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≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2018/8/7〜





8/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


APARTE



AP 178
¥2600
バロック期イタリアのオラトリオからのよりすぐり
 超絶技巧アリア集

  カルダーラ、ボノンチーニ、ガスパリーニ、ポルポラ、
   A.スカルラッティらのオラトリオからのアリア集
ティボー・ノアリ(ヴァイオリン&指揮)
ブランディーヌ・スタスキエヴィチ(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル/レ・ザクサン(Les Accents)
 録音:2017 年10 月

 ヴァイオリン奏者ティボー・ノアリ率いるレ・ザクサン(2014 年結成)は、バロック時代、とりわけ17-18 世紀イタリアの作品に注力した活動を展開しています。
 今回彼らがとりあげたのは、未出版のオラトリオからのよりすぐり楽曲。カルダーラやアレッサンドロ・スカルラッティ、ポルポラらによる超絶技巧のアリアを、古楽シーンで活躍しているブランディーヌ・スタスキエヴィチが軽やかに変幻自在に歌い上げています。レ・ザクサンの精緻な器楽アンサンブルも聴きものです。




BIS



BIS SA 2357
(2SACD HYBRID)
¥5400
映画監督ベルイマン生誕100年記念。
 映画『秋のソナタ』に基づく歌劇をリリース!

  セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
   歌劇《秋のソナタ》(2014-16)
アンネ・ソフィ・フォン・オッター
 (メゾ・ソプラノ/シャルロッテ)
エリカ・スンネゴード(ソプラノ/エヴァ)
トンミ・ハカラ(バリトン/ヴィクトル)
ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ/ヘレナ)
ニコラス・ソーデルルンド(バス/レオナルド)
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
フィンランド国立歌劇場合唱団
フィンランド国立歌劇場管弦楽団
 映画監督ベルイマン生誕100年記念。映画『秋のソナタ』に基づく歌劇をリリース!オッターがシャルロッテ役で出演!

 ライヴ録音:2017 年9 月19 日、23 日、30 日/フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)/120’08”

 SACD ハイブリッド盤。
 スウェーデンの映画監督ベルイマン(1918-2007)の生誕100 年を記念する2018 年、ローランド・ペンティネンの『イングマール・ベルイマン監督作品の音楽』(BIS SA 2377)につづくアルバムが、BIS レーベルからリリースされます。フィンランド国立歌劇場の委嘱で制作された歌劇《秋のソナタ》。イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマンが主演したベルイマンの1978 年の映画『秋のソナタ(Hostsonaten)』に基づきフィンランドの作家グニッラ・ヘンミング(1955-)がスウェーデン語の台本を執筆、フィンランドのセバスチャン・ファーゲルルンド(1972-)が作曲した作品です。
 「秋。牧師館に住むエヴァと夫ヴィクトルは、彼女の母シャルロッテの訪問を心待ちにしている。シャルロッテはコンサート・ピアニストとして忙しく、7 年の間、娘たちと会っていない。エヴァとヴィクトルは3 歳の息子エーリクを水の事故で亡くし、シャルロッテもパートナーのレオナルドに先立たれている。シャルロッテが牧師館に着くと、障害をかかえ、彼女が施設に入れたはずのヘレナをエヴァが引き取っていた。母と娘の間の緊張が次第に高まっていく……」。ヘンミングとファーゲルルンドは、このストーリーを序曲、第1 景「牧師館で」から第13 景「ヘレナの部屋の外で」までの第1 幕、第14 景「ヘレナの部屋の外で」から第19 景「エピローグ」の第2 幕に構成。牧師館の「現在」の中に「コンサートホールで」(第3 景)「シャルロッテと聴衆」(第5 景)、「シャルロッテ、エヴァと聴衆」(第7 景)、「墓地で」(第9 景)、口のきけないヘレナが突然、語り始める場面(第17 景)と、異なる時と時間の出来事が多層的に組みこまれ、ベルイマンが「現実」の中で描いた相克が、現実と空想を極限まで広げたステージに表現されます。作曲者ファーゲルルンドの音楽は「豊かな響き、速い動き、多面的でありながらモダニズムの厳格さを嫌う」スタイルが特徴として指摘されています。
 《秋のソナタ》は、第2 次ロシア・スウェーデン戦争(1808-09)に題材を採った《デーベルン》(BIS SA 1780)に次ぐ彼のオペラ第2 作です。初演は、2017 年9 月8 日、フィンランド国立歌劇場。
 注目はシャルロッテをメゾ・ソプラノのアンネ・ソフィ・フォン・オッター(1955-)が歌っております。また《フィデリオ》のタイトルロールでメトロポリタン歌劇場にデビューしたソプラノのエリカ・スンネゴード(1966-)がエヴァを歌っています。
 指揮者のヨン・ストゥールゴールズ(1963-)は、2015 年までヘルシンキ・フィルハーモニックの首席指揮者を務め、現代音楽を主なレパートリーに欧米のオーケストラを指揮しています。
 このアルバムは、フィンランド国立歌劇場で初演に続いて行われた3 回の公演をライヴ収録して制作されました。





EVIDENCE



EVCD 051
¥2600
ヴェラール(指揮)&アンサンブル・ジル・バンショワ
 最新録音
スペインの修道院に眠っていた美しい音楽集

 ウエルガス写本〜13世紀の宗教音楽より
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ
 録音:2017 年12 月18-23 日

 サンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス修道院(スペイン)に伝わる写本を読み解き、中世の典礼音楽の世界がよみがえらせた1 枚。修道院の資料室に残されている資料の中には、パリのノートル=ダム寺院から伝わるものもあり、中世にすでに音楽の往来があったことを物語っています。これらの美しい聖歌集が、静かな祈りの瞑想の世界へと聴き手を誘います。



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HAENSSLER



HC 18049
¥2600→\2390
ちょっとそそられる・・・
 ポーランド・ヴァイオリン小品集

 (1)スタトコフスキ:
  クラコヴィアクOp.7/ドゥムカ/マズルカ ヘ長調Op.8の2/
  オベレク/マズルカ イ短調Op.8 の3
 (2)ムウィナルスキ:
  ポロネーズOp.4の1/スラヴの子守歌/マズルカOp.7
 (3)パデレフスキ:メロディOp.16の2
 (4)ザジツキ:ロマンスOp.16/マズルカOp.26
 (5)ザレンプスキ:子守歌Op.22
 (6)アンジェヨフスキ:ロマンス/ブルレスク
ピオトル・プラヴネル(ヴァイオリン)
ピオトル・サワイチク(ピアノ)
 ショパンのような美しいメロディと民族色にあふれたヴァイオリン小品集

 録音:2016 年9 月5 -6 日/ KMS ドイツ放送(ケルン)

 ポーランドのヴァイオリン小品といえば、ヴィエニャフスキやシマノフスキ作品が有名ですが、それ以外の美しく効果的な曲を集めたアルバム。
 ハリウッド映画音楽の大物ヴィクター・ヤングの作曲の師だったスタトコフスキ、大ピアニスト、アルトゥール・ルビンシュタインの義父で、ワルシャワ・フィル初代首席指揮者のムウィナルスキ、ポーランド初代首相になった大ピアニストのパデレフスキなど多士済々。いずれもヴァイオリンの技巧を発揮した魅力的なものばかりです。
 ピオトル・プラヴネルは1974 年生まれ、1991 年の第10 回ヴィエニャフスキ国際コンクール第1 位の実力派。幅広いレパートリーを持ちますが、ポーランドの知られざるヴァイオリン曲の発掘と普及に力を入れています。

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HC 18022
¥2600→\2390
いいところを突いてきました
 20世紀転換期のロシア・ピアノ音楽

 (1)ペーター・カトワール:瞑想曲第1番 (1942)
 (2)メトネル:ソナタ「回想」Op.38の1
 (3)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
 (4)ゲオルギー・カトワール:4つの小品Op.6〜夢/コントラスト/風景
 (5)レビコフ:クリスマス・ツリーOp.21〜ワルツ
 (6)カリンニコフ:エレジー
 (7)リャードフ:前奏曲ロ短調Op.11の1/前奏曲ニ短調Op.40の3
 (8)ヴィシネグラツキー:魔法陣の音によるエチュードOp.40
アンナ・ザシモワ(ピアノ)
 ロシア音楽が大きな変化を見せた時の記録

 録音:2015 年12 月4 - 6 日/リスト・フェスティヴァル・ライディング(オーストリア)(1)-(7)、2009 年SWR バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(8)/72’ 46”

 革命前のロシア音楽は、スクリャービンの登場で急激な展開をとげます。チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフの伝統を受け継ぎながら、新しい響きを感じさせるリャードフやカリンニコフから、スクリャービンを経由してメトネル、カトワールの陶酔的な音楽、さらにレビコフやヴィシネグラツキーの大胆な世界を追うことができます。
 アンナ・ザシモワはモスクワのグネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事した女性ピアニスト。独特の色彩感が魅力です。

 

HC 17079
¥2600
チャイコフスキー:抒情日記集
 (1)四季〜5月「白夜」/(2)私は窓を開けたOp.63の2/
 (3)待てOp.16の2/(4)伝説Op.54の5/(5)セレナードOp.63 の6/
 (6)嵐の中の子守歌Op.54 の10/(7)かっこうOp.54 の8/
 (8)四季〜6月「舟歌」/(9)教えて、木陰で起こったことをOp.57 の1/
 (10)ナイチンゲールOp.60の4/(11)私はお前に何も話すまいOp.60の2/
 (12)騒がしい舞踏会のなかでOp.38の3/(13)夢であなたを見た/
 (14)美しさをあなたが愛するなら/(15)おお、お前が知っていたらOp.60の3/
 (16)四季〜10月「秋の歌」/(17)ドン・ファンのセレナードOp.38の1
ユリヤ・スクマノワ(ソプラノ)
エレーナ・スクマノワ(ピアノ)
 他で聴くことのできない歌曲も収録。魅惑のチャイコフスキー

 録音:2018 年/58’ 19”

 ペテルブルグ出身のスクマノワ姉妹によるチャイコフスキー・アルバム。彼の抒情性あふれる歌曲とピアノ曲「四季」から3 曲をしっとりと披露。
 歌曲はチャイコフスキーを代表するものが中心ですが、コンスタンチン大公の詩による「夢であなたを見た」と「美しさをあなたが愛するなら」は、未出版作品で極めて貴重。チャイコフスキーのファン必携で魅力的。
 スクマノワ姉妹はペテルブルグ音楽院でピアノを学びましたが、姉のユリヤは卒業後歌に転向して見る見る才能を開花させました。

 

HC 18003
¥2600
物悲しくも透明なセファルディのロマンス
 アルベルト・ヘムシ:セファルディ民謡集(全20曲)
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(ソプラノ)
ヤーシャ・ネムツォフ(ピアノ)
 録音:2017 年10 月23-26 日/rbb(ベルリン)/75’ 04”

 アルベルト・ヘムシ(1898-1975) はトルコ生まれのイタリアの音楽家。1928 年から30 年間エジプトのアレキサンドリアのユダヤ教会で音楽監督と合唱長を務めていたため、中央の音楽界に登場することはありませんでした。
 ヘムシはユダヤ人としてのアイデンティティが強く、南欧系ユダヤ人セファルディの民謡を生涯に232 曲収集、うち60 曲にピアノ伴奏を付けて「ユダヤ民謡集」として出版しました。ここではそのうち20 曲が選ばれていますが、セファルディのロマンスは物悲しくも美しいものが多く、BGM としても最高です。
 20 世紀ユダヤ音楽の大権威ヤーシャ・ネムツォフがここでも素晴らしい仕事を繰り広げています。

 


HC 17088
(2CD)
¥4400
消えたメンデルスゾーンのいとこの子
 アルノルト・メンデルスゾーン:ピアノ曲全集

 Disc 1
  (1)素描Op.20(全5曲)
  (2)ソナチネ ハ短調
  (3)ピアノ・ソナタ ハ長調
 Disc 2
  (4)近代組曲Op.79(全6曲)
  (5)ピアノ・ソナタ ホ短調Op.66
  (6)アルブムブラット
エルジビェタ・ステルンリフト(ピアノ)
 メンデルスゾーン一族の秘宝ピアノ曲が日の目を見た

 録音:2016 年11 月23-25 日、2017 年3 月23-24 日/エールベルク教会(ベルリン)/62’ 50”、58’ 24”

 アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933) は、あのフェリックス・メンデルスゾーンのいとこの子。ヒンデミットやクルト・トーマスの作曲の師として知られます。にもかかわらず、第2 次世界大戦中にはナチスにより楽譜が焚書にされ、業績を消されそうになりました。
 彼はバッハやシュッツの作品を通じて、人々にルター派教会音楽への関心を集めることに貢献したといわれ、厳格なポリフォニックによるバロック風作品が興味津々です。
 演奏のエルジビェタ・ステルンリフトはポーランド出身の女性ピアニスト。ワルシャワでジェヴェツキに、パリでペルルミュテールとタリアフェロに学んだヴェテラン。メンデルスゾーンの姉ファニーのスペシャリストとしても知られています。





LA MUSICA

LMU 013
¥2500
Eternita d’amore〜愛の永遠性 ザカリ・ワイルダー(テノール)
ジョセプ・マリア・マルティ・デュラン
 (アーチリュートおよびバロック・ギター)
 ・カヴァッリ(1602-1676):A pie d’un bel cipresso(美しい糸杉のもとで)
 ・ドメニコ・オヴィッツィ(1611頃-1631頃):
  Dimmi Filli, mio ben(言っておくれ、いとしいフィリスよ)/
  O sospiro amoroso(おお、恋に破れたため息よ)/
  Udite, udite o selve(もりよ、聞いておくれ)
 ・ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
   V’ho inteso abbastanza(君のことはもうわかった)/
   Belle donne io tengo uncore(美しい女性たちよ、私の心は)
 ・ビアジョ・マリーニ(1594-1663):Ricciutella Pargoletta(小さな巻き毛のかわいい娘)
 ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  Rosa del Cie(天のバラ)【器楽曲】/
  Ecco di dolci raggi il sol armato(やさしい光につつまれた太陽が)/
  Eri gia tutta mia(あなたはかつて私のすべてだった)/
  Quel sguardo sdegnosetto(あの軽蔑の一瞥が)
 ・ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1596-1668):Le lagrime d’Erminia(エルミニアの涙)
 ・ジョヴァンニ・ステファニ(1620年頃活躍):Eternita d’amore(愛の永遠性)
 人気急上昇テノール、ザカリ・ワイルダーによる17 世紀ヴェネツィアの声楽作品

 録音:2016 年5 月、2018 年1 月

 注目のアメリカ出身のテノール、ザカリ・ワイルダーによる、モンテヴェルディとその後の世代の作曲家たちによる作品集。当時人々は、こうした作品をヴェネツィアのサロンで演奏し、自身の知性を披露していました。それぞれの楽曲が歌う愛の様々な世界を、ワイルダーの明晰な発音とクリアな声で聴くことができます。
 ワイルダーは、2018 年12 月のBCJ のメサイア公演に出演予定。7 月の歌舞伎座「源氏物語」公演に光の精霊役として出演しているなど、日本での人気・知名度も急上昇中。2013 年にはクリスティ主宰の声楽アカデミー「声の庭」第6 回生にも選ばれております。





HYPERION



CDA 68221
(2CD/特別価格)
¥2400
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.64

 ハイドン:弦楽四重奏曲
  第63番ハ長調 Op.64-1, Hob.III-65
  第64番ロ短調 Op.64-2, Hob.III-68
  第65番変ロ長調 Op.64-3, Hob.III-67
  第66番ト長調 Op.64-4, Hob.III-66
  第67番ニ長調 Op.64-5, Hob.III-63 《ひばり》
  第68番変ホ長調 Op.64-6, Hob.III-64
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
 〔キャサリン・マンソン(ヴァイオリン)、
  マイケル・グレヴィチ(ヴァイオリン)、
  ジョン・クロカット(ヴィオラ)、
  ジョナサン・マンソン(チェロ)〕
 ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団第7弾!「ひばり」を含む第3トスト四重奏曲集!

 クラシカル・ボウ&ガット弦というピリオド・スタイルでの高度なアンサンブル、演奏に使用する楽譜のエディションにも徹底的にこだわり、ハイドンのスペシャリストとして高評価を確立してきたロンドン・ハイドン弦楽四重奏団。
 リリースのたびに堅実な評価を積み重ねてきたこのハイドン・シリーズ。第7集では、傑作「ひばり」を含む、作品64の6曲を収録。前作(CDA68160)の作品54&作品55の三作品合わせて、エステルハージ楽団のヴァイオリニスト、ヨハン・トストにちなんだ「トスト弦楽四重奏曲集」が揃います。
 2006年以降アムステルダム・バロック・オーケストラのリーダーを務めるスコットランドの名手キャサリン・マンソンが率い、幾度かのメンバー交代を経ながらも徹底したスタイルを貫いてきたロンドン・ハイドン弦楽四重奏団。今回は、ヴィオラ奏者にジョン・クロカット(アムステルダム・バロック・オーケストラやOAE、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ等で活動)が加わった、2017年来日公演時と同じメンバーでの録音です。

 ※録音:2017年12月5日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CDA 68179
¥2400
リスト:歌曲全集 Vol.5 アラン・クレイトン(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 喜びと悲しみと S.280(第1版、第1稿)/喜びと悲しみと S.280(第2版)/
 ローレライ S.273(第4稿)/すべての峰に安らぎがある S.306(第1稿)/青春の幸福 S.323/
 君は花のような人 S.287(第2稿)/尼僧院の僧房 S.274(第3稿)/エドリタムに寄す S.333/
 おお、私が眠るとき S.282(第1稿)/彼らは何と言った S.276(第1稿)/
 わが子よ、私が王ならば S.283(第1稿)/美しい芝生が広がるところ S.284(第1稿)/
 君を愛す S.315/朝起きると胸に尋ねる S.290(第1稿)/私は死にたいのです S.296(第2稿)/
 愛の夢 〜 〔高貴なる愛 S.307/私は死んだ S.308/おお、愛しうる限り愛せ S.298(第2稿)〕
 ロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞受賞!アラン・クレイトンが歌うリスト歌曲集!

 ☆ロイヤル・フィルハーモニック協会音楽2017で歌手賞を受賞した現在最注目テノール、アラン・クレイトン登場!

 歌曲大国ハイペリオンが2010年にスタートしたフランツ・リスト(1811−1886)の歌曲全集。
 第1巻マシュー・ポレンザーニ(CDA 67782)、第2巻アンゲリカ・キルヒシュラーガー(CDA 67934)、第3巻ジェラルド・フィンリー(CDA 67956)、第4巻サーシャ・クック(CDA 68117)に続く第5巻では、バロック・オペラから現代の新作オペラまで大活躍中のイギリスのテノール歌手、アラン・クレイトンが登場。
 アラン・クレイトンはケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジの聖歌隊出身、ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト(2007-2009)、ボルレッティ=ブイトーニ財団フェローシップ(2008-2011)など有望な若手アーティストに贈られる主要な賞を受賞。その後ヨーロッパ各地のオペラ・ハウスや音楽祭で歌い、近年では2017年にグラインドボーン音楽祭で世界初演されたブレット・ディーンの「ハムレット」の主役を務め称賛を浴び、それらの功績を認められ、2018年5月に発表されたロイヤル・フィルハーモニック協会音楽2017では「歌手賞」を受賞しています。

 ※録音:2016年12月1日−2日、ポットン・ホール(サフォーク)/2017年11月24日−25日、オール・セインツ教会(ロンドン)



 

CDA 68265
¥2400
アントワーヌ・ド・フェヴァン:
 ミサ・アヴェ・マリア&ミサ・サルヴェ・サンクタ・パレンス

  フェヴァン:
   ミサ・アヴェ・マリア(ミサ曲 《めでたしマリア》)、
   キリストは高みに昇りたまいて、聖なる三位一体(4声)、
   聖なる三位一体(6声/追加パート:アルノルト・フォン・ブルック)/
  聖歌:ようこそ聖なる御母/
  フェヴァン:
   ミサ・サルヴェ・サンクタ・パレンス(ミサ曲 《ようこそ聖なる御母》)
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
 ジョスカン世代の作曲家アントワーヌ・ド・フェヴァンのミサ曲!

 ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。これまでグラモフォン賞に3度ノミネートしてきたブラバント・アンサンブルが新たに読み解くフランドルの至宝は、ジョスカン・デ・プレと同時代に活躍したフランドル楽派の作曲家、アントワーヌ・ド・フェヴァン(c.1470−1511/12)の聖母マリアを讃える2つのミサ曲。
 ジョスカン・デ・プレの弟子や信奉者であったという研究もあり、ジョスカンが切り開いた進歩的なスタイルと共通点を多く持つ知られざる作曲家です。

 ※録音:2018年1月29日−31日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)






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VIVAT



PVIVAT 117
(国内仕様盤)
¥2857+税

キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 ヘンデル:イタリアン・カンタータ

 カンタータ《見捨てられたアルミーダ》 HWV.105
 カンタータ《炎の中で》 HWV.170
 カンタータ《高貴な望みの子》 HWV.113
 カンタータ《死に瀕するアグリッピーナ》 HWV.110

キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
キングズ・コンソート
ロバート・キング(指揮)
VIVAT 117
(輸入盤)
¥2400→\2190
 キャロリン・サンプソン来日記念盤!ヘンデルのイタリアン・カンタータを歌う!

 ☆古楽系ソプラノの最高峰キャロリン・サンプソンが歌うヘンデル!
 ☆2018年10月来日記念、国内仕様盤&輸入盤同時発売!

 イギリスが誇る美しき名花。完璧なコロラトゥーラと豊かな歌声で古楽系ソプラノの最高峰として君臨するキャロリン・サンプソン。2013年にロバート・キング&キングズ・コンソートが立ち上げた自主レーベル「Vivat」から、サンプソンが歌うヘンデルのカンタータ集が登場。ヘンデルがイタリア時代に書いた多くの「イタリアン・カンタータ」の中から、「見捨てられた女性(abandoned women)」をテーマに4つのカンタータをプログラム。Hyperion時代から多くの名盤でロバート・キング&キングズ・コンソートと共演してきたキャロリン・サンプソンが、美しくも力強い歌声で劇的なヘンデルを歌います。
 キャロリン・サンプソンは、2018年10月にはフライブルク・バロック・オーケストラとの共演で来日予定。来日を記念して、日本語解説&歌詞訳付きの国内仕様盤も緊急発売いたします。
 キングズ・コンソートのメンバーには、カティ・デヴレツェニやヒュー・ダニエル、ロビン・マイケル、市瀬礼子、レイチェル・チャップリンといった古楽器の名手たちが参加。また、ワールド・クラスの新たな録音会場、アルフトン・ニュー・モルティングス(Alpheton New Maltings)で録音された暖かくも透明感のあるアコースティック・サウンドもポイントです。

 ※録音:2018年3月9日−12日、アルフトン・ニュー・モルティングス(サフォーク、イギリス)





何度でも載せます・・・キャロリン・サンプソン
パーセル歌曲集


 パーセルの歌曲集なんて珍しいな、と思って聴き始めたこのアルバム・・・。そうしたらソプラノのキャロリン・サンプソンにハートを射抜かれた。
 もともと店主はバトルやコトルバシュといった「小鳥系(勝手に名づけてる)」ソプラノが好き。いつもは爽やかな青空を健やかに朗らかに飛びまわっているんだけど、雨雲や大きい鳥が出てきたらすぐに木の葉の間に隠れてしまうような。
 このキャロリン・サンプソン。その二人とはちょっと違うかもしれないが、その声の美しさは二人に勝る。
 鈴木雅明&BCJのシリーズでおなじみの人だったのだが、これまで情けない話だがあまり注目していなかった。それがここでこんなパーセルを聴かせてくれるとは・・・。
 歌になんというか、優しさとか真心とか、そういったものを感じるのである。しかも朗らかで素直で優雅な透明感!・・・安心してずっとその世界に浸りたくなる。
 またまわりをかためる古楽器演奏陣もうまい。でしゃばりすぎてサンプソンの歌を殺すようなことをせず、しかしところどころで自由に歌って場を盛り上げる。
 心温まる素敵なアルバムだった。

Victorious Love - Songs by Henry Purcell
BIS SA 1536
(SACD Hybrid)
\2700
パーセル歌曲集
 薔薇より甘く/運命の時が/アミンタスが初めて唇を求めてきた時
 悲嘆/彼らはあなたの偉大な力を語ってくれた
 男は女のために作られ/静寂な闇より/束の間の音楽
 今や闇は払われ/音楽が愛の糧であるならば
 この上なく幸せな恋人たち/内気なテムズ河
 恋の病から自由になろうと/おお、美しいチェダリアよ
 こよなく美しい島/おお孤独よ
 もし恋が甘い情熱なら/聖処女の戒め/夕べの賛歌
キャロリン・サンプソン(Sop)、
ローレンス・カミングス (Cem, Spinet)、
エリザベス・ケニー (アーチリュート、テオルボ)、
アンヌ=マリー・ラスラ(バスヴィオール)、
サラ・セクストン、アンドレア・モリス (Vn)、
ジェーン・ロジャース (Va)
SACDハイブリッド盤。
BCJのカンタータ・シリーズでもおなじみのイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソン。彼女の最新盤はお国物のパーセル。それも「薔薇より甘く」など名作をはじめとする歌曲を19曲も収録した嬉しいアルバム。サンプソンの極めて軽やかで天使のような声質はパーセルのピュアな世界にピッタリ。世にも美しい音空間が実現した。



 ☆サンプソン 2018年来日公演スケジュール
 ・10月21日(日) 三鷹市芸術文化センター風のホール
 ・10月22日(月) トッパンホール
 ・10月24日(水) 松本市音楽文化ホール
 ・10月25日(木) 兵庫県立芸術文化センター大ホール






 

DYNAMIC


CDS-7822
(2CD)
\3600
※DVD、Blu−ray同時発売
ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ファヴォリート》(フランス語歌唱)
 アルフォンス・ロワイエ、ギュスターヴ・ヴァエーズ、
 ウジェーヌ・スクリーヴ:台本
レオノール:アルフォンソ王の愛人…ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
フェルナン:修道士見習い…チェルソ・アルベーロ(テノール)
アルフォンス11世:カスティーリャ王…マッティア・オリヴィエリ(バリトン)
バルタザール…ウーゴ・グァリアルド(バス)
ドン・ガスパール…マヌエラ・アマティ(テノール)
イネス…フランチェスカ・ロンガーリ(ソプラノ) 他
ファビオ・ルイージ(指揮)
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
 14世紀のカスティーリャに実在した人物たちの愛憎が鮮烈に描かれたドニゼッティの歌劇《ファヴォリート-お気に入り(愛人の意味)》は1840年、パリ・オペラ座で初演され、のちにイタリア語へと翻訳ました。
 許されぬ恋に翻弄される若き修道士フェルナンが物語の鍵を握りますが、この上演ではスペイン生まれの歌手チェルソ・アルベーロが素晴らしい演技力を見せ、レオノール役のシメオーニの情感に富む歌唱と、アルフォンス王役のオリヴィエリが愛に悩みながらも威厳を保つ王を見事に演じ、強烈な印象を残します。
 全編に漲る激しくも美しい音楽をルイージのタクトが見事にまとめ上げています。

  2018年2月 フィレンツェ五月祭 フィレンツェ歌劇場



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GRAMOLA

 1924年、ウィーンに設立されたレーベル。クラシック音楽のリリースを幅広く手掛けていますが、中でもウィーン古典派の作曲家たち、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの録音に力を入れています。
 現在は年間、約30タイトルのアルバムをリリース。若いオーストリアの音楽家たちを支援するとともに、退廃音楽の復権にも尽力しています。


GRAM99138
\2500→\2290
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 BB48a
  1.第1楽章:Andante sostenuto
  2.第2楽章:Allegro giocoso
 ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117
  3.第1楽章:Allegro non troppo
  4.第2楽章:Andante tranquillo
  5.第3楽章:Allegro molto
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
ティボール・ボガーニ(指揮)
パノン・フィルハーモニー管弦楽団

 オーストリア出身のヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。今回彼が挑んだバルトークの2曲の協奏曲。良く知られているのは1938年に作曲されたハンガリーの民族要素たっぷりの第2番で、バルトークのヴァイオリン協奏曲はこの1曲とされていました。
 しかし、バルトークは26歳の頃、2楽章形式のヴァイオリン協奏曲を当時思いを寄せていた女性ヴァイオリニスト、ゲイエルのために作曲しており、作品は彼女に献呈されるも一度も演奏されることなくしまわれたままでした。
 1956年にゲイエルが亡くなり彼女の遺品から発見されたこの曲は、最近は演奏機会も増えています。シュミットは2作品の表情の違いを明確に描き出し、美しい音色で全曲を弾き切っています。

  録音:2017年1月9-10日…1-2 2016年11月16-17日…3-5
 

GRAM99002
\2500
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」 JW VII/8(1923)
  1.第1楽章:Adagio - Con moto
  2.第2楽章:Con moto
  3.第3楽章:Con moto - Vivo - Andante
  4.第3楽章:Con moto (Adagio) - Piu mosso
 弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」 JW VII/13(1928)
  5.第1楽章:Andante - Con moto - Allegro
  6.第2楽章:Adagio - Vivace
  7.第3楽章:Moderato - Adagio - Allegro
  8.第4楽章:Allegro - Andante - Adagio
アツィエス弦楽四重奏団
【メンバー】
 ベンヤミン・ツィーアフォーゲル(ヴァイオリン)
 ラファエル・カスプリアン(ヴァイオリン)
 ヨーゼフ・ビザク(ヴィオラ)
 トーマス・ヴィースフレッカー(チェロ)

