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アリアCD 第69号 特集


 ここで紹介しているものは、この第69号大型更新(2013年4月19日)のために用意したものです。
 一般の市場では入手しづらいアイテムが多いと思います。また期間限定、在庫限定のものが多いですのでご注意ください。
 次回入荷の可能性があるものでも期限後の場合、入荷はかなり先になりますので、どうかご注意を。
 ハガキ、ファックス、手書きのメールなどでセール商品をご注文される方は、おそれいりますが必ず「第69号セール」とお書き添えください。番号とタイトルだけですと、通常注文としてお受けしてしまう可能性がありますので。
 



第69号
初出単発アイテム特集

ラトヴィアから現れた天才指揮者
アイナルス・ルビキス
ザルツブルク音楽祭自主制作盤


Ainrs Rubi7is
 

映像
小澤征爾&ウィーン・フィル
子どものためのオペラ「魔笛」


Bild: DVD Die Zauberflote fur Kinder (Zur Vergroserung anklicken)
 

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 第1コンサートマスター
セバスティアン・ブロイニンガー
対話コンサート/ヴァイオリン独奏曲集 2009年11月



 

鍵盤奏者
ヴォルフガング・シュレーダー自主制作盤


 
 

あなたの後ろにリストが
ローズマリーの霊感
ローズマリー・ブラウン〜大作曲家の霊感による新作



 

廃盤になって久しいジョン・ケージの代表的アルバム
10枚のみ入手!
初心者の方も、ずっとお探しだった方も!
CRAMPS RECORDS CRSCD 101


JOHN CAGE :
 

ジョルジュ・エネスコ「愛」
ルーマニア・レーベル SOFT RECORDS



 

消滅したASVの永遠の名盤
チェクナヴォリアン(指揮)&アルメニア・フィル
ハチャトゥリアン作品集


Khachaturian: Piano Concerto in D flat major, etc.




ラトヴィアから現れた天才指揮者
アイナルス・ルビキス
ザルツブルク音楽祭自主制作盤
1CD\3800→¥3490
Ainrs Rubi7is


 まるでアイドル歌手のような容貌。しかしバリバリの指揮者である。しかも・・・天才。
 アイナルス・ルビキス。
 1978年ラトヴィアのリガ生まれ。
 マリス・ヤンソンスらに師事。ラトヴィア国立交響楽団、シンフォニエッタ・リガ、ラトヴィア国立歌劇場管弦楽団、ロッケンハウス音楽祭で活躍、2008年にはラトヴィア国立歌劇場の副指揮者に就任(30歳!)。
 2010年には、第3回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝(1回目の優勝者はドゥダメル)をさらった。
 それからは一気呵成。
 ザルツブルク音楽祭、エジンバラ音楽祭に登場、香港フィル、ブリュッセル・フィル、バンベルク響、クレメラータ・バルティカ、エストニア国立響、ブダペスト・フィル、ボーンマス響、ハンブルク響、トロント響と、まさに世界中のオーケストラと共演。2012年からは早くもノヴォシビルスク国立歌劇場の音楽監督に就任。『エウゲニ・オネーギン』、『ラ・ボエーム』、『椿姫』、『カルメン』、『ピーター・グライムス』などを取り上げる。
 日本にも来年1月新国立劇場に初登場予定。「カルメン」を振るらしい。

 そのルビキス、グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールだけでは飽き足らず、2011年には、コーヒーのネスレとザルツブルク音楽祭主催の若手指揮者コンクールで第1位を獲得した(2010年の第1位はダーヴィット・アフカム)。
 そのときのライヴがザルツブルク音楽祭の自主制作盤としてリリースされた。
 オーケストラはグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ。演目はドビュッシーにブリテンにストラヴィンスキー。
 
