マズルカ全集》

シマノフスキ:
《CD 1》
 1) 仮面劇Op.34、2) 4つの練習曲Op.4、3) 練習曲集Op.33
《CD 2》
 1) 2つのマズルカOp.62、2) マズルカ集Op.50
キャロル・ローゼンバーガー(ピアノ)
 キャロル・ローゼンバーガーによる、ポーランドの作曲家カロル・シマノフスキの刺激的な音楽の歴史的録音がCD2枚組で登場。




PRAGA DIGITALS


PRD 250400
¥2900
クーベリックとマズアのメンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:
  (1)真夏の夜の夢〜
   序曲/スケルツォ/妖精の行進/
   合唱付きの歌/間奏曲/夜想曲/
   結婚行進曲/葬送行進曲/
   道化役者たちの踊り/終曲
  (2)最初のワルプルギスの夜Op.60
  (3)演奏会用アリア「不幸な女よ!」Op.94
(1)エディット・マティス(ソプラノ)
 ウルズラ・ベーゼ(アルト)
 ラファエル・クーベリック(指揮)
 バイエルン放送交響楽団、合唱団
(2)アンネリーズ・ブルマイスター(アルト)
 エバーハルト・ビュヒナー(テノール)
 ジークフリート・ロレンツ(バリトン)
 ジークフリート・フォーゲル(バス)
 ライプツィヒ放送合唱団、
(3)エッダ・モーザー(ソプラノ)、
(2)(3)クルト・マズア(指揮)
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 録音:1964 年2 月(1)/ヘルクレスザール(ミュンヘン)、1969 年3 月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(2)(3)/STEREO、79’ 55”

 クーベリックはドイツ・グラモフォン音源。音質がさらに鮮明になりました。
 マズアは1969 年3 月録音と記されていますが、1973 年9 月録音のEdel 原盤と思われます。
 メンデルスゾーンゆかりのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の音色が見事の一言につきます。
 

PRD 250412
¥2900
まさに神業、名手三人のベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
  (2)ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1の3
ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)
シャンドール・ヴェーグ(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ
 録音:1958 年9 月/ベートーヴェンハウス(ボン)/STEREO、79’ 25”

 ユニバーサル音源。三大名手による至高のベートーヴェン。
 当時カザルスはすでに高齢でしたが、淡々としたなかに滋味あふれる世界はまさに神業。名盤がさらに鮮明な音質で蘇りました。

















5/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CAMEO CLASSICS



CC 9101
(2CD-R)
¥4800

ヤーダスゾーン:管弦楽作品集
 交響曲第1番ハ長調 Op.24*‡
 フルートと弦楽のためのセレナーデ Op.80†#※
 セレナーデ第2番ニ長調 Op.46*#
 セレナーデ第3番イ長調 Op.47†#
 セレナーデ第1番 《4つのカノン》 Op.42*#
 ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.89§

マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)*
マイケル・ラウス(指揮)†
ベラルーシ国立交響楽団‡
マルタ・フィルハーモニー管弦楽団#
レベッカ・ホール(フルート)※
デニス・ヴラセンコ(指揮)§
カレリア国立交響楽団§
ヴァレンティナ・セフェリノヴァ(ピアノ)§
 Cameo Classicsのレア・レパートリーがセットになって新装登場!

 ザーロモン・ヤーダスゾーン(ザーロモン・ヤーダスゾーン/1831−1902)は、ディーリアス、グリーグ、ブゾーニといった大音楽家を数多く育てながらも、反ユダヤ主義の煽りを受け不遇をかこった知られざるドイツ・ロマン派の音楽家。
 Cameo Classicsから発売されていた「19世紀のドイツに縁のあるユダヤ系作曲家たちのシリーズ」から、ヤーダスゾーンの管弦楽作品だけをセットにした2枚組。
 対位法と和声に精通しながらも、メンデルスゾーンの伝統を受け継ぐ才能豊かなメロディストでもあったヤーダスゾーンの魅力が満載です。

 ※録音:2007年−2011年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

 ■これまで発売されていたCameo Classicsの全タイトル(CC9001CD〜CC9050CD)は、代理店在庫がなくなり次第廃盤、入手不可となります。
 同レーベルの音源は、今後Cameo Classics、Lyritaの両レーベルより随時新装再発売となります。





LYRITA



REAM.2139
(4CD-R/特別価格)
¥5100
ブリティッシュ・オーケストラル・プレミア
 CD1*〜
  サマヴェル:交響曲ニ短調《タラッサ》/スコット:ハープシコード協奏曲/
  ブロワー:ホルンと弦楽のための《エクローグ》§/
 CD2*〜
  ケリー:フルートのためのセレナードホ短調 Op.7※/ブロワー:ホルン協奏曲§/
  クーパー:オーボエと弦楽のためのコンチェルティーノ Op.78※※/
  ミルフォード:オーボエと弦楽オーケストラのための組曲※※/
 CD3〜
  マッケンジー:つれない乙女 Op.29*/ハウエル:交響詩《ラミア》†/
  ハウエル:ピアノ協奏曲ニ短調**§§/エルキントン:交響詩《霧の外で》**/
 CD4〜
  ホールブルック:パントマイム組曲*/ホールブルック:《棄ててきた女》による変奏曲†/
  ブロワー:交響曲ハ長調†
   マイケル・ラウス(指揮、ハープシコード)*、マルタ・フィルハーモニー管弦楽団*、
   マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)†、カレリア国立交響楽団†、トビー・パーサー(指揮)**、
   オリオン交響楽団**、レベッカ・ホール(フルート)※、ホセ・ガルシア・グティエレス(ホルン)§、
   ジョン・マクドナフ(オーボエ)※※、ヴァレンティナ・セフェリノヴァ(ピアノ)§§
 Cameo Classicsから発売されていた「プリティッシュ・コンポーザーズ・プレミア・コレクション」シリーズより、管弦楽作品を集めた3枚組がLyritaからリリース!
 シリル・スコット、アーサー・サマヴェル、モーリス・ブロワー、ロビン・ミルフォード、アレクサンダー・マッケンジー、ジョセフ・ホールブルックなど、英国の稀少音楽ファン垂涎のラインナップです。

 ※録音:2008年−2011年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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HMF


HM Goldシリーズ、最新10タイトル



HMG 501301
(2CD)
¥2400
ラフマニノフ:2台ピアノと4手のための作品集
 [CD1]
  ・ロシアの主題による狂詩曲(2台ピアノのための)
  ・2台ピアノのための組曲第2番Op.17
  ・イタリア風ポルカ(4手のための)
  ・ロマンス ト長調(4手のための)
  ・4手のための6つの小品Op.11
 [CD2]
  ・2台ピアノのための組曲第1番 op.5『幻想的絵画』
  ・6手のための2つの小品(「ワルツ」、「ロマンス」)*
  ・交響的舞曲 op.45a(2台のピアノのための)
ブリジット・エンゲラー,
 オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
* エレーナ・バシュキロワ
 濃厚な音色、完璧な技巧。豪華顔ぶれによるラフマニノフ

 録音:1988&1989 年(CD1)、1989 年(CD2)

 ブリジット・エンゲラー(1952-2012)、マイセンベルク(1945-)、さらに6 手の作品ではバシュキロワ(1958-)が参加している、という豪華顔ぶれによるラフマニノフのピアノ・デュオ作品集。
 エンゲラーはチュニスに生まれ、その後フランスに渡り、9 歳でシャンゼリゼ劇場でデビュー。天才少女で鳴らし、モスクワ音楽院でスタニスラフ・ネイガウスに師事。カラヤンに見出され、晩年はラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもたびたび来日、素晴らしいソロやベレゾフスキーとのデュオで聴衆を魅了していました。マイセンベルクは1981 年にソ連からウィーンに亡命、室内楽や歌曲伴奏でも活躍しました。そしてバシュキロワはモスクワ音楽院で学んだ存在。楽器の底から鳴り響くような濃厚な音色と、まさに完璧な技巧、そしてラフマニノフの音楽がもつロシア的要素と西洋的要素が見事に汲みとられた演奏で、世界中で絶賛された名演です。
 


HMG 501864
¥2000
ニーノ・ロータの映画音楽&クラシック音楽
 ロータ:
  ・「道」管弦楽組曲
  ・「山猫」レオパルドのための舞曲
  ・ピアノ協奏曲「夕べの協奏曲」
ベネデット・ルポ(ピアノ)
ジョセフ・ポンス(指揮)
グラナダ市管弦楽団
 録音:2004 年7 月

 映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの作品集。このCD には、映画音楽の分野の傑作「道」と、女性のハンドバッグには映像には写らないものの本物のダイヤモンドを入っているという舞踏会のシーンがとりわけ有名な「山猫」の音楽が収録。そしてクラシック分野の傑作ピアノ協奏曲の「夕べの協奏曲」が収録されています。幻想的な雰囲気で始まり、オーケストラのふくよかな響きも魅力の第1楽章から、ロータの世界をたっぷりと楽しめる名曲です。
 


HMG 501509
(2CD)
¥2400
豪華メンバーによるドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:
  [CD1]
   ・弦楽五重奏曲 変ホ長調 op.97
   ・弦楽四重奏曲 ヘ長調「アメリカ」op.96
  [CD2]
   ・弦楽四重奏曲 ニ短調 op.34
   ・弦楽五重奏曲 イ長調 op.81
メロス弦楽四重奏団
 〔ヴィルヘルム・メルヒャー(Vn)、
  イダ・ビーラー(Vn)、
  ヘルマン・フォス(Vla)、
  ペーター・ブック(Vc)〕
ジェラール・コセ(ヴィオラ/ CD1)
カール・エンゲル(ピアノ/ CD2)
 メロス弦楽四重奏団、ジェラール・コセ、カール・エンゲル、豪華メンバーによるドヴォルザーク

 録音:1996 年6&9 月(CD1) / 1994 年3 月& 1995 年5 月(CD2)

 1965 年に結成されたメロス弦楽四重奏団によるドヴォルザーク。1970 年代の初めには日本やオーストラリアなどのツアーも行い、世界を席巻した名門四重奏団といえるでしょう。
 ここでは第2 ヴァイオリンは、創設メンバーのゲルハルト・フォスではなく、現在もソロで活躍しているイダ・ビーラーが務めています。ドヴォルザークの五重奏曲で、ヴィオラは1976 年から約3 年半にわたってアンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーとしても活躍し、近年はラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日、渋みの冴えわたる演奏で聴衆を魅了した名手ジェラール・コセ、そしてピアノはコルトーの下で研鑽を積み、シューマンやモーツァルトのピアノ協奏曲、歌曲伴奏および室内楽で活躍したカール・エンゲルがゲストとして迎えられているという豪華な顔ぶれです。ドヴォルザークがプラハの音楽を(再)発見した時期に書かれたもので、熱き魂に貫かれた作品を、高貴かつ包み込むような音色のアンサブルで聴かせます。
 


HMG 501992
¥2000
メンデルスゾーン(1809-1847):合唱作品集
 (1)「野に歌う」Op.41
 (2)「野に歌う」Op.48
 (3)「野に歌う」Op.59 
 (4)6つの歌Op.88
 (5)4つの歌Op.100
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
RIAS 室内合唱団
 繊細な美しさに満ちたメンデルスゾーン、珠玉の合唱作品集

 録音:2007 年9 月

 メンデルスゾーンは、合唱について、「ある4 人組が集まって森に行ったりボートに乗ったりしたときに、そこで演奏するためにもって行ったり、時には暗譜して行ったりするのにもっとも自然な音楽だ」、ということを述べています。
 メンデルスゾーン自身、作曲だけではなく絵を描く方面にも長けていました(美しくも精密な風景画スケッチが残されています)が、美しい景色や鳥、自然を歌い上げたこれらの合唱作品は、メンデルスゾーンが音によって緻密に描いた美しい風景画のようで、繊細な美しさに満ちています。
 


HMG 501786
¥2000
ヘレヴェッヘの絶美のシューベルト
 シューベルト:ミサ曲第5番変イ長調D.678
 メンデルスゾーン:詩篇42番
アンナ・コロンディ(ソプラノ)
アンケ・ヴォンドゥング(メゾソプラノ)
アンドレアス・カラジアク(テノール)
カイ・スティーファーマン(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
RIAS 室内合唱団
 録音:2002 年3 月ベルリン・フィルハーモニーホール

 録音当時、ヘレヴェッヘ初のシューベルトということでも話題になった名盤。ここでは手兵コレギウム・ヴォカーレではなく、RIAS 室内合唱団と演奏しています。しなやかな旋律の歌わせ方と優しい情感、そして美しい音色はさすがヘレヴェッヘです。

 


HMG 501789
(2CD)
¥2400
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 [CD1]
  第4番イ短調D.537、第9番ロ長調D.575、
  第14番イ短調D.784
 [CD2]
  第13番ヘ短調D625、さすらい人幻想曲 D760、
  第17番ハ長調D840(「レリーク」)
アラン・プラネス(ピアノ)
 フランスの名手プラネスによるシューベルト2 枚組になって登場

 録音:2002 年5 月

 フランスの名手プラネスによるシューベルトが2 枚組になって登場。「さすらい人幻想曲」でのカチっとした構築感と安定のテクニック、ソナタで聴かせる抜群の安定感はさすがです。

 


HMG 501724
¥2000
ロッシーニをオリジナル楽器で録音した初めての演奏
 ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
クラッシミーラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
ブリギット・レンメルト(アルト)
スティーヴ・ダヴィスリム(テノール)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス)
マルクス・クリード(指揮)
RIAS 室内合唱団
フィリップ・メイヤーズ、
 フィリップ・モル(ピアノ)
諸岡涼子(ハルモニウム)
 録音:2000 年5 月

 長く沈黙を守っていたロッシーニが最晩年の1864 年に作曲した小ミサ・ソレムニス。4 人の独唱と合唱、伴奏は2 台のピアノとハルモニウムという特異な編成によりますが、旋律自体はオペラ的で魅力。作曲当時のピリオド楽器を用いて録音した世界初の盤。RIAS 室内合唱団の素晴らしさと相まって、美しい世界が展開されています。

