アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪第113号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2021/10/19~



10/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANIMAL MUSIC



ANI 096
¥2700
ヴァインベルク作品に情熱を燃やす
 スロヴァキアの若手による「子供の雑記帳」全曲版

  ヴァインベルク:子供の雑記帳(全3巻23曲)
アネタ・マイェロヴァー(ピアノ)

 ヴァインベルク作品に情熱を燃やすスロヴァキアの若手による「子供の雑記帳」全曲版

 録音:2021年6月2日/ジシコヴァー・アトリウム(チェコ)

 1979年生まれのスロヴァキアの若手アネタ・マイェロヴァーはヴァインベルク作品に情熱を燃やし、2016年にピアノ五重奏曲(ANI-075)をアニマル・ミュージックからリリースしていました。
 今回、ピアノ五重奏曲と同じヴァインベルク初期の力作「子供の音楽帳」に挑戦。

 「子供の音楽帳」は1944-5年に書かれた全3巻23曲のピアノ小品集。
 第2次世界大戦末期の厳しい時代の産物で、子供のピアノ教材的な目的で作られてはいますが、ピアノの名手だったヴァインベルクの作だけに要求が厳しく、実際はプロ用の作品といえます。

 作曲当時、ヴァインベルクはポーランドの親戚縁者すべてをナチスに殺され、自身も生命の危険におびえていました。23曲のほとんどはテンポを表す表記のみですが、15曲は「陰鬱な行進」、第23は「葬送」と題され、彼の心情が表されています。

 ポーランドの隣国スロヴァキアのマイェロヴァーはヴァインベルクの音楽の持つポーランド性とユダヤ性を肌で理解しているようで、説得力満点です。
 




APARTE

AP 263
¥2700
アンドレアス・ショル久々の新譜は何とブローウェル
 ~カンシオネス
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
エディン・カラマーゾフ(リュート(4)-(7)、ギター(1)(2)(3)(8))
 (1)ブローウェル:イギリス民謡集~彷徨える人/サリー・ガーデン/流れは広く*
 (2)同:アン・アイディア(エリのためのパッサカリア)
 (3)同:愛の歌集(全3曲)*
 (4)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
 (5)ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル:あなたがそばにいれば*
 (6)J.S.バッハ:すべての善きものの源泉BWV445*
 (7)同:主よ、人の望みの喜びよBWV147*
 (8)ブローウェル:新しい単純な練習曲~シマノフスキ讃

 アンドレアス・ショル久々の新譜は何とブローウェル!深々とした美声とリュートの響きに酔いしれるひととき

 録音:2018年11月13-16日/スタジオ7フレンドシップ(キードリヒ)/96KhZ 24BIT、53'00"

 ヤーコプスの秘蔵っ子としてハルモニア・ムンディから衝撃のデビューを果たしたアンドレアス・ショルも、今年54歳の大ベテランとなりました。
 彼が数年来コンビを組んでいるボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のリュート、ギター奏者のエディン・カラマーゾフと共演したアルバムをAparte レーベルからリリース。久々の待望新譜となります。

 ショルといえば古楽のイメージが強いものの、彼とカラマーゾフふたりのためにレオ・ブローウェルが2015年に編曲した5つのイギリス民謡集から3篇を披露。
 名曲「サリー・ガーデン」の情感は人生経験を積んだショルの深い音楽性を示してくれます。

 またロルカほかスペイン語の詩による「愛の歌集」も絶品。「主よ、人の望みの喜びよ」が収録されているのもサービス精神を感じさせます。

 嬉しいのはカラマーゾフのソロも含まれていること。ブローウェル作品に加え、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」(全6曲)をリュートで披露。
 バーゼル・スコラカントールムでホプキンソン・スミスに師事したカラマーゾフは、ショルのみならずヒリアード・アンサンブルやスティングとも共演する幅広さ。
 最高の癒しの時を提供してくれます。
 




CONTINUO CLASSICS



CC777 745
¥2500
イザイ&プリムローズ 未発表
 (1)イザイ:序奏~無伴奏ヴィオラのための*
 (2)イザイ:ディヴェルティメント第3番~無伴奏ヴィオラのための*
 (3)ショパン(イザイ編):ワルツ ヘ短調Op.70の2*
 (4)ショパン(イザイ編):華麗なワルツ イ短調Op.34の2*
 (5)イザイ:2つのサロン・マズルカOp.10
 (6)イザイ(ズエレブ編):子守歌
 (7)イザイ(ズエレブ編):子供の夢Op.14
 (8)プーランク(プリムリーズ編):パストラーレ(ジャンヌの扇より)
 (9)ベンジャミン(プリムローズ編):ジャマイカ・ルンバ
 (10)ベンジャミン(プリムローズ編):サン・ドミンゴより
 (11)ヴュータン:奇想曲Op.55~無伴奏ヴィオラのための
 (12)ダンディ:歌Op.19
 (13)イザイ:サン=サーンスの「ワルツ形式による練習曲」によるカプリス
  * 世界初録音
 デヤン・ボグダノヴィチ(ヴァイオリン)、ガブリエレ・ヴィアネッロ(ピアノ)(3)(4)(5)(13)
 ピエール=アンリ・ズエレブ(ヴィオラ)(1)(2)(6)-(12)、ゲルハルト・ロイフナー(ピアノ)(6)-(10)(11)

 イザイとプリムローズがこんなお宝を残していたとは~!ヴィオラの魅力満喫!!

 録音:2017年2月4-6日、4月3-5日/ポエ=ラヴァル/59'38"

 ヴァイオリンの神イザイとヴィオラの神プリムローズ作品をまとめた体裁をとりながら仰天の内容のディスク。
 全14曲中5曲が全くの世界初録音。
 その他もほぼ聴いたことのないものやヴァイオリン曲のヴィオラ編曲など宝箱のようなラインナップとなっています。

 まず驚きなのがイザイ編曲によるショパンの2つのワルツ。イザイ編曲のショパンといえばこれまで「バラード第1番」と「ワルツ ホ短調」は知られていましたが、イ短調とヘ短調の抒情的な2篇もあったのは驚き。
 ヴィエニャフスキの曲かとみまごう効果に満ちています。

 さらに興味深いのはイザイの手による無伴奏ヴィオラ曲2篇。イザイはヴィオラもしばしば弾いたとされますが、ヴィオラの音色美を生かした「序奏」、超絶的なヴィルトゥオジティを示す「ディヴェルティメント第3番」ともに無伴奏でじっくり聞かせます。

 ウィリアム・プリムローズはイギリス出身のヴィオラの名手ですが、彼は最初ヴァイオリンを専攻し、ブリュッセルで46歳年長のイザイに師事しました。
 しかし適性を見抜いたイザイの薦めでヴィオラに転向し、世紀の大演奏家となりました。

 なんとプリムローズがプーランクとアーサー・ベンジャミンをヴィオラとピアノ用に編曲していました。それもポピュラーな「ジャマイカ・ルンバ」。これもヴィオラの特性を生かした名編曲。

 ヴァイオリンのデヤン・ボグダノヴィチはセルビアのベオグラード出身で、ヴィクトル・トレチャコフに師事。ヴィオラのピエール=アンリ・ズエレブ13歳でアヴィニヨン音楽院、16歳でパリ音楽院のともにヴィオラ科のプルミエ・プリを受賞した名手。
 プリムローズ最後の弟子のひとりともなりました。
 室内楽にも力をいれ、恩師の名を冠した「プリムローズ・アンサンブル」を近年結成しています。
 




ECM



4856432
\2600
《カメラータ・チューリッヒ~ヤナーチェク:草陰の小径にて》
 1) ヨゼフ・スーク:コラール『聖ヴァーツラフ』の主題による瞑想曲Op.35a、
 2-11) ヤナーチェク:『草陰の小径にて』第1集
  (D.Rumlerによる弦楽オーケストラ編)
  (われらの夕べ/散りゆく木の葉/一緒においで/
   フリーデクの聖母マリア/彼女らは燕のように喋り立てた/
   言葉もなく/おやすみ/こんなにひどく怯えて/涙ながらに/
   ふくろうは飛び去らなかった)、
 12-21) Ma?a Brami:Sur un sentier recouvert
  (Il ?tait un fois/Tiens! Une feuille morte/Nous danserons/
   Boum, boum/Combien de fois depuis/
   Les ombres. C’est l’heure/Cette berceuse du fond/
   De langues de feu/Je l’entends qui sanglote/Entends-tu hibou)、
 ヤナーチェク:
  22-23)『草陰の小径にて』第2集(D.Rumlerによる弦楽オーケストラ編)
   (Andante/Allegretto ? Presto)、
  24-26)『草陰の小径にて』補遺(D.Rumlerによる弦楽オーケストラ編)
  (Pi mosso/Vivo/Allegro)、
 27) ドヴォルザーク:夜想曲ロ長調Op.40
カメラータ・チューリッヒ(1-11, 22-27)、
Igor Karsko(コンサートマスター)(1-11, 22-27)、
Maa Brami(朗読)(12-21)

 ピアノ曲集のオーケストラ編曲と、詩人自らが自作の朗読も収録した独創的なアルバム
 ヤナーチェクの15曲に及ぶピアノ曲集『草陰の小径にて』が、このアルバムでは弦楽オーケストラ編曲され、ヴァイオリニストIgor Karsko率いるカメラータ・チューリッヒによって演奏されています。
 オーケストラ編曲版の初録音となります。ヤナーチェクの曲集をスークの『コラール「聖ヴァーツラフ」の主題による瞑想曲』とドヴォルザークの『夜想曲』が挟む形になっています。
 『夜想曲』はその主題がヤナーチェクの作曲に見られる民俗的な部分とつながりを持っています。フランスの女性作家Maa Bramiが『草陰の小径にて』の新しい編曲に付随する詩を書き、作家自身の朗読で収録されています。
 ヤナーチェクの生涯を独創的に示唆しながら、この曲集の文脈に沿って表現しています。
 
  【録音】2017年9月28日-11月28日、チューリヒ
  




BR KLASSIK


900338
¥2600
TATORT: DREAMS 事件現場: 夢
 サウンド・トラック(音楽: ダヴィッド・ライヒェルト)
  1. Dreams Nocturne/2. Wenn der Schmerz gewinnt**/3. Der paradoxe Schlaf/
  4. Sophies Instrumente/5. Klartraum/6. Es war kein Traum/7. Die Luft der groBen Buhnen/
  8. Freundschaftliche Konkurrenz**/9. Dreischritt10. Oneironauten/11. Die dritte Runde*/
  12. Symphonie der Nacht/13. Traumfanger/14. Luzide Phase/15. Tod und Schlaf/
  16. Die Hutte im Wald*/17. Zitatort/18. Dreams Finale – Part 1**/
  19. Dreams Finale – Part 2/20. Dreams Prelude*
 ボーナス・トラック 21.Symphonic Tatort(Tatort Titelmelodie)***
  エイミー・パーク(ヴァイオリン・ソロ)..*、エレナ・ゾルタン(ヴァイオリン・ソロ)..**、
  ミュンヘン放送管弦楽団、アンドレアス・コヴァレヴィツ(指揮)、ウルフ・シルマー(指揮)..***

 録音 ミュンヘン(ドイツ) 2021年7月5-7日 BR第1スタジオ..1-20 2009年6月25日(ライヴ) Prinzregententheater..21

 「TATORT=事件現場」とは1970年からドイツで継続的に放送されている刑事ドラマ。1年間に30ほどの長編エピソードが作られており、ドイツ最長のテレビドラマとして人気を誇っています。
 さまざまな都市の警察チームが犯罪を解決するというエピソードのコレクションでもあり、参加している全ての地域のテレビ局が共同で制作しているため、各都市の習慣や方言など独自性が重視された90分ドラマになっています。
 このサウンド・トラックはドイツ映画音楽賞を2回受賞しているダヴィッド・ライヒェルトが作曲したもの。情景にあわせた美しい音楽が楽しめます。
 ボーナス・トラックとして収録されているのはクラウス・ドルディンガーの作品で、こちらはウルフ・シルマーの指揮による演奏です。
 




CEDILLE RECORDS



CDR90000206
(3CD)
¥3600
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
 弦楽四重奏曲全集 第2集
ドーヴァー四重奏団
  【CD1】
   弦楽四重奏曲第7番 へ長調「ラズモフスキー」第1番 Op. 59 No. 1
    1. I. Allegro/2. II. Allegretto vivace e sempre scherzando/
    3. III. Adagio molto e mesto -/4. IV. Thème russe: Allegro
  【CD2】
   弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー」第2番 Op. 59 No. 2
    1. I. Allegro/2. II. Molto adagio/3. III. Allegretto/
    4. IV. Finale: Presto 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調「ラズモフスキー」第3番 Op. 59 No. 3/
    5. I. Introduzione: Andante con moto - Allegro vivace/
    6. II. Andante con moto quasi allegretto/7. III. Menuetto grazioso/8. IV. Allegro molto
  【CD3】
   弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調「ハープ」 Op. 74
    1. I. Poco adagio - Allegro/2. II. Adagio ma non troppo/3. III. Presto/
    4. IV. Allegretto con variazioni 弦楽四重奏曲第11番 へ短調「セリオーソ」 Op. 95/
    5. I. Allegro con brio/6. II. Allegretto ma non troppo -/7. III. Allegro assai vivace, ma serioso/
    8. IV. Larghetto espressivo - Allegretto agitato - Allegro

 録音 Sauder Concert Hall, Goshen College, Goshen, インディアナ州(USA) 2019年12月16-18日 2020年7月10-12日 2020年8月7-9日

 2013年、カナダで開催された"バンフ国際弦楽四重奏コンクール"で優勝を飾り、一躍世界的な注目を浴びたアメリカのアンサンブル「ドーヴァー四重奏団」。
 メンバーはカーティス音楽院とライス大学シェパード音楽学校の卒業生で構成されており、アンサンブル名はサミュエル・バーバーの作品「ドーヴァー・ビーチ」から採られています。
 2020年、カルテットはカーティス音楽のアンサンブル・イン・レジデンスに任命されました。
 この3枚組は、ベートーヴェンの中期四重奏曲5作を収録したもの。
 彼らはこれまでにもコンサートでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を行っており、中でも1955年から続くベートヴェン・シリーズで有名なバッファロー大学での室内楽シリーズでは、ブダペスト、グァルネリ、クリーヴランドといった名門弦楽四重奏団に続く起用となったことで話題になるなど、ベートーヴェンで特に高く評価されています。

 
 
 

CDR90000191
(2CD)
¥3600
Limitless
 【CD1】
  1. カシム・ナクヴィ: バンケット
  リサ・ビーラワ: サンクチュアリの歌
   2. No. 1. Broken/3. No. 2. Speak Softly/4. No. 3. My Marvelous Wall
  5. ドゥ・ユン(1977): give me back my fingerprints 私の指紋を返してください
  6. タイショーン・ソーリー(1980-):In Memoriam Muhal Richard Abrams ムハル・リチャード・エイブラムスの思い出に
  7. ニーナ・C・ヤング(1984-): Sun Propeller サン・プロペラ(ヴァイオリンとエレクトロニクス版)
 【CD2】
  1-3. ル-・ワン(1982-): Her Latitude 彼女の緯度
  ヴィジェイ・アイヤー(1971-): ダイヤモンド
   4. I. A Dream/5. II. A Phantom/6. III. A Drop of Dew/7. IV. A Flash of Lightning
  8. ミッシー・マッツォーリ(1980-):
   A Thousand Tongues 千の舌(ヴァイオリン、ピアノとエレクトロニクス版)
  9. マッツォーリ: Vespers for Violin ヴァイオリンのための晩祷
 ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
 カシム・ナグヴィ(シンセサイザー)..CD1:1、リサ・ビーラワ(ヴォーカル)..CD1:2-4、
 ドゥ・ユン(電子楽器)..CD1:5、タイショーン・ソーリー(グロッケンシュピール)..CD1:6、
 ニーナ・C・ヤング(電子楽器)..CD1:8、ルー・ワン(電子楽器)..CD2:1-3、
 ヴィジェイ・アイヤー(ピアノ)..CD2:4-7、ミッシー・マッツォーリ(電子楽器..CD2:8-9/ピアノ..CD2:8)

 録音 2018年6月、8月、2019年2月

 「Limitless=限界無し」と題されたジェニファー・コーのアルバム。
 同名のリサイタル・プロジェクトに基づくこのアルバムは、現代の作曲家たちと芸術的なコラボレーションを行い、コーとともに作曲家自身が自作を演奏するというものです。
 モジュラーシンセサイザーが放つ電子音とヴァイオリンの音色の融合が楽しめるカシム・ナクヴィの「バンケット」、アメリカ1920年代の女性詩人のテキストを用いたリサ・ビーワラの「サンクチュアリの歌」、モンゴルのトゥヴァの喉歌(ホーミー)に触発されたニーナ・C・ヤングの「サン・プロペラ」、仏教の経文からインスパイアされたヴィジェイ・アイヤーの「ダイヤモンド」などさまざまな素材から生まれた作品を、ジェニファー・コーは2枚組のアルバムにまとめ聴き手に未知の世界を体験させてくれます。
 
 


BOX1004
(5CD)
¥4000
ジェニファー・コー Bach & Beyond ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
 【CD1】..Bach & Beyond 1
  1-6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
  7-10. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op. 27 No. 2
  11. カイヤ・サーリアホ(1952-): 夜想曲
  12. ミッシー・マッツォーリ(1980-): Dissolve, O My Hear 溶けよ、わが心
  13-17. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
    録音 Academy of Arts and Letters、ニューヨーク(USA)
     2012年1月4-5日..1-6 2011年11月14日..7-10、12 2011年11月16日..11 2011年11月13、16日..13-17
 【CD2】..Bach & Beyond 2
  1-4. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
  5-8. ベーラ・バルトーク(1881-1945): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB 124
   録音 The Performing Arts Center, Purchase College、ニューヨーク(USA)
    2014年4月4-12日..1-42014年7月14-16日..5-8
 【CD3】Bach & Beyond 2(続き)
  1-4. サーリアホ: フリーゼス/5-12. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
    録音2014年4月20-21日 Westchester Studios、ニューヨーク(USA)
     2014年6月4-12日 The Performing Arts Center, Purchase College、ニューヨーク(USA)
 【CD4】..Bach & Beyond 3
  1-4. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
  5. ルチアーノ・ベリオ(1925-2003): セクエンツァ VIII
    録音 American Academy of Arts and Letters、ニューヨーク(USA)
     2017年9月16-17日..1-42017年9月17-18日..5
 【CD5】Bach & Beyond 3(続き)
  1-7. ジョン・ハービソン(1938-): For Violin Alone 独奏ヴァイオリンのために
  8-11. J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
    録音 Concert Hall of the Performing Arts Center,SUNY Purchase, Purchase、ニューヨーク(USA)
     2019年9月9-10日..1-72019年9月8-9日..8-11

 2011年に開始された、J.S.バッハから21世紀の作品までを均等に扱うことで音楽史を俯瞰するというジェニファー・コーの画期的なプロジェクト"Bach & Beyond"。
 今回、第1集から第3集までの全てをBOXに収録いたしました。
 
 コーはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲の間に、時には世界初録音を含む現代作曲家たちのさまざまな作品を挟み込み、バッハ作品が与えた影響を追求していきます。
 全ては無伴奏作品であり、コーは恐ろしいまでの集中力を持って全ての曲に真摯に向き合い生命を吹き込みます。

 
 



.

GRAMOLA



GRAM99257
(12CD)
¥6400→\5990

「アンソロジー」
 名指揮者アロイス・J・ ホーフシュトラッサー ライヴ録音集
  グラーツ・コンサート合唱団の50年に及ぶライヴ録音を中心に

   ハイドンの『天地創造』、ベートーヴェンの第九、ブルックナーの交響曲第7番の全曲も収録

 【CD1】
  1. ラインハルト・カイザー(1674-1739): マルコ受難曲 - 祝福されたこの時に
    録音: 1971年6月18日、19日 ミュンヘン、CALIG-Verlag
  2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791): 教会ソナタ 第17番 K336
    録音: 1974年 オーストリア [原盤:Preiser Records, Vox Productions, USA]
  3-5. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759): オラトリオ『メサイア』(モーツァルト編)
   3. 主なる神の栄光のために 4. いと高きところでは 5. ハレルヤ
     録音: 2015年11月28日 フェルトバッハ文化センター
  6. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809): 交響曲第101番 ニ長調「時計」- 第1楽章
    録音: 2015年11月28日 フェルトバッハ文化センター
  7. ハイドン: ミサ曲第9番『ネルソン・ミサ』- キリエ
    録音: 2008年12月 グラーツ、シュテファニエンザールでのクリスマス・コンサート
  8. マックス・ブルッフ(1838-1920): ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 - 第2楽章
    録音: 2015年5月31日 グラーツ、シュテファニエンザール
  9. アントン・ブルックナー(1824-1896): モテット「正しい者の口は」 (八部合唱のための)
    録音: 2008年5月31日 グラーツ、聖アンドレ教会
  10. ジャン・シベリウス(1865-1957): ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 - 第2楽章
    録音: 2004年7月14日 コングレス・レオーベン
  11. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): 運命の歌 Op. 54 録音:1974/1976 [原盤 Preiser Records]

    フランツ・ハーゼルベック(オルガン)..2 /マルガレータ・クロブカール(ソプラノ)..7 /
    イレーネ・ヴァルナー(アルト)..7 /ダニエル・ヨハンセン(テノール)..7 /
    ダリウシュ・ニエミロヴィチ(バス)..7 /コーリー・セロヴシェク(ヴァイオリン)..8 /ソリスト不明..10 /
    グラーツ・コンサート合唱団..1、3-5、7、9、11 / コンサート・ユーゲント合唱団..9 /
    カペッラ・クラシカ..1、2 /パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..3-5、6、7、8、10 /
    ソンバトヘイ・サヴァリア交響楽団..11 /アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)


 【CD2】
  1. ハイドン: 交響曲第94番 ト長調「驚愕」- 第2楽章 録音: 2009年6月6日 グラーツ、聖アンドレ教会
  2-3. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): オラトリオ『エリア』Op.70
   2. 序章、合唱、レチタティーヴォ 3. 合唱付き二重唱
     録音: 2003年 フォラウ 司教座教会
  4. ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868): スターバト・マーテル (1842年パリ版) - 悲しみの聖母は
    録音: 2008年3月9日 グラーツ、シュテファニエンザール
  5. シャルル・グノー(1818-1893): 聖セシリア荘厳ミサ曲 - サンクトゥス、ベネディクトゥス
    録音: 2018年5月23日 グラーツ、ヘルツ・イエス教会
  6. メンデルスゾーン: 最初のワルプルギスの夜 録音: 2014年5月11日 グラーツ、シュテファニエンザール
  7.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第7番 イ長調 Op.92 - 第3楽章
    録音: 2007年12月16日 グラーツ、シュテファニエンザールでのクリスマス・コンサート
  8. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):《さまよえるオランダ人》- フィナーレ
    録音: 2013年5月26日 グラーツ、シュテファニエンザールでのワーグナー生誕200年記念公演

    エレン・ファン・リール(ソプラノ)..2-3/ロベルト・ホル(バス)..2-3/
    マルガレータ・クロブカール(ソプラノ)..4/ナテラ・ニコリ(メゾ・ソプラノ)..4/
    シャルヴァ・ムコナ(バス)..4/ダリウス・ニエミロヴィチ(バス)..4/ニコラ・プロクシュ(ソプラノ)..5/
    ヤン・ペトリカ(テノール)..5/ヨハネス・クム(テノール)..6/キルステン・ブランク(ゼンタ、ソプラノ)..8/
    マティアス・ハウスマン(オランダ人、バリトン)..8/アンドラーシュ・モルナール(エリック、テノール)..8/
    クルト・リドル(ダラント、バス)..8/グラーツ・コンサート合唱団..2-6、8/
    コンサート・ユーゲント合唱団..2-4、6/パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-8/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD3】
  1. モーツァルト: レクイエム K626 - キリエ 録音: 2006年3月12日 グラーツ、シュテファニエンザール
  2. ベートーヴェン: 荘厳ミサ曲 - アニュス・デイ 録音: 2006年9月 フォラウ 司教座教会
  3. ブラームス: ドイツ・レクイエム Op.45 - 悲しんでいる人々は幸いである
    録音: 2000年10月29日 グラーツ、シュテファニエンザール
  4. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904): レクイエム Op.89 - 主、イエス・キリストよ
    録音: 2006年9月12日 フォラウ 司教座教会
  5. ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901): レクイエム- リベラ・メ
    録音: 2008年11月2日 グラーツ、シュテファニエンザール
  6-7. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): レクイエム Op.48 6. おお、主イエス・キリストよ
  7. ピエ・イエズ 録音: 2007年10月21日 グラーツ、シュテファニエンザール

    エレン・ファン・リール(ソプラノ)..1/ナテラ・ニコリ(メゾ・ソプラノ)..1/ヨハネス・クム(テノール)..1/
    ロベルト・ホル(バス)..1/ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)..2、6-7/
    バルバラ・ヘルツル(メゾ・ソプラノ)..2/ヨハネス・クム(テノール)..2/
    アントン・シャリンガー(バス・バリトン)..2/イヴェタ・イジーコヴァー(ソプラノ)..4/
    バルバラ・ヘルツル(メゾ・ソプラノ)..4/オトカル・クライン(テノール)..4/クルト・リドル(バス)..4/
    マルガレータ・クロブカール(ソプラノ)..5/フローリアン・ベッシュ(バス・バリトン)..6-7/
    ヴォルフガング・リーグラー=ソンタッキ(オルガン)..6-7/グラーツ・コンサート合唱団..1-7/
    コンサート・ユーゲント合唱団..2、4-7/パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-7/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD4】
  1. モーツァルト: 《魔笛》 K620 - 序曲 録音: 2012年5月5日 グラーツ、大カンマーザール
  2. ハイドン: 交響曲第101番 ニ長調 「時計」- 第4楽章 録音: 2015年11月28日 フェルトバッハ文化センター
  3. モーツァルト: 交響曲第40番 ト短調 K550 - 第1楽章 録音: 2014年11月29日 フェルトバッハ文化センター
  4. ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op.55- 第4楽章 録音: 2008年3月9日 グラーツ、シュテファニンザール
  5. ベートーヴェン: 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 - 第4楽章 録音: 2019年11月30日 フェルトバッハ文化センター
  6. ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68 - 第2楽章 録音: 2018年12月1日 フェルトバッハ文化センター
  7. ベートーヴェン: 合唱幻想曲 Op.80 録音:2014年5月11日 グラーツ、シュテファニエンザール

    ゴットリーブ・ヴァリッシュ(ピアノ)..7/ヨハネス・クム(テノール)..7/ゲオルク・クリムバッハー(バリトン)..7/
    マルティン・アッハライナー(バリトン)..7/グラーツ・ケプラースパッツェン..7/グラーツ・コンサート合唱団..7/
    パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-7/アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD5】
  1. ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 - 第2楽章 録音: 2014年5月11日 グラーツ、シュテファニエンザール
  2. フランツ・シューベルト(1797-1828):交響曲第8番 ロ短調「未完成」 D 759 - 第1楽章
    録音: 2017年12月2日 フェルトバッハ文化センター
  3. ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95 - 第2楽章
    録音: 2008年4月18日 ヴァイツ、クンストハウス
  4. ベドルジハ・スメタナ(1824-1884): モルダウ 録音: 2009年7月26日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ
  5. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893): 交響曲第5番 ホ短調 Op.64 - 第2楽章
    録音: 2009年7月26日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ
  6. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908): 交響組曲「シェヘラザード」 Op.35 - 第3楽章
    録音: 2009年7月26日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ

    ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)..1/アーグネシュ・ソルテース (独奏ヴァイオリン)..6/
    パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-6/アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD6】
  1. ハイドン: トランペット協奏曲 変ホ長調 - 第3楽章 録音: 2004年12月19日 グラーツ、シュテファニエンザール
  2. モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K622 - 第3楽章 録音: 2019年11月30日 フェルトバッハ・文化センター
  3. ハイドン: ピアノ協奏曲第11番 ニ長調 - 第3楽章 録音: 2001年7月9日 グラーツ、シュテファニエンザール
  4. シューベルト: 交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレイト」 D 944 - 第3楽章 録音: 1981年1月22日 エアフルト・オペラハウス
  5. チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 - 第1楽章
    録音: 2016年12月31日 グラーツ、シュテファニエンザール
  6. ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937): ラプソディ・イン・ブルー (1924年版)
    録音: 2010年7月24日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ
  7. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ボレロ 録音: 2010年7月24日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ

    アルノルト・スタンコ(トランペット)..1/マルリーズ・ヴィーザー(クラリネット)..2/
    バルバラ・モーザー(ピアノ)..3/コーリー・セロヴシェク(ヴァイオリン)..5/
    カスパー・フランツ(ピアノ)..6/パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-3、5-7/
    エアフルト・フィルハーモニー管弦楽団..4/アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD7】
  1. ベートーヴェン: 『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43 録音: 2008年3月9日 グラーツ、シュテファニエンザール
  2. ベートーヴェン: ミサ曲 ハ長調 Op.86 - 天のいと高きところには神に栄光あれ
    録音: 2002年7月7日 レオーベン、ザンクト・シャビエル教区教会
  3. ベートーヴェン: 交響曲第7番 イ長調 Op.92 - 第2楽章
    録音: 2007年12月16日 グラーツ、シュテファニエンザールでのクリスマス・コンサート
  4. ブラームス: アルト・ラプソディ Op. 53 録音: 2002年7月7日 レオーベン、ザンクト・シャビエル教区教会
  5. シューベルト: 音楽に寄せて (マックス・レーガー編)
    録音: 2004年12月31日 グラーツ、シュテファニエンザールでのジルヴェスター・コンサート
  6. ブラームス: 哀悼歌 Op.82 録音: 1977年6月【原盤: Preiser Records】
  7. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 牧神の午後への前奏曲
    録音: 2013年7月13日 レオーベン、LCS-ドミニカーナーホーフ
  8-9. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): ホルン協奏曲第2番 変ホ長調
   8.アンダンテ・コン・モート 9. ロンド - アレグロ・モルト 録音: 2001年7月 レオーベン、マッセンブルク