 コンクールの模様は
http://www.askonasholt.co.uk/mediaplayer/artist/ainars-rubikis/video/462
 で見られるが、内田光子らも登場してルビキスを絶賛している。
 何よりその指揮ぶりが堂に入ったもの。才能の塊。柔軟で現代的、音楽のつぼを心得ていて、演奏する喜び、聴く楽しみを満喫させる技を心得ている。
 こんなにも生き生きとしたブリテンの「4つの海の間奏曲」に出会ったのは久しぶりだったし、「火の鳥」もまさに若きフェニックスが躍動するかのような鮮烈な演奏。これは優勝して当然。
 間違いなくこれから20年後、いや10年後にヨーロッパの指揮界を席巻することになるであろう逸材。

 今回のアルバム、ザルツブルク音楽祭自主制作盤ということで現地でしか調達しかできないものを送ってもらった。
 ORFやザルツブルク音楽祭が絡んでいるのでひょっとすると将来的に別のレーベルからリリースされる可能性もゼロではないが、「ルビキスのデビュー・アルバムはあのときしか手に入らなかった」、ということも十分ありえる。またいつまで送ってもらえるか不安定なので、どうか手に入るときに。5/26までのご注文分をまとめて現地に発注します。万一入手枚数に限りがあった場合は抽選となります。
 

 ちなみに小澤征爾の代役としてウィーン・フィルを指揮した若手一番の注目株アンドリス・ネルソンスも、1978年リガ生まれ。
 一体その年のリガには何があったのか。

 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。



ザルツブルク音楽祭自主制作盤
¥3800→\3490
ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」
ブリテン:「4つの海の間奏曲」
ストラヴィンスキー:「火の鳥」
アイナルス・ルビキス指揮
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
2011年8月13日。







映像
小澤征爾&ウィーン・フィル
子どものためのオペラ「魔笛」
PAL規格 DVD \3000→\2790

 2002年1月のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの大成功、2002年のウィーン国立歌劇場の音楽監督就任により、これから小澤とウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルとの録音がどどどっとやってくると思っていたクラシック関係者は多い。
 それが、まさか小澤がボロボロになって帰国することになると誰が想像しただろう。もちろんその間彼らのCDやDVDはほとんどリリースされることはなかった。ウィーンは地獄か。

 しかし、小澤がウィーンで行った天国的な企画の映像がDVD化された。

 子どものためのオペラ「魔笛」。

 2003年、当時総裁だったイオアン・ホーレンダーと音楽監督だった小澤征爾が始めた画期的なイベント。
 ウィーン国立歌劇場の客席を取りはらった平土間にじゅうたんを敷き詰めて、そこに子どもだけを呼んでオペラを体験してもらうという企画。
 選ばれた演目は「魔笛」。
 全体を約1時間にまとめ、有名アリアをうまく収めつつ、子供にも分かるようにパパゲーノがナレーションを加えながら話を展開していく。
 演奏はウィーン・フィル。
 当然のことながらウィーンでは非常に人気を博し何度も上演され、日本でも同じようなコンセプトで上演された。
 ちなみに小澤は毎回ノーギャラだったらしい。

 こんな素敵なことをしていたのに・・・。

 ただ、今回のDVDはPAL規格でリージョン・コードも海外用なので、日本の機器では観られません・・・すみません・・・それ専用のプレーヤーかパソコンだと鑑賞できる可能性が高いです。

 

 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。

Bild: DVD Die Zauberflote fur Kinder (Zur Vergroserung anklicken)
ORF 01
Die Zauberflote fur Kinder
\3000→\2790
子どものためのオペラ「魔笛」 小澤征爾(指揮)
ウィーン・フィル

ザラストロ/ワルター・フィンク
タミーノ/アルノルト・ベゾイエン
夜の女王/マーリス・ペーターゼン
パミーナ(夜の女王の娘)/ゲニア・キューマイア
パパゲーノ/ハンス・ペーター・カンメラー
パパゲーナ/イレアナ・トンカ
モノスタトス(ムーア人)/ヘルヴィック・ペコラロ
3人の少年/ウィーン少年合唱団員

木/イオアン・ホーレンダー

演出
トマス・ボーゲンスベルガー
収録:2003年2月28日
ウィーン国立歌劇場(オーストリア)







ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 第1コンサートマスター
セバスティアン・ブロイニンガー
対話コンサート/ヴァイオリン独奏曲集 2009年11月
1CD\3800→¥3590



 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスター、セバスティアン・ブロイニンガー。
 アバドのルツェルン祝祭管ではコンマスのコリア・ブラッヒャーの後ろで弾いていた人だが、ブロイニンガーがコンマスを務めることもある。いずれにしてもヨーロッパではずいぶん顔が利くコンマスの一人。

 セバスティアン・ブロイニンガーは、ローザ・ファイン、トーマス・ブランディスに師事。17歳の時ドイツ国民基金の奨学生となり、音楽アカデミー、コンセルヴァトーリウムと音楽大学共済の国内音楽コンテストに優勝。
 1991年にはフランス、アルザス地方のイルザックでの国際音楽コンテストで2位を獲得、1992年1993年には、デュッセルドルフの近代音楽アンサンブルのコンサートマスターを務めた。
 弱冠21歳でベルリンフィルに入団。1996年には、ベルリンの「イボリカ・ギアルファス・ヴァイオリン・コンテスト」(ブタペストのヴァイオリニストにちなんだコンクール)で優勝。同年、コンサートマスターとしてベルリン・ドイツ響に移籍。
 1999年には、ザルツブルクの国際モーツァルト・コンクールにて、モーツァルテウム基金賞を受賞。ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州の芸術基金、及びオーバーライン地方の経済推進団体の奨励賞を受賞。「世界新星若手オーケストラ」と「若手ドイツフィルハーモニー」では教授を務める。
 ソリストとしては、ヘルベルト・ブロムシュテット、アンドレー・ボレイコ、デニス・ラッセル・デイヴィス、アンドルー・マンゼ、ケント・ナガノ、そして特にアンサンブル・オリオールと共演。
 そして上述のとおり、2001年11月以降はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターを務めている。

 
 そのブロイニンガーの貴重なソロ・アルバム・・・。以前、ご案内したヴォルフガング・ベッチャー同様、「対話コンサート」形式のアルバム。
 バッハが始まった途端「これがゲヴァントハウスのコンマスの音色か・・・」とうっとりさせられる。
 シャコンヌも、哲学的とか深遠とかいう演奏ではなく、どちらかというと世俗的で甘美な演奏。こういう演奏が実はライプツィヒの伝統なのか・・・とまでいうつもりはないが、ちょっと興味深い。
 続くイザイにしてもまるで洒落た映画音楽みたいに聴こえる。とんがったところとか、人を寄せ付けない、というような感じがない。
 トークはドイツ語なのでさっぱりわからないが、そのシャイでナイーヴな喋り方がいやに演奏とマッチしていて、あの優しく甘い演奏はブロイニンガーの人柄そのものなのだと思った。

 ドイツの一部でひっそり売られているものを現地の人に送ってもらったものである。



 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。

GESPRACHSKONCERT
BREUNINGER
\3800→\3590
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
イザイ:ソナタ 作品27-6
 トーク
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番より「ラルゴ」
セバスティアン・ブロイニンガー(Vn)
2009年11月22日ライヴ。


 
ブラッヒャーの後ろで弾いてます。



旧譜
元ベルリン・フィルの首席チェリスト
ウォルフガング・ベッチャー
対話コンサート/チェロ独奏曲集
2009年4月ベルリン・ライヴ
1CD\3800→¥3590

