≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2018/7/24〜
7/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HMF
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ケラスのチェロが描く、ヴィヴァルディの音楽の光と影
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のための6つのソナタ
・ソナタ第5番 ホ短調 RV 40
・ソナタ第1番 変ロ長調 RV 47
・ソナタ第3番 イ短調 RV 43
・ソナタ第4番 変ロ長調 RV 45
・ソナタ第2番 ヘ長調 RV 41
・ソナタ第6番 変ロ長調 RV 46 |
ジャン=ギアン・ケラス
(チェロ/ 1690 年、ミラノ(製作者不明))
ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ、オルガン)
リー・サンタナ(テオルボ)
クリストフ・ダンゲル(チェロ) |
録音:2017 年10 月
音楽への真摯な姿勢に貫かれた活動を展開しているチェリスト、ジャン=ギアン・ケラス。今回は、ガット弦と、バロック・スタイル・ボウ(シャルル・リシェ)で、非常に艶っぽく、時に親密でソフトにヴィヴァルディのソナタを聴かせます。
ヴィヴァルディ、というと、まるでプルーストのマドレーヌのように、自身の幼い頃を思い出すというケラス。熱心なアマチュアピアニストだった母は、ケラスが言葉を話し出す前から、ヴィヴァルディらの室内楽も演奏しており、ケラスがチェロをはじめた頃からこれらのヴィヴァルディ作品は自分と共にあったといいます。
「ヴィヴァルディは聴き手の手をとって、実際に味わったり、見たり、踊ったりすることのできるような世界にいざなってくれる」と語るケラス。通奏低音も、曲や楽章によって編成を変えるなど、曲のキャラクターが際だつように演奏しています。すべての曲が完全に手の内に入っている余裕も感じられる、らくらくとした演奏。明晰であいまいなところのない譜面の読み込みと、すべてを弾きこなす完璧なテクニックで、ヴィヴァルディ作品の光と影を描きます。
チェンバロのミヒャエル・ベーリンガーは、フライブルク・バロック・オーケストラでもチェンバロ奏者としてツアーに参加している名手。ヒレ・パールとバッハのソナタを録音しています。
リー・サンタナはアメリカのリュート・テオルボ奏者で、フライブルク・バロック・オーケストラでも活躍したほか、ヒレ・パールの夫君でもあります。
クリストフ・ダンゲルはコワンらに師事しており、ムローヴァ、ジョシュア・ベルらと共演もしている中堅です。
ジャン=ギアン・ケラス来日日程
9月22日(土)14:00 東京芸術劇場
ローレンス・レネス(指揮)、東京都交響楽団
武満徹:オリオンとプレアデス—チェロとオーケストラのためのほか
9月23日(日・祝)14:00 三鷹市芸術文化センター
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) & フレンズ
<トラキア・プロジェクト〜クラシックとギリシャ・ペルシャ伝統音楽の架け橋>
9月24日(月・休)14:00 浦安音楽ホール
ケラス & フレンズ〜地中海の風
9月28日(金)19:00 静岡音楽館AOI
シュレール:委嘱・世界初演/トラキア伝統音楽:日曜日の朝/コダーイ:
無伴奏ソナタ第2楽章 他
仏HMのヴィヴェルディのチェロ・アルバムといえばこの絶対的名盤を思い出す。
もしまだ聴かれたことがないという方は、今から人生最高の幸せを実感することになる。
ぜひ。 |
HMG 508235
(2CD)
\2800
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ディールティエンスのヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
[CD1]
協奏曲RV401 ハ短調,RV417ト短調,
RV423 変ロ長調,RV405 ニ短調*,
RV400 ハ長調,RV419 イ短調、RV415 *
[CD2]
協奏曲RV420 イ短調,RV408 変ホ長調,
RV411 ヘ長調,RV407 ニ短調,
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
「プロテウス」RV544 ヘ長調,
RV421 イ短調,
ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲RV561
ハ長調 |
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ロエル・ディールティエンス
(Vc &指、ピッコロ・チェロ*)
アンサンブル・エクスプロラシオン |
ヴィヴァルディの珠玉のチェロ協奏曲、ディールティエンスのしっとり美しい音色で!
録音:[CD1]1997 年 [CD2]2001 年
発売当時、朝日試聴室推薦、レコード芸術特選ときわめて高い評価を得た、ディールティエンス率いるアンサンブル・エクスプロラシオンによるヴィヴァルディの名盤。ヴィヴァルディのチェロ協奏曲は、音楽史上初めて、チェロがソロの楽器として活躍するように書かれたもの。RV405ニ短調のデモーニッシュな冒頭と、続くチェロのソロで奏でられる美しい旋律、RV415
ト長調協奏曲のターフェルムジークを思わせるきらびやかな音世界・・・ヴィヴァルディが腕によりをかけて書いたことがよくわかる秀作ぞろいです。ディールティエンスの奏でるしっとりとした音色がまた魅力です。
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今年の異常に暑い夏でも、このヴィヴァルディだけは、切なく悲しく美しく響く。
昔リリースされて人気を得たディールティエンスの2枚のチェロ協奏曲集。
ヴィヴァルディはご存知のとおり多作家である。その中にあってチェロ協奏曲はあまり目立った作品群ではない。
そのちょっと控えめなたたずまいは、「四季」などの華美なヴァイオリン協奏曲と比べるまでもなく、軽く聴き流してしまうと地味にしか聴こえない。
・・・が、よく耳を澄ますと、控えめなロマンの中に、ときおりどうしようもなく切ない旋律が現れる。
それに気づいて聴き込み始めると、その深く沈んだ、まるで宗教的アリアのような抒情が胸にしみこんでくるようになる。
ヴェネツィアの喧騒に隠れた裏通りの平穏な一角。
破廉恥な仮面舞踏会で残されたわずかな道徳。
ヴァイオリン協奏曲が「陽」だとしたらこれは明らかに「影」。
だからあんな強烈な太陽の下でも、この音楽だけは不思議と自然に心に入り込んできたのだろう。
人生、そうしたふと足を止める影のようなものが必要なときもある。
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SDG
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ガーディナーのシューベルト・チクルスがスタート、
第1弾は第5番!
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ブラームス:セレナード第2番 イ長調 Op.16 |
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・
エ・ロマンティック |
大注目!ついに古楽器で録音!!ガーディナーのシューベルト・チクルスがスタート、第1弾は気品ある美しさと爽快さを兼ね備えた佳品、第5番!
録音:2016 年11 月12 日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)/59’45’’
ガーディナーと手兵古楽器オーケストラ「オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック」によるシューベルトの交響曲録音がスタート!
古楽器演奏の先駆者で、ベートーヴェン全集やベルリオーズの『幻想交響曲』など古楽器による録音の金字塔を打ち立ててきた指揮者ガーディナーですが、今までシューベルトの交響曲に関してはモダン・オケとの録音しかなかったため、大変な注目盤と言えます。
リリース第1 弾は第5 番。ハイドンを思わせる筆致で、爽やかな風のように旋律が流れていく美しい人気作品です。各楽器のバランスや色合いなどを巧みにコントロールし、曲の新たな魅力を引き出すガーディナー。指揮者の意志を見事に共有する奏者たちの演奏も素晴らしく、シューベルトの真価が堪能できます。
カップリングはブラームスのセレナード第2
番。2 管編成にヴァイオリンを含まない弦楽というユニークな編成で、高音弦楽器が無いため仄かに暗い味わいでブラームス特有の感性が発揮されています。こちらもガーディナーならではの色彩が楽しめます。
SDGのガーディナー、オーケストラ・シリーズ
どれもすさまじい個性的演奏ばかりでした・・・
改めて紹介しておきましょう。。。
CDを切ったら血が出そうな
2006年 モーツァルト・ライヴ
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モーツァルト:
交響曲第 39 番 変ホ長調 K543
交響曲第 41 番 ハ長調 K551「ジュピター」 |
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ |
ガーディナーによる最強のモーツァルト18 世紀の香りたっぷりのライヴ録音
録音:2006 年 2 月(カドガン・ホール/ライヴ)
2006年の2月9日にロンドンのカドガン・ホールで行ったコンサート。
ガーディナーのPHILIPSのモーツァルト録音は、すんばらしいベートーヴェンと並んで素敵な演奏だったが、20年も経てば解釈も人格も変わる。キビキビ溌剌とした明るさの中に学者らしい一種の潔癖さを見せていた旧録音に比べ、今回の演奏はまるで仙人が久々に山奥から人里に降りてきて村人と会話を楽しむような陽気さがある。もちろんガーディナーらしいアグレッシヴな解釈は随所に見られるが、それよりも音楽の喜びのようなものが全身にあふれている。威厳は保ちながらも、束の間の俗世を楽しむような感じ・・・。39番の第2楽章でのちょっと赤面しちゃうような管のアドリブや、ジュピターのラスト10秒の爆裂ティンパニなど、いろいろ楽しめる箇所がちりばめられている。
おそろしいことにライヴの一発録りということで、管がプヒャとかいっている個所もあるが、完全主義者のガーディナーがそれを許して販売に踏み切ったということがまたすごい。これぞまさにライヴならでは。ほんとにCDを切ったら血が出そうなほど生々しい。そう、生々しいといえば、録音が異常に生々しいことも書いておかないと。これじゃ、世の中の録音エンジニアたちのやっている編集って何?という気さえしてきてしまう。
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これはロックか!
踊り狂え!ベートーヴェン
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ガーディナー、待望のベートーヴェン!2011年
ベートーヴェン:
交響曲第7番 イ長調 op.92
第5番 ハ短調 op.67 |
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク |
2011年11月カーネギーホール・ライヴ
録音:2011 年11 月16 日/ニューヨーク・カーネギーホール[
ライヴ]
ガーディナー、待望のベートーヴェン再録音! カーネギー・ホールを興奮に巻き込んだガーディナーの約20
年ぶりのベートーヴェン!
ユニバーサルでベートーヴェンの交響曲を録音してから20
年近くの時を経て、ガーディナーによるベートーヴェン交響曲。しかもいきなり第7
番と第5 番。
第7 番第2 楽章での整然とした哀しみはバッハを思わせ、ガーディナーの進化を思い知らされる。
しかし圧巻は終楽章。ウェーバーはこの曲を聴いて「精神病院行きだ」と言ったが、ウェーバーはちょっと場所を間違えている。ベートーヴェンが行くべきはディスコかクラブ。こんな異常に盛り上がる終楽章は久しぶり。もうガーディナー、完全になりふり構わぬ様相。
さっきのバッハはジャズだったが、これはロックか!?いや、ロックに違いない。
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ベートーヴェン交響曲2013年
ベートーヴェン:
交響曲第2番ニ長調作品36
交響曲第8番ヘ長調作品93 |
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・
エ・ロマンティーク |
ガーディナーとORRによるベートーヴェン交響曲再録シリーズ2013年ライヴ第2番&第8番
録音:2013 年11 月30 日カドガン・ホール、ロンドン(ライヴ)/55’58
ガーディナーとORR によるベートーヴェン交響曲の再録音シリーズ。交響曲第2
番と第8 番。2013 年11 月にロンドンのカドガン・ホールで行われたライヴ収録です。1991
年から1994 年にかけて録音された前作(DG Archiv)から約20
年。2011 年カーネギーホールでのライヴ収録された交響曲第7
番、第5 番(SDG717) でも聴かれたように高い完成度と綿密に構築されたスタイルを丹念に磨き続けた成果を聴く事ができます。楽団員はリハーサルを研究室のようだと表現しています。多くのアイデアが顕微鏡の台に置かれ、次々と実験されていく。妥協を許さないガーディナーの音楽作りの様子が感じられます。この交響曲第2
番と8 番は、ベートーヴェンの交響曲の中でもガーディナーが特に気に入っている作品。交響曲第2
番は、ベートーヴェンの交響曲にたびたび見られる重い陰鬱さはなく、人生を肯定的に捉えているような明るさがあり、モーツァルトのような軽やかさが感じられる。続く第8
番は、作品の構成も大変優れておりベートーヴェンの芸術家としての冒険心に満ちた作品であると評しています。
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SUPRAPHON
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'Hej Romale'
(1)Bari Vera(2’37”)/
(2)Soske Mange Naphenes(3’25”)/
(3)Amen Chave Sam(3’48”)/
(4)Baripen(3’37”)/(5)O Del Man Sikave(l
2’59”)/
(6)Suno(4’11”)/(7)Av Tu Av, Chaje(2’31”)/
(8)Aural Avl'as(3’20”)/
(9)Basavahas Gil'avahas(2’41”)/
(10)Sun Devloro(6’30”)/
(11)Efta Cardaaa(4’23”)/(12)Hej Romale(5’24”) |
シャヴォレンゼ・ロマ児童合唱団
イダ・カレロヴァー(合唱指揮)
デシデリウス・ドゥズダ(ギター、作曲、詩)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マルコ・イヴァノヴィッチ(指揮)
オンドレイ・クラインアーク(ピアノ)
レオ・ニカ(アコーディオン)
イヴァン・ヘラーク(ヴァイオリン) |
子供たちの希望のために。イダ・カレロヴァーがチェコ・フィルとおくる東スロヴァキアの合唱作品集
録音:2017 年7 月16-20 日/ルドルフィルム(プラハ)/46’13”
合唱指揮者イダ・カレロヴァーとチェコ・フィルがロマの子供たちのために音楽を通じて支援していくプロジェクトがはじまって5
年が経ちました。
このプロジェクトは恵まれない環境下で生活をする子供たちに夢と希望を与えることを目的としたもので、チェコを代表するアーティストを中心にクラシック、ジャズのアーティストが集いました。
ここに収録された東スロヴァキアの合唱作品では子供たちが力強く歌い希望に満ちた歌声を届けてくれます。 |
AVIE
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AV 2395
(5CD/特別価格)
¥7600→¥6490
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楽園への扉 〜 イートン・クワイアブックからの音楽 |
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮) |
CD1〜
フォーキナー:喜べ、棘のない薔薇/コーニッシュ:サルヴェ・レジナ/ラム:マニフィカト/
デイヴィ:In honore summe matris/ブラウン:スターバト・マーテル/
CD2〜
ブラウン:おおマリア、救い主の御母(8声)/
コーニッシュ:アヴェ・マリア(4声)/
デイヴィ:めでたしイエス、神の独り子よ(5声)/
ラム:おおマリア恵みに満ちた方(6声)/
ウィルキンソン:サルヴェ・レジナ(9声)/
CD3〜
ハンプトン:サルヴェ・レジナ/
タージェス:喜べおとめの花の中で/フォーキナー:喜びたまえ/
ブラウン:オー・マーテル・ベネラビリス/
ウィルキンソン:サルヴェ・レジナ/
CD4〜
ブラウン:サルヴェ・レジナ第1番(5声)、サルヴェ・レジナ第2番(5声/世界初録音)/
ホーウッド:喜べおとめの花の中で(5声)/ストラトフォード:マニフィカト(4声)/
CD5〜
ケリク:喜べおとめの花の中で(7声)/
ブラウン:オー・レジナ・ムンディ・クララ(6声)/
フェアファックス:マニフィカト 《Regali》(5声)/
ラム:喜べおとめの花の中で(4声/世界初録音)/
ハコンプレイント:サルヴェ・レジナ(5声) |
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊!「イートン・クワイアブックからの音楽」BOXセット登場!
