97308
(9CD)
\5500
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室内オーケストラによるモーツァルト・ボックス
モーツァルト:ディヴェルティメント&セレナーデ全集
CD1
ディヴェルティメント ニ長調 K136
1 I. アレグロ 5:34
2 II. アンダンテ 5:07
3 III. プレスト 3:40
ディヴェルティメント 変ロ長調 K137
4 I. アンダンテ 3:36
5 II. アレグロ・ディ・モルト 3:13
6 III. アレグロ・アッサイ 2:49
ディヴェルティメント ヘ長調 K138
7 I. アレグロ 3:26
8 II. アンダンテ 4:59
9 III. プレスト 1:55
ディヴェルティメント ニ長調 K334
10 I. アレグロ 6:38
11 II. アンダンテ 8:11
12 III. メヌエット 3:21
13 IV. アダージョ 4:38
14 V. メヌエット 6:39
15 VI. ロンド:アレグロ 5:57
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マンハイム室内管弦楽団
オルガ・ノーデル(ヴァイオリン)
フローリアン・ヘイエリック(指揮)
録音:2002年6月、
ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア |
CD2
4つのオーケストラのためのノットゥルノ
ニ長調
K286
1 I. アンダンテ 5:18
2 II. アレグレット・グラツィオーゾ 2:20
3 III. メヌエット 5:08
音楽の冗談 ヘ長調 K522
(村の音楽家の六重奏)
4 I. アレグロ 3:46
5 II. メヌエット 5:01
6 III. アダージョ・カンタービレ 6:06
7 IV. プレスト 3:56
セレナーデト長調 K525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
8 I. アレグロ 5:16
9 II. ロマンス:アンダンテ 4:36
10 III. メヌエット 1:41
11 IV. ロンド:アレグロ 3:56
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マンハイム室内管弦楽団
フローリアン・ヘイエリック(指揮)
録音:2002年7月、
ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア |
CD3
カッサシオン ト長調 K63 (終業式用音楽)
1 I. 行進曲 2:59
2 II. アレグロ 3:25
3 III. アンダンテ 3:33
4 IV. メヌエット 3:02
5 V. アダージョ 5:09
6 VI. メヌエット 2:51
7 VII. フィナーレ:アレグロ・アッサイ 1:48
カッサシオン 変ロ長調 K99
8 I. 行進曲 2:37
9 II. アレグロ・モデラート 3:13
10 III. アンダンテ 3:21
11 IV. メヌエット 2:06
12 V. アンダンテ 2:18
13 VI. メヌエット 1:56
14 VII. アレグロ 5:51 |
マンハイム室内管弦楽団
フローリアン・ヘイエリック(指揮)
録音:2002年7月、
ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア(K63
& 99) |
ディヴェルティメント ニ長調 K251
15 I. モルト・アレグロ 6:15
16 II. メヌエット 3:47
17 III. アンダンティーノ 3:04
18 IV. メヌエット(主題と変奏) 4:19
19 V. ロンドー:アレグロ・アッサイ 5:32
20 VI. フランス行進曲 1:58 |
ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクム
ブルクハルト・グレッツナー(指揮)
録音:1989年ライプツィヒ(K251) |
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CD4
ディヴェルティメント ニ長調
K205
1 I. ラルゴ 4:48
2 II. メヌエット 2:40
3 III. メヌエット 2:39
4 IV. アダージョ 3:43
5 V. フィナーレ:プレスト 3:28
ディヴェルティメント 変ホ長調
K113
6 I. アレグロ 4:13
7 II. アンダンテ 3:46
8 III. メヌエット 1:52
9 IV. アレグロ 3:26
ディヴェルティメント ニ長調
K131
10 I. アレグロ 5:15
11 II. アダージョ 4:46
12 III. メヌエット 5:29
13 IV. アレグレット 2:53
14 V. メヌエット 3:57
15 VI. アダージョ 1:02
16 VII. アレグロ・アッサイ 5:19
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マンハイム室内管弦楽団
イエジー・マラート(指揮)
録音:2002年6月、
ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア |
CD5
セレナーデ ニ長調 K100
1 I. アレグロ 4:12
2 II. アンダンテ 4:36
3 III. メヌエット 2:36
4 IV. アレグロ 3:01
5 V. メヌエット 2:22
6 VI. アンダンテ 2:56
7 VII. メヌエット 2:04
8 VIII. アレグロ 2:34
セレナーデ ニ長調 K204
9 I. アレグロ・アッサイ 4:21
10 II. アンダンテ・モデラート 6:00
11 III. アレグロ 5:35
12 IV. メヌエット~トリオ 2:59
13 V. アンダンテ 3:23
14 VI. メヌエット~トリオ 3:34
15 VII. アンダンティーノ・グラツィオーソ~アレグロ
4:42
|
マンハイム室内管弦楽団
オルガ・ノーデル(ヴァイオリン)
イエジー・マラート(指揮)
録音:2002年6月、
ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア |
CD6
ディヴェルティメント ヘ長調
K247
ロドロン・ナイト・ミュージック
No.1:
1 I. アレグロ 8:00
2 II. アンダンテ・グラツィオーソ 4:00
3 III. メヌエット 4:05
4 IV. アダージョ 7:05
5 V. メヌエット 3:04
6 VI. アンダンテ~アレグロ・アッサイ 5:33
ディヴェルティメント 変ロ長調
K287
ロドロン・ナイト・ミュージック
第2番
7 I. アレグロ 8:41
8 II. 変奏曲 7:26
9 III. メヌエット 3:08
10 IV. アダージョ 7:11
11 V. メヌエット 3:55
12 VI. アンダンテ~アレグロ・モルト 7:27
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チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
録音:2023年4月20日、
チェコ、パルドゥビツェ、音楽の家スーク・ホール |
CD7
ノットゥルノ ニ長調 K239
1 I. 行進曲:マエストーソ 4:16
2 II. メヌエット 3:59
3 III. ロンド:アレグロ 4:24 |
アマティ室内管弦楽団
ギル・シャロン(指揮)
録音:1998年4月、オランダ、ローンの教会(K239) |
セレナーデ ニ長調 K320 「ポストホルン」
4 I. アダージョ・マエストーソ~アレグロ・コン・スピリト
7:57
5 II. メヌエット:アレグレット~トリオ
3:48
6 III. コンチェルタンテ:アンダンテ・グラツィオーソ
7:54
7 IV. ロンドー:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
6:04
8 V. アンダンティーノ 6:27
9 VI. メヌエット~トリオ1&2 8:11
10 VII. フィナーレ:プレスト 1:33
クォドリベット「ガリマティアス・ムジクム」
K32
11 第1曲 モルト・アレグロ 0:33
12 第2曲 アンダンテ 1:07
13 第4曲 アレグロ・フィナーレ 1:32
14 第5番 パストレッラ 0:37
15 第6番 アレグロ - 第7番 アレグレット
0:36
16 第8番 アレグロ 0:38
17 第9番 モルト・アダージョ 0:45
18 第10番 アレグロ 0:21
19 第11番 ラルゴ - 第12番 モルト・アレグロ
2:16
20 第13番 アンダンテ - 第14番 アレグロ
0:55
21 第15番 メヌエット 1:08
22 第16番 アダージョ - 第17番 プレスト
0:29
23 第18番 フーガ 3:05 |
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
録音:2023年4月19日、
チェコ、パルドゥビツェ、音楽の家スーク・ホール(K32、K320) |
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CD8
セレナーデニ長調 K250「ハフナー」
1 I. アレグロ・マエストーソ~アレグロ・モルト
7:35
2 II. アンダンテ 9:57
3 III. メヌエット 4:12
4 IV. ロンド:アレグロ 8:16
5 V. メヌエット・ガランタ 6:37
6 VI. アンダンテ 8:47
7 VII. メヌエット 5:41
8 VIII. アダージョ~アレグロ・アッサイ
6:27
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アマティ室内管弦楽団
ギル・シャロン(ヴァイオリン&コンサートマスター)
録音:1999年5月、オランダ、マーストリヒト |
CD9
セレナーデ ニ長調 K185
1 I. アレグロ・アッサイ 8:32
2 II. アンダンテ 8:38
3 III. アレグロ 2:46
4 IV. メヌエット 2:54
5 V. アンダンテ・グラツィオーソ 8:11
6 VI. メヌエット 4:38
7 VII. アダージョ~アレグロ・アッサイ 6:01 |
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
録音:2023年7月、
チェコ、パルドゥビツェ音楽院スーク・ホール(K185) |
セレナーデ ニ長調 K203
8 I. アンダンテ・マエストーソ~アレグロ・アッサイ
4:35
9 II. アンダンテ 4:55
10 III. メヌエット 2:43
11 IV. アレグロ 4:29
12 V. メヌエット 3:13
13 VI. アンダンテ 4:39
14 VII. メヌエット 4:10
15 VIII. プレスティッシモ 3:47 |
アマティ室内管弦楽団
ギル・シャロン(ヴァイオリン&コンサートマスター)
録音:1996年、オランダ、ケルクラーデ(K203)
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室内オーケストラによる小気味よいモーツァルト・ボックス
モーツァルトのセレナーデやディヴェルティメントの演奏では、軽快さや切れの良さが求められることが多いですが、その点、このセットはCD1のディヴェルティメントK136から絶好調。ほかのCDもすべて心地良い仕上がりで、BGMとして使っても実に快適です。
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フローリアン・ヘイエリック(指揮)マンハイム室内管弦楽団 (CD1・CD2・CD3)
フローリアン・ヘイエリック
1958年、ベルギーのオランダ語圏ヘントに誕生。ヘント、ブリュッセル、レウフェンで学び、リコーダー、フルート、室内楽の部門で一等賞を受賞したほか、ヘント大学で音楽学の学位も取得。ヘント王立音楽院で合唱指揮と古楽解釈の教授を務めながら、演奏活動も増やし、声楽アンサンブル「エクス・テンポレ」を設立内外各地のオーケストラへの客演もおこなうようになり、2002年にはドイツのマンハイム室内管弦楽団の首席指揮者に任命。
CDは、Brilliant Classics、Rene
Gailly、Carus、Etcetera、Editions
De L'Oiseau-Lyre、Klara、Ricercar、Stichting
Stabat Mater、cpoなどから発売。
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団
1952年に設立。マンハイム室内管弦楽団とも表記。18世紀に盛んだったマンハイム楽派の作品を紹介する目的で、当時のプファルツ選帝侯の宮廷楽団にあやかって命名された室内オーケストラ。
CDは、Brilliant Classics、SagaPan、Musica
Rara、Oryx、RBM、Tonstudio H.
