≪第114号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2022/1/5~
1/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PIANO CLASSICS
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BRILLIANTでおなじみクララ・ヴュルツ
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 |
クララ・ヴュルツ(pf) |
ハンガリーのピアニスト クララ・ヴュルツは、ブリリアント・クラシックスより既に多くの素晴らしい録音をリリースしています。
今回の新録音は、特に演奏者のテクニックが試される名曲。
創意工夫を凝らした崇高な傑作として、多くのピアニストが録音を残していますが、ヴュルツの落ち着いた雰囲気から奏でる音色は、バッハを愛し、尊敬の念を感じ取ることができます。
変奏曲という作品に対し、テクニックを駆使したアプローチが見事な演奏です。
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サン=サーンス(ビゼー編):ピアノ協奏曲第2番(ピアノ独奏版)
サン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」より
「あなたの声に私の心は花開く」
(ボリス・ボロディンによるピアノ独奏版)
チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」より
ポロネーズ(パウル・パプストによるピアノ独奏版)
リスト:コンサート・パラフレーズ「エフゲニー・オネーギン」 |
マリア・ステンボルスカヤ(pf) |
鍵盤上での清らかなタッチと力強い知性を持つピアニスト
マリア・ステンボルスカヤ。
サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番をビゼーがピアノ独奏用に編曲した作品を演奏しています。さまざまな仕掛けのある第2番は、5曲ある協奏曲の中で最も人気のある作品です。
ビゼーはこの作品に強く興味を持って編曲したと言われており、サン=サーンスもその出来具合を熱狂的に歓迎しています。
オーケストラにも負けず劣らずのピアノが持つ力強さを感じさせてくれます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BIDDULPH RECORDINGS
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1942年結成アメリカン・アート四重奏団
ハイドン/ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲
モーツァルト: クラリネット五重奏曲
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲
ニ長調 「ひばり」Op. 64 No. 5
1. I. Allegro moderato/2. II. Adagio
cantabile/3. III. Menuetto: Allegretto/4.
IV. Finale: Vivace
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲
イ長調 K. 581
5. I. Allegro/6. II. Larghetto/7. III.
Menuetto/8. IV. Allegretto con variazioni
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲
変ホ長調 Op. 74
9. I. Poco Adagio – Allegro/10.
II. Adagio ma non troppo/
11. III. Scherzo: Presto/12. IV. Allegretto
con variazioni |
アメリカン・アート四重奏団
【メンバー】
ユーディス・シャピロ(第1ヴァイオリン)、ロバート・スーシェル(第2ヴァイオリン)、
ヴァージニア・マジェフスキ(ヴィオラ)、ヴィクター・ゴットリープ(チェロ)、
ベニー・グッドマン(クラリネット)‛&5-8 |
20世紀半ばに米国西海岸を拠点に活動したアメリカン・アート四重奏団、その古典派作品レパートリーの全て!
録音/初出レコード番号 1953年/RCA Victor
LBC 1073...1-4 1951年1月4日/Columbia ML
4483...5-8 1953年/RCA Victor LBC 1073...9-12
アメリカン・アート四重奏団はユーディス・シャピロとヴィクター・ゴットリープの夫妻を軸に1942年にロスアンジェルスで結成され、1963年にヴィクターが亡くなるまで活動を続けました。
夫妻はカーティス音楽院の同窓生で、ユーディスはエフレム・ジンバリストに、ヴィクターはフェリックス・サモンドに学びました。当時のアメリカ西海岸では映画会社が高額の予算でオーケストラを雇い、サウンドトラックの録音を活発に行っていましたが、音楽家の中にはそれに飽き足らず「シリアスな新作」に取り組むグループも出て来ました。
アメリカン・アート四重奏団もその一つで、同時代のアメリカ音楽への取り組みで評価される一方、古典のレパートリーはここに録音された3曲がすべて。
快速テンポを基調にした明晰な演奏で、ハリウッドやジュリアードといったアメリカ最高峰の弦楽四重奏団に匹敵すると評価された演奏の一端を知ることが出来ます。
モーツァルトのクラリネット五重奏曲では「キング・オヴ・スウィング」ベニー・グッドマンが参加。
グッドマンは1938年にブダペスト四重奏団と同曲を録音していましたが、英国の名手レジナルド・ケルが欧州の戦禍を逃れて渡米してくると、頼み込んで1948年からクラシック音楽の演奏を学び直しました。この再録音はその成果を披露するものです。
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<メジャー・レーベル>
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WARNER
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9029641651
\2700→\2490 |
ヨシフ・イヴァノフ(ヴァイオリン)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
Op.35
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
W.61-64 |
ヨシフ・イヴァノフ(ヴァイオリン)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団
ダミアン・イオリオ(指揮:1)
アレクセイ・オグリンチュク(指揮:2) |
録音:2021年9月、ブリュッセル、Flagey Studio
4
1986年ベルギー生まれのヨシフ・イヴァノフは、5歳の頃からフランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターだった父親にヴァイオリンの手解きを受け、ヴァイオリンを始めて6か月で父親の務めるオーケストラと共演して初舞台。8歳からリューベックでザハール・ブロンに師事。さらに、ブリュッセルでイーゴリ・オイストラフ、ヴァレリー・オイストラフ、オーギュスタン・デュメイの各氏から薫陶を受けました。
2000年のイェフディ・メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールのジュニア部門で4位入賞。2003年モントリオール国際コンクールで1位、2005年エリザベート王妃コンクール2位と、オーディエンス賞を若くして受賞。「印象的な権威と存在感を持ったヴァイオリニスト」(ストラッド)として称賛され、2008年からブリュッセル音楽院で教鞭を執っています。
このアルバムを録音するにあたってヨシフ・イヴァノフは、「チャイコフスキーとストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲をアルバムでペアリングするのは少し奇妙な選択のようですが、私にはそれは明白な選択でした。このロシアの協奏曲は両方ともニ長調で作曲されており、おそらくベートーヴェンの協奏曲という卓越したヴァイオリン協奏曲に触発されています。それらは、楽器的にも構成的にも、レパートリー内のステートメントであり、古いものと新しいものの間の明確な移行であり、この間ずっと清々しいくらい素晴らしさを保った作品です」と、語っています。
チャイコフスキーでは重厚かつ軽快さ両方を特徴的に表現させるソリストの感性を練りこみ、ストラヴィンスキーでは理知的な官能を体感する感動的な祈りに満ちており、ヴァイオリンの特徴を引き出した2つの名曲を作品に込められていた音楽性を、正面から弾いているのが感じられる演奏です。
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9029503707
\2700→\2490 |
ボストリッジがイタリア・バロックのオペラ・アリアを歌う!
愛の苦しみ~バロック・オペラ・アリア集
アントニオ・サルトリオ:歌劇「オルフェオ」~シンフォニア
フランチェスコ・カヴァッリ:歌劇「エリオガバロ」~Io
resto solo?...Misero, cosi va’
アレッサンドロ・ストラデッラ:歌劇「コリスペロ」~Soffrira,
sperera
アントニオ・チェスティ:歌劇「イル・ティート」~Berenice,
ove sei?
アントニオ・チェスティ:歌劇「アルジア」~シンフォニア
クリストフォロ・カレザーナ:歌劇「信仰の冒険」~Tien
ferma Fortuna
フランチェスコ・プロヴァンツァーレ:歌劇「復讐のステッリダウラ」~Deh
rendetemi ombre care
フランチェスコ・プロヴァンツァーレ:歌劇「妻の奴隷」~シンフォニア
フランチェスコ・プロヴァンツァーレ:歌劇「妻の奴隷」~Che
speri o mio core
ジョヴァンニ・レグレンツィ:歌劇「トーティラ」~シンフォニア
レオナルド・ヴィンチ:歌劇「ペルシア王シローエ」~Se
il mio paterno amore
レオナルド・ヴィンチ:歌劇「ペルシア王シローエ」~Gelido
in ogni vena
ニコラ・ファーゴ:オラトリオ「水に沈んだファラオーネ」~シンフォニア
ニコラ・ファーゴ:オラトリオ「水に沈んだファラオーネ」~Nuove
straggi e spaventi
アントニオ・ヴィヴァルディ:歌劇「ファルナーチェ」~Gelido
in ogni vena
作者不詳(ナポリ民謡):ル・カルディロ
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イアン・ボストリッジ(テノール)
カペラ・ナポリターナ(ピリオド楽器アンサンブル)
アントニオ・フローリオ(指揮) |
録音:2020年9月、ナポリ、カリタ
オペラはルネサンス末期にフィレンツェで生まれ、バロック期にヴェネツィアで発展し、ナポリへと移って行きました。
悲劇的オペラも多いにせよ、バロック後期にはオペラ・セリアというジャンルが確立、ここに収録された作品は、ナポリでのそれ以前の悲劇的なオペラからのものを中心としています。
数多くのロマン派のリートなどで、その歌詞の裏の内容まで突き詰めた表現を表すボストリッジですが、かなり前よりモンテヴェルディの『オルフェオ』や、ヘンデルやバッハの作品、18世紀のテノール歌手たちのためのアルバムなど、時代をさかのぼった作品へも興味を抱き挑戦しています。
「イタリアのテノール」の現代的な認識は、19世紀から20世紀初頭のオペラと演奏の実践によって形成されていますが、ボストリッジは、このアルバムに収録されているアリアのような、17世紀半ばから18世紀半ばにかけてのイタリアのオペラもまた、テノールにとって重要な位置であると示しています。
これは、カストラートの時代とよく似た関係にあると考えられています。イタリア・オペラの「重心」が、そのジャンルの起源であるヴェネツィアからナポリに移ったのはこの時でした。またナポリ楽派のオペラは、その基礎がシチリア生まれのアレッサンドロ・スカルラッティ[1660-1725]にあるとされていることが多く、18世紀の間に非常に影響力を持つようになりました。ナポリで多くを学んだ指揮者リッカルド・ムーティは「モーツァルトは確かに天才ですが、ナポリ楽派がなければ、それは無かった。まったく異なる才人です」と述べています。
ボストリッジは、約10年ぶりのバロック作品のソロ・アルバムということで、歌詞の内容や、当時の歌唱法や表現法、楽譜の研究をおこなうにあたって、歴史に埋もれた知られざるイタリア、ナポリのバロック音楽を追い求め続けるアントニオ・フローリオと長い時間をかけてリハーサルを行っています。フローリオ率いるピリオド楽器アンサンブル「カペラ・ナポリターナ」をバックに、新たなナポリ・バロック探求そして発展をたどったアルバムとなっています。
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9029645782
(6CD)
\5300→\4890 |
ずっと待っていたのだ
エリーザベト・レオンスカヤ
封印していたモーツァルトのソナタを一挙全録音
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
CD1
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279 (18:18)
ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280 (19:43)
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281 (19:59)
CD2
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282 (15:44)
ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283 (19:29)
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284 (28:39)
CD3
ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309 (21:08)
ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311 (19:10)
ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310 (21:41)
CD4
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330 (23:00)
ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
(24:06)
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332 (22:27)
CD5
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333 (29:37)
幻想曲 ハ短調 K.475 (13:04)
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457 (23:35)
CD6
ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K.533/494 (27:34)
ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545 (13:10)
ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570 (18:33)
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576 (14:19) |
エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ) |
録音:2021年1月2-6日、3月31日、4月1-3日、ドイツ、ブレーメン放送ザール
うむう。
ワーナー・クラシックスとの契約を更新したレオンスカヤが70代後半になって初めて世に問うたモーツァルト。
このひとのモーツァルトがないことをずっと不思議に思っていたのだが、そう、ずっと、ずっと待っていたのだ。その時が訪れるのを。モーツァルトが弾けるようになる時を。
