Q08006
(SACD-Hybrid)
\3000→\2190 |
パーセル:声楽作品集
ひとときの音楽
1.おお!潔白なシダリアよ/2.ひとときの音楽/
3.お前の姿を見るたびに我が心は/
4.われは愚痴やへつらいに負けじ/
5.ああ、恋することは何と楽しいことか/
6.輝かしい太陽にも、もはや楽しみはあらじ/
7.日陰の冷たく心地よき流れの中で/
8.音楽が愛の糧であるならば/9.リッチモンドの丘の上で/
10.人の目を逃れて/11.私のアクメリアが微笑む時/
12.私はあわてて関係ないと誓った/
13.私は美しいチェチーリアに恋をした/
14.悲しみのチェリアの臥すところをごらんなさい/
15.ああ何と悲しきわが運命/
16.誰もフロレラの魅力には耐えられない/
17.わが苦しみのすべてが君の憐れみを呼び起こすにはあらず/
18.運命の時は足早にやってくる/
19.彼女は恋し、愛をうちあける/
20.聞いていないのかい、私のフィリス/
21.彼らは慈悲深いようだが/22.愛しいアストレアから/
23.シーリアは千の魅力を/24.我らは偽りの態度を装えど空し/
25.幾多の方法を私は試みた/26.恋の病から飛び立とう |
|
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)/
フレッド・ヤーコプス(テオルボ) |
テオルボ伴奏で聴くパーセル(1659-1695)の歌曲の数々。バリトンのコニングスベルガーのアプローチは確かにロマンティックであり、最近の古楽的唱法に親しんでいる人には若干の違和感があるかも知れませんが、ここは「歌」として楽しむのもありではないでしょうか。
もちろん全体的に品良くまとまっていて、愛や悲しみ、喜びの感情をじっくりと味わえます。録音
2008年10月 |
|
Q09001
(SACD-Hybrid)
\3000→\2190 |
ウェーバー:作品集
1-4.クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.34
J.182/
5.舞踏への勧誘Op.65 J.260/
6-9.フルート三重奏曲Op.63 J.259 |
ファン・スィーテン・ソサエティ
<メンバー:マリオン・モーテン(フルート)…6-9/
フランク・ファン・デン・ブリンク(クラリネット)/
バルト・ファン・オート(ピアノ)/
フランク・ポールマン(ヴァイオリン)/
イゴール・ルハージェ(ヴァイオリン)/
ベルナデッテ・フェアハーゲン(ヴィオラ)/
ヨブ・テル・ハール(チェロ)> |
まるで協奏曲のようにクラリネットが活躍する「クラリネット五重奏曲」は、ウェーバー(1786-1826)の室内楽作品の中でもとりわけ高い人気を誇っています。
技巧的なパッセージが多いのは、当時のミュンヘン宮廷管弦楽団のソロ・クラリネット奏者ハインリッヒ・ベールマンに触発されて書かれた作品であるためで、完璧に演奏するためには恐ろしいまでのテクニックを要求されます。ここでは、そんな苦労(?)は全く感じることのない、滑らかで美しいメロディをとことん楽しめます。
フォルテピアノで聴く「舞踏への勧誘」、こちらも緊密なアンサンブルが美しい「フルート三重奏曲」と、知られざるウェーバーの魅力を堪能できることでしょう。録音
2008年6月9-11日 |
|
Q09004
(SACD-Hybrid)
\3000→\2190 |
メンデルスゾーン:室内楽作品集-若き天才
1-4.ピアノと弦楽のための六重奏曲Op.110(1824)/
5-7.クラリネット・ソナタ変ホ長調(1824)/
8-11.ピアノ三重奏曲ハ短調(1821) |
ファン・スィーテン・ソサエティ
<メンバー:
バルト・ファン・オート(ピアノ)/
フランク・ポールマン(ヴァイオリン)/
イゴール・ルハージェ(ヴァイオリン)/
ベルナデッテ・フェアハーゲン(ヴィオラ)/
ルーベン・サンダース(ヴィオラ)…1-4/
ヤーリング・バルタ(チェロ)/
ヨブ・テル・ハール(チェロ)/
角谷朋紀(コントラバス)/
フランク・ファン・デン・ブリンク(クラリネット)> |
録音 2009年6月,7月
オランダの名手たちによる若きメンデルスゾーン(1809-1847)の才気溢れる作品集。この3曲は全て10代前半の作品で、姉ファニーとともに自宅での週末演奏会で披露されたものと言われています。これがまた素晴らしい出来映えの溢れるような才能が迸る美しい作品群です。
ファン・スィーテン・ソサエティはピリオド楽器によるアンサンブルで、ここでも1830年製のツィーラー、フォルテピアノを始めとした、つやつやの音色が楽しめます。 |
|
Q09005
(2CD)
\5400→\2990 |
トン・デ・レーウ:ピアノ作品全集
<CD1>
1-4.ピアノ・ソナタ第2番/5.前奏曲/6-9.パルティータ(1946)/
10-12.小組曲/13-16.4つのリズミカルな練習曲/
17.ダンス・レント/18-20.3つのアフリカの練習曲/21.パストラーレ/
22-24.リディア組曲/25-30.6つの舞曲/31-35.人は自分の道をゆく/
<CD2>
1-4.パルティータ(1943)/5-7.ピアノ・ソナタ第1番/
8.3つのインヴェンティ/9-11.3つのソナチネ/12-15.4つの前奏曲/
16-24.フランス民謡による変奏曲/25-29.5つの練習曲/
30.9つのラーサ/31.左手と右手/32.告別 |
|
ルネ・エッカート(ピアノ) |
録音 2009年8月25.27.28日,9月9日
オランダ音楽センター(Muziekcentrum Nederland…MCN)の共同制作である、オランダを代表する現代作曲家トン・デ・レーウ(1926-1996)のピアノ作品集です。2010年月9日に彼のピアノ曲全集の新版が発行されたのを記念しての録音となります。若干の作品は以前から録音があり、その斬新な作風が評価されていましたが、ここで纏めて聴いてみると、作曲家の作風の変遷が理解できるのではないでしょうか?