Scherer、Saphir、Murawski-Zimmermann
Verlag、Mediaphon、Arte Nova、Koch
Schwann、cpo、Carus、Oehms、Ars
Produktion、Mirare、Boehringer、Concorde、Unisonoなどから発売。
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ブルクハルト・グレッツナー(指揮)ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクム (CD3)
ブルクハルト・グレッツナー
ドイツ屈指のオーボエ奏者で指揮者。ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクムは、バッハの音楽を専門とするアンサンブル。
グレッツナーは幼少期からリコーダーとピアノを学び、十代なかばでオーボエに転向。ベルリンのドイツ音楽アカデミーでハンス・ヴェルナー・ヴェツィヒに師事し、1963年にドイツ民主共和国大学管楽器コンクールで優勝。1965年に国家試験に合格し、1年間ベルリン音楽アカデミーの研修生として勉強。
1966年から1982年まで16年間、ライプツィヒ放送交響楽団の首席オーボエ奏者を務め、ヘルベルト・ケーゲルらの演奏を支えます。その間、1969年からはフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽大学でオーボエを教え始め、1982年には教授に就任。1992年にはベルリン芸術大学のオーボエ科教授に就任。
幅広いレパートリーの持ち主で、現代作品の初演曲は100を超えています。バロックにも早くから熱心に取り組み、1983年には、「イ・ソリスティ・インストゥルメンタリ・ライプツィヒ」を結成。1988年から2003年まで室内オーケストラ「ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクム」の音楽監督も務めていました。
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イエジー・マラート(指揮)マンハイム室内管弦楽団 (CD4・CD5)
イエジー・マラート
1953年、チェコに誕生。プラハ音楽院でヴィオラを学び、プラハ芸術アカデミーでノイマンに指揮法を師事。1980年から指揮者としての活動を開始し、1981年からピルゼン歌劇場管弦楽団、その後、ピルゼン放送交響楽団、オストラヴァ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮。1988年にプラハ国民劇場、1989年から1992年までプルゼニ放送交響楽団を指揮。1992年から2002年まで、ドイツのマンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団の首席指揮者を務め、2004年から2013年まではドイツのグライツ・ライヘンバッハ・フォークトラント・フィルハーモニー管弦楽団、2005年から2008年にかけてはピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮。さらに、2003年からはケルン放送交響楽団の客演指揮者を務めてもいました。
マラットの最も注目すべき録音は、マンハイム楽派の作曲家とクルプファルツ室内管弦楽団との作品です。
CDは、Brilliant Classics、Centaur、Arte
Nova、Koch Schwann、Bayer、Challenge
Classics、Supraphon、Music
Vars、Excelsiorなどから発売。
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団
1952年に設立。マンハイム室内管弦楽団とも表記。18世紀に盛んだったマンハイム楽派の作品を紹介する目的で、当時のプファルツ選帝侯の宮廷楽団にあやかって命名された室内オーケストラ。
CDは、Brilliant Classics、SagaPan、Musica
Rara、Oryx、RBM、Tonstudio H.
Scherer、Saphir、Murawski-Zimmermann
Verlag、Mediaphon、Arte Nova、Koch
Schwann、cpo、Carus、Oehms、Ars
Produktion、Mirare、Boehringer、Concorde、Unisonoなどから発売。
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ヴァハン・マルディロシアン(指揮)チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団 (CD6・CD7・CD9)
ヴァハン・マルディロシアン
1975年、アルメニアのエレヴァンに誕生。1993年にパリに移住。1996年にパリ音楽院を優秀な成績で卒業。指揮者、ピアノ・ソリストとして活躍。長年、フランスのカーン交響楽団の首席指揮者、アルメニア国立室内管弦楽団の音楽監督を務め、2019年より香港室内管弦楽団の首席指揮者を務めています。マルディロシアンは、ヨーロッパとアジアで定期的に客演指揮者として招かれており、これまでに、プラハ放送響、ロワール国立管、アルメニア・フィル、プラハ・フィル、チェコ室内管、レバノン・フィル、アマルガム管、トゥーロン歌劇場管、ノヴォシビリスク・フィル、東京フィル、N響、日本フィル、ブルガリア国立管、ウクライナ国立フィル、関西フィル、ロシア・フィル、新日本フィル、九州響などを指揮。2017年にはピアニストとしてカーネギー・ホールでピアノリサイタルを開催。
CDは、Brilliant Classics、Intrada、Transart、Skarbo、Warner、Cypres、Quadrigaなどから発売。
チェコ室内フィル
1969年、プラハ近郊のパルドゥビツェで東ボヘミア州立室内管弦楽団として設立。初代首席指揮者はリボル・ペシェク。2018年9月からは、スタニスワフ・ヴァヴジネクが首席指揮者を務めています。
CDは、Brilliant Classics、Supraphon、MD+G、Canyon、Classico、Marco
Polo、Albany、Arco Diva、Naxos、Centaur、NCA、Pantonなどから発売。
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ギル・シャロン(指揮)アマティ室内管弦楽団 (CD7・CD8・CD9)
ギル・シャロン
ルーマニアのブカレストに誕生。ブカレストでヴァイオリンの勉強を始めますが、すぐにイスラエルに移住。1961年からテルマ・イェリン・スクールで勉強し、1965年からテルアヴィヴ大学ルービン・アカデミーで学び1969年に卒業。その間、イスラエル陸軍弦楽四重奏団を創設し、イスラエル全土で頻繁にコンサートを開催し、ダーヴィト賞を受賞。1971年にはオランダに移住。同年、ロンドンで開催されたエミリー・アンダーソン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
同年、マーストリヒトのリンブルフ交響楽団のコンサートマスターに就任し、2011年まで40年間在籍。バルセロナ交響楽団とイスラエル室内管弦楽団のゲスト・コンサートマスターを務めたほか、ソリスト、楽団員、弦楽四重奏団員、指揮者としても国際的に活動。1997年には長年の功績が称えられ、オランダのベアトリクス女王よりオレンジ・ナッソー勲章を授与。
CDは、Brilliant Classics、Columns
Classics、Naxos、Koch
Schwannなどから発売。
アマティ室内管弦楽団
1992年10月、ギル・シャロンの発案によりマーストリヒトで設立。世界各国で演奏し、これまでにシュロモ・ミンツ、今井信子、タベア・ツィンマーマン、ボリス・ベルマン、ペーター・フランクル、ヤープ・ファン・ズヴェーデン、ハンス・デ・フリースなど、多くの著名な音楽家と共演。
CDは、Brilliant Classics、Columns
Classicsなどから発売。
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96883