    マルガレータ・クロブカール(ソプラノ)..2/ナテラ・ニコリ(メゾ・ソプラノ/アルト)..2、4/
    アティラ・フェケテ(テノール)..2/ギュンター・グロイスベック(バス)..2ロベルト・ホル(バス・バリトン)..5/
    グラーツ・コンサート合唱団..2、4、6/ゾルタン・ヴァルガ(ホルン)..8-9/
    パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-5、7-9ソ/ンバトヘイ・サヴァリア交響楽団..6/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD8】
  1-5. ブルックナー: 「テ・デウム」 録音: 2017年6月5日 グラーツ、ヘルツ・イエス教会
  6. ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」- 第1楽章
    録音: 1997年6月20日 レオーベン、ザンクト・シャビエル教区教会
  7-12. フランツ・シュミット(1874-1939): オラトリオ『7つの封印の書』
   7. そうして天の長い沈黙が終わると 8. ラッパは鳴りつつ大いなる苦しみをもたらす
   9. 白き御座にいますあの御方の御顔の前からは 10. そして私は見た、新しい天
   11. 私はアルファでありオメガであり 12. ハレルヤ
     録音: 2011年11月2日 グラーツ、シュテファニエンザール

     二コラ・プロクシュ(ソプラノ)..1-5/エヴァ・マリア・リードル(メゾ・ソプラノ)..1-5/
     マルクス・ミーゼンベルガー(テノール)..1-5/ロベルト・ホル(バス)..1-5/ヨハネス・クム(テノール)..7-12/
     ロベルト・ホル(バス)..7-12/エレン・ファン・リール(ソプラノ)..7-12/
     エヴァ・マリア・リードル(メゾ・ソプラノ)..7-12/ヤン・ペトリカ(テノール)..7-12/
     ギュンター・ハウマー(バリトン)・・・7-12/ヴォルフガング・リーグラー・ソンタッキ(オルガン)..7-12/
     コンサート・ユーゲント合唱団..7-12/グラーツ・コンサート合唱団..1-5,7-12/
     パノニア・フィルハーモニー管弦楽団..1-12/アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD9】
  1-21. ハイドン: オラトリオ『「天地創造』(CD1)
 【CD10】
  1-13. ハイドン: オラトリオ 『天地創造』(CD2)
    録音:1977年6月 ゼッカウ司教座教会及びグラーツ、シュテファニエンザール

    マルガリータ・キリアキ(ソプラノ)/ピーター・ベイリー(テノール)/ロベルト・ホル(バス)/
    ルドルフ・ショルツ(チェンバロ)/グラーツ・コンサート合唱団/ソンバトヘイ・サヴァリア交響楽団/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD11】
  1-4. ベートーヴェン: 交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op.125
    録音: 2016年12月31日 グラーツ、シュテファニエンザールでのジルヴェスター・コンサート

    ニコラ・プロクシュ(ソプラノ)/クリスティーナ・コスロヴィ(メゾ・ソプラノ)/マーリン・ミラー(テノール)/
    ロベルト・ホル(バス)グラーツ・コンサート合唱団/パノニア・フィルハーモニー管弦楽団/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 【CD12】
  1-4. ブルックナー: 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107
    録音: 2017年6月5日 グラーツ、ヘルツ・イエス教会

    パノニア・フィルハーモニー管弦楽団/
    アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)

 *CD1の1、2,11を除き、 全てライヴ録音

 アロイス・J・ホーフシュトラッサー(1941-)はオーストリアの指揮者。
 ウィーン大学とウィーンの音楽芸術大学でハンス・ギレスベルガーとハンス・スワロフスキーに指揮と合唱指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケの薫陶を受けました。
 1966年から1971年まではグラーツ大聖堂のカペルマイスターを務め、1971年にグラーツ・コンサート合唱団を設立、指揮するとともに、エルル国際オーケストラ週間(チロル)=現チロル・フェスティバル・エルルを設立したほか、さまざまな教育機関で教職に就き後進の指導にあたりました。
 また長年にわたりパノニア・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めています。2003年にはフランツ・シュミットの『7つの封印の書』をハンガリーで初演するなど作品の普及に尽力し、ウィーンのフランツ・シュミット・コミュニティの名誉市民に選ばれました。

 ホーフシュトラッサーが芸術監督兼会長を務めるインターパノン・コンサート・ソサエティの制作によるこのボックスセットは、グラーツ・コンサート合唱団の50年に及ぶライヴ録音を中心に収録しています。
 収録曲はバロックからウィーン古典派、ロマン派、近代音楽までに及ぶ交響曲、協奏曲の楽章、オラトリオ、ミサ曲、オペラの抜粋等と多岐にわたるもの。
 使用された音源は、グラーツの歴史的なホールであるシュテファニエンザールや、レオーベンのゾンマーフィルハーモニー国際音楽祭、ヴァイツでのペンテコステ・コンサートなどのライヴ録音を中心に、フェルトバッハやフォラウ(シュタイアーマルク州)での チャリティ・コンサートの録音も収録。
 さらにハイドンの『天地創造』、ベートーヴェンの第九、ブルックナーの交響曲第7番の全曲録音も収録されています。
 オーストリアの文化に深く根ざしながらも、日本では広く知られているとは言えないホーフシュトラッサー。その指揮芸術に触れる上で恰好のリリースです。

 
 
 

GRAM99255
¥2600
Tanz' von innen 内なるダンス
 1. ルドルフ・シュターラー/ヨーゼフ・タウシェク:Zubrod marsch - Maurer Marsch(ディヴィナリネン編)
 2. 伝承曲: Grinzinger Landler(M.カンマーホーファー/T.アイグナー編)
 3. シュターラー: Tanze von der Nirn(E.シュトレビッツアー/ディヴィナリネン編)
 4. フランツ・グルーバー: D' Erdberger Tanz(J.ミクラス編)
 5. アロイス・シュトローマイヤー: Zepperl-Polka、Polka schnell
 6. フランツ・シューベルト: Landler in B Major レントラー ロ長調(R.ピーチュ/T.アイグナー編)
 7. 作曲者不詳: Tanz in B Major 舞曲 ロ長調
 8. ヨハン・シュランメル: Dichterworte Walzer
 9. ヨーゼフ・ランナー: Hans Jorgel Polka ハンス=イェルゲル=ポルカ
 10. シュランメル: Wienertanze(W.ナグル/ディヴィナリネン編)
 11. シュターラー: Schnapper Tanz(ディヴィナリネン編)
 12. カール・ハンドラー: Nachtfalter Marsch 蛾の行進曲(W.ヴァッサーフォーゲル/ディヴィナリネン編)
 13. ヨハン・マイヤー: Echte Aufhauer(T.アイグナー/ディヴィナリネン編)
 14. ローランド・ヨーゼフ・レオポルト・ノイヴィルト: Hernalser Tanzerl
 15. ヨーゼフ・ヴィンハルト: Winhart-Tanze(T.アイグナー編)
 16. マンフレート・カンマーホーファー: Remasuri Polka, Polka schnell
  ディヴィナリネン(アンサンブル)
  【メンバー】
   テレーザ・アイグナー(ヴァイオリン)、ユリア・ブルンナー(ヴァイオリン)、
   エルナ・シュトレビッツァー(コントラギター)、
   マリー=テレーズ・シュテックラー(ウィーン風ボタンアコーディオン)、アンドレア・ゲッチュ(クラリネット)、
   シュテファニー・クロプライター(ヴィオラ)、アンナ・アイグナー(チェロ)、
   ダヴィッド・ミュラー(ハルモニウム)..10、ヴォルフガング・ナグル(小/バス・ドラム)..10、
   ユディト・ティーフェンターラー(ピアノ)..10、エヴァ・ファンドル(フルート)..10

 録音 2021年5月14,15,30日 アトリエ 73、 Unteretzbach、ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)

 "シュランメル"と呼ばれるウィーンのダンス音楽と歌曲。これらはウィーンのホイリゲ(新酒をふるまう居酒屋)やサロン、または貴族の邸宅などで演奏され広く人気を博しています。
 このアルバムはウィーンの若い女性たちによるアンサンブル「ディヴィナリネン(占い師の意味)」のデビュー作で、彼女たちはウィーン風ボタンアコーディオンや、ウィーンで発達したダブルネックのギター(特にシュランメルンで使われる)コントラギターを含むさまざまな楽器を操り、図書館で見つけた秘曲やめったに演奏されない曲、さらには現代作曲家の作品まで、楽器編成を活かした多彩な編成で奏でています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2251
¥2700
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、
  ブラームス:
   (1)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
   (2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、交響曲第4番(1948年、最新リマスター)+ハイドン変奏曲(新復刻)、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1948年10月24日/ティタニア・パラスト(ベルリン)、(2)1950年6月20日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/輸入盤・日本語帯付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(ラジオ放送用ライヴ録音)

 ■制作者より
 交響曲第4番は旧EMI 系で発売されていたものと同一音源で、GS-2198(2019年/廃盤)でも復刻しましたが、このGS-2251ではすべてのマスタリング行程を最初からやり直し、望みうる最上の音質に仕上げました。
 「ハイドンの主題による変奏曲」は当シリーズ初復刻となります。復刻の素材はともに2トラック、38センチのオープンリール・テープです。
 また、解説書にはドイツ文学者、文芸評論家の小宮豊隆(1884-1966)が1924年5月にミュンヘンでフルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの演奏会を聴いた時の印象記を掲載しています。
 ヨーロッパでフルトヴェングラーを聴いた日本人の手記はいくつか知られていますが、これはおそらく最も古いものに属すると思われます。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
.

DECCA



4852093
\2600→\2390
パンデミック期間中、自身の記録を振り返って生まれた
 チェチーリア・バルトリ~「Unreleased」

 1-3) ベートーヴェン:ああ、不実なる人よOp.65、
 4) モーツァルト:どうしてあなたを忘れられよう?…恐れないで、愛しい人よK.490、
 5)ミスリヴェチェク:Se mai senti(歌劇『ティトゥス帝の慈悲』より)、
 モーツァルト:
  6-7) ああ、私の思った通り…どこかに消えておしまいK.272、
  8-9) わが美しき恋人よ、さようなら…とどまってください、いとしい人よK.528、
  10) あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい(歌劇『羊飼いの王様』K.208より)、
 11-13) ハイドン: ベレニーチェのシェーナHob.XXIVa:10
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)、
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)(4, 10)、
ムハイ・タン(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

 パンデミックの中で新たな発見を果たしたバルトリによる最新アルバム

 チェチーリア・バルトリはパンデミックの期間中、過密なスケジュールを一時休止し、自身の記録を振り返る時間を持ちました。そしてその結果、今まで世に出たことがない、このアルバムがリリースされることになりました。
 モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドン、ミスリヴェチェクによるコンサート・アリアとして知られる、7つのすばらしいオペラ・シーンが選ばれています。最高のソプラノ・ディーバたちがその驚くべき能力を証明できるようにと書かれたものです。
 共演はムハイ・タン指揮バーゼル室内管弦楽団。バルトリが特に気に入っているというモーツァルトの2つのアリアは、親しい友人でもあるマキシム・ヴェンゲーロフがソロ・ヴァイオリンを担当しています。

 「やり残したこと、先延ばしにしていたこと、忘れていたことなど、多くの事に手をつけることができ幸せでした。隠れた名曲を求めてサウンド・アーカイヴを見つめ直すことができたのです。
 このアルバムに収録されている音源は、私にとって非常に貴重なものです。これらの再発見された大切な物から皆さんが多くの楽しみ、喜びを見つけていただければと願っています。」 ―チェチーリア・バルトリ、2021年9月

 【録音】2013年11月17-20日、バーゼル、リーエン、ラントガストホフ
 



.

オーストラリアELOQUENCE


《イーゴリ・マルケヴィチ~ドイツ・グラモフォン録音集》

4841659
(21CD)\13000→\11990

 幅広いレパートリーを網羅
 エロクァンスより初の、マルケヴィチDG録音集大成。CD21枚組

 ●イーゴリ・マルケヴィチが1953年から1965年にかけてベルリン、パリ、プラハ、ニューヨークで行ったドイツ・グラモフォン録音が初めてまとめて発売されます。CD21枚組。限定盤。
 
 ●「自分でも自分の録音を忘れるほど多くの録音を行っている!」というマルケヴィチは、ドイツ・グラモフォン、HMV/EMI、フィリップス(エロクァンスからフィリップス録音全集が発売されています)を始め、数々のレーベルに多くの録音を残しました。 

 ●博識なマルケヴィチは第二次世界大戦後、作曲から指揮に転向し、まもなく同時代の最も人気のある指揮者となりました。
  ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンによるクラシックの交響曲、ベルリオーズ、ワーグナー、チャイコフスキーによるロマン派の物語作品、そしてミヨー、オネゲル、ルーセルといったフランス系の現代作曲家など、幅広いレパートリーに精通し、それぞれの曲に切れ味鋭く取り組み、色彩とハーモニーに研ぎ澄まされた感覚をもたらしています。

 ●マルケヴィチのドイツ・グラモフォン録音の多くは、1957年から1961年に首席指揮者を務めていたコンセール・ラムルー管弦楽団とパリで行われました。

 ●また、マルケヴィチはロシアのレパートリーに情熱を注いだ演奏者として国際的に最もよく知られ、ここではリャードフ、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーのヴィルトゥオーソ作品が収録されています。
  合唱作品にも力を入れ、ハイドンの『天地創造』、モーツァルトの『戴冠式ミサ』(ベルリンとパリで2回録音し、今回どちらも収録)、そしてあまり知られていないケルビーニのニ短調のレクイエムとグノーの『聖チェチーリアのための荘厳ミサ曲』も収録されています。
 1960年代初期にプラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と録音が行われたこれらのアルバムは、マルケヴィチのドイツ・グラモフォンへの“白鳥の歌”となりました。
 オリジナル・ジャケット仕様。Peter Quantrillによる新規エッセー掲載。
 長い間CD化されていなかったものも多く含まれています。


こちらもよろしく!
豪ELOQUENCE新譜
イーゴリ・マルケヴィチ~ザ・フィリップス・レガシー
(26CD)\18000→\15990


 

《イーゴリ・マルケヴィチ~ドイツ・グラモフォン録音集》


《CD 1》
 1-7) ケルビーニ:レクイエム第2番ニ短調、
 8-13) モーツァルト:ミサ曲ハ長調K.317『戴冠式ミサ』(1959年録音)
  【演奏】マリア・シュターダー(ソプラノ)(8-13)、オラリア・ドミンゲス(コントラルト)(8-13)、
  エルンスト・ヘフリガー(テノール)(8-13)、
  ミシェル・ルー(バス)(8-13)、エリザベート・ブラッスール合唱団(8-13)、
  チェコ・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団(1-7)、コンセール・ラムルー管弦楽団(8-13)
   【録音】1962年12月、プラハ(1-7)、1959年12月、パリ(8-13)/

《CD 2》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第34番ハ長調K.338*、5-7) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』*、
  8-11) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』*、
  12-14) グルック:シンフォニア ト長調(H.ガル編)
   【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1-7)、コンセール・ラムルー管弦楽団(8-14)
   【録音】1954年2月、ベルリン(1-7)、1957年11月(8-11)、1958年6月(12-14)、パリ/

《CD 3》
 1-3) モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、
 4-6) ハイドン:協奏交響曲変ロ長調Hob.I:105*、
 7-9) チマローザ:2つのフルートのための協奏曲ト長調*、
 10-13) シューベルト:交響曲第3番ニ長調D200*
  【演奏】モーリス・アラール(ファゴット)(1-3)、ジョルジュ・アレス(ヴァイオリン)(4-6)、
  アンドレ・ルモン(チェロ)(4-6)、エミール・マユース(オーボエ)(4-6)、レイモン・ドゥルレーズ(ファゴット)(4-6)、
  オーレル・ニコレ、フリッツ・デムラー(フルート)(7-9)、コンセール・ラムルー管弦楽団(1-6)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7-13)
  【録音】1958年12月(1-3)、1957年10月(4-6)、パリ、1954年12月(7-9)、2月(10-13)、ベルリン/

《CD 4》
 ベートーヴェン:
  1) 序曲『エグモント』Op.84、2)『レオノーレ』序曲第3番Op.72b、
  3) 歌劇『フィデリオ』序曲Op.72c、4) 序曲『コリオラン』Op.62、
  5) 序曲『命名祝日』Op.115、6) 序曲『献堂式』Op.124
  【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1958年11月、パリ/

《CD 5》
 1-4) ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』*
  【演奏】シンフォニー・オブ・ジ・エア
  【録音】1957年1月、ニューヨーク/

《CD 6》
 1-5) ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』*
  【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1957年11月、パリ/

《CD 7》
 1-4) ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
  【演奏】シンフォニー・オブ・ジ・エア
  【録音】1956年12月、ニューヨーク/

《CD 8》
 1-4) ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98、
 5-8) ベルリオーズ:イタリアのハロルドOp.16*
  【演奏】ハインツ・キルヒナー(ヴィオラ)(5-8)、
   コンセール・ラムルー管弦楽団(1-4)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(5-8)
  【録音】1958年11月、パリ(1-4)、1955年12月、ベルリン(5-8)/

《CD 9》
 1-5) ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(1961年録音)、
 6) ケルビーニ:『アナクレオン』序曲、
 7) オーベール:歌劇『ポルティチの唖娘』S.16より序曲
  【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団【録音】1961年1月、パリ/

《CD 10-11》
 ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』Op.24
  【演奏】リシャール・ヴェロー(テノール/ファウスト)、
  コンスエロ・ルビオ(ソプラノ/マルグリート)、ミシェル・ルー(バス/メフィストフェレス)、
  ピエール・モレ(バリトン/ブランデル)、エリザベート・ブラッスール合唱団、
  フランス国営放送児童合唱団、コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1959年5月、パリ/

《CD 12》
 1-4) グノー:交響曲第2番変ホ長調*、
 5-9) ビゼー:子供の遊びOp.22*、
 ドビュッシー:10-12) 海、13-14) 神聖な舞曲と世俗的な舞曲
  【演奏】シュザンヌ・コテル(ハープ)(13-14)、コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1957年11月(1-9)、1959年5月(10-14)、パリ/

《CD 13》
 リムスキー=コルサコフ:1) 序曲『ロシアの復活祭』Op.36*、2) 歌劇『五月の夜』より序曲、3-6) 組曲『金鶏』、
 7) ボロディン:交響詩『中央アジアの草原にて』、
 8) リャードフ:『ヨハネの黙示録』より交響的絵画、
 9) グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』より序曲
  【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1957年11月(1)、1958年6月(2-6)、1959年12月(7, 9)、1960年5月(8)、パリ/

《CD 14》
 チャイコフスキー:1-4) 交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』*、5) 幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』Op.32
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、コンセール・ラムルー管弦楽団(5)
  【録音】1953年12月、ベルリン(1-4)、1959年12月、パリ(5)/

《CD 15》
 ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より
  1) 第1幕への前奏曲、2) 第3幕への前奏曲、歌劇『タンホイザー』より3) 序曲、
  4) ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)(パリ版)*、5) ジークフリート牧歌*、
  6) 楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」*
   【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団(1-3)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)
   【録音】1958年6月(1, 3)、11月(2)、パリ、1954年12月、ベルリン(4-6)/

《CD 16》
 1-7) ミヨー:コエフォールOp.24*、
 8-10) オネゲル:交響曲第5番『三つのレ』*、
 11-19) ルーセル:バレエ『バッカスとアリアーヌ』第2組曲Op.43
  【演奏】ジュヌヴィエーヴ・モワザン(ソプラノ)(1-7)、エレーヌ・ブヴィエ(メッゾ・ソプラノ/エレクトラ)(1-7)、
  ハインツ・レーフス(バリトン/オレステス)(1-7)、クロード・ノリエ(語り手)(1-7)、
  パリ大学合唱団(1-7)、コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1957年3月(1-10)、1958年12月(11-19)、パリ/

《CD 17》
 1-5) ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14*(1953年録音)、
 6-20) ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ラヴェルによる管弦楽編)*
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1953年11月(1-5)、2月(6-20)、ベルリン/

《CD 18》
 ベルワルド:1-3) 交響曲第3番ハ長調『サンギュリエール』*、4-7) 交響曲第4番変ホ長調*、
 8-11) シューベルト:交響曲第4番ハ短調D417『悲劇的』*
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1955年12月(1-7)、1954年12月(8-11)、ベルリン/

《CD 19-20》
 1) ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI:2*、
 2) モーツァルト:ミサ曲ハ長調K.317『戴冠式ミサ』*(1954年録音)
  【演奏】
  イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)(1)、リヒャルト・ホルム(テノール)(1)、
  キム・ボルイ(バス)(1)、マリア・シュターダー(ソプラノ)(2)、
  ジークリンデ・ワーグナー(コントラルト)(2)、ヘルムート・クレブス(テノール)(2)、ヨーゼフ・グラインドル(バス)(2)、
  ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1955年5月(1)、1954年2月(2)、ベルリン/

《CD 21》
 1-14) グノー:聖チェチーリアのための荘厳ミサ曲*、15-21) イーゴリ・マルケヴィチのインタビュー*
 【演奏】イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)(1-14)、ゲルハルト・シュトルツェ(テノール)(1-14)、
 ヘルマン・ウーデ(バス)(1-14)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
  【録音】1965年6月、プラハ(1-14)、1957年4月、ニューヨーク(15-21)


 *モノラル録音
 



<国内盤> 


キング・インターナショナル



KKC 084
¥3500
世界に誇るカウンターテナー藤木大地
いのちのうた

 1. 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)/
 2. 喜びに身を震わせて(ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』)/
 3. 怪物や魔物と戦わせてくれ(ヘンデル:歌劇『オルランド』)/
 4. アデライーデ(ベートーヴェン)/
 5. お客を招くのが趣味でね(J.シュトラウスII世:オペレッタ『こうもり』)/
 6. アヴェ・マリア(マスカーニ)/
 7. ヴォカリーズ(ラフマニノフ)/8. アニュス・デイ(バーバー)/
 9. 私はこの世に忘れられた(マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲)/
 10. I Dreamed a Dream(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)/
 11. 抗いようのない悲しみが(ヘンデル:歌劇『ガウラのアマディージ』)/
 12. 神ともにいまして(讃美歌)/13. 鴎(木下牧子)/
 14. 絶えることなくうたう歌(加藤昌則)/
 15. いのちの歌(村松崇継)/16. もしも歌がなかったら(加藤昌則)
藤木大地(カウンターテナー)
成田達輝(ヴァイオリン)
小林美樹(ヴァイオリン)
川本嘉子(ヴィオラ)
中木健二(チェロ)
松本和将(ピアノ/ 1,8,10以外)
加藤昌則(作曲・編曲)

 「その声に触れると、奇跡を信じたくなるし、もっと自由になれる気がしてくる。ー島田雅彦」
 日本が世界に誇るカウンターテナー藤木大地、ゴージャスな新録音登場!初回限定特典つき

 録音:2021年6月/キング関口台第1スタジオ/日本語帯・解説・歌詞対訳付、初回限定特典、藤木大地ミニフォトカード(手書き(印刷)サイン入り)

 デビューアルバム「死んだ男の残したものは」(2017年4月発売 KKC-046)から4年。2017年にオペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に東洋人のカウンターテナー歌手として歴史上初めて登場、音楽の都の聴衆に熱狂的に迎えられ、新国立劇場の主役としても凱旋する、いまや日本が世界に誇るオペラ歌手となったカウンターテナー 藤木大地。
 奇跡とも形容されるその唯一無二の美声と類い稀なる音楽はさらに深みを増し、心のひだを優しく撫でる「言葉」を私たちに届けてくれています。
 そんな藤木大地の待望の最新作は、カウンターテナーの真骨頂であるバロック・オペラのアリアから、古典派、ロマン派、ミュージカル、讃美歌を経て、現代の邦人作曲家作品まで到達する、彼のレパートリーの今を網羅したポートレイト。
 共演には、全員が国際コンクール受賞者であるスーパートッププレイヤーたちが藤木のために集結しました。そして室内楽編成のための新アレンジはすべて、当代きっての人気作曲家 加藤昌則によるもの。奏者それぞれの持ち味が最大限に引き出された、オーケストラに勝るほどの豊かなサウンドが、聴き手に迫ります。
 帯には島田雅彦氏、ブックレットには大和田獏氏、木下牧子氏、村松崇継氏、そして加藤昌則(楽曲解説)による、藤木大地のうたを愛する人々のメッセージが並びます。
 一枚を通じて、自然に心を動かしてくれる尊い時間が待っています。デビューからずっと、今をときめきつづける藤木大地の魅力を、最高のかたちで味わえる作品です。

 藤木大地+ピアノ五重奏の編成は、2020年2月に東京で初演された新作歌劇『400歳のカストラート』のために初めて組まれたものです。『400歳のカストラート』は、~もしカストラートが現代まで存在しつづけていたら、どんな歴史や物語が生まれていただろうか~という藤木自身のアイデアから生みだされた舞台。
 ストーリーは、藤木大地が不死の力を与えられた人気カストラート歌手に扮し、400年もの音楽史の代表的な作品をうたいながら、現代までを生き、最後には永遠の命を返上するというもので、満場の感動を呼びました。
 舞台作品で上演された10曲のほか、このアルバムのためにあらたに編曲された6曲が盛り込まれた、だれしもの人生(いのち)を思い起こさせるラインアップです。

 =横隔膜や声帯、口蓋を完璧にコントロールし、声の至芸を極めると、聴衆の鼓膜ばかりか、情動まで震わせ、かつジェンダーを超越した響きが生まれる。歌われることで、コトバの一つ一つが磨き上げられ、眠っていた詩が目覚める。高原の空気や岩清水にも似た、濁りも淀みもないその声に触れると、にわかに奇跡を信じたくなるし、もっと自由になれる気がしてくる。藤木大地は心折れる現実を浄化するシャーマンである。(島田雅彦)=







MCLASSICS



MYCL00006
(SACD HYBRID)
¥3520
NHK交響楽団首席トランペット奏者、長谷川智之
イントラーダ

 1. オネゲル:イントラーダ/
 2. エネスク:レジェンド/
 3. ビッチュ:ドメニコ・スカルラッティの主題による4つの変奏曲/
 4. グラズノフ:アルバムブラット/
 5. ベーメ:ロシアの踊り 作品32/
 6. ベーメ:ナポリ風タランテラ 作品25
 7-10. イウェイゼン:
  トランペット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
   I. Andante/II. Allegro molto/III. Adagio/IV. Allegro molto
長谷川智之(トランペット、コルネット)
佐野隆哉(ピアノ)
近藤薫(ヴァイオリン)..7-10

 2021年3月25-26日、4月13日 埼玉、三芳町文化会館(コピスみよし)

 圧倒的なサウンドと揺るぎない技術!長谷川智之、威風堂々ソロ・デビューアルバム!
 NHK交響楽団首席トランペット奏者、ソリストとして活躍する長谷川智之の待望のデビューアルバムです。
 トランペットの定番レパートリーであるオネゲルやエネスク、高い技術を要求されるビッチュやベーメ、そして独特の色彩感が美しい珍しいヴァイオリンとの三重奏曲。定番から珍しい曲まで非常に中身の濃いアルバムとなりました。
 長谷川の安定感のあるテクニックと輝かしいサウンドが聴く者を圧倒。そして、長谷川が奏でる美しいメロディと音楽性豊かな歌心が聴く者を虜にしていきます。
 柔と剛を兼ね備えた長谷川智之の圧巻のサウンドに驚くことでしょう。
 また、ピアノの佐野隆哉が見事なサポートで音楽に色彩を加えます。さらに東京フィルのコンサートマスターを務める近藤薫と丁々発止繰り広げる三重奏曲は必聴。
 日本が世界に誇るトランペット奏者、長谷川智之の堂々たるデビュー盤です。
 


<LP>


DECCA(LP)

《マーキュリー・リヴィング・プレゼンス》 70周年記念!

 マーキュリー社が「リヴィング・プレゼンス」と名付けた独自の録音方法で制作を始めてから70年を迎える今年、
 第一世代のオリジナル・マスターテープからアビー・ロード・スタジオで新たにHDトランスファーが行われ、
 マイルス・ショーウェル氏によるハーフスピード・マスタリングを用いたラッカー盤カッティングを経て、
ドイツのオプティマル社でプレスされた180g重量盤をリリース

4852190
(LP)
\3400
《ラファエル・クーベリック~ムソルグスキー/ラヴェル:展覧会の絵》
 ムソルグスキー:展覧会の絵(ラヴェルによる管弦楽編)
《LP》
[Side A]
 1) プロムナード、2) 小人、3) プロムナード、4) 古城、
 5) プロムナード、6) テュイルリーの庭、7) ビドロ、
 8) プロムナード、9) 卵の殻をつけたひなの踊り/
 [Side B]
 1) サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ、2) リアージュの市場、
 3) カタコンベ(ローマ時代の墓)、
 4) 死せる言葉による死者への呼びかけ、
 5) 鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤガー)、6) キエフの大門
ラファエル・クーベリック(指揮)
シカゴ交響楽団

 マーキュリー・リヴィング・プレゼンスの初録音となった記念すべきアルバム。

 「リヴィング・プレゼンス」はLP初期からステレオ全盛期にかけて約350枚のアルバムが制作されていますが、このシリーズの第1作目がこのラファエル・クーベリック指揮シカゴ交響楽団によるムソルグスキーの『展覧会の絵』でした。
 1951年4月、シカゴのオーケストラ・ホールで録音されました。
 【録音】1951年4月、シカゴ
 

4852191
(LP)
\3400
《ハワード・ハンソン~Fiesta In Hi-Fi》
《LP》[Side A]
 1) マクブライド:メキシカン・ラプソディ、
 2) ネルソン:サバンナ川の休日/
[Side B]
 1-3) ミッチェル:ケンタッキー山のポートレート(1. Cindy/2. Ballad/3. Shivaree)、
 4) ヴァーデル:ジョー・クラーク・ステップス・アウト
ハワード・ハンソン(指揮)
イーストマン=ロチェスター管弦楽団

 アメリカン・ライト・クラシックの愉しみ

 アメリカの指揮者ハワード・ハンソンによる『Fiesta In Hi-Fi』は長く愛され続けているステレオ初期の録音による、アメリカのライト・クラシックです。
 1956年10月、ニューヨークのイーストマン劇場で録音されました。

  【録音】1956年10月、ニューヨーク
 

4852192
(LP)
\3400
《アンタル・ドラティ~ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』》
ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』(1910年版)
《LP》
[Side A]
 1) 導入部、2) カスチェイの魔法の庭園、
 3) イワンに追われた火の鳥の出現、4) 火の鳥の踊り、
 5) イワンに捕らえられた火の鳥、6) 火の鳥の嘆願、
 7) 魔法にかけられた13人の王女たちの出現、
 8) 金のリンゴと戯れる王女たち、9) イワン王子の突然の出現、10) 王女たちのロンド /
[Side B]
 1) 夜明け、
 2) 魔法のカリヨン、カスチェイの番兵の怪物たちの登場、イワンの捕獲、
 3) カスチェイの登場、4) イワンとカスチェイの対話、
 5) 王女たちのとりなし、6) 火の鳥の出現、
 7) 火の鳥の魔法にかかったカスチェイの手下たちの踊り、
 8) カスチェイ一党の凶悪な踊り、9) 火の鳥の子守歌、
 10) カスチェイの目覚め、11) カスチェイの死、深い闇、
 12) カスチェイの城と魔法の消滅、石にされていた騎士たちの復活、大団円
アンタル・ドラティ(指揮)
ロンドン交響楽団

 ドラマティックな名演を圧倒的なサウンドで!