 第1次および第2次世界大戦の狭間に作曲された、ヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲。「クロイツェル・ソナタ」と名付けられた第1番は、ベートーヴェンではなくトルストイの同名小説から想起して書かれ、15分ほどの長さでありながら、小説のあらすじを丁寧にかつ執拗に音で追った優れた作品です。
 第2番はヤナーチェクのあこがれの人、カミラ・ストスロヴァーから霊感を受け書かれた私小説的な作品。活躍するヴィオラが彼女を表現しているとされています。
 アツィエス弦楽四重奏団は、ジュリアード四重奏団に薫陶を受けた奏者たちによるアンサンブル。2006年から本格的な活動を行い、これまでにハイドンからショスタコーヴィチまで4枚のアルバムをリリースしています。

  録音:2016年9月7-9日 Barocksaal, Sitt Vorau, Styria, Austria…1-4 2015年3月17-20日 Barocksaal, Sitt Vorau, Styria, Austria
 


GRAM99123
\2500
クラリネット五重奏曲集
 モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Larghetto
  3.第3楽章:Menuetto
  4.第4楽章:Allegretto con variazioni
 ライトナー(1943-):クラリネット五重奏曲
  5.第1楽章:Larghetto
  6.第2楽章:Largo
  7.第3楽章:Allegretto
 レーガー(1873-1916):クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
  8.第1楽章:Moderato ed amabile
  9.第2楽章:Vivace
  10.第3楽章:Largo
  11.第4楽章:Poco allegretto
ジモン・ライトマイアー(クラリネット)
アウナー四重奏団
【メンバー】
 ダニエル・アウナー(第1ヴァイオリン)
 バルバラ・ド・マネゼス・ガランテ=アウナー(第2ヴァイオリン)
 ナタリア・ビンコウスカ(ヴィオラ)
 コンスタンティン・ゼレニン(チェロ)

 異なる時代に作曲された3つのクラリネット五重奏曲。1789年、友人シュタードラーのために作曲されたモーツァルトの名曲は、このジャンルにおける最初の作品であり、当時まだ「新しい楽器」であったクラリネットの持つ可能性を探求し、模範を示すという後世に与えた影響の大きさでも知られています。
 1915年に作曲されたレーガーの五重奏曲は、彼の最後の完成作品。半音階的な旋律を用いながらも、柔らかく美しい雰囲気を湛えた清明な音楽です。
 この2曲にインスパイアされたのが、ライトナーのクラリネット五重奏曲。冒頭は悲痛な曲調ですが、ところどころにモーツァルト、レーガーの旋律が顔を出し、幻想的な世界を作り上げています。第2楽章の幽玄な美しさも聴きどころの一つです。

  録音 2016年11月30日.12月1日,2017年3月20日 Mozarteum University of Salzburg, Salzburg, Austria
 

GRAM99136
\2500
エマヌエル・ガイベルの詩による歌曲集
 1.メンデルスゾーン(1809-1847):月 Op.86-5
 2.ロベルト・シューマン(1810-1856):魔法の角笛を持つ少年 Op.30-1
 3.ラハナー(1803-1890):春 Op.134-2
 4.ラハナー:後悔 OP.84-2
 5.ラハナー:静かなる睡蓮 Op.134-1
 6.イェンゼン(1837-1879):川のほとりに Op.21-6
 7.イェンゼン:眠れ、愛しい娘 Op.21-3
 8.作者不詳:遠い、離れて遠い
 9.フェスカ(182-1849):静かな願い
 10.ラントハルティンガー(1802-1893):瀕死の子供
 11.クララ・シューマン(1819-1896):しとやかな蓮の花 Op.13-6
 12.グリュンフェルト(1852-1924):夢の黄昏
 13.ロベルト・シューマン:あこがれ Op.51-1
 14.ロベルト・シューマン:子供のための歌のアルバム Op.79-7 ジプシーの歌 I-II
 15.ロベルト・シューマン:スペインの騎士 Op.30-3
 16.ヴォルフ(1860-1903):スペイン歌曲集 第17番 やさしい恋人を失った時は
 17.ヴォルフ:スペイン歌曲集 第21番 すべてのものは、心よ、憩っている
 18.メンデルスゾーン:二人の心が離れてしまえば Op.99-5
 19.グリーグ(1843-1907):いつの日か、わが思いは Op.48-2
 20.ブラームス(1833-1897):わが心は重く Op.94-3
 21.ブラームス:春の歌 Op.85-5
 22.ヘルマン(808-1878):月が輝く大気の中で
 23.ブルックナー(1824-1896):4月に WAB75
 24.ブリュル(1864-1907):田舎の春の歌 Op.62-3
 25.リラ(1822-1882):遍歴
 26.フランツ(1815-1892):小鳥さん、そんなに急いでどこへ行くの
 27.レーガー(1873-1916):4月に Op.4-4
 28.プリューデマン(1854-1897):夜の歌
ウルフ・ベストライン(バリトン)
サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ)

 ドイツ・ロマン派の詩人エマヌエル・ガイベル(1815-1884)。ベルリンで学び、マクシミリアン2世の招きでミュンヘンに移り、若い詩人たちと共に詩作に励みました。
 ギリシャ語、ラテン語を得意とし、ロマンティックな詩の中に、古典的な語法を取り入れるなど折衷的な作風が特徴で、その詩は同時代の作曲家たちにも多大なる影響を与えています。
 メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナーなど多くの作曲家がガイベルの詩に曲を付けており、このアルバムで歌われているのはその一部ですが、当時どれほど彼の詩が愛されていたのかが理解できるでしょう。

  録音 2017年2月2-5日 Tonstudio Tonal, Vienna, Austria
 

GRAM99151
\2500
バスのためのバラード集
 1.伝承曲:Das schloss in Osterreich オーストリアの城
 シューベルト(1797-1828):
  2.プロメテウス D674
  3.トゥーレの王 Op.5-5 D367
  4.人間の限界 D716
  5.十字軍 D932
  6.魔王 Op.1 D328
 7.マルシュナー(1795-1861):トゥーレの王
 レーヴェ(1796-1869):
  8.オイゲン公、高貴なる騎士 Op.92
  9.海をゆくオーディン Op.118
  10.時計 Op.123-3
 11.シューマン(1810-1856):二人の擲弾兵 Op.49-1
 12.ブラームス(1833-1897):裏切り Op.105-5
 13.ヴォルフ(1860-1903):炎の騎士
 14.ヴァイスマン(1900-1980):物乞いのバラード
 15.伝承曲:Todtenamt
エベルハルト・クンマー(ハーディ=ガーディ)…1.15
ロベルト・ホルツァー(バス)
トーマス・ケルプル(ピアノ)

 オーストリア出身のバス歌手、ロベルト・ホルツァーはリンツのブルックナー音楽院でリートとオラトリオを教えつつ、オペラ歌手として世界中で活躍しています。
 彼は長年に渡り、ピアニスト、トーマス・ケルプルと共に、多彩なコンサート、録音を行ってきました。彼らの最新作は「バラードにおける文学的形態と音楽的な処理についての考察」が反映されており、中世の物語詩が、ロマン派の作曲家たちによって起伏の富んだ音楽で表現されている様子をじっくり聴かせています。
 アルバムの冒頭と最後には、ハーディ=ガーディの素朴な音色による演奏が置かれており、聴き手を中世の物語へと引き込む工夫もなされています。

  録音 2017年7月31日-8月10日 Studio Weinberg, Kefermarkt, Upper Austria
 

GRAM99152
\2500
テレマン(1681-1767):四重奏曲集
 1-4.ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第2部-
   四重奏曲 ニ短調 TWV43:d1
 5-8.ソナタ イ長調 TWV43:A1
 9-12.四重奏曲 イ短調 TWV43:a3
 13-16:ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第1部-
   四重奏曲 ト長調 TWV43:G2
アンサンブル・ヴェントゥス・イウクンドゥス

 テレマンの四重奏曲の数々を、2009年に結成された古楽アンサンブル「ヴェントゥス・イウクンドゥス」による演奏で楽しむ1枚。
 四重奏と言っても、楽器が決まっているのではなく、各種の笛やオーボエ、ヴァイオリンなどが替わるがわるソリストを務め、そこに通奏低音が加わるという編成であり、奏者の力量も試されるのがテレマンの醍醐味。
 彼らは本当に親密なアンサンブルを繰り広げており、作品の持つ楽しさを教えてくれます。

  録音 2014年9月16-19日 Hofburgkapelle, Vienna, Austria
 


GRAM99153
(SACD Hybrid)
\2600
Ladies' Night 淑女の夜
 女性作曲家の作品集

 ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ Op.34
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Scherzo
  3.第3楽章:Largo con dolore
  4.第4楽章:Allegro con fuoco
 5.ル・ボー(1850-1927):ロマンス Op.35
 ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821-1910):
  ヴァイオリンのためのソナチネ イ短調
   6.第1楽章:Adagio
   7.第2楽章:Scherzo: Allegro
   8.第3楽章:Allegro
 アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):
  ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
   9.Allegro vivace: Kraftig
   10.Allegro con moto
   11.Lento
   12.Allegro molto: Leidenschaftlich
   13.Tranquillamente: Innig
   14.Allegro, ma non troppo: Frisch, schwedisch
 15.パラディス(1759-1824):シチリアーナ
 16.ペヤチェヴィチ(1885-1923):
   エレジー 変ホ長調 Op.34
 17.ペヤチェヴィチ:ロマンス ヘ長調 Op.22
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン)
バルバラ・モーザー(ピアノ)

 20世紀後半までは、女性が職業音楽家になることは稀でした。クララ・シューマンなどの何人かを除いては、社会的、政治的な抑圧のため、女性がどんなに音楽の才能を発揮したとしても、単なる手習いの域を出ることは許されず、たくさんの才能が花開くことなく埋もれてしまったのです。
 このアルバムに収録されているのは、何人かの「成功した」女性作曲家たちの作品集。アメリカのエイミー・ビーチ、フランスのヴィアルド=ガルシア、最近注目を集めているペヤチェヴィチの他、ル・ボー、マイエル、パラディスの作品が収録されており、その溢れる才能に触れることができます。

 録音 2016年12月15-18日 Mozartsaal Salzburg, Germany
 

GRAM99156
\2500
Rejoice!-喜び!
 1.スタンフォード(1852-1924):
   For lo, I raise up 見よ、わたしは興す Op.145
 2.ペルト(1935-):至福
 3.マクミラン(1959-):主を恐れるものは幸いなり
 4.ハウエルズ(1892-1983):マニフィカトとヌンク・ディミティス
 5.メシアン(1908-1992):おお、聖なる饗宴
 6.アイヴズ(1874-1954):詩篇135番「主をほめたたえよ」
 7.ブリテン(1913-1976):祝祭カンタータ「キリストによりて喜べ」
ヴォルガンク・コーゲルト(オルガン)
アロイス・グラスナー(指揮)
ザルツブルク・バッハ合唱団

 1983年に創設されたザルツブルク・バッハ合唱団は、発足後すぐにオーストリアの主要なヴォーカル・アンサンブルの一つになり、2003年に芸術監督としてアロイス・グラスナーが就任してからは、更に活動の幅を広げ、ウィーン・フィルやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団など多くのオーケストラとも共演、ザルツブルク音楽祭に定期的に出演するなど、世界的な賞賛を獲得しています。
 このアルバムではオルガニスト、ヴォルフガンク・コーゲルトの壮麗な伴奏を伴い、スタンフォード、メシアン、ブリテンと言った近代の名合唱曲を演奏。優れたアンサンブル能力を発揮しています。

  録音 2017年11月1-4日 Great Hall of the Internationale  Stiftung Mozarteum Salzburg, Austria
 

GRAM99158
\2500
スクリャービン/シューベルト:ピアノ作品集
 1-24.スクリャービン(1872-1915):24の前奏曲 Op.11
 シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 Op.78 D894
  25.第1楽章:Molto moderato e cantabile
  26.第2楽章:Andante
  27.第3楽章:Menuetto: Allegro moderato
  28.第4楽章:Allegretto
クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)

 オーストリア生まれの女性ピアニスト、クリスティアーネ・カライェーヴァは10歳でソロデビューを飾り、ウィーン音楽院とモスクワのチャイコフスキー音楽院でヴィルサラーゼ、ケンプなど錚々たるピアニストに師事、17歳でウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールに挑戦し、最年少受賞者となりました。
 その後はソリストとしてだけでなく、室内楽にも力を入れると同時に、ウィーン国立音楽大学で30年以上に渡り教職に就き、優れた指導者として数多くの後進を育て上げています。
 この最新アルバムでは、スクリャービンとシューベルトの作品を演奏。ショパンの伝統を受け継ぐスクリャービンの前奏曲と、シューベルトの晩年のソナタ。一見、全く違う性格を持つように見える2つの作品から、彼女は溢れるような詩情と、夢、絶望の感情を次々と引き出しています。

 録音 2017年4月10-12日 Alter Konzertsaal, Rennweg 8, University of Music and Performing Art Vienna, Austria
 


GRAM99160
\2500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Scherzo: Assai vivace - Presto - Tempo I
  3.第3楽章:Adagio sostenuto, appassionato e con molto sentimento
  4.第4楽章:Largo - Allegro risoluto
 5.アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57
 ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
  6.第1楽章:Allegro con brio
  7.第2楽章:Introduzione: Adagio molto
  8.第3楽章:Rondo: Allegretto moderato - Prestissimo
ロドルフォ・レオーネ(ピアノ)

 ベーゼンドルファー社とウィーン国立音楽大学が1961年から開催している「ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」。4年に1回行われ、過去には内田光子やジョン・オコーナー、シュテファン・ヴラダーなど名手たちが入賞している権威あるコンクールです。
 2017年に開催された第15回コンクールでは、250人の参加者を制し、参加当時26歳、イタリア出身のロドルフォ・レオーネが優勝。このデビュー・アルバムでも並々ならぬ才能を披露しています。
 彼が選んだのは、ベートーヴェンの32曲の中でも最も壮麗な「ワルトシュタイン」と、もともとこの曲の第2楽章として想定されていた「アンダンテ・ファヴォリ」。作曲当時の楽器の性能の限界に挑んだ「ハンマークラヴィーア」の3曲。
 完璧な技巧と成熟した音楽性が光る見事な演奏です。

  録音 2017年7月7-9日 Franz Liszt Zentrum Raiding, Burgenland, Austria




TAFELMUSIK



TMK-1027
\2100
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56 ハイライト カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ルーファス・ミュラー(テノール)
ブレット・ポレガー(バリトン)

アイヴァース・タウリンス(指揮)
ターフェルムジーク室内合唱団
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

 ターフェルムジークによる「メサイア」2011年の録音より聴きどころを抜粋した1枚。ヘンデル独自の様式を持つ孤高の宗教作品である「メサイア」だけあって、この曲を幾度となく演奏してきた彼らにとっても、毎回の演奏が新たなチャレンジとなっています。
 この2011年の演奏も、すばらしいソリストたちを交えた白熱のドラマが繰り広げられており、聴衆と批評家から大絶賛されました。

  録音 2011年12月 ライヴ TMK1016(2枚組)からの抜粋盤
 

TMK-1028
\2100
ベスト・オブ・ゲルマン・バロック…J.S.バッハ(1685-1750)
 1.昇天祭オラトリオ「神をそのもろもろの国にて頌めよ」 BWV111-
   シンフォニア(ターフェルムジーク編)
 2.この同じ安息日の夕べに BWV42-Adagio(ターフェルムジーク編)
 3-4.ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048-第3.4楽章
 5.羊は安らかに草をはみ BWV208/9
 6.暁の星はいと麗しきかな BWV1-シンフォニア(ターフェルムジーク編)
 7. ああ主よ、哀れなる罪びとわれを BWV135-Adagio
 8-9.2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1039-
   Adagio/Allegro ma non presto
 10.復活祭オラトリオ BWV249-シンフォニア
 11.2台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043-第3楽章 Allegro
 天のいと高きところには神に栄光あれ BWV191より
  12.天のいと高きところに
  13.二重唱「父と子と精霊に栄光あれ」
  14.はじめにありし如く
アン・モノイオス(ソプラノ)…12-14
コリン・エインスワース(テノール)…12-14

ジーン・ラモン(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団&合唱団…12-14

 ドイツ・バロック期だけでなく、全ての音楽作品の頂点に立つJ.S.バッハの作品集。
 アルバムには、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団の大切なレパートリーであるバッハ作品の演奏から選りすぐりの名演と、2015年に新しく録音された曲も含まれています。
 トラック2と5はオーケストラ独自の編曲による管弦楽のみのアレンジ版。本来なら歌手によって歌われるアリアを様々な楽器が朗々と歌い上げます。

TMK-1029
\2100
ベスト・オブ・フレンチ・バロック
 マラン・マレ(1656-1728):組曲「アルシオーヌ」より
  1.Marche en rondeau 行進曲とロンド
  2.Tambourins タンブーラン I-II
  3.Tempeste テンペスト
  4.Chaconne シャコンヌ
 ラモー(1683-1764):歌劇《ダルダニュス》より
  5.序曲
  6.Air gracieux 優雅なエア
  7.Tambourins タンブーラン I-II
  8.Ritournelle viveリトルネッロ
  9.Loure pour les Phrygiens
  10.Air gai en rondeau pour les memes
  11.Menuets メヌエット I-II
  12.Tambourins タンブーラン I-II
  13.Chaconne シャコンヌ
 リュリ(1632-1687):歌劇《ファエトン》より
  14.序曲
  15.Air pour le Egyptiens, "L'ete"
  16.Air pour Triton et ses suivants, "L'automne"
  17.Air pour les peuples qui portent des presents a Isis, "L'hiver" (Winter)
  18.Entree des furies (Entrance of the Furies)
  19.Ritournelle, "Le printemps" (Spring)
  20.Air pour les suivants de Saturne (Air for the Followers of Saturn)
  21.Chaconne シャコンヌ
 モンドンヴィル(1711-1772):「主は王となられる」より
  22.Dominus regnavit
  23.Trio: Et enim firmavit
  24.Duet: Parata sedes
  25.Trio: Elevaverunt flumina
  26.Solo: Testimonia tua
  27.Gloria Patri - Sicut erat in principio (Chorus)
アン・モノイオス(ソプラノ)…22-27
ミケーレ・デブール(ソプラノ)…22-27
コリン・エインスワース(テノール)…22-27
ロバート・キナー(テノール)…22-27
アンドリュー・マホン(バリトン)…22-27
ターフェルムジーク室内合唱団…22-27

ジーン・ラモン(指揮)…1-21
アイヴァース・タウリンス(指揮)…22-27
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

 ターフェルムジーク・バロック管弦楽団の幅広いレパートリーから「フランス・バロック期」を代表する4人の作曲家の作品を集めたアルバム。CBC Recordsからリリースされていたラモーの《ダルダニュス》を始め、マレ、リュリ、モンドンヴィルの組曲やオペラ、声楽曲が並び、舞曲を中心とした軽快で典雅な曲や、奏者たちの腕の見せ所となる即興的なシャコンヌから、ドイツ・バロックの作品とは違った味わいが感じられます。

 録音:不明



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GEGA NEW



GD 403
¥2100→\1990
なかなか素敵な・・・
 「ブルガリアのスケッチ」〜ブルガリアのチェロ作品集

 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):歌
 クラシミル・キュルクチースキー(1936-2011):歌と踊り
 スヴェトスラフ・オブレテノフ(1909-1955):子守歌/主題と変奏
 リュボミル・ピプコフ(1904-1974):パストラル
 イリヤ・ドラガノフ(1913-1977):ユモレスク/エレジー/ホロ
 ゲオルギ・ズラテフ=チェルキン(1905-1977):セヴダナ
 マリン・ゴレミノフ(1908-2000):歌/バレエ《ネスティナルカ》〜踊り
 ペーテル・フリストコフ(1917-2006):無伴奏チェロのためのファンタジー
マルタ・シミドチエヴァ(Vc)
クリス・ピネダ(Pf)
 なかなか素敵な名作揃い!ブルガリアのチェロ小品集!

 録音:ミズーリ州セントルイス、48:45

 20世紀初頭に生を受けたブルガリアの作曲家たちによるチェロのための作品を集めた1枚。いずれも東欧系の民族音楽の影響が色濃いがバルトークのような先鋭的なものではなく、むしろボロディンやムソルグスキーあるいはイッポリト=イワノフのような、よい意味での通俗性と哀愁を漂わせて愛らしい。
 なかでもヴラディゲロフの「歌」はボロディン的なメロディに近代フランス的な和声をつけた素敵な小品。どの曲もチェロのつややかな旋律が充分生かされるようにしっかりと書かれており、肩の力を抜いて楽しめる内容。





ブルガリア国立放送音源CD-R
これも紹介しておきましょう・・・

ブルガリア国立放送音源CD-R
86470392438
1CD-R\2800→\2490
これぞブルガリア・ロマンティック!
 ブルガリアの弦楽作品集

  *パンチョ・ヴラディゲロフ:ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」(ヴァイオリンとピアノのための)
  *リュボミル・ピプコフ(Lyubomir Pipkov):ヴァイオリンとピアノのためのパストラル
  *マリン・ゴレミノフ(Marin Goleminov):無伴奏ヴァイオリンのための小組曲
  *パラシケフ・ハジエフ(Parashkev Hadzhiev):ヴァイオリン・ソナタ第2番
  *ペタル・フリストスコフ(Petar Hristoskov):無伴奏ヴァイオリンのためのカプリッチオ第6番「ラヘニスタ 」
  *ステファン・イコノモフ(Stefan Ikonomov):ヴィオラと室内オーケストラのための組曲(*)
  *ヴェリスラフ・ザイモフ(Velislav Zaimov):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  *ドーラ・ドラガノヴァー(Dora Draganova):ヴァイオリンのための3つの小品
ヨシフ・ラディオノフ(Vn)
ゾルニツァ・ラディオノフ(P)
(*)アンドレイ・アンドレーエフ指揮
 ブルガリア国立放送シンフォニエッタ

 信じられないかもしれないが、これまたブックレットには作品名だけで作曲家名が記載されていない!

 ただ、アルバムは「ブルガリア・ロマンティック・ヴァイオリン・アルバム」を所望する皆さまにはたまらない内容。
 堂々たる「ヴァルダル」に始まり、これぞブルガリア・ロマンとでも呼びたくなる哀愁のピプコフ、思わぬ本格派、洗練された内容を持つハジエフのソナタ(近藤健児氏も「辺境、周縁のクラシック音楽2」のなかで「とにかく素晴らしい「ブルガリアの」ソナタである」と絶賛している)、そして唯一のコンチェルト作品、幻想的なイコノモフの「組曲」、愛らしいドラガノヴァーの小品集・・・とどれも魅力的(店主お気に入りは最後のドラガノヴァー)。
 そして気づいたのがゴレミレフ、フリストスコフ、ザイモフたちの無伴奏ヴァイオリン作品がとても高度なこと。ドイツ系の無伴奏ヴァイオリン作品とは違ったジプシー的色合いが香る。

 ヴァイオリンのヨシフ・ラディオノフは1951年ソフィア生まれ。
 幼少時より音楽家だった父親から音楽の手ほどきを受け、1975年までソフィア国立音楽院でヴラディーミル・アヴラモフにヴァイオリンを学んだ。
 音楽院在学中の1972年にはスヴャトスラフ・オブレテノフ国際音楽コンクールで優勝している。1975年から1980年まで国務省主催の室内楽コンサートで演奏し、1981年から1992年までソフィア・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めた。
 1991年にはヴラディゲロフ音楽院の助教授となり、2001年には教授に昇格した。1993年大阪国際室内楽コンクールで1位獲得したらしい。

 

GR 34
¥2100
「イワン・ドンチェフ/ライヴ・イン・モンペリエ」
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第47番ロ短調
 ショパン:マズルカ第7、13、20、32番、スケルツォ第3番
 ヴィト・パルンボ(b.1972):ソナチネ
 スクリャービン:幻想曲ロ短調Op.28
 ラヴェル:悲しき鳥
イワン・ドンチェフ(Pf)
 録音:2009年7月24日モンペリエ・ラジオ・フランス・フェスティバルにおけるライヴ[58:27]

 イワン・ドンチェフはブルガリアの中堅ピアニスト。ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、その後アルド・チッコリーニからも教えを受け、ピアノ・デュオとして共演したこともある。
 現在はイタリアを中心に活動、古典から現代まで幅広いレパートリーを持つもののショパン、スクリャービンなどロマン派から近代の音楽を得意としている。
 このリサイタルではバロック時代の余韻を残すハイドンのソナタ、得意のショパン、スクリャービンなど様式の異なる音楽を見事に自家薬籠中のものとしている。すっきりとした、曖昧さの一切ないクールなピアノは風が吹きすぎるような爽やかな印象を与える。




MSR



MS 1670
¥2300
「カンタービレ」
 〜トロンボーンとピアノのための音楽

  (1)カルロス・サルゼード(1885-1961):協奏的小品
  (2)-(5)ラフマニノフ(1873-1943):4つの歌曲(メナード編)
  (6)(7)ワーゲンザイル(1715-1777):トロンボーン協奏曲
  (8)ダニエラ・キャンディラリ(b.1979):バルカニカ
  (9)アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン(忘却)
  (10)-(12)ブラームス(1833-1897):3つの二重唱曲(レイノルズ編)
スティーヴン・メナード(Trb)
ヨーコ・ヤマダ(Pf)
(8)クリストファー・デイヴィス(バスTrb)
(9)ブライアン・マグヌス(Vc)
(10)-(12)ティモシー・ヒギンズ(Trb)
 ワーゲンザイルのトロンボーン協奏曲、他。ブラームス、ラフマニノフの歌曲やピアソラなど!

 スティーヴン・メナードはソリストとしてシカゴ響、ダラス響などと共演、アメリカのオーケストラ、吹奏楽、管楽器界で指導的な立場にあるトロンボーン奏者。近年はアメリカの作曲家の作品を中心に現代音楽の委嘱初演にも力を入れている。
 このディスクでは編曲物を含め、時代も国籍も様々な作曲家の曲が集められ、トロンボーンの多様な側面を知ることができる。
 ピアソラの「オブリビオン」のメランコリックなカンタービレ、ブラームスの二重唱のための歌曲集など、豊かなトロンボーンの朗々とした旋律を楽しめる一枚。トロンボーン学習者、吹奏楽関係者にお薦め。




ODRADEK RECORDS


ODRCD 365
¥2400
「水の青い声」〜
 ルイス・ティノコ(b.1969)管弦楽作品集

  (1)《水の青い声》(2015)
  (2)チェロ協奏曲(2016/17)
  (3)《フリスランド》(2014)
  (4)《春の前に〜祭典へのトリビュート》(2010/rev.2015)
(1)スザンナ・マルッキ(指揮)
  グルベンキアン管弦楽団
(2)フィリペ・クアレスマ(Vc)
  ペドロ・ネヴェス(指揮)
 ポルトガル交響楽団
(3)リュドヴィク・モルロー(指揮)
  シアトル交響楽団
(4)マルティン・アンドレ(指揮)
  ポルト・カサ・ダ・ムジカ交響楽団
 日本初上陸!ポルトガルの新世代を代表する作曲家、ルイス・ティノコの神秘的で美しい管弦楽曲を収録

 録音:(1)2016年2月25,26日、(2)2017年2月19日、(3)2014年6月6日、(4)2017年5月13日、全曲世界初録音(ライヴ)[61:11]

 ルイス・ティノコはポルトガルの中堅世代に属する作曲家で地元の音楽院で学んだ後、ロンドン王立音楽院とヨーク大学で研鑽を積みました。
 彼は賢くも(?) 今日いまだ現代音楽界を席捲している「新しい複雑性」やドイツのポスト前衛派、スペクトル楽派のエピゴーネンになることなく、その作品は独自のロマンティシズムと品格を備えて聴きごたえ充分。
 現代音楽の様々な技法に調性的要素も柔軟に取り入れて21世紀の新しいロマンティシズムを具現化、代表作「水の青い声」はリゲティのロンターノや松村禎三の交響曲の系譜に連なるダイナミックな傑作です。
 そしてチェロ協奏曲のメランコリックな詩情、現実には存在しない島フリスランドを描いた幻想的な同名曲、ストラヴィンスキーの春の祭典へのオマージュとして書かれた「春の前に」などいずれも作曲者の卓越したオーケストレーションを背景にオーケストラの機能を最大限に生かした魅力的な作品です。ダイナミック・レンジも広く、オーディオ・ファンにも喜ばれるでしょう。N響に客演したり日本でもおなじみの指揮者スザンナ・マルッキも参加。




QUERSTAND

VKJK 1808
(2CD)
¥4000
バッハ好きは必聴の名演!
 シェーンハイトのロ短調ミサ!

  バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232
ミヒャエル・シェーンハイト(指揮)
メルゼブルガー・ホフムジーク
コレギウム・ヴォカーレ・ライプツィヒ
ガーリンデ・ゼーマン(ソプラノ)
ブリッタ・シュヴァルツ(ソプラノ)
ヘンリエッテ・ゲッデ(アルト)
ファルク・ホフマン(テノール)
アンドレアス・シャイブナー(バス)
 録音:2017年9月7-9日 ドイツ,メルゼブルク,DDD、100'33

 バッハ好きはぜひとも聞くべきなCD。

 ハイドンの「天地創造」(VKJK1611)やブラームス&レーガー:「レクイエム」(VKJK1717)がたいへん好評だったミヒャエル・シェーンハイト指揮のメルゼブルガー・ホフムジークによる第3弾はバッハのロ短調ミサ。これもライプツィヒ近郊のメルゼブルク大聖堂での録音、ただしライヴ録音ではなく、9月10日の公演の直前の4日間に録音が行われた。
 シェーンハイトはやや速めの演奏しながら、透明で清らかな合唱の魅力を存分に生かして、新鮮かつ親しみやすい魅力に満ちた演奏に仕立てている。数多あるロ短調ミサの録音の中でも、これは逃せない一品だろう。
 ミヒャエル・シェーンハイトはザールフェルト生まれでライプツィヒに学んだオルガニスト、指揮者。メルゼブルガー・ホフムジークは1998年創立のピリオド楽器使用オーケストラ。
 

VKJK 1804
¥2000
「心から強く」
 マルセル・デュプレ(1886-1971):行列と連祷 Op.19-2
 バッハ:6つのコラールBWV.645-650
  (目覚めろと、声が私たちに呼びかける BWV.645/
   私はどこへと逃げるべきか BWV.646/
   ただ愛する神だけを BWV.647/
   私の魂は主を崇め BWV.648/
   ああ私たちの元に留まれ、主イエス・キリストよ BWV.649/
   さあ天から降りて来なさい、イエスよ BWV.650)
 バッハ:トッカータ ヘ長調 BWV 540
 クレプス(1713-80):幻想曲 ヘ長調 Krebs-WV 419
 ダンドリュー(1682-1738):奉献唱
 フルリ(1903-95):
  ブルゴーニュ地方のクリスマスの歌に基づく変奏曲
 レーガー(1873-1916):12の小品 Op.80から
  (ロマンツェ イ短調 Op.80-8/
   トッカータ イ短調 Op.80-11/フーガ イ短調 Op.80-12)
 ジャン・アラン(1911-40):連祷
クリスティアン・ブレンベック(オルガン)
 録音:2017年10月1、2日 ダッハウ,DDD、75'55

 「心から強く」と題されたオルガン曲集。クリスティアン・ブレンベックは1960年、ミュンヘン生まれのオルガン奏者。ダッハウの聖母マリア被昇天教区教会に2015年に新たに設置されたオルガンを使用。録音もたいへん優秀。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8056
(3CD)
¥7100→\6590
タチアナ・ニコラーエワ Vol.2 バッハ協奏曲集
 J.S.バッハ:
  ピアノ協奏曲
   ニ短調 BWV1052/ホ長調 BWV1053/ニ長調 BWV1054/
   イ長調 BWV1055/ヘ短調 BWV1056/ト短調 BWV1058
  2台のピアノのための協奏曲
   ハ短調 BWV1060/ハ長調 BWV1061/ハ短調 BWV1062/
  3台のピアノのための協奏曲
   ニ短調 BWV1063/ニ長調 BWV1064
  4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1065
 【以下ボーナストラック】
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
  『音楽の捧げもの』 BWV1079より 3声のリチェルカーレ
  『フーガの技法』 BWV1080より コントラプンクトゥス1&9
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
サウリュス・ソンデツキス(指揮)
リトアニア室内管弦楽団
 ニコラーエワが弾くバッハ。来日公演を含む充実の内容!

 録音:1975 年12 月11・13・14 日/モスクワ(ライヴ)、《ボーナストラック》1988 年4 月22 日/東京(ライヴ)

 1950 年第1 回バッハ・コンクール優勝の経歴を持つソヴィエトの名ピアニスト、ニコラーエワは同時代のショスタコーヴィチ作品などと並びバッハ作品を多く取り上げ、素晴らしい演奏を聴かせました。このディスクには2 本のリコーダーを伴うBWV1057 以外のピアノ協奏曲をすべて網羅しており、ニコラーエワの至芸をたっぷりと堪能できます。しかも有難いことに、来日公演のボーナス付き!

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DHR 8061
(2CD)
¥4800→\4390
超名演として名高いエルリーの無伴奏!
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
   BWV1001-1006
ドヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
 録音:1969 年

 1928 年パリに生まれたドヴィ・エルリーは若くして音楽の才能を発揮し、1955 年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝。ヨーロッパ、アメリカ、日本と各所で演奏し活躍します。
 レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。この1969 年の無伴奏全曲録音は、エネスコのそれと並び称される知る人ぞ知る超名演。



ARDMORE エルリの旧譜
ARDMORE
M-024
\1390
ドヴィ・エルリのスペイン交響曲
 ラロ:スペイン交響曲 ノルウェー狂詩曲
 ラヴェル:ツィガーヌ*
  (1956年10月 パリ録音 LP Ducrete Thomson 320 C124)MONO
  (1950年代ライヴ録音 アセテート盤) MONO 
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリー
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮
フランス国立管弦楽団 *
ロンドン・フィル
 
ARDMORE
ASS-046
\1390
ドヴィ・エルリのモーツァルト
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Kv.207
  同 第2番ニ長調Kv.211
 12inch (F)HMV FALP152 - 1950年代初期パリ録音MONO
(ヴァイオリン) ドヴィ・エルリ
アルトゥール・ゴルドシュミット指揮
コンセール・ラムール管弦楽団

 1928年生まれのフランスの名匠ドヴィ・エルリ。
 パリ音楽院を1等で卒業し、パスキエ、カザルス、エネスコに師事、1955年のロン・ティボー・コンクールで優勝した伝説のヴァイオリニスト。
 1950年代から60年代にかけてバッハから現代までのさまざまな作品を録音してディスク大賞を4度受賞している。

 伝説とはいえ1990年代になお現役として活躍していて、その名はときおりマニアの間でささやかれていた。とくにバッハの無伴奏は今も熱心なファンを虜にしていた。
 惜しくもパリ10区で交通事故に遭って亡くなったが、それも授業でエコール・ノルマルに向かう途中だったという。

 そのドヴィ・エルリ、とにかくCDがほとんど出ていなかった。

 


DHR 8059
¥2400
伝説のギター・デュオによる貴重なライヴ
 (1)ラウフェンシュタイナー:ソナタ イ長調
 (2)ダニエル=ルシュール:エレジー
 (3)ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調 Op.3-9
 (4)ソル:アンクラージュマン Op.34
 (5)ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV435
 (6)アルベニス:スペイン組曲より タンゴ Op.65-2
 (7)プーランク:即興曲第12番 変ホ長調
プレスティ& ラゴヤ(ギター)
 録音:(1)- (3)1962 年7 月21 日、(4)-(6)1963 年7 月20 日、(7)1963 年6 月

 イダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤによる伝説的ギター・デュオによる演奏集。カナダ、オルフォール山でのライヴ録音です。ギター界では知らぬ者のないふたりの残した貴重な記録。





<国内盤> 


VADE MECUM


VMMM1603
¥2500(税込)
ヴァハン・マルディロシアン国内盤発売第3弾!
 シューベルト作品集!

  シューベルト:
   ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D. 664
   即興曲集 Op.90,D. 899
   「さすらい人」幻想曲 Op.15,D. 760
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)
 6月の来日公演も好評のヴァハン・マルディロシアン国内盤発売第3弾!仏 Intrada より発売されていたシューベルト作品集!

 録音:2001年9月2-5日サル・アディアール(パリ)、68:51

 このアルバムではヴァハン・マルディロシアンの優れた演奏を通じて、シューベルトのピアノ作品の3つの特徴的な側面を楽しむことができます。
 1つ目はシューベルトがその短い生涯を通じて追求し続けたピアノ・ソナタ。その中から全3楽章が全て長調の、アマチュアピアニストであった18歳の令嬢の為に書かれたソナタ13番イ長調。愛らしく生命感に溢れた、シューベルトの青春の歌とも言えるコンパクトにまとめられたピアノ・ソナタ。
 2つ目は小品におけるシューベルトの天才が遺憾無く発揮された有名な即興曲集作品90。ボヘミアの作曲家、ヴォルジーシェクが初めて用いた即興曲というタイトルのもと、シューベルトの楽想が長調と単調が絶妙なバランス、コントラストを見せながら縦横無尽に展開された作品。
 最後は後にフランツ・リストが画期的な一楽章ソナタを書く先駆けとなった、ピアノ音楽史上最も重要な作品の一つであるさすらい人幻想曲。シューベルトが初期の頃から好んで用いた幻想曲というタイトルのもとに、本来であれば4楽章のピアノ・ソナタの形の曲が、彼の歌曲「さすらい人」のテーマによって展開された連続した1楽章にまとめられた正に天才的な作品。
 以上のようなシューベルトのピアノ音楽の魅力が凝縮されたCDである。

 ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ、指揮、作曲):
  アルメニア、エレヴァン生まれ。幼少よりピアノの勉強および作曲を始める。旧ソ連邦で数々のコンサートを行い、その後はパリ音楽院でジャック・ルヴィエに師事し1996年にピアノのプルミェ・プリ獲得。その非凡な才能をフランスの著名な現代作曲家、エリック・タンギーとヴァイオリンの巨匠、イヴリー・ギトリスに見いだされ楽壇デビュー。タンギーからはピアノ・ソナタ第2番を献呈されCDも録音。ル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しでその才能を絶賛。ギトリスとは最も信頼出来るピアニストとして10年以上にわたり共演し、毎年のように日本で演奏を行う。
 指揮者としても優れた才能を示し、現在はフランス、ノルマンディーのカーン市交響楽団の常任指揮者・音楽監督を務める。パリを拠点にフランス国立管弦楽団、プラハ放送管弦楽団などをはじめヨーロッパ各地の有名なオーケストラで客演し、日本ではNHK交響楽団などを指揮する。ピアノ・ソロ、室内楽、歌曲の伴奏と多忙な音楽活動を展開している。作曲家としても「アルメニア作品集」のCDの中で自らの作品を演奏している。現在迄にリリースしたCDは10枚以上。





<映像>

 

DYNAMIC(映像)

DYNDVD37822
(2DVD)
\4200→\3790
※CD同時発売
ルイージ(指揮)&フィレンツェ五月祭
 ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ファヴォリート》(フランス語歌唱)

 アルフォンス・ロワイエ、ギュスターヴ・ヴァエーズ、
 ウジェーヌ・スクリーヴ:台本
レオノール:アルフォンソ王の愛人…ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
フェルナン:修道士見習い…チェルソ・アルベーロ(テノール)
アルフォンス11世:カスティーリャ王…マッティア・オリヴィエリ(バリトン)
バルタザール…ウーゴ・グァリアルド(バス)
ドン・ガスパール…マヌエラ・アマティ(テノール)
イネス…フランチェスカ・ロンガーリ(ソプラノ) 他

ファビオ・ルイージ(指揮)
フィレンツェ五月祭管弦楽団
アリエル・ガルシア=バルデス(演出)
デレク・ギンペル(演出協力)
ジャン=ピエール・ヴェルジエ(装置&衣装)
ドミニク・ボリーニ(照明)


DYNBRD57822
(Blu−ray)
\4600→\4190
※CD同時発売
 修道士見習いフェルナンは、教会に祈りに来た女性(レオノール)に恋をします。しかし彼女は時の王、アルフォンス11世の愛人でした。フェルナンは修道院を追放されても恋心を捨てられません。彼女の身分を知らないフェルナンは直接会いに行き、本心を伝えますが、はっきりと拒絶されてしまいます。レオノールの愛を手に入れるために彼が取った行動は・・・
 14世紀のカスティーリャに実在した人物たちの愛憎が鮮烈に描かれたドニゼッティの歌劇《ファヴォリート-お気に入り(愛人の意味)》は1840年、パリ・オペラ座で初演され、のちにイタリア語へと翻訳されました。許されぬ恋に翻弄される若き修道士フェルナンが物語の鍵を握りますが、この上演ではスペイン生まれのテノール、チェルソ・アルベーロの素晴らしい演技力、レオノール役のシメオーニの情感に富む歌唱、アルフォンス王役オリヴィエリの愛に悩みながらも威厳を保つ姿などが強烈な印象を残します。
 全編に漲る激しくも美しい音楽を名指揮者ファビオ・ルイージのタクトが見事にまとめ上げます。

 2018年2月 フィレンツェ五月祭 フィレンツェ歌劇場
 収録時間:156分 音声:フランス語歌唱     ステレオ2.0/DD5.1(DVD)     ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・2層 50GB 1080i  High Definition

試聴→https://www.youtube.com/watch?v=5hm_tk0YgFw&feature=youtu.be





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EURO ARTS(映像)



20 64828
(2DVD)
¥5600→\5190
クルレンツィス!マドリード王立劇場
  チャイコフスキー:歌劇『イオランタ』
   イオランタ:エカテリーナ・シェルバチェンコ(ソプラノ)
   ヴォルテモン:パヴェル・ツェルノフ(テノール)
   レネ王:ドミトリー・ウリアノフ(バス)
   医師イブン・ハキア:ウィラード・ホワイト(バリトン)
   ロベルト:アレクセイ・マルコフ(バリトン)
   ベルトラン:パヴェル・クディノフ(バス)
   アルメリク:ヴァシリー・エフィノフ(テノール)
   マルタ:エカテリーナ・セメンチュク(アルト)
   ラウラ:レティティア・シングレトン(メゾ・ソプラノ)
  ストラヴィンスキー:メロドラマ『ペルセフォーヌ』
   ペルセフォネ:ドミニク・ブラン(語り)
   エウモルフェ:ポール・グローヴス(テノール)
   アムリタ・パフォーミング・アーツ(ダンス)
   ヤング・シンガース・オブ・ザ・JORCAM
  特典映像:『光を探して:イオランタとペルセフォネについての洞察』
マドリード王立劇場管&合唱団
テオドール・クルレンツィス(指揮)
演出・映像:ディレクター:ピーター・セラーズ/
装置:ゲオルギー・ツィーピン/
衣装:マーティン・パクレディナス&ヘレン・シーブリッツ/
照明:ジェームズ・F・インガリス
 ピーター・セラーズ演出、テオドール・クルレンツィス指揮によるチャイコフスキーの「イオランタ」

 収録:2012 年1 月、スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:LPCM ステレオ、DTS5.0、原語:ロシア語(イオランタ)、フランス語(ペルセフォーヌ)、字幕:英独仏伊西、200分(イオランタ:105分/ ペルセフォーヌ:55分)

 2012 年1 月にマドリード王立劇場で上演されたピーター・セラーズ演出、テオドール・クルレンツィス指揮によるチャイコフスキーの「イオランタ」。
 盲目の美しい王女イオランタが愛する人ヴォルテモンと出会い、手術を受け目が見えるようになるまでを描いた作品。イオランタの心情を描くチャイコフスキーの音楽を、クルレンツィスの説得力のある指揮、さらにピーター・セラーズによる、盲目のイオランタが見る世界と、光を得たイオランタの輝かしい世界の対比が見事な舞台です。
 ストラヴィンスキーが1933 年から1934 年にかけて作曲(1949 年に改訂)したフランス語のメロドラマ『ペルセフォーヌ』は、テノール独唱、女性の語り、混声合唱、児童合唱、そしてオーケストラのために書かれ、第1 場『誘拐されるペルセフォーヌ』、第2 場『地下世界のペルセフォーヌ』、第3 場『再生したペルセフォーヌ』の3 場構成で“もう一つの『春の祭典』” ともいわれます。バレエと歌手の独特の世界が舞台上で展開されます。




NAXOS(映像)

2.110563
(DVD)
\3800
マスネ(1842-1912):歌劇《サンドリヨン》4幕
 アンリ・カーン 台本/シャルル・ペローの童話「シンデレラ」原作
サンドリヨン…キム=リリアン・ストレーベル(ソプラノ)
ド・ラ・アルティエール夫人…アニヤ・ユング(コントラルト)
シャルマン王子…アナト・チャルニー(メゾ・ソプラノ)
名づけ親の妖精…カタリナ・メルニコヴァ(ソプラノ)
ノエミ…イリナ=パク・ユンハエ(ソプラノ)
ドロテ…シルヴィア・レガッツォ(メゾ・ソプラノ)
パンドルフ…ホアン・オロスコ(バリトン)
王…ヤン・ヨンソー(バリトン)
儀典長…セキグチ・ナオシ(バス)
大学長…ロベルト・ジョンフリッド(テノール)
総理大臣…パスカル・フーフシュミット(バリトン)

ファブリス・ボロン(指揮)
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
バルバラ・ムンデル&オルガ・モッタ(演出)
グラアム・スミス(振付)
オルガ・モッタ(装置&衣装)
ドロテー・ホフ(照明)
ハイコ・ヴォス(進行)
ティツィアーノ・マンシーニ(映像監督)

NBD0079V
(Blu−ray)
\3800
 1894年、マスネは、以前から協力関係にあった台本作家カーンとともに新しいオペラの作曲を構想します。有名なペローの「シンデレラ」を元にしたおとぎ話で、実は作品の雰囲気が先行して初演されたフンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》と似ていたため、二人は一旦計画を反故にしようとしましたが、結局は《サンドリヨン(シンデレラ)》として完成。1899年の初演時には大成功を収めました。同じシンデレラを題材としたオペラでもリリカルなロッシーニの《チェネレントラ》とは異なり、妖精が闊歩する幻想的な世界を彩るのは、フランス的な軽快さとワーグナー風の重厚な響きが交錯する音の世界によるもの。時には繊細、時には濃厚な音楽に乗って、ムンデルとモッタの演出による、ウイットに富んだ夢のような舞台が繰り広げられます。主役を歌うストレーベルの可憐な演技も出色です。

 2017年4月30日&5月4日 フライブルク劇場

 収録時間:139分 音声:フランス語歌唱     ステレオ2.0/DD5.1(DVD)    ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
   字幕:日本語・フランス語・英語・ドイツ語・韓国語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・2層 50GB 1080i  High Definition




OPUS ARTE(映像)


OA1275BD
(5DVD)
\4700
モーツァルト(1756-1791):ダ・ポンテ・オペラBOX
ロイヤル・オペラ
 ◎歌劇《フィガロの結婚》全曲
  フィガロ…アーウィン・シュロット(バス・バリトン)
  スザンナ…ミア・パーション(ソプラノ)
  アルマヴィーヴァ伯爵…ジェラルド・フィンリー(バリトン)
  アルマヴィーヴァ伯爵夫人…ドロテア・レッシュマン(ソプラノ)
  バルトロ…ジョナサン・ヴェイラ(バス) 他
  アントニオ・パッパーノ(指揮)
  コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
  デイヴィッド・マクヴィカー(演出)
  タニア・マッコーリン(美術・衣裳)
  ポーレ・コンスタブル(照明)
  レア・ハウスマン(演出補)
   2006年2月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ収録
 ロイヤル・オペラによるモーツァルト生誕250周年の目玉として上演されたのが、この『フィガロの結婚』。オペラ指揮者として着実にその頂点を極めつつあるパッパーノ、現在もっとも英国で人気の高い演出家マクヴィカー、フィガロを歌うシュロットを始め、高度な歌唱と演技力を備えた歌手を配し、万全の体制で臨んだ演奏です。

 ◎歌劇《ドン・ジョヴァンニ》全曲
  ドン・ジョヴァンニ…マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)
  レポレッロ…アレックス・エスポジト(バス)
  騎士団管区長…アレクサンドル・ツィムバリュク(バス)
  ドンナ・エルヴィーラ…ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
  ドン・オッターヴィオ…アントニオ・ポーリ(テノール)
  ドンナ・アンナ…マリン・ビストレム(ソプラノ)他
  ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
  コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
  カスパー・ホルテン(演出)
  エス・デヴリン(装置)
  アニャ・バング・クラフ(衣装)
  ブルーノ・ポエット(照明)
   2014年2月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ収録
 プロジェクションマッピングを大胆に使ったユニークなホルテンの演出が話題になった舞台。ドン・ジョヴァンニを歌うポーランド出身のマリウシュ・クヴィエチェンは、容姿・歌ともにドン・ジョヴァンニにふさわしいバリトン歌手として認められており、他の出演者も素晴らしい歌唱を披露しています。ルイゾッティの指揮は現代のモーツァルト受容を反映した軽快さが快適です。

 ◎歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》全曲
  フィオルディリージ…コリンヌ・ウィンターズ(ソプラノ)
  ドラベッラ…アンジェラ・ブラウアー(メゾ・ソプラノ)
  フェルランド…ダニエル・ベーレ(テノール)
  グリエルモ…アレッシオ・アルドゥイーニ(バス)
  ドン・アルフォンソ…ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バス)
  デスピーナ…サビーナ・プエルトラス(ソプラノ)
  セミヨン・ビシュコフ(指揮)
  コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
  ヤン・フィリップ・グローガー(演出)
  ベン・バウアー(装置)
  カリン・ジュド(衣装)
  ベルント・プルクラベク(照明)
  カタリーナ・ヨーン(物語進行)
   2016年  コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ収録
 ドイツの新進気鋭の演出家ヤン・フィリップ・グローガーによる遊び心溢れる《コジ・ファン・トゥッテ》。
 2016年ロイヤル・オペラでのニュー・プロダクションは、巨匠ビシュコフが初めてこの作品を指揮したことで話題となりました。
 アンサンブル・オペラとして知られるこの作品に起用されたのは、ウィンターズ、ブラウアー、ベーレ、アルドゥーニといった現在、人気上昇中の若手歌手たち。それぞれ期待に違わぬ歌唱を披露し、2組のカップルが織りなす恋愛喜劇を見事に表現しています。

特典映像:
 ドキュメンタリー・フィルム(フィガロ/ドン・ジョヴァンニ/コジ)
 キャスト・ギャラリー(フィガロ/コジ)
 ディレクターズ・コメンタリー(ドン・ジョヴァンニ)
 あらすじ説明(フィガロ)

収録時間:
 184分+18分…フィガロの結婚
 182分+10分…ドン・ジョヴァンニ
 184分+8分…コジ・ファン・トゥッテ
 音声:イタリア語歌唱
      ステレオ2.0/DD5.1(DVD)
      ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
  
OABD7251BD
(4Blu−ray)
\5400
 ロレンツォ・ダ・ポンテによる自由奔放な物語にモーツァルトがつけた崇高な音楽。この3つの歌劇にはユーモア、ロマンス、ドラマが詰まっています。
 このBOXにはロイヤル・オペラで上演された話題の舞台が収録されています。
 字幕:
  日本語・英語・フランス語・ドイツ語…ドン・ジョヴァンニ
  英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語…フィガロの結婚
  日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語…コジ・ファン・トゥッテ

 画面:16:9
 REGION All(Code:0)
 DVD…片面2層ディスク×3,片面単層ディスク×2
 Blu-ray・・・2層 50GB 1080i  High Definition




TAFELMUSIK(映像+CD)


TMK-1031
(CD+DVD)
\5100
LE MOZART NOIR 黒いモーツァルト
【DVD】
 「黒いモーツァルト」
  ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799)の生涯と音楽
 レイモン・サン=ジャン監督
  1.序章
  2.幼年時代
  3.音楽への回帰
  4.マリー・ジョセフ
  5.悲劇
  6.歌姫たち
  7.フランス革命
  8.終章
サン=ジョルジュ…ケンドル・ナイト
若き日のサン=ジョルジュ…マーカス・ジョンソン
彼の父…ドン・フィオーレ
彼の母…マルシア・ブラケット
オルレアン公…マシュー・ホプキンズ
マリー・ジョセフ…ケイト・シューラー
R.H.トムソン…ナレーター 他
ジーン・ラモン(指揮)/
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
【CD】
 サン=ジョルジュ:
  オペラ・バレ《名もなき恋人》(1780)より
   1-3.序曲(交響曲 ニ長調 Op.11-2として出版)
   4.コントルダンス
   5.バレ 第1番
   6.バレ 第6番
  7-9.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-1(1774)
  10-12.交響曲 ト長調 Op.11-1(1779)
 13.ルクレール(1697-1764):
   ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 OP.10-4(1745)-アレグロ
 14-17.ゴセック(1734-1829):
   交響曲 ニ長調 Op.5-5「パストレッラ」(1761-1762頃)
    録音:
      2002年5月30日-6月1日
      Humbercrest United Church, Toronto
ジュヌヴィエーヴ・ジラルドー(ヴァイオリン・ソロ)…13
ジーン・ラモン(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
 18世紀フランスで活躍したヴァイオリニスト、作曲家サン=ジョルジュ。父はプランテーション(大規模農園)を営む地主、母はプランテーションで奴隷として働いていたウォロフ族出身の女性であり、優れた音楽の才能を持っていましたが、母の血をひいた証である黒い肌のため、当時は大変な苦労を強いられたようです。
 彼は、ルクレールにヴァイオリン、ゴセックに作曲を師事、当時フランスで活動していたオーケストラ「コンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピック」のコンサートマスターを務め、ハイドンに「パリ交響曲」の作曲を依頼するなど目覚ましい活躍をしましたが、ルイ16世のヴェルサイユ王室楽団のディレクターに指名された際、激しい人種差別を受け、断念せざるを得ませんでした。
 またフランス革命勃発時には1000人の黒人兵士を率い、戦闘に参加するも、結局は軍を追われます。古典派の様式に則った作風から「黒いモーツァルト」と呼ばれるサン=ジョルジュ、その波乱万丈な生涯を、映像では前述のエピソードも交えながら丁寧に解き明かしていきます。
 音楽を担当しているのはターフェルムジーク・バロック管弦楽団で、サン=ジョルジュの代表作「ヴァイオリン協奏曲」を始め、師ルクレールやゴセックの作品も網羅。興味ある映像に仕上がっています。
 付属のCDでは使用された音楽全曲をお楽しみいただけます。

 

TMK-1035
(CD+DVD)
\5100
Tales of Two Cities 2つの都市での物語
ライプツィヒとダマスカスのコーヒーハウス

【DVD】
2つの都市での物語
 1.オープニング・クレジット/序曲
 2.中東からヴェネツィアとパリへのコーヒーの旅
 3.ライプツィヒにコーヒーがやってきた
 4.コーヒーハウス
 5.ライプツィヒでの物語
 6.ダマスカスでの物語
 7.2つの都市の現在
 8.クレジット
  ゴードン・ヘンダーソン(演出・プロデューサー)
《ボーナス映像》
 ・ドレスデンのダマスカス・ルーム復刻-シュタートリヒェ・クンストザムルンゲンにて
 ・リハーサル&レコーディング風景…
  テレマン:序曲 ニ長調
  リュリ:シャコンヌ
  伝承曲/テレマン:Tala’a Min Beyt Abouha/協奏曲 TWV52:31-リトルネッロ
  J.S.バッハ:シンフォニアのマルチカメラ映像
トリオ・アラビカ(アンサンブル)
【メンバー】
マリエム・トラー(歌・クァヌン)
ナイメー・ファラーマンド(パーカッション)
デメルティ・パツァラキス(オウド)
【CD】
 1.テレマン:序曲 ニ長調 TWV55:D18(ターフェルムジーク編)
 2.伝承曲:Badat Min al Khidri
 3.伝承曲:Yamul ‘Uyoun Issoud
 4.モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》第2幕-リトルネッロ
 5.オマール・アル=バシャ:Ya Malikan
 6.リュリ:歌劇《カドモスとハルモニア》-シャコンヌ
 7-8.テレマン:4台のヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV40:201-
   Largo/Vivace
 9.ヘンデル:ソナタ ト短調 OP.2-5-Allegro
 10.テレマン:ヴィオラ協奏曲 ト長調-Presto
 11.イェール・ストローム:Tish Nign(原曲:18世紀クレズマーの作品)
 12.伝承曲:Dulab Bayat
 13.ヘンデル/伝承曲:合奏協奏曲 Op.6-6-ミュゼット/Darij Bayat
 14.ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-5-Allegro
 15.トレッリ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.8-9-Allegro
 16-17.テレマン:組曲ト長調「ドン・キホーテ」より
    ロシナンテのギャロップ/風車への攻撃
 18.テレマン:食卓の音楽 第3集-終曲
 19.J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248-シンフォニア
 20.モハメド・アル=クァサブジ:Zikrayati
 21.シーク・アブル・エラ・モハメド:Afdihi in Hafidhal Hawa Ow Diya’a
 22.シーク・アブル・エラ・モハメド:パーカッション・インプロヴィゼーション
 23.J.S.バッハ:この同じ安息日の夕べに BWV42-Adagio(ターフェルムジーク編)
 24.伝承曲/テレマン:Tala’a Min Beyt Abouha/協奏曲 TWV52:31-リトルネッロ
  録音 2016年9月30日-10月1日
   Grace Church on-the-Hill in Toronto, Canada
トリオ・アラビカ(アンサンブル)
ジーン・ラモン(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
 17世紀初頭のヨーロッパでは「珍奇な飲料」として知られていたコーヒー。しかし当時のローマ教皇クレメンス8世が香りと味に魅了され、飲用を公認したことから、ヴェネツィアの商人を介してヨーロッパ中に広まっていきます。
 まずはロンドン、パリで流行し、その次にフランス、そしてドイツにも流行が伝播しました。ライプツィヒでも大流行し、コーヒーハウスではマイセンのカップでコーヒーが供されました。
 バッハもコーヒーの魅力に取りつかれた一人。オスマントルコ由来の飲み物は人々の心を瞬く間に捉えたのです。
 ターフェルムジーク・バロック管弦楽団のメンバーは、ドレスデンの民族博物館に所蔵されているダマスカスの絶妙な色合いのパネルからインスパイアされ、ヨーロッパとオスマントルコの文化交流についてのコンサートを開催しました。
 彼らはアラブの音楽家たちによるアンサンブル「トリオ・アラビカ」と共演、当時のカフェで流れていたであろう音楽を聴かせます。
 また、彼らはカナダのでもこのコンセプトに基づくコンサートを行い、2016年のベスト・コンサートに選ばれるほど高い評価を受けました。
 映像は「アガ・カーン博物館」(カナダ最高のイスラム文化博物館)で収録されており、イスラム文化に触れる良い機会にもなっています。