(4CD)
\2900
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聖職者作曲家ボンポルティの心洗われる曲集
ボンポルティ:
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ全集
CD1 60:43
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
Op.1 (1696)
ソナタ 第1番 ニ長調
1. I. アダージョ 1:30
2. II. アレグロ 2:18
3. III. グラーヴェ 1:18
4. IV. レント・アレグロ
2:11
ソナタ 第2番 変ロ長調
5. I. アダージョ 1:02
6. II. アラ・ブレーヴェ
1:21
7. III. グラーヴェ 1:40
8. IV. アレグロ 2:17
ソナタ 第3番 ト長調
9. I. ラルゴ 1:44
10. II. アレグロ 2:26
11. III. グラーヴェ 1:19
12. IV. コン・スピリト
1:59
ソナタ 第4番 ロ長調
13. I. グラーヴェ 2:14
14. II. アレグロ 1:14
15. III. アンダンテ 0:57
16. IV. スピリトーゾ 2:01
ソナタ 第5番 ニ長調
17. I. アンダンテ 1:10
18. II. ヴィヴァーチェ
1:49
19. III. グラーヴェ 1:44
20. IV. アレグロ・エ・プレスト
1:49
21. V. アラ・ブレーヴェ
0:27
ソナタ 第6番 ヘ長調
22. I. ラルゴ 1:21
23. II. アレグロ 1:05
24. III. アダージョ 0:41
25. IV. プレスト・エ・アレグロ
1:13
ソナタ 第7番 ホ長調
26. I. アレグロ 1:03
27. II. アレグロ・エ・プンタート
1:30
28. III. グラーヴェ 0:57
29. IV. プレスティッシモ
1:23
ソナタ 第8番 イ長調
30. I. アダージョ 1:49
31. II. ヴィヴァーチェ
1:25
32. III. ラルゴ 1:16
33. IV. プレスト・プレスト・エ・ウニート
1:37
ソナタ 第9番 ハ長調
34. I. ヴィヴァーチェ 0:54
35. II. アレグロ 1:19
36. III. アダージョ・アッサイ
2:22
37. IV. プレスト 1:03
ソナタ 第10番 イ長調
38. I. スピッカート 0:46
39. II. テンポ・ジュスト
1:11
40. III. アダージョ・エ・スピッカート
1:54
41. IV. プレスト 0:57
ラビリンティ・アルモニチ
アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ヘーン(ヴァイオリン)
イーヴォ・ブリガドーイ(チェロ)
マリアン・ポリン(チェンバロ、オルガン)
録音:2018年4月13~15日、イタリア、ボルツァーノ、ラナ、聖ペテロ教会
|
CD2 58:01
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
Op.2 (1698)
ソナタ 第8番 ハ長調
1. I. プレルーディオ 1:20
2. II. アルマンド 1:19
3. III. アダージョ 0:50
4. IV. ガヴォット 1:11
ソナタ 第6番 イ長調
5. I. プレルーディオ 1:16
6. II. コレンテ 1:29
7. III. サラバンド 1:28
8. IV. ガヴォット 1:15
ソナタ 第3番 ヘ長調
9. I. プレルーディオ アルマンド
2:48
10. II. コレンテ 1:45
11. III. グラーヴェ 0:59
12. IV. ジーグ 1:27
ソナタ 第9番 変ロ長調
13. I. プレルーディオ 1:02
14. II. アルマンド 1:42
15. III. サラバンド 1:18
16. IV. ジーグ 1:50
ソナタ 第2番 ホ長調
17. I. プレルーディオ 1:38
18. II. アルマンド 1:46
19. III. コレンテ 1:37
20. IV. ガヴォット 1:32
ソナタ 第7番 ロ長調
21. I. プレルーディオ 1:26
22. II. アルマンド 2:29
23. III. アダージョ 0:48
24. IV. ジーグ 2:01
ソナタ 第5番 ホ長調
25. I. プレルーディオ 1:27
26. II. アルマンド 1:59
27. III. サラバンド 1:20
28. IV. ジーグ 1:50
ソナタ 第4番 イ長調
29. I. プレルーディオ 0:50
30. II. アルマンド 1:53
31. III. コレンテ 1:35
32. IV. ガヴォット 0:46
ソナタ 第1番 ニ長調
33. I. プレルーディオ 1:11
34. II. アルマンド 2:13
35. III. スタッカートとアダージョ
1:24
36. IV. ジーグ 1:52
ソナタ 第10番 ト長調
37. チャッコーナ 3:26
ラビリンティ・アルモニチ
アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ヘーン(ヴァイオリン)
イーヴォ・ブリガドーイ(チェロ)
アンドレアス・ベネディクター(チェンバロ、オルガン)
録音:2017年1月3日~5日、イタリア、トレント、セミナリオ・マッジョーレ教会 |
CD3 64:17
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
Op.4
ソナタ 第1番 ト長調
1. I. プレルーディオ ラルゴ
2:26
2. II. アルマンド アレグロ
1:42
3. III. サラバンド 1:43
4. IV. コレンテ プレスト
1:47
ソナタ 第2番 ロ長調
5. I. プレルーディオ アンダンテ
2:27
6. II. アルマンド アレグロ
1:40
7. III. サラバンド ラルゴ
1:38
8. IV. ジーグ 1:23
ソナタ 第3番 イ長調
9. I. プレルーディオ アンダンテ
1:37
10. II. コレンテ. アレグロ
1:27
11. III. スタッカート アダージョ・アッサイ
1:27
12. IV. ガヴォット. プレスト
1:13
ソナタ 第4番 変ロ長調
13. I. アルマンド. プレスト・ヴィヴァーチェ
1:34
14. II. アンダンテ 1:09
15. III. サラバンド 1:27
16. IV. ジーグ 1:24
ソナタ 第5番 ホ長調
17. I. プレルーディオ アダージョ
1:33
18. II. アルマンド アレグロ
2:14
19. III. ガヴォット プレスト
1:34
ソナタ 第6番 イ長調
20. I. プレルーディオ.
ラルゴ 2:27
21. II. コレンテ 1:55
22. III. グラーヴェ 0:48
23. IV. ジーグ 1:38
ソナタ 第7番 ニ長調
24. I. プレルーディオ ラルゴ
1:26
25. II. コレンテ 1:32
26. III. サラバンド アダージョ
1:27
27. IV. ガヴォット 1:36
ソナタ 第8番 ホ長調
28. I. プレルーディオ アンダンテ
2:45
29. II. アルマンド. アレグロ
1分25秒
30. III. グラーヴェ 0:59
31. IV. ジーグ 1:21
ソナタ 第9番 ヘ長調
32. I. プレルーディオ ラルゴ
1:38
33. II. アルマンド プレスト
1:29
34. III. アダージョ 0'40
35. IV. ジーグ 1:47
ソナタ 第10番 ハ長調
36. I. プレルーディオ アダージョ
2:07
37. II. アルマンド アレグロ
1:59
38. III. サラバンド ラルゴ
1:44
39. IV. コレンテ 1:47
アレッサンドロ・バルデッサリーニ(テオルボ)
ラビリンティ・アルモニチ
アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ヘーン(ヴァイオリン)
イーヴォ・ブリガドーイ(チェロ)
マリヤ・ヨヴァノヴィッチ(チェンバロ、オルガン)