 


HMG 501683
¥2000
不滅の名演
 パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)
ジェラルド・フィンレイ(バリトン)他
クレア・カレッジ・チャペル合唱団
ジョン・トール(チェンバロ)
ナイジェル・ノース(テオルボ)
ポーラ・シャートーヌフ(ギター)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
 録音:1998 年10 月

 英国バロックのみならず、音楽史上の金字塔オペラのひとつ、パーセルの「ディドーとエネアス」。17 世紀英国の劇場の活気と喧騒、当時の人々を驚かせたであろう美しい旋律など、ヤーコプスの演奏の見事さにはあらためて圧倒されます。
 歌手陣も皆演技も巧みな立ち回りです。大詰めで瀕死のディドーが歌う嘆きのアリア『私が土の中に横たえられる時』はこの曲の白眉ですが、リン・ドーソンは情感に流されることなく、切々と訴えかけてきます。ドーソンを支えるヤーコプスの通奏低音の音作りも、歌を邪魔することは決してありませんが、色彩豊か。色褪せることのない不朽の名演です。

 


HMG 50351
(2CD)
¥2400
F.クープラン:クラヴサン曲集第1巻より
 第1、2、3 組曲
ケネス・ギルバート(チェンバロ)
 古楽ひとすじ、フランス・バロックの権威としても名高いギルバートによる高貴にして真摯なF. クープラン作品集

 録音:1970 年

 ギルバートは音楽の勉強を始めた時からチェンバロ一筋。少年の時に聴いたチェンバロの音色に魅せられて、音楽の世界に入るきっかけとなったのはチェンバロでした。
 ギルバートはF. クープランの楽譜の校訂もしている、フランス・バロックの権威。クープラン作品の、音色の選択やフレーズの取り方など、まさに「オーセンティック」な演奏。音楽に対する真摯で献身的な態度が滲みでています。

 


HMG 501983
¥2000
英国ルネッサンスのバラードと舞曲〜エルフィン・ナイト
 ウィッティンガム・フェア(エルフィン・ナイト)、
 グリーンスリーヴス、スカボローフェア他
ヨエル・フレデリクセン
アンサンブル・フェニックス・ミュンヘン
 ルネッサンスのフォークロア, フレデリクセンのしびれる低声でスカボローフェアの原点を聴く!

 録音:2006 年11 月

 この録音は、フレデリクセンがいなければ実現しえなかったでしょう。自身でリュートを奏でながらしびれるような低い声で歌う彼は、現代に蘇った吟遊詩人のよう。バックに彼と息のばっちり合ったミュンヘン生まれのアンサンブル集団を従え、我々を英国とアメリカの伝統に属する、ポピュラーなバラードの魅力を探る旅へと誘います。
 サイモン&ガーファンクルでおなじみの「スカボローフェア」は19 世紀末に編曲されたバージョンを元にしていますが、ここではその原点とされているバージョンも収められています。騎士道の時代の香り、当時の町の喧騒を感じることのできる、タイムスリップの魔法のようなひとときをお約束します。




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PROFIL



PH 17053
(22CD)
特別価格
¥6800→\6390

チャイコフスキー:歌劇大全集

 ボリショイ劇場黄金時代のオールスター・キャストによる
 Disc 1 71’ 40”
  ヴォエヴォーダ(地方長官)Op.3
    アナトーリー・オルヒョーノフ(テノール)、ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(ソプラノ)、
    ダニール・デミャノフ(バス)ほか
    アレクセイ・コヴァリョーフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団
    録音:1952 年

 Disc 2 67’ 49”
  (1)ウンディーネ(全4曲)/(2)マンドラゴーラ〜花と虫の合唱/(3)オプリチニク(親衛隊)4幕5場
    アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団((1)の序奏のみ)、
    タマーラ・ミラシキナ(ソプラノ)、エフゲニー・ライコフ(テノール)、
    エフゲニー・アクロフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団(1)(2)、
    アレクセイ・コロリョフ(バス)、ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(ソプラノ)、
    フセヴォロド・チュチュンニク(バス)ほか
    アレクサンドル・オルロフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団(3)
    録音:1951 年、1963 年(1)(2)、1948年(3)
 Disc 3, 4 50’ 58”/70’ 16”
  オプリチニク(続き)



 Disc 5, 6 75’ 20”/73’ 25”
  チェレヴィチキ(小さな靴)4幕8場
    ゲオルギー・ネレップ(テノール)、エリーザベト・アントノワ(メゾソプラノ)、
    アレクセイ・イワノフ(バリトン)、マクシム・ミハイロフ(バス)ほか
    アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)
    ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団/録音:1948 年



 Disc 7, 8 66’ 30”/70’ 13”
  エフゲニー・オネーギンOp.24 3幕7場
    パンテレイモン・ノルツォフ(バリトン)、セルゲイ・レメシェフ(バリトン)、
    グラフィラ・ジュコフスカヤ(ソプラノ)、アレクサンドル・ピゴロフ(バス)ほか
    ワシリー・ネボリシン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団
    録音:1936 年



 Disc 9, 10, 11 42’ 00”/ 55’ 23”/62’ 50”
  オルレアンの少女 4幕6場
    ソフィヤ・プレオブラジェンスカヤ(メゾソプラノ)、
    ヴィターリー・キルチェフスキー(テノール)、オリガ・カシェワロワ(ソプラノ)、
    レオポリト・ソロミャク(バリトン)ほか、ボリス・ハイキン(指揮)
    キーロフ歌劇場(マリインスキー)管弦楽団、同合唱団/録音:1946 年



 Disc 12, 13 79’ 03”/75’ 05”
  マゼッパ 3幕6場
    アレクセイ・イワノフ(バリトン)、イワン・ペトロフ(バス)、
    ニーナ・ポクロフスカヤ(ソプラノ)、グリゴーリー・ボリシャコフ(テノール)ほか
    ワシリー・ネボリシン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団/録音:1949年



 Disc 14, 15, 16 50’ 18”/73’ 33”/70’ 05”
  チャロデイカ 4幕
    ミハイル・キセレフ(バリトン)、ヴェラ・ボリセンコ(メゾソプラノ)、
    ゲオルギー・ネレップ(テノール)、アレクセイ・コロリョフ(バス)ほか
    サムイル・サモスード(指揮)モスクワ・フィル、モスクワ放送大合唱団/録音:1954 年



 Disc 17, 18 77’ 26”/79’ 18”
  スペードの女王Op.68 3幕7場
    ニカンドル・ハナーエフ(テノール)、クセニヤ・ジェルジンスカヤ(ソプラノ)、
    ナデジダ・オブーホワ(コントラルト)、ファリーナ・ペトロワ(メゾソプラノ)ほか
    サムイル・サモスード(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団/録音:1937 年



 Disc 19 61’ 25”
  イオランタOp.69
   ボリス・ブガイスキー(バス)、パンテレイモン・ノルツォフ(バリトン)、
   グリゴーリー・ボリシャコフ(テノール)、グラフィラ・ジュコフスカヤ(ソプラノ)ほか
   サムイル・サモスード(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団/録音:1940 年
 Disc 20 61’ 25”
  (1)イオランタOp.69(続き)
  (2)ロミオとジュリエットの二重唱(タネーエフ補筆完成。遺作)
  (3)ロミオとジュリエットの二重唱(タネーエフ補筆完成。遺作)
  (4)スペードの女王〜
   ゲルマンのアリオーソ「許したまえ、天の女神よ」(第1幕2場)/
   ゲルマンのアリア「人生とは何か」(第3幕7場)
    イワン・コズロフスキー(テノール)、エリーザベト・シュムスカヤ(ソプラノ)、
    ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団(2)、
    ウラジーミル・アトラントフ(テノール)、キラ・イゾートワ(ソプラノ)、
    エドゥアルト・グリクロフ(指揮)レニングラード交響楽団(3)、
    ニコライ・ペチコフスキー(テノール)、エフゲニー・ヴォリフ=イズラエリ(指揮)
    キーロフ歌劇場(マリインスキー)管弦楽団(4)
    録音:1952 年(2)、1963 年(3)、1937 年(4)



 Disc 21 65’ 04”
  雪娘Op.12 4幕
    ザーラ・ドゥルハーノワ(アルト)、アナトーリー・オルヒョーノフ(テノール)
    アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団/録音:1951 年9月17日
 Disc 22 63’ 56”
  (1)雪娘Op.12 4幕(続き)/(2)ハムレットOp.67 5幕
    ガリーナ・サハロワ(ソプラノ)、ゲオルギー・アブラモフ(バリトン)
    アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団/録音:1951 年9月29日

 ボリショイ劇場黄金時代のオールスター・キャストによる

 モノラル

 チャイコフスキーはモーツァルトとならび、あらゆるジャンルに傑作を残していますが、オペラも「エフゲニー・オネーギン」や「スペードの女王」は世界中の歌劇場の重要なレパートリーとなっています。
 実際チャイコフスキーは生涯に未完を含め11 篇を手掛けたひとかどのオペラ作曲家でありました。
 ここでは「チェレヴィチキ」の初稿である「鍛冶屋のワクーラ」を除くすべてに加え、オペラ的な規模を持つ劇付随音楽「雪娘」と「ハムレット」も収録。チャイコフスキーは初期の習作を後に使い回して名作に変身させることをいくつか行なっていますが、1869 年作「ウンディーネ」の二重唱(CD2-4)はバレエ音楽「白鳥の湖」第2 幕の「グラン・アダージョ」の原曲で、あの甘美なヴァイオリン独奏のメロディが歌で現れます。「白鳥の湖」関係の記述には現れますが、音で聴く機会が少なかったのでバレエ・ファン、チャイコフスキー・ファン必聴のものとなっています。それ以外でも知っているメロディが随所に現れる作品ばかり。
 演奏は1936 年から1963 年に行われていますが、ボリショイ劇場およびそのソリストの演奏が中心となっています。名指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの実母ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤをはじめ、テノールのレメシェフ、バスのピゴロフなど伝説の歌唱を堪能できます。
 当時のボリショイのレベルは驚異的に高いうえ、得意のチャイコフスキー作品とあっては他の追随を許さぬ凄さで、指揮陣もゴロワーノフ、ガウク、サモスード、ネボリシン、メリク=パシャーエフといった大物ばかり。ゴロワーノフ・ファンには、遺作の「ロミオとジュリエットの二重唱(タネーエフ補筆完成)」が嬉しい登場。
 これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格ゆえ、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBox となっています。





<映像>


EURO ARTS(映像)



20 64818
(3DVD)
¥5200

アントニオ・ガデス舞踊団

 DVD1(112mm)
  【カルメン】
    バネサ・ベント(カルメン) アンヘル・ヒル(ドン・ホセ) ハイロ・ロドリゲス(闘牛士)
    アントニオ・ガデス舞踊団
    振付、照明、脚本:アントニオ・ガデス、カルロス・サウラ
    音楽:アントニオ・ガデス、フアン・アントニオ・サフラ・モレーノ、リカルド・ホレイレ・ゴンザレス、
     ジョルジュ・ビゼー(歌劇『カルメン』より/トマス・シッパーズ指揮スイス・ロマンド管弦楽団、
     レジーナ・レズニク(カルメン)マリオ・デル・モナコ(ドン・ホセ)
     トム・クラウセ(エスカミーリョ))、マヌエル・ペネラ(『エル・ガト・モンテス』)、
     ホセ・オルテガ・エレディア&フェデリコ・ガルシア・ロルカ(『ジプシー歌集』〜緑色私の好きな緑色)
    演奏:アンヘラ・ヌニェス(女性歌手)アルフレード・テハダ、エンリケ・パントハ、ガブリエル・コルテス、
     ジョニ・コルテス(男性歌手)アントニオ・ソレーラ、カマロン・デ・ピティタ(ギター)
    芸術監督:ステラ・アラウソ
    収録:2011年5月6日、スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)
   ・特典映像:『カルメン』について
 DVD2(134mm)
  【血の婚礼】
    クリスティーナ・カルネロ(花嫁) アンヘル・ヒル(レオナルド) バネッサ・ベント(母) 
    ホアキン・ムレーロ(花婿) マイテ・チコ(妻) アントニオ・ガデス舞踊団
    振付、照明:アントニオ・ガデス/脚本:アルフレード・マニャス
    原作:フェデリコ・ガルシア・ロルカの戯曲『血の婚礼』/装置:フランシスコ・ニエバ
    音楽:エメリオ・デ・ディエゴ、ラモン・ペレーリョ& ヘナロ・モンレアル、フェリペ・カンプサーノ
    芸術監督:ステラ・アラウソ
    収録:2011年5月9日スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)
    映像監督:アンヘル・ルイス・ラミレス
  【フラメンコ組曲】
    ソリスト:ステラ アラウソ、ミゲル ラーラ
    振付・照明:アントニオ・ガデス
    振付:クリスティーナ・オヨス( ソレア・ポル・ブレリアス、タンギージョ)
    芸術監督:ステラ・アラウソ
    収録:2011年スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)
    映像監督:アンヘル・ルイス・ラミレス
 DVD3(106mm)
  【アンダルシアの嵐】
    クリスティーナ・カルネロ(ラウレンシア) アンヘル・ヒル(フロンドーソ)
    ホアキン・ムレーロ(司令官) アルベルト・フェレーロ(市長) アントニオ・ガデス舞踊団
    振付:アントニオ・ガデス/脚本:ホセ・マヌエル・カバリェロ・ボナルド
    芸術監督:ステラ・アラウソ
    収録:2011年5月11日スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)
    映像監督:アンヘル・ルイス・ラミレス
   ・特典映像:『アンダルシアの嵐』について
 アントニオ・ガデス舞踊団、ガデス生誕75周年を記念した2011年の舞台4 作品がDVDボックスで登場

