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活動停止!在庫限り!
極上ヒストリカル・ライヴ録音レーベル
MEDICI MASTERS
1CD\2,800→\1990

~6/25(火)午前9時


 英国発のヒストリカルの雄“BBC LEGENDS”、“Royal Opera House Heritage Series”をその傘下に収めたMedicimediaが興したレーベルMEDICI MASTERS(メディチ・マスターズ)。
 ケルン放送交響楽団をはじめとする極上ライヴの宝庫WDRのアーカイヴより、蔵出し音源の数々を続々とリリース。その豪華な指揮者陣、演奏陣はリリースされるたびに大きな話題を呼んできた。

 しかしそのMEDICI MASTERS、ずっと新譜が出てこなくて「おかしーなー」と心配していたら・・・活動停止。
 親分的なBBC LEGENDSとともに、レーベルとしての活動は終了したという。
 それにより貴重な旧譜も入手不能に。


 そのMEDICI MASTERSの貴重な在庫セール。とくに前半タイトルはここ数年入手不能と思われていたレア・アイテムである。
 在庫があるうちに手に入れておいたほうがいいかと。


 ただ在庫は僅少とのことで、現地完売の際はご容赦くださいませ。


Otto Klemperer conducts Bruckner & Strauss
MM 001
\2,800→\1990
(1)ブルックナー:
 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク第2稿)
(2) R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
クレンペラー指揮
ケルン放送響

 1917年から24年にかけてクレンペラーはケルンの音楽監督を務めているが、戦後ヨーロッパに戻って1950年代半ばにまたケルン放送響とともに数多くのすばらしい演奏を繰り広げた。ベートーヴェンの第4番と第5番(AN.2130)でも確かめられるように、この時期のクレンペラーの音楽は引き締まったフォルムが何よりの特徴。ブルックナーは過去に複数のレーベルから出ていた有名な演奏で、のちのフィルハーモニア管との録音と比較しても全体に4分半ほど短くテンポが速め。併録のドン・ファンも男性的で剛毅なアプローチが魅力。オリジナル・マスター・テープを使用。

録音:(1)1954年4月5日(2)1956年2月27日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル

Carl Schuricht conducts Bruckner & Haydn
MM 016
\2,800→\1990
(1)ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1890年版)
(2)ハイドン:交響曲第86番ニ長調Hob.Ⅰ-86
カール・シューリヒト(指)
(1)ウィーン・フィル
(2)シュトゥットガルト放送SO.

 シューリヒト没後40周年の2007年、medici MASTERSが取り上げるのは晩年EMIに遺したウィーン・フィルとのブルックナー。生涯を通じてブルックナー指揮者として鳴らした巨匠にとって意外なことに第3番だけはこれが唯一の録音にして、コンサートで振った記録も残っていないレパートリー。これまでにも本家EMIから、またPreiserからもCD化されており、演奏についてはいまさら余計な説明を加える必要はありませんが、なんといってもポイントは新リマスタリングでブラッシュアップされ大幅に向上したその音質。まだこの時期ローカル色をとどめた金管になまめかしい弦と、ウィーン・フィル独特の響きがたまらない魅力。カップリングのハイドンはhansslerの「カール・シューリヒト・コレクション1950-1966」(93.140)に、ボーナス盤としてマーラーの「復活」と収録されていたものとおなじ。単独では初の登場となります。
 第86番は60年フィレンツェ、62年ルツェルンと頻繁に実演で取り上げていて、1961年の北ドイツ放送響との別録音というのも出ていました。ブルックナーはEMI音源の、ハイドンはSWRアーカイヴよりのそれぞれ正規ライセンスを得ての復刻。

録音:(1)1965年12月2-4日ウィーン、ムジークフェラインザール(2)1954年5月20日シュトゥッガルト(ライヴ)(1)ステレオ(2)モノラル




Erich Kleiber conducts Beethoven
MM 002
\2,800→\1990
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(2)同:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
エーリヒ・クライバー指揮
ケルン放送響