☆500年という長き歴史を誇るオックスフォード大学の名門聖歌隊。
☆イギリス・ルネサンスの宗教音楽を辿る「イートン・クワイアブックからの音楽」、全5巻をセットにしたデラックス・ボックス登場!
約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。1985年から音楽監督を務めるスティーヴン・ダーリントンとのコンビでレコーディングが進められてきた、初期ルネサンスのイギリスの広大で多様な宗教音楽コレクションである「イートン・クワイアブックからの音楽」を探求する人気シリーズ、全5巻がセットになったデラックス・ボックスが登場。
豊かな男声と美しきトレブル(ボーイ・ソプラノ)によるその美しい歌声は、これまでも英グラモフォン賞にノミネートするなど高い評価を得ています。
※録音:2009年−2017年
※こちらのタイトルは限定生産となりますので、お早目の注文をご検討下さい。
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CHAMPS HILL
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即興曲集
スクリャービン:
2つの即興曲 Op.141、2つの即興曲 Op.12、
2つの即興曲 Op.10、マズルカ風即興曲ハ長調
Op.2-3
フォーレ:
即興曲第1番変ホ長調 Op.25、即興曲第2番ヘ短調
Op.31、
即興曲第3番変イ長調 Op.34、即興曲第4番変ニ長調
Op.91
、即興曲第5番嬰ヘ短調 Op.102、即興曲第6番変ニ長調
Op.86
ショパン:
即興曲第1番変イ長調 Op.29、即興曲第2番嬰ヘ長調
Op.36、
即興曲第3番変ト長調 Op.51、幻想即興曲嬰ハ短調
Op.66 |
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ) |
難関リーズ国際の入賞者、アペキシェワの即興曲集!
リーズ国際ピアノ・コンクールとスコットランド国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を誇り、チャールズ・オーウェンとのピアノ・デュオ(AVie/AV
2381)でも快演を披露してくれているロシア出身の実力派、カーチャ・アペキシェワのチャンプス・ヒル・レーベル(Champs
Hill)での初となるソロ・レコーディングは「即興曲」をテーマとしたプログラム。
2008年には、デビュー・アルバムのグリーグ(Quartz/QTZ
2061)が、英クラシックFMのCDオヴ・ザ・ウィーク、同じく英グラモフォン誌のクリティクス・チョイスに選出され、一気に英国内外で注目を集める存在となったアペキシェワ。
スタイルの異なる3人の作曲家たち、スクリャービン、フォーレ、そしてショパンの「即興曲」のコントラストをアペキシェワが巧みに描いていきます。
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ツェッペリン「Stairway To Heaven」に基づいて作曲されたターネジの名作・・・
アルビオン・リフレクテッド
ブリッジ:弦楽四重奏のための3つの牧歌
ブリテン:弦楽四重奏のための3つのディヴェルティメント
フィブス:弦楽四重奏曲第1番(世界初録音)
ターネジ:
トゥイステッド・ブルース・ウィズ・トゥイステッド・バラッド
(世界初録音) |
ピアッティ弦楽四重奏団
〔ナサニエル・アンダーソン=フランク(ヴァイオリン)、
マイケル・トレイナー(ヴァイオリン)、
永田哲海(ヴィオラ)、
ジェシー・アン・リチャードソン(チェロ)〕 |
レッド・ツェッペリンのテーマによるターネジの注目作!
19世紀イタリアのチェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティの名前を冠するピアッティ弦楽四重奏団は、2015年のウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで入賞を果たし、勢いに乗る要注目のアンサンブルです。
新作の初演にも積極的に取り組んでおり、委嘱作品であるジョゼフ・フィブス(1974−)と、マーク=アンソニー・ターネジ(2008)の世界初録音となる弦楽四重奏曲を収録。
第1楽章と第3楽章がレッド・ツェッペリンの「Dazed
And Confused」や「Stairway To Heaven」のテーマに基づいて作曲されたターネジの「トゥイステッド・ブルース・ウィズ・トゥイステッド・バラッド」は、2008年の作曲後、2010年にベルチャ弦楽四重奏団によって初演が行われた作品です。
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DANACORD
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DACOCD 541-544
(4CD-R/特別価格)
¥5400 →\4990
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デンマーク後期ロマンティシズム
ルイ・グラス:交響曲全集
[CD1]〜
交響曲第4番 ホ短調 Op.43(1910-11)
[CD2]〜
交響曲第3番 ニ長調 Op.30
《森の交響曲(Skovsymfonien)》(1900-01)、
交響曲第5番 Op.57
《卍(まんじ)の交響曲(Sinfonia Svastica)》(1919-20)
[CD3]〜
交響曲第2番 ハ短調 Op.28(1899)*、
ピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.47(1913)**
[CD4]〜
交響曲第1番 ホ長調 Op.17(1894)、
交響曲第6番 Op.60《スキョル王の子孫(Skjoldungeaet)》(1924) |
ナイデン・トドロフ(指揮)
プロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団
フィリッポポリス合唱団*
ロメオ・スミルコフ(ピアノ)** |
デンマーク後期ロマンティシズム、ルイ・グラスの交響曲
全集BOX登場!
☆デンマーク後期ロマンティシズム。
☆ルイ・グラスの交響曲全集がBOXセット化!!
デンマーク後期ロマンティシズムの作曲家ルイ・グラスの交響曲。
ブルガリアのナイデン・トドロフ(1974−)とプロヴディフ・フィルによって、4つのアルバムでリリースされていた最初の全曲録音がBOXセットになって登場!
ルイ・グラス Louis Glass(1864−1936)は、ニルス・W・ゲーゼに作曲、ボヘミア出身のフランス・ネルダにチェロ、ヨーゼフ・ヴィエニャフスキーも教えていたブリュッセルの音楽院でピアノを学びました。
父クリスチャンが創設した音楽院の経営に携わり、同時代のカール・ニルセンの新しいスタイルには倣わない、ひたすらロマンティックな音楽を作曲。コペンハーゲンの音楽界に足跡を残しました。
交響曲第1番は、カール・ニルセンの第1番の初演から4ヶ月後に完成した作品です。流麗な主題に始まる〈アレグロ〉、葬送行進曲の雰囲気の漂う〈アンダンテ・ソステヌート〉、「ブルックナーを思わせるファンファーレ」のある〈スケルツォ〉、さまざまな主題を単純な対位法で展開させた〈終曲〉の4楽章。
交響曲第2番は、後期ロマンティシズムの典型的な音楽とみなされる作品です。ブルックナー風の〈レント
− アレグロ・モデラート〉、情熱的な〈プレスト〉、J・P・ヤコブセンの象徴主義的な詩を男声合唱が歌う第3楽章〈アダージョ〉、「アレグロ、モルト・モデラート」の終楽章。
交響曲第3番《森の交響曲》は、デンマーク的な響きをもち、イギリスのライター、ロナルド・アドレムがコペンハーゲンの公園の名を引用してグラスを「アアステズ公園のブルックナー」と呼んだ、牧歌的な気分の作品です。
なんとここで全曲聴けてしまう。「森のブルックナー」・・・ちょっと分かるような気がする深く美しいシンフォニー。
https://www.youtube.com/watch?v=ibqFg3tEU_4&list=RD9Zod9f9dyr4&index=18
交響曲第4番も、4楽章の作品です。独創性を指摘される旋律を中心にゆったりと歩む第1楽章、弦楽合奏とハープによる抒情的な旋律が微細な表情の変化を見せる中間部のある「スケルツォ」の第2楽章、美しい旋律にあふれる第3楽章、劇的な展開をみせる第4楽章。「叫ぶかと思うと、かすかな光がゆらめく。大声がとどろき、渦巻く音楽。まるで、壮麗に元気よく描かれた、祝祭の日の感動のドラマでもあるかのようだ」と、現代デンマークのある作家が語ったという作品です。
交響曲第5番は、幸運をもたらす印とも輪廻の象徴ともいわれる仏教の「卍(まんじ)」が副題としてつけられています。エネルギッシュな第1楽章〈一日の仕事(Dagvirke)〉、抒情の第2楽章〈憩い(Hvile)〉、独創的なスケルツォの第3楽章〈影(Skygger)〉、静かな夜明けから、燦々と輝く太陽を描いたとされる終結に向かって高揚する第4楽章〈夜明け(Morgengry)〉。神智学に傾倒していたグラスの神秘思想的な物の見方が反映したと考えられている作品です。
交響曲第6番は、古代デンマークの英雄「スキョル」に因む副題を与えられ、B・S・インゲマンの詩『ヴァルデマ大王と部下たち』の「墓よりよみがえれ、死んだ世代よ」と「われらを忘却の審判から救ってくれ」の2節が「モットー」に選ばれました。5楽章構成。デンマーク・ロマンティシズム時代の作曲家の「北欧スタイル」をさらに展開させたと作曲者自身が語った交響曲です。
ピアノと管弦楽のための《幻想曲》は、神秘的な響きとリズムの音楽。「霊の永遠の住みかから音が響き、人に呼びかける。そこで人は、心の平安を見出すため俗世から顔をそむける」という作曲者自身によるモットーがスコアに書かれています。
※録音:2001年1月(第1番)、2000年8月(第2番)、2000年6月(第3番)、1999年10月(第4番)、2001年5月(第5番)、2000年6月(第6番)、2000年8月(幻想曲)、プロヴディフ・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ブルガリア)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY
DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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RUBICON
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ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニの
ベル・カント・アリア集
カプレーティとモンテッキ、シャモニーのリンダ、
愛の妙薬、タンクレディ、ランメルモールのルチア、
夢遊病の娘、ドン・パスクワーレ、オテロ、
ウィリアム・テルからの音楽
(曲目詳細は後日改めてご案内いたします) |
ヴェネラ・ギマディエヴァ(ソプラノ)
ジャンルカ・マルチアーノ(指揮)
ハレ管弦楽団 |
ロシアの若きリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ!ヴェネラ・ギマディエヴァが歌うアリア集!
☆ロシア気鋭のリリック・コロラトゥーラ・ソプラノがCDデビュー!
ロシア連邦タタールスタン共和国の首都カザンに生まれ、カザン音楽カレッジとサンクトペテルブルク州立音楽院で学び、現在世界中のオペラハウスで活躍するロシア気鋭のリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、ヴェネラ・ギマディエヴァのファースト・アルバムがRubicon
Classicsから登場。
モスクワ・ボリショイ劇場のスター歌手であり、「ロシアの新しい声(the
new voice of Russia)」と称されるギマディエヴァが、純粋で情熱的な、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ、ガエターノ・ドニゼッティ、ジョアキーノ・ロッシーニのベル・カント・アリアを現代的な表現で歌います。
指揮は、2016年に東京ニューシティ管弦楽団のミュージカル・アドヴァイザーに就任したジャンルカ・マルチアーノです。
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その弾き姿が美しい・・・エリシア・シルヴァースタイン
ビーバー、ベリオ、パンドルフィ、シャリーノ、バッハ |
エリシア・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
マウロ・ヴァッリ(チェロ)*/**
ミケーレ・パソッティ(テオルボ)* |
ハインリヒ・イグナツ・ビーバー:《ロザリオのソナタ》より
第10番「磔刑」*、パッサカリア
サルヴァトーレ・シャリーノ:《sei capricci》より
カプリッチョ第2番
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:
ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ
Op.3より
ソナタ第2番 《ラ・チェスタ》**
ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァVIII
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調
BWV.1004より
シャコンヌ |
ヨーロッパ古楽シーンのライジング・スター、エリシア・シルヴァースタイン、デビュー!
☆ヨーロッパ古楽シーンのライジング・スター、エリシア・シルヴァースタインのファースト・アルバム!
☆ビーバー&バッハから、ベリオ、シャリーノまで、無伴奏ヴァイオリン作品を中心とした濃密なプログラム!
1990年ニューヨーク生まれのエリシア・シルヴァースタインは、ニューヨークとロサンゼルスで学び、2013年にヨーロッパへ移動。アンナー・ビルスマやルーシー・ファン・ダールの指導のもとアムステルダム音楽院で研鑽を積み、2015年に鮮烈なロンドン・デビューを飾ったヨーロッパ古楽シーンのライジング・スター・ヴァイオリニスト。17世紀から21世紀までに及ぶレパートリーを誇り、歴史的楽器と現代楽器を使いこなすシルヴァースタインのファースト・アルバムは、ビーバーの「パッサカリア」、バッハの「シャコンヌ」から、ベリオの「セクエンツァ」、シャリーノの「カプリッチョ」まで、無伴奏ヴァイオリン作品を中心とした濃密なプログラム。
使用楽器は熟考の結果1本のJ.B.ヴィヨーム1856年製のヴァイオリン(グァルネリ・デル・ジェス・モデル)に絞られ、弓はジャケット写真の通り、17世紀イタリア・モデル・ボウ、18世紀モデルのバロック・ボウ、モダン・ボウの3種類を使い分けています。
プロモーション・ビデオどうぞ。
https://youtu.be/h077dc_gjiw
ビーバー「パッサカリア」もよろしければ・・・教会で弾くモノクロ映像が心に迫ります。
https://youtu.be/sgcR183f8gA
ジャケットより実演姿のほうが美しい人です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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TAHRA レーベルの名盤を新カップリング
アンチェル/コンセルトヘボウの芸術 I
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.61
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 |
ヘルマン・クレバース((1)ヴァイオリン)
カレル・アンチェル(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
偉大なるヴァイオリニスト、クレバース追悼盤。格調高きベートーヴェンに名演の誉れ高いドヴォ8!同日のステレオ・ライヴを初カップリングでリマスター復刻。
録音:1970 年1 月28 日(ステレオ、ライヴ録音)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付
TAHRA レーベルの名盤を新カップリング、新リマスタリングで復刻。入手困難だったアンチェルとコンセルトヘボウの貴重音源が装い新たに蘇りました!