 同時代の音楽界に革命を起こしたバレエ『火の鳥』は、音楽のテクスチュアとダイナミクスがマーキュリーの技術にぴったりと合うストーリーです。
 ドラティとロンドン交響楽団がそれぞれのニュアンスを完璧な大きさとバランスで表現しています。
 1959年6月、ロンドン近くのワトフォード・タウン・ホールで録音されました。
  【録音】1959年6月、ロンドン
 

4852193
(LP)
\3400
《ロメロ・ギター四重奏団~A Flamenco Wedding Party》
《LP》
[Side A]
 伝承曲:
  1) ブレリアス・アル・ゴルペ、2) ルンバ、3) マラゲーニャ、
  4) ブレリアス(フィエスタ)、
[Side B]
 1) セロドニオ・ロメロ:Improvisation On Guajiras、
 伝承曲:2) タンギージョス、3) カラコレス、4) Farrucas、5) ミロンガ/
マリア・ビクトリア(歌手)(A:1-3, B:2)、
ロメロ・ギター四重奏団:
 ペペ・ロメロ(A:1-3, B:2, 4, 5)、
 アンヘル・ロメロ(A:1, 2, 4, B:2, 3, 5)、
 セレドニオ・ロメロ(A:2, B:1, 2, 5)、
 セリン・ロメロ(A:2, B:2, 5)

 情熱の国 スペインへ!
  ロメロ・ギター四重奏団はフラメンコの即興曲と歌でリスナーをスペイン、アンダルシア地方に案内します。
  メキシコの歌手・女優のマリア・ビクトリアがヴォーカルを担当。1966年12月、ハリウッドのスタジオで録音されました。
  【録音】1966年12月、ロサンゼルス
 

4852194
(LP)
\3400
《ポール・パレー~シャブリエ名曲集》
シャブリエ:
《LP》[Side A]
 1) 管弦楽のための狂詩曲『スペイン』、
 2-5) 田園組曲
  (1. 牧歌/2. 村の踊り/3. 森で/4. スケルツォ風ワルツ/
[Side B]
 1) 歌劇『いやいやながらの王様』より「ポーランドの祭り」、
 2) 歌劇『グヴァンドリーヌ』序曲、
 3) 歌劇『いやいやながらの王様』より「スラヴ舞曲」
ポール・パレー(指揮)
デトロイト交響楽団

 色彩感豊かなシャブリエの名演集!
 デトロイト交響楽団が想像力豊かなシャブリエの音楽を生き生きと輝かせている貴重なアルバムです。
 1960年11月、デトロイトのカス・テクニカル・ハイスクールで録音されました。
 【録音】1960年11月、デトロイト
  




ALTUS(LP)


KILP 1001
(4LP)
¥22550
ジュゼッペ・シノーポリ ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第1集&第2集
 数量限定 特別価格セット
 〈以下の2枚組LP2タイトルのセットです。〉
  (1)ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第1集(PHLP-025/6)
   マーラー:交響曲第4番 ト長調
    [LP1] A 面:第1楽章/B 面:第2楽章
    [LP2] A 面:第3楽章/B 面:第4楽章
  (2)ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第2集(PHLP-027/8)
   マーラー:交響曲第9番 ニ長調
    [LP1] A 面:第1楽章/B 面:第2楽章
    [LP2] A 面:第3楽章/B 面:第4楽章
 ユリアーネ・バンゼ((1)ソプラノ)
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン

 晩年シノーポリ至高の名演、ドレスデンで披露された十八番のマーラー、数量限定特別価格LPセット通常価格より26%オフ!

 録音:(1)1999年5月29日、(2)1997年4月6日/ゼンパーオーパー(ライヴ)/数量限定発売

 発売済みのLP をセット化して数量限定の特別価格でご提供。
 単売されているパッケージをそのままの状態で透明のケースにまとめて入れた仕様で、バラで購入するのと内容にまったく違いはありません。

 2001年、『アイーダ』の公演中に倒れ突然の死を遂げた指揮者ジュゼッペ・シノーポリ。
 その晩年の至芸を改めて振り返るべく、PROFILレーベルのシュターツカペレ・ドレスデン自選名演シリーズのライヴ音源をALTUS がライセンスして初LP 化したタイトルです。
 いぶし銀と讃えられたオーケストラの何物にも代えがたい伝家の宝刀と言うべき極上の響きに、シノーポリの偏執響的な細部へのこだわりが組み合わされ、さらにライヴならではの高揚感が加わった至高の名演奏。
 LP用のリマスターを施し、CDとは異なる新たな魅力を獲得しています。
 
 解説書にはベルリン在住の音楽評論家・城所孝吉氏による2001年当時のシノーポリ追悼原稿を復活掲載。
 シノーポリのラスト・コンサートとなった『アイーダ』公演の現場に居合わせていた城所氏による、衝撃を抑えきれない迫真の文章は戦慄すら覚える劇的な内容です。
 













10/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


.

APARTE



AP 258
¥2700→\2490
18世紀初頭世界最高のオーケストラのために書かれた華麗な作品集
 ドレスデンのオーケストラのためにVol.1「序曲」

 (1)ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン:ソナタ「エルベ川上のディアナ」
 (2)ヤン・ディスマス・ゼレンカ:オラトリオ「青銅の蛇」ZWV 61~邪悪な者を退けた
 (3)同:オラトリオ「贖い主の墓前の悔悛者たち」ZWV 63~序奏
 (4)ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調TWV 53:D5
 (5)ハイニヒェン:ミサ曲第12番~聖霊にして
 (6)同:ミサ曲第9番~コンチェルティーノ/十字架に付けられ
 (7)ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:2つのフルートのための協奏曲ト短調QV 6:8a
 (8)ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル:ソナタ ハ短調
 (9)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:2群のオーケストラのための序曲
 (10)ゼレンカ:神の御子のミサZWV 20~キリストよ憐れみたまえ
 (11)ハイニヒェン:協奏曲ヘ長調
コリーヌ・デュティユール(メゾソプラノ)、
ステファン・マクラウド(バリトン)、
ステファノ・ロッシ(ヴァイオリン)ほか
アレクシス・コセンコ(指揮)
レ・ザンバサドゥール、ラ・グランド・エキュリ

 録音:2020年11月30日-12月2日/ロワイモヨン修道院/96kHz 24bit、82'00"

 1709年から半世紀間、ザクセン選帝侯アウグスト一世及び二世時代のドレスデンはヨーロッパ最高の音楽家を集め、そのオーケストラは「世界で最も壮大」と賞されていました。
 大バッハがワイマールやライプツィヒで活躍していたのと同時期、ドレスデンの宮廷で繰り広げられた華麗でまばゆいばかりの作品を集めたシリーズの第1弾は「序曲」。

 関係作曲家たちは、そのオーケストラの機能を最大に生かした作品を生み出しました。
 多くは歌手が主役を務めますが、器楽奏者たちの名人芸も反映されていて聴き応え満点。
 フルート奏者で指揮者のアレクシス・コセンコが2010年に創立した若い古楽器団体レ・ザンバサドゥールの妙技にひたれます。
 



 

CHALLENGE CLASSICS


CC 72867
¥2700
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集(ギター二重奏のための編曲版)
 ソナタ第10番 ト長調(原曲:ハ長調) K330
 ソナタ第5番 ハ長調(原曲:ト長調) K283
 ソナタ第4番 ト長調(原曲:変ホ長調) K282
 ソナタ第11番 ニ長調(原曲:イ長調) K331
デュオ・モラト・フェーゴ
 [ラウル・モラト、
  クリスティアン・フェーゴ]

 ギターの音響と相性抜群、モーツァルトのピアノ・ソナタを巧妙にアレンジ

 録音:2020年10月5-8日/75'13''
 使用楽器:9弦ロマンティック・ギター

 2014年に結成されたギター二重奏、デュオ・モラト・フェーゴによる、好評を博したシューベルトのディスク(CC-72791)に続くアルバム第2弾。
 モーツァルトのピアノ・ソナタをアレンジして演奏しています。
 これらの曲はギターの響きと相性がよく、モーツァルトの楽譜にある細かな音符の連なりや、当時のフォルテピアノがもたらしたであろう色彩と繊細な残響といった特徴が、その魅力を落とすことなく見事に響いてきます。
 
 


CC 72869
(CD)
¥2700
コルンゴルド:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第2番 Op.26
 弦楽四重奏曲第3番 Op.34
アルマ弦楽四重奏団
CCLP 72868
(LP)
¥7500

 一発録りで製品化!並々ならぬ意気込みで作られたコルンゴルドのカルテット・アルバム

 録音:2021年3月13日/ダイレクト・レコーディング、49'39''/(LP)180g、限定生産盤

 2014年結成のアルマ弦楽四重奏団が、コルンゴルドのカルテットに一発録りの「ダイレクト・レコーディング」で挑んだアルバムです。一切の編集をせず製品化されており、1回限りのスリルあふれる生々しい演奏が収録されています。

 弦楽四重奏曲第2番(1933年)は無調の世界に染まらなかったコルンゴルドならではのロマン派的音楽で、ヨハン・シュトラウス2世やリヒャルト・シュトラウスと響き合うようなウィーン音楽のイメージに満ちています。
 一方、弦楽四重奏曲第3番(1945年)は彼が映画音楽で使用したテーマを素材に用いたもので、作曲家自身が鬱状態の時期に書かれたこともあり、よりダークな雰囲気を持っています。

 CD とLP で同時発売。LP は限定生産となります。
 
 .


CC 72865
¥2700→\2490
オランダの若き名バリトンがコジェナーを迎えて
ロベルト&クララ・シューマン:愛の春

 ロベルト・シューマン:
  『愛の春』より12の詩 (Ruckert) Op.37(1841)
   [1] Der Himmel hat eine Trane geweint/[2] Er ist gekommen*/
   [3] O Ihr Herren*/[4] Liebst du um Schonheit*/[5] Ich hab' in mich gesogen/
   [6] Liebste, was kann denn uns scheiden?**/[7] Schon ist das Fest des Lenzes**/
   [8] Flugel! Flugel! um zu fliegen/[9] Rose, Meer und Sonne/[10] O Sonn', o Meer, o Rose/
   [11] Warum willst du andere fragen*/[12] So wahr die Sonne scheinet**
   (2・4・11 はクララ・シューマン作曲)
  5つのリート Op.40(1840)
   [13] Marzveilchen (Andersen)/[14] Muttertraum (Andersen)/[15] Der Soldat (Andersen)/
   [16] Der Spielmann (Andersen)/[17] Verratene Liebe (Chamisso)
 クララ・シューマン:
  6つの歌曲 Op.13(1844)
   [18] Ich stand in dunklen Traumen (Heine)/[19] Sie liebten sich beide (Heine)/
   [20] Die Liebe saB als Nachtigall (Geibel)/[21] Der Mond kommt still gegangen (Geibel)/
   [22] Ich hab' in deinem Auge (Ruckert)/[23] Die stille Lotosblume (Geibel)
  ロベルト・シューマン:
   [24] 4 つの二重唱曲 Op.78(1849)第1曲 Tanzlied (Ruckert)**
   [25] 4 つの二重唱曲 Op.78(1849)第2曲 Er und Sie (Kerner)**
   [26] スペインの歌 Op.74 第4曲(1849)第4曲 In der Nacht (Geibel)**
   [27] 4 つの二重唱曲 Op.34(1840)第3曲 Unterm Fenster (Burns)**
 ラウル・ステファニ(バリトン)、
 マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ* )、ゲロルト・フーバー(ピアノ)
  無印:ステファニ、*:コジェナー、**:デュエット

 オランダの若き名バリトンがコジェナーを迎えて歌うシューマン夫妻の音楽的対話

 録音:2021年4月26-30日/ベルリン、アンドレアス教会/64'51''

 ロベルト・シューマンとクララ・シューマンの、声楽曲による音楽的対話を描いたアルバム。
 近年活躍の場を広げている注目株、1992年生まれのオランダのバリトン、ラウル・ステファニによる2枚目のアルバムです。
 伴奏は歌曲を得意とするゲロルト・フーバー。ステファニ自身も多く共演し、シューマン、グリーグ他を歌ったデビュー盤(CC-72785)でも伴奏を務めたピアニストです。
 また、マグダレーナ・コジェナーが参加しているのも見逃せません。独唱と二重唱、男声と女声、それぞれの魅力がひきたつ内容です。

 
 



.

EVIDENCE



EVCD 082
¥2800→\2590
アンサンブル・ジル・バンショワ
ギヨーム・デュファイ:愛のプリンス~シャンソン集
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ
 (1)私が嘆くのは当然だ/(2)気高い貴婦人/(3)美しい人よ、いかなる過ちを犯したというのか/
 (4)これほどまでに感じる苦しみ/(5)あなたの気高い美しさ/(6)もういつもの私ではない/
 (7)さらば、わが恋よ/(8)さあみんな、目を覚まそう/(9)この5月に/(10)私に悦びの贈り物を/
 (11)今日は愛を得る日/(12)眠りもせずに/(13)目を覚まそう/(14)優しい人の愛のために/
 (15)あなたに幾度も挨拶します/(16)つらい悲しみに打ち勝って/
 (17)さらば、わが残された命/(18)哀れにも嘆く/(19)気高く優しい心/(20)いとしい友

 アンサンブル・ジル・バンショワによる心に染み入るようなデュファイのシャンソン集

 録音:2021年3月/ピーニャ講堂(コルシカ)/96kHz 24bit、71'00"

 ドミニク・ヴェラール率いるアンサンブル・ジル・バンショワの最新盤はデュファイの世俗曲集。彼らは以前にもデュファイ作品をリリースし、その美しさが今でも根強い人気となっていたので、新録音は大歓迎と申せましょう。

 ギヨーム・デュファイ(1397-1474) はルネサンス、ブルゴーニュ楽派を代表する作曲家。宗教曲は知られていますが、シャンソンなど世俗曲は顧みられることが少ないものの驚くほど美しい世界を作り上げています。
 教会音楽の大家ながら、世俗曲こそがデュファイの才能を最も表現していたとも申せましょう。

 アンサンブル・ジル・バンショワの歌唱はますます磨きがかかり、まさに神業。心に染み入るような情感は晩秋の夜長によく合います。
 
 


EVCD 075
¥2800
光の声~ヨーゼフ・マルティン・クラウス作品集
 (1)「オリンピュア」序曲VB33
 (2)グスタフ3世の誕生日のためにVB41~序奏とアリア
 (3)グスタフ3世のための葬送カンタータVB42~序曲とアリア
 (4)イエスの死VB17~序曲とアリア
 (5)歌劇「プロセルピン」VB19~序曲とアリア
 (6)パントマイム ニ長調VB37
 (7)アリエッタVB58「時代の荒廃は」
マリー・ペルボー(ソプラノ)
ペジマン・メマルザデー(指揮)
ジェネラシオン・モザール

 「スウェーデンのモーツァルト」と称されたクラウスの真摯な世界

 録音:2021年5月19-21日/ポワシー劇場/96kHz 24bit、63'00"

 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)はスウェーデンで活躍したドイツ人作曲家。生没年がほぼ同じことから「スウェーデンのモーツァルト」と称されました。
 1781年以来スウェーデン王グスタフ三世の宮廷音楽家を務めました。
 クラウスの音楽は古典派的明快さに加え、独特な短調の翳りを見せるところが魅力。クラウス最晩年の1792年にグスタフ三世が暗殺され、悲痛な葬送カンタータを作曲しています。

 表情豊かな歌唱を聴かせてくれるのはハルモニア・ムンディのデビュー・アルバムで注目されたソプラノのマリー・ペルボー。
 指揮のペジマン・メマルザデーは1973年イラン生まれ。5歳からフランスに住み、チェロ奏者としても活躍しています。
 「モーツァルト世代」を意味するジェネラシオン・モザールと爽やかな演奏を繰り広げています。
 




FARAO CLASSICS



B 108105
¥2600
イベール:室内楽作品集
 フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのための2つの楽章(1922)
 ヴァイオリン、チェロ、ハープのための三重奏曲(1944/45)
 フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための3 つの小品(1930)
 フルート、ヴァイオリン、ハープのための2 つの間奏曲(1949)
 オーボエ、クラリネット、ファゴットのための5 つの小品(1935)
 10楽器のためのカプリッチョ(1938)
アンサンブル・アラベスク

 作曲家の孫娘も感動した腕利き集団の好演!妙なる響きが魅力のイベール作品集

 録音:2018年6月/56'32'

 ホルスト(B-108098)にプーランク(B-108103)と、質の高い室内楽作品集をリリースしてきた腕利き団体アンサンブル・アラベスク。
 3 枚目のアルバムはイベール作品集。彼らがコンサートで「2つの楽章」を演奏した際、会場にいたイベールの孫娘ヴェロニク・イベール・ペレアル(Veronique Ibert Pereal)氏が聴いて感動、謝辞の旨を演奏者に伝えたのが録音のきっかけになったとのこと。

 ハイライトは「カプリッチョ」。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、弦楽四重奏、ハープという編成でオーケストラのごとき色彩が炸裂します。
 




LA MUSICA

LMU 022
¥2600
ラクリメ
 ダウランド:
  (1)プロローグ
   サー・ヘンリ・アンプトンの葬送/おお、今こそ別れねばならぬ*
  (2)いにしえの涙
   デンマーク王のガイヤルド/蘇った最初のラクリメ/おおやさしい森、孤独の喜びよ*
  (3)再び流れるいにしえの涙
   バクトン氏のガイヤルド/新たな形のラクリメ/いとしい人よ、もしも君が心変わりするなら*
  (4)歌う涙
   溜息のラクリメ/ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド/もしも私のうけた苦しみが情熱を動かすなら*
  (5)悲しみの涙
   悲しみのラクリメ
  (6)無理な涙
   ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド/偽りのラクリメ/彼の金髪も時が銀髪に変えて*
  (7)愛する人の涙
   ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド/愛情深いラクリメ/行け、透き通った涙よ*
  (8)真実の涙
   サー・ジョン・スーチ氏のガイヤルド/真実のラクリメ
  (9)運に祝福されぬ彼は笑いも涙もなく
   あふれよわが涙*/ダウランドは常に悲しむ
ザッカリー・ワイルダー(テノール)*、
エドゥアルド・エグエス(指揮、リュート)、
ラ・キメラ 

 BCJのシリーズでも活躍中のザッカリー・ワイルダーが「ラクリメ」に挑戦!

 録音:2019年8月/聖ロクス教会(クミアーナ、トリノ)/76'49"

 ダウランドの「ラクリメ」は絵画のように人のさまざまな形の涙を描いています。
 俗と聖、ニヒリズムと揺れ動く感情の間に浮かび上がる陶酔感は誰もが心動かされます。

 2018年の七月大歌舞伎「源氏物語」公演で海老蔵と共演したり、バッハ・コレギウム・ジャパンにも参加して注目されているアメリカのテノール歌手ザッカリー・ワイルダーが涙にくれるダウランドを見事に表現しています。
 




PARATY



PARATY 721106
¥2800
ディエゴ・フェルナンデス・デ・ウエテ:
 多くの和声的数字譜の概要(1702/4)

  (1)ガイヤルド/(2)フラメンコの歌/(3)イタリアの歌/
  (4)パラデタス/(5)恵深き聖マリア/(6)第2音によるパサカーユ/
  (7)牛/(8)マヨルカの歌/(9)エスパニョレッタ/
  (10)サモラのガイタ/(11)第3音によるパサカーユ/(12)マタチネス/
  (13)フランスの歌/(14)ポルトガルの歌/(15)バレンシアーナ/
  (16)タランテラ/(17)ガイタ・マリオーナ・アガイターダ
マヌエル・ビラス(バロック・ハープ)

 これは楽しい!18世紀初めのスペインのハープ音楽

 録音:聖ビセンテ・デ・ポンベイロ教会(ガリシア)/96kHz 24bit、65'12"

 ディエゴ・フェルナンデス・デ・ウエテ(1650頃-1711頃)はスペインのハープ奏者。最も古いハープの手引書「多くの和声的数字譜の概要」の著者として知られています。
 これは弦が1列の全音階ハープと2列交差の半音階ハープの調弦や指遣いを解説し、舞曲や歌の楽譜を収録しています。それらはシンプルながらスペイン的味わいの楽しいものばかり。

 サンティアゴ・デ・コンポステラ出身のバロック・ハープ奏者マヌエル・ビラスは12世紀から18世紀のラテン系ハープ音楽の研究家としてもあり、学術的価値はもちろんながらスペインの血が濃厚な歌い回しとリズムで聴き惚れさせられます。
 




GWK


新規取り扱いのため旧譜掲載

CLCL114
【旧譜】
¥2600
チェロとピアノのための作品集
 ラフマニノフ:
  チェロ・ソナタ ト短調 Op.19、
  ヴォカリーズ Op.34-14
   (チェロとピアノ版/レナード・ローズ編)
 ストラヴィンスキー:
  イタリア組曲
   (チェロとピアノ版/ グレゴール・ピアティゴルスキー編)
  ロシアの娘の歌
   (チェロとピアノ版/ ディミートリー・マルケヴィチ編)
マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)
ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)

 マキシミリアン・ホルヌング、ラフマニノフとストラヴィンスキーを弾く

 1986年ドイツ生まれのチェリスト、マキシミリアン・ホルヌングは2005年ドイツ音楽コンクールにおいて優勝し、23歳でバイエルン放送響の首席チェロ奏者となり、2013年まで在籍しました。
 その後はソリストとして、ロンドン・フィルやフィルハーモニア管などといった主要なオーケストラと共演、室内楽奏者としてもアンネ=ゾフィー・ムター、エレーヌ・グリモーやダニール・トリフォノフといったメンバーと演奏をするなど今最も注目されているチェリストのひとりです。

 ※録音:2009年7月
 
 

CLCL115
【旧譜】
¥2600
パーカッション NRW
 ヴァーレーズ(1883-1965):イオニザシオン(1931)
 サイモン・リンブリック(1958-):マシン・フォー・リヴィング(2009)
 エックハルト・コペツキ(1956-):マリンバ・スプラッシュ(2009)
 ライヒ(1936-):木片のための音楽(1973)
 シュテファン・フロライクス(1962-):まだその日ではない(2009)
 クリストファー・ラウズ(1949-):Bonham(1988)
スプラッシュ

 現代作曲家の打楽器アンサンブル作品集。3曲の世界初録音を含む貴重な音源を、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州の優秀な若手打楽器奏者の集まったアンサンブル、スプラッシュによる超絶技巧によってお楽しみいただけます。

 ※録音:2009年9月
 
 

CLCL113
【旧譜】
¥2600
シューマン、プロコフィエフ、ホイケ:歌曲集
 シューマン:女の愛と生涯 Op.42
 プロコフィエフ:ロマンス集 Op.27
 シュテファン・ホイケ(1959-):7つの死の歌
カロリーネ・メルツァー(ソプラノ)
アネッテ・フィッシャー=リヒディ(ピアノ)

 カロリーネ・メルツァーは、クリアでスケールの大きな歌声で魅了します。
 抒情的なものからドラマチックなものまでレパートリーを広く持っており、ウィーン・フォルクスオーパーにたびたび出演をしている今注目のソプラノ歌手の一人です。

 ※録音:2009年6月
 
 

CLCL112
【旧譜】
¥2600
モザイク
 ビゼー:カルメン組曲(ギター四重奏版/ウィリアム・カネンガイザー編)
 プレトリウス :テレプシコーレより4つのダンス
  (ギター四重奏版/ジェレミー・スパークス編)
 トローバ:版画より/カルロ・ドメニコーニ (1947-):Oyun
 レオ・ブローウェル (1939-):トッカータ
グラン・ギターラ・カルテット

 ペルー、トルコ、ドイツとカナダと出身地がばらばらな4人によるギター四重奏団。
 デトモルト音楽アカデミーで2007年に結成されました。若々しいエネルギッシュな演奏を息の合ったアンサンブルで聴かせます。

 ※録音:2009年1月
 
 

CLCL131
【旧譜】
¥2600
エンター・クラリネット
 ドビュッシー:第1狂詩曲
  (ベーラ・コヴァーチ編/クラリネット五重奏とハープ版)
 ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34
 ロッシーニ:序奏,主題と変奏(クラリネットと弦楽アンサンブル版)
 エディソン・デニソフ(1929-1996):無伴奏クラリネット・ソナタ
 ペンデレツキ:クラリネット四重奏曲
ブラージュ・シュパロヴェツ(クラリネット)
ドレジャル四重奏団
アルマ・クレム(ハープ)
イェッラ・グロスマン(コントラバス)

 「カール・ニールセン・コンクール」最優秀賞、ブラージュ・シュパロヴェツ!