https://youtu.be/HHUtbFtSttk
この明晰で純粋で愛らしいモーツァルト。
モーツァルトの演奏が可能なのは5歳の子供か80歳の老人だけだ、と誰かが言っていたが、その両方を兼ね備えたような演奏。
この全集は偉業になると思う。
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エリーザベト・レオンスカヤは1945年ジョージア(グルジア)のトビリシ生まれ。モスクワ音楽院在学中にロン=ティボー国際コンクール、エリーザベト王妃国際音楽コンクール等で入賞。スヴィヤトスラフ・リヒテルに非凡な才能を認められ、多くの共演を通して多大な影響を受けました。1978年にソ連からオーストリアのウィーンに亡命。ソリストとして、ロンドン響、ベルリン・フィル、バイエルン放送響ほかと共演。ウィーン・コンツェルトハウスの名誉会員であり、2006年にはオーストリア文化への貢献に対し最高位の勲章である科学・芸術名誉十字章勲一等が贈られ、。2015年には、ジョージアのトビリシから芸術家に対して贈られる最高の栄誉である「芸術の司祭」賞が授与されています。
彼女は自分自身と音楽に対して誠実であろうとし、またそうすることによって、オイストラフ、リヒテル、ギレリス等、ソビエト時代の偉大なロシア音楽家の志を継いでおり、彼らは困難な政治状況にもかかわらず、音楽の真髄から決して外れることがなかったように、つねに自分を高め、自分自身の欲求に、情熱に、さらに知性に駆り立てられ、彼女は偉大な巨匠のみが到達し得た高みへと目指しています。
これまでレオンスカヤは、1993年にリヒテルと共演録音したグリーグによる2台ピアノ版『モーツァルト:ピアノ・ソナタ』以外に、モーツァルトの録音は行っていません。これは師であるリヒテルのモーツァルト演奏の厳しい教えによりあえて避けていたようで、壮大なロマンチックなレパートリー、ベートーベン、シューベルト、ブラームス、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチの演奏を中心としていました。
しかし、2018~2019年に、さらに高次元の演奏を目指したレオンスカヤが取り上げたのがモーツァルトでした。
ウィグモア・ホールでのコンサートの演奏は「その背後にある生涯の知恵と経験を持つ万華鏡のようなモーツァルト」「聴衆の想像力を、ファンタジーの渦巻きで想起させる魅力的な空間」と絶賛されています。
初期のフォルテピアノのために書かれた曲を、現代ピアノで演奏することほど難しいことはありませんが、レオンスカヤの絶妙なる繊細で糸のようなタッチ、そしてディテールを失うことなく完璧に純粋な音を保つためのペダリングは、驚異的な明快さでそのメロディを奏でていきます。
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9029646771
(35CD)
\12200→\10990 |
没10年、グスタフ・レオンハルトの業績をたたえた新たなる記念ボックス
ニュー・グスタフ・レオンハルト・エディション
CD1
J.S.バッハ:
1. チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
2. チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
3. チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
4. フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための三重協奏曲イ短調
BWV.1044
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ&指揮)
フランス・ブリュッヘン(フラウト・トラヴェルソ:4)
マリー・レオンハルト(ヴァイオリン:4)
レオンハルト・コンソート
録音:1962年(2)、1967年(1,3-4)
CD2
J.S.バッハ:
1. チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
2. チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
3. チェンバロ協奏曲第7番ト短調 BWV.1058
4. チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV.1059
5. 2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調
BWV.1060
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ&指揮)
エドゥアルト・ミュラー(チェンバロ:5)
レオンハルト・コンソート
録音:1962年(2,3,5)、1963年(4)、1967年(1)
CD3
J.S.バッハ:
1. 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調
BWV.1061
2. 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調
BWV.1062
3. 3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調
BWV.1063
4. 3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調
BWV.1064
5. 4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV.1065
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ&指揮)
アンネッケ・ウィッテンボッシュ(チェンバロ:1,3,4,5)
アラン・カーティス(チェンバロ:3,4)
エドゥアルト・ミュラー(チェンバロ:2,5)
ヤニー・ファン・ウェリング(チェンバロ:5)
レオンハルト・コンソート
録音:1962年(2,5)、1963年(3-4)、1967年(1)
CD4
J.S.バッハ:
1. 2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調
BWV.1060
2. 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調
BWV.1061
3. 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調
BWV.1062
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
ボブ・ヴァン・アスペレン(チェンバロ&指揮)
メランテ・アムステルダム
録音:1993年12月14-17日 アムステルダム、Waalsche
Kerk
CD5
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1965年4月28-30日 オランダ、Hervormde
Kerk, Bennebroek
CD6
J.S.バッハ:
1. 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
2. ソナタ ニ短調 BWV.964(原曲:BWV.1003)
3. トッカータ ト長調 BWV.916
4. 組曲 ホ短調 BWV.996
5. ソナタ ト長調(原曲:BWV.968&1005)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1968-1970年
CD7-8
J.S.バッハ:
1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
2. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
3. ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
4. ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
5. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
6. ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
ラールス・フリデン(ヴァイオリン)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1962年10月1,2日 ハンブルク
CD9
J.S.バッハ:
1. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.895
2. 組曲ヘ短調 BWV.823
3. 前奏曲とフゲッタ ニ短調 BWV.899
4. 9つの小前奏曲~第4番ヘ長調 BWV927
5. クオドリベットBWV.524
6. 6つの小前奏曲~第5番ホ長調 BWV.937
7. 9つの小前奏曲~第6番ト短調 BWV.929
8. 私はしばしばパイプによいタバコをつめて
BWV.515a
9. 5つの小前奏曲~第2番ニ短調 BWV.940
10. 2声のカノン BWV.1075
11. 7声のカノン BWV.1078
12. 9つの小前奏曲第2番ニ長調 BWV.925
13. 汝に満足と平安あれ BWV.511
14. 4声のカノン BWV.1073
15. 3声のカノン BWV.1077
16. 4声のコラール「おお心の痛み、おお恐れたじろぎ」
BWV.400
17. 4声のコラール「嘆くなかれ、さほどには」
BWV.384
18. エホバよ、汝に向かってわれ歌わん BWV.452
19. 5つの小前奏曲~第1番ハ長調 BWV.939
20. フーガ ハ長調 BWV.952
21. 4声のコラール「何ゆえに悲しむや、わが心よ」
BWV.423
22. アリア「われを忘れたもうな」 BWV.505
23. キルンベルガー・コラール「ただ神の摂理にまかす者」
BWV.691
24. 4声のコラール「ただ神の摂理にまかす者」
BWV.434
25. キルンベルガー・コラール「ただ神の摂理にまかす者」
BWV.690
26. カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」
BWV.992
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マリー・ルイーズ・ジル(アルト)
ベルト・ヴァン・トホフ(テノール)
ペーター・クリストフ・ルンゲ(バス)
アンナー・ビルスマ(チェロ)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(オルガン、チェンバロ、指揮)
録音:1964年、1967年、1970年 オランダ
CD10-11
J.S.バッハ:
1. イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806
2. イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
3. イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
4. イギリス組曲第4番ヘ長調 BWV.809
5. イギリス組曲第5番ホ短調 BWV.810
6. イギリス組曲第6番ニ短調 BWV.811
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1984年5月2,3日、10月3,4日
オランダ、ハールレム、 Doopsgezinde Gemeente
Kerk
CD12-13
J.S.バッハ:
1. パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
2. パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
3. パルティータ第3番イ短調 BWV.827
4. パルティータ第4番ニ長調 BWV.828
5. パルティータ第5番ト長調 BWV.829
6. パルティータ第6番ホ短調 BWV.830
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1986年2月13日、4月2日
オランダ、ハールレム、Doopsgezinde Gemeente
Kerk
CD14
J.S.バッハ:
1. カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」
BWV.182~第1曲:ソナタ
グスタフ・レオンハルト(指揮、オルガン)
レオンハルト・コンソート
録音:1963年5月22-30日 オランダ、Hervormde
Kerk, Bennebroek
2. カンタータ第152番「信仰の道を歩め」 BWV.152
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
ジャック・ヴィリゼク(バス)
フランス・ブリュッヘン(フラウト・トラヴェルソ)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
グスタフ・レオンハルト(オルガン)
ハンブルク・モンテヴェルディ合唱団
器楽アンサンブル
ユルゲン・ユルゲンス(指揮)
録音:1964年2月10,11日 オランダ、Queekhoven,
Breukelen
3. カンタータ第56番「われは喜びて十字架を負わん」
BWV.56
4. カンタータ第55番「われ貧しき者、われは罪のしもべ」
BWV.55
5. カンタータ第114番「ああ、愛しきキリストのともがらよ、心安んぜよ」
BWV.114
セバスティアン・ヘニッヒ(ボーイ・ソプラノ)
ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
クルト・エクウィルツ(テノール)
ミヒャエル・ショッパー、マックス・ヴァン・エグモント(バス)
ハノーファー少年合唱団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(指揮、オルガン)
録音:
1975年 オランダ、ハールレム、Doopsgezinde
Gemeente Kerk(3,4)
1980年 ウィーン、Casino Zogernitz(5)
CD15
J.S.バッハ:
1. カンタータ第7番「われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり」
BWV.7
2. カンタータ第8番「最愛の神よ、われいつの日に死なん」
BWV.8
3. カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」
BWV.106
ポール・エスウッド(カウンターテナー)
マリウス・ファン・アルテナ、クルト・エクウィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)、他
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(指揮、オルガン)
録音:
1971年 アムステルダム(1,2)
1963年5月 オランダ、Hervormde Kerk, Bennebroek(3)
CD16
1. J.S.バッハ:カンタータ第198番「侯妃よ、願わくばなお一条の光を」
BWV.198
ヤン・パトリック・オファレル(ボーイ・ソプラノ)
ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
ジョン・エルウィス(テノール)
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)
ハノーファー少年合唱団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1988年1月 オランダ、ハールレム、Lutherse
Kerk
2. アダム・クリーガー:乙女はいとも移ろい易く
3. アダム・クリーガー:愛の力は日夜を統べる
4. アダム・クリーガー:ラインワインはいとも巧みに踊り廻りて
5. ハインリヒ・アルベルト:森の歌
6. ハインリヒ・アルベルト:友を讃えて
7. ハインリヒ・アルベルト:去年の秋
8. ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:夜廻りのためのセレナード
9. ニコラウス・ハッセ:我が魂よやすらぎを望むなら
10. ニコラウス・ハッセ:永遠よ
11. ニコラウス・ハッセ:我は地上をここかしこさまよいて
12. ハインリヒ・シュッツ:主なる神よ、あわれみたまえ
13. ヘンリー・パーセル:飛び去れ、時よ!