 DVD収録時間:97分 音声:英語    ステレオ2.0/DD5.1(DVD)   字幕:なし 画面:16:9 REGION All(Code:0) 収録 2016年12月8.9日 Aga Khan Museum in Toronto, Canada

 アーロン・ナシュマン&マリエム・トラー…ナレーター













8/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALBA



ABCD 410
¥2300→\2090
シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜
 ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982)ピアノ三重奏曲
 
『フィンランド・ヴァイオリン音楽』

  ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):ピアノ三重奏曲(1925)*
 エルッキ・メラルティン(1875-1937):弦楽三重奏曲 Op.133 **
 ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):
  ヴァイオリンとピアノのための作品集 Op.18(1920/1923)
   【バラード/カンツォネッタ/舟歌/詩】、
   ミスミソウ(1943)(ヴァイオリンとピアノのための)
KAAÅS トリオ *
 【アンネマリー・オーストレム
   (ヴァイオリン)、
  ティーナ・カラコルピ(ピアノ)、
  ウッラ・ラムペラ(チェロ)】
アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)**
トマス・ヌニェス=ガルセス(チェロ)**
 フィンランドの女流ヴァイオリニスト、オーストレムが弾く世界初録音のフィンランド・ヴァイオリン作品集

 録音:2017 年1 月14 日-15 日、28 日-29 日 セッポ・キマネン・ホール(カウニアイネン、フィンランド)/56’12
 制作:ソニヤ・フレキ、トゥーマス・ユプショーバッカ、シリヤマリ・ヘイキンヘイモ/録音:マッティ・ヘイノネン

 「1920 年代のフィンランド、シベリウスの陰でどんなヴァイオリン音楽が作られていたか?」。

 シベリウス・アカデミーの博士課程で学んだヴァイオリニスト、アンネマリー・オーストレム(1977-)のアルバム第2 作では、当時主流だった音楽スタイルの作品が4 曲、演奏されます。
 番号付き交響曲を3 曲作った、フィンランドで最初の女性交響曲作家ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982)のピアノ三重奏曲は、「アレグロ・コン・フォーコ」と「ラルゴ−アレグロ−ラルゴ」の2 楽章で構成された、保守的な様式を基本にポリフォニーと半音階のスタイルも取り入れた後期ロマンティシズムの情熱的な音楽とみなされる作品。シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜を KAAAS トリオが発見し、第1 稿と第2 稿を組み合わせて演奏しています。

 彼女が作曲を学んだエルッキ・メラルティン(1875-1937)は、交響曲6 曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、バレエ、オペラと多ジャンルの音楽を後期ロマンティシズム、印象主義、表現主義と幅広いスタイルで作曲しました。
 弦楽三重奏曲は、ロマンティックなスタイルで書かれた4 つの弦楽四重奏曲の後、1920 年代初期の作品と推測されています。「アンダンテ−アレグロ」「アンダンテ・フネーブル(葬送のアンダンテ)」「プレスト」「終曲−ヴィヴァーチェ」の4 楽章で書かれ、明確な調性のあるスタイルからモダニストの要素まで取り入れた、めまぐるしく気分が変化する作品です。

 ヴァイノ・ライティオ(1891-1945)は、アーレ・メリカントとともに改革者として1920 年代フィンランドの音楽シーンに登場しました。
 《ヴァイオリンとピアノのための作品集》は、彼が表現主義的な管弦楽曲を主に手がけていた時期に作曲されたモダニズム的手法による多面的気分の音楽。《ミスミソウ》は、優しい雰囲気を漂わせる小品です。

 


ABCD 412
(SACD HYBRID)
¥2300
『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』
 ドメニコ・ガブリエッリ(1651/59-1690):
  ・チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第1版)
  ・2つのチェロのためのカノン ニ長調
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第7番 ニ短調
  ・チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第2番 イ短調
  ・チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第2版)
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第3番 ニ長調
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第1番 ト短調
 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
  チェロと通奏低音のためのソナタ第2番 ハ短調
 D・ガブリエッリ:無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第4番 変ホ長調
 A・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ第3番 ハ長調
 D・ガブリエッリ:
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第6番 ト長調
  ・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第5番 ハ長調
 A・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ第1番 ニ短調
グアダルーペ・ロペス・イニゲス
 (バロック・チェロ)
通奏低音
 【マルック・ルオラヤン=ミッコラ
   (バロック・チェロ)、
  オッリ・ヒューリュネン
   (バロックギター/ アーチリュート)、
  ラウリ・ホンカヴィルタ(チェンバロ)】
 フィンランドの活躍するスペイン人、バロック・チェロ奏者ロペス・イニゲスによるガブリエッリ、スカルラッティ

 [楽器 Lopez Iniguez: baroque chello by Claude Pieray(Paris 1725)、Luolajan-Mikkola: baroque cello by Barak Norman(London c.1700)、Hyyrynen: baroque guitar after a Roman model by Giovanni Tester from 1620s built by Ivo Magherini(Bremen 2006)、Honkavirta: Flemish harpsichord by Henk van Schevikhoven(Pornainen c.1993)]
 録音:2016 年11 月7 日-8 日、2017 年6 月5 日-7 日 聖ラウレンティウス教会(ヴァンター、フィンランド)/5.0 multichannel/stereo、74’54
 制作・録音:ミッコ・ムルトニエミ

 グアダルーペ・ロペス・イニゲス(1983-)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを活動の拠点とするスペインの音楽家。音楽修士号と心理学の博士号をもち、バロック・チェロのソリストとしてフェスティヴァルなどに出演しながら、芸術面と科学面からクラシカル音楽と演奏について総体的な研究を続けています。
 彼女のデビューアルバム。イタリア・バロック期の作曲家ふたり、チェロのヴィルトゥオーゾとして名声を博し、無伴奏チェロの最初期の作品を書いたドメニコ・ガブリエッリと、オペラと室内カンタータで知られるアレッサンドロ・スカルラッティのチェロのための音楽。ふたりの作品との出会い、演奏に使った楽譜、解釈などについて、ロペス・イニゲスの書いた詳細なライナーノートがブックレットに載せられています(英語、スペイン語、フィンランド語)。
 ファンタズムやベルゲン・バロックへの参加でも知られるマルック・ルオラヤン=ミッコラ(1957-)を中心とするグループが通奏低音で共演。

 

ABCD 413
¥2300
『孤独の歌』
 オウティ・タルキアイネン(1985-):無言歌(Sans paroles)
  (2012)(ソロ・クラリネットのための) 
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  鳥たちの深淵(1941)(《時の終わりのための四重奏曲から》
 スティーヴ・ライヒ(1936-):ニューヨーク・カウンターポイント
  (1985)(クラリネットと10のテープ録音のための)
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  リート(1983)、セクエンツァ第9a(1980)
 フランコ・ドナトーニ(1927-2000):Clair (I 1980)
ラウリ・サッリネン(クラリネット)
 フィンランドのクラリネットの名手、ラウリ・サッリネンによる20 世紀作品集

 録音:2017 年1 月16 日-20 日 オラリ教会(エスポー、フィンランド)/56’06
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール

 ラウリ・サッリネン(1982-)は、フィンランドのクフモ生まれ。シベリウス・アカデミーのカリ・クリークとフランソワ・バンダ、マンハッタン音楽学校のチャールズ・ナイディックに学びました。
 アヴァンティ!室内管弦楽団、ラップランド室内管弦楽団など、フィンランド国内のオーケストラに客演、ヘルシンキのウーシンタ・アンサンブル、オスロのアンサンブル・テンポルムとミクロアンサンブルと共演、オスロのウルティマやニューヨークの MATA などの現代音楽フェスティヴァル、クフモ室内楽フェスティヴァルに参加してきました。『孤独の歌』が、デビューアルバム。
 「ノスタルジア(リート)、憧れ(無言歌)、暗闇と希望(鳥たちの深淵)、光(Clair)、他者あるいはその他の何かとのコミュニケーション(ニューヨーク・カウンターポイント)」を彼に語りかけてきた曲と「自己探求と発見、抽象的な孤独を打倒するか是認するための旅」と彼が考えるベリオの《セクエンツァ》。
 オウティ・タルキアイネン(1985-)は、シベリウス・アカデミーのジャズ科、マイアミ大学、ギルドホール音楽演劇学校で学び、主にジャズの作曲家、指揮者として活動しています。彼女からサッリネンに献呈された「驚くほど美しいカンタービレ」のページをもつ《無言歌》は、2012 年5 月、ヘルシンキ・ミュージックセンターで行われたデビュー・コンサートで初演された作品です。

 


ABCD 414
(SACD HYBRID)
¥2300
『オストロボスニア室内管弦楽団と指揮者ユハ・カンガスに捧ぐ』
 カレヴィ・アホ(1949-):室内交響曲第3番(1995-96)
  (弦楽オーケストラとアルトサックスのための)
 オヌテ・ナルブタイテ(1956-):
  Was there a butterfly? (そこに蝶々はいたの?)
   (2013)(弦楽オーケストラのための)
 エルッキ・サルメンハーラ(1941-2002):
  エレジア II(1963)(二重弦楽四重奏のため)、
  エレジア V(1995)(弦楽オーケストラと鐘のための)
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):
  カント V《光の中心へ》(2011)(弦楽オーケストラのための)
 ペーテリス・ヴァスクス(1946-):ムジカ・セレーナ(2015)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮)
 ユハ・カンガス&オストロボスニア室内管、に捧げられた作品集

 録音:2015 年5 月27 日、2016 年5 月30 日-31 日、6 月2 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、61’19
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール

 オストロボスニア室内管弦楽団とユハ・カンガス(1945-)のための作品集。
 カレヴィ・アホ(1949-)の《“…frozen are the restless waters”》(凍りし、せわしなき流れ)は、20 人の弦楽器奏者とジョン・エドワード・ケリー(1958-2015)のアルトサックス・ソロのために書かれました。「旋律がオリエント絨毯の装飾パターンのように織りこまれたアラビア音楽」からインスピレーションを得た手法を取り入れ、トゥオマス・アンハヴァが訳した日本の短歌のフレーズを副題にしています。リトアニアのオヌテ・ナルブタイテ(1956-)の《Was there a butterfly》(そこに蝶々はいたの?)は、「神秘の息、プシケの影」をイメージながら書いたという作品です。
 ヨーナス・コッコネンとジェルジュ・リゲティに学んだエルッキ・サルメンハーラ(1941-2002)は、1960 年代から作曲を始めた作曲した一連の「エレジア(悲歌)」の2 曲。ホールの異なる場所に配置された2 組の弦楽四重奏により演奏される、ドラマティックな緊張をはらんだ《エレジア II》と、深い悲しみを簡潔な語法で表現した《エレジア V》。
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016)の《光の中心へ》は、「新しい千年紀から9 年、10 年の間に浮かんできた、メロディとハーモニーのちょっとした楽想」を展開させた「カント(歌)」の第5 作です。ラトビアのペーテリス・ヴァスクス(1946-)も長年に渡りオストロボスニア室内管弦楽団と共同作業をつづけてきた作曲家のひとり。
 人生の流れを音楽に映した《ムジカ・セレーナ》(穏やかな音楽)は、ユハ・カンガスの70 歳の誕生日プレゼントとして書かれました。

 

ABCD 415
¥2300
『詩を超えたところに』
 オウティ・タルキアイネン(1985-):室内楽のための音楽
  ・3つの詩(2013)(弦楽四重奏のための)【幻/欲求/依存】
  ・無言歌(2012)(クラリネットのための)
  ・石が裂けるまで(2008)(ヴァイオリンのための)
  ・ボードレールの歌(2009-13)(ソプラノとピアノのための)
   【アルバトロス/深淵/強迫観念】
  ・汝の言葉、石に隠れ(2011)(チェロのための)
  ・沈黙する森の中へ(2012)
   (ソプラノ、クラリネット、チェロとピアノのためのモノドラマ)
  ・…そして彼らは歌い出す(2015)(アコーディオンのための)
カムス四重奏団
 【テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)、
  ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)、
  ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)、
  ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)】
ラウリ・サッリネン(クラリネット)
マリア・プーサーリ(ヴァイオリン)
トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ)
エミール・ホルムストレム(ピアノ)
マルクス・ホホティ(チェロ)
ヴェリ・クヤラ(アコーディオン)
 フィンランドの若手作曲家、タルキアイネンの室内楽作品集

 録音:2017 年2 月22 日-24 日 セッロサリ(エスポー)、5 月9 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/73’29
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール

 オウティ・タルキアイネン(1985-)は、フィンランドのもっとも新しい世代の作曲家のひとり。インスピレーションを与えつづけているというラップランドのロヴァニエミに生まれ、作曲をシベリウス・アカデミーのハメーンニエミとプーマラ、マイアミ大学のロン・ミラー、ギルドホール音楽演劇学校のマルコム・シンガーに学びました。
 「モダニスト陣営に片足、もう一方の足をジャズ陣営に置いた」活動を行い、ノルボッテン・ビッグバンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めています。3 つのオーケストラの委嘱で作曲した、サーミの詩による歌曲集《大地、春の娘》が現在の代表作とされています。『詩を超えたところに』は、コンテンポラリー・ミュージック作曲家としての最初のポートレート・アルバムです。弦楽四重奏のための《3 つの詩》は、ボードレールの詩に基づく「束の間の時を色彩に浸し満たした、視覚イメージを喚起させる三部作」。「声」の表現性を追求して作った《ボードレールの歌》。
 《石が裂けるまで》は、シルッカ・トゥルッカの詩によるヴァイオリン・ソロのための「ある種のモダン哀歌」。同世代のクラリネット奏者ラウリ・サッリネン(1982-)が、ポートレート・アルバム『孤独の歌』でも演奏した《無言歌》。チェロのソロによる《汝の言葉、石に隠れ》。
 《沈黙する森の中へ》は、エーヴァ=リーサ・マンネルとシルッカ・トゥルッカの詩による「ビッグバンドとメゾソプラノのためのモノドラマ」の室内楽バージョン。《…そして彼らは歌い出す》は、《大地、春の娘》のエピローグを基にアコーディオンのために書かれた作品です。

 

ABCD 416
¥2300
『北国』
 マシュー・ホイットール(1975-): 
  ・北国(ホルンと弦楽のためのアルバム)*
  ・ad puram annihilationem meam(2008)
   (混声合唱と打楽器のための儀式)**
  ・The return of light(2015)
   (混声合唱と管弦楽のための)**
トンミ・ヒュッティネン(ホルン)*
フィンランド放送交響楽団 *
イラリ・アンゲルヴォ(ヴァイオリン)*
ヘルシンキ室内合唱団 **/***
ユリア・ヘエーゲル(ソプラノ・ソロ)**
クロエ・デュフレーヌ(朗読)**
ジェームズ・カハネ(朗読)**
アンティ・スオランタ(打楽器)**
タピオラ・シンフォニエッタ
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
 カナダ系フィンランドの作曲家、マシュー・ホイットールの作品集

 録音:2016 年8 月22 日、23 日 ミュージックセンター(ヘルシンキ)(*)、2 月14 日 セッロサリ(エスポー)( **)、2015 年10 月31 日 タピオラホール(エスポー、フィンランド)(***)/71’25
 制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ(*)、マルック・ヴェイヨンスオ(*/****)
 録音:エンノ・マエメツ(*)、アヌ・ピュルッカネン(**)、マルック・ヴェイヨンスオ(***)

 カナダ系フィンランドの作曲家マシュー・ホイットールの作品集。
 《北国》は、彼の友人、フィンランド放送交響楽団のホルン奏者を務めるトンミ・ヒュッティネン(1977-)の委嘱を受け、コンチェルタンテ・スタイルによる「ホルンと弦楽のためのアルバム」として作曲されました。
 ホイットールは、カナダのピアニスト、グレン・グールドがラジオ放送のために制作した「孤独三部作」の『The Idea of the North』と、2007 年秋のアイスランド旅行から得た「北国」の地理的、情景的、心理的イメージをふくらませ、対照的な雰囲気の2 つの部分から成る作品としています。抒情と神秘の気分を漂わせて始まる第2 部の終わり近く、アイスランド伝承の《船乗りの賛歌》の「ナチュラルホルン」が引用されています。
 《ad puram annihilationem meam(このうえなく純粋な自己消滅に)》は、中世から現代までのフランス音楽による復活祭プログラムのためヘルシンキ室内合唱団のニルス・シュヴェケンディークの依頼で作曲されました。
 フランスのイエズス会司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(1881-1955)の『Le messe sur le monde(世界のミサ)』から採ったフランス語とラテン語のテクスト、グレゴリオ聖歌などキリスト教の典礼歌と、雅楽に影響された儀式の雰囲気を並置した音楽。日本の能を模したダンスの振付をダンサーでもあるニナ・ヒュヴァリネンが担当して初演が行われました。《The return of light(光の戻り)》もヘルシンキ室内合唱団の委嘱作です。タピオラ・シンフォニエッタとのコラボレーション10 周年記念のため「光明」をテーマにとり、「北極の長い冬の夜が終わり最初に現れる日の光」をイメージして作曲。声とオーケストラの楽器を対等に扱った「サウンドワールド」を作り上げています。


 [プロフィール]
  マシュー・ホイットール(1975-)は、カナダ生まれ、フィンランドの作曲家。モントリオールのヴァニア大学、マサチューセッツ大学アマスト校、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で学び、2001 年にヘルシンキに移ってシベリウス・アカデミーで博士号を取得しました。管弦楽、声楽、室内楽、器楽と多くの作品を発表。2004 年、トロント交響楽団の New Creation Competition で第1 位、2013 年、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの詩に作曲した《Dulcissima, clara, sonans》で Teosto(フィンランド著作権協会)賞を受賞しました。リスト=マッティ・マリンの委嘱で作曲したピアノ曲集《草の葉》3 巻(ABCD333)が Alba レーベルからリリースされています。





APARTE



AP 172
¥2600
V FOR VALSE
 ・リスト:
  メフィスト・ワルツ第1番、
  ウィーンの夜会
   (シューベルトの「ワルツ・カプリス」)S.427 R.252
 ・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
 ・チャイコフスキー:感傷的なワルツ(6つの小品 op.51より第6番)
 ・スクリャービン:ワルツ op.38
 ・ローゼンタール:
  ウィーンの謝肉祭〜J.シュトラウスの主題によるフモレスケ
 ・ラヴェル:ラ・ヴァルス(作曲者自身によるピアノ独奏版)
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)
 ギリシャ生まれのピアニストによる超絶技巧のワルツ集!

 録音:2017 年7 月

 1983 年、ギリシャ生まれのピアニスト、ヴァルヴァレソスによる、ワルツ集。
 リストによるデモーニッシュなワルツ、シューマンの憂鬱さも漂うワルツ、チャイコフスキーの悲しきエレガンスなど、ワルツというジャンルの多彩さを魅せてくれます。
 そしてローゼンタール!リストの弟子にして、ブラームスやJ. シュトラウスと友人でもあったローゼンタールによる超絶技巧を尽くしたJ. シュトラウスの主題による自由闊達かつ華やかな作品は注目です。ヴァルヴァレソスはジュリアード音楽院などで学び、2014 年ジョルジュ・エネスコ国際コンクールで第3 位に入賞しています。イキのよいリズム感とスケール感が持ち味です。

 


AP 187
¥2600
フランス国立管弦楽団首席クラリネット奏者、
 パトリック・メッシーナ

  ・ヤーン・ラーツ(b.1932):
   カレイドスコーピック・エチュード
    (万華鏡的練習曲)op.97(世界初録音)
  ・アルヴォ・ペルト(b.1935):モーツァルト-アダージョ
   (1992/ 2017年クラリネット用に編曲)
  ・ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
   「ひばりの音楽」〜レチタティーヴォとアリオーゾop.53
パトリック・メッシーナ(クラリネット)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
ファブリツィオ・キオヴェッタ(ピアノ)
 フランス国立管弦楽団首席クラリネット奏者、パトリック・メッシーナ

 クラリネット/ビュッフェ・クランポン‘ヴィンテージ’、チェロ/ 1725年製ストラディヴァリウス‘le Vaslin’、ピアノ/スタインウェイ
 録音:2017 年12 月、イタリア

 フランス国立管弦楽団の首席クラリネット奏者、メッシーナによる万華鏡のようなアルバムの登場。クラリネット、チェロ、ピアノという編成の3 作品です。
 ヤーン・ラーツの「カレイドスコーピック・エチュード」は世界初録音。ジャズ風な部分やライヒの初期のフェーズ・パターン的な部分、と思うと少しメロディックな部分ありと、様々な要素が次々と現れる作品です。
 ペルトの作品は、モーツァルトのピアノ・ソナタK.280 のアダージョにインスパイアされて書かれたもの。もとはピアノ三重奏曲の作品ですが、2017 年、クラリネットとチェロ、ピアノ用に新たに編曲されました。モーツァルトのアダージョ楽章の内的世界がこれでもかと拡大された、張り詰めた美しさ。この編成では世界初録音となります。
 グレツキの「ひばりの音楽」は終楽章でベートーヴェンのピアノ協奏曲第4 番冒頭の和音の動きを連想させる動きが様々に繰り返され、印象的です。
 パトリック・メッシーナ(クラリネット)/フランス、ニース生まれ。ニューヨークのイースト&ウェスト国際アーティスト・コンテス、ヒューストン・イマ・ホッグ・ナショナル・アーティスト・コンクールなど数々のコンクールで最優秀賞に輝き、1996 年からはレヴァイン率いるメトロポリタン歌劇場管弦楽団に定期的に出演。2003 年からはフランス国立管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めています。





BONGIOVANNI



GB 5200
¥2500
ブラームス:オルガン作品全集 アルトゥーロ・サケッティ(オルガン;1922年製ヴァルカー社)
 (1)前奏曲とフーガ イ短調(1856)
 (2)前奏曲とフーガ ト短調(1857)
 (3)フーガ 変イ短調(1856)
 (4)コラール前奏曲とフーガ イ短調『おお悲しみよ、心の苦しみよ』(1882)
 (5)- (15)11のコラール前奏曲 遺作(Op.122)
  【5.「わがイエス、われを導きたまえ」/6.「心から愛するイエス」/
   7.「おおこの世、私は去らねばならない」/8.「わが心の切なる喜び」/
   9.「おお愛する魂よ、汝を飾れ」/10.「おお、いかに喜びに満ちたるか汝ら信仰深き者」/
   11.「おお神よ、汝慈愛深き神よ」/12.「一輪のばらは咲きて」/13.「わが心の切なる願い」/
   14.「わが心の切なる願い」/15.「おおこの世、私は去らねばならない」】(1896)
 バッハへの敬愛をこめたブラームスのオルガン作品全集

 録音:1990 年1 月/ローマ、聖ジュゼッペ・デ・メローデ教会/59’34”

 ブラームスの作品を語るうえでオルガンのための作品を見逃すことはできません。当アルバムには名手アルトゥーロ・サケッティ演奏によるブラームスのオルガン作品全集が収められております。
 バッハの作品の虜になったブラームスはクララ・シューマンにオルガン曲を作曲するように勧められ、バッハの影響を多大に受けた対位法を用いた作品を残しました。
 特に1856 年作曲の「前奏曲とフーガ イ短調」は、バッハの同一調性の作品BWV543 の影響を色濃く呈しており、ブラームスの語り口・語法でありながらその陰には偉大なバッハの存在を感じることのできる実に華麗な作品です。
 1896 年、クララの死後、ブラームスは最愛のクララに対する思いと自身の死期への意識、さらに信仰心により再びバッハにたちかえり、11 のコラール前奏曲を作曲しました。
 「わが心の切なる喜び」、「おお愛する魂よ、汝を飾れ」など、バッハが作曲した同一のコラールを用いたこの前奏曲集はブラームスの最期のメッセージのようで、ことに終曲「おおこの世、私は去らねばならない」は心に染み入ります。
 

GB 2491
(2CD)
¥5000
ドニゼッティ充実の書法で描かれる悲劇の物語
 ドニゼッティ:歌劇『ルデンツ家のマリア』
マリア・ビッレーリ(Maria de Rudenz)
ダリオ・ソラーリ(Corrado Waldorf)
イヴァン・マグリ(Enrico)
ジルダ・フィウーメ(Matilde di Wolf)
ガブリエレ・サゴナ(Rambaldo)
フランチェスコ・コルティノーヴィス
 (Il cancelliere di Rudenz)
セバスティアーノ・ロッリ(指揮)
ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団
 録音:2013 年9 月20,22 日/ベルガモ、ドニゼッティ劇場(ライヴ)/60’09”、67’25’’

 『ランメルモールのルチア』の3 年後、1838 年に初演された3 幕のオペラ・セリアです。恋人をいとこに取られたマリアが、いとこを殺し自害するという悲劇の物語。
 喜ばしい場面の音楽もあれど、全体は短調の曲が多く、不安な弦のトレモロなども効果を上げています。
 
GB 2328
(2CD)
【再発売】
¥2500
貴重な録音が再発売
 ラウロ・ロッシ(1810-1885):歌劇『黒いドミノ』
キアラ・タイージ(Estella)
ルイス・ダマソ(Vittore)
マリオ・ブーダ(Butor)
ミケレ・ポルチェッリ(Adolfo)
アレッサンドラ・ザッパローリ(Paquita)
ブルーノ・アプレア(指揮)
オルケストラ・フィラルモニカ・マルチジャーナ
コーロ・リリコ・マルチジャーノ
 「ヴィンチェンツォ・ベッリーニ」
 録音:2001 年9 月28-30 日/イェージ、ペルゴレージ劇場(ライヴ)/60’33’’、73’10’’

 1849 年初演のオペラ。『黒いドミノ』というとウジェーヌ・スクリーブのテキストにオーベールが作曲した同名オペラ(1937 年初演)も知られていますが、こちらはその物語を下敷きとしつつフランチェスコ・ルビーノが新たに書いたテキストに対し作曲されたもの。
 ※既に同品番で発売されている音源ですが、バーコードを変更して1 枚価格での発売となります。



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DYNAMIC


パガニーニ作品全集



CDS-7734(40CD)\12000→\9990

 イタリアのレーベルDYNAMICより創立40周年を記念し、40枚組のパガニーニ作品全集が登場!
 レーベルの威信をかけて製作されたBOXには、パガニーニが実際に使用していたヴァイオリンを用いての演奏やパガニーニがヴァイオリンと同じように愛したギターのための作品、パガニーニに触発された作曲家たちのピアノ曲のほか、この全集のために新たに録音された作品などが広範囲に収録されています。
 アッカルド、リッチなどによる名手の録音からイタリアを代表する若手演奏家まで、素晴らしい演奏がお手頃価格で楽しめます。

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=xNJzFDfIfpo&feature=youtu.be

 ・・・BOXに寄せて・・・


  ダイナミック — イタリア・オペラとクラシック音楽をリードする音楽レーベルダイナミックは1978年に設立、ジェノヴァの市街地を見渡わたす閑静なリギの丘にあるヴィラ・クワルターラに本拠を置き、今年40周年を迎えるインディペンデント・レーベルです。
  当レーベルは幅広くクラシック音楽をカバーしていますが、その中心に18世紀、19世紀のイタリア、欧州のレパートリーを置き、とりわけオペラとヴァイオリン楽曲に焦点をあて、また有名作品に隠れた作品を「世界初収録」として紹介することにも力を注いできました。
  ダイナミックは、当初パガニーニの作品を初めて再評価したレーベルとして、その名を世界に知らしめましたが、近年、イタリアの音楽祭、歌劇場との密接なパートナーシップを通じて、オペラのジャンルでヴェルディ、ドニゼッティ、パチーニ、マスネ、マイヤベーア、チャイコフスキーらのあまり知られていない作品を、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場、マルティナ・フランカのイトリア谷音楽祭、サルディニアのカリアリ歌劇場などの有名な劇場で収録しています。
  ダイナミックのカタログは今や700点以上の規模を誇り毎年30点を超す新譜を加えています。以下のような数多くの世界的なアーティストがダイナミック・レーベルに登場しています。マッシモ・クワルタ、サルヴァトーレ・アッカルド、フェリックス・アーヨ、ステファン・ミレンコヴィッチ、ルッジェーロ・リッチ、ブルーノ・カニーノ、ロッコ・フィリッピーニ、オヴィディウ・バディラ、ミレッラ・フレーニ、フェルッチョ・フルラネット、プラシド・ドミンゴ、レナート・ブルゾン、ウイリアム・マッテウッツィ、アニック・マシス、イアノ・タマール、パトリツィア・チョーフィ、ヴェロニク・ジャンス、ディミトラ・テオドシュー、ジョセフ・カレヤ、ジュルジュ・プレートル、レナート・パルンボ、ホセ・クーラ、レオ・ヌッチ、マルチェッロ・ヴィオッティ、フランコ・メッツェーナなどダイナミックは現在、イタリアのクラシック音楽をリードする音楽レーベルであると同時に、欧州における優れたオペラ映像制作会社としての地歩を固めています。
  アルベルト・デッレピアーネ(ダイナミック・レーベル代表)


【CD1】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ホ長調 M.S.21
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 M.S.48
カデンツァ:第1番…ソーレ&M.クアルタ/第2番…M.クアルタ

マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 1999年7月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場

【CD2】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ホ長調 M.S.50
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ短調 M.S.78
カデンツァ:第3.5番…M.クアルタ

マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 2000年/2001年 9月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場


【CD3】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.大協奏曲 ホ短調 M.S.75(F.フィオーレによる管弦楽補筆版)
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 M.S.60
7.アダージョ ホ長調 M.S.49(F.フィオーレによる管弦楽補筆版)
カデンツァ…全てM.クアルタ

マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 2002年9月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場


【CD4】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.魔女たちの踊り Op.8 M.S.19…パガニーニのオリジナル版による世界初録音
2.ヴァイグルの主題によるソナタと変奏曲 Op.29 M.S.47

3.ロッシーニの《シンデレラ》の「悲しみよ去りゆけ」による序奏と変奏曲 OP.12 M.S.22
…パガニーニのオリジナル版による世界初録音
4. ロッシーニの《タンクレディ》のアリア「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲 Op.13, M.S.77
…パガニーニのオリジナル版による世界初録音

「鐘」のロンドへの宗教的序奏 M.S.67/1…世界初録音
5.Andante sonnolento
6.Minuetto
7.Rondo del campanello

マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
マルク・ケルシュバウム(指揮)
ウィーン・クラシカル・プレイヤーズ
ウィーン・ジングフェライン男声合唱…5
録音 2017年3月 Casino Baumgarten, Vienna


【CD5】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.ワルシャワ・ソナタ、エルスナーのマズルカによる変奏曲 M.S.57
2.ソナタ「マリア・ルイザ」ホ長調 M.S.79
3.ポラッカと変奏曲 M.S.18
4.バレット、牧歌、変奏曲 M.S.74
5.ヴェニスの謝肉祭 M.S.59

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
フランコ・タンポーニ(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
録音 1983年12月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Licensed courtesy of EMI(現WARNER) records Ltd.