 お客様から教えていただいたアルバム。
 しかし本当にいろいろなCDが出ているものである。これはベルリン・フィルの首席チェリストだった名手ウォルフガング・ベッチャー(ベトヒャー)のソロ・アルバム。しかも「対話コンサート」ということで、バッハのあとにはインタビュアーとの会話が挿入される(ドイツ語)。
 ベッチャーは1935年ベルリンに生まれ、ベルリン音楽大学で学び、マイナルディやジャンドロンに師事した。14歳の時にはRIAS青年オケでチェロを弾き、1958年ミュンヘン国際コンクールでは姉と組んで「チェロとピアノ部門」で第2位を獲得している。同じ年についにベルリン・フィルに入団、1963年から首席チェロ奏者となった。1971年からベルリン音楽大学で教鞭をとり、1976年からはチェロ科の教授となる。
 華々しい音楽活動とは無縁なので名声はそれほど高くないが、ここでの演奏を聴けばこの人がとんでもない大家であることがわかるはず。無伴奏という極限の形態の中で、ベッチャーが紡ぎだす無限の世界。とくにバッハとカザルスでの虚空を描くような演奏には、驚嘆絶句した。音が異常に生々しいことも書き加えておきます。



 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。


BOETTCHER
\3590
ヴォルフガング・ベッチャーの対話コンサート
 中村洋子:無伴奏チェロ・ソナタ第1番
 キルヒナー:「Und Salomo sprach」
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番

 ベッチャーとの対話から

 カザルス:鳥の歌
ヴォルフガング・ベッチャー(Vc)
2009年4月18日ライヴ








鍵盤奏者
ヴォルフガング・シュレーダー自主制作盤
2CD-R\3800→¥3590

 会員の方からメールをいただいた。
 その会員さんは古楽器演奏に造詣の深い、ほとんど研究者レベルの方。
 あるクラヴィコードのアルバムに出会って、それが素晴らしかったとおっしゃる。
 
 「これほどクラヴィコードの特性を生かした繊細な表情付けがなされた演奏は稀有です。
 今まで集めたこの作品の中でも、1,2を争う素晴らしい演奏でした。
 さらに、特筆すべきは録音の良さで、これほど生演奏に迫真するクラヴィコードの録音は初めてです。
 クラヴィコードの魅力を味わうにこれ以上の録音はないといっていいと思います。

 これを聴かないでいるのはあまりにももったいないので、ぜひご一聴をお勧めします。
 埋もれさせてしまうにはもったいない、もっと世に広まってしかるべき録音だと思います。」

 その方がこのアルバムに出会うきっかけとなったのがこの映像。

 https://www.youtube.com/watch?v=A0fXxkbU6Gs

 この映像は鍵盤奏者のヴォルフガング・シュレーダーが自ら演奏・製作したアルバムを宣伝するためのもの。
 そのアルバムは完全な自主制作盤で、一般流通されているものではない。そこでさっそくご本人にアプローチして、当アルバムを販売してもらった。
 届いたアルバムはCD-Rで、ブックレットもカラーコピー。完全な個人による手作り商品。しかしだからこそ丹精で心のこもった作りになっていた。ブックレットには使用されたクラヴィコードが写っている。高級家具のような。

 クラヴィコードは16 世紀から18 世紀にヨーロッパで使用された鍵盤楽器。
 音色が非常に小さく繊細なためコンサートで用いられることはなく、つい最近まではCDも極めて少なかった。しかしバッハが最も愛した楽器といわれるクラヴィコード、優れた演奏家と出会うと無類の快楽を生み出す。
 今回の録音がまさにその好例。
 シュレーダーの技巧と、何よりこの楽器、そして楽曲に対する愛情が音楽に満ち溢れている。ともするとクラヴィコード演奏は「音の博物館」的な、ちょっと無味乾燥な音楽に陥りやすい。しかしここで生み出される演奏は、あるときは熱く、あるときははかなく、あるときは切なく、あるときは激しい。きわめて感情的なのである。さきほど紹介した会員の方のコメントにあるように、とても繊細な表情を見せてくれる。