14. ヘンリー・パーセル:雄々しき父よ
15. ヘンリー・パーセル:帰れ、むほんの徒輩よ
マックス・ファン・エグモント(バリトン)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(オルガン、チェンバロ、指揮)
録音:1967年12月6-9日 オランダ、Hervormde
Kerk, Bennebroek
CD17
パーセル:
1. 主において常に喜びなさい
2. シオンで角笛を吹き
3. 神よ、あなたはわたしの神
4. シャコニー(シャンコンヌ. ト短調
5. 神よ、あなたは我らを突き放し
6. 心に湧き出る美しい言葉
7. 主よ、我らの躓きを思い出さないでください
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
ナイジェル・ロジャース(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(オルガン、チェンバロ、指揮)
録音:1967年12月、1969年6-7月 オランダ、Hervormde
Kerk, Bennebroek
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CD18
パーセル:
1. 序曲 ニ短調 Z.771
2. パヴァーヌ 変ロ長調 Z.750
3. グラウンド ニ短調 Z.222
4. 序曲(組曲 ト長調 Z.770)
5. パヴァーヌ イ短調 Z.749
6. ファンタジア(シャンコンヌ)「グラウンド上の3声」
Z.731
7. 序曲 ト短調 Z.772
8. 組曲 ニ長調 Z.667
9. パヴァーヌ ト短調 Z.752
10. シフォーチの別れ ニ短調 Z.656
11. 新しいグランド ホ短調 Z.682
12. ソナタ イ短調 Z.804
13. 4声のファンタジア第7番
グスタフ・レオンハルト指揮、レオンハルト・コンソート(1-12)
フランス・ブリュッヘン指揮、ブリュッヘン・コンソート(13)
録音:1967年4月(1-12)、1967年3月(13) オランダ、Hervormde
Kerk, Bennebroek
CD19
パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード集
1. オード「今や輝かしき日は来たりぬ」 Z.332
2. オード「愛の女神はたしかに盲目だった」
Z.331
3. オード「来たれ、汝ら芸術の子」 Z.323
ジュリア・グッディング (ソプラノ)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
クリストファー・ロブソン(カウンターテナー)
ハワード・クルック(テノール)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン (バス)
マイケル・ジョージ(バス)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1991年9月、ロンドン、Bishopgate Institute
CD20:フランス・バロックの鍵盤音楽集
1. F.クープラン:グラン・ジュのオッフェルトリウム
2. F.クープラン:8つのプレリュード
3. アレッサンドロ・ポリエッティ?:第1旋法のリチェルカーレ
4. ニコラ・ド・グリニー:2声の高声のクロモルヌ・アン・ターユ
5. ラモー:クラヴサン曲集~凱旋/ミューズたちの対話/メヌエット
ト長調&ト短調/
つむじ風/サラバンド イ長調/田舎風
6. 作者不詳:ダフネ
7. 作者不詳:賛美の歌を響かせよ
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン)
録音:1962年、1964年、1967年、1969年、オランダ
CD21
フローベルガー:
1. カプリッチョ第2番
2. ファンタジア第3番、
3. トッカータ第11番「聖体奉挙のために」
4. リチェルカーレ第2番
5. カンツォーナ第2番
6. トッカータ第9番
7. 組曲第18番
8. トッカータ第18番
9. 組曲第12番
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン)
録音:1970年2月、オランダ、Hervormde Kerk,
Bennebroek
CD22-23
クーナウ:聖書ソナタ(全6曲)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン、語り)
録音:1970年2月 オランダ、Hervormde Kerk,Bennebroek
CD24:ドイツ・バロックの鍵盤音楽集
1. ラインケン:バビロンの流れのほとりにて
2. シャイデマン:前奏曲 ニ短調
3. J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539
4. G.ベーム:組曲第6,8,9番
5. ヘンデル:組曲第8番 ヘ短調 HWV.433
6. J.C.バッハ:ソナタ ニ長調 Op.5-2
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン)
録音:1962年、1964年、1967年 オランダ、グロンニンゲン、Hervormde
Kerk
CD25:イタリア・バロックの鍵盤音楽集
1. フレスコバルティ:
トッカータ第7番/トッカータ第11番ハ長調/カンツォーナ第3番/
トッカータ ト長調/2つの主題によるファンタジア第6番/5つのガリアルダ
2. トゥリーニ:ソナタ イ短調
3. カッチーニ:美しいアマリッリ
4. マリーニ:3声と4声のバレット第2番
5. D.スカルラッティ:ソナタ イ短調 K.3/ソナタ
ニ短調 K.52/
ソナタ ホ長調 K.215/ソナタ ホ長調 K.216
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン)
レオンハルト・コンソート
録音:1962年、1964年、1967年
CD26
1. モンテヴェルディ:タンクレーディとクロリンダの戦い
2. モンテヴェルディ:マドリガーレ集第7巻より
断ち切られた希望、永遠の信頼
さあ私は口づけを待つばかり
チェトラの調べに合わせて
眠っているの、ああむごき心
3. モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻より「ニンフの嘆き」
ネリー・ファン・デル・スペク(ソプラノ)
ナイジェル・ロジャース(テノール)
マリウス・ファン・アルテナ(テノール)
ドミトリー・ナボコフ(バス)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1970年11月2-11日 オランダ、Westzaan 初CD化
4. J.Sバッハ:カンタータ第209番「悲しみを知らぬ者」
BWV.209
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1964年2月8,9日 オランダ、Queekhoven,
Breukelen
CD27
モンドンヴィル:
1. ソナタ第1番ト短調
2. ソナタ第2番ヘ長調
3. ソナタ第3番変ロ長調
4. ソナタ第4番ハ長調
5. ソナタ第5番ト長調
6. ソナタ第6番イ長調
ラールス・フリデン(ヴァイオリン)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1966年
CD28
ラモー:コンセール用クラヴサン曲集(第1~5番)
フランス・ブリュッヘン(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1971年1月 アムステルダム
CD29-30:イギリスの合奏&鍵盤音楽集
1. ダウランド:パヴァーヌ ハ長調
2. ロウズ:組曲第1番ハ短調/組曲第2番ヘ長調/ソナタ第7番ニ短調/
組曲第3番変ロ長調~第2曲「イン・ノミネ」
3. クーパー:ファンタジア/組曲
4. バード:パヴァーヌ/ガイヤルド/ファンタジア第2番/ファンタジア第3番
5. シンプソン:リチェルカーレ「いとしいロビン」
6. ルポ:ファンタジア
7. バード:6声のパヴァーヌ/6声のガイヤルド/ミゼレーレ
8. モーリー:ナンシー/ファンタジア
9. ブル:へクサコードによるファンタジア
10. ブル:ブランズウィック公爵夫人のトイ
11. ダウランド/ランドル編:ダウランドのラクリメ/あの女は私の受けた苦しみを
12. トムキンズ:パヴァーヌ/ガイヤルド/この乱れた時代を憂う悲しみのパヴァーヌ
13. ギボンズ:パヴァーヌ
14. ファーナビー:ファンタジア ニ長調/スパニョレッタ
15. ティスデール:キャスリン・トリージャ夫人のパヴァーヌ~パヴァーナ・クロマティカ
16. 作者不詳(17世紀):トイ
ヴェロニカ・ハンペ(アルト・ヴィオール)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン、ヴァージナル、バス・ヴィオール、指揮)
録音:1964年、1965年、1966年、1967年、1970年
CD31
1. ビーバー:技巧的な合奏曲集~第3部/食卓の音楽~第3部/
宗教的・世俗的弦楽曲集~ソナタ第3,4,5,6番
2. ムファット:調和の捧げもの~ソナタ第2番ト短調
3. ローゼンミュラー:4声のソナタ第7番
4. シャイト:4声のパドゥアン(パヴァーヌ)
5. シュメルツァー:宗教的・世俗的合奏曲集~ソナタ第7番(5声)/ソナタ第9番(5声)
レオンハルト・コンソート
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、オルガン、指揮)
録音:1964年、1969年4月 オランダ、Hervormde
Kerk,Bennebroek
CD32
ヘンデル:
1. ソナタ イ短調 Op.1-4, HWV.362
2. ソナタ ハ長調 Op.1-7, HWV.365
3. ソナタ 変ロ長調 HWV.377
4. ソナタ ト短調 Op.1-2, HWV.360
5. ソナタ ニ短調 HWV.367a
6. ソナタ ヘ長調 Op.1-11, HWV.369
フランス・ブリュッヘン(リコーダー)
アンナー・ビルスマ(チェロ)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音:1962年9月22-24日 アムステルダム、Bavohaus
7. トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.2-4, HWV.389
フランス・ブリュッヘン(リコーダー)
アリス・アーノンクール(ヴァイオリン)
ニコラウス・アーノンクール(チェロ)
ヘルベルト・タヘツィ(チェンバロ)
録音:1969年9月 ウィーン
CD33
C.P.E.バッハ:
1. チェロ協奏曲第3番イ長調 Wq.172
2. チェロ協奏曲第1番イ短調 Wq.170
3. チェロ協奏曲第2番変ロ長調 Wq.171
アンナー・ビルスマ(チェロ)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1988年11月18-20日 ピーターズハム、All
Saint’s Church
CD34
1. C.P.E.バッハ:チェンバロとピアノのための協奏曲
変ホ長調 Wq.47, H.479
2. J.C.バッハ:協奏交響曲ヘ長調 T.VIII/6
3. W.F.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲変ホ長調
F.46
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ、指揮)
レオンハルト・コンソート&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
録音:1966年6月 オランダ、Hervormde Kerk,
Bennebroek
CD35
C.P.E.バッハ:
1. シンフォニア第1番ニ長調 Wq.183-1
2. シンフォニア第2番変ホ長調 Wq.183-2
3. シンフォニア第3番ヘ長調 Wq.183-3
4. シンフォニア第4番ト長調 Wq.183-4
5. シンフォニア第5番ロ短調 Wq.182
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1988年10月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ |
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グスタフ・レオンハルト(1928-2012)の「Telefunken
- Das Alte Werk」シリーズへの録音は、古楽奏法の研究がまだ本格的に確立されていなかった1960年代初頭からはじまり、その後の彼の軌跡をたどることができます。
レオンハルトの多様性、革新的な音楽観は、常に多くの聴衆を驚かせ、新しい楽しみを与えました。
今回のボックスは2008年に「Teldec」より発売された『レオンハルト・エディション』(21CD 廃盤)に、アーノンクールとの共同録音『バッハ:カンタータ全集』からの特に名演奏と言われた曲と、それ以前に参加も含む録音したカンタータ演奏も追加。さらに「Virgin
Classics」への録音も追加されています。また、ディスク26に収録されたモンテヴェルディのマドリガーレ集は初CD化となり、オリジナルマスターテープよりリマスタリングして収録されています。
レオンハルトの古楽の指導者としての録音、鍵盤楽器演奏の権威者としての録音・・・、レオンハルトの多才と表現力の多彩さを十分堪能できるボックスセット。
各ディスクは、オリジナル・ジャケットを使用したデザインの紙ジャケ仕様となっております。
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<映像>
<LP>
1/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALTUS
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坂入健司郎×ユヴェントス、コロナ禍での無観客ライヴ、
14奏者と指揮者による室内楽版マーラー4番
マーラー:交響曲第4番 ト長調(エルヴィン・シュタインによる室内楽版) |
中山美紀 (ソプラノ)、
青木尚佳 (コンサートマスター)、
坂入健司郎 (指揮)、
東京ユヴェントス・フィルハーモニー
【演奏者】
第1ヴァイオリン:青木尚佳/
第2ヴァイオリン:山本 弦/
ヴィオラ:石倉匠人/
チェロ: 川村 弥/コントラバス:猪股佑介/
フルート:占部智美/オーボエ:後藤研太/
クラリネット:神農智子/
第1打楽器:伊藤貴章/第2打楽器:甘田一成/
ハーモニウム:樋口三貴/
第1ピアノ:小田島常芳/第2ピアノ:谷本喜基/
ソプラノ:中山美紀/指揮:坂入健司郎 |
坂入×ユヴェントス、コロナ禍での無観客ライヴ、この時にしか出来ない特別な演奏をCD化、14奏者と指揮者による室内楽版マーラー4番
録音:2020年8月23日/宮地楽器ホール(小金井市文化センター)【東京ユヴェントス・フィルハーモニー特別演奏会】/国内プレス、日本語帯・解説付
東京ユヴェントス・フィルハーモニーは2008
年に慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。
指揮者・坂入健司郎のもと、マーラーやブルックナーなど大編成の作品の演奏・録音が高く評価されてきました。今では慶応出身者以外の社会人などもメンバーに名を連ね、年齢層も幅広く、演奏会のたびに充実した音楽を聴かせる名団体として広く知られています。
コロナ禍で演奏会の開催がままならず、音楽家にとっていかに音楽を届ければ良いのかを突きつけられた2020年。特別演奏会という形で演奏されたこのマーラーは、無観客で室内楽編成の演奏を録音し、ライヴ盤CD
で発売するという試みであり、一斉自粛を抜けて安全に行える演奏会のあり方を少しずつ模索しだした時のもの。
同年ミュンヘン・フィルのコンマスに選ばれたヴァイオリニスト青木尚佳と、マーラー「千人」(ALTL-012/3)にも参加したソプラノ中山美紀を迎えた、この時にしか出来ない特別な演奏会。新鮮な音楽の喜びを伝えてくれる1枚です。
《演奏する曲目は、マーラーの交響曲第4番――コロナ禍の100年前、スペイン風邪が猛威をふるっていた頃にアルノルト・シェーンベルクが主宰する「私的演奏協会」が演奏者の規模を縮小しプロ・アマ問わず集まった好楽家が"密"な音楽を提供できるようエルヴィン・シュタインが編曲したもので、まさにコロナ禍の今だからこそ我々が取り上げるべき作品でした》(坂入健司郎)/
《音楽を心から愛し、信頼するマエストロのもとユヴェントスにしか出せないエネルギーが解き放たれる本番は、いつ聴いても心を動かされます》(青木尚佳)/
《自宅から飛び出して約半年ぶりに聴いた楽器の音は、身震いするほどの美しさでした。相手の目を見、耳を澄ませ、音の香りや色彩を感じ、そんな風に息遣いまで分かち合えるアンサンブルができて、ようやく私の中の音楽が息を吹き返したような体験をしました》(中山美紀)