【CD6】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.ナポレオン M.S.5(パガニーニによるオリジナル・ギター伴奏版)
2.春 M.S.73(G.ダッチによるピアノ伴奏版)
3-4.無窮動-ソナタの楽章 M.S.66(パガニーニによるオリジナル・ピアノ伴奏版)
5.マエストーサ・ソナタ・センティメンターレ M.S.51
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・スヴェーテ(ギター)…1
ナージャ・ヘーバルト(ピアノ)…2-4
ナイデン・トドロフ(指揮)…5
カメラータ・オルフィカ(アンサンブル)…5

録音
2017年11月21日 Tonal Studios Vienna…1
2017年11月20日 Tonal Studios Vienna…2-4
2018年3月28日 Sofia, Bulgarian National Radio, Studio 1…5


【CD7】管弦楽作品集
1.タランテッラ M.S.76
2-6.サン=ベルナール修道院 M.S.67
7-8.ニコロ・パガニーニ氏とヘンリー氏(コンチェルティーノ)
9.大ヴィオラのためのソナタ M.S.70

フランコ・メッツェーナ(ヴァイオリン)…1-6
ヤヌエンシス合唱団…2.5
フランコ・トラヴェルソ(ホルン)…7.8
リーノ・ヴェルニッツィ(ファゴット)…7.8
アントニオ・プロティーノ(指揮)…1-8
ジェノヴァ室内管弦楽団…1-8
ルイジ・アルベルト(ヴィオラ)…9
ジャック・デラコート(指揮)…9
ベルリンRIAS管弦楽団…9
録音 1983年9月 Genoa, Oratorio S. Agostino


【CD8】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-3.ギター四重奏曲 第1番 イ短調 Op.4-1 M.S.28
  dedicated to “amateur ladies”
4-7.ギター四重奏曲 第9番 ニ長調 M.S.36
  dedicated to L. G. Germi
8-11.ギター四重奏曲 第10番 イ長調 M.S.37
  dedicated to L. G. Germi

パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1986年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD9】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第11番 ロ長調 M.S.38
  dedicated to L. G. Germi
5-7.ギター四重奏曲 第12番 イ短調 M.S.39
  dedicated to L. G. Germi
8-11.ギター四重奏曲 第13番 ヘ長調 M.S.40
  dedicated to L. G. Germi

パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1986年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD10】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第3番 イ長調 Op.4-3 M.S.30
  dedicated to “amateur ladies”5-8.ギター四重奏曲 第7番 ホ長調 M.S.34
  dedicated to the Marchesa Caterina Raggi Pallavicini
9-12.ギター四重奏曲 第14番 イ長調 M.S.41
  dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1988年4月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD11】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第2番 ハ長調 Op.4-2 M.S.29
  dedicated to “amateur ladies”5-8.ギター四重奏曲 第8番 イ長調 M.S.35
  dedicated to the Marchese Filippo Carrega
9-12.ギター四重奏曲 第15番 イ短調 M.S.42
  dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1991年2月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD12】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-3.ギター四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.5-1 M.S.31
  dedicated to “amateur ladies”4-7.ギター四重奏曲 第5番 ニ長調 Op.5-2 M.S.32
  dedicated to “amateur ladies”
8-11.ギター四重奏曲 第6番 ニ短調 Op.5-3 M.S.33
  dedicated to “amateur ladies”
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1991.1992.1993年 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD13】室内楽作品集-弦楽とギターのための三重奏曲
1-5. ヴィオラ、チェロとギターのためのセレナータ ハ長調 M.S.17
6-9. ヴィオラ、チェロとギターのための協奏的三重奏曲 ニ長調 M.S.114
10-13.ヴァイオリン、チェロとギターのための三重奏曲 ニ長調 M.S.69
14-16. 2台のヴァイオリンとギターのための三重奏曲 イ短調 M.S.116
17-19. 2台のヴァイオリンとギターのためのセレナータ ヘ長調 M.S.115
  
ドーラ・ブラチコーヴァ(ヴァイオリン)
ゲッツ・ハルトマン(ヴァイオリン)
アントネッロ・ファルッリ(ヴィオラ)
アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)
アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
録音 1992年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD14】室内楽作品集-弦楽四重奏曲集 M.S.20
1-4.四重奏曲 第1番
5-8.四重奏曲 第2番
9-12.四重奏曲 第3番

パガニーニ弦楽四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ジャン・ルカ・アロッコ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
ダリオ・デ・ステファノ(チェロ)
録音 1994年 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ



【CD15】室内楽作品集
1-9. 2台のヴァイオリンとチェロのための「うつろな心」の主題と変奏 M.S.117
ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲 M.S.107
10-11.第1番
12-13.第2番
14-15.第3番

16-36. 2台のヴァイオリンとチェロのための謝肉祭のディヴェルティメント M.S.4
ステファン・ミレンコヴィチ(ヴァイオリン)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ピエール・ドメニコ・ソンマティ(第2ヴァイオリン)
録音 1995年2月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD16】室内楽作品集-ヴァイオリンとファゴットのための二重奏集 M.S.130
1-2.第1番
3-4.第2番
5-7.第3番

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
クラウディオ・ゴネッラ(ファゴット)
録音 1997年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD17】室内楽作品集
四重奏のための4つのノットゥルノ M.S.15
1-2.第1番
3-4.第2番
5-6.第3番
7-8.第4番

6-12.四重奏曲 第7番 ホ長調 M.S.34(ギターと弦楽のための四重奏より編曲)
13-14.マンドリンとギターのための「ロヴェーネのためのソナタ」 M.S.14
15-16.マンドリンとギターのためのセレナータ M.S.16
17-19.マンドリンのためのメヌエット M.S.106

パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ジャン・ルカ・アロッコ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
ダリオ・デ・ステファノ(チェロ)

ドリーナ・フラーティ(ジェノバ・マンドリン)
ピエラ・ダドモ(ギター)
録音 1995年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD18】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ Lettera A M.S.112 
1-2.ソナタ 第1番 イ短調
3-4.ソナタ 第2番 ニ長調
5.ソナタ 第3番 ハ長調
6-7.ソナタ 第4番 イ長調
8-9.ソナタ 第5番 ホ長調
10-11.ソナタ 第6番 イ長調

12.カンタービレ ニ長調 M.S.109

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1995年6月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD19】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ Lettera B M.S.112
1-2.ソナタ 第1番 ヘ長調
3-4.ソナタ 第2番 ト長調
5-9.ソナタ 第3番 イ長調
10-11.ソナタ 第4番 ハ長調
12-16.ソナタ 第5番 イ短調
17-18.ソナタ 第6番 ニ長調

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
1991年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD20】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ Lettera C M.S.112
1-3.ソナタ 第1番 ホ長調
4-5.ソナタ 第2番 ト長調
6-11.ソナタ 第3番 イ長調
12-13.ソナタ 第4番 ホ長調
14-16.ソナタ 第5番 イ長調
17-18.ソナタ 第6番 ハ長調
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1991年1月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD21】ヴァイオリンとギターのための作品集
ソナタ集 Op.1 M.S.9
dedicated to Madama Frassinet
1.ソナタ 第1番
2.ソナタ 第2番
3.ソナタ 第3番
4.ソナタ 第4番
5.ソナタ 第5番
6.ソナタ 第6番

ソナタ集 Op.2 M.S.10
dedicated to Madama Frassinet
7.ソナタ 第1番
8.ソナタ 第2番
9.ソナタ 第3番
10.ソナタ 第4番
11.ソナタ 第5番
12.ソナタ 第6番

ソナタ集 Op.4 M.S.11
dedicated to Felice I, Prince of Lucca and Piombino
13.ソナタ 第1番
14.ソナタ 第2番
15.ソナタ 第3番

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1985年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD22】ヴァイオリンとギターのための作品集
ソナタ集 Op.4 M.S.11
dedicated to Felice I, Prince of Lucca and Piombino
1.ソナタ 第4番
2.ソナタ 第5番
3.ソナタ 第6番

ソナタ集 Op.5 M.S.12
dedicated to Madama T.
4.ソナタ 第1番
5.ソナタ 第2番
6.ソナタ 第3番
7.ソナタ 第4番
8.ソナタ 第5番
9.ソナタ 第6番

ソナタ集 Op.6 M.S.13
dedicated to the Principessina Napoleone
10.ソナタ 第1番
11.ソナタ 第2番
12.ソナタ 第3番
13.ソナタ 第4番
14.ソナタ 第5番
15.ソナタ 第6番

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1985年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD23】ヴァイオリンとギターのための作品集
6つのルッカ・ソナタ Op.3 M.S.133
1-2.ソナタ 第1番
3-4.ソナタ 第2番
5-6.ソナタ 第3番
7-8.ソナタ 第4番
9-10.ソナタ 第5番
11-12.ソナタ 第6番

6つのルッカ・ソナタ Op.8 M.S.134
13-15.ソナタ 第1番
16-17.ソナタ 第2番
18-19.ソナタ 第3番
20-21.ソナタ 第4番
22-23.ソナタ 第5番
24-25.ソナタ 第6番

26-35.デュエット・アモローソ M.S.111

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2000年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD24】ヴァイオリンとギターのための作品集
1.ヴェニスの宮殿へのアドニスの入場 M.S.8

6つのソナタ Op.2(Op.9) M.S.26
2-3.ソナタ 第1番 イ長調
4-5.ソナタ 第2番 ハ長調
6-7.ソナタ 第3番 ニ短調
8-9.ソナタ 第4番 イ長調
10-11.ソナタ 第5番 ニ長調
12-13.ソナタ 第6番 イ短調

6つのソナタ Op.3(Op.10) M.S.27
14-15.ソナタ 第1番 イ長調
16-17.ソナタ 第2番 ト長調
18-19.ソナタ 第3番 ニ長調
20-21.ソナタ 第4番 イ短調
22-23.ソナタ 第5番 イ長調
24-25.ソナタ 第6番 ホ短調
26.無窮動 アレグロ・ヴィヴァーチェ M.S.72

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)

録音 2002年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ

【CD25】ヴァイオリンとギターのための作品集
1-3.ギターとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタータ M.S.2
4.カンタービレとワルツ M.S.45

ジェノヴァの歌「バルカバ」による60の変奏曲 M.S.71
5.グループ1:主題
6-25.グループ1:第1変奏-第20変奏
26.グループ2:主題
27-46.グループ2:第1変奏-第20変奏
47.グループ3:主題
48-67.グループ3:第1変奏-第20変奏

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2003年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD26】ヴァイオリンとギターのための作品集
6つの二重奏曲集 M.S.110
1-2.二重奏曲 第1番
3-4.二重奏曲 第2番
5-6.二重奏曲 第3番
7-8.二重奏曲 第4番
9-10.二重奏曲 第5番
11-12.二重奏曲 第6番

カルマニョーラと変奏曲 M.S.1
13.Largo - Allegro
14-27.第1変奏-第14変奏

28-30.ギターとヴァイオリンのための大ソナタ M.S.3

ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2003年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD27】無伴奏ヴァイオリンのための作品集
24の奇想曲 Op.1 M.S.25
1.奇想曲 第1番 ホ長調
2.奇想曲 第2番 ロ短調
3.奇想曲 第3番 ホ短調
4.奇想曲 第4番 ハ短調
5.奇想曲 第5番 イ短調
6.奇想曲 第6番 ト短調
7.奇想曲 第7番 イ短調
8.奇想曲 第8番 変ホ長調
9.奇想曲 第9番 ホ長調
10.奇想曲 第10番 ハ長調
11.奇想曲 第11番 ハ長調
12.奇想曲 第12番 変イ長調
13.奇想曲 第13番 変ロ長調
14.奇想曲 第14番 変ホ長調
15.奇想曲 第15番 ホ短調
16.奇想曲 第16番 ト短調
17.奇想曲 第17番 変ホ長調
18.奇想曲 第18番 ハ長調
19.奇想曲 第19番 変ホ長調
20.奇想曲 第20番 ニ長調
21.奇想曲 第21番 イ長調
22.奇想曲 第22番 ヘ長調
23.奇想曲 第23番 変ホ長調
24.奇想曲 第24番 イ短調

レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
録音 1990年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD28】無伴奏ヴァイオリンのための作品集
1-10.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ M.S.83
11.別れの奇想曲 M.S.68
12-19.「うつろな心」による無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲 M.S.44
20-24.無伴奏ヴァイオリンのための「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」Op.9 M.S.56
25-31.愛国的讃歌 M.S.81
32-33.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ M.S.6
34-41.独奏ヴァイオリンのための主題と変奏 M.S.82

ステファン・ミレンコヴィチ(ヴァイオリン)
録音 2002年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ


【CD29】無伴奏ギターのための作品集-37のギター・ソナタ M.S.84
1-2.ソナタ 第1番 イ長調
3-4.ソナタ 第2番 イ長調
5-6.ソナタ 第3番 ハ長調
7-8.ソナタ 第4番 ニ長調
9-10.ソナタ 第5番 ト長調
11-12.ソナタ 第6番 ヘ長調
13-14.ソナタ 第7番 ヘ長調
15-16.ソナタ 第8番 ト長調
17-18.ソナタ 第9番 ハ長調
19-20.ソナタ 第10番 ニ長調
21.ソナタ 第11番 イ長調
22-23.ソナタ 第12番 イ長調
24-25.ソナタ 第13番 ハ長調
26-27.ソナタ 第14番 ヘ長調
28-29.ソナタ 第15番 ハ長調
30-31.ソナタ 第16番 ホ長調

グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2007年5月Hitzendorf Castle, Austria


【CD30】無伴奏ギターのための作品集-37のギター・ソナタ M.S.84
1-2.ソナタ 第17番 イ長調
3-4.ソナタ 第18番 イ長調
5-6.ソナタ 第19番 ハ長調
7-8.ソナタ 第20番 ハ長調
9-10.ソナタ 第21番 イ長調
11-12.ソナタ 第22番 ニ長調
13-15.ソナタ 第23番 イ長調
16-17.ソナタ 第24番 ト長調
18-19.ソナタ 第25番 ホ長調
20-21.ソナタ 第26番 イ長調
22-23.ソナタ 第27番 イ長調
24-25.ソナタ 第28番 ト長調
26-27.ソナタ 第29番 ト長調
28-29.ソナタ 第30番 イ長調
30-31.ソナタ 第31番 ハ長調
32-33.ソナタ 第32番 ホ長調
34-35.ソナタ 第33番 ハ短調
36.ソナタ 第34番 イ長調
37.ソナタ 第35番 ホ長調
38.ソナタ 第36番 イ長調
39.ソナタ 第37番 イ長調

グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2007年5月 Hitzendorf Castle, Austria


【CD31】無伴奏ギターのための作品集
5つのソナチネ M.S.85
1.ソナチネ 第1番
2-3.ソナチネ 第2番
4.ソナチネ 第3番
5.ソナチネ 第4番
6-7.ソナチネ 第5番

8.アレグレット M.S.86
9-10.ソナタ M.S.87
11.アンダンティーノ M.S.88
12.アンダンティーノ M.S.89
13.アレグレット M.S.90
14.アレグレット M.S.91
15.ワルツ M.S.92
16.ロンドンチーノ M.S.94
17.ワルツ M.S.96
18.アンダンティーノ M.S.97
19.アンダンティーノ M.S.99
20.ワルツとトリオ M.S.100/101
21.アンダンティーノ M.S.102
22.行進曲 M.S.103
23-24.メヌエットとペリゴルディーノ M.S.104
25.行進曲風に M.S.105
26.ロドヴィシアのためのシンフォニア M.S.98

グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2009年5月 Hitzendorf Castle, Austria


【CD32】ギターのための作品集-気まぐれ M.S.43
1.アレグレット イ長調
2.アンダンティーノ ハ長調
3.ワルツ ハ長調
4.アレグレット イ長調
5.モデラート ニ長調
6.アンダンティーノ ト長調
7.ワルツ ホ長調
8.アンダンテ ハ長調
9.アンダンティーノ ハ長調
10.(アレグレット) ハ長調
11.アレグレット イ長調
12.アンダンテ ハ長調
13.アレグロ ハ長調
14.(アレグロ・アッサイ) ハ長調
15.アレグロ ト長調
16.うつろな心に-ラルゲット ト長調
17.魔女 アンダンティーノ ニ長調
18.アンダンティーノ ニ短調
19.コレンテ ト長調
20.ラ・チ・ダレム・ラ・マノ 奥様、お手をどうぞ-アンダンテ ハ長調
21.アレグレット イ長調
22.ラルゲット イ長調
23.アレグロ イ長調
24.アンダンテ イ長調
25.アンダンテ ハ長調
26.アリエッタ ニ長調
27.アンダンティーノ ニ長調
28.(ワルツ) ニ長調
29.行進曲 ニ長調
30.アレグレット ニ長調
31.メヌエット-アンダンテ イ長調
32.アレグレット イ長調
33.アレグレット イ長調
34.ワルツ イ長調
35.ワルツ ニ長調
36.(アレグレット) ハ長調
37.アレグレット・コン・エスプレッシオーネ-ロッシーニ-パガニーニ イ長調
38.ヴィヴァーチェ イ長調
39.アレグレット ニ長調
40.アンダンテ イ長調
41.アレグロ ハ長調
42.ワルツ ホ長調
43.(アンダンティーノ) イ長調

アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
録音 2007年1月Pian del Voglio, BO, Italy


【CD33】秘曲と最近再発見された作品集
ヴァイオリンとギターのための6つのソナチネ
dedicated to Camillo Sivori
1-2.ソナチネ 第1番 M.S.124
3-4.ソナチネ 第2番 M.S.125
5-6.カンタービレとメヌエットとワルツ 第3番 M.S.126
7-8.カンタービレとワルツ 第4番 M.S.127
9-10.カンタービレとワルツ 第5番 M.S.128
11-12.カンタービレとワルツ 第6番 M.S.129

13-17.ソナタと変奏曲 M.S.132
   ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとギターのための
18-21.4つの練習曲
   無伴奏ヴァイオリンのための

ステファノ・デッレ・ドンネ(ヴァイオリン)
マルコ・シクリ(ヴィオラ)
アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
ダミアーノ・プリティ(チェロ)
録音 2013年2月 Villa l’Oriuolo, Florence, Italy


【CD34】秘曲と最近再発見された作品集-パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
1.ソナタ「祈り」M.S.23(ヴァイオリンとピアノ版)
 再発見された序奏を含む完全版…世界初録音
2-4.3つのリトルネッロ 2台のヴァイオリンとチェロのための M.S.11
5-10.6つの前奏曲 無伴奏ヴァイオリンのための
6.ロンド ヴァイオリンとチェロのための M.S.63
12.奇想曲(アンダンテ) 無伴奏ヴァイオリンのための M.S.54
13-15.大協奏曲 ホ短調 M.S.75(ヴァイオリンとギターによるオリジナル・ヴァージョン)
 F.グッリによるカデンツァ

ルカ・ファントーニ(ヴァイオリン)
ダニエレ・ファントーニ(ヴァイオリン)
ルカ・ベッレリーニ(ピアノ)
ルカ・シモンチーニ(チェロ)
ファブリツィオ・ジュディチェ(ギター)
録音 2015年3月 Palazzo Tursi Museum, Violins’ Hall, Ge Italy


【CD35】秘曲と最近再発見された作品集
1.Ghiribizzo vocale 気まぐれな声 M.S.120…世界初録音
2.Sul margine d’un rio 川のほとりに M.S.119…世界初録音
3.E pur amabile まだ愛が M.S.53…世界初録音
4.Chant Patriotique 愛国心の歌 M.S.62…世界初録音
5.ギター・ソナタ M.S.84
6.ワルツ M.S.80
7.カンツォネッタ M.S.121…世界初録音
8.二重奏 ヴァイオリンとギターのための M.S.122…世界初録音

ビン・ファン(ヴァイオリン)…1.6.7.8
ニコラス・ゴルセス(ギター)…8
ファブリツィオ・ジュディチェ(ギター)…1.5.7
ルチア・ゴルテーセ(ソプラノ)…1.2.3
ファビオ・マッチェローニ(ピアノ)…2.3.4
ジェノヴァ、パガニーニ音楽院ヴォーカル・テクニーク・クラス合唱団
録音
2016年4月 Ciminelli Lounge - Eastman School of Music, Rochester(NY)…8
2016年8月 St. Lorenzo of Premanico Church, Genova (IT)…1-7


【CD36】ルッジェーロ・リッチが弾くパガニーニ-24の奇想曲 Op.1 M.S.25
1.奇想曲 第1番 ホ長調
2.奇想曲 第2番 ロ短調
3.奇想曲 第3番 ホ短調
4.奇想曲 第4番 ハ短調
5.奇想曲 第5番 イ短調
6.奇想曲 第6番 ト短調
7.奇想曲 第7番 イ短調
8.奇想曲 第8番 変ホ長調
9.奇想曲 第9番 ホ長調
10.奇想曲 第10番 ハ長調
11.奇想曲 第11番 ハ長調
12.奇想曲 第12番 変イ長調
13.奇想曲 第13番 変ロ長調
14.奇想曲 第14番 変ホ長調
15.奇想曲 第15番 ホ短調
16.奇想曲 第16番 ト短調
17.奇想曲 第17番 変ホ長調
18.奇想曲 第18番 ハ長調
19.奇想曲 第19番 変ホ長調
20.奇想曲 第20番 ニ長調
21.奇想曲 第21番 イ長調
22.奇想曲 第22番 ヘ長調
23.奇想曲 第23番 変ホ長調
24.奇想曲 第24番 イ短調

ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音 1973年 Studio Recording
Licensed by Vox, 2018


【CD37】サルヴァトーレ・アッカルドが弾くパガニーニ
ジェノヴァの歌「バルカバ」による60の変奏曲 M.S.71-パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
1.第1グループ イ長調
2.第2グループ ハ長調
3.第3グループ ニ長調

4.「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」Op.9 M.S.56(ヴァイオリンとピアノ編)
5-7.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.7 M.S.48

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
マリア・ベルクマン(ピアノ)…4
エルネスト・ブール(指揮)…5-7
南西ドイツ放送交響楽団…5-7

録音
1969年…1-3
録音不明 Licensed by SWR,2018…4-7


【CD38】ルッジェーロ・リッチが弾くパガニーニ
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 M.S.60
4.ロッシーニの歌劇《タンクレディ》から「この胸の高鳴りに」による変奏曲 M.S.77
5.カンタービレ ニ長調 M.S.109
6-8.ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.6

ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
ピエロ・モルディーニ(指揮)…1-3
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・アッシジ…1-3
ルイ・ド・フロマン(指揮)…4
ルクセンブルク放送交響楽団…4
ステファノ・カルディ(ギター)…5
キース・バッケルズ(指揮)…6-8
ポーランド国立放送交響楽団…6-8
録音
1970年 ライヴ(MONO)…1-3
1977年7月…4
Licensed by Vox, 2018
録音 不明…5
1997年…6-8


【CD39】パガニーニを讃えて 第1集
1.フンメル:ピアノのための幻想曲「パガニーニの思い出」
2.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第1番
3.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第2番
4.クーラウ:ピアノのための華麗なロンド「鐘」
5.リスト:パガニーニ大練習曲より第1番 ト短調
6.リスト:パガニーニ大練習曲より第2番 変ホ長調
7.リスト:パガニーニ大練習曲より第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
8.リスト:パガニーニ大練習曲より第4番 ホ長調
9.リスト:パガニーニ大練習曲より第5番 ホ長調
10.リスト:パガニーニ大練習曲より第6番 イ短調
11.ブゾーニ:序奏と奇想曲「パガニネスコ」
12-15.ダッラピッコラ:パガニーニの奇想曲によるカノン風ソナチネ

マルコ・パジーニ(ピアノ)
録音 2000年3月Dynamic studio recording


【CD40】パガニーニを讃えて 第2集
1.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第3番
シューマン:パガニーニの奇想曲による練習曲 Op.3
2.第1番 イ短調
3.第2番 ホ長調
4.第3番 ハ長調
5.第4番 変ロ長調
6.第5番 変ホ長調
7.第6番 ト短調

8.エルツ:パガニーニの最後のワルツ
9.エルツ:パガニーニのロンド
10.ヨハン・シュトウス1世:パガニーニ風ワルツ Op.11
11.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第1巻
12.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第2巻

マルコ・パジーニ(ピアノ)
録音 2000年3月Dynamic studio recording




PARACLETE

 
パラクリート・レコーディングスは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州オーリアンズに本拠地を置くキリスト教信仰団体「コミュニティ・オブ・ジーザス」が運営するレーベル。
 「神の庇護のもと、常に前向きな希望を」という《聖ベネディクトの戒律》の言葉に基づき、通常の活動のほかにも音楽やダンス、CDやビデオ、本の出版などにも積極的に取り組んでいます。
 地元の合唱団「グローリエ・デイ・カントレス」によるクリスマスなどの合唱曲や、フランス、ソレムの修道士たちによるグレゴリオ聖歌など宗教曲を中心に、多くのCDをリリースしています。


GDCD063
(SACD Hybrid)
\3800
ラフマニノフ(1873-1943):徹夜祷
 1.来れわれらの主、神に 2.わが霊や主を讃めあげよ
 3.悪人の謀に行かざる人は福なり
 4.聖にして福たる常生なる天の父
 5.主宰や今爾の言にしたがい 6.生神童貞女や喜べよ
 7.至高きには栄光 8.主の名を讃めあげよ
 9.主よ爾は崇め讃めらる
 10.ハリストスの復活を見て 11.わが心は主を崇め
 12.至高きには栄光神に帰し13.今救いは世界に
 14.爾は墓より復活し15.生神童貞女讃歌
ワディム・ガン(聖職者)
マリア・ベレゾフスカ(アルト)
ドミトリ・イワンチェンコ(聖職者・テノール)
ペーター・ジェルミホフ(指揮)
グローリエ・デイ・カントレス
聖ロマノス礼拝堂聖歌隊隊員
パトリアーチ・ティホン合唱団団員
ワシントン・マスター合唱団団員
 無伴奏合唱によるラフマニノフの大作『徹夜祷』は、日本では『晩祷』『晩課』とも訳される、ロシア正教会の奉神礼音楽です。このアルバムで歌う「グローリエ・デイ・カントレス」は、リチャード・バグスレーが15年以上にわたって率いている、およそ40人のメンバーからなるマサチューセッツ州の合唱団。
 ソヴィエト連邦時代からロシア宗教合唱曲のコンサートを本場の地で行っている彼らが、ロシア系アメリカ人でロシア宗教曲と正教会音楽のスペシャリストであるペーター・ジェルミホフと組んだプロジェクトです。
 男声を中心に他の合唱団からのサポートを加え77人が参加し、キエフのウクライナ国立歌劇場からのソリスト2人も迎え、分厚いアンサンブルを作り上げました。SACDではサラウンドで包み込まれるような音場を体験することができます。

 プロモーション動画 https://youtu.be/l3fIj7AdIOI





PIANO CLASSICS



PCL 10149
\2000
アルバニアの作曲家によるピアノ曲集
 トーマス・シマク(1958-):Love your name/
 Pellumb Vorpsi:Variazioni su un tema popolare - ballade/
 コズマ・ララ:
  巨匠の考え、舞曲、バラード第4番「パストラーレ」、
  カンツォーネ、前奏曲、行進曲、ワルツ/
 フェイム・イブラヒム:
  トッカータ、舞曲、小さな舞曲、子守歌/
 チェスク・ザデヤ:ユーモレスク、トッカータ/
 シモン・ジョニ:オルテンシア/
 ヴァシル・トーレ:ロンド/
 リモス・ディズダリ:風景第36番、舞曲/
 トニン・ハラピ:
  La gioia ritorna ancora、甘く赤いリンゴ、小さな痛み、ダンス、
  ロマンス、Conversazione、ナイチンゲール、舞曲、カンツォーネ
マルシダ・コニ(pf)
 


PCL 10159
\2000
ロシアの作曲家によるピアノソナタ集
 バラキレフ:ピアノソナタ第2番Op.102
 グラズノフ:ピアノソナタ第2番Op.75
 ヴィクトル・ステパノヴィチ・コセンコ(1896-1938):
  ピアノソナタ第2番Op.14
ヴィンチェンツォ・マルテンポ(pf)



<メジャー・レーベル>
.