 曲についても話しておかないと。
 ヴォルフガング・シュレーダーが取り上げたのはJ.C.F.フィッシャーの作品。
 ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656年 - 1746年)はドイツ・バロック音楽の作曲家。1690年頃までにはザクセン=ラウエンブルク公の宮廷楽長、ついでバーデン=バーデン辺境伯ルートヴィヒ・ヴィルヘルムの宮廷楽長となった。ドイツ鍵盤音楽の発達に大きな役割を果たし、バッハにも影響を与えたと思われる。
 今回のアルバムで取り上げられているのは、そのフィッシャーの「音楽のパルナッスス山」という曲。
 「パルナッスス山」はギリシア神話によると、ミューズたちが住むという山。そしてミューズたちが住んでいることから、詩、音楽、学問の発祥の地として知られるようになった。
 この曲はその「ミューズ9姉妹」を描いているのだが、一人ひとりに性格的楽曲が捧げられ、全部で90分を超える大曲となる。(CD-R盤もピクチャーCDとなっていて、9姉妹が演奏している)
 中でも「エウテルペ」の終曲「シャコンヌ」は超絶技巧の鬼気迫る曲、そして最後「ウラニア」の終曲「パッサカリア」・・・。単独で演奏される機会も多い名曲で、フィッシャーの代表作とされる。
 全曲のアルバムは極めて少ないが、ここで決定的な録音が出た。

 市場に出ないのが本当に惜しい。
 



 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。


Wolfgang Schroder
Musicalischer Parnassus
(2CD-R)
\3800→\3590
J.C.F.フィッシャー:音楽のパルナッスス山
 9つの組曲
  「クリオ」、「カリオペ」、「メルポメーネ」、「タリア」、
  「エラート」、「エウテルペ」、「テルプシコーレ」、
  「ポリュムニア」、「ウラニア」   
ヴォルフガング・シュレーダー(クラヴィコード)
CLAVICHORD : Cornelis Bom after Hieronymus Albrecht Hass (1742)




 そのヴォルフガング・シュレーダーがもう一枚アルバムを出していた。
 今度はハープシコードによるスヴェーリンクの鍵盤作品集。
 これが・・・音がすごい。
 ハープシコードは「ALOANNES RUCKERS 1638」のコピーで2012年にオランダ人製作者コーネリウス・ボンによって作られたものなのだが、異様なまでにリアル。今までのハープシコーの録音ではほとんど感じられなかった、ぬめっと湿った感じや、まるでリュートかと思わせられる空気を振動させる「弦」の響きを直接聴き取ることができる。
 実は先日名古屋でも有名な高級オーディオ・ショップの試聴会に招かれた際にこれをかけたが、ビンビンズンズン響く前代未聞の「チェンバロ」の音色に、会場に居合わせた皆が驚嘆。なにより大手オーディオ・メーカーの担当者が一番驚いていた。これは一体何のCDなんですか、と。
 いやまさにこれは驚異であり脅威。
 これが一流レーベルのアイテムではなく、個人製作のCD-Rであることに何より驚いていた。それはそうだろう。




Wolfgang Schroder
RVCKERS/GLORIA NEERLANDIAE
(2CD-R)
\3800→\3590
RVCKERS/GLORIA NEERLANDIAE
  スヴェーリンク作品集
ヴォルフガング・シュレーダー(ハープシコード)






 