 いまとなっては息子カルロスの圧倒的名声に押されがちだが、生前はトスカニーニやクレンペラーらと肩を並べた巨匠エーリヒ・クライバー(1890-1956)。なかでもベートーヴェンとモーツァルトの演奏では、他をよせつけない絶大な存在感をみせていた。世を去る前年に行なわれた2大シンフォニーのライヴは、優れた内容からすでによく知られていたもの。このたびWDRのオリジナル・マスターからの復刻でこの年代としては驚異的な音質で蘇った。

録音:1955年4月4日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル
Wilhelm Backhaus plays Beethoven & Chopin
MM 006
\2,800→\1990
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(2)同:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(3)ショパン:練習曲集
 変イ長調Op.25-1「牧童」/ ヘ短調Op.25-2 / ヘ長調Op.25-3 /
 嬰ト短調Op.25-6 / 変ニ長調Op.25-8 /
 変ト長調Op.25-9「蝶々」 / 変ト長調Op.10-5「黒鍵」
バックハウス(P)
ショルティ(指)
ケルン放送SO.

 とんでもなくこれはスゴイ!バックハウスが72歳(1884年3月生まれ)、56年の「皇帝」はまだ43歳で血気盛んなショルティ(同年ザルツブルク音楽祭にデビュー)との願ってもない顔合わせで、衰え知らずその一歩もゆずらぬやりとりからライヴの醍醐味ここに尽きるといった感で屈指の聴きもの。
 バックハウスはこれから3年後に、イッセルシュテット&ウィーン・フィルとかの有名なデッカ録音を残すことになるが、この時期にかくも立派な演奏が繰り広げられていたとは。また、2度目のスタジオ盤全集中の録音と同じ年にあたるソナタのライヴ。揺るぎない打鍵が圧倒的に素晴らしく、“鍵盤の獅子王”による不滅のベートーヴェン演奏が味わえる。
 ショパンを除くすべて、WDRのオリジナル・マスターからの復刻でやはりこの年代としては驚異的な音質で蘇ったことも大きな収穫。

録音:(1)1956年6月25日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ) (2)1959年9月24日ボン、ベートーヴェンハレ(ライヴ)(3)1953年6月11日ルガーノ(ライヴ)モノラル

Tullio Serafin conducts Overtures
MM 008
\2,800→\1990
(1)ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲
(2)同:「椿姫」第1幕への前奏曲
(3)同:「椿姫」第3幕への前奏曲
(4)同:「運命の力」序曲
(5)同:「ナブッコ」序曲
(6)同:「アイーダ」第1幕への前奏曲
(7)ベッリーニ:「ノルマ」序曲
(8)同:「ノルマ」第2幕への前奏曲
(9)ロッシーニ:「チェネレントラ(シンデレラ)」序曲
(10)ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」序曲
(11)同:「ドン・パスクァーレ」序曲
トゥリオ・セラフィン(指)
(1)(2)(3)(4)ロイヤル・フィル
(5)(6)(7)(9)(10)(11)フィルハーモニアO.
(8)ミラノ・スカラ座O.

 2008年に生誕130年と没後40年を同時に向かえるセラフィン(1878-1968)。スカラ座をはじめメトなど世界の歌劇場で活躍し、歌手の力量を引き出す手腕に長けてたいへん信頼の厚かったイタリアの名匠。こうして彼の独壇場であったイタリア・オペラからの有名序曲を収めたアルバムを聴き、改めて気付かされるのは無類のセンスのよさ。いきいきと名旋律に生命が吹き込まれ、勢いと流れるようなドラマ作りが見事。このたびEMIより正規ライセンスを受けてのCD化。今後medici mastersではWDRのアーカイヴ音源発掘と並行して、他社が所有する商業録音から忘れがたい名演奏をもリリースしてゆくとのこと。