このディスクには1970 年1 月28 日のライヴを収録しています。コンセルトヘボウの名コンマスとして名を轟かせたクレバース独奏によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に、これまた名演の誉れ高いドヴォルザークの8
番。ステレオ録音で音質もたいへん良好です。
当盤は2018 年5 月2 日に亡くなったヴァイオリニスト、ヘルマン・クレバースへの追悼盤でもあります。ベルベットの如し、と讃えられたコンセルトヘボウの弦セクションを束ねたクレバース。その独奏はオーケストラと同質の美を持ちながらも力強く格調高く、しなやかにして芯のあるベートーヴェンを聴かせてくれます。古典的な端正さを壊すことなくリズムを伸縮させる歌いまわしのセンスは実に味わい深いもの。ふくよかな低音も強靭な高音もきれいに録音されており、オーケストラと一体となって高揚する終楽章の幸福感が素晴らしい。アンチェルも見事なバランス感覚で合わせています。カデンツァはクライスラー。
ドヴォルザークの8 番はアンチェルらしさが全開。チェコ・フィルにも負けず劣らずの名演です。コンセルトヘボウの美しい響きを最大限に生かしつつ、ドヴォルザークの音楽を共感と熱気を持って奏でています。第3
楽章で弦楽器が歌うメロディは心に沁みる美しさ。そしてフィナーレの怒涛の盛り上がり!アンチェル迫真の指揮に、充実の響きで持って完璧に応えるコンセルトヘボウに脱帽です。
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TALT 045/6
(2CD)
¥3400 →\3090
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TAHRA レーベルの名盤を新カップリング
アンチェル/コンセルトヘボウの芸術 II
[CD1]
(1)ハイドン:
交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92『オックスフォード』
(2)フランク:交響曲 ニ短調
[CD2]
(3)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
Op.43
(4)プロコフィエフ:
交響曲第1番 ニ長調 Op.25『古典交響曲』
—以下ボーナストラック—
(5)ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』
(6)アンチェルのインタビュー(英語) |
ダニエル・ワイエンベルク((3)ピアノ)
カレル・アンチェル(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団((1)-(4))
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団((5)) |
アンチェルが様々なレパートリーを指揮、コンセルトヘボウが充実の演奏で応える!全編ステレオ、音質良好。貴重なインタビューも収録!
録音:(1)-(3)1970 年1 月21 日、(4)1969
年2 月23 日、(5)1970 年7 月6 日(すべてステレオ、ライヴ録音)、(6)1968
年7 月/プラハ(Document CBC)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付
TAHRAレーベルの名盤を新カップリング、新リマスタリングで復刻。
入手困難だったアンチェルとコンセルトヘボウの貴重音源が装い新たに蘇りました!このディスクは1970
年1 月21 日のライヴを軸に、それ以外の音源もまとめて2
枚組にしたものです。
すべてステレオ録音で音質もたいへん良好です。
『オックスフォード』はコンセルトヘボウの弦の音色が絶品。明るい倍音をたっぷり含んだふくよかで輝きのある音。アンチェルのテンポ感も生気に富み、密度のある内容にして重苦しさなく軽やか。ハイドンならではのユーモアが飛び跳ねるさまに心が躍る佳演。
フランクの交響曲は第1 楽章序奏の底なし沼のような深さが恐ろしく、うねりにうねって音楽が展開するさまに耳を奪われます。金管も憂いのある響きでまろやか。各楽器が美しく溶け合い大きな音響が構築されます。『パガニーニ狂詩曲』は重厚にして技巧もバッチリの独奏者・ワイエンベルクの技量にただただ感服!この3
曲が1 日のライヴと思うと凄い聴き応えです。
69 年の『古典交響曲』もアンチェルの類稀な手腕とオーケストラの機動力が一体となっています。ハイドンが良いのだからこれも良くない訳はありません。繊細なオーケストレーションのスコアを巧みに処理し、色彩はじける演奏です。
さらにボーナストラックとして、オランダ放送フィルとの『ロンドン』と、アンチェルの肉声が聴けるインタビュー(英語)を収録。この『ロンドン』がとにかく名演なので、ぜひとも一緒にお楽しみ頂きたいです!
常に必要な音だけに満たされた空間で、充足感がたまりません。インタビューは68
年7 月にプラハで録られたもの。この数週間後の8
月に「チェコ事件」が発生、ボストンに滞在中だったアンチェルは帰国できず亡命の道を歩みます。悲劇の直前に祖国で行われた、貴重なドキュメントと言えます。
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キング・インターナショナル
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KKC 4146/7
(2CD)
¥3500 →\3190
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39 年ぶりに最新マスタリング
カラヤン、ベルリン・フィルを手中に収めることになる
1955年2月、初のアメリカ公演ライヴ
Disc1
モーツァルト: 交響曲第35番 ニ長調「
ハフナー」 K. 385
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
Op. 28
Disc2
ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調 Op. 68 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
カラヤン栄光の軌跡。すべてはここから始まった!!
1955年2月ワシントンでの歴史的ライヴ。この圧倒的名演、大成功アメリカ公演により、カラヤンはベルリン・フィルの芸術監督&首席指揮者の座を射止めた!!
録音:1955 年2 月27 日 コンスティテューション・ホール、ワシントン(ライヴ)/モノラル、日本語帯・解説付
1955 年2 月、戦後初となったベルリン・フィルのアメリカ公演。指揮者として予定していたフルトヴェングラーは3
か月前に急逝したため、代役をつとめたのはカラヤンでした。
2 〜 4 月の公演は大成功、カラヤンは団員からも支持を受け、滞在中の3
月3 日にベルリン・フィルの芸術監督兼首席指揮者に推挙されました。そして、帰国後の4
月5 日、評議員会により承認されます。
その後” 楽壇の帝王” にまで登りつめたカラヤン栄光の軌跡、すべてはここから始まったのです!
1955 年2 月27 日、ワシントン、コンスティテューション・ホールで行われた演奏会。
当日はコンサートの冒頭にアメリカ、ドイツ両国の国歌が演奏され、本プロとして前半に「ハフナー」交響曲と「ティル」、後半にブラームスの第1
番交響曲が演奏されました。
この本プロの全3 曲がライヴ音源として残っていたのです!
カラヤン自身も満足と自信を示したようで、演奏会の出来は気合いと緊迫感に満ち、ストリクトな表現で圧倒的!
随所にフルトヴェングラー時代の特質でもあるベルリン・フィルの合奏力、オーレル・ニコレ(
フルート) ら団員のソロ妙技が光っています。
かくも貴重な歴史的公演の世界初出LPは1979
年、イタリア・チェトラから発売されたLO506。
当時チェトラを販売していたキングレコードは、この音源の制作元ミラノ・ディスコス(DISCOS,Mirano)から、直接、マスターテープを買い求め、SLF-5003,5004(LP
2 枚)で発売。このたび、キングの倉庫に眠っていたこのアナログ・マスターテープ(38cm/
秒)から、キング関口台スタジオで、39 年ぶりに最新マスタリングして、国内初CD化することになりました!
もとのテープも音質良好ですが、最新デジタル技術で一層改善され、よみがえるファン垂涎の貴重音源にご注目ください!
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戦前、戦中、戦後と、カラヤンの行く手をことごとくさえぎっていた音楽界の巨人フルトヴェングラーが、1954年11月に天に召される。
あせったのはベルリン・フィル。
翌年の2月に迫った歴史的なアメリカ公演で自分たちを統率してくれる指揮者を失ってしまったのである。
ベルリン・フィルはこのときドイツ政府から今回のアメリカ公演は絶対に成功させよと言明されており、もし病身のフルトヴェングラーに何かが起きた場合に備えてこの巨人に代わる恥ずかしくない指揮者を用意しておかなければならなかった。
そこでベルリン・フィルは水面下でカラヤンに「万一フルトヴェングラーの身に何か起きたときは・・・」と、代行のアポを取っていた。
そして不幸にも「万一のことが起き」てしまい、ベルリン・フィルはアメリカ公演の指揮者代理にカラヤンを選んだ。
しかし、この男、代役で満足するような男ではない。
アメリカ楽旅の前に「フルトヴェングラー博士の後継者という条件で!」とのたまい、しかもただの「首席指揮者」ではなく、「終身指揮者」の地位を要求した。
全部かゼロか。どっちを取る?
のど元にナイフを突きつけられたベルリン・フィルは、・・・この男の前にひざまづく。
かくしてここにベルリン・フィルのカラヤン時代が幕を開けることとなる。
このときのアメリカ・ツアーは、未来の帝王のために用意されたと言っていい。
その10ヶ月前の日本でのライヴ
このときカラヤンは虎視眈々とベルリン・フィルの座を狙っていたと思われる |
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カラヤンとN響!園田高弘とのピアノ協奏曲は完全初出
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
初回盤限定ボーナス:
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4 番ト長調Op.58 |
園田高弘(ピアノ)(1)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
NHK 交響楽団 |
録音:(1)1954 年4 月日比谷公会堂(放送用録音)、(2)1954年4
月21 日/日比谷公会堂(ライヴ)/MONO
フルトヴェングラーが亡くなるほぼ半年前。
カラヤンは何をしていたか。
なんと1ヶ月近く日本に滞在、NHK交響楽団を指揮していた。
これがカラヤンの嗅覚の鋭いところで、この当時、フルトヴェングラーの身に何が起きてもいいようにフットワークを軽くして、じわじわとベルリン・フィルに近づいていたのである。
まるで獲物を狙う猛獣のように。
そしてその獲物は翌年には彼のものとなる。
今回の録音は、そんなカラヤン夜明け前、最重要期における極東辺境オケとの貴重な記録である。
もちろん夜が明けたあと、カラヤンがそのオケを振ることは二度とない。
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SUPRAPHON
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初CD化。チェコを代表する作曲家による「狩りの音楽」
(1)ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
パルティータ(12’32”)
(2)ヤン・ヴェント(1745-1801):
パルティータ(16’33”)
(3)パヴェル・ヴラニツキー(1756-1808):
シンフォニア「ラ・シャッス」 ニ長調
Op.25(27’54”) |
(1)(2)プラハ・コレギウム・ムジクム
(3)フランティシェク・ヴァイナル(指揮)
プラハ交響楽団 |
録音:(1)1970 年12 月18 日、(2)1971 年1
月15 日/ドモヴィナ・スタジオ、(3)1971 年3
月13-20 日/プラハ市庁舎スメタナ・ホール/57’11”
スプラフォン・レーベルの誉れ高き名盤より、チェコを代表する作曲家による「狩りの音楽」が初CD
化されます。
パヴェル・ヴラニツキーはモーツァルトと同年生まれの親友として有名な作曲家。また、ハイドン、ベートーヴェンとも親交があり彼らの作品の指揮をしたこともあります。
狩猟をテーマにした深遠な作品がならびます。
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SUPRAPHON(ARTONA)
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「プラハからの音楽のお土産」
・ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調『新世界より』
Op.95 B.178 より第4楽章(11’25”)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・スメタナ(1827-1884):連作交響詩『わが祖国』より交響詩「モルダウ」(12’44”)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・モーツァルト(1756-1791):交響曲第38番
ニ長調『プラハ』 K.504より第3楽章(5’25”)
プラハ室内管弦楽団
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集より第15番
ハ長調 Op.72 B.147(3’23”)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・ヤナーチェク(1854-1928):ラシュスコ舞曲集より第1番「昔の踊り」(6’16”)
フランティシェク・イーレク(指揮)、ブルノ・フィルハーモニック管弦楽団
・スメタナ:歌劇『売られた花嫁』より第3幕序曲(6’36”)
ズデニェク・コシュラー(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』
K.527より第2 幕序曲(6’32”)
リボル・ペシェク(指揮)、プラハ室内管弦楽団
・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調より第4楽章(10’08”)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調『新世界より』
Op.95 B.178 より第2楽章(11’36”)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』
K.621より第2幕序曲(4’30”)
オルドジフ・ヴルチェク(指揮)、プラハ室内管弦楽団 |
スプラフォンのサブレーベルARTONA 始動!『新世界より』『モルダウ』などの名曲を名演奏で堪能!
録音:1966 年-1991 年/チェコ/78’35”
80 年の歴史をもつ、チェコのスプラフォン・レーベル。そのスプラフォンのサブレーベルとしてARTONA
からの初リリースは「プラハからの音楽のお土産」と題されたコンピレーション・アルバム。
当レーベルが誇る充実の音源から珠玉の11
曲が収録されました。当CD には曲目解説はついておりません。
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<映像>
<LP>
ALTUS(LP)
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MELOLP 009/10
(2LP)
¥14000+税
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モニク・アース・ライプツィヒ・リサイタル
[LP1 A面]
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調
K.330(全楽章)
[LP1 B面]
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調
Op.83(全楽章)
[LP2 A面]
ドビュッシー:映像 第1集(全3曲)、
リスト:3つの演奏会用練習曲 S.144より《軽やかさ》
[LP2 B面]
F.クープラン:
クラヴサン曲集 第3巻より《ティク・トク・ショク、あるいはマイヨタン》、
クラヴサン曲集 第2巻より《神秘的なバリケード》
ラモー:クラヴサン曲集より
《一つ目の巨人》、《ミューズ達の対話》、《鳥のさえずり》 |
モニク・アース(ピアノ) |
フレンチピアニズムの華。絶後の味わいと粋。伝説のリサイタル初LP
化!