あなたの後ろにリストが
ローズマリーの霊感
ローズマリー・ブラウン〜大作曲家の霊感による新作
ROMANA HAMBURG 1CD-R\4000→¥3590

 あれは高校生くらいだったか。
 レコード屋に行くと映画の「エクソシスト」みたいな雰囲気のLPが飾ってある。・・・クラシック売り場である。
 完全にオカルトチックなそのアルバムには「ローズマリーの霊感」というタイトルがおどろおどろしい字で書かれていた。
 解説を読んでみると、驚くべきことが書いてあった。
 1964年ロンドン。
 未亡人ローズマリーに、突如リストの霊が乗り移り、それまでまともなピアノ教育を受けたことがなかったローズマリーが、ジャンジャカピアノを弾き始めたのである。
 実は7歳のとき、ローズマリーの前に見知らぬ老人が現れ「大きくなったら音楽を教えてやる」と言ったそうなのだが、その老人こそがリストであり、その約束を果たすために今ここへ来て彼女に乗り移ったというのだ。
 リストはローズマリーに乗り移ってピアノを演奏、未発表だった作品を世間に知らしめようとした。
 すると今度は友人のショパンが現れ、続いてバッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ドビュッシー、グリーグ、ラフマニノフ・・・次から次へと大作曲家が列を成して彼女に乗り移って自作の未発表曲を披露していった。ショパンなどは突然フランス語で「風呂からお湯がこぼれている!」と叫んで家庭の危機まで忠告してくれたという。
 初めローズマリーはそのことが世間に知られることを恐れて黙っていたのだが、やがてその噂が広まり、マスコミや雑誌などでも取り上げられグレン・グールドまで言及、有名な音楽教育者によるテストまで受けることになった。
 しかしそうした騒ぎとは無関係にローズマリーの霊感は止まることはなく、結局彼女は5年の間に400を超える作品を残すことになった。
 そのうちの何曲かが、名ピアニスト、ピーター・ケイティンと彼女自身によってレコーディングされ発売となったのが、その目の前にあるLP「ローズマリーの霊感」だった。

 もちろん100%ヤラセだと、高校生の店主でも思った。
 でもその強烈な印象は今でも忘れられない。いつか自分にも誰か乗り移ってくれないか、と心のどこかで思っていたりする。

 ただそんなLPがいつまでも売れるはずがなく、市場からはあっという間に姿を消した。
 ところがそのローズマリー・ブラウン、まだ生きていた。いや、彼女自身は85歳で亡くなっている。しかし彼女の遺志を引き継ぐ者がいて、彼女の残した作品をCDにしていたのである。
 それが今回のアルバム。
 2枚出ている。CD-R仕様。
 聴いてみると、いきなりピアノじゃなくてMIDIによる打ち込み録音だった。「オーケストラ作品」も。
 しかもそれぞれの曲も「それはどう聴いてもショパンじゃないでしょ」というようなものが多い。ただ第2集のシューベルトの新作ソナタやリストの「ラプソディ」のように「お、なかなかいいじゃない」というのもあったりする。出来としては第2集のほうが楽しめた。音も第2集のほうが自然。

 結局やっぱりヤラセかな・・・。大作曲家になれなかった低級霊の。
 おほほ、でもやっぱり誰かが乗り移っていたのは間違いないような気がしますわよ。そんでもって今度は聴いているあなたに乗り移るかもしれませんことよ。おほほほほ。




 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。


 

ROSEMARY BROWN 1
(1CD−R)
\4000→¥3590
第1集
 バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ショパン、
 ドビュッシー、グリーグ、ラフマニノフ、シューマン、リスト(ピアノ作品)
 グリーグ、シューマン、リスト(オーケストラ作品)
ゲルハルト・ヘルツェル(ピアノ?)
 

ROSEMARY BROWN 2
(1CD−R)
\4000→¥3590
第2集
 シューベルト、ベートーヴェン、ショパン
 リスト、ブラームス、ラフマニノフ(ピアノ作品)
ゲルハルト・ヘルツェル(ピアノ?)







廃盤になって久しいジョン・ケージの代表的アルバム
10枚のみ入手!
初心者の方も、ずっとお探しだった方も!
CRAMPS RECORDS CRSCD 101 \2500

 3部形式(?)のピアノ開閉音もばっちり収録の「4分33秒」、そして怪人デメトリオ・ストラトスの歌声(?)もすごい「メソスティクス」(撮影風景も載ってる)。
 「ジョン・ケージのアルバムを1枚だけ持っておくならどれ?」と聞かれてすかさず差し出していたこのアルバム、しかし入手不能になって久しかったが、ここへきてまさかまさかの10枚入手。・・・おそらくよほどのことがないともう手に入らないと思う。
 ほとんど意味不明という方も多いと思うが、しかし、それでもやはり1枚は持っておいたほうがよい。それならぜひこのアルバムを。