最初に聴くなら「フランス民謡による変奏曲」がおすすめ。誰もが知っている「月のひかりに」が少しずつ崩壊していき、最後はフーガとして立ち現れます。 |
|
Q10001
\3000→\2190 |
ツァッホウ:クリスマス・カンタータ集
1-17.「わが心は主をあがめ」/18-24.「主よ、われ汝だけをもち得るなら」/
25-32.「われと共に主をあがめよ」/33-46.「わが魂よ、主をほめたたえよ」 |
コンスタンツェ・バッケス(ソプラノ)/
カペラ・フリジエ/
アカデミア・アムステルダム/
ルトガー・レミー(指揮) |
録音 2009年8月31日,9月1,2日
ハレで聖母教会のオルガニストとして活躍(後任はJ.S.バッハ!)、その時代にハレにやって来たヘンデルの最初の音楽教師も務めたフリードリヒ・ヴィルヘルム・ツァッホウ(1663-1712)のクリスマス・カンタータ集です。この録音は、当時は大変人気を誇ったものの、現代ではほとんど忘れられてしまったこの作曲家の作品を掘り起し、ブクステフーデとバッハを繋ぐ「教会音楽の歴史」を再構築するものです。全てクリスマスのカンタータだけあって喜びに満ちた作品で、ソプラノのバッケスの歌唱は、暖かみに溢れた清冽なものです。 |
|
Q10003
\3000→\2190 |
シューベルト:作品集 -シューベルトとフルート
1.「しぼめる花」による序奏と変奏曲Op.160,
D802/
2-4.ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ) ニ長調
Op.137-1 D384(フルート編)/
5-6.歌曲集「冬の旅」D911(T.ベームによるフルート編)より
<おやすみ/菩提樹>/
7-11.歌曲集「白鳥の歌」D957(T.ベームによるフルート編)より
<漁師の娘/セレナード/海辺にて/
鳩の使い/岩の上の羊飼いOp.129 D965> |
マリーネ・シュネーマン(フルート)/
バルト・ファン・オート(ピアノ)/
フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ)…11 |
録音 2010年4月27-29日
アルペジョーネ・ソナタをフルートで演奏することは比較的多いのですが、ここではヴァイオリン・ソナタをフルートに置き換え、この作品に新しい表情を付け加えることに成功しています。
もともとフルートのための「しぼめる花-」、近代フルートを完成させたテオバルト・ベームの編曲によるいくつかの歌曲(これはメロディの装飾が楽しいです)での表情豊かな笛の音色も良いですが、本来はクラリネット(もしくはチェロ)のオブリガードで歌われる名曲「岩の上の羊飼い」では、ここではフルートが優しく歌に寄り添っていて、クラリネットの領域に一歩踏み込んだフルートの可能性を感じさせてくれるでしょう。 |
|
Q10004
\3000→\2190 |
シモンズ・コンダクツ・シモンズ -マライン・シモンズ:作品集
1-6.クワーカーズの伝説Op.58a/
7-11.ファイヴOp.48a/12.バス・コンティニューOp.48b |
シモンズ・アンサンブル/
マライン・シモンズ(指揮) |
録音 2010年3月13日
幻想的な作風で知られる若手作曲家マライン・シモンズ(1982-)と彼のアンサンブルである「シモンズ・アンサンブル」のデビュー・コンサート(ドレスリハーサル含む)の録音です。
もともとはピアノ独奏のために書かれたという「クワーカーズの伝説(この言葉はルーマニア語のブルーベリー(coacaza)か来ているそう)」で、彼の妻との会話の中でインスピレーションを得た作品。ベースの効いたノリの良い曲です。他2曲も楽しいです。 |
|
Q10007
\3000→\2190 |
ヤン・ハーゲ(オルガン)
ヤン・フリエンド:Jets d'Orgue |
ヤン・ハーゲ(オルガン) |
録音 2009年11月10.16.17日
オルガンの巨大な音響をフルに生かした「響きの祭典」とも言える壮大なる音の叙事詩。自然かつ生き生きとしたパワーと、何千もの音色のパターンを組み合わせた目もくらむような音の洪水は、最初は戸惑うものの、そのうち快感へと変化します。全く新しい音楽です。 |
|
Q10008
\3000→\2190 |
アレクサンドル・ドロズドフ(ピアノ)
1-3.シューマン(1810-1856):幻想曲ハ長調
Op.17/
4-12.ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」Op.39 |
アレクサンドル・ドロズドフ(ピアノ) |
録音 2010年3月
オランダの新聞に一言「アレクサンドル・ドロズノフは聴衆の心に語りかける」と評されたというロシアのピアニスト。確かにこの深い表現力を伝えるには、却って余計な言葉は不要でしょう。上品さ、繊細な感性、詩的な表現力、様々な賛辞は聴き手の心の中で繰り返されていくはずです。このCDに記録された2つの作品も、とりわけ聴き手のイマジネーションを喚起するものです。 |
|
Q11001
(SACD-Hybrid)