ライヴ録音:1956年3月19日/コングレスハレ・ライプツィヒ/ドイツ民主共和国放送(モノラル)/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
Meloclassic からCD で発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUS
がライセンスし初LP 化。LP 用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLP
ならではの風合いを獲得しています。
洗練の極みを行く格調高いピアニスト、モニク・アースの貴重なリサイタル録音です。彼女は幅広いレパートリーを持ち、中でも古典派や近代音楽を得意としました。またフランス・バロックのクープランやラモーを非常によく取り上げたことでも有名です。このリサイタルのプログラムはまさにアースならではのもので、時代を超えた美しいピアニズムに徹底された外連味の無い高貴な時間が流れています。
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WEITLP 021/2
(2LP)
¥14000+税
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ヨハンナ・マルツィ 未発表放送スタジオ録音第2集
ステレオ編
[LP1 A面]
バルトーク:
ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番(全楽章)
[LP1 B面]
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第32番 ヘ長調 K.376
(374d) (全楽章)
[LP2 A面]
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
(Op.post.162)
《 デュオ》(第1・2楽章)
[LP2 B面]
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
(Op.post.162)
《デュオ》(第3・4楽章) |
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
イシュトヴァン・ハイジュ(ピアノ) |
衝撃、マルツィ唯一のステレオ録音!スタジオ録音の素晴らしい音質で2
度衝撃!!マニアの度肝を抜いた初出音源がLP
化。
録音:1976年11月30日/チューリヒ、スイス放送協会スタジオ2(ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付
Weitblick からCD で発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUS
がライセンスし初LP 化。LP 用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLP
ならではの風合いを獲得しています。
マルツィの完全初出音源にして、現在唯一のステレオ録音!しかもスタジオ録音ということで音質がとにかく素晴らしい、ファンの度肝を抜く驚愕の音源です。
バルトークの『ラプソディ』とモーツァルトのK.376
はこの録音でしか聴けないレパートリー。得意曲のシューベルト『デュオ』も最高の音質で聴ける喜び。マルツィ魅惑の名演奏をおおいに堪能できる愛蔵盤です。
※ Meloclassic、Weitblick のCD は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP
タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。 |
7/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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3人の作曲家を巧みに組み合わせ、統一感を得た好企画アルバム |
シェイラ・アーノルド(ピアノ) |
(1)ドビュッシー:映像 第1集(全3曲)
(2)武満徹:ピアノ・ディスタンス
(3)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第4曲「妖精たちはあでやかな踊り子」
(4)ケージ:『ソナタとインターリュード』より
ソナタ8、2、6、7、5
(5)武満徹:『遮られない休息』より 第2曲「静かに、残酷な響きで」
(6)ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より 第1曲「デルフィの舞姫」、第2曲「帆」、第3曲「野を渡る風」
(7)武満徹:『遮られない休息』より 第1曲「ゆっくりと悲しげに、語りかけるように」
(8)ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より 第7曲「西風の見たもの」
(9)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第10曲「カノープ」
(10)武満徹:『遮られない休息』より 第3曲「愛の歌」
(11)ケージ:『ソナタとインターリュード』より
第3インターリュード
(12)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第12曲「花火」 |
録音:(1)2008 年10 月、(2)(3)(5)-(10)(12)2017
年9 月、(4)(11)2018 年1 月/69’20’’
ドビュッシー、ケージ、武満のピアノ作品で構成したアルバム。
自由な和声を用い新しい音楽の時代を築いたドビュッシーと、音楽そのものの在り方に一石を投じたケージ。武満はこの2
人の作曲家それぞれから影響を受けた作曲家でもあり、関連性のあるプログラミングと言えます。
シェイラ・アーノルドは南インド生まれ、ドイツ育ちのピアニスト。この3
人の作曲家を組み合わせただけあって、カラっとした硬質の響きで統一され、過度にロマンに走ることもなく、とは言えほんのりと歌を感じる好演となっています。
プリペアド・ピアノを使ったケージ作品が爽やかでポップ。
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CYBELE RECORDS
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CYBELE061801S
(SACD HYBRID)
¥2500
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メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂の
2台のオルガンのためのインプロヴィゼーション
1. Inertia / 2. Crossing the Unknown
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3. Torrent / 4. Impact I / 5. Voladores
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6. Ritual / 7. Fire Planet / 8. Impact
II /
9. For J-P.L / 10. Pasaje /
11. Flowers Beyond the Unknown |
ユルゲン・エッスル(Gospel Organ)
ジェレミー・ジョゼフ(Epistle Organ) |
贅沢なサウンド!大聖堂の2 台のオルガンで即興演奏。
Gospel Organ: Joseph Francisco Nassarre
Cimorra, 1735/Epistle Organ: Jorge de Sesma,
1695 & J. Fr. Nassarre Cimorra, 1736
60’08’’、Stereo、5.1ch Surround Sound、3D-Binaural-Stereo(Artificial
Head)、pure DSD Recording
メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂にある2
つのオルガンを使って行われた興味深い試みがディスク化されました。1
時間にわたり、即興で二重奏をしています。楽器の位置関係からしてお互いの姿が見えない状態でなされた演奏であり、その分、耳を研ぎ澄ませ神経を集中させたスリリングな内容となっています。
ロングトーンを重ね和声を変化させ、細かいパッセージを投げ込み、うねうねと動く旋律が現れ、壮大な音響となって広がり…まるでひとつの大きな組曲のように展開していきます。
高音質レーベルCYBELE RECORDS からの発売というのがポイント。大聖堂に響きわたるオルガンの音響を見事に捉えています。SACD
ハイブリッドで、SACD 層ではバイノーラル録音、サラウンド録音が楽しめます。
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FARAO CLASSICS
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合唱と溶け合う楽器が効果大。美しい現代曲
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):
O Nata Lux(8声の混声合唱とヴィブラフォン)
アンナ・イグナトヴィチ(1968-):マリンバのためのトッカータ
トビアス・PM・シュナイト(1963-):
… Wie die Zeit vergeht…(合唱、ヴィオラと打楽器)
エリクス・エセンヴァルズ(1977-):
楽園にて(8声の混声合唱、ヴィオラとチェロ)
シモーネ・ルビーノ(1993-):マリンバのためのコラール
クヌート・ニーステッド(1915-2014):インモータル・バッハ
(J.S.バッハ:
「来たれ、甘き死よ」に基づく。4声の混声合唱とマリンバ) |
シモーネ・ルビーノ(打楽器)
カテリーナ・ジャンニツィオーティ(チェロ)
ケルヴィン・ホーソーン(ヴィオラ)
マーティン・ステイドラー(指揮)
アウディ・ユーゲントコーラスアカデミー |
録音:2017 年11 月
打楽器と合唱という珍しい編成も登場するアルバム。と言っても使われているのはマリンバやヴィブラフォン。しかも弓奏により柔らかな音が伸ばされ、合唱と対立するのではなく溶け合う効果を上げていて美しいです。
弦楽器と合唱による作品も声のヴェールの中、弦のメロディがゆっくりと歌われて、ゆったり緩やかな時間感覚に浸れます。
『インモータル・バッハ』はバッハのコラールがまずそのまま出てきて、その変奏(変容?)のような永遠性のあるハーモニーが続きます。
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CHAMPS HILL
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ベルリン・シュターツカペレのコンミス
イ・ジユン 〜 神話
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ヴィエニャフスキ:伝説 Op.17
バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.86
シマノフスキ:神話 Op.30
ラヴェル:ツィガーヌ |
イ・ジユン(ヴァイオリン)
ヘンリー・クレーマー(ピアノ) |
ベルリン・シュターツカペレのコンミスに就任!韓国の逸材イ・ジユン!
2015年のウィンザー祝祭国際弦楽コンクール、2016年のカール・ニールセン国際音楽コンクールで優勝を飾り、今年2018年にはバレンボイム率いるベルリン・シュターツカペレの第1コンサーマスターに選出されるなど、サクセスストーリーを歩み続ける韓国のヴァイオリニスト、イ・ジユンのソロ・デビュー・アルバム!
ウィンザー、カール・ニールセンの他にも、2013年のダヴィド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールでの優勝や、2014年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール、2014年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも入賞など、輝かしい実績を誇るイ・ジユンが選んだプログラムは、シマノフスキの「神話」をメインとした20世紀の作品集。
コーリャ・ブラッハー門下の期待のヴァイオリニストが創る「神話」と「伝説」にご期待下さい!
※録音:2017年7月25日−27日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
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CHRCD 142
【新装移行再発売】
¥2500
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ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)の
ピアノを伴う室内楽作品集。
ゲッツ:
ピアノ五重奏曲ハ短調 Op.16
ピアノ四重奏曲ホ長調 Op.6 |
プロ・アルテ・クヮルテット
〔ケネス・シリト(ヴァイオリン)、
ロバート・スミッセン(ヴィオラ)、
スティーヴン・オートン(チェロ)、
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)〕
ポール・マリオン(コントラバス) |
ドイツ、ベルリンで学んだ後、スイスへと渡り、同地で活躍を続けたドイツ・ロマン派の作曲家、ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)のピアノを伴う室内楽作品集。
名手ヘイミッシュ・ミルンは、Hyperionのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第52集のゲッツの「ピアノ協奏曲変ロ長調
Op.18」でもソリストを務めており、メンデルスゾーンやシューマンの流れを汲む秀作を高いクォリティで聴かせてくれます。
※録音:2003年12月1日−3日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
※ASV/CDDCA1157(廃盤)からの新装移行再発売 |
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トーマス・アレン(バリトン)
セプテンバー・ソングス 〜 グレート・アメリカン・ソングブック |
トーマス・アレン(バリトン)
ルーシー・クロウ(ソプラノ)
スティーヴン・ヒギンズ(ピアノ) |
バーリン:You're Just in Love/
カーン:They Didn't Believe Me/
ワイル:My Ship/
カーン:All The Things You Are/
ガーシュウィン:Someone to Watch Over Me/
ポーター:Just One Of Those Things/
カーン:The folks who live on the hill/
ロジャース:Come Home Joe/
ポーター:Miss Otis Regrets/
ディステル&レアルドン:The Good Life/
ロウ:I Remember It Well/
ガーシュウィン:Our Love Is Here To Stay/
アーレン:One For My Baby/
コスマ:Autumn Leaves/
ワイル:September Song/
バーンスタイン:Some Other Time/
バーンスタイン:Greeting |
膨大なオペラ・レパートリーを誇るイギリス声楽界の重鎮、サー・トーマス・アレンが歌う、ハリウッドとブロードウェイの黄金時代のグレート・アメリカン・ソングブック!
デュオ・パートナーに同じくイギリスの名ソプラノ、ルーシー・クロウを迎えてのアメリカ歌曲集が、重鎮トーマス・アレンのオペラ歌手とは異なる姿の魅力を伝えてくれることでしょう。
※録音:2018年4月9日−12日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス) |
J.S. Bach-Stiftung, St. Gallen
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B592CD
\4100 |
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集 第20集
主キリスト、神の独り子 BWV96
1.Herr Christ, der einge Gottessohn
2.Recitative: O Wunderkraft der Liebe
3.Aria: Ach, ziehe die Seele mit Seilen
der Liebe
4.Recitative: Ach, fuhre mich, o Gott,
zum rechten Wege
5.Bald zur Rechten, bald zur Linken
6.Ertot uns durch dein Gute
死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ
BWV67
7.Halt im Gedachtnis Jesum Christ
8.Aria: Mein Jesus ist erstanden
9.Recitative: Mein Jesu, heissest du
10.Chorale: Erschienen ist der herrlich
Tag
11.Recitative: Doch scheinet fast
12.Aria: Friede sei mit euch!
13.Chorale: Du Friedefurst, Herr Jesu
Christ
われらキリストを讃えまつらん BWV121
14.Christum wir sollen loben schon
15.O du von Gott erhohte Kreatur
16.Recitative: Der Gnade unermesslichs
Wesen
17.Aria: Johannis freudenvolles Springe
18.Recitative: Doch wie erblickt es dich
in deiner Krippen
19.Chorale: Lob, Ehr und Dank sei dir
gesagt |
ヤン・ベルナー(アルト)…2.16
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)…3
ノエミ・ゾーン・ナッド(ソプラノ)…4
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)…5
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)…8
マーゴット・オイツィンガー(アルト)…9.11
ドミニク・ヴェルナー(バス)…12
ヨハネス・カレシェケ(テノール)…15
ステファン・マックロード(バス)…17
ユリア・ノイマン(ソプラノ)…18
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団
ルドルフ・ルッツ指揮 |
ルドルフ・ルッツによる「バッハ(1685-1750)のカンタータ演奏会」のライヴ録音第20集。
このアルバムでは三位一体節後第18日曜日用のカンタータ「第96番」と、復活後第1日曜日用の「第67番」、降誕節第2日用の「第121番」が収録されています。
イエスとファリサイ派の人々の論争を描いた第96番は、ソプラニーノ・リコーダーの軽やかな調べで幕を開け、キリストの降誕と愛の喜びが高らかに歌われます。
壮麗な合唱のフーガで始まり、全編キリストの復活を喜ぶ第67番、ルターのコラールを器楽パートが彩り、厳粛な雰囲気で始まる第121番の3曲です。
録音 Trogen ライヴ 2011年10月21日…1-6
2014年4月25日…7-13 2013年3月22日…14-19 |
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B617CD
\4100 |
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集 第21集
われらが神は堅き砦 BWV80
1.Ein feste Burg ist unser Gott
2.Aria with Chorale: Alles, was von Gott
geboren
3.Recitative: Erwage doch, Kind Gottes
4.Aria: Komm in mein Herzenshaus
5.Chorale: Und wenn die Welt voll Teufel
war
6.Recitative: So stehe dann bei Christi
blutgefarbten Fahne
7.Duet: Wie selig sind doch die, die
Gott im Munde tragen
8.Chorale: Das Wort sie sollen lassen
stehn
まじりけなき心 BWV24
9.Ein ungefarbt Gemute
10.Recitative: Die Redlichkeit ist eine
11.Alles nun, das ihr wollet
12.Recitative: Die Heuchelei ist eine
Brut
13.Aria: Treu und Wahrheit sei der Grund
14.Chorale: O Gott, du frommer Gott
主なる神は日なり、盾なり BWV79
15.Gott der Herr ist Sonn und Schild
16.Aria: Gott ist unsre Sonn und Schild!