 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、字幕:英独仏伊西、リージョン:ALL、352 分

 フラメンコの名舞踊家アントニオ・ガデス。フランメンコ史を塗り替えたと言われる20 世紀の偉大なる舞踏家ガデスの遺志を継ぐ「アントニオ・ガデス舞踏団」。彼らがガデスの生誕75 周年を記念して2011 年テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)で行った特別公演のライヴ映像4 作品を収録した3 枚組DVD セットが発売されます。これは以前Teatro Real レーベルより単発発売されていたもののセット化です。
メリメの小説を原作としたビゼーのオペラ「カルメン」に着想を得て、アントニオ・ガデスとスペイン映画の巨匠カルロス・サウラが共同で創造した『カルメン』。映画(1983 年)が世界中で大ヒットし、その後舞台上演されスペイン舞踊史上最大のヒット作となりました。ビゼーの音楽も劇中で使用し、スペインの風土に根ざした表現、そしてフラメンコの枠を超えた傑作です。
 スペインを代表する詩人ガルシア・ロルカの戯曲を原作とした『血の婚礼』。1974 年にローマで初演、1981 年にはカルロス サウラ監督によって映画化され、ガデス自身がレオナルド役を演じたことで有名になりました。妻子がありながら若い娘と愛し合う男(レオナルド)が、娘の婚礼の宴で彼女と駆け落ちし、花婿と決闘することになる顛末を描いています。終盤の決闘シーンではスローモーションを取り入れた振付が衝撃的です。そして『血の婚礼』とセットで上演されている『フラメンコ組曲』。1968 年に初演、序章を含むフラメンコ楽曲全8 曲から構成される組曲です。
 ソリストは、ガデスの愛弟子で芸術監督を務めるステラ・アラウソと、舞踊団を代表するバイラオールのミゲル・ララ。魂の躍動を感じるダンスです。
 そしてガデスの遺作となった『アンダルシアの嵐』。1476 年にカスティージャで実際におこった民衆蜂起をテーマにしたロペ・デ・ベガ・カルピオの戯曲「フエンテオベフーナ」をもとに、ホセ・マヌエル・カバリェロが舞台のために脚本を書いたもの。初演は1994 年、イタリア ジェノヴァのカルロ フェニーチェ劇場で行われています。様々なダンスの要素を取り入れた革新的な上演です。

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20 12748
(DVD)
¥3500→\3290
『イスラエル・フィル創立60周年記念コンサート』
 1.イスラエル国歌
 2.アイザック・スターンによる祝辞
 3.ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
 4.J.S.バッハ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
 5.ヴィヴァルディ:
  4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 RV.580
 6.モーツァルト:
  セレナード第6番ニ長調 K.239『セレナータ・ノットゥルナ』
 7. ハルヴォルセン:
  パッサカリアとサラバンド〜
   ヴァイオリンとヴィオラのためのヘンデルの主題による変奏曲つき
 8.ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73
アイザック・スターン(ヴァイオリン:4)
ピンカス・ズッカーマン
 (指揮&ヴァイオリン:6 ヴィオラ:7)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン:7)
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン:5)
ギル・シャハム(ヴァイオリン:4, 5)
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン:5)
メナヘム・ブロイアー(ヴァイオリン:5)
アリエル・シャマイ(ヴァイオリン:6)
ミリアム・ハルトマン(ヴィオラ:6)
ピーター・マーク(コントラバス:6)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮:3)
ズービン・メータ(指揮:4,5,8)
 イスラエル・フィル創立60 周年記念コンサート映像が再発売!

 収録:1996 年12 月26 日テル・アヴィヴ、マン・オーディトリアム(ライヴ)/画面:4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All

 1936 年にヴァイオリン奏者フーベルマンの呼びかけにより、ユダヤ人音楽家が集まり創設されたイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。バーンスタイン、ミトロプーロスなど世界的大指揮者たちが次々と指揮棒を取り、1968 年からはズービン・メータが終身音楽監督を務め、世界トップレベルの演奏を繰り広げている世界有数のオーケストラです。
 このディスクには、1996 年創立60 周年を迎えた際に行われたガラ・コンサートの模様が収録されています。1936 年12 月26 日にトスカニーニの指揮によって行われた第1回コンサートと同じプログラム、ウェーバーの歌劇『オベロン』序曲ほか、ユダヤ系のヴァイオリニストが勢ぞろいした、熱気溢れるコンサートとなっています。この映像及び音源は以前発売されていましたが、この度、ブルーレイの発売に際して最高水準の技術で音と映像をより高いクオリティでアップコンバートされました。
 また、記念コンサートに際して行われたアイザック・スターンのスピーチがボーナスとして収録されています。ユダヤ人としてのアイデンティティやイスラエルの平和を願う気持ち、そして音楽への愛や必要性などを語った感動的なスピーチとなっています。



<LP>


ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER(LP)


KKC 1112
(3LP)
輸入盤・日本語帯・解説付
¥18000+税
ベルリン・フィルが作ったアバドの「メモリアル・アルバム」
 
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
  劇付随音楽《夏の夜の夢》(抜粋) 40’11
   LP1
    A 面
     序曲/第1番 スケルツォ
    B 面
     第3番 合唱付きの歌「舌先さけたまだら蛇」/
     第5番 間奏曲/第7番 夜想曲
   LP2
    A 面
     第9番 結婚行進曲/第13番 終曲「わずかな光」
      デボラ・ヨーク(ソプラノ)
      ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ)
      コンスタニア・グルツィ(合唱指揮)
      バイエルン放送合唱団女声団員
 エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
  幻想交響曲 作品14  55’46
   LP2
    B 面
     第1楽章:夢と情熱  
   LP3
    A 面
     第2楽章:舞踏会/第3楽章:野の風景
    B 面
     第4楽章:断頭台への行進   
     第5楽章:ワルプルギスの夜の夢   
      収録:2013 年5月18、19、21日、
       ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
      録音:24bit/48kHz
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
ザ・ラスト・コンサート
 ベルリン・フィルが作ったアバドの「メモリアル・アルバム」アバド最後の客演コンサートがLP 盤でリリース!

 ダウンロード・コード
 このブルーレイ・ディスクには、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/48kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。

 デジタル・コンサートホール
 ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

 2014 年1 月20 日に亡くなった指揮者クラウディオ・アバド。カラヤン亡き後、1990 年から2002 年までの12 年間、ベルリン・フィルの首席指揮者・音楽監督を務めました。
 退任後も楽団との良好な関係を築き、定期的に指揮台にあがっていました。この録音は、「クラウディオ・アバド〜ザ・ラスト・コンサート」と題し、2013 年5 月にアバドがベルリン・フィルに最後に客演した際の演奏を収めたもの。メンデルスゾーン《真夏の夜の夢》(序曲および6 曲)およびベルリオーズ「幻想交響曲」が収録されています。
 当ディスクのコンセプトは、ベルリン・フィル団員のアバドへの思い出が詰まった「アルバム」。このLP 盤の装丁も、格調高い赤の布張りハードカバーで、ブックレットにはプライベートを含む様々な写真が散りばめられています。
 その多くが、これまでに非公開だったもの。当時の楽団員や、共演のポリーニ、バレンボイム、ブレンデルらとのリハーサル風景。またサッカーや卓球を楽しむ姿などファンならずとも嬉しい写真が満載です。
 「アバドは妖精の世界を見ることができる」と評された演奏はもちろんのこと、総じてベルリン・フィルのアバドの思い出が、凝縮されており、「アルバム」の名に相応しい内容となっています。
 アバド・ファン、アバド時代のベルリン・フィルに関心を持つリスナーには、絶対に見逃せないタイトルと言えるでしょう。( 国内仕様盤のみの取り扱いで、直輸入盤の弊社取り扱いはございません)


















5/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

2L


2L 141SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID /
MQA-CD)
¥4300
『ユートピア』
 ヤニス・クセナキス(1922-2001):
  Psappha(プサッファ)(1975)(第二人称バージョン)
  Psappha(プサッファ)(1975)(第一人称バージョン)
 モートン・フェルドマン(1926-1987):
  The King of Denmark(デンマークの王)(1964)
シェル・トーレ・インネルヴィーク
 (打楽器)
 究極のイマーシブ・オーディオ、ノルウェーの打楽器奏者インネルヴィークがフェルドマン&クセナキスに挑む!

 録音:2015 年6 月、2016 年6 月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/芸術面助言・プログラムノーツ:イーヴァ・フロウンベア
 録音:ビアトリス・ヨハンネセン[DXD (24bit/352.8kHz) 録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 5.1.4 Dolby Atoms(48kHz), 2.0 LPCM(24bit/192kHz),5.1.4 Auro-3D(96kHz), mShuttle: MP3 + MQA, Region ABC][SACD DXD(5.1 surround, 2.0 stereo DSD/CD 2.0 stereo(16 bit/44.1 kHz)/MQA-CD]/5.1 surround/stereo、46’06

 「ソロ打楽器のための作品を研究、再構成し、作品解釈の新しい可能性を追求する」。芸術をめぐるプロジェクトが盛んに推進されるノルウェーで、2013 年、新しい試みとして「ノルウェー芸術リサーチ・プログラム」がスタートしました。
 『Radical Interpretation of Iconic Musical Works forPercussion(2013-2017)(打楽器のためのアイコン的作品の徹底的解釈)』。このプロジェクトは、ノルウェー国立音楽大学、オスロ国立芸術アカデミー、オスロ建築デザイン大学、ヴェステルダール・オスロ ACT、レコードレーベル 2L が共同で展開、ノルウェー国立音楽大学の准教授シェル・トーレ・インネルヴィーク Kjell Tore Innervik(1974-)が参加して進められました。
 インネルヴィークは、「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで演奏目的に使う部材」を含む NIME(New instruments for Music Exploration)を使って新たな「音風景」を開拓したアルバム『AMigrant in the New(新天地の渡り鳥)』(2011)(Aurora ACD5059)で注目された打楽器奏者です。
 このプロジェクトの成果としてアルバム『ユートピア(Utopias)』が制作されました。「アイコン的」作品として演奏されるのは、五線譜によらない記譜法が使われた2 曲。「プライベート空間」での演奏を意図した、モートン・フェルドマン Morton Feldman の《The King of Denmark(デンマークの王)》。
 そしてクセナキス Ianis Xenakis の《Psappha(プサッファ)》。クセナキスの曲は、聴き手がインパクトのあるリスニングを体験できるよう、演奏者が聴き手と向き合うマイクセッティングによる「第二人称」で録音したあと、「第一人称」の視点を表現するためソリストの「頭上」にマイクをセットして再度録音されました。
 グラミー賞の最優秀プロデューサーにノミネートされたモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が制作とバランスエンジニアリングにあたり、「イマーシブ・オーディオ(Auro-3D, DolbyAtmos などの立体音響)」によって「私的演奏空間」を追求。芸術面のアドバイスのためセッションに立ち会ったデンマークの作曲家イーヴァ・フロウンベア Ivar Frounberg(1950-)とリンドベルグによる詳細なプログラムノーツ(英語)が、ヤール教会で行われたセッション風景の写真とともに掲載されています。

 [5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクは通常のCD プレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。
 また、CD 層はMQA-CD 仕様になっておりMQA デコーダーを搭載した対応機器を使用すれば、ハイレゾ・スペック音源を聴くことができます。]







ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 057
¥2700
ロンドン・セットの第98番と29番、
 中江早希の初録音モーツァルトのコンサート・アリア

  ハイドン:交響曲第29番 ホ長調 Hob.I:29
  モーツァルト:コンサート・アリア
   「私のうるわしい恋人よ、さようなら」K.528*、
   「いいえ、あなたにはできませぬ」K.419*
  ハイドン:交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I:98
鈴木秀美(指揮)*
中江早希(ソプラノ独唱)*
オーケストラ・リベラ・クラシカ
 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC) 第37 回定期演奏会。
 ロンドン・セットの第98 番と清々しい初期の29 番。そして、実力派ソプラノ中江早希の初録音となったモーツァルトのコンサート・アリアを収録した大注目盤!

 ライヴ録音:2016 年6 月18 日/三鷹市芸術文化センター、風のホール/64’25”、ライヴ、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 OLC 第37 回定期演奏会ライヴ録音。15 年を経て到達したロンドン・セットの交響曲第98 番と清々しい初期の交響曲29 番。そしてこれが初録音とは到底思えぬ実力派ソプラノ、中江早希の圧倒的なモーツァルトのコンサート・アリア(中江早希による歌詞対訳付)です!ハイドンとモーツァルト、同時代に生きた2 人の天才のまったく異なる世界をお楽しみください。

 中江早希(ソプラノ)
 北海道出身。北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース声楽専攻卒業。東京藝術大学修士課程音楽研究科声楽専攻独唱科修了。在学時、大学院アカンサス賞受賞。第14 回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第2 位。第78 回日本音楽コンクール、オペラ部門にて入選。第3 回ジュリアード音楽院コンクール第1 位。第12 回中田喜直記念コンクールにて、大賞を受賞。第25 回ハイメス音楽コンクールにて声楽部門第1 位。第11 回東京音楽コンクール声楽部門第3 位。(1 位なし。)第27 回道銀芸術文化奨励賞受賞。

 演奏会情報
 OLC第41 回定期演奏会  2018 年6 月23 日(土)15:00 開演 三鷹市芸術文化センター、風のホール
 ハイドン:交響曲 第3 番 ト長調 Hob.I:3、交響曲第102 番 変ロ長調 Hob.I:102
 ベートーヴェン:交響曲第8 番 へ長調 Op.93
 鈴木秀美(指揮)、オーケストラ・リベラ・クラシカ





COVIELLO CLASSICS



COV 91735
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ボッシュのドヴォルザーク、これにて全集完結!
 ドヴォルザーク:
  交響曲第2番 変ロ長調 Op.4
  交響詩『金の紡ぎ車』Op.109
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
 録音:2017 年10 月13 日/ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/74’58’’

 マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ。第7弾の今作で遂に全9 曲が出揃いました!
 最後にとっておいたのは初期の佳品、第2 番。シューベルトを思わせる軽やかで美しいメロディと清らかな流れに心が洗われます。清冽なボッシュの演奏はSACD で聴ける最新のドヴォルザーク全集として実におすすめです。
 『金の紡ぎ車』はドヴォルザークの他の交響詩の例にもれず、童話的ファンタジー音楽でありながらかなりホラーな一面を持つ物語。内容が気になる方はインターネットで調べてみましょう。25 分以上ありなかなかの聴き応えをもった作品です。
 