録音:(1)(2)(3)(4)1959年2月19日ロンドン、キングズウェイ・ホール (5)(6)1959年2月27日 (7)(9)(10)(11)1961年4月16日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ (8)1960年9月5-12日ミラノ、スカラ座 ステレオ

Otto Klemperer conducts Beethoven
MM 015
\2,800→\1990
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123 アンネリース・クッパー(S)
ジークリンデ・ワーグナー(A)
ルドルフ・ショック(T)
ヨゼフ・グラインドル(Bs)
ハンス・バッヘム(Org)
ハンブルク北西ドイツ放送Cho.
ケルン放送Cho.
オットー・クレンペラー(指)ケルン放送SO.

 あまりに巨大で格調の高い音楽が聴き手の心をとらえて離さないクレンペラーのベートーヴェン。なかでもミサ・ソレムニスは、ウィーン響とのVox盤(1951年3月)やフィルハーモニア管とのライヴ(1963年 / Testament)のほか、1965年10月ニュー・フィルとのスタジオ盤にとどめをさすといわれる究極の一曲。ケルン放送響とのライヴは、以前より複数のレーベルから出ていた有名な演奏でようやく正規リリースの運びとなりました。WDRのアーカイヴに残されたオリジナル・マスターからトランスファーされた音質は格段に向上しており、とくに合唱のすばらしさを完璧にとらえている。クレンペラーが指揮者として心身ともに絶頂にあった時期のかけがえのない記録といえるでしょう。

録音:1955年6月6日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル

Walter Gieseking plays Beethoven, Debussy & Schumann
MM 017
\2,800→\1990
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(3)ドビュッシー:レントよりおそく
(4)同:舞曲(スティリー風のタランテラ)
(5)ラヴェル:水の戯れ
(6)バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
ワルター・ギーゼキング(P)
(1)ヨゼフ・カイルベルト(指)
(2)ギュンター・ヴァント(指)
ケルン放送SO.

 今もってドビュッシーとラヴェル、モーツァルトの演奏で別格ともいえる扱いを受けるドイツの名ピアニスト、ギーゼキング。レパートリーはたいへん幅広く、ここに聴く2つの協奏曲もベートーヴェンがこののちのガリエラ盤(55年)を含めて4種、シューマンではフルトヴェングラー指揮による42年ライヴなど2種の別演奏を数えます。晩年を迎えたライヴはともにかねてより知られていた内容とはいえ、気になる音質がこれまでとは比較を超えた次元のすばらしさで演奏の印象さえ変えてしまうほど。いっぽう、余白のリサイタル・パートはナチへの戦争協力を問われてからの演奏禁止が明けた1948年のもので初出と思われます。いっそうの傾倒を深めていたドビュッシーとラヴェルが聴けるのは幸い。ベートーヴェンとシューマンがWDR、スウェーデン放送のアーカイヴの正規音源よりの復刻。

録音:(1)1953年9月14日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ) (2)1951年1月8日エッセン(ライヴ) (3)(4)(5)(6)1948年10月23日スウェーデン、ストックホルム・コンサート・ホールモノラル

Stravinsky & Bartok - Ferenc Fricsay & Arthur Grumiaux
MM 020
\2,800→\1990
(1)ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ調
(2)バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
(3)ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ケルン放送SO.(2)アルテュール・グリュミオー(Vn)

 medici MASTERSからストラヴィンスキーのライヴ集が登場。「春の祭典」はスタジオ録音に先行することおよそ半年ほど、いっぽう師直伝のバルトークはスタジオ録音(いずれもオケは当時の手兵ベルリンRIAS響)ののち一ヶ月以内に行なわれたもので完全初出。ともに白血病を発病する以前、鋭利なリズムとダイナミックなスタイルを色濃く反映しています。また、グリュミオーとの協奏曲はフリッチャイにとって現状では唯一の録音で正規初出。すべてオリジナル・マスター・テープ使用により驚異の高音質。

録音:(1)1951年7月8日ドイツ、レックリングスハウゼン(ルール音楽祭)(2)1953年5月4日(3)1953年10月5日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル

Alceo Galliera conducts Respighi & Rossini
MM 022
\2,800→\1990
(1)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
(2)レスピーギ:組曲「ブラジルの印象」
(3)ロッシーニ / レスピーギ編:風変わりな店
アルチェオ・ガリエラ(指)
フィルハーモニアO.