~解説書より抜粋
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APARTE
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AP 283
(2CD)
¥3100
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スカルラッティ:ソナタ集 |
ジュリオ・ビッダウ(ピアノ) |
Disc1
クリティカル・エディションより
(1)ト長調K.13/(2)ト長調K.523/(3)ト短調K.8/(4)ト短調K.450/(5)ト長調K.259/
(6)ニ長調K.29/(7)ニ長調K.96/(8)ロ短調K.173/(9)ロ短調K.377/(10)ヘ短調K.69/
(11)ヘ短調K.387/(12)ト短調K.31/(13)ニ短調K.434/(14)ニ短調K.444/
(15)ヘ長調K.446/(16)ヘ長調K.525
Disc2
ハンス・フォン・ビューロー編纂版
(1)組曲ト長調
【前奏曲(アレッサンドロ・スカルラッティ作)/トッカータK.13/
サラバンドK.8/ブルレスカK.450/メヌエットK.259/ジグK.523】
(2)組曲ヘ短調
【ソナタK.31/フーガ(アレッサンドロ・スカルラッティ作)/
クーラントK.69/カプリッチョK.446/シチリアーノK.446/スケルツォK.525】
(3)組曲ニ長調
【ソナタK.29/クーラントK.434/カプリッチョK.444/ブーレK.377/ガヴォットK.173/ジグK.96】 |
これは面白い!スカルラッティをオリジナルとロマン派解釈両面から
録音:2020年6月、11月/サル・コロンヌ/CD1:72'00、CD2:79'00
evidenceレーベルからレスピーギ自身の4手編曲による「ローマの噴水」や「ローマの松」をリリースして注目されたジュリオ・ビッダウ。
1985年イタリアのサルディニア島出身で、パリのエコール・ノルマルでルイサダに師事、その後もチッコリーニから個人レッスンを受けました。
学究的な一面も持つビッダウは、スカルラッティのソナタを題材に興味深い試みをしています。
2枚組の最初の1枚目にはエミリア・ファディーニの校訂によるクリティカル・エディションから選んだ16曲を極めて厳格に再現。
とはいっても堅苦しいものではなく、イタリア的な歌ごころとリズムが心地よい名演となっています。
一方2 枚目はハンス・フォン・ビューローが19
世紀に編纂したロマン派的解釈による同じ曲を対比。ビューローは聴きやすく調性をあわせて組曲に仕立てていますが、編纂というよりも明らかな編曲で、リストやワーグナーの美学が反映されたような内容となっています。
ビッダウは解釈や奏法をがらりと変え、濃厚な感情を聴かせます。ロマン派と現代の古楽解釈の違いを耳で学べます。
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BIS
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BIS SA 2571
(SACD HYBRID)
¥2800
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エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
ラフマニノフ:聖ヨハネス・クリソストムスの典礼Op.31 |
カスパルス・プトニンシュ(指揮)
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団 |
オーケストラのような迫力の無伴奏合唱
録音:2021年1月11-15/ニコライ教会(タリン)/DSD
Multi-ch/59'26
大ピアニストだったラフマニノフとしては珍しい、一切ピアノを用いない作品。もともとロシア正教の礼拝音楽には家元制度があり、自由な創作が許されませんでした。
それを打ち破ったのがチャイコフスキーで、ラフマニノフも1910年に挑戦しました。ラフマニノフならではのメロディにあふれながらも、その新しい感覚ゆえ当時の教会からは使用を拒絶されました。
1981年創立のエストニア・フィルハーモニー室内合唱団はトリ・カリユステとの録音で知られますが、注目のラトヴィア人合唱指揮者カスパルス・プトニンシュに率いられての登場です。
重さのないクリアな声の響きを堪能できます。
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LA DOLCE VOLTA
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シャンソン・ボエーム |
アドリアン・ラ・マルカ(ヴィオラ)
ダナエ・デルケン(ピアノ) |
(1)ユベール・ジロー:巴里の空の下/
(2)ブラームス:ワルツ「愛の歌」Op.52の6/
(3)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51の6/
(4)ドヴォルザーク:母の教えたまいし歌/
(5)フランク・ブリッジ:セレナード/
(6)ハンス・ジット:アルブムブラッターOp.39(全6曲)/
(7)サティ:あなたが好き/
(8)プーランク:愛の小径/
(9)マスネ:スペインの夜/
(10)カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」~かわいい羊飼い
/ 向こうの谷間に/
(11)ナディア・ブーランジェ:ルクス・エテルナ/
(12)フィリップ・グラス:ミシマ(弦楽四重奏曲第3番より)/
(13)ピアソラ:オブリビオン(忘却)/
(14)ヤン・ティルセン:テンペルホーフ/
(15)ブリュノ・クレ:凧/
(16)アズナヴール:ラ・ボエーム |
ヴィオラのシックな音色が歌うフランスのシャンソン
録音:2021年5月5-7日/アンドレアス教会(ベルリン=ヴァンゼー)/57'59"
1989年生まれのフランス・ヴィオラ界の期待の星ラ・マルカと1991年ドイツ生まれのダナエ・デルケンによる新時代のヴィオラ・アルバム。
ラ・マルカのla dolce volta レーベルのディスクはイギリス作品のイメージがありますが、今回は母国フランスの、それもシャンソンや民謡などメロディをたっぷり歌う作品が中心に集められています。
冒頭いきなりエディット・ピアフやジュリエット・グレコでおなじみのシャンソン「巴里の空の下」が歌われますが、明らかにヴァイオリンではないシックな秋色の音色にしびれます。
サティの「あなたが好き」もプーランクの「愛の小径」もオシャレの極み。フランス作品ではありませんが、チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」やドヴォルザークの「母の教えたまいし歌」も泣けます。
ヴィオラの魅力と表現力を最大に生かしながら親しみやすい作品ばかり集めた、まさに21世紀的ヴィオラ・ワールドです。
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バブル~ダナ・チョカルリエと友人たち |
ダナ・チョカルリエ(ピアノ)
Fazioli使用 |
(1)プーランク:3 人の貴婦人(「パリの風物」より)【フィリップ・カトリーヌ(歌)】
(2)リュシアン・ブラガ:踊りたい【ジュリー・ドパルデュー(語り)】
(3)コンスタンティネスク:トッカータ「ジョク・ドブロジェン」
(4)アルチュニアン:即興曲【アストリグ・シラノシアン(チェロ)】
(5)ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
(6)ピアソラ:フラカナーパ【パスカル・コンテ(アコーディオン)】
(7)スタネスク:シャンソン【ジュリー・ドパルデュー(語り)】
(8)サティ:あなたが好き
(9)ワイル:あなたを愛していないわ【ジュリー・ドパルデュー(語り)】
(10)シューベルト:軍隊行進曲ニ長調【アンヌ・ケフェレック(ピアノ・デュオ)】
(11)アイヴァジアン:アルメニア舞曲【アストリグ・シラノシアン(チェロ)】
(12)パスカル・コンテ(フレッド・ハリンガー編):スパークリング・ガール【パスカル・コンテ(アコーディオン)】
(13)モーツァルト:ロンド ニ長調K.485
(14)プーランク:モンパルナス【フィリップ・カトリーヌ(歌)】
(15)コミタス:私は踊れない【アストリグ・シラノシアン(チェロ)】
(16)カナダ伝承曲:ハングマンのリール【ジル・アパップ(ヴァイオリン)】
(17)フィリップ・グラス:モダン・ラヴ・ワルツ
(18)ジャン=ピエール・アルマネ:これがアメリカだ
(19)ジルベール・ベコー(シリル・レーン編):ワルシャワのピアニスト【イザベル・ジョルジュ(歌)】
(20)ショパン:華麗なワルツOp.34の3
(21)リュシアン・ブラガ:3 つの顔【ジュリー・ドパルデュー(語り) |
エスニックな香りも心地よい、チョカルリエの交友アルバム
録音:2020年2、6、9月/バニュー音楽・舞踊館/59'57"
1968年ルーマニア生まれのピアニスト、ダナ・チョカルリエ。la
dolce voltaレーベルからシューマンのピアノ独奏曲全集(13枚組)をリリースして注目されました。
陽気でオープンな人柄の彼女は交友も多く、このアルバムではその友人たちが彼女のもとを訪れ、さらりと小品を楽しむさまが収録されています。
とにかく豪華な面々。奇才フィリップ・カトリーヌ、名優ジェラール・ドパルデューの愛娘ジュリー、チェロのシラノシアン、アコーディオンのパスカル・コンテらとさまざまな地域のさまざまなジャンルの曲を楽しみ、人気ピアニスト、アンヌ・ケフェレックとシューベルトの名曲「軍隊行進曲」を連弾します。
演奏はいずれも超一級。余興のようでありながらさずが一流芸術家たちの天才芸を味わえます。
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フロリアン・ノアック(ピアノ)
リャプノフの最高傑作にして最重要作品
「12の超絶技巧練習曲」 |
フロリアン・ノアック(ピアノ) |
リャプノフの魅力再発見、若き技巧派ノアック満を持しての挑戦
録音:2020年6月2-5日/ドイツ放送室内楽ザール(ケルン)/70'02"、輸入盤・日本語帯・解説付
1990年生まれのベルギーのピアニスト、フロリアン・ノアックは超絶技巧作品に積極的で2018年の初来日以来日本でもファンを増やしています。
ノアックはリャプノフのピアノ曲に特別な興味と愛着を感じていて、これまでもArs
Productionレーベルから2枚のアルバムをリリースしていました。
今回はla dolce volta レーベルからリャプノフの最高傑作にして最重要作品「12の超絶技巧練習曲」のリリースとなります。リストの同名作で使わなかった12のシャープ系調性を用い、リストの華麗さにバラキレフのボルテージの髙さを加味した難易度の異常な高さで恐れられています。
ノアックは14歳の時にこの作品を知り、これほど緻密に書かれた傑作が不当に無視されていることに驚きと怒りを感じたと記しています。
これまで数枚のディスクはありますが、リャプノフの音楽を知り尽くしたノアックの理解の深さで圧倒されます。
ノアック自身による解説(日本語訳)付です。
ARS PRODUKTIONからリリースされている
フロリアン・ノアックのリャプノフ:ピアノ作品集Vol.1&2 |
ARS 38132
(SACD Hybrid)
\2390
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リャプノフ(1859-1924):ピアノ作品集 Vol.1
沈痛なワルツ Op.20/タランテッラ Op.25/マズルカ
Op.9 No.1
マズルカ Op.9 No.2/即興ワルツ Op.23/マズルカ
Op.24 No.6
マズルカ Op.19 No.4/即興ワルツ Op.29
No.2/マズルカ Op.17 No.3
マズルカ Op.21 No.5/即興ワルツ Op.70
No.3/マズルカ Op.31 No.7
マズルカ Op.36 No.8 |
フロリアン・ノアック(ピアノ) |
録音:2012年9月4-6日、場所未詳
リャードフとともにチャイコフスキーや五人組の次世代を代表するロシアの作曲家リャプノフは師であるバラキレフ同様たいへん優れたピアニストでもありましたが、「12の超絶技巧練習曲」以外は演奏される機会が少ないので、この録音プロジェクトは大いに歓迎されることでしょう。フロリアン・ノアックは1990年に生まれ、4歳のときから井筒ゆか[Yuka
Izutsu]に師事したというベルギーの若きピアニスト。
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ARS38209
(1SACD HYBRID)
\2700
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リャプノフ:ピアノ作品集Vol.2
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
ノヴェレッテ Op.18/舟歌 Op.46/
ユモレスク Op.34/3つ小品 Op.1/
7つの前奏曲 Op.6/夕暮れの歌 Op.22/
ロシアの主題による変奏曲とフーガ Op.49/
降誕祭 Op.41 |
フロリアン・ノアック(ピアノ) |
1990年ベルギー・ブリュッセル出身の天才ピアニスト、フロリアン・ノアックが奏でるリャプノフのピアノ作品集第2巻。ノアックは12歳でベルギーのエリザベート王妃音楽院のスペシャル・コース(天才児養成コースとも)で学び、ブリジット・エンゲラーからも激賞された才能の持ち主です。ケルン音楽大学でワシーリー・ロバノフに師事した影響もあり、ロシア音楽を自らの重要レパートリーとしています。
小品の職人としても、大規模作品のマスターとしても、また独立したヨーロッパ人としても、ロシアの最も正統的な作曲家としても、リャプノフの音楽は大胆かつヴィルトゥオジックなスタイルで印象的ですが、まだまだ演奏機会は多くありません。Op.18、Op.22、Op.34の3曲は世界初録音とのことです。
※録音:2015年12月、インマヌエル教会(ドイツ、ヴッパータール) |
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BR KLASSIK
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SCHUBERTIADE シューベルティアーデ
フランツ・シューベルト(1797-1828): 合唱曲集
1. ゴンドラの乗り手 D. 809 - 男声合唱とピアノのために
2. セレナード D. 920 - アルト独唱と男声合唱、ピアノのために
3つの歌曲 D. 825 – 無伴奏男声合唱のために
3. 1. Wehmut 憂い/4. 2. Ewige Liebe
永遠の愛/5. 3. Flucht 逃避
6. 自然の中の神 D.757 - 女声合唱とピアノのために
7. 夜の明かり D. 892 - テノール独唱と男声合唱、ピアノのために
8. 詩篇 第23篇「神は私の羊飼い」 D. 706
- 女声合唱とピアノのために
9. あこがれ D. 656 - 無伴奏男声合唱のために
10. ミリアムの勝利の歌 D. 942 - ソプラノ独唱と混声合唱、ピアノのために |
クリスティーナ・ランツハーマー(ソプラノ)、メリット・オスターマン(メゾ・ソプラノ)、
アンドルー・リプリ・マイアー(テノール)、ユストゥス・ゼイエン(ピアノ...1870年代製造エラール)、
バイエルン放送合唱団、ハワード・アーマン(指揮) |
録音 2021年7月20-23日 Munchen, Herkulessaal
der Residenz(ドイツ)
1800年初頭、ブルジョアの音楽文化ではポリフォニックな声楽作品がもてはやされました。
その多くはサロンで奏される各パート一人で歌う四重唱や二重唱でしたが、当時すでにウィーンにはアマチュア合唱団が存在し、定期的なコンサートも開催されていました。
そしてシューベルトの声楽曲はこれらの合唱団でしばしば演奏され、一般の人々の注目を集めていました。
また、シューベルトの作品が初めてウィーン楽友協会で演奏されたのは1821年1月25日のことで、この時にはピアノを伴う男声、女声合唱団が「ゴンドラの乗り手」や「セレナード」などを演奏しました。
最後に置かれた「ミリアムの勝利の歌」は宗教的な内容を持つ合唱曲。モーセの姉ミリアムがシンバルを打ち鳴らしながらイスラエルの民を鼓舞しエジプトを脱出する物語で、ソプラノ独唱が先導する混声合唱団が壮大な物語を歌いあげるという大作。
曲の終わりは圧巻のフーガで締めくくられます。ハワード・アーマン率いるバイエルン放送合唱団とソリストたちの素晴らしい歌唱をお楽しみください。
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DB PRODUCTIONS
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セシリア・シリアクスによるブラームスのヴァイオリン協奏曲