 スロべニア生まれのクラリネット奏者、ブラージュ・シュパロヴェツは2019年に「カール・ニールセン・コンクール」において最優秀賞を受賞しています。
 2015年からはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席クラリネット奏者に就任しており、他にもシュターツカペレ・ドレスデンなどのドイツの主要なオーケストラで客演首席奏者を務めています。

 ※録音:2014年9月1日-3日
 
 

CLCL130
【旧譜】
¥2600
ファゴット作品集
 グリンカ:ヴィオラ・ソナタ(ファゴットとピアノ版)
 ヒンデミット:ファゴット・ソナタ
 アラン・ベルノー(1932-):ハルシナシオン
 デュティユー:サラバンドと行列
 マーシャル・ソラール(1927-):Seul contre tous
 マルセル・ビッチュ(1921-2011):コンチェルティーノ
 プーランク:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
マルソー・ルフェーヴル(ファゴット)
今仁喜美子(ピアノ)
エミリアン・ルフェーヴル(オーボエ)

 フランス生まれのマルソー・ルフェーヴルは、12歳の時からファゴットの演奏を始めました。2015年にはベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーに合格し、2年間ベルリン・フィルでの演奏生活を送ることとなります。
 その後2017年よりブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者に就任し、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などの客演首席奏者としても活躍しています。

 ※録音:2014年9月1日-3日
 
 

CLCL129
【旧譜】
¥2600
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
 チェロ協奏曲 イ長調 Wq172
 チェロ協奏曲 イ短調 Wq170
 チェロ協奏曲 変ロ長調 Wq171
コンスタンチン・マナーエフ(チェロ)
ベルリン・カメラータ

 1983年ロシア生まれのコンスタンチン・マナーエフは6歳からチェロを始め、最初はモスクワにて学びました。
 その後若いころから数々の音楽コンクールにて優勝または入賞し、2014年にはベルリン・フィルハーモニーに、今CDでも共演しているベルリン・カメラータとともにその舞台に出演しています。
 その情熱的で活気に満ちた演奏で世界を魅了しています。

 ※録音:2014年4月28日-5月1日
 
 

CLCL128
【旧譜】
¥2600
夜景
 シューベルト:
  アトラス D957-8、別れ D957-7、君の肖像 D957-9、
  魔王 D328、万霊節の日のための連祷 D343
 プフィッツナー:
  学生の旅 Op.11-3、聖ミカエル教会広場 Op.19-2、
  Es glanzt so schon die sinkende Sonne Op.4-1、
  Sie haben heut' Abend Gesellschaft Op.4-2、夜の放浪者 Op.7-2
 アリベルト・ライマン(1936-):夜の小品集1
 シューベルト:
  夜曲 D672、戸外にて D880、歌人の持ち物 D832、
  反映 D949、鳩の便り D957-14
ザムエル・ハッセルホルン(バリトン)
宮﨑貴子(ピアノ)

 1990年ドイツ生まれのザムエル・ハッセルホルンは、2018年のエリザベート王妃国際音楽コンクールや2017年のハイデルベルク国際歌唱コンクール「Das Lied」で1位を獲得し、国際的な活躍を行っているバリトン歌手。
 2018/19シーズン以降はウィーン国立歌劇場アンサンブルの常任メンバーとなり、2019/20年にルーアン歌劇場とウィーン楽友協会でデビューしました。

 ※録音:2014年8月26日-9月29日
 
 

CLCL124
【旧譜】
¥2600
アポン・ア・グラウンド~リコーダー作品集
 ゴットフリート・フィンガー(1660-1730):フィンガー氏のグラウンドによるディヴィジョン
 ルイ=アントワーヌ・ドルネル(ca.1685-1765):第1組曲
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(um1620):Vestiva i colli
 パオロ・ベネデット・ベリンツァーニ(1690-1757):フルート・ソナタ第12番 Op.3-12
 ミシェル・ド・ラ・バール(1675-1745):Chaconne der Sonata L'Inconnue
 ミシェル・ブラヴェ(1700-1768):ソナタ第2番
 ダラム・グラウンド:コレッリのサラバンドの主題による変奏曲
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(ca.1620-1669):ソナタ第4番《La Castella》
 フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772):ソナタ第5番 ヘ長調
 パーセル(1659-1695):A New Ground ホ短調
タベア・デブス(リコーダー)、
レア・ラヘル・バデール(バロック・チェロ)、
ヨハネス・ラング(チェンバロ)、
太田耕平(テオルボ、バロック・ギター)、
ヤン・クローネンブレック(オルガン)

 名手タベア・デブスで聴く、バロック時代のリコーダー作品集

 2019年にリコーダー奏者協会/MOECKコンクールで第1位受賞、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭でソロイスト賞受賞などを果たし、2020年にはラ・セレニッシマやイングリッシュ・コンサートと共演するドイツのリコーダー奏者、タベア・デブス。古楽から現代音楽まで、常にリコーダー音楽の新たな地平を見渡し、タイムズ紙からは「カリスマ的ヴィルトゥオーゾ」と称されたタベア・デブスが、名手たちと奏でます。

 ※録音:2012年7月30日-8月2日
 
 

CLCL127
【旧譜】
¥2600
ブッフォーニ!   
 ロデリック・デ・マン(1941-):ブッフォーニ!/
 ペルゴレージ:セレナータ・ディ・ポリドーロ/
 ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692-1766):
  協奏曲第2番よりアレグロ・モデラート・スタッカート/
 ニコ・ハイブレクツ(1961-):Farfanesque/
 ドメニコ・ガッロ(1730-1768):ソナタ第1番 ト長調よりモデラート/
 ヒール・メイヤリンク(1954-):Danzai/
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(ca.1554-1609):バレット集/
 エンリク・モンフォルト(1979-):ボトル・バトル/
 グース・ヤンセン(1951-):Zanni Walking/
 B.C.マンジュナート(1976-):Hari-hana-suta/
 ロデリック・デ・マン(1941-):Fuerza interior/
 テレマン(1681-1767):Mezzetin en Turc from Suite Burlesque
ブラック・ペンシル

 2010年に結成されたブラック・ペンシルは、民族文化の影響を受けた現代作品や、独自のアレンジ作品を中心に活動するアンサンブルで、デビューコンサートはアムステルダム・コンセルトヘボウで行われました。
 今作では現代作品と、独自アレンジしたルネサンス期、バロック期の音楽を演奏しており、リコーダー、パンフルート、ヴィオラ、アコーディオン、パーカッションなどの楽器を自由に組み合わせることで、刺激的なサウンドを作り上げています。

 ※録音:2013年12月
 
 

CLCL126
【旧譜】
¥2600
マスターピーシーズ
 タン・ドゥン(1957-):7つの欲望
 エディソン・デニソフ(1929-1996):ギター・ソナタ
 ブリテン:ジョン・ダウランドによるノクターナル
 ロドリーゴ:祈りと踊り/ヒナステラ:ギター・ソナタ
シンギエ・リー(ギター)

 1989年中国中国の瀋陽に生まれ、9歳からギターを始めたというリ。2年後には遼寧省のギターコンクールで1位、その後拠点を韓国に移し、韓国のすべてのギター・コンクールで1位を獲得するなど高い評価を得ています。

 ※録音:2013年11月14-16日
 
 

CLCL125
【旧譜】
¥2600
イベリアの光
 ロドリーゴ:トナディーリャ/
 フェリウ・ガスル (1959-):13の盆栽/
 カルレス・グイサード(1978-):Una Luz del Norte/
 カルレス・M・エローレス(1957-):El Jardin de las perlas colgantes/
 ガスイ:El Peixet de Bloomington/
 アルベニス:カタルーニャ奇想曲、港/
 チャーノ・ドミンゲス(1960-):女性の魂
デュオ・ホンコル
 [ブリッタ・シュミット(ギター)、
  カルレス・ギサード・モレーノ(ギター)]

 デュオ・ホンコルは2008年にブリッタ・シュミットとカルレス・ギサード・モレーノによって結成され、ヨーロッパとアメリカでコンサートを行ってきました。
 彼らはケルン、バルセロナ、ルツェルンで学び数々の賞を受賞しています。

 ※録音:2013年8月2日-8月5日
 




NCA

60211
【旧譜】
¥2200
モーツァルト:バッハの作品による6つのアダージョとフーガ
 モーツァルト/J.S.バッハ:
  アダージョとフーガ(平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番より)ニ短調
  アダージョとフーガ(平均律クラヴィーア曲集第2巻第14番より)ト短調
  アダージョとフーガ(平均律クラヴィーア曲集第2巻第13番より)ヘ長調
 J.S.バッハ:
  アダージョ(6つのトリオ・ソナタ第3番より)とフーガ(フーガの技法~コントラプンクトゥスVIIIより)ヘ長調
  ラルゴとフーガ(共に6つのトリオ・ソナタ第2番より)変ホ長調
 モーツァルト?/W.F.バッハ:アダージョとフーガ(8つのフーガ第8番より)
 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 KV.546
アンサンブル・レザデュー

 アンサンブル・レザデューによる充実のモーツァルト。

 モーツァルトによる作品と伝えられている、J.S.バッハやW.F.バッハが作曲したフーガの弦楽用編曲に序奏を合わせたKV.404aと、純粋なモーツァルトの作品であるKV.546。
 アンサンブル・レザデューはムジカ・アンティクヮ・ケルンから分離する形で結成された古楽系アンサンブルで、充実の演奏を聴かせてくれます。

 ※録音:1995年4月(ケルン)
 
 

60213
【旧譜】
¥2200
恋のアランフェス
 ホアキン・ロドリーゴ:
  わが心のアランフェス/4つの愛のマドリガーレ/7つのバレンシアの歌(抜粋)/
  3つのビリャンシーコより〔Pastorcito Santo、Coplillas de Belen〕/
  恋する羊飼いの詩/ソナタ・ジョコーザ/カスティーリャ詩集/恋のアランフェス
 スパニッシュ・アート四重奏団
  〔ジャネット・ウィットモア=ジョンソン(ソプラノ)、
   デイヴィッド・ジョンソン(ヴァイオリン)、
   クラウス&ライナー・フェルトマン(ギター・デュオ)〕

 ソプラノ、ヴァイオリン、そして2本のギターという珍しい編成の四重奏で活動するスパニッシュ・アート四重奏団によるロドリーゴ・アルバム。
 彼らは国籍こそバラバラですが、ロドリーゴの音楽に情熱を注いでおり、本人からも様々なアドバイスを受け、1992年にはマドリードにあったロドリーゴの自宅でも演奏を披露したというロドリーゴ演奏のスペシャリスト集団です。

 ※録音:1993年5月(バルセロナ)
 
 

60220
【旧譜】
¥2200
イギリス音楽の100年 ~ 16世紀-17世紀のイギリスの歌曲集
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  ご婦人方をつかむこつ、思いとげられぬとしたら、どうしよう、運命はわが敵、あふれよわが涙/
 トバイアス・ヒューム(1569-1645):My Hope Is Revived/
 トーマス・キャンピオン(1567-1620):Never Weather-beaten Sail、Thrice Tosse These Oaken Ashes/
 ウィリアム・バード(1540-1623):森はこんなに荒れて/
 ジョン・ダウランド:
  彼女は私の過ちを許すだろうか、Shall I Strive with Words to Move?、
  Were Every Thought an Eye、おお、今こそ別れねばならぬ/
 ヘンリー・ローズ(1596-1662):
  ばら、Coridon to His Phillis(Come Lovely Phillis)、Inconstancie in Woman(I Am Confirm'd a Woman Can)、
  Love Despis'd(In Love? Away, You Do Me Wrong)、The Excellency of Wine/
 ウィリアム・ローズ(1602-1645):ハープ・コンソート第1番/
 ジョン・ブロウ(1649-1708):Why, Flavia、The Self Banished、Tell Me No More/
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  恋の病から逃れようとしても、Chaconne - Dance for a Chinese man and Woman、Hark! The ech'ing air a triumph sings
ヴォルフガング・カチュナー(指揮)、
ラウテン・カンパニー、
コビー・ファン・レンスブルク(テノール)

 ウィリアム・バードからヘンリー・パーセルまで、16世紀後半~17世紀後半の間に活躍したイギリスの作曲家たちによる歌曲集。
 ラウテン・カンパニーは1984年から活動を続けている古楽アンサンブルで、指揮のヴォルフガング・カチュナーは創設者の一人です。
 カチュナーは当時クラシック・ギターを学んでいましたが、ハンス=ヴェルナー・アペルとの出会いをきっかけに古楽の研究により熱心に取り組み、クラシック・ギターをリュートやテオルボに持ち替え、このアンサンブルの基礎を築きました。
 ドロテー・ミールズ、リン・ドーソン、シモーネ・ケルメスといった名歌手たちとも共演を重ねています。
 今回テノールを歌う南アフリカ出身のコビー・ファン・レンスブルクとも、度々共演しています。

 ※録音:2001年2月-3月(バート・ラウフシュテット、ドイツ)
 
 

60238
【旧譜】
¥2200
ファリネッリ:声楽作品集
 ファリネッリ:
  Aria "Io sperai del porto in sano"、
  Recitativo "Invan ti chiamo, invan ti cerco"、
  Aria "Al dolor che vo sfogando"、
  Recitativo "Ogni di piu molesto dunque"、
  Aria "Non sperar, non lusingarti"、
  Aria "Che chiedi?"、Son pastorello amante、
  La Partenza "Ecco quel fiero istante"(Pietro Metastasia)、
  La Partenza "Ecco quel fiero istante"(Pietro Metastasia/Farinelli)、
  Recitativo "Regal Britannia"、Aria "Ah, che non sono"、
  England's Lamentation for the loss of Farinelli
イェルク・ヴァシンスキ(ソプラニスト)
ザルツブルク・ホーフムジーク
ヴォルフガング・ブルンナー(指揮)

 18世紀のイタリアで圧倒的な知名度を誇った伝説のカストラート歌手、ファリネッリ(本名カルロ・ブロスキ)。
 驚異的な美声と発生技術、3オクターヴ半に及ぶ声域を持ちヨーロッパ各地でその声を聴いた女性が失神したという逸話まで残されています。
 彼は作曲もしていたとされており、本アルバムではそれらの作品が収録されています。
 イェルク・ヴァシンスキはベルリン出身のカウンターテナーで、その稀に見る高声域や魅力的な歌唱力でヨーロッパ各地のオペラやコンサートに出演しています。

 ※録音:2009年9月(ニュルンベルク)
 




DIVINE ART



DDA-25215
¥2700
METAMORPHOSES
 ピアノ編曲によるラフマニノフの歌曲とドビュッシーの夜想曲
  アルフォンソ・ソルダーノによるピアノ編曲集
アルフォンソ・ソルダーノ(ピアノ)
   セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): 歌曲のピアノ編曲集
    1. Your beauty is that of a flower わが子よ、お前は花のように美しい Op. 8 No. 2/
    2. All was taken from me 私はすべてを奪われた Op. 26 No. 2/
    3. Morning 朝Op. 4 No. 2/4. A Dream 夢 Op. 8 No. 5/
    5. Do you remember that evening お前は覚えているか、あの夕べを Op. Posth./
    6. Oh I beg you, do not leave! いや、お願いだ、行かないで Op. 4 No. 1/
    7. Dusk was falling 夕闇はせまり Op. Posth./8. Water Lily すいれん Op. 8 No. 1/
    9. Do not believe me, friend 私を信じるな、わが友よ Op. 14 No. 7/
    10. Night is sorrowful 夜は悲しい Op. 26 No. 12/11. They replied 彼女たちは答えた Op. 21 No. 4/
    12. How peaceful ここは素晴らしい場所 Op. 21 No. 7/13. Summer nights 夏の夜 Op. 14 No. 5/
    14. In the silence of the secret night 夜の静けさに Op. 4 No. 3/
    15. Spring Torrents 春の洪水 Op. 14 No. 11
  クロード・ドビュッシー(1862-1918):
   16. L'Enfant prodigue 歌劇《放蕩息子》– 前奏曲
  Nocturnes 夜想曲
   17. I Nuages 雲/18. II Fêtes 祭/19. III Sirenes シレーヌ

 録音 2021年3月23-24日 LastChord Studio, Trani(イタリア)

 イタリアのピアニスト、アルフォンソ・ソルダーノがピアノ独奏用に編曲したラフマニノフの歌曲集。
 ピアニスティックな伴奏部だけでも演奏が難しい歌曲ですが、ソルダーノはここに美しい歌の旋律も併せ、素晴らしい独奏曲として再構築しました。彼の超絶技巧も存分に楽しめます。
 アルバムにはドビュッシーの「夜想曲」と《放蕩息子》前奏曲も収録されており、印象派作品独特のうつろう響きも遺憾なくピアノへと移し替えられています。

 【アルフォンソ・ソルダーノ】
  南イタリアのプーリア出身。ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアでピアノ演奏のディプロマを取得、17歳の時にはラフマニノフのピアノとオーケストラのための全作品をバカウ・フィルハーモニック・オーケストラのバックで演奏、才能を存分に発揮ました。
 アルド・チッコリーニの最後の弟子の一人でもあり、アレンジャーとしても活躍、現在はイタリア、フォッジャのウンベルト・ジョルダーノ音楽院でピアノ演奏の教授を務めています。
 DIVINE ARTレーベルからはラフマニノフ(DDA-25155)とカステルヌオーヴォ・テデスコ(DDA-25152)、ボルトキエヴィチ(DDA-25142)、この3枚のアルバムを発表しています。

 
 




METIER


MSV-28619
¥2700
エドワード・カウイー(1943-):
 BIRD PORTRAITS 鳥たちのポートレート
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)
  第1巻: 水鳥
   1. Mute Swan/2. Kingfisher/3. Great Crested Grebe/4. Dipper/5. Bittern/6. Coot
  第2巻: 野の鳥
   7. Barn Owl/8. Pheasant/9. Rook/10. Magpie/11. Starling/12. Skylark
  第3巻: 森と庭の鳥
   13. Tawny Owl/14. Green Woodpecker/15. Song Thrush/16. Wren/17. Bullfinch/18. Wood Warbler
  第4巻: 海鳥
   19. Curlew/20. Cormorant/21. Osprey/22. Arctic Terns/23. Puffins/24. Great Northern Diver

 録音 2021年5月17-18日 St. George's Headstone, PinnerView, Harrow(UK)

 英国の作曲家、エドワード・カウイーは自然を愛し、40年以上にわたり風景や生き物たちの声の色彩やパターンを反映させた作品を書き続けています。
 このアルバムで採り上げられているのは鳥の声。
 カウイーは広範なフィールドワークを行い、水辺、野、森と庭、海、それぞれの生息地に住む24種類の鳥たちの姿と声を音楽として捉え直しています。
 2022年にはオーストラリアの鳥をフィーチャーしたフルートとピアノのための新作の発売が予定されています。
 



 

SOMM RECORDINGS



SOMMCD0642
¥2500
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):室内楽作品集
 ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op. 15
  1. I. Massiges Zeitmass,mit schwungvoll bluhendem Ausdruck
  2. II. Adagio: Mit grosster Ruhe,stets ausserst gebunden und ausdrucksvoll
  3. III. Finale: Gemessen beinahe pathetisch
 組曲『から騒ぎ』からの4つの小品 Op. 11
  4. I. Madchen im Brautgemach 花嫁の部屋の乙女
  5. II. Holzapfel und Schlehwein ヤマリンゴと桃酒
  6. III. Gartenscene 庭園の場(間奏曲) (トム・ポスター編)...世界初録音
  7. IV. Mummenschanz 仮面舞踏会
 弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op. 26
  8. I. Allegro/9. II. Intermezzo: Allegretto con moto/
  10. III. Larghetto – Lento/11. IV. Finale: Tempo di valse
ユーセビアス四重奏団
 【メンバー】
  ベアトリス・フィリップス(ヴァイオリン)、
  ヴェネティア・ジョランズ(ヴァイオリン)、
  ハンナ・ショー(ヴィオラ)、
  ハンナ・スローン(チェロ)
アラスディア・ビートソン(ピアノ)...1-3、7 

 録音 2020年11月14-15日メニューイン・ホール、ストークダバノン(UK)...1-7 2018年12月19-20日ワーゼン・ホール、セント・ポールズ・スクール、ロンドン(UK)...8-11

 若くしてウィーンの楽壇で成功を収めるも、アメリカに亡命。ウィーンで培った作曲技法をハリウッドの映画音楽に持ち込むとともに、気に入った作品を自身のヴァイオリン協奏曲に転用するなど、新な境地を開拓したコルンゴルトですが、彼の精神の根底は純音楽にありました。
 ここに収録された室内楽作品は交響曲のような華麗な響きをまとってはおりませんが、簡潔に凝縮された音の中には彼の飾らぬ姿が現れています。
 1920年に書かれた「から騒ぎ」はシェイクスピア劇のための音楽。「4つの小品」はコルンゴルト自身のヴァイオリンとピアノ版のアレンジが良く知られていますが、2012年に弦楽四重奏版の自筆原稿が発見されました。
 しかし、何らかの理由により「庭園の場(間奏曲)」だけはアレンジされていませんでした。そこでこのアルバムには世界初録音となるトム・ポスターの新アレンジを加えた4曲が紹介されています。
 ピアノ五重奏曲はその翌年の作品。同時期の歌劇《死の都》からの影響も感じられる美しい音楽です。
 1933年の弦楽四重奏曲は、コルンゴルトのウィーンへの想いが強く表出された作品。沸き立つような冒頭の旋律や、終楽章のワルツは良き時代への回想ともいえるものです。
 演奏しているユーセビアス四重奏団は2016年に結成されたアンサンブル。シューマンが創出した架空の人物「オイゼビウス」から採られています。

 
 




SONO LUMINUS


SLE-70023
¥2600
エレキギター・デュオによるラヴェルとバルトーク
 モーリス・ラヴェル(1875-1937): マ・メール・ロワ(2つのエレクトリック・ギター編)
  1. I. Pavane de la belle au bois dormant 眠れる森の美女のパヴァーヌ
  2. II. Petit Poucet 親指小僧
  3. III. Laideronnette, imperatrice des pagodes パゴダの女王レドロネット
  4. IV. Les entretiens de la belle et de la bete 美女と野獣の対話
  5. V. Le jardin feerique 妖精の園
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  6. 44の二重奏曲 BB 104, Vol. 3 - 第28番 悲しみ(2つのエレクトリック・ギター編)
 44の二重奏曲 BB 104, Vol. 1 (2つのエレクトリック・ギター編)(抜粋)
  7. 第19番 おとぎ話/8. 第33番 秋の歌/9. 第22番 蚊の踊り/10. 第37番 前奏曲とカノン
 11. 44の二重奏曲 BB 104, Vol. 4 - 第43番 ピッツィカート(2つのエレクトリック・ギター編)
ハイ・ロー・デュオ(エレクトリック・ギター)
【メンバー】
 ジャック・ペトルッツェッリ、
 キャメロン・グライダー  

 数多くのミュージシャンとコラボレーションしてきたギタリスト・作曲家キャメロン・グライダー。
 もともと地元のシンガーソングライターと演奏していたグライダーは、クラシック音楽への興味が芽生えたのをきっかけに、音楽理論、ピアノ、指揮を学び直し、現在は作曲とアレンジの両方面で活躍しています。
 またグラミー賞ノミネートの経験を持つギタリスト、ジャック・ペトルッツェリとエレキギターのデュオ「ハイ・ロー・デュオ」を組み、ジャンルを問わない作品を演奏。
 このアルバムではラヴェルとバルトーク作品で斬新なアプローチによる演奏を聴かせます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CHALLENGE CLASSICS



CC 72897
¥2100
コープマンの記念碑的録音からの抜粋
J.S. バッハ:カンタータ名作集 第1 集

 カンタータ第4番『キリストは死の縄目につながれたり』BWV4
 カンタータ第71番『神はいにしえよりわが王なり』BWV71
 カンタータ第131番『主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ』BWV131
 カンタータ第106番『神の時こそいと良き時』BWV106
バーバラ・シュリック(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(アルト)
ギ・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団

 20代前半のバッハが先達の影響を受けつつ鮮烈な音響を描いた初期カンタータの名作、コープマンの記念碑的録音からの抜粋

 録音:1994年12月/79'50''

 ERATO レーベルでスタートし、チャレンジ・クラシックスで完結した記念碑的な名盤コープマンのカンタータ全集録音から、名作を抜粋したシリーズの第1 弾。
 年代順にリリースされる予定で、今作に収録された4 曲は1707年と1708年にミュールハウゼンで作曲されたカンタータ。20代前半の若きバッハによる意欲作をお聴きください。

 バッハ初期の教会カンタータには17 世紀の伝統が色濃く残っています。ドイツの先達ブクステフーデやパッヘルベル、そしてイタリアやフランスからの影響も明らか。
 また非常に幅広い楽器を実験的かつ複雑に扱い、洗練された多声的な音響効果を楽しんでいるのも初期の特徴です。
 



.

DANACORD



DACOCD914
(2CD-R)
特別価格
¥2700→\2490
トマス・イェンセンの遺産 第4集

 [Disc 1]
  ニールセン:
   交響曲第1番 ト短調 FS16(Op.7)
    [録音:1952年6月14日-15日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)]
   小組曲 FS6(Op.1)(弦楽のための)*
    [録音:1941年1月31日&2月22日、オッドフェロー・パレス(コペンハーゲン)]
   交響曲第2番 ロ短調 FS29(Op.16)《四つの気質》
    [録音:1947年10月3日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)]

 [Disc 2]
   ヘアマン・D・コペル(1908-1998):祝祭序曲 Op.33(1939)
    [録音:1958年6月11日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
   ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):墓碑銘 Op.68 M189(1956)(交響的変容第1番)
   [録音:1959年5月22日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
   スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):交響曲第2番 変ホ長調 Op.50(1949)
    [録音:1962年3月、ヘルシンキ(ライヴ録音)(1962年7月22日ラジオ放送)]
  ポウル・シアベク(1888-1949):
   ラルゴ Op.33(1935)(弦楽オーケストラのための)
    《デンマークに生まれて》によるパラフレーズ Op.43(1938)
     [録音:1959年2月15日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
   夜 Op.41(1938)(管弦楽とピアノのための交響的情景)**
   魔女 Op.48(1939)(ソプラノ、管弦楽とオルガンのための)***
    [録音:1958年6月5日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
トマス・イェンセン(指揮)、
デンマーク放送交響楽団、王立管弦楽団*、
ボリス・リンデルーズ(ピアノ)**、
キアステン・シュルス(ソプラノ)***

 "トマス・イェンセンの遺産"シリーズ第4作!

 デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズの第4作。
 カール・ニールセンの作曲家としてのキャリアの第一歩となった3つの作品が「Disc 1」、ニールセンの音楽から影響を受け、自身の音楽との融合を図りながら作曲を行なったニールセンの次の世代の作曲家4人の作品が「Disc 2」に収められています。
 イェンセンが、第二次世界大戦後、デンマーク放送交響楽団を指揮してDeccaとHMVのために録音したニールセンの《交響曲第1番》と《交響曲第2番》は、「デンマークに生まれた音楽」を印象づける「筆遣い」と「情熱」をもった、「もっとも信頼できる」という評価が今も変わらない演奏。クラウス・ビューリトにより、角のとれたゆったりとした音にリマスタリングされています。
 弦楽のための《小組曲》は、デンマークがドイツ軍に占領された第二次世界大戦中、コペンハーゲンのオッドフェロー・パレスでイェンセンが王立管弦楽団を指揮したHMVの録音。
 ヘアマン・D・コペルの《祝祭序曲》は、プロコフィエフとショスタコーヴィチの「ロシア・モダニズム」とニールセンに倣った「和声の転回」を交えた作品。
 ホルムボーの《墓碑銘》は、彼の「メタモルフォーゼ」スタイルで書かれた4曲の『交響的変容』の最初の作品。
 1959年にコペンハーゲンで開催された「バレエと音楽」のフェスティヴァルの一環として行われたイェンセンとデンマーク放送交響楽団によるラジオ放送が収録されています。
 タープは、パリのいわゆる「Les Six(六人組)」のネオクラシカル・スタイルに関心を寄せながらも、「ニールセン」を意識する作品を発表したと言われています。《交響曲第2番》は〈瞑想に耽り〉〈活力にあふれ〉〈晴れやかに〉の3楽章の作品です。
 カール・ニールセンとトマス・ラウプに作曲を学んだポウル・シアベクの作品が3曲。H・C・アンデルセンの詩に作曲した彼の歌曲《デンマークに生まれて》による「パラフレーズ」。
 バレエのために書いた音楽をピアノと管弦楽のために改作した《夜》。スウェーデン系フィンランドの詩人、エーリク・アクセル・カールフェルトの「魔女のサバト」を詠んだ詩をテクストにした《魔女》は、シアベクのもっともよく演奏される作品のひとつです。「Disc 2」の録音はすべて、今回初めてCD化されます。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



.

SOMM RECORDINGS



ARIADNE5013
¥2500→\2290
全曲初出!
ビーチャム・コンダクツ・シベリウス

 ジャン・シベリウス(1865-1957):
  交響曲第1番 ホ短調 Op. 39
  組曲『歴史的情景』 第2番 Op. 66 より
    II. The Love Song 愛の歌/
    III. At the Drawbridge はね橋にて

Playing for Beecham
 ビーチャムのために演奏すること
    ジョン・トランスキーとビーチャム時代のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の奏者、
    ジョン・アンダーウッド(ヴィオラ)とレイモンド・オーヴンズ(第2ヴァイオリン)の会話
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ビーチャム(指揮)

 録音 1952年8月17日 アッシャー・ホール、エディンバラ(UK)...1-4(ライヴ) 1947年4月17日 People's Palace Theatre、ロンドン(UK)...5-6(ライヴ) 2015年1月6日 Broadstairs、ケント(UK)...7
 Audio Restoration: Lani Spahr...1-6

 存在は知られていたものの、これまでに発売されていなかった1952年、ビーチャムのシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音登場。全曲初出!