録音:2021年7月8日~10日、イタリア、トレント、セミナリオ・マッジョーレ教会 |
CD4 55:08
2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
Op.6
ソナタ 第1番 ロ長調
1. I. プレルーディオ 1:56
2. II. コレンテ. アレグロ
2:06
3. III. ジーグ 1:29
ソナタ 第2番 ニ長調
4. I. プレルーディオ アンダンテ
1:21
5. II. アルマンド 1:39
6. III. ガヴォット プレスティッシモ
1:40
ソナタ 第3番 嬰ヘ長調
7. I. アルマンド 2:50
8. II. サラバンド アンダンテ
3:21
9. III. ジーグ 1:25
ソナタ 第4番 イ長調
10. I. プレルーディオ ラルゴ
1:40
11. II. アルマンド Allegro
1:36
12. III. コレンテ 2:19
ソナタ 第5番 ホ長調
13. I. プレルーディオ 1:07
14. II. アルマンド. プレスト
1:42
15. III. ジーグ. プレスト
1:39
ソナタ 第6番 変ロ長調
16. I. プレルーディオ.
ラルゴ 2:34
17. II. アルマンド アレグロ
1:59
18. III. サラバンド ラルゴ
2:33
ソナタ 第7番 ト長調
19. I. プレルーディオ アダージョ
2:18
20. II. アルマンド アレグロ
1:31
21. III. ジーグ. プレスト
1:38
ソナタ 第8番 ハ長調
22. I. プレルーディオ 1:37
23. II. アルマンド プレスト
1:48
24. III. ガヴォット. プレスト
1:50
ソナタ 第9番 ホ長調
25. I. アルマンド. コモド
1:57
26. II. サラバンド ラルゴ
1:54
27. III. ジーグ. プレスト
1:14
ソナタ 第10番 ヘ長調
28. I. プレルーディオ.
ヴィヴァーチェ 0:50
29. II. コレンテ. アレグロ
1:42
30. III. ジーグ. プレスト
1:39
ピエトロ・プロッセル(アーチリュート)
ラビリンティ・アルモニチ
アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ヘーン(ヴァイオリン)
イーヴォ・ブリガドーイ(チェロ)
マリヤ・ヨヴァノヴィッチ(チェンバロ、オルガン)
録音:2022年7月8日~10日、イタリア、トレント、セミナリオ・マッジョーレ教会 |
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ラビリンティ・アルモニチ |
バッハに影響を与えたインヴェンションの作者として知られるボンポルティは、神学と音楽を学んだ聖職者。作曲は副業でしたが、聖職者として働いていた47年のあいだに12の作品集を出版し各国有力者に献呈。北イタリアのトレント大聖堂で働きながら、1727年にはカール6世から「宮廷紳士」の称号を授与されるなど知名度は高かったようです。今回全曲が収められた「2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」のコンチェルタンテな名技性は、コレッリに師事したとも言われるボンポルティの作風をよく示しています。
アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
北イタリアのトレント音楽院を卒業後、同じく北イタリアのパルマでA.トスカニーニ財団が主催する上級専門コースに通い、その後、スイスのルガーノにあるスイス・イタリア音楽院でマッシモ・クワルタに師事。
1998年、トレント近郊ボルゴ・ヴァルスガーナの室内オーケウトラ「コンプレッソ・コレッリ」のソロ奏者として入団。イタリア国内外で活動。
2003年にはバロック・ヴァイオリンに転向し、エンリコ・オノフリやステファノ・モンタナーリの指導を受け、2019年にはバロック・ヴァイオリンの学位も取得しています。
その間、2006年にラビリンティ・アルモニチ協会の会長、芸術監督、首席ヴァイオリン奏者に就任し、現在に至っています。
ラビリンティ・アルモニチ
2006年にラビリンティ・アルモニチ協会として設立。固定されたアンサンブルはなく、音楽家のグループであり、その人数や構成は変化します。主にバロック音楽を扱っていて、選ばれた楽曲については、その時代のスタイルと密接に結びついた全体的なアプローチにより研究。ガット弦を張った初期のオリジナル楽器や、バロック~古典の弓を使用し、解釈に関する理論書や手引書の形で現存する無数の資料を参照することで、さまざまな時代の音楽に表現された好みや感情に近づくことを目標とし、さらに、演奏をユニークで特別なものにするセンスや即興についても検討しています。
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96666
(2CD)
\2100
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ヒンデミット:チェロとピアノのための音楽全集
チェロ・ソナタ Op.11-3は2ヴァージョン収録
CD1 50:10
チェロ・ソナタ (1948)
1. I. パストラーレ 7:25
2. II. 適度に速く 6:43
3. III. パッサカリア 9:42
小チェロ・ソナタ (1942)
4. I. 幅広く 3:02
5. II. 生き生きと 2:15
6. III. ゆっくりと 4:03
7. 古いイギリスの童謡「求愛しに行くカエル」による変奏曲
(1941) 5:48
8. バレエ音楽「気高い幻想」~第8曲「瞑想」(1938)(チェロとピアノ版)
4:02
3つのやさしい小品 (1938)
9. I. 適度に速く、生き生きと 1:26
10. II. ゆっくりと 2:54
11. III. 生き生きと 2:36
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CD2 75:34
チェロ・ソナタ Op.11 No.3 (1921)
1. I. 適度な速さの4分の1拍子で。力強く 9:38
2. II. ゆっくりと - 5:33
3. III. 非常に生き生きと 4:15
チェロ・ソナタ Op.11 No.3 (1919)(第1版)
4. I. 生き生きとしたテンポで 9:54
5. II. ゆっくりと;非常に生き生きと 9:45
6. III. 速い4分の1拍子で、常に力強く生き生きと
11:57
3つの小品 Op.8 (1917)
7. I. カプリッチョ~生き生きと 2:54
8. II. 幻想的小品~適度にゆっくりと 10:02
9. III. スケルツォ~適度に速く
11:23
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ウンベルト・アレアンドリ(チェロ)
フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ) |
録音:2022年4月9~10日、10月29~30日、2023年2月16~17日、イタリア、ペルージャ、ミュージック・カヴェルン
ドイツの作曲家パウル・ヒンデミット[1895-1963]の広範なレパートリーの中で、チェロとピアノのための音楽は、量的にも質的にも重要な位置を占めています。ヒンデミットは主にヴィオラ奏者、指揮者でしたが、その好奇心旺盛な性格から、作曲家としても演奏家としても実にさまざまな楽器を試しています。中でもチェロは、優れたチェリストである兄のルドルフとの共同作業もあって、特別な存在となっていました。
ウンベルト・アレンドリ(チェロ)
1989年、イタリア中部のラクイラに誕生。11歳でチェロを弾き始め、2010年にA.カゼッラ音楽院を優秀な成績で卒業。その後、ペルージャのF.モルラッキ音楽院でチェロ、ピアノ室内楽、弦楽室内楽の第2レベルの学位をすべて優秀な成績で取得し、さらに、聖チェチーリア国立音楽院の室内楽高等専門コースで学んで卒業。
ソロ、室内楽奏者、オーケストラ楽員として、イタリア、スペイン、ベルギー、スイス、日本、中国などで演奏。
CDは、Brilliant Classics、Tactusなどから発売。
フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)
1976年、イタリア中部のアッシジに誕生。イタリアでピアノと室内楽、作曲とオーケストラ指揮の学位を得たのち、ウィーン音楽大学大学院で学位を取得。国内外で室内楽と声楽で協同するほか、イタリアの音楽院で教えてもいます。
CDは、Brilliant Classics、Tactus、Da
Vinci Classicsなどから発売。
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97065
(2CD)
\2100
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ジャダン:フォルテピアノとヴァイオリンのための音楽
ヤサント・ジャダン [1776-1800]:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
CD1 77:12
3つのソナタ Op.1 (フォルテピアノまたはチェンバロとヴァイオリン伴奏のための)