DG



4835539
\2200→\1990
《クリスチャン・ツィメルマン/サー・サイモン・ラトル&ベルリン・フィル〜
 バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』》

レナード・バーンスタイン:
 交響曲第2番《不安の時代》 −
  ピアノと管弦楽のためのW.H.オーデンの詩による

◆ボーナス・トラック⇒
 バーンスタイン《不安の時代》を語る
  (ハンフリー・バートンによるインタビューから)
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
ベルリン・フィル
指揮:サー・サイモン・ラトル
4835540
(LP)
\3700
夢の共演、頂点タッグ再び! 現代最高のコンビが、バーンスタイン生誕100年を祝う!


 晩年のバーンスタインが共演・録音する唯一のピアニストであったツィメルマンによるバーンスタインへのオマージュ。ツィメルマンは、ユニテルへ1986年に収録されたバーンスタインが自作を指揮した映像においても交響曲第2番《不安の時代》のピアニストとして出演しています。バーンスタインはツィメルマンに「私が100歳になったときに《不安の時代》を演奏してほしい」と頼み、それが実現しました。ツィメルマンとラトルは2017年夏から2018年末まで《不安の時代》を15都市で演奏します。日本ではロンドン交響楽団とのツアーで演奏。
 当盤の《不安の時代》は、ラトルにとってベルリン・フィル音楽監督として最後のフィルハーモニーにおける定期公演シリーズとなった今年6月の公演ライヴ収録となります。

録音:2018年6月 ベルリン〈ライヴ〉



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オーストラリアELOQUENCE



4828981
(4CD)
\4000
《エド・デ・ワールト〜
 ラフマニノフ/ムソルグスキー/プロコフィエフ:管弦楽作品集》

ラフマニノフ:
《CD 1》
 1) 交響曲第1番ニ短調Op.13、2) 幻想曲『岩』Op.7、
 3) ジプシーの主題による奇想曲Op.12*、/
《CD 2》
 1) 交響曲第2番ホ短調Op.27、
 2) 交響詩『死の島』Op.29、/
《CD 3》
 1) ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調Op.44、
 2) ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵 /
《CD 4》
 1) ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45*、
 2) プロコフィエフ:ロメオとジュリエットOp.64(抜粋)

*DECCA初CD化
エド・デ・ワールト(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 (CD 1: 1, 2, CD 2, CD 3, CD 4: 2)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 (CD 1: 3, CD 4: 1)
 ファン待望、・デ・ワールト&ロッテルダム・フィル/ラフマニノフ録音全集!
 多くのファンが待ち望んだエド・デ・ワールトのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団とのラフマニノフ録音全集です。
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との『ジプシーの主題による奇想曲』と『交響的舞曲』の初録音も収録。4枚組。

 【録音】1978年10月(CD 1: 1, CD 2: 2)、1976年10月(CD 1: 2, CD 3: 1)、1977年6月(CD 2: 1)、1974年12月(CD 3: 2)、1973年5月(CD 4: 2)、ロッテルダム、1972年4月、ロンドン(CD 1: 3, CD 4: 1)
 


4824997
(2CD)
\1800
《エルネスト・アンセルメ〜マルタン:管弦楽作品集》
マルタン:
《CD 1》
 1) 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲、
 2) 弦楽オーケストラのためのエチュード、
 3) 小協奏交響曲 /
《CD 2》
 1) ヴァイオリン協奏曲、2) オラトリオ『地に平和あれ』
ピエール・ジャメ(ハープ)、
ドリス・ロシオー(ピアノ)、
ジェルメーヌ・ヴォーシェ=クレール(チェンバロ)(CD 1: 3)、
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(CD 2: 1)、
ウルスラ・ブッケル(ソプラノ)、
マルガ・ヘフゲン(アルト)、
エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
ピエール・モレ(バリトン)、
ヤコブ・シュテンプフリ(バス)、
トゥール・ド・ペイルス合唱団、
ローザンヌ女声合唱団(CD 2: 2)、
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
 アンセルメによるフランス作曲家マルタンの録音全集
 エルネスト・アンセルメは同時代の多くの作曲家たちと親交を深めましたが、中でも同郷のフランク・マルタンとは親密でした。アンセルメが行ったマルタン作品の録音すべてが収められた2枚組CDです。

 【録音】1961年9月−11月(CD 1: 1, 2)、1951年3月(CD 1: 3)、1955年5月(CD 2: 1)、1963年10月(CD 2: 2)
  


4825499
\1200
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜ブラームス:交響曲第1・3番》
 ブラームス:
  交響曲1) 第1番ハ短調Op.68、2) 第3番ヘ長調Op.90*

*DECCA初CD化
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
 ファン・ベイヌムの人気のブラームス交響曲第1番を収録
 エドゥアルト・ファン・ベイヌムはブラームスの交響曲第1番を3回録音していますが、すべて戦後首席指揮者を務めたコンセルトヘボウ管弦楽団と行っています。
 これは1951年9月に録音したもので、ファン・ベイヌムの演奏はその伝統的な取り組みで注目されています。

 【録音】1951年9月、アムステルダム(1)、1946年3月、ロンドン(2)
 


4825830
\1200
《カーゾン/ファン・ベイヌム〜ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、序曲集》
 ブラームス:
  1) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15、
  2) 悲劇的序曲Op.81*、3) 大学祝典序曲Op.80*

*DECCA初CD化
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 カーゾン&ファン・ベイヌムによる伝説のブラームスのピアノ協奏曲
 『ファンファーレ』誌で「ブラームスの心の奥を明かしている」と評されたサー・クリフォード・カーゾンのピアノ協奏曲第1番に、初CD化の序曲2曲をカップリング。

  【録音】1953年5月−6月(1)、1952年11月−12月(2, 3)、アムステルダム
   


4824963
\1200
《サー・ネヴィル・マリナー〜フォーレ:レクイエム/管弦楽作品集》
 フォーレ:
  1) レクイエムOp.48、
  2) 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80、
  3) パヴァーヌOp.50、4) 幻想曲Op.79(L.オーベール編)、
  5) 組曲『マスクとベルガマスク』Op.112
シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)、
サー・トーマス・アレン(バリトン)(1)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団(1, 3)、
ウィリアム・ベネット(フルート)(4)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
 マリナーが美しく紡ぐフォーレの作品集
 サー・ネヴィル・マリナーによるフォーレの『レクイエム』に、同じくフォーレの管弦楽作品をカップリングしたアルバムです。
 どれも滑らかに美しく紡がれた演奏です。

【録音】1993年1月(1)、1981年6月(2-5)、ロンドン
  


4826883
(2CD)
\1800
《クレシミル・バラノヴィッチ〜ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』》
 ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』(全曲)

DECCA 初CD化
ボリス・ゴドゥノフ・・・ミロスラフ・チャンガロヴィッチ
フョードル・・・・・・Sofija Jankovic
クセニヤ・・・・・・……Zlata Sesardic
クセニヤの乳母・・・・・・Milica Miladinovic
ヴァシリー・シュイスキー・・・…Stepan Andrashevich
アンドレイ・シチェルカーロフ・・・……Dusan Popovic
ピーメン・・・・・・…Branko Pivnicki
僭称者・・・・・・……Miroslav Brajnik
マリーナ・ムニーシェク・・・Melanija Bugarinovic
ヴァルラーム・・・・・・…Zarko Cvejic
ミサイール・・・・・・Stepan Vukicevic
女主人・・・・・・Biserka Kalucic
僭称者・・・Miroslav Brajnik
マリーナ・ムニーシェク・・・Melanija Bugarinovic
ヴァルラーム・・・・・・…Zarko Cvejic
ミサイール・・・・・・Stepan Vukicevic
女主人・・・・・・Biserka Kalucic
聖愚者・・・・・・Nikola Jancic
ニキーティチ・・・・・・Ilija Gligorijevic
フルシチョフ・・・・・・Zhika Milosavlievic
ロヴィツキ・・・・・・Dragomir Ninkovic
チェルニコフスキ・・・・・・Ivan Murgaski
クレシミル・バラノヴィッチ(指揮)
ベオグラード国立歌劇場管弦楽団・合唱団
 ベオグラード国立オペラ・シリーズ 
 デッカのベオグラード国立オペラによる7作のオペラ録音シリーズから、今回はクレシミル・バラノヴィッチ指揮によるムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』。苦悩するロシア皇帝を描いた長編オペラです。
 初ステレオ録音の初CD化。2枚組。

 【録音】1955年3月−4月、クロアチア、ザグレブ



<国内盤> 

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若林工房



WAKA 4209-10
(2CD)
¥3700(税込)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻

  (24の前奏曲とフーガ BWV870〜893)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 神々しいほどのポリフォニーの饗宴。無辺の天界を映し出す48の宝玉!
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻、イリーナ・メジューエワ

 録音:2017〜2018年、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / DSD録音、発売元:若林工房

 2015年にリリースされた「第1巻」が高い評価を獲得したメジューエワによるバッハ:「平均律クラヴィーア曲集」、待望の続編(第2巻)が登場します。今作も期待通りの、いや、期待を上回る素晴らしい出来栄え!作品への献身的な姿勢はそのままに、さらなる自在さを獲得したメジューエワのバッハ解釈は、考え抜かれた響きとテンポ、ダイナミクス、フレージング、アーティキュレーション、ポリフォニーの扱い、すべてが自然で輝かしい説得力に満ちています。バッハ音楽の奥深い魅力をストレートに伝える、「平均律」の新たな名盤の誕生です。

 ライナーノートより
 「この演奏からは、『世界』を超えた無辺の天界を48個の宝玉であまねく映し出した、『インドラの網』のような光景が浮かびます」(岡田央太)
 「この音楽に脈打つ、険しくも喜ばしい創造の息吹を思えば、メジューエワの表現者として魂が、覚醒と法悦のはざまで美しく躍動していたであろうことは、疑いがありません」(粟野光一)





<映像>


EURO ARTS(映像)



20 59348
(2DVD)
¥5600

テジエ、フリットリ、ピサローニ出演、
 テアトロ・レアルで行われた2009年ライヴ
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲
アルマヴィーヴァ伯爵:リュドヴィク・テジエ(バリトン)
伯爵夫人:バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
フィガロ:ルカ・ピサローニ(バリトン)
スザンナ:イザベル・レイ(ソプラノ)
ケルビーノ:マリーナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ:ジャンネッテ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
バルトロ:カルロス・ショーソン(バス)
バジリオ:ラウル・ヒネメス(テノール)
ドン・クルツィオ:エンリケ・ヴィアナ(テノール)
バルバリーナ:ソレダード・カルドーソ(ソプラノ)
アントニオ:ミゲル・ソラ(バス)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)
 演出:エミリオ・サージ/装置:ダニエル・ビアンコ/衣装:レナータ・シュスハイム/照明:エドゥアルド・ブラーヴォ
 収録:2009 年7 月、スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:英独仏伊西韓日、リージョン:All、205分

 2009 年にマドリード王立劇場で行われたエミリオ・サージ演出の『フィガロの結婚』のライヴ映像。以前Teatro Real レーベルで発売されていた映像の再発売です。
 指揮は、2018 年3 月に亡くなったスペインの名指揮者ヘスス・ロペス=コボス。貫禄のある伯爵を演じるのはリュドヴィク・テジエ、そして伯爵夫人には、現在のイタリアのスター歌手バルバラ・フリットリ。
 フィガロには近年目覚ましい活躍をみせるルカ・ピサローニ、スザンナにはスペインの名ソプラノ イザベル・レイ、ケルビーノは人気沸騰中のメゾ、マリーナ・コンパラートといった旬のキャストが勢ぞろいした上演です。


 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=dbiINnrFsgo















8/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS


COV 91808
(2CD)
¥3600
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
 [CD1]
  ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.99 D898
  ソナタ楽章 変ロ長調 D28
 [CD2]
  ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D929
  ノットゥルノ 変ホ長調 Op.148 D897
トリオ・ラファール
 [マキ・ヴィーダーケアー(ピアノ)、
  ダニエル・メラー(ヴァイオリン)、
  フルリン・クオンツ(チェロ)]
 若手トリオが奏でる深みのある名品

 55’11”、65’46’’

 トリオ・ラファールはスイスの若手ピアノ三重奏団。2014 年大阪国際室内楽コンクール優勝をはじめ、2011 年メルボルン国際室内楽コンクール優勝、同年リヨン国際室内楽コンクールで2 位になるなど、数々の賞を受賞しています。
 シューベルトの残したピアノ三重奏のための作品全4 曲を収録。「ソナタ楽章」は作曲家15 歳のときの作品です。その他の作品は30 代で書かれたとされ、ピアノ・ソナタの最後の3 曲などと同時期のもの。シューベルト晩年の深みのある旋律と和声に魅了されます。特に緩徐楽章の天国的美しさがたまらなく感動的です。

 

COV 91809
¥2600
フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817):歌曲集
 Lied im Freien / Phylis an ihren Damis / Ermunterung /
 Liebesbothen / An Lina / Elise / Des Jagers Abendlied /
 Philintan Suschen / Die Sprode / Die Biene /
 Der Geist der Harmonie / Abendlied /
 Erinnerung des 15ten May 1793 / Die Vollendung /
 ピアノのための幻想曲 作品45 / 7つの歌より Misero tu non sei /
 アリエッタ M’hanno detto, che il marito /
 3つのイタリア語二重唱より Ad onta del fato mio bene adorato
ユリア・フォン・ランズベルク(ソプラノ)
ヤン・コボウ(テノール)
シルヴィア・アッカーマン(タンジェントピアノ)
トマス・ヘーネ(ギター)
 古典派の忘れられた歌。タンジェントピアノも活躍

 60’55’’

 忘れられたドイツ古典派の作曲家フランツ・クサヴァー・シュテルケルの歌曲集。やわらかく温かなメロディが味わい深いです。
 チェンバロとピアノの中間のような音を出すタンジェントピアノによる伴奏も注目。声と楽器が美しく溶け合います。





PARATY

PARATY 718232
(2CD)
¥3800→\3490
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノと弦楽器のための室内楽作品全集
 [CD1]
  ・ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 op.8(1923)
  ・ピアノ五重奏曲 op.57(1940)
  ・ヴァイオリン・ソナタ op.134(1969)
  ・チェロとピアノのための「モデラート」(出版:1986年)
 [CD2]
  ・チェロ・ソナタ op.40(1934)
  ・ピアノ三重奏曲第2番 op.67(1944)
  ・ヴィオラ・ソナタ op.147(1975)
    DSCH- ショスタコーヴィチ・アンサンブル、フィリペ・ピント=リベイロ(ピアノ)
    コーリー・セロセック(ヴァイオリン/1728年製ストラディヴァリウス「Milanollo」)
    セリス・ジョーンズ(ヴァイオリン(メルヴィン・ゴルドスミス製)/op.57)
    イザベル・カリシウス(ヴィオラ/ラウレンティウス・ストリオーニ(1780年))
    アドリアン・ブレンデル(チェロ)
 ショスタコーヴィチの人生が色濃く反映されたピアノと弦楽器のための室内楽作品全集

 録音:2016 年12 月

 ショスタコーヴィチのピアノと弦のための室内楽作品全曲。作曲年代は1923 年から、生涯最後の作品となった1975 年のヴィオラ・ソナタまでと広い範囲に渡ります。
 どの作品も、オイストラフに献呈されたり、ショスタコーヴィチの周りで起こった出来事(友人の死など)に影響を受けて書かれたりしたもので、ショスタコーヴィチの人生が色濃く反映されており、彼の生涯を俯瞰することのできる企画といえます。
 演奏するのはショスタコーヴィチ生誕100 周年にあたる2006 年にピアノのピント=リベイロ(スタインウェイ・アーティスト)によって結成された、リスボンを本拠地とするアンサンブル。ショスタコーヴィチはもちろんのこと、バッハからグバイドゥーリナ、ポルトガルの作曲家によるものなどレパートリーは多岐に渡ります。
 ほかメンバーは、カナダ出身で数学と音楽で博士課程を修了、ベルリン・フィルとも共演しているコーリー・セロセック、ウェールズ出身でヒース弦楽四重奏団のメンバーでもあるセリス・ジョーンズ。アルバン・ベルク弦楽四重奏団の最後のヴィオラ奏者を務め、指導者としても高く評価されているイザベル・カリシウス。そしてアルフレート・ブレンデルの子息でもある世界的チェロ奏者、エイドリアン・ブレンデル。

 

PARATY 517158
¥2600
ジェローム・コント、ブラームスとベルクで登場
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120-1
 アルバン・ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 op.5
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120-2
ジェローム・コント
 (クラリネット/
   ビュッフェ・クランポン、
   トスカ グリーンライン)
ドゥニ・パスカル(ピアノ)
 ウンスク・チンのクラリネット協奏曲でも絶賛されたジェローム・コント、ブラームスとベルクで登場

 録音:2016 年5 月

 名クラリネット奏者、ジェローム・コントによるブラームスとベルクの登場。
 ジェローム・コントは、パルカル・モラゲスらに師事し、パリ、プラハ、ミュンヘン等数々の国際コンクールに入賞。25 歳でアンサンブル・アンテルコンタンポランに加わり、ブーレーズの指揮でカーターのクラリネット協奏曲などを演奏。ウンスク・チンのクラリネット協奏曲の初演も手がけており、2018 年5 月にオペラシティで開催された「コンポージアム2018」では同曲日本初演のために来日しています。
 ドゥニ・パスカルは1961 年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト。ピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010 年からはリヨン音楽院、2011 年からはパリ音楽院で教鞭をとっています。清潔かつエスプリあふれる演奏が魅力。ベルクでの精巧な世界は見事です。

 

PARATY 218168
¥2600
J.S.バッハ:『フーガのフルート』
 ・チェンバロ協奏曲 ト長調 BWV 1058(ハ短調で演奏)
 ・平均律クラヴィーア曲集第1巻より
  プレリュード ロ短調 BWV 867(ニ短調で演奏)、
  フーガ 嬰ハ短調 BWV 849(ニ短調で演奏)
 ・オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(ニ短調で演奏)
 ・2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060(ヘ短調で演奏)
 ・「これぞ聖なる十戒」BWV 678、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 659
 ・オルガン協奏曲 ニ長調 BWV 972(ト長調で演奏)
   コンソート・ブルイアミーニ(リコーダー・アンサンブル)(編曲もすべて)
    〔ギョーム・ボーリウ、ヴィルギニ・ボッティ、エリス・フェリエール、
     フロリアン・ガザーニュ、アランザズ・ニエト・ヴィダウラザーガ〕
 リコーダー5 本で!

 録音:2017 年7 月

 リコーダー・アンサンブルが繰り広げる驚異の世界!リコーダー5 本で、バッハのチェンバロ協奏曲から平均律、2 台のチェンバロのための協奏曲までを演奏してしまうとは!
 編曲の妙に驚かされるとともに、バッハが「線」の作曲家である、ということにもあらためて気付かされる1 枚です。コンソート・ブルイアミーニは、リヨン音楽院出身の奏者たちによって結成されたアンサンブルです。

 

PARATY 116224
¥2600
1905 Impressions
 ラヴェル(1875-1937):鏡(1904-1906)
 ドビュッシー(1862-1918):映像第1集(1905)
 アルベニス(1860-1909):イベリア第3集(1905-1908)
ファニー・アズーロ
 (ピアノ/ YAMAHA CFX)
 明晰で色彩ゆたか、そして素朴な味わい

 録音:2016 年12 月

 フランス出身、ジャズも演奏するヤマハ・アーティストのファニー・アズーロ。明るく色彩豊かな音色、アルベニスのような作品でもたちのぼってくる、よい意味で素朴な風合いが魅力です。

 


PARATY 217162
¥2600
古の聖堂に眠っていた音楽が今よみがえる!
 ・ベルナール=エマブル・デュピュイ(1707-1789):
  ニシ・キア・ドミヌス
   (主がもし我らの方におられなかったならば)
 ・ルイ・アントワーヌ・ルフブル(c.1700-1763):
  プティ・モテ(Afferte Domino)
 ・作曲者不詳:モテット(Cantate Domino)
 ・ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738):プティ
 ・モテ(Benedictus Dominus)
 ・ジョゼフ・ラグナ(1723-1792):Domine Deus
 ・作曲者不詳:主よ、われをあわれみたまえ
アンサンブル・アンティフォナ
ロランダス・ムレイカ(指揮)
マルレーヌ・デゾヴァージュ(ソプラノ)
クレメンス・ガルシア(ソプラノ)
エヴァ・タミシエ(ソプラノ)
フランソワ=ニコラ・ジェズロ(カウンターテナー)
ラファエル・マルボー(バス)
 録音:2016 年8 月

 フランス南西部ヴィルフランシュ=ド=ルエルグのシャペル・デ・ペニタン・ノワール聖堂。ここは17 世紀、貧しい人々や病人をたすけ、そうした人々を埋葬するための祈祷場所でした。
 建物内には、美しい宗教画が多く残されているだけでなく、貴重な楽譜資料や楽器(セルパン)など、様々な音楽遺産が発見されています。それらの楽譜資料から再構築された音楽集です。





PASSACAILLE RECORDS



PAS 1036
¥2500
モデナのパルティータ 〜フランチェスコ2世・デステ宮廷のバスヴァイオリン音楽
 アレッサンドロ・スカルラッティ:ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「Io morirei vontento」
 ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ 第1・2番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのための種々のソナタによるパルティータ より トッカータ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ/ジュゼッペ・コロンビ:ヴィオローネのためのルッジェーロ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ第5 番
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー/ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:パッサカリア
 ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ 第6番
 アントニオ・ジャンノッティ:独奏ヴァイオリンのためのソナタ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ 第8番
 ジュゼッペ・コロンビ/ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー/ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:
  チャコーナ
 トマゾ・ベルナルド・ガッフィ:ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「Belle luci guerriere」
  カペッラ・エステンセ
   [マキシミリアーノ・セグラ・サンチェス(チェロ、バスヴァイオリン)、
    クリスティーナ・グリフォーネ(ソプラノ)、パノス・イリオポウロス(チェンバロ、オルガン)、
    ハビエル・オベヘロ・マヨラル(テオルボ、バロックギター)]

 今に伝わるチェロ黎明期の宮廷音楽

 録音:2016 年5 月3-5 日/オランダ/68’17’’

 モデナを治めたフランチェスコ2 世・デステ(1660-1694)はヴァイオリンを嗜み、音楽のパトロンとしても知られ、コレッリがトリオ・ソナタ集Op.3 を献呈した人物でもあります。
 彼の蔵書は幸いなことにほぼそのまま残されており、宮廷に響いたであろうハイレベルな音楽を窺い知ることが出来ます。ここに収録された音楽は低弦のための作品が中心で、チェロ音楽黎明期の貴重な作品が並んでいます。
 バスヴァイオリンはチェロの前身とも言える楽器。
 低弦のための作品のみならず、スカルラッティのカンタータのアリアでは通奏低音が目まぐるしい速度で細かな旋律を休みなく奏で続けるなど、全編通じてバスの魅力たっぷり。重低音のカッコよさがクセになるアルバムです。

 

PAS 1037
¥2500
「ハエン大聖堂の音楽」
 ホアン・マニュエル・デ・ラ・プエンテ(1692-1753):
  Miserere mei, Deus (1726)
  Lavanderita soy (1719)
  A donde, nina hermosa (1734)
  Del risco se despena la fuentecilla Hermosa( 作曲年不詳)
  Con el mas puro fervor( 作曲年不詳)
マリア・エスパダ(ソプラノ)
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
ヘスス・ガルシア・アレルハ(バリトン)
エンリコ・オノフリ(指揮)
セビリア・バロック管弦楽団
バンダリア合唱団
 オノフリ指揮!マニアも唸る、壮麗なるスペイン・バロック

 録音:2011 年11 月、2012 年6 月/スペイン/56’10’’

 セビリア・バロック管のレーベル、OBS Prometeo から発売されていた音源。指揮が何とエンリコ・オノフリ!ということで古楽マニアの話題盤となったものです。音楽・演奏ともに素晴らしい、人に教えたくなる素敵なアルバムです。
 オノフリはヴァイオリンも演奏しています。
 スペインの作曲家、ホアン・マニュエル・デ・ラ・プエンテは19 歳でハエン大聖堂の楽長となり、フランシスコ・ゲレーロの後継者として活躍した人物です。「Miserere mei, Deus」は7 群に分かれ、計18 声部という壮大な編成の宗教曲。
 方々から降り注ぐ歌、弦楽オーケストラ、オルガン、壮麗きわまる大作です。「Lavanderita soy」はスペインのリズムが楽しい独唱曲で、弦のピッチカートも効果的に響きます。収録されている楽曲は大聖堂の書庫に保管されている作品で、並々ならぬ才能が発揮されたものばかり。
 バッハと同時代の後期バロックだけあって声楽も弦楽も凝った書法が見られ表現豊か、様々な編成がもたらすステレオ効果も耳に楽しい作品群。スペイン・バロックの知られざる名品をお楽しみ下さい。

 

PAS 1041
¥2500
イギリス初期バロックの素朴な歌 デイビット・マンダーロー(テノール)
ジュリアン・ベーア(リュート)
シルヴィア・テカルディ(ヴィオール)
 ヘンリー・ローズ(1595-1662):歌曲集
 ジョン・ウィルソン(1595-1674):リュートのための前奏曲集
 (収録されている歌曲)
  Amarillis by a Spring / I'll Tell You How the Rose Did First Grow Red /
  In Celia's Face a Question Did Arise / Dear, Turn Away Thine Eyes so Bright /
  Come, Cloris, Hie We to Thy Bow'r / Slide Soft, Ye Silver Floods /
  Sweet Lady and Sole Mistress of my Love / A Willow Gardland / Sabrina Fair /
  How Cool and Temp'rate I Am Grown / Sweet Death, Come VisitMy Sick Heart /
  Hither We Come into this World of Woe / I Burn, and cruel you / Did I Once SayThat Thou Wert Fair /
  Hence, Vain Intruder / Sorrow, in Vain Why Dost Thou Seek to Tempt /
  Keep on Your Vail and Hide Your Eye / Oh, Let Me Still and Silent Lie / I Rise and Grieve /
  Allemande for the Viol / Unto the Soundless Vaults of Hell Below /
  Pale Ink, Thou Art Not Black Enough of Hue / My Wand'ring Thoughts Have Travelled 'Round
 イギリス初期バロックの作曲家ヘンリー・ローズとジョン・ウィルソンは友人であり、チャペル・ロイヤルの同僚でした。ふたりはチャールズ1 世の間近で音楽活動を展開していました。
 ローズの歌曲をメインに、ウィルソンのリュート曲を組み込んだプログラムで当時の空気感が蘇ります。素朴な佇まいの歌曲が並び、聴いて心が落ち着くアルバムです。

 

PAS 1038
【新譜再案内】
¥2500
ロベール・ド・ヴィゼー(c 1655? - after 1732):
 テオルボ、ギター作品集

  テオルボのための組曲 イ長調
  ギター曲集より 組曲 ニ短調
  テオルボのための組曲 ニ長調
  ギター曲集より 組曲 ロ短調
  テオルボのための組曲 ハ短調
  テオルボのための組曲 ト長調
シャビエル・ディアス=ラトレ(テオルボ、ギター)
 ※新譜再案内
 詳細をご案内しておりませんでしたので再度インフォメーションいたします。

 太陽王おかかえのギター教師、ド・ヴィゼー珠玉の名品

 《使用楽器》14 course theorbo by Jaume Bosser, Igualada (2000)、5 course guitar by Peter Biffin, Armidale (2007)
 録音:2016 年3 月/パリ/70’38’’

 太陽王ルイ14 世のギター教師として活躍した宮廷音楽家ロベール・ド・ヴィゼー。テオルボ、ギターの大家として知られ、残された作品はこれらの楽器の通奏低音楽器としてではなく独奏楽器としての価値を讃えた、大変貴重なものです。
 テオルボ・ソロのCD は少ないので古楽愛好家ならマストのアルバムです。撥弦のインパクトと、豊かに広がるふくよかな残響、どっしりとした重厚感が楽しめます。5 弦ギターの味わい深さも格別。装飾音によって絶妙に弛緩するリズムと、はっとするようなストロークに魅せられます。
 シャビエル・ディアス=ラトレは1968 年バルセロナ生まれ。エスぺリオンXXI のメンバーとして活躍する他、コンチェルト・ヴォカーレ、ベルリン古楽アカデミー、コンチェルト・ケルンなどでも演奏している名手です。





HYPERION



CDA 68249
¥2400→\2190

マハン・エスファハニ再びHyperionへ!
 イギリスのヴァージナリストたちの音楽
マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 トマス・トムキンズ:バラフォスタスの夢/
 作曲者不詳(ジョン・ダウランドの歌に基づく):彼女は私の過ちを許してくれるだろうか?/
 オーランド・ギボンズ:パヴィン 《オーランド・ギボンズ氏》、荒れ果てた森/
 ジャイルズ・ファーナビー:ファンタジア/
 ウィリアム・バード:パヴァンとガリアード第9番 《the Passinge mesures》/
 リチャード・ファーナビー:誰のでもないジグ/
 ジョン・ブル:半音階的(エリザベス女王の)パヴァンとガリアード/
 ウィリアム・バード:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ/
 作曲者不詳:スコットランドのジグ/
 トマス・トムキンズ:パヴァナ/
 ジャイルズ・ファーナビー:ウッディ・コック、話してダフネ、ホワイ・アスク・ユー?/
 ジョン・ブル:ファンタジア 《Mr Dr Bull》/
 ウィリアム・イングロット:葉は緑に/
 作曲者不詳:ロマネスカによる変奏曲
 マハン・エスファハニ再び!16世紀頃イギリスの偉大なる鍵盤音楽集!