COV 91806
¥2600
高邁な精神、録音の少ない「使徒の愛餐」を収録
 ワーグナー:
  『パルジファル』より 第1幕への前奏曲
  使徒の愛餐
  『パルジファル』より 聖金曜日の音楽
マルクス・ボッシュ(指揮)
ラインラント= プファルツ州立
 フィルハーモニー管弦楽団
ヴォカペラ合唱団のメンバーによる男声合唱
 録音:2003 年4 月20 日/マンハイム、ローゼンガルテン(ライヴ)/50’18’’

 「使徒の愛餐」は男声合唱とオーケストラのためのユニークな作品です。力強いア・カペラが延々と続き、曲の後半に入って宗教的盛り上がりが頂点の高みに達したとき、遂に、満を持してオーケストラが加わります。
 勇壮なオペラの一場面といった感じで、まさにワーグナーにしか書けない音楽と言えます。このアルバムではパルジファルの管弦楽曲と組み合わせることにより、更に高邁な精神に満ちた世界を作り上げています。
 

COV 91804
¥2600
「おもちゃ箱」
 (1)トーマス・コッチェフ:Death, Hocket and Roll
 (2)リー・ウエストウッド:Florescence
 (3)モニカ・ピアース:Kandinsky
 (4)ジャック・シーン:Television continuity poses: I
 (5)Utku Asuroglu:Hayirli Olsun
 (6)渡辺裕紀子:In My Room
 (7)ヘザー・ステビンズ:Ursa Minor
 (8)ジャック・シーン: Television continuity poses: IIIa
 (9)アンナ・ソルヴァルドスドッティル:Shades of Silence
 (10)フランコ・ドナトーニ:Toy - Movt I
 (11)マイケル・クライン:Celia’s Toyshop
ザ・ライオット・アンサンブル
 新感覚、ポップで刺激的な現代音楽

 録音:2017 年2 月17-19 日/イギリス、リアル・ワールド・スタジオ/69’14’’

 我が道をゆく合奏団「ザ・ライオット・アンサンブル」によるポップで刺激的な現代音楽!
 ①はトイ・ピアノ2 台。⑤はトロンボーン、打楽器、チェンバロ、ピアノ。⑥は電子音楽。⑨はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ。編成の多彩さが面白いです。自由な感性が飛び交い、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような世界が広がります。




AMON RA


CDSAR 72
¥2500
女声のためのヴィルトゥオーゾとベル・カントの名曲集
 ヘンデル:輝かしいセラフィムに/
 ルッツァスキ:ああ愛する人の/
 コーニッシュ:さらば、わが心の望みよ/
 ルッツァスキ:わたしは若い娘/
 ダウランド:来たれ深い眠り/
 A.スカルラッティ:トランペットを吹き鳴らせ/
 ルッツァスキ:こよなくにがい愛の喜びよ/
 ルッツァスキ:あなたを愛していないだって?/
 セルトン:恋のなやみ/
 ストロッツィ:ありがとう私の幸運の星よ/
 ストロッツィ:眠る愛の神よ/
 ダウランド:ゆけ水晶の涙/
 ストロッツィ:ハンカチを噛んで/
 ルッツァスキ:おお春よ/
 セルミジ:美しい人よ、なぜ/
 パーセル:戦の準備を! 雄々しい殿よ!/
 ストロッツィ:ほんとうに退屈な人だこと/
 ブラームス:このように、あなた方にも今は
デボラ・ロバーツ(ソプラノ)、
テッサ・ボナー(ソプラノ)、
キャロライン・トレヴァー(アルト)、
リン・ハースト(ソプラノ)、
ジェニー・キャシディ(メゾ・ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ、
ムジカ・セクレタ、
ムジカ・アンティクア・オヴ・ロンドン、他   
 デボラ・ロバーツらが歌うベル・カント名曲集

 女声のための名曲、そして17世紀の女流作曲家バルバラ・ストロッツィ(1619−1677)をフィーチャーした、Amon Raのスペシャル・コンピレーション盤。
 参加アーティストには、タリス・スコラーズのメンバーとして活躍したデボラ・ロバーツ、キャロライン・トレヴァー、テッサ・ボナーなど錚々たる歌手が名を連ねています。※録音:1985年〜1992年

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




STERLING


CDA 1828-2
(CD-R)
¥2600
マリア!マリア! − ビルギッタ修道会の聖歌400年
 日曜日の聖務日課/月曜日の聖務日課/
 火曜日の聖務日課/水曜日の聖務日課/
 木曜日の聖務日課/金曜日の聖務日課/
 土曜日の聖務日課
アンサンブル・イェンマ
カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(芸術監督)
 ビルギッタ修道会は、スカンディナヴィアが起原の唯一の修道会です。聖ビルギッタ(c.1303-1373)とシェンニンゲのペトルス・オラヴィが、1350年代にローマで定礎を行い、1384年、最初のビルギッタ会修道院がスウェーデンのヴァドステーナに開設されました。
 『マリア!マリア!』では、ビルギッタ会のグレゴリオ聖歌が、日曜日「マリアにまつわる三位一体の喜び」、月曜日「マリアにまつわる天使たちの喜び」、火曜日「マリアにまつわる家長たちの喜び」、水曜日「マリアの誕生」、木曜日「キリスト生誕と聖母マリア」、金曜日「キリストの苦悩とマリアの同情」、土曜日「マリアの死と昇天」に分けて歌われます。
 これらの聖歌は、ペトルス・オラヴィの作とされるものの、すべての旋律と歌詞が彼の手によるものかどうかは不明だといわれます。
 アンサンブル・イェンマは、スカンディナヴィアで作られ、あるいは、スカンディナヴィアに関連した中世の教会音楽を演奏するため、2006年に創設されました。
 芸術監督のカーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーンは、ヨーテボリの音楽演劇大学の出身。グレゴリオ聖歌を中心とする中世の教会音楽を専門に音楽学者、音楽教師、歌手として活動しています。
 オランダ、ウーデンのビルギッタ修道院所蔵の手稿譜コレクションによる初めての録音。
 録音セッションは、スウェーデンの南部、スモーランド地方の緑豊かな町、ヴェクショーの教会で行われました。

 ※録音:2017年10月20日−22日、ヘムショー新教会(ヴェクショー、スウェーデン)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


CDA 1824/1825-2
(2CD-R+Bonus CD)
¥5200
ビョルクルンド=ユッランデル:
 即興、コンサート・エチュード、瞑想
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)
ニコライ室内合唱団
クリスチャン・ユングレーン(指揮)
 [CD1]〜
  ビョルクルンド=ユッランデル:
   コンサート・エチュード第1番 変ホ短調、コンサート・エチュード第2番 変ホ長調、
   コンサート・エチュード第3番 嬰ハ短調、コンサート・エチュード第4番 嬰へ短調、
   『この世はうるわし』による5つの異なる流儀の即興
    〔モーツァルトの流儀で、バルトーク/ストラヴィンスキーの流儀で、
     ショパンの流儀で、ドビュッシーの流儀で、リストの流儀で〕、
   『主の道をととのえよ』による即興、『ハッピー・バースデイ』による即興/
  カール=ミケール・ベルマン:さあ, 君の長生きを願い/
  ビョルクルンド=ユッランデル:『さあ、君の長生きを願い』のモーツァルト風即興/
 [CD2]〜
  ビョルクルンド=ユッランデル:
   瞑想第1番、瞑想第2番、瞑想第3番、瞑想第4番、瞑想第5番、瞑想第6番/
 [Bonus CD]〜
  ビョルクルンド=ユッランデル:モーツァルトの交響曲第40番第1楽章(合唱とピアノのための編曲)*
 スタファン・ビョルクルンド=ユッランデルは、1955年、ストックホルム生まれ。ストックホルムの王立音楽大学、イタリア、ハンガリーのリスト音楽院で学び、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活動。
 2000年からボロースのグスタフ・アドルフ教会の教会音楽家を務め、ピアノやオルガンのための作曲と即興も手がけています。ビョルクルンド=ユッランデルの作品集。4つの《コンサート・エチュード》と6つの《瞑想(Meditation)》。賛美歌やシンガー・ソングライター、ベルマンの「誕生日を祝う乾杯の歌」による「即興」。
 Bonus CD に収録された「モーツァルトの交響曲第40番第1楽章」の合唱とピアノのための編曲は、ストックホルムのニコライ室内合唱団の中国ツアーに彼が参加した際の演目です。2004年、彼がヨーテボリ大学音楽演劇学部の修士号取得のために提出したクラシック・ピアノの即興に関する論文の要約(英語)がブックレットに掲載されています。

 ※録音:1994年6月13日、グスタフ・アドルフ教会(スンツヴァル)/2008年12月&1992年4月28日、ストックホルム大聖堂/2012年1月29日、2017年11月、2004年&2015年、エーリクソン・ホール(ストックホルム)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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ALPHA


 15年以上の歴史を持ち、パリに拠点を置くALPHA(アルファ)レーベル。発足当時はルネサンス,バロックの音楽を中心にリリースしていましたが、最近ではアンナ・ヴィニツカヤやパトリシア・コパチンスカヤなどの若手アーティストに着目。彼らのアルバムを次々とリリースしながらも“知られざる古楽作品”にも力を入れ続けるレーベルです。
 これらの新しいプロジェクトだけでなく、同じく関連レーベル“ZIG-ZAG TERRITOIRES”のアルバムの再発売もスタート、インマゼール/アニマ・エテルナのベートーヴェンなどの注目盤が新たな装いでALPHAレーベルより発売されています。


ALPHA404
\2600→\2390
再発!
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 ドビュッシー(1862-1918):ピアノ作品集

 版画
  1.第1番:塔
  2.第2番:グラナダの夕べ
  3.第3番:雨の庭
 4-9.12の練習曲より 第7番-第12番
 映像 第1集
  10.第1番:水に映る影/11.第2番:ラモー賛歌/12.第3番:動き
 13.喜びの島
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 2013年11月9日付の「デイリー・テレグラフ」紙で絶賛されたゲルナーのドビュッシー。
 若い頃から「ドビュッシーにずっと魅了されていた」と語るゲルナーの演奏は、知的な明晰さ、奥深さ、高度な技術を全て結集させた、詩情あふれる仕上がりとなっています。

  録音 2013年4月13-16日 Teldex Studio, Berlin, Germany
  ZIGZAG Territoires ZZT-326より移行盤

 アルゲリッチ、バレンボイム、ゲルバー...と数々の世界的ピアニストを生んだアルゼンチン出身、1969 年生まれ——若くしてアルゲリッチに見出されてヨーロッパに向かい、ジュネーヴではチッコリーニと並ぶナポリ派の大御所マリア・ティーポの薫陶を受け、ジュネーヴ音楽院卒業の年にあたる1990 年には難関ジュネーヴ国際コンクールでみごと優勝。このあたりから折々、明敏なリスナーたちをドキドキさせるような活躍をみせはじめ、EMI やCascavelleなどで名盤を連発。故郷ブエノスアイレスでもリスト・コンクールで優勝しただけあって、磨き抜かれた技巧がくりだすリスト解釈も素晴しければ、上述のとおり歴史的ピアノもあざやかに操り、ショパンの玄妙さを表現してみせる——

 そんな彼が、実は若い頃からずっとドビュッシーの音響世界にふかく心を惹かれつづけていて、数多くの名教師たちのもとでじっくり解釈を練り上げていた...と聞いて、ピアノ音楽ファンがどうして黙っていられるでしょう?

 圧巻の超絶技巧を大前提とするリストのピアニズムにも、そしてもちろんショパンの玄妙な響きにも、彼の解釈は確かに「この人がドビュッシーを弾いたらどうなってしまうのだろう?」と思わせる詩情が漂っているところ、満を持して世に問うてくれたのが、「映像」や「版画」といった、まさしくドビュッシーの詩情そのものの名品であり、また新時代のピアニズムと音響芸術のはざまをゆく晩年の異色作「練習曲集」の後半であります。

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ALPHA380
(6CD)
\4800→4490
再発!
 インマゼール(指揮)&アニマ・エテルナ
ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集

【CD1】
 1.バレエ音楽「プロメテウスの創造物」 Op.43 
 2-5.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21
 6-9.交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
【CD2】
 1-4.交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55
 5.「コリオラン」序曲 ハ短調 Op.62
 6.劇音楽「エグモント」Op.84-序曲
 7.劇音楽「アテネの廃墟」Op.113-序曲
 8.劇音楽「アテネの廃墟」Op.113-トルコ行進曲
【CD3】
 1-4.交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
 5-8.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
【CD4】
 1-5.交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68
 6-9.交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
【CD5】
 1-4.交響曲 第7番 イ長調 Op.92
 5.献堂式序曲 Op.124
【CD6】
 1-7.交響曲 第9番 ニ短調「合唱」Op.125
アンナ=クリスティーナ・カーポラ(ソプラノ)…CD6
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)…CD6
マルクス・シェーファー(テンール)…CD6
トーマス・バウアー(バリトン)…CD6

ジョス・ファン・インマゼール(指揮)

アニマ・エテルナ合唱団…CD6
アニマ・エテルナ
 2008年、最初に発売された時には多くの聴き手が衝撃を受けたというインマゼールのベートーヴェン交響曲全集。以来10年を経て、ベートーヴェンを演奏すること自体が、使用楽器や解釈も含めてここまで大きく変化すると想像していた人がどれほどいたのでしょう。だからこそ、今、ベートーヴェンの原点に立ち戻り、インマゼールが演奏するこの演奏に耳を傾けてみてください。
 ピリオド楽器による演奏ですが、解釈はあくまでも正統派。ピッチやテンポについてもベートーヴェンが記載したメトロノーム表示を忠実に守り(たとえ、その機械が狂っていたとしても)ベートーヴェンが活躍していた当時の最新研究結果を踏まえ、ベートーヴェンの理想を丁寧に描き出しています。併せて収録されている数々の序曲も素晴らしい演奏です。