 EMIより正規ライセンス復刻。アルチュオ・ガリエラ(1910-1996)は、1950年代初めから60年代にかけてオペラやオーケストラ、コンチェルトの伴奏にいたるまで、EMIに膨大なカタログを遺したイタリアの名指揮者。すべて初CD化となるレスピーギとロッシーニは、ポール・ベイリーのリマスタリングも素晴らしく、めくるめく色彩感がいまによみがえりました。

録音:(1)1957年1月22日(2)1955年3月18-21日(3)1959年5月28-29日以上、ロンドン、キングズウェイ・ホールステレオ(1)(3) モノラル(2)

Erich Kleiber conducts Beethoven, Berg & Schubert
MM 027
\2,800→\1990
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲Op.72b
(2)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(3)ベルク:「ヴォツェック」からの3つの断章
(3)アンネリーズ・クッパー(S)
エーリヒ・クライバー(指)
ケルン放送交響楽団

 mediciMASTERSのエーリヒ・クライバー第4弾。このうえなく雄渾なる「フィデリオ」序曲はWDRの放送用オペラ全曲録音からのもので、これがクライバー唯一の録音。その血が脈々と息子カルロスにも流れるベルクは、作曲者と親交のあったエーリヒにとって重要なレパートリー。そのさきがけとして1930年代に作品普及に努めた。メインの「グレイト」はかねてより折り紙つきの内容として知られているが、ここにようやくはじめて本来の姿を伝える高音質でよみがえった。すべてWDRアーカイヴからの正規復刻。

録音:(1)1956年1月7日(2)(3)1953年11月23日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル

Dmitri Mitropoulos conducts Strauss
MM 035
\2,800→\1990
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
アルヴィン・バウアー(Vc)、
パウル・シュレーアー(Va)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ケルン放送交響楽団

 WDRアーカイヴからの正規音源復刻。メンデルスゾーンの「スコットランド」&「宗教改革」(MM.014)に次ぐミトロプーロス第2弾は、かれが世を去る前年に行なったシュトラウスの放送用スタジオ・ライヴ。録音の存在は知られていましたが、驚異的なクオリティでついにその全貌が明らかになりました。マーラーのスペシャリストとして記憶されるミトロプーロスはシュトラウスも得意としており、ここでの内容はその絢爛たる色彩感と力強い音楽運びでファンをとりこにするのは必至とおもわれます。ちなみに当日のオール・シュトラウス・プログラムでは、アストリッド・ヴァルナイの独唱で楽劇「エレクトラ」よりモノローグも演奏されています。

録音:1959年9月7日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)モノラル
Otto Klemperer conducts Beethoven & Mozart
MM 037
\2,800→\1990
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 録音:1958年4月17日
  ストックホルム・コンサートハウス(ライヴ・ステレオ)
オットー・クレンペラー(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:交響曲第29番イ長調KV 201
 録音:1956年4月15日
  ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・モノラル)
オットー・クレンペラー(指)
バイエルン放送交響楽団

 かつてない驚異的な高音質でよみがえったことから、いまやmedici MASTERSの大看板となりつつあるクレンペラーのライヴ録音。このたび登場する「エロイカ」は、1947年以来となるロイヤル・ストックホルム・フィルとのライヴ。巨匠が心身ともに充実していた時期のものだけに、あざやかな対位法処理や雄渾な造形の打ち出しといった、クレンペラー美学の真骨頂ともいえる演奏が期待されるところです。なお、ライヴということもあり、スケルツォとフィナーレが速めのほかは、1959年10月のフィルハーモニアとのセッション録音と基本的にテンポ設定は概ね同じとなっています。カップリングのモーツァルトは、既出のブルックナーの第7交響曲(MM.030)と同日におこなわれたもので、「エロイカ」同様に冷静かつバランスのとれたアプローチが特徴といえるでしょう。リマスタリング担当はトニー・フォークナー。ステレオ モノラル