ソナタ ニ長調 Op.1
No.1
1. I. アレグロ 10:06
2. II. アンダンティーノ・ウン・ポコ・アレグレット
5:31
3. III. メヌエット
アレグロ 3:18
4. IV. フィナーレ
プレスト 5:27
ソナタ ロ長調 Op.1
No.2
5. I. アレグロ・フィエラメンテ
9:55
6. II. ロンド アレグレット・ノン・トロッポ
4:12
ソナタ ヘ短調 Op.1
No.3
7. アレグロ・ポコ・アジタート
5:31
8. II. アダージョ
6:28
9. III. メヌエット・アレグロ
4:02
10. IV. アレグロ・ノン・トロッポ
5:21 |
マレク・トポロフスキ(ピアノ
ゾフィア・ヴォイニャキエヴィチ(ヴァイオリン |
3つのソナタ Op.3 (フォルテピアノとヴァイオリン伴奏のための)
ソナタ 変ホ長調 Op.3
No.1
11. I. アレグロ・モデラート
7:32
12. II. アレグロ・ポコ・アジタート
4:14
ソナタ ト短調 Op.3
No.2
13. I. アレグロ・コン・モルト
5:26 |
マレク・トポロフスキ(フォルテピアノ)
ロベルト・バハラ(ヴァイオリン) |
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CD2 75:10
1. II. フィナーレ アレグロ・ノン・トロッポ
5:01
ソナタ ハ長調 Op.3
No.3
2. アレグロ 7:28
3. アダージョ 6:50
4. アレグロ・ポコ・プレスト
4:03 |
マレク・トポロフスキ(フォルテピアノ)
ロベルト・バハラ(ヴァイオリン) |
3つの四重奏曲 (ジャダンによりフォルテピアノとヴァイオリン伴奏のために編曲)
弦楽四重奏曲第1番
変ロ長調
5. I. ラルゴ~アレグロ・ノン・トロッポ
6:12
6. II. アダージョ
5:33
7. III. メヌエット
アレグロ 1:52
8. IV. フィナーレ
アレグロ 6:04
弦楽四重奏曲第2番
イ長調
9. I. アレグロ 4:56
10. II. メヌエット
2:51
11. III. アンダンテ
パストラーレ 4:58
12. IV. フィナーレ
プレスト 5:40
弦楽四重奏曲第3番
ヘ短調
13. I. アレグロ・モデラート
6:23
14. II. メヌエット
2:24
15. III. ポロネーズ
4:46 |
マレク・トポロフスキ(ピアノ
ゾフィア・ヴォイニャキエヴィチ(ヴァイオリン |
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使用フォルテピアノ:アントン・ワルターのレプリカ/ポール・マクナルティ製作(カペラ・クラコヴィエンシス所有)
録音:2023年2月26~28日、ポーランド、クラクフ=モギワ、シトー会修道院、マルチナ・ビアウォブジェスキ修道院長ホールル、2022年3月14~15日、ポーランド、クラクフ、ユダヤ文化センター
フランス革命の激動を生き24歳で夭折した作曲家の室内楽
ジャダンのピアノ・ソナタ集Op.1とOp.3には、オプションでヴァイオリン伴奏を用いることが可能と記されており、それを実行に移したのがこのアルバムでの録音です。また、ジャダンがハイドンに献呈した弦楽四重奏曲集については、自身でフォルテピアノとヴァイオリン伴奏のために編曲しており、ソナタと並べて聴くと良い感じになっています。ブックレット(英語)には、トポロフスキによる入念な解説が掲載されています。
マレク・トポロフスキ(フォルテピアノ)
1964年3月19日、ワルシャワで誕生。チェンバロ、オルガン、フォルテピアノなど歴史的鍵盤楽器の専門家で、近年は指揮もおこなっています。
トポロフスキは地元のワルシャワ音楽アカデミーでオルガンとチェンバロなどを勉強。卒業後はストラスブール音楽院に進んでオルガンとチェンバロで一等賞を得て卒業し、ザールブリュッケンのザールラント音楽院では演奏家のディプロマを取得。さらにアムステルダムではボブ・ファン・アスペレンの指導を受け、カトヴィツェ音楽アカデミーではオルガンの即興演奏も学んでいます。
その間、1985年にクラクフで開催された第1回ワンダ・ランドフスカ全国チェンバロ・コンクールで入賞し、独奏者、室内楽奏者として演奏活動を本格的に開始。
教育者としては、2008年からカトヴィツェ音楽アカデミーでチェンバロと歴史的演奏実践について教えており、2015年からはワルシャワのF.ショパン音楽院で、オルガンとチェンバロを教えて、2016年からはクラクフ音楽院の古楽科でも教えています。
歴史的楽器で演奏するアンサンブル「コンチェルト・ポラッコ」の創設者。
CDは、Brilliant Classics、DUX
Recording、Musicon、Acte
Prealable、BNL、Piano Classicsなどから発売。
ゾフィア・ヴォイニャキエヴィチ(ヴァイオリン)
ヴァイオリンをカヤ・ダンチョフスカらに師事したほか、クラクフのクシシュトフ・ペンデレツキ音楽アカデミーで歴史的ヴァイオリン奏法も研究。クラクフ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めるほか、カメラータ・ヴィストゥーラ弦楽四重奏団で第2ヴァイオリンを弾いてもいます。
ロベルト・バハラ(ヴァイオリン)
1985年、ヴロツワフに誕生。7歳から少年合唱団で歌い、8歳からヴァイオリンの訓練を開始。2009年にヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽アカデミーを優秀な成績で卒業し、2012年5月に音楽芸術博士号を取得。2010年から2014年までウッチのグラジナ音楽院とキエイシュトゥット・バツェヴィチ音楽院、およびヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽院で講師を歴任。歴史的奏法にも詳しく、ソロと室内楽のほか、オーケストラ楽員としても活動し、現在、カペラ・クラコヴィエンシスのコンサートマスターも務めています。
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96699
(2CD)
\2100
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世界初録音を含むギター曲集
クリスティアーノ・ポルケッドゥ [1975- ]
CD1 49:47
ソナタ第1番 「キャンヴァス上の色」
1 I. 空想の花 8:06
2 II. 夕暮れの歌 5:26
3 III. 光の国 4:26
ソナタ第2番 「ソナタ・ディ・ピチェルノ」 (初録音)
4 I. リ・フォイ山の物語 7:37
5 II. 青い山々 2:30
6 III. 祝いの鐘 4:28
ソナタ 第3番 「炎の儀式」
7 I. アレグロ・ファンタスティーコ 6:22
8 II. アダージョ・インカンタート 5:26
9 III. モッソ・ミステリオーゾ 5:06 |
リッカルド・ダロ(ギター)
録音:2022年12月12日&2023年5月15日、
イタリア、カブラス、シニス・ウェーブス・スタジオ
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CD2 59:13
「闇の二連祭壇画」 (初録音)
1 I. 遠くで鳴る音 4:37
2 II. 嵐の朝 4:11
「孤独の変容」
3 I. グラーヴェ 2:38
4 II. アレグロ・ノン・トロッポ
0:56
5 III. コメ・ウナ・カンツォーネ
2:09
6 IV. アダージョ 2:12
7 V. アンダンティーノ・コン・グラツィア・エ・テーマ
3:23
湘江八景からの習作
8 I. 夕暮れの湘江の雪 6:10
9 II. 湘江の夜の雨 5:04
10 III. 家路につく雁 4:59
11 Ⅳ.青蓮寺の夜の鐘 (ロレンツォ・ミケーリ・プッチに捧ぐ)
4:28
12 V. 山中の寺 (リッカルド・ダロに捧ぐ)
4:00
13 VI. 夕映えの漁村 3:49
14 VII. 洞庭湖の秋の月
5:06
15 VIII. 帰路につく帆船
4:56 |
ロレンツォ・ミケーリ・プッチ(ギター)
録音:2023年5月15日、
イタリア、クーネオ、スタジオ・ピアヴェ |
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サルデーニャ島出身の作曲家、クリスティアーノ・ポルケッドゥの作品には、サルデーニャ伝説だけでなく各地の素材に想を得た作品が多く含まれます。聖アントニオとその豚が人類に与えるために地獄から火を盗むという古代サルデーニャの伝説に基づく「炎の儀式」や、中世の中国で羊皮紙に描かれた8枚の絵にインスパイアされた「湘江八景からの習作」など興味深い作品を聴くことができます。
リッカルド・ダロ(ギター)
サルデーニャに誕生。祖父が木から彫って作った小さなギターで演奏を始め、バスティアーノ・コーイに師事したのち、アレッサンドリアのA.ヴィヴァルディ音楽院で作曲家フェレンツ・ファルカシュに関する論文で学士号を取得し、20世紀と21世紀のソナタに関する論文で修士号を取得。勉強を終えた後、ソロと室内楽の両方で演奏活動を展開。
ロレンツォ・ミケーリ・プッチ(ギター)