 録音 CONCERTGEBOUW BRUGGE 2005年12月10-12日…交響曲 第4番&第8番,プロメテウスの創造物 2006年5月1-4日…交響曲 第2番&第3番,エグモント、アテネの廃墟 2006年11月13-16日…交響曲 第6番&第7番 コリオラン 2007年4月20-21日…交響曲 第1番 2007年4月17-20日…交響曲 第9番 2007年12月20-21日…交響曲 第5番,献堂式序曲

 ZIGZAG Territoires ZZT080402.6より移行盤



 
代理店が交代し滞っていたALPHAレーベル新譜、どどっと登場。
まずはとくに注目盤を。



ALPHA280
\2600
エリアス弦楽四重奏団
シューマン(1810-1856):弦楽四重奏曲集

 弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2
  1.第1楽章:Allegro vivace
  2.第2楽章:Andante, quasi variazioni
  3.第3楽章:Scherzo: Presto
  4.第4楽章:Allegro molto vivace
 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3
  5.第1楽章:Andante espressivo - Allegro molto moderato
  6.第2楽章:Assai agitato - Un poco adagio - Tempo risoluto
  7.第3楽章:Adagio molto
  8.第4楽章:Finale: Allegro molto vivace
エリアス弦楽四重奏団
【メンバー】
 サラ・ビットロホ(ヴァイオリン)
 ドナルド・グラント(ヴァイオリン)
 マーティン・セイビング(ヴィオラ)
 マリー・ビットロホ(チェロ)
 エリアス弦楽四重奏団のアンサンブル名はメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語呼称からとられたもの。
 1998年、マンチェスターのノーザン音楽大学で結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、そのほかアルバンベルク四重奏団やジョルジュ・クルターク、アンリ・デュティユーなどにも師事し、活動を始めるやいなや世界中で高く評価されています。
 彼らは既に、ウィグモアホールでの「ベートーヴェン弦楽四重奏曲」全曲録音をリリースしていますが、今作は彼らが特別な感情を抱いているというシューマンの四重奏曲。「これらの曲には作曲家の個人的心情が反映されていて、作品の全てにニュアンスが溢れている」と語る彼らの演奏はとても魅力的です。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=gZ-iDXJ_k94
 録音 2016年5月 ライヴ POTTON HALL, UNITED KINGDOM
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ALPHA358
\2600→\2390
ロッテルダム・フィル首席フルート奏者
 ジュリエット・ユレル(フルート)
Bach Inspiration

 J.S.バッハ(1685-1750):
  1-7.管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
  8.マタイ受難曲 BWV244-
     アリア「愛よりしてわが救い主は死にたまわんとす」
  9-12.無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV1013
  13.復活祭オラトリオ「来い、急げ、走れ、逃げまどう者たちよ」 BWV249-
     アリア「魂よ、あなたの香油は」
  14-17.フルート・ソナタ ト長調 BWV1038
  18.コーヒー・カンタータ BWV211-
     アリア「ああ、なんて美味しいの、コーヒーは」
  19.カンタータ 第82番「われは満ちたれり」-アリア「われは満ちたれり」
ジュリエット・ユレル(フルート)
マリ・ド・ヴィユトレイ(ソプラノ)…8.13.18.19
アンサンブル・レ・シュルプリーズ
 フランス出身、パリ国立音楽院で学んだフルート奏者ジュリエット・ユレル。1998年よりロッテルダム・フィル首席フルート奏者を務めています。数多くの録音があり、そのレパートリーはハイドン、モーツァルトからフランス近代作品、現代作品までと幅広く、最近ではヴォーチェ四重奏団とのモーツァルト:フルート四重奏曲全集(ALPHA204)でのチャーミングな演奏が話題となりました。
 今回のアルバムはJ.S.バッハに焦点を当て、まずはフルートが活躍する「管弦楽組曲 第2番」と2曲の「フルート・ソナタ」をピックアップ。それだけではなく、カンタータなどでフルートのオブリガードが付けられているいくつかの作品を、ソプラノ歌手ヴィユトレイと共に演奏し、バッハ作品におけるフルートの役割を見せてくれます。アンサンブル・レ・シュルプリーズの洗練された響きも、ユレルのフルートにマッチしています。

 https://www.youtube.com/watch?time_continue=11&v=ZCampjNQuBY
  録音 2017年4月 Abbaye aux Dames, Saintes, France



ゆったり、しっとり・・・、
ジュリエット・ユレル
ヴォーチェ四重奏団との名盤中の名盤!

モーツァルト:フルート四重奏曲全集

Alpha204
\2600
モーツァルト:フルート四重奏曲全集
 1. フルート四重奏曲 第1番 ニ長調KV285
 2. フルート四重奏曲 第2番 ト長調KV285a
 3. フルート四重奏曲 第3番 ハ長調KV285b
 4. フルート四重奏曲 第4番 イ長調KV298
ジュリエット・ユレル(fl)
ヴォーチェ四重奏団
①②セシル・ルービン(vn)
③④サラ・ダヤン(vn)
ギヨーム・ベッケル(va)
リディア・シェリー(vc)
 静かに世代交代が進むフルートの世界。ロッテルダム・フィルの世界的名手+気鋭SQで、フランスの粋を!

 フランスの名手ジュリエット・ユレルによるモーツァルト:フルート四重奏曲全集。

 ゲルギエフ時代初期からのロッテルダム・フィル首席奏者で、ユニークな黒塗りフルートから流れ出す「はなしことば」のような自然な吹奏、まろやかな美音はまさにモーツァルトの室内楽にぴったり!
 トラヴェルソ風といってもよいかもしれません。

 ここへきて徐々に名をあげてきたフランス新世代のヴォーチェSQも、彼女を一員としての四重奏を絶妙の共感力で織り上げてゆく・・・

 一音一音がしっとりとゆったりと奏でられる、新しい時代の名盤。


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ALPHA283
\2600\2390
マリー=エリザベス・ヘッカー(チェロ)
 エルガー(1857-1934):

 チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
  1.第1楽章:Adagio - Moderato
  2.第2楽章:Lento - Allegro molto
  3.第3楽章:Adagio
  4.第4楽章:Allegro - Moderato - Allegro ma non troppo
 5.ため息 Op.70(チェロと管弦楽編)
 ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.84
  6.第1楽章:Moderato
  7.第2楽章:Adagio
  8.第3楽章:Andante - Allegro
マリー=エリザベス・ヘッカー(チェロ)

エド・デ・ワールト(指揮)…1-4.5
アントワープ交響楽団…1-4.5

カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)…6-8
デイヴィッド・マッキャロル(ヴァイオリン)…6-8
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)…6-8
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)…6-8

 冒頭から慟哭・・・。
 正真正銘の天才、エリザベス・ヘッカー、ついにエルガー。
 指揮は久しぶりのエド・デ・ワールト。


 ドイツ、ツヴィッカウ生まれのチェリスト、マリー=エリザベス・ヘッカーが演奏するエルガーのチェロを含む作品集。
 これまでにALPHAレーベルからはシューベルトのピアノ三重奏曲/アルペジョーネ・ソナタとブラームスのチェロ・ソナタをリリース。この2作で見事な共演を披露したピアニストのヘルムヒェンとは、今回の「ピアノ五重奏」でも息のあった演奏を繰り広げています。
 他の奏者たちにも注目。2018年夏に来日が予定されているヴァイオリニスト、カロリン・ヴィトマンを始め、錚々たるメンバーです。
 メインであるチェロ協奏曲ではエド・デ・ワールトが指揮するアントワープ交響楽団を従え、息をのむような緊張感に満ちた演奏を聴かせています。

 録音:2016年2月 Desingel International Arts Campus, Antwerp Belgium…1-4.5 2016年10月 Stiftung Schloss Neuhardenberg, Germany…6-8



 マリー=エリーザベト・ヘッカー

 第8回ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールにて、史上はじめて第1位と2つの特別賞を同時に勝ち取った人。
 1987年、ツヴィカウ生まれ。ペーター・ブルンズ、ハインリヒ・シフに師事。12歳でドイツの「ユーゲント・ムジツィールト」に優勝した正真正銘の天才。

 



マリー=エリーザベト・ヘッカー(チェロ)
2つの旧譜


Alpha223
\2600
マリー=エリーザベト・ヘッカー(チェロ)
 ブラームス:チェロとピアノのためのソナタ(全2曲)

  1.チェロとピアノのためのソナタ 第1番 ホ短調 Op.38(1862)
  2.チェロとピアノのためのソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99(1886)
マリー=エリーザベト・ヘッカー(チェロ)
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)

 欧州でのソリスト室内楽の最前線をゆく名手たち!
 曲者ふたり、愛の結実がみせるロマン派室内楽の粋…

 ブラームスのチェロとピアノのための二重奏曲2曲
 あのフランスにおける「小規模レーベルの革新」と言われた名門Alphaレーベルから、ドイツ語圏屈指の二人による満を持してのデュオ・アルバム

 ヘレヴェッヘ指揮フランダース・フィルとの協奏曲録音など思わぬ活躍がますます続くヘルムヒェンもさることながら、ここでの主役は彼と生涯のパートナーとなった俊才チェロ奏者ヘッカー!
 ヘルムヒェン同様、カルト的人気を誇る才人クリスティアン・テツラフ(vn)らの室内楽仲間で、いわば室内楽こそ真の得意領域。しかし両者ともさまざまな演奏家とこの2曲を弾いてきたにもかかわらず、「次の瞬間どう弾くか」が肌で判るのはこの共演のときだけ、とのこと——驚くべき共感と一体感で綴られるブラームスの魅力、ぜひじっくり聴き極めていただきたいアルバム。



マリー=エリーザベト・ヘッカー
クレメラータ・バルティカとの演奏
彼女の演奏は肉食系ではなく知的で繊細で優しい。


PROFIL
PH 08031
\2400
チェロ・フィエスタ!
 (1)ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調
 (2)チャイコフスキー:奇想的小品 Op.62
 (3)アザラシヴィリ:チェロと室内管弦楽のための協奏曲
 (4)ヒナステラ:パブロ・カザルスの主題による注解 Op.46
 (5)チック・コリア:ラ・フィエスタ
マリー=エリーザベト・ヘッカー(1)(5)、
ギオルギ・ハラーゼ(2)(3)(4)(5)(Vc)、
クレメラータ・バルティカ

 ギドン・クレーメルがその才能を愛でている若手チェロ奏者ふたり、ヘッカーとハラーゼの協奏作品アルバム。
 古典派のハイドンから現代ジャズまで驚異的な懐の深さを示している。聴きものはグルジアの作曲家アザラシヴィリとチック・コリア作品。溌剌としたフレッシュな音楽性が輝いている。


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ALPHA397
\2600\2390
ピオーのALPHAレーベルへの初のリサイタル・アルバム
 CHIMERE−シメール
  サンドリーヌ・ピオー:歌曲を歌う

 1.レーヴェ(1796-1869):ああ、お願いです、苦しみの聖母さま
 2.シューマン(1810-1856):ヴィルヘルム・マイスターよりの歌曲と歌 Op.98-1 ミニョン
 3.シューマン:5つの歌曲 Op.127-2 あなたの顔は
 4.シューマン:歌曲集「ミルテの花」 Op.25-7 はすの花
 ドビュッシー(1862-1918):華やかな宴 第1集
  5.秘めやかに
  6.操り人形
  7.月の光
 8.ヴォルフ(1860-1903):アイヒェンドルフ歌曲集 第3番「秘めた愛」
 ヴォルフ:メーリケ歌曲集より
  9.第45番:葦の根の妖精
  10.第7番:見棄てられた娘
  11.第38番:風に寄せる歌
 12.ガーニー(1890-1937):5つのエリザベスの歌-第4番「眠り」
 13.バクサ(1938-):あなた、彼を忘れましょう
 プーランク(1899-1963):歌曲集「平凡な話」 FP107
  14.オルケニーゼの歌
  15.ホテル
  16.ワロン地方の小さな沼
  17.パリへの旅
  18.すすり泣き
 19.バーバー(1910-1981):歌曲集「それでもなお」Op.41-4 孤独なホテル
 20.プーランク:歌曲集「メタモルフォーゼ」第2番 あなたはこんなふう
 プレヴィン(1929-):3つのディキンソンの歌
  21.第1番:悲しみをとらえて
  22.第2番:本当に朝なのでしょうか
  23.第3番:夜よ、こんにちは
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)
 名ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーのALPHAレーベルへの初のリサイタル・アルバム。タイトルの「CHIMERE−シメール」とはギリシャ神話に登場する“ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ怪物”(英語読みではキマイラ)のことですが、時には理解できない夢の象徴や、様々な要素を併せ持つ存在=女性そのものを示す、まさにこのアルバムにふさわしい言葉です。
 彼女が変幻自在に歌い上げるレーヴェ、ヴォルフ、ドビュッシー、プーランク、あまり聴くことのないガーニー、バクサ、そしてバーバー、プレヴィンの歌曲は、ドイツ語、フランス語、英語の3つの言語を行き来しながら、聴き手を詩的で親密な夢の旅へといざないます。伴奏のマノフのピアノもピオーの歌にぴったりと寄り添い、ユニークな世界を描き出しています。

 録音 2017年9月 Teldex Studio Berlin
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ALPHA360
\2600\2390
ベルチャ弦楽四重奏団
 アンデルシェフスキも!!
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲 第3番/ピアノ五重奏曲 ト短調

 ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
  1.第1楽章:前奏曲(Lento)
  2.第2楽章:フーガ(Adagio)
  3.第3楽章:スケルツォ(Allegretto)
  4.第4楽章:間奏曲(Lento)
  5.第5楽章:終曲(Allgretto)
 弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73
  6.第1楽章:Allegretto
  7.第2楽章:Moderato con moto
  8.第3楽章:Allegro non troppo
  9.第4楽章:Adagio
 10.第5楽章:Moderato
ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)…1-5
ベルチャ弦楽四重奏団
【メンバー】
 コリーナ・ベルチャ(第1ヴァイオリン)
 アクセル・シャハー(第2ヴァイオリン)
 クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)
 アントワーヌ・レデルラン(チェロ)
 「伝統に捉われず、メンバーたちが持つ様々な文化的背景に裏打ちされたダイナミックで自由な音楽解釈」で知られるベルチャ弦楽四重奏団は、1994年、英国王立音楽大学の学生たちによって結成されたアンサンブル。
 幅広いレパートリーを持ち、古典派、ロマン派の作品の演奏、録音だけでなく、タネジやペンデレツキ作品の世界初演を手掛けるなど、活発な活動を行っています。
 なかでも2011年から2012年にかけて録音されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集と、2014年から2015年録音のシェーンベルク&ベルク&ヴェーベルン:室内楽曲集は“エコー・クラシック賞”、ブラームスの弦楽四重奏曲全集は“ディアパソン・ドール賞”を受賞、世界中で高く評価されています。
 彼らの新しいアルバムはショスタコーヴィチの2つの作品を収録。彼らの卓越したアンサンブルと洗練された演奏は、交響曲第9番がソ連当局に批判された直後に書かれ、初演時に改訂されたとされる問題作「弦楽四重奏曲 第3番」の本質を探求します。また、最高傑作とされるピアノ五重奏曲には、名手アンデルシェフスキが参加。最高レベルの音楽性の出会いが実現しました。

 https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=UI7Tu6KfCxI
 録音 2017年6月 BRITTEN STUDIO, SNAPE


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Alpha262
(8CD)
¥4200
まさかの新価格!
 21世紀の定盤全曲録音
  ベルチャ四重奏団
   ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集

 弦楽四重奏曲 第1〜16番
 弦楽四重奏のための大フーガ
ベルチャ四重奏団
 コリーナ・ベルチャ(vn1)
 アクセル・シャシェル(vn2)
 クシシュトフ・ホジェルスキ(va)
 アントワーヌ・ルデルラン(vc)

 もはや「21世紀の定盤全曲録音」と言っても過言ではないはず。
 ZZTでのベートーヴェン、Alphaから再登場!
 アルテミスSQを追うようにして、久しく新しい全曲録音が見られなかったこの難攻不落の企画を敢行、4枚ずつのセットで2度に分けてリリースされるや全世界で圧倒的な評価をわがものにし、日本でも2分冊がともに『レコード芸術』特選に輝いた決定的銘盤!
 ベートーヴェンのどこまでも奥深く仕掛けの多い響きを、彼らがどのように精緻に「いま」に甦らせてみせたかは、やはり一度しっかりきいていただくほかないのかもしれませんが、1曲でも聴いたが最後、全曲すべて彼らの解釈で接したくなること間違いなし——
  仕様変更に際してかなりお求めやすくなっておりますので、どうぞその点もお見逃しなく...!

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ALPHA968
\2600\2390
MAJESTE-陛下
ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726):ルイ14世を讃える作品集

 DEITATIS MAJESTATEM
 神聖なる国王陛下
 1.DEITATIS MAJESTATEM これは神たる方
 2.HIC ENIM MISERICORS 憐み深き方
 3.SIMPHONIE サンフォニー
 4.O CARO CHRISTI VERA ああ真実の肉体よ
 5.TE OMNES ANGEL すべての天使たち
 6.O MENTIS JUBILATIO ああ、喜びよ
 7.QUAM DULCIS EST なんて優しい方
 8.O BONITATIS PRODIGIUM ああ神なる奇跡
 ECCE NUNC BENEDICITE 見よ、祝福の時
  9.ECCE NUNC BENEDICITE DOMINUM 今、主は祝福せり
  10.IN NOCTIBUS EXTOLLITE あなたの手を取り
  11.BENEDICAT TE DOMINUS EX SION シオンからあなたを祝福します
 12-29.テ・デウム
エマニュエレ・ド・ネグリ(ソプラノ)
ダグマル・シャシュコヴァ(ソプラノ)
ショーン・クレイトン(オートコントル)
シリル・オーヴィティ(テノール)
アンドレ・モルシュ(バス)

ヴァンサン・デュメストル(指揮)
アンサンブル・エデス
ル・ポエム・アルモニーク
 フランス・バロック時代に活躍した作曲家ドラランド。1683年、25歳のドラランドは“太陽王”ルイ14世の宮廷音楽家として召し抱えられ、すぐに王のお気に入りの一人となり、王女の音楽教師を務めながら、1714年には王室礼拝堂(シャペル・ロワイヤル)の楽長となり、亡くなるまでその職務にあたりました。
 40年に渡る年月の中で、王はドラランドを信頼し、新しい王室礼拝堂を建築する際には、協議メンバーにドラランドを加えていました。またドラランドも王を心から崇拝し、お互いに良い関係を築いたようです。
 このアルバムでは、ドラランドが新しいシャペル・ロワイヤルのために作曲した壮大な「グラン・モテ」(管弦楽伴奏や室内楽伴奏を伴う大規模なモテット)と、テ・デウムを作品所縁の場所でデュメストル率いるル・ポエム・アルモニークが演奏、時を超えた感動をもたらしています。

 https://www.youtube.com/watch?v=IO446Esi5as
 録音 2017年5月 CHAPELLE ROYALE DU CHATEAU DE VERSAILLES

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ドラランドの名盤を一枚ご紹介しましょう
心と体を浄化するこれ以上ない音楽
ドラランド/ルソン・ド・テネブル

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 NAIVEの「ドラランド/ルソン・ド・テネブル」。

 すでに廃盤のアルバム。海外の在庫が数枚残っているだけという状況ですが・・・ご紹介します。
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 ジャケットの、ダ・ヴィンチが描いた女性の瞳がとても神秘的。
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 で、紙パッケージからCDケースを抜き取ると、中から髑髏のジャケット。
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. このアルバム、「ドラランド/ルソン・ド・テネブル」。

 ドラランドはリュリが権勢を誇っていた時期に珍しくルイ14世に愛された音楽家。
 多くの音楽家がリュリの政略の前に沈んでいった中で、なぜか生き残った。
 ちょうど四半世紀生まれが遅かったためにリュリの魔の手が伸びなかったのか。

 ルイ14世の王女の音楽教師を務め、20代で宮廷副楽長、1714年から亡くなるまで王室礼拝堂の楽長を務めるなど、音楽家としては幸せな日々を送る。

 しかし愛する二人の娘が相次いで伝染病で亡くなるなど、私生活は不幸だった兆しがある。
 その愛する娘は二人とも歌手だったらしく、父親の「ルソン・ド・テネブレ」をよく歌っていたという。
 ・・・この曲である。
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 「ルソン・ド・テネブレ」。

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 「エレミアの哀歌」につけられた聖務日課のための音楽。
 暗闇で行われ、13本のロウソクを1本ずつ消して、最後は暗闇になって終わるという神秘的な儀式を伴う宗教音楽。
 「ルソン・ド・テネブレ」には名曲がいくつかあるが、そのいずれもが崇高で静謐で近寄りがたい雰囲気があるのに対し、このドラランドの作品は、ちょっと家庭的で親しい。
 そしてこのアルバムでのソプラノのデロシェールの声が、ほんとに素直で純粋で、まるで少女のよう。
 きっとこんなふうに娘たちも歌っていたのだろう。
 そしてドラランドはそれを微笑みながら、敬虔な気持ちで聴いていたのだろう。
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 聴く人の心に、泉のようにしみわたる、美しいアルバム。



NAIVE
8913
1CD¥2600.
(1)マラン・マレ:リュリ氏のトンボー
(2)ドラランド:水曜日のルソン・ド・テネブル

(3)ロベール・ド・ヴィゼ:ド・ヴィゼ嬢のトンボー
(4)ドラランド:木曜日のルソン・ド・テネブル

(5)ルイ・クープラン:ブランクロシェル嬢のトンボー
(6)ドラランド:金曜日のためのルソン・ド・テネブル

(7)マラン・マレ:サント・コロンブのトンボー
イザベル・デロシェール(S)、
マウリチオ・ブラリア(テオルボ)、
ニマ・ベン・ダ・ヴィ(Gamb)、
ピエール・トロスリエ(ポジティフオルガン)

 1730年に出版されたドラランドの感動的なルソン・ド・テネブルを核に、名曲をあつめた1枚。ルソン・ド・テネブルとは、聖書のエレミア哀歌の中の言葉に音楽をつけたもので、受難の日の聖金曜日の前後の日をあわせた3日間の朝の礼拝で演奏された。
 この礼拝は、ろうそくの灯が日を追って順に消され、最後は真っ暗闇の中執り行われたが、15世紀末以降、それぞれの前日の夕刻に礼拝が行われていた。(現在ではまた当日の朝に演奏するように戻されています。)キリスト教にとって最も重要な受難を思う礼拝の音楽だけに、どれも深い世界が広がり、涙をさそう。
 挿入されたトンボーの名曲とあわせ、涙なしには聴けない名盤。

1996年録音。


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ALPHA477
\2600\2390
マルティン・ハーゼルベック(指揮)&ウィーン・アカデミー管
 RESOUND BEETHOVEN 第6集

ベートーヴェン(1770-1827):
 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲)
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(フォルテピアノ…1825年 ウィーン、フランツ・バイヤー製
walnut veneer, compass F'to f''')
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団(ピリオド楽器使用)

 ベートーヴェン時代の楽器を用い、小編成で演奏を行うウィーン・アカデミー管弦楽団とマルティン・ハーゼルベックが追求する「RESOUND BEETHOVEN」のシリーズ。
 今回の第6集には、比較的小規模な編成ながら、独創的な工夫が凝らされた「交響曲第8番」とベートーヴェン自身がクレメンティの勧めによって「ヴァイオリン協奏曲」をピアノ用に編曲した「ピアノ協奏曲 ニ長調」の2作を収録。
 独奏のヴァリッシュが演奏する楽器は、ベートーヴェンが活躍した時代に製作された1825年製のフォルテピアノで、演奏場所もベートーヴェンの重要作品が多く初演されたオーストリア科学アカデミー(旧大学)という凝ったシチュエーション。18世紀初頭に響いたであろう音が余すことなく再現されています。

 録音 2017年11月 ライヴ オーストリア科学アカデミー




「初演の響き」を再現 
ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管
ベートーヴェン・チクルス


alpha470
\2600
ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第1弾(RE-SOUND BEETHOVEN)


  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)

 
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!
 それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音。

 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。

 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度..!



alpha473
\2600

 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第2弾(RE-SOUND BEETHOVEN Vol.2)

 ベートーヴェン:交響曲第7番・ウェリントンの勝利 他

  1. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92
  2. ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
              (戦争交響曲)op.91
  3. プレイエル(トルセク編):祝典行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
  4. デュセック(トルセク編):ブラウンシュヴァイク行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
※曲順は①③④②
マルティン・ハーゼルベック 指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)

 会場まで徹底検証、「初演の響き」を再現できるのはウィーンのハーゼルベックだけ!
 徹底した古楽器演奏ベートーヴェンの交響曲が、現代楽器のオーケストラによる響きとはおよそかけはなれた「当時の楽器と奏法」で演奏されていた、つまりベートーヴェン自身がイメージしていた響きは「いま」の私たちが知っているものとは大きく違っていたのは、もはやいうまでもないこと…
 それをふまえたうえで、古楽器であの傑作群を演奏・録音した名演も過去数十年のあいだに続々と出てきましたが、ウィーンを拠点に古楽器演奏を続けるハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団によるこの全曲録音の素晴しい点は、楽器や奏法だけでなく「それが初演された会場の響き」までも味方につけ、作品の素顔に迫ろうとしている点...!
 好評をもって迎えられた第1弾に続く本作では、「第7」が初演されたウィーン大学講堂(現在のウィーン科学アカデミー講堂)で録音されただけでなく、初演時からしばらくは「ほぼ必ず対作品として一緒に演奏されていた」壮麗な機会音楽「ウェリントンの勝利」もあわせて収録。
 メトロノームの発明者メルツェルの自動楽器を使った2曲の行進曲とともに、ナポレオン戦争末期の空気そのままに作品を甦らせる解釈は、どのような音として私たちを圧倒するのでしょう?!
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Alpha472
(2CD)
¥4600
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 RE-SOUND BEETHOVEN -Vol.3-

 ベートーヴェン『エグモント』(全)&序曲『献堂式』

【CD I】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84(ドイツ語原語版)
  ②序曲『献堂式』Op.124
【CD II】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84 (英訳版)
 ②序曲『献堂式』Op.124
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
            (古楽器使用)
ベルナルダ・ボブロ(ソプラノ独唱)
【CD I】
 ヘルベルト・フェッティンガー(語り)
【CD II】
 ジョン・マルコヴィッチ(語り)
 ベートーヴェンとその時代の人々が聴いた「初めての驚き」は、交響曲以外も…大好評シリーズ思わぬ選曲!ウィーン拠点という地の利を生かし、たんに世界各地の凄腕古楽器奏者たちを集めた精鋭古楽器集団が熟考と研鑽のかぎりをつくしてベートーヴェンの真髄に迫る…というだけでなく、各作品をそれぞれ、できるかぎり作曲家が初演した演奏会場で録音、その音響環境までも検証してゆこうとする異才マルティン・ハーゼルベックの「ベートーヴェン全曲録音」シリーズ“RE-SOUND BEETHOVEN”。
 第1弾が最初の交響曲2編だったので交響曲全集かと思いきや、第2弾で思いがけず「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」も併録、そしてこの第3弾が交響曲ではなく劇付随音楽『エグモント』の全曲版…とくれば、がぜん今後の選曲にも期待が持てるというほかありません!
 折々ゲーテによる演劇台本の朗読を交えての本盤、オーストリアの名優フェッティンガーはアン・デア・ウィーン劇場での『フィデリオ』にも出演した人ですが、2枚目のCDに収録されている同内容の英語版ではなんと『シェルタリング・スカイ』『マルコヴィッチの穴』他で知られる名優ジョン・マルコヴィッチが!
 第8と第9の間に書かれた併録の序曲『献堂式』(ベートーヴェン最後の管弦楽作品!)が初演されたさいオープンしたヨーゼフシュタット劇場が今回の録音会場。劇音楽の序曲から、リズムのしなやかさにはっとさせられる、聴き深めずにはおれない名演です!