 SOMM RECORDINGSよりロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の創立75周年を記念して貴重な音源がリリースされます。
 1946年にトーマス・ビーチャムが創設したロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団はその年の9月15日にクロイドンで最初の演奏会を行い、すぐさま人気を博しました。
 収録されているのは、1952年エディンバラ国際フェスティヴァルでビーチャムによって演奏されたシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音です。
 ビーチャムはこの演奏に先立つ3か月前に、同じ作品をセッション録音しましたが、このライヴはビーチャム伝記作者ジョン・ルーカスの言葉を借りると「ぞくぞくするようなパフォーマンス」と言えるものです。
 併せて収録された1947年4月の「歴史的情景」も初出音源です。
 
 最後に収録されたジョン・トランスキーによる30分に及ぶインタビューは、ビーチャムの下で演奏してきた2人の奏者が指揮者とオーケストラの思い出を語ったもの(英語)。
 当時のメンバーは、ホルンの首席を名手デニス・ブレインが務め、トランペットは19歳で首席奏者に任命されたリチャード「ボブ」ウォールトン。
 打楽器奏者にはルイス・ポコック、他錚々たる管楽器奏者たちがビーチャムのために演奏していたという話は、演奏と同じく聴き手を興奮させます。
 この録音は、音楽演奏リサーチ・センターの創設者であるジョン・トランスキーが1987年に作成、管理していたアーカイヴに含まれていたもので、SOMMRECORDINGSから発売されている「ビーチャム・コレクション・シリーズ」もこの中から選ばれた音源が用いられています。
 


<国内盤> 


アール・アンフィニ


 アールアンフィニ・レーベルは、株式会社ソニー・ミュージックダイレクトと、株式会社ミューズエンターテインメントとのパートナーシップによるクラシック専門レーベルです。
 世界的に活躍する才能溢れるアーティストのCDアルバムを定期的に制作、リリースしています。
 アールアンフィニはフランス語で「永遠の芸術」の意味。一貫してマーケットに迎合することなく、アーティストが表現したいことを純粋に追求しています。
 制作過程においては、全てのアルバムにおいてDSD方式でプロダクションされたマスターを使用、スイス・マージングテクノロジー社のDAWピラミクスにてDSD11.2MHz、またはDXDフォーマットでのレコーディングを行っています。
 マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近で収録されたアナログ信号をDSD、DXD信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。
 また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSSDを使用、さらにレコーディング~編集~マスタリングまで全ての電力は、高品位なリチウムイオンバッテリーで供給されます。
 アナログ、デジタル領域共に、まさに究極とも言える高品位化を実現しています。
 

MECO-1066
(SACD HYBRID)
¥3300
伊藤万桜/フレッシービレ
 リヒャルト・シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
  1. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
  2. 第2楽章 即興曲: アンダンテ・カンタービレ
  3. 第3楽章 フィナーレ: アンダンテ–アレグロ
 エドヴァルド・グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品45
  4. 第1楽章 アレグロ・モルト・エド・アパッショナート
  5. 第2楽章 アレグレット・エスプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァ
  6. 第3楽章 アレグロ・アニマート
 7. セルゲイ・ラフマニノフ: ヴォカリーズ 作品34-14
 8. ジュール・マスネ: タイスの瞑想曲
伊藤万桜(ヴァイオリン)
山﨑早登美(ピアノ)

 SACDハイブリッド盤/
 レーベル: アールアンフィニ/企画制作: ソニー・ミュージックダイレクト/発売: ミューズエンターテインメント
 録音: 2021年5月24日&25日

 【ブーケの香りに包まれたソワレから】
 たおやかな優しさと、凛とした芯の強さを併せ持つ伊藤のその演奏からは丁寧な楽曲分析と解釈の痕跡が随所に窺えると同時に、徒に偏った表現に走ることなく、あくまで作品に対しての素直な姿勢と敬意が際立つ。
 それは、単に作曲家の意思を尊重するというレベルよりもさらに深いところで、その曲が最も自然に無理なく奏でられる「あるべき姿」を模索している、極めて謙虚、かつ妥協を許さない演奏家の横顔でもある。
 演奏技術の高さを誇ったり、独りよがりの解釈に酔ったりするパフォーマンスとは対照的なその姿勢は、まさに音楽の「自然(じねん)」を模索する謹直さそのものだ。
 そして、花鳥風月という森羅万象の「法(のり)」に沿ったものが、その「自然」の美しさですべからく人を癒し慰めるように、伊藤のヴァイオリンは聴く者をして、いつまでもその音楽に身を委ねていたいと思わせる魅力に満ちている。(山田良ライナーノーツより)
 
 

MECO-1067
(SACD HYBRID)
¥3300
久末航/ザ・リサイタル 久末航(ピアノ)
 フェリックス・メンデルスゾーン: 幻想曲 嬰ヘ短調 作品28 「スコットランド・ソナタ」
  1. 第1楽章 コン・モート・アジタート/
  2. 第2楽章 アレグロ・コン・モート/3. 第3楽章 プレスト
 ドメニコ・スカルラッティ
  4. ソナタ 変イ長調 K. 127/5. ソナタ ト長調 K. 169/6. ソナタ ヘ短調 K. 481
 オリヴィエ・メシアン: 幼子イエスに降り注ぐ20の眼差しより
  7. 第5曲 子を見つめる子の眼差し/8. 第8曲 高き御空の眼差し
 モーリス・ラヴェル: 夜のガスパール
  9. 第1曲 オンディーヌ/10. 第2曲 絞首台/11. 第3曲 スカルボ
 メンデルスゾーン: 無言歌集 より
  12. 作品53-1 変イ長調 「浜辺で」/13. 作品62-6 イ長調 「春の歌」

 SACDハイブリッド盤/
 レーベル: アールアンフィニ/
 企画制作: ソニー・ミュージックダイレクト/発売: ミューズエンターテインメント
 録音: 2021年2月27日&28日

 【数々の国際コンクールを制覇してきたヨーロッパ本流のピアニズムが、今ここに開花する。】
  第66回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位&委嘱作品特別賞、第7回リヨン国際ピアノコンクール優勝&聴衆賞、2016年度メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール優勝他数々の国際コンクールを制覇してきたドイツ在住の若き俊英Wataru Hisasueのデビュー・アルバムです。
  アーティスト自身が長年にわたり研究を重ね磨き上げてきた数多あるレパートリーの中から厳選に厳選を重ね、一夜のリサイタルのようにアルバム全体の起承転結をも俯瞰した全13トラックを収録しました。
  まさにWataru-Ism!を心ゆくまでご堪能下さい。

 デビュー・アルバムに寄せて
 この度、私のデビュー・アルバムとなるCD「ザ・リサイタル」がアールアンフィニ・レーベルよりリリースされる運びとなり、心より嬉しく光栄に思います。
 「ザ・リサイタル」というタイトルを付けたのは、音楽を通じて感情や思いをありのままに吐露できる舞台のうえでの演奏こそが、最も自分を正直かつ直接的に表現できる手段ではないかと感じたからです。今回のデビュー・アルバムでは、そうしたリサイタルでの臨場感をそのままに、できるだけ生演奏に近いクオリティをお届けしたいという切実な思いをもってレコーディングに臨みました。素晴らしい音響空間のホールと最上のコンディションの楽器、そして音への追求に一切の妥協を排してレコーディングに臨んだプロデューサーや調律師の方々の厚いサポートに恵まれ、ここに会心のCDを完成させることができました。
 収録曲はリサイタル・プログラムを意識したラインナップとなっています。ピアノ音楽が生み出す彩り豊かな世界を楽しんでいただきたいという思いから、スカルラッティからメシアンに至るまで、様々な時代・国の作曲家の作品をプログラムに入れました。
 中でも、若きメンデルスゾーンの書き上げた、流麗の中に情熱を秘める「幻想曲 作品28」、そして精緻を極めてベルトランの詩の世界観を表現したラヴェルの傑作「夜のガスパール」は、今回のリサイタルにおいてとりわけ聴きごたえのある作品となっているでしょう。続くメンデルスゾーンの無言歌2曲は、アンコールのように聴いていただけたらという思いから、CDの一番最後に位置付けました。
 是非このCDを通して、実際に会場で耳にしているかのような臨場感溢れるピアノの音色、また音楽そのものを包み込んでいる静寂や緊張感まで含めて楽しんでいただければと思います。
 そして、皆さまと共に豊かな時間を共有することができれば本望です。
  2021年秋 久末 航

 幼少の頃から才能を認められ、14歳でリサイタルを開くなど、「栴檀は双葉より芳し」をまさに地でいっていた久末航。
 しかし、理系学問への関心もあり日本の音楽大学へと進学せず、高校卒業とともに海外へ渡ったために、国内での知名度がエスカレーター式にあがることはなかった。
 彼が再びその名を轟かせたのは、日本人として河村尚子以来11年振りに上位入賞を果たした2017年のミュンヘンARD国際音楽コンクールだろう。
 順位こそ第3位ではあったが、現場で聴いていた筆者は、折り目正しく、共演のオケのメンバーとも音による対話を親密に交わし、その場を楽しみつつ爽やかに歌った久末の方が、あまりに力任せの演奏だった第1位受賞者よりもずっと好印象だったのを今でも鮮明に覚えている。

 久末の演奏の魅力は、端的に言えば、明晰さ、知的な構成力、そして音の美しさと響きの透明感といった点にあるだろう。
 また、ユーモアや熱いものを十分に持っていながら、泥臭さとは無縁で、ハメを外すことなく節度の中でそれらを表現する。
 その持ち味は、時に冷静さが勝ったように感じさせることもあるが、嵌まった時の完成度、説得力はことのほか高い。
 とりわけ精密なサウンド・コントロールが必須の楽曲やコンテンポラリーに格別のうまさを見せるのは、テクニックのみならず、作品の構造を見抜く分析力、響きのバランス感覚が人一倍優れているゆえだろう。
 その他にも、バーバーのソナタを取り上げたり、シマノフスキとサティでプログラムを組んでみたりと、個性的でインテリジェントなレパートリーやプログラム・ビルディングも面白い。

 そんな彼のデビュー・アルバムは、まさに"久末らしさ"が溢れていて嬉しくなる。
 メンデルスゾーン、スカルラッティ、メシアン、ラヴェルというのは、それだけでデビュー・アルバムとしてユニークなセットだが、これらは同時に彼が2018、19年にかけて各地で弾き込んできた作品でもある。つまり、どれもが彼の美意識を十全に提示しうる絶妙なセレクションであり、かつ時間をかけて完全に掌中に収めた自信のラインナップというわけだ。この説明は、実際にお聴きいただければ即座に納得されるに違いない。メンデルスゾーンの気品ある情熱と躍動感、特有の憂い、スカルラッティの心地よい軽妙さ、メシアンとラヴェルにおけるサウンドの輝きや色彩、神秘性の追究など、巧みに描き分けられた各曲の美質に惹き込まれるだろう。
 そして全体を通して共通するのが音色と音楽のキャラクターを自在に操るタッチの精妙さ、生き生きとした声部の描き分け、即座に移り変わる音と息遣いの妙、弱音の美しさである。
 また、曲の並びもよく練られている。必ずしも人口に膾炙したとは言えない作品を選びつつも、それらを緩急よく配置することで緊張と緩和のリズムを整えて聴きやすくしているのに加え、しばらく聴き続けた先には、スカルラッティの歌に対比するようにメシアンの構造化された響きときらめくような鳥の歌の絡み合ったこの上なく精妙なる世界までもが立ち上がる。
 そして最後にはアンコールよろしく誰にとっても耳に懐かしい《無言歌集》の〈春の歌〉を添えてくる、この絶妙さ。今「添える」と書いたが、「添え物」では決してなく、この僅か3分ほどの小曲の演奏もまた凝っているのだ。
 中でも後半に主題がppで戻ってくる際に(50小節目)、ペダルを用いて密やかなムードを作り込み、その後のクレシェンドでの息を吹き返してゆくさまなど実に見事である。
 このデビュー・アルバムは、久末の名前と才能を改めて世に知らしめるとともに、彼の"次"への期待を増幅させる絶好の呼び水となるだろう。
  2021年秋 松本 學

 久末航(ピアノ) Wataru Hisasue, Piano
 滋賀県大津市出身。5歳よりピアノを始める。
 辰巳晴生・美行、村上久仁子、田隅靖子各氏の指導を受け、高校卒業後に渡独。ドイツ・フライブルク音楽大学にてギレアド・ミショリ氏に師事し、学士課程を最優秀の成績をもって卒業。また2015年9月より、パリ国立高等音楽院での交換留学を行い、エマニュエル・シュトロッセ氏に師事した。
 フライブルク音楽大学ではピアノソロ以外にもログリット・イシャイ、セバスティアン・ハーマン各氏に室内楽を学ぶ。パリ国立高等音楽院では、ピアノソロ・室内楽と並行してバレエ音楽ピアノ即興法を学び、最優秀の成績を修める。2017年より、ベルリン芸術大学大学院にてパスカル・ドゥヴァイヨン、クラウス・ヘルヴィヒ各氏に師事し、修士課程を最優秀の成績をもって修了。
 国内外のコンクールで受賞を重ねる。第8回ショパン国際ピアノコンクール in Asia小学5・6年生部門金賞受賞。第13回神戸国際学生音楽コンクール最優秀賞および神戸市長賞受賞。第32回ピティナ・ピアノコンペティションJr. G級金賞および讀賣新聞社賞・ソナーレ賞受賞。2009年、京都青山音楽記念館バロックザールにて「久末航ファーストピアノリサイタル」を催し、2009年度京都青山音楽賞新人賞を中学生として受賞。第9回宝塚ベガ学生ピアノコンクール高校生部門第1位および宝塚演奏家連盟賞受賞。第64回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第2位。第2回ギャニー国際ピアノコンクールグランプリ部門第1位およびMusideco賞受賞。
 第6回レプティーンピアノコンクール第1位および聴衆賞受賞。第6回マッサローザ国際ピアノコンクール第2位および聴衆賞受賞。第7回リヨン国際ピアノコンクール第1位および聴衆賞受賞。ドイツで最も歴史あるコンクールの一つ、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ全ドイツ音楽大学コンクールにて第1位およびDeutscher Pianistenpreis賞を獲得。
 2017年秋には、世界的に権威ある第66回ミュンヘン国際音楽コンクールにて第3位および委嘱現代作品の最も優れた解釈に対して贈られる特別賞を受賞し、一躍注目を浴びる。平成28年度滋賀県次世代文化賞受賞。2017年度大津市文化奨励賞受賞。小島燎氏(ヴァイオリン)とのデュオで2019年度青山音楽賞バロックザール賞受賞。
 平成25年度平和堂財団芸術奨励賞音楽部門受賞、2015年9月より公益財団法人平和堂財団海外留学助成者。
 2018/19年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。カール・ベヒシュタイン財団奨学生。シャネル・ピグマリオン・デイズ2019アーティスト。
 ソロ・室内楽の両分野に注力し、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、フィンランド、日本などで国際的に演奏活動を展開。
 バイエルン放送交響楽団、ヴュルテンベルク・ロイトリンゲン管弦楽団、コレギウム・ムジクム・バーゼル管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、京都市交響楽団、びわ湖祝祭管弦楽団、インゴルシュタット室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、プフォルツハイム室内管弦楽団ほか数々のオーケストラと共演。
 またコンツェルトハウス(ベルリン)、紀尾井ホールで開催されたソロリサイタルはいずれも高い評価を得た。
 欧州でのさまざまな音楽祭に招かれ、AUDI音楽フェスティバル(インゴルシュタット)、Young Euro Classicフェスティバル(ベルリン)、モーツァルト音楽祭(ヴュルツブルク)、Premiere Rencontre autour du pianoフェスティバル(フランス・グアドループ島)などに出演。
 















10/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANALEKTA


AN28913
¥2600
クリスマス ~ 金管五重奏のための作品集
 ルロイ・アンダーソン(トランスクリプション:ウェイド・ラックリー
 編曲:ウーゴ・ベガン):クリスマス・フェスティヴァル
  (もろびとこぞりて、ひいらぎかざろう、世の人忘るな、ウェンセスラスはよい王様、
   天には栄え、ジングルベル、神の御子は今宵しも)
 ルロイ・アンダーソン(編曲:デイヴィッド・カイザー):そりすべり
 フランツ・クサーヴァー・グルーバー(編曲:ロベール・プレヴォー):きよしこの夜
 フランス民謡(編曲:ウーゴ・ベガン):荒野の果てに
 カナダ&フランス民謡(編曲:ハワード・ケイブル&エンリコ・ダストゥス):カナダのクリスマス
  (ラ・ギニョレー、新しいクリスマス、この馬小屋にて、羊飼いはどこから?、
   天の美しき天使が、イエスがお生まれになった、クリスマスの鐘)
 ベルナール・ド・ラ・モンノワ(編曲:クレイグ・レヴェック):パタパン
 イギリス民謡(編曲:ビル・ライヒェンバッハ&ボブ・チルコット
 トランスクリプション:ジェイソン・ド・カルフェル):グリーンスリーヴス
 メル・トーメ&ロバート・ウェルズ(編曲:フランク・コムストック&ジェイソン・ド・カルフェル):
  ザ・クリスマス・ソング/ヒュー・マーティン&ラルフ・ブレイン
   (編曲:フランク・コムストック&ジェイソン・ド・カルフェル):
    ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
 ジュール・スタイン(編曲:ウーゴ・ベガン):レット・イット・スノー
 ヴィンス・ガラルディ(編曲:ブランドン・ライデナワー):クリスマス・タイム・イズ・ヒア
 アンドルー・カーター&フランク・オースティン
  (編曲ハワード・ケイブル, シルヴァン・ラポワント&エンリコ・ダストゥス):
   クリスマスの12日間*
 イギリス民謡(編曲:ジョン・アイヴソン):おめでとうクリスマス
  バズ・ブラス
   フレデリク・ガニョン(1st トランペット)、シルヴァン・ラポワント(2nd トランペット)、
   パスカル・ラフルニエール(ホルン)、ジェイソン・ド・カルフェル(トロンボーン)、
   シルヴァン・アルスノー(バストロンボーン)
  クァルトム・メイル・ヴォーカル・クァルテット*
   フィリップ・ガニエ(テノール)、ブノワ・ル・ブラン(バリトン)、
   ジュリアン・パトノード(バリトン)、フィリップ・マーテル(バス・バリトン)

 カナダの人気金管五重奏団!第2弾はクリスマス・アルバム!

 ☆35万人以上の聴衆を魅了したカナダの人気金管五重奏団Analekta第2弾は、華やかなブラス・サウンドで描くクリスマス・アルバム!

 2002年にカナダを中心に活躍する名手達によって結成された金管アンサンブル「バズ・ブラス」。
 これまでにカナダ、ヨーロッパ、中国など各国で1600回以上の公演を行い、35万人以上もの音楽愛好家を魅了。
 金管五重奏のためのバイブルのひとつでもあるエヴァルドの金管五重奏曲や、ラヴェルやドヴォルザークの弦楽四重奏曲を取り入れた第1弾「インスピレーションズ」(AN28776)は、グラモフォン誌からも高く評価されています。
 Analekta第2弾となる本アルバムでは、クリスマスの名曲を金管五重奏の華やかなサウンドで彩ります。

 バズ・ブラスは、これまでにOPUS、ADISQ、TRILLEORなどの数々の賞を受賞。オルガンとのコラボレーションによるホルストの惑星全曲や、カナダの名ハーピスト、ヴァレリー・ミロとのガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーなどの話題盤もリリースしています。
 今作は、クリスマスではお馴染みの作品は勿論のこと、男声ヴォーカル・クァルテット「クァルトム」とのコラボレーションで奏でる「クリスマスの12日間」では、クァルトムの豊かなハーモニーと、ガブリエリやシャイトといった作曲家たちが残した金管アンサンブルのための有名作品の一節を散りばめた好アレンジにも注目です。

 ※録音:2021年2月11日-12日&3月22日-23日、ミラベル・サントーギュスタン教会(ケベック、カナダ)


 
 

AN29185
¥2600
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集&主要ピアノ作品集 Vol.5
 ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557
 4つの舞曲-
  ワルツ変イ長調 D.978、ドイツ舞曲第1番ヘ長調 D.841-1、
  ドイツ舞曲第2番ト長調 D.841-2、
  ワルツ ト長調(アルバムブラット)D.844
 ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調 D.576
 ピアノ・ソナタ第16番ニ長調 D.850
マテュー・ゴーデ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ☆シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要ピアノ作品をレコーディングするという大型プロジェクト第5巻!

 2019年の5月にシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏という偉大なリサイタル・シリーズを終えたカナダのピアニスト、マテュー・ゴーデ。リサイタルに続いてスタートした、シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要ピアノ作品をレコーディングするという大型プロジェクト(全12巻予定)の第5巻は、「ウォームス(情熱)」がテーマ。
 シューベルトのソナタは短調の作品が多いですが、本アルバムはテーマの通り、情熱に溢れた2つの長調のソナタを組み合わせています。

 本プロジェクトにおけるゴーデの演奏は、トロントのWholeNote誌によって「私たちの世界にはこのようなシューベルトがもっと必要だ」「彼はシューベルトの新しいディスクを作るたびに、さらに高みへと昇っていく」などと高く評価されています。

 ※録音:2021年6月16日-18日(カナダ、ケベック)

 
 
 

AN29845
¥2600
寄港地キュラソー ~
 ヴィム・スタティウス・ミュラー:アンティル舞曲集
ルイーズ・べセット(ピアノ)
  ヴィム・スタティウス・ミュラー(1930-2019):
   ヨハンのトゥンバ Op.2-1/ショーン・ココ-ワルツ Op.2-2/悲しみ-ワルツ Op.2-3/
   キュラソー-カリプソ Op.2-4/トゥンバ・オスティナート Op.2-9/ナ・カヤ-カリプソ Op.2-11/
   ピート・マール-ワルツ Op.2-13/トゥンバ・カリプソ Op.2-17/カリン-トゥンバ Op.2-19/
   ノスタルジア-ワルツ Op.2-22/ボ・テイ?-トゥンバ Op.4-1/アヴィラ・ビーチ-ワルツ Op.4-2/
   優雅に-マズルカ Op4-3/チュチュビ-ルンバ風に Op.4-5/モンマルトル-ワルツ Op.4-6/
   スカールーの夜-ダンス Op.4-8/トテキ-ワルツ Op.4-9/隠れんぼう-ワルツ Op4-12/
   クワイケ・ディア-ワルツ Op.4-14/ザジンカ-トゥンバ Op.4-22/
   別れ-ワルツ Op.4-25/昨日の雨-ワルツ Op.5-3>

 「キュラソーのショパン」とも称された、作曲家、ピアニストのヴィム・スタティウス・ミュラーのピアノ作品集。
 ミュラーは、ジュリアード音楽院でピアノ・作曲・指揮などを学んだ後は、30年余りに渡って政府の諜報機関で働く傍ら、音楽家としてのも活動を続け、自身のリサイタルではアンコールに自作曲を取り上げてきました。
 本アルバムに収録されている「アンティル舞曲集」は、自作曲の中でも、彼が生まれ育ったキュラソー島など、アンティル諸島の民族舞曲のスタイルが色濃く取り入れられています。

 演奏は、国際的ソリスト、室内楽奏者として活躍するピアニスト、ルイーズ・べセット。
 べセットは、メシアンなど現代音楽を得意としており、2015年には、CBCミューシックからカナダのトップ・ピアニスト25人の1人にも選ばれています。

 ※録音:2021年6月10日-11日(カナダ、ケベック)
 




GWK

GWK151
¥2600
Dedicated to
 グリーグ:組曲 《ホルベアの時代より》 Op.40
 ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):サクソフォン四重奏曲
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575
 プッチーニ:弦楽四重奏曲 《菊》
 ダニエル・アルバラド・ボニージャ(1985-):
  ビリジアンの痕跡(Viridian Vestiges)
キセノン・サクソフォン四重奏団

 メンバー全員がヨーロッパ有数の名門大学、ケルン音楽大学で室内楽と現代音楽の修士号を取得しているという若き最先端のアンサンブル、キセノン・サクソフォン四重奏団のデビュー・アルバム!

 弦楽器のために書かれたクラシック作品と、21世紀のオリジナル作品を「献身」をテーマに結び付けた絶妙なプログラム。
 古典と現代作品の組み合わせ自体はそれほど珍しいものではありませんが、演奏にあたって有名な弦楽四重奏団のメンバーと一緒に音の響きやフレージング、アーティキュレーションを研究したり、その結果、古い曲を"間違った"楽器で演奏することにより、曲の特徴がさらに際立つことを発見したりと、アルバムとして非常に興味深く、こだわりの感じられる作品に仕上がっています。
 ちなみにアンサンブル名は希ガスの中でも最も希少な元素、キセノンに因んでおり、カルテットの理想とする相互作用とアンサンブル・ソノリティを体現しているとのことです。
 見事なブレスコントロールとまろやかな音色による極上の演奏をお楽しみください。

 ※録音:2020年4月(ドイツ、オスナブリュック)
 




LAWO

LWC1228
¥2600
マリア・マグダレーナ
 マグダレーナの歌(グルーのアンネ・ハンスダッテル・ヒュンネの歌による):マリアは泉へ行った
 J.S.バッハ:コラール幻想曲「キリストは死の絆につかせたまえり」 BWV.718(オルガンのための)
 伝承の賛美歌(グルーのマッティン・H・ハウグスモーエンの歌による):マリアは墓所にやってきた
 J.S.バッハ:オルガン協奏曲 ト長調 BWV.592
  〔1.アレグロ、
   2.グラーヴェ/マリアと天使たち(ランゲランのヴォーカル即興)、
    わたしにすがりつくのはよしなさい/マリア・マグダレーナはイエスに会う
     (マグダレーナの歌(テレマルクのヘッダール、インゲビョルグ・ハーゲンの歌による))、
   3.プレスト、イエスは弟子たちの前に姿を現す(ランゲランのカンテレ即興)
    (マグダレーナの歌(グルーのアンネ・ハンスダッテル・ヒュンネの歌による))/
     イエスは弟子たちのもとを去る(伝承の賛美歌(グルーのマッティン・H・ハウグスモーエンの歌による))〕
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV.1012(ヴィオラによる)
  〔1.前奏曲/マリアは弟子たちを慰める(ランゲランの即興)、
   2.アルマンド、ペテロとマリア(マグダレーナの歌(リンゲビューのオーラ・ヨハンネセン・コルデンの歌による))、
   3.クラント、覚えていることを話してください
    (マグダレーナの歌(リンゲビューのオーラ・ヨハンネセン・コルデンの歌による))、
   4.サラバンド、マリアの幻視(シニッカ・ランゲラン)、
   5.ガヴォット I/6.ガヴォット II、7.ジグ、ペテロの嫉妬(シニッカ・ランゲラン)〕
 J.S.バッハ:コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV.676(オルガンのための)
  シニッカ・ランゲラン(歌、カンテレ)、ラーシュ・アンデシュ・トムテル(ヴィオラ)、
  コーレ・ノールストーガ(オルガン)

 シニッカ・ランゲランのニュー・アルバム!バッハと即興や伝承曲を組み合わせて収録!

 ☆ノルウェーのシンガー&カンテレ奏者、シニッカ・ランゲラン!
 ☆「マリア・マグラレーナ(マグダラのマリア)」をテーマにしたニュー・アルバム!
 ☆バッハのオルガン協奏曲や無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ版)に自作や即興、伝承曲を組み合わせた秀逸なプログラム!

 ノルウェーのフォークミュージシャン、シニッカ・ランゲラン Sinikka Langeland は、ノルウェーの民俗音楽を現代の思考と感覚で再生させる、特徴的な活動で知られます。
 彼女は、聖母マリアを主題にしたアルバム『マリアの歌(Maris Song)』(ECM 2127)を、2009年にリリースしました。
 LAWO Classics の新しいアルバム『マリア・マグダレーナ(Maria Magdalena)』は、前作を補足するため、十字架にかけられ苦悩するイエスを見守った、キリスト教世界でもっとも重要な女性のひとり、マリア・マグダレーナをテーマに作られました。

 プログラムを構成する音楽は、ソーレル、テレマルク、グーブランスダーレンの歌手たちが歌い継いできた「マグダレーナの歌」と賛美歌、J・S・バッハの《オルガン協奏曲 ト長調》、コラール幻想曲とコラール、ヴィオラで演奏する《無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調》。
 《協奏曲》の「アレグロ」「グラーヴェ」「プレスト」の各楽章と《組曲》の〈前奏曲〉〈アルマンド〉〈クラント〉〈サラバンド〉〈ガヴォット〉〈ジグ〉の各曲は、ランゲランのヴォーカルとカンテレ演奏による「即興」と彼女が作った歌、そして、民俗歌手の歌にならった伝承曲を交えて演奏されます。
 ラーシュ・アンデシュ・トムテル Lars Anders Tomter のヴィオラ、コーレ・ノールストーガ Kare Nordstoga のオルガン。前作と同じメンバーによるセッション録音です。

 ※録音:2008年2月、ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
 



.

MUSICAPHON



M56988
(2CD)
特別価格
¥3900
「ヘルマン・ベーン」による2台ピアノ版 《ニーベルングの指環》!
 ワーグナー:楽劇 《ニーベルングの指環》
  (ヘルマン・ベーンによる2台ピアノ版、抜粋)
コード・ガーベン、トマス・ホッペ(CD1のみ)
ユストゥス・ツァイエン(CD2のみ)
 (ピアノ/シュタイングレーバー E-272)

 マーラーの親友「ヘルマン・ベーン」による2台ピアノ版 《ニーベルングの指環》!

 ☆2台ピアノ用編曲で新境地を切り拓いた音楽家、ヘルマン・ベーンによる珠玉のワーグナー・トランスクリプション!

 マーラーの親しい友人であったヘルマン・ベーン(1859-1927)は、ブルックナーとラインベルガーに作曲を師事したドイツの音楽家。
 1883年頃にはオリジナルの作曲活動からほぼ手を引き、以降は他の作曲家の作品の編曲、特に交響的な作品の2台ピアノ用編曲で新境地を開拓しました。
 ベーンが1914年にスタートした 《リヒャルト・ワーグナーの楽劇からの50の交響的楽章》 は史上最大級のトランスクリプション・プロジェクトであり、Musicaphonレーベルからは本作のほかにワーグナーの楽劇 《トリスタンとイゾルデ》 の2台ピアノ版(抜粋、M56986)や、マーラー自身によって称賛された交響曲第2番 《復活》 の2台ピアノ版(M56915)などが発売されています。

 ワーグナーの作品では、和音を拡大し、弾くのが困難なほどに広い左手のフィンガリングを巧みに利用するなど、2人の奏者間でずれが生じるような編曲が意図的に行われており、マーラーの交響曲を伝統的な手法で編曲した際とは異なるアプローチが採用されているのが特徴です。
 家庭用ピアノ音楽の範疇を超えた難度の高い編曲版ですが、奏者はベーンの意図を理解し、ペダルを適切に、また十分に使用することで、ワーグナーのシンフォニックな音楽にふさわしい豊かなサウンドを生み出すことができるのです。
 録音はバイロイトで行われ、ワーグナー家ともかかわりの深い同地のピアノメーカー、シュタイングレーバー社のピアノ2台が用いられています。

 ※録音:2012年4月&2020年9月(ドイツ、バイロイト)
 



.

PHIL.HARMONIE


代理店変更に伴い旧譜再案内


PHIL06019
【旧譜】
¥2600
コリヤ・ブラッハー(Vn)
ベルリン・フィルの名手によるシュニトケ!