\3000→\2190 |
シューベルト:作品集 -シューベルト・アット・ホーム
1-5.ギター四重奏曲D96/
6.岩の上の羊飼い D965/
7-11.ピアノ五重奏曲イ長調 「ます」 Op.114,
D.667 |
フランシーヌ・ファン・デア・ヘイデン(ソプラノ)…6/
ファン・スィーテン・ソサエティ
<メンバー:イズハール・エリアス(ギター)…1-4/
マリオン・モーテン(フルート)…6/
フランク・ファン・デン・ブリンク(クラリネット)…6/
マリア・ヴァーエルヴォ(コントラバス)…7-11>/
バルト・ファン・オート(ピアノ)/
イゴール・ルハージェ(ヴァイオリン)/
ベルナデッテ・フェアハーゲン(ヴィオラ)/
ヨブ・テル・ハール(チェロ) |
録音 2009年9年-11月
オランダを代表するピリオド楽器のアンサンブル「ファン・スィーテン・ソサエティ」によるシューベルト(1797-1828)の作品集。曲の形態に合わせて、各々の楽器の名手を揃え極上のアンサンブルを聴かせます。
ここではシューベルトの3つの作品が演奏されていますが、なかでも「ます」でのスリリングな演奏がイチオシです。
ほとんどノン・ヴィヴラートのヴァイオリンと危なげのないフォルテピアノ。爽快で輝かしくエキサイティングです。もし自宅でこんな演奏会が行われたとしたら、と想像するだけでも楽しい1枚です。 |
|
Q11003
\3000→\2190 |
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
1.おやすみ/2.風見の旗/3.凍った涙/4.氷結/5.菩提樹/
6.溢れる涙/7.川の上で/8.回想/9.鬼火/10.休息/11.春の夢/
12.孤独/13.郵便馬車/14.霜おく頭/15.カラス/16.最後の希望/
17.村にて/18.嵐の朝/19.まぼろし/20.道しるべ/
21.宿屋/22.勇気/23.3つの太陽/24.辻音楽師 |
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)/
ロジャー・ブラウン(ピアノ) |
録音 2002年7月3-6日
レーベルを代表するバリトン歌手コニングスベルガーによるシューベルト(1797-1828)の「冬の旅」。彼はこの曲から極めて親密なドラマを引き出しています。
滑らかな声、そして美しいレガートと完璧なドイツ語はもちろんのこと、各曲に秘められたドラマを次々と明かす彼の歌唱は、シューベルトが、この孤高の歌曲集で人々に伝えたかったことを、もう一度考えたくなるような素晴しさです。ピアノのブラウンも息のあった演奏を聴かせます。
|
|
ダーン・マンネケ:ラ・メロディ・パサジェール
ARC III
シメオンの讃美歌
ラ・メロディ・パサジェール
J.S.バッハの「4つのコラール前奏曲
- オルゲルビュヒライン」
(弦楽四重奏版)
パスカルの賛美歌 |
ファン・ディングステー四重奏団
マライン・シモンズ(ヴァイオリン)
ハンス・レーンダース(指揮)
ストゥディウム・コラール、他 |
ブラバント音楽院でオルガンと作曲を学び、アムステルダム音楽院では現代音楽と作曲の教授を長らく務め、200以上の作品を残すオランダの作曲家、ダーン・マンネケ(b.1939)の作品集。
録音:2008年9月、オランダ |
Q11002
\3000→\2190 |
ロークス・デ・グロート:シバシャクティ
1.シバシャクティⅠ(Shankara-Durga)/
2.シバシャクティⅡ(Bhairav-Bhairavi) |
エルネスト・ロンボート(ホルン)/
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー) |
ヒンドゥー教において、シバとシャクティは男性と女性の原型のようなものとされています。シバは意識の根源であり、シャクティは宇宙の創造の源。また瞑想とエネルギーの関係にも近いものでしょうか。第1章ではシバとシャクティが絡み合い、歓喜を迎える様子が描かれています。彼らはお互いの身体を飲み込み、また反発しあうのです。決して溶け合うことはなく、いつまでも二重性を保ったまま、果てしない快楽を追求しつつのですが、第二部ではシバは第三の目を覆われ、暗い宇宙へ放り出されることとなります。
愛しい恋人から引き離されて・・・。インドの伝統楽器サーランギーとイングリッシュ・ホルンという全く異なる文化において発展してきた2つの楽器の音色は、この音楽の目指す方向性を描き出すのに最適であり、異文化の融合としても素晴らしい役割を担っています。何かを発見できる不思議な1枚です。
|
|
Q12002
\3000→\2190 |
ショスタコーヴィチ&ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集
1-4.ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタニ短調Op.40/
5-8.ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタト短調Op.19 |