ブラームス/レントヘン/アマンダ・レントヘン=マイエル:ヴァイオリン協奏曲集
1. アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリン協奏曲
ニ短調
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op. 77
2. I. Allegro non troppo/3. II. Adagio/
4. III. Allegro giocoso, ma non troppo
vivace
ユリウス・レントヘン(1855-1932):ヴァイオリン協奏曲
嬰ヘ短調
5. I. Moderato/6. II. Andante tranquillo/7.
III. Allegro capriccioso |
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
ヴェステロース・シンフォニエッタ...1
マルメ交響楽団...2-7
クリスティーナ・ポスカ(指揮) |
録音 2018年8月14-17日 Malmo Liveコンサートホール...2-7 2021年9月30日、10月1日
Vasteras Konserthus...1
スウェーデン出身のヴァイオリニスト・作曲家アマンダ・レントヘン=マイエルは、グリーグやブラームスと親交を結び、ロマンティックな美しい作品を生み出しました。
このアルバムには、彼女とその夫となったユリウス・レントヘン、そして2人の友人ブラームスのヴァイオリン協奏曲が収録されています。
演奏はこれまでにもdB Productionsのアルバムでアマンダ・レントヘン=マイエル作品を演奏しているセシリア・シリアクス。ブラームスの協奏曲ではスウェーデンの現代作曲家マッツ・ラーション・ゴーテ(1965-)のカデンツァを採用するなどアイデアも満載。
レーベルによれば、ブラームスのヴァイオリン協奏曲がスウェーデンでセッション録音されたのはこれが初とのことです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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"フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション
2"
(1)シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
(2)ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション第2弾。
シューマンの交響曲第4番+ハイドンの同第88番、幻の未刊行テスト・プレスより復刻!
録音:(1)1953年5月14日、(2)1951年12月4&5日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/日本語帯・解説付
使用音源:(1)ドイツ・グラモフォン 139
971(未刊行テスト・プレスLP)、(2)ドイツ・グラモフォン 139
969(未刊行テスト・プレスLP)
録音方式:ステレオ(モノラル録音の電気的ステレオ)
■制作者より
未刊行に終わったテスト・プレスLPより復刻した"フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション"の第2弾は、セッション録音によるシューマンの交響曲第4番とハイドンの同第88番です。
演奏内容については、もはや説明不要でしょう。今回の2曲は最も音質の安定したもので、疑似ステレオの効果はライヴによる「運命」+「エグモント」序曲(GS-2256)よりも勝っているかもしれません。
特にシューマンは幻想的な作風ですので、ステレオ化は非常に成功していると言えます。
なお、このディスクはLPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。ご了承下さい。(平林 直哉)
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ORFEO
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C220043
(3CD)
¥3200 →\2990
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アリアCDへの一通のメールから発売が決定した世紀の名演
永らく廃盤でしたがこのたび番号も新たに価格もお安くなって再登場!
ルドルフ・ゼルキン&ラファエル・クーベリック
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲全集/合唱幻想曲
【CD1】
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15 1.
Allegro con brio/2. Largo/3. Rondo. Allegro
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 19 4.
Allegro con brio/5. Adagio/6. Rondo. Allegro
molto
【CD2】
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op. 37 1. Allegro
con brio/2. Largo/3. Rondo. Allegro
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op. 58 4. Allegro
moderato/5. Andante con moto/6. Rondo.
Vivace
【CD3】
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.
73
1. Allegro/2. Adagio un poco mosso/3.
Rondo. Allegro ma non troppo
4. 合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80 – ピアノ、合唱とオーケストラのために |
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、バイエルン放送交響楽団、
バイエルン放送合唱団...CD3:4、ラファエル・クーベリック(指揮) |
録音 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)...全てライヴ 1977年10月5日...CD1 1977年11月4日...CD2 1977年10月30日...CD3
2005年に初CD化されたルドルフ・ゼルキンとラファエル・クーベリックによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が再登場。
ゼルキンには1960年代にオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団&バーンスタイン/ニューヨーク・フィルとの録音と、1980年代の小澤/ボストン交響楽団との録音によるベートーヴェン:
ピアノ協奏曲全集がありますが、こちらは全てライヴ。
ゼルキンは演奏当時74歳だったにもかかわらず、第1番から第5番までまったくテクニックには綻びがなく、気迫のこもった演奏で全体をきっちりとまとめています。
クーベリックが率いるバイエルン放送交響楽団も、ゼルキンのパワフルな演奏を重厚な響きで丁寧にサポート。細やかな表情付けはベートーヴェンを知り尽くしたクーベリックならではのものといえるでしょう。
最後に添えられた「合唱幻想曲」も聴きもの。曲が進むにつれて合唱もオーケストラも高揚感を帯び、ゼルキンのピアノも交えた全体が混然一体となって壮麗なクライマックスを迎えます。
初発売当時、ヨーロッパをはじめ日本でも各誌で絶賛を浴びたという名演をこの機会にお聴きください。
(いまから16年前のコメントから)
一年前(2004年)に「バイエルン放送交響楽団の50年」という豪華な自主製作書籍を販売したとき、そこに掲載されている演奏記録の中で「聴いてみたい!」という音源があればORFEOにリクエストすればCD化が実現するかもしれない、と書いた。
するとあるお客様から1通のメールが来た。
「1977年にクーベリックとゼルキンがベートーヴェンのピアノ協奏曲の全曲チクルスをやってるので、ぜひCD化するようにお願いしてください」。
これは確かにすごいネタなので、さっそくORFEOの代理店に正式にCD化依頼をした。
数ヶ月なんの音沙汰もなかったのだが、突然きた。
ゼルキンとクーベリックのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。これをORFEOがほんとに出してくれるというのである。
ORFEOはORFEO D’ORからバイエルン放送響のライヴ・シリーズを多くリリースしており、同レーベルの中核に位置付けている。ドイツで会ったORFEOの社長以下スタッフの人たちは結構気さくな人たちで、そのときバイエルン放送響の音源はリクエストしたらCD化を検討すると言ってくれていたのだが、それは社交辞令ではなかったのである。
さてこの演奏。
録音は1977年。技術的な全盛期は過ぎたものの、これから最晩年の前人未到の領域に入ろうかというゼルキンと、バイエルン放送響の首席指揮者としての最終期を迎え、残された録音を見てもまさに絶頂期にいたクーベリック。そんな両者が顔を合わせたこの全集に、いったいどんな賞賛の言葉を贈ればいいのか。
・・・まず手元に届いたセットの中から第4番を聴いて、その2楽章のおそろしいほどの静かな迫力にぞっとした。
超弩級の名盤が相次ぐ今年(2005年)のクラシックCD界、上半期最大の目玉である。
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<国内盤>
1/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PASSACAILLE RECORDS
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フェデリカ・ビアンキ
バロック以前、鍵盤音楽の発展の歴史
誇り高き鷲 ~初期鍵盤作品集 |
フェデリカ・ビアンキ(クラヴィツィンバロム、チェンバロ) |
ヤコポ・ダ・ボローニャ:Non na el so amante
アンドレア・アンティーコ:Per dolor mi
bagno el viso
フランチェスコ・ランバルディ:Toccata
作者不詳(ファエンツァ手稿):Ave Maris
Stella
ジローラモ・カヴァッツォーニ:Inno Ave
Maris Stella
アントニオ・ヴァレンテ:Chi la dirra disminuita
ヤコポ・ダ・ボローニャ:O ciecho mondo
アンドレア・アンティーコ:Occhi miei lassi
パオロ・クアリアーティ:Toccata dell'ottavo
tono
ヤコポ・ダ・ボローニャ:Aquila altera
アンドレア・アンティーコ:Animoso mio desire
アンドレア・ガブリエーリ:Anchor che col
partire
フランチェスコ・ランディーニ:Che pena
e questa
アンドレア・アンティーコ:Le non vuol esser
piu mia
エルコーレ・パスクィーニ:Anchor che col
partire |
バロック以前、鍵盤音楽の発展の歴史
録音:2021年/イタリア、プラート、聖ドメニコ教会/40'00''
15世紀初頭からバロック時代の幕開けまでに書かれた、最初期の鍵盤音楽集です。
ここで聴ける最古の作品は、ヤコポ・ダ・ボローニャやギョーム・ド・マショーの世俗歌曲を鍵盤楽器用に編曲した『ファエンツァ写本』(1400年~1420年頃)によるもの。
また、鍵盤楽器のためのオリジナル作品を集めた最古の印刷譜(1517年)なども参照、鍵盤音楽の発展をたどります。
タイトルの「誇り高き鷲 Aquila altera」はこのアルバムに収録されているヤコポ・ダ・ボローニャのマドリガーレです。
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ルーベン・シャンソニエ 第2集
オケゲム:Les desloyaux ont la saison
作者不詳:Ou beau chastel
作者不詳:Ce que ma bouche
バルビニャン:Esperant que mon bien viendra
ビュノワあるいはオケゲム:Quant ce vendra
作者不詳:Donnez l'aumosne
ロバート・モートン:Le souvenir de vous
me tue
作者不詳:Par malle bouche
オケゲム:Ma maitresse
作者不詳:Helas mon cueur tu m'occiras
フィルミヌス・キャロン:Helas que pourra
ウォルター・フライ:Ave Regina |
アンナ・ダニレフスカヤ(ビウエラ・デ・アルコ、指揮)
ソッラッツォ・アンサンブル |
フランドル楽派の名品集
録音:2021年/ベルギー、アントワープ、AMUZ/53'50''
オケゲム、ビュノワ、フィルミヌス・キャロンといったフランドル楽派の有名な作曲家の作品が50曲、さらに現在では知られていない新発見の作品が12曲収録されている写本、「ルーベン・シャンソニエ(1470-75)」を演奏するシリーズ第2集。
第1集はPAS-1054で発売中です。
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AEOLUS
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AE10336
(1SACD HYBRID)
¥2900
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サンマルティーニ:リコーダー・ソナタ集 Vol.2
ソナタ ハ長調(シブリー第8番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調(シブリー第18番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ短調(シブリー第16番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調(シブリー第26番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調(シブリー第20番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ長調(シブリー第17番)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(シブリー第14番) |
アンドレアス・ベーレン(リコーダー)
ミヒャエル・ヘル(ハープシコード)
ダニエル・ロジン(バロック・チェロ)
ピエトロ・プロッセル(リュート) |
リコーダー&ジャズ・サクソフォン奏者!アンドレアス・ベーレンが吹くサンマルティーニ第2巻!
☆リコーダー&ジャズ・サクソフォン奏者、アンドレアス・ベーレンが吹くサンマルティーニのソナタ集。第2巻はシブリー音楽図書館のマニュスクリプトから!
17世紀のロンドンにおける「イタリア音楽」の発展に寄与したニコラ・マッテイスの音楽(AE10226)で高い評価を得たリコーダー奏者、そしてジャズ・サクソフォン奏者やバーゼル・スコラ・カントルムの教授も務めるアンドレアス・ベーレン。
フランスの音楽家の息子として生まれ、イタリアで育ちながらキャリアを形成し、後年にはロンドンで多くのイタリアのバロック音楽家たちを指導したジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750)の、リコーダーと通奏低音のためのソナタ集。
第1巻(AE10306)では、イタリア、パルマのパラティナ図書館にあるマニュスクリプトからの作品でしたが、第2巻は、アメリカ、ロチェスター大学のシブリー音楽図書館所蔵のマニュスクリプトからの作品をセレクト。
未だに全貌は解明されておらず、深い感情や不思議なサウンドも孕む色彩豊かなサンマルティーニの音楽を、古楽の即興とジャズ・サクソフォンの両方で修士号(Masters
degree)を得たアンドレアス・ベーレンがさすがの技術と表現力、素晴らしきインプロヴィゼーションで演奏しています。
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AVIE
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ラフ:チェロとピアノのための作品全集
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):
チェロとピアノのための二重奏曲 Op.59
2つの幻想小曲集 Op.86
2つのロマンス(チェロとピアノ版) Op.182
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.183 |
クリストフ・クロワゼ(チェロ)
オクサナ・シェフチェンコ(ピアノ) |
クリストフ・クロワゼ、ラフのアニヴァーサリー・アルバム!
☆近年再評価されつつあるヨアヒム・ラフのチェロ作品全集!
☆2022年ヨアヒム・ラフの生誕200年&没後140年のアニヴァーサリー・アルバム!
クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
スイスの作曲家ヨアヒム・ラフ(1822-1882)の美しく抒情的な作品は、生前ヨーロッパ各地で演奏され親しまれていましたが、今日では再評価の動きがあるもののまだまだ演奏される機会が少ない現状です。
しかし、ラフの室内楽作品の中でも特に注目されるべき作品として、チェロのために作曲された作品があげられます。
1850年代半ばドイツで有名だったバーンハード・コスマンと出会い、チェロの奏法を学んだことがそのロマンティックな作品に影響を与えています。
2022年はヨアヒム・ラフの生誕200年&没後140年にあたります。2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たしたオクサナ・シェフチェンコを伴奏に迎えて、クリストフ・クロワゼがアニヴァーサリー・イヤーにふさわしい演奏を聴かせてくれています。
※録音:2021年8月11日-15日、チューリッヒ放送スタジオ(スイス)
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おお、エルサレム! ~三信仰の都市
不詳:母よ、エルサレムに行きたい.../
中世セファルディの伝承歌(J.ソレル編曲):Kuando
el Rey Nimrod、Ir me queria yo por este caminico/
中世ヘブライの詩曲(D.モア&J.ソレル編曲):Tzur
mishelo achalnu/
伝統的なセファルディのバラード(J.ソレル&A.パウエル編曲):子守歌/
伝統的なセファルディのバラード(J.ソレル編曲):A
la Una yo naci/
アルメニアの聖歌(R.シファー編曲):Havun-Havun/不詳:Taxim/
アラブの伝承曲/リアド・アル・サンバティ:Longha
Farahfaza/
ロニー・マレイ&レックス・ベニンカーザ:イスラム教徒の祈りの呼びかけ/
中世の単旋律聖歌:Sancta Maria succure
miseris/
モンテヴェルディ:Nigra sum sed Formosa、Gloria
Patri/
中世ヘブライの祈祷:Tzur mishelo achalnu/
中世のセファルディの典礼の聖歌(J.ストラウス編曲/J.ソレル編曲/R.シファー編曲):Ki
eshmera Shabbat/
アラビア/トルコの伝承曲:Longha Nahawand/
聖母マリアのカンティガ集より第100番(J.ソレル編曲):Santa
Maria, Strela do Dia |
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(指揮)、ジェフリー・ストラウス(バリトン)、
アマンダ・パウエル(ソプラノ)、ジェイコブ・ペリー(テノール)、
ソラブ・ワディア(テノール)、アポロズ・シンガーズ |
アポロズ・ファイア創設30周年記念!第2弾はエルサレムをめぐる音楽旅行!
☆キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地を音楽で巡る!
☆様々なバックグラウンドを持つアーティストが集結!
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
ヨーロッパでのコンサート・ツアーを企画すればチケットが完売し、CDをリリースすればビルボード・チャートを騒がせ、グラミー賞を受賞するなど話題にことかかないこのアメリカ古楽界注目のオーケストラがいよいよ創設30周年を迎えます。
30周年を記念した第2弾のアルバムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三つの宗教の聖地エルサレムをテーマとした宗教曲、世俗曲集となっています。
聖書の時代からエルサレムに住んでいた人々の生活に音楽の視点から迫ります。
まるで旧市街を旅するかのようにキリスト教、ユダヤ、アラブ、アルメニアのコミュニティを音楽で回ります。
このカラフルで活気に満ちたプログラムを様々なバックグラウンドを持つアーティスト共にライヴ収録されたアルバムをご堪能ください!
※ライヴ録音:2018年11月17日、クリーヴランド音楽研究所&2020年3月11日、クリーヴランド芸術博物館
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CANTATE
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C58028
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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フェスティバル・トランペット・コンサート
Vol.4 |
プファイファー・トランペット・コンソート |
ヘンデル:《セメレ》より抜粋/ミシェル・コレット(1709-1795):ノエル・アルマンド
変ロ長調/
ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726):Concert
de trompettes in D Major/
ヨハン・クリューガー(1598-1663):3つのコラール/
J.S.バッハ:Ich steh an deiner Krippen
hier/
テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ ト長調/
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):Rondeau
in D Major/
J.S.バッハ:Dein ist allein die Ehre/
ドラランド:クリスマス交響曲/
伝承曲:Hort der Engel helle Lieder/
ヴィヴァルディ:Pastorale fur Corno da
Caccia und Orgel/
ヘンデル:Tochter Zion fur Pauken-Solo
und Orgel、Tochter Zion fur Sopran und Orgel/
フランク:ノエル/
アルビノーニ:協奏曲 変ロ長調/
伝承曲:きよしこの夜 |
華やかなトランペット・コンサート!プファイファー・トランペット・コンソート!
ヨアヒム、ハラルド、マルティンらプファイファー兄弟によって結成されたプファイファー・トランペット・コンソートは、有名な作品はもちろんのこと、あまり知られていない作品に新しい衣を着せ、華やかに輝かせる独自の編曲を得意としています。
このアルバムでは、一部ボーイ・ソプラノも用いてクリスマスに纏わるレパートリーを中心に存分に聴かせてくれています。
※録音:2006年5月31日-6月2日
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C58037
(1CD-R)
【旧譜】
¥2600
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感謝と賞賛 ~
リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽 |
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・ヴォルクハルト(指揮) |
音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。
※録音:2008年9月
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C58036
【旧譜】
¥2600
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主よ、我らの主よ ~
リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽 |
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・ヴォルクハルト(指揮) |
音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。
※録音:2008年9月
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CANTATE REFLECTIONS
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C38050
(1CD-R)
【旧譜】
¥2200
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フーゴー・ディストラー&エルンスト・ペッピング:モテット集
エルンスト・ペッピング(1901-1981):Nun
singet und seid froh/
フーゴー・ディストラー(1908-1942):Es
kommt ein Schiff geladen/
ペッピング:Es kommt ein Schiff geladen/
ディストラー:いざ来ませ,異邦人の救い主よ/
ペッピング:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声/
ディストラー:マリアは茨の森を通り抜けた、戸を開ける/
ペッピング:Wie soll ich dich empfangen、Nun
jauchzet, all ihr Frommen/
ディストラー:Mit Ernst, o Menschenkinder/
ペッピング:Freuet euch, ihr Christen alle/
ディストラー:Christum wir sollen loben
schon/
ペッピング:あなたに賛美を,イエス・キリストよ/
ディストラー:Gott sei Dank durch alle
Welt/
ペッピング:
Wir Christenleut han jetzund Freud、Kommt
und lasst uns Christum ehren、
Herr Christ, der einig Gotts Sohn、Wie
schon leuchtet der Morgenstern、親愛なる主,イエス・キリストよ/
ディストラー:Lobt Gott, ihr Christen alle
gleich |
アンサンブル・シングクラング
〔ヤナ・バルトーシュ(ソプラノ)、ノラ・ルッテ(アルト)、ティル・マルテ・ムスナー(バリトン)〕 |
ドイツのプロテスタント教会音楽家として活躍したフーゴー・ディストラー(1908-1942)とエルンスト・ペッピング(1901-1981)によるモテット集です。
アンサンブル・シングクラングの3人の美しく透明感のある歌声が見事なバランスで響き渡り、神秘的な世界を作り出します。
※録音:2013年8月
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GLOBE
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無言歌集 ~ 黄金期のジャズ
Est-ce Mars/Fantasia Amarilli/Kakafonie/
Ballo del Granduca/Lachrimae Pavaen/
Suite from Valerius' Gedenck-clanck/Daphne/
Susanne un jour/Questa dolce Sirena/
Anchor che col partire/Suite Pannekoeck/
Gisterdag/Passamezzo antico/
Onder de linde groen/Passamedley or Pasticcio
antico |
カメラータ・トラジェクティナ |
カメラータ・トラジェクティナが自在に演奏する16世紀のスタンダード・ナンバー!
1974年の設立以来、オランダの様々な歌を世に発信し続けてきたカメラータ・トラジェクティナが、初となる純粋な器楽のみのアルバムを録音。
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団も主宰するオランダの名リコーダー奏者、サスキア・コーレンによるリコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ他、ハープ、リュート、ギター、シターンなどによるアンサンブルです。
今日、ガーシュウィンの「サマータイム」がジャズにおけるスタンダード・ナンバーとしてあらゆる形のカヴァーやアレンジで親しまれていますが、そういった作品の自由な解釈や楽しみ方は遥か前の時代から存在していました。
カメラータ・トラジェクティナのメンバーは、ダウランドやスウェーリンクといった16世紀の音楽やイギリスの古い民謡から、ビートルズの「Yesterday」に至るまで、時代やジャンルを超えた様々な音楽を、自由で画期的なアレンジと即興を交え、まるで新しい作品を生み出すように演奏しています。
※録音:2021年9月29日-10月2日(ミデルブルフ、オランダ)
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LAWO
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即興曲 ~ 若きシグネ・ルンの作品集 |
ルネ・アルヴェル(ピアノ) |
シグネ・ルン(1868-1950):
アルバムのページ「マルカートとレガートのメロディ」
Op.8(1886 手稿譜)/
華やかなワルツ(1891)/聖スンニヴァ行進曲(1888)/4つのピアノの小品
Op.9(1888)/
結婚行進曲 Op.12(1896 手稿譜)/ピアノのためのノルウェーの小ピース
Op.15(1893)/
即興曲、主題と変奏 Op.18(1897)/ピアノのための6つの抒情小曲集
Op.25/
ロンド Op.20(1898)/スーヴェニール
Op.29-1(1901)/5つの抒情的小品 Op.34(1906) |
ノルウェーのピアニスト、ルネ・アルヴェル(b.1957)と
LAWO Classicsのプロジェクト、女性作曲家シグネ・ルン(1868-1950)の全ピアノ曲を3枚のアルバムで紹介するシリーズ。
『詩的な練習曲』(LWC1196)につづく第2集には、シグネ・ルンが、彼女のもっとも成熟した作品とされる《5つの抒情的小品》に向かって音楽的に成長していく若い時代、19世紀の終わりの作品が演奏されます。
※録音:2019年11月12日-14日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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J.S.バッハ:オルガン全作品録音 第6集 |
コーレ・ノールストーガ(オルガン) |
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
[Disc 1]
前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調 BWV.542/前奏曲(幻想曲)とフーガ
ハ短調 BWV.537/
前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541/前奏曲とフーガ
ニ短調 BWV.539/
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547/パッサカリア
ハ短調 BWV.582
[Disc 2]
オルゲルビュヒライン BWV.599-644 |
オスロ大聖堂のオルガニスト、コーレ・ノールストーガ(b.1954)が続けるJ.S.バッハのオルガン全作品録音のシリーズ。
第6集は「Disc 1(CD11)」に《前奏曲(幻想曲)とフーガ
ト短調》《パッサカリア ハ短調》といった「記念碑的」な作品、「Disc
2(CD12)」に、コラール前奏曲の理想を実現したといわれる『オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)』の45曲(「最愛のイエス、われらここにあり」は
BWV.633を演奏)が収録されています。
オランダのハーレム市、聖バーフォ教会に設置された「クリスティアン・ミュラー」の楽器は、完成した1738年当時、世界でもっとも大きなオルガンと言われ、モーツァルトとヘンデルもこのオルガンで演奏したことが知られています。
※録音:2019年9月10日-12日、聖バーフォ教会(ハーレム、オランダ)
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ALPHA
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ALPHA788
(2CD)
¥4200 →\3890
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ル・ポエム・アルモニークによる、スペイン後期バロックの劇音楽
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):《コロニス》
全2幕のサルスエラ |
水の精コロニス...アナ・キンタンス(ソプラノ)、トリトン...イザベル・ドリュエ(メゾ・ソプラノ)、
プロテオ...シリル・オヴィディ(テノール)、メナンドロ...アンテア・ピシャニク(コントラルト)、
シレーネ...ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)、
太陽神アポロ...マリールー・ジャクアール(メゾ・ソプラノ)、
海の神ネプトゥーノ...カロリーヌ・マング(メゾ・ソプラノ)、
イリス...ブレンダ・プパール(メゾ・ソプラノ)、合唱の歌い手...オリヴィエ・フィシェ(テノール)、
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)、ヴァンサン・デュメストル(指揮) |
録音: 2021年4月2-5日 サル・コロンヌ、パリ
【演奏陣充実!南国情緒あふれるスペイン・バロック劇音楽、気品と躍動感に富んだ演奏で】
その古雅な響きに満ちた卓越した演奏解釈で注目され、フランスから欧州古楽シーンを牽引するル・ポエム・アルモニークによる、スペイン後期バロックの劇音楽という意外なレパートリー!