北イタリアのルニジャーナに誕生。6歳からマリア・グラツィア・チッテリオの指導でクラシック・ギターを弾き始め、アレッサンドリアのA.ヴィヴァルディ音楽院で作曲家ヴォルファンゴ・ダラ・ヴェッキアとエルンスト・クシェネク(クレネク)に関する論文で学士号を取得し、その後アンジェロ・ジラルディーノの「妙技と超越性の研究」で修士号を取得。ソロと室内楽の両方で演奏活動を展開。
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ゆったりかまえた美しい演奏で味わうマニャールの室内楽
マニャール:チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲
アルベリック・マニャール [1865-1914]
チェロ・ソナタ イ長調 Op.20 (1908-10)
1. I. 遅滞なく 9:23
2. II. 弱すぎず - III. 葬送 12:26
3. IV. 円滑に 8:18 |
カミッラ・パトリア(チェロ)
エレナ・バッラーリオ(ピアノ)
録音:2022年5月15~16日、
イタリア、ペルージャ、クラシカル・レコーディング・スタジオ |
ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.18 (1904-1905)
4. I. 陰鬱に 8:39
5. II. 歌、劇的、明瞭、動き
11:55
6. III. 生き生きと(ワルツ・タイム)
5:32
7. IV. 幅広く - 生き生きと - 幅広く - 生き生きと
- 2倍生き生きと - 幅広く - 生き生きと
- 2倍ゆっくりと - 生き生きと - 幅広く 15:36 |
トリオ・メッゼーナ、パトリア、バッラーリオ
フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)
セルジオ・パトリア(チェロ)
エレナ・バッラーリオ(ピアノ)
録音:2020年10月13~14日、
イタリア、ペルージャ、クラシカル・レコーディング・スタジオ
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フランス近代の作曲家マニャールの音楽は、フランクの影響を感じさせる骨太系の親しみやすいもの。このCDに収められたチェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲はマニャールの室内楽の代表的な作品で、特にチェロ・ソナタは美しい旋律から情熱的な盛り上がりまで起伏も大きく聴きごたえがあります。ブックレット(英語)には、ピアニストのエレナ・バッラーリオによる解説が掲載されています。
マーラーと同世代の作曲家、アルベリック・マニャール[1865-1914]は、近代フランス音楽にドイツ後期ロマン派の語法を取り入れたような独特の作風で知られています。マニャールは最初、法律学校を出て学位を取得しますが、その後、パリ音楽院に入学してデュボアに和声を、マスネに作曲を学び、卒業後は、ヴァンサン・ダンディに4年間作曲を師事します。作曲家の道を選んだ直接のきっかけは、バイロイトでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴いたことだったとも伝えられています。
マニャールは交響曲における後期ロマン主義的作風とコラールの使用などにより、「フランスのブルックナー」などと呼ばれることもあります。実際にはブルックナーよりもフランクに近いスタイルといえ、また、若い頃は当時のフランスで流行していたワーグナーの音楽に夢中になったこともあってか、自作のオペラにもワーグナーのライトモーティーフを思わせる手法が採用されていました。
自身が30代で難聴になってしまったという事情もあり、ベートーヴェンを深く尊敬していたというマニャールの作風には、たぶんにドイツ=オーストリア系作曲家の影響が見受けられますが、室内楽作品などで顕著なように、ベースとなっているのはあくまでも当時のフランスの作曲家ならではの明晰なスタイルといえるのではないでしょうか。
やがて、1896年にはスコラ・カントルムの対位法の教授に就任し、セヴラックなどを教えますが、生活の中心は自宅での作曲活動であり、自費で自作のコンサートを開いたり、作品の出版などもおこなうものの、ごく一部の人々を除いて批評家・聴衆共に理解を得られませんでした。
幻滅したマニャールは、別荘にこもって作曲し、外界との接触を少なくして芸術至上主義的傾向をいっそう強めていきますが、そんな中、第1次大戦勃発の年に、家族を疎開させ1人で滞在していた別荘に侵入してきたドイツ兵と交戦状態になり、2人を射殺するものの、残りの兵によって屋敷に火を放たれ、数々の作品と共に焼き殺されてしまいます。悲劇的というほかない最期を遂げたマニャールですが、残された作品はどれも見事なもので、フランス的な響きと、表現力豊かな旋律、それにドイツ的な形式美が備わるという稀有な美質を湛えたその世界は、マニャールならではの素晴らしさです。
トリオ・メッゼーナ、パトリア、バッラーリオ
チェロのセルジオ・パトリアとピアノのエレナ・バッラーリオは1988年から夫婦で演奏しており、そこに世界的なヴァイオリニストのフランコ・メッゼーナが加わって2016年に結成。
カミッラ・パトリア
チェロのセルジオ・パトリアとピアノのエレナ・バッラーリオの娘。2006年から父親にチェロを習い、2020年にはトリノ音楽院でディプロマを取得。その間、国内のコンクールで入賞し、2019年にコントラバス奏者のトンマーゾ・フィオリーニとともにデュオ・インコントラを設立。2020年からはヴァイオリニストのニコラ・マルヴリ、ピアニストのティツィアナ・コロンブロとともにモルゲン・ピアノ・トリオを結成。以後、ソロと室内楽の両方で活動しています。
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明るい序曲を愉しいマンドリン・アンサンブルで
チマローザ:オペラ序曲集
ドメニコ・チマローザ [1749-1801]
1. 歌劇「ホラティ家とクリアティ家」序曲 (1796)*
6:24
2. 歌劇「裏切られた陰謀、あるいは発覚した欺瞞」序曲
(1786) 6:16
3. 歌劇「秘密の結婚」序曲 (1792) 7:50
4. 歌劇「トラキアの恋人たち」序曲 (1793)
5:53
5. 歌劇「女たちの策略」序曲 (1794) 4:12
6. 歌劇「見かけは当てにならない、または休暇」序曲
(1784) 6:29
7. 歌劇「魔女キルケー」序曲 (1783) 9:30
8. 歌劇「ロンドンのイタリア人」序曲 (1779)
8:15
9. 歌劇「ヴォロディミーロ」序曲
(1787) 4:16
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アネッダ五重奏団(ジュゼッペ・アネッダ撥弦五重奏団)
エマヌエーレ・ブーツィ(マンドリン)
ノルベルト・ゴンサルヴェス・ダ・クルース(マンドリン)
ヴァルディミーロ・ブーツィ(マンドラ)
アンドレア・パーチェ(ギター)
エミリアーノ・ピッコリーニ(コントラバス) |
編曲:「ホラティ家とクリアティ家」のみサルヴァトーレ・アルー(1980)、ほかはミケーレ・ディ・フィリッポ
(2022)
録音:2022年7~8月、イタリア、ジェンツァーノ・ディ・ローマ、アッソーロ音楽プロダクション
モーツァルトと同時代のイタリアの作曲家、チマローザは明るい作風とあふれるメロディーで人気を博し、43歳若いロッシーニにも大きな影響を与えていたことはこのオペラ序曲集を聴いてもよくわかります。編曲はマンドリン2本とマンドラ、ギター、コントラバスから成るマンドリン五重奏のためにおこなわれており、快活で涼し気なアンサンブルを聴くことができます。
モーツァルトと同時代のイタリアの作曲家、チマローザは明るい作風とあふれるメロディーで人気を博し、43歳若いロッシーニにも大きな影響を与えていたことはこのオペラ序曲集を聴いてもよくわかります。編曲はマンドリン2本とマンドラ、ギター、コントラバスから成るマンドリン五重奏のためにおこなわれており、快活で涼し気なアンサンブルを聴くことができます。
アネッダ五重奏団
クインテット・ア・プレトロ「ジュゼッペ・アネッダ」は、クラシック・マンドリンの普及活動に生涯を捧げたジュゼッペ・アネッダに敬意を表して2003年に設立されたアンサンブル。アネッダは、マンドリンをコンサートホールの正当な場所に戻した名手。ヨーロッパ各地の博物館や図書館での彼の研究と、ヴィヴァルディ、ペルゴレージ、ベートーヴェンなどの多くの作曲家によるマンドリンのオリジナル原稿の発見は、従来の固定概念からマンドリンを解放することに大きく貢献しています。
ジュゼッペ・アネッダ五重奏団は、当初から由緒ある文化遺産を保存し、イタリアの伝統に新しい命を吹き込み、古典的なマンドリンの新しい作品の作曲を促進するというアネッダの夢を実現するために努力してきました。アンサンブルはイタリア国内および海外(スペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ、日本)で演奏して実績を積み、イタリア共和国大統領から名誉勲章を授与されてもいます。
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ドゥセク:ソナタ全集シリーズの最終巻
ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク
[1760-1812]
ソナタ 変ロ長調 Op.35-1 Craw 149
1. アレグロ・モデラート・エ・マエストーソ
15:10
2. フィナーレ.アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・スピリト
8:20
ソナタ ト長調 Op.35-2 Craw 150
3. アレグロ 10:56
4. ロンド:モルト・アレグロ・コン・エスプレッション
6:43
ソナタ ハ短調 Op.35-3 Craw 151 「悲愴」
5. アレグロ・アジタート・アッサイ 10:38
6. アダージョ・パテーティコ・エド・エスプレッシオーネ
7:40
7. インテルメッツォ 0:33
8. フィナーレ モルト・アレグロ 4:25
ソナタ ニ長調 Op.69-3 Craw 242 「狩り」
9. アレグロ・マエストーソ・エ・ブリランテ
9:09
10. ラルゲット・エスプレッシーヴォ 3:35
11. フィナーレ シャッセ、アレグロ・スケルツォ
7:08
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ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ) |
使用楽器
Craw 149~151:ロングマン・クレメンティ(1798~1799年)のオリジナル/修復(2002年)
Craw 242:アントン・ワルター・ウント・ゾーン
(1800年頃)のレプリカ/クリス・マーネ製作(2012年)
録音:2020年6月30日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(Op.69-3)、2022年12月9~11日、ベルギー、ライセレーデ、アトリエ・マーネ・コンサートホール(Op.35)
全集のCD9と同じ音源。
ブックレット(英語)にはバルト・ファン・オールトによるエッセイ「ドゥセク時代のイギリスのピアノ」と、楽曲解説「音楽について」が掲載されています。
ここではソナタ集 Op.35(ベートーヴェンに影響を与えているようです)がイギリス式の迫力あるロングマン・クレメンティ、ソナタ「狩り」がウィーン式の軽快なアントン・ワルター・ウント・ゾーンで演奏されています。
大きな会場が多かったロンドンではより大きく長続きするカンタービレ向きの音が求められ、ダンパーペダルの搭載や、長めの減衰音、深いタッチといった特色が備わるようになり、小さめの会場が多かったウィーンでは軽快な音が効果的なことから、ダンパーも膝レバー式の軽微なもので、減衰音も短く、浅いタッチで十分という違いがありました。
ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ)
1981年、ハンガリーに誕生。ベーラ・バルトーク音楽院で指揮とピアノ演奏を学び、2007年にフランツ・リスト音楽院でピアノの学位を取得。その後、フォルテピアノとチェンバロを、デヴィッド・ウォード(王立音楽大学)や、メンノ・ファン・デルフト(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)、ファビオ・ボニッツォーニ、バルト・ファン・オールト(ハーグ王立音楽院)に師事。2010年、ブルージュ国際フォルテピアノコンクールで第1位と聴衆賞を受賞し、以後、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで活動。現在はハーグ王立音楽院でフォルテピアノの教授を務めてもいます。
CDは、Brilliant Classics、Centaur Recordsなどから発売。
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ジャン=バティスト・パラン:クラヴサン曲集第1巻
ジャン=バティスト・パラン [c.1730-c.1780]
クラヴサン曲集第1巻 (パリ、1762年頃)
1. 「ラ・ダルクール」:軽快に 6:23
2. 「ラ・アンゴー(ロンドー)」:愛情をこめて
3:32
3. 「ラ・ドゥ・モンプザ(ロンドー)」:親密に、ゆっくりと
― 「ラ・ドゥ・モンプザ組曲」 5:23
4. 第1ガヴォット:優雅に ― 第2ガヴォット:より優しく
3:15
5. 「レ・キャスカード」:生き生きと 6:08
6. メヌエット 1:21
7. 「ラ・ドゥ・ボヌヴァル(ロンドー)」:優雅に
3:23
8. 「ラ・マジェステューズ(ルマンド)」:誇らしげに
5:44
9. 「ラ・ペチュラント」:きわめて快活に 4:08
10. 「ラ・ド・ラ・ボーヴ(ロンドー)」:優雅に
― 「ラ・ド・ラ・ボーヴ組曲(第2ロンドー)」:
優しく 6:44
11. メヌエット 2:19
12. 「パッシーの祭り(ロンドー)」:快活に
3:56
13. 「ラ・フォレット」:ルーレ 2:55
14. メヌエット 1:26
15. 「ラ・ドゥ・ブーヴロン」:きわめて快活に
4:01
16. 「ラ・リオワーズ(パントマイム)」:快活に
5:31
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エヴァ・デル・カンポ(チェンバロ) |
録音:2022年7月18~20日、スペイン、ジローナ、エスパイ・テル劇場講堂
ロココ期チェンバロ描写音楽の知られざる作品が世界初録音
フランス・バロック後期からロココ期にかけてのチェンバロ音楽の魅力を伝えるジャン=バティスト・パラン:クラヴサン曲集第1巻の世界初録音。ブックレット(英語・スペイン語)には、作曲家と作品についての解説などが掲載されています。
フランスのチェンバロ(=クラヴサン)音楽界はシャンボニエール[c.1602-1672]と弟子のルイ・クープラン[1616-1661]やダングルベール[1629-1691]らによって活性化。以後、クープラン・ファミリーやラモーらによって隆盛をきわめるようになり、その命脈はフランス革命まで保たれたことで、期間はほぼ1世紀半にも及んでいます。
ブルボン朝全盛期の終わりと共にフランス・チェンバロ音楽の最後の時期を飾ったのが、ロワイエ[1703-1755]、コレット[1707-1795]、デュフリー[1715-1789]、バルバトル[1724-1799]といった18世紀生まれの作曲家たちの音楽。バロックからロココへと移行する中、優雅でありながら表情のはっきりした音楽を聴かせています。
このCDに収められたジャン=バティスト・パラン
[c.1730-c.1780]は、そうした最後のフランス・チェンバロ音楽作曲家群の一員ですが、伝記的資料が少ないためその生涯はあまりわかっていません。しかしこの「クラヴサン曲集第1巻」には、コレットやデュフリーに通じる親しみやすい魅力が備わっており、当時の人物や建物を魅力的に表現した曲集としても注目されるところです。
エヴァ・デル・カンポ(チェンバロ)
カタルーニャのバルセロナに誕生。ピアノを学んだのち、カタルーニャの音楽院でジョルディ・レグアントとマルジュ・ヴァッセルのもとでチェンバロの勉強を開始。その後、フランスのトゥールーズ音楽院古楽科で、宇山=ブヴァール泰子とフランソワ・サン=ティーヴ(通奏低音)に師事し、チェンバロの学位を取得。
2018年にアストゥリアス州のヒホンで開催された第8回国際古楽コンクールの室内楽部門でバロック・チェリストのギイェルモ・トゥリーナと共に優勝。
その後、古楽グループのペルガモ・アンサンブルを設立したほか、トゥールーズ音楽院で通奏低音、バルセロナのバダロナ音楽院でチェンバロを教えています。
CDは、Brilliant Classics、IBS Classicalなどから発売。
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テオバルト・ベーム:フルートのための作品集
テオバルト・ベーム [1794-1881]
自作
1. 「カラファのアリア“ああ、親愛なる思い出よ”による
ディヴェルティスマン(フルートと管弦楽のための)」
Op.6a TBA n.6 (1823) 14:54 |
ジャン=ルーカ・ペトルッチ(フルート)
ミュンヘン大学交響楽団
ウルリヒ・ニコライ(指揮)
録音:2011年4月3日、
ミュンヘン、キュヴィリエ劇場 |
2. 「24の練習曲(フルートとピアノ伴奏のための)」
Op.37~第4番ト短調
TBA n.41 (1858)
2:14 |
ジャン=ルーカ・ペトルッチ(フルート)
パオラ・ピーザ(ピアノ)
録音:2006年5月26日、
ミラノ、G.ヴェルディ音楽院 |
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編曲
3. グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
~エウリディーチェのアリア TBA n.50 (1868)
3:59
4. モーツァルト:ピアノ・ソナタ KV332~アダージョ
TBA n.58 (1871) 4:42
5. シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」~「セレナーデ」
TBA n.66 (1871) 4:09
6. シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」~「漁師の娘」
TBA n.67 (1871) 3:27
7. モーツァルト:ピアノのためのロンド KV511
TBA n.59 (1871) 11:37
8. ペルゴレージ:歌曲「ニーナが床に臥して三日」
TBA n.61 (1871) 3:15
9. バッハ:管弦楽組曲第3番~アリア TBA n.42
(1871) 3:48
10. ベートーヴェン:フルート、ヴァイオリンとヴィオラのための
セレナーデ Op.25~アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ
TBA n.45 (1880) 4:20 |
ジャン=ルーカ・ペトルッチ(フルート)
パオラ・ピーザ(ピアノ)
録音:2023年8月2日、ローマ |
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フルートの改革者、テオバルト・ベームの音楽
現代フルートの生みの親でもあるテオバルト・ベームは、楽器製作と演奏・作曲に秀でた稀有な人物でした。このアルバムではベームの作曲・編曲作品から代表的なものを収録し、フルートの多彩な表現を楽しませてくれます。ブックレット(英文)には、演奏者によるベームとフルートについての解説が掲載されています。
ベーム式フルートを開発したテオバルト・ベーム[1794-1881]は、少年時代から楽器製作と音楽の両方を学んでいます。楽器製作については、金細工師の父親からさまざまな加工や冶金などの技術を教えられたことが功を奏して14歳で最初のフルートを製作。
楽器演奏の方は、近所に住んでいたバイエルン王国宮廷音楽家のフルート奏者から2年間教えを受けており、すぐに上達して1812年にはミュンヘンのイーザートア劇場のフルート奏者として雇われてオーケストラの首席奏者を務めたほか、1816年からは「フルートのパガニーニ」と称えられてソロ・ツアーをおこなうほどの腕前でした。そしてそのツアーのために、フルートのための編曲や作曲もおこなっていました。
1828年にはミュンヘンにフルート製作工房を設立し、そこで長年にわたってフルートを開発し、多くの新しい演奏テクニックを可能にしており、1847年には新しいモデルの特許を取得していますが、これは実質的に現代のフルートと同じものです。
ベームがほかのフルーティストと違ったのは、幼少期から楽器製作と楽器演奏の両方に馴染んでいたことと、作曲や編曲を通じて、より実践的な演奏課題への取り組みが可能だったことが挙げられます。そしてさらに、必要があれば努力を惜しまない気質の持ち主でもあり、楽器開発に役立てるためにミュンヘン大学で音響学を学んだりもしています。ベームが楽器改良のための困難な実験を繰り返したり、運指システムの開発をおこなうことが可能で、クラリネットのクローゼ[1808-1880]やビュッフェ[1789-1864]にまで影響を与えたのは、こうした特別な条件が揃っていたからこそと思えます。
ジャン・ルーカ・ペトルッチ (フルート)
1951年、イタリア中部ウンブリア州のテルニに誕生。父親からフルートを学び、パルマ王立歌劇場管弦楽団、ミラノのアンジェリクム&ポメリッジ・ムジカーリ、ローマRAI交響楽団の首席フルート奏者を歴任。ヨーロッパ、南北アメリカ、インド、アジア、北アフリカなどで演奏。数多くの作品のトランスクリプションをおこなったほか、珍しい作品の紹介やレコーディングにも精力的に取り組んでいます。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院名誉教授。
CDは、Brilliant Classics、Bongiovanni、Jupiter
Recordsなどから発売。
パオラ・ピーザ (ピアノ)
フェラーラのG.フレスコバルディ音楽院でピアノを学んだのち、チェンバロも研究。ボローニャ・テアトロ・コムナーレが主催したマエストロ・コラボラトーレ(コレペティートア)全国コクールで優勝。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで多くの音楽家と共演してきました。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院名誉教授。
CDは、Brilliant Classics、Bongiovanni、Jupiter
Recordsなどから発売。
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アンナ・フェドロワ(ピアノ)
セルゲイ・ラフマニノフ [1873-1943]:
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
Op.18
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調
Op.30 |
アンナ・フェドロワ(ピアノ)
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
ラエルシオ・ジニス(指揮/第2番)
ヘラルト・オスカンプ(指揮/第3番) |
録音:2014年(第2番)、2016年(第3番)、ドイツ、ヘルフォルト
アンナ・フェドロワによる2014年と2016年の演奏
2014年にPiano Classicsで録音していたピアノ協奏曲第2番と、2016年にDRC(Dutch
Record Company)が録音していたピアノ協奏曲第3番の組み合わせ。
どちらも既発売ですが20代なかばのフェドロワによる魅力的なラフマニノフを1枚のCDで楽しめるのは朗報です。
アンナ・フェドロワ(ピアノ)
1990年2月27日、ウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国のキエフに誕生(ウクライナは翌年に独立)。父ボリス・フェドロフ、母タチアーナ・アバイェワは共に演奏会ピアニスト・教育者。アンナは2歳からピアノで遊び、5歳から本格的なレッスンを受け始め、6歳で初リサイタル、7歳でウクライナ国立フィルハーモニック協会に所属して全国デビューを果たしています。2003年から2008年にかけてキエフ国立音楽院付属のM.ルイセンコ記念キエフ音楽学校で学んだのち、イタリアのイモラ国際アカデミー、ロンドンの王立音楽アカデミーで学んでいます。
その間、2005年、第2回トビリシ国際若手ピアニスト・コンクール第1位および特別賞受賞、2009年、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第1位など各地のコンクールで入賞。
以後、ソロと室内楽で、ヨーロッパ、アメリカ、日本などで世界的に活躍。
CDは、Brilliant Classics、Piano Classics、Champs
Hill Records、Channel Classics、J&R Productions、DiscAuvers、Dutch
Record Companyなどから発売。
北西ドイツ・フィルハーモニー
ノルトライン=ヴェストファーレン州のヘルフォルトを本拠地とする州立オーケストラで、内外で年間約130回のコンサートを実施。放送やレコーディング、教育活動も盛んにおこなっています。歴代首席指揮者にはシュヒター、シェルヘン、ヒルデブラント、上岡敏之、ネルソンスなどがいました。
ラエルシオ・ジニス(指揮)
ブラジルの指揮者、ヴァイオリニスト。早くからヴァイオリンの才能を発揮し、1987年に国内のコンクールで優勝して奨学金を獲得し、ケルンでザシュコ・ガヴリロフやインゲボルク・シェーラーらに師事。1995年に帰国すると、アウレウス弦楽四重奏団と自身のバロック室内オーケストラを設立し、すぐにヨーロッパと南米でツアーを実施。以後、指揮者としての評判も高まり、現在は主に指揮者として活動しています。
ヘラルト・オスカンプ(指揮)
1951年、オランダに誕生。最初チェロを学び、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団でチェリストとしてのキャリアをスタートし3年間在籍。その後、エド・デ・ワールト、ハンス・スワロフスキー、フェルディナント・ライトナーらに指揮を学び、イギリスのボーンマスで開催されたジョン・プレイヤー国際指揮者コンクールで優勝。1976年に指揮者としてのキャリアをスタートし、ボーンマス交響楽団などイギリスのオーケストラと共演。1980年にはハンガリー放送国際指揮コンクールで優勝し、翌年にはブダペスト国立歌劇場でヴェルディの「椿姫」を指揮してオペラ・デビュー。
1987年から1989年まではノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者を務め、1988年まではノルウェー管楽アンサンブルの指揮者も兼務。
1994年に北ドイツのロストック国民劇場のオペラ監督に就任し、2002年には同じく北ドイツのフレンスブルクでシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州立劇場の音楽総監督に就任。2013年からは、ザクセン=アンハルト州の中部ドイツ室内フィルハーモニーの首席指揮者を務めています。客演オーケストラは140を超えています。
CDは、Brilliant Classics、cpo、Aurora、Aurophon、Marco
Polo、Victoria、M&R Records、Capriceなどから発売。
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