マイケ・ラーデマーケルス(チェロ)/
マテイス・フェルスホース(ピアノ) |
ロシアが生んだ2つのチェロ・ソナタです。
創作意欲を失くし失意の底にあったラフマニノフが、ようやく気を取り直したのは、ピアノ協奏曲第2番の大成功によるものでした。その直後に書かれたこのチェロ・ソナタは、当然の如く噎せ返るようなロマン性を帯びたものでした。そのおよそ35年後に書かれたショスタコーヴィチの作品も、若干のシニカルさは有しているものの、驚くほどに抒情的であり、その仄暗い美しさが愛されています。
当時のショスタコーヴィチは新進作曲家として失敗を成功を繰り返していた時期で、自らの作風の確立を試みていたこともあり、悲劇と喜劇がないまぜとなった彼らしさも見えてくる名作です。ラーデマーケルスとフェルスホースは、ボスマンズとブリッジの作品集(Q07002)でも緊張感に満ちたデュオを聴かせたコンビです。
|
Q12003
\3000→\2190 |
ヘレナ・バシロワ(ピアノ)
ヤナーチェクピアノ作品集
1-4.霧の中で/
5-6.ピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日
街頭にて」/
7-16.草が茂る小道を通って
<われらの夕べ/落ち葉/一緒においで/
フリーデリクの聖母マリア/
彼らはつばめのようにしゃべりたてた/言葉もなく/
おやすみ/こんなにひどくおびえて/
涙ながらに/みみずくは飛び去らなかった> |
ヘレナ・バシロワ(ピアノ) |
録音 2012年9月5&6日 ドルブレヒト レモンストランセ・ケルク
モスクワに生まれ、現在アムステルダムに住むの若きピアニスト、ヘレナ・バシロワ。彼女のショスタコーヴィチの優れた解釈が、ニューヨーク・タイムズ紙で絶賛されたことで世界中から注目を浴びています。
オペラ作曲家、または管弦楽作曲家として知られるヤナーチェク(1854-1928):。彼のピアノ曲は決して数が多いわけではありませんが、そのどれもが彼が追求していたモラヴィア民謡や舞曲、そして土の香りがふんだんに盛り込まれた個性的な作品群です。
バシロワの弾くヤナーチェクは、作品の持つ独特の雰囲気と個性を見事に表出したものであり、その夢幻的でロマンティックな楽想の裏に隠された情熱までをも顕わにする強靭な精神性も持ち合わせたユニークなものです。
この若き才能、賛美する他ありません。
|
Q13002
\3000→\2190 |
アリアーガ:弦楽四重奏曲 第1番-第3番
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ニ短調/
5-8.弦楽四重奏曲 第2番 イ長調/
9-12.弦楽四重奏曲 第3番 変ホ長調 |
イスラエル弦楽四重奏団 |
「夭逝の天才」という呼び名が最もふさわしいアリアーガ(1806-1826)。彼はモーツァルトの生誕年のちょうど50年後に生まれたこともあり「スペインのモーツァルト」とも呼ばれます。
1806年、スペインに生まれ、幼い頃から神童として活躍、パリ音楽院に留学してからも才能が認められ、早いうちから講義助手として活躍を始めました。しかし、20歳の誕生日の目前に急逝。今でも亡くなった原因はわかっておりません。そんな彼ですが、いくつかの作品が現存しており、この弦楽四重奏曲はパリで学んでいた1822年から書き始められたもので、全編に漲る瑞々しい感受性と豊かな音楽性は聴く者の心を捉えて離しません。もし彼があと50年長く生きていたら・・・と考えずにはいられない名作です。
|
|
Q13003
\3000→\2190 |
シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート
1.Deel 1a/2.Deel 1b/3.Deel
2/
4.Deel 3a/5.Deel 3b/6.Deel
4 |
トゥーン・ハーゲン(オルガン) |
ミニマル音楽。そのいつ果てるとも知れぬ悠久の音の流れに身を委ねる幸福…。このアルバムはオルガンで奏でるミニマル音楽の見本市のような1枚です。
小さなパーツが組み合わされた6つの部分でできていますが、全体を通して一つの巨大な絵画であり、通して聴くことで自然な色調やハーモニーが体験できるようになっています。変化していくオルガンの音色も美しく、ミニマル嫌いの人にも安心して(?)オススメできる優れものです。
|
|
ヘレナ・バシロヴァ(ピアノ)
ピクチャーリング・スクリャービン
アレクサンドル・スクリャービン:
マズルカ ホ短調Op.25-3、前奏曲イ短調Op.11-2、
前奏曲ホ短調Op.11-4、前奏曲嬰ヘ短調Op.11-8、
前奏曲ホ長調Op.11-9、前奏曲ロ長調Op.11-11、
前奏曲変イ長調Op.11-17、ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、
詩曲嬰ヘ長調Op.32-1、前奏曲変ロ短調Op.37-1、
2つの小品Op.57、2つの前奏曲Op.67、
ピアノ・ソナタ第9番 Op.68
《黒ミサ》/
ジュリアン・スクリャービン:前奏曲Op.3-1、前奏曲Op.3-2、前奏曲(1919)/
セロニアス・モンク(ロマン・ロファルスキ編):アスク・ミー・ナウ |
ヘレナ・バシロヴァ(ピアノ) |
ヘレナ・バシロヴァは、デビュー・アルバム「ヤナーチェク:ピアノ作品集(Q
12003)」がヨーロッパのメディアで絶賛され、日本、インド、アメリカ、ロシア、デンマークの公演に繋がり、国際的な活動を拡げているロシア生まれ、オランダ育ちのピアニスト。
セカンド・アルバム「ピクチャーリング・スクリャービン」は、自らもヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍したアレクサンドル・スクリャービン(2015年で没後100周年)の晩年のリサイタルに似た構成。
更に、11歳で夭逝した息子ジュリアン・スクリャービンの作品と、セロニアス・モンクの作品をリンクさせて終わるという、秀逸なプログラムにも注目。
※録音:2015年2月28日-3月3日
https://www.youtube.com/watch-v=rQlS2gMMZo4&feature=player_detailpage 詩曲嬰ヘ長調Op.32-1
|
|
|
モルテ・ドルチェ
ホイヘンス:甘美なる死/
ディンディア:ひねもす泣き/
ホイヘンス:カッチャ・アモローサ/
カプスベルガー:あなたは私を残してどこに/
ロッシ:恋とはどんなものか/
モンテヴェルディ:甘い光に/
カプスベルガー:トッカータ第1番/
カッチーニ:アマリッリ、私の美しい人/
モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩/他 |
オスカール・フェルハール(カウンターテナー)
ミヒエル・ニエッセン(リュート) |
700曲を超える膨大な数の作品を遺した17世紀オランダの作曲家であり、詩人、外交官、科学者という様々な姿を持っていた多才の人、コンスタンティン・ホイヘンス(1596-1687)とその同世代の作曲家たちの歌曲集。
オスカール・フェルハールは1987年、オランダ、ロッテルダム出身の若きカウンタテナー。ハーグ王立音楽院ではマイケル・チャンスやジル・フェルドマンといった古楽唱法のスペシャリストたちの下で研鑽を積み、2010年にはオーストリア・バロック・アカデミーで一等賞を受賞している。
2013年9月-10月の録音。
|
Q14004
(3CD/特別価格)
\7500→\3990
|
バッハの無伴奏チェロ組曲と現代作曲家&即興の結合
J.S.バッハ:組曲第1番ト長調
BWV.1007/
グバイドゥーリナ:
無伴奏チェロのための10の前奏曲より
第3番 Con sordino - Senza
sordino/
J.S.バッハ:組曲第2番ニ短調
BWV.1008/
クルターグ:メッセージ=コンソレーション/
J.S.バッハ:組曲第3番ハ長調
BWV.1009/
ペンデレツキ:スラヴ風に/
J.S.バッハ:組曲第4番変ホ長調
BWV.1010/
ブリテン:テーマ・ザッハー/
J.S.バッハ:組曲第5番ニ短調
BWV.1011/
シュニトケ:音の手紙/
J.S.バッハ:組曲第6番ニ長調
BWV.1012/
エレクトリック・チェロによるインプロヴィゼーション:
コンスタント、ディスタント |
マイケ・ラーデマーカース
(チェロ、エレクトリック・チェロ) |
オランダの女流チェリスト、マイケ・ラーデマーカースによる意欲的なバッハ録音が登場。チェロの聖典、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲を番号順に並べ、1曲ごとに、ソフィア・グバイドゥーリナ、ジョルジュ・クルターグ、クシシュトフ・ペンデレツキ、ベンジャミン・ブリテン、アルフレット・シュニトケら近現代作曲家による独奏チェロのための作品を挟み、最後にエレクトリック・チェロ(Yamahaのサイレント・チェロ
SV-110)によるインプロヴィゼーションを収録。
バッハと現代の作品を組み合わせることによって、ヒストリカルなパフォーマンスが注目されがちな現代に於いて、より現代的なアプローチからバッハを読み解き、真に"オーセンティック"な組曲を目指したラーデマーカース。確かな実力と優れた解釈でバッハと現代作曲家、そして即興を結びつけ、新たな「聖典」の姿を魅せてくれる。
※録音:2013年9月、2014年2月&7月 |
|
|
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
(リエヴォネン編曲木管五重奏版) |
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム |
オリジナルの管弦楽版とともに、作曲者自身の編曲による弦楽四重奏版など様々な編成で親しまれているハイドンの名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム(ファルカス・クインテット・アムステルダム)による録音は、フィンランド出身の鍵盤楽器奏者&作曲家、エレ・リエヴォネンの編曲による、木管五重奏版!