Erich Kleiber conducts Weber, Mozart & Tchaikovsky
MM 003
\2,800→\1990
(1)ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
(2)モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調KV.319
(3)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
エーリヒ・クライバー指揮
ケルン放送響

 こちらも巨匠クライバーの至芸が存分に楽しめるアルバム。ユニークなパリ音楽院管との録音(53年・デッカ)でも知られる「悲愴」はIDISで出ていたものと同一。機能性抜群の放送オケを得てのライヴは、スタジオ盤とはまた違った内容となっているのも興味深いところ。初出のオイリアンテ序曲と、折り目正しい高潔なモーツァルトも聴きもの。すべてアーカイヴのオリジナル・マスターを使用。


録音:(1)1956年1月20日(2)1953年11月23日(3)1955年3月28日 ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル
Robert Casadesus plays Mozart & Weber
MM 010
\2,800→\1990
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調KV.491
(2)同:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調KV.595
(3)ウェーバー:コンツェルトシュテュック ヘ短調Op.79
ロベール・カサドシュ(P)
(1)(2)ジョージ・セル(指)
(3)ロマーヌス・フーベルトゥス(指)
ケルン放送SO.


 WDRアーカイヴからの正規音源復刻で完全初出。シックで清潔なスタイルが持ち味のカサドシュによるモーツァルト。奇しくも名手のピアノではこれと同一のカップリングで、第24番をミトロプーロス(56年)、第27番をシューリヒト(61年)という個性派の大物指揮者とのライヴ(ともにウィーン・フィル。ORFEOR.536001)も聴くことができるが、ここでのパートナーはスタジオ盤(61年&62年)と同じくかの“アンサンブルの鬼”セル。このライヴを経てあの不滅の名盤が誕生することになるわけだが、まさに夢の再現とでもいうべき顔合わせから生み出される音楽はあくまで清潔無垢。いまのわたしたちにモーツァルトの理想形を教えてくれます。ほかに初出レパートリーとなるウェーバーを収録。


録音:(1)1960年6月27日(2)1958年9月8日(3)1954年3月3日 ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)モノラル
Sir Eugene Goossens conducts Mussorgsky & Rimsky Korsakov
MM 009
\2,800→\1990
(1)R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
(2)スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」
(3)バラキレフ / カゼッラ編:イスラメイ
(4)ムソルグスキー / ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
サー・ユージン・グーセンス(指)
(1)(2)(3)フィルハーモニアO.
(4)ロイヤル・フィルハーモニックO.


 EMI音源のライセンス復刻。超難曲「春の祭典」の英国初演を手がけたグーセンス(1893-1962)はロンドンに生まれた名指揮者、作曲家。同名で同じく指揮者であった父も含めて音楽家の家系に生まれた彼は、おもに1950年代にRCA、EMI最後にEverest(今は亡き長岡鉄男氏推薦の優秀録音、アンティルの「コロボリー」が有名)へ数多くの録音を行ったが、現在ではその大半が入手不可のまま。このたびすべて初CD化となるロシア・プログラムは、同時代の難解なスコアを自分のものにする天賦の才を持ち合わせていた彼の手腕を如実に示すもの。なかでもカゼッラ編曲のイスラメイ。近代管弦楽法が駆使された華麗なサウンドは、まるでラヴェルを聴いているみたい。リマスタリングも大成功でポール・ベイリーが担当している。