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Alpha474
(2CD)
\2600
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 〜Re-SOUND BEETHOVEN Vol.4〜


  ベートーヴェン:
   ①交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
   ②七重奏曲 変ホ長調 op.20
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
②イリア・コロル(vn)
ラファエル・ハントシュー(va)
レオンハルト・バルトゥセク(vc)
ヴァルター・バッハケーニヒ(cb)
ペーター・ラープル(cl)
カタリン・ゼベッラ(fg)
ヘルマン・エープナー(hr)
 
 ついに「英雄」!
 初演時の響きを初演会場で再現するハーゼルベック企画、ロプコヴィツ邸大広間へ!

 ベートーヴェンの交響曲を、たんに当時の楽器と演奏法、オーケストラ規模で再現するだけでなく、歴史的ドキュメントを丹念に探りながら、それぞれの作品の初演会場を突き止め、それらが初めてこの世に響いたときのサウンドを再現しようとする——ウィーンを拠点に活躍している「地の利」を生かした異才指揮者マルティン・ハーゼルベック率いる古楽器集団ウィーン・アカデミーの探求、ついに『英雄』にたどりつきました!

 ベートーヴェンのパトロンとして有名なロプコヴィツ侯爵の私邸の大広間(現在はオーストリア演劇博物館の一部)を使い、かつて「傑作の森」の数々がプライベート試演されてきたこの会場の響きで「英雄」の原風景に迫ってみせる——音楽学者ヴァインツィール(このプロジェクトのブレーンでもあります)による研究のもと、弦楽編成は7人だけだったとする説もありつつ、ここでは4/4/2/2/2と限りなく絞った、しかしバランスも申し分ない編成がとられています。
 そして今回の併録としては交響曲第1番と同時に初演された七重奏曲をCD2に収録—-個々の古楽器の響きもさることながら、明らかにウィーン的な何かを感じさせる独特のテンポ感、これぞ理想的なウィーン古典派の解釈!と実感すること必至…


https://youtu.be/3n0JIuX9fZA?list=PLpsL9gxP_PeZFmouiGCwQBKrwkamHSbCB

 この不思議なカメラワークでずっと見せるとは。ALPHAというレーベルも変わってる。

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Alpha476
\2600
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 〜Re-SOUND BEETHOVEN Vol.5〜

 ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付き」
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
シネ・ノミネ合唱団
ローラ・エイキン(S)
ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)
スティーヴ・ダヴィスリム(T)
ホセ・アントニオ・ロペス(Br)

 音楽の都ウィーンを拠点に、作曲当時の楽器と奏法にこだわるだけでなく、この地をベースにしている「地の利」を生かし、初演会場ないしそれに最も近い音響環境でベートーヴェンの交響曲を録音してきた古楽器オーケストラ、ウィーン・アカデミー…第3番「英雄」では、エンジニアチームが初演会場の音響に合わせた特別なマイクロフォンまで新作、当時の聴き手が耳にした響きに忠実な再生音へと肉薄して話題となりました。

 12/12/8/7/6の弦楽編成はこれまでにない厚み、初演会場だったケルントナートーア劇場(20世紀に同名で活動していた劇場は別の場所)は今や存在していないところ、ベートーヴェンと同時代のウィーンにおける管弦楽演奏会など大規模な催しを一手に請け負ったレドウテンザールに響きわたる、まさに19世紀人が聴いた初めての驚きの瞬間を追体験できる1枚です!


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ALPHA400
\2600\2390
エルベ・ニケ(指揮)&ル・コンセール・スピリチュエル
 オラツィオ・ベネヴォリ(1605-1672):
  16声のミサ「SI DEUS PRO NOBIS 神が私たちと一緒なら」

  1.聖アンブロジウス:Aeterna Christi Munera et Martyrum Victorias
  2.モンテヴェルディ:カンターテ・ドミノ SV293
  3.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-キリエ
  4.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-キリスト
  5.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-キリエ II
  6.パレストリーナ:モテット I「乙女マリアよ、御身は祝福されたもう」
  7.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-グローリア
  8.作者不詳:Et ne averta faciem tuam a puero tuo
  9.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-クレド
  10.フレスコバルディ:カンツォーナ
  11.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-サンクトゥス
  12.作者不詳:Benedictus qui venit in nomine domini
  13.ベネヴォリ:Regna Terrae 地のもろもろのくによ
  14.ベネヴォリ:16声のミサ「神が私たちと一緒なら」-アニュス・デイ
  15.ベネヴォリ:16声のマニフィカト
エルベ・ニケ(指揮)
ル・コンセール・スピリチュエル
 イタリア初期バロック時代に活躍した作曲家ベネヴォリ。長い間、有名な「53声部のザルツブルク・ミサ」の作曲者として認知されていましたが、最近になってこの曲はビーバー(もしくはホーファー)の作品という説が有力になっています。
 ベネヴォリ自身はおよそ20曲のミサをはじめ、モテット、詩篇などの声楽曲を書き、そのどれもが複雑なポリフォニーを駆使した壮大な作品であり、演奏はなかなか困難です。エルヴェ・ニケは、このような作品を復活蘇演するのを好んでおり、このアルバムでは、2018年に結成30年を迎えた彼の楽団「ル・コンセール・スピリチュエル」を率いて、ベネヴォリのミサ曲「SI DEUS PRO NOBIS 神が私たちと一緒なら」に取り組みました。
 ニケは当時の様式を研究した上で、何人かの作曲家の曲や祈りの言葉をはさみ、ミサとしての形式が保たれています。実際の演奏は8組の合唱団と、4人の歌手、15人の通奏低音奏者を要し、合唱団は聴衆を囲むように配置されており、この臨場感を全て伝えるために、SACDハイブリッド盤での発売となります。

 録音 2018年2月 EGLISE NOTRE-DAME DU LIBAN(PARIS) 
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ALPHA357
\2600\2390
カントロフ(指揮)
 トビアス・フェルトマン(ヴァイオリン)
シベリウス/ラウタヴァーラ:ヴァイオリン協奏曲集

 ラウタヴァーラ(1928-2016):ヴァイオリン協奏曲
  1.第1楽章:Tranquillo
  2.第2楽章:Energico
 シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
  3.第1楽章:Allegro moderato
  4.第2楽章:Adagio di molto
  5.第3楽章:Allegro, ma non tanto
トビアス・フェルトマン(ヴァイオリン)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団
 1991年生まれのヴァイオリニスト、トビアス・フェルトマン。ALPHAレーベルではラヴェル、プロコフィエフ、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ集(ALPHA253)をリリース。この演奏における瑞々しい感性と高い技術は、同世代のヴァイオリニストの中でも群を抜く存在感を放っています。
 世界中のオーケストラから共演を求められているフェルトマン、今回のアルバムではジャン=ジャック・カントロフが指揮するリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団と共演を果たしました。
 同じく優れたヴァイオリニストであるカントロフのサポートにより、伸び伸びと演奏されるシベリウスと、神秘的な作風を持つラウタヴァーラの2曲をお聴きください。

  録音 2017年4月 Salle Philharmonique De LIeGE


 6年前、ハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクールでのシベリウス。
https://youtu.be/bxk9epirtyQ


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ALPHA398
\2600\2390
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
 ヒンデミット(1895-1963):歌曲集「マリアの生涯」Op.27(1922/23年版)

 1.マリアの誕生
 2.寺院でのマリアの陳述
 3.マリアの受胎告知
 4.マリアの訪問
 5.ヨセフの猜疑
 6.羊飼いたちへのお告げ
 7.キリストの生誕
 8.エジプトへの脱出の途上での休息
 9.カナの婚礼について
 10.受難の前に
 11.マリアの嘆き
 12.イエスの復活によるマリアの安らぎ
 13.マリアの死について I:あの大天使
 14.マリアの死について Ⅱ:深く思う者は
 15.マリアの死について Ⅲ:あの使徒トマスの前に
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)
 独特の深い声質を持ち、現代から古典までを歌いこなすドイツのソプラノ、ユリアーネ・バンゼ。一連のロマン派作品の歌唱や宗教曲での強い存在感を放つ彼女の歌は、一度耳にしたら忘れることはできないほどの印象を残します。
 今アルバムでバンゼが取り組んだのは、ヒンデミットが1923年に作曲した歌曲集「マリアの生涯」。リルケの詩による15曲で構成された詩集は、聖母マリアの誕生から死までが忠実に綴られており、ヒンデミットはこの詩にワーグナーの妖艶さとドビュッシーの繊細さを兼ね備えた曲をつけました。
 当時のヒンデミットの作風はかなり前衛的で、ピアノ伴奏も歌も演奏が困難だったため、後の1948年にヒンデミット自身が曲を改訂。こちらの方が耳なじみが良いため、演奏される機会が多いのですが、かの名手グレン・グールドは初稿版をより高く評価しており、このバンゼの演奏も初稿版で歌われています。

 録音 2017年9月 Sendesaal Bremen
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ALPHA678
\2600→\2390
イル・ジャルディーノ・アルモニコ&ジョヴァンニ・アントニーニ
 「ハイドン2032」第6集-ラメンタツィオーネ

 ハイドン(1732-1809):交響曲集
 交響曲 第3番 ト長調 HOB.I:3
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Andante moderato
  3.第3楽章:Menuet-Trio
  4.第4楽章:Finale. Alla breve
 交響曲 第26番 ニ短調 HOB.I:26「ラメンタツィオーネ」
  5.第1楽章:Allegro assai con spirito
  6.第2楽章:Adagio
  7.第3楽章:Menuet-Trio
 交響曲 第79番 ヘ長調 HOB.I:79
  8.第1楽章:Allegro con spirito
  9.第2楽章:Adagio cantabile-
  10.Un poco allegro
  11.第3楽章:Menuet-Trio
  12.第4楽章:Finale. Vivace
 交響曲 第30番 ハ長調 HOB.I:30「アレルヤ」
  13.第1楽章:Allegro
  14.第2楽章:Andante
  15.第3楽章:Finale. Tempo di Menuet, Piu tosto allegretto
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
 ハイドン生誕300年にあたる2032年。この年までにハイドンの交響曲全曲を録音しよう!と2013年から始まったプロジェクト「HAYDN 2032」。イル・ジャルディーノ・アルモニコとジョヴァンニ・アントニーニの演奏で録音が開始されましたが、第5集からはバーゼル室内管弦楽団が演奏を担当、更に刺激的なハイドンを楽しむことができます。
 第6集に収録されているのは、アルバムタイトルにもなっている第26番「ラメンタツィオーネ」を始めとした、第3番、第30番、第79番の全4曲。
 グレゴリオ聖歌の旋律が用いられた第26番はシュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)期の始まりを告げる作品とされ、ドラマティックな構成が愛されています。他の3曲も含めアントニーニのきめ細やかな解釈が光る闊達な演奏が素晴らしく、聴きどころもたっぷりです。
 また今回の第6集は、これまでのように他の作曲家の作品や、ハイドンの声楽曲などをカップリングすることなく、全てをハイドンの交響曲でまとめた潔い選曲であることも見逃せません。

  録音 2017年3月2-7日 Landgasthof Riehen



よもや「ハイドンの交響曲なんて」という方はもういないと思うけれど
もしまわりにそういう方がいたら、このアルバムをこっそりCDプレーヤーの中に入れておきましょう。

 とにかく痛快無比。これぞ新世紀ハイドン。


とくに39番はスタッフ女子が「これがハイドン!?」と驚いた衝撃名曲&名演


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アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ハイドン:交響曲全集1 「ハイドン2032」プロジェクト1〜

 ◆ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809):
  ①交響曲 第1番 ニ長調 Hob.I: 1
  ②交響曲 第39 番 ト短調 Hob.I:39
  ③交響曲 第49 番 ヘ短調 Hob.I:49「受難」
 ◆クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714〜1787):
  ④ドン・ジュアン、または石像の宴
   〜無言舞踏劇(1761 年初稿版)
    ※曲順は②④③①
ジョヴァンニ・アントニーニ(フラウト・トラヴェルソ)指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)

 Alpha レーベル2014 年の新企画は、ハイドン生誕300 周年となる2032 へ向けての、古楽器演奏による驚くべき挑戦...その仕掛け人はなんと、「古楽=オランダや英国や辛うじてフランス」だった20 世紀末にあって「音楽の本場イタリアでも、古楽器奏者がとてつもなくエキサイティングなことをしている!」ということを広く早くから知らしめてきた異才集団、ジョヴァンニ・アントニーニとイル・ジャルディーノ・アルモニコ!

 アントニーニはスイスのバーゼル室内管弦楽団と自らの楽団である“イル・ジャル”を率いて、古楽器使用ないしそのスピリットを注ぎ込んだ演奏解釈によって、ハイドンの107 曲見つかっている交響曲のすべてを演奏。ヨーロッパではスイスを拠点に全曲演奏会シリーズを続けてゆきながら、録音はAlpha(ないしOuthere グループの)レーベルで継続してゆくとのこと。

 第1 弾のキィワードとしてジャケットに掲げられているのは、交響曲第49 番の綽名にもなっている「ラ・パッショーネ」——これはイタリア語で「キリストの受難・受難節」をあらわすことばであり、毎年春先の復活祭にさきがけ、オペラなど派手な催しは自粛して宗教的なことをする期間に初演されたために当該の交響曲の綽名として定着したようですが、アントニーニら制作側の企図は明らかにダブルミーニングを狙っているようで、それが証拠にジャケットには受難節=春先のイメージでは全くなく、むしろ「秋の紅葉の赤」と「情熱の赤」のイメージが重なるような、美しい紅蓮のアートワークがあしらわれています。
 その選曲もまた、さっそく情熱の交錯とふかく関わりのあるプログラムに。パッションという語は当時の音楽・諸芸術を読み解くためのワードでもあり、音楽は人間の「さまざまな思い=パッション」を表現するものであったという含みも持たせているに違いありません。
 なにしろ今いった第49 番のほか、いわゆる疾風怒濤期のハイドンを代表する短調の交響曲のひとつであるト短調の第39 番(モーツァルトの「小ト短調」こと交響曲第25 番と同じ調性で、やはりホルンを2対使ったドラマティックな展開が聴かれます)と、ハイドンが交響曲を書きはじめた頃ウィーンで初演された、歌劇の大家グルックによるバレエ音楽「ドン・ジュアン」(これもいたるところ、ロマン派を先取りしたような短調の使い方が印象的!)も盛り込まれているあたり、いかにも示唆的ではありませんか。そして「第1 弾」を記念すべく、実はめったに聴ける機会のない「ハイドンの交響曲第1 番」がうやうやしく収録されているのも嬉しいところ!