イタリアのA.スカルラッティやフランスのカンプラと同い年のスペイン人作曲家ドゥロンは、21世紀に急速に復権が進み録音が増えつつある隠れた大物の一人で、ハプスブルク家最後のスペイン王カルロス2世の宮廷に迎えられ、数多くのサルスエラを作曲し音楽劇の世界に新境地を拓きました。
《コロニス》は1705年、スペイン王室が継承戦争の流れの中でブルボン家に渡ろうという頃に披露された重要作(長く作者不詳とされていましたが、2009年にドゥロン作と確定)。海の神ネプテューン(ネプトゥーノ)と太陽の神アポロ(アポロン)が水の精コロニスとの恋をめぐって争い、最終的にアポロが勝つ......という筋書きはまさにブルボン家の勝利宣言と取れる内容ですが、17世紀末イタリア音楽風のメロディセンスを軸に据えながら、スペインや新大陸の民衆音楽に通じる躍動感あふれる要素をそこかしこに盛り込むドゥロン随一の作曲感覚はここでも十全に発揮され、時代を越えて私たちを惹きつけてやみません。
キンタンス、マング、オヴィディら21世紀の古楽シーンで躍進めざましい独唱者たちに加え、器楽勢では8人にも及ぶ通奏低音をはじめ、スペイン古楽に欠かせないバホン(バスーン)の名手パパセルジオーをはじめ手練のプレイヤーが続々。
ル・ポエム・アルモニークならではのノーブルな抒情に随所で絶妙なアクセントを添える打楽器や撥弦楽器のサウンドも痛快で、スペイン宮廷音楽の魅力を十全に味わえる演奏に仕上がっています。
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フランツ・シューベルト(1797-1828): 冬の旅
D. 911
1. おやすみ/2. 風見の旗/3. 凍った涙/
4. 氷結/5. 菩提樹/6. 溢れる涙/7. 川の上で/
8. 回想/9. 鬼火/10. 休息/11. 春の夢/
12. 孤独/13. 郵便馬車/14. 霜おく頭/15.
烏/
16. 最後の希望/17. 村にて/18. 嵐の朝/
19. まぼろし/20. 道しるべ/21. 宿屋/
22. 勇気/23. 三つの太陽/24. 辻音楽師 |
ベンヤミン・アップル(バリトン)
ジェームズ・ベイリュー
(ピアノ/ベヒシュタイン model D #209776) |
録音: 2021年10月 殉教者聖シラス教会、ケンティッシュ・タウン、ロンドン
【フィッシャー=ディースカウ最後の愛弟子による『冬の旅』】
1982年にドイツのレーゲンスブルクに生まれたベンヤミン・アップル。フィッシャー=ディースカウが2012年に亡くなる2週間前までレッスンを受けていたという、最後の弟子による『冬の旅』がALPHA
CLASSICSから登場。
生涯をかけて8回、ライヴも入れると十数種の『冬の旅』録音を残した師から受け継いだ表現は、この歌曲集の暗い影ばかりを追うものからは遠く、持ち前の美声を生かしてそれぞれの曲が持つ美しさを豊かに歌い上げています。
「辻音楽師」の浮遊するような表情も絶妙。
アップルは今後も数枚のアルバムをALPHA CLASSICSよりリリース予定です。
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『BLEU』 ~ショパン、プーランク: チェロ・ソナタ
フレデリック・ショパン(1810-1849):
1-4. チェロ・ソナタ Op. 65
フランシス・プーランク(1899-1963):
5. メランコリー
6-9. チェロ・ソナタ FP 143
10. あなたはこんなふう ~メタモルフォーシス
FP 121 より
バルバラ(1930-1997):11. 9月(なんて素敵な季節) |
イ・ジャルディーニ
ポーリーヌ・ビュエ
(チェロ...1-4、6-10/ヴォーカル...11)
ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ) |
録音: 2020年10月 ピエール・ベルジェ・オーディトリアム、イヴ・サン・ローラン美術館、マラケシュ、モロッコ
アルバム『夜』(ALPHA589/NYCX-10146)でヴェロニク・ジャンスと共演したアンサンブル、イ・ジャルディーニからチェロとピアノの2人によるアルバム。
ショパンとプーランクのチェロ・ソナタを中心とした内容で、幅広く豊かな表情がたいへん魅力的です。
ラストにはフランスの伝説的シャンソン歌手バルバラの名曲を収録し、チェロのピュエが、ここでは美しい歌声を披露しています。
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BRU ZANE
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BZ1047
(CD+BOOK)
¥4500 →\4090
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カミーユ・サン=サーンス: 歌劇《フリネ》
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921): 歌劇《フリネ》(全2幕)
~アンドレ・メサジェ(1853-1929)作曲によるレチタティーヴォを伴う1896年版(世界初録音) |
娼婦フリネ...フロリー・ヴァリケット(ソプラノ)、執政官の甥ニシアス...シリル・デュボワ(テノール)、
執政官ディセフィル...トマ・ドリエ(バス)、女奴隷ランピト...アナイス・コンスタンス(ソプラノ)、
シナロペクス...フランソワ・ルジエ(テノール)、アゴラジーヌ、伝令...パトリック・ボレール(バス)、
ルーアン・ノルマンディ歌劇場管弦楽団、ル・コンセール・スピリチュエル合唱団、エルヴェ・ニケ(指揮) |
録音: 2021年3月31日-4月2日 ルーアン・ノルマンディ歌劇場、ルーアン(フランス北部ノルマンディ地方)
【忘れられたサン=サーンス晩年の傑作、歿後100周年の録音はニケ指揮による申し分ない仕上がり】
長命で多作ながら限られた作品ばかりが注目され、見過されている傑作も多いサン=サーンス。
近年はヴェネツィアに本拠を置くロマン派フランス音楽センターPalazetto
Bru-Zaneが、忘れられた彼の重要作品の復権に情熱を注ぎ、注目すべき成果を上げてきました。
作曲家歿後200周年の2021年に最新録音がなされた今回の新譜もその一つ。
《フリネ》は古代ギリシャの伝説的娼婦フリネが不当な辱めまがいの裁判を経て救われる伝説をもとに、1861年に上り調子の大画家ジェロームが描いた有名な絵画にインスピレーションを得てまとめられた歌劇。
1893年、台詞朗読を伴うオペラ=コミークとして上演され大成功を収めながら、20世紀以降は顧みられなくなった不遇の傑作です。
ここでは原作の台詞部分も音楽で埋めるべく、初演3年後に若手世代の人気作曲家アンドレ・メサジェがレチタティーヴォを追補したヴァージョンで演奏(この版での世界初録音)。
台本の弱さを補って余りある見事さが特筆されるサン=サーンス自身の音楽も含め、才人エルヴェ・ニケのタクトはここでも本領を発揮。
注目度の高いプロジェクトの数々で知られるルーアン歌劇場のオーケストラが、古楽器演奏を出発点としたニケの解釈を鮮やかに音にしてゆきます。
ヴァリケット、デュボワ、コンスタンスら最前線の名歌手たちも存在感たっぷり各登場人物の個性を演じ歌い、Bru
Zaneレーベルならではの充実ブックレットとともに、当時のサン=サーンスの作風充実を知るにうってつけのアルバムとなっています。
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KAIROS
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P0015106KAI
(国内仕様盤・日本語解説付)
(3CD)
¥4400
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名手アルフォンソ・ゴメス
モートン・フェルドマン(1926-1987):
後期ピアノ作品集
バニタ・マーカスのために(1985)
マリの宮殿(1986)
トライアディック・メモリーズ(1981) |
アルフォンソ・ゴメス(ピアノ) |
0015106KAI
(3CD)
特別価格 ¥3600
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現代音楽の名手アルフォンソ・ゴメスによる、モートン・フェルドマン作品集が登場!
☆弾くのは国内外で数々の賞を受賞している現代音楽のスペシャリスト、アルフォンソ・ゴメス!
☆静謐さと長大さが特徴の1980年代に書かれた3作品をCD3枚に収録!
瞑想的な音色と無数の反復、美しい静けさの中で繰り広げられるモートン・フェルドマン(1926-1987)の後期ピアノ作品集。
高弟バニタ・マーカスに捧げられた《バニタ・マーカスのために
For Bunita Marcus》、フェルドマン最後のピアノ作品《マリの宮殿
Palais de Mari》、そして80分超の大作《トライアディック・メモリーズ
Triadic Memories》と、静謐さと長大さが特徴の1980年代に書かれた3作品(合計約3時間)をCD3枚に収録しています。
演奏はさまざまな現代作曲家の作品を数多く初演し、国内外で11の賞を受賞している現代音楽のエキスパート、アルフォンソ・ゴメス。
耳を傾けているうちに我を忘れてしまいそうな、優しく美しいフェルドマンの音楽に浸ることができる上質なアルバムです。
※録音:2021年5月、ヴォルフガング・ホフマン・ザール(ドイツ、フライブルク)
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0018010KAI
(2CD)
特別価格 ¥3600
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キャサリン・ラム(1982-):集合体 aggregate
forms
弦楽四重奏曲(two blooms)(2009)
divisio spiralis(2019)
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ジャック四重奏団
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キャサリン・ラム(1982-)は、音色の相互作用や、純正律における拡張された和声空間を探求しているアメリカの作曲家。
4つの弦楽器の持続音の連続が生み出す、普段あまり耳にすることのない類の不思議な音楽が、メロディー、ハーモニー、音色、身体、精神といったものの間にある人工的な区分を消し去り、私たちの日常の聴覚のすぐ向こう側に広がっている豊かな世界を聞かせてくれます。
※録音:2021年2月、オクターヴェン・オーディオ(アメリカ、ニューヨーク)
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NIMBUS ALLIANCE
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NI6423
(1CD-R)
¥2500
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スティーヴン・ロイ・ガーバー:弦楽オーケストラのための作品集
スティーヴン・ロイ・ガーバー(1948-2015):シンフォニエッタ第1番(ピアノ五重奏曲からの編曲/ダロン・ハーゲン編)*
ストリング・シンフォニア第1番(弦楽四重奏曲第4番からの編曲/エイドリアン・ウィリアムズ編)**
ヴァイオリンと弦楽のための2つの叙情的小品§**
ストリング・シンフォニア第2番(弦楽四重奏曲第6番からの編曲/エイドリアン・ウィリアムズ編)**
シンフォニエッタ第2番(弦楽四重奏曲第5番からの編曲/エイドリアン・ウィリアムズ編)*
※全曲世界初録音 |
ケネス・ウッズ(指揮)、エミリー・デイヴィス(ヴァイオリン)§、
イギリス弦楽オーケストラ*、イギリス交響楽団** |
ロバート・スミス、J.K.ランドール、アール・キム、ミルトン・バビットらに師事し、2015年に66歳の若さで亡くなったアメリカの作曲家、スティーヴン・ロイ・ガーバー。
彼の作曲家人生の最後の20年間で残した室内楽作品をオーケストラ・アレンジで贈るアルバムが登場。
イギリス交響楽団の首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品、現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズの手腕で、ガーバーの魅力を伝えます。
「2つの叙情的小品」では、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団でアソシエイト・リーダーを務めるエミリー・デイヴィスの麗しき旋律にも注目です。
※録音:2020年10月7日-8日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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STERLING
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CDA185518562
(2CD-R)
特別価格
¥3600
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ジョン・オグドン夫人
わたしの大好きなラヴェル ~ ラヴェル:ピアノ作品集 |
ブレンダ・ルーカス・オグドン(ピアノ/Fazioli
F-278) |
[Disc 1]
水の戯れ/ソナチネ/鏡-蛾、悲しげな鳥たち、海原の小舟、道化師の朝の歌、鐘の谷/
高雅で感傷的なワルツから-
とてもゆっくりと, 表情を強めにして(第2曲)、中庸の速さで(第3曲)、
とても生き生きと(第4曲)、ほとんどレントで,心の奥で感じて(第5曲)/
ボロディン風に/シャブリエ風に
[Disc 2]
クープランの墓から-前奏曲(第1曲)、フーガ(第2曲)、リゴドン(第3曲) |
イングランド、マンチェスターのメトロポリタン自治区のテームサイド生まれのピアニスト、ブレンダ・ルーカス・オグドン(b.1935)は、王立ノーザン音楽大学を1957年に卒業。
同時期に学生だったジョン・オグドンと1960年に結婚し、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックと共演してソリストとしてデビュー。
1960年代初期、ウィグモアホールのリサイタルで弾き、1962年のチャイコフスキー・コンクールで第1位をアシュケナージと分け合ったジョンと組んだデュオでエディンバラをはじめとする主要な音楽祭に出演しました。1989年にジョンが亡くなり、1993年、彼の業績を追悼する「ジョン・オグドン基金」を設立しました。
ブレンダ・ルーカスは、現在、ソリストなどの活動をつづけ、その合間にピアノを教えています。
Sterling Records のリリースする『わたしの大好きなラヴェル』は、ロンドンのホームレスのためのチャリティ基金「Shelter(シェルター)」のキャンペーンのために作られたアルバムです。
《水の戯れ》 《ソナチネ》、《高雅で感傷的なワルツ》
と 《クープランの墓》 の抜粋という、彼女の「音楽」を率直に反映するプログラムが組まれました。
「あなたの新しいラヴェルのCDは、わたしの大好きなレパートリーもあって、とても楽しく聴きました」(王立音楽大学ピアノ科教授ジュリアン・ジェイコブソン)。
2020年11月、サフォーク州の録音スタジオ「アルフトン・ニュー・モールティングズ」で「Fazioli
F-278」ピアノを弾いてセッション録音されました。
※録音:2020年11月3日-5日、アルフトン・ニュー・モールティングズ(アルフトン、サフォーク州、イングランド)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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CDX50012
(4CD-R)
特別価格
¥5300
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グレート・クラシカル・ピアノ・エクスペリエンシズ |