 ☆世界から注目を浴びるトップ・チェンバリスト、マハン・エスファハニがHyperionへ帰還!
 ☆原点回帰の正統派プログラム、イギリスのヴァージナル・ブックからの音楽!

 マハン・エスファハニは、1984年テヘラン生まれの若きイラン系アメリカ人チェンバリスト。チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた他、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞受賞、2014年ロイヤル・フィルハーモニック教会賞の「インストゥルメンタリスト・オヴ・ジ・イヤー」と2014年グラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートするという栄誉を、それぞれチェンバリストとして初めて達成しています。2015年にはBBCミュージック・マガジンの「ニューカマー・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれ、再びグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートしています。
 Hyperion(ハイペリオン)からは、第1弾「C.P.E.バッハ(CDA 67995)」がグラモフォン賞2014で古楽器部門賞を受賞し華々しいデビューを飾り、第2弾「ラモー(CDA 68071/2)でもグラモフォン賞2015ノミネート&ライムライト・マガジン「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」を受賞するなど大成功を収めました。
 その後、メジャー・レーベルからチェンバロで弾くミニマル・ミュージックやバッハ・アルバムをリリースし話題を呼んだエスファハニが、ついにHyperionへと帰還。原点回帰となる正統派プログラムは、バード、トムキンズ、ファーナビーら、イギリスの「ヴァージナリスト(Virginalist)」と呼ばれた作曲家たちの鍵盤作品を集めた、16世紀頃イギリスの偉大なるチェンバロ・リサイタル・アルバムです。2018年12月にも2年ぶりとなる来日公演を予定。チェンバロ愛好家要注目です!

 ※録音:2017年11月25日−27日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト、モンマス)

 ☆マハン・エスファハニ 2018年来日公演スケジュール
  12月10日(月) すみだトリフォニーホール
  12月12日(水) 名古屋・電気文化会館 ザ・コンサートホール





 2013年に名古屋に来たときはほとんど無名で、観客席もまばらだったエスファハニ。しかしそこでのゴールドベルクの鮮烈だったこと!
 CDを出す予定はないのかと聞いたら、もうすぐHyperionから出るよ、と教えてくれた。それがこのアルバム。
 そしてあれから数年、早くも時代の寵児に躍り出た。


エスファハニ、HYPERIONのデビュー・アルバム
英グラモフォン賞2014古楽器部門賞受賞、最優秀アーティスト賞ノミネート


CDA 67995
\2400→\2190
マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集

  ソナタ イ短調 H.30/ソナタ変イ長調 H.31/
  ソナタ ホ短調 H.33/ソナタ変ロ長調 H.32/
  ソナタ変ホ長調 H.34/ソナタ ロ短調 H.36
マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 新時代を代表するソロ・チェンバリスト!マハン・エスファハニがハイペリオン初登場!

 チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた若手(1984年生まれ!)トップ・チェンバリスト、マハン・エスファハニ。今もっとも注目のアーティストとして全世界を飛び回り、2013年6月にはJ.S.バッハ、バード、リゲティのプログラムによる日本公演が熱烈に迎えられたばかり。
 新たにハイペリオン・ファミリーに加わる新しき才能が挑むのは、J.S.バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。ヴュルテンベルク大公に献呈されたこの6つのソナタは、C.P.E.バッハの名声を確立する契機となった重要作。1744年、C.P.E.バッハが30歳の年に出版されており、奇しくも現在のマハン・エスファハニと殆ど同じ歳に書かれた作品集。およそ300年前に才気煥発な作曲家として名声を得た「ベルリンのバッハ」の代表作を、現代の溢れだす才能が弾きこなす——!

 ※録音:2013年1月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス)


 そののち天下のユニバーサルに移籍、発売されたのがこれ。


あれよあれよといううちにチェンバリストとしておそるべきキャリアを積んだエスファハニが
ついに天下のARCHIVからデビューした、そのアルバム


ARCHIV
479 4481
\2300
エスファハニ、ついにARCHIVデビュー!
 《Time Present And Time Past》

  A・スカルラッティ:ラ・フォリアの主題による変奏曲,
  グレツキ:チェンバロ協奏曲Op.40,
  C.P.E.バッハ:スペインのフォリアの主題による12の変奏曲ニ短調Wq.118-9,
  ジェミニアーニ:合奏協奏曲ニ短調,
  スティーブ・ライヒ:ピアノ・フェイズ,
  J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
マハン・エスファハニ(チェンバロ),
コンチェルト・ケルン

 鍵盤の王と評されたエスファハニがアルヒーフへ録音
 チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれたマハン・エスファハニ。1984年生まれ、若い世代の先頭をきって活躍するトップ・チェンバリストとして、「非凡なる才能」(タイムズ紙)、「繊細にして躍動的」(アーリーミュージック・トゥデイ誌)など高い評価を得ています。
 デビュー作となったC.P.E.バッハのヴュルテンベルク・ソナタ集(Hyperion)が大成功し、英グラモフォン賞2014では古楽器部門賞(Baroque Instrumental)を受賞、更に最優秀アーティスト賞(Artist of the Year)にもノミネートされるなど、人気実力とも高い期待の新星です。
 今回初となるアルヒーフへの録音は、コンチェルト・ケルンとの共演で、バロック作品の間に現代音楽を入れることによって、時空を超えたチェンバロ音楽の魅力がふんだんに散りばめられた仕上がりとなっています。

 【録音】2014年9月, ドイチュラント放送、ケルン室内楽ホール(デジタル:セッション)





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ECM New Series



4817267
\2500→\2290
全世界のクラシック・ファンに贈る真剣勝負の一枚
 デンマーク弦楽四重奏団〜PRISM I/
  ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、バッハ

  1) J.S.バッハ:フーガ 変ホ長調BWV876、
  2-7) ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第15番変ホ長調Op.144
   (エレジー/セレナード/間奏曲/
    ノクターン/葬送行進曲/エピローグ)
  8-11) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
デンマーク弦楽四重奏団
 ルネ・トンスガード・ソレンセン(第1ヴァイオリン)
 フレデリック・オーランド(第2ヴァイオリン)
 アスビョルン・ノルガード(ヴィオラ)
 フレーデリク・スコイエン・シェーリン(チェロ)
 現在最も刺激的な若き弦楽四重奏団によるニュー・アルバム
 2002年に設立された若き弦楽四重奏団、デンマーク弦楽四重奏団がベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、バッハを採り上げたニュー・アルバムがリリースされます。2009年ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで優勝して以来、世界各地で見事なアンサンブルを聴かせ、音楽ファンのハートを鷲づかみにしているデンマーク四重奏団。
 その刺激的な演奏は、若武者、あるいは若き猛獣などと評され、今回6月に行われた初となる来日公演でも真摯な演奏を繰り広げ、強烈な印象を残しました。

  録音:2016年11月 ノイマルクト、ライトシュターデル






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 店主が今一番注目している弦楽四重奏団、デンマーク弦楽四重奏団。
 「デンマーク青年弦楽四重奏団」の名から、最近「青年」が取られて「デンマーク弦楽四重奏団」となってきた。そしてだんだん知名度が高くなってきた。

 今回の新譜はベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、バッハという超本格派。
 ECMレーベルの看板スターにさえなりつつある彼らが全世界のクラシック・ファンに贈る真剣勝負の一枚。

 10年前、ニールセンのアルバムが出たとき、彼らがここまでの存在になると一体誰が予想しただろう。


デンマーク弦楽四重奏団、旧譜!!
これは聴いておいた方がいい。衝撃のニールセン!

Nielsen - String Quartets Volume 2
DACAPO
6.220522
(SACD-Hybrid)
\2400
カール・ニールセン:弦楽四重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲 第2 番 へ短調 Op.5
 2.弦楽四重奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.14
デンマーク(青年)弦楽四重奏団


 ニールセンの弦楽四重奏曲第2番、とってもいい曲なのである。

 劇的な冒頭から一気に引き込まれる第1楽章、ちょっとチェコを思わせるノスタルジックで幻想的な第2楽章、結構深遠なスケルツォ風第3楽章。

 そして圧巻が第4楽章。


 これが・・・なんともニールセンなのである。ひょっとするとニールセンの全ての作品でもっともニールセンらしいかもしれない。
 かっこいい。ムチャクチャかっこいい。
 
 こんなかっこいい主題を終楽章冒頭に用意するなんて、ニールセン男前過ぎる。ちょっとかっこよすぎて引いちゃうかもしれないが、おそらくニールセンってこの音楽のような、熱いまっすぐな男だったんだろう。
 間違いなくニールセンの「動」系音楽の中では一番好きな曲。

 ではCDはどれにするか。

 最高なのはこのデンマーク(青年)弦楽四重奏団の演奏。
 青年商工会議所みたいな名前だが、その演奏はまったく侮れない。というかすごい。才気煥発、縦横無尽。アルテミスSQなみの過激で刺激的な演奏を聴かせてくれる。
 襲い掛かってきそうな鋭いヴァイオリン、そのヴァイオリンを底から地響きを立てて追い立てるチェロ。終楽章は血が噴き出しそうな超高速スピード。その劇的な表現にはもう口アングリ。最初聴いたときはそのあまりに激しい自己主張に「そこまでやるか」と冷や汗ものだったが、考えてみれば第2番は若きニールセンの傑作。血気盛んで燃えるような情熱のたぎる作品。これくらい激しく熱い演奏で聴きたいではないか。すごい。すごいです。

 「ニールセンってどんな作曲家なの?」ともし聴かれたら、迷わずこのCDのトラック4をかけてこう答える。「こんな作曲家」。

 あらゆるニールセンのアルバムの中で、店主が最もお薦めするもののひとつ。



旧譜、もう1枚!
こいつもやっぱりすごかった!


CAVI
4260085532643
\2600
結成10周年!デンマーク弦楽四重奏団
(1)ハイドン:
 弦楽四重奏曲 第63番 ニ長調「ひばり」op.64-5 / Hob III:63
(2)ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調op.51-2
デンマーク弦楽四重奏団
 結成10周年!デンマーク弦楽四重奏団によるハイドンの「ひばり」&ブラームス弦楽四重奏曲第2番

 録音:2012 年3 月、スタジオ2(ミュンヘン)

 「デンマーク青年弦楽四重奏団」の名でも知られるデンマーク弦楽四重奏団は、2002 年夏のコペンハーゲン音楽祭にてデビューしたアンサンブル団体。
 今回収録したのは、ハイドンとブラームスの弦楽四重奏曲。ベートーヴェンからペルトまでいたる幅広いレパートリーを持つ当団ですが、意外にも古典派とロマン派の作品を収録するのは本アルバムが初めて。ハイドンでは軽やかかつ溌剌とした演奏で爽やかに聴かせる一方、後半のブラームスでは劇的かつ鮮烈な演奏で圧倒してくれます。ハイドンの「ひばり」では、1st ヴァイオリンを務めるオーランドの瑞々しいソロが聴き所。「ひばり」という愛称の由来ともなった第1 楽章冒頭の有名な旋律はもちろんのこと、第4 楽章で見せる怒涛の掛け合いも見事です。ブラームスの弦楽四重奏曲第2 番は、対位法的に書かれた堅固なアンサンブルと、シューベルトを思わせる流麗な旋律との兼ね合いが素晴らしい名曲。デンマーク弦楽四重奏団の演奏は厭なべたつきを控えた音運びで、アクセントの表現も鮮やか。エネルギッシュな勢いにあふれる瑞々しい演奏スタイルはそのままに、より円熟したアンサンブルで魅せてくれます。
 結成当時はデンマークの若手演奏家たちによる新進気鋭の団体として注目を集めていたデンマーク弦楽四重奏団も、今や室内楽界の中堅を担う実力派。今後のさらなる飛躍に期待したい、注目のアンサンブル団体です。

 



そしてついにECMからもこんなステキなアルバムを!


481 5746
\2500→\2290
注目の四重奏団が新たに挑んだのは民族音楽プロジェクトだった!
 《デンマーク弦楽四重奏団〜ラスト・リーフ》

 1) Despair not, o heart(民謡)、
 2) Shore(フレーデリク・スコイエン・シェーリン)、
 3) Polska from Dorotea(スウェーデン民謡)、
 4) Tjenneblomen(Gjermund Haugen)、
 5) Minuet no.60(デンマーク民謡)、
 6) A Romeser(デンマーク民謡)、
 7) Intermezzo(フレーデリク・スコイエン・シェーリン)、
 8) Shine you no more(ルネ・トンスガード・ソレンセン)、
 9) Dromte mig en drom(デンマーク民謡)、
 10) Stadelil(フェロー民謡)、
 11) Naja’s Waltz(フレーデリク・スコイエン・シェーリン)、
 12) Unst Boat Song(シェトランド諸島の民謡)、
 13) Fastan(Eva Sather)、
 14) Hur var du i aftes sa sildig(デンマーク民謡)、
 15) The Dromer(デンマーク民謡)、
 16) Now found is the fairest of roses(民謡)

すべてデンマーク弦楽四重奏団による編曲
デンマーク弦楽四重奏団
 ルネ・トンスガード・ソレンセン
  (第1ヴァイオリン、ハーモニウム、ピアノ、
   グロッケンシュピール)、
 フレデリク・オーランド(第2ヴァイオリン)、
  アスビョルン・ノルガード(ヴィオラ)、
  フレーデリク・スコイエン・シェーリン(チェロ、コントラバス)



 たとえばこれ、「Stadelil(フェロー民謡)」
 こういう音楽なわけである。ビアホールで演奏されているような。

https://youtu.be/i1YiTYQbCSE

  



 2002年に設立され、現在最も刺激的な若き弦楽四重奏団として知られているデンマーク弦楽四重奏団は、現代音楽とコアなクラシックのレパートリーに対し新たな視点でその本質を浮き彫りにしています。
 同時に彼らは北欧の民俗音楽の世界にも驚くべき見事な方法で取り組んでいます。2014年のアルバム『ウッド・ワークス(Wood Works)』(ダカーポ・レコード)はレフトフィールドでヒットし、コンサート演奏でも世界の聴衆を魅了してきました。

 そして今回デンマーク四重奏団はECMとの新たな録音に、彼らの民族音楽プロジェクトを選びました。「Now found is the fairest of roses(今見つけたのは最もきれいなバラ)」は1732年、デンマークの神学者で詩人のH.A.ブロアソンにより出版された讃歌から採られています。
 この讃歌は神秘的で暗いメロディの曲です。ブロアソンは自らのクリスマス讃歌に伴奏をつけるため、古いルターの葬儀用の合唱を選びました。それは生と死が常につながっていることを優雅に示しています。

 彼らは次のように話します。
  「私たちは北欧の民族音楽のメロディを通して旅に出て、最後にブロアソンにたどり着きます。それは多くの険しい道があるかもしれない旅ですが、私たちはいくつかの素敵な思い出とともに戻って来ることを信じています。これらの古いメロディの中に、私たちは限りない美と深みを見出だし、私たち四重奏団という手段を通してそれらを歌わずにはいられません。ブロアソンは最もきれいなバラを見つけ、私たちはすばらしい曲と出会いました。そして私たちがこれらの曲に対して行ったことをあなたが楽しんでくださることを心から願っています」。

  【録音】2017年1月、デンマーク、フレストルプ、The Kristen kjar Museum











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BR KLASSIK



900172
\2500→\2290
サイモン・ラトル(指揮)&バイエルン放送響
 マーラー(1860-1911):大地の歌

 1.第1楽章:「大地の哀愁に寄せる酒の歌」
 2.第2楽章:「秋に寂しき者」
 3.第3楽章:「青春について」
 4.第4楽章:「美について」
 5.第5楽章:「春に酔える者」
 6.第6楽章:「告別」
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
スチュアート・スケルトン(テノール)

サイモン・ラトル(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 2018年6月、16年間務めたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者兼芸術監督の任を離れたサイモン・ラトル(2017年9月よりロンドン交響楽団音楽監督に就任)。
 ラトルはバイエルン放送交響楽団ともしばしば共演を行い、既にCD化もされている2015年の「ラインの黄金」(演奏会形式)では、歌手たちを完全にコントロールしたラトルの明快な指揮と、バイエルン放送響のまろやかな響きが相俟って素晴らしいワーグナーを聴かせていました。

 今回のアルバムは2018年1月にヘルクレスザールで行われた「大地の歌」をライヴ収録したもの。独唱を受け持つのはオーストラリア出身のヘルデン・テノールで国際的な評価を高めつつあるスチュアート・スケルトンと、抜群の歌唱力を誇るマグダレーナ・コジェナーの二人。
 この作品では、ワーグナーのような重厚な響きよりも、絶望感や自然への回帰、そして終楽章での諦念など内面的な感情移入が求められますが、マーラーを得意とするラトルは全てのモティーフを入念に歌わせ、晩年のマーラーが至った境地を精緻に描き出しています。

 録音 2018年1月25-27日 ライヴ ミュンヘン、ヘルクレスザール

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=UYSA9pEBcCg





DUX


DUX1388
\2400
ヴィラ=ロボス:ピアノ曲集
 ヴィラ=ロボス:
  シランダス、ブラジル風バッハ第4番、シランジーニャス
 マリア・イネス・ギマランイス:
  ヴィラ=ロボスとクルターグへのオマージュ
 クルターグ:遊び
マリア・イネス・ギマランイス(pf)
 

DUX1281
\2400
アルフレッド・ピアッティ(1822-1901):
 無伴奏チェロのための12のカプリース Op.25
 パチーニの歌劇「ニオベ」の主題によるカプリッチョOp.22、
 アントン・ルビンシテインの死に寄せる哀歌、
 2つのチェロとピアノのためのセレナータ
  (アンジェイ・ヴローベルによる3つのチェロのための編曲版)
アンナ・ヴローベル(Vc)
アンジェイ・ヴローベル(Vc)
エルジビェタ・ヴローベル(Vc)
 


DUX1464
\2400
レオポルド・ゴドフスキー編曲集
 J.S.バッハ(ゴドフスキー編):
  無伴奏ヴァイオリンソナタBWV.1001/
 サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥/
 ショパン(ゴドフスキー編):
  ワルツ第6番Op.64-1「子犬のワルツ」/
 シュトラウスII(ゴドフスキー編):
  「酒・女・歌」による交響的変容
 ゴドフスキー:
  左手のためのエレジー、
  ショパンのエチュードから第7番変ト長調Op.10-5より「黒鍵上の」、
  第13番変ホ短調Op.10-6より「左手のための」、
  パッサカリア
ウーカシュ・クヴィアトコウスキ(pf)
 

DUX1472
\2400
イレネウシュ・ウーカシェフスキ(1938-):合唱曲集
 神に向かって喜びの声をあげよ、
 主よ あわれみたまえ、サルヴェ・レジナ、
 ベルナルダの祈り、クリスマス聖歌、ベツレヘムの星
パデレフスキ:
 6つの歌曲Op.18より(1曲)、4つの歌曲Op.7/
ショパン:19のポーランドの歌Op.74より(3曲)
ヤン・ウカシェフスキ指揮、
ポーランド室内合唱団
ビオレタ・ウカシェフスカ(pf)



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POURPRE



PPR 18008
(5CD)
\3200→\2890

ジャン=クロード・ヴェイヤン/バセット・ホルンとバセット・クラリネット
 ザ・コンプリート・モーツァルト・レコーディングス


CD1 モーツァルト:
 クラリネット四重奏曲 変ホ長調 Op.79(K.380/374f)
 クラリネット四重奏曲 変ロ長調 Op.79(K.378/317d)
 クラリネット四重奏曲 ヘ長調 Op.79(K.496)
ジャン=クロード・ヴェイヤン(クラリネット)
シュタードラー三重奏団

  録音:1994年4月1-3日
   復元古楽器での世界初録音
原曲はこちら
 変ホ長調 → ヴァイオリン・ソナタ第36番
 変ロ長調 → ヴァイオリン・ソナタ第34番
 ヘ長調 → ピアノ三重奏曲 K.496
CD2 モーツァルト:
 3本のバセットホルンのための5つのディヴェルティメントK.439b
トリオ・ディ・バセット
  ジャン=クロード・ヴェイヤン(バセットホルン)
  エリク・ロロ(バセットホルン)
  ジャン=ルイ・ゴシュ(バセットホルン)

   録音:1997年2月17-20日
    復元古楽器での録音
CD3 モーツァルト:
 クラリネット五重奏曲 K.581
 クラリネット協奏曲 K.622
ジャン=クロード・ヴェイヤン(クラリネット)
シュタードラー四重奏団
王宮大厩舎および王室楽団
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)

  録音:1992年11月(K.581) & 1989年1月(K.622)
   復元古楽器での録音
CD4 モーツァルト:
 3本のバセットホルンと打楽器による「魔笛」
トリオ・ディ・バセット
 ジャン=クロード・ヴェイヤン(バセットホルン)
 エリク・ロロ(バセットホルン)
 ジャン=ルイ・ゴシュ(バセットホルン)
 ミッシェル・クロード(ティンバレス)

  録音:1999年2月23-25日
    復元古楽器での録音
CD5 モーツァルト:
 「フィガロの結婚」による3つのディヴェルティメント*
 バセットホルンとクラリネットのためのアダージョ
  (K.484d,K.411,K.484b,K.580a,K.484c)*

「プラハのモーツァルト- 最後の収穫期」**
 アダージョ K.484c
 偽りの世」K.474
 アレグロ
 「わたしはあなたに別れを告げます」K.621a
 「夕べの思い」K.523
 「クローエに」K.524
 「魔術師」K.472
 アリエット「鳥よ、年ごとに」K.307
 「別れの歌」K.519
 老婆 K.517
 序曲(「皇帝ティートの仁慈」より)
 可愛い奥様
 グラスハーモニカのためのアダージョ K.617a/356
トリオ・ディ・バセット
 ジャン=クロード・ヴェイヤン
   (クラリネット,バセットホルン,グラスハーモニカ)
 エリク・ロロ
   (クラリネット,バセットホルン,グラスハーモニカ)
 ジャン=ルイ・ゴシュ
   (バセットホルン,グラスハーモニカ)

  フランソワーズ・マセ(ソプラノ)
  フィリップ・ド・デーヌ(バセットホルン)
  ミシェル・クロード(打楽器)

録音:1995年7月(*) & 2002年7月,2004年9月20-22日(**)
   復元古楽器での録音
**は、モーツァルトがプラハ、ベルトラムカ荘で過ごした最後の夜を想定した録音。
グラスハープのための作品も収録されており、親密で気さくな内輪の演奏会を思い起こさせる内容となっている。


クラムシェル・ボックス仕様

 1940年フランス生まれのジャン=クロード・ヴェイヤンは、バセット・ホルンとバセット・クラリネットの名手。
 そのヴェイヤンがK617レーベルからリリースしていたモーツァルトの名演をセットにしたもの。
 K617はすでに活動停止、現在その音源は他レーベルが出してくれるのを待つしかないが、今回こういう形で出てきたのはありがたい限り。


バセットホルン
 バセットホルンは、クラリネット属の古楽器。
 楽器の構造はシングルリードで円筒管の木管楽器であり、クラリネットのそれに似ている。
 しかしクラリネットよりも大きく、管体がマウスピース付近で曲がっている。
 「ホルン」の名が付いているが、金管楽器であるホルンの仲間ではない。

 現在では、この楽器のために書かれたクラシック作品の多くが忘れ去られている。
 バセットホルン奏者でもあった18世紀のクラリネット奏者アントン・シュタードラーは、この楽器のための楽曲を作るよう、何人かの作曲家に依頼した。
 その中でも、モーツァルトは最も注目すべき作曲家である。
 モーツァルトは、セレナーデ第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』、『フリーメーソンのための葬送音楽』K.477、G管バセットホルンのための協奏曲 K.621b、レクイエムK.626、それにいくつかのオペラと室内楽曲でバセットホルンを用いた。


バセット・クラリネット

 バセット・クラリネットは、クラリネット属の楽器の一種。
 クラリネットとバセットホルンの中間ともいえる楽器で、A管クラリネットの低音域をバセットホルンの最低音である記音ハ(C3)まで拡張した楽器。

 モーツァルトのクラリネット協奏曲はフリーメイソンの一員でもあったアントン・シュタードラーのために作曲されたことが分かっているが、シュタードラーが用いていた楽器は通常のA管クラリネットではなく、さらに4つの低音(Es、D、Des、C)を追加してバセットホルンと同じ音域を実現した今日バセットクラリネットと呼ばれている楽器であった。
















8/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



PASSACAILLE RECORDS



PAS 1050
(6CD)
¥6400

 ベルギーの室内アンサンブル「オクサリス」

オクサリス25周年記念ボックス6枚組

オクサリス
 [CD1] 〜プレリュード〜
  (1)ドビュッシー/ベンノ・ザックス編:牧神の午後への前奏曲
   (フルート、オーボエ、クラリネット、弦楽四重奏、ハルモニウム、ハープ、打楽器)
  (2)ドラージュ:インドの4つの歌
   (メゾソプラノ、2フルート、オーボエ、2クラリネット、弦楽四重奏、ハープ)
  (3)ツェムリンスキー:弦楽五重奏のための2楽章
  (4)ツェムリンスキー/レインベルト・ド・レーウ&エルヴィン・シュタイン編:マーテルランク歌曲集 Op.13
   (バリトン、弦楽五重奏、フルート、ハルモニウム、ピアノ)
  (5)レーガー:セレナード ニ長調 Op.77a (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ)
 [CD2] 〜木管楽器〜
  (1)モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
  (2)リース:フルート四重奏曲 ハ短調 Op.145-1
  (3)レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
 [CD3] 〜世紀末〜
  (1)ラヴェル:序奏とアレグロ (ハープ、弦楽四重奏、フルート、クラリネット)
  (2)ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
  (3)ジョンゲン:ピアノと木管五重奏のためのラプソディ Op.70
  (4)ピエルネ:愛の国への旅 (フルート、弦楽三重奏、ハープ)
  (5)カプレ:エドガー・アラン・ポーによる幻想的物語 (ハープ、弦楽四重奏)
 [CD4] 〜マーラー〜
  (1)マーラー/エルヴィン・シュタイン編:交響曲第4番 ト長調
   (ソプラノ、弦楽五重奏、フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノ、ハルモニウム、打楽器)
  (2)ブゾーニ/エルヴィン・シュタイン編:悲しき子守歌
   (フルート、クラリネット、弦楽五重奏、ハルモニウム、ピアノ)
 [CD5] 〜メイド・イン・ベルギー〜
  (1)ヴィクトール・キーシン:蝶 (弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープ)
  (2)リュック・ブレウェイズ:それでも地球は動く (弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープ)
  (3)ジョンゲン:歌曲集 Op.25、54、57、135より (ソプラノ、弦楽四重奏、ピアノ)
  (4)ディック・フォン・ホルスト&コーエン・デ・カウター:ヒド・ヘゼレの詩による音楽
   (ソプラノ、弦楽四重奏、フルート、クラリネット)
 [CD6] 〜別れ〜
  (1)R.シュトラウス/ルドルフ・レオポルド編:メタモルフォーゼン
   (2ヴァイオリン、2ヴィオラ、2 チェロ、コントラバス)
  (3)マーラー/シェーンベルク&リーン編:大地の歌より「告別」
   (メゾソプラノ、弦楽五重奏、木管五重奏、ピアノ、ハルモニウム、打楽器)
 絶品。美しく彩られた室内楽の世界!オクサリス結成25周年記念ボックス登場!