JOHN CAGE :
CRAMPS RECORDS
CRSCD 101
\2500
完売
ジョン・ケージ:
 マルセル・デュシャンのための音楽 (1947)
 増幅されたトイ・ピアノのための音楽 (1960)
 ラジオ・ミュージック (1956)
 4分33秒 (In tre parti: 30"/2'23"/1'40") (1952)
 マース・カニングハムに関する62のメソスティクス(断章) (1971)
ファン・ヒダルゴ、
ワルテル・マルケッティ、
ジャンニ=エミーリオ・シモネッティ(いろいろ)
デメトリオ・ストラトス(歌)





ジョルジュ・エネスコ「愛」
ルーマニア・レーベル SOFT RECORDS
1CD\2500→¥2290

 ジョルジュ・エネスコにただならぬ愛情を抱くルーマニアの小さなレーベル SOFT RECORDS。
 ジャケットの絵柄は若干チープだが、リリースされている4タイトルはいずれもエネスコへの愛情に満ちた充実内容。


 次回発注は未定。「いつまででも待つ!」という方はご注文お待ちしております。


Soft Records
SFTC 002-2
\2500→\2290
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 op.47 『クロイツェル』
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op.121
 1950年代 モノラル 
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
セリーニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)
初CD化ではないが、エネスコが最晩年に到達した至芸を楽しむことができる2つの録音。伴奏のシャイエ=リシェがまた粋。

Soft Records
SFTC-004-2
\2500→\2290
ジョルジュ・エネスコ
 ハンガリー狂詩曲第1番、第2番
 交響曲第1番
  1942年
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮
ブカレスト交響楽団
最近とみに知られるようになってきたルーマニアの大巨匠ジョルジュ・ジョルジェスク。ベートーヴェン交響曲全集の復活は本当に事件だったが、ここからまた貴重な音源が。エネスコの代表的管弦楽曲集。

Soft Records
SFTC-003-2
\2500→\2290
ジョルジュ・エネスコのすべて
 (1)作曲家エネスコ
   ハンガリー狂詩曲第1番、第2番、交響曲第1番より
 (2)自作の指揮者エネスコ
   組曲第1番より
 (3)自作のヴァイオリニスト、エネスコ
   ヴァイオリン・ソナタ第2番、第3番より
 (4)自作のピアニスト、エネスコ
   組曲第3番より
 (5)ヴァイオリニスト、エネスコ
   バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、パルティータ第1番、第3番より
(1)イオシフ・コンタ指揮
  ジョルジュ・ジョルジェスク指揮
  ブカレスト交響楽団
(2)ジョルジュ・エネスコ指揮
  ブカレスト交響楽団
(3)ジョルジュ・エネスコ(Vn)
  ディヌ・リパッティ(P)
(4)ジョルジュ・エネスコ(P)
(5)ジョルジュ・エネスコ(Vn)  
まさに天才。すべてにおいて才能を発揮したジョルジュ・エネスコの、分野別の演奏をダイジェストでお贈りする「ジョルジュ・エネスコ愛」の企画アルバム。

Soft Records
SFTC-005-2
(2CD)
\5000→\4580
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
 1948年モノラル 
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
いわずと知れたヴァイオリニスト、エネスコの代表的録音。今から10数年前にCONTINENTAL盤がCD復刻されたときは業界全体が沸きに沸いた。
現在でも名演中の名演とされ、これを聴かずしてこの曲を語ることなかれ、と言われる。ただ技巧自体はうまくはないので、そこで抵抗感を抱く人はずっと疑問を抱いたまま聴き続けることになる。店主もそのクチだが、エネスコが弾いた「バッハの無伴奏」ではなく、エネスコという天才が残した「ある録音」という感じで聴いて初めてこの演奏のよさを実感した。