17.Chorale: Nun danket alle Gott
18.Recitative: Gottlob, wir wissen den
rechten Weg zur Seligkeit
19.Aria: Gott, ach Gott, verlas die Deinen
20.Chorale: Erhalt uns in der Wahrhei |
クラウス・メルテンス(バス)…2.3
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)…2.4
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)…6.7
テリー・ウェイ(カウンターテナー)…7
マリアンネ・ベアテ・キーラント(アルト)…9
ダニエル・ヨハンセン(テノール)…10.13.15.17.20
ドミニク・ヴェルナー(バス)…12
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)…15.17.19.20
マルクス・フォルスター(カウンターテナー)…15.16.17.20
マティアス・ヘルム(バス)…15.17.18.19.20
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団
ルドルフ・ルッツ指揮 |
ルドルフ・ルッツによる「バッハ(1685-1750)のカンタータ演奏会」のライヴ録音第21集。
このアルバムにはバッハのカンタータの中でも最も名高い作品の一つ第80番「われらが神は堅き砦」と三位一体節後第4日曜日用の第24番、宗教改革記念日用の第79番が収録されています。
ルターのコラール「神はわがやぐら」をそのまま取り入れた第80番では神への信仰心の強さが歌われ、比較的短い第24番でも信仰心が穏やかな曲想で歌われます。
また、常にユニークな演奏を試みるルッツらしく、第79番ではコラールの部分の合唱を聴衆たちに歌わせ、一体感を出すことに成功しています。
録音 Trogen ライヴ 2016年8月19日…1-8 2016年6月17日…9-14 2017年4月28日…15-20 |
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B664CD
\4100 |
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集 第22集
われは喜びて十字架を負わん BWV56
1.Aria: Ich will den Kreuzstab gerne
tragen
2.Recitative: Mein Wandel auf der Welt
3.Aria: Endlich, endlich wird mein Joch
4.Recitative and Aria: Ich stehe fertig
und bereit
5.Chorale: Komm, o Tod, du Schlafes Bruder
キリストこそ わが生命 BWV95
6.Chorus and Recitative: Christus, der
ist mein Leben
7.Recitative: Nun, falsche Welt!
8.Chorale: Valet will ich dir geben
9.Recitative: Ach konnte mir doch bald
so wohl geschehn
10.Aria: Ach, schlage doch bald, selge
Stunde
11.Recitative: Denn ich weiss dies
12.Chorale: Weil du vom Tod erstanden
bist
来たれ、汝甘き死の時よ BWV161
13.Aria: Komm, du susse Todesstunde
14.Recitative: Welt! deine Lust ist Last
15.Aria: Mein Verlangen ist, den Heiland
zu umfangen
16.Recitative: Der Schluss ist schon
gemacht
17.Wenn es meines Gottes Wille
18.Chorale: Der Leib zwar in der Erden |
クラウス・メルテンス(バス)…1-5
ユリア・ゾフィー・ヴァグナー(ソプラノ)…5.7
チャールズ・ダニエルズ(テノール)…6.9.10
マティアス・ヘルム(バス)…11.
アレックス・ポッター(アルト)…13.16
ダニエル・ヨハンセン(テノール)…14.15
バッハ財団合唱団/バッハ財団管弦楽団
ルドルフ・ルッツ指揮 |
ルドルフ・ルッツによる「バッハ(1685-1750)のカンタータ演奏会」のライヴ録音第22集。
このアルバムでは三位一体節後第19日曜日用の第56番と、三位一体節後第16日曜日用の第95番、三位一体節後第16日曜日用の第161番の3曲を聴くことができます。
どの作品もバッハの全カンタータの中で高い知名度を誇り、名演も数多くありますが、ルッツもユニークな解釈による素晴らしい演奏を披露しています。
録音 Trogen ライヴ 2014年10月24日…1-8/2015年9月18日…9-14/2009年9月25日…15-20 |
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B665CD
\4100 |
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集 第23集
われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ
BWV109
1.Ich glaube, lieber Herr, hilf meinen
Unglauben
2.Recitative: Des Herren Hand ist ja
noch nicht verkurzt
3.Aria: Wie zweifelhaftig ist mein Hoffen
4.Recitative: O fasse dich, du zweifelhafter
Mut
5.Aria: Der Heiland kennet ja die Seinen
6.Chorale: Wer hofft in Gott und dem
vertraut
汝ら、キリストの者と名のるともがら BWV164
7.Aria: Ihr, die ihr euch von Christo
nennet
8.Recitative: Wir horen zwar, was selbst
die Liebe spricht
9.Aria: Nur durch Lieb und durch Erbarmen
10.Recitative: Ach, schmelze doch durch
deinen Liebesstrahl
11.Aria: Handen, die sich nicht verschliesen
12.Chorale: Ertot uns, durch dein Gute
彼らみな汝を待ち望む BWV187
13.Es wartet alles auf dich
14.Recitative: Was Kreaturen halt
15.Aria: Du Herr, du kronst allein
16.Aria: Darum sollt ihr nicht sorgen
17.Aria: Gott versorget alles Leben
18.Recitative: Halt ich nur fest an ihm
19.Chorale: Gott hat die Erde zugericht' |
ユリウス・プファイアー(テノール)…2.3
ルート・ザントホフ(アルト)…4.5
ヤコプ・ピルグラム(テノール)…7.10
マルクス・フォルペルト(バス)…8.11
ヤン・ベルナー(カウンターテナー)…9
モニカ・マウフ(ソプラノ)…11
ドミニク・ヴェルナー(バス)…14.16
エルヴィラ・ビル(アルト)…15
ウルリケ・ホーフバウアー(ソプラノ)…17.18
バッハ財団合唱団/バッハ財団管弦楽団
ルドルフ・ルッツ指揮 |
ルドルフ・ルッツによる「バッハ(1685-1750)のカンタータ演奏会」のライヴ録音第23集。
三位一体節後第21日曜日用の第109番、三位一体後第13日曜日用の第164番、三位一体後第7日曜日用の第187番の3曲を収録。
テノールとアルトのアリアが美しい「救済を信じる心」を歌った第109番、隣人愛と永遠の命を題材にした第164番、飢えた民衆を救った奇跡が歌われる第187番、どれも真摯な神への祈りが反映された力強い作品です。
録音 Trogen ライヴ 2010年10月22日…1-6 2016年2月19日…7-12 2017年3月31日…13-19 |
MUSIC&ARTS
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ブゾーニ:ピアノ作品集
エレジー集
(転機のあとで/イタリアに!/
私の魂は畏れつつ待ち望む/
トゥーランドットの部屋/夜/幻影/子守歌)
青春に(全4曲) |
カルロ・グランテ(ピアノ) |
イタリアの技巧派ピアニスト、カルロ・グランテの弾くブゾーニ!
録音:2013年12月 ウィーン、61'43
イタリアの技巧派ピアニスト、カルロ・グランテの弾くブゾーニのピアノ曲集。エレジー集はブゾーニのピアノ曲の中でも人気が高いもの。中でも子守歌がよく知られている。青春に
は1909年出版。2曲目のジーグ、ボレロと変奏が比較的知られているが、4曲全部の録音は少ない。
カルロ・グランデはイタリア生まれのピアニスト。彼はブゾーニ復興に極めて力を入れており、ここでもスペシャリストならではの高い見識が窺える演奏が聞ける。
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POLYMNIE
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ルーマニア出身の新進ピアニスト、アクシア・マリネスク
(1)モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
(2)ブラームス:6つの小品 Op.118
(3)ドビュッシー:水の反映
(4)ドビュッシー:ラモーを讃えて
(5)ドビュッシー:運動 |
アクシア・マリネスク(ピアノ) |
録音:2017年12月 フランス、グラン・テスト、トロワ、74'20
ルーマニア出身のピアニスト、アクシア・マリネスクのおそらくは初CD。
知的な上品さの奥に華やかさが垣間見られるという演奏で、聞いているとグッと挽きつけられる魅力を持っている。
なおモーツァルトのK.331の第1楽章では主題と変奏ごとにトラックが打たれていて便利。
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TRITON
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「ブクステフーデとドイツのオルガン作品集」
(1)ブクステフーデ:プレルーディウム ホ短調
BuxWV142
(2)ブクステフーデ:天の国におられる私たちの父
BuxWV207
(3)-(5)ブクステフーデ:コラール変奏曲
「主よ、真の神であるあなたよ、私たちからとり去ってください」
BuxWV207
(6)ブクステフーデ:
父なる神は私たちのそばに住んでおられる
BuxWV190
(7)ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調
BuxWV161
(8)バッハ:平安と喜びをもって私はそこへ行く
BWV 616
(9)ブクステフーデ:平安と喜びをもって私はそこへ行く
BuxWV76
(10)ブクステフーデ:嘆きの歌
(11)ヴァルター:あなたに私は希望を抱く、主よ
LV97
(12)ブクステフーデ:チャコーナ ホ短調 BuxWV160
(13)ブクステフーデ:ああ、神そして主よ
BuxWV177
(14)ブルーンス:人間はこの世では
(15)ブクステフーデ:
主よ、私たちにあなたの言葉を守らせてください
BuxWV 185
(16)ベーム:オルガンのための前奏曲 ニ短調
(17)ベーム:天の国におられる私たちの父よ |
ジャック・ピカール(オルガン)
(9)(10)(14)
セシル・コテ(ソプラノ )&
サスキア・サレンビエ
(メッゾソプラノ,
バロックVn) |
オルガン好きはもちろん癒しの音楽を求めている人にもお勧め!ブクステフーデと17〜18世紀ドイツのオルガン曲集
録音:2014年9月2日,2017年9月7日,11月5、6日
フランス,ナンテール、68'29
17世紀後半から18世紀初頭にかけてドイツで活躍した偉大な作曲家たちのオルガン曲集。
ジャック・ピカールは2009年から北フランスのイル=ド=フランス、オー=ド=セーヌ県のナンテールのカテドラルのオルガン奏者を務めており、そこでの録音。フランス風の明るく柔らかいオルガンの音色と、豊かだが混濁しない教会の残響が見事に捕らえられていて、たいへん気持ちよい。
いくつかの曲には女声が参加しており、ことにソプラノのセシル・コテの清々しい美しさがまたすばらしい。オルガン好きはもちろん、癒しの音楽を求めている人にもお勧め。
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「音楽の対話」〜
ジョン・セルネー(b.1948):2017年の新作集
「ひまわり」〜
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
「8つの詩」〜声、クリスタル・バスケット、チェロ
(香り/夕べの調和/猫2/海の調和/毒/
アホウドリ/月の悲しみ/猫1)
「3つの議論」〜ピアノとチェロのための |
クリストフ・ボー(チェロ)
ヴァレリー・ギヨリ(ソプラノ)
セバスチャン・フルニエ(カウンターテノール)
ミシェル・ドゥヌーヴ(クリスタル・バシェ)
カリーヌ・ザリフィアン(ピアノ)
アンサンブル・エリオス |
珍楽器クリスタル・バシェも登場!ジョン・セルネー新作集
DDD、72'06
パリで活躍する作曲家、ジョン・セルネーの2017年の新作集、いずれも世界初録音。
ジョン・セルネーは1948年生まれのオランダ人だが、長年パリを拠点にしている。演奏者たちの多くはセルネーの長年の協力者たちである。
8つの詩で用いられているクリスタル・バシェは、多数のガラス棒を濡れた指でなでることで幻想的な響きを得られる楽器。やはりガラスを使うグラスハープやグラスハーモニカと比べ表現力が高く、近年人気が高まっている。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SPECTRUM SOUND
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CDSMBA024
(4CD)
【限定再登場】
¥3500 →\3290
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限定再登場!
「オークレール、レヴィ、エルリー、ゴーティエ」
CD 1
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第41番
変ホ長調 K.481
・シューベルト: ドイツ舞曲
・ウェーベルン:4つの小品 Op.7
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番
イ長調 Op.47「クロイツェル」
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)、ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1980年10月7日/パリ、サル・ガヴォー(ステレオ、ライヴ) |
CD 2
・ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)
録音:1958年11月25日/RTF放送用録音(モノラル)
・バルトーク:ラプソディ第1番 BB.94
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジャン・クロード・アンブロジーニ(ピアノ)
録音:1960年9月23日/RTF放送用録音(モノラル)
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 Op.64
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、マニュエル・ロザンタル(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1959 年4月2日/パリ(ステレオ、ライヴ) |
CD 3
・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ニ長調 Op.94a
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
二短調 Op.108
・バルトーク:ラプソディ第1番 BB94
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
録音:1967年11月24日/パリ
・ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調
Op. 38より第1、2楽章
アンドレ・レヴィ(チェロ)、ポール・ロヨネ(ピアノ)
録音:1961年5月23日/パリ |
CD 4
・ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調
Op. 38より第3 楽章
アンドレ・レヴィ(チェロ)、ポール・ロヨネ(ピアノ)
録音:1961年5月23日/パリ
・フォーレ:エレジー Op. 24、蝶々 Op.77
・ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
L.135
アンドレ・レヴィ(チェロ)、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
録音:1958年6月27日/パリ(ライヴ)
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番
ホ短調 K.304
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、ラザール・レヴィ(ピアノ)
録音:1956年2月5日/パリ
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第23番
ニ長調 K.306
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第26番
変ロ長調 K.378
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、レリア・グッソー(ピアノ)
録音:1953年10月29日/パリ |
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フランス国立視聴覚研究所音源提供
スペクトラムサウンドの“ベルアーム”シリーズより。再発売が熱望されていたタイトルが4枚組で限定再登場!「オークレール、レヴィ、エルリー、ゴーティエ」
24bit/192kHz、Digital Restoration&24bit
Remastering from the original master tape、限定盤
スペクトラムサウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したベルアームのシリーズ。
再発売が熱望されていたミシェル・オークレール、ドゥヴィ・エルリー、アンドレ・レヴィ、ジャンヌ・ゴーティエ(CDSMBA
008 & CDSMBA 009 いずれも廃盤)のタイトルが4
枚組お買い得価格で再発売いたします。
スペクトラムサウンドの丁寧な復刻で蘇ります。限定盤。
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CDSMBA028
(4CD)
【限定再登場】
¥3500 →\3290
|
限定再登場!