 シュニトケ:弦楽三重奏曲
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80、
  5つのメロディー Op.35
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)
ヴァルター・クシュナー(ヴィオラ)
ヨハネス・モーザー(チェロ)
ワシーリー・ロバノフ(ピアノ)

 1993年に史上最年少でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したドイツの名ヴァイオリニスト、コーリャ・ブラッハー(ボリス・ブラッハーの息子)を中心とする、ベルリン・フィルで活躍した名手たちが、アルバン・ベルク生誕100周年を記念して委嘱されたシュニトケの弦楽三重奏を収録しています。
 歴戦の猛者たちのテクニックが存分に発揮された深みのある音楽に仕上がっています。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタではブラッハーの洞察力溢れた深い音楽を堪能できます。

 ※録音:2011年6月

 本CD は、ソ連時代に生まれたシュニトケ、プロコフィエフの名曲に光を当てたもの。シュニトケの弦楽三重奏曲は、ベルク生誕100 年を記念して、ウィーンのアルバン・ベルク協会が委嘱し、作曲されたもので、後にユーリー・ バシュメットが弦楽のための「トリオ・ソナタ」(1987)に編曲もしています。
 病中にありながら創作された同曲は、ほとばしる鬱屈した感情が、弦楽の重厚な響きによって、まるで吹き荒れるかのようです。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1 番は、プロコフィエフの数ある作品の中でも最も憂鬱且つ情熱的であり、ソナタ第2 番に比べてよりロマンティズムが濃くなっています。両極端の結びに聞こえるヴァイオリンの滑り落ちるような音階を、プロコフィエフは「墓を抜ける風」と呼びました。5 つのメロディーは、エレガントに包まれたヴァイオリンの音色が、各曲の曲想に応じて時に繊細に、時に情熱的にと変化します。夢幻的に縦横に変化するプロコフィエフ独特の美しいロマンティズムを存分に堪能できます。

 
 


PHIL06008
【旧譜】
¥2600
ベルリン・フィルに史上最年少で入団したエディクソン・ルイス
 &シモン・ボリバル交響楽団

コントラバス協奏曲集

 ディッタースドルフ:
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ホ長調(コントラバス版)
 ホフマイスター:
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ホ長調(コントラバス版)
 ヴァンハル:コントラバス協奏曲 変ホ長調
エディクソン・ルイス(コントラバス)
クリスティアン・ヴァスケス(指揮)
シモン・ボリバル交響楽団

 1985年ベネズエラ生まれ、「エル・システマ」出身のベルリン・フィルのコントラバス奏者エディクソン・ルイスによるコントラバス協奏曲集。
 ディッタースドルフとホフマイスターはヴァイオリン協奏曲をコントラバス版に編曲して、伴奏には同じく「エル・システマ」で学んだシモン・ボリバル交響楽団を迎えて挑みます。

 ※録音:2009年10月

 ここでソリストを務めるエディクソン・ルイスは 1985 年ベネズエラのカラカス生まれ、11 歳で初めてコントラバスを手に取り、めきめきとその才能をあらわしました。エル・システマで学び、17 歳でベルリン・フィルに入団。南米人として初めての同楽団メンバーの上、オーケストラ史上最年少での入団でした。コントラバス協奏曲の代名詞的存在ともいえるヴァンハルの協奏曲のほか、ヴァイオリンのために書かれた協奏曲でも自在に飛翔する音楽性はまばゆいほどです。シモン・ボリバルの爽やかな伴奏が彩りを添えています。


 
 

PHIL06009
【旧譜】
¥2600
ゲオルク・アブラハム・シュナイダー作品集
 ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ 変ロ長調 Op.44-1
 フルート四重奏曲 ト短調 Op.69-3
 2つのコントラバスのためのデュオ
  (クラウス・シュトール編曲)
 フルート四重奏曲 ト長調 Op.52-3
アンドラーシュ・アドリアン(フルート)
ガブリエル・アドリアン(ヴァイオリン)
アライン・チャンピオン(ヴァイオリン)
ヴァルター・クシュナー(ヴィオラ)
ダヴィド・アドリアン(チェロ)
クラウス・シュトール(コントラバス)
エディクソン・ルイス(コントラバス)

 ベートーヴェンと同年の1770年ドイツに生まれたゲオルク・アブラハム・シュナイダー(1770-1839)は、ピアノ以外のすべての楽器を習得し作曲家としてだけでなくコンサートのプロモーター、宮廷のオーケストラの演奏家としても活躍しました。
 作曲ではモーツァルトから影響を受けながらもシュナイダーは、当時のベルリンの人々の好みに合わせて作品を作っています。
 知られざるドイツ音楽界の重鎮の作品を、ベルリン・フィルのメンバーが見事に再現しています。

 ※録音:2010年10月

 ゲオルク・アブラハム・シュナイダーは、ベートーヴェンと同年の1770 年、ドイツのダルムシュタットに生まれた音楽家。作曲家、マネジメント、ホルン奏者として活躍し、19 世紀初頭ベルリンの音楽界の重鎮の一人でしたが、その手稿譜の多くは未だベルリン国立図書館に眠っており、日の目を見ていません。
 そのような中で、今回取り上げられた1810 年前後に作曲されたとされるフルート四重奏曲(作品52/3、69/3)は、モーツァルトのフルート四重奏曲の影響を強く受けており、中心的な位置を占めるフルートの軽快さと弦の温かみのある兼ね合いが調和を究めています。どちらの作品も、三楽章構成となっており、メヌエットがありませんが、これは当時のベルリンの音楽界における趣向に合わせたものです。古のベルリンの重鎮の作品の真価を、ベルリン・フィルのメンバーたちが極めつけんの名演で世に問う注目盤です!


 
 


PHIL06010
【旧譜】
¥2600
レッド・ツェッペリンの音楽
 カシミール(ヤン・カズダ編)、Heartbreaker(ヤン・カズダ編)、
 Babe I'm Gonna Leave You(ヤン・カズダ編)、
 胸いっぱいの愛を(ヤン・カズダ編)、
 Lakehurst、レイン・ソング(ヤン・カズダ編)、
 ブラック・ドッグ(ヤン・カズダ編)、聖なる館(ヤン・カズダ編)、
 コミュニケイション・ブレイクダウン(ヤン・カズダ編)、
 移民の歌(ヤン・カズダ編)、
 天国への階段(ヤン・カズダ編)、After All
ヤン・カズダ(ベース・ギター)
インディゴ弦楽四重奏団

 レッド・ツェッペリンの楽曲を6弦ベースと弦楽四重奏で演奏するという斬新な企画。伝説のロック・バンドの楽曲は編曲されてもまた違った魅力を持って聴くことが出来ます。
 20年以上前から共演しているヤン・カズダとインディゴ弦楽四重奏団の見事なセッションをご堪能ください。

 ※録音:2009年11月

 六弦のベースと弦楽四重奏団によって、あの1970 年代の伝説ロックミュージック、レッド・ツェッペリンが新しく生まれ変わりました。ロック特有の怒涛の響きはありませんが、ジャンルを超えてクラシック・ファンやポップ・ファンにも楽しめる、より馴染みやすい内容となっております。ヤン・カズダは、あえて両極端のジャンルを組み合わせる試みに挑戦し、ロックミュージックを見事クラシカルに編曲しています。懐かしい昔の思い出に浸りたいときは、是非!
 ヤン・カズダはスウェーデンのロックバンド、セリオンに属すベーシスト。セリオンは結成当時、デスメタル色の強いバンドでしたが、次第にクラシックやオペラを取り入れた音楽に傾倒し、今ではシンフォニックメタルというジャンルに大きく貢献するバンドまで成長しました。インディゴ四重奏団は20 年前に結成され、ヤン・カズダと組んで既に「ソングス・フロム・ザ・ニーバーフッド」という優れたアルバムをリリースしています。音楽のジャンルをも超えた意欲的な活動を展開中です。



 
 .


PHIL06012
【旧譜】
¥2600→\2390
ベルリン・フィルの名手たちによるアンサンブル・ベルリンの名演集!
 ウェーバー:ピアノ・ソナタ第4番 ホ短調 Op.70 J.287
  (室内アンサンブル版/W.レンツ編)
 ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
  (室内アンサンブル版/C.カイム編)
 アントニオ・パスクッリ:
  ロッシーニの《ウィリアム・テル》による
   協奏的大七重奏曲(W.レンツ編)
アンサンブル・ベルリン
 [クリストフ・ハルトマン(オーボエ)、
  フィリップ・ボーネン(ヴァイオリン)、
  アンドレアス・ブシャーツ(ヴァイオリン)、
  マルティン・フォン・デア・ナーメル(ヴィオラ)、
  クレメンス・ヴァイゲル(チェロ)、
  ウルリヒ・ヴォルフ(コントラバス)、
  モル・ビロン(ファゴット)]

 ベルリン・フィルハーモニーの名手たちとその仲間たちで構成される「アンサンブル・ベルリン」。彼らの完璧なアンサンブルを堪能出来る一枚です。
 ウェーバーと、パスクッリはオーボエ奏者でもあるヴォルフガング・レンツによる編曲で、それぞれの楽器の良さが余すことなく活かされたものになっています。

 ※録音:2009年9月

 ウェーバー、ベートーヴェン、パスクッリの歌心に溢れた美しい作品たちの華麗なる編曲集。ウェーバーのピアノ・ソナタは、自身オーボエ奏者として活躍したヴォルフガング・レンツにより七重奏曲へと姿を変えました。憂いのある美しい音色のオーボエから始まり、最初の一音から思わず聴き入ってしまいます。終楽章でもオーボエを中心に実に華麗なアンサンブルが展開されています。
 ベートーヴェンのホルン・ソナタ(ベートーヴェン自身の手によるチェロ版も存在)は、弦楽五重奏として生まれ変わり、チェロが主役として大活躍しています。編曲したのはベートーヴェンと同時代に生きたボヘミアの名オーボエ奏者、カール・カイム。この他にも、ベートーヴェンのクラリネット三重奏曲op.11 やピアノ三重奏曲op.1-2 などの編曲も手掛けています。
 最後に収録されている「ウィリアム・テル」に基づく協奏曲的大七重奏曲は、もともとはパスクッリが弦楽三重奏のために編曲したものを、レンツがより大きな編成へと変身させたもの。室内にいながら、彼のオペラに思いを馳せることのできる、特別な心地よい時間を提供してくれるでしょう。
 ベルリン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブル・ベルリンの豪華な名人芸を心行くまで堪能できる1 枚です。


 
 .


PHIL06003
【旧譜】
¥2600→\2390
名手揃いの「ベルリン・バロック・ゾリステン」
ヴィヴァルディ:協奏曲集

 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV548
 チェロ協奏曲 ロ短調 RV424
 ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 イ短調 RV397
 協奏曲集《四季》Op.8
ライナー・クスマウル (Vn)、
ヴォルフラム・クリスト ( ヴィオラ・ダモーレ )、
ゲオルク・ファウスト (Vc)、
ヨナタン・ケリー (Ob)
ベルリン・バロック・ゾリステン
 【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
 ゾルタン・アルマジ (Vn)、町田琴和 (Vn)、
 ゼバスティアン・ヘーシュ (Vn)、
 リューディガー・リーバーマン (Vn)、
 ベルンハルト・フォルック (Vn)、
 ライマー・オルロフスキー (Vn)、
 クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
 ターニャ・クリスト(Va)、
 ヴァルター・キュッスナー (Va)、
 ゲオルク・ファウスト(Vc)、
 クラウス・シュトール(コントラバス)、
 クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc/ RV 548のみ)、
 ラファエル・アルパーマン (Cemb)】

 名手揃いの「ベルリン・バロック・ゾリステン」によるヴィヴァルディの協奏曲集。他にこれ以上豪華なメンバーを望むことが出来るでしょうか。
 ソリストはもちろんのこと彼らを支えるアンサンブルの素晴らしさは一聴の価値ありです。世界最高峰レベルの演奏をこの一枚でご堪能いただけます。

 ※録音:1998年9月、2004年6月、2009年9月

 
 このグループに対して「アンサンブルの妙」という言葉はあまりにもありきたりかもしれませんが、やはり素晴らしいメンバーが集結したベルリン・バロック・ゾリステンの奏でるハーモニーはひときわ輝きを放っているといえるでしょう。
 四季の音源は以前 CD 化されていたものですが、いまや入手困難となっており、めでたくここに収録されたもの。
 他の協奏曲はすべて CD 初登場、ソリストもアンサンブルも直球勝負の心地よい演奏を展開しています。

 なんとも贅沢なヴィヴァルディ。


 
PHIL06004
【旧譜】
¥2600
エルヴィン・シュルホフ:作品集
 1.フルート、ヴィオラ、
  コントラバスのための小協奏曲 WV75
 2.フルート・ソナタ Op.61 WV86
 3.弦楽六重奏曲 Op.45 WV70
1.アンドラーシュ・アドリアン(フルート)
 ヴァルター・クシュナー(ヴィオラ)
 クラウス・シュトル(コントラバス)
2.アンドラーシュ・アドリアン(フルート)
 占部由美子(ピアノ)
3.ベルリン弦楽六重奏団

 エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)は、その短い生涯の間に200を超える楽曲を作り上げました。その作品は多様なジャンルに至り彼の応用力の広さを表しています。
 そのシュルホフの全盛期ともいえる1920年代に作られた三曲をベルリン・フィルのメンバーを中心としてこのアルバムには収められています。

 ※録音:2009年

 アンサンブルの妙が魅力のシュールホフ作品集。
 1のコンチェルティーノでは、各人の巧さが際立ちます。2のフルート・ソナタは占部由美子の確かなピアノが光ります。ベルリン・フィルのメンバーが大半を占めるベルリン弦楽六重奏団による3の弦楽六重奏曲では、ベルリン・フィル首席チェロ奏者ゲオルク・ファウストがアンサンブルを引き締めています。
 




URANIA RECORDS



LDV14076
(2CD)
特別価格
¥3100
フランチェスコ・アントニオ・ウリオ(1650-after 1719):
 聖母マリアの夕べの祈り(世界初録音)

  フェリーチェ・アントニオ・アルコナーティ(1610-post 1679):
   シンフォニア ニ長調
  フランチェスコ・マリア・ズッカーリ(1697-1782):
   救い主のうるわしき御母
  フランチェスコ・マリア・フェリ(17~18世紀):この乙女
  フランチェスコ・アントニオ・カレガーリ(1656-1742):
   シンフォニア イ長調
  ジョヴァンニ・フェラーリ(18世紀):サルヴェ・レジナ
クレモナ・バロック管弦楽団(ピリオド楽器使用)
ジョヴァンニ・バッティスタ・コルンブロ(指揮)
ヴォーチ・ヴィリリ・ディ・クレモナ、
 ソフィア・ペッツィ(ソプラノ)
マルチェラ・ディ・ガルボ(ソプラノ)
カミッラ・ビラガ(アルト)
ダヴィデ・ロッコ(バス)

 バロック時代のイタリアで生まれた知られざる「ヴェスプロ」!

 この知られざる「聖母マリアのための夕べの祈り」の作曲者であるフランチェスコ・アントニオ・ウリオは、フランシスコ会の修道士でもあったイタリア、ミラノ出身のバロック時代の作曲家。
 スポレート大聖堂、ローマのサンティ・アポストリ教会、ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂、ミラノのサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂の合唱指揮者を歴任し、またヘンデルが自らの作品にウリオの音楽を引用したことでもその名を歴史に残しています。

 1697年にボローニャで出版された「コンチェルタート様式による詩篇集 Op.2」の中に収録されている「夕べの祈り(ヴェスプロ)」は、ルネサンス時代のポリフォニーやモダリティ、バロック時代の和声、調性が共存し、コンチェルタート様式に則って作曲された作品。ウリオの作曲家としての卓越した手腕が発揮された知られざる秀作です。
 演奏は2002年に結成されたイタリアのピリオド・オーケストラ、クレモナ・バロック管弦楽団。イタリア内外でバロック音楽、ピリオド奏法を専門的に学んだ演奏家たちによって構成され、ヨーロッパ各地で活躍しています。

 ※録音:2021年3月&4月、オラトリオ・S.フィリッポ(ジェノヴァ、イタリア)
 
 

LDV14077
¥2300
ヴェンセスラウス・ジョゼフ・スプルニ(a.1700-1754):
 2本のチェロのための6つのソナタ集 Op.4(世界初録音)

  ソナタ第1番変ロ長調/ソナタ第2番ヘ長調/
  ソナタ第3番ハ長調/ソナタ第4番ト長調/
  ソナタ第5番ヘ長調/ソナタ第6番イ長調
クラウディオ・ロンコ(チェロ/ピリオド楽器使用)
エマヌエラ・ヴォッツア(チェロ/ピリオド楽器使用)

 18世紀前半にパリのカリニャン公爵に仕えていた経歴を持つ作曲家であると同時にチェロのヴィルトゥオーゾでもあったヴェンセスラウス・ジョゼフ・スプルニ。
 ボヘミア地方の生まれであると考えられているスプルニは交響曲やハーディ・ガーディやバグパイプなどの民族的楽器のための協奏曲やブルレスケ、室内ソナタ集など、様々なスタイルの作品を遺しています。
 1748年にロンドンで出版された「数名の著名な作曲家による曲集」に、この世界初録音となる「6つのソナタ集 Op.4」から「第2番」が収録されていることからも、スプルニが18世紀前半のヨーロッパにおいて名声を得ていたことが分かります。

 クラウディオ・ロンゴは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。
 さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
 現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。

 ※録音:2020年11月、カーサ・ドリーゴ・グランド・サロン(トレヴィーゾ、イタリア)
 
 

LDV14075
¥2300
フランチェスコ・ザッパ(1717-1803):
 ヴァイオリンとチェロのための《6つの二重奏曲集》

  二重奏曲第1番変ロ長調/二重奏曲第2番ハ長調/
  二重奏曲第3番ニ長調/二重奏曲第4番ヘ長調/
  二重奏曲第5番ト長調/二重奏曲第6番変ホ長調
アッラ・マニエラ・イタリアーナ・アンサンブル
 〔ジャコモ・コレッティ(ヴァイオリン)、
  アンナ・カンポリーニ(チェロ)〕

 フランク・ザッパがカリフォルニア大学バークレー校の図書館その室内楽作品を偶然発見し、1984年にシンクラヴィア独奏でレコーディングを行ったことにより、その名を知られることになった18世紀イタリアの作曲家フランチェスコ・ザッパ。
 その生涯についてはほとんど知られていないものの、ミラノで生まれ、後半生はオランダのハーグで活躍したと伝えられています。
 パリで出版された「6つの二重奏曲集」は、パーラー(サロン)での会話をヴァイオリンとチェロで表現したかのような作品であり、イタリア的なメロディアスさを作風の特徴とするザッパが、一流の作曲家であったことを証明しています。

 ※録音:2020年8月31日-9月2日、ヴィラ・メッツァバルバ(ボルガレッロ、イタリア)
 
 
LDV14070
¥2300
ドメニコ・シルヴィオ・パッショネイ(1682-1761):
 チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1より

  ソナタ第5番変ロ長調/ソナタ第6番ニ長調/
  ソナタ第10番ハ長調/ソナタ第3番ニ短調/
  ソナタ第7番ニ長調/ソナタ第1番ヘ長調/
  ソナタ第8番ハ長調/ソナタ第12番イ長調
アンサンブル・イル・コンティヌオ
 〔ジョエーレ・グスベルティ(チェロ)、
  クラウディオ・フリジェリオ(チェロ)、
  マリヤ・ヨヴァノヴィチ(ハープシコード)〕

 カトリックの大司教パッショネイのチェロ・ソナタ集!

 ドメニコ・シルヴィオ・パッショネイは、ローマ教皇インノケンティウス13世の下においてスイス、ルツェルンで教皇使節に任命され、名誉ある大司教にも選ばれたカトリックの枢機卿。1712年のユトレヒト講和会議には教皇聖座の公式代表として参加したとされています。
 1718年にアムステルダムの楽譜出版社エティエンヌ・ロジェから出版されたこの「チェロと通奏低音のためのソナタ集」は、パッショネイが娯楽という崇高な目的のために考案し、その音楽家としての天才性が発揮された貴重な作品。
 チェリストのジョエーレ・グスベルティによって2008年に結成されたクレモナのアンサンブル、アンサンブル・イル・コンティヌオは、パッショネイの12曲の中で、作曲者が思い描いていたであろうヴィジョンを達成していると思われる特に質の高い8曲を選びレコーディング。
 チェロのレパートリーの拡大、そして偉大なる枢機卿の音楽家として側面の紹介に貢献しています。

 ※使用楽器:チェロ(クリスティアン・グイデッティ2009年製&ヴァルター・バルビエロの弓)、チェロ(カルロ・アントニオ・テストーレ1751年製&ピエトロ・カヴァラッツィの弓)、ハープシコード(A.コルツァーニ1997年製作、G.B.ジュスティ1681年製のレプリカ/ピッチ=415Hz)
 ※録音:2020年7月3日-5日、聖フランチェスコ教会(クレモナ、イタリア)

 
 
 
LDV14071
¥2300
アレッサンドロ・スカルラッティ:マニフィカト
 ドメニコ・スカルラッティ:テ・デウム
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  サルヴェ・レジナ、5声のマニフィカト
 ハウエルズ:8声のレクイエム
カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
ミルコ・グァダニーニ(テノール&指揮)
インテンデ・ヴォーチ・アンサンブル

 バロック時代のイタリアを代表する巨匠アレッサンドロ・スカルラッティへのオマージュ・アルバムでは、傑作「5声のマニフィカト」と「サルヴェ・レジナ」に加えて息子ドメニコの「テ・デウム」が演奏されます。
 続いて配置されたハウエルの「レクイエム」とは、ルネサンス音楽と20世紀のポリフォニーの組み合わせを表現し、常に刺激的で魅力的な過去と現在の対話を強調しています。
 演奏はテノールのミルコ・グァダニーニによって結成されたイタリアの合唱団インテンデ・ヴォーチ・アンサンブル。
 17~18世紀のア・カペラ音楽をメイン・レパートリーとしており、2018年からはミラノのサン・マウリツィオ教会でのモンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏会に参加するなど精力的に活動しています。
 アンサンブル・アウローラなどでも活躍するテオルボのガブリエレ・パロンバの参加もポイントです。

 ※録音:2021年1月7日-16日、ベルナーテ・ティチーノ(ミラノ、イタリア)
 

LDV14074
¥2300
バルトーク:ピアノ作品集
 組曲《戸外にて》BB.89, Sz.81
 4つの哀歌 BB.58, Op.9a
 組曲 BB.70, Op.14
 10の易しい小品 BB.51
 14のバガテル BB.50, Op.6
フランチェスコ・パスクアロット(ピアノ/スタインウェイ)

 技術的な複雑さに加えて、民族音楽やリスト、ドビュッシー、クープランの装飾などの影響を強く受け、非常に多様な音楽表現を持ったバルトークのピアノ作品集。
 その多彩な作風から「千の顔を持つ男」とも定義することが出来るバルトークの作品を弾くのは、イタリアのピアニスト、フランチェスコ・パスクアロット。
 ミラノ音楽院で研鑽を積んだ後、スピルト・ジェンティル音楽祭を創設して芸術監督に就任。名匠ブルーノ・カニーノからも絶賛された有望株です。

 ※録音:2020年10月2日-3日、ピアノ&フォルテ(ペルージャ、イタリア)



.

NBB RECORDS
イタリアのコントラバス専門レーベル



NBB 27
¥2600→\2390
「ALBASSO L'OPERA」 アルベルト・ボチーニ(コントラバス)
アレッサンドロ・カヴィッキ(ピアノ)
 (1)ボッテジーニ:ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」による幻想曲
 (2)カヴィッキ:ブリンディジの路面電車(ヴェルディの「乾杯の歌」による)
 (3)カヴィッキ:ラルゴ・アル・バストトゥム(ロッシーニによる)
 (4)パガニーニ:ロッシーニの「エジプトのモーゼ」による序奏、主題と変奏曲
 (5)カヴィッキ:ウナ・モビルドンナ(ヴェルディによる)
 (6)カヴィッキ:ジャケットが着られるよ(レオンカヴァッロによる)
 (7)ボッテジーニ:ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲
 (8)カヴィッキ:ダディ、マイ・ダーリン(プッチーニによる)
 (9)カヴィッキ:シャイニング・スターズ・ボッサ(プッチーニによる)

 NBBレコーズ久しぶりに新譜のご案内!
 ベース・ギャングのメンバーでNBBレコーズのオーナー、アルベルト・ボチーニのユニークなアルバム2タイトル!

 録音:2014年7月3-5日サラ・コンチェルティ・G.ヴェルディ,プラト

 人気グループのベース・ギャングのメンバーで(元フィレンツェ五月祭管弦楽団、ジュネーヴ音楽院教授)でもあるアルベルト・ボチーニの楽しいアルバム。
 名オペラを主題とした作品ばかり集めており、ボッテジーニやパガニーニ作品以外はピアノを弾いているカヴィッキによるジャズっぽかったり、ポピュラー・チューンだったりな作品です。
 
 
NBB 37
¥2600→\2390
「ベース・オン・ファイア」
 (1)ボチーニ:3つの小品
 (2)ボチーニ/ボッテジーニ:
  パイジェッロの「もはや私の心には感じない」の主題と変奏
 (3)ボチーニ:バラータ第1番~第3番
 (4)ボチーニ:シュトラウスによる悪夢
 (5)バッハ:組曲第1番ト長調BWV1007(原曲:チェロ用)
アルベルト・ボチーニ(コントラバス)

 録音:2020年2月サラ・コンチェルティ・G.ヴェルディ,プラト

 こちらもアルベルト・ボチーニによるアルバム。
 今回は無伴奏作品集で、自作やボッテジーニ作品を独奏用にしたものに、最後はバッハの無伴奏チェロ組曲をコントラバスで弾いています。
「3つの小品」「バラータ」はほの暗くジャズの影響を感じさせます。ボッテジーニ作品はボチーニによると「ボッテジーニの変奏曲による変奏曲」とのことで、ただの編曲ではなく特殊奏法が多用されたり単純ではありません。
 「シュトラウスによる悪夢」はタイトル通り悪夢というかカオスな作品ですが、わずか8分半の中にR.シュトラウス作品の断片が20曲も織り込まれているので探してみるのもお楽しみ。
 バッハは真面目に演奏していますが、ピッチをA=415に設定するという凝りようです。
 
 
NBB 30
¥2600→\2390
「ジュネーヴのコントラバス奏者達」~アルベルト・ボチーニの生徒たち
 (1)ボッテジーニ:ボレロ/
 (2)ボッテジーニ:パイジェッロの「もはや私の心には感じない」の主題と変奏/
 (3)シモン・ガルシア:グラータ・ガレルード/
 (4)ボチーニ:小品/
 (5)-(9)ファリャ:7つのスペイン民謡より5曲/
 (10)シモン・ガルシア:スウィングk-1000/
 (11)(12)グリエール:間奏曲、タランテラ/
 (13)マッシモ・ピンカ:マレヴォス/
 (14)ボッテジーニ:パッショーネ・アモローザ/
 (15)ボッテジーニ:タランテラ/
 (16)ディオス・フィルベルト:バンドネオンのケヤス
  (1)(2)T.ヴォイシン(CB)、J.F.ヨン(Pf)/
  (3)コントラバス四重奏【T.ケ、M.レンツァ、S.ドゥリフ、A.ジュベンコ】/
  (4)C.パヤン(CB)/(5)-(9)H.サピーニャ・リェード(CB)、C.バドル(Pf)/
  (10)コントラバス四重奏【D.カルピンテロ・バスケス、L.カラスコ・ティトス、P.トラド・ガルシア、C.ピーチ】/
  (11)(12)M.マルテッリ(CB)、R.パルッツォ(Pf)/(13)M.ピンカ(CB)/
  (14)I.クス・ビルトシュタイン(CB)、I.ペイロ・アグラムント(CB)、I.ヴェンチュリエリ(Pf)/
  (15)S.シャンカレポーレ(CB)、A.サヴォナ(Pf)/
  (16)ジェネベース・コントラバス四重奏団:
   【A.マタス・マヨラル、I.ペイロ・アグラムント、D.モラン・フェルナンデス、P.トラド・ガルシア】

 録音:2016年10-11月ジュネーヴ音楽院大ホール

 ジュネーヴ音楽院のアルベルト・ボチーニの生徒たちによる演奏。学生たちとはいえ、もうすでに第一線で大活躍している若手の演奏を集めたもので、素晴らしい演奏ばかりで、自信をもってお勧めできるものです。
 




<国内盤> 


OMF


KCD-2093
¥3000
A.ギロヴェッツ: 3つの弦楽四重奏曲 Op. 42
 アダルベルト・ギロヴェッツ(1763–1850):
  3つの弦楽四重奏曲 Op. 42 ※世界初録音
   1-3. 弦楽四重奏曲 第3番 ハ短調 Op. 42-3
    Allegro moderato/Andante/Allegro assai
   4-6. 弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調, Op. 42-2
    Allegro moderato/Adagio non tanto/Allegretto
   7-10. 弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op. 42-1
    Allegro moderato/Adagio/
    Menuetto. Allegro assai/Allegretto
クァルテット・オチェーアノ
 廣海史帆(ヴァイオリン)
 大鹿由希(ヴァイオリン)
 伴野剛(ヴィオラ)
 懸田貴嗣(チェロ)〔ガット弦による〕

 録音会場: 神奈川県立相模湖交流センター/録音日: 2021年9月9 日-11 日/仕様: ジュエルケース仕様 曲目解説付き/カバーアート: 松尾采奈

 《ハイドンともベートーヴェンとも異なる、忘れられたウィーンの天才ギロヴェッツ》
 ガット弦やオリジナル楽器による演奏スタイルを特徴とするクァルテット・オチェーアノ。
 第一作目のアルバムはハイドンから受け継ぎ、シューベルトに繋がっていく、忘れられたウィーンの天才作曲家アダルベルト・ギロヴェッツ (1763-1850)後期の傑作『弦楽四重奏曲作品42』。
 ハイドン、 モーツァルト、ベートーヴェンの三人と同時期に活動したギロヴェッツは、チェスケー・ブジェヨヴィツェの聖堂合唱隊の指導者を父に持ち、プラハ・ウィーン・ローマ・ロンドンやパリ・ ドイツの諸都市で活躍し、ウィーン宮廷劇場楽長にまで登りつめた。
 オペラ・ブッファを想起させる多彩な舞台の転換、予期しない転調の連続、突然の休止など世紀変わり目の室内楽の創作を巡る状況や様式的特徴を濃厚に持ち、19世紀初めのヨーロッパの多様性を活き活きと伝える傑作が21世紀に蘇る。
 
 世界初録音。

 【クァルテット・オチェーアノ】
  バロック時代から近現代まで幅広い時代の作品をレパートリーとする弦楽四重奏団。作品が作曲された当時の音色や世界観を再現、追体験することを試みるために、古典派の作品はもちろんのこと、ロマン派以降の弦楽四重奏作品もガット弦で演奏することを目指している。
 これまでハイドン、モーツァルト、シューマン、メンデルスゾーン、グリンカ、ドヴォルザークの作品を取り上げているが、H.ジャダン、A.ギロヴェッツなど知られざる作曲家の作品をプログラムに加えることにも積極的である。
 メンバーは、バッハ・コレギウム・ジャパン、横浜シンフォニエッタのメンバーとしての公演、またその他多くの演奏会で共に演奏しており、中でもオリジナル楽器による演奏に興味を持って取り組んでいる。
 2015年8月に結成し、果てしない大洋のように、時に激しく時におだやかに、音を通して大いなるものとつながっていけるようなアンサンブルをとの想いを込めてQuartetto Oceano〔クァルテット・オチェーアノ〕と命名した。
 
 

KCD-2074
¥3000
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 福田ひかり(ピアノ: C. Bechstein Model D-282)

 録音会場: 神奈川県立相模湖交流センター/録音日: 2021年4月6日-8日/仕様: ジュエルケース仕様 曲目解説付き/カバーアート:松尾采奈

 《計算し尽くされた構造の中で自由に息をし、躍動感に溢れる多彩なバッハを表現したい》
 音楽雑誌への連載を行うなど研究者・執筆者としても積極的な活動を繰り広げる福田ひかりが満を持して発表するゴルトベルク変奏曲。
 国立音大、東京学芸大院、東京芸大院を修了。修士論文のテーマにも取り上げた福田がバッハの研究に本格的に取り組み始めたのは学生時代。
 ヨーロッパ各地で資料を収集するだけでなく、トロントでグールドの足跡をも巡るなど徹底した研究ぶりを見せる彼女が一作目としてとりあげたゴルトベルク変奏曲。
 『自分の考えるバッハ像をもっとも自由に表現できる作品』と言う点が大きな魅力であると語る。録音で使用したピアノは「C. Bechstein Model D-282」。
 同社の楽器は長年福田が愛用する。調律を担当した加藤正人氏の提案により、調律は不等分律・ピッチc1=256Hzと設定された。『バリトン、バスの声部が朗々と聴こえ、ポリフォニーの響きを立体的に表現出来る』と言う。
 軽やかなバロックボウでの弦移動を連想させる分散和音、うごめく通奏低音、バッハの音世界を体現したかのような響きにも耳を傾けて頂きたい。
 松尾采奈によるカバー・アートは福田の演奏からインスピレーションを得て書き下ろされた、色彩のイメージと「襞」。

 【福田ひかり】
  1967年岡山県津山市生まれ。国立音楽大学器楽学科(ピアノ)卒業。東京学芸大学大学院、東京藝術大学大学院(音楽学) 修了。
  ピアノを寺坂栄子、弘中馨子、小阪文産子、賀集裕子、音楽学を足立美比古、東川清一、角倉一朗の各氏に師事。1992年パリで開催されたダリウス・ミヨー生誕100年記念公演に出演。1998年の初リサイタル以来、一貫してJ.S.バッハの鍵盤作品を中心にプログラムを組んでいる。2005-2009年には「バッハ・ツィクルス」(全5回)、2010-2014年には「続バッハ・ツィクルス」(全4回)を開催、好評を博した。2011年第8回津山国際総合音楽祭に出演。
  その他、オーケストラとの共演やデュオ、ジョイントコンサート等に多数出演。
  また、ピティナ・ピアノセミナー「バッハ インヴェンション徹底講座」や「〈Zoomオンラインセミナー〉インヴェンションがもっと楽しくなる♪"まるでレッスンのような"インヴェンション徹底講座」など、「"難しい"というイメージが先行しがちなバロック音楽に親しみを感じ楽しく弾こう」というコンセプトで行っている指導者向けセミナーもコンサートともに好評である。
  近年は音律や古楽器の研究にも取り組み、2014年に開始した「古典調律シリーズ」やモダンピアノと古楽器の接点を探るレクチャーコンサートなど、古楽器の啓蒙活動も積極的に行っている。
  『ムジカノーヴァ』誌上で「バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン」を好評連載中。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。
 













10/19(火)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

BIS



BIS SA 9060
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
スウェーデン放送所蔵音源による
 フルトヴェングラー「バイロイトの第9」発見!
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団
KKC 6435
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 とんでもないことになった。
 すでにいろいろなところで騒ぎになっている。
 スウェーデン放送所蔵音源によるフルトヴェングラー「バイロイトの第9」が発見されたというのである。
 

 フルトヴェングラー生誕135年の掉尾を飾る世紀の大発見!"全人類の至宝"とまで讃えられてきた、フルトヴェングラー至高の名演ライヴ「バイロイトの第九」、その真実がついに明らかにされる!