消滅したASVの永遠の名盤
チェクナヴォリアン(指揮)アルメニア・フィル
ハチャトゥリアン作品集

1CD\2300→¥1990

 チェクナヴォリアンのハチャトゥリアン。
 チェクナヴォリアンはそれまでBMGなどからハチャトゥリアンをリリースしていて、ずっと彼の代表的録音だった。
 しかし彼が90年代初頭に新しくアルメニア・フィルとリリースした新録音(CDDCA 0773)は、旧録音をはるかにはるかにはるかに上回るとんでもない演奏だった。
 そのあまりにも激しく野蛮なリズム、血が噴き出すような鋭い切れ味の歌いまわし、死んでしまうほどベタベタの抒情性。よく評論で「本場もの」という言い方をするのを見かけて、なんでもかんでも「本場もの」で片付けるな、と怒っていた人も、これを聴けば「本物の本場もの」の意味が理解できると思う。
 そう、まさしくこれぞ「本場もの」。それまでのソビエトからの抑圧を一気に晴らすかのような爆裂的民族決起演奏。
 そしてその奇蹟は1枚で終わらず、ぞくぞく名演が続き、貴重作品発掘的な意味合いも増え、ハチャトゥリアン・ファンの喜びはいつ果てることなく続くかと思われたが、まさかのASVレーベルの消滅・・・その後アリアCD店主の働きかけもあって(いや、ほんとに)、SCRIBENDUMからチェクナヴォリアン(指揮)アルメニア・フィル「ハチャトゥリアン作品集」大ボックスなるものもリリースされたが、その後あっさり完売。ついに彼らの栄光の記録は入手不能となった。
 ところがそんな彼らのアルバムのうち、最高傑作 CDDCA 0773 を含むいくつかのアルバムを発掘。まさかの再入手が可能になった。
 間違いなく在庫限りだと思うので、どうかどうかお早めに。


CDDCA 0773
\2,300→\1990
ハチャトゥリアン:バレエ組曲集
 「仮面舞踏会」、「スパルタクス」、「ガイーヌ」
チェクナヴォリアン(指揮)
アルメニア・フィル
すべてはこの1枚から始まった。
ASV最大のベストセラーであり、1990年代最高のクラシック・アルバムは、ビオンディの四季とアファナシェフのシューベルトと、このチェクナヴォリアンのハチャトゥリアンだった。店頭でかけるや在庫は瞬時で完売、池袋WAVE半期の最高のベストセラーを記録し、当時代理店のなかったASVでこの1枚だけを取り寄せ続けた某輸入会社は、この1枚を礎に現在業界有数の大型代理店にのし上がった。とにかくこの「ガイーヌ」の「レズギンカ」を聴いて身悶えるような興奮を覚えない人がいるとしたら返品お受けします。

CDDCA 0858
\2,300→\1990
ハチャトゥリアン:交響曲第1番、第3番 チェクナヴォリアン(指揮)
アルメニア・フィル
モスクワ音楽院卒業作品である第1番と、サン=サーンスをしのぐ狂乱のオルガン付きシンフォニー第3番。チェクナヴォリアンのあおりっぱなしの演奏が、音楽史上に残る誇大妄想狂的作品を大いに盛り上げる。「こんな面白い音楽を聴かずしてどうしておめおめと生きていられよう?」と片山杜秀氏が語った衝撃的シンフォニー。ASVの記念碑的アルバム。

CDDCA 0949
\2,300→\1990
ハチャトゥリアン:
 スパルタカス組曲第1番、第2番、第3番
チェクナヴォリアン(指揮)
アルメニア・フィル
なかなかカタログでは登場しなかったスパルタカス組曲。0773の苛烈さはないとしても、録音史的な意味でも重要な1枚となった。
Khachaturian: Piano Concerto in D flat major, etc.
CDDCA 964
\2,300→\1990
ハチャトゥリアン:
 ピアノ協奏曲
 吹奏楽のためのワルツ
 吹奏楽のためのポルカ
 舞踏組曲
チェクナヴォリアン(指揮)
アルメニア・フィル
ドラ・セルヴィアリャーン=クーン(P)
ハチャトゥリアンの影の名曲として知られるピアノ協奏曲、そして吹奏楽のための「ワルツ」と「ポルカ」を収録。




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