「コーガン、オークレール、グリュミオー、ボベスコ、レフコヴィチ」
CD 1
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV
1004よりサラバンド(アンコール)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、フランス放送ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ、ライヴ)
・バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.87、ルーマニア民俗舞曲
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジャン=クロード・アンブロジーニ(ピアノ)
録音:1968年7月5日/シャンゼリゼ劇場(モノラル) |
CD 2
・サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
ロ短調 Op.61
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ロジェ・アルバン(指揮)、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年6月27日/ストラスブール(ライヴ)
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1969 年3月12日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ、ライヴ) |
CD 3
・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
変ロ長調 K.424
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、フレディ・ルグラン(ヴィオラ)
録音:1961年3月31日/パリ
・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2
番 ニ長調 Op.94
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、ジャック・ジャンティ(ピアノ)
録音:1960 年1月23日/パリ
・ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21(第3楽章カット版)
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、セルジュ・ボド(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1960年2月28日/パリ(ライヴ) |
CD 4
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ニ短調 Op.108
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、ジャック・ジャンティ(ピアノ)
録音:1957 年6月20日/パリ
・ヘンデル(ハルヴォルセン編曲):パッサカリア
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、フレディ・ルグラン(ヴィオラ)
録音:1961年3月31日/パリ
・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
Sz.76
アンリ・レフコヴィチ(ヴァイオリン)、エレーヌ・ボスキ(ピアノ)
録音:1961年12月6日/パリ
・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
アンリ・レフコヴィチ(ヴァイオリン)、フランス国立放送管弦楽団(指揮者不詳)
録音:1959 年2月23日/パリ(ライヴ)
・ホアキン・ニン:スペイン組曲
・パガニーニ:ラ・カンパネッラ
・パガニーニ:無窮動
アンリ・レフコヴィチ(ヴァイオリン)、アンドレ・コラール(ピアノ)
録音:1956年12月22日/パリ |
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フランス国立視聴覚研究所音源提供
スペクトラムサウンドの“ベルアーム”シリーズより。再発売が熱望されていたタイトルが4枚組で限定再登場!「コーガン、オークレール、グリュミオー、ボベスコ、レフコヴィチ」
24bit/192kHz、Digital Restoration&24bit
Remastering from the original master tape、限定盤
スペクトラムサウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したベルアームのシリーズ。
再発売が熱望されていたレオニード・コーガン、ミシェル・オークレール、アルテュール・グリュミオー、ローラ・ボベスコ、アンリ・レフコヴィチ(CDSMBA
012&CDSMBA 014 いずれも廃盤)のタイトルが4
枚組お買い得価格で再発売いたします。
オークレールの最後の演奏会となったサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3
番やコーガン晩年の名演のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、そしてグリュミオーのブラームス、ボベスコ絶頂期の録音、そしてポーランド生まれのアンリ・レフコヴィチの秘蔵録音と貴重音源の宝庫です。
スペクトラムサウンドの丁寧な復刻で蘇ります。限定盤。
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<国内盤>
7/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALTUS RECORDS
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BAFTA賞受賞作曲家、R・ハーヴェイのピアノ小品集!
ハーヴェイ:ピアノ・ソロのための《シナリオ》 |
ジョン・レネハン(ピアノ) |
イギリスのトラッド、プログレ・グループ「グリフォン」の創立メンバーとして活躍したマルチ・インストゥルメンタリストであり、英国アカデミー賞(BAFTA)の受賞歴を持つ映画音楽作曲家としても高名なリチャード・ハーヴェイ(1953−)。
イギリスの実力派ピアニスト、ジョン・レネハンが演奏する英国映画界の名匠ハーヴェイの曲集「シナリオ」は、印象主義への追憶、地中海の陽射し、リリカルなメロディなど、カラフルな表情を持った20の珠玉のピアノ小品を集めた作品集です。
また、ブラック・ボックス・レーベル(Black
Box)の創設者であり、SONY BMGなどの要職を歴任した敏腕プロデューサーであるクリス・クレイカーの存在も、期待を高めてくれるポイントと言えるでしょう。ピアノ・ファン、映画音楽ファンの皆様、どうぞご注目下さい!
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LINN
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CKD 613S
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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加藤訓子第5弾、ライヒの"ドラミング"!
全パート1人で演奏!
スティーヴ・ライヒ:ドラミング |
加藤訓子
(パーカッション、ヴォイス、
ピッコロ、口笛) |
加藤訓子第5弾、ライヒの"ドラミング"!ライヒ絶賛!
世界初! 全パート1人で演奏!
日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。2017年リリースの「J.S.バッハ:マリンバのための無伴奏作品集(CKD
586S)」は、Linn Recordsの年間ベスト・アルバムに輝き、第10回CDショップ大賞クラシック部門を受賞する等、世界的にも大きな話題を呼びました。
スコットランドのハイエンド・オーディオ・メーカー、Linnが技術の粋を結集させて作るアルバム第5弾は、スティーヴ・ライヒに回帰し、ミニマル・ミュージックを世に知らしめたライヒの代表作「ドラミング」をレコーディング!
欧州時代、ダンスカンパニー・ローザスのワールドツアーにも参加し、アンサンブル・イクトゥスと数え切れないライブを演奏している加藤訓子が、パーカッション(ボンゴ、マリンバ、グロッケンシュピール)、ヴォイス、ピッコロ、口笛、計12名全てのパートを自身でオーバーダブし、アンサンブルでは決して表現し得ないドラミングの持つ最上のディテールを紡ぎ出しています。
また、スティーヴ・ライヒ自身からも、「一人の奏者がドラミング全パートを演奏した初めての録音作品。
最上のディテールと共に驚くべき明晰さで捉えている。大いなる喜びの発見である。」と絶賛されています。
“Kuniko has made the first recording of
Drumming where one musician plays and sings
all the parts of the piece and records them
via overdubbing. The result is like a microscopic
close up off the piece where all the finest
details are heard with amazing clarity. I
found it a remarkable pleasure to hear.”Steve
Reich
※録音:2017年7月22日−28日、2017年9月27日−10月6日、2018年1月5日−17日、愛知県芸術劇場
※「CKD 613S」はSACD Hybrid Multichannelヴァージョンの日本向け完全限定生産盤です。
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CKD 495S
(SACD HYBRID)
¥2600
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旧譜新装再発売
加藤訓子のクセナキス!
IX 〜 クセナキス:プレイアデス/ルボン |
加藤訓子(パーカッション) |
DVD付きの「CKD 595S」は、完売、販売終了となりました。書下ろし日本語解説付きの「CKD
495S」を新たにご案内いたします。(代理店)
「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays
reich)」、「カントゥス(Cantus)」の世界的大ヒット、第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞などで大きな注目を集めている、日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。
リン・レコーズが技術の粋を結集させて作る究極のパーカッション・ワールド、待望の第3弾はヤニス・クセナキス!
「メランジュ(総合)」、「メトー(金属)」、「クラヴィエ(鍵盤)」、「ポー(太鼓)」の4楽章からなり、6人の奏者がほぼ同種の楽器を演奏していく「プレイアデス」。
もっともポピュラーな打楽器ソロ・レパートリーの1つであり、加藤訓子も長年演奏し続けてきた「ルボン」。完璧に計算しつくされたこれらの曲を、加藤訓子が作品の意図を汲み取り、それを最大限に活かし、忠実に演奏します。
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NIMBUS ALLIANCE
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NI 6368
(CD-R)
¥2400
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ハリエット・マッケンジー、
名作3作品を集めたリサイタル・プログラム
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調
Op.45
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出
Op.42
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調
op.80 |
ハリエット・マッケンジー(ヴァイオリン)
クリスティーナ・ローリー(ピアノ) |
デイヴィッド・マシューズの作品などを収録した「21世紀のヴァイオリン協奏曲集」(NI
6295)に続く、イギリスの女流ヴァイオリニスト、ハリエット・マッケンジーのレコーディングは、名作3作品を集めたリサイタル・プログラム。
ロンドンの王立音楽院を首席で卒業し、現在はソリストとして活躍中のマッケンジー。2016年にはデシャトニコフのアレンジによるピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を弾き振りし指揮者デビュー。2019年にはジョン・マッケイブのヴァイオリン協奏曲のレコーディングが予定されるなど、大きな期待を集めています。
※録音:2014年5月22日−25日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
ハリエット・マッケンジー前作 |
NI 6295
(CD-R)
\2400
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21世紀のヴァイオリン協奏曲集
パターソン:2本のヴァイオリンと弦楽のための《アリュージョン》
プリッチャード:ヴァイオリン協奏曲《水の壁》
デイヴィッド・マシューズ:
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《ロマンツァ》
フォッケンス:
ヴァイオリン協奏曲
《アン・イーヴンフル・モーニング・ニア・イースト・ロンドン》
ドゥーリトル:
ヴァイオリンと弦楽のための《スティル・フォーリング》 |
ハリエット・マッケンジー(ヴァイオリン)
フィリッパ・モー(ヴァイオリン)
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
イギリス弦楽オーケストラ |
デイヴィッド・マシューズを筆頭として、ロンドンを拠点に活躍する5人の現代作曲家が、2000年以降に作曲したまさに"21世紀のヴァイオリン協奏曲"を集めたプログラム。
異なる民族性、文化、興味、影響のカラフルなタペストリーを、デュオ「レトリカ」として来日経験があるイギリスの女流奏者、ハリエット・マッケンジーが劇的に描いていく。現代音楽を得意としており、その演奏は説得力十分。
※録音:2014年10月−2017年1月、イギリス
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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SAYDISC
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CDSDL 448
(CD-R)
¥2500 →\2290
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これは涼しいかも
鐘の美しさ〜イングランド、スコットランド各地の鐘やハンドベル合奏
メンデルスゾーン:歌の翼に/
クライ:大きな古時計/
伝承曲:ダンスの王様/
セント・メアリー・レッドクリフ教会の鐘(ブリストル)/
ダカン:かっこうのロンド/
ウェストミンスターとケンブリッジの鐘/
イェッセル:おもちゃの兵隊の行進曲/
セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会の鐘/
ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー/
伝承曲:カントリー・ガーデンズ/
セント・レナード教会の鐘(グロスタシャー)/
伝承曲:リトル・ボブ・トゥウェンティ・イン/
ソル:練習曲第5番/
マイルズ:口笛を吹くルーファス/
ブラームス:子守歌/
伝承曲:セント・メアリーの鐘/
ウェストミンスター寺院の鐘/
ラモー:タンブーラン/
セント・クレメント・デーンズ教会の鐘(ロンドン)/
セント・マーノックのカリヨン(キルマーノック)/
セント・ジョンズ・バプティスト教会の鐘(オックスフォードシャー)/
トマ:《ミニョン》より 間奏曲/
セント・デイヴィッド教会の鐘(グロスタシャー)/
セント・クレメント・デーンズ教会の鐘(ロンドン)/
セント・ポール大聖堂の鐘(ロンドン) |
グロスモント・ハンドベル・リンガーズ、
ラウントン・ハンドベル・リンガーズ、
サウンド・イン・ブラス・ハンドベルズ、他 |
セント・ポール大聖堂やウェストミンスター寺院などイングランド、スコットランド各地の名所の鐘の音色や、ハンドベル合奏による英国の伝承曲の演奏を集めたアルバム。
美しい鐘の音色を存分に楽しむことのできるユニークな企画です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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FIRST HAND RECORDS
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EMI の初期ステレオ録音復刻
エンドレ・ヴォルフのブラームス・ヴァイオリン協奏曲
ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエ・・・
(1) R.シュトラウス:
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
Op.28
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
イ短調 Op.33
(3)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77 |
(1)ノーマン・デル・マー(指揮)
ロンドン交響楽団
(2)ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ハーバート・メンゲス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
(3)エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)
ワルター・ゲール(指揮)
ロンドン交響楽団 |
EMI最初期ステレオ録音が見事なリマスターで蘇る!ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエほか、内容もマニア垂涎!