 ハイドン楽長就任時のエステルハージ宮廷楽団をつよく意識し、実情と彼の意向とをきちんとふまえた員数の演奏編成で、しかも首席は躍進めざましいステーファノ・バルネスキ、管にも“イル・ジャル”の俊才ロドルフィ(ob)ら精鋭ぞろい——彼らのこれまでの演奏を思えば、エッジの効いたスタイリッシュで突き抜けた、緩急あざやかな鮮烈解釈で攻めてくれるであろうことは想像に難くありません。


Alpha671
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アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ハイドン:交響曲全集2「哲学者」 「ハイドン2032」プロジェクトVol.2〜

 1. ハイドン:交響曲第46番 変ロ長調
 2. ハイドン:交響曲第22番 変ホ長調「哲学者」
 3. W.F.バッハ:交響曲 ヘ長調「不協和音」
 4. ハイドン:交響曲第47番 ト長調
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)

 スタイリッシュに、克明に。「本物」は仕事を裏切らないイル・ジャルの「全集」第2弾、テーマ設定も憎い名演!

 痛快古楽盤を連発してきたフランスAlphaレーベルに突如登場、ハイドン生誕200周年となる2032年へ向け、100曲以上あるその交響曲を全曲録音する…という壮大なプロジェクトをスタートさせた「イル・ジャル」の音楽監督ジョヴァンニ・アントニーニ。

 昨年リリースされた第1弾(Alpha670)では、ハイドン初期〜中期がおもしろくなってきた人が必ずといってよいほど虜になるト短調の傑作「第39番」、意外なまでに演奏機会の少ない「第1番」など痛快な演奏を聴かせてくれましたが、今度の第2弾もやはり充実度たっぷり...

 テーマは「哲学者」。
 同名の交響曲第22番(オーボエではなくコーラングレが使われる、楽章構成も古風な初期の注目作!)を軸に、音楽理論へのこだわりとファッショナブルなコンサート文化のはざまで若きハイドンが何を「しでかした」のかを、エッジの効いたキメ細かい解釈で縦横無尽に聴かせてくれます!

 和声学や情念の変化など、18世紀音楽ならではのヒントもたっぷり...必ず収録されるらしい「ハイドン以外」の曲として、今回は大バッハの長男W.F.バッハが最初に書いた、ひねくれ系異色作も。これもセンス抜群、いやらしくなく艶やかに仕上げてくれています。


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刺激!愉悦!
 ジョヴァンニ・アントニーニ指揮&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
  ハイドン:交響曲全集3
 「ハイドン2032」プロジェクトVol.3〜
 ①交響曲第42番 ニ長調 Hob.I: 42
 ②歌劇『無人島』 Hob.XXVIII: 9 〜序曲
 ③交響曲第64番 イ長調 Hob.I: 64
    「時節は移ろいゆく Tempora mutantur」
 ④アリア「孤独に、物思いにふけり」Hob.XIVb:20
 ⑤交響曲第4番 ニ長調 Hob.I: 4
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)
④フランチェスカ・アスプロモンテ(S)

 18年越しのプロジェクト第3弾、待望の登場!
 意外な隠れ名曲『無人島』序曲や初期作品も痛快…

 かつてバロック期には押しも押されぬ欧州音楽のメッカだったイタリアに、はじめて世界に通用する古楽アンサンブルが続々あらわれはじめた頃、その牽引役をつとめた天才集団イル・ジャルディーノ・アルモニコ——
 その主宰者ジョヴァンニ・アントニーニが自ら指揮台に立ち、同団体とバーゼル室内管とを振り分けながら、ハイドン生誕300周年にあたる2032年までにその100曲以上ある交響曲を全曲録音してゆくシリーズ、ついに第3弾が登場!
 年代順に杓子定規な録音はせず、毎回なにかしらのテーマに添って選曲がなされ、バランスよくさまざまな作品を愉しめるプログラム構成といい、天才写真家集団Magnum Photosと連携しての絶美のパッケージといい充実.
 そして何より演奏の痛快さといい、買い集めるに足る損はさせないシリーズですが、1年少々の間隔をあけて登場する最新作は疾風怒濤期のオペラ序曲を交えつつ、最初期の4番に晩年の絶品アリアまで、バラエティに富んだ選曲がまた絶妙!
 ナチュラルホルンの活躍ぶりやクラリネットの参入など随所での管楽器の立回りもさることながら、弦楽合奏もバルネスキ、チプリアーニ、ベスキ…とソリスト続々の贅沢さ!音盤シーンでも注目度が上がってきたアスプロモンテの美声も注目です。



Alpha674
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ジョヴァンニ・アントニーニ指揮&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ハイドン:交響曲シリーズ第4弾
 「ハイドン2032」プロジェクトVol.4〜
 ハイドン:
  ①交響曲 第60番 ハ長調 Hob.I: 60
  ②交響曲 第70番 ニ長調 Hob.I: 70
  ③交響曲 第12番 ホ長調 Hob.I: 12
 チマローザ:④カンタータ「宮廷楽長」
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
            (古楽器使用)
④リッカルド・ノヴァロ(Bs)

 大好評企画、第4弾は「ハイドンの演劇性」がテーマ!
 縦横無尽のヴィヴィッドな演奏に「あの名曲」も…!
 鮮烈なヴィヴァルディ解釈を筆頭に、イタリア内外の18世紀音楽を、今まで知られてきた穏当なバロック観を打ち崩すエッジの効いた演奏で新たに世に知らしめてきたイタリア随一の古楽器集団イル・ジャルディーノ・アルモニコが、満を持して古典派音楽に臨み、ハイドン交響曲の全曲録音を「作曲家生誕300周年の2032年までに完遂させる」と言い放ったのが数年前——大変有難いことに、このプロジェクトは欧州でのライヴとAlphaレーベルでの音盤化を両輪として、着実に進行しつつあるようです。
 毎回3〜4曲のハイドン交響曲を、時代順ではなくテーマ別に厳選、そこに同時代の他の作曲家の作品やハイドン自身の「交響曲以外」の音楽を交えてゆくスタイルで、すでに既存3作も大好評——
 この最新盤では、異例の多楽章構成をとる、演劇音楽からの再構成作品「迂闊者」を中心に、ハイドン作品にひそむ演劇性に光をあてたテーマ設定が早くも期待感を煽らずにおきません!
 ティンパニやトランペットが入る大編成楽章も含むこのプログラムに、バス歌手が荒唐無稽な独り芝居をくりひろげる、イタリア歌劇界最大の巨匠のひとりチマローザの傑作をあわせてみせるセンスも絶妙
.


Alpha676
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大ベストセラー続くシリーズ第5弾!

ジョヴァンニ・アントニーニ指揮&バーゼル室内管
  ハイドン交響曲全集5 「ハイドン2032」プロジェクトVol.5〜

  1-4. ハイドン:交響曲第80番 ニ短調 Hob.I:80
  5-8. ハイドン:交響曲第81番 ト長調 Hob.I:81
  9-11. クラウス:交響曲 ハ短調 VB142
  12-15.ハイドン:交響曲第19番 ニ長調 Hob.I:19
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
バーゼル室内管弦楽団

 圧倒的好評が続くハイドン全曲録音第5弾

 イル・ジャルディーノ・アルモニコの音楽監督アントニーニが手がけるHAYDN 2032シリーズは、リリースされるたび大好評。既存盤も売れ続く中、さらなる話題性に富んだ第5弾が登場!
 この「交響曲の父」の100曲以上ある交響曲を全曲録音する本企画において、当初の発表からあった通り、古楽器系指揮者とも相性のよい異才集団バーゼル室内管弦楽団との録音、製品化が実現。
 その最初の1枚は、「後期」の始まりを告げる「パリ交響曲集」の直前、エステルハージ侯爵家で書かれた打楽器なしの至高の2曲(短調&長調)が軸に。
 同時代作曲家では日本にも熱狂的ファン層のある「スウェーデンのモーツァルト」J.M,クラウスの傑作短調作品を併録。残念ながらここではクラウスのほうが何枚も上手。疾走する切なさと溢れんばかりの才気!





<国内盤> 


2L(国内仕様盤)


KKC 10009
(SACD HYBRID /
MQA-CD)
¥3000+税
ホフ・アンサンブル Hoff Ensemble − 静かな冬の夜 (Quiet Winter Night)
  ゲイル・ボーレン Geir Bohren、ベント・オーセルードBent Aserud (作曲) 
  グドニ・インゲビョルグ・ハーゲン Gudny Ingebjorg Hagen (作詞) 
  ヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff (編曲)
 1. マウンテンローズの女王 Dronning Fjellrose 3’34
 2. そっと、静かに僕らはやってくる Stille, stille kommer vi 4’00
 3. 言葉と思考を共にして Dele alle ord og tanker 3’37
 4. 不安がる母さん Redd Mamma 2’53
 5. 歌え、歌え、つるこけもも Sulla, sulla krekling 3’13
 6. 青い少年 Blagutten 3’57
 7. 山の若者 Ville fjellgutt 3’19
 8. さあ、何が起きる? Hva skal hende na? 4’04
 9. 火のそばで Ved balet 2’22
 10.Tufsa danser 3’34
 11. 小さく奇妙な村の子供 Vesle, rare bygdeunge 4’06
 12. 青ニッセの夕べ En blanissekveld 2’46
 13. 夕べに子供たちを呼ぶ声 Kveldslokk for sma unger 2’56
 14. 十二月の光 Lys i desember 3’46
 15. 火のそばで Ved balet (instrumental) 2’22
  ホフ・アンサンブル
   マティアス・アイク(トランペット)、ボルゲ・ペーテシェン=オーヴェルライル(ギター)、
   アンビョルグ・リーエン(ニッケルハルパ) 、ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ)、
   アーリル・アンデシェン(ベース)、ルーネ・アルネセン(パーカッション)
  ヴォーカル
   ヘレーネ・ボクスレ、オスネ・ヴァラン・ノルドリ、アンビョルグ・リーエン、
   ソンドレ・ブラトラン、ウンニ・ヴィルヘルムセン、トミネ・ハルケット、
   ビョルン・ヨハン・ムーリ、ビョルン・アイスヴォーグ、セシリア・ヴェンネシュテン
 ホフ・アンサンブルの珠玉のアルバム「静かな冬の夜Quiet Winter Night」が日本限定でSACD Hybrid/MQA-CD仕様でリリース!オーディオ評論家角田郁雄氏大推薦盤!

 録音:2011年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー/5.1 surround and stereo recorded in DXD 24bit/352.8kHz/輸入盤・日本語解説・スリーブ付、限定盤

 ホフ・アンサンブル Hoff Ensembleの珠玉のアルバム「静かな冬の夜Quiet Winter Night」が日本限定でSACD Hybrid/MQA-CDでリリースします。
 オーディオ評論家の角田郁雄氏は、このLP盤(2L087LP)をリファレンス・ディスクとして使い続けており、かねてよりSACD 化を熱望し、今回実現いたしました。
 解説書には、各トラックのオーディオ的聴きどころを角田氏が解説しています。スピーカーはもちろんヘッドフォン選びの参考になるリファレンス・ディスクとなるでしょう。
SACD マスタリングは、2L の名エンジニアでもありプロデューサーであるモッテン・リンドベルグが自ら手がけています。さらに今話題のハイレゾCDと言われているMQA を搭載し、オリジナル・マスター(DXD24bit/352.8kHz)の音質に迫るような音を聴くこともできます。(MQA 再生には専用の機器が必要です。)
 ホフ・アンサンブルのメンバーは、ECM レーベルへの録音で知られるトランペッターのマティアス・アイク Mathias Eick (1979-)、1960 年代の終わりからヤン・ガルバレク、ドン・チェリー、サム・リヴァーズ、カーリン・クルーグといった人たちと共演を重ねてきた「伝説的」ベーシストのアーリル・アンデシェン ( アリルド・アンデルセン) Arild Andersen (1945-)、パーカッションのルーネ・アルネセン Rune Arnesen、ノルウェーのセッションギタリストのリーダー的存在のボルゲ・ペーテシェン=オーヴェルライル Borge Petersen-Overleir (1967-)、ノルウェーの民俗楽器ハリングフェレ ( ハルダンゲルフィドル) とスウェーデンのキー付フィドル、ニッケルハルパのあでやかな演奏で知られるアンビョルグ・リーエン Annbjorg Lien (1971-)、そして、パット・メセニーやマイク・スターンとコラボレーションを行ってきたピアニストでアレンジャーのヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff (1958-)。ノルウェーを代表するジャズミュージシャンとセッションミュージシャンのグループです。
 彼らのアルバム「静かな冬の夜」は、みんなが暖炉の前に集まると今と昔のいろんな話が始まる、とでもいった趣向と雰囲気のアルバムです。
 グドニ・インゲビョルグ・ハーゲン Gudny Ingebjorg Hagen が歌詞を書き、映画を中心に活動するゲイル・ボーレン Geir Bohren (1951-) とベント・オーセルード Bent Aserud (1950-) が作曲した14 曲が、ヘレーネ・ボクスレ Helene Boksle、オスネ・ヴァラン・ノルドリ Asne Valland Nordli をはじめとする歌手のヴォーカルで歌われます。
 オスロのソフィエンベルグ教会でセッションが行われ、2L のモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が24bit/352.8kHz の DXD 録音に収録しました。トロルの棲む深い森やニッセの潜む茂みが眼前に広がる空間性の優れた録音です。




































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