 録音:1951年7月29日/バイロイト祝祭劇場(ライヴ)/MONO


★発掘のきっかけはキングインターナショナルと縁の深かった仏ターラ・レーベルの主宰者故ルネ・トレミヌ氏が遺していった『Furtwangler / A Discography by Rene Tremine』(ターラ・プロダクション 1997年刊)A4版56ページの冊子。
 この中の「バイロイトの第九」(1951年7月29日 バイロイト、祝祭歌劇場管弦楽団)の項の最後の行に次のような記述が

―Bavarian Radio, Munich and Swedish Radio (archive LB 14784)。

 つまりバイエルン放送、ミュンヘン放送、そしてスウェーデン放送も放送していたというのです!

★この1行の記述を頼りに、キングインターナショナルでは長年の付き合いがあるスウェーデンBISのロベルト・フォン・バール会長に音源探しを依頼。そしてついに、見つかったのです。
 あのトレミヌ氏でさえも入手できずに、70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が。


バール氏からのメール
「音の状態は悪くない。思ったより良好。SACDハイブリッドで出すことに決めた。マスターテープを借りられた。これから音質とノイズ等のチェックをおこない、年内緊急発売を目指してスタジオ作業中だ。マスターテープに遺された音は一切カットせずに、85分間を1枚のCDにも収録する予定である。この伝説の名演の核心に触れられることに我々スタッフ一同も興奮している。」


★1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウンスから巨匠の入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2 分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85 分間、一切のカットなしに当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に収録しました。
 冒頭アナウンスは「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホルム放送を通じてお届けします。曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です。」というもので、これがまさに生中継だったことがうかがえます。




 
 



マイナー・レーベル新譜


APARTE


AP 261
¥2700
NOT ALL CATS ARE GREY
 リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 イ短調
 デュティユー:夜はかくの如し
ハンソン四重奏団
 アントン・ハンソン(ヴァイオリン)
 ジュール・ドゥサップ(ヴァイオリン)
 ガブリエル・ラフェ(ヴィオラ)
 シモン・デュシャブル(チェロ)

 フランスの注目四重奏団、ハンソン四重奏団、最新盤は、「夜」にまつわるプログラム!

 録音:2021年4月/69'

 2013年に結成されたハンソン四重奏団、第2弾は「夜」をキーワードとする作品集。
 第1弾のハイドン(AP213)では、「ALL SHALL NOT DIE」という意味深いタイトルがつけられておりましたが、今回は「NOT ALL CATS ARE GREY」。
 これは、「暗闇ではネコはみなグレーに見える」という英語のことわざ(見た目は大事じゃない)にひっかけたもので、暗闇(夜)にインスピレーションを得て書かれた作品が並びます。
 デュティユーの名曲にして難曲「夜はかくの如し」は非常にふくよかで音楽的。堆積した音色が織りなすハーモニー、無機的とも思える音型のひとつひとつに血がかよった、あたたかみすら感じられる演奏。「夜」のもつ秘密めいた雰囲気や情景が美しく様々にうかびあがってくるようです。

 ハンソン四重奏団は2013年に、ハット・ベイエルレ(ヨーロッパ室内音楽アカデミー)、エベーヌ四重奏団、そしてジャン・シュレムらのアドヴァイスによって結成されました。
 ハイドンの弦楽四重奏曲を柱にしながら、細川俊夫、ヴォルフガング・リーム、マティアス・ピンチャーらといった現代の作曲家作品までをも演奏するマルチな才能を持つアンサンブルです。
 2016年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位、同年ヨーゼフ・ハイドン室内音楽コンクール第2位(ハイドン・プライズ、聴衆賞、20世紀作品のベスト演奏賞も同時受賞)するなど世界がその実力を認めています。
 





BONGIOVANNI


GB 2592
¥2600

ベネデット・マルチェッロの『ピンピノーネ』、
 世界初収録『フィレッタ・エ・スパゴ』

  (1)アルビノーニ:『ピンピノーネ』
  (2)B.マルチェッロ:『フィレッタとスパーゴ』(世界初録音)

カルロ・トッリアーニ((1)ピンピノーネ、(2)スパーゴ)
カミッラ・アントニーニ((1)ヴェスペッタ、(2)フィレッタ)
ファブリツィオ・ダ・ロス(指揮、チェンバロ)
イタリア古典管弦楽団
アントニオ・サリエリ・アンサンブル(古楽器使用)

 ヴェネツィアの聴衆を魅了したアルビノーニの愉快な名品

 録音:2020年10月7-9日/ミラノ/71'52''

 『ピンピノーネ』は1708年11月26日にヴェネツィアの劇場で、オペラ・セリア『アスタルト』の間奏曲として初演されました。
 アルビノーニはこの時すでにヴェネツィア音楽界の重鎮。このインテルメッツォもシンプルにして非常に愉快な筋書き、鮮やかなデュエットやレチタティーヴォが人気を博し成功を収めました。
 この録音では、初演時に印刷されたリブレットに基づく原典版が収録されています。
 カップリングには、ベネデット・マルチェッロの『フィレッタ・エ・スパゴ』を世界初収録。
 
 
GB 2370
【再発売】
¥2600
ドニゼッティ:歌劇『エルヴィーダ』 マッシミリアーノ・フィケーラ(バリトン;アムール)
マリア・ピア・モリヨン(メゾソプラノ;ゼイダール)
クリスティーナ・パストレッロ(ソプラノ;エルヴィーダ)
ダニエレ・ガスパーリ(テノール;アルフォンソ)
ルカ・ファヴァロン(テノール;ラミーロ)
ステファーノ・ミオット(ソプラノ;ズルマ)
フランコ・ピーヴァ(指揮)
アドリア市管弦楽団&合唱団

 録音:2004年9月/55'39''

 バーコードのみ変わって再発売。
 
 
GB 2287
(2CD)
【再発売】
¥2600
ドニゼッティ:歌劇『女流小説家と黒い男』 パトリツィア・チーニャ(アントニーナ)
アンナ・マリア・ブラコーニ(トラッポリーナ)
クラウディア・マルキ(キアリーナ)
パトリツィオ・サウデッリ(カロリーノ)
ジョヴァンニ・グレニャーニン(フェデーレ)
マッシミリアーノ・フィケーラ(伯爵)他
フランコ・ピーヴァ(指揮)
ヴェネト・G.F.マリピエロ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2000年11月25・26日/[CD1]60'27''、[CD2]31'48''

 バーコードのみ変わって再発売。1枚価格に値下げされます。
 




.

LA DOLCE VOLTA

 

LDV 93
¥2700→\2490
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
ルイサダ、シューベルトを弾く

 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D840「レリーク」(28'08)
  ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960 (44'20)
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)

 録音:2021年2月26日-3月1日、アルセナル大ホール、メス音楽都市/72'46、輸入盤・日本語帯・解説付

 ルイサダがLA DOLCE VOLTAレーベルより登場。
 ルイサダの完ぺきなコントロールのタッチと深い歌に満ちた、超充実のシューベルトです。ルイサダがシューベルトに初めてふれたのは、5歳か7歳のとき、「未完成」交響曲を聴いて衝撃を受けたのをおぼえているそう。
 また、ピアーズとブリテンによる「美しき水車小屋の娘」の演奏に感銘をうけ、また、その二人の前で演奏したこともあり、シューベルトはルイサダの中でずっと特別な存在だったといいます。
 ルイサダのピアニズムの精緻で完璧であることは世界が認めるところですが、このシューベルトを聴いて、ルイサダがますます研ぎ澄まされたところに到達していることを感じます。

 ジャン=マルク· ルイサダは、ロンドンのユーディ· メニューイン音楽学校で学んだのち、パリ国立高等音楽院に進んだ。同校のドミニク· メルレのピアノ· クラスで1977年に一等賞を、ジュヌヴィエーヴ·ジョワ=デュティユーの室内楽のクラスで1978年に一等賞を、それぞれ得ている。
 ディーノ·チアーニ記念コンクール(1983)およびワルシャワのショパン国際ピアノ·コンクール(1985)で入賞。これまで、マルセル·シャンピ、ドゥニズ·リヴィエール、パウル· バドゥラ=スコダ、ミロシュ·マギン、ヴラド·ペルルミュテールら大家たちから薫陶を受けた。
 30年以上ものあいだ傑出したコンサート·ピアニストとして活動をつづけてきたルイサダは、パリのシャンゼリゼ劇場、ニューヨークのアリス·タリー·ホール、ロンドンのウィグモア·ホール、東京のサントリーホールなど、屈指のホールで演奏を重ねており、パリのショパン音楽祭、ラ·ロック·ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ブザンソン音楽祭、ナントのラ·フォル·ジュルネ、ラ·コート=サン=タンドレのベルリオーズ音楽祭、ベリーのラ·グランジュ·オ·ピアノのほか、ヨーロッパおよびアメリカの著名な国際音楽祭から招かれている。また日本、ヨーロッパ、カナダで数多くのツアーもおこなっている。

 日本ではNHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン=ショパン編」講師として登場し、一躍人気を博しました。
 室内楽では、ゲイリー·ホフマン、ピエール·アモイヤル、フィリップ·ベルノルド、堀米ゆず子、パトリック·メッシーナ、ターリヒ四重奏団、モディリアーニ四重奏団、ファイン·アーツ四重奏団らと共演。
 演奏活動と並行して、パリのアルフレッド·コルトー記念エコール·ノルマル音楽院で後進の指導にも励んでいる。
 フランス共和国芸術文化勲章"オフィシエ"を受勲。
 





GLOBE


GLO5279
(2CD)
特別価格
¥3600
テザウリ・インヴェンティオ Vol.1&2
 
Vol1:
  ディ・マルティネッリのヴァイオリン手稿譜のオルタナティヴ・チューニング
   N.ゴール:ソナタ 7, ペーパー・ストゥーター(ニ長調)*、ソナタ 10(ヘ長)、
   ソナタ 11ma(ホ長調)*、ソナタ 13a(ト長調)*
   作曲者不詳:14a アルマンド 1(変ロ長調)*、15a アルマンド 2(二短調)*、
   16a アルマンド 3(ヘ長調)*、20 アルマンド 5(ロ短調)*、バレット(ト短調/変ロ長調)*
 Vol.2:
  クロミェルジーシュ・ミュージック・コレクションからのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
   ハインリヒ・ドゥーベル:ソナタ 2(A637/IV:216)
   作曲者不詳:ソナタ(A572/IV:136)*、ソナタ(A572/IV:136)*§
   ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:独奏ヴァイオリンのためのソナタ集より ソナタ 3
   作曲者不詳:
    ソナタ(A572/IV:136)*§、ソナタ(A572/IV:136)*、
    ヴィオラ・ダ・ガンバまたは独奏ヴァイオリンのためのソナタ(A891/XIV:190)
     (ヴァイオリン版では世界初録音)*
  *世界初録音
 アントワネット・ローマン(ヴァイオリン)、
 フロール・ムジクス、ヤーン・ボイセン(ハープシコード)、
 マリア・サンチェス・ラミレス(チェロ)§

 アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でヴァイオリン、ヴィオラ、ヒストリカル・ヴァイオリンを学び、フリーランスの演奏家として多くの古楽アンサンブルやオーケストラで演奏(オランダ・バッハ協会の2008年来日公演などにも参加)してきたオランダの女流ヴァイオリニスト、アントワネット・ローマン。
 ローマンが2008年に設立したピリオド・アンサンブル"フロール・ムジクス(Furor Musicus)"による新録音。知られざる音楽を独自の視点で掘り起こして録音したアルバム、「ファンタジア・ムジカ」(GLO5265)、「ピーター・ヘレンダール」(GLO5271)、「ヨハン・フィッシャー」(GLO5274)に続くGlobeレコーディング第4弾は、「テザウリ・インヴェンティオ」(宝の発見)と題され、17世紀後半から18世紀初頭にかけて作曲された世界初録音を多数含む作品集。

 Vol.1のディ・マルティネッリのヴァイオリン手稿譜は、イタリアのジェノヴァを起源とし、17世紀後半にネーデルラント(現在のベルギー)に移されたディ・マルティネッリ家のアーカイヴの一部であり、フランドル=ネーデルラント、南ドイツ/ハプスブルク地域、イタリアなど様々な地域・スタイルの作品が収められています。
 Vol.2のクロミェルジーシュ・ミュージック・コレクションは、音楽のコレクターでもあり、宮廷とも緊密な関係を維持した文化人、司教カールII・フォン・リヒテンシュタイン=カステルコーンの後援によって収集され、17世紀の豊富な音楽コレクションの1つに数えられています。
 この2つの貴重なコレクションからアントワネット・ローマンは数曲を選曲、コロナ禍という封鎖された時間を逆手に取り2枚組のアルバムとして完成させました。

 ※録音:2020年4月-2021年3月
 




.

LAWO


 
PLWC1222
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

園子ミリアム・ヴェルデ(ヴァイオリン)

ブルッフ、ヴォーン・ウィリアムズ、バーバー
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26**
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス《揚げひばり》**
 バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14*

園子ミリアム・ヴェルデ(ヴァイオリン)
タビタ・ベルグルンド(指揮)**
ジョシュア・ワイラースタイン(指揮)*
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

LWC1222
¥2600→\2390

 ノルウェー&日本の注目ヴァイオリニスト、園子ミリアム・ヴェルデのデビュー・アルバム!

 ☆ノルウェー&日本の注目女流ヴァイオリニスト、園子ミリアム・ヴェルデ!
 ☆ブルッフとバーバーのヴァイオリン協奏曲&RVWの「揚げひばり」で堂々のデビュー!

 ノルウェーのLAWO Classicsとオスロ・フィルのコラボレーション録音最新作。
 ノルウェー/日本の注目女流ヴァイオリニスト、園子ミリアム・ヴェルデが登場!
 ロマン派を代表する名曲であるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を皮切りに、ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」、サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲と、麗しく甘美なヴァイオリンと管弦楽のための傑作を組み合わせた魅惑のプログラムで堂々のCDデビューを果たします。

 園子ミリアム・ヴェルデは、近年ノルウェーから現れた、もっともエキサイティングな若いヴァイオリニストの一人。
 ノルウェー人の父と日本人の母の間にベルゲンで生まれ、9歳でベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団と共演。
 2014年には、ヴィルトゥオース・コンクールで優勝し、ユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズでノルウェーの代表に選ばれました。
 ノルウェーの新しいクラシック音楽家のための指導プログラム「クレッシェンド・プログラム」では、ジャニーヌ・ヤンセンとレイフ・オヴェ・アンスネスから指導を受け、エクイノール・タレント・スカラーシップを受賞しています。

 指揮は、ニューヨーク・フィルのアシスタントやローザンヌ室内管の芸術監督を務め、2021年シーズンからはボストンのフェニックス管弦楽団の音楽監督に就任したアメリカのヴァイオリニスト兼指揮者ジョシュア・ワイラースタイン。
 そして、2020年にデビューし、2021年からノルウェーのクリスチャンサン交響楽団の首席客演指揮者に就任したノルウェーの女流指揮者、タビタ・ベルグルンドという若き才能たちが、名門オスロ・フィルの伝統のサウンドを引き出しています。

 ※録音:2019年2月14日-15日*&2020年10月26日-28日₁Aオスロ・コンサート・ホール(ノルウェー)

 
 





MSO

 
MSO1204
¥2700
ビザンティン      ネクタリア・カランツィ(ヴォーカル)
 All of creation rejoices in You/Rejoice, O Virgin Theotokos/Behold, God entrusts the talent to you/
 Gladsome Light/Evlogetaria/Moses at the time of temperance/We Praise You/
 Apolytikion of St Porphyrios & St Nektarios/Seeing You on the Cross/
 Do not turn Your face from me/Kyrie Eleison/Trisagios Hymn/
 They stripped me of my garments/My soul/Today He hangs on the Cross/
 Which God is as great as our God?/Christ is Risen

 ネクタリア・カランツィがアカペラで歌うビザンティン聖歌集!

 アテネ出身の作曲家、指揮者、ピアニストのヴァシリス・ツァブロプーロス(アテネ・メトロポリタン交響楽団の音楽監督&首席指揮者)が設立したアテネのメトロポリタン交響楽団(Metropolitan Symphony Orchestra of Athens)の自主レーベル「MSO」から、「ムジカ・サクラ(教会音楽)・シリーズ」として、当レーベルの第1作(MSOA001)でもツァブロプーロスの作品で美しい歌声を聴かせたギリシャ出身のビザンティン聖歌の歌姫、ネクタリア・カランツィがアカペラで歌うビザンティン聖歌集が登場。

 ビザンティン聖歌は正教会の奉神礼で歌われる独自の音階を持ったギリシャ語の聖歌で、4世紀頃から発達し現代においても日常的に歌い継がれています。
 このアルバムでは、"Gladsome Light"や"Christ is Risen"といった初期キリスト教時代の賛美歌から、近年カランツィが研究の中心としているテオトコス(聖母マリア)に捧げられた讃美歌、四旬節や聖週間のための讃美歌など、幅広い選曲でビザンティン聖歌の伝統と歴史を辿ることができます。

 
 




.

DB PRODUCTIONS

 

DBCD201
¥2700→\2490
ハンス・ライグラフ(ピアノ)
The Leygraf Archives, Vol. 2 ショパン/シューマン/ブラームス
ハンス・ライグラフ(ピアノ)
 フレデリック・ショパン(1810-1849): マズルカ集
  1. マズルカ第14番 ト短調 Op. 24 No. 1/2. マズルカ第15番 ハ長調 Op. 24 No. 2/

  3. マズルカ第16番 変イ長調 Op. 24 No. 3/4. マズルカ第17番 変ロ短調 Op. 24 No. 4/
  5. マズルカ第30番 ト長調 Op. 50 No. 1/6. マズルカ第31番 変イ長調 Op. 50 No. 2/
  7. マズルカ第32番 嬰ハ短調 Op. 50 No. 3/8. マズルカ第50番 イ短調 Op. posth
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  9. アラベスク ハ長調 Op. 18 - I. Leicht und zart
 3つの幻想的小品 Op. 111
  10. No. 1. Sehr rasch, mit leidenschaftlichem Vortrag/
  11. No. 2. Ziemlich langsam/12. No. 3. Kraftig und sehr markiert
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):3つの間奏曲 Op. 117
  13. 第1番 変ホ長調/14. 第2番 変ロ短調/15. 第3番 嬰ハ短調

 録音 Swedish Broadcasting Corporation(SR) (スウェーデン) 1969年4月15日‛&1-8 1971年6月26日‛&13-15 1993年3月1日‛&9-12

 スウェーデンの名ピアニスト、ハンス・ライグラフ(1920-2011)がスウェーデン放送に残したアーカイヴ録音の第2集。
 スウェーデン出身のライグラフは、後半生におけるザルツブルクのモーツァルテウム大学での優れた指導で知られるだけでなく、コンサート活動でも高い評価を受けていました。
 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなどの古典派作品の演奏に定評があったライグラフですが、ここでは比較的珍しいレパートリーであるロマン派の作品を聴くことができます。
 ショパンのマズルカやシューマンの幻想的小品など、どれもが初CD化。
 ショパン作品での自由なルバートとペダリングの妙、シューマンでの歌心、深く静かなブラームスと、情感豊かな演奏です。





ハンス・ライグラフは1920年ストックホルム生れ。
 1972年から2007年までザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の教授を務め、多くのピアニストを育てたことで知られる。伊藤恵や若林顕を教えた人でもある。

 2011年2月12日、ストックホルムの自宅で死去したとき、世界中の演奏家、指揮者などから追悼文が多く寄せられた。
 その音楽界に与えた影響の大きさは一般の人には想像つかないものだったという。

 
 しかしそのライグラフのCDは極めて少ない。
 





J.S.BACH-STIFTUNG



C006CD
¥4900
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
 カンタータ集 第37集

  1-7. 彼らみなシバより来らん BWV 65
  8-13. われ希望をもちて歩み求めん BWV 49
  14-20. ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ BWV 114
ゲオルク・ポップルツ(テノール)‛&1-7、14-20
ゼバスティアン・ノアック(バス)‛&1-13
ヌリア・リアル(ソプラノ)‛&8-13
ダヴィド・エーラー(アルト)‛&14-20
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)‛&14-20
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器)
ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音2021年1月15日‛&1-7 2017年10月27日‛&8-13 2018年9月21日‛&14-20

 ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第37集には第65番、第49番、第114番の3曲が収録されています。

 第65番「彼らみなシバより来らん」は1724年1月6日に初演された顕現日用のカンタータ。東方から博士たちがやってきて、飼い葉桶の中の生まれたばかりのイエスに黄金、乳香、没薬を捧げたというエピソードに基づいた明るいカンタータです。
 オリジナル・パート譜は紛失し、自筆総譜の最終コラールには歌詞が書き込まれておらず、通常はジング・アカデミーの指揮者、C.F.ツェルターと思われる人物が総譜に書き込んだ、パウル・ゲルハルトの『我は神の心と思いのうちに Ich hab in Gottes Herz und Sinn』の歌詞が用いられますが、このアルバムではドイツの人権家セバスティアン・フランクによる『Hier ist mein Herz, Herr, nimm es hin これこそわが心、主よ』の冒頭の歌詞が用いられています。
 第49番「われ希望をもちて歩み求めん」は1726年11月3日、三位一体後第20日曜日用のカンタータ。
 バス(イエズ)とソプラノ(信じる魂)との対話によって曲が進められる伝統に則った作品です。イエスと魂の聖なる婚姻が描かれており、全体的に華麗な響きが用いられているのが特徴。
 オルガンの活躍も聴きどころです。ヌリア・リアルの清冽な歌唱が華を添えています。
 第114番「ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ」は1724年10月1日、三位一体後第17日曜日用のコラール・カンタータ。
 第4曲のコラールに有名な「一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし」(ヨハネ伝第12章24節が使われているこの曲は、戒めが主題となっているだけに、全体的に厳格な雰囲気が漂います。
 最後に置かれたコラールこそ質素ですが、神に対する確信に満ちた信仰が歌われています。

 
 





NAXOS



8.574283
¥1200
パウル・ヒンデミット(1895-1963):交響曲「画家マティス」
 1-3. ヌシュ=ヌシの踊り(1921)
 歌劇《聖スザンナ》 Op. 21(1921) 台本: アウグスト・シュトラム
  4. Sehr langsam. Mit Ausdruck und Warme -
   Ohne Takteinteilung. Sehr ruhig: Sancta Susanna!
  5. Sehr langsam, wie im Vorspiel: Ave Maria!
  6. Lebhaft: Satanas
  7. Fast unmerklich langsamer als das vorige HauptzeitmaB:
   Wir trugen sie fort‛&
  8. Langsam: Kyrie eleison
 交響曲「画家マティス」(1933-34)
  9. 第1楽章 天使の合奏/10. 第2楽章 埋葬/
  11. 第3楽章 聖アントニウスの誘惑
スザンナ‛&アウシュリネ・ストゥンディーテ
 (ソプラノ)‛&4-8
クレメンティア‛&ルネ・モーロック
 (コントラルト)‛&4、6-8
年老いた尼僧‛&アンネッテ・シェーンミュラー
 (メゾ・ソプラノ)‛&8
小間使い‛&カロリーネ・バース(語り)‛&5
召使‛&エンツォ・ブルム(語り)‛&5
ウィーン・ジングアカデミー女声セクション‛&8
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)

 録音 Konzerthaus, ウィーン(オーストリア) 2019年10月24-25日‛&4-11 2020年8月26日‛&1-3

 芸術家志望だった父の方針で早くから厳格な音楽教育を受けたヒンデミットは、ピアノ、弦楽器、管楽器の演奏に熟達し、20歳の時にはフランクフルト歌劇場のコンサートマスターになります。
 第一次世界大戦への従軍(1918年)の後はヴィオラ奏者として活動しつつ、多数の作品を生み出しました。
 
 1幕物のオペラである《聖スザンナ》は1919年から1921年の作品。同じく1幕物の《殺人者、女の望み》《ヌシュ=ヌシ》との三部作として書かれ、そのどれもが性的な表現を含むこともあり、ほとんど上演機会がありません。
 無調でありながらも、時々妖艶なハーモニーが聴こえてくる《聖スザンナ》、もともとはビルマの物語を題材とする人形劇の音楽として書かれたというユーモラスな《ヌシュ=ヌシ》の舞踊音楽はどちらも若きヒンデミットの意欲作です。
 
 1933年から1934年に作曲された交響曲《画家マティス》は、同名の歌劇に先立ち書かれたもの。
 イーゼンハイム祭壇画で知られるルネサンスの画家マティアス・グリューネヴァルトを題材にしていますが、ナチス・ドイツ時代におけるヒンデミット自身の芸術的闘争も反映した問題作です。
 オルソップの指揮は作品全体にメリハリを与え、生き生きとした音楽を紡ぎ出します。
 《聖スザンナ》では、歌手たちが緻密な人物表現を行い、複雑な音楽を従え見事な物語を創り上げています。

 
 
 
8.574172
¥1200
フランツ・リスト(1811-1886):ピアノ曲全集 第59集 ドミニク・ケリ(ピアノ)
 シューベルト・トランスクリプションズ 3つのシューベルトの行進曲 S426/R251(1846)
  1. I. Trauermarsch 葬送行進曲/2. II. Grande marche 大行進曲/
  3. III. Grande marche caracteristique 性格的大行進曲
 シューベルトの4手のための「ハンガリー風ディヴェルティメント」からの
  ハンガリーのメロディ S425bis/R250(1846)(ハンガリーのメロディ S425の簡略版)
   4. No. 1. Andante / 5. No. 2. Marcia / 6. No. 3. Allegretto
 7. シューベルト:
  ウィーンの夜会 - 第6曲 イ短調 S427/6ii(1846-52)(ゾフィー・メンターによる1869年版)

 録音 2019年4月22日 Herbert Zipper Concert Hall, Colburn School, ロサンジェルス(USA)

 リストは敬愛するベートーヴェンやシューベルト作品を積極的にピアノ独奏用に編曲し、自らの超絶技巧もあわせて披露しました。
 このアルバムにはシューベルトの連弾作品をリストが独奏用に編曲したものを収録。シューベルトの連弾作品はどれも演奏効果の高いものですが、リストはさまざまなパッセージを付け加えるなどで更に華やかな効果を上げています。
 とはいえ、「ハンガリーのメロディ」はリストとしては珍しくもともとの編曲を少し簡単にアレンジ、若干弾きやすくなっています。
 「ウィーンの夜会」はシューベルトの9曲の「ワルツ・カプリス」を編曲したもの。リスト自身の愛奏曲でしたが、ここでは彼の自慢の弟子、ゾフィー・メンター(後にチェリストのデイヴィッド・ポッパーと結婚したことで知られる)が更にアレンジしたものが演奏されています。
 ドミニク・ケリはアメリカ合衆国セント・ルイス生まれ。ジェイムズ・コンロンやジェラード・シュウォーツをはじめとする指揮者と共にアメリカ国内の数多くのオーケストラと共演し、またリサイタルも多数行っています。
 中でもワレリー・ゲルギエフ指揮によるウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの演奏と、2019年のカーネギーホールでのリサイタルは高く評価されました。
 Naxosにはクレメンティの「モンフェリーナ集と小品集」(8.573711)の録音があります。