録音:(1)1954 年7 月23 日、(2)1955 年11
月16 日、(3)1954 年8 月25・28 日/74’19’’
24bit / 96kHz のハイレゾ・リマスター音源。Archive
of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMI
の初期ステレオ録音を発売するシリーズの1 作目ということです。
EMI がステレオ録音を開始したのは1954 年で、まさにその最初期の録音が収録されています。
さらにどれも何らかの形で初出音源となっており、マニア垂涎の内容です。
メンゲスとトルトゥリエのサン=サーンス1
番はステレオ・バージョンとして初出。モノラル録音で親しまれた演奏ですが、ステレオで聴けるとは驚きです。
ソロとオーケストラのバランス、テクスチュアがよりくっきりと感じ取れて感動的。
ブラームスの協奏曲はモノラルのみ世に出ていましたが、このディスクでは第2・3
楽章がステレオ・バージョンとなっており、もちろん初出です(第1楽章はモノラル)。
エンドレ・ヴォルフはハンガリーのヴァイオリニストで、フバイに師事した名手。1954
年からはイギリスのマンチェスター音楽院で教師としても活躍しました。伝統ある良きブラームスが聴けます。
ノーマン・デル・マーの『ティル』は曲としてまとめて聴けるEMI
最初のステレオ録音とされています。何故か世に出なかった音源でもあり、興味深い内容です。
リマスター効果が目覚ましく、音質の素晴らしさが特筆もの。
YouTube にレーベルがトレーラー動画をアップしていますのでぜひご視聴ください。
→ https://www.youtube.com/watch?v=Suitknu-gXs
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ヴォルフ・エンドレ(1913年11月6日 - 2011年3月29日)は、ハンガリー出身のヴァイオリン奏者。ブダペスト生まれ。
4歳からヴァイオリンを始め、フランツ・リスト音楽院でイェネー・フバイとレオ・ヴェイネルの薫陶を受けた。
1936年にスウェーデンのエーテボリ交響楽団にコンサートマスターとして招聘され、1946年までその任に当たったが、その頃からソリストとしても活動をするようになった。
教育者としては、1954年から1964年までイギリスのマンチェスター音楽院で教鞭をとり、1959年から1998年までスウェーデン放送の創設した音楽学校の主任教授となった。1968年から1983年までコペンハーゲン音楽院でも教え、1973年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの会員となった。
2011年マルメにて死去。
こんな名手がまだいた・・・
エンドレ・ヴォルフ、DANACORDのアルバム
大曲目白押し! |
DACOCD 714-715
(2CD-Rs)
\5000 →\4590
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エンドレ・ヴォルフ 〜 デンマークTONO録音全集
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35*(録音:1949年)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲イ長調K.219+(録音:1949年)
パガニーニ:カプリース第5番(録音:1947年)
アウリン:ユーモレスク(録音:1947年)
バルトーク:ハンガリー民謡(録音:1950年)
J.S.バッハ:サラバンド(録音:1947年)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.26#(録音:1949年)
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.24《春》(録音:1949年)、
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.47《クロイツェル》(録音:1951年)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(録音:1950年) |
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エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)
アントワネット・ヴォルフ(ピアノ)
トマス・イェンセン(指揮)*
エーリク・トゥクセン(指揮)#
デンマーク国立放送交響楽団*/#
コペンハーゲン室内管弦楽団+ |
こんな名手がまだいた・・・。
丹精で優雅、どこまでも紳士的で温かなヴァイオリン。エンドレ・ヴォルフ、素晴らしい。
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2011年3月にスウェーデンでこの世を去ったハンガリー、ブダペスト出身のヴァイオリニスト、エンドレ・ヴォルフ(1913−2011)のオマージュ・アルバム。
デンマークのTONOに1949年から1951年にかけて録音された演奏は初CD化となる。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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HMF
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新・再発シリーズ
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HMM 931811
(2CD)
¥2600
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ラヴェル:ピアノ全作品集
鏡,水の戯れ,亡き王女のためのパヴァーヌ,
古風なメヌエット,前奏曲,シャブリエ風に,
ボロディン風に,ハイドンの名によるメヌエット,
マ・メール・ロワ,クープランの墓,夜のガスパール,
ソナチネ,高雅にして感傷的なワルツ,
パレード(バレエ音楽のためのスケッチ)*,
メヌエット嬰ハ短調*(*は世界初録音) |
アレクサンドル・タロー(ピアノ) |
音色の魔術師タロー。真骨頂発揮のラヴェル
録音:2003 年1,4 月/2h18’
アレクサンドル・タローのラヴェル全作品集が復活。世界初録音作品が収録されているということでも話題となりました。
あらためて、タローの魅力である「音色の魔術師」ぶりに聴き入ります。そして、心臓をわしづかみにされるような冷徹さをも感じさせるハーモニー、一流のエスプリが入り混じるタローの世界の魅力にあらためて感じ入ります。
「高雅にして感傷的なワルツ」で魅せる精確なタッチ、「亡き王女のためのパヴァーヌ」での極上の歌など、タローとラヴェル作品の魅力が炸裂しています。
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しっとりと美しいマニフィカト
バッハ:
(1)マニフィカト ニ長調 BWV243
(2)カンタータ「われらが神は堅き砦」 BWV80 |
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャペル・ロワイヤル
コレギウム・ヴォカーレ
バーバラ・シュリック(ソプラノ)
ジェラール・レーヌ(カウンターテナー)
ハワード・クルック(テノール)
ペーター・コーイ(バス) |
録音:1990 年1 月
落ち着いたテンポ設定で、華やかな管楽器のサウンドもヘレヴェッヘならではのしっとり感をまとった独特のマニフィカト。いつ聴いても美しいヘレヴェッヘに感嘆!の1
枚です。BWV 80 も名演です。
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ショルの絶美の歌唱。
ヴィヴァルディのスターバト・マーテル
ヴィヴァルディ:
・弦楽のための協奏曲 ハ長調 RV 114
・室内カンタータ「やめて、もうやめて」RV
684
・4声のソナタ 変ホ長調「聖墓にて」RV
130
・「ミゼレーレ」への導入歌 RV 638
・スターバト・マーテル RV 621 |
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
キアラ・バンキーニ(指揮&ヴァイオリン)
アンサンブル415 |
録音:1995 年6 月/52’02
長らく入手困難だった、ショルとバンキーニによるヴィヴァルディのスターバト・マーテルが復活。「四季」などの作品が有名なヴィヴァルディですが、その作品の大部分は教会で演奏されるために書かれたものでした。
50 ほどある弦と通奏低音のための協奏曲から、RV114
を演奏。喜びに満ち溢れたような表情が印象的な名演です。そしてショルの胸を打つヴィヴァルディのスターバト・マーテルはいま聴いても感涙もの。ショルの歌唱に寄り添うようなアンサンブル415
の豊かな表情と表現にも驚かされます。
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HMM 931385
(4CD)
¥3200
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ヤーコプスの不朽の名盤、ジューリオ・チェーザレ
ヘンデル:
ジューリオ・チェーザレ(全三幕のオペラ) |
ジェニファー・ラーモア(チェーザレ/コントラルト)
バルバラ・シュリック(クレオパトラ/ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(コルネリア/メゾ・ソプラノ)
マリアン・レルホルム(セスト/ソプラノ)
デレック・リー・ラジン
(トロメオ/カウンターテナー)
フーリオ・ザナージ(アキッラ/バリトン)
ドミニク・ヴィス(ニレーノ/カウンターテナー)
オリフィエ・ラルエット(クーリオ/バリトン)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
コンチェルト・ケルン |
録音:1991 年7 月、ケルン
ヤーコプスの不朽の名盤、ジューリオ・チェーザレが復活します。発売当時、CD
としては初登場の盤ということもあり、注目されました。抜粋版などで再発売されていたものの、最終場も収録された完全版での発売です。
テキストを第一に優先するヤーコプスだけあって、それぞれのアリアはどれも実に深い表情。そしてそれぞれのアリアの超絶技巧の完成度は今聴いても舌を巻くもの。25
年以上前から、ヤーコプスがこのような高水準で演奏を行っていたことにあらためて感嘆させられます。管弦楽のコンチェルト・ケルンには、ヴィオラにマンフレート・クレーマー、チェンバロにアレッサンドロ・デ・マルキ、リュートにユングヘーネルと錚々たるメンバーが名を連ねており、歴史的にも価値のある名盤となっています。
※オリジナル・ブックレットには、イタリア語(歌唱言語)のみ掲載、英訳などはありません。
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<国内盤>
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
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KKC 5925/9
(5SACD HYBRID)
¥7000+税
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集 |
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮) |
Disc1
1-4. 交響曲第1番ハ長調 Op.21 [24’42]
5-8. 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』[49’09]
録音:2015 年10月6 & 12日
Disc2
1-4. 交響曲第2番ニ長調 Op.36 [30’51]
5-8. 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
[30’32]
録音:2015 年10月7 & 13日
Disc3
1-4. 交響曲第4番変ロ長調 Op.60 [33’29]
5-8. 交響曲第7番イ長調 Op.92 [39’12]
録音:2015 年10月3、9 & 15日
Disc4
1-5. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』[42’36]
6-9. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93 [25’08]
録音:2015 年10月8 & 14日
Disc5
1-5. 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
[67’47]
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)、エーファ・フォーゲル(アルト)、
クリスティアン・エルスナー(テノール)、ディミトリー・イヴァシュシェンコ(バス)、
ベルリン放送合唱団、サイモン・ハルジー(合唱指揮)
録音:2015 年10月10 & 16日 |
2015 年10月にベルリンで行われたラトル&ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全曲ツィクルス。SACDハイブリッド盤で遂に発売!
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/24bit/192kHz
録音/CD Stereo、SACD Stereo、SACD 5.1 Surround、日本語帯・解説付
2015 年10 月に本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行われたベートーヴェン・ツィクルスが5
枚組SACD ハイブリッド盤で発売となります。
2016 年5 月の来日の際に発売されたベートーヴェン交響曲全集CD+ブルーレイ(KKC9151)
は、オケの充実した響き、ラトルの深い解釈、そして素晴らしい音質で話題となりました。
ラトルはウィーン・フィルとベートーヴェン全曲録音(2002
年)を行っており、20 世紀後半に発表されたベーレンライター社によるジョナサン・デル・マー校訂版を用い、そこにラトルらしい解釈を加えた新しいベートーヴェン像として当時話題になりました。
本演奏でも同様の版を使っていますが、ラトルの鋭く攻め入るスタイルそして一音一音を大切にする緻密な指揮ぶり、それにベルリン・フィルの重量級の表現が反映され、ベルリン・フィルの持つ音楽的パワーを実感する推進力に満ちた演奏を繰り広げています。
解説書には、校訂者ジョナサン・デル・マーがベーレンライターについて語った文章も挿入されており、ラトルとの興味深い会話なども書かれており、ベートーヴェンの音楽、ラトルの演奏をより理解することができます。
首席指揮者・芸術監督就任以来ラトルがベルリン・フィルと培ってきた「音楽」を存分に堪能できる内容となっています。
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SONARE
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D.スカルラッティ:ソナタ集
(1)二短調 K.1,L.366/(2)へ長調 K.17,L.384/
(3)ヘ短調 K.481,L.187/(4)二短調 K.517,L.266/
(5)二長調 K.29,L.461/(6)ハ長調 K.513,L.3/
(7)ハ短調 K.11,L.352/(8)ト長調 K.14,L.387/
(9)二短調 K.213,L.108/(10)へ長調 K.525,L.188/
(11)変ロ長調 K.551,L.396/(12)ト短調 K.315,L.235/
(13)ト長調 K.146,L.349/(14)ロ短調 K.87,L.33/
(15)二長調 K.96,L.465 |
大島妙子(ピアノ) |
なんと美しいタッチ・・・スイスを拠点に活躍する実力派、大島妙子が満を持してスカルラッティのアルバムをリリース!