録音:(1)1956年2月13日(2)1956年2月13 & 14日(3)1956年2月8日(4)1957年9月26 & 28日 ロンドン、キングズウェイ・ホールステレオ
Thomas Schippers conducts Prokofiev & Vivaldi
MM 012
\2,800→\1990
(1)プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)ロッシーニ:「コリントの包囲」序曲
(3)ヴィヴァルディ:シンフォニア ロ短調「聖なる墓に」RV.169
(4)フランチェスコ・ドゥランテ:弦楽のための協奏曲第5番イ長調
(5)サリエリ:歌劇「タラール(またはオルムスの王、アクスル)」序曲
トマス・シッパース(指)
(1)フィルハーモニアO.
(2)ロンドンSO.
(3)(4)(5)アレッサンドロ・スカルラッティO.

 EMIの正規ライセンスによる復刻。20世紀が生んだアメリカの名指揮者シッパース(1930-1977)が世を去ってことしで早くも30年。彼は1950年にメノッティのオペラ「領事」(ブロードウェイで8ヶ月のロングランを記録)を振って一躍スターダムに駆け上がり、1955年にはスカラ座にデビュー。1959年にはバーンスタインとともにニューヨーク・フィル初のモスクワ公演に同行。1963年にはバイロイトでマイスタージンガーを指揮、1968年にはコヴェントガーデンにもデビュー。1970年、まさにこれからという時期に惜しくも肺ガンで亡くなった。短い経歴ゆえ録音そのものも多いとはいえず、すぐに米コロムビアの専属となったためEMIのものはさらにレア。没後100周年記念のスカラ座ライヴ(69年)も記憶に残るロッシーニは既出のスタジオ全曲録音からのもの。ほかはすべて初CD化となる。おもにオペラでの業績が目立ちますが、レッグ録音のプロコフィエフにおける音楽運びなど非凡な才能のなによりの証しといえるだろう。現状ではオペラはまだしもオケがほとんど全滅というさみしい状況のため、これは全力で駆け抜けた彼を偲ぶにまたとないリリースといえます。リマスタリング担当はポール・ベイリー。


録音:(1)1957年5月11-14日ロンドン、キングズウェイ・ホール (2)1974年7月30-31日&8月1-28日ロンドン、トゥーティング、オール・セインツ・チャーチ (3)(4)(5)1955年7月ナポリ ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)(1)(2)ステレオ モノラル
Sir Adrian Boult conduct Beethoven & Mozart
MM 019
\2,800→\1990
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(2)モーツァルト:交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
サー・エイドリアン・ボールト(指)
ロンドン・フィルハーモニックO.

 ライプツィヒ音楽院でニキシュとレーガーに師事した英国の指揮者ボールト。ドイツ音楽を得意とした巨匠による2大名曲は、すみずみまで生気があふれこの上ない風格からはいままでCD化が見送られていたのが不思議としかいいようのない立派な内容。また、両曲ともヴァイオリン両翼配置によりステレオ感も申し分なく、当時のパーカー&ビショップが携わった屈指の名録音としてアナログ時代よりマニアには知られていたもの。medici MASTERSによる優秀な復刻で大いに歓迎されるところとなるだろう。

録音:(1)1977年4月17日&5月10、15日(2)1974年9月23日&10月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオステレオ
Friedrich Gulda plays Beethoven
MM 024
\2,800→\1990
ベートーヴェン:
 (1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
 (2)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 (3)ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
フリードリヒ・グルダ(P)
マリオ・ロッシ(指)
ケルン放送SO.


 すべてWDRアーカイヴからの復刻。鬼才グルダのベートーヴェンでは協奏曲、ソナタともに60年代に行ったステレオ録音があまりにも有名だが、ここでは即興性満点のライヴというのがこのうえない魅力。さきごろリリースされた第1&第4協奏曲の53年ライヴ(ORFEOR.745071)に共通する、グルダがまだ20代後半、感性のほとばしりが聴けるたいへん貴重な内容。

録音:(1)1957年2月25日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)(2)(3)1957年2月22日ケルン、WDRフンクハウス、第2ホール(ライヴ)モノラル





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