 
 
 


8.559897
¥1200
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):交響曲第3番 ウィーン放送交響楽団
ジョン・ジーター(指揮)
 交響曲第3番 ハ短調(1940)
  1. I. Andante – Allegro/2. II. Andante ma non troppo/3. III. Juba4. IV. Scherzo. Finale
 ミシシッピ川(1934)
  5. Andante (bars 1-239) –/6. Andante con moto - Allegretto (bars 240-337) –/
  7. Allegro - Andante - Adagio - Allegretto (bars 338-475) –/
  8. Andnate - Allegretto - Allegro (bars 476-682)
 アメリカにおけるエチオピアの影(1932)‛&世界初録音
  9. I. The Arrival of the Negro in America when first brought here as a slave:Introduction and Allegretto
  10. II. His Resignation and Faith: Andante
  11. III. His Adaptation, A fusion of his native and acquired impulses: Allegro

 録音 ORFウィーン放送 第6スタジオ、ウィーン(オーストリア) 2020年3月12日、2021年4月28&29日

 フローレンス・ベアトリス・プライスは1887年アーカンソー州リトルロック生まれ。早くから音楽の才能を発揮し、14歳でボストンの名門ニューイングランド音楽院に入学を認められました。
 1932年に作曲コンクールに応募した交響曲第1番が第1位を獲得。翌年6月15日に音楽監督フレデリック・ストック指揮するシカゴ交響楽団によって初演されて好評を得たことで「初の黒人女性交響曲作家」とされています。
 近年、あらためてその作品が評価され、演奏される機会が増えています。
 ここに収録された交響曲第3番は、第3楽章に南スーダン由来とされるジュバ・ダンスのスタイルを取り入れるなどアフリカ音楽の雰囲気を随所に感じさせますが、特定の民謡や伝承曲を引用することなく、プライス自身の音楽として消化・構成した独創的なものです。
 『ミシシッピ川』では対照的に「Deep River(深い河)」や「Go Down Moses(行け、モーセ)」などの有名なスピリチュアル(黒人霊歌)を意図的に引用。
 ミシシッピ川を聖書世界におけるヨルダン川にたとえ、アメリカにおける黒人たちの歴史を織り込んだ交響詩のような作品としています。『アメリカにおけるエチオピアの影』は、アメリカにおける黒人の歴史のそのものが標題になっています。
 収録曲を通じて歌謡性豊かな旋律と陽気なリズムが随所に聞かれ、その文化的・歴史的な意義を知らずに聴いても楽しめる一枚となっています。
 
 


8.579102
¥1200
ウィリアム・ボルコム(1938-):
 ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲/無伴奏ヴァイオリンのための組曲第2番

  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(2017)
   1. I. Plodding, implacably controlled/2. II. Headlong, brutal/
   3. III. As if from far away; misterioso/4. IV. Quick March. Very controlled and resolute,without tempo change
  無伴奏ヴァイオリンのための組曲第2番(2011)
   5. I. Morning music 朝の音楽/6. II. Dancing in place ダンシング・イン・プレイス/
   7. III. Northern Nigun ノーザン・ニーグン/8. IV. Lenny in spats レニー・イン・スパッツ/
   9. V. Tempo di gavotte ガヴォットのテンポで/10. VI. Barcarolle 舟歌/
   11. VII. Fuga malinconica 憂鬱なフーガ/12. VIII. Tarantella タランテッラ/
   13. IX. Finale: Evening Music フィナーレ(夕べの音楽)
  世界初録音
 フィリップ・フィクソー(ヴァイオリン)、スティーヴン・グロス(ホルン)‛&1-4、
 コンスタンティン・ファインハウス(ピアノ)‛&1-4

 録音 2018年8月20-22日 マルティヌー・ホール、リヒテンシュタイン・パレス、プラハ(チェコ)

 ピューリッツァー賞、グラミー賞を受賞したウィリアム・ボルコムは、アメリカの作曲家の中でも、とりわけ国際的に高く評価されています。
 このアルバムには世界初録音となる2つの作品を収録。「ホルン三重奏曲」はブラームスの三重奏曲にモダンな味付けを施したものと言えます。
 第3楽章の哀愁を帯びたホルンのソロ・パッセージが印象的。森の中から響いてくるような神秘的な響きに、他の楽器の音色が絡みます。
 無伴奏ヴァイオリンのための組曲は名手ギル・シャハムのために書かれた2011年の作品。ヴァイオリンの多彩な音色を存分に生かし、どこかで聴いたような旋律を交えた遊び心のある9曲で構成されています。
 ラプソディ風の「朝の音楽」ではじまり、弦と指板を効果的に使った「ダンシング・イン・プレイス」が続きます。ジャズ風やバロック風の曲をはさみ、最後は「夕べの音楽」で幕を閉じます。
 現代アメリカの作品を愛するヴァイオリニスト、フィリップ・フィクソーの演奏で。
 
 
8.555178
¥1200
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第3集 エリック・コーツ(1886-1957)
 1. メリーメーカーズ
 組曲『ロンドン』 - 日常のロンドン
  2. I. コヴェント・ガーデン: タランテッラ
  3. II. ウェストミンスター: メディテーション
  4. III. ナイツブリッジ: 行進曲
 5. シンデレラ/6. The Selfish Giant わがままな大男
 組曲『ロンドン再び』
  7. I. オックスフォード・ストリート/
  8. II. ランガムプレイス/9. III. メイフェア
 10. Calling All Workers 全労働者諸君
 11. ダムバスターズ・マーチ
スロヴァキア放送交響楽団
エイドリアン・リーパー(指揮)

 録音 1992年2月10-13日 スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)
 MARCOPOLO 8.223445からの移行盤

 英国ライト・ミュージック界を代表する作曲家の一人、エリック・コーツ。英国王立音楽院で作曲をフレデリック・コーダー、ヴィオラをライオネス・ターティスに学び、ヴィオラ奏者として活躍。
 トーマス・ビーチャムやヘンリー・ウッドが指揮するオーケストラでの演奏経験が、彼の作曲家としてのスキル向上に貢献しました。
 オーケストラに在籍していた頃から作曲に勤しんだ彼は、1919年から作曲家と指揮者に専念。
 最初の頃はアーサー・サリヴァンやエドワード・ジャーマンに影響を受けていましたが、やがてジャズやダンス音楽などの要素を取り入れた耳なじみの良い作品を書き上げます。
 BBCのラジオ番組「In Town Tonight」のテーマ曲にもなった「ナイツブリッジ」や、組曲『ロンドン』が有名ですが、イギリス映画「The Dam Busters (邦題「暁の出撃」)」のための音楽で、軽快な「ダムバスターズ・マーチ」は耳にした人も多いのではないでしょうか。
 
 
8.573082
¥1200
ハンス・プフィッツナー(1869-1949):歌曲全集 第4集 ウヴェ・シェンカー=プリムス(バリトン)
クラウス・ジモン(ピアノ)
 3つの歌 Op. 3(1888/89頃)
  1. No. 1. Warum sind deine Augen denn so naB? なぜお前の目はそんなに濡れているのか?/
  2. No. 2. Herbstlied 秋の歌/3. No. 3. Mein Herz ist wie die dunkle Nacht わが心はまるで暗い夜のようだ
 4つの歌 Op. 4(1888/89頃)
  4. No. 1. Es glanzt so schon die sinkende Sonne 沈みゆく太陽の美しい輝き
  5. No. 2. Sie haben heut' Abend Gesellschaft 彼らは今日夕べの集まりをもつ
  6. No. 3. Es fallt ein Stern herunter 星が流れ落ちる
  7. No. 4. Es faBt mich wieder der alte Mut 私はふたたびかつての勇気をふるい起こす
 5つの歌 Op. 9(1894/95)
  8. No. 1. Der Gartner 庭師/9. No. 2. Die Einsame 孤独な女/
  10. No. 3. Im Herbst 秋に/11. No. 4. Der Kuhne 勇敢な人/12. No. 5. Abschied 別れ
 3つの歌 Op. 10(1901)
  13. No. 1. Sehnsucht あこがれ/14. No. 2. Mude 眠気/
  15. No. 3. Zum Abschied meiner Tochter 去り行く娘に
 16. セレナード WoO 6(1884)/17. セレナード WoO 4(1884)/
 18. Lied Werners aus dem Trompeter von Sackingen, WoO 7,"Behut' dich Gott"
  トランペット奏者フォン・ゼッキンゲンのヴェルナーの歌 WoO 7「あなたの神を守る」(1885)/
 19. Mein Liebchen ist kein stolzes SchloB 私のために君は死ぬか WoO 13(1884-86頃)/
 20. Tiefe Sehnsucht 深い憧れ WoO 10(1896)/21. Untreu und Trost 私とお前 WoO 11(1903)

 録音 2008年3月14-16日 Schlossbergsaal des SWR-Landesstudios、フライブルク(ドイツ)

 ドイツ後期ロマン派時代に活躍した作曲家プフィッツナー。ロシアで生まれ、3歳の時にフランクフルト・アム・マインに移住。
 父がオーケストラのヴァイオリン奏者であったため、幼い頃から音楽に親しみ、11歳で最初の作品を書いたことが知られています。
 この第4集に収録されている歌曲の中で、1884年のセレナードは彼の最も初期の作品であり、他の曲もほとんどは彼が学生時代に書いたものですが、後の作品に見られるイディオムの基礎は、これらの初期の作品からはっきり見られます。
 若き日の彼が心酔していた詩人アイヒェンドルフの詩を用いた「5つの歌」でのしっとりとした旋律をはじめ、どの歌にも豊かな創造性が漲っており、親密な雰囲気が感じられます。
 落ち着いた歌唱を聴かせるバリトンのウヴェ・シェンカー=プリムスはヴュルツブルクで学び、2006年ヴュルツブルク国際モーツァルト・コンクールに入賞した実力派。
 2009年からはワイマール歌劇場など数多くの歌劇場で活躍しています。
 





RESONUS CLASSICS


RES10292
¥2600
ベルファスト大聖堂のクリスマス
 1. エリザベス・ポストン(1905-1987): Jesus Christ the Apple Tree/
 2. フィリップ・レッジャー(1937-2012): The Voice of the Angel Gabriel/
 3. ゲイリー・ダヴィソン(1961-): Rorate coeli desuper!‛&世界初録音/
 4. フィリップ・ストップフォード(1977-): Adam lay ybounden‛&世界初録音/
 5. フィリップ・ムーア(1943-): Immortal Babe‛&世界初録音/
 6. ジョン・アイアランド(1879-1962): The Holy Boy (A Carol of the Nativity)/
 7. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621): A great and mighty wonder(E.ペダーセン編)/
 8. パトリック・ハドリー(1899-1973): I sing of a maiden/9. ジョン・ラター(1947-): Mary's Lullaby/
 10. ストップフォード: Lullay, my liking‛&世界初録音/11. ムーア: Watts' Cradle Song/
 12. ジョン・ガードナー(1917-2011): A Gallery Carol, Op. 109, No. 4/
 13. フィリップ・ウィルビー(1949-): Moonless darkness stands between‛&世界初録音/
 14. レッジャー: Still, still, still/15. ポストン: O Bethlehem/
 16. ムーア: In the bleak midwinter‛&世界初録音/17. レッジャー: On Christmas Night (Sussex Carol)/
 18. ストップフォード: What shall we offer thee, O Christ‛&世界初録音/
 19. マシュー・オーウェンズ(1971-): Toccata on Good King Wenceslas/
 20. ボブ・チルコット(1955-): Good King Wenceslas
  ベルファスト大聖堂聖歌隊/グラーニア・メイヤー(ハープ)‛&3、13/
  ジャック・ウィルソン(オルガン)/マシュー・オーウェンズ (指揮、オルガン独奏‛&6、19)

 録音 2021年6月26-28日 ベルファスト大聖堂(アイルランド)

 北アイルランドの首府ベルファストにあるベルファスト大聖堂は、アイルランド聖公会とイギリス国教会双方の教区教会を兼ねており、二つの主教座を持つ極めて珍しい教会です。
 アイルランドの建築家トーマス・ドリュー卿の設計によって1899年に着工、1904年に献堂された後、更に数回の改修工事を経て1981年に現在の姿になりました。
 合唱音楽は常に重要、かつ中心的な役割を果たしており、その伝統は現在まで脈々と受け継がれています。
 このアルバムは北アイルランドで最高の歌手を集めた現在のメンバーによるもので、ジョン・ラターをはじめ、フィリップ・レッジャーなどの美しいキャロルでクリスマスを祝っています。
 2019年9月にベルファスト大聖堂聖歌隊の音楽監督に就任したマシュー・オーウェンズは、マンチェスターのチータム音楽学校で学んだオルガニスト、指揮者。英国近現代の作曲家の作品を積極的に紹介することで知られています。

 
 
 

RES10293
¥2600
クリスマスの鐘 - オルガン音楽集   マシュー・オーウェンズ
 (オルガン:ハリソン&ハリソン社製、1907年製造/1975年改修)
 1-5. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):「高き天よりわれは来たれり」によるカノン風変奏曲 BWV 769a
 6. アレクサンドル・ギルマン(1937-1911): ノエルの書 Op. 60 No. 2「古いポーランドの聖歌」による序奏と変奏
 7. フィリップ・ムーア(1943-): Personent Hodie on A Fugal Flourish「この日人となりし」のフーガ的発展‛&世界初録音
 8. ルイ=クロード・ダカン(1694-1772): Noël Suisse スイスのノエル
 9. マシュー・オーウェンズ(1971-): ヨークシャーの前奏曲‛&世界初録音
 10-17. ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748): パルティータ「神を讃えよキリスト教徒よ」
 18. フロール・ペーテルス(1903-1986): 30のコラール前奏曲 Op. 70 No. 3「高き天よりわれは来たれり」
 19. ムーア: アービーの前奏曲‛&世界初録音
 20. フィリップ・ウィルビー(1949-): Ding Dong! Merrily on high ディンドン、空高く‛&世界初録音
 21-27. ゲイリー・ダヴィソン(1961-): Divinum Mysteriumの7つの詩‛&世界初録音
 28. ギルマン: ノエルの書 Op. 60 No. 1 スコットランドのノエル
 29. フランツ・リスト(1811-1886): クリスマス・ツリー - かいば桶をかこむ羊飼いたち
 30. ペーテルス: 10のコラール前奏曲 Op. 68 No. 7 暁の星はいと麗しきかな
 31. ハワード・スケンプトン(1947-): クリスマスの鐘‛&世界初録音
 32. ガース・エドムンドソン(1892-1971): クリスマス組曲第2番 – IV トッカータ「高き天よりわれは来たれり」

 録音 2021年6月24-25日 ベルファスト大聖堂(アイルランド)

 2019年9月にベルファスト大聖堂聖歌隊の音楽監督に就任したマシュー・オーウェンズのオルガン・ソロ・アルバム。
 マンチェスターのチータム音楽学校で学び、王立ノーザン音楽大学、アムステルダム音楽院で研鑽を積んだ彼は、オルガニストとしてイギリス全土とヨーロッパでリサイタルを行い好評を博しています。
 指揮者としてはロンドン・モーツァルト・プレイヤーズやイギリス交響楽団などに客演したほか、30枚以上のCDを録音しています。
 このアルバムではJ.S.バッハやダカンなどのバロック期の作品からフィリップ・ムーアをはじめとした現代作品、そして自作まで幅広いレパートリーの中からクリスマスにちなんだ音楽を演奏。
 ベルファスト大聖堂のオルガンの美しい響きを心行くまで堪能できます。

 
 





BERLIN CLASSICS


BC 0302016
¥2500
〔旧譜〕
J.S.バッハ:トッカータ集
 トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(ブゾーニ編)
 トッカータ
  ト短調BWV.915、ホ短調BWV.914、ハ短調BWV.911、
  ト長調BWV.916、ニ短調BWV.913、嬰ヘ短調BWV.910、
  ニ長調BWV.91
クレア・フアンチ(pf)

 バッハがワイマールで過ごした時代に書かれたトッカータ集。本格的な対位法に基づく名曲です。
 変化に富んだバッハの作品を生き生きと表現した演奏です。
 
 

BC 0302073
¥2500
〔旧譜〕
ブラームス:
 ヴァイオリン協奏曲Op.77
*
 2つの歌Op.91
  [満たされた憧れOp.91-1、聖なる子守歌Op.91-2]
   アンナ・ルチア・リヒター(Sop)
   エマニュエル・チェクナヴォリアン(Vla)
   アンドレアス・ヘフリガー(pf)
 5つの歌Op.105より
  「調べのように私を通り抜ける」
   (ヤッシャ・ハイフェッツ編)、
 5つの歌Op.49より「子守歌」
   エマニュエル・チェクナヴォリアン(Vln)
   アンドレアス・ヘフリガー(pf)
エマニュエル・チェクナヴォリアン(Vln)
クリスティアン・マチェラル指揮*
西ドイツ放送交響楽団*

 シンフォニック的な有名協奏曲に長い時間をかけて取り組んできたチェクナヴォリアン。
 趣向の異なる作品を組み合わせ、自らのブラームス像を明確に作り上げました。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SUPRAPHON


SU 4302
(3CD)
¥3200
アントニーン・ドヴォルザークの愛の数々
 CD1
  「スラヴの魂」
   ・スラヴ舞曲集第2集 Op.72 B.147より第7番 ハ長調
   ・スラヴ舞曲集第2集 Op.72 B.147より第2番 ホ短調
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、カレル・シェイナ(指揮)
     録音:1959年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・モラヴィア二重唱曲集 Op.32 B.62より「仲よく別れよう」
   ・モラヴィア二重唱曲集 Op.32 B.62より「小川と涙」
   ・モラヴィア二重唱曲集 Op.38 B.69より「リンゴの実」
     キューン混声合唱団、パヴェル・キューン(指揮)、スタニスラフ・ボグニア(ピアノ)
     録音:1986年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 B.18より第3楽章「アレグロ・エネルジコ」
     パノハ弦楽四重奏団
     録音:1998年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・マズルカ Op.56より第5曲「アレグロ・ノン・トロッポ」
     ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
     録音:1970年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・歌劇『ティミトリイ』Op.64 B.127第2幕より「Bat'usko muj...」
     リーヴィア・アーゴヴァー(ソプラノ/クセーニア)、
     レオ・マリアン・ヴォジチカ(テノール/ディミトリイ)、
     チェコ・フィルハーモニー合唱団、ゲルト・アルブレヒト(合唱指揮)
     録音:1989年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調『ドゥムキー』Op.90 B.166より
    第2楽章「ポコ・アダージョ―ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ」
     スメタナ・トリオ
     録音:2006年/マルチーネク・スタジオ(プラハ)
  「国家と祖国」
   ・チェコ組曲 ニ長調 Op.39 B.93より第4楽章「ロマンツァ.アンダンテ・コン・モート」
   ・チェコ組曲 ニ長調 Op.39 B.93より第5楽章「フィナーレ.プレスト」
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、アロイス・クリーマ(指揮)
     録音:1954年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.77 B.49より第3楽章「ポコ・アンダンテ」
     ドヴォルザーク弦楽四重奏曲、フランティシェク・ポスタ(コントラバス)
     録音:1960年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・序曲『我が故郷』 Op.62 B.125a
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、カレル・シェイナ(指揮)
     録音:1957年/ルドルフィヌム(プラハ)
  「家族」
   ・アヴェ・マリア Op.19 B.19B
     ドラホミーラ・ドロブコヴァー(アルト)、ヨゼフ・クシカ(オルガン)
     録音:1991年/チェコ同胞福音教会(プラハ)
   ・ソナチネ ト長調 Op.100 B.183より第3楽章「スケルツォ」
     ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)、アルフレート・ホレチェク(ピアノ)
     録音:1971年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 B.191より第2楽章「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」
     ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
     録音:1952年/ルドルフィヌム(プラハ)
 CD2
  「音楽愛好家」
   ・交響曲第4番 ニ短調 Op.13 B.41より第3楽章「アレグロ・フェローチェ」
     プラハ交響楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
     録音:1959年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・ドゥムカ ハ短調 Op.12a B.136
     ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
     録音:1970年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・セレナード ニ短調 Op.44 B.77より第3楽章「アンダンテ・コン・モート」
     プラハ室内管弦楽団、マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
     録音:1966年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・歌劇『ルサルカ』Op.114 B.203第2幕より「Beda! Beda! Uboha Rusalkobleda - Cely svet neda ti, neda」
     リハルト・ノヴァーク(バス/水の精)、
     ヤナーチェク歌劇場管弦楽団、フランティシェク・イーレク(指揮)
     録音:1978年/ブルノ・スタジオ
  「若き日の恋を振り返る」
   ・歌劇『ジャコバン党員』Op.84 B.159より「Chci s tebou mluvit – Pohled’mi do oci, podej mi ruku」
     ミロスラヴァ・フィドレロヴァー(ソプラノ/テリンカ)、イヴォ・ジーデク(テノール/イジー)、
     プラハ・スメタナ劇場管弦楽団、ヤロスラフ・フォーゲル(指揮)
     録音:1952年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・交響曲第1番 ハ短調『ズロニツェの鐘』 B.9より第2楽章「アダージョ・ディ・モルト」
     プラハ交響楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
     録音:1957年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・『愛の歌』 Op.83 B.160より
    第3曲「あの人の家のあたりをさまよい」、第6曲「せせらぎに沿った森で」、
    第7曲「おまえのやさしい眼差しに魅せられて」、第8曲「おお、ただひとりのいとしい人よ」
      ベノ・ブラフト(テノール)、アルフレート・ホレチェク(ピアノ)
      録音:1956年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・『糸杉』 B.152より第5曲「私はいとしいお前の手紙に見入って」、第11曲「この地にさわやかな西風が吹き」
     プラハ弦楽四重奏団
     録音:1974年/ジシュコフ・ナショナル・ハウス(プラハ)
  「ユーモア」
   ・『詩的な音画』Op.85 B.161より第2曲「たわむれ」
     ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
     録音:1968年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・セレナード ニ短調 Op.44 B.77より第2楽章「メヌエット」
     プラハ室内管弦楽団、マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
     録音:1966年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・歌劇『ジャコバン党員』Op.84 B.159より「Tak, moji drazí!」
     カレル・フルシュカ(テノール/村の音楽学校長、ベンダ)、
     キューン児童合唱団、ヤン・キューン(合唱指揮)、
     プラハ・スメタナ劇場管弦楽団&同合唱団、ヤロスラフ・フォーゲル(指揮)
     録音:1952年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 Op.81 B.155より第3楽章「スケルツォ―フリアント」
     スメタナ弦楽四重奏団、ヤン・パネンカ(ピアノ)
     録音:1952年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
 CD3
  「自然」
   ・森の静けさ Op.68/5 B.182
     アンゲリカ・マイ(チェロ)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
     録音:1993年/スパニッシュ・ホール、プラハ城(プラハ)
   ・『自然の中で』 Op.63 B.126より第2曲「森に夕べの鐘は響き」、第3曲「ライ麦の畑」
     キューン混声合唱団、パヴェル・キューン(指揮)
     録音:1976年/聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会
   ・序曲『自然の中で』Op.91 B.168
     カルロヴィ・ヴァリ交響楽団、ラドミル・エリシュカ(指揮)
     録音:1984年/カルロヴィ・ヴァリ
  「神と宗教」
   ・『詩的な音画』Op.85 B.161より第13曲「聖なる山にて」
     ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
     録音:1968年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・『伝説』Op.59 B.122より第5曲 変イ長調
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
     録音:2001年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・オラトリオ『聖ルドミラ』Op.71 B.144第3部より「The Velehrad Cathedral」
     プラハ・フィルハーモニー合唱団、
     プラハ交響楽団、ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)
     録音:1963年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・夜想曲 ロ長調 Op.40 B.47
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
     録音:1968年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・『スターバト・マーテル』Op.58 B.71より第3曲「いざ、愛の泉である聖母よ」
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニー合唱団、
     ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
     録音:1982年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・カンタータ『幽霊の花嫁』Op.69 B.135より「マリア様、私のそばにいて下さい」
     エヴァ・ウルバノヴァー(ソプラノ)、
     プラハ交響楽団、イジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
     録音:1995年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・『レクイエム』Op.78 B.165より第7曲「合唱(Confutatis maledictis)」
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニー合唱団、
     カレル・アンチェル(指揮)
     録音:1959年/ルドルフィヌム(プラハ)
   ・『聖書の歌』OP.99 B.185より第3曲「神よ、わが祈りを聞きたまえ」、第4曲「主はわが牧者」
     ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)、イヴァン・モラヴェツ(ピアノ)
     録音:1967年/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
   ・『テ・デウム』ト長調 Op.103 B.176より
    第3&4曲「Aeterna fac cum sanctis.Dignare Domine, die ista」
      ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)、ヤロスラフ・ソウチェク(バリトン)、
      チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニー合唱団、ヴァーツラフ・ノイマン
      録音:1982年/ルドヌフィヌム(プラハ)

 ドヴォルザーク生誕180周年記念!スプラフォン・レーベル保有音源からの3枚組コンピレーションが発売!
 BBC ラジオの名プロデューサー、パトリック・ランバートが選曲。

 3h58'10

 2021年はドヴォルザークの生誕180周年!これを記念してスプラフォン・レーベルから同社が保有する音源で構成した3枚組のCDをリリースします!

 当アルバムはBBCラジオの名プロデューサーでチェコの音楽を愛するパトリック・ランバートが選曲。「スラヴの魂」「国家と祖国」「家族」「音楽愛好家」「若き日の恋を振り返る」「ユーモア」「自然」「神と宗教」にテーマを分けて構成しております。
 チェコ国民楽派最大の作曲家ドヴォルザークは交響曲、管弦楽曲、協奏曲、ピアノ曲、室内楽曲、声楽曲など幅広いジャンルに作品を残しており、このコンピレーション・アルバムではその魅力を凝縮した内容です。
 しかも有名な作品だけで構成したものではなく、楽曲と演奏、ともに優れたものだけを集めており、そのこだわりは流石スプラフォン・レーベルといえます。
 ブックレットにはドヴォルザークの幼少期から晩年まで様々な写真も掲載。現在廃盤の音源も多いだけに注目に値するコンピレーションです!
 





URANIA



WS121396
(2CD)
特別価格
¥2500
ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番ハ短調 Op.68
 交響曲第2番ニ長調 Op.73
 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
 交響曲第4番ホ短調 Op.98
ラファエル・クーベリック(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 クーベリックのデッカ時代を代表する名演。VPOとのブラームス全集が新リマスタリングで復刻!

 1962年にバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任したラファエル・クーベリックは録音活動の活躍の場をドイツ・グラモフォンに移すことになりますが、それ以前の決して長いとは言えない1950年代のデッカ時代にレコーディングが行われ、クーベリックの数ある録音の中でも代表的名演の1つに数えらえるウィーン・フィルとのブラームスの交響曲全集!
 1950年のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィル・デビューを果たし、その後も同オーケストラと良好な関係を保ち続けたクーベリックの50年代、デッカ時代の頂点の1つとも言えるブラームス全集が、ウラニア・レコーズの新たなリマスタリングを施されてその輝きを増しています。

 ※録音:1957年9月23日-24日(第1番)、1957年3月4日-8日(第2番)、1957年9月24日-25日(第3番)、1957年3月24日-25日(第4番)
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
 


WS121395
(2CD)
特別価格
¥2500
ワルターの1956年録音、英語版「魔笛」がウラニアから復刻!
 モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620(英語歌唱版)
  ブライアン・サリヴァン(タミーノ/テノール)、ルシーン・アマーラ(パミーナ/ソプラノ)、
  ロバータ・ピーターズ(夜の女王/ソプラノ)、ジェローム・ハインズ(ザラストロ/バス)、
  セオドア・アプマン(パパゲーノ/バリトン)、ローレル・ハーリー(パパゲーナ/ソプラノ)、
  ポール・フランク(モノスタトス/テノール)、ジョージ・ロンドン(弁者/バス)、
  ハイディ・クロール(侍女Ⅰ/ソプラノ)、マドレーヌ・チェンバース(侍女Ⅱ/ソプラノ)、
  サンドラ・ウォルフィールド(侍女Ⅲ/ソプラノ)、
  メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団、
  ブルーノ・ワルター(指揮)

 1958年から1961年にかけて、歴史的に重要なステレオ録音を次々と行ってきたブルーノ・ワルター(1876-1962)は、1962年に2つのオペラ「魔笛」と「フィデリオ」を録音する計画を持っていましたが、残念なことに同年の2月17日に他界してしまいました。
 しかしながら、ワルターは1956年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で「魔笛」の伝説的な演奏を指揮、録音しており、その名演は現在でも非常に高く評価され続けています。
 ちなみにワルターはアメリカの人々に「魔笛」の内容、魅力をすぐに理解してもらうために、モーツァルトの最後の傑作の演奏に臨むにあたり「英語歌唱版」を選んでいます。

 今回、ウラニア・レコーズ(Urania Records)はこの「魔笛」の非常に状態の良いマスターを入手することに成功したこともあり、ワルター、そしてモーツァルトの「魔笛」のデ

スコグラフィーの充実に貢献するため復刻を最小限に留めた新たなリマスタリングによるディスクをリリースすることを決断しました。
 ウラニア・レコーズは今回の復刻盤について、「ワルターの指揮するオーケストラのサウンドと名歌手たちの歌声の臨場感を完璧に再現した素晴らしい品質に仕上がっている」と述べています。

 ※録音(ライヴ録音、モノラル):1956年3月3日、メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク、アメリカ)
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2021 ARIA-CD.All rights reserved.