録音:2018 年4 月/フィリアホール/96kHz
24bit、69’46”
スイスを拠点に、日本とヨーロッパで演奏と教育に活躍する大島妙子。初の国内盤となる本アルバムは、大島の永年の研究の成果ともいえるスカルラッティのピアノ・ソナタ15
曲を収録しました。謎に包まれた作曲者の魅力を余すところなく紡ぎだします。美しいタッチから奏でられる大島妙子の演奏をご堪能ください。
大島妙子:
5 歳よりピアノを始め、桐朋女子高校音楽科、ドイツ国立フライブルク音楽大学に学び、同大学演奏家コース、並びにソリストコースを最優秀で卒業。ピアノを高良芳枝、安川加寿子、エディット・ピヒト=アクセンフェルト、ティボー・ハザイ、フーベルト・ハリーに学ぶ。又ジョルジュ・シェベック、パウル・バドゥラ=スコダ氏などの夏期講座にもたびたび参加。チャイコフスキー・コンクールのチェロ部門で最優秀伴奏者賞、エピナル国際ピアノ・コンクールで金メダル受賞など、ソロ、室内楽双方の分野にわたって数々の賞を受け、ヨーロッパ各地及び日本各地でソロリサイタル、室内楽の演奏活動を盛んに開始する。
スイス、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、オーストリア各地の演奏会、ラジオ出演のほか、スイス、ハンガリー、ルーマニアではオーケストラと共演、モーツァルトのピアノ・コンチェルトは絶賛を博す。1984
年には夫のフェレンツ・セドラックとともにエステルハージー・トリオを結成。ヨーロッパ、日本各地での公演を続け、好評を博す。スイスバーゼル音楽アカデミー(大学)で教鞭を執った後、現在はベルン音楽院で後進の指導に当たり、日本にも定期的に帰国、東京および各地での演奏会とともに、NHK-FM
でのラジオ録音、後進のためのレクチャー及び公開レッスンなどを精力的に行っている。
2005 年夏にはスイス、ヴェンゲンのメンデルスゾーン音楽祭にてピアノ・ソロでオープニング・コンサートを行い、その後、秋にはスイス国立プロヘルヴェティア財団の支援のもとに、アルトゥール・オネゲル没後50
周年を記念し、ヴァイオリニストでベルン交響楽団のコンサートマスターであるアレクサンドル・ガヴリロヴィチとともに日本各地、スイス各地、オーストリア、ウィーンで演奏会、同時にこのオネゲルの作品集のCD
も発売される。その後、チェコのプラハ・カメラータとバッハのコンチェルト、又シューマンのピアノ五重奏曲を共演し好評を博す。
2008-2009 年にかけて、ジョン・トンプソン「はじめてのピアノ教本」(
全3巻)、「トンプソンのハノン」をヤマハミュージックメディアより、翻訳出版。
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7/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
TOCCATA
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TOCC-452
\2300 |
デヴィッド・ヘックブリッジ・ジョンソン(1963-):管弦楽作品集
第2集
交響曲 第10番 Op.312-1(2013)
1.第1楽章:Preludio tragico 悲劇的前奏曲:Molto
moderato-
2.第2楽章:Marche funebre 葬送行進曲:Lento-
3.第3楽章:Scherzo spettrale スケルツォ・スペットラーレ:Presto-
4.第4楽章:Epilogue エピローグ:Mesto
5.モテット 第6番 Benedicite maria et flumina
Op.337-4(2015)
交響曲 第13番 Op.361-1(2017)
6.第1楽章:Allegro con brio
7.第2楽章:Poco lento
8.第3楽章:Allegro alla burlesca
初録音 |
ポール・マン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 |
知る人ぞ知る作曲家、ヘックブリッジ・ジョンソン。TOCCATAレーベルから発売された「作品集
第1集」によって、ようやくその存在が知られ始めています。
この第2集では、交響曲第10番と第13番を収録。どちらも激しく暗い作風を持ち、人生の厳しさが粛々と描かれています。ひたすら悲劇を強調する第10番、若干ユーモラスな第13番、どちらも重厚な音楽ですが、この2曲を取り持つように置かれた「オーケストラのためのモテット」はひたすら優美で平穏な響きに満たされており、作曲家の様々な表現方法を知ることができます。
録音 2018年3月7.8日 Te RSNO Centre, Glasgow
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TOCC-481
\2300 |
ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ピアノ作品集
1.舟歌 第1番 Op.1(1884)
2.幻想小曲集 Op.2(1884)
ピアノ・ソナタ ニ長調(1885)
3.第1楽章:Allegro ma non troppo
4.第2楽章:Adagio molto tranquillo
5.第3楽章:Allegro scherzando
6.ポルトガル狂詩曲 第4番「Orac?a?o da tarde-午後の祈り」(1894)
7.セレナータ Op.8(1983)
8.バラーダ Op.16(1905)
9.舟歌 第2番 Op.17(1905)
10.Me?ditation 瞑想(1933)…初録音 |
ルイス・ピーパ(ピアノ) |
ポルトガル出身の作曲家、ピアニスト、ヴィアナ・ダ・モッタ。10代でベルリンに留学、その後ヴァイマールでリストに師事するなど、19世紀後半の最先端のピアノ音楽を学び、その作風を自作に生かしたことで知られています。
このアルバムに収録された作品はどれもロマン派の語法とポルトガルの伝統舞踊が融合しており、独特の香りを放っています。
最後に置かれた「冥想」は世界初録音。リストとスクリャービンを結ぶかのような神秘的な音楽です。
録音 Adelina CaravanaAuditorium, Calouste Gulbenkian Music Conservatoire, Braga, Portugal 2004年5月29.30日,6月3.4日…1.2.8.9 2008年11月2.3日…3-5.6.7.10 |
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TOCC-486
\2300 |
マシュー・テイラー(1964-):室内楽作品集 第3集
管楽器のための音楽
管楽八重奏のための「Serenata Trionfale
勝利のセレナータ」Op.34(2006)
1.第1楽章:Andante moderato
2.第2楽章:Vivacissimo
3.第3楽章:Allegretto molto teneramente
4.第4楽章:Adagio liberamente-Presto
con spirito
管楽五重奏曲 Op.51(2014-2015)
5.第1楽章:Preludio festivo 祝祭前奏曲:Presto
spiritoso
6.第2楽章:Hornpipe ホーンパイプ:Allegro
moderato
7.第3楽章:Pensive Waltz 悲しげなワルツ:Poco
adagio
8.第4楽章:Habanera ハバネラ:L’istesso
tempo
9.第5楽章:Tarantella タランテッラ:Vivacissimo
10.第6楽章:Pastorale 牧歌:Adagio
teneramente
11.第7楽章:Epilogue エピローグ:Presto
spiritoso
フルート、ヴィオラ、チェロのための「VHの思い出へのトリオ
Op.21」(1997/2018)
12.第1楽章:Allegretto innocente
13.第2楽章:Allegretto
14.第3楽章:Moderato
15.管楽五重奏のための「Ska?l! 乾杯!」(2004)
16.管楽八重奏のための「序奏とカプリッチョ」Op.7(1990) |
ウォルデグレーヴ・アンサンブル |
マシュー・テイラーの音楽は「現代的な作曲語法と伝統的な形式を組み合わせた」聴き手に強く訴えかけるものです。
ベートーヴェンやハイドンから連なる古典派の伝統を踏まえ、そこにシベリウスやニールセンの風味を隠し味にし、現代的な装いの音を描き出します。
この管楽アンサンブルはニールセンとその次の世代の作曲家ホルンボー作品からインスピレーションを得ており、シンフォニックな響きの中に、騒々しさとユーモアを融合させたユニークな作品に仕上がっています。
録音 :2017年7月20日 Trinity United Reformed
Church, Wimbledon, London SW19…5-11.15 2017年7月21日
Trinity United Reformed Church, Wimbledon,
London SW19…1-4.16 2018年3月5日 St Barnabas,
Mitcham, Surrey…12-14. |
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TOCC-490
\2300 |
マイケル・ブロウ:ピアノのための25の絵画的前奏曲
Op.19
1.第1番:ロ短調
2.第2番:ニ長調
3.第3番:ヘ長調
4.第4番:ニ短調
5.第5番:ヘ短調
6.第6番:変イ長調
7.第7番:ト短調
8.第8番:変ロ長調
9.第9番:嬰ト短調
10.第10番:ロ長調
11.第11番:ハ短調
12.第12番:変ホ長調
13.第13番:調性なし
14.第14番:嬰へ長調
15.第15番:変ホ短調
16.第16番:ト長調
17.第17番:ホ短調
18.第18番:イ長調
19.第19番:嬰ヘ短調
20.第20番:ハ長調
21.第21番:イ短調
22.第22番:ホ長調
23.第23番:嬰ハ短調
24.第24番:変ロ短調「左手のための」
25.第25番:変ニ長調 |
マイケル・ブロウ(ピアノ) |
ヨークシャー生まれのピアニスト、作曲家、弁護士として活躍するマイケル・ブロウ。このアルバムでは、ショパンの伝統を受け継いだ「24の前奏曲」を自身で演奏しています。
最初に即興的に生まれたというロ短調のフレーズは、聴き手の想像力を刺激する役割を持っており、以降、全ての長調、短調を用いて、豊かな旋律があふれ出します。
基本的に調性に基づくそれぞれの曲は親しみ深く、ラフマニノフやメトネルなどの後期ロマン派風の甘さを有しています。1曲のみ「調性なし」とされており、こちらは思いつくままに自由に音を並べたような軽やかな音楽です。
録音 2018年2月12日 Hurstwood Farm Piano
Studios, Borough Green,Sevenoaks, Kent |
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GENUIN
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いよいよこの人の時代が来るか?
巨匠ハルトムート・ヘンヒェン、円熟のブルックナー交響曲第8番!
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 |
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
デンマーク王立管弦楽団 |
録音:2017年5月26日ライヴ コペンハーゲン、DDD、69'20
演奏タイミング[14’13/13’30/21’47/19’49]
ドレスデン生まれの巨匠ハルトムート・ヘンヒェンが74歳にしてブルックナーの交響曲第8番を初めて録音。
ワーグナー指揮者として高名なヘンヒェンは20年以上前にブルックナーの交響曲を何曲か録音していたが、その後取り上げることが無かった。
満を持してのこの第8番は、予想を軽く超えた素晴らしい演奏になった。ノーヴァク版を用いて70分を切る俊足な演奏で、ヘンヒェンの持ち味である明晰な響きの美しさやあいまいさのない構築が見事に決まっている一方、バランスやフレージング、テンポ、ディナーミクなどの細部でのこだわりは恐ろしく徹底しており、時に大胆に音楽に攻め込みながら、全体は力みや暑苦しさとは無縁で、ブルックナーの音楽の充実を具現している。こんな第8番がかつてあったろうか!
驚いたことにヘンヒェンはライヴ録音ではないのにこの大曲の録音をたった一日で完成させている。それだけヘンヒェンにとってもこの演奏は会心の出来栄えだったのだろう。恐るべしヘンヒェン。
代理店より
GENUINのCDでは収録日が2017年5月27日となっており、ライヴ録音との記載がなかったこと、また記録では演奏会は前日の5月26日に催されたことから、ライヴ録音ではないとの認識でご案内をいたしました。
しかしライヴ録音の痕跡が認められたことから確認したところ、実際には5月26日の演奏会のライヴ録音であることが確認できました。欧州CDの表記誤りということになります。
お詫びして訂正いたします。なお日本語帯では修正して表記いたします。 |
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ヘンヒェンといえば、2016年のバイロイト音楽祭のオープニングを飾った『パルジファル』。
当初予定されていた指揮者ネルソンスが公演の約1か月前に降板し、急遽ヘンヒェンがわずか2回のリハーサルで指揮台に立ったことでも話題になった。そして大成功したことも。
こうして実力がある人はじわじわとその名声と人気を高めていくのだ。
次はこの人がくるか。ヘンヒェン。
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「イ・ヨンジョ:歌曲集」
(1)最愛の母/(2)絹の霞/(3)ダデオミ/(4)小鳥よ小鳥/
(5)鳥を追い払う歌/(6)星の光/(7)月の夜/(8)五百年/
(9)冗談を言う/(10)ムンジョンセジェ・アリラン/
(11)キョンサンドウ・アリラン/(12)チョンソングン・アリラン/
(13)(14)「ファン・ジニ」—チョンサンリの青い水,絶望的な憧れ/
(15)囚われのチュンヒャン/(16)神の子羊/
(17)詩篇第23番/(18)イエスは真の葡萄の木 |
イ・ユラ=ホフ(S)
ミシャエル・シュッツェ(Pf)
(1)マリー=ルイーゼ・カーレ(ホルン) |
録音:2017年9月11-14日,2018年2月6-7日
フランクフルト、DDD、71'56
韓国の作曲家、イ・ヨンジョ Young-Jo Lee(1943-)の歌曲集。
イ・ヨンジョはソウルの生まれ。ミュンヘンに留学、カール・オルフに学んだ。韓国民謡を基にした西洋音楽で高い評価を得ている。
ここに収められているのは、留学前の若書きの2曲を除き、比較的近年の作品ばかり。「ファン・ジニ」は、度々映画化、テレビ化される李氏朝鮮時代の妓生ファン・ジニ
黄真伊を主人公とするオペラ。1999年に初演され、2001年4月には東京で日本初演もされた。
イ・ユラ=ホフはソウル生まれのソプラノ。ベルリンとライプツィヒに留学し、現在はドレスデンを拠点にドイツを中心に活動している。高音のよく伸びる美声のソプラノである。
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「多様性」
シャルパンティエ(ブレイク編):テ・デウム—前奏曲/
ウォルトン(クライネス編):王冠/
カストロ・ダッドーナ:速歩き Op.19/レクオーナ:マラゲーニャ/
メンデス(ロバートソン編):3つのメンデス・ポルカ/
ガーシュイン(ハーヴィー編):アイ・ガット・リズム/
パウラ・アギレ(ルイス編):アマリア/ホデル:クルピラの伝説/
ブレイク:エーデルワイス幻想曲,ブリーディング・チャンクス |
トマス・クラモー(指揮)
ヨーロピアン・ブラス・アンサンブル |
録音:2017年10月8-12日 バート・フレデブルク、DDD、72'11
クラモーの指揮するヨーロピアン・ブラス・アンサンブルの新録音。「多様性
Diversity」と題されている通り、様々な国の作曲家の作品が収録されている。
有名曲も多い中、お勧めはリチャード・ブレイクのブリーディング・チャンクス。ブリーディング・チャンクス
Bleeding Chunks は文字通りには血の滴るぶつ切り(肉)という物騒な意味だが、音楽では曲の一部を多数連ねたある種のメドレーを意味する。この曲でも13分ほどの間に有名な曲がぎっちり詰め込まれていて、元ネタ捜しするのも楽しい。もちろん演奏はどの曲でも素晴らしい水準である。
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「反映」
ベルトホルト・フンメル(1925-2002):
3つのピアノ小品 「アルバン・ベルク讃」
Op.83
チェ・ウジョン(b.1968):
前奏曲第7番,前奏曲第25番「水の中の鏡」
武満徹:フォーアウェイ
ラヴェル:鏡(全5曲)
メシアン:
幼子イエスに注ぐ20の眼差し〜それによって全ては成された |
チ・ユキョン(ピアノ) |
録音:2017年10月7-9日
ドイツ,ノイマルクト・イン・デア・オーバープファルツ、DDD、67'56
反映 Reflections と題された、韓国のピアニスト、チ・ユキョンのデビューCD。
チ・ユキョンはソウルの大学を卒業後、2012年からハノーファーに留学、ここを拠点に活動の場を広げている。2015年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(この年は第1位なし)では特別賞を3つも獲得して大きな注目を浴びた。
この初のCDでは、ラヴェル、メシアン、武満に加え、20世紀ドイツの作曲家、ベルトホルト・フンメル(1925-2002)の1985年の作品や、同胞の作曲家チェ・ウジョンの前奏曲を収録するなど意欲的。
ことにチェの前奏曲第25番は「水の中の鏡」という題名通り鮮やかなきらめきが美しい。
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「イタリアのリサイタル」
(1)(2)モリナーロ:幻想曲第1番,幻想曲第9番
(3)-(7)ザンボーニ:ソナタ第9番
(8)-(11)ドメニコ・スカルラッティ:
(8)ソナタ ホ長調 K.531/(9)ソナタ ニ短調
K.213
(10)ソナタ ニ短調 K.32/(11)ソナタ ロ短調
K.27
(12)-(14)パガニーニ:グランデ・ソナタ イ長調
MS.3
(15)レゴンディ:夢想—夜想曲 Op.19 |
ダニエル・ヴァレンティン・マルクス(ギター) |
録音:2017年12月11−14日 オーストリア,ザンクト・ゲロルト、DDD、60'43
日の出の勢いのドイツの若いギター奏者、ダニエル・ヴァレンティン・マルクスのデビューCD。
ルネサンス期のシモーネ・モリナーロ(1565頃—1615)、後期バロック時代のジョヴァンニ・ザンボーニ(18世紀始め)とドメニコ・スカルラッティ、初期ロマン派のパガニーニ、そして19世紀後半のジューリオ・レゴンディ(1823-1872
彼だけスイス生まれ)とおよそ250年ほどのイタリアの作曲家の作品を追いかけている。オリジナル曲のみならず、ドメニコ・スカルラッティのソナタもギターでとても気持ちよく奏でられている。
ダニエル・ヴァレンティン・マルクスは、ドイツ、オーバーバイエルンのエルディングの生まれ。7歳でギターを始め、17歳の時に生地でヴィヴァルディのギター協奏曲を弾いてデビュー。現在は欧米各地で演奏活動を広げている。
ヒリヤード・アンサンブルの録音場所として知られるオーストリア、ザンクト・ゲロルトの修道院での録音。
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