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダムは、ミュンヘン・フィルの首席フルート奏者ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグを始めとして、オランダ国内外で活躍する5人の管楽器奏者によって1997年に結成されたアンサンブル。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの暖かな音色で、「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」が新鮮に響きます。
※録音:2015年 |
|
|
ファルカス・ウィンド・クインテット、デビュー・アルバム
ラヴェル:クープランの墓
ミヨー:ルネ王の暖炉
フランセ:木管五重奏第1番 |
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム
〔ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグ(フルート)、
ハンス・ウォルターズ(オーボエ)、
マルセル・ジェラエズ(クラリネット)、
レムコ・エデラール(ファゴット)、
フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)〕 |
ファルカス・ウィンド・クインテットのデビュー・アルバムは、モーリス・ラヴェル、ダリウス・ミヨー、ジャン・フランセの3人の作曲家による、20世紀フランスの木管五重奏のための音楽。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管、オランダ・フィル、オランダ放送フィル、ハーグ・レジデンティ管、ミュンヘン・フィルなど、一流のオケで活躍する名手たちによる魅惑の木管五重奏をどうぞ。
|
|
|
ダーン・マネケ:ソワイオン・プリュ・ヴィト
フォー・ブルドン
アーク1 弦楽四重奏
ソワイオン・プリュ・ヴィト
トン・デ・レーウの墓
合唱とハーモニウムのためのオラトリオ《最後の7つの言葉》 |
イングリット・ファン・ディングステー(ヴァイオリン)
ファン・ディングステー弦楽四重奏団
コーエン・スタイト(バス・クラリネット)
エーヴァウト・ヴァン・ディングステー(チェロ)
ハンス・レーンダース(指揮)
スタジアム・コラール、
ディルク・ルイメンス(ハーモニウム) |
聖ゲルトルーディス教会では教会オルガニストを務め、優れた演奏家として活躍しながら、スヴェーリンク音楽院で作曲賞を受賞し、作曲家、オルガニスト、また合唱団の指揮やスヴェーリンク音楽院の教授職も務めるオランダの作曲家、ダーン・マネケ(Daan
Menneke, 1939-)の作品集。
|
|
ショーソン&シャミナード:ピアノ三重奏曲集
シャミナード:ピアノ三重奏曲第2番イ短調
Op.34
ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調
Op.3 |
アトランティック・トリオ
〔ヤネケ・ファン・プローイエン(ヴァイオリン)、
アンスフリード・プラット(チェロ)、
バス・フェルヘイデン(ピアノ)〕 |
知られざる室内楽の復興!ショーソン&シャミナードのピアノ・トリオ
19世紀末、ドビュッシーやダンディ、フォーレなどパリ中のエリートが集まったフランス国民音楽協会のサロン。ショーソン宅で行われたサロン(ル・サロン・ド・ショーソン)で当時脚光を浴びながらも、現在では忘れられてしまっているシャミナードとショーソンの優れた室内楽が現代に蘇る。
アトランティック・トリオは、セシル・シャミナード、フリードリヒ・ゲルンスハイム、パウル・ユオンなどの忘れられた傑作の復興に情熱を燃やすオランダのアンサンブル。
※録音:2015年6月15日、ヒルフェルスム(オランダ) |
|
|
シューマン:ハイネ歌曲集(弦楽四重奏伴奏版)
歌曲集《詩人の恋》Op.48(ヴィム・テン・ハーフェ編)
リーダークライス Op.24(ヴィム・テン・ハーフェ編)
哀れなペーター Op.53-3(ボブ・ジマーマン編) |
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)
マタンギ弦楽四重奏団 |
ダウランドからジャズまで幅広いレパートリーを持ち、アムステルダムとパリの音楽院で教鞭を執るオランダのバリトン、マールテン・コニングスベグガーが歌うシューマンは、ピアノではなく弦楽四重奏団による伴奏版!
※録音:2015年7月20日-22日、ロッテルダム |
|
キー・コネクションズ -
ピアノとオルガンのためのサロン&
シンフォニック・ミュージック
デマレスト:幻想曲ハ短調、大アリア
ギルマン:スケルツォ・カプリチオーソ
Op.36
ラフマニノフ:交響的舞曲
Op.45より
第1楽章
(ヴィム・ドーズ編/世界初録音)
シベリウス:アンダンテ・カンタービレ
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲
Op.18
サン=サーンス:6つの二重奏曲
Op.8より
カヴァティーナ、スケルツォ
デュプレ:バラード Op.30 |
ヴィム・ドーズ
(オルガン/track 1-2, 7-9)
スザンナ・フェールマン
(オルガン/track 3-6)
ミルサ・アダミ(ピアノ)
|
室内用の小型オルガン「ハーモニウム」のために書かれた作品や、ヴィム・ドーズ自身によるトランスクリプションなどによる、「オルガンとピアノのデュオ」という珍しい編成の作品集。
ヴィム・ドーズとスザンナ・フェールマンの夫婦が、ハールレム・フィルハーモニーのカヴァイエ=コル・オルガンを弾き、アルバニア出身のピアニスト、ミルサ・アダミと見事なデュオを披露。
録音:2016年1月14日-15日、オランダ |
|
木管アンサンブル、
シェーンベルクの大作を演奏したライヴ!
シェーンベルク:木管五重奏曲
Op.26 |
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム
〔ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグ(フルート)、
ハンス・ウォルターズ(オーボエ)、
マルセル・ジェラエズ(クラリネット)、
フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)、
レムコ・エデラール(ファゴット)〕 |
オランダの名手が集う木管アンサンブル、シェーンベルクの大作を演奏したライヴ!
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダムは、ミュンヘン・フィルの首席フルート奏者ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグを始めとして、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、オランダ・フィル、オランダ放送フィル、ハーグ・レジデンティ管など、一流のオケで活躍する5人の管楽器奏者によって1997年に結成されたアンサンブル。
前作では、ハイドンの名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」の新しい編曲版(Q
15001)を聴かせてくれたファルカス・ウィンド・クインテットが木管五重奏のための大作を演奏したライヴ録音。
録音:2008年2月23日、オランダ
|
|
シューベルト:歌曲集
たゆみなき愛 D.138/美と愛がここに
D.775/
月に寄す D.259/岩山の羊飼い
D.965/
ひめごと D.719/ミューズの子
D.764/
野ばら D.257/朝の歌 D.685/
恋人の近くに D.162/光と愛
D.352/
恋人の近くに/糸を紡ぐグレートヒェン
D.118/
秋 D.945/辻音楽師 D.911-24/夕べの星
D.806
|
フランシン・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ)
バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
フィリス・フェルヴェルダ(ピアノ)
マルク・パントゥス(バス)
レミー・ファン・ケステレン(ハープ)
ダーク・ルイメス(ハルモニウム)
フランク・ファン・デン・ブリンク(クラリネット)
ライヤー・ズヴァールト(ギター) |
オールドバラのブリテン・ピアーズ・スクールとオランダのオペラ・スタジオで学び、フランス・ブリュッヘンやヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、クリスティアン・ツァハリアスらと共演してきたオランダのソプラノ、フラシン・ファン・デル・ヘイデン。
フラシン・ファン・デル・ヘイデンのシューベルト歌曲集は、名手バルト・ファン・オールトのフォルテピアノ(Zierer
ウィーン1825)による伴奏を中心に、ピアノ(スタインウェイ)、クラリネット、ハープ、ハルモニウム、ギターなど、曲に合わせて様々な楽器を使い分け、豊かな詩情を表現している。
※録音:2017年4月22日-24日、オランダ |
|
|
シルヴァー・エイジ - ロシア歌曲集
ラフマニノフ:
リラの花 Op.21-5、何とすばらしい所
Op.21-7、
べにすずめの死に寄せて Op.21-8、
夜の静けさに Op.4-3、歌わないで美しい人よ
Op.4-4、
きのう会った時 Op.26-13、夢
Op.8-1/
チャイコフスキー:
あなたが知っていたなら Op.60-3、子守歌
Op.16-1、
信じるな, わが友よ Op.6-1、騒がしい舞踏会で
Op.38-3、
ただ憧れを知る人だけが Op.6-6、
嵐の中の子守歌 Op.54-10、花
Op.54-11/
ムソルグスキー:歌曲集《死の歌と踊り》 |
エカテリーナ・レヴェンタール(メゾ・ソプラノ)
モーリス・ランメルツ・ファン・ビューレン(p) |
エカテリーナ・レヴェンタールは、ウズベキスタン生まれ、現在はアムステルダムを拠点に活躍するメゾ・ソプラノ歌手。日本では、アンサンブル・ノマドとの共演でシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」などを歌ったレヴェンタールが、ラフマニノフ、チャイコフスキー、ムソルグスキーのいわゆる「ロシアン・シルヴァー・エイジ」と呼ばれる後期ロマン派の繊細な歌曲を歌う。
※録音:2017年3月、オランダ |
|
オールド・ソングス・リサング
ベートーヴェン:アイルランドの歌
ラヴェル(フェルハイデン編曲):5つのギリシャ民謡
ブラームス:
ドイツ民謡集 WoO.33、
ピアノ三重奏曲第2番 Op.87より
アンダンテ・コン・モート
ベートーヴェン:スコットランドの歌
Op.108
バターワース(フェルハイデン編曲):
「シュロップシャーの若者」より
6つの歌
伝承曲(フェルハイデン編曲):ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ |
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)
アトランティック・トリオ |
オランダの名バリトン、マールテン・コニングスベルガーとアトランティック・トリオのコラボレーション。ベートーヴェン、ラヴェル、ブラームスら偉大な作曲家たちが書いた民謡を元にした歌曲集を歌う。
※録音:2018年6月、オランダ
|
|
|
|
Q06001
\3000→\2190 |
バッハ一族による鍵盤楽器の協奏曲集
1-3.J.S.バッハ(1685-1750):ハープシコード協奏曲ニ短調
BWV1052/
4-6.C.P.E.バッハ(1714-1788):
オルガンと弦楽、通奏低音のための協奏曲ト長調
W34/
7-9.J.C.バッハ(1735-1782):ピアノと弦楽、通奏低音のための協奏曲(1770) |
ピーター・ヤン・ベルダー(ハープシコード、オルガン、ピアノ)/
ムジカ・アンフィオン/
ピーター・ヤン・ベルダー(指揮) |
バッハ一族と言っても、彼らが活躍した時代は広範囲に渡り、また音楽史的にはバロックから古典派への過渡期でもありました。そのため、時代を追うに連れ対位法を駆使した複雑な音楽から、メロディを重視した明快なものへと、その作品の色合いはかなり違ってきます。ここで聴けるのは、父である大バッハと、次男であるカール・フィリップ・エマヌエル、そして第11子であるヨハン・クリスチャンの3つの作品です。これらの曲を通して、テレマン以前の音楽から、モーツァルト、ベートーヴェン、そして現代までの音楽の流れが見えてくるような気がします。各々の楽器の響きも耳を捉えて離しません。
|
|
|
|
Q10005
\3000→\2190 |
ブラームス(1833-1897):歌曲集
1-9.プラーテンとダウマーによるリートと歌Op.32
<夜の私は急に立ち上がり/もうおまえのところには行かない/
私は悲しみ、黙ってあちこち忍び歩く/流れは私のそばでざわめく/
ああ、おまえはもう一度私を/おまえは私が思い違いをしていたと言う/
語るもつらいこと/私たちはこうしている/ご機嫌いかが、私の女王様>/
10-14. 5つの歌Op.72
<昔の恋/夏の蜘蛛の糸/おお涼しい森よ/失望/克服しがたい>/
15-20. 低音のための6つのリートOp.86
<テレーゼ/野の寂しさ/夢遊病者/荒野を越えて/
思いに沈んで/死へのあこがれ>/
21-25. 5つのリートOp.106
<セレナード/湖上で/菩提樹に霜がおりて/私の歌/さすらい人> |
マールテン・コーニンフスベルハー(バリトン)/
ケルヴィン・グラウト(ピアノ) |
ブラームスはその生涯に200曲ほどの歌曲を作曲し、ロマン派の歌曲レパートリーに重要な貢献を果たしました。内容も、陽気な民謡調の曲から、メランコリックでロマンティックな曲まで広範囲にわたり、その感情のスペクトルの美しさは例えようもありません。内省的な性格だったブラームスは、マーラーやヴォルフのように、直截的な「甘美なる死への憧れ」を描くことはあまりなかったのですが、やはりこの時代を支配する雰囲気からは逃れることは不可能だったようで、Op.86の歌曲集などは、まさに後期ロマン派の音楽そのものと言ってもよいでしょう。コーニンフスベルハーの歌唱は知的であり、ブラームスの渋さを伝えるには最適なのではないでしょうか。
|
Q08005
\3000→\2190 |
クレメンティ(1752-1832):ピアノ・デュオ集
1-2.二重奏曲Op.3-1/3-4.二重奏曲Op.3-2/5-6.二重奏曲Op.3-3/
7-9.二重奏曲Op.6/10-12.二重奏曲Op14-1/
13-14.二重奏曲Op.14-2/15-17.二重奏曲Op.14-3 |
ガリナ・ドラガノワ&ヴァシリー・イリサフスキー(ピアノ・デュオ…ブロッドウッド
1798年製) |
ピアノのためのソナチネや「グラドゥス・アド・パルナッスム」で知られる作曲家クレメンティは、他にも数多くのピアノ曲を書いています。かのベートーヴェンも「クレメンティのピアノ曲はモーツァルトのものよりもピアニスティックで素晴らしい」と感想を漏らしたと伝えられるほどに、当時高く評価されていました。独奏曲はもちろんのこと、この4手のための作品も、とにかく技巧的で華麗さに満ち溢れています。作曲家が活躍した当時のピアノを使ったこの演奏。19世紀初めの賑わいも見事に伝えます。
|
Q07001
(2SACD-Hybrid)
\5400→\2990 |
チェコの作曲家たちの135年間にわたる活躍
<CD1>
1-2.スメタナ(1824-1884):わが故郷より/
3-6.ドヴォルザーク(1841-1904):4つのロマンティックな小品Op.75/
7-10.ドヴォルザーク:ソナティナト長調
Op.100/
11.フィビヒ(1850-1900):アレグロ/
12.ノヴァーチェク(1866-1900):常動曲/
<CD2>
1-4.ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ/
5-8.シュルホフ(1894-1942):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ/
9-13.マルティヌー(1890-1959):5つのマドリガル・スタンザ/
14-17.スーク(1874-1935):5つの小品Op.17 |
|
イヴォンヌ・スメウラース(ヴァイオリン)/
サンデル・シッティヒ(ピアノ) |
チェコの作曲家と言えば、大抵の人はドヴォルザークかスメタナを思い浮かべることでしょう。また、最近何かと話題のヤナーチェクも忘れる訳には行きません。しかし、他の作曲家ってどんな人がいるの?そんな疑問に答えるのが、この2枚組のアルバムです。スメタナからシュルホフまで135年に渡る時代に書かれたヴァイオリン曲を聴きながら、波乱に満ちたチェコの歴史を振り返ってみたいものです。
|