 75’00’’、66’56’’、77’47’’、63’42’’、71’46’’、53’12’’

 ベルギーの室内アンサンブル「オクサリス」はブリュッセル音楽院の音楽家たちにより1993 年に結成されました。2018 年に25 周年を迎える記念としてこれまでのレコーディングから選りすぐった6 枚組のアルバムが発売されます。パッサカイユ・レーベルの音源を中心にワーナー、フーガ・リベラなどの音源も含まれています。
 オクサリスは弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープからなる8 名をメイン・メンバーとしていますが、しばしば編成は拡張され、様々な人数のアンサンブル作品を演奏します。レパートリーは古典から近現代まで幅広く、絶妙な編曲によって打ち出される色彩的なアンサンブルも特徴。また歌曲との相性も抜群で、その演奏レベルの高さから国内外で大変すばらしい評価を得ています。
 モーツァルトの四重奏、室内楽版マーラー、現代ベルギー、どんな作品もオクサリスが奏でると美しい統一性が感じられます。どこか儚げな、やさしく夢見るようなサウンド。個々の奏者のあたたかな息遣いを感じられる良好な録音もありがたいです。




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ARCANA



A453
\2600→\2390
アレッサンドリーニが満を持して世に送り出す、バッハのフルート・ソナタ
 J.S.バッハ:フラウト・トラヴェルソとチェンバロによるソナタ集

 J.S.バッハ(1685-1750):
  1-3.フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
  4-8.ソナタ ト長調 BWV1019-
      フラウト・トラヴェルソとチェンバロによる演奏
        (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第6番 ト長調)
  9-11.ソナタ ホ短調 BWV526-
      フラウト・トラヴェルソとチェンバロによる演奏
        (原曲:オルガン・ソナタ第2番 ハ短調)
  12-14.フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1032
ラウラ・ポンテコルヴォ(フラウト・トラヴェルソ)
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ)
 アレッサンドリーニが満を持して世に送り出す、バッハのフルート・ソナタ。パートナーは、アレッサンドリーニの楽団コンチェルト・イタリアーノの首席を20年務めるという、篤い信頼で結ばれたイタリア出身のフルート奏者ポンテコルヴォです。
 3曲あるフルートとチェンバロのためのソナタのうち、真作と見られている第1番と第3番(不完全な第1楽章はアレッサンドリーニが補作)を中心に、編曲2作品をプラスしました。
 C.P.Eバッハにより「トリオ」と命名された「6つのオルガン・ソナタ」より第2番は、調性をハ短調から長三度上げてホ短調とし、オルガンの右手をフルート、左手をチェンバロの右手、ペダルをチェンバロの左手へと置き換えて演奏されています。
 またヴァイオリン・ソナタ第6番の編曲は、今回のアルバムのために彼ら自身で行われたものです。二人の深く丁重な歌いこみがたいへん印象的な演奏で、低いチューニングもあいまって、作品の奥行きをじっくりと堪能できるアルバムに仕上がっています。
 使われているトラヴェルソ(バロック・フルート)は“ビュッファルダンの子”として知られる18世紀の残存楽器のコピーで、これはバッハともゆかりが深いドレスデン宮廷楽団のフルート奏者P=G.ビュッファルダン(1690頃〜1768)に由来する楽器と考えられているもの。その精巧な再現楽器によって、バッハ自身の生きた時代の響きに迫った企画となっています(原文解説では、バッハとビュッファルダンの直接の知遇があった可能性も示唆されています)。

 録音:2017年11月17-20日ローマ、ローマ教皇庁 宗教音楽研究所会堂「サーラ・アカデミカ」
 使用楽器:
  フラウト・トラヴェルソ・・・ビュッファルダン(1690頃〜1768)の息子(1720〜30年頃)モデルに基づくバーゼルのジョヴァンニ・タルディーノ2017年製作による再現楽器
  チェンバロ・・・アントウェルペンのヨハン・ダニエル・デュルケン1745年製作モデルに基づく
   スホーンホーフェン(オランダ)のコルネリユス・ボム1984年製作による再現楽器
  調律:a'=415 hz

  プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=lG8D17Pz7WA







Capella de Ministrers


 独立運動でも話題になるカタルーニャ地方(バルセロナの周辺)と同じように、標準スペイン語とは違うバレンシア語(カタルーニャ語に似た言語)も話されているスペイン南部バレンシア地方。
 イタリアに渡って有名になったボルジア家を輩出したのをはじめ、文化的に豊かな歴史背景をもつこの地方を拠点に、バレンシアないしスペインの古い音楽遺産を積極的に世界へ発信しつづけているカルレス・マグラネルと、彼のもとに集まる俊才中世楽器奏者たちを中心としたカペリャ・デ・ミニストレルスの自主制作レーベルは、すでに20タイトル近くの企画を通じ、いかにイベリア半島の文化が「スペイン」の一言ではくくれない多彩さに満ちているかを伝えてくれます。
 精巧な自然派録音による躍動感と洗練にみちた古楽器サウンドは、企画の背景を知らなくともすぐに陶然と魅了されてしまうような求心力に満ちています。
 バレンシア語・スペイン語・英語・フランス語による解説書も読み解く意義のある充実度。


CDM1844
\2600
ARRELS-音のルーツ〜
 中世から近世へ、スペイン・バレンシア地方の宮廷音楽と伝統音楽〜

  1.わたしのかわいい赤ちゃん(ピカセンの子守歌)
  2.ファンダンゴ(器楽合奏)
  3.シショナのサンディンガ(バレンシア南部のファンダンゴ)/
   その晩わたしは夢をみた(すいかの踊り/J.P.モンタネル作詩)
  4.グアダスアルのボレロ/自由な女のボレロ/ラルクディアのボレロ
  5.モレラのトクス(器楽合奏)
  6.慟哭の歌(ウイショ渓谷の歌)
  7.愛人のペテネラ(ビラベリャのペテネラ)
  8.カン・デスティル/男のいない婦人(イサベル・ロブレス作詩)
  9.お母さん、お母さん(アラカンの子守歌)
  10.ホタ「ラ・ペルディウェタ」(器楽合奏)
  11.シャティバのファンダンゴとナン(器楽合奏)
  12.舞踏歌さまざま:
     ムーロの物売り娘/騎士の皆さん、ひどいでしょう/彼女の名はカタリナ
  13.アルカセルのシャケラ(器楽合奏)
  14.古い時代の聖母讃歌(J.B.コメス作詩)
  15.カン・デスティル/四大元素の歌(ベゴニャ・ポソ作詩)
カペリャ・デ・ミニストレルス
【メンバー】
 エリア・カサノバ(歌)
 ジュゼプ・アパリシオ(歌)
 カルレス・マグラネル(各種ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 リサニア・フェルナンデス(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ)
 サラ・アゲラ(ハープ)
 エドゥアルド・ナバロ
  (バンドゥリア…スペインの撥弦楽器/
   バグパイプ/
   ドゥルサイナ…ダブルリード木管楽器)
 ロベルト・カセス(テオルボ、バロックギター)
 アジズ・サムサウイ(カヌン…北アフリカのダルシマー)
 ダビド・アンティック(リコーダー)
 パウ・バリェステル(各種打楽器)
 カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスによる、スペイン・バレンシア地方の伝統音楽と古楽に共通する源流を探る彼らならではの企画盤。
 今日のような芸術音楽と大衆音楽の距離がかなり近かった時代、中世から近世へかけて大衆に親しまれた音楽や、宮廷で楽しまれた音楽を集めています。
 ファドを思わせる切々と歌い上げれられた歌、大衆が歌い交わす町の歌合戦の様子、陽気と哀愁が入り混り様々な楽器が活躍する舞曲と、当時の人々の力強さを感じさせる目まぐるしい極彩色の音世界の中にも、伝統と古楽を繋ぐ秘密の小径を歩むような密やかな面白さも秘めた、たいへん楽しめる一枚です。
 録音:2018年3月2-4日バレンシア、バレンシア慈善文化センター「アルフォンソ5世の間」

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=eieiJ5gl1D8




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2189
¥2500
フルトヴェングラー絶頂期のブラームス交響曲第2番
 (1)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
 (2)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(ボーナス・トラック)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラー絶頂期のブラームス交響曲第2番(1952 BPO)鮮烈な音質で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 ライヴ録音:(1)1952 年5 月7 日/ドイツ博物館コングレスザール(ミュンヘン)、(2)1954 年7 月26 日/フェストシュピールハウス(ザルツブルク)/モノラル、ライヴ
 使用音源:Private archive(1)(2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)、(2)(2 トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 フルトヴェングラーとベルリン・フィルは1952 年4 月から5 月にかけて、主にドイツ国内に演奏旅行に出かけました。その途中、ミュンヘンで収録されたブラームスの交響曲第2 番はフルトヴェングラーが病に倒れる直前の、いわば絶頂期とも言える演奏で、その荒れ狂ったような凄まじさは戦時中のライヴを思い起こさせます。今回、2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用し、テープに刻まれた情報を可能な限り忠実に再現しました。
 ボーナス・トラック(2 トラック、19 センチのテープを使用)には1954 年のザルツブルクで行われた「魔弾の射手」序曲を収録しました。フルトヴェングラーがピットに現れた際の万雷の拍手も含まれており、長い間をとったあとに厳かに序奏が始まる様子は、その場に居合わせたかのような臨場感があります。なお、ブラームスの交響曲第2 番の第2 楽章、開始から0 分47 秒付近にテープの故障が見られます。これは、既存のLP、CD にも含まれるもので、原テープに含まれる瑕疵と思われるもので、当CD の制作過程で生じたものではありません。ただし、全体の音質が鮮明になった分、その故障もいくらか目立ちますが、ご了承下さい。(平林直哉)




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MEMBRAN



600476
(10CD)
\2400

リカルド・オドノポソフ(Vn)名演奏集


Disc. 1〜Disc. 3
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ジャンフランコ・リヴォーリ指揮、ジュネーヴ放送交響楽団
  1954年録音
 パガニーニ(コチャンスキ編):「ラ・カンパネッラ」
 プロコフィエフ(グリュネス編):ピーターと狼より「主題とプロセッショナル」
 ヴァレンタイン・パヴロフスキー(pf)
  1945年録音

Disc. 2
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
  ヴァルター・ゲール指揮、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
   1953年録音
 パガニーニ:ラ・カンパネッラ
  パウル・フッペルツ指揮、ユトレヒト交響楽団
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
  ハインリヒ・ホルライザー指揮、チューリッヒ放送交響楽団
   1953年録音

Disc. 3
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
  カール・バンベルガー指揮、フランクフルト歌劇場管弦楽団
   1954年録音
 クライスラー:ウィーン奇想曲、美しきロスマリン、愛の喜び、愛の悲しみ
  ジャン・アントニエッティ(pf)

Disc. 4
 ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ ト短調
 ヴィラ=ロボス:ヴァイオリンソナタ第3番
  レオニード・ハンブロ(pf)
   1951年録音
 ファリャ:7つのスペイン民謡より
  「カンシオン」「ポロ」「アストゥーリアス地方の歌」「ホタ」
   1951年録音

Disc. 5
 18世紀イタリアの巨匠たち
  トレッリ:4声の協奏曲より  
  ドゥランテ:合奏協奏曲Op.5
  マルチェッロ:合奏協奏曲Op.1-4
  ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリンソナタ第2番
  ジェミニアーニ:ヴァイオリンソナタ変ロ長調
   マウリッツ・ファン・デン・ベルフ指揮、
   オランダ室内管弦楽団/
   レオ・ロスタル(Vc)ベンジャミン・オレン(Cemb)
   ハインツ・ウェールレ(Org)
    1950年録音

Disc. 6
 タルティーニ:悪魔のトリル
  ハインツ・ウェールレ(Cemb)
 ベートーヴェン:三重協奏曲Op.56
  シュテファン・アウバー(Vc)アンへリカ・モラレス(pf)
  フェリックス・ワインガルトナー指揮、
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   1937年録音

Disc. 7
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28、ハバネラOp.83
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 ショーソン:詩曲
  ジャンフランコ・リヴォーリ指揮、ジュネーヴ放送交響楽団
   1955年録音
 イザイ:子供の夢、遠い過去Op.11
 スメタナ:わが祖国よりモデラート、アンダンティーノ
  1945年録音

Disc. 8
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
  ヴァルター・ゲール指揮、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
   1952年録音
 クライスラー:
  プニャーニの様式によるプレリュードとアレグロ、
  コレッリの主題による変奏曲、
  レチタティーヴォとスケルツォ・カプリスOp.6
 ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲第1番
  ジャン・アントニエッティ(pf)

Disc. 9
 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番、第8番
  オットー・ヘルツ(pf)
 イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタOp.27-4
  1951年録音

Disc. 10
 サラサーテ:スペイン舞曲集Op.21
  グリゴリー・アッシュマン(pf)
 ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
 オットカール・ノヴァーチェク(1866-1900):パーペチュアル・モーション
  オットー・ヘルツ(pf)
 ホアキン・ニン(1879-1949):スペインの歌より
  「Montanesa」「Tonada murciana」「Saeta」「Granadina」
   ジャン・アントニエッティ(pf)
   1951年録音
 
  リカルド・オドノポゾフ。
 1934年から1938年までウィーン・フィルのコンサートマスターを務めた人。

 1932年、ウィーンのコンクールで第1位を獲得し、1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクールで、ダヴィッド・オイストラフと優勝を争い、第2位を獲得した。
 このコンクールでは、オイストラフがソ連政府のチームを引き連れてコンクールの数週間前から開催地であるブリュッセル入りし、完璧な準備を整えていたのに対し、オドノポソフは前述のようにウィーン・フィルのコンサートマスターを務めており、コンクールの前日、ウィーンでの演奏会を終えた後、夜行列車でブリュッセルへ向かい、休みをとらないままコンクールに臨んだという。
 このエピソードを聞くと、もちろんオイストラフがすごいのは分かっていてもオドノポゾフもそうとうすごいと思ってしまう。

 店主もこの人の演奏を聴き始めると途中では止められない。
 これぞウィーン!
 歌って踊って舞い上がる、そんなヴァイオリン。
 ときおり羽目を外しがちになるのもまったく愛おしい!しかし軽くはない。というかかなり重い。太い。そして熱い。
 高貴で洒脱な独特のヴァイオリン。 

 ロシア移民の子としてアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれたのだが、まるでウィーン生まれの貴族のように思えてしまうのである。

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600479
(10CD)
\2400

フリードリヒ・グルダ(pf)ベートーヴェン名演奏集


Disc. 1
 チェロソナタ第5番
 ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の
  「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲WoO.45
 モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲Op.66
   ピエール・フルニエ(Vc)
    1959年録音

Disc. 2
 チェロソナタ第3番、第4番
 モーツァルトの「魔笛」の
  「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲WoO.46
   ピエール・フルニエ(Vc)
1959年録音

Disc. 3
 チェロソナタ第1番、第2番
  ピエール・フルニエ(Vc)
   1959年録音

Disc. 4
 ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
 同 第14番「月光」、第31番
   1950年録音

Disc. 5
 「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35
 ピアノソナタ第26番「告別」
  1950年録音
 ピアノ協奏曲第1番
  カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   1951年録音

Disc. 6
 ヴァイオリンソナタ第7番、第10番
  ルッジェーロ・リッチ(Vln)
   1954年録音

Disc. 7
 ピアノソナタ第1番、第2番、第3番、第19番、第20番
  1954年録音

Disc. 8
 ピアノソナタ第4番、第5番
  1955年録音

Disc. 9
 ピアノソナタ第6番、第7番
  1955年録音

Disc. 10
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番K.453
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
  パウル・アンゲラー指揮、フリードリヒ・グルダ・オーケストラ
1962年録音
 


600481
(10CD)
\2400

グイド・カンテッリ(Cond)名演奏集


Disc. 1
 ブラームス:交響曲第3番
  フィルハーモニア管弦楽団
  1955年録音
 ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
  NBC交響楽団
  1950年録音

Disc. 2
 ムソルグスキー:展覧会の絵
 チャイコフスキー:ロミオとジュリエット
  NBC交響楽団
  1951年、1952年録音

Disc. 3
 ブラームス:交響曲第1番
  フィルハーモニア管弦楽団
  1953年録音

Disc. 4
 ヴィヴァルディ:四季
  ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
  1955年録音
 カゼッラ:パガニーニアーナOp.65
  NBC交響楽団
   1950年録音
 ロッシーニ:コリントの包囲序曲
  サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
   1949年録音

Disc. 5
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ファリャ:バレエ「三角帽子」より
  「近所の人たちの踊り」「粉屋の踊り」「終幕の踊り」
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 デュカス:魔法使いの弟子
  ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
   1952年、1954年録音
 リスト:ピアノ協奏曲第2番
  クラウディオ・アラウ(pf)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
   1953年録音

Disc. 6
 ドビュッシー:海、夜想曲、牧神の午後への前奏曲
 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
  フィルハーモニア管弦楽団
   1952年〜1955年録音

Disc. 7
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
 ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲
  フィルハーモニア管弦楽団
   1952年、1955年録音

Disc. 8
 シューマン:交響曲第4番
 ワーグナー:ジークフリート牧歌
  デニス・ブレイン(Hrn)フィルハーモニア管弦楽団
   1951年、1953年録音
 ワーグナー:ジークフリートのホーンコール
  デニス・ブレイン(Hrn)
   1947年録音

Disc. 9
 モーツァルト:交響曲第29番K.201、音楽の冗談K.522
  フィルハーモニア管弦楽団
   1955年録音

Disc. 10
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ベートーヴェン:交響曲第7番
  フィルハーモニア管弦楽団
   1955年、1956年録音


<メジャー・レーベル>
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WARNER(ミュンヘン・フィル)



9305211284
(17CD)
\13000→\11990


 正規初出音源を含む、ミュンヘン・フィル創立125年記念ボックス
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団/創立125周年記念デラックスCDボックス


CD1
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
  ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
   録音時期:1953年12月17日(モノラル)
CD2
 ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
  ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
   録音時期:1956年10月13日(モノラル)
CD3-4
  モーツァルト:歌劇「魔笛」 K.620 全曲
   エリカ・ケート(ソプラノ:夜の女王)
   アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ:パミーナ)
   フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール:タミーノ)
   ヘルマン・プライ(バリトン:パパゲーノ)
   カール・クリスティアン・コーン(バス:ザラストロ)、他
   フリッツ・リーガー(指揮)
    録音時期:1964年7月26日(モノラル)
      ※台詞部分は、部分的にカットされています。
CD5
 1. ブラームス:アルト・ラプソディ Op.53
 2. レーガー:希望に寄せる Op.124
 3. レーガー:ヒラーの主題による変奏曲 Op.100
  クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ:1,2)
  オイゲン・ヨッフム(指揮)

  録音時期:1981年4月30日(1)、1979年11月8日(2)、1981年4月30日(3)
CD6
 1. プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20
 2. プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲 Op.64a+b
  セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
   録音時期:1980年1月17日(1)、1988年6月22日(2)
CD7
  モーツァルト:グラン・パルティータ K.361
  モーツァルト:レクィエム K.626
  モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
   モイツァ・エルトマン(ソプラノ)
   オッカ・フォン・デル・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)
   ミヒャエル・シャーデ(テノール)
   クリフトフ・フィシェサー(バス)
   ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
   ズービン・メータ(指揮)
    録音時期:2016年3月22-26日

CD8-9
  ヴェルディ:レクィエム
   アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)
   ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)
   ウーキュン・キム(テノール)
   ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
   ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
   ロリン・マゼール(指揮)
    録音時期:2014年2月6日
    ※Sony Classicalより発売されているCD(88875083302)と同音源。

CD10
 1. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
 2. シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485
  ギュンター・ヴァント(指揮)
   録音時期:1991年1月17日(1)、1997年2月18-23日(2)
CD11-12
  プフィッツナー:カンタータ「ドイツの精神」
  ルアナ・デヴォル(ソプラノ)
  ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)
  トーマス・モーザー(テノール)
  アルフレート・ムフ(バス)
  ホルスト・シュタイン(指揮)
   録音時期:1998年6月11-16日
CD13-14
  ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
  カタリーナ・ダライマン(ソプラノ)
  マルチェッロ・ジョルダーニ(テノール)
  ジョセ・ヴァン・ダム(バリトン)
  ロデリック・アール(バス)
  ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
   録音時期:1999年6月4-6日
CD15
  シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調 D.944「グレート」
  クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
   録音時期:2006年1月11-15日
CD16
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 Op.43
  ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
   録音時期:2011年11月2日
CD17
 1. ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲
 2. リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
  ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
   録音時期:2018年2月22-26日(1)、2017年5月12-13日(2)
   ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音方式:モノラル(CD1-4)、ステレオ(CD5-17)/ライヴ

 125年の歴史を持つミュンヘン・フィルは、ドイツの音楽、数多くの作曲家との緊密な関係から恩恵を受けています。

 ミュンヘン・フィルは戦後1944年にできたバイエルン放送響に比べるとぐっと歴史が古く、1893年創設。
 ブルックナーの弟子のレーヴェやハウゼッガーといった歴史的大家が首席指揮者として師の音楽の普及に努め、特にブルックナーとマーラーの作品は関係が深く、マーラーが自身の指揮で交響曲第4番や第8番を初演、さらにその弟子のワルターが「大地の歌」を初演など、歴史に彩られたオーケストラです。

 近年の音楽監督には、ルドルフ・ケンペ、セルジウ・チェリビダッケ、ジェームズ・レヴァイン、クリスティアン・ティーレマン、ロリン・マゼールらが、そして2015年9月からは、ワレリー・ゲルギエフは就任し、その歴史を重んじながらも独自のプログラム組み上げ、話題を呼んでいます。

 そのミュンヘン・フィルの歴史的名演奏のライヴが収録された、創立125周年にふさわしいボックスを限定盤として発売いたします。

 音楽監督に就任した指揮者以外にも関係の深かった、宇野功芳氏が絶賛したクナッパーツブッシュの超絶「英雄」をはじめ、フリッツ・リーガー、オイゲン・ヨッフム、ズービン・メータ、ホルスト・シュタイン、そしてギュンター・ヴァントらによる貴重な正規ライヴ音源なども収録されています。

 これらの音源は、ミュンヘン・フィルとバイエルン放送の共同所有によるオリジナル・マスターテープより、新たなるマスタリングを行っています。
 様々なレーベルの録音やリマスターなどを務めるエンジニア、クリスティアン・シュタルケ氏がオリジナル・マスターテープからの96kHz/24bitリマスターを行い、さらに、最近ECMの監修の下でマスタリングを担当し、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル氏が最終マスタリングを担当し、ライヴの緊迫感ある演奏が甦っています。

 他社から発売されている隣接権切れ音源も含まれておりますが、現段階における唯一の正規音源となります(CD8-9を除く)。






<国内盤> 


FLORA(国内仕様盤)



SFLO 3415
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
「甘美なる旋律 〜イタリア初期バロックの器楽作品さまざま〜」
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
  甘美なる旋律/英雄&チャッコーナ/ブランド/フォリアス (いずれも 1650)
 ダリオ・カステッロ (17世紀前半に活躍):
  ソナタ第5番(ソナタ・コンチェルターテ第1巻(1621)より)
  ソナタ第12番(ソナタ・コンチェルターテ第2巻(1629/1644)より)
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (1570頃-1630):3声のソナタ(1610)
 タルクィニオ・メールラ(1594/1595-1665):
  カンツォーナ「ラ・カッタリーナ」(1637)
 マルコ・ウッチェリーニ(1603頃または1610-1680):
  ヴァイオリンのためのソナタ第2番(Op.4 より)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(16世紀後半-1642):
  シンフォニア第2番(1626)/ガリヤルダ第4番(1626)
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557頃-1612):
  三つのヴァイオリンのためのソナタ第21番(1615)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ (1609-1621頃活躍):
  エコーによる2声のカンツォン(1614)
 フランチェスコ・トゥリーニ (1589頃-1656):二つの上声部のためのソナタ(1621)
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ:カンツォン
 ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):ラ・ジョイア(1621)
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ:2声のソナタ(1610)
 アゴスティーノ・グェッリエーリ (17世紀前半に活躍):
  3声のソナタ「ラ・ヴィヴィアーニ」(出版 1673)
レ・タンブル
 川久保洋子(バロック・ヴァイオリン) 
 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジュリアン・ヴォルフス(オルガン、チェンバロ)
ハルモニア・レニス
 水内謙一(リコーダー)
 村上暁美(チェンバロ)
 ヴァイオリン、リコーダー、低音弦と2台の鍵盤。変化豊かに音色を交わしあい、音楽の旅路はいつしか十七世紀のナポリへ、ヴェネツィアへ、ミラノへ、さらに・・・
 「人間の声こそ至高の音楽」— それが欧州古楽の鉄則だったとすれば、十七世紀はそうした人の声がいっさい含まれない、楽器だけで奏でられる音楽(器楽)が従来なかったほど発展した時代!
 とくにイタリアは南でも北でも。新しいタイプの器楽作品が続々生まれた場所・・・たおやかな音色を宿したリコーダーとヴァイオリンの調べ、そこに絡む多様な通奏低音の妙!
 欧州シーンにめざましい活路を拓きつつある俊才陣の絶妙解釈、古楽器録音に通じた俊才技師アリーヌ・ブロンディオによる自然派録音でどうぞ。

 通常輸入盤は既発売です。通常輸入盤のブックレットにも日本語解説が記載されておりますが、当商品にはさらにレ・タンブル&ハルモニア・レニスによる追加解説と詳細な演奏家紹介を日本語で記載したリーフレットが封入されております。

  録音:2014年8月、モンヴァルザン(フランス東部ローヌ=アルプ地方)

 


SFLO 3113
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
ラモー「クラヴサン合奏曲集」(1741)
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  「ヴァイオリンとヴィオールを添えた合奏によるクラヴサン楽曲集」
   通称「クラヴサン合奏曲集」(1741、パリ刊)
レ・タンブル
 川久保洋子(バロック・ヴァイオリン) ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジュリアン・ヴォルフス(チェンバロ)
 録音:2013年11月、ボーファイ(ベルギー南東部リエージュ地方)

 生々しく立ち現れるクラヴサン(チェンバロ)と羊腸弦の振動・・・ロココの傑作。新たなる名演。
 時代は十八世紀半ば—齢五十を越えてから突如、オペラの世界でもめざましい成功を収めはじめた異才ラモーが、鍵盤音楽の世界に切り拓いた新境地とは?
 ヴァイオリンとヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)がクラヴサン(チェンバロ)とひそやかな対話をくりひろげる名品群、欧州最前線をゆくレ・タンブルの精妙な演奏の機微はFLORAならでは克明なエンジニアリングで、隅々まで鮮やかに・・・

使用楽器詳細を含む解説日本語訳付き。

 通常輸入盤(FLORA 3113)は既発売です。




<LP>


TELARC(LP)


TEL00004
(LP)
\5200
《小澤征爾&ボストン交響楽団〜ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」》
 ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》作品8
  協奏曲第1番ホ長調RV269《春》
  協奏曲第2番ト短調RV315《夏》
  協奏曲第3番ヘ長調RV293《秋》
  協奏曲第4番ヘ短調RV297《冬》
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾
 ボストン響の名手が選りすぐりのアンサンブルを披露!
 1981年10月10日 マサチューセッツ、ウェルスリー大学ハウトン・チャペル
 

TEL00009
(LP)
\5200
《エリック・カンゼル指揮&シンシナティ交響楽団〜
 1812年、イタリア奇想曲、他》

  チャイコフスキー:
   1.大序曲《1812年》作品49
   2.イタリア奇想曲 作品45
   3.コサックの踊り(歌劇《マゼッパ》から)
シンシナティ交響楽団
指揮:エリック・カンゼル
 本物のカノン砲が炸裂!一世を風靡した話題盤が復刻。
 録音:1978年 シンシナティ
  

TEL00006
(2LP)
\7400
《ロバート・ショウ指揮アトランタ交響楽団〜オルフ:「カルミナ・ブラーナ」》
 オルフ:《カルミナ・ブラーナ》
ジュディス・ブレゲン(S)、
ホーカン・ハーゲゴール(B)、
ウィリアム・ブラウン(T)、
アトランタ少年合唱団
アトランタ交響楽団・合唱団、
指揮:ロバート・ショウ
 ロバート・ショウの手腕が光る鬼気迫る合唱!
 録音:1980年11月16‐18日アトランタ、メモリアル・アーツ・センター、シンフォニー・ホール
 

TEL00005
(LP)
\5200
《ロバート・ショウ指揮アトランタ交響楽団〜
 ストラヴィンスキー:「火の鳥」》

  ストラヴィンスキー:《火の鳥》組曲(1919年版)
  ボロディン:歌劇《イーゴリ公》:より序曲、ダッタン人の踊り
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・ショウ
 オーディオマニアも唸らせる迫力の高音質録音・演奏!
 録音:1978年6月19、20日アトランタ、メモリアル・アーツ・センター、シンフォニー・ホール
 

TEL00001
(2LP)
\7400
《マッケラス指揮ロンドン交響楽団〜
 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」》

  チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形
ティフィン少年合唱団
ロンドン交響楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
 テラークならでは、兵士の銃弾の音には本物を使用。
 録音:1986年5月、ロンドン


















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