マリア・シールグレーン(ピアノ) |
[Disc1:CDA16642]『地中海の音楽』
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ト長調、ソナタ
ホ長調、ソナタ イ短調、ソナタ 二短調 《トッカータ》
クロード・ドビュッシー:2つのアラベスク
モーリス・ラヴェル:水の戯れ
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):イグラ(幻想的スケルツォ)(1932)
マヌエル・デ・ファリャ:火祭りの踊り(《恋は魔術師》
から)
イサーク・アルベニス:スペインの歌 Op.232-
前奏曲、東洋風、椰子の木陰、コルドバ、セギディーリャ(カスティーリャ)
※録音:2008年2月20日-22日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
[Disc2:CDA16802]『ロマンティックなシルエット』
ロベルト・シューマン:アベッグ変奏曲
Op.1、幻想小曲集 Op.12-夕べに、飛翔、なぜ?、気まぐれ
フランツ・リスト:
夜想曲第3番 変イ長調 Op.62 no.1 《愛の夢》、ハンガリー・ラプソディ第6」番
変ホ長調 S.244
マックス・レーガー:シルエット Op.53
オトマル・シェック:2つのピアノの小品
Op.29-慰め、トッカータ
※録音:2012年3月、4月、スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
[Disc3:CDA16952]『マリア・シールグレーン、リサイタル』
エドヴァルド・グリーグ:ピアノソナタ
ホ短調 Op.7
アルテュール・オネゲル:7つの小品 H.25
フレデリク・ショパン:
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66、夜想曲 ヘ長調 Op.15
no.1、
練習曲 ハ短調 Op.10 no.12《 革命のエチュード》
グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):シャコンヌ
ハ長調 Op.8
フランツ・リスト:演奏会練習曲 変ニ長調
《ため息》、葬送(《詩的で宗教的な調べ》から)
※録音:1990年10月31日-11月2日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
[Disc4:CDA18422]『北欧の巨匠作曲家たち』
エドヴァルド・グリーグ:バラード ト短調
Op.24
ジャン・シベリウス:6つの即興曲 Op.5
ヴィルヘルム・ステーンハンマル:3つの幻想曲
Op.11
カール・ニルセン:主題と変奏 FS81(Op.40)
※録音:2019年9月29日、10月26日-27日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン) |
マリア・シールグレーンは、スイスで生まれ、7歳の時にスウェーデンに移り住みました。
ヨーテボリ音楽大学で学び、1979年、ウィーン国立音楽大学のディプロマを取得。ソロと室内楽のピアニスト、音楽教師として活動。
南米コロンビアのブカラマンガで行われた第11回国際ピアノ・フェスティヴァルにスウェーデン代表として参加しました。
彼女は、近年、彼女の重要なレパートリーの録音を行い、「温かく、正気にあふれた演奏」(「Opus」)と評された『地中海の音楽』(CDA16642)以下、4枚のアルバムを作りました。
『Great Classical Piano Experiences(クラシカル・ピアノの名作を弾く経験)』は、その4枚のアルバムのセット化です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります
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URANIA RECORDS
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LDV14081
(3CD)
¥4200
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イギリスにおけるチェロの黄金時代1760-1810 |
クラウディオ・ロンコ(チェロ)、
エマヌエラ・ヴォッツア(チェロ)
※ピリオド楽器使用 |
エマニュエル・シプルティーニ(ca.1730-1790):ソナタ第2番ヘ長調
Op.7、ソナタ第3番イ長調
スティーヴン・パクストン(1734-1787):ソナタ第4番ハ長調
Op.1、ソナタ第5番イ長調
ワルター・クラゲット(1741-1798):ソナタ第6番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ(1680-1783):ディヴェルティメント第1番ト短調
Op.4、ディヴェルティメント第6番ニ長調
ジェームズ・チェルヴェット(1748-1837):ソナタ第2番ト長調、ソナタ第4番ニ短調、ソナタ第5番ニ長調
ヨハン・ゲオルク・クリストフ・シェトキー(1737-1824):ソナタ第1番ニ長調
ジョゼフ・ライナグル(1762-1825):ソナタ第1番ト長調、ソナタ第2番ハ長調
ヒュー・ライナグル(1758 or 59-1785):ソロ第2番ニ長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):ソナタ第5番ト短調、二重奏曲第3番ト長調
ジェームズ・フック(1746-1827):ソナタ第2番ヘ長調
カルロ・フランチェスコ・キアブラーノ(1723--1785-):ソナタ第2番イ短調
ジャン=マリー・ラウル(1766-1850):ソナタ第2番ニ長調
ロバート・リンドレー(1776-1855):ソロ第4番ニ長調、ソロ第3番ト長調、ソロ
ハ長調 |
イギリスにおけるチェロの黄金時代を描く!ロンコ&ヴォッツァの夫婦デュオが大活躍!
18世紀中期頃にイタリアのヴィルトゥオーゾたちによってロンドンに持ち込まれたチェロの芸術は、貴族や新興のブルジョワ階級の熱意によって、イングランドとスコットランドで華やかなシーズンを迎えることになりました。
このイタリアの名手たちに続くように、イギリスにおいてクロスデイルやリンドレー、ジョゼフとヒューのライナグルといった国民的なチェリストたちが登場し、「チェロの黄金時代」を迎えることになります。
今回のロンコ&ヴォッツァのレコ―ディングによる「イギリスにおけるチェロの黄金時代1760-1810」では、ヨーロッパ各国の名手たちがイギリス国民に捧げたチェロ作品を、図書館の棚に放置されたままの知られざる作品とともに、幅広く、かつ重要な側面から紹介してくれています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。
さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
※録音:2016年5月&2017年7月、イタリア
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ARCANA
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コンチェルト・ディ・マルゲリータ
『恋の目隠し』
~歌と器楽で綴る16-17世紀イタリアの世俗重唱曲さまざま
1-4. ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1554-1609):目隠しされた恋の神よ、おまえのことは信じない
5. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
甘やかなる我がため息
6. ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):
5声の第1カンツォーナ*
7. ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):わたしが溜め息をつく時、わたしが涙を流す時
8. カプスベルガー: あそこでは真の快楽など無力
9. ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596): 誰が奪ったのか、わたしの恋人を
10. デ・ヴェルト: いとしい女(ひと)、本当なんだね
11. デ・ヴェルトの「いとしい女(ひと)、本当なんだね」によるジョヴァンナ・バヴィエーラによるディミヌツィオーネ*
12. ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
2声の第3カンツォーナ*
13. シジスモンド・ディンディア(1582-1629):わたしがほしくてたまらない、この恋の宿る瞳よ
14. アンドレア・ガブリエーリ(1533-1585)/フランチェルカ・ベネッティ編曲:
なんといとおしく美しきノミたちであることか(テオルボ、リュートとバロックギターによる)*
15. A.ガブリエーリ: なんといとおしく美しきノミたちであることか
16. ディンディア: 美しい瞳、静謐なる瞳
17-21. デ・ヴェルト: おお春よ、一年の移ろいの青春よ
*=器楽曲 |
コンチェルト・ディ・マルゲリータ(古楽器使用)
フランチェスカ・ベネッティ(テオルボ、バロックギター、歌)
ターニャ・ヴォグリン(ダブルハープ、歌)
ジョヴァンナ・バヴィエーラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、歌)
ルイ・シュテーヘリン(ルネサンスリュート、テオルボ、歌)
リカルド・レイタン・ペドロ(ルネサンスリュート、バロックギター、歌) |
録音: 2019年11月10-13日 オーディトリアム「アッキレ・サルヴィチ」 モルフェッタ教区美術館(イタリア南部プーリア州バーリ県)
【みずみずしい解釈で、生きたマドリガーレ芸術を400年後の世界に甦らせた俊英たち!】
1600年前後のイタリア宮廷音楽の世界で、高度な文学性と複雑精緻な音楽技法を試す場として大いに愛された重唱ジャンル、マドリガーレ。
16世紀流のポリフォニックな音作りが独唱中心のバロック・スタイルへと移ってゆく過渡期の興味深い作品が多いこのジャンルでは、イタリアに活路を見出したネーデルラント楽派後期の作曲家たちからモンテヴェルディまで、新旧さまざまな作曲家が傑作を綴っていますが、その真相を妥協なく追求しながら時代の変化を追った充実のアルバムがARCANAから登場しました。
すぐれた古楽奏者が集うバーゼル・スコラ・カントルム出身の俊才たちによるコンチェルト・ディ・マルゲリータ(1600年前後に最も実験的な音楽が生み出されていたフェラーラに、公妃として迎えられたマントヴァ公女マルゲリータに由来)は、全員が古楽器奏者であり歌手であるというルネサンス期さながらの頼もしいグループ。
歌詞となる詩の味わいを多声の綾に埋もれさせずに引き立てる聴き取りやすい発音に、撥弦中心の楽器を折々盛り込みながら、マドリガーレの面白さを十全に際立たせます。
即興演奏に由来する技法ディミヌツィオーネ(分割装飾奏法)もごく自然に使いこなす彼らの素晴らしい技術とセンスで、ルネサンス末期からバロック発祥期にかけての多彩なイタリア音楽をお楽しみいただけます。
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PAN CLASSICS
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アンニバーレ・ファブリのためのアリア集
ヴィヴァルディ:歌劇『ポントの女王アルシルダ』より
アリア《La tiranna avversa sorte》/レチタティーヴォ《Gia
che scoperto io son》/
アリア《La mia gloria ed il mio amore》/アリア《Cessa
tiranno amor》/
二重唱《Pur t'abbraccio pur t'annodo》
アレッサンドロ・スカルラッティ:歌劇『テレーマコ』より
アリア《Io pavento il tradimento》/アリア《Mio
dolce nettare》
サッロ:歌劇『捨てられたディドーネ』より アリア《Se
dalle stelle tu non sei guida》
ヘンデル:歌劇『シピオーネ』第2幕 序曲
ヘンデル:歌劇『ロタリオ』より
シンフォニアとアッコンパニャート《Son
vinto, oh ciel!》/アリア《Regno, grandezza,
affanni e trono》
ヘンデル:歌劇『パルテノーペ』より 第3幕
シンフォニア/アリア《La speme ti consol》
ヘンデル:歌劇『シピオーネ』第2 幕より
アリア《Tra speranze, affetti e timore》/第3幕
第5場 シンフォニア
ヘンデル:歌劇『リナルド』より アリア《Mio
cor che mi sai dir-》/アリア《Siam prossimi
al porto》
ヘンデル:歌劇『インド王ポーロ』より アリア《Torrente
cresciuto per torbida piena》
カルダーラ:歌劇『シリアのアドリアーノ』より アリア《Leon
piagato a morte》 |
マルコ・アンジョローニ(テノール)、ステファーヌ・フュジェ(指揮)、イル・グロヴィリオ |
カストラートに劣らぬ人気を誇った大テノール歌手のためのバロック・アリア集
録音:2021年1月/イタリア、サンタ・フェリチタ教会/57'42''
18世紀はカストラートが声楽界の花形でしたが、次第にテノールも脚光を浴びるようになります。
その発展に大きく貢献したのがイタリアのテノール歌手アンニバーレ・ファブリ(1696-1760)。
その抒情的で美しい声はヨーロッパ中で話題となり、ヘンデルをはじめ多くの作曲家が彼に役を与えてオペラを作曲しました。
当アルバムはそれらを集めた企画。
パリ在住のイタリア人テノール歌手マルコ・アンジョローニが、新しい角度からバロックのテノール芸術に光を当てます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
NORTHERN FLOWERS
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ショスタコーヴィチ、コヴァル、スヴィリドフ
:
無伴奏混声合唱合唱作品集 |
レニングラード放送合唱団
グリゴリー・サンドレル (指揮) |
ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
: 革命詩人による10の詩曲 Op.88 (*)
Courage Friends, March On! / One of
Many / Out to the Streets!
An Encounter During a Transit / To
the Executed / January the Ninth
Belated Salvos Over Now / They Won
/ The May Song / Song
マリアン・コヴァル [コヴァリ] (1907-1971)
:
Lake Ilmen / Hey You Land, Lovely Land
/ The Leaves / Human Tears
Why Are You Bending O'er the Waves
ゲオルギー・スヴィリドフ (1915-1998)
:
Sing Me a Song Like You Used to / On
My Lost Youth
My Soul Is Yearning for Heaven / Blue
Is the Night
When the Son Met His Father / How the
Song Was Born / The Herd |
録音 : 1973年 (*)、1979年 (*以外)、国立カペラ・コンサートホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト ADD
歌詞はロシア語。
上掲の曲目は英訳されたものです